約 211,531 件
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/5152.html
オムニバス|パチカセ TVマンガスペシャル ●あしたのジョー●星のペンダント imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 発売元・販売元 発売元:(有)創苑 販売元 発売日 価格 1000円(税抜き) 内容 マリンスノーの伝説 歌: トム・ソーヤの冒険 歌: ペリーヌ物語 歌: ハロー・ララベル 歌: あしたのジョー 歌: 銀河鉄道999 歌: ぼくドラえもん 歌: 宇宙戦士バルディオス 歌: 電子戦隊デンジマン 歌: 星のペンダント 歌: 怪物くん 歌: ミューミューニャーニャー 歌: 釣りキチ三平 歌: ウルトラマン 80 歌: ムーの白鯨 歌: 仮面ライダースーパー1 歌: 備考 タイトル、歌唱は表記のまま。 歌:プラタナス児童合唱団 他
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/49.html
SF研 2009.5.12短編部会 地球の静止する日 byハリー・ベイツ他 レジュメ担当:掘江弘己 書籍紹介 昨年映画化された表題作を含む、9つの短編を収録。これらは一度映像化されたという異例の経歴を持ち、脚本家による作品も多い。編纂者曰く、『レアなSFを集めてみた』とのことだが、下記によるように絶版はおろか、ほぼ本邦初登場の作家までいる。関連性は後述するが、トレッキー必読の一冊。「Twilight zone」や「The outer limits」の脚本が目立つ。 著者紹介 1900-1981。現在まで刊行中の雑誌「アスタウンディング」(現・アナログ)の初代編集長を務める。作家や編集者である傍ら、俳優業も行っていたようだ。 Wikiのみならず、gooやAmazonでもまともな情報が得られなかった。国内では表題作「地球の静止する日」以外は知名度ゼロのようである。 他の著者についてはあとがきを参照のこと。エリスンは「世界の中心で愛を叫んだけもの」、ブラウンは「天の光は全て星」で有名だが、シマック(銀背が2冊)、サーリング(河出)、メルキオー(角川、講談社など)、ソール(銀背が2冊)の作品は現在全て絶版。ヴェナブルに至っては単行本が翻訳されていない(ミステリマガジン2004/8に短編が一つ載ったのみ)。 各短編紹介 地球の静止する日;原題「Farewell to the Master」Don’t worry, take a good journey 困ったことに映画版2作(’51、’08)とも違う。51年版ではクラートゥが主人公であるが、08年版では生物学者が主人公になっている。この小説版ではカメラマンだ。 カメラマンのクリフは、謎に満ちたロボットや宇宙船の動向を何としても捉えるべく、連日張り付いてカメラを向けていた。 クラートゥ亡き後、まるで銅像のごとく固まってしまったロボット、グナット。何が何でも決定的瞬間を収めたいクリフは、こっそりと博物館の中で息を潜める。しかし、そこに現れたのは、凶暴なゴリラ……!? デス・レース(イブ・メルキオー);原題「The Racer」 ウィリーとハンクはレーサーと整備士。大陸横断人間轢殺レースの記録を更新して10万ドル(当時。現在価格はもっと凄いことになってる)を獲得するため、彼は過酷な戦いに出発した。 しかし、途中に立ちはだかった女性が、ウィリーの「レースのためなら誰を轢いても構わない」という考えに影を差すことになる。 廃墟(リン・A・ヴェナブル);原題「Time enough at Last」(終焉に相応しい時) 本短編集の中でも一番の短編。ヘンリーは多忙に過ぎて本というものが読めなかった。しかし、街が戦争で灰燼に帰し、廃墟と化した図書館でついにヘンリーは本を読むことができるのだが…… 幻の砂丘(ロッド・サーリング);原題「Beyond the Rim」(縁の向こう側) ホーンはゴールドラッシュの直前、幌馬車を率いて西を目指していた。水を求めるために砂丘を超えると、そこは100年以上先の世界。時代がかったタイムトラベルだが、逆に妙味を感じる一品。 アンテオン遊星への道(ジェリイ・ソール);原題「Counterweight」(平衡勢力) 長距離宇宙航行にはトラブルがつきもの。トップクラスのメンバーを連れて行ったにも関わらず、長い航海の最中でやはりいざこざが起きてしまう。 しかし、キース・エラスンが乗ったこの便では、それを避けるための大きなギミックを用意していた。 ……ところでなんでソールだけ2編入ってるんだろうか。 異星獣を追え!(クリフォード・D・シマック);原題「Good Night, Mr. James」 人類の脅威、最悪の猛獣プードリイが逃げ出した。ジェイムズは記憶を失った姿で土手に倒れこんでいた。少しずつ記憶が戻り、プードリイを射殺するが、今際の際にプードリイが言った言葉によって、ジェイムズは自己の存在に疑問を持ち始める。 落ちが救えない一品。 見えざる敵(ジェリイ・ソール);落ちが「World Destruction」に似てる ヒアデス星団のとある惑星。調査団が次々と謎の失踪を遂げ、第四の調査は軍人によって行われることになった。最新鋭のコンピューターを積んで、アリスンは解析に挑む。 だが、四方に配置した分隊はことごとく姿を消してしまう。彼らを弔うために葬儀の場を用意するが、そこでアリスンは端と気付いたことがあった…… 38世紀から来た兵士(ハーラン・エリスン);原題「Soldier」(兵士) クァーロは第七次大戦の最中、マイナスイオン(笑)の海に流されて過去へと飛んでしまった。地下鉄、警察、拳銃、見たこともないものや拷問に怯え、名前と階級、認証番号をただひたすら唱え続けるクァーロに、言語学者の出した結論は。 闘技場(フレドリック・ブラウン) 地球とプレアデスの絶え間ない戦争。消耗戦に陥っている中、カースンと「回転体」は時の止まった世界で、情報統合思念体『永遠不滅の単一生命』の言葉を受け、それぞれの運命を賭けて戦う。負ければ即ち、人類の滅亡。ジアースにも乗れず素手で戦うことになったカースンだが、知力と体力の限界まで闘う。 寸評 時間を掛けて編纂しただけあって、ピリッと味の利いたものばかりだ。「未来→現在」という時間ものも興味深い。宇宙モノが多かったのも個人的にプラス。一番面白かったのは最後の「闘技場」、次いで「見えざる敵」。知恵を振り絞る展開、上司の無能さが起こす悲劇と生き残る主人公、どちらも好みの展開だ。 創元版は読んでいないが、角川版もまた負けず劣らずマニアックな代物が詰まっている。銀背時代のファンは垂涎ものだろう。 おまけ ソールの長編は、翻訳刊行されたもの全てが部室に置いてある。50年代を代表するSF作家の一人で、レイ・ブラッドベリやリチャード・マシスン(地球最後の男)などと交友があった。サーリングを中心とし、「カリフォルニアの魔術師たち」と呼ばれていた──ようだが、日本語に輸入されたのは2007.5のSFマガジンでクリストファー・コンロンがエッセイに書いたのが初出の模様。サーリングのWikiにすら載っていない用語なんですが。 過去「半数染色体」(Haploids)、「時間溶解機」(The time dissolver)、「異次元への冒険」(Costigan’s needle、『コスティガン博士の針』)が刊行されている。 他の未訳長編に「Altered ego」(代替人格)、「Point ultimate」(特異点)、「Mars monopoly」(火星独占)などなど。医学、生化学を書かせたら右に出る者はいない。サスペンスを織り込ませるのも得意で、訳の分からぬ状況に置かれた主人公が、少しずつ謎を解明していく過程で解明される未知の科学技術──という手法が非常に面白い。 ただ、個人的に一番と思われる「時間溶解機」は困ったことに若干文語体。新字だけど。マーケットプレイスだとやたら高騰してるのでよろしければ是非どうぞ。ちなみに没後すぐの2003年、『Filet of Sohl』がアメリカで刊行された。早く翻訳して下さい。 ……という経緯から、ソールの医学SFが入ってなかったのは若干残念だったりする。だが「スタートレック」(宇宙大作戦、カリフォルニアの魔術師たちは結構書いていた)の脚本を書いていたことを併せると、この人の宇宙SFも中々に行ける。本短編集でどちらかを選べといわれると、上記の通り「見えざる敵」。最後に大尉が見せた配慮が泣ける。 さてさて、諸氏はどの短編を気に入っただろうか。ヴェナブル以外は基本的に古本屋やマーケットプレイスを回っていれば手に入るので、読んでみるのもいいだろう。新品で手に入る作品がほとんどないのはもはや残念以外の何物でもない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/263.html
「アド・バード」椎名誠 作品紹介 異常に発達した広告に支配された世界を冒険するマサルと菊丸の兄弟の物語。 人間の営みにより崩壊した世界が描かれた作品は数多くあるが、広告による終末という他に類を見ない独特の世界観が特徴的な作品である。 1987年から1989年まで「すばる」で連載され、1990年に集英社より出版される。同年、日本SF大賞を受賞し、「SFが読みたい! 1990年ベスト1」に選出される。 作者紹介 椎名誠(しいなまこと) 1944年東京都生まれ。作家、エッセイスト、写真家。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。口語的にカタカナ混じりで書かれた昭和軽薄体という文体(例「小説」→「ショーセツ」)で書かれたスーパーエッセイが人気を博す。短編「中国の鳥人」は本木雅弘主演で映画化されている。担当者と同じ年代だと小学校の国語の教科書に掲載されていた「アイスプラネット」の作者をイメージする人も多いかもしれないが、『アド・バード』、『水域』、『武装島田倉庫』などSF小説も多数執筆している。 作品概要 K二十一市に住む、安東マサル、菊丸兄弟は、行方不明になった父、咲次郎が生前にメッセージを残したというマザーK市へと旅立つ。途中で出会ったキンジョーという男が一行に加わるも、ヒゾムシやワナナキといった生物に襲われる危険な旅であった。暴力的に環境保全を行う団体や、広告やアンドロイドにおびえる街の人々、砂に埋まった都市、地面に突き刺さった飛行機…。どうやら高度な文明も豊かな自然も十数年前の何かが原因で崩壊したらしい。なんとか一行はマザーK市へと通じるトンネルまでたどり着くものの、直前でキンジョーが二人を裏切る。マサルと菊丸はどうにかマザーK市へ出たが、そこは騒がしく目障りな広告が目立つばかりで、人影は見当たらなかった。果たしてキンジョーの狙いとは。そして咲次郎はどこにいるのか。 作品解説 異常発達した広告により文明が崩壊した世界を舞台にしたロードノベル。辛うじて生き延びた人々は、危険な広告生物たちにおびえながら細々と生活を営んでいる。 ポストアポカリプスに分類される作品だが、文明崩壊の原因が広告による作品は、過去に類を見ない。 この手のポストアポカリプス作品の多くは、テクノロジーの暗い一面を表現することで、読者にセンスオブワンダーを抱かせる。例えばターミネーターであれば、人工知能が人類を越えて進化した恐怖を描いている。多くの人は人工知能やマイクロマシンに全幅の信頼を置いているわけではなく、どこか恐ろしいものとしてとらえている。このような作品は観客が暗に抱いている恐怖心を文章化することで、共感を引き起こし、人気を博していると思われる。 一方多くの人は、広告に騙される心配はしても、広告に世界が支配されるのではないかという心配はしていないのではないだろうか。誰も恐怖を抱いていない広告という存在に巨大な力を持たせた『アド・バード』という作品は、椎名の常人離れした豊かな想像力の賜物ではないだろうか。 この作品の魅力は何と言っても独特な語感の造語である。「するべ肉」、「ねご銃」、「ずり車」といったガジェットから、「ワナナキ」、「ヒゾムシ」、「インドカネタタキ」のような異常生物につけられた名称は、間の抜けた感じとともに現実離れした雰囲気をまとっている。特に異常生物につけられた名称は、その存在の禍々しさを、読者に直接認識させることを可能にしている。 この作品の特徴は、舞台となっている世界がどのように形成されたのか、その詳細が明らかになっていないことである。登場人物の言葉や、舞台の描写から高度な科学技術に支えられた豊かな社会が十数年前に起こった「電気粛清」や「デンキ戦争」によって崩壊し、どうやらそれには、ターターとオットマンという企業グループの過剰な営業妨害が原因らしいということが示唆されているが、実際何があったのかはよくわからない。過去の出来事の詳細を読者の想像にゆだねることで、「電気粛清」と言った出来事をより一層恐ろしくさせている。 椎名は、『アド・バード』のような崩壊した世界を舞台とした作品をよく書いており、しばしばこのような世界は「椎名ワールド(シーナワールド)」と呼ばれる。固有名詞が漢字であることなどから、近未来の日本が舞台のようにも思われるが、椎名自身はインタビューで、「椎名ワールド」を自分の頭の中にあるもう一つの世界のことだと語っている。 登場人物 安東マサル 主人公。弟の菊丸とともに、父・咲次郎が最後にメッセージを残したマザーK市へと旅立つ。おぼろげながら、きれいな海や文明崩壊以前の豊かな生活の記憶がある。 安東菊丸 マサルの弟。幼い頃に赤舌に襲われた経験から、赤舌を過剰に怖がっている。 キンジョー 高架道路でマサルたちと合流した男。アタフタボウルやホログラム発生装置など便利な 道具を持っており、道中何度もマサル達を助けることになる。K二十二市でアンドロイドであるということが判明する。故障した際、スギモトに直してもらうが、発声機能が道化仕様になってしまったため、関西弁を喋るようになり、ふざけたているように見えてしまう。 脳髄男 マザーK市を車に乗ってパトロールする男。マサル達にはマザーK市の役人だったと説明している。 安東咲次郎 マサル、菊丸の父。「夕空晴れて…」を口笛で吹く癖がある。マザーK市にいるときに、犬男に伝言を託す。 スギモト K二十二市の住民。他の住民からはオットマンの隠れ社員だと疑われている。キンジョーの修理やマサル達一行の脱走の手助けをする。 八木沼平吉 ヤギのような顔をした、K二十一市の居酒屋「ファーブル」店主。 用語 ターター マザーK市を二分する商業資本の一つ。発明に関してはターターさんのワンマン体制だが、彼の特出した才 能により、アド・バードを開発し、オットマンに先立って空を制圧する。 オットマン マザーK市を二分する商業資本の一つ。ターターグループと違い、二百人以上のグループで研究、開発をしていた。 けつでっか マザーK市で市民綜合相談をになう広域情報検索装置。マサル達に咲次郎の居場所を教える。 アドバード ターターが開発した複雑な思考をする鳥であり、文字の形に編隊飛行をして宣伝するほかに、オットマンのコントロールする虫を食べて攻撃する。複雑な思考は、人間の脳を移植されたが故であり、もともと人間だったころのターターへの恨みを持ち続けているためターターさんを襲う。 ワナナキ オットマンが開発したロボット昆虫。アド・バードに対して酸を出して攻撃をする。 ヒゾムシ ターターが開発した化学合成虫。もともとはオットマンがコントロールする虫を攻撃するために作られたが、急速な自己増殖や勝手な自己進化により、オットマンにも制御できなくなった。作中の時点では、地中では飽和状態にあり、人にも寄生するようにまでになっている。 BOW(赤舌/地ばしり/海ばしり) オットマンの開発した異態進化生物。ヒゾムシを食べる、ターターの設置したブッデの像を襲撃するなどの役割を担う。同じ種類とは思えないほど大きさに個体差があり、大きさや生息場所によって呼び名が変えられるが、いずれも共通して体の下側からキレエチレンガスのような臭いを放つ。 『アド・バード』ができるまで インタビュー「小説を育てる——「アド・バード」をめぐって」で椎名は雑誌編集者をしていた頃から、雑誌「宣伝会議」で掲載される未来の広告に注目しており、自身でも新しい宣伝方式を考えてみるなど、広告に対する興味があったと述べていた。 椎名と目黒考二との対談「椎名誠の仕事 聞き手目黒考二」で目黒は『アド・バード』の原型は三つあると述べている。1972年に目黒考二の個人誌「星盗人」に掲載した「アドバータイジング・バード」、1976年に椎名が編集を担当していた「ストアーズレポート」に掲載した「クレイジー・キャンペーン」、1977年に「奇想天外」新人賞に応募した「アド・バード」である。 また椎名は『アド・バード』やその原型の他にも、「巣走屋本店」、「ゴミ」など行き過ぎた企業活動が行われた世界を舞台にした短編をいくつか書いている。 1977年版「アド・バード」以外は『本人に訊く〈壱〉よろしく懐旧編』に収録され読むことが可能である。以下、この二作の簡単な説明。 「アドバータイジング・バード」 広告汚染が広がり、人がいなくなった都市で冒険を始める男の話。『アド・バード』の4-1「蚊喰い虫」、5-1「街」の原型と思われる描写が多数見受けられる。ターターとオットマンの対立する『アド・バード』とは異なり、ここではクレイジー・トンプソンとアニマル・デンツーという実在の広告代理店の名前をそのまま借用した会社が対立している。対立企業の商品の使用する消費者を直接妨害するなど、『アド・バード』より広告会社間の対立がはっきりと描かれている。 「クレイジー・キャンペーン」 百貨店を中心とした二大トラストが形成された世界を舞台にした作品。『アド・バード』の舞台と違い、消費活動が一応は活発に行われている。ただし、デパート同士の客の取り合いが異常に激しく、露骨に行われている。冒頭で宣伝する鳥「アド・バード」が登場するほかは、小説『アド・バード』との関連性はあまり見受けられない。 読書案内 『武装島田倉庫』、『水域』(すべて椎名誠) 『アド・バード』と共に椎名誠SF三部作に挙げられる作品。互いにストーリーにつながりはないが、三作とも終末世界を舞台にしている。 『横浜駅SF』、『横浜駅SF 全国版』、「冬の時代」(『人間たちの話』に収録)(すべて柞刈湯葉) 著者は椎名誠に影響を受けたと述べており、上記三作でもその影響は色濃く表れている。特に「冬の時代」で描かれる、寒冷化した世界に適応するように遺伝子改変された生物たちによって再構築された生態系は、いわゆる「シーナワールド」を彷彿とさせる。また、異なる世界が舞台だと思われる『横浜駅SF』と「冬の時代」で共通の「電気ポンプ銃(電ポン)」を登場させるシステムは、椎名も好んで使っている。 『地球の長い午後』(B・W・オールディス) 自転が止まり、植物を中心とした現代とは全く異なる生態系が形成された遠未来の地球の話。インタビュー「小説を育てる——『アド・バード』をめぐって」では、椎名のこの作品への熱を語っている。また、『アド・バード』は生態系がガラリと変わった世界が描かれており、この作品からの影響がうかがえる。また夜の側で発掘されたアジテーションをする鳥型機械はアド・バードそっくりである。 部会を終えて 『S-Fマガジン』1990年6月号「今月の新刊」、1991年3月号「1990年マイベストSF」において、『アド・バード』にJ.G.バラード、B.W.オールディス、P.K.ディック、R.シェクリイ、筒井康隆の影響が指摘されている。指摘通り、『アド・バード』はバラードの終末世界、オールディスの異形生物、ディックの治安の悪い世界を基に、椎名独自の想像力で構築されたストレートなSF作品であると思う。文体の面では口語的で鷹揚な語り口が、筒井の影響をうかがわせる。 シェクリイについては寡読だが、「危険の報酬」で描かれた、人の死まで娯楽とするような過激な番組を製作するような行き過ぎたテレビ局は、『アド・バード』の消費者に危害を加えてまで成長しようとするターターやオットマンに通じるものがあるのではないかと思った。このような奇怪な企業は筒井の「ベトナム観光公社」でも描かれている。 「少年と犬」(『世界の中心で愛を叫んだけもの』収録)も『アド・バード』と同様に終末ロードノベルであり、比較をしてみるのもいいかもしれない。 『デスストランディング』の「K○市」という地名や、『メタルギアソリッドガンズオブザパトリオット』に登場する鳥型広告機械は、『アド・バード』のオマージュかと思われる。 広告の今昔 『アド・バード』の未来の広告と現代の広告 作中、マザーK市のホテルダウトで、部屋の広告を消すには追加料金がかかるという設定は、現代のYouTube Premiumのような存在を予見していたといってもいいのではないだろうか。 作中では、企業から消費者へ一方的に広告を流すだけだが、現代ではSNSの普及による人類総発信者社会が到来し、バズマーケティングのように、消費者の投稿が広告としての役割を果たすようになっている。消費者自身が広告塔となる再帰的な構造は、作中では描かれておらず、著者の予想から外れたものなのであろう。
https://w.atwiki.jp/sf655/
いらっしゃいませ。SF655のSSまとめサイトです。 SS関連リンク 『「泉こなたを自殺させる」方法を考えるスレ』 http //www34.atwiki.jp/konataowata/ SSまとめ
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/300.html
スラムオンライン 118 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/08/01(月) 18 05 10 桜坂洋-スラムオンライン JA文庫から出てはいるもののSF的な要素は殆ど無い。強いて言えば格ゲーがオンライン化しているあたりか。 そんな訳で内容は普通の青春小説+格ゲー。 格ゲー部分は面白いけど専門的な知識を必要とするものだし、恋愛部分は個人的にはちょっと痛いかった。 個人的には楽しめたけどSF者向けって言うよりは格ゲーおたく向けの小説ですね。 6点。
https://w.atwiki.jp/zatchbell/pages/62.html
基本情報 メーカー希望小売価格:1シート4枚100円(税込) 発売日:2005年7月25日 カード種類:全36種(ノーマルカード27種・レアカード9種) 備考:4ポケットリフィルにカードが4枚入っています。全9シートで、1シートに1枚新規カードがレアカードとして収録されています。ノーマルカードは過去シリーズの再録カードから構成されています。 収録カード 魔物 M-016 ガッシュ・ベル M-048 ガッシュ・ベル M-067 ウマゴン M-132 ガッシュ・ベル M-207 ウマゴン(ゴウ・シュドルク形態) M-329 ガッシュ・ベル R M-330 ガッシュ・ベル&ウマゴン R M-331 ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態) R Ex-077 ウマゴン(シュドルク形態) 術 S-002 ザケル S-004 ジケルド S-086 シュドルク S-109 ラシルド S-224 ゴウ・シュドルク S-254 ザケルガ S-320 ラウザルク S-321 ザグルゼム S-329 プロジェクトA S-369 ディオエムル・シュドルク S-436 バオウ・ザケルガ R S-437 翔けよ!ウマゴン R パートナー P-020 高嶺清麿 P-031 カフカ・サンビーム P-066 高嶺清麿 P-071 カフカ・サンビーム P-128 高嶺清麿 R P-129 カフカ・サンビーム R イベント E-014 ウマゴン E-037 怪盗ドロンマ E-044 特急電車 E-048 信じあう心 E-053 ここは通さぬ! E-100 新しい熱き何か E-125 心で闘うんだ E-152 ガッシュ・ベルVSナオミちゃん R E-153 ニンジンの悲劇 R 収録カード(シート別) シート1 M-329 ガッシュ・ベル R P-020 高嶺清麿 S-002 ザケル E-044 特急電車 シート2 M-016 ガッシュ・ベル P-128 高嶺清麿 R S-109 ラシルド E-053 ここは通さぬ! シート3 M-048 ガッシュ・ベル S-004 ジケルド S-436 バオウ・ザケルガ R E-100 新しい熱き何か シート4 M-132 ガッシュ・ベル S-254 ザケルガ S-320 ラウザルク E-152 ガッシュ・ベルVSナオミちゃん R シート5 M-330 ガッシュ・ベル&ウマゴン R P-066 高嶺清麿 S-321 ザグルゼム E-048 信じあう心 シート6 M-067 ウマゴン P-071 カフカ・サンビーム S-437 翔けよ!ウマゴン R E-037 怪盗ドロンマ シート7 Ex-077 ウマゴン(シュドルク形態) P-129 カフカ・サンビーム R S-086 シュドルク E-014 ウマゴン シート8 M-207 ウマゴン(ゴウ・シュドルク形態) P-031 カフカ・サンビーム S-224 ゴウ・シュドルク E-153 ニンジンの悲劇 R シート9 M-331 ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態) R S-369 ディオエムル・シュドルク S-329 プロジェクトA E-125 心で闘うんだ
https://w.atwiki.jp/verseir/pages/1.html
~Verseirへようこそ~ このページは東京農工大学SF研究会(TUAT_SF)で進行中のD Dキャンペーン、 「ヴァルセイラ傭兵学校」のページです。 とりあえずは世界設定とかPCとかを紹介していこうかな、と。 ■ 未だ多くの土地が未開のままである世界、Verseir ├ 吟遊詩人が語る歴史 ├ 歴史を紡ぎし者達 └ 運命に翻弄されし者達 TUAT_SF に興味がある方は 公式HPを覗いてみる TRPG、D Dってなに? 現在製作中です。 コミュニケーション BBS mail(gaou_tuat@yahoo.co.jp)
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/6271.html
オムニバス|パチカセ 最新テレビマンガ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (SU2001.jpg) 発売元・販売元 発売元: 販売元 発売日 価格 円(税抜き) 内容 リスのバナー 歌: 新・ルパン三世 歌: ベルサイユのバラ 歌: マルコポーロの冒険 歌: こぐまのミーシャ 歌: 未来少年コナン 歌: あしたのジョー 歌: 地球へ… 歌: 花の子ルンルン 歌: まことちゃん 歌: ニルスの不思議な旅 歌: トムソーヤの冒険 歌: 燃えろ仮面ライダー 歌: ヤマト新たなる旅立ち 歌: ポケットの中に 歌: 魔女っ子ララベル 歌: 備考 タイトル、歌唱は表記のまま。 唄: 演奏:
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/277.html
カズムシティ 711 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 04/08/15 04 26 Alastair Reynolds "Chasm City" 本格宇宙SFにして本格ミステリ。 ハードボイルドなキャラとストーリー、幾層にも張られた謎、 魅力的な異星の生態系や宇宙都市・社会のディテール描写、 「銀河1回転半」のエイリアン、世代宇宙船などなど、 SFらしいガジェットやアイデアも満載で面白い。 ミステリとしては、全体に大きな仕掛けがされているが これは実は、割と早い段階でネタが割れてしまう。 (もちろん、それが謎解きの全てではないんだが……) また、消化不良に終わる謎もいくつかある。 しかし、それ以外の要素が多彩なので、最後まで楽しめる。 プロットはあまり練れておらず、キャラの行動も合理性を欠くなど 完璧な作品ではないが、それを補って余りある破天荒な魅力がある。 ベスターとかヴァン・ヴォークトとかヴァーナー・ヴィンジなどが 好きな人には、特にお薦め。 点数としては8.5点ぐらい。他の作品も期待できる。 訳したら多分売れると思うんだけど、どうでしょう。 574 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/07/24(月) 11 13 43 アレステア・レナルズ 「カズムシティ」 6.5点 レナルズのテーマはエンジニアリングうんぬんとか って訳者あとがきにはあるけど、 理工オンチにとっては普通に楽しい探偵アクションでした。 追われるレイビッチがDQNと思いきや以外に高潔だったり 追う“おれ”がアイデンティティクライシスに陥ったり しちゃうところはちょっとアンドロ羊風味? けど自分自身ももしかしてアンディさん?とか疑いはじめる デッカードと比べても“おれ”の場合はもっとハンパないぜ。 おれだとばっかり思ってたおまいが実はあいつでそいつが おれのいやおまいの、ちげーよだから…みたいな。 「イリアム」とどっちが面白かったって言うと迷わずこっち。 でも「啓示空間」と比べたらあっち。「カズムシティ」の方が 読みやすいけど。 しかし長くてダレる部分(主観)もあってページに白いとこも 多いわりに所要時間は「イリアム」と同じぐらいかかりました。 前日から持ち越した眼精疲労(↑こいつのしわざ)のせいとか言ってみる。 「さようなら、いままで魚をありがとう」に アメリカの出版社がやたら分厚い小説を出す云々 ってくだりがあったけど、20年を経てイギリスもいっしょ。 726 名前: ◆G91006PPFU 投稿日:2006/08/06(日) 19 49 23 アレステア・レナルズ 『カズムシティ』 どんなもんじゃいー!! ……はぁ~。 ご都合主義と不可解な動機に彩られた、意味不明な展開。 一部は伏線として機能してるかもしれないが、その他の部分はちょっと。 2001年の英国SF協会賞受賞作らしいが、よほど凶作の年だったのでは? 『啓示空間』はバカバカしい展開の中にも愛嬌があった。 しかし、『カズムシティ』はダメだ。 読み易さは『啓示空間』並みだから、ツルツル飲み下せますけどね。 個人的には、次回刊行予定のレナルズの短編集、 『啓示空間』の続編『Redemption Ark』に期待。 811 名前:でへ 投稿日:2006/09/02(土) 22 30 00 カズムシティ アリステア・レナルズ ハヤカワSF やたら分厚いのですが、ハードボイルドSFとしては 結構面白かった。 内容については下に書きます。 評価は、話がやたら長いので-1点して 7点 以下少しネタバレ ロバート・ラドラムの「暗殺者」(SFではありません) を髣髴とさせる内容で、 終盤の主人公が記憶を取り戻すあたりや、 対決シーンは、結構唸らされました。 ラドラムの作品と思えば、1000ページ超えても そんなに問題ないです。(笑) 評価 5点 815 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/09/04(月) 19 54 41 アレステア・レナルズ「カズムシティ」 啓示空間もそうだったけど、最後の方で明かされるSF的大ネタがサラサラッと流されちゃうのは 非常にもったいない気がする。 まあこの作者が書きたいのはそこじゃないのは明らかなので、訳者の人もいっている通り、素直 に物語とキャラを楽しむのが吉でしょう。 実際、世代間宇宙船+ポストサイバーパンクのなんかカッコよさげなSFガジェットを乱雑に組み 合わせた世界はアトラクションみたいで楽しいし、キャラクターも立ってます(口調でうまくキャラ 付けしてる訳者の功績もかなり大きそうだけど)。 ただ、ジッタとの出会いが全然書かれていないのはマイナス。 あれはちゃんと書き込まなきゃ駄目じゃないかなあ。 それにしても、虚無僧はこの時代まだ居なかったんだろうか。 7点 火星の長城 66 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2007/09/26(水) 21 23 20 火星の長城 ハヤカワ文庫SF 2007年 アレステア・レナルズ 中原尚哉訳 人類の派生と、その設定が面白い世界観。 特別難解でもなく、すらすらと読める。このアタリは翻訳家の手柄? ウェザーは特に良かった。萌えた。まぁネタは読めた上に、隔絶されてるのに仲間の記憶全部 持ってるって言ってのけるのは無理があるだろとは思ったが。いくら情報を抽象化して圧縮 するにしても。 「ダイヤモンドの犬」と「エウロパのスパイ」は、どうにも・・・。 物語を凄惨なほう、凄惨なほうに持っていこうという性質がある作者なのか? 特に前者は、反吐が出る気分。本当に気分が悪い。 7点 この分では、2巻に手を出すかどうかは微妙なところ。 啓示空間 319 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/10/09(日) 02 28 58 レナルズ「啓示空間」 すごいな、解像度を増して、プロット作りとキャラ設定が 異常にうまくなったバクスターって感じ。 目眩のするような細密描写やガジェット類の積み重ねによる リアリティが圧倒的。 終盤オチをちょっと引っ張りすぎてるのがやや減点だが、 とにかく面白かった。すごかった。キャラも立ってた。 最後まで謎で引っ張り、「本格ミステリ」してて 飽きなかったし、暴力的な大技のオチにも満足。 今んとこ今年のベストワン。 ハデス星萌え。超住みたい。 9・5点 378 名前:でへ 投稿日:2005/10/26(水) 22 19 46 啓示空間 アリステア・レナルズ ハヤカワSF 本屋で見たときは思わず笑ってしまった、 辞書みたいに太い1冊の本になっている。 1冊でこれだけページ数があるのも珍しい (1000ページ超) 手元の本で比べると「理科年表」が ちょうど同じくらいの太さだった(藁 内容は、すっごく面白かった。 スターリングとバクスターとベイリ-の ガジェットをちりばめたハードボイルドSF 途中、ちょっと中だるみを感じるが、 まあ快調なストーリー運び まさに、ポストサイバーパンクのSFだと思います。 最近のSFは、みんなこうだったら、SFの将来は 明るい ただし、長いから、読みづらい 8点 558 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/12/04(日) 22 28 42 「啓示空間」 アレステア レナルズ なんとなくスキズマトリックスな雰囲気があります。 でも、長い。 無駄な部分がありすぎ。いや、無駄な部分があっても 良いですが、そこに魅力がない気がします。 半分くらいにダイエットしてください。 でも、パスカルさんは良い娘です。 6点 806 名前:エスエフ一年生 ◆2s.rsZbmB. 投稿日:2006/02/14(火) 21 02 23 アレステア・レナルズ 『啓示空間』 まず、文庫の見た目の驚異的な分厚さにビックリさせられる本作品。 ちなみに、個人的な理由から読書の時間がまとまって取れず、 毎日チビチビと読みながら一冊読み切ったわけですが、 たいしたストレスも無く読み続けられた作品でした。 例えば長編小説をチビチビ読む際、 作品によっては話の展開が遅々として進まず、 グズグズになることも結構多いのですが、 この小説は話がサクサク進むのでテンポが良い。 ページ数ほど、読んでも疲れないと思います。 話の中身も、受け入れやすい内容でした。 ただしテンポの良さゆえに、 やや軽めの読後感が残り、重厚な読後感の余韻には浸れませんが、 それは長所と短所の裏表というわけで、仕方がないでしょうね。 最後になりますが、 作品中の船内三人委員会のメンバーの一人が、 ほとんど作品に絡むことが無かったのは肩透かし気味でしたが。 評価:7点 279 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/07(日) 10 42 54 『啓示空間』 アレステア・レナルズ 分厚いことがやたらと知られている本書。実を言うとそれに惹かれて買った部分もある。 書評でよく触れられているように、本書自体が様々なSFのガジェットの融合疫みたいな内容で、 元ネタを推測しながら読むのも一興かと。 内容自体は分厚さの割りに、よく言えば読みやすくすらすらと読めるが、一方その長さの割りに 舞台が主に巨大な船内に終始していたせいもあるだろうが、こまごまとまとまっているという印象を受けた。 あと、宇宙史ものであり、続編があるとのことなので仕方のないことなのかも知れないが、 アルファレベル、融合疫、インヒビターの尻切れトンボなど説明不足に感じた どうでもいいが、尺八はそういうことに使うものではないと思う 7点 300 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/10(水) 22 05 28 啓示空間/アレステア・レナルズ 結構面白そうな大ネタが、ストーリーを引っ張るためだけに存在しているのがちょっと不思議。 結局、キャラクターを楽しむ小説かも? 口絵をつけたのは正解かもしれない。
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/411.html
原初の光 574 :名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/18(日) 13 33 58 ピーター・アクロイド「原初の光」 SFとしてでたものではないので読み逃がしている人もいるだろうがこれはウェ ルズやステープルドンの系統に属する思索的イギリスSFの傑作だよ。 途中登場人物の意識の流れや狂躁的な会話が続くのでしんどいところもあるが 最後まで読めば話が宇宙的スケールにまで拡大する。 歯ごたえのある小説が読みたい人におすすめ。 9点