約 1,562,442 件
https://w.atwiki.jp/zunk/pages/28.html
ア行 戦の術者(いくさのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は戦士(或いは守護者)。 派閥色は赤、紋章は扇状に広がった三本の剣で、それぞれが力・勇気・義務を表す。 魔物や表立った敵対勢力との戦いで最前線に立って戦う事を任とする。 門派専用の装備として赤い漆塗りの鞘を携行している。 この鞘は武器の強化や、魔法のワンド、スタッフに魔力を再装填することができる。 カ行 鏡の術者(かがみのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は調停者。 派閥色は青、紋章は握手をしている二つの手で、人と人との交流を表す。 表向きの任は砦の協力各国の政治にアドバイザーとして介入し、各国の政治・商業を円滑に進めつつ砦の資金を集めることだが、真の目的は各国で蛇の血が欲する情報を集めること。 集めた情報は砦へと連繋し、蛇の血の行動指針として利用している。 貴族階級や商人の出の者は大抵が鏡の術者となる。 覚醒(かくせい) 神の欠片が新たな力を得ること。 使用者が苦境に陥った際に発生することが多いという噂。 神の欠片(かみのかけら) 強力な魔法の力が篭ったアイテムの中で、使用者を選ぶという特徴があるもの。 形状は多種多様で、形を持たないものもある。 アーティファクトの一種として考えられており、アイテムが選んだ者に強い力を授ける。 銀の猟犬(ぎんのりょうけん) 各国の冒険者同士のゆるい結束を保つ為に、有志によって作られた組織。 大きな町には大抵一つ以上の事務所が見受けられる。 主に冒険者の為の情報提供、仕事の斡旋を行っている。 鎖の術者(くさりのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は審問官。 派閥色は白、紋章は星に巻きつく鎖で、呪いを鎖で束縛するという意味がある。 魔法犯罪の抑止・防止を任とする。 構成員に魔法犯罪の被害者が多く、罪人に手心が加えられることは非常に少ない。 相手も人間である事が多く、上記の理由から外部からの恨みも買いやすい。 門派専用の装備として鎖のついた鉄製のロッドを所持している。 このロッドは武器としてだけでなく、魔法的な能力を操る者を生け捕りにする為の強力な力を持つ。 サ行 聖杯の騎士(せいはいのきし) 魔物退治と聖なる探索の為に、各地を放浪する勇者達。 灰と火の大陸に本拠を構える。 メンバー数は極めて少ない為、存在自体が伝説のようなもの。 誰にも守られず、魔物と戦う術を持たない人々にとっては正に希望とも言える存在だが、その名を騙るペテン師も多い。 ファイアブランド(炎の刻印)と呼ばれる武器を使うほか、今では希少な信仰呪文を使うことが出来るらしい。 タ行 魂宿り(たましいやどり) 主に他者の霊魂(アストラル的存在)を取り込んだ状態の生物(物に対しても使用することも。)、 あるいはその能力自体(器側としての)及び能力を持つものを指す。 器となった者は宿った霊魂から大なり小なりの霊魂が持つ能力を得ることが出来る。 強力な霊魂になると器を操ることもあり、危険な能力でもある。 魂宿りの能力を持つ者はどんな種類の霊魂でも取り込めるわけではなく、可能な範囲には傾向があることが多い。 大多数のケースでは以下のように取り込める種類が分類可能。呼び分け方を右側に記す。 死者の魂を宿す:魂宿り エレメンタルの魂を宿す:精霊宿り 来訪者を宿す;悪魔憑き 悪魔憑きは大抵の場合、器側の能力を魂が凌駕し肉体を乗っ取られることになる。 翼の術者(つばさのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は探求者。 派閥色は緑色、紋章は向かい合った二枚の翼。 未知の場所へ赴き、情報や失われた物品を収拾することを任とする。 行方不明者が多く、それなりに危険を伴う門派といえる。 灯の術者(ともしびのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は司書。 派閥色は緑色、紋章は研究を意味する火の灯った蝋燭。 集められた資料の編集・調査・研究を任とする、砦内での知恵袋的存在。 失われた技術の研究も日々行っており、呪文や魔法のアイテムの開発・再発見についての彼らの功績は大きい。 ハ行 秤の術者(はかりのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は裁き人。 派閥色は灰色、紋章は均衡の取れた天秤で、秩序と正義を表す。 あらゆる物事の審判をその任とし、蛇の血内部での取り決めから 共同体での様々な決定、契約において彼らの名は最も信用された証人であり、裁判官である。 裏の顔として砦内部での諜報活動の管理も行っており、外部から送られてくるスパイを泳がせることで制御を行う。 火ノ国(ひのくに) 荒廃の少ない恵まれた大地で、東の楽園とも呼ばれる。 気温が非常に高い国で、独特の文化を持つ。 併合(へいごう) 二つ以上の神の欠片が、一つに合わさること。 無理にくっつけようとしても一つになるわけではなく、何らかの条件があると思われる 一つになると、双方の力を合わせたよりも強力な力を持つ。 蛇の血(へびのち) 象牙の砦を本拠地とする魔術師の組織。 各国にエージェントとして魔術師を送っている。 魔物退治のエキスパートであり、権力者のアドバイザー、 世界で最も影響力のある集団と目される。 星読み(ほしよみ) 星占術の一種。またはそれを行う者を指す。 幻視を見る事ができ、それは占われる者の未来の姿であると言われる。 大きな事件や、特別な宿命が無い者の未来は大抵見ることができない。 旅人や支配者には重用されることが多いが、素質の無い者は訓練しても習得できない。 マ行 森を捨てた者(もりをすてたもの) 荒野に住まう暗殺者、エルフの事 巨大な蟲を操る凄腕の暗殺者で、エルフの名前を聞いただけで大人でも震え上がる。 蛇の血の術者は不倶戴天の敵で、会話するよりも先に剣を向ける。 失われた神への忠誠を保っているという噂。 ワ行 輪の術者(わのじゅつしゃ) 蛇の血の門派の一つ。メンバーの呼称は番人。 派閥色は黒、紋章は二つに交差した首輪と歯車で、永遠と統制を意味する。 神々の欠片の処分、輪廻の管理をその任とする。 秘密の多い門派で、他の者が知らない知識を多数所有していると言われる。 門派専用の装備として直径3インチ程の金属製の輪2つを鎖で繋いだ道具を所持している。 この輪を通して、輪の術者は通常では見ることの出来ないものを見ることが出来る。
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/1077.html
7 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/03(火) 19 31 27.76 ID FXzvQF+hO … 野良アライちゃん3「ぴいぃーーー!ひとしゃん!たしゅけてぇええーーーっ!」シッポブンブン 植木鉢の前に大量に仕掛けられたアライホイホイ… 粘着テープの罠。 そのうち1つだけに、野良アライちゃんが一匹くっついている。 花好きおばさん「あああああああ!!クソ!!!あたしのチューリップがぁ!」 花好きおばさんは、荒らされ、ほじくり返されたチューリップの植木鉢の前で激昂している。 チューリップは球根をほじくり返され、食われていた。 …以前も、ダリアの球根を野良アライちゃんに食われたことがあった。 その対策として、アライホイホイを仕掛けたのだが… 野良アライちゃん3「うゆうぅ~~!ひとしゃん!とってくれたらあらいしゃんのせなかなでなでしていいぞぉ!ほっぺなめなめちてやゆぞぉ!」ヒグッグスッ 罠にかかったのは、大泣きして涙と鼻水を垂らしている野良アライちゃん3…一匹のみ。 おそらく、他にも何匹か来たのであろう。 だが、罠にかかった野良アライちゃん3の様子を見て、アライホイホイを罠だと学習し、植木鉢を荒らして帰っていったようだ。 花好きおばさん「ハァー…ハァー…くそ…」ピポパ 花好きおばさんは、最近このあたりにできた『野良アライ回収センター』へ電話をかけた。 9 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/03(火) 19 39 50.77 ID FXzvQF+hO 間もなく、軽トラに乗った回収業者が来た。 荷台には大きな箱が積まれており、中からはアライちゃんと思われるくそやかましい声が絶えず響き、助けを求める叫び声、泣き声がいくつも重なっている。 アライ回収業者「どうも…野良アライちゃん一匹ですね。50円で引き取ります」ガシィ 野良アライちゃん3「ひとしゃん!とってぇ!とってぇ!うゆぅ、うみゅみゅぅぅ~~~っ!」ジタバタシッポブンブン 野良アライちゃん3は、アライホイホイにくっついたまま、懸命に身をよじっているが… アライ回収業者「ほいっと」ポイッ 野良アライちゃん3「ぴいぃい!」ヒュー 野良アライちゃん3は、箱の上から投入された。 大きな箱『だぢでえええええ!せまいのやなのりゃああああっ!おうぢがえゆうぅう!おながしゅいだあああ!』ガタガタ 花好きおばさん「ども」スッ 花好きおばさんは、50円玉をひとつ受け取った。 アライ回収業者「ご利用ありがとうございました」 軽トラ「」ブゥーン… アライ回収業。 最近、この近くの大学で始まった産学官連携のベンチャー企業だ。 アライちゃんは害獣でありながら、その肉体は有用な資源として注目を浴びている。 ペットフードに加工すれば、ペットの様々な健康促進作用がもたらされ、 ドライフリーズして畑に撒けば、大変いい肥料になるのである。 11 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/03(火) 19 45 49.16 ID FXzvQF+hO 花好きおばさん「あーーーもう!どうしたらあのアライどもを殲滅できるんだい!」 古道具屋おばさん「花さん、大変ですねぇ…」 花好きおばさん「全くだよ…。でも、花を植えるのはやめたくない…」 古道具屋おばさん「…そうだ、うちの息子が今帰ってきてるから、ちょっと相談してみようかねえ」 花好きおばさん「ん…。何だっけ、くず鉄業者の?」 古道具屋おばさん「そう、廃品回収やってる息子がね、アライちゃん捕る罠作るの上手なんだよ~。ちょっと何かいいのないか、聞いてみるとするよ」 花好きおばさん「どうも~、お願いしますね~」 古道具屋おばさんは、自宅へ帰っていった。 12 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/03(火) 19 55 37.51 ID FXzvQF+hO … ~古道具屋の家、長男の部屋~ 廃品男「…」ジジジ… 広い部屋の中で、一人の青年がくず鉄いじりをしていた。 何やら、壊れた電化製品のパーツをいじっているようだ。 冷蔵庫のラジエーターを箱に仕掛け、木造の巣箱のようなものに繋ぎ合わせようとしている。 古道具屋おばさん「ユーちゃん、ちょっといいかい?」ガラッ 廃品男「どうした?母さん」 古道具屋おばさん「お隣の家のお花が、アライちゃんに荒らされて大変なんだよ~。なんかいい罠ないかな?」 廃品男「…どんなのがいい?安上がりだけど手入れがやや面倒なやつと、高いけど生け捕りにできるやつ」 古道具屋おばさん「安い方がいいねぇ」 廃品男「…分かった。なんとかしてみよう」ピポパ 廃棄男「もしもし…課長、オレです。バケツとか、安いスクラップをいくつか持っていっていいですか?」 廃棄男「…ありがとうございます。では、持ってったものは休み明けにリスト提出します」ピッ 廃品男は家を出ると、軽トラに乗り、職場へ向かった。 13 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/03(火) 20 06 13.30 ID FXzvQF+hO やがて、廃品男はいくつかのスクラップを持ってきた。 穴は空いてないが、持ち手が外れた金属バケツ。 ラムネの瓶。 錆びかかった金属製の細長い棒。 錆びた金属製の網など…。 廃棄男「よし、作るか」サッ 廃棄男は、ラムネの瓶の底へ穴を空け、細長い金属棒を貫通させた。 そして金属棒の両端を、バケツの持ち手があった部分に空いている穴へ通した。 さらに、匂いの強いサラミに接着剤をつけ、ラムネ瓶の外側の真ん中あたりへ貼りつけた。 最後に、金属棒の両端へ登れるように、網を梯子として垂直に取り付けた。 廃品男「よし…できた。母さん、お隣さんのとこへ行こう」スッ 古道具屋おばさん「おお、じゃあ行こうかね」スタスタ 廃品男は、出来上がった物体と、墨汁ボトル、サラダ油を持ち、車に乗った。 14 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/03(火) 20 11 53.79 ID FXzvQF+hO ~花好きおばさんの家の前~ 廃品男「このバケツへ水を溜めて、墨汁を混ぜて黒い色をつけ…最後にサラダ油を垂らします。これで完成です」 廃品男が持ってきたのは、明らかにみっともないガラクタだ。 市販のアライホイホイよりもずっと見映えが悪い。 花好きおばさん「…こ、これでアライちゃんが捕れるのかい?ありがとう…お代は?」 廃品男「お代は、きちんと害獣を駆除した後に頂きます」 花好きおばさん「そ、そうかい…どうも…」 花好きおばさんは、サラミがくっついたラムネの瓶が金属棒を軸としてクルクル回る、このぶきっちょなガラクタバケツを、球根を植えた植木鉢の前に仕掛けた。 …なぜこんなハイペースで球根を植えてしまうのか。 きっと、1日でも早く開花するのを見たいからだろう。 花好きおばさんの復讐・後編 パート5へ戻る
https://w.atwiki.jp/hosyoku/pages/285.html
――――。 世も末である。 かつての支配者は崩れ行き、かつての被支配者は立ち上がる。 下克上である。 人間とその常識がパラパラと崩れた先にあったのは。 ジューシーで、ワンダフルな世界であった。 「あぁあっ……」 狭いこじんまりとした部屋。 灰色の壁に覆われた人に絶望を与えるための地下牢。 かつての人間が使い放置して、そしてそこに今はその人間が閉じ込められている、現代世界の象徴。 そこに数人の発育の良い美しき少女達が半ば絶望して座り込んでいた。 湿り気を帯びた地下牢の床の冷たさが少女達へと伝わる。 そこにはフカフカとは言いがたいもののベッドもあるのだが、そこには誰も佇んでいない。否、佇む余裕すら与えない。 「ねえ……きっとあのベッドにもこれまで何人もの女の子が寝てきたんだよね……。 そして…………、何人もの女の子が供物にされてきたんだよね……」 誰かが不意にそういうことを言う。 周りの少女達はその言葉に聞く耳ももたず、ただただポカーンとしている。 そんなことを受け入れたくないのか、もしくはそんなこととうの昔にわかっているのか。 ここは、人間牧場である。 牧場といっても輝く太陽とのびのびと生きる牧羊などを想像してはいけない。 日の当たらない室内で、少女達が完全に「飼育」されている、文字通りの人間牧場である。 管理しているのは、勿論人間ではない。 21XX年、人類は突然変異した鰐によって完全に管理下におかれることになった。 「鰐」。そうだ、ワニである。 突然変異した特異な知能を持つワニは数百年単位で徒党を組み、人間への反逆を考案していたのだという。 数百年にも及ぶゆっくりとした進化は鰐を人語を解する、しかし人食いの化け物へと変貌させた。 もはや鰐ではない、新種の動物へと。学者達はこの鰐を「鰐α」と呼んだ。 人間は兵器やらなんやらで応戦したものの、しかし圧倒的なスピードで全国に展開していた「鰐α」には及ばなかった。 「鰐α」は若い女性の肉を好んで食し、世界各国で少女、もしくは幼女までが鰐αに食べ放題されていた。 次々と世界中の主要施設が襲われた。 「鰐α」には半端な弾丸や兵器などは全く通用せず、それも人間側の絶望を加速させた。 最終的にはどうやら人間がわの主要人物の全滅によって人間側の敗北に終わったそうだ。 敗戦した人間側は「鰐α」の完全管理下におかれることとなる。 世界中の美味しい美味しい厳選された幼女、少女達が各国に置かれた「人間牧場」に運ばれた。 また、一部は美味しい人間という食料種の保存の為に養殖されるそうだ。 それが、この今の世界の冷酷で残忍、残酷な現実だった。 完全的に敗戦した人間側は既に半分の人口まで減らされ、また鰐α側の人間の美味しい調理方法も確立されつつあった。 そして最新の調理方法と言うのが―― 丸呑みである。 いやそれを調理方法というのかどうかはわからないが。 生きた少女、幼女に調味料をかけ、そのまま咥え、噛まないように最大限注意して飲み込む。 原点回帰にも程があるが、しかしこれが近年健康食法として一般的に普及している。 そこらの少女レストランでも丸呑みが推進され、メニューの一部は丸呑みジャンルが埋め尽くしている。 話がそれてしまったが。 「鰐α」は柔らかい肉を求めて、今尚逃亡中の三割に上る少女幼女を狩猟している。 いかに車などがあるといっても、「鰐α」はタイヤに踏まれても平気な強固な皮膚としつこい執着心がある。 丁度そろそろ燃料が切れるころだろうし、最近はぞくぞく少女が生け捕りにされ、そしてそのまま人間牧場へとすすんでいる。 この、新しく地下牢もとい「人間牧場」に入った少女達もその類である。 つい昨夜のことだったか、ほぼ同時刻に別々の場所で生け捕りにされ、食用高級品と判別されてここに搬送された。 そのためこの地下牢に入ったのはわりと最近の時刻の事であり、その時までは手と足に錠をつけられ食欲を抑えきれない鰐αに全裸に剥かれ、全身をなめ回されていた。 一応この地下牢に到着した際に全身にシャワーを浴び、布切れ一枚を与えられたものの。 しかし舐められた時点で「沢山の少女を食べた鰐の口が近くにある、」「何時食べられるかわからない」という恐怖を存分に埋め込まれた少女達は、もはや絶望に包まれ気が気でなかった。 だが同時にまだまだこんな地獄は序の口だということも悟っていた。 実際は舐め回されて全身に調味料を塗ったくられ、そして口の中にはいりそのまま体内を旅行して帰ってくるときには排泄物なのだから。 幾時間後。 地下牢の中の雰囲気は先ほどよりも幾分か落ち着いていた。 死の恐怖に馴れた、というのだろうか、ともかく恐怖感が薄れて、結構しゃべっているような雰囲気だった。 無論、会話の内容というのは自分達が何をされるのか、といった内容である。 「前のことだけど……ウチの友達が鰐αに捕まったんだ……。 それで何とかケータイ隠し持ち込めたらしくて、両親に向かって実況中継してたんだ……。 『食べられる前にシャワーで念入りに洗われる、自分で洗うんじゃなくてワニが洗う』だとか 『仕入れられた少女は品質順に部屋に入れられてて、入り口に近い方が高品質』だとか 『食べられる場所はレストラン、少女取扱店、それからスーパーとかでも』…… といった機密情報が漏れてるのもこういった命を懸けたスパイのおかげなんだってさ……」 「一昔前までは丸呑みじゃなくって丸齧りだったらしいね…… そう思うとこの時代の少女でよかったと心の底から思うよ……」 「いや、それは…… 丸齧りは一瞬で終わるけど丸のみは呑まれてから糞便として出るまでずっと……」 口調は弱弱しく、ネガティヴさが滲み出ていた。 しかしそれでも元気に逸話を話せるところが人間の逞しさだろか。 少女達の話し合いは深夜遅くまで続いた。 死期が迫ると人間はその死期を悟るらしい。 そう、少女達が食用として出荷される日まで、あと2日を切っていたのだ。 朝、少女達は起きる。そうして、気づく。 自分のあられもなく見せられた僅かな膨らみに、謎のシールがついていることに。 「何これ……」 何時の間についていたのだろうか。 そう思いながら少女達はそれぞれそのシールを見ようとするが自分の胸についているもので中々見えない。 少女達の平均年齢は11歳。いかに発育がよいといっても、やはりシールの中身を見ることは困難であった。 ちなみに強固に張り付いていて取る事は難しく、また11歳の少女には不可能だと思われた。 「これ、私達の値札だよっ!」 誰かがそのシールの内容に気づく。 シールに書かれていたのは他でもないその少女の値段。 少女達が深夜まで語り合い、爆睡した際に取り付けられたと思われるその値札には、単位こそわからない物のかなりの数の0が連なっていた。 今回運ばれた少女達は、一級品の食材であった。 11歳の柔らかい肉感にして発育の良い胸、全く生えていない毛。 整った顔は鰐αの情感を刺激させ、よりよいディナーとなる。 繰り返すようだが、今回選ばれた少女達は、一級品の食材であった。 もはや、この牧場に入った瞬間から少女達は人間ではなかった。 極上の、とても美味な、高級食材に他ならなかったのだ。 誰も少女達を人間とは見做さなかった、間違いなく食材と見ていた。 昼、少女達は苦しむ。そうして、思い出す。 あのここに「運送」されて以来、一回も御飯を食べていない事に。 排泄行為はしなければいけないゆえしていた。 今でもこの部屋の端っこのトイレ用と思われる穴には少女達全員分の排泄物が詰まっていた。 流れないところを見ると、少女達が食べられた、その次に運送される少女達が来るまではこのままなのだろう。 しかしそう考えることは出来てもやはり悪臭は悪臭、近年の鰐αによる迫害とそれに伴う悪い食生活も合間って近寄りたくもない悪臭が広がっていた。 給水のほうはと言うとおしっこを飲まざるを得なかった。 あまりの恐怖感からして空腹には気づかなかったものの、やはり喉の渇きには気づくらしく、誰が始めたのか気がつくと全員が自分のおしっこを飲んでいた。 地獄のような光景ではあるが、みんな最後の瞬間まで生き残るという根性が鰐αからの逃走劇でついたらしく、みな生きるために飲んでいた。 ちなみにおしっこは空気に触れる直前までは無菌らしい。 さて置き、ここに運送されて以来全く食べられるものを食べていない。 水分はおしっこで何とかなるかもしれない(そうだとしても極めて酷い環境だが)が、食べ物の方はうんこじゃどうにもならない。 空腹に気づかなかった少女達もあるとはいっても、しかしどうにしても空腹だ。 「そういえば、人間が死ぬとき腸内に食べ物があると凄く臭いらしい…… やっぱりそういうのかな」 無理に納得する。 納得してもそれはあくまで鰐側の都合である。 基本前向きな彼女達は徐々に鰐に食べられるために尽くす様に変わってきていた。 夜、少女達は別れる。最後の晩と。 この地下牢で明かす夜は二日目になる。しかしこれで最後となることはみんな知っていた。 夕方になってから、鰐αが部屋の中に現れた。 彼はどうやら便所掃除に来たらしく、全裸の少女達をジロジロと見ると、 「美味しそうだな……だけど明日になったらもういないのか」といった。 それが切り皮となって、少女達は何故か自分の体を整え始めた。 もう半分以上狂っていたともいえるかもしれない。今から自分を食べる鰐に対して少しでもいいものをお届けしようとするというのは。 本人達こそ表立って言わないものの、最早少女達は生まれたときから鰐αに食べられるために発育してきたと思わせる従順ぶりだった。 少女達はベッドに誰も横たわらなかった。 雑魚寝をしながら誰かがいった。 「ねえ……明日の今頃は私達どうしてるんだろう……」 「食べられて、胃の中でネトネトかな!」 「それは……ちょっとあれかな…… だけど……不思議だな、なんかそれでもいいような気がしてきた」 その言葉には、少しの迷いもなかった。 「わかるかも知れない…… 例え私達が鰐αさんたちの胃の中でネチョネチョに溶かされて、 それで腸の中でグチュグチュに吸収されて、 それで最終的にうんこになって肛門から出るのも、ありかもしれない……」 「なんていうんだろう…… これはこれから食べられるって人にしかわからないかも…・・・ 人間の真理っていうかなんていうか……これが人間に出来る最後の罪滅ぼしっていうか…… 傲慢だった人間がこうなるのも、なんていうか運命だったといわれても納得できる……」 「鰐αに食べられるのも、なんか運命かな、みたいな……」 「もうここまできたらいっそのこと食べられていいや…… こうやって命は繋がってきたんでしょ……食べて、鰐αさん……」 もう、彼女達はくるっているといっても過言ではないだろう。 傍から見て、そうとしか映らない。 雑魚寝している少女達は、艶かしく、またどこか哀しげであり、だけどこれまでよりも活き活きしているような気がした。 こうして、彼女達は雑魚寝で怖い怖い会談をしながら生前最後の晩を終えた。 真夜中に、何度も何度も彼女達の空腹を告げる腹の音がなっていた。 彼女達の体の中にはもはや食べ物は入っていなかった。 早朝、少女達は起こされる。忌まわしき鰐αの手によって。 まだ人間の時刻でいうと4時も迎えていないような時間だった。 部屋に入ってきた大柄の鰐αは強靭で、打ち倒せそうにもない。 いつの間にか付けられていた手錠足枷もあって、反逆する気は全く起こらなかった。 無言でついてこいという合図とともに、少女達は廊下へと出る。 廊下に出るとそこは少女達の思う数倍はあるであろう長さの廊下に、ギッシリと牢屋が詰まっていた。 行きと帰り二回しか人生で通らなかった廊下を踏みしめる。 値札についている大量の0が彼女達の身分を証明しているように、ざわめきは全くなかった。 帰り際に牢屋の入り口にある電光掲示板を見ると、「現在135112人収容」の文字が赤く光っていた。 「シャワー室」と書かれた部屋があった。 そこに少女達は誘われるがままに入っていく。 ボロい布切れはそこで脱がされ、抵抗するはずもなく生まれた時の姿に少女達はなる。 妖艶で幼げで美しく可愛く愛おしい少女達のボディーが白日の下に露になった。 そこは、少女達が4歳かそこらの頃に見てそのまま忘れていた、「お風呂」そのものであった。 お風呂といっても、並みのお風呂ではない。大浴場と呼ばれるであろう、巨大な露天風呂であった。 久しぶりの空が見渡せる。空はまだ暗く、時刻を再確認させられた。 「お前らは購入者の我侭でこんな時間に出荷されてるんだ 我侭は絶対に守れ、そうじゃなければ商売は成立しない。 だから、1人50秒で俺がお前らの体を洗う、異論はないな?」 誰も異論するものはいない。 その一瞬の沈黙の直後に、その鰐αはそのただの鰐とは比べ物にならない機動力で手近にいた少女に襲い掛かった。 鰐特有の冷たいボディが少女にぴったりとフィットする。 割愛するが、あっという間に少女達は石鹸で体の隅々まで洗われた。 最早体中どこをなめ回されても健康だと言い張れるほどに。 少女達は清潔になり、その露天風呂から出る。 その露天風呂から覘けた空が、彼女達の見た最後の空になること。 それを彼女達は知っていたのだろうか、それとも知らずに謳歌していたのか。 何にせよ、彼女達は食べ物で、今のは殺菌処理に過ぎなかったのだ。 そこを忘れると、後々後悔する羽目になるであろう。
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/2831.html
第八章-第三幕- 執念 第八章-第二幕- 第九章-第一幕- 長い戦いの末、スプレッダーの成体を叩き潰し、死亡せしめた 勇者軍主力部隊は、ジルベルトとシエルの義姉、 亜人族ワーキャット族長、ラティシア=ラヴィニットを迎え、 スプレッダー成体の死骸を除去する作業を滞りなく行うため、 強敵、ウィルスユーザーズの大部隊に対し、 迎撃態勢を取るに至ったのであった。 「まぁったく、厄介だこと」 既に大きく消耗している勇者軍主力部隊ではあったが、 こんな事もあろうかと用意していた魔力回復用の道具『聖水』を シエルは、多量に全員に振りかけて魔力を回復しているのだった。 これがあれば、もう少し耐え抜く事が出来そうであった。 ウィルスユーザーズの研究施設から没収したわずかな財貨で 何とか購入した物資なので、無駄には出来ない。 ラティシアの方はラティシアの方で、よほど渾身の力での シャウトだったのだろう。喉を痛めていて連発は出来そうにない。 かなり不利な状況での迎撃だが、やるしかないのだった。 そしてしばらくしていると、遠くから地響きが起こった。 今度は人為的なものによるものである。 物凄い人数の兵士を連れて、まず真っ先に現れたのは、 ウィルスユーザーズの首魁、ハートレオだった。 相変わらず、ネイルキャット同様の 覆面をかぶっており、顔が見えない。 更にその後方には、ネイルキャット、ブレインフォックスが現れた。 「勇者軍主力部隊の諸君、ご苦労であったな」 と、来るなりハートレオが言ってのける。 「別にあなた達のために倒したわけじゃありません!」 ユイナ姫が一喝するが、ハートレオは意にも介さない。 「スプレッダーの存在は危険だ、と我輩個人としては思っていてな。 奴の殺傷に関しては礼を言わねばならぬところだ」 「生け捕りの方が作業が楽なのに……」 ブレインフォックスがぼやく。恐らく 生物兵器化の作業のことなのであろう。 「こんな危険生物生かしておけるか! よく利用しようだなどと思うものだ!」 テディがブレインフォックスを威嚇する。 「私も生け捕りには反対かな。でも引き渡してもらうわよ。 ウィルスユーザーズ全体の利益のために、抗体を採取しないと、ね」 茶目っ気たっぷりにネイルキャットが含み笑いをする。 「あんたは一体何がしたいのよ!?」 ジルベルトの意見を代弁する形で、 シエルと、ソニアが異口同音に叫ぶ。 「どちらにしろ抗体なら俺達が採取したよ。 これで儲けようなんてつもりもない。そしてこいつは除去する。 だから、ウィルスユーザーズにはお引取りを願おうか」 ライナスが剣を手に取った。戦闘態勢だ。 「そうはいかんな。勇者軍主力部隊よ。 我々ウィルスユーザーズはそれぞれの形でスプレッダーと そのウィルスとやらがもたらす利益を享受するための団体だ。 すなわち、そいつの捕獲は我々の総意である」 ハートレオは、愛馬エルトリオンへと騎乗し、槍を掲げた。 「どかぬなら、力づくで奪うのみだ。総員、進撃」 ハートレオの指示で、大部隊が動き出した。いつもなら射撃一辺倒の ウィルスユーザーズが、今回に限って各兵種を繰り出してきた。 パラディン、ウィザード、セイジ、ペガサスナイト、ドラゴンナイト、 アーマーナイト、ファイター、ダンサー、シーフなど、 ありとあらゆる混成部隊が統制を取って、襲撃してきた。 「ひゃあッ!?」 情けない事にメイベルは勢いに驚き、 スプレッダーの死骸の影に隠れてしまう。 「ちょっと、隠れてる場合じゃないでしょ!?」 レイリアが慌てて叱咤しに行く。 「それじゃあ、出番ですかね。少し時間下さい」 よっこらしょ、とばかりにシルヴィアが呪文の詠唱を始めた。 「詠唱に時間がかかるなら来る前にやっといてよ!」 レイリアはそっちも叱りつけた。 しかし、思いの他、詠唱はすぐ終わった。 「マスター・ブースター!!」 ぐん、と勇者軍主力部隊の力が増した。力だけではない。 敏捷性も、頑強さも、精神力もである。それも全員だ。 最高位のサポート魔法であろう。凄まじい効果だった。 「よし、奴等が撤退するまで守り抜くぞ、いいな!?」 「お前が仕切るな! 分かってる!!」 ジークが目的を明確に伝えると、コンラッドが怒鳴り返した。 「フレイムランチャー!!」 リゼルの火属性広範囲型高威力魔法が戦いの幕を切った。 大勢が薙ぎ倒されていくが、それでもまだまだ数はいた。 魔法を使うのはリゼルだけではない。 敵のウィザードやセイジなども魔法を乱射してくるため、 勇者軍主力部隊は受けるのがやっとだった。 肉弾戦を挑む相手はあしらう事ができるが、この魔法戦力の少なさは いかんせん、如何ともし難いものがあった。 「スプレッダーみたいに殺していいんなら、楽なものを!」 コンラッドがぼやきながら、また一人を殴り倒した。 この不利極まりない状況にありながらも、勇者軍軍規を遵守し、 勇者軍主力部隊は殺害を徹底的に避けているのだった。 この半端な手加減が、状況を更に不利にしているのだが―― しかし、この戦局を徹底的に切り開いたのは ソニアとラティシアだった。 敏捷性トップクラスのこの二名は、敵の中央に潜り込み次第、 ここぞとばかりに大暴れを始めるのだった。 魔力戦において、大きく不利でありながら、地力の強さによって、 勇者軍は誰一人として殺さずに、しかも相手を圧倒しつつあった。 「前衛部隊、呪文詠唱の時間を稼ぎなさい!」 ブレインフォックスの的確な指示が飛ぶ。 「私も行くわ」 ネイルキャットが自ら動き出した。ラティシアはともかく、 ソニアの方だけでも押さえ込むためだろう。 もちろん、ジーク、コンラッドやライナス、テディなど 近接攻撃を得意とする面々も暴れているが、 ネイルキャットにとっては因縁もあるのだから 仕方が無いのかもしれない。 「ソニア=メーベルヴァーゲン! 勝負よ!」 「ネイルキャット! 望むところよ!!」 二人が付き、離れ、ほとんど一対一の激闘となった。 ラティシアも数を薙ぎ倒してはいるが、予想以上に数が多い。 「ブレインフォックス、そろそろだな」 「はい、ハートレオ殿」 ブレインフォックスは前に出て、指示を出した。 「セイジ部隊、ウィザード部隊、最大の攻撃魔法を、 一番人数の多いところに叩き込みなさい!!」 敵の魔法部隊は、攻撃魔法をそれぞれに一斉発射した。 まともに食らえば、ひとたまりも無い。 メイベルはこの機を待っていたのだ。ここで動かなければ、 壁役としての、マスターアーマー本来の役割など果たせないのだから。 「ハイパーガード!」 鉄壁の防御姿勢をもって、味方の盾となり、 一身に攻撃魔法を受ける。 凄まじい耐久力だが、スカーレット・アーマーが 次第に傷だらけになる。 「あううう!!」 恐怖に恐慌しかけていたメイベルを、ジルベルトが後ろから支えた。 (大丈夫、守ってあげるから……) ジルベルトはストレンジャーソードを大地に突き立てた。 (封神封魔流・防の秘剣『精霊防護壁』!) 圧倒的なエネルギー量の防御フィールドが、あらゆる魔法を軽減し、 ほとんどメイベルのところまで攻撃が届かなくなるほどだった。 「ジルベルト兄様ッ!」 にこり、とジルベルトは微笑んだ。 「やるな」 ハートレオも、ニヤリと笑う。 「だが詰めの甘さが命取りだ。波状攻撃が 自分達のお家芸とでも思ったか?」 ハートレオが見つめる先は自軍でも、 ネイルキャットでも、ましてやその先にいる スプレッダーの死骸でも、それを守る勇者軍でもなかった。 「おらぁぁぁぁぁッ! 増援参上だ! ありがたく思いやがれ!」 「執刀を開始する」 アイズオウル、ハンドドッグ両名率いる増援部隊が、 スプレッダーの死骸から見て右翼、左翼双方から出現した。 更にまずい事に、ブレインフォックス自らも動き出した。 「私も出ます。指揮を委ねますよ!」 「まずい!?」 レイリア、エイリアが慌ててハンドドッグ部隊を押さえに右翼に動いた。 「させるものか!」 ライナスも続けて、アイズオウル部隊を押さえに左翼へと移動した。 「俺に任せろ! 三度目の正直だ!」 テディが更に、ブレインフォックス部隊の中に突入する。 その各員を、リゼル、シルヴィア、シエルの三名が フォローする形になった。 ネイルキャットとの戦闘を、まだソニアも継続していた。 ユイナ姫が真っ只中での撹乱に参加する事で、 何とか戦闘を維持しているというほど、追い詰められていた。 既に倒した人数は千名以上にもなる。これ以上数が増えるのなら、 対処が難しいかもしれない。戦況は激戦ながらも膠着状態に近く、 一進一退を繰り返しつつあった。正直、勇者軍相手に 国家レベル以外でここまで戦える組織が あるなどとは予想外であった。 ジルベルトは思わぬ苦戦に歯噛みしながらも、 懸命に迎撃に出ていた。 結果的に、スプレッダー成体の死骸に近い者は、 シルヴィア達の魔法部隊を除き、いなくなってしまった。 そこでハートレオの指示が飛ぶ。 「今だ、レッグホース!!」 「お待ちしておりましたぞ……レッグホース、推参!」 スプレッダー成体の死骸の後方から、更に増援部隊が現れた。 「そんな!?」 リゼルが予想外という声をあげる。 対処のしようが無いかもしれない。 「私が出ますよ」 あっさりと言ってのけると、シルヴィアが後方へ移った。 「ウォーターランチャー!」 攻撃魔法が、次々とレッグホース隊の兵士を薙ぎ倒す。 「これ以上、手出しなどさせるか!」 レッグホースが剣を手に取り、シルヴィアへと切りかかる。 しかし、シルヴィアは素早く回避し、杖で殴りかかる。 「ふん、ヒーラーが一人でよくやる、名乗らせてやろう!!」 「シルヴィア=スターリィフィールドです」 平然とシルヴィアが返答するが、レッグホースに額に青筋が走った。 「スターリィフィールドだと……ならば、許さん! 思えば私がこんな所で戦わねばならんのも、貴様等 スターリィフィールド家のもたらした技術のせいだ!」 ムキになって斬りかかるレッグホースだが、そのことごとくを シルヴィアは意外にも巧みに避け、受け、時には流してみせた。 「逆恨みですか? みっともないですよ」 「ほざけ! 貴様がどれだけ私の攻撃をかわしてみせようが、 我々の目的はスプレッダー成体の奪取だ! 輸送部隊、搬出開始!」 スプレッダー成体をレッグホースの輸送部隊が運び始めた。 残念ながら全員が防衛に徹せざるを得ない以上、 抗すべくも無く、あっさりと十分後には、運び出されてしまった。 「くっ……!」 リゼルが全てを見ながらも、見逃さざるを得ない程に ウィルスユーザーズの主力部隊の人数は凄まじいものがあった。 絵に描いたような人海戦術である。 レーダーの範囲外に出られた以上、 即時の追跡も不可能となってしまった。 「よし、総員撤退だ! 落伍者は遺憾だが置いて行く!」 ハートレオの冷徹な命令に、総員が従い、速やかに撤退した。 それでも勇者軍主力部隊の暴れぶりは半端ではなく、 レッグホースの補給部隊以外は十分の一も残ってはいなかった。 そんな扱いを受けても彼等兵士が従ったのは、 相応の旨味、すなわち利益をあらかじめ与えられたからだろう。 ハートレオ自身の人徳も大きいのかもしれない。 その事を素直に認めざるを得なかった。 もはや精根尽き果てた勇者軍主力部隊は、 シャンゼリー王国に働きかけ、捕縛者の連行をしてもらい、 自らは休息のために、亜人族の里へ一晩逗留するのだった。 ミゼラブルに治療薬のサンプルを渡し、事前に採取したサンプルから シルヴィアが調合した完全型の抗体を投与された勇者軍主力部隊は、 そのサンプルを勇者軍研究部へ送り、 インフルエンザウィルスへの耐性を得た。 持ち合わせの治療薬はミゼラブルへと渡され、 量産化して亜人族の治療へと 当てられる事になるという。 しかし、そこまで事態が進んでも、 ジルベルトは陰鬱な気持ちだった。 これは事実上の人海戦術に対する敗北だからだ。 「ジルベルト君……」 ソニアが心配な目で見つめる。しかし追撃は不可能……と思われた。 だが、そこで折れるほど勇者軍主力部隊の地力はヤワではないのだ。 「勇者軍管理衛星を通じて情報部より連絡が来ました! ウィルスユーザーズの本部基地と思わしき 大規模施設を特定、成功!!」 ジルベルトが驚愕し、立ち上がる。 (なんで、分かったの?) 報告をよこしたシルヴィアに疑問を投げかけた。 「万が一の時を考えて、スプレッダー成体の死骸に、発信機を 取り付けておいて正解だったと思います。そのせいで 呪文詠唱が遅れたので手柄は無しですけど」 と、あっけらかんと言ってのけるシルヴィア。 「ナイスです、シルヴィアさん!」 「やーん、リゼル君が誉めてくれましたー」 いちゃつき始める二人をよそに、ジルベルトは装備を整えた。 「もう行くのか? もう少し休まなくて大丈夫か?」 ラティシアが心配そうに声をかけるが、ジルベルトは首を振る。 『僕は一人じゃないから、大丈夫。みんなが、いる』 その旨、メールで伝えると、ラティシアも頷いた。 「場所は?」 エイリアが巻かれた包帯をほどいて投げ捨てながら横柄に質問する。 「ちょっと待って下さいね」 リゼルが座標を確認する。 「旧犯罪者ネットワークを管理する人工島、 ジェイル・アイランドです!」 「ヨゴレを隠すにはヨゴレの中ってか」 コンラッドが皮肉たっぷりに言ってのける。 ジェイル・アイランドは移動する島であるが、 これは別にウィルスユーザーズのために作られた人工島ではない。 その事を、コンラッドはしっかりと知っていたのである。 「位置は? 常時移動中という事か?」 ジークの疑問には、リゼルは頷いて済ませた。 「だったら俺の……いや、ワイズマン家の出番じゃねぇか。 レッド・ワイズマンMk-Ⅱを呼ぼうぜ!」 コンラッドが張り切って自らの母艦を呼び出すため、通信を始めた。 「希望が繋がってきた、というところでしょうか?」 ユイナ姫がしっとりと微笑んだ。 「勿論だ。あの程度で諦めるようでは、 数千年前に勇者軍など滅んでいる」 と、テディが同意する。 「勇者軍は、存在し続けるが故に勇者軍なんだ。それを教えてやる」 ライナスの眼差しにも光が宿った。 「行きましょう、ジルベルト君!」 ソニアが肩をポン、と叩いてやると、ジルベルトが頷いた。 「決着を着けるために!」 「おうッ!!」 ソニアの檄に全員が応じた。 ウィルスユーザーズとの激闘が、また再び始まろうとしていた。 戦場は、ジェイル・アイランドである―― 第九章-第一幕-
https://w.atwiki.jp/tana_tana112/pages/294.html
20100925 ああああ 夏休みが終わってしまうううぅぅぅぅ!!! 以下、やったこと。 友人と呑み。 鳥元は初めて行ったが、三種盛りときゅうりのタタキは中々だった。 愛車のメンテついでにイクミ号(相方のチャリ)のグリップ購入。 価格の割にいい自転車だと思う。 川崎のマルイで指輪を発注。 ちょーど"マルコとマルオの七日間"だったので、浮いたお金でお誕生日優待券が来ていたとんちゃん亭(OFF会で2~3回行った店)へ。この店はやっぱ肉がうんめぇwww ブックオフへ 何冊か本を処分し、秋物のミリタリージャケット購入。レディスは安いしデザインがいいしで羨ましいなぁ。 入籍前の最後の連休だったわけだが、まぁ俺ららしい過ごし方だったかなと。 『けいおん』平沢家を建てようとする人が出てきたようです マジキチwww 最初から最後まで退屈せず面白い映画 最高に後味悪い映画教えろよ 最近映画観てないなぁ…。 アニメのお話。 屍鬼、ハイスクールオブザデッド、オカルト学院が小粒ながら大変面白い。 屍鬼は変なキャラデザだなーと思ってたらそうか、藤崎竜(ジャンプの封神演義)だったか。 ハイスクールオブザデッドは中途半端なとこで終わるようだが、単行本を買おうかなという気分。 オカルト学院は"あかり"の話がいらなかった気がするが、それ以外はオリジナル脚本だけあって先が全く読めなくてすげぇ面白かった。 ゲームのお話。 WiiのVCを見てたら胸が熱くなってきた。 とりあえずメガドラのソフトは買わねばならん。 TVのお話。 カンブリア宮殿のユーカリが丘特集が滅茶苦茶面白かった。顧客満足度と会社の利益の追求の局地かも。togetterの伸び具合といい、たいしたもんだわ。 社会人ならカンブリア宮殿とワールドビジネスサテライトはマジ観といた方がいいと思われ。 20100922 夏休みin2010 今さらですが、相方と合わせて夏休み中。 最初の土日は千葉へ自転車旅行。 メンツはお馴染みになった、俺・メグ・会社の先輩・会社を最近辞めた先輩・先輩の友達二名…にプラスお初の先輩の友達・起業するために辞めた先輩の総勢8名。 目指すは千葉の東端である犬吠埼…のはずであった。 アクシデント①…なんもないコンビニの駐車場で落車して左胸を打撲。 アクシデント②…サイクリングロードに入った途端チェーンが外れる。 アクシデント③…千葉の田舎へ行けば行くほどダートになり、それを避けていたらいつの間にか茨城にいた罠。 アクシデント④…宿を予約したと思ったら、なぜか登別(北海道)の宿をとっていた罠。 アクシデント⑤…翌日、やっとこさ銚子に着いたら大船まで帰るのに4時間かかることに気づいた罠。ここで起業人とリタイヤ。 アクシデント⑥…起業人と銚子で風呂に行って電車待ちしてたら、犬吠埼に行って戻ってきた先輩と同じ電車、同じ車両で乗り合わせる罠。奇遇ですねwww アクシデント⑦…輪行して北鎌倉まで行ったらまたチェーンが外れ(ry 結局二日間でトータル120kmほど?もう翌日は筋肉痛と打撲で体がボロボロでしたよ!! 相方と川崎へ行って結婚指輪の下見。 色々見てみたけれど、ビビっときたのはマルイの中のお店でした。 銀座にも行こうと思っていたんだけれど、その店のがすごく良かったんでまぁ決まりですね。 【香川】早明浦ダムあす(17日)1次取水制限検討【茹でるな】 お約束の。 北海道の枝幸町役場が、IT情報技術専門職を募集。しかし、条件が厳しすぎ 相方の職場だといけるらしい。しかし、こんだけ取れるならもっと稼げる気も確かにする。 FFT最終章へ。 ちなみに、育成にかまけてて禄に進んでません(ぁ ガキのころほどこだわりはないので、結構好き勝手にやってますが…。 ラムザ…主人公補正で強い強い。暗黒騎士(PSP追加ジョブ)になったらレベルを上げすぎているせいもあるが、大抵の敵は一撃で仕留められるようになった罠。 ムスタディオ…お気に入りキャラ。二刀狙撃が強いのだが、バルフレアにはどーしても専用ジョブで負ける。まぁそこは愛でカバーだな。 アグリアス…お気に入りキャラ。聖剣技が強いのだが、シドにはやっぱ負けるよね。踊り子になれるようにはしてるし、やはり愛でカバー。 ルッソ(PSP追加キャラでFFTAの主人公)…ラムザと同じ専用スキルが使用できるため、ランダムバトル専用w バルフレア(PSP追加キャラでFF12のキャラ)…シドに並ぶチートキャラ。レベル差がありすぎて育成中だが…確かに専用ジョブがつえぇ。 ベーオウルフ…魔法剣スリプルとチキンが強すぎる。無力化要員としては最強レベル。 レーゼ…まだ人間に戻ってないんでなんとも。 ラファ・マラーク…は?だれソレ。 扉の外3巻読了。 あーあーあーあー…2巻まではサイコーに面白かったのになぁ…。3巻はなんとゆーか…主人公もダメだし、ゲーム進行もダメだし、終わり方も…。これで完結かよもー…。 まぁ、一話完結なんで、2巻までなら読む価値ありますよ。えぇ。 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん まんま西尾っすねwwwwwww 筆力とか構成とか、かなり良いレベルだったと思う…が、ミステリとしてはかなーーーーーり微妙。というか、ミステリとして売りだしてないためか?いきなりのサプライズが不意打ち的に効くんだろうな、と。 ちなみにシリーズモノだって今知りました。 20100909 久々にWEBなお話 企画のねーちゃんに連れられて、WEB屋さんの勉強会へ。 いかにもオタっぽいのからちょいとオシャレなのまで見た目は見た目は様々だが、中身はまるきりギークって感じな人らばかりで…ちょいとアテられてしまった。 いやー、でも懇親会ではさっぱり言ってる事分からんかったなーwww なんでXP(あじゃいるってやつですよ)であんなに熱く語れるんだよ! そんなわけで久々に、流行りものに手を出してみることにした。 まずははてブ。いわゆるソーシャルブックマーク。 タグでブクマを管理出来ること、WEBにさえ繋がっていればいつでも参照できること、どれだけその話題が注目されているかが把握できること…これらのお陰で情報管理と情報収集がとても柔軟に行えるなぁと感心。 でもってはてブは外部サービスやツールとの連携が上手い。 はてブのアカウント上から設定を行えば、Twitterからはてブにブクマ追加を、はてブからTwitterに投稿が可能になるため、気軽に他者へ話題を振ったり、気になる記事を「あとで読む」が出来る。 また、GoogleChromeにはてブ拡張を入れると、ブラウザ上からはてブを利用できる(ツィートも可能)のは勿論、今読んでいる記事がどれだけはてブ上でブックマークされた(注目された)かが一発で分かるのが大変面白い。 次にTogetter。 Twitter上で注目されている話題がすぐ分かるのと、2ch系ブログのように話題をまとめて閲覧できるサービス。 Twitterは速報性が高いため中々便利ではある…んだけれど、重い。 最後にあとで新聞。 これもソーシャルブックマークの一種かな?その名の通り、一時的なブックマークに特化したサービス。結構雑多な記事が集まる分、中々面白そうなものが見つかる。 早明浦ダム 13日にも1次取水制限 うどん用水20%オフ 茹でろ。 【スマフォスレ】ガラケー機能入れるのに手間取ってるだけで スマホももう行き詰ってる とか【誰バト状態】 売れるから作るのさ。 会社から借りたBBBを持ち歩いてみているが、こりゃー一般受けはしねぇなぁwww ブラウジングと地図はガラケーより断然マシだし、確かにメールは使いやすい。無駄を切り捨てた感じは確かにシンプルでクール。 しかし、日本で流行っていなすぎて野良アプリが皆無と言っても良いのは辛い…というか、ろくな2chブラウザがないってことがもう信じられん!!! あーGALAXY S欲しいなー。予約しちゃおっかなぁー。 メーカが…とかiPhoneのまるパクりじゃん!とか思ってたんだが、この動画を観たら考えが変わった。 これは現行のandroidの中では確かに最高かも。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/709.html
登録日:2012/12/10 (月) 18 08 39 更新日:2024/05/28 Tue 00 49 55 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 TOL 「ステラァァァァ!」 ステラ ステラ・テルメス テイルズ レジェンディア 園崎未恵 姉 蛍火 ステラ・テルメスとは、RPG『テイルズ オブ レジェンディア』の登場人物。 CV 園崎未恵 同作のヒロイン、シャーリィ・フェンネスの実の姉(シャーリィら『水の民』は、独自の風習で兄弟姉妹であっても名字が異なる)であり、 かつて行き倒れていた主人公・セネルを助け、自分とシャーリィの住む家に彼を居候させた、セネルにとって恩人と呼べる人物である。 姉だけあってシャーリィと似た容姿であるが、全体的に彼女より大人っぽく、そしてどことなく薄幸そうな雰囲気を持つ儚げな美少女。 一緒に暮らしていくうちにセネルと仲を深め、彼から『水舞の儀式(プロポーズのようなもの)』を申し込まれるのを楽しみにするほどになった。 同時に、セネルがただの行き倒れではなく、『水の民』を探るためにクルザンド軍が派遣したスパイだったことにも気づいていたが、 互いに想い合うほどの仲になったセネルの人格を信頼してか、他の誰にもその正体を明かすことはなかった。 そして、本編開始の3年前、自分たちの住む集落がクルザンド軍に襲撃される事件が起こり、 ステラは妹であるシャーリィをセネルに託して、彼女自身は死亡したと思われていたが… 以下、ネタバレ 実は彼女は殺されることなくクルザンド軍に生け捕りにされ、昏睡状態のまま遺跡船の動力源にされてしまっており、 雪花の遺跡でその無体な扱いを見たセネルは大きなショックを受ける。 ※ちなみに、昏睡状態ではあるが繋がれた遺跡船と精神を同調させることで状況は認識しており、要所要所で遺跡船の機能を利用してセネルたちを助けていた。 さらに、妹のシャーリィも共に滄我砲に繋がれ、その動力としてさらに命を吸い上げられる羽目になり、 セネル達の活躍でクルザンド軍の手から解放されるも、その首領であるヴァーツラフの悪あがきで滄我砲が再び起動してしまう。 流石にセネル達にも為す術がなく、滄我砲がもたらす破滅的な被害を見届けることになるかと思われたその時、倒れていたステラが最後の力を振り絞ってテルクェスを発動。 放たれた滄我砲を打ち消すが、動力源として長く命を吸い上げられ、凄まじく消耗している身体で全力のテルクェスを発動するのは最早自殺行為も同然であった。 昏倒したステラは、シャーリィのブローチの力で目を覚ますが… 「シャーリィ…あなたの力は…みんなを幸せにするためのものよ…どうかゆっくり…育んで…」 この言葉をシャーリィに伝え、ようやく再会できたセネルに謝罪の言葉を述べた後、ステラは力尽き、その短い生涯を終えた。 最期まで自分たちの事を案じてくれた初恋の女性、最愛の姉を喪ったセネルとシャーリィは、悲しみの絶叫を響き渡らせるのであった…。 ………某アニメで同じ声が同じ名前を叫んでしまったためネタにされることがあるが、セネルの叫びと共に流れる挿入歌「蛍火」が悲壮感を漂わせる物語中盤最大のイベントの為、 特に本作のファンの中には、過度にこのことをネタにするのを嫌う人もいるので注意が必要。 ちなみに、このセネルが「ステラァァッッ!!」と叫ぶアニメのシーンがCMでは何故か「シャアァァーリィィッッ!!」に変更されている。 おそらくネタバレを防ぐためだろう。 なお、ステラは『水の民』の中でも特に強い力を有しており、前述の通りクルザンド軍に遺跡船の動力源とされていたが、 その力で自分の意識を遺跡船と同調させることで遺跡船の機能を使えるようになっており、密かにセネルやシャーリィを守り続けていた。 また、隠し砦に保管されていた人工的にメルネスを作る計画の資料から、彼女は特に重要な検体として扱われていたことが示唆されており、 人体実験で使い捨てられ命を落とした何百人もの他の『水の民』と違い、彼女は動力源とするために眠らされ、実験の成果である強化措置を施されていたと思われる。 そのため、滄我砲の制御までは及ばなかったものの、通常の『水の民』としては考えられないほどの大きな力を発していたのも頷ける。(*1) 彼女の死はセネル、シャーリィ共に暗い影を落とすことになった。 特にセネルにとって彼女の存在は大きく、心の中に彼女の幻影を作って、辛いことからその幻影に逃げてしまうようになる。 ステラの死のショックをなんとか克服した後もステラへの想いは強く、シリーズ恒例の最終決戦前のヒロインとの会話もセネルだけは彼女の墓参りを行った。 余談だが、彼女の誠名「テルメス」の意味は「始まりの星」という意味である。 「あなたの項目は…みんなを幸せにするためのものよ……どうかゆっくり…追記・修正して……」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ステラアァァァァァァァァァ!! -- 名無しさん (2014-01-03 17 02 29) 漫画版でマウリッツが「生きて我々を守ってくれている」と言ってたな‥ -- 名無しさん (2014-01-28 13 51 33) 設定上はシャーリィに及ばないはずなのに劇中の活躍のせいでこの人が本当のメルネスだと錯覚してしまった。なんでこんなに強かったんだろう? -- 名無しさん (2014-01-28 15 16 34) 遺跡船に同調してたくらいだから静の滄我版メルネスになってたのかもしれん -- 名無しさん (2015-12-16 01 21 37) 人工メルネス計画が始まったきっかけって、シャーリィが失踪してステラが生きて捕まったからってことになるのかな -- 名無しさん (2016-06-07 19 32 46) 本編で既に亡くなっているキャラでも設定上本編と同一設定で出せる(時間軸は異なっても)キャラで、悪だくみとかに普通に使われそうな設定持ちな時点でレイズに登場させやすそうなキャラではあるがまだ出てないんだな…いや出したらセネルやシャーリィの精神ダメージ尋常じゃないから話の作りが難しいんだけども -- 名無しさん (2020-06-20 12 21 18) セネセネ考えてみたらルドガーよりも辛え立場だわ…思い人亡くすって -- 名無しさん (2020-11-17 00 16 03) レイズで参戦するの、ずっと待ってたのに・・・。 -- 名無しさん (2024-05-28 00 49 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rai6puk/pages/78.html
邪推SS/ロドアム(SC22~SC108) 海賊“ホワイトキャッスル”首領であり、ロ族の歴史書から抹消されたロ族の者。 ロ族直系の血筋であり、ロゴやログの兄にあたる。 幼少時の彼は聡明であったが、一方で非常に奔放な性格をしており しばしば奇怪な行動をとって周囲の者を驚かせることも珍しくなかった。 その行動は枚挙にいとまがないが、その一つに“虫食い”のエピソードがある。 それは、彼が12の頃であった。 城下の視察を兼ねての外遊に来ていた彼は、みすぼらしい服装の子供たちが 白い芋虫の幼虫を食べているところを目撃する。 彼は従者が止めるのも構わず、子供たちの元へと近づいていった。 周囲の者とは明らかに違った豪奢な身なりの少年をいぶかしげに見上げる少年たちに臆することなく 彼は「その虫を食べさせてくれないか」と頼み込んだ。 交渉の結果、金10と交換でその虫を譲り受けた彼は早速その虫を口に運ぶ。 「うまい!」 腹の底から響くような声で、彼は叫んだ。 結局、彼は残りの虫も少年たちからすべて買い取り、一瞬で食べつくしてしまった。 従者が眉をひそめるのもかわまず、その時の彼は非常に満足そうであった。 後日、この話は従者によって宮廷中に広められ、ロドアム少年は“虫食い王子”として 周囲から白い目で見られるようになった。 (もっとも、彼自身はそのことを全く気にしておらず むしろその時の少年たちに教えてもらった虫の群生地によく足を運び、おやつ代わりに好んで食べるようになったという) このようなことが続き、側近たちはおろか両親まで彼の王としての資質を疑うようになっていった。 そして、迎えた成人の日。 彼は“椅子に縛られた覇王など面白くない”との書置きを残し、出奔してしまう。 このことが決定打となり、彼はロ族の面汚しとされ、ロ族の家系図から存在した形跡ごと抹消された。 弟であるロゴやログが彼の存在を知らないのは、このためである。 出奔した後のロドアムは、一隻の高速艦を駆り宇宙を旅した。 その中で、強い者との戦いに喜びを見出すようになった彼は “有名なお尋ね者になれば、自ら強者を捜しに行かずとも 腕利きの賞金稼ぎや正規軍士官が向こうから戦いを挑んでくるのではないか”との 非常に彼らしい考えから、海賊として身を起こすことを決意する。 そして、酒場で気の合った仲間を集め、海賊団を旗揚げした。 これが、少数精鋭で有名な海賊団“ホワイトキャッスル”誕生の瞬間である。 (余談であるが、ホワイトキャッスルの名はロ族の家紋に描かれている白色の城に由来する) こうして海賊となったロドアムであったが、その経緯から 海賊としては珍しく、略奪よりもむしろ戦闘行為に重きを置いており 自身より強い相手と見れば相手かまわず戦いを挑んでくることから やがて“宇宙の狂犬”の異名をとるようになった。 その見境のなさは、当時最大勢力を誇った海賊“赤旗”の精鋭宇宙艦隊や、大規模な軍事演習をしていた アグデッパ率いる地球正規軍の大艦隊に怯むことなく攻撃を仕掛けるほどであった。 艦隊指揮、部隊指揮、知略、格闘能力のどれもに抜きんでた才を持っていたロドアムであったが こと撤退戦に関しては、後の戦術評論家の誰もが口を揃えて 「彼を上回る存在はいないだろう」と評するほどであったという。 そのことは、アグデッパ軍急襲の際に猛反撃を食らい 自身の行動があまりに迂闊だったと知ると、得意のかく乱戦法でアグデッパ軍を煙に巻き 最小限の被害でさっさと逃げおおせたことからも伺えるだろう。 当時の彼の主戦場は、当時最も強大な勢力を誇っていた地球の周辺であった。 “宇宙の狂犬”の名に恥じず誰彼かまわず戦いを挑み、時に返り討ちにあうこともあったが それ以上に多くの正規軍や海賊、賞金稼ぎたちをを退けていった。 その途上、箔付けのために艦隊を率いてホワイトキャッスルを討伐に来た 当時10歳になったばかりの地球の王子アズマを生け捕りにしたこともあった。 (ロドアムからしてみれば、襲ってくる敵を返り討ちにしたら その司令官がたまたま地球の王子であったというだけの話であったが) 後にアズマは莫大な身代金と引き換えに解放されるが、この時の捕虜生活が アズマ少年の考え方に大きな影響を与え、後に彼が海賊として出奔する一因となったと言われている。 王子アズマを捕らえたことは、結果としてホワイトキャッスルの名声を上げるのに大いに貢献し その後、ロドアムの望み通り、彼らを狙い多くのアグデッパ軍正規軍や 賞金稼ぎ、海賊たちが襲ってきたという。 やがて、サウス星系や地球でロ族が天制覇のための行動を起こし始めたことを知る。 彼は王家を出奔した身分であったが、弟たちのことは各地を回る間に聞き及んでおり 陰ながらその手助けをすべく、時に匿名でロゴやログに敵対勢力の情報を流したり 資金援助を行ったりしていた。 また、ログの支配する拠点を襲う正規軍を攻撃したり、サウス星系にいる部下に ロゴに敵対する覇王の軍を襲わせたりといった直接的な介入を行うこともあった。 しかし、こうした行為はあくまでも余暇を使った行為に過ぎず、彼の本懐は やはり強者との対決にあった。 戦乱勃発後はさらなる強者の姿を求めて地球を離れ、各地を転々として様々な惑星の覇王の軍や 海賊たちに勝負を挑んでいった。 ツルマ軍の知将カサマ・アキの腹心バーセム・妹でもあるツルマの妃ロザリンら 数々の名将たちと勝負をしていったが、特に、アグデッパの直属部隊である八卦衆とは 何度も剣を交えており、幾多の名勝負が生まれたことで有名である。 (この時相対した八卦衆の一人ヒップは、ロドアムについて 「軍事の才ではあのダイナス隊長やチョー副長にも決して引けを取っていないと感じた」 と語っている) 老いてなお盛んなその戦術、戦略は、時を経るごとにますます鋭く磨かれていった。 だが、気力は尽きずとも体力にはやはり限界があった。 SC102年、80歳となったロドアムは己の身体が思うように動かないことを知る。 これを衰えを感じた彼は今が引き際と判断し、腹心の一人であったオンゴゴを ホワイトキャッスル頭領の後継者として指名し、海賊稼業から引退した。 引退後は身分を隠して故郷ラエに戻り、元捕虜であった妻と共に 死の直前まで運送屋家業を行って余生を過ごした。 そして、やがてロゴがサウス星系を完全掌握したことを知ると、妻に看取られる中 満足そうに息を引き取ったという。
https://w.atwiki.jp/osakasan/pages/14.html
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/10649.html
身長:175~195cm 体重:85~120kg(スーツ重量:23kg) パンチ力:2t キック力:4t ジャンプ力:ひと跳び25m 走力:100mを6.5秒 特撮テレビドラマ『仮面ライダー555』に登場する兵士、もしくは量産型仮面ライダー。 デザインモチーフはギリシャ文字の「Ο(オミクロン)」。 名前の「riot」とは暴徒・暴動を指す言葉である。ライオンとは関係な…くも案外なかったりする 「仮面ライダー」の名は冠していないが、『555』に登場したライダーズギアを基に作られたデチューン品で、 劇場版『パラダイス・ロスト』の劇用予告編やTVスポットで宣伝されていた「1万人のライダー部隊出現!」などライダーの一種として扱われていた一方で、 後年の『仮面ライダー図鑑』など、疑似ライダー枠として扱われている資料もある。 事実、同型の改造人間を複数用意した初代『仮面ライダー』のショッカーライダーと異なり、 最初から大量生産された正しい意味での「規格統一された量産装備」であり、作劇的な役割は戦闘員ポジションに近い。 劇中で登場した装着者はほぼ全員が名前が不明のオルフェノクで、 それ以外で分かっているのはTV版で木場勇治からツ―ルを譲り受けた海堂直也程度。 変身道具「スマートバックル」はスマートバックルを倒すだけで起動する単純な作りとなっており、 専用フォンを奪われたら変身解除するというリスクも無く、更に製造時間やコストもファイズギアの50分の1という、 まさに量産化に特化した仕様となっている。 専用武器「アクセレイガン」は短剣型の「ブレードモード」とピストル型の「ガンモード」に変形して遠近問わずに活用できる他、 専用マシン「ジャイロアタッカー」のハンドルとしても機能する。 ジャイロアタッカーはオートバジンから諸々の機能をオミットしたデチューン品だが、 その分スピードに特化しており、さらにオートバジンと異なり量産も可能。 ハンドルからアクセレイガンを引き抜いても運転に支障は無いらしく、 ジャイロアタッカーを運転しながらアクセレイガンのガンモードで射撃する姿もよく見られた。 なお、『パラダイス・ロスト』ではサイドバッシャーやジェットスライガー(ディレクターズカット版)を操縦する者までいた。 アクセレイガンのブレードモードは刀身が高速振動するバイブレーションソードで、更に1000度もの高温を放ち対象物を切り裂く。 ガンモード時は、秒間70発の連射を10秒間継続できるバーストモードと長距離射撃に秀でたライフルモードを切り替えて射撃する事が可能だが、 ライダーズギアと異なり、ドライバーにフォトンブラッドを自己生成する機能がないため、 アクセレイガン内部にカートリッジ式の「フォトンバンク」と呼ばれる貯蓄用タンクが予め内蔵されており、 そこからフォトンブラッドを濃縮してエネルギー弾に用いて放つ。 その構造上、ファイズ達と異なり射撃回数は有限となっており、 バーストシューティングでは1200発、ライフルシューティングでは300発の射撃で内蔵のフォトンブラッドがなくなり「弾切れ」となる。 フォトンブラッド生成やフォトンストリームなどの機構は搭載されておらず、上記のフォトンバンクもストック式の使用回数制限がある武器で、 エクシードチャージなどの必殺技も無く、ライオトルーパー単体の戦闘力は決定力に欠ける。 しかし、機構が簡易が故にライン式大量生産方式を敷ける(らしい)という長所により、コストや製造時間は他のライダーズギアの比ではなく、 短時間・低価格で多数の戦力を用意可能で、さらにシンプルな機構故に連携戦闘に適しているという長所も持っている。 ライオトルーパーの真価はこれにより武功の程度だけでは覆せない限度の“数の差”で蹂躙する物量戦にある。 実際、TV版でも三原修二が変身した仮面ライダーデルタを変身解除に追い込んだ他、 『パラダイス・ロスト』ではまさしく数の暴力で一度はファイズを破り、生け捕りにしている。 なお、劇中中盤で元スマートブレイン社長の花形がオルフェノクではない水野和史、板垣哲生という普通の人間達を使って、 ライオトルーパーの開発・実験を行っている場面があるが、実験体になった両名はいずれも未完成のベルトの副作用で灰化・死亡している (ラッキークローバー級のオルフェノクですら装着されただけで大ダメージを受けていた)。 ただ、花形がオルフェノクが滅ぶべき存在であると認識していた事や、フォトンブラッドを使用せず上記のように人間を装着者として開発していた事などから、 やり方こそ冷酷だったが、ライオトルーパーは本来は普通の人間がオルフェノクに対抗する為に作られていた可能性もある。 + 他作品における活躍 『仮面ライダーディケイド』に登場。 第1話のライダー大戦ではフライングアタッカーを装備している者もいた。 本編中では仮面ライダーディエンドの「カメンライド ライオトルーパー」で召喚されている。 一度に三~五体召喚されるため、お手軽な戦力増強や時間稼ぎとして度々使用された。 劇場版のディケイド完結編では小野寺ユウスケに率いられ、ディケイドを襲撃した。 外伝小説『HERO SAGA』の555劇場版前日譚『ロスト・ワールド』にはローズオルフェノクが変身したver.2が登場している。 外見はノーマルと変わらないがギアを纏ったままオルフェノク態へ変身しており、 ファイズやカイザを圧倒する力を誇る上にファイズフォン無しでファイズブラスターを起動できる。 最終的にファイズブラスターがファイズに渡り、敗れて首を落とされたために劇場版では戦闘不能の身となっている。 20周年記念作品『仮面ライダー555 パラダイス・リゲインド』では、 『パラダイス・ロスト』とは打って変わってオルフェノク殲滅隊という立ち位置で登場する。 一応スマートブレイン社製の戦力だが、原作終盤と同じくオルフェノクによる部隊で構成されているのか、 実は人間でも変身できたor普通の人間にも変身できるように改修されて人間の軍隊が変身しているのかは明かされていない。 余談だが、本作で変身者を演じたトム・コンスタンタイン氏は、『仮面ライダーギーツ』でジョンを演じた役者だったりする。 MUGENにおけるライオトルーパー P-poke氏製作のエリートライオトルーパー(オミクス)が公開中。 ライオトルーパーの戦闘力向上のため開発された試作品にして、 呼称としてはエリート、もしくはファイズらに倣ってオミクスと呼ばれるカスタムモデルで、 ファイズ(正式にはファイズダッシュ)へのフォームチェンジ機能があるという、 氏のオリジナル設定に基づいて作られている。 主に徒手空拳を中心にした近接戦に特化した性能をしている。 超必殺技「フォームチェンジ」でファイズに変化し、 攻撃力防御力が1.5倍に上昇する他、ゲージ技「クリムゾンスマッシュ」が解禁される。 出場大会 平成ライダーで普通にトーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント
https://w.atwiki.jp/madoqa/pages/125.html
Fribourg Treyer Old Paris Snuff Brand Fribourg & Treyer Name Old Paris Style scented Grind fine Moisture moist Kick 4 nicotine 4 Recommend 4 Notes(JPN) 刻みは細かく、キックは強め。アラック(ヤシ酒)のフレーバーらしいがアラックを飲んだことがないため、アラックの風味なのかはわからない。ただ、芋焼酎に通じる独特の臭みが感じられる。ニコチンは高いので、長時間持つ印象だが、香りは早めになくなる。 Notes(EN) Grind is fine, strong kick. This smell is Arrack flavor,but I can't write about arrack flavor though I didin't drink arrack. However, peculiar stinky that runs to the potato shochu is felt by me. The smell is lost ahead of time, but Nicotine is high for a long time. another review Shop @marscigars.com Old Paris derives it's taste from Arrack Flavor (Fermented and Distilled Dates). The tobaccos found in this snuff are Zimbabwe Flue Cured Stem, Dark Fired Sun Cured Leaf. andy @SnuffTalk.org eG has described the (current) flavor better than I can. The problem with OP is that it's inconsistent, as are several of the F T offerings from Wilson's. Hurry up and try it before it changes again. ;-) If it ever goes back to the clumpy, very date-like version of yore, I'm gonna buy five pounds of it. I've heard a lot of people say that it's a high-nicotine item. The version of about five years ago definitely was, but I'm not so sure that it is now. Then again, Tom Buck doesn't strike me as all that killer-diller either, so maybe it's just me. andy @SnuffTalk.org I believe the snuff is flavored with arrack, the Middle Eastern date liquor. It has a bit of a "scented with booze" aroma to me-- not alcoholic, but "essence of spirits". And a vague feeling of old times, perhaps (Or I've had too much snuff today and can't think straight any longer.... ) I would say it's date-ish and cinnamon-ish, but definitely not scented with dates and cinnamon. If that helps. It does have a nice and generous amount of nicotine, more than most other snuffs of its relative coarseness and moistness. bbrowne @NasalSnuffClub I couldn't wait to sample this one, of course. As expected it is very potent and coarse. I usually don't like coarse snuffs but this one is great. Reminds me of Kendal Brown ever so slightly. The scent is not too strong. lukenewtest @NasalSnuffClub this snuff has a wonderful aroma , a subtle sweetness, but i do have a problem with the grind and its moisture , dark and moist maybe to my palate its a bit to much work to inhale and when i get a sniff it has a heavy feeling of cloying the nose just a little to course moist for me , but does have a very rich aroma . Smokey @NasalSnuffClub The ingredients of this snuff are listed as fermented and distilled dates. It's difficult for me to detect any date aroma, although there is a very subtle sweetness in the background, kind of like a dry wine. The grind is medium and very moist, a condition it retains very nicely in the excellent F T container. This is a snuff that can be taken in fairly large doses, and has a nice little kick when used that way. Nicotine and MOAHR are both in the medium range. I probably won't order this one again, but it's not because this is a bad snuff. It's just because there are others in the F T line I enjoy more, like Seville, Morroco, and HIgh Dry Toast. Jacob @NasalSnuffClub I'm not as big of a fan of this as many others seem to be. It has a relatively natural tobacco flavor, the date flavoring is too subtle for me. The tingle is nice, albeit short-lived and gives a noticeable nicotine buzz. As it is a larger grain and moist, it makes my nose run like a pickpocket from the police. Nice for a change, but not a snuff that I'd want to use in public for fear that people might ask me if my nose is bleeding.