約 211,521 件
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/177.html
デューン デューン/ハヤカワ文庫 再読。前に読んだときはリア厨で「なんか訳分かんね~な」と思ったもんだが これはスペオペではなく、戦争SFでもなく、個人の意識の変容に 焦点を当てた小説なのね、と納得した次第。 異世界ハードFTとしてFTファンにもお勧めしてみる。 8点
https://w.atwiki.jp/83452/pages/3990.html
1 2 元ネタ フランツ・カフカ 『変身』 2010/01/22 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1264148138/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る あずにゃんに抱き付こうとしてギターで撃退される展開じゃなくてよかった… -- (名無しさん) 2010-12-03 02 58 26 うん。 良いね。 -- (通りすがり) 2010-08-23 23 09 43 確かにほっとした。みんな受け入れてるところがいいね。 -- (名無しさん) 2010-08-18 05 03 43 元ネタを少し利用しただけっといところが好きだな -- (名無しさん) 2010-05-02 23 53 46 懐かしい。とりあえず唯が憂にリンゴを投げつけられなくてよかった。 -- (名無しさん) 2010-05-02 23 45 44 確かに元ネタ知ってるぶんほっとした感がすごい。 -- (名無し) 2010-05-02 21 31 02 たぶんカフカの「変身」になるんでない? -- (名無しさん) 2010-05-02 21 10 03 元ネタはフランツ・カフカの「変身」ですな。 1912~1915頃の作品なので古典文学です。 元の変身は欝じみたものなんですけど、これはいい方向に終わりますね、ほっとした。 -- (どちらの意見も間違ってはいないと~と書いた人) 2010-05-02 21 06 38
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/43.html
東北大学SF研読書会 『海を失った男』 Theodore Sturgeon 1 著者 1918年ニューヨーク生まれ。アメリカ合衆国のSF作家。1930年代~1950年代を中心に多くの短編を発表。作中にもさまざまな職業の具体的な描写があるが、本人も多様な職種を経験した模様。代表作(短編)として『孤独の円盤』『考え方』など。長編では『人間以上』『夢見る宝石』がある。 1970年には短編『時間のかかる彫刻』でヒューゴー・ネビュラ両賞をダブル受賞。1985年没。 存命中は業績に見合った評価を必ずしも受けておらず、むしろ死後に再評価が進んだ作家である。 また、日本では近年まで短編集等は入手困難であったが、2003年、日本独自編集である短編集『不思議のひと触れ』と本作『海を失った男』が出版され、スタージョンブームが徐々に広がりつつあるという。 2 各話あらすじ ミュージック “The Music” わずか2ページの超短編。 精神病院を抜け出した男の妄想と現実の話。 猫と男の視点・感覚が不可解に混じりあう。 ・怪しい雰囲気をかもし出す表現が効果的に使われる。作品の短さゆえに流れ込んでくる状況が咀嚼しきれず、不気味な余韻が残った。短編の名手の面目躍如な作品であるといえるだろう。 ビアンカの手 “Bianca’s Hands” これまた異常者の話。青年ランは、ある日勤める店にやってきた白痴の少女ビアンカの美しい“手”に魅せられる。 すっかりその手に取り付かれたランは少女の家をつきとめ、住み込んでしまう。 ランの脳内では“手”は擬人化され、常に高貴に振る舞い、その姿すら満足に見せてはくれない。 もはや手フェチなどというレベルではないのである。 程なくしてランはビアンカの母親にビアンカ(の手)との結婚を承諾させる。 結婚初夜、ランはついに想いを遂げたのだが・・・ 意思を持ったように振舞う“手”。ランの妄想の産物か、現実か。線引き不能。 結局ランを殺したのは誰? 成熟 “Maturity” 青年ロビン・イングリッシュはホルモンの分泌異常(胸腺機能亢進症)のため、精神的成長が進まず、幼稚なままであった。 しかし同時に彼は、多くの才能をもつある種の天才であった。 ロビンの医師、マーガレッタ・ウェンツェル(ペグ)は彼をメレット・ウォーフィールド(メル)医師のもとへ連れて行き、ロビンを正常な状態にするためホルモン治療を施す。 治療の効果によりロビンは以前の幼稚さを感じることのない青年へと変貌する。また才能もあらゆる方面に発揮され、一躍時の人となった。 ロビンと再会したペグは、ロビンが、人の「成熟」に固執し、それに達観していることを知る。 富と才能、あらゆるものを手に入れたロビンは“成熟”したかに思えたが、ペグに成熟の定義を遺して自殺してしまう。 ・末端肥大症 脳の下垂体前葉の成長ホルモン分泌腺細胞がその機能を保ったまま腫瘍化し(=機能性腺腫)、成長ホルモンが過剰に産生され、手足や内臓、顔の一部分が肥大する病気。 ジャイアント馬場などの患者で知られる。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より) シジジイじゃない “It Wasn’t Syzygy” いきなり「読むな」との警告。 レオはバーで運命の女性グロリアに出会う。レオは初対面のグロリアの名前だけでなく、好き嫌いも把握していて、音楽の趣味も一致するというまさにグロリアは運命の人であった。 順調に見えた二人だったが、レオ身に奇妙な現象が起き始める。 シジジイ、単為生殖等、意味不明なことを喋る首男がたびたび訪れたり、原因不明の物音が聞こえたり。結局グロリアとはうまくいかなくなり、彼女にアーサーという男がいることも判明する。そしてレオは首男から、自分がグロリアの“夢”であることを告げられた。 ・作中の単語“Syzygy”は一応辞書に載っている [名]《天》朔望(さくぼう):3つの天体(地球・惑星・太陽)が一直線に並ぶこと. (プログレッシブ英和中辞典より) また、詩の用語でもあるそう。ではなぜこの単語をあてたのか? 三の法則 “Rule of Three” 三つで一組のエネルギー生命体三組は、汚染除去の使命を帯びて地球に赴く。しかし彼らは地球人が想像以上に汚染されていることに驚愕する。そこで三組は、九の単体に分裂し、それぞれが地球人に侵入し、その精神構成を分析し対処することを決断した。 だが生命体は、地球人が自分達とは異なり、常に二人で一組であろうとすることを知り、このままでは再結合が難しいことに気づく。生命体たちは地球人をコントロールし、再び融合するために奔走する。 そして私のおそれはつのる “…And My Fear Is Great...” 少年ドンは超能力をもつ老女フィービーに出会う。彼女に出会ってからドンは様々な物事に異様なまでに執着を抱くようになる。そのことをフィービーに話すと、彼女は「力」を習得するようすすめた。同時に彼はジョイスという女性と出会い、親密な関係を築いていく。 フィービーはそのことを知ると不機嫌になったが、ある事件によりそれは決定的なものとなり、フィービーともジョイスとも疎遠になる。その後、フィービーと再開したドンは確固たる自信とともにフィービーをやり込めたのであった。 不良少年ドンが内面的成長を遂げていくさまは圧巻。 話のオチとタイトルの整合性が不明。 墓読み “The Graveyard Reader” 妻の墓前に立ち尽くす男の前に墓からその人のすべてを読み取れるという「墓読み」が現れる。男は墓読みから一年がかりで墓の読み方を習う。 その過程で男は“真実”と“すべての真実”の違いを知り、妻の死の“すべての真実”を探る能力を手に入れた。 しかし、結局男が妻の墓を「読む」ことは無かった。そして男はようやく妻の墓に刻む言葉を得たのだった。 ・ここにきて珍しく(比較的)ノーマルな話。 海を失った男 “The Man Who Lost the Sea” 頭と腕以外砂に埋まった男が、ひたすら「海」を思い続ける話。 最後に、「男の乗っていた宇宙船が事故によって火星に墜ち、ただ死を待つ」といった状況が明かされる。 ガジェット的SF要素もそこそこに、男の内なる世界がただひたすら延々と展開される。1959年発表の本作。いわゆるニュー・ウェーブSFがすでにアメリカ人の手によって書かれていたことになる。 編者あとがきによれば、編者の若島氏お気に入りのスタージョン作品は、この“海を失った男”と“ビアンカの手”だそうである。この短編集はこの2作品を世に出すために編まれたものといっても過言ではないかもしれない。 3 感想 のようなもの 切れ味や雰囲気の違う作品がちりばめられ、スタージョンワールドを効率よく味わえた感があった。 作品のチョイスだけでなく、訳についても洗練されたものであった(訳出は本当に苦労しただろう)。 いくつかの作品に共通した主人公の内面的成長の描写も見事だった。個別の作品については、『ビアンカの手』がダントツの存在感を放っていた。 始めから終わりまで徹底的に狂気で覆われた雰囲気の中で進められる男の倒錯劇。 自分はスタージョンについては全くの素人であるが、『ビアンカの手』に彼の真骨頂を見た気がした。 とはいえ、多くの作品について、「よく意味が分からない」というのが正直な感想である。巻末からの引用だが、若島氏は「わたしは『ビアンカの手』『墓読み』『海を失った男』の三作品を、大学の授業でテキストとして何度か使った経験がある。『海を失った男』を教えたときのことだ。授業が終わってから、ある学生がわざわざ教壇のところまでやってきてこう言った。『先生、この短編、さっぱり何が書いてあるかわかりませんけど、でも凄い!』 もうその学生の名前は忘れてしまったが、彼のような人間こそ理想的なスタージョンの読者ではないかと思う。」(引用終)と言っている。 この三作品を大学の講義で使うというのはかなりアレだが、確かに「よくわからないけどおもしろいっ!」でひとまずいいのでは。(深読みしてる方、ごめんなさい)
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/217.html
不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ 878 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/05/18 19 46 パトリック・オリアリー『不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ』ハヤカワ文庫SF 神林長平絶賛なので読んでみたが、完璧にハズレ。 読了後に解説読んでも、なんでここまで絶賛なのかわからん。 兄弟の和解の物語なんだが、弟のオレとしてはこの兄弟気持ち悪すぎ。 2点 895 名前: ◆GacHaPR1Us 03/05/21 03 17 「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」 パトリック・スチュアート/著 仲原尚哉/訳 早川書房 二人の兄弟、マイクとダニエルのとても長い「死」についての物語。 実際、「鳥」がちょっかい掛けなきゃこんなことには…ってちと思う。 神林のとっつぁんが薦めてるのは仮想空間の使い方が 自分に似てるからだけに反応してるんだと思われ。 ハードな設定があるでなし、あ、っと驚く趣向があるでなし、 でもなんか残るものがある作品なので、ちょっととっつきにくいかも。 ただびっくりするのは、あの大雑把なメリケンがこんな作品書くのね、って思ったところ。 読者のマイノリティ化が進んでるんだろうな。 てなわけで8点。嫌いぢゃないのよね。 931 名前: 超未来型SFファンだけども 03/05/30 23 39 「不在の鳥は霧のかなたに」<適当かもしれません うむ。読む前から、いや、買う前からダメかもしれん、買うのやめよう とか思ってた本でした。 ですが、こちらで評を読んで「少しは面白いところがあるかもしれない」 (ましてや水色背表紙でマンガじゃないのはたまにしかでないんだし) と思い直して読みました。 趣味から行くとかなりはずれるけど、でも 5点<高くつけたつもり。 読む前の予感よりはかなり引き込まれました。航路よりはいいと思います。 似たようなテーマだけどやっぱしんじゃうけど、でも、何かまだ楽しい 明るい、気持ちいい、と思います。 レイチェルがどうなってるかだけ、知りたかったな。
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/20.html
東北大学SF研読書会 リチャード・マシスン「アイ アム レジェンド/地球最後の男」 byちゃあしう2008.6.20 ウィキペディアを大いに参考にしております ご了承ください。 1・作者紹介 リチャード・マシスン (1926-) アメリカのSF・ホラー・ファンタジー作家。スピルバーグのデビュー作『激突!』やTVシリーズ『トワイライトゾーン』等の脚本の仕事も多いことで有名。ひとつのアイデアを卓越したストーリーテリングで丁寧につづる才能に評価が高い。 代表作 SF:『地球最後の男』『縮みゆく人間』 ホラー:『地獄の家』(映画化名『ヘルハウス』) ファンタジー:『ある日どこかで』『奇蹟の輝き』 2・あらすじ 人々が吸血鬼に変わる謎の現象により人類社会は滅びた。一人アメリカの小さな町で生き延びた主人公は夜な夜な襲撃してくる死者たちを自分の家でなんとか防ぎつつこの状況の打開策を探していた。果たしてほかに生存者はいるのか?そもそもなぜ吸血鬼が出現するのか?悪夢のような状況下で男が見るものは何か? 3・登場人物 人類が滅びかけてる話なので当然だが非常に少ない ロバート・ネヴィル 地球最後の男 ヴァージニア・ネヴィル その妻 ひそかに「埋葬」していたが「復活」したため自ら殺すハメに ベン・コートマン 近所に住んでいた親友 非常にしつこい 実は煙突に隠れていた 犬(ワン公) わんこ 感染していたため後に死亡 ルース 地球最後の女、ではない その正体は新人類のスパイ 4・流れ 第一部 一九七六年一月 ロバート・ネヴィル。地球最後の男。その悪夢に満ちた夜が今日も始まる。日没とともに始まる狂乱に彼は毎日耐えなければならない。そう、生き延びるために… しかしなぜ? テーマ: おぞましい日常 その連続 孤独との戦い、吸血鬼との戦い、さらに禁欲を強いられるストレスフルな一日。しかし昼間も休むまもなく生活のための作業が続く。「都市部に出現する伝説の怪物」というのもまた先駆的。スタージョン『きみの血を』(早川)とともにモダンホラーの先駆けともなった。こちらは米軍内部に潜む異常者の調査を進めるうちに、ある存在に行き当たる医師の話。 ガジェット 「死体が転がる無人の街をいく一台の車」 破滅ものの王道的演出 ありがたいことに文明の残滓をあさればかなり長い間生き残れそうではある。ただ保存食がどこまで持つかなどの問題はあるが。映画だと主人公は作物を作っている。いずれは必要になるだろう。 「吸血鬼」 他人の血を吸い、被害者も吸血鬼としてしまう元人間だったと思われる怪物。日光に弱いため日中は建造物の中などで休眠する。杭を打ち込まれるなどして大量出血すると死亡する。ただし通常程度の怪我は高い治癒能力により復活する。あと、本作品では処女・童貞であるかは関係なし。まぁこれは一番理屈でこじつけにくそうだし。 「倍々ゲームで人間なんぞすぐ絶滅して共倒れだぞ 先の見えんガキめ」 byアーカード(ヘルシング) しかし連中、弱った吸血鬼をエサにしてもまったく問題ないご様子。これではいつまでたっても減りませんなぁ 第二部 一九七六年三月 ネヴィルは落ち着いて原因を考えてみる。吸血鬼の忌諱するものから吸血鬼の弱点、ひいては吸血鬼になる原因が分かるのではないか?彼は吸血鬼の生存に関する実験と試行錯誤を繰り返し、ついにその原因の一端を発見することに成功する。そんな中、彼は吸血化していない犬を見つける。 テーマ: 理性による怪奇現象へのアプローチ これもまたマシスンが先駆的だった点。その後SFの広がりでホラーにもかなりその原因となる説明をつけることが多くなる。もちろんやりすぎると興ざめ・怖さが半減との意見もある(ヤスミンこと小林泰三のジレンマ) 「訳分からないから怖い」と「理不尽だから怖い」ってのはまた別物。分かってなお怖い場合も多々あり。 ガジェット 「吸血病菌」 バチルスとはバシラス属の細菌のことで大きさは数μm。ウイルスとは違うので注意(ウイルスは光学顕微鏡では見えない。電子顕微鏡は元々ウイルスを見るために開発された物で、開発者の一人ルスカはノーベル賞を受賞している) 感染することで高い治癒力を得るが、栄養源として他人の血液が必要。太陽光(おそらく含まれている紫外線)に弱く、太陽光を浴びると死滅 保菌者も(すでに死亡しているからと言うのもあるが)死亡する。 ちなみに銀が魔物に効くというのは銀イオンによる殺菌効果からの派生。銀食器が使われたのは毒殺防止って言いますな(銀は化学反応性も高く、仕込んだ毒に反応して変色するのも理由の一つ)。 「物理的」怪物と「心理的」怪物 十字架が効く人間もいれば効かない人間もいる。その理由は? 信仰がもたらす現象と言うものにズバリ切り込む中々鋭い考察。かの狼男伝説も麦角菌の感染による発狂から生じた集団パニックが原因だと言われている。実際の化け物以上に厄介なものである。かの雛見沢症候群なんかもいってみれば心理的怪物の派生系といえるかも(別の原因もあるにはあるが、一番大きいのは「疑心暗鬼」) 第三部 一九七六年六月 ついに別の生存者の女性を見つけたネヴィル。その名はルース。だが様子がおかしい。彼は彼女の正体を探ろうとする。しかし彼女は別の驚きを提供することになる。 テーマ:女の尋問と新たな事実 生き延びていた女性と接触するも簡単には信用しないネヴィル。そして意外なことが明らかに。 第四部 一九七九年一月 ルースの警告をあえて無視していたネヴィル。だがその日常はついに破られる。吸血鬼たちを蹴散らす武装集団がいきなり彼の家を襲った。そして拘束されたネヴィルはルースと再会し、あるものを受け取る。彼がこれから受けるであろう苦しみを軽くするために。なぜなら彼は… テーマ: 価値観の逆転 今まで自分のやってきたこと全てをひっくり返す存在とひとこと。ラストの一文はそれゆえに破壊力が大きい。 ガジェット 「新人類」 夜しか活動できないものの、新たなる生を獲得した人々。通常の吸血鬼と違いかなり知的な行動をとることができる。いってみれば吸血病菌との共生関係を結んでいる存在。すでに社会を営めるほどのグループに成長している。生命力の高さはお墨付きなのでこれからは彼らの時代になるのが必然・・・? 5・感想 原作のネタは知識として知っていたけれども、人類滅亡の示し方、サバイバル、そして価値観の逆転にいたるまで全てが緻密に、しかも丁寧に描かれているのが凄いと思う。しかもタイトルすら主人公に対する最大の皮肉という狙いっぷり。これが評価されているからこそ侵略SFの元祖『宇宙戦争』のように今も読まれ、リメイクされるモダンホラーのスタンダードとなっているのだろう。映画しか見ていない人も元ネタとしてしか知らない人も今の機会にぜひ読んでもらいたい。 6・追記 藤子・F・不二雄のSF短編に『流血鬼』がある。ルーマニア(かのトランシルヴァニアがある)から広まったマチスン・ウイルス(もちろん原作者の名前に由来する)により人々は次々吸血鬼化。主人公は日夜吸血鬼たちの胸に杭を打ち込みながら苦闘を続けるが、ある日女性を見つけて… というまぁそのとおりの展開。ただし原作ラストのあのセリフの持つ意味を180度ひっくり返すスゴイ展開が待ち構える。このあたりは日本人の感性ゆえか。NTV「週刊ストーリーランド」で放映されたらしい。 同じ流血鬼という言葉が登場する作品として『流血鬼信長 餓狼戦国史』近衛竜春 がある。西洋妖怪としての「吸血鬼」と狂戦士としての「流血鬼」を対比。ただし信長はキリシタンの陰謀で吸血鬼と交わって流血鬼になったそうな。あれれ?基本はキリシタンによる日本侵略という古典プロット+吸血鬼軍団VS忍者らしく、最後には死海文書とかロンギヌスの槍とか出てくるらしい。 コメントは控えよう・・・ 映画版について 実は「アイ アム レジェンド」は3作目。 一作目 「地球最後の男」 “The Last Man on Earth” 1964年 アメリカ・イタリア合作 マシスンも参加した原作にほぼ沿ったストーリー 現在権利切れにより低価格化DVDとして発売中。 InternetArchiveでも配信中。字幕はないが。 http //www.archive.org/details/the-last-man-on-earth 二作目 「地球最後の男 オメガマン」 “The ΩMEGA MAN” 1971年 先日亡くなった全米ライフル協会会長ことチャールトン・ヘストン主演。吸血鬼は第三次大戦で使用された化学兵器によるミュータント(理性はあるが、自分たちをこんな姿へ変えた文明社会を憎んでいる)に改変されている。また主人公は文字通り「伝説的英雄」として死ぬ。このあたりは逆にアメリカ的なものゆえか?? 三作目 「アイ アム レジェンド」 2007年 ウィル・スミス主演。原作でチョイ役だったわんこは主人公の相棒として出番多し。正月映画として映画配給会社の心に染みる?感動モノを演出した宣伝により大ヒットした。でも成功したから良いじゃない。まぁ、SF者には「マシスン原作のアレがリメイク」と聞いた時点で分かっていましたけれど。 今回のクリーチャーは画期的新薬の持つ副作用で生じた変異体。アメリカはマンハッタン島を空爆で隔離して蔓延を防ごうとしたがすでに世界に広まっていたため果たせず。 当初、エンディングは原作準拠の物だったがテスト上映で評価が芳しくなかったため『オメガマン』風のエンディングに差し替えられた。DVDなどでは元のエンディングを見られる(レンタル版にはない)。 また、DVDでは映画公開前にコミック誌とタイアップで行われた「I Am Legend Awakening」が一部読める。中には『エンダーのゲーム』のオースン・スコット・カード原作、「映画本編より怖い」と評判の『シェルター』という話が含まれる。レンタル版にも入ってるので見るべし。 本作のシークエンスがゾンビ映画やそれらを元にしたゲームにずばり受け継がれているのは有名な話。ジョージ・A・ロメロのゾンビ物第一作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」がずばり「夜な夜な一つの家に集まってくる生ける死者」のそれであり、以後スタンダードになる。原作最後で示される「伝説」のウラの意味と同じく「一番怖いのは人間そのもの」というモチーフはゾンビ映画でもお約束。 SF方面から吸血鬼にメスを入れてるほかの例 基本的に「吸血鬼化するウイルス・病原体」は本作以降多数存在する。漫画『彼岸島』など。 挙句の果てに「ドラえもん」でドラミが吸血コンピューターウイルスに感染する話(!)すらある ほかの独自解釈であればダン・シモンズの吸血鬼関連作品、 『BLOOD THE LAST VAMPIRE 獣たちの夜』 押井守 『ネフィリム 超吸血幻想奇譚』 小林泰三 『真夜中の神話』 真保祐一 『石の血脈』 半村良 『氷河民族』 山田正紀 などなど。 ・・・ただしなぜかどれもこう同じ作家の他作品に比べるとイマイチだという意見が多いですなぁ。(もちろん、高い評価を受けている物もあるのでお間違いなく) 映画だと旅客機に侵入した寄生生物と生存者が戦う『吸血鬼ゴケミドロ』など。示される人類滅亡の暗示等は評価が高いとか。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ousf/pages/71.html
■大阪大学2014年度冬会誌『フィクションの問いかけるリアリティ』 誌 名 『フィクションの問いかけるリアリティ』 サークル 大阪大学SF研究会 日 時 コミックマーケット87最終日(12月30日) 東S-48a 【大阪大学SF研究会】 ※委託:コミックマーケット87初日 (12月28日) 東パ-11a【メディア・コンテンツ研究会】 特 集 第一部 リアリティを問いかけるフィクション 「仮想現実作品紹介33」 第二部 フィクションを問いかけるリアリティ 特集 リアリティのあるフィクション 「OculusRiftでバーチャルリアリティ体験」 「カスタムメイド体験企画」 その他企画 形 式 A5 158ページ 予 価 1000円 企画詳細 ■フィクションの問いかける“現実(リアリティー)” パターンとしては4つ。 ・フィクションのテーマ、描写から「私たちの生きる現実とは」「現実は本当に現実なのだろうか」といった問いを行う形。 作品内でその問いかけが行われている必要はなく、執筆者個人で見出していただいて大いに構わない。 作品例として、仮想現実もので②を書くなら大抵がこの形に落ち着くだろう。 ☆レビュー例 『水月』ループの中にみる現実の不確定性 ・フィクションのテーマ、描写から現実の諸問題にスポットを当てる形。ネット社会、教育、正義と悪、愛とは、などなど広く。 ディストピアものを取り出すとこのパターンが多くなるのでは。 ☆レビュー例 『PSYCHO-PASS』 管理社会にみるアイデンティティ ・フィクション内部の現実、現実性について。私たちの現実にまでは及ばない記述をする形である。 ○○的リアリズムに関する記述や、作品内登場人物が作品内現実をどのように感じているかという論点が当てはまる。 NPCが生きているかのように接する、魔術による支配的究極平和に反発する主人公の意識の他、 メタファーや技法などにおける作者の意図などもここに分類される。 ☆レビュー例 『生徒会の一存』 パロディとメタフィクション ・「リアリティを問いかける」に合うような展開がされている作品を取り上げ紹介。 作品内部の思想やテーマなど、誰かにとっての「リアル」に影響を与えるようなものを紹介していく形。 参考 接続SF 企画リスト(各自思いついた企画を自由に記入して下さい) 接続SF_アウトラインpdf 質問、意見等あれば下記アドレスにお願いします 法学部二回 なるみどり narumidori.ousf@gmail.com
https://w.atwiki.jp/date3/pages/111.html
アイテム一覧 防具 魔法防具 消費アイテム / 武器 / 防具 / 大事なもの ※ 基本的に初期装備、イベント、宝箱、ボスモンスタードロップは1周につき1つしか手に入りません。 ※ 売却価格は価格の半額です。 ※ 0Dのアイテムは売却できません。 装備できるキャラクター:シスター、カフカ、アスモデウス、ケミ子、カルエラ、ラム 名前 タイプ 価格 入手方法 魔法使いの帽子 魔法防具(頭) 15D カルエラ、ラムの初期装備 甘露のヴェール 魔法防具(頭) 15D ホームズハット 魔法防具(頭) 30D シスターノアレ 魔法防具(頭) 15D 麦わら帽子 魔法防具(頭) 200D 合成 でかリボン 魔法防具(頭) 200D 合成 ゴーグル 魔法防具(頭) 10D 合成 紅炎布ロクサー 魔法防具(頭) 10D 合成 信徒のローブ 魔法防具(身体) 200D 宗教都市カオシックルーン(店売り) カフカのローブ 魔法防具(身体) 0D カフカの初期装備 聖闘士聖衣 魔法防具(身体) 50D ニセ聖人(ドロップ) 砂塵のローブ 魔法防具(身体) 50D (店売り) ピンクドレス 魔法防具(身体) 35D ケミ子の服 魔法防具(身体) 0D ケミ子の初期装備 魔道士のローブ 魔法防具(身体) 0D カルエラの初期装備 グリンローブ 魔法防具(身体) 35D 白衣 魔法防具(身体) 35D 夜の帳 魔法防具(身体) 200D 合成 ビキニ 魔法防具(身体) 100D 合成 スクーゥ水着 魔法防具(身体) 100D 合成 祈りのローブ 魔法防具(身体) 10D 合成 獄炎装ギッシュ 魔法防具(身体) 10D 合成
https://w.atwiki.jp/uncensored/pages/15.html
無修正のクランメンバー クランマスター サイバーたかし なすちゃんのショタチンポぱっくんちょ チーフ ちご 世界に一人だけのホモ チーフ ファミ通 関西人の変態 チーフ 浅田魔王 俺まじ最恐SRだから舐めんなお( ^ω^) 正規 nathy 幼女のチクヴィ噛みちぎりたい 一般 上野ガンマニア クランのムードメーカー 一般 Scrap[鉄屑] SF2まじ神ゲーwwww 一般 ste-el 声まじイケボぺろぺろ 一般 act007 彼女募集中 一般 柘榴 イケメンうぇええい 一般 AWEEK がんばります
https://w.atwiki.jp/qusf/pages/79.html
アイの物語 読書会 議事録 ※以下の批評コメントではやたらと(特定の実在人物に対する)ネガティブな意見が目につきますが、作品そのものについては概ね好評でした。みんなが「褒める必要を感じない」ほど面白かったというのが総意です(キリッ ■インターミッション全体 アイビスの姿のイメージ:表紙、アイギス、アイビス(スパロボ)、ドロッセル AI同士の会話にはさまれて孤立してる語り部のメンタル強い 語り部「そんな餌に釣られクマ―!!」 AIの手のひらのうえ感。 三人の看護師ロボのうちボーイッシュは好きじゃないのかひろし 二度目の戦いがいいよね。 ■宇宙を僕の手の上に リレー小説のくせにまとまりがすごい 本編に関係ないゼヴェールはきっと山本さんの経験談、愚痴 宇宙船が泣くところとか茶番臭い 自首したのは美談にしなくてよくね 市民に通報の義務はないので逃亡幇助にはならないらしい この短篇集って全体的に空気よめないオタク多いよね SF分がないので好きになれない ■ときめき タイトルとさくらんぼでビキビキ来る 乙武かガチ不細工、というオチを予想していた いわゆるセカンドライフ的出会い系 この技術で視覚再建しろよ。 たぶんBMIの部分がまだ携帯できるほど小型化できていない 主人公はアグレッシブお嬢様かわいい。調教されやすそう 茶番臭い ドリームパーク内でゲームの素人/玄人の温度差を感じる 最後のセリフは誘ってるよね チェリー(童貞)ストリートにはもう戻れないという暗喩…! ラグがあると「一緒にイこうね…!」ができないので困る ■ミラーガール ラブプラス 人がAIを育てていくというプロットは詩音に近い 卑猥な言葉覚えさせてえ!と思ったらそのような描写が出てきて作者に先読みされている感が辛い 「初潮を一緒に祝ってくれた」という描写におけるひろしの「おれ女性のリアルな描写もサラッと書いちゃうよ」アピールのキモさ ■ブラックホールダイバー ウェイン・ショーンバーグは存在しない!(ジャック・リー・ビオンデ) ひまわりは成長時に太陽を向くというのは正しいです 雰囲気が小川一水 綺麗な終わり方だ ■正義 シムシティ 自分の人格コピーを眺めてなにがおもしろいのか? ファースト世界って単語でだいたいストーリーがわかっちゃう(良い意味) 後の短編で現実にいける可能性を提示したので希望が持てる。 ■詩音 鷹見さんと結婚したのだろうか?その辺のこと書いて欲しかったが… →ひろしの奥さんは元看護師らしい。やっちまったな、ひろし。 松田聖子好きなんだろうなあ。きもい。 鷹見さんに人格面で教育されなくてよかったね、詩音 リアリティが一番ある短編。 オタクのリアリテイが辛い あのひどいセリフはひろしが奥さんに言われたんじゃねえのか? 詩音の童顔はひろしの趣味だよね 決め台詞ですぐ「人類」とか言い出しちゃうのはSF作家の悪い癖 伊勢崎さんは素で嫌なタイプ。内緒話の内容ちょい気になった 伊勢崎さんちょっと事件後はいたたまれないでしょ。 伊勢崎の息子も結構クズいよね。血を引いてる オタクじゃなくてもアニメを見る時代が来るというさりげないアピール ■アイの物語 こいつら性器なくても手とか口でやってるんだろうね 不覚にもアイビス虐待シーンでおっきおっき ドラマが海外ドキュメンタリーっぽくて吹く 複素ファジイ自己評価は実数はネタレス度、虚数はマジレス度、では? ディッシュ→「人類皆殺し」 AIは皆悟り開いてる感じだね このAIが愛とか人間のことを理解できていないと言いはるのはおかしい 定義をねじ曲げてAIを人間と異なる上位の存在として描きたいだけ AIを神聖視しすぎてるひろし ■作者について(ホームページを見つつ) こいつキモチワリー。 やめようよひろしいじり 書いた本人が一番楽しそうだね 女をサラッと書こうとしすぎててキモい テレビでオタクが出たときの不快感に通じる何か 冒頭の「妻娘云々」もフィクションだったらどうしよう バカにしすぎてすいません 女の子がビッチじゃないのはいいね。みんな処女だよ。 レズビアン否定ってマジ? AIに対する全幅の信頼は過去の恋愛のトラウマのせいですか? 未来予測が外れても価値がある云々の言い訳臭さ(正論だけど) いちいち物語論を人物に語らせて自分を擁護させてる 作品はひろしを切り離すとすごい面白い オタク分がない作品を書いたらもっと面白いと思うよ ハードSF だと思った?残念!ひろしちゃんでした! 残念ひろしちゃんでした! 残念ひろしちゃん・・・ 評価点 姫路 ヘモ ヤマタツ 山田 ヤスコ ヒロ ミヤケン 合計点 順位 宇宙 6 3 7 6 7 6 6 41 7 ときめき 5 7 7 7 6 6 5 43 6 ミラガ 6 7 7 6 5 7 6 44 5 ブラホ 6 8 5 8 7 8 4 46 4 正義 3 4 4 9 7 8 4 39 8 詩音 8 10 8 8 4 8 9 55 1 アイ 6 9 6 10 6 7 3 47 3 インタ 6 9 5 10 6 8 4 48 2
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/117.html
テンダーワールド 67 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/05/12 00 52 藤木稟「テンダーワールド」 一歩間違えれば電波垂れ流しSFのような。 「イツロベ」は侵食を忘れて読みふけったものだけれど…。 登場人物が多くてついていけなかったのは老化しているからなのか? 7点。 微妙な面白さ。