約 1,984,241 件
https://w.atwiki.jp/only1wiki/pages/19.html
条件 Level 20 ソルジャーズ 15 体力 10 アイテム 銀の弾丸 褒章 100Exp 250-300Gold 入手アイテム 銀の弾丸 通称 異星人 宇宙人 BOSSデータ 異星人 敵画像 ステータス 使用スキル HP 4110 システムオチータ 攻撃力 156 敵・命中補正-80.00敵・攻撃補正-72.00敵・防御補正-40.00敵・回避補正-24.00 命中率 352 防御力 189 回避率 352 スキル発動率 26% スキル削弱率 -6% + 戦利品 挑戦できるLv20で勝利するのはかなり厳しい。 攻撃力が低めなので、ブラッド1400あれば20回の攻防が終わっても削りきられることはほぼない。 問題は相手の高すぎるブラッドと回避。敵のスキルが序盤に発動された場合、かなり辛くなってしまう。 倒しきるため過剰なまでに命中を上げ、次に攻撃力を上げよう。双方300程度ではまだまだと考えていい。 攻撃が高いが命中がマイナスされる類のスキルは使わない。オススメはオウジャーストップやレーザーソウシャー。 ゾンビ形態はlv13・女のブードゥーゾンビ。高い毒効果と回避率削減が光る。 戦利品 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル 真作弐号刀「花鳥風月」 武器 攻撃力+236 スピード+19 センス+19 攻撃力+94 HP+822 23 真作弐号刀「山紫水明」 武器 攻撃力+224 パワー+18 ボディ+18 攻撃力+89 防御力+36 23 クラシカル・ハルマゲドン 武器 攻撃力+188 パワー+15 スピード+15 攻撃力+75 回避率+65 55 23 バーバリアンズ・カーン 武器 攻撃力+213 パワー+17 ボディ+17 攻撃力+85 HP+743 21 スゴーク・ナッター 武器 攻撃力+219 スピード+18 センス+18 攻撃力+87 命中率+76 21 マーズ・アックス 武器 攻撃力+154 パワー+13 ボディ+13 攻撃力+61 防御力+25 48 20 ユニクロム・カタナ 武器 攻撃力+163 パワー+13 スピード+13 センス+13 攻撃力+65 20 妖刀「悠久の大螺旋」 武器 攻撃力+163 パワー+13 攻撃力+65 命中率+56 回避率+56 スキル+4 怒り+30 20 ガーゴイル・オゾン 武器 攻撃力+163 パワー+13 攻撃力+65 防御力+26 命中率+56 20 ヴァリアブル・シャラストリスト 武器 攻撃力+154 スピード+13 センス+13 命中率+53 回避率+53 20 ダーク・サイス・ゼロ 武器 攻撃力+163 スピード+13 攻撃力+65 命中率+56 回避率+56 20 クロー・スペイシィ 武器 攻撃力+163 スピード+13 攻撃力+65 命中率+56 20 ドデカマグナムZ 武器 攻撃力+163 スピード+13 命中率+56 先制+50 スキル+4 20 サイコガン 武器 攻撃力+140 攻撃力+56 命中率+49 回避率+49 先制+45 20 インビジブル・ハンド 武器 攻撃力+163 攻撃力+65 防御力+26 命中率+56 先制+50 スキル+4 20 狂鬼丸 武器 攻撃力+154 スピード+13 センス+13 命中率+53 回避率+53 20 ゲシュタルト・ホーカイ 武器 攻撃力+158 センス+13 命中率+55 回避率+53 先制攻撃率+49 スキル+3 20 遺作零号刀「風林火山」 武器 攻撃力+156 攻撃力+61 命中率+53 防御力+25 回避率+53 HP+536 スキル+3 20 鬼刀「宇宙落とし湯切り玉」 武器 攻撃力+163 スピード+13 センス+13 攻撃力+65 命中率+56 50 20 ネギ・カオティック 武器 攻撃力+163 スピード+13 センス+13 攻撃力+65 先制攻撃率+50 スキル+4 20 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル ウラノスベスト 防具 防御+87 パワー+13 ボディ+13 攻撃+65 防御力+26 スキル+4 20 クロノスアーマー 防具 防御力+87 ボディ+13 攻撃力+65 防御力+26 命中率+56 回避率+56 20 フライディ・レザー 防具 防御力+77 ボディ+12 防御力+24 HP+505 スキル+3 20 サタディ・レザー 防具 防御力+84 ボディ+13 センス+13 防御力+26 HP+552 20 龍の衣 防具 防御力+87 攻撃力+65 防御力+26 命中率+56 回避率+56 HP+567 20 黒龍の衣 防具 防御力+128 攻撃力+96 防御力+39 命中率+84 回避率+84 HP+842 65 23 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル 最果ての境地 アクセ 防御力+39 命中率+84 回避率+84 HP+842 65 23 インタナル・サーバラー アクセ スピード+13 防御力+25 命中率+53 怒り+20 20 アクセ スピード+13 防御力+26 命中率+56 回避率+56 20 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル 改造銃セブン 武器 攻撃力+131 スピード+11 攻撃力+52 命中率+45 43 20 改造銃イレブン 武器 攻撃力+131 パワー+11 攻撃力+52 命中率+45 20 異星バトルスーツ 防具 防御力+70 防御力+21 回避率+45 HP+459 20 ユニバリング アクセ パワー+9~11、ボディ+9~11、スピード+9~11センス+9~11、命中率+38~45、回避率+38~45スキル発動率+3のうち3つ 20 ネイチャーリング アクセ 20 デス・リング・デス アクセ 20 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル トウェニ星の爪 武器 攻撃力+118 攻撃力+47 命中率+41 20 トウェニ星の斧 武器 攻撃力+118 パワー+10 ボディ+10 20 トウェニ星の鎌 武器 攻撃力+118 スピード+10 攻撃力+47 20 トウェニ星の銃 武器 攻撃力+118 スピード+10 命中率+41 20 トウェニ星の刀 武器 攻撃力+118 パワー+10 攻撃力+47 20 トウェニν2星の爪 武器 攻撃力+118 攻撃力+47 防御力+19 20 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル トウェニ星のパール アクセ スピード+10 命中率+41 20 トウェニ星の指輪 アクセ ボディ+10 センス+10 20 トウェニ星のドクロ アクセ パワー+10 攻撃力+47 20 トウェニν2星のパール アクセ スピード+10 センス+10 20 トウェニν2星の指輪 アクセ パワー+10 スピード+10 20 名前 種類 基本性能 追加性能1 追加性能2 追加性能3 追加性能4 追加性能5 追加性能6 品質 レベル ドデカマグナム・ブー 武器 攻撃力+6 1 コメント欄 名前 コメント ▲
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/790.html
夕方。 「早く帰らないといけませんね」 スーパーの自動ドアを抜けたところで、黒曜石が言う。 もうすぐマスターが帰ってくる。多分夕食は間に合わないだろう。 両手のビニール袋、中身は焼きそばの材料。 結構量は多い。荒巻辺りに手伝わせれば良かった。 「あ、雲母ちゃんあれ」 そう言って指差す先。 「たい焼き屋か」 「はい、ちょうど今出来たところみたいですね」 そういえば、スーパーに入ったときに店のおじさんが忙しそうにしていたのを思い出す。 「そういえば、最近食べてないってマスターが言ってましたね」 ……確か、最後に食べたのは1ヶ月前か。 あのとき初めて食べたが……あんこが詰まってておいしかった。 でもクリームの奴も捨てがたい。 「……雲母ちゃん、食べたいですか?」 黒曜石は鋭い。いくら隠していても顔を見られたらすぐばれてしまう。 「……うん」 「分かりました。じゃあ今日は節約出来ましたから、買って帰りましょうか」 ◇ 仕事帰り。 いつもの道を歩いていると、スーパーの前でいい匂いが……。 「たい焼き……」 そういえば最近食べてないな。 と、いつの間にか手に財布を握っている……ついでだから中身確認。 ふむ、いつもと違ってそれほど寒くない。珍しいな。 ……よし、久々に買っていくか。 「すみませーん」 えっと、全員分だから5つ……そうだな、雲母はクリームのが好きって言ってたから……。 「ただいまー」 袋をぶら下げての帰宅。 ドアを開けて早速出迎えてくれるのは、夕食のものであろういい匂い。 今日は……焼きそばか? 「……おかえり」 居間に入ると、座ってテレビを見ていた雲母が出迎えてくれる。 「ただいま。今日はおみやげ買ってきたぞ」 そう言って、たい焼き屋の袋を見せて……って、あまり嬉しそうな顔してないな。 「どうした、たい焼き嫌いだったか?」 「いや……好きだ……けど」 どうして嬉しそうな顔をしていないか……テーブルの上に向けられた雲母の視線で、よく分かった。 「……たい焼き?」 「うん」 「……そっか、そっちもスーパーのとこで買ってきたのか」 「うん」 「そっか……」 いや、何というかまぁ……よりにもよって日持ちのしない、しかも腹に溜まりやすいものを……。 「マスター、おかえりなさい。もうすぐ夕飯出来ますから先にお風呂へ……あ」 夕食後、テーブルには大きな皿に置かれた10匹のたい焼き。 「うぅ、マスター……あたし1個で限界……」 「ぼ、僕もちょっと……」 「はうぅ……」 「あはは……無理しなくていいよ。俺が食べるから……ふぅ」 いや、正直俺も1個で限界だ。夕食が焼きそばだったからだからなおのこときつい。 「任せろ」 「おぉ、頼もしいな雲母は。何個食べた?」 「3個。クリームのはもう無いぞ」 そう言う雲母の笑顔は、嬉しそうに微笑んでいた。 あれか、甘いモノは別腹ってことなのか……その小さい体のどこに入るんだか。
https://w.atwiki.jp/miiplaza/pages/123.html
ミニスライムは黄色の勇者のコンビの合体魔法を使った後に攻撃すると当たりやすくなった。 -- 2012-08-01 22 24 08 ぼくは全て闇の王出現まで130人程度でいきました。ゲームコインだけでクリアするのは超むずいです。-- 2012-08-18 21 35 00 ピンクの魔法の後に黒の魔法を使ったら「勇者たちは冷静になった」と出たので重ねがけはできないようです。 -- 2012-08-21 23 08 27 黄色のMiiのレベル7が居ると序盤の部屋は無双可能です 但し進む場所によっては青2人または水色1人が必要になります 水色が必要なルートの場合赤が1人居ると確実に無双出来ます -- {201体で役不足と帰っていったので黄色合体魔法で解除できるらしい -- 2012-09-16 16 05 10 裏伝説を少ない人数でクリアするコツ最初に黄色レベル7と青レベル7×2を連れて行く 最初のスライム2体を黄色魔法で倒す 次の部屋で黄色の勇者でゴーストを攻撃する スライムを青の勇者で倒す 裁きのほこらへ進む黄色の勇者でアイアンゴーレムを攻撃する次に赤のレベル7×2を連れて行く 広場に4人前後Miiが来ている状態でスタートするのが望ましい アイアンゴーレムを赤の合体魔法で攻撃する 次の部屋へ 赤のコンビでよろいゴーストから先に倒す 続いてしにがみ隊長を攻撃する 次の部屋へ ここですれちがった勇者の出番 薬で呪いの雲をはらう 赤のコンビで攻撃する 次の勇者で帰った勇者3人を呼び戻す 再び赤のコンビで攻撃 次の部屋はどっちでも構わないです 但し赤のコンビはふきつなほこらまで温存すること 長くなるのでいくつかに分けて説明します -- 2012-10-06 03 45 59 次に赤のレベル7×2を連れて行く 広場に4人前後Miiが来ている状態でスタートするのが望ましい アイアンゴーレムを赤の合体魔法で攻撃する 次の部屋へ 赤のコンビでよろいゴーストから先に倒す 続いてしにがみ隊長を攻撃する 次の部屋へ ここですれちがった勇者の出番 薬で呪いの雲をはらう 赤のコンビで攻撃する 次の勇者で帰った勇者3人を呼び戻す 再び赤のコンビで攻撃 次の部屋はどっちでも構わないです 但し赤のコンビはふきつなほこらまで温存することふきつなほこらで一度終了させる 理由は白のレベル7を連れて来るため 広場に居るMiiが4人以下の状態でスタート白のレベル7 赤のレベル7×2を連れて来る 赤の合体魔法でゴールドゴーレムを攻撃 その後呼び戻して再び攻撃 次の部屋へ ダイヤモンドゴーレムも先程同様に赤の合体魔法で攻撃その後呼び戻して再び攻撃を繰り返す 次の部屋へ 冷気のトラップを解除するために赤のコンビが居なくなってしまうので次の勇者で呼び戻す 最初にまふうじの雲をはらう 赤の合体魔法で攻撃する 次の勇者で赤のコンビを呼び戻す 白のレベル7でしにがみ隊長を倒す 次の部屋へ くらやみのトラップを解除する為に白のレベル7が居なくなるので 次の勇者で呼び戻す 白の勇者を一度列の最後尾に次の勇者で呪いを解除する 白の魔法で攻撃 先に他の勇者でしにがみ大臣にダメージを与えておく その後赤の合体魔法でまとめて倒す 次の部屋へ よろいだいまおうを赤の合体魔法で攻撃する -- 2012-10-08 01 28 30 ふきつなほこらで一度終了させる 理由は白のレベル7を連れて来るため 広場に居るMiiが4人以下の状態でスタート白のレベル7 赤のレベル7×2を連れて来る 赤の合体魔法でゴールドゴーレムを攻撃 その後呼び戻して再び攻撃 次の部屋へ ダイヤモンドゴーレムも先程同様に赤の合体魔法で攻撃その後呼び戻して再び攻撃を繰り返す 次の部屋へ 冷気のトラップを解除するために赤のコンビが居なくなってしまうので次の勇者で呼び戻す 最初にまふうじの雲をはらう 赤の合体魔法で攻撃する 次の勇者で赤のコンビを呼び戻す 白のレベル7でしにがみ隊長を倒す 次の部屋へ くらやみのトラップを解除する為に白のレベル7が居なくなるので 次の勇者で呼び戻す 白の勇者を一度列の最後尾に次の勇者で呪いを解除する 白の魔法で攻撃 先に他の勇者でしにがみ大臣にダメージを与えておく その後赤の合体魔法でまとめて倒す 次の部屋へ よろいだいまおうを赤の合体魔法で攻撃する -- 2012-10-08 02 05 19 コンビだと3倍ダメージは出ないと書いてあるけど普通に出るよね? 少なくとも自分はダブルピンクの魔法で出るのを確認してる -- 2012-11-20 19 20 12 金のカギ入手戦の攻略法、若干運がありますが 作戦4よりさらにコイン消費量理論値が多い方法あります。 1.歴代勇者でできるだけ低レベル勇者(色不問)を2人・レベル不問でピンクを1人雇う (高レベル勇者はLv7を2人が理想ですが、私は7 5で行けました) 2.さすらいなりすれ違いなりでピンクをもう1人、薬要員最低3人(失敗に備えて+数人推奨)の構成で突入 3.開始したら薬要員で晴れの薬を使用 4.ピンク2人でコンビ魔法発動5.あとは高レベル勇者(コンビ組まないで)で殴る→高レベルキャラが尽きたら薬要員で仲間の薬の繰り返し(最初の仲間の薬使用時はピンク2人や薬要員だけが復活してしまう事もありえるが、泣かない)理論平均値(歴代でLv7が2人・ピンク1人の場合)は、 Lv7勇者2人→9×2=18Lv1ピンク1人→3枚 晴れの薬→2枚Lv7の3倍ダメージが2回づつあたるとすると1ターンに42ダメージ 250÷42でLv7が約6回攻撃すれば倒せる。 ここから仲間の薬の使用量は2回で8×2=16枚理論上平均で39枚で倒せる感じです。(3回あたることも結構あるので調節可) 高レベルキャラの色の組み合わせを問わない上コインの消費も少なく、消費人数も運次第ですが他の方法より少ない場合が少ないので ラストゴーストの残HP調節に失敗して人数を消費してしまった場合もリカバー出来る -- 2013-01-17 22 42 18 …理論上平均、っていうには、ランダム要素(特に薬のスカの有無)がありすぎますネ。Lv7勇者の攻撃が確率通りに当たった場合の最小値、です。 コイン消費量よりも、低レベルキャラの色の組み合わせを問わないのが最大のメリットかな… -- 2013-0116 22 58 ゴールドゴーレム、ダイヤモンドゴーレムは黒魔法が弱点です。 -- 2013-08-17 07 17 18 水色の勇者か、黄緑色の勇者を雇い、レベル7の勇者がいればやみの遺跡のあれくれミイラ2体をまとめて倒せます。 -- 2013-09-06 17 27 01 今回の更新から「ウサギサポート」 が実装されたのですが、それについての説明追記はこのwikiにも必要? (MAP時にXボタンで未入手チケットのある場所表示は本当に有難い、、、。) -- 2015-04-15 22 53 38 ミニスライムは黄の魔法で倒せました -- 2016-09-24 15 38 21
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6563.html
この項目では3DS版の『Miitopia』(判定: なし )と同名のSwitchリメイク版(判定: 良作 )について記載する。 Miitopia 概要 特徴 Miiの配役 性格と職業 コミカルな行動 神の力 宿屋でサポート 旅人 評価点 問題点 総評 余談 Miitopia (Switch) 3DS版からの追加・削除要素 (Switch) 評価点 (Switch) 賛否両論点 (Switch) 問題点 (Switch) 総評 (Switch) 余談 (Switch) Miitopia 【みーとぴあ】 ジャンル みまもりシミュレーション 対応機種 ニンテンドー3DS 発売・開発元 任天堂 発売日 2016年12月8日 定価 4,700円(税別) 判定 なし ポイント Miiをすべてのキャラに使ったRPGストーリーは王道的良質かつ拘りを感じるBGMあくまで「みまもり」主体のゲーム 概要 プレイヤー自身やその友人・家族にそっくりなキャラ(通称Mii)を登録し、RPG風の世界を冒険するゲーム。 平和な島「ミートピア」に突如現れた魔王の手によって奪われたMii達の顔を取り戻すことが目的。 公式で「普通のRPGとはちょっと違う」と謳っているが、実際プレイヤーのやることは基本的にMii達の戦いを見守ることが主となる。 特徴 Miiの配役 登場するMiiは脇役から主要キャラに至るまで、全てがプレイヤー自身の手で好きな人物を選択可能。 友達を仲間にする、先生を魔王または国王役にするなど、自由自在。ありがたいことに後から変更も可能。 Miiたちの顔が奪われるという展開なので、敵の顔にもMiiのものが使われる。特に脇役NPCの顔はほぼ全て敵ボスの顔も兼ねる。 また、3DS版のMiiと違い、選べる色が大幅に増えた上に各パーツそれぞれ別々に色を設定出来るようになった。 普通に作る以外にも、3DS版は「トモダチコレクション 新生活」「Miitomo(スマホアプリ)」「本体のフレンドリスト」「Miiスタジオ」「インターネット」「QRコード」と、あらゆるソフトから連れてくることができる。いつの間に通信で他のプレイヤーが作成したMiiが自動的にストックされていることも(『真・三國無双6 Empires』の来訪武将のようなシステム)。 なおPTメンバー用のMiiはストーリークリア後、最大で100人まで作ることが出来るようになる。 性格と職業 各Miiには「げんき」「てんねん」「がんこ」「やさしい」「マイペース」「クール」「しんちょう」の7種類の性格を割り当てることができ、これはMiiのキャラ設定と同様、後から変更も任意にできる。各性格にはそれぞれ他にない固有行動があり、特定のタイミングにて一定確率で発動する。 例えば「やさしい」は倒されそうな味方キャラを高確率で庇うが、まれにHPの減った敵を逃してしまうことがある、「げんき」は味方キャラを応援してMPを回復するが、たまに通常攻撃で反動ダメージを負うなど、性格毎にメリットとデメリットが有る。 職業は12種類の中から好きな物を選ぶことができる。「戦士」「魔法使い」といったオーソドックスなものもあれば、「戦車」「花」といった珍妙なものも。 初期から選ぶことが出来るのは「戦士」「魔法使い」「僧侶」「盗賊」「アイドル」「料理人」の6種類で、残りの「科学者」「小悪魔」「ネコ」「戦車」「花」「姫」はストーリーを進めることにより3種類ずつ解放されていく。 性格と違い、転職はストーリーを進めていくと出来るようになる。ただしレベルは職業毎の管理となるため、全く新しい職業に転職した場合は1からの上げ直しとなる。 新職業が解禁されるタイミングでは仲間が離脱し主人公も強制的に転職することになるため、序盤ステージはいずれもレベルリセットを前提に難易度が設定されている。 隠し職業も2種類ある。これらを手に入れるためには強力なボスを倒す必要がある。 コミカルな行動 各Miiには好感度が設定されており、冒険中に特定の行動を取ることで他のMiiとの好きレベルが上昇する。 仲良くなることによって「好き行動」を取るようになり、他のMiiをサポートしてくれるようになる。 主に与えるダメージや回復量が増える他、倒されそうになったMiiをかばってダメージを肩代わりする、戦闘不能となったMiiの敵討ちとして大ダメージを与えることなどもあり、仲良くなればなるほどどんどん戦闘を有利に進められるようになる。 好き行動やサポート技の使用によって戦闘中にも好きレベルが上がることがあり、その場合はお互いのHPが全回復する。好きレベルはどれだけ上がっても上昇値が一定でありゲーム全体を通してコンスタントに発生する。そのため、この好きレベルによるHP回復は重要な戦闘テクニックにもなる。 しかし、時には他のMiiに嫌われるような行動をとってしまうこともあり、その場合はムカムカ度が上昇する。一定のムカムカ度が溜まり堪忍袋が爆発するとムカムカ行動を取るようになる。 大半のムカムカ行動は仲間の足を引っ張ったり、いらぬ行動をするなどマイナス要素ばかり。解消する条件は基本的に好感度を上げる要素を一定数与えることのみ。 拗ねたり手を抜いたりして与えるダメージが減ってしまう他、相手に気を取られて受けるダメージが増えてしまうなど戦闘が不利になるような行動を取るようになる。 一方、対象のMiiのターンに割り込んでターン消費無しに自分も攻撃したり、敵に強烈なやつあたり攻撃で大ダメージを与えたり、Mii同士の大ゲンカに敵を巻き込み大ダメージを与えるといったメリット行動もあり、これを狙ってわざと不仲のままゲームを進行するという戦略もある。 その他、RPGお約束の状態異常も存在する。当然これらの要素もMii達の行動に影響を及ぼす。敵に付与させられるものが大半だが、中には味方の技や好き行動、ムカムカ行動などでも発生するものもある。 その種類は非常に多岐にわたり、行動不能になる「笑い」、攻撃の命中率が下がる「泣き」といった一般的なものから味方の行動をジャマする「イジワル」、どこかに飛ばされて一時的に戦闘から外れる「吹き飛び」といった変わったもの、中には洗脳されて敵に回復グッズを与える、不安のあまり味方にすがりついて行動を止める、老化して攻撃力を半減させられる等このゲームならではの状態異常まで存在する。 状態異常もまたデメリットばかりという訳ではなく、例えば「怒り」状態は攻撃技しか出せなくなる代わりに2回行動が可能になる、「眠り」は行動できないが体力が回復するなどメリットを持つものも存在する。性格や職業、好き行動などによって起こる状態異常もあるため、うまく活用することが出来れば戦力として期待できる。 神の力 プレイヤーは基本的に主人公Mii以外は操作できず、戦いを見守ることが主だが、ピンチのMiiを助けることも可能。 冒険が進むと「ふりかけ」「安全地帯」という能力を得る。任意のタイミングで使用でき、Miiをサポートすることができる。 ふりかけの主な使用用途はHP・MPを回復させること。任意に1ポイントずつ回復させることができる。クエストごとに使用できる量は限られているが、魔物を倒しMiiの顔を救出した数が一定数に達する毎に増量していく。 また1回だけ蘇生できる「命」、通常攻撃しかできなくなる代わりに攻撃力が倍増する「ノリノリ」、どんな攻撃も1回だけ防げる「守り」のふりかけも入手できる。いずれもストック数は極めて少ないが、使うタイミングを見極めればピンチを切り抜けるのに役立つもの揃い。 安全地帯はMiiを後方に下げて休ませることができる。安全地帯にいるMiiは一切の攻撃を受けない・状態異常がすぐ治る・HPとMPが回復するという恩恵を得られるが、一人しか入れることができない上にそのMiiは攻撃や仲間への支援はおろか他の仲間からのサポートすら受けられなくなる。安全地帯使用中は事実上戦闘メンバーが一人減ることになるので、おいそれと多用はできない。 宿屋でサポート 本作における宿屋はただの回復スポットではなく、クエスト終点にてMii達の冒険の拠点となる場所でもある。 一つの部屋には2人のMiiを入れることができ、同室のMiiは好感度が上昇する。割り当てはいつでも入れ替えが可能。 たまに何かしら好感度やムカムカ度が上昇するイベントがランダムで発生することも。 部屋の数は五つあるので最大で10人まで宿屋に宿泊させることが出来る。11人目以降のMiiはストーリークリア後に解放される「別荘」に入れられることになり、いつでも宿屋にいるMiiと入れ替え可能。 ただし別荘に入れられているMiiには装備や料理を与えることは出来ず、好感度に関するイベントも発生しない。 魔物を倒すとたまに「料理」を落とすことがある。これらの料理はMiiに食べさせることができ、食べた料理によって各種ステータスを上昇させられる。 多くの料理には「並・上・特上」の3種類があり、レアな料理ほど上昇率が高い分ドロップ率は低い。中には戦闘以外のイベントで手に入る物も。 各Miiにはランダムで好き嫌いが決められ、好きな料理だと上昇しやすいが、嫌いな料理だと上昇しにくいうえ1クエストごとに1個しか与えられない。このためMiiによってあげやすい・あげにくいパラメーターが異なる。 戦闘によって入手した資金はプレイヤーが管理する。Miiが何かをほしがっている場合、「おこづかい」としてあげる形になる。 新しい武器・服(防具)は基本的にこの手段で入手する。しかし、確率で回復アイテムを買う羽目になることもあり、その場合はお釣りは返してくれる。 また、ストーリーを進めると「カタログ」が使えるようになり、(一部のものを除き)一度手に入れたことのある武器や服をいつでも購入し好きなMiiに与えることが出来るようになる。新しく作ったMiiにいきなり最強の武器や服を装備させることも可能。 なお「アイドル」に限り性別によって手に入れられる服が異なるが、「カタログ」を使えば異性用の服を着せることも出来る。ただし、カタログ登録は男女で別なので注意。 冒険中「ゲーム券」というアイテムを入手することがある。このゲーム券は宿屋でミニゲームがプレイでき、何らかの見返りがある。 「じゃんけん」ではお金を賭けて勝負。勝つ毎に賞金が倍々に増えていくが、負ければ取り分は0。 「ルーレット」はハズレ無し。武器or服・経験値or料理・旅行券(好感度上昇)・回復アイテム1個のうちどれか一つが必ず手に入る。当選範囲は毎回異なり、たいていは完全な1/4ではない。 旅人 道中には6人の旅人(特殊NPC)が現れ、ストーリーには関係ない様々なイベントを起こす。いずれも役立つアイテムをくれたりするので、出会って損はないだろう。 どこでもポストマン:救出したNPCからの手紙を届けてくれる。手紙にはアイテムが添えられている。なお、手紙は宿屋に到着した際やゲームを起動した際にも届くこともある。 ミスタークイズマン:様々なクイズを3問出題し、全問正解するとアイテムが貰える。 旅する写真家:特定のボスを倒すと出現。バトル中の面白いリアクションシーンの写真を20Gで売ってくれる。 旅する美食家:レアな料理を3品貰える。 任天堂ファン:対応しているamiiboを使うことにより特別な服を手に入れることが出来る。 なやむ探検家:暗号などについてのヒントをくれる。 評価点 Mii達のコミカルな戦い・やり取りと幅広い姿 仲間と協力し合ったり、助け合い、時にはケンカをするなど、馬鹿馬鹿しくも思わず微笑んでしまう行動が多い。 新しく今作オリジナルの表情が追加されている他、これまでのMiiには無かった「瞳の動き」が追加されたことにより、よりMiiに愛嬌やキャラクター性が増した。 偶然とは思えないほど"らしい"言動が飛び出したり、意外なコンビの仲が深まったり、Mii一人ひとりにキャラクターとしての愛着が湧いてくるのは「みまもり」というシチュエーションだからこその魅力。 Miiの行動はかなり細かく作りこまれており、例として待機画面でのモーションやバトル中の掛け声等は7種類の性格で全て異なるものが用意されている。 取っつきやすい難易度 ボス戦を除いて、攻略中はいつでも撤退可能。戦闘中でも必ず成功し、全滅によるデメリットもなし。 RPGでは一般的な属性相性なども存在しないため、あまり深く考えずに戦える。 ふりかけや安全地帯を駆使すれば、色々とごり押しがきく。そのためクリアまでの難易度は低く、どんなパーティー編成でもほぼ問題なく進行できる。 かといって徹頭徹尾ぬるいかと思えばそんなことはなく、中ボス・大ボス系の魔物は序盤から2~3回連続で攻撃してくるものが多いため、単純に職業レベルを上げているだけではあっという間に全滅寸前に追い詰められやすい。 そこで重要になってくるのがMii同士の好きレベル。好きレベルを上げていれば好き行動の種類はもちろん効果・発動確率も上昇するため、レベルが低くても案外どうにかなることも多く、難易度のバランスはしっかり取れている。 また、クリア後にはやりこみ派向けの高難度マップが解放される。これらのマップでは編成をある程度工夫する必要が出てくるので、なかなか歯ごたえのあるプレイが楽しめる。 救済処置としてHP回復アイテムである「バナナ」とMP回復アイテムである「MPアメ」を無限回収することが出来るポイントもしっかりと用意されている。またこのポイントでは運次第にはなるがレアな料理やたくさんの経験値を稼ぐことも出来る。 また、手軽さに反してストーリークリアのみでもかなりのボリュームを誇る。勲章という実績要素も存在するため、上述の高難度マップと合わせるとかなりのやりこみ要素を持つ。 「トモコレ」に通じるおバカな点 どのマップもステージの最後には必ず宿屋がある。火山地帯や氷山はおろか、魔物が巣くうはずの敵の塔や魔王の城の中にすらも。 魔物が落とす料理は例外なく全て調理済み。 その魔物に合わせたメニューであり、見た目や食器もかなり凝っている料理が多いので美味しそうに見えてしまう。 中にはクモの巻き寿司や美容サプリ、石にされたチョコといった妙なものまで出てくる。全メニューに説明テキストが設定されており、その文章も『トモコレ』譲りのユーモアを感じさせる。 装備品はMiiにおこづかいをあげれば買ってくるのだが、最終的には伝説の装備品だろうとお金で買ってくる(*1)。 装備品自体もクセが強く、画用紙や新聞紙で作られた防御力が無さそうなものや学生服などコスプレ同然なもの、性別・職業問わず問答無用で身体がムキムキになるマッチョ装備などかなり自由。装備品の能力は見た目を問わず上がり続けるようになっているので、銀のナイフより魚で殴る方が強い、かっこいいアーマーより全身スイカコーデのほうが耐久があるといったシュールな現象も。ただし装備に関しては見た目をそのままに性能のみ最新装備にする見た目装備機能があるため、ビジュアルに凝るユーザーへの配慮は行き届いている。 Mii同士で行われる会話やイベントも『トモコレ』を彷彿とさせるようなユルいものが多い。が、時にはRPGらしく熱くなったり考えさせられるような深いセリフが登場することも。 魅力的なストーリーとMiiの配役 序盤のパーティーキャラは途中で離脱と参戦を繰り返すため、数人のキャラクターだけで話が進むということはない。そのため、育成を主人公以外に集中させると一辺倒にすると後々困ることに。 敵やNPCとなる人物は、Miiを決めた後に意外な立ち位置の人物だと発覚することも。 身近な人物をモチーフとしてMiiを決めると、想像の真逆の性格のキャラ・ボスで登場することもあり面白い。 特にラスボスまでの展開はコミカルな道中とは対照的に熱いものがある。 バラエティに富む良質なBGM 国ごとにマップや戦闘BGMが異なり飽きを感じさせない構成となっている。また、全ての戦闘BGMはふりかけ選択画面やMii達の状態などに応じて細かくテンポや曲調が変化する任天堂らしいインラタクティブな仕掛けも。特に全てのMiiにノリノリふりかけを使った際のハイテンポっぷりは興奮するMii達のビジュアルも含めてある意味圧巻。 ただしこれらのテンポの変化したBGMはあくまで戦闘時限定であり下記のサウンドテストでは聴くことは出来ない。 ボス・中ボス戦にも複数の曲が用意されており、特にラスボス戦BGMはこれまでの展開や物語を思い起こさせ気持ちを高ぶらせるようなとても熱く燃えるものとなっている。 一度聴いた曲はいつでもメニュー画面からサウンドテストで聴くことが出来る。また、曲を再生した際上画面にMiiが現れ満面の笑みをこちらに向けながら曲に合わせて踊り出す。 ただし曲送りやランダム再生などの機能は無くただひたすらBGMだけを聴きたい場合はやや不便に感じてしまう。 ちなみに最後にセーブした場所によってタイトル画面の背景やBGMも変化する。また、その際に流れる歌声は主人公Mii達のものである。 問題点 性格のバランスが悪い。 具体的には「げんき」と「クール」が仲間のイライラを溜めづらく、戦闘で強すぎる。 「げんき」はハッスルで敵に大ダメージを与える、応援で味方のMPを回復できる、致命的なダメージもHP1で耐えることがある、と、メリットが非常に多い割に、デメリットはハッスル時ではHPに2ダメージ入る他、全体攻撃でも単体攻撃になる事ぐらいで、それ以外のデメリットがほぼない。 「クール」は確率ではあるが攻撃回避・弱点を突く(通常より大ダメージ)・受け流す(一部の状態異常無効)と、やはりボス戦ほど有効なメリットが多い。デメリットはせいぜいピンチの味方を庇わない(*2)・穴掘りイベント(*3)を途中で諦める・敵の攻撃を避けるためある隠し職業のスキルを活かしにくいことぐらいしかない。 上記2つ程ではないが、「しんちょう」も通常攻撃時に即死攻撃を出す、最後に行動する代わりにダメージや回復量が2倍になる、回復アイテムを持っていなくても1回だけ回復アイテムを使用できるといったメリットがあり、デメリットである行動順も素早さが遅い職業と組み合わせれば気にならない。 「がんこ」は味方からの回復を断ることがある(*4)、「やさしい」は弱った敵を見逃す(*5)、「マイペース」は味方を盾にしてランダムな味方にダメージを肩代わりさせるなど、他の性格は仲間のイライラに影響する明確なデメリットが戦闘中に存在するため、余計に「げんき」と「クール」の強さが目立つ。 とは言え「マイペース」はMP消費をそのままに魔法・ワザの威力がアップすることがある、「やさしい」は好きレベルが低くても自分の回復アイテムを味方に分け与える、「がんこ」は攻撃に納得がいかずもう一度同じ行動を行う(実質1ターンに2回行動できる)といったように、他の性格にも有用なメリットがある。「げんき」と「クール」以外でも活用のチャンスは十分に存在するのである。 むしろ性格以上にバランスがとれていないのが、この手のゲームでお約束の職業。 特に格差が顕著なのがヒーラー職。「僧侶」「料理人」「花」の3つが該当するが、回復技の回復HPが固定値のためレベルが上がるにつれて頼りにならなくなる上、全体回復技も発動が必ずターン最後のせいで扱いづらい、更に高威力の攻撃技が味方のイライラをためるものしかなく、おまけにAIだとその技の使用頻度が高い「料理人」はほぼ地雷と言っていいほど使いづらい。全体回復技は攻撃力依存で回復HPが上昇するため、通常回復も同じ仕様にすればそれだけで十分戦力になったはずだが… その一方で「僧侶」は素早さが高く確定蘇生技を持ち、バリエーション豊富な回復技を使い分けられ、回復以外の技をほとんど持たない(特に攻撃技に関しては最大レベル50の内33で習得可能な1つのみ)ためAIでも非常に優秀なヒーラーとして動かせる。 「花」は2職の中間的な魔法攻撃をこなせるヒーラーの立ち位置だが、こちらも蘇生技が確率のため瀕死の味方がいると蘇生を優先し回復をしてくれない、回復に徹さず中途半端に攻撃に参加してしまう、味方を怒り状態にする技をサポーター職に使い補助行動を封じてしまうなどの問題が多くAIでの運用が難しい。 しかし「料理人」は「僧侶」と違い物理の攻撃技も使える他、即死技にアイテム獲得の効果が追加されているため、回復や蘇生までこなせると「僧侶」の立場がなく差別化のため仕方のないこととも取れる。事実、僧侶が数値不足で頼りない序盤においては高い防御力と最大HP以上の固定値回復を持つ料理人はかなり優秀であり、全体回復も他のヒーラー職よりも早いレベルで修得可能なため、中盤まではアタッカー兼ヒーラーとして、終盤は料理ドロップ要員として活躍できる。 「花」にも言えることだが扱いが難しい職業の多くはAI運用が不安定な点が多いため、主人公が使うことである程度は弱点をカバーできる。 素早さが0で固定の上攻撃する度MPを消費し(一部の敵に武器を奪われると反撃できなくなる)更にこちらもAIだと味方のイライラをためる攻撃技の使用頻度が高い「戦車」も同様に地雷級の扱いづらさを誇る。 その他、MP消費の激しい魔法攻撃職にMP回復として興奮状態となる技をかけて魔法攻撃を封じてしまう「こあくま」や、アタッカーにもかかわらず低確率の蘇生技を持つために味方が倒れていると蘇生技を連打する「せんし」なども状況次第ではかなり扱いづらい。 前述のように本作のエンディングまでの難易度は低めであり、そこまでなら職業バランスもあまり問題になりにくい。 本作では行動を選べるのは自分のMiiだけで、仲間は必ず自動操作になっている。そのため職業によっては「やってほしい行動をやってくれない」「やってほしくない行動をやる」といったプレイヤーの意に反した行動を取ることがある。 味方のイライラをためる技を高確率で平然と使う、厄介な敵を真っ先に倒したいのに弱った敵を優先して攻撃する、どうでもいい特技ばかり行ってロクに攻撃してくれないなど。ドラクエなどである「作戦」といったものもなく、こういった行動に制限をかけることは一切できない(*6)。 またストーリーのラスボス戦はやや特殊な仕様となっており、前座2体と戦ったパーティメンバー3人×2組はラスボス本体とのバトルに参加できなくなる。しかしあろうことかこの前座戦に主人公を選出することができてしまう為、主人公不在かつほぼオートで最終決戦が進行してしまうというストーリー的にも締まらない事態が発生することになってしまう。せめて主人公は最終戦に固定選出となる仕様になればよかったのだが…… これらの問題点・不満点は特にクリア後ダンジョンでの戦闘で露呈する 。しかし元々「見守ること」が主なコンセプトとなっているので、ある程度好き勝手に動かれるのは割り切っている範疇といえる。 ちなみに仲間のMiiはプレイヤーが全体攻撃を行った場合は体力が最も減っている敵を狙い、プレイヤーが単体攻撃を行った場合は同じ敵を優先的に狙う特徴がある。 よって、攻略に際しては戦士や僧侶など技や行動が比較的シンプルな職業を味方に任せるのが定石となっている。 ムカムカ度が溜まることにより発生するケンカ対策として、唯一ムカムカを取り除くワザを持つ「アイドル」を一人パーティに入れておくと安定したケアが可能になる。ただし「アイドル」がケンカをしてしまった場合、相手から「アイドル」へのムカムカは取り除けても「アイドル」から相手へのムカムカは取り除けないので注意。 取り返しがつかなくなる要素がある。 終盤に登場するとあるボスが呼ぶ2種類のお供を先述の「やさしい」性格の「みのがす」で見逃してしまうと図鑑に登録されず、実質かいぶつ図鑑のコンプリートが不可能になってしまう(*7)。 ボスが倒れない限り何度でもお供を呼ぶので一度でも倒せばいい上、最悪セーブが入る前にリセットをすればいいが、そのことに気づかずにセーブをしてしまうともうそのデータではどうしようもなくなってしまう。 かいぶつ図鑑で確認できないことと勲章のコンプリートが不可能になる程度でストーリー進行に直接的な影響はないのがまだ幸いか。 風邪ハプニングの存在 ある程度ストーリーを進めると宿屋に入った際にランダムで「宿泊しているMiiのどれかが風邪を引く」というハプニングイベントが発生するようになるのだが、おそらくこれが最も厄介なアクシデント。主人公が風邪を引く事もある。 風邪を引いてしまったMiiは治るまでの間冒険に出したり料理を食べさせることが出来なくなる。一定量の経験値を稼ぐと治すことが出来る他、風邪を引いているMiiは誰かとの好きレベルが上がるとその場で即復帰する。 復帰に必要となる経験値の量はレベルの高いMiiほど多くなる上、運が悪いと他のMiiも続いて風邪を引いてしまうことも。 対策・予防法などがまったくないのも問題。場合によっては同じMiiばかり風邪を引いてしまうことも…。 ストーリークリア後であれば「別荘」が避難場所となるが、装備を整えたり冒険に出す際に一々宿屋に呼ぶ手間がかかるためやはり面倒であることに変わりはない。せめてすぐに治すことの出来る「風邪薬」のようなものがあれば良かったのだが…。 ケンカの仲裁イベント 道中のイベントの一つに2人のMiiがケンカを始めてしまうイベントがあるのだが、その際に別のMiiが仲裁に入り2人をなだめようとすることがある。 大抵は仲直りして互いの好感度が高まるものの、稀に仲裁に入ったMiiがとばっちりを受けてケンカしていた2人からムカムカ度を溜めてしまうという報われない展開になってしまうことがある。 その上仲裁に入ったMiiに対して、改まって謝罪するイベントは無い。それどころか堪忍袋を爆発させてしまった場合、何の落ち度も無い仲裁に入ったMiiの方から謝罪に行くという、人によっては胸糞悪ささえ感じかねない展開にもなり得ることがある。 ミニゲームのうち「じゃんけん」が明らかに不要。 ゲームを進めるにつれて入手できる金額も増えてくるが、所詮じゃんけんなので勝率はランダム。安定して稼ぐのには運が絡むため全く不向き。 後半ではむしろ「ルーレット」で強力な装備品を入手し、売却して金に換えた方が効率よく稼げる(売却価格は半額にならず、100Gの物は100Gで売れる)。特に装備品の当選確率が高い時は稼ぐチャンス。これも最終的には運次第だが、ハズれてもHPバナナ等が貰えるため、リスクを負って運次第では全てを失うじゃんけんを続けるよりははるかに確実。 プレイするにはゲーム券が必要となるが、いざというときの金稼ぎの手段にもなる。 総評 好きなMiiで好きなようにプレイでき、誰にでも気軽に遊べるようにした佳作。 たかがMiiと侮るなかれ、職業や性格、仲良し度が絡み合い、 バトル漫画並みに熱い展開 も起きうる。 そのおかげでライト層からの評価は高いものの、より高度なゲーム性を求めるヘビーユーザーからは不満の声がチラホラ見られる。 ちょっとした空き時間にゲームを楽しみたいという人や、身近な人物や好きなキャラクター、所謂「うちの子」等をRPGに登場させてプレイしたいという人にとってはかなり楽しく遊べる作品だろう。 余談 本作が発売されるよりも前に、「好きなMiiで見る Miitopia (ミートピア) 予告編」という体験版が無料で配信された。 全ての登場人物の配役を自由に選べるなど、予告編にしては作り込まれており、本作の世界観を手軽に楽しむことが出来る。 本作の大半の部分において、特定のボタンを押すと早送りが可能になる。これは3DS標準搭載ソフト「すれちがい広場」に搭載されていた機能である。 本作はもともとすれちがい広場の「すれちがい伝説」の続編として開発された経緯があり、その名残とも言える。 経験値稼ぎやアイテム集めなどダレがちな作業工程をある程度加速させられる他、一部のMiiや敵の動きが加速することで面白くなるなどRPGとしてもバカゲーとしても本作の魅力を高めるものとして機能している。 同作は「任天堂純正のターン制RPG」だが、実はこれは極めて貴重なタイトルである。 任天堂のRPG不足はかつての90年代後半におけるゲームハードシェア争いの敗北原因でもあると言われている程有名なもの。「ポケモン」「ペーパーマリオ」などはいずれも子会社や関連会社などの開発であり、直接任天堂が製作している訳ではない。 本作のRPGとしては奇抜な要素の数々は、任天堂のRPGジャンルに対するスタンスのひとつとも捉えられる。 フィットネスとRPGを融合させた異色タイトル「リングフィット アドベンチャー」にも本作のスタッフが関わっている。アイテムであるスムージーが本作のふりかけ同様ターン消費をしないなど、本作の難易度調整などで培われたノウハウが活用されている。 2021年のニンテンドーダイレクトにてNintendo Switchでのリメイクが発表され、2021年5月21日に発売された(下記参照)。 Miitopia (Switch) 【みーとぴあ】 ジャンル みまもりシミュレーション 対応機種 Nintendo Switch 発売・開発元 任天堂 発売日 2021年5月21日 定価 5,478円(税込) 判定 良作 ポイント ゲーム史上屈指の自由度を誇るメイク機能 新たに強力な仲間「馬」が登場続編ではなくあくまでリメイク移植利便性が増えた反面、難易度は3DS版より下がった 3DS版からの追加・削除要素 (Switch) メイク・ウィッグ機能の追加 Miiの顔に様々なパーツを配置するメイク機能と、前髪、後髪、あほ毛の組み合わせで新しい髪型をセットするウィッグ機能が登場。 馬が新しく仲間に パーティーの一員として役立つ。見た目も自由にカスタマイズ可能。 デート券の追加 様々な場所でMii同士や馬とMiiをデートさせ、好きレベルを上げる事が出来る。様々な会話イベントが用意されている。 + クリア後のネタバレ 「恐怖の塔」に次ぐ新たな高難易度ダンジョン「絶望の塔」が追加される。それに伴いかいぶつ図鑑や勲章のコンプリート総数も増加。 「みんなのMii」は削除され、パワナンバーのように「アクセスキー」を公開してMiiを取得する形となった。 一応、3DS版でDL数の多かったMiiは「人気のMii」として収録されており、そこから引き出す事が可能。 評価点 (Switch) メイク・ウィッグ機能の圧倒的な自由度の高さ パーツは大きさや角度はもちろん色や透明度も自在に調整できるため、きわめてメイクの自由度が高い。 しかもベースはデフォルメされたMiiなので漫画・アニメ・他ゲームのキャラも似せやすいという長所がある。仮面ライダーや実在の芸能人をリアルタッチで再現した猛者も登場。 パーツは「目(瞳)」「チーク」などの部位に分かれているため、表情が不自然になるという事はない。 ウィッグの前髪と後髪を組み合わせるシステムも好評。グラデーションヘアーすら可能。 デフォルトのMiiにないツインドリルや編み込みといったゴージャスな髪型の他に、 どう見ても某変身ヒロイン専用 のものや 大銀杏 (*8)まである。 セーブデータに保存できるMiiは500人にも及ぶ。前述の通りアクセスキーでの取得が可能なため、キャラクター作成ツールとしても優秀。 配役が最初から選べるようになった 3DS版では重要人物以外は全世界で作られたMiiが勝手に配置される問題があり、中にはアニメキャラや実在人物が置かれる可能性もあってカオス成分が苦手な人には問題が多かった。 しかし今作から全て自由に配役を設置できるようになったので、多少のネタバレはあるが強制的にイメージ崩壊させられるようなシーンも無くなった。 加えて配役が変更出来るおかげで自分なりの組み合わせを自由に行えるようになるのも好意点。 Mii作りが苦手な人からの配慮 プレイヤーの中には早く遊びたい、凝ったMiiを作れない、そもそもMiiを作るのが苦手という人も存在する。 その問題に応えてか、各配役となるデフォルトMii、デフォルト名が用意された。テンポ良く、さらに存在感も適度で愛着も湧きやすくなったと好評。 例えば、頼れない村長は『ヘターレ』。サイショーの国の王様は『ジョバンニ』(*9)。大賢者は『インテロ』等々、名前と見た目が端的な表現になっており、想像を膨らませてくれる。 非常に強力な仲間・馬 騎乗しての攻撃はもちろん、自操作かつMP全消費で繰り出せる技「人馬一体」は職業ごとに効果が異なるがどれも非常に強力。 馬の好き行動により、安全地帯での回復を高める効果もある。 3DS版から少し戦力が増えた状態で攻略できるため、エンディングまでの難易度をさらに引き下げることに貢献している。 高解像度に描かれたHD画質 3DS版の時点で一貫してプリレンダリングムービーは存在せず、全てリアルタイムレンダリングで行われたため、どの重要な場面を高画質に描かれた事によって恩恵を受けた。 リアルタイムレンダリングはMiiの顔がランダムに描かれてるため、HD画質化は細部がはっきりしやすい。 楽しいデート券 目的地やイベントが豊富にあり、同じイベントでもNPC(*10)が変化したりするので飽きる事がない。 手っ取り早く好きレベルを上げるだけでなく、ムカムカ状態も治せるというメリットも。もれなくHPバナナや料理といったお土産も付いてくる。 ロードが短い 3DS版の時点で十分短かったロードが更に短くなりテンポが改善された。 例えば宿屋から去った4体のMiiが画面内にいなくなった後が2秒、タイトル画面から効果音が流れ終わるまでのゲーム画面に切り替わるまでの時間が3秒だったがswitch版は何方も0.5秒に短縮された。 賛否両論点 (Switch) 「みんなのMii」の削除 Miiverseという地盤がなくなったためか、SNSに頼らずMiiを取得する事がままならなくなってしまった事を残念がる声が多い。「人気のMii」も某ガキ大将や某弾幕STGのMiiばかりが多く並ぶという惨事になっており、メイクを施した質の高いMiiと比較され不評。 公序良俗に反するメイクが蔓延る危険があるという点で仕方ないという意見もある。 難易度はさらに低下 戦闘の難易度は馬の登場や人馬一体、デート券で好きレベルが上げやすくなった事で攻略は元々難易度が低かった3DSと比べてさらに簡単となった。 特に馬の存在は大きく、ゲーム中盤の難所ではほぼ唯一の戦力となる。一応、馬なしでのゲーム進行は可能。馬との好きレベル上昇も任意で行える。 ムカムカ度の問題はデート券によって和らいで簡単に解消できるようになるのでストレスは減った。 ゲームテンポや攻略が向上したと評価する者もいるが便利になりすぎてヌルゲーとなった不満意見もある。ゲーム自体の難易度を高めて欲しいという3DS版からの要望は多かったが届かず終いになった。あくまでみまもり主体としては間違っていないのだが…。 一応、「絶望の塔」という追加の高難易度ステージも用意されているが編成によっては苦難を強いられる。 しかし好きレベルを上げやすくなったデート券と馬の存在が強力すぎたのもあり、誰でもクリアできる範囲に調整されている。 問題点 (Switch) あくまで続編ではなく「リメイク」という形のため、性格・職業格差や風邪といった3DS版の問題点はそのまま。なんと 3DS版と全く同じバグが発生した という報告もある。 懐かしさを感じる人もいるがやはり問題は据え置き。特に風邪ハプニングはテコ入れが行われるばかりか、風邪をひいている間はデート券の使用も不可能なため、より厄介な問題になってしまった。 タッチ操作の廃止に伴う操作性の劣化 3DS版は目的地をタッチすれば一瞬で向かう事が出来たが、本作は携帯モードでのタッチパネル操作に対応しておらず、逐一十字ボタンかスティックで向かわなければならない。 戦闘も然り、下画面に据えられていたメニューがXボタンを押して出す形になったため、ふりかけや安全地帯が間に合わない事も起こり得る。最悪メニューを出しっぱなしにしなければいけない場合も。 写真家に撮影してもらう写真にメニューが写って見栄えが悪くなる事があるが、これは幸いリプレイ機能があるためそれほど気になることはない。 ちなみにタッチイベントはAボタンで操作する。 メイク・ウィッグ周りの問題点 部位ごとにパーツを最低2個配置しなければパーツのコピーができない。 パーツの部位がいまいち分かりづらい。「目」の部位で白目の部分を作ってしまったため瞳とともに白目の部分が動くという報告が相次いだ。 男性向けのウィッグ(特に後髪)が少なく、少年漫画風のスポーツ刈りと上記の大銀杏ぐらいしかない。 いわゆるエクステの部位が存在しない。他の部位で前髪やつけ毛を妥協すると 顔を奪われた際にそのパーツごとスッ飛んでいく 。 総評 (Switch) 3DS版の不満点を解消したリメイク作。 全配役の自由配置やSwitchのスペックを利用した新要素のメイクや新たなパーツでMii作りが細かく再現できるようになった。 戦闘システムも馬の登場でランダム要素は多少あるが攻略や職業の弱点を補え、攻略も優しいバランスへ ただ、続編ではなくリメイクのため3DS版の問題点は多々引き継がれ、新たに難易度低下やメイクでの弊害もやや増えてしまった。しかし裏を返せば感覚はさほど変わらず「二周目」として楽しめるという事である。 メイク機能や馬の登場によってゲーム性においては3DS版より確実にパワーアップしており、より誰でも楽しめるようになった。 余談 (Switch) 本作も先立って体験版が配信された。 序盤をまるごとプレイ可能・Miiを500人保存し製品版に引き継ぎ可能とかなり太っ腹であり、この体験版でキャラメイクの「沼」にハマった人も多く見られた。 『TETRIS 99』とのコラボ祭が開催されていた。
https://w.atwiki.jp/miitopia-3sw/pages/10.html
3DS版とSwitch版の違い 少し前にSwitch版Miitopiaも発売されましたね。 3DS版と具体的にどのような違いがあるのかをまとめてみました。 メイク・ウィッグ Switch版にはメイクとウィッグがあります。 自分の作ったMiiをいい感じに盛れるのでおすすめです! 馬 Switch版では、ストーリーの序盤にウマが出現します。 戦いのお供になってくれたりとかなり万能な馬です。 アンケート 3DS版では、1日1回「アンケート」というものが行われます。 Miiの自動配役時に使う「おすすめ」をより精度の高いものにするためのアンケートです。 回答するとゲーム券3枚がもらえます。ルーレットで装備品を入手するのにも使えますね! Switch版にはアンケートはなく、ゲーム券を入手する手段が限られてきます。 宿屋でパーティ Switch版では、大きなイベントがある際には宿屋でパーティが開き、Mii達の会話などを聴くことができます。 セーブデータ関連 3DSでは、ソフトから直接データを削除できますが、Switchでは「本体設定」からじゃないと削除できません。 みまもりSwitchなどがついていると、削除して最初からやり直したいという場合に面倒なので、その面では3DS版も有能です。 ですが、「特にデータを削除したくはならない」とか「僕はみまもりSwitchをつけていない」とかなら断然Switch版がおすすめです。
https://w.atwiki.jp/miiplaza/pages/76.html
勇者 歴代の勇者 宅配 コンビコンビの組み合わせ 勇者 最大レベルは、伝説1と同様にLv7まで。 剣、魔法、あとでのコマンドは、下記以外は伝説1と同じなので省略。 歴代の勇者 すれ違いで広場に集めたMiiか、配信されたMiiを、雇うことができる。 「さすらいの勇者」と違い、特定の勇者を指名できる。 ただし、他の作品から招待したMiiは指名できない。 指名した勇者の レベル+2枚のゲームコインを支払う。 例として、レベル3の勇者を雇う場合、3+2=5枚になる。 ただし、特定の勇者を雇えるため、 一度の冒険で雇えるのは3人まで という制限がある。 宅配 ゲームコインを消費して、薬を買うことができる。 購入した薬は、宅配を呼んだ勇者がその場で使用する。 宅配を呼んだ勇者はなぜか疲れ帰る。(疲れ帰るのはおそらく勇者の行動は1人1回というルールに基づくからかもしれない)2013/06/18の大規模更新により、 不良品は出なくなった 以前は不良品が出る場合がありコインも勇者も無駄にしてしまう事があった。 仲間のくすり以外は、最後の1人が使っても効果が得られない。でも仲間のくすりは最後の1人でも大丈夫。 くすりの効果は仲間がいなくなったときの他、敵を全滅させ部屋を移動しても切れる。 ちからのくすりを使って敵を倒しきれなかったときは、優先的に仲間のくすりも使って効果を引き伸ばし、押し切った方が効率はいい。 レベルの低い勇者しかいなくても、くすりの大量投入で強引なゴリ押しが可能。ちからのくすりを最初に使い、人数が減ってきたら仲間のくすりで呼び戻そう。ただし コインはすごい勢いで減る。注意。 名称 コイン 効果 備考 仲間のくすり 8枚 帰った勇者を呼び戻す 前のステージで帰った勇者も含めて3人まで復活4人以上帰っている場合、復活する3人はランダムで選ばれる茶色魔法でさすらいの勇者を呼んだ後に使用した場合、茶色勇者と入れ替わりにさすらいの勇者が呼ばれる。 コストはLv6の歴代勇者1人雇用と同等 ちからのくすり 20枚 後続勇者のレベルを上げる 後続勇者全員のレベルを+3(上限7)する戦闘が終了したり仲間全員が撤退すると解除しかし、強化した仲間を「あとで」を選んでもレベルはそのまま維持する。また、強化した仲間が帰っても、仲間のくすりを使えばレベルが上がったままで戻ることができる。なお、2回使っても効果は重複しない。 晴れのくすり 2枚 しにがみ系などが発生させる雲を消すラスボスの使うレベルダウンの雲も消せる。 雲や魔法が生じていない場合は「効果が無い」と出てコインと勇者が無駄になる。2013/06/18の大規模更新により、 不良品は出なくなった 。 まふうじのくすり よろいゴーストなどが使う魔法を使えなくする既に魔法が使われてる場合(かたくなる魔法等)、その魔法の効果も消える。雲の魔法に関しては「晴れのくすり」の担当なので間違わないよう注意。 コンビ 同じ色か、似た色の配色になる勇者と、 コンビを組んで戦闘力を高めることができる。 (例外として、白と黒でも組める)しかし、対象となる相手がいない場合は、コマンド自体が出ない。 レベルが 2人の合計+1 になる。(最大Lvは、7+7+1= 15 ) 合体魔法を使わないと突破不可能な部屋も存在する(つまり1人では突破出来ない)。 同色または白黒コンビだと、剣攻撃の回数が 4回 になる。ただし、白黒コンビは魔法は使用できない。 似た色コンビの場合は、魔法は使用できない。その上、剣攻撃の回数も3回のまま。 コンビを組んだ状態で「あとで」を使うとコンビを解体し、呼んだほうの勇者が呼ばれたほうの勇者の前のターンに挿入される。例 先←ABCDEFG→後の順番で並んでいた場合、勇者Aが勇者Fを呼んだ状態で「あとで」を選んだ場合、順番が BCDEAFG に変わってしまう。※この法則を利用して、緑の後ろにレベルアップ対象を挿入するなどの利用価値あり。 コンビの結成や解体は、通常の「あとで」と同様で手数に入らない。 剣の命中率が上がり、空振りしにくくなる。 呼んだ方の勇者が敵を倒したと記録されるほか、次の部屋へ進める場合に先頭となる。※不意打ちやトラップ部屋のリスクが次に待ち受ける場合、レベルの低い勇者から組ませるのも手といえる。 コンビを組んでいても、3倍ダメージが起こる可能性はある(ただし、ダブルピンク魔法を使わない限りごく稀にしか起こらない)。 コンビの組み合わせ ◎ 同じ色のコンビ(合体魔法可、合体剣攻撃回数4) △ 似た色のコンビ(合体魔法不可、合体剣攻撃回数3) ※ 白と黒のコンビ(合体魔法不可、合体剣攻撃回数4) 赤 オレンジ 黄色 黄緑 緑 水色 青 紫 ピンク 茶色 白 黒 赤 ◎ △ △ △ オレンジ △ ◎ △ 黄色 △ ◎ △ 黄緑 △ ◎ △ 緑 △ ◎ 水色 ◎ △ 青 △ ◎ △ 紫 △ △ ◎ ピンク △ ◎ 茶色 ◎ 白 ◎ ※ 黒 ※ ◎
https://w.atwiki.jp/dqmparty/
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D すれ違いWiki ■このサイトの趣旨 すれ違い通信で貰ったデータの中から、強力なモンスターの素体となりそうな モンスターが登録されたデータを紹介してみよう、というものです。 上手く利用すれば強力なモンスターを比較的早い段階で仲間にする事や、 通常プレイだけではどうやっても仲間にできないモンスターを手に入れるのも容易になります。 このWikiは現在、どなたでも編集可能でメンバー登録も自動承認となっています。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2020.html
あたしは何時も、見上げるようにしてその人の顔を見るの。 何時の間にか大好きになっていた、キョンくんの……、お兄ちゃんの、友達。 あたしの、大好きな人。 「……どうしたんですか、妹さん?」 当たり前だけど、その人にとってのあたしは、友人の妹でしかない。 すっごい優しい笑顔であたしのことを見てくれるし、あたしのちょっとしたわがままめいた言葉を聴いてくれたりもするけど、でも、それだけ。 一緒に遊んでいるキョンくんや、他の友達みたいにはなれない。 特に、あの人みたいには。 「えっと……」 袖を引っ張ったけど、言いたい言葉があるわけじゃなかった。 ただ、そうしたかっただけ。 「ねえねえ、古泉くん、ちょっと用意してほしいものがあるんだけど」 「あ、はい、何でしょう」 ほらね。 あの人に呼ばれたら、古泉くんは、何時もそっちを見ちゃうの。 古泉くんの一番は、何時だって決まっている。 あたしは、絶対に彼の一番にはなれない。 何時の間にやら盛り上がり始めた古泉くんとハルヒさんを見て、キョンくんが溜息を吐いている。あたしがこういう光景を見ることはそんなに多くないけれど、前に有希に聞いた感じからすると、これが何時もの光景みたい。 何時も、かあ。 あたしには、何時も、何てほどの繋がりが、無い。 あたしはそんなに近くに居られない。 だってあたしは、ただの友人の妹。年齢だって違う。 もう何年かすればきっと関係なくなるはずのそれは、今のあたしにとっては、ただの重荷でしかない。 せめて、キョンくんとの年の差がもう少し少なかったら。 せめて、ミヨちゃんみたいに大人っぽかったら。 そんなことを考えてみても、現実は何も変わらない、変わってくれない。 少しでも大人に近づけるように牛乳をたくさん飲んでみたり、勉強を頑張ってみたりしても、五歳という年齢の差は、本当に、どうしようもならない。 どうしてあたし、この立場にいるのかなあ。 どうして、古泉くんのこと、好きになっちゃったのかなあ。 「……どうした、気分でも悪いのか?」 「ううん、なんでもない」 心配そうな顔をしてきたキョンくんに対して、あたしは出来るだけ何気ない振りをして首を振った。 これは、キョンくんには気づかれちゃ駄目なことだから。 キョンくんは、あたしにすっごく優しいんだよね。 邪険にする振りをしてくるときも有るけど、それは、愛情の裏返し。 あたしは、ちゃんと分かっている。 分かっているから。……あたしには、それが重い。 もし、あたしに好きな人が居るなんてキョンくんが知ったら。 もし、それが自分の友人だなんてことを知ったら……、あたしは、そういうことを考えたくない。 あたしは、キョンくんの優しさの裏側を見たくない。 あたしは、あたしの愛情の裏側を、誰かに晒したくは無い。 それから、キョンくんと古泉くんが買い出しに行って、SOS団の女子三人と、あたしと、シャミセンだけが家に残った。コタツの四隅で、あたしはちょうどハルヒさんと向かい合う形。 ハルにゃん、なんて呼んだりもしたし今でも呼び方自体を変えるつもりは無いけど、心の中までも同じままで居るのは、多分、無理。 「あーあ、妹ちゃんは良いわよねえ」 「何がぁ?」 独り言めいたハルヒさんの言葉を、あたしがつかまえる。 放っておいても良かったはずだけれど、あたしは、ハルヒさんにそんなことを言われる筋合いは無いって思っていたから……、ううん、違うな。 有るって分かっていても、言われたくない。 多分、そういうことなんだ。 どうしようもないのは、きっと、あたしだけじゃない。 「んー、まあ、キョンみたいのとはいえ、きょうだいが居るじゃない。あたし、ひとりっこだからさ」 「そっかあ……」 煮え切らないハルヒさんの言葉、曖昧なあたしの言葉。 ハルヒさんは、キョンくんが好きなんだろうな。 でも、それと同時に、キョンくんの一番が今のところ自分ではなさそうだってことを、心のどこかで理解しているんだと思う。ハルヒさんは破天荒な人だけれど、頭の回転自体は早い方みたいだから。 だから、ハルヒさんは思わず言ってしまったんだろう。 ……おかしな話だよね。 あたしだって、心のどこかで、ハルヒさんに成り代わりたい、なんて思っているのに。 あたしには、好きな人が居ます。 あたしの好きな人は、他の女の子が一番大事です。 その女の子は、あたしのお兄ちゃんが好きみたいです。 お兄ちゃんは……、あたしが、大事なんだろうな。 何でかなあ……、どうして、上手く行かないんだろう。 風向きが少し違えば、きっと、みんな、幸せになれるはずなのにね。 どうして、恋って難しいんだろうね。 終わり
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/140.html
http //neetsha.com/inside/main.php?id=751 作:股間のエベレスト
https://w.atwiki.jp/true_tears/pages/95.html
true tears SS第十弾 比呂美の停学 後後編 眞一郎とのすれ違い 「全部ちゃんとするから」 純と決別をしようとしたが、新たな提案を持ち掛けられた。 比呂美にとって保留したくなるものだった。 だが純との唯一の相違点は、眞一郎からの抱擁への解釈だ。 比呂美は眞一郎の意図を探ろうとしつつ、新たな段階へ移行しようとする。 ふたりの関係は交わる事無く、さらに変わってゆく。 第十話の内容を予想するものではありません。 与えられた情報から構成してみました。 雑誌によるネタバレあらすじは含めておりません。 できるだけ明るい展開を心掛けてはいますが、今回は無理でした。 第九話の抱擁に関するイメージを壊してしまう危険性があります。 さらに強敵になった比呂美を描いています。 前作の続編です。 true tears SS第六弾 比呂美の眞一郎部屋訪問 「私がそうしたいだけだから」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4366.txt.html true tears SS第七弾 比呂美の停学 前編 仲上家 「俺も決めたから」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4403.txt.html true tears SS第八弾 比呂美の停学 中編 眞一郎帰宅 「それ以上は言わないで」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4428.txt.html true tears SS第九弾 比呂美の停学 後前編 純との決別 「交換条件はどうでもいい」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4438.txt.html できればこのまま立ち止まっていたい。 それでも仲上家に私は向う。 石動純と別れることはできたが、眞一郎くんとの交際を応援してくれるらしい。 いつか石動乃絵も入れて四人で楽しく話し合いたい。 私も石動純に同感する。 でもこれから石動乃絵から眞一郎くんを奪わなければいけない。 眞一郎くんは石動乃絵から別れようとしているけれど、できていない。 あの笑顔を曇らせられないのだろう。 だったら私が交換条件を石動乃絵に伝えればいいと考えていた。 そうすれば眞一郎くんの石動乃絵への愛情が虚構になる。 石動乃絵のほうから眞一郎くんと離れてゆくだろう。 その後に眞一郎くんと私が結ばれればいい。 それで私は満足できるのかな? 即答できないほどに揺らいでしまっている。 そもそも眞一郎くんは私を好きでいるのかもよくわからなくなっている。 確かめてみるしかない。 眞一郎くんの本心を曝け出す言葉で。 さらに私が求める要求が高くなろうともだ。 それを私自身も実行しているので、眞一郎くんが応じてくれるか賭けてみたい。 十年以上も溜め込んだチップを一点に絞って重ねて置くように。 仲上家の門をくぐる。 「おかえりなさい、比呂美さん」 酒蔵の少年が挨拶をしてくる。 「ただいま、配達に行くの?」 自転車を用意していて、そばには酒瓶が入ったケースがある。 「冬は熱燗ですからね、忙しいっす」 お猪口を握って飲んでいる真似をした。 「飲んだことはないよね?」 私の追及に彼は顔を赤らめる。 本当にすごくかわいらしい。 「ないっすよ。得意先の皆さんがおっしゃってくれるので」 「いつか飲めるようになるといいわね」 業務上ならありえるかもしれないが、深く訊こうとはしない。 お互いに未成年だから。 「比呂美さん、笑顔になりましたね」 彼の言葉に私は戸惑う。 いつも笑顔なのは彼のほうだ。 仲上家に来たときだって、恥ずかしげであっても話し掛けようとしてくれていた。 よく考えてみると私よりも若いのに、もうしっかりと働いていて将来を安定させている。 彼の素性はよくわからないけれど、もしかして私よりも悲惨な境遇なのかもしれない。 それなのにつねに陽気でいられる彼を、私は尊敬している。 「そう見えるの?」 「はい。あのときまではいつも怒っているようで近寄りにくかったんす」 「ごめんね、これからは大丈夫とは思う」 本当はどうなるかわからない。 「そうすっか、やはり笑顔が一番っす。 さっき坊ちゃんが酒蔵に入って来たんですが、何か知りませんか?」 笑顔を絶やすことなく訊いてきた。 彼は眞一郎くんと私の関係を何だと思っているのだろう。 仲上家で眞一郎くんと話しているときに、彼と出くわすときはほとんどなかった。 「知らないわ。眞一郎くんが何かしていたの?」 「浮かない顔の坊ちゃんが酒蔵に入って来たっす。 ふらふらと見回っているようでお声を掛けようとしたのですが、 放っておけ、と親方に言われました」 何をしたかったのか私は考えてみる。 「おふたりは喧嘩したままなんですっかね?」 「喧嘩? 誰と誰が?」 私の率直な反応に、彼は目を泳がしている。 「誰にも言わないから教えてくれないかな?」 私は両手を合わせて願う。 「内緒っすよ、奥さんに手を掴まれて比呂美さんが家の中に入ってから、 坊ちゃんは、ふざけんなよと親方に挑んだっす。 それから親方に払われてから、尻餅を付いてから立ち上がると、家の中に入って行ったっす」 彼は小声で話してくれた。 「ありがとう。お仕事をがんばってね」 私は右に首を傾けて礼をしておいた。 「はい」 気持ちよく返してくれたので、私は彼から離れながら推察する。 それから眞一郎くんは私の部屋に来たのだ。 返事を待たずに入って来て、今度はおばさんに怒りをぶつけようとしていた。 私が着替えようとしたら、部屋を出て行ってくれた。 私の中で眞一郎くんの評価が下がる。 おじさんに払われてから何も感じていない。 兄妹疑惑という重々しいものであっても、冷静でいて欲しかった。 せめておばさんとの会話を終えるまでは待っているべきだった。 『行って来たわ』 私は眞一郎くんにメールをする。 『結果は?』 すぐに返って来た。 『下に降りて来て、直接に一言あるの』 私はすぐに返す。 眞一郎くんが私の部屋に到着する時間を計算する。 それまでに息を整えておく。 たった一度しかない機会。 靴を脱いで玄関に上がる。 眞一郎くんの姿を捕らえる。 それから私は俯いて、すれ違う瞬間、 「何で抱き締めてくれたの?」 一言だけですべてを表現した。 眞一郎くんがどう理解するかはわからない。 それでも私は自分の部屋に入って扉を閉める。 もたれながら眞一郎くんの反応を待つ。 何の音がしない静寂を破る。 「全部ちゃんとするから」 くぐもった声がした。 眞一郎くんもかなり迷っているのだ。 私は扉を開けて話し合いたくはなった。 でもここで甘えるわけにはいかない。 ようやくあの抱擁の意味が私の中に芽生え始める。 あのとき、私は心配してもらえて嬉しくて涙を流していた。 実は違うのだ。 悔しいんだ。 ああいうように後先を考えずに逃避行するしかできなかった私。 心配しておきながら、石動純の彼女である私を抱き締めた眞一郎くん。 ふたりとも同罪だ。 ただその場での感情に身を委ねているだけだ。 そんな状態で私が眞一郎くんと付き合っても成長できない。 『私はあの夏祭りから変わっていないから』 眞一郎くんへの想いは変わっていないかもしれない。 でも塞ぎ込んでしまった私は、今も心の中にいる眞一郎くんに頼ろうとしてしまう。 石動乃絵のように強くなって克服しないといけない。 これからは眞一郎くんを消してゆこう。 今まで見えていなかった景色が目の前に現れるかもしれない。 そのために私の身辺を整理してみよう。 そうしてみて私の中の眞一郎くんがいたら、私は本当に眞一郎くんが好きなのがわかるから。 私は新たに決意する。 眞一郎くんから離れてみることを。 それがお互いの成長を促すならいいが、ふたりの関係を壊してしまうかもしれない。 それでもいい。 それが私の初恋の結果なら受け入れよう。 眞一郎視点 「全部ちゃんとするから」 比呂美の部屋の前で誓った。 具体的に何かと訊かれたら困る。 乃絵と別れるだけでは、俺自身にも不満が募る。 俺は無性に身体を動かしたくなった。 自室に戻って上着を着込む。 家を出て自転車を探す。 「坊ちゃん、どうしたんすっか?」 のん気な酒蔵の少年が訊いてきた。 「自転車に乗りたくなって」 「予備のがありますので、これどうぞ」 彼は自分のために用意していた自転車を貸してくれた。 「ありがとな」 俺はすぐに乗って家の外を出る。 無性に走りたくなった。 『何で抱き締めてくれたの?』 比呂美の台詞がこだまする。 心配したからに決まってる。 比呂美も不安そうにしていたから、安心させてあげたかった。 間違っていた? いくら俺が好きであっても、身体を触れられるのが嫌だった? 比呂美は拒まなかったし、受け入れてくれていたと思っていた。 だが違ったようだ。 乃絵と別れて欲しいなら、はっきりと言ってくるだろう。 比呂美があいつと別れられたのなら。 別れていないはずがない! バイクの弁償はこちらでするのだから、何の問題もない。 乃絵のように後腐れがないはずだから。 俺は乃絵と別れようとしてる。 たとえ別れても、今の俺を比呂美は拒みそうだ。 比呂美にとって俺は何かが不足しているんだろう。 それが何かと考えてみよう。 俺の目の前には急斜面がある。 俺は勢い良く下って行く。 『眞一郎は飛べるわ』 乃絵が言っていた台詞。 さすがに翼が生えて空を飛ぶという意味ではないはずだ。 何かを夢中になって取り組んでいることだろう。 今の俺ができることは絵本と祭。 雷轟丸は飛べないとわかってる。 本当にそうか? 実は飛べるかもしれない。 それがどうやってかはわからない。 だったら今は祭に打ち込もう。 これは比呂美との兄妹疑惑から逃げて乃絵に告白したのと同じではない。 きっと俺だけでなく比呂美や乃絵にも役立つことかもしれない。 同時に自分自身を見つめ直そう。 自転車を降りたら、冷静に対処できるようにめざそう。 比呂美と乃絵、俺はどちらを選ぶんだ? 比呂美のはずなのに、乃絵と離れられていない……。 (完?) あとがき さらに比呂美を攻略しにくくなりました。 当初の予定どおり恋愛に積極的だけでは済んでいません。 以前に言っていたことを否定するかのように変わっています。 幼い頃の夏祭りのように戻りたかったふたりですが、 時間を戻せず、今後のためにも成長しなければなりません。 雑誌によるネタバレあらすじが来ていますね。 入れようかと思いましたが、見ていない方々がおられるかもしれませんのでやめました。 ふたりのすれ違いは、あの出来事のほうがしっくり来るかもしれません。 でも「何で抱き締めてくれたの?」にしておきました。 前書きにあるようにこのSSでは第九話の抱擁を否定的に書いています。 比呂美はまだ心の底からの嬉し涙を流していないとしたかったし、 お互いに彼氏彼女のいる前ですので、不可抗力で罪深いものにしておきました。 それがきっかけでお互いに成長できる出来事にしてくれれば良いと思います。 今後の予定は未定です。 本来は比較させようと、恋愛に消極的な比呂美を描こうと考えていました。 今夜、放送の第十話次第です。 毎回、驚愕の展開ばかりでSSにしたくはなります。 ご精読ありがとうございました。 前作 true tears SS第一弾 踊り場の若人衆 ttp //www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up30957.txt.html true tears SS第二弾 乃絵、襲来 「やっちゃった……」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4171.txt.html true tears SS第三弾 純の真心の想像力 比呂美逃避行前編 「あんた、愛されているぜ、かなり」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4286.txt.html true tears SS第四弾 眞一郎母の戸惑い 比呂美逃避行後編 「私なら十日あれば充分」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4308.txt.html true tears SS第五弾 眞一郎父の愛娘 比呂美逃避行番外編 「それ、俺だけがやらねばならないのか?」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4336.txt.html true tears SS第六弾 比呂美の眞一郎部屋訪問 「私がそうしたいだけだから」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4366.txt.html true tears SS第七弾 比呂美の停学 前編 仲上家 「俺も決めたから」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4403.txt.html true tears SS第八弾 比呂美の停学 中編 眞一郎帰宅 「それ以上は言わないで」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4428.txt.html true tears SS第九弾 比呂美の停学 後前編 純との決別 「交換条件はどうでもいい」 ttp //www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4438.txt.html