約 1,077,373 件
https://w.atwiki.jp/beatnovel/pages/86.html
163 :旅人:2008/08/31(日) 00 51 30 ID xf5xpoyv0 その日は豪雨だった。一日中雨が降り続いていた、天気のよろしくない日だった。 そんな日にある小さな出来事が起きた。それは、「NO.9が現れた」という事だった。 その日、2ch音ゲー板のとあるスレで「NO.9が出没した」との書き込みがなされた。 それから十数分が経過してから同スレで「NO.9がハンティングを終えた」との書き込みがされた。 それから、そのスレでこんな事が書かれていった。 「今回NO.9がハンティングしたのはPPPPである」 「やっぱりあのプレーヤーは最悪だ。何故なら第三者の自分をも『ハンティング』に巻き込むのだから」 「いや、NO.9こそ理想のプレーヤー像だろう」 「違うって。あんなプレーヤーは糞みたいなやつだよ」 例の豪雨の日、ある地方都市の寂しいゲームセンターに一人の客がいた。 その客は男性、年は15,6才といったところだ。 カジュアルな服装をしていて顔立ちはカッコいい感じだが、何かその身に纏う雰囲気は、凡人が纏うには重すぎる印象がある。 時間は2時53分。 薄暗いそのゲーセンの唯一のドル箱のポップンの辺りだけに照明が集中するが、虫をも寄せ付けることはできなかった。 そこに先ほど来店した客が、筐体の前に設置されてある古ぼけたベンチに座り、 ジーンズのポケットから小さな黒いメモ帳を取り出してそこに書いてあるだろう内容を読みふけっていた。 そのゲーセン店長―三十路半ばの男性、サングラスを常時かけていて人を寄せ付けない雰囲気を醸し出している―は、 スタッフルームと書かれている部屋から出て、ベンチに座る客に話しかけた。 「よぉ、またお前か…『ハンティング』か?」 「あぁ。悪く思わないでくれ。アンタのゲーセンの印象が悪くなろうが知ったこっちゃないんでね」 「ま、このゲーセンは元々近々手放そうとしていたところだったからな。構わないさ。 だが、お前がここにハンティング目的で通うようになってから、経営を続行する気にはなってはいるが」 「だから定休日の水曜、俺にこうして貸切でプレーさせてくれるってわけか。金は払わされるけどな」 「俺の立場はこのゲーセンの店長だぞ?客から金巻き上げねぇでどうするってんだよ、あ? 『水曜日の狩人』いや、カードネーム『NO.9』よぉ。そこら辺は分かっていて当たり前だと思うぞ? それによ、お前のハンティング…見ている方も面白いんだぜ。で、今回狩るターゲットは誰だよ。教えてくれよ」 「こいつだ…『PPPP』って名前の。太陽の城で頻繁に狩り行為を行っている。 昇格のチャンスになれば捨てゲーする。……実力は大海原の中ってところだな。ま、簡単に倒せるだろ」 「そいつは結構な事だ。…関係のない第三者にはどうなってもらうんだ?」 「もちろん、二位か三位になってもらう。相手が昇格のチャンスであれどうであれ、 仕方がないと思って割り切ってもらうさ。それしかない」 「…酷い奴だな」 「仕方がない。そう決心したのは俺自身さ。アンタが背中を押してくれたってのもあるがな」 164 :旅人:2008/08/31(日) 00 55 08 ID xf5xpoyv0 二週間前。ある地方都市の普通高校が昼休みを迎えて。 一人の男の一年生が屋上に上がった。その彼の両手には弁当包みの類はなかった。 制服に身を包んだ彼は屋上の柵にもたれかかるようにしてリラックスしていた。 そして静かに目を閉じ、何かをイメージしていく。 そんな彼に同学年の女子学生が話しかけた。彼女の彼を見る目は、期待と驚きが入り混じっていた。 彼があの人だったんだ…と言わんばかりの視線だ。 「山崎君…お願いがあるんだけど」 「相羽か。合言葉。合言葉を言ってくれ」 山崎と呼ばれた男はぶっきらぼうにそう答えた。相羽と呼ばれた女子学生が不安げに呟くように言う。 「えーと…『NO.9。ハンティングを依頼する』で良かったかな…」 山崎はリラックスしていた姿勢から相羽に向き直って、真剣な面持ちで答える。 「誰をハンティングしろって?」 「CNはPPPP。最近、太陽の城で狩り行為をしまくっているの」 「それなら俺も同じだぜ。狩りをしているっていう点でな」 「あなたのはちゃんとした理由のある狩りをしているじゃない。奴は愉快犯よ」 「それなら、俺も愉快犯だ。お前、俺のことをよく知らないみたいだな。ネットで知った気になった馬鹿か? ……ハンティングの時だけが唯一の至福の時なんだ、俺にとってはな」 「それでも。あなたがどんな人であっても、私じゃ奴を懲らしめることはできないから… あなたしか出来ないのよ。お願い、奴を…PPPPをハントして!」 分かった…そう山崎は、いやNO.9は返して相羽の依頼を受領した。 それからNO.9の質問攻めが始まっていった。 「そいつに狩られた時間は?」 「ネット上で有名なやつなのか?」 「どんなジョブで参戦していたか?」 「ガチラーか?オジャマラーか?」 「そいつの対戦時のコメントは?」 「何の称号を付けていた?」 相羽は、NO.9がどういう質問をしてくるかは予め分かっていたようで、質問にちゃんと答えられていた。 質問の答えは、上から順に並べるとこうである。 「狩られた時間は午後三時前後」 「有名な狩りプレイヤーである」 「精霊使い。そのため、強力なlv1とlv2のお邪魔を使って速攻をかけるプレースタイルであった」 「上述の通り、オジャマラー」 「おまえらはおれのえさだ」 「連射砲」 165 :旅人:2008/08/31(日) 00 57 18 ID xf5xpoyv0 時は進み、二週間が経過した。その日は水曜日で一日中豪雨に見舞われる予定であった。 それを告げる天気予報を流し終えた山崎家のTVはその電源をリモコンで消された。 リモコンをもっていたのは、山崎家の二男の山崎勇であった。時は真昼間。そして水曜日。 彼は二週間前に通っている高校の屋上で同級生の女子学生、相羽仁美から愛の告白ではなく仕事を依頼された。 仕事といっても、その内容はゲームをプレーすることだ。音楽ゲーム、pop'n music。 そのゲームのネット対戦モード(以下熱帯)で、ある人物とマッチングするまでそのモードを選び続けて その人物に勝つのがその仕事である。 山崎がターゲットする人物は、全て狩りプレーヤーと呼ばれる人物である。 狩りプレーヤーとは、自分よりlvの低い対戦部屋を選択、 その部屋に適している普通のプレーヤーを圧倒的な力の差で潰して勝つ存在である。 言ってみれば、弱い者いじめとでも言うだろうか。 そんな狩りプレーヤーを、山崎は逆に狩る事を仕事にしている。pop'nで「NO.9」という名前で インターネットランキング(通称IR)の上位層に位置する実力を持つ彼は7枚のイーパスを使い分けている。 どれもCNこそ「NO.9」だが、メインの一枚は熱帯での部屋は「竜神の島」であり、そこは選曲の 上限lvが40までという所である。そこに在住しているなら、かなりの実力者と言っても差し支えない。 と言うよりはかなりの実力者とハッキリ言った方がいいのかもしれない。 しかし、他のカードの熱帯での部屋は「はじまりの村」から「はるかなる大海原」までで登録されている。 これは、狩りプレーヤーを狩るための必要悪である。 何故、これが必要悪であるのかという説明をしよう。 熱帯を初めて選んだ時、部屋を選ばされる。 しかし、クリアマークの総数やどのlvの曲をクリアしたかにも左右されるらしいが、選べる部屋に制限がかかるのだ。 (部屋の変更は5回まで変えることができる。…6回までだったっけ?) だが、ノープレイ状態のイーパスを使えばどの部屋に登録することも可能なのである。 それを利用して、山崎はメインのイーパスも含めて計八枚のイーパスを所持するのである。 山崎が竜神の島在住の腕前を持つことも忘れてはならない。狩りプレーヤーにマッチングする時も そうなのだが、マッチングするまでに適性以下のlvの部屋に入り、対戦を行う事はそれ自体が「狩り行為」なのである。 つまり、見方によっては山崎、いやNO.9は狩りプレーヤーを狩る良いプレーヤーとも言えるかもしれないし、 目的を達成するまで関係のない人まで狩っていく、極悪非道なプレーヤーとも呼べるかもしれない。 TVの電源をリモコンで消した山崎勇は、自分の肩掛けバッグに財布と黒い手帳が入っていることを確認して外に出た。 自宅前に駐車してある自分の自転車のスタンドを蹴り上げて、勢いよく漕ぎ出して町の方へ向かって行った。 彼が狩りプレーヤーを狩る(これを彼はハンティングという)時にお邪魔させてもらう店がある。 店員が店長しかおらず、その店長がまるでや○ざのような風貌をしていることから、あまり人気がない店なのだ。 だから、山崎勇の正体…彼がNO.9である事、即ち狩りプレーヤーである事があまり知れ渡っていないのだ。 そしてそれは、山崎にとって好都合な事である。 自分の信念に基づいて行動を起こすのはいいが、それで現実世界で有名になり、非難されるのはのは御免だからだ。 非難される事についてはもう、十分な覚悟はできていたが。 166 :旅人:2008/08/31(日) 00 59 43 ID xf5xpoyv0 そして時は完全に戻る。寂しいゲーセンの店長は山崎、いや今は狩りプレーヤーを狩るプレーヤーとして、 つまりはNO.9としてモニターを見ているプレーヤーに語りかける事を止めた。 そして、壁にかけられている時計が3 00を示した時、NO.9はベンチから立ち上がった。 彼は右手で太陽の城専用のイーパスを摘まんでいて、左手に100円硬貨を握り締めながらpop'n筐体に近づいていく。 彼の瞳には、信念を持った狩人が住んでいた。 数十秒後、pop'n筐体のイーパス読み取り口には赤色をしたそれが咥えこまれていて、百円硬貨も入れられていた。 NO.9は熱帯を選んで「出て来いよPPPP…」と凄むような口調で筐体に呟いていて、 もう普通のプレイヤーとは呼べないプレイヤーの雰囲気を醸し出していた。 ジョブをポップンマンにして太陽の城に入った瞬間、画面左下の対戦相手の名前欄が光った。 その後にすぐに名前が出てくる。すでに二人が待機している所にNO.9は入ったようだった。 「らっぷいいね…?変な名前d…」 独り言を途中で切ったNO.9の眼は異常なまでに輝いていた。その眼は狩をの宿す眼であった。 NO.9の眼の中にいる狩人が、NO.9の集中力を引き上げまくる。 「初っ端から当たっちまったなぁ…おいPPPP。お前は徹底的に潰すからな、覚悟しておけ!」 言うなり、スパパパパパと手を動かして選曲、オジャマセッティングをして決定を成した。 画面が張り合いのシーンに移り、各々のコメントが並んだ。 PPPP「おまえらはおれのえさだ」 らっぷいいね「たのしくいきましょー」 NO.9「きょうのひょうてきはPPPPだ」 NO.9は同じ時刻に熱帯をしているPPPPの姿を思って思わず笑ってしまった。 ネット上で物議を醸し出す、竜神の島の住人に自分がやっていることをやり返されてしまうのだ。 もしかすると、それは恐怖に値するかもしれない。 そもそもpop'nでの熱帯で狩りをする…何て事はあまりメリットがない。得るものが一つしかないからだ。 それは「DistorteD superiority complex(歪んだ優越感)」である。 それを得るためだけに狩りをするプレーヤーは数は少なくても存在するのだ。 だからこそ二週間前に山崎が自分の事を「愉快犯」と言ったのもうなずけるだろう。 そして、いま緊張で身を固くさせているであろうPPPPも「愉快犯」であると断言できる。 これが作者の考える「pop'nにおける熱帯の狩り事情」である。 そして、作者は上述の「歪んだ優越感」の事を略して「DDSC」と呼んでいる。……作者しか使わない言葉ではあるが。 まぁ作者が勝手に考えて造った造語であるので、歪んだ優越感という言葉を真面目に英訳するのなら、 違う英文が出来上がったり、それに倣う略語も生まれるのでしょうが……この場ではDDSCでお願いします。 167 :旅人:2008/08/31(日) 01 02 21 ID xf5xpoyv0 補足、というよりは必須な説明をしておきたい。 説明は順にCN、装備しているお邪魔(レベル順にソート)、選曲した曲と譜面難易度、現在のジョブである。 NO.9がHELL、ランダム、バラスピを装備。選曲は「murmur twins(guiter pop ver)」のH譜面。ジョブはポップンマン。 PPPPがなし、なし、DEATHを装備。選曲は「月雪に舞う花のように」のH。ジョブはポップンマン。 らっぷいいねがドキドキポップ君、もっとHELL、オジャミックス。選曲は「僕の飛行機」のEX。ジョブは戦士。 使用キャラはNO.9が16ミミ、PPPPが小次郎、らっぷいいねが16ニャミであった。 一曲目はらっぷいいねが選曲した「僕の飛行機」EXであった。 この曲のEX譜面は、階段と同時押しとが適度に混ざり合った良譜面だと作者は思う。 特に、サビの部分の跳ねるような同時押しの場面が一番好きな所である。 そのサビの部分が同曲同譜面での最大の難所と言えばそうなるかもしれない。 三人がそこまでたどり着いた時、数回ミスをしていたのはらっぷいいねだけであった。 つまり、もう彼はコンボトップ賞を狙うチャンスがないという事になる。 狩りプレイヤー同士の戦いが、いや、「舞い上ーがって」あたりの所でNO.9がバラスピをPPPPに向けて撃った時からNO.9の狩りが始まったといえる。 いくら頑張ってもPPPPはポップ君を取り逃していく。 画面右端に表示されている彼の(又は彼女の)グルーヴゲージは低下し始めていた。 結果はコンボトップ賞とゲージ、クリアー、そしてフィーバーボーナスの合計とステージスコアトップを 獲得したNO.9が十万点越えのぶっちぎりで一位を取った。続いて二位にPPPP、三位にらっぷいいねである。 一位と二位の差は約一万点であった。これを挽回するのは、作者のこれまでの熱帯経験によれば難しい。 (とはいえ、今作の熱帯は4,5回やった程度である。熱帯をやる時間を持つことができないのが理由である) 二曲目はPPPPが選曲した「月雪に舞う花のように」Hであった。 この曲のこの譜面は同時押しの印象が強い。 冷静にポップ君を見切って適切な手の向きで複雑な同時押しを捌いてゆけばクリアーは難しくはない。 だが、この譜面は「ズレて」いる。所謂「ズレ譜面」という奴だ。 他にもズレ譜面が目立つ曲は、ゲームこそ違うが家庭用IIDXのHAPPY SKYからGOLDまで家庭用新曲で参加している 高田雅史さんのCubeシリーズの楽曲の、計三曲のそれらである。 (作者の思い違いでないことを願う。あれ、あんまりズレてないじゃんとか、そういう事がないことを本気で願う) 余談だが、CSGOLDで「PentaCube Gt.(RX-Ver.S.P.L.)」を初めて聞いた時に作者は 「スゲー、スゲエェェー!全一取ったとかじゃないけど言ってみてぇ!この曲スゲエェー!スゲスゲヴォー!」 と思ったし喋ってもいた。傍から見れば奇人変人の類の人間だと思われただろう。……自室に他人がいなくてよかった。 A譜面でlv9というある段階を超えると見向きもしないような難易度の曲だが、 この曲はプレーカウントを20以上記録している。この曲自体が好きというのもあるが、 ズレ譜面への挑戦という勝手な対抗意識(?)を勝手に燃やしていたのも、そんなプレーカウント数を記録させた原因かもしれない。 168 :旅人:2008/08/31(日) 01 04 36 ID xf5xpoyv0 話を元に戻そう。先の脱線話から分かったようにズレ譜面でズレている同時押しでは、 全てピカグレやクールを取る事は難しい。少なくとも作者のレベルでは不可能に近い。 だがNO.9は殆どクールでズレている同時押しを取り、そこでらっぷいいねとPPPPとの差をグッと広げた。 オジャマを撃つ必要はない……NO.9はそう感じたのかどうかは分からないが、二曲目ではあまりオジャマを撃つことはなかった。 が。NO.9はオジャマを撃つメリットが全く無い場所でPPPPに向けてバラスピを撃った。 効果も薄く、PPPPはどうにかして乗り切り、NO.9のオジャマゲージも空になった。 結果は一曲目と同じようなものだが、PPPPがラストのサビの部分でらっぷいいねに向けて撃ったDEATHが功を奏して らっぷいいねのグルーヴゲージが底辺を彷徨っていたのが相違点であった。 NO.9の謎のオジャマ発動の謎というものを残して、 NO.9が選曲した三曲目「murmur twins(guiter pop ver.)」のHが三人の対戦者が前にしている筐体から流れた。 「ジャジャッ、ジャジャッ、ジャッジャジャーン、ジャジャッ、ジャジャッ、ジャッジャジャァーン」 と聞いていて気持ちのいいギターによる演奏から曲が始まった。 そしてヴォーカルの常盤ゆうによる歌が流れるが、その時NO.9は苦い顔をしていた。 彼が特別に彼女を嫌っていたわけではない。むしろ彼女の歌は好きであった。 彼の意識が、不意に過去の回想へと持って行かれそうになったが、 右足をバンッと床に叩きつけて画面上で流れ落ちていくポップ君の方へ意識を集中させていた。 一瞬の過去の回想で、NO.9は彼自身が蒸発してしまうのではと自分でも恐れるほどの熱を感じた。 その熱を発するのは、数ヶ月前に起きた事件への彼が持つ途轍もない怒りである。 その事件を起こした奴を今まで狩ってきた、そして今狩っているPPPPというプレーヤーにその怒りを向ける事でNO.9は安らぎを覚えた。 ……あぁ、俺は今、お前の敵討ちをしているんだぞ。どうだ、見ているか? そんな事をこの明るい曲調と歌を乗せた曲を聴きながら(プレーしながら)思って、NO.9が初めてグッドを出した。 この曲のこの譜面のlvは28である。NO.9が余裕で超チャレスコアで95000点以上狙えるとはいえ、 他の二人だって85000以上、いやもしかしたら90000点以上のスコアを叩き出せるのかもしれない。 そう、油断は禁物なのだ……そうNO.9はサビに入る前の一旦曲調が落ち着いた所のポップ君を叩きつつ、 そして画面右下を見つつ思った。そして、右下に表示されているオジャマゲージがlv2になっているのを確認して、 16ニャミのオジャマポップ君が他のポップ君と降ってきた時、それも一緒に叩いた。 ここで一回NO.9の装備しているオジャマを確認しよう。 NO.9がHELL、ランダム、バラスピを装備している。と前に書いてある。 ランダムの効果は一体何なのか?(主に)CSで対戦を重ねてきた結果とネット上に転がっている情報を見る限りでは その名の通りランダムでオジャマが決まる。ランダムはlv2のオジャマであるが、運が良ければlv3のオジャマが発動することもある。 というオジャマなのだが、作者が一番驚いたのはこれだ。 「このオジャマは全員のグルーヴゲージ又はオジャマゲージが満タンになるかゼロになるかという効果を発動する事もある」 というのだ。つまり、このオジャマをゲットするジョブ「ギャンブラー」に相応しい内容といえよう。 169 :旅人:2008/08/31(日) 01 08 25 ID xf5xpoyv0 これでNO.9がやりたい事はある程度想像がついただろう。 彼は全員のオジャマゲージが満タンになるのを狙っていたのだ。 そして、自分の装備しているlv3のオジャマをターゲットにぶつけようとしていたのである。 「be ok… be wanna beside…… Are you ready?」 サビに入る前の所で「回復しろー!」と念を込めた叫びを上げてNO.9が16ニャミのオジャマポップ君を叩いた。 蛇足だが、彼が狙っているのは全員のオジャマゲージの全快である。 よって誰を狙おうとそれは全く関係のないことである。 オジャマゲージが全快した。NO.9がそれを確認したのは彼が画面右下を見てからだった。 そして視界のなかに小次郎のオジャマポップ君が入ったのを確認してから、 「喰らええぇぇぇぇ!!!」 と大声で叫びながら渾身の力をこめてオジャマポップ君を叩いた。 明らかにクラッシャー並みの力で叩いたと分かったが、遠目にハンティングを見つめている店長が おいおい…というような感じでNO.9の姿を見ていたが、仕方がねぇかというようにため息をついた。 NO.9の装備するlv3オジャマ「バラバラスピード」。略して「バラスピ」。 このオジャマ、ポップ君がバラバラの速さで落ちてくるというとんでもないオジャマである (大抵のオジャマはとんでもないが)。 どのくらい怖いか一度ACでもCSでもいいから超チャレでそのオジャマをつけて、いつも手慣らしに選んでいる曲をプレーしてみよう。 するとこのバラスピの怖さが嫌でも分かるはずだ。暇があれば「あれっ、あれっ、あれぇ?」と困惑してみよう。 このオジャマが発動するたびにコンボを切ってグルーブゲージを削ってしまうはずだ。 だから、このオジャマに対する耐性(又は対策)がないと(練ってないと)どんな簡単な譜面でもミスをしてしまう。 撃った相手が強くてコンボを切るまではいかなくても、判定の評価を落とさせるくらい訳は無いはずだ。 熱帯では強力なオジャマとして威力を発揮するだろう。 (自分が熱帯時にこれを食らった場面を想像してみよう。ぬわー!と叫んでいる自分がイメージ出来るはずだ) 画面右に表示されている順位に表示されているPPPPのグルーブゲージが削られ、スコアの伸びが悪くなった。 さらにNO.9のバラスピの効果が切れたあたりで、三位のらっぷいいねが何かのオジャマ―彼の(又は彼女の) オジャマの撃ち具合から察するに、lv3のオジャミックスだろう。 ドキドキポップ君ともっとHELLが組み合わさった、凶悪とまではいかないがその二歩手前位のオジャミックス―がPPPPにぶつけた。 PPPPは極端にオジャマ耐性がないのか、これでゲージをボロクソに削った。その状態のままで三曲目が終了した。 この曲での一位はNO.9。二位はリザルトでのボーナスの関係でらっぷいいね、三位が同じ理由でPPPPであった。 170 :旅人:2008/08/31(日) 01 10 47 ID xf5xpoyv0 プレーが終わり、NO.9が排出されたイーパスを取り出してプレー前に座っていたベンチに座りなおした。 店長がNO.9、いや今は山崎勇として息をしている男に近づき、ともにベンチに座った。 店長はサービスと称して、店内の自動販売機から買ってきた炭酸飲料の缶ジュースを山崎に手渡す。 山崎がそれを手に取り、缶上部のプルトップをプシュッとやったのを見てから店長が話しかける。 「お疲れさん。今回は後味の良いハンティングだったんじゃないか?」 「どうして?」 「第一にだよ。ターゲットは1プレー目で見つかった。第二に、第三者が最後にお前に協力したように見えたぜ?」 「あぁ…そうだな。あの第三者はいつかハンティングした時居合わせていたと思う。 その時も俺に協力していた。自分も狩られてるって事を分かっていてだよ」 「ま、お前が竜神より下の所に顔を出すのが狩り行為そのものだからな。 ……それはそうと、お前目的は果たせそうなのかよ?」 「目的?」 「そう、目的だ。お前が狩りプレーヤーを狩るようになったきっかけだ。 お前の大切な人が死に、その発端となったあのプレーヤーが狩りプレーヤーであった事を知ったんだろ? お前、昔に言っていたじゃないか。奴が狩りプレーヤーだから、同類を根絶やしにしたいっていう…」 「やめてくれ!」そう店長の言葉を遮った山崎は、缶ジュースをごくりと一口飲んでから言った。 「その話は……あんたの口から聞きたくない、いや、俺が思っているだけでいい。 俺以外の他人がその話を俺に振ろうとするのは、やめてくれ。頼む」 「それほどまでにお前、アイツの事を……」 分かったよ、と店長はベンチから立ち上がりながら言った。 缶ジュースを飲みきった山崎が、缶を手にしながら店長に別れの言葉を告げてこのゲーセンを立ち去った。 もう、今日はここにいる理由がなかった。ハンティングは終わったのだし、あの空気は嫌だったから。 だから、山崎は帰路につく事にしたのだった。 帰り道、山崎は店長の言った「大切な人」を思い出した。 ……故人を想うのは大切。けど故人を追うのは禁忌。そう祖父が自作の文を作って山崎に見せた事も思い出した。 今頃、死後の世界で元気でやっているのか?それとも、死後の世界なんてないのだろうか? 普通の生きている者には絶対に分からない、そんな堂々めぐりの思考を巡らせながら山崎は自宅の玄関のドアを開けた。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/77.html
No.15 謎製作者 郷梅尋 放送回 だつもう第24回 備考 あゆ、電球がつく。 二段昇格。 問題 もも=10→19 のど=6→14 ながの=16→3→6 もうてん=10→11→9→17 パズル=?→?→? 当時の問題を探しているあゆ ヒント1 ヒント2 答え 1→2→15 解説 問題の数字は、「パズガあゆのだってもうアイドルなんだもん」の文字の位置に対応している。 パ、ズ、ルの文字の位置は、それぞれ1,2,15番目なので、答えは「1→2→15」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dq10f/pages/139.html
女神の意思・解放の時 No220 果てなき修練の末に ※要とうぞくのカギ 1.風車の丘の井戸で聖使者キルパッポからクエスト受注 2.スカラベキングを倒して女神の紫光石を入手。 3.風車の丘の井戸で聖使者キルパッポに報告。Exp7500 名声172
https://w.atwiki.jp/oneokrock10969/pages/51.html
NO SCARED 5th-Album "残響リファレンス" のTRACK 4。 歌詞 Give me more Give me more I wanna bring it back We never carry on I wanna bring it back We never carry on Seize it somehow seize it somehow Only thing I lose We hurry on (Oh) 'Cuz we are coming to the end We hurry on (Yeah) 'Cuz we are coming to the end I know it's me I could be one from millions I never trust anything to survive (No no) That's all, I'll be all right (No no) That's why you take me back (No no) That's the price I must pay? I've got to leave you nothing to take anymore (No no) That's all, I'll be all right (No no) That's why you take me back (No no) That's the price I must pay? No scared to death with the burning blue flame we are Can you reach out? Shout it out, you shout it out! Seize it somehow seize it somehow Only thing I lose We hurry on (Yeah) 'Cuz we are coming to the end We hurry on (Yeah) 'Cuz we are coming to the end I know it's me I could be one from millions I never trust anything to survive (No no) That's all, I'll be all right (No no) That's why you take me back (No no) That's the price I must pay? I've got to leave you nothing to take anymore (No no) That's all, I'll be all right (No no) That's why you take me back (No no) That's the price I must pay? No scared to death with the burning blue flame we are I wanna bring it back, we never carry on Seize it somehow, only thing I lose Yeah, we hurry on, I could be one from millions Touch it touch it, don't you know it's just begun Watch it watch it, make me feel like the man Break it break it, We can't leave it undone Kill the sound, you are maybe alive One, two, three, four, go! (No no) on my own (No no) on my own I've got to leave you nothing to take any more (No, no) That's all, I'll be all right (No, no) That's why you take me back (No, no) That's the price I must pay? Now moving closer to the blue flame we are (No no) That's all, I'll be all right (No no) That's why you take me back (No no) That's the price I must pay? I've got to leave you nothing to take any more (No no) That's all, I'll be all right (No no) That's why you take me back (No no) That's the price I must pay? No scared to death with the burning blue flame we are We are!
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/82.html
No.56 謎製作者 パズ.rar 放送回 だつもうSP第25回延長戦 備考 あゆ、たまたま瞬殺 問題 ついに海外進出を果たしたパズルガールズ。 しかし自己紹介をするたびに ひとつ嘘をついてしまうメンバーが! いったい誰? ヒント1 ヒント2 答え 新井あゆ美 解説 新井→a lie と聞こえるので、ひとつ嘘をついてしまうことになる。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/49.html
No.21 謎製作者 GUCCI 放送回 だつもう第11回 備考 あゆ、問題を解く方向性を間違える。 あゆロスタイム使用せず。 スマートな問題。 問題 次のヒントから 4桁の鍵をあけよ ZONE ※4桁の数字を合計すると18 ヒント1 ヒント2 答え 0198 解説 ZONEはそれぞれ英単語の「ZERO」「ONE」「NINE」「EIGHT」の頭文字。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/72.html
No.61 謎製作者 和雄 放送回 だつもう第22回 備考 10分がたつ早さを実感した問題 問題 1 = 5 2 = 25 3 = 125 4 = 625 5 = ? ヒント1 ヒント2 答え 1 解説 1行目に1=5と書いてあるため、5は1となる。 一見、5の5乗に見えるが、引っ掛け問題。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/34.html
No.17 謎製作者 うじお 放送回 だつもう第4回 備考 あゆった。Aの答えで複数の解釈があるかもしれない。 問題 ヒント1 ヒント2 答え 33 解説 Aは数字をデジタル数字に変換して重ねる。 Bは数字を足して2で割る。 Cは入れた数字の1桁目と2桁目を入れ替える。 この法則で右に当てはめると 41+54→A→94→C→49+17→B→33 となる。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/38.html
No.35 謎製作者 和雄 放送回 だつもう第6回 備考 あゆ瞬殺も不安になる。 問題 とある事件がある。 五人の頭を連続で切り落とす事件があった。 五人の名前は 「かすみ」「しずか」「らるふ」「もえ」「じろう」 犯人はなぜ頭を切り落としたのか。 ヒント1 ヒント2 答え 5人の名前の最初の文字を並べると「か」「し」「ら」「も」「じ」だから 解説 特になし 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/datsumou_nazo/pages/50.html
No.31 謎製作者 和雄 放送回 だつもう第11回 備考 あゆ瞬殺。 あゆロスタイム使用 正解したけど正解できていなかった。 問題 とある家に赤ちゃんが生まれた。 その子にとあるものを与えたら 家が貧しくなってしまったのです。 なぜでしょうか? ヒント1 ヒント2 答え ウ (うかんむり) 解説 赤ちゃん→赤子と変換する。 これにうかんむりを足すと、赤字となる。 名前 コメント