約 211,558 件
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/152.html
略歴 1928年アメリカ合衆国シカゴ生まれ。1982年没。 本名フィリップ・キンドレッド・ディック。 二卵性双生児として生まれたが、双子の妹ジェーン・シャーロットは生後40日後に死亡した。その後、一家はサンフランシスコに移るが、父親の単身赴任を理由に両親は離婚。離婚後は母親と各地を転々とし、バークレーの高校に進学。同級生にはアーシュラ・K・ル=グィンがいたが、互いを知らなかったという。(世の中とんでもない偶然があるものだ) 高校卒業後はカリフォルニア大学バークレー校に進学、ドイツ語を専攻していたが予備役将校訓練課程(当時大学生は参加が義務付けられていた)を嫌がり中退。レコード店で働きながら純文学を書くが全く売れず、生活のために書いていたSF方面で才能を見出され、作家デビューした。 概要 同時に生まれた双子の妹が生後すぐに死に、自分が生き残ったことが、ディックの作品、人間関係、人生観に大きな影響を与えた。ディックの作品の主題は「現実の脆さ」「アイデンティティの危機」であり、平凡な日常が虚構であることに気付き、現実が崩壊していくとともに、自分が何者であるかわからなくなっていくという悪夢的な感覚(ディック感覚)が特徴である。また、ディックは創作をドラッグ、特にアンフェタミンに頼っており、破綻したプロットや破滅的な世界観、現実感の希薄さが作品に表れている。自身が薬物を常用していることから、薬物濫用や精神疾患について扱う作品も多く、ディックの作品の重要な要素を成している。 代表作 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 早川書房 ハヤカワ文庫SF 『高い城の男』 早川書房 ハヤカワ文庫SF 『流れよわが涙、と警官は言った』 早川書房 ハヤカワ文庫SF 『火星のタイム・スリップ』 早川書房 ハヤカワ文庫SF 『ユービック』 早川書房 ハヤカワ文庫SF
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/960.html
(画像:日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで) <書籍概要> 著者:長山靖夫 初版:2009年12月30日 主な受賞歴日本SF大賞(2010年) 星雲賞(ノンフィクション部門/2010年) <目次> 序章 近代日本SF精神史-「想像/創造」力再生の試み歴史的な未来を所有するために 科学小説、空想科学小説、SFと「古典SF」 第一章 幕末・維新SF事始-日本SFは百五十歳を超えている儒者の聖戦「西征快心編」 夏目漱石も体験した「文学観」の維新 「新未来記」-江戸蘭学文化の最後を飾ったSF 第二章 広がる世界、異界への回路「発見」された世界への違和感と共感 時間と空間の拡張-明治のヴェルヌ・ブーム 万能なのは「科学」か「カネ」か 「星世界旅行」-異色の異世界瞥見記 政治小説-ユートピアをめぐる小説の形式 竜宮の憲法、夢のなかの議会 「黄金世界新説」-反社会進化論の演説小説 末広鉄腸-民権と国権の狭間で 「新日本」-憲政の神様、唯一の小説 「宇宙之舵蔓」-「電気気球」で月に行く「翻訳小説」 気球型未来社会の白眉-ロビダ「第二十世紀」 「第二十世紀」と女権SF 第三章 覇権的カタルシスへの願望世界への躍進を目指して-国権的政治小説の萌芽 須藤南翠-小説界の巨星と呼ばれた南進論小説家 「浮上物語」-明治中期冒険小説の白眉 「上の文学」の終焉、「悦び」の非主流化 「文学」は「想像」を排除するのか、SF百年論争の起点 捏造される「歴史」 偽史のパロディとしてのシミュレーション小説 第四章 啓蒙と発明のベル・エポック「造化機論」から「人身体内政事記」へ 科学詩・科学物語を賛美した人々 加藤弘之-恒星間移民を示唆した明治の法学者 村井弦斎-発明と恋愛による社会改良 「食道楽」も社会進歩のため 科学小説・冒険小説好きだった幸田露伴 第五章 新世紀前後-未来戦記と滅亡テーマ対ロシア未来戦記の系譜 羽川六郎の失地回復運動 飛行機と国際連盟-羽川六郎の予言 押川春浪「海底軍艦」、その後の進路 「宇宙戦争」に「暗黒星」-世界は何度も滅亡する 第六章 三大冒険雑誌とその時代「冒険世界」創刊 「冒険世界」の多様な誌面戦略 冒険雑誌の老舗「探検世界」、特集「月世界」 全篇がSFの「世界未来記」 「探検世界」廃刊と「武侠世界」誕生 江見水蔭、羽化仙史など-忘れられたSF作家 「科学小説ラヂューム」と新元素「ニッポニウム」 第七章 大正期未来予測とロボットたち馬鹿をも治すクスリの力 「空中征服」が警告する格差社会 SFの宝庫-「現代ユウモア全集」 ロボットの時代 円本ブームと高踏書物出版熱 第八章 「新青年」時代から戦時下冒険小説へ-海の十三の可能性「冒険世界」から「新青年」へ 電気雑誌-もうひとつのSF雑誌の系譜 百花繚乱の探偵小説界 軍事科学小説とSFへの模索 戦時下の科学小説-原子爆弾と宇宙へのまなざし 第九章 科学小説・空想科学小説からSFへ海野と乱歩は対立したのか 手塚治虫-戦前と戦後の橋渡し 「宇宙と哲学」と科学小説創作会 「星雲」創刊と日本科学小説協会 空飛ぶ円盤研究会、「宇宙塵」(科学創作クラブ)、「科学小説」(おめがクラブ) SF系出版の胎動 安部公房-孤高のアヴァンギャルドSF ファンタジーかSFか-「SFマガジン」創刊前夜の揺らぎ SF批判と日本SF作家クラブ創設 「日本アパッチ族」から<日本SFシリーズ>へ 福島体制の崩壊、ファンダムの変容 アポロ十一号、大阪万博、国際SFシンポジウム 「日本沈没」の出現、SFの<浸透と拡散> あとがき <内容メモ> 2010年5月以降に鑑賞した分。位置づけとしては「授業のノート」。日本SF精神史 紹介作品一覧
https://w.atwiki.jp/scifi/
このウィキについて サイエンスフィクション(SF)の"小説"に限った辞典をつくりたいと思っています。 だれでも編集できます。暇つぶしや勉強、調べもののついでにかいてみてください。 コメントぜひお願いします。参考にします。(特に↓の考察、説、仮説など) 基本的には名の知れた世間的に評価の高い作品(基本的に文学賞を受賞した作品)を中心に、その作品の考察と背景などの記事をつくれればと思っています。 タグや本家wikipediaみたいにハイパーリンクなども活用したいです。(できるのかわからないですが) ウィキの構成は少しずつ改善していきたいと思っています。(はじめてwikiをつくるので右も左もわからないのでご了承くださいm(_ _)mコメントでアドバイスお願いします。) 作品ごとのページのテンプレートは考え中です。 国内外問わず扱いたいと思っていますが、海外SF作品であっても原作ではなく翻訳作品の情報で取り扱いたいと思っています。 テンプレートは考え中なのですが、受賞した賞(日本SF大賞、ヒューゴー賞など)は記載して欲しいです。(黎明期のジュール・ヴェルヌ、ジョージウェルズなどの作品は書いてなくてもページを作りたいです。)(あと、受賞理由なども、) 作品紹介ページのテンプレート(見出し)案(考え中・・・・・) -執筆年 -著者の写真 -受賞した賞 -作品のテーマ(主題) -現実で与えた影響 -影響を与えた作品 -考察や説、仮説(作品全体のではなく細かい部分も含めて) -tips(つまり用語集) -作品の理解を進めるのに必要だと思います。(特にSFとしては、、) -アマゾンへのリンク(記事の最後に管理者がつけます) このウィキを作ろうと思った理由 sfという作品には、人間にとって幸福とは何かについて考えるという側面があると思います。これは小説だけでなく、現実世界でも言われることですが医療技術の発達やコンピュータ技術の発達で人間には何が必要で何を幸福と感じるのかについて表現することができると思います。(実験的な意味でも、、、) 小説という媒体に作品を限った理由は、他の媒体(ゲーム、映画など)に比べて一個の人間のプリミティブな 思想、純粋なプラトニックな思想が最も色濃く反映されていると思ったからです。(漫画が含まれていないのも同じ理由です。個人的な理由ですが、、) あと、ゲーム開発や小説などのコンテンツ制作の参考資料として使用していただきたいです。昨今、個人でのインディーゲーム開発なども盛り上がっていますが、SFというジャンルはサブカルチャーの世界でも大きな影響を与えた要素でもあるのでコンテンツ制作者にはとても有用だと思います。SFはパロディとして他作品で登場することも多いのでtipsとしてそういうのも紹介したいです。(例:1984年の"ビックブラザー"やアイザック・アシモフの"ロボット工学3原則"など)
https://w.atwiki.jp/sfcat/pages/25.html
「SF研究会」のSFとは「STRANGE FOOD」の略である! …か、どうかは置いておいて、例会後の恒例行事(?)である御食事どころについて書き並べていくページ。 オススメのお店とか書いていくといいと思うよ!思うよ! 中華料理(・ラーメン) 今現在、最も選択されることの多いジャンル。君たち「こってり」大好きだモンね! 主にラーメンがメイン。「ラーメンは、もはや中華の域を超えて和食である!」という見解もあるが、とりあえずココで。下手すると謝罪と賠償を請求されかねないし。 キッチンあべ とりあえず岩大生なら一度くらい大かつを拝んでおくべき 他のメニューも、確かに間違ってない、だけど…、 と突っ込みたくなる肉そば、肉炒めなど豊富。 など。 炒飯への塩分蓄積の過程は学会に報告モノである 大体、金土日曜日に営業している 天下一品ラーメン 三度食べたら依存症。 学生ライス無料。 まるいわ SF研御用達の店 SF研は下戸が多いので専ら喰う&駄弁る 和食 あっさりなうどんから、がっつり焼肉まで幅広く取り揃えております。 日本の心。和の心。 ちなみに食べ残しの再利用はしていません!…たぶん。 牛兵衛 肉を愛する人間にとっての黄金郷。もちろん遠い。 曲り家 ある秘密結社が活動資金を得るために営業しているバイキングのお店 波動米は研究の副産物 車じゃないと行くのはつらい 洋食 SF研に似つかわしくないオサレな店。 ただ、女性が多く入ってきたこともあり、ここのカテゴリもあるといいかも。 その他 カレーは飲み物でゴワス! (わんこそば・じゃじゃ麺等、お店情報が無かったので未記述。お前に文章を書く権利をやろう。) 飲み会 お酒がメインのところ。OBとか、幹事経験者とか、飲ん兵衛のみなさん頑張って書いてください。 これからの幹事は参考にするといいよ!
https://w.atwiki.jp/fancynote/pages/14.html
神成雷電 神成遮那 吉嶺直哉 金城満 神成雷那 神成琉那 神成璃那 神成麗那 卯月真月 吉嶺楓 メタトロン ハニエル レミエル サリエル レヴィアタン アラストール 黒理那 ウリエル 浅葱優理
https://w.atwiki.jp/sfthsummary/pages/451.html
616 名前:巽孝之「日本SF論争史」[] 投稿日:01/11/10(土) 11 23 「アホにアホいうて何が悪いねん!」(関西芸人) 617 名前:日本SF論争史[sage] 投稿日:01/11/10(土) 12 35 社会に対して何をから自分の中で何か、まで、あるいは構造主義の拡散とそれに伴う実存主義の衰退史 ≫616 無粋でごめんやっしゃ。 SF要約選手権。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/51059.html
【検索用 うろほろす 登録タグ 2022年 VOCALOID う サドヤ 他人事 初音ミク 吉田夜世 弐渡慎也 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:サドヤ・面(他人事)(Twitter) 作曲:サドヤ 編曲:サドヤ 動画:弐渡慎也(Twitter) スペシャルサンクス:吉田夜世 唄:初音ミク 曲紹介 「Fuck you もう元通り」 曲名:『ウロボロス』 サドヤ氏の5作目。 歌詞 (YouTube概要欄より転載) 鴉は空を見上げた 崩壊の痛みに呻いて 花弁が罪を流した 生涯、届かなかったもの 造花に蝶が落とした 鱗粉は不吉に芽吹いて 刻む針、時と反して やり直せばと笑う 鴉は空を見上げた 群青は次第に色付いて 現世(うつしよ)の業は然々 壇上の僕を煽っている 巡る灰路の上で唯々 愛憎をも必死に隠して 此の掌上にも辛々 垂れた蜘蛛の糸 カフカは云った、カフカは云った。 「飾らない言葉はわざとらしい畏敬」 カフカは云った、カフカは云った。 「分かったような目をして」 カフカは逝った、カフカは逝った! 飾らない言葉はわざとらしい畏敬か。 屁理屈も無下にしてくれよ 最終電車に一人 視界が歪(ひず)んでく 彼岸に堪えて 絶え間なく繰り返す理由が色褪せないよう 嗚呼、もう。なんだよ? kill me? 失敗、再開はアルカノイド 積んだ石を蹴飛ばした蒙昧は 狭間をグルグルしてんだ 誰も気づかない誰も見ちゃいない Do you know the way to go to the heaven? And this way? くだらなくても、この身削って 明日さえ来りゃ何も望まないんだ 無駄なものはもう要らない 一目また逢えれば徒花(あだばな)も弔う 数多の目、常世(とこよ)を呪って 貴花(あなた)とて腐ってしまうようだ カフカは云った カフカは云った 「聞こえない拍手と無意味な喝采」 カフカは云った カフカは云った 「甘ったれた目星で?」 カフカは逝った カフカは逝った 聞こえない拍手と無意味な喝采。 メビウスを解(ほど)いてくれるなら 環状線に一人。 悲観に浸るよ 孤独に慣れて 正解を探り当てる 問いは止めどなく 愛、故、空騒ぎ 終わりに向かうよ、彼岸花を添えて 真っ赤に映る君は美しいや 愛してんだよ此の通り 視界が歪(ひず)んでく 彼岸に堪えて 絶え間なく繰り返す理由は色褪せないよ Fuck you もう元通り 割れた花瓶に彼岸花を添えて また逢えるまでサラバ悲しみ ただ、祈る日々に飽き飽きしてんだ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/adental/pages/52.html
同研究グループは、視床下部腹内側核ニューロンの中で、末梢組織の代謝に調節作用を及ぼすと考えられるSF1/Ad4BPニューロン(以下、SF1ニューロン)に注目し、その機能を調べた。SF1/Ad4BPニューロンの神経活動を選択的に高めるために、今回、DREADD法(Designer Receptors Exclusively Activated by Designer Drug)という、特定の神経細胞の神経活動を増加、および抑制できる方法を採用した実験を行った。 この方法によってマウスのSF1ニューロンを選択的に活性化すると、摂食量が低下して、熱産生が高まると共に、全身の糖利用が促進した。そこで、どの組織に糖の取り込みが高まるかを調べたところ、エネルギー消費器官である骨格筋、心臓、褐色脂肪組織用語説明3において選択的に糖の取り込みが高まることが判明した。脂肪を貯蔵する白色脂肪組織では、糖の取り込みは全く変化しなかった。技工機器 また、インスリンを投与すると、SF1ニューロンを活性化したマウスは、活性化しないマウスに比べて、糖の取り込みが骨格筋、心臓、褐色脂肪細胞において増加し、結果として、全身で見ても糖利用も顕著に促進した。骨格筋細胞などの細胞膜にはインスリン受容体蛋白質があり、インスリンがインスリン受容体蛋白質に結合すると、情報を細胞内に伝え、Aktなどいくつかの細胞内タンパク質を活性化して、糖の取り込みを促進する。今回の研究により、SF1ニューロンを活性化すると、インスリン受容体とAktが共に活性化することを見出した。実験結果から、SF1ニューロンを活性化すると、骨格筋によってインスリンの働きが高まり、その結果、糖の取り込みが亢進したと考えられる。虫歯診断装置 以上の実験結果から、SF1ニューロンを活性化すると、レプチンをマウスに作用させた時と同様に、摂食量や熱産生に作用を及ぼして抗肥満効果を引き起こし、まるで運動のように、糖取り込みの最大組織である骨格筋においてインスリンの働きを高めて、糖の取り込みを促進することが分かった。SF1ニューロンがどのようにして骨格筋でのインスリン作用を増強するかは、まだ明確には分かっていないが、別の研究から交感神経を介することが示唆される。 今回の発見は、肥満の病因解明、また2型糖尿病の原因と言われるインスリン抵抗性の発症メカニズムの解明と新しい治療法の確立に繋がることが期待される。 http //athena.kyo2.jp/e509279.html
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/252.html
東北大SF研 読書部会 「地には平和を」 小松左京 著者紹介 小松左京 星新一・筒井康隆とともにSF御三家と呼ばれる日本SF界を代表する作家。戦後SF界の基礎を築いた一人。中学3年生の時に敗戦を迎えており、当時の体験が著作にも色濃く反映されている。1961年に早川書房主催の第一回空想科学小説コンテストに本作「地には平和を」(もとの題は「地には平和」)を応募したが努力賞入選のみで『SFマガジン』には掲載されず。翌年、『SFマガジン』に掲載された『易仙逃里記』にてデビュー。なお、本作はコンテストの募集を見て3日で書き上げたそう……恐ろしい。その後、著作の執筆とともに、日本SF作家クラブや日本SF大賞の創設に参加するなど、日本SF界の発展のために尽力した。 あらすじ クーデターによって、1945年8月15日を過ぎても終戦を迎えなかった日本。本土防衛部隊の少年兵河野康夫は、米軍の本土上陸作戦への抗戦の中で隊とはぐれ、1人信州へ向かうため山中を彷徨っていた。食料を得るために米軍の集積地を夜襲するが、気づかれ重傷を負う。自決しようとしていたところ、「Tマン」と名乗る男が現れ、命を救われる。彼曰く「この歴史は間違っている」そうで、間もなくこの世界は消失するという。時間管理庁特捜局の働きでこの歴史は消失し、最後は「本当の歴史」上の河野康夫が、平和な一日を過ごしている場面で終わる。 元ネタ(?) 地には平和 ルカによる福音書2章14節「いと高きところには栄光、神にあれ、 地には平和、御心に適う人にあれ。」 羊飼いに告げられた天使の言葉。 宮城事件 1945年8月14日から15日にかけて、日本の降伏を阻止しようと一部の陸軍将校と近衛師団参謀が中心となり宮城(皇居)を占拠したクーデター未遂事件。実際には阿南陸相はこれに同意しなかったが、本人が継戦派だったのか終戦派だったのかはよく分からない。 本土決戦 現実にも連合軍によるダウンフォール作戦(日本本土上陸作戦)が計画されていた。九州上陸作戦であるオリンピック作戦と関東上陸作戦(九十九里浜などから)であるコロネット作戦からなる。 昭和維新の歌 後に5・15事件にも関与することとなる海軍中尉三上卓作の歌「青年日本の歌」軍国主義的な歌詞であり、財閥、議会政治の排除をうたっている。 桜花、橘花、回天、秋水、震電 どれも実在した兵器。桜花、回天は特攻兵器。橘花はジェット機。秋水はロケット機。震電は前翼型で、エンジン、プロペラが機体後部にある戦闘機。どれも終戦間際に投入、試作されたものである。 所感 非常に恐ろしく生々しい戦中描写で、戦争を全く経験しておらず、冷戦や中東戦争、湾岸戦争といったメディアを通しての戦争体験も直に経験してこなかった私(そして私と同年代の読者)にも痛烈にその悲惨さを伝えている。並行世界というSF的設定のもと描かれているのはポツダム宣言を受諾せず、本土決戦までもつれ込んだ日本である。このif歴史の何が怖いかというと、割とあり得た世界線の話であるという点だ。実際にクーデター未遂は起こっていたし、日本が無条件降伏を受け入れなかった場合、連合軍もソ連も日本本土に上陸する気でいた。戦争物を読んだり見たりすると毎回「戦争には行きたくねえ」という杓子定規な感想を抱くのだが、本作ではこういった設定がよりその思いを強くさせる。 また、われわれの価値観というものが、いかにその歴史というか、歴史の積み重ねである時代に束縛されているかといったことも考えさせられる。康夫がTマンに「本当の歴史」の光景を見せられ、自らの信条の揺らぎに苦悩するくだりは名場面である。 作中でキタ博士は「20世紀が後代の歴史に及ぼした影響は、その中途半端さだった。世界史的規模における日和見主義だった。だからはっきりいって、第二次大戦の犠牲は無駄になったのだ。」と言うが、本作のような作品が執筆された以上、無意味であったとは言えないだろう。
https://w.atwiki.jp/pldb/pages/55.html
SFレストラン 情報・画像募集中 1.惑星の見える壁 2.SFレストランの床 食いしん坊モコミー 常連客ミュウ ジャミーまかない中 宇宙ペット・ミケ 珍しい観葉植物 SFレストランのペナント メイドのピンチ ソムリエイリアン 宇宙ウェイター ディナーの風景 ジャズカルテット ウェイター執事とアイン ティータイム執事&メイド 呼び鈴