約 1,597,767 件
https://w.atwiki.jp/woosin_in_felberg/pages/636.html
ヘルファイア 【武器・武術スキル】 槍術 技術LV16 見習いのスピア 【その他所持スキル】 器用さ 20 幸運 20 鎧製造術 最高Slv 20 経験LV 【所属ギルド】 特になし 【お気に入りの服、防具】 月影の鎧 箱の兜 【IN時間について】 平日20時~、休日8~11時、2時~ 【自己紹介】 まだまだ初心者だけど、みなさんと精一杯楽しみたいです^^ 他己紹介 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/srcrikai/pages/7.html
ヘル=ガンズ 生身の肉体を軟弱なものとする、機械兵士による破壊集団。 宇宙のあらゆる生命を滅ぼすことのみを目的とする。 彼らの手に落ちた星は動物は愚か草一本残らない岩の塊と化してしまう。 戦いは火力と豪語し、強力な火器を主武器とするマシーン兵器、後に生命の持つパワーを取り入れたマシーン獣機を操る。 パイロット(ヘル=ガンズ) ユニット(ヘル=ガンズ)
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/14771.html
木 ヨルムンガンド 木 水 神脅の毒蛇・ヨルムンガンド
https://w.atwiki.jp/bsorica/pages/586.html
機界戦艦(きかいせんかん)ヨルムンプライズ 9(白4青2)/白/甲竜 1 Lv1 8000 2 Lv2 13000 4 Lv3 17000 Lv1・Lv2・Lv3このスピリットは、相手のスピリット/ネクサスの効果を受けない。【連鎖:条件《白/青シンボル》】(自分の白/青シンボルがあるとき、下の同じ色の効果を続けて発揮する)[青][青]:自分のスピリットすべてを、そのスピリットが持つ最高Lvとして扱う。[白][白][白][青][青][青]:相手のスピリット/アルティメットすべてをBP1000にする。この効果は相手の効果では防げない。 Lv3『このスピリットのアタック/ブロック時』BP合計(このスピリットのBP)まで相手のスピリット/アルティメットを好きなだけ手札に戻し、戻したスピリット/アルティメット1体につき、自分のスピリット1体を回復できる。2体以上戻したとき、相手のライフのコア2個をリザーブに置ける。 シンボル:白白 フレーバーテキスト:数多のアルティメットのデータを元に製造された最新兵器が、アルティメット達の前に立ち塞がる! 作者:U.M.S. 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 優秀 (0) 普通 (0) 微妙 (0) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/92.html
◆特殊技:強化 仕組み | 攻撃 | 罠 | 強化 | 弱体 | 回復 | 移動 | 解除 | 妨害 | 特殊 強化の特徴 超獣 亜人 神族 魔種 海種 機甲 不死 「強化」の特徴 種族別 ◆超獣 名前 対象 効果 ワータイガー 単体 自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 ワーウルフ 複数 範囲内の味方すべての攻撃力を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) ヨルムンガンド 複数 範囲内の味方全ての防御力を一定時間上げる。(同種の場合、大幅に上がる) カトブレパス 複数 範囲内の味方全ての移動速度を一定時間上げる。(同種の場合、効果が上がる) ワーライオン 複数 範囲内の味方すべての攻撃力を上げ、通常攻撃範囲を拡大する。(同種の場合、攻撃力は大幅に上がる) ライノケンタウロス 単体 フィールド内に居る敵・味方の合計数が少ないほど、自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 【残忍】セイレーン 単体 範囲内の味方1体の通常攻撃を一定時間複数攻撃にする。 ケリュネイア 複数 範囲内の味方全てが炎属性の攻撃に対して一定時間無敵になる。 ゲイター 複数 範囲内の味方全ての攻撃力、防御力を大幅に上げる。効果終了後に自身は死滅する。(特殊技により効果を消す事はできない) 【進化】カトブレパス 単体 範囲内の味方1体がすべての攻撃属性に対して、一定時間無敵になる。 ◆亜人 名前 対象 効果 バーサーカー 複数 範囲内の味方すべての攻撃力を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) ウィッチ 単体 自身の防御力を一定時間、大幅に上げる。 ゴブリンファイター 複数 範囲内の味方すべての移動速度を一定時間を上げる。 ローグ 複数 範囲内の味方全ての防御力を一定時間上げる。(同種の場合、大幅に上がる) シャーマン 複数 範囲内の味方全てが炎属性の攻撃に対して一定時間無敵になる。 【魅惑】ウィッチ 複数 範囲内の味方全ての通常攻撃を一定時間複数攻撃にする。 【狂】オークオラクル 単体 範囲内の味方1体が炎属性に対して、一定時間無敵になる。 ◆神族 名前 対象 効果 エンジェル 複数 範囲内の味方すべての防御を上げる。 ユニコーン 複数 範囲内の味方すべての移動速度を一定時間を上げる。 麒麟 単体 自身がすべての攻撃属性に対して、一定時間無敵になる。 アルテミス 複数 範囲内の味方使い魔全ての特殊技ゲージが、一定量増加する。 サラマンダー 複数 範囲内の味方全ての攻撃力を、一定時間上げる。 ケプリ 単体 範囲内の味方1体の防御力を一定時間上げる。 【覚醒】アポロン 単体 自身が闇属性に対して、一定時間無敵になる。 アフロディーテ 複数 味方の施設が全て封印される代わりに範囲内の味方全ての攻撃力、防御力、移動速度が大幅に上がる。効果終了後に自身は死滅し、全ての施設の封印が解除される。(特殊技により効果を消す事はできない) ペリ 単体 範囲内の味方1体が闇属性に対して、一定時間無敵になる。 ティファリス 複数 範囲内の味方全てが闇属性に対して、一定時間無敵になる。 アッシュール 単体 範囲内の味方1体の攻撃力を一定時間上げる。 シームルグ 単体 範囲内の味方プレイヤーキャラクタの必殺技ゲージが一定量増加する。 ◆魔種 名前 対象 効果 ディアボロス 単体 自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 オーガ 単体 フィールド内に居る敵・味方の合計数が少ないほど、自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 サキュバス 複数 範囲内の味方すべての攻撃力を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) ワイバーン 複数 範囲内の味方すべての防御を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) オルトロス 複数 範囲内の味方すべての移動速度を一定時間を上げる。 グレムリン 複数 範囲内の味方使い魔の特殊技ゲージが、一定量増加する。 グリフォン 複数 範囲内の味方すべてが撃属性に対して、一定時間無敵になる。 アンヘル 単体 範囲内の味方プレイヤーキャラクタの攻撃力と防御力を一定時間上げる。 マンティコア 複数 範囲内の味方全ての防御力を一定時間上げる。(同種の場合、大幅に上がる) サイクロプス 単体 自身の攻撃力を一定時間上げる。フィールド内にプレイヤーキャラクタがいない場合、上昇率が上がる。 【蛮】酒呑童子 単体 自身がすべての攻撃属性に対して、一定時間無敵になる。 ゴーレム 単体 自分の防御力を一定時間、大幅に上げる。 【錯乱】キメラ 単体 自身が撃属性に対して、一定時間無敵になる。 牛頭 自身 自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 馬頭 自身 自身の防御力を一定時間、大幅に上げる。 ブラックドッグ 単体 範囲内の味方1体の攻撃力を一定時間上げる。 ◆海種 名前 対象 効果 トリトン 複数 範囲内の味方すべての攻撃力を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) シー・パンサー 複数 範囲内の味方すべての防御を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) ニクシー 複数 範囲内の味方使い魔の特殊技ゲージが、一定量増加する。 ニクサー 単体 範囲内の味方1体がすべての攻撃属性に対して、一定時間無敵になる。 テティス 単体 自分の防御力を一定時間、大幅に上げる。 オケアノス 単体 範囲内の味方1体の攻撃力を一定時間上げる。(同種の場合、大幅に上がる) ローレライ 単体 範囲内の味方1体の防御力を一定時間上げる。 ブージャム 単体 範囲内の味方1体が雷属性に対して、一定時間無敵になる。 ケートス 複数 範囲内の味方全てが雷属性に対して、一定時間無敵になる。 【優雅】ポセイドン 複数 範囲内の味方全ての攻撃間隔を一定時間、短くする。 ◆機甲 名前 対象 効果 アルタイル 複数 範囲内の味方使い魔の特殊技ゲージが、一定量増加する。 スピカ 複数 範囲内の味方すべてが雷属性に対して、一定時間無敵になる。 ベテルギウス 複数 範囲内の味方全ての防御力を一定時間上げる。(同種の場合、大幅に上がる) リゲル 複数 範囲内の味方全ての攻撃力を一定時間上げる。(同種の場合、大幅に上がる) レグルス 単体 味方プレイヤーキャラクターの必殺技ゲージが一定量増加する。 【再興】ポルックス 単体 範囲内の味方1体が雷属性に対して、一定時間無敵になる。 ◆不死 名前 対象 効果 ヴァンパイア 単体 自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 ダンピール 複数 範囲内の味方すべての攻撃力を上げる。(同種の場合、大幅に上がる) ゴースト 単体 自身の防御力を一定時間、大幅に上げる。 ファントム 複数 範囲内の味方すべてが光属性に対して、一定時間無敵になる。 スケルトンアーチャー 複数 範囲内の味方全ての攻撃力を一定時間上げる。 ニエ 単体 自身の攻撃力を一定時間、大幅に上げる。 【酷薄】ゴースト 複数 範囲内の味方使い魔の特殊技ゲージが、一定量増加する。 【呪】ゾンビードッグ 単体 自身が光属性に対して、一定時間無敵になる。 バンシー 複数 範囲内の味方全てが光属性に対して、一定時間無敵になる。 ブラックウィドウ 複数 範囲内の味方全ての弱点を一定時間消す。 ヘル 自身 自身の攻撃力と防御力を一定時間上げる。自身の残りHPが少ないほど、大幅に上がる。 コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします ニクサーの範囲は単体 -- (名無しさん) 2008-08-02 00 45 21 こうみるとどれだけ魔種が特殊強化多いかわかるなww -- (名無しさん) 2008-12-21 23 24 53 名前ヨルムンガンドが、ヨルムンガルドになってますよー。 -- (ヴィクトール) 2008-12-23 16 03 22 スケアチャは技ゲージじゃなかった? -- (名無しさん) 2008-12-25 15 26 36 ↑ヨルムン修正、スケアチャはATK上昇で合ってる(同属大幅上げは無) -- (名無しさん) 2008-12-26 08 43 29 ver1.3まで反映のつもり。 -- (名無しさん) 2009-05-18 10 18 43 ヘルの効果は 範囲内の敵2体の攻撃方向 を一定時間、自分に向けさ せる。さらに、攻撃力を下 げる。 じゃない? -- (名無しさん) 2010-11-29 21 15 14 ↑LoV1のページだとは気づかなかったのか? 旧ヘルだとは考えられないのか? -- (名無しさん) 2010-11-30 02 38 49 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/2010d_age/pages/23.html
ヘルマン 性別男 年齢25歳(1432~) 出身旧ビザンツ 設定旧ビザンツの親衛隊長。コンスタンティノープル陥落の際、海に落ちたが生還、岸に流れ着いたところでフニャディー家に拾われた。命で弟のほう守ってたら兄きしんだ。本人その辺の関係で人死にを見たりするとたくさん正気度下がる。見てはいけない魔道書を見つけるなど運も悪いらしい。 能力値 STR 16 DEX 10 INT 9 CON 13 HP 15 最大正気度 60 アイデア 45 幸運 60 知識 65 SAN 60 APP 10 POW 12 SIZ 17 EDU 13 MP 12 現在正気度 51 技能 技能名 % 応急手当 33% 隠す 95% 隠れる 50% 聞き耳 95% 地位 67% 洞察 8% 投擲 34% 母国(ビザンツ)知識 50% 目星 29% 武器 近接戦武器 % ダメージ 射程 攻撃回数 耐久力 備考 グレートアックス 95% 2D6+db ロング 1 15 シールド % 耐久力 - -% -
https://w.atwiki.jp/netuawarudoujyou/pages/31.html
多数の敵をヘルファイアで攻撃します。 生ヘルで多数の敵を焼きます。 以下の二つはまとめ焼きができることが多いです。 複数の凍っている敵を焼きます。 青い四角は凍結、黄色い四角はスタンを表します。 多少ダメージを受けても相手の被害の方が大きいことが多いです。 スタンに目が行っている複数の敵を焼きます。 この場合、正面からヘルをするとスタンへの攻撃を受けることがあるので、 斜めからまとめ焼きします。 。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/4733.html
「ギアエンジン!ギアリモコン! ファンキーマッチ! フィーバー! パーフェクト!」 【名前】 ヘルブロス 【読み方】 へるぶろす 【俳優/声】 足立理 【登場作品】 仮面ライダービルド 【登場話】 第26話「裏切りのデスマッチ」 【分類】 スマッシュ 【スペック】 パンチ力:41.6tキック力:50.6tジャンプ力:ひと跳び64.8m走力:100mを1.4秒 【モチーフ】 ウデスパー? or キカイダー? 【詳細】 鷲尾風が変身する改良型カイザーシステムの合体形態。 素体を中心にエンジンブロスとリモコンブロス双方の装甲が一体となり、頭部に両ブロスの顔パーツが合体したものが装着される。 その戦闘力はハザードフォームとなったビルドのスペックを上回り、単体の軍事兵器としては「強すぎるので他の兵器が売れなくなる」として難波会長もヘルブロスを出すことに対して渋る様子を見せるほど。 バイカイザーの色違いではあるが、あちらが異なる世界の自分自身の合体が必要なのに対し、 こちらは変身者一人がギアエンジンとギアリモコンをネビュラスチームガンにセットすれば良いと変身条件も緩和されている。 しかし装備を一人に凝縮させる都合上、この姿になると片方は変身を解除し無防備になってしまうのが欠点。 第26話ラストにて鷲尾風が変身。 スペック上は対戦相手であるクローズチャージを大幅に上回る力を持っていたが、これまでの戦いと、戦えば戦うほど体に馴染み強くなるクローズチャージはヘルブロスさえ圧倒。 しかし風は「負けた弟が西都政府に拘束されており自分も負けると始末されてしまう」と嘘の情報を龍我に与えたことで動揺を誘い、 歯車型の装甲を分離して強烈な攻撃を叩き込んで変身解除させ勝利した。 ただ難波社長が出し渋った割に、初登場なのにクローズチャージに押される(いわゆる初登場補正が見られない)、その後も何度か登場するもグリスとビルドの同時必殺技に押される、ビルド単体に敗北すると良いところがない。 『7つのベストマッチ』ではネビュラヘルブロスの運用データを元に、内海成彰が変身。 恐らくこの時点で合体システムが完成したのだと思われる。 なおデータ元であろうバイカイザーは、変身こそしたものの実のところ戦兎の策で「完全体」には至らない状態であり、 その戦闘データを参考に、改良したのであれば真なる融合形態の能力を再現できていないのではないか、と見ることも出来る。 最もエンジンブロス、リモコンブロス共にスクラッシュドライバーのライダーを圧倒する力を持つため、 少なくともレフトカイザー、ライトカイザーより個別の戦闘力は高いと推察できるのだが。 なお欠点として、「ヘルブロスとして変身するともう片方のブロスは装備を解除してしまう」というものがある そのため現時点で変身しているのは兄の風だが、彼がヘルブロスになってしまうと弟の雷は身を隠すなどしてその場から撤退する必要が生じてしまう。 バイカイザー自体は2つの異なる世界の同一人物が肉体ごと融合して装備を合体させているが、さすがに双子では無理だったのだろう。 【余談】 スーツは映画に登場したバイカイザーのリペイント。 ヘルは地獄を意味するHELLを由来とすると思われ、ブロスが兄弟を意味することを考慮すれば直訳で「地獄兄弟」。 仮面ライダーカブトに登場するあの兄弟を思わせるネーミングである。
https://w.atwiki.jp/jyunane/pages/8.html
「告白」 女「私と付き合ってくださいっ!」 男「ごめん、俺今付き合うとか考えられないから。」 女「…やっぱりお姉さんのことがあるからですか?」 男「姉ちゃんは関係ねーよ。」 女「嘘ですっ!」 男「…関係ないだろ。」 女「男くんはお姉さんに縛られすぎだと思います。このままお姉さんの面倒を見 て一生を過ごすんですか?」 男「…家族なんだから、当たり前だろ。」 女「家族だからです。そうやって男くんの一生を台なしにするのをお姉さんが望 んでると思うんですかっ!?」 男「お前に何がわかるんだよ!? 女「あ、男くん…!」 … 男「ただいまー」 シーン 男「…?姉ちゃん?」 姉「くぅ、くぅ。」 男「待ちくたびれて寝ちゃったか。」 男「…姉ちゃん、このままで俺は幸せだよ。」 「告白ー女の一番長い日ー」 最低な告白をして以来、私と男くんは気まずい関係が続いた。 女「はぁ、今日も男くんに謝れなかった。」 男くんに障害があるお姉さんがいることは噂で聞いていた。 付き合いのいい方でない男くんは、クラスで少し浮いた存在で、そんな彼を悪し 様に言うクラスメイトが少なからず居たからだ。 でも、私は男くんがやさしいことを知っていた。 中学の頃、あまり体が丈夫でなかった私は、通学途中に急な腹痛に襲われて通学路 で座り込んでしまったことがあった。 男「大丈夫?」 心配するような声に顔をあげると、違う中学の男子が私を覗き込んでいる。 女「大丈夫です。いつものことですから。」 男「でも、辛そうだよ。救急車呼ぼうか?」 女「いえ、そんな大事じゃないですから。」 急に体調が悪くなるのは今日が初めてじゃなかったし、これ以上引き留めるのも 悪い気がした。 女「あの、私はもう大丈夫…」 男「じゃあ、立てるようになるまで話しでもしてよっか?」 女「え?でも、あなたも学校に遅れちゃいますよ。」 男「いいよ。それに、体調が悪い時に一人だと無償に不安になるでしょ?」 …それから何を話したのかはあまり覚えてない。 ただうれしそうに、お姉さんの話をするのが印象的だった。 高校にあがり、彼を同じクラスで見つけた時、びっくりして心臓が止まりそうに なった。 彼はあの時のことは覚えていないみたいだったけど、あの時の彼のままだった。 気付いたら私は彼を好きになっていた。 …でも 女「なんでこんなことになっちゃったんだろ?」 自分がしでかしてしまったことに落ち込みながら、通学路の公園を通る。 女「あれ?」 気付くと一匹の子猫が私の足に纏わり付いていた。 女「わぁっ、かわいいっ」 思わず抱き上げる。野良猫だろうか? 女「首輪がついてる?」 姉「みーをかえして。」 急に声をかけられ、驚く。 顔をあげると、スケッチブックを持った女性が、私を睨み付けている。 女「あなたの猫なんですか?」 姉「そうだよ、かえして。」 泣きそうな顔で見つめられ、怯む。 女「ごめんなさい、取るつもりじゃなかったんです。」 姉「ほんと?」 女「ええ、ただかわいくて。」 姉「そうだよね、みーはかわいいよねっ!」 彼女が急に笑顔になる。 姉「あのね、ミルクをのんでるときとかもっとかわいいんだよっ!」 スケッチブッグを広げ、私に見せる。 そこには驚くほど写実的にミルクを飲む子猫が描かれている。 女「すごい上手ですね!」 姉「えへへー」 彼女がうれしそうに目を細めた。 女「いつもここで絵を描いてるんですか?」 姉「ううん、いつもはおうちでかいてるの。おとうとくんとか。」 女「…弟くん?」 姉「うんっ!みる?」 彼女はうれしそうに顔でスケッチブックを差し出した。 震える手でページをめくる。 彼女に会った時から、どこかでそんな予感はしていた。 …スケッチブックの中には優しげに微笑む男くんがいた。 姉「じょーず?」 女「…ええ、とっても上手ですね。」 なんとかそう答える。彼は学校では見せない顔をしていたから、なんだか胸が苦しかった。 姉「えへへ」 褒められてうれしいのか、彼女はひまわりみたいな顔で微笑む。 姉「じゃあ、おうちにいこっ!」 女「え?」 姉「おうちにはもっとたくさんあるんだよ。みせてあげるっ!」 女「ちょっ、ちょっと!」 彼女は私の手を握ると、嬉しそうに駆け出した。 …私はなにやってるんだろ? 振られた男の子の家で、彼のお姉さんと絵を見ている。 それは不思議な状況であったが、彼女の笑顔を見てるとどうでもよいことに思えてくる。 …それに 姉「それでねー、これがねてるおとうとくんで、こっちがおべんきょうしてるおとうとくんっ!」 …絵の中の男くんはみんな、とてもやさしい顔をしていた。 姉「…どうしたの?」 女「え?あ…この人、とても優しい顔してますね」 思わずそう答える。 彼女の笑顔がさらに深くなった。 姉「うんっ!おとうとくんはとてもやさしいよっ!」 女「そうですか」 姉「そうだよ、とってもいいこなの。わたしのたいせつなおとうと。」 そういって、スケッチブックを抱きしめる。 その顔は絵の中の彼の顔と同じ、とても優しい顔だった。 …彼の優しさの理由がわかった気がした。 そして、私が彼に言ってしまった言葉の重大さも。 女「…ごめんなさい。」 頬に涙が伝う。 姉「どうしたの?」 女「ごめんなさい…ごめんなさい…」 涙が止まらない。 姉「どこかいたいの?いいこだからなかないで。」 彼女が優しく頭を撫でてくれる。その手が温かくて、さらに私は泣き続けた。 姉「よしよし、いたいのいたいのとんでけーっ」 私が泣き止むまで、お姉さんはずっとそばにいてくれた。 姉「だいじょーぶ?」 女「ええ、もう大丈夫です。」 姉「よかったぁ。はい、これ」 女「キャラメル?」 姉「うん、あげるっ!」 女「いいんですか?」 姉「だっておんなちゃんはおともだちだもんっ!」 女「…ありがとうございます。」 なんだかまた泣きそうになる。 口の中にキャラメルを放り込み、涙をごまかした。 女「甘い…」 姉「でしょー?」 彼女がほがらかに笑う。私も気付くと笑みを浮かべていた。 それから一時間ぐらい二人で遊んだ。 こんなに無邪気に遊んだのはいつぐらいだろう? 遊んでいる間は二人とも、笑顔だった。 気付くともう遅い時間だった。 女「そろそろ帰らないと。」 姉「えー。」 女「ごめんなさい、でも。」 渋る彼女をなだめていると、ドアが開く音がした。 男「ただいまー、あれ?」 …心臓が止まった気がした。 男「女、なんでここにいるの?」 女「え…あの…」 彼の顔をまともに見れない。 姉「いっしょにあそんだの。」 男「女と?」 彼が怪訝な顔を浮かべる。耐え切れなくなって私は彼の家を飛び出した。 女「じゃ、じゃあ。さよならっ!」 一気に駆け出す。頭の中が真っ白で何も考えられなかった。 気付くと公園まで来ていた。 疲れて、ベンチに座り込む。 …やっぱり、私が彼の居場所にいていいはずかない。彼を傷つけた私が。 また泣きそうになる。 今度は辛い涙だった。 男「おーい。」 彼の声が聞こえた気がした。 男「聞こえないのか、おーい。」 女「ふぇっ、男くんっ!?」 男「これ、忘れ物。」 鞄が差し出される。けれどまともに彼の顔が見れなかった。 女「…ありがとうございます。」 男「あと姉ちゃんから伝言。また来いってさ。」 女「え?」 男「だから、また遊びに来てくれって。だめかな?」 女「え、でも私は…」 男「俺からも頼むよ。」 女「…でもいいんですか?」 男「あの時のことなら気にしてないし。…それに姉ちゃんすごくうれしそうだったし。」 そう言って彼は微笑む。お姉さんと同じ優しい笑顔で。 女「…はい、喜んで。」 気付くと私は力いっぱい頷いていた。 いつのまにか涙はどこかに消えていた。 |・・・ 男「ただいまー」 玄関に見慣れたローファーをある。 男「また来てんなぁ。」 居間から楽しげな声がしたので目を向けると、姉と女が絵を描いて遊んでいた。 姉「あはは、へたっぴだぁ。」 女「そんなことないですよー」 姉「あ、おとうとくん。おかえりー」 女「お邪魔してます。」 男「何描いてんだ?」 姉「おんなちゃんのだいじなひとなんだってっ」 女「お、お姉さんっ!」 男「へぇ。で、これ誰なんだ?」 女「…わかりませんか?」 男「うん。ってか、これ人か?」 女「あ、ひどいですー」 姉「あのねー」 女「だ、だめですっ!」 姉「う?なんで?」 女「こ、これは二人だけの秘密だからですっ!」 姉「ひみつ?わかったぁっ!」 男「なんだよ、俺だけのけ者かよー」 女「ええ、女の子どうしの秘密ですから。ねー」 姉「ねー」 いたずらをした子供みたいに微笑む二人は本当の姉妹みたいに仲良く見えた。 それがなんだかうれしくて、俺の顔にも自然と笑みが浮かぶのであった。 「旅行と二人の姉」 女「本当に私がついてきちゃってよかったんですか?」 男「気にしなくていいよ。無駄にするのもったいないし。」 俺達はとある温泉に一泊二日の旅行に来ていた。 女「でも姉まで連れてっていただけるなんて…」 男「だから家族四人ご招待だったからいいんだって。それに女ひとりじゃ親御さんも心配だろうし。保護者がいてくれた方が俺達もいいしね。」 女「はぁ、ちゃんと保護者してくれるといいんですけど…」 女姉「何してんの二人ともーっ!そんな所でいちゃついてないでさっさと宿に入るわよっ!」 姉「おとうとくん。はやく、はやくっ!」 女姉「久しぶりの旅行だぁっ!全力で楽しむぞーっ、ひゃっほぉー!!」 姉「ひゃっほぉー!!」 女「…保護者に見えますか?」 男「あ、あはははは…」 どうしてこんなことになったのかというと… カランカランカラーン! 店員「特賞!大当りーっ!!」 店員がけたたましく鐘を鳴らしている。 その音にびっくりしたのか姉は涙目だ。 姉「おとうとくーん…」 男「大丈夫だよ、姉ちゃん。それで特賞ってなんですか?」 俺達は近くの大型スーパーで行われている福引きに来ていた。 俺は四等の洗剤セットを狙っていたのだが、出てきたのは金色の玉だった。 店員「特賞はこちら、豪華温泉旅館ご家族四名様ご招待でございますっ!」 店員がやたら高いテンションで賞品を手渡す。 姉「おとうとくん、おんせんってなぁに?」 男「ああ、行ったことないもんな。俺もだけど。温泉ってのは大きなお風呂だよ。」 姉「どれくらいおおきいの?」 男「うーん、わかんないけど池ぐらいか?」 姉「おいけ?すごーいっ!!」 姉の目が輝いた。琵琶湖くらいの大きさを想像してる気がした。 男「ご家族四人ご招待か…」 ふと脳裏に死んだ母がよぎった。 打ち消すように姉の手をぎゅっと握る。 姉「おとうとくん?」 女「おれ、男くんとお姉さんじゃないですか?」 姉「あ、女ちゃんだー!」 女と知らない女性が手を振りながらこちらへ来る。 俺は急いで暗い顔を消し、笑顔をつくった。 男「奇遇だな、そちらの人は?」 女「あ、私の姉です。」 女姉「君が噂の男くんかー、ふむふむ。」 女「ね、姉さん!あんまりじろじろ見たら失礼だよ。」 女姉「いーじゃない、減るもんじゃなしぃ。むしろ増えるわよ。」 女「何がっ!?」 女姉「こっちがお姉さんね。本当に綺麗な顔ー」 姉「ふゅ?なにするのー?」 姉の頬をぐにゅぐにゅといじる。 姉はぽかんとして、させるままにしていた。 女「姉さんっ!何やってるの!?」 女姉「ふぅー、堪能ー。ありがとね、お礼に飴あげるわ。」 姉「わーいっ!」 姉は嬉しそうな顔をしてイチゴキャンディーを頬張った。 女「すいません、ご迷惑をかけて…」 男「いいよ、姉も懐いてるみたいだし。」 見ると姉達は無邪気にキャッキャッと遊んでいた。 男「でも、女ってお姉さんいたんだな。」 女「実は私兄弟多いんですよ。あと下に弟と妹がいます。」 男「楽しそうでいいな。」 女「そのかわりいつも大騒ぎですけどね。ところでそれなんですか?」 男「ああ、さっき福引きで当たったんだけど一泊二日の温泉旅行らしいんだ。」 女「すごいですねー。」 男「でもこれ、ご家族四人招待なんだよなぁ。うちで行けるの俺と姉ちゃんだけだし…」 女姉「じゃ、あんた一緒に行きなさいよ。」 女「きゃっ!何、突然。」 女姉「だからー、あんたが一緒に行けばいいじゃない。男くんもいいわよね?」 男「え?あ、まぁ女がいいなら…」 女「えぇーっ!そんな何言ってるのよ!?男くんと旅行だなんて…男くんに迷惑だよっ!」 女姉「いいって言ってるじゃない。それに人数余って困ってるじゃない。」 女「でもでもー、高校生同士で旅行だなんて…お姉さんもいるけど保護者にはならないと思うし…」 女姉「そこで私の出番よ。」 女「え?」 女姉「私も行くわ、温泉。」 そう言って彼女さニヤリと笑う。 俺の姉はまだ嬉しそうにイチゴキャンディーを舌で転がしていた。 温泉からあがり、姉の髪を乾かした俺は彼女の髪に櫛を通していた。 姉は気持ち良さそうに目を細めている。 男「姉ちゃん、楽しい?」 姉「うん、とってもたのしいよっ!」 姉はひまわりのような笑顔を浮かべる。 長年、弟をしている俺は彼女が心の底から楽しんでいることがわかった。 姉「でもね、おふろおいけよりちいさかったよ?でもおおきかったのっ!」 男「そっか、でも気持ち良かったろ?」 姉「きもちよかったし、たのしかったー!あのね、女姉ちゃんってすごいんだよっ!」 本当に楽しかったのだろう。 姉はすごい勢いで風呂でのことを話す。 きっと本当楽しかったのであろう。 連れて来てよかった… 俺は女と彼女の姉に感謝した。 姉が寝付いた頃、俺は一人で散歩に出掛けた。 外は肌寒いが、食事の時少しだけ酒を飲んでいたのでほてった体にはちょうどよかった。 旅館の中庭に向かうと女の姉が一人佇んでいる。 女姉「お姉さん、もう寝た?」 男「女と仲良く眠ってますよ。」 女姉「ふふふっ、まだ子供ねー」 男「酒なんか呑ませるからですよ」 女姉「ちょっと呑んだくらいで酔っ払うから子供なのよ。」 男「女に無理矢理飲ませてたじゃないですか?それに姉ちゃんに悪いこと教えないでくださいよ?」 女姉「はいはい、過保護だねー。でもやっぱり君はお姉さん想いだな。」 男「だって家族ですから。」 女姉「そう素直に言えるのは凄いことだよ。でも、君は頑張りすぎじゃないかな?」 男「え?」 女姉「君はいつもお姉さんのことだけ考えてる。お姉さんを守ろうと、悲しませまいと必死に頑張ってるよね。」 男「…いけないんですか?」 女姉「いけなくはないさ、素晴らしいことだと思う。でも、ずっと気をはる必要はないんじゃないかな?」 男「そんなことないですよ。」 女姉「ううん、君は自分のことより絶対的にお姉さんを優先してる。自分の全てを犠牲にしてもお姉さんを幸せにしたいと思ってるよ。」 男「それは…」 女姉「でもさ、それで、それだけでお姉さんは幸せかな?」 男「…どういう意味ですか?」 女姉「君も幸せにならないとお姉さんも幸せにならないよ。」 男「でも…」 女姉「自分の気持ちばかりを押し付ける愛情はただの自己満足だよ。そんなの本当の幸せじゃない。」 俺は息を呑む。 珍しく真剣な顔で彼女は続けた。 女姉「君がお姉さんを幸せにしたいと思っているように、きっとお姉さんも君に幸せであってほしいと思ってるはずだよ。」 姉の笑顔が浮かぶ。 俺のことをいつも大切に思ってくれている姉ちゃんの顔が… 女姉「だから、君はもっとがんばらなくていいんだよ?おねーちゃんってのは下の子が幸せなだけで嬉しくなれるんだから。」 そう言って彼女は微笑む。 それはいつもの不敵な笑みではなく、紛れも無くやさしい「姉」の笑顔だった。 男「なんかすいません…心配かけちゃったみたいで。」 女姉「いいって、年寄りの戯言みたいなもんだしねー」 男「まだ、若いじゃないですか。」 女姉「お?若い子に褒められるとおねーさんこまっちゃうなー。ん、ちゅーするか?」 男「しませんって。じゃ、俺部屋に戻りますね。」 女姉「ちぇ、つれないなー。あ、そうそう男くん。」 男「なんです?」 女姉「お姉さんの気持ちの一割でも私の妹に向けてくれるとうれしいなーって、おねーさん的には思うのですよ。」 男「え?」 女姉「女の子は大事にしなさいってことよ。じゃ、おやすみー」 そういってまた不敵に笑う。 その笑顔は何故か俺の姉の笑顔と重なった気がした。 姉「むにゃむにゃ、おとうとくんー」 女「うぅ、やめて姉さん…」 二人は同じ布団で仲良く寝ていた。 女は最初うなされていたが、姉が無意識に女を抱きしめると安心したような顔をして眠った。 それはとてもほほえましい光景で、胸が暖かくなった。 姉「おとうとくんー」 女「姉さん…」 二人の布団をかけ直しながら、俺は小さい頃に姉と一緒にお昼寝した記憶を思い出すのだった。 「幸せのカタチ」 俺には姉がいる。 母を早くに亡くし、父親にも心を許せなかった俺には唯一の家族といえる存在で、大切な人だった。 姉は知能に障害があり、人と少しだけ違っていたがとても優しい人だった。 人と違うことなんて関係ない。 俺の世界でただひとりの大切な姉ちゃんだった。 …二人はずっと一緒のはずだったのに 男「姉ちゃんを施設にいれる…?」 叔母「しょうがないことなのよ」 親父が失踪して、先日正式に親権が剥奪された。 未成年の俺は叔母の家に引き取られることになったのだが… 男「なんで姉も一緒じゃないんですかっ!?」 叔母「うちもそんなに余裕ないし、あの子あんなでしょ?誰も引き取り手なくて …」 男「それなら俺が姉ちゃんと二人で暮らしますっ!」 叔母「あなた未成年でしょ?無理なのよ…」 男「そんな…」 俺はその夜、悔しくて泣いた。 俺は姉ちゃんを守るって決めたのに… 悔しくて涙がとまらなかった。 姉「おとうとくん、どうしたの?」 男「姉ちゃん…」 姉「かなしいの?」 男「姉ちゃん、ごめん…俺、姉ちゃんとずっと一緒にいるって約束したのに…」 姉「なかないで、おとうとくんがかなしいとおねーちゃんもかなしいよ?」 男「姉ちゃん、俺達離ればなれになっちゃうんだよ…」 姉「なんで?」 男「姉ちゃんは施設にいくんだ…」 姉「おとうとくんは?」 男「俺は叔母さんの家にいかなきゃならないんだ。」 姉「そんなのやだよぅ…」 姉の顔が大きく歪む。 俺は姉にそんな顔をさせるのがまた悲しくて、声をあげて泣いた。 しかし、いつまでたっても姉の泣き声は聞こえてこなかった。 男「…姉ちゃん?」 姉は涙を必死に堪えながらも笑みを浮かべていた。 姉「おとうとくんがかなしいときにないちゃうと、もっとかなしくなっちゃうも んっ。だからなかないんだもんっ」 男「姉ちゃん。」 姉「よしよし、いいこだからなかないの。」 男「姉ちゃん、姉ちゃん…!」 姉はやさしく俺を抱きしめながら、俺を撫でてくれた。 本当は自分も泣きそうなのに、必死に涙をこらえて… 男「俺、絶対に迎えにいくから。姉ちゃんを絶対に幸せにするから…!」 姉「よしよし、おとうとくんはいいこだね。」 俺は姉の胸の中で一晩中泣いた。 俺が泣き付かれて眠るまで、姉は俺を抱きしめていてくれた。 |・・・ 数年後… 男「ただいま~」 女「おかえりなさい、今日は早いのね。」 男「仕事に区切りがついたからな。」 俺は高校を卒業してから、すぐ就職した。 今では、仕事も軌道に乗り、あの後付き合いだした女と結婚して幸せな家庭を築 いていた。 男「純は?」 女「居間で遊んでもらってるわよ。あの子もお絵かきが好きみたい。」 男「お前に似て、下手くそじゃなくなければいいんだがな。」 女「もうっ…!」 俺は今、幸せだ。 大切な妻と、大事な子供。 そして大好きな姉ちゃんに囲まれて… 姉「じゅんくん、じゅんくん。つぎはなにかく?」 純「うーんとねっ、ぱぱっ!」 姉「まかせてっ!おとうとくんはだいとくいだよっ!」 見上げると一枚の絵が目にうつった。 幸せそうに微笑む俺の大事な家族の絵が… 「おまけ」 女弟「姉さん達今頃温泉かー」 女妹「そうだねー」 女弟「母さん達も俺達置いて遊びにいっちゃうし」 女妹「そうだねー。あ、お兄ちゃんお湯沸いたよー」 女弟「今頃うまいもんくってんだろうなー」 女妹「そうだねー。あ、あたし味噌だからね」 女弟「それに比べて僕たちはカップラーメンかぁ…」 女妹「そうだねー。お兄ちゃん、3分たったよー。」 ズルズル 女妹「あーっ!あたしが味噌だって言ったじゃんっ!!」 女弟「うるせー、塩焼きそばでも食ってろ。」 女妹「むー、てりゃあっ!」 女弟「あ、てめぇ!ラーメンにマヨネーズ入れるなっ!このぉっ!!」 女妹「あー!塩焼きそばにソースかけたー!!」 女弟「うっせ、バカ妹!」 女妹「馬鹿っていうな!バカ兄貴!」 女弟「なんだとーっ!」 女妹「うーっ!」 |・・・ 女弟「なんか虚しくなってきた…」 女妹「あたしも…」 女弟「食うか、延びてるけど…」 女妹「…うん」 女弟妹「…はぁ」 「新たな命」 男「え、妊娠?」 医者「ええ、間違いないですね。」 男「そんな…」 医者「母体も健康のようですから、出産には問題はないと思いますが…」 男「最近、様子がおかしい気がしてたんです。いつもはあんなに擦り寄ってくるのに、妙に気が立ってたり…」 医者「ナーバスになってるんですよ。」 男「いったいどこの子なんだ…?」 医者「そればっかりは私には…外に出さなかったわけではないんでしょう?」 男「家に閉じ込めるのはかわいそうで…」 医者「だったらあなたの責任ですよ。嫌なら目を離さなければよかったんです。」 男「…そうですよね。それに生まれてくる子供達に罪はない。せめて、無事に生まれるよう俺がしっかりしないといけないんですね。」 姉「ねぇねぇ、それでみーはどうなの?びょーき?」 姉が不安そうに俺を見上げる。 男「赤ちゃんが生まれるんだってさ。」 俺は喜ぶと不安が入り交じった声で答えた。 数日前からペットのみーの様子がおかしかったので、俺達は獣医に来ていたのだ 。 姉「あかちゃん?みーおかーさんになるの?」 男「うん、そうだよ。」 姉「わぁっ!みーすごいっ!」 姉は素直に喜ぶ。 その笑顔を見ていると、戸惑っていた自分が情けなくなった。 男「無事に生まれるといいな。」 姉「うんっ!」 俺と姉は獣医から諸注意を受けて帰った。 女「それであそこでじっとしてるんですね。」 男「うん、たぶん心配なんだろ?昨日もあまり寝てないんだよ。」 段ボールと毛布で作った寝床でみーが横たわっている。 姉がものすごい真剣な形相でみーを見つめ続けていた。 男「姉ちゃん、それぐらいにしてアイス食べようよ?せっかく女が買ってきってくれたんだからさ。」 姉「あとでたべる」 男「え、バニラだぞ?」 姉「あとでたべるんだもん」 男「でもなぁ。それじゃあ、女に悪いだろ?」 姉「でもでもぉ、うー」 女「あ、男くん。私には任せてください。」 男「え?」 女「ねぇ、お姉さん。みーちゃんは赤ちゃんが産むために頑張ってますよね?」 姉「うんっ!だからおうえんするの」 女「応援してくれるのはすごくうれしいと思います。でも私だったらじっと見られてると緊張しちゃうと思うんです。」 姉「きんちょー?」 女「はい、だからみーちゃんも少し一人にさせてあげませんか?お姉さんのがんばれって気持ちはもう充分に伝わってますよ。」 姉「みー、わたしみてるとじゃまかなぁ?」 女「そんなことないと思いますよ。でも休まないでお姉さんが倒れちゃったら、心配で赤ちゃん産むどころじゃなくなっちゃうと思いますよ?」 姉「それはだめぇっ!」 女「じゃ、一緒にアイス食べましょ?」 姉「うん…」 姉はちらちらとみーの方をみながら、こちらに来る。 女「…でしゃばってごめんなさい。」 女が俺に耳打ちする。 男「いや、いいよ。それにすごいな、ああなっている姉ちゃんを説得するなんて。」 姉はああ見えて意外に頑固だ。 女「いえ、こういうのは私の方が向いているってだけですよ。それに」 女が悪戯っぽい顔で俺を覗き込む。 女「…私だって一応女の子なんですよ?」 そう言って女ははにかんだ。 俺は何故だかその笑顔にどきっとしたのだった。 その夜、喉が渇いた俺が一階に行くと姉が居間で寝ていた。 みーがやっぱり心配で、とりあえずここにいたらしい。 しかし昼の女の言葉を気にしてるのか、微妙にみーから離れた場所で眠っていた。 男「ったく、風邪引くぞ。」 二階から毛布を持ってきて掛ける。 姉「ん~、おかーさん…」 一瞬どきりとした。 そして姉がここまで心配している理由がわかった気がした。 姉は恐れていたのだろう。 出産の影響でみーが死んでしまい、子供達が取り残されてしまうことを。 母を亡くした俺達には、その悲しみが痛いほど理解出来るから。 男「姉ちゃん…」 俺は姉をやさしく撫でる。 姉が何かを求めるような仕種をしていたので、俺はそっと手を握った。 ふと気になり、みーの方へ目を向ける。 みーの寝床には画用紙が貼られていた。 そこには「がんばれみー」という文字とたくさんの小さなみーに囲まれる幸せそうな母猫が描いてあった。 「子猫が繋ぐ絆」 女「わぁっ、かわいいっ!」 女が嬌声をあげる。 彼女の視線の先には母猫の乳を吸う五匹の子猫がいた。 女「無事に生まれてよかったですね。」 男「ああ、本当によかったよ。」 姉「えへへー」 姉はニコニコしながら、そのほほえましい光景をスケッチしていた。 男「でもうちじゃこんなに飼えないんだよな…」 さすがにこのまま六匹も猫を飼う余裕はない。 かといって捨てるなんてことは出来るはずはなかった。 男「どうすっかな…」 女「あの、里親にだすのはどうですか?」 男「里親か…」 正直、それも考えた。 しかし、知らないところに親と離ればなれになるという状況は姉のことを考えると避けたかったのだ。 女「…よかったら、うちで引き取りましょうか?」 男「え、いいの?」 女「うちは動物好きですし、さすがに五匹ともとはいきませんが…」 男「悪いな…時々、子猫を連れて遊びに来てくれるか?」 女「もちろんです!さっさく今日、親に相談してみますね」 男「頼むよ」 姉はまだ、ニコニコと子猫達をみつめていた。 男「…姉ちゃん。」 俺は気が重くなりながらも話を切り出した。 姉「なぁに?」 姉は子猫を一匹抱きながら無邪気に尋ねる。 男「この子達な、いつまでもうちに置いとくわけにはいかないんだ…」 姉「…なんでぇ?」 姉の笑顔が凍る。 ぎゅっと胸元に子猫を抱いた。 苦しかったのか、子猫は暴れて腕の中からスルリと抜け出てしまった。 姉「あ…」 姉が悲しそうに子猫が逃げた方向をみた。 男「今のうちはいいけど、大きくなったらうちじゃ飼いきれないんだ。みーだけで精一杯なんだよ…」 姉「みーたち、おわかれしちゃうの?」 姉の顔が歪む。 姉「そんなの…そんなのだめだよぅっ!」 そう叫んで部屋を飛び出してしまった。 男「…どうすっかな。」 俺だって正直親と離れさせたくないし、姉の悲しむ顔も見たくない。 俺は一人途方に暮れるのだった。 結局、女の家は二匹貰ってもらえることになった。 俺は最後の頼みの綱に電話をかけていた。 男「もしもし、お久しぶりです。男ですが…」 保健医「あら、久しぶり~っ!元気だった?」 昔と変わらず天然そうな声が聞こえる。 男「俺も姉も元気です。それで今回はご相談があるのですが…」 保健医「なになに~?性の悩み?だめよ、ちゃんとゴムはつけなきゃ。」 男「違いますよっ!猫のことなんです。」 保健医「猫?先生はネコもタチもいけるけど…」 男「いいかげんそこから離れてくださいっ!」 俺は気が抜けながらも保健医に事情を説明した。 保健医「なるほどね、それでお姉さんも知ってる人に子猫を預かってほしいと。」 男「ええ、そうなんです。」 保健医「私も美術ちゃんも一匹づつなら大丈夫だと思うけれど…」 男「なんとかなりませんかね?」 保健医「うーん…あっ!」 男「どうしました?」 保健医「一人心あたりがいたわっ!この子ならお姉さんも納得するはずよ。」 男「え、誰なんですか?」 保健医「それは会ってのお楽しみ~。びっくりするわよ。」 男「はぁ…」 楽しそうな保健医に少しだけ不安を覚える俺だった。 姉「ほんとうにきょうつれてっちゃうの?」 男「ああ、でも安心しなって。みんないい人達だから。」 姉「うん…」 姉が不安そうに俺の服を握る。 女「それで、結局もう一人は誰だったんですか」 男「それがわからないんだよ。秘密って…」 ピンポーン 男「あ、来た。はーい」 ガチャ 保健医「お久しぶり~っ!見ないうちにいい男になったわね~。見違えちゃったわ」 美術教室「保健、その言い方だとオバサン臭いぞ。」 保健医「あー、美術ちゃんひどーいっ」 男「あはは、相変わらずですね。…それで、もう一人は?」 保健医「あ、そうそう。こっちいらっしゃい。」 後ろに隠れていたのか、眼鏡をかけた俺達と同年代の女性があらわれた。 俺はその人に見覚えがある。 男「あんたは…」 姉「あー、Bちゃんっ!」 姉が嬉しそうに駆け寄った。 男「姉ちゃんっ!?そいつは…」 姉「わたしのともだちだよっ!」 Bは俺を申し訳なさそうに見ながらも、姉に向かってはにかんでいた。 男「それじゃ、あの人が姉ちゃんを守ってくれたんですか?」 保健医「そうなの、私も最初は驚いたんだけど…」 姉とBは楽しそうに子猫達と戯れている。 女もそこに加わり、三人で笑いあっていた。 美術教師「あいつは美術部でな、よく一緒に絵を描いていたんだ。」 俺は姉の絵の中に、見たことあるが知らない女性が描いてあったのを思い出した。 保健医「あなたとしては複雑かもしれないけど…」 男「いえ、あんなに姉が嬉しそうにしてますから。それに…」 俺の代わりに姉ちゃんを救ってくれた人だから。 俺はBの姉を見つめる優しそうな目を見ながら、心の中で頭を下げた。 保健医「じゃあ、絶対にこの子連れて遊びにくるわね。」 B「私も受験が終わるまで忙しいけど、なるべく来ます。」 美術教師「私も今度は娘も連れてくるよ」 男「先生、結婚してたんですかっ!?」 美術教師「私は保健と違って行き遅れてないからな。」 保健医「もぉー、美術ちゃんっ!」 B「ぷっ」 みんなで朗らかに笑う。 しかし、姉だけはやはり寂しいのか少し沈んだ顔をしていた。 姉「ちょっとまってっ!」 姉は突然叫ぶと二階まで駆け上がる。 女「どうしたんでしょ?」 男「さぁ?」 姉は急いで戻ってくると四枚の画用紙を手渡す。 B「これは…」 そこにはみーの姿が描かれていた。 姉「さびしくないように、みせてあげてね。」 姉は優しく母親のような笑みを浮かべた。 姉「こっちこっちっ!」 美術・子「おねえちゃんまって~!」 女「あ、走ったら危ないですよ。」 猫達「みーみーっ!」 楽しそうに子猫と戯れる姉たち。 俺達はほほえましげにそれを見つめていた。 保健医「そういえばBちゃんは?」 男「学校の用事で遅れるそうです。」 美術教師「そういえば、あいつ美大に受かったらしいぞ」 男「へぇー、すごいですね。」 ピンポーン 男「はーい、いらっしゃい。」 B「お久しぶり、男くん。はい、これ今月の。」 俺に紙を手渡すと同時に、腕の中の猫が飛び出す。 子猫は走って親猫の方へかけていった。 俺達は笑いあい、紙を広げる。 そこには無邪気に遊ぶ子猫が描かれていたのだった。 「僕に出来ること」 男「じゃあ、よろしくお願いします。」 姉「うー、おとうとくーん…」 男「ちょっとの間我慢するって言ったろ?」 姉「うん…」 男「お土産買ってくるから。」 姉「…うん」 女姉「ま、お姉さんのことは私達に任せて二人は楽しんできなよっ。あ、あたしはお土産マカデミアンナッツね。」 女「姉さん、私たちは沖縄に行くんですけど…」 女姉「沖縄もハワイも変わんないじゃん。」 女「大分違うよっ!…姉さん、くれぐれもお姉さんに変なこと教えないでよ?」 女姉「心配しないでよ、あたしは信頼は裏切っても、期待は裏切らないわ。」 女「だから不安なんですっ!」 女妹「大丈夫だよ、ちい姉ちゃん。私たちもいるし。こちらこそ、ちい姉ちゃんのことお願いしますね、お義兄さまっ!」 男「あ、うん」 女「ちょ、ちょっとっ!」 女妹「あ、私はお土産珊瑚の石がいいなぁ。瓶に入ったやつ。」 女「…もうっ、それで女弟はお土産何がいい?」 女弟「別になんでもいいよ。」 女「そう?」 男「じゃ、姉ちゃん行ってくるな」 姉「おとうとくん、はやくかえってきてね。」 男「ああ、いってきまーすっ」 姉「いってらっしゃーいっ!」 男「…ところで女、なんで女の妹は俺のことお義兄さまって呼ぶんだ?」 女「さ、さぁ?なんででしょう」 女姉「さてと、私は朝ご飯作るから、女妹はお姉さんと遊んであげてて?」 女妹「はいなっ、おねーさん行こ?」 姉「うん」 妹が彼女を連れてリビングに向かう。 僕はついその後ろ姿を目で追ってしまった。 女姉「なに、気になるの?」 大きい方の姉がからかうように微笑む。 女弟「べ、べつにそんなんじゃないよ。ただ勉強の邪魔しないでほしいなって思っただけ。」 女姉「あんたねぇ、受験も終わったのに勉強って…ろくな大人にならないわよ。」 女弟「姉さんみたいにはなりたくないからね、僕は。」 女姉「くそ生意気な。あんただけ朝ご飯魚の目玉だけにするわよっ!DHAの過剰摂取で死ぬがいいわっ!」 女弟「はいはい。じゃ、僕は勉強してくるから。」 女姉「ちょっと待ちなさいっ!」 僕は姉の言葉を無視して、部屋に戻った。 下の姉達の学年が修学旅行に行ってしまうので、少しの間、男さんのお姉さんを預かることになった。 たまたまその期間、父も母も出張で家にいないので、家には僕たち姉弟と男さんのお姉さんしかいない。 女弟「…はぁ」 確かに上の姉が言った通り、お姉さんが気になってはいた。 別に好きになったとかではない。 どう接していいかわからなかったのだ。 僕は学校でも勉強ばかりしてきたので、あまり人付き合いがうまい方ではない。 それにお姉さんが障害者というだけで一歩引いてしまう自分がいた。 女弟「一週間かぁ。」 それくらいならなんとかなるか。 僕はなるべく彼女と関わらない方向性でいくことに決めた。 女弟「え、僕とお姉さんだけしかいないの?」 女姉「夜までね。私は大学の用があるし、女妹は今日部活みたい。」 女弟「マジかよ…」 女姉「ってことで、お姉さんの面倒お願いね。あ、一応言っとくけど襲うなよ?」 女弟「誰が襲うかっ!」 二人が出掛けてしまった後、僕は途方に暮れていた。 ただでさえ、どうしたらいいかわからないのに二人っきりだなんて… 姉「あわわっ!」 その時、洗面所の方で叫び声がした。 急いでいくと何故かお姉さんが水浸しになっている。 女弟「ど、どうしたんですか?」 姉「おとうとくん、あのね…!」 お姉さんは振り向き、そう言いかけて止まった。 姉「あ…う、みずがね、びゅーってでたの…」 彼女は少し悲しそうな顔をして言ったが、僕には気付くほどの余裕はなかった。 お姉さんの服が濡れて張り付いていたのが、とても煽情的だったからだ。 女弟「と、とにかく、着替え持ってきますから、お風呂に入っててください!」 姉「…うん、ごめんね。」 その後も何度か彼女は僕を見た後、悲しそうに目を背けることがあった。 僕は相変わらずどう接していいかわからなかったが、無性にそれが気になっていた。 女弟「えぇっと、野菜を切ると…」 昼、僕は上の姉のメモを参考に昼食のカレーライスを作っていた。 しかし、料理など調理実習でしかやったことがない。 僕は慣れない包丁に戸惑っていた。 女弟「じゃがいもは…あいたっ!」 じゃがいもの芽を取っていたら、包丁が滑って指を切ってしまった。 指先に血が滲む。 女弟「やっちゃった…」 僕が指を押さえていると、声を聞いたのかお姉さんが台所に駆け込んできた。 姉「おとうとくん、だいじょーぶっ!?」 彼女は僕の手を見て、真っ青になる。 姉「おとうとくん、だいじょーぶ?しんじゃ、やだようっ!」 動転して、僕のことをおとうとくんと呼ぶ彼女。 僕は彼女の僕を見る視線の意味に気付いた。 女弟「…僕は男さんではないですよ。」 姉「…あ、あぅ。ごめんね、でもだいじょーぶ?」 僕が男さんではないということがわかっても、彼女は心配そうに僕を見ていた。 やっぱり彼女は淋しかったんだ。 男さんと長い間、会えないから。 我慢しようと頑張って、でも淋しくて同年代の僕を男さんに見間違えてしまったんだ。 その瞬間から、彼女は僕の中で何考えているかわからない自分と違った存在から、普通の女の子になった。 そう思うと彼女に悲しい顔をさせているのが、とても切なくなる。 僕の口は自然に開いた。 女弟「大丈夫ですよ。かすり傷です。」 姉「でも、いたいいたいだよ?」 なお、泣きそうな顔で迫る。 僕が男さんではないとわかっていても、心配してくれるのがうれしかった。 女弟「淋しいですか?」 お姉さんがびくっと体を震わせる。 僕は無意識に血がついていない方の手で彼女の髪を撫でる。 女弟「あの、僕では代わりになれないかもしれないですけど、僕のこと弟って思っていいですよ。」 どきどきしながらそう言う。 彼女に僕自信を見てもらいたかったのだ。 お姉さんはきょとんとした顔をした後、不思議そうに答えた。 姉「でもおとうとくんはひとりだけだよ?」 僕は急に自分が恥ずかしくなった。 一人で突っ走って何やってんだろう。 しかし彼女はほのかな笑みを浮かべ、予想外のことを言った。 姉「じゃ、きょうからおとーとくんね?」 女弟「え?」 姉「おとうとくんはひとりだけだから、おとーとくんなの。」 そう言って優しげに笑う。 突然で言葉の意味が頭に入ってこなかったが、自然と笑みが広がるのがわかった。 それから僕たちは僕の作ったカレーライスの出来損ないを食べて、一緒に遊んだのだった。 気付くともう夜になっている。 女姉「ただいまー」 姉「あ、おんなあねちゃんみてみてー」 女姉「この絵はうちの頭でっかちな弟?」 姉「うん、おとーとくんっ!」 女姉「あんた達いつの間に仲良くなったの?」 姉「えへへ、ねー?」 お姉さんが楽しげに微笑む。 その笑顔を見ていると僕までうれしくなった。 女弟「うんっ!」 だから僕も微笑む。 今日出来た僕のもう一人の姉を喜ばせるために。
https://w.atwiki.jp/1548908-card/pages/3425.html
極星邪龍(きょくせいじゃりゅう)ヨルムンガンド:? 効果モンスター(TF6オリジナル) 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000 このカードは通常召喚できない。 このカードは手札から相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。 このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。 このカードが守備表示から表側攻撃表示になった時、自分は3000ポイントのダメージを受ける。 このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、リリースできず、シンクロ素材にもできない。 解説:TF6オリジナルカード アニメ5D'sの遊星vsハラルド戦でハラルドが使用した。 溶岩魔人ラヴァ・ゴーレムやトーチ・ゴーレムなどと似た召喚条件を持つ、所謂「ゴーレム」系のモンスター。 洗脳解除や所有者の刻印で取り返す事で自分の戦力として使えるが、 このカードは守備表示でしか特殊召喚できず、相手モンスターをリリースという形で除去したりトークンを発生させるメリットは無いためその用途では扱い辛い。 コンボ前提のカードであり、単体では何も生まず高攻撃力モンスターを相手に与えるだけだが、ハマった時の爆発力は凄まじい。 「自分」とはコントロールしているプレイヤーを指すため、最終突撃命令を発動しておいたり、 エネミーコントローラーなどで表示形式を変更すれば相手に3000ダメージを与えられる。 この効果を3回発動させるだけで9000ポイントのバーンダメージとなり1ターンキルも可能。 攻撃力3000のモンスターを与えてしまう事に変わりは無いので危険は大きいが、魔法の筒などで更にダメージを加速させる事もできる。 共に神の桎梏グレイプニルでサーチ可能な極星邪狼フェンリルとはシナジーがある。 両者を並べ攻撃を封じ処理されなければ相手ターンで3ターン経過するだけで勝利できる。 時間は倍かかるが悪夢の迷宮でも可能。 リリースとシンクロ素材の両方に使用不可能であるため、ブラックホールや激流葬以外ではこのカードを処理される危険性は低い。 ただしドラゴン族であるためレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの特殊召喚コストに使われるリスクもあるので注意。 TF6のCPU相手にこのカードを使用した場合、ライフが0にならない限りガンガン攻撃表示にしてくる上に、「高い攻撃力のモンスターが自陣にいる」と判断されて CPU側から処理することはほぼ無いため、ロックカードと表示形式変更カードを用意しておけば高確率で勝利できたりもする。 関連カード 極星邪狼フェンリル ゲーム別収録パック No.無し DS2011パック:パック:-(P)11:無し PSPTF6パック:パック:コンチネンタルサーカス(P)TF6 TF6オリジナル WiiDT1パック:パック:-(P)DT1:無し XBOXLiveパック:パック:-(P)XBL1:無し DS2010パック:パック:無し PSPTF5パック:パック:無し DS2009パック:パック:無し PSPTF4パック:パック:無し DS2008パック:パック:無し PSPTF3パック:パック:無し DS2007パック:パック:無し DS SSパック:パック:無し DS NTパック:パック:無し PSPTF2パック:パック:無し PSPTF1パック:パック:無し PS2TFEパック:パック:無し YOパック:パック:無し OCGパック:パック:無し ご購入はこちら クリック! 遊戯王&トレカ販売 カード&ホビー「KeyGrip」