約 1,562,550 件
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3119.html
新惑星から遠く離れたスーパークライス要塞の作戦室―― ショッカー大首領・JUDOが自らに起きた『異変』に気づくまでそう時間はかからなかった。 固有結界だけではない、イナバパワー、投影魔術など、この『器』の魔術が一切使えなくなっている。 「虫けら共が……」 感情を感じさせない声でJUDOは呟いた。どのような小細工をしたかはわからないが この事に「蒼崎橙子」と「蒼崎青子」、あの魔術師と魔法使いが関わっていることは間違いない。 「下らない真似を……」 そう呟いたJUDOを無数の真空の刃が襲った。 まったくの不意打ちであったその真空刃をJUDOはほとんどを避けたが、一発だけ顔を掠め、頬から血が流れた。 「何のつもりだ、鎌田」 変わらず感情を感じさせない声で、JUDOは自分を攻撃してきた部下……鎌田に問いかけた。 鎌田はまだ人間態のまま、にやにやと笑っている。 「その頬の傷……やはりですか 実は先ほどから私へのイナバパワーの供給が途絶えていると思いましてねえ、貴方の『器』はどうやらイナバの魔術師としての力を失ったようだ つまりその『器』はもうただの人間……そして人間がいかに優れていようとも私、アンデットには勝てない!」 言いながら鎌田はその姿を本来の姿、パラドキサアンデットへと変えた。 「いい機会です。貴方を殺してショッカーを乗っ取り、アンデットが全てを支配する世界を創り上げましょう!」 そう言い捨て、パラドキサアンデットはJUDOへと斬りかかった。 いかに人間離れした身体能力を持っていようと人間は人間。そして『器』を壊してしまえば、JUDOもこの世にとどまることはできない。 たとえ耐久力がイナバ物置と同等といえども自分の、アンデットの力ならこの『器』を殺すことができる。 大首領の、真空刃の奇襲で傷ついた頬から流れる血を見て、鎌田はそう確信していた。 「これで終わりだ!これでショッカーは、そして世界は我らアンデットのものだ!」 その叫びとともに、JUDOの頭部に向けてパラドキサアンデットは右腕の鎌を振り下ろす。 だが斬ったという手応えがない。 手応えがないどころか…… 「な……」 JUDOを攻撃したはずの鎌田の右手が消滅していた。 「バ、バカなぁぁぁ!アンデットである私にこのようなことがぁぁぁぁぁ!」 激痛と恐怖で混乱する鎌田を、JUDOは虫けらを見る目で見下していた。 JUDOは鎌田が振り下ろした右手に対して一発のチョップを放っただけである。そしてそのチョップの一撃で鎌田の右腕は吹き飛ばされていた。 「最後に聞いておこう。虫けら(アンデット)よ……」 悲鳴を漏らしながら、失われた右手を抱えて後退するパラドキサアンデットにJUDOはジリジリと詰め寄っていく。 「この大首領JUDOが……『器』の力に頼るだけの存在だと、本当に思っていたのか?」 遂にパラドキサアンデット・鎌田は悲鳴を上げながら、JUDOに背を向けて逃げ出した。 逃げる鎌田の背中に向かって、JUDOは天高く飛び上がり、そのまま跳び蹴りをくらわせる。 その姿はまるで、彼の宿敵である『虫けら(ワーム)』たちの必殺技とそっくりだった。 背にくらったキックでパラドキサアンデット・鎌田は爆発し、青白い炎を跡に残して死亡した。 アンデットとして本来迎えるはずのなかった死の瞬間、鎌田の脳裏に浮かんだのは、巨大な黄金の髑髏に噛み砕かれる自分の姿だった。 「大首領様!」 「いかがなされましたか!」 大首領の異変を感づいた地獄大使と死神博士が慌てて作戦室にやってきた。 「大したことではない。裏切り者(バグ)を一匹潰しただけだ」 何事もなかったかのように言うJUDO。その頬の傷は、すでに跡形もなく回復している。 「それよりイナバ製作所の残党狩りはアポロガイストが行っているのだったな?」 イナバの力を所持していることは、この聖杯戦争、そしてこのバトロワで大きな意味を持つ。 それにショッカーに逆らった者には相応の罰を与えねばならない。 「……これよりヒーロー狩りを一時中断し、イナバ製作所の残党の発見・殲滅に全兵力を動員する 特に蒼崎橙子、蒼崎青子の両名を見つけだし、殺さず生け捕りにして私の前まで連れて来るのだ その他の者、邪魔をする者は殺してかまわん。指揮は地獄大使、お前が執れ」 地獄大使は「はっ!必ずやご期待に応えてみせます!」と跪き頭を下げると、作戦を実行すべく部屋を後にした。 「時に死神博士よ……」 JUDOは今度は死神博士に向き直る。 「『例のもの』の開発はまだ終わらぬのか」 「ただいまショッカー科学班を総動員して開発にあたっておりますゆえ、あと数刻ほどで完成かと……」 その報を聞くと、JUDOははじめて彼の顔に感情を表した――薄く笑ったのだ。 「そうか。それならばいい 仮面ライダー、魔術師、魔法使い……教えてやろう、ショッカーに刃向かうものは何者だろうと、神の掌に遊ぶ羽虫に過ぎないことを!」 【三日目・8時40分/スーパークライス要塞(宇宙空間)】 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 【状態】肉体はイナバ製作所社長、健康 【装備】イナバ製作所社長の肉体 【道具】イナバ製作所社長の支給品一式、不明支給品 【思考】基本:ショッカーによる全世界の支配 1:主催者とショッカーに刃向かうもの(KAITOなど)を抹殺する 2:イナバの力を取り戻す ※イナバ製作所社長の精神は完全に消滅しました。 ※固有結界『イナバの巣』を奪われました。よって、社長特有の魔術は一切使えません。 【光栄次郎@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康、スーパー死神博士状態、イカデビルに変身 【装備】死神博士メモリ@仮面ライダーディケイド完結編 【道具】支給品一式その他不明 【思考】基本:ショッカー万歳 【地獄大使@仮面ライダー】 【状態】健康、ガラガランダに変身 【装備】黄金銃@真・女神転生if... 【道具】支給品一式 【思考】基本:ショッカーによる世界征服 【鎌田@仮面ライダーディケイド 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/mtg2384/pages/962.html
autolink ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain (1)(赤)(赤) クリーチャー ― ゴブリン(Goblin) 速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。) あなたがコントロールする他のゴブリン(Goblin)・クリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに速攻を持つ。 2/2 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》をGathererで確認 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》をGoogleで検索 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》が使用された大会 取得中です。 カードテキスト転載元: Wisdom Guild 様 2011 / 09 / 20
https://w.atwiki.jp/nisioisinnbr/pages/109.html
偽装観(疑想感)《前編》 「さて」 さて、という言葉を会話の切り出し文句に使用するというのは、探偵小説のセオリーに対する皮肉を孕んだかの有名な格言の示すとおりに、文章におけるオリジナリティの乏しさと一種の語彙の少なさを露呈する恐れのある、古典的な言葉遣いとして認知している人間は実のところそれなりに多い―――ということは恐らくないだろうが、とにかくそんな思考も考察も一切なく、奇野の隣に座る少女――萩原子荻はごく自然な口調で話を開始した。 「竹取山の麓においてこのゲームの主催者のささやかな配慮としてセッティングされていたと思われるジープを見事発見・獲得した私たちはそれに乗って竹林から森の中へと移動し、今現在進行方向上にある研究施設なる場所を当面の目的地として移動しているわけですけれど、異論はありませんね?」 「………セリフがえらいこと説明臭いのは異論の対象になるのか?」 「テンポ重視です」 何だそれ。 ジープの運転席に座っている男――奇野は、あたりの大木に注意を払いながらハンドルを左右に回す。ヘッドライトに照らされて見える景色は、草と木と砂利の埋まった土ばかりで、到底道と呼べるようなものではない。普通の車であれば、走ることもままならないような悪路だ。 子荻の指示により、スピードはあまり出ていない。安全のためというわけではないだろうが、今ここに限っては、その理由でも間違いではないのかもしれない。 「同じ風景ばっかで方向感覚狂うな――この方向でいいのかよ?」 「問題ありません。少し迂回する形にはなりますけど、傾斜の方向にそって行ったほうが効率もいいでしょうし」 地図も、どころかコンパスすら見ずにそんなことを言う子荻。 さっきからずっと、手元でシャープペンシルをカチカチ言わせて遊んでいる。 「目的地に異論はないけどよ」ハンドルを切りつつ、奇野が疑問を呈する。「そこに着いたら、何する予定なんだよ」 「とりあえずは調査、探索、情報収集ですね。またなにか、面白いものでもあれば見っけもんですけど――」 くるり、と指先でシャープペンシルを回転させながら言う子荻。 「ビギナーズ・ラックに期待するのは一度だけにしておきましょう。あらかた調査が終了したら、すぐに次の場所へ向かう予定です」 「ふぅん?」奇野は少し訝しげに声の調子を上げ、「そこに腰据えて待ち伏せるとか、そういうのはないのか」 まだ誰にも荒らされていない場所だとするなら、そこを拠点になるべく動かないというのも手のひとつだと思うのだが。 「それも有効でないことはないですけれど」疑問を予想していたかのように、するりと答えを返す子荻。「今の時点では、あまりお勧めできない策ですね」 「何でだ」 「まず理由のひとつとして、私たちには『眼』があります。それから『足』も」 子荻はポケットを指で弾く仕草を見せる。『眼』というのは、あのレーダーのことを言っているのだろう。 『足』というのは、このジープのことか――。 「これほどに使える機動力を手に入れて、ひとところにジッとしているというのもナンセンスでしょう。いつまで留まっていられるかどうかも分かりませんからね。地の利を得ようというならむしろ、ひとつでも多くの場所を把握しておく方が後々のためにもなります。ウォーゲームのマッピングよろしく、ね」 ゲーム――またその言葉を使うのか。 そしてさらに『眼』ですが――と子荻は続ける。 「遠くからでも、相手のいる位置がある程度把握することができる以上、相手の先をとるのはそう難しいことではありません。堅牢な城壁に頼る必要なく、私たちは迎撃の体制を整えることができる」 アドバンテージがあります。 子荻はそう言った。 「だから私たちに限っては、こんな森の中の施設で待ち伏せなんてしても、得られるメリットは少ないというわけです。精々、リスクが少ないという程度のことですね」 「成程――ね」 一応、納得した風を装った奇野だったが、内心ではいまいち釈然としていないところが大きかった。 それは一所に留まる必要性がないことを示す理由であって、待ち伏せという選択を否定する理由にはなりえないんじゃないか――? その疑念は間違ったものではなかったが、奇野がその考え方に対し違和感を拭いきれなかったのは、子荻が有効だと考える戦略の方向性が、奇野の持つ性質と噛み合わないことが原因としてある。 『呪い名』という、性質。 ――精々、リスクか少ないという『程度』のこと――― 奇野と子荻の戦闘に対する意識は、まるで別物といってもよい。 「僕としてはむしろ、籠城作戦のほうを推したい所ですけれどね」 奇野の疑念をあっさりと代言するような声に、子荻は後部座席を振り返り、奇野はバックミラーに目を向ける。 「どうにも体調が優れないもので。今はあまり、あちこち動き回ったりしたくない気分なんですよ。本調子に戻るまでは、なるべくジッとして過ごしたいところですね」 わざとらしく疲れた声。仮病を使おうとする子供のようだった。 「あら」そんな様子を気にとめる気配もなく、子荻がそれに応じる。「それは私たちに対する恨み言でしょうか? 石凪さん」 「いやあ、そういうつもりで言ったわけではありませんけど」 くすりと、口の端だけで笑い、 「何しろつい先程まで生死の境をさまよっていたも同然の身ですから。そういうつもりで言ったほうが、むしろ間違いではなかったかもしれませんね」 「安心してください石凪さん。今はちゃんと生きていますから」 「理解してますよ。生きてなければ、僕はこんなに不調を感じてはいませんからね」 「そうですか。一応、後遺症が残らない程度には治療してさしあげたつもりですけれど」 お互いに、とてもいい笑顔を向け合う二人。 恐ろしいくらいに含みのある笑顔ではあるが。 「………」 数時間前、奇野と子荻があの竹林の中で邂逅を果たしたすぐ後に、二人はこの少年――石凪萌太と出会った。 否、出会ったというのは正しくない。奇野たちと同じく竹林の中をさまよい歩いていた石凪萌太を二人が一方的に発見し、石凪がそれに気付くより先に二人が攻撃を仕掛けた――というだけのことだ。 攻撃に際し、子荻が『生け捕り』を提案したとき、奇野は確かに戸惑いを感じた。 中途半端だと思ったのだ。 この状況で、リスクを負ってまで生け捕りにするメリットがあるのかと。不意打ちまでふっかけるくらいなのだから、殺してしまうべきではないのかと。 結果的に、生け捕りには成功したのだが。 今のところ、それが正しかったのかどうか、奇野には判断がついていない。 なぜなら奇野は、会話のひとつも交すことなく、どころかまともな戦闘と呼べるようなものさえ行わないままに、石凪の身体を封じてしまったのだから。 有無を言わさず、というやつである。 奇野の能力――『病毒』を持ってして。 呪い名がひとつ、『奇野』に属する人間は、その身体に膨大な量の毒物を仕込んでいる。 微毒から猛毒まで。 既知のものから未知のものまで。 ありとあらゆる種類の、毒を。 その能力の凶悪さは、意識を取り戻す前の石凪の症状を見れば、火を見るより明らかである。 ただし奇野が勝利(と呼んでいいものかどうかも怪しいが)を収めることができたのは、その能力のおかげというわけではない。 子荻のおかげだ。 萩原子荻の弄した策が、見事なまでに物を言った。 完全なる不意打ち、芸術的なまでの騙し討ち。 勝負ですらなかった。 甲虫を捕えるが如き容易さで、子荻は奇野を『使い』、見事標的を生け捕りにしてみせた。 雀の竹取山という、彼女にとって「地の利」に恵まれた場所であったとはいえ――― 萩原子荻。 『策士』としての技量は、尋常ではない。 「まあ、前提だけで考えすぎても仕方ありませんけどね」 子荻は事なげに言う。 「石凪さんの言うとおり、闇に伏して待つのもひとつの手であることは事実です」 戸惑いを感じたと言えば、それは後部座席で優雅な笑顔を浮かべているこの男――石凪萌太に対してもあった。 今さっき生死の境がどうこうとか言っていたが、奇野が石凪に使用した『毒』はそれほど悪質な類のものではない。即効性で意識レベルを極端に低下させることはできるが、いわば麻酔に近い働きをするもので、解毒剤を使用せずとも、数十分から数時間で自然と回復する程度の持続性しかない。 だから実際には子荻の言ったような『治療』など行ってはいないし、後遺症など残ることもまずない。つい数十分前に自力で回復し、正常な意識を取り戻したばかりである。 そうして目を覚ました石凪に対し、子荻はさっそくといった感じで、奇野にしたのと同じような『交渉』を持ちかけた。 あまりにもあっさりと、側で聞いていた奇野が呆気にとられてしまったくらいにあっけらかんと。 私たちと一緒に行動しませんか―――と。 そして結果、『石凪』は――― ――構いませんよ。 ――ちょうど、誰かと組みたいと思っていましたから。 ――むしろこっちから頼むところです。 あまりにもあっさりと、奇野たちとの共同戦線を受け入れた。 何なんだ? こいつらは――― 「ああ、いや、さっきのはほんの軽口ですから、どうか気になさらず」 少年――石凪は言う。 「さっき見せてもらった地図ですけれど、いくつかこの目で確認しておきたい場所がありましたから――できるなら僕も、積極的に移動する方針に賛成です」 「そうですか。じゃあ――」 奇野は、自分の隣に座っている少女に対しどういう感情を抱けばいいのかどうか分からなくなってきていた。 ありきたりで、適当で、ざっくばらんで、場当たり的なように見えて――― それでいて、うまくいく。 手中に収めるが如く、思いの通りに事を運ぶ。 一見すると、何も考えていないようにすら見えてきてしまうくらいに。 「奇野さんは、どうされますか?」 だから奇野は、 「俺も別に、それで構わねーよ」 だから奇野は、考えることをやめた。 「今は行き先でグダクダしててもしょうがねーでしょ。どのみち行きあったりばったりに近いんだから、サクサク行こうぜ」 詳しいことはその後でいいだろ、と、奇野は適当な感じでまとめた。 今はまだこれでいい。今は迷う必要なんてない。疑惑なんて、最初からあってないようなものだ。 考えるな、戸惑うな、躊躇するな、思考に足を取られるな。 生き残るためには、今はこれでいいはずなんだ。 「では、満場一致で決定ということで」 かちり。子荻の手元でシャープペンシルが鳴る。 「迷わず惑わず、行くとしましょう」 話している間に、東のほうからうっすらと空に色が付き始めてきているのが木々の隙間から見えていた。あと一時間もすれば十分な明るさが得られることだろう。 そうすれば一層、他の参加者とのエンカウント率も高くなってくる。 本当の戦いは、まだこれから先か―――。 それからしばらくは、ただの雑談の時間となった。 「それにしても、山道の運転は疲れますね」 「否定はしねーけど、運転してるのは俺だからね」 「助手席には助手席なりの苦労があるんです」 「ほう、何だろな」 「ガタガタしてお尻が痛いです。何とかしてください」 「助手席関係ねーだろ! しかも確実に俺のせいじゃねえ!」 「僕としても何とかしてほしいものです。車に酔う体質ですので」 「文句あるなら運転代われ」 「奇野さん、着くまで寝てていいですか。私、もう眠くて」 「寝たら死ぬぞ」 「おやすみなさい」 「起きろコラ」 「じゃあ僕も。おやすみなさい」 「てめーら!」 言いあっている内に、唐突に道が開けた。森を分断するような一本道が、月の降りていく方向へとまっすぐに上りの傾斜を作っている。 その向こうに巨大な壁のようなものがそびえ立っているのが、薄闇の中にぼんやりと浮かんで見えていた。 ◆ ◆ ◆ 「まるで城壁ですね」 目の前にそびえ立った無骨なコンクリートの壁を見上げながら、萩原子荻は呟いた。奇野はどちらかというと、城塞よりも刑務所あたりを連想するなと思っていた。どちらにしても、第一印象としてこの向こうにまっとうな施設があるなどとは普通思うまい。 鋼鉄性の絶縁扉を抜けて中に入ると、研究棟らしき建造物が正面に見えた。窓も何もない、巨大なサイコロのような建物が並んで四つ、静かに存在している。 「堕落三昧斜道卿壱郎研究所――正式名称、斜道卿壱郎数量論理学術置換ALS研究機関。知ってるというほどでもありませんが、話に聞いたことくらいはあります。あの玖渚機関の息のかかった、随分と『閉鎖的』な研究施設―――まあ、ここが本物かどうかは分かりませんけどね」 歩きながら子荻が独り言のように言うのを、奇野は隣で聞いていた。やたら強調して言ったように聞こえたが、研究所が『閉鎖的』なのは当たり前のことなんじゃないのか………? 壁内部の敷地面積は思っていたほど広くなく、徒歩での探索も可能そうだった。ちなみにジープは入口から少し離れたところの森の中に駐車してある。一応できる限り目立たないようにはしたつもりだが、あのでかい車体では気休め程度にしかならないだろう。 「研究所っつーと、何か怪しい匂いがするよな」 「そうですか?」 「山奥の研究所にはロマンが詰まってんだよ」奇野はなぜか嬉しそうだった。「エイリアンみたいな実験動物がケージの中にひしめいてたり、秘密の地下室に人食いゾンビの群れが蠢いてたり、変質したミトコンドリアが巨大化して襲いかかってきたりするんだよ」 「変質したミトコンドリアがロマンですか」 軽く引いたような笑いを浮かべる子荻。 イメージが貧困すぎる。 一番手前の建物の前まで到着すると、子荻は奇野と石凪のほうを振り返り、 「では、各々の調査対象を決めましょうか」 と、自分の後ろを右手で示す。 「まずは建物の内部。あまり時間を割くのもアレですし、一棟につき約三十分の割り当てでいきましょう。私が一番手前のこの建物を担当しますから、奇野さんは二番目、石凪さんは三番目をお願いします。三十分経ったら、またここに集合ということで」 「あれ………? 皆バラバラに調べんの?」 「そのつもりですけれど、何か」 問題でもございますか、と言わんばかりに小首を傾げる子荻。時々こういう仕草を見せられると、何かわざとやっているようで微妙に腹立つ。 いつ何が起きるか分からないし、いつ敵が来るのかも分からないような状況なんだから、全員一緒に行動したほうが安全なんじゃないのか―――と奇野は思っていたが、それを台詞として口に出してしまうと、自分がヘタレチキン的なポジションに格付けされてしまうような気がしたので、とりあえず発言するのはやめておいた。 こんな所で単独行動とか、死亡フラグの臭いがプンプンするんだけどな………。 どうやらこの女子高生、ミステリの類は嗜まない種類の人間であるらしい。 「ただそうすると、突然の敵襲が心配ですね」 口を開いたのは石凪だった。 「簡易レーダーを持っている子荻さん以外の僕たちに敵の接近を察知する術はありませんし、互いの連絡手段もない。この状況でバラバラに行動するというだけで既に危険な香りがするのに、不測の事態に対し無防備すぎると思います。正直なところ不安です」 「………」 またしても、奇野の押し留めた不安をあっさりと代言してしまう石凪。 何この得も言えぬ敗北感。 「心配無用です」 そういって子荻は、デイパックから長い黒色の物体を取り出した。腕よりも長いそれを、平然と奇野たちの目の前に掲げる。 「確認し次第、私がすべて迎撃してさしあげますから」 「………」 狙撃銃――いわゆるスナイパー・ライフル。 もともとは石凪萌太のデイパックに入っていた武器だったが、気を失っている間に子荻がこっそり掠めとっていたものだ。「私は普通の女子高生ですから」などと言っていた少女はどこへ行ったのやら。奇野は微かに苦笑した。 石凪がさらにもう一歩踏み込む。 「僕ら以外の参加者がもともとこの場所にいて、既にトラップが内部に仕掛けられているという可能性は?」 「時間的に見てまずありえませんね。私たちがこのエリアに入ってきたのが、午前4時13分22秒。開始時刻が午前零時ですから、 所要時間もそれと同じ。その時点で確認しましたが、レーダーが示す同エリアの反応は私たち3人だけのものでした。そんな短時間に気の利いたトラップを仕掛け、あまつさえエリア内部から脱出するなんて芸当、よほどの変態でない限り不可能です」 ちょっと待て、何でトラップの話に変態が関わってくるんだ。 「さらにもうひとつ、わざわざトラップを仕掛けてまで造り上げた領域を、速攻で捨てて外へ移動する理由がありますか?相手は敵がレーダーを持っているなんて思ってもみないでしょうし、それこそ相手が罠にかかるまで『籠城』することを選択するはずです。 そもそも私なら、入口にこそ罠を仕掛けるでしょうね」 ああ………だから扉抜ける時「お先にどうぞ」とか言って先に行かせたのね………。 さりげなく人を毒味役に使いやがって。 ちょいちょい抜け目無え真似すんなこの女。 「他に質問は?」と尋ねる子荻に、奇野は無言で、石凪は肩をすくめてそれに応える。奇野としては質問がないというより、突っ込み所を整理しきれなかったといった感じだったが。 「では時間も惜しいですし、探索開始といきましょう。鬼の居ぬ間に御神託――ところで奇野さん、神を信じますか?」 「はあ?」 宗教勧誘? いきなり何言い出すのこの娘。 「いや……信じてはいないけど」 そうですか、とにっこり笑い、おもむろに顔を近づけてくる子荻。そして、 「ひとつ約束してください」 奇野の耳元で、そっと囁くように、 「何があっても絶対に、私を疑うことを止めないでください」 と、言った。 奇野が尋ね返す間もなく、子荻は長い黒髪をふわりと翻しながら背を向け、サイコロめいた建物の中へすたすたと入っていってしまった。 「………?」 奇野は首を傾げた。 何だ、そりゃ? 信じてくださいでも、疑わないでくださいでもなく―― 疑うことを、止めるな――? どういう意図の言葉だ、それは………。 ぽん、と、 唐突に肩を叩かれ、思わずびくっと身を震わせる。振り返ると、いつの間にか背後に移動してきていた石凪萌太が、奇野の肩に手を乗せながら、影を含んだ笑顔を浮かべていた。 「僕たちも行きましょう。いろいろと不安はありますけど、外部からの不安要素については、あの娘に任せておくことにしましょう。見た感じ、ただ者という訳ではなさそうですし――」 信じましょう、と石凪は言い、奥の方へ続いて並ぶ建物へ向かって、足を進める。 「信じましょう――ね」 奇野はその言葉を反芻してから、前を歩く少年の後に続いて歩き始めた。 信じろと言われて信じることは、不可能に近く難しい。なのに疑うことは、言われなくともこんなに自然。 疑惑は無限で、信仰は一瞬。だから即物的な人間ほど、信じるということに幻想的な価値を見い出そうとする。 疑わない自分を信じ、信じ続ける自分を疑わない。盲信という名の無限の中で、倒錯しきった価値感に溺れ続ける。 信用とはただの無関心だとは、よく言ったものだ。 「ただ疑うのもただ信じるのも、結局はバカのすることなんだよな……」 奇野は誰にともなく、そう呟いた。 適当な言葉だった。 ◆ ◆ ◆ 二人とも無言だった。 萩原子荻が第一棟内に入ってから、奇野と石凪は互いに一言も喋らず、次の建物へ向けて歩いていた。単に交わすべき言葉がなかっただけなのかもしれないし、何か言うべきことがあったからこそ、あえて何も言わなかったのかもしれない。 もっとも現実的に考えれば、互いに警戒し合っていただけのことなのかもしれないが。 『殺し名』――石凪萌太。『呪い名』――奇野頼知。 異端中の異端と、異形中の異形。 沈黙を生むには、十分に足る組み合わせ。 「………」 奇野は自分の能力について、子荻には既に(曖昧にではあるが)話してある。子荻が竹取山の中で論じていた、参加者のバランスと制限についての話は、奇野の持つ能力が健在だったことを根拠としたものだったのだろうが――ただ奇野は、その話に関わる最も重要な部分をひた隠しにしている。 奇野は自分の身体に制限が加えられていることに、ゲームの最初から気づいていた。 今の奇野頼知が使用できる――他人に『感染』させることのできる毒物の種類は、通常の時と比べ、極端に少なくなっている。使用できないと言うより、単純に『ない』のだ。すっぼりと抜き取られたように、大量の『毒』が奇野の体内から消滅させられている。 こういうのも一応、解毒というのだろうか。 奇野が使用することのできる『毒』の数は、今や百種類にも満たない。 体力のほうには、何の制限も加えられていないとはいえ――― 奇野にとっては、圧倒的すぎる制限である。 だがそれは同時に、奇野を安心させる材料でもあった。奇野にこれほど絶大な制限が加えられているということは、他の参加者――例えば隣にいる『石凪』にも、同様に制限が加えられているということ。実際、奇野たちがこの石凪を仕留めることができたのも、不意打ちの策が成功したことの他に、『殺し名』としての戦闘能力がある程度削がれていたことがあるのだろう。 加えて今は、回復してきているとはいえ、奇野の『病毒』が効いている。 油断さえなければ、簡単に殺されることはないはずだ。 「………ふぅ」 考えている間に、第二棟――奇野に割り当てられた建物の前に到着する。第一棟より一回り小さい。入口の造りは同じで、見た目としては自動ドアのような感じなのだが、どうやら手動で開ける必要があるらしい。扉の脇に数字キーのついたパネルのようなものが設置されていたが、押してみても何の反応も示さない。機能していないのだろうか。無言のまま中に入ろうとしたところを、「ところで奇野さん」と、後ろから唐突に呼び止められる。 奇野はとっさにサングラスを装着し、それをつい、と軽く押し上げながら、長髪を風になびかせるようにして振り返る。 「ヘイ、何かなボーイ」ばさあっ、と前髪を派手にかき上げ、「ひょっとして今、俺の名前を呼んだのかい?」 「無理矢理にキャラ作ろうとしなくてもいいんですよ」 ぐさっ。 「あのお姉さん――萩原さんですけど、気をつけておいたほうがいいと思います」 くそ、火傷覚悟で頑張ったのに。 氷河期召喚しちまったじゃねえか。 「あー……気をつけるって何に?」 「あの人は少なくとも、僕たちと相互関係を築こうなんて微塵も思ってはいませんよ。言っていることが、嘘とか本当とかの次元じゃないんです。魂がまるで籠っていない」 「………さっきは、信じましょうとか言ってなかったっけか?」 「信じたほうが効率的だったというだけの話です。数の利が欲しいのは僕も同じですし――今はなるべく、誰とも戦いたくはないですから」 「………死神が」 「元・死神ですよ、奇野さん」 石凪は笑う。笑顔の他に、表情を知らないといった風に。 「何を殺し、何を殺さないかは僕自信が決めます。『殺し名』も『石凪』も関係ない。こんなゲーム、真面目に参加する気なんて最初からありませんよ。ただ――」 あなたはどうか分かりませんけどね、奇野さん――と、石凪は静かに言う。 笑顔だが、目が笑っていない。 射すくめるような視線を、遠慮なく飛ばしてくる。 「………何だかんだ言って、結局根に持ってんのか?」 少し考え、奇野は虚勢を張ることにした。 「熱くなんなよ、ガキ。こーゆー場合、『内輪揉め』が一番の死亡フラグだってことくらい分かってんだろ? 無駄なことに燃料使うなって。今はお互い――」 「浅野みいこ」 不自然なくらいに感情の籠らない声。 「覚えていますか? この名前」 「………?」 浅野――みいこ? 誰だ? 聞き覚えはある………ような気はする。それも割と最近。みいこさん――誰かがそう呼んで………みいこさん………みいこだから、みーちゃ―― 「あ」 「いつぞやは、僕の身内がお世話になりました」 ぺこりと、慇懃に頭を下げる石凪。奇野にはもちろん、その仕草は皮肉以外の何にもとれない。 ………身内だと? 「誤解しないでくださいね。別にそのことを理由に、あなたとここで敵対しようだなんて思ってはいませんから。それとこれとは別、というやつです。ただあなたにとって、僕は全く縁のない相手ではないということを、ゆめゆめお忘れにならないよう………ああ、それとついでにもうひとつ」 そして実際、ただのついでと言わんばかりの軽い口調で、 「哀川潤もここに来ていますよ」 「………!」 「心ばかりの忠告ですけれど――哀川潤はおそらく、あなたを敵視するでしょう。十三階段の十二段目、《病毒遣い》、奇野頼知をね。後から恨み言のないように言っておきますが、僕は彼女を敵に回してまで、あなた達と仲良しこよしでいるつもりはありませんよ。僕が誰を殺すかと同じく、誰を味方とするかもまた、僕自身で判断させていただきますので、そのつもりで」 言うだけ言って、石凪は奥の建物の方へと向けて歩き始めた。すたすたと、軽やかな足取りで奇野から遠ざかっていく。 「………………けっ」 そんな後ろ姿を最後まで見送ることなく、奇野は目の前の無骨な絶縁扉に手を掛けた。 ずずぅ、という重々しい音とともに扉が開かれ、内側と外側の絶縁が解き放たれる。ひんやりとした風が中から吹き付け、それが肌を僅かに粟立たせる。 いっそのこと、異界にでも通じてりゃいいのに―――そう奇野は思い、中へと一歩、足を踏み出した。 それもまた、貧困な発想だった。 020← 021 →021 ← 追跡表 → ― 奇野頼知 ― ― 萩原子荻 ― ― 石凪萌太 ―
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/530.html
メディオガルティ島(Mediogalti island) メディオガルティ島 は、ガルーンド大陸西の沖合い、永続する嵐“アベンデゴーの眼” the Eye of Abendego の北西に位置する、ガルーンド周辺で最大の島である。暗殺者集団である赤蟷螂会 Red Mantis の本拠があることで名高い。[1] 歴史 かつてメディオガルティ島は、ガルーンド西部に繁栄した古代王国ゴル・ガン Ghol-Gan の一部だった。その滅亡後は、海賊が財宝を埋めたり墓場に使ったりするだけの無人島となった。 2560 AR、ラハドゥームが無神論の国となり、その地を根城にしていたアチャイケクを奉ずる赤蟷螂会は本拠を失うことになった。彼らはアチャイケクの神託にしたがい、この島にたどりつき緋色砦を築いた。[2] アベンデゴーの眼出現以来、それを回避する交易ルートの中継点としてその重要性は増大しているが、それは島の支配者である赤蟷螂会の歓迎するところではない。[4] 政治 メディオガルティ島の全ては赤蟷螂会の支配下にある。赤蟷螂会はまず第一に宗教的な組織であり、アチャイケクの役割である神格の地位を脅かそうとする者の抹殺を目的とするが、信仰の一環として外部の者の暗殺依頼を受け入れることもする。 島の住人は、蟷螂神の意志を読み解く年長の暗殺者の会議であるヴァーナイ the Vernai と 蟷螂神の巫女である血の巫女ジャカリン Blood Mistress Jakalyn の決定に完全に従わなければならない。組織のメンバーのみが彼らに直接接触することができる。ジャカリンは組織の象徴であると同時に、緋色砦の大図書館に立ち入ることができる唯一の人物であり、蟷螂神の意志の最終的な執行者である。[3] またイリズマゴーティ市には市長が存在する。その正体は不明で、会見のたびに姿が変わるといい、人間であるかどうかさえ明らかではないが、市民の陳情は時間に関わらず受付け、約束したことは必ず守るという。 地理 港湾都市イリズマゴーティを除けばほとんどがジャングルに覆われている。リザードフォークとコボルドの部族、多数の恐竜が生息している。コボルドは恐竜を神として崇め、時折イリズマゴーティまで交易に訪れ、ジャングルのガイドとして雇うことができる。イリズマゴーティの湾内には the Kaneano という謎めいた鮫人の部族がある。またかつてこの地を隠れ家に使っていた海賊の財宝が隠されている洞窟がいくつもあるという。 イリズマゴーティ Ilizmagorti/Ihl izz mah GOR tee:島の東岸にある最大の居住地。赤蟷螂会が自らの構成員のために設立した都市だが、たちまち近隣の海賊たちの注意を惹き、補給基地として利用されるようになった。波止場などの従業員や酒場の女の子はみな赤蟷螂会の下位構成員であり、手練の暗殺者である。市内の警護に当たっているのは the Blood Watch だが、市内で通用しているのは海賊の法、海賊の正義であり、ほとんどの揉め事は当事者の自力救済に任されている。 カトル Cuttle:島の西岸にある捕鯨船の補給地。ここで仕事をする捕鯨船は赤蟷螂会に権利金を払わなければならないが、アルカディア洋で最も西にあるこの地を訪れる船は絶えない。かつてこの近海には Coath と呼ばれる巨大な黒い鯨が住み、その縄張りに入り込んだ船を襲って沈めていた。捕鯨船団は力をあわせて Coath を浅瀬に追い込み殺すことに成功したが、そのすぐ後から新月の夜には その亡霊、The Wight Whale が現れるようになり、水夫たちに怖れられている。[5] 緋色砦 Crimson Citadel:赤蟷螂会の本拠である砦。構成員以外に正確な位置を知る者はいない。噂によれば、古代の知識を蒐集した最大規模の図書館があるという。 アンガス・アンバーリングの墓 Crypt of Angus Amberleg:島のどこかにあるという300年前の高名な海賊の墓。自分が集めた莫大な財宝と共に埋められ、それを作った奴隷たちは皆生き埋めにされた。奴隷たちのゴーストによって守られているという。 恐竜墓場 Dinosaur Graveyard:島の恐竜が死ぬ時に向かうという伝説の地。多くの恐竜の骨の堆積の間に海賊の財宝が埋められているが、アンデッドとなった恐竜によって近づく者は攻撃されるという。 ガンダ・ウジ Ganda-Uj:猿のようなゴブリンがジャングルの樹冠に作った居住地。通り掛かった者をネットと毒を塗ったダートで生け捕りにし、彼らが崇めるデーモンへの捧げ物にする。 隠者島 The Hermitage:メディオガルティ島の南にあるただ1人の老人が住むだけの小島。彼は聾唖のようで、いつから何のためにこの島にすんでいるのか誰も知らないが、イリズマゴーティの市長やアベンデゴーの眼となんらかの関係があるという説がある。 モスキート島 Mosquito Island:メディオガルティ島の北東にある小島。暗殺者の訓練場として使われており、部外者の立ち入りは厳禁されているが、赤蟷螂会が来る前は悪名高い海賊王が拠点に使っており、その財宝が隠されているという。 メリー・ウィドウ Merry Widow:モスキート島の北東にある Slitherfish Island 南岸の座礁船に作られたベスマラの神殿。海で夫をなくした未亡人の作った分派であり、彼女の夫はベスマラの元に召され、彼女たちはその犠牲によって祝福を受けたのだとする。船の水没した下部は鮫とタコの巣窟であり、時折夫をベスマラの御許に向わせようとする未亡人志願者が訪れる。 参考文献 [1] Erik Mona et al. (2008). Campaign Setting, p. 96. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1 [2] Rob McCreary et al. (2010). Cities of Golarion, p. 24. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-200-5 [3] Crystal Frasier et al. (2010). Faction Guide, p. 40. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-221-0 [4] James Jacobs et al. (2011). The Inner Sea World Guide, p. 114. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-169-2 [5][4] James Jacobs et al. (2010). Classic Horrors Revisited, p. 26. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-202-9 カテゴリー:内海地域
https://w.atwiki.jp/madoqa/pages/66.html
Brand Mc Chrystal s Name English Menthol Style Grind Moisture Kick nicotine Recommend Notes(EN) another review eG @SnuffTalk.org McChrystal's English Menthol is another fine medicated offering from this manufacturer. Like McChrystal's Original and Genuine, English Menthol features the brand's trademark medium-fine grind and very lightly moist moisture level. The snuff is a shade lighter than the O G, being a medium brown rather than a richer, darker brown, and is quite strongly flavored with menthol and eucalyptus. Slight hints of the typical McC's tobacco flavor peek through, but I was only able to discern them due to my familiarity with unmentholated McC's snuffs, such as their SP. If you're used to the cool, easy, forgiving coolness of the O G, be careful or this will freeze your face—while burning your sinuses. It is heavily medicated, with comparatively more menthol and much more eucalyptus, even though it is lacking camphor. Flavor-wise, this is about as strong as Wilson's SM 500, but doesn't have quite as much nicotine. I do, however, prefer McC's tobacco flavor (and cute little tins!) to Wilson's, but also the Wilson's is more easily obtainable and cheaper (and these are so heavily medicated that the tobacco flavor, as I mentioned, is barely detectable). Overall A tasty snuff if you like your "mentholyptus" strong and your nicotine, moisture and grind moderate.
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/1094.html
更新履歴 10/22 各所ブラッシュアップ、及びスペシャルサンクスに色の無い風に吹かれてのログへのリンクを追記 ミドリ (-/Midori) 年齢:不明 職業:- 性別:女 レベル:7 身長 130cm 体重:- PL名:ぶい(@CatCry_Mew) 種族:幻想種(変化) メイン:魔道士 サブ:学徒 エクストラ:空想術師 追加サブ:異能者 参戦回数:7回 イメージアイコン:忍野忍(化物語) イメージCV:釘宮理恵(Fate織田信長を若干ゼロ魔ルイズに近づけたような) キャラクターシート 「フハハハハ!妾を畏れよ!」 外見 金髪で小学生程度の身長しかない少女。 しかし侮るなかれ、彼女は幻想種。見た目通りとは思わないことだ。 人格 悪行を良しとせず、結果的に善行を成す。 あくまでも相手が悪ならば奪ってもいいという程度の認識でありその在り方は純粋な善性のものではない。 外見にそぐわぬ口調で誰に対しても尊大な態度を取る。 年齢は口調相応らしく、曰く「500より先は数えておらぬ」。 享楽主義者で平穏・静寂よりも宴や騒ぎといった混沌としたものが好き。 来歴 不老不死の幻想種である夜徒の真祖で、500年以上の時を生きている。 それ以上に語ることはない。 + 夜徒とは 夜徒。夜の使徒、夜の災い。神々よりも不死たる者、最初の幻想と呼ばれることもある幻想種。 高い不死性を持ち不老、眷属を増やす等、吸血鬼との類似点が見られるが、 十字架や流水の弱点を持たない、眷属は死体からのみで吸血行為を行わない等の相違点も多い。 吸血鬼と同様に日中の行動制限を持つが、夜の異界と呼ばれる特殊な異界を用いることでそれを克服している。 少数だが日中に活動できる者も存在するらしい。 さらに詳細な性質についてはフィオナ・カルテット著「天王島夜徒事件」を参照されたし。 + 正体 + 真に知りたいのか? + 仕方ないのう… 女性の秘密を暴こうとは無粋な者じゃな…まあ良い、特別に教えてやろう 妾はブレーメンの音楽隊、その頂点たるオナガドリの幻想種よ 強大なる影を以て悪逆を退ける者、それが妾である 未知への恐怖こそ妾の力の源、恐怖心あらば枯尾花も幽霊と成すとはよく言ったものよ ま、ランデルめにはきちぃんと真の名を言うておるのじゃ 公僕に不死を名乗るのは何かと面倒と聞くからのう ブレーメンの音楽隊、オナガドリの幻想種。 ミドリは即ち美鳥、彼女自身を表す名前である。 年齢は60前後と見られる。 文献を漁っていたところ夜徒の記述を発見、性質も合うので騙ることに。 「本当は吸血鬼が良かったのじゃが…」とは彼女の弁だが勘弁してくれと同胞達に止められた。 魔法 NewGameによる魔力の弱体化を補うためにそれ以外のステータスを限界まで犠牲にしている。 特に筋力に関してはより顕著で、装備らしい装備をできなくなっている有様。 元来の性格も相まって歩くさえも面倒臭そうにしている。 ■魔道士 主に光と闇の魔法を扱い、その性質から「夜の魔法」と称している。 この戦争に関してはこれらをベースに空想術を重ねることで戦闘力を上げている。 ■学徒 魔法芸術家の資質を持っていることと関係があると思われるが多くを語ろうとはしない。 ■魔法芸術家→空想術師 彼女とその同胞は全員が魔法芸術家としての資質を持っている。 しかし彼女は戦争に参加するために戦闘向きに調整、空想術へと開花させた。 "夜の異界"を展開し無数の鴉を敵へと突撃させるのが基本戦術。 さらに鴉の首を飛ばしたり強大な影を操るなどといったことも。 ■異能者 自身が向ける敵意から得られる畏れを糧として更なる力を振るう。 + "同胞" モモコ(Momoko) イメージアイコン:ジャンヌ・ダルク[オルタ](Fateシリーズ) 「一々ムカつく奴ね!!」 苛烈な性格に反して可愛らしい名前をしているが命名したのはミドリ。 当然イヤガラセである。 + 現在 ミドリと共に魔境都市に入った 現在は行方不明になっている できるだけ生け捕りにしたいと思っている 「斯様な者でも同胞じゃからのう…彼奴は気性も性質も荒い故、扱いには注意することじゃ」 クロ(Kuro) イメージアイコン:阿良々木暦(化物語) 「そこら辺にしておいてやれよ……」 彼女達のストッパーで苦労人 ミドリを肩に乗せているのが度々目撃されている + 現在 現在は魔境都市内でミドリと暮らしている 「妾の同胞にして下僕じゃ、どうしてもと言うのであれば貸し出してやらぬこともないぞ?」 ヤマブキ(Yamabuki) イメージアイコン:ウィリアム・シェイクスピア(Fateシリーズ) 「では私は傍観者に徹するとしましょう、だって戦闘とか痛いし!」 曰く、「穀潰し」 基本的に働かない + 現在 現在彼は魔境都市に行くというメッセージを残して行方不明になっている 捕縛、或いは殺害が主な目的 「彼奴の戯言に耳を貸さぬことじゃな、主も変容させられてしまうぞ?」 + 参加セッション 1.プレイライト剣豪七番勝負・第一幕「雪月花」 2.【Take Five―①Interplay:5人の○○○○―】 3.青天ネオダンスシリーズ + 友人関係 + ルヴァン・S=E ルヴァン・S=E ドラマ 「戦争などついででしかない妾に"ありがとう"とはのう、面白き者じゃ。つまらぬ所で野垂れ死ぬでないぞ?」 + 風琴縫 風琴縫 ドラマはまだ PickUp 彼女の魔法は対象の認識によって威力が大きく変動する。 恐怖心が大きければ大きいほどその効果は絶大に、勿論その逆も然り。 魔法自体にも恐怖を煽るような効果が付与されている。 しかし、もし彼女(未知)が既知になるようなことがあれば…… 属性 混沌・善 起源 恐怖 + スペシャルサンクス 夜徒の設定は前々々回の大規模卓、水の都のキャンペーン「色の無い風に吹かれて」より使用させていただきました。 快く使用許可を出してくれたリースさんにこの場を借りて感謝申し上げます。 色の無い風に吹かれてセッションログ ① ② ③ ④ キャラクター情報 キャラクターシートのURL
https://w.atwiki.jp/yougosq/pages/8074.html
■ゾディアック5(メガネ) 投票コーナー(該当キャラクターの折り畳みを開いて下さい) + 投票用 + プリンス/プリンセス5(ツインテ) Q.あなたのプリンス/プリンセス5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ざぁ子 13 (31%) 2 メスガキ 9 (21%) 3 実性格は良いが誤解されやすい 6 (14%) 4 わからせたい 3 (7%) 5 サーティワン 3 (7%) 6 男の娘 3 (7%) 7 臭そう 2 (5%) 8 オス 1 (2%) 9 ザァ子 1 (2%) 10 挑発LV MAX 1 (2%) その他 投票総数 42 + ウォリアー5(鉢巻) Q.あなたのウォリアー5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 筋肉モリモリマッチョウーマンの変(以下検閲) 3 (38%) 2 ウォリアーに転職したウィラフ 2 (25%) 3 ギルドメンバーのオカン役 2 (25%) 4 ワンダーウーマン 1 (13%) その他 投票総数 8 + ファランクス5(童顔) Q.あなたのファランクス5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 アーサーの癖に重騎士だ 5 (83%) 2 アーサー(アーモロードのすがた) 1 (17%) その他 投票総数 6 + パイレーツ5(下乳) Q.あなたのパイレーツ5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 そのバストは豊満であった 8 (47%) 2 性格イケメン 4 (24%) 3 よし、女は倒せ!男は生け捕りにしろ! 2 (12%) 4 姐さん 1 (6%) 5 安心して下さい!穿いてませんよ! 1 (6%) 6 酒豪 1 (6%) その他 投票総数 17 + シノビ5(赤) Q.あなたのシノビ5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 肉弾LvMAX 4 (36%) 2 ビーストキング 2 (18%) 3 忍んでない 2 (18%) 4 うまい!うまい! 1 (9%) 5 エーテル圧縮業火 1 (9%) 6 死ノ火 1 (9%) その他 投票総数 11 + モンク5(緑) Q.あなたのモンク5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 確かみてみろ! 3 (33%) 2 正統派 2 (22%) 3 cv細谷佳正 1 (11%) 4 スポ根漫画のヒール役っぽい 1 (11%) 5 兄貴分 1 (11%) 6 破戒僧 1 (11%) その他 投票総数 9 + ゾディアック5(眼鏡) Q.あなたのゾディアック5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 腐女子 8 (57%) 2 巨乳 4 (29%) 3 オタク気質 1 (7%) 4 眼鏡っ子 1 (7%) その他 投票総数 14 + ビーストキング5(太眉) Q.あなたのビーストキング5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ひむかいさんだからしかたない 4 (33%) 2 母性ロリ 4 (33%) 3 イカ腹確定 3 (25%) 4 獅子王にリフレッシュ…じゃなくて子守唄で一緒に寝てそう 1 (8%) その他 投票総数 12 + バリスタ5(黒髪) Q.あなたのバリスタ5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 地味 2 (40%) 2 この俺の髪型がサ●゛エさんみてーだとッ!? 1 (20%) 3 グエル先輩 1 (20%) 4 兄貴 1 (20%) その他 投票総数 5 + ファーマー5(頭巾) Q.あなたのファーマー5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 最強 8 (36%) 2 ウォリアーにした 4 (18%) 3 高性能ばあちゃん 4 (18%) 4 解体マスター★ 3 (14%) 5 見た目が強すぎる 2 (9%) 6 歴戦の猛者 1 (5%) その他 投票総数 22 + ショーグン5(鎧武者) Q.あなたのショーグン5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 マガイマガド一式 3 (38%) 2 マッドギア幹部のソドム 2 (25%) 3 中身は女の子 1 (13%) 4 実はアンドロ 1 (13%) 5 MIFUNE 1 (13%) その他 投票総数 8 + アンドロ5(金) Q.あなたのアンドロ5に対するイメージは?(個人的イメージで全然構いません。あと項目は追記可です) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ロケット頭突きが強そう 2 (40%) 2 ポンコツかわいい 1 (20%) 3 ワタシハ トテモ ツヨイ デス! 1 (20%) 4 重装ゼウス 1 (20%) その他 投票総数 5 ↓その他、自分設定やこのキャラに付けた名前等お好きにどうぞー。 眼鏡+巨乳、 シグナル三姉妹でいえば、三女枠のイメージ。アラレちゃんが大人になったような雰囲気が、実に良い。 ゾディの衣装には胸元に皆★マークが入っているが、この子は巨乳のおかげで★マークに谷間ができている。 目が吸い寄せられる、とはまさにこのことですな 特異点定理★で俺の性癖を突くのやめてくれませんか 大王ペンギンを狂戦士チャージメテオで虐待する鬼畜眼鏡 勝手に命名 「ソフィア」嬢 衣装の胸元を膨らませるそれ……俺でなきゃ見逃しちゃうね。 マイギルドの頭脳労働担当。役割柄、頭を動かすための糖分の摂れる食事が好きで、過剰に摂取した栄養は全て胸に運ばれる。 インテリポンコツ枠。船の研究室で爆発事故しょっちゅう起こしてるイメージ。 パッと見ふくよかに見えてしまうのは、お胸の存在感とローブのダブつき具合の所為だろうな。紫子とゆるふわ子の両名がスリム過ぎるとも言える。 かのクロエも成長すれば彼女みたいになるんかな なんだかよくわからないけど、すごく意識高そう コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/51786.html
登録日:2022/08/04 Thu 17 23 43 更新日:2024/06/07 Fri 12 08 15 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ウルトラマンタロウ ウルトラ怪獣 オルフィ カーン星人 ボッチ谷 善玉怪獣 宇宙人 宇宙怪人 桑原たけし 歌え!怪獣ビッグマッチ! 歌好き怪獣 温厚 理想郷 私の青い鳥 草野大悟 大人しい怪獣が時々姿を現して歌を歌う…ロマンチックですね! オルフィ並びにカーン星人とは、『ウルトラマンタロウ』第49話「歌え!怪獣ビッグマッチ!」に登場する怪獣と宇宙人である。 【データ】 別名:歌好き怪獣 身長:56m 体重:33000t 出身地:秩父・ボッチ谷 CV:桑原たけし 【概要】 何百年も昔から秩父のボッチ谷に住んでいる怪獣。草食動物のような優しそうな顔とデベソが特徴。 かつて村に住んでいた少年が歌を歌った所評判になり、褒められたはずみで生み出されたという言い伝えがある。 普段は地底で眠っているが、年に1度姿を現してその見た目からは想像もつかないような美しい声で歌い、村人達はその声の高さで米の出来を占っている(低音の方が出来はいいらしい)。 性格はひょうきんで、歌う事が大好き。怪力の持ち主でもあるが、争いごとは好まない。 へその中には楽譜がしまってあり、様々な曲を網羅している他、木の棒を使って指揮をすることもできる。 更に日本にいながらアメリカの歌を聴く事ができるほどの聴力を持ち、出来の悪い音楽を聴くとストレスで下痢になるらしい。 そんなこんなで地元の村人たちからは愛されており、村のアイドル的存在。それこそオルフィが思わずつり橋を破壊しても気にしないレベル。 そう、この怪獣は人間と共存しているのである。後の時代に登場する慈愛の勇者とその変身者が見たら喜びそうな光景である。 ZATもオルフィをかつての失敗の反省か「はた迷惑なことをしない限り怪獣は生かしておくべき」「大人しい怪獣は人間と平和共存する権利がある」と見守っていたのだが… 【関連人物】 坂本 演:草野大悟 民間人で結成された「オルフィを捕らえる探検隊」団長。 オルフィが年に一度、しかも限られた村人達しか見る事ができないとしてオルフィを生け捕りにし、色んな人に見てもらえるようにしようとする。 ZATは勿論それに抗議するが、既に国のお偉いさんなどを味方につけており、その抗議をはねのけた。 そして捕獲作戦が始動し、ZATも手出しできないながら万が一に備えて登山客に変装し彼等を監視していた。 だが彼等が使っていた麻酔弾を盗んで調べた所、それは実は興奮剤であることが発覚。 坂本の目的がオルフィを暴れさせることにあると推測された。 …あいつらだ、あいつらが盗んだ、ってことはあいつらZATだ!畜生、甘く見やがって! だが俺の頭はそんなに粗末じゃない、オルフィを暴れさせる手はまだいくらでもあるんだ! 一方、ZATが周囲にいる事を感じた坂本も目を怪しく輝かせていた。 その後次の手段としてわざと下手な音楽を流してオルフィをイラつかせ暴れさせようとするが、オルフィの自我が勝り村を潰すことはなかった。 ここで坂本の正体に疑問を持ったZATは彼の身元が不明だと突き止める。 それはつまり… 坂本さんアンタは…宇宙人だ! フハハハ!もう遅いわい!ZATよ!オルフィと戦って全滅せよ! 【カーン星人】 別名:宇宙怪人 身長:2m 体重:75㎏ 出身地:カーン星 坂本の正体である侵略宇宙人。 ZATを全滅させるべくオルフィを暴れさせることを企んでいた。 探検団はその目的をカモフラージュするための建前に過ぎず、団員達は彼の正体を知らない普通の人間だった。 ……しかし、歴代でも最強クラスの実力を持つ防衛チームであるZATを温厚な怪獣であるオルフィの力で倒せると本気で思っていたのだろうか?(*1) 武器は腕から放つ光線「カーンビーム」。 【結末】 正体がバレたカーン星人はオルフィのへそに入り込み、直接操って暴れさせる。 ここで東光太郎はウルトラマンタロウに変身、オルフィと戦う。 だがそれを見守る村人たちから…… オルフィを助けてください!お願いします! と懇願され、タロウはキングブレスレットをマジックハンドに変形させ、へそからカーン星人を引っ張り出す。 そしてそのまま岩壁に投げつけ、カーン星人は爆散するのだった。 そして大人しくなったオルフィはお礼と言わんばかりに「わたしの青い鳥」を熱唱。そして地底へと帰っていった。 ……と思いきや帰路につき歌を歌うZATに、「カーン!」と鐘を鳴らすかのように一吠えしていた。 【その他媒体での活躍】 漫画『酩酊!怪獣酒場2nd』ではオルフィが登場。カラオケでオール100点を叩き出していた。 内山まもるの漫画『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』ではカーン星人が敵役で登場、本編では披露しなかった巨大化もしている。 【余談】 オルフィのデザインは鈴木儀雄。脚本の内容を前提にデザインされていたようで、決定稿には「歌をうたう」「動き良く」という指示書きが確認できる。 カーン星人の着ぐるみはドルズ星人の改造。 本エピソードのサブタイトルはタロウの息子が活躍する『ウルトラマンタイガ』の「激突!ウルトラビッグマッチ」というサブタイトルでパロディがなされている。ただし、内容は二世ウルトラマンVS悪のウルトラマンによるタッグマッチである。 追記・修正は歌を歌いながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] オルフィがかなりヨボヨボのおじいさんでビーファイターの博士に見える -- 名無しさん (2022-08-04 19 30 55) 声が桑原たけしさんという事はオルフィはレギュラン星人と同じ声帯の持ち主だったのか -- 名無しさん (2022-08-04 19 35 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41143.html
登録日:2018/12/26 Wed 12 12 50 更新日:2024/09/03 Tue 22 24 31NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 主人公より先に立った項目 女郎蜘蛛 妖怪 妖怪ウォッチ 妖怪ウォッチ シャドウサイド 妖怪ウォッチ4 姫乃アヤメ 沼倉愛美 花魁 蜘蛛 面食い ※本項は「妖怪ウォッチ シャドウサイド」本編の重要なネタバレとなっております。閲覧には要注意。 美しい男は何もしなくていい。その美味しい魂だけ、食べさせておくれ... CV 沼倉愛美 概要 30話より初登場。姫乃アヤメが時折見せるもう一つの人格の正体であり、彼女の肉体を無意識化で奪い操っていた。また、酒吞ハルヤ達が探していた鬼族の姫である。.....と思いきや、姫とは全くの無関係。その正体は遥か昔に大暴れしていた大妖怪であり、若く美しい男(要するにイケメン)の魂を喰らっていた。ある日、自分好みのイケメンと出会い、一目ぼれし、いつものように喰らおうとするもその正体は霊媒師であり、彼によって封印された。しかし.... 容姿 端的に言うならば「蜘蛛と花魁を合わせた」ようなもの。絢爛な着物をはだけさせた姿をしているが、その口は大きく裂けて鋭い牙を生やしており、顔には桃色の6つの目が付いている。また、頭部につけた櫛の下から蜘蛛の足を彷彿とさせる金の長い装飾が伸びている。 その背中からは8本の黒く太い蜘蛛の足が伸びており、戦闘時の強力な武器となる。 戦闘能力 背中の足から伸ばす糸が武器。蛇のような形にして鞭の如く相手に叩きつけたり、巻き付けてその魂を吸収する。魂を吸い込むたびにその体は際限なく巨大化する。そんな糸の強度は尋常ではなく、不動明王・天のフドウ雷鳴剣や洞潔のアシュラ豪炎丸などの妖聖剣やハルヤの絶大な妖力をもってしても破壊できない。また、 本体そのものも非常に強固なバリアーに守られており、ジバニャンの百猫烈弾も完全に無力化してしまう程。 但し、ダメージを受けて妖力を失っていく度に体が縮小し、弱体化してしまう。勿論それに比例して糸やバリアーの強度も下がってしまう。 劇中での活躍 経緯や原因は不明ながら封印から目覚めると上記の通りアヤメに憑依し、自分を「姫」と勘違いしたハルヤ達と接触し、その勘違いをいいことに彼らを利用。完全に力を取り戻すのに必要な「伝説の男」(*1)を探させていた。その傍ら自身はアヤメの無意識下でイケメンの魂を食らい続け妖力を蓄えていた。 そしてハルヤ達がその男の亡骸を見つけると彼らの目のまでそこに残っていた妖力を吸収し、本来の姿を見せると同時に全てが嘘偽りであることを告げてハルヤの心を折り、更には彼と洞潔から妖力を奪い取いその身を捕らえる。(因みにアヤメの体は放棄した) しかしそれだけに飽き足らず駆け付けた妖怪探偵団とも魂を吸うべく激突するも彼らの抵抗をことごく無力化し、撤退へと追い込む。しかしただでは逃がしておらずアヤメの体に呪いをかけ、元町タワーを自身の糸で覆って占拠し、内部の人々を無差別に襲った。 32話では自身の糸に対抗すべく「ゲンブ法典斧」を手に入れた探偵団と再度激突。彼らの奇策にはやや翻弄されるもその圧倒的なパワーで猛威を振るい、不動明王・天から妖力を奪い取るが、そのせいで「不動明王ボーイ」が誕生。体の小さいがその分すばしっこい相手に巨体を持つ彼女では幾分相性が悪く、これまでとは逆に圧倒され大幅に弱体化。相手がエネルギー切れを起こして眠ったことでどうにか止めは刺されずに済んだ....と思われたが、拘束から解放されたハルヤが現れ、本来の姿である酒呑童子に変身。彼の逆ギレ怒りの攻撃で7本もの足を折られた上に体も手のひらサイズにまで縮んでしまう。危うく止めを刺されかけるが、さすがに状況を不利と判断し、撤退。リベンジを誓った。 ...のだが、突如現れたミッチーのミッチービームを喰らい石化。そのまま叩き落されて木端微塵になるという呆気なさすぎる最期を迎えた。 彼女の死によりアヤメは呪いから解放されたのだった。 ゲーム『妖怪ウォッチ4』での活躍 アヤメに取り憑き、ハルヤを利用したのは原典通り。 「伝説の男」に関する下りがなくなり、ハルヤには餌となるイケメンを集めさせており、 夜の体育館で密会している場面をアヤメを案じて追ってきた妖怪探偵団に目撃され、アヤメの体を完全に乗っ取り正体を現す。 イケメン達は生け捕りにされており、戦闘中には生気を吸収することでパワーアップや振り回して攻撃に利用されている。 妖怪ウォッチの吸引機能を使うことで救出でき、助けると礼を言って逃げ出す、イケメンオーラでプレイヤー陣営を強化する・強烈なアッパーカットを女郎蜘蛛に放ち気絶させるなどの行動を行う。 ちなみにそのイケメン達の声は参加している男性声優ほぼ全員分のパターンがあり、エンディングでも記載されている。 倒されたことでアヤメの体は解放されるが、その魂はすでに消滅しており…… 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この頃のシャドウサイドは割と面白かった。ハルヤが女郎蜘蛛と戦う理由がただの逆ギレでしかないし、後々洞潔からも「なんで姫と違うって気づかなかったんだ」って言われてたけど。 -- 名無しさん (2021-04-07 11 29 29) 声が3のマックと同じなのは驚いた。後に++でデバミが追加で出てきて両者のギャップが凄まじい。 -- 名無しさん (2024-09-03 22 24 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/596.html
Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 異形世界・ANARCHY FOREVER FOREVER ANARCHY ANARCHY FOREVER FOREVER ANARCHY 第1話 埃っぽい寝床で目を覚ました我堂は、枕元の瓶に少し残っていた焼酎を呷ると、回廊を歩いて薄暗い城の大広間に出た。どこからか異形のものらしい大鼾が聞こえてくる。 (… 腹が…減ったな…) つるりと剃り上げた頭には禍々しい入れ墨。細身の長身を黒革の装甲服でぴったりと包んだ彼は、人というよりまるで異形の化身に見えた。蘆屋我堂。冷たく無表情なその顔は、古めかしい名にそぐわずまだ若々しい。 「…お目覚めかの、我堂どの?」 我堂が無人の広間を徘徊し、昨夜の酒宴の散らかった残り物を腹に詰め込んでいると、よく通る女の声がした。熊野山中にそびえるこの城の主、『キヨヒメ』のおっとりとした声だ。 「…食ったらまた寝るさ…」 忽然と背後に現れたキヨヒメを振り返り、気だるそうに我堂は答える。紀州熊野一帯を牛耳るこの女妖は年経た蛇の異形。彼女を抱くとき、我堂は出来るだけそののたうつ本性のことを考えないようにしている。 「… それはそれは。ではお休みになる前に、ほんの少し妾の話を聞いて給れ…」 ちろちろと赤い舌を覗かせながら、妖艶な異形は我堂に『命令』を伝える。図々しさには自信のある我堂だったが、長らくキヨヒメの城には居候の身、この油断ならぬ女に無駄飯喰らいを背負いこんだ、と思われるのも癪な話だ… ◆ 蘆屋我堂を良く言う者はいないだろう。悪名高い魔法科学の大家、蘆屋一族の放蕩息子にして追放者。彼は魔素という未知の力を体系化し、この閉ざされた島国に新たな秩序と支配を打ち立てようと画策する蘆屋一族が大嫌いだ。 蘆屋だけではない。せっかく訪れたこの素晴らしい世の中でみみっちく計略を巡らし、鬱陶しい『文明』などというものを再構築しようとする全ての組織を彼は激しく憎んでいるのだ。 異形たちと血を流し合い、貪りあう恍惚。そこには小綺麗な理想も壮大な野心もない。ただ喰らい、犯す一匹の獣としての生をひたすら欲する蘆屋我堂は、当然ながら文明圏にその居場所を得られなかった。 幾多の騒ぎを起こして復興が進む関西中心部を追われた彼は、腐れ縁の異形たちと親交を深めながら南下し、今は異形の勢力が強い紀州熊野で、実力者キヨヒメの食客として自堕落な酒池肉林の日々を送っているのだった。 ◆ 「… 異形を狩る者たちが居る…」 蛇らしく強い酒を好むキヨヒメは召使いに運ばせた杯を舐めながら、黙々と冷えた獣肉を頬張る我堂に告げた。 「… 我堂どのは異国の船が黒潮に乗って密かに我が国を訪れ、生け捕りにした異形を母国へと連れ去る、という話を御存知か?」 「…異人さんと行っちゃうのは、『赤い靴履いてた女の子』じゃなかったか?」 「ふざけるでない。妾の姪っ子が攫われたと言うても、まだ戯れ言を申すか?」 黄金色に輝くキヨヒメの瞳が、スッと縦に細く伸びる。短気な彼女の牙に掛からぬ為には聞き上手でなければならないことを、この城の住人たちはみんな良く知っている。 「…妾は山家の育ち故、人間のこと、特に異国人のことなど甚だ疎い。我堂どのならばその類の相手は得意であろう? ほれ、蛇の道は蛇』という奴じゃ…」 下手な冗談だ。しかし確かに我堂がまだ街にいた頃ならありふれた話だった。鎖国以来、半ば都市伝説のような『黒船』の噂。国内で起こる行方不明事件は、いつもこの怪しげな風説と重ねて語られる… 「…そうだな。たまには潮風も悪くないな。もしかしたら、海にも可愛い異形がいるかも知れん…」 我堂の素直な返答にキヨヒメは目を細める。姪っ子とやらの詳しい風貌、キヨヒメが握っている誘拐者の情報を聞きながらさっそく歩き出した我堂は、大広間の出口に転がっている異形の死体に気付いた。逞しい…狐の異形だった。夥しく血を吐いて息絶えている。 「…なんだ? こいつは…」 「我が姉妹なる信太の主よりの使者じゃ。我堂どのを捜し訪ねてきたが…紀州の酒が口に合わなかったらしいの…」 キヨヒメは再び目を細めてククッ、と笑う。我堂はこの死体が信太主が差し向けた自分への刺客だったと気付いた。以前信太森の異形と大阪圏武装隊が争ったとき、どさくさ紛れに闘いへ割り込んだ我堂は、信太主の傷ついた小間使いたちを犯したことがあるのだ。 慈悲深く重傷者は見逃してやり、軽傷の者も傷に障らぬよう優しく犯してやったのに、どうも信太主は未だそのことを根に持っているらしい。とんでもなく執念深い狐だ… 「…ま、なんだ。俺は誤解されやすい人間だからな。じゃ、善は急げだ…」 「宜しく頼む。そなたが居らぬのは誠に心淋しいが、良い知らせを待っておる…」 愛用の黒い金属棒を担ぎ、慌ただしく城をあとにした我堂は熊野の森に充満する濃密な魔素を深々と呼吸し、霧に霞む鬱蒼たる緑をしばし目に焼き付けた。 ちょうどキヨヒメとも潮時かな、と思っていた矢先だ。信太主に小角一派、それに『再生機関』…数え切れぬ仇敵たちもそろそろここを嗅ぎ付ける頃でもある。長居は無用だった。 (…海か…この時期の白浜は綺麗だろうな…) この国が突然姿を変えてから、薄暗かった大阪圏の空でさえ毎日、鮮やかに澄んだ青さを湛えている。そう、我堂が暴れ回るのに相応しい、美しく広大な舞台は今日も燦然と輝いているのだ。 このまま姿をくらまそうかと思っていたが、生まれついての気紛れは彼を執拗に潮風の匂いへと誘った。異国の黒船。異形を攫う者たち…これも我堂の心を踊らせてくれそうな相手だ。 (…ま、見物だけでもして来るか…) 我堂が景気付けに馴染んだ武器で空を斬ると、漆黒の棒はブン、と嬉しげな唸りを草深い熊野山中に響かせた。 続く 上へ []] [[]]