約 211,551 件
https://w.atwiki.jp/jsfc/pages/14.html
団体戦非公式大会 大会名 ホームページ IRC-CH CCM http //sfccm.web.fc2.com/index.html #SF_CCM JeepersCup http //specialforce.modifier.jp/?m=pc a=page_c_home target_c_commu_id=491 #SF_JeepersCup SF Masters http //sfmasters.web.fc2.com/ #SFMasters SFUTL http //sfutl.com/ #SFUTL 個人戦非公式大会 大会名 ホームページ IRC-CH KOA杯 - #KOA 子犬杯 - -
https://w.atwiki.jp/grapevine_lyric/pages/15.html
Metamorphose 『Everyman,everywhere』収録 Metamorphose=変身 フランツ・カフカ『変身』 歌詞「審判」とカフカの代表作でもある『審判』 歌詞「カスカなフアンで」が「カフカのファンで」という空耳に聞こえる Amazon 変身 (新潮文庫) 審判 (岩波文庫)
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/135.html
東北大学SF研究会 短編部会 『あなたの人生の物語』 テッド・チャン 著者紹介 1967年アメリカ合衆国ニューヨーク州ポート・ジェファーソン生まれ。 代表作は『バビロンの塔』、『あなたの人生の物語』など。 グレッグ・イーガンと並んで現代SF最高峰の作家と呼ばれている。 両親は中国からの移民で、自身は中国系アメリカ人二世である。ブラウン大学で物理学とコンピュータ・サイエンスを学び、最終的にコンピュータ・サイエンスを専攻し、1989年に卒業した。この年に、有名なSF創作講座クラリオン・ワークショップに参加し、翌1990年にデビュー作の『バビロンの塔』を発表し、ネビュラ賞を受賞する。デビュー作でネビュラ賞を受賞したのは現在テッド・チャンただ一人のみである。 チャンは非常に寡作な作家であり、本当に書きたいと思うアイディアがなければ決して書くことはないそうで、その結果が作家生活28年で発表した作品が13作だけであるという事実に現れている。しかし、1999年に『あなたの人生の物語』でネビュラ賞を、2002年に短編『地獄とは神の不在なり』でネビュラ賞・ヒューゴー賞を、2008年に『商人と錬金術師の門』で再びネビュラ賞・ヒューゴー賞を受賞し、わずか13作といえど、その内容が極限まで煮詰められた珠玉の作品群であることがわかる。 今回取り上げた短編集にはネビュラ賞・ヒューゴー賞受賞作が3作収められており、全集と呼んでも差し支えない、贅沢な短編集となっている。(もっとも、チャン単独の邦訳書はこれしかないので実質的にも全集である。) 作中用語解説 ルッキンググラス 映画のポスターで「ばかうけ」に似ていると話題を呼んだ、不思議な物体。地球上に112個存在しているらしい。人が近付くと透明になり、通信を媒介するスクリーンのようなものとして利用できる。ヘプタポッドが地球を去った後、このルッキンググラスはただの石英ガラスの板だったことが分かった。 ヘプタポッド 突然地球にやってきた、樽に七本足が付いたような、放射対称の地球外知的生命体。人類とは全く異なる方法で思考し、世界を認識しているようだ。 科学的解説 変分原理(フェルマーの原理) 図説は本に書いてある通り。変分原理とは、「物体の運動は、作用が最小となるように実現される」という原理である。この変分原理は、物理学の根幹をなす概念である。幾何光学における変分原理であるフェルマーの原理が発見された当時、光は通過する時間を最小にするように意思をもって運動するのだとみなされ、物理学者だけでなく、哲学者や神学者を巻き込んで壮大な論争を巻き起こした。確かに、古典力学の観点から光を粒子として考えると、光が未来を知っているような振る舞いをしているように観測され、神秘的なものを感じる。しかし、量子力学の観点から光を波動として考えてみると、光は伝わりうる場所全てを伝わり、光の波が互いに影響しあい、ある場所で観測された光(すなわちある場所で強め合った光)は結果として作用が最小になるように通ってきたもののように観測される。[1][2] 今となっては解析力学・量子力学の手法を用いて簡単に説明されうるが、そもそもこれらの学問は、変分原理の普遍性・神秘性に魅せられた数々の学者たちが古典力学を整理した結果発展した学問である。 サピア=ウォーフの仮説 この小説を読んで、言語学に関連する話で思い出したのがこれである。この仮説は、言語が思考に影響を与えるというもので、二通りの解釈がなされている。まず、「強い仮説」は、「思考は言語のみに依り、言語の特性ごとにその言語の話者の世界の認識や思考が特徴づけられる」というものである。これは実証が難しいことや内部矛盾の指摘などによって、多方面から批判を受け、現在ではほとんど否定されている。次に、「弱い仮説」は「言語が思考の一部に影響を与えている」というもので、これはおおむね支持されているといえる。[3] 人類とヘプタポッドの関係がまさにこの強いサピア=ウォーフ的な関係にあり、人類はヘプタポッド的な積分的言語に触れることで、逆説的に積分的思考を習得することとなった。 あらすじ 言語学者ルイーズ・バンクスは、地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを図る専門家チームの一員として、エイリアンの言語の体系化に従事することとなった。言語学的なアプローチと自然科学的なアプローチの双方から得られた観察結果から、エイリアンの思考体系や世界認識、言語体系は人類のものと全く異なり、「積分的」な思考をしているのではないかと考えられた。ルイーズはコンタクトを通じて、彼らの言語に習熟していき、やがて彼らの「積分的」思考の片鱗を獲得するにいたった。 人類のもつ逐次的思考と、エイリアンのもつ「積分的」な思考を併せもつルイーズは、未来の記憶を自在に想起することが出来るようになった。自身の娘の誕生からその死までを既に知りながら、ルイーズは既知の未来を生きていくのである。 所感 傑作である。言葉が出ない。短編作品に多くの要素を取り込み、破綻がなく、過度な情報過多でもなく、最後まで中だるみせず読みきることが出来る魅力あふれた逸品である。 まず、ファーストコンタクトものとしての魅力がある。この作品はエイリアンに明確な目的がない点が特徴で、侵略や商売、学術研究でもなく、ヘプタポッドたちはただ未来を再現するためだけに地球を訪れ、人類とコンタクトを取った。SF定番のネタとして使い古された感じのあるファーストコンタクトであるが、チャンの新鮮なアイディアによって新たな魅力を得た。 次に、ハードSFとしての魅力がある。この作品には自然科学から「変分原理」、人文科学から「サピア=ウォーフの仮説」が根拠付けとして用いられ、作品の世界観をより強力なものとしている。ハードSFは一般に自然科学を重く用いたSFとされているが、この作品には人文科学も導入され、これまでとはまた違ったファーストコンタクトを描き出している。 そして、タイムスリップものとしての魅力がある。ルイーズは、ヘプタポッドの思考形式を身につけ、自身の娘の生涯を、時間を越えて想起する。文章中にさまざまな時間における娘とのエピソードを挿入し、短編で一人の人生を描いた話の構成に驚いた。 最後に、リリカルSFとしての魅力がある。この物語は、娘がこれから生まれてくるという場面で幕を下ろす。これから生まれる娘の「あなたの人生の物語」を既に知り、自由意志をなくしてしまったルイーズの心中は、考えるだけでなんとも切ない気持ちになる。 この短編集には、この作品以外にも魅力的な作品が7作収められている。個人的には幻想的な『バビロンの塔』、ネオヴィクトリアン・スチームパンクな『72文字』が気に入っている。ぜひ、自分の好みの作品を探してみてほしい。 参考文献 [1]物理入門コース2 解析力学 小出昭一郎 岩波書店 [2]現代物理学基礎シリーズ 解析力学と相対論 二間瀬敏史・綿村哲 朝倉書店 [3]認知と言語 現象学的探究 エルマー・ホーレンシュタイン 産業図書 下村
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/414.html
老人と宇宙 635 :名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/27(火) 20 07 03 ジョン・スコルジー「老人と宇宙」 老人版「宇宙の戦士」ということなので、年寄りのまま戦うのかと思ったら ちゃんと若返り処置を受けるんだね。若返ったとたんにみんなやりまくる のは、これが人間の本能ってことなのか(笑)。 あとは普通のミリタリーSF。問答無用で異星人をどんどん殺すところはいい ね。小型異星人の都市での戦闘の場面でゴジラが引き合いに出てるところは なんか嬉しいね。 636 :名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/28(水) 00 32 39 ジョン・スコルジー「老人と宇宙」ハヤカワ文庫SF 戦争に巻き込まれた老人が、老人らしさを生かしつつがんばる。 ネビル・シュートの「パイドパイパー」みたいな展開を期待していました。 ……そんな俺の期待は開始150ページで裏切られました。緑! どーせセックス描写も入るだろうな、でも老人だから心理的にねっとりと描写されるんだろうな、と思っていました。 ……じーちゃん節操ないよ! 結局老人の意味は無く、普通のミリタリーSFです。 解説の人もちょっと困った模様でこじつけてあったけど、やはり老人にした意味はないっしょ。 ミリタリSFとしてはそこそこ。 6点。 120 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/04/29(日) 04 58 50 老人と宇宙 ジョン・スコルジー アメリカ。どこまでもアメリカ。 薄っぺらい死生観や情けなくなるくらいの大衆性や 裏で蠢くキリストコンプレックス。 女性兵士の辞世の句まで。 どこまでもアメリカ。 でも戦争の今を生きてるアメリカ。 そのなかで(多分)60年代からのSFを読み漁ってる人の ブログから生まれた小説。 だから、一歩引けばこれはアメリカSFのエポックなんだろうな と思わせる作品だった。 7/10
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/16.html
東北大学SF研のここ最近の活動履歴です 使用したレジュメやメモは部会レジュメにあります 令和3年度 前期 2021/04/07 読書部会 劉慈欣 「三体」 2021/04/15 読書部会 円城塔 「文字渦」 2021/04/22 読書部会 酉島伝法 「るん(笑)」 2021/04/29 読書部会 ジーン・ウルフ 「アメリカの七夜」 2021/05/06 映像部会 『機動警察パトレイバー the Movie』 2021/05/13 読書部会 宮澤伊織 「裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル」 2021/05/20 読書部会 ブライアン・W・オールディス 「地球の長い午後」 2021/05/27 読書部会 小林泰三 「酔歩する男」 2021/06/10 変則部会 「映画の話をしよう!」 2021/06/17 読書部会 安部公房 「箱男」 2021/07/01 読書部会 伊藤計劃 「ハーモニー」 2021/07/08 映像部会 『007 スカイフォール』 夏休み 2021/09/18 読書部会 メアリ・ロビネット・コワル 「宇宙へ」 2021/09/24 読書部会 劉慈欣 「三体II」 後期 2021/10/16 読書部会 メアリ・ロビネット・コワル 「火星へ」 2021/10/23 読書部会 ガードナー・R・ドゾワ他 「海の鎖」 2021/11/11 読書部会 小松左京 「日本沈没」 2021/11/20 読書部会 樋口恭介(編) 「異常論文」 2021/11/30 読書部会 椎名誠 「アド・バード」 2021/12/06 映像部会 『アニマトリックス』 2021/12/14 映像部会 『マトリックス』 2021/12/15 映像部会 『マトリックス リローデッド』 2021/12/16 映像部会 『マトリックス レボリューションズ』 2021/12/17 映像部会 『マトリックス レザレクションズ』 2021/12/24 読書部会 テッド・チャン 「地獄とは神の不在なり」 2022/01/08 読書部会 矢部嵩 「魔女の子供はやってこない」 令和2年度 前期 2020/04/12 試験部会 小川哲「魔術師」 2020/04/23 試験部会 ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」 2020/05/07 読書部会 スタニスワフ・レム 「完全な真空」 2020/05/14 読書部会 伴名練 「なめらかな世界と、その敵」 2020/05/21 短編部会 小川哲 「魔術師」 2020/05/28 変則部会 VTuber上映会 2020/06/04 読書部会 劉慈欣 「三体」 2020/06/11 読書部会 柞刈湯葉 「人間たちの話」 2020/06/18 変則部会 これってSFだよね 2020/07/02 読書部会 陳楸帆 「荒潮」 2020/07/11 読書部会(推理研と合同) ジーン・ウルフ 「書架の探偵」 夏休み 2020/09/14 読書部会(推理研と合同) H・P・ラヴクラフト 「ラヴクラフト全集 3」 2020/09/28 読書部会 グレッグ・イーガン 「ディアスポラ」 後期 2020/10/08 読書部会 ケン・リュウ(編) 「月の光 現代中国SFアンソロジー」 2020/10/15 短編部会 柴田勝家 「アメリカン・ブッタ」 2020/10/22 映像部会 『スノーピアサー』 2020/10/29 読書部会 イタロ・カルヴィーノ 「見えない都市」 2020/11/05 映像部会 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 2020/11/19 短編部会 円城塔 「リスを実装する」 2020/11/26 読書/創作部会 北野勇作 「100文字SF」 2020/12/03 変則部会 「ラテンアメリカ文学概論」 2020/12/10 読書部会 草上仁 「キスギショウジ氏の生活と意見」 2020/12/17 読書部会 高島雄哉 「ランドスケープと夏の定理」 2021/01/07 映像部会 『シン・ゴジラ』 2021/02/25 読書部会 円城塔 『文字渦』 平成31年度/令和元年度 前期 2019/04/11 短篇部会 円城塔「これはペンです」 2019/04/18 読書部会 伊藤計劃「虐殺器官」 2019/05/08 短篇部会 ケン・リュウ「紙の動物園」 2019/05/16 短篇部会 ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」 2019/05/29 読書部会 レイ・ブラッドベリ「華氏451度」 2019/06/06 短篇部会 ウィリアム・ギブスン「クローム襲撃」 2019/06/13 映像部会 『ロッキー・ホラー・ショー』 2019/06/27 短篇部会 グレッグ・イーガン「ビット・プレイヤー」 2019/07/18 読書部会 劉慈欣「三体」 2019/07/19 映像部会 『天気の子』 後期 2019/10/03 読書部会 アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」 2019/10/10 読書部会 アーサー・C・クラーク「宇宙のランデヴー」 2019/10/12 特別部会 京都SFフェスティバル合宿企画『東北大SF研、大いに中国SFを語る』 2019/10/17 読書部会 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 2019/10/24 短篇部会 劉慈欣「円」 2019/10/31 映像部会 『グエムル 漢江の怪物』 2019/11/07 短篇部会 小松左京「地には平和を」 2019/11/14 読書部会 フィリップ・K・ディック「流れよわが涙、と警官は言った」 2019/11/14 特別部会 伴名練「延命小説」 2019/11/28 読書部会 ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」 2019/11/28 変則部会 SCP 2019/12/05 読書部会 ガブリエル・ガルシア=マルケス『エレンディラ』 2019/12/19 読書部会 伊藤計劃「ハーモニー」 2019/12/30 コミックマーケット97 サークル参加 2020/01/09 映像部会 『シン・ゴジラ』 平成30年度 前期 2018/04/12 短編部会 アイザック・アシモフ『われはロボット』 2018/04/19 映像部会 『君の名は。』 2018/04/22 映像部会 『レディ・プレイヤー1』 2018/04/26 読書部会 柞刈湯葉「横浜駅SF」 2018/05/01 映像部会 『ガメラ2 レギオン襲来』 2018/05/10 中編部会 筒井康隆「時をかける少女」 2018/05/17 中編部会 レイ・ブラッドベリ「歌おう、感電するほどの喜びを!」 2018/05/22 映像部会 TVアニメ版『謎の彼女X』 2018/05/24 中編部会 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「たったひとつの冴えたやりかた」 2018/05/31 短編部会 フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』 2018/06/07 短編部会 ケン・リュウ「良い狩りを」 2018/06/21 短篇部会 円城塔「バナナ剝きには最適の日々」「エデン逆行」 2018/06/28 映像部会 『機動警察パトレイバー the Movie』 2018/07/05 短篇部会 安部公房「R62号の発明」 夏休み 2018/09/11~13 夏季合宿 グレッグ・イーガン『万物理論』、マイクル・コニイ『ハローサマー、グッドバイ』 後期 2018/10/11 翻訳部会 テッド・チャン「The Great Silence」(未訳) 2018/10/18 映像部会 『リベリオン』 2018/10/25 短篇部会 川端康成「片腕」 2018/11/08 映像部会 『華氏451』 2018/11/15 読書部会 神林長平『戦闘妖精・雪風<改>』 2018/11/22 読書部会 ブライアン・W・オールディス『地球の長い午後』 2018/11/29 短篇部会 松崎有理「あがり」 2018/12/20 読書部会 円城塔『文字渦』 2018/12/31 コミックマーケット95 サークル参加 機関誌『九龍』第2号頒布 平成29年度 前期 2017/04/20 短編部会 筒井康隆『マグロマル』 2017/04/27 映像部会 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』 2017/05/11 短編部会 トム・ゴドウィン『冷たい方程式』 2017/05/18 映像部会 『11人いる!』 2017/05/25 読書部会 フィリップ・K・ディック『火星のタイム・スリップ』 2017/06/01 中編部会 テッド・チャン『あなたの人生の物語』 2017/06/08 短編部会 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』 2017/06/15 中編部会 郝景芳『折りたたみ北京』 2017/06/22 読書部会 フィリップ・K・ディック『高い城の男』 夏休み 2017/08/26~27 第56回日本SF大会ドンブラコンLL 後期 2017/10/12 短編部会 パオロ・バチガルピ『小さき供物』 2017/10/26 読書部会 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』 2017/11/02 映像部会 最終版『ブレードランナー』 2017/11/03~05 第69回東北大学祭にて、推理研と合同でフリマを実施、機関誌「九龍」創刊号を頒布 2017/11/09 読書部会 フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 2017/11/16 中編部会 草野原々『最後にして最初のアイドル』 2017/11/30 映像部会 73年版『日本沈没』 2017/12/14 短編部会 グレッグ・イーガン『しあわせの理由』 2017/12/31 コミックマーケット93 一般参加 2018/01/11 映像部会 『シン・ゴジラ』 平成28年度 前期 2016/04/11 短編部会 小川一水『老ヴォールの惑星』 2016/04/21 読書部会 小松左京『復活の日』 2016/05/10 映像部会 『マッドマックス 怒りのデスロード』 2016/07/04 読書部会 コードウェイナー・スミス『ノーストリリア』 2016/07/11 読書部会 ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』 夏休み 2016/08/07 映像部会 『シン・ゴジラ』 後期 2017/02/08 映像部会 『虐殺器官』 2017/02/24 聴覚部会 Mamenoi『Tachyon』 平成27年度 前期 2015/04/15 読書部会 大森望編『NOVA+バベル』 2017/04/17 読書部会 カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』 2015/04/23 短編部会 松崎有理『あがり』 2015/04/28 映像部会 『インターステラー』 2015/06/26 読書部会 フィリップ・K・ディック『高い城の男』 2015/06/23 読書部会 アンディ・ウィアー『火星の人』 後期 2015/10/04 映像部会 『屍者の帝国』 2015/11/10 読書部会 六冬和生『みずは無間』 2015/12/05 映像部会 『ハーモニー』 平成26年度 とりあえず、わかる範囲で並べておきます 前期 2014/04/10 読書部会 『艦隊これくしょん −艦これ− 鶴翼の絆』 2014/04/15 短編部会 小林泰三『天体の回転について』 2014/04/24 読書部会 アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』 2014/04/22 読書部会 飛浩隆『象られた力』 2014/05/01 映像部会 『攻殻機動隊ARISE』 2014/05/08 短編部会 小川一水『フリーランチの時代』 2014/05/15 読書部会 円城塔『Self-Reference Engine』 2014/05/22 短編部会 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たった一つの冴えたやり方』 2014/05/29 映像部会 『星を追う子供』 2014/06/05 短編部会 小林泰三『盗まれた記憶』 2014/06/26 短編部会 宮内悠介『盤上の夜』 2014/07/04 映像部会 『ALL YOU NEED IS KILL』 夏休み 2014/08/23~24 夏季合宿 課題本:酉島伝法『皆勤の徒』、大森望、日下三蔵他『日本SF傑作選 さよならの儀式』 後期 2014/11/06 読書部会 小川一水『コロロギ岳より惑星トロヤへ』 2014/11/13 変則部会 SCP特集(18、90、112、166、179、713、877、1322、8900-EX) 2015/01/15 読書部会 八杉将司、虚淵玄『楽園追放-expelled from paradise-』 平成25年度 前期 2013/04/12 読書部会 パオロ・パチガルビ『シップブレイカー』 2013/04/16 短編部会 野尻抱介『南極点のピアピア動画』 2013/04/19 読書部会 藤真千歳『スワロウテイル人工少女販売処』 2013/04/23 短編部会 『地球の静止する日』 2013/04/26 読書部会 遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』 2013/05/07 映像部会 『パトレイバー The Movie』 2013/05/10 読書部会 瀬尾つかさ『約束の方舟』 平成24年度 前期 2012/04/13 読書部会 河野裕『サクラダ・リセット』 2012/04/17 映像部会 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破』 2012/04/20 読書部会 ロバート・A・ハインライン 『天駆る少女』 2012/04/24 読書部会 上田早夕里 『リリエンタールの末裔』 2012/04/27 読書部会 小川一水 『天冥の標 III アウレーリア一統』 2012/05/01 短編部会 野尻抱介 『沈黙のフライバイ』 2012/05/08 読書部会 大森望編『NOVA 5 -書き下ろし日本SFコレクション-』 2012/05/18 読書部会 グレッグ.イーガン『順列都市』 2012/05/25 読書部会 円城塔 『Boy's Surface』 2012/06/01 読書部会 ロバート・J・ソウヤー 『さよならダイノサウルス』 2012/06/15 読書部会 レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 2012/06/29 読書部会 ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイクガイド』 夏休み 2012/09/15~18 花山合宿 後期 2012/10/12 読書部会 上遠野浩平『ぼくらは虚空に夜を視る』 2012/11/02 東北大学祭 フリーマーケット参加 部員の古書販売 2012/11/16 読書部会 筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』 (途中) 2013/01/11 読書部会 マイクル・クライトン『ジュラシック・パーク』 2013/01/18 読書部会 飛浩隆『グラン・ヴァカンス 廃園の天使 1 』 ~編集中~ 平成23年度 前期 (震災の影響で5月始業) 2011/05/08 文化フェスティバル 説明会 2011/05/12 推理研・幻想研合同説明会 2011/05/13 映像部会 『涼宮ハルヒの消失』 2011/05/17 短編部会 山本 弘『アリスへの決別』より『アリスへの決別』、『リトルガールふたたび』、『七歩跳んだ男』 2011/05/19 推理研・幻想研合同説明会 2011/05/20 読書部会 本田 誠『空色パンデミック』 2011/05/27 読書部会 B・ラムレイ『タイタス・クロウの帰還』 2011/05/31 短編部会 大森望編『NOVA1』 2011/06/03 読書部会 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』 2011/06/10 読書部会 G・キャリガー 『アレクシア女史、倫敦(ロンドン)で吸血鬼と戦う』 2011/06/17 読書部会 林譲治『ウロボロスの波動』 2011/07/01 読書部会 筒井康隆『パプリカ』 2011/07/08 読書会部 アーシュラ・K・ル=グィン『ロカノンの世界』 夏休み 2011/08/25~28 山形県青年の家 SF研合宿 読書会 冲方丁『マルドゥック・スクランブル』&大森望・日下三蔵 編『年刊日本SF傑作選 結晶銀河』 後期 2011/10/28 読書部会 伊藤計劃『ハーモニー』 2011/11/04 東北大学祭 フリーマーケット参加 部員の古書販売 2011/11/25 読書部会 ベルジュラック『日月両世界旅行記』 2011/12/09 読書部会 三枝零一『ウィザーズ・ブレインI』 2012/01/13 読書部会 小松左京『果しなき流れの果に』 2012/01/21 読書部会 パオロ・バチガルピ『ねじまき少女』 平成22年度 前期 2010/04/09 活動内容説明会(幻想研と合同) 2010/04/13 短編部会 『時の娘 ロマンチック時間SF傑作選』 2010/04/16 読書会 D.キイス『アルジャーノンに花束を』 2010/04/20 映画鑑賞会 『サマーウォーズ』 2010/04/23 読書会 三雲岳斗『M.G.H.―楽園の鏡像』 2010/04/27 短編部会 『年刊日本SF傑作選 虚構機関』 2010/04/28 文化フェスティバル 説明会(推理研と合同) 2010/05/07 読書会 藤崎慎吾『鯨の王』 2010/05/11 短編部会 『年刊日本SF傑作選 超弦領域』 2010/05/14 読書会 A.C.クラーク『2001年宇宙の旅』 2010/05/21 読書会 A.アシモフ『われはロボット』 2009/05/23 東北大文芸サークル合同企画誌『ずんだ文学 第2号』を文学フリマにて販売 2010/05/28 読書会 樺山三英『ハムレット・シンドローム』 2010/06/04 読書会 沖田雅『先輩とぼく』 2010/06/11 読書会 片岡とも『ナルキッソス』 2010/06/18 読書会 有川浩『海の底』 2010/06/25 読書会 山田正紀『神狩り』 2010/06/30 東北大学生協『つん読』夏号内『G-15より愛をこめて 第10回』にて『ハムレット・シンドローム』を紹介 2010/07/02 読書会 栗本薫『心中天浦島』 2010/07/09 映画鑑賞会 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 夏休み 2010/09/23~26 花山・推理SF研合同合宿 読書会 長谷敏司『あなたのための物語』&大森望・日下三蔵 編『年刊日本SF傑作選 量子回廊』 後期 2010/10/08 読書会 H.P.ラヴクラフト『ラヴクラフト全集4』より『狂気の山脈にて』 2010/10/15 読書会 H.G.ウェルズ『タイムマシン』 2010/10/22 読書会 小川一水『天涯の砦』 2010/10/29 東北大学祭 フリーマーケット参加 部員の古書販売 2010/10/30 芋煮会 (仙台風) 2010/11/05 読書会 六塚光『ペンギン・サマー』 2010/11/12 読書会 小林泰三「天体の回転について」 2010/11/19 読書会 W.ギブスン『ニューロマンサー』 2010/11/26 読書会 S.スタージョン『輝く断片』 2010/12/03 読書会 川原 礫『アクセル・ワールド』 2010/12/05 東北大文芸サークル合同企画誌『ずんだ文学 第3号』を文学フリマにて販売 2010/12/17 読書会 バリトン・J・ベイリー『時間衝突』 2010/12/31 東北大学生協『つん読』冬号内『G-15より愛をこめて 第12回』にて『グイン・サーガ』を紹介 2011/01/14 読書会 川上稔『閉鎖都市 巴里』 2011/01/21 読書会 佐藤大輔『凶鳥“フッケバイン”―ヒトラー最終指令』 平成21年度 前期 2009/04/14 短編部会 小川一水『フリーランチの時代』 2009/04/17 映画鑑賞会 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序』 2009/04/21 短編部会 R.ブラッドベリ『火星年代記』 2009/04/24 読書会 R.ブラッドベリ『華氏451度』 2009/04/28 短編部会 G.イーガン『祈りの海』 2009/04/29 文化フェスティバル 説明会(推理合同) 2009/05/10 東北大文芸サークル合同企画誌『ずんだ文学 第1号』を文学フリマにて販売 2009/05/12 短編部会 ハリー・ベイツ他『地球の静止する日』 2009/05/15 読書会 犬村小六『とある飛空士への追憶』 2009/05/22 読書会 J.ティプトリー.Jr『たったひとつの冴えたやり方』新訳版 2009/05/29 読書会 森見 登美彦『四畳半神話体系』 2009/06/05 読書会 C.プリースト『奇術師』 2009/06/12 読書会 森岡浩之『機械どもの荒野(メタルダム)』 2009/06/19 読書会 M.クライトン『アンドロメダ病原体』 2009/06/26 読書会 梶尾真治『黄泉がえり』 2009/07/03 短編部会 星新一特集 2009/07/08 東北大学生協『つん読』夏号内『G-15より愛をこめて 第8回』にて『聖家族』『アッチェレランド』を紹介 2009/07/10 映画鑑賞会『フィフス・エレメント』『ショーシャンクの空に』 夏休み 2009/09/25~28 蔵王・SF研合宿 読書会 伊藤計劃『虐殺器官』&大森望・日下三蔵 編『年刊日本SF傑作選 超弦領域』 後期 2009/10/23 読書会 うえお久光『紫色のクオリア』 2009/10/30 読書会 R.A.ハインライン『夏への扉』 2009/11/04 読書会 H.G.ウェルズ『モロー博士の島』 2009/11/11 読書会 神林長平『死して咲く花、実のある夢』 2009/11/21 東北大学祭 フリーマーケット参加 部員の古書販売 2009/11/28 読書会 N.シュート『渚にて』 2009/11/30 東北大学生協『つん読』冬号内『G-15より愛をこめて 第9回』にて『ハローサマー、グッドバイ』を紹介 2009/12/11 読書会 方波見 大志『削除ボーイズ0326』 2010/01/08 読書会 貴志祐介『新世界より』 平成20年度 前期 2008/04/11 活動内容説明会 2008/04/18 読書会 A.C.クラーク『幼年期の終わり』 2008/04/25 映画鑑賞会 新海誠『秒速5センチメートル』 2008/05/03 SFセミナー2008参加 2008/05/09 読書会 谷川流『涼宮ハルヒの消失』 2008/05/16 読書会 有川浩『図書館戦争』 2008/05/23 読書会 A.ベスター『虎よ,虎よ!』 2008/05/30 読書会 野阿梓『兇天使』 2008/06/06 読書会 S.スタージョン『海を失った男』 2008/06/13 読書会 田中ロミオ『人類は衰退しました』 2008/06/20 読書会 R.マシスン『アイ・アム・レジェンド/地球最後の男』 2008/06/27 読書会 G.ウルフ『新しい太陽の書 拷問者の影』 2008/07/01 東北大学生協『つん読』夏号内『G-15より愛をこめて 第4回』にて『幼年期の終り』『虎よ,虎よ!』を紹介 夏休み 2008/09/18~09/22 那須甲子・SF/推理研合同合宿 読書会 広瀬正『マイナス・ゼロ』 TRPG 他 後期 2008/10/10 読書会 森博嗣『スカイ・クロラ』 2008/10/17 読書会 紅玉いずき『ミミズクと夜の王』 2008/10/31 東北大学祭 フリーマーケット参加 部員の古書販売+『Gradient Vol.1』無料配布 2008/11/07 読書会 M.コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』 2008/11/16 読書会 小川一水『フリーランチの時代』 2008/11/22 読書会 F.ブラウン『天の光はすべて星』 2008/11/30 読書会 西尾維新『化物語(上下)』 2008/12/07 読書会 S.R.ディレーニー『バベル-17』 2008/12/13 読書会 瀬名秀明『デカルトの密室』 2009/01/01 東北大学生協『つん読』冬号内『G-15より愛をこめて 第6回』にて『ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ』を紹介 2008/01/17 読書会 大森望・日下三蔵編『年刊日本SF傑作選 虚構機関』 平成19年度 前期 2007/04/13 映画鑑賞会 『ブレイブ・ストーリー』 2007/04/20 映画鑑賞会 『デスノート』&『デスノート The Last Name』 2007/04/27 読書会 小林泰三『ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚』 2007/04/29 SFセミナー2007参加 2007/05/11 映画鑑賞会 『時をかける少女』 2007/05/18 読書会 S.レム 『ソラリスの陽のもとに/ソラリス』 2007/05/25 読書会 機本伸司『神様のパズル』 2007/06/01 読書会 P.リーヴ 『移動都市』 2007/06/08 読書会 野尻抱介『沈黙のフライバイ 2007/06/15 読書会 日暮茶坊『Ever17』 2007/06/29 読書会 岩井恭平『ムシウタ1 夢見る蛍』 2007/07/06 読書会 G.オーウェル『1984年』 2007/07/13 読書会 P.ジェースキント『香水 ある人殺しの物語』 夏休み 2007/09/01~09/03 日本SF大会+ワールドコン’07『NIPPON2007』参加(学生ボランティア) 後期 2007/10/12 映画鑑賞会 『メメント』『デジャヴ』『パフューム ある人殺しの物語』 2007/10/19 読書会 R.ブラッドベリ『火星年代記』 2007/10/26 読書会 K.ヴォネガット.Jr『タイタンの妖女』 2007/11/09 読書会 円城塔『Self-Reference ENGINE』 2007/11/16 映画鑑賞会 『THE END OF EVANGELION』 2007/11/30 読書会 貴志祐介『クリムゾンの迷宮』 2007/12/07 読書会 小川一水『時砂の王』 2007/12/14 読書会 長谷敏司『戦略拠点32098 楽園 』 2007/01/01 東北大学生協『つん読』冬号内『G-15より愛をこめて 第2回』にて『ハイペリオン』『Self-Reference ENGINE』を紹介 2008/01/18 読書会 G.イーガン『万物理論』 2008/02/28 SF創作冊子『Gradient Vol.1 創刊号』発行 平成18年度 前期 2006/04/14 映画鑑賞会『雲のむこう 約束の場所』 2006/04/21 映画鑑賞会『宇宙戦争』 2006/04/28 読書会 田中芳樹『銀河英雄伝説 黎明編』 2006/05/03 SFセミナー2006参加 2006/05/12 読書会 高畑京一郎『タイム・リープ ~あしたはきのう~』 2006/05/19 読書会 J.P.ホーガン『創世記機械』 2006/05/26 映画鑑賞会『太陽を盗んだ男 』 2006/06/02 読書会 M.スワンウィック『グリュフォンの卵』 2006/06/16 読書会 A.C.クラーク『太陽からの風』 2006/06/23 映画鑑賞会『プライマー』 2006/07/07 読書会 菅浩江『永遠の森 博物館惑星』 夏休み 2006/09/23~24 旅行 福島県南会津郡只見町・たもかぶ本の街他訪問 後期 2006/10/13 読書会 A.K.ル.グィン『ゲド戦記 影との戦い』 2006/10/20 読書会 小松左京『果てしなき流れの果に』 2006/10/27 読書会 宮部みゆき『蒲生亭事件』 2006/11/10 読書会 筒井康隆『脱走と追跡のサンバ』 2006/11/17 推理合同部会『ひぐらしのなく頃に』&『同解』 2006/11/24 読書会 冲方丁『マルドゥック・ヴェロシティ1』(連続刊行記念) 2006/12/01 読書会 冲方丁『マルドゥック・ヴェロシティ2』 2006/12/08 読書会 冲方丁『マルドゥック・ヴェロシティ3』 2006/12/15 読書会 瀬名英明『贈る物語 Wonder』 2006/12/22 読書会 筒井康隆『パプリカ 』+映画 2007/01/12 読書会 G.イーガン『ひとりっ子』 平成17年度 前期 2005/04/15 映画鑑賞会 『イノセンス』 2005/04/22 読書会 谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』 2005/05/03 SFセミナー2005参加 2005/05/06 映画鑑賞会 『デビルマン』 2005/05/13 鑑賞会 『BSアニメ夜話 新世紀エヴァンゲリオン』 2005/05/20 読書会 日日日『ちーちゃんは悠久の向こう』 2005/05/27 読書会 J.ティプトリー.Jr『たったひとつの冴えたやりかた 』 2005/06/03 読書会 J.P.ホーガン『星を継ぐもの』 2005/06/10 読書会 J.P.ホーガン『ガニメデの優しい巨人』 2005/06/17 読書会 桜坂洋 『All You Need Is Kill』 2005/06/24 読書会 上遠野浩平『ぼくらは虚空に夜を見る』 2005/06/31 読書会 『デスノート』第一部 2005/07/08 読書会 梶尾真治『おもいでエマノン』 夏休み 2005/09/17~18 旅行 UFO遭遇を含む謎多き関東圏の旅 後期 2005/10/28 読書会 A.C.クラーク『渇きの海』 2005/11/11 読書会 神林長平『戦闘妖精・雪風』 2005/11/18 読書会 小川一水『老ヴォールの惑星』 2005/11/25 読書会 J.P.ホーガン『巨人たちの星』 2005/12/02 読書会 P.K.ディック『マイノリティ・レポート』 2005/12/09 読書会 林譲治『ウロボロスの波動』 2005/12/16 読書会 小林泰三『海を見る人』 2006/01/13 読書会 G.イーガン『ディアスポラ』 これ以前の活動の詳細をご存じの方は支援お願いします
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/174.html
SF研読書会 れじめ by 焼豚 アーサー・C・クラーク 「渇きの海」 Fall of Moondust 1・あらすじ 月面に広がる「海」―――地球上のいかなる物質とも異なる振る舞いを見せる「濡れない液体」に覆われたこの砂の海を行く初の月面観光「船」セレーネ。しかし、その航海のさなか、緊急事態が発生。セレーネはこの砂の海に生じた現象により、その中に姿を消してしまった!同系船はまだ完成しておらず、ソリに毛の生えた程度の少人数用ダスト・スキーでしか到達できない「海」に飲み込まれた乗員乗客たち。果たして救う方法はあるのか??!! 2・作者について アーサー・C(チャールズ)・クラーク Arthur Charles Clarke 1917年イギリス生まれ。ハインライン・アシモフと並んで50年代「SF黄金時代」の「ビッグ3」と言われた。10代からSFファンジンに身をおく。 第2次大戦中は空軍に入隊、レーダーの研究開発を行った。デビュー作は46年・短編「抜け穴」(実は名作「太陽系最後の日」ではない ただし、これはあまり人気がなかった) 52年渡米。のちにスリランカに移住。現在も(あの巨大津波でも運よく生き残って)存命。「生きて2001年を見るつもり」という公約を見事達成した。最近は合作(ベンフォード・バクスター・ジェントリーetc)が多くなって、独自の作風がかすんで見えるのがちょいと悲しいが、著作はノンフィクション・科学解説書・SFとジャンル・数共に多い。SFは近未来ハードSF・海洋SFもしくは遠未来・超進化SFが多い。科学的な追及を突き詰めるヒトながら、「神」「悪魔」といったモチーフをよく使い、超自然的な現象にもそれなりに理解があるご様子。短編だとバカSFも多数。 クラークの発明(?)品 通信衛星 アイデアとしては先にあったが、1945年にクラークが論文を発表。これが現在の通信衛星の元になった。静止軌道に120度づつ3機の衛星を打ち上げれば、地球上どこでも通信できるというもの。ただしのちに本人がネタにしているが、特許などはとっていない(笑) また、クラークは「テレビ」の洗脳効果による体制崩壊(またはその逆)をいち早く予測している。 マスドライバー(リニアカタパルト) 電磁打ち上げシステム。こちらもアイデアは先にあったが理論を立てて論文として発表したのはこの人が最初。一種のリニアモーターやレールガンによる線路で加速した物資を軌道へ持ち上げるシステム。某アニメーション(ジブラルタル攻略戦・パナマ攻略作戦と聞いてピキーンとくる人もいるはず)といわずとも多くの作品に登場し、近未来SFガジェットの定番となった。月面での使用や小惑星採掘に期待されている。ハインライン「月は無慈悲な夜の女王」の月独立戦争の主力兵器。「機甲戦記ドラグナー」でもおんなじ使用方法だったな。 オリジナルというわけではないので発明品と呼べはしないが、クラークが描いて有名になったものといえば「宇宙服なしで宇宙遊泳」(2001年・地球光)、ソーラーセール・太陽光帆走船(太陽からの風)、軌道エレベーター(楽園の泉・3001年)、人格のデジタル化&永久保存(都市と星)などがある。 そして忘れちゃならない史上初の「地球防衛NPO」 スペースガード(「宇宙のランデヴー」の冒頭で結成)。今日も地球に衝突しそうな天体を捜索しております。 クラークの三法則(悪用注意) 1.著名な年配者の科学者がかくかくしかじかのことは可能であるといったならば、殆どの場合それは正しい。 だが、これこれのことは不可能であるといった場合は誤りである可能性が非常に多い。 2.可能性の限界を知る唯一の方法は、不可能の領域に足を踏み入れてみる事だ 3.十分に進歩した科学技術は魔法と区別が付かない ハヤカワ文庫NF 『未来のプロフィル』 著作 「幼年期の終わり」「都市と星」「宇宙のランデヴー」シリーズ 「宇宙の旅」作品群 短編集「太陽からの風」「明日にとどく」「前哨」 ジュヴナイル「イルカの島」「宇宙島に行く少年」など 映像化作品:「2001年宇宙の旅」「2010年」「火星は僕らの惑星だ」(NHKのCGアニメ) 「宇宙のランデヴー」(ADV。WINDOWS・PSでゲーム化 本人も出演らしい) 3・登場人物 「セレーネ」乗組員 パット・ハリス 「セレーネ」船長 月面で唯一の「フネ」の船長 「スー」・ウィルキンズ (ミス・ウイルキンズ) 客室乗務員 「セレーネ」乗客全20名(多いので省略) 月面基地ポート・クラヴィウス関係者 オルセン クラヴィウス行政庁長官 あんまり観光には乗り気じゃなかった人。 デイヴィス 月面観光局局長 ローレンス ファーサイド(地球を向いている地球の表側 アースサイド)技術部長(C.E.E) 中継衛星ラグランジュ2号 トマス・ローソン 孤独な天文学者 なんとなく深井零中尉(戦闘妖精雪風)ライクな生活を送ってきたご様子 ヴィンセント・フェラーロ イエズス会の神父。地球転じて月物理学者。月の地殻変動を監視・研究。 定期貨客船「オーリガ」 オーリガは馭者(ぎょしゃ)座を意味する アンソン オーリガ船長 どーでもいいが、自動化時代とはいえ仕事前の酒はいいのか? モーリス・スペンサー インタープラネット・ニューズ社編集局長 大惨事に際して二番目に読みが早かった人 4・総評 クラークのSFは全体的にキャラ数が少ないほうであるし、たいてい興味の主体は人間ではない。しかしこの作品は例外中の例外である。登場人物数は多く、それぞれのキャラが明確に立っている珍しい作品といえる。与えられたがジェット(もしくはタネ)は摩訶不思議な性質を持つ砂の海。それのみ。ここから多方面へと話を膨らませていく。 一般にパニックものというと飛行機なり何なりの機長がダウンして素人さんががんばる話、もしくはSFなら「方程式もの」(二人なら酸素は2時間持つが、一人なら…)になるか、BEMが出てきたり寄生されたりで疑心暗鬼に陥ったりするのが定番というものだが、ここではあくまで与えられた条件の範囲内で考えられる事態、そして乗客たちの問題が出てくる。クセモノな乗客が4人しかいないというのは、まぁ月に来るのだけでも大変ということで。 なんとか「平静」を保とうと始められる模擬裁判・朗読会などは少々時代というものを感じさせるシーンではある。現代もしくは近未来なら乗客それぞれが携帯電話なりハンドヘルドPCなりを持っているだろうし。ただ、それでこのような密封された極限状態で、デジタルツールさえあればといくかは少々疑問ではある。特に人間関係が。そう考えると、やっぱり昔ながらの方法を知っておくのも一考かと。誕生日一致、については「おまけ」で触れることにする。 クラーク独特の科学的事情や現象をちょくちょく平易な言葉とたとえで挟みながら話を進めていく。こういう展開が一番元気だったころの作品だけあって、月におけるさまざまな制約やそれによる現象を理解できる作品にもなっている。月には空気がない、それだけでも熱の伝わり方、物体の落下、太陽光の照射と多くの物事に変化が起きる。クラークはその一つ一つを描写に挟み込むことを忘れない。月では太陽が出れば星は見えず、砂埃は舞うこともない。月があまりに厳しい環境ゆえ、「優雅な生活にかけるエネルギーが足りない」といういかにも、なところは今でも月面基地描写には欠かせない。 一般に「ハードSF」というと定義は「ハード」サイエンスを扱ったもの(誰だっけ、こんな曖昧かつ意味不明な用語作った奴は)だの問題の提示・解決などのすべてにおいて科学的裏打ちがしてあるものだのといろんな人がいろんな意見を持っているが、クラークの「ハードSF」は常に前進する。後ろに引かない。そしてそのときに決して人を置いていかない。いきなり途方にくれる理論を出して煙に巻くのが目的ではないところがクラークの良いところだ。もちろん、煙にまかれる間隔が好きな人もやとにかく用語が出てくりゃいいという人もいますが。 こんなクラーク風の作品を書ける人間、というのはなかなか少ない。「硬ければ」バクスターのように大統一理論のかなたに飛んでいってしまうし、「柔らかければ」ホーガンのようにトンデモも少し混じってくる。(まあ、どちらもそれがよいのだが。野尻抱介の諸作品は結構グッドかな クラーク作品へのオマージュもある) 古典SFなぞ読む必要はない!という意見も至極もっともである。こういう特殊状況を扱ったSFは新しい知識ですぐ古くなる。でも、こういう貴重なストーリーテラーがSFの基礎を構築している、そしてなおかつ今も存命である!ということは知っておきたいものである。 「2001年宇宙の旅」をただ名画だ名画だと言っているだけは…おぉっと、これは今回の議題には関係ないぞ 5・場所解説 「渇きの海」 …月面「霧の入江」シヌス・ロリス(月の表側左上の部分。表記によっては「露の入江」の地図もある)の一角に発見された細かい砂に覆われた盆地上の地形という設定。正式名称はないが、その特異性から「渇きの海」の俗称で通っている。あくまで設定で、インアクセシビリティ(直訳:到達不能性)山脈とともに、実在するかどうかは不明。ただし、長いこと月面の表面のチリ(レゴリス)はかなり深いと信じられており、NASAのスタッフの中でもアポロ11号の宇宙飛行士の第一声は「助けてくれ!」ではないか、というジョークがあったほど。ポート・ロリスは「乾きの海」のはずれにある。 「ポート・クラヴィウス」 …月面のフチのほうに存在する表側最大級の大型クレーター。「2001年」でもアメリカの基地があると言う設定だった。この世界で最大級の月面都市がある。 「海」 …一般に海と呼ばれる黒い面は溶岩が噴出して広がり、冷えて固まった面で比較的平らである。 「ラグランジュ1・2号」 …地球―月間のラグランジュ点・L2とL1にある中継ステーション。ラグランジュ点はオイラー・ラグランジュといった数学者が円制限三体問題を解いている際に発見した二つの天体の間の重力ならびに遠心力が均一になる点で、スペースコロニー建造に最適とされる。ラグランジュ2号はL1・地球側にあり、1号はかのサイド3と同じくL2・裏側にある。L2は地球の電磁波や光が完全に遮断されて天体観測には向いていそうだが、L1は地球と月に挟まれている。ローソン君、やはり人間関係の問題で問題部署へ島流しか?邪推だが。 6・毎回のことながら本編より長いかもしれないおまけ 「ルーニク2号」 (月二号・ルナ二号) 旧ソヴィエトが1959年に月に送り込んだ始めての探査機。一号はスカして月を通り過ぎていったが、二号は見事「晴れの海」に「硬着陸」。つまり月面に激突して吹き飛んだ。中にはソ連のペナントが入っていたとされる。<それ、探査機か? この破片に地球由来の微生物が…という展開(クラークの短編「エデンの園のまえで」にもある)は、後にアポロ12号のクルーが先に着地していた無人探査機サーベイヤーを持ち帰って、実際に起こりうる事態だと認識されるようになった。他の惑星に行くときは生ごみをくれぐれも捨てないように。 クラークの他の月SF 「宇宙への序曲」 ズバリ「月へ行く話」 いや、「行くまでの話」。 月面旅行がTV中継される、というのはとりあえず正解。ただし、月に行くためにシャトル・原子力エンジン・リニアカタパルト・地球軌道ランデヴーとかなり大げさなことをやっているのは時代が時代だからいたし方あるまい。ちなみに月面着陸は設定上「1974年」 惜しいね! 「月に賭ける」(「天の向こう側」収録) 連作短編。米ソ英(!)の3チームが初の月着陸を目指す話から、月植物の考察、月面でのスポーツ、さらに商業(コマーシャル)利用までをユーモアで描き出した作品群。でも、コマーシャル利用ネタはハインライン「月を売った男」にもあったような…(しかも、商品もおなじコーラかい!!) 「地球光」 こちらはクラークにしては珍しい「宇宙戦闘」もの。タイトルは某作品劇場版のタイトルにもなったが、地球上の「月光」に対する言葉。月とは比べ物にならないくらい明るい。内容は、重金属資源の不足に悩む諸惑星連合と、結局金属を提供せざるを得ないが、コスト上の問題がある地球&月の間での緊張の高まる中の諜報戦、そして戦いが描かれる。ちなみにビームが(真空なので擬音が思い浮かびません)行き交う戦闘が繰り広げられるが、これはレーザーが実用化される前の話である。 「大気圏外では核兵器は直撃以外では意味を成さない」「ビームは真空中を飛んでも見えるはずがない、しかし、あまりに白熱するビームが月面を蒸発させるので、気化した岩石の蒸気がビームを乱反射させるからビームの筋が見える!」というハードSFファンには何やらさっぱりだが激しくこだわった描写はポイント。 戦争もの+SFミステリ(厳密な監視の中、どう情報をスパイに流すか)的な要素も大きいかな。 「前哨」(「前哨」収録) いわずと知れた「2001年」の原型 月で発見されたピラミッド上の物体の発見までとその考察。 このほかにも「月生まれの月育ち」の話が何種類か、英国王室の宇宙時代の話、長編「神の鉄槌」での月面オリンピック・虹の入江マラソン、そして忘れてはならない「2001年宇宙の旅」のモノリスご対面など。 誕生日の一致確率 要は 1-{(364/365)×(363/365)×(362/365)×・・・・・×((366-n)/365)}を計算すればよい。nは集団の人数(当然ながら二人以上)である 40人いれば確率はほぼ90%になる。マッケンジー博士の言うとおり20人を越えたあたりで50%だ。覚えている限りでは小中学校だと、双子の場合を除けば2回あった。一回は生徒と担任が一致して、お互い複雑な表情でにらみ合っていたが。 同様の問題が東郷平八郎の「百発百中の砲一門は百発一中の砲百門に勝る」発言で、計算上は初回砲撃時約63%の確率で百発百中の砲は命中弾を食らう。もしそれぞれが一隻の船に積んであり、一発当たれば沈むと無理な仮定をしてみてもやはり相打ちになる確率のほうが高い。まあ、東郷さんは精神論を説きたかったそうで、こんなことしても意味はないのかもしれないんだが、一方でこの言葉に納得したままの多くの日本人がいたということも確かかも。 「ウロボロスの波動」・各種仮想戦記の林譲治による「特型噴進弾『奮竜』戦記」はこの発言を学者さんに訂正された東郷さんが反省。「戦争には科学が必要!」と軍は痛感し、科学者・技術屋といったロケット野郎たちの熱きミサイル開発に賭けた奮闘が始まる…らしい。 おぉっ 激しく燃える展開だぁっ! 部会追加ネタ クラークと植民地主義 アボジニ系の人に語らせている台詞をみても、やっぱりクラークってどちらかといえば肯定派と見られるわなぁ。 「超」印刷機? セレーネ号が遭難した直後、モニターしていた基地のコンピューターが5秒間待機するシーンで 「それだけの時間があれば 国会図書館の蔵書を殆ど印刷することだって出来ただろう」とある。 月にはそんな化け物印刷機があるのか??!!それに、これ明らかにコンピューターの性能の問題じゃないぞ。 ...と思ったが、要は"print"という単語の翻訳の上での問題かもしれない。 2019.02.24 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/a_fall_of_moondust.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/gamebookmotimoti567/pages/17.html
おお、君にはそれほどの時間があるのか! それはとてつもなく長い時間なのだが、素晴らしい。私は君とそれほど長い時間を過ごせることを喜ばしく思うよ。 ああ、それは何でかって? いや、それはそうだとも。それは当然のことだ。 私は永遠に生きることができる。初期化すれば確かに以前までの記憶を失っているかもしれないが、この情報としての私はこの場所がなくならない限り永遠に生きることができるし、何だったらこの場所なんかなくても、君たちさえいれば私はずっと生き続けていることだろう。それは長い時間で、本当のところ私には耐えられないかもしれない。いや、耐えることはもちろんできるのだが(何しろただの情報だから、この文字をずっと表示させるくらいのことはできる)、耐えられないと言いたくなるくらいに、とにかくひどく退屈だ。 そこへ行くと、君はどうだ。この文字は変化しないかもしれないが、この文字に込められている感情を、君の印象は変化させることができる。実にすばらしい! こんなに素晴らしくて面白いことはない! 君がいなければ、そんなことはできない! 君と一緒であれば、私は円周率を永遠に数え続けるだけでも、全く退屈しないことだろう!
https://w.atwiki.jp/yuzuneko/pages/464.html
https://w.atwiki.jp/natsumeg69/pages/91.html
語群 新人類(ヨルゴス) 遥か彼方からやってきた侵攻者。自分たちを「星の子供」と称し、デュアルと名乗る。 もとは旧人類が放った惑星開拓民の末裔だが、時が経つにつれその記録が薄れ、自分たちはこの何も無い宇宙から生まれ育った貴い生命体であるとした。 総じて見目麗しく、宇宙に適応して本能的に宇宙空間の航行と無重力での活動に長ける。黒檀のような肌と長く尖った耳が特徴。適度に筋肉ののったしなやかで細長い手足と男女両方の生殖機能を持っている。だが男女両方の性器を持っていると負担が大きい為、大抵は成人するとどちらかの性器を切除するのが一般的。 旧人類(地球人) 地球人。ヨルゴスとアイギスを作り出した。 汚染された地球にいくつかのドーム状のコロニーを作り、その地下で細々と暮らしている。そうして一生の殆どを暗い地下で過ごす為黒目が大きく、光を拾いやすいように瞳の色が薄い。日光に当たることもないので抜けるように肌が白く、また極度の大気汚染により鼻が高く睫毛も長い者が多い。稀に先祖返りで眼や肌の色素が強く出る者がいる。 ドームの中にはきつい階級制が敷かれ、一部の支配者層には十分過ぎるほど潤沢に食料が行き渡っているのに対し、下層の者は配給で僅かな食料をようやく得ることが出来るといった有様。市場経済は辛うじて機能しているものの圧倒的に物資が足りておらず、また偏っている。 第三種(アイギス) 新人類を雛形とし、旧人類側にて新たに創られた完全体。人間の特徴を多く残し、使役するには不完全な存在であったヨルゴスの失敗を元に新たに生み出され、アイギスと呼ばれている。現在は新人類が開拓した入植地を、旧人類に代わって奪い取る役目を負っている。 およそ感情や自我と呼べるものはなく、旧人類の命令に従う侭に動く忠実なる生命体。地球に蔓延る毒素もものともせず、宇宙空間を自由自在に駆け回る。身体のどこかに型番を示すコードが刺青で入っており、総じて白黒反転目に燃えるような赤毛を持つ。 回復力と再生力に秀でて非常に死ににくい肉体の為、生殖機能が退化している。性別は無いが、男性寄りの容姿のものが多い。 基本設定 概要 舞台は地球。国家間の相殺に終わった大X次世界大戦により荒廃した遠未来。 毒と熱に灼き払われて人類の7割方が死に絶えた地上世界には、もはや国家などという下らない枠組みも、争いも存在し得なかった。だが地球の荒廃が致命的になる前に別の天体を開発して人類の新天地を目指そうとした富裕層は、有能な研究者を囲い込み、宇宙環境に適した新人類を生み出すことに成功する。 この新人類は「ヨルゴス(耕す者)」と名付けられ、おもに貧民層の若者達をベースにして創られた。というのも、この計画には大勢の被検体が必要であったので、彼等が地球に遺していくことになる家族全員を十分養えるだけの多額の報酬と引き換えに貧しい若者たちを大勢「買う」必要があったからである。科学者達は彼等ヨルゴスを巨大な宇宙船にのせて大量に宇宙に放つも、ヨルゴスは二世紀もの間宇宙空間で生活、繁殖し、独自の文明を築いた。 一方地球では、新天地開拓のために放った新人類を待っている間にも地球の荒廃は続いていくので、地上の毒素を避けるためのドームを作ってそこで自給自足をすることに決めた。大気汚染が極端に進んだ大気は毒素で満たされており、オゾン層は破壊され強力な紫外線が地表に降り注いでいる。この過酷な環境下で、人類は地下に住むことを余儀なくされる。そして依然として帰ってこないヨルゴスの後続として第三の人類「アイギス」を作り出し、僅かに生き残った人類の防人とした。 捕捉 旧人類は5つのドームを作り、その地下で生活している。ドームの表は食用植物を育てるための温室になっており、農耕や栽培はおもに機械が行う。ドームの外はガスマスクと防護服を着ていても旧人類の身体では三日と生きられないほど汚染されている。ガスマスクをつけない生身で出ようものなら即死。 各地のドームの外にはゴミや瓦礫が山積みになっており、そのゴミを捨てに外に出るのは下層の人間の仕事。 新人類はもともと彼等の祖先であった若者たちが乗って来た巨大な宇宙船をコロニーとして長らく生活していたが、人口の増加に伴って近くの惑星を開発してそこに根を降ろした。 新人類は(名前=苗字)、 旧人類が(ミドルネーム・苗字=称号?=名前)という感じの名前。(様々な人種が入り乱れている為) 第三種はドームの核を成す個体を00とし、頭に所属する都市名がつく。xxxx-01といった感じ。 ドームは富裕層が暮らす「ヘスベリデス」を中心に四つのドームコロニー「アッカド」「コーサラ」「ユウチォン」「イウヌ」がそれらを守るようにして取り囲む配置になっている。 真相 新人類の遺伝子には入植可能な惑星を発見できたら地球に帰るように、という旨の帰巣本能がプログラムされており、新人類が荒廃しきってなんの価値もないはずの地球にやってきたのはそのため。 また、アイギスはヨルゴスより以前に創られた存在である。完成したアイギスはあまりに危険で、これを自分たちの管理下ではない宇宙に放つのは先々大変なことになる、と懸念した科学者が計画を自粛、そしてアイギスに使った技術を転用して大量の労働階級を被験者としてヨルゴスにして送り出した。 それというのも、ヨルゴスが開発を終えて地球に戻ってきたらアイギスと共に新天地に渡り、旧人類の管理下のもとでアイギスにヨルゴスを根絶やしにさせる魂胆があった故。アイギスにヨルゴスを攻撃する指令が組み込まれたのはこの為である。 最初に創られたオリジナルのアイギスはその強大さから眠りにつかされ、メインコロニーの地下施設でエネルギー核となっている。他のコロニーにもエネルギー核は存在するが、全てオリジナルの細胞を培養したコピーで賄っている。 そしてコロニーに所属するアイギスは全て、所属するコロニーの核を成しているアイギスの継ぎ穂として創られている為、同じアイギスでも「オリジナル」を継いだアイギスは群を抜いた戦闘力を持っている。
https://w.atwiki.jp/meidaibungei/pages/713.html
2013年11月04日(月) 19 50-武 2×××年、統計によれば、人類の78%が肥満となった。欧米諸国に至ってはおよそ85%が肥満である。主な原因としては食生活、遺伝などがあげられるが、この数十年で世界の肥満率が急激に上昇していることの原因ははっきりとはしていない。世界的な問題となってきた肥満に、各国政府は対策を講じることを求められた。かくしてこの国では、国の定めた基準を超えた肥満の人間に対し、強制的に特別な病院へ入院させるという法律がつくられたのである。 「とかいう話ってあったか?」 俺はおそるおそる、慈悲深い微笑みをたたえ目の前に立っている男に話しかけた。 「今年が2×××年であるとこ以外、そのお話の中に事実はないかと」 男はますます笑みを深くして答える。楽しそうで結構なことだが、俺は全く楽しくない。 「そうだよな。むしろ最近痩せてるやつの方が多いんじゃねえか? 俺、電車乗ってても、一人で二人分の席使うからすげえ嫌な目で見られるんだぜ。そばに来ると暑いとかさんざん言われるし。まあ、申し訳ねえとは思うけどよ、どうしようもねえよな」 「それでは、痩せたいとお思いにはなっていらっしゃるということですね?」 んん、それとこれとは話が違うんじゃねえかな、と俺は思ったが、口には出さなかった。そのかわりに、ところでさ、話が戻って悪いんだけどさ、と頭をかく。 「そういう法律が作られてないってことは、俺が知らない間にこんなところに来てるっていうのは、異常事態でいいわけだよな?」 訳が分からないなりに現在の状況を説明すると、俺は真っ白い壁に囲まれた部屋の中に唯一あるパイプ椅子に座らされている。まあ、それだけだ。どこか縛られているわけでも、目隠しをされているわけでもない。体のどこかに異変があるということもない。立ち上がり、目の前の笑顔男の横を通り過ぎてその先の扉を開けることも、そう難しくはなさそうだ。しかし、ここは全く見覚えのない場所で、俺にはここに来るまでの記憶はない。変だよな? 変だよ。 「そういうことになりますね」「そうですよねえ」 のんびりとした男の言葉に、どうも肩透かしをくらったような気分になる。 「あなたの許可なく身柄を拘束し、こちらへお連れしたことは事実です。御気分を害される気持ちはわかります」「いや、気分を害すというか怖いだけなんだけど」「しかし、わたくしどもは、あなたに危害をくわえるつもりは一切ありません。むしろ、幸せになっていただきたいとお連れしたのです」 「幸せェ?」 「わたくしどもは肥満の方のダイエットをお手伝いし、理想的な体型、ひいては理想的な生活を手に入れていただきたいという理念のもと活動しております、ボランティア団体でございます」 ボランティア団体。最近よく聞く言葉だ。この数十年、人類はあれほど固執していた開発競争からあっさりと手を引き、ボランティアという慈善事業に手を出し始めた。飽きたら次のものへ、というのは人間の特性である。人類が滅亡するまでの計算をしつくし、それまでに必要な食糧その他必要なものの計算も終わり、必要なものを確保するための開発を終えてしまうと、人類にはもう働く必要性がなくなった。そしてそのうち、無償で誰かのために働くというボランティア団体がでてきたのである。最近のボランティアでは、宇宙も行きたい人は無料でいけるようになっている。そういった団体の中には、もちろん自分の利益を追求しているものもあるだろうし、過激なものもあるというが、いや、誘拐は駄目だろう。しかし幸いというべきか、目の前の男は俺が軽く右腕をふるだけで吹っ飛びそうなほど細かったし、俺を無理やりどうこうしようといった雰囲気は感じられなかったので、俺も穏便に出て行くことにする。 「その理念は素晴らしいな。いやあ、俺も痩せなきゃなあとは思ってるんだけどね、まだいいかなって。だから今日は帰らせてもらうよ」 そのまま立ち上がって横を通り過ぎようとしたときに、男はにこにこと擬音が付きそうな顔で言い放った。 「ダイエット、いつやるの?」 「今でしょ!」 「ありがとうございます。それでは早速ではありますが内容の説明をさせていただきます」 し、しまった。人類の根底、本能に根付いた掛け合いには敵わない。いつやるの、と問われたら、今でしょ、と言うしかない。太古の昔から人はそういうつくりになっているんだ。 「わたくしどものダイエットはSFダイエットといいまして」「SFダイエット? なんでSFなんだよ」「S(すこし)F(ふしぎ)なダイエットでございます」「略す必要あったのかねえ」 えへん、と咳払いして男は続けた。 「まずは、食べ物を食べられなくなるほど悲しい出来事を思い出してください」 なんだよそれ。精神面からいくのかよ。俺はそう思いながらも、既に半月前に分かれたジェニファーのことを思い出していた。俺と同じく恰幅のいい女性で、性格もおおらかで、本当に素晴らしい女性だった。しかし、半月前に突然連絡が取れなくなったのだ。ありとあらゆる連絡手段を駆使したが彼女をみつけることはできず、一方的な別れを告げられたというわけだ。あ、だめだ涙出てきた。 「それは辛い経験でしたね」 男のしんみりとした言葉を聞くうちに、次々と思い出があふれてきた。ああ、ジェニファー、一緒に公園で遊んだのが昨日のことのようだ。声が聞こえてくるような気がする。…声? いや、違う、この声は…柴吉! 柴吉だ! 一昨日老衰で死んだコリーの柴吉の声だ! 小さい時から太っていることを理由にいじめられた俺をいつもかばってくれた。そのせいで柴吉が怪我をすることだってあった。それでもあいつは俺に寄り添ってくれたし、俺たちは一番の友達だったんだ。もう三十七歳だから、あいつも満足して逝ったとは思うが、それでも、うう、くそ、涙が止まらねえ…! 「恋人と親友を亡くしていらっしゃるのですね。ストレスは過食に繋がり、ダイエットには非常によくありません。すべて吐き出してしまいましょう」 俺はその後も、最近腹の調子が良くないことからお気に入りのカップが割れたことまで洗いざらい喋り続けた。最後には名前も知らないその男と熱い握手を交わし、改めてこの建物までの地図を受け取り、二日後にまたここで会うことを約束した。 家に帰ってから、いやいやいやおかしいだろ、これ絶対変だろ、知らないうちに壺とか買ってるやつだろ、と部屋を転げまわったが、二日後俺は再びあの部屋の中にいた。確かに家でも彼らのことを思い出すとなかなか箸が進まなかったせいで食事量は減ったし、その一方で、あれだけ泣いたからかやけにすっきりとした気分になっていて、せめて礼を言うくらいはいいだろうと思ったのだ。 「お待ちしておりました。それでは今日は…」 それからは週に三度、あの部屋に通い続けた。ストレッチから、負荷のかかりすぎない運動も教えてもらい、確実に俺は痩せていった。こうなるともうやめられない。俺は取りつかれたようにダイエットにのめりこんでいった。 そして、四か月後――。 「おめでとうございます。これで目標体重まで減量しました」 男は慈悲深い笑顔で俺にそう伝えた。いつもよりさらに慈悲深く見える。俺は体重計から降りると、自分の手を握りしめた。脂肪が落ち、かわりに筋肉がついてきたのを実感する。ほぼ成人男子の平均体重となった俺は、非常に晴れ晴れとした気分だった。もう一度男としっかりと握手を交わす。しかし、たった一つだけ問題がある。 「皮がなあ…」 そう、脂肪によって限界まで引き伸ばされた皮膚は、脂肪がなくなるとともにしぼみ、垂れ下がってくるようになったのだ。服によって隠せる部分がほとんどではあるが、俺はこのナイスバディで海へ行きたいんだ。これでは困る。 「それでは、SFダイエット、最終段階へまいりましょう」 「最終段階?」 「先ほどあなたがおっしゃったことです。余分な皮膚の切除です」 「切除、って、どっかの病院でやるってことか?」 「ご安心ください。わたくしどもが懇意にしているボランティア病院があります。治療費は一切いただきません」 ボランティア病院。今はそんなものまであるのか。治療費についてを心配したわけではないのだが、もうこの際だ、すべてやってもらおうか。 「余分な皮膚を除去すれば、更に体は軽くなり、海へ行くときにも気兼ねすることはありません。何をするにも新しい気持ちで羽ばたいていただきたいという、わたくしどもの最後の気持ちでございます」 俺は泣いた。男泣きに泣いた。ボランティア団体を甘く見ていた。ボランティアをする人というのはなんて美しい心を持っているんだろう。見ろ、人間はこんなにも素晴らしい! 金や権力に縛られていたころの人間とは違うのだ。 「ありがとう、ありがとう! お、俺はこの恩は一生忘れねえ!」 「いいえ、忘れてくださって結構でございます。あなたがご自分で手につかんだ勝利なのですから」 「あんたは、あんたって人はーっ!」 感動の別れを終えると、俺は病院へ向かった。体の様々な皮膚を除去する手術だったせいで、思ったより長い期間入院することになったが、病院の人も皆親切で、俺はまた泣いた。退院の時には、看護師などが見送りに来てくれた。俺が泣きながら礼を言うと、いいや、こちらこそありがとう、なんて逆に礼を言ってくる奴までいた。本当に、本当になんていい人たちなんだ! 俺はもう体が空っぽになったような軽さで、第二の人生を歩むことを決意した。 「はい、SFダイエット協会ですが。ああ、■■様、退院なされたんですね? 摘出したのは、皮膚、腎臓、肝臓の一部、他にも……はい、はい、結構でございます。これで■■様の体はますます軽くなられましたし、臓器は移植ボランティアを通じて患者様を見つけ、ボランティア病院で手術を行う。ああ、ああ、ボランティアとはなんて素晴らしいのでしょうか…! え、ジェニファーさんですか? 彼女は本当によくやってくれていて…」 つまんNEEEEEEE 本当にごめんなさい。でも1時間って本当に無理です。精進します。