約 1,644,577 件
https://w.atwiki.jp/baramos/pages/2.html
メニュー トップページ 過去ログ テンプレ レア地図一覧厳選地図 メタキンオンリーまさゆき はぐメタオンリー ゴルスラオンリー 即ソーマ・げんま 即せかいじゅの葉 即装備 大富豪系 SA箱多数ロッカー ネタ地図 改造地図 すれちがい場所北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京秋葉原 新宿 渋谷 池袋 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 リンク このページはリンクフリーです。 ご自由にリンクしてください。 FFDQ板 ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人 wiki DQ9宝の地図攻略スレ用まとめwiki ドラクエ9広場(ドラゴンクエスト9攻略) DQ9-ドラゴンクエスト9完璧徹底攻略WikiWiki ドラクエ9極限攻略データベース mixi ドラクエ9 星空の守り人 mixi ドラゴンクエスト9 星空の守り人 すれちがいMii広場 まとめwiki カウンター - 今日 - 昨日 - 更新履歴 取得中です。 メニューの編集権限を管理者のみにしています。 管理者に御用の方はFF・ドラクエ@2ch掲示板のすれちがい通信スレまでお願いします。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/6751.html
まつおか だいすけ 任天堂に所属しているゲーム音楽作曲家。 東京藝術大学で作曲を学び2009年頃に任天堂へ入社。任天堂企画開発本部(現・企画制作本部)へ配属。 『ドンキーコング リターンズ』がおそらく初担当作品。以降はニンテンドー3DSの作品を中心に担当し続けている。 生楽器系のシンフォニックなサウンドを得意としており、『ひらり 桜侍』などでその特色がよく出ている。 特に代表作と言えるすれちがいMii広場の『すれちがい伝説II』では、3DSの内蔵音源ながらも本格的なオーケストラサウンドを作り出した。 『すれちがい伝説II』の曲は『大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS』にて松岡氏自身がセルフアレンジをしている。 作曲作品の一例 ドンキーコング リターンズ Wiiリモコンプラス バラエティ ひらり 桜侍 すれちがい伝説II トモダチコレクション 新生活 ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館 バッジとれ~るセンター 大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS (編曲) GIRLS MODE 3 キラキラ☆コーデ メトロイド サムスリターンズ スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド(フューリーワールド)
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1012.html
おぼうしのなかにあったもの 37KB 「餡子ンペ09」 野生 群れ まりさ おぼうし ※餡子ンペ09出展作品です。 テーマ 4.群れ「ミニ社会化」……のつもり ※独自設定垂れ流し 「まりしゃも、もみもみしゃんほしいなあ……」 子まりさはぽつりとつぶやいた。 巣の中、四匹のゆっくりが身を寄せ合っていた。親まりさと親れいむのツガイと、その子 供の子まりさと子れいむだ。 子まりさと子れいむは、親れいむの二本のモミアゲそれぞれに優しく暖かに抱かれていた。 とてもとても、ゆっくりできる、家族の時間。 だが子まりさにはひとつだけ、ゆっくりできないことがあった。 それは自分にモミアゲがないことだ。 子れいむは親れいむのモミアゲが大好きだった。モミアゲで抱かれると、とてもとてもゆ っくりできた。 まりさ種にもおさげはあったが、れいむ種のモミアゲほど自由に動かせないし、一本しか ない。 自分が大人になったとしても親れいむのように子供を抱いてあげることができない。 それがなんだか、さびしかったのだ。 子まりさのそんなささやかな不満に、親れいむは困り顔だ。 そこに、親まりさが助け舟を出した。 「おちびちゃん。おちびちゃんにはもみもみがなくても、りっぱなおぼうしがあるよ!」 「ゆ? おぼうししゃん?」 「そうだよ! おちびちゃんのおぼうしは、とってもゆっくりできるよ!」 「もみもみさんよりゆっくりできる?」 「もみもみとおんなじくらいゆっくりできるよ! だっておぼうしには、たくさんの『ゆ っくりできること』をつめこめるんだからね!」 子まりさは親まりさのおぼうしを見上げた。 おぼうし。その中にはいつだって「ゆっくりできること」があった。 狩りから帰った親まりさのおぼうしの中には、いつだっていっぱいゆっくりできる食べ物 があった。おでかけのときにはおぼうしの中に入れてもらった。おぼうしの中はとっても ゆっくりできた。 子まりさは理解した。おぼうしは、ゆっくりできるものだ。 「おぼうしに『ゆっくりできること』をいっぱいつめこめば、みんなをゆっくりさせてあ げられる! もみもみはおちびちゃんをだきしめて、みんなをゆっくりさせてあげられる! おちびちゃんたちは、おとなになったらすっごくゆっくりできるんだよ!」 親まりさの言葉に、子供たちは大喜びだ。 「れーみゅ、おとなになっちゃらおかーしゃんみたいに、もみもみしゃんでおちびちゃん をだいてあげりゅんだ!」 子れいむはモミアゲをぴこぴこさせてはしゃいだ。 「まりしゃも! まりしゃも! おとなになっちゃら、おぼうしさんを『ゆっくちできる こと』でいっぱいにして、みんにゃをゆっくちしゃせてあげりゅんだ!」 子まりさはゆん、と胸をはり、おぼうしを誇らしげに掲げた。 そんな子供たちのほほえましい姿に、親ゆっくりは笑った。つられて子供たちも笑い出し た。 しあわせがあった。ゆっくりがあった。だから、みんなでいっせいに、元気よく叫んだ。 「ゆっくりしていってね!」 忘れやすい餡子脳だが、まりさはずっとこの日のことだけはわすれなかった。 おぼうしに「ゆっくりできること」をつめこんで、みんなをゆっくりさせてあげる。 その夢を見続け、ずっとがんばった。 そしてまりさは、その夢を実現させた。 おぼうしのなかにあったもの 「ゆ! ここがまりさがみつけたあたらしい『かりば』だよ!」 まりさの声が森の中に響いた。 おぼうしに「ゆっくりできること」をつめこみ、みんなをゆっくりさせることを夢みた子 まりさ。 今はすっかり成体ゆっくりまで成長し、独り立ちしていた。 そして今日、まりさは自分が見つけた狩場……すなわちきのこや木の実が豊富にある、と っておきの場所にみんなを連れてきたのだ。 「ゆゆ! いっぱいきのこさんがあるんだぜ!」 「わかるよー、きのみさんもいっぱいおちてるんだよー!」 「な、なかなかとかいはなかりばね! ありすもみとめてあげてもいいわ!」 一様に驚く群れのゆっくり達。満足げにみんなを眺めると、まりさは再び声を張り上げる。 「ここにくるまえにもいったけど、かりをするだけじゃなくてまわりの『とくちょー』を しっかりみてね! おんなじ『とくちょー』のばしょがみつかれば、そこがあたらしいか りばになるかもしれないよ!」 まりさは満面の笑みを浮かべた。 「そうすれば、みんなでもっとゆっくりできるよ!」 まりさが自分の狩場にみんなを連れてきたのは、ご馳走をするためだけではない。 他のゆっくりにも自分と同じように狩場を見つけてもらうためだ。 狩場がたくさん見つかれば、たくさん食べ物が集まる。そうすればみんながもっともっと ゆっくりできる。 「ゆっくりりかいしたよ!」 みんなも理解してくれた。 まりさはうれしそうにうなずき、そして楽しい狩りが始まった。 子供の頃の夢。 おぼうしに「ゆっくりできること」をつめこんで、みんなをゆっくりさせてあげる。 そのためにまりさは努力し続けた。全力でがんばった。 そして気づけば群れの人気者になり、みんなに推され、群れの長にまでのぼりつめた。 まりさは喜んだ。権力を得たからではない。群れの長なら、みんなをもっといっぱいゆっ くりさせられると思ったからだ。 長になってからも、まりさは群れのみんなのゆっくりのために尽力し続けた。 「まりさ! さいきんれいむのまりさがけがをしちゃって、ごはんがたりないの。なんと かならない?」 「ゆ! むれのたくわえをわけてあげるよ! れいむのまりさがげんきになったら、いっ しょにかりをしてたくわえをふやそうね!」 「まりさ! さいきんありす、すごくむらむらするの……れいぱーになっちゃったらどう しよう!?」 「おおきなきのしたにすんでるおねえさんありすが、じょうずな『ひとりすっきりー』の やりかたをしってるよ! おしえてもらって、まいにち『ひとりすっきりー』をいっぱい すればだいじょうぶだよ!」 「わからないよー! わからないよー!」 「だいじょうぶだよ、ちぇん! わかるまでいっしょにゆっくりかんがえよう!」 こうして、まりさは群れで起きる様々な問題を解決し、よりみんなをゆっくりさせた。 だが、時には簡単に解決できない問題にもぶつかることがある。 「むきゅ、まりさ。ちぇんとみょんがまた……」 「まだふたりとも、なかなおりしてくれないの?」 「むきゅん……」 ぱちゅりーが持ちかけてきたのは、ちぇんとみょんのケンカだ。両方とも身体能力が高く、 狩りがうまい。それぞれ競い合うのはいいことだが、それが原因で次第にいがみ合うよう になってしまったのだ。 まりさもぱちゅりーも何度か二匹が仲直りするよう諭したが、どうにもうまくいかない。 二人とも、ゆっくりするためにがんばっているだけなのに、どうして仲良く出来ないのだ ろう。難問だった。 だが、まりさは胸を張って見せた。 「ゆ! まりさにまかせてね! ゆっくりかんがえて、ふたりをなかなおりさせるよ!」 まりさの自信には理由がある。こうした悩みを解決する、とっておきの方法があるのだ。 ・ ・ ・ 「おにいさん、ゆっくりしていってね!」 まりさがやってきたのは、群れから一時間ほどの位置にある小さな山小屋だ。 まりさが声をかけると、おにいさんが出てきた。 山の中にある小屋には似つかわしくない、メガネをかけた細身の男だ。どこか学者を思わ せる風貌だった。その柔和な顔は、いつもまりさをゆっくりさせてくれる。 「やあまりさ。また何かあったのかい?」 「そうだよ! おにいさんにそうだんしたいことがあるんだよ!」 家の前の木の切り株におにいさんが腰を下ろすと、まりさはぴょんとひと跳びしてそのひ ざの上にのっかった。一人と一匹、どちらもなれた様子だった。 そして、まりさはぱちゅりーから相談された困りごと……狩りの成果を競うあまり、仲良 くしてくれないちぇんとみょんのことをおにいさんに説明した。 「…それで、ちぇんとみょんがゆっくりしてくれないんだ」 「まりさ。いつも言っているように、迷ったときはまりさが一番ゆっくりできると思うこ とを選ぶんだ」 「ゆーん……」 まりさは考え込む。 望むことはみんながゆっくりできること。みんなで、みんなで……。 そして、まりさはひらめいた。 「そうだよ! ちぇんもみょんも『きょうそう』してるからいけないんだ! 『きょうり ょく』すればいいんだよ!」 「へえ、どうするんだい?」 「ふたりでいっしょにかりにいってもらうんだよ! ふたりのとってきたものをあわせて むれのものにすればいいんだよ! いっしょにかりをすれば、ちぇんもみょんもあいての いいところがわかって、けんかなんかしなくなるよ!」 「でも二人はケンカしているんだろう? いっしょに行ってくれるかな?」 「そうだね、ゆーん……」 「仲直りを手伝ってくれるゆっくりがいればいいのにね」 「ゆ! そうだね! さいしょはまりさがいっしょにいくよ!」 ゆっくりは単純なナマモノだ。つまらないことでケンカしたかと思えば、簡単に仲直りす る。だが、そのきっかけはやはり難しいことだ。それは人間と変わらない。 まりさの考えたことは、そのきっかけ作り。群れの長であり、みんなと仲良くしているま りさがうまく立ち回れば、確かに成功しそうだ。 おにいさんも賛成してくれた。 「まりさはとってもゆっくりしたいいこだね」 おにいさんはやさしくまりさの髪をなでた。まりさはゆゆーんとうれしさに身をくねらし た。 こうしてほめられるとまりさはうれしくてたまらなくなる。でも今は、それに浸ってはい られない。 「さっそくかえって、ちぇんとみょんにはなしてくるよ!」 「うまくいくことを祈ってるよ」 「おにいさんありがとう! ゆっくりしていってね!」 「はい。ゆっくりしていってね!」 おにいさんの柔和な顔に見送られ、まりさは群れへと急いだ。 まりさとおにいさんが出会ったのは偶然だった。たまたま冒険気分で、まりさは山小屋に やってきた。 そこで、いつの間にか暮らし始めていたおにいさんに見つかったのだ。 初めはまりさは警戒した。人間はゆっくりできないと親ゆっくりから聞いていたからだ。 人間はゆっくりよりずっと強い。いい人間もいるが、悪い人間もいる。悪い人間はあまあ まを餌にゆっくりを誘い込み、とてつもなくゆっくりできないことをする、などなど。 ゆっくりとしては賢い親に、人間に対するそれなりに正しい知識を与えられていたのだ。 ところがおにいさんは、その知識からまりさのイメージしていた「にんげんさん」とは違 っていた。 「まりさ。こんにちは。ゆっくりしていってね!」 「ゆ、ゆっくりしていってね!」 柔和な顔で、優しく挨拶してくれた。 それに、まりさのことを食べ物で手なずけようともしなかった。 「まりさ。少し君とお話したいんだけど、いいかな? ああ、おびえないで。怖いなら近 づかなくてもいいよ。どうしても嫌なら逃げてもいい。でも、できたら……僕とお話、し てくれないかな?」 「ゆうう……」 初めはおっかなびっくりだったが、話すうちにまりさはこのおにいさんが悪い人間ではな いことがわかった。言葉は丁寧、話題もゆっくりできることばかり。 まりさは思いつくままに自分の生活を話し、おにいさんはそれにゆっくりした感想を言っ てくれた。小一時間も話せば、一人と一匹はすっかり仲良くなった。 それからまりさは、時折山小屋にやってきてはおにいさんとお話しするようになった。 だが、このおにいさんのことを群れのみんなに話したことはない。 おにいさんにお願いされたからだ。 「まりさ、おにいさんのことは群れのみんなには話さないで欲しいんだ」 「どうして? おにいさんはとってもゆっくりできるひとだよ! きっとおともだちがた くさんできて、もっとゆっくりできるよ!」 おにいさんは悲しげに頭を振った。 「おにいさんはひとりで静かに暮らしたくてこんな山のなかで暮らしているんだ。まりさ だけならいいけど、たくさん来たら落ち着けない。それに、人間を怖がるゆっくりもきっ といる。怖がられるのは、おにいさんにも『ゆっくりできないこと』だから……」 「ゆゆ~、そうだね……」 「でも、まりさ。君は大切な友達だ。暇なときでいいから来てくれて、僕の話相手になっ てくれると嬉しい。いいかな?」 「もちろんだよ! おにいさん、ゆっくりしていってね!」 「うん。ゆっくりしていってね!」 おにいさんは一度もまりさに食べ物をふるまうことはせず、まりさから食べ物をねだるこ とをしなかった。利害関係抜きの関係。それは本当の意味での友達ということだ。それが なおさらまりさを安心させてくれた。 今はこうして、困ったときは相談するような仲にまでなったの。 そして、群れの長にまでなれたのは、おにいさんとのおかげも大きかった。 まりさにとって、おにいさんはなくてはならない大切なお友達だった。 ・ ・ ・ おにいさんとの相談、なによりまりさのがんばりによって、群れの内部事情はどんどん改 善されていった。 群れのみんなは仲良くなり、協力することで食糧事情も良くなった。 それによってゆっくりの数は急速に増えた。30匹あまりだった群れは、今では100を 超えている。それでありながら、まだまだ増えるだけの余裕があった。ゆっくりみんなが 協力すれば、いくら増えても大条文なのだ。 大きくなった群れ。その長であるまりさは、おぼうしが重たくなったと感じた。当然だ。 まりさの決断には100を超えるゆっくりの運命がかかっているのだ。 だがまりさはそれを負担だとは思わない。むしろ誇らしく思った。おぼうしの重さは、群 れのみんなの「ゆっくりできること」が、つまっているとことの証。それはまさしく、ま りさが夢みていたことだ。 そんなまりさだったが、まだツガイを見つけてはいなかった。ゆっくりにしては珍しく、 成体になっても積極的に相手を求めようと話しなかった。まりさにとって群れのみんなが 家族みたいに思えるからさびしくはなかったし、長の仕事が忙しすぎたこともある。 だが、そんなまりさにも春が訪れた。 「まりさ! れいむはまりさと、ずっといっしょにゆっくりしたいよ!」 告白してきたのは幼馴染のれいむだった。ずっと仲良しだった。長の仕事もよく手伝って くれた。 突然の出来事に、まりさは目をぱちくりさせるばかりだった。今までれいむのことを、そ ういう相手としてみたことはなかったのだ。 だが、告白された瞬間、まりさの餡子を衝撃が駆け抜けた。 それは「しあわせー」だった。 今までどんなにおいしいものを食べても、どれだけゆっくりしても感じたことのない、衝 撃的な「しあわせー」。 まりさは群れをゆっくりさせればしあわせになれると思っていた。 でも、まだしあわせがあった。家族を持つこと。大好きな親れいむや親まりさのように、 かわいいおちびちゃんと暮らすこと。今までぼんやり考えていたそれが目の前に来たとき、 その「しあわせー」の大きさにまりさは驚くばかりだった。 「ま、ま、ま! ままままりさも! れれれれいむとずっといっしょにゆっくりしたいよ!」 どもってしまったが、どうにか答えることが出来た。 れいむは恥ずかしげに、でも嬉しそうに頷いてくれた。 まりさはまさに、しあわせの絶頂にあった。 ・ ・ ・ 「ゆふー、つかれたー。まりさ、ちょっとがんばりすぎちゃったよ……」 告白を受けた後、早速まりさはれいむをおうちに呼んだ。そこで、ある問題にぶつかった。 まりさの住むおうちはひとりで住む分には十分だが、家族で暮らすには手狭であることに 気がついた。 「ま、ま、まりさは! おうちをおおきくしたら、れいむをむかえにいくよ!」 「ゆっくりまってるよ、まりさ!」 思わずそんなかっこつけたことを言ってしまった。ゆっくりは告白直後にすっきりーも珍 しくないものだが、みんなのゆっくりのために心身を砕いてきたまりさはそういう方面に は奥手なのだった。 ここ数日、まりさはおうち作りに励んでいた。だが決して長としての仕事もおろそかには していなかった。 家族ができるとゆっくりはゲス化するのはよくあることだ。家族を一番に考え、他の優先 順位を極端に下げてしまう。頭が悪く視野の狭いゆっくりでは仕方ないことといえる。 まりさもれいむの告白に舞い上がりはした。だが、決して群れについて考えることを忘れ はしなかった。群れがゆっくりしていれば、家族もまたゆっくりできる。当たり前の、し かし多くのゆっくりが忘れがちなこの理屈を、長としての経験が長いまりさは餡子の奥ま で刻み込んでいたのだ。 長の仕事とおうち作りの両立にまりさはおおいに疲れさせたが、その苦労も報われようと していた。おうちは大きくなった。家族を養うのに十分な広さまで、遂に拡張したのだ。 「あした、あさいちばんにれいむをむかえにいくよ!」 まりさはそう心に決め、まりさはゆっくり休もうと目を閉じた。だがドキドキして眠れそ うになかった。 そんなモンモンととしていた時だ。 突然、入り口がどん、と大きな音を立てた。 「ゆっ!?」 驚き、まりさは身構える。 誰か来たとしたら、どんなにあわてていても入り口の「ドア」を叩く前に声をかけてくる はずだ。 捕食種が襲ってきた、というのも考えにくい。まりさのおうちの入り口は、群れのみんな で考えた特別製の「ドア」がついている。れいむの「けっかい」が施されており、簡単に は見つからないはずだ。 まりさが思いをめぐらす中、二度、三度とドアは叩かれる。 「ゆゆうっ!?」 一度であきらめないということは、中にまりさがいることを確信しており、それを狙った 攻撃であるのは間違いない。だが、誰が何のためにそんなことをするのか、まりさには想 像がつかない。 固唾を呑んで見つめる。 「ドア」はまりさの経験とぱちゅりーの知識が合わさり、強固な作りになっている。内側 から枝で閂をかけられているため、外からではれみりゃであっても開けられないはずだ。 だが、何度目かの衝撃によってついに閂は折れ、「ドア」取り去られてしまった。 そして、一匹のゆっくりが入り込んでくる。 「うー!」 ピンクのないとキャップに青い髪。こうもりの翼にこの声は間違いない。 「れ、れ、れみりゃあだあああああ!」 れみりゃはすぐには襲い掛かってこず、じりじりとまりさに迫ってくる。入り口はひとつ、 れみりゃの後ろ。逃げ場はない。 まりさは恐怖をどうにか飲み込み、、おぼうしの中からとがった枝を取り出す。 順風満帆に見えるまりさのゆん生だが、危険なこともいくつも経験してきた。れみりゃに 襲われたこともある。もっとも、そのときは運よく逃げ延びただけだ。逃げ場のないおう ちで捕食種と一対一の対峙など、初めてのことだった。 「ゆ、ゆうう……」 「うー!」 まりさのくわえたとがった枝を警戒しながら、しかしひるむことなく、れみりゃはじわじ わと距離を詰めてくる。 まりさの中で恐怖が爆発しそうになった。泣き喚いて全てを投げ出したいという誘惑にと らわれた。 だが、そのときだ。 まりさはおぼうしの重みを思い出した。 おぼうしの中には、群れのみんなが「ゆっくりできること」が詰まっている。 もし、まりさがこのまままりさがやられたらどうなる? おぼうしの中の「ゆっくりでき ること」はどうなる? まりさは冷静さを取り戻し、餡子脳をフル稼働させ、思考を巡らせた。 もし、このまままりさがやられたらどうなるか? きっとれみりゃは、群れのみんなを襲 うに違いない。 特製の「ドア」は、ほとんどのおうちに備えられている。普通のれみりゃだったら安全だ ろう。だが、目の前のこのれみりゃは、それを開けてみせたのだ。 長の導きもないまま、こんな危険なれみりゃが群れを襲う……なんてゆっくりできないこ とだろう。そんなこと、まりさには許せなかった。 そう思った瞬間、体は動いていた。 「ゆー!」 叫び、口にくわえた枝を突き出し、まりさは突進した。 いかに考えをめぐらそうと、ゆっくりにできることなどこの程度だ。だが、この攻撃は悪 くない。 拡張され大きくなったおうちとはいえ、れみりゃが飛ぶのはとても無理。枝はともかく、 突進するまりさの体をかわすのは難しい。枝で傷つけられなくとも、体当たりでひるませ れば勝機も少しは見えてくる。 だが、れみりゃの動きは、まりさのまったく夢にも思わないことだった。 「ゆうう!?」 れみりゃは、翼を使った。 翼で木の枝を受け流し、するりとまりさの脇を抜け、まりさ決死の突撃をなんなくかわし たのだ。ゆっくりとは思えない見事な回避動作だった。 そして、二匹はすれ違い、お互いの位置を入れ換えた。 あわてて振り返ると、爛と輝くれみりゃの目が合い、まりさは凍りついた。攻撃をかわし たからといって、れみりゃはやみくもに攻めてこなかった。侮れない相手だと、慎重にま りさのことを品定めしているのだ。 ドアを破り、翼で枝を受け流し、そして今、油断がない。明らかに普通のれみりゃではな かった。 だが、まりさは幸運だった。その幸運はふたつ。 ひとつはれみりゃと位置が入れ替わったこと、もうひとつはそれにまりさが気が付いたこ とだ。 「ふっ!」 まりさは枝をれみりゃに向かって吹いて飛ばした。もちろんそんなものは通用しない。れ みりゃは翼で簡単に枝を払った。 だが、それでいい。少しの隙ができれば十分だった。 突進により、まりさとれみりゃの位置は入れ替わった。つまり、まりさの背後に入り口が あるのだ。 まりさは急いで外に出ると、「ドア」で入り口をふさぎ、全体重をかけた。閂は壊された ものの、幸い「ドア」そのものはほとんど破損していなかった。 「うー! うー!」 何度か内側からぶつかられたが、入り口は下向きだ。捕食種の身体能力が優れていると言 っても、上から押さえつけるまりさの方が有利だ。 まりさはほっとした。後はみんなを呼んで、この「ドア」の上に重い石でも置いてれみり ゃをとじこめてしまえばいい。時間を置いて、れみりゃが弱ったところでやっつけるなり、 餓死を待つなりすればいい。 まずは、みんなを呼ぼう。大声を出そうと、まりさが息を大きく吸い込んだときだ。 「うー! みんな、ちょっとてごわいまりさがいるんだどー! てつだってほしいどー!」 まりさより先に、れみりゃが助けを呼んだ。 みんな? れみりゃは、一匹じゃない? 戦慄するまりさは、そのときようやく、静かであるはずの夜の群れが騒がしいことに気が 付いた。 いくつもの声が聞こえる。そのいずれもが……悲鳴だ。 「どぼじでれみりゃあがいるのおおお!」 「おかーしゃああああん! ゆわあああ! たちゅけてええええ!」 「いぢゃいいぢゃいいぢゃいいいい! やべでええええ! ずわないでええええ!」 群れに大変なことが起きている。 もう、おぼうしの重みを感じなおすまでもない。まりさは長としてとっくに覚悟を決めて いる。 今、「ドア」から衝撃はない。れみりゃは仲間が来るのを待っているのだろう。 「そろーり、そろーり……」 まりさは気づかれないよう、出来る限り静かに離れる。幸い、れみりゃはまりさの行動に 気づいていないようだ。ある程度の距離を稼ぐと、まりさは群れの中心へと駆け出した。 ・ ・ ・ 平和な群れは凄惨な、とてつもなくゆっくりできない地獄と化していた。 ありとあらゆる場所で、一方的な蹂躙が行われていた。一、二、三……ゆっくりの餡子脳 では数え切れないたくさんのれみりゃが、ゆっくり達を次々と狩っていた。 「どうして……れみりゃがこんなにいっぱいいるの……」 まりさが呆然とつぶやくのも無理はない。 れみりゃは普通、群れを作らない。基本的には一匹で行動する。複数でいたとしても、そ れは家族である場合がほとんどだ。その場合は、親ゆっくり二匹に子ゆっくり数匹という 構成だ。 だが、群れを襲っている無数のれみりゃは、見た限り全てが成体ゆっくりであり、たくさ んいた。 「ゆわあああああああ!」 お友達のまりさが追われている。後ろからはれみりゃに追いかけられているのだ。 ところが、逃げた先には、 「どぼじでれみりゃがいるのおおおお!?」 まるで待ち受けていたように別のれみりゃがいた。 「おめめがーっ! ありしゅのつぶらなおめめがー!」 「いぢゃあああいい! いぢゃいよおお! みえないいよおお!」 「くらいよおお! まっくらだよおおおおお! こわいよおおお!」 声に振り向けば、そこにはゆっくりの目を狙って襲うれみりゃがいた。異様なのは、目を 壊すだけでそれ以上のことはしないことだ。次々とゆっくり達の光を奪い、しかしかぶり ついて餡子を吸い出すということをしない。まるで、目をつぶすことが自分の役目だとい うように。 そして、それを待っていたかのように、今度は体は大きいものの動きは鈍そうなデブれみ りゃがやってきた。そして目が見えずろくに逃げることも出来ないゆっくり達を、次々と 吸い尽くしていく。 「れいむのおちびちゃんをかえせえええ!」 遠くでは、子供を取られたれいむがいる。 まるで見せ付けるように子ゆっくりを殺さず口にくわえるているれみりゃ。れいむの目は それに釘付けだ。 その後ろから、別のれみりゃが襲い掛かった。なすすべもなくれいむは吸い尽くされ、子 ゆっくりも同じ運命をたどった。 「なんなの……これ……なにがおきてるのおおおお!?」 群れをなしてれみりゃが襲い掛かってきた。しかも、連携して。 まりさはもう、この状況がなんであるかわからなかった。 だが、長としてできることは一つだけだ。 「みんなー! ここはもうだめだよー! 『ひなんばしょ』ににげてー!」 叫びながら、地獄となった群れを駆け抜ける。 あらかじめ緊急事態用の避難場所は決めていた。 そこへみんなを誘導すること。まりさにできることはそれだけだった。 声に気づいたれみりゃが襲い掛かってくる。 「! このれみりゃはおめめをねらってるんだね!」 さっき見ていたれみりゃだったことが幸いした。あらかじめわかっていた狙いをタイミン グを合わせてかわす。 「みんなー! にげてー!」 まりさは、叫び、走る。 絶望の中を、わずかな希望にすがりながら。 ・ ・ ・ 「ゆう、ゆう、ゆう……」 荒い息ばかりを吐き、まりさは必死に跳ねていた。あれからまりさは群れに避難を呼びか けながら走り回り、そしてどうにかれみりゃ達から逃げ切り、秘密の避難場所の入り口近 くまでたどり着いていた。 「みんなを……まもれなかったよ……」 まりさが逃げられたのは、れみりゃを無視してずっと走り続けたためだ。 れみりゃの多くは陽動やけん制をする役としとめる役に分かれていたようだった。陽動に もけん制にもかまわずただ駆け続けるまりさはそのコンビネーションにはまらず、標的に なりにくかったのだ。なにより、他のゆっくりがたくさんいたことが大きい。まりさは皮 肉にも、群れを守るどころか、群れに守られてしまったのだ。 「れいむ……だいじょうぶかな……」 群れを一旦離れて思うことは、ずっとゆっくりすることを約束したれいむのこと。 「きっとだいじょうぶだよ……! さきに『ひなんばしょ』でまってるにきまってるよ!」 まりさはそう自分に言い聞かせると、避難場所への入り口と向かう。 緊急用の秘密の避難場所とは、滝の裏の洞窟だった。 水に弱いゆっくりがいるとは誰だってなかなか思わない場所だ。捕食種はよりつきもしな い。 湿気が高いので長く暮らすのには向かないが、短期の避難場所としては絶好のゆっくりス ポットだった。 そして、その入り口近くまで来たところで、まりさはようやく気がついた。 洞窟の中から、悲鳴が聞こえる。 「ゆゆ!?」 驚きのあまり、飛び上がった。 それが、幸いした。 「うー!」 まりさの下をれみりゃが通り過ぎた。 れみりゃは口惜しそうにまりさを見ながら、しかし勢いはとまらず、そのまま洞窟の中へ と飛び込んで行った。 「そ、そんなああ!? どぼじでれみりゃがいるのおおおお!?」 まりさはつけられていたのだ。先に避難場所に着いたゆっくりもまた尾行され、既に避難 場所はれみりゃに蹂躙されている。洞窟からの悲鳴はその結果だ。 あえて逃がし、避難場所を知る。このれみりゃたちはゆっくりとは思えないほど狡猾だっ た。 「どうして……どうして……」 なんでこんなことに。 なにがいけなかったのか。 なにか間違えたのだろうか。 わからない、わからない、わからない。 餡子脳は過負荷に沸騰してしまいそうだった。まりさはもう、何をしていいのかわからな くなってしまい、動きを止めた。 そんなまりさを、現実に引き戻す声があった。 「まり……さ……?」 いつの間にかうつむいていた顔を跳ね上げた。声はあの、ずっとゆっくりすることを約束 したれいむのものだったのだ。 まりさの前に、れいむがいた。 れみりゃにかぶりつかれながら必死にはいずる、れいむがいた。 ひどいありさまだった。 あのふっくらしていた肌は、惨めにしなびてしまっている。しっとりとしてた髪も、恐怖 と痛みで色が薄くなっていた。目の光も弱い。明らかに、もう先は長くない。永遠にゆっ くりするのも時間の問題だろう。 れいむはまりさを見た。まりさは助けてやりたかった。どうにかして、れいむを救いたか った。 「まりさ……にげて……!」 だが、れいむは救いを望まなかった。自分が永遠にゆっくりしそうな状況にありながら… …いや、だからこそ、最愛のまりさが生き延びることを望んだのだ。 「れ、れいむっ……!」 「まりさ……だいすきだよ……まりさは、ずっと……ゆっくり……していっ……」 そして、れみりゃは餡子を吸い尽くされた。 自分のことを省みず、最後までまりさのことを想い、れいむは永遠にゆっくりした。 からっぽになったからだの中に、光を失った目がぼこり、と落ちた。餡子という支えを失 った皮はくしゃりと力なくつぶれた。 「ゆわああああああああああああああ!」 絶叫した。体中の餡子を吐き出さんばかりの勢いでまりさは絶叫した。 そんなまりさに、れみりゃはまるでひるむことなく、けぷ、とひとつゲップを吐くと、鋭 い視線を向けた。その目はふてぶてしく語っている。「次はお前だ」、と。 「ゆっがあああああああああああああ!」 武器となる木の枝はない。策も何もない。勝てる見込みなどひとつもない。何も考えず、 まりさは飛び掛った。 ただ全力で、憎しみの全てを叩きつけるように。 れみりゃの目が変わった。 目の前のまりさが、無力な餌ではなく注意すべき敵であると認識したのだ。 すばやく飛び上がる。かわしきれず、まりさのおぼうしの先っぽがかする。予想外の接触 に驚き、れみりゃの姿勢がわずかに崩れる。 「ゆうう!」 まりさはすぐさま着地し、振り返り追撃しようとした。 だが、出来なかった。着地すべき地面がなかった。 まりさが突っ込んだ先はガケだったのだ。滝が降り注ぐ先へと、まりさは頭からまっさか まさに落ちていった。 ・ ・ ・ 「……ゆ?」 気がつけば川に打ち上げられていた。 おちたとき、川におちた。頭からまっさかさまに落ちたのが幸いした。おぼうしからうま く着水し、まりさは水に浮くことができたのだ。そして流され一命を取り留めたのだ。 まりさはおぼうしをかぶりなおす。 水を吸ったおぼうしは重みを増していた。だが、まりさはそう感じなかった。 むしろ、軽いと思った。 昨日までは「ゆっくりできること」でいっぱいだった、誇らしい重みのおぼうし。 今はずぶぬれの水の重さだけ。そんなもの、惨めなだけだった。 暗い森の中、しんと月明かりだけが照らしている。あの惨劇が嘘のような、あまりに静か な夜の森だった。 まりさは歩き出した。 行かなきゃ、と思った。 どこへ、とは考えなかった。 歩けば、どこかにたどりつけると思ったから。 止まったら嫌な考えに囚われてしまいそうだったから。 だから、ただただ進み続けた。 そして、気づけばまりさはおにいさんの住む山小屋にたどり着いていた。 窓からは暖かな光が漏れていた。まりさの瞳から涙がこぼれた。 「おにいさん、おにいさん! でてきて! でてきてよおお! まりさのおはなしをきい てええ! まりさ、もう、もう、もう! どうしたらゆっくりできるのか、わからないん だよおおお!」 まりさが呼びかけると、小屋の中でどたばたと音がし、あわてた様子でおにいさんが現れ た。 「ま、まりさ!? いったいどうして……」 「お、おにいざーん!!」 まりさが飛びつくと、おにいさんはやさしく抱きとめてくれた。 あたたかい感触に、まりさは安堵を得る。だが今は、その暖かさに浸れなかった。群れの みんながゆっくりできない今、自分だけがゆっくりしたくはなかった。 おにいさんなら、なんとかしてくれるかもしれない。その思いにすがった。 「おにいざん、おにいざん! あのね、あのね……」 「驚いた、よくあのれみりゃの包囲から抜けられたものだね」 「……ゆ?」 まりさは人間が賢いことを知っている。いろんなことを知っているということを、知って いる。 でも、それでも納得できなかった。 「どうしておにいさん、れみりゃのことしってるの……?」 「まあ、中で話そうか」 そうして、まりさはおにいさんに抱かれたまま、中へと連れて行かれた。 まりさが山小屋の中へ招かれるのは初めてだった。 初めて見る部屋の中。 まりさは一目見て、 「なんなのこれええええええ!?」 絶叫した。 通された部屋の中には、無数のモニターが設置されていた。 そのいずれにも、襲われる群れのゆっくり達の様子が映し出されているのだ。 れいむが、ありすが、ぱちゅりーが、みょんが。 れみりゃに襲われ、噛み付かれて、吸い尽くされる。そんな様子が無数に映し出されてい るのだ。 「れみりゃにつけたカメラの映像さ」 「ゆ?」 「つまり、れみりゃ達が見てるものをここで全部見れるんだよ」 「ゆ? ゆゆ?」 まりさにはおにいさんが何を言っているのか理解できなかった。 ただ、予感があった。知ってはいけない、しかし知らずにいられない。そんな恐ろしい、 ゆっくりできないこと。それがここにはあるという、不吉な予感。 おにさんはまりさを机の上に置いた。全てのモニタが見渡せる特等席だ。 「モニターの1番は……技術はあるし発想もいいんだが、たまに止めを刺さず投げっぱな しにするのがよくない。36番は試験に二回落ちただけあって堅実だ。でも、ちょっとや りすぎな感じはあるな……」 ぶつぶつとつぶやくおにいさんの声もまりさにはゆっくりできない。 「お、おに、おにいさん……これはいったいどういうことなの……?」 「見てのとおり、れみりゃが君の群れを殲滅している。それだけのことさ」 おにいさんはいつもと変わらない様子で、さも当たり前のように語る。 まりさは本能的に悟った。目の前の惨劇。それを、このおにいさんが引き起こしたという ことに。 だから、叫んだ。 「ど、どぼじでごんなごどずるのおおおお!?」 それに対するおにいさんの答えはシンプルだった。 「通常種のゆっくりが邪魔だからさ」 まりさは絶句した。 そんなまりさを優しくなでながら、おにいさんは言葉を続けた。 「ゆっくりってやつは、やたらと山の自然を荒らすし人家にも被害を出すことがある。ゆ っくりは単体では脆いナマモノだけど、種としては強靭だ。あっという間に数を増やすか ら、殺すのは簡単なのに根絶となると異常に難しい。繁殖力がありすぎる。増えるたびに 駆除してたら、金も手間もいくらあっても足りやしない。そこで、れみりゃを使うことに したのさ」 おにいさんはモニターのひとつを指差した。 そこにはれいむを吸い尽くすれみりゃの姿があった。 「見てのとおり、れみりゃは邪魔な通常種のゆっくりを食べてくれる。ふらんでも良かっ たけど、あっちは性格にムラがあるし、数も増やしにくい。で、れみりゃを使うことにし たのはいいんだけど、あれもゆっくりには違いないから頭は良くないし、群れを壊滅させ るほど大食いでもない。実際に大量のれみりゃを山に放す実験が行われたらしいけど、あ まり効果は上がらなかったようだ。れみりゃの狩りの効率を、ゆっくりの繁殖力が圧倒的 に上回っているんだ。それなりに頭のいいゆっくりは、普通のれみりゃに襲われないよう に工夫するから、どうしても討ち漏らす、ってのも大きな原因のひとつ。れみりゃの狩り はぬるすぎるんだ」 おにいさんの説明はまりさには理解できなかった。 ただ、ただ、歯を食いしばり、食い入るようにモニタを凝視していた。 「でも人間はバカじゃない。すぐに新しい方法が考えられた。れみりゃが使い物にならな いなら、加工して強化し、訓練して役に立つレベルまで引き上げればいい。結果、通常よ り高い身体能力を持ち、複数で連携をとって確実に群れを殲滅する捕食種のできあがり、 というわけさ」 今度は別のモニターを映し出した。 口に枝をくわえるみょんとちぇんの二匹だ。れみりゃを、二匹で協力して倒すつもりらし い。 そこに、後ろから別のれみりゃ達が襲い掛かった。真後ろからの不意打ちに、二匹はあっ さりと倒されてしまった。 カメラを持ったれみりゃは、二匹の注意をひきつけるおとりだったのだ。 まりさも実際に現場でいくつも目にしていた。れみりゃたちは実に巧みに連携をとって、 群れのみんなを狩っていた。 まりさはただただ目を見開いていた。 だからその呟きはまりさも意識せず漏れた。 「どうして……? まりさたち、なんにもわるいことしてないのに……」 無意識の呟きに、おにいさんは聞きとった。 「悪いことをしない――つまり、善良な野生のゆっくり。それがいけないんだ」 「どう……して……?」 「ゲスが台頭した群れは大して増えない。圧制をしいて死ぬゆっくりが多くて適性数を保 ったり、あるいは勝手に自滅してくれる。でも、本当に善良なゆっくりはだめだ。増える。 際限なく増える。増えすぎて山を丸裸にしてしまった例だってあるくらいだ。山の生態系 にとって、なにもしない善良なゆっくりこそ最大の害悪なんだよ」 「そん……な……」 あまりにゆっくりできないことの連続に、まりさの餡子脳はまともな思考を手放そうとし ていた。だがそれを、お兄さんの言葉が引き止めた。 「それで、これからが君に関係する話だ」 「ゆ? ま、まりさに……?」 「そう。群れ殲滅用の捕食種は完成した。でも、実運用の前には実地試験が必要だ。その 対象はなるべく数が多くて賢い群れが望ましい。それも人間の手の加わっていない、野生 の群れが最適だ。人間の手が加わると、ゆっくりってやつはどうしてもゲスな面を出すか らね。さっきも言ったけどゲスなゆっくりは増えすぎないから駆除対象にならないから、 実地試験に向かない」 「わからないよ……」 「まりさにわかるように言えば、僕達が必要としたのは、そうだな……とってもゆっくり した大きな群れがだった、ってとこかな?」 「ゆっくりした……むれ……」 まりさの瞳からとめどなく涙が流れた。 ゆっくりした群れ。まりさはそこにいた。群れをゆっくりさせるために、全てを費やした。 夢だった。あの群れは、まりさの夢そのものだった。 しかし、夢は願うだけでは叶わない。夢を実現させてくれたのはなんだっただろうか? 「だから僕は君にアドバイスしたのさ」 そうだ。おにいさんがいたからだ。いつもまりさの相談にのってくれるおにいさんの存在 なくして、あれほどゆっくりとした群れはありえなかった。 「いや、ずいぶん気を使ったよ。実地試験には人間の手が加わっていない、という条件が あったから、ゆっくりの領分を越える知識を与えちゃいけない。なるべくゆっくり自身に 考えさせて、群れにゆっくりらしい発展を遂げてもらわなきゃならない。難題だったけど うまくいったよ。僕のアドバイスで、君はゆっくりできただろう? 群れをゆっくりさせ られただろう?」 そうだった。 まりさが悩んで相談を持ちかけたとき、おにいさんは回答を言うことはなかった。それと なく考える道を示してくれただけ。ほとんどの悩みを、まりさは自分なりの考えで解決し てきたのだ。 「いや、まりさに出会えてよかったよ。君は本当に性格のいいゆっくりだった。初めは君 一匹に働きかけるだけじゃうまくいかないだろうと他のゆっくりに声をかけることも考え ていたけど……いやいや、こんなにうまくいくとは思わなかったよ。まりさは最高の『群 れの長』だ。実にいい素材を用意してくれた。ほら、見てごらん。君の群れのゆっくり達 は実によくがんばってくれている」 モニターの向こうではゆっくりたちが奮戦していた。 子ゆっくりを逃がすため、自ら身を差し出すれいむがいた。 おぼうしを引き裂かれても、他のゆっくりをかばって戦うまりさがいた。 あきらめず、みんなを逃げ道に誘導しようと必死に声を張り上げるぱちゅりーがいた。 目をつぶされたのに、少しでもれみりゃを傷つけてやろうと木の枝をふりまわすみょんが いた。 誰かを見捨てるゲスゆっくりは一匹もいない。どのゆっくりも、みんながゆっくりするた めに、最後まであきらめずがんばっていた。 本当に、ゆっくりとした最高の群れだった。 それなのに……いや、それだからこそ。れみりゃ達の実地試験の素材として、最高のゆっ くりたちだと言えた。 群れのゆっくり達の決死の行動は、結局のところなにもかもが無駄だった。どんな抵抗も、 人間によって身体能力を強化され、連携を徹底的な訓練により教え込まれたれみりゃ達の 前には役に立たなかった。 モニターにはひとつとして、奇跡の逆転劇も幸運な脱出劇も映されない。ただただ、惨劇 ばかりが展開されていた。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ!」 「まりさ?」 まりさは震えていた。恐ろしさに、なにより絶望に。 おにいさんの言葉はゆっくりであるまりさには難しく、まりさはおにいさんの話を理解し ていない。 「……まりさ、おにいさんがなにをいっているのかぜんぜんわからない。ぜんぜんわから ないよ……」 いや、本当のところは既にわかっていた。本質は、餡子脳の奥で理解していた。だが、わ かりたくなかった。認めたくなかった。 それなのに。 「ああ、つい熱が入ってしまった。ごめんね、まりさ。いつものように、まりさにもわか るように言ってあげるよ」 おにいさんは優しく、しかし残酷にまりさの逃げ道をふさぐ。 「まりさ。君は、れみりゃに滅ぼされるために、群れを大きくしたんだ」 「ゆ、ゆ、ゆああああああああああああああああああああああああああああ!」 まりさは絶叫した。 餡子が沸騰せんばかりの激情に身を焦がされ、その炎を吹き出すように叫んだ。 まりさのがんばってきたこと。しあわせなこと。ゆっくりできると思っていたこと。 いままで生きてきたゆん生で積み上げてきたありとあらゆるもの。なにもかもがこの惨劇 に向かうためのものでしかなかったなど、受け入れられるはずがなかった。 しかし、まりさがどう思おうと目の前の悲劇は終わらない。現実は変わらない。目の前の 無数のモニターではただ淡々と、今もゆっくり達がれみりゃによって滅ぼされる様を映し 出し続けている。 まりさは叫んで叫んで、声が尽きて……そして、叫びに口を広げたまま、動かなくなった。 そんなまりさを、おにいさんはただただいつものように柔和な顔で、しかし感情のない冷 静な目で眺めている。 おにいさんは学者だった。自分の研究を行い、それを発表することに無上の喜びを感じる、 純粋すぎるぐらいの学者だった。こうしてまりさに全てを話したのも、ただ自分の研究が うまく言ったことを話すのに熱中しただけに過ぎない。 そしておにいさんは、研究に情というものを持ち込まない人間だった。 「まりさ。君にはこれからも実験につき合ってもらうよ。あの包囲を抜けた君は研究対象 として興味深いし、れみりゃ達の訓練の相手にもちょうどいいだろう。これからも、ゆっ くりしていってね!」 まりさにはなんの反応も示さなかったが、おにいさんには関係なかった。 透明な箱にでも閉じ込めておくかと、おにいさんが机からまりさを持ち上げると、おぼう しがぱさりと落ちた。 「おや、珍しいな」 ゆっくりのお飾りは、人間の手で簡単に奪えるが、こんな風に自然に落ちてしまうなんて ことはまずない。不思議と落ちないようになっているのだ。 まりさの中にわずかに残った意識が、それを当然のことだと思った。 まりさはおぼうしのなかを凝視した。 何もない。空っぽだった。がらんどうのおぼうしだ。 あれだけたくさんつめこまれていたはずの「ゆっくりできること」。 それがみんなみんな、なくなってしまったのだ。 だから、まりさのおぼうしは、すっかり軽くなってしまい、ちょっとゆれただけで簡単に 落ちてしまったのだ。 おぼうしはおにいさんの手によってかぶらされた。 まりさはもう頭の上のおぼうしに、もうなんの重さも感じなかった。 了 by触発あき 挿絵 by触発あき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 ふたば系ゆっくりいじめ 211 むかしなつかしゆーどろ遊び ふたば系ゆっくりいじめ 213 制裁は誰がために ふたば系ゆっくりいじめ 233 どすらりー ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて ふたば系ゆっくりいじめ 469 おぼうしをぶん投げて 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 報われない話、イイネ -- 2014-05-11 03 19 32 冒頭の「もみもみしゃん」がもう既にウザイ -- 2013-04-17 19 22 35 まりさは可哀想なゆっくりだね。 まぁ個人的に俺、れみりゃ大好きだし 満足~♪ 「うー☆れみりゃはまりさを食べたいんだどー☆」 -- 2012-10-31 22 38 30 まりさ………くそう… やっぱりこれが正しい行動だとは思えん……どうしてもクズ人間がっ……… と思ってしまう… -- 2012-07-18 03 24 18 ↓6 最も観たかった、とか、おめえの感想を全員が共有してるわけじゃねえんだよ。 ゆっくりりかいしてね? お前は毎回毎回なんでそう餡子脳なレスしかできないの? 馬鹿なの?死ぬの? -- 2012-05-16 02 27 29 研究お兄さん -- 2011-10-13 19 59 47 ↓×10 お前文章読んだのか? -- 2011-02-15 00 33 35 ↓↓↓なんか変な深読みしちゃってるけど、作者さんは続編書く気なんてさらさら無かったと思うよ。 -- 2011-01-12 01 28 23 ↓↓長まりさをこれ以上いじめても面白くならなそう。なにも残ってないお帽子を見て絶望するまりさをラストに据えることは、お帽子の中身が話の主題だから適切だし、しつこい虐待よりもSSがきれいに終わって読後感が良い。既に心の折れたまりさを執拗に虐待し殺しても、むしろSSの質を落とす結果になったと思う。だから無くて良かった。 ゆっくりは薄皮の一枚まで余すとこなく虐待しなきゃ許さん!物理的虐待以外はいらないんだ!って人には触発あきさんの作品は合わないかもね。 -- 2011-01-12 01 24 39 長まりさは十分な精神的虐待を受けてるしこれ以上の虐待は反応を示さなくて面白くないかと -- 2010-11-27 07 42 40 長まりさの無残で悲惨な死に様まできちんと見たかったですね 読者の感想次第で続編が作れるようにとの考えでそうしたのであれば 止めた方がいいですね 最も見たかった長まりさへの虐待が最後まで無かった事で フラストレーションが溜まってしまいゆっくり出来ませんでした -- 2010-11-12 05 54 12 すっきり制限で自制できる群れじゃない限り、害にしかならないのかー なにもしない善良なゆっくりこそ最大の害悪… 自制”しない”のが最大の悪という事か -- 2010-10-11 23 09 22 負荷が増えないよう配慮して自発的に個体数調整するとか 増えた負荷を穴埋めする活動をできる程度に賢くないと 中期的な山の環境維持って視点からは野放しにできないか -- 2010-10-08 02 29 26 協力して、拡大できるようになったからこそ、他の生物にとっての害になる。 だから、人間は害獣として駆除する、か。ゲスの方が幸せなのかも知れないな。 資源を考えず、際限なく増える人間のミニマライズと言った印象。 -- 2010-09-28 17 34 51 >頭悪すぎ。 自己紹介がうまいなぁ それとも話を読んでないのかな、もしかしたら日本語が読めないのかも知れないけど -- 2010-09-23 07 47 33 行動が悪なのか… -- 2010-09-23 01 52 05 人間はバカじゃないとか言ってるけど、バカだろ。 これだけ善良で賢い個体が居ることを知りながら絶滅させることしか考えられないなんて頭悪すぎ。 -- 2010-09-20 02 32 42 このお兄さんがゆっくりできなくなる話が読みたい -- 2010-03-07 02 24 42
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/8007.html
DQⅨ 死の呪文にかかりづらくなる不思議な帽子。色は夏らしい爽やかな水色をしている。 装備すると守備力が23、攻撃魔力が20、回復魔力が26上がり、即死耐性も付く。 装備できるのは僧侶、魔法使い、武闘家、盗賊、旅芸人、魔法戦士、レンジャー、賢者、スーパースター。 入手方法は【はるかぜのぼうし】+【しんかのひせき】+【グリーンオーブ】の錬金のみ。 また、これとしんかのひせきとグリーンオーブの錬金で【あきさめのぼうし】になる。 【あきさめのぼうし】と同様、能力補正がよく言えば平均的、悪く言えばどっちつかずなので、 補正値にこだわるなら【はるかぜのぼうし】か【ふゆぞらのぼうし】を選んだ方がいい。 ザキ系はボスではデスピサロが使ってくるので、こいつと少しでも有利に戦いたい場合にどうぞ。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/4268.html
全てのやみの王 とは、【すれちがい伝説Ⅱ】?のキャラクター。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール 全てのやみの王 他言語 ふりがな すべてのやみのおう 種族 【王様】 初登場 【すれちがいMii広場】?(【すれちがい伝説Ⅱ】?) 緑色に輝いている【やみの王】?の強化版。更に高い体力を持つ。 作品別 【すれちがい伝説Ⅱ】? 裏のラスボス。レベルダウンの雲を使用し、HP250、状態異常無効と非常にタフ。 20人以下の勇者で倒せば金の鍵が手に入る。 狙う場合、同色のレベル7の勇者を二人を雇いまくれば5周目(10人目)確定で倒せる。 歴代の同色レベル7勇者2人+さすらいor適当な勇者2人による、仲間のくすりループも有効。 【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】 3DSのステージ「すれちがい伝説」に登場。咆哮を放ち爪で攻撃する。 【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】 ステージ「すれちがい伝説」に登場する他、スピリッツとしても登場。 関連キャラクター 【やみの王】? コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/majikon/pages/67.html
ニンテンドー3DS 互換性はどうなのか 3DSは、標準の「ニンテンドーDS」用ゲームとも互換性がある。 任天堂は、裸眼で3D映像のゲームが楽しめるニンテンドー3DSを2011年2月26日に発売することを発表しました。 ニンテンドー3DSは、2010年6月末時点で1億3000万台を超えるニンテンドーDSの後継機。ニンテンドーDSシリーズと互換性があり、今までのDSソフトもそのまま遊ぶことができます。 特殊な眼鏡を必要なく裸眼で3Dコンテンツを楽しむことができるのが特徴で、さらに3D写真の撮影や閲覧、「いつの間に通信」など、新たな機能を搭載しました。 気になるカラーバリエーションについては、「アクアブルー」と「コスモブラック」の2色が発売されます。 ■ニンテンドー3DS同梱物 ニンテンドー3DS本体 ニンテンドー3DS用ACアダプター ニンテンドー3DS専用タッチペン SDメモリーカード(2ギガバイト) ARカード6枚 ■内蔵ソフト ニンテンドー3DSカメラ ニンテンドー3DSサウンド Miiスタジオ すれちがいMii広場 ARゲームズ 思い出きろく帳 なお、日本以外での発売日と価格については別途各国で後日発表される予定とのことです。 ニンテンドー3DSは、2011年2月26日に発売予定で価格は2万5000円(税込)です。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/24122.html
かげぼうし【登録タグ か スノーノイズP 曲 鏡音レン】 作詞:スノーノイズP 作曲:スノーノイズP 編曲:スノーノイズP 唄:鏡音レンAppend(Cold) 曲紹介 スノーノイズP の9作目。 和風バラードとかやってみたかったのでレン君に歌ってもらいました。(作者コメ転載) 低音レンによるゆったりとしたバラード曲。 歌詞 (PIAPROより転載) 心にしまった遠き日の記憶を 何もせず歩いたひとりの面影を 瞳に映ったうつろう街並も オレンジに染まって滲んで揺らめいて 振り向けばもう誰もいなくて また明日と声をかけた 夕焼け空をひとり見上げて 優しい幻を見た いつの日か思い出に 泣いて泣いて小石蹴り上げ ひとひらの夢を見ては 消えないひとり遊び 明くる日の憂鬱を 叫ぶ声に願いを込めて 手のひらにのせきれない 見えないひとりぼっち 君の声も 去りゆく日々も 何もかもかき集め いつまでも忘れないよ いつの日か思い出を 描いた夢に願いを込めて 振り向いて手を振った 俯く僕の影に 何もかも思い出に 泣いて泣いて泣き疲れても 夕暮れに手をかざして 小石を蹴り飛ばした 明くる日の憂鬱も 泣いた日々も笑いとばして 手のひらにのせきれない 夢のかけらを紡ぐ コメント 癒されますー #9825;(*1)もっと評価されるべき!イケレンボイスです!! -- うずら (2014-02-21 14 09 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/4221.html
しにがみ将軍 とは、【すれちがい伝説Ⅱ】?のキャラクター。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール しにがみ将軍 他言語 ふりがな しにがみしょうぐん 種族 【死神】 初登場 【すれちがいMii広場】?(【すれちがい伝説Ⅱ】?) しにがみ系の最上位種。呪いの雲と復活魔法を操る上に非常に硬い、最強クラスのモンスター。 作品別 【すれちがい伝説Ⅱ】? 裏伝説の封印の間(入るには金の鍵が必要)にのみ登場。おそらく本作最強の敵。 【あらくれミイラ】とタッグを組んでおり、そちらが晴れの薬要員を驚かせて退場させてしまう事がある。 更にあらくれミイラを先に倒してもHP全快で復活させる上、こいつ自身はダメージ-2の効果を持つため倒すのが非常に難しい。 攻略は高レベルの歴代の勇者を呼んで力押しするのが最適。 Ver.4.0以降はウサギサポートが実装され、2回目以降の討伐は楽にはなった。もちろん初回は何とかして倒すしか無いが……。 関連キャラクター 【あらくれミイラ】 【死神】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2434.html
ドキドキ!まりさのおぼうしかえしてゲーム ※ゆっくりまりさをぬるりと虐めます。ぬるぬるではなくぬるりです ※最後はハッピーエンドです ※以上の展開を許せる方はゆっくりみていってね! 「ただいまー」 僕は逆田 良鬼と書いてさかた よしき。 よく皆から『虐待お兄さん』と呼ばれるけど僕に虐待の趣味はあまり無い。 たまに帽子を取ってからかったりはするけど。 至って普通、野菜を育てて生計を立てている普通のお兄さん。 それに野菜を取ろうとしているゆっくりがいても僕は注意して少し野菜を分けて還す。 最近野菜を盗ろうとするゆっくりが増えてきたけど気にしない。 言えば分かってくれるだろうしね。 それはさておき、僕は野菜を市場で売ってきた。 僕の野菜はそれなりに評判が良いみたいで、今日は数十分で完売することができた。 おかげで今日はよく休めそうだ。 「・・・ぃっ・・・!!ゅ・・・ね!!」 家の中から僅かに声が漏れている。 家まであと数メートルでこれほど聞こえている。 幸い近所には人は住んでいないから良かった。 けども僕の家に「らぢお」なんてないし、鍵だって・・・・・・・・ぁ。 そうだ、今日は寝坊して鍵を掛けた記憶が無い。 そして今もなお聞こえるそれは、畑や道端でよく聞こえるあのナマモノの声だと思った。 「ただいまー」 そして現在に至る。 「ゆ!?ゆっくりしていってね!」 予想通り、そこにはゆっくりのまりさがいた。 ただ一つ予想と合わなかったのは、まりさがつがいではなく、1匹だけだったということ。 家族であれば帽子を取った時に来る反応が面白いのだけど・・・ あ、念のため再度言っておくけど僕に虐待趣味は無いよ? 「おじさん!ここはまりさのゆっくりすてきなぷれいすだよ!さっさとでていってね!ゆかがよごれちゃうよ!」 きたきた、ゆっくりのおうち宣言。 これを言うゆっくりの9割がゲス、まあ俺にとっては全部ゲスだけどなって親友の鬼意山が言ってたな。後半は気にしないけど。 ゆっくりだってちゃんと叱れば分かってくれると僕は信じてる。 だからこそ僕は満面の笑みでまりさに近づいた。 「ゆ!?おじさんここはまりさのゆっくりすてきなぷれいすだよ!さっさとでていってね!」 近づく。満面の笑みで。 「こないでね!!おじさんかおがこわいからでていってね!」 近づく。エフッ!エフッ!アハッ! 「こ”ない”でぇ”え”え”ぇ”え”ぇえぇえ!!!!!こ”わ”い”い”ぃ”ぃ”ぃ”い”い”!!!!」 まりさが僕の笑顔に泣いて喜んでくれているけど、ごめんね。これは躾だよ! 「そぉい!!!」 スポーン!! 「ゆ”っ!!?」 僕は満面の笑みでまりさの帽子を取る。まりさも流石に驚きの表情を隠せない。 「かえしてね!まりさ”のき”れいきれい”なお”ぼうし”か”えし”て”!」 ピョンピョン跳ねてくるけどこれは躾。避けては通れないんだ、ごめんねー。 「いいかいまりさ、ここは僕の家だよ」 「ここはまりさがみつけたからまりさのおうちだよ!きらきらおぼうしかえしてね!!」 「ここに僕の写真があるだろ?あ、あとこの隣にいる女性は僕の初恋の人なんだけどね?高校の頃の担任で・・・」 「そのし”ゃし”んって”い”う”のにいるお”に”い”さ”んのおか”お”がこわいよ!!!!!おぼうしかえしてええええ!!!」 「そうだったそうだった、だからここは僕のおうち。まりさは僕のおうちを勝手に取ったんだから、当然の仕打ちだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ま”り”さ”のおぼうし”か”え”せ”ぇえぇぇえぇえ!!!」 ここまで必死になるのは仕方ないが・・・人の家強奪したゆっくりの言うせりふじゃないよね! 「ならまりさに三つ条件を出すよ!一つでもクリアできたらこのおぼうしは還してあげるね!」 「か”んけ”い”な”い”い”い”い”い”い”い”!!!!か”えし”て”ぇ”ぇ”え”え”!!!!」 「お兄さんのおうちに入ってくるのが悪いんだよ!言うこと聞かないとこの帽子捨てちゃうよ?」 「わか”りまし”た”ぁー!!!!い”う”こ”と”きき”ます”ぅううぅぅううぅ!!!」 よし、やっぱりからかうの面白いなあ。 念のため再度言っておくけど僕に虐待趣味はないよ? 「OK!じゃあ最初の条件は・・・これだ」 「ゆ?」 僕はお菓子を盛ったお皿を床に置く。 「ゆゆ!すごくあまあまとしたにおいだよ!ありがとねおじさん!」 「まー待って待って。条件は・・・って」 「うっめ!めっちゃうっめこれ!!!」 僕が条件を言う前にお菓子を食べたまりさ。残念、条件クリアならず。 このままでは全部食べられてしまうのでまりさを押し戻す。 「ゆ”べっ!」 「残念だねまりさ。条件を言う前に食べちゃ駄目じゃないか。おにいさんおこったよ!ぷんぷん!」 「と”お”し”て”じゃまするの”お”お”ぉ”!!!!」 「条件を言う前に食べちゃうんだもの。ちなみに条件は『いただきます』を言ってから食べることだったんだよ。」 「しらないよ!はやくおかしちょうだいね!」 「言うこと聞かないとこの帽子・・・」 「わか”りまし”いかりゃく 泣きじゃくるまりさに僕は次の条件を出す。かわいいなぁ。 「次の条件はちょっと難しいよ。さっきまりさはお菓子を食べてる時に『うっめ!めっちゃうっめこれ!!』って言ってたね?」 「ゆ!すごくおいしかったもん!」 「次の条件。『うっめ!めっちゃうっめこれ!』って言わずにお菓子を食べてね」 「ゆ!かんたんすぎてあんこがでるよ!!!できたらまりさのぐれいとできれいきれいなおぼうしかえしておかしちょうだいね!!」 「長くて読みにく・・・いや、分かったよ。できたらおかしもぼうしもあげるよ」 「ゆっくりかくごしていってね!!」 そういうとまりさはお菓子を食べる。 「うっめ!めっちゃうっめこれ!!・・・ゆ」 「はいアウトー。」 「いいいいいいまのはなんでもないよ!なにもきこえなかったよ!」 「今のってなんで知ってるの?どっちにしろアウトー」 「ゆあぁあああん!ゆあぁああんん!!!!」 うっめ!はゆっくりにとって本能に近い行動と言える。黙って食べるなんてことは余程賢いゆっくりかちゃんとした躾をしてるかしないと直せないのである。 それにしても物凄く泣いてる。可愛いなあまりさ。 「というわけで残る条件はあと1つだね。でもこれさえクリアすればちゃんと帽子は還すよ」 「ゆ”っ・・・ゆっくりりかいしたよ」 まりさがりかいしたようなので僕はポケットからお菓子の入った袋を取り出す。 「ゆ?あたらしいおかし?ぼうしといっしょにおかしもかえしてね!」 お菓子は僕のだけどね。 「次の条件はこれ!これを食べて『むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー!』って言えばクリアだよ!ゆっくりりかいできたかな?」 「かんたんすぎてあんこがぶりぶりでちゃうよ!はやくちょうだいね!」 「分かったよ!そぉい」 僕は新しいお皿にそのお菓子を入れる。 「さあおたべ」 「ゆっくりたべるよ!!むーしゃ♪む・・・!!!!!?」 袋にはこう書いてある。 『ぼーきゅん!はばねろタン』と。 「ゆ”ぁあああぁぁぁぁぁあ!!!お”く”ち”いた”い”い”ぃ”い”い”い”!!!!」 「はいアウトッッッ!!!エフッエフッ!!残念だったね!惜しかったね!!でも帽子は還してあげないよ!!」 「ゆ”ぁ”ああ”ん!!!ゆぁあああぁあん!!!!」 まりさは泣き疲れたのか辛さでか、もしくは両方か。 ショックで気絶してしまったので森に返してあげよう。 「ゅ”・・・」 「気がついたかい?」 「ゆ!おじさん!ここはどこ?」 「ここは森だよ。太陽さんも暮れてきたから森に帰らないと駄目だよ?」 「ゆ・・・?・・・ゆ”!!!おぼうし”!!まりさ”のす”て”き”できれいき”れいなおぼうしさんがないyO!!!!」 「駄目だよ条件を守れなかったんだから。あ!お兄さんのゆっくりおうちレーダーが反応してる!森の奥だね!!」 「かえして!!おいえにはいったことあやまるからかえしてね!!」 「でも奥まで行くと夜になりそうだな・・・よし、まりさちょっとがまんしてね!!」 「ゆ!!??や、やめて!やめてね!!!まりさなげなぃでぇぇぇ・・・・!!!」 まりさは森の奥まで吹っ飛んだ。僕が投げたんだけどね。これで夜までに帰れるでしょ。 今は冬で寒いから、家族といっしょにおしくらまんじゅうで温まればいいよ!!! ハッピーエンド あとがきは特に無い このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/7992.html
DQⅨ いにしえの僧侶が身につけた聖なる帽子。 装備すると守備力が16、回復魔力が25上がり、なおかつ即死耐性も付く。 入手方法はロードコープスのドロップのほか、クエストNo.138「神父になった きとうし」の報酬としてももらえる。