約 5,427,665 件
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1860.html
第3幕 “エリジウム”島。舞台は地上の楽園のような印象を与える。舞台後方、客席から見て左に、ジェノヴァの町の遠景と、夕陽に輝く海面とがぼんやり見える。客席から見て右は舞台が緩やかな坂で、奥の方で、舞台はごろごろした岩石と変じ、急に高くなる。岩の道が坂に通じ、その向こうには密集した薔薇の生垣の濃厚な色が輝いている。舞台の中央では奥の方に芝生が広がり、高い羊歯と草花がしばしば眩い色で生い茂っている。その密集した茂みから幻想的な形のあずまやや、大理石の群像が覗いている。像の大半はギリシャ神話のエロチックな場面を描いている。黄昏時には光の噴水となる噴水は、高く水を吹き上げる。あちこちの茂みから、大理石が生き返ったみたいに、牧神の姿がのぞく。水の精の群れが舞台をすり抜け、バッカスの祭司たちが騒々しい叫び声をたてて急ぎ去る。最初の見物客がもう姿を現す。声もたてずに驚き、彼らは不思議なものの中を歩く。遠く、町の方から夕べの鐘が響く。鐘が続く間、異教の妖怪は姿を消し、市民は跪き、帽子をとる。そのうちに暗くなる。遠く町から深紅の靄のような光線がいくつも照っている。海面は見物にやってくる人たちの小舟で、まるで何千もの光の種が蒔かれたみたいだ。噴水が輝き始める。あちこちの茂みで、蛍火のように、閃光がぱっと燃え上がる。花房から石像に緑の光が投げかけられる。その石像は熱烈に絡みあった男女を表現している。異教の恰好をしたものたちは大胆になり、妖精に扮した子供はジェノヴァの町の立派な市民に花吹雪をまき散らす。牧神がひとり舞台に出て笛を吹く。他の牧神たちが惹かれて近寄って来て、牧笛を吹いている牧神の周りに集まる。水の精の行列が過ぎ去り、牧神たちがその後を追う。町から音楽が聞こえ、牧神たちは耳をすます。最初の市民たちが姿を現す。町の人たちである。牧神に追われた水の精たちは新たに反対の方向に逃げる。臆して小グループで来た市民の驚愕。牧神のひとりがニンフをすばやくつかむ。求愛、拒絶、激しい催促、遂に承諾という二人の場面。荒々しい情熱へと戯れが高揚。(舞台奥でバッカスの祭司たちが叫び声を上げて騒いで過ぎる。)そして歓喜に満ちた倦怠感。牧神と水の精が何組かペアで戻って来る。草地や傍の茂みに横たわって、愛の戯れ。牧神がまた笛を吹く。夕べの調べ。町からの夕べの鐘の音はとても遠く、殆ど聞きとれない。市民たちは跪き、帽子をとる。鐘の音が聞こえる間は、異教のものたちは去っていたが、また戻って来る。彼らが控え目に市民に戯れると、市民は、個々の例外は別として、避けるような態度で何度も十字をきる。この戯れは第2場になるまで、だらだらと続く。その後は目立ったことは何も起こらない。ただ、時々、水の精や牧神が茂みや柱の陰から好奇心に満ちて顔をのぞかす。奥の方では時おり市民が散歩しながら舞台を横切る。 第1場 市民1 使徒アンドレアス様の 遺骨にかけて 市民2 手を組んで 大事なのは 畏敬の念をもつこと。 市民1 不品行な魔物が いなければ、 ここは天国だと、 私は言いたい。 小さな男の子 知ってる、お父さん、 あれは天使じゃない? 父親 天使だって! バカな子だ! 母親がつつき、父親は考えを変える。 もちろん天使だとも。 母親 あんたは、どう思う 夕べの鐘が鳴ったとき あんたも少し不安に なったんじゃない? あの角の生えた奴らは 市民3 もったいぶって ご覧なさい、奥様 お分かりになりませんか、 これは“芸術”ですよ! 亡きフランチェスコ・ スフォルツァ総督、 ーご冥福を お祈りいたしますー 厳しいお方でした、 その方の下で私は一度 絵の手伝いを したことがあります 市民1 静かに あの人は絵描きたちのために 足場を作ったんだとさ。 大工だね。 市民2 ははは! 市民3 疑い深く 何が言いたいんだ? 母親 話の続きをしてください 市民3 落着いて では。私はここに入って 来て、全体を見たときに 再びあの絵のことを 考えたのです。 宮殿には たくさんの絵があります けれどここのは あたりを指さして 本当に、ずっと ずっと美しい。 母親 すべて生き生きしてる 市民2 そして匂いがある 市民1 こんなにたくさんの灯り! 演出家への注: 舞台は昼間のように明るくなければならない。 市民3 そして空には星が! 彼らは先に進む。 第2場 若者 貧しい身なりで友人と登場して ボクは惨めな気がする。 こういう場所には、 晴れ着を着て お祭り気分で やって来てこそだ 友人 腹もいっぱいで。 若者 ああ、そんなことはどうでもいい 二人は先に進む。 第3場 マルトッゥチア あるグループに近づいて すみませんが、皆さん、 私のご主人のアルヴィアーノ様を 見かけませんでしたか? 一人目 貴女のご主人のアルヴィアーノ様? 二人目 もちろん見ましたよ! 三人目 入口のすぐ左、 そこです 柱のそばに ー見えるでしょうー 少し前に 大勢の人と立っていました 多分芸術家たちだと 思います。 グループはゆっくり離れていく。 マルトッゥチア ああ神様、ああ神様 もう1時間も 探してるんです 絶望して行こうとする。 第4場 牧神パン(ピエトロ) 静かに へい、マルトッゥチア! マルトッゥチア とても吃驚して いったい何なの? 私を何かが今 ピエトロ 俺だよ、ピエトロだよ マルトッゥチア ああ、イヤな予感! あいつを連れて来たのか、 悪魔め! だから 今夜は突然 時計が止まり ご主人様の部屋で 物音がした ピエトロ 黙れ、ばか女! 俺がいるのが、見えないのか? マルトッゥチア 腹をたてて 何て? お前が生きてるって? ごろつきが! ピエトロ 不機嫌に もういい! 急いで言ってくれ 用心深くあたりを見回して 何をしている 俺の美女は? マルトッゥチア 堰をきったように、捨鉢に そのことよ! そのことよ! おお、聖ヨーゼフ様! 彼女は逃げ出したよ ピエトロ いまいましい あま め! マルトッゥチア 厄介事を しでかして 悪魔め! ピエトロ お前に言わなかったか、 お前は彼女を 騎士のメナルド様に マルトッゥチア 嘆きながら 可哀想なご主人様 アルヴィアーノ様! 悪意をもって 知ってるわ、 彼女が誰だか ジネーブラ・スコッティよ 彼女が自分で言ったの そして町中が この略奪の話でもちきり。 あんたが彼女を誘拐したのね、 今なら皆信じるだろう、 ご主人様と私は 彼女が逃げるや否や そこにはもう イヌどもが “八人組”の追っ手たちが ご主人様を探してた。 ああ、ご主人様が見つかれば 私は不幸せな女 ご主人様にすべてを白状して、 ご注意申し上げよう そしてお前は車裂きの刑に処してやる、 このならず者め! ピエトロ 静かに口笛を吹いて 辛抱しろ、くそ婆! 牧神の群れが彼女に飛びかかり、彼女が叫び声をあげる前に、猿ぐつわをかませ、すばやく茂みに引きずり込む。ピエトロ去る。 第5場 アルヴィアーノ 横から市長と登場して 私にはやっぱり マルトッゥチアの声が聞こえたような! 微笑みながら 昨日から至る所で 声が聞こえます。 屋外では歌声が 茂みでは囁きが さっきはカルロッタの 銀の鈴のような笑い声、 でもそれは多分 錯覚だったんだ。ああ、 あの日以来、 彼女が初めて 私の家に 足を踏み入れてから、 私は変わった、幸せだ! 貴方のご息女はいかがですか、 温かく 間もなく私の妻になる、 口では言えないほどすばらしい、 とても穏やかで美しく、 優しさに満ちている。 でも貴方は黙っておられる、 どうされました、市長殿? 市長 少し話をそらしながら 頭が混乱して 目がくらみます。 貴方が只今 見せてくれたことが、 理解しがたいのです、 たった一人の人間の 頭脳が この魔法の王国を 考え出すなんて! アルヴィアーノ 多くの人が手伝ってくれました。 芸術家たちが創ってくれました 私はただ夢を出しただけです! 市長 けれどもあなたは、あなたと芸術家たちは 余りにも多くを与えてしまったのではないかと、 私は心配なのです。 お腹をすかした人々は皆、 喉の乾いた人々は皆、 色と香りと音と 可愛らしい姿に溢れた このバッカス祭を 有頂天になって楽しむでしょう。 日常に再び戻ったとき、 彼らは日常が意気消沈して 無益なものに見える、 貴方がたは彼らから日常を奪うのです。 貴方がたは彼らに天国を見せる、 こんなに近くにあって魅力的、 だから我々はこの地上とその力を 喜ばなくなる。 地上の力は、我々をそこに引き止め、 永遠の歓喜のある 魂の領域に我々が 上昇するのを阻止するのです。 私は彼らが嫌いだけれど 彼らの悪だくみを今日だって 恐れているけれど あの嫉妬している貴族たちと 見解を同じくしているところもあります。 つまり、貴方の寛大さは 我々みんなに幸福をもたらすか それとも堕落をもたらすか、と自問するとです。 アルヴィアーノ 私もまた自問しました。 すると疑念が私をひどく 責め立てます。けれど私は 罪を自覚しています。 それは冒涜的な考えで それが実を熟成させました。 私はそれを呪いましたが その毒が私の魂を貪るのです。 この罪に酬いるために、 当時はまだ私の心にあっただけの、 私の最愛のものを、 私の喜びのない毎日の 唯一の幸福を犠牲にしました、 後悔はしていません、 というのは思いがけず 高価な報いを私は得たからです。 これを私は前兆だと思っています。 そして今晩 異議を申し立て、 すべての市民の前で それを立証するという アドルノの警告にもかかわらず 私は、好意的な運命と 天上の神を 信じています。 神は私に遂に 恩寵を与えてくれたのです。 市長 彼に歩み寄り、両手を肩に置いて、彼の目を優しく、真剣に 見る。 私は、貴方の罪が いかなる種類のものかは問いません、 けれど確かに思われるのは アルヴィアーノ いつか貴方にはお分かりいただけるでしょう、 そして私の罪を許してくれるでしょう、 私には分かっています。 横に繋がっている道を行こうとしているカルロッタとアドルノが退場する二人には見えないで登場。カルロッタはアルヴィアーノを見ると、びくっとして、気付かれないようにする。 カルロッタは一体どこにいるのか? 市長 さあ、一緒に探しに行きましょう。 二人は奥の方に去る。 第6場 アドルノ 聞こえませんか? 貴女を 探していますよ、カルロッタ嬢、 貴女は、身を隠して、 影の中に逃げ込み、そうやって 婚約者から逃れるのですか? カルロッタ ああ、私のことを 悪く思わないで、公爵様、 自分でも分からないんです、 私がどうなったのか。 私が昨日、貴方に ヴィテロッツォ伯爵のことで “ノー”とお答えしたとき、 私は自分を誇り高く、自信があり 立派で幸福せだと 感じていました。 でもあの絵が 貴方がとても気に入った あのアルヴィアーノの絵が 完成して以来、 私の中で何か 脱力してしまったようで 私の愛がもはや 以前と同じでないように 思われるのです。彼が つまらなくなったのではありません。 分かってください 彼が私に彼のすべてを 彼の最高のものをくれて、 私にはもう期待するものが 何もないのです。 そうなると私は やっぱり分からないのです、 ひとりの女の 二つに分裂した感情が 貴方の思いやりを目覚めさせるのか 貴方の中に嘲笑のようなものを 呼び覚ますだけはないか、 公爵様? アドルノ お願いだから、私を信用して、 貴女はやはりいかに純粋で素直なことか お嬢さん! 第7場 奥の方にゴンザルヴォ、グイードバルド、ミケロットが登場。二人を見つけて不意に立ち止まり、激しい身振りをまじえて、囁き合う。左(あるいは右)側で交わされる公爵とカルロッタの話は初めは聴こえないが、だんだん興奮してくる。 ゴンザルヴォ あそこを見ろよ! グイドバルド 公爵と 市長の娘だ! ミケロット 当てにならない人物! グイドバルド 不吉な予感がする! カルロッタ この島に足を踏み入れるや 不安でいっぱいでした! ゴンザルヴォ 用心しろ! ミケロット 剣の鞘を ゆるめておけ、皆! グイドバルド ヴィテロッツォが姿を見せない ゴンザルヴォ 良い兆しではない! ミケロット 行くか? ゴンザルヴォ 行こう。 ミケロット お前は? グイードバルド 皆で行こう! ばらばらの方向に去る。 第8場 カルロッタ ワインを飲んだみたい、 きつい、魔法をかけた 薬草を混ぜたみたいなワイン、 あるいは愛に狂う 処女の心血から調合された あの不思議な飲物を飲んだみたい! 美の持つ恐るべき魔力、 いつもは抑制され、 半ば感覚から隠されているのが、 今、解き放たれ、日の目を見て みだらな眼差しにさらされる。 女性のすばらしい肢体さながら、 恋に憧れる年頃には覆い隠されているものが 突然、裸で立ってみせ、 恋する若者たちの幸せに酔った眼差しの前で 幾千もの魅力を放つ! 第9場 メナルドがベールを被った女性と、ユリアン伯爵と共に登場。 ユリアン 気が晴れたようだね、 メナルド君 ボクも満足だ。 カルロッタはアドルノと話しながら散歩を続け、この場面の終り頃になって戻って来る。 メナルド では君は知っているのか、 ジネーブラがどこにいるか? ユリアン 知っていたら、 この狂ったような 欲望の庭園をひとりで さまよったりはしない。 メナルド 嘲るように では、私の腕をとる このベールを被った美人が 貴方の恋い焦がれる方なら、 どうする? ユリアン 彼女がそうじゃないことは、 ジネーブラの愛が ボクに保証してくれる。 声を高めて もし彼女がそうなら 不意に ボクは君を刺し殺す。 アドルノとカルロッタがまた姿を見せて、前方に来る。 メナルド 剣に手をかけるが、一歩退き、考え直す 今夜は戦うには 美し過ぎる、そうでなかったら 君は不遜な言葉の 償いをするところだったよ、伯爵。 ユリアン また会おう、 メナルド君! ユリアンと、女性を連れたメナルド、去る。 第10場 カルロッタ それに加えて貴方は あの誘惑の歌を歌われた、 私の赤い唇の一度のキスのために 暴力も、命を賭けることも 恐れないという 美青年タマーレの 不幸せな恋と、 荒々しい欲望の歌。 公爵様、人生というものをご存じで 女性を何人もご存じの貴方は アルヴィアーノに罪を犯しました。 でも彼はもっと大きな罪を自分に犯した、 私がこの場所で、 父と一緒に彼に会った時、 彼が自分の精神の 燃える力で創った このあらゆる豪華さの中で会った時、 私たちを同情で包んでくれる あの寛大なベールと、官能を抑制する 独特の力を自ら引き裂いた この上なく哀れなあの方を見た時、 私にはある言葉が思いつきました、 それはあの不幸な人が 唯一の幸福だった時間に話した言葉 “でも貴女はある晴れた日に 美しい花でいっぱいの花壇で 気味の悪い怪獣の ようなものを見つけたらー” アドルノ 何ということを、お嬢さんは カルロッタ ほっておいて、公爵様! アドルノ ともかく落着いて 唯一の幸せな時間に ー貴女はご自分でそう言いましたねー 彼はそれを貴女のおかげだと言った、 このことは貴女を慰めてくれるかもしれない。 カルロッタ 私を慰めようなんてしないで! 私は慈悲なんて欲しくない。 私に値するのは 拷問と憎悪、 絶望と死です! アドルノ 強く 最後まで聞きなさい 強調して 彼は貴女の愛に相応しくなく、 その価値もなかった。 彼は、貴女が思っているような 高貴な家柄ではない。 邪悪な欲望に 囚われて、彼は 今日にも襲われる カルロッタ ヒステリックに興奮して 私は何も聞きたくない。 貴方は彼を中傷しようとしている、 でも彼は善良で 偉大で気高い人です、 それに比べて私は惨めで、 下劣で邪悪。 私は自分が 世間が、貴方が憎い。 ひどく淫らな表情で この夜だけ、私が愛するのは この夜とその影だけ アドルノ 大変なことになる、 さあ来なさい、父上の所に お連れします! カルロッタ 慌てて あっちへ行って! 私に構わないで! 彼女は、観客の右にある森林の奇妙に煌めく闇の中に ふらふら歩いて行く。 アドルノはゆっくり退場。 第11場 カルロッタ ああ、なんという夜! なんという灼熱の夏の夜! その漆黒の灯りの中に 私は深く忍び込みたい、 その輝く闇の中に 私は深く浸りたい! 星々と私は踊る 夏の夜の輪舞を、 でも茂みで眠る時は コボルト(小妖魔)たちと一緒。 歌 初めは微かに、だんだん大きくなり、その島のあらゆる方向から聞こえる、長く伸ばして鳴り響く和音で。それはまるでカルロッタの歌のエコーが伝わり、反響がますます強まるかのようだ。混乱した、恐怖を引き起こす合唱、それは繰り返すうちに乱痴気騒ぎとなる。 ああ、なんという夜! なんという灼熱の夏の夜! 星々と私は踊る 夏の夜の輪舞を、 でも茂みで眠る時は コボルト(小妖魔)たちと一緒。 第12場 母たち この場面が始まる前から さあ行きましょう、あなた、 雑踏がひどくなる! 父親 子供はどこだ? 母親 私の手を離れてしまった 父親 お前は不吉な女だ! 母親 蝶を追っていった 銀色の蝶を 父親 彼女を引っぱりながら 来い、さあ来るんだ! 第13場 参事会員たちが登場する。 参事会員1 我々は手間どってしまった。 参事会員2 遅すぎた。 参事会員3 今や我々は このばかげた騒動の中で、 どうやって威厳をもって平穏に オープニングの儀式を なすべきか? 参事会員1 ああ、群衆は放っておけ! 参事会員2 儀式はどうする? 参事会員3 市民は興奮状態だ! 参事会員1 だが私の演説がある! 参事会員2 花火だ! 参事会員3 サルヴァーゴへの敬意だ! 彼らは歌に耳をすます。 歌 より強く、激しくなる ああ、なんという夜! なんという灼熱の夏の夜! 星々と私は踊る 夏の夜の輪舞を、 でも茂みで眠る時は コボルト(小妖魔)たちと一緒。 参事会員1 怪しげな雰囲気だ! 参事会員2 私はすぐに言いましたよ、 異教的な奴ら、 裸の女たち、 山羊の角をつけた奴らのこと! 参事会員3 アルベルゴたちが 罪のない市民の間に 紛れ込んでいる。 淫らな言葉で刺激して 奴らは我々の 息子や娘を 狂気じみた行動に誘う。 参事会員たち 口々に 市長はどこだ? アルヴィアーノはどこだ? 統制を命じろ 何人かの参事会員が興奮した人々の中に入って行く。 第14場 若者 この場面が始まる前から 止まって、美しい人! 見てほしい、僕は あなたの足下にいる、 僕の願いを叶えて! 娘 いいえ、あなたは あまりにも大胆! 若者 僕の願いを叶えて! 娘 いいえ、いいえ、 できません、 私を放っておいて! 若者 我を忘れて 僕は自殺する、 あなたが僕を 拒否するなら! 僕は美しくないかい? 僕の髪は、触ってごらん、 絹のように柔らかい。 娘 厳しく はは、あなたが美しいですって? あなたはぼろを着て 乞食みたい、 本当に、だから私は あなたと一緒にいるのを 見られるのが恥ずかしい 合唱が舞台に集まり、その後、前方に行く。 若者 無我夢中で立ち上がり いいえ、恥ずかしがらないで! ナイフを抜いて 喜んで死んでやる! 深紅の血が 服を染めてくれる! 彼はナイフを胸に刺そうとする。 娘 震えて、彼の腕を掴み、武器を奪い取りながら マリア様 何をするの やめてよ! ああ、あなたって人は 私を許して! さあ来て! 二人は、力強く聞こえてくる歌声に楽しく声を合わせながら、夜に向かって腕を組んで走って行く。 合唱 ああ、なんという夜! なんという灼熱の夏の夜! ここから合唱はいろいろな方向に散って行く、 2・3のカップルが舞台の奥に残っている。 あなたは輝く闇に深く浸り 星々と踊る 夏の夜の輪舞を 夏の夜の輪舞を 嘲笑的な女性の声でからかいながら でも茂みで眠る時は コボルト(小妖魔)たちと一緒。 第15場 アルヴィアーノの興奮した呼び声(遠くで) アルヴィアーノ 彼女はどこ、ボクの花嫁は? 誰もカルロッタを見なかった? ここからグロテスクで堂々とした仮面行列が展開する。 当時つまりルネサンスと古典の融合を寓意的に見せる。 当時の様式の伝令たち、牧神たちは牧笛のファンファーレで応える。 偉大な芸術家と泉の精に、敬意を払う牧神たち。戯画化して表現、一種の野生の輪舞。 諸芸術の標章や旗を持った伝令たち。 栄光のシンボルとして、太陽の馬車に乗ったアポロがゆっくり上昇。眩い光が彼を囲み、近づくにつれて大きく、燦然となる。ミューズたちとルネサンスの有名な芸術家が付き従う。グループ2の輪舞が止む。アポロの登場に魅了された芸術家は、近づこうとする。彼の美女が抱きついて、彼を輪舞に新たに入れようとする。芸術家は逆らい、抗いながらもアポロのほうを向く。牧神たちは、手向かう彼を、ますます狂乱を増す輪舞に巻き込む。アポロの馬車は舞台前方に来る。ここで芸術家は力を振り絞って離れ、アポロの馬車の前で敬意を表して跪く。アポロは彼を起こして馬車にのせ、ミューズたちが彼の額を花冠で飾る。泉の精は、彼の方に痛々しく腕を伸ばし、まばゆい光に目がくらんで目を覆う。牧神たちが荒々しい情欲で彼女を自分たちのものとし、残忍な力で怯えて抗う彼女を引きずっていく。アポロの仲間は歓声をあげて、その後をついて行く。芸術家は真面目に、考え込んで、馬車の中で立ちつくす。 絢爛たるお供を連れてビーナスの登場。千一夜物語やお伽話の登場人物。水の精、貴族たち(メナルド、ユリアンたち)。少年少女。このグループはやや高尚な乱痴気騒ぎを象徴。 バッカスの祭司たちの行列、“バッカス万歳”の叫び声、野性的で御し難く、過度にリアルに演出する。真ん中にカルロッタ、傍に彼女を付け回す、仮面をつけた貴族、ヴィテロッツォ・タマーレ伯爵がいる。舞台で“バッカス万歳”の掛け声が聞こえ、突進して行った行列の騒ぎと足音が遠くに聞こえる。伯爵はカルロッタをさっと捕え、情熱的に抱き、キスをする。彼女は抗うが、甘い陶酔に屈して、進んで彼のキスに身を委ねたりもするが、突如、彼を突き放す。 タマーレ どうしてボクを避けるのですか? カルロッタ いいえ、貴方を避けてはいません。 タマーレ だったらボクのことを知っているのですか? カルロッタ 知りません、貴方が誰だか。 タマーレ 熱っぽく けれどそれが 美しい君を愛する者なら? カルロッタ 貴方が私を愛するですって? いいでしょう。 けれど仮面ごしに 私に見せて、 貴方の目が澄んでいるか 濁っているか。 貴方はアルヴィアーノ? いいえ、違うわ。 姿が美しい、 きれいな坊やね! タマーレ 美しいカルロッタ、 君は奇妙な話し方をする! カルロッタ 全く別の声で 奇妙ですって、ボクちゃん? 手をかして ああ、柔らかくて熱い 触ると心地いい、 私の心臓が激しく 打っているのが感じられる? 貴方のせいよ、可愛い人! 聞いて、坊や、こんなに柔らかで 気持ちのいい貴方の手で、 穏やかに掴むのよ、 痛くしてはだめ、 包み込むのよ、 優しくそっと。 ほら、可愛い人! カルロッタとタマーレ さあ、急ぎましょう! 夜は短い 朝はもうすぐ。 二人は岩の道を登る。薔薇の生垣の向こうに強い青い光が 光っている。 第16場 アルヴィアーノ せかされたように 彼女の声が聞こえる! 高みから、峡谷から 千倍になって響いてくる! 大気から聞こえる歌 地獄の深淵からのされ歌! 彼女の姿がボクの前でちらつく、 藪や生垣から覗き、 ここかしこで彼女の服がキラキラ光る、 まるで鬼火のようにボクをけしかける。 山を登り、谷を下り、 天空の中で、沼地の中で、 ボクはやっぱり彼女を捕まえる 彼女はボクのものだったのだから! あるいはそうではなかったのか? 第16場 市民 彼を認めて押し寄せてくる アルヴィアーノ・サルヴァーゴ万歳!喜びをもたらした方! 魔法使い、祭りの王様! アルヴィアーノ 荒々しく 私に何を望んでいるのか? そこで私に何を嘲りたいのだ? カルロッタを見なかったか? 市長 落ち着いてください、アルヴィアーノ! 女たちを探しに遣りました、 召使いたちが至る所で探しています すぐに見つかるでしょう! 市民 アルヴィアーノ・サルヴァーゴ万歳! 我々に喜びを与えてくれた! 美をもたらす方! 市民の父! アルヴィアーノ 何を望んでいるのか? 黙ってくれ 深く痛々しい表情で ボクは王様じゃない。 道化だ、かたわだ! 乞食だ、怪物だ! 息もつけないほどせかせかと ボクの花嫁はどこだ? おい、彼女を連れてきてくれ! 君らに礼をする 君らに何でもあげる 僕の全財産を。そのときボクは 領主様だ、王様だ、神様だ! 絶望的に迫って カルロッタを連れてきてくれ ああ、ボクは疲れた、くたくただ ボクは 力尽きてしまう 彼はくずおれる 市民 アルヴィアーノ万歳、アポロだ! ミューズの友だ! 王様だ! 王冠を授けよ! 王冠はどこにある、 あの薔薇の花の冠は? この方をかつごう 市民の友に薔薇の冠を授けよ、 アルヴィアーノ万歳! 彼らは半ば気を失ったアルヴィアーノを持ち上げ、 頭に薔薇の冠を載せる アルヴィアーノ 弱々しく 放せ 放せ 市民に彼を見せると、 市民は酔ったように万歳と喝采の声を上げる。 第18場 八人の覆面をした人影が市民の中から出てくる、先頭は背の高い、司法警察の隊長(市民を押し分ける)。叫び声が収まり、隊長に怖気づいて市民は下がる。“八人組”の周りに空間ができ、市民は押しのけられて半円をつくる。ひしめき合い、少し手前に市長と参事会員たちの姿。アルヴィアーノは最初、地面に寝かされた時のまま横たわっているが、起き上がる。 隊長 やめろ、ジェノヴァの市民よ! やめるんだ、騙された者よ! お前たちは、気が狂っている! お前たちが花冠を授けた奴は、 お前たちの娘を略奪し、 お前たちの子を誘拐し、 凌辱し、もしかしたら殺したかも・・! 未曾有の驚き、誰もが立ちすくむ。 市民(ぶつぶつ言う声) 何だって? 何を言ってるんだ? 八人組か!恐ろしい! あの方は? アルヴィアーノ様は? 市民(叫び声) 奴を信じるな! ああ! あのアルベルゴたち、あの狐たち! 狡猾にやったんだ! ゆがんだ羨望を持った人たち! 中傷だ! アルヴィアーノ万歳! 静かにしろ! 黙れ! 八人組の話を聞け! 隊長 神聖な八人組を通して 市民の保護者であり 真の友である アドルノ公爵は 騎士アルヴィアーノ・サルヴァーゴを 告訴した。 純情な処女たちへの 少女略奪、誘拐、凌辱の罪で 彼を訴える アルヴィアーノ 急に立ち上げリ、遠くに耳をそばだてながら 聞こえなかったか、叫び声が? お前たちは聞かなかったか、叫び声を? 隊長 注意深くアルヴィアーノを見つめ、疑念が生じて目をそらし、以下は声が弱くなる そのような事件を仲介し誘発したことに対し、 裁判官並びに正義の保護者としての 我々の権限により 騎士アルヴィアーノ・サルヴァーゴに 対して起訴を拡大する。そして 彼が悪霊にとり憑かれ、 悪魔と、デーモンの 力に屈し、市民を 妖術にかけた罪を問う。 我々は“エリジウム”に 禁令を発し、 悪徳と悪魔的罪業の 巣窟を、火をもって 灰燼に帰することとする。 騎士サルヴァーゴ、汝は 市民はアルヴァーノの前に立ちはだかる。 市民(脅すようなぶつぶつ言う声) 分かったか、何が起こっているか! 我々から奪い取るんだ! 我々には喜びを恵んでくれない! いまいましい泥棒! 極悪人! ぶつぶつ言う声が大きくなる アドルノを倒せ! アルベルゴたちに死を! 奴らを打ち倒せ、卑劣漢! 全部嘘だ! 弁解すべきだ! アルヴィアーノ様は 話すべきだ! アルヴィアーノ様、話してくれ! 弁解しろ! 我々は貴方を信じている! 我々は貴方の味方だ! 我らが貴方を守る! アルヴィアーノ 耳をすましながら 君たちには聞こえないのか? 音楽だ、シンバル、フルート、ハープ、 そし荒々しい歌声? 隊長 見たか、奴はとり憑かれている、 彼の口から語るのは悪魔だ! 市長 割り込んできて アルヴィアーノ殿、君、 君の生命がかかっている、 弁解したまえ! 隊長 苦しい尋問がなされるだろう、 連れて行け! 市民(巨人のような大男) 待て! あの方に触るな! わしらは喋りまくっているお前らより 沈黙しているあの方を、 信じている。あの方はわしらに 善行を施してくれた 脅しながら、興奮して あの方を捕えるなら わしらに証拠を見せろ! 市民(嵐のような叫び声) 証拠を、証拠を! 隊長 あの女を連れてこい! 覆面の男のひとりが、ベールを被った女性を前に連れ出す。 ベールを取りなさい、お嬢さん! 女性はベールを持ち上げる。 市民 ジネーブラ・スコッティだ! ジネーブラ・スコッティだ! ユリアンの声 奥の方から ああ、ジネーブラ! アルヴィアーノ 熱にうなされたように 後生だから ボクを放してください! 隊長 遠慮なく言ってください、ジネーブラ・スコッティ、 貴女はどこにいましたか、助けを求めて、 アドルノ公爵の所に逃げ込む前は? ジネーブラ アルヴィアーノ・サルヴァーゴの家に! 市民(ぶつぶつ言う声) ああ、聞け!聞くんだ! ユリアンの声 こん畜生、前に行かせてくれ! 市民(叫び声) 静かに! 誰だ? 聞くんだ! アルヴィアーノ 市長のほうに押し進んで 何で立ち止まっているのですか? 何で動かないのですか? ご老体よ、憐れんで ボクを放してください! だんだん分かってきました、 恐ろしいくらい明々白々に 隊長 遠慮なく言ってください、スコッティ嬢、 あなたから自由と名誉を奪ったのは 誰ですか? ジネーブラ メナルド・ネグローニという名の 貴族です! メナルド 奥の方から この女は嘘をついている! 別の叫び声(ユリアン) 剣を抜け、ならず者! 奥ので喧嘩騒ぎ。 市民 大いに興奮して ああ! アルベルゴたちだ! 見ろ! 見ろ! 聞くんだ! サルヴァーゴ様はどうなる? 真実を言ってくれ! アルヴィアーノ 絶望して ご老体よ、彼女が危険です。 事の次第が 分かってきました 隊長 強く 粗暴な集団、放蕩者たち、 貴族の泥棒、その首領が アルヴィアーノ・サルヴァーゴだ。 全てを公爵にばらしたのは ヴィテロッツォ・タマーレ伯爵。 アルヴィアーノ 毒グモに刺されたかのように、動き回って 誰がその名を言った? 誰がその名をひっぱり出した? そいつだ! そいつが彼女をさらったんだ。 そいつが彼女を追い回した。そいつが 彼女に言い寄った。分かったぞ、分かった 隊長 気が狂ったのか? ジネーブラをさらったのはヴィテロッツォ伯爵だと? アルヴィアーノ 飛ぶように早口で 誰がジネーブラの話をしている? ジネーブラって誰だ? そのことは何も知らない! 全く絶望した表情で カルロッタ! 叫びながら カルロッタ! 第19場 カルロッタの女中たちがなだれ込んでくる。 女中たち 口々に ご主人様! 市長様! お嬢様は消えました! 見つかりません、 お嬢様は! お嬢様が姿を消しました、 大地に飲み込まれたみたいに! 市長 絶望して もしかしたら、娘はこの島を 出て、どこかへ 女中たち 誰も島を出ていません。 この島は兵士たちが 取り囲んでいます。誰も お嬢様を見ていませんでも、ただひとり! その人は、大勢の バッカスの信者たちの中で ひとり仮面を被った騎士の傍で お嬢様を見たように思ったのです! アルヴィアーノの気の狂ったような笑い声 アルヴィアーノ ぞっとするような声で ははは、犬め! 放蕩者!けだもの! お前がここにいたら、 この歯でお前をずたずたに 噛み裂いてやる、人でなし。 途切れがちの、しわがれ声で 来い、連れてってやる! 見えるか、そこの上に、 青色の光が? 聞こえるか? 耳をすませ、音楽ではないか? 次第に興奮して 狂っていて忌々しい、叫び声と歓声 ジェノヴァの市民! ボクが連れて行ってやる! お前の凌辱された 娘たちの所へ! ボクの 絶望し、痛々しい表情で、泣かんばかりに 可哀想な、行方不明の花嫁の所へ! 市民の間に強い動揺 それからボクは釈明しよう 君が 裁くのだ。 でも、奴らに災いあれ! 市民 災いあれ、災いあれ! 奴らに死を! 合唱はわめき、怒鳴りながら、突進していく。騒ぎはやがて弱くなり、完全に静かになる。 第20場 地下の丸天井の広間。多くの小部屋があり、様々な色の光が射している。花輪。分厚い毛皮。いくつもの香炉から香が立ちのぼり、部屋全体を充満している。赤い松明を手にした召使いたち。火縄銃を持った兵士たち。小部屋には取り乱した若い娘たち。酒杯の破片、花びら、引き裂かれた衣服が、乱痴気騒ぎが邪魔されたのを示している。前方左には死者と、決闘で壊れた剣。ゴンザルヴォ、グイードバルド、ヴィテロッツォ、ミケロットや他の貴族が縛られている。観客の右手横には薔薇の臥所があり、カルロッタが気を失って寝ているかのようだ。アルヴィアーノ、市長、隊長、市民。 アルヴィアーノ しわがれ声で 君は嘘をついている! タマーレ 陰気に 君は思い違いしてる ボクは真実を言ってるんだ。 アルヴィアーノ よく聞け、彼女がもう目覚めることなく 眠ったまま あちらの世界へ 行ってしまうということは ありうるかもしれない。見ろ ボクにとっては、すべてだった。 ボクは他に何も持ってなかった。 ボクの全人生で、この女性は 唯一、偉大で、唯一の美だった。 分かってくれ、君がボクに “彼女を奪った、力ずくで取った、 仕方なかったんだ、 彼女を愛していたから”と言うなら、 ボクは君を憎む、ボクは君を呪う、 だって君は、ボクのような哀れな男から ボクが持っていたものを、壊して、奪ったからだ。 しかし心の奥、深くには まだ何かが、分かってくれ、 辛い慰めのような何かがある だんだん、興奮を抑えられなくなっていく だが君がボクに、“彼女が、カルロッタが 自発的に、愛に身を委ね、 彼女は幸せだった”と言うなら、そう、 本当に、君は 幸せ と言ったんだ、 そうなるとボクには 何にもない、何もなかったんだ、 そうなると君はボクから、 何も取っていない、そうなるとボクは また、以前のように全く惨めになり、 虚無の中に、突き落とされる 虚無の中に タマーレ 陰気に 君がボクを殺そうとも ボクは君に他に言うことはない。 ただひとついえるのは、 ボクが初めて見たときから、 彼女はボクのものだったということ、 アルヴィアーノ、君は以前こう言った、 “美女は強者の獲物だ”と。 いっとき君は強くなったように 思い違いした でも君はそうではなかった。 喜びが君の目の前にあった時、 君は臆病に震えながら、尻込みした。 君が見るのはただ闇と、 影と危険と罪だけ。 運命にあまりにも苛酷に烙印を押され、 君は委縮して、不自由で、 無気力になった。君のようなものには 華麗な花はただ夢の中でしか存在しない だが花は昼間にこそ まばゆく魅惑的に咲くのに、それが君には 夢、幻影、夜の幽霊のように思われる。 というのは、アルヴィアーノ、君は言わなかったか カルロッタも君に身を差し出したと? なぜ君は彼女をものにしなかった? アルヴィアーノ 取り乱して それは、それは 不意に この悪魔め、望むなよ、 お前が地獄に行く前に、ボクが世間に 犯罪をばらすなんて、身の毛のよだつ犯罪を ばらすなんて思うな、何故ならボクは 君には思いもよらない深淵を見ているから、 何故ならボクは人間で、君は タマーレ 僕らのどちらがより深淵を見てるか なんて知るものか! 一方は喜びのない生活とじわじわくる衰弱、 もう一方は陶酔と光明の中での死、 つまり熱烈な抱擁の中での至福の死、 どちらに高い価値があるかなんて知るものか! 取り囲んでいる人たちからぶつぶつ言う声。 アルヴィアーノ 怖気づいて ボクはいったいどうしたんだ? 奴の言葉の意味、そんなこと ありえない タマーレ だんだん恍惚となって 彼女の唇がいたわりを求めてきたんだ。 不安に満ちて互いに抵抗しあう あの昔からの歌を口ずさんでいる時だった。 でも彼女の目は快楽を望んでいた。 彼女の口からもれるのは 苦悩に満ちた告白、 つまり不安と恐怖だったが、 その目には煽られた欲情の火花が 荒々しく奔放に飛び散っていた。 遂に道が開けた、君より偉大に、 彼女は自由になったのだ。 彼女の笑っている目の中で 煌めく舞踏と、彼女の唇から出る 陶酔した歌が一緒になる。 “殺して”と彼女の眼差しは歓声を上げ “幸せにして”と彼女の言葉は渇望した。 取り囲んでいる人たちの動揺が大きくなる。 アルヴィアーノ ひどい!分かっていてやったのか、君という不吉な男は? タマーレ はは、目をぎょろぎょろさせるんだな、 歯をむき出しにし、こぶしを固めるんだな! ボクの至福の時間は誰も ボクから奪えない。 アルヴィアーノ しわがれ声で 祈りを唱えておけ! タマーレ お前たちはボクに手出しできない、何をする? 不意に死の不安に襲われて ある祭りの日 せむしのバイオリン弾きが、 美しい旋律を 奏でていた。 美女の中の美女が、 彼の恋人だった。 ボクは踊りの群れから 彼女を掴んで、 連れ出した。 奴はボクの後を追い駆けて、 ボクの前に立ちはだかった、 そこにいる奴みたいに アルヴィアーノを指しながら その表情は歪んでいた 憎しみに満ちて歪んでいた! 脅しながら 奴のバイオリンで ボクは奴を殴り殺した。 さあ来い ボクの手で 彼は足かせを引きずり、引きちぎろうとする お前たちみんな絞め殺してやる。 彼は鎖を引きちぎる。 アルヴィアーノ 刺し殺しながら 死ね、極悪人め! タマーレ ぞっとする叫び声をあげて ああ! カルロッタ ゆっくり、幽霊のように起き上がりながら 誰が叫んだの? 私の恋人ではなかった? アルヴィアーノ 彼女の前にひれ伏して 違う、違う、ボクを見て アルヴィアーノだよ、カルロッタ、愛しい人 君の傍にいるのは、ボクだ、彼が嘘をついたんだ! カルロッタ 彼を突き放し、激しい恐怖と、恐ろしい不安の表情で 行って、行って!夢魔!妖怪! 助けて、助けて!怖い、押し潰される! あの赤い光、ああ! 弱々しく 水を頂戴 震えながら いいえ、ワインを頂戴 私の恋人、来て 私の美しい人、可愛い人、 ヴィテロッツォがほしい、死ぬ前に 彼女は深く息をつき、突然、動かなくなる。沈黙。 アルヴィアーノ 全く別の声で、何かを探すかのような、狂った表情で ボクは、ボクは、 バイオリンはどこ やっぱり祭に行かなくては! ボクの帽子、美しい帽子、 赤い、銀の鈴のついた帽子 誰も見なかった、あの帽子を? 放して ボクは行かなくては、やっぱり 彼はタマーレの死体につまづく 待て、これは何だ? ここひとりいる 皆さん、ここにいるよ、 死人がひとり。 彼は群集をかき分けて奥によろめいて行く。皆おずおずと場所を空ける。 幕 DRITTER AKT Das Eiland "Elysium". Die Bühne macht den Eindruck eines paradiesischen Gartens. Ganz im Hintergrunde, vom Zuschauer links, verschwommen, die Konturen der Stadt Genua und der in Abendbeleuchtung erglänzende Meeresspiegel. Vom Zuschauer rechts steigt die Bühne sanft an; an einer Stelle, mehr dem Hintergrunde zu, soll sie, in felsiges Gestein übergehend, jäh in die Höhe streben. Eine Art Felsweg führt zu einem Steig, hinter diesem schimmern die satten Farben einer dichten Rosenhecke. Die Mitte der Bühne ist bis weit nach rückwärts Rasen, üppig wuchern hohe Farne und Blumen in oft grellen Farben. Aus dichtem Gebüsch blinken kleine Kioske von phantastischen Formen und Marmorgruppen, die zumeist erotische Szenen der griechischen Sage darstellen. Fontainen, die mit Einbruch der Nacht zu Leuchtbrunnen werden, werfen hohe Garben. Hie und da lugt aus dem Gebüsch, als hätte sich der tote Marmor belebt, die Gestalt eines Fauns. Gruppen von Najaden schweben durch den Plan, ein Zug Bacchanten eilt mit schrillem Getön vorüber. Schon zeigen sich die ersten Besucher. Stumm staunend schreiten sie zwischen den Wundern. Da ertönt von fern, aus der Stadt herüber das Angelusläuten. Der heidnische Spuk verschwindet solange es währt, die Bürger knien nieder und entblössen das Haupt. Mittlerweile ist es finster geworden. Von der fernen Stadt leuchtet ein dunkelroter, dunstiger Lichtstreifen herüber. Die Meeresfläche ist wie von tausenden kleinen Lichtern besät - die kleinen Schiffe der näherkommenden Besucher des Festes. Die Fontainen beginnen zu leuchten. Da und dort im Gebüsch flackern, Glühkäfern gleich, Funken auf. Eine Blumendolde wirft grünes Licht über eine Steingruppe, ein brünstig verschlungenes Paar darstellend. Kühner wird das heidnische Gelichter und ein Elfenkind überschüttet einen ehrsamen Bürger der genuesischen Stadt mit einem Blütenregen. Blasender Faun auf der Szene. Angelockt kommen andere Faunsgestalten näher, gruppieren sich um den die Syrinx blasenden Faun. - Ein Zug Najaden schwebt vorüber, die Faune verfolgen ihn. - Musik aus der Stadt; der Faun lauscht. - Es zeigen sich die ersten Bürger, Volk aus der Stadt. - Der Zug Najaden flieht, gejagt von den Faunen, in entgegengesetzter Richtung neuerlich vorüber. Erschrecktes Staunen des zaghaft in kleinen Gruppen ankommenden Volkes. - Ein Faun erhascht eine Nymphe. Szene zwischen beiden Werbung - Abwehr - heftiges Drängen - endliches Gewähren. - Steigerung des Spiels bis zu wilder Leidenschaft (ein Zug Baccganten tollt im Hintergrunde der Bühne mit schrillem Getön vorüber) - und seligem Ermatten. - Rückkehr der Faune und Najaden in einzelnen Paaren. Liebesspiel, Lagerung im Wiesenplan und den seitlichen Gebüschen. Wieder bläst der Faun. Abendstimmung. - Glockenläuten aus der Stadt (Angelus) sehr entfernt, kaum vernehmbar. Die Bürger knien nieder, entblössen das Haupt. Die heidnischen Gestalten ziehen sich zurück, solange das Glockenläuten währt - und kehren wieder. Diskretes Spiel mit dem Volke, das sich, von vereinzelten Ausnahmen abgesehen, abwehrend verhält, sich wiederholt bekreuzigt. Dieses Spiel dauert in unaufdringlicher Weise an, bis etwa zum Eintritt der zweiten Szene. Dann darf die Aufmerksamkeit durch nichts mehr abgelenkt werden. Nur hie und da lugt eine Najade oder ein Faun neugierig aus einem Gebüsch oder hinter einer Säule hervor. Hin und wieder geht lustwandelnd im Hintergrunde Volk über die Bühne. ERSTE SZENE ERSTER BÜRGER Bei den Gebeinen des heil gen Andreas - ZWEITER BÜRGER mit gefalteten Händen Da heisst s ganz ehrfürchtig sein. ERSTER BÜRGER Wenn die lockern Geister nicht wären, möcht ich sagen s ist s Paradies. EIN KLEINER BUB Wer weiss, Vater, ob das nicht Engel sind? VATER Ho, Engel! Dummer Bub! Die Mutter stösst ihn, da besinnt er sich. Natürlich sind s Engel. MUTTER Was meinst Du, Alter - beim Angelusläuten - war Dir nicht auch - so n bisschen bang? Die gehörnten Kerle - - DRITTER BÜRGER wichtig Seht, Frau - das versteht Ihr nicht Das ist - "Kunst"! Unter dem sel gen Dogen Francesco Sforza - Gott geb ihm Ruh s war ein strenger Herr - da hab ich mal mitgeholfen bei so nem Bilde - ERSTER BÜRGER leise Er hat die Gerüste gestellt für die Maler - ein Tischler ist s. ZWEITER BÜRGER Ha - ha - ha! DRITTER BÜRGER argwöhnisch Was sagt Ihr da? MUTTER Erzählt nur weiter - DRITTER BÜRGER beruhigt Na, also. - Wie ich da rein kam und alles sah, da dacht ich wieder an das Gemälde - s gibt im Palast dort deren viele - doch dies hier er deutet auf die Umgebung wahrlich, ist noch viel schöner. MUTTER Weil alles lebt - - ZWEITER BÜRGER Und duftet - - ERSTER BÜRGER Und das viele Licht! - - Anmerkung für den Regisseur Es muss auf der Bühne hell sein, wie am Tag. DRITTER BÜRGER Und am Himmel die Sterne! Sie gehen weiter. ZWEITE SZENE EIN JÜNGLING ärmlich gekleidet mit seinem Freunde auftretend Mir ist elend zu Mut. Einem Orte wie dieser, sollt man nur nah n in prächt gen Gewändern, festlich gestimmt - SEIN FREUND - und mit sattem Magen. DER JÜNGLING Ach, das verschlüg nichts - - Gehen weiter. DRITTE SZENE MARTUCCIA auf eine Gruppe zu Ich bitt Euch, Leute, habt Ihr nicht geseh n, meinen Herrn Alviano? - ERSTER Euern Herrn Alviano? ZWEITER Freilich sah n wir ihn! DRITTER Gleich links vom Eingang, dort bei der Säule - seht dort - stand er vor einer Weil mit vielen andern - s dürften wohl Künstler gewesen sein. Die Gruppe entfernt sich langsam. MARTUCCIA Ach Gott, ach Gott - jetzt such ich ihn schon eine Stunde lang - will verzweifelt fort. VIERTE SZENE EIN FAUN (Pietro) leise He, Martuccia! MARTUCCIA sehr erschrocken Was ist das für n Ding? War mir doch grade - PIETRO Ich bin s - Pietro - MARTUCCIA Ah, meine Ahnung! Er hat ihn geholt, der Böse! Drum stand heute Nacht plötzlich still die Uhr und im Zimmer des Herrn tat s einen Krach - PIETRO So schweig doch, Närrin! Siehst Du denn nicht, dass ich lebe? MARTUCCIA erbost Was? Du lebst? O, Du Schurke! PIETRO verdriesslich Schon recht! Doch sag rasch sieht sich vorsichtig um Was macht - meine Schöne? MARTUCCIA ausbrechend, verzweifelt Das ist s ja! Das ist s ja! O heiliger Josef! Sie ist mir entwischt - PIETRO Verfluchte Kröte! MARTUCCIA Was Du uns da eingebrockt hast - Du Satan! PIETRO Sagt ich Dir nicht, Du sollst sie dem Ritter Menaldo - MARTUCCIA jammernd Mein armer Herr Alviano - ! giftig Und ich weiss, wer sie war - Ginevra Scotti - sie sagt es mir selbst - und die Stadt ist voll von dem Raub. Du hast sie entführt, und nun wird man glauben, mein Herr und ich - kaum war sie fort, so waren schon da die Schergen - die Häscher der "Acht" und suchten den Herrn. Ach - fänd ich ihn nur - ich unglücklich Weib - ich gesteh ihm alles, ich will ihn warnen - und dich lass ich rädern, Du Schuft! PIETRO pfeift leise zwischen den Zähnen Geduld - alte Hexe! Eine Schar Faune stürzen sich auf Martuccia, knebeln sie, ehe sie einen Schrei auszustossen vermag und schleppen sie rasch fort ins Gebüsch. Pietro ab. FÜNFTE SZENE ALVIANO mit dem Podestà von seitwärts auftretend War mir doch - als hört ich Martuccias Stimme! lächelnd Ich höre seit gestern überall Stimmen. In den Lüften Singen und Raunen im Busch - vorhin Carlottas silbernes Lachen, doch war das wohl Täuschung. Ach, Herr, wie bin ich seit jenem Tage, da ihr zum ersten Male mein Haus betratet, verwandelt und glücklich! Wie ist Eure Tochter, warm so bald nun mein Weib, doch unsagbar herrlich, so milde und schön, so voll tiefer Güte. Doch ihr seid schweigsam, was ist Euch, Podestà? PODESTÀ ein wenig ausweichend Ich bin verwirrt - und geblendet. Was Ihr mir eben zeigtet - - es ist so unfassbar, dass eines einzelnen Menschen Gehirn auszusinnen vermochte dies Reich des Zaubers! AKVIANO Es halfen mir Viele. Die Künstler wirkten - ich gab nur - die Sehnsuchtl PODESTÀ Doch gabt ihr - so fürcht ich, o Herr - zu viel, Ihr - und die Künstler. All die hungrigen Seelen, die durstigen Augen, die in Verzückung sich weiden werden an dieser Orgie von Farben, Düften, Tönen und holden Gestalten - bedrückt und verloren sieht sie der Alltag wieder, dem Ihr sie entfremdet. Ihr zeigt uns den Himmel, so nah und berückend, dass wir unfroh werden der Erde und ihrer Macht, die uns hält und den Aufstieg uns wehrt, in die sel ge Region ew ger Freude. - Trotzdem ich sie hasse und ihre Tücke heute noch fürchte - fühl ich mich eins mit den adligen Neidern, wenn ich mich frage Wird Eure Grossmut Segen bringen uns allen - oder Verderbnis? ALVIANO So fragt ich mich auch - und Zweifel bedrängten mich hart. Doch ich war mir bewusst einer Schuld, eines frevlen Gedankens, der Früchte zeitigte, die ich verdammte und deren Gift an der Seele mir frass. Diele Schuld zu löhnen, hab ich das Liebste, das - damals noch - meinem Herzen lebte, das einzige Glück meiner freudlosen Tage geopfert, ohn dass ich s bereu , denn unverdient hoher Lohn ist mir geworden. Dies nehm ich als Omen. Und trotzend dem Warner Adorno, der mir sagen liess, er würd Einspruch erheben heut Abend, vor allem Volk und ihn be- gründen, vertrau ich dem güt gen Geschick und dem Lenker da droben, der endlich auch mir gab von seiner Gnade. PODESTÀ tritt auf ihn zu, legt ihm beide Hände auf die Schultern und sieht ihm gütig ernst in die Augen. Ich will nicht fragen, welcher Art Eu r Vergeh n, doch sicher scheint s mir ALVIANO Ihr werdet s erfahren - später einmal und mich - ich weiss es - entsühnen. Von einem der seitwärts einmündenden Wege kommend tauchen, für die beiden im Abgehen Begriffenen unsichtbar, Carlotta und Adorno auf. Wie Carlotta Alviano erblickt, prallt sie zurück ud bemüht sich, nicht bemerkt zu werden. Doch wo bleibt Carlotta - ? PODESTÀ Kommt, wir wollen sie suchen. Beide ab, dem Hintergrund zu. SECHSTE SZENE ADORNO Hörtet Ihr nicht? Man sucht Euch, Donna Carlotta; und Ihr - verbergt Euch, flieht zurück in den Schatten, so flieht Ihr - Euren Verlobten? CARLOTTA Ach, denkt nicht schlecht von mir, Herzog; weiss ich doch selbst nicht, was mit mir ist. - Als ich euch gestern mein "Nein" gab, für Graf Vitelozzo, fühlt ich mich stolz und sicher und gross und beglückt - - und doch - seit ich das Bild vollendet, das Euch so sehr gefiel, das Bild Alvianos - ist mir, als wär da innen etwas erschlafft, als wär meine Liebe nicht mehr dieselbe. Nicht ärmer - versteht mich - doch - als hätt er mir nun sein Alles - sein Höchstes gegeben und ich nichts mehr, gar nichts mehr zu erwarten. Und dann - doch ich weiss nicht, ob einer Frau zwiespältig Fühlen Eure Teilnahme weckt und nicht etwa Spott in Euch wachruft. Herzog? ADORNO Ich bitt Euch, vertraut mir, wie seid Ihr doch echt und wahr Signorina! SIEBENTE SZENE Im Hintergrund treten auf Gonsalvo. Guidobald, Michelotto das Paar erblickend, bleiben sie jäh stehen und flüstern, heftig gestikulierend, miteinander. Das Gespräch des Herzogs mit Carlotta links seitwärts (oder rechts) zuerst unhörbar, dann erregter werdend. GONSALVO Blickt dort hinüber! GUIDOBALD Der Herzog - und des Podestà Tochter! MICHELOTTO Ein unsich rer Herr! GUIDOBALD Mir schwant nichts Gutes! CARLOTTA Ich betrat dies Eiland voll heimlicher Angst! GONSALVO Seid auf Eurer Hut! MICHELOTTO Und lockert, Ihr Herren, in der Scheide die Degen! GUIDOBALD Vitelozzo lässt sich nicht blicken - GONSALVO Kein gutes Zeichen! MICHELOTTO Kommst Du? GONSALVO Ich komme - . MICHELOTTO Und Du - ? GUIDOBALD Wir alle! Gehen nach verschiedenen Seiten ab. ACHTE SZENE CARLOTTA Als hätt ich Wein getrunken, schwer und vermischt mit behexenden Kräutern, oder jenen seltsamen Trank aus Herzblut einer liebtollen Jungfrau gebraut - ! Es ist der Schönheit furchtbarer Zauber, gebunden sonst, halb verborgen den Sinnen - und nun entfesselt, preisgegeben dem Tage und lüsternen Blicken. Wie eines herrlichen Weibes Glieder, schamvoll verhüllt in den Jahren der Sehnsucht, plötzlich in Nacktheit sich räkelnd, tausend Reize entfaltend, vor des liebenden Jünglings glücktrunk nem Auge! NEUNTE SZENE MenaIdo mit einer verschleierten Dame und Graf Julian. JULIAN Ihr habt Euch getröstet, Ritter Menaldo - ich seh s mit Vergnügen. Carlotta mit Adorno promenieren im Gespräch weiter und kehren erst gegen Ende dieser Szene wieder. MENALDO So wisst Ihr denn, wo Ginevra ist? JULIAN Wüsst ich s, würd ich nicht einsam wandeln in diesen Gärten verzückter Begierden. MENALDO spöttisch Doch wie nun, wenn diese verschleierte Schöne an meinem Arm wäre Eure Ersehnte? JULIAN Dass sie s nicht ist, dafür bürgt mir Ginevra s Liebe - . erhobenen Tones Und wenn sie s wäre . jäh stäch ich Euch nieder. Adorno und Carlotta werden hier wieder sichtbar und kommen nach vorne. MENALDO macht eine Bewegung zum Degen und einen Schritt zurück, besinnt sich Zu schön zum Kampfe ist diese Nacht, sonst büsstet Ihr, Graf, Euer freches Wort. JULIAN Wir sehn uns wieder, Ritter Menaldo! Julian, Menaldo mit der Dame ab. ZEHNTE SZENE CARLOTTA Dazu das lockende Lied, das Ihr sangt, von des schönen Knaben Tamare unglücklicher Liebe, und seinem wilden Verlangen, nicht scheuend Gewalt und das Opfer des Lebens für einen Kuss meiner roten Lippen. O Herzog, der Ihr das Leben kennt und die Frauen, Ihr habt gesündigt an Alviano, doch mehr noch er an sich selbst; denn nun - wie ich ihn sah - da, an dieser Stelle, mit meinem Vater, in all dieser Pracht, die er geschaffen mit seines Geistes lodernder Kraft; wie ich ihn sah, den Ärmsten, der selbst zerrissen die gütigen Schleier, in die Mitleid uns hüllt und die seltsame Macht, die die Sinne bändigt, da fiel mir ein ein Wort, das der Unsel ge sprach in seiner einz gen glücklichen Stunde "Doch wenn Ihr an einem prangenden Tage, in einem Beete voll schönster Blumen, fändet irgend ein scheussliches Untier - " ADORNO Um Gott, Jungfrau - CARLOTTA Lasst mich, Herzog! ADORNO Beruhigt Euch doch - die einzige glückliche Stunde - Ihr sagtet es selbst - er verdankt sie Euch; dies mag Euch trösten. CARLOTTA Ihr sollt mich nicht trösten! Ich will keine Gnade. Marter und Hass sind was ich verdiene - Verzweiflung und Tod! ADORNO stark So hört ein Letztes mit Nachdruck Er war nicht würdig und wert Eurer Liebe. Er ist nicht der Edle, für den Ihr ihn hält. Von bösen Gelüsten ist er besessen und heut noch ereilt ihn - CARLOTTA exaltiert Ich will nichts hören. Ihr wollt ihn verleumden; doch er ist gut und gross und erhaben und ich bin elend, verworfen und schlecht. Ich hasse mich und die Welt und Euch. mit furchtbar lüsternem Ausdruck Nur die Nacht, diese Nacht lieb ich und ihre Schatten - ADORNO So gnade Euch Gott - doch kommt, ich führ Euch zu Eurem Vater! CARLOTTA hastig Geht, geht! - Doch lasst mich! Sie geht wiegenden Ganges in das seltsam glitzernde Dunkel einer rechts vom Zuschauer liegenden Waldanlage. Adorno langsam ab. ELFTE SZENE CARLOTTA Ah, welche Nacht! Welch eine glühende Sommernacht! In ihr schwärzliches Licht will ich tief mich verkriechen, eintauchen tief in ihr leuchtendes Dunkel! Mit Sternen tanz ich den Sommernachtsreigen, doch mit Kobolden schlaf ich im Busch. GESANG zuerst leise, dann immer stärker, in, langgezogenen schwingenden Akkorden, von allen Seiten des Eilands zusammenströmend. Es ist als pflanze sich das Echo des Liedes Carlottas fort und finde immer stärkeren Widerhall. Ein wirrer furchterregender Chor, der sich bis zu orgiastischen Ausbrüchen steigert im Laufe seiner Wiederholungen. "Ah, welche Nacht - ! Welch eine glühende Sommernacht! Mit Sternen tanz ich den Sommernachtsreigen, doch mit Kobolden schlaf ich im Busch." ZWÖLFTE SZENE DIE MUTTER von früher Ach gehn wir, Alter, arg wird das Gedränge! VATER Wo hast Du das Kind? MUTTER Es riss sich von mir - VATER O, Du Unglücksweib! MUTTER Einem Falter jagte es nach einem silbernen Falter - VATER sie fortziehend Komm, Frau, so komm doch! DREIZEHNTE SZENE Senatoren treten auf. ERSTER SENATOR Wir habens versäumt. ZWEITER SENATOR Zu spät. DRITTER SENATOR Wie sollen wir nun, in dem tollen Trubel, mit Würde und Ruhe vollziehen den Akt der Eröffnung? ERSTER SENATOR Ach, lasst die Leute! ZWEITER SENATOR Was sollen die Formalitäten? DRITTER SENATOR Das Volk ist im Taumel! ERSTER SENATOR Doch meine Rede! ZWEITER SENATOR Das Feuerwerk! DRITTER SENATOR Die Huldigung für Salvago! Sie lauschen dem Gesang. GESANG stärker, eindringlicher Ah, welche Nacht! Welch eine glühende Sommernacht! Mit Sternen tanz ich den Sommernachtsreigen, doch mit Kobolden schlaf ich im Busch. ERSTER SENATOR Es wird bedenklich! ZWEITER SENATOR Ich sagte es gleich - das heidnische Zeug, die nackten Weiber und Bocksgehörnten! DRITTER SENATOR Und die Alberghi mischen sich unter das arglose Volk; mit geilen Reden stacheln sie auf uns re Söhn und Töchter zu tollen Streichen. DIE SENATOREN durcheinander Wo ist der Podestà? Wo ist Alviano? Gebietet Einhalt - Einige Senatoren gehen oder drängen durch das aufgeregte Volk. VIERZEHNTE SZENE DER JÜNGLING von früher Bleibt, Schönste! Seht, ich liege zu Euren Füssen, erhört mich! DAS MÄDCHEN Nein, Ihr seid allzu kühn, Signor! DER JÜNGLING Erhört mich! DAS MÄDCHEN Nein, nein, ich kann nicht, lasst mich, Signor! DER JÜNGLING ausser sich Ich morde mich, wenn Ihr mich von Euch stösst! Bin ich nicht schön? Mein Haar, fühlt nur, ist weich wie Seide. DAS MÄDCHEN hart Ha, ha! Ihr schön? Zerlumpt seid Ihr wie ein Bettler, wahrhaftig, so dass ich mich schäme, sieht man mit Euch mich - Der gesamte Chor versammelt sich auf der Bühne und kommt später ganz nach vorne. DER JÜNGLING ekstatisch aufspringend Nein, schämt Euch nicht! er zieht einen Dolch Gern will ich sterben! Purpurnes Blut wirkt ein leuchtend Kleid! Er will sich den Dolch in die Brust stossen. DAS MÄDCHEN zitternd, ihm in den Arm fallend und die Waffe entwindend Bei der Madonna - was tut Ihr - so haltet doch ein! Ach - ach - Ihr seid - verzeiht mir! - Kommt, kommt! Sie eilen verschlungen, jubelnd in den mächtig einherbrausenden Gesang einstimmend in die Nacht hinaus. CHOR Welch eine Nacht! Welch eine glühende Sommernacht! Von hier ab zerstreut sich der Chor nach verschiedenen Richtungen, bis auf einzelne Paare, die im Hintergrunde der Bühne bleiben. Wir tauchen tief in ihr leuchtendes Dunkel und tanzen mit Sternen den Sommernachtsreigen - eiah - Sommernachtsreigen - - - neckend spöttische Frauenstimmen Doch mit Kobolden schlaf ich im Busch! FÜNFZEHNTE SZENE Aufgeregte Rufe Alvianos (entfernt) ALVIANO Wo ist sie, meine Braut? Sah niemand Carlotta? Von hier ab entwickelt sich ein grotesk grossartiger Maskenzug, die Vereinigung der Antike mit der damaligen Zeit - die Renaissance - allegorisch darstellend. Herolde Im Stile der Zeit; Faune blasen dazu auf der Syrinx die Fanfare. Faune, einer imposanten Künstlererscheinung und seiner Egeria huldigend - karikiert - eine Art wilder Reigentanz. Herolde, mit Abzeichen oder Fahnen der schönen Künste. Langsamer Aufzug Apollos im Sonnenwagen, als Symbol des Ruhmes. Blendendes Licht umgibt ihn, das mit seinem Näherkommen grösser und strahlender wird. In seinem Gefolge die Musen und berühmte Künstler der Renaissance. Stillstand im Reigen der Gruppe 2. Der Künstler gebannt von Apollos Erscheinung, strebt dieser zu. Seine Schöne umschlingt ihn und versucht, ihn neuerlich dem Reigen zu gewinnen. Der Künstler widerstrebt, wehrt sich, immer mehr Apollo zugewandt. Die Faune verstricken ihn, der dagegen kämpft, in immer tolleren Reigen. Der Wagen Apollos ist ganz nach vorn gekommen. Hier reisst sich der Künstler mit einer gewaltigen Bewegung los, und sinkt vor dem Wagen Apollos, huldigend in die Knie. Apollo hebt ihn zu sich in den Wagen, die Musen bekränzen seine Stirn, des Künstlers Egeria breitet sehnend schmerzvoll die Arme nach ihm aus und verhüllt sich, von dem grellen Licht geblendet, die Augen. Die Fauns bemächtigen sich ihrer mit wilder Gier und schleppen die sich angstvoll Wehrende mit brutaler Gewalt fort. Die Gruppe des Apollo folgt ihnen mit jubelnden Bewegungen. Der Künstler steht ernst und gedankenvoll, hoch aufgerichtet im Wagen. Auftritt der Venus mit glänzendem Gefolge. Gestalten aus 1001 Nacht. Märchen, Najaden, die Edlen (Menaldo, Julian etc.). Knaben und Mädchen. Die Gruppe soll etwas erhaben Orgiastisches versinnbildlichen. Ein Bacchantenzug. Rufe "Evoe Bacche". Wild zügellos, in krasser Realistik zu inszenieren. In seiner Mitte Carlotta. Ihr zur Seite, sie verfolgend ein maskierter Edelmann Graf Vitelozzo Tamare. Hier hören die Rufe ,,Evoe Bacche" auf der Bühne auf. Entfernt vernimmt man noch das Tosen und Stampfen des dahin brausenden Zuges. Der Graf hat Carlotta erhascht, umfängt sie in toller Leidenschaft, küsst sie, sie wehrt sich, doch gibt sie sich wiederholt, dem süssen Taumel erliegend, willig seinen Küssen hin, um ihn dann wieder plötzlich von sich zu stossen. TAMARE Was fliehst Du vor mir? CARLOTTA Nein, ich fliehe Euch nicht. TAMARE So kennst Du mich denn? CARLOTTA Weiss nicht, wer Ihr seid. TAMARE heiss Doch wenn s einer wär , der Dich, Schönste, liebt? CARLOTTA Ihr liebt mich? S ist gut. Doch lasst mich blicken durch Eure Maske, ob hell sind Eure Augen - oder trübe. Seid Ihr Alviano? Nein, Ihr seid s nicht. Schön von Gestalt, ein schmucker Knabe! TAMARE O schönste Carlotta, wie sprichst Du seltsam! CARLOTTA mit ganz veränderter Stimme Seltsam, mein Liebling? Gib Deine Hand - ah, sie ist weich und heiss und wohlig fühlt sie sich an; da - spürst Du mein Herz wie es heftig schlägt? Dir entgegen - mein Süsser! Doch höre, Knabe - mit Deinen Händen, so weich und linde, hältst Du es sanft, und darfst s nicht quälen; hältst es umspannt, ganz lind und leise. Hopla, mein Süsser! CARLOTTA und TAMARE Komm, lass uns eilen! Kurz ist die Nacht und der Morgen nah. Die Beiden erklimmen den Felsweg; hinter der Rosenhecke leuchtet ein intensiver blauer Schein. SECHZEHNTE SZENE ALVIANO wie gehetzt Ihre Stimme hör ich - ! Sie schallt mir aus Höh n, und Klüften - vertausendfacht! Gesang aus den Lüften, ein Spottlied aus Tiefen der Hölle - ! Ihre Gestalt tanzt vor mir, - lugt aus Gebüschen und Hecken - da und dort glitzert ihr Kleid - wie ein Irrwisch hetzt sie mich, bergauf und talab, in den Äther - in Sümpfe - und ich hielt sie doch - sie war ja doch mein! - - Oder war sie s nicht? SIEBZEHNTE SZENE DAS VOLK ihn gewahrend und umdrängend Hoch Alviano Salvago! Der Freudenbringer! Der Zaub rer, der König des Festes! ALVIANO wild Was wollt Ihr von mir? Was höhnt Ihr mich da? Saht Ihr Carlotta? PODESTÀ Getrost, Alviano! Ich sandt ihre Frauen aus, Diener suchen sie allenthalben - bald ist sie gefunden! DAS VOLK Hoch Alviano Salvago! Der uns die Freude gab! Bringer der Schönheit! Vater des Volkes! ALVIANO Was wollt Ihr? Schweigt doch - mit tief schmerzlichem Ausdruck Ich bin kein König. Ein Narr, ein Krüppel! Ein Bettler, ein Scheusal! in atemloser Hast Wo ist meine Braut? He, schafft sie mir! Ich will Euch danken - ich geb Euch alles - mein Hab und Gut. Dann bin ich Fürst, ein König, ein Gott! mit verzweifelter Eindringlichkeit Doch schafft mir Carlotta - ah, ich bin müde, gehetzt - meine Kraft - geht zu Ende - Er sinkt in sich zusammen. DAS VOLK Hoch Alviano - Apollo! Der Freund der Musen! Der König! Krönt ihn! Wo habt Ihr die Krone, die Rosenkranzkrone? Hebt ihn hoch - den Freund des Volkes - krönt ihn mit Rosen - hoch Alviano! sie heben den halb Bewusstlosen empor, setzen ihm einen Rosenkranz aufs Haupt ALVIANO schwach Lasst - lasst - Man zeigt ihn dem Volke, dieses bricht in betäubendes Hoch und Beifallsgeschrei aus. ACHTZEHNTE SZENE Acht vermummte Gestalten brechen sich Bahn durch das Volk. an ihrer Spitze ein hochgewachsener Mann, der Capitaneo di Giustizia (reisst das Volk zurück). Abflauen des Geschreis, das Volk weicht scheu vor dem Capitaneo zurück; um die "Acht" bildet sich ein freier Raum - das Volk im Halbkreis zurückgedrängt. Kopf an Kopf, etwas weiter vorn die Gestalten des Podestà und der Senatoren. Alviano zuerst am Boden liegend, wohin man ihn sanft gesenkt - dann sich aufrichtend. CAPITANEO DI GIUSTIZIA Halt ein, genuesisches Volk! Haltet ein, Betörte! Wahnsinnige, die Ihr seid! Ihr krönt mit Blüten den, der da Eure Töchter geraubt, Eure Kinder verführt, geschändet - gemordet vielleicht - - ! Beispielloses Entsetzen, alles steht erstarrt. GEMURMEL Was ist das? Was meint er damit? Die Acht! Entsetzlich! Er? Alviano? RUFE Glaubt ihm nicht! Aha! Die Alberghi, die Füchse! Schlau ist s gemacht! Die vertrackten Neider! Verleumdung! Hoch Alvianol Seid still! Schweigt! Höret die Acht! DER CAPITANEO Durch die heilige Acht erhebt der Herzog Adorno, des Volk s Beschützer und wahrer Freund, die Anklag gegen den Ritter Alviano Salvago. Er zeiht ihn des Mädchenraubs, der Verführung und Schändung, begangen an zücht gen Jungfrauen - ALVIANO auffahrend und in die Ferne horchend War da nicht - ein Schrei? Hörtet Ihr nicht - einen Schrei? DER CAPITANEO aufmerksam auf Alviano schauend, dadurch abgelenkt, diese Phrase schwächer bringend Der Kuppelei und Verleitung zu solcher. Kraft uns rer Macht als Richter und Wahrer des Rechts, dehnen wir aus die Anklag , gegen den Ritter Alviano Salvage, und zeihen ihn, der besessen vom bösen Geist, verfallen des Satans und böser Dämonen Gewalt, der Behexung des Volks. Wir legen den Bann auf das Eiland "Elysium", verheert soll es werden durch Feuer, als eine Brutstatt des Lasters und teuflischer Sünde. Ritter Salvago, Ihr seid - - Volk stellt sich vor Alviano. DROHENDES GEMURMEL Seht Ihr, darauf läuft s hinaus! Man bestiehlt uns! Gönnt uns die Freude nicht! Verfluchte Räuber! Bestien! Stärkeres Gemurmel Nieder Adorno! Tod den Alberghi! Erschlagt sie, die Schufte! Alles Lüge! Er soll sich verteid gen! Alviano soll reden! Alviano - rede! Verteid ge Dich! Wir glauben Dir! Wir steh n zu Dir! Wir schützen Dich! ALVIANO lauschend Hört Ihr denn nicht? - Musik Cimbeln, Flöten, Harfen, und wilden Gesang? CAPITANEO Ihr seht - er ist besessen, aus ihm spricht der Dämon! PODESTÀ eindringlich Alviano, Mann, es geht um Dein Leben, verteidige Dich! CAPITANEO Man wird ihn peinlich befragen; führt ihn hinweg! EIN RIESIGER BÜRGER Halt! Rührt ihn nicht an! Wir glauben ihm mehr, der er schweigt, als Euch, die Ihr redet. Er tat uns Gutes - drohend, gesteigert wollt Ihr ihn haben - so gebt uns Beweise! STÜRMISCHE RUFE Beweise, Beweisel CAPITANEO Bringt jene Frau! Einer der Vermummten führt eine verschleierte Frau nach vorne. Entschleiert Euch, Signorina! die Frau lüftet den Schleier. DAS VOLK Ginevra Scotti! Ginevra Scotti!l STIMME JULIANS aus dem Hintergrunde Ah - Ginevra! ALVIANO fieberhaft Um Himmelswillen, so lasst mich fort! CAPITANEO Sagt ohne Scheu, Ginevra Scotti Wo war t Ihr verborgen, eh Ihr, Hilfe heischend, floht zu Herzog Adorno? GINEVRA Im Haus des Alviano Salvago! GEMURMEL Ah! Hört! Hört doch! STIMME JULIANS Verdammt - lasst mich nach vorn! RUFE Ruhe! Wer ist das? Hört doch! ALVIANO zum Podestà dringend Was steht Ihr da - ? Was rührt Ihr Euch nicht? Alter Mann, seid barm- herzig und lasst mich fort! Es dämmert mir auf, furchtbar deutlich und klar - CAPITANEO Sagt ohne Scheu, Signorina Scotti Wer war s, der Euch raubte Freiheit und Ehre? GINEVRA Ein Edelmann, der sich nannte Menaldo Negroni! MENALDO aus dem Hintergrund Diese Frau lügt! EIN ZWEITER RUF (Julian) Zieh, Schurke! Kampfgetümmel im Hintergrunde. VOLK in grosser Bewegung Aha! Die Alberghi! Seht! Seht! Hört nur! Doch was ist s mit Salvago? Heraus mit der Wahrheit! ALVIANO verzweifelt Alter Mann, sie ist in Gefahr. Die Zusammenhänge seh ich vor mir - CAPITANEO stark Das Haupt einer Horde wüster Gesellen, adliger Räuber ist Alviano Salvago. Verraten hat alles dem Herzog - Graf Vitelozzo Tamare. ALVIANO fährt herum, wie von einer Tarantel gestochen Wer sprach den Namen? Wer riss ihn mir aus dem Hirn? Der ist s! Er hat sie geraubt. Er stellte ihr nach. Er warb um sie - ich weis es - weiss es - CAPITANEO Redet Ihr irre? Ginevra - raubte Graf Vitelozzo? ALVIANO in fliehender Hast Wer spricht von Ginevra? Wer ist sie? Nichts weiss ich von ihr! mit höchstem, verzweifelten Ausdruck Carlotta! schreiend Carlotta! NEUNZEHNTE SZENE Dienerinnen der Carlotta herbeistürmend. DIENERINNEN durcheinander O Herr! Podestà! Sie ist verschwunden! Wir finden sie nicht, Eure Tochter! Sie ist verschwunden, als hätt sie verschlungen die Erde! PODESTÀ verzweifelt Vielleicht - verliess sie das Eiland - und fuhr - DIENERINNEN Niemand verliess es. Soldaten stehen rings um die Insel, es sah sie keiner! Doch - Einer! Es war ihm, als hätt er in einer Schar Bacchanten, an eines verlarvten Ritters Seite erkannt die Herrin! Wahnsinniges Lachen Alvianos ALVIANO mit furchtbarer Stimme Ha, ha, ha - ; o Du, Hund! Du Wüstling! Du Tier! Hätt ich Dich da - ich zerfleischte Dich, Bestie, mit meinen Zähnen. mit gebrochener, heiserer Stimme Kommt, ich führe Euch! Seht Ihr - dort oben den blauen Schein? Hört Ihr? - Lauscht doch - ist s nicht Musik? immer erregter Toll und verrucht - Schreie und Jauchzen? Volk von Genua! Ich will dich führen! Zu deinen geschändeten Töchtern! Zu meiner - mit verzweifelt wehvollem Ausdruck, fast weinend armen, verlorenen Braut! Starke Bewegung im Volke Dann steh ich dir Rede und Du sollst - richten. Doch - wehe - den Andern! VOLK Wehe, wehe! Der Tod über sie! Der Chor entfernt sich mit Geheul, Getöse, rach davonstürmend, der Lärm wird bald schwächer, bis vollständige Ruhe eintritt. ZWANZIGSTE SZENE Ein unterirdisches Gewölbe. Viele Nischen, aus welchen verschieden farbiges Licht strahlt. Blumengewinde. Schwere Tierfelle. Räucherpfannen, aus welchen Rauch aufsteigt, der den ganzen Raum erfüllt. Diener mit roten Fackeln. Soldaten mit Arkebusen. In den Nischen verstörte, junge Frauen. Zerbrochene Pokale, Blumenblätter, zerrissene Gewänder deuten auf eine gestörte orgiastische Szene; ein Toter seitwärts links vorne, zerbrochene Degen, auf einen stattgehabten Kampf. Gonsalvo, Guidobald, Vitelozzo, Michelotto und andere Edle gefesselt. Seitwärts rechts vom Publikum ein Rosenlager, auf dem Carlotta, wie in einer Ohnmacht schlafend, liegt. Alviano, der Podestà, der Capitaneo, Volk. ALVIANO heiser Du lügst! TAMARE finster Du irrst - ich spreche die Wahrheit. ALVIANO Höre Du - es könnte wohl sein - dass sie nicht mehr - erwachte - dass sie - hinüberschliefe - in die - and re Welt. Und sieh - für mich war s - so viel - - ich habe nichts and res - gehabt. In meinem ganzen Leben - war diese Frau - das einzig Grosse - das einzig Schöne. Begreife - wenn Du mir sagst - "Ich hab sie geraubt - mit Gewalt genommen - ich konnte nicht anders - weil ich sie - liebte - -", so muss ich Dich hassen - und muss Dich - verfluchen - weil du einem Armen - wie mir, zerstört hast - genommen - was er - besass. Aber da innen - tief - bliebe ja doch - so etwas - versteh mich - wie ein - weher Trost mehr und mehr unfähig, die mächtige Erregung zu unterdrücken Doch wenn Du mir sagst "Sie hat sich mir gegeben - sie, Carlotta - frei- willig - in Liebe - und sie war glücklich" - ja, wahrhaftig - Du sagtest - glücklich, - ja dann - dann - - dann hab ich ja nichts - gehabt, - - dann hast Du mir - ja nichts - - genommen - - dann bin ich ja - wieder - ganz so elend - wie ich - war - zurückgestossen - in s Nichts - ins Nichts - - - TAMARE düster Und wenn Du mich mordest - ich weiss Dir nichts and res zu sagen. Nur eins Verfallen war mir diese Frau, vom ersten Tag, da ich sie erschaut - nach dem Wort, das Du selbst, Alviano, einst sprachst "Die Schönheit sei Beute des Starken". Stark wähntest Du Dich - eine Stunde lang - doch Du warst es nicht. Die Freude bot sich Dir dar - da wich st Du ihr aus, zitternd und feige. Du sahst nur das Dunkle, die Schatten, Gefahr und Sünde. Allzu herbe gezeichnet vom Schicksal, wardst Du flügellahm, unfrei, verzagt. Für Deinesgleichen lebt nur in Träumen die kostbare Blume; doch blüht sie grell und verlockend am Tage, dünkt s euch Traum, Trugbild, nächtlicher Spuk. - Denn, bot sich Dir, Alviano - sagtest Du nicht - auch Carlotta? - Was nahmst Du sie nicht - ? ALVIANO fassungslos Weil - weil - ausbrechend o Du Teufel - verlange nicht, dass - eh zur Hölle Du fährst, ich enthülle vor aller Welt ein Verbrechen - so grausig - - - weil ich in Tiefen blicke, die Du nicht ahnst - weil ich ein Mensch bin - und Du - TAMARE Weiss nicht, wer da tiefer blickt von uns Beiden! Weiss nicht, was da, höher zu werten ist - ein freudlos Leben, ein langsam Siechen - oder ein Tod in Rausch und Verklärung, in brünst ger Umarmung ein selig Sterben! Gemurmel unter den Umstehenden. ALVIANO entsetzt Wie ist mir denn - ? Seiner Worte Sinn - - - das ist ja . nicht möglich - TAMARE mehr und mehr in Ekstase geratend Ihre Lippen baten um Schonung; stammelten wirr das uralte Lied angstvollen Sich-Wehrens. Doch ihre Augen flehten um Lust. Aus ihrem Munde rang sich los ein qualvoll Bekenntnis; Angst und Entsetzen - doch in den Augen, wild unbändig, sprühten die Funken entfachter Begierde. Endlich brach es sich Bahn Grösser als Du - schuf sie sich frei. Dem glitzernden Tanz in den lachenden Augen gesellte sich wild ihrer Lippen toll trunkener Sang "Gib Tod" jauchzte ihr Blick - "Gib Glück!" gierte ihr Wort. Wachsende Bewegung unter den Umstehenden. ALVIANO Entsetzlich! Wissend hast Du, Unsel ger - ? TAMARE Ha, ha, - rollt nur die Augen, fletscht die Zähne und ballt die Fäuste! Meine seligste Stunde - die raubt mir Keiner - . ALVIANO heiser So sprich ein Gebet! TAMARE Ihr habt mir nichts an - was wollt Ihr? in ausbrechender Todesangst Auf einer Kirchweih ein buckliger Fiedler, der spielte auf eine feine Weis . Die Schönste der Schönen, das war seine Liebste. Ich griff sie heraus aus dem tanzenden Schwarm und trug sie davon. Er stürzte mir nach - so stand er vor, mir wie der da; auf Alviano weisend verzerrt die Züge - verzerrt und voll Hass! drohend Mit seiner Fiedel - hab ich ihn erschlagen. Kommt mir nur an - mit meinen Händen er zerrt und reisst an seinen Fesseln erwürg ich Euch alle. - er zerreisst seine Fesseln. ALVIANO ersticht ihn So stirb, Verruchter! TAMARE grässlich aufschreiend Ah - - - ! CARLOTTA sich langsam, geisterhaft aufrichtend Wer schrie da? War das nicht - mein Liebster? ALVIANO vor sie hinstürzend Nein, nein - sieh mich - - Alviano - Carlotta, Geliebte - ich bin - bei Dir - er log - log - log! CARLOTTA ihn von sich stossend, mit dem Ausdruck höchsten Grauens, furchtbarster Angst Fort - fort! Ein Alb - ! Ein Nachtgesicht! Helft - helft! Hu - wie das drückt! Und das rote Licht - weh, weh - ! schwach Gebt mir Wasser - zitternd nein - gebt mir - Wein - - und mein - Liebster - soll kommen - mein Schöner, - Süsser - ich will Vitelozzo eh - eh ich - sterbe - - - Sie seufzt tief und liegt plötzlich still und starr. Schweigen. ALVIANO mit ganz veränderter Stimme und irrem Ausdruck, als ob er etwas suchte - - Ich will - ich will - ja wo - ist nur - die Fiedel - ich muss - ja doch endlich - zur Kirchweih! - Und meine Kappe - meine schöne - Kappe - rot und mit - silbernen Schellen - sah niemand - die Kappe - - ? Lasst mich - ich muss - ja doch endlich - er stolpert über Tamares Leichnam halt - was war das - - ? Da liegt - ja Einer ihr guten Leute - da liegt ja - - ein Toter - - . Er taumelt durch die Menge dem Hintergrunde zu; alles macht ihm scheu Platz. Vorhang この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Schreker,Franz/Die Gezeichneten
https://w.atwiki.jp/oper/pages/2800.html
第1幕 (アイトラの宮殿の部屋。外に通じる出口は、後方の中央にではなく、右側にある。左側にテーブルがあり、二人分の食事がきちんと用意してある。王座のような椅子が二つ置かれている。中央の三脚椅子の上には‘全知の貝殻’がいる。右の壁側に玉座があり、アイトラが座っている。その前の低い腰掛に侍女がひとり座り、ハープを奏でている。外は夜。部屋は美しく灯りがともっている。) アイトラ (立ち上がり) 食事の用意はもうできて、 夜になってきているのに、 私の愛する人はどこにいるの? あの人は私をひとりぼっちにした。 私はあの人が来ないかと、ずっと待っているのにー 私は悲しみにくれています、あなたは、どこ? この若くて、不安でたまらない恋人を ああ、こんなに長く ひとりぼっちにしないで! 夜が深まってきています、 ポセイドンよ、あなたの恋人を 今日もまたひとりぼっちにしないで! どこにいるの、ポセイドン、 (優しく) どこにいるの? (いらいらして) いったいあの人はどこにいるの? 全知の貝殻 三羽の鳩が飛んでいます、 真珠のように輝いて 遥かかなたの海の上を。 鳩が貴女にポセイドンからの 挨拶を伝えます。 くうくう優しくささやいて 約束してくれます、 彼の愛を、 彼の誠を、 彼の憧れを、 いつも新たに! アイトラ この嘘つき!ある時は旅人、ある時はデルフォイのお告げ、今度は鳩! 全知の貝殻 彼の愛を、彼の誠を、 いつも新たに! アイトラ (激して) 回りくどい言い方をしないで答えて、ポセイドンはどこ? 全知の貝殻 (非常に厳かに) エチオピアに! アイトラ (怒って) エチオピアですって? 侍女 蓮汁の入った壜を取りに行ってきます。 アイトラ (悲しそうに) ああ、私は魔法使いなのに、もっと強い魔法使いにはまるで無力! 侍女 壜を取りに行ってきます! アイトラ いらない! 侍女 要ります! アイトラ いらない! 侍女 心が落ち着きます。 アイトラ いらない! 侍女 要ります! アイトラ いらない! 侍女 お飲みになれば、 体じゅうの痛みがなくなります! アイトラ いらない! 侍女 そうすれば 心の中のご不満もおさまります! アイトラ いらない! 侍女 (穏やかに非常にはっきりと) 半ば忘れると 優しい思い出になります。 心の中に 神のようなあの方が またおられるように感じられます。 (アイトラはテーブルに就く。無邪気な若い娘たちが爪先立ちで入って来て、彼女に仕える。) アイトラ 薬で気を紛らわすのはイヤ、気分転換するわ! 仲間がほしい! 嵐を引き起こし、船を座礁させる力が、 いったい何のために私にはあるのかしら! 全知の貝殻 あの男が立ち上がります。眠っていないのは、甲板にいるあの男だけ。 侍女 (頭を振りながら) “あの男が立ち上がります!”ですって。 貝殻さんは大勢の人が眠っている船を見ているのです。 全知の貝殻 その男は眠っている一人を起こしー 侍女 “眠っている一人を起こし” 全知の貝殻 その手に舵を渡しー 侍女 “その手に舵を渡し” 全知の貝殻 自分は船室に降りて行きます。 侍女 “自分は船室に降りて行きます。” アイトラ (食事を止めて) 誰のことを話しているの? 侍女 貝殻さんは大勢の人が眠っている船を見ているのです。 全知の貝殻 今、その男は船室にいます。眠っている女が体を動かします。その女は世界一の美女です! アイトラ なぜすぐに世界一の美女だと? 誰が決めるの? 全知の貝殻 男は身を屈め、彼女にキスしようとします! アイトラ 美しい女なら、いいわ! 侍女 船の上の男は、自分の妻である眠れる美女に、キスしようとしています。 アイトラ それで全部? 全知の貝殻 いいえ! 男が今、取りに行ったのはー アイトラ (あまり興味なさそうに) 男は何を取りに行ったの? 全知の貝殻 男は左手に布をつかみー 侍女 “布を” 全知の貝殻 それを女の顔の上に広げー 侍女 “女の顔の上に広げ” 全知の貝殻 それから右手に短剣を持ちー彼女を殺すつもりです。 侍女 彼は左手に布をつかみー 全知の貝殻 アイトラ様、助けてあげて! 男が妻を殺します! 侍女 アイトラ様、助けてあげて、船の男が妻を殺します! アイトラ (跳びあがって) どうしろって? 私に何をしろって? あの人たちはいったい誰なの? 全知の貝殻 ヘレナです。トロイアのヘレナ。そして男はメネラス。 早く!男が忍び寄る。 布で彼女の顔を覆えば、彼女はお終いです。 侍女 早く! 男が忍び寄る。もうすぐ彼女はお終いです! アイトラ 嵐よ、荒れ狂え! 稲妻のごとく飛べ! あの船めがけて! 何が見える? 全知の貝殻 嵐が船を捕えた! 船を捕えた! 船を捕えた! 帆が裂ける! 眠っている者たちは上へ下へよろめく。 ああ、難破する。 侍女 難破する! アイトラ そしてあの女は? あの男は? 男は、あの悪魔は女を殺したの? 全知の貝殻 二人は泳いでいる。あそこー男が女を抱えて。海に静まるようお命じを。二人とも助けてあげて! アイトラ 誰が誰を抱えているって? 波よ、静まれ! 全知の貝殻 メネラスが腕にヘレナを抱えています! 砕け散る波が彼に場所をあけ、彼は懸命に陸に向かいます。 アイトラ 嵐よ、私の命令に従え! 静かに! ーあの人達に道を示すように、松明を。 (侍女が松明を持って出て行く。嵐はすっかりおさまる。) 本当にヘレナなの? あの有名なヘレナ? それでトロイアは陥落した!その彼女をここで私が迎える?私の館で?彼女と話をする?トロイアのヘレナと!世界で一番有名で、一番危険で、一番すばらしい女と。 私たちが今見たのは、 私たちが夢に見ながら憧れていたもの。 それが夜間に、晴れがましくも、 思いがけず私が家に来る! (アイトラは右側の隣の小部屋へゆっくり行く。が、観客からはまだ見える。真ん中の部屋は一瞬、誰もいなくなる。それから侍女が、手前を灯りで照らしながらやって来る。侍女の後には軽く武装した美しい男が続く。男は曲がった短剣を口にくわえ、手で彼の後ろのとても美しい女を、連れているというより引きずっている。女の豊かな金髪が乱れている。侍女は姿を消す。ヘレナは鏡を見て、そちらに進み、遠慮なくその髪をまとめ上げる。メネラスは、まるで暗闇から明るい所に、死の危険から逃れて美しく照らされた部屋に来た人間のように当惑して、あたりを見回す。それから、もはや歯の間ではなく、手に持っているナイフを、三脚椅子の上に、貝殻の隣に置く。) メネラス ここはどこだ? どういう家だ? ヘレナ (すぐに状況に対応する。) 暖炉の火が燃えている。 食事の用意がしてあるわ。 主人は私と一緒に座って、食事をしないのかしら? メネラス (小声で不安げに) 神々は私に何を用意したのだ? ヘレナ 部屋は美しく輝いている。王座が二つ。 王様と王妃様がここで待たれていたのです。 座りましょう! メネラス (独白) 私達二人がともに食事をすることはもうないだろう。 ヘレナ 夫と妻は、食事も寝床も共にする、 ー私はそう教えられたわ。 メネラス お前の寝床は船室の中、 私の寝床はその上の星空の下、 10日間ずっと。 ヘレナ (微笑みながら) でもあなたは今夜それに耐えられなかった。 あなたは足音をひそめて降りて来てー メネラス (驚いて) 眠っていなかったのか? ヘレナ (情熱的に) 私が、あなたを眠らせなかったのではないの? メネラス (辛そうに) お前のせいだ! (傍白) 嵐がなかったら、私は彼女に何をしたか、 彼女はそれに気づいているのか? それとも彼女は全く無邪気なのか? (彼は彼女から離れる。) アイトラ 気味の悪い男! 美しいものを目にして あんな風に人に頼ませるなんて! ヘレナ どこへ行くの? また私から離れて行くの? あなた、でも何の役にも立たないわ。 アイトラ 理解できないわ! ヘレナ あなたは運命づけられているのよ、 私を見捨てることがないように。 そして私も定められている、 あなたの腕に 戻ることが。 そしてその通りになったわ! お願いだから、言って、 この何年間のうちに一時間だって あなたの心が私から 離れたことがあったかしら? (メネラスは下を向く。) 黙っているのね。分かった? ネメラス (苦しそうに) ヘレナ! ヘレナ (愛に満ちて) メネラス! (彼女は彼の方に進み、彼は慄くように下がる。ヘレナはテーブルに近寄る。華奢な、少女のような妖精が、テーブルの後ろにつま先立ちで現われ、壺から浅い杯に飲み物を入れて、ヘレナに差し出す。) ヘレナ (杯を受け取り、それを手にしてメネラスの方に進む。) あの夜、たった一度の純潔だった夜、 私たちを永遠にひとつにした、あの夜にかけて、 そしてあの恐ろしい幾つもの夜、 あなたが天幕の中で私に身を焦がした、あの幾夜にかけて、 またあの炎の夜、あなたは私を引き寄せながら 私にキスするのを固く拒んだ、あの炎の夜にかけて、 そして遂に今夜、やっとあなたが来てくれて、 唐突に優しくあらゆる恐怖から私を連れ出してくれた、 今夜にかけて、私をあなたに新たに与えてくれた、 今夜にかけて、ここから飲んで、私が口をつけたところから! (彼女は杯の縁に口をつけ、それからメネラスに渡す。) メネラス (陰鬱に) これよりも もっと甘いグラスだった、 もっと見事なグラスだった、 パリスが飲んだのは。 パリスが死んだ後は 彼の兄弟の多くも飲んだ。 (非常に苦々しく) お前は比類なき義妹だった。 ヘレナ でもあなたが一番の幸せ者、 だって彼らは皆死にーそしてあなたは私の夫! さあ 私が噛んで 跡をつけた イチジクをとって、 お楽しみを! (小さな娘が果物を渡して、踊るように去る。) メネラス (残酷に苦々しく) 余りに多くの人が味わった、ヘレナ、 お前が差し出した、 立派な果物を! ヘレナ でも誰かからお聞きになりまして、 それにもう飽きたと? メネラス 今夜 私はお前のもとに行った、 そこで、眠っているお前を 殺すために! ヘレナ (微笑みながら魅惑的に) 何故ならあなたはそのやり方だけを信じ 他のやり方で私の最後の秘密を 受け入れようとは思わないから。 そうしてあなたは 死に際でしかめた私の顔を 魅力的で可愛いと認めるおつもりなの? ああ、あなた、限りなく愛するあなた! メネラス (曲がった短剣を掴み、彼女の目の前に持っていく。) この曲がった武器を知っているか? ヘレナ (とても落ち着いて) パリスがあなたの前に横たわって 命乞いをした時に、 あなたは彼から その曲がった短剣を奪い取ったー その短剣ならよく知っていますー (堰を切ったように) そしてそのご自分の手にした武器で あなたは彼の喉を生きたまま掻き切った! (穏やかに) パリスがあなたの刀で死んだ時、 あの日あなたには再び分かった、 あなたが私のものだということを、 そして私はー私は今あなたのものです! メネラス (実行を固く決意して) ヘレナ! 最後に私の話を聴いてくれ! いいか、女は誰かのものだー 私は私の娘をそう育てるつもりだー ヘレナ (動揺せず) あなたの娘ですって? 私の娘だとも思うけれど! メネラス (惑わされず) 私は娘をそう育てるつもりだ 娘が母親のことを 恥ずかしく思わなくていいように! 死んだ女に赤面することはないから。 ヘレナ (無敵の力で) メネラス、最後に私の話を聴いてね! ひとりの女はひとりの男のものというなら、 私はあなたのもの! あなたを選んだのはー私 勇気があって、美しい 30人の求婚者の中から! ヘレナ 私の顔をよく見てー 過去のことはすべて忘れてー すべて、このこと以外はすべて 私があなたのものということ以外は! メネラス 私は一番の勇士ではなかった 二番でもなかったー ヘレナ いやな夢は忘れなさい、 妻のもとで目を覚まして! メネラス お前はなぜ私を選んだのだ この苦しみに? 私は夢でトロイアを焼き払ったのか? ヘレナ 過去のことは忘れて、もう一度私にキスして! メネラス (独白) 決して子供に会わせるものか! ヘレナ 腕を組んで故郷に連れて帰って! メネラス 天上の神々よ、私を汚れからお守りください! ヘレナ 地下の闇の世界の霊たちよ、この女をお助けください! メネラス なすべきことを私ができますように、お助けください! ヘレナ 地よ、夜よ、 月よ、海よ、 今こそ私をお助けください! メネラス 地よ、夜よ、 月よ、海よ、 消え去れ! ヘレナ・メネラス 地よ、夜よ、 月よ、海よ、 メネラス なすべきことを私ができますように、 お助けください! 天上の神々よ、 私を汚れからお守りください! なすべきことを私ができますように、 お助けください! ヘレナ 地下の闇の世界の霊たちよ、 この女をお助けください! 妻のもとで目を覚まして! あなたと腕を組んで故郷に連れて帰って! ヘレナ・メネラス 地よ、夜よ、 月よ、海よ、 ヘレナ 今こそ私をお助けください! メネラス 消え去れ! (灯りが暗くなり、月だけが外から差し込んでくる。一条の光がヘレナの顔を照らす。メネラスは短剣を、ヘレナの喉に向けて振りかざすが、ヘレナの美しさに魅了されたかのように止まる。武器を持った彼の腕が下がる。) アイトラ (呪文を唱えて呼びかけながら) 真っ白い顔に、緑の目の お前たち、 ずるそうに様子をうかがいながら、 ブツブツ言いながら仮面をかぶっている。 生きているものをものほしげに 自分たちに引き寄せる、 お前たち、夜の精よ。 この家の中に 格好の男がいる。 その乱暴者を、 厄介払いしておくれ! (アイトラの前にひとつ、またひとつと妖精が、あっという間に現れ、彼女の命令を受け取って、すばやく姿を消す。) 戦場のような騒音を立てて 奴の頭に襲いかかれ、 奴を大いに弄べ! 手に剣を持って、 20本の木まで 奴を突進させろ。 奴を引き回し、振り回せ! 目くばせして、おしゃべりしろ! 奴を引き回し、振り回せ! わめきたて、誘い掛けろ、 ぺちゃくちゃしゃべり、いきり立て、 怒鳴りまくり、がなりたてよ! 奴をやっつけろ! けしかけろ! 行け、行け、行け! (館の後ろの壁が透けて、妖精たちが騒ぎ立てるのが見える。その中の一部は戦士の格好をし、兜を被り、盾と槍を振り回している。) ヘレナ ためらうことなく いっそ私を殺して! メネラス こう身動きしながらもなお なんと愛らしい嘆きよ、 そのかわいい喉が 鋼に向かって 切望するかのように伸びている! (彼はもう一度跳びかかり、もう一度立ち止まったままだ。) ヘレナ 私に短剣を! 私に、あなた! 妖精たち (一部は見えない) 戦場のような騒音を立てて 奴の頭に襲いかかれ! メネラス 私はどうなったのだ? 妖精たち 怒鳴りまくり、がなりたてよ! メネラス 聞こえるのは何だ? 妖精たち パリスがここに! 戦場のような騒音を立てて 奴の頭に襲いかかれ! 彼をしっかり捕まえろ。 メネラス 誰が呼ぶのだ? 何という武器? 妖精たち パリスがここに! ここにパリスがいる! メネラス パリスがここに? ヘレナ (せかして) あなたの心が望むことを さあ私に早くして! メネラス (困惑して) 短剣を前にしてもお前はそんな風なのか? 短剣が首にささるというのに 優しげに? 妖精たち パリス! メネラス パリス? 妖精たち ここにパリスがいる! メネラス ここにパリスがいる? 戦場の叫び声が聞こえる! 死者たちがうろつき、叫ぶ もう一度うち殺されたいのか? 妖精たち (すぐ近くで) ヘレナをもう一度手に入れたい! メネラス ここにメネラスがいる お前の死神だ! 私の前に立て、亡霊よ! (彼は戸外へ突進する。) 妖精たち ハハハハハハハ、ハハハハ! パリスがここに! ハハハハハハハ、ハハハハ! (姿を消しながら) パリスがここに! ハハハハハハハ、ハハハハ! (ヘレナはすっかり疲れてアイトラの玉座にふらふらと歩き、座るというより倒れ込む。アイトラが進み出る。ヘレナはそれを見て立とうとする。) アイトラ そのままで!無理しないで! (彼女は低い肘掛椅子に座る。) ヘレナ 貴女は誰? ここは誰の館? アイトラ 貴女がいるのはポセイドンの館、ヘレナ、貴女はお客様よ! でも時間を一刻も無駄にしてはいけない! 私が貴女を助けてあげる、私はお友達よ! すぐにあの恐ろしい男が戻って来るわ。 ああ、あの男、大嫌い! ヘレナ (立ち上がり、あたりの様子を見ながら) ああ、私はどれほどあの人を愛しているか! 全知の貝殻 (笑う) メネラス!彼は気違いのように濃い霧を追っています、ヘレナだと思って! ヘレナ トロイアはなくなったー今、私は彼のもの! 妖精たち ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ! もう一度彼をけしかけろ! 同じ所をぐるぐる回らせろ! ヘレナはここ! パリスはそこ! ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ! アイトラ 貴女はずぶ濡れになって、 乾かしたいんでしょう、 火が要るかしら? 私の目の力で 乾かしてあげる! ヘレナ (アイトラを微笑みながら見つめて) なんて優しい暖かさが私の体にしみこむこと! アイトラ 愛らしいほっぺが 海の塩で こんなに醜くなっている! (彼女はヘレナの頬を撫でる。) ヘレナ 貴女の手のやさしいこと! アイトラ 髪に艶がないわ! 髪が貴女を輝かせるためには クリームとオイルが要るわ、 そう思うでしょう? (彼女はヘレナの髪を軽く撫でる。) ヘレナ (アイトラの合図で、若い娘たちが持ってきた鏡の前で) 何て私はキラキラしているの! アイトラ (うっとりして) この上なく美しい! ヘレナ 最高! 私をどうしたの? アイトラ 元の華麗な姿に戻ったのよ。 ヘレナ (もう一度、鏡の中の自分の姿に見とれて) 私をどうしたの? まるでメネラスが私を 花嫁の寝室に運んだ時みたい。 私はこんなに若くて死ぬ運命なの? アイトラ (杯を持って) 死なないわよ! 生きるの! 生きるの! さあ早く、飲んで! ヘレナ (杯を受け取って) 貴女は誰? 侍女 (小声で、ささやく) 半ば忘れると 優しい思い出になります。 ヘレナ この飲み物は何? 侍女 (小声で) 貴女様はご自身の中に感じるでしょう かつての無邪気な生活が また始まるのをー ヘレナ (小声で、独り言) いきなり私に何が起こったの? 私の不安はどこに消えたのかしら? 侍女 貴女様がお感じになる通りに 今から貴女様はなるのです! アイトラ 貴女の目から夜が消えたように! ヘレナ 貴女は誰? アイトラ 貴女のとるに足らない友達のアイトラ! ヘレナ 魔法使いさんね! アイトラ 絶世の美女! (二人は互いに手をとる。) アイトラ・ヘレナ 戦士より強く、王より豊かな 信頼しあう、二人の女! ヘレナ (もう一度鏡の前に進み、嬉々として振り返る。) この姿を見て、誰がヘレナを殺すかしら? (アイトラは感嘆して彼女を見ている。) 何て全てが簡単に起こること! アイトラ その通りです! 飲んで! 心配事は忘れて! (彼女はまた杯を渡す。) ヘレナ (それを飲んで、子供のように楽しげに) メネラス! いったい何故私を殺そうとするの? (ねぼけたようによろめき、少女達がかたまって彼女を支える。) 寝るわ!ー眠くなっちゃたー私の隣で寝るでしょう、あなた? アイトラ 彼女を救うために、私はどうしたらいいの? 貝殻さん、彼はどこにいるの? 全知の貝殻 すぐ近くに! ヘレナ 聞こえたわーもう半分寝てるけどー (子守唄のように) 私のすぐ近くで 無邪気な幸福が もう浮かんでいる! 気をつけて、私は気を失ってしまいそう! いいえ、そのままで、 もう意識が戻ってきた! (彼女は少女達に支えられて、目を閉じる。) 侍女 (ドアから外の様子をうかがいながら) あの男の前に霧がかかっています! こっちへ来ます! この館に向かって! あの男が剣を持って後ろから! やって来ます! 妖精たち ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ! 奴を大いに弄べ! ハ、ハ、ハ、ハ! 同じ所をぐるぐる回らせろ! アイトラ 彼女を私のベッドに寝かせて!そして寝ている間に私の一番きれいな衣装に着替えさせて!あのブルーの!さあ!みんな、さあ!(妖精達はヘレナを連れて左の部屋に動いて行く。メネラスは手に短剣を持ち、後を追っているかのように部屋に突進してくる。アイトラは飛び退き、カーテンの陰に身を隠して叫ぶ。) あっ! 妖精たち あっ! メネラス (取り乱して) 白い衣装にー乱れ髪ー なのに前より美しい あの時彼女は怖くて逃げ出したーそして美しい二つの腕を あのいまいましい姿に、絡めた! それは月明かりの下でパリスのように見えた。 私はあの二人にやはり一撃を振ったのだ! 私は呪われた男だ! 私は子供にも二度と会えないー おお 父も母もいない孤児(みなしご)よ! アイトラ (進み出て) スパルタの王よ、あなたは私の客人です! メネラス (すっかり取り乱し、血がついていると思って、短剣を急いでカーテンの後ろに隠そうとする。重苦しく独り言) 見知らぬ女ー恐怖の島 人殺しの館ー陰鬱な運命! アイトラ (侍女達に小声で) 蓮汁の壜を! この人には必要だわ。残酷な災いをすぐに忘れるために。 (侍女達はコップと壺を持ってきて、コップに注ぎ入れ、その飲物に壜から数滴垂らす。アイトラはメネラスに、座るように目くばせする。) メネラス 平和な客人として貴女の館でここに座れと?では貴女は、 貴女の館の敷居をまたいだのが誰か、ご存じないのか? アイトラ (もう一度目くばせし、メネラスは腰を下ろす。) 小さな声で! 絶世の美女の愛らしいまどろみを邪魔しないように。 奥でお休みです、 長旅でお疲れになって! メネラス 誰が! アイトラ 貴方の奥方が。 メネラス 誰のことを言っているのだ? アイトラ ヘレナに決まってるでしょう! 他に誰が? メネラス ヘレナが眠っているだって? (彼は跳び上がる。) アイトラ 奥の私のベッドで! ネメラス (独白) 心が引き裂かれる! 精神が錯乱する! 貴女の放った矢の レルナ(ギリシアのレルナ沼に住む七頭蛇)の毒が 体じゅうの血管に痛みを与える! ああ ほんの何時間か ほんの一瞬 その矢の先を 引き戻してくれ! 私にもう一度自分自身を 取り戻させてくれ 引き裂かれる前の 男としての幸せ! 神々よ、もう一度 もう一度自分自身を 哀れな私に 取り戻させてくれ! アイトラ (ためらいがちに言葉をはさんで) メネラスーあの日のことを覚えていますか、 3×3の9年前に、貴方は彼女を ほったらかしにしてー狩りに行ったことを? メネラス (彼女の言うことがよく分かり、腹を立て、暗い表情で) 貴女と言う人は! パリスとあの日のことは言わないでくれ! アイトラ お聞きなさい! 魔法にかけられたあの日から 貴方は一度もその目で奥方を見ていません! (メネラスは不意に両手を頭に上げる。) アイトラ (彼女も立ち上がり、メネラスのすぐ前に進む。) 気がつきなさい! あの若者があつかましくも大胆に 貴方の奥方に手を伸ばした時ー 神々は密かに貴方のことを気にかけていたのですー メネラス 気をつけろ、私が貴女に刑罰を加えないように! アイトラ 貴方の目つきはぞっとするわ、王様! このコップからお飲みなさい、 私と一緒に飲みましょう! (二人とも飲むが、アイトラはふりをするだけ。) 神々は密かに貴方のことを気にかけていたのです。 神々が彼の腕に抱かせたのは 幻影、おぼろげな亡霊、 神々はそうやって人間の男達をからかうのです! 妖精たち (目に見えない) 幻影、おぼろげな亡霊、 神々はそうやって人間の男達をからかう。 そう、そう、そう、そう! アイトラ その間、貴方の奥方を、あの無垢の美女を、 人里離れた場所に隠しました。 貴方から、世間から離れた所に! メネレス いかなる場所に? 口に出す前に 言葉には気をつけろ! (いっそう性急に) いかなる場所に? アイトラ アトラス山の麓にお城があります、 私の父がそこにいます。 強大な権力を持ち、恐れられている王です! 三人の娘がその城で成長しました、 三人とも魔法が使えます。 誇り高きサロメ、 美しいモルガーナ そして若きアイトラ! メネラス 用心しろ、女よ! アイトラ 私たちの館に貴方の奥方が連れて来られたのです! メネラス 用心しろ、女よ! アイトラ 貴方の腕に抱かれていると、思い込んで、 無邪気にまどろんで、 彼女は何年もその城に 私たちの所にいたのです。 その間、王座にいたのは 幻影です。 幻影が、プリアムスの娘たちの中の最高位となって 彼の立派な息子たちと情交を交わし 毎日毎日、世界の炎上を 英雄たちの死を楽しんでいたのです! メネラス ここで私の脅しに恐れなかったのはそれだというのか? アイトラ 幻影です! 妖精たち 幻影! アイトラ スズメバチです! 妖精たち スズメバチ!幻影!亡霊! メネラス ここに彼女は立っていた えもいわれぬ愛らしさで! アイトラ 幻影です! メネラス 幻影だって! アイトラ 亡霊です! メネラス 恐ろしい女だ! 貴女の言葉は恐ろしい、 そしてあらゆるトロイアの武器より強い! 貴女の微笑む口もとから出る 小刻みに震える息で、 貴女は私から彼女を完全に奪ってしまう! ああ、二度と彼女を見られないなんて、 私はなんて不幸な男だ! アイトラ (小声で) もし私が今、貴方の腕に彼女を抱かせたら、 貴方が彼女を失った 3×3の9年前に1年足して10年後に、 あのすばらしい聖女を、 あの永遠の処女を! メネラス もう一度彼女に会えるのか? アイトラ 彼女に会えます、 この目で! メネラス つまりあれは本当なのか、寂しい島の 洞窟に魔女たちが住んでいて、 そこにやって来た者には、 死んだ者の姿を見せてくれる! アイトラ 彼女に会えます! 準備はよろしいですか? メネラス (ひどく狼狽して) 私は何を見るのだろうか! 不幸な男よ! アイトラ 何を怖気づいているのですか? 準備はよろしいですね! メネラス 恐ろしい時間だ! アイトラ 準備はよろしいですね! メネラス 死者の国からー アイトラ 準備はよろしいですね! メネラス ぞっとする知らせ! アイトラ 準備はよろしいですね! メネラス 銅鑼の音が 鈍く響くのが聞こえる。 夜の霊たちが 死者たちを連れてくる! アイトラ 下で何が聴こえますか? 何かが貴方に新たに優しく魔法をかけるとでも? ご覧なさい、神々が貴方に用意してくれたものを! (彼女は目で合図する。部屋は暗くなり、左の部屋からだけ光が差し込む。カーテンが上り、大きなベッドの上で、光沢のあるブルーの衣装を着て、愛らしく眠り込んでいるヘレナの姿が見えるようになる。彼女は目を開ける。) 妖精たち (半数で) ああ、天使だ、 薄暗い中で動き回って、 奸策を弄する、哀れな我々妖精には まぶしすぎる! 妖精たち (残りの半数) ヒヒヒヒ、ヒヒヒヒ。 アイトラ (妖精たちに) お前たち、夜のろくでなしは お黙りなさい! 女主人の足元にひれ伏しなさい! (ヘレナはゆっくりベッドから起き上がり、輝くばかりの美しさで、眠りから覚める。) メネラス (目を向ける勇気がなく) 私は彼女を城に置き去りにして、 二度と思い出すことさえしなかった、 彼女は処女で、女王で、妻で、恋人だった! 彼方から明ける昼が、私の夜を明るくする! (ヘレナはベッドから降り、魅力的に驚いて周りを見回す。メネラスの横に立っていたアイトラは、音も立てずにヘレナに近寄る。彼女はメネラスに話すと見せかけて、実は彼女はヘレナに囁きかけている。) アイトラ アトラス山の麓に お城があります、 彼女はそこで眠っていましたー その間、王座にいたのは 幻影です。 スズメバチが 彼女と同じ姿になって プリアムスの城で 娘たちの中で 最高位に座っていましたー 三人の姉妹がヘレナの眠りを守っていました。 (その間にヘレナは完全にベッドから降り、メネラスの方に行くように見えるが、はにかみ、目を伏せ、足が鎖に繋がれているかのようだ。二人に向かって) 神々は選ばれた子供たちに思いがけないことをすることがあります! メネラス (震えながら) 彼女のことはずっと考えまいとしていた! ヘレナ (小声で、目を伏せて) 私は今でも以前のように望まれていまして? アイトラ (勝ち誇り、メネラスに向かって声をおさえて) 伏目がちのあの眼差しをご覧なさい! あの男に代償を払わせた 燃えるような瞳はどこ? 正直に彼女の虜になりなさい! 妖精たち おお 美女の中の美女ー (高らかに嘲りながら) それほど安易にお前は 神々と和解するのか? メネラス 何をしろと? 奴らは 私の心を粉々に引き裂く! 私をうっとりとさせ、 私を喜ばせ、 何をしろと? 奴らは私の心を二つに引き裂く! アイトラ (彼を彼女のほうに連れて行きながら) 聖女様です! メネラス 何をしろと? ヘレナ (心からはにかんで) あなたのものです! メネラス (痛々しげに) 何をしろと? 妖精たち (嘲りながら) おお 美女の中の美女ー アイトラ (せかして) 受け入れなさい! メネラス (胸苦しげに) 何をしろと? 妖精たち ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヘレナ (後ずさりして) 私はどうしたらいいの? アイトラ ためらわないで! メネラス 何を言えと? アイトラ 私たちは心を引き裂いたりしません! ヘレナ (心配そうに) 私は何て言えば? メネラス 奴らは私の心を二つに引き裂く! ヘレナ 彼の心を二つに引き裂く! 妖精たち 美女の中の美女ー それほど安易にお前は 神々と和解するのか? ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヘレナ (握っているアイトラの手を放して、脇に行って) あの人に構わないで!あの人は私を望んでいません! 妖精たち ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ メネラス お前は誰だ、永遠に若き女神のような そして私の妻に似た、生きもの? ヘレナ やめて! あの人は私を蔑んでいます。 (勝利の気持を隠して) あの人が愛しているのは別の人です! 妖精たち ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ メネラス (深く心を込めて、ヘレナに目を向けながら) お前の目に愛情を見るとはー 私はあの別の女のためにお前を捨てたのに? (ヘレナは彼に眼差しを向けて黙り込む。) アイトラ あんなに愛している彼に、応えてあげて! ヘレナ (心から) 私は、私を捨てた男なんて知りません、 私が知っているのは、 私が眠っている間、 私の夢の中で、 私を愛して、傍にいてくれた男だけ! メネラス お前は、お前を捨てた男を、 知らないというのかー お前が知っているのは、 お前を愛して、傍にいた男だけだと、 それはその男がお前を選んだから! ヘレナ (頭を彼の肩にもたせかけて) それはその方が私を選んだから! アイトラ 大急ぎで船の準備をして 二人を故郷に送りましょう! 妖精たち (からかいながら) 大急ぎで船の準備をして 二人を故郷に送りましょう! ハハハハ、ハハハハ! お芝居は終わりだ! (ヘレナはメネラスから離れると、アイトラの言葉に驚いて、アイトラの方に行く。) アイトラ (彼女の顔を見ながら) どうしたのー帰りたくないの? 妖精たち (間のびして尋ねる) どうしたのー帰りたくないの? ヘレナ (声をおさえて) あの館は怖いんです! 私は新しいものに惹かれ 古いものが怖いんです! 私を喜ばせてください、 私はあの人を引きとめておきたい! 妖精たち どうしたのー帰りたくないの? ヘレナ 誰も私達を知らない場所、 ヘレナの名が 鳥のさえずりのように ただの音にすぎず、 トロイアといっても 誰も耳にとめない場所、 ちょっとの間そこで 私たちは世間から身を隠す、 そんなこともおできになって? アイトラ (すばやく、声を抑えて) アトラス山の麓に オアシスがあります、 魔法の天幕を 私がそこに建ててあげますー ヘレナ どうやって行くの? アイトラ 私のベッドで あなた達が愛し合い 眠り込んだらー 私があなた達に マントを掛けてあげます! メネラス (歓喜と不安の中で、独白) 我々を動かし、 我々を喜ばせ、 彼女はその力で 我々の心を変える! アイトラ マントがあなた達を運びます、 そして明るく照らされた場所で、 あなた達は目を覚ますのです、 二人だけで! メネラス アトラス山の麓? 魔法の天幕? ヘレナ 愛しい魔法使いさん! 二人だけですって! メネラス (ヘレナをじっと見つめて) 突然現れた神々よ! 私に自分を取り戻させてください、 私に若さをください、 今すぐ返してください、 私がためらうことなく この突然の幸せを 享受できるように! アイトラ (ヘレナに) ごく必要なものだけ この長持に入れなさい、 一緒に送ってあげます! (小声で) とりわけこの壜、 甘い忘却の媚薬、 この蓮汁の壜には 感謝しなければいけません! もしかしたらもう数滴 必要になるかもしれません。 (意味深長に) 時として 彼の飲物にあるいは 貴女の飲物に数滴ー メネラス 彼女らの囁き合いの愛らしいこと! 魅惑的な女たちだ、 彼女らの眼差しの利発なこと! アイトラ ーそうして嫌なことは すっかり忘れて 明るい住まいの下で 静かに暮らすのです 永遠に! ヘレナ (祈りを唱えるように彼女と一緒に) そうして嫌なことは 地中の奥深く 明るい住まいの下に 葬られるのです 永遠に! メネラス (独白) おお 私の娘よ、 幸運な子よ! なんという母親を なんという姉を 私はお前に連れて帰ることか! (ヘレナは寝室に入り、そこからメネラスの方を見回す。メネラスは彼女の傍で、跪き、頭を彼女の膝に押し付ける。彼女は彼を引き上げる。寝室のカーテンが引かれて、彼らの姿が見えなくなる。中央の部屋に侍女が音をたてずに入っていく。アイトラは侍女に、灯りを消すように目くばせする。アイトラは、王座の前にある黒い魔法のマントを取る。中央の部屋の灯りが消え、寝室の灯りも消える。) 妖精たち (姿は見えず、静かに、しかし意地悪く) 永遠に! ハハハハ! 高貴な人間ども! 最高のものを隠すなんて、 ハハハハ、 そんなことはあってはならない! (アイトラは、マントを手にして、まだ躊躇しているように見える。彼女は月明かりでおぼろに照らされている。右隣の部屋は薄明りで侍女が見える。侍女は長持に衣服を入れる。最も貴重なものの中に、黄金の容器に密閉した、あの壜がある。) アイトラ (足を踏み鳴らし) もそろそろう静かにしたらどう? (アイトラは、全てが静まり返るまで、ひとしきり待つ。侍女も長持に鍵をかけると腕枕で眠ってしまう。アイトラはマントを揺すりながら、寝室の方に向かう。) (幕) ERSTER AUFZUG Gemach in Aithras Palast. Ein Ausgang ins Freie, nicht in der Mitte des Hintergrundes, sondern seitlich rechts. Zur Linken ein Tisch, schön gedeckt für zwei, zwei thronartige Stühle dabei. In der Mitte auf einem Dreifuss die alleswissende Muschel. An der rechten Seitenwand ein Thronsessel, auf dem Aithra sitzt - vor ihr auf einem niedrigen schemelartigen Stuhl die Dienerin, auf einer Harfe spielend. Draussen ist Nacht. Das Gemach ist schön erleuchtet AITHRA steht auf Das Mahl ist gerichtet, die Nacht schwebt nieder, wo ist mein Geliebter? Er lässt mich allein. Ich laure er kommt nicht - Ich traure wo. bist du? O lass nicht so lange die junge, die bange Geliebte allein! Die Nacht sinkt nieder, lass heute nicht wieder, Poseidon, die Freundin allein! Wo bist du, Poseidon, zart wo bist du? ungeduldig Wo ist er denn? MUSCHEL Drei Tauben schweben glänzend wie Perlen fern überm Meer. Sie grüssen dich von Poseidon und versichern mit sanftem Girren seine Liebe, seine Treue, seine Sehnsucht immer auf s neue! AITHRA O du Lügnerin! Einmal sind es Reisende, einmal Delphine, einmal Tauben! MUSCHEL Seine Liebe, seine Treue immer aufs neue! AITHRA heftig Antworte mir ohne Umschweife wo ist Poseidon? MUSCHEL sehr feierlich Bei den Äthiopen! AITHRA zornig Bei den Äthiopen? DIENERIN Ich laufe um das Fläschchen mit dem Lotossaft. AITHRA traurig Ach, eine Zauberin sein und so ohnmächtig gegen den stärkeren Zaubrer! DIENERIN Ich laufe und hole das Fläschchen! AITHRA Ich will nicht! DIENERIN Du brauchst es! AITHRA Ich will nicht! DIENERIN Es wird dich beruhigen. AITHRA Ich will nicht! DIENERIN Du brauchst es! AITHRA Ich will nicht! DIENERIN Dann wühlet kein Schmerz durch die Adern! AITHRA Ich will nicht! DIENERIN Dann stillet sich innen das Hadern! AITHRA Ich will nicht! DIENERIN leise und sehr deutlich Ein halbes Vergessen wird sanftes Erinnern; du fühlest im Innern dir wiedergegeben den göttlichen Mann! Aithra setzt sich zu Tisch, kindhaft junge Mädchen schweben auf den Fussspitzen herein und bedienen sie AITHRA Ich will nicht betäubt sein, ich will mich zerstreuen! Ich will Gesellschaft haben! Für was ist mir denn Gewalt gegeben, jeden Sturm zu entfesseln, jedes Schiff an die Klippen zu reissen! MUSCHEL Der Mann steht auf, er ist der einzige an Bord, der nicht schläft. DIENERIN kopfschüttelnd "Der Mann steht auf!"" Sie sieht ein Schiff mit schlafenden Leuten. MUSCHEL Er weckt einen von den Schläfern auf - DIENERIN von den Schläfern""" MUSCHEL und gibt dem das Steuer in die Hand - DIENERIN gibt dem das Steuer in die Hand MUSCHEL Er selber steigt hinunter in den Schiffsraum. DIENERIN Er steigt hinunter in den Schiffsraum. AITHRA hält im Essen inne Von wem erzählt sie? DIENERIN Sie sieht ein Schiff mit schlafenden Leuten. MUSCHEL Jetzt ist er unten. Die Schlafende regt sich. Die Schlafende ist von allen Frauen der Welt die Schönste! AITHRA Warum gleich die Schönste! Wer kann das entscheiden? MUSCHEL Er beugt,sich zu ihr, er will sie küssen! AITHRA Eine schöne Frau, gut! DIENERIN Der Mann auf dem Schiff will die Schlafende, die seine Frau ist, küssen. AITHRA Und das ist alles? MUSCHEL Nein! Jetzt holt er - AITHRA nicht sehr gespannt Was holt er? MUSCHEL Er greift mit der Linken ein Tuch - DIENERIN ein Tuch, MUSCHEL das will er über ihr Gesicht werfen - DIENERIN über ihr Gesicht MUSCHEL denn in der Rechten hält er einen Dolch - er will sie töten. DIENERIN Er greift mit der Linken ein Tuch - MUSCHEL Aithra, hilf doch! Der Mann ermordet die Frau! DIENERIN Aithra, hilf doch der Mann auf dem Schiff ermordet seine Frau! AITHRA aufspringend Wie denn? Was soll ich? Wer sind denn die Leute? MUSCHEL Helena ist es! Helena von Troja! Und er ist Menelas! Schnell! Er schleicht sich näher! Verdeckt er ihr mit dem Tuch das Gesicht, so ist sie verloren! DIENERIN Schnell! Er schleicht sich näher. Gleich ist sie verloren! AITHRA Sause hin, Sturm! Flieg hin wie der Blitz! Wirf dich auf das Schiff! Rede, was siehst du? MUSCHEL Der Sturm hat das Schiff! Er hat es! Er hat es! Die Masten splittern! Die Schlafenden taumeln drunter und drüber. Weh! Sie scheitern. DIENERIN Sie scheitern! AITHRA Und die Frau? Und der Mann? Hat er sie ermordet, der Teufel? MUSCHEL Sie schwimmen! Da - er trägt sie. Befiehl doch Ruhe, lass alle sich retten! AITHRA Wer trägt wen? Legt euch, Wellen! MUSCHEL Menelas trägt Helena hoch in den Armen! Die brandenden Wellen machen ihm Platz und er schwingt sich ans Land. AITHRA Leg dich, Sturm, zu meinen Füssen! Hier ganz still! ― Eine Fackel, ihnen den Weg zu zeigen. Die Dienerin packt eine Fackel, läuft hinaus. Der Sturm legt sich gänzlich Ist es wirklich Helena? Die berühmte? So ist denn Troja gefallen! Und ich soll hier sie empfangen? In meinem Haus? Mit ihr reden? Mit Helena von Troja! Mit der berühmtesten, der gefährlichsten, der herrlichsten Frau der Welt. Was wir sahen, da wir sehnten träumend uns aus uns hinaus, einmal kommt es, nächtig prächtig, unversehens uns ins Haus! Aithra zieht sich langsam zurück in ein Seitengemach nach rechts, wo sie aber dem Zuschauer sichtbar bleibt. Das Gemach bleibt einen Augenblick leer, dann kommt die Dienerin gelaufen, voran leuchtend, hinter ihr ein leicht gewappneter schöner Mann, der einen gekrümmten Dolch im Munde trägt und an der Hand eine sehr schöne Frau mehr hinter sich dreinreisst als führt, deren üppiges goldblondes Haar aufgegangen ist. Die Dienerin verschwindet. Helena erblickt einen Spiegel, geht hin und steckt unbefangen ihr Haar auf. Menelas sieht sich um, befangen wie ein Mensch, der aus Finsternis ans Licht und aus Todesgefahr in ein schön erleuchtetes Zimmer kommt; dann legt er den Dolch, der schon nicht mehr zwischen den Zähnen, sondern in seiner Hand ist, auf den Dreifuss nächst der Muschel hin MENELAS Wo bin ich? Was ist das für ein Haus? HELENA sofort Herrin der Lage Ein Feuer brennt. Ein Tisch ist gedeckt. Will nicht mein Gemahl mit mir sitzen und essen? MENELAS leise und beklommen Was haben die Götter mir zubereitet? HELENA Schön glänzt der Saal, zwei Throne stehen. Ein König und eine Königin sind hier erwartet. Setzen wir uns! MENELAS für sich Nie werden wir beide zusammen essen. HELENA Der Mann und die Frau - so ward ich gelehrt, teilen den Tisch und teilen das Lager. MENELAS Dein Lager war zuunterst im Schiff, meines war droben unter den Sternen zehn Nächte lang. HELENA lächelnd Doch heute nacht war dir das zur Last. Du kamst herab mit leisen Tritten - MENELAS erstaunt Du schliefest nicht? HELENA leidenschaftlich War ich s nicht, die dich nicht schlafen liess? MENELAS schmerzlich Du warst es! beiseite Ahnt sie, was ich ihr antat ohne den Sturm? Oder ist sie ganz arglos? Er tritt von ihr weg AITHRA Ein gräulicher Mann! Wie er sich bitten lässt zu etwas Schönem! HELENA Wohin trittst du? Willst du noch einmal von mir weggehn? Lieber, das fruchtet doch nichts. AITHRA Es ist nicht zu begreifen! HELENA Dir ist auferlegt, mich nicht zu verlassen, und mir ist verhängt, zurückzukehren in deine Arme, und so ist es geschehn! Sag doch, ob je in all diesen Jahren dein Wünschen gelassen hat von mir nur für eine Stunde? Menelas sieht zu Boden Du schweigest. Siehst du? MENELAS qualvoll Helena! HELENA mit voller Liebe Menelas! Sie tritt ihm entgegen, er weicht fast schaudernd zurück Helena ist dem Tisch näher getreten. Eine zarte, kindhafte Mädchengestalt schwebt auf Fussspitzen hinter dem Tisch hervor, füllt aus einem Mischkrug eine flache Trinkschale, bietet sie Helena dar HELENA ergreift die Schale, tritt mit ihr auf Menelas zu Bei jener Nacht, der keuschen einzig einen, die einmal kam, auf ewig uns zu einen; bei jenen fürchterlichen Nächten, da du im Zelte dich nach mir verzehrtest; bei jener Flammennacht, da du mich zu dir rissest und mich zu küssen doch dir hart verwehrtest, und bei der heutigen endlich, da du kamest, mich jäh und zart aus allem Schrecknis nahmest bei ihr, die mich aufs neu dir schenkt, trink hier, wo meine Lippe sich getränkt! Sie berührt mit den Lippen den Rand der Schale, reicht diese dann Menelas MENELAS finster Ein Becher war süsser als dieser, herrlich gebildet, aus dem trank Paris, und nach seinem Tod seiner Brüder viele. sehr bitter Du warst eine Schwägerin ohnegleichen! HELENA Aber du bist der Beglückte, denn sie alle sind tot - und du bist mein Herr! So nimm die Feige, darein ich drücke die Spur meiner Lippen, und freue dich! Das kleine Mädchen, das die Früchte gereicht hat, tanzt ab MENELAS grausam bitter Zu viele, Helena, haben gekostet von der herrlichen Frucht, die du anbietest! HELENA Hast du aber von einem gehört, der ihrer satt ward? MENELAS Heute nacht trat ich zu dir, dort, wo du schliefest, um dich zu itöten! HELENA lächelnd und bezaubernd Weil du nur so und nicht anders glaubst zu empf angen mein letztes Geheimnis darum meine Züge willst du gewahren zauberisch zärtlich im Tode verzerrt? O Liebender, du ohne Mass und Grenzen! MENELAS ergreift den gekrümmten Dolch und bringt ihn ihr vor die Augen Kennst du die gekrümmte Waffe? HELENA sehr ruhig Als Paris vor dir lag und fleht` um sein Leben, entrissest du ihm den krummen Dolch - ich kenn` ihn recht wohl - ausbrechend und mit der eignen Waffe durchschnittest du ihm die lebendige Kehle! leise Als Paris starb unter deinem Stahl, den Tag wusstest du wieder, dass du mir gehörtest, und ich - ich gehöre dir! MENELAS nun fest entschlossen zur Tat Helena! Merke zuletzt meine Rede! Merke Einem gehört ein Weib - und ich will meine Tochter so aufziehn - HELENA unerschüttert Deine? Ich denke, sie ist auch die meine! MENELAS ohne sich beirren zu lassen So auf ziehn will ich meine Tochter dass sie sich der Mutter nicht braucht zu schämen! Denn für eine Tote errötet man nicht. HELENA mit unbesiegbarer Kraft Menelas, merke zuletzt meine Rede! Einem gehört ein Weib und so bin ich die deine! Dich hab- ich gewählt aus dreissig Freiern, mutigen, schönen! HELENA Sieh mir ins Gesicht - und lass alles, was war, alles, alles, ausser diesem, dass ich dein bin! MENELAS Ich war nicht der erste der Helden und nicht der zweite - HELENA Vergiss den bösen Traum, wach auf bei deiner Frau! MENELAS Warum hast du mich gewählt zu solchem Leiden? Hab ich im Traum Troj a verbrannt? HELENA Lasse, was war, und küsse mich wieder! MENELAS für sich Nimmer darf das Kind sie sehn! HELENA In deinen Armen bring mich heim! MENELAS Bewahret mich rein, ihr oberen Götter! HELENA Helfet dem Weibe, ihr unteren dunklen! MENELAS Helfet, was sein muss, mir zu vollenden! HELENA Erde und Nacht, Mond und Meer, helf et mir jetzt! MENELAS Erde und Nacht, Mond und Meer, weichet hinweg! HELENA und MENELAS Erde und Nacht, Mond und Meer, MENELAS helfet, was sein muss, mir zu vollenden! Bewahret mich rein, ihr oberen Götter! Helfet, was sein muss, mir zu vollenden! HELENA Helfet dem Weibe, ihr unteren dunklen! Wach auf bei deiner Frau! In deinen Armen bringe mich heim! HELENA und MENELAS Erde und Nacht, Mond und Meer, HELENA helfet mir jetzt! MENELAS Weichet hinweg! Die Lichter verdunkeln sich, nur der Mond fällt von draussen herein. Ein Strahl trifft Helenas Antlitz. Menelas - den Dolch erhoben, sie in die Kehle zu treffen, steht wie gebannt vor ihrer Schönheit. Sein Arm mit der Waffe sinkt AITHRA beschwörend Ihr, grünen Augen im weissen Gesicht, die ihr lauernd listig euch pappelnd vermummt, Nachtelf en ihr, lüstern Lebendiges zu euch zu ziehn, ich hab hier im Haus einen heissen Kerl, einen rechten Raufbold, den schafft mir vom Leib! Vor Aithra erscheint flüchtig ein und der andre Elf, gleichsam um ihre Befehle entgegenzunehmen, und verschwindet ebenso rasch Mit Lärm einer Schlacht bestürmt ihm den Kopf, narret ihn fest! Lasst ihn anlaufen an zwanzig Bäume, sein Schwert in der Hand. Dreht ihn! Drillt ihn! Zwinkert und zwitschert! Dreht ihn! Drillt ihn! Belfert und balzt, schnattert und schnaubt, drommetet und trommelt! Hudelt ihn! Hetzt ihn! Flitz, flitz, flitz 1 Die Rückwand des Hauses wird durchsichtig, man erblickt das Treiben der Elfen, von denen einzelne sich als Krieger verkleiden, Helme aufsetzen, Schilde und Speere schwingen HELENA Ohne Zaudern töte mich denn! MENELAS Wie liebliches Weh noch in dieser Gebärde die süsse Kehle gedehnt wie dürstend dem Eisen entgegen! Abermals anspringend, hält er abermals inne HELENA Nimm mich ins Messer! Nimm mich, Liebster! DIE ELFEN teilweise unsichtbar Mit Lärm einer Schlacht bestürmt seinen Kopf! MENELAS Wie ist mir? DIE ELFEN Drommetet und trommelt! MENELAS Was hör ich? DIE ELFEN Paris hier! Mit Lärm einer Schlacht bestürmt seinen Kopf! Haltet ihn fest. MENELAS Wer ruft? Was für Waffen? DIE ELFEN Paris hier! Hier steht Paris! MENELAS Paris hier? HELENA dringender Was dein Herz begehrt, tu endlich mit mir! MENELAS verwirrt Auch ins Messer fällst du noch so? Auch der Stich in den Hals wird zärtlich sein? DIE ELFEN Paris! MENELAS Paris? DIE ELFEN Hier steht Paris! MENELAS Hier steht Paris? Den Feldruf hör ich! Gehn die Toten hier um und rufen und wollen noch einmal erschlagen sein? DIE ELFEN ganz nahe Helena will ich wieder gewinnen! MENELAS Hier steht Menelas und dein Tod! Steh mir, Gespenst! Er stürzt ab ins Freie DIE ELFEN Hahahahahahaha,hahahaha! Paris hier! Hahahahahahaha,hahahaha! verschwindend Paris hier! Hahahahahahaha,hahahaha! Helena wankt nun todmüde auf den Thron der Aithra und fällt dort mehr zusammen, als dass sie sich setzt. Aithra tritt hervor. Helena, bei ihrem Anblick, will aufstehen AITHRA Bleib sitzen! Schone dich! Sie setzt sich auf den niedrigen Sessel HELENA Wer bist du? Wem ist dies Haus? AITHRA Du bist in Poseidons Haus, Helena, und bist mein Gast! Doch lass uns keine Minute verlieren! Ich werde dich retten, ich bin deine Freundin! In wenigen Augenblicken kehrt der Fürchterliche zurück. Oh, wie ich ihn hasse! HELENA steht auf, späht hinaus Oh, wie ich ihn liebe! MUSCHEL lacht Menelas! Jetzt läuft er wie ein Toller einem Nebelschwaden nach, den er für Helena hält! HELENA Troja ist dahin - und jetzt gehöre ich ihm! DIE ELFEN Ha, ha, ha, ha, ha, ha, ha! Hetzt ihn auf s neu! Jagt ihn im Kreis um sich selber herum! Helena hier! Paris da! Ha, ha, ha, ha, ha, ha, ha! AITHRA Du bist durchnässt, meinst du zu trocknen bedarf es des Feuers? Ich trockne dich mit meinen Augen! HELENA sieht Aithra lächelnd an Wie sanfte Wärme mich durchdringt! AITHRA Die lieblichen Wangen so entstellt vom Salz des Meeres! Sie streicht ihr die Wange HELENA Wie du mich anrührst! AITHRA Ohne Glanz die Haare! Meinst du, ich brauche Salben und Öl, damit sie dir leuchten? Sie streift leicht über Helenas Haar HELENA vor dem Spiegel, den auf Aithras Wink die Mädchen herangebracht haben Wie ich erglänze! AITHRA entzückt Allerschönste! HELENA Beste! Was hast du aus mir gemacht? AITHRA Dein herrliches Wesen zurück dir gebracht. HELENA nachdem sie sich abermals an dem eigenen Spiegelbild geweidet Was machst du aus mir? So sah die aus, die Menelas in seine Brautkammer trug. Bin ich so jung und soll sterben? AITHRA mit der Trinkschale Nicht sterben! Leben! Leben! Schnell! Trinke! HELENA nimmt die Schale Wer bist du? DIENERIN ganz leise, nur hauchend Ein halbes Vergessen bringt sanftes Erinnern. HELENA Was ist das für ein Trank? DIENERIN leise Du fühlest im Innern dir wiedergegeben dein unschuldig Leben - HELENA für sich, leise Wie ist mir auf einmal? Wohin schwindet meine Angst? DIENERIN und wie du dich fühlest, so bist du fortan! AITHRA Wie die Nacht aus deinen Augen schwindet! HELENA Wer bist du? AITHRA Deine unbedeutende Freundin Aithra! HELENA Zauberin! AITHRA Schönste! Sie fassen einander bei den Händen AITHRA und HELENA Stärker als Krieger, reicher als Könige sind zwei Frauen, die sich vertrauen! HELENA tritt noch einmal vor den Spiegel, dann wendet sie sich beseligt Wer tötet Helena, wenn er sie ansieht? Aithra betrachtet sie voller Bewunderung Wie leicht wird alles! AITHRA Recht so! Trinke! Und vergiss deine Angst! Sie reicht ihr abermals die Schale HELENA nachdem sie getrunken, fröhlich wie ein Kind Menelas! Warum denn mich töten? Sie schwankt wie schlaftrunken, die kleinen Mädchen drücken sich an sie und stützen sie Schlafen! - Mich schläfert - Schläfst du neben mir, Liebster? AITHRA Wie stell ich‘s an, sie zu retten? Muschel, wo ist er? MUSCHEL Ganz nahe! HELENA Ich hab s gehört - schon in halben Schlaf hinein - wie ein Schlummerliedchen Ganz nahe schon schwebt mir ein unschuldig Glück. Gebt acht ich entschwinde! Nein, lasset ich finde schon wieder zurück! Sie schliesst, auf die Kleinen gestützt, die Augen. DIENERIN an der Tür hinausspähend Der Nebelstreif flattert vor ihm! Hierher zu! Auf das Haus! Er mit dem Schwert hinterdrein! Er kommt! DIE ELFEN Ha, ha, ha, ha, ha, ha, ha, Narret ihn fest, Ha, ha, ha, ha, jagt ihn im Kreis um sich selber herum! AITHRA Leget sie auf mein Bett! Und kleidet sie im Schlaf in mein schönstes Kleid! In das blaue! Fort! Alle fort! Die Kinder schweben mit Helena ab ins linke Gemach. Menelas, den Dolch in der Faust, kommt von aussen hereingestürzt als ein Verfolgender. Aithra springt ihm aus dem Weg, birgt sich in den Vorhängen und schreit Ai! DIE ELFEN Ai! MENELAS verstört vor sich hin Im weissen Gewand - zerrüttet das Haar - und doch schöner als je flüchtete sie in Angst - und warf zwei herrliche Arme - um eine verfluchte Gestalt, die im Mondlicht aussah wie Paris! Mit einem Streich doch traf ich die beiden! Ich Verfluchter! Auch mein Kind seh ich nicht wieder - O Waise ohne Vater und Mutter! AITHRA tritt hervor Fürst von Sparta, du bist mein Gast! MENELAS völlig verstört, sucht eilig den, wie er meint, blutigen Dolch unter dem Vorhang zu verbergen. Dumpf und vor sich hin Fremdes Weib - Insel der Schrecken! Mörderisch Haus! - Graues Geschick! AITHRA leise zu den Dienerinnen Das Lotosfläschchen! Er hat es nötig! Schnelles Vergessen grässlichen Übels! Die Dienerinnen bringen den Becher und den Mischkrug, giessen ein, träufeln aus dem Fläschchen in den Trank. Aithra winkt Menelas, den niedrigen Sitz einzunehmen MENELAS Hier sitzen bei dir als ein friedlicher Gast? So weisst du nicht, wer deine Schwelle betrat? AITHRA winkt ihm nochmals, er setzt sich Leise! Nicht störe den lieblichen Schlummer der schönsten Frau sie schläft da innen ermüdet von einer langen Reise! MENELAS Wer? AITHRA Deine Frau. MENELAS Du redest von wem? AITHRA Von Helena doch! Von wem denn sonst? MENELAS Die schliefe? Er springt auf AITHRA Da innen auf meinem Lager! MENELAS für sich Zerspalten das Herz! Zerrüttet der Sinn! Weh in den Adern, weh eurer Pfeile lernäisches Gift! Ach nur für Stunden, für wenige Augenblicke ziehet die Spitzen der Pfeile zurück! Gebt mir mich selber, mein einig Wesen der unzerspaltenen Mannheit Glück! O gebt, ihr Götter, o gebt mir mich selber, gebet mir Armen mich selber zurück! AITHRA zögernd einsetzend Menelas - gedenkst du des Tages vor dreimal drei Jahren, da du sie verliessest - und zogest zur Jagd? MENELAS sie völlig verstehend, mit zornig verfinsterter Miene Du! Sprich nicht von Paris und jenem Tage! AITHRA Höre! Seit jenem verwunschenen Tage hast du deine Frau mit Augen nicht wieder gesehn! Menelas hebt jäh die Hände über seinen Kopf AITHRA steht auch auf, tritt dicht vor ihn Merke! Als jener frech und verwegen ausreckte die Hand nach deinem Weibe - heimlich sorgten die Götter um dich - MENELAS Hüte dich Weib, dass ich dich nicht strafe! AITHRA Furchtbar sind deine Blicke, Fürst! Trinke hier aus diesem Becher, trinke mit mir! Sie trinken beide, Aithra nur zum Schein Heimlich sorgten die Götter um dich In die Arme legten sie ihm ein Luftgebild, ein duftig Gespenst, womit sie narren die sterblichen Männer! DIE ELFEN unsichtbar Ein Luftgebild, ein duftig Gespenst, womit Götter narren die sterblichen Männer, ja ja, ja ja, ja ja, ja ja! AITHRA Dein Weib indessen, die schuldlose Schöne, verbargen sie an entlegenem Ort vor dir und der Welt! MENELAS An welcher Stätte? Achte die Worte, bevor du sie redest! noch dringender An welcher Stätte? AITHRA Am Hang des Atlas steht eine Burg, mein Vater sitzt dort ein gewaltiger Herr und gefürchteter König! Drei Töchter wuchsen im Hause auf, zauberkundig alle drei Salome, die stolze, die schöne Morgana und Aithra, die junge! MENELAS Hüte dich, Weib! AITHRA Zu uns ins Haus brachten sie schwebend deine Frau! MENELAS Hüte dich, Weib! AITHRA Schuldlos schlummernd, wähnend, sie liege in deinen Armen, lag sie bei uns die Jahre im Haus. Dieweilen thronte das Luftgespenst zuoberst unter Priamus Töchtern und buhlte mit seinen herrlichen Söhnen und freute sich am Brande der Welt und am Tc de der Helden Tag f ür Tag! MENELAS Die, welche hier meinem Drohen trotzte? AITHRA Ein Luftgebild! DIE ELFEN Ein Luftgebild! AITHRA Die Wespe die! DIE ELFEN Die Wespe,die! Ein Luftgebild! Ein Gespenst! MENELAS Hier noch stand sie unsagbar lieblich! AITHRA Ein Luftgebild! MENELAS Ein Luftgebild! AITHRA Ein Gespenst! MENELAS Furchtbares Weib! Deine Worte sind furchtbar und stärker als alle trojanischen Waffen! Du raubst sie mir völlig mit zitterndem Hauch aus lächelndem Munde! weh, nun erblick ich sie nimmer wieder, ich ganz unseliger Mann! AITHRA leise Wenn ich sie nun in die Arme dir lege, die du verloren vor dreimal drei Jahren und einem Jahre - Die herrliche Reine, die Unberührte! MENELAS Ich werde sie sehn? AITHRA Du wirst sie sehn, mit diesen Augen! MENELAS So ist es wahr es wohnen in Höhlen auf einsamer Insel Zauberinnen, die zeigendem, der zu ihnen dringt, die Bilder der Toten! AITHRA Du wirst sie sehn! Bereite dich! MENELAS in grösster Verwirrung Was werde ich sehn! Unseliger Mann! AITHRA Was ficht dich an? Bereite,dich! MENELAS O furchtbare Stunde! AITHRA Bereite dich! MENELAS Vom Reiche der Toten - AITHRA Bereite dich! MENELAS grässliche Kunde! AITHRA Bereiteclich! MENELAS Ich höre Becken dumpf geschlagen, Nachtgeister bringen die Tote getragen! AITHRA Was horchst du hinunter? Zärtlich verzaubert dich was denn aufs neue? Sieh hin, was dir die Götter bereiten! Sie winkt. Das Hauptgemach verfinstert sich, und nur aus dem Gemach zur Linken dringt eine Helle hervor. Die Vorhänge heben sich, und auf einem breiten Lager wird Helena sichtbar, lieblich entschlummert, in einem strahlend blauen Gewand. Sie öffnet die Augen ELFEN 1. Hälfte O Engel, für Elfen arglistig arme, die zwinkern im Zwielicht - allzu herrlich! ELFEN 2. Hälfte Hi hi hi hi, hi hi hi hi. AITHRA zu den Elfen Ihr Nachtgesindel schweigt nun schon! Schmiegt euch zuFüssen der Herrin! Helena hebt sich langsam vom Lager, vom Schlaf erquickt, in strahlender Schönheit MENELAS der kaum wagt, hinzusehen Die ich zurückliess auf meinem Berge, die ich zu denken nie gewagt, die Jungfrau, die Fürstin, die Gattin, die Freundin! O Tag aus dem jenseits, der nächtlich mir tagt! Helena steigt vom Lager herab, mit reizendem Staunen blickt sie um sich. Aithra, die neben Menelas stand, gleitet lautlos zu Helena hinüber; was sie sagt, ist zum Schein zu Menelas gesprochen, in der Tat flüstert sie es Helena ein AITHRA Am Hang des Atlas steht eine Burg, da lag sie und schlief - dieweilen thronte das Luftgespenst, ihr gleichgebildet, die Wespe die, auf Priamus Burg und sag zu oberst unter den Töchtern - drei Schwestern hüteten Helenas Schlaf. Helena ist währenddem vollends herabgestiegen. Es scheint, als ginge sie auf Menelas zu, aber scheu, mit gesenktem Blick und wie mit gefesselten Füssen. Zu beiden Nie Erahntes bereiten die Götter ihren erwählten herrlichen Kindern! MENELAS bebend Die zu denken ich mir verwehrte! HELENA leise, mit gesenkten Augen Bin ich noch immer die einstens Begehrte? AITHRA triumphierend und halblaut zu Menelas Sieh doch den Blick zur Erde gesenkt! Wo ist nun das brennende Auge jener, die vom Manne gekostet? Wage doch endlich bezaubert zu sein! DIE ELFEN O Schönste der Schönen - Ganz hoch, höhnend so billig willst du die Götter versöhnen? MENELAS Was tun? Sie reissen das Herz mir in Stücken! Mit ihrem Entrücken, mit ihrem Beglücken was tun? Sie reissen das Herz mir entzwei! AITHRA ihm Helena zuführend Die Reine! MENELAS Was tun? HELENA innig scheu Die Deine! MENELAS leidvoll Was tun? DIE ELFEN höhnend O Schönste der Schönen - AITHRA dringender Empfange! MENELAS beklommen Was tun? ELFEN chi chi chi chi chi chi chi chi HELENA zurückweichend Wie darf ich? AITHRA Nicht zage! MENELAS Was sagen? AITHRA Wir reissen das Herz nicht entzwei! HELENA angstvoll Was sag ich? MENELAS Sie reissen das Herz mir entzwei! HELENA Und reisse das Herz ihm entzwei! DIE ELFEN O Schönste der Schönen - so billig willst du die Götter versöhnen? chi chi chi chi chi chi chi chi chi chi HELENA zur Seite tretend, sich von Aithra, die ihre Hand ergriffen hat, lösend Lass ihn! Er will mich nicht! ELFEN chi chi chi chi chi chi chi chi chi chi MENELAS Wer bist du, Wesen, das einer ewig jungen Göttin gleicht - und meiner Frau? HELENA Lass ab! Er verschmäht mich. mit verhohlenem Triumph Er liebt jene andre! ELFEN chi chi chi chi chi chi chi chi MENELAS die Augen zu Helena hebend, mit tiefster Innigkeit Wie gewänne ich Gunst in deinen Augen - da ich um jener willen dich verliess? Helena wirft ihm einen Blick zu und schweigt AITHRA Antworte ihm, der so liebt! HELENA sehr innig Ich weiss von keinem, der mich verliess, nur von einem, der liebend bei mir war in meinen Träumen, indessen ich schlief! MENELAS So weisst du von keinem, der dich verliess - nur von einem, der liebend bei dir war, weil er dich erwählte! HELENA drückt ihren Kopf an seine Schulter Weil er mich erwählte! AITHRA Schnell nun rüst ich das Schiff und schicke euch heim! DIE ELFEN spottend Nun rüstet das Schiff und schicket sie heim! ha ha ha ha, ha ha ha ha! Das Spiel ist aus! Nachdem Helena sich von Menelas gelöst hat, geht sie, erschrocken über Aithras Wort, auf diese zu AITHRA ihr ins Gesicht sehend Wie - oder nicht? DIE ELFEN sehr gedehnt fragend Wie - oder nicht? HELENA halblaut Mir bangt vor dem Haus! Verzaubert im Neuen mir bangt vor dem Alten! Lass mich mich freuen, lass mich ihn halten! ELFEN Wie - oder nicht? HELENA Wo niemand uns kennt, wo Helenas Name ein leerer Hauch wie Vogellaut, wo von Troja nie kein Ohr vernahm, dort birg uns der Welt für kurze Frist, vermagst du das auch? AITHRA schnell, halblaut Zu Füssen des Atlas liegt eine Oase ein zauberisch Zelt bau ich euch dort - HELENA Und wie die Fahrt? AITHRA Auf meinem Bette ihr legt euch liebend und schlummert ein - den Mantel werf ich über euch! MENELAS für sich, zwischen Jubel und Beklommenheit Mit ihrem Entrücken, mit ihrem Beglücken sie wenden mit Händen das Herz in der Brust! AITHRA Der Mantel trägt euch, und ihr erwacht am erleuchteten Ort zu zweien allein! MENELAS Zu Füssen des Atlas? Ein zauberisch Zelt? HELENA Zauberin! Liebste, zu zweien allein! MENELAS mit den Augen an Helena hängend Ihr jähen Götter! nun gebt mir mich selber, nun gebt mir die Jugend, schnell gebt sie zurück, damit ohne Zagen ich wage zu tragen dies jähe Glück! AITHRA zu Helena Das Nötigste nur in eine Truhe, ich schicke es mit! leise Das Fläschchen vor allem, Lotos, der liebliche Trank des Vergessens, dem alles wir danken! Vielleicht bedarf es etlicher Tropfen bedeutungsvoll von Zeit zu Zeit in seinem Trank oder in deinen - MENELAS Wie lieblich sie flüstern, die reizenden Frauen, wie klug sie blicken! AITHRA ― damit das Böse vergessen bleibe und ruhe unter der lichten Schwelle auf ewige Zeit! HELENA mit ihr wie ein Gebet Damit das Böse darunten bleibe vergraben unter der lichten Schwelle auf ewige Zeit! MENELAS für sich O meine Tochter, glückliches Kind! Welch eine Mutter, welch eine Schwester bring ich dir heim! Helena tritt auf die Schwelle vom Schlafgemach und blickt von dort nach Menelas um. Menelas ist bei ihr, kniet nieder, drüclct den Kopf an ihr Knie. Sie zieht ihn zu sich empor. Der Vorhang zum Schlafgemach entzieht sie den Blicken. Im Hauptgemaah ist lautlos die Dienerin eingetreten. Aithra winkt ihr, die Lichter zu löschen. Sie ergreift den schwarzen Zaubermantel, der vor ihrem Thron liegt. Im Hauptgemach erlöschen die Lichter, so auch im Schlafgemach DIE ELFEN unsichtbar, leise, aber boshaft Auf ewige Zeit! hahahaha! Die teuren Seelen! Das Beste verhehlen, hahahaha, das darf nicht sein! Aithra, den Mantel haltend, scheint noch zu zögern, sie ist vom Mondlicht unsicher beleuchtet. Im Nebengemach rechts wird bei schwachem Licht die Dienerin sichtbar; sie legt Gewänder in eine Truhe, zu oberst Kostbarkeiten, darunter das Fläschchen, das sie in einen goldenen Behälter verschliesst AITHRA stampft auf Wollt ihr jetzt schweigen? Aithra wartet noch eine Weile, bis alles still ist. Auch die Dienerin hat die Truhe verschlossen und ist auf ihren Armen eingeschlafen. Aithra wendet sich jetzt, den Mantel schwingend, dem Schlafgemach zu Vorhang この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Strauss,Richard/Die ägyptische Helena/II
https://w.atwiki.jp/oper/pages/145.html
FÜNFTE SZENE Die Vorhänge sind nach der Höhe aufgezogen worden; die Bühne ist verwandelt. Diese stellt einen freien Wiesenplan, im ferneren Hintergrunde die Stadt Nürnberg. Die Pegnitz schlängelt sich durch den Plan, der schmale Fluss ist an den nächsten Punkten praktikabel gehalten. Buntbeflaggte Kähne setzen die ankommenden, festlich gekleideten Bürger der Zünfte mit Frauen und Kindern, an das Ufer der Festwiese über. Eine erhöhte Bühne mit Bänken und Sitzen darauf ist rechts zur Seite aufgeschlagen; bereits ist sie mit den Fahnen der angekommenen Zünfte geschmückt; im Verlaufe stecken die Fahnenträger der noch ankommenden Zünfte ihre Fahnen ebenfalls um die Sängerbühne auf so dass diese schliesslich nach drei Seiten hin ganz davon eingefasst ist. Zelte mit Getränken und Erfrischungen aller Art begrenzen im übrigen die Seiten des vorderen Hauptraumes. Vor den Zelten geht es bereits lustig her Bürger mit Frauen, Kindern und Gesellen sitzen und lagern daselbst. Die Lehrbuben der Meistersinger, festlich gekleidet, mit Blumen und Bändern reich und anmutig geschmückt, üben mit schlanken Stäben, die ebenfalls mit Blumen und Bändern geziert sind, in lustiger Weise das Amt von Herolden und Marschällen aus. Sie empfangen die am Ufer Aussteigenden, ordnen die Züge der Zünfte und geleiten diese nach der Sängerbühne, von wo aus, nachdem der Bannerträger die Fahne aufgepflanzt, die Zunftbürger und Gesellen sich unter den Zelten zerstreuen. Soeben werden die Schuster am Ufer empfangen und nach dem Vordergrunde geleitet DIE SCHUSTER mit fliegender Fahne aufziehend Sankt Krispin, lobet ihn! War gar ein heilig Mann, zeigt , was ein Schuster kann. Die Armen hatten gute Zeit, macht ihnen warme Schuh ; und wenn ihm keiner ‘s Leder leiht, so stahl er sich s dazu. Der Schuster hat ein weit Gewissen, macht Schuhe selbst mit Hindernissen; und ist vom Gerber das Fell erst weg, dann streck, streck, streck! Leder taugt nur am rechten Fleck. Die Stadtwächter und Heerhornbläser mit Trompeten und Trommeln sowie die Stadtpfeifer, Lautenmacher usw. ziehen, auf ihren Instrumenten spielend, auf. Ihnen folgen Gesellen mit Kinderinstrumenten DIE SCHNEIDER mit fliegender Fahne aufziehend Als Nürnberg belagert war und Hungersnot sich fand, wär Stadt und Volk verdorben gar, war nicht ein Schneider zur Hand, der viel Mut hatt und Verstand. Hat sich in ein Bocksfell eingenäht, auf dem Stadtwall da spazierengeht und macht wohl seine Sprünge gar lustig guter Dinge. Der Feind, der sieht s und zieht vom Fleck der Teufel hol die Stadt sich weg, hat s drin noch so lustige Meck-meck-meck! Meck! Meck! Meck! Wer glaubt s, dass ein Schneider im Bocke steck ! DIE BÄCKER ziehen mit fliegender Fahne auf Hungersnot! Hungersnot! Das ist ein greulich Leiden! Gäb euch der Bäcker nicht täglich Brot, müsst alle Welt verscheiden. Beck! Beck! Beck! Täglich auf dem Fleck! Nimm uns den Hunger weg! DIE SCHUSTER welche ihre Fahne aufgesteckt, begegnen beim Herabschreiten von der Sängerbühne den Bäckern Streck! Streck! Streck! Leder taugt nur am rechten Fleck. DIE SCHNEIDER nachdem die Fahne aufgesteckt, herabschreitend Meck! Meck! Meck! Wer meint, dass ein Schneider im Bocke steck ! Ein bunter Kahn mit jungen Mädchen in reicher bäuerischer Tracht kommt an LEHRBUBEN laufen nach dem Gestade Herrje! Herrje! Mädel von Fürth! Stadtpfeifer, spielt, dass s lustig wird! Sie heben die Mädchen aus dem Kahn. Das Charakteristische des Tanzes, mit welchem die Lehrbuben und Mädchen zunächst nach dem Vordergrund kommen, besteht darin, dass die Lehrbuben die Mädchen scheinbar nur an den Platz bringen wollen; sowie die Gesellen zugreifen wollen, ziehen die Buben die Mädchen aber immer wieder zurück, als ob sie sie anderswo unterbringen wollten, wobei sie den ganzen Kreis, wie wählend, ausmessen und somit die scheinbare Absicht anmutig und lustig verzögern DAVID kommt vom Landungsplatz vor und sieht missbilligend dem Tanze zu Ihr tanzt? Was werden die Meister sagen? Die Lehrbuben drehen ihm Nasen Hört nicht? - Lass ich mir s auch behagen! Er nimmt sich ein junges, schönes Mädchen und gerät im Tanze mit ihr schnell in grosses Feuer. Die Zuschauer freuen sich und lachen EINIGE LEHRBUBEN winken David David! David! Die Lene sieht zu! DAVID lässt das Mädchen erschrocken fahren, um das die Lehrbuben sogleich tanzend einen Kreis schliessen. Da er Lene nirgends gewahrt, merkt David, dass er nur geneckt worden, durchbricht den Kreis, erfasst sein Mädchen wieder und tanzt noch feuriger weiter Ach, lasst mich mit euren Possen in Ruh ! Die Buben suchen ihm das Mädchen zu entreissen, er wendet sich mit ihr jedesmal glücklich ab, so dass nun ein ähnliches Spiel entsteht wie zuvor, als die Gesellen nach den Mädchen fassten GESELLEN vom Ufer her Die Meistersinger! LEHRBUBEN Die Meistersinger! Sie unterbrechen schnell den Tanz und eilen zum Ufer DAVID Herrgott! Ade, ihr hübschen Dinger! Er gibt dem Mädchen einen feurigen Kuss und reisst sich los Die Lehrbuben reihen sich zum Empfang der Meistersinger. Das Volk macht ihnen willig Platz. Die Meistersinger ordnen sich am Landungsplatze zum festlichen Aufzuge. Wenn Kothner im Vordergrunde ankommt, wird die geschwungene Fahne, auf welcher König David mit der Harfe abgebildet ist, von allem Volk mit Hutschwenken begrüsst. Der Zug der Meistersinger ist nun auf der Singerbühne angelangt, wo Kothner die Fahne aufpflanzt. Pogner, Eva an der Hand führend, diese von festlich geschmückten, reich gekleideten jungen Mädchen, unter denen auch Magdalene, begleitet, voran. Als Eva, von den Mädchen umgeben, den mit Blumen geschmückten Ehrenplatz eingenommen und alle übrigen, die Meister auf den Bänken, die Gesellen hinter ihnen stehend, ebenfalls Platz genommen, treten die Lehrbuben, dem Volke zugewendet, feierlich vor die Bühne in Reih und Glied LEHRBUBEN Silentium! Silentium! Sachs erhebt sich und tritt vor. Bei seinem Anblick stösst sich alles an; Hüte und Mützen werden abgezogen. Alle deuten auf ihn Macht kein Reden und kein Gesumm . EINIGE IM VOLK Ha! Sachs! ‘s ist Sachs! Seht Meister Sachs! MEHRERE Stimmt an! Stimmt an! Alle Sitzenden erheben sich; die Männer bleiben mit entblösstem Haupte. Beckmesser bleibt, mit dem Memorieren des Gedichtes beschäftigt, hinter den anderen Meistern versteckt, so dass er bei dieser Gelegenheit der Beachtung des Publikums entzogen wird ALLE ausser Sachs Wach auf, es nahet gen den Tag, ich hör singen im grünen Hag ein wonnigliche Nachtigal, ihr Stimm durchdringet Berg und Tal; die Nacht neigt sich zum Okzident, der Tag geht auf von Orient, die rotbrünstige Morgenröt her durch die trüben Wolken geht.« DAS VOLK nimmt wieder eine jubelnd bewegte Haltung an und singt nun allein. Die Meister auf der Bühne sowie die anderen Teilnehmer am Gesange geben sich dem Schauspiele des Volksjubels hin Heil Sachs! Heil dir, Sachs! Heil Nürnbergs teurem Sachs! Heil! Heil! Sachs, der unbeweglich, wie geistesabwesend, über die Menge hinweg geblickt hatte, richtet endlich seine Blicke vertrauter auf sie und beginnt mit ergriffener, schnell sich festigender Stimme SACHS Euch macht Ihr s leicht, mir macht Ihr s schwer, gebt Ihr mir Armen zuviel Ehr . Soll vor der Ehr ich besteh n, sei s, mich von Euch geliebt zu seh n! Schon grosse Ehr ward mir erkannt, ward heut ich zum Spruchsprecher ernannt. Und was mein Spruch Euch künden soll, glaubt, das ist hoher Ehren voll! Wenn Ihr die Kunst so hoch schon ehrt, da galt es zu beweisen, dass, wer ihr selbst gar angehört, sie schätzt ob allen Preisen. Ein Meister, reich und hochgemut, der will heut Euch das zeigen sein Töchterlein, sein höchstes Gut, mit allem Hab und Eigen, dem Singer, der im Kunstgesang vor allem Volk den Preis errang, als höchsten Preises Kron er bietet das zum Lohn. Darum so hört und stimmt mir bei die Werbung steh dem Dichter frei. Ihr Meister, die Ihr s Euch getraut, Euch ruf ich s vor dem Volke laut erwägt der Werbung seltnen Preis, und wem sie soll gelingen, dass der sich rein und edel weiss im Werben wie im Singen, will er das Reis erringen, das nie bei Neuen noch bei Alten ward je so herrlich hoch gehalten als von der lieblich Reinen, die niemals soll beweinen, dass Nürenberg mit höchstem Wert die Kunst und ihre Meister ehrt. Grosse Bewegung unter allen. Sachs geht auf Pogner zu, der ihm gerührt die Hand drückt POGNER O Sachs! Mein Freund! Wie dankenswert! Wie wisst Ihr, was mein Herz beschwert! SACHS zu Pogner ‘s war viel gewagt! Jetzt habt nur Mut! Er wendet sich zu Beckmesser, der fortwährend eifrig das Blatt mit dem Gedicht herausgezogen, memoriert, genau zu lesen versucht und oft verzweiflungsvoll sich den Schweiss getrocknet hat Herr Merker! Sagt, wie steht es? Gut? BECKMESSER O dieses Lied! Werd nicht draus klug und hab doch dran studiert genug! SACHS Mein Freund, ‘s ist Euch nicht aufgezwungen. BECKMESSER Was hilft s? - Mit dem meinen ist doch versungen! ‘s war Eure Schuld! Jetzt seid hübsch für mich! ‘s wär schändlich, liesst Ihr mich im Stich! SACHS Ich dächt , Ihr gäbt s auf. BECKMESSER Warum nicht gar? Die and ren sing ich alle zu Paar , wenn Ihr nur nicht singt! SACHS So seht, wie s geht! BECKMESSER Das Lied! - bin s sicher - zwar niemand versteht; doch bau ich auf Eure Popularität. SACHS Nun denn, wenn s Meistern und Volk beliebt, zum Wettgesang man den Anfang gibt. KOTHNER tritt vor Ihr ledig Meister, macht Euch bereit! Der Ältest sich zuerst anlässt Herr Beckmesser, Ihr fangt an, ‘s ist Zeit! Die Lehrbuben führen Beckmesser zu einem kleinen Rasenhügel vor der Singerbühne, welchen sie zuvor festgerammt und reich mit Blumen überdeckt haben BECKMESSER strauchelt darauf, tritt unsicher und schwankt Zum Teufel! Wie wackelig! Macht das hübsch fest! Die Buben lachen unter sich und stopfen lustig am Rasen DAS VOLK stösst sich gegenseitig lustig an Wie, der? Der wirbt? Scheint mir nicht der Rechte! An der Tochter Stell ich den nicht möchte. Seid still! ‘s ist gar ein tücht ger Meister! Still! Macht keinen Witz; der hat im Rate Stimm und Sitz. Ach, der kann ja nicht mal steh n. Wie soll es mit dem geh n? Er fällt fast um! Gott, ist der dumm! Stadtschreiber ist er Beckmesser heisst er. Gott, ist der dumm! Still! Macht keinen Witz! Er fällt fast um! Der hat im Rate Stimm und Sitz! Viele lachen DIE LEHRBUBEN in Aufstellung Silentium! Silentium! Macht kein Reden und kein Gesumm! KOTHNER Fanget an! BECKMESSER der sich endlich mit Mühe auf dem Rasenhügel festgestellt hat, macht eine erste Verbeugung gegen die Meister, eine zweite gegen das Volk, dann gegen Eva, auf welche er, da sie sich abwendet, nochmals verlegen hinblinzelt. Grosse Beklommenheit erfasst ihn; er sucht sich durch das Vorspiel auf der Laute zu ermutigen »Morgen ich leuchte in rosigem Schein, von Blut und Duft geht schnell die Luft; - wohl bald gewonnen wie zerronnen - im Garten lud ich ein - garstig und fein.« Er versucht, besser auf den Füssen zu stehen. Die Meistersinger leise unter sich DIE MEISTER Mein! Was ist das? Ist er von Sinnen? Was ist das? Ist er von Sinnen? Höchst merkwürd ger Fall! Was kommt ihm bei? Woher mocht er solche Gedanken gewinnen? VOLK leise unter sich Sonderbar! Hört ihr s? Wen lud er ein? Verstand man recht? Wie kann das sein? BECKMESSER zieht das Blatt verstohlen hervor und lugt eifrig hinein; dann steckt er es ängstlich wieder ein Wohn ich erträglich im selbigen Raum, hol Gold und Frucht - Bleisaft und Wucht. Er lugt in das Blatt Mich holt am Pranger - der Verlanger - auf luft ger Steige kaum - häng ich am Baum.« Er wackelt wieder sehr; sucht im Blatt zu lesen, vermag es nicht, ihm schwindelt, Angstschweiss bricht aus DAS VOLK Schöner Werber! Der find t wohl seinen Lohn bald hängt er am Galgen; man sieht ihn schon. DIE MEISTER Was soll das heissen? Ist er nur toll? Sein Lied ist ganz von Unsinn voll! BECKMESSER rafft sich verzweiflungsvoll und ingrimmig auf »Heimlich mir graut, weil hier es munter will hergeh n an meiner Leiter stand ein Weib, sie schämt und wollt mich nicht beseh n. Bleich wie ein Kraut umfasset mir Hanf meinen Leib; - mit Augen zwinkend - der Hund blies winkend - was ich vor langem verzehrt - wie Frucht, so Holz und Pferd - vom Leberbaum.« Alles bricht in ein dröhnendes Gelächter aus BECKMESSER verlässt wütend den Hügel und stürzt auf Sachs zu Verdammter Schuster, das dank ich dir! Das Lied, es ist gar nicht von mir. Von Sachs, der hier so hoch verehrt, von Eurem Sachs ward mir s beschert! Mich hat der Schändliche bedrängt, sein schlechtes Lied mir aufgehängt. Er stürzt wütend fort und verliert sich unter dem Volke VOLK Mein! Was soll das sein? Jetzt wird s immer bunter! Von Sachs das Lied? Das nähm uns doch wunder! KOTHNER Erklärt doch, Sachs! NACHTIGALL Welch ein Skandal! VOGELGESANG Von Euch das Lied? ORTEL und FOLTZ Welch eig ner Fall! SACHS hat ruhig das Blatt, welches ihm Beckmesser hingeworfen, aufgenommen Das Lied fürwahr ist nicht von mir. Herr Beckmesser irrt wie dort so hier! Wie er dazu kam, mag selbst er sagen; doch möcht ich nie mich zu rühmen wagen, ein Lied, so schön wie dies erdacht, sei von mir, Hans Sachs, gemacht. MEISTERSINGER Wie? Schön? Dieser Unsinnswust! VOLK Hört, Sachs macht Spass! Er sagt es nur zur Lust. SACHS Ich sag Euch Herrn, das Lied ist schön nur ist s auf den ersten Blick zu ersehn, dass Freund Beckmesser es entstellt. Doch schwör ich, dass es Euch gefällt, wenn richtig Wort und Weise hier einer säng im Kreise. Und wer dies verstünd , zugleich bewies , dass er des Liedes Dichter und gar mit Rechte Meister hiess , fänd er gerechte Richter. Ich bin verklagt und muss besteh n drum lasst mich meinen Zeugen auserseh n! Ist jemand hier, der Recht mir weiss, der tret als Zeug in diesen Kreis! Walther tritt aus dem Volke hervor und begrüsst Sachs, sodann Meister und Volk mit ritterlicher Freundlichkeit. Es entsteht sogleich eine angenehme Bewegung. Alles weilt einen Augenblick schweigend in seiner Betrachtung So zeuget, das Lied sei nicht von mir, und zeuget auch, dass, was ich hier vom Lied hab gesagt, zuviel nicht sei gewagt. DIE MEISTER Wie fein ist Sachs! Ei Sachs, Ihr seid gar fein! Doch mag es heut geschehen sein! SACHS Der Regel Güte daraus man erwägt, dass sie auch mal ‘ne Ausnahm verträgt. DAS VOLK Ein guter Zeuge, stolz und kühn! Mich dünkt, dem kann wohl was Gut s erblühn. SACHS Meister und Volk sind gewillt zu vernehmen, was mein Zeuge gilt. Herr Walther von Stolzing, singt das Lied! Ihr Meister lest, ob s ihm geriet. Er übergibt Kothner das Blatt zum Nachlesen DIE LEHRBUBEN in Aufstellung Alles gespannt! ‘s gibt kein Gesumm. Da rufen wir auch nicht Silentium! WALTHER beschreitet festen Schrittes den kleinen Blumenhügel »Morgenlich leuchtend in rosigem Schein, von Blüt und Duft geschwellt die Luft, voll aller Wonnen, nie ersonnen, ein Garten lud mich ein - Kothner lässt das Blatt, in welchem er mit den anderen Meistern eifrig nachzulesen begonnen, vor Ergriffenheit unwillkürlich fallen; er und die übrigen hören nur noch teilnahmsvoll zu Wie entrückt. dort unter einem Wunderbaum, von Früchten reich behangen, zu schaun in sel gem Liebestraum, was höchstem Lustverlangen Erfüllung kühn verhiess - das schönste Weib, Eva im Paradies.« DAS VOLK leise flüsternd Das ist was andres! Wer hätt s gedacht? Was doch recht Wort und Vortrag macht! DIE MEISTERSINGER ohne Foltz und Schwarz, leise flüsternd Jawohl! Ich merk ! ‘s ist ein ander Ding, SACHS Zeuge am Ort, fahret fort! WALTHER »Abendlich dämmernd umschloss mich die Nacht; auf steilem Pfad war ich genaht zu einer Quelle reiner Welle, die lockend mir gelacht dort unter einem Lorbeerbaum, von Sternen hell durchschienen, ich schaut im wachen Dichtertraum von heilig holden Mienen, mich netzend mit dem edlen Nass, das hehrste Weib, die Muse des Parnass.« DAS VOLK immer leiser, für sich Wie so hold und traut, wie fern es schwebt, doch ist es grad , als ob man selber alles miterlebt! DIE MEISTERSINGER ‘s ist kühn und seltsam, das ist wahr; doch wohlgereimt und singebar. SACHS Zeuge wohl erkiest, fahret fort und schliesst! WALTHER sehr feurig »Huldreichster Tag, dem ich aus Dichters Traum erwacht! Das ich erträumt, das Paradies, in himmlisch neu verklärter Pracht hell vor mir lag, dahin lachend nun der Quell den Pfad mir wies die dort geboren, mein Herz erkoren, der Erde lieblichstes Bild, als Muse mir geweiht, so heilig ernst als mild, ward kühn von mir gefreit, am lichten Tag der Sonnen durch Sanges Sieg gewonnen Parnass und Paradies!« VOLK Gewiegt wie in den schönsten Traum, hör ich es wohl, doch fass es kaum. zu Eva Reich ihm das Reis! Sein sei der Preis! Keiner wie er zu werben weiss! DIE MEISTER sich erhebend Ja, holder Sänger! Nimm das Reis! Dein Sang erwarb dir Meisterpreis! Keiner so wie nur er zu werben weiss! POGNER mit grosser Ergriffenheit zu Sachs sich wendend O Sachs! Dir dank ich Glück und Ehr ! Vorüber nun all Herzbeschwer! Walther ist auf die Stufen der Singerbühne geleitet worden und lässt sich vor Eva auf ein Knie nieder EVA zu Walther, indem sie ihn mit einem Kranz aus Lorbeer und Myrten bekränzt, sich hinabneigend Keiner wie du so hold zu werben weiss! SACHS zum Volk gewandt, auf Walther und Eva deutend Den Zeugen, denk es, wählt ich gut tragt Ihr Hans Sachs drum üblen Mut? VOLK bricht schnell und heftig in jubelnde Bewegung aus Hans Sachs! Nein! Das war schön erdacht! Das habt Ihr einmal wieder gut gemacht! MEISTERSINGER sich feierlich zu Pogner wendend Auf, Meister Pogner! Euch zum Ruhm meldet dem Junker sein Meistertum. POGNER mit einer goldnen Kette, daran drei grosse Denkmünzen, zu Walther Geschmückt mit König Davids Bild, nehm ich Euch auf in der Meister Gild . WALTHER mit schmerzlicher Heftigkeit abweisend Nicht Meister! Nein! Er blickt zärtlich auf Eva Will ohne Meister selig sein! Alles blickt in grosser Betroffenheit auf Sachs ザックス (ヴァルターのもとへ歩み寄り、心を込めて彼の手をとる) 名匠たちをさげすまず、 彼らの芸術を讃えるのです! 世に高く評価される彼らの芸術は、 あなたにも豊かな恵みを与えたのですから! あなたの出自がいかに高かろうとも、 その出自や紋章、槍や剣のおかげでしょうか・・・ 今日、あなたが詩人として、 ひとりの名匠の祝福を受け、 最高の幸せを手にしたことは・・・。 感謝の気持ちで、もう一度考え直してください。 こんなにも高い評価を受けてきた芸術が、 どうして無価値なはずがありましょうか? 我らの先人たちが、大切に守ってきたことがあります。 それは、まさに芸術の作法に正しく従い、 芸術の意義を片時たりとも忘れず、 純粋なままに保つことでした。 その甲斐あって、宮廷や領主が保護していた時代の 高貴さは失われてしまいましたが、 悪しき年月の圧迫を受けても、 この芸術は、ドイツ的かつ真実であり続けたのです。 四方からの脅威を受けつつも、 繁栄をことほぎ、 至上の栄誉に包まれてきたのです。 このうえ、名匠たちに何を望むというのでしょう? 気をつけなさい!今こそ不吉な事態が迫っています! もしドイツの民衆と国とが滅んでしまえば、 まやかしの異国の支配の下で、 領主の誰一人として、民衆を理解しなくなります・・・ そして、異国の無価値ながらくたを、 我らがドイツの国土に植えつけようとします。 ドイツの名匠の栄誉のうちに芸術が生き続けなければ、 ドイツ的な純粋なものを知る人は、一人もいなくなるでしょう。ですから、私はあなたに、こう告げるのです・・・。 『ドイツの名匠たちを讃えるのです! そうすれば善なる精神を心にとどめられるのですから! 名匠たちの仕事を愛し続けるならば、 たとえ、まやかしの雲に覆われて、 神聖ローマ帝国が滅びても、 ドイツの芸術は決して滅びません。 聖なるドイツの芸術は!』 Während des Schlussgesangs nimmt Eva den Kranz von Walthers Stirn und drückt ihn Sachs auf; dieser nimmt die Kette aus Pogners Hand und hängt sie Walther um. Nachdem Sachs das Paar umarmt, bleiben Walther und Eva zu beiden Seiten an Sachs Schultern gestützt; Pogner lässt sich, wie huldigend, auf ein Knie vor Sachs nieder. Die Meistersinger deuten auf Sachs als auf ihr Haupt すべての人々 『ドイツの名匠たちを讃えるのです! そうすれば善なる精神を心にとどめられるのですから! 名匠たちの仕事を愛し続けるならば、 たとえ、まやかしの雲に覆われて、 神聖ローマ帝国が滅びても、 ドイツの芸術は決して滅びません。 聖なるドイツの芸術は!』 Das Volk schwenkt begeistert Hüte und Tücher; die Lehrbuben tanzen und schlagen jauchzend in die Hände 民衆 ばんざい!ザックス!ニュルンベルクの誇り、ザックス! FÜNFTE SZENE Die Vorhänge sind nach der Höhe aufgezogen worden; die Bühne ist verwandelt. Diese stellt einen freien Wiesenplan, im ferneren Hintergrunde die Stadt Nürnberg. Die Pegnitz schlängelt sich durch den Plan, der schmale Fluss ist an den nächsten Punkten praktikabel gehalten. Buntbeflaggte Kähne setzen die ankommenden, festlich gekleideten Bürger der Zünfte mit Frauen und Kindern, an das Ufer der Festwiese über. Eine erhöhte Bühne mit Bänken und Sitzen darauf ist rechts zur Seite aufgeschlagen; bereits ist sie mit den Fahnen der angekommenen Zünfte geschmückt; im Verlaufe stecken die Fahnenträger der noch ankommenden Zünfte ihre Fahnen ebenfalls um die Sängerbühne auf so dass diese schliesslich nach drei Seiten hin ganz davon eingefasst ist. Zelte mit Getränken und Erfrischungen aller Art begrenzen im übrigen die Seiten des vorderen Hauptraumes. Vor den Zelten geht es bereits lustig her Bürger mit Frauen, Kindern und Gesellen sitzen und lagern daselbst. Die Lehrbuben der Meistersinger, festlich gekleidet, mit Blumen und Bändern reich und anmutig geschmückt, üben mit schlanken Stäben, die ebenfalls mit Blumen und Bändern geziert sind, in lustiger Weise das Amt von Herolden und Marschällen aus. Sie empfangen die am Ufer Aussteigenden, ordnen die Züge der Zünfte und geleiten diese nach der Sängerbühne, von wo aus, nachdem der Bannerträger die Fahne aufgepflanzt, die Zunftbürger und Gesellen sich unter den Zelten zerstreuen. Soeben werden die Schuster am Ufer empfangen und nach dem Vordergrunde geleitet DIE SCHUSTER mit fliegender Fahne aufziehend Sankt Krispin, lobet ihn! War gar ein heilig Mann, zeigt , was ein Schuster kann. Die Armen hatten gute Zeit, macht ihnen warme Schuh ; und wenn ihm keiner ‘s Leder leiht, so stahl er sich s dazu. Der Schuster hat ein weit Gewissen, macht Schuhe selbst mit Hindernissen; und ist vom Gerber das Fell erst weg, dann streck, streck, streck! Leder taugt nur am rechten Fleck. Die Stadtwächter und Heerhornbläser mit Trompeten und Trommeln sowie die Stadtpfeifer, Lautenmacher usw. ziehen, auf ihren Instrumenten spielend, auf. Ihnen folgen Gesellen mit Kinderinstrumenten DIE SCHNEIDER mit fliegender Fahne aufziehend Als Nürnberg belagert war und Hungersnot sich fand, wär Stadt und Volk verdorben gar, war nicht ein Schneider zur Hand, der viel Mut hatt und Verstand. Hat sich in ein Bocksfell eingenäht, auf dem Stadtwall da spazierengeht und macht wohl seine Sprünge gar lustig guter Dinge. Der Feind, der sieht s und zieht vom Fleck der Teufel hol die Stadt sich weg, hat s drin noch so lustige Meck-meck-meck! Meck! Meck! Meck! Wer glaubt s, dass ein Schneider im Bocke steck ! DIE BÄCKER ziehen mit fliegender Fahne auf Hungersnot! Hungersnot! Das ist ein greulich Leiden! Gäb euch der Bäcker nicht täglich Brot, müsst alle Welt verscheiden. Beck! Beck! Beck! Täglich auf dem Fleck! Nimm uns den Hunger weg! DIE SCHUSTER welche ihre Fahne aufgesteckt, begegnen beim Herabschreiten von der Sängerbühne den Bäckern Streck! Streck! Streck! Leder taugt nur am rechten Fleck. DIE SCHNEIDER nachdem die Fahne aufgesteckt, herabschreitend Meck! Meck! Meck! Wer meint, dass ein Schneider im Bocke steck ! Ein bunter Kahn mit jungen Mädchen in reicher bäuerischer Tracht kommt an LEHRBUBEN laufen nach dem Gestade Herrje! Herrje! Mädel von Fürth! Stadtpfeifer, spielt, dass s lustig wird! Sie heben die Mädchen aus dem Kahn. Das Charakteristische des Tanzes, mit welchem die Lehrbuben und Mädchen zunächst nach dem Vordergrund kommen, besteht darin, dass die Lehrbuben die Mädchen scheinbar nur an den Platz bringen wollen; sowie die Gesellen zugreifen wollen, ziehen die Buben die Mädchen aber immer wieder zurück, als ob sie sie anderswo unterbringen wollten, wobei sie den ganzen Kreis, wie wählend, ausmessen und somit die scheinbare Absicht anmutig und lustig verzögern DAVID kommt vom Landungsplatz vor und sieht missbilligend dem Tanze zu Ihr tanzt? Was werden die Meister sagen? Die Lehrbuben drehen ihm Nasen Hört nicht? - Lass ich mir s auch behagen! Er nimmt sich ein junges, schönes Mädchen und gerät im Tanze mit ihr schnell in grosses Feuer. Die Zuschauer freuen sich und lachen EINIGE LEHRBUBEN winken David David! David! Die Lene sieht zu! DAVID lässt das Mädchen erschrocken fahren, um das die Lehrbuben sogleich tanzend einen Kreis schliessen. Da er Lene nirgends gewahrt, merkt David, dass er nur geneckt worden, durchbricht den Kreis, erfasst sein Mädchen wieder und tanzt noch feuriger weiter Ach, lasst mich mit euren Possen in Ruh ! Die Buben suchen ihm das Mädchen zu entreissen, er wendet sich mit ihr jedesmal glücklich ab, so dass nun ein ähnliches Spiel entsteht wie zuvor, als die Gesellen nach den Mädchen fassten GESELLEN vom Ufer her Die Meistersinger! LEHRBUBEN Die Meistersinger! Sie unterbrechen schnell den Tanz und eilen zum Ufer DAVID Herrgott! Ade, ihr hübschen Dinger! Er gibt dem Mädchen einen feurigen Kuss und reisst sich los Die Lehrbuben reihen sich zum Empfang der Meistersinger. Das Volk macht ihnen willig Platz. Die Meistersinger ordnen sich am Landungsplatze zum festlichen Aufzuge. Wenn Kothner im Vordergrunde ankommt, wird die geschwungene Fahne, auf welcher König David mit der Harfe abgebildet ist, von allem Volk mit Hutschwenken begrüsst. Der Zug der Meistersinger ist nun auf der Singerbühne angelangt, wo Kothner die Fahne aufpflanzt. Pogner, Eva an der Hand führend, diese von festlich geschmückten, reich gekleideten jungen Mädchen, unter denen auch Magdalene, begleitet, voran. Als Eva, von den Mädchen umgeben, den mit Blumen geschmückten Ehrenplatz eingenommen und alle übrigen, die Meister auf den Bänken, die Gesellen hinter ihnen stehend, ebenfalls Platz genommen, treten die Lehrbuben, dem Volke zugewendet, feierlich vor die Bühne in Reih und Glied LEHRBUBEN Silentium! Silentium! Sachs erhebt sich und tritt vor. Bei seinem Anblick stösst sich alles an; Hüte und Mützen werden abgezogen. Alle deuten auf ihn Macht kein Reden und kein Gesumm . EINIGE IM VOLK Ha! Sachs! ‘s ist Sachs! Seht Meister Sachs! MEHRERE Stimmt an! Stimmt an! Alle Sitzenden erheben sich; die Männer bleiben mit entblösstem Haupte. Beckmesser bleibt, mit dem Memorieren des Gedichtes beschäftigt, hinter den anderen Meistern versteckt, so dass er bei dieser Gelegenheit der Beachtung des Publikums entzogen wird ALLE ausser Sachs Wach auf, es nahet gen den Tag, ich hör singen im grünen Hag ein wonnigliche Nachtigal, ihr Stimm durchdringet Berg und Tal; die Nacht neigt sich zum Okzident, der Tag geht auf von Orient, die rotbrünstige Morgenröt her durch die trüben Wolken geht.« DAS VOLK nimmt wieder eine jubelnd bewegte Haltung an und singt nun allein. Die Meister auf der Bühne sowie die anderen Teilnehmer am Gesange geben sich dem Schauspiele des Volksjubels hin Heil Sachs! Heil dir, Sachs! Heil Nürnbergs teurem Sachs! Heil! Heil! Sachs, der unbeweglich, wie geistesabwesend, über die Menge hinweg geblickt hatte, richtet endlich seine Blicke vertrauter auf sie und beginnt mit ergriffener, schnell sich festigender Stimme SACHS Euch macht Ihr s leicht, mir macht Ihr s schwer, gebt Ihr mir Armen zuviel Ehr . Soll vor der Ehr ich besteh n, sei s, mich von Euch geliebt zu seh n! Schon grosse Ehr ward mir erkannt, ward heut ich zum Spruchsprecher ernannt. Und was mein Spruch Euch künden soll, glaubt, das ist hoher Ehren voll! Wenn Ihr die Kunst so hoch schon ehrt, da galt es zu beweisen, dass, wer ihr selbst gar angehört, sie schätzt ob allen Preisen. Ein Meister, reich und hochgemut, der will heut Euch das zeigen sein Töchterlein, sein höchstes Gut, mit allem Hab und Eigen, dem Singer, der im Kunstgesang vor allem Volk den Preis errang, als höchsten Preises Kron er bietet das zum Lohn. Darum so hört und stimmt mir bei die Werbung steh dem Dichter frei. Ihr Meister, die Ihr s Euch getraut, Euch ruf ich s vor dem Volke laut erwägt der Werbung seltnen Preis, und wem sie soll gelingen, dass der sich rein und edel weiss im Werben wie im Singen, will er das Reis erringen, das nie bei Neuen noch bei Alten ward je so herrlich hoch gehalten als von der lieblich Reinen, die niemals soll beweinen, dass Nürenberg mit höchstem Wert die Kunst und ihre Meister ehrt. Grosse Bewegung unter allen. Sachs geht auf Pogner zu, der ihm gerührt die Hand drückt POGNER O Sachs! Mein Freund! Wie dankenswert! Wie wisst Ihr, was mein Herz beschwert! SACHS zu Pogner ‘s war viel gewagt! Jetzt habt nur Mut! Er wendet sich zu Beckmesser, der fortwährend eifrig das Blatt mit dem Gedicht herausgezogen, memoriert, genau zu lesen versucht und oft verzweiflungsvoll sich den Schweiss getrocknet hat Herr Merker! Sagt, wie steht es? Gut? BECKMESSER O dieses Lied! Werd nicht draus klug und hab doch dran studiert genug! SACHS Mein Freund, ‘s ist Euch nicht aufgezwungen. BECKMESSER Was hilft s? - Mit dem meinen ist doch versungen! ‘s war Eure Schuld! Jetzt seid hübsch für mich! ‘s wär schändlich, liesst Ihr mich im Stich! SACHS Ich dächt , Ihr gäbt s auf. BECKMESSER Warum nicht gar? Die and ren sing ich alle zu Paar , wenn Ihr nur nicht singt! SACHS So seht, wie s geht! BECKMESSER Das Lied! - bin s sicher - zwar niemand versteht; doch bau ich auf Eure Popularität. SACHS Nun denn, wenn s Meistern und Volk beliebt, zum Wettgesang man den Anfang gibt. KOTHNER tritt vor Ihr ledig Meister, macht Euch bereit! Der Ältest sich zuerst anlässt Herr Beckmesser, Ihr fangt an, ‘s ist Zeit! Die Lehrbuben führen Beckmesser zu einem kleinen Rasenhügel vor der Singerbühne, welchen sie zuvor festgerammt und reich mit Blumen überdeckt haben BECKMESSER strauchelt darauf, tritt unsicher und schwankt Zum Teufel! Wie wackelig! Macht das hübsch fest! Die Buben lachen unter sich und stopfen lustig am Rasen DAS VOLK stösst sich gegenseitig lustig an Wie, der? Der wirbt? Scheint mir nicht der Rechte! An der Tochter Stell ich den nicht möchte. Seid still! ‘s ist gar ein tücht ger Meister! Still! Macht keinen Witz; der hat im Rate Stimm und Sitz. Ach, der kann ja nicht mal steh n. Wie soll es mit dem geh n? Er fällt fast um! Gott, ist der dumm! Stadtschreiber ist er Beckmesser heisst er. Gott, ist der dumm! Still! Macht keinen Witz! Er fällt fast um! Der hat im Rate Stimm und Sitz! Viele lachen DIE LEHRBUBEN in Aufstellung Silentium! Silentium! Macht kein Reden und kein Gesumm! KOTHNER Fanget an! BECKMESSER der sich endlich mit Mühe auf dem Rasenhügel festgestellt hat, macht eine erste Verbeugung gegen die Meister, eine zweite gegen das Volk, dann gegen Eva, auf welche er, da sie sich abwendet, nochmals verlegen hinblinzelt. Grosse Beklommenheit erfasst ihn; er sucht sich durch das Vorspiel auf der Laute zu ermutigen »Morgen ich leuchte in rosigem Schein, von Blut und Duft geht schnell die Luft; - wohl bald gewonnen wie zerronnen - im Garten lud ich ein - garstig und fein.« Er versucht, besser auf den Füssen zu stehen. Die Meistersinger leise unter sich DIE MEISTER Mein! Was ist das? Ist er von Sinnen? Was ist das? Ist er von Sinnen? Höchst merkwürd ger Fall! Was kommt ihm bei? Woher mocht er solche Gedanken gewinnen? VOLK leise unter sich Sonderbar! Hört ihr s? Wen lud er ein? Verstand man recht? Wie kann das sein? BECKMESSER zieht das Blatt verstohlen hervor und lugt eifrig hinein; dann steckt er es ängstlich wieder ein Wohn ich erträglich im selbigen Raum, hol Gold und Frucht - Bleisaft und Wucht. Er lugt in das Blatt Mich holt am Pranger - der Verlanger - auf luft ger Steige kaum - häng ich am Baum.« Er wackelt wieder sehr; sucht im Blatt zu lesen, vermag es nicht, ihm schwindelt, Angstschweiss bricht aus DAS VOLK Schöner Werber! Der find t wohl seinen Lohn bald hängt er am Galgen; man sieht ihn schon. DIE MEISTER Was soll das heissen? Ist er nur toll? Sein Lied ist ganz von Unsinn voll! BECKMESSER rafft sich verzweiflungsvoll und ingrimmig auf »Heimlich mir graut, weil hier es munter will hergeh n an meiner Leiter stand ein Weib, sie schämt und wollt mich nicht beseh n. Bleich wie ein Kraut umfasset mir Hanf meinen Leib; - mit Augen zwinkend - der Hund blies winkend - was ich vor langem verzehrt - wie Frucht, so Holz und Pferd - vom Leberbaum.« Alles bricht in ein dröhnendes Gelächter aus BECKMESSER verlässt wütend den Hügel und stürzt auf Sachs zu Verdammter Schuster, das dank ich dir! Das Lied, es ist gar nicht von mir. Von Sachs, der hier so hoch verehrt, von Eurem Sachs ward mir s beschert! Mich hat der Schändliche bedrängt, sein schlechtes Lied mir aufgehängt. Er stürzt wütend fort und verliert sich unter dem Volke VOLK Mein! Was soll das sein? Jetzt wird s immer bunter! Von Sachs das Lied? Das nähm uns doch wunder! KOTHNER Erklärt doch, Sachs! NACHTIGALL Welch ein Skandal! VOGELGESANG Von Euch das Lied? ORTEL und FOLTZ Welch eig ner Fall! SACHS hat ruhig das Blatt, welches ihm Beckmesser hingeworfen, aufgenommen Das Lied fürwahr ist nicht von mir. Herr Beckmesser irrt wie dort so hier! Wie er dazu kam, mag selbst er sagen; doch möcht ich nie mich zu rühmen wagen, ein Lied, so schön wie dies erdacht, sei von mir, Hans Sachs, gemacht. MEISTERSINGER Wie? Schön? Dieser Unsinnswust! VOLK Hört, Sachs macht Spass! Er sagt es nur zur Lust. SACHS Ich sag Euch Herrn, das Lied ist schön nur ist s auf den ersten Blick zu ersehn, dass Freund Beckmesser es entstellt. Doch schwör ich, dass es Euch gefällt, wenn richtig Wort und Weise hier einer säng im Kreise. Und wer dies verstünd , zugleich bewies , dass er des Liedes Dichter und gar mit Rechte Meister hiess , fänd er gerechte Richter. Ich bin verklagt und muss besteh n drum lasst mich meinen Zeugen auserseh n! Ist jemand hier, der Recht mir weiss, der tret als Zeug in diesen Kreis! Walther tritt aus dem Volke hervor und begrüsst Sachs, sodann Meister und Volk mit ritterlicher Freundlichkeit. Es entsteht sogleich eine angenehme Bewegung. Alles weilt einen Augenblick schweigend in seiner Betrachtung So zeuget, das Lied sei nicht von mir, und zeuget auch, dass, was ich hier vom Lied hab gesagt, zuviel nicht sei gewagt. DIE MEISTER Wie fein ist Sachs! Ei Sachs, Ihr seid gar fein! Doch mag es heut geschehen sein! SACHS Der Regel Güte daraus man erwägt, dass sie auch mal ‘ne Ausnahm verträgt. DAS VOLK Ein guter Zeuge, stolz und kühn! Mich dünkt, dem kann wohl was Gut s erblühn. SACHS Meister und Volk sind gewillt zu vernehmen, was mein Zeuge gilt. Herr Walther von Stolzing, singt das Lied! Ihr Meister lest, ob s ihm geriet. Er übergibt Kothner das Blatt zum Nachlesen DIE LEHRBUBEN in Aufstellung Alles gespannt! ‘s gibt kein Gesumm. Da rufen wir auch nicht Silentium! WALTHER beschreitet festen Schrittes den kleinen Blumenhügel »Morgenlich leuchtend in rosigem Schein, von Blüt und Duft geschwellt die Luft, voll aller Wonnen, nie ersonnen, ein Garten lud mich ein - Kothner lässt das Blatt, in welchem er mit den anderen Meistern eifrig nachzulesen begonnen, vor Ergriffenheit unwillkürlich fallen; er und die übrigen hören nur noch teilnahmsvoll zu Wie entrückt. dort unter einem Wunderbaum, von Früchten reich behangen, zu schaun in sel gem Liebestraum, was höchstem Lustverlangen Erfüllung kühn verhiess - das schönste Weib, Eva im Paradies.« DAS VOLK leise flüsternd Das ist was andres! Wer hätt s gedacht? Was doch recht Wort und Vortrag macht! DIE MEISTERSINGER ohne Foltz und Schwarz, leise flüsternd Jawohl! Ich merk ! ‘s ist ein ander Ding, SACHS Zeuge am Ort, fahret fort! WALTHER »Abendlich dämmernd umschloss mich die Nacht; auf steilem Pfad war ich genaht zu einer Quelle reiner Welle, die lockend mir gelacht dort unter einem Lorbeerbaum, von Sternen hell durchschienen, ich schaut im wachen Dichtertraum von heilig holden Mienen, mich netzend mit dem edlen Nass, das hehrste Weib, die Muse des Parnass.« DAS VOLK immer leiser, für sich Wie so hold und traut, wie fern es schwebt, doch ist es grad , als ob man selber alles miterlebt! DIE MEISTERSINGER ‘s ist kühn und seltsam, das ist wahr; doch wohlgereimt und singebar. SACHS Zeuge wohl erkiest, fahret fort und schliesst! WALTHER sehr feurig »Huldreichster Tag, dem ich aus Dichters Traum erwacht! Das ich erträumt, das Paradies, in himmlisch neu verklärter Pracht hell vor mir lag, dahin lachend nun der Quell den Pfad mir wies die dort geboren, mein Herz erkoren, der Erde lieblichstes Bild, als Muse mir geweiht, so heilig ernst als mild, ward kühn von mir gefreit, am lichten Tag der Sonnen durch Sanges Sieg gewonnen Parnass und Paradies!« VOLK Gewiegt wie in den schönsten Traum, hör ich es wohl, doch fass es kaum. zu Eva Reich ihm das Reis! Sein sei der Preis! Keiner wie er zu werben weiss! DIE MEISTER sich erhebend Ja, holder Sänger! Nimm das Reis! Dein Sang erwarb dir Meisterpreis! Keiner so wie nur er zu werben weiss! POGNER mit grosser Ergriffenheit zu Sachs sich wendend O Sachs! Dir dank ich Glück und Ehr ! Vorüber nun all Herzbeschwer! Walther ist auf die Stufen der Singerbühne geleitet worden und lässt sich vor Eva auf ein Knie nieder EVA zu Walther, indem sie ihn mit einem Kranz aus Lorbeer und Myrten bekränzt, sich hinabneigend Keiner wie du so hold zu werben weiss! SACHS zum Volk gewandt, auf Walther und Eva deutend Den Zeugen, denk es, wählt ich gut tragt Ihr Hans Sachs drum üblen Mut? VOLK bricht schnell und heftig in jubelnde Bewegung aus Hans Sachs! Nein! Das war schön erdacht! Das habt Ihr einmal wieder gut gemacht! MEISTERSINGER sich feierlich zu Pogner wendend Auf, Meister Pogner! Euch zum Ruhm meldet dem Junker sein Meistertum. POGNER mit einer goldnen Kette, daran drei grosse Denkmünzen, zu Walther Geschmückt mit König Davids Bild, nehm ich Euch auf in der Meister Gild . WALTHER mit schmerzlicher Heftigkeit abweisend Nicht Meister! Nein! Er blickt zärtlich auf Eva Will ohne Meister selig sein! Alles blickt in grosser Betroffenheit auf Sachs SACHS schreitet auf Walther zu und fasst ihn bedeutungsvoll bei der Hand Verachtet mir die Meister nicht und ehrt mir ihre Kunst! Was ihnen hoch zum Lobe spricht, fiel reichlich Euch zur Gunst! Nicht Euren Ahnen, noch so wert, nicht Eurem Wappen, Speer noch Schwert, dass Ihr ein Dichter seid, ein Meister Euch gefreit, dem dankt Ihr heut Eu r höchstes Glück. Drum, denkt mit Dank Ihr d ran zurück, wie kann die Kunst wohl unwert sein, die solche Preise schliesset ein? Dass uns re Meister sie gepflegt, grad recht nach ihrer Art, nach ihrem Sinne treu gehegt, das hat sie echt bewahrt. Blieb sie nicht adlig wie zur Zeit, wo Höf und Fürsten sie geweiht, im Drang der schlimmen Jahr blieb sie doch deutsch und wahr; und wär sie anders nicht geglückt, als wie, wo alles drängt und drückt, Ihr seht, wie hoch sie blieb in Ehr ! Was wollt Ihr von den Meistern mehr? Habt acht! Uns dräuen üble Streich ! Zerfällt erst deutsches Volk und Reich, in falscher welscher Majestät kein Fürst bald mehr sein Volk versteht; und welschen Dunst mit welschem Tand sie pflanzen uns in deutsches Land. Was deutsch und echt, wüsst keiner mehr, lebt s nicht in deutscher Meister Ehr . Drum sag ich Euch ehrt Eure deutschen Meister, dann bannt Ihr gute Geister! Und gebt Ihr ihrem Wirken Gunst, zerging in Dunst das Heil ge Röm sche Reich, uns bliebe gleich die heil ge deutsche Kunst! Während des Schlussgesangs nimmt Eva den Kranz von Walthers Stirn und drückt ihn Sachs auf; dieser nimmt die Kette aus Pogners Hand und hängt sie Walther um. Nachdem Sachs das Paar umarmt, bleiben Walther und Eva zu beiden Seiten an Sachs Schultern gestützt; Pogner lässt sich, wie huldigend, auf ein Knie vor Sachs nieder. Die Meistersinger deuten auf Sachs als auf ihr Haupt ALLE Ehrt Eure deutschen Meister, dann bannt Ihr gute Geister! Und gebt Ihr ihrem Wirken Gunst, zerging in Dunst das Heil ge Röm sche Reich, uns bliebe gleich die heil ge deutsche Kunst! Das Volk schwenkt begeistert Hüte und Tücher; die Lehrbuben tanzen und schlagen jauchzend in die Hände VOLK Heil Sachs! Nürnbergs teurem Sachs! この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg
https://w.atwiki.jp/oper/pages/141.html
SECHSTE SZENE Beckmesser ist, dem Nachtwächter nachschleichend, die Gasse heraufgekommen, hat nach den Fenstern von Pogners Haus gespäht und, an Sachsens Haus gelehnt, stimmt er jetzt seine mitgebrachte Laute EVA Walther zurückhaltend Tu s nicht! - Doch horch! WALTHER Einer Laute Klang. Als Sachs den ersten Ton der Laute vernommen, hat er, von einem plötzlichen Einfall erfasst, das Licht wieder etwas eingezogen und öffnet leise den unteren Teil des Ladens EVA Ach, meine Not! WALTHER Wie, wird dir bang ? Der Schuster, sieh, zog ein das Licht. So sei s gewagt! EVA Weh! Siehst du denn nicht? Ein and rer kam und nahm dort Stand. Sachs hat unvermerkt seinen Werktisch ganz unter die Tür gestellt Jetzt erlauscht er Evas Ausruf WALTHER Ich hör s und seh s ein Musikant. Was will der hier so spät des Nachts? EVA in Verzweiflung ‘s ist Beckmesser schon! SACHS Aha, ich dacht s! Er setzt sich leise zur Arbeit zurecht WALTHER Der Merker? Er in meiner Gewalt? Drauf zu! Den Lung rer mach ich kalt! EVA Um Gott! So hör! Willst den Vater wecken? Er singt ein Lied, dann zieht er ab. Lass dort uns im Gebüsch verstecken. - Was mit den Männern ich Müh doch hab! Sie zieht Walther hinter das Gebüsch auf die Bank unter der Linde. Beckmesser, eifrig nach dem Fenster lugend, klimpert voll Ungeduld heftig auf der Laute. Als er sich endlich auch zum Singen rüstet, schlägt Sachs sehr stark mit dem Hammer auf den Leisten, nachdem er soeben das Licht wieder hell auf die Strasse hat fallen lassen. SACHS Jerum! Jerum! Hallo hallo he! O ho! Trallalei! Trallalei! O ho! BECKMESSER springt ärgerlich von dem Steinsitz auf und gewahrt Sachs bei der Arbeit Was soll das sein? Verdammtes Schrein! SACHS Als Eva aus dem Paradies von Gott dem Herrn verstossen, gar schuf ihr Schmerz der harte Kies an ihrem Fuss, dem blossen. BECKMESSER Was fällt dem groben Schuster ein? SACHS Das jammerte den Herrn, WALTHER flüsternd zu Eva Was heisst das Lied? Wie nennt er dich? SACHS ihr Füsschen hatt er gern, EVA flüsternd zu Walther Ich hört es schon ‘s geht nicht auf mich. SACHS und seinem Engel rief er zu EVA Doch eine Bosheit steckt darin. SACHS »Da, mach der armen Sünd rin Schuh ! Und da der Adam, wie ich seh , an Steinen dort sich stösst die Zeh , dass recht fortan er wandeln kann, so miss dem auch Stiefeln an!« WALTHER Welch Zögernis! Die Zeit geht hin! BECKMESSER tritt zu Sachs heran Wie, Meister? Auf? Noch so spät zur Nacht? SACHS Herr Stadtschreiber! Was, Ihr wacht? Die Schuh machen Euch grosse Sorgen? Ihr seht, ich bin dran Ihr habt sie morgen. Er arbeitet BECKMESSER zornig Hol der Teufel die Schuh ! Hier will ich Ruh ! SACHS Jerum! Jerum! Hallo hallo he! Oho! Trallalei! Trallalei! O he! O Eva, Eva! Schlimmes Weib, das hast du am Gewissen, WALTHER zu Eva Uns oder dem Merker? Wem spielt er den Streich? SACHS dass ob der Füss am Menschenleib EVA zu Walther Ich fürcht , uns dreien gilt er gleich. SACHS jetzt Engel schustern müssen. EVA O weh der Pein. Mir ahnt nichts Gutes! SACHS Blieb st du im Paradies, da gab es keinen Kies. WALTHER Mein süsser Engel, sei guten Mutes! SACHS Um deiner jungen Missetat hantier ich jetzt mit Ahl und Draht EVA Mich betrübt das Lied! WALTHER Ich hör es kaum! Du bist bei mir, welch holder Traum! Er zieht sie zärtlich an sich SACHS und ob Herrn Adams übler Schwäch versohl ich Schuh und streiche Pech. Wär ich nicht fein ein Engel rein, Teufel möchte Schuster sein! Beckmesser drohend auf Sachs zufahrend SACHS Je - Er unterbricht sich BECKMESSER Gleich höret auf! Spielt Ihr mir Streich ? Bleibt Ihr tags und nachts Euch gleich? SACHS Wenn ich hier sing , was kümmert s Euch? Die Schuhe sollen doch fertig werden? BECKMESSER So schliesst Euch ein und schweigt dazu still! SACHS Des Nachts arbeiten macht Beschwerden; wenn ich da munter bleiben will, so brauch ich Luft und frischen Gesang; drum hört, wie der dritte Vers gelang! Er wichst den Draht ersichtlich BECKMESSER Er macht mich rasend! SACHS fortarbeitend Jerum! Jerum! Hallo hallo he! BECKMESSER Das grobe Geschrei! SACHS O ho! Trallalei! Trallalei! O he! BECKMESSER Am End denkt sie gar, dass ich das sei! Er hält sich die Ohren zu und geht verzweiflungsvoll, sich mit sich beratend, die Gasse vor dem Fenster auf und ab SACHS O Eva! Hör mein Klageruf, mein Not und schwer Verdrüssen! Die Kunstwerk , die ein Schuster schuf, sie tritt die Welt mit Füssen! Gäb nicht ein Engel Trost, der gleiches Werk erlost, und rief mich oft ins Paradies, wie ich da Schuh und Stiefel liess ! Doch wenn mich der im Himmel hält, dann liegt zu Füssen mir die Welt, und bin in Ruh Hans Sachs ein Schuh- macher und Poet dazu. BECKMESSER Das Fenster geht auf! Er späht nach dem Fenster, welches jetzt leise geöffnet wird und an welchem vorsichtig Magdalene in Evas Kleidung sich zeigt. EVA mit grosser Aufgeregtheit Mich schmerzt das Lied, ich weiss nicht wie! O fort, lass uns fliehen! WALTHER auffahrend Nun denn mit dem Schwert! EVA Nicht doch! Ach, halt! BECKMESSER Herrgott, ‘s ist sie! WALTHER die Hand vom Schwert nehmend Kaum wär er s wert! EVA Ja, besser Geduld! BECKMESSER der, während Sachs fortfährt zu arbeiten und zu singen, in grosser Aufregung mit sich beraten hat Jetzt bin ich verloren, singt der noch fort! EVA O bester Mann, dass ich so Not dir machen kann! BECKMESSER tritt zu Sachs an den Laden heran und klimpert, während des Folgenden mit dem Rücken der Gasse zugewandt, seitwärts auf der Laute, um Magdalene am Fenster festzuhalten Freund Sachs! So hört doch nur ein Wort! WALTHER leise zu Eva Wer ist am Fenster? BECKMESSER Wie seid Ihr auf die Schuh versessen! EVA ‘s ist Magdalene. BECKMESSER Ich hatt sie wahrlich schon vergessen. WALTHER Das heiss ich vergelten! BECKMESSER Als Schuster seid Ihr mir wohl wert, WALTHER Fast muss ich lachen. BECKMESSER als Kunstfreund doch weit mehr verehrt. EVA Wie ich ein End und Flucht mir ersehne! WALTHER Ich wünscht , er möchte den Anfang machen. Walther und Eva, auf der Bank sanft aneinandergelehnt, erfolgen des weiteren Sachs und Beckmesser mit wachsender Teilnahme BECKMESSER Eu r Urteil, glaubt, das halt ich hoch; drum bitt ich hört das Liedlein doch, mit dem ich morgen möcht gewinnen, ob das auch recht nach Euren Sinnen. Er klimpert wiederholt seitwärts nach dem Fenster gewandt SACHS Oha! Wollt mich beim Wahne fassen? Mag mich nicht wieder schelten lassen. »Seit sich der Schuster dünkt Poet, gar übel es um Eu r Schuhwerk steht.« Ich seh , wie s schlappt und überall klappt drum lass ich Vers und Reim gar billig nun daheim, Verstand und Witz und Kenntnis dazu, mach Euch für morgen die neuen Schuh . BECKMESSER kreischend Lasst das doch sein! Das war ja nur Scherz. Vernehmt besser, wie s mir ums Herz! Vom Volk seid Ihr geehrt, auch der Pognerin seid Ihr wert. Will ich vor aller Welt nun morgen um die werben, sagt, könnt s mich nicht verderben, wenn mein Lied ihr nicht gefällt? Drum hört mich ruhig an; und sang ich, sagt mir dann, was Euch gefällt, was nicht, dass ich mich danach richt . Er klimpert wieder SACHS Ei, lasst mich doch in Ruh ! Wie käme solche Ehr mir zu? Nur Gassenhauer dicht ich zum meisten, drum sing ich zur Gassen und hau auf den Leisten. Jerum! Jerum! Hallo hallo he! BECKMESSER Verfluchter Kerl! Den Verstand verlier ich mit seinem Lied voll Pech und Schmierich! - SACHS O ho! Trallalei! Trallalei! O he! BECKMESSER Schweigt doch! Weckt Ihr die Nachbarn auf? SACHS Die sind s gewohnt ‘s hört keiner drauf. - »O Eva, Eva!« - BECKMESSER in höchste Wut ausbrechend O Ihr boshafter Geselle! Ihr spielt mir heut den letzten Streich! Schweigt Ihr jetzt nicht auf der Stelle, so denkt Ihr dran, das schwör ich Euch. Er klimpert wütend Neidisch seid Ihr, nichts weiter, dünkt Ihr Euch auch gleich gescheiter. Dass andre auch was sind, ärgert Euch schändlich! Glaubt, ich kenne Euch aus- und inwendlich! Dass man Euch noch nicht zum Merker gewählt, das ist s, was den gallichten Schuster quält. Nun gut! Solang als Beckmesser lebt und ihm noch ein Reim an den Lippen klebt, solang ich noch bei den Meistern was gelt , ob Nürnberg »blüh und wachs «, das schwör ich Herrn Hans Sachs nie wird er je zum Merker bestellt! Er klimpert in höchster Wut SACHS der ihm ruhig und aufmerksam zugehört hat War das Eu r Lied? BECKMESSER Der Teufel hol s! SACHS Zwar wenig Regel doch klang s recht stolz! BECKMESSER Wollt Ihr mich hören? SACHS In Gottes Namen singt zu ich schlag auf die Sohl die Rahmen. BECKMESSER Doch schweigt Ihr still? SACHS Ei, singet Ihr, die Arbeit, schaut, fördert s auch mir. BECKMESSER Das verfluchte Klopfen wollt Ihr doch lassen? SACHS Wie sollt ich die Sohl Euch richtig fassen? BECKMESSER Was? Ihr wollt klopfen, und ich soll singen? SACHS Euch muss das Lied, mir der Schuh gelingen. BECKMESSER Ich mag keine Schuh ! SACHS Das sagt Ihr jetzt; in der Singschul Ihr mir s dann wieder versetzt. Doch hört! Vielleicht sich s richten lässt zwei-einig geht der Mensch am best. Darf ich die Arbeit nicht entfernen, die Kunst des Merkers möcht ich erlernen. Darin kommt Euch nun keiner gleich; ich lern sie nie, wenn nicht von Euch. Drum singt Ihr nun, ich acht und merk und fördr auch wohl dabei mein Werk. BECKMESSER Merkt immer zu; und was nicht gewann, nehmt Eure Kreide und streicht mir‘s an. SACHS Nein, Herr! Da fleckten die Schuh mir nicht, mit dem Hammer auf den Leisten halt ich Gericht. BECKMESSER Verdammte Bosheit! - Gott, und ‘s wird spät am End mir die Jungfer vom Fenster geht! Er klimpert eifrig SACHS aufschlagend Fanget an! ‘s pressiert! Sonst sing ich für mich! BECKMESSER Haltet ein! Nur das nicht! - Teufel, wie ärgerlich! - Wollt Ihr Euch denn als Merker erdreisten, nun gut, so merkt mit dem Hammer auf den Leisten; nur mit dem Beding, nach den Regeln scharf, aber nichts, was nach den Regeln ich darf. SACHS Nach den Regeln, wie sie der Schuster kennt, dem die Arbeit unter den Händen brennt. BECKMESSER Auf Meisterehr ? SACHS Und Schustermut! BECKMESSER Nicht einen Fehler glatt und gut! Nachtwächterhorn sehr entfernt SACHS Dann gingt Ihr morgen unbeschuht. WALTHER leise zu Eva Welch toller Spuk! Mich dünkt s ein Traum. SACHS auf den Steinsitz vor der Ladentür deutend Setzt Euch denn hier! BECKMESSER zieht sich nach der Ecke des Hauses zurück Lasst hier mich stehen! WALTHER den Singstuhl, scheint s, verliess ich kaum! SACHS Warum so weit? BECKMESSER Euch nicht zu seh n, wie s Brauch der Schul vor dem Gemerk . EVA sanft an Walthers Brust gelehnt Die Schläf umwebt mir s wie ein Wahn ob s Heil, ob Unheil, was ich ahn ? SACHS Da hör ich Euch schlecht. BECKMESSER Der Stimme Stärk ich so gar lieblich dämpfen kann. Er stellt sich ganz um die Ecke, dem Fenster gegenüber, auf SACHS Wie fein! Nun gut denn! - Fanget an! Beckmesser stimmt die in der Wut unversehens heraufgeschraubte D-Saite wieder herunter. Sachs holt mit dem Hammer aus SECHSTE SZENE Beckmesser ist, dem Nachtwächter nachschleichend, die Gasse heraufgekommen, hat nach den Fenstern von Pogners Haus gespäht und, an Sachsens Haus gelehnt, stimmt er jetzt seine mitgebrachte Laute EVA Walther zurückhaltend Tu s nicht! - Doch horch! WALTHER Einer Laute Klang. Als Sachs den ersten Ton der Laute vernommen, hat er, von einem plötzlichen Einfall erfasst, das Licht wieder etwas eingezogen und öffnet leise den unteren Teil des Ladens EVA Ach, meine Not! WALTHER Wie, wird dir bang ? Der Schuster, sieh, zog ein das Licht. So sei s gewagt! EVA Weh! Siehst du denn nicht? Ein and rer kam und nahm dort Stand. Sachs hat unvermerkt seinen Werktisch ganz unter die Tür gestellt Jetzt erlauscht er Evas Ausruf WALTHER Ich hör s und seh s ein Musikant. Was will der hier so spät des Nachts? EVA in Verzweiflung ‘s ist Beckmesser schon! SACHS Aha, ich dacht s! Er setzt sich leise zur Arbeit zurecht WALTHER Der Merker? Er in meiner Gewalt? Drauf zu! Den Lung rer mach ich kalt! EVA Um Gott! So hör! Willst den Vater wecken? Er singt ein Lied, dann zieht er ab. Lass dort uns im Gebüsch verstecken. - Was mit den Männern ich Müh doch hab! Sie zieht Walther hinter das Gebüsch auf die Bank unter der Linde. Beckmesser, eifrig nach dem Fenster lugend, klimpert voll Ungeduld heftig auf der Laute. Als er sich endlich auch zum Singen rüstet, schlägt Sachs sehr stark mit dem Hammer auf den Leisten, nachdem er soeben das Licht wieder hell auf die Strasse hat fallen lassen. SACHS Jerum! Jerum! Hallo hallo he! O ho! Trallalei! Trallalei! O ho! BECKMESSER springt ärgerlich von dem Steinsitz auf und gewahrt Sachs bei der Arbeit Was soll das sein? Verdammtes Schrein! SACHS Als Eva aus dem Paradies von Gott dem Herrn verstossen, gar schuf ihr Schmerz der harte Kies an ihrem Fuss, dem blossen. BECKMESSER Was fällt dem groben Schuster ein? SACHS Das jammerte den Herrn, WALTHER flüsternd zu Eva Was heisst das Lied? Wie nennt er dich? SACHS ihr Füsschen hatt er gern, EVA flüsternd zu Walther Ich hört es schon ‘s geht nicht auf mich. SACHS und seinem Engel rief er zu EVA Doch eine Bosheit steckt darin. SACHS »Da, mach der armen Sünd rin Schuh ! Und da der Adam, wie ich seh , an Steinen dort sich stösst die Zeh , dass recht fortan er wandeln kann, so miss dem auch Stiefeln an!« WALTHER Welch Zögernis! Die Zeit geht hin! BECKMESSER tritt zu Sachs heran Wie, Meister? Auf? Noch so spät zur Nacht? SACHS Herr Stadtschreiber! Was, Ihr wacht? Die Schuh machen Euch grosse Sorgen? Ihr seht, ich bin dran Ihr habt sie morgen. Er arbeitet BECKMESSER zornig Hol der Teufel die Schuh ! Hier will ich Ruh ! SACHS Jerum! Jerum! Hallo hallo he! Oho! Trallalei! Trallalei! O he! O Eva, Eva! Schlimmes Weib, das hast du am Gewissen, WALTHER zu Eva Uns oder dem Merker? Wem spielt er den Streich? SACHS dass ob der Füss am Menschenleib EVA zu Walther Ich fürcht , uns dreien gilt er gleich. SACHS jetzt Engel schustern müssen. EVA O weh der Pein. Mir ahnt nichts Gutes! SACHS Blieb st du im Paradies, da gab es keinen Kies. WALTHER Mein süsser Engel, sei guten Mutes! SACHS Um deiner jungen Missetat hantier ich jetzt mit Ahl und Draht EVA Mich betrübt das Lied! WALTHER Ich hör es kaum! Du bist bei mir, welch holder Traum! Er zieht sie zärtlich an sich SACHS und ob Herrn Adams übler Schwäch versohl ich Schuh und streiche Pech. Wär ich nicht fein ein Engel rein, Teufel möchte Schuster sein! Beckmesser drohend auf Sachs zufahrend SACHS Je - Er unterbricht sich BECKMESSER Gleich höret auf! Spielt Ihr mir Streich ? Bleibt Ihr tags und nachts Euch gleich? SACHS Wenn ich hier sing , was kümmert s Euch? Die Schuhe sollen doch fertig werden? BECKMESSER So schliesst Euch ein und schweigt dazu still! SACHS Des Nachts arbeiten macht Beschwerden; wenn ich da munter bleiben will, so brauch ich Luft und frischen Gesang; drum hört, wie der dritte Vers gelang! Er wichst den Draht ersichtlich BECKMESSER Er macht mich rasend! SACHS fortarbeitend Jerum! Jerum! Hallo hallo he! BECKMESSER Das grobe Geschrei! SACHS O ho! Trallalei! Trallalei! O he! BECKMESSER Am End denkt sie gar, dass ich das sei! Er hält sich die Ohren zu und geht verzweiflungsvoll, sich mit sich beratend, die Gasse vor dem Fenster auf und ab SACHS O Eva! Hör mein Klageruf, mein Not und schwer Verdrüssen! Die Kunstwerk , die ein Schuster schuf, sie tritt die Welt mit Füssen! Gäb nicht ein Engel Trost, der gleiches Werk erlost, und rief mich oft ins Paradies, wie ich da Schuh und Stiefel liess ! Doch wenn mich der im Himmel hält, dann liegt zu Füssen mir die Welt, und bin in Ruh Hans Sachs ein Schuh- macher und Poet dazu. BECKMESSER Das Fenster geht auf! Er späht nach dem Fenster, welches jetzt leise geöffnet wird und an welchem vorsichtig Magdalene in Evas Kleidung sich zeigt. EVA mit grosser Aufgeregtheit Mich schmerzt das Lied, ich weiss nicht wie! O fort, lass uns fliehen! WALTHER auffahrend Nun denn mit dem Schwert! EVA Nicht doch! Ach, halt! BECKMESSER Herrgott, ‘s ist sie! WALTHER die Hand vom Schwert nehmend Kaum wär er s wert! EVA Ja, besser Geduld! BECKMESSER der, während Sachs fortfährt zu arbeiten und zu singen, in grosser Aufregung mit sich beraten hat Jetzt bin ich verloren, singt der noch fort! EVA O bester Mann, dass ich so Not dir machen kann! BECKMESSER tritt zu Sachs an den Laden heran und klimpert, während des Folgenden mit dem Rücken der Gasse zugewandt, seitwärts auf der Laute, um Magdalene am Fenster festzuhalten Freund Sachs! So hört doch nur ein Wort! WALTHER leise zu Eva Wer ist am Fenster? BECKMESSER Wie seid Ihr auf die Schuh versessen! EVA ‘s ist Magdalene. BECKMESSER Ich hatt sie wahrlich schon vergessen. WALTHER Das heiss ich vergelten! BECKMESSER Als Schuster seid Ihr mir wohl wert, WALTHER Fast muss ich lachen. BECKMESSER als Kunstfreund doch weit mehr verehrt. EVA Wie ich ein End und Flucht mir ersehne! WALTHER Ich wünscht , er möchte den Anfang machen. Walther und Eva, auf der Bank sanft aneinandergelehnt, erfolgen des weiteren Sachs und Beckmesser mit wachsender Teilnahme BECKMESSER Eu r Urteil, glaubt, das halt ich hoch; drum bitt ich hört das Liedlein doch, mit dem ich morgen möcht gewinnen, ob das auch recht nach Euren Sinnen. Er klimpert wiederholt seitwärts nach dem Fenster gewandt SACHS Oha! Wollt mich beim Wahne fassen? Mag mich nicht wieder schelten lassen. »Seit sich der Schuster dünkt Poet, gar übel es um Eu r Schuhwerk steht.« Ich seh , wie s schlappt und überall klappt drum lass ich Vers und Reim gar billig nun daheim, Verstand und Witz und Kenntnis dazu, mach Euch für morgen die neuen Schuh . BECKMESSER kreischend Lasst das doch sein! Das war ja nur Scherz. Vernehmt besser, wie s mir ums Herz! Vom Volk seid Ihr geehrt, auch der Pognerin seid Ihr wert. Will ich vor aller Welt nun morgen um die werben, sagt, könnt s mich nicht verderben, wenn mein Lied ihr nicht gefällt? Drum hört mich ruhig an; und sang ich, sagt mir dann, was Euch gefällt, was nicht, dass ich mich danach richt . Er klimpert wieder SACHS Ei, lasst mich doch in Ruh ! Wie käme solche Ehr mir zu? Nur Gassenhauer dicht ich zum meisten, drum sing ich zur Gassen und hau auf den Leisten. Jerum! Jerum! Hallo hallo he! BECKMESSER Verfluchter Kerl! Den Verstand verlier ich mit seinem Lied voll Pech und Schmierich! - SACHS O ho! Trallalei! Trallalei! O he! BECKMESSER Schweigt doch! Weckt Ihr die Nachbarn auf? SACHS Die sind s gewohnt ‘s hört keiner drauf. - »O Eva, Eva!« - BECKMESSER in höchste Wut ausbrechend O Ihr boshafter Geselle! Ihr spielt mir heut den letzten Streich! Schweigt Ihr jetzt nicht auf der Stelle, so denkt Ihr dran, das schwör ich Euch. Er klimpert wütend Neidisch seid Ihr, nichts weiter, dünkt Ihr Euch auch gleich gescheiter. Dass andre auch was sind, ärgert Euch schändlich! Glaubt, ich kenne Euch aus- und inwendlich! Dass man Euch noch nicht zum Merker gewählt, das ist s, was den gallichten Schuster quält. Nun gut! Solang als Beckmesser lebt und ihm noch ein Reim an den Lippen klebt, solang ich noch bei den Meistern was gelt , ob Nürnberg »blüh und wachs «, das schwör ich Herrn Hans Sachs nie wird er je zum Merker bestellt! Er klimpert in höchster Wut SACHS der ihm ruhig und aufmerksam zugehört hat War das Eu r Lied? BECKMESSER Der Teufel hol s! SACHS Zwar wenig Regel doch klang s recht stolz! BECKMESSER Wollt Ihr mich hören? SACHS In Gottes Namen singt zu ich schlag auf die Sohl die Rahmen. BECKMESSER Doch schweigt Ihr still? SACHS Ei, singet Ihr, die Arbeit, schaut, fördert s auch mir. BECKMESSER Das verfluchte Klopfen wollt Ihr doch lassen? SACHS Wie sollt ich die Sohl Euch richtig fassen? BECKMESSER Was? Ihr wollt klopfen, und ich soll singen? SACHS Euch muss das Lied, mir der Schuh gelingen. BECKMESSER Ich mag keine Schuh ! SACHS Das sagt Ihr jetzt; in der Singschul Ihr mir s dann wieder versetzt. Doch hört! Vielleicht sich s richten lässt zwei-einig geht der Mensch am best. Darf ich die Arbeit nicht entfernen, die Kunst des Merkers möcht ich erlernen. Darin kommt Euch nun keiner gleich; ich lern sie nie, wenn nicht von Euch. Drum singt Ihr nun, ich acht und merk und fördr auch wohl dabei mein Werk. BECKMESSER Merkt immer zu; und was nicht gewann, nehmt Eure Kreide und streicht mir‘s an. SACHS Nein, Herr! Da fleckten die Schuh mir nicht, mit dem Hammer auf den Leisten halt ich Gericht. BECKMESSER Verdammte Bosheit! - Gott, und ‘s wird spät am End mir die Jungfer vom Fenster geht! Er klimpert eifrig SACHS aufschlagend Fanget an! ‘s pressiert! Sonst sing ich für mich! BECKMESSER Haltet ein! Nur das nicht! - Teufel, wie ärgerlich! - Wollt Ihr Euch denn als Merker erdreisten, nun gut, so merkt mit dem Hammer auf den Leisten; nur mit dem Beding, nach den Regeln scharf, aber nichts, was nach den Regeln ich darf. SACHS Nach den Regeln, wie sie der Schuster kennt, dem die Arbeit unter den Händen brennt. BECKMESSER Auf Meisterehr ? SACHS Und Schustermut! BECKMESSER Nicht einen Fehler glatt und gut! Nachtwächterhorn sehr entfernt SACHS Dann gingt Ihr morgen unbeschuht. WALTHER leise zu Eva Welch toller Spuk! Mich dünkt s ein Traum. SACHS auf den Steinsitz vor der Ladentür deutend Setzt Euch denn hier! BECKMESSER zieht sich nach der Ecke des Hauses zurück Lasst hier mich stehen! WALTHER den Singstuhl, scheint s, verliess ich kaum! SACHS Warum so weit? BECKMESSER Euch nicht zu seh n, wie s Brauch der Schul vor dem Gemerk . EVA sanft an Walthers Brust gelehnt Die Schläf umwebt mir s wie ein Wahn ob s Heil, ob Unheil, was ich ahn ? SACHS Da hör ich Euch schlecht. BECKMESSER Der Stimme Stärk ich so gar lieblich dämpfen kann. Er stellt sich ganz um die Ecke, dem Fenster gegenüber, auf SACHS Wie fein! Nun gut denn! - Fanget an! Beckmesser stimmt die in der Wut unversehens heraufgeschraubte D-Saite wieder herunter. Sachs holt mit dem Hammer aus Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg/ActⅡ-4
https://w.atwiki.jp/oper/pages/144.html
DRITTE SZENE Beckmesser. Sachs. Man gewahrt Beckmesser, welcher draussen vor dem Laden erscheint, in grosser Aufregung hereinlugt und, da er die Werkstatt leer findet, hastig eintritt Er ist reich aufgeputzt, aber in sehr leidendem Zustande. Er blickt sich erst unter der Tür nochmals genau in der Werkstatt um, dann hinkt er vorwärts, zuckt aber zusammen und streicht sich den Rücken. Er macht wieder einige Schritte, knickt aber mit den Knien und streicht nun diese. Er setzt sich auf den Schusterschemel, fährt aber schnell schmerzhaft wieder auf. Er betrachtet sich den Schemel und gerät dabei in immer aufgeregteres Nachsinnen. Er wird von den verdriesslichsten Erinnerungen und Vorstellungen gepeinigt; immer unruhiger beginnt er sich den Schweiss von der Stirne zu wischen. Er hinkt immer lebhafter umher und starrt dabei vor sich hin. Als ob er von allen Seiten verfolgt wäre, taumelt er fliehend hin und her. Wie um nicht umzusinken, hält er sich an dem Werktisch, zu dem er hin geschwankt war, an und starrt vor sich hin. Matt und verzweiflungsvoll sieht er um sich; sein Blick fällt endlich durch das Fenster auf Pogners Haus; er hinkt mühsam an dasselbe heran, und, nach dem gegenüberliegenden Fenster ausspähend, versucht er, sich in die Brust zu werfen, als ihm sogleich der Ritter Walther einfällt. Ärgerliche Gedanken entstehen dadurch, gegen die er mit schmeichelndem Selbstgefühl anzukämpfen sucht. Die Eifersucht übermannt ihn; er schlägt sich vor den Kopf. Er glaubt die Verhöhnung der Weiber und Buben auf der Gasse zu vernehmen, wendet sich wütend ab und schmeisst das Fenster zu. Sehr verstört wendet er sich mechanisch wieder dem Werktische zu, indem er vor sich hinbrütend nach einer neuen Weise zu suchen scheint. Sein Blick fällt auf das von Sachs zuvor beschriebene Papier; er nimmt es neugierig auf, überfliegt es mit wachsender Aufregung und bricht endlich wütend aus BECKMESSER Ein Werbelied! Von Sachs! Ist s wahr? Ha! Jetzt wird mir alles klar! Da er die Kammertür gehen hört, fährt er zusammen und steckt das Papier eilig in die Tasche SACHS im Festgewande, tritt ein, kommt vor und hält an, als er Beckmesser gewahrt Sieh da, Herr Schreiber! Auch am Morgen? Euch machen die Schuh doch nicht mehr Sorgen? BECKMESSER Zum Teufel! So dünn war ich noch nie beschuht! Fühl durch die Sohl den kleinsten Kies! SACHS Mein Merkersprüchlein wirkte dies, trieb sie mit Merkerzeichen so weich. BECKMESSER Schon gut der Witz! Und genug der Streich ! Glaubt mir, Freund Sachs, jetzt kenn ich Euch! Der Spass von dieser Nacht, der wird Euch noch gedacht. Dass ich Euch nur nicht im Wege sei, schuft Ihr gar Aufruhr und Meuterei! SACHS ‘s war Polterabend, lasst Euch bedeuten; Eure Hochzeit spukte unter den Leuten je toller es da hergeh , je besser bekommt s der Eh . BECKMESSER wütend O Schuster, voll von Ränken und pöbelhaften Schwänken, du warst mein Feind von je nun hör, ob hell ich seh ! Die ich mir auserkoren, die ganz für mich geboren, zu aller Witwer Schmach, der Jungfer stellst du nach. Dass sich Herr Sachs erwerbe des Goldschmieds reiches Erbe, im Meisterrat zur Hand auf Klauseln er bestand, ein Mägdlein zu betören, das nur auf ihn sollt hören und, andern abgewandt, zu ihm allein sich fand. Darum! Darum! Wär ich so dumm? Mit Schreien und mit Klopfen wollt er mein Lied zustopfen, dass nicht dem Kind werd kund, wie auch ein and rer bestund! Ja ja! Haha! Hab ich dich da? Aus seiner Schusterstuben hetzt endlich er den Buben mit Knüppeln auf mich her, dass meiner los er wär ! Au au! Au au! Wohl grün und blau, zum Spott der allerliebsten Frau, zerschlagen und zerprügelt, dass kein Schneider mich aufbügelt! Gar auf mein Leben war s angegeben! Doch kam ich noch so davon, dass ich die Tat Euch lohn ! Zieht heut nur aus zum Singen, merkt auf, wie s mag gelingen; bin ich gezwackt auch und zerhackt, Euch bring ich doch sicher aus dem Takt! SACHS Gut Freund, Ihr seid in argem Wahn! Glaubt, was Ihr wollt, dass ich getan, gebt Eure Eifersucht nur hin; zu werben kommt mir nicht in Sinn. BECKMESSER Lug und Trug! Ich kenn es besser. SACHS Was fällt Euch nur ein, Meister Beckmesser? Was ich sonst im Sinn, geht Euch nichts an. Doch glaubt, ob der Werbung seid Ihr im Wahn. BECKMESSER Ihr sängt heut nicht? SACHS Nicht zur Wette. BECKMESSER Kein Werbelied? SACHS Gewisslich, nein! BECKMESSER Wenn ich aber drob ein Zeugnis hätte? Er greift in die Tasche SACHS blickt auf den Werktisch Das Gedicht? Hier liess ich s. Stecktet Ihr s ein? BECKMESSER das Blatt hervorziehend Ist das Eure Hand? SACHS Ja - war es das? BECKMESSER Ganz frisch noch die Schrift? SACHS Und die Tinte noch nass! BECKMESSER ‘s wär wohl gar ein biblisches Lied? SACHS Der fehlte wohl, wer darauf riet. BECKMESSER Nun denn? SACHS Wie doch? BECKMESSER Ihr fragt? SACHS Was noch? BECKMESSER Dass Ihr mit aller Biederkeit der ärgste aller Spitzbuben seid! SACHS Mag sein! Doch hab ich noch nie entwandt, was ich auf fremden Tischen fand - und dass man von Euch auch nicht Übles denkt, behaltet das Blatt, es sei Euch geschenkt. BECKMESSER in freudigem Schreck aufspringend Herrgott! ... Ein Gedicht? ... Ein Gedicht von Sachs! Doch halt, dass kein neuer Schad mir erwachs ! Ihr habt s wohl schon recht gut memoriert? SACHS Seid meinethalb doch nur unbeirrt! BECKMESSER Ihr lasst mir das Blatt? SACHS Damit Ihr kein Dieb. BECKMESSER Und mach ich Gebrauch? SACHS Wie s Euch belieb . BECKMESSER Doch sing ich das Lied? SACHS Wenn s nicht zu schwer! BECKMESSER Und wenn ich gefiel ? SACHS Das ... wunderte mich sehr! BECKMESSER ganz zutraulich Da seid Ihr nun wieder zu bescheiden ein Lied von Sachs, gleichsam pfeifend das will was bedeuten! Und seht nur, wie mir s ergeht, wie s mit mir Ärmsten steht! Erseh ich doch mit Schmerzen, das Lied, das nachts ich sang - dank Euren lust gen Scherzen! - es machte der Pognerin bang . Wie schaff ich mir nun zur Stelle ein neues Lied herzu? Ich armer, zerschlag ner Geselle, wie fänd ich heut dazu Ruh ? Werbung und ehlich Leben, ob das mir Gott beschied, muss ich nun grad aufgeben, hab ich kein neues Lied. Ein Lied von Euch, des bin ich gewiss, mit dem besieg ich jed Hindernis! Soll ich das heute haben, vergessen, begraben sei Zwist, Hader und Streit und was uns je entzweit. Er blickt seitwärts in das Blatt plötzlich runzelt sich seine Stirn Und doch! Wenn s nur eine Falle wär ? Noch gestern wart Ihr mein Feind Wie käm s, dass nach so grosser Beschwer Ihr s freundlich heut mit mir meint? SACHS Ich macht Euch Schuh in später Nacht hat man je so einen Feind bedacht? BECKMESSER Ja ja! Recht gut! Doch eines schwört wo und wie Ihr das Lied auch hört, dass nie Ihr Euch beikommen lasst, zu sagen, das Lied sei von Euch verfasst. SACHS Das schwör ich und gelob es Euch, nie mich zu rühmen, das Lied sei von mir. BECKMESSER sich vergnügt die Hände reibend Was will ich mehr? Ich bin geborgen! Jetzt braucht sich Beckmesser nicht mehr zu sorgen! SACHS Doch, Freund, ich führ s Euch zu Gemüte und rat es Euch in aller Güte studiert mir recht das Lied! Sein Vortrag ist nicht leicht ob Euch die Weise geriet und Ihr den Ton erreicht! BECKMESSER Freund Sachs, Ihr seid ein guter Poet; doch was Ton und Weise betrifft, gesteht, da tut mir s keiner vor! Drum spitzt nur fein das Ohr. Und »Beckmesser, keiner besser!« darauf macht Euch gefasst, wenn Ihr mich ruhig singen lasst. Doch nun memorieren, schnell nach Haus; ohne Zeit zu verlieren richt ich das aus. Hans Sachs, mein Teurer! ich hab Euch verkannt; durch den Abenteurer war ich verrannt sehr zutraulich So einer fehlte uns bloss! Den wurden wir Meister doch los! Doch mein Besinnen läuft mir von hinnen. Bin ich verwirrt und ganz verirrt? Die Silben, die Reime, die Worte, die Verse ich kleb wie am Leime, und brennt doch die Ferse. Ade, ich muss fort! An andrem Ort dank ich Euch inniglich, weil Ihr so minniglich; für Euch nun stimme ich, kauf Eure Werke gleich, mache zum Merker Euch doch fein mit Kreide weich, nicht mit dem Hammerstreich! Merker! Merker! Merker Hans Sachs! Dass Nürnberg schusterlich blüh und wachs ! Beckmesser nimmt tanzend von Sachs Abschied, taumelt und poltert der Ladentür zu; plötzlich glaubt er das Gedicht in seiner Tasche vergessen zu haben, läuft wieder vor, sucht ängstlich auf dem Werktische, bis er es in der eigenen Hand gewahr wird; darüber scherzhaft erfreut, umarmt er Sachs nochmals voll feurigen Dankes und stürzt dann, hinkend und strauchelnd, geräuschvoll durch die Ladentür ab SACHS sieht Beckmesser gedankenvoll lächelnd nach So ganz boshaft doch keinen ich fand; er hält s auf die Länge nicht aus vergeudet mancher oft viel Verstand, doch hält er auch damit Haus; die schwache Stunde kommt für jeden, da wird er dumm und lässt mit sich reden. Dass hier Herr Beckmesser ward zum Dieb, ist mir für meinen Plan sehr lieb. Eva nähert sich auf der Strasse der Ladentür. Sachs wendet sich um und gewahrt Eva Sieh, Evchen! Dacht ich doch, wo sie blieb ! DRITTE SZENE Beckmesser. Sachs. Man gewahrt Beckmesser, welcher draussen vor dem Laden erscheint, in grosser Aufregung hereinlugt und, da er die Werkstatt leer findet, hastig eintritt Er ist reich aufgeputzt, aber in sehr leidendem Zustande. Er blickt sich erst unter der Tür nochmals genau in der Werkstatt um, dann hinkt er vorwärts, zuckt aber zusammen und streicht sich den Rücken. Er macht wieder einige Schritte, knickt aber mit den Knien und streicht nun diese. Er setzt sich auf den Schusterschemel, fährt aber schnell schmerzhaft wieder auf. Er betrachtet sich den Schemel und gerät dabei in immer aufgeregteres Nachsinnen. Er wird von den verdriesslichsten Erinnerungen und Vorstellungen gepeinigt; immer unruhiger beginnt er sich den Schweiss von der Stirne zu wischen. Er hinkt immer lebhafter umher und starrt dabei vor sich hin. Als ob er von allen Seiten verfolgt wäre, taumelt er fliehend hin und her. Wie um nicht umzusinken, hält er sich an dem Werktisch, zu dem er hin geschwankt war, an und starrt vor sich hin. Matt und verzweiflungsvoll sieht er um sich; sein Blick fällt endlich durch das Fenster auf Pogners Haus; er hinkt mühsam an dasselbe heran, und, nach dem gegenüberliegenden Fenster ausspähend, versucht er, sich in die Brust zu werfen, als ihm sogleich der Ritter Walther einfällt. Ärgerliche Gedanken entstehen dadurch, gegen die er mit schmeichelndem Selbstgefühl anzukämpfen sucht. Die Eifersucht übermannt ihn; er schlägt sich vor den Kopf. Er glaubt die Verhöhnung der Weiber und Buben auf der Gasse zu vernehmen, wendet sich wütend ab und schmeisst das Fenster zu. Sehr verstört wendet er sich mechanisch wieder dem Werktische zu, indem er vor sich hinbrütend nach einer neuen Weise zu suchen scheint. Sein Blick fällt auf das von Sachs zuvor beschriebene Papier; er nimmt es neugierig auf, überfliegt es mit wachsender Aufregung und bricht endlich wütend aus BECKMESSER Ein Werbelied! Von Sachs! Ist s wahr? Ha! Jetzt wird mir alles klar! Da er die Kammertür gehen hört, fährt er zusammen und steckt das Papier eilig in die Tasche SACHS im Festgewande, tritt ein, kommt vor und hält an, als er Beckmesser gewahrt Sieh da, Herr Schreiber! Auch am Morgen? Euch machen die Schuh doch nicht mehr Sorgen? BECKMESSER Zum Teufel! So dünn war ich noch nie beschuht! Fühl durch die Sohl den kleinsten Kies! SACHS Mein Merkersprüchlein wirkte dies, trieb sie mit Merkerzeichen so weich. BECKMESSER Schon gut der Witz! Und genug der Streich ! Glaubt mir, Freund Sachs, jetzt kenn ich Euch! Der Spass von dieser Nacht, der wird Euch noch gedacht. Dass ich Euch nur nicht im Wege sei, schuft Ihr gar Aufruhr und Meuterei! SACHS ‘s war Polterabend, lasst Euch bedeuten; Eure Hochzeit spukte unter den Leuten je toller es da hergeh , je besser bekommt s der Eh . BECKMESSER wütend O Schuster, voll von Ränken und pöbelhaften Schwänken, du warst mein Feind von je nun hör, ob hell ich seh ! Die ich mir auserkoren, die ganz für mich geboren, zu aller Witwer Schmach, der Jungfer stellst du nach. Dass sich Herr Sachs erwerbe des Goldschmieds reiches Erbe, im Meisterrat zur Hand auf Klauseln er bestand, ein Mägdlein zu betören, das nur auf ihn sollt hören und, andern abgewandt, zu ihm allein sich fand. Darum! Darum! Wär ich so dumm? Mit Schreien und mit Klopfen wollt er mein Lied zustopfen, dass nicht dem Kind werd kund, wie auch ein and rer bestund! Ja ja! Haha! Hab ich dich da? Aus seiner Schusterstuben hetzt endlich er den Buben mit Knüppeln auf mich her, dass meiner los er wär ! Au au! Au au! Wohl grün und blau, zum Spott der allerliebsten Frau, zerschlagen und zerprügelt, dass kein Schneider mich aufbügelt! Gar auf mein Leben war s angegeben! Doch kam ich noch so davon, dass ich die Tat Euch lohn ! Zieht heut nur aus zum Singen, merkt auf, wie s mag gelingen; bin ich gezwackt auch und zerhackt, Euch bring ich doch sicher aus dem Takt! SACHS Gut Freund, Ihr seid in argem Wahn! Glaubt, was Ihr wollt, dass ich getan, gebt Eure Eifersucht nur hin; zu werben kommt mir nicht in Sinn. BECKMESSER Lug und Trug! Ich kenn es besser. SACHS Was fällt Euch nur ein, Meister Beckmesser? Was ich sonst im Sinn, geht Euch nichts an. Doch glaubt, ob der Werbung seid Ihr im Wahn. BECKMESSER Ihr sängt heut nicht? SACHS Nicht zur Wette. BECKMESSER Kein Werbelied? SACHS Gewisslich, nein! BECKMESSER Wenn ich aber drob ein Zeugnis hätte? Er greift in die Tasche SACHS blickt auf den Werktisch Das Gedicht? Hier liess ich s. Stecktet Ihr s ein? BECKMESSER das Blatt hervorziehend Ist das Eure Hand? SACHS Ja - war es das? BECKMESSER Ganz frisch noch die Schrift? SACHS Und die Tinte noch nass! BECKMESSER ‘s wär wohl gar ein biblisches Lied? SACHS Der fehlte wohl, wer darauf riet. BECKMESSER Nun denn? SACHS Wie doch? BECKMESSER Ihr fragt? SACHS Was noch? BECKMESSER Dass Ihr mit aller Biederkeit der ärgste aller Spitzbuben seid! SACHS Mag sein! Doch hab ich noch nie entwandt, was ich auf fremden Tischen fand - und dass man von Euch auch nicht Übles denkt, behaltet das Blatt, es sei Euch geschenkt. BECKMESSER in freudigem Schreck aufspringend Herrgott! ... Ein Gedicht? ... Ein Gedicht von Sachs! Doch halt, dass kein neuer Schad mir erwachs ! Ihr habt s wohl schon recht gut memoriert? SACHS Seid meinethalb doch nur unbeirrt! BECKMESSER Ihr lasst mir das Blatt? SACHS Damit Ihr kein Dieb. BECKMESSER Und mach ich Gebrauch? SACHS Wie s Euch belieb . BECKMESSER Doch sing ich das Lied? SACHS Wenn s nicht zu schwer! BECKMESSER Und wenn ich gefiel ? SACHS Das ... wunderte mich sehr! BECKMESSER ganz zutraulich Da seid Ihr nun wieder zu bescheiden ein Lied von Sachs, gleichsam pfeifend das will was bedeuten! Und seht nur, wie mir s ergeht, wie s mit mir Ärmsten steht! Erseh ich doch mit Schmerzen, das Lied, das nachts ich sang - dank Euren lust gen Scherzen! - es machte der Pognerin bang . Wie schaff ich mir nun zur Stelle ein neues Lied herzu? Ich armer, zerschlag ner Geselle, wie fänd ich heut dazu Ruh ? Werbung und ehlich Leben, ob das mir Gott beschied, muss ich nun grad aufgeben, hab ich kein neues Lied. Ein Lied von Euch, des bin ich gewiss, mit dem besieg ich jed Hindernis! Soll ich das heute haben, vergessen, begraben sei Zwist, Hader und Streit und was uns je entzweit. Er blickt seitwärts in das Blatt plötzlich runzelt sich seine Stirn Und doch! Wenn s nur eine Falle wär ? Noch gestern wart Ihr mein Feind Wie käm s, dass nach so grosser Beschwer Ihr s freundlich heut mit mir meint? SACHS Ich macht Euch Schuh in später Nacht hat man je so einen Feind bedacht? BECKMESSER Ja ja! Recht gut! Doch eines schwört wo und wie Ihr das Lied auch hört, dass nie Ihr Euch beikommen lasst, zu sagen, das Lied sei von Euch verfasst. SACHS Das schwör ich und gelob es Euch, nie mich zu rühmen, das Lied sei von mir. BECKMESSER sich vergnügt die Hände reibend Was will ich mehr? Ich bin geborgen! Jetzt braucht sich Beckmesser nicht mehr zu sorgen! SACHS Doch, Freund, ich führ s Euch zu Gemüte und rat es Euch in aller Güte studiert mir recht das Lied! Sein Vortrag ist nicht leicht ob Euch die Weise geriet und Ihr den Ton erreicht! BECKMESSER Freund Sachs, Ihr seid ein guter Poet; doch was Ton und Weise betrifft, gesteht, da tut mir s keiner vor! Drum spitzt nur fein das Ohr. Und »Beckmesser, keiner besser!« darauf macht Euch gefasst, wenn Ihr mich ruhig singen lasst. Doch nun memorieren, schnell nach Haus; ohne Zeit zu verlieren richt ich das aus. Hans Sachs, mein Teurer! ich hab Euch verkannt; durch den Abenteurer war ich verrannt sehr zutraulich So einer fehlte uns bloss! Den wurden wir Meister doch los! Doch mein Besinnen läuft mir von hinnen. Bin ich verwirrt und ganz verirrt? Die Silben, die Reime, die Worte, die Verse ich kleb wie am Leime, und brennt doch die Ferse. Ade, ich muss fort! An andrem Ort dank ich Euch inniglich, weil Ihr so minniglich; für Euch nun stimme ich, kauf Eure Werke gleich, mache zum Merker Euch doch fein mit Kreide weich, nicht mit dem Hammerstreich! Merker! Merker! Merker Hans Sachs! Dass Nürnberg schusterlich blüh und wachs ! Beckmesser nimmt tanzend von Sachs Abschied, taumelt und poltert der Ladentür zu; plötzlich glaubt er das Gedicht in seiner Tasche vergessen zu haben, läuft wieder vor, sucht ängstlich auf dem Werktische, bis er es in der eigenen Hand gewahr wird; darüber scherzhaft erfreut, umarmt er Sachs nochmals voll feurigen Dankes und stürzt dann, hinkend und strauchelnd, geräuschvoll durch die Ladentür ab SACHS sieht Beckmesser gedankenvoll lächelnd nach So ganz boshaft doch keinen ich fand; er hält s auf die Länge nicht aus vergeudet mancher oft viel Verstand, doch hält er auch damit Haus; die schwache Stunde kommt für jeden, da wird er dumm und lässt mit sich reden. Dass hier Herr Beckmesser ward zum Dieb, ist mir für meinen Plan sehr lieb. Eva nähert sich auf der Strasse der Ladentür. Sachs wendet sich um und gewahrt Eva Sieh, Evchen! Dacht ich doch, wo sie blieb ! Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg/ActⅢ-3
https://w.atwiki.jp/meet2010/pages/17.html
Wir möchten uns bei allen Künstlern bedanken, die an unserer Ausschreibung teilgenommen haben. Wir suchen Arbeiten, die ... einer Begegnung Raum bieten, eine Begegnung ermöglichen oder Begegnung zum Thema haben. Und freuen uns auf viele Begegnungen im SofaLoft. AUSSCHREIBUNG ZUR TEILNAHME Meet ist eine Gruppenausstellung, die eine Künstlergruppe aus Hannover ins Leben ruft und organisiert. Auch andere bildende Künstler sind eingeladen, sich an der Ausstellung zu beteiligen. Die Organisatoren werten die eingereichten Arbeiten/Konzepte aus und entscheiden über die Teilnahme. Die Zahl der beteiligten Künstler ist auf 10 bis 15 Personen begrenzt (je nach Größe der ausgewählten Projekte). TEILNAHME Bewerben können sich bildende Künstler/innen aus dem In- und Ausland. Es können eine oder mehrere Arbeiten (jeder Gattung) bzw. Konzept eingereicht werden. Voraussetzung für die Teilnahme an der Ausschreibung ist die fristgerechte Einreichung einer vollständigen Bewerbung. Bewerbungsschluss ist der 20. März 2010 (Für Einreichungen per Post gilt der Poststempel). Die teilnehmenden Künstler werden bis Ende März 2010 per E-Mail benachrichtigt. Bitte senden Sie per E-Mail oder per Post Bewerbungsbogen mit Angaben zu Person, Vita Anschauungsmaterialien zur eingereichten künstlerischen Arbeit max. 10 Fotos (bitte nicht größer als DIN A4) und/oder DVD (höchstens 5 min. Länge). Kurzbeschreibung zum Werk und Intention zusätzlich zum eingereichten Konzept (max. halbe DIN-A4-Seite). Bei Einsendunden per Post bitte ausreichend frankierten Rückumschlag beilegen, wenn eine Rücksendung der eingereichten Unterlagen erwünscht ist. Bewerbungsbogen Bewerbungsbogen.doc Bewerbungsbogen.pdf Anschrift Meet!2010 Kesselstraße 17, 30453 Hannover Einsendungen per E-mail JPG, PDF, TIFF oder GIF, Textdateien insgesamt max. 5 MB an meet2010.hannover@googlemail.com Unvollständige Sendungen können leider nicht berücksichtigt werden. Bei Fragen können Sie uns gern eine E-Mail schicken. ORGANISATION Zur Ausstellung werden Einladungskarten und Poster gedruckt. Die zur Ausstellung ausgewählten Arbeiten sind während der Ausstellungslaufzeit versichert. Der Transport sowie Haftung für den Transport können nicht übernommen werden. Der Auf- und Abbau erfolgen wenige Tage vor bzw. nach der Ausstellung. Genaue Termine werden in der Teilnahmebestätigung bekannt gegeben. copyright(c)Meet!2010All Right Reserved Meet!2010(c)
https://w.atwiki.jp/oper/pages/699.html
第2幕 第1場 (同じ部屋、翌日の午後) モロズス (銀筋のはいったズボンをはき、上着は未だ身に付けておらず、家政婦に手伝ってもらって、盛装の身支度をしている) 金モールの大礼装! 家政婦 (着るのに手を貸しながら) はい、閣下!ですが一言ご忠告申し上げると… モロズス (無視して) ボタンの付いた三角帽! 家政婦 もう用意してあります。ああ、少し私に耳を貸してくれたら… モロズス (先程と同様に) 国王陛下拝領の剣! 家政婦 (一心に) はいはい、ここに、きれいに、ぴかぴかに、磨いてあります…ああ、胸がつぶれそう、旦那様!どうしてそんなにお急ぎで、あの理髪師のせいだわ、 (憤慨して) あのいまいましい、呪わしい悪魔の刷毛もちがちょっと喋っただけで… モロズス 金の握りのステッキ! 家政婦 はいはい、閣下…でも、よく考えてみてください、ああ、お気をつけて…あいつらは意地悪い企みであなたを弄ぼうとしています! モロズス (相変わらず彼女を無視して) ちゃんと正装できたかな?抜けはないか?皺はないか?堂々として見えるか? 家政婦 ああ、イエス様、旦那様が立派に見えないなんてことがありましょうか!聖母マリア様、こんなに品があって、善良で、高貴なお方を、あの泡立て屋がからかおうだなんて、ああ、胸が張り裂けそう! モロズス 近所の靴屋に修理に出して、ついでにその口にも紐をかけてもらったらいい!一息つく間くらい黙ることができんのか?有難いことに、もうすぐこのお喋り婆さんから解放される… 家政婦 解放ですって?いいえ、シチューにされ、フライにされるんです。あの悪魔のコックに羽をむしられ、コショウをかけられるんです!(跪いて) ああ旦那様、忠実な召使の言うことを信じてください、あいつらはあなた様をバカにしようとしてるんです。熊みたいに首輪をつけて引っぱり回そうとしてるんです。私はドアの傍で何もかも聞きました。 モロズス (激怒して) 何だと、お前はドアにへばりついていたのか?一度そこでお前の鼻を挟んでやりたいものだ!さあ行け、床屋が娘を連れてくるまで、玄関で待っていろ! 家政婦 へぇ、うまく誑し込まれるでしょう、海千山千の、あの取り持ち屋が若い娘のことで旦那様に何を吹き込んだか… モロズス 出て行け、くそ婆あ! (ノックの音) ああ、やって来た! (家政婦に) 堂々としてるか?ちゃんとしてるか? 家政婦 お召し物はええ、でもお頭(つむ)のほうは、閣下… モロズス (彼女に飛びかかろうとするー家政婦は逃げ出すーひとり、鏡の前に行き、自分の姿を見つめ、ちょっと気取った歩き方をしてみる) 第2場 (理髪師が入って来る、媒酌人のように、やはり盛装している) 理髪師 閣下の従順な僕(しもべ)でござーい! モロズス さあ、見つかったたか?娘を連れて来たか? 理髪師 一人じゃなくて、三人もですよ、旦那。 モロズス 三人?私はトルコ人か?一人でも多いのに。しかし大騒ぎをしたりしないだろうね。私は昨日からずっと耳が痛んでいるのだ。無口で、もの静かだろうね? 理髪師 それぞれ、この全伯爵領で一番もの静かで、一番無口な娘です。旦那はかつてパリスが女神たちにしたように、その中から選んだらいい。両親と後見人の同意はもうとってあります。ああ、なんて娘たちだ、堅気の初心な小娘たち!俺だって結婚してなきゃね、嘆かわしいが、19年来結婚してましてね、俺が自分で選べたらなあ、あんなにもの静かで、優しくて、鳩みたいに穏やか! モロズス それで牧師は、公証人は? 理髪師 分かってます、分かってます、羊皮紙もきちんと書いてあります。名前が空けてあるだけで、あとは閣下の署名があれば手続き完了。 モロズス 素晴らしい!私は甥っ子の咽喉に栓を詰めて、歌なんか歌うのを止めさせてやる。連れてこい! 理髪師 ただいま、閣下! (彼は玄関の方に行くが、もう一度振り向いて戻って来る) モロズス (いらいらして) どうした?さっさとしろ! 理髪師 (モロズスに近づいて、小声で、内密に、心配そうに演技して) ひとつだけ お願いが、 あまり激しく 掴みかからないように! 行儀のいい 娘たちです、 まだ年端のいかぬ 子供みたいなもの、 繊細で臆病で 経験もないー 男に近寄られたことが ないのです。 最初の言葉に 詰まったり、 怖気づいたり、もじもじして、 自由に ものが言えなかったりしても、 困って恥じらうのを 笑ったりしないように。 冗談を言えば 顔を赤らめ、 揶揄いは 彼女らを追い返してしまう。 繊細なものは 繊細に扱わねばなりません、 ああ、娘心は 臆病なのです、 ただ信頼だけが 変えてくれます、 すると娘に 愛が芽生え、 打ち解け、心を開き始め 愛に素直に なってきます。 ですからもう一度 お願いします、 あまり激しく 掴みかからないように! 行儀のいい 娘たちです、 まだ年端のいかぬ 子供みたいなもの、 繊細で臆病で 経験もなくー 男が 怖くてたまらないのです。 モロズス くそっ、とって食ったりはしない!お前が未だ髭と羽ぼうきの区別ができなかった頃から、私は女の扱いを知っているんだ!急いでくれ、私には時間がないんだ。 第3場 (理髪師は玄関に行って、カルロッタ、イゾッタ、アミンタを中に入れる。三人とも変装し、髪型を変えているので誰と容易に分からない。カルロッタは、けばけばしい靴下、派手な胴衣を着た田舎娘のなりで登場し、麦わら帽子を手に、もじもじしている。イゾッタは若い貴婦人の格好をして、やや気取った装い。アミンタは貧しい庶民の娘のような質素な身なりをしている。全員恭しく、深くお辞儀をする) 理髪師 (彼女たちに情熱的に) さあさあ、頭を低く下げて、 高貴な方の、お屋敷だからな。 待っているのは、お偉いお方、 預かるのは、大きな名誉、 どえらい運命が 呼んでいる。 (モロズスを指して) このお方は、高貴なお生まれ、 高名で、無敵の 国王陛下の 提督、 サー・モロズス様、 世界の海に 名を轟かし、 世界中の港で 尊敬されている! この方に恐縮するのは、恥ずべきことではない、 大胆不敵な 男といえども、 トルコ人、スペイン人、海賊といえども その戦旗の前で 縮み上がり、 サーベルの前で 震え上がったのだ。 お辞儀をするのだ、頭が床につくまで。 恐れ多い お方なのだ。 モロズス (優雅に) お嬢さん方、ようこそ! 名誉なことだ、かたじけない! 若さには 大きな権利がある、 美しさは どんな家をも高貴にする。 理髪師 失礼ながら、旦那、お嬢さん方の紹介だが、その内気さ故に俺が代わりご説明を。 (カルロッタを連れてくる) カルロッタ (田舎娘風に驚くふりをしながら) ええっ、こわー!こんな偉え人ん前じゃ怖気づくわ! 理髪師 この娘は田舎の出で 根っから素朴、 つつましい農家の一人娘で、 世の手練手管を知らず、 嘘偽りとは無縁で、 野原や、牧草地で おとなしい羊たちに囲まれて 野の花のように育ちました。 モロズス 名前は何という? 理髪師 (彼女に代わって答えて) カタリーナ カルロッタ (がさつに) 違う!何を嘘言ってるだ、この野郎!いつもみんなカティって呼んでる。 (黙れという合図をしている理髪師に対して) そうだってば!こんな立派な旦那をだましたりできねえ! モロズス もっと近くにおいで! カルロッタ えっ!私に何の用だ?うちの村でユダヤ人がお腹の大きな豚見るみてえに私を見て。私に何の用だ?あっ、足がすくむ! モロズス (腹を立てて理髪師に) 子牛たちの中で自分も子牛になったみたいな娘だな。連れて行け! 理髪師 (肘でカルロッタをつついて) カルロッタ (おずおずと) もう行ってええんかい? モロズス (怒って) そうだ、行ってええ! 理髪師 (イゾッタを連れて来て) こちらは貧しいですが、 身分のある両親のお譲さん。 昼も夜も部屋の中で どんな遊び事にも目もくれず 精神に力を与えてくれる 立派な芸術をお勉強。 (カトリックの連祷を唱えるように、早口で) ラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語、アラメア語を母国語のように話し、詩やシャレード(言葉遊び)を作り、絵を描き、刺繍をし、聖書の注釈や長老たちの法典を前からでも後ろからでもそらんじることができます。天文学、占星術、三角法、手相術が分かり、ペルシャ人のようにチェスをし、リュートを奏で… モロズス (びっくりして) リュートを奏で?? 理髪師 いえ、いえ、私が言おうとしたのは、彼女はタブラチュア楽譜が読めて、通奏低音と対位法を熟知してはいますが、理論だけで、実際にではありません。更に… モロズス もういい、十分だ! (イゾッタに) もっと近くへ、お嬢さん、怖がらなくていい! イゾッタ (軽快に早口で) どうして恐れたりしましょう、だって人相学の知識があなた様の星の動きを私に教えてくれますもの。お顔つきから見て取れるのは、あなた様が火星の下に生まれ、多血質で、激怒すると男たちには怖いけれど、女性には好意的で、心を砕いてきたということ。その体格は寛容を示し、額の弧は決意の堅固さを、黒い瞳は男らしい活力を示し、好感の持てる雰囲気を放っています。どうして信頼できないなんてことがありえましょう。手は…手を見せていただいてよろしいかしら… (彼女は彼の手をつかむ) モロズス (すっかり狼狽して、抵抗できない) お嬢さん! イゾッタ 何と幸運な手相ですこと!運命線がまっすぐ、心臓のルーネ文字、メンザリスが、何の障害もなく太陽線を越えていますが、それはコクレニウスによればヴィーナスのあらゆる冒険において幸運な印を意味しています!あなた様はお望みになるだけで、欲するものを手に入れます。それは手相学でネッテスハイムのアグリッパを意味しています。生命線は強い枝を示しています、ああ、素晴らしい、素晴らしい、割れ目がなく、分岐もない。あなたには跡取りはいませんが、長生きされる!はっきりした四角形の中に活力の根源が、ああ、何と卓越した手をお持ちだこと、モロズス卿、何と高貴で、表情豊かな手… モロズス (不安になって不機嫌になり、手を引っ込めて、汗をふきながら) あなたのご立派な所見に謝意を表しますよ、お嬢さん。 (理髪師に) 彼女を厄介払いしてくれ、あのお喋りで殺されそうだ。 理髪師 (イゾッタに) 後でまたその知識を存分に披露してくれれば、モロズス卿は感謝されるでしょう。 (モロズスに) もう一人こちらの高貴な娘さんを紹介してよろしいでしょうか! モロズス卿 (アミンタに、機嫌よく) 近くにおいで、お嬢さん! アミンタ (自然のままにはにかんで) よろしければ… モロズス 名前は? アミンタ ティミーダ。 理髪師 (小声で口をはさんで) ティモテウス(聖人テモテ)とは関係なく、ラテン語でして…内気という意味でして、彼女が控えめなので信心深い修道女たちがそう名付けました。 モロズス 美しい名だ!彼女の優美さに相応しい名だ!私の傍に坐らないかい? アミンタ ああご主人様、正直言って、 そうしたいのですが、 ああ、あなた様に後で後悔させたくないのです 時間を無駄にしたと、あなた様がご立腹するのではないかと。 私にあなた様を恐れ敬う気持ちがないのではなく、 でもお分かりください、私は言葉を交わすのが 本当に不器用なんです。 他の人が気楽に話したりおしゃべりしたりするのを聞くと、 私は落ち込んでしまいます、 他の人はいっぱいお話なさるのに、私はほんのわずか。 (人なつっこく) もっとも、私はいつもひとりでした、 両親もなく、遊び友達もなく育ちました、 親しく話をする人がいなかったら、 誰に対しても人見知りしてしまうのです、 知らない方が私に親切に言葉をかけてくれると、 いつもばかみたいに顔が真っ赤になるんです。 モロズス (理髪師に) 何て素直だ!何て純情だ!愛らしい子だ! (アミンタに) そんなに一日中ずっとひとりなのか? アミンタ ああご主人様、他にどうしようもありません、 家では敬虔なシスターたちと一緒で、 時にはまる一週間外を見ることすらなく、 でももうそれには慣れています。 通りで叫び声や騒ぎがあると怖くなります、 一日中、裁縫机に静かに黙って 座っているのが一番好きです。 私の夢を全部その 丸くて白い枠の中に刺繍します。 すると突然そこに、花や、星や、 優しい緑色が浮かび上がり、 まるで新しいイメージが色鮮やかな灯りとともに 私に湧き出たみたいで、嬉しくなります。 すると突然、私は心が広くなります。 世界も時間も感じません、 私はまるで、 花咲く野原を歩いているような気分です、 外では鳥の鳴き声が聞こえ 空の青が揺れ動いているみたい (突如、中断して) あら、ご免なさい、 私、自分のくだらないことばかり話して、 こんな子供っぽいお喋り、あなた様にはつまらないですね。 モロズス (理髪師に) なんと慎ましい!魅力的だ、魅力的だ! (アミンタに) だが日曜日くらいはその狭い部屋を出るのだろう! アミンタ ああご主人様、そんなにはっきり訊かれると、 私は罪を感じ、ひどく気おくれします、 だって私のしていることは、結局は大きな罪、 神様に対する 驕りかもしれません。 でもあなた様には 正直に言いますわ。 他の方々と一緒に教会に行くのは 好きではありません。 いえ、私は 自分の義務を忘れ 懺悔やミサを 怠っているのではありません。 私はひとりで 神様といるのが好きなのです。 鐘の音が 鳴りやんで 他の人たちが外に出て、声が聞こえなくなると、 ようやく私は 教会に忍び込み、 静かにぽつんと 腰掛けて 神様に 愛と感謝を述べて 全てをお許しになり 分かってくださることを願います。 それが私の 驕りや罪なら、お許し下さるでしょう。 モロズス (すっかりく興奮して理髪師に) 彼女だ!この娘だ、この娘しかいない! アミンタ (驚きを示して) ああ神様、ばかなことを話しました、ご主人様がお腹立ちなのが分かります。私が至らないなら、お許しください。 モロズス (理髪師に) 彼女に言ってくれ!お前が仲人だ。義務を果たせ! 理髪師 (アミンタに慎重に) あんたはモロズス卿の気に障ってない、 その反対だよ、お譲ちゃん、 ここに居た女性たち全部の中から、 あの方が選んだのはあんただ。 胸に手を当ててよく聞くんだ、 大いなる名誉があんたの前にある。 モロズス卿は、自分が貴族の身分にもかかわらず、 俺を通じて、あんたの心と手を求めておられるのだ。 アミンタ (驚いたふりをしながら) ああ主よ、私がどんな悪いことをしたというのでしょう、私のことを嘲笑し、こんな哀れな娘をからかうなんて? モロズス 違う、彼の言っているのは本当のことだ。お前に訊くが、ティミーダ、お前は神と人々の前で私の妻になってくれるか? アミンタ (畏敬の念に身震いするかのように、跪いて) ああ、何たる名誉! 私がそれに値すると、神様が望まれるなら! カルロッタ ああ、見てみろ。あのあばずれ女!まんまと言いくるめて。結婚するだと。あきれた。 イゾッタ こんな教養のない女が。でもこの女が手に入れたのは、鯨油とブランデーの臭いのする武骨者。私ならこっちからお断り。 カルロッタ この後どうなるか、見ものだわさ。行こう。 イゾッタ ええ、こんな家にはもう関係ないわ。 (二人は見るからに怒って出て行く) モロズス (理髪師に) さあ、では牧師と公証人だ。 理髪師 只今、只今、それに花嫁と、証人としての俺。すべてよどみなく。見てください、理髪師は目が利き、腕が確か。 (去る) (モロズスはアミンタをテーブルの方に連れて行き、アミンタは腰掛け、そこに慎ましく言葉もなく座っている。モロズスは長い間彼女を見つめ、動き出す) 第4場 モロズス (ゆっくり彼女に近づいて) そんなに黙りこくって、お譲ちゃん、 まだ恥ずかしいのかい? 私たちが結ばれる、この場に及んで、 君の楽しそうな顔が見たい。 アミンタ (役を演じながら) お許しください、ご主人様、私の愚かな振る舞いを、 私はまだ気が動転して、ぼうっとしてます。 夢にだって、考えたことありません、 神様が私にこれほどの名誉を贈ってくださるなんて。 モロズス お譲ちゃん、思い違いをするのはよしなさい、 君を呼んでいるのは名誉ではない、 大いなる犠牲の前に君はいるのだ! いいかい、お譲ちゃん、 初めは私も、君と同じように簡単に思っていた。 ただの遊びか気晴らしの相手に、 若い娘を選ぶのだと、考えていた。 そして、私の妻、配偶者と呼ぶことで、 その娘は幸せになるに違いないと思った。 だが今、君を見ていると、可愛い君、 君はたった今花開いたばかりだ、神の恵みの花、 そして私は心が乱れ、手が震える。 私が、こんな気難しい年寄りが こんなに無垢な若い娘に求婚などしていいものか? そう、私はますます気が重くなる、お譲ちゃん、 私たち二人はやはり余りに不釣合ではないかと。 アミンタ (誠実なふりをして) ああご主人様、そんなこと私、よく分かっています。 私がもう少し年をとっていて、貴族の礼儀をもっとよく 弁えていたら、あなた様には良かったでしょうに。 でも私、あなた様の名声を世間に辱めることのないよう、 心から気をつけるつもりです。 モロズス お譲ちゃん!君はひどく思い違いしてるよ。 私は、君と幸せになるのが、いかに簡単か、 それを疑っているんじゃない、そうじゃない、 しかし君は、しかし君は、 君は後悔するのではないかな? 考えて見てごらん、私は年寄りだ。 アミンタ (相変わらず役を演じて) そんなこと何でもありません、 だって素晴らしいじゃないですか、 年齢は名声、賞讃、名誉をもたらします! モロズス だが若い者たちときたら 年寄りのことを、 必要もない、重みもないものみたいに話す! お譲ちゃん、よくお聞き! 年寄りというのは 半人前でしかない、 年寄りには 半分しか時間がないからだ、 一番良かった時は 過去のものだ。 その目はもう飽き飽きするほど ものを見てきた、 その心臓は疲れて、高らかに音をたてることもない。 血液は 奥深いところで凍てつき まさしく生気を 萎えさせる、 自分が頑固で 冷淡なものだから、 周囲をすっかり 老けさせてしまう。 陽気になることもなく、笑うこともない、 他人を楽しませ 喜ばせることもない 若い者よりたったひとつ 優れているのは たったひとつだけだが、お譲ちゃん、唯一 年寄りは より感謝することができるということだ。 (彼は彼女の手を握りしめて優しく見つめる。アミンタは彼の眼差しに自分の意志に反して恥ずかしくなり心動かされる) 考えてもみてごらん、 年寄りは 自分の人生を楽しむのに、 大したことを 必要としていない! 静かな一日、それでもう幸せなのだ、 たった一言、微笑みひとつで楽しくなる。 誰かが優しく 見つめるだけで、 それだけで年寄りは もう嬉しくなる。 いや、お譲ちゃん、大したことは もう望んでいない、 愛だの、情熱だの、熱情だのはもういい、 君が私を お荷物だと感じなくて、 少し私に 親切にしてくれたら、 それでもう幸せだ!それは君に望み過ぎだろうか? アミンタ (率直に心打たれて) ああご主人様、聖なる秘跡に誓って、 私はあなた様に愛を捧げることができると…思います モロズス (大喜びして) おお ティミーダ! アミンタ (自分が役を忘れたことに気がつき、急いで気を引き締めて) この世で最愛のものを 贈って下さった お父様を敬虔に愛し 敬うように。 私がすることは、 初めは変で 逆らっているように思われるかもしれませんが、 あなた様にお誓いします、 私はただあなた様に良かれとだけ 思っています、 そして私があなた様の不機嫌を とり除くことができたら、 私はこの世で一番 幸せな女になることでしょう。 モロズス おお、お譲ちゃん、君は私をなんと幸福にしてくれることか! 愛が奇跡を 起こしたとしても、 それはまだ怒りっぽくて 弱いものだった。、 年寄りで、冷淡な男、 その私の中で 今、幸福が花開く この幸せは すべて君のお蔭だ! (彼は優しく彼女に近づき、感動して、彼女の額にキスする) 第5場 (理髪師が物音をたてずに入って来る) 理髪師 おやおや、秘薬の効果はてきめんだ!お見かけするところ、あの娘(こ)はあんたの血のめぐりを良くし、目を開かせたようですね。昨日までのふさぎこんだモロズス卿ではない。牧師や公証人の前で、いつものあんたと同じ方だと正直に証言などできないくらいだ。しかし尊敬すべき紳士方はもう階段を昇っておられる。ですから敬意を払って、懇ろなオタノシミはお控え願います。結婚後は憚ることなくオタノシミいただけますし、それどころか敬虔な夫婦の義務でもあります。結婚はケーキの中のレーズン以上に味のあるものです。 第6場 (牧師の変装をしたヴァヌッチと眼鏡をかけて公証人の格好をしたモルビオが、家政婦と一緒に入って来る。理髪師がドアの所で迎える) 理髪師 では失礼ながら私めが、尊敬すべき紳士方よ、結婚を望んでおられるお二人を紹介させていただきます。高名なるモロズス卿、国王陛下の臣下で、かつて軍艦の司令官を務めておられました。そして美徳の誉れ高きティミーダ嬢、二人とも独身で、あなた様と天のお力添えで神聖なる結婚生活に入ることを望んでおられます。牧師様、公証人殿、お役目を執り行ってください。 ヴァヌッチ (牧師を演じて、荘重に) 不和や戦争の多い この世の中で 愛し合う二人を 神の御前で 結び合わせるほど 牧師にとって すばらしい役目は ありません。 モルビオ (公証人を演じて) 死亡の場合や 遺言では 手数料は もう少し多めです。 法律家は争いで 生計をたてているのです。 しかし喜んで 愛の証人にもなります。 もちろんそれは 正式のものでなければならず、 良俗に反した 破廉恥な快楽であってはなりません。 愛は 結婚という形でのみ 有効と 認められるのです。 秩序こそが 法律家の世界であり、 どこでもそれを 守ることが 法律家の 一番の役目なのです。 (二人に) それでは秩序に従ってお尋ねします。 (大変早口で) 教会法及び国王陛下の法律に従い、この契約書に記された方々の有効且つ厳粛な結婚に必要な、種々の条件はすべて満たされておりますかな?更に、ここに挙げられた方々と、その署名が一致することを証言する、尊敬すべき証人はおられるかな?ケッコンノショウガイ、ドイツ語にすると、この結婚成立に対する教会的並びに世俗的障害はありませんか?まず第一に… ヴァヌッチ (牧師として割り込んで) 思うに、先生、手続きを簡単にしてはどうで。モロズス卿の名声は世にあまねく知られていますし、ティミーダ嬢のことは床屋の親方とあのご立派な未亡人のツィンマーラインさんが保証してくれます。新郎新婦が望み、証人が先ず契約書に署名してくれればそれで規則は十分です。 モロズス (前に出て署名する) 理髪師 (読み上げて) サー・モロズス、司令官… アミンタ (署名する) 理髪師 (同様に) ティミーダ… 家政婦 (署名する) 理髪師 テオドージア・ツィンマーライン、未亡人。そしてこの俺、パンクラツィウス・シュナイデバルト。 (署名する) ヴァヌッチ (牧師を、大変崇高に演じて) では私の神聖なる役目、結婚ノ秘跡を執り行います。あなたたちは、神の御前、並びに現世のこの二人の証人の前で、神聖なる結婚生活に入る決心ができていますか? モロズス (即座に) はい。 アミンタ (ためらい、狼狽して、黙っている) モロズス ティミーダ、黙っているのか? モルビオ 娘の気高い恥じらいを尊重しなさい!彼女の恥じらいが揺るぎない美徳をあなたに約束してくれます。 理髪師 (アミンタをつついて、小声で) サア! アミンタ (弱々しい声で) はい。 ヴァヌッチ ではお二人を結び合わせましょう、死すべき人間である私がひとつにしたものを分かつのは死だけでありますように! (非常に不明瞭に早口で) 父ト子ト聖霊ノ御名ニオイテ… (後ろへ下がり、打ち解けた声で) さて私がまず最初に、お二人におめでとうと申し上げましょう。 モロズス ありがとう、牧師さん、そしてあなた、公証人殿、そして証人の方々、我が人生の秋にかくも身に余る幸せをお与えくださったことに、神に感謝します。 (家政婦に身ぶりで合図する) 皆さん、我々と一緒にささやかな食事でもいかがでしょう? (家政婦はグラスに酒をついで持ってくる、皆、口々に) ヴァヌッチ (牧師を演じて) ではほんの 少しばかり、 お二人の邪魔に ならないように、 愛は本当は 分かち合うのを好みません、 二人だけで 幸せでいたいのです。 モルビオ (公証人を演じて) ではグラス一杯だけ 頂きます、 新婚さんには よく邪魔が入る、 二人きりに なれない時間が、 無限に長く 思われる。 モロズス (アミンタを見つめて) あの娘(こ)を見ているのは、素晴らしい、 なんと恥じらいがちで 控えめな眼差し。 一番もの静かで、可愛い女性を、 神様は私の胸に 与えてくれた! アミンタ ああ、この人たちが ずっといてくれたら、 だって二人きりに なってしまったら、 この人はその愛で 私に迫ってくる、 そしたら私 ひどいことをしないと。 理髪師 では、爆弾が 破裂する前に 速やかに姿を 消しましょう。 旦那は今はまだ 天国にいる気分だが、 明日になれば 病気は治る。 家政婦 私にはさっぱり 分からない、 誰も本当の顔を 見せてくれない。 半分本気で 半分冗談 でも何だか しっくりこない。 ヴァヌッチ (牧師を演じて) いい感じの集まりでした、おめでとう、この幸せに感謝します。新婚さん万歳、生キ、花開キ、育タンコトヲ! (全員乾杯し、グラスを鳴らし、飲み干す。静寂) モロズス 私には、この静けさの中、まるで天使が飛び回っているかのように聞こえる… 第7場 (玄関で物凄い音が聞こえる。大きな足音を立てて階段を昇って来る、ドアがばたんと開き、全員、ヴァヌッチの仲間によって演じられる下品な船乗りたちの一団がひっかけ錨、棍棒、ラッパ、太鼓、バグパイプを持って押し入ってくる。先頭の、ファルファッロ扮する赤ら顔の酔っぱらった老水夫が、手にした銛を振り上げる) ファルファッロ (老水夫を演じて) こん畜生、老いぼれ娼婦が言ったことは、今度は嘘じゃなかった。若い娘っ子をもらうとよ、あの爺いのモロズス艦長が!しかしあんたの思うようにこっそり、獲物を港に引き込むわけにはいかねーぞ!俺らの艦隊の司令官が祝砲なしに結婚式を挙げるなんざ、船乗り全員の恥ってもんさ。名誉には、それに相応しい名誉ってもんだ! モロズス 君らは多分勘違いしている。私は君らを知らん。私の部下じゃなかった。 ファルファッロ 嘘ぬかすな!上甲板の霧があんまり濃いんで、トム・フェクサーが、デブのジョニーが、あんたのフリゲート艦のならず者どもが分からんのだろう!しかし俺らは老モロズスを知っている、そして今日はタールを塗らずにキャビンに潜り込ませたりはしないぞ。 (他の者たちに) 前へ進め、勇敢な仲間たちよ、 我らが老提督は、 俺らを、婚礼と祝宴に 招いては くれなかった、 しかしセレナードの ひとつくらい 届けても 断りはしまい! 前へ進め!敬意を表してファンファーレを! 太鼓をを元気よく 打ち鳴らせ 歌の皆は、明るく大きな声で、 万歳、万歳、モロズス卿! 万歳、万歳、その嫁さん! (彼らは太鼓を叩き、バグパイプを演奏し、ラッパを吹き、喚き立てる) モロズス (気が狂ったように飛び出して) お前らの足、痛風にでもかかってしまえ、この大嘘つきめ、静かにしろ、さもないと私が九つの尻尾のある猫と一緒に鞭で叩いて追っぱらうぞ!悪魔と、その婆さんの所へでも失せやがれ! (他の者たちは彼を押しとどめる) アミンタ ああ、あなた、 みんな悪気はないんです。 ヴァヌッチ (牧師を演じて、驚いた様子で) しかし閣下、こういう時に あなたの口からそんなひどい悪態をつくとは! モルビオ (公証人を演じて) 気をつけて、気をつけて、名誉棄損になります、裁判沙汰になりますぞ! ファルファッロ (船乗りを演じて、激怒したふりをする) 何だと?あんたは昔の仲間をそんな風に迎えるのか、でぶでぶの陸(おか)ねずみは?このお人形さんの前で恥ずかしいって、俺らが下品で不作法だと?それとも白髪になってその太鼓腹を、年代物のラム酒でなく、若い姉ちゃんの血で温めるのが恥ずかしいのか?しかし皆が知らなきゃな、街じゅうが! (彼は急に窓を引き上げて外に叫ぶ) おーい、ご近所さん、おーい、皆さん、 みんな、こっち、みんな、上がって来い。 モロズス卿が 今日はお呼びだ、 あんたら皆を 招待するとさ。 さあ行け、鐘を鳴らせ、 さあ行け、礼砲を撃て、 さあこっちに来て、拝ましてもらえ! 皆、こっちに来て ようこそと言うんだ、 モロズス卿と 若い嫁さんに! モロズス (怒り狂うが、他の人に抑えられる) 私のピストル、このペテン師に一発喰らわしてやる!一番高いマストにお前を吊るしてやる、一番上の帆桁に、この悪党め…この…この…この… 他の人たち (彼を抑えて) 気をつけて…落ち着いて…今日はあなたの結婚式です、神経を静めてください… 第8場 (街の人や近所の人が押し寄せて来る。男性と女性が交互に合唱) 男たち 本当か、モロズス卿が? この偽善者を見てご覧よ。 女たち 女には我慢できないって 何千回も断言してたのに。 男たち こいつ、他人が楽しんでいる時は、 ひどく憤慨して毒づいていたくせに。 女たち その間に白髪頭が 若い小猫ちゃんに言い寄ってた。 全員 (交互に) なんたる偽善者!なんたる悪知恵! 年寄り狐!卑怯者! こっそり女を 連れ込んで! 年寄り狐、捕まえたぞ! モロズス (相変わらず取り囲まれ、抑えられている) 放せ!出て行け、ならず者め、私の家から出て行け! ヘンリー (合唱の指導者の格好をして) 花婿のあなたを 見たいという 我々の楽しみを 拒むのですか? いいえ、それはいけません! すぐに 忘れることのない、 祭の夜に なりますよ。 さあ、鐘を 鳴らしてくれ! 礼砲開始、ファンファーレ、 声を揃えて 万歳だ、 そーれ、はい、老いぼれ婿さん! そーれ、はい、若い嫁さん! 全員 (騒々しく、交互に) そーれ、はい、老いぼれ婿さん! そーれ、はい、若い嫁さん! (彼らは大声をあげ、叫び、笑い、ラッパを吹いたり、太鼓を打ったり、大騒ぎする。外から鐘の音と礼砲が聞こえ、ものすごい騒音) モロズス (怒りで顔が真っ青になり、すっかり憔悴して安楽椅子にへたり込む) 水だ!空気だ!息が!奴らに殺される! (理髪師に) 息がつまる!身銭を切っていい!後生だから奴らをこの家から追い出してくれ! 理髪師 (他の人たちに、丁寧にお辞儀して) ご来賓の皆様、並びに紳士淑女の皆様、モロズス卿は深く感動して感謝されておられます… 声1 ぶちのめされてだろ。ハハ! 理髪師 この結婚式に大変なご好意で参加いただき、喜びのあまり感激して言葉が出ないようで、代わって私に言えとのことです。角の右手の飲み屋でフランドルビールを三樽開けますんで、祝って飲んでくれとのことで。 ファルファッロ (船乗りを演じて) なかなか いい挨拶だ、 そうこなくっちゃ、老いぼれ婿さん、 いつまでも 覚えておけよ、 誰かが楽しく なる時は、 皆で喜びを 分かち合う、 そうしないと 幸せも半分。 さあ、今から 祝杯だ! だがその前に 明るく大きな声で、 もう一度、輪になって モロズス万歳、嫁さん万歳! 全員 (しかしもうさほど騒々しくはない) モロズス万歳、嫁さん万歳! (お辞儀をして笑いながら去っていく、船乗りたちも) モロズス (息をついて) もう行ったか?私の耳、私のこめかみ、すっかり傷ついた。ああ、まるで火あぶりにされる聖ラウレンティスのようだ。水!水をくれ! アミンタ (コップを持ってくる) ヴァヌッチ (牧師を演じて、モルビオの公証人と共にモロズスに近寄る) あまり厳しく お考えにならぬように、 少々喧しかったが、好意からでたこと。 庶民というものは、機嫌がいいと、 すぐに行儀を 忘れてしまう。 だが、そろそろお暇しなければ、私の役目が呼んでおります、あなたも多分奥様と二人だけのほうがいいでしょう。 モロズス (ぐったりして) 牧師さん、ありがとうございました。! ヴァヌッチ どういたしまして、 お子様の洗礼式にまたお目にかかりたく存じます。 モルビオ (公証人を演じて) お暇いたします、 こういう機会に来られてよかった、 いつか手助けや助言が必要な時は、 いつでもお役に立てるよう準備しております。 理髪師 (アミンタに小声で) さあ思いっ切りやるんだ、アミンタ!無口な女ががなり立て吹きまくるのを見せてやれ! アミンタ ああ、こんなお芝居、他の人にやってもらえばかった!あの方が気の毒、お可哀想ないい方なのに! 理髪師 まさにそれだよ!あの愚かさを酢と塩をきかせて治すんだ。では、では彼をたっぷり肉汁につけて、それで一丁出来上り。 ヴァヌッチ (牧師を演じて、彼女に近づき) 奥様、お休みなさいませ。 (小声で) 羽が全部飛び散るまで、奴をむしり取って、ほぐしてやれ! モルビオ (公証人を演じて) それではお暇いたします! (小声で) 我々の芸術に恥をかかせるんじゃないよ!奴が血の汗流すまで、つねっていじめてやれ! アミンタ (ひとりごと) ああ、神様、今までこんなに難しいことはなかったわ! 早くみんな終わってくれたらいいのに。 (ヴァヌッチ、モルビオ、理髪師が出て行き、ドアのところでもう一度アミンタに頑張れと合図する) 第9場 (モロズスとアミンタ二人だけ、階段を降りる人々の足音、それからドアを閉める音が聞こえる。深い静寂。アミンタはすっかり気が滅入ってテーブルの傍に座り、大きく溜息をつく。モロズスは、彼を見ようとしないで黙り込んでいる女に、優しく心配そうに近寄る) モロズス 君はそんなに大人しくて気が滅入っているみたいだね?ああ、分かるよ!多分あのひどい地獄のような大騒ぎに疲れたんだね? アミンタ ああ、いいえ、そうじゃありません。 (溜息をつく) モロズス (彼女の傍によって) 溜息をついているのか?後悔しているのか? アミンタ (本当に激しく) ああ、優しいお方、後生ですから、訊かないで、訊かないで! モロズス (優しく) しかし訊かないわけにはいかないよ、君!私たちは神の前で今やひとつではないか、ひとつの心、ひとつの人生?君の心配事は私の心配事ではないか?私に打ち明けてくれ、何でそんなに塞ぎ込んでいるのか? アミンタ (傍白) この人がもっと乱暴で厳しかったら、もっと気が楽なのに! (大声で) 何も、何も、私を責めないで! モロズス いや、言ってくれ、君、私に打ち明けてくれ。 アミンタ もう一度、ご主人様、切にお願いします、私を責めないで! モロズス 君が暗い顔をしているのを見るのは、自分のことのように辛い。君を幸せにしたいと思っているのに…私のティミーダ、何でそんなに塞ぎ込んでいるのか? アミンタ (真っ青になり緊張して) 旦那様、ご主人様、後生だから責めないで…少し休息が必要なんです… (小さく独り言) もう一言、あの人が言ったら、始めよう… モロズス (独り言) 乙女の恥じらいの何と可愛いこと! (彼女に近寄り手を取って) いいかい、私のティミーダ… アミンタ (足を踏みならし、激怒したふりをして叫ぶ) 静かに!そう言ったでしょう!!! モロズス (びっくりして仰向けに倒れて) ああああああ! アミンタ (突然激しい口調で) 静かにしていたいの、 静かに、静かに、静かに、静かに! 質問されたくありません、 煩わされたくありません! 困らせないで、尋問しないで、 自分のことは自分で分かってます、 何が気に入り、役に立つかは、一番分かってます、 いまいましい、私の邪魔をする奴め! モロズス (この変貌ぶりに唖然とし、しょぼんとして) しかしティミーダ…私はただ… アミンタ (足を踏み鳴らして) しかしじゃない!しかしはお終い! お願いはいや、話しもいや、、 ここでは、私がしたいようにします、 私が、私が、私が、私が。 ここでは誰も質問しない、 ここでは誰も要求しない、 私がする以外は、私が、私が。 モロズス しかしティミーダ…君の大人しさはどこにいった…私には君が分からない…私はただ… アミンタ (激怒している様子で、行ったり来たりしながら) あなたは、買ったとでも思ってるんでしょう、 もの静かでぺこぺこして、言うことをきき、 料理と家事を してくれる もの物言わぬ、ばかな小娘を。 大間違い!大外れ! 私が誰か、今のうちに覚えておきなさい! 黙ってこの壁の中に 閉じ込められ、 悲しみのうちに 一生を暮らすために あなたと一緒になったと、思ってるの? いえ、いえ、いえ、いいえ! いいえ、私は邪魔させない、 私は自分の 思いのままにする! 私は若い、私は生きたい、 私は若い、私は楽しみたい! 私は冗談を言って、笑いたい、 喜びたい、喜ばせたい、 人々の中で 陽気でいたい、 若くて、楽しくて、生き生きとした、 私の血をたぎらせてくれる 人々の中で。 私がこの家に いるとならば、 賑やかで 愉快でなければ! モロズス (すっかり絶望して、あちこち歩き回りながら) ああ、バカだった、この罰当たりめ、 もの静かな女が いるなんて、 あいつの戯言を 信じたばかりに。 ああ、バカだった、バカ、バカだった、 白髪頭 ひっさげて 今さら 嫁捜しなんかして、 まるで愚かな 若僧みたいに 自分の罠に 引っ掛かるとは! ああ、バカだった、バカだった、もう遅い 自分のバカさ加減が よく分かった! アミンタ (行ったり来たりしながら) ここで全てを 変えなければ、 若さには その権利がある! 私が欲しいのは、馬車、しかも三頭立て、 ドレス、真珠、ダイヤモンド、 召使い、お小姓、従僕、 オウムと それに九官鳥、 どれもレディに ぴったりでしょ。 いつも最高の ドレスを着て、 ミサに行ったり、温泉に出かけたり。 そして家では いつでも音楽、 フルート、バイオリン、そしてリュート、 チェンバロに クラブサン、 歌手、ダンサーに カストラート。 いつもいつも 音楽、音楽! 私自身も 歌を習うの 音楽、音楽、最高の楽しみ! だってその喜びは 高らかと このワクワクした胸に 押し寄せてくるの! モロズス (同様に、あちこち歩き回りながら) ああ、バカだった、この古狸! このマヌケときたら あんな魔女に 引っかかって、情けない! あの叫び声、ああ、あのがなり声、 あの歓声、あの鳴り響く声! 私の耳!私の耳! ああ神様、私はもう破滅です、 あんな風にずっと 騒がれたら。 (二人ともあっちこっち歩き回りながら、言い争う) アミンタ (女主人のように) 私が行くのを 邪魔しないで! 私がここを行くの、他の人ではなく! 私がここで話すの、私だけが、 私が、私が、私が、私が! 白髪頭は 隅っこで、 角(かど)っこでじっと していなさい、 私は若くて、スペースが要るの! モロズス (隅っこに逃げ込んで、拳で壁を叩きながら) ああ、このマヌケ、ああ、このとんま、 女を信用 するなんて! バカ、バカ、バカ、バカ、 私はバカだ、バカだった! 地獄より ひどい! 死よりも ひどい! アミンタ (いっそう激しく) ここで全てを 変えなければ、 窓を広く、壁を明るく 金襴緞子で 輝くばかりに、 机とテーブルは 新しく豪華に、 たくさんの鏡、たくさんの灯り、 絵画、花、椅子もいくつも、 ダンスの部屋、音楽の部屋! (彼女は見回して、テーブルクロスと、窓に掛かっているカーテンを、音をたてて引きちぎり、杖を取って、モロズスの貴重品をさんざん叩く。彼の魚の骨格や、パイプスタンド、天文学の道具などはすべて音をたてて床に落ちてしまう) 古臭いガラクタは 捨てましょう、 教会の墓地の ゴミ、虫喰い! 武器はポイ、ピストルも、 この色褪せた 魚の骨格も、 死を思わせるものは、ぜーんぶ、 恐怖を与えるものは、ぜーんぶ! 時代遅れの かび臭いもの、 辛気臭いものは ぜーんぶポイ、 タバコ臭いものは ぜーんぶポイ、 この年寄りの ふけの臭いも! パキン、ポキン、もっと、も一度 寂れた道具は ぜーんぶポイ! モロズス (すっかり絶望して、自分の道具を救い出そうと、彼女の邪魔をして) 私のパイプ!私の望遠鏡! アミンタ (彼に杖を振り上げて) どいて、でないと あなたも叩かれるわよ! 気をつけて!今、私は夢中なの、 ここの腐った、かび臭いものを、 一度徹底的に 掃除しようと。 (彼女は更に叩く) それもポイ!これもポイ! パキン、ポキン、もっと、も一度1 ひとかけらも 残らなくなるまで、 このあばら家を 片付けてやる。 第10場 (玄関のドアが急に開いて、ヘンリー・モロズスが普段の服装で現れる) ヘンリー ここで何が起きたんですか? トルコ人でも家に入って来たんですか? モロズス (彼に駆け寄り、膝をついて) ヘンリー、ヘンリー、後生だから、この悪魔から私を助けてくれ、助けてくれ!あいつは私を病気にする、私は殺される、私を気違いにする、私の耳を引き裂く、私の心臓を踏みつぶす、ヘンリー、ヘンリー、私をあいつから救ってくれ、でなければ破滅だ! ヘンリー (彼を起こして) おじ上、落ち着いて! (アミンタに) 僕のおじ上に何てことをするんだ? アミンタ (横柄に) あなたに言う必要なんかないわ。さっさとドアを外から閉めてよ。ここでは私が主人、他の誰でもない。夫婦喧嘩の仲裁も、覗き見も無用。出て行って! ヘンリー 僕が君を送り返してやる、速達でな!僕が君に礼儀作法というものを教えてやる、このあま! アミンタ はは?私を送り返すって!私はここの主人、判を押した契約書があるわよ。住居侵入だわ!警察を呼ぶわ!この無礼者が私の結婚の邪魔をする。 ヘンリー 静かに、部屋に引っ込んでろ! アミンタ ここでは私はしたいようにするわ。 ヘンリー 部屋に引っ込め、でないとお前をぶん殴るぞ! アミンタ 私を殴るですって? あなたは女性を殴るおつもり? ヘンリー 夫を敬わないような女は、藁くずみたいにぶっ叩かれて当然だ。はばかる仕事じゃない。さあ、部屋に引っ込んで、静かにしてろ! アミンタ 女の私を (地団駄を踏んで) いや、いや、いや、いや! ヘンリー さっさと行け! (彼は彼女の手首をつかむ) アミンタ 指がつぶれる、 (大声で叫びながら) 手首が折れる、…それなら私は、警察よ、警察…裁判よ…裁判よ! ヘンリー さあ行くね? アミンタ (親指をねじられて呻きながら) ええ、ええ、ええ。 ヘンリー (彼女を放して) ほんの小手試しだ!二度とするな!さあ、中へ入れ! アミンタ ああ…ああ…ああ…手が砕ける… (呻きながら部屋に入る) でもー明日、警察に行ってやる…ああ…ああ…ああ。 (呻きながら彼女は隣の部屋に消える) 第11場 ヘンリー (振り向いて) いいですか、おじ上、これが無口な女の然るべき扱い方です、女が大人しくしていない時の。 モロズス ヘンリー、ヘンリー、お前には何と感謝していいか?おお、神よ、あなた様は何て女をお創りになったのだ、おお、神よ!ヘンリー、知ってるだろう、私は決して臆病な男ではなかった、17回戦場に出たし、暴風雨の時は自分で帆を縮めた。しかしあいつには太刀打ちできない。あいつは私を無茶苦茶にする。ヘンリー、こんな悪魔と暮らすなんて、どうして我慢できよう!水に跳び込むほうがましだ!テムズ川に跳び込むほうが! ヘンリー 大丈夫!実際、ばかなことをしましたね、危ないところでしたよ、でも心配しないで、僕が全部元通りにします。明日、判事さんと弁護士さんを呼びましょう、そしておじさんは結婚を解消するんです。 モロズス (大喜びして) おお、それができたら。教会に銀の燭台を二つと、孤児院にベッドを十、寄付しよう。ヘンリー、ヘンリー、私はお前を邪険に扱ってしまった、しかし今お前が私を助けてくれたら、私が持っているものは全部、お前のものだ、全部だ、全部だ、私には生きて行くのにもう何も要らない、欲しいのは静けさだけだ、静けさ、静けさだけだ! ヘンリー 全部僕に任せてください、明日になったらおじ上は自由です。 (宥めながら) さあベッドに行って、おじ上、すっかりお疲れのご様子ですよ。 モロズス ああ、もうぼろぼろだ、あいつは私をヒラメみたいにぺちゃんこにした、あいつは私をとろとろ蒸してじりじり焙った、ああ、思ってもみなかった、私のようなちゃんとした男が、惨めな犬みたいになるなんて。 ヘンリー ぐっすりお休みください、明日になったら全て片づきます! モロズス あいつの隣でどうやったら眠れるんだ!火薬庫でパイプに火をつける方がましだーいやだ、怖いんだ…怖いんだ。 ヘンリー 怖がらないで!落ち着いて自分の部屋に行って、閂をかけておきなさい、ドアの前で僕が、あいつが部屋に押し入らないように見張っています。あいつはもう僕の腕力を知ってるから、来ませんよ。 モロズス ああ、お前は何ていいやつだ!ドアの前にいてくれよ、そしたら眠れるかもしれない。ああ、私は疲れた、くたくたで、目はくらくらし、身体は空っぽ、ああ、休まなくちゃ、休まなくちゃ。 ヘンリー (彼の腕の下を掴んで、連れて行く) ぐっすり休んで心配しないで、僕が朝までドアの前でしっかり見張ってますよ、朝になったら判事さんを呼びに行きましょう。今は、ゆっくりお休みください! モロズス (ドアの所でよろめくように入りながら) ありがとう、私のヘンリー、ああ…寝るのだ…寝るのだ…寝るのだ… 第12場 (部屋の中から閂をかけ、鍵を回す音がする。ヘンリーは耳をすませて、モロズス卿が寝付くまで待っている。それから足音を立てずに三歩はずむように別のドアに行く) ヘンリー (小声で) アミンタ、アミンタ! アミンタ (そっと部屋から出て来て、二人は抱き合う) ヘンリー 可愛い天使、何て見事な君の小悪魔ぶり!おじさんはもう蠟みたいにへなへなで、明日には一丁上がりだ。 アミンタ ああ、神様、可哀想なお年寄り、 私、あの方にあんな酷いことしたくなかった! 悪魔のような大騒ぎをしながらも あの方に親切にしてあげたいと、ずっと思っていた。 (溜息をついて) 全てが上手くおさまって、 本当にみんなの前であの方が好きだと言えたらいいのに。 ヘンリー なんて君は善良で、心が豊かなんだ。 なんてすべてを優しくやったことか! いや、心配しなくていい!今夜だけまだ 君はモロズス夫人、 でもその後はずっと僕のもの、ずっと僕のもの! アミンタ このお芝居や策略全部が憎らしいわ、 からかったり、騙したりは、悪いことだわー けれどあなたのためなら何でもします、 私とひとつであり、すべてであるあなたのためなら! ヘンリー ああ、君、なんて僕を幸せにしてくれるんだ! (二人は互いに抱き合う。深い静寂。突然、寝室からモロズスの声が聞こえる、深くて暗い声) モロズスの声 ヘンリー、ヘンリー!見張っているか? ヘンリー ええ、おじ上、夜じゅうずっと! モロズスの声 あいつは大人しくしてるか? ヘンリー (抱いているアミンタの髪を撫でながら) ええ、静かですよ、 一言も、一息だって彼女の口から出てきません 手も静か、胸も静かにしています、 黒闇の中で息も感じられません、 身動きすることも、もがくこともできず まるで子供みたいに黙って眠っています。 モロズスの声 私は眠っていいのだな? しっかりあいつを捕まえているな? ヘンリー (アミンタをいっそう自分に引き寄せながら) ご心配はありません! 鉄の取っ手みたいに、火のついた紐みたいに しっかり捕まえています、 身動きすることも、もがくこともできず これからの人生をどうするか、 承知の上で今、僕に委ねられています! モロズスの声 (低く、穏やかに) ああ…ああ…これで安心して眠れる。すべてお前のお蔭だ、ありがとう! ヘンリー いつまでもあなたの甥っ子ですよ。 アミンタ (幸せそうにヘンリーを見ながら) すべてあなたのお蔭!ありがとう! ZWEITER AUFZUG ERSTE SZENE Gleiches Zimmer. Nachmittag des nächsten Tages MOROSUS in silberseidenen Hosen, noch ohne Rock, richtet sich unter Hilfe der Haushälterin in grossen Staat zusammen Den Paraderock mit den vergoldeten Schnüren! HAUSHÄLTERIN ihm hineinhelfend Hier, Euer Gnaden! Doch lasst Euch nur raten… MOROSUS über sie hinweg Den Dreispitz mit den Knüpfen! HAUSHÄLTERIN Er ist schon bereit. Ach, wollt mich nur hören… MOROSUS wie vordem Den Ehrendegen Seiner Königlichen Majestät! HAUSHÄLTERIN eifrig Zur Stelle, zur Stelle, frisch, blank und gescheuert… Oh, es drückt mir die Seele, gnädigster Herr! Wie könnt Ihr so eilen, nur weil dieser Bader, grimmig dieser verfluchte, vermaledeite Pinselhalter des Teufels Euch zuschwatzt… MOROSUS Den Stock mit dem goldenen Knauf! HAUSHÄLTERIN Hier, hier, Euer Gnaden … Oft wollt doch bedenken, oh, lasst Euch warnen… Sie spielen mit Euch ein tückisches Spiel! MOROSUS noch immer über sie hinweg Bin ich nun ordentlich angetan? Keinen Fehler? Keine Falten? Sehe ich stattlich aus? HAUSHÄLTERIN Oh Jesus, wie könnten Euer Gnaden anders aussehn denn vortrefflich! Madonna Maria, dass so ein vornehmer, so ein gütiger, edler Mann zum Spott wird für einen Schaumschläger, oh, - es zerreisst mir die Seele! MOROSUS Lass sie flicken beim nächsten Schuster und dir gleich Pechdraht durch den Mund ziehn! Kannst du nicht schweigen einen Atemzug lang? Gott sei Dank, bald werd ich erlöst sein von diesem Gesabber… HAUSHÄLTERIN Erlöst? Nein, geschmort und gebraten, gerupft und gepfeffert von diesem Erzkoch des Teufels! In die Knie fallend Oh Herr, glaubt einer treuen Dienerin, sie treiben ein Narrenspiel mit Euch, sie führen Euch wie einen Bären am Halfter. Ich habe allerlei gehört an den Türen, ich… MOROSUS wütend Was, an den Türen klebst du? Dass ich dir dort einmal die Nase einklemmen könnte! Fort jetzt und am Tore gewartet, bis der Bader kommt mit dem Mädchen! HAUSHÄLTERIN Ha, das wird gut gebadert sein und mit allen Wassern gewaschen, was dieser Preiskuppler Euch als Jungfer zuschwätzt… MOROSUS Hinaus, Kanaille! Es pocht Ach, - da ist er schon! Zur Haushälterin Bin ich stattlich? Ist alles in Ordnung? HAUSHÄLTERIN Das Kleid schon, aber der Kopf, Euer Gnaden… MOROSUS stürzt auf sie zu - die Haushälterin flüchtet hinaus - allein, tritt vor den Spiegel, sieht sich an, macht einige feste Schritte ZWEITE SZENE Der Barbier tritt ein, gleichfalls feierlich angetan, wie ein Brautwerber BARBIER Euer Gnaden gehorsamster Diener! MOROSUS Nun, hast du sie gefunden? Hast du das Mädchen gebracht? BARBIER Nicht nur eine, sondern drei, mein gnädigster Herr. MOROSUS Drei ? Bin ich ein Türke? Schon eine ist vielleicht zu viel. Aber werden sie keinen Lärm machen, mir schmerzen die Ohren noch von gestern. Sind sie schweigsam und still? BARBIER Das Stillste, das Schweigsamste der ganzen Grafschaft, jede auf ihre Art. Ihr könnt wählen unter ihnen wie weiland Paris unter den Göttinnen, und den Consensus der Eltern und des Vormunds hab ich bereits in der Tasche. Ach, was für Mädchen, was für knusprige, keusche Dinger! Wäre ich nicht vermählt, Gott sei s geklagt, vermählt seit neunzehn Jahren, ich hätte mir selber eine ausgesucht, so still sind sie, so sanft und taubenhaft! MOROSUS Und den Pfarrer, den Notarius? BARBIER Verständigt, verständigt und die Pergamente sauber ausgeschrieben. Nur der Name fehlt noch und Euer Gnaden giltiges Signum. MOROSUS Vortrefflich! Ich will meinem Neveu einen Pfropf in die Kehle stecken, dass er das Singen verlernt. Führ sie herein! BARBIER Sogleich, Euer Liebden! Er geht zur Tür, wendet sich noch einmal um und kommt zurück MOROSUS schon ungeduldig Was soll s? Keine Federlesen! BARBIER tritt an ihn heran, leise, vertraulich, mit gespielter Besorgnis Nur das eine lasst Euch bitten, Fasst sie nicht zu stürmisch an! Mädchen sind s von feinen Sitten, Kinder fast noch nach den Jahren, Zart und scheu und unerfahren - Keiner nahte je ein Mann. Wenn sie stocken, wenn sie schaudern, Spröde tun beim ersten Wort, Nicht vermögen frei zu plaudern, Lächelt nicht der Scham in Nöten, Denn ein Scherz macht sie erröten Und ein Spott scheuchte sie fort. Zart muss man mit Zartem handeln. Ach, ein Mädchenherz ist scheu, Nur Vertrauen kann es wandeln, Dass es sacht beginnt zu spriessen, Sich zu öffnen, zu erschliessen Und der Liebe offen sei. Darum lasst Euch nochmals bitten, Fasst sie nicht zu stürmisch an. Mädchen sind s von feinen Sitten, Kinder fast noch nach den Jahren, Zart und scheu und unerfahren - Und voll Angst vor jedem Mann. MOROSUS Zum Teufel, ich werde sie nicht fressen! Ich wusste schon mit Weibern umzugehn, als du noch einen Bart nicht unterscheiden konntest von einem Flederwisch! Presto jetzt, ich habe keine Zeit. DRITTE SZENE Der Barbier geht zur Türe und führt Carlotta, Isotta und Aminta herein, die alle verkleidet sind, durch veränderte Haartracht nicht leicht erkennbar. Carlotta kommt als Landmädchen mit grellen Strümpfen, buntem Mieder, einem Strohhut, den sie verlegen in der Hand hält, Isotta ist als junge Edeldame etwas affektiert angezogen, Aminta ganz einfach wie ein armes Bürgermädchen. Alle verneigen sich tief und demütig BARBIER pathetisch zu ihnen Wohl tut ihr, das Haupt zu neigen, Denn ihr weilt in edlem Haus, Gross ist der Herr, der euch erwartet, Gross die Ehre, die euch teil wird, Gross das Schicksal, das euch ruft. Auf Morosus deutend Dieses ist der hochgeborne, Hochberühmte, unbesiegte Sir Morosus, Admiral Seiner Majestät des Königs, Wohlbekannt auf allen Meeren, Hochgeehrt an allen Höfen! Schämt euch nicht, vor ihm zu zagen, Denn auch unerschrockne Männer, Türken, Spanier und Piraten Schauerten vor seiner Flagge, Zitterten vor seinem Schwert. Neigt nur, neigt das Haupt zur Erde Dieser Mann ist Ehrfurcht wert. MOROSUS galant Werte Damen, seid willkommen! Mein die Ehre, mein die Ehrfurcht! Jugend hat das höh re Anrecht, Schönheit adelt jedes Haus. BARBIER Gestattet, hochedler Herr, Euch die Damen zu präsentieren und das Wort für ihre Schüchternheit zu nehmen. Er führt Carlotta heran CARLOTTA bäuerisches Entsetzen heuchelnd Ui je, i hab an Angst! I fürcht mi tamisch vor so an noblen Herrn! BARBIER Dies Mädchen reiner Unschuld Stammt vom Lande, Schlichter Bauern einzig Kind, Unbelehrt in allen Künsten, Fremd der Lüge, der Verstellung, Wuchs sie zwischen sanften Lämmern Auf den Wiesen, auf den Weiden Selbst wie eine Blume auf. MOROSUS Und wie heisst du? BARBIER für sie antwortend Katharina CARLOTTA grob Ka Spur! Was lügst denn, Bazi! Kathi rufen s mich alleweil. zum Barbier, der ihr Zeichen macht, still zu sein No, weil s wahr is! I wer doch net mogeln vor so ein aufputzten Herrn! MOROSUS Tritt nur näher! CARLOTTA Oh mei! Was will er denn von mir? Wie der mi anglurt genau wie bei uns der Jud die trächtige Sau. Was wiil er denn von mir? Ah mei, da geh i net zu! MOROSUS ärgerlich zum Barbier Die ist bei ihren Kälbern selbst zum Kalb geworden. Schaff sie weg! BARBIER schiebt Carlotta mit dem Ellenbogen an CARLOTTA blöd Derf i scho wieder gehn? MOROSUS zornig Ja, du derfst! BARBIER Isotta heranführend Dieses ist ein junges Fräulein, Arm, doch edel ihre Eltern. Tag und Nacht in ihrer Kammer, Abgewandt von allen Spielen ernte sie die hohen Künste, Die dem Geiste Macht verleihn. Wie eine Litanei, rasch Sie kann Latein, Griechisch, Hebräisch, Aramäisch wie ihre Muttersprache, sie macht Verse, Charaden, sie zeichnet und stickt Tapisserien, sie liest auswendig von vorn und rückwärts die Kommentare zur Heiligen Schrift und die Pandekten der Kirchenväter, sie versteht Astronomie, Astrologie, Trigonometrie, Chiromantie, sie spielt Schach wie ein Perser und schlägt die Laute… MOROSUS aufschreckend Schlägt die Laute?? BARBIER Nein, nein, ich meine, sie liest die Tabulatur, beherrscht den Generalbass und den Kontrapunkt, aber nur in der Theorie, nie in der practica. Sie weiss ferners… MOROSUS Schon gut und genug! Zu Isotta Tretet nur näher, edles Fräulein, habt keine Angst! ISOTTA leicht und geschwind Wie soll ich Scheu haben, da meine Kenntnis der Physiognomia mir Eure Sternenbeschattung kenntlich macht. Ihr seid, ich ersehe es aus Eurer Komplexion, im Zeichen des Mars geboren, sanguinischen Bluts, gefährlich den Männern im Zorn, doch wohlgeneigt den Frauen und gerne von ihnen gelitten. Eure Leibeshaltung zeigt Grossmut, der Bogen der Stirne Festigkeit des Entschlusses, die dunkle Pupille männische Kraft, eine sympathische Aura strahlt von ihr aus, wie sollte man da nicht Zutrauen haben, die Hand… erlaubt mir Eure Hand… sie fasst nach seiner Hand MOROSUS ganz betroffen, kann sich nicht wehren Mein Fräulein! ISOTTA Welch glücksel ge Formation! Der Fortuna Linie ungebrochen, die Rune des Herzens, die Mensalis, frei überschnitten von der Linie der Sonne, das besagt nach Coclenius glücksel ge Signatur in allen Abenteuern der Venus! Ihr braucht nur wollen und Ihr habt, was Ihr begehrt, so deutet s Agrippa von Nettesheim in seiner Chirosophia. Die Lebenslinie weist starken Ast, ah, vortrefflich, vortrefflich, kein Spalt, keine Abzweigung. Ihr habt keine Nachfahren und werdet lange leben! In klarer Quadrangel die Wurzeln der Temperamente, ach, was für eine treffliche Hand Ihr habt, Sir Morosus, was für eine edle, sprechende Hand… MOROSUS ängstlich verärgert die Hand zurückziehend, sich den Schweiss abwischend Sehr erkenntlich für Eure gute Meinung, mein Fräulein. zum Barbier Schaff sie mir vom Hals, sonst schwätzt sie mich tot. BARBIER Zu lsotta Sir Morosus wird Euch dankbar sein, wenn Ihr ihm später Eure Kenntnisse ausführlich erläutert. Zu Morosus Gestattet, dass ich Euch noch dieses edle Fräulein präsentiere! MOROSUS zu Aminta, mit Wohlgefallen Tretet näher, edles Fräulein! AMINTA natürlich scheu Wenn s erlaubt ist… MOROSUS Euer Name? AMINTA Timida. BARBIER leise dazwischen Das kommt nicht von Timotheus, sondern ist Latein, . . heisst die Schüchterne, so nannten die frommen Schwestern sie um ihrer Bescheidenheit willen. MOROSUS Ein schöner Name! Er macht Eurer Anmut Ehre! Wollt Ihr Euch nicht an meine Seite setzen? AMINTA Ach Herr, dass ich es offen sag , Ich tät es nur zu gern. Aber ich möchte nicht, dass es Euch später gereut Und Ihr Euch ärgert über die verlorene Zeit; Nicht dass mir s an Ehrfurcht vor Euch gebricht, Aber versteht, ich fühl mich recht ungeschickt, Die Worte zu setzen, Und hör ich andere plaudern und schwätzen, So spür ich bedrückt, Wie wenig ich weiss und die andern wie viel. Zutraulich Freilich, ich war immer allein, Wuchs auf ohne Eltern und ohne Gespiel, Hatt niemand, mit ihm vertraulich zu reden, So blieb nun die Scheu vor allem und jedem, Werd allemal töricht und roten Gesichts, Wenn ein Fremder gütig die Red an mich richt . MOROSUS zum Barbier Wie offen! Wie rein! - Ein liebliches Kind! Zu Aminta Und so seid Ihr tagsüber immer allein? AMINTA Ach Herr, wie sollt es denn anders sein, Leb doch bei den frommen Schwestern im Haus, Seh oft wochenlang nicht auf die Strasse hinaus, Aber ich trag es schon so. Mich erschreckt der Gassen Geschrei und Gesumm, Am liebsten sitze ich still und stumm An meinem Nähtisch den ganzen Tag, Sticke mir all meine Träumerei n In den runden weissen Rahmen hinein. Und plötzlich hebt es dort an zu blühn Von Blumen, von Sternen, von zartem Grün, Und ich freu mich, wie das neue Gebild Mit buntem Geleucht mir entgegenquillt. Da wird mir plötzlich die Seele weit. Ich spür nicht die Welt, ich spür nicht die Zeit, Und mir ist, Als ging ich über blüh nde Wiesen hin Und hörte aussen die Vögel singen Und das Blau des Himmels sich niederschwingen plötzlich sich unterbrechend Doch verzeiht, Ich spreche zuviel von mir törichtem Ding, Solch kindischer Schwatz ist für Euch zu gering. MOROSUS zum Barbier Wie bescheiden! Bezaubernd ist sie, bezaubernd! Zu Aminta Doch Sonntags wenigstens verlasst Ihr Eure enge Stube! AMINTA Ach Herr, da Ihr mich so offen fragt, Fühl ich mich schuldig und arg verzagt, Denn am Ende mag s grosse Sünde sein, Was ich tu, und Hochmut vor Gott dem Herrn. Aber ich will s Euch offen gestehn Ich lieb s nicht, mit den andern zur Kirche zu gehn. Nicht, dass ich je meine Pflicht vergesse, Die Beichte versäum und die heilige Messe. Am liebsten bin ich mit Gott allein. Hat erst die Glocke sich ausgeschwungen, Sind die andern fort und die Stimmen verklungen, Dann erst schleich ich in die Kirche mich ein, Setz still mich auf eine einsame Bank Und sag meinem Herrgott Liebe und Dank Und hoffe, der alles verzeiht und ermisst, Wird mir verzeihn, Wenn dies Hochmut von mir oder Sünde ist. MOROSUS ganz wild zum Barbier Sie ist die Rechte! Diese, diese und nur sie allein! AMINTA sich erschrocken stellend Oh Gott, ich habe wohl töricht gesprochen, ich sehe, der gnädige Herr ist erregt. Verzeiht mir, Sir, wenn ich gefehlt habe. MOROSUS zum Barbier Sag es ihr! Dich habe ich zum Werber bestellt. Tu deine Pflicht! BARBIER behutsam zu Aminta Mitnichten hast du Sir Morosus missfallen, Im Gegenteil, Kind, Von allen Frauen, die hier sind, Ist seine Wahl auf dich gefallen. Tu auf dein Herz und öffne dein Ohr, Grosse Ehre steht dir bevor Sir Morosus, ob zwar von adligem Stand, Wirbt durch mich bei dir um dein Herz und deine Hand. AMINTA Erschrecken heuchelnd Oh Herr, was hab ich denn Böses getan, dass Ihr meiner spottet und Scherz treibt mit einem armen Mädchen ? MOROSUS Nein, er hat die Wahrheit gesprochen. Ich frage dich, Timida, willst meine Gattin werden vor Gott und den Menschen ? AMINTA wie vor Ehrfurcht schauernd, in die Knie sinkend Oh hohe Ehr! Wollte Gott, dass ich ihrer auch würdig wär! CARLOTTA Ah, da schaugts her. So a Luder! Wie die ihn umkriegt hat. Heiraten tut ers. Dös wann i gewusst hätt. ISOTTA Eine so ungebildete Person. Aber sie kriegt einen Rüpel, der nach Tran stinkt und Branntwein. Mich hätt er nicht bekommen. CARLOTTA Schau ma, dass ma weiter kommen. I geh ham. ISOTTA Ja, in einem solchen Hause habe ich nichts zu schaffen. Beide scheinbar zornig ab MOROSUS zum Barbier Und jetzt den Pfarrer, den Notar. BARBIER Gleich, gleich, und die Jungfer und mich als Zeugen. Alles geht wie am Schnürchen. Seht, ein Barbier hat den besten Blick und die sicherste Hand. Ab Morosus führt Aminta zum Tisch, sie setzt sich nieder und bleibt dort bescheiden und wortlos sitzen, Morosus betrachtet sie lang und bewegt VIERTE SZENE MOROSUS nähert sich ihr langsam So stumm, mein Kind, Und noch immer so scheu? In dieser Stunde, die uns verbindet, Hätte ich dich lieber froh gesehn, AMINTA in ihrer Rolle Verzeiht mir, Herr, meine törichte Art, Bin noch bestürzt und ganz benommen, Hätte nie gewagt, nur im Traum zu denken Gott wolle mich mit soviel Ehre beschenken. MOROSUS Kind, gib dich keiner Täuschung hin, Dich ruft keine Ehr , Vor ein grosses Opfer bist du gestellt! Sieh, Kind, Erst sah ich s selbst so leicht wie du. Ich dacht nimmst dir ein junges Weib, Als gält s bloss Spiel und Zeitvertreib, Und meint, eine jede müsst glücklich sich preisen, Meine Ehefrau und Gemahlin zu heissen. Doch blick ich dich jetzt, du Liebliche, an, Du halb erst erschlossne, du Gottesblüte, So bebt mir die Seele, so bebt mir die Hand Wie darf ich alter grämlicher Mann Um soviel sorglose Jugend werben? Ja, immer schwerer drückt es mich, mein Kind, Ob wir beide nicht doch zu ungleich sind. AMINTA mit gespielter Treuherzigkeit Ach Herr, ich weiss es nur selbst zu sehr Wär besser für Euch, wenn ich älter wär Und mehr schon verständ von adliger Art. Doch ich will mich von Herzen zusammennehmen, Euer Ansehn nicht vor der Welt zu beschämen. MOROSUS Du Kind! Wie sehr du mich missverstehst. Ich zweifle doch nicht, ich zweifle nicht, nein, Wie leicht es wär, mit dir glücklich zu sein, Aber du, aber du, Wird es dich nicht gereu n? Bedenk, ich bin ein alter Mann. AMINTA noch immer in der Rolle Das macht doch nichts, Das ist doch schön Alter bringt Ansehn, Ruhm und Ehr ! MOROSUS Wie Jugend doch vom Alter spricht, Als war s nicht Not und schwer Gewicht! Kind, hör mich an! Ein alter Mann ist nur ein halber Mann, Denn halb bloss steht er in der Zeit, Sein best Teil ist Vergangenheit. Sein Aug hat längst sich satt geschaut, Sein Herz geht müd und schlägt nicht laut. Ein Frost sitzt ihm zutiefst im Blut Und lähmt den rechten Lebensmut, Und weil er selber starr und kalt, Macht er die ganze Umwelt alt. Er kann nicht munter sein, nicht lachen, Nicht andre froh und freudig machen - Nur eins hat er der Jugend vor Nur eins, mein Kind, kann er allein Ein alter Mann kann besser dankbar sein. Er fasst sie an der Hand und sieht sie zärtlich an. Aminta wird wider ihren Willen beschämt und bewegt unter seinem Blick Denn denk, Wie wenig braucht ein alter Mann, Um seines Lebens sich zu freu n! Ein stiller Tag ist ihm schon Glück, Ein Wort, ein Lächeln macht ihn froh, Und blickt ihn einer milde an, So hat er ihm schon wohlgetan. Nein, Kind, nichts Grosses will ich mehr, Nicht Liebe, Glut und Leidenschaft, Wär glücklich schon, Wenn du mich nicht als Last empfändst Und mir ein wenig gut sein könntst! Wär das zuviel von dir begehrt? AMINTA ehrlich ergriffen Oh Herr, ich schwöre beim heil gen Sakrament Ich fühl , dass ich Euch redlich liebhaben könnt… MOROSUS beglückt Oh Timida! AMINTA merkend, dass sie aus ihrer Rolle gefallen und rasch sich fassend …So wie man einen Vater fromm liebt und verehrt, Der einem das Liebste im Leben geschenkt. Was ich auch tu, Mag s auch Euch erst fremd und feindlich anmuten, Ich schwör Euch zu Ich mein es einzig zu Eurem Guten, Und kann ich Euch von Missmut befrein, So werd ich die glücklichste Frau auf Erden sein. MOROSUS Oh Kind, wie tief du mich beglückst! Was Liebe doch für Wunder wirkt - War eben noch erbost und schwach, Ein alter Mann, ein kalter Mann, Und nun blüht s selig auf in mir Und all dies Glück verdank ich dir! Er nähert sich ihr zärtlich und ergriffen und küsst sie auf die Stirn FÜNFTE SZENE Der Barbier tritt leise ein BARBIER Ei, ei, wie rasch das Arkanum wirkt! Ich sehe, sie hat Euch das Blut flink gemacht und die Augen hell, ich erkenne den düsteren Sir Morosus von gestern kaum und kann beinah nicht mehr redlich Zeugenschaft ablegen vor Pfarrer und Notar, dass Ihr derselbe seid wie allesonst. Aber sie sind schon auf der Treppe, die ehrwürdigen Herren, haltet also um des Respektes willen ante copulationem zurück mit aller Zärtlichkeit, die post copulationem ein wohlerlaubtes Vergnügen und sogar Pflicht frommer Ehegatten ist und jede Ehe besser würzt als Rosinen den Kuchen. SECHSTE SZENE Es treten ein Vanuzzi als Priester verkleidet, Morbio mit Brillen als Notar kostümiert, mit ihnen die Haushälterin. Barbier empfängt sie an der Tür BARBIER Anhiero gestatte ich mir, hochverehrliche Herren, Ihnen die beiden Brautwilligen zu präsentieren, den hochberühmten Sir Morosus, Lord Seiner Majestät und weiland Kommandeur seines Flaggenschiffs, und die tugendhafte Jungfrau Timida, beide ledigen Standes, doch gewillt, mit Eurer und des Himmels Hilfe in den heiligen Ehestand zu treten. Ich bitte Euch, hochedle Herren, waltet Eures Amtes. VANUZZI als Pfarrer, feierlich Kein schöner Amt der Priester kennt In dieser Welt voll Zwist und Streit Als zwei, die sich in Liebe finden, Vor Gottes Antlitz zu verbinden. MORBIO als Notar Zwar Todesfall und Testament Dem Anwalt mehr an Sporteln rafft, Er lebt vom Streit, doch gerne stellt Er auch für Liebe Zeugenschaft. Freilich muss sie geregelt sein, Nicht freche Wollust ohne Zucht. Die Liebe nur im Ehestand Wird von ihm als giltig anerkannt, Denn Ordnung ist des Anwalts Welt, Dass allerorts sie innehält, Ist er vom hohen Amt bestellt. Zu beiden So frag nach Ordnung ich zuvor! Sehr rasch Sind alle die verschiedenen Conditiones erfüllt, die nach den Gesetzen der Kirche und den Gesetzen der königlichen Majestät notwendig sind zu einer giltigen und feierlichen Eheschliessung der hier im Pakt bezeichneten Personen? Sind ferners ehrenwerte Zeugen zur Stelle, die Identitas oben genannter Personen mit ihrem Signum zu bezeugen? Bestehen keine obstacula matrimonii, zu deutsch, keine ekklesiastischen oder profanen Hindernisse der Eheschliessung, als da sind, primo… VANUZZI als Pfarrer unterbrechend Ich glaube, Herr Kollega, wir kürzen die Formalitäten. Die Fama des Sir Morosus ist zu weltbekannt, und für Jungfer Timida bürgen Meister Schneidebart und die ehrsame Wittib Zimmerlein. Wollen die Braut willigen und die Zeugen vorerst noch den Pactus signieren, damit der Regula Genüge geschehen. MOROSUS tritt vor und unterschreibt BARBIER mitlesend Sir Morosus, Kommandeur. . AMINTA unterschreibt BARBIER ebenso Timida… HAUSHÄLTERIN unterschreibt BARBIER Theodosia Zimmerlein, Wittib. Und nun ich selber Pankrazius Schneidebart. unterschreibt VANUZZI als Pfarrer, sehr pathetisch So walt ich meines heil gen Amtes, das Sacramentum matrimonii zu vollziehen. Seid ihr beide entschlossen, vor Gottes Antlitz und in irdischer Zeugenschaft dieser beiden in den heiligen Ehestand zu treten ? MOROSUS rasch Ich bin s. AMINTA zögert, verwirrt sich, schweigt MOROSUS Timida - du schweigst? MORBIO Ehrt des Mädchens edle Scheu! Ihre Scham verheisst Euch unberührte Tugend. BARBIER gibt Aminta einen Stoss, leise Avanti ! AMINTA schwach Ich bin s. VANUZZI So verbinde ich euch, und möge der Tod nur lösen, was ich sterblicher Mensch vereine! Sehr undeutlich und rasch Sponseo vos in nomine patris, filii et sancti spiriti… zurücktretend, mit aufgelockerter Stimme Und nun lasst mich den Ersten sein, der euch beiden Glück wünscht für immerdar. MOROSUS Ich dank Euch, ehrwürdiger, und Euch, hochgelehrter Herr, und den ehrenwerten Zeugen, und ich danke Gott, dass er mir so viel unverdientes Glück im Herbst meiner Jahre noch zugeteilt hat. Macht eine Geste zur Haushälterin Darf ich die ehrenwerten Herren nun bitten, einen kleinen Imbiss mit uns zu nehmen? Die Haushälterin bringt gefüllte Gläser; alle abwechselnd VANUZZI als Pfarrer Nur ein wenig will ich weilen, Um Euch nicht zur Last zu sein, Liebe liebt ja nicht zu teilen, Glückliche sind gern allein. MORBIO als Notar Nur ein Gläschen will ich munden, Junge Eh ist leicht gestört, Endlos scheint da jede Stunde, Die ihr nicht allein gehört. MOROSUS Aminta anblickend Wunderbar, sie anzuschauen, Wie sie scheu und zaghaft blickt-. Stillste, süsseste der Frauen, Die mir Gott ans Herz gedrückt! AMINTA Ach, wenn sie nur länger blieben, Denn kaum sind wir allein, Drängt er mich mit seiner Liebe, Und ich muss zu ihm hässlich sein. BARBIER Nun heisst s, baldigst sich verkrümeln Eh die Bombe explodiert. Noch schwimmt er in allen Himmeln, Morgen ist er auskuriert. HAUSHÄLTERIN Kann mir keinen Reim da machen, Keiner zeigt sein wahr Gesicht. Halber Ernst und halbes Lachen Irgend etwas stimmt da nicht. VANUZZI als Pfarrer Da wir so guter Art versammelt sind, lasst uns Glück wünschen, denen wir dieses Glück danken. Es lebe das junge Paar, vivat, floreat, crescat! Alle stossen an, die Gläser klingen, sie trinken aus. Stille MOROSUS Mir ist, als hörte ich einen Engel schweben durch diese Stille… SIEBENTE SZENE Furchtbares Gepolter vom Eingang her. Die Treppe stürmen laute Schritte herauf, die Tür wird aufgerissen, herein bricht eine Schar ordinärer Seemänner, die alle von Vanuzzis Truppe dargestellt werden, mit Enterhaken, Kolben, Fanfaren, Trommeln, Dudelsäcken, als erster einrotgeschminkter trunkener alter Matrose, den Farfallo spielt, der eine Harpune in der Hand schwingt FARFALLO als alter Matrose Potz Deubel, so hat die alte Hur diesmal doch nicht geflunkert; er hat sich ein Mädel geentert, der alte Kaptän Morosus! Aber so still, wie du denkst, wirst du deine Prise doch nicht in den Hafen hineinbugsieren! Wär eine Schmach für das ganze Seemannsvolk, sollt ohne Salut der Kommandant von unserer Flotte Hochzeit halten. Ehre, dem Ehre gebührt! MOROSUS Ihr irrt Euch wohl! Ich kenne Euch nicht. Seid keiner von meiner Mannschaft gewesen. FARFALLO Mach keinen Stunk! Hast wohl Nebel im Oberdeck, dass du Tom Fexer nicht kennst und den dicken Jonny und die ganze Schwefelbande von deiner Fregatte! Aber wir kennen unsern alten Morosus, und ungeteert sollst du heute nicht in deine Kombüse kriechen. Zu den andern Vorwärts, brave Kameraden, Unser alter Admiral Hat uns zwar nicht eingeladen Zu dem Fest und Hochzeitsmahl, Kann s uns aber nicht verwehren, Dass wir ihm ein Ständchen bringen! Vorwärts! Tusch zu seinen Ehren! Lasset die Trommeln frisch erklingen Und im Reigen, hell und laut Vivat, vivat, Sir Morosus! Vivat, vivat, seine Braut! Sie trommeln, spielen auf Dudelsäcken, trompeten und brüllen MOROSUS wie ein Rasender aufspringend Dass euch die Gicht in die Beine fahr , ihr Lügenbrut! Ruhe, oder ich karbatsche euch hinaus mit der neunschwänzigen Katze! Schert euch zum Teufel und seiner Grossmutter! Die andern haben sich ihm entgegengeworfen AMINTA O teurer Mann, Sie meinen s doch nur gut. VANUZZI als Pfarrer, wie erschreckt Aber Sir, in solcher Stunde Solch unheil ger Fluch aus Eurem Munde! MORBIO als Notar Vorsicht, Vorsicht, nur keine Injurias, es könnt ein Prozessus daraus resultieren! FARFALLO als Matrose, sich wütend stellend Was? So empfängst du deine alten Kameraden, du ausgemästete Landratte? Schämst dich wohl ihrer vor deinem Püppchen, sind dir wohl zu roh, zu ungeschlacht? Oder schämst dich, dass du mit deinem grauen Haar dir noch den Wanst wärmen willst an jungem Blut statt an altem Rum? Aber alle sollen s wissen, die ganze Stadt! Er reisst die Fenster auf und schreit hinaus Heda Nachbarn, heda Leute, Alle her; alle herauf Sir Morosus heuert heute, Hat euch alle eingeladen. Vorwärts, lasst die Glocken läuten, Vorwärts, lasst die Böller krachen, Vorwärts her und kommt und schaut! Kommt ihm alle Willkomm sagen, Ihm und seiner jungen Braut! MOROSUS wutschnaubend und von den andern festgehalten Meine Pistolen, dass ich diesem Gaukler ein Loch in den Pelz brenne! An den höchsten Mastbaum gehörst du, an die oberste Raa, du Schurke du… du… du… DIE ANDERN ihn festhaltend O schont Euch… o beruhigt Euch… Es ist Euer Hochzeitstag… zähmt doch Eure Nerven… ACHTE SZENE Die Leute und Nachbarn sind hereingeströmt. Abwechselnde Chöre. Frauen und Männer MÄNNER Ist es möglich, Sir Morosus? Seht euch nur den Heuchler an. FRAUEN Er der tausendmal geschworen, Dass er Frau n nicht leiden kann. MÄNNER Der, wenn andere sich vergnügten, Grimmig Gift und Galle speit. FRAUEN Und derweilen grauen Haares Sich ein junges Kätzchen freit. ALLE durcheinander So ein Heuchler! So ein Schlauer! Alter Fuchs! Duckmäuserich! Heimlich holst du dir die Frauen! Alter Fuchs, wir haben dich! MOROSUS noch immer umringt und festgehalten Lasst mich los! Hinaus, Gesindel, hinaus aus meinem Haus! HENRY verkleidet als Führer des Chors Willst uns wohl den Spass verwehren, Dich als Freiersmann zu schau n? Nein, das soll dir nicht gelingen! Du sollst eine Fastnacht haben, Die du nicht so schnell vergisst. Vorwärts, lasst die Glocken schwingen! Los die Salven, die Fanfaren, Und ein Vivat angestimmt Holla hoh der alte Knabe! Holla hoh die junge Braut! ALLE tumultuarisch durcheinander Holla hoh der alte Knabe! Holla hoh die junge Braut! Sie brüllen, schreien, lachen, trompeten, trommeln, spektakulieren. Von draussen hört man die Glocken und eine Artilleriesalve. Furchtbarster Lärm MOROSUS blau im Gesicht vor Zorn, wird ganz vernichtet zu einem Sessel hingeführt Wasser! Luft! Atem! Sie haben mich hingemacht! Zum Barbier Ich ersticke! Lass mir zur Ader! Und schaff sie mir aus dem Haus um Gottes Gnade willen! BARBIER zu den anderen, sich höflich verneigend Hochansehnliche Brautgesellschaft, illustre Damen und respektable Herrn, Sir Morosus dankt euch tiefgerührt … EINE STIMME Schlaggerührt. Haha! BARBIER …für die unschätzbar gütige Teilnahme an seinem Hochzeitsfest. Da er vor freudiger Erregung das Wort nicht findet, bittet er euch durch mich, im Wirtshause rechts um die Ecke auf seine Kosten drei Fässer vlämisches Bier anschlagen zu lassen und auf sein Wohl zu leeren. FARFALLO als Matrose Das ist eine bess re Rede, So ist s recht, du alter Knabe, Und merk dir s für alle Zeit Wo sich einer will erlaben, Sollen alle Freude haben, Sonst ist s halbe Seligkeit. Vorwärts jetzt zum Ehrentrunke! Doch zuvor noch hell und laut, Einmal noch in voller Runde Hoch Morosus, hoch die Braut! ALLE aber nicht mehr so lärmhaft Hoch Morosus, hoch die Braut! Verziehen sich jetzt mit Bücklingen und Gelächter, auch die Seeleute MOROSUS aufatmend Sind sie jetzt weg? Meine Ohren, meine Schläfen, alles ist wund. Oh, mir war wie Sankt Laurentius am Rost. Wasser! Gib mir Wasser! AMINTA bringt ein Glas VANUZZI als Pfarrer, nähert sich Morosus mit Morbio-Notar Nehmt s nicht so streng, als es erscheint, War etwas laut, doch gutgemeint. Das Volk, wenn es in Laune ist, Leicht alle Würdigkeit vergisst. Doch nun gestattet, Sir, mich zu empfehlen, mich ruft mein Amt und auch Ihr seid wohl lieber mit Eurer Frau allein. MOROSUS matt Ehrwürd ge Herrn, nehmt meinen Dank! VANUZZI Ist gern geschehn. Hoff , bei der Kindstauf Euch wiederzusehn. MORBIO als Notar Empfehl mich sehr, Kam gern zu solchem Anlass her, Und braucht Ihr jemals Hilf und Rat, Bin allzeit zu Eurem Dienste parat. BARBIER leise zu Aminta Nun aber kräftig losgepfiffen, Aminta! Zeig, was eine schweigsame Frau zetern und posaunieren kann! AMINTA Ach, hättet Ihr doch lieber eine andre ausgesucht zu solchem Spiel! Er tut mir ja so leid, der arme, gute Mann! BARBIER Eben darum! Nur mit Essig und Salz ist seine Narrheit zu kurieren. Also bring ihn wacker in Saft, wir werden s dann schon auskochen. VANUZZI als Pfarrer, sich ihr nähernd Hochedle Frau, wir wünschen gute Nacht. Leise Rupf ihn, zupf ihn, dass alle Federn fliegen! MORBIO als Notar Ich halte mich Euer Gnaden bestens empfohlen! Leise Mach unsrer Kunst keine Schande! Zwick ihn, zwack ihn, bis er Blut schwitzt! AMINTA zu sich Ach Gott, nie war mir was so schwer! Wollt schon, dass alles vorüber wär. Vanuzzi, Morbio, der Barbier gehen, machen bei der Tür noch einmal ermunternde Zeichen zu Aminta NEUNTE SZENE Morosus und Aminta sind allein, man hört die Schritte der Fortgehenden auf der Treppe und dann das Tor zuschlagen. Tiefe Stille. Aminta hat sich ganz bedrückt an den Tisch gesetzt und seufzt laut auf. Morosus nähert sich der Schweigenden, die ihn nicht anblickt, zärtlich und besorgt MOROSUS Du bist so still und scheinst bedrückt? Oh, ich versteh s! Dieser wüste infernalische Lärm hat dich wohl müd gemacht? AMINTA Ach nein, das nicht. Sie seufzt MOROSUS sich ihr nähernd Du seufzst? Drückt dich ein Gram? AMINTA ehrlich erregt Ach güt ger Herr, um aller Heil gen willen, fragt mich nicht, fragt mich nicht! MOROSUS zärtlich Ich muss dich aber fragen, Kind! Sind wir nicht eine Sache jetzt vor Gott, ein Herz, ein Leben? Muss deine Sorge nicht auch die meine sein? Vertrau mir s an was drückt dich so ? AMINTA zur Seite Wenn er nur grob wäre und hart, dann ging nur s leichter! Laut Nichts, nichts, drängt nicht in mich! MOROSUS Nein, sag es, Kind, vertrau mir s an. AMINTA Noch einmal, Herr, flehentlich bitt ich Euch drängt nicht in mich! MOROSUS Aber es tut mir weh wie eig ner Schmerz, dich umdüstert zu sehn, dich, die ich glücklich haben möchte… meine Timida, was drückt dich so? AMINTA ganz blass und gespannt Herr, gnädigster Herr, um Euretwillen drängt jetzt nicht… ich brauche noch ein wenig Ruhe… leise für sich Ein Wort noch, wenn er spricht, und ich fange an… MOROSUS für sich Wie hold ist eines Mädchens Scham! Zu ihr heran und sie anfassend Hör , meine Timida… AMINTA aufstampfend und in geheucheltem Zorn schreiend Ruhe! Hab ich dir gesagt!!! MOROSUS vor Schreck auf den Rücken fallend Aaaaaah! AMINTA losbrechend Meine Ruh will ich haben, Ruhe, Ruhe, Ruhe, Ruhe! Will nicht gefragt sein, Will nicht geplagt sein! Lass mich nicht quälen, nicht inquirieren, Weiss meine Sachen selber zu führen, Weiss am besten, was mir mundet und frommt, Und verdammt, wer mir da in die Quere kommt! MOROSUS ganz verblüfft über die Verwandlung, kleinlaut Aber Timida…. ich wollte doch nur… AMINTA stampfend Gar kein Aber! Ausgeabert! Nichts zu wünschen, nichts zu reden, Hier geschieht nur, was ich will, Ich und ich und ich und ich. Niemand hat hier was zu fragen, Niemand hat hier was zu wollen, Ausser ich und ich und ich. MOROSUS Aber Timida… Wo ist deine Sanftmut… ich erkenne dich gar nicht… ich meinte… AMINTA scheinbar wütend auf- und ablaufend Hast gemeint, du kaufst dir eine, Die still buckelt und pariert, Eine stumme, dumme Kleine, Die dir Herd und Haushalt führt. Fehlgeraten! Fehlgeschossen! Merk s beizeiten, wer ich bin! Glaubst, ich habe dich genommen, Hier mich schweigsam einzumauern Und mein Leben zu vertrauern? Nein und nein und nein und nein! Nein, ich lass mich nicht verstören, Selber will ich mir gehören! Ich bin jung und ich will leben, Ich bin jung und will mich freu n! Ich will spassen, ich will lachen, Freude haben, Freude machen, Munter unter Menschen sein, Unter jungen, frohen, frischen, Die mir warm das Blut aufmischen - Soll ich hier im Hause bleiben, Muss es laut und lustig sein! MOROSUS ganz verzweifelt auf- und abrennend Oh, ich Narr, ich gottgeschlagener, Der in seinem Wahn geglaubt, Eine Frau könnt stille sein. Oh, ich Narr, ich Narr, ich Narr, Der mit seinen grauen Haaren Noch einmal zur Freite ging Und sich wie ein dummer Bube In dem eignen Netze fing! Oh, ich Narr, ich Narr, zu spät jetzt Seh ich meine Narrheit ein! AMINTA auf und ab Alles muss hier anders werden, Jugend hat ihr eigen Recht! Wagen will ich und drei Pferde, Kleider, Perlen, Diamanten, Diener, Pagen, Lakaien, Papagei und Kakadu, Wie es einer Lady ziemt. In die Messe, in die Bäder, Immer in den schönsten Kleidern Und zu Hause stets Musik, Bläser, Geiger, Lautenschläger, Cembalo und Clavecin, Sänger, Tänzer und Kastraten. Immerdar Musik, Musik! Selber will ich singen, lernen Musik, Musik, die grösste Lust! Denn zu laut drängt mir die Freude In der aufgespannten Brust! MOROSUS gleichfalls auf- und abrennend Oh, ich Narr, ich ausgepichter! Weh an welche Teufelin Bin ich Tölpel da geraten! Wie sie schreit , oh, wie sie zetert, Wie sie jubelt, wie sie schmettert! Meine Ohren! Meine Ohren! Ach Gott, ich bin verloren, Wenn sie lang so weitertobt! Beide sind im Hin- und Hergehen aneinandergeraten AMINTA herrisch Renn mir da nicht in die Quere! Ich geh hier und niemand andrer! Ich red hier und ich allein; Ich und ich und ich und ich! In den Winkel, in die Ecken Geh dein graues Haar verstecken, Ich bin jung und brauche Raum! MOROSUS ist in die Ecke geflüchtet, schlägt mit den Fäusten an dieWand Oh, ich Tölpel, oh, ich Esel, Der an eine Frau geglaubt! Narr und Narr und Narr und Narr, Der ich bin und der ich war! Das ist ärger als die Hölle! Das ist ärger als der Tod! AMINTA immer heftiger Alles muss hier anders werden Breit die Fenster, hell die Wände Und erleuchtet von Brokat, Tisch und Tafel neu und üppig, Viele Spiegel, viele Lichter, Bilder, Blumen und Gestühle, Raum für Tanz, Raum für Musik! Sie sieht sich um, reisst die Decken und Vorhänge, welche die Fenster verhängen, polternd herab, nimmt einen Stock und drischt in die Kostbarkeiten des Morosus hinein, seine Fischgerippe, Pfeifenständer, astronornischen Instrumente, dass alles zu Boden klirrt und fällt Fort mit diesem alten Plunder Kirchhofsdung und Mottenfrass! Weg die Waffen, die Pistolen, Diese bleichen Fischgerippe, Alles, was an Tod erinnert, Alles, was an Furcht gemahnt! Weg mit all dem Muff und Moder Einer abgelebten Zeit, Weg mit all dem Stank von Toback, Diesem Grind von Greisenheit! Krach und klirr und noch und nochmals Weg mit all dem toten Zeug! MOROSUS ganz verzweifelt, um seine Habseligkeiten zu retten, ihr in den Weg gesprungen Meine Pfeife! Mein Teleskop! AMINTA den Stock gegen ihn hebend Weg, sonst kriegst du auch noch Dresche! Hüte dich! Ich bin im Schwung, Einmal gründlich auszuräumen, Was hier morsch und muffig ist. Sie drischt weiter zu Weg mit dem da! Weg mit diesem! Krach und klirr und noch und nochmals! Ich will diese Bude säubern, Dass kein Stück mehr übrigbleibt. ZEHNTE SZENE Die Eingangstür wird aufgerissen. Es erscheint Henry Morosus in seinem gewöhnlichen Aufzug HENRY Was geht hier vor? Sind die Türken im Haus? MOROSUS auf ihn zu und vor ihm auf die Knie stürzend Henry, Henry, um aller Heiligen willen, rette mich vor diesem Satanas, rette mich, rette mich! Sie macht mich krank, sie macht mich tot, sie macht mich wahnsinnig, sie zerreisst mir die Ohren, sie zertrampelt mir das Herz, Henry, Henry, errette mich vor ihr oder ich geh vor die Hunde! HENRY ihn aufhebend Mein gütiger Ohm, beruhigt Euch! Zu Aminta Was erlaubt Ihr Euch gegen meinen Oheim? AMINTA frech Bin Euch keine Auskunft schuldig. Und macht schleunigst wieder die Tür von aussen zu. Hier bin ich Herrin und niemand andrer. Brauch keine Ehehelfer und Hausgucker. Expediert Euch hinaus! HENRY Euch werd ich hinausexpedieren und mit der flinkesten Post! Ich will dir, Weibsbild, Manieren lehren! AMINTA Haha? Mich hinaus! Bin die Herrin hier mit Siegel und Pakt. Das ist Hausfriedensbruch! Den Sheriff! Dieser Lümmel stört meine Ehe. HENRY Ruhe und hinein in dein Zimmer! AMINTA Hier tu ich, was ich will. HENRY In dein Zimmer, oder ich prügle dich zusammen! AMINTA Mich schlagen? Eine Frau willst du schlagen? HENRY Eine Frau, die ihren Mann nicht ehrt, gehört zerdroschen wie Häcksel ich scheu diese Arbeit nicht. Vorwärts, hinein, in dein Zimmer und Ruhe gehalten! AMINTA Mich eine Frau - aufstampfend Nein, nein, nein, nein! HENRY Marsch! Er packt sie am Handgelenk AMINTA Er hat mir die Finger gequetscht, aufschreiend er hat mir die Gelenke gebrochen… Aber ich, ich geh züm Sheriff, zum Sheriff… Justiz… Justiz! HENRY Wirst du jetzt gehen? AMINTA unter der Daumenschraube heulend Ja, ja, ja. HENRY sie loslassend Das war meine erste Probe! Versuch s nicht weiter! Und jetzt vorwärts hinein! AMINTA Oh… oh… oh… er hat mir die Hand zerquetscht… heulend ins Zimmer gehend aber ich - ich geh zum Sheriff morgen… oh… oh… oh. Sie verschwindet heulend in dem Nebenzimmer ELFTE SZENE HENRY sich umwendend Siehst du, Ohrn, das ist die richtige Art, mit schweigsamen Frauen umzugehn, wenn sie nicht schweigsam sind. MOROSUS Henry Henry, wie soll ich dir danken? O Gott, welch ein Weib hast du da erschaffen, o Gott! Henry, du weisst, ich war nie ein feiger Mann, in siebzehn Schlachten hab ich gestanden und hab im Orkan mir selber die Segel gerefft, aber gegen die komm ich nicht auf. Die macht mich hin. Henry, wie soll ich s ertragen, mit solchem Teufel zu leben! Lieber ins Wasser! Lieber in die Themse! HENRY Keine Not! Habt zwar eine Eselei begangen, höher als ein Mastbaum, aber sorgt Euch nicht, ich werde alles schon einrenken. Morgen bestell ich den Richter und Advokaten, und Ihr löst die Ehe wieder auf. MOROSUS ganz beglückt Oh, wenn das möglich wär zwei silberne Kandelaber würd ich stiften für die Kirche, zehn Betten fürs Armenhaus! Henry, Henry, wie hundsföttisch hab ich gegen dich gehandelt, aber jetzt, wenn du mich rettest, soll alles dir gehören, was ich habe, alles, alles ich brauch ja nichts mehr im Leben, meine Ruhe will ich haben, meine Ruhe, Rnhe! HENRY Lasst mich nur alles besorgen, morgen seid Ihr ein freier Mann. Begütigend Aber nun geht zu Bette, Ohm, Ihr seht recht ermüdet aus. MOROSUS Ja, ganz zerbrochen fühl ich mich, sie hat mich platt gedrückt wie einen Schellfisch, sie hat mich geschmort, geröstet, ach, nie hätt ich gedacht, dass ein rechtschaffner Mann so ein armer Hund werden könnte, wie ich es bin. HENRY Überschlaft s nur, und morgen ist alles vorüber! MOROSUS Wie soll ich schlafen können mit der nebenan! Lieber mit der brennenden Pfeife auf einem Pulverfass - nein, ich fürchte mich… ich fürchte mich. HENRY Fürchtet Euch nicht! Geht ruhig in Euer Zimmer, riegelt es ab, und vor der Tür halt ich Wacht, dass sie nicht bei Euch einbricht sie hat meine Faust schon gespürt, die kommt nicht mehr. MOROSUS Oh, wie gut du bist! ja, bleib da vor der Tür, vielleicht kann ich schlafen. Oh, ich bin so müde, so zerschlagen, mir schwindelt s vor den Augen, ganz leer ist mir im Leib, ja, ich muss ruhen, ich muss ruh n. HENRY ihn unterm Arme fassend und geleitend Geht nun zur Ruhe und seid unbesorgt, ich halte treue Wacht vor Eurer Tür bis zum Morgen, dann geh ich den Richter holen. Und jetzt schlaft wohl! MOROSUS bei der Tür hineinwankend Dank dir, mein Henry, ah… schlafen… schlafen…schlafen… ZWÖLFTE SZENE Man hört den Riegel von innen zuschieben und den Schlüssel sich im Schlosse drehen. Henry lauscht - wartet, bis Sir Morosus zur Ruhe gegangen ist, dann mit drei Sprüngen leise hinüber zur andern Tür HENRY leise Aminta, Amintal AMINTA kommt leise heraus, beide umarmen sich HENRY Du süssester Engel, wie herrlich hast du geteufelt! Schon ist er weich wie Wachs, morgen wird der Braten gar. AMINTA Ach Gott, der arme alte Mann, Wie ungern hab ich ihm wehgetan! Hatt mitten in meinen Teufelei n Immer Lust, mit ihm recht gütig zu sein, Seufzt Wär alles nur schon beim rechten End , Dass ich ihn ehrlich und offen liebhaben könnt! HENRY Wie gut du bist und voll Gefühl. Wie ganz zum Zärtlichsein gemacht! Nein, sorg dich nicht! Nur diese Nacht noch Musst du Frau Morosus sein, Dann immer mein, dann immer mein! AMINTA Wie hass ich all die Spiel und Schlich , Dies Bösetun mit Spott und List - Und doch, was tät ich nicht für dich, Der du mir eins und alles bist! HENRY Oh, Kind, wie glücklich machst du mich! Sie halten einander umschlungen. Tiefe Stille. Plötzlich die Stimme des Morosus aus dem Schlafgemach, tief und dunkel STIMME DES MOROSUS Henry, Henry! Hältst du noch Wacht? HENRY Ja, mein Ohm, die ganze Nacht! STIMME DES MOROSUS Und ist sie jetzt still? HENRY Aminta, die er umfangen hält, über das Haar streifend Ja, sie ist still, Kein Wort, kein Hauch fliesst ihr von der Lippe, Still ruht ihre Hand, still ruht ihre Brust, Ihr Atem ist kaum im Dunkel zu spuren, Sie kann sich nicht regen, sie kann sich nicht rühren, Stumm ruht sie wie ein schlafendes Kind. STIMME DES MOROSUS So kann ich nun schlafen? Hältst du sie fest? HENRY Aminta noch enger an sich ziehend Ihr braucht nicht zu bangen! Wie mit eisernem Griff, wie mit brennenden Schnüren Halt ich sie gefangen, Sie kann sich nicht regen, sie kann sich nicht rühren, Mit Willen und Wissen ihr ganzes Leben Mir nun für immer anheimgegeben! STIMME DES MOROSUS tief, warm Aah… aah… So kann ich beruhigt schlafen. Dank dir für alles, Dank dir, o Dank! HENR Immer dein, immer dein! AMINTA selig zu Henry aufschauend Dank dir für alles! Dank dir, Dank! この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Strauss,Richard/Die schweigsame Frau/III
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/1658.html
Das Gesundheitsbuch fuer Raucher. Risiken reduzieren, Wohlbefinden steigern. ( sachbuch). Tom Ferguson?Gail M. Schmidt? Amer Gov Pol Toda 2000-2001 Im SCHMIDTBARDES? Amer Gov Pol Toda 2000-2001 TB SCHMIDTBARDES? Arno Schmidt. Leben - Werk - Wirkung. Arno Schmidt?Matthias Schardt?Hartmut Vollmer? Geld. Aphorismen und Zitate aus drei Jahrtausenden. Robert W. Kent?Lothar Schmidt? Vaeter ohne Kinder Andreas Schmidt? Nicht mehr, aber noch Berta Schmidt-Eller? Handeln fuer Deutschland. Wege aus der Krise. Helmut Schmidt? Familie Schmidt. Janosch? Psychiatry (Pearls of Widsom) Rebecca A., M.D. Schmidt? Es kommt ein Baer von Konstanz her. Allererste Verse. Hansjoerg Martin?Boris H. Schmidt? Letzte Nacht in Queens. Dirk Schmidt? Literaturmagazin XI. Schreiben oder Literatur. Nicolas Born?Juergen Manthey?Delf Schmidt? Literaturmagazin XII, Nietzsche. Nicolas Born?Juergen Manthey?Delf. Schmidt? Literaturmagazin XIII Guenter Kunert?Juergen Manthey?Delf Schmidt? Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Physik Klasse 8 Lehrbuch Gymnasium Mecklenburg- Vorpommern Edith Wulff?Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? ACP-TELECRS SG-AM GOV 03-04 SCHMIDT Maerchen aus Namibia. Volkserzaehlungen der Nama und Dama. Sigrid Schmidt? Die Regeln der Gewalt. Peter Schmidt? Ebnk Telecr Im-am Gov 11e SCHMIDT Ein Fall von grosser Redlichkeit. Peter Schmidt? Erfindergeist. Peter Schmidt? Die Stunde des Geschichtenerzaehlers. Peter Schmidt? Rowohlts Krimi - Handbuch. Das Who's wo der Thriller- Literatur. Jochen Schmidt? Der EMP - Effekt. Peter Schmidt? Tst Win/MAC-am Gov Brief 03-04 Schmidt Geistige Vitaminpillen. Aphorismen fuer Schule, Arbeit und Beruf Peter. Feistel?Lothar Schmidt? Der Agentenjaeger. Peter Schmidt? Die Trophaee. Peter Schmidt? Onl Tcrs SG Am Gov/03-04 11e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Govt 03-04 CD Info 11e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Linders Liste. Peter Schmidt? Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Die fuenfte Macht. Peter Schmidt? Der kleine Herzog. Peter Schmidt? Das Veteranentreffen. Peter Schmidt? Roulett. Peter Schmidt? 2999. Das dritte Millennium. Peter Schmidt? Feuervogel. Das Omega- Team. Mike Jaeger?Peter Schmidt? Tiergarten. Ein Berliner Bezirk Peter W. Schmidt? Neubrandenburg Volker Schmidt? Arno Schmidt. Mit Selbstzeugnissen und Bilddokumenten. Wolfgang Martynkewicz? Unternehmungsinvestitionen. Ralf-Bodo Schmidt? Im-Amer Gov/Pol 04-05 12e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT TB-Amer Gov/Pol 04-05 12e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Website-Amer Govt 04-05 12e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Judenbilder Stefan Rohrbacher?Michael Schmidt? Philosophie und Psychologie. Trennungsgeschichte, Dogmen und Perspektiven. Nicole D. Schmidt? Orientierung Kommunikationswissenschaft. Was sie kann, was sie will. Siegfried J. Schmidt?Guido Zurstiege? Wandlitz Bodo Thoens?Claudia Schmidt-Rathjen? Physik Klasse 9 Arbeitsheft Gymnasium Mecklenburg- Vorpommern Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt?Reiner Schmidt? Cme,am Gov/Pol Brf 4-5 INF 3e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Govt 03-04/CD Info 11e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme,am Gov/Pol Ess/CD/Info 11e SHELLEY?SCHMIDTBARDES? Von Maeusen und Moneten. Wie Kinder und Jugendliche richtig mit Geld umgehen. Patricia Schmidt-Fischbach? Sexuelle Verhaeltnisse. Ueber das Verschwinden der Sexualmoral. Gunter Schmidt? Cme,am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme,am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol 04-05-CD-Info SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme, Am Gov/Pol Brf 4-5 CD INF SHELLEY?BARDES?SCHMIDT CME, HDBK SELECTED COURT CASES Schmidt American Government and Politics Today Steffen W. Schmidt? Pop-Lexikon. Siegfried Schmidt-Joos?Wolf Kampmann? S.O.S Familie. Ohne Kinder sehen wir alt aus. Renate Schmidt? Egon Schiele Ludwig Schmidt? Physik Klasse 10 Arbeitsheft Gymnasium Mecklenburg- Vorpommern Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt? Auf dem Weg zur deutschen Einheit. Bilanz und Ausblick Helmut Schmidt? Sexualhormone Klaus Dieter Voigt?Helmuth Schmidt? Albertines Knie Wolfgang Schmidt? Geschichte der chinesischen Literatur Helwig Schmidt-Glintzer? Kleine Bettlektuere fuer hellwache Goettinger Roderich. Schmidt?Gert. Woerner? Weihrauch, Styrax, Sandelholz. Das Erlebnisbuch des Raeucherwerks Franz X. J. Huber?Anja Schmidt? Formeln fuer die Steuer- und Wirtschaftspraxis. Steuerliche Berechnungen durch Formeln vereinfacht Gerhard Haas?Hanns Bacher? Umgang mit Finanzaemtern und Finanzgerichten Fritz Schmitt?F. A. Schmitt? Finanzierung und Steuer Klaus Kottke? Die neue Handels- und Steuerbilanz Berthold Kormann? Kalkulation und Steuer. Steuerlich zweckmaessig kalkuliert und bilanziert Karl Kollnig?Erich A. Weilbach? Die Automation in organisationstheoretischer Betrachtung. Grundlagen zur neuzeitlichen Betriebsorganisation Ernst Schmidt? Das Unternehmen im Konjunkturwandel Hans E. Bueschgen? Das neue Revisions- Handbuch F. A. Schmitt?Fritz Schmitt? Bibliographie zum Nibelungenlied und zur Klage. Neuausgabe unter Mitarbeit v. Herta Haas u. Wolfgang Bachofer Willy Krogmann?Ulrich Pretzel? Bibliographie zu Wolfram von Eschenbach Ulrich Pretzel?Wolfgang Bachofer? Bibliographie zum Minnesang und zu den Dichtern aus Des Minnesangs Fruehling Helmut Tervooren? Bibliographie zu Walther von der Vogelweide Manfred Guenter Scholz? Germanische Altertumskunde Volkmar Kellermann? Literatur und darstellende Kunst im Mittelalter F. P. Pickering? Deutsche Philologie im Aufriss Wolfgang. Stammler? Die dichterische Entwicklung Heinrichs von Kleist Hans Joachim Kreutzer? Die lateinischen Hymnen vom Ende des 11. Jahrhunderts bis zum Ausgang des Mittelalters. (Bd. II) Von den Anfaengen bis zum Ende der Karolingerzeit. (Bd. I) Die moderne englische Lyrik Horst. Oppel? Gelaendebegehung in Nuernberg. Das Reichsparteitagsgelaende in Nuernberg Alexander Schmidt? Sagen Will-Erich Peuckert? Bildnis und Brauch. Studien zur Bildfunktion der Effigies Wolfgang Brueckner? Volkserzaehlung und Reformation Wolfgang Brueckner? Volksglaube und Volksbrauch. Gestalten, Gebilde, Gebaerden Leopold Schmidt? Das deutsche Volksschauspiel Leopold Schmidt? Die Volkserzaehlung. Maerchen, Sage, Legende, Schwank Leopold Schmidt? Planning Your Career Success Nine Self-Guided Steps Terry D. Schmidt? Unternehmer, Ehegatte, Familienunternehmen Heinz Krollmann?Franz-Josef Rinsche? Cme,am Gov/Pol Brf 4-5 INF 3e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Cme,am Gov/Pol Brf 4-5 INF 3e SHELLEY?BARDES?SCHMIDT Das Rosenkreutz. ( Pansophie, Teil 3) Will-Erich Peuckert?Rolf Christian Zimmermann? Geschichte der altenglischen Literatur Karl Heinz Goeller? Careers Without College Series Peggy Schmidt? Weltinnenraum. Die Dichtung Rainer Maria Rilkes Werner Guenther? Little Mouse Makes a Mess (Your First Adventure, No 5) Marcia Leonard?Karen Schmidt? Sean O'Casey. Das dramatische Werk Heinz Kosok? Little Kitten Sleeps over (Your First Adventure #9) Marcia Leonard?Karen Schmidt? Little Rabbit's Baby Sister (Your First Adventure S.) Marcia Leonard?Karen Schmidt? Franzoesische Roman der Gegenwart. Erzaehlstruktur und Wirklichkeit im Nouveau Roman Winfried Wehle? Suedfranzoesische Sagen. (Bd. 9) Felix Karlinger?Inge Uebleis? Fachprosaforschung. Acht Vortraege zur mittelalterlichen Artesliteratur Gundolf Keil?Peter. Assion? ... einfach tierisch Claus Alexander Schmidt?Stefano Libertini? Die entkleidete Frau. 40 Jahre Dessous- Fotografie Peter H. Fuerst?Klaus. Honnef?Michael Euler-Schmidt? Untersuchungen zur Literatur als Geschichte. Zum 70. Geburtstag von Benno von Wiese Vincent J. Guenther?Helmut Koopmann?Peter Puetz? Hell's March (Eagle Force, No 8) Dan Schmidt? Provokation und Demonstration in der Komoedie der Romantik Marianne Thalmann? EG- Verordnung ' Oekologischer Landbau'. Eine juristische und agrarfachliche Kommentierung Hanspeter Schmidt?Manon Haccius? Von Hrotsvit bis Folz und Gengenbach I David Brett-Evans? Franz Kafka. Das Dilemma der Soehne Urs Ruf? Pflanzenernaehrung aus oekologischer Sicht Karltheodor Schmidt?Sabine Normann-Schmidt? Down by the Station (Sing-a Story) Karen Schmidt? Das englische Drama im 18. und 19. Jahrhundert. Interpretationen Heinz Kosok? Beware the Snake's Venom (Choose Your Own Nightmare) Ken McMurtry?Bill Schmidt? Pansophie. Ein Versuch zur Geschichte der weissen u. schwarzen Magie Will-Erich Peuckert? Brandschutz und Sicherheit in gewerblichen Betrieben Otto Lucke?Friedrich. Isenbart? Fernunterricht und objektivierte Lernverfahren Karl-Heinz Sommer? Organisation des beruflichen Schulwesens Gerhard Schannewitzky? Bildungsurlaub Herbert Nierhaus? Integrierte Instandhaltungsplanung und -steuerung mit elektronischer Datenverarbeitung Stephan Juergen Schelo? Arbeitspaedagogik Alfons Doerschel? Marketing- Management Herbert Westermann? Ideen, die die Welt bewegten Otto Zierer? Materialmanagement Rainer Budde? Niederlassungsrecht der Bundesrepublik Deutschland Bernd Braun? The Toy Shop of Terror (Choose Your Own Nightmare) Laban Carrick Hill?Bill Schmidt? The Haunted Baby (Choose Your Own Nightmare) Edward Packard?Bill Schmidt? Return on Investment. Rentabilitaetsstrategie als Zielsystem Rainer Budde? Strategische Plan- und Standardkostenrechnung. Die Technik der Budgetierung und Kostenkontrolle Rainer Budde? Betriebswirtschaftliche Ueberwachungsarten Wilhelm Ballmann? Ausbildungs- Psychologie Bolko von Bartenwerffer? Produktivitaetssteigerung durch systematische Aus- und Fortbildung Hans Ruehle von Lilienstern? Anpassungsklauseln in Vertraegen. Gleitklauseln, Preisvorbehalte und aehnliche Sicherungsmittel Klaus Bilda? Die Regulierung des Kraftfahrzeugschadens. ( Sonderdruck aus Kraftverkehrsrecht von A - Z) Hans Walter? Rechtliche Grundlagen der Ausbildung und Fortbildung im ausserschulischen Bereich Hans Sehling? Piers Plowman A Parallel-Text Edition of the A, B, C and Z Versions Text William Langland?A. V. C. Schmidt? Arbeitslehre als sozio-oekonomisch-technische Bildung Karl-Heinz Sommer?Heinz-Juergen Stuehrmann?Kurt Jacobs? Betriebspaedagogik Alfons Doerschel? Arbeitssicherheitsgesetz Georg Kliesch?Rolff Wagner?Matthias Noethlichs? The Colonist Michael Schmidt? Konkurrenzfaehiger durch bessere Informationen. Grundlagen zur Entscheidungspraxis in der Unternehmung Hans Ruehle von Lilienstern? Bibliographie der Kritik 1956-1975. (Bd. 2) Studien zu Raum- und Sozialformen der deutsche Sprache in Geschichte und Gegenwart. ( Kleine Schriften I.) Hugo Moser? Shapes (Firefly Preschool Color Learn) Rachel Schmidt?Jill Dublin? Little Red Riding Hood (Easy to Read Folktales Seires) Jacob GrimmWilhelm GrimmKaren Schmidt? Still crazy after all these years. Postkartenbuch. 20 Duotone- Postkarten Juergen Dewet Schmidt? Die Rezeption der Antike in den romanischen Literaturen der Renaissance August Buck? Norditalienische Sagen. (Bd. 10) Felix Karlinger?Regine Wolf? Steuererlasse in Karteiform (STEK-84). 491. Ergaenzungslieferung inkl. Ordner. 3. und 4. Lernjahr Guenther Felix?Dieter Carle? Takt- und Fingerspitzengefuehl. Fingertip- Tingling. Bilder und Monotypien 1992 - 96 Rainer Gross?Michael Euler-Schmidt?Roland Scotti? Spanien und Deutschland. Geschichte und Dokumentation der literarischen Beziehungen Gerhart Hoffmeister? English and American Literature. A Guide to Reference Materials Robert C. Schweik?Dieter Riesner? Ein-heit Michael Schmidt?Thomas Weski? Untersuchungen zum Sprichwort im Deutschen. Semantik, Syntax, Typen Gerhard Peukes? Diamant und Bocksblut Friedrich Ohly? Hamburger Allerlei 2000. Wer verleiht was? Freia Michau?Thomas Schlieske?Wolfgang Schmidt?Erika Tekly?Manuela Woggon?Jennifer Prinz? Familienstiftungen. Recht, Steuer, Betriebswirtschaft Ambros Schindler? Unternehmer, Ehegatte, Familienunternehmen Heinz Krollmann?Franz-Josef Rinsche? Raumordnungs- und Landesplanungsrecht des Bundes und der Laender Walter Bielenberg?Wilfried Erbguth?Wilhelm Soefker? Die GmbH. Recht, Steuer, Betriebswirtschaft Manfred Burkert? Industrie- Kontenrahmen (IKR) und Gemeinschafts- Kontenrahmen (GKR) in der Praxis Adolf Angermann? Grundzuege der Sozialgerichtsbarkeit. Funktion, Institution, Verfahren Helmar Bley? Die steuerrechtliche Behandlung der Kosten fuer Ausbildung und Fortbildung Walter Stolz? Tagungswochen fuer Auszubildende. Ein Modell ausserschulischer politischer Bildung Karl-Richard Ponsar? Produktmarketing und Warenverkaufskunde. Theoretische Grundlagen produktbezogener Verkaufsprozesse Udo Koppelmann? Negotiating a Good Old Age Challenges of Residential Living in Late Life (Jossey-Bass Social and Behavioral Science Series/Jossey-Bass Health Series) Mary Gwynne Schmidt? Paedagogisches Grundwissen fuer Ausbilder im gewerblich-technischen Bereich Wolfgang Fix? Die berufliche Umschulung Alfons Gummersbach? Geschichte der Erziehung im Wandel von Wirtschaft und Gesellschaft Alfons Doerschel? Das Recht des Sozialplans. Ein Leitfaden zur Aufstellung und Durchfuehrung von Sozialplaenen Michael Kaven? In the Forest With the Elephants Roland Smith?Michael J. Schmidt? The Lighthouse Mermaid Kathleen Karr?Karen Lee Schmidt? Sin Eater Gary Schmidt? Kostenrechnung ausser Haus Volker Geyer? Anson's Way Gary Schmidt? Constructing a Life Philosophy Mark Ray Schmidt? Wettbewerbsrecht Thomas Marx? Kapitalisierungstabellen Juergen Nehls? Besondere Vertragsbedingungen fuer den Kauf von EDV- Anlagen und - Geraeten (BVB Kauf). Textausgabe mit Erlaeuterungen Bernd Braun? UMPLIS Behoerdenverzeichnis Taschenbuch Betrieblicher Immissionsschutz Willi Gaessler?Horst P. Sander? Zorn und Trauer. Aspekte deutscher Gegenwartsliteratur Werner Brettschneider? Rumaenische Sagen und Sagen aus Rumaenien. (Bd. 11) Felix Karlinger?Emanuel Turczinsky? The Faith of the Old Testament Werner H. Schmidt?J. Sturdy? Handbuch zur niederdeutschen Sprach- und Literaturwissenschaft Gerhard Cordes?Dieter Moehn? Die amerikanische Literatur in der Weltliteratur. Themen und Aspekte Claus Uhlig?Volker. Bischoff?Rudolf. Haas? Spannungsfeld Mitbestimmung Wolfgang Hacker? Grundzuege der Werbung. Ein Leitfaden fuer Studium und Praxis Hans-Juergen Rogge? RKW- Handbuch Logistik Marcus Schnorz?H. Baumgarten?M. Bliesener?Ernst Falz? Standardisierte Anwendungssoftware in der Praxis Werner Kirsch?Clemens Boersig?Gerhard Englert? Das Recht des Verbrauchers. Grundlagen und praktische Anwendung Klaus von Hoesslin?Rainer von Hoesslin? Die Beteiligungsrechte des Betriebsrats im wirtschaftlichen Bereich. Mitwirkung in der betrieblichen Praxis Michael Hueffner?Helmut Kerschner? Heuristische Investitionsplanung. Entscheidungshilfen fuer die Praxis Joachim Fischer? Uebungsziel Fuehrungsverhalten August Sahm? Deponietechnik heute und morgen. Vertieferseminar Zeitgemaesse Deponietechnik I. Manuskriptsammlung zum Seminar Zeitgemaesse Deponietechnik II. Manuskriptsammelband zum Seminar Analytik, Bewertung und Bilanzierung gasfoermiger Emissionen aus anaeroben Abbauprozessen. Unter besonderer Beruecksichtigung der Schwefelverbindungen Ortrun Janson? Biomuell, kommunalpolitische Entscheidung, Organisation, Technik, Planung, Kompostabsatz. 55. Abfalltechnisches Kolloquium Stadtverkehr 2000 Anhang und Lagebericht nach dem BiRiLiG. ( Bilanzrichtliniengesetz). Gliederung - Inhalt - Mustertexte Wolf-Dieter Schoene? Zwischenabschluesse. Zwischenbilanz und kurzfristige Erfolgsrechnung Wolfgang Everling? Grundzuege des Umweltrechts Wolfgang E. Burhenne?Everhardt Franssen?Ernst Kutscheidt?Juergen. Salzwedel? Einfuehrung in die empirische Makrooekonomik Frank E. Muennich? Die freie Mitarbeit Rudolf Becker? Deutsche Dichter der Moderne. Ihr Leben und Werk Benno von Wiese? Karate (Sport for Life Series) Richard J. Schmidt?James L. Hesson? Einfuehrung in die Linguistik. Entwicklung, Probleme, Methoden Gerhard Nickel? Peter Schmidt (Designer Monographs , No 4) Alex Buck?Matthias Vogt? Die Botschaft der Titanic. Ausgewaehlte Essays Gustav Landauer?Walter Faehnders?Hansgeorg Schmidt-Bergmann? Die literarische Uebersetzung. Fallstudien zu ihrer Kulturgeschichte Brigitte Schultze? Geschichte der deutschen Sprache, II Fritz Tschirch? Physik Klassen 9/10 Lehrbuch Realschule Mecklenburg- Vorpommern Lothar Meyer?Gerd-Dietrich Schmidt?Edith Wulff?Reiner Schmidt? Serengeti Thomas Alexander Schmidt? Theodor Storm und das 19. Jahrhundert Theodor Storm?Brian Coghlan?Karl Ernst. Laage? Linguistische Gespraechsanalyse. Eine Einfuehrung Klaus Brinker?Sven F. Sager? Die Abwicklung des beendeten Arbeitsverhaeltnisses Reinhard Becker-Schaffner? Abwasserabgabengesetz. (E. Schmidt). Textausgabe mit Erlaeuterungen Horst Roth? Abfall und Energie Dieter Pautz?Hans-Joachim Pietrzeniuk? How to Achieve Mastery in Painting and Drawing Maurice Schmidt? Managementberatung in mittelstaendischen Unternehmen. Bessere Fuehrung durch externe Unternehmensberatung Beatrice Klaile? Cythopathology Annual Waldemar A. Schmidt?Theodore R. Miller?Ruth L. Katz?Jan F. Silverman? Benutzerbeteiligung bei der Entwicklung von Computersystemen Enid Mumford?Guenter Welter?Hermann. Krallmann? EDV - Buchfuehrung in der Praxis. Beitraege zur Verfahrensdokumentation Rock of the Ancestors William C. Seigman?Cynthia E. Schmidt? Excavations at Tepe Hissar, Damghan Schmidt Earn More Work Less Duane A. Schmidt? Die optimale Wahl steuerbeguenstigter Kapitalanlagen. Unter Beruecksichtigung der Einkommensteuerprogression Rita Hummeltenberg? Die Beseitigung von Sondermuell Kurt von Beckerath? Diskontinuitaetenmanagement Klaus Macharzina? Das Management oeffentlicher Aufgaben Hans W. Gottinger? Konzeption betrieblicher Informations- und Kommunikationssysteme. (IKS) Ulrich Busch? Reisevertragsgesetz Helmuth Bidinger? The Twelve Days of Summer Elizabeth Lee O Donnell?Karen Lee Schmidt? The Twelve Days of Summer Elizabeth Lee O Donnell?Karen Lee Schmidt? Sachstand Dioxine Daten zur Umwelt 1984 Kurt Augustin?Dieter Fischer?Armin Holz? Kennzahlen und Kennzahlensysteme Methodik des strategischen Technologie - Managements. Grundlage fuer erfolgreiche Innovationen Hans-Gerd Servatius? Recycling - Strategien Michael Kleinaltenkamp? Die Umweltvertraeglichkeitspruefung (UVP) von Grossprojekten Hans-Joachim Schemel? Dioxine. Entstehung - Wirkungen - Beseitigung Arbeit im Wandel. Technische Entwicklung, Beschaeftigung und Arbeitsorganisation Guenter. Ropohl? Systematische Erfindungsfoerderung als Unternehmensaufgabe Wilhelm Schmeisser? Rechtsgrundlagen des Gewaesserschutzes Georg Friedrich? Indirekte Methoden der steuerlichen Betriebspruefung. Klassische Verprobung - Systempruefung - neuere Verfahren Josef Ernst? Arzthaftpflicht- Rechtsprechung (AHRS) I. Entscheidungen bis 31. 12. 1992 Hans Josef Kullmann?Rolf Bischoff?Wolf-Dieter Dressler? Online - Kostenrechnung fuer die CIM- Planung Jens Knoop? Die Wirtschaftlichkeit von Fertigungssystemen Hans-Guenther Vieweg? Oertliche Landschaftsplanung und kommunale Bauleitplanung Rudolf Stich?Karl-Wilhelm Porger?Gerhard Steinebach? PPS als CIM - Baustein Peter Helberg? Betriebliche Bildungsarbeit als Instrument der Organisationsentwicklung Angelika Grunwald? Durchlaufzeiten im Buero Hans Zangl? Wirtschaftlichkeitsrechnungen im Buerobereich. Konzepte und Erfahrungen Rudolf Hoyer?Georg. Koelzer? Abfallwirtschaft in grossen Staedten I und Verdichtungsraeumen. Entsorgungskonzepte, national und international Werner. Schenkel? Abfallwirtschaft in grossen Staedten II und Verdichtungsraeumen. Altlasten, Sanierungsverfahren, Kosten, Finanzierung Werner. Schenkel? Deponiegasnutzung Volker Franzius? Schadstoffarme Abfallentsorgung Secrets of Magic (A Chatto Activity Book) Sid Fleischman?Eric Von Schmidt?Gerald Hannibal? Die Umweltvertraeglichkeitspruefung in den USA Juliane Joerissen?Reinhard Coenen?Peter Franz? Stadtentwicklung ohne Landschaftsverbrauch Roetger von Grot? Die Planung in der Abfallwirtschaft. Aktuelle Fach- und Rechtsfragen Gottfried Jung? Das Arbeitsrecht der Gegenwart 25. Dokumentation fuer das Jahr 1987 Thomas Dieterich?Otto Rudolf Kissel?Hans-Werner Schwartz?Barbara Sbresny-Uebach? Innovationsfoerdernde Unternehmenskultur Bernd Gussmann? Boden- und Grundwasser- Forum Berlin. 12. - 13. Oktober 1987 H.-P. Luehr? Mutagene Umweltchemikalien Rainer Konietzka? Meissen Domestic Porcelain Gunther Sterba?Sigrid Schmidt? Basileia (Bible Keywords) Karl Ludwig Schmidt?Kingdon? Symposium Umweltsicherheit beim Umgang mit wassergefaehrdenden Stoffen. Aachen 3. und 4. Maerz 1988 Altlastensanierung nach dem Verursacherprinzip? Christian Schrader?
https://w.atwiki.jp/oper/pages/700.html
第3幕 (幕が上る前からすでに、舞台の奥で強くハンマーで打つ音やガタガタいう音が聞える) (同じ部屋、ただ見事に散らかっている。芝居の一座の仲間が変装した大勢の労働者が、壁に釘を打ちつけたり、大きな音をたてながらいくつもの木箱や鏡、調度品などを持って階段を上がり、バタンと置いている。その間ずっと壁に釘を打ちつける音がリズムを刻んでいる) 第1場 アミンタ ここに鏡、サイドテーブル、 急いで、さあ、早く! (他の人たちに) ここにフィレンツェのシャンデリア そしてフランドルのゴブラン織! 古いガラクタは片付けて、 鎧戸やカーテンは外して、 光や太陽が入って来るように! (召使いのひとりがオウムを籠に入れて持ってくる) そこ、モロズス卿の部屋の前に そのオウムを置いて! オウム (大きな金切り声で) コラ…コラ…カカドゥ。 アミンタ もっと早く、早く、早く、 急いで、この何にもない壁を見るのは、 もううんざり。 (皆、ますます急いでハンマーを打つ) 第2場 (家政婦がモロズスの部屋から恭順にそっと出てくる) 家政婦 ああ、奥様、旦那様がお願いがあるとのことで… アミンタ (他の人たちに) 早くって、言ったでしょう、皆さん! 家政婦 もう少し気を配っていただきたいのですが… アミンタ (先ほどと同様に) ぐずぐずしないで、おしゃべりしないで! 家政婦 ハンマーの音で頭が痛くなると。 アミンタ (先程と同じように) 私、お昼には出来上がっていてほしいの。 家政婦 ぐっすりお眠りになれないんです、静かにしていただきたいのです。 オウム (金切り声で) コラ…カカドゥ。 家政婦 15分だけでも休憩をとっていただけると… アミンタ (家政婦を無視して、荷物を運ぶ二人に) ああ、クラブサンを持ってきたのね。ここの隅に!まあ、 マエストロだわ! 第3場 (家政婦はすっかり絶望した身ぶりで退場。アミンタは、片手に巻いた楽譜を持っている歌の先生ヘンリーと、ピアノ伴奏者の扮装をしたファルファッロに向かって) アミンタ ようこそ、マエストロ!すぐに歌のレッスンを始めましょう。 (労働者たちに) さ、行って、みんな、また呼びにやるまで! (労働者たちは目配せしたり笑ったりしながら姿を消す) ヘンリー (歌の教師を演じて) こちらがチェンバロ奏者です。声の調子がいいならすぐに始めましょう。これがあなたのパートです。 (巻いた楽譜を彼女に渡す) モンテヴェルディの‘ポッペアの戴冠’からのアリアです。 ファルファッロ (チェンバロで前奏を弾く) アミンタ (イタリア語のアリアを歌い始める) セント ウン チェルト ノン ソ ケ、 ケ ミ ピッツィカ エ ディレッタ、 ディンミ トゥ ケ コーザ エリ エ ダミジェッラ アモロセッタ. ティ ファレイ ティ ディレイ ティ ディレイ ティ ファレイ、 マ ノン ソ クエル キオ ヴォッレイ、 マ ノン ソ クエル キオ ヴォッレイ. ヘンリー (歌の休みの間に割り込んで) ブラーヴァ、ブラーヴァ!デモモット早ク、モット情熱的ニ!それから私が二重唱に加わりましょう。 アミンタ (先程より大きく力強い声で歌う) セ スト テコ イル コール ミ バッテ、 セ トゥ パルティ イオ スト メレンソ、 アル トゥオ セン ディ ヴィーヴォ ラッテ センプレ アスピーロ エ センプレ ペンソ. モロズス (だらしないガウン姿で隣の部屋から飛び出して来る、頭と耳にはターバンのようなものを分厚く巻いている。その後ろに家政婦) 同情してくれ、止めてくれ! ああ、もう駄目だ、駄目だ! 跪いてお願いするから、 休憩を、休憩を! アミンタ (歌い続ける) (ジョヴァンニ・レグレンツィのオペラ『エテオクルとポリニーチェ』(ヴェネツィア1675)から二重唱(アルジーアとポリニーチェ)) ドルチェ アモール! ヘンリー ベンダート アラート! 二人 デー コンソーラ、 デー コンソーラ イル ミオ マルティール! エ ペル ファール キオ ゴーダ ア ピエノ、 レンディ パーチェ ア クエスト セーノ、 ケ フェリート ダ テ ソル、 ダ テ ソル スペロ イル ジョイール! モロズス (同時に) 駄目だ、誰だって耐えられない、 地獄よりひどい、 死よりもひどい。 どうやって逃げる、どうやって助かる? ああ、静けさを見出すにはどうしたらいいんだ! オウム コラ…コラ…カカドゥ。 家政婦 (同時に) ああ、私の警告は無駄だった! ああ、あの女は罠をかけようとしてると 旦那様には切にお願いしたのに、 今となってはどんな忠告も遅すぎる! ファルファッロ (拍手しながら) ブラーヴァ、ブラーヴァ!ブラヴィッシマ! ヘンリー タイヘン満足!もう少し熱をこめて、では最初カラ! モロズス (絶望して) やめてくれ!やめてくれ! 家政婦 どれほど苦しめているか。恥さらしだわ! アミンタ 喜んで最初カラ! このバカのことは気にしないで! (全員一緒に) ヘンリー (ファルファッロに) では、始メマショウ! ファルファッロ (チェンバロで前奏を弾く) モロズス 駄目だ!駄目だ!静かに、静かに! どうやって逃げる、どうやって助かる? ああ、静けさを見出すにはどうしたらいいんだ! オウム (金切り声で) コラ…コラ…カカドゥ。 第4場 (ドアが開く。理髪師が横柄な態度で入って来る。すぐに静かになる) 理髪師 (話す) 高名な裁判長閣下が、裁判所の公証人二人と共に、間もなくここに来られます。 (ヘンリーとファルファッロに) マエストロ、重要な用件がありますので。ではまた! (ヘンリーとファルファッロは意味ありげな顔つきで去る) モロズス 神様のお陰だ、いい時に来てくれた、でなきゃベドラム(精神病院)に連れて行ってもらうところだった! (小声で) 準備万端か?離婚の準備は? 理髪師 (小声で) あらゆる証拠を突きつけ、いくらか小銭も掴ませておきました。間もなく審理が始まります。 モロズス しかしあいつが叫んだりはしないか、大騒ぎしたりはしないか?私の耳はすっかり傷ついていて、もう耐えられない。ああ、床屋君、ともかくまるくおさめてくれ、、喧嘩はもういやだ。欲しがるのは何でもやってくれ、私が欲しいのは静けさだけだ! 理髪師 (小声で) やってみせます! (彼は、二人のひそひそ話に疑い深そうに目を向けているアミンタのほうに、勿体ぶって歩み寄る) 失礼ながら、奥方様! アミンタ (同様に) まあ、理髪師殿! 理髪師 (大仰に) こう言っては何ですが、 お見受けいたしますところ、 お二人の御結婚は お幸せではないようで。 アミンタ (辛辣に) それは大いなる勘違い、 それは大変な勘違い、 私にはすばらしく、 これ以上望むものは何もありません。 理髪師 だが俺はつい先ほどドアのところで きつい会話が、 激しい言い争いが 聞こえたように思ったが。 アミンタ でも日常茶飯事のことでしょう 結婚してればどこだって 口喧嘩したり、興奮したしたりして、 そしてまた仲直りするのです。 理髪師 だがモロズス卿は 命に関わると訴えておられる、 卿はあなた様にはこれ以上 我慢できないと。 アミンタ それなら私は穏やかに 耐え忍ぶことにしましょう、 私が謙虚に その十字架を背負います。 理髪師 (モロズスに小声で) ああ、あの方は地獄の業火の中でも頑固です!鎖を解くのはそう簡単ではありません。 モロズス (小声で) 金をやれ!財産の半分でもいい!私が欲しいのは静けさ、静けさだけだ! 理髪師 (声の調子を変えて、小声で、アミンタに内緒話をするように) 賢明にお聞きなさい、 どっちが得かよく考えて。 アミンタ ええ、喜んで。 理髪師 冷静になって! アミンタ モロズスがバカだっただけです! 理髪師 では、お聞きください! アミンタ ええ、聞きますわ! 理髪師 モロズス卿は大金持ちです。 アミンタ (頷いて) その美徳の故に 私はこの方のお傍にいるのです。 理髪師 あんたがあの方を自由にしてくれたら、 千ポンド差し上げると言ってます。 アミンタ まあ、お笑いね!千ポンドですって! まあ、何て愉快なご冗談を! モロズス (後ろから) 倍でもいい、もっとやる! 全部だ、全部だって 静けさのためなら払ってもいい! 理髪師 二千…三千…四千…いや、五千… アミンタ もっと、もっと! 理髪師 冷静になって… アミンタ いいえ、笑っちゃうわね 私の魂は自由よ。 私の名誉がガラクタと引き換えに 買収できるとでも、思ってるの? (荘重で嘲笑的な身振りで、民謡をパロディ風に讃美歌風に歌う) 私はこの方に 貞節を誓いました、 冷たいお墓に 入るまでの貞節を、 この方に誓った その貞節を 私はずっと 守り通すつもりです。 モロズス くそ、このあばずれ… (突然出て来る) アミンタ (嘲笑的に) あなたの奥方ですわ! モロズス 神様、もう駄目だ。 アミンタ (パロディ風に夢中になって) ああ、永遠に、永遠に。私はあなたから離れません! モロズス (喘ぎながら) ああ、…ああ、…まだ私を嘲笑っている!気が変になる…ああ、怒りで窒息しそうだ… 第5場 (家政婦が駆け込んでくる) 家政婦 旦那様…儀装馬車二台で、お偉い方々がお越しです。 モロズス (ほっとして) ああ、生き返った。 理髪師 (窓から外を見ながら) 勝った!助かりましたよ。裁判長と弁護士です。しかし、こんな寝間着姿で紳士方をお迎えするわけにはいきません。さあ、さあ、盛装して勲章をつけて、ここで誰が相手か、分からせてやりましょう。 モロズス ああ、すぐに行く。紳士方にはご無礼を伝えてくれ、二分たったらきちんとして戻って来る。 (彼は家政婦と共に隣の部屋に消える) 第6場 (ヴァヌッチ、ファルファッロ、モルビオが入って来る。ヴァヌッチは大きな白い鬘と眼鏡、金の鎖と黒い胴着を身に着けて裁判長の格好、他の二人は弁護士の格好をしている。裁判長役のヴァヌッチは長い金の握りのついたステッキで大げさに床をたたく) ヴァヌッチ 国王陛下の名において、議会の名において!控訴人は出頭しているか、モロズス卿とモロズス夫人? アミンタ バスのいい声は後々のためにとっときなさい、ヴァヌッチ!いるのは私たちだけよ。 ヴァヌッチ はは、勇敢なアミンタ、君はなんて見事に小悪魔の役をやってくれた! 理髪師 おやおや、自分で心配になってきた、あの娘(こ)ときたらあの哀れな爺さんに塩コショウし、茹でてトリュフで味付けとさんざんな仕打ち、すると爺さんは煮えたぎり、自分の脂で煮えくりかえる。あと小1時間もしたら肉は出来上り、俺らは一息つける。残すは最後の 一芝居、 そしたら旦那は 完治する。 かくして陽気に また愉快に、 旦那自身が 陽気になるほど。 ヴァヌッチ (変装をさっと投げ捨て、踊りながら) ああ、汗だくだ、息がつまる、 このガウンで ぐったりだ、 裁判長の 服も鬘もとって 少し空気を 入れないと。 モルビオ だめだ、笑うに 笑えない、 厳めしい身なりを していると。 マントを外し、襟飾りを取り、 脚をまっすぐ 伸ばすんだ! (二人は一緒に踊る。) ファルファッロ (アミンタを捕まえて) アミンタちょっと 踊ろうよ、 それは血の巡りを 高めてくれる。 上手くからだを 揺り動かせば、 この楽しさは 倍増する。 アミンタ (彼と共に) 威厳よ、威厳、さあみんな、 裁判の威信に 敬意を払って! 私たちのことが あの人にばれたら、 全ての努力が 水の泡。 ヴァヌッチ、ファルファッロ、モルビオ (一緒に) 残るは最後の 一頑張り、 円陣を組んで、右へ左へ、 我々はもう一度 威厳をただし 我々はもう一度 口をつぐむ。 (彼らはまた衣装を身に着け、鬘を被り、最初に登場した時と同様に真面目にいかめしく立っている。この場面全体が迅速にパントマイムのようにさっと行われ、最初に登場した時と全く同じ状態になる) 第7場 モロズス (盛装して、家政婦を従えて、姿を現わし、深くお辞儀をする) 大変恐縮に存じます。 ヴァヌッチ (上から見下して) 貴殿の訴訟の件、了解いたしました。 (弁護士に) よろしいですか、先生方、では始めます。 (モロズスの合図で家政婦と理髪師は中央にテーブルを運ぶ。中央に裁判長役のヴァヌッチ、右と左に陪審役のモルビオとファルファッロが座る) ヴァヌッチ ロード・モロズスとレディ・モロズスが、結婚を解消したいと、請願を出され… アミンタ 異議あり。私はそのような請願を一度もしておりません。 ヴァヌッチ えへん、えへん、その点でもう紛糾しておりますな。請願者は、離婚ガ合法と論証する根拠を提示する義務があります。 理髪師 (小声で通訳して) 離婚の理由です。 ヴァヌッチ 先生方、婚姻ヲ解消スルノヲ法廷が認める場合の、婚姻障害事由を説明してください。 理髪師 (小声で) 離婚の理由を列挙します。 ファルファッロ (情熱的に) 婚姻障害事由ハ12アリ… モルビオ (通訳して) 障害は12あると。 ファルファッロ 結婚ヲ無効にスルノハ、 モルビオ 結婚を無効にするのは、 ファルファッロ ソレハ、 モルビオ それは、 ファルファッロ 間違ッタ条件、誓約、血縁関係、犯罪ノ間違イ、教養ノ差異、暴力、風習、夫婦ノ絆、体面、不能… モロズス 何が言いたいんだ?何を言ってるんだ?私が分かったのは最後の障害だけだ。 ヴァヌッチ (ファルファッロに) 先生、説明してあげなさい!この請願者は全く法律ニ無知のようですね。 ファルファッロ では説明いたします。第一に、あなたが結婚した人とは別の人物と結婚したのではないかとと思った場合の間違い… モロズス (興奮して) それです、先生方!私は無口な女を手に入れたと思ったのに、結婚した相手は活火山だった、悪妻クサンチッペ、悪魔の妹、誓って言います、先生方、間違いだったのです。 ヴァヌッチ (テーブルを叩いて) その種の間違いだけでは十分ではありません、ありふれたことです。どの男にもあることです。我々は誰しも大人しい娘と結婚したいと思いますが、自分の妻が無口で従順だと思うような者などいるでしょうか!説明してあげなさい、先生方、裁判で唯一認められる間違いの形式について。 ファルファッロ 間違いには色々な形式があります。第一に、人格ノ間違イ、すなわち別の女性にすりかえられていた場合です。第二に財産ノ間違イ、すなわち、その女性が金持ちだと思っていたら貧乏だった場合、第三に性質ノ間違イ、すなわち、バージンつまり処女と結婚したつもりが、実は処女デナイと分かった場合… 理髪師 (前に出て、大声で) ソレダ!私が証言します、彼女は他の男と関係を持っていました。 アミンタ この人は買収されています、嘘です!私は結婚した夫以外に誰とも関係を持っていません。誓います。 ヴァヌッチ 証明されねばなりません。 (理髪師に) その告発に証人がいますか? 理髪師 かしこまりました、閣下、すぐにここに。 第8場 理髪師 (ドアのところに行き、開ける。イゾッタとカルロッタが前と同じ格好で入って来る) ここにおられるこのご婦人方です。 ヴァヌッチ あなた方は、モロズス夫人がモロズス卿以外の男性と関係があると、証言できますか? カルロッタ そんつもりよ。誓ってもええよ。 イゾッタ 私も誓います。 理髪師 いかがです、先生方! アミンタ 誹謗中傷させるもんですか、この人たちは買収されたんです! カルロッタ 何やて?この高慢ちき、あんたこそあのまぬけ爺いに買ってもらったんやろ! イゾッタ 私、この人を軽蔑して、その言葉お返ししますわ! アミンタ 嘘よ、誹謗中傷よ!私の名誉、私の名誉! カルロッタ あんたの名誉なんて糞くらえよ! モロズス おお神よ、私の頭が、この哀れな頭が! 理髪師 (宥めて) お嬢さん方、お嬢さん方、二人一緒に話さないで! イゾッタ (アミンタのほうに詰め寄り) あんたが否定しようとは、 鉄面皮をお持ちだね、 昼といわず夜といわず 別の男と 一緒だったくせに。 アミンタ 嘘よ、誹謗中傷よ! 卑劣な嘘! 決して、いえ、決して 私は結婚の名誉を 冒涜したことはありません。 家政婦 (舞台の端の方の手前で) やっと、やっと ことをはっきりとしなくちゃ。 ずっとずっと前から、 私は怪しいとにらんでいた、 ごまかしを嗅ぎつけていた。 理髪師 (舞台のもう一方の端で、手をこすりながら) 今や大旋風が ぐるぐる巻き上がり 更に拡がり、拡がり 大騒動を巻き起こす! さあ、すばらしいぞ。 モロズス (すっかり落胆して) この騒ぎ、この喚き声、 私の耳がちぎれてしまう! 早く終わってくれ、 でないと私は気が変になりそうだ。 ヴァヌッチ 紳士淑女の皆さん、ああ、誰も私の言うことを聞いていない! モルビオ 懲戒処分しなければなりませんな。 ファルファッロ あるいはこの裁判をやめるか。 ヴァヌッチ (ステッキで叩きながら) 静粛ニ! アミンタ (テーブルの前で跪いて) 裁判長様、私の名誉をお守りください! モロズス卿が私を選んだことへの 憎しみ、妬み、恨みから この厚かましい女たちは嘘をついているんです! 星々に誓って言います、 天の神様も聞いてくれているはず、 私はあの方を騙したりはしていません、 私はあの方に誠実に貞節を守っています。 理髪師 かもしれない、かもしれない、しかしその点はそう難しくはないね、あんたはあの方と結婚してたった12時間だから。そのくらいならこの年の俺だって誠実でいられる。しかし以前だな、モロズス夫人、以前、これが重大ナ点、当該事件で浮上してきて、少し臭ってくる点だ… (ヴァヌッチに) 裁判官殿、俺にはもう一人、この品行方正な奥方自身の寵愛を受けたと誓ってくれる証人がいるんだが。 ヴァヌッチ (他の二人に尋ねる) 先生方は? モルビオ 賛成です。 ファルファッロ 同意します。 ヴァヌッチ では連れてきなさい。 第9場 (理髪師がもう一度ドアを開けると、ヘンリーが入って来る。変装して髭をつけているので、誰だか分からない) ヴァヌッチ このご婦人をご存じか? ヘンリー よく存じております、閣下。 ヴァヌッチ 私が言いたいのは、あなたが彼女をよく知っていた…というのは…彼女と親しい仲だったということですか? ヘンリー その通りです、閣下! ヴァヌッチ 私が言いたいのは…親しい仲、これが問題なんですが…あなたは彼女をよく知っていた、というのはつまり、カルネの関係。 モルビオ (督促するように尋ねる) カルネの関係! ファルファッロ (同様に) カルネの関係! モロズス (理髪師に小声で) 何のことだ、カルネのとは? 理髪師 (同様に小声で) 肉体のという意味で、閣下、肉体の。 ヘンリー (お辞儀をして、小声で) はい…誓います。 ヴァヌッチ (アミンタに) 何と答えますかな? アミンタ (目をそらして) 私は夫以外の男性と一緒になったことはありません。誓います。 ヴァヌッチ でこの証人はご存知ですか? アミンタ (興奮し目をそらして) もう知りません!知りたくもありません。 ヘンリー (彼女の方に近寄って) 本当に僕を 知らないと? 君の気持ちは そんなに移り気なの? 君は本当に 嘘をつくつもり、 君の心は 僕のものだったのに? 君の唇、君の頬、 それを僕は 何度も優しく抱いたよね、 君の手、君の甘い髪の毛を? 僕らの情熱、穏やかな優しさの 至福の時間が、その時間がすべて すっかり君から 消えてしまったので、 君の目は 僕の目を避けるのか? いや、愛する人よ、思い出しておくれ、 君の友だちを 否定しないで! 僕の目を見て、自分の心を見て、 愛が新たに 僕らをひとつにするのを。 アミンタ (一見、怒ったように) 出て行って、この嘘つき!裏切り者! 嘘が私を じっと見ている! 悪者、偽善者、大悪人! 大嘘つき、卑怯者! お願い、私から 離れていてよ! ああ、不幸なのは 私たち女、 愛しては、騙され、 頼りにしては、裏切られる! ヴァヌッチ えへん、えへん!ではこの男を知っていることは、もはや否定しませんね? アミンタ (横を向いて、顔を手で覆って) ああ… 理髪師 (モロズスに大声で) 彼女の罪が証明されました!勝利です! モルビオ 訴訟に勝ちました!おめでとうございます。! 家政婦 ああ、嬉しくて死にそう! カルロッタ 今、あの子、自滅しちゃった! イゾッタ 分別のある女ならそんなことは決して認めないわ。 理髪師 モロズス万歳!勝利です! 全員 モロズス万歳!勝利です! (全員が、大喜びしているモロズスを取り囲む) モロズス (全員と握手しながら) ああ、皆さん、感謝するよ! やっとあいつから自由になった ああ、この魂に花が咲く。 私がどれだけ苦しんだか、誰も分かるまい、 私の喜びは、誰も分かるまい。 理髪師 (ヴァヌッチに) 判決を、閣下!判を押して、署名してもらいたい! ヴァヌッチ (杖をついて立ち上がりながら) 請願者には、彼の妻モロズス夫人がバージンで結婚生活に入ったのではないことが証明されましたので、性質ノ間違イという障害が成立します。そして先生方、この結婚が無効であると宣言することを、提議します。 モルビオ 賛成です。 ファルファッロ (立ち上がって) 反対です。 モルビオ 反対だって? 理髪師 (一見、驚いたように) 反対だって? カルロッタ (同様に) 反対やって? 家政婦 反対ですって? イゾッタ (同様に) 反対ですって? モルビオ 反対だって? モロズス おお神よ、何だって?反対だって? ファルファッロ 反対です。この結婚契約書ニハ、結婚前ノ、モロズス夫人の純潔が、結婚ノ条件とは一言も書かれていません、従ッテ性質ノ間違イは成立しません。 モロズス (心配そうに) 何が言いたいんだ?何を言ってるんだ? ヴァヌッチ えへん、えへん! マサシク!こちらの先生は、あなたが結婚前にバージンという条件が契約書には書かれていないと、見つけたのです。 (アミンタに) モロズス卿は結婚の前にあなたに尋ねましたか? アミンタ 何も。 ヴァヌッチ では間違いにはなりません。請願は却下。先生方、承認サレますか? モルビオ 無条件デ承認。 ファルファッロ 無条件デ承認。 モロズス (理髪師に) 奴らは何を言っているんだ?何をしようと? 理髪師 大変お気の毒ですが、閣下、あなたの願いは認められませんでした。 モロズス しかしあいつは他の男と寝たのだろう?しかも証明されたじゃないか。 理髪師 しかしそれは結婚前ノコト、閣下、あなた様以前のことで、我々はそのことを契約書に入れるのを忘れていました。今となってはずっと一緒にいるしかありません。 モロズス 一緒にいる?あいつと一緒に?あの小悪魔に加えてこの恥さらし?イヤだ、イヤだ!名誉を汚したくない!あんな女、その上娼婦だ!イヤだ、もうたくさんだ。くたばるほうがましだ!破滅するほうがましだ。私のピストルは何処だ?私の剣は?縄は?水に跳び込もう!窓から身投げだ!あいつと一緒に1日だって嫌だ、1日だって! (全員が彼の周りを囲んで、彼がしようとするのを押しとどめる) ヴァヌッチ よく考えてください!まだ控訴できます。 モルビオ 落ち着いてください、覆すことのできないことなんて何もありません! 家政婦 旦那様、お命を大切に! 理髪師 まだ何か方法を見つけます。 カルロッタ あんなあまっこのせいでそんたらカッカすることねえのに。 イゾッタ いつでもあなた様をお慰めする代わりの女性がいますわ。 モロズス (身を引き離して) 放せ!畜生みんな出て行け、お前らの叫び声で私を殺す気か?私が欲しいのは静けさだけだ!もう我慢ならん!我慢ならん!おお、誰も見たくない!何も聞きたくない!死んじまえ、行っちまえ!欲しいのは静けさ、何も聞きたくない、静けさ、静けさ… (彼は自暴自棄になって寝台に身を投げ出し、布団の中に頭を突っ込み、耳に栓をする) 理髪師 (手を上げる。突然、静かになる。ヘンリーとアミンタが変装を投げ捨て、モロズスが呻きながら枕の下に潜り込んでいる寝台の方に静かに近寄り、跪く) フィナーレ ヘンリー (跪いて) おじ上、あなたの苦しみ、ご心配を これ以上 見ていられません。 立って!しっかりしてください、 この結婚の悪夢から目を覚ましてください! 周りをご覧ください!友だちばかりです! 恐ろしいものや責苦はすべて消え去りました、 あなたの甥が、あなたの息子が ここであなたの愛を切にお願いしています。 モロズス (ゆっくり起き上がり、困惑して周りを見て、息をつきながら) ヘンリー!ありがたい、私のヘンリー!どこから来たんだ?だってさっきまでそこに別の男がいた。あの女は誰だ…確か (驚いて) あれは確かティミーダだ。 ヘンリー 違います、あの女はもうあなたをいじめたりしません、 あの女は永遠に姿を消しました。 いるのはアミンタだけです、 いつものように、穏やかに。 アミンタ (跪いて) あの女があなたにしたことを、 どうぞお許しになってください。 そして生涯、子供としての愛を あなたに捧げることで お怒りを和らげることができるなら、 二人の真実の愛を受け入れてください、 アミンタを、この忠実な娘を、 あなたの娘として受け入れてください! モロズス 何?何て?よく分からない。アミンタがティミーダでティミーダがアミンタ?彼女は私の妻で、お前の妻?私はラム酒の樽の中に落ちたのか?私は夢を見ていたのか?私は酔っぱらっていたのか?そしてそこにいた裁判官や先生方は… ヘンリー 僕の仲間です。 (ヴァヌッチ、モルビオ、ファルファッロが変装を脱ぎ捨て、へりくだった態度で立っている) モロズス 何?何だと?仲間…結局、あの旅芸人の仲間か?お前らは…お前らはもしかして私をこけにしたのか?茶番をしたのか、私は実は結婚していない、実は本当は結婚してはいなかったのか? (彼はステッキに手を伸ばす) 何?何だと?お前らは私をからかったのか、このモロズス卿を?仕返ししてやるぞ、山賊め!お前らは私をロバみたいに酷使して、私の鼻ずらを引っ張って、血の汗を流させた!お前らは私を猪みたいに追い回し、けしかけて、私は危うく首つりするところだった… (突然、激怒から転じて大笑いし始める) は、は!それにしても大したものだ、この野郎ども!大したものだ、大したものだ!この老練な船乗りを欺くとは、この厚かましい陸(おか)ねずみどもめ、は、は!上手くやったな、バカな奴は櫛けずられ、愚かさは打ちのめされるがいい。こいつめ、こいつめ、お前らがそんなすばしこい野郎どもだとは、思ってもいなかった。 (ヴァヌッチに) 結局、君が、私を信じ込ませた牧師だったのか? ヴァヌッチ (まだびくびくして) その通りで。 モロズス (彼を抱きながら) だとすると私が今まで見た中で一番坊主らしい坊主だ。 (モルビオとファルファッロに) それで君があの弁護士らしい弁護士で、君が私がこの60年で見た一番気難しい公証人か。 (彼は二人を抱く。カルロッタとイゾッタに) そして君たち二人、すばらしい、すばらしい、一人前の男を手玉にとるとは、キスしてやるぞ。いや、私を打ちのめすとは、すごい!私はお前らに手酷い扱いをした、しかしこれからは芸術を敬うよ、君らのオペラには全部行こう、今日私が存分に笑ったように、君らが私を笑わせてくれたら、ピカピカの金貨で50ギニーやるぞ。 (アミンタに) ああ、この回し者め、色目を使うと、君はなんて魅力的だ。もう一度君と結婚したいくらいだ。しかしやめておこう、心配しなくていい、私は治ったすっかり治った、何事にもだ!今やっと分かった。いい人たちと楽しくいるより、いいことはないと。 (家政婦に) おい、ワインを持ってこい、イギリスで一番バカな男と、この王国で最も図々しい野郎どもと最も可愛い女たちのために一本飲もう! (俳優たちに) そして君たち、音楽をやりたいなら、私にかまわず、好きなだけ騒いだらいい。一度無口な女を妻に持ったら、この世のどんな騒音にも耐えられるというものだ。だからさあ、やれ! (彼はアミンタとヘンリーと一緒にテーブルに就く。それは先程ヴァヌッチが裁判長として座っていた席で、右にアミンタ、左にヘンリーが座る。俳優たちはその後ろに並んで、ダンスのメンバーと同時に、歌い、音楽を奏でる) ヴァヌッチ あなたが敵視した 我々の芸術が、 今あなたを 歓迎します、 何故って いかなる食事も 杯なしでは 完成しませんから。 モルビオ それなしでは 喜びはない、 それなしでは 幸せはない。 優しい愛と 音楽は この二つは 永遠に兄弟。 イゾッタ 芸術が その翼を広げる所は、 皆が集まり お祭りとなる、 芸術を避ける者は おばかさん、 身を任せれば、幸せになる。 カルロッタ 幸せかな、芸術と結ばれ、 心を音に 委ねる者は。 幸せかな、芸術を見出す者、 芸術は愛する者に、才能を与える。 ファルファッロ 芸術は いかなる悲嘆も克服し、 苦痛も憂鬱も 和らげてくれる、 あらゆる精神の中で 最も明るい精神、 神の息吹き、それはメロディー! 理髪師 あんたを恨んでいた この方にも、 もう一度 心を広げ、 優しい 地上の姉妹を 結局は贈ろう、それは明るさ! 全員 全ての喜び、全ての美、 モロズス卿、いつまでも! 全ての喜び、全ての美、 我らの愛する お二人に! 喜びをためらう人に 喜びを、 明るさを嫌う人に 明るさを、 今日のように 永遠に 芸術はこの家で 客人であれ。 (モロズスは、深く心動かされて、歌に耳を傾け、あらゆる方向の人々に感謝する。ヴァヌッチの合図で歌い手たちはドアの所に戻る) ヴァヌッチ では皆、歌は終りだ! 生れたばかりの幸せは 邪魔しまい。 この芝居が 上手くいったからには、 新たな刺激が 必要だろう、 我々が頂いた この感謝が、 いつまでも価値あるもので ありますように。 理髪師 では急いで こっそりと、 ぐずぐずしないで 邪魔しないで! 本当の洒落 というものは 長過ぎなければ 愉快なもの。 (彼らはドアを開けて、次々と膝を屈めたりお辞儀をしたりして、静かに姿を消す) 家政婦 どうぞ楽しいもうひと時を… モルビオ 音楽をもう少し… ファルファッロ 最後の静かな一節を… ヴァヌッチ そして我々は引きあげます。 カルロッタ 失礼します… イゾッタ …御免くださいな… ヴァヌッチ …もう一度挨拶を… ファルファッロ …最後に一言… ヴァヌッチ …そして残るは静寂と沈黙… 理髪師 …こうして最後に我々が出て行く。 最終場 (理髪師が後ろ手にドアを閉めると、すっかり静かになる。モロズスとアミンタ、ヘンリーだけがテーブルに就いている) モロズス (晴れやかに幸せそうに安楽椅子にもたれかかりながら) それにしても音楽の美しいことーだが一番美しいのは、音楽が終わった時だ! (彼はくつろいでワインをグラスで飲み、じっとアミンタを見つめる) それにしても若くて無口な女の素晴らしいことーだが一番素晴らしいのは、それが他人の妻である時だ。それにしても人生の美しいことーだが一番美しいのは、バカではなくて、生きるということを知った時だ。ああ、善き人々よ、お前たちは見事に私を治してくれた、今までこれほど幸せだと感じたことはない… (彼はパイプに火をつけ、心地よさそうに煙を吐く) ああ、何とも言いようのないいい気分だ。静かだ! (安楽椅子にもたれて、感謝を込めて右手でアミンタの手を、左手でヘンリーの手を握る) 静かだ!ああ…ああ…ああ!… DRITTER AUFZUG Schon ehe der Vorhang aufgeht, hört man kräftiges Gehämmer und Gepolter hinter der Szene Gleiches Zimmer, nur in grösster Unordnung. Eine Reihe Arbeiter, verkleidete Mitglieder der Schauspieltruppe, schlagen Nägel in die Wände, andere bringen mit viel Getöse Kisten, Spiegel und Geräte die Treppe herauf und stellen sie krachend nieder. Dazwischen immer das rhythmische Einschlagen der Nägel in die Wand ERSTE SZENE AMINTA Hier die Spiegel, die Konsolen, Aber eilt euch, vorwärts, flink! Zu andern Hier die Florentiner Lüster Und die fläm schen Gobelins! Weggeräumt den alten Plunder, Weg die Läden, die Gardinen, Licht und Sonne soll herein! Ein Diener bringt in einem Käfig einen Papagei Dort vor Herrn Morosus Zimmer Stell den Papageien zu! DER PAPAGEI laut und schrill Kora… Kora… Kakadu. AMINTA Aber rascher, rascher, rascher, Sputet euch, ich bin schon müde, Diese Wände leer zu sehn. Alle hämmern immer rascher ZWEITE SZENE Die Haushälterin kommt demütig aus dem Zimmer des Morosus geschlichen HAUSHÄLTERIN Oh, gnädigste Frau, der Herr lässt Euch bitten… AMINTA zu den andern Flink, hab ich gesagt, ihr Burschen! HAUSHÄLTERIN Ihr möchtet doch ein wenig Rücksicht nehmen… AMINTA wie früher Nicht gezaudert, nicht geplaudert! HAUSHÄLTERIN Das Gehämmer macht ihm Kopfschmerzen. AMINTA wie früher Mittags will ich s fertig sehn. HAUSHÄLTERIN Er hat schlecht geschlafen, er braucht seine Ruh . DER PAPAGEI schrill Kora… Kakadu. HAUSHÄLTERIN Wenn Ihr nur ein Viertelstündchen pausieren könntet… AMINTA ohne auf sie zu achten, auf zwei Packträger zu Ah, da bringt ihr das Clavecin. Hierher in die Ecke! Und siehe, der Maestro in persona! DRITTE SZENE Die Haushälterin geht mit allen Zeichen der Verzweiflung ab. Aminta dem Henry und Farfallo entgegen, die als Gesangslehrer - mit einer Rolle in der Hand - und als Klavierbegleiter verkleidet sind AMINTA Salute, Maestro! Wir können gleich mit der Singstunde beginnen. Zu den Arbeitern Weg, ihr Burschen, bis ich euch wieder holen lasse! Die Arbeiter verschwinden mit Zwinkern und Lachen HENRY als Gesangslehrer Dies mein Begleiter auf dem Cembalo. Ich hoffe, Ihr seid bei Stimme und wir können gleich beginnen. Hier Euer Part Überreicht ihr eine Rolle Die Arie aus Monteverdis ,L incoronazione di Poppea, I. FARFALLO präludiert auf dem Cembalo AMINTA beginnt die italienische Arie Sento un certo non so che, Che mi pizzica e diletta, Dimmi tu che cosa egli è Damigella amorosetta. Ti farei ti direi Ti direi ti farei, Ma non so quel ch io vorrei, Ma non so quel ch io vorrei. HENRY bei einer Pause unterbrechend Brava, brava! Ma piü mosso, piú passionato! Ich falle dann beim Duo ein. AMINTA singt lauter und kräftiger Se sto teco il cor mi batte, Se tu parti io sto melenso, AI tuo sen di vivo latte sempre aspiro e sempre penso. MOROSUS kommt aus dem Nachbarzimmer herausgestürzt im losen Morgengewand, den Kopf und die Ohren mit einer Art Turban dick umwunden, hinter ihm die Haushälterin Habt Erbarmen, macht ein Ende! Oh, ich kann, ich kann nicht mehr! Auf den Knien lasst Euch bitten Eine Pause, eine Pause! AMINTA singt weiter Duett (Argia und Polinice) aus der Oper »Eteocle e Polinice» des Giovanni Legrenzi (Venedig 1675) Dolce Amor! HENRY Bendato alato! BEIDE Deh consola, deh consola il mio martir! E per far ch io goda a pieno, Rendi pace a questo seno, Che ferito da te sol, Da te sol spero il gioir! MOROSUS gleichzeitig Nein, das kann kein Mensch ertragen, Das ist ärger als die Hölle, Das ist ärger als der Tod. Wie sich flüchten, wie sich retten? Oh, wie find ich meine Ruh! DER PAPAGEI Kora… Kora… Kakadu. HAUSHÄLTERIN gleichzeitig Ach vergebens war mein Warnen! Ach, wie hab ich ihn angefleht, Dass sie ihn mit List umgarnen, Jetzt kommt aller Rat zu spät! FARFALLO applaudierend Brava, Brava! Bravissima! HENRY Sono contentissimo! Nur mehr Schwung noch, da capo also! MOROSUS verzweifelt Nein! Nein! HAUSHÄLTERIN Wie sie ihn quälen. Es ist eine Schande! AMINTA Gerne da capo! Kümmert euch nicht um diesen Narren! Alle zusammen HENRY zu Farfallo Also avanti, comincia! FARFALLO präludiert am Cernbalo MOROSUS Nein! Nein! Meine Ruhe, meine Ruhe! Wie sich flüchten, wie sich retten? Oh, wie find ich meine Ruh? DER PAPAGEI schrill Kora…Kora…Kakadu! VIERTE SZENE Die Tür öffnet sich. Der Barbier tritt breitspurig herein. Alles wird sofort still BARBIER spricht Seine illustre Lordschaft, der Chief-Justice, werden in wenigen Augenblicken hier erscheinen, begleitet von zwei Notaren der hohen Kammer. Zu Henry und Farfallo Maestro, ihr begreift die Wichtigkeit. Zu anderer Stunde also! Henry und Farfallo verabschieden sich mit bedeutungsvollen Gesichtern MOROSUS Bei Gottes Gnade, Ihr seid zur rechten Zeit gekommen, sonst hättet Ihr mich nach Bedlam führen müssen! Leise Ist alles geordnet? Die Scheidung vorbereitet? BARBIER leise Ich habe sie bombardiert mit allen Argumenten und auch ein paar klingende ihnen in die Taschen geschoben. Gleich beginnt die Verhandlung. MOROSUS Aber wird sie nicht schreien, wird sie nicht Spektakel machen? Meine Ohren sind ganz wund, ich ertrag s nicht mehr. Oh, Schneidebart, versuch s doch erst gütlich mit ihr, ich vertrag kein Gezänk. Biet ihr alles, was sie will, nur Ruhe will ich, meine Ruhe! BARBIER leise Ich will s probieren! Er schreitet gravitätisch auf Aminta zu, die dem leisen Gespräch der beiden markiert misstrauisch zugeblickt hat Mit Reverenz! Vieledle Dame! AMINTA ebenso Vieledler Barbier! BARBIER pompös Ich kann des Eindrucks Mich nicht erwehren, Als ob Eure Ehe Nicht die glücklichste sei. AMINTA spitz Da irrt Ihr Euch mächtig, Da irrt Ihr Euch sehr, Ich fühle mich prächtig, Und wünsch mir nichts mehr. BARBIER Doch meint ich zu hören Vorhin an der Türe, Erbitterte Rede, Geharnischten Streit. AMINTA Das ist doch alltäglich In jeglicher Ehe, Man zankt sich, erregt sich, Und wird wieder gut. BARBIER Doch klagt Herr Morosus, Ihm ging es ans Leben, Er wollt Euch nicht länger, Er hält es nicht aus. AMINTA So bin ich die Sanfte Und will ihn erdulden, Ich nehme das Kreuz Demütig auf mich. BARBIER leise zu Morosus hinüber Oh, die ist hartgesotten in allen Satansfeuern! Die Klette kriegt Ihr nicht so leicht los. MOROSUS leise Biet ihr Geld! Mein halbes Vermögen! Nur Ruhe will ich, Ruhe! BARBIER jetzt in anderem Ton, leise, vertraulich zu Aminta Lasst doch klüglich mit Euch reden, Nehmet Euren Vorteil wahr. AMINTA Gerne, gerne. BARBIER Seid vernünftig! AMINTA Nur Morosus war der Narr! BARBIER Nun, so hört doch! AMINTA Ja, ich höre! BARBIER Herr Morosus hat viel Geld. AMINTA mit einem Knix Nur um dieser Tugend willen Hab ich mich ihm beigesellt. BARBIER Und er bietet tausend Pfunde, Wenn Ihr ihm die Freiheit lasst. AMINTA Ha, ich lache! Tausend Pfunde! Ha, wie Ihr vergnüglich spasst! MOROSUS von rückwärts Biete doppelt, biete weiter! Alles, alles, Zahle ich für meine Ruh! BARBIER Zwei… dreitausend… vier… nein fünfe… AMINTA Bietet, bietet immerzu! BARBIER Seid vernünftig… AMINTA Nein, ich lache Mir die Seele frei. Glaubt Ihr, dass mir meine Ehre Für ein Brosam käuflich sei? Ein Volkslied parodierend und psalmodierend mit pathetischironischer Geste Treue hab ich ihm geschworen, Treue bis ins kühle Grab, Und ich will die Treue halten, Die ich ihm geschworen hab . MOROSUS Oh, du Luder… vorbrechend AMINTA höhnisch Nur Eure edle Gattin! MOROSUS Gottlob nicht mehr lang. AMINTA parodistisch schwärmend Oh, ewig, ewig. Ich lasse nicht von dir! MOROSUS keuchend Oh,…oh,…sie höhnt mich noch! Sie macht mich rasend… oh, ich ersticke vor Wut… FÜNFTE SZENE Die Haushälterin stürzt herein HAUSHÄLTERIN Gnädigster Herr… zwei Karossen sind angefahren mit vornehmen Herren. MOROSUS aufatmend All, ich fange wieder an zu leben. BARBIER beim Fenster hinaussehend Viktoria! Ihr seid gerettet. Der Chief-Justice mit den Advokaten. Aber so, in diesem Morgenflaus, dürft Ihr nicht Seiner Lordschaft entgegen. Fort, fort, den Galarock an und die Orden, sie müssen sehen, mit wem sie hier zu schaffen haben. MOROSUS Ja, gleich komm ich. Entschuldigt mich bei den hohen Herren, in zwei Minuten bin ich respektvollst zur Stelle. Er verschwindet mit der Haushälterin ins Nebenzimmer SECHSTE SZENE Es treten ein Vanuzzi, Farfallo, Morbio, der erste als Chief-Justice mit riesiger weisser Perücke, Brille, der goldenen Kette und dem schwarzen Wams. Die beiden andern als Advokaten gekleidet. Vanuzzi als Chief-Justice pompös mit dem langen Goldknaufstock auf den Boden stossend VANUZZI Im Namen Seiner Majestät, im Namen des Parlaments! Sind die Appellanten zur Stelle Sir Morosus und Lady Morosus? AMINTA Spar deinen Bass für später, Vanuzzi! Wir sind unter uns. VANUZZI Haha, tapfere Aminta, wie wacker du teufeln kannst! BARBIER O jemine, ich hab selber Angst gekriegt, so hat sie den Armen gepfeffert, gesalzen, gesotten und getrüffelt, er kocht schon, er siedet im eigenen Fett in einem Stündchen ist der Braten gar und wir könnenAtem holen. Nur noch dieses letzte Spässchen, Und dann ist er auskuriert. Munter also und vergnüglich, Bis er selber munter wird. VANUZZI rasch die Verkleidung wegwerfend und tanzend Ach, ich schwitze, ich ersticke, Der Talar macht mich ganz schlapp, Fort das Amtszeug, die Perücke Und ein wenig Luft geschnappt. MORBIO Nein, man kann nicht richtig lachen, Wenn man so in Würden steckt. Auf den Mantel, los die Krause Und die Beine grad gestreckt! (Sie tanzen beide zusammen) FARFALLO Aminta fassend Rasch ein Tänzchen noch, Aminta, Das beflügelt Witz und Blut, Hat man sich recht umgeschüttelt, Schmeckt ein Spässchen doppelt gut. AMINTA mit ihm Würde, Würde, meine Herren, Ehrt das Ansehn des Gerichts! Würd er so uns überraschen, Wär die ganze Müh für nichts. VANUZZI, FARFALLO, MORBIO zusammen Nur noch diese letzte Runde, Rechtsherum und linksherum Und wir tun schon wieder würdig Und wir stehn schon wieder stumm. Sie haben die Kostüme wieder angezogen, die Perücken aufgesetzt und stehen ernst und gravitätisch wie beim ersten Auftreten. Die ganze Szene muss wie im Flug blitzschnell und pantomimenhaft vorüberstreichen und genau die Position beim ersten Eintreten erreicht werden SIEBENTE SZENE MOROSUS im Staatskleid, erscheint, gefolgt von der Haushälterin, verbeugt sich tief Meinen submissesten Respekt. VANUZZI von oben herab Wir sind von Eurer causa verständigt. Zu den Advokaten Beliebt es, doctores, so beginnen wir. Auf eine Geste des Morosus hin tragen die Haushälterin und der Barbier einen Tisch in die Mitte der Szene. Auf derMittelseite nimmt Vanuzzi als Chief- Justice Platz, rechts und links Morbio und Farfallo als Beisitzer VANUZZI Es haben der hochgeborene Lord Morosus und die hochgeborene Lady Morosus das Ansuchen erhoben, ihre Ehe zu lösen… AMINTA Ich protestiere. Ich hatte nie ein derartiges Ansuchen gestellt. VANUZZI Hem, hem, das schafft insoferne complicationes, als der Petent obligiert ist, die Gründe vorzubringen, welche ein divortium legitimum argumentieren. BARBIER leise übersetzend Eine Scheidung zu begründen. VANUZZI Erklärt ihm, doctores, die impedimenta, welche das Gericht anerkennt per dirimere matrimonium. BARBIER leise Sie werden Euch die Scheidungsgründe aufzählen. FARFALLO pathetisch Impedimenta sunt duodecim… MORBIO übersetzend Zwölf sind der Hindernisse. FARFALLO Quae irritum rendant matrimoniurn, MORBIO Welche eine, Ehe aufheben. FARFALLO Sunt MORBIO Es sind FARFALLO Error conditio, voturn, cognatio, crimen, cultus dis-paritas, vis, ordo, ligamen, honestas, impotentia… MOROSUS Was will er? Was meint er? Ich habe nur das letzte Hindernis verstanden. VANUZZI zu Farfallo Expliziert ihm doch, doctissime! Seht ihr nicht, der Petent ist totaliter in statu ignorantiae. FARFALLO Also ich expliziere. Ad primum error, wenn Ihr ge-meint habt, eine andere Person zu heiraten, als die Ihr geheiratet habt… MOROSUS begeistert Das ist es Illustrissime! Ich meinte, um eine schweigsame Frau zu werben und habe einen Vulkan geheiratet, eine Xantippe, eine Satansschwester, ich schwöre es, Illustrissime, es war ein errort VANUZZI aufklopfend Diese Art des errors genügt nicht, sie ist zu gewöhnlich. Diesem Irrtum verfällt jeder Mann. Wir haben alle gemeint, sanfte Mädchen zu heiraten, und wer hat dann seine Frau je schweigsam und folgsam befunden! Erklärt ihm, doctissime, die Formen des error, welche das Gericht einzig anerkennt. FARFALLO Der error hat verschiedentliche Formen. Primum error personae wenn Euch eine fremde Frau unterschoben war. Secundum error fortunae wenn ihr sie reich glaubtet und sie war arm. Tertium error qualitatis, wenn ihr sie virginem desponsam, als erklärte Jungfrau, heiratet und fandet sie corruptam… BARBIER vortretend laut Ecco ! Ich bezeuge, ich bezeuge, sie hat Umgang gehabt mit einem andern Mann. AMINTA Er ist bestochen, er lügt! Ich habe mit niemand Umgang gehabt als mit meinem ehlichen Gatten. Ich beschwöre es. VANUZZI Das wird sich weisen. Zum Barbier Habt Ihr Zeugen für Eure Anschuldigung? BARBIER Sehr wohl, Euer Gnaden, und sofort zur Stelle. ACHTE SZENE BARBIER geht zur Tür, öffnet sie. Herein treten Isotta und Carlotta in der gleichen Verkleidung wie vordem Hier diese beiden ehrsamen Damen. VANUZZI Könnt ihr bezeugen, dass Lady Morosus Umgang hatte mit einem anderen Mann als Sir Morosus? CARLOTTA Dös man i. Da leist ichs Jurament darauf. ISOTTA Auch ich will es beeiden. BARBIER Ihr seht, hohe Herren! AMINTA Ich lasse mich nicht verleumden, das sind gekaufte Weiber! CARLOTTA Was? Du Gschnaufte, selber hast dich kaufen lassen von dem alten Teppen! ISOTTA Ich verachte die Person zu sehr, um ihr zu erwidern! AMINTA Lüge, Verleumdung! Meine Ehre, meine Ehre! CARLOTTA Die liegt auf m Misthaufen! MOROSUS O Gott, mein Kopf, mein armer Kopf! BARBIER beruhigend Meine Damen, meine Damen, bitte nicht alle zusammen zu sprechen! ISOTTA auf Aminta zutretend Hast du die Stirne, Frech es zu leugnen, Dass du dem ander Zu eigen gewesen Bei Tag und bei Nacht? AMINTA Lüge, Verleumdung! Erbärmliche Lüge! Niemals, nein, niemals Hab ich die Ehre Der Ehe entweiht. HAUSHÄLTERIN vorn an der Seite der Bühne Endlich, endlich Muss es sich klären. Lange schon, lange Wittre ich Unrat, Fühle ich Trug. BARBIER auf der andern Seite der Bühne, sich die Hände reibend Jetzt geht der Wirbel Gut durcheinander, Weiter, nur weiter Wacker spektakelt ! Jetzt geht es famos. MOROSUS ganz gebrochen Dieses Lärmen, dieses Brüllen, Das die Ohren mir zerstückt! Wär nur alles schon zu Ende, Denn sonst werd ich noch verrückt. VANUZZI Meine Herren, meine Damen! 0 keiner hört auf mich! MORBIO Man müsste disziplinariter vorgehen. FARFALLO Oder die Sitzung aufheben. VANUZZI mit dem Stock aufstossend Silentium! AMINTA sich auf den Knien vor den Tisch hinstürzend Richter, schützet meine Ehre! Nur aus Hass, aus Neid und Galle, Dass mich Sir Morosus wählte, Lügen diese frechen Weiber! Bei den Sternen will ich s schwören, Gott im Himmel soll mich hören Niemals hab ich ihn betrogen, Treulich hielt ich ihm die Treu. BARBIER Schon möglich, schon möglich - aber das war insofern nicht schwierig, als Ihr mit ihm bloss zwölf Stunden verheiratet waret. So lange kann sogar ich meiner Alten treu bleiben. Aber vorher, Lady Morosus, vorher - das ist das punctum saliens, der Punkt, welcher springt und im vorliegenden Falle ein wenig stinkt… Zu Vanuzzi Hohes Gericht, ich habe einen weiteren Zeugen bereit, der beeiden kann, die Gunst - dieser tugendhaften Dame in persona genossen zu haben. VANUZZI zu den beiden andern hinüberfragend Doctores? MORBIO Ich stimme bei. FARFALLO Ich stimme zu. VANUZZI So führt ihn vor. NEUNTE SZENE Barbier öffnet abermals die Tür, herein tritt Henry, verkleidet und mit einem falschen Bart, der ihn unkenntlich macht VANUZZI Ihr kennt diese Dame? HENRY Sehr wohl, Eure Lordschaft. VANUZZI Ich meine, seid Ihr näher bekannt gewesen mit ihr… habt Ihr… habt Ihr mit ihr Umgang gepflogen? HENRY Gewiss, Eure Lordschaft! VANUZZI Ich meine … näheren Umgang, dies ist die Frage… Habt Ihr sie näher gekannt… ich meine carnaliter. MORBIO mahnend fragend Carnaliter! FARFALLO ebenso Carnaliter! MOROSUS leise zum Barbier Was heisst das? Carnaliter? BARBIER ebenso leise Fleischlich, Euer Gnaden, fleischlich. HENRY sich verbeugend, leise Jawohl… ich beeide es. VANUZZI zu Aminta Was habt Ihr zu antworten? AMINTA ausweichend Ich habe nie einem andern Manne angehört als meinem Gatten. Ich beschwöre es. VANUZZI Und kennt Ihr diesen Zeugen? AMINTA erregt ausweichend Ich kenne ihn nicht mehr! Ich will ihn nicht kennen. HENRY auf sie zutretend Willst du wirklich mich nicht kennen? Ist dein Sinn so wandelbar? Willst du wirklich Lüge nennen, Dass dein Herz das meine war? Deine Lippen, deine Wangen, Die ich zärtlich oft umfangen, Deine Hand, dein süsses Haar? Sind sie all, die sel gen Stunden Unserer Glut Lind Zärtlichkeit, So vollkommen dir entschwunden, Dass dein Blick den meinen scheut? Nein, Geliebte, o besinn dich, Nicht verleugne deinen Freund! Sieh mein Auge und sieh in dich, Dass uns Liebe neu vereint. AMINTA scheinbar zornig Weg, du Falscher! Weg, Verräter! Lüge blickt aus dir mich an! FrevIer, Heuchler, Missetäter! Prahlerischer, feiger Mann! Wärst du mir doch fern geblieben! Ach, wir unglücksel gen Frau n, Die getäuscht sind, wo sie lieben, Und verraten, wo sie trau n! VANUZZI Hem, hem! So leugnet Ihr nicht mehr, diesen Mann zu kennen? AMINTA sie wendet sich ab und verhüllt ihr Gesicht Ach… BARBIER laut zu Morosus Sie ist überführt! Viktoria! MORBIO Eure causa ist gewonnen! Ich gratuliere! HAUSHÄLTERIN Ach, ich vergehe vor Freude! CARLOTTA Jetzt hat sie sich sauber eintunkt! ISOTTA So etwas gibt eine verständige Frau niemals zu. BARBIER Vivat Morosus! Viktoria! ALLE Vivat Morosus! Viktoria! Alle umringen den ganz beglückten Morosus MOROSUS allen die Hände schüttelnd Ach, ihr Guten, wie euch danken! Endlich bin ich ihrer ledig - Oh, die Seele blüht mir auf. Niemand ahnt, was ich gelitten, Niemand meine Seligkeit. BARBIER zu Vanuzzi Das Verdikt, Eure Lordschaft! Wir wollen s gesiegelt und geschrieben! VANUZZI mit dem Stock aufstossend und sich erhebend Da der Petent den Beweis erbracht hat, dass seine Gattin Lady Morosus nicht mehr als virgo desponsa in den Ehestand getreten, ist das impedimentum erroris qualitatis gegeben, und ich beantrage, Doctores, seine Ehe für nichtig zu erklären. MORBIO Ich stimme zu. FARFALLO aufstehend Ich opponiere. MORBIO Ihr opponiert? BARBIER scheinbar erschreckt Er opponiert? CARLOTTA ebenso Er opponiert? HAUSHÄLTERIN Er opponiert? ISOTTA ebenso Er opponiert ? MORBIO Er opponiert? MOROSUS Oh Gott, was ist das? Er opponiert? FARFALLO Ich opponiere. Der contractus matrimonii besagt mit keinem Worte, dass die Tugend ante nuptias der Lady Morosus eine conditio matrimoliii gewesen, ergo besteht kein error qualitatis. MOROSUS ängstlich Was will er? Was sagt er? VANUZZI Hem, hem! Rectissime! Der gelehrte Doktor findet nicht in dem contractus, dass Ihr vor der Eheschliessung die Bedingung der virginitas gestellt habt. Zu Aminta Hat Sir Morosus vor der Hochzeit Euch befragt? - AMINTA Mit nichten. VANUZZI Dann liegt kein error vor. Und der Petent ist abgewiesen. Habe ich Eure approbatio, ihr Herrn? MORBIO Approbatio absoluta. FARFALLO Approbatio absoluta. MOROSUS zum Barbier Was sagen sie? Was wollen sie? BARBIER Mir tut s bitter leid, Euer Gnaden, aber sie geben Eurer Bitte nicht nach. MOROSUS Aber sie hat doch mit dem andern geschlafen? Es ist doch bezeugt. BARBIER Aber ante nuptias, Euer Gnaden, vor Euch, und daran haben wir im Kontrakt vergessen. Ihr müsst sie jetzt behalten. MOROSUS Behalten? Ich sie behalten? Das Teufelsweib und noch die Schande dazu? Nein! Nein! Ich lass mich nicht entehren! Ein solches Weib, das noch dazu eine Dirne! Nein, das ist zuviel. Lieber krepieren! Lieber zugrundegehen. Wo sind meine Pistolen? Mein Degen? Einen Strick! Ich geh ins Wasser! Ich stürz mich vom Fenster! Nur keinen Tag mehr mit ihr, keinen Tag! Alle um ihn herum und ihn von seinem Vorhaben abhaltend VANUZZI Bedenkt Euch doch! Herr! Ihr könnt noch appellieren. MORBIO Beruhigt Euch, nichts ist unumstösslich! HAUSHÄLTERIN Gnädigster Herr, schont Euer Leben! BARBIER Wir werden eben noch etwas finden. CARLOTTA Net so gach wegen so einem Weibsbild. ISOTTA Ihr werdet jederzeit Trost finden bei andern. MOROSUS sich losreissend Lasst mich los! Zum Teufel mit euch allen Ihr tötet mich mit eurem Geschrei! Nur Ruhe will ich! Ich ertrag s nicht mehr! Ich ertrag s nicht! Oh, nur niemanden mehr sehen! Nichts mehr hören! Tot sein, weg sein! Ruhe will ich, nichts mehr hören! Ruhe, Ruhe… Er wirft sich in seiner Verzweiflung auf eine Bettstatt, bohrt seinen Kopf unter die Decken und stopft sich die Ohren zu BARBIER hebt die Hand. Es wird plötzlich still. Henry und Aminta werfen die Verkleidung ab, gehen leise an die Bettstatt heran, wo Morosus stöhnend unter den Kissen liegt, und knien beide hin FINALE HENRY kniend eurer Ohm, nicht länger kann ich Eure Not und Sorge schau n. Auf! Ermannt Euch und erwachet Aus dem bösen Ehetraum! Blickt um Euch! Nur Freunde seht Ihr! All die Schrecknis, die Marter ist entflohn, Und um Eure Liebe fleht hier Euer Neffe, Euer Sohn! MOROSUS langsam sich erhebend, wirr um sich starrend, aufatmend Henry! Gott sei Dank, Henry, mein guter Henry! Wo kommst du her? Es war doch erst ein andrer da. Und wer ist die… das ist ja erschreckend das ist ja Timida. HENRY Nein, die wird Euch nimmer plagen, Die ist fort für immerdar. Nur Aminta ist geblieben, Milde, wie sie immer war. AMINTA kniend Wollet gütigst mir verzeihen, Was Euch jene angetan. Und wenn dann ein ganzes Leben Hingegeb ner Kindesliebe Euren Groll beschwichtigen kann, Nehmt als Wahre von den zweien, Nehmt Aminta, die getreue, Nun als Eure Tochter an! MOROSUS Wie? Was? Ich versteh nichts. Aminta ist Timida und Timida ist Aminta? Und sie ist meine Frau und ist deine Frau? Bin ich in ein Rumfass gefallen? Hab ich geträumt? Bin ich betrunken? Und die da, die Richter, die Doctores… HENRY Sind meine Kameraden. Vanuzzi, Morbio, Farfallo haben die Verkleidungen abgestreift und stehen in demütiger Haltung da MOROSUS Wie? Was? Kameraden… am Ende gar von jener Schmierantenbande? Habt ihr… habt ihr euch vielleicht gar einen Narren aus mir gemacht? Eine Posse mit mir aufgespielt, und ich bin gar nicht verheiratet, ich war gar nicht richtig verheiratet? Er greift nach seinem Stock Wie? Was? Ihr erlaubt euch Spässe mit mir, Sir Morosus? Das werd ich euch heimzahlen, ihr Banditen! Mich habt ihr wie einen Esel geschunden, mich an der Nase geführt, dass ich Blut schwitzte! Mich habt ihr gehetzt wie ein Wildschwein und so gehusst, dass ich mich aufhängen wollte… Plötzlich aus seiner Wut umschlagend und furchtbar zu lachen anfangend Hah, hah! Aber grossartig habt ihr das gemacht, ihr Burschen! Grossartig, grossartig! So mich altes Seekalb hineinzulegen, ihr frechen Landratten, ha, ha! Ganz recht habt ihr gehabt, Narren gehören gekämmt und Dummheit geprügelt. Ah, ihr Burschen, ihr Burschen, das hätt ich nie gedacht, dass ihr so fixe Kerle seid. Zu Vanuzzi Warst du am Ende auch der Pfarrer, der mich getraut hat? VANUZZI noch ganz ängstlich Allerdings. MOROSUS ihn umarmend Dann warst du der pfäffischeste Pfaff, den ich je gesehen. Zu Morbio und Farfallo Und du der advokatischeste Advokat, und du der mauserigste Notar meiner sechzig Jahre. Er umarmt sie. Zu Carlotta und Isotta Und ihr, Kinder, famos, famos, wie ihr einen Mann betrügen könnt, jede kriegt einen Kuss. Nein, so mir das Fell zu gerben, ausgezeichnet! Ich hab euch bitter Unrecht getan, aber fortan will ich eure Kunst respektieren, in all eure Operas will ich gehen, und wenn ihr so mich zum Lachen bringt, wie ich heute mich selber auslache, dann kriegt ihr fünfzig Guineen in blankem Golde. Zu Aminta Ach, du Kalfakterin, wie entzückend du bist, seit du wieder süsse Augen machst. Fast hätt ich Lust, dich noch einmal zu heiraten. Aber nein - keine Angst, ich bin kuriert, für immer kuriert und von allem! jetzt weiss ich erst Es gibt nichts Besseres, als mit guten Menschen heiter zu sein. Zur Haushälterin Heda! Wein her, wir wollen eine Flasche trinken auf den dümmsten Narren von England und auf die frechsten Burschen und hübschesten Frauen des Königreichs! Zu den Schauspielern Und ihr, wenn ihr dazu Musik machen wollt, mich ficht s nicht mehr an, spektakelt soviel ihr wollt Wer einmal eine schweigsame Frau gehabt, der kann allen Lärm auf der Welt vertragen. Also vorwärts und los! Er setzt sich mit Aminta und Henry an den Tisch. Sein Platz ist derselbe, den früher Vanuzzi als Chief-Justice einnahm, rechts sitzt Aminta, links Henry. Die Schauspieler haben sich im Hintergrund aufgestellt und beginnen, mit gleichzeitigen Tanzfiguren, zu singen und Musik zu machen VANUZZI Die Ihr feindlich aufgenommen, Unsre Kunst, sie grüsst Euch jetzt, Denn kein Mahl ist je vollkommen, Dem sie nicht die Becher netzt. MORBIO Ohne sie glänzt keine Freude, Ohne sie erglüht kein Glück Ewig sind verschwistert beide, Holde Liebe und Musik! ISOTTA Nur wo sie die Schwingen breitet, Wird Gemeinsamkeit zum Fest, Tor drum jeder, der der sie meidet, Selig, wer sie walten lässt. CARLOTTA Selig, wer sich ihr verbindet Und sein Herz den Tönen gibt. Selig, wer sie in sich findet, Und begnadet, den sie liebt. FARFALLO Jeden Gram kann sie bemeistern, Schmerz und Schwermut lindert sie, Hellster Geist von allen Geistern Gottes Hauch, du, Melodie! BARBIER Mach auch diesem, der dir grollte, Wiederum die Seele weit, Schenk ihm endlich deine holde Erdenschwester Heiterkeit! ALLE MITEINANDER Alles Frohe, alles Schöne Sir Morosus immerdar! Alles Frohe, alles Schöne Unserm vielgeliebten Paar! Freude ihm, der Freude scheute, Heiterkeit, die er gehasst, Ewig sei sie so wie heute Hier in diesem Haus zu Gast. Morosus, tiefgerührt, hat dem Gesange zugehört und dankt nach allen Seiten. Auf ein Zeichen Vanuzzis treten die Sänger an die Tür zurück VANUZZI Und nun Freunde Ausgesungen! Junges Glück bleibt gern allein. Ist uns dieses Spiel gelungen, Soll s nur neuer Ansporn sein, Allen Danks, den wir errungen, Immer wieder wert zu sein. BARBIER Und jetzt rasch und heimlich weiter, Nicht gesäumt und nicht gestört! Rechter Spass bleibt dann nur heiter, Wenn er nicht zu lange währt. Sie haben die Tür geöffnet und verschwinden ganz leise mit Knixen und Verbeugungen, einer nach dem andern HAUSHÄLTERIN Noch ein Wunsch für frohe Stunden… MORBIO Ein paar Takte noch Musik… FARFALLO Eine letzte leise Runde… VANUZZI … Und schon ziehn wir uns zurück. CARLOTTA Einen Knix noch… ISOTTA … Ein Verneigen… VANUZZI… …Einen Gruss… FARFALLO … Ein letztes Wort … VANUZZI … Und dann Stille nur und Schweigen… BARBIER … Und jetzt sind wir endlich fort. LETZTE SZENE Der Barbier hat die Tür hinter sich geschlossen, es ist vollkommen still geworden. Morosus mit Aminta und Henry allein an dem Tische MOROSUS strahlend beglückt sich in den Sessel zurücklehnend Wie schön ist doch die Musik - aber wie schön erst, wenn sie vorbei ist! Er trinkt behaglich ein Glas Wein und blickt Aminta lange an Wie wunderbar ist doch eine junge, schweigsame Frau, - aber wie wunderbar erst, wenn sie die Frau eines andern bleibt! Wie schön ist doch das Leben, - aber wie schön erst, wenn man kein Narr ist und es zu leben weiss! Ah, meine Guten, grossartig habt ihr mich kuriert, noch nie hab ich so glücklich mich gefühlt… Er zündet sich eine Pfeife an und bläst behaglich den Rauch vor sich hin Ach, ich fühle mich unbeschreiblich wohl. Nur Ruhe! In den Sessel zurückgelehnt, fasst mit der Rechten und Linken dankbar die Hände Amintas und Henrys Nur Ruhe! Aaah - - - Aaah - - - Aaah! - - - この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Strauss,Richard/Die schweigsame Frau
https://w.atwiki.jp/oper/pages/467.html
序幕 口上役: 今宵、ご覧いただきますのは乞食どもの歌芝居。こんな絢爛華美なオペラ、乞食でもなきゃ夢にも思いつきませんでしょう。乞食にだって払えるように、お代もお安くしておりますから、題しまして「三文オペラ」と申します。 序曲 口上役: ソーホーの年の市。「どすのマックの大道歌」が聞こえてきます。 どすのマックの大道歌 口上役: ほら、サメって奴にゃあ、そのツラに キバがズラリと並んでいるだろ マクヒィスの得物はドスなんだが そのドスを見たことある奴はいないんだってさ さて、サメのヒレならば 返り血浴びれば真っ赤に染まるが どすのマックは手袋をしてる そいつにゃ染みの一つもないんだ ある晴れた日曜日のことさ 浜辺に死体が転がってたのさ 角を曲がって消えた男がいたんだが そいつがどすのマックだったらしいんだ まだシュムル・マイヤー氏は行方不明だ 金持ちの連続失踪事件だよ どすのマックが奴らの金を持ってるんだ 誰も知らない話なんだけどさ ジェニィ・タウラーが見つかったってさ あばらにどすがブッ刺さってたそうだよ どすのマックが波止場をうろついてたが 何にも知らないって言い張ってたそうだよ ソーホーの町の大火事の時に ガキが7人とジサマが1人、犠牲になった 野次馬の中には、どすのマックもいたが 訊かれなかったから知らん振りだったそうだ それから年端も行かない若後家さんの話 名前はみんなもご存知だ 目が覚めたら犯されてたってさ マックさん、あんたの賞金首はいくらになった? 第1幕 口上役: 日毎、厳しさを増していく人の習いに対処するために、実業家ジョナサン・ジェレマイア・ピーチャム氏は店を開いておりました。その店では惨めなる者の中でも最も惨めなる者に、日増しに頑なになっていく人の心にも訴えかけるような見てくれを提供していたのでした。ピーチャム氏が朝の賛美歌を歌います。 ピーチャムの朝の賛美歌 ピーチャム: 起きやがれ、腐れキリスト信者め! 罪深い生活を始めるがいい てめえの悪党ぶりを見せつけてやるがいい そしたら主も何か恵んで下さるだろうよ (以下は隣の部屋のピーチャム夫人も一緒に歌う) 兄弟を売っちまえ、こん畜生! 女房も売り飛ばせ、バカ野郎! 神もヘッタクレもあるもんかだと? 審判の日に憶えてやがれ! (訳者追捕:乞食に衣装を貸して上前をはねる商売をしていたピーチャム氏は娘ポリーの付き合っている相手が盗賊のボス「どすのマック」で、娘が昨夜から家に帰っていないことを知り憤慨する。) ピーチャム: ミセス・ピーチャム!お前の娘はどこにいるんだ? ピーチャム夫人: ポリーは家に帰ってないよ。ベッドも使った跡がない。 いやいやのソング ピーチャム: いやだとさ、いやなんだとさ 家で大人しく、ぬくぬく布団にくるまってるなんて 遊びたいとさ、遊びたいんだとさ 娘っ子てのは左うちわの殿様気分なのさ ピーチャム夫人: ソーホーの空のお月さまがいけないんだよ 「胸がドキドキしてるの」 なんて陳腐な台詞吐いて 「どこへ行っても、いつも一緒よ、ジョニィ!」 なんて 恋が始まって、月が満ちる間だけのお話さ ピーチャム: いやだとさ、いやなんだとさ 真っ当な人の役に立つことをするなんて 遊ぶとさ、遊ぶんだとさ そうして、そのまま泥沼にはまっちまうのさ ピーチャム夫人: ソーホーの空のお月さまがいけないんだよ 「胸がドキドキしてるの」 なんて陳腐な台詞吐いて 「どこへ行っても、いつも一緒よ、ジョニィ!」 なんて 恋が始まって、月が満ちる間だけのお話さ ピーチャム: ソーホーの空のお月さまが何になる? 「胸がドキドキしてるの」 なんて陳腐な台詞はどうした? 「どこへ行っても、いつも一緒よ、ジョニィ!」 なんて 恋が始まって、月が満ちる間だけのお話さ (訳者追捕:次場は前場の前の夜の出来事) 口上役: ところ変わって、ソーホーの深淵部。盗賊「どすのマック」がポリー・ピーチャムと結婚式を挙げております。 マクヒィス: 歌ぐらいあってもいいんじゃねえか?何がおかしいんだ?俺はオペラをやれって言ってるんじゃないんだ。ただ何かこう、喰ったりエロ話するだけじゃなくて、何か他に余興があってもいいんじゃないか? 結婚の歌 4人のギャング: ビル・ローゲンとメリー・サイヤーが こないだの水曜に夫婦になったよ (2人の門出に万歳三唱。万歳、万歳、万歳!) 2人が役所に届けを出しに行った時に 花婿は花嫁衣装の出どころを知らなかったし 花嫁は花婿の名前をうろ覚えだったよ (バンザーイ!) 奥さんの仕事は知ってるかい?さあね! だらけた暮らしはやめられるかい?まさか! (2人の門出に万歳三唱。万歳、万歳、万歳!) ビル・ローゲンがこないだ言ってたよ アレのナニが小っちゃくってオレは満足さって スケベ豚め (バンザーイ!) マクヒィス: それで終わりかよ?しょぼいな ポリー: みなさん、どなたも芸をされないのでしたら、わたくしがちょっとした余興をお見せするのはいかがでしょう。よろしければ、わたくしがソーホーの安酒場で見かけた娘さんの物真似をお見せしいたしますわ。 海賊ジェニー ポリー: ねえ、あんたたち、ご覧の通り、今のあたいは皿も洗えば ベッドメイクだってしてるわ チップがもらえた時には すぐに「ありがとさん」って言うし 見ての通り、着てるのはボロだしホテルだってボロボロよ でも、あんたたちは誰と話してるか知らないのさ ある晩、港で悲鳴が上がるんだよ みんな訊くだろうね「あの叫び声は何だ?」って それで、あたいが食器を洗いながら笑ってるのに気付いて 言うのさ「何、笑ってやがるんだ?」って その船の帆は8枚 大砲は50門 波止場に着いたのさ 「あっちで皿でも洗ってろ、こん畜生!」って言って チップをくれる人がいるかも知れないね チップは頂いとくし ベッドメイクだってしてあげるよ でも、その夜はみんな、おちおち眠っちゃいられないだろうさ みんなまだ、あたいが何者なのか気付いちゃいないのさ ある晩、港で騒ぎが起こるんだよ みんな訊くだろうね「あの騒ぎは何なんだ?」って それから、あたいが窓辺に立ってるのに気付いて 言うのさ「いつまでゲタゲタ笑ってやがるんだ?」って その船の帆は8枚 大砲は50門 町を砲撃するのさ 昼が来る前に100人の野郎どもが上陸して 物陰を探りまくるんだよ 隠れていたヤツを1人残らず引きずり出して 鎖につないで、あたいの前に連れて来て 訊くのさ「どいつを殺しやしょう?」って その日は昼間だってのに港は静まり返るだろうね 「誰に死んでもらいましょう?」なんて話になったからね そこで、あたいは言ってやるのさ「みんなよ!」 首が落ちるたびに、あたいは言うわ「やった!」って その船の帆は8枚 大砲は50門 あたいを載せて消えるのさ… ギャング: サツが来た!警察長官その人だ!虎のブラウンだ! マクヒィス: そうさ!ロンドンの警察庁の長、オールド・ベイリーのかなめ、その人がマクヒィスの慎ましやかな住まいにお出であそばしたって訳さ!ジャッキー、オレ達が戦ったインド戦線のこと憶えてるか?なあ、ジャッキー、一緒に「大砲の歌」でも歌おうじゃないか! 大砲の歌 マクヒィス: ジョンもいたし、ジムも一緒だった ブラウン: それにジョージは軍曹になったんだ マクヒィス: でも軍隊じゃ、誰が何かなんて関係ない ブラウン: ここから北へ向かって進軍だ 2人: 兵隊さんが暮らすのは 大砲の上なのさ ケープコッドからクチベハールまで 雨の降った日に 出くわしたのが 知らないヤツだったら 黒ン坊だろうが白ン坊だろうが構うもんか みんなまとめてタルタルステーキにして食っちまえ マクヒィス: ジョニーにはウィスキーが熱過ぎて ブラウン: ジミーにはケットが足りなかった マクヒィス: そんな時はジョージが2人の手を取って ブラウン: こう言うのさ。「それでも軍隊は倒れやしない」って 2人: 兵隊さんが暮らすのは(以下くり返し) マクヒィス: ジョンはくたばり、ジミーも死に ブラウン: ジョージはお隠れあそばした マクヒィス: それでも、やっぱり血は赤い ブラウン: もう一度、新兵を集めりゃいいさ! 2人: 兵隊さんが暮らすのは(以下くり返し) (訳者追捕:招待客も帰り、ギャングたちも気を利かせて出ていき、マクヒィスとポリーだけが残される) 口上役: 2人の「恋の歌」です。 恋の歌 マクヒィス: ソーホーの空の月は見えるかい? ポリー: 見えてるわ、大好きよ 胸がドキドキしてるの分かるかしら、愛しい人? マクヒィス: 分かってるよ、愛しい人 ポリー: あなたがどこに行こうと、そこに私はついて行くわ マクヒィス: 君がどこにいようと、そこには僕もいるよ 2人: たとえ役所でちゃんと籍を入れなくたって 祭壇を飾る花がなくたっていい たとえ君が(私が)君の(私の)花嫁衣装の出所を知らなくたって 髪飾るミルテの花がなくたっていい パンを食べた後の空っぽのお皿なんて いつまでも眺めてないで、捨ててしまえばいい 恋は続くかも知れないし、続かないかも知れない それがここでかも知れないし、ここでないかも知れない (訳者追捕:次場は最初の場面の続き。朝帰りしたポリーが両親に結婚したことを告げる) 口上役: 世の過酷さを知るピーチャムにとって、娘を失うことは、まさに破滅を意味しておりました。 ピーチャム夫人: 結婚した?ドレスやら帽子やら手袋やら日傘やら、お金をかけて前から後ろから満艦飾みたいに飾り立ててやったって言うのに、お前ったら腐ったキュウリをゴミにするみたいに自分を捨てちまったんだ! バルバラ・ソング ポリー: まだウブだった時に、あたしは思ってたの あたしにもあなたみたいな頃があったのよ… いつかあたしのところに誰か現れた時に どうするか考えなくちゃって たとえその人がお金持ちでも 優しくても 普段から身なりをきちんとしていても たとえレディーの扱いに長けた人だったとしても あたし言えると思っていたの「ダメよ」って そうすれば顔を上げたまま シャンとしたままでいられるから たとえお月さまが夜通し照り続けても 小舟が波間に留められていても ただ、それだけのことなのよ そうよ、ただ身を委せるなんてできないわ だから、冷酷で薄情に振る舞うのよ 確かに色々あるかも知れないけれど でも、最後の答えは決まっていたの「ダメよ」って 初めての人はケントの生まれ 理想の男性の見本みたいな人だったわ 2番目の人は港に船を3艘も持っていたし 3人目はあたしに夢中だった みんな、お金持ちで 優しくて 普段から身なりをきちんとしていて レディーの扱いに長けた人だったけれど あたし言ってやったの「ダメよ」って そうすれば顔を上げたまま シャンとしたままでいられたから お月さまが夜通し照り続けていたし 小舟が波間に留められていたけれど ただ、それだけのことだったのよ そうよ、ただ身を委せるなんてできないわ だから、冷酷で薄情に振る舞ったのよ 確かに色々あったけれど でも、最後の答えは決まっていたの「ダメよ」って でもある日、ある晴れた日のことだった 挨拶もなしにあいつがやって来たのよ あいつが部屋の壁に帽子をかけたら あたしはどうしたらいいか分からなくなったの あいつはお金もなくて 優しくもなくて いつだって身なりもヨレヨレで レディーの扱いもなってない人だったけれど あたし言えなかったの「ダメよ」って あたしは顔も上げられず シャンとなんてしてられなかった お月さまが夜通し照り続けていたけれど 小舟は波間を漂い始めていたの もう、どうしようもないことだったのよ… そうよ、ただ身を委せるしかなかったわ だから、冷酷で薄情には振る舞えなかったのよ 本当に色々あったから もう、最後には言えなかったの「ダメよ」って (訳者追捕:ピーチャム夫妻はマクヒィスを警察に売って、ポリーと別れさせるのと、賞金を頂くのと、一石二鳥を企む) ピーチャム: マクヒィス殿はうちの娘を結婚を口実にして家から誘い出したんだ。それだけでも週が終わらないうちに、あいつを絞首台に送るのには充分だ。出かける支度をしろ、ロンドン警察庁の長に会いに行くぞ。ミセス・ピーチャム、お前はターンブリッジに行くんだ。 ピーチャム夫人: あいつの情婦のところだね。 ポリー: 私の恋を邪魔することなんてできないわ。 ピーチャム夫人: あと一言でも余計なこと言ったら、ひっぱたくよ。 ポリー: 愛ってこの世で一番素晴らしいものなのよ! 口上役: 第1の三文フィナーレです。 第1の三文フィナーレ ポリー: 私って欲張り過ぎてるのかしら? このつまらない人生で、たった一度 たった一人の人に自分を捧げることが 高望みだって言うの? ピーチャム: (聖書を手にしながら) この地上での人間の権利って言うのは 短い人生を安泰に暮らし この世のあらゆる快楽を享受して ちゃんと石ではなくパンを食べていけること これこそが、まさしく地上での人間の権利ってヤツなのさ けど、情けない話、未だに聞いたことがない 正論通りに事が運んだなんて話はさ そりゃ誰だって一度くらい権利を手にしてみたいけれど そう上手く行きっこないのが、世の習いなのさ ピーチャム夫人: お前には良くしてやりたいんだよ! なんでもしてあげたいんだ お前が何不自由なく暮らせるように そうできたら嬉しいんだよ ピーチャム: いいヤツでいたい?そりゃ、みんなそう思ってるさ! 貧乏人に恵んで、何がいけない? みんないいヤツになりゃ、この世は天国になる みんなが神様みたいになれば楽しいじゃないか いいヤツでいたい?そりゃ、みんなそう思ってるさ! でも、この星の上ではいつだって お金は足りないし、人は薄情なのさ みんなが仲良く暮らせたらいいと思ってるけれど そう上手く行きっこないのが、世の習いなのさ! ポリー、ピーチャム夫人: 残念だけど、この人の言う通り 世は不景気で、人は悪辣 ピーチャム: もちろん、残念ながら俺の言う通り 世は不景気で、人は悪辣だ みんな、この世を楽園にしたいと思ってる! でも、そう上手く行ったりするだろうか? いいや、そうは問屋が卸さない お前を慕ってる兄弟だって 肉が2人分に足りなけりゃ お前のツラを踏みつけにするさ でも助け合いの心ってのは忘れたくないよな? お前を慕ってる女房だって 愛し方が足りなかったら お前のツラを踏みつけにするさ でも敬う心ってのは忘れたくないよな? お前を慕ってる子供だって お前の年金が足りなくなったら お前のツラを踏みつけにするさ でも感謝の心ってのは忘れたくないよな? ポリー、ピーチャム夫人: 本当に情けない話 とても残念な話だけど 世は不景気で、人は悪辣 残念だけど、この人の言う通り ピーチャム: もちろん、残念ながら俺の言う通り 世は不景気で、人は悪辣だ いいヤツでいたい — 悪いヤツなんてイヤだけど そう上手く行きっこないのが、世の習いなのさ ポリー、ピーチャム夫人: 本当にどうしようもなくて バカバカしいったらありゃしない ピーチャム: 世は不景気で、人は悪辣 残念ながら俺の言う通り! 3人全員で: 本当に情けない話 とても残念な話だけど 本当にどうしようもなくて バカバカしいったらありゃしない VORSPIEL AUSRUFER Sie werden heute abend eine Oper für Bettler sehen. Weil diese Oper so prunkvoll gedacht war, wie nur Bettler sie erträumen, und weil sie doch so billig sein sollte, daß Bettler sie bezahlen können, heißt sie "Die Dreigroschenoper". Ouvertüre AUSRUFER Jahrmarkt in Soho. Die Moritat von Mackie Messer. Moritat von Mackie Messer AUSRUFER Und der Haifisch, der hat Zähne. Und die trägt er im Gesicht, Und Macheath, der hat ein Messer, Doch das Messer sieht man nicht. Ach, es sind des Haifischs Flossen. Rot, wenn dieser Blut vergießt. Mackie Messer trägt nen Handschuh, drauf man keine Untat sieht. An nem schönen blauen Sonntag Liegt ein toter Mann am Strand. Und ein Mensch geht um die Ecke, Den man Mackie Messer nennt. Und Schmul Meier bleibt verschwunden, Und so mancher reiche Mann, Und sein Geld hat Mackie Messer, Dem man nichts beweisen kann. Jenny Towler ward gefunden Mit nem Messer in der Brust. Und am Kai geht Mackie Messer, Der von allem nichts gewußt. Und das große Feuer in Soho. Sieben Kinder und ein Greis. In der Menge Mackie Messer, den man nicht fragt und der nichts weiß. Und die minderjähr ge Witwe, Deren Namen jeder weiß, Wachte auf und war geschändet, Mackie. welches war dein Preis? ERSTER AKT AUSRUFER Um der zunehmenden Verhärtung der Menschen zu begegnen, hatte der Geschäftsmann Jonathan Jeremiah Peachum einen Laden eröffnet, in dem die Elendesten den Elenden jenes Aussehen erhielten, das zu den immer verstockteren Herzen sprach. Der Morgenchoral des Peachum. Morgenchoral des Peachum PEACHUM Wach auf, du verrotteter Christ! Mach dich an dein sündiges Leben. Zeig, was für ein Schurke du bist. Der Herr wird es dir dann schon geben. Frau Peachum singt airs dam Nebenzimmer mit. Verkauf deinen Bruder. du Schuft! Verschacher dein Eh weib, du Wicht! Der Herrgott, für dich ist er Luft? Er zeigt dir s beim Jüngsten Gericht! PEACHUM Frau Peachum! Wo ist deine Tochter? FRAU PEACHUM Polly ist nicht nach Hause gekommen. Das Bett ist unberührt. Anstatt-daß-Song PEACHUM Anstatt daß, anstatt daß Sie zu Hause bleiben und im warmer Bett, Brauchen sie Spaß, brauchen sir Spaß Grad als ob man ihnen eine Extrawurst gebraten hätt . FRAU PEACHUM Das ist den Mond über Soho, Das ist der verdammte "Fühlst-du-mein-Herz-schIagen"-Text. Das ist das "Wenn du wohingehst, geh ich auch wohin, Jonny!" Wenn die Liebe anhebt und der Mond noch wächst. PEACHUM Anstatt daß, anstatt daß Sie was täten, was nen Sinn hat und nen Zweck Machen sie Spaß, machen sie Spaß Und verrecken dann natürlich glatt im Dreck. FRAU PEACHUM Des ist der Mond über Soho. Des ist der verdammte "Fühlst-du-mein-Herz-schlagen"-Text. Das ist das "Wenn du wohingehst, geh ich auch wohin, Jonny!" Wenn die Liebe anhebt und der Mond noch wächst. PEACHUM Was nützt dann der Mond über Soho, Wo bleibt dann ihr verdammter "Fühlst-du-mein-Herz-schlagen"-Text. Wo ist dann das "Wenn du wohingehst, geh ich auch wohin. Jonny!" Wenn die Liebe anhebt und der Mond noch wächst. AUSRUFER Tief im Herzen Sohos feiert der Bandit Mackie Messer seine Hochzeit mit Polly Peachum. MACHEATH Kann nicht einer mal was singen? Was Ergötzliches? Ich verlange ja keine Oper hier, aber irgend was, was nicht bloß aus Fressen und Zotenreißen besteht, hättet ihr schließlich vorbereiten können. Hochzeitslied VIER GANGSTER Bill Lawgen und Mary Syer Wurden letzten Mittwoch Mann und Frau. (Hoch sollen sie leben, hoch, hoch, hoch!) Als sie drin standen vor dam Standesamt, Wußte er nicht, woher ihr Brautkleid stammt, Aber sie wußte seinen Namen nicht genau. (Hoch!) Wissen Sie was Ihre Frau treibt? Nein! Lassen Sie Ihr Lasterleben sein? Nein! (Hoch sollen sie leben, hoch, hoch, hoch!) Billy Lawgen sagte neulich mir Mir genügt ein kleiner Teil von ihr Das Schwein. (Hoch!) MACHEATH Ist das alles? Kärglich! POLLY Meine Herren, wenn keiner etwas vortragen will, dann will ich selber eine Kleinigkeit zum Besten geben, und zwar werde ich ein Mädchen nachmachen, das ich einmal in einer dieser kleinen Vier-Penny-Kneipen in Soho gesehen habe. Seeräuber-Jenny POLLY Meine Herren, heute sehen Sie mich Gläser abwaschen, Und ich mache das Bett für jeden, Und Sie geben mir einen Penny, Und ich bedanke mich schnell, Und Sie sehen meine Lumpen und dies lumpige Hotel, Und Sie wissen nicht. mit wem Sie reden. Aber eines Abends wird ein Geschrei sein am Hafen, Und man fragt Was ist das für ein Geschrei? Und man wird mach lächeln sehn bei meinen Gläsern, Und man sagt Was lächelt die dabei? Und ein Schiff mit acht Segeln Und mit fünfzig Kanonen Wird liegen am Kai. Man sagt Geh, wisch deine Gläser, mein Kind! Und man reicht mir den Penny hin, Und der Penny wird genommen, Und das Bett wird gemacht. Es wird keiner mehr drin schlafen in dieser Nacht. Und Sie wissen immer noch nicht, wer ich bin. Aber eines Abends wird ein Getös sein am Hafen, Und man fragt Was ist das für ein Getös? Und man wird mich stehen sehn bei meinem Fenster, Und man sagt Was lächelt die so bös? Und das Schiff mit acht Segeln Und mit fünfzig Kanonen Wird beschießen die Stadt. Und es werden kommen hundert gen Mittag an Land Und werden in den Schatten treten Und fangen einen jeglichen vor jeglicher Tur Und legen ihn in Ketten und bringen ihn vor mir, Und fragen Welchen sollen wir töten? Und an diesem Mittag wird es still sein am Hafen Wenn man fragt Wer wohl sterben muß. Und dann werden Sie mich sagen hören Alle! Und wenn dann den Kopf fällt, sag ich Hoppla! Und das Schiff mit acht Segeln Und mit fünfzig Kanonen Wird entschwinden mit mir… GANGSTER Polente! Der Sheriff selbst! Tiger-Brown! MACHEATH Ja, Londons oberster Sheriff ist es, der Pfeiler von Old Bailey, der jetzt hereintreten wird in Captn Macheaths armselige Hütte! Jackie, erinnerst du dich, wie wir bei der Armee in Indien dienten? Ach, Jackie, singen wir gleich das Kanonenlied! Kanonen-Song MACHEATH John war darunter und Jim war dabei, BROWN Und Georgie ist Sergeant geworden, MACHEATH Doch, die Armee, sie frägt keinen, wer er sei, BROWN Und marschierte hinauf nach dam Norden. BEIDE Soldaten wohnen Auf den Kanonen Vom Cap bis Couch-Behar, Wenn es mal regnete Und es begegnete Ihnen ne neue Rasse, ne braune oder blasse, Dann machen sie vielleicht daraus ihr Beefsteak Tartar. MACHEATH Johnny war der Whisky zu warm, BROWN Und Jimmy hatte nie genug Decken, MACHEATH Aber Georgie nahm beide beim Arm BROWN Und sagte Die Armee kann nicht verrecken. BEIDE Soldaten wohnen usw. MACHEATH John ist gestorben und Jimmy ist tot, BROWN Und Georgie ist vermißt und verdorben. MACHEATH Aber Blut ist immer noch rot, BROWN Für die Armee wird jetzt wieder geworben! BEIDE Soldaten wohnen usw. AUSRUFER Liebeslied. Liebeslied MACHEATH Siehst du den Mond über Soho? POLLY Ich seh ihn, Lieber. Fühlst du mein Herz schlagen, Geliebter? MACHEATH Ich fühl es. Geliebte. POLLY Wo du hingehst, will auch ich hingehn. MACHEATH Und wo du bleibst, da will auch ich sein. BEIDE Und gibt es kein Schriftstück vom Standesamt, Und keine Blumen auf dem Altar, Und weißt du (weiß ich) auch nicht, woher dein (mein) Brautkleid stammt, Und gibt s keine Myrthe im Haar. Der Teller, von welchem du issest dein Brot, Schau ihn nicht lang an, wirf ihn fort. Die Liebe dauert oder dauert nicht An dem oder jenem Ort. AUSRUFER Für Peachum, der die Härte der Welt kennt, bedeutet der Verlust seiner Tochter dasselbe wie vollkommener Ruin. FRAU PEACHUM Geheiratet? Erst behängt man sie hinten und vorn mit Kleidern und Hüten und Handschuhen und Sonnenschirmen, und wenn sie soviel gekostet hat wie ein Segelschiff, dann wirft sie sich auf den Mist wie eine faule Gurke! Barbara-Song POLLY Einst glaubte ich, als ich noch unschuldig war, Und das war ich einst grad so wie du — Vielleicht kommt auch zu mir einmal einer, Und dann muß ich wissen, was ich tu. Und wenn er Geld hatte, Und wenn er nett war, Und sein Kragen war auch werktags rein, Und wenn er wußte, was sich bei einer Dame schickt, Da sagte ich ihm "Nein". Da behält man seinen Kopf oben, Und man bleibt ganz allgemein. Sicher schien der Mond die ganze Nacht, Sicher wird das Boot am Ufer festgemacht, Aber weiter kann nichts sein. Ja, da kann man sich doch nicht nun hinlegen, Ja, da muß man kalt und herzlos sein. Ja, da könnte so viel geschehen, Ja, da gibt s überhaupt nur Nein. Der erste, der kam, war ein Mann aus Kent, Der war, wie ein Mann sein soll. Der zweite, der hatte drei Schiffe im Hafen, Der dritte war nach mir toll. Und als sie Geld hatten, Und als sie nett waren, Und ihr Kragen war auch werktags rein, Und als sie wußten, was sich bei einer Dame schickt, Da sagte ich ihnen Nein. Da behielt ich meinen Kopf oben, Und ich blieb ganz allgemein. Sicher schien der Mond die ganze Nacht, Sicher ward das Boot am Ufer festgemacht, Aber welter konnte nichts sein. Ja, da kann man sich doch nicht nun hinlegen, Ja, da mußt ich kalt und herzlos sein. Ja, da könnte so viel geschehen, Aber da gab s überhaupt nur Nein. Jedoch eines Tags, und der Tag, der war blau, Kam einer, der mich nicht bat, Und er hängte seinen Hut an den Nagel in meiner Kammer, Und ich wußte nicht mehr, was ich tat. Und als er kein Geld hatte, Und als er nicht nett war, Und sein Kragen war auch am Sonntag nicht rein, Und als er nicht wußte, was sich bei einer Dame schickt, Zu ihm sagte ich nicht Nein. Da behielt ich meinen Kopf nicht oben, Und ich blieb nicht allgemein. Ach, es schien der Mond die ganze Nacht, Und es ward das Boot am Ufer losgemacht, Und es konnte gar nicht anders sein… Ja, da mußt ich mich doch einfach hinlegen, Ja da konnt ich doch nicht kalt und herzlos sein. Ja, da mußte so viel geschehen, Ja, da gab s überhaupt kein Nein. PEACHUM Herr Macheath hat meine Tochter unter dem Vorwand der Verehelichung aus dem elterlichen Hause gelockt. Bevor die Woche herum ist, wird man ihn aus diesem Grunde an den Galgen führer den er verdient hat. Mach dich fertig, wir gehen zu dem Sheriff von London. Frau Peachum, du gehst nach Turnbrige. FRAU PEACHUM Zu seinen Huren. POLLY Meine Liebe laß ich mir nicht rauben. FRAU PEACHUM Noch ein Wort und du kriegst eine Ohrfeige. POLLY Die Liebe ist aber doch das Höchste auf den Welt! AUSRUFER Erstes Dreigroschen-Finale. Erstes Dreigroschen-Finale POLLY Was ich möchte, ist es viel? Einmal in dem tristen Leben Einem Mann mich hinzugeben. Ist das ein zu hohes Ziel? PEACHUM mit der Bibel in den Händen. Das Recht des Menschen ist s auf dieser Erden, Da er doch nur kurz lebt, glücklich zu sein, Teilhaftig aller Lust der Welt zu werden, Zum Essen Brot zu kriegen und nicht einen Stein. Dies ist des Menschen nacktes Recht auf Erden. Doch leider hat man bisher nie vernommen, Daß etwas recht war, und dann war s auch so. Wer hätte nicht gern einmal Recht bekommen. Doch die Verhältnisse, sie sind nicht so. FRAU PEACHUM Wie gern wär ich zu dir gut! Alles möchte ich dir geben, Daß du etwas hast vom Leben, Weil man das doch gerne tut. PEACHUM Ein guter Mensch sein? Ja, wer wär s nicht gern? Sein Gut den Armen geben, warum nicht? Wenn alle gut sind, ist Sein Reich nicht fern, Wer säße nicht sehr gern in Seinem Licht? Ein guter Mensch sein? Ja, wer wär s nicht gern? Doch leider sind auf diesem Sterne eben Die Mittel kärglich und die Menschen roh. Wer möchte nicht in Fried und Eintracht leben? Doch die Verhältnisse. sie send nicht so! POLLY, FRAU PEACHUM Da hat er eben leider recht. Die Welt ist arm, der Mensch ist schlecht. PEACHUM Natürlich hab ich leider recht, Die Welt ist arm, der Mensch ist schlecht. Wer wollt auf Erden nicht ein Paradies? Doch die Verhältnisse, gestatten sie s? Nein, sie gestatten s eben nicht. Dein Bruder, welcher an dir hangt, Wenn halt für zwei das Fleisch nicht langt, Tritt er dir eben in s Gesicht. Beständig sein? Wer wollt es nicht Und deine Frau, die an dir hangt, Wenn deine Liebe ihr nicht langt, Tritt sie dir eben in s Gesicht. Und dankbar sein! Wer wollt es nicht? Und doch, dein Kind, das an dir hangt, Wenn dir das Altersbrot nicht langt, Tritt es dir eben in s Gesicht. Und dankbar sein! Wer wollt es nicht? POLLY, FRAU PEACHUM Ja, das ist eben schade, Das ist das riesig Fade. Die Welt ist arm, der Mensch ist schlecht. Da hat er eben leider recht. PEACHUM Natürlich hab ich leider recht, Die Welt ist arm, der Mensch ist schlecht. Wir wären gut — anstatt so roh, Doch die Verhältnisse, sie sind nicht so. POLLY, FRAU PEACHUM Ja, dann ist s eben nichts damit. Dann ist das eben alles Kitt PEACHUM Die Welt ist arm, der Mensch ist schlecht. Da hab ich eben leider recht! ALLE DREI Und das ist eben schade, Das ist das riesig Fade, Und damit ist es nichts damit, Und darum ist das alles Kitt. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ hanmyo Weill,Kurt/Die Dreigroschenoper/II