約 1,984,068 件
https://w.atwiki.jp/mhp2gtool/pages/14.html
セーブデータの暗号化・複合化について 基本的にPSP側でしかできないと思われる。 MHP・MHP2の時もPCのみで暗号化・複合化するツールがありませんでした。
https://w.atwiki.jp/coron/pages/15.html
スマブラ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/55756.html
【検索用 すれちがいきるひほっふ 登録タグ 2022年 CeVIO talow す すとろぼ とあす 内緒のピアス 可不 曲 曲さ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:内緒のピアス 作曲:内緒のピアス 編曲:内緒のピアス 絵:とあす(Twitter) 映像:talow(Twitter) デザイン:すとろぼ(Twitter) 唄:可不 曲紹介 曲名:『すれ違いキルヒホッフ』(すれちがいきるひほっふ) 内緒のピアス氏の5作目。 歌詞 都会一人暮らし御用心 鍵をそっと仕舞い込んで 余った微熱に埋もれては 私が部屋に溶けていく 引き出し5mmに残る違和 ある仮説を誘い込んで 死角に●RECを仕掛けては まさかなって笑い答え合わせ 冷めた手 けど 湿ってく 知らない君がそこにいる WICに滑り込む 見慣れた僕が帰って手を伸ばす 時計は0を指している 時計は0を指している 時計は0を指して息が止まる ねえ ワンルーム・ハイド きっと だあいすきだって言ってよ なんで?なんてこと聞かないで 私、恋に落ちたの、わかってる? 後悔したっていいの 私をもっと知ってよ 少しくたびれてる「ただいま」を待っている 背中越し 聞き慣れてる「ただいま」を待っている コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ppsspp-tips/pages/18.html
セーブデータを自動的にバックアップ このスクリプトの特徴 7-Zip を使用して、PPSSPP のセーブデータをバックアップする PowerShell スクリプトです。 Windows タスクスケジューラを使用することで、PPSSPP のセーブデータを自動的にバックアップできます。 ダウンロードコンテンツやメディアインストール用のフォルダは、正規表現を使用して除外できます。 実行時にエラーが発生した場合は、同一フォルダ内にログファイル(savedata-backup.log)が作成されます。 注意:動作は保証しません。使用は自己責任でお願いします。 必要なもの Windows 10 64bit Powershell:以下のいずれかが必要になります。 Windows PowerShell v5.1 (x64):Windows 10 64bit にはデフォルトでインストールされています。 PowerShell Core:手動でインストールする必要があります。 7-Zip x64 テキストエディタ(Notepad++やVS Codeなど) 導入手順 1. PowerShell の実行ポリシーを変更する PowerShell はセキュリティ上の理由から、スクリプトファイルの実行が既定では許可されていません。このため、手動で設定を変更する必要があります。既に変更している場合はスキップしてください。 1-1. 【管理者権限不要】PowerShell から変更する Windows スタートボタンを右クリックして「Windows PowerShell」をクリック Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser RemoteSignedをコピペして Enter 警告が表示されるので、yを入力して Enter 実行ポリシーを既定に戻したい場合 Windows スタートボタンを右クリックして「Windows PowerShell」をクリック Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser Restrictedをコピペして Enter 警告が表示されるので、yを入力して Enter Get-ExecutionPolicy -Listを実行すれば、現在の実行ポリシーをリスト形式で確認できます。項目の詳細については、Windows で PowerShell スクリプトの実行セキュリティポリシーを変更する:Tech TIPS | @ITを参照してください。 2. スクリプトをエディタにコピペする Notepad++やVS Codeなどに、以下のスクリプトをコピペする。Windows 10 付属のメモ帳でも構いません。 Set-StrictMode -Version 3.0 # 関数 # Function isPowerShellCore() { return $PSVersionTable.PSVersion.Major -gt 5 } Function isValidPath([String]$path) { return [boolean]$path -and (Test-Path $path) } Function createLog([String]$msg) { [String]$scriptName = [System.IO.Path] GetFileNameWithoutExtension($MyInvocation.ScriptName) if (isPowerShellCore) { Add-Content -LiteralPath $PSScriptRoot\$scriptName.log -Encoding utf8NoBOM -Value ((Get-Date -Format G) + ,$msg ) } else { (Get-Date -Format G) + ,$msg | Out-String | ForEach-Object { [Text.Encoding] UTF8.GetBytes($_) } | Add-Content -LiteralPath $PSScriptRoot\$scriptName.log -Encoding Byte } Write-Error($msg) } # 引数の設定 # Set-Variable -Name SEVENZ_PATH -Option ReadOnly -Value $Env PROGRAMFILES\7-Zip\7z.exe [String]$backupName = (Get-Date -Format yyyy-MM-dd ) + .7z [String]$dstPath = [int]$maxBackup = 7 [Regex]$notBackup = DAT$|QST$|DLC # チェック処理 # if (-not (isValidPath($SEVENZ_PATH))) { createLog( 7-Zip not found ) exit } if (-not $PSScriptRoot.EndsWith( memstick\PSP\SAVEDATA )) { createLog( Invalid script location ) exit } Push-Location -Path $PSScriptRoot # $dstPathに文字列が代入されていて、かつその文字列が無効なパスな場合 if ([boolean]$dstPath -and -not (Test-Path($dstPath))) { createLog( Invalid $dstPath ) exit } if ($maxBackup -lt 0) { createLog( Invalid negative $maxBackup ) exit } # 7-Zipを使用してバックアップを作成 # [Array]$savedataList = Get-ChildItem -Directory -Name | Where-Object { $_ -NotMatch $notBackup } if ($null -ne $savedataList) { if (isValidPath($dstPath)) { ($SEVENZ_PATH) a -t7z (Join-Path $dstPath $backupName) $savedataList } else { ($SEVENZ_PATH) a -t7z $backupName $savedataList } } else { createLog( No directories to be backed up ) } # 超過分のバックアップを削除 # if (isValidPath($dstPath)) { Push-Location -Path $dstPath } # WARNING 明示的な型宣言が無く、かつ変数内のオブジェクトが一つだけのとき、Length取得時にString型へ暗黙の型変換が行われる [Array]$backupList = Get-ChildItem -File -Filter ????-??-??.7z -Name if ($backupList.Length -gt $maxBackup) { for ([int]$i = $backupList.Length - $maxBackup; $i; --$i) { Remove-Item $backupList[$i - 1] } } Pop-Location Pop-Location 変更履歴 2021-02-12:$backupCountを削除。$backupPathが正しくないときエラー表示を追加。 2021-04-10:大規模なリファクタリング。エラー時のログ出力を追加。 2021-04-13:出力されるログの文字コードをUTF-8 BOM無しで統一。 2021-05-10:フォルダの移動をSet-LocationからPush-Location/Pop-Locationに変更。$directoriesListを$savedataListにリネーム。 2021-05-11:$SEVENZ_PATHを読み込み専用に変更。ログファイルが実行元のカレントディレクトリに作成されてしまう問題を修正。Windows PowerShell でログファイルが改行されない問題を修正。$backupPathが無効なパスのとき終了するように変更。$maxBackupが負の値のとき終了するように変更。 2-1. バックアップ先のフォルダを変更する 既定では、「SAVEDATA」フォルダ内にバックアップファイルを作成します。他のフォルダや外部ドライブに保存したい場合は以下の手順で変更できます。 # 引数の設定 # ある[String]$backupPath = の行に移動 の間に、バックアップ先のパスをコピペ 注意:無効なパスが代入された場合は、バックアップの作成と超過分のバックアップの削除は行われません。 絶対パス:[String]$backupPath = d \backup 相対パス:[String]$backupPath = ..\backup 環境変数入りパス:[String]$backupPath = $Env HOMEPATH\backup 注意:環境変数をパスに含める場合は、 の代わりに でパス全体を囲んでください。 2-2. 最大バックアップ数を変更する 既定では、最大 7 個のバックアップファイルを保持します。この数値を超えると、バックアップファイルが古い順から自動的に削除されます。 # 引数の設定 # にある[int]$maxBackup = 7の行に移動 7を削除して、バックアップしたい最大数を半角数字で入力 注意:負の値が代入された場合は、バックアップの作成と超過分のバックアップの削除は行われません。 [int]$maxBackup = 3 [int]$maxBackup = 14 2-3. ダウンロードコンテンツやメディアインストール用のフォルダを除外する 「SAVEDATA」フォルダ内にはゲームのセーブデータだけでなく、ゲームによって作成されたメディアインストールデータや、ダウンロードコンテンツが保存されていることがあります。これらフォルダもバックアップ対象にしてしまうと、圧縮処理に時間がかかるだけでなく、作成されたバックアップファイルが無駄に肥大化していまいます。そこで正規表現を利用してこれらのフォルダを除外して、セーブデータのみをバックアップ対象にします。 既定では、MHP2G/MHP3 と MGSPW の該当フォルダを除外しています。その他のゲームは管理人が持っていないため、自分で正規表現に追加してください。正規表現の書き方についてはページ下部の参考リンクを参照するか、ググってください。 # 引数の設定 # にある[Regex]$notBackup = DAT$|QST$|DLC の行に移動 DAT$|QST$|DLC に|を挟んで正規表現を追加していく 注意:正規表現が正しく動作するかはスクリプト側でチェックしていません。実行する前に、必ず下記のサイトなどでテストしてください。 RegExr Learn, Build Test RegEx Regex Tester/Debugger エクスプローラーを開き、「SAVEDATA」フォルダまで移動 アドレスバーをクリック 右クリック コピー Windows スタートボタンを右クリックして「Windows PowerShell」をクリック cdに続き半角空白を入力したあと、上記のパスをペーストしてEnter Get-ChildItem -Directory -Name | Set-ClipboardをコピペしてEnter 上記のサイトの下の欄に貼り付け 右上の「Flags」をクリックして、「multiline」を有効化 納得のいく正規表現ができるまで編集する [Regex]$notBackup = DAT$|QST$|DLC|ABC|^FOO|B[AR]$ 2-4. 生成されるバックアップファイルの命名規則を変更する 既定では、バックアップファイルの命名規則は西暦-月-日.7zとなっています。Get-Dateのフォーマット指定を変更することで、例えばこれを西暦-月-日_時-分.7zと変更することもできます。フォーマットについては、ページ下部の参考リンクを参照してください。実際に編集する前に PowerShell 上で実行して、意図した通りの出力になるか確認してください。 # 引数の設定 # にある[String]$backupName = (Get-Date -Format yyyy-MM-dd ) + .7z の行に移動 yyyy-MM-dd を編集する # 超過分のバックアップを削除 # にある[Array]$backupList = Get-ChildItem -File -Filter ????-??-??.7z -Nameの行に移動 ????-??-??.7zを生成されるファイル名に合うように編集する ?は、ワイルドカードで「任意の一文字」を意味します。 注意:日付の表記によく用いられる/や は、Windows 環境下ではファイル名に使用することができません。-か_の使用をおすすめします。 [String]$backupName = (Get-Date -Format yyyy-MM-dd_HH-mm ) + .7z [Array]$backupList = Get-ChildItem -File -Filter ????-??-??_??-??.7z -Name 3. PPSSPP のセーブデータフォルダにスクリプトを保存する エディタ上で「名前を付けて保存」を選択 「PPSSPP\memstick\PSP\SAVEDATA」に移動 ファイル名は「savedata-backup.ps1」をコピペして、このスクリプトを保存 保存時の文字コードについて PowerShell には大きく分けて 2 種類のエディションがあり、デフォルトでそれぞれ異なる文字コードを使用しています。そのためスクリプトにマルチバイト文字(日本語など)が含まれていると、予期しないエラーが発生する可能性があります。コメント部分(#)のマルチバイト文字は、文字化けしても無視されるので動作に影響しません。 Windows PowerShell Windows 10 にデフォルトでインストールされている PowerShell。デフォルトでは青い画面。 日本語ロケールでは、デフォルトの文字コードはShift_JIS(ANSI) PowerShell Core クロスプラットフォームで動作する、オープンソースの新しい PowerShell。デフォルトでは黒い画面。 デフォルトの文字コードはUTF-8 BOMなし 詳しい情報はPowerShell Core:Dev Basics/Keyword | @ITや、PowerShell Core から PowerShell 7 に至る道 - Ver.1.1 | SlideShareを参照してください。 スクリプトを保存するときの文字コードは、使用する PowerShell に合わせる形になります。Windows PowerShell ならShift_JIS(ANSI)で保存、PowerShell Core を使用するならUTF-8 BOMなしで保存してください。 スクリプトを手動で実行する すでに同名(同じ日付)のファイルが存在するときは、そのファイルが上書き保存されます。 ドラッグ&ドロップで実行 PowerShell を起動 このスクリプトを PowerShell にドラッグ&ドロップしてEnter 警告が表示される場合は、yを入力して Enter 右クリックで実行 スクリプトを右クリック 「PowerShell で実行」をクリック 警告が表示される場合は、yを入力して Enter 4. スクリプトをタスクスケジューラに登録して実行を自動化する 4-1. 【管理者権限】タスクスケジューラを起動する 「ファイル名を指定して実行」から起動 Win+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動 taskschd.mscを入力して Enter Windows スタートメニューのアプリ一覧から起動 Windows スタートボタンをクリック アプリ一覧をスクロールし「Windows 管理ツール」フォルダをクリック 「タスクスケジューラ」をクリック 4-2. タスク用のフォルダを作成する タスクスケジューラには、OS や他のプログラムが作成したタスクが既に登録されています。後でタスクを管理するときのために「ユーザが作成したタスク」を「システムが作成したタスク」とはフォルダで分けて保存するのがおすすめです。 左ペインの「タスクスケジューラライブラリ」を選択 右クリックして「新しいフォルダー」をクリックし、Userを入力 4-3. タスクを作成する 上記で作成した「User」フォルダを選択、右クリックして「基本タスクの作成」をクリック 基本タスクの作成 名前:PPSSPPSavedataBackupをコピペ 説明:PPSSPPのセーブデータを自動的にバックアップします。実行には「7-Zip x64」がインストールされている必要があります。ファイル名の命名規則は「YYYY-MM-DD」で、ファイル形式は7zです。をコピペ 「次へ」をクリック トリガー 「毎日」を選択 「次へ」をクリック トリガー/毎日 「毎日」の詳細設定が表示されるので、実行したい時間を選択 注意:指定した時間に PC が起動していない場合、処理はスキップされます。 「次へ」をクリック 操作 「プログラムの開始」を選択 「次へ」をクリック プログラムの開始 プログラム/スクリプト:%SystemRoot%\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exeをコピペ。PowerShell Coreを使用する場合は、代わりに%PROGRAMFILES%\PowerShell\7\pwsh.exeをコピペ 引数の追加 (オプション):-Command スクリプトの絶対パスをコピペ 注意:「スクリプトの絶対パス」に空白が含まれる場合は、パス全体を で囲んでください。 「次へ」をクリック タスクの要約が表示されるので、間違いがないか確認して「完了」をクリック ある日を境に実行されなくなってしまった場合は、フォルダの移動やリネームなどによって、スクリプトまでのパスが変更された可能性があります。タスクスケジューラを開いて、スクリプトの絶対パスを確認してみてください。 参考リンク PowerShell Get-ChildItem and the–Include and –Filter parameters | Under The Stairs PowerShell における"戻り値"と"Return"について | しばたテックブログ How can I get the current PowerShell executing file? | Stack Overflow pushd/popd でフォルダーを移動する:Tech TIPS | @IT 日付 PowerShell Date Format | Stephanos Constantinou Blog PowerShell Get-Date Format | Javatpoint 【Powershell】Get-Date コマンドで日付・時刻のフォーマット一覧 | ぴぐろぐ 文字コード PowerShell の"罠"と呼ばれるモノについて | しばたテックブログ PowerShell で BOM 無し UTF8 を簡単に扱う、デフォルト設定を簡単に変える方法 | しばたテックブログ パス PowerShell メモ パス関連操作 | Qiita エラー処理 Set-StrictMode についてちょっとだけ詳しく説明してみる | しばたテックブログ PowerShell スクリプトのエラー処理の覚書 | 鷲ノ巣 $null について知りたかったことのすべて - PowerShell | Microsoft Docs .net - How can I check if a string is null or empty in PowerShell? | Stack Overflow 正規表現 とほほの正規表現入門 | とほほの WWW 入門 基本的な正規表現一覧 | murashun.jp 正規表現サンプル集 | MEGASOFT Inc. タスクスケジューラ 【Windows 10 対応】タスクスケジューラで定期的な作業を自動化する:Tech TIPS | @IT Windows のタスクスケジューラーで PowerShell のスクリプトを実行する際には「パス」に注意:Tech TIPS | @IT タスクスケジューラのタスクを停止するまでの時間でハマった | ぴぐろぐ 7-Zip a (Add command) | Command Line Version User s Guide - 7-Zip
https://w.atwiki.jp/rf-frontier/pages/123.html
この動画で42秒辺りでフリーズします。 またセーブデータ(レポート)が破損しますのでご注意下さい。
https://w.atwiki.jp/girenmodify/pages/13.html
改造シナリオ 星を継ぐ者 恋人たち ルウム戦役 連邦マンセー! ニュータイプ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12190.html
放課後 澪「今日帰りに楽器屋行かない?ベースをメンテナンス出したいんだけど」 律「ごめん、今日両親出かけるから私が夕飯作らなくちゃ行けないんだよ」 澪「そっか」 唯「私大丈夫だよ」 紬「ごめんなさい、私もちょっと用事あって」 律「梓は?」 梓「あ、私大丈夫ですけど」 澪「じゃ、私と唯と梓と3人だな」 楽器屋へ向かう途中、唯の携帯が鳴る 唯「あ、憂からだ」 唯『もしもし』 憂『あ、お姉ちゃん?今日お父さんとお母さん帰って来るから、なるべく早く帰って来てね』 唯『そうなんだ、うん分かった』 唯「ごめん、私も用事出来ちゃった」 澪「そうか」 残された澪と梓 澪(梓と二人きりか、1年の頃は私を慕ってくれてたみたいだけど) 澪(最近じゃ梓は唯と絡んでばっかりで二人で話す事もほとんど無くなったな) 澪(これも梓と二人で話す良い機会だな) 梓(澪先輩と二人きり…) 梓(二人きり何ていつ以来だろう?) 梓(私が澪先輩と二人で話さなくなったのは…) 澪「どうしたんだ梓?」 梓の顔を覗き込む澪。 梓「な、何でもないです」 澪「じゃ、行こっか梓」 梓「は、はい」 歩き出す二人。 楽器屋 澪「すいませーん。ベースのメンテナンスお願いします」 店員「今、ちょっと込んでまして2時間近く掛かってしまいますけど」 澪「2時間か、明日の部活までには使いたいし、どうしよう。一回帰るのも」 梓「2時間くらいなら、待ってましょうよ」 澪「そうか、じゃあお願いします」 店員「かしこまりました」 澪(エリザベス、良い子にしてるんだぞ…) 澪「付き合わせちゃって悪いな、梓」 梓「いえ」 澪「でも2時間、店内で暇潰すのもな」 梓「楽器見たりとかしてます?」 澪「先週、律とここ来たばっかりなんだよ」 梓「そうなんですか……」 澪「そうだ。じゃあさ、待つ間デートしない?」 澪がそう尋ねると、梓の顔はみるみる真っ赤になる。 梓「デ、デートって///」 澪「あ、デートって言っても周りの店覗いたり、カフェでお茶したりとかだけど。イヤ?」 梓「そ、そんなことは……」 澪「じゃあ、行こっか」 梓「は、はい」 澪が梓の手を取ると、梓はちょっぴり動揺しながらも、嬉しそうに澪の手を握り返す。 澪「さ、行こう」 私達は歩き出す。手を繋いだまま。 梓「澪先輩……、ちょっと恥ずかしい///」 澪「でも、こうしていると梓の温もりが気持ちいいから……」 梓「は、はい……」 梓は小さく頷くと、照れくさそうな笑顔で私に微笑んでくれた。 ふふ、今だったら唯の気持ちも分かるな…… 可愛い梓を抱きしめたいって気持ち…… 本屋 澪「あ、そういえばこの雑誌発売日だったんだっけ」 梓「あれ?澪先輩もこの雑誌読んでたんですか?」 澪「ああ、梓も?」 梓「はい、音楽特集とか読みやすくて好きなんです」 澪「そうなんだよな」 楽しそうに語る澪。 ぎゅうっ その顔を見ると梓の胸が苦しくなる。 澪先輩は律先輩が好きなんだ。 そんな事は分かっている。 澪先輩には律先輩が居る。 私じゃない。 私が澪先輩とあまり話さなくなったのは… 私が澪先輩を好きって気付かれたら困るから。 あなたには律先輩がいるから。 CDショップ 澪「このバンド新譜出すんだよな、予約しなくちゃ」 梓「澪先輩、結構色んなの聴きますね」 澪「詩とか参考になるしな」 梓「あ、そうですよね」 澪「格好良い歌詞とか書いてみたいけど中々…」 梓「澪先輩の歌詞、私好きですよ」 澪「ありがとう」 澪「いつか、HTTのCDもここに並べられると良いな」 梓「そうですね」 やっぱり音楽の事を語る澪先輩は格好良い。 思わず見とれてしまう。 ぎゅうっ 梓の胸がまた苦しくなる。 カフェ 澪「私のおごりだから、好きなの注文して」 梓「良いんですか?」 澪「私の用事に付き合わせちゃったからな」 カフェでは梓と色んな事を話した。 軽音部の事、音楽の事、2年生達の事。 梓は実に楽しそうに話してくれた。 時間は瞬く間に過ぎていく。 気付けばもう、メンテが終わる時間になっていた。 楽器屋 店員「お待たせしました。こちらです」 澪「ありがとうございます」 澪「やっぱり、メンテ出すと違うな。頬ずりしたい」 梓「唯先輩みたいですね」 澪「ハッ!い、今のは聞かなかった事にしてくれ///」 梓「大丈夫ですよ。私もむったんに、たまにしてますから」 エリザベスを受け取り、店を出る二人。 澪「もうこんな時間だし、そろそろ帰ろうか」 そう言い、歩き始める澪の制服の裾を梓が掴んだ。 制服が引っ張られた感覚を感じて澪が立ち止まる。 そしてゆっくりと振り向くと 梓が少し悲しそうな表情でこちらを見上げていた。 澪「何?」 梓(今日一緒に居て、改めて自分の気持ちに気付いた) 梓(私は澪先輩が好きだ) 梓(今まで好きだって言えなかった) 梓(言う勇気もなかった) 梓(誰にも言わず、私は我慢してきた) 梓(私はずっと…ずっと) 梓(でも、もう我慢出来ない……) 梓「み、澪先輩に話したい事があって……」 澪「話?」 梓「澪先輩は軽音部に入ったばかりの私をずっと気に掛けてくれて」 梓「軽音部に馴染めなかった私に、色々気をつかってくれて」 梓「澪先輩が居なかったら私、軽音部を辞めてました」 澪「梓…」 梓「いつも澪先輩が隣で励ましてくれた。だから私は澪先輩に憧れてたんです」 梓「私も澪先輩みたいになりたいって」 梓「最初は、澪先輩と一緒に軽音部で活動できるだけで満足でした」 梓「でも、それがいつしか憧れから別の感情になって……」 梓「私、私っ……もう澪先輩への気持ちを抑える事が出来ません」 澪は黙って梓の告白を聴いている。 脚が震えている。顔が真っ赤になってるのが自分でも分かる。 気を抜いたら涙がこぼれ落ちそうだ。 とても澪を直視出来る状態では無い。 けれど、梓は緊張に押し潰されそうになりながらも、懸命に澪を見た。 梓「…………」 言葉にならない。伝えたいのに。 ずっとずっと我慢してきた気持ちを…… そんな梓を、澪はふわりと抱きしめた。 澪「ありがとう。梓の気持ち、ちゃんと伝わったよ……」 澪「大好きだよ、梓」 思わぬ言葉に、梓はすっかり固まっている。 澪「もう少しこのままで……」 澪の温もりを感じながら、梓は幸せに包まれていく。 そして、ずっと伝えたかった言葉を紡ぎ出した。 梓「私も…澪先輩が好きです。ずっとずっと前から大好きでした」 澪「梓…」 そっと梓の顔に手を掛け、澪はそのまま唇を重ねた。 しばらくして、唇が離れると澪はそっと梓の頭を撫でる。 すると梓は澪に甘えるのであった。 見上げてくる梓が、堪らなく愛しい。 そして、もう一度キスを交わす。 梓「てっきり澪先輩は律先輩の事が好きなんだと思ってました」 澪「り、律はただの親友だ。そんな風に思われてたのか///」 梓「誰だって思いますよ」 澪「梓だって、唯とべったりだったじゃないか」 梓「あ、あれは唯先輩が一方的に抱きついてくるだけで」 澪「そうだったのか。お互いすれ違いだったんだな」 梓「澪先輩と恋人になれたのが、未だに信じられないです……」 そう語る梓に、澪の胸はきゅん、ときめいてしまう。 梓「私、すごく嬉しいです……」 自分の心境を語る梓に澪は自然に笑みがこぼれる。 澪「私もだよ……」 恥ずかしいのを堪えつつ、澪も自分の気持ちを打ち明ける。 梓「澪先輩は私のどういう所が好きなんですか?」 澪「恥ずかしい事聞くなよ///」 思わぬ問いに、澪は真っ赤になってしまう。 梓「聞きたいです」 澪「……そうだな、何事にも一生懸命頑張る所とか、可愛い笑顔。それに……」 澪は自分の胸に梓を抱き寄せた。 澪「ほら、ドキドキしているだろ?梓を見てるとハートドキドキだよ」 梓はくすり、と笑った。 梓「私も、澪先輩と居るとドキドキしてます」 お返しにと、梓は澪の顔を自分の胸に抱き寄せた。 身長差のせいで澪は随分、前傾姿勢になってしまったが。 澪「本当だ、梓のハートがドキドキしてる」 澪は上目遣いに見つめてくる。 梓は微笑み、澪の顔をそっと抱き寄せキスをした。 お終い 戻る
https://w.atwiki.jp/bskzodiac/pages/263.html
ダウンロード先はこちらです(ゾウディアックアップローダー)。 getuploader ※このデータはゾウディアック2+の全要素が解放されたセーブデータが入っています。 上述のネタバレが多くあるので「PCが壊れてデータが消えた」「ランクPERFECTを取るのが難しい」方以外は自力でプレイすることを推奨いたします。 また、セーブデータにおいてPERFECTクリア時のハイスコアは以下の通りです。 パートナー サラ ステージ 廃村→無人の山荘→スキー場→天体観測所→洋館 謎解き難易度 BEGINNER プレイ評価 エンディング Destiny クリアタイム 1 31 58 セーブ回数 6 戦闘難易度 EVIL 被ダメージ合計 4749 残り消費アイテムポイント 2703 減点 なし ※上記のPERFECTクリアにおいてのノート セーブ箇所のノート 廃坑でアイテム収集後(デカブツに敗北された時の保険として) スキー場のプロックス戦前(後述の被ダメージ軽減のため) 天体観測所のプロックス戦前 天体観測所のフェアブレッヒェン(2回目)戦前 アステリオス戦前 アステリオス戦後、ゾウディアック戦に備えて雪原で数多くの弾薬・アイテムを収集。 スキー場のプロックス戦での遠距離射撃戦闘 カーソル固定ソフトであるWtMouseFixで照準を完全固定しハンドガン+でまず先に長身の個体の防具にクリック連打の連発攻撃で体力が3段階になった後、残りの弾を弾切れになるまで棘がある個体の防具に連発攻撃で被ダメージを軽減。 解放因子を使用した敵 スキー場のFは2回行動による大きなダメージが厄介なので使用。 ゾウディアック戦 アステリオス戦において標的誘導用のハンドガンの弾を切らしたため代替としてジェフの大バール+のバグ技を利用、ならびにゲームなどのアプリケーションの動作速度を調整するソフトであるRagud Mezegisで速度を半分にし制限時間を遅延させ有利に。
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/1635.html
セーブデータは消えますがいいですか? 新しくゲームを始めるを選択したとき、既にセーブファイルがあると出る警告メッセージ。 実際にはターンのはじめにオートセーブするをONにしていなければデータは消えない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1670.html
すれ違い タグ一覧 ほのぼのヤンデレ ハッピーエンド 結婚 霊夢 結婚は人生の墓場……などとはよく言ったもので。 一度結婚してしまえば、金も時間も家族のために使わなくてはいけなくなる。また貧乏な家では女房も子も苦労する。 一方独り身は独り身でまた大変なもので、とかく世間体が悪くなる。閉じた社会では世間からの評判というのは大変貴重なものであって、このためにとりあえず結婚するという手合いもそうそう少なくない。 さてこの男、〇〇というが、この男は未婚であった。 妻と子供とに囲まれて、穏やかな余生を過ごす……というのは彼の頭にちらつく理想の一つではあったが、いかんせん金が足りなかった。貧乏で後ろ盾も、これといった長所もない男と積極的に関係を結びたがるものもおらず、こうして彼は今日も独身を託っていた。 「で、まだ結婚相手は見つからないの?」 酒を注ぎながら霊夢が言う。 「ああ。今年も結局、ここで年を越しそうだ」 「そう。ならお蕎麦の準備をしなくちゃね。あーあ、出費が痛いわ」 ため息が徳利の中の水面を揺らす。その波が静まらないうちに、彼女は酒を呷ってしまった。 「おいおい、まだまだ潰れてもらっちゃ困る」 「ぷはっ…………あら、どうして?」 空になった徳利を畳の上に投げ捨てて、霊夢は男に倒れ込んできた。 いつものことだ。 男は身じろぎもせずに彼女を受け止める。 「一人が淋しいからここに来てんだぜ。お前がすぐに黙っちまったら、俺は虚しいだけだろう」 「いいじゃない。別に言葉なんていらないわよ……ほら、なんて言ったかしら。何とかっていう哲学者が、『本当の友人とは、気兼ねなく沈黙できる友人のことを指す』……だとか、こんなことを言ってたじゃない。そういうことよ、きっと」 そういうなり、霊夢は男の体に顔を埋めた。 そうして母に甘える赤子のようにもぞもぞとして抱きついていた。 「はぁ。まあ、一理あるがね」 男は霊夢の頭を撫でてやった。前に酔った勢いでついやってしまったのが始まりだったが、霊夢の反応がまんざらでもなかったため、こうしてたまに撫でてやるのだ。 ただ奇妙なことに、二人にそれ以上の関係はなかった。 ここまで来ればあとは本番をやるだけというのが、ほかに娯楽もないような辺鄙な土地の常道なのだが、一体全体どうしたことか、二人はここで足踏みしていた。 すぅ……すぅ……。 今にも消え入ってしまいそうなか細いが寝息が、まさに目と鼻の先と言う他のない懐から聴こえた。 「なんだ霊夢、寝ちまったのか」 声で呼びかける。無理して揺さぶろうとはしない。 「寝ちまったか…………」 しんとした冷たい夜の空気が、部屋の外から流れ込んでくる。扉は閉めているはずなのに、囲炉裏の炎は燃えているのに、寒くて凍えそうで仕方なかった。 男は霊夢の顔を見ようとした。 しかし男に顔を埋めて眠っていた霊夢は、その表情を男に見せてはくれなかった。 「はあ…………やっぱり、淋しいや」 ふわふわと浮ついた馴れ合いの関係。 楽園の巫女にふさわしい、一時の退屈しのぎ。 「違うんだねえ、やっぱり……俺たちは…………」 男と女との恋愛観が違うというのはよくあること。ただ力も地位も何もかもが一方的な関係では、愛情の天秤が傾いてしまう。人が獣を愛でる如きの愛情となる。 そこには確かに愛情はある。ある筈だ。しかし理解と共感はない。端から見れば実に収まりのいい二人に見えれど、当の片割れはけして満足を得られない。 霊夢をそっと身体から離して座布団の上に寝かせると、男は筆を手に取った。 翌朝霊夢が目を覚ますと、そこに男の姿はなかった。 代わりに一通の手紙が卓袱台の上に置かれていた。 『そろそろ身持ちを固めようと思う。これ以上霊夢にも迷惑をかけていられない。これまで世話になった』 とても短い書き置きだった。 しかし霊夢が事情を察するには充分過ぎる言葉だった。 力のなくなった手から手紙がはらりとこぼれ落ち、足は身体を支えきれずに崩れ落ちた。 倒れ込んだ拍子に、昨晩使った徳利を割ってしまった。破片が白い柔肌に食い込んで、赤く鮮やかな血が走ったが、それは彼女の関心を惹かなかった。 最後にあてどない視線が虚空に漂い、色を失った目が一筋の涙をつうと流した。 「ねえ……あたしの何が、いけなかったの…………?もっと綺麗な女がよかった?もっと優しい女がよかった?」 こんなあばら屋が気に食わなかった?美味しいご飯が食べたかった?ごめんね、贅沢させたげられなくて。 「もしあたしの手の届くことなら。……言ってくれれば、あなたの好みに合わせたのになあ…………」 もっとお洒落をすれば好かったのかしら。それとも、気軽な女の方が好かったのかしら。真面目に働く女の方が、好かったのかしら。 「ごめんね、〇〇」 巡らせど巡らせど、答えは一向に見つからず。 流した血と涙が乾くまで、霊夢はずっと、虚空に向かって許しを請うた。 神社を後にした男は、しばらく浮ついたような生活をしていた。 霊夢の元では寂しさを埋めることはできない。かといって、平凡な男をそう都合良く好いてくれる女がいる訳でもない。ましてや都合の良い縁談話が転がっている訳でもない。 思い切って飛び出してきたものの、結局孤独のままだった。 「はあ。……別に寂しさが紛れた訳でもねえなあ」 男は長屋の自室でごろりと寝っ転がった。 何も聞こえない部屋の中で、ふとこれまでのことを思い返す。 異性としての好意を自覚したのは、もうだいぶ前になる。 先の見えない恋だった。 いつ自分の中の強がりが崩れて、ただの何もできない自分を彼女の前に晒してしまうのか。そればかりが怖かった。 「…………そういえば、霊夢のやつは、どうしてこんな男と一緒にいてくれたんだろうなあ」 無条件の無償の愛、そんなものはあり得ないのだ。 愛には理由がある。 「そもそも、いつから……あいつと逢うようになったんだっけか」 どうにも思い出せない。平凡な過去があったと漫然と覚えているばかり。 これが戯曲なら壮絶な過去の一つ二つあって、とある事件で記憶をなくしていた……という展開にでもなるのだろうが。そんな都合の良い話はない。替えの利くような人生しか送ってこなかったはずだ。 特別なことなどなく、偶然の積み重ねが怠惰に続いてここまできただけ。そもそもああいう立場の人と親しくなれただけでも奇跡だ。 だからどうにもならない。せめて今なお好意を抱いてる女の幸福を祈り続けるばかり。 「幸せになれよ、霊夢。俺には……無理だ。お前といるたびに、勝手に思い詰めてふさぎ込んぢまうんだからよ」 ーーお前は俺を、同じ土俵に立って、同じものを見ている存在だと勘違いしていたんだろう。だけど本当の俺は、そういう風を装って、これまでやせ我慢を続けていただけ。 「これまで勘違いさせて、悪かったなあ」 陰気な天井を見つめる男の目は虚ろで、やがて怠状な疲れとともに閉じられていった。 「おーい、〇〇さん」 往来を歩いていた〇〇は、酒屋の店主に呼び止められた。 「どうも、ご無沙汰しとります」 「急な用事で悪いんだがよ、博麗神社に酒を届けてくれねえか」 博麗神社。 今更掘り返したくもないものであった。しかし、こんな簡単に噂の出回る閉じた世界で、下手な発言は出来やしない。 「ほら、お前さんは仲良いからよ。あの偏屈巫女様と」 「分かりました。ただ届けるだけで構わないんで?」 「ああ。頼むよ」 「焼酎の一本でも取っといて下さいよ」 そう捨て台詞を残し、男は仕事を引き受けた。一度引き受けてしまったからには、最後までやり遂げなければどうしようもない。ここでぶん投げるくらいなら、勘ぐられるのを覚悟で断った方がまだましだ。 「ああ……嫌だねえ」 道すがら、誰に言う訳でもなく呟いた。呟かざるを得なかった。何か気を紛らわしながらでないと、とても足は進まなかった。 ーー霊夢と俺とじゃ、俺が全面的に悪いんだ。どうしてひどい目に遭わせた奴の前に、のこのこと姿を見せにいけるんだか……。 それに。 一度捨てた未練を思い返してしまうかもしれない。 真綿で首を締め付けられるような寂しさを。あの愛しくも辛い感覚を。もう一度思い出してしまうかもしれない。 男は博麗神社に到着した。 「あれから……だいたい三日か。もう割り切ってくれてるといいが」 酒瓶を担いで鳥居をくぐり、荒れ果てた境内を進んで巫女が起居をする奥の間に向かう。 縁側に臨する襖はぴたりと閉じられている。 隙間がなくては、様子をうかがうこともできない。仕方がないので男は大声で呼ぶことにした。 「こんにちは、酒屋です」 返事がない。 しばらく待ったが、返事がない。 「霊夢さあん。いらっしゃいますかあ」 またしても返事はなかった。 まさか酒瓶を庭に置いて帰るという訳にもいかないだろう。風の一吹きで瓶が倒れて、土の肥やしになるだけだ。いくら霊夢が変わり者でも、そんな注文をする訳ではない。 「仕方ねえな。留守にするお前が悪いんだぜ」 男は襖を開けた。 そして幾日ぶりかに見る部屋の内装を見回していると、 「霊夢!」 仰向けになってぼうっとしている、生気のない霊夢の姿があった。 「どうしたんだ!」 「…………〇〇?」 「ああ、俺だよ。いったい何が……」 「〇〇なの?本当に?…………戻ってきてくれんだあ」 ーーよりを戻しにきた訳ではなく、単に酒の配達にきただけだ。 しかしとてもそんなことを言える訳がなかった。 傷つき今にも息絶えてしまいそうな霊夢を目の前にして、男は否応なしに腹を決めた。 「すっかり痩せこけちまって……食ってねえな。今、何か作ってやる」 男は厨房に立った。戸棚を探ると、そこには蕎麦が二人前あった。他の食材は痛んでいるか調理の難しそうなものばかりだったので、蕎麦を茹でることにした。 「出来たぞ。無理しないで食えよ」 「あ……大晦日のために取っておいた、お蕎麦……」 「また俺が買ってきてやる。食えるか?」 「…………うん」 そう言って、霊夢は上体を起こそうとした。 しかし弱り切った体は支えきれずに崩れ落ちた。 「あっ……ごめんなさい……」 「仕方ねえな」 男は霊夢を後ろから抱きかかえた。それから右手で箸を持って蕎麦を口元まで運んでやった。 「いただきます」 ぎこちない動きで少しずつ、霊夢は蕎麦を啜っていった。 ひびの入った瀬戸物をそっと扱うように、男は丁寧に箸を動かした。それに呼応したように、女も唇を動かす。 やがて二人の営みは終わった。 「ねえ……〇〇……」 「うん?」 「ごめんね……迷惑かけて……」 「まったく。霊夢がこんなに手のかかるやつだとは思わなかったよ」 「ごめんね……ごめんね…………」 霊夢はただただ謝り続ける。口の動く限り、言葉の届く限り。もうすれ違いなど起きて仕舞わぬようにと祈りながら。 力のないその哀願を前に、男のわだかまりはすっかり消えてしまっていた。 「いや、いいんだよ」 「えっ……?」 「俺が面倒を見てやらないといけないみたいだから」 「〇〇…………?」 霊夢はきょとんとして見返してくる。 「ああ、ちくしょう。はっきり言わねえと分からねえかな。お前が独り立ちできるようになるまで、俺はずっとここにいるとも」 「〇〇……嬉しい…………」 そのまま二人はしばらく黙ってじっとしていた。 霊夢は体を包み込まれて支えられているだけで十分だったし、男は霊夢を抱きしめて支えていることが何よりの喜びだった。 「これ、お礼ね。わかってるとは思うけど、他言無用よ」 「それはもう当然のことで。ありがとうごぜえやす」 場所は博麗神社から離れて、人里の酒屋。 その店奥の客間にて、酒屋の主人と八雲紫とが密談をしていた。 「しかし〇〇の奴に配達を任せるだけで、こんなに貰えるなんて……いったいどういう了見で?」 「詮索も不要よ。すべて忘れなさい、美味しい思いをしていたかったら」 「これは失礼いたしました」 それから間も置かずに単簡な挨拶を交わした後、女は闇の中へと消えていった。 闇の中で女が呟く。 「まったく、一時はどうなることかと思ったわ」 「あんまり純情なのも考えものね……まあ、それが長所なのかしら」 行動的でないヤンデレって難しいですね 自分はヤンデレと言えば猟奇性より情の深さが好きなのですが、それだと普通のイチャイチャと区別がつかなくなるかもしれない 感想 すれ違った二人だけど、最後に幸せになって良かった -- 名無しさん (2019-01-27 15 15 56) ヤンデレではないな、うん。 -- 名無しさん (2019-08-21 04 05 30) 名前 コメント