約 533,970 件
https://w.atwiki.jp/orirowa2014/pages/260.html
世界征服を目論む悪の秘密組織ブレイカーズの大首領、剣神龍次郎は放送により告げられた結果を当然のモノとして受け入れた。 ブレイカーズの大幹部たるミュートスがそう簡単に死ぬはずもない。 元とはいえブレイカーズ所属の近藤・ジョーイ・恵理子の名もまた呼ばれることはなかった。 ブレイカーズ製の改造人間の優秀さはこの場においても証明されたようなものである。 告げられた幾多の死。 死したものがみな弱かったとは言わない。 だが、強者もまた、より強いものに敗れたのだろう。 強ければ生き、弱ければ死ぬ。 それが世の理。 この閉じられた世界においても、それは絶対不変の真実である。 「――――逝ったか、正一」 宿敵にして従兄弟である男の名を呟く。 ブレイカーズ初代大首領の実子。 悪の組織を継ぐを良しとせず、相対する正義の組織へと身を置いた裏切り者。 奴の強さは龍次郎が誰よりも知っている。 故に、奴がどれほどの強敵を前に散ったのか。 思いを馳せど、この身に知る術はない。 散った命に憐憫も同情もしない。 それは侮辱に当たるだろう。 ただ戦士の魂へ、せめてもの手向けとして黙祷を送る。 だが、周囲に何者かの気配を感じ龍次郎は黙祷を中断する。 この距離まで龍次郎に気配を悟らせないなどという芸当は、世界最高峰の殺し屋と呼ばれるアサシンでもない限り不可能だ。 だがそれにしては、現れた気配はザルすぎる。素人のそれだ。 故に、近づいてきたというより、そこに現れたと言った方が正確か。 龍次郎はその気配を確認すべく、気配を押し隠しもせず堂々とした足取りで近づいてゆく。 危険人物だったら、などという警戒は龍次郎に限っては必要ない。 何故なら彼は最強である。 誰であろうと向かってくるのならば切り捨てるだけだ。 そして僅かに進んだ先。 龍次郎はそこに人影を見つけた。 「なっ!? お前は…………!?」 そこにいるのが誰を確認した瞬間、龍次郎の顔から厳格な大首領の仮面が剥がれ、驚愕を表情に張り付けた。 龍次郎は予想外の相手に出会う事となる。 ◆ 「RetTucDnIw――――!」 戦場となった研究所の一室に、魔法使いの凜とした声が響いた。 その詠唱に従い幾重もの風の刃が生み出され、視覚化された鎌鼬が魔王を切り刻むべく襲い掛かる。 だが、魔王は事も無げに上体をそらすだけで、あっさりとその刃を躱した。 「WorRaecI」 それを追撃する氷の矢。 雨のように降り注ぐ氷粒を、ディウスはその場から僅かに後退することで回避する。 放たれた二つの魔法は相手に傷一つつける事すら叶わず、ミリアが僅かに消耗しただけで終わった。 互いの距離すら変わらず、魔王の表情には変化すらない。 どうやらディウスは、ようすをみている様だ。 だが、それでいい。 目的は勝利ではなく、ミルが遠くまで逃げる時間を稼ぐ事。 攻撃は近づかせないための足止めで十分である。 ミリアは非力な魔法使いだ。 近づかれたら、それこそ一瞬で終わる。 故に近づかせないために、攻撃の手を休める訳にはいかない。 とはいえ、オデットなどと違い、攻撃呪文に関してはミリアは中級呪文までしか扱えない。 彼女が得意としているのは味方を癒す白魔法であり、敵を攻撃する黒魔法は不得手である。 そんな彼女が、足止めだけとはいえ魔族の頂点である魔王と対峙するには創意工夫が必要だった。 「ElDeendNuoRg」 コンクリートの地面から薔薇の棘の様な円柱が浮き上がり、山脈の様に連なってゆく。 自らを貫かんとする死棘を踊るようなステップで躱してゆくディウス。 その視線は足元を見るでもなく術者であるミリアを捉えていた。 ここまでのミリアの魔法を観察していた魔王は、放たれた攻撃魔法が全て中級レベルである事を察した。 これがこの術者の限界。これ以上はないと確信を得た。 ならば警戒する必要はないと、反撃に転じるべく、次の詠唱が完成する前に間合いを詰めるべく、棘を躱しながら前へと踏み出す。 瞬間。ディウスの眼前に巨大な火球が襲い掛かった。 ディウスは咄嗟に火球を右腕で掴み、投げ捨てるように後方に弾き落とした。 それ自体はダメージと呼べるほどのモノではないが、今の攻撃は通常はありえないタイミングだ。 先の魔法から殆ど間がない連続魔。 これほどの連射を実現できるのは詠唱の一部を破棄する高速詠唱(クイック・スペル)だが、それにしては威力も劣化していない。 「遅延詠唱(ディレイ・スペル)か」 通常、魔法とは同時に唱えることは不可能とされている。 故に一つの魔術を行った後には、どうしても次の詠唱という隙が生まれてしまう。 その隙を補うべく、魔法使いは前衛となる戦士とパーティを組むのが常である。 魔法使いは一人では戦えない。 その常識を覆すために生み出された技術が、遅延詠唱である。 それは、完成した魔法を発動させず待機させ、任意のタイミングで起動させる高等技術。 つまり必要に応じて魔法を詠唱するのではなく、必要に応じて事前に待機させていた魔法を発動させるという技術だ。 これにより理論上不可能とされた二重詠唱(ダブル・スペル)を擬似的に実現させる。 既に待機させた魔法は後から変更できないため柔軟性に欠け、待機させた魔法を維持させるため魔力を消費するなどのデメリットはあるが。 弾幕を張り足止めをするという、この状況ならば最も適った選択だろう。 「なるほど。人間にしてはやる」 魔王ディウスは目の前のミリアの実力を認めた。 攻撃呪文を苦手とする不足を補うに余りある能力である。 この歳して、ミリアの魔法使いとしての実力は十分に一流と呼べる領域にあった。 「だが、それだけだ」 「…………ッ!?」 魔王の突撃。 巨大な体がそれ以上の圧を持って小柄な少女に迫る。 これに対してミリヤは待機させいた爆破呪文と風刃呪文を同時に発動させ迎え撃った。 発動する爆炎と風の魔法。 凝縮された爆破の破壊と、全てを切り裂く風の刃が向かい来るディウスへと襲い掛かる。 だが、魔王はその脅威に対して、何の反応もしなかった。 そのまま何の策もなく破壊の渦へと突き進んでゆく。 いや、策はないのではない。策が必要ないのだ。 魔王はただ純粋な肉体の強度のみで強引に爆炎と刃を掻い潜ると、無力な魔法使いへと肉薄する。 多少のダメージはあるようだが、膨大な魔王の生命力からすれば、蟻に噛まれた程度のものだ。 絶対に埋まってはいけない距離が埋まる。 ディウスのこうげき。 魔王の剛腕がミリアへと叩き込まれた。 防ぐことも叶わず、直撃を受けたミリアの体が人形のように吹き飛び、叩きつけられた石壁が崩れる。 「…………カハッ」 血を吐いた。 叩きつけられた衝撃に息が止まる。 壁をぶち抜き通路に叩き出されたミリアの体が瓦礫に飲み込まれるように沈む。 「ゲホッ…………ゲホッ…………!」 少し大きめの瓦礫が背に落ち、咳き込むことで喉に詰まった血が吐き出されようやく息ができた。 自らの上に乗る幾つかの瓦礫を振り払いながら身を起こす。 「ッ…………ぁ……」 見れば、打たれた左肩は拳大にへこんでいた。 左腕はもう動きそうにない。 一撃でこれか。 ミリアも実力差があることは想像はしていた。 想像していたが、これは想像以上だ。 実力の差がありすぎる。 ミリアは身をもって実感する。 これが兄の、人間の宿敵。 こんなモノと兄は戦おうとしているのか。 目の前の男を倒さねば人類に未来はない。 その途方もなさに目眩がしそうだった。 だが人類の行先以前に、ここを越えねば彼女に先はない。 待機させていた仕込みは、今の衝撃ですべて解けてしまった。 もはや次元違いの魔王相手にまともに戦う術はない。 手の内がばれてしまった以上、再び仕込むような隙はもう与えてくれないだろう。 だが、まだ時間稼ぎは十分とは言えない。 どうするか。 活路を見出すべく必死に思考を巡らすミリアだったが、その思考が強制的に中断される。 それは魔王の手によるものではない、ただそれほどの衝撃的な光景が彼女の目に飛び込んできたのだ。 それは彼女の吹き飛ばされた通路にある屋上へと続く階段にあった。 腹から零れる血液で地面に赤い一文字を描きながら、それは這いずる様に階段を下っていた。 「葵、さん…………!?」 それは空谷葵のなれの果て。 あるのは腕と頭だけ。下半身はおろか胸から下がない。 誰の目にもわかるほど、限界などとうに超えていた。 それはひとえに仲間たちを守りたいという一心だったのだろう。 そんな状態で、もう意識もないのだろう、ほとんど本能で動いている。 どうして生きているのかわからないような、動けるはずがない体で空谷葵はミリアたちを守るべく進んでいた。 「ふん。結局はそれか」 そんな葵の姿をミリアと同じく見つけていた魔王が、つまらなそうに吐き捨てた。 死に瀕してなお人間に肩入れするその執念の凄さはディウスとて認めよう。 だが、血に酔い、闇に歓喜するのが魔族の本能だ。 喰らいたいなら喰らえばいい。 奪いたいのなら奪えばいい。 人喰いの呪いを受けてなお、それが出来ないのならば、魔族としては失格だ。 オデットと同じく彼女も魔王の期待には答えられないかった。 「…………っく」 その鬼気迫る葵の覚悟に負けじと、ミリアもよろけながらも杖を突き通路の壁を背にして立ち上がる。 「ほう。それでどうする。よもや魔王相手に策なしという訳でもあるまい。 切り札の一つでも見せて見せろ」 葵から立ち上がったミリアへと視線を戻した魔王が言う。 期待外れに終わった葵の分を楽しませろと言っている。 「そう、ね。じゃあお見せしようかしら、私の切り札を」 苦しげに息を吐きながら、ミリアが壁を背にズリズリと進んでゆく。 それは葵の方へと近づいているのかと思ったが違った。 葵にたどり着く前に、ある程度進んだ地点でミリアはその足を止める。 「EdiSouo」 そして、唱えたのは切り札と呼ぶには余りにもありふれた呪文だった。 魔法使いとしてそれなりの修業を積めば誰にだって習得できる。 仲間と共に迷宮や建物から脱出する。 遠くに逃れられるわけでもない、相手がスグに追いかけてくればお終いの、ただそれだけの転移呪文だ。 「逃すか!」 その呪文がなんであるか気づいたディウスが、転移が完了する前に仕留めるべくコンクリートの地面を蹴った。 「逃げないわよ」 そう答えたミリアが思い切り右腕を振り下ろし、壁に設置されたカバーをバンと叩き割り、その中央にあった赤いスイッチを思い切り押した。 「何だ…………!?」 地面が揺れ、魔王の足が止まる。 否、揺れているのはこの研究所全体だ。 半端な揺れではない、この世の終わりとばかりに盛大に振動している。 それは、葵の存在が気がかりで使えなかった最終手段だ。 だが、葵が近くにいるのならば、何のためらいもなく切り札が切れる。 この赤いスイッチこそ研究所を調査した時、ミロに教えられた絶対押していけないスイッチ。 すなわち自爆装置である。 データ管理に疎い藤堂兇次郎のため、もしもの際に情報流出を避けるため。 そう言った保安上の理由で設置したと彼の大首領は述べているが、そんなものは建前である。 こんなバカみたいな装置がある施設など現実にはありえない。 何のためにあるのか。 その答えは一つ。 自爆は悪のロマンである。 転送が完了しミリアと葵の姿が研究所から消えると殆ど同時に、轟音を上げて研究所は爆発した。 ◆ 崩れ落ちる研究所の前に転送陣が敷かれ、その陣の上にミリアと葵が転送された。 すぐ後方では、どう調整されているのか謎のドクロ型の爆炎をまき散らしながら、研究所の破片が天へと巻き上げられている。 雨のように瓦礫が降り注ぐ中、ミリアは迷うことなく葵へと駆け寄ってゆく。 葵は自らに近づいてくるミリアを否定するように喘ぐが、もうそんな体力もないのか大した動きにもならなかった。 「め……は、な…………れ……」 「喋らないで、今すぐ治療を!」 そう言って地面に杖を突き回復の詠唱を始めた。 ミリア自身の左肩も魔王に打たれ悲惨な状況ではあるのだが、その治療よりも目の前の葵の治療を優先する。 いかにミリアが回復魔法を得意としているとはいえ、完全に死亡してしまえば死者蘇生は不可能だ。 生きているのが不思議な状況の葵に、一刻も早く治療を施さなければならなかった。 ミリアが詠唱を開始する、その時だった。 「――――今のは少し驚かされたぞ」 空から声がした。 ミリアの顔から血の気が引き、詠唱が中断される。 見上げば、そこにあったのは灰色の球体だった。 薄皮の様な球体の中央には絶望を形度ったような形があった。 ゆっくりと、重力に縛られない速度で空から絶望が下りてくる。 「バリアを張るのが遅ければ致命傷とっていたかもしれんな」 音もなく静かに魔王が地面に降り立つ。 事もなげにいう言葉に危機感なんてものはない。 そしてバリアを解き、羽のようにマントを翻した。 流石の魔王とて、あの爆発で無傷という訳ではなかった。 衣服を汚し、右角の先端を欠けさせ、額からは青い血を流している。 だが、それだけだ。 あれだけの爆発と瓦礫の雨に晒されながら、五体満足で生きながらえている。 それがミリアにとってどれほどの絶望なのか、語るまでもないだろう。 「思いのほか楽しめたか。褒美だ。少しばかり我が力を見せてやろう。 苦痛を感じず一瞬で消滅するがいい」 そう言ってミリア一人を屠るには行き過ぎな魔力がディウスの右腕に収束を始めた。 それは魔法使いであるミリアから見ても桁違いの魔法行使だった。 上位の魔法行使は見る者が見れば美しさを伴う物なのだが、魔王の魔法からは身の毛もよだつような悍ましさしか感じられない。 あんな攻撃は防げない。 ミリアだろうと、ミリアの師匠だろうと、きっと彼女の兄にも防げないかもしれない。 防げるとしたら、音に聞く光の賢者くらいのモノだろう。 「さらばだ。人間の魔法使いよ」 「くっ…………!」 ミリアは無意味と知りながら、葵を庇うように覆いかぶさる。 それが彼女の人間性なのだろう。 唇をかみしめ、ギュッと目をつむる。 「Res――――」 「――――ヒャッホー!」 今にも閃光が放たれんとした瞬間、魔王の背後に衝撃が走った。 それはバイクによる突撃だった。いわゆる一つの衝突事故である。 その衝撃に流石のディウスもバランスを崩し、放たれた閃光は明後日の方向へと消えていった。 それは自動運転(オートパイロット)で徐行運転をしていたブレイブスターを発見し、それにあろうことか走って追いつき無理やり乗り付けたりんご飴である。 そして、嫌よ嫌よと暴れ馬のように抵抗するブレイブスターを無理やり組み伏せながら、アクセルを捻って発見した魔王へとブチ当てたのだ。 「…………新手か」 魔王は平然とした声で冷静にりんご飴を認める。 体勢こそ崩したものの、大したダメージにはなっていないのか。 バイクに突っ込まれたままの体制でブレイブスターに手をかける。 「いっ!?」 魔王はぐっと力を込め、ブレイブスターを押し返す。 ありえない怪力に、ブレイブスターを駆るりんご飴が驚愕の声をあげた。 素手の力押し、しかも片腕で、一万馬力を誇るブレイブスターが押し返されている。 りんご飴は自身の中に広がる悪い予感に従い、ブレイブスターを乗り捨てそのシートを蹴って思い切り飛びのいた。 同時にブレイブスターの後輪が浮き上がり、そのままボールの様に巨大な鉄の塊が放り投げられる。 跳ぶのが一瞬でも遅れたいたら、りんご飴ごと吹っ飛ばされていた。 直前で危機を回避したりんご飴は、バク宙の要領で飛びのきながら、空中で上下逆さの状態のまま拳銃を取り出し魔王を狙い撃つ。 「むッ?」 重火器による狙撃はディウスからして未知の攻撃だったのか。 その反応が遅れ、弾丸がその頬を霞め、僅かに跡を残す。 遠く後方でバイクが落ちる破砕音が響く。 それとは対照的に、回転を決め両の足でスチャリと着地するりんご飴。 そしてそのまま目の前の魔王と対峙する。 別にりんご飴にミリアたちを助けようという意図があったという訳ではない。 一番強い奴に喧嘩を売った、それだけである。 しかしながら改めて目の前の観察すると、若干早まったかなーなどという考えが脳裏をよぎる。 喧嘩は売ったが相手から感じられる威圧感(プレッシャー)は組織のボスクラス。いや、それ以上か。 前情報なしでやり合うには厳しすぎる。 半田に借りを返すにしても、これじゃ追加料金をもらわなければ割に合わないレベルだ。 だがしかし売ってしまった以上、もう後には引けない。 こうなったらいつも通り、テンションで乗り切るだけだ。 「んじゃま、行っくぜぇ―――――!!」 自信を鼓舞する叫びと共に、りんご飴が駆ける。 その獣じみた速度は半端なスプリンターなど足元にも及ばない。 加えて緩急自在の足運びともなれば、この動きを捉える事はどんな達人であろうとも困難だろう。 だが、それは人間レベルの話だ。 その程度、魔王にとっては遅すぎる。 その動きを退屈そうな目で捉えながら、向かいくる小蠅を一息で叩き潰さんと、魔王が腕を振り上げた。 そしてその腕を振り下ろそうとした、次の瞬間だった。 突撃するりんご飴が幾重にも分裂したのは。 それはミリアの施した幻影魔法による効果だった。 本物とまったく同じ動きをする幻影体が群を成して魔王へと迫る。 いかに魔王とはいえ、一瞬で本物を見つけ出すことは不可能だろう。 だがそれがどうしたと、魔王は相手を叩き潰す縦の動きから、全てを薙ぎ払う横の動きに切り替えた。 本体が見つけられないのならば、全て刈り取ってしまえばいい。 刃のように研ぎ澄まされた爪を突出して、豪快にその剛腕を振るう。 甲高い呻きのような風切音。 その死神の鎌のごとき一撃は、目の前に迫る羽虫の群れを一息で完全に消滅させる。 だが、躱した。 本体であるりんご飴は過敏に死の予感を感じ取り、その場から大きく飛びのく事でギリギリながら攻撃範囲から逃れることができた。 逃れたが、今の攻撃速度は尋常ではなかった。 幻影という囮(デコイ)がなければ、確実に直撃を受けていただろう。 ひとまず生き残れたことにりんご飴が、ふう、と息を吐いた所で。 服が裂け、その胸元から噴水のように血が噴き出た。 「んなぁ…………ッ!?」 慌てたようにたたらを踏みつつ後退する。 直撃したわけではない。確かに躱したはずだ。 ただ、爪の先端が僅かに掠めただけ。 それだけの事で、日本刀で切られたような斬り傷が、りんご飴の胸元に刻まれたのである。 だが、りんご飴は二度驚かされる事となる。 気付けば、その傷がふさがっていた。 躱したと思った攻撃が当たって治ってる。 狐にでも化かされた気分である。 「大丈夫ですか」 それは先ほど援護と同じく、ミリアの放った回復呪文である。 敵の敵は味方、とは言いきれないが。 今は状況が状況だ。 ミリアは突然現れたりんご飴を援護すると決めた。 「ちぃ。余計な真似を」 りんご飴は悪態をつくが否定はしない。 勝手なことをされるのは気に喰わないが、こちらを害しない以上否定する理由はない。 意外かもしれないが、りんご飴にとって誰かと共に戦うこと自体は珍しい事じゃないのだ。 と言うより、目の前の相手はそんな余裕を持てる相手ではない。 「お気をつけて、そこにいるのは魔王です」 ミリアの言葉にヒューと口笛を吹く。 これまで殺し屋とも怪人とも戦ってきたが、魔王と戦うのは初めての事だ。 「へ。そりゃいい。最高だね」 流れる冷や汗をペロリと舐め、そんな言葉を口にした。 ◆ 見た目可憐な少女二人が強大な魔王に立ち向かい、戦いを繰り広げていた。 二対一とはいえ、戦力の差は歴然である。 魔王は圧倒的に強く、人間など物の数ではない。 にも関わらず、その戦いは意外にも拮抗していた。 と言うより互いに決定打に欠けている状態である。 戦いが拮抗している理由は三つあった。 一つは魔王の現代兵器への理解の無さが上げられる。 魔王の住む世界は剣と魔法が行き交う世界であり、重火器など存在しない。 あるいは異世界を偵察したサキュバスが真面目に仕事をこなしていれば、このような事態はなかったのかもしれないが。 ディウスは慎重な性格だ。 大抵の戦闘では数ターンはようすをみるタイプである。 急ぐ必要があればその限りではないが、殺害対象であるミルはもう既に逃げ遂せた頃だろう。 ならば、この戦闘では無駄な消耗を避け、リスクを負う戦い方はしないと決めていた。 実際の所、弾丸の直撃を喰らったところで、恐らくディウスは大したダメージを受けない。 しかし、それがディウスには分らない。 弾丸の威力や仕組みが分からない以上、おいそれと喰らう訳にはいかなかった。 仮に大したダメージを受けなくとも、より魔力を込めれば威力の増す代物かもしれない。 その仕組みを解明するまでは、迂闊には動けない。 もう一つは、りんご飴の戦い方だ。 優れた観察眼を持つりんご飴はディウスが自分の持つ銃に必要以上に警戒している事に気付いていた。 だから、いやらしくもワザと意識させる様に銃をチラつかせ、もったいぶる様に出し惜しむ。 その動きを囮にしながら一撃を見舞うべく近接する。 「右に来ぃ!」 そう強烈に念じながら、りんご飴が相手の懐に飛び込んでいった。 その読み通り、りんご飴の右側をディウスの爪が引き裂いてゆき、風圧だけで髪が舞い飛ぶ。 いや、それは動きを読んでいるというより、こう来るはずだと賭けている博打的な動きだった。 殆ど決めつけで動いている。 だからこそ、先読みで動くよりも早く決断でき、彼は相手が格上だろうと十分に戦えるとも言える。 だが、それは外れれば即死。 もしかしたら、などという自らの決断に対する迷いが少しでもあれば、躊躇いが足を止め、その優位を打ち消してしまうだろう。 だが彼にはそれがない。 生死をかけた博打。 そのスリルこそ、りんご飴の望むモノだからだ。 恐怖がないのではない。 恐怖を楽しんでいる節がある。 そしてこれまで、彼がこの博打を外したことは一度もない。 こうして彼が生きているのがその証拠である。 その上で彼が敗れるとしたら、先んじて動きを読んだところで、どうにもならない相手だけだろう。 最後の要素はミリアの援護である。 回復と補助こそ彼女の真骨頂だ。 期せず前衛を得たのは彼女にとっての幸運である。 ミリアにとって素性も事情も知れない相手が、その実力はかなりのものだ。 多少のミスはミリアがフォローする。 危ういバランスながらこの三要素が上手くかみ合い、何とか戦況は維持できている。 だが、それでも現状では防戦が精いっぱいだ。 このままではいずれジリ貧で負ける。 真綿で首を締め付けられるような焦りがミリアの心を支配する。 ミリアの眼前で戦っている少女はよくやっている、あの魔王相手に上手く立ち回っていると言っていい。 だが、あと一人強力な前衛――兄レベルの戦士――がいればと思ってしまう。 そうすれば拮抗どころか勝機すら見出せるだろう。 魔王を打ち取る千載一遇のチャンスとなるかもしれない。 ミリアは歯噛みして、首を振る。 今はそんな欲を出している場合ではない。 目の前の状況に集中せねばと意識を切り替える。 状況は切迫している。 ミリアの魔力が尽きるか。 りんご飴の賭けが外れるか。 ディウスが銃に対して対処をするか。 そのいずれかが成立するだけで終わりだ。 口にしないだけで、三者ともに誰もがその思いを抱えていた。 この拮抗は長くは続かないと。 だが、この拮抗は意外な形で崩れる事となる。 ◆ 「チャーメゴォーーン!!」 「キュキュゥウウウ!!!」 仲間たちとの別れに涙にくれていたミルの目の前に、ガシィと勢いよく抱き合う二人、いや一人と一匹の姿があった。 と言っても大男とシマリスなので、抱き合うというより両手で握りしめ頬ずりしていると言った方が正しいのだが。 ともあれ、親友同士の再会である。感動的な光景だ、泣けよ。 しかしそれを見つめるミルは、むしろ泣くどころか逆に先ほどまで流れていた涙が止まっていた。 あまりの光景にポカンとしてしまったのだ。 しばらく呆けていたが、ハッとして出会ってしまった最悪の名前を呼ぶ。 「剣神…………龍次郎」 「む。貴様、ミル博士か」 第三者の存在に今気づいたのか、仕切りなおすようにコホンと咳ばらいをする。 龍次郎はチャメゴンへの頬ずりを辞めて肩へと乗せた。 そして、ミルへと向き直り仁王立ちとなる。 「まずは礼を言おうぞ。我が盟友チャメゴンが世話になったようだな」 先ほどの光景はなかったかのように悪の組織の大首領に相応しい威厳らしきものが龍次郎の身に纏わされていた。 どうやら威圧感は出し入れ自在なようである、 「そしてミル博士よ、我は貴様を探していた。 貴様を役立たずなモノばかりを研究する無能と誹るものもいるが、我がブレイカーズは違う。その技術を高く評価している。 我らブレイカーズの軍門に下れ。そして、この忌々しい首輪を解除するべくその力を振うのだ」 言われずともミルは首輪を解除するつもりだ。 だが、それは当然誰彼かまわずという訳ではない。 当然解除するにしても相手は選ぶ。 「……断る。と言ったらどうするのだ?」 「叩き斬る。と言いたいところだが、我が盟友チャメゴンを保護してもらった恩もある。 ここで断ったとしても、この一度に限り見逃してやろう」 偽るでもなく龍次郎は自らの判断を告げる。 悪の組織の頂点とはいえ、これでも義理は通す男だ。 ミルからすれば断ったところでリスクが無いというのなら従う理由はない。 いや、例え本当に殺されるとしても従うことはなかっただろう。 悪の組織に協力するなど、本来ならあり得ない。 だが、 「協力してもいい、のだ。 ただし…………条件がある」 ミル博士は躊躇いがちに、震える声でそう言った。 「聞こう」 促され、決心するようにゴクリと唾を飲む。 「研究所で戦っている私の仲間を助けてほしい。そうすればお前に協力することを約束するのだ」 より多くを生かすためミリアと葵を見捨てるという非情の決断を受け入れた。 それはミルを含めたあの場にいる戦力がどうあがいたとしても、魔王に勝つことなどできないからだ。 だが、この剣神龍次郎ならばあるいは。 助けられる可能性があるのならば、彼女たちを見捨てる理由はなくなる。 「協力をする。という事はつまり、貴様が我がブレイカーズの傘下に入る、という事でよいのだな?」 この場における一時的な協力、などという半端を剣神龍次郎は許しはしない。 義理は通すが我も通す。 それが剣神龍次郎という男である。 この提案を受けるという事は、つまり悪の手先となるという事。 決断を迫られるミル。 判断を躊躇えば躊躇うだけ今も戦っているであろう二人を危険にさらすという事だ。 一刻も早く決断を下す必要がある。 悪に手を貸すなんてことはできないし。 何よりブレイカーズの藤堂兇次郎とは同じ研究者として相容れない。 奴と肩を並べて研究をするなど研究者としての矜持が許さない。 だが、それでも。 その矜持は、残してきた葵とミリアこの二人の命とでは天秤に釣り合わない。 この決断を、正義のヒーローに憧れていたルピナスは怒るだろうか。 それとも二人を助ける決断を褒めてくれるだろうか。 もはや答えを知ることはできない。 「そういう事なのだ。ミルはこれからブレイカーズの一員となるのだ」 その決断を受け大首領はドンと力強く木刀を叩きつけ、地面を打った。 「相わかった。これより貴様は我がブレイカーズの一員となった。 この瞬間から貴様の血は我が血であり、我が血は貴様の血である! そして貴様の望みは我が望みでもある。これより我が同胞の望みをかなえるべく尽力しようではないか!」 大首領は新たな同胞の誕生に、力強い声でそう宣言した。 ◆ 死の一撃を掻い潜り、魔王の懐に踏み込んだりんご飴が支給品である二刀を取り出し全力で振り下ろしていた。 攻撃後の隙を狙ったこれ以上ない完璧とも言えるタイミング。 だが、それでも足りない。 あろうことか、振り下ろすだけのりんご飴より体制を立て直し身を躱すディウスのほうが早い。 「PudEes」 そうはさせじと、ミリアがりんご飴の動きを加速させる。 加速した一撃はディウスを捉え、その鎖骨を打った。 「固ぇ…………ッ!」 打った手に痺れるような衝撃が奔る。 ディウスの皮膚の表面は削れたようだが、リスクに対してこのダメージでは割に合わなすぎる。 「ッ!? 避けて!」 ミリアの声が飛ぶ。 動きの固まったりんご飴に向けてディウスの巨大な手が振るわれる。 りんご飴はディウスの胴体を蹴ってその反動で離脱する。 先ほどの支援魔法の効果が残っていた恩恵か、何とか逃れることができた。 「…………ふぅ、セーフ」 先ほどからこんな綱渡りのような紙一重の攻防の繰り返しだった。 今は何とか戦えているが、もはや限界に近い。 特にりんご飴は息を切らし目に見えて疲労の色が現れている。 それも当然。全ての動きに一切の手抜きなど許されない、緊張感の中で戦っているのだ。 動きの精度が僅かでも落ちれば、一瞬で捉えられる。 状況を打開するためにはこれまで以上の一手が必要だった。 そうでなければ死ぬだけだ。 決して手がない訳ではなかった。 その実、逆転の一手にミリアは心当たりがある。 基本的に敵に放つ魔法が黒魔法、味方を支援する魔法が白魔法と呼ばれ分類されているが。 彼女の得意とする白魔法にも敵を攻撃するモノはある。 それは聖域を作り上げ、魔を滅し、邪悪を打ち消す、領域型対魔魔法。 師に天才を持つと称されるミリアですら、未だ習得できていない究極とも言える白魔法である。 これならば魔王にも対抗できるだろう。 だが、当然リスクもある。 詠唱に時間がかかるため、その間援護は行えない。 完成するまで前衛一人で持ちこたえてもらう必要がある。 そもそも、習得していないこの魔法を完成できる保証すらない。 これを行うのは正しく賭けだ。 賭けに負けて、自分が死ぬのはいい。 けれど、失敗すれば死ぬのは彼女一人ではない。 誰かの命をチップにするには、ミリア・ランファルトという少女は優しすぎた。 「――――やれよ」 声がした。 そんな余裕もないだろうに、思いつめたミリアの様子に気づいたりんご飴が声をかけてきた。 魔王と直接対峙してミリアの何十倍も危険に晒されている彼がその背を押す。 「何だか分かんねぇけど。どうせこのままじゃヤベえんだ! 何もしない事を選択するくらいなら、大穴一点張りで全財産賭けて見ろよ!」 魔王へと向かいながらミリアに背を向けたまま声だけで叫ぶ。 そんな怒鳴りのような乱暴な声に押され、彼女の心は決まった。 りんご飴に倣いミリアも賭けに出ることにした。 「時間稼ぎお願いします」 それだけを告げて、天に祈りを捧げる様に両腕で杖を構える。 目の前で命懸けの死闘を繰り広げる彼女が突破されることなど考えない。 目を閉じ全てをこの詠唱に集中する。 呪文を唱えた瞬間、自身の体は歯車となる。 己の限界を超えた魔力行使に肉体を魔力が蹂躙する感覚。 心臓がポンプして脈動する。血の流れが速くなる。 体内を暴力的な速度で血液が巡る。 肩の傷から止まりかけていた血が噴き出した。 体内で毛細血管がブチブチと切れるのが分かる。 脳の血管が切れたのか頭が痛い。 それでも詠唱は止めなかった。 茨の道を突き進むような詠唱の果て、魔力と言う触覚が魔法に繋がる感覚を得る。 届いた。 届いた手綱を手放さないようにしっかりと手繰り寄せる。 詠唱が完了し魔法が完成する。 「――――YrauIcnas――――」 完成した聖魔法により、天界が地上に降臨する。 不浄なる者は存在することすら許されない。 世界は変わり聖なる光に包まれる、はずだった。 だがその魔法は発動することはなかった。 完全に発動するよりも一瞬だけ早く、魔法使いの声は途切れた。 「――――――」 声にならない声が上がる。 魔法を詠唱していたその喉元には、深く牙が喰らいついていた。 細い喉の肉を食い破り、溢れる血を啜る。 それは彼女が守るように後ろに庇っていた、吸血鬼の牙だった。 ◆ 乾く。 痛みのような乾きがこの身を責める。 砂でも詰まったみたいに喉がへばり付く。 胃なんてとっくに消し飛んだ癖に、異常なまでの空腹感が全身を支配している。 半身を失った痛みよりも、この渇きに気がおかしくなりそうだった。 ビチャリと、突然口元に何かが付着した。 それが水分であると分かり、乾きに乾いた意識はそれを得ようと下品なまでに舌を伸ばす。 伸ばした舌先で舐めとって、こくんと喉をならす。 ――――甘い。 何だこの味は! 空腹は最高のスパイスと言うが。 乾ききった喉にこの味は犯罪的な美味さだ。 何だれは? その正体を探るべく、眼球を動かす。 程なくして、この渇きを癒す泉の源泉を見つけた。 こんなに乾いているんだ。 一口くらい許してもらえるはずだ。 どこにそんな力が残っていたのか。 アレを飲むと決めた瞬間、体の奥から力が湧き上がり、突き動かされる。 「ヵ―――――――ッ」 腕だけで跳ねて、飛びつき齧る。 ごくん。と一口。 甘く、熱い。 何と言う至福の味。 天にも昇るとはこのことか。 一口。 もう一口だけ。 ごくん。 ごくんごくん。 美味しい。 舌が蕩けるようだ。 地獄の様に熱く、恋の様に甘い。 これが直接飲む人間の血の味。 我慢してトマトジュースなんて飲んできたのがバカみたいだ。 世界に、これほどの美味があったなんて! ああ。 とまらない。 もう一口。 もう一口だけ。 ごくん。 ごくんごくん。 テーブルマナーなど気にしない。 思い切り喉を鳴らして飲み込ほしてゆく。 美味しい。 ここまで飲んだんだから後一口飲んでも変わらないだろう。 ごくん。 ごくんごくん。 美味しい。美味しい。美味しい。 なんて美味しい人間の味。 「…………どう、して」 食料から声が聞こえた。 どうして? そんなの。 美味しいからに決まってるじゃないか。 ◆ 戦況は決着した。 ミリアは吸血鬼の手により倒れ。 疲弊しミリアの援護を失ったりんご飴はあっさりと敗北した。 「ぅ………ぁ」 双剣は根元から砕かれ りんご飴はその細い両足首をディウスの巨大な片腕で掴まれ、吊るされた男(ハングマン)の様に逆さ吊りとなっていた。 「こん、のぉ…………!!」 その逆さ吊りの体勢のまま隠し持っていた銃を取り出し至近距離から眼球を狙う。 だが、 「無駄だ。それもだいたい理解した」 ディウスの手に拳銃が引き寄せられ、そのままグシャリと握りつぶされる。 手の内で弾丸の火薬が弾けたが、その程度魔王にとっては大したことではない。 重火器の仕組みも理解した魔王に恐れるものなど無い。 武器を奪われても、なお抵抗の意思を衰えさせないりんご飴。 それを黙らせる様にボディブローが鳩尾に叩き込まれる。 「…………ガハッ!!」 血反吐の混じった胃液が吐き出される。 そしてりんご飴はそのままグッタリとして、力なく宙づりになった。 「ほう。選んだか」 りんご飴を抱えたまま、ミリアの喉元に喰らいつく葵の様子を見て満足げに呟いた。 吸血鬼が当たり前にもつ吸血衝動が人食いの呪いとの相乗効果により、その衝動は尋常なレベルではなかったはずだ。 それでも耐えていた彼女の精神力は賞賛に値する。 だが、その理性を崩壊させる出来事が起きる。 ミリアの無茶な魔力行使により、吹き出した血液が偶然、後方にいた彼女の口元に付着したのだ。 うら若き生娘の血である。 加えて多大な魔力を含む魔法使いとなれば、その血の味は極上だろう。 その味は獣が血の味を覚えるには上等すぎ逸品だ。 彼女はこの味が忘れられず、これからも人を襲い続ける事だろう。 「まだ完全に再生するには足りまい。餌をくれてやろう」 新たなる魔性の誕生を祝い、ディウスは物でも投げるような気軽さで、両足を潰したりんご飴を放り投げた。 捕え殺さなかったのはこのためだ。 活きのいい獲物だ、いい栄養分になるだろう。 「がっ…………くっ、そ」 受け身も取れず、りんご飴は背中から地面にたたきつけられる。 首を起こし見上げた先には、小動物のように小首を傾げる化物がいた。 「クソッ、クソクソッ! ざっけんな! こんな所で、こんな奴にッ!」 りんご飴は悪態を垂れるが、武器を失い、両足も潰され動くこともできない。 嬉しげに笑う化物の口元からは飲みこぼした血液が涎の様に垂れ流されており、正気を失った目をしてキキキと笑う。 上半身だけで這うように近づき、涎の引く大口を開けて、その牙がりんご飴の青白い喉元に突き立てられる。 だがその直前、りんご飴の体が掻き消え、ガキンと空振った牙が音を立てた。 「キキィ?」 目の前で起きた不可思議な現象に葵が首を傾げる。 周囲を見渡せど、得られるはずの獲物がどこにもにもいない。 吸血鬼のくりくりとした瞳が捉えたのは、俯き地にひれ伏したまま、血の気を失った青白い腕をりんご飴のいた方に向けて掲げている少女の姿だけだった。 それはミルに施したのと同じ転移魔法である。 ミリアは名前も知らない誰かを助けるために、最後の魔力を使ったのだ。 均衡は崩れ、賭けにも負けた。 もはや勝ち目どころか戦える要素すらなくなった。 死ぬだけの負け試合に、誰かを付き合わせる必要はない。 「ほぅ。まだ息があったか」 一連の様子を見守っていた魔王が感心したように言うが、ミリアにはもう答える気力もない。 血液のほとんどを失い、魔力も今しがた完全に尽きた。 放っておいてもミリアは時期に息絶える。 「そういえば、楽しませてくれた褒美もまだ渡せずじまいだったな。この私が手ずから、とどめを刺してやろう」 とどめを刺そうと、魔王が動けないミリアへと近づく。 ミリアは全てを諦めたように目を閉じて。 「――――させねぇよ。アホが」 声と共に稲妻のような一撃がディウス目がけて振り下ろされた。 ディウスは咄嗟に身を躱すも、一撃を叩きつけられた地面が火山の噴火の様に沸き立っていく。 これがただの木刀によってもたらされた結果だというのだから恐ろしい威力である。 「……まったく。次から次へと」 後方に距離を取りながら呆れたように魔王が言う。 立ち塞がるのは木刀を手にした白い軍服。 ブレイカーズ大首領。剣神龍次郎の推参である。 ◆ 「んで。ミルよ。俺ぁどいつを倒してどいつを助けりゃいいんだ?」 龍次郎は後方のミルへと問いかける。 目の前の魔王然とした男が敵で、今にも死にそうな血の気のない少女が庇護対象と言うのはわかる。 分からないのは、キキキと涎のように血を垂れ流す少女の姿をした化物だ。 「…………あそこの魔王の相手だけを頼むのだ。 あとの二人はミルに任せほしい」 ミルの言葉に、龍次郎は目を細め真剣な声をして問い返す。 「言っちゃなんだが、手遅れだぜ、ありゃ」 「…………」 ミルに返す言葉はない。 何故葵があんなことになってしまったのか。 そんな事すらミルには分からない。 それでも、葵がああなってしまったのは、ミルたちを逃すためにああなったのだという事だけは解かる。 「貴様に死なちゃ困る。それだけは忘れるな」 ミルの意思が固いと知った大首領はそれだけを言うと、踵を返し魔王へと向けて踏み台してゆく。 「チャメゴン、隠れてな」 言われてチャメゴンが龍次郎の肩から降り、素早い動きで遠くへと避難する。 その慣れた動きは、龍次郎が本気で喧嘩をするという気配を感じているからだろう。 「よう、魔王様。次は俺が相手だが構わねぇよなぁ?」 「構わぬよ。貴様ら人間が何人来ようとも我が身に敵うことなどありえんからな」 魔族を率いる魔王の言葉にブレイカーズの大首領は笑う。 「テメェにゃ、俺が人間に見えんのか?」 吊り上がった口元から牙が生える。 骨格が歪み、筋肉が盛り上がる。 ただですら巨大な体躯が、人間を超えた怪物のそれへと変わっていく。 全身を包む鎧のような鱗。 指先から伸びる刃のような爪。 龍次郎の身が最強の怪人ドラゴモストロへと変身する。 「なるほど。龍族か」 幻想世界における最強種。 力を持つ龍族は人化の法を扱えると聞くがその一種だろうか。 ディウスはそう思い至る。 「違げぇよドアホ。ブレイカーズの大首領ドラゴモストロ様だ。しっかりとその身に刻んで、これから向かう地獄で宣伝してこい」 ドラゴモストロの挑発。 はっ、と応える様にディウスは嗤う。 そして、踏み込みは同時だった。 刹那の間に間合いは詰まり、轟音と共に振われた竜の爪と魔王の爪がぶつかり合う。 その衝撃の余波に、目に見えて空気が裂けた。 「おるるるらぁああああ!!!」 舌を巻きながら、ドラゴモストロの雄叫びを上げた。 渾身の力でぶつかり合った腕を振り切り、魔王の巨体を後退させる。 単純な膂力はドラゴモストロが上だ。 「ッ…………面白い!」 ニィと口の端を吊り上げ楽しげにディウスが笑う。 力負けするなど何百年ぶりの事だろうか。 いや、ディウスが魔王となってからで言えば初めての事かもしれない。 ディウスの中で、闘争を楽しむ魔性の本能が蘇る。 魔王にとって力負けしたところでそれは大した問題でもない。 何故なら魔王とは、魔の頂点に君臨する王である。 その真価は魔を操る能にある。 「「「「「EgrOgecI」」」」」 五重詠唱(クイン・スペル)。 理論上不可能とされた魔法の同時起動を重ねて五段。 もはやそれは技術と言う領域を超え、人間と言う種では届かぬ神域の御業である。 一瞬で詠唱は完成し、ドラゴモストロを取り囲むように人間大の氷塊が五つ生み出された。 氷塊は巨大な物量に見合わぬほど速度を与えられ、その速度は音速に迫る亜音速。 それは全て必殺。 一撃で強固な城壁すら打ち崩すほどの破壊力である。 それが取り囲むように五つ。 直撃を喰らえばどのような生物であろうとも即死は必至だろう。 「ガァアアアアアアアアアッ!!!!」 その死の嵐の中心に置かれたドラゴモストロが吠えた。 死の嵐を消し飛ばす暴風の様に、その場で回転しながら両腕を振う。 そしてその爪で、その尾で、その牙で、迫る氷塊を例外なく破砕してゆく。 氷の破片が宙に舞う中、互いの視線が交錯する。 この僅かな攻防で互いに理解した。 目の前の相手は己が戦うに足る相手であると。 ◆ 「どうしてしまったのだ葵!」 正気を失った葵に向けてミルが叫ぶ。 葵の様子はミルの知るものとは一変していた。 下半身はなく、断面は目に見えて蠢き再生を繰り返している。 その眼に正気の色はなく、可憐だった顔つきは狂気の色に染め上げられていた。 その耳にミルの声は届いてはいない。 何故なら今の彼女に言語を理解する理性など無い。 今の彼女は血の味を覚えたばかりの獣だ。 本能のまま血を啜る食欲の権化である。 思うがままに人を襲い、思うがままに喰らい尽くす。 そんな彼女が、どういう訳か戸惑っていた。 ミルに襲い掛かるでもなく、目の前の相手に困惑している。 それは目の前にいるのが命を懸けて護ろうとしていた仲間だから。 という訳ではない。 そもそも個人を判別する理性はない。 人間など彼女にとっては血の詰まった食料袋だ。 あるとしたら美味いか不味いかの違いだけだろう。 その点で言うのならば、目の前にいるのは幼女である。 その柔い肉に包まれた血液は、熟成こそされていないものの出来立てのワインのような若い味わいがある、はずなのだが。 どういう訳かあまり食欲をそそられない。 匂いだろうか。 匂いが違う。 余りおいしそうな匂いがしない。 そう、それこそ脂ぎった中年男性のような豚の匂いがする。 そのギャップに吸血鬼は戸惑っていた。 「ぁぅーぁー」 だが、この空腹を前にしては多少の悪食も致し方ない。 多少不味かろうと腹の足しにはなるだろう。 長く伸ばした舌先から、涎をぼたぼたと零しながら、両腕に力を込める。 突撃を受ければミルに回避する術はない。 絶体絶命かと思われたその瞬間、ミルと葵の間に銀の光が割り込んだ。 「お前は、ブレイブスター!」 それはヒーローシルバースレイヤーの愛機。 ディウスに放り投げらた衝撃で、一時的にAIの思考ルーチンを損傷したが。 自己修復機能によりエラーを解決して復旧を果たしたのだ。 『お待たせしましたミル博士。ナハトリッターの命に従い首輪をお届けに参りました』 ◆ 「――――DroS」 詠唱の完成と共に、魔王の手の内に漆黒の剣が顕現した。 いともたやすく行われた魔力の物質化という行為が、どれほど異常な技術であるかなど語るまでもない。 形状は両刃の西洋刀。 黒い刀身は魔王の体躯よりも一回り大きく、振うどころか持ち上げる事すら困難な大剣である。 だがディウスは魔界でも指折りの剣の技量を持つ剣士でもある。 それを片腕で振り上げ、目の前の怪獣へと向かってゆく。 その踏み込みは人知を超え神速。 振う腕は音速の壁を容易く突破し、刃の穂先は視認する事すら困難な速度で弧を描く。 その刃の振るわれた軌跡に存在するものは例外なく両断されるだろう。 だが、受ける龍もまた人知を超えていた。 全てを切り裂く一撃を前にして後退するのでなく前へと踏み込んでゆく。 そして自らを両断せんと迫る刃を、鱗の生えた手の甲で受け止めた。 ぶつかり合った刃と鱗が火花を散らし、鍔迫りのような形となる。 如何に魔王の一撃であろうとも、このドラゴモストロの鱗を切り裂くことなど叶わなかった。 例え主催者による制限を受け弱体化しようとも、ドラゴモストロの装甲が全参加者の中でも最強の硬度を持っているという事実に変わりはないのだ。 「PureWop」「NwoDesNefed」 鍔迫りを行いながらディウスが呪文を唱えた。 瞬間。赤い光がディウスを包み、青い光がドラゴモストロを包む。 プスと、刃が沈み鱗が裂けた。 裂け目は一瞬で亀裂となり、そのまま漆黒の剣が振り抜かれる。 ディウスが唱えた呪文は自信の身体強化と敵装甲の弱体化だ。 水爆すら寄せ付けぬドラゴモストロの鱗も、制限に加え魔法の加護により強度を落とせばディウスの実力があれば十分に斬れる。 魔法を駆使すれば、近接戦闘を最大の売りとしているドラゴモストロにすらディウスは優位に戦えるのだ。 振り抜かれた刃の勢いに、ドラゴモストロが僅かに後退する。 そして切り裂かれた手の甲の傷口をまじまじと見つめ、あふれ出る血液をペロリと舐めた。 この鱗が切り裂かれるなど、シルバースレイヤーと戦った時以来の事である。 「それじゃあ。こっちの番だぜ!!」 雄叫びを上げながらドラゴモストロが拳を振りかぶる。 何の捻りもない振り被ってただ殴る、それだけの攻撃だった。 無論、そんなテレフォンパンチを素直に喰らうディウスではない 「DlEihs」 一瞬で闇の盾が完成し、ディウスの左腕に掲げられる。 だが、敷かれた完全防御を目の前にしても、ドラゴモストロは一切の軌道変更をしなかった。 盾を避けるでもなく、そのまま愚直に拳を突きだし漆黒の盾にブチ当てる。 何かが破砕する炸裂音が響く。 漆黒の盾が中央から龍の拳に貫かれ、盾をぶち抜いた拳はその勢いのままディウスの顔面を強かに打つ。 何の魔力もない筋力だけの拳が、他でもない魔王の張った結界をぶち破った。 魔王と同じ世界の住民が見れば誰しもが腰を抜かす光景だろう。 「近接戦でオレに勝てるヤツぁいねぇよ」 ふんと豪快に鼻息を漏らし、打った拳を見せつけるようにガッツポーズをとるドラゴモストロ。 敵を倒すのに、小賢しい技術や千の技を使う器用さなどいらない。 どんな相手をも圧倒する筋力。 そしてどんな攻撃をも堪え切れる耐久力。 この二つがあれば十分に最強足り得る、それが龍次郎の掲げる最強理論だ。 「そのようだな」 接近戦での不利を認め、魔王はドーナツ状になった盾を打ち消した。 そして空いた腕に新たに右腕に握った大剣と同じモノを生み出した。 「あん? 二刀流なら勝てるとでも思ってんのかぁん?」 二刀になったところで、近接戦においてのドラゴモストロの優位は変わらない。 それはディウスも理解している。 「そうだな。二刀でも勝てんだろうな。 ――――二刀、ならな」 ディウスの背に、羽を広げた孔雀のように黒い剣が広がった。 その数は八本。両手の分も含めれば十本の大剣が存在することになる。 その一本一本が手ではなく魔力によって操作され、空中に浮き上がった。 「では中距離戦と行こうではないか」 魔王が指揮者のように指を振い、踊る様に剣が舞った。 これが魔王ディウス、真の剣技――ソードダンスの始まりである。 ◆ 空谷葵の視線は、現れた銀のボディに釘付けとなっていた。 それはミルに対する戸惑いとは違う。 本能しかないはずの少女が、その銀の輝きに本能を上回る何かを感じ取ったのか。 どういう訳か、その動きを止めていた。 「しうぁー、うぇいぁー」 そんな嗄れた呻きのような声を上げる。 その呻きの意味をミルには理解することができなかった。 次の瞬間、葵の体が砕け散った。 無数の黒い蝙蝠へと変化したのだ 蝙蝠はブレイブスター目がけて跳び、その銀の輝きに群がってゆく。 白銀の鉄馬があっという間に漆黒に染まる。 当然と言えば当然なのだが、ブレイブスターに目や触覚はない。 ならばどうやって周囲を判別しているかというと、超音波によるソナーと熱源感知によるものである。 だが、ディウスより受けた衝撃により熱源感知が壊れてしまったのだ。 故にブレイブスターは現状正確に周囲の状況を把握できないでいた。 ブレイブスターに分かるのは。 現在何者かが自らを操ろうとしているという事だけだ。 それが何者であるのかを知るべく、操縦者の生体認証機能を走らせる。 センサーの光が放たれる 瞬間、それに合わせたようにブレイブスターに群がる蝙蝠の一匹が眼球へと変化した。 その眼球に向けて網膜認証が行われる。 『96.87%個体名:空谷葵と一致』 主人である氷山リクの友人、空谷葵であるとブレイブスターは判断する。 ナハトリッターより得たテロリストに拉致され孤島に閉じ込められているという情報から緊急時と判断。 AIの自己判断により、自身の操作権を明け渡した。 黒に染まった鉄馬が奔る。 運転手はなく、周囲には纏わりつく様に黒い蝙蝠が群がっている。 まるで人馬一体化したような状態だった。 心を満たす獲物を得て、もはや粗悪な餌などに興味をなくしたのか、モンスターマシンは圧倒的な加速を始める。 「ま、待つのだ葵――――!!」 静止の声も虚しく、その姿はあっという間に彼方へと消えていった。 【D-9 草原/午前】 【空谷葵】 [状態]:食欲旺盛(腰から上以外の部位欠損)、再生中、人喰らいの呪 [装備]:ブレイブスター、悪党商会メンバーバッチ(2番) [道具]:サイクロップスSP-N1の首輪 [思考・行動] 基本方針 血を吸いたい 1 できればおいしいの(若い女の子)がいい ※いろいろ知りましたがすべて忘れました ※人喰いの呪をかけられました。これからは永続的に人を喰いたい(血を吸いたい)という欲求に駈られる事になります。 ◆ 命を貫かんを矢のように迫る十本の大剣。 それを前にドラゴモストロが両腕を振い、隙間なく放たれた十連撃を全て弾き飛ばした。 だがディウスがくぃと指を捻ると、弾き飛ばされた全ての剣がクルリと回転してその切っ先がドラゴモストロへと向き直る。 「そら、踊れ」 再び襲いくる十の黒剣。 今度は正面からではなく、前後左右から剣が飛ぶ。 ドラゴモストロは全身を使ってこれを捌くが、完全ではなくそのうち一本が背を掠めた。 背の鱗が裂かれ、僅かに血が滴り落ちる。 分かっていた事だが、この剣はドラゴモストロを斬れる。 剣の舞いは終わらない。 過ぎ去った先でまたクルリと軌道を変更すると再度ドラゴモストロへと一直線に向かってゆく。 ドラゴモストロが反撃を行おうにも、ディウス本体は一定の距離を保っているため届かない。 近づこうにも、それはディウスも警戒しているのか、守護者のごとく十本の黒剣がその行く手を塞ぐ。 「嘗ぁめんんじゃあああねぇえええええええよ!!」 ドラゴモストロの叫び。 弾丸の如き勢いで眼前に迫る刃を、ドラゴモストロは素手で掴みとった。 爪で弾き飛ばしたところで帰ってくるのならば、弾くのではなく受け止めればいい。 両腕でつかみ取った二本の剣同士を思い切り打ち付け叩き折る。 折れた剣は実態を失い、魔力となってその場から掻き消えた。 「流石だな。だが詰めだ」 剣を受け止め僅かに動きを止めたドラゴモストロの背にザクリと剣が突き刺さった。 そしてそれを合図に、墓標のように次々と剣が突き立っていく。 何本もの剣が刺さった様子はまるでハリネズミの様だった。 「む…………?」 戸惑いの声はディウスのモノだった。 ドラゴモストロに刺さった剣を押し込もうと魔力を流すが、どういう訳かそれ以上刺さらない。 いや、刺さらないどころか抜くことすらできそうにない。 「どうしたよ。これで終わりか、あぁああん!?」 全ての剣を背に受けながらドラゴモストロがディウスに向けて進む。 その強靭な筋肉によって固められ、剣が抜けなくなっていた。 魔王自慢のソードダンスですらドラゴモストロを仕留めるには至らなかった。 連戦に続く連戦により、この先を見越して無駄な消耗を避けるべく剣技を中心に挑んだが、どうやら出し惜しみをできる相手ではないようだ。 「EgrAhC」「EgrAhC」 二重詠唱により、ディウスの両腕が光り輝く。 ディウスはついに禁術を解禁した。 凄まじいまでの魔力の篭った両腕を突出し、手首を合わせるように構える。 それは砲台のようでもあった。 その尋常ではない様子に、ドラゴモストロも警戒を強めた。 だがそれは無意味だろう。 禁術の重ねあわせ。 魔道を極めたディウスを以てしても制御できるギリギリの最大攻撃である。 何をしようと、誰であろうとこの攻撃は防げない。 「――――――NonNacResaL」 余波だけで辺りの地形すら変えかねない白い閃光が迸った。 世界から音は消え。 世界は白に染まる。 世界すら塗り替えた閃光。 それに対して。 「―――――――――――!!」 ドラゴモストロは相撲取りのように腰を据えて、真正面から受け止めた。 足で地面を握りしめるように踏ん張って、歯を砕ける勢いで噛みしめる。 地面を削りながら後方に押し出され、鱗や肉、あらゆるものが彼方へと吹き飛ばされてゆく。 「ぉおおおおおおおおおおお――――――!」 閃光の放つ極音に負けぬドラゴモストロの怒号。 押し出す圧力に抵抗し、受け止めながら、一歩前へと踏み出した。 「墳――――――!」 気合の声と共に。 全身で受け止めた白い閃光を、抱きしめるように握りつぶした。 「ぅぷ――――ぁ!! ゲホッ、うっぷ…………ぁああッ! …………んだぁ、今のはぁ。まったくもって……効かねぇなぁ。蚊でも刺したか?」 受けとめた皮膚の表面は焼きただれ、肉体からは黒い煙がプスプスと上がっていた。 その熱は内臓にまで届いているのか、赤黒い血を吐いた。 無事な場所など見当たらない。 余裕の言葉は誰がどう見ても強がりである。 だが、事実として魔王の最大魔法をドラゴモストロは真正面から耐え切った。 ワールドオーダーの様にこの魔法を防いだ者は確かにいる。 だが、ドラゴモストロは防ぐのではなく耐え切った。 この禁術に対してこんな事をした馬鹿者は恐らくこの男が初めてだろう。 その衝撃は計り知れず、ディウスも思わず呆けた。 「オラァァアアアア!!!」 その間にドラゴモストロが迫る。 僅かに遅れ魔王もそれに気づくが、焦ることはないと己が心を落ち着ける。 だが相手は既に息の虫である。 あと一撃。 それで確実に仕留められる。 「EgrAhC」 ディウスが再び禁術を唱え、右腕が光り輝いた。 「二度も喰うかよ、ボケナスがぁ!!!」 「なっ!?」 だが、そうはさせじとドラゴモストロが大口を開け、光り輝くその腕に噛みついた。 この禁術は溜めて撃つというツーステップが必要なため他の術に比べ発動が遅い。 既に距離を詰めていたドラゴモストロのほうが一手速い。 勝負を焦りによって判断を見誤ったディウスのミスである。 魔力の詰まった右腕にドラゴモストロの牙が食い込む。 空気の張りつめた風船に圧力を加えればどうなるかなど、答えは一つ。 ディウスの右腕が暴発するように吹き飛んだ。 「ぐぉ…………ッ」 ディウスが失った片腕を押さえたたらを踏む。 だが、確かにディウスは片腕を失ったが、その爆破の衝撃を口内で受け止める事となったドラゴモストロにもダメージはある。 むしろどちらのダメージが大きいかと問われれば、それは後者だろう。 まともな頭をしていれば、ドラゴモストロの行動は愚かな判断だったと言わざる負えない。 「きふぁふぇなぁ」 だがしかし。 自慢の牙は全て吹き飛び、口から煙を吐いて、見るからにフラフラになりながら、 それでも呂律のまわっていない口で吠え、ドラゴモストロは避けた口で強気にニヤリと笑った。 「――――――プッ」 そして、口内で砕けた牙の欠片を、マシンガンのように吐き出した。 ただの礫でダメージを受けるディウスではないが、それでも僅かな隙を作るだけならば十分だった ドラゴモストロが全ての力を込める様に拳を握り思い切り振りかぶる。 捻りを加えすぎて後ろを見るほどに振り被られた拳がロシアンフックの様な軌道で放たれる。 片腕を失ったディウスにそれを防ぐ手立てなどない。 「ごっ」 直撃を受けた魔王の体が大きく宙を舞った。 右角が完全に根元から叩き折れ、飛び石の様に地面を何度か撥ねる。 「ぎッ。このっ……楽しませてくれる…………ッ!」 ダメージは甚大。片腕を失い、ほとんどの魔力を使い果たした。 だが、まだ敗れたわけではない。 魔王の意地を込めて、ディウスは立ち上がり敵を見据える。 そこでディウスは見た。 大口を開けたドラゴモストロの口内に魔王の禁術に匹敵する熱量が集まっている事を。 閃光のように放たれる高熱線。 ここに至るまで切り札を隠していたドラゴモストロの勝利である。 ◆ 「よもやこの身が龍族に敗れるとはな」 勝者は地に立ち、敗者は地に伏せる。 地に付す魔王ディウスの胴体の中央には、火炎弾によって貫かれた大穴があいていた。 ディウスは先を見通す聡明さがあったからこそ、りんご飴やミリアに対して温存などと言う戦術をとってしまった。 彼女たちを瞬殺していればこんな事にはならなかったかもしれない。 りんご飴やミリアの奮闘も無駄ではなかったという事だろう。 それに無駄な戦闘がなく万全の状態で、龍次郎の様に先のことなど考えずこの一戦に全てをかけていればあるいは勝敗は逆になっていたかもしれない。 だが、それは言っても詮のないことだ そういった状況判断や境遇を含めて強さであり、負けは負けだ。 戦いを是とする魔族として、無様を晒して決着を汚すような真似はしない。 「だから、龍じゃねぇって言ってんだろ。 ドラゴモストロ様だってぇの。ブレイカーズ製の改造人間だよ」 「なるほど人間であったか」 ふむ、と得心が言ったという風に呟く。 その呟きにこめられた感情はどういう感情なのかは龍次郎には読み取れない。 「貴様、魔王を破ったのだ。魔王の名を継ぐつもりはあるか?」 「ねぇよ。俺ぁもうとっくにブレイカーズの大首領って役職があるんだよ」 「ふん。聞いてみただけだ。 歴代に人間上がりの魔王がいなかったわけでもないが、私としては人間などに継がすつもりはない」 冗談めかした声でそういうと、ディウスは遠く空を見た。 その瞳は遠く故郷の暗い空を想っているのだろう。 「魔王継承の儀を行う前に果てるのは口惜しいが。致し方あるまい」 魔王の引き継ぎには現魔王が正式に後継者を指名する場合もあるが。 それが為されず魔王不在の事態となった場合は、その時点での最強の魔族がその称号を継ぐのが常である。 もちろんそれがすんなりと決まるはずもない。 我こそが最強と名乗り出た者たちが現れ、魔界は群雄割拠の内乱の時代になるだろう。 魔界が荒れてしまうのは本意ではないが、仕方のない事である。 闘争を好み、己が欲望に忠実であり、本能のまま生きる。それが魔族だ。 いざとなればあの邪神に期待するしかないだろう。 「とりあえず必要なんでな、テメェの首輪を頂くが構わねぇよな?」 「好きにしろ。勝者の権利だ」 勝者は全てを得て、敗者は全てを失う。 それが異なる世界を生きる二人が共有する絶対の真理だった。 倒れたディウスに向けて、龍次郎が木刀を振り上げる。 振り下ろそうとしたところで、ふと気づいたように問いかける。 「そういや、まだ名前も聞いてなかったな」 「ディウスだ。まあただの魔族だ」 敗北を記した以上、もはや魔王は名乗れない。 魔王になる前の、ただの魔族としてディウスは名を返した。 「そうかい。まあいい勝負だったぜディウス。ま、地獄出会えたらまたやろうや」 斬、と一撃が振り下ろされ、龍次郎がその首輪を回収する。 ちょうどそのタイミングで、避難していたチャメゴンが龍次郎の元へ帰ってきた。 「おうチャメゴン、見ての通りよ。へへ……まぁ楽勝…………だった、ぜ」 くらりと大きく頭を一蹴させると、サムズアップしたままドシンと地面に倒れた。 「キュ、キュキュ~~!!」 チャメゴンが慌てて倒れこんだ龍次郎に駆け寄る。 そして心配げにその顔を覗いてみれば、 「……グゴォー…………グゴォー!」 龍次郎は豪快な寝息を立てて眠っていた。 【ディウス 死亡】 【C-10 研究所跡前/午前】 【剣神龍次郎】 [状態]:睡眠、ダメージ(極大) [装備]:ナハト・リッターの木刀、チャメゴン [道具]:基本支給品一式、謎の鍵、ランダムアイテム1~3個、初山実花子の首輪、ディウスの首輪 [思考・行動] 基本方針 己の“最強”を証明する。その為に、このゲームを潰す。 1:寝る 2:協力者を探す。ミュートスを優先。 3:役立ちそうな者はブレイカーズの軍門に下るなら生かす。敵対する者、役立たない者は殺す。 ※この会場はワールドオーダーの拠点の一つだと考えています。 ※怪人形態時の防御力が低下しています。 ※首輪にワールドオーダーの能力が使われている可能性について考えています。 ※妖刀無銘、サバイバルナイフ・魔剣天翔の説明書を読みました。 ◆ そして。少女に終わりの時が訪れる。 「ミリア! ミリア! しっかりするのだ!」 倒れこんだミリアの手を握りながらミルが涙をこぼしながら必死に声をかける。 血も魔力もその全てを失ってしまった。 もう目も見えていないのか。 その視線はどこか遠くを見つめていた。 遠く滅んだ故郷を想っているのだろう。 何も見えない世界で体温が徐々に失われていく。 その中で、ただ握られた手が温かいなと感じていた。 「魔王、は…………」 力ない声でそれだけを問う。 「大丈夫なのだ! ミルの仲間が倒したのだ! だから安心して、これ以上喋らなくていいのだ!」 その声は届いたのか、少女は僅かに安心したように息を吐いた。 「兄に…………」 伝えてほしい。 これ以上戦う必要などないのだと、自らの声でそう言ってあげたかった。 兄に笑ってほしかった。 戦いに勝利した返り血に濡れた笑みではなく。 子供の頃のようなただ純粋な笑顔で。 祈りのように願う。 どうか兄が、剣を捨て笑ってい生きてい行ける世界になりますように。 「伝える。必ず伝えるのだ! だから…………!!」 叫びのような声は遠く、少女の意識が落ちてゆく。 憎しみではなく、ただ平穏のために杖を取った心優しき少女は、そのまま静かに眠りについた。 【ミリア・ランファルト 死亡】 【C-10 研究所跡前/午前】 【ミル】 [状態]:健康 [装備]:悪党商会メンバーバッチ(1番) [道具]:基本支給品一式、フォーゲル・ゲヴェーア、悪党商会メンバーバッチ(3/6)、オデットの杖、ランダムアイテム0~4 [思考・行動] 基本方針 ブレイカーズで主催者の野望を打ち砕く 1 首輪を絶対に解除する 2 亦紅を探す。葵やミリア、正一の知り合いも探すぞ 3 葵を助けたい 4 ミリアの兄に魔王の死と遺言を伝える ※ラビットインフルの情報を知りました ※藤堂兇次郎がワールドオーダーと協力していると予想しています ※宇宙人がジョーカーにいると知りました ※ファンタジー世界と魔族についての知識を得ました。 ◆ 「ッの野郎……ぜってぇ、ぶっ殺しやる、あいつ等…………ッ!」 りんご飴にとってのこの舞台における始まりの場所。 主催者であるワールドオーダーと話した、とある廃墟で両足を潰された痛みに喘いでいた。 元気にのたうち悪態をつける辺り、命には別状はなさそうではあるのだが。このあたりの生命力は流石である。 そんなりんご飴が潜む廃墟に、近づいて来る一つの影があった。 それは少女を追い求め研究所を目指したはずの三条谷錬次郎である。 研究所を目指していたはずの錬次郎が研究所を通り過ぎた場所にある廃墟に何故いるのか? その理由をシンプルに言うと、研究所が吹っ飛んでいて見つからず、いつの間にか通り過ぎてしまったのである。 道中、何やら物凄い爆音が響いてきたため、その場所を避けたたというのも大きいだろう。 まあ研究所が吹っ飛んでいたところで、錬次郎にはあまり関係のない話なのだが。 錬次郎の目的は研究所自体ではなくそこに集まる人間。さらに言えば利用できそうな女子である。 あの爆発では碌なことになっていないだろうし、殆ど散ってしまっただろう。 それならば近づくだけ無駄というものだ。 新たに人の集まるところはないかと探していた錬次郎の目の前に現れたのがこの廃墟である。 余り人の寄り付きそうもない場所ではあるのだが、その一室にヒラヒラと揺れるスカートが見えた。 つまり少女である。 女であればだれでもいい、などと重度の女好きのような思考をしながら、廃墟へと近づいてゆく錬次郎。 相手が女である以上、いきなり襲われる事をあまり警戒する必要はない。別の意味での危険はあるかもしれないが その一室にある程度近づいたところで、何やら苦しげな声が聞こえた。 もしかしたら相手は怪我をしているのかもしれない。 最悪死体である可能性を考慮していただけに生きているだけ行幸だろうか。 「大丈夫ですか?」 ゆっくりと廃墟の扉を開ける。 少女を魅了する力を持った少年三条谷錬次郎は、少女の姿をした少年りんご飴へと話しかけた。 【B-10 廃村/午前】 【りんご飴】 [状態]:両足負傷、疲労(大) 、激しいイラつき [装備]:なし [道具]:基本支給品一式 [思考・行動] 基本方針 殺し合いの中でスリルを味わい尽くす。優勝には興味ないが主催者は殺す 1 ディウスと空谷葵を殺す 2 参加者のワールドオーダーを殺す。 3 ワールドオーダーの情報を集め、それを基に攻略法を探す ※ロワに於けるジョーカーの存在を知りましたが役割は理解していません ※ワールドオーダーによって『世界を繋ぐ者』という設定が加えられていました。元は殺し屋組織がいる世界出身です 【三条谷錬次郎】 状態:健康 装備:M24型柄付手榴弾×4 道具:基本支給品一式、不明支給品1~3、魔斧グランバラス、デジタルカメラ [思考・状況] 基本思考 優勝してワールドオーダーに体質を治させる。 0 少女(りんご飴)に接触。利用できそうなら利用する。できそうにないなら切り捨てる。 1 自分のハーレム体質を利用できるだけ利用する。 2 正面からの戦いは避け、殺し合いに乗っていることは隠す。 081.Night Lights 投下順で読む 083.死がふたりを分かつまで 080.氷柱割 時系列順で読む 087.悪童死すべし スポーツ支配計画 剣神龍次郎 全体幸福のために為すべきことは ミルファミリー壊滅!魔王襲来 ミル ディウス GAME OVER ミリア・ランファルト GAME OVER 空谷葵 Fallen りんご飴 男同士、廃墟、殺し合い。何も起きないはずがなく… 憧れ 三条谷錬次郎
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36641.html
登録日:2017/04/14 (金) 00 35 20 更新日:2024/05/28 Tue 08 48 56 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 FE FEif FEネタキャラリンク FEヒーローズ イーリス王族 オフェリア ダークマージ ネコ毛 ミステルトィン 中二病 乙女心 乙女心の躍動 厨二病 子世代 宵闇 暗夜王国 桑原由気 王族 盛り過ぎた血筋 神装英雄 選ばれし者 魔器英雄 私は選ばれし乙女……。そうね……宵闇のオフェリアと呼んでくれて構わないわ。 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS ■概要 『オフェリア』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。 秘境で育てられた異界の戦士オーディンの子供。 初期クラスはダークマージ。 CV:桑原由気 誕生日は9月15日で、軍の中で一番スキップが上手い。 人気投票女性部門13位、英雄総選挙総合部門80位。 乙女心を愛する明るい性格で、やや過剰に反応する時もあるほど正義感が強い。 母親がルーナの場合だと素直になれないツンデレな一面ももつ。 髪色は母親に依存するが、デフォルトでは父親と同じ明るい金髪をしている。 長くのばした髪が外側に跳ねた、ねこっ毛で、その外見は前作で出た王女にそっくり。 また、どこかとは言わないが子世代の中では結構デカい。おまけに服装も露出度が高く、絶妙に見える胸元がけしからん。 白夜祭でのイラストでも、和服の帯の上からこれでもかと主張してくる。 父親同様に厨二病で、宵闇のオフェリアと自称する。 ただオーディンが闇やら黒やらと悪っぽい単語を好んでいるが、こちらは星や光系統を好んでいる。 また、オーディンの厨二病が過酷な環境の中で自分への発破や周りの和ますための演技が元で、それが体に染みついているのに対し、オフェリアの厨二病は素と思われる。 父親との会話は厨二同士なので会話が弾むことは勿論、母親との仲も良好。 アクアはオフェリアの言動で心を和ませ、カミラはオフェリアの言動に付き合ってくれたりもする。 秘境にいた頃、両親にもう会えないのではないかと思いながら待つ日々を送るうちに、 秘境にいながら何か役に立つのではないかという想いから、おまじないや星占いなどに熱中したという経緯がある。 そのため父親と同じダークマージであり、日々術やらおまじないやらを開発しているが、ぶっちゃけ親子そろって才能がないと言われている。 というのも術の開発には並々ならぬ憎悪や殺意が必要であり、この親子はそれが致命的に足りないお人良しなのだ。 また父親のように『選ばれし者』になる事に夢見ており、日々努力している。 そのためジークベルトのように生まれながらの『選ばれし者』には嫉妬する事もある。 しかし、そんなオフェリアにも他と違う特徴があって……。 なお桑原氏はエルフィも演じている。 実は彼女の父親・オーディンの正体は神祖竜ハイドラの分身の手によって過去へとやって来たイーリス聖王国の王子・ウードである。 つまりオフェリアはリズの孫であり、マルスの末裔である。 そのため彼女にもウードと同じく腕にイーリス王族の証である聖痕が出来ている。 ちなみにある程度成長してから聖痕が現れた点も父親と同じ。 発現した当初、父親と同じアザがあって自分も特別な選ばれし者なんだと大層喜んでいたが、 ウードから「このアザは血筋の証であり、お前に特別な力なんかない」と言われ、さらにこの世界ではその血筋も意味のないものと言われてしまった。 しかし同時に、オフェリアには初代聖王や立派だったリズ夫婦の血が流れており、それは特別な英雄の血であるとウードは語っている。 このやり取りは名シーンだが、もしオフェリアの母親がカムイだったりすると、アザに力はないが、竜になれる血がありますという状態になってしまう。 また、元々この聖痕は聖戦の設定的に初代聖王が神竜ナーガと血の契約を交わした事で出来たものとファンの間で推測されており、 いうならイーリス王族にはナーガの血も流れている。(ギムレーもナーガの子と言っているし) さらにルフレは邪竜ギムレーの血が流れており、これでウードの両親がルフレとリズの夫婦だった場合、オフェリアには邪竜と神竜の血が流れている事になる。 さらにウードの結婚相手次第でさらに暗夜竜や透魔竜の血まで流れているという、ラノベの主人公かってくらい設定の盛り過ぎの少女になってしまう。 これを越えられるのは、ウードがカミラかエリーゼと結婚して生まれたオフェリアがカムイ(男)と結婚して生まれるカンナ(女)くらい。 独身でEDを迎えた場合、行方不明になっている事が明らかになる。 なんでも珍しい魔道書や鉱石を求め遠い大陸へ旅立ったとか。 また白夜祭でのルーナとの会話から察するに、オフェリアの大好きな両親と共に未来に行っていると考える事も出来る。 逆に結婚していると、両親と離れこの過去の世界で永住する事に決めたようである。 ちなみに一部ではifの世界は紋章や覚醒の遥か昔という説が提唱されているが審議は不明。 事実だと仮定した場合マルス→リズ→オーディン→オフェリア→マルスというループ状態になるが、公式に名言されたわけではない。 ■性能 初期クラスはダークマージ。 成長率は母親に左右されるものの、全体的に高めのバランス型。 特に高いのは幸運で60%になる。次いで高いのは魔力と速さとHPで45%。リズにそっくり。 専用スキルは魔道書を3つ以上所持すると必殺+10になる『乙女心の躍動』。上位クラスを無難にソーサラーへと進めれば必殺補正が+10になるので超火力を期待できる。 オフェリアが仲間になる外伝「究極最強の魔道書」では3すくみが逆転する『逆神・丑寅』、 技速さ守備魔防が3上がる『馬神・牛』、勇者の武器みたいな2連続攻撃が可能な『ライトニング』、 どこかで見たような名前のオフェリア専用魔道書『ミステルトィン』が手に入るため装備は選り取り見取り。 暗夜編に登場する魔法ユニットは男性陣は遅すぎるので追撃しにくく、女性陣は高火力だが紙耐久なうえノーコンばかり。 そのなかでオフェリアは女性陣の中では耐久と命中がある方なので、威力・命中が安定して敵の反撃にも一発くらいは耐えてくれるユニットとして重宝されている。 そのためリザイア地雷戦法も得意。 専用スキルの発動条件の関係上、魔道書を使えないと無駄に装備欄を圧迫することになるので、基本的に魔道書を扱える職が向いている。 また父親から受け継いだサブ資質として『侍』がある。 ハッキリ言ってステータスや装備面からみても全く向いていないが、剣聖から取得できる『流星』は火力の大幅アップ。 侍から取得できる『清流の一撃』『待ち伏せ』はリザイア地雷戦法に非常に向いている。 オーディンから受け継いだり兵種変更したりして、必要なものをもらっていこう。 母親でオフェリア向きなのは当然魔法職の人となるのだが、暗夜だと魔法職が少ないのが悩み。 候補はエリーゼ・ニュクス・フェリシア辺りとなるが、この中で一番成長率が伸びるのはエリーゼ。 エリーゼだとエリーゼ譲りの高魔力・高速度に、自前のスキルが合わさっての高火力高必殺率でどんどん敵を蹴散らしていけるのが強み。 ただしせっかく並みにある技と耐久性を犠牲にしてしまうのが珠に瑕。 ニュクスだとシーフの素養がもらえるため、アドベンチャラ―の『すり抜け』『ラッキー7』でリザイア地雷戦法のさらなる強化。 ボウナイトの『暗器殺し』で間接攻撃に対してほぼ無敵になれる(ソーサラーから『弓殺し』が取得できるため)。母親が魔法特化型の為、ステータスも無難に優秀。 それ以外だと、ピエリ辺りも相性が良い。 ステ面は普通になるが、ソシアルナイト素質からの、パラディンの『聖盾』・グレートナイトの『金剛の一撃』による防御面の強化。 グレートナイトの『月光』での火力強化と、オフェリア向きのスキルが揃っている。 透魔編ではオロチも候補になる。 速さがやや伸びにくくなるが、そのかわり技が伸びるため空振りのリスクが減る。 陰陽師資質から『魔の達人』を得られるのも大きい。 ちなみに透魔編だとカゲロウも母親候補だが…あっちは完全な物理職なので正直お察し。 ただしif屈指の強スキル、『写し身人形』を習得できる唯一の手段。(マイユニとの結婚を除く) ■支援会話 子世代の男性陣とは基本結婚出来る。 出来ないのは弟になったカンナ(男)と、兄になったシグレ。 支援内容はやはりその選ばれし者の運命についてや努力、おまじない関連が多い。 生れながら選ばれし者のジークベルトにやっかみで文句を言うが、ジークベルトには彼なりの悩みがある事を知る。 シグレの歌を聞いて鳥が集まる光景を見て、伝説の鳥を呼べるに違いないと確信していた。 透魔編で支援を組めるのは、シノノメ、ヒサメ、シャラの3人。 ヒサメとの会話では、彼の持っていた盆栽を気にいって譲ってもらった。 なお、譲ってもらった盆栽につけた名前は『ドラスティックスパイラル』。 ■台詞 乙女心が騒ぐわ……。 うっ……! 駄目よ、このままじゃ……私の中の力が溢れ出してしまいそう……! 星々よ、私に力を! 必殺! アウェーキング・ホーリー! 世界が煌めいてる! 今日は風が泣いているわ……。 私の中の貪欲な魔物が、供物をよこせと騒ぎ出したみたい。 出てきて……私の真の力……目覚めて……秘められし無限の乙女心……。 私は、宵闇という二つ名も持っている……。空に暗黒と光明が交じり合うとき、我が真の力を敵は見るだろう――ってこと? ■ファイアーエムブレム ヒーローズ 私は星々に選ばれし戦士、オフェリア……はじめまして、と言っておくわね。我が父オーディンはこの地にいるかしら? 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS スマホゲーには2018年9月から登場。 イラストはクリスマスお祖母ちゃんを担当していた海鵜げそ氏。神装版はゲソきんぐ氏。何の偶然か名前の似たイラストレーターが担当。 青属性の魔法・歩行ユニット。 武器スキルは奥義が発動しやすい(奥義カウント-1)『魔書ミステルトィン』 さらに1ターン目開始時、自身の奥義発動カウントが自軍の魔法の人数(自身も含む)だけ減少する。 奥義スキルは自分から攻撃した時、戦闘時、特定範囲の敵に(自分の攻撃-敵の守備or魔防)x1.5のダメージを与える『烈光』 Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、守備+4される『鬼神金剛の一撃2』 Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も魔防が高い敵の魔防-7する『魔防の封印3』 その性能はというと、同タイプユニットの中でも群を抜いた攻撃力で攻める高火力アタッカー。 魔法ユニットを3人以上入れることで、『烈光』(あるいは他の範囲攻撃奥義)が初手発動できる。 奥義は自由だが、相性補正を無視できる範囲攻撃奥義を初手で撃てるというのは (範囲攻撃奥義はしっかり攻撃前でカウント0にしないと発動できないのもあり)非常に希少な特性であり、基本的にそのまま(か好みで範囲系を使い分ける)がベター。 よっぽどの防御力がない限り、奥義が発動できるなら相性が悪い緑属性も容易く消し飛ばすことができる。 なんなら、近年防御系スキルに範囲攻撃奥義を名指しした耐性が頻出するのは彼女のせいという説も。 反面、守備・魔防ともに耐久面は心許ないため、継続的に稼働したければ相手からの攻撃・反撃をなるべくもらわないように立ち回る必要がある。 初手カウント減のインパクトが強すぎて忘れられることもあるが「奥義が発動しやすい」ため、 奥義発動(カウント3)して攻撃でトドメ(2)、次は普通に追撃で撃破(0)……といけば2回に1回は奥義を撃てるサイクルが可能。 魔法3人達成の難度は出撃人数と反比例するため、人数の多い飛空城向きのユニットと言える。 スキル継承をする場合は、元々低い耐久を切り捨てて『死線』等でさらに火力を上げるのがオススメ。 速さは十分あるので捨てるのは勿体ないが、奥義→攻撃の威力だけを考えるなら1点でも大きく上げるために『鬼神の一撃』系も手。 継承難度はかなり高いが、「奥義を発動した戦闘後に奥義カウントを-2する」効果を持つ『奥義の螺旋』を継承すれば、 一度『烈光』を撃ったが最後、毎回攻撃の度に『烈光』をお見舞いする(*1)、さながらMAP兵器持ちユニットのように大暴れしてくれる。 しかし、『烈光』で数字上はオーバーキルになっても最低1残った上で戦闘に入る=『待ち伏せ』持ちには先制反撃をもらうので、 特に『奥義の螺旋』を継承した場合は聖印『不動の姿勢』を持たせる、『待ち伏せ』持ちは他のユニットで倒すなどの配慮は必要。 英雄たちと仲良しごっこをしているヴァイス・ブレイブに世界は救えない!迫りくる滅亡の危機を目の前にして、やれ祭りだ、海だ、山だ、行楽だの……。そのような行事にかまけている場合? 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS 2022年12月に魔器英雄として参戦。イラストはいちかわはる氏。 魔法・歩行ユニットは一緒だが今回は赤属性。 召喚された際に何故か暗夜竜の力を宿した魔道書を手に入れた。本気で魔法を使うとアスク城が吹っ飛ぶほどのパワーを得たようだ。 このオフェリアはカミラかエリーゼの子供なのか……? 少なくともオーディンは暗夜竜の本を持つ事になった理由が分からないと言っているが。 『想いを集めて』では数多の異界に侵略されているのに、毎月お祭りを開いているアスク王国にツッコミを入れている。 そのため温い特務機関に潰し、自分がアスク王国を救おうとするが――? (今回の件で英雄同士は殺し合いは出来ないが、特務機関を襲える事が判明) 武器スキルは『魔器ルナイクリプス』 奥義が発動しやすい(発動カウント-1) 1ターン目開始時、奥義発動カウント-1。 戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、 絶対追撃、かつ戦闘中、攻撃の弱化を無効にする。 Aスキルに周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、魔防+7、かつ奥義が発動可能な状態の時、 または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義除く)、かつ自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復『攻撃魔防の秘奥4』 Bスキルは奥義発動時、奥義によるダメージ+5奥義発動時、奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を無効。 戦闘(または戦闘前)で奥義を使用した場合、戦闘後、奥義発動カウント-2『奥義の螺旋4』 Cスキルにはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1にする『始まりの鼓動3』 今度はタイマン特化のアタッカー。 一対一に絞られたが通常版の高火力と即効性は引き継いだままで攻撃の弱化は気にせず、必ず追撃も取れるようになっている。 なにより奥義の螺旋の強化版が固定ダメージと軽減無効も付いたので無理矢理倒す荒技を会得した。 しかし範囲奥義は即発動出来なくなっているため、範囲奥義は通常版に軍配が上がる。 ステータスも防御力は上がってはいるがあくまで少し耐えられる程度の微々たるもので物理に弱い事は変わりなし。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 暗夜だとまっとうに成長してくれる魔法職ってこの子だけなんだよね -- 名無しさん (2017-04-14 00 48 26) それなりに育った体つきでダークマージのあの格好なので大変エロイ事になっているw -- 名無しさん (2017-04-14 00 58 04) エルフィを親にしたときはオーディンは声に混乱しそうだなw -- 名無しさん (2017-04-14 18 45 51) 髪下ろしたリズってこんな感じなんだろうか -- 名無しさん (2017-04-14 20 45 23) ↑続き 魔法親以外ならカミラかアクアぐらいか、カミラならレブナントナイトで魔道書引き継げるし -- 名無しさん (2017-04-14 21 02 12) この子はストラテジストが一番便利だった印象。回復も攻撃も出来てバランスいいし、上限酷いけど無駄は少なくオフェリアちゃんの得意分野と噛み合ってる。↑初め 暗夜ルートだとこの子と魔力特化カムイくらいしか魔法アタッカー張れそうにないね。それでもどちらか言うとサポート寄りの方が強いし -- 名無しさん (2017-05-01 18 44 13) 祝!FEH参戦!! -- 名無しさん (2018-09-13 19 53 19) 開幕烈光が強いけど、それ以降は赤以外の相手がやや厳しくなる 螺旋とかがあればいいんだけどな -- 名無しさん (2018-10-25 19 41 11) ループ云々は流石に妄想が暴走しすぎだし消してもいいかな? -- 名無しさん (2019-10-14 00 18 51) ⬆信憑性はともかく、こういう説があるよっていう紹介だから、わざわざ消す必要はないかな -- 名無しさん (2019-10-14 00 52 50) 必殺など一部の計算式が当時と違うと判明しているので加筆修正 -- 名無しさん (2023-07-07 06 25 23) ヒーローズでは錬成放置組の一人だけど、未だ飛空城で現役晴れている恐ろしさよ。マルスエンゲージで範囲奥義の最大カウントを2に出来るようになったから、竜眼だろうがキャンセルだろうがお構いなしに螺旋でリチャージできるようになったし、X信義で飛べるようになったり -- 名無しさん (2024-05-10 22 59 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/velstrise/pages/231.html
レアリティ R 職業 プリースト 強化 攻撃力 HP 特殊能力 MP 4 攻撃タイプ - ★0 - 5 施設、祈祷2 ★1 - 6 施設、祈祷2 ★2 - 7 施設、祈祷2 ★3 - 8 施設、祈祷2 ★4 - 9 施設、祈祷2 ★5 - 11 施設、祈祷2 入手方法 BP交換 99pt 備考 「祈祷」は「自身が行動した時」効果が発動する。その為、次の相手ターンで倒されてしまっても、次の自分のターンだけは効果がある コメント 名前
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/3835.html
タグ おっとり 曲名か 歌 島宮えい子 作詞 山下慎一狼 作曲 新井健史 作品 眠れる花は春をまつ。 spring comeイメージソング
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/2146.html
タグ 感動 曲名あ 歌 瀬名 作詞 瀬名 作曲 瀬名 作品 エターナルファンタジー挿入歌 エターナルファンタジー ボーカルアルバム
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24841.html
登録日:2012/03/12 Mon 06 32 16 更新日:2024/06/03 Mon 19 58 51 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 FE FEクラスリンク エース候補 クラス ドラゴン ファイアーエムブレム ファヴニル マムクート ロリ 仲間はロリ率高し 兵種 合法ロリ 変身 幼女 真竜人 神竜 神竜族 移動要塞 竜 竜人 竜石 重要キャラ ファイアーエムブレムシリーズに登場する種族であり、クラス(兵種)の一つ。 目次 【「マムクート」とは】 【歴史】 【ユニットの特徴】 【主な運用方法】 【短所】 【主なキャラクター】○暗黒竜と光の剣/紋章の謎・バヌトゥ ・マヌー ・ショーゼン ・モーゼス ・ゼムセル ・ブルザーク ・チキ ・暗黒竜メディウス ・ガトー ・チェイニー ・ナギ ・モブマムクート、竜 ○聖戦の系譜/トラキア776 ○封印の剣/烈火の剣・ファ ・ソフィーヤ ・ヤアン ・アイン ・イドゥン ・ベルン戦闘竜 ・アル ・ニニアン、ニルス ・古の火竜(火の竜) ・ロイ ○聖魔の光石・ミルラ ・ムルヴァ ○蒼炎の軌跡/暁の女神 ○覚醒・ノノ ・ンン ・チキ ・マーク ・邪竜 ○if・カムイ(マイユニット) ・カンナ ・カンナ以外の子世代 ・透魔竜 ○もうひとりの英雄王・大地母神ミラ ・邪神ドーマ ○風花雪月 ○エンゲージ・エル ・イル ○ヒーローズ・氷神ニフル ・炎神ムスペル ・ユーミル 【竜石】 【「マムクート」とは】 人間の姿をしているが本来は竜であり、人間よりもずっと長い時を生きている。 その竜の力は「竜石」なるアイテムに封じており、必要な時にのみ発動する。 何故そんな面倒な真似をするかというと、竜の姿のままだとやがて理性を失ってしまうため、もしくは力の消耗を抑えるため。 後の作品では竜石そのものが消耗品且つ希少品でもあるのも理由かもしれない。 原初のアカネイア大陸世界において「マムクート」とは人化した竜への蔑称という背景があった。 そこに連なってない作品ではそもそもストーリーに出てこないワードだったりする。 だが一貫した特徴を有し、単に"竜人"という単語では説明しきれないFEシリーズ特有の種族として確立されているためか、ユーザー間では大体全部マムクートで通っている。 その特異な背景があるためストーリーに深く関わるキャラが多いが、FEシリーズなのでHPが0になれば普通に死ぬ。 【歴史】 暗黒竜と光の剣 古の時代、竜族はアカネイア大陸のドルーア地方に住んでいた。 神竜族『ナーガ』、魔竜族『バジリスク』、火竜族『サラマンダー』の3つの部族に分かれ、竜石に竜の姿を封印していた。 バジリスクとサラマンダーは人間を見下していたようで世界征服を企んでいたが、ナーガ族が抑止力となっていた。 ある日、地竜族のメディウスがアカネイアに姿を現し、ナーガ族をチキを除いて滅ぼしたという……。 何故竜族が竜石に竜の姿を封印していたかは語られていない。 紋章の謎 上記の設定に変更・追記があり、第一部(暗黒戦争編)でも上記の話がやや変えられている。 アカネイア大陸で高度な文明を築いていたのは人間ではなく、後世で神々と呼ばれるほどの高い知能と強大な力を持つ竜であった。 しかしある日を境に竜は子供が産めなくなり、徐々に理性を失うという現象に襲われ、いずれ滅んでしまう事態に陥った。 この事態に竜族の長老や神竜王ナーガが、自分たちの竜としての姿を竜石に封印し姿を人間に変えれば理性を失わずに済むと提案する。 ナーガに賛同して竜石に力を封印したものが竜人族である。ただ、竜族のほとんどは誇りを捨てられずに賛同せず、理性を失いただの獣と化してしまい、一部は後に特定の地域の蛮族の家畜になり果てた。特に魔竜、地竜、火竜族は多い。また、理性を失った竜族が人間を滅ぼし始めてしまい絶滅の危機に陥った為ナーガ達賛同派はこれらを鎮圧、ドルーア地方の奥深くに封印し、部下のメディウスに管理を命じた。 しかしある時、人間が勢力を伸ばし始めたころから人間は竜人族を迫害し始め、竜人族をマムクートと呼び始めた。 この迫害に耐えかねたメディウスが決起したのが長い戦いの発端…本編である暗黒竜と光の剣、紋章の謎である。 覚醒 長い長い年月が経ち、登場する竜人族に若い世代が増えた。自らマムクートと名乗っている。 紋章の頃から2000年経過したためか、ノノという新しい世代が生まれ、ンンという人間とのハーフまで生まれるようになっている。 母親がチキ・ノノ・ンンの誰かだと、マイユニットの子供もマムクートになる(後述)。 そのため子供が産めないという現象は解決したようだ。 【ユニットの特徴】 前述の通り、本来の姿を封印して人間の姿になった竜。 戦闘時には専用の武器種である竜石を使用し、竜の姿になって戦う。 竜石には威力だけでなく変身時のステータス補正も設定されており、本人らの貧弱なステータスを補うためにかなり強力な補正値となっている。 育ったマムクートが強力な竜石を使った時はジェネラルと同等かそれ以上の守備力かつ神器級の威力のブレスを吐けるという、攻守両面で強力な存在に。 反面、小細工が出来ず竜石とスペックで勝敗決まるとも言える。また特効武器「ドラゴンキラー」に非常に弱い。シリーズによっては、飛行や各属性による攻撃も弱点対象になる。 【主な運用方法】 単騎特攻 その高い能力を生かし、前線に突っ込ませる。 しっかり育ったマムクートなら、どんな攻撃でもダメージを受けない強力なキャラになっているはずである。 臨時の壁役としての使い方も十分考えられる。特にブレスのダメージが人間ユニットで軽減不可という作品では竜相手への重要な壁役になる。 ラスボスキラー 主人公がヘタレた時の切り札として代用可能。 大体ラスボスに特効を持っていたりするので、ロードばかりに頼らないで、たまには使ってみよう。 ラスボスに限らずドラゴンキラーとしてもお世話になり、むしろそれが本業なことも多い。 【短所】 竜石が無くなると闘えない これに尽きる。竜石が無くなれば竜の力を失い、ただの人になる。 ステータス補正まで消えるため、一気にお荷物になるか荷物持ちとしてしか働けない。だがそれもまたファイアーエムブレムらしくて良い 問題は竜石が大体再入手不可な貴重品であることにあり、さらに使用回数の回復もできない。 ぎりぎりまで使用してからハマーンの杖を使用しようとして、涙をのんだエムブレマーは決して少なくは無い。 FC版暗黒竜だけは竜石に使用回数が設定されておらず、無限使用が可能だったため無双できた。 素早さが低め キャラにもよるが、攻撃力や耐久力がトップクラスなのに対して速さは低めな場合が多い。 この点でもジェネラルに似ている。敵側であっても同様に低いので、その点は助かることが多い。 間接攻撃ができない 一部の作品を除く話だが、これも重大な欠点。 ただ、攻撃できない=竜石の使用回数は減らないため、良い囮にはなるという利点もある。 (注)新・暗黒竜と新・紋章では回数も減少します。間接持ちが多数いる場所に特攻はダメ、絶対。 特効が割と多い 後半によく手に入りやすいドラゴンキラーなど、竜に大ダメージを与える武器がある。 さらに暗黒竜や紋章では火竜がブリザーに弱いなどの弱点もあり、飛竜では飛行特攻が弱点になる。蒼炎と暁では雷魔法に竜特効がある。 相手にする時には有利になるが、こちらがマムクートを使う時には注意が必要。 ストーリー上で人間を遥かに超える力の持ち主と表現されるだけあり、竜石補正込みで極めて高いステータスや攻撃力を誇ることが多い。 ただ味方側では大半がロリキャラなだけあり、初期値は貧弱で上手く守りながら経験値を与えることでようやく前線で活躍できるというケースが大半。 さらに武器である竜石も上記の通り希少だったり、修理や間接攻撃が不可という弱点が不随することが多いため、普通に人間を鍛えた方が役立つこともしばしば。 重要キャラの割に必ずしも優遇されているとは言い難いクラスだったりする。 また『封印』『聖魔』の通信闘技場(対戦モード)でも何故か使えないあたり、いわゆる禁止級の扱いをされていた。 一方、敵側では設定に違わず鍛えた主力と同等以上のステータス、かつ終盤では大挙して押し寄せることが多く、自軍を苦しめる存在として印象に残る。 【主なキャラクター】 ○暗黒竜と光の剣/紋章の謎 ・バヌトゥ 初めて現れる味方マムクート。だが竜石をなくしたらしく、丸腰で現れる。4章の村で手に入る火竜石を持たせよう。唯一身を守るための大事な石を毎回失くすとは一体… 味方マムクートにしては珍しく……というか彼が第一号なのだが、ジジイである。見た目通り成長率は皆無。 しかし加入直後のレフカンディ砦や港町ワーレンで壁役を務めたり、チキの洗脳を解いたりと、要所要所で活躍の場がある。 特にFC版暗黒竜では上述の通り竜石の使用回数が無制限なので、石さえあれば即戦力として頼りになる。 尚、チキと違って火竜石以外の竜石は使えない。 竜同士の戦いとなると老齢なせいか押され気味だが、ドーピングして力をカンストさせればメディウスにも攻撃が通る(1ダメージだが)。 これはチキには出来ない(FC版暗黒竜では神竜石にメディウス特効が無くダメージが通らない)事であり守り役の名に恥じぬマムクートとなる。 ……そしてSFC紋章の謎第一部「暗黒竜と光の剣」では、マムクートの大幅な仕様変更により覚醒。 竜になるとHP2倍 竜のブレスが竜族以外の守備力を無視する 竜石1回につき数ターン変身した状態で運用できるという強化がされた。 これによりバヌトゥもまたジジイとは言えチキの守り役ということもあって、攻速2以下の雑魚相手には無双できる。 メディウス配下の雑魚、初期のボス級ならマムクートでもサシで倒せる強さはあるので、お助けユニット感覚で強気に使用していける。 第二部では厳しくなってくるが、アイオテの盾があれば第14章の氷竜ラッシュをキャラの成長具合に依らず死者ゼロで突破できるなど、変わったところで活躍する。 それを抜きにしてもアンリの道から氷竜神殿(11章-14章)では、変身したバヌトゥ以外の守備を無視して20前後与えてくるブレスを吐いてくる竜がわんさか出現する。 そのため、多数の竜からの攻撃を受けざるを得ないという場合は彼に頼ってしまう方が安定する。 上手く進めていれば加入時点で火竜石が2つあるので出し惜しみし過ぎも良くない。 リメイク版では主にHPの低さがたたり、高難易度での運用は難しくなっている。 後の作品で味方のマムクートは大半が合法ロリで、貴重な(というか実質唯一の)ジサマムクートである。 ・マヌー 最初の敵マムクート。こいつもジジイ。FC版では髭面だがSFC版では髭がない。 ペラティ王国の支配者で、ワーレンから逃れて自国に侵入したマルスたちに襲いかかった。 攻撃、防御ともに高いが本作では間接攻撃ができないので魔道士やアーチャーにサンドバッグにされる運命にある。 オマケにこのMAPで「ドラゴンキラー(ソード)」が入手できるようになっているので接近戦でも対処は楽 。 ゲーム上での描写を見る限りはドルーアやメディウスとの関係は示唆されておらず、半ば鎖国状態で中立を保っていたようにも見える。 このためマルスたちアリティア軍による侵略の被害者ではないかという説もあり、彼の立場からすればマルスたちは侵犯してきた不審な武装集団である。 後のストーリーでもペラティについては触れられず、マヌーの立ち位置についてはよくわからないまま。 ただし「国王」ではなく「支配者」という表現は一貫しているため、彼は本来の国王を差し置いてペラティを支配していた可能性が高い。 アリティア軍に討伐されたのもそのあたりの理由だろうか。紋章の謎ではマップごと削除された。 漫画版(あすか版)ではメディウスの配下という設定。 新暗黒竜ではめでたく復活。 間接攻撃でちまちま削ってもいいのだが、彼の持っている火竜石がそのまま戦利品となる。 使用回数維持のためにはできる限りマヌーに使わせず、バヌトゥとドラゴンキラーによる速攻で沈めたいところ。 ・ショーゼン アカネイアに駐留していたドルーア軍のマムクート。 SFC版ではマヌーと異なる顔つきと初の敵マムクートの立場を手に入れている。 竜のブレスの仕様変更もあって、高HPユニットでなければ誘導できない強敵。 実はSFCでは1ターン目は変身していないため、初手ワープで切りかかると瞬殺することが可能。ただしその後のフォローが必要。 また、紋章自体のバグなのか撃破時の経験値が少なく、一度中断しないとボス補正が入らない(モーゼスやゼムセルも同様)。 ・モーゼス アリティアを占領しているドルーア軍のマムクート。魔竜王バジリスクともいわれる。 メディウス王の第一のしもべを自称し、マルスの母を手にかけ、姉のエリスをさらってガーネフに差し出した。 魔竜石によって魔竜へと変身して玉座に居座って迎え撃つ。 こっちは開幕のイベントで即座に変身してくるタイプで、変身前にサクッと切り殺す作戦は使えない。 リメイク版では射程1不動ボスと言う残念さと引き換えに「魔竜」の性能が向上。 魔法ダメージがすべて無効化される 上に 魔法ダメージのブレス という、新シリーズの魔竜の変更点を分かりやすく教えてくれる。 ただしこちらが魔竜石を使えるのは新紋章のみ。 新・暗黒竜ではジジイから精悍な顔つきのオッサンになった。 ・ゼムセル ドルーア城城門を守っているドルーア軍のマムクート。 モーゼス同様火竜とは違う魔竜というクラスで魔法攻撃が通用しない。 SFC版では魔防20で表現されており、これもオーラ級の破壊力でないと貫くのは困難。 暗黒竜では台詞が無いが、『紋章』ではドルーアの大地を犯した人間に対して怨みを持っている。 ・ブルザーク 『アカネイア戦記』の第四章「旅立ちのとき」に登場したドルーア軍のマムクート。 メディウスからニーナ捕縛の勅命を受け、カミュ一行を追う火竜の将軍。 顔グラは「赤い竜騎士」に登場するフロスト司祭と共通しており、がらりと変わったリメイク版でも顎髭に名残がある。 ・チキ 味方初マムクートではないが、マムクートといえば彼女の名があがるくらいの知名度を誇る神竜の王女さまである。 緑髪のロリであり今も高い人気を誇る。当然可愛い。のちのロリマムクートはほぼ彼女のリスペクトと言っても過言ではない。 まぁ、ロリといってもマムクートなんで実年齢は(霧のブレスの音 長命なので人間と比べて成長が遅いだけです。FC版ではピンク色のやたらデカいローブを頭から被っている。 火竜より強暴な神竜に変身可能であり、竜同士の戦いには滅法強い。 SFC版では他の竜にもなれるので、ザコ相手は火竜にして神竜石は節約しても良い(*1)。 しかも成長率がでたらめなほど高く、育てるとバランスブレイカーとなりうる。 ただし移動と速度は最低クラスなので竜以外の相手はやや苦手。 リメイクされる度に役割や性能が強化されていき、DS版『新・暗黒竜』ではファルシオンの立場を奪う存在とまでなった。 ・暗黒竜メディウス ラスボスの地竜。 FC版暗黒竜では下半身が地面に埋まってるモグラみたいなやつ。 まぁ土の竜ということで、間違ってはいないが…顔はゴジラっぽいゴツイ黄色?黄金?の竜。 一定の攻撃以外はすべて封じられてしまうが、まったく動かないので近づかない限りは怖くない。 紋章では翼こそなくなったが、ラスボスらしい迫力のある見た目になっている。 もしファルシオンがない場合、メディウスにダメージを与えられるのは「攻撃力36以上の直接攻撃」のみになる。 キャラとしての詳しい説明は個別項目参照。 ・ガトー 「大賢者」と称される最高位の魔道士。実は元々は神竜族だったが、既に竜石を捨てている。 更に魔王ガーネフの師匠でもあり、光のオーブを用いて超魔法「オーラの書」を創り出した。 アカネイアの人類に魔道を伝えたその人であり、カダインの設立やアンリにファルシオンを托す等、基本的には人間に味方する立場。 ただし神竜王ナーガの遺志を継いで長きに渡って見てきた人間の愚かさや汚さを嫌悪もしている。 クラスは「司祭」。リメイク版では「賢者」。「ウォーム」という珍しい魔導書を持って最終章限定ユニットとして参戦する。 SFC版「紋章の謎」ではマルスに魔法の力で冒頭に話しかけてくるのみであり、参戦はしない。 人間の味方というよりは、ナーガの言いつけを守っているとも取れ、味方するにしても力を貸すに値する者か試練を与えたり、自分でなければできない手助けや助言のみに留めたりと、解決するのは人間達であるという姿勢を崩さない。 ・チェイニー 変身能力を持つ青年。彼もまた竜石を捨てた神竜族。一見女性のように見えるが男性である。男の娘でもない。 「暗黒竜と光の剣」では何のバックストーリーも明かされない為、後日談で「正体不明の変なヤツ」と書かれる。 「紋章の謎」編では、封印の盾と五つのオーブの秘密、アカネイアと竜の歴史をマルスに明かす。 曰く、メディウスの憎悪も理解できるとして、彼自身は表立って歴史上のどちらにも肩入れするつもりはなかったらしい。それでもマルス達に力を貸すのは、マルスの人柄に惚れ込んだのと「そんなマルスが何だか危なっかしくて見ていられないから」との事。 ・ナギ DSリメイクにて登場したマムクート。 成長したチキっぽい外見の美女で、異世界の塔で錆びついたファルシオンを持ったまま記憶喪失になっている。 永い眠りから醒めたばかりで何も思い出せない状態であり、ガトーが敬語を使う「神竜王の化身」である事ぐらいしか分からない。 シリーズ初の味方のおねえさマムクートである。 ・モブマムクート、竜 終盤に多数登場し、対ドラゴン特効武器が無いと攻めあぐねる布陣で立ちはだかる。 SFC版では通常のマムクート(一般兵だけではなく敵将にも該当者はいる)は1ターン目に変身し、 このタイプはワープなどで強襲すれば変身前の弱いうちに倒すことも可能。 だがそれとは別に最初から変身している、チェイニーが言う「理性を失い野生化した竜」が第一部19~20章、第二部の各所で登場する。 こちらは火竜、氷竜、飛竜、魔竜、地竜など(*2)様々な種族が登場し、それぞれ蒼炎の「なりそこない」の前身のような「野生の竜」として襲ってくる。 敵側は「幸運」の数値が基本設定されておらず、味方で起きるマムクートがターン経過で人間態に戻る現象が起きないため、 変身しようが元々人間態に成れなかろうが無関係といいたいところだが、ブレスの耐久値に差異があり、最初から竜の物は無限なのに対し、 変身するものは17回ブレスを吐くと武器が壊れた扱いになり攻撃してこなくなる。(こちらから攻撃時には反撃してくる) なお、『暗黒竜』ではそもそも変身が戦闘ごとで竜石やブレスの使用回数制限がないのでこういったことは起きなかった。 そのうえ、これらの竜は新暗黒や新紋章でも常に移動力が上がった旧仕様の状態になっている。 よく見かけるマムクートの移動力5に対して火竜だと7、魔竜だと6となかなかの差がある。 マムクート形態を挟まないが飛竜に至っては12もあり、射程チェックを怠ると画面外から襲われる。 SFCに限り闘技場でも登場するが、その際は氷竜が稀に 火のブレス を吐いて攻撃してくる。 また、新シリーズでは「マムクートの上限」「竜の上限」がそれぞれ変わっている。 ただ敵モブは全部内部的には「竜の上限」を使用しており、高難易度の新暗黒火竜は内部データの速さとぱっと見の速さがずれていることもザラ。 回避の数値(=実際の速さ)を見て判断しないと危険。 新紋章では敵は全て野生の竜なので見た目通りのステータス。高難易度では半端な速さ上限のユニットで相手するのは困難。 ちなみにFC版にはメディウスの目の前にメディウスと同じLv20のドルーア兵の魔竜がいるが、こいつに名前は無い。 ○聖戦の系譜/トラキア776 設定には関わっているが、人物としては不在。 ストーリーの鍵を握る聖遺物の力の源は竜の力を宿した竜石を嵌め込まれたことによるもの。 ユリウスは暗黒竜ロプトウスの力を宿したロプトウスの魔道書の力で洗脳されており、戦闘時には竜の姿が見える。 対を成すユリアのナーガの魔道書使用時にも神竜ナーガの姿が見られる。 また聖戦第二部のレヴィンは竜族の若者が(☆50のフォルセティの音) ○封印の剣/烈火の剣 竜と人が戦った『人竜戦役』の際に世界の秩序が崩壊し、竜族は人に姿を変えなければいけない事態になった。 人が竜に対抗するための伝説の武器として、かつて八神将が人竜戦役で用いた神将器が存在する。 『封印』ではやはりロリキャラのファのみが自軍ユニットとして登場。 火竜石はバグ技以外では入手できないうえ、神竜石も1つしかなくハマーンの杖で修理もできないので通常プレイだと戦闘できるのは僅か30回。 一応、本作は秘密の店で無限にドーピングアイテムを買えるので温存していても能力を強化すること自体はできる。 敵のマムクートは中盤で敵将アインが登場する程度だが今作のブレスは射程1なので魔法を使えば楽に倒せる。 最終盤ではラスボス以外の敵が全てマムクートかつカンストユニットでも苦戦する能力なので強力な魔法やドラゴンキラー、神将器、封印の剣でなければ処理が追い付かない。 トライアルマップ用に神将器を節約したければ支援効果を重ねた魔法職やソードマスターのドラゴンキラーに頼るのも手。 『烈火』ではユニットとしてのマムクートは存在しないが、竜族の立ち位置としては前作と同等かそれ以上の重要キャラである。 そんなこんなで、両作合わせると関連する人物はかなり多い。 ・ファ 二代目ロリマムクート。というか最早ペドの域。 ピンク髪。可愛い。中身を含めた幼女感はトップクラス。 変身後の姿はまるでポケモン。本人の心理状況を反映したものだとかなんだとか。 敵のマムクート対策として活躍するが神竜石の耐久が歴代最低なので、ご利用は計画的に。いっそ対竜専門くらいで使うのも手かも。 間接攻撃された時は竜石が減らない 神竜石の補正が魔防+20 魔防成長率も全キャラで4位((彼女より上はカレル・エレン・ソフィーヤ))なので魔法受けにもなる。 しかし終盤、ある方法で火竜石(敵専用で使用回数無限)を手に入れることができる。 その後は神竜族として敵マムクートとの格の違いを見せる(見た目的な意味で) ※バグ技なのでセーブデータに悪影響をおよぼす可能性アリ。 ・ソフィーヤ クラスはシャーマン(闇魔法使い)だが、竜と人間の混血児であり、種族的には一応マムクートといえる。 だが、残念ながら竜石を使うことはできないし竜特攻も受けない。 ・ヤアン 喘ぎ声みたいな名前の竜。戦闘竜ではなく人竜戦役で生き残った生粋の火竜の男。 イドゥンを蘇らせたゼフィールの元に現れて彼と手を組む。実は最大級のキーパーソン。 胸毛がものすごい。さりげなく専用の戦闘BGM持ち。でもユニットとしての扱いはそこらの戦闘竜と同じ。 終章手前のボスということもあって弱くはないのだが、残念なことに位置固定ボスなのに射程1どまりなのが最大の弱点。 神将器、それも魔法攻撃や封印の剣の前には分が悪すぎた。最後の竜(残念)である。 後に発売された烈火の剣ではこれを重く見たのか、射程が伸びたのであった。 …しかしその2作後には同じような残念っぷりを発揮する奴が現れてしまった。 ネタバレ:胸にある赤いのは何らかの紋章らしき物。胸毛じゃない。 ・アイン 封印の剣において初めて対峙するマムクート。…萌燃エヨ。 守備は高いがHPが僅か32(ハードでも43前後)とマムクートとは思えないほど低く、『今回のマムクートって案外脆いんだな』と誤解して14章の雑魚マムクートの異様なHPに面食らった人も多いのではないだろうか。 加えて上記のヤアン同様遠距離攻撃もできない。 加入したてのレイをはじめとした魔法使いユニットのサンドバッグとなるか、外伝目当てで急いで進軍してる場合ドラゴンキラーで真っ二つにされる運命にある。 デュランダルならワンパンだがこんなやつには勿体なさすぎる。 このマップではボスがコロコロ変わるが、変わるたびに戦闘力は弱くなっていくため実は最初の冴えないおっさんアルカルドの方が遥かに強い。 なのにストーリー上では 「あれが竜…!たった一体であれほど凄まじいなんて!ベルン王国はあんなのをうじゃうじゃ飼い慣らしてるのかよ!?」 「コイツを置いてきたからリキア同盟軍はひとたまりもないだろう」→「まさかアイツを倒して大陸に戻ってきただとー!?」 …と敵味方問わず絶望的な存在のように扱われており悪い意味での温度差を生み出してしまった。 これを作者が不憫に思ったのかは不明だが、漫画『覇者の剣』では同様の役回りで登場しながらも圧倒的な力を見せつけ、名実ともに「竜」としての威厳を発揮した。 ・イドゥン 暗闇の巫女としてベルン国王ゼフィールに仕えている。 ゼフィールには信頼されているが、常に深くフードをかぶって顔貌もよく分からないがゆえ他の家臣からはあまり評判が良くないようだ。 マップアイコンは女シャーマンだが、戦闘竜を生み出す魔竜という存在である。産む機械 一瞬だけ見られる笑顔のグラフィックは、EDテーマ「ETERNAL WIND」のおかげもあって、封印の剣一番の名シーンである。 真っ白いロングヘアが特徴的。あと、FE史上初のオッドアイ。 ラスボスだがヤアン同様間接攻撃を持たず、強い要素は皆無。ED分岐の条件となっている封印の剣が間接攻撃持ちといい、なんかこう儀式的なものを感じさせる。 ・ベルン戦闘竜 イドゥンによって量産されたマムクート。 初登場はナバタの砂漠で、索敵マップの中であちこちに地雷のように設置されている。 その後はエトルリアの王都、ベルン本国各地~最終マップに出現。 火竜石の補正で守備力がだいぶ高い上に先のアインと異なり、その辺の雑魚なので動き回る個体も居る。 なのにHPが非常に高いわ、命中率も非常に高くて避けにくいのに当たるとかなり痛いわ、挙句そこそこ必殺率もあるわ…とこれでもかと厄介な敵の特徴を詰め合わせている。 封印の神殿(アポカリプスの外伝)ではトラップモンスターとして(ランダムに)宝箱に潜んでいる個体まで登場。 間接攻撃出来ないのは一緒だが、どいつもこいつも簡単にそうさせてくれない配置になっているのである程度のダメージは覚悟した方が良い。不動サンドバッグであるアインやヤアンとは比較にならない強敵なので注意。 戦闘になると所持している火竜石で自動的に変身し、竜石自体の回数も無限なので人間状態と戦う手段は基本的に無い。 なお、彼らの持っている火竜石は通常は盗めないが、盗賊がバサークを受けていると……? ・アル 『覇者の剣』の主人公。山奥で育ったやんちゃ小僧だが、実は人(しかも英雄の中の英雄)と竜(しかも神竜に並ぶ特別な)のサラブレッドだったことが判明する。 変身はできないが、竜の力を解放すると一時的に大人に成長してパワーアップでき、また暴走して半端に人外な姿になったこともある。 ・ニニアン、ニルス クラス的には踊り子とバードだが、その正体は氷竜の一族。 と言っても彼女らもハーフなのだが、前述の面々と違って普通に変身できる能力を持つ。 ただし竜石はネルガルに奪われており、自分の意志で竜の力を引き出せなくなっている。 ・古の火竜(火の竜) 烈火におけるラスボス。 マムクートというか完全な火竜そのものであり、エレブ大陸の人間への憎しみもあってか意思の疎通は全くとれない。 メディウスやイドゥンのような特別な存在ではないただの火竜のはずだが… 守備力無視かつ37~39ダメージを固定&射程1~3のブレス、HP120&守備魔防40…とヤアンとは比較にならないほど強い。 こちら側の特効武器も限られているので猶更。 ストーリー上で主人公達が相手にしたのは1体だけだが、それでも凄まじい苦戦を強いられる。 確かにこんなのが時空を超えて無数に雪崩込んできたら「大陸が滅ぶまで一月とかからぬ(アトス談)」であろう。 封印に出てくる大半の火竜はイドゥンの産んだ劣化量産なので弱くても仕方ないが、同じ生粋の火竜であるヤアンとこいつとの違いって一体…。 傷が癒えたとはいえ竜殿でなければ力を発揮しきれず竜石を使わねばならない古の生き残りと、石なしでも存分に暴れ狂える現役の火竜との違いだろうか。 エリウッドでこいつと戦う時はデュランダルの重さで追撃を受けないように注意。 射程3固定ダメージとはいえ動かないので慎重に戦えばロストの危険はほぼない。 ただ特効や強力な武器を使っても瞬殺できず、演出負けしないほど強いラスボスは当時のFEでは珍しかった。 ・ロイ ニニアンの子供として生まれる可能性があるため、その場合はマムクートのクォーターである。 普通の人間として暮らせることを願うところである。ソフィーヤが嫁の場合は彼女と同じ長寿のほうが良いかもだが… ○聖魔の光石 クラスとしてのマムクートはミルラのみだが、本作の竜のブレスは魔物系に強いので、ピンポイントでおいしい敵を狙って成長させたい。 また魔物の中にもドラゴンゾンビが存在し、耐久力もそうだが 守備無視&高命中&射程1~2 を誇る腐敗のブレスがヤバ過ぎる。 魔物特効自体はミルラ以外に司祭の光魔法や双聖器でも発生させられるので上手く活用したい。 ・ミルラ 三代目ロリマムクート。紺色の髪を両サイドで束ねている。可愛い。 かなり大人しい性格だが、エフラムをあっちの道に引きずり込んだ魔性の女だけに、他の二人とは比較にならない程あざとい。 ただし地味に飛行特効が刺さってしまうせいで、守備補正があるから弓なんて怖くないぜヒャッハー!しようとすると竜石ごと落とされかねないので注意。 また、身の上やエピソードの関係か、説得力のあるレベルで幸運の成長率に陰りがあるのも特徴。 ・ムルヴァ ミルラの義理の父(実の両親は死亡)。 魔王の肉体が安置された樹海の神殿を守護していたが、魔王に乗っ取られたリオンの手によって殺害される。 …その後、ドラゴンゾンビとして蘇生させられ、ミルラたちと闘わされた。魔王マジ外道。 腐敗のブレスは防御力を無視して40近くのダメージを固定で与えてくるので深追いしないように。命中も極めて高い。 顔グラはモブのドラゴンゾンビだが、戦闘グラはドラゴンゾンビではなく、ミルラの色違い。 ドラゴンゾンビではなくクラスもマムクートのまま。 なので上限が20のままだったりする(ドラゴンゾンビは上限ALL50のチート仕様)。 しかも必殺時の鳴き声もミルラと同じ幼生っぽいもの。…もう少し差別化しようよ。 また、やけに移動が低く3しかない。 …よくバサークでアーヴと殴り合いをさせられる。 ○蒼炎の軌跡/暁の女神 ラグズの竜鱗族という竜に変身する部族は存在するが、マムクート自体は存在しない。 竜鱗族についてはラグズの項目を参照。 作劇的には、ラグズ全体がマムクートの役割を担っている。 ○覚醒 マムクートは数人登場するが、 全て仲間になる 。敵モブには存在しない。 一方ストーリー上はチキ以外あまり重要性は高くなく、どちらかというと敵方のほうがメインか。 クラスチェンジの仕様上、マムクートもそれ以外の特定兵種にすることができるが、その場合も竜特効を受けることは変わらない。 平坦なマップで複数の敵を迎え撃つことが多いのでステータスが高く直間両用の攻撃ができるのは便利なのだが、ソーサラーの強さのせいで霞んでいる。 またマムクートはスキルの数が少ない上にラインナップが貧弱なのも痛い。 ・ノノ 四代目ロリマムクート。 言動は見た目相応で天真爛漫なロリっ子だが露出がヤバい。 男性キャラの大半をロリコンに覚醒させる魔性の女。 詳しくは項目で。 ・ンン 「というか、お父さんはお母さんのどこが良かったですか。 あんなに子供っぽいのに、よく女として見れましたですね。 それともアレですか? お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?」 未来から来たノノの娘。ソフィーヤ同様、必ず人間との混血になるため純粋な竜族ではない。 シリーズ通しても貴重な、実年齢という言い分が通用しない正真正銘の非合法マムクート。 しかしそんなものマイユニットには関係ない。 混血や年齢の事情から竜への変化の多用は危険とされるが、幸いゲーム上では何の問題もない。 ・チキ まさかのシリーズ再登場。しかも 成長した姿で。 ノノを差し置いてパッケージに登場。シナリオでもキーパーソンを務める。 支援会話では天然で可愛らしさも健在。マルスについても話に出てくる。 はいてない疑惑が浮上している。 過去作のキャラだが、ノノやンンとも結婚できるマイユニットに躊躇などなく、支援会話を続けていけば結婚できる。 後に『FE覚醒』が参戦した『PXZ2』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にもNPCとして登場。 ・マーク マイユニットの娘であり、記憶喪失ながら健気で元気な女の子。 マイユニットがノノ、ンン、チキと結婚すればマムクートとして参戦する。当然彼女らと結婚できるのは男だけなので、マムクートマークは女だけである。 まさかの最大マムクート4人という大盤振る舞いは過去作プレイヤーに衝撃を与えた。 「……まるでマムクートのバーゲンセールだな……」 ・邪竜 ぺレジア教団が信奉する、世界を破滅に導くという邪竜。 実はその亡骸はかなり序盤で見ることができる。 そして実はその写し身とも言うべき存在が…。 ○if 物語の中心となる白夜王国・暗夜王国の王族は「神祖竜」の血を引く一族であり、 現代でも「竜脈」を操る特別な力を有しているが、基本的にはそれだけである。 ・カムイ(マイユニット) 神祖竜の力を強く受け継いでいるため、竜石を使うことで竜に変身できる。 ただしクラスとしてのマムクートが存在しないため竜石は実質的に主人公専用であり、しかも他系統の兵種にチェンジしていると使えない。 技と速さが下がり追撃もできなくなるが、威力と耐久力が大きく上がるため、通常武器である剣との使い分けが肝心。 間接攻撃可能な「馬神・牛」や魔法剣サンダーソードを入手してからは出番が減るが、それまでは主力武器として重宝する。 馬神、サンダーソードと竜石のどちらも魔法攻撃なので、魔力得意のマイユニットにするのも手。 主人公だけあってバランス型の能力に近いが、魔防の成長率が若干低めなのは竜の特徴が表れているからなのかもしれない。 ・カンナ マイユニットの子供。マイユニットの持つ資質を受け継ぐため、必然的に竜化できる。 当然ながらゼロやシャラと同性婚すると生まれない。 ・カンナ以外の子世代 「主人公の専用兵種は継承できる」こと、「ifの子世代はアクア以外男性キャラの方に関連付けられている」ことから カムイ(女)は、子世代が存在する男性キャラと結婚した場合、そちらの子世代にも資質が継承されるため、竜に変身できる子世代が増える。 カムイ(男)は、アクアと結婚した場合のみ、シグレがカムイの子として登場するので竜に変身できる子世代が増える。 ・透魔竜 暗夜王ガロンが崇拝する竜。 白夜王国侵攻やカムイを迎えようとしたこと自体もハイドラ神のお告げによるものらしいが…。 ○もうひとりの英雄王 ・大地母神ミラ 外伝のリメイク作、Echoesにてマムクートであることが明かされた女神。 ・邪神ドーマ ミラの兄。外伝ではドロドロだった竜形態が、ボロボロとはいえまともな姿になった。 ○風花雪月 「マムクート」という語は登場せず、戦闘時に竜石によって変身するユニットも登場しないが、相当する存在として「女神の眷属」または「ナバテアの民」と呼ばれる竜人種族が登場する。 該当者については作品内で素性を隠しており、物語終盤に真実が明かされるネタバレ要素と密接に関わっているためここでの記載は省略。 ○エンゲージ 「マムクート」という語は存在していないが、主人公のリュールを始め神竜族、邪竜族、魔竜族ら竜族のキャラクターが物語の主要人物として登場。 竜の姿になるには竜石が必要であるという旧来の設定も採用されているが、そのことについてはメインシナリオ内では説明はない。 一部のキャラの支援会話や紋章士との絆会話、DLCシナリオで触れられている関係上、プレイスタイルによってはその設定を知ることができずやや不親切。 ユニットとして竜石で変身するキャラクターは存在していなかったが、DLC「邪竜の章」配信に伴い実装。 「邪竜の章」クリアにより本編でも使用可能となる。 ・エル DLC「邪竜の章」に登場上する追加キャラクター。 邪竜ソンブルの娘で、厳格な性格の女性。双子の弟であるイルを守るため、邪竜側から神竜側についてルミエルに仕えていた。 専用クラス「邪竜ノ娘」は槍と竜石を使用でき、戦闘中に竜の姿となることが可能。 成長傾向としては力がそこそこ伸び、技と速さが良く伸びる女剣士型だが、メインとなる槍が比較的重め。 そのため竜石をメインに戦うか、槍使用時は攻速落ちに気を配りたいところ。 ・イル DLC「邪竜の章」に登場上する追加キャラクター。 イルの双子の弟で、気さくな雰囲気の青年。優秀な姉とは異なり竜化ができない不出来な弟と周囲から見られていた。 専用クラスは「邪竜ノ子」で、斧をメイン武器としている。個人スキル「コンプレックス(*3)」は優秀。 竜化ができないと語られている通り、「邪竜の章」でゲスト使用時は竜化は不可。 専用兵種スキル「紋章氣促進」により、隣接する味方のエンゲージカウントを+1できる。 …のだが、ステータスが低い上に固定というどうしようもない仕様。前線に出たらまず死ぬ。 補助スキルだけは優秀なので死なせないように常に気をつけ、上手く立ち回らせる必要がある。 ○ヒーローズ 各作品のマムクートは当然登場し、オリジナルキャラの竜もちょっと登場。変身後の姿がちゃんと個別に違う。 歩行タイプでも合計ステータスが重装並みに高く、重装と違い2マス移動できる。 後に重装タイプのものも登場しており、当然普通の重装をぶっちぎる合計ステータスを持つ。 攻撃方法はもちろんブレス。配信時は魔法ダメージ扱いだったが、途中からそれまでの実装分を除き、射程2の相手には守備と魔防の低い方を参照となった。基本射程は1マス。 属性も魔法に近い形で分かれ、炎と闇は赤、雷と光は青、風などは緑に分かれる。無属性のものもあり、ラスボスで登場したものが中心。 ミルラのような形で飛行するタイプのものもおり、敵の場合はそれらをマムクートではなく「ファブニル」と呼称する。 通常は武器は同じ武器種・属性の相手にしか継承できない。 だがマムクートのみ特殊な扱いで、違う属性のマムクートにもブレスを継承することができる。(*4) 雷のブレスを継承すれば遠距離反撃が可能になるうえ、Aスキルに空きが出来るという良い事ずくめ。 代償として、主役格がおまけのように引っさげがちな竜特効(ファルシオンやナーガ)などで積極的にメタられている。 ちなみに、全員に共通する下位の攻撃は「火のブレス」「火炎のブレス」「灼熱のブレス(*5)」。それがニフルのような明らかに氷の竜であったとしてもである。 ・氷神ニフル ヒーローズオリジナルキャラクターの氷竜。 氷の王国ニフルで氷神として崇められているが、最近は神としての力を失いつつある模様。 人の感情を好まない性格で冷徹に振る舞うが、自身も案外感情を露わにすることが多い。 性能としてはヒーローズ初の騎馬系マムクート。フォルムもやや獣っぽい。 ・炎神ムスペル ヒーローズオリジナルキャラクターの火竜。 ニフルと対になる炎の王国ムスペルの神格であり、相打ちの形で彼もその力を減衰していたが、 第2部の出来事における真の黒幕として暗躍しており、それによって不完全ながら復活を果たしていた。 FEの敵役らしい暴力至上主義思想の持ち主だが、言動の関西ヤクザっぷりで別方面の特徴を開拓している。 こっちも騎馬マムクート。しかしフォルムは黒く巨大な竜であり、獣要素は薄い。 ・ユーミル ヒーローズオリジナルキャラクターの生命の神竜。 ヘルにより滅ぼされたエイルの本来の故郷である生の国ユーミルの神竜。 こちらも騎馬マムクートで、翼を持ったシカのような姿。 【竜石】 竜の本性を封じ込めた石でマムクートの唯一の戦闘手段である。 これ自体には攻撃力はないがこのアイテムを使う事で竜に変身してブレス攻撃を行う。 竜に変身する事によって大きなステータスに補正が入るので攻防ともに高い性能を誇る。 マムクートにとってはまさに命綱であるが一般人にとってはただの宝石としか認識されていないらしい。 暗黒竜と光の剣 1戦闘毎に竜石を用いて変身を行う。竜石に耐久力はなく、何度でも使用できる。 竜石を使用することで守備力も上昇する(ステータス画面では数値を確認できない)ので物理攻撃に関してはかなりの耐性を持つ。 ただし、今作では本人の守備力と魔防が伸びないので過信は禁物。 (魔法に関しては固定ダメージ攻撃扱い(全員魔防基本値0)だし、守備力に関してはバグ技で伸ばせるが) 紋章の謎 竜石を使用する事で一定ターン数の間、竜に変身するシステムを採用。恐らく味方マムクートが相当強かった時代。 変身中は 直接、間接攻撃可能で防御無視のブレス攻撃可能 、 移動力も上昇する 、 敵の竜のブレスに耐性が付きHPも2倍になる と言った超性能を誇る。 能力アップアイテムの効果も高くなるととれるので、仲間になった直後で天使の衣(実質HP+14)や竜の盾を惜しまず投入する価値もある。 ただし魔防面に不安がある事と、火竜はブリザー・氷のブレス、氷竜は炎の魔導書全般、飛竜は弓攻撃に弱くなるので過信は禁物。 上記の変更点・強化点は敵に関しても同じでボスはマップ開始直後、雑魚は1ターン目に変身する。 第二部は最初から竜のままのユニットばかりが登場する。 チキは入手できるものなら全ての竜石が使用可能で、様々な竜に変身が可能。 飛竜になって室内で空中戦したり、メティオ持ち司祭を魔竜になって強行突破して倒したり、これらを駆使して神竜石を慎重に温存したり。 魔竜以外で魔防を伸ばす機会を作る、氷竜になって守備力の伸びしろをあえてなくして、終章で敵の魔竜を神竜形態で釣って倒しやすくするなど、育成でもちょっとした幅が広がる。 バヌトゥは火竜石しか使用できないものの、受けられる補正がチキよりも強力になっている。 封印の剣以降 ファミコン版の暗黒竜と光の剣同様に、1戦闘毎に変身するようになった。 ただし、可視化できる代わりにほぼ全てのパラメーターが上昇するのでより隙がなくなった。 戦闘面ではかなり強くなったものの竜石が消耗品になったのが痛い。一品限りで補給が出来ずハマーンによる修理の対象外な作品も多いので運用には気を使う必要がある。 他作品では「攻撃すると減る」竜石の耐久だが新暗黒と新紋章だけは 変身すると回数が減る ため、運用にはさらに注意が必要。しかも間接攻撃には無力。 各竜石を装備していても旧紋章と違ってHPと移動力は上がらなくなったため、使い勝手は悪くなってしまった。 ちなみに覚醒においては竜石が(最終的には神竜石まで)店で買えるようになり、攻撃範囲も1~2マス、弱点らしい弱点は竜特効くらいしかなくなった。 高い成長率を存分に活かすことができ、さらにチェンジプルフで転職まで可能だが、竜化のブーストがなくなる点と竜特効はどの職にもついて回る点に注意が必要。 石が店で買えることについては公式シリーズサイト内の「バックグラウンド」で「店側は特別な石である認識がなく、ただの宝石として売っている」と解説されている。 ifでは武器の回数が撤廃されたため、覚醒同様店でも買えるがそもそも無くさないので買う機会があるか自体微妙。 ちなみにマップ上で変身して、しばらく強化形態で立ち回るという要素はラグズに受け継がれている。 追記・修正は竜石にハマーンの杖を使おうとして絶望した経験のある人だけがお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ナギの初出ってSFC紋章じゃなかったっけ?チキ死亡時の代役的な役割だった気がする -- 名無しさん (2014-11-07 11 01 32) チェイニーもマクムートだったのには驚いた。(人には変身するが竜にならないし) -- 名無しさん (2014-11-07 11 44 33) ↑×2 それはDSリメイクの暗黒竜からだよ。 -- 名無しさん (2014-11-07 16 18 06) マヌーやペラティ王国関連ってマルス側による侵略だと考察されてるけど新・暗黒竜では削除されずにしっかりストーリーに組み込まれてるのな -- 名無しさん (2015-10-27 21 25 34) ペラティ絡みは俺からしてみりゃ勝手な考察だなって感じ。まあ、FE初期作品って細かい所はプレイヤーの想像に委ねてる感あるし、そういう考察があっても良いとは思うが -- 名無しさん (2016-02-11 02 41 46) 変身できるマムクート(竜族)でショタがいないから、たまにはショタマムクートとか入れるのも有りかもね -- 名無しさん (2016-02-17 17 43 36) 竜石で元の姿に戻る、と考えるとチキは他人(他竜)の姿になってるんだろう。そう考えると他者に変身できるチェイニーの能力にも納得がいく -- 名無しさん (2016-12-14 12 40 11) メディウスとロプトゥスって同じなの? -- 名無しさん (2017-04-04 01 11 00) メディウスの暴走はリフィス(仮)が一方的に悪いが、地竜族は殆どがロプトゥスのような傲慢な奴ばかり。つまりは竜の退化に伴う支配力の弱体化により、人と竜の血で血を洗う争いは避けられなかったのだろうなぁ -- 名無しさん (2017-04-29 12 26 46) ↑2 同族。 少なくとも聖戦の系譜時点ではメディウスは人間の保護に努めていた。 もしかしたら12聖戦士に力を与えた「神」の一人かもしれない… -- 名無しさん (2017-10-29 09 40 17) マムクートて元々差別用語なのになんで覚醒の代になるとマムクート当人達がさも当たり前のように使っているんですかねえ?ラグズが自分の事を「半獣」と呼んでいる事と同じだと思うんだ。 -- 名無しさん (2018-02-19 09 10 39) 数千年たって竜基準でも世代交代されてるぐらい時間がたってるのに価値観が変わらないと思ってるお前や某botの投稿者があほなだけだ -- 名無しさん (2018-02-21 14 11 17) 長い時代を経て、マムクートが「人化した竜」以上の意味を持たなくなったときにそれは蔑称では無くなったのだろうね -- 名無しさん (2019-08-18 01 29 07) ハマーンの杖使えなくしようと考えたやつ許さんからな -- 名無しさん (2019-08-30 07 18 57) 風花雪月の緑髪のみなさんは結局マムクートと呼べるのか? -- 名無しさん (2019-11-19 13 42 17) ↑リンハルトがマムクートとな!? -- 名無しさん (2019-11-25 22 05 25) 子孫が堂々と先祖が向けられた蔑称を自称しだすとか恥も恥だと思うが、それは価値観の問題なのか・・・。あまりにも祖先が不憫というか、先祖への敬意がないというか -- 名無しさん (2020-02-15 17 09 49) チョーセンジンって現代では差別的な呼びかけに使われるけど差別がなくなり南北も統一されたら普通に朝鮮人って名乗れるようになると思うんだ、そういう奴じゃね? -- 名無しさん (2020-02-15 17 20 56) 10年もあれば言葉の意味なんて形骸化するって現代人すら証明してるしな…寿命が100倍あろうが1000年あれば十分変わるだろう -- 名無しさん (2020-02-15 18 52 10) 風花雪月の女神の眷属たちも性質はマムクートと一緒だよね……システム上はかなり違うけど -- 名無しさん (2020-02-15 19 05 23) ↑4 流石に何言ってるんだか分からん。まぁそれが敬意だとでも思っているのならそれもまた一つの考え方ではあるか。 -- 名無しさん (2020-06-03 12 29 37) 竜が理性を失うっていうのは、世界のルールというより公害病みたいな感じに思える。後の作品で子供できるのって、数千年たって原因物質(変質したエーギルか?)が減って影響が薄くなっただけじゃね? -- 名無しさん (2020-06-04 21 22 39) 単に長生きし過ぎてボケただけじゃない?人間だって年取れば耄碌するし、竜に同じことが起きても不思議じゃない -- 名無しさん (2020-09-18 21 13 54) ↑いっちゃん若いはずのチキが影響うけてるんよ、だから老化による影響って線はない。むしろ、若い内は竜石に力移しても狂うらしい(ガトーさん談)から若い方が危険らしい -- 名無しさん (2020-09-19 19 39 30) 鉄雄みたく「やめたいが、力が勝手に…うわああ!!」ってノリと考えた方がいいのか -- 名無しさん (2020-09-19 19 44 17) ↑5 Yeah, Yellow monkey ! -- 名無しさん (2020-09-19 21 43 11) 黒人とかブラックと呼ぶこと自体が差別とか聞いて衝撃を受けた記憶がある -- 名無しさん (2020-09-19 22 34 11) 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-03-24 20 22 50) 封印の剣のエキドナも「過去に不明な点が多い」「何故か人と竜の戦いの時代の武器を保有している」「名前が竜族に多い我々の世界の伝承の龍や蛇の魔物に由来する名前」と隠れマムクート疑惑を挙げる声があったが、はてさて……? -- 名無しさん (2023-07-16 16 15 11) 近年では竜の種族として設定上はちゃんと出てくるけど竜に変身して戦うプレイアブルのキャラは減ったね。 -- 名無しさん (2023-10-28 14 09 29) 紋章2部って野生竜ばっかりで敵マムクートは全然出てこないんだよな。傭兵やってたりやらかして盗賊に落ちぶれたやつとかいてもよさそうなのに -- 名無しさん (2024-02-21 11 38 25) ↑3流石に竜なら同族殺しのドラゴンキラーなんか所有せんでしょ。しかも人間が原因で竜が滅ぼされたっていうのに -- 名無しさん (2024-06-03 19 58 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/petri/pages/249.html
レンズマウント M42 自動絞り シャッター 一軸不回転フォーカルプレーンB・1~1/1000 露出方法 シャッター優先AE開放測光TTL 重量・大きさ 149x94x109mm 690g(ボディのみ) 価格 発売 1976年?月 PETRI FA-1をM42マウント化しIHAGEE WEST社にOEM供給されたEXAKTA FE 2000。 M42でシャツタースピード優先AEを実現するため、制御ピンが追加された専用レンズが用意されていた。 標準レンズはペトリ製55mmf1.7。交換レンズも35mmf2.8、135mmf2.8のEEレンズが用意されていたが、 韓国製でペトリ製ではない。 世界のカメラと写真用品1977年度版(1976年のフォトキナ出展機をまとめたもの)には55mmf1.4の記載も あるが中古市場で見かけることは無い。 IHAGEE WEST社は1976年10月には倒産しており、このカメラ自体も少数が生産されただけに終わったと 考えられる。 ペトリ製カメラの特徴であるフィルム装填が容易な柳澤式スプールである。フィルム室内の印字は69で、 ペトリと同様のルールとすると76年9月製造と考えられる M42でシャツタースピード優先AEを実現するため、マウントにピンが追加されている。 写真に向かって、右上のマウント外周にあるのが開放f値。右斜め下マウント内側の円弧状の部材がf値制御。 下が通常のM42と同様の絞込み。 左斜め上のマウント内側のピンはペトリマウントには無いもので、レンズを装着前に右斜め下のf値制御部材 が手前に動くこと規制している。レンズを取り付け、時計回転方向に押し込まれることにより、f値制御部材 のロックがはずれ手前に稼動する。レンズ側の制御ピンの保護が目的とも考えられるが、追加された正確な 理由は不明である。 マウント外の左下に絞り込みボタンがある。FA-1には無いが、マニュアル絞りのできないM42マウントレンズ でも絞り込み測光ができるようにする配慮と考えられる。ファインダー内に絞り込み測光のための定点表示が ある。 レンズ側のマウント外周が、開放値伝達のためフランジ面よりも飛び出している。このためこのレンズを 他のM42マウントカメラに取り付けても、無限がでない場合が多い。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25592.html
登録日:2012/06/29(金) 20 44 15 更新日:2024/09/13 Fri 12 13 19NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 FE FEヒーローズ FE無双 FE覚醒 どうしてこうならなかった クロムとの異母兄弟疑惑 クロムとの異母兄弟疑惑←皆納得してたが、外れた予想 ダサい手槍 ティアモ ファイアーエムブレム ペガサスナイト モッさん 一途 万能 三木美 優遇 努力家 報われない恋 天才 完璧超人 岡田栄美 強キャラ 悲しい現実 悲恋 愛しているという名 才色兼備 片思い 疾風迅雷 神装英雄 親世代 貧乳 赤毛 超奥手 騎士の鑑 これも全部、あの人のため……。 出典:任天堂公式LINE、https //www.nintendo.co.jp/social/index.html#section-line、2015年9月22日、ファイアーエムブレム 覚醒、インテリジェントシステムズ、任天堂、2012年4月19日、(C)2012 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS ティアモとは、『ファイアーエムブレム 覚醒』の登場人物。 CV:岡田栄美、三木美(ヒーローズ、2022年12月~) ▽目次 概要 ユニット性能 支援関係 余談 他作品において■ファイアーエムブレム ヒーローズ ■ファイアーエムブレム無双 概要 イーリス天馬騎士団所属の天馬騎士。 自警団の天馬騎士スミアとは幼なじみの関係である。 7章「侵略」にて加入。 イーリスに侵攻したペレジア軍の王都襲撃により部隊が壊滅。 先輩らの犠牲によりただ一人生き残り、離宮に向かっていたエメリナたちに急を知らせた。 その後は天馬騎士団長のフィレインの指示によりクロムらに同行する。 誰もが認める美貌に加え、剣術や隠密行動に工芸や鍛冶、 果ては音楽に至るまで何をやらせてもあっと言う間にモノにする天才肌。まさに才色兼備。 しかし本人はそのような自覚が薄く、むしろ完璧主義がたたって必要以上に低く自己評価しがち。 また、上達するまでの過程を楽しめない、何でも出来るが故に何か一つの事に熱中できないという贅沢な悩みを抱えている。 思ったことは何でもはっきり口に出す性格。 また武具の状態や軍の細かい仕事など周囲の事によく気が回る。 文武両道だが謙虚で努力を惜しまなく、実直で良識的な人間性。 仲間想いである故に人に頼れず無理しすぎる欠点もある。 控え目で天然でドジな親友のスミアとは正反対なタイプである。 その性格と才能が原因で天馬騎士団の先輩からは生意気だと疎まれていたらしく、 「手槍がダサい」「貧乳」などと嫌みの対象とされていた。 しかしそれは期待の裏返しと新人への洗礼であり、前述したように、 その先輩らが身を呈して彼女を逃がした事からも、なんやかんや言われつつも愛されていたことがうかがえる。 それだけに一人だけ生き残ったことを負い目に感じている様子も見られる。 何でもこなす天才であるものの、走る事と恋愛に関する事だけは苦手。 特に恋愛に関しては致命的な程奥手で、想いを察して相手に譲っちゃうくらいである。 クロムに絶賛片思い中で健気に尽くしてるが、当のクロムが鈍感で支援相手が少なく、 結婚はおろかそもそも支援が発生しない。モブ村娘に負けるティアモェ……。 このため本編中ではまともに会話を交わす場面すらなく、DLCマップ「絆の夏」まで来てようやく実現可能になる。 (相当テンパっているのでまともと言って良いかは疑問だが……) ……もしクロムとくっつけれた場合、この二人が親の子供は笑えるほど強すぎる存在になりえた(*1)為、 相性の良さと選択肢を汲んでの配慮もあったのかもしれない。天空持ちのセレナなんてマイユニですら霞みかねない強さになる上、姉のルキナは文字通り『最強』と言って良いスペックを得てしまう(*2)。 ぶっちゃけ本当にクロム×ティアモが可能だった場合、マイユニ♀以外の全てが選択肢から消えるレベルでティアモ一強となりえる。 屈指の強キャラである王の器アズールを出せるオリヴィエでなんとか、と言ったところ。 逆に「クロムとくっつけない悲恋キャラ」というところが先にあったので、ここまで特性を盛れたというのもあるだろう。 そのおかげでなんでもそつなくこなす完璧超人というキャラがゲーム面でも引き立って最強に見える。 そして「クロムと絶対にくっつけない」という部分ゆえにキャラが妙に立っており、さらに以前のFEにいた悲恋枠に比べると(少し悪い言い方になるが)他の相手がいくらでもいる分悲愴さもない。 軍の中で一番ため息が多い。原因は言わずもがな。 片思いは周知の事実らしく、男連中との支援会話では彼女の一途さや報われない思いと、それに負けじとアタックする野郎共の熱い思いが見られる。 娘はセレナ。天才肌の母親となにかと比べられるのが苦痛だったため劣等感を抱いている。 が、そこはツンデレなので、本心では大好きな自慢の母であり、孤独もあいまって、やっぱり再会できた事は嬉しかったらしい。 ちなみに足の速さと胸のサイズは娘のほうが上。 『if』には外見・声・才能が瓜二つのマトイがいる。場合によっては孫になる事も。 名前は「ti amo」、イタリア語で「君を愛している」、つまりI love you. 海外版では「Cordelia」に改名されている。同社のこの作品は勿論関係無い(*3) ユニット性能 初期クラスはペガサスナイト。 同クラスのスミアと比べるとバランスの取れた成長率で、魔力以外は目立った穴が無い。 下級のクラスチェンジ先は傭兵とダークマージで、経由して武器節約や赤の呪いを覚えると便利。 上級クラスのスキルもダークペガサスの『疾風迅雷』や傭兵の『武器節約』を始め、 奥義『太陽』や『復讐』、また飛行系と相性の良い『弓殺し』や『魔殺し』など隙が無いラインナップ。親世代の中だと本当に「そつなく強い」枠。 ただし魔力が低いのでダークマージやソーサラーにする場合は注意。 逆に言えばそこだけ気にしていれば様々な運用の出来るオールラウンダーになる。 たまには普段と違う運用をしてみるのも面白いかもしれない。 特にスキルの面で疾風迅雷・武器節約・奥義を全て揃えられる親世代はルフレ♀以外ではティアモしかおらず、子世代があらかた揃った後でも前線の主力を務めることなどザラ。 支援を組める親世代の出撃数が減ると魔符に勝る点が少なくなるものの、ルフレやセレナ、そして同じく親世代の中ではアタッカーに向くスミアと支援が組める利点はある。 支援関係 同性の支援相手はマイユニ♀とスミア、ベルベット。 旦那候補は親世代の男性キャラほぼ全員。 セレナにも職資質と優秀な成長率が受け継がれるので、ぶっちゃけ父親の要素が必要ないほどセレナの強さは確約されており、その点でもティアモの天才ぶりがうかがえる。 あんまりにも高スペックなもんだから、通常プレイでは優秀な父親候補になるキャラが、ティアモとくっつける場合「クラスチェンジ先がごっそり減る」という形で娘の素質を殺しかねなない。 単体で優秀な資質を持つ分、長い目で見るとマイユニと結婚させるのはもったいないと見る向きもある。 とは言え、最難関DLC『最も強き者の名』のガチ攻略でも目指さない限りそこまでガチガチで子世代を補強しなくても本編・DLCのどちらの攻略もさほど苦労しないため、愛で決めて良いだろう。 強いて言えば「月光」を習得できる相手を選ぶとアタッカーとしてはほぼ完全無欠となるため、それを基準に選ぶのも良い。 ソール 速さにマイナス補正が掛からずに「月光」、さらに剣士の資質持ちなのでセレナのデフォ職の傭兵を強化する「剣の達人」も与えられる。 他スキルは「聖盾」「待ち伏せ」「回避+10」「命中+20」。またステータスも守備寄り ヴェイク ソールに並ぶ有力候補。 通常父親の戦士の資質は娘ではペガサスナイトの資質に変換されるのだが、ヴェイクのみ特例でアーマーナイトに変換されるので「月光」を習得できる。蛮族が変化する傭兵資質は被ってしまうが。 さらにヴェイクをバーサーカーに兵種変更してレベル15まで育てておけば、こちらも傭兵の上級職である勇者を強化する「斧の達人」を継承できる。 ヴェイクが攻撃寄りで「移動+1」「ラッキー7」「すり抜け」「大盾」が習得可能。 フレデリク 速さが若干落ちるが、職被りがなくドラゴンナイト資質が得られるので全ての「~殺し」スキルが習得可能で「月光」も覚えられる。 ヴィオール 「月光」が必要ないのであればフレデリクと同じく「~殺し」を全て得られ、技・速さも高くなる。 リヒト セレナを物理職ではなく魔法職で使いたい場合はオススメ。 親世代で最高の魔力+2の補正と「魔の達人」をくれる。 こちらも問題なく「月光」を習得できる。 余談 ペガサスナイトで高性能なバランス型、主人公の王子に報われない片思い等から 『暗黒竜』『紋章』のカチュアのオマージュと思われる。 彼女を気に入った諸兄は是非ともお気に入りのキャラやマイユニで幸せにしてあげよう。実際人気投票でも上位常連であり、気に入った人も多いと思われる。 他作品において ■ファイアーエムブレム ヒーローズ はぁ……どれだけ頑張っても、胸の部分が寂しいわ……。 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS スマホゲーにも初期から参加中。イラストは上田夢人氏。 当然、青属性の槍・飛行ユニット。 武器スキルは自分から攻撃した時2回攻撃。速さ-5『勇者の槍+』 Aスキルは3すくみ有利だとさらに攻撃+20%。3すくみ不利だと、さらに攻撃-20%『相性激化3』 Bスキルは自分のHPが25%以上の時、敵を通過可能の『すり抜け3』 「勇者の槍」による確定追撃にくわえ、「相性激化」で赤属性の殲滅を得意とする。 速さの値も「勇者の槍」を持っていても相手によっては素で追撃を狙える程度を確保しており、スキル継承であえて「勇者の槍」を外してその速さを生かす運用も考えられる。 反面、耐久力は低く弓や苦手な緑属性に狙われればひとたまりもない。 常に自分が優位なポジションにつき、ひたすら攻めて攻めて攻めまくる立ち回りが求められる。 当時は羽がほとんど配られておらず重ねることによる本領発揮は難しかったが、配分自体は当時の最高峰であり、攻撃と速さ共に35だった唯一のキャラ。 槍飛行枠では文句なしの最強だった。 2020年1月のアップデートで後述の無双で登場した「ティアモの愛槍」が追加。 威力は勇者の槍の上位互換。デメリットの速さが-2に抑えられた 特殊錬成は戦闘開始時、自分のHPが70%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ+4 これにより速さは33まで伸びるため、追撃が更にやりやすくなった。 その一ヶ月後、同年2月から神装英雄に抜擢。イラストはNoy氏。 アスク王国をモチーフにした衣装となる。これでステータスが更に上昇することで攻め能力がより高まる。 後記の事情によりこれが岡田栄美の最後の出演となる。 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS 2017年6月には花嫁姿の超英雄で登場した。イラストはまよ氏。 今度は無属性の弓・歩行ユニット。 武器スキルは飛行特攻。自分から攻撃した時、戦闘後、自分の周囲2マスの味方の守備、魔防+2『キューピットの矢+』 Bスキルは自分のHPが50%以下の時、味方の隣接マスへ移動可能の『離脱の行路3』 Cスキルは自分から攻撃した時、戦闘後、自分の周囲1マスの味方を7回復の『生の息吹3』 攻撃が(実装当時は)弓ユニットの中では頭抜けて高かったため、「それまでの弓ユニットを過去にする」と言われたほど。 現在では流石に評価が下がっているが、それでも攻撃の値は伝承アルムに次ぐ高さであり、同タイプの中ではトップクラス。 惜しむらくはスキルが攻撃寄りでないことだが、スキル継承を行えば問題ない。 高い攻撃を活かし、耐久の低さをカバーできる『火薙ぎの弓+』や『勇者の弓+』に武器を持ち替え、 Aに『鬼神の一撃』、Bにレイヴン対策となる『相性相殺』などを付けることで、強力な歩行弓として活躍してくれるだろう。 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS 2018年6月は水着姿のティアモが参戦。イラストもまよ氏が担当。 青属性の槍は一緒だが今回は騎馬ユニット。 水着姿なので自分の胸について恥ずかしがっている。 外伝ストーリーではサーリャの娘のノワールと一緒に登場。スタイルの良いノワールを羨んでいる。 覚醒ではサーリャに、ifではそっくりさんのマトイがシャラに、そしてヒーローズではノワールに……と、サーリャの関係者を羨ましがってばかりである。 武器スキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ、守備、魔防+2『貝殻の槍+』 Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、守備+4『鬼神金剛の一撃2』 Bスキルに敵が剣、槍、斧、竜の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする『強化無効・近距離3』 ステータスは典型的な騎馬ユニットで攻撃と速さは高い。 そのため追撃しやすく、初期スキルも自分から攻撃した時に自身を強化するものばかりのため、そのままでも戦える。 スキル継承する場合は、『火薙ぎの槍+』と『死線3』、『一撃離脱』を継承し、反撃を封じつつ攻撃範囲から逃れるヒット&アウェイ型が使いやすく、 攻撃もそれなりに高め、かつ、専用バフがある騎馬ユニットであることを活かし、奥義に『疾風迅雷』、聖印に『剛剣3』をそれぞれ付ければ、 再行動と機動力により、オリジナル以上に縦横無尽に暴れまわるアタッカーとなる。 あたしはティアモ。ルーナと一緒にみんなに幸せを配るのが任務よ。さあ、忘れられない冬祭りにしましょう! 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS 2022年12月にはクリスマスの超英雄として参戦。イラストは茶ちえ氏。 通常版以来5年ぶりに青属性の槍・飛行ユニット。超英雄は4年半ぶり。 一見するとセレナとの親子比翼に見えるが、セレナではなくifのルーナ名義なので実は双界英雄。 ちなみにティアモはまだ誰も支援Sになっていない時系列でルーナが実の娘のセレナとは当然気付いておらず、ルーナはそれを利用してティアモに絡んでいる。 本人も他人とは思えない事を感じている。 マトイ同様に岡田栄美の引退に伴ってティアモも三木美へ変更している。 武器スキルは『母娘の静やかな祝福』 奥義が発動しやすい(発動カウント-1) ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分と周囲2マス以内の味方に「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」と【デュアルアタック】を付与(1ターン) 自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ+6。 自身の奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用) Aスキルは攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+6、 さらに移動後のマスが移動前から○マス離れていれば、戦闘中、自分の攻撃、速さ+○(最大4)。 ○が2以上の時、戦闘中、自分の攻撃、速さの弱化を無効にする『攻撃速さの激突4』 Bスキルは自分から攻撃した時、戦闘中、自分の追撃不可を無効、敵の奥義発動カウント変動量-1『怒涛・キャンセル3』 Cスキルは周囲3マスの敵は戦闘中、守備、魔防-4になる『守備魔防の大牽制』 奥義は通常版同様『疾風迅雷』 今までのティアモと比べものにならないぐらい超攻撃性能。 覚醒の戦闘システムであった要素「デュアルアタック」がここで初登場。ワープ付与と発動条件は花嫁カチュアにあった『幸せの鐘の斧』と全く同じ。 違いを言えば奥義発動カウント変動量の有無と二回攻撃の条件。 二回攻撃するには「デュアルアタック」を付与している味方と隣接する事が絶対条件。 味方が一人だけでいいので花嫁カチュアとは違って条件が楽で手間は省ける。そして疾風迅雷も発動しやすい。 ステータスは現環境に合わせて攻撃、速さ、守備が高い。攻撃はエコーズエストと同率一位の60。 ただ手間は省けても条件と味方のマスと組み合わせの配慮が花嫁カチュア以上に必要。 先ほど上述の通り、付与して味方と隣接する事が条件で味方が倒されるか離れてしまうと戦力が一気に落ちる。 ステージや相手ユニット次第ではあるが花嫁カチュアと違い、狙われやすい位置で先に倒されると二回攻撃が出来なくなる。 隣接する際は防御のある味方、もしくは護り手を駆使するしかない。 どれも善し悪しの性能なので安全性を取るか即効性を取るかは召喚師に任せるしかない。 ■ファイアーエムブレム無双 無双にも参戦。クラスはペガサスナイト→ファルコンナイト。 ストーリーモードでは3章から登場。クロム達と一緒に異世界に迷いこんで偵察に回っていた。 武器は槍だがファイアーエムブレムというゲームの特色状剣キャラが多いので結構有利。 加えて移動速度がダントツ1位で飛行キャラだけ通れる道もあるので機動力は抜群なので活躍しやすい。 ダブルで飛行キャラ以外と組んで送るなんてことも可能。 が、飛行キャラの特性上弓が弱点なので弓の敵には注意。 同じ槍キャラはシーダとヒノカがいるが3人とも奥義以外はモーションが一緒である。 そんな3人のでもティアモは技が高い。なので必殺の一撃や奥義を重視するならオススメ。 絆会話の相手はシーダ、リズ、ルキナ、リョウマ、ヒノカ、サクラ、オボロ クロムはやっぱりというかありませんでした。原作ではなかったのを多めと言いつつそこは徹底しているんだね。 その代わりなのだろうか、デュアル奥儀や敵撃破時の称賛台詞はクロムとは互いに特殊なものだったりする。 『編集必勝法』っていう書物を買ってきたの。 あたしが本に頼るなんて……こんな……へぇ~……。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] どっかで「ネタに走ったカチュア」って言われてた、クロム… -- 名無しさん (2014-01-12 21 29 26) 多分覚醒で一番美人。個人の好みもあるから異論は認める -- 名無しさん (2014-01-17 17 37 40) 初嫁だった、ラストでギムレーにクロム スミア、マイユニ ティアモで挑んだ時は燃えた -- 名無しさん (2014-04-18 00 22 14) 俺の嫁。彼女の娘とクロムの息子は結婚出来るのでその場合のクロムの嫁はマリアベルかオリヴィエがいいかも -- 名無しさん (2014-05-28 17 13 57) 村娘ならぬ村息子?と結婚してもセレナが強キャラになるくらい強い。 -- 名無しさん (2014-07-23 12 58 24) この子が好き過ぎて二週目にいけない -- 名無しさん (2014-08-24 13 48 26) 理不尽なくらい憧れのクロムに近付けない子。生き別れたわけでもないのにこの仕打ちなら、いっそ異母兄妹説とかを採用してくれた方が切なくてよかった。 -- 名無しさん (2014-08-29 00 48 32) スタッフから相当気に入られてるよな。少し歪んだ愛だがw -- 名無しさん (2014-09-25 17 56 26) 最も強き者の名を親世代縛りでプレイした時は、半分近い敵をティアモが倒してたな。それぐらい親世代の中では飛び抜けて強い。 -- 名無しさん (2014-09-28 15 29 57) クロムとオリヴィエをくっつけたい時に、序盤でクロムに機動力が欲しい時はスミアではなくティアモを使おう。絶対にくっつくこともないしね(悲) -- 名無しさん (2014-10-04 06 44 05) ↑ティアモェ… -- 名無しさん (2014-10-04 07 14 51) まぁスミアは放っておいても出しゃばってくるからな… -- 名無しさん (2014-10-04 07 15 27) シーダに憧れてるのにたどり着く先はカチュア…。 -- 名無しさん (2014-10-08 18 37 12) スマブラでルキナのカラバリにティアモ版があるのが何とも切ない。 -- 名無しさん (2014-10-21 10 01 13) スマブラでのティアモのフィギュアの3Dモデルの作り込みには何だかかんだで優遇されてるなって感じた。 -- 胸はなくはないです二号 (2014-10-28 10 15 33) 「軍の中で一番、胸が小さい」じゃなくて良かったねモッさん。 -- 名無しさん (2014-12-15 13 49 24) ↑ほら、一番小さいのはノノとかいるじゃん -- 名無しさん (2014-12-15 19 09 29) ↑幼女に勝っても嬉しくないです… -- 名無しさん (2014-12-19 14 17 39) たまには違う子とマイユニをくっつけようと思いつつも、自分以外に誰が幸せにできるのかと考えていつも嫁にしてしまう。内容的にオススメなカップリングが聞きたい -- 名無しさん (2014-12-19 20 34 48) グレゴさんなんてどう?ティアモが自分から告白する珍しい組み合わせ。武器節約が使える子供が減るのはご愛嬌。 -- 名無しさん (2014-12-19 20 38 41) ↑グレゴとの支援会話は良かった。あとはヘンリーもいいなーと思った。こっちはダークマージが被るけど。 -- 名無しさん (2014-12-20 00 14 36) CC可能兵種全部が、強兵種トップ5に入るであろう強さ。ルフレを除けば文句なしで親世代一位の強さだろ。 -- 名無しさん (2015-02-19 12 00 30) ルフレ♂よりも強いと思うわ 欠点は月光が使えない程度 -- 名無しさん (2015-02-19 12 03 50) 過去作キャラに例えると「近親要素じゃないラケシス」ってのがしっくりきた。異母兄妹ならよかったのに…ちなみにカチュアは初代暗黒竜ではマルスとは何もないし… -- 名無しさん (2015-04-30 08 43 26) 不憫と言われるが、実は胸以外ほぼ欠点のない大魚を知らずのうちにかつ確実に逃がすクロムの方が不憫なのでは無いだろうか? -- 名無しさん (2015-10-13 17 15 02) 場合によってはフレデ肉にディスられるクロムェ。海老やマニキと違ってモテないのがいけないんや -- 名無しさん (2015-11-10 18 59 27) 貧乳手槍物語 -- 名無しさん (2016-04-30 01 41 21) ルキナに武器節約を与えられる母親はルフレだけだから手槍さんには是非聖王に嫁いで欲しかったのだが・・・いや、逆にファルシオンの影が薄くならないようにという配慮なのか? -- 名無しさん (2016-09-07 17 19 49) 自力で自分の弱点を補える上に成長率もいい感じだし、天才肌なのに努力を -- 名無しさん (2016-10-15 11 29 31) なお王子に片思いするペガサスナイトの元祖は外伝のクレアである。ま -- 名無しさん (2017-02-18 12 28 43) まあモッさんの場合別にかなわない恋でもないのでくっつけられても良かったんじゃねって感じではある。実際くっつけたかったな。他の女キャラをクロムに勝手に取られたくないし -- 名無しさん (2017-02-18 12 33 03) コザキ絵かわいい -- 名無しさん (2017-02-25 01 57 53) 花嫁絵いいっすね〜 -- 名無しさん (2017-05-30 22 55 57) 成長上限補正と下級職資質を見てもクロムとくっつけられないのが本当に惜しい。前衛物理寄りのセレナに力も幸運も速さも親補正で下げず月光どころか天空渡せるのはクロムだけだし上で言われてる通り武器節約ルキナも出来るという。 -- 名無しさん (2018-02-19 10 59 16) 無双では力と魔力が同一の為、槍組では唯一物理魔法反転が使いやすい -- 名無しさん (2018-02-19 15 56 56) 無双ではクロムと特殊な掛け合いはあったりする。憧れの人と会話できたのだから、一応は大躍進と言えるかな・・・と思ったけど、クロムとの会話自体はDLC(あとランダムイベント)でもしてたか -- 名無しさん (2018-03-11 19 22 29) デュアル奥義時 クロム「力を貸せッティアモッッ!!」 ティアモ「喜んでお貸しします!!」 本当に本気で嬉しそうなのが逆にせつない -- 名無しさん (2018-08-16 18 02 02) この子に関しては、外部出演作品の方が原作よりも全然かわいい気がする -- 名無しさん (2019-12-13 23 14 59) 立ち絵見ると小さく見えない。けどヒーローズ見ると、胸甲か、と気付いてしまう。明らかに貧乳ネタ意識しとる -- 名無しさん (2020-01-21 13 53 34) いまだに覚醒やってるけど、一週目からずっと続いてるマイユニの嫁固定バグはこいつのせい、かわいい -- 名無しさん (2020-06-09 20 20 36) 無双での扱いに「スタッフの(ちょっと歪んだ)愛を感じる」と加筆しようかと思ったが、ちょっと主観が強すぎるかなと思って悩む -- 名無しさん (2020-08-01 02 22 59) ファンがつけたモッさんって愛称がなんか好きww -- 名無しさん (2021-01-25 00 57 21) なんでもはっきり口にする性格なのになぜクロムには・・・ -- 名無しさん (2024-09-13 12 13 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/quizbc/pages/1299.html
愛と祈りの天魔ミミ&ララ(アイとイノりのテンマ~) p e 属性 火 コスト 44 ランク S 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 944 1,044 ? 70 1,888 2,088 ? 最大必要exp 63,204 No. 0859 シリーズ ミミ&ララ Aスキル ラブ・レフェクティオ 味方全体のHPを大回復(8%) Sスキル ミラクルクレスト ジャンルパネルをALL属性化(9turn) 売却価格 40,000 進化費用 - 進化元 双星の使者ミミ&ララ(A+) 進化先 - 入手方法 進化 備考
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25065.html
登録日:2012/01/26(木) 21 20 14 更新日:2024/05/17 Fri 23 31 48 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 FE FEヒーローズ おっさん げっ、マリナスかよ ハゲ ファイアーエムブレム フェレ フェレの官吏 マリナス リキア 名物家臣 商人 壁 富士見 封印の剣 小心者 島田敏 忠臣 烈火の剣 臆病 行商人 輸送隊 い……いかん。大事な物資を奪われる前に撤退じゃあっ! 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS 『ファイアーエムブレム 封印の剣』『ファイアーエムブレム 烈火の剣』の登場人物。 CV:島田敏(FEヒーローズ) クラスは輸送隊。 通常はロードとセットとして扱われるが、この2作品では独立したユニットとして存在する。 【封印の剣】 リキア地方のフェレ侯爵家に仕える官吏。主君エリウッドの命を受け、リキア同盟軍に加わるロイを補佐するため同行する。 頭はツルッツルだがヒゲはフサフサのナイスミドル…もとい、壮年の冴えないオッサンである。 クラスは輸送隊、第2章「ベルンの王女」にて加入。 クラス:輸送隊 加入時レベル1 HP-15(100) 力-0(0) 技-3(50) 速さ-3(50) 幸運-10(100) 守備-3(20) 魔防-0(5) 体格-25 属性-闇 移動-5 輸送隊は彼固有のクラスで、 戦闘中にアイテムの出し入れが可能になる 攻撃不可 救出不可(体格がカンスト) 戦闘不能になっても撤退するだけで、次章で復活。つまり不死身 支援が一切無い といった特徴を持つ。 独特なユニットであるものの、持ちきれないほどのアイテムが必要な状況はそうそう無いので、ぶっちゃけあまり役に立たない。 貴重な出撃枠を削ってまで使うメリットが無いため、出撃メンバーが選択制になる6章で真っ先にリストラされる。 死んだキャラは生き返らないことが原則のFEシリーズで不死身特性はなかなか貴重なものの、一撃でやられる使い捨てデコイよりは適当な壁役でも出した方が役立つ。 それでも囮として使うならレベル上げが必須だが、こちらから攻撃することができない。 なので経験値を得られる手段は 敵の攻撃を耐えた時に得られる+1のみ。 という初代の僧侶やシスターのような有様。 つまり100回敵の攻撃を耐えてやっとレベルアップという有様なのだ。そしてそんな手間に見合うだけの実用性はもちろん無い… と、まぁそんな訳で、彼の戦場での仕事は5章までの囮。もしくはネタや縛りプレイなどの特殊な状況しかお呼びがかかることはない。 そんな彼だが戦闘前後のイベントデモでは出ずっぱりである。と言うのも、自軍キャラ=いつでも死に得るキャラな本作において、デモは基本的にロイと自軍に加入していない人とマリナスで進められるため。 ロイの話相手その1ポジションにはギネヴィアがいるものの、間違いなく出番の数ではトップ3の一角。 しかもストーリーの都合上抜けることがあるギネヴィアと違って、マリナスは24章と終章以外の全ての章とEDにも登場。もうオッサンがヒロインでいいんじゃね? 後にこの点ではロストしても死亡ではなく撤退扱いになるキャラを増やすことで解決され、特定のキャラが出ずっぱりになることはあまりなくなった。 基本的には業務連絡となん…だと……?担当なので、支援会話が無いこともあり出番の割りには人物像が掴み辛い。 仕事はしっかりこなすが気が弱い小役人タイプっぽい言動が多い。 ロイを心配するあまり小言が多いらしく、また最近ウォルトの言動が似てきつつあることをロイが危惧している。 ちなみにウォルト的にはマリナスに似てるというのは誉め言葉らしい。嫡男のお目付役というポストを任されているので、フェレ内での評価は結構高い…かもしれない、多分。 その特徴的過ぎる立ち位置からなんやかんや言ってネタ方面では大人気。 レベル20にしてみようと一瞬でも考えるのは誰もが通る道。攻撃を1900回受けることを考えてみんな挫折するけど。 だが、それを達成した猛者は居る。 外部書籍である「あるきかたシリーズ」で彼をLV20にする企画が行われ、LV20時のステータスも掲載された。 成長率も冒頭で挙げてはいるがかなり独特。HPと幸運は必ず上昇し、速さの成長も高いので育て上げればそれなりの耐久力は得られる。 また、縁のない力が伸びないのはまだしも 何故か技も速さと同等に伸びる 。アイテム整理の技量という事なのだろうか? 騎馬系であるが回避率が大きく上がる「山」に入れる地味な特徴があり、5体の山賊のておのを耐え続ける事で達成していた。苦行である。 また、同書籍内で彼を全ステータスカンストさせていたり、のハードモード攻略の企画で、堂々と 「不死身のマリナスを囮にして時間稼ぎが出来る」 などと書かれる始末。 まぁ、ごく序盤の厳しい時期にならアリかもしれない。 クリア後のトライアルマップでアイテムを整理する手間を嫌うなら、終章直前の24章から連れて行くといいかもしれない。 一本道で通路が狭く、相手が間接攻撃出来ないマムクートなのでマリナスが不意に攻撃を受ける危険もない。 なお終章でイドゥンと対峙した時のセリフが用意されていない唯一のキャラである。 【烈火の剣】 この作品ではまだリキアに士官しておらず、小金持ちな旅の行商人。 20年後と比べると頭髪はまだ無事だが後退の兆しが見られ、口元はチョビヒゲなしょっぼいおっさん(byヘクトル) 13章外伝「行商人マリナス」で登場。夜盗に襲われ絶体絶命のピンチだった所をエリウッドとヘクトルらに助けられる。 貴族に仕えるのが長年の夢だったらしく、これ幸いと2人に同行し一行の物資係の座をゲットする。 ちなみに外伝をスルーした場合はエリウッド編16章、ヘクトル編17章の頭に唐突に加入。 クラス:輸送隊 加入時レベル5 HP-18(120) 力-0(0) 技-4(90) 速さ-5(90) 幸運-12(100) 守備-5(30) 魔防-2(15) 体格-25 属性-闇 移動-0→5 クラスとしての輸送隊は 出撃枠が別枠になった。 マップクリアまで生存すると1レベルアップ。敵の攻撃を耐える事による経験値の獲得は無くなった。 移動不可能なテントに変更。そのため前作以上に護衛が必要に。 しかし20レベルでまさかのクラスチェンジ(映像付)。前作と同じ馬車になり移動が可能に。 といった具合に前作での不満点をかなり解消。 またシステムが変わり、輸送隊がマップにいないと持ち切れなくなったアイテムを捨てないといけなくなり、戦場での立場はかなり上がったと言えよう。 出番が増えるよ!!やったねマリちゃん! そして成長率も前作の特異な傾向そのままに大幅強化。レベルの上昇と共に速さと幸運がぐんぐん伸びるため、中盤以降は敵の攻撃を華麗にかわすテントや馬車の図が見れる(さすがに戦闘アニメーションは無いが) レベルアップ画面が無いため目立たないが烈火では唯一の成長率100%越えを持ち、合計成長率は仲間中堂々の1位。恐るべきテント(馬車)である。 相変わらず不死身なのでいざという時は捨て駒にしてもおkで、囮としてもなかなか便利になった。 章数がそのままレベルアップの機会になっており、章数が多いヘクトル編だと早くて中盤あたりで馬車になれる。 出撃位置が固定かつ移動不可という性質上、ただえさえ敵から狙われやすいのだが、 おあつらえ向きとばかりに、自軍の初期配置付近から増援が継続的に現れるというマップが中々に多い。 クラスチェンジ前では流石にまだ耐久力は頼りなく、近くに森や山があろうと平地にテントを構えてしまう都合上地形効果も得られないため、放置して囲まれてしまえばそう長くはもたない。 余程の早解きでもしない限り、誰かを護衛につけるのは必須と言えるだろう。 実用性が大幅に増した反面、今回は死なないキャラが増えたため、イベントデモの進行役からはリストラされてしまった。 しかし、その代わりじゃないが遂に支援を組めるようになった。相手は後の友マーカス、魔物とエサの関係ヴァイダ、まさかのロリっ娘ニノちゃんというラインナップ。 お調子者で目上にはへこへこ、目下には強気なThe・小物な性格 ツキの無さと被虐体質 ヤンおじさん似のびじょーふ=面白いおじさん マリナス堂の焼き菓子 といった感じで、3者ともコミカルで和む。ひたすら和む。 輸送隊の護衛役として近くにいる事を前提にしているため、敵が中々来なくて暇とぼやいたり、暇つぶしに焼き菓子を振る舞ったり、こっそり酒を飲んでたりと、前線とは無縁のシチュエーションばかりである。 最終決戦では危ないからオスティアで有利に商売できる紹介状を持って帰るように言われるが、 「わしは一生、お二人にお仕えすると心に誓ったのですっ! いつまでも…お待ちしています。どうか…ご無事でお戻り…ください…!!」 と改めて忠義を誓った。涙と鼻水まみれで。 囮として優秀なのでついてきて欲しいと思ったプレイヤーは多い それ以上に終章は貴重品ドロップの目白押しでアイテムの管理が非常に煩わしくなるので、彼をいらない子認定して出撃不可にした貴族のお坊ちゃんどもの罪は重い。 がしかし、後日談ではオスティアで商売を始めるも失敗し、エリウッドの援助を受け再起を図っているらしい。 一方マーカスとのペアエンドでは彼と意気投合し、エリウッドに仕えマーカスと共にフェレの名物家臣として名を馳せる。 次回作の事を考えると、こっちの方がより正史っぽいかもしれない。 ■ファイアーエムブレム ヒーローズ ワシは戦いなどさっぱり出来ませんぞ。まったく何でこんな事に……。 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS そんな彼が2020年11月、まさかのヒーローズ登場を果たす。星3~4の枠で登場する。イラストはダイエクスト氏。 封印時代からの登場になるが、烈火・封印通じて戦闘はただの1回もしないキャラのため、 参戦するはずもないと思われていた彼の参戦は、大御所たる島田敏氏の起用もあって大いに驚かされた。 「想いを集めて」では彼自身もまた「英雄」として召喚された事には疑問を抱いているらしく、 召喚して出てきたのが自分ではエクラに「げっ、マリナスかよ」と思われているに違いないと悩んでいる。 無属性の暗器を使用する騎馬ユニット。この分類は他は期間限定の超英雄ばかりで、恒常ユニットとしては初。 武器スキルは汎用の『紫煙の暗器+』。戦闘後敵の周囲2マスの敵の守備、魔防を6低下する。 AスキルはHPが50%以下の味方の隣接マスへ移動可能な『救援の行路3』。 Bスキルは周囲2マス以内の味方は遠距離武器の敵と戦闘時、守備、魔防を4増加する『遠距離警戒3』。 能力がかなり極端で、全ユニットでもトップクラスの50ものHPを持つかと思えば、 これに対して攻撃がたった20(無装備時)という全ユニットでも最低の値でまともな攻撃は期待できないという今までにないタイプのユニット。 もとより戦闘経験の無い彼に、まともな戦闘など望むべくもないという事か。 ではそんな彼を一体どうやって使うのかというと、攻撃をしない支援型として運用するのである。 ヒーローズでは位置変え系以外の補助スキルを持つ場合、5ダメージ以下しか与えられない場合は補助スキルを優先するという仕様があるため、 この仕様と最大の移動力をもつ騎兵ということを利用し、最低の攻撃を逆手に取って応援+謀略系スキルで支援に徹してもらうという運用ができるのである。 幸い攻撃以外の守備、魔防、速さはわりと高めなので耐久は良好でやられにくい。それにダメージは無いとしても紫煙の暗器の効果で守備魔防が下がるので別の味方が攻撃するのに有利になる。 もっとも、敵を倒すことがほぼ出来ないので、簡単にやられないような水準になるまでのレベルアップには難儀することになる。 「聖魔の光石」以降の作品では主人公が「輸送隊」コマンドでアイテムの出し入れを可能とするシステムに戻り、ユニットとしての輸送隊はリストラされた。 追記・修正は封印でマリナスをレベル20にしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 甲斐姫の項目もう有るよね? -- 名無しさん (2013-11-10 23 49 59) やばい、項目重複してた…依頼出しておきます、すみません -- 名無しさん (2013-11-10 23 50 56) 機動要塞マリナス -- 名無しさん (2013-11-14 22 52 10) 烈火の剣のマリナスは完全に萌えキャラ -- 名無しさん (2014-11-12 14 08 20) 烈火の剣でCCしたらもはや回避盾といっても過言ではないと思う。 -- 名無しさん (2016-04-17 22 32 23) 特に意味はなかったとは思うが、技の成長率も凄まじい。というか封印の時点でも"成長率は"別に悪くないらしいあたりが、何とも凄い -- 名無しさん (2018-04-28 00 17 14) リメイク版ではロイと輸送隊が統合されて、マリナスはマイユニットに差し替えられたりして。 -- 名無しさん (2020-09-08 17 40 39) ↑エコーズでやらなかったんだからマイユニねじ込みはないでしょう。烈火の仕様(別枠出撃、章クリアでレベルアップ)を逆輸入すれば問題ない -- 名無しさん (2020-10-23 00 20 01) ヒーローズみたいに、攻撃されたら、反撃してくれると、助かったんだけどね。 -- 名無し (2022-06-20 16 15 03) ヒーローズはレベルアップは戦闘行わずとも出来るしSPも星3か4を限凸させればいいので育てるのもそこまで苦でもない -- 名無しさん (2022-07-25 01 03 59) 烈火の終章だとマジでこの人が居なくて大迷惑するんだよなあ。プレイヤーに対する嫌がらせとしか思えん -- 名無しさん (2023-02-01 14 24 56) 声優が島田敏とか、すっげえイメージどおり… -- 名無しさん (2023-12-14 17 34 49) 商人がたまたま有力貴族の子と知り合って、そのまま雇われて後に重鎮にってとんでもない出世だよな -- 名無しさん (2023-12-30 15 33 35) 封印→烈火と連続でプレイしたけど、CCするとは思わなかったから「え、お前もするのか...」とびっくりした印象。 -- 名無しさん (2024-02-23 18 51 17) ロイが優秀なのはマリナスとギネヴィアがシナリオでイマイチ頼りないからでもありそう -- 名無し (2024-04-13 04 26 57) (烈火)終章以外でも決別の夜と神将器の回収をするマップでは出撃不可。宝箱開けていつもの調子で輸送隊へ送ろうとした時にいない事に気がついた人も少なくないはず。 -- 名無しさん (2024-04-15 12 24 13) 名前 コメント