約 1,597,599 件
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/470.html
ヨルムンガンド ココTシャツ ブラック ヨルムンガンド ココTシャツ ブラック サイズ L 発売日 :2012年7月29日 発売 ヨルムンガンド HCLITシャツ ミディアムグレイ ヨルムンガンド HCLITシャツ ミディアムグレイ サイズ M 発売日 :2012年7月29日 発売 ヨルムンガンド HCLITシャツ ブラック ヨルムンガンド HCLITシャツ ブラック サイズ M 発売日 :2012年7月29日 発売
https://w.atwiki.jp/danddq/pages/144.html
小型・ゾンビ系、中立にして悪 AC:12 hp:55(10d6+12) 移動速度:飛行60フィート 【筋】6(-2) 【敏】14(+2) 【耐】14(+2) 【知】10(±0) 【判】10(±0) 【魅】17(+3) 技能:〈隠密〉+4、〈知覚〉+2 感覚:受動〈知覚〉12、暗視60フィート 言語:なし 脅威度:4(1100XP) アクション 生命力吸収:近接武器攻撃+5、間合い5フィート、目標1つ。ヒット:(2d6+2)[死霊]ダメージ。目標は難易度13の【耐久力】セーヴをおこなわなければならず、失敗すると受けたダメージに等しい値だけ最大ヒット・ポイントが減少する。この減少は目標が大休憩を終えるまで持続する。この効果によって最大ヒット・ポイントが0になったクリーチャーは死亡する。 この攻撃によって死んだゾンビ系でもぶっしつ系でもないクリーチャーは、24時間後にこのヘルゴーストの制御下にあるゴーストかがいこつとして蘇る(どちらにするかは主になるヘルゴーストが決定する。ゴーストまたはがいこつ化する前に蘇生された場合を除く)。 ドルクマ(呪文・再チャージ6):【耐久力】セーヴ難易度14、60フィート以内。セーヴ失敗:(5d10)[死霊]ダメージ。 瞬間移動(再チャージ4~6):ヘルゴーストは魔法の力で、最大60フィート先までの、自分が見ることができる、何ものにも占められていない場所へ、瞬間移動をおこなう。ヘルゴーストは、この瞬間移動の前または後に1回の”生命力吸収”攻撃をおこなえる。
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/476.html
ヨルムンガンド HCLIワッペン ヨルムンガンド HCLIワッペン 発売日 :2012年9月27日 発売 ヨルムンガンド HCLI脱着式ワッペン ヨルムンガンド HCLI脱着式ワッペン 発売日 :2012年9月27日 発売
https://w.atwiki.jp/haijin7/pages/18.html
ザ廃人ズの一人、レオ氏の自宅を指す。それといってやることもなく、気づいたらその場にいる者全員が地獄に陥っている状況が多いため、この名がついた。 そのため、ヘルハウスの住人であるレオ氏そのものをヘルと呼ぶこともある。
https://w.atwiki.jp/aion20memo/pages/1600.html
シャイニング ヨルムンガンド マジェスティ シリーズ 新規龍素材を利用したドラゴニック製作アイテム 最終段階にいくとPvPオプションが追加される 最大強化レベルは10まで 魔石スロット数は6 武器リスト #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド武器.png) 盾リスト #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド盾.png) ローブセット #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具ローブセットA.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具ローブセットB.png) レザーセット #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具レザーセットA.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具レザーセットB.png) チェーンセット #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具チェーンセットA.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具チェーンセットB.png) プレートセット #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具プレートセットA.png) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンド防具プレートセットB.png) アクセサリー -頭 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シャイニング特級ヨルムンガンドアクセサリー頭.png) 情報元:http //power.plaync.co.kr/aion/%EB%B9%9B%EB%82%98%EB%8A%94+%ED%8A%B9%EA%B8%89+%EC%9A%94%EB%A5%B4%EB%AC%B8%EA%B0%84%EB%93%9C+%EC%84%B8%ED%8A%B8
https://w.atwiki.jp/sdora/pages/3618.html
属性 水属性 最大Lv 99 初期HP - 最大HP 8295 レアリティ ★6 タイプ 獣 初期攻撃力 - 最大攻撃力 1648 初期防御力 - 最大防御力 2009 初期スピード - 最大スピード 2491 +HP上限 2700 最大HP上限 10995 +攻撃力上限 1530 最大攻撃力上限 3178 +防御力上限 450 最大防御力上限 2459 +スピード上限 1110 最大スピード上限 3601 リーダースキル 蒼い羽のコサージュ 戦闘開始から1ターンの間ダメージ無効 フォーススキル1 凛冽の白牙 味方全体のHP10%消費し、水属性n%の15回連続攻撃。超高確率雪だるま化。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 - - - - - - - - - 61 ディレイターン 8 効果持続ターン - フォーススキル2 雪風に舞う蛇 味方全体のHP10%消費し、水属性n%の15回防御無視連続攻撃。初期CT8。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 進化前 [冬の蛇]ヨルムンガンド - - - - - - - - - 88 通常進化 [聖夜の蛇]ヨルムンガンド ディレイターン 8 効果持続ターン - 幻獣契約 なし 特殊能力 ギア[25] / 闘争本能[強]飛行 / [滅殺]妖精キラー 契約素材 - 契約使用先 - 入手方法 幻獣契約 備考 CV:桑原 由気・新パッシブスキルが登場!聖なる夜の冬の灯ガチャ開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=2861 k=3 ・キャラ列伝『神宿りの森と秘密の贈り物』が登場!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=2856 k=2 資料 *公式最大ステータス。 + ※立ち絵画像差分。 *立ち絵画像差分。 + ※ 潜在解放ツリー 【効果】(5) ━【効果】(5) ━【効果】(15)┣【効果】(5)┗【効果】(5) ━【効果】(15) ━【効果】(20) ━【効果】(30)+[覇者の宝珠]or[同一ユニット]【1】 ※()内は[精鋭の宝珠]必要数 潜在開放後ステータス +HP上昇量 -% 最大HP - フォーススキル1 スキル名 +攻撃力上昇量 -% 最大攻撃力 - スキル効果 +防御力上昇量 -% 最大防御力 - +スピード上昇量 -% 最大スピード - ディレイターン - 効果持続ターン - +HP上限 - 最大HP上限 - フォーススキル2 スキル名 +攻撃力上限 - 最大攻撃力上限 - スキル効果 +防御力上限 - 最大防御力上限 - +スピード上限 - 最大スピード上限 - ディレイターン - 効果持続ターン - リーダースキル スキル名 特殊能力 - スキル効果 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/fezgimel/pages/1091.html
キャラクター名 ヘルカム Pスキル 厨房度 ★★★★★★★★★ 所属国 ホル 所属部隊 [緋色の空] 戦闘スタイル 開幕中央特攻で5d3k 名言・逸話 「笛以外なら20k余裕」 タグ 総評 本当のこと言われてすぐ顔真っ赤になるのやめてください コメント おやおやヘルカムさんごきげんよう^^いろんな人に個チャ粘着してたからこんなページ作られちゃうんですよ^^私は忠告しましたからね^^ああかわいそうに^^ -- ラムゼイ (2011-12-26 06 44 53) ラムゼイさんちっすwwwwwwwwwwwwww -- ハイラル (2011-12-26 10 51 13) 最近見ないなこいつ。 -- 名無しさん (2011-12-28 20 11 27) 半歩して10kいかないラムゼイさんちっすwwwwwwwwwwwwwwww -- 名無しさん (2012-12-14 23 13 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yaruhara/pages/88.html
ゲームヘル2000オフAMショーに行こうツアー(2007/09/15) 無事終了しました。参加者の方々お疲れ様でした。 第45回アミューズメントマシンショーに、ヘル勢で一緒に行こうぜ! 今年はどんなゲームが展示されるのかオラわくわくしてきたぞォーッ!! AMショー公式ペ-ジ チケットの割引券があるみたいなのでどうぞ ■集合場所 JR東京駅(JR京葉線ホーム) ■集合時間 9/15(土)朝9時 ■行動予定 10時~3時位: AMショー(幕張メッセ) 3時~:勉強会 ■費用 入場券:1000円 交通費:各自 飯代:各自 ■参加者 人数を把握するために参加する人は直接編集してください。 当日飛び入りでもいいですが会えなかったらごめんなさい。 D.K おめが みかげ(海浜幕張駅集合でもいいすか) kenmo(勉強会から) ■勉強会詳細 アジャイル開発でゲーム製作(kenmo)講義テキスト
https://w.atwiki.jp/vipdeline2/pages/117.html
【ヒューマン】 ファイター > ナイト > ダークアベンジャー > ヘルナイト 耐久【中】ダメージ【高】移動【低】 通称:ヘルナイ、パンサーさんのペット 本体の通常攻撃は全盾中一番だが、パンサーが強化しにくい。 フェニックスナイトと同様に優秀なスタンスキル・反射スキル・ターゲット解除スキルを持つ。 フェニックスナイトと違う点はキャンセルスキルが豊富である点。 タッチオブデスと83スキルのタッチオブデスの範囲版に加え、ペットのほうもキャンセルスキルを持っている。
https://w.atwiki.jp/jyunane/pages/6.html
「姉と弟」 姉「ねーおとうとくん」 男「なんだ?」 姉 「ちしょーってなぁに?」 男「…え、それどこで」 姉「しらないおじさんがね、わたしにいったの。ねぇ、わたし、ちしょー?」 男「…姉ちゃんは姉ちゃんだよ。」 ぎゅ 姉「…えへへ、おとうとくんいいニオイ。」 男「今日は一緒に寝ようか?」 姉「いいの!?じゃ、おふろもー」 男「それはダメ」 姉「ぶー」 「ちゅー」 散歩中 姉「おとうとくん、おとうとくん」 男「ん?」 姉「あのひとたち、ちゅーしてる」 男「ば、ばかっ!声が大きいっ!」 姉「むー、ばかじゃないもん。ばかってゆーほうがばかなんだもん。」 男「いいから、子供がみるもんじゃありませんっ!」 姉「わたしはおねーさんだもん、ぶー」 男「あぁ、わかった。わかった。俺が悪かったって。」 姉「えへへ、わかればよろしい。じゃ、ちゅーして。」 男「なんでそうなる。」 姉「むー」 「カラオケ」 男友「なぁ、学校終わったらカラオケいかね?」 男「ごめん、家で姉ちゃんが待ってるから。」 男友「あ、お前んちのねーちゃんあれだっけ?大変だな」 男「…あれってなんだよ」 男友「ん、なんか言ったか?」 男「ううん、なんでもねーよ。じゃあ」 男友「じゃあなー」 |・・・ 男「ただいま」 姉「おかえりっ!おとうとくん。あのね、あのね、これおとうとくん書いたのっ !」 男「これが俺?もっとかっこよく書いてくれよー」 姉「むー、ちゃんとかっこよくかけてるもん」 男「はいはい、すぐご飯にするからちょっと待っててな」 姉「はーい」 男「…大変なんかじゃねーよ」 「弱さ」 親「ひくっ、今帰ったぞー」 男「親父…」 親「お、ちょっとみない内にいい体になったじゃねーか。池沼のくせに」 姉「やーっ!お酒くさいよぅ」 男「…姉ちゃんから手を離せ」 親「あ?ってめー誰に向かって口聞いてんだ?」 男「いいからその汚い手を離せよっ!」 親「親になんて口聞いてんだ!」 ドカッ 姉「やぁーっ!!!」 親「誰に育ててもらったと思ってんだよ、このっ、このっ!」 姉「やめて、やめてっ!おとうとくんをころさないで。やめて、やめてぇっ!あ ぁーーーっ!!!」 親「ちっ、うっせーんだよっ!池沼が。なんでお前なんかが生まれたんだか。」 男「取り消せ、今の言葉を取り消せぇっ!」 親「うるせぇ!」 ドガッ! 姉「やぁーっ!!おとうとくんがしんじゃうよぅっ!」 親「姉弟揃って出来が悪いな。ちっ、飲み直すか。」 バタン 姉「ひっく、おとうとくん、しんじゃ、しんじゃやだよぅ。」 弟「姉ちゃん…ごめんね。」 姉「う、うっく、しなないで、しなないでよぉ」 弟「…強くなるから」 「姉が見つめる死」 男「ったく、姉ちゃんどこいったんだよ…あ」 姉、しゃがみ込んで何かを見つめてる。 男「こんな所にいたのか、出かける時は一言いえってあれだけ…」 姉「うごかないの…」 男「え…それ、猫か?」 姉「このにゃんこ、ちっともうごかないんだよ。」 男「…死んじゃってるんだよ、その猫。」 姉「…なんで?にゃんこなんもわるいことしてないのになんでしんじゃうの?」 男「死なない生き物はいないんだよ。最後には必ず死ぬんだ…」 姉「おかーさんみたいに?」 男「…うん。」 姉「おとうとくんも、しんじゃうの?おかーさんみたいに。…そんなのやだよぅ 。う…ひっく。」 男「…大丈夫だよ、俺は死なないから」 姉「ひっく。ほ、ほんと?」 男「うん。姉ちゃんを絶対にしないから。だから、泣かないで」 「あかちゃん」 姉「ねぇ、おとうとくん」 男「ん?」 姉「あかちゃんってどうやってつくるの?」 男「ぶっ!ついにきたか…」 姉「ねぇ、どうやって?」 男「えーっと、オシベとメシベがなぁ…」 姉「オシベってなぁに?わたしにもついてる?」 男「いや、ついてるのはメシベの方って…あぁーっ!何いってんだ俺は…」 姉「ねぇ、ねぇ、どうやってつくるの?」 男「なんだって、また急にそんなこときくんだ?」 姉「だってほしいんだもん。」 男「赤ちゃんが?」 姉「うん、おとうとくんの」 男「俺っ!?」 姉「うん。だっておとうとくんだったら、いいおとうさんになれるもん。わたし もおとうとくんのこどもにうまれたかったなぁ」 男「…姉ちゃん」 姉「なぁに?」 男「俺、姉ちゃんのお父さんにはなれないけど、ずっと姉ちゃんの弟でいるから 。」 姉「うんっ!じゃあ、こどもつくろ?」 男「なんでそうなるっ!?」 姉「だってぇ」 「およめさん」 姉「わたし、おとうとくんのおよめさんになるーっ!」 男「姉弟は結婚出来ないんだよ。」 姉「なんで?」 男「なんでって、法律で…」 姉「どーして、すきなのにけっこんしちゃいけないの?」 男「それは…」 姉「けっこんしたらずっといっしょなんでしょ?わたし、おとうとくんといっし ょがいいよぉ」 男「姉ちゃん…」 姉「あ、もしかして…わたしのこと、きらいになっちゃった…?ぐすっ」 男「そんなことあるわけないじゃないかっ!」 姉「ほんと?」 男「うん、姉ちゃんのこと大好きだよ。」 姉「じゃ、およめさんにしてくれる?」 男「結婚なんしなくたって、俺はずっとそばにいるよ」 姉ちゃんと俺は恋よりもきっと深い繋がりだから 「ごめんね」 姉「ただいまー」 男「おかえり…ってどうしたんだよ!?その傷は?」 姉「ころんだ」 男「嘘つけ!また近所のガキにやられたんだなっ!?」 姉「ごめんね」 男「姉ちゃんは悪くないだろ!」 姉「わたし、ばかでごめんね。わたしがばかじゃなかったら、おとうとくんもよ かったのにね」 男「…そんなこと言わないでくれよ」 姉「…おとうとくん」 男「…姉ちゃんは、俺にとって世界で1番の姉ちゃんだよ。」 姉「…わたし、ばかじゃなくなりたいよ」 男「姉ちゃんはそのままでもいいから」 姉「でも、ごめんね…」 男「…俺の方こそごめん」 「プレゼント」 男「そろそろ誕生日だよな。プレゼントは何がいい?」 姉「んー、おかねっ!」 男「金?なんで?」 姉「だってわたしもおとうとくんにプレゼントあげたいんだもん」 男「俺の誕生日はまだだよ。」 姉「でも、わたしだけプレゼントもらったらおとうとくんないちゃわない?わた しおねーさんだもん。」 男「そんなこと気にすんなよ。俺は姉ちゃんにプレゼントあげられてうれしいん だからさ。」 姉「うれしい?」 男「うん、誕生日に姉ちゃんがいてくれてありがとうって伝えたいんだ。」 姉「おとうとくん、やさしいね。うれしいよー」 男「そっか、よかった。」 姉「えへへ、おとうとくんえらいこ、えらいこ」 なでなで 男「ね、姉ちゃん。くすぐったいよっ」 「ナンパ」 ナンパ男「ちょっと、そこの君!」 姉「なぁに?」 ナ「どっか遊びにいかない?奢っちゃうからさー」 姉「やー、わたしおとうとくんとあそぶんだもん。」 ナ「…ん、なんだよ。この女、池沼かよ。」 姉「ちしょー?」 ナ「声かけて損した。池沼がこんな所にいるんじゃねーよ、ばーか。」 姉「ば、か…」 男「ごめん、バニラしかなかった…って、姉ちゃん?」 姉「わたし、ばか…」 男「どうしたんだよ?」 姉「ねぇ、おとうとくん。わたしいちゃいけないんだって、ばかだから。」 男「誰がそんなことを…っ!」 姉「おとうさんといっしょだね。やっぱばかはだめなのかなぁ?」 男「…そんなこと、そんなことないよ。」 姉「おとうとくん?」 男「…そんなこと、ないんだ」 「生理現象と嫌悪」 俺は姉を神聖視する傾向があるらしい。 姉「おとうとくん、おとうとくんっ!」 男「なに?…って裸ででてくんなっ!」 姉「むぅっ、なんでよぅ」 男「いいから、体拭いて服着ろよ!それは一人で出来るだろ?」 俺は急いで目を反らしたが、姉の充分に発達した体が目に焼き付いて離れない。 と、同時にものすごい罪悪感に襲われた。 姉「おとうとくん、いっしょにおふろはいってくんないし、つまんないよー」 男「いいから、早く服着ろよ。着替えたらアイスあげるから。」 姉「アイス、すきーっ!」 姉はとてとてと駆け出す。思わず目に写ったヒップラインに俺は自分の中心が隆 起するのを感じた。 男「俺、死ね…」 それでも反応してしまう自分がたまらなく汚らわしいものに感じた 「プロレスごっこ」 姉「むむむ」 男「姉ちゃんが本読むなんてめずらしいな。何読んでんだ?」 姉「ねーねー、おとうとくん。」 男「ん、読めない漢字でもあるのか?」 姉「なんでこのひとたちはだかなの?」 男「ぶっ!それ、どこで!?」 姉「おとうとくんのへやにあったー」 男「う、しまった…」 姉「ねー、なんで?なんではだかでプロレスごっこしてるの?」 男「し、しらないよっ!」 姉「でもこれおとうとくんのごほんでしょ?」 男「いいから、子供は知らなくていいのっ!」 姉「むー、こどもじゃないもん。おねーちゃんだもん。あ、おとうとくんもはだ かでプロレスごっこしたいの?」 男「なんでそうなるんだよっ!?あ、服脱ぐな~!!」 「進路」 師「お前、進路どうすんだ?」 男「就職しようかと思います。」 教師「お前の成績ならある程度の大学はいけると思うんだが…」 男「うちにはそんなお金ないですし。」 教師「奨学金制度ってのもあるんだ。それに…」 男「とにかく俺は就職します。」 教師「お姉さんを一人にするのが心配か?それなら学校で施設を紹介してもいい んだぞ。」 ガタッ! 教師「…どうした?急に立ち上がって。」 男「…いえ、とにかく大学には行きませんから。失礼しました。」 |・・・ 姉「あ、おとうとくん。おかえり~。きいて、きいて。おうたかんがえたの。」 男「…姉ちゃん」 ぎゅっ 姉「えへへ、おとうとくんきいてる?」 男「うん、それで歌の題名は?」 姉「ずっといっしょだよっ!」 「星空」 姉「やだ、やだ、きもちわるいよぅっ!」 一階から聞こえる姉の声で目を冷ました俺が目にしたのは、父に組み敷かれる姉の 姿だった。 姉「や、やめて、おとーさん」 父「池沼のくせに体だけは発達しやがって。」 あいつは姉ちゃんに何をしている? 目の前が真っ赤になった俺は思わず、親父を殴り飛ばした。 父「うぐっ!」 姉「…おとうとくん?」 男「行こうっ!」 俺は姉の手を引き、家を飛び出した。 行くあてなどなかったが、一刻も早くあの汚らわしい家から出たかった。 姉「…おとうとくん、つかれたよぉ」 男「あぁ、ごめん。少し休もうか」 俺達は川辺に座り込むと夜空を見上げた。 姉「あ、おとうとくん。ほしがいっぱいだよー」 男「そうだね」 姉「あれがわたしでー、あのほしがおとうとくんっ!」 無邪気な姉の顔を見ながら、俺は繋いだ手をぎゅっと握りしめた 「雨」 男「うわぁ、急に降って来た。傘持ってきてないし、どうすっか…」 生徒A「おい、校門の前で、変な女が立ってるの知ってるか?」 生徒B「知ってる、知ってる。傘持ってるのに刺さないで立ってんだろ?頭おかし ーんじゃねーの?」 生徒A「そうかも、なんかずっとニヤニヤしてるらしいし。」 男「まさか…」 |・・・ 姉「あ、おとうとくんっ!おかえりー」 男「どうしたんだよっ!?こんなずぶ濡れで。」 姉「おむかえだよぉ。はい、これっ!」 男「傘?持ってるならなんでささないんだよ?」 姉「だって、これおとうとくんの傘だもん。」 男「だからって…」 姉「…おねーちゃん、またわるいことしちゃった?ごめんね、おとうとくん。」 男「…姉ちゃんは悪くないよ。傘、ありがと。」 姉「えへへー」 男「風邪ひくから早く帰るよ。ほら、傘ん中入って。」 姉「うん。…くちゅんっ」 男「ほらほら、言わんこっちゃない。帰ったら風呂はいんなよ?」 姉「一緒にはいるーっ!」 男「だーめ。一人で入る!」 姉「けちー」 「捨て猫」 ヌコ「みぃみぃ」 姉「あ、にゃんこだー」 男「捨て猫だな。」 姉「にゃんこ、すてられちゃったの?」 男「かわいそうに、まだ子猫じゃないか。」 ヌコ「みー」 姉「みー?」 ヌコ「みーみー」 姉「みーっ!」 男「なぁ、姉ちゃん。」 姉「みー?」 男「こいつ、うちで飼おうか?」 姉「みー!」 ヌコ「みー!」 男「じゃ、名前決めなきゃな。何がいい?」 姉「みー」 男「みー?」 姉「みー、みー」 男「いや、猫語じゃわかんないから」 「うちの猫たち」 結局、猫の名前はみーにした。 男「みー、ごはんだよ。」 みー「みゃあー」 姉「みゃぉーん」 男「こらこら、姉ちゃんは食うな」 姉「むー」 「迷子」 姉「おとうとくん…」 男「どうした、姉ちゃん?」 姉「みーがいないの」 男「え?」 姉「みーがいなくなっちゃったぁ、ひっく」 男「ちょ、落ち着けって。」 姉「ひっく、ぐすっ、みーがいないよぉ」 男「わかった、探してくるから。」 姉「わたしもさがすっ!」 男「姉ちゃんは家で待ってて。」 姉「やぁ、さがすのっ!」 ダッ 男「あ、姉ちゃん!」 |・・・ 男「ったく、自分も迷子になりやがって…ん?」 姉「やめて、やめてよぅっ!」 ガキ1「なんだよ、この女。気持ちわりぃなぁ。」 ガキ2「こいつ、近所の身障オンナじゃね?じゃ、この猫こいつのかよ。」 姉「やめて、みーをいじめないでぇっ!あぁーっ!!」 ガキ1「っるっせーな、池沼っ!」 姉「やめて、みー、みーっ!」 男「姉ちゃんっ!」 ガキ1「あ、なんだよお前?」 男「こんなことして、いいと思ってんのか。」 ガキ2「けっ、保護者かよ。大人づらすんじゃねーよ。」 男「いいから、姉ちゃんに触るな。」 ガキ1「あ~あ、なんか白けちゃったな。」 ガキ2「今更はやんねーよ、そういうの」 姉「みー、みー」 男「…姉ちゃん、大丈夫か?」 姉「…おとうとくん。みーが、みーがけがしてる、みーがけがしてるよぉ。」 男「…姉ちゃんも怪我してるじゃないか」 姉「みーしんじゃう?やだよぅ…」 男「大丈夫だよ、姉ちゃん…一人にして、ごめんな。」 姉「おとうとくんも、どこかいたいの?ないちゃ、やだよぅ。」 男「ごめん、ごめんな。」 姉「ぐすっ。よしよし、いいこだからないちゃだめだよ。いたいのいたいのとん でけーっ」 男「姉ちゃん、ごめん…」 姉「だいじょうぶだよ、おねーちゃんがいっしょだから。だから、なかないで。 」 本当は痛いのは姉ちゃんのはずなのに… 優しい姉は猫を抱きながら、俺を撫で続けた。 「夢」 姉「おとうとくん、おとうとくん」 男「う~ん、むにゃむにゃ」 姉「おとうとくん、おきてよぉ」 姉「むー、おきないよぉ。」 猫「みー」 姉「あ、みー。おとうとくんとねてたの?ずるいよぉ」 猫「みゃあ」 姉「うー、わたしとはいっしょにねてくれないのに、ずるいずるいー。」 猫「みゃみゃー」 姉「いいもん、わたしもおとうとくんといっしょにねるんだもん」 ぎゅっ 姉「えへへ、いい匂い」 その日、俺はみーみーなく姉二人にひたすら絡まれる夢を見た。 「目隠し」 姉「だーれだっ」 男「姉ちゃんだろ?」 姉「うー、なんでわかっちゃうのぉ?」 男「だって、そりゃわかるって」 姉「むーむー」 男「それともわかんないほうがよかった?」 姉「それもやー」 男「ならいいじゃん。」 姉「うーん。」 男「俺が姉ちゃんの声、間違えるはずないだろ?」 姉「そっかぁ。おとうとくん、いいこいいこー。」 男(ほんとは声する前からわかってるんだけどね。姉ちゃんの胸で。) 姉「おとうとくんどうしたの?」 男「う、ううん。なんでもないよ。」 不埒な妄想した後、俺はひとしきり自己嫌悪した 「思い出」 姉「じ~っ」 男「ん?」 姉「じ~っ」 男「姉ちゃん、何みてんの?」 姉「じ~っ」 姉はおもちゃ屋の前から動かない。何か欲しいものでもあるんだろうか? 姉「ごそごそ」 ポケットの中をまさぐっている。コートのポケットだけで、満足出来なかったの か、スカートまで探り出す。 姉「あ、あったっ!」 姉の手には100円玉が一枚握られていた。 それをうれしそうに掲げ、とてとてと店の中に入る。 男「あ、ちょっとっ!」 慌てて、姉を追いかけると案の定、店員と揉めていた。 姉「なんで?なんでだめなのぉ?」 店員「ですから、少々ご予算が…」 姉「う~」 男「あ、すいません。俺が払いますから。」 素早く会計を済ませ、迷惑そうな店員を尻目に店を出る。 男「ったく、何がそんなに欲しかったんだ?」 姉は大事そうに古い戦隊モノの人形を抱えている。 俺が視線を向けるとモジモジと人形を隠してしまった。 男「どうしたの?」 姉「なんでもないっ!」 いつもと違う姉の態度を訝しげに思いながら、俺達は家路についた。 |・・・ 家に帰った後も、姉はおかしかった。いつもはここぞとばかりにベタベタするく せに、今日はなんだか俺を避けているようだった。 男(なんか、寂しいな) 一人、自室で悶々としてると、ノックの音と共に姉が現れた。 男「どうした?姉ちゃん。」 姉「あのね、これっ!」 男「これは?」 姉、お気に入りのリボンでぐるぐる巻きにされた人形が差し出される。 姉「おとうとくん、おたんじょうびおめでとうっ!」 男「あ…」 忙しくて忘れていたが、今日は俺の誕生日だった。 男「ありがとう。でも、なんで人形?」 姉「だっておとうとくん、ほしいっていってたもん。」 …思い出した。これは俺が子供の時に好きだった戦隊ヒーローだ。 そんな昔のことを姉は覚えていてくれたんだ… 姉「おとうとくん、うれしい?」 男「…うん、とってもうれしいよ。」 姉「やったぁ!」 姉はとても幸せそうな顔を浮かべる。ずっと昔から好きだった姉ちゃんの笑顔。 「おえかき」 姉「ふんふ~んっ♪」 男「姉ちゃん、何書いてんの?」 姉「おとうとくん~」 男「俺?」 姉「こっちはわたしぃ」 男「そっか。姉ちゃん、絵うまいよな。」 姉「えへへ~」 男「でも、姉ちゃんが書くのっていつも一緒だよな。たまには他のも書けば?」 姉「ほかの?」 男「風景とか花とか」 姉「ん~、わかんない。」 男「なんで?」 姉「あんまみたことないもん。」 男「…そっか、あんま遠出したことないもんな。」 姉「でもおとうとくん書くのはすきー」 男「…ありがとう。今度、旅行でも行こうか?」 姉「りょこー?」 男「うん、どこか行きたいとこある?」 姉「う~んとね、コンビニっ!アイスたべたい。」 男「それじゃ旅行にならんだろ」 姉「むー、アイスぅ」 男「はいはい。じゃ、一緒に買いに行くか?」 姉「わーいっ!」 「お買い物」 男「いらっしゃいませー」 俺は近所のコンビニでバイトを始めていた。 姉を一人にしておくのは不安だったが、女が面倒をみてくれるといったので、少 しの時間だが働くことにしたのだ。 男「ちょっと、裏行ってきます。」 先輩「あいよ。」 今度、女にお礼しなきゃなー。 そんなこと考えながら、ペットボトルを詰めていく。 姉「おとうとくんいますかー?」 …姉の声が聞こえた気がした。 先輩「え、弟くん?」 女「あの…男さんは今、いますか?」 女の声も聞こえる。まさか… 男「姉ちゃん!それに女も」 姉「あ、おとうとくんだー!」 女「ごめんなさい、仕事中に。」 男「いや、いいけど。なんでここに?」 姉「おかいものだよっ!」 女「あの、お姉さんがどうしてもここでお買い物がしたいって…」 男「姉ちゃん、わがまま言っちゃだめじゃないか。」 姉「だってぇー」 女「あ、怒らないであげてください。お姉さん、男くんからアイス買いたいって 、自分のお小遣を…」 見ると、姉ちゃんの手には百円玉が三枚握られていた。 基本的に姉ちゃんにはお金を持たせていない。 時々余った小銭を渡し、好きなお菓子を買ったりするのだった。 男「…これ、お小遣全部だろ、いいの?」 姉「うんっ、かいたいの。」 男「そっか。じゃあ、好きなの持ってきな。」 姉「はーいっ!」 散々迷った揚げ句、普通のバニラアイスを三つ持ってくる。 姉「くださいなっ!」 男「こんなに食うのか?」 姉「ちがうよー、わたしとおんなちゃんとおとうとくんのだよっ!」 女「え、私のもですか?」 姉「うん、かえったらさんにんでたべようね。」 誇らしげに三百円差し出す。 足りない消費税はポケットの小銭で足しておいた。 姉「ばいばーい、おとうとくんっ!」 女「お仕事がんばってください」 仲良く二人手を繋いで帰る。 先輩「お前、今日は早くあがっていいぞ」 男「え?」 先輩「アイス溶けちまうだろ?」 男「…ありがとうございます。」 先輩「いいお姉さんだな」 男「俺の自慢の姉です。」 俺は笑みを押さえられず、ニヤニヤしながら答えるのだった。 「アイスの行方」 男「ただいまー」 姉「おかえり!おとうとくん」 女「おかえりなさい。お仕事お疲れ様です。」 男「なんか、こうしてみると俺達家族みたいだよな」 女「そ、そんな奥さんだなんで(////)」 男「…そこまで言ってないけどなー。」 姉「むー、およめさんはわたしだもんっ!」 男「姉ちゃんは俺と結婚出来ないだろ…それより、俺のアイスは?」 姉 女「あ、たべちゃった。」 男「…おい」 「ちょこれーとうぉーず」 姉はチョコレートとアイスが好きだ。 家にチョコレートを買い置きしておくと、どんなに隠しておいても必ず見つけて 食べ尽くしてしまう。 男「あー!姉ちゃんまたチョコ食べたな?」 姉「たべてないもんっ」 男「嘘つけっ!口の回りまっくろだぞ。」 姉「ちがうもんっ!」 ごしごし 男「袖で拭くなっ!そんなに食べると虫歯になるし、鼻血も出るんだぞ?」 姉「うー、なんないもん」 男「虫歯になると歯医者さん行かなきゃならなくなるよ。」 姉「はいしゃ、やぁ…」 | 男「だろ?じゃあ、チョコ我慢出来るな?」 姉「うー、おとうとくんのいじわるっ!」 ダダダッ 男「あ、待てっ!」 姉は自分の部屋に篭ってしまった。 男「さて、どうすっかな…」 このままでは本当に歯医者に行かなければならなくなるかもしれないし、あまり 意地汚いのもよくないだろう。 悩んでた俺はなんとなしに雑誌を読み出した。 男「これは…」 とある記事を目にした俺に名案が浮かぶ。 男「…よしっ!」 俺は姉ちゃんの健康を守るという使命感7割、いたずら心3割で、計画を実行に移 した。 |・・・ とてとて 姉「あ、ちょこだぁっ!」 キョロキョロ 姉「たべちゃお~。いただきまーすっ!」 ぱくっ 姉「っ!にっがぁ~い!」 男「姉ちゃん、どうした?」 姉「うぅっ!おとうとくん、ちょこがぁ、ちょこがにがいのー!!うわぁぁんっ !」 男「あ~、これはチョコレートが苦くなっちゃう病だな。」 姉「ぺっぺっ。うー、びょーき?」 男「そう、チョコを食べすぎるとなっちゃう病気。このままだとずーっと治んないぞ?」 姉「いや~っ!!!」 男「じゃ、これからは勝手にチョコ食べない?」 姉「うんっ!」 男「食べたくなっても我慢する?」 姉「するっ!」 男「じゃ、ちょっとの間チョコは我慢な。」 姉「うー、がんばるもんっ!」 ガチャ 女「おじゃましまーす。あれ、どうしたんですか?」 男「あ、女。」 女「あれ?これカカオ99%じゃないですか?すごく苦いですよねー?」 姉「…にがい?」 男「あ、バカっ!」 姉「このちょこにがいの…?」 女「え?そうですよ、とっても苦いって評判なんです。」 ぷるぷる 男「あ~、しまった…」 姉「…おとうとくんの、うそつきぃっ!!!」 その後、姉は三日間口を聞いてくれなかった。 俺はたくさんのチョコレートでご機嫌を取るハメになったのだった。 「海」 姉「おとうとくん、はやくーっ!」 男「そんなに急ぐなって。」 俺と姉は、約束していた旅行に出掛けていた。 旅行といっても、近場の海に日帰り旅行。 高校生にはこれくらいが限度だった。 男「はぁ…バイトしよっかな。」 母親の生命保険がまだ大分残っていたが、それもいつまでもあるわけではない。 海に来てまで、俺はそんな主婦的思考に苛まれているのだった。 姉「おとうとくん、まだー?」 男「ごめんごめん、今いくよ。」 姉が無邪気に微笑む。 …今はそんなこと忘れよう。 精一杯楽しんでる姉を見ると、全てどうでもよいことに思えてくる。 冬の海は寒いし、人もいないが姉は気にしてないみたいだった。 姉「おとうとくん、これなぁに?」 男「これは貝だよ。」 姉「ちがうよ、かいはもっとくろくて、ちいさいもんっ!」 男「それはみそ汁のあさりだろ?これは巻貝。耳にあててみ?」 姉「う?」 男「ほら」 姉「わぁっ!!」 男「どうだ?」 姉「ざーって聞こえる!おとうとくん、ざーってきこえるよっ!」 男「海の音がするだろ?」 姉「うんっ!これもってかえっていい?」 男「大丈夫だよ。」 姉「じゃあ、わたしとおとうとくんのでふたつー。」 姉は大事そうにポケットにしまった。 一通り浜辺ではしゃいだ後、姉はスケッチブックをとりだした。 姉「うみーはひろぃなー。」 楽しそうに色鉛筆を走らす。みるみるうちに綺麗な青色が広がっていく。 男「楽しい、姉ちゃん?」 姉「うんっ!」 満開の笑顔で答える。 それだけで来てよかったと思えた。 そんな姉を見続けていると、俺は暖かい気持ちで満たされていくのであった。 |・・・ 男「…ん」 気付くともう日が傾いていた。 どうやら眠ってしまったらしい。 ふと、重みを感じて見てみると、案の定姉が胸の上で寝ていた。 枕もとには開かれたスケッチブック。 そこには安らかな顔をして眠る俺が描かれていた。 男「姉ちゃん、海みりゃいいのに俺見てたんだ。」 苦笑するが、暖かい気持ちになる。 姉「むにゃ…おとうとくん、すきぃ」 男「俺も姉ちゃんが大好きだよ。」 彼女の手の中には仲良く二つの巻貝が握られていた。 「ねこじゃらし」 男「ほらほら、みー」 ふりふり ミー「みゃっ!」 男「おおっと」 ひょいっ、ふりふり ミー「うにゃっ!」 ひょいっ 男「こっちだぞー」 姉「おとうとくん、なにやってるの?」 男「あ、姉ちゃん。ほら、猫じゃらし」 姉「ねこじゃらし?」 男「こうやるんだよ」 ふりふり ミー「にゃあっ!」 ひょいっ 姉「わぁっ!わたしもやるー」 男「はい、やってみ」 姉「うんっ!」 ふりふり ミー「みゃみゃっ!」 ガシッ 姉「あー!」 男「あらら」 姉「むー」 ふりふり ミー「うにゃっ!」 ガシッ 姉「むー!」 男「あーあ。ほら、貸してみ?」 ふりふり ミー「みゃっ!」 姉「みゃっ!」 男「う、うわぁっ!」 バタンっ! 男「…姉ちゃんが飛び掛かってどうすんだよ?」 姉「みーみー」