約 822,967 件
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/1668.html
人造人間ハカイダー 想い出を花束にかえて KYOKO Sound Laboratory imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 発売元・販売元 発売元:(株)フォルテミュージックエンタテインメント 販売元:日本コロムビア(株) 発売日 1995.04.01 価格 874円(税抜き) 内容 想い出を花束にかえて もう一度めぐり会う日まで 備考
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/8431.html
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/2281.html
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/5235.html
星の王子さま プチ☆プランス ソノラマエース・パピィシリーズ 星の王子さま プチ☆プランス imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (CX43.jpg) 発売元・販売元 朝日ソノラマ 発売日 1978 価格 500円(税抜き) 内容 星の王子さま プチ・プランス 歌:鈴木賢三郎 星のサンバ 歌:トゥインクル・シスターズ ドラマ:さようなら、星のバラさん 備考
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/2479.html
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2101.html
51 名前:1個目[] 投稿日:2012/03/06(火) 00 55 46.86 ID qQEO/hqb0 [2/8] タ「これはここでいいですか?」 ツーママ「ええ、そこでいいわ」 タ「はい、わかりました」 ツーママ「ありがとね~ホント。うちの子より役に立つわ~」 タ「いえ、そんなこと。たまたま通りがかったらお母様が洗濯物を干していらしたんでね、なんとなくですよなんとなく」 ツーママ「でも助かったわ~アリガトう」 タ「いえいえ、もういいですって」 ツーママ「いやでも何かお礼がしたいわ、さぁ、お部屋に戻ってちょうだい」 タ「いいですって、そのまま玄関まで行って帰りま…」 ツ「ちょっと、タカシ」 52 名前:2個目[] 投稿日:2012/03/06(火) 00 56 21.47 ID qQEO/hqb0 [3/8] タ「お、よぉ、ツン子」 ツ「よぉ、じゃないわよ!何勝手に洗濯物干してくれてるわけ?」 タ「くれてるってお前、そんな大層なことじゃねぇよこんぐらい」 ツ「違う!何勝手にやってるのってこと!」 タ「いや、お母様に許可は貰ってるぞ」 ツ「私の許可は?!」 タ「え?何で?手伝って無いじゃん」 ツ「アタシだって手伝ってるわよ、」 タ「毎日?」 ツ「え、ええ、毎日よ!!」 タ「まぁいいわ、じゃあ俺帰りますから」 ツーママ「あら、ホントに何もいらないの?目的はなんだったの?」 タ「お母様、ひどいですよ、結構」 ツ「だーかーらー!!それがおかしいのよ!」 タ「いや、何が?」 ツ「アンタの目的なんてどうせそんなもんでしょ?」 タ「はい?俺はなんとなく、お隣さんだし助けあいも必要かなっと思っただけぞ」 ツ「だからそれがおかしいのよ。別にアタシの家じゃなくてもいいじゃない」 タ「お前の家だからだよ」 ツ「え…ど、どうせアレでしょ、アレが目当てで…その…洗濯物を…」 タ「…………ああ!!!わかった!!!!ジャケットに入ってた小銭とれていないかを気にしてるんだな!大丈夫だ!お母様に渡しておいた」 ツ「お母様そこにいるけどね!しかも違うし!!」 タ「え?じゃあ何?」 ツーママ「ムフフ、私は下に行ってくるからね!」 ツ「…わかった」 53 名前:3個目[] 投稿日:2012/03/06(火) 00 56 44.54 ID qQEO/hqb0 [4/8] タ「うく…リアルにわからん」 ツ「はぁ、何か逆に凹むわ、アタシ。魅力ないのかな」 タ「ん?珍しく弱気だな」 ツ「そ、そんなことない!!」 タ「はいはい、で?なんだったんだよ」 ツ「大丈夫ぅ!案外気にすることなかったわ!」 タ「下着ってトコか」 ツ「なッ!!やっぱりソレか!!」 タ「ばーか、誰がお前のピンク見たいんだよ」 ツ「み、見たな!!!!タカシぃぃぃぃぃいい!!!!」 タ「そう怒るなって、かわいくなくなるぞ」 ツ「うそ!?」 タ「もとが良ければの話」 ツ「こんの!」 タ「もとが良いから言ったんだよ、アホかお前」 ツ「グっ、ほめられてるのかけなされてるのかわからない…」 タ「どちらかといえば…うん、どっちもだ」 ツ「複雑だわ!」 54 名前:4個目[] 投稿日:2012/03/06(火) 00 57 20.07 ID qQEO/hqb0 [5/8] タ「ツン子よ、」 ツ「何よ」 タ「笑って」 ツ「下着見られて笑えないわよ」 タ「笑って」 ツ「いやよ」 タ「そっか、じゃあ帰るな」 ツ「え?もう帰るの?」 タ「いや、洗濯干すの手伝ってただけだし、ここにいる意味ねぇだろ」 ツ「え、とっと、あるわ!アタシに勉強教えなさい!!」 タ「ひっでぇ、頼み方がなってないな」 ツ「お、お願いしますぅー」 タ「やだ」 ツ「コイツ!」 タ「わかった、じゃあ交換条件だ」 ツ「何よ」 タ「笑え」 ツ「……分かったわよ」 ニカッカ タ「そこそこうまいんだがいまひとつだな」 ツ「クッ、仕方ないでしょ、最近は笑ってないのよ」 タ「?何かあったのか?」 ツ「そ、そういうワケじゃないけど、それに、楽しくもないのに笑えないわ」 タ「知らないのか?笑ってるから楽しくなるんだぜ?」 ツ「笑わせてよ…」 タ「…ホントにどうした、何かあったろ?」 ツ「……」 55 名前:5個目[] 投稿日:2012/03/06(火) 00 58 38.76 ID qQEO/hqb0 [6/8] タ「ああ、もう!!こういう時こそ素直になれよ!」 ツ「だって…」 タ「だって?」 ツ「下着、見たくないって…」 タ「ブッ、」 ツ「笑うなあ!!」 タ「何だお前?変態か?」 ツ「違うわ!!単純に魅力がないのかって悩んでるのよ!!」 タ「最近じゃなくて今じゃん」 ツ「べ、別にいいじゃないの!!」 タ「別に俺はお前に魅力がないから下着見たくないって言ったわけじゃないぜ」 ツ「は?」 タ「逆にな、俺は、可愛い子は幻滅しないようにあんましそういうの見ないようにしてんだ、だからお前は可愛いんだよ、自信もて!」 56 名前:ラストォォ!![] 投稿日:2012/03/06(火) 00 59 55.76 ID qQEO/hqb0 [7/8] ツ「…ホントに?」 タ「ああ、一番可愛い!」 ツ「!」 タ(ヤベッ、めっちゃうそっぽい。いや、ホントはホントなんだけど今ないぞコレ!!) ツ「///」カァー タ「…赤くなった」 ツ「う、うるさい。初めて一番可愛いとか言われて嬉しかっただけなんだからぁ!!」 タ(可愛いなぁ) タ「よし!勉強おしえてやろう」 ツ「え!ホントに、アリガト!」 タ「感謝するんだな、お母様に」 ツ「何でよ」 タ「俺も感謝してます」 ツ「は?」 タ「まぁまぁ、早くお前の部屋行こうぜ」 ツ「いや、教えなさいよ」 タ「気にする必要はない、早く、早く!!」 ツ「あ!ちょっとアタシが先に入るの!!」 お二人の幸せそうな会話が聞こえてきたと、お母様に聞きました タカシ実はピンクのブラジャーとピンクのパンツじゃなくて白のパンツとブラジャーを見てます。五分ぐらい眺めてましたね、アレは しかもお母様の許可おりてます
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2977.html
剣豪×ごろつき集団 「嗚呼、清左衛門様、格好良いやなァ…」 「“我が刀の錆となるか”…なぁんつって、渋いやねェ」 細く開けた襖の向こう。 皆で顔つきあわせてきゃいきゃいと頬に手ェ付けて騒ぐ様は、芝居見物を終えた町娘と大差ない。 しかし、その風貌はと言えば頬にゃ刀傷、髭は不精に伸びてやがるし、可愛さとは無縁の顔の造作。 「…おい、おめェら…」 頭領である俺の声も聞こえねェのか、浮かれたそいつらはあの憎き清左衛門の言葉を反芻してやがる。 「なァ、清様が俺を斬ろうとした時の台詞は“観念せよ”だったか?」 「いや、それは俺ン時だ、お前の時は、そうだな…“地獄に落ちよ”じゃあなかったか?」 「嗚呼!清左衛門様に斬られるんなら地獄にだって落ちますよ、ってなもんだな!」 「俺ら一人一人に声かけてくれる辺りに優しさ感じちまうよな」 …あいつらは一体全体何を言っていやがるんだ? 俺にゃァ到底理解できねェ。頭がふらつくようだ。 ふらつきついでにガタンと襖に手を付けば、ようやくあいつらは俺に気付いたようだ。 「アッ!お頭!」 「すいやせん、清左衛門の野郎にまた不意打ち食らいやして!」 「今度こそ!今度こそ清左衛門の野郎の息の根止めてやりやすんで!」 さっきまで“清左衛門様”“清様”と言っていたその口で何を言ってやがる。 そう言ってやりたかったが、声が出ねェ。 そんな俺に気付くこともなく、あいつらは声を揃えてこう言う。 「俺らァ、清左衛門の野郎のことを一刻たりとも忘れたこたァございません!」 嗚呼、そうだろうよそうだろうよ。 俺は痛むこめかみを押さえて、今後のことを考えるしかなかった。 ゆとり教育
https://w.atwiki.jp/princess-ss/pages/53.html
『背が高い』というのは、やっぱり古今を問わぬカッコいい王子様の必須要件だ。 なにせ部下への威厳も保ちやすいし、長身痩躯は伊達男の条件。 低身長に悩んだ王が歴史上ごまんと居ることからも、高い方が得に決まってる。 決まってるのだが。 「………」 「ん?」 ぐぎぎぎ、と音がしそうなくらい首を反らせて、少女は王子(仮)を仰ぎ見た。 「…おっきいですね」 「ん」 実に率直な感想である。 「…何食べたらそんなに大きくなるんですか?」 「? 肉とか魚」 実に明快な回答である。 並んで立てば殊更に分かる、少女の頭のてっぺんが、やっと少年の鎖骨下。 こっそりぐぐぐと背伸びをしてみて、でも土台無理そうだと断念する。 …背伸びをしてさえキスができない。…踏み台でもない限り無理っぽかった。 彼女は決してチビではない。神賭けてチビ女ではありえない。 遠い未来と比べると、遥かに栄養状態の悪いこの時代、世の平均身長は低かったのだ。 …そりゃあ栄養状態に恵まれた、権力者有力者に限れば庶民の比ではないが、 でもそういう富裕層女性の平均値から見ても、彼女はあくまで『低め』程度。 庶民と比べれば『高め』な以上、やっぱり自分はチビ違う、くどいようだがチビ違う。 ――相手が大きすぎるのだ。 過ぎたるは尚及ばざるが如し。 高すぎる背はもう『カッコいい』を通り越し、普通に『怖い』の域にある。 太すぎる腕はもう『逞しい』を通り過ぎ、『壊されそう』の域にある。 どうしてモテないんですかと訊いた時、 そんなん俺だって知りたいよと嘆かれ、今更のようにだが思い出した。 慣れれば可愛くて仕方ない、猫科の動物めいたその瞳も、 でも初対面者には恐ろしい獣の眼、残酷さ忌まわしさとしか取られぬのだと。 慣れてしまったからちっとも怖くなくて頼もしいのであって、 でもこんな巨体が肉食獣めいた笑みを浮かべ、のしのし近づいてきたら普通は怖い。 精悍ではあっても怖すぎる。野性的ではあっても虎すぎる。 哀しいけど存在自体がもう暴力だ、背が高すぎて、立ってるだけで威圧感。 ましてやこんな、褐色の肌に赤色の髪。 半裸で斧でも振り回し、騎士に討伐でもされてた方が、よっぽど似合う外見だ。 『んああああああ゙あ゙っ!!』 でもそんな蛮夷の少年の上で、少女はあられもなく雌の鳴き声を上げてしまった。 『ひはっ、ひあっ、はひッ!』 身長40cm差で肩幅も倍、体重もほとんど倍近い、巨漢と子犬の交わりは、 肌の色の対比もあり、客観的には純然たる暴力、強姦か陵辱にしか見て取れない。 ましてや白肌に無数の青痣、局部にピアスまで施され済みと来れば、 百人が百人男を疑う、誰もが暴虐の場だと断じただろう。 『気持ちいいい゙ぃっ、気持ぢい゙いよお゙お゙ぉっ』 はてさて盗賊団の若き頭にでも攫われて、調教されてしまった良家の令嬢か。 あるいは名のある傭兵に酷使される、性欲処理用の奴隷の少女か。 『いっ、イグッ!? 来てるっ、またイクッ、またイグぅッ!!』 どびゅん、と最奥に受けるあの衝撃。 『わおおおおオオオオッ!!?』 びちゅッ、と白い溶岩に、激しく子宮を撃ち抜かれる、抱っこされて逝くあの歓喜。 「…リュカ? どしたん?」 「いっ!」 一瞬で想起から引き戻され、子犬姫はギクリと引き攣った。 さぁて目に淫色は漂っていなかったか、はしたなくも涎は零れていなかったか、 ややキョドりつつも意識を走らせ、それでも迅速に立て直すとフォローを、 「ひゃあっ!?」 する暇もなく子犬みたく抱き上げられ、両脇から掬い上げられ宙吊られる。 ムードも何もなく、口付けされた。 「…いやらしいこと考えてたろ?」 「……わう」 火照った息を吐きながら、優しく意地悪く小さな声で、ご主人様に叱られた。 「分かんだぞ? 女の匂いしてるから」 「………」 デリカシーゼロだとか、王子様の嗅覚じゃねえよとか、そういうことはどうでも良かった。 虎さんの前ではどんな嘘も見抜かれる、それだけ分かれば十分だった。 その絶対性。逆立ちしたって自分は勝てないその事実。 少年が本当はどれだけ偉くて強くて凄いのか、その身に感じられるから少女は濡れる。 「今夜、また遊びに行ってもいい?」 隠喩も奥ゆかしさもない逢瀬への申し込みに、のろのろと頷きつつ少女は思う。 ――自分達は一体、どういう関係に見えるのだろう? 「…ロア」 「ん?」 取り落として砂利の上に転がった扇子や、外れて植え込みに引っかかったストールに、 少なくとも『庭園を散策する王子様とお姫様』、それには見えないのだろうなぁとぼんやり思った。 「…大きいから好きですよ? …おっきいから好きです」
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/129.html
前ページHigh cost of zero 学院長室にて、コルベールが老オスマンにギーシュとディディの決闘を報告していた。 「表向きはミスタ・グラモンが寸でのところでミス・ヴァリエールの使い魔に情けをかけあえて自ら引いた、という事になっております。」 「それで実際はどうなのじゃ? ミスタ・コルベール。」 「……剣を構えた彼女を見た瞬間、とても嫌な予感がしました。…そうですね、例えるなら誰かが私の墓の上を歩いたような…。 恐らくその場にいた全員が感じたはずです。ミスタ・グラモンもそれを感じて引いたようでした。」 「墓の上を歩いた、か…ふむ…ミスタ・コルベール、おおよそその使い魔の見当がついたわい。」 「なんですと !? それは一体!?」 「わしの予想が正しくば……。」 「う…うん…。」 日の光を浴びてディディが目覚めた。ぼんやりとした視界であたりを見渡すと二つの人影が見える。 「シエスタ?」 「お目覚めになりましたか。今、ちょうど食事をお持ちしたところです。」 「ああ、ありがと。そういえばお腹ぺこぺこよ。」 「いっいえお礼なんて。こちらご迷惑をおかけしてすみません。」 「私が好きでやったことよ。あなたが気にする必要はないわ。」 「その通りよ。全く何であんなことをしたの !?」 ルイズも二人の会話に加わる。 「見ていられなかったからよ。ただそれだけ。」 「それだけでメイジに喧嘩を売ったっていうの !? ……あきれた。」 「でも凄いですよ。よく分かりませんが、ミスタ・グラモンが負けたなんて言うなんて。」 「そうよ、あの時何をやったの!」 ディディは戸惑いつつ答える。 「私は別に何もしていないわ。ただ凄んだだけよ。ああ怖かった。」 ルイズはその説明に納得していなかったが、これ以上話しても埒が明かないと思い、話題を変えた。 「ちょっと、それ食べたら出かける支度しなさいよ。」 「ん? 何処に行くの?」 「この首飾りの代わりを買いに行くわ。同じのがあるとは限んないけど。」 そういってルイズはぐにゃぐにゃと変形したアンクを取り出す。 「そうね。それはいい考えだわ。」 ディディはそこであることに気が付いた。 もうアンクは原型を想像するのも難しい。これ、こんなにグニャグニャにされたっけ? 「錬金の魔法で直そうとした。」 「……。」 「でも失敗した。」 「……。」 「爆発で余計に変形。」 「ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと食べてしまいなさい!」 「ああ私、馬に乗るの初めてよ、ルイズ! まるで風になったみたいね!」 しかし、ルイズは「あまり喋ると舌噛むわよ。」と言いディディの言葉に取り合わなかった。 ルイズとディディを乗せた馬は町へ向かって駆け抜け抜ける。 「ルイズ。」 「今度は何よ !?」 「シエスタから聞いたわ。一晩中看病してくれたんだって?」 「使い魔の世話はメイジの役目だからよ。」 「ふふ、ありがと。ご存知? あなたって本当、いい人だわ。」 ルイズが「別に好き好んでやったんじゃない」と、言おうとした瞬間ディディが身を乗り出しルイズの頬にキスをする。 ルイズの両手は手綱でふさがっていたため、防ごうにも防げなかった。 「ななな、何するのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 ルイズは叫んだが、今度はディディが舌を噛むわよと言い、ルイズの言葉に取り合わなかった。 町へ到着と探し物はあっけないほど早く見つかった。 通りの端に陣取っていた露店の一つに、アンクの金細工は並べられていた。 ルイズがしゃがみこんでアンクを取り上げる。大きさも見た目も前のと殆ど変わらない。 「これ、いくら?」 露店の店主の男が答える。 「アンタにかい?」 平民の素っ気無い口調に貴族の誇りが反応しかけたが、なんとか押さえつけられた。もう無用な騒ぎはゴメンだ。 「違うわ。こっちによ。」 と言ってルイズはディディを指す。 男はディディをしげしげと眺めたが、やがて何か納得したように言った。 「アンタら綺麗だから代金はいいよ。持ってきな。」 この時は貴族の誇りがルイズを動かした。「それくらい払うわ。」と言うルイズ。 だが、人の好意は素直に貰っておくべきよ、とディディに止められる。 店主に礼を言い二人はその場を後にした。 それから時間の許す限り、二人は町を巡り歩いた。 途中で武器屋にも立ち寄ったが、ルイズが喋る剣を気持ち悪がったので何も買わず早々に立ち去った。 「ありゃ? 俺の出番これだけ? これはちょっとおかしくねーか?」 「黙っとれ、おめえのせいで客が逃げちまったじゃねえか。」 二人がトリステイン魔法学院に帰り着くと、巨大な門の足元でオールド・オスマンとミスタ・コルベールが待ち構えていた。 これは今更ながら決闘の件を問われる思ったルイズは馬から飛び降りて思わず身構える。 ディディも続いて鞍から降りたが、こちらはいつも通りゆるりと構えている。 「あー、緊張しなくても良いぞ、ミス・ヴァリエール。」 ルイズに一言声をかけると、オスマンはディディに目を向ける。 「初めまして、というべきかの。わしはこの学院の学院長を勤めさせてもらっとるオスマンという者じゃ。 噂よりも随分べっぴんさんじゃなァ。ミス・ディディ……いやミス・デス。」 「……バレちゃった。でも頃合いね。もう時間もないし。」 「もっと早く名乗って下されば、こちらの対応も変っていたのじゃが。」 「わざと隠してたのよ。私の事を嫌ったり、逃げようとする人は多いわ、怖がらせたら悪いじゃない。」 「アンタのような美人から逃げようとする者なぞ、居るのかい? ミス・デス。」 「この学院じゃ、あなたが一番私から逃げてる時間が長いわ、オールド・オスマン。」 「ははは、まだまだやることがあるのでのう!」 思わぬ事の成り行きにルイズが目を丸くする。 「オールド・オスマン、ディディをご存知なんですか?」 「もちろんじゃとも、ミス・ヴァリエール。彼女の真の名は『デス』。色々なものの死、万物の死、じゃ。」 「はぁぁ?」 「古の魔術書にこうあった。『100年に一度だけ死は肉体を持ち、人間として生きる』とな。 ミス・ヴァリエール、恐らく数ある化身の一つじゃろうが、おぬしは死を呼び出し、死を使い魔としていたのじゃ。」 「ではあの決闘でミスタ・グラモンが引いたのは――。」 「ふむ、その場にいたものは皆、良い経験をしたの。己の死と向き合い、死の顔を見たのじゃ。」 ディディが口を開いた。 「良い経験をしたのはあなたたちだけじゃないわ、私もよ。ありがとうルイズ。 三日間だけだったけど、とっても楽しかったわ。でももういかなくちゃ。あまり長くはいられないの。」 「何言ってるの? もう学院へ着いたのに、どこへ行こうっていうのよ。」 「ルイズ、あなたなら今度こそ素敵な使い魔を召喚できるわ。あなた達の神が地上を歩いてた頃から世に在ったデスの名にかけて。」 「だから何言ってるのよ!」 ルイズの声はかすかに震えていた。 「また、いつか会いましょう。……でも、私も、死にたくない……ルイズ……。」 そしてルイズ、コルベール、そしてオスマンが見守る中 再び学院の門を潜ることなく、死の化身ディディは息絶えた。 物言わぬ肉体を横たえて。 ルイズを初めとするメイジ達たちが住む星の遥か彼方、まさに宇宙の果てのあの世へと続く道をディディの魂は歩いていた。 ディディの本体たるデスは彼女の魂を見つけ、問いかける。 「お帰りなさい。さてお話を聞こうかしら。向こうはどうだった?」 「とても素敵だったわ! 授業を受けたり、馬に乗ったり! 男の子とケンカもして怖かったけど、それも含めて楽しかったわ! でも……。」 「始めに言ったわよね? たった三日だけとはいえ生命を得たのなら、死という代償を支払わなくてはいけない。」 「そうね。短い間で死んじゃったとはいえ、得たものはゼロじゃないものね。あ、ゼロといえばデス。」 「何?」 「私、向こうじゃ人間の女の子の使い魔だったのよ !? 案外、私たちの弟のドリームも人間に捕まってるのかも知れないわ!」 「あるあ……ねーよwww。」 たった三日間の思い出を語りつつ、二人は彼岸の国へと歩いていく。 真っ赤に目を腫らしたルイズが、ブツブツと何かいいながら前へと進み出る。 「使い魔のクセに主人を放り出して行くなんて……いいわ、あんな奴なんかよりずっと良い使い魔を召喚してやる……。」 使い魔を失ったルイズは特例としてもう一度、召喚とコントラクト・サーヴァントの儀式を許可された。 ルイズは力強く詠唱した。 「宇宙の果てのどこかにいるわたしの僕よ! 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ! 我が導きに、答えなさい!」 どかんといつもの通り起こる爆発。そして爆煙が晴れたとき、そこにいたのは……。 「なな、何が今度こそ素敵な使い魔を召喚できるよーッ! あの女嘘ついたわねーッ!」 「ちょwwwまた人間wwwwwうぇうぇwwwwww」 「おまwwwwどんだけ平民好きなんだよwwwww」 「らめえww平民召喚しちゃらめらのぉぉぉぉwwwww」 突如、異世界に召喚された平賀才人は状況を把握できず、キョロキョロと辺りを見ながら 「何? ここどこ? あんたら誰?」と言うばかりだった。 終わり。 前ページHigh cost of zero
https://w.atwiki.jp/komineman/pages/745.html
割と腕が長いのだが、袖は十分。 インナー(JK-051)有だと結構ミッチミチ、でも寒くない! 胸プロテクタSK-689装着、旧の619との違いは 619→フラット 689→丸みを帯びている。 セットで購入オススメ -- (L/180/62/痩せ型 ) ×インナー(JK-051) ○インナー(JK-510) インナー(JK-051)は防風だった -- (L/180/62/痩せ型 )