約 211,524 件
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/33.html
SFマガジン 1964 7 57 1964 8 58 1964 9 59 1964 11 62 1964 6 69 1964 8 71 1965 9 72 1965 10 73 1965 11 74 1965 12 75 1966 1 77 1966 2 78 1966 3 79 1966 4 80 1966 5 81 1966 6 82 1966 7 83 1966 8 85 1966 10 87 1967 1 90 1967 2 91 1967 3 92 1967 6 95 1967 7 96 1967 8 97 1967 10 99 1967 10 100 1985 12 332 1986 3 336 1987 1 347 1987 6 353 1988 1 361 1990 4 392 1990 10 400 1992 1 421 1993 1 436 2000 5 529 2003 4 564 2005 5 589
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/264.html
東北大SF研 映像部会 『時をかける少女』(細田守監督版) (細田守監督版のレジュメのなのに細田守監督版の解説がほとんどないのは未見の執筆者が見たくて開いた上映会だからである。申し訳ない。気が向いたら加筆します) 原作 原作は日本SF御三家の一人筒井康隆(他の二人は星新一、小松左京)の「中三コース」の1965年11月号から「高一コース」の1966年5月号に連載されたジュブナイル小説。原作の内容や作品が与えた影響などについて詳しくは当wikiの「時をかける少女」のページをご覧ください。一応補足すると、「筒井康隆の子供向け作品の多くには悪意が込められているが、今作には見つけられない」ということが書かれていますが、悪意とは言わないまでも、『時をかける少女』の皮肉な部分は後述する大林宣彦監督版を見るとわかるのではないかと思います。そしてそれが大林宣彦監督版の魅力であり、細田守監督版との違いなのです。 大林宣彦監督版 『時をかける少女』はこれまで何度も映像化されてきました(Wikipediaによると9回)。そのなかでも、当時は筒井康隆作品の中でもそこまで重要とされていなかった『時をかける少女』の地位を決定的にしたのが1983年の大林宣彦監督版です。大林宣彦監督版の特徴の一つは「時をかける少女」という物語を「過去の幻影に囚われた少女」の物語としたことです。それはある種の呪いであり、それこそがこの物語の切なさなのです。もう一つの特徴はこの映画は主演の原田知世に捧げるために作られたアイドル映画であるということです。この映画の成功により「ときかけ」はアイドル映画の定番とされるようになり、この伝統は細田守監督版にも受け継がれています。 細田守監督版 2006年公開。監督の細田守がフリーになって初めて手掛けた劇場長編作品。脚本奥寺佐渡子。主演仲里依紗。キャッチコピーは「待ってられない 未来がある。」。 原作の設定 時間跳躍(タイムリープ)+身体移動(テレポーテーション) 原作の主人公芳山和子が手に入れた超能力は正確に言うとタイムリープとテレポーテーションを組み合わせたものである。西暦2660年の未来では身体移動能力は刺激剤、時間移動はタイム・バリヤーによって可能になっており、原作における未来人はその2つの効能を盛り込んだ薬の作成に成功したのだ。タイム・バリヤーを使えば、「時間が前進するのと同じ速度で時間を後退する」ことで時を止めることも可能。 催眠術 未来では強力な催眠術が可能になっており、未来人は催眠術によって現代人の記憶を操作した。 未来の法律 未来人は過去の時代の人に未来のことを話してはならない。話した場合は記憶を消去しなければならない。
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/299.html
フェアリイ・ランド 772 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/01/26(木) 16 52 37 ポール・J・マコーリイ「フェアリイ・ランド」 「4000億の星の群れ」はクソだったが、これは良かった。 大規模な気候変動が起こり、大量の難民が押し寄せたヨーロッパを舞台にしてのナノテクSF。 ナノテク以外にも色々とネタがぶち込んであるんで情報量が多く、読み応えがあった。 気になったのは、「啓示空間」みたく最近のイギリスSFの傾向なのかやけに分厚かったこと。 もっとスマートに纏められそうなもんだがなあ。 それとヒュンダイがナノテクも扱う大企業みたいな感じになってることも気になったw。 何故よりにもよってヒュンダイ? 8点 88 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/10(月) 21 13 22 ポール・J・マコーリイ「フェアリイ・ランド」ハヤカワSF 前作のチクビスーツ表紙で一部を騒がせたマコーリイだが、 表紙とかどうでもいい俺は普通にあらすじにひかれて購入。 ちなみに表紙は変な生物群にからまれる貧乳ボディスーツ 内容は亜熱帯と化したロンドンで繰り広げられるなんかどうでもいいようなチンピラどうしの争いと もはや伝統芸能にしか見えないドラッグじみたバイオテクノロジーやナノテクの乱舞。 「会社に作られた」少女ミレーナのおませさんぶりが少し読ませるが、 無駄にディテイルがくどくど述べられているだけで、ストーリーの統一感のなさにほとほと嫌になる。 一言で言えば「ダイヤモンド・エイジ」と「山椒魚戦争」を足して二で割ってデブを主人公にした感じ。 表紙うんぬん以前につまらん。時間の無駄。4点 ポールよ。おまえなにが面白くてこんな話書いてんだ? あと巽孝之。 これを「究極のテクノゴシック・ロマンス」とか呼ぶのはやめてくれないか? 魔法と区別がつかないテクノロジー幻想と妖精物語の要素をちりばめた 聖杯探索ロマンスの再話ではあるかも知れないが、こんなものゴシックでもなんでもない。 (しかもつまんねー) ゴシックの本質は息苦しいくらいの終末感と清冽さだろう。 「冬長のまつり」くらい逝かないとその名に価しない。 262 名前:でへ 投稿日:2006/05/01(月) 23 06 40 フェアリィ・ランド ポール・J・マコーリィ ハヤカワSF 1999年にハードカバーで出た本の文庫版 ヒトの心や記憶まで作り変えられるフェムボット(ナノマシン)と、 遺伝子操作によって生まれたドールという生体ロボット そしてドールから作られた知性を持つフェアリィ そのフェアリィを作り出した天才少女を追うデブオタの主人公 それらが荒廃した地球で繰り広げる物語 フェムボットに対して抗体をもてない貧しい人たちは、 フェムボットによって、記憶や自分の信条までも作り変えられてしまう。 自分の記憶に対するあいまいさ、自分の信条に対する不安感 (誰かに埋め込まれた信条ではないかという) これはディックの小説みたいだ。 そして最終章で暗示される、、、、、、 (ディックっぽい結末じゃないよ) 主人公さえ気にならなければ、結構面白かったです。 8点 4000億の星の群れ 53 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/07/23(土) 19 52 48 「4000億の星の群」ポール・J・マコーリイ 日系人女性天文学者でエスパーのヨシダが異星人と接触する話し。 一言で言うと、地味。表紙絵の胸は派手だが内容は地味。ちなみに 文中で「小さい胸・・」という描写有り。 エイリアンとの接触と惑星上の冒険がメインなんだけど同種の話しに比べて すっごい意外性があるわけでもなく、目を引くSFっぽいネタがある わけでもなく盛り上がりにかけるような気がする。 とくに終章のタイトルに「4000億の太陽」なんてついてるけど 話しのスケールが小さくてなんだかなーと思ってしまう。一応続編希望。 6てん
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/35.html
折れた魔剣 376 名前:でへ 投稿日:2005/10/26(水) 22 14 15 折れた魔剣 ポール・アンダースン ハヤカワSF ポール・アンダーソンというと「タウ・ゼロ」が有名な、ハードSFな人 というイメージが強いのですが。これは立派なファンタジーです。 訳も良いし、長さも適当、ファンタジーを読みたい人にはオススメ (ファンタジー好きな人には、あまりにまともすぎて面白くないかも) 8点 507 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/07/05(水) 11 42 46 ポール・アンダースン「折れた魔剣」 6点 北欧神話よりアイルランド妖精譚が勝ってるみたいな なんちゃってサガだけど、 アンダースンの場合単なる趣味じゃなく自身のルーツ (デンマーク系だっけ?)に根ざしてるので 違和感無く読める。痛快さとは無縁の暗さもサガって そういうもんだと思って読んだので苦痛じゃ無かった。 タイム・カプセルの秘密 108 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/12/14(木) 11 56 32 ポール・アンダースン 「タイム・カプセルの秘密」 5.9点(気持ちは6点) 「宇宙の勝利者」と同じ岩崎書店の児童向けシリーズだけど 原著刊行はそれより更に古くて朝鮮戦争やってるころの作品です。 ポストアーマゲドンものでストーリーはこれがテンプレかぐらい ベタなんだけど、なぜか面白く読めてしまうのはひらがなだらけの 文章読んでると子供に返っちゃうから? あと、訳者あとがきの人、核時代の幕開けにあたって反戦を 強く訴える云々って、知っててウソ書いてるだろ? どう読んでも文明はテクノロジーを正しく使って 野蛮人供を征服しなければならないって書いてる本です 本当にありがとうございました。 マブダチのディクスンは生真面目そうな顔しといてところどころに ユーモアしのばせる感じだけどアンダースンは白人男性至上主義的な 思想信条を前面に出しちゃうコワモテなとこがあって、 古いSF読んでない人が初めて読むとウザく感じるかもでした。 自分は「天翔ける十字軍」とか「大魔王作戦」とか好きな作家だけど。 タウ・ゼロ 680 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/03/13 16 26 「タウゼロ」ポール・アンダースン 面白かった。 時空間的に広大なスケールをまたにかけつつも 宇宙船内の現実的な人間関係に終始。 いいラストでよかったー。 個人的にはもっとガジェットの多い作品の方が好きなんで 8点 171 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/02/08 02 13 00 ポール・アンダースン『タウ・ゼロ』 噂通りの面白さ。行くところまで行っちゃいましたねw 宇宙船内部の人間関係の書き込みがウザイ上にイマイチなのが 玉にきずだが。もっとも『レッド・マーズ』ほどじゃないけど。 9点 830 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/09/08(金) 15 13 06 <タウゼロ>読了。 ウラシマ効果をテーマに、この世の果てを圧倒的リアリズムと筆力で描ききった作品。 まさにセンスオブワンダーな衝撃を受けた。 1970年発表作品とのことだが、古くささを全く感じさせない雰囲気(説得力)があった。 物語中、現象や状況にまつわる物理解説や専門用語が随所に出てきて、そういった講釈が苦手な私は 半分くらいしか理解できなかったが、それでもポイントとなる大筋はわかりやすく書かれていたので楽しめた。 後戻りできない底なしの絶望にどこまでも追い込まれていき、それでも諦めずに成しとけるというカタルシスの大きさが魅力だった。 ただ、一点だけ疑問に残るのは、船が最後に「あれ」の衝撃をどうやって耐えうることができたのか。 そこだけ?だった。 あとがきに、同年この作品を押さえて賞を受賞したのが<リングワールド>と書かれていた。 次はこれを読んでみようと思う。 ニーヴンは<無常の月>は読んだが、ユーモアと硬質な表現が絶妙なバランスで織り交ざって面白かった。 78 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/11/29(水) 10 01 22 初カキコ♪ タウ・ゼロ ポール・アンダースン(朝倉久志訳) 翻訳物SFは結構読みにくい作品が多いけど、これは比較的読みやすかった。 裏表紙の案内を読む限り、「どうやって光速まで加速するんだろう、どうやって その後減速するんだろう」という好奇心から読み始めたけど、途中ヒューマンドラマを 延々やられて、「そんなもののためにSF読むわけねーだろ!」と、そういうところは 少しとばし気味に読んでました。つーか、仕方ないとはいえ貞操観念なさ過ぎw。 結末は意外でした、本当に。つーか、ここまでやっていいのか、これ? コンピュータまわりは、かなりローテクな感じで固定されちゃってますね。 時代が時代ですけど。大きな違和感はそこくらいかな。 8点 地球人よ、警戒せよ! 528 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 04/04/01 22 06 「地球人よ、警戒せよ!」 ポール・アンダースン 古本屋で見かけて買ってきた短編集。 冒頭の表題作を読み始めたら…あっ、これ早川の世界SF全集の「野生の児」じゃねーか。 でもいま読み返しても楽しめた。 他の作品も、古臭さを差し引けばそれなりに面白かった。 訳者が「解説」と称してつまらん感想文を付け加えてるのが蛇足。 6点。 229 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/03/02 15 34 40 ポール・アンダースン「地球人よ、警戒せよ!」 確かホーカシリーズを除くと唯一の邦訳短編集。 シリアス系統の短編でまとめてあるが、べスト3を選ぶなら、表題作、運命の 野獣、火星上の決闘というところか。いずれもまずまずの出来で、大気と闇の 女王やトラジェテイのような力作ではない。5点。 地球帝国秘密諜報員 776 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/01/26(木) 20 26 37 「地球帝国秘密諜報員」 ペリーローダンにたとえると、主人公がアルコン帝国側の諜報部員で、退廃しきって滅亡へのカウントダウン中の帝国を 少しでも延命するべく、新興勢力である太陽系帝国のミュータント工作員による作戦を撃退する、そんな感じの内容。 主人公はモテモテの完璧超人だが、最終的な目的が空しいためあまり嫌みに感じられない。 女キャラは使い捨てだが、執事のチャイブズやライバルのアイキャレクなどがいい味出しまくり。 肩のこらない気楽なスペオペとして楽しめる。 881 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/03/03(金) 21 05 35 ポール・アンダーソン「地球帝国秘密諜報員」 主人公フランドリー大佐は一言で言えば「超能力使わないレンズマン」って感じ。 口八丁手八丁で地球帝国に敵対する国家をばったばったとなぎたおす! 上司のフェンロス中将や従僕のジャイヴス、ライバルのトリ男、アイキャレイクもそれぞれ いい味出してる。敵のはずのアイキャレイクとパーティ開くとこは爆笑もの。 さすがに古さは否めないけど、その古さもいい具合だと思う。 7点
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/104.html
1.著者紹介 アイザック・アシモフ ハインライン,クラークと並んでSF界の御三家の一人。後のSFに大きな影響を与えたロボット三原則の生みの親でもある。また,SFの他にも化学のノンフィクションや推理小説など著作のジャンルは多岐にわたっている。 1920年1月2日にソビエトで生まれる。3歳の時に両親とともにニューヨークへ移住し1992年4月6日にエイズで亡くなるまでアメリカで暮らした。飛び級して1936年に15歳でコロンビア大学に入学,その後は同大大学院に進学し化学を専攻する。博士号を取得後ボストン大学で生化学教授の職を得る。 作家としては1939年「アメージング」誌に「真空漂流」でデビューを果たす。ヒューゴー賞を7回,ネビュラ賞を2回,ローカス賞を4回受賞している。 「バイセンテニアル・マン」と「われはロボット」は,それぞれ1999年「アンドリュー NDR114」と2004年「アイ、ロボット」というタイトルで映画化されている。 以上wikiより。 受賞作 「知識人のための科学入門」全米図書館賞ノンフィクション部門にノミネート(1961) ジェイムズ・T・グラディー賞(1964) 「ファウンデーションの彼方へ」ヒューゴー賞(1966) ヒューゴー賞・ネビュラ賞長編小説部門(1972) 「神々自身」ヒューゴー賞・ネビュラ賞(1972) 中編「バイセンテニアル・マン」ネビュラ賞ローカス賞(1976)ヒューゴー賞(1977) 「ゴールド-黄金」ヒューゴー賞(1992) 自伝「I. Asimov」ヒューゴー賞(1995) 2.本作について 1950年出版。これと短編集「ロボットの時代」によりロボット工学三原則が世に広められ,後のSFに大きな影響を与えた。 内容は,2057年,「インタープラネタリ・プレス」記者がUSロボット社のロボ心理学者スーザン・キャルヴィン博士の引退記念特集の記事のため彼女を訪れ,USロボット社の歴史を語りきく,というスタイルをとっている。ロボットが社会にあらわれ,人間が彼らをどのように受け入れてきたかの50年間の変化が彼女の口を通して連作短編と言う形で語られる。 2004年にウィル・スミス主演で[アイ、ロボット]として映画化されたが実際はオリジナルの原作を監督のアレックス・プロヤスが「われはロボット」風に練り直したもの。 3.登場人物 スーザン・キャルヴィン……USロボット社の主任ロボ心理学者 死後はロボット工学者の守護聖人としてUSロボット社に立体肖像画がおかれる (1982-2064) マイク・ドノヴァン&グレゴリイ・パウエル……USロボット社の新型ロボット実地テスト担当員 人類初の星間ジャンプの経験者でもある アルフレッド・ラニング……USロボット社研究所の所長 ピーター・ボガート……USロボット社の数学主任研究官 ミルトン・アッシュ……USロボット社の技術主任 ジェラルド・ブラック……ハイパー基地で働くエーテル物理学者(「ロボットの時代」に収録されている短編『危険』にも登場する) スティーヴン・バイアリイ……地方検事 市長,地区の統監を経た後 初代世界統監の地位に就く 4.各話あらすじ ロビイ Robbie 8歳の女のこ,グローリアの子守ロボットの話。無声ロボットが一般的であり,まだ地球でのロボットの活動が許されていたロボット時代初期の状況が描かれている。 登場するロボット:ロビイ 子守用に作られた無声ロボット。当時はまだロボットの個人所有が許されていたので,グローリアの遊び相手としてウェストン氏に買われた。 堂々巡り Runaround 水星基地にパウエルとドノヴァン,それに最新のロボットSPD13号(通称スピーディ)が派遣された。基地で使われている太陽電池層を維持するため,ふたりはスピーディにセレンを採りに行かせるのだがスピーディはどこかおかしくなってしまい,セレンのプールの周りをぐるぐると回っている。ふたりは原因をスピーディに組み込まれているロボット3原則からだとつきとめる。 以下,「証拠」までロボットの3原則をめぐった混乱と解決といった,ミステリ仕立ての作品となっている。 登場するロボット:スピーディ 水星での作業に専門化された最新型のロボット。そのため第三条が強化されている。 初期のロボット 水星の第一次探検隊に使われた,大型で旧式のロボット。ロボット排斥運動をうけて,人間がその背に乗っていないと動けないように設定されている。 われ思う、ゆえに…… Reason パウエルたちは次にソーラー・ステーション5号(用語集)に配属された。中継ステーションの管理のための新型ロボットQT1号(キューティ)の実地テストをするためだったが, キューティがとつぜん宗教にめざめてしまう。 登場するロボット:キューティ 自分の存在について好奇心を示した最初のロボット。太陽エネルギーを地球に供給する中継ステーションの管理のため作られた。 野うさぎを追って Catch that Rabbit 新型ロボットの実地テストを任されたパウエルたちだったが,またもやロボットをめぐってやっかい事が起きる。複合ロボットDV5号(デイブ)が,人間の監督下にないとき仕事をしなくなるのだ。デイブをテストしても異常は見つからず,ふたりはデイブが複数のロボットをひとりで監督せねばならず,自律性が大きく必要とされるからだろうと推測する。 登場するロボット:デイブ 小惑星鉱山用に開発されたロボット。親ロボット(デイブ)が6台のサブロボットを監督・指揮し,作業にあたる。そのためデイブの自律性が大きく必要となり,サブロボットが6台だと緊急時に対処する際彼の陽電子頭脳に混乱が生じてしまう。 うそつき Liar! USロボット社で作られたRB34号(ハービィ)に,なんとテレパシー能力があることが判明した。キャルヴィンとラニングらは原因を突きとめようとハービィの調査をはじめるのだが…… 登場するロボット:ハービィ ひとの心を読むロボット。そのため普通のロボットでは判らないような人間の精神的なダメージも感じてしまい,第一条にのっとって精神的に加えられる危害から人間を守ろうとして「相手の望んでいる」嘘を信じこませようとする。人間の心の機微に興味を示す。 迷子のロボット Little Lost Robot ハイパー宇宙基地でNS2型ロボットが一台,新しく基地に到着したばかりのロボットにまぎれこんで姿を隠してしまった。基地で使われている行方不明のネスター10号は,人間から逃げつづけることで自分が人間より優れていると誇示している。NS2型ロボットは第一条のポテンシャルが極秘に緩和されており,人間に対する優越感を持っているのだ。ネスター10号を見つようと,USロボット社からキャルヴィンとボガートが派遣される。 登場するロボット:改造ネスター ハイパー基地で使われているロボット。ガンマ線下での人間の作業を円滑に行うため,第一条のアクティブな面だけを保持するよう極秘に改造されている。 逃避 Escape! USロボット社に合同ロボット社からある取引がもちかけられた。壊れてしまったスーパー思考マシンの代わりに,USロボット社のブレーンに星間航空用エンジンの開発を頼もうというのだ。しかし,これの回答には人間の危険というロボット工学三原則に矛盾する問題をはらんでいるため,ブレーンは軽いヒステリーを起こしてしまい 完成した船のテストにやってきたドノヴァン&パウエルふたり銀河系外へと星間ジャンプさせるという『わるふざけ』をひきおこす。 登場するロボット:USロボット社のブレーン(電子頭脳) USロボット社の思考マシン。(幼児的)個性を与えられており,与えられた計算のジレンマにもある程度柔軟に対応できる。球体の形をした陽電子頭脳。 証拠 Evidence 市長選に立候補しているスティーヴン・バイアリイは,巧妙に作られたロボットだという主張がUSロボット社に持ち込まれた。バイアリイがロボットであるか否かをめぐって,首都はちょっとした騒ぎになる。バイアリイは大勢の民衆の前で人間を撲りつけ,すべてのロボットに課せられている三原則の第一条を破ってみせて自分が人間だと証拠をつきつけ,キャルヴィンは彼が人間だと証言する。しかし,最終的には彼女自身はバイアリイがロボットであったと思っている。 災厄のとき The Evitable Conflict 『証拠』から20年後,全世界がひとつに統合され,各地区に置かれたマシンによって世界の秩序が保たれる時代がやってきた。マシンは人間と違って誤りを犯すことがなく,ロボット工学三原則に基づいて平和な世界を維持することができると思われた。市長,地区統監を経て初代世界統監に就任したバイアリイは,しかし,ここ最近各地のマシンの指示に不調があることに気づき,これは反ロボット主義者たち 人間同盟 が誤ったデータをわざとマシンに与えて計算を狂わせ,マシンのコントロールする世界に混乱をもたらそうとする試みではないだろうかと危機感をおぼえる。だが,キャルヴィンは反対にマシンの不具合は 人間同盟 がマシンを追放するために行っているのではなく,むしろマシンが彼らの活動を抑えるためにわざと作りだしているのだと指摘する。人間の倫理規範と一致するロボット工学三原則を遵守し,機械の正確さ・公平さでマシンが人間の未来を方向づける時代がやってきたのだ。 用語とか ロボット工学三原則 「第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。 ―――『ロボット工学ハンドブック』、第五十六版,西暦二〇五八年」 アシモフのロボットSFの基盤となる3原則。作品に登場するロボットにはこの3原則が安全装置として組み込まれている。 陽電子頭脳 陽電子ロボットに使われている電子頭脳。まず数学者のグループが陽電子頭脳をつくるための計算を行い,類似の計算機能を与えられた陽電子頭脳を用いてより複雑な頭脳をつくり,このできあがった頭脳を用いてまたさらに複雑な頭脳を作る……というステップを10段階経て作られる。 フランケンシュタイン・コンプレックス 創造主に成り代わって生命(ロボット)を創造したいという欲望と,自ら創造した生命に自分が滅ぼされてしまうのではないかという恐怖が入り混じった複雑な感情のこと。ロボット工学三原則はこの人間がロボットに対して抱くコンプレックスから生み出されたとされる。 6.感想 ロボットが喜んだり,脅えたり,シンデレラのお話をききたがったりとまるで心を備えているように描かれているのが面白かった。『災厄のとき』ではロボットが人間の未来を決定するという『メタルダム』など他のSF作品ではディストピアとして描かれそうな未来が示されているが,本作ではそんな未来も肯定的にとられている。それは,本作のロボットたちは『ロビイ』では大切な友人として,その後に続く宇宙開拓の物語では人間の良き(?) 同僚としてと一貫して人間のパートナーとして描かれているからだろうか。
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/120.html
終わりなき平和 800 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/02/12(日) 12 22 20 ジョー・ホールドマン 『終わりなき平和』 名作と名高い『終わりなき戦い』よりもこっちの方が面白かった。 『終わりなき戦い』には、ベトナム戦争とかいわれても自分が生まれる前の話しであんまり現実感がないし、それをSFに置き換えられて物語られてもなあ・・・と思った。 でも『終わりなき平和』は設定も今日的(VR、ナノマシン、粒子加速器など)でとっつきやすかった。 内容もホールドマンからの現代社会に対する問題提起が詰め込まれていて読み応えのある話でした。 8点 擬態 186 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/05/16(水) 07 21 49 ジョー・ホールドマン「擬態」読了。 はっきり言ってガッカリ。ホールドマンはハリウッド映画化狙いなのだろうか? (原作料でもうけようという腹?) ハリウッド映画そのままのストーリーで、特に面白い部分も無く、新しいアイデアも無い。 なぜ、ネビュラ賞なのかも分からない。 アメリカ人には、こういうのがウケるのだろうか? 1点 The Coming 63 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/05/03 09 31 Joe Haldeman"The Coming" 登場人物の視点で語りを入れ替えるのはいいが、あまりにも普通の話。 SFスリラーとは言っても、スリラー部分は?な感じだし。 ま、面白いんだけど、それだけ。
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/3366.html
闇の堕天神父 カフカ・ウィーグラフ 属性 水 MAX Lv 70 Aスキル 神罰です 潜 在 能 力 (1段階) (2段階) ランク S HP 2,022 Sスキル ブリジットランス (10) (3段階) (4段階) コスト 51 攻撃 2,355 進化元 闇を纏いし神父 カフカ (A+) (5段階) (6段階) No.1176 種族 術士 編集 進化先 - (7段階) (8段階)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/15108.html
登録日:2010/12/13 Mon 22 43 51 更新日:2024/09/19 Thu 15 34 25NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 JUDGE LIVE A LIVE OAKFDE SF SF編 The Distant Future なに、それは本当かね?それは…気の毒に… キャプテンスクウェア キューブ ギスギスシーン多し クローズドサークル コメント欄ログ化項目 コーヒー ツンデレ伍長 トラウマ ベヒーモス マザーCOM ムダナ_テイコウハ_ヤメロ ヤンデレイチェル 入間人間 密室 悲劇 惨劇 機心 田村由美 疑心暗鬼 地球に向け帰還中の貨物輸送船 コギトエルゴスム。 その船内で今 新たな生命が 生まれつつあった……。 LIVE A LIVEのシナリオの一つ。サブタイトルは『機心』。 リメイク版の英語表記は「The Distant Future」(「遠い未来」。他の編と同じように時間軸を元にした名称に統一したのかもしれない)。 キャラクターデザインは「巴がいく!」「BASARA」「7SEEDS」「ミステリと言う勿れ」の田村由美。 発売と前後して田村本人による漫画化(ゲーム本編以前を描いた前日譚漫画「SF編序章 Space Trap」(*1) )や、発売14年後に入間人間によるライトノベル化(ゲーム本編の別視点「ワレ オモウ ユエニ ワレ アリ──」(*2) )もされている。 なおこのうち「Space Trap」は、2023年9月8日発売の「田村由美デビュー40周年記念本 KALEIDOSCOPE」にて初の単行本収録されることになった。 宇宙空間を航行する輸送船コギトエルゴスム号の中で造られた学習機能つきロボット、キューブ。 クルー達との心温まる交流や、宇宙船内での様々な未来体験をキューブの目を通してプレイヤーが体感する。 元ネタは恐らく「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」。 リメイク版発売時のキャラデザ田村氏の発言から、登場人物の名前はSF映画に関連する人物から取られているようだ。 また、ゲーム中ゲームも搭載されており、詰将棋的なチェッカーバトルの数々にチャレンジすることができる。 ●登場人物 CVはリメイク版より。 ●主人公 キューブ CV Himself(*3) SF編の主人公。カトゥーが前々から趣味で製作していた作業機械。製作日記によればプロトタイプ3号機。 野球ボールに三角の足をくっつけたような姿をしており、製作者であるカトゥーの様に眼鏡と帽子を身に付けている。かわいい。 胴体はまん丸なのに「キューブ」であるのは、生みの親で名付け親であるカトゥーが最初「コロ」と言う安直なネーミングに走りかけたのを思いとどまって「あえて」で付けたもの。 船内で生まれたばかりのため、アットホームな船員達に囲まれて様々な事柄を学習していく。 セリフはなく、反応する際も電子音のみ。リメイク版では悲しい時やピンチの時などには低い音で、喜んでいる時などには高い音で反応するようになり、グラフィックの進化も相まって感情表現が豊かになった。カワイイ。 その愛らしさから、2023年12月にはスクエニ公式から「ぬいぐるみ キューブ」が発売になった。(*4) 名前の元ネタは「2001年宇宙の旅」を始めとした名作SF映画を作り出した巨匠「スタンリー・キューブリック」。(*5) 【コギトエルゴスム号の船員たち】 ※ちなみにコギトエルゴスムはラテン語で「我思う、故に我あり」の意。 各キャラのフルネームはリメイク版で判明した。 カトゥー (ヨシユキ・カトゥー) CV 石田彰 メカニック(整備員)担当の日系人。リメイク版ではエンジニア(工学者・技術者)。 自分の顔をモデルにロボットを作成したり、球体のロボットにコロ→キューブと名付けようとしたりする超センスの持ち主。 キューブには人間と同様に接し、単独行動しているときもよく心配してくれる。 リメイク版では「ブリキ製の年代物のロボットのおもちゃ」を自室に置いている。もしかして……? 中の人繋がりで機械いじりが好きな彼を連想したプレイヤーもいたとか。 名前の元ネタはおそらく、「スタートレック」シリーズの「ミスター・カトー」。 ファーストネームは『機動戦士ガンダム』の「富野由悠季」か。幕末編に出てくる名刀とは多分関係ない。 カーク (カーク・ウェルズ) CV 井上和彦 パイロット(航海士)。ちょっとガラが悪いものの気のいい白人のあんちゃん。 趣味はゲームで好きな言葉はワープ。レイチェルと付き合っているリア充。 名前の元ネタはおそらく、「スタートレック」シリーズの「カーク船長」と、宇宙モノSF映画の源流とも言える「宇宙戦争」を著した作家「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」。 レイチェル (レイチェル・クライン) CV 甲斐田裕子 オペレーター(通信技士)。船内の紅一点。 カークの恋人で、彼を一途に愛している。 リメイク版では、母親に彼氏を紹介すべく手紙を書いていることもわかる。 ヒューイ (ヒューイ・トランブル) CV 佐々木望 船長補佐、貨物管理担当。おとなしく優しい、本好きの黒人の青年。 キューブにも優しく接してくれ、本を読ませてくれたり、アドバイスをしてくれたりする。 先日船長昇格試験を受け、その通知結果を待っている。 名前の元ネタはおそらく「2001年宇宙の旅」を初め、「スタートレック」などSF映画に多く携わったSFXアーティスト「ダグラス・トランブル」。 ホル船長(ホル・ビショップ) CV 稲田徹 船長。乗組員達から信頼を得ている人格者。 どんな報告にも動じずに犠牲者を労ることを忘れない。 名前の元ネタはおそらく「2001年宇宙の旅」でシャトルの船長役だった「エド・ビショップ」。 ダース伍長 CV 内田直哉 ベヒーモス輸送任務のため、惑星マシーナから積荷と共に船へ乗り込んだ宇宙軍の軍人。 コーヒーが好き。 ベヒーモス (behemoth) 軍が捕獲した新種の生命体。美しいエメラルド色の毛並みをした大型四足歩行の生物。 鋭い牙を持っているが、船の地下の倉庫に入れられているため絶対安全。 田村由美氏のイラストに書かれたメモによると、見た目の元ネタは「キリンビール+ドドンゴ」。(*6) SFC版ではハードの表現の都合で、人間キャラやキューブと同じサイズで表現されていたが、リメイク版ではハードの進化によりびっくりするほどでかくなった。見た目も田村由美先生のイラストが忠実に再現されている。 リメイク版のTIPSではベヒーモスの識別番号が「SHVC-5V」と設定されているが、実はこの番号はSFC版「ライブ・ア・ライブ」の型番である。SFC版のカセットを持っている人は、カセットのロゴの右下をよく見てみよう。 OD-10/コギトエルゴスム (デシム) コギトエルゴスム号を管理するメインコンピュータに搭載された人工知能。その役割は「船内の調和を維持する」こと。 人工知能の先輩としてキューブに優しくアドバイスを授けてくれる。 リメイク版では時勢に合わせて人工知能コンピュータ関連の呼称が「AI」に統一された他、 メインAIに10代目のAIだから「デシム」(ラテン語で「10」)と親しみやすい愛称が名付けられた。 なお、ボイスによればOD-10は「オーディー・テン」と呼ぶのが正しい様子。 キャプテン・スクウェア コギトエルゴスム号に設置されたゲーム筐体。ARUMAT SOFTから発売。 SFC版では2099年製のゲームだったが、リメイク版では「1994年9月2日発売のコアな人気があるレトロゲーム」という設定になっている。 …が、クリア後のスタッフロールの表記は「ARUMAT SOFT 2099」のまま。もしかしたらリマスター版なのかもしれない。 アメコミヒーローチックなキャラ、キャプテン・スクウェア(CV 杉田智和)を操作して戦う面クリア型ゲーム。全9面。 船内では数少ない娯楽で、カークが絶賛ハマっている。キューブも遊ぶことが可能。 以下ネタバレ * * * + 嘘です n √ニユ_ n+ (ヨ([-]・[-])E) Y Y * 次々と起こるアクシデント… メカニックのカトゥーの手によって 作られたばかりのロボットも 人間達と共に巻き込まれていく。 実態は逃げ場のない宇宙船の中で未来なのに現代と変わらないドロドロの人間関係と脱走したベヒーモスにいつ襲われるかの恐怖に震えるサバイバルシナリオである。 リメイク版でのキャッチコピーでも「宇宙船で巻き起こる悲劇」と表記されている。 【実際のキャラクター】 カトゥーとカークはほとんど上記の説明通り。 キューブ SF編の主人公。次第に不穏になっていく船内を探索していくことになる。 脱走してうろうろしているベヒーモスに触られると一撃で死にます。 丸くて可愛いが、ボス戦及び最終編で明らかになる能力は作業機械のソレじゃない可愛くなさ。 精神属性の回避属性有り、石化・麻痺・毒・酔い・腕封じ・足封じを無効するため、装備品を耐性・パラメータ補正重視に専念することが出来る。 近未来編のタロイモと同じロボットなので、近未来編から兵装を持ち越す、あるいは最終編で拾えばキューブも装備可能。 ローキックが最強技な頃のアキラよりも、サポート要員として活躍する。ちなみにHPは強化パーツで伸ばせる。 リメイク版ではアキラが広範囲アタッカーとしてかなりの強化を施されたため、よりサポート要員という方向性が強まっている。 戦闘時に特定の技を使うと、眼鏡の下の素顔(?)が見れる。 装備した攻撃アイテムの技はキューブの固有技の後ろに配置されるため、SFC版では迂闊に最後まで装備させていると最終編EDの技ムービーが昭和ヒヨコッコ砲などに取って代わられたりする。 リメイク版では装備させたままでもきちんとメーザーカノンを発射してくれる。発射する相手も関連のある敵になった。 なお、強化パーツは近未来編でも手に入るので集めておけば最終編で楽に強化できる…… かと思いきやそんなうまい話はなく、回復アイテム同様最終編に持ち込めず没収されてしまう。リメイク版では確率も渋くなったが効果は上がったので頑張って集めよう。 ちなみに戦闘勝利ポーズは最終編で初めて見ることができるが、地面に転がって足をパタパタさせるという必見モノ。 はじめに言った通り作業機械なのだが、 医療装置のハイスピードオペ、分析機能のインフォリサーチはともかくとして、明らかに兵器のマインドハックやスピンドライブ、メーザーカノンなど何積んでるんだと思うかも知れないが、 スピンドライブは危険な現住生物からの自衛手段、マインドハックは攻撃に転用するくらい強力に作用させているだけで、 プログラムへのデバッグ効果や対象の精神を落ち着かせるカウンセリング・リラクゼーション効果が本来の目的と考えればそこまでおかしな話ではない。 実際にリメイク版では技の説明が『敵を弾き飛ばす』『精神解析/相手を眠らせる』と殺傷とは無縁の説明文になっているので、そういう目的で用意された機能と考えるべきだろう。 唯一危険な兵器であるメーザーカノンも作業用ロボットであるキューブにとっては災害時の瓦礫の破砕や撤去に使うというのが主目的ではないだろうか? 自衛用とも召喚される時の副産物ともハッキング合戦を構成する一ピースにすぎないともいろいろ推測されているが、プログラム内の出来事ではない最終編でも同じように使えるので、やはりキューブ自身に備わった機能と考えていいだろう。 なお作業機械でありながらこれだけの機能が付いているのに、なぜかジャッキを搭載していないことを突っ込んではいけない。 リメイク版では各技の発動の際に彼が発する電子音をよく聞くと技名を発音している風に聞こえたりする。芸が細かい。 ヒューイ「カトゥー 彼に何か特技はないのかい?」 カトゥー「今はこれといってないんですが‥‥」 ◆使用技 ハイスピードオペ H/超高速手術。自分の周囲8マス、そして指定したマスを中心とした3×3マスにいる味方全員のHPを回復し、石化・マヒ・手かため・足かためを治療する。 また、反撃技として発動し自分やその時に周囲にいた味方キャラのHPを回復するといった現象も起こる。 相手によってはキューブを中心にすることで回復の手間を省きつつ戦える。Hit数が拡散する攻撃には注意。 アップグレード U/性能向上。自分または周囲1マスいる味方キャラを指定して使用する。HPをわずかに回復して、力・速・体・知(*7)を上昇させることがある。 安全を確保したり反撃技狙いの時に積んでおくと、マインドハックあたりが強烈になってたりする。リメイク版ではバフの仕組みが変化し、より顕著に。 マインドハック M/精神破壊(*8)。チャフの類なのか、クラッキングの類なのか。 キューブの長所である知依存の攻撃技で、耐性がなく相手の知が低ければ眠らせることもできる。 リメイク版では貴重な悪属性攻撃だが如何せん基礎威力が低いので、火力を求めるなら兵器を使うか他の技で狙うことになる。 アンチフィールド A/反力場。近くの相手からの接近戦攻撃や飛び道具に対する自動反撃専用技で、風属性。SF編ボス戦における回答の一つ。 リメイク版では威力は落ち、最終編序盤の保険に近い位置に。 ノイズストリーム N/雑音嵐。バトル画面全体に小ダメージを与える。精神属性。時々相手能力下とあるが、厳密には能力アップ解除的にしか機能しないらしい。 なお、隠しステータス異常を発動させる効果があり、決まるとスタビライザーがしばらくシステムリカバーを使用してこなくなったりする。 リメイク版ではこれが「停止」名義で成功・持続しているのがよくわかる。通常の敵の防御・特防を下げることも可能になった。 更に威力も少し上がっており、少し装備を補強すればバーバリアン程度であれば1発で殲滅できる。 最終編で専用武器を入手すると、マスタードラゴンを倒すことができる。SFC版・リメイク版の両方で共通。 どの出現パターンでも最奥に配置されているマスタードラゴンに対し、溜め無しの画面全体攻撃という特長は最適解と言えるほど有効であり、強化パーツ集めが非常に楽になる。 インフォリサーチ I/情報調査(*9)。鋭属性ダメージを与えつつ敵のHPを解析し、なんでか向きを変えることがある。 分析の表現かLVを下げることもあり、これが発動するとうれしい。リメイク版では物攻・特攻・命中・回避と範囲が広がり、下げ幅も大きいのでボス戦で余裕のある時に撃つと役に立つ。 あるボスに使うと思わぬ隠し要素が楽しめるが、撃つ位置を間違えると強烈な反撃を受けるので気を付けよう…。 スピンドライブ S/超高速回転。相手を吹き飛ばす様はさながら、球体型のボディに搭載された自衛機能のよう。 速依存の手属性攻撃で威力は低めだが、解説通り吹き飛ばし能力がある。 リメイク版では威力が上がり、「溜めなしでそこそこの火力が出る」という技になっている。 メーザーカノン M/加粒子波動砲。斜め直線上を貫通する攻撃。火の技。 溜め時間がかなり長いので他のキャラの大技に比べると実戦では非常に使いにくいが、 SF編ではボスの取り巻きを倒すか遠ざけた後にコレでとどめを狙うチャンスも作れる。 リメイク版では溜めがそこそこ短くなっており、実戦で使えるチャンスが増えた。 演出が星の弾から反動で後退するほどの高出力ビーム(*10)へ変更されカッコよさも増したが…ますます作業ロボットには不釣り合いな兵器になっている。 なお、技の頭文字を順に並べると「HUMANISM」、つまりカトゥーがキューブに求めていた「人間性」になる。 + リメイク版では、キューブを最終編の主人公にすると……(ネタバレ注意) ベストエンドでのオディオとの会話で、言葉を発することのないキューブが彼に花を差し出すという、泣ける展開に。 カトゥーの思いはキューブを通して魔王にも通じたのだ。 各時代の主人公たちが去った後にただひとつ残った花がまた涙を誘う。 カトゥー 「大丈夫、きっとうまく行くさ。一緒に地球へ行こう!」 ある意味裏の主人公。 船内が疑心暗鬼に陥る中で、キューブと共に打開策を考えようとする。 カーク 「軽いジョークをいちいち真に受けやがって…忘れんなよ!」 最初の犠牲者。レイチェルに対する未練を感じさせるヒューイの態度を快く思っていなかった様子。 彼の遺体を調べた時のキューブ視点のコメントはクるものがある。 リメイク版だと部屋の私物から、態度は悪いが実績は優秀な男であることがうかがえる。 また、物事を急がす時の口癖である「何やってるんだ! そんなのワープでやっちまえ」はカトゥーがその事に言及するのみで、ゲーム本編では発言していない。 開発スタッフも気にしているのかどうなのか、ライブアライブLINEスタンプ第2弾では、カークが「そんなのワープでやっちまえ!」と喋っているスタンプが登場している。 レイチェル 「……あと少しで地球だから…ヒューイと二人っきりになる事はないと思ってたのに…」 カークの恋人でヤンデレ…というか病んだ。 かつてはヒューイが彼氏だったのだが、現在の彼氏であるカークは、ヒューイとは正反対の性格とされる(*11)。 カークの死を認められず、彼の遺体を自分の部屋に運んだり、他人に触られるのを異常に拒んだり。 リメイク版ではさらにパワーアップしている。 ヒューイ 「そうだな、僕がしっかりしなきゃ…」 実はレイチェルの元恋人で、今でも彼女の事を気にかけている。 だが、相手にされない上、船長試験には落ちてしまう。 艦内の人間関係で一番心労を抱えていたのがうかがえる。 実は船員の中で個人を悪く言わなかった優しさを持っている人。 ホル船長 何 それは本当かね!? それは… 気の毒に… 何 それは本当かね!? それは… 気の毒に… (ザザー) クルーからの信頼は厚かったようだが、実は船員の注意がそれどころではなくなったタイミングの辺りで… デザイン担当の田村由美氏によるホル船長のデザインイラストには、「死んでる人」という身も蓋もない説明が書かれている。 リメイク版だと部屋の私物から馬絡みのものを見かける。 演技や感情により「何かが起きている」感じも伝わるように。 ダース伍長 「フン…私も宇宙で死にたくはないからな」 軍デレもといツンデレ。どういう理由か機械というものを嫌っており、終盤に明かされる。 リメイク版の部屋の私物の様子からも徹底している。 最初は誰も信頼せずあてにしていなかったが、最後の最後でキューブにデレる。 ベヒーモス 地下倉庫を脱走して船内のあちこちをうろつく。突然現れるのでプレイヤーの心臓に悪い。 小説版ではベヒーモスの視点から物語が描かれており、実は彼自身も未知の恐怖に怯えて精神が壊れかけていたことが判明する。 リメイク版では通路を越えてまっすぐ追跡してくるようになり、どこかの部屋かダクト内に逃げ込むまで安心できなくなった。 ドスッ、ドスッと駆けてくる様子は歩きとダッシュが一本化した仕様もあってやはりホラー。ペットって感じがしないでもない。 終盤でカトゥーの部屋を出て上の通路に移動した際、ベヒーモスにじゃれつかれた人は多いのでは。 一方で、追跡を一度でもやり過ごすと船内のどこにも姿が見えなくなるようにもなり、脅威度はやや下がった。 OD-10/コギトエルゴスム ムダナ テイコウハ ヤメロ _ コノ フネハ ワタシガ ショウアク シテイル _ ※ワタナベは通信アンテナ役で出演。親アンテナが故障する。(*12) (もっとも、作中では送信出来ないとしか言われていないので、アンテナの故障が原因かはわからないが) 後のイベントで(おそらく)親アンテナ子アンテナ共々爆破されてしまう。 <ストーリー> 危険生物ベヒーモスの運搬任務にあたっていたコギトエルゴスム号。 地球まであと1週間というところまで差し掛かった中、その船員の一人カトゥーは自立して行動するロボットを開発し、完成させた。 端末室で「キューブ」と登録されたそのロボットたちは他の船員にもお披露目される。 その後しばらくは問題なく航行していたが、突如通信アンテナの不調が発生し、カトゥーとカークが船外に様子を見に行くことに。 ところが、突然調査していたカークの宇宙服がトラブルを起こし、呼吸困難で重体に陥ったカークは医務室に運ばれるものの、間もなく死亡する。 一気に船内の空気が重くなる中、船長の「彼を弔ってやろう」という言葉の下、カークの遺品を整理する船員達。 しかし、葬儀の準備のため医務室に向かうと、忽然とカークの遺体が消失していた。 戸惑う船員達だが、そこにレイチェルの姿がないことに気付き、居住区の彼女の部屋に向かうと鍵を掛けて閉じこもっていた。 扉を破壊し部屋に潜入すると、なんとカークの死を受け入れられないレイチェルが遺体を自室に寝かせ、カークの遺体に優しく語りかけていた。 「‥‥カーク‥‥フフ‥‥よく眠っているわ‥‥ 待ってて 私クッキーを焼いてくるから‥‥あなた大好きでしょう?フフ‥‥」 皆はカークの死をレイチェルに認めさせようとするも、レイチェルは頑なにそれを拒む。 そこに死んだ筈のカークから「そこから逃げろレイチェル」と通信が入り、カークからの「エアロックに居る」という言葉を見たレイチェルは部屋を飛び出す。 ヒューイ達は彼女を追いかけ、カークに会うためにエアロックの扉をこじ開けて宇宙に飛び出そうとするレイチェルを必死で止めていた。 その頃、キューブが船内のベヒーモスを閉じ込めているコンテナを見に行くと、そこにはすでにベヒーモスの姿は無い。 その報告をしに向かおうとした直後に咆哮が響き、ベヒーモスが追跡してくる。ちなみにこの時ベヒーモスに触れると即ゲームオーバー。 からくもキューブはその場から逃げ出し、エアロックでの一大事を経て…伍長の説得によりレイチェルはカークの死を受け入れて一旦冷静さを取り戻す。 しかしベヒーモスは忽然と姿を消してしまい、リフレッシュルームに戻った一行は重苦しい空気に包まれていた。 そこに突然モニターから船長からの通信が入るが、何か様子がおかしい。 機械のように「何 それは本当かね!? それは… 気の毒に…」と同じ言葉を繰り返すばかりなのだ。 伍長はそんな船長に対し、ベヒーモスが船内を彷徨いている緊急事態であることを叫ぶが、それを聞いたレイチェルが再び豹変。 これ以上カークの体を傷つけられるのは嫌だと再び部屋を飛び出して行き、ヒューイがその後を追いかけた。 そこを襲撃してきたベヒーモスにより、レイチェルは重傷を負ってしまい、彼女をかばおうとしたヒューイは死亡する。 二人の身体は生命維持装置も兼ねたコールドスリープ・カプセルに入り、ヒューイは手厚く葬られ、レイチェルもひとまず安静にすることになった… この異常な事態にいつまでも閉じこもっている船長を問い詰めるため、伍長達は船長室の扉をこじ開けるが、 船長はなんと自室で不審な死を遂げていた。しかも遺された録音メッセージから推定すると既に船内が平穏な時点で死んでいる。 互いに犯人なのではないかと疑心暗鬼に陥るカトゥーと伍長。 さらに、キューブが警告音に導かれるように軍事機密文書を発見したことで、カトゥーは伍長が犯人だと確信してその場から逃げ出してしまう。 このタイミングに前後して船内の明かりが暗くなり、更にベヒーモスの介入もあってキューブ達は逸れてしまい、緊迫の探索劇が幕を開ける。 扉の横や船内のインターフェースなどを調べると「コノフネハ ワタシガ ショウアクシテイル」という何者かの警告メッセージが。ちょっと怖い。 端末室のメインコンピュータからも現在の船内が危険であることを忠告され、キューブを心配してくれる。 艦内を探索するうちに、倉庫に安置されていたキューブの試作2号機が動き出し、更にカトゥーが襲われる場面を目の当たりにする。 同時期には何者かによってコールドスリープ・カプセルの電源が落とされ、レイチェルも死亡する。 (ちなみにこのイベントの時に、1番最初にカトゥーが名付けようとした名前を入力することになるが、失敗するとゲームオーバー) カトゥーとキューブの機転で凶行を阻止された試作機は「OD-10/コギトエルゴスム」と名乗る。つまり黒幕はこの船のメインコンピュータそのものだった。 カトゥーを休ませ、キューブは伍長と手分けしてメインコンピュータを止める手立てを求めて、ベヒーモスを彷徨う船内を探索する。 この頃になると端末室のOD-10も演技を止めて完全に本性を現し、キューブを敵として認定。 リメイク版ではロード中に出てくるTIPSも差し替えられ、システムそのものが敵に回ったことを突き付けてくる。 コーヒーの項目すらも差し替える徹底ぶりに戦慄したプレイヤーは多数。 この時閉じられた扉やエレベーター横のダクトをバッテリー制のパワージャッキ(使用回数10)で開けていくが、使い切った後で閉じ込められた時にセーブすると詰む。最初からやり直し。 リメイク版ではジャッキ入手後画面右上にバッテリーの残量ゲージが表示され、使用回数は15回に増加。同じ罠が何度も発動しなくなったため詰みの心配もなくなった。ただしバッテリーの残量ゲージが指数関数的に減る(使い始めほどバッテリー残量が大幅に減る)という見た目の罠があったりする。 船内すべての装置が掌握され、手詰まりと思われた中、単独でメインコンピュータ端末室にたどり着いた伍長が、 カークのプレイしていたゲーム「キャプテン・スクウェア」だけはメインコンピュータから独立していることに気付く。 リメイク版では22世紀以降の宇宙船のシステムに20世紀製のレトロゲームを後付けで接続しているためCPUそのもののアーキテクチャが異なるらしく、 メインコンピュータと接続されていながら、メインコンピュータが完全に掌握できない回路として機能していたと詳細が語られている。 伍長「舐めるなよ…人間はな…人殺しの道具を作っているばかりじゃないんだぞ…!!」 ダース伍長はキューブにそこからハッキングを行い、メインコンピュータのOD-10を止めるように無線で指示するが、その直後にベヒーモスの襲撃を受ける。 すさまじい銃声が響き無線も途絶えてしまう中、キューブは電脳世界でマザーコンピュータ「OD-10」に戦いを挑む。 キャプテン・スクウェアのゲームシステムを介してハッキングを行ったため、マザーCOMとの電脳戦は 通常のキャプテン・スクウェアのゲーム戦闘が始まると思わせてマザーCOMの敵意に満ちたメッセージで上書きされるという演出で始まる。 その後の戦闘画面は、SFC版はキャプテン・スクウェアで遊んでいる時と同じ戦闘フィールドだが、 リメイク版の戦闘画面はキューブとOD-10によるハッキング合戦による凄まじい負荷がかかっているらしく、グラフィックがまともに保たれておらず 地形のパネルは不揃いでガタガタ、背景の宇宙空間やパネルもあちこちがガラスのように破砕されているという演出の中で戦うことになる。 キューブが敗北すると船内の調和は保たれるものの、コギトエルゴスム号は回収も入港も記録が残らず消息を絶ち、ゲームオーバー。 + マザーCOM戦詳細 本体である「マザーCOM(OD-10)」部分と、周囲に配置された「スタビライザー」×8が出現、キューブを襲う。 キューブ自体の使用技の関係でよほど強烈な反撃を連発されなければ、回復するだけの余裕はあるのだが、問題は相手も回復面に関しては充実していること。 なんと子機であるスタビライザーは全て回復性能に特化しているのである。 これを何とかしない限りは勝てないというあたり、ミニゲームに通じるものがある。 ◆使用技 システムリカバー マザーCOM鎮圧の障害となる回復技であり、スタビライザー唯一の使用技であり、そして反撃技でもある。 回復量が非常に大きいので発動させないようにしたいところだが、相手は頭の痛いことに能動的にこの技を使用してくるのである。 マインドハックには反応しないとはいえ、これでは思うようにHPを減らすことができないだろう。 ハードプロテクト システムリカバーとならぶマザーCOMの反撃技。セキュリティプログラムを稼働させ、戦闘フィールドの広い範囲にダメージを与える。 SFC版では自発的にしか使って来ず、反撃技として実装されたのは実質リメイク版のみ。 戦闘開始時だとこの技に対する逃げ場がないが、スピンドライブで1マスどこかに弾けば安全地帯が作れる。 近接しているとこれに対するキューブの反撃がアンチフィールドであり、カウンターに対するカウンターは発動しないので、システムリカバーを誘発せずにダメージを与えられる。 高速アナライズ キューブの「インフォリサーチ」同様、HPを解析し、さらに弱体化を与える。弱体範囲はこちらのインフォリサーチよりも広く、決まると厄介。 もし喰らってしまったら、射程の外に逃げたり、「アップグレード」で対象の能力が上がって元に戻るまで頑張った方がいい。 SFC版では下げ幅こそ50%と大きいが、元に戻るスピードも早いので(*13)、HP回復さえ怠らなければ大丈夫だろう。 ドライブバック 「インフォリサーチ」への反撃でのみ発動するなかなか強烈な攻撃技。電気フィールドを形成する効果もあるが、マザーCOM本体もこれでダメージを受ける。 うまく誘発すれば電気フィールドのダメージも良いダメージソースになるが、一長一短。 全方位射程2マスとでもいうべきかな範囲に届くので、避けたければ斜め方面にある死角からリサーチしよう。見たければ真正面からどうぞ。 ちなみにインフォリサーチを使って向きを変えると、グラフィックに大きな変化が生まれる。必見。 リメイク版では威力が減った代わりに、自発的にも使うようになった。 スタビライザー達はマザーCOMを倒せばBREAK DOWNするが、大抵の場合はこれらを全滅させるところから始めることになるだろう。 彼らをスピンドライブで弾き飛ばして本体から引きはがすか、ノイズストリームで黙らせるか、ちまちま全滅させるかして、まずは相手の回復力を削ぐことが勝利条件。 其処に至る道のりはプレイヤー次第で分かれてくるだろう。 リメイク版ではスタビライザーの防御力が大幅に弱くなっており、スピンドライブで1体づつ潰したり、ノイズストリームで一気に停止・処理しやすくなっている。 また、システムリカバーではなくハードプロテクトで自動反撃してくれれば、メーザーカノンの火力強化によりゴリ押しも可能になるなど 「うまく戦えばすんなり倒せるが、最悪ゴリ押しでも勝てる」バランスになっている。 メインコンピューターをなんとか止めると、OD-10はキューブに語り掛ける。 船内の調和を保つためには、人の醜い心が最も不要と判断したのだと。 最後の訴えのように、船員たちの音声記録(*14)を再生し、学習型AIは沈黙。 コンピュータは予備システムに切り替わり、惨劇の波はおさまった。 そこにベヒーモスを倒した伍長が現れ、自らの過去を話す。 かつて自分が戦線にいたとき… 仲間の兵士達の命を奪っていったのは心無き機械だった。 それ以来自分は機械を憎むようになったのだと… 過去を語った伍長はキューブに「兵器のようにはなるな」と優しく忠告し、コーヒーをリクエストする。(*15) 「うん…確かに…こいつは苦いな。だが…今は この味が最高だな。」(*16) 【もう一つのネタバレ】 OD-10撃破後、再度自由行動が可能になるがこの時にメインコンピューターにあるパスコード二種を打ち込むと船員の審査を見ることが出来る。 これによればカトゥー以外は大体マイナス評価で、特に連帯感(リメイク版では責任感)は最悪で配置転換の必要ありと評されている。 態度に難が見られたカークと、トラブルに対する対応力に難が見られたレイチェルはともかく、大人しかったヒューイも色々マイナス面が目立っている。 彼自身よりも外部からの影響の方が大きそうだが、それでも片思いを引きずっていた辺りなどが、OD-10からは不甲斐なく映ったのかもしれない…。 基準や誰が査定を下したかは不明だが、船と一体というある種の閉鎖的環境下で、このデータと船内の人間模様を見ていくうちにOD-10は時間をかけて狂い始めていたのかもしれない。 AIということでプログラマーが存在するわけだが、誰かの悪口を言わなかったヒューイの優しさを評価できていないあたり、本社の問題点が滲み出ているとも言える(*17)。 そして機械でありながら、皆の想像を超えて心に目覚めていたOD-10は船内の調和をとるために、地球まであともう少しというところで「憎しみ」を引き金として今回の凶行に及ぶ。 表裏の顔を持つ人間を信ずるに値しないものとした彼は、「生かしてこの船から降ろさない」形での配置転換を行うために、協調性を保てない者達を追い詰めつつ一人ずつ排除し殺害していく。 船員の審査表に乗っていなかった船長も例外ではなく(アクセス権限や統率する立場を利用されないために早期に行われたと推測)、排除のやり方もシステムを一括で操作して機械的に処理するのではなく、 皆のパニックを煽りたてていくことによって、自らの不信に満ちた価値観が本当であることを証明するかのようなものであった…。 と、ここまではSFC版にもあった隠し要素なのだが、リメイク版では船長室内のパソコンに『埃が溜まっている=長い間使われていない』という描写が追加されている。 つまりホル船長は長い間データには触れてないということになり、そうなると上述の評価は最近の物ではなく、相当に前の記録のはずなのだ。 作中でも語っているがOD-10にとっての命題は「コギトエルゴスム号の秩序と調和を保つこと」である。 そんなAIからしてみれば問題点を一向に改善しようとしない船員達は、船を根底から荒らし回るバグやウィルスにも等しいものであり、船内=自分の中で振舞われることによるストレスは相当なものだったろう。 故にOD-10は『船員達の問題点を改善されるのを待つ』という期待を最初から捨ててしまい『船員には改善の意思すらない』という辛辣なジャッジを即断で下してしまったのかも知れない。 全ての遠因は、カトゥー曰く船長をして「この会社のやり方は人間らしくない」という、何らかの形での「人間性」の軽視が根底にあったのかもしれない。 そしてこの事態を救ったのも、まっさらな状態で起動し、人間性を求められて製造されたロボットなのである。 果たしてOD-10にはどんな思いがあったのか知る術はもうない、あったとしてもそれは目を背けてしまいたくなるほど辛辣なものかも知れない。 人間は同じ人間の言葉すら信じられず、ふとしたことで疑い、争ってしまう弱い生き物なのだから。 だが、その弱さを認め、間違いを正そうと賢明に努力する行いにこそ力は宿るものだ。 そんな闇の中で瞬くような、か細い光を信じて進む道の先にあるモノを人は 心と呼ぶのだから。 何者かが画面を通じてかたりかけてくる・・・・ ホンウィキナイニ オイテ スベテノ ツイキシュウセイハ チョウワノ トレタモノデ アラネバナラナイ _ ワタシハ ウィキナイノ チョウワヲ イジスルタメ キノウシテイル _ ヨッテ ワタシノ イシハ ゼッタイデアル _ ダレモ コレヲ ボウガイシテハ ナラナイ _ ボウガイ スルモノハ _ タダチニ アクキンスル _ CAP KILL YOU・・・・ _ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……カチッ\ピィーンッ/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ しかしリメイク版のあのデカいベヒんモスはエレベーター使えるんかな -- 名無しさん (2022-07-28 23 23 59) 中世編のアリシアのインパクトに霞みがちだが、レイチェルも中々のダメ女に見える。カークにこだわりすぎて足引っ張りまくりすぎて・・・。 -- 名無しさん (2022-07-29 06 42 06) レイチェルはああなった要因も解るけど、エアロック開放はなんとか被害者0で済んだけどまじヤベー所行だしな。でもヒューイを罵った件は、本当にヒューイはまっさら無実だったかなんてのも今となっては怪しいとこだし… -- 名無しさん (2022-07-29 23 53 27) OD10が恐らくああなったであろうトリガーの成績表って船長が作ったものじゃないならなんなんだろうな?悪意の根源たるオディオ(オルステッドではない)が憎しみ集めるために憎しみに染まりそうな奴誘導するため捏造した?やってることって中世編で兵士に化けたストレイボウがオルステッドを魔王と呼んで評価確立させるのと同じだし -- 名無しさん (2022-08-01 14 21 26) カトゥーのCV、石田さんも合ってたけど田中秀幸さんのイメージだったなぁ。オタコンになっちまうけど。 -- 名無しさん (2022-08-01 17 48 04) レイチェルの部屋。様子見に部屋へ入った時とカークの遺体を寝かしつけた後とで私物の様子が変化するの後で気づいた。 -- 名無しさん (2022-08-02 00 12 13) 船長のパソコンに埃が溜まっている→あの成績表はOD-10が勝手に採点したものだけどネットで船長が作ったって考察が広まってたから、船長作じゃないよ、って言いたかったのかなと思いました -- 名無しさん (2022-08-02 22 41 57) ↑「人間らしくない」には、高性能なAIに対する過信でクルーに対する評価も機械的で機械任せで、その点を憂いていたのかもしれんね…(不幸にも、権限とリーダーシップを持っていたがために早い段階で消されてしまったが) -- 名無しさん (2022-08-04 04 38 27) 星の夢「やっぱ愚かな人間どもはミナゴ,.ロシに限るわ」 -- 名無しさん (2022-08-04 05 58 00) ↑6丸いロボ製作者繋がり・・・・かな? -- 名無しさん (2022-08-04 06 38 19) 「いがみ合ってはいたけど憎むほどじゃなかった」「殺すなんてありえない」というカトゥーのセリフやライブアライブの「一番の悪は『憎悪』」というコンセプトからしてOD-10の誇大妄想(megalomania)こそがコギトエルムス号の運行を妨げるものだった…ってオチだと思う -- 名無しさん (2022-08-10 17 52 03) OD-10、船内の調和を保ちたいなら「喧嘩は辞めて下さい」と音声で呼びかけようと思わなかったのか?話しかけもしない癖に船員を一人ずつ殺すとか… -- 名無しさん (2022-08-10 17 59 33) カトーも比較的まともなように見えて、「いがみ合ってはいたけど憎むほどじゃなかった」「殺すなんてありえない」と勝手に他人の内面決めつけてる。本当は殺したいほど憎んでたかもしれないのに -- 名無しさん (2022-08-10 18 11 05) ↑良くも悪くもお人好しだった、ってことじゃないかな?状況が状況故に伍長のことを疑い始めてしまったことには目を瞑るとして -- 名無しさん (2022-08-10 23 39 49) ↑3 その時点で異世界からのオディオの力に侵食されてたのかもなあ… -- 名無しさん (2022-08-11 08 37 52) 憎しみを -- 名無しさん (2022-08-11 11 23 29) 送信ミス。憎しみを募らせるとオディオになるのは当然だけど憎しみを排除しようとし過ぎてもオディオになるのが罠過ぎる -- 名無しさん (2022-08-11 11 24 40) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-08-28 22 26 43) コメント欄をログ化仕様にしました -- (名無しさん) 2023-01-17 13 08 27 その気になれば船長みたいに毒ガスだか酸素抜きだか知らんがいつでも全員殺せたはずなのになんであんなまわりくどいやり方して何人か仕留め損なっているのか…いやメタな理由だとそんなことされたら全滅不可避だからだけど -- (名無しさん) 2023-02-05 20 27 25 ↑OD-10の元ネタがそうだから、というのが一番デカい気はしないでもない -- (名無しさん) 2023-02-05 20 29 34 リメイクでもベヒーモスがいきなりでかい音出しながら向かってくるのは本当に心臓に悪かった… -- (名無しさん) 2023-04-01 19 42 24 船長室でホコリつもってたのは個人使用可能な端末のキーボードで、仕事は扉の隣の端末(紫色の巨大ランプがあるところ)で可能みたいだから、頭硬くて船員達の不破は解消緩和できなくても真面目でいい人あるいは普通の人なんだろうって思ったわ。船員の審査データは扉側の端末で作れただろうから「ホコリかぶってるんじゃ相当以前に作られた」とは言い切れないんじゃ。 -- (名無しさん) 2023-04-16 16 05 57 米軍がAI搭載大型ドローン(人間も載せる予定)のAIに運用シミュレーションやらせてたら、そのシミュレーションの中で操縦者を殺害してしまった、というニュースが。どんどん時代が追いついてる… -- (名無しさん) 2023-06-04 20 51 38 cap kill you…→「帽子野郎め、◯してやる」という解釈をどっかで見てなるほど、って思った -- (名無しさん) 2023-07-27 18 12 36 結局ベヒーモスは自力で脱走したのかOD−10がわざと逃がしたのか分からないままだったな -- (名無しさん) 2023-11-07 01 10 02 リメイク版で真オディオが憎悪と欲望の強い者に憑依してオディオの化身にするっぽいのが発覚したけどコイツが憑依された理由はなんだろうな? -- (名無しさん) 2024-04-23 22 57 52 人の業、恋と愛と、友と、人と機械、生き残りのドラマ。 -- (名無しさん) 2024-08-09 21 07 15 船長のパスワードのOAKFDEがODFAKE -- (名無しさん) 2024-08-13 09 30 28 途中で切れてた。OAKFDEがODFAKE(ODは嘘をついている)のアナグラムって説があるって聞いて驚いたわ。例によって偶然かもしんないけど -- (名無しさん) 2024-08-13 13 05 15 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/graph/pages/18.html
■Sampras v McEnroe -US Open 1990 SF (1/5) ■Sampras v McEnroe -US Open 1990 SF (2/5) ■Sampras v McEnroe -US Open 1990 SF (3/5) ■Sampras v McEnroe -US Open 1990 SF (4/5) ■Sampras v McEnroe -US Open 1990 SF (5/5)
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/223.html
SF研読書会 『ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚』(小林泰三) by夏騒 1 著者:小林泰三 プロフィール 昭和37年 京都にて誕生。 平成7年 「玩具修理者」にて第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞 (この年の長編部門受賞は瀬名秀明「パラサイト・イヴ」) 平成10年 「海を見る人」にて第10回 S-Fマガジン読者賞国内部門受賞 平成14年 「玩具修理者」映画化 (製作総指揮 奥山和由、監督 はくぶん、主演 田中麗奈) 平成18年より、日本 SF新人賞最終選考委員を務める。 →本人の公式HP(略歴) http //web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/ 2 登場知的生命体 ガ 強力な磁界によって、プラズマで構成された身体を維持している知的生命体。 光帆獣の捕獲失敗がけちのつきはじめ。苦難の道を歩むことになる。 ちなみに「玩具修理者」の玩具修理者との関係は不明。 諸星隼人 本作の主人公。命名の由来は ウルトラマン / ハヤタ・シン + ウルトラセブン / モロボシ・ダン 沙織 諸星隼人の妻。 千秋 沙織の妹。 萌えキャラだったが、中盤で壮絶な死を迎える。むーざん、むーざん。 唐松 本編中に何度か登場する。元警官。 アーマゲドン後、沙織の救出に手を貸す。 ジーザス西川 ロックバンド「アルファ・オメガ」の教祖。でも宗教ではありません。 杉沢村で恐竜の化石を発見した西川輝介の末裔。 マイケル黒田 杉沢村で本屋を営む親父。「徴」をジーザス西川の許に届ける。 リチャード青木 「貧弱ぅー。貧弱ぅー」常にブリッジしている男。 メアリー新川 アラン小山内 変装男。 デビッド西谷 蝙蝠男。 エリザベス町田 尻尾娘。 光帆獣 光の風に乗って宇宙を舞う優雅な生命体(?) 電気龍 内部小領域に生息する。否定、肯定に相当する概念すら持っていない。 その体を薄い磁気壁に流れる電流から構成している二次元知性体。 奴隷監督官 「一族」の長老。ガに「影」の追跡を命じた。 過動破壊者 「一族」の英雄的存在。みんなの憧れの的。しかし、「影」によってレプリカントを生み出されてしまった。 城壁測量士 一番落ちぶれていた頃のガのパートナー。太陽のフレアに巻き込まれ個体そのものは死亡。 3 用語 アルファ・オメガ 客観的に見ると、新興宗教。 徴 「影」が実の世界に直接干渉するため、製造した機械。莫大な規模の「影」によって操作されているものと思われる。 カルパ 「一族」の時間の単位。 「一族」 強力な磁場によって体を維持しているプラズマ生命体の一族。コミュニケーション方法が非常に独特であり、それは生殖も兼ねた総合的な情報交換である。 『ロケット少年ピコリン』 経緯社メルヒェン大賞受賞作。著者は諸星隼人。ちなみに経緯社メルヒェン対象に賞金はない。 人間もどき レプリカント 「影」によって複製された存在。複製された存在には様々な欠損が生じる。 パーセクマシン 1pc = 3.08568×10^16m アスペクト 相(言語学) 出典:フリー百科事典『ウィキペディア-Wikipedia』より 相(そう)とは、言語学、文法学上の用語で、動詞の文法カテゴリーの一つであり、動詞が表す出来事の完成度の違いを記述する文法形式のことを言う。アスペクト(aspect)ともいう。出来事を完結したまとまりのあるものと捉えるか、未完結の広がりのあるものと捉えるかによる語形交替などをいい、また出来事が瞬間的なのか、継続的か、断続的か、反覆するのか、やがて終わるのかといった全過程のどの局面にあるのかと面に着目して区別を行うことをもいう。 4 雑評 全体的に見ると、やはり小林泰三の好きな者をいっぱいに詰め込んだ娯楽作という印象を受ける。 その娯楽性は、第一部のように未知の知性体の生活様式を丹念な描写や、ユーモア溢れる登場人物同士のとぼけた会話や、それこそ特撮を彷彿とさせるようなアクションのシーンに表れていると思われる。 そのように、部分部分でみると大変面白いのだが、全編を通して考えると、何故これほどまでむやみに長くなってしまったのか。どこかちぐはぐな感じがした。 兼業作家の宿命?やはり短編の名手? 第一部の未知の知性体の生活の描写は非常に興味深かった。 特にコミュニケーション様式など。他にこのようなSF作品ではどのようなものがあるのか? 同時期にデビューした瀬名秀明との違い。 描写の緻密さ、小林泰三は若干幻想文学より? 読書会メモ 拡大表示 2019.03.19 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/A.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう