約 211,538 件
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/63.html
草の死 476 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/04/19(火) 01 08 24 ジョン・クリストファー「草の死」 世界中の草がウイルスで死に絶えるというネタは、いかにも 古臭いのだが、それを契機にして人間性が崩壊していく様を 鬼気迫る筆致で描き出している。 災厄そのものよりも、それによって壊れる人間精神に 眼目がある点では、バラードの破滅物とよく似ていると思うが、 この作品の登場人物はただ発狂するのではなく、 もっともらしい理屈をつけ、自己の行動を無理やり倫理的に 正当化した上で、様々な犯罪行為を行っていく分、 よりリアルで恐ろしかった。 ただ古いといって捨ててしまうには勿体ない作品だ。 『トリポッド』も全部読んでみたくなってきた。 8点 トリポッド 652 名前:でへ 投稿日:2005/05/18(水) 01 17 05 トリポッド1~4 ハヤカワSF ジョン・クリストファー 1巻目を読んだときに、書評を上げようかと思うほど出来が 良かったけど、最後もしっかり楽しませてくれました。 出来の良いジュブナイルを読むことが出来るとうれしくなります。 これで、高年齢化が進むSFファンに若い世代が加わってくれるかと 思うと、、、 1巻目で、ウェルズの宇宙戦争のような侵略が現代の社会に始まり、 そんなもの現代兵器で簡単に撃退できるじゃん、と思わせておいて、 それを裏切る。 ここがオトナのSFファンを唸らせる。 そして、2,3巻目で、いかにもイギリスのSFらしい、じっくりとした (冗長とも言うw)ストーリーで話を作っておいて、 4巻目でしっかり落とす。 地球を支配した異星人の都市を苦労しながら破壊し、更にその後の地球の 世界も描ききる (その後の世界まで書いているのも、いかにもイギリスSFらしい) ジョン・ウインダムっぽい。 面白かった、これを読める子供は幸せです。 高学年の子供向き、大人にもオススメ 9点 807 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/06/12(日) 10 25 54 トリポッド4部作 むかし雑誌「宇宙船」で取り上げられてたのをずっと読みたかったのだが、 ついに4巻揃ったので一気読みしてみた。 形式としてはジュブナイルなのにかなりハードな展開が多いのが気に入った。 最後に1章余分についているあたりがいかにもイギリス的だった。 アメリカの作家なら、あのエピローグはつけないだろうな。 ただ、文庫の表紙がネタバレ満載なのはどうかと思う。 8点。
https://w.atwiki.jp/endless_k/pages/16.html
毎日クエとクイズでのLVあげ クイズのみ クイズP 毎日+クイズ 毎日+クイズP 49→50 約30日 約30日 約14日 約9日?? 54→55 約90日 約45日 約30日 約20日?? 59→60 約??日 約??日 約??日 約??日 サクレットロッド(プロメテウスの心×2) プロメテロッド(神の血×10) 秘眼の杖(ミノタウロスの目×2) ダイダロロッド(狂気の霊石×10) ゴルゴンの杖(メデューサの髪×2) 何かあれば教えて ニデアの杖(残された良心×5) キマイラロッド(キマイラの堅牙×3)・(見透かしの果実×2) カフカスガン(カフカ山の石×2) 破砕の銃(破砕の棍棒×2) ゴルゴンの銃(メデューサの鱗×2) ゴルゴンダガー(メデューサの鱗×2) ニデアダガー キマイラダガー フレイマブレード(プロメテウスの火×2) 邪剣イビルアイズ(ミノタウロスの目×2) 狂剣ゴルディアメデューサの鱗×2 カフカスソード(カフカ山の石×2) ソードオブガロ(破砕の棍棒×2) 巨剣ゴルディアメデューサの鱗×2 秘剣ガロ(破砕の棍棒×2) 法剣カフカス(カフカ山の石×2) 魔剣ゴルディア(メデューサの髪×2)
https://w.atwiki.jp/ousf/pages/56.html
会誌紹介 大阪大学SF研究会で発行した会誌の一覧ページです。 2019年冬会誌『幸福SF』 詳細は https //w.atwiki.jp/ousf/pages/91.html 2019年春会誌『ロボットSF』 詳細は https //www23.atwiki.jp/ousf/pages/89.html 2018年冬会誌『拡張少女系トライナリー2032年ココロの旅』 詳細は https //www23.atwiki.jp/ousf/pages/88.html 2017年冬会誌『衰亡SF』 詳細は https //www23.atwiki.jp/ousf/pages/90.html 2017年冬会誌『VRSF このVRがすごい!』 詳細は https //www23.atwiki.jp/ousf/pages/86.html 2017年夏会誌『青春SF』 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/84.html 2016年冬会誌『戦争SF』 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/81.html 2016年冬小説集『夢寐(ゆめをみること)』 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/82.html 2016年夏会誌『変態SF』 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/79.html 2016年夏小説集『読書の季節はすぐそこに』 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/80.html 2015年冬会誌『大阪大学SF図書館』 電子版 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/77.html 2015年夏会誌『未来SF』 詳細は http //www23.atwiki.jp/ousf/pages/74.html 2014年度冬会誌『フィクションの問いかけるリアリティ -接続SF-』 詳細はこちら(2014年度冬会誌『フィクションの問いかけるリアリティー』) 2014年度夏会誌『本当はこのループものがすごい』 詳細はこちら(2014年度夏会誌『本当はこのループものがすごい』) 2013年度冬会誌『百合SF』 詳細はこちら(2013年度冬会誌『百合SF』) 2013年度夏会誌『絶望SF』 詳細はこちら(2013年度夏会誌『絶望SF』) 2012年度冬会誌『滅亡SF』 詳細はこちら(2012年度冬会誌『滅亡SF』) 2011年度冬会誌『日常SF』 詳細はこちら(2011年度冬会誌『日常SF』) 2011年度夏会誌『円環の理』 詳細はこちら(2011年度夏会誌『円環の理』) 2009年度会誌『ゼロ年代とOUSF』 詳細はこちら(2009年度会誌『ゼロ年代とOUSF』)
https://w.atwiki.jp/sfcat/pages/7.html
あIRC アニメ 岩手大学 Wii うまい棒 AMC Extra press SF X-BOX X-BOX360 FPS エムズ書店 か会則 鍵 塊魂(かたまりだましい) カラオケ キッチンあべ ギャラクシーエンジェル 牛兵衛 ゲームラボ ごはん こたつ ささわ さわや書店 仕切り シグルイ 締め切り シモ・ヘイヘ じゃじゃ麺 時遊館 Jugem 掃除 た鉄鍋のジャン! 天下一品ラーメン 読書会 なニコニコ動画 ネトゲ ねるねるねるね はバーチャルボーイ パイロさん パスタ パフェ 薔薇乙女 PS3 ピザ View Point 漂流教室 プレゼント交換 ポット 本棚 ま曲り家 まもって守護月天! まるいわ 漫画 喪 やゆっくり ら例会 わわんこそば あ IRC 読書会に使ってみました。 IRC導入やらに導入方法と使ってるチャンネルがあります。 ファイルの受け渡しもできるのでそれなりに便利。 アニメ 日本の文化 ニコニコのエンコ&アップの速さは異常 岩手大学 言わずと知れた我らが母校(若干名除く) Wii 旧名レボリューション 次期ハード戦争は任天堂の勝利する未来しか予知できない。 と思いきや、コントローラーに難あり? くたちゃんの会社にトドメを刺してくれるかもしれないもの。 うまい棒 駄菓子のスタンダード。 構造上内部からの衝撃に弱い。 AMC SF研正会誌なのだが10年前から発行されていない Automatic Mind Contorolの略 やる気と掲載したい作品があれば一応発行可能のはず Extra press SF研内の回覧板のような物 回ってきたら適当に1ページ埋めて次の人を指名して渡す 内容は絵でも文でも暗号でも何でもOK ExtraPressページ作ったので更新してくれると夢が広がりんぐ ……ちなみに正式名称は「Extra Press V」であることは多分誰も知らない(※一度休刊したため)。 SF サイエンスフィクションの略 10年後にはフィクションじゃなくなる、って10年前も言ってた気がする X-BOX デカいんだよ!黒いんだよ!暴れっぱなしなんだよ! X-BOX360 幸せへの道しるべ。 人によっては。 PS3の値段、Wiiコントローラー不具合によって360がトップに立つ未来も…? 洋ゲが好きな人にとっては憧れの存在 故障率はイチローの打率並らしい FPS 自分の手と武器しか見えない視点から、対象の頭を狙う射的ゲーム。 やりすぎるとFPS症候群と「リアルじゃないから糞」症候群を併発する。 ゴゥゴゥゴー!チャァァァァジ! エムズ書店 SF研の会員ほぼすべてがお世話になっている本屋 なくなったら俺はどうしたらいいんだろう? か 会則 今回の話が出るまで、誰も知らなかったもの 日常生活は暗黙の了解でなんとかなってしまうもの。 鍵 部室の鍵 部外者に番号を教えてはいけません 塊魂(かたまりだましい) 2004年3月にナムコより発売されたPS2用ゲームソフト。 その愉快な外見によって隠されているが、人間の持つ業の深さを垣間見ることのできるソフトである。 グラン・ヴァカンスを読んでおくとより面白くなります。 カラオケ ヲタネタ縛りとかは特にない。 キッチンあべ とりあえず岩大生なら一度くらい大かつを拝んでおくべき 他のメニューも、確かに間違ってない、だけど…、 と突っ込みたくなる肉そば、肉炒めなど豊富。 など。 炒飯への塩分蓄積の過程は学会に報告モノである 大体、金土日曜日に営業している ギャラクシーエンジェル 某I氏の前でこの作品を侮辱する事はあってはならない ババァ結婚してくれ!の元ネタはこれだぞ!! 決してアイマスなんかじゃないんだからな!!! 牛兵衛 肉を愛する人間にとっての黄金郷。もちろん遠い。 ゲームラボ 一定の周期で話題がループしていることに突っ込んではいけない。 あれとかそれとか、このテの雑誌の宿命なのでしょう ごはん 例会後、皆で連れ立ってどこかに食事に行くこと いつのまにか、それなりに定着している習慣。 こたつ SF研における最大にしてほぼ唯一の暖房器具 一緒に絨毯も導入され部室が一気に日本のお茶の間に早代わり さらなる装備の増強がなされ、凍死の危険はほぼなくなった。 夏はちゃぶ台として活用されております さ さわ SF研御用達の店 いつも二次会の際利用する 主に皆パフェを食う さわや書店 こじんまりと、それなりの品揃え。 店舗によってはライトノベル強化担当者が頑張っているらしい。 参考→http //d.hatena.ne.jp/mayoneez/ 参考→http //scientificclub-run.net/interview/laitonobelu/sawaya/index.html 仕切り 勝利の象徴。 シグルイ 覚悟のススメの中の人の書いた漫画。 非常に熱い。 虎眼先生の御冥福をお祈りいたします。ぬふう。 締め切り 原稿を提出しなければいけない期限 会員を悩ませるもの それ以上に編集を悩ませるもの スンマセン、原稿まだできてません シモ・ヘイヘ 伝説のスナイパー。 20℃から-40℃という酷寒の中での狙撃というパフォーマンス 4000名のソヴィエト軍をたった32人で迎え撃てるのはヘイヘと愉快な仲間たちくらい ヘイヘがケガしたら冬戦争終了 ヘイヘが撃つとだいたいヘッドショット 昔は激ムズで有名なケワタガモ猟をしていた 戦線を離脱した理由は敵軍のスナイパーに顎を撃ち抜かれたから 1分間に150mの距離から16発の射的に成功できるのはヘイヘくらい 眼がよすぎるせいか300メートル以内の射撃はほぼ確実にヘッドショット ヘイヘが歩くだけで白い死神と呼ばれる ヘイヘに狙撃されたことに気づかないソビエト兵も多かった ヘイヘはサブマシンガンの方が得意 実はスコープを使っていなかった ヘイヘが狙撃ポイントに立った時点で相手の負けでいいだろ ヘイヘに狙われつつも生還した兵士は終戦後誇りをもってそれを語れる 2連続足狙いは「そこにいる奴等全員殺す」の合図 ヘイヘが銃弾の軌跡から万有引力を発見したことは有名 ヘイヘは100日くらいで505人もスナイプしたのはあまりにも有名 1日に25人も殺したことがある 狙撃のコツを聞いても「練習だ」としか答えてくれない 身長152cmなのに全長120cmの銃を易々と使いこなしていた 終戦後、コラー十字章を受勲、兵長から少尉へと5階級特進 参考としてフィンランド人と温度 「気温が・・・℃の時、フィンランド人はどんなふうにふるまうか、そのとき他国では何が起きているか」 15℃。スペイン人は毛糸の帽子をかぶり、手袋とコートを着用。フィンランド人は日光浴をする。 10℃。フランス人は集中暖房をつけようとむなしい努力をする。フィンランド人は花壇に花を植える。 +5℃。イタリアでは車のエンジンがかからなくなる。フィンランド人はオープンカーでドライブする。 0℃。蒸留水が凍る。フィンランドのヴァンターヨキ川の水は、ほんの少し凝固する。 -5℃。カリフォルニアでは住民が凍死寸前。フィンランド人は庭で、夏の最後のソーセージをグリルする。 -10℃。イギリスでは暖房を使い始める。フィンランド人はシャツを長袖にする。 -20℃。オーストラリア人はマヨルカ島から逃げ出す。フィンランド人は夏至祭りをおしまいにする。秋の到来である。 -30℃。ギリシャ人は寒さで死亡。フィンランド人は、洗濯物を屋内に干し始める。 -40℃。パリは凍えてガチガチ音を立てる。フィンランド人は屋台に行列する。 -50℃。シロクマが北極から退避しはじめる。フィンランド軍は、本格的な冬の到来までサバイバル技術の訓練を延期する。 -60℃。コルヴァトゥントゥリが凍結。フィンランド人はビデオを借りて家の中で過ごすことにする。 (コルヴァトゥントゥリはフィンランド北部・ラップランドにある山でサンタクロースが住むとされる) -70℃。サンタクロースが南方へ引っ越す。フィンランド人は、 コスケンコルヴァを屋外に保管しておけなくなり、いらいらする。フィンランド軍がサバイバルの訓練を開始。 (コスケンコルヴァはフィンランドの蒸留酒でアルコール度数が非常に高い。通常、飲む前にビンごと冷凍庫に入れて冷やす) -183℃。食品の微生物が死滅。フィンランドの牛は、乳しぼりに来る人間の手が冷たいと文句を言う。 -273℃。絶対零度。あらゆる原子の運動が停止。フィンランド人は「くそっ、今日はずいぶん寒いじゃないか」と言い始める。 -300℃。地獄が凍結。フィンランドがユーロヴィジョンで優勝する。 じゃじゃ麺 冷麺・わんこそばと共に盛岡三大麺に数えられる事の多いもの。 桜山神社近くの「白龍」が元祖として有名だが(ここのバイトが学祭近くのスポーツ大会で活躍したりする)、 初めて来た人が大盛りを頼むと大変な事になるので、腹自慢といえども注意すべし。 時遊館 4号線沿い、マッハランド奥にあるカラオケ。 飲み会の2次会など、カラオケで遊ぶときは主にここが使われる。 ドリンクバーにソフトクリームがあり。 Jugem SF研究会副会誌 最近正会誌そっちのけで発行されている気楽な会誌 この作成がSF研究会のメイン活動の一つでもある みんな早く原稿書きなさい 掃除 物を捨てること。 掃除のコツ その1、いらない物は捨てる その2、将来使うかも知れないと思った物も捨てる その3、汚れの原因(多くの場合人間)を取り除く。 た 鉄鍋のジャン! 勝負に勝つためなら料理に毒を盛ろうがOK、というトンがった主人公が暴れる。終盤ゲテモノ。 技術技法が(間違った方向に)インフレしていくのは料理漫画にありがちな傾向。 そして西条真二は将棋とか大工とかやった挙げ句ジャンに戻ってきた(「鉄鍋のジャン!R」。 天下一品ラーメン 三度食べたら依存症。 学生ライス無料。 読書会 会員がある本について語る会。 脱線が8割を占め、スペース~、そこでジャイアントスイングが…、などSFな内容となっている な ニコニコ動画 大型動画配信サイト。視聴者自ら投稿できるのが大きな特徴…などと説明をしなくても皆さん分かってることでしょう。 会員の中にも、密かにうpしてる人間がいるとか、いないとか。 ネトゲ オンラインゲーム FPS、MMOなど星の数ほどある ネトゲやめますか?人間やめますか? ねるねるねるね どこかの誰かさんが一時期めちゃくちゃはまって しまいには東方練々婆とか作り出す始末。 最近は飽きてきたらしい は バーチャルボーイ 近未来を予感させるフォルムが何とも言えない 本当に横井軍平が作ったのかと疑いたくなるハード 単三電池で稼動する パイロさん みんなのアイドル。 さんをつけろよデコ助野郎! 接近戦でもSolに競り負けるお茶目さん。 パスタ 乾麺。鍋でゆでて調理するもの 間違っても電気ポットに投入してはならない パスタとはイタリア語で「小麦を加工した食品全般」の意、なのでイタリアで注文する際はスパゲッティと言いましょう パフェ SF研とは切っても切れない関係 何が皆をそこまで駆り立てるのか 「負けることが恥ではない 戦わぬことが恥なのだ!」 なお、すとろべりーな展開は禁止らしい。 薔薇乙女 戦わなければ生き残れない!はずだけどもうお父様はどうでも良い感じ 原作が絶賛中断中で各出版社で掲載権を争っている…らしい ※ヤングジャンプで連載復活?過去話との噂もあり バックに集英社がついたことでゴールデンタイムでローゼンがアニメ化、夏には東映アニメフェアで映画化!…されたらいいなあ 第1~7ドールまでは公式の存在で以下の通り 恣意は無い客観的な意見である 他に実装石、赤提灯、大吟醸などの存在が虹裏で確認されている 第1ドール サドッ気に定評のあるジャンク 第2ドール 池沼な知将 第3ドール 緑は要らない子 鳴き声はですぅ 第4ドール 空気の読めないシザーマン 乙女? 第5ドール 究極にして至高、アリスに最も近い存在 第6ドール アンマァーな第5ドールのペット 第7ドール メンヘラ 好物は雛苺 PS3 「ほんとにプレステ3買ってくれるの!?」 「今日はお前の誕生日だろ」 「・・・カーチャンお金あるの?お金大丈夫?」 「カーチャン今月残業いっぱいしたからね。四万あるから余ったお金で回転寿司行こうねえ」 J( ー`)し ( )\( ∀`) || (_ _)ヾ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 62,790円 逆に可哀想になってきた。 いつの間にか発売ですってよ、奥さん。 初回特典の不具合はやっぱり(大量に)あるみたい。 ピザ イタリアで生まれ、アメリカで進化した料理。 進化し過ぎて一食で数食分の満腹感を得られるものもある。 汝、630円を捧げよ。さすれば恐怖を与えん。 View Point SF研究会員が好き勝手にいろんなものをレビュー それはもう好き勝手に 漂流教室 ジャイアントスイング プレゼント交換 冬突入コンパの場において行われる儀式 限られた金額の中でネタを仕込もうと試行錯誤した結果何故か(当然のごとく?)暴走 現在は限られた金額の中で相手にできる限りの精神的ダメージを与える魔の儀式へと昇華された 毎年数あるプレゼントの中からMVP(Most Valuable Present)が選ばれる 変に狙った物より適当に買った物の方がウケが良かったりするので気楽に買いましょう ポット 水をお湯に変えることができる魔法の道具。電気で動く 冬場はこれがないとつらい 本棚 何時の間にか部室の整頓の要となっている、 極めて無駄のない空間利用の方法。 今回買ったものは、とっても丈夫。きっときっと壊れないー。 食べ物厳禁 ま 曲り家 ある秘密結社が活動資金を得るために営業しているバイキングのお店 波動米は研究の副産物 車じゃないと行くのはつらい まもって守護月天! 神漫画だったけどゴーストライター問題とかいろいろあって なんか終わり方とかもアレな感じになってしまったけど俺は大好きです ああっ女神さまのパクリだろ、だと?ぶちころすぞ まるいわ SF研御用達の店 SF研は下戸が多いので専ら喰う&駄弁る 漫画 日本の文化 部室には常に2桁単位で置いてある 喪 だめんずうぉーかーを読んで鬱になったり切れたりする。 や ゆっくり 例のイラっとする愛らしい饅頭。部員の何割かが虐待スレの住人とか。 ら 例会 会員は毎週土曜日午後4時に部室に集まり例会を開く 冬場は開始時間がどんどん遅くなるミステリー Jugemや不来方祭の打ち合わせは例会で行う わ わんこそば 岩手に住んでいるなら一度は食べたい物 一度だけでいい物
https://w.atwiki.jp/sf4voltleague/pages/19.html
基本ルール 1. フレマにて3R制、2本先取した方が勝ち 2. 勝った側に2TP、引き分けは両者1TP 3. ラグありの場合は序盤で切断、もう一回マッチング。 ルーター再起動、本体再起動、誘う方を変えてみる等 などやってもらって、それでもダメならマッチング変えてもらう予定。 どうしてもラグ治らない場合は対戦カード入れ替え 4.勝っても負けてもお互いリプレイを撮る 5.勝った方がリプレイを上げ結果をスレで申告。 リプ撮り逃したときもその旨申告し、負けた側が上げる。 チーム対戦表 紅 VS 白 囚人(コーディー) VS セブン(バルログ) そにっく(ガイル) VS 死星(コーディー) sat(キャミィ) VS Mr.(豪鬼) uni(ヴァイパー) VS ネコアルク(キャミィ) chaporuu(さくら) VS もちゃの助(フェイロン) Chrome(ベガ) VS Jeva(ブランカ) 対戦結果 紅 6TP 白 6TP 引き分け! 第一試合 囚人(コーディ) vs セブン(バルログ) 1-2 http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22130157_161_A3BF81E8_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22290126_814_3867DF42_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22290133_487_3867DF42_rpdata d= 第二試合 そにっく(ガイル) vs 死星(コーディ) 2-0 http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22470111_268_1EFEC522_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22470116_238_1EFEC522_rpdata d= 第三試合 sat(キャミィ) vs Mr.(豪鬼) 0-2http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22190157_417_2C5334C9_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_22190151_868_2C5334C9_rpdata d= 第四試合 uni(ヴァイパー) vs ネコアルク(キャミィ) 2-1http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_23360114_910_90246688_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_23360120_462_90246688_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_23360126_352_90246688_rpdata d= 第五試合 茶ポル(さくら) vs もちゃの助(フェイロン) 0-2http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120105_02490116_450_95FF8788_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120105_02490110_234_95FF8788_rpdata d= 第六試合 Chrome(ベガ) vs Jeva(ブランカ) 2-1 http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_23200106_705_35C60DEC_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_23190159_803_35C60DEC_rpdata d= http //sf4iv-jp.capcom.jp/analytics/replay_download.php?r_id=20120104_23190154_834_35C60DEC_rpdata d=
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/233.html
2007.10.26 SF研読書会 『※タイタンの妖女(ハヤカワ文庫SF)』(※カート・ヴォネガット・ジュニア) by※夏騒 1 著者&作品について 著者について:カート・ヴォネガット・ジュニア 1922年、インディアナ州インディアナポリス生まれ。2007年4月11日、ニューヨーク市にて死去。現代アメリカ文学を代表する作家の一人。第二次世界大戦において従軍経験あり、その際“ヨーロッパで最も凄惨な”ドレスデン無差別爆撃を経験する。 1950年、短篇「バーンハウス効果」にて作家デビュー。以降大学生の間でカルトな人気を誇るアンダーグラウンドのペイパーバック作家として”無”名を馳せる。1963年に発表された長編『猫のゆりかご』の成功によって、一般にも名を知られるようになる。 主な著作 『プレイヤー・ピアノ』(Player Piano 1952年)……ディストピア小説、初の長編。ハヤカワ文庫SF青背第1号。 『タイタンの妖女』(The Sirens of Titan 1959年)……1973年度星雲賞海外長編部門を獲得。 『猫のゆりかご』(Cat s Cradle 1963年)……無害な非真実を説く架空の宗教「ボコノン教」が描かれる終末SF。 『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(God Bless You, Mr. Rosewater, or Pearls Before Swine 1965) 『スローターハウス5』(Slaughterhouse-Five, or The Children s Crusade 1969年) 『チャンピオンたちの朝食』(Breakfast of Champions, or Goodbye, Blue Monday 1973年)...etc. 2 登場人物 ウィンストン・ナイルス・ラムファード <非ノイローゼ的勇気>に導かれ、愛犬カザックと共に時間等曲率漏斗(p.16)に飛び込んでしまったために、太陽系を中心に、時間的・空間的にも偏在するようになってしまった紳士。「単時点的な意味において、さようなら」 マラカイ・コンスタント 「忠実な使者」という意の名を持つ、また父ノエル・コンスタントから莫大な遺産を受け継ぎ、全米一の大富豪となった男。酒、女、麻薬に溺れる外道で好男子。後に記憶を失い、アンクという名を得る。「たぶん、天にいるだれかさんはおれが気に入っているんじゃないかな」 ビアトリス・ラムファード あらゆる世俗の穢れを嫌う、極めて貴族的な女性。ウィンストンのまたはとこであり、妻でもある。コンスタントとの間にクロノという名の息子をもうける。「わたしを利用してくれてありがとう。たとえ、わたしが利用されたがらなかったにしても」 サロ 小マゼラン雲トラルファマドール星から銀河の縁へと向かうメッセンジャー。宇宙船の故障により、タイタンへの不時着を余儀なくされる。「ツーカーで理解できないようなら、説明してみたところでむだなんだよ」 3 あらすじ この物語において、コンスタントは地球、火星、水星、地球と惑星を辿り、最後に人類の使命を孕む土星の衛星タイタンへと至る。ここでは、その軌跡を追う。 Ⅰ地球 1)ティミッドとティンブクツーのあいだ、2)電信室の喝采、3)ユナイテッド・ケーキ優先株 ウィンストン、マラカイ、ビアトリスの三者が巡りあい、紳士はこれからの物語を語る。この時点でマラカイ31歳、ビアトリス34歳。やがてマラカイ、ビアトリスはすべてを失い、火星へと連れ去られる。メモ:運以外のあらゆる点で雇い主より優れた刻苦精励の男ランサム・K・ファーン。ノエル・コンスタントの滑稽な大資本の作り方。スーパー執事モンクリーフ。 Ⅱ火星 4)テント貸します、5)見知らぬ英雄からの手紙、6)戦時脱走兵 アンクと名を変えられたマラカイは、ビアトリスと息子クロノに関する記憶を取り戻し、火星を脱出しようと試みるが、やがて火星と地球の間で戦争が起こり……。メモ:CRRとシュリーマン呼吸法。軍曹ヘンリー・ブラックマン。本物の司令ボアズ。親友ストーニイ・スティブンスン。UTWB――そうなろうとする万有意思 Ⅲ水星 7)勝利、8)ハリウッドのナイトクラブで、9)解けたパズル 戦争は火星の圧倒的な敗北によって終結し、ウィンストンは<徹底的に無関心な神の教会>なる宗教を立ち上げる。同じ頃、水星に着陸したマラカイとボアズは、振動を食べる美しい生命ハーモニウムに満ちた世界で地球へ帰還する方法を模索し始めるが……。メモ:二つのメッセージしか持たない生命。マラカイとボアズの対比。文字byウィンストン←『虚数』「エルンティク」 Ⅳ地球 10)奇跡の時代、11)われわれはマラカイ・コンスタントを憎む、なぜならば…… 徹底的に無関心な神の教会の総信者数は30億にも及び、人々は公正な不満を抱くことに満足していた時代。水星より地球へと帰還したマラカイ。永い水星での生活は、彼の風体を聖者のように変えていた。ビアトリスとクロノの再び合い見えた彼は、ウィンストンの手により、いよいよ目的の地タイタンへと送られる。メモ:憎悪の対象たるマラカイ。 Ⅴタイタン 12)トラルファマドール星からきた紳士 サロにより、人類の使命が明かされる。ウィンストンとカザックは太陽系より消滅。 やがて、幾星霜の時を経て、マラカイとビアトリスは真実の愛に目覚める。マラカイ74歳、クロノ42歳。 ――タイタンについて。 タイタンの特徴は衛星を包む濃い大気と雲であり、表面気圧は地球の1.6倍、大気の主成分は窒素(97%)とメタン(2%)であることが計測されている。太陽系内の衛星で大気を持つものには木星の衛星イオや海王星の衛星トリトンなどが存在するが、タイタンほどに厚い大気を持つものはない。また、タイタンには地球によく似た地形や気象現象があるとされている。また、タイタンには液体メタンの雨が降り、メタンの川や湖が存在すると考えられている。 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 エピローグ ストーニイとの再会 復活したサロは、妻を失ったマラカイを、地球インディアナポリス南方の空き地に降ろす。そして、マラカイは泡沫の夢に身を委ねた。 4 雑評 黒い笑いと諧謔によって、人間と彼らを取り巻く世界を、軽妙な筆致で切り出す――巨匠ヴォネガット。 本作は、そんな彼の作風をよく象徴した不条理SFである。不条理という名の絶対的運命に翻弄される登場人物たち――それはあらゆる時空間に偏在する紳士とて例外ではない――を通して描き出されるエピソードの数々は多くの示唆・価値観を含んでいる。ここでは特に「単時点的――punctual」という言葉に焦点を当てたい。 ヴォネガットの作品の魅力の一つといえば、忘れられないフレーズが必ず含まれているというが挙げられる。例えば、『スローターハウス5』の「そういうものだ。」、『猫のゆりかご』の「プーティーウィ?」、『ローズウォーターさん、あなたの神にお恵みを』の「なにかお力になれることは?」などなど。本作における「単時点的な意味で」という言葉は、私にとってその類のフレーズだった。やりきれなくて、くだらない、まだ見ぬ下部構造の不確定なゆらぎによって――まるで神様の悪戯を経たかのように――生み出された、我々の意識を取り巻く世界。そんな混沌の中で、どのように我々は、このままならないゆらぎを相手に、生きていけるというのか。発狂もせずに?だが、安心したまえ。このヴォネガットという変人のおっさんが、そんな気持ちを救い出してくれる言葉を、文字列の海からサルベージしてくれている。それが「単時点的な意味で」という言葉だ。どのような浮き沈みもこの現実においては、「単時点的」にしか存在しえないのだ。もっと意識を未来や過去へ自由に巡らせよう。すべての事象は、そこにあるように、そこにあるがままに、ただ存在しているのだから。 さて、本書を楽しめた方にヴォネガットの著作で、次にお薦めしたいのは『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』である。 ――「もしわれわれが、人間を人間だから大切にするという理由と方法を見つけられなければ、そこで、これまでにもたびたび提案されてきたように、彼らを抹殺したほうがいい、ということになるんです」 ヴォネガット作品にたびたび登場する、SF作家キルゴア・トラウトのこの台詞に勝る皮肉がありますか? 部会メモ 拡大表示 2019.03.24 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/titan.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/tkoolmvtcontest2023/pages/184.html
ストーリー 仲良し姉妹の衣恩と明姫は互いに別々のオタク活動を楽しんでいた、はずだった。 ぼやけた日常と生々しい非日常が実業系高校生達の心と交錯する……。 キャラクター紹介 画像 プロフィール 名前 狭蔵衣恩(はざくら いおん) 紹介 本作の主人公。趣味で小説を書いており、創作用人工知能を活用している。 画像 プロフィール 名前 狭蔵明姫(はざくら あき) 紹介 衣恩の妹。乙女ゲームが好き。最近はSNSの漫画キャラクター「モモちゃん」にハマり気味。 画像 プロフィール 名前 四十万眞純(しじま ますみ) 紹介 衣恩の同級生。女児向けアニメ「マジカルガールズ」の視聴者。 画像 プロフィール 名前 坤太輔(こん たいすけ) 紹介 明姫と同学年。教会の三男坊で作曲家「来未ユエ」のファン。 作者様に聞く! ツクトリ自主コン2023に参加していただいた作者様に直撃! エントリー作品の魅力に迫るコーナー! 今回のインタビューは「狭蔵姉妹とSFな日々」の碧海壱生(あおみかずせ)様です! 今作は何作目? ツクフェス自作、ツクトリ素材集に次ぎ三作目に当たります 最も情熱を注いだポイントは? 主要人物達がオタクということで様々な名作の台詞を使っています。作者が言わせたい部分もありますが登場人物自身がこの台詞を言ってみたかったと思わせられていれば幸いです 逆に、最も苦労したポイントは? ジュウジの描写です。下衆の描写そのものが苦手すぎたため上手く書けずにぼやくと相互フォロワーさんから心配されてしまいました ズバリ!作者さんの推しの子は? 太輔。彼がいなかったら話が動いていないし解決も出来なかったMVPです 普段遊ぶゲームは?好きなジャンルは? ほぼほぼRPG。ただし近年は買ったきり積む一方…流行には乗れないタチなので他の皆さんが流行りの作品を楽しんでいる様子を静観して楽しんでいます プレイヤーの皆さんに一言! 俳優のS藤さんやニューヨークのマイケルさんなど実在する方の存在を極力ぼかして仄めかしたので現実でも作中のような出来事が起こっていそうと思っていただければ作者冥利に尽きますm(_ _)m 碧海壱生様、お答えありがとうございました! 作品情報 タイトル 狭蔵姉妹とSFな日々(はざくらしまいとエスエフなひび) ジャンル ADV 対応機種 Switch RPGツクールMVプレイヤー 作品ID 1584 クリエイター 碧海壱生 公開日 2023/12 価格 Free 作品ページへ パンフレット一覧へ
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/208.html
太陽からの風 by.chasyu 1 作者について 「渇きの海」参照(コラ 処女作「抜け穴」でデビュー。短編では今でもベストに押される「太陽系最後の日」(SFマガジン第2号掲載なのだ)をはじめとして「2001年」の元になった「前哨」や 「90億の神の御名」「破断の限界」などが有名 (部会バージョンでは見事に「太陽系最後の日」が処女作になっていた。やっぱり間違えるよなぁ) 2 作品別解説、感想+@ 技術解説はクラークが噛み砕いてくれているので簡単にとどめます。 神々の糧 近未来、議会の公聴会での話。トリプラネタリー社の新食品「アンブロシア・プラス」の市場独占問題に関してライバル会社の関係者が告発を行うのだが・・・ 安直すぎ? でも、非肉食社会と言うのを描いているのは面白い。「海底牧場」でも、世界で唯一仏教のみが残り、仏教的見地から肉食をやめ合成食料に変えていこうと言う 運動を展開する話があったがそれを悪ノリさせた感じか。 ちなみにわれらが部会では意外に評価は高かった。 大渦巻Ⅱ クリフ・レイランドは月の緑化事業に従事していたが、金がないので地球への帰省に電気打揚機(マスドライバー)を使うことにした。しかし加速中に停電が発生し軌道速度に足りない。 月面落下が迫る彼が助かる方法は? ジュディス・メリル「年間SF傑作選6」や「20世紀SF 60年代 砂の檻」にも「メールシュトレームII」の題で掲載。 ファンによる映像化計画もある。詳しくはこちら http //home.comcast.net/~jeroen-lapre/ArthurCClarke/MaelstromII/MaelstromII.html タイトルは作中でも言われている通り、エドガー・アラン・ポーの「大渦巻の中へ(メールシュトローム)」から。一般的に、知られていない自然現象を出すこういった「ギミック」ものは文学的には 評価が高くないのだとか。ここではガジェット自身はなるべく少なくしてシンプルにおさまっている。ちょっと主人公の態度の急変っぷりが気になるが、元はと言えば早々に救出をあきらめかけた 管制が悪いよなぁ。ここで完全に主人公が「崩壊」しないのがクラーク。「渇きの海」もそうでしたね ちなみに星野之宣「2001夜物語」第三夜の「大渦巻Ⅲ」はある意味でこの作品のオマージュというより続編ととっていいかも。 こちらは太陽光帆船ヘリオジャイロの乗員が救助を受けるため四苦八苦する話。「太陽からの風」も入ってます。 そういえばポリスノーツ(PS/SS/PC98)でも主人公のジョナサン君、トクガワの施設から打ち出されましたな。ただでさえコスモフォビアなのによくやります。私でも20Gはだいぶありがたくないです。 いくらプールといえども完全に加速度を消せるわけではないだろうし。 訂正:前回(渇きの海にて)マスドライバーは電気打揚機を主に指すように言いましたが、巨大な大砲やパチンコなど、ロケットのような反動手段を使わず物資を打ち上げる手段はすべからく マス(質量)ドライバー(駆動機)です。イギリスは現在打ち上げ手段を持たないのでパチンコ式を真面目に研究してるとか。いかにもイギリスらしい。 輝くもの スリランカ(当時親ソ)の海水温度差発電施設の深海部分が「何者かに」破壊された。スイスの海洋技術者は深海作業艇で調査に赴くが・・・ クラークのジャンルの一つ「海洋もの」。 この発電システムは海水の温度差を電力として取り出すもので、方法は違うが現在も開発が行われている。 人類ではない種族も地球上で知性を持っているかもしれないというアイデアはいろいろある(一番多いのは犬・猫・海洋哺乳類)が、神秘的な深海生物に科学的に迫るさまを描いて 独自の雰囲気をかもし出している。そういえば長編「遥かなる地球の歌」の第一案でも、惑星サラッサの「住人」は烏賊の予定だったとか。本編では節足動物になりましたが。 「ワンの絨毯」@イーガンもこの系列と言えるかもしれません。でも2次元セルオートマトンで収まるこっちのほうが視覚的にもイメージしやすくてよろしいです(何 太陽からの風 表題作。太陽光を背に受けて帆走するヨットを使用した地球-月間のレースが開催された。そこにすべてをかける男たち。次々と脱落者が出る中、大きな試練が彼らを待ち構える。 アメリカ人による簡易コミックはこちら http //www3.ec-lille.fr/~u3p/bd/bda.html 表題作にして最も有名かもしれない。小指より弱い力で月とその彼方を目指し、これまでどの船が広げたよりも広い帆で一人の男が宇宙へと乗り出していくという「巨大」と「極小」を うまく対にしながら展開させていくOPはこれぞ「SFの風景」の一枚であります。男のロマンは戦闘や馬鹿でかいメカだけじゃないんです。もちろん、これまで「大勢の中の一人」であった主人公 の「独り舞台」、そして最後に示される短く激しいロケットの炎と帆を揚げて進んでゆく対照のかすかに光る遠い星ぼしという対比も忘れてはいけません。男の一世一代の挑戦が光ります。 参加国は時代を反映してます。これでアジア枠がないのが残念です。日本ならなんだろう、「いろは丸」? これまでに行われたソーラーセール実験 2001年7月19日 アメリカ 惑星協会、実用ソーラーセール実験機「Cosmos1」をロシアの弾道ミサイルで打ち上げるもロケットの問題で失敗 2005年6月21日 アメリカ 惑星協会、再び「Cosmos1」を同じ方法で打ち上げるも行方不明に。やはり安い打ち上げ手段は駄目か? ちなみに打ち上げには旧弾道ミサイル原潜がそのまま使用されている。これもひとつの平和利用。 ある意味で「メデューサとの出会い」でクイーン・エリザベスを支援した(博物館上がりの)原子力空母「チェアマン・マオ(毛主席)」みたいなもんか 2004年8月9日 S-310-34号機日本 小型ロケットによるソーラーセール膜面展開実験 成功(ただし弾道飛行) 2006年2月22日 日本 M-Vロケット8号機サブペイロードにてソーラーセール膜面展開実験。 展開に一部成功 「サブペイロード」とは本来はバランスをとる錘として利用される部分に観測機器など搭載させる簡易衛星。H-2A試作一号機でピギーバック衛星・DASH再突入試験機の失敗 (これは衛星側のミス)がマスコミに「必要以上に」大きく取り上げられてしまったことを「反省」してこういう呼び名になったらしい。なんてこったい この趣旨の発言は日本SF作家クラブによる「ゴールデン・ラズベリー賞」を受賞している 詳しくはこちら http //www.sacj.org/openbbs/ いまは閉じる以前に開くほうが問題だが、一応日本が先行。木星探査を目指すイオンエンジンとのハイブリッド推進システム「電気ソーラーセール」も研究が進む。 秘密 一発ネタ。これを扱ったクラーク作品はほかに「死と上院議員」など。プラネテスのようにテロ屋・忍者も含めて満足な生活を送れるようになるには長々とかかりそうである。 (ヒマ人を生かしておく余裕がなさそうですな) 最後の命令 そううまくいかないところからSFが始まるのでは?とも思う。やっぱり楽観的すぎるといわれるのも当然か。 Fはフランケンシュタインの番号 ある日、世界中で電話が一斉に鳴り始めた。ネットワーク社会がもたらす意外な人類の破滅を描く。 タイトルは「ダイアルMを廻せ!」か「007号の冒険」か、いずれにしてもイギリス人らしい。内容はというと正しい意味での「情報の海で発生した生命体」の話。 日本の外務省が税金つぎ込んだ奴とは根本的に違います。でも、ただ電流が秩序を持って流れているだけで意識ができたら苦労しないわなぁ。 用はその流れる電流のどこをどうとって秩序、そしてどういう行動をもって意識とみなすかということになるが。 再会 一発ネタ。クラークの人種に対する考え方が一部伺える。 記録再生 やりたいことはわかるのだが、一人称で描くと滑稽を超えて意味不明。 でもわが部では人気でした。 暗黒の光 一人の独裁者に支配されるアフリカの小国。科学者であるがゆえに迫害を免れた主人公は「独裁者」を消すため、据え付けの終わったマークX・外宇宙レーザーパルス通信機の利用を考えるのだが… そういえばクラークの「光あれ」(10の世界の物語収録 「白鹿亭」ネタ)もこれとよく似た「目に見える殺人光線」のお話でした。 あとはサッカーの試合の話「軽い日射病」(同上)でも恐ろしいものが登場。02年にW杯北試合が実現していれば・・・ 世界の各地でさまざまな「殉教者」が尊ばれている今の世の中に対するアンチテーゼがこの時代に出ていたのだとすればなかなか興味深い。 苦痛がまったくないかどうかは疑問だが。でも各地で「非殺傷系兵器」としてレーザーを使う動きはある。イギリス海軍は直接パイロットを狙う装置を防空システムに利用しているとか ただし、いちおう「失明」を狙ったレーザー兵器は国際条約で禁止。守られるとは思いませんが。 史上最長のSF 一発ネタ。本当の最長は「ローダン」なんだろうが、これは事実上、無限に長いうえに終わりもあるのでこちらの勝ち!かな。 ハーバート~ 「史上最長のSF」にまつわる話と、クラークの姿勢、そしてウエルズ評。ちなみに「予見者」原文はこちら http //www.horrormasters.com/Text/a0738.pdf 異色作家短編集にでも載るかなといったところ 確かにものすごく短くて、変に頭に残る話ではある。 最後に一言。 アダムとイブネタ禁止! あの宇宙を愛せ 一発ネタ。クラークもこんな話を書くのかい!!ただ、まだマシなレベル。オチわかるし。 十字軍 一発ネタの中では一番まとも。機械型生命体の「自然発生」を真面目に取り組んでいる点が面白い。発生過程などを見ればわかるが、「Fはフランケン~」と対になっている。 「個」がないゆえに仲間意識(?)が強いのか、現状打開のための行動を開始するとはおせっかいな連中です。よく考えると機械生命体側に(最初から植えつけられたものでない) 行動理由をつけているのはこれぐらいかもしれません。ラストのゾッとさせるオチはいいですな。 ベンフォード「夜の大海の中で」にもわし座新星のなぞはちょっとだけ触れられる。さぁ、みんながんばってバーサーカー襲来に備えよう!って、スターグライダーやラーマだったらどうする! 無慈悲な空 二人の男がヒマラヤ山脈を登っていた。あろうことか一人はサリドマイド事件の被害者。彼らは新発明の反重力上昇機「レヴィテイター」の実地テストのためにこの地へ赴いたのだが・・・ 障害者の登山なんて、と言っていたら「両足義足の男性エベレスト登頂成功」と「パワードスーツHALで障害者とともに登頂に挑戦」のニュースが飛び込んできている。 SFが形は違うにせよ現実となるペースは早いものです。(って、これを書いてるうちにSFマガジンに金子隆一氏が同じことを書いてるではないですか 無念) 主人公の「気まずい」一言に動じない博士がなかなか立派。あと、谷甲州もそうだけど東アジア某国はあんまり信用されてませんなぁ。 しかしラストの一言の持つ力はすごいですね。何の説明もなく空を浮いてしまうさまざまな連中を土下座させたいぐらいです。 「反重力という言葉は、言葉で表すほど重力に抗して飛べるものではないのだよ」 中性子星 英語のジョークは訳しにくい、の一例。日本語じゃシャレになってないですなぁ。 地球の太陽面通過 初の有人火星調査隊は、着陸船の陥没で帰還不能になった。残りの酸素すべてを託された一人の隊員が、1984年5月2日火星から見て、 地球が太陽面を通過する20世紀最後の天体ショーの人類でおそらく唯一の観測に挑む。 最初で示されるとおり、南極点一番乗りを目指しながら惜しくもアムンゼン率いるノルウェー隊に敗れ、それでも科学的調査を最後まで怠らなかったが 最後に全員死亡したイギリスのスコット隊がモチーフ。南極・海、そして乾いた火星の大地のコントラスト。突きつけられる現実の二つの面(生存できるのは一人、 観測チャンスは一度きり)にかける主人公。対比させる対象がなかなか鮮烈なイメージを持っている。 でも、誰もいないからなおのこと人間の声を聞かないのは本当に精神に良いのやら。 部会でも触れたが、このころは「度胸星」や「ミッション・トゥ・マーズ」で登場した現地調達型格安火星行きプラン「マーズ・ダイレクト」のようなものは考えられてなかった模様。 それができれば多くの隊員を生かして置けたかもしれないんだがなぁ・・・とこのへんは最近出た「火星縦断」に期待しましょう(何 メデューサとの出会い ファルコン中佐は地球での事故により、ほぼ全身を人工の器官に取り替えられたサイボーグ。彼はその「身体能力」を生かすべく、 木星大気圏の調査を買って出る。かくして核融合熱水素気球コンチキ号の驚異に満ちた旅が始まる。 木星型惑星の大気圏調査と、サイボーグとなりアイデンティティを喪失しかけている主人公が自分の「道」を見つける話が程よくミックスされた話。 スーパーチンプは「宇宙のランデヴー」にも登場した石版ではなく人為的に知能を強化された作業用のチンパンジーのこと。これが将来反乱を起こして地球を以下略、ってやつか という馬鹿話は置いておくとして、この話は3種類のファーストコンタクトといえるだろう。主人公の「機械の体」との出会い、「メデューサ」との出会い、そして新たなる立場を持っての「人間」を 代表とする炭素系生命体との出会い。それぞれが直接的に訴えかけてくるが、主人公はそれすぐに理解することは出来ない。でも、一つ一つが持っている意味が重なり合ってはじめて、 最初と最後の「接触」が深い意味を持ってくる。このへんは「専門の」サイボーグの諸書に劣らないと思う。たとえ主人公が正義の味方や国家公務員じゃなくてもね! でも、自分ならせめて二足歩行にはしてほしいよなぁ。あ、でもローラーダッシュ機構装備だ!速いぞ!(違 木星型惑星探査といえば小松左京「さよならジュピター」と野尻抱介「フェイダーリンクの鯨@クレギオン」があるが、両者の探査の主役はシャトル。やっぱり大気中を漂う気球では 「狙った目標」(前者は大赤斑、後者はとあるしかけ)に向かえませんか。しかしコンチキ号には自由落下しながら始動するラムジェットなんて恐ろしいものが装備されている。 これはタイタン航空隊@航空宇宙軍史と同じく大気+酸素で着火するアブないしろもの。やっぱり気球の旅のほうがスリルは上かもしれません。 3 総括 技術発展にあわせた年代順の短編集であるから、ちょっとこりゃないぜというショートショートも混じっているため、ベスト短編集とは言いがたい。 しかしクラークという作家を知る分には面白いといえるラインナップ。「太陽からの風」「大渦巻II」「地球の太陽面通過」 「メデューサとの出会い」というガチガチながら読みやすいハードSF短編がついているのはお得。 4 クラーク短編集一覧 前哨 2001年の原型作である表題作と「地球への遠征」、「破断の限界」etc 明日にとどく 処女作などの初期作品。「太陽系最後の日」「木星第五衛星」etc 白鹿亭奇譚 パブ「白鹿亭」に集まる好き者たちのSFホラ話 「皆さんお静かに」「軍拡競争」etc 天の向こう側 短いながらインパクト強烈の「星」「九十億の神の御名」etc 10の世界の物語 同じく初期作品中心。「イカロスの夏」「彗星の中へ」「思いおこすバビロン」etc 太陽からの風 今回の課題本 太陽系オデッセイ 唯一の新潮での短編集。挿絵あり、「太陽系最後の日」から「メデューサ」まで載っている(おそらく日本語翻訳版で最高の)自薦集。 ただ、「遥かなる地球の歌」が映画原作案バージョンという筋書きのみの代物。せめて短編版にしてはくれなかったのか・・・!!!! 2019.02.24 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/windsun.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/verseir/pages/2.html
東京農工大学SF研究部 TRPG班 TUAT_SF_TRPG SF研究部HP OB部 4thGURPS百鬼 TRPG情報検索サイト F.E.A.R. 公式 Group SNE 公式 更新履歴
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/262.html
「アメリカン・ブッダ」柴田勝家 著者 柴田勝家。1987年東京生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程修了。外来の民間信仰の伝播と信仰の変容を研究しており、民俗学を扱った作品に定評がある。2014年、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞しデビュー。2018年「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短編部門を受賞。戦国武将・柴田勝家を敬愛し、本人も完全に柴田勝家である。デレマス成宮由愛P。 ちょっとした解説 解説とは銘打っているものの、実態は仏教を適当に聞きかじった人間が元ネタを出してきているだけである(なので所々解釈が怪しいところがあるかもしれない)。詳しく知りたい方は三蔵などの仏典を参考にしてください。あるいは手塚治虫『ブッダ』なんかを読んでもいいのかも。キリスト教やインディアンの信仰に関してもこの作品に関連する話題はあるが、ここでは仏教のみにとどめておく。 阿含 阿含経とは、仏教の最初期に作られた経典である。明らかにアゴン族というのはここから採用している。いわば仏陀の直接の言行に一番近い経典だが、それを名乗る部族がはるか遠方の北アメリカに存在するのが面白いところである。軽く調べたところアゴン族なるものは存在しない。 四苦・八苦 生老病死を四苦、それに愛別離苦(愛するものと分かれる)、怨憎会苦(嫌いな人物と会う)、求不得苦(求めるものが得られない)、五蘊盛苦(五蘊が空でないことを悟れない)を含め八苦と言われる。本作では仏陀が満ち足りた生活をしていた時に、コヨーテが大地の四方にあるとしてこれを教えた。仏教では四門出遊というエピソードとして知られているが、本作もこれを踏襲している。しかし微妙にアレンジは加えられており、生老病死のある方角などは異なる。仏陀に苦しみを教えるのももともとは動物ではなく人間。これは伝承のうちに四神と混ざり合ったと考えるのが妥当だろう。おそらくこのあたりが著者の研究領域。 六道輪廻 仏教は輪廻転生が考えられているが、人間は人間として生まれ変わるのではなく、生前の行いによって天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のいずれかに生まれ変わるとされる。本作では星の人々(スターピープル)、人間、戦士、獣、精霊、悪霊の生涯がそれにあたる(餓鬼が精霊になるのはいまいちピンとこないが、かといって他に適当なものも思い浮かばないため、仕方ないのだろう)。そう考えると人間道より上の天道に住む者が、人間によって救われる形となっており、これが作品の良さにもつながっている。 八正道 正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定の八つ。これらを実践することにより、苦を滅することができる。おそらくこれが仏教修行の本質なのだろうか。本作では仏陀が得た四つ目の真理として現れる。 弥勒菩薩 仏陀入滅の56億7千万年後に現れると言われている菩薩。要するにすごい未来に現れ、皆を救ってくれるすごい人なわけだが、ミラクルマンがその人だった、ということが明かされるのが本作のオチである。ミラクルと弥勒の語呂合わせもあり、なかなかに胸の熱くなるラストとなっている。仏像としては広隆寺の国宝、木造弥勒菩薩半跏像が有名。半跏思惟と呼ばれるポーズをとることが多い(木造弥勒菩薩半跏像もこのポーズ)。 感想 完全に出オチタイトルである。しかしタイトルが最高打点とはならず、そこから後半になるほど面白くなっていくのが作者の面目躍如。四苦八苦、六道輪廻、八正道など、仏教を知っているとさらに面白い(私自身あまり仏教について知らないので、詳しく教えられるほどではないが)。 仏教、キリスト教、インディアンの信仰を掛け合わせ、民俗学でダメを推す。異なるものをクロスオーバーさせる、というのはテッド・チャンがよく使っているようにSF的な発想を得るにはうってつけの手法だが、それゆえに異なるものを物語の上で自然に繋げるうまさが求められる。しかし本作は、(おそらく)弥勒とミラクルの語感の類似から出発し、自分の専門分野を活かしてインディアンの信仰の上に仏教を溶け込ませることに成功していると言えるだろう。星の人々が人間に救われるなど、物語としても胸アツなポイントをおさえており、SFの面白さを分かりやすく伝えてくれる良質な作品。これからもこのような良質な作品を作り、SFの面白さをより多くの人々に伝えてほしい。