約 2,674,185 件
https://w.atwiki.jp/wikionepiece/pages/28.html
javascript plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 1100年前 古代都市「シャンドラ」栄える。 900年前 王国の存在・思想が現れる? 900年前 トンタッタ族がドレスローザで、ドンキホーテ王の奴隷として働かされた ▼空白の100年▲ 800年前 古代都市「シャンドラ」滅びる。ここまでの間に、地上で途絶えた ▲世界政府誕生▲ 800年前 20の国の王が世界政府を作る 800年前 ポーネグリフを残した「ある巨大な王国」が滅びる 800年前 19の国の王が聖地マリージョアに住み始める(巻七十三) 800年前 ドンキホーテ一族がマリージョアへ移住したため、リク一族がドレスローザの王になる(巻七十三) 700年前 テキーラ・ウルフで橋の建造開始(巻五十四) 400年前 モンブラン・ノーランドの探検船、ヴィラを出航。 398年前 モンブラン・ノーランドの探検船、ジャヤに到着。 394年前 突き上げる海流に乗って、アッパーヤード(ジャヤ)が空にやって来る。 以後、大地の先住民シャンディアと空の者との戦いが始まる。 391年前 ノーランド、国王や兵士達とともに2度目のジャヤ到着。 392年前 モンブラン・ノーランド、「ウソつき」として処刑される。2度目のジャヤ到着の日より半年後。 210年前 南の海の王国ブリスより、「セントブリス号」出航。(巻二十四) 200年前 リュウグウ王国が世界政府の加盟国になる(巻六十三) 158年前 ドリー、ブロギー誕生。 139年前 Dr.くれは誕生。 100年前 ドリー、ブロギー(ともに58)、リトルガーデンで決闘開始。 71年前 クロッカス誕生。 50年前 ラブーン、西の海から海賊とともにリヴァースマウンテンへ。 50年前 カーシー、オイモ、ドリー・ブロギーを探しに出るが海軍に捕らえられ、 お頭の解放と引き換えにエニエス・ロビーの門を100年間守るという条件をのむ。 40年前 ブードル、海賊にやられた古い町跡の荒れ地に町を再建。 40年前 マリリン、スカイピア一の美女、ミス・スカイピアになる。 40年前 シャクヤク(シャッキー)が海賊から足を洗う(巻五十一) 37年前 シャンクス誕生。 36年前 大泥棒ヒルルク、西の国で「奇跡の桜」を見る。医者として研究開始。 34年前 ゼファーが大将へ昇格(巻千) 32年前 ゼファーが海軍の教官に 31年前 ボア・ハンコック誕生 30年前 ニコ・ロビン誕生 28年前 ゴール・D・ロジャーが不治の病にかかる 28年前 クロッカスがロジャー海賊団の船医になる 26年前 トラファルガー・ロー誕生 25年前 ゴール・D・ロジャーが偉大なる航路(グランドライン)を制覇 25年前 ロジャー海賊団が解散する 24年前 金獅子のシキがマリンフォードで捕らえられる 24年前 ゴール・D・ロジャーが処刑される 24年前 フランキー、廃船島に現れトムに拾われる。 ~大海賊時代~ 23年前 たしぎ、くいな誕生 22年前 海軍のバスターコールによりオハラが滅びる 22年前 金獅子のシキがインペルダウンから脱走 22年前 ポートガス・D・エース誕生 21年前 サンジ、ゾロ誕生 20年以上も前 ガン・フォールが神の座にあった頃、 「豪快で気持ちのいい海賊(ゴール・D・ロジャー)」が空島に来る。 20年前 ナミ誕生 19年前 ルフィ、ウソップ誕生 19年前 ハンコック、マリーゴールド、サンダーソニアが天竜人の奴隷になる(巻五十三) 18年前 ネフェルタリ・ビビ誕生 17年前 チョッパー誕生 15年前 フィッシャー・タイガーがマリージョアを襲う(巻六十三) 14年前 海列車の開発に成功する(巻三十七) 12年以上前 ゲッコー・モリアがカイドウに破れる 13年前 シャンクス、東の海フーシャでルフィをかばい左腕を失う。ルフィは麦わらを託される 13年前 トラファルガー・ローとドンキホーテ・ドフラミンゴの間であの人(コラさん?)に関係した因縁が生じる(巻七十三) 13年前 ハンコックが九蛇海賊団船長として初めての遠征を行い、王下七武海に入る(巻五十三) 12年前 ドラゴン、バーソロミュー・くま、イワンコフが革命軍として活躍 10年以上前 革命軍がロビンを”革命の灯”と呼び探し始める 11年前 ジンベエが魚人初の王下七武海に(巻六十三) 10年前 トムがエニエス・ロビーに連行される(巻三十七) 10年前 ミョスガルド聖が遭難し魚人島へ辿り着く。オトヒメ王女が聖地マリージョアに同行し、1週間後に天竜人の書状を持って帰還(巻六十三) 10年前 ドンキホーテ・ドフラミンゴがドレスローザの王になる 9年前 海賊によりゼファーの右腕が切り落とされる(巻千) 8年前 エネルの育った空島、ビルカが消滅(巻三十) 7年前 CP9がウォーターセブン、ガレーラカンパニーに潜入を開始する 6年前 サー・クロコダイルがバロック・ワークスを立ち上げる 4年前 シーザーがパンクハザードでシノクニの実験を行う Amazon.co.jp ウィジェット
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30915.html
登録日:2015/01/01 Thu 00 00 01 更新日:2024/09/03 Tue 20 18 48NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ONE PIECE ONE PIECE故人キャラ ONE PIECE登場人物項目 しー…ん カナヅチ コラさん コラソン サイレント スパイ ドジっ子 ドンキホーテファミリー ドンキホーテ・ドフラミンゴ ドンキホーテ・ロシナンテ ドンキホーテ海賊団 ナギナギの実 ピエロ モグラ ロシナンテ ロー ワンピース 世界政府 世界政府の被害者 中佐 二代目 享年26歳 作者のお気に入り 全世界人気投票13位 凪 出番の割に人気 初登場がドレスローザ編 同人誌のエース 声優の本気 夢女子ホイホイ 天竜人 将校 山寺宏一 山寺宏一の本気 幹部 広橋涼 弟 悪魔の実 悲劇の男 故人 本当はいい人 本当はいい奴 本当は優しい人 本当は優しい奴 歩く放送事故 殉職 海兵 海賊 海軍 海軍本部 海軍本部中佐 涙腺崩壊 潜入捜査官 激動の人生 無言 無音 無音人間 聖地マリージョア 能力者 自己犠牲 裏切り 超人系 金髪 だってお前… いつかおれを思い出して貰うなら 笑顔の方がいいもんな コラソンは『ONE PIECE』の登場人物。 CV 山寺宏一(幼少期は広橋涼) 【データ】 本名:ドンキホーテ・ロシナンテ 年齢:享年26歳(生きていればこの人と同い年) 身長:293cm 所属:世界貴族→海軍本部中佐 →ドンキホーテ海賊団最高幹部(潜入任務) 種族:元天竜人 悪魔の実:ナギナギの実(超人系) 出身地:聖地マリージョア 所属船:ヌマンシア・フラミンゴ号 誕生日:7月15日 星座:蟹座 初登場:単行本76巻・第761話・『オペオペの実』 血液型:S型(現実だとO型) 主な上司:センゴク 好きな食べ物レタス、キャベツ、うめぼし 嫌いな食べ物パン、ピザ 【概要】 16年前のドンキホーテファミリーの幹部の一人(*1)。 コラソンの名前はファミリー内でのコードネーム。 本名はドンキホーテ・ロシナンテ。ドフラミンゴの実の弟である。 マリージョアから「堕ちた」天竜人として父ドンキホーテ・ホーミング聖とドフラミンゴと共に数々の暴行を受けた過去があり、現在はそのショックで言葉を話すことができない。 ちなみに相当のドジ。歩けば転び、お茶を飲めば舌を火傷し、タバコに火をつければマントが一緒に燃える具合。 しかし幹部だけあって腕は立つらしい。 そして子供嫌い。バッファローやベビー5、そしてローは日常的に暴力を振るわれていた。 そんな扱いもあって、コラソンを「生きてる価値のないクズ」として敵視したローにナイフで腹を刺されたが、何故かその事をドフラミンゴに報告しなかった。 以下ネタバレ ローがファミリーに加わって2年が経ったある時、ローが自分の隠し名である“D”をバッファローとベビー5の二人に明かすのを聞いたコラソンは 突然血相を変えローに語る。 隠し名“D”…それが本当なら出て行け ドフィから離れろ!! ロー、お前は…!!あいつと一緒にいちゃいけねぇ人間だ!!! 実は喋れる事が判明。 ローに対して自らの故郷であるマリージョアに伝わる“D”の伝承と、「“D”はまた必ず嵐を呼ぶ」という言葉を伝えた。 その正体は海軍本部の中佐。 ドンキホーテファミリーには密命を受けスパイとして潜入しており、彼らの位置を随時本部に報告していた。 ドフラミンゴに目の前で父を殺されたことで兄の凶暴性を危険視し、ドンキホーテファミリーを止めるために秘密裏に活動していたのである。 父の死後、兄の下から逃げ出し路頭に迷った際、当時海軍本部中将であったセンゴクに保護され、その養子になった。 センゴクとの関係は良好で、当のセンゴクが「あいつの事を本当の息子の様に思っていた」と言うなど、親子同然の関係を築いていた。 養父センゴクに影響されて海軍へ入隊したと思われる。 ちなみにコラソンがローに自分が喋れる事を明かしたのは、 “D”の名を持つローがドフラミンゴの側にいれば何をされるか分からないからという完全な善意。 要するに子供嫌いというのも嘘。単にイジワルをしてドフラミンゴの元を離れさせようとしていただけ。 特にローに対しては過去の自分達と重なる境遇や、残り少ない命と世界への憎悪から(ドフラミンゴと同じ)狂気に染まりつつある彼の行く末を心から心配している。 そして当然ドジも… じゃあまさか!!いつもバカみてぇにドジ踏んでるのも…!! ふふ。ーーーああ…当然…… 全部演技だ ボオォォォォ……!! 嘘つけ!!!肩燃えてるよ!!! ドジっ子なのは本当でした。 【能力】 悪魔の実の能力者であり、超人系悪魔の実「ナギナギの実」の無音人間。 攻撃力にも機動力にも直結しないためぶっちゃけ今まで登場した悪魔の実の中でもダントツに地味な能力だが、 能力を発動させれば壺を割ろうがバズーカをぶっ放そうが一切の音を発さず、また外からの音も内からの音も遮断させる事ができる。 潜入や暗殺、密談等の隠密行動、そして安眠においては相当に便利な能力でもある。 とはいえコラソンも地味な能力な事については自覚はあるのか、ローに「何の役に立つんだそんな能力」と言われた時にはグサリときていた。 …のだが、後にやたら「音」や「声」が重要になる能力・技が出てきており、発言したローもなんだかんだで「再現」し効果を見せるなど、 後々の展開で「音」に関する能力が出て来る度に、それを一方的に無力化できる事からその株も上がりつつある。 …今、「ハナハナ」「スケスケ」「ドアドア」「ギロギロ」などと同じくサンジ的な発想をした人は正直に名乗り出なさい。 まあ使い方の差はあるが、サンジ的想像の面にしても、上記能力に比べれば劣る気もする。 その一方、件のサンジは変身スーツを手に入れたため(*2)、もしナギナギの実を食べれば「見えない」「音がしない」と見聞色の覇気さえなければ覗き抜きで厄介極まりない存在に成り果てるのだが。 技 サイレント 周囲に内部からの音が外に一切漏れず、外からの音が内部には全く聞こえなくなるドーム状の不可視の結界「防音壁」を展開する。 ただし防音壁自体は物理強度は無いため誰でも自由に出入りできるし、姿も隠せる訳ではない。 あくまで音を消す為だけの結界だが、密談には最適の技。 凪(カーム) “お前の影響で出る音は全て消えるの術”だ! 自分が触れた人間が発するあらゆる音を消し去る。 例えば自分に触れて発動すると、その後どれだけ自分が叫ぼうが暴れようが一切その音は周囲には伝わらない。 大量の爆弾を用意して建物を吹き飛ばそうとも、「凪」の影響下の者がそれを行えば、傍から見れば音も無く突然建物が爆散したように見える。 アニメ版でもしっかり再現されており、「凪」発動中はBGM以外の一切のSEが聞こえなくなる演出が為された。 【活躍】 元々は聖地マリージョアで、ドンキホーテ・ホーミング聖の次男(天竜人)として生活していたが、父の考えにより、一家揃って、地上に降りて生活することになる。 しかし民衆から元天竜人であることがバレてしまい、一家揃って天竜人に憎悪を抱く民衆から家族揃って迫害を受ける事になってしまう。 凄まじい迫害の中、不衛生な環境で生活してした事が仇となり、母が病死してしまう。 その後、磔にされ処刑寸前まで追いつめられるという壮絶な経験をしながらも、同じく共に磔にされた兄・ドフラミンゴが覇王色の覇気を偶然放ったことで難を逃れる。 父・ホーミングの行動が結果的に、家族揃って地獄に追い込むことになってしまった事で、遂にドフラミンゴが激怒し、父親であるホーミング聖を殺害する事態が発生してしまう。 それでもロシナンテ自身はドフラミンゴと異なり、父親に恨みを抱くことはなく、最後まで兄・ドフラミンゴの父の殺害を必死で制止していた。それを躊躇なく振り切って父を殺害したドフラミンゴを見て、『優しい両親から何故あんなバケモノが生まれたのかわからない』と考えるようになり、恐怖心と警戒心を抱くようになる。 この一件で、兄の元から逃げ出す決意をして、露頭に迷っていた所、当時海軍本部中将であったセンゴクに保護される。 それからセンゴクに育てられ、海軍に入隊し、直属の部下になり、海軍本部中佐まで昇格する。 ドンキホーテファミリーの危険性を鑑みて、船長の弟であることを利用して、自ら志願し、兄・ドフラミンゴの暴走を止める為、ドンキホーテファミリーに潜入する。 その後、珀鉛病の中毒に冒され、自暴自棄になってドンキホーテファミリーに入団してきた少年時代のローに出会い、子供嫌いを装ってローに暴力を振るい、ファミリーから逃げ出すように仕向けていた為、当初のローからの印象は最悪だった。 ある日、ローがベビー5達との会話で、Dの名を持つ者だと知ると、血相を変えて、『お前はあいつ(ドフラミンゴ)と一緒にいちゃいけねえ人間だ』とローに警告し、ローに自身の事を語る。当初はローにドフラミンゴに自身の秘密をチクってやると言われたが、ローは「2年前に自分がコラソンを刺した事を黙っていてもらった借りがある」としてコラソンの秘密を口外しない事を決め、自身もドンキホーテファミリーから離れる決意をして、コラソンはローの「珀鉛病」を治すためにローを連れて医者探しの旅に出る。 しかし「珀鉛病」は世界政府の情報操作によって「不治の伝染病」ということになっていた(実際は「珀鉛」という架空の金属による中毒)ために、 行く先々でローは「ホワイトモンスター」と呼ばれ迫害され、その度に医者をコラソンがボコボコにし(兄ほどではないにしろ激昂しやすい面もあったのかもしれない)、ローを連れて次の医者を探しにいく…。 しかしそんな事を繰り返してもローと向き合ってくれる医者はおらず、あまりにも酷すぎる仕打ちにコラソンはローに対してこう嘆く。 あん時、お前おれを刺したけど…痛くもなかった…痛ェのはお前の方だったよな… 可哀想によぉ…ロー…!! しかしコラソンの純粋な善意はローの心を開き、ローが彼を「コラさん」と呼ぶきっかけになった。 ローの寿命のタイムリミットが近づき焦りを感じていたある時、2人はドフラミンゴからの情報で、海軍と海賊による「オペオペの実」の取引を知る。 この情報を得たコラソンは、ドフラミンゴを出し抜きオペオペの実を奪い取ってローに食べさせることで彼を救おうと考え、 ナギナギの実の能力を最大限に利用することで海賊からオペオペの実を奪い取ることに成功する。 しかしその途中でまたしてもドジを踏み、海賊たちに銃撃されて重傷を負ってしまう。 コラソンはローにオペオペの実を食わせて秘密文書(*3)を託し、海軍の元に向かわせる。 ローはその文書を海兵に渡し、コラソンの治療を頼み込んだ。それを海兵は受け入れ、共にコラソンの下に向かったのだが… その海兵とは、ドンキホーテファミリーの幹部、ヴェルゴだったのである。 この時までコラソンはヴェルゴが海軍に潜入していた事を知らず、ローにもヴェルゴに関して詳しい事を伝えてはいなかった事が仇になってしまった。(*4) 結果的に裏切りの決定的な証拠をヴェルゴに直接渡してしまうことになり、激怒したヴェルゴの手によって、コラソンとローはズタボロにされ、命からがら逃げ出したものの2人の裏切りを知ったドフラミンゴに島を鳥カゴで覆われてしまい、逃げ道を絶たれてしまう。 そしてコラソンはローに「凪」を使って宝箱の中に隠し、「自分が殺されることはない」と嘘をついてドフラミンゴと対峙。 …ローはお前にゃ従わねえぞドフィ 3年後に死ぬって“運命”にあいつは勝ったんだ…!!自分を見失い…“狂気の海賊”の元に迷い込んだあの日のローじゃねぇ 破壊の申し子の様なお前から得るものは何もない!! もう放っといてやれ!!!あいつは自由だ!!! その言葉と同時にドフラミンゴに銃撃され、次の瞬間には死んでいてもおかしくない程の傷を受けながら、 ローが逃げる時間を少しでも稼ぐために気合で命を保ち能力を維持。 (歩けロー。気付かれず…静かに…遠くへ…遠くへ…!!) (もうお前を縛るものは何もない…“白い町”の鉄の国境も…短かった寿命も、誰もお前を制限しない) (お前はもう自由なんだ………) そうしてコラソンは最後までローのことを想いながら息を引き取る。 彼が稼いだ時間がおつるの軍艦の到着を間に合わせ、 コラソンが力尽きた事で能力が解除され、辺りに響き渡るローの泣き声を砲撃の音が隠して逃げ延びさせた。 コラソンが死亡した報告を知らされたセンゴクは涙を流しその死を悼んだ。 その後、ローはドフラミンゴを止め、コラさんの本懐を遂げるために行動を始めた。 自分が自由になれる事を願ってくれた人の想いを遂げるために。全てにケジメをつけ、真に自由になるために。 彼が結成した「ハートの海賊団」もコラさんに由来している(コラソンはスペイン語で心臓やハートを意味している)。 また彼のタトゥーもコラさんへの想いが込められたものとなっている。 ドフラミンゴ討伐後、ローがセンゴクに対し、彼の任務から離れた後の行動を伝えた。 センゴクはロシナンテ生涯唯一の命令違反を許し、ローを捕まえず、 ロシナンテの思い出を唯一共有するローに、ロシナンテがDの一族とは関係なく純粋な好意でローを守り抜いたことを伝え、2人でロシナンテを忘れないでいることを誓った。 【余談】 出番はローの過去編やセンゴクの回想のみと多くはない中、キャラ設定の濃さやアニメでの山寺氏のキャスティングも相まって、キャラ人気はかなり高い上にグッズ化の機会にも恵まれている。本編では故人であるため、当然、主人公のルフィをはじめとしたメインキャラとの絡みは皆無の中、2021年に行われた全世界人気投票では13位となり、記念の見開き扉絵でローと共演を果たした。過去キャラでは初の快挙。 スピンオフの『ワンピースパーティー』でもローの回想などで度々登場するがオカン気質だったり何故かローに相撲を教えていたりする。 名前の由来は小説『ドン・キホーテ』の主人公が乗る馬「ロシナンテ」。 本編では海賊への潜入スパイなどで活動する海軍の特殊部隊SWORDが存在するが、所属メンバーは全員マリンコードを返上しているがコラソンは自身のコードを口にしていたことからメンバーではない、もしくはコラソン存命時には存在せず後年出来た部隊と推測できる。 追記・修正は静かにお願いします…… てなわけでサイレントしておきますね △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-02-28 21 45 12) 前回は時期が悪かったが今回の人気投票はどこまでいくのだろうか -- 名無しさん (2017-05-15 22 16 42) 何となくジョジョ5部のリゾット・ネエロに似てる気がする。被り物が。 -- 名無しさん (2018-05-16 20 51 13) 最期の死に様は5部のプロシュート兄貴に似てるよね -- 名無しさん (2018-05-19 01 55 03) スケスケの能力者と組めば凶悪だな。いつか無臭を扱う能力者が現れたら「見えない、静か、匂わない」地味ながら最凶の戦力になりうる -- 名無しさん (2018-06-26 00 32 35) ↑でもばれるやつには覇気でばれそうな気も -- 名無しさん (2018-08-08 12 24 46) ナギナギの現在の保有者がきになる -- 名無しさん (2018-10-29 05 09 47) 暴力ふるってたのはやっぱり子供をファミリーから抜けさせるためかな。 -- 名無しさん (2019-01-28 08 23 51) 四皇にも海軍のスパイって潜り込んでそうだな -- 名無しさん (2019-03-14 19 23 17) ↑多分だけどドレークやクザンは十中八九海軍のスパイだと思う。シャンクスは分からないけど少なくとも世界政府となんらかの繋がりがあるのは確実 -- 名無しさん (2019-03-19 03 15 56) 四皇にスパイはいるのか→シャンクスは政府と繋がりがある……スパイじゃなくて四皇本人のマッチポンプで草 -- 名無しさん (2019-03-19 10 43 34) ワンピース世界の海軍って戦死したら二階級特進とかあるのかな? -- 名無しさん (2019-04-24 00 28 31) 超音波や骨伝導も防げるんかな -- 名無しさん (2020-11-18 20 55 29) 先日アニメのクイズで海軍所属は誰だ?って問題があってこの人を選択したら誤答扱いされた -- 名無しさん (2020-11-18 21 02 17) もしも覚醒したらナギナギの力ってどう作用するのか。周囲への作用も個人への作用も既にできるし。 -- 名無しさん (2021-01-05 15 46 27) ↑ガシャガシャあたりを見るに元々周囲を対象とする能力が覚醒すると効果範囲が大きく広がる。だからナギナギも覚醒したら島ひとつまるまる無音にしたらできると思う -- 名無しさん (2021-01-14 13 23 07) 何の役に立つんだ?って言われたナギナギの実が、最後にローを救うってのが泣ける。 -- 名無しさん (2021-10-30 08 36 45) ↑3『波動』全般に効果が適用されるとか? そうなるとグラグラやピカピカにも刺さりそう -- 名無しさん (2021-11-15 16 42 56) 何年もワンピース読んでて初めてガチで泣いたのがコラさん活躍回でした -- 名無しさん (2022-03-10 10 21 10) ローがビッグマムとの闘いで使った凪がコラさんの凪から来てるんだとなると感慨深いし命をかけて守った子はめっちゃ成長したんだよとなる -- 名無しさん (2022-06-28 22 31 24) 劇場版ボスのエルドラゴには強気に戦えるな…能力的に。 -- 名無しさん (2022-07-31 13 28 03) 音属性でヤバい奴が出てるく度に株が上がるナギナギの実 -- 名無しさん (2022-08-15 16 52 14) ある考察と先週号の中の台詞でコラソンさん生存説が浮上しているらしい....!? -- 名無しさん (2022-08-15 17 49 54) ビッグマムにトドメを刺す際に、かつての恩人の技を使うシーン、メッチャ感慨深いものがあるなぁ -- 名無しさん (2023-02-17 19 35 32) 本編開始以前にドフラミンゴに殺されたけど、自身の素性が公に明かされる事なく人間らしい人生を過ごせたロシナンテはある意味「運が良かった」と思う -- 名無しさん (2023-06-15 23 22 19) トキトキの実もだけど作中で出てきた能力者が本編開始時点で故人なら新しく能力者が出てきてもおかしくはないが最終章言ってるしそんな余裕ないか -- 名無しさん (2024-01-10 04 37 16) 音が出ない漫画という媒体だから俺らが実感しにくいだけで、五感の一つを制御できるって強能力だよな。 -- 名無しさん (2024-07-21 06 24 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/actors/pages/7093.html
ジャック・キホーをお気に入りに追加 ジャック・キホーのリンク #blogsearch2 ジャック・キホーとは ジャック・キホーの63%はハッタリで出来ています。ジャック・キホーの27%は勢いで出来ています。ジャック・キホーの5%は白い何かで出来ています。ジャック・キホーの4%はカテキンで出来ています。ジャック・キホーの1%は時間で出来ています。 ジャック・キホー@ウィキペディア ジャック・キホー ジャック・キホーの報道 gnewプラグインエラー「ジャック・キホー」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ジャック・キホーのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ジャック・キホーの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ジャック・キホー このページについて このページはジャック・キホーのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるジャック・キホーに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/sorakaakeru/pages/51.html
一つ前のページにもどる このページを編集する 検索 トラスティアでのみ(?)使える使い魔達 詳しくはトラスティアで ※ちなみに、10/13以降で新たに使い魔登録した方はその時点でアトラス学園入学になります。そして学生証と使い魔カードが付与されます。 使い魔作成(以下から必要事項を選択) ※【名前】 ※【使役者】 【大きさ】SS S M L LLより選択。Mが人間サイズになります。 【種族】 【属性】 【アイテム】 【技能】 【備考】 使い魔名簿はこちらから あ-お(使い魔)編集 か-こ(使い魔)編集 さ-そ(使い魔)編集 た-と(使い魔)編集 な-の(使い魔)編集 は-ほ(使い魔)編集 ま-も(使い魔)編集 や-よ(使い魔)編集 ら-ろ(使い魔)編集 わ-ん(使い魔)編集 使い魔一覧はこちらから アルテミス オニ カイン カベイリス クルースニク 燭陰 スノゥ ティアマト ダグダ ニュクス ハヌマーン ビャッコ ザ・ヒーホー フライングスパゲティーモンスター モー・ショボー ラグナソル
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1279.html
「ってな事があったんだよー、どうすればいいと思う?」 「うーん、謝るしかないんじゃあないですか?」 おれは昼食を取りながら授業中の事をどう誤魔化そうか考えていた。 あの後ルイズはオスマンに呼び出されたらしい。それはつまり相当ヤバイ事をしでかした、という事だ。 おれとしては今この学院を離れるのは惜しい。ここなら部下も集められるし、ルイズを通して国の動きもわかるからな。 だから謝ろうと思った。 方法としては砂人形で何とかなりそうではあるのだが、ワンパターンすぎるのが問題だ。 後の事を考えると他の方法も持っておいた方が良い。 だがあの怒りはちょっとやそっとでおさまりはしないだろう。 考えても分からない。 だから人に聞いてみた。具体的に言うとシエスタに。 「悪い事をしたのなら謝らなくちゃ駄目ですよ」 「うん」 「ちゃんと悪い事をしたという意識を持つんですよ」 「ああ」 「イギーさんはその辺を適当にしそうですけど、それじゃ駄目ですからね」 「うい~す」 誠意を持って謝る以外の方法を知らなさそうなので適当に返事してこの場を去る事にする。 「参考になったよ、ありがとー」 「どういたしまして、でもなんで私に相談したんですか?」 「え?いや、なんとなく」 謝りなれてそうだから、なんて口が裂けてもいえないよなー。 他にも色々聞いてみた。 「あんな見事な逃走しといて謝るのは難しいんじゃないの?そもそも私謝り方なんて知らないわよ」 そういやキュルケが謝っている所は見た事ないな。 「……知らない」 素っ気ねーなあ、でも話してくれるだけマシなのか?この前マリコルヌが完璧に無視されてたしな。 「プレゼントで機嫌をとれば良いのさ!薔薇とかはどうだい?」 それは金がもったいない。そもそも金を持ってない。 結局有効な手は見つからなかった。 仕方ないので直球で行く事にする。 部屋の前で深呼吸。 落ち着いて謝罪の言葉を思い浮かべる。部屋に入って『ゴメンナサイ』。 これで大丈夫だ。というかこれしかない。 ドアをノックする。 「誰ですか?」 「イギーです。謝りにきました」 おれはドアを開け、コルベールの部屋に入った。 「えーと、その、ゴメンナサイ」 「別にもう良いですよ。何とか修理もできそうですし」 何とか許してもらえた。 だがちょっと元気が無いみたいだ。心なしか頭にもいつものような輝きが無い。 机の上を見ると確かに教室に入ってきたときの物があった。 「すいませんでした。ところでそれ何?」 謝るのが目的だったがどこか見覚えのあるそれに興味がわいた。 「聞いてなかったのですか?」 そりゃまあ、寝てたし。 「これはですね、まずこうやって油を気化させて…」 コルベールは足でふいごを踏んだ。 「そうするとこの円筒の中に気化した油が放り込まれます」 コルベールは円筒の横に慎重に杖の先っちょを差し込み、断続的に発火させた。 「すると円筒の中では気化した油が爆発し、その力でピストンが上下に動きます」 あ、分かった。これエンジンだ。 「動力はクランクに伝わり車輪を回します。そうすると…」 コルベールは箱についている扉を見る。 「ヘビ君が顔を出してぴょこぴょこご挨拶するはずなんですが…」 机の上にはヘビ君の破片があった。 「まだヘビ君は修理していないんですよ」 本当にゴメンナサイ 「でもスゲーな、エンジンだよコレ」 「えんじん?」 「そう。おれの故郷ではこれをつかって車を動かしてるんだ」 おれはコルベールに車とか飛行機とか船とかの事を話した。 その最中におれが異世界の出身であることも話した。 実はこれ、ルイズにも言ってないんだけど別に隠してた訳じゃあないので問題ない。 「機械か…私にも作れるでしょうか?」 「うーん、難しいんじゃあないかな、あんたの系統は火だろ?」 「そうですか…」 コルベールの系統は火だ。何かを作るのに向いているのは土系統。 出来なくはないが難しいだろう。 そうだ! 「まず簡単な物を作るんだ」 「簡単な物?」 「そしてそれを売ってその金で土のメイジを雇うんだ」 「なるほど!」 「もしかしたら他にも同じ考えのヤツが見つかるかもしれない」 「仲間も増やすのですか!それは良い考えだ!」 その後すぐに何かのサンプルを作りたかったがコルベールは明日から用事があって学院を離れるのだそうだ。 仕方が無いので今日はここでお開きとなった。 サンプルの第一候補は今のところ『折り畳み傘』だ。アレは地味に役に立つからな。 鞄に入れておくだけで急に雨が降った時にも大丈夫!この英知の結晶は素晴らしい!一言にまとめると人間傘下! そしてこれは大収穫だ。 コルベールの協力があれば機械は無理にしても様々な道具が作れる。 作る国の方向性が見えてきた。『技術の優れた国』だ。 おれは意気揚々と部屋に帰ったが、部屋の前で思い出した事がある。 ルイズも怒ってたんだよなあ、すっかり忘れてた。どうしよ。 意を決してルイズの部屋に入る。 「あ、おかえりー」 あれ?何で怒ってないの? てっきり罵詈雑言の後に体を切られたけどズレたままで固定されたり 体を小さな板のように切り崩されてそれでドミノ倒しされたり 息を吐けなくされたり吸えなくされたりして最後にご飯抜きの刑が待ってると思ったのに。 まあ良いや、怒ってないならそれで良い。話題を逸らしてやり過ごそう。 「いや勘違い、で何やってるの?」 「見て分からない?」 ルイズは机で本を読んでいる。だがその本のページは真っ白だ。 つまりあれは本ではなくノートということだろうか。 そして机の上には筆記用具。 考えに考えた末におれは答えをだした。 「分かった。作詞だ」 多分バンドでも組むつもりなのだろう。 なるほど。これに集中しすぎて怒りを忘れたって訳か、やっぱバカだな。 「正解。作詩よ、でもよく分かったわね?」 「これでも使い魔ですから」 とりあえずへつらっておく。 「やっと使い魔としての自覚が出てきたみたいね。 んなワケねーだろ。 「これはね、姫様の結婚式で使うのよ」 お、頼んでも無いのに説明しだした。 これは話したくてしょうがないって事だから適当に聞いて適当に相槌を打っておこう。 「……(説明中)……という訳なのよ」 「へー」 「そういえば午後は見なかったけど何してたの?」 このタイミングでそれ?てっきり完全に忘れたと思ってたのに。 「あれ?そういえば何か午前中に大変な事があったような…」 思い出すな、頼むから思い出すな。 「何があったっけ?確か最初はコルベール先生の授業で……」 おれが悪かったような気がするから止めて! 「コルベール先生が変な装置を披露して……あ!」 NO!remember(思い出す)NO! 「イギー、さっきはよくも逃げてくれたわね」 にこやかに言うな!まだ怒鳴ってくれた方が怖くないから! ルイズが息を吸い始めた。怒鳴りだす準備だ。 「バカ犬~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」 おれは逃げ出した。謝れって?無理だよあんなの。 ちょっと走ったら少しドアが開いてる部屋があったので飛び込む。 そこにはギーシュとモンモランシーがいた。 「匿え!」 命令形の文で話し、ベッドの下に隠れる。 「何なんだね君は!」 「うるせー!静かにしてろ!」 ギーシュに怒鳴り返す。って怒鳴っちゃマズイだろ、おれ! 「この部屋にいるのね?」 悪夢が、悪夢がやってくる! 「人の部屋でブツブツ言わないでくれたまえ」 勢い良くルイズが入ってきた。 「ここにイギー来なかった!?」 「来たよ。ベッドの下」 バラすな! 「なるほど?ベッドの下とはまたセコイ所に隠れたわね?」 ベッドの下を馬鹿にするなよ。 ここには青少年の秘密が隠されているんだ。ここはモンモンの部屋だからそんな物無いけど。 「捕まえてこの世に生まれた事を後悔させてやるわ!」 うわ、完全に悪役の発言だよアレ。 「それはそうとこのワインもらうわよ」 「あ!それは…」 モンモンの静止も空しくルイズはワインを飲んでしまったらしい。 だがワインを飲んでいるという事はつまり上を向いているという事! おれはこの隙に部屋から逃げ出した。 再び廊下を走る。 でももう入れそうなドアは無い。 厨房とかおれが普段行く所はバレるだろうし、どうしよう。 走ってる内に前方に人影発見。キュルケだ。 おれはキュルケの後ろに隠れる。 「ちょっと、何よ?」 「すぐ分かる」 そう、すぐ分かる。 すぐにルイズが来てキュルケに噛み付くだろう。そしておれはその隙に逃げる。 完璧な作戦だ。 「キュルケ!?どきなさ…」 ルイズがやってきてキュルケを見つけた。が、様子がおかしい。 キュルケを見たまま動かないのだ。 そしてキュルケに跳びかかり、抱きついた。 抱きついた。 ルイズが、キュルケに、抱きついた。 「キュルケってやっぱりスゴイわね~。胸とか、胸とか、胸とか。もう大好き!」 胸しか褒めてねーじゃん。同感だけど。 ルイズはキュルケをどこかに運んでいく、すごい力だな。 キュルケも抵抗するのだがルイズが間接を押さえているのであまり意味が無い。 ここで逃げたほうが賢いのだが好奇心からおれも付いていく。もちろんすぐに逃げられる距離を保ちながらだが。 そのままルイズは自分の部屋にキュルケを持ち帰った。 あ、コレはヤバイ。R指定だ。 これ以上は色々ヤバイ事になるので別の寝床を探そう。 部屋から離れようと思ったらキュルケの部屋からフレイムが出てきておれに話しかけてきた。 「あの、マスターからすぐに助けるよう言われたんですが、なにがあったんですか?嫌な予感がするんですけど」 どうやらキュルケがフレイムに助けるように言ったらしい。 「行かない方が良いぞ」 「でもマスターの命令ですし…」 やはりフレイムも行きたくないらしい。 「おれに邪魔された事にすれば良いだろ」 「あ!そうですね!」 キュルケの部屋はこんな時間でも訪問者があるらしいので、フレイムと別の寝床を探すことにした。 「お兄様たちと一緒に寝れるなんて嬉しいのね!」 おれ達もお前が寝ている場所を貸してくれて嬉しいよ。 ありがとうな、シルフィード。 その日の夜。女子寮にR指定なR指定がR指定だったらしい。 To Be Continued…
https://w.atwiki.jp/8ramen/pages/209.html
所在地 八王子市松木34-11 ドンキホーテ堀之内店内 地図 HP TEL 042-675-6632 営業時間 11 00~深夜3 00 定休日 なし 駐車場 ドンキホーテと兼用 備考 領収書をドンキホーテ内レジに持っていくと、駐車場2時間無料になります。 コメント(このページはIPアドレス監視中です。またURLを含むコメントを書き込めません。) ラーメンでなくて投稿して良いのかわかりませんが、 ためしに焼きそば食べてみて下さい。とても美味しい 注文が入ってから麺を茹でてそれを野菜、肉と一緒に炒める すた丼風味のしっとりとした焼きそばです -- 名無しさん (2011-04-26 15 21 45) 焼きそばがあるの?ここだけのオリジナルメニュー? -- 名無しさん (2011-04-26 21 53 33) >•ラーメンでなくて投稿して良いのかわかりませんが、 いやいやいや、ここ何のwikiだか判って投稿してます? 焼きそばがOKなら焼うどん、そば、パスタもOKになっちゃうでしょw -- 名無しさん (2011-04-27 09 07 25) お店自体はラーメンも油そばもメニューにあるからまあいいんじゃない? -- 名無しさん (2011-04-27 10 10 54) 確かにここのニンニク油そばには一時期ハマった。 -- 名無しさん (2011-04-27 11 28 25) スタミナカレーが一番うまくてボリュームある。 スタ丼は不味いよな。 -- 名無しさん (2011-04-27 17 15 43) 焼きそばあったのか、知らなかった。ありがとう! -- 名無しさん (2011-07-24 03 28 07) ↑今日の昼に行ったら、焼きそば販売終了してました。ご注意を〜。 -- 名無しさん (2011-07-24 12 58 13) 焼きそばやってないのでは? -- 名無しさん (2011-09-27 06 53 08) 名前 コメント 注意:このページにはURLを含むコメントを書き込めません 検索用:深夜営業
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2449.html
五歳ほどの少女が、息を切らして森の中を駆けていた。 「はぁ、はぁ、はぁ」 荒い息が、とっぷりと日の暮れた森の中に響く。 少女は後悔していた。母の忠告が甦る。 「恐ろしいのはメイジだけじゃない。そのメイジに使える使い魔も同じだ」 そう言っていた母が、大丈夫だよ、と笑っていた父が、 彼女の目の前でメイジに殺された時のことを思い出した。 風の刃で切り裂かれた母と、巨大な火球で焼き尽くされた父。 ぶるりと身を震わせながら、少女は森の中を走り続けた。 ……二ヶ月前から、この近くで少女は狩りをしていた。 獲物を喰らわねば、いずれは死ぬ。『人』と同じだ。 こんな姿でいれば、相手は油断し、容易く狩ることができる。 そう思っていたのに、今、彼女は獲物だったはずの存在から追われている。 『ガガガッ』 「ひぃっ!」 彼女の真後ろに、氷の矢が突き刺さる。 それを放った存在は、確実に彼女を追い詰めていく。 美しい金髪を振り乱し、愛らしい顔をぐしゃぐしゃに歪ませ、 こけつまろびつしながら少女は森の中を逃げ続けていた。 「死にたくない、死にたくないよぉ……!」 自分は悪くないのに、どうしてこんな目に遭うのか。 後ろから自らを切り裂こうと襲ってくる存在は、答えては、くれない。 「助けて! 助けてぇ!」 彼女がそう叫んだ瞬間。木陰から、ぬっと手が伸び、腕を掴んだ。 「いやあああああああっ!」 絹を裂くような悲鳴を上げると、少女は気を失った。 腕を掴んだ男は、そのままそっと彼女を抱き上げた。 涙や泥で汚れた顔を、布で拭って綺麗にする。 「……さて、お前の主はどこだ」 梢に止まった追跡者を、睨み付けた。 鋭い眼差しの猛禽類。体の大きさ的には、ハヤブサに分類されるだろう。 追跡者――こいつの名はペット・ショップ――は、 目の前に突如として現れた男を前に逡巡していた。 今仕えている主からの命は『標的の殺害。但し他者へ危害を加えてはならない』だ。 この男が、彼女を抱えている限りその命の達成は不可能である。 こんなことなら、久しぶりの闘争と殺戮に心躍らせ、 じわじわと相手を追い詰めるような狩りをするのではなかった。 自らの行いを反省しながら、彼は一際高い声で鳴いた。 主を呼び、その指示を求めるためである。 「あなたは、一体何?」 年若い少女は青いウロコをした竜から降りると、杖を構えた。 この年にして、すでに数え切れぬ修羅場を潜ってきた少女は察する。 目の前の男は、只者ではない、と。 「……人に名前を尋ねる時は、自分から名乗るのが礼儀ではないかね」 闇夜に溶け込むような黒髪をした男は、少女へ告げる。 「……タバサ。ガリア王国北花壇騎士団七号、タバサ」 この名が、裏ではわりと知られた通り名であるという自覚はある。 だから、あえて北花壇騎士、と名乗った。 「成程。凄腕の騎士がいると以前一緒に仕事をした傭兵仲間に聞いたよ。 そいつも、北花壇騎士でね。セレスタンというのだが知らないか?」 「質問に答えて。あなたは、一体何。何故、その子を助ける」 「森の中で、子どもが助けてと叫んでいたら助けるものだろう」 嘯く彼に、タバサは告げる。 「その子は吸血鬼。この先にある村を襲っていた。 私は村人の依頼で、その子を倒さなければならない。邪魔をしないで」 彼はしばらく押し黙っていたが、やがて笑みを見せながら答えた。 「だが断る、と言ったら?」 その口元には、鋭い牙が覗いていた。 「……ッ! あなたも、吸血鬼!」 タバサは咄嗟にルーンを口ずさむ。空中の水分が凍結し、氷の矢となり、彼を襲う。 それに呼応するように、ペットショップも氷柱を吐き出した。 一瞬の土煙。晴れたそこに、彼は見当たらない。 「そんなに怖がることはないだろう。……少し、話をさせてもらいたい」 タバサは慌てて後ろを振り向いた。気がつけば、そこに彼が居た。 いつの間に、と思う。声も出なかった。 魔法を唱えても、この位置であれば彼に攻撃される方が先だろう。 ペットショップもそう思うらしく、ただ彼を睨むだけだ。 「話とは、何」 どうにか隙を作ろうと、タバサは彼に問いかけた。 「この子を、私に預からせて欲しい」 「何のために」 男は、ふっと笑うと腕の中の少女の頭を撫でた。 金色の髪を白い指先で優しく撫で梳く。 パパ、と小さく呟いて、少女が頬を彼の胸にすり寄せた。 「実は、先程の君たちの会話を、聞かせてもらっていた。 この子は、エルザは親を亡くしているのだろう?」 タバサがこくりと頷いたのを見ると、彼は話を続けた。 「ずっと以前。私がまだ吸血鬼になる前の話だ。 ……おや、ずいぶん驚いたみたいだね? 私の居た場所では、人間が吸血鬼になることもあったんだ。 私は、知り合いに託されて、一人の女の子を育てていた。 彼女は吸血鬼に両親を殺されて、吸血鬼をとても恨んでいた。 自分の親を殺した、自分と異なる存在を恨む……。 不思議なほどにエルザと彼女が、重なってみえた」 彼は遠い昔に学んだ知識を思い出す。 エルザの綴りは彼の知る限りでは『Elsa』。 そしてそれは、彼がかつて育てた娘の名前の略称の一つであった。 「そう思えてしまったら、どうしても見過ごせなくなった。 彼女に、決して罪の無い人間は襲わせない、と誓おう」 だから、と彼は告げた。 「どうか、私達を見逃してくれ」 男が頭を下げる。タバサはじっと彼を見つめた。 そして、自身の選択を知らせるため口を開いた。 「お姉さま! ダメじゃないの!」 背に主人を乗せた青い竜――シルフィード――はぷりぷりと怒りながら首を横に振った。 「もう! あの吸血鬼が本当にいい奴かもわからないのに! ほいほい言うことを信じてしまうなんて、呆れるのね! きゅいきゅい!」 結局。タバサは彼の言うことを信じて、エルザを託したのだ。 あの占い師の親子が吸血鬼だった、と村長をはじめ村人には説明した。 親子には申し訳ないが、そう説明するのが一番簡単だったからだ。 「おじいちゃん、今までありがとう」 エルザは、ぎゅっと村長の首に抱きついた。 彼女は厚手のローブをまとっていた。日に当たらないためだ。 「彼女のことは、私が面倒を見ます」 エルザの親戚の振りをした男は、エルザを抱えると去っていった。 「彼の……『ストレイツォ』の目は嘘をついていなかった。信用できる」 本を読みながら、タバサはこともなげに答える。 彼らは、これからアルビオンを目指すのだという。 あそこでは戦争をやっている。人の血に不自由はしないだろう。 吸血鬼の力があれば、そうそう死ぬこともあるまい。 「きゅいきゅい。本当、お姉さまったらお人よし!」 未だに腹を立てるシルフィードへ向けて、ペットショップが鳴く。 どうやら、主の選択を非難する彼女を咎めているようだ。 「うう、わ、分かってるのね。お姉さまがお人よしだったから、 あんなことになってたシルフィも助かったのね。 まったく、ペットショップのお兄さまったら手厳しいですわ、きゅいきゅい」 風韻竜であるシルフィードは、伝説旧の奇特さ故に竜と認識されず、 暴走したガーゴイルとして扱われ、倒されそうになったのだ。 それを、タバサがかばい、今ではすっかりお姉さまと慕うようになったのである。 なお、ペットショップよりタバサとの付き合いは長いが、彼の眼光に負け、 以降、彼のことはお兄さま、と呼んでいる。 「……ふーんだ。シルフィ、本当のことを知ってるからいいんですわ」 すねたように、シルフィードが呟いた。 「あの人、人間の目から見ればとっても整った顔立ちをしてらっしゃいましたよね」 ぴくり、とタバサが身を震わせる。 「お姉さまったら、『面食い』でいらしたのねー、きゅいきゅい」 「違う」 タバサは否定する。 「違わないのね~お姉さまは面食い~る~る~るる~」 からかうように、シルフィードが歌う。 その頭を、タバサは杖で小突いた。 「あ、痛い、本当のこと言われたから怒ってるのね!」 「違う」 「違わない」 「違う」 言い争いを始めた二人を、ペットショップは眺め、退屈そうに欠伸をした。 まあ、こんな穏やかなのも、悪くは無いな、と思いながら。 一人と一頭と一羽の賑やかな空の旅だった。
https://w.atwiki.jp/mousouore/pages/37.html
第二回放送までの死亡者リスト 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 午前 松野十四松 鷹尾劉生 099 暗闇の中で輝くものは 失血死 約束されざる勝利の剣 午前 前原圭一 天海陸 103 マザーズ・ロザリオ 失血死 カラタチ 午前 エレナ・ブラヴァツキー ルサルカ・シュヴェーゲリン 114 Adenium 捕食 食人影 午前 一条 プキン 118 Challenge The Game 斬首 魔法の剣 午前 有栖川レナ DIO 120 世界を壊すLove Song 刺殺 『世界』 午前 サンジ プキン 126 バッカーノ! 船上の戦い(前編)126 バッカーノ! 船上の戦い(後編) 斬殺 魔法の剣 午前 シュナイダー ドンキホーテ・ドフラミンゴ 失血死 超過鋼糸 昼 遊佐司狼 天海陸 130 BLACK LAGOON 斬殺 カラタチ 昼 ロデュウ DIO 140 DARKER THAN BLACK 失血死 『世界』 昼 唐沢史郎 松野一松 144 よいこたちへの鎮魂歌(前編)144 よいこたちへの鎮魂歌(後編) 刺殺 コンバットナイフ 昼 ポスタリィ ゼオン・ベル 感電死 ガンレイズ・ザケルガ 昼 ジョセフ・ジョースター ゼオン・ベル 焼殺 テオザケル 以上 12人【残り44人】 おまけ 名前 最期の言葉 松野十四松 「……よかった、兄さん」 前原圭一 「お前なら、きっと……」 エレナ・ブラヴァツキー 「さよならね、エジソン」 一条 「え?」 有栖川レナ 「時を……止める…………DIOは…………時間を、止めるのだ……ッ!」 サンジ (ちっとばかし、惜しいな) シュナイダー 「……メルメル――メェェェェェェェェェェ――――――――ッッ!!!!」 遊佐司狼 「んじゃ後は任したぜ。しっかりやれよ、中尉殿」 ロデュウ 「てめえの吠え面……あの世でもきっちり笑ってやるからなァァァ!!」 唐沢史郎 「ありがとう」 ポスタリィ (香織ちゃんが、) ジョセフ・ジョースター (迎えは、お前か。友よ) 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 ゼオン・ベル 5人 ラーマ、ペット・ショップ、竜宮レナ、ポスタリィ、ジョセフ・ジョースター 生存 皆殺し 2位 プキン 3人 松野おそ松、一条、サンジ 生存 皆殺し 3位 八代学 2人 宇治松千夜、古手梨花 生存 対主催(ステルス) ルサルカ・シュヴェーゲリン 本田ヒロト、エレナ・ブラヴァツキー 生存 優勝狙い 松野一松 保登心愛、唐沢史郎 生存 奉仕(兄弟) ドンキホーテ・ドフラミンゴ 片桐愛梨、シュナイダー 生存 優勝狙い 天海陸 前原圭一、遊佐司狼 生存 対主催→優勝狙い DIO 有栖川レナ、ロデュウ 生存 優勝狙い 4位 桐間紗路 松野チョロ松 死亡 ??? 三日月・オーガス ウソップ 生存 対主催 ソニア・ビーン 桐間紗路 死亡 皆殺し ヴィルヘルム・エーレンブルグ ネーネ 生存 危険対主催 ロビンフッド ソニア・ビーン 生存 対主催 ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン カルナ 生存 終焉 唐沢史郎 藤沼佐知子 死亡 ステルス 鷹尾劉生 松野十四松 生存 危険対主催
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1292.html
食事は脂っこいものが多々あったのでそれらを避けるようにして食べた。 どうも脂っこいのは苦手だ。 苦いサラダを食べたりパンを食べたりシチューを飲んだりとそこらへんの食べ物に集中する。 そして食べ終わった。 そしてみんなが食事を終え、各自が部屋に戻るときなってようやくマリコルヌが帰ってきた。 物凄い汗だくだ。息も荒い。まあここからだとデルフのある場所は結構遠いからな。 しかしそうは言ってもこれほどに疲れるということは無いだろう。 そうか。こいつ太ってるからか。それにあまり体を動かさないのだろう。食ってばかりで動かないから太るという典型的なタイプだとみた。 「こ、これハァハァだよハァハァね?」 「ああこれだ」 間違いなくデルフだった。ここでは抜かないが。 「早く帰るわよ」 「今行く」 少し先に行っていたルイズに答え私は歩き出した。 「あれ?僕のご飯は?なんでもうないんだ?」 「どこ行ってたんだマリコルヌ。もうみんな食い終わったぞ?」 「そんなああああああああああ!」 後ろでそんな会話が聞こえて来たが無視した。 そしてルイズの部屋へと帰っていった。 別に部屋の中に何かあるわけでもない。夕食までとてつもなく暇だ。 いい機会だ。デルフでも振ってくるとするか。だれも外に出ないしな。 椅子から立ち上がりデルフを手に取る。 そしてドアを開ける。 「どこ行くの?」 するとベッドに突っ伏していたルイズが顔を上げ聞いてくる。 「剣の鍛錬だ。眠っている間に腕が鈍っているかもしれない」 「部屋から出たらいけないのよ」 「平民や使い魔はそんなことを言われてない。それとも私が弱くなってもいいっていうのか?お前の護衛が弱くなるんだぞ?」 「わ、わかったわよ!勝手に行ってくればいいでしょ!」 ルイズを言いくるめなんざちょろいもんだ。私に口で勝てれると思ったのだろうか? そんなことを思いながら外へ向かっていった。 普段から剣を振っている場所にたどり着く。 いつものこの時間帯なら人はそれなりにいる。しかし早朝や晩はいない。そしてこの日は部屋に居るはずだから誰も来るはずがない。 デルフを抜く。 「もう無責任なことは言いません。ごめんなさい」 抜いた瞬間デルフが物凄い速さで謝ってきた。 「あ、ああ。それでいいんだ」 下手に慰めると調子に乗るからな。こっちも心配したけど。 もはや当然のようにそれを表には出さない。 「お、練習すんのか」 「腕が鈍ってるといけないからな」 「相棒はド素人だからそんなもん気にしなくてもいいじゃねえか」 「最近少しは様になってきたと思っていたけどな」 「あの程度じゃまだまだ素人だぜ」 「そうか」 デルフとの会話を楽しみながら、上の服を脱ぎ帽子と手袋をとる。 そしてデルフを振りはじめた。 いつもと同じように勢いを殺さず速く鋭く力強くを心がけて振るう。 どうせだから夕食まで続けよう。そう思ったのが間違いだった。 デルフを抜き身のままもちルイズの部屋に戻る。服はもう着てある。 「ちょ、ちょっとどうしたのよ!?」 デルフを鞘に収めると同時に体中の疲労が一気に襲ってきた。 調子に乗りすぎた。前にもこんなことがあったが前回の比じゃない。デルフの調子のいい言葉に乗せられてやりまくってしまった。 ガンダールヴの効果が発動しているときにクタクタになるまでやるなんてバカな真似はもうしない。 夕食も口に入らん。毛布の上に寝転ぶ。 「ねえ!どうしたのよ!?」 ルイズが倒れた私をゆすってくる。 「練習のし過ぎで疲れたんだ。寝かせてくれ。食事はいらない」 「そ、そうなの」 ルイズが納得した様子で相槌をうった。 「ねえヨシカゲ」 しかしルイズはなにか話しかけてくる。 寝かせてくれって言っただろう。本当に邪魔な奴だな…… 「いつまでも、床ってのはあんまりよね。だから、その」 いい加減だまれ。 「ベッドで寝てもいいわ」 だから黙れって……え? ベッドで寝てもいい?だれが言った?ルイズだ。 誰に言った?私にだ。 あやしい。本気で怪しい。でもそう思うのも疲れたな。ベッドで寝ていいなら寝かせてもらおう。 私は考えることを放棄してルイズのベッドにたどりつく。そしてそのまま眠りについた。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2076.html
トリステインの外交の間に、あわてた青年の声がむなしく響く。 「よ、よって、わが国は、かっ開戦いたします。その、トリステイン王国に……」 蒼白な顔で、開戦通告書なる文書を読みあげるその青年に対し、マザリーニは比較 的開戦の事実を冷静に受け止めることができた。 『メルカトール』からの伝書鳩による定期通信がない事。 それと、この非公式の大使の狼狽振り。 何かトラブルがあったことは容易に想像できる。 しかし、とマザリーニは考える。 まさか、開戦とは。 くそっ。 彼は聖職にあるまじき暴言を内心毒づいた。 このタイミングでの開戦では、トリステインの防衛は危うい。 考えられることは二つ。 ひとつは、アルビオンのやつらが確信的に戦争を仕掛けてきている事。 もうひとつは、あのラ・ラメーが、本当に『レキシントン』に向かって実弾をぶっ 放したことだ。 幸いながら、あの小僧はアルビオン貴族派を毛嫌いしていた。 その可能性は、ごくごくわずかながら、ありうる。 だが、それは希望的観測に過ぎない。 第一、それにしてはアルビオン艦隊の手際が良すぎる。 ならば。 と、マザリーニは、ここで、トリステインが最悪の事態に陥った事を自覚した。 とまれ、できる限りの手を打つべきだ。 最悪の場合。 つまり、アルビオンがトリステインの征服を望んでいる場合。 彼らの意図をくじかなくてはなるまい。 それには戦力を至急集めなくてはなるまい。 もし緒戦で、彼らの戦いの意思をくじくことができたのならば。 彼らに、『引く』ための大義名分はそろっている。 ひょっとしたら、『双方の誤解』ということで、やつらは侵攻は諦めるかもしれん。 だが、とマザリーニは藁にもすがる心地で思う。 もし、このたびの事件が偶発的なものであるのであれば。 ラ・ラメーの馬鹿が独走した、という筋書きで、彼にすべての責任をとらせる方向 で調整を進めねばなるまい。 そのためには、アルビオン帝国の、親トリステイン派の貴族に早急に渡りをつけね ばなるまい。 そこまで考え、マザリーニは愕然とした。 親トリステイン派の貴族は、すべて処刑されてしまっていることに。 生きていたとしても、王党派として、トリステイン国内に亡命している。 ここに至って、マザリーニはようやく確信した。 これは明らかに、計画的な侵略だ! マザリーニは、使者の話を聞いてからここまでの結論に至るまでわずか十秒の沈黙 しか必要としなかった。 「大使殿」 今にも卒倒しそうなアルビオンの青年に話しかける。 「こちらとしても、貴国との交戦は本位ではない。どうにかして本国に、そう伝え てはもらえないだろうか?」 はい、と大きくうなずく青年をみつつ、マザリーニは絶望感を濃くしていた。 おそらく、この青年は『侵攻計画』を知らされていないのだろう。 アレだけ取り乱しているのだから。 ならば、彼の手で和平が結ばれる可能性は極めて低い。 で、あるならばと、近くに控えた近習に言い渡した。 「念のため、ゲルマニアに援軍の要請を」 念のため、といったのは、アルビオンの青年がいる手前である。 本音は、是非にでもほしい援軍であった。 マザリーニのこの思いは、近習に正しく伝わった。 「わかりました。至急、最も早い竜に使わせます」 よし、とうなずいた彼は、使者を帰らせるとともに、アンリエッタ王女に諸侯を招 集する許可をもらうべく、彼女の私室へと駆けはじめた。 畜生。こんなことなら、もっと痩せておくべきだった。 彼は域も絶え絶えになりながらも、自分の体形について、そんなことを考えていた。 アルビオンの大使が開戦を布告してから、約一日。 トリステイン王国は、ようやく諸侯を集めての会議をはじめていた。 だが、一行に結論は出ない。 アルビオンの意図が、明白な侵略なのか、自衛のための威嚇攻撃なのか。 貴族たちの意見は真っ二つに割れていた。 マザリーニからすれば、アルビオンが侵略を主目的にしていることは明白なのだ。 だが、彼がそういったところで、貴族たちは誰も信じないだろう。 半分平民の血が混じっているということは、ここトリステインでは、貴族の信頼を 得にくい。 トリステインの伝統の弊害が、このような形でも生じていた。 貴族たちの会議は踊る。 それは、ゲルマニアからの援軍が三週間後になる、との報告が入ってから激しくな った。 それまでは、明白な侵略と主張していた派閥がやや優勢だったのだが、その報を聞 いて以来、アルビオン融和派と自称する一派が勢いづいたのだ。 人間は本来弱い。 トリステインが、現在単独で集めることのできる兵力では、アルビオンの派遣して くる戦列艦に対抗できる見込みはない。 であるならば、彼らは、勝ち目のない戦をするよりは、わずかな希望にすがって戦 争を回避しようとしているのだ。 たとえそれが、国土を一部喪失することになろうとも。 会議が『アルビオン融和派』に有利な雰囲気になり始めたとき、その伝令はやって きた。 その男は域も絶え絶えに、マザリーニの元に歩み寄り、かすれた大声で、そのこと を伝えた。 「アルビオン軍、タルブ村近くの平原に降下、タルブ村を制圧しました」 それを聞いた貴族たちが色めき立つ。 「やはりあやつらはトリステインを蹂躙するつもりだ!」 「いやいや、制圧したのが戦略的価値のあるラ・ロシェールではなく、片田舎のタ ルブ村であるあたり、やはり、アルビオンには侵略の意図はないのでは?」 「マザリーニ」 はっ。貴族たちの喧騒を尻目に、マザリーニ枢機卿は王女の前に進み出た。 「威力偵察の可能性はありますか?」 要するに、『彼らは本気か?』と、我等の王女陛下は御下問奉られたのだ。 「おそらく違うでしょう。きゃつらはこの度の攻撃でわが国土に橋頭堡を気づくつ もりですな」 マザリーニは貴族たちに聞こえぬように、声を低くして返答した。 王女は固い表情のままそれを受けた。わかりました、と。 「ノーブレス・オブリージュ」 凛とした声が堂内を駆け巡った。声の響きは『貴族の義務』を意味する。 同時に、静寂が辺りを包む。 アンリエッタその人の声である。 「わたくしたちが、わたくしたちである理由。これについて、何か反論があるもの はおりませぬか?」 言えるはずもなかった――我々は民を守るためにある。 彼ら、ハルケギニアの貴族たちは、平時においても、何代にも渡ってこの御旗の元 に平民から税を搾り取り、贅沢の限りを尽くしてきたのだ。 しかれども、並み居る貴族たちの反応はない。 否、反応できなかった。 「ならば、私たちは言葉ではなく態度でそれを口にしなければなりません。 タルブの村人に対しても。無論それは私とて例外ではない。マザリーニ、準備を」 そういいすて、彼女は平然と玉座の間から退室していく。 「姫様! 婚前のお体に触ります!」 マザリーニ枢機卿の絶叫が響き渡ったが、王女は気にすることもなく、歩きをやめ ない。 「ゲルマニアの帝は、国土を失った王女とも婚姻をするほど寛容なのでしょうや?」 否応もなかった。 「落ち着きなさい。日食になれば『手』はあります」 彼女には『手』があった。 文字通り、有力な『手』が。 だが、それにもかかわらず、彼女の内心は揺れていた。 あるいは、この場で一番落ち着いていなかったのが彼女であるかもしれなかった。 アンリエッタは自分に言い聞かせるように、自分の圧に続く貴族共に言い放つ。 「落ち着くのです。そうすれば、始祖ブリミルの加護がありましょうや」 そして、心の中で付け加える。 ルイズ、そしてルイズの使い魔たち。 どうか、私の心の支えになってくださいまし。 この、トリステイン一番の危機の中。 王女の脳裏に浮かんだものは、始祖でもなく、皇后である母でもなく。 たったひとりの友人と、ただの奇妙な平民たちであった。 ラロシェールについたアンリエッタは、早速、ユグドシラルの船着場で、トリステ イン艦隊の本国艦隊残余と合流し、集まった将軍たちと会議を持った。 「マザリーニ、状況を」 「は、敵はすでにタルブの村を占拠。村の領主であるアストン伯はすでに戦死した模様」 マザリーにはすでに、アルビオン軍に対し、『敵軍』の呼称を用いていた。 ことここにいたって、和平の道は破られた。完全に。 ならば。そうであるならば。 「はい、タルブ村に落着した部隊は、まもなく敵本国の補給を必要とします」 斥候の働きにより、地上に降りたアルビオン軍は、三千と判明している。 それほどまでの口を養うには、タルブ村はあまりにも小さすぎた。 「ですから、我々は、アルビオン大陸とトリステイン大陸をつなぐ玄関口である、 ラ・ロシェールに陣を置き、敵先遣隊の補給を断つと同時に、敵本国からの増援 を警戒すべきと進言いたします」 「タルブの村の人々を救わないのですか?!」 そう叫ぶアンリエッタにたいし、あくまでマザリーには弁解するように応じた。 「ですが、今から向かったとて、タルブの村に着く前に彼らの軍勢と鉢合わせにな ると存じ上げます」 王女の放った斥候の情報では、彼らの背後に大掛かりな補給線は見当たらなかった。 ならば、早晩移動を始めなければ、アルビオンの先遣部隊の作戦能力は失われてし まう。徴発とは、同じ村に何度やっても、最初のときにしか食料は出ないのです。 マザリーニは王女にそう説明した。 「ですから、彼らは自らの食い扶持を求め、遠からずラ・ロシェールの町を襲うで しょう。ならばここにとどまり、防備を入念に施し、敵の襲撃を撃退すべきです」 「彼らが徴発を行うためにほかの町を襲うというの?」 「はい。傭兵というものはそういったものです。まともな将軍ならば、兵をそのよ うに動かすべきです」 「それは傭兵の論理でしょう。わたくしたちは、貴族らしく、そうあるべき道のも とで戦います」 アンリエッタのその一言で、将軍たちは、タルブ村への進軍を決定した。 マザリーニはこの時期、少しだけ、自分がトリステイン王国に肩入れしすぎたこと を後悔していた。 そうあれかし、など叫んでいれば解決する、というのは僧職の世界の出来事であって 国を、国民を守る騎士が言ってよい台詞ではない。 貴族にとって、自らは盾、国の剣であるべきだった。 そうあるべき姿を己の脳裏に刻み、喜び勇んで戦場にはせ参じる。 しかし、小国とはいえ、さすがは始祖が創りし国。 『勇魔』の伝統は、騎士の伝統は、なおもトリステイン貴族の心の内に灯っていた。 あの会議から一日半。ラ・ロシェール近郊に陣を構えたトリステイン軍は、急増な がらも、兵力二千を数えることができていた。 そのうち、平民などの傭兵は皆無。 ほぼすべてがメイジであった。 だが、それは、トリステイン王国の主だったメイジすべてをかき集めたことを意味した。 すなわち。 この戦で負けることがあろうものなら。 戦死したり。捕虜に取られたりしようものなら。 たとえ大量に傭兵を雇いいれても、下士官となるべきメイジがいなくなる。 トリステインの継戦能力は皆無になる。 この陣容での敗戦は、即トリステイン王国の滅亡となる。 マザリーニは、心のそこから始祖ブリミルの加護を祈った。 まったくの政治的打算の心なしで祈るのは、彼がこの世に生まれ落ちて初めてのことであった。 「できたぞ!」 「できましたぞ!」 ブチャラティはこの日、朝っぱらから大人二人に起こされた。 「いったいどうしたんだ。俺の部屋まで来て」 「『がそりん』ができたのです!!!」 「ああ、硫黄と窒素成分がちと大きめそうなのが気になるが、まあ、アレは何とか 飛べるだろう」 「アレ?」 「おいおい、忘れてもらっちゃ困るよ君!『零戦』だよ!」 「ああ、そうか」 ブチャラティは寝起きの頭を振りながら立ち上がり、部屋にある窓から中庭を見下 ろした。 そこには、シエスタの『竜の羽衣』零戦があった。 「みてくれ、これが僕たちが開発した精油樽だ!」 「これで、あの竜の血が継続的に生産できるのです! オロロ~ン!!」 コルベールが感極まったように泣き始めた。 窓にかかった、白いカーテンをハンカチ代わりにして涙を拭いている。 露伴は露伴で、ブチゃラティの都合も聞かず、彼を外へと連れ出すのであった。 ブチャラティは部屋着のまま、中庭にあるコルベールの特設施設につれまわされた。 「俺にはなにがなんだかさっぱりだな……」 その施設は、中庭の一角を完全に占領していた。 建材が赤レンガのあたり、コルベールは半永久的に実験を行うつもりらしい。 一行はその建物にすえつけられた鉄製の扉をくぐり、中に入った。 ムワッとした熱が彼らを襲う。 部屋は、蒸気を伴った熱気に包まれていた。 「じゃあ説明するぞ。まず、あそこにあるレンガの反射炉で、薪を燃やす」 露伴が入り口に一番近い設備を指差し、言った。 ブチャラティは、近くに詰まれていた薪を触り、 「ちょっとまて、露伴。この薪、ちょっと湿ってないか……」 驚いた。 だが、コルベールたち二人は動じた様子を見せない。 「そう。ここはあえて不完全燃焼を行うんだ。で、次は君だ。コルベール」 「ええ。私が開発した『錬金』の魔法で、石炭を気化させるんです!!!」 コルベールは自信たっぷりの様子だ。 しらけたようすのブチャラティとは大違い。 「……で?」 「ああ、ミスタ・ブチャラティ。あなたが感動するのはこの話の後ですな。それで、 気体となった『石炭』と、薪が燃えた『蒸気』、そして不完全に燃焼した場合にの み発生する『特殊な燃素』を、次の『鉄製のタンク』で混ぜ合わせるんです!」 コルベールは、炉と連結された、巨大な鉄のタンクを指差した。 そのタンクからは何本か管が通っていて、そのうちの一本が外に出ている。 コルベールによると、外では冷たい流水が管を洗い流し、中身を冷やしているとの事。 ブチャラティは、それよりも、『鉄製』のタンクが気になった。 「このタンク、『赤い』ぞ……」 「ああ。熱した鉄だからな。これも『固定化』の魔法のなせるワザだな」 露伴が平然と答える。 「それでですな、ブチャラティさん!! この後ちょっとしたコツがありましてですね……」 自分の世界に入ってしまったコルベール。 とりあえず、彼を無視することにしたブチャラティは、話が通じそうな露伴に、本題 を聞くことにした。 「で、露伴。この装置でガソリンは作れたのか?」 「ああ。かなり高純度のやつが作れたぞ。しかも、量産が可能ときた。この程度の大 きさの装置じゃあタカが知れているが。大規模にやったらものすごいな」 「この大きさで『この程度』なのか……」 「そうだよ? この露伴とコルベールのコンビをなめてもらっちゃあ困る」 「その意気ですぞ、ミスタ露伴。このまま、『竜の血』が量産される暁には、平民も 簡単に暖が取れる時代に! おおお! わが学院工房の技術は世界一ィィィィイィ!!!」 「しかし……こんな施設、よくも学院長が許可したもんだ」 「それは、ア・タ・シのおかげよ」 部屋の外から明るい女性の声がした。 ブチャラティはその方向を垣間見る。だが、屋外の人影は朝の日光にさえぎられ、 よく見えない。 だが、ブチャラティはその声に聞き覚えがあった。 キュルケだ。 「ミス・ツェルプストー。あなたも御覧になりますか?」 コルベールが自分の世界から帰ってきたようだ。 「いえ、別にあまり興味はないけれど。あの可愛いシエスタの頼みだし、とくに言 うこともないかと思ってたけど、まず完成したのなら、協力者の私にも声をかけ るべきじゃないかしら?」 「おお、そうですな。うっかりしてましたぞ。まことに申し訳ない」 「キュルケ、君も協力したのか?」 そのブチャラティの疑問は、露伴が晴らした。 「ああ、彼女は、オスマンと交渉して、ツェルプストー家の『家宝』と引き換えに この施設の建設を許してもらったのさ」 さらりと重要なことを言う露伴に、ブチャラティは目をむいた。 「おい、キュルケ。家宝なんて、そんな大事なもの。間単に放り出してしまってよ かったのか?」 「ええ、私にとってはそんなにたいした物には見えなかったし。露伴によると、実 際たいしたものではないみたいね」 キュルケはそういって、鮮やかな笑顔を浮かべながら施設の中に入ってきた。 「それにね。私、シエスタのこと、なぜだか気になるの」 「タバサのことが気になるのとはまったく違うけど。あの子、タバサは、取っ付き 難くて人を寄せ付けない、心を要塞のようにしてしまっている。シエスタは、あ まりにも他人を信用しすぎてバカを見るタイプね。ウフフ、私ったら、結構なお せっかいさんね。ゲルマニアの学院にいたころは、ううん、この学院に入って来 たころは、私はものすごい我侭娘だったのにね」 しかし、熱いわね、とこぼすキュルケは、ブラウスの第二ボタンを外し始めた。 胸の上部があらわになる。 コルベールの顔が赤いのは、この施設内の熱気のせいではないだろう。 「キュルケ、私の使い魔達に何をしているの!」 ようやく零戦に燃料を入れ終わったとき、ルイズがやってきた。 後ろにはなぜかタバサもいる。 「やれやれ、うるさいガキがお出ましだ」 「聞こえたわよ! ロハン! あんた、私の使い魔の癖に!」 「まあ、落ちつけルイズ。露伴のあの性格は今に始まったことじゃない」 「ブチャラティもブチャラティよ! 私に内緒でこんなことまで来て…… 私に一言、言ってくれてもいいじゃない」 「ああ、そいつはすまなかったな」 ブチャラティはそういって、ルイズの頭をなでた。 「ちょ、ちょと…………こ、子供扱いしないでよね!」 「別にそういうつもりじゃないんだが……」 「あらあら、ルイズったら、ダーリンと見せ付けてくれちゃって」 「そ、そんなんじゃないったら! キュルケのバカぁ!」 そのような喧騒を完全に無視し、タバサは露伴に歩み寄った。 「こんにちは」 「ああ、こんにちは……って、もう昼か。ずいぶん給油に時間がかかってしまったな」 「飛べるようになった? メイドのこれ」 「ああ、もう飛べるぞ。君の風竜よりも早く飛べるな。もっとも、これを操縦できる のはブチャラティかシエスタくらいだが」 タバサはしばらく考え込んだ後、小さく首をかしげ、その後、露伴を見上げた。 「あなた。私と一緒に風竜にのるのと、メイドと一緒にこの竜にのるの。どっちがすき?」 「どっちっていわれてもな……」 タバサは諦めない。顔を、露伴にますます近づけた。 「どっち?」 露伴に詰め寄るタバサ。 だが、彼女の望む露伴の回答は得られなかった。 なぜなら、その場にシエスタがかけて来たからだ。 「露伴さん!零戦飛べますか?!」 シエスタが、息せき切ってかけてきているのは誰の目にも明らかだ。 「それが必要なんです! アルビオンが私の村に攻め込んだんです!」 「なんですと!」 「それで、この零戦で、私の村を、家族を守りたいんです!」 「な、だめです。そんなこと。いくらなんでも」 反対するのはコルベールただ一人。 彼は完全に浮き足立っている。 その彼に、使い魔の二人が険しい顔で話しかけた。 「いいじゃないか、コルベール。彼女には『技術』がある」 「それに、俺も同行しよう。コルベール、それで異存はないな?」 「良いんですか?ブチャラティさん」 「ああ。幸い、この飛行機は復座式だからな。操縦はシエスタがやるのか?」 「だめです! 戦場なんですよ!」 「だがな、コルベール。君も歴史を知る教育者なら知っているだろう? 徴発を受 けた村人がどんな目にあうのか。彼女は自分の村を、家族を守ろうとしている。 彼女には戦う理由がある」 「……わかりました。ですが、ですが!必ず生きて帰ってきてください!」 「わかった。できるだけ努力しよう」 コルベールの魔法の下、機体に向かい風が吹き付けられる。 「ブチャラティ。こいつを持っていきな」 露伴が手渡すのは、デルフリンガー。 「ありがとうよ、露伴。俺がもしものときは、ルイズを頼む」 「わかった」 ゼロ戦の定速プロペラが回り始める。 「タバサさん……露伴さんを頼みます……」 そういいながら、シエスタはブチャラティとともに、飛び立っていった。 タバサは一瞬だけ、呆然とした。 ――なんてやつ。このままだと、私が勝ち逃げしたみたい。 タバサははじかれたように、自分の竜を呼び出した。 「どうした、タバサ?」 「追いかける」 「私も同行しましょう」とコルベール。 「ところで、ルイズはどこに行った?」 「まさか、ゼロ戦にのりこんだんじゃあ……」 「と、するなら。ルイズを負かされた僕も、タバサの竜に乗り込まなくてはいけな いんじゃないか?」 キュルケと露伴は、参ったという風に空を仰ぎ見る。 そこには、昼過ぎの日光に照らされ、西の空へと駆け去っていく鉄の竜の姿があった。