約 4,266,443 件
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/2.html
メニュー トップページ トップページ 自己紹介 変人ガリレオだったらよかったのに このHPについて 迷ったら見てみて 小説 一応メインコンテンツ 作品 何かしらの作品 掲示板 感想、意見はこちらに。 荒らしなどはご遠慮下さい。消すのが面倒なので リンク ありがたき友人、同志、神へのリンク ブログ 管理人KANTAのブログ。駄文しかない
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/83.html
菊田重工のプラント、と言っても、こんなものとは思わなかった。 (まあ、そりゃあそうか) 売れなかったからか、人員的な問題なのかそこは寂れて誰も居そうにはなかった。 (菊田重工のプラントなんて、聞いたこと無かったしな) 「……」 ここがどこか問おうとしたが、ノイジー今、巨大なヘッドホンからでも聞こえてくるような爆音で音楽聴いていることに気がつき、やめた。 どこかで、聞いたことあるな。と思って、思い出した。昔、白黒のテレビで流れていたあれだ。 リ・ビット「ドリームドリーマー」 その曲名が出てくるのには時間がかかった。何も言わず、そのプラント内に入っていくノイジーを追いかけ、今、やっと追いついた所だった。 「……」 沈黙の間を、ディストーションギターが右往左往駆けめぐる。 目の前に現れたのは、巨大な色あせた銀色をしたハンガーが現れた。そこには、一機のアームヘッドがセットしてあり、その下に作業服を着た誰かが、横たわって何かをしていた。 彼はノイジー達に気がつき、駆け寄った。 「君、来たんだね。」 と彼が言うと、ノイジーはまるですべて分かっているかのように頷き、彼に言われるがまま何かを話し込んでいるようだった。こちらの方に、視線が来ることはない。それを疎外感を含んだ瞳で、久世は見つめていた 「……」 (それにしても、凄い機体だ) 心からそう思う。 アームヘッドの美しさとか、そういうのはよく分からないけれども、凄い、それだけは分かった。 百戦錬磨と言いたげな、黒く、艶のある装甲の上にも細かな傷が入り、光を受けるごとに、それは目立って見える。 肩に背負っている巨大なブレードは、アームヘッドの仰々しさを物語っているようだった 「どうだい? きみ」 と、作業服の男が叫んだ。灰色の蓄えられた髭が目立つ。 「……そうか。完璧、か……このほかに、何か、追加して欲しいものはないかい?」 ノイジーが、アームヘッド用のはしごから下りてくる。最後は二、三段跳び抜かして床に着地した。 「最近まで稼働していた工場だからね。レーザーサーベルが六、七本あるけど、格闘用にマウントしておくかい?」 男がそういうと、ノイジーは口を動かさないが、会話は成立しているように思えた。 事実、成り立っていた。 「え……? それは、凄いね。あと、遠距離用の……? わかった。動作が少なくてすむように、手首部と……うん、わかったよ。じゃあ、また二週間はかかると思う。何せ、つける量が量だからね。……うん、それじゃあ」 ノイジーは何も言わず、そのハンガーから出ようとする。久世は、それを追いかけた。
https://w.atwiki.jp/hololisgta/pages/17.html
サーバーログインについて ログイン方法 ①ログイン用のlauncher(FiveM.exe)をダウンロード URL➡https //fivem.net/ ②FiveMのアカウントを登録 player nameは、ローマ字表記がおすすめ、他の人から見ると 日本語表記は、涼風まい → □□□□ と表示されます。 ③PC版GTA5をインストール(steam、UB等) ④FiveMを開き、GTA5.exeのある場所を指定 例)C \SteamLibrary\steamapps\common\Grand Theft Auto V\GTA5.exe ⑤検索から「HOLOLIS]を検索 ⑥「HOLOLIS GTA」にログイン サウンド設定 ボイチャ使用、未使用に関わらず 相手が、話しかけてくる場合があります。 ESC→オプション→サウンド設定で、必ず サウンドの設定をして下さい。(ボイチャが聞こえる設定) 他プレイヤーが居たら、聞こえるかどうかのチェックをしましょう。
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/53.html
「親機は、どれだ?」 とスーが言った。 一体だけ、偉そうに座っているやつがいる。 「……あれか?」 と、一行が向かおうとした所を、何かが阻んだ。 一匹の犬のようなアームヘッドである。 「ヘル、頼んだ。」 と、スーが言うと、ヘルは犬のような物と、にらみ合った。 一行がその偉そうな奴に近づいた瞬間、周りをファントムが囲んだ。 「……」 凄い数だ。 「わたしが、残る。その隙に行くんだ。」 スーが、きっぱりと言った。 「さあ、行け。」 レーザーのライフルを背中になおし、トンファーを取り出した。 「いけ!」 ただならぬものを感じて、宝生はそこから離脱した。 ずっと進んだところに、一体の巨大なアームヘッドがあり、その後に一体の黒いアームヘッドがあった。 「……菊田?」 そんな気がした。何故だ? 巨大なアームヘッドはオーディンを睨んだ。 「ここは通らせる物か、赤き賢者よ」 その瞬間、何かが光り、赤い光が飛んできたところで、オーディンはそれを避ける。 「……行くしかない。母体を……」 「母体?母体はここにはおらん。残念だったな」 宝生がまた探しに行こうとすると、 「しかし、折角来た客は、もてなさねばならん。そうだろう?」 巨大な手が動いた。 またぎりぎりのところで避けると、目の前に赤いアームヘッドがあった。 「……リアルメシア……」 宝生はそれを睨んだ。 「……旬香、後の黒いアームヘッドは、あなたがとめなさい。」 「……なんだって?」 「わたしがこのデカ物をくい止めるから、早く、あなたはユミルの元に。」 宝生は、言われたまま、奥にいる黒いアームヘッドを見つめた。 「やあ、宝生」 その黒いアームヘッドは言った。 「……」 「久しぶりだな、菊田だよ」 「……」 さっき感じた感覚は、間違いではなかった。これは、間違いなく菊田だったのだ。 「お前は、だれだ!」 宝生は、そう、叫んだ。 「俺は、きくだ・ごんざえもんだよ、忘れたのか?全く、薄情な奴だよ……」 「お前は、誰だ、と言っているんだ」 また、自分の名前を答えるアームヘッドは、本当に菊田のように見えた。 「お前は、薄汚れたただのアームヘッドだ。」 オーディンは、グングニルを構えた。 「……そうか、いいだろう。裏切るのなら、しょうがない。そういえば、俺はお前のせいで死んだんだもんな……復讐だ……」 「くそ!犬やろう!」 木戸は叫ぶが、攻撃はびくともしない。 「ちくしょぉおおお!」 叫んでも叫んでも、虚しさだけが響いていくようだった。 その瞬間、一つの黒い粒が、フェンリルに当たっていった。 「やっぱり、普通のレーヴァテインじゃ、装甲がとけるだけか。」 その声の主は、青年のようだった。 「だいじょうぶかね、我が旗の下に集まった、同志Cよ。わたしは菊田。一旦、ここはわたしに任せろ」 菊田は、手に灼熱の赤い剣を持ち、さらにもう一本、赤い剣を取りだした。これもまた、赤い灼熱の剣だ。 その2本の剣で攻撃するが、ダメージは与えられそうもない。 「ち、これでダメなら……」 菊田は2本の剣をフェンリルに投げつけた。これは流石に効いたらしく、フェンリルがギロリと菊田を見つめた。 「こいよ、犬ちゃん」 菊田のアームヘッドの腰にある鞘が割れ、白い気体を噴出させた。それは、巨大な刀だった。 フェンリルが飛び込み、菊田が刀を振るうと、フェンリルの頭に斬激が走った
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/32.html
李曰くの‘安全な場所’。海辺沿いの小屋だった。私はオーディンに木の枝や草の葉っぱをかけると、その小屋の中に入っていった。 「……埃っぽくないな。」とスーが言う。「最近まで使われていた建物だ。」 「使われていた?そんなことがあるわけ無い。もう五年も使ってないような建物なのに。」と李は明かりをつけた。「……けど、確かに埃も被ってないな。」 私は近くにあった銃を一丁拾った。 「……これ、なに?」私が問いかけると、李がそれを取り上げた。 「菊田は銃を持たない。……つまり……」 「隠れろ!」李は叫んだ。 歩いてくる音がして、私達は机の下に隠れた。 「何か音がしたぞ。ルミナス」男の声だ。 「さあ?知らない。あなたも早く仕事に戻れば?今はガードマンだっけ。」女性の声。 「……分かった。私は仕事に戻る。」 「はいはーい」 男の方が小屋から出ると、李が言う。 「オーディンがばれるぞ」 すると、おおきな音がした。「さあ、もう大丈夫。爆音の方に気が取られてアームヘッドもばれないし、あいつも外に行った。」さっきの女性の声だ。 「……」私達は黙って机の下から出た。 緑色の目に青い髪に、にやけた顔。露出度の高い服を着た彼女は言う。「初めまして。トゥ・チェンジ・ザ・ワールドの皆さん」 李は一歩前に出て言う。「……あなたが……ルミナス?」 「いかにもー。サー菊田は?まあ、サーっていう程でもないか。菊田は?あいつに私は会いたいんだけど?セイギマンについて話したいし。いや、語るって言った方が良いのかな?」 李の顔が曇る。 「……そういうことか。あいつが死ぬなんて……自分のことをヒーローだと言ってた男が……」ルミナスと呼ばれた人は呆れたように言った。「とはいえ、李。あんたが菊田の意志を継ぐんだろ?私は菊田を助けるって言っちゃったんだから、あんたには従うよ。何をすればいい?テロ?テロなら得意……って訳じゃないんだけど。あ、なに?銀行強盗とかー?」ルミナスは手で殴るようなポーズをしながら言った。 「当分、活動はしない。」と、李は言った。ルミナスは不服そうに動くのを止めた。「そう。」 「……じゃあさ、」ルミナスは一旦椅子に座ったかと思うとまた飛び上がった。「自己紹介しよう。ね?いいだろ?李。何事も第一印象さ」 正直お前の第一印象はよくないよ。と思ったが一応自己紹介をした。 「お名前は?」とルミナス 「宝生旬香です」 「ほうほう。シュッチーね。好きな俳優は?」ルミナスは満足げな顔をした。 「えーっと、特に……あ、セイギマンの人」 「ナニィ?ほうほう。良い趣味してますね好きな食べ物は?」ルミナスは聞いた。 「えっと……りんごジュースかな」 「甘いのがすきなんですね。アップルパイは好きですか」 「あ、はい」 「今度私が作ってあげるよ。」と自慢げなルミナス。「じゃあ、よろしく」といって、ルミナスはてをだした。 「よろしく」 私がそういうとルミナスはターゲットをスーに変えた
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/67.html
イラミが、ニヤニヤしていた。 「……何?」 理由は分かっている。ああ、こんな奴に、何故話してしまったんだろうか、浮かれていたとはいえ、言ってしまった。 「い、と、し、の、彼とデエトなんでしょお?」 ああ、寒気がする 「……う、うるさい」 「何時から?」 「……6時。」 イラミはチラリと時計を見た。 「分かった。もう、今日は帰って良いよ」 「……え?」 「ほら、じゃあ、がんばってね、アイネアス」 色、と言う者が凄く感じた。白色の雪が常に降り続けるこの、北ゴレンでこの色とりどりのテレビは、そこだけ、温暖な気候の絵画を切り取ったようだった。 「久世さん、というのはいらっしゃいますか?」 玄関が開いた。聴いたことのない声。 玄関の方に行ってみると、真っ赤なドレス、金色の細い髪は頭の横で結ってあった、白く、艶のある肌、青い目をした女性が、立っていた。彼女は、似合わないエレキギターを抱えていた。 「あなたが、久世さん?」 彼女の後から、ひょっこり、また二人の女性が現れた。一人は、黄色と白を基調にしたドレスで、オレンジ色の髪で短髪、もう一人は、ロイヤルブルーのドレスで、青みを帯びた艶のある黒髪をしていた。 「あたいの、ギターが壊れちゃって。あんた、直せる?」 オレンジ色の髪をしたほうが言った。 「ウルズ、ちゃんと『わたし』と言いなさい、みっともない」 「良いじゃないか、ウィアド姉さん」 「あの、二人とも、早く、なおして貰った方が」 と、三人は思案しあっていた 「ごめんなさい、まずは家の中に入ってもらっていいですか?寒いので」 と、久世が言うと、三人は、『そういえば、そうだ』と言いたげな顔をして、家の中に入った 「それで、あなたの言葉の使いの件なのだけれど」 「いいじゃんか。お父様は、あたい達を、‘個性豊か’に作ったんだからさ」 「常識が無いのと、‘個性豊か’というのは違うと思うわ、オシラ、あなたはどう思うの?」 「え?」 車のエンジンを触っていた、彼女は、首を傾げた 「あなたは良いわ。で、話の続きよ」 「あの、あんまり勝手にいじられると、困るんですけど」 彼女は、久世が話しかけると、咄嗟に手を隠した。 「ドレス、汚れちゃいますよ?」 久世がそういうと、赤ドレスが悲鳴を上げた 「もうっ話にならないわ」 「へっへーだ」 「だから、あなたのその……」 終わりそうになかった。
https://w.atwiki.jp/sutandy/pages/6.html
このページはhttp //www3.atchs.jp/sutandy/からの引用です [トップページ ゲーム/ネットゲーム GTA フレンド募集掲示板] [この掲示板の板情報 |管理人へメール |誰でもインポート |この掲示板に参加 |メンバー画面 |管理画面 ] GTA フレンド募集掲示板 [取得中] タイトル 名前 メール 内容 簡単貼り付け スレッドタイトル検索 レス本文検索 スレッド一覧 リロード 過去ログ倉庫(0) RSS
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/66.html
油の臭いがする、それは、きっと自分自身から発せられる、体臭のようなものなんだろう、毎日、一人でこの寒い小屋にこもって車の部品を磨いてる。 玄関のドアが開き、お得意さまが現れた 「できたか?」 没落した富裕層。金はあるから、車が壊れるたびにこうやってきてくれる。そして、お金と、食べ物、特にお米とかをおいていってくれるのだ。 「はい。」 「時間よりも、早いじゃないか。流石だな、じゃあ、貰っていこう。ああ、あと、君へ、プレゼントがあるんだ」 現れたのは、真っ赤なテレビ。古ぼけて、くすんでいるものの、使えそうだ 「古いテレビだ。まだ使えるぞ。」 「ありがとうございます」 「いいや、礼には及ばない」 彼は黒い帽子を脱いで白髪の頭を出すと、軽く、頭を下げた。 「またのお越しを」 と、いうと、彼はにっこり笑った さて、テレビの配線をしよう、と思って、テレビを抱える。 多分、こうだろう、とテレビをいじくりまくって、電源を入れる。ブチッと、言う音と共に色とりどりの世界がそこに移った。 「いやいや、だからさ、山田君」 「いや、山谷です」 「あ、そうそう、山谷君」 菊田は秘書の山谷に椅子を見せながら言った。 「座布団、持ってきてよ」 「だから、山田だったんですね?」 「イエスイエス」 その瞬間、社長室のドアがノックされた 「どうぞ。山田君、明けて」 「山谷です……」 と呟く男が開けようとした瞬間に、菊谷がずかずかと入ってきた。 「シャチョオウ! 何ですか、わたしのパソコンに送りつけられたあの設計図は!?」 「ウインド……ああ、山谷君はちょっと、外してて」 山谷は頭を下げ、部屋の外に出ていった。 「ウインドの設計図は見たな?」 「ええ、まあ。あんなの、科学的に、ありえるんですか?技術的に、十世紀近く先をいっています」 「実際、作ったんだから、しょうがない。」 「……」 「分かっただろう?武藏さんは、人間としてイッてても、設計図作成、アームヘッド作成においては、天才的なのさ」 菊谷は、ゆっくり、息を吸った。あり得ない、密かに呟いた。これを作ったのが、菊田武藏なら、彼は、超がかなりの量でつく、超天才、と言うことになる。人としては、何かが欠けているが 「それに、わたしの姉の存在も、知っただろう?」 「アンチ・ウインドの事ですね?」 「彼女らを、解放した。」 菊谷は菊田を睨んだ 「それは?」 「武藏さんが、この前会ったとき、言った。『菊田家の男は、過労死する運命にある』ということと、『ルーンズの制御権は俺に、渡す』ということ……『ウインドが、目覚めるだろう』と、言うこと。だから、彼女らを四方八方、散らせたのさ。」 菊谷は分かりました、と言うと部屋から出ていった。
https://w.atwiki.jp/gta5vehicles/pages/121.html
a
https://w.atwiki.jp/kakakakanta/pages/86.html
「菊田アッ!」 そう叫んで飛び込んできた宝生のキックを菊田は避けることができなかった。 「ゴメスッ」 奇怪な事を言って菊田は倒れた。 「あら、おじさん、こんにちは」 宝生は菊田の横にいた武藏に気がつき、あいさつをした。 「な、なんのようだ? 宝生」 菊田は宝生に踏まれながらうなるように言った。 「そうだった、これ」 宝生は菊田の上から退きながら、持ってきた鞄の中から、あるものを取りだした。 「……これは」 それは、輝くアームコア、ユグドラシルだった。驚く菊田に対して、武藏はあまり驚く気配を見せない。 「やはり、もどってきたか。ユグドラシル」 武藏は呟いた 「……おじさん?」 「宝生、君に見せなければならない、物がある。言左右衛門、お前も、ついてきてくれ」 武藏に従うまま歩くと、菊田重工本社内のもう使われていない試験プラントにたどり着いた。 「父さん、ここは?」 「……これを、みろ」 そういって試験プラント内の電源を入れた。部屋の中が明るくなると同時に、一体の赤いアームヘッドがそこにあった。 「……これは?」 「あと、角をつければ完成なんだ。」 「これはなんなんだっ父さんッ! また、また変な物を作って居るんじゃないだろうな? 答ろッ!」 叫ぶ菊田に対して、武藏は冷静に答えた。 「これが何? 簡単だ。私が、託された物だよ」 「……託された?」 「そうだ。ラグナロク消滅の少し前、その老人はやって来て、私に、見えない設計図を託したんだよあたまになかにね」 凶人とも取れるその発言に、菊田は舌打ちした。 「……オーディン?」 宝生は、ついそう呟いていた。違うかもしれない、だが確かに、これはオーディンのようにも見える。 「……君がそう思うのなら、これはオーディンだ。」 武藏は、にっこりと笑った。 「……それを、貸してくれ」 武藏は宝生からアームコアを奪うと、なにやらよく分からない作業をし、手元にあった金槌で叩き始めた。 アットいう間に、巨大な、それでいて美しい一本のアームホーンが完成した 「……これは?」 宝生の問いかけに武藏は答えることなく、それを持って、赤いアームヘッドの頭へ続くはしごを、その巨大なホーンを持ったまま上がっていった。 そして少しすると、それは完全にアームヘッドの一部となった。 「完成だ。」 そのアームヘッドは、その瞬間、赤く輝き、コックピットが開いた。 「APPDシステムを稼働させたアームヘッドの機動力の二倍以上の機動力を持つアームヘッドだ。名前は。君が決めろ」 武藏の言葉も無視して、コックピットに乗り込んだ。 色々なシステムを起動させる。 「……」 つい、息をのむ。なんていうアームヘッドだ。触って分かる。 (久しぶりだ、宝生) 心に触れる、懐かしい声。 「……久しぶりだね、オーディン。」 武藏がやってくれたのか、それとも菊田のねぎらいか、試験プラントの天井ハッチが開き、アームヘッド射出用のレールがせり出した。 「……行くぜぇ……オーディンッラグナロオオック!」