約 1,225,229 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/38500.html
【登録タグ F Misumi VOCALOID v flower 初音ミク 曲 曲英 殿堂入り】 作詞:Misumi 作曲:Misumi 編曲:Misumi 唄:flower、初音ミク 曲紹介 脳内招待。 ミスミ(Misumi)氏の30作目。 イラストは パンチ氏 が手掛ける。 2018年10月24日に発売したアルバム『AFTER DARK』収録曲。 歌詞 (Youtube本人投稿動画説明欄より転載) ドレス捨て 今日は踊ろうか 神を見て 敗者は笑う 僕を捨て 望み通り oh ah oh ah oh ah 何処へも LF4 愛はfakeでも 君の鼓動 脳が溶け出す 僕を捨て 感覚を oh ah oh ah oh ah 何処まで行く? 呼吸さえもできないほど 熱を帯び灰になって 青色の煙吐き出して スリルを感じた罪悪者 時は消えて音に乗って君の場所へ飛んで崩壊 Save me Save me 知らない国にdive 脳内 招待 2145 導いてくれよ 汚れまくりスキニー かなり違う景色 生きているか知らない 死んでるかもしれない パルプフィクション 映画のように過ごして これはレセプション 僕は今日また生まれた Say What? What? Say What? What? Say What? Say What? What? Say What? 何処まで行く? 呼吸さえもできないほど 熱を帯び灰になって 青色の煙吐き出して スリルを感じた罪悪者 時は消えて音に乗って君の場所へ飛んで崩壊 Save me Save me 知らない国にdive 脳内 招待 2145 導いてくれよ Save me Save me 知らない国にdive コメント テンプレートを使用した形に整えました。次回より曲の追加の仕方を参考にしていただけるようお願いします。 -- 名無しさん (2018-11-08 15 57 51) どなたかページ名の「Misumi」を「ミスミ」に変更お願いします -- 名無しさん (2018-11-08 16 00 26) ページ名変更しました。 -- 名無しさん (2018-11-08 22 38 28) ↑変更ありがとうございます。 -- 名無しさん (2018-11-09 01 31 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9407.html
登録日:2011/11/19(土) 00 59 19 更新日:2024/09/08 Sun 19 16 20NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON fake わかるとも エルキドゥ エンキドゥ ギルガメシュ叙事詩 コメント欄ログ化項目 サーヴァント メアリー・スー←原作者公認 メソポタミア神話 ランサー 不運 不明 小林ゆう 性別不明 我の友 最強サーヴァントの一角 泥人形 王の友 緑髪 親友 金ピカの友達 高橋伸也 あの広場での決闘の続きも……それはそれで楽しそうだね Fateシリーズの登場キャラクター。 『Fate/Zero』や『Fate/EXTRA CCC』では回想に、『Fate/strange Fake』以後には槍兵のサーヴァントとして登場する。 CV.高橋伸也(ZeroドラマCD) / 小林ゆう(Fate/Grand Order) 『strange Fake』 狼の合成獣(キメラ)によって召喚されたサーヴァント。 本来その合成獣はある魔術師がエジプトの神を召喚するために造った触媒だったが、偽の聖杯戦争という特殊事例故に令呪を宿してしまったため魔術師に殺されそうになり、その「生きたい」という咆哮が召喚の契機となった。 簡素な服装に、男とも女とも取れる柔和な風貌で、その精緻さは人間というより人形に近い。 温和な性格だが、狼を虐待した創造主を一睨みで追い払う意志の強さもうかがえる。 人語を話さない自らのマスターと意思疎通ができ、最高クラスの「気配感知」スキルを持ち、遠く離れた場所の水源やサーヴァントの気配を感知できる。 以下ネタバレ 真名はエルキドゥ。 ギルガメッシュの唯一無二の朋友。 彼の現界を感知し、再び彼と出会い、闘えることに歓喜。その後、あの日の決着を付ける為に闘いに赴く。 生前は泥から作られた人形で、知性を持たない野獣のような存在だったが巫女シャムハトと七日間語り合い、理性を得て、彼女の姿を真似たと語られている。 人を律する為の神造の生物であり、抑止力の一種として生み出されたギルガメッシュが、神に服従していないことから生み出された。 彼を諌める為の、生きた神造兵装。 実は兵器であるという存在理由から、同じ神造でも生物として生み出されたギルガメッシュに対して羨望や嫉妬のような感情を抱いていた、と当人は述懐している。 当初、エルキドゥが生み出された当時はまだ少年時の名君、いわゆる子ギル時代だったために掣肘は不要だと見做したことと、 諌めるにしても青年になって肉体的に対等と言える条件を満たすまで待つべきと考え、静観を決め込んでいた。 そして、当人が成長するにつれて孤高故の超DQNな暴君化を果たしたと見て、当初の責務であった制裁ではなく、孤独を癒して制止する意図で戦いを挑む。 粘土で出来た体をあらゆる武器に変幻自在に変形させるエルキドゥと金ピカDQNの死闘は、互いに9割の粘土と宝物庫の財全てを消耗するギリギリのところまで続き、結局引き分けに終わった。 ちなみにギルガメッシュの基本戦術である『王の財宝』から宝具をぶっ放す戦い方は、この時のエルキドゥとの戦いで編み出したらしい。 その後、ギルガメッシュと全く互角の決闘を行った事で親友になり、2人は冒険の日々を送る。 自身の考えで、人類の未来を見据えた結果、神と人双方から距離をおかざるを得ない守護者として活動するギルガメッシュの唯一の理解者として、共に人民を苦しめる怪物を退治していくが、 イシュタルとの対立を切っ掛けに、神の命に背いてきたことも相俟って遂に神の怒りに触れ、衰弱し土塊に戻されて果てた。 その際にギルガメッシュの理解者たる自分が無くなる事を悔いながら亡くなり、それがギルガメッシュの人に対する価値観を決定づけた。 尚、ギルガメッシュとエルキドゥの死別シーンは媒体によって描写は異なっている。 『Zero』では瀕死のエルキドゥが泣いている姿に、何故泣くのか、自分の傍にいた愚かさを悔いるのか、と問いかけ、 その涙の理由がギルガメッシュのこれから歩む孤独を偲んだものと知り、その生き様に自身の蔵の全てと比してなお尊く眩いものだったと悟る姿で、 『CCC』では瀕死のエルキドゥの姿に感情を剥き出しにて、静かに息を引き取ろうとするエルキドゥの自分は時代の流れ価値を落とす兵器であるということを否定し、 未来永劫価値の変わらないものとして「自分の友は永遠にただ1人」であることを宣言するというもの。 『zero』ではギルガメッシュ側の描写が少ないため『CCC』に比べて冷静に見えないこともないが泣いていないとか感情を出していないなどの描写は存在しない。 純粋に内容がまるで違っていることについては、作者の違いによるもの、設定のアップデートや、視点の違いなどの説がある。 また単に『CCC』での「エルキドゥの自分の価値の否定とギルのズッ友宣言」 →『zero』での「ギルがズッ友宣言したことで自分の死後にズッ友がいなくなるため孤独になってしまうとエルキドゥが泣く」という流れではという説もある。 『strange Fake』ではランサーとして召喚されたが、生前は野獣として産み出されて獣同然の生活をしていた為に狂戦士のクラス適性があるのではと目され、 仮に其方で召喚されていれば知性や人間性の代償にした泥人形の頃の神性や力を取り戻すからか、神に手が届く、もしくはそれに限りなく近い力を誇るらしい。 ギルガメッシュも「奴がバーサーカーで呼ばれていれば、あるいは……」と意味深な事を言っている。 尤も、神霊の末にカウントされる存在である以上は聖杯のシステムの限界を超えてしまうために召喚は叶わないと言われており、事実上召喚は不可能らしい。 仮に召喚出来たとしても強力な英霊である程に魔力消費を伴うのが常のサーヴァント、神霊クラスの域に達するエルキドゥを狂戦士で使役しようとすれば途方もない魔力消費量は目に見えている、 そんな存在を召喚した途端にマスターが過負荷で死ぬのは目に見えていると予想する読者も多い。 ●CLASS ランサー マスター:銀狼の合成獣 真名:エルキドゥ 性別:なし 身長・体重:自由自在 属性:中立・中庸 ●能力 ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 ― ― ― ― ― A++ (―は不定) 不定。スキル変容により、ステータスは自在に変更できる。 総合値によって変化上限が決まっているが、その数値はなんとオールA(50)ランクであり、総合値は250。馬鹿高いステータスだが理由は、 きのこ「ふむ。エルキドゥだしAランクだからオールAで」 成田「オールA!?第5次バーサーカーとかカルナより強いじゃないですかそれ!」 きのこ「惑わされるな」 成田「いや、でも流石にそこまで盛るとメアリー・スーって言われますよ!?…ぶっちゃけ私でも引くレベル…」 きのこ「惑わされるなと言っておる――ッ!!」 成田「ゲーッ!」 との事。実に大雑把である。 尚、GOではオールAにすることは適わずに総合値もオールBに変更されているが、これは銀狼の優れた適正や相性によって生まれたマスターの差によるもの。 もしもの話だが、地球といったとんでもないバックアップが可能なマスターの場合は全てのステータスの最低値をAとした上で、 変容の割り振りポイントを更に上乗せしてオールA+にもできると言う無体なスペックになる。 同じくガイアの抑止力である彼女も似たようなことができるという。 保有スキル 変容:A 能力値を一定の総合値から状況に応じて振り分け直す、自在人形故の特殊スキル。 ランクが高い程総合値が高いが、AからA+に上昇させる際には、2ランク分必要となる。 FGOでのマテリアルによると、パラメーターの返還限界は決まっているため、全ての数値をAにはできない。 エルキドゥは30の数値を持ち、パラメーターはそれぞれA7 B6 C5 D4 E3の数値を消費する とのこと。 ただしこれらの条件は、マスターの質によってある程度上下するとされる。 なお、先述のもし地球がマスターなら最低値がAとは、他のマスターがEにするのに必要な3すら割り振っていない状態でAという事。 気配感知:A+ 最高クラスの気配感知能力。 大地を通じて遠距離の気配を察知することが可能であり、近距離ならば同ランクまでの【気配遮断】を無効化することができる。 完全なる形:A 大地の魔力を利用し、元のカタチに復元する。 神代の粘土によって作られたエルキドゥの体は大地からの魔力供給ある限り崩れ去ることはない。 他に類を見ない強力な再生・復元能力。 ただし魂は別である。 FGOに登場した際に追加されたスキル。 クラス別スキル 対魔力:- これもスキル変容によって変動するため、不定 宝具 『人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)』 ランク:A++ 種別:対粛正宝具 レンジ:0~999 最大捕捉:1000人 それも良いね。 呼び起こすは星の息吹。人と共に歩もう、僕は。故に―― 『人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)』!! エルキドゥ自身の体を一つの神造兵器と化す能力。 アラヤやガイアといった抑止力の力を流し込む光の楔となり、膨大なエネルギーを世界が認識できる形に変換して相手を貫く一撃。 これにより、彼は体を自在に変形させて戦う。 種別にある通りの対粛清(=世界を守護する者に証たる力)能力によって星、もしくは人類への破壊行為に反応して威力が激増する特性がある。 ギルガメッシュの普段の『天地乖離す開闢の星』はおろか、宝具のバックアップを受け威力を上げた『天地乖離す開闢の星』をも大地からマナを更に吸収して放つ事で相殺している。 彼がランサーとして召喚されたのもこの宝具の存在によるものだという。 『strange Fake』における彼と金ピカの前哨戦は凄まじく、金ピカは油断なく空中を浮遊する宝具も使い、 数百丁の宝具を王の財宝から展開するわ、いきなり『天地乖離す開闢の星』をぶっ放すわとやりたい放題。 だが、エルキドゥもまた『天地乖離す開闢の星』を容易く相殺し、宝具の雨霰も足を大地と一体化する事で操って産み出した大地の触手から剣や槍、弓を生成して悉く撃ち落とし、楽しく談笑しながら問題無く応戦。 周囲の砂漠が半径云kmに渡りガラス化するガンダムのような戦闘を繰り広げたが、彼ら2人にとっては、まだじゃれ合いの内。 前述の『天地乖離す開闢の星』すら「生前より威力が落ちた」と言ってのける余裕綽々のウォーミングアップに過ぎず、前哨戦ながらもその圧倒的な力を見せ付けた。 伝承通り、最強のサーヴァントとされるギルガメッシュにも劣らない力を持つ破格のサーヴァントであり、ギルガメッシュも弱点など存在しないと称している。 しかし、そんな彼にとっても例外的に弱点が存在するようで、生前の死因となった「呪い」にだけは不得手だという。その為に呪いとしての属性を持ちえるライダー(Fake)はまさに天敵。 ギルガメッシュとの戦いを切り上げてまで撤退を選択し、互いに残りのサーヴァントを駆逐してから再戦する約束をして去っていた。 因みに聖杯にかける願いは「既に叶ったようなもの」として、願いはなくなっているという。 尤もギルガメッシュによると「願望機などお前自身がなれるから必要なかろう」と言いはなっており、エルキドゥ本人も「出来るのは真似事までさ」と意味深な発言をしている。 ギルガメッシュが唯一自らと対等と認めた人物で、彼以外の友など必要ないと語り、イスカンダルの友にならないかと言う誘いも一蹴している。 敵対していないザビ夫とザビ子に対しては、気の置けない仲にはなったものの、友と認めることは無い。と言うより、「出来なかった」。 「友が不要」なのではなく「自分はギルガメッシュの財の一つ。兵器でしかない。だから消えても悲しむな」と別れを告げるエルキドゥに対し、 「兵器ではなく、自分の唯一の友として、絶対的な価値を持つ」と告げたギルガメッシュ自身が友への誓いを守る意志表示の意味合いが強い。 エルキドゥ当人はその誓いを受けて、 「自分の所為で彼は一層孤高の道を歩むことになってしまい、自分が彼に呪いをかけてしまったも同然」 と後悔し、彼が孤独でなく友を作ることを望んで、土塊に戻っていった。 『CCC』ではザビーズとの間に謎の接点があり、主人公の夢に介入して自身の生前を見せ、ギルガメッシュに自分の名をまだ覚えているのか確認して欲しいと頼んでいた。 ギルガメッシュは彼の生き様は「王の財宝」の中の全ての宝具と比較して尚貴く眩しいものと語っている。セイバーに興味を持ったのも彼女の生き方がエルキドゥを思わせたから。 また、彼の愛用の鎖である天の鎖を彼は「エルキドゥ」と名付けて友と呼んでいるが、関連性は不明。 ギルガメッシュは“神々が生み出した、人間の文明に打ち込むための天の楔”であり、 エルキドゥは“天の楔を律する為の天の鎖”という表現が作中で用いられていることと、伝承では天の牡牛を殺す際にまずエルキドゥがその動きを封じたことから、 「天の鎖はエルキドゥが天の牡牛を殺す際にとった鎖としての形態を模したものではないか」という読者からの推論も出ている。 この時代、鎖は発明されてないだろうという点は気にしてはいけない。 因みに『Fake』の筆者は『バッカーノ!』『デュラララ!!』等でお馴染みの成田良悟氏だが、エルキドゥの設定は奈須きのこが細かく監修、設定を決めたとか。 『Zero』では男として描写されており、ドラマCDの声も男性的であるが、その後に発売された『CCC』にて土から作られた出生故に性別自体が存在しないことが明かされた。 『strange Fake』では「彼」表記されているが、単に分かりやすさ重視だと思われる。 エイプリルフールネタである『戦車男』にも登場。エルキドゥちゃんとして幼なじみのギルとケンカしたりしている。 因みにこの戦車男では女の子という設定。 『Grand Order』 サーヴァント、ランサー。エルキドゥ。君の呼び声で起動した。 どうか自在に、無慈悲に使ってほしいな、マスター 第七章「絶対魔獣戦線バビロニア」と同時に実装。しかし、諸事情によりエルキドゥ本人がシナリオに登場することはなく、手持ちサーヴァントを配置出来るマイルームのみ本人が姿を現す。 ならば第七章シナリオではどうだったのかというと―― ※ネタバレ注意 主人公たちが特異点に降り立った後、緑色の長髪に簡素な衣をまとった人物―エルキドゥに出会う。 特異点でも一二を争う実力者に喜んだ主人公はウルクへの案内を申し出た彼についていこうとしたが、 次に出会ったフードの少女と白衣の男によってもたらされた「ギルガメッシュは不老不死探索より帰還した」という話に違和感を覚える。 英雄王が不老不死探索に出たのは親友エルキドゥが死んだから。ならば、目の前にいるのはいったい――? とたん、殺す算段が露見し敵対する主人公と偽エルキドゥこと魔獣たちの指揮官「キングゥ」。 曰く、キングゥはエルキドゥを元に作られた新人類の雛型であるという。 アナとマーリンの助けでその場を離脱したが、以後人類最後のマスターとキングゥは世界をかけて争うこととなる。 マスターに対しては自身を機械として道具として扱うことを願う言動が目立ち、性格は内向的で能動的とされ、更に強気と称されている。 その穏やかそうな見た目で誤解されがちだが、その内面は原典を思わせるアグレッシブさを持ち合わせている。 無論、穏やかな振る舞いや自然を愛する一面も嘘ではないが、いざことにあたると「自重?なにそれ?」と言わんばかりに容赦なしに行動するアクティブモンスターとのこと。 人間と共に歩むことを決め、人間も地球上の生命なので“好ましい”対象ではあるが、人間はその知性から自然と自分たちを分けて考えてしまうので擁護対象としては低いらしい。 ただ元々エルキドゥは知的欲求が大きいので人間との会話を楽しみにしており、好感を持てる人物(博愛精神、全体主義、自分を第一として考えるもの)であれば心からの敬愛と感心を抱き、良き友人として支えようとする。 ただ嫌っている人物、というかイシュタルには容赦がなく、マイルームでは「何かぶつけるものはないかな?」と探しに行ったり、 一応共闘関係になっているのにもかかわらず敵もろとも串刺しにしようとしたり、 魔神柱と同じ人の世に仇なす邪神と煽ったりと露骨な嫌悪感を示している。 逆にイシュタルの姉である冥界の女神エレシュキガルには、イシュタルとは違い敬意を持っていたようで礼儀正しく接していたという。 性能面ではHP偏重のステータスのランサー。カード構成はQ3A1B1というアサシン型の構成で、ランサーとしては初。 スキルはBusterアップとQuickまたはArtsアップを1ターン付与する「変容」、相手の回避状態を解除しクリティカル威力をダウンするする「気配感知」、HPを大幅回復し弱体も解除する「完全なる形」の3種。 特に「完全なる形」はCTこそ長いもののなんと最大で10000も回復する。 宝具は『人よ、神を繋ぎ止めよう』。Buster属性の単体宝具で、攻撃前に3ターンの間防御ダウンを付与し、さらに「神性」持ちには確定でスタンが入る。 当初は「変容」のバフは若干運任せ、3枚あるQuickの性能もスターを稼ぎやすいがnp効率が劣悪、「気配感知」も若干ピンポイントで使いにくかったため微妙な扱いを受けていた。 が、強化クエストで「気配感知」に「1ターンの回避」が追加されたことで使い勝手が一変。 元々CTが5のスキルに回避効果が追加されたことで5ターンに一回は確実に攻撃を回避し、合間のダメージは「完全なる形」で回復といった形でスキルを回すことでランサーの中でも耐久力に優れたアタッカーとしての立ち位置を手に入れた。 ちなみに親友と戦った場合、こちらが圧勝する。 元々クラス的にも有利な上、ギルガメッシュは神性持ちなため宝具でスタンが入る。 強力な宝具も回避で凌げ、クリティカル事故も「気配感知」のクリティカルダウンで軽減。受けたダメージは「完全なる形」で回復と、徹底的にAUOをメタれるデザインになっている。 原典の『ギルガメシュ叙事詩』ではエンキドゥ(Enkidu、エンキドウ、エンキド)と表記されている。 ギルガメッシュと同等の力を持つ存在として神々が創り出し、元々はギルガメッシュを倒すべく地上に送ったとされる。 誕生直後は理性を持たない野獣でギルガメッシュを倒すという使命すら忘れ、森の獣たちと遊んでいたが、 その凄まじい力を怖れたギルガメッシュが森に巫女を送り、その巫女と七日七晩性交する事で力と引き換えに理性を得た(型月では語り合い)。 バーサーカーで呼ばれればギルガメッシュ以上と噂されるのも、この逸話からだと思われる。 その後、ギルガメッシュと一騎打ちを行い、弱体化した状態で有りながら彼と全く互角の闘いを行う事で互いにその力を認め合い、二人は親友になったとされている。 そして二人は様々な冒険をし、その道中でフンババ、天の牡牛といった怪物たちを倒していくも、 ギルガメッシュと婚約を望む女神イシュタルを2人は侮辱した事で、より罪深い方であるエルキドゥが神の呪いを受け、苦しみながら死んでいったという。 ギルガメッシュは親友の死に涙を流しながら、その死体が腐るまで抱き続けたと言われている。 古バビロニア版の『ギルガメッシュ叙事詩』では、ギルガメッシュがイシュタルから与えられた宝物を冥界から回収しようとした時、彼の代わりに冥界へ向かった。 しかし、結局は失敗して死を迎えたと言われる。 型月世界では品行方正で清廉な青年を思わせるが、伝承では女神に天の牛の肉を叩きつけたり、アグレッシブなDQNだったりする。 ギルガメッシュではなくエンキドゥが神々に殺されたのも、伝承ではビビるギルガメッシュを煽ってる感があり、より罪が重いと判断されたのも一因。 また死後、ギルガメッシュにより国中に黄金やラピスラズリを用いて彼の彫像がたてられた。 追記・修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ↑魔術のバックアップを受けてて変容以前のエルキと互角だからB以上はありそうだね -- 名無しさん (2016-06-16 15 19 22) GOに出たとして採用宝具はやっぱ『人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)』かね? -- 名無しさん (2016-08-18 07 29 00) 能力がT-1000にも似てる -- 名無しさん (2016-08-18 07 57 29) 動くエルキドゥキターーー CMの声がCVさんかな?? -- 名無しさん (2016-12-06 23 00 36) 小林ゆうさんかな -- 名無しさん (2016-12-06 23 40 39) ×19 そもそも威力がEXクラスって表現自体がおかしい -- 名無しさん (2016-12-08 00 16 06) ↑まぁ宝具のEXは「規格外」って意味合いやからね 威力とは関係ない -- 名無しさん (2016-12-08 00 19 10) イシュタルへの台詞がキッツイなオイw -- 名無しさん (2016-12-08 03 08 49) 神話当時は近くに肉があったから肉を投げつけた説 -- 名無しさん (2016-12-09 10 41 29) 7章のエヌマエリシュと天の鎖は痺れた -- 名無しさん (2016-12-12 14 40 52) 穏やかな外見に騙されがちだけど、サーヴァントでもトップクラスの好戦的な面もあるよね -- 名無しさん (2016-12-13 05 59 19) キングゥはもう完全にエルキドゥとは別キャラとして確立してるよな。てか某攻略wikiでの扱いが色々とwww -- 名無しさん (2016-12-14 04 13 28) マイルーム台詞で肉投げる下り回収されてるけど書かないの? -- 名無しさん (2016-12-14 06 17 51) ↑2 (恒例の)ネタキャラ化だね、わかるとも! -- 名無しさん (2016-12-14 07 16 52) ↑何故アッくんといい、こうなるのか・・・w -- 名無しさん (2016-12-14 07 29 18) extraシリーズに出ないかな、声はランルー君だしCCCのザビの夢に出た事とか出る価値十分だと思う。 -- 名無しさん (2016-12-19 03 22 22) こんなかわいい親友までいるとか、我様卑怯だわ。 -- 名無しさん (2016-12-24 02 34 18) 何気に本来のエヌマ・エリシュは某キアラさんみたいな連中特攻宝具なのね。ただしFGOでは特攻は乗らない模様 -- 名無しさん (2017-05-22 21 24 22) FGOだとスカサハ師匠に大負けしてるのが哀しいかな -- 名無しさん (2017-06-13 01 22 59) キャラごとにコストや個性があるが、確かに単純な火力だと師匠に軍配が上がる。 -- 名無しさん (2017-06-13 08 34 42) 性能がちぐはぐでどうにも扱いづらいのに、ニコ動の某氏の実況見てると強キャラに見えてしまうから困る。実際単騎運用は強いらしいが -- 名無しさん (2017-11-14 23 42 59) きのこ氏、なぜにグロロ化ww -- 名無しさん (2018-05-19 22 37 05) ↑自分はなぜか、星矢のシオン様が思い浮かんだw -- 名無しさん (2019-09-10 14 40 29) FGOをやってると、暴君時代の王様を諌めた光景がなんとなくイメージしづらい。割と好戦的なノリでやられると -- 名無しさん (2019-12-26 21 22 44) 強化された宝具の「"人類の脅威"特攻」、オリュンポスか■■樹海で活躍あるかな -- 名無しさん (2019-12-26 21 40 35) ↑×2 もしやエルキドゥがギルを諫めたというよりは、ドゥがあんまりにもウルクのキレた斧ムーブやらかすから、「我ちょっと自重しようかな…」てなったとかだったり… -- 名無しさん (2020-03-13 00 14 25) 新刊の描写やばすぎて吹いた。ぶっ飛び過ぎやろ…… -- 名無しさん (2022-03-10 20 25 23) アクティブモンスターな面があるのは、やはり兵器として生まれたが故なのかな。 -- 名無しさん (2022-03-18 14 41 45) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-09-24 22 23 15) ログ化しました -- (名無しさん) 2023-04-25 13 51 28 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/bemani2sp/pages/4941.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE DANCE MUSIC FAKE STYLE II FAKE TYPE. 125 763 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント 穴では皿になってる前半のラップパートが鍵盤に配置されているので穴の皿が全くわからん人はこっちをある程度やり込んでみるといいかも。 -- 名無しさん (2024-03-24 18 14 51) 序盤のラップ鍵盤の乱打がかなり忙しく難しいもののそれ以降は普通の譜面なのでA譜面の皿のリズムの暗記にはbass 2 bassよろしく使いやすい。 -- 名無しさん (2024-09-06 18 54 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/last_order20001/pages/8.html
自己紹介 (旧アカウント『otelinusu_fake』/諸事情により移動 準備中) もっと自己紹介 当アカウントは『新約 とある魔術の禁書目録』より登場する魔神オティヌスの非公式なりきりアカウントとなります。 原作既刊分は全て購読済みのため、魔神であった頃のオティヌスよりは丸くなっている方針で動いています。 ただし、彼女は原作でも不遜な態度を取りがちですので、当アカウントのオティヌスも誰に対しても上から目線の発言で会話を行います。 失礼が過ぎないように心掛けてはいますが、万が一不快感を覚えた場合はブロックからのブロック解除としていただいて構いません。 戦闘についてはある程度会話が成立し、戦うに値すると認めた者からの誘いにのみ応じます。 戦力及び攻撃手段については原作照準かつ魔神仕様を基本としますが、一部オリジナルの魔術や独自解釈を含む場合もあります。 戦闘については別の書類に纏めてありますので、興味のある方や企画に関わる方はこちら(準備中)をご確認ください。 誕生日に登録されている日付はこのオティヌスが最初のアカウントを開設した日であり、背後とは無関係です。 尚、当アカウントの方針と合わないと感じた場合については、こちらからブロックしてブロック解除の措置を取らせていただきます。 その判断に対する批判等はご遠慮ください。 当アカウントのオティヌスは特定の個人の理想のためにここに居るわけではありませんので。 彼女についての詳細は以下の通りです。 下記の内容を読んでも分からない場合は会話の中で質問してくだされば、答えられる範囲でお答えします。 最終更新日 2021/07/31 https //twpf.jp/otelinusu_LG
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32209.html
登録日:2015/05/17 (日) 00 08 22 更新日:2024/03/27 Wed 09 55 33 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Fate Lynn TYPE-MOON fake アサシン アホの子 サーヴァント ザバーニーヤ チート←ただし能力に限る ハートキャッチ 夢想髄液 妄想心音 妄想毒身 幻想血統 悲想巡霊 断想体温 狂信者 狂想閃影 異想追憶 瞑想神経 空想電脳 絢爛なる狂信者 美しき暗殺者 脳筋 鉄砲玉 我らが神は……杯など持たない…… 【概要】 『Fate/strange Fake』にて、ジェスター・カルトゥーレによって召喚されたサーヴァント。 真の聖杯戦争を開催するための呼び水として用意された偽りの聖杯戦争のアサシン。 全身を黒い衣装で覆った女性。普段は目元しか肌を出さない。 暗殺者だが、その価値観は基本的に暗殺者らしからぬいい子(後述)。 CV Lynn ●目次 【概要】 【データ】 【スキル】 【人物】 【宝具】 【マスター】 【データ】 マスター :ジェスター・カルトゥーレ 性別 :女 身長 :163cm 体重 :53kg 属性 :秩序・善 ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 C B A C D B+ 【スキル】 ◆クラス別スキル 気配遮断:A- ◆保有スキル 狂信:A 特定の何かを周囲の理解を超えるほどに信仰する事で、通常ではありえない精神力を身に付ける。 トラウマなどもすぐに克服し、精神操作系の魔術に強い耐性を得る。 以下ネタバレ 真名は『山の翁(ハサン・サッバーハ)』……ではなく、暗殺教団に属していた一人の信仰者。 英霊と化した時には既に名前を捨てており、真名は存在しない。 ファン間では『Fakeアサシン』や『狂信者』と呼ばれており、9巻の人物紹介イラストでは「絢爛なる狂信者」と呼称された。 ハサンらが共通して身に付ける髑髏の仮面は無いため素顔が分かるようになっており、また生前の彼女は髪を二つ結びにして黒い衣装を来た美人さんである。 【人物】 保有スキルにもある通りその信仰は度を超えており、暗殺を極めるという異様な事をしている同じ信徒たちからも『狂信者』と蔑まれていたが、 彼女はそれを自分が未熟なためと受け止めより一層修練を積み、遂には歴代の『山の翁』が暗殺の奥義として体得した全ての御業を再現するという所行を成し遂げる。 しかし、新たな奇跡を生み出すことができなかったこと、その異様な力と彼女の性格(後述)を教団が恐れたこと、そして彼女自身が暗殺という行為に不向きな精神の持ち主だったこと等々…ぶっちゃけ暗殺者にも長にも向いていなかったため、19代目ハサンの称号を得ることは叶わず、そのまま歴史の狭間に消えていった。 なお、実際に19代目となったのがFate/Zeroで登場した百の貌のハサンである。 本来ならばアサシンどころか英霊として召喚されることは無いはずが、不完全な偽りの聖杯戦争故か『 ハサン・サッバーハ 』の枠で呼びされてしまう(*1)。 歴代のハサンらに対しては自分を超える信仰心の持ち主として尊敬の念を抱いており、自分は彼らには遠く及ばないと思っている。 聖杯にかける望みは「無い」。というか、彼女が信仰するイスラームの神は杯を持たないため、(いろんな意味で対立している)キリスト教由来の聖杯は異端の証に他ならないのである。 何人かのハサンが過去の聖杯戦争に参加した事については悲しんでいるが、その怒りは彼らを惑わした聖杯戦争そのものに向けられている。 そんな彼女の自分ルール的には、無辜の民を殺す事はNG。単純な殺害はもちろん、戦闘の巻き添えも回避しようとする。 スノーフィールドに居る魔術師に対しても、聖杯戦争に関わっていない、または自分にちょっかいを出してこなければ特に手を出さないとのこと。 ただし、聖杯を求めようとする者(マスター含む)や教会の関係者に関しては穏やかではなく、 また自身を召喚したジェスターを含めた死徒などの怪物も、人の世を荒らすものとして無条件に敵とみなしている。 歴代ハサンが秩序・悪で並ぶ中、彼女のサーヴァント属性は秩序・善だが、 型月的に秩序・善とは『社会や組織など自分以外のルールを守りつつ(秩序)』『自分の中で善いと思う行動をする(善)』なので、 無駄な犠牲を出さないのも、異端を滅ぼすのも彼女にとっては善である。 ただ、彼女自身が作中年代(00年代後半?)基準でも善いといえる性格をしているため、結果的には真っ当な倫理観と高潔な精神性を持っていると言えるだろう。 椿の生い立ちを知った時には義憤から彼女の両親に対してキレたり、シグマの生い立ちを聞いた際には同情し慰めるなど、自らの敵でない者に対しては基本的に優しい。 なのでどちらかと言うと暗殺者ではなく戦士やヒーロー寄りの性格。 前述の性格面が恐れられたというのもこれであり、彼女が長になれば暗殺教団が正義の騎士団になりかねないため、当時の長たちの懸念も当然と言えよう。 さらには、自らの敵であっても時間さえあれば改宗を勧めるらしい。つくづく暗殺者に向いてないなこの子… なので彼女を召喚して運用したい場合 彼女の狂信者メンタルを御せるだけのコミュ力 聖杯に願いを持たず聖杯を求めたりしない 一般倫理感基準で非道な手段や外道な手段を用いていない(用いない) バーサーカークラス顔負けの燃費の悪さと魔力消費に耐えられるだけの高い魔力量 といったような凄まじく高いハードルが求められ、同盟を組みたい場合同盟相手にもこれらのハードルが適用される。 そんな彼女が実際に同盟(共闘)相手となったのは、黒幕側に雇われながらも聖杯戦争を壊す側へと回ったシグマと、聖杯にかける望みを持たないセイバー組とランサー組という、此度の聖杯戦争の中では善良側と言って良い面子である。 生前に多少の因縁があるセイバーと組んではいるものの、魔力供給を元のマスターの代わりにセイバーのマスターが請け負ってくれ過去のハサンが認めた相手と言う事もあり強く反発するようなことはない。 【宝具】 ●『幻想血統(ザバーニーヤ)』 ランク E~A 種別 対人、対軍宝具 レンジ - 最大補足 - 肉体を自在に変質させ、過去に紡がれし18の御業(ザバーニーヤ)を再現する能力。 全てのザバーニーヤを再現した生前の彼女は過酷な肉体改造を経験したが、宝具化によって肉体を自在に変質させる能力となっている。 オリジナルの御業と比較した場合、クオリティが上か下かはケースバイケースとなるが、彼女自身はすべてオリジナルのそれよりも劣っていると思い込んでいる。 同時代にハサンの名を争った『百貌のハサン』の『妄想幻像(ザバーニーヤ)』だけは再現できていない。 『妄想幻像』とは多くの技能を持つという点で共通しているが、比較するとこちらは一つ一つの技能が歴代ハサン宝具な代わりに分裂できずかなり燃費が悪い。 以下、作中で彼女が使用した(使用できると言及した)ザバーニーヤ ●『妄想心音(ザバーニーヤ)』 『Fate/stay night』に登場する呪腕のハサンの御業。 悪性の精霊シャイターンの腕により擬似心臓を作り上げて対象を呪い殺す。 発動時には背中からシャイターンの腕が生える。 ●『空想電脳(ザバーニーヤ)』 (本物ではないが)『Fate/hollow ataraxia』で登場した、第三次聖杯戦争にて召喚された小柄なハサンの御業。 手で触れた相手の脳を爆薬に変えて爆殺する。 ちなみに『Fake』にて真アサシン(ハサン・サッバーハ)を召喚したファルデウスは、第三次でハサンを呼び出した人形師の縁者である。 ●『夢想髄液(ザバーニーヤ)』 人間の可聴領域を超えた歌声の御業。 魔術師に対して使用した場合、脳を揺らして魔術回路を暴走させ、最悪自分の魔術で爆死する事になる。 効果範囲を絞るほどに威力が増していき、一人に『歌』を集中させた場合、脳を支配し思い通りに操ることが出来る。 オリジナルに勝る威力を持った御業の一つ。 ●『瞑想神経(ザバーニーヤ)』 魔力や水、電気や風といったエネルギーの流れを感知し、周囲の地形構造を完全に我が身として知覚する御業。 この御業に関してのみ詳細な口伝は残っておらず、いつの時代に存在したハサンの能力なのかは誰一人として知らず、 本当にこうした能力なのか、そもそもこの御業を使うハサンは実在したのかすら不明。 後にこの御業の由来自体は「幽弋のハサン」と呼ばれた存在のものと判明したが、前述した口伝の曖昧さからその内容はまったくの別物となっていた。 …なので、実はこの技は(伝承を由来にしたとは言え)無銘のハサンフォロワーであるはずの彼女が編み出した自らの御業とも解釈可能である。 ●『狂想閃影(ザバーニーヤ)』 髪の毛を刃の様に鋭くし、さらに膨張させて手足の様に操る御業。 オリジナルは髪の毛一本一本を蜘蛛の糸の如き細さに変質させ、数里先から誰にも気付かれずに相手の首を切り飛ばすことも可能だったという。 ●『断想体温(ザバーニーヤ)』 己の皮膚を硬質化させる御業。 その硬さはあの『魔境の水晶』の如き硬さであるとのこと。 ●『妄想毒身(ザバーニーヤ)』 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』に登場する静謐のハサンの御業。 オリジナルは風に乗せた毒で万軍を葬り去った伝説を持つが、無辜の民や味方すら殺してしまいかねないこの御業を彼女が恐れたことで、 血液に毒を濃縮して一時的に真似事をするのみに留まっている。 ……オリジナルの伝説がやたら盛られているが、時代を経るとともに話が盛られたのだろうか。あるいは狂信者目線での解釈か。 ●『悲想巡霊(ザバーニーヤ)』 周囲に纏った霧を媒介として幽精(ジンニーヤー)を使役する御業。 霧自体が巨獣や大蛇、美女や男性の巨人といった姿に変化して敵に襲い掛かる。 ●『異想追憶(ザバーニーヤ)』 初代を除けば指折りの暗殺者と言われた煙酔のハサンの御業。 世界を酔わせることで敵の攻撃と自分自身を煙のようにかき消すが、膨大な魔力と引き換えに数秒しかその状態を維持できない。 オリジナルの御業はあらゆる攻撃をかき消し、自身を最長で1週間は消し続けられた言われている。 【マスター】 ◆ ジェスター・カルトゥーレ CV 橘龍丸 複数の弟子と共に聖杯戦争に参加しアサシンを呼び出した魔術師。 アサシンとマスター契約を結ぼうとしたところでアサシンにハートキャッチ(物理)され、弟子たちも全員殺害された…がジェスターは生きていた。 何故生きてたかというとジェスターの正体は吸血種死徒であり、その中でもかなり強力な死徒であったから。 最初は聖杯戦争で蜘蛛を起して退屈しのぎで世界を滅亡させようとしていたが、アサシンの美しさにハートキャッチ(恋愛)されて彼女を汚(けが)し、穢(けが)し、貶(けが)し、屈服(けが)し、堕落(けが)す事を目的に変更して聖杯戦争に参加する。 その後アサシンの警察署襲撃に駆けつけてアサシンへの思いを告白する。 マスター不在だと思っていたアサシンは汚れた怪物の魔力により現界していることを知り、それを全身を汚されたように感じてアサシンは目的にジェスター殺害を加える。 アサシンと交戦した宝具で武装していた警察の武装隊はかなり善戦しており、ジェスターの見立てでは、もう少し戦いが長引けば、何人かは真名解放が可能な程に覚醒して、ほぼ互角と言える状況にも持っていけるとのことで、自分の大切なアサシンが自分以外に万一にも重傷を負わされることを危惧して、ジェスターは令呪でアサシンを飛ばす。 代わりに警察と戦ったジェスターは、警官隊の宝具が直撃しようがまるでダメージにならず、彼らを蹂躙するが、これは完全に相性の問題。 以前にも言われていた怪物は英雄に倒され、英雄は人間に倒され、人間は怪物に倒されるという事で、 人類の版図から完全に離れた死徒には、怪物の類にも勝利を収めて精霊格にまで昇華した英霊ならともかく、人類の版図の内の存在である宝具を捕食対象の人間が振るったところで、さしたる効果は発揮しない。 事実、助太刀に現れた使徒狩りに特化している監督役の代行者ハンザは、聖別した礼装を多数保有していることもあって、逆に劣勢だった。 (ハンザ自体とんでもYAMASODATIサイボーグ代行者だったせいもあるが) 『 六連男装 』 魔術師か死徒としての能力かわからないが『六連男装』という能力を持っている。 アサシンにハートキャッチ(物理)されても生きてたのはこの能力のおかげ。 胸元にリボルバーの弾倉のように六つの赤い紋様として浮かんでいる。 それは六つの概念核でありそれを入れ替える事で異なる容姿、能力にする能力。 魔術師 長髪で壮年の姿 アサシンの妄想心音で概念核ごと消滅。 死徒 白いスーツを纏った若い青年の姿であり、死徒としての姿でもある。 基本的にはこれ。 少年 10歳前の少年の容姿。 擬装用のようで交戦していた代行者が無力な少年と誤解した。 人狼 2mを超える大柄な人狼の姿。 アサシンから逃げるために概念核を囮にした。 ゴーレム 鉄の巨人。 人狼と合わせてアサシンを撒くための手段として概念核を潰した。 なお、男装という能力名の通り、ジェスターの正体はオンナノコである。 曰く、例の菌糸類が「こんなかわいい女の子(アサシン)を野郎なんぞに渡してたまるか!」との妄言発言に作者の成田が応えた結果だとか。 元々は死徒二十七祖の一人ヴァン=フェムの下に居りその頃に名乗っていた真名は「ドロテア」な模様。 追記・修正は、18の御業を習得してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-05-19 21 10 34) 秩序 善はほんといい人だらけだな。後ジェスターの発言からするともしかしてマスター替えしたのかな? -- 名無しさん (2017-05-30 17 29 28) ↑契約はルールブレイカーみたいなものがないと勝手に解除できないよ。ジェスターからの魔力は拒否していて現界のための魔力はセイバーが召喚した魔術師から貰ってる -- 名無しさん (2017-07-06 09 43 16) snの士郎ってかなり相性いいんだな。聖杯を求めず聖杯戦争を止めたいと願ってるし。まああの面子だと最後まで残れる気がまるでしないが -- 名無しさん (2017-07-06 09 47 05) ↑聖杯を求める者の中に死なせたくない者がいたら終わるけどね。 -- 名無しさん (2017-08-04 16 21 28) 性格面なら間違いなく相性良いだろうね ただ魔力量が・・・ -- 名無しさん (2017-08-05 11 28 54) 秩序・善だから秩序・悪の歴代ハサンよりまともというのは違う気がするが。狂信者ゆえに暗殺行為すら悪事として認識してないってことだし -- 名無しさん (2017-08-20 14 15 08) 誰かを巻き込むことはNGで、かつ常に正々堂々とした戦いしか出来ねえというのであれば大概の魔術師と相性悪そう -- 名無しさん (2019-03-31 10 05 45) ↑そもそも聖杯戦争を嫌ってるので、聖杯を求める魔術師は問答無用でアウト 士郎みたいに聖杯に興味が無く非道もしないというマスターでないと話にもならない -- 名無しさん (2020-04-18 20 36 12) fakeには彼女と相性がいいマスター(聖杯には興味ないけど、魔力は潤沢)が揃っている不思議 -- 名無しさん (2021-03-15 13 15 29) 文字にすると妄想毒身だけ妄想心音と名前が被るのが残念。まぁだからこそ作者も妄想毒身は使いこなせないって設定にして文字に起こしてないんだろうけど -- 名無しさん (2021-09-23 23 08 19) この項目名で影灯篭さんの記述ないんかい -- 名無しさん (2023-02-21 02 38 24) 9巻試し読みの人物紹介で、便宜上通称「爛熟なる狂信者」とされてた。多彩な模倣技が爛熟って事かな。 -- 名無しさん (2024-03-06 09 46 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3948.html
しとしとと雨が降る中を、白装束姿の女が一人歩いている。 背格好だけを見ればまだ若いようだったが、女の印象を強烈に怪異なものにしているのはその顔だった。 一度見れば二度とは直視できぬほどの、だが痛ましく傷ついた顔。 外見などで人の貴賎は決まらぬとは言っても、その相貌では異形の者と呼ばれても無理はないかもしれなかった。 加えて幽鬼のような歩き方が、その印象をますます怪異めいたものにしていた。 それもそのはず、彼女はれっきとした幽霊、それもまず知らない者はいない有名な怨霊だった。 田宮お岩。むしろ『お岩さん』の名で知られる、『四谷怪談』の主人公といっていい幽霊。 「おのれ伊右衛門……どこにいるぅ……」 その口から漏れるのはこの世のものとは思えぬ声。 バトロワの最中だろうがなんだろうが、彼女の望むことなど唯一つ、自分を裏切り、こんな醜い容姿にした挙句に 殺害した夫とその一族を殺すこと。 彼女の思考にそれ以外のものなど無かった。 二人組を作れというルールに従って、その辺を通りかかった糸目の男を脅して同行していたが、先ほどの放送でその制約がなくなったため 利用価値の無くなった男は即座に殺した。 「伊右衛門ん……伊右衛門ん……」 この渇きはあの男を殺すことでしかおさまらぬ。そう信じてかつての夫を探して歩く。 その時、どこからか 「お岩さん!!」 という声が聞こえた。 自分のことかとはっとした彼女だったが、どうやらそうでは無いらしいとわかった。 その声を発したのは近くにいた二人組の女の片方だった。お岩は物陰に隠れて二人の様子を伺った。 「全くなんてこったい!! こんな三文芝居であれだけの人が命を落としたってのかい!!」 険しい顔で主催者への反感をあらわにするのは、和服姿に日本髪といういでだちの女。 怒りをあらわにしてはいるが、相当の美人だった。 「まあまあお岩さん……落ち着いてください」 同行者の赤い髪の少女がなだめると、ため息混じりに答える。 「はあ、まあ確かにこんなとこで息巻いててもしょうがないねえ。それよりあんたの知り合いは呼ばれなかったかい、テト?」 問いかけられた重音テトはしずかに首を振った。 「そっか、そりゃ幸甚だ。だけどおちおちしちゃいらんないねえ……さっきの『放送』とかいうのをしてた奴らもぶっとばしたいとこだが、 まずはお互いに家族か知り合いを見つけるのが先決ってもんだね。よし、こうしちゃいらんないよ!!」 腕まくりしながら、お岩と呼ばれた女はテトを促して歩き出そうとする。 「はい……でも、お岩さんがこんなしっかりした方でよかったです。私一人だとどうなってか……」 「褒めても何もでないよ。まあこれでも結構苦労してきたからねえ」 「だけど、田宮お岩っていったらその……悪霊として有名ですから、こんな美人で真面目な方だなんてちょっと以外でした」 テトがそう言うと、お岩は憤然として答えた。 「ちょっとちょっと、あの四谷怪談ってのに出てくる私はあの鶴屋南北とかいう野郎が勝手に脚色したもんなんだよ!! 私は本当は悪霊でもなんでもないってのに!! あんなもん全部ウソ、インチキもいいとこさ!!」 驚いたような顔を見せるテトの前を歩きながらさらに続ける。 「そもそも自分で言うのもなんだけどさあ、私と伊右衛門様はそれは仲のいい夫婦だってことで当代じゃ有名だったんだよ? だけど貧乏には勝てず、『二人とも別のところでコツコツ働いて銭を貯めて、またいつか一緒になろう』って話し合って泣く泣く離縁したのさ。 私はそれからあるお屋敷にご奉公に出たけど、伊右衛門様と離れ離れになってどれほど辛かったか…… けどそこの家の旦那様がお優しい方で、私たちの境遇を憐れに思って伊右衛門様を取り立ててくださったんだよ。 それで晴れて私たちはまた一緒に暮らすことができた、ってワケさ」 「へえ……なかなかいいお話ですねえ」 「それがあの鶴屋南北のせいで、あんなおっかない顔の幽霊なんかにされちまったんだよ!! まったく勝手な話さ。 でも私なんかはまだいいほうさ、伊右衛門様はそれはお優しい方だったのに、あんなひどい男ってことにされちまって……」 そこで初めて、お岩は悲しそうな顔を見せた。しかしすぐに気を取り直したように、 「やれやれ、昔話なんかきかせちまってすまなかったねえ。それよりも先を急ぐとしよう」 自分に言い聞かせるようにそう言うと、テトを伴って雨の中へ消えていった。 (そんな……この私が……作り話? ただの、ウソだと?) 二人が去ったあと、雨の中に呆然と立ち竦むのは怨霊・お岩。 さきほど『もう一人の自分』から聞いた話に衝撃を隠せない。 自分がただのでっち上げられた存在にすぎなかった? では、この自分の渇きは? 夫伊右衛門への限りない殺意は、自分の感じた痛みは、悲しみは、狂気のような恨みは…… それも全て、偽者だとでも言うのか。 雨の中、幽霊はただただ立ち尽くすのみだった。 【一日目・2時10分/東京都/天候・雨】 【田宮お岩@四谷怪談】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 1:呆然 (そっか、ミクちゃんが死んだか……) お岩の後を歩きながらテトは考える。 さっきお岩に本当のことを答えなかったのは、いろいろ聞かれるのが面倒だと思ったから。 (まあ……いい気味、だけどね) テトの唇の端が上がったが、よほど注意深く見なければ彼女が笑っているとはわからなかったろう。 (一人で人気を独り占めしてきた報いを受けたってわけだろう。ほかのボーカロイド一族も全員死ねばいいんだ。 奴らがいる限り私たちUTAUや派生キャラはいつまでも『偽者』って扱いを受けるだけなんだから) 日陰者の立場に甘んじる気などなかったテトにとって、今回のバトロワはチャンスだった。 目障りなボーカロイドどもを全員殺せば自分たちが『本物』だと認められる。 (私たちは、断じて奴らの『フェイク』なんかじゃない……) 【一日目・2時10分/東京都/天候・雨】 【田宮お岩@歴史※】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 1:伊右衛門ら家族や知り合いを探す。テトの知り合いも捜索 2:鶴屋南北に会ったら一発殴る ※便宜上歴史出典としたが、ここでお岩が語っている話は「田宮家に伝わる伝承」であり 幕府の記録などにはお岩に関するさらに違う話が記されている 【重音テト@UTAU】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 1:ボーカロイド一族を全滅させる 2:とりあえずお岩と行動する ※七期とは別人です
https://w.atwiki.jp/talkboxjunkie/pages/54.html
動画の種類・タイトル PV ライブ動画 客演動画 インタビュー 練習動画 カバー曲 試聴動画 レクチャー その他
https://w.atwiki.jp/jojobr3rd/pages/322.html
「……よかった」 静寂が訪れた後、エリナ・ジョースターはほっと息を吐き、そう言った。 そしてそう言い終わった後に自分でも何にホッとしたのかわからず、首をかしげた。 洞窟内に反響した数々の名前。その中で夫の名前が呼ばれなかった事は彼女にもわかった。 けれども夫の名前が呼ばれなかったからと言って、一体何を安心することがあるのだろうか……? 「―――……あ、頭が」 「エリナッ!」 答えはわからなかった。だがその事を考えていると突然鋭い痛みを頭に感じ、彼女は思わずよろめいた。 青い顔で立ちつくしていた男は慌てて彼女の体を受け止める。 うろたえた様子で彼は妻の名前を呼び、頬を撫でる。彼女は弱弱しく微笑むと、そんな男に向かって笑いかけた。 大丈夫、何でもないの。ただ少しめまいがしただけ。 少しでも心配かけまいと彼女はそう強がった。 しかしその強がりは容易に見透かされたようだ。地上まではもう少しのとこだったが、大事を取って休みを取ろうと男は提案した。 手ごろなサイズの石を見つけると、彼はエリナを優しく導き、その上に座らせてやった。 背負っていたデイパックから透明な水筒を取りだすと彼女に向かって恭しく差し出す。 少しばかりに自分が情けなく、また男の優しさが大袈裟な気がして、エリナは困ったように笑った。 だが決して嫌ではなかった。『ジョナサン・ジョースター』のそんな優しさを、彼女は何よりも愛していた。 「ありがとう、『ジョナサン』」 彼女がそう言うと、男はぎこちなく笑う。 そのことに少しだけ違和感を覚えたが、そのことを考えるとまた頭痛がひどくなりそうな気がしてエリナは考えるのをやめた。 喉を潤し、呼吸を整える。夫にも休憩を取るように薦め、彼女は席を譲るように立ちあがった。 全然疲れてないよ。僕は平気さ。 そう言う夫を半ば強引に座らせ、それでも強情を張ろうとするので、終いには拗ねた振りを使ってまでエリナはなんとかして夫に休息を取らせようとした。 困ったような表情を浮かべる『ジョナサン』。それでも夫にニッコリ笑いかけてやると、彼も観念したように笑い、そして隣に座った。 エリナは笑った。夫に身体を預け、その体温を感じながら彼女は和らかな笑みを浮かべた。 自分は何故こんな暗い洞窟を歩いているのだろうか。 未だ記憶はあやふやだし、どこに向かい、そして今ここがどこなのかすらわからない。 だが隣にはこの世で一番愛する夫がいる。この世で一番頼りになる男がいる。 それだけわかっていれば他に何が必要だろうか。『ジョナサン』がいるならばどこにだって行ける気がした。 なぜなら彼女は『ジョナサン・ジョースター』の妻なのだ。夫に寄り添い、夫を支える。それが妻としての役目だろう。 ならばここが例え真っ暗闇の洞窟であろうと。大船眠る海の中であろうと。私は歩いて行ける。どこにだって行ける。 それこそ、この行く先が地獄の釜の中だとしても。 「私は幸せです。夫とともに生き、そして死ぬ。私はそれだけで幸せなのです……」 エリナはそっと目を瞑り、囁くようにそう言った。 男の体に緊張が走る。目を開いて見上げれば、彼の顔は強張っていた。 エリナは不思議そうに首をかしげた。何か間違ったことでも言っただろうか。夫婦の愛を言葉にしただけなのに、彼は石のように固まっていた。 今さら照れ隠してでもするような関係ではあるまい。一体どうしたのだろう。不審に思ったエリナが声をかけようとした、次の瞬間。 猛獣の唸り声のような響き、そして風を切る物音。 男がエリナを突き飛ばすのと同時に、一人の影が…… ――― 突如として、二人に襲いかかってきた! ◆ 「『ジョナサン』ッ!」 狭い洞窟内、幾つにも増幅されたエリナの声が男の鼓膜を揺さぶった。 途端、脳裏に走る鋭い痛み。だがそんなことに気を取られてはいられなかった。 気をとられて戦えるほど、やわな相手でなかった。 右から横薙ぎで迫る鉄槌を海老反りのような形で間一髪、かわす。 反撃に出ようとするも闇に目が慣れてないのもあり、ジョセフの初動が遅れる。 再び迫る鉄鎚。カウンターは間に合わない。青年は無理せず撤退を選択した。とりあえずは相手を見極めなければうまく戦うことすらできやしない。 狭い洞窟、壁を上手く利用していく波紋戦士。ジョセフは大きく跳ね、壁を蹴り、器用に相手を飛び越えた。 固い地面を転がりながら、勢いを殺し、ようやく一息つくジョセフ・ジョースター。遠く離れたところでエリナがほっと安堵の声を漏らすのが聞こえた。 互いに間合いを伺う微かな時間。相手は動かず、ジョセフも動かず。その時間を利用して彼は闇に浮かんだ男の顔に目を凝らす。 見知らぬ相手であった。顔をあげてみれば目の前に立つ男は憎悪のこもった眼差しで自分を睨みつけている。 だというのに彼が誰であるのか、ジョセフには全く心当たりがなかった。 (……いや、違う) ジョセフは唇を噛み、危うく口から飛び出るところだった言葉を押しとどめる。 アンタ、まさかお爺ちゃんの知り合いなのか。まさかアンタ“も”俺のことを『ジョナサン・ジョースター』と勘違いしてるのか。 そう問いかけてやりたい衝動をジョセフは堪えた。そう問い質してやりたかったが、彼は口をつぐんだ。 そうするわけにはいかない。少し離れたところで立ちすくむ祖母の前で、そんな言葉は口が裂けても言うわけにはいかない。 ジョセフの身体をどっとした疲れが襲う。盛大にため息を吐きたい衝動をなんとか我慢した。 本日何度目になるかわからない、言葉にならない怒りのような悲しみのような感情。 或いはそれは苛立ちだったのかもしれない。虚しさだったのかもしれない。 ジョセフにとって騙すという行為は得意技だ。嘘をつくなんてことも日常茶飯事だ。 だが決して! 決して祖母の前だけでは! 彼は嘘をつかず、自分を偽らず、いつだって素直な孫であり続けてきた。 それを許さなかったのは他でもない、エリナ・ジョースターだったのだから。 もう考えるのはよそう。頭をよぎるいくつもの雑音。身体をがんじがらめに捕える数々の言葉。 ジョセフの苦悩は色濃かった。迷いに膝をつきそうになるほどに、青年は抱えきれないほど多くの物を背負わされていた。 波紋の呼吸を思い出せ。ジョセフはゆっくり、大きく息を吐く。心に平静を取り戻せ。 独特の呼吸音を聞いて対面の男の顔が大きく歪んだ。 構えなおした鉄鎚が妖しく光る。勘違いしているならばそのままでいい。どちらにしろ、戦いは避けられない。 (おばあちゃんを傷つけさせるわけには……いかねーぜッ) 波紋疾走! 鋭い一撃、拳にのせて打ち放つッ! 敵を捕えることはできなかったが、ジョセフはそのまま立て続けに拳を、そして蹴りを繰り出していった! 対峙する戦士は器用にかわしつつも、隙のない攻撃に、まずは防戦一方だ。 何重にも張り巡らされた拳の嵐、なんとかすり抜け、黒騎士ブラフォードは吐き捨てるように彼の名を呼んだ。 「『ジョナサン』……ジョースターッ!」 「……ッ」 ジョセフの心が、鋭いナイフで抉られたように痛んだ。 それを誤魔化すかのように、彼はもう一度拳を振るった。 ◆ 拳がとび、鉄鎚が地面を窪ませ、戦いは激しさを増していく。 数度の交戦。ジョセフの蹴りをブラフォードは辛うじて受け止め、そして彼は反撃に打って出る。 振り下ろされた鉄槌、ジョセフがそれをさけたところで横からブラフォードの髪が束になって襲いかかった。 青年は驚愕に一瞬足が止まり、危うくのところで拘束から逃れる。 なんとかして避けることができた。しかし一度つかまってしまったらそこでおしまいだろう。 暗闇に妖しく光る鉄鎚。人間を超える怪力を持つ吸血鬼、屍生人。 その馬鹿力で一撃でも叩きこまれたならば? 生身の身体では生きていられないだろう。 更なる追撃を抑え込むように、ジョセフは拳を打ち放つ。ブラフォードは巨体に見合わない華麗なステップでその攻撃をかわした。 そう、ジョセフは気がついていた。 戦いの最中にでもわかるほどにブラフォードの身体は傷だらけのボロボロ。そのくせ血が一切流れ出ていなかった。 彼が人間ならざるもので憎しみの果てに彼が再び生き返ったことは、なによりも醜く歪んだ顔がそれを物語っていた。 吸血鬼。それがわかった時、ジョセフの脳裏に先の女性が思い浮かんだ。 彼は無理矢理戦いに集中した。手に焼きついた感触を打ち消そうと、何度も何度も拳を振るう。 だが、ジョセフの拳がブラフォードを捕えることはできなかった。 「『ジョナサン』……!」 後ろで心配そうに見守る女性がそう言った。 もうその名前で呼ぶのはやめてくれ。エリナの叫びは甲高くヒステリックで、洞窟内では尚よく響いた。 『ジョナサン』……そうだ、祖父の名は『ジョナサン』だ。おばあちゃんによく話を聞いた。 彼女は祖父の話をするのが好きだったからよく覚えている。自慢の夫です、決まって彼女はそう話を締めくくっていた。 父は? あまり覚えていない。自分が物心つく前に空軍事故で亡くなったと聞いている。 ただ話を聞く限りでは心優しく、とても明るい人だったようだ。 息子のことを多くは語らないが、彼女は彼の名を呼ぶ時、必ず優しそうな顔をしていたので覚えている。 そう、『ジョージ』とその名を呼ぶ時には。 「KAAAAAAAAAA!」 「……ッ! 波紋、疾走!」 ブラフォードが攻める時間が増えていく。苦しい状況が続いた。 その度にエリナは心配そうに夫の名を呼び、ジョセフは身を切り裂かれるような思いで、大丈夫だと叫び返した。 内心では戦士の鉄鎚よりも深く、彼女の言葉が心を切り裂いていた。心配してくれているからこそ、尚更辛かった。 ジョセフは苦し紛れに波紋を流し込む。身体を捕えていた髪は焼き切ったものの、本体までには届かない。 ブラフォードは一向に手を休めない。鉄鎚が何度目になるかわからない跡を大地に残し、また振り上げられる。そして、また。 危ない場面を何度か迎えながら、次第にジョセフの意識が薄れていく。吸血鬼も女性の叫びも、どこか遠くの世界のように現実感がなくなっていた。 “ジョージ・ジョースターⅠ世”“ジョージ・ジョースターⅡ世” 聞き逃さなかった。仮に聞き逃したとしても、名簿にはちゃんとその名前が刻まれていた。 それが本当のものであることを確かめるために、ジョセフはその部分を何度もなぞったのだ。 間違いない、その名前は確かに記されていた。 エリナ・ジョースターに配られた名簿にも載っていた。二人は実在する人物だ。いや、少なくとも『6時間前』までは実在『していた』。 (ジョージ……?) 定かではない。だが曾祖父の名もジョージだった気がする。いや、別人だとしたらできすぎだろう。 ならば『それ』は『そう』なのだろう。二人のジョージはジョセフのご先祖だ。自分に生を託し、死んだはずの人間だ。 (……じゃあ、放送で呼ばれたのは誰なんだ?) 死んだはずの人間が生き返るわけがない。実は死んでいなかったのだろうか。まさかそんなことがあるはずがない。 それに生きていたとしたならば、曾祖父は100数歳になっているはずだ。馬鹿馬鹿しい、そんなことがあってなるものか。 曾祖父は化け物かなんだろうか。死なない身体、年老いない人間なんぞいるはずがなかろう。 (まさか、波紋戦士?) そうであったならばどれだけいいだろう。ジョセフはそう思った。 それならばまだあり得る話だ。リサリサを見ろ、あれで50なのだ。ならば波紋戦士が100を超えて生きていてもおかしくはないかもしれない。 だが同時に、ジワリと暗闇が迫るように、ジョセフは一つの可能性を思いついていた。 目をそむけたくなるような現実が何故だか不思議とジョセフを捕えて離さなかった。 ……そう、吸血鬼。闇に生きる生物もまた、年老いることなく生き永らえるのだ。それこそ、数十年も。もしかしたら数百年も。 「…………ッ!」 戦いは続いていた。だがジョセフはいまやそれどころではなかった。 間一髪の時が何度立て続けに彼を襲おうと、祖母の悲鳴がどれだけこだましようと。 ジョセフ・ジョースターの心がゆっくりと揺れ動きだした。ゆらり、ゆらりと。 それはまるで死に誘うように。 (……吸血鬼?) いや、待て。問題はそこじゃない。正直どうでもいい。今は、それは考えなくていい問題だ。 いや、考えなければならない問題だがもっと大切な事を見落としている気がする。 それはきっと考えなくていいことなのだろう。ジョセフは本能的にそう悟る。だが彼は考えずにはいられなかった。 そんな重大な欠陥が、この理論、状況から見落とされている気がする。そう彼は思った。 考えろ、ジョセフ・ジョースター。思いだすんだ、一族のことを。記憶を掘り起こせ。お婆ちゃんとの会話を思いだせ。 (……エリナ、おばあちゃん?) そうだ、“エリナ・ジョースター”の存在だ。 そもそも彼がこんな目にあっているのは他でもない、おばあちゃんの存在だ。 おばあちゃんのはずのエリナ・ジョースターが若くなって彼の眼の前に存在している。 波紋戦士が逆立ちしても思いつかない、そんな性質の悪い冗談みたいな現実が、ことの発端で間違いないはずだ。 嘘をついてる? 実は別人? いいや、ジョセフはそれを否定する。 彼は騙されない。いつも騙す側にいる彼は人一倍嘘や偽りに敏感だ。 あれは嘘をついてる顔じゃない。そして彼をはめようとしてるわけでもない。 彼女は白だ。少なくとも嘘はついてない。 心の底から自分のことをエリナ・ジョースターと信じ、誰よりも夫、『ジョナサン・ジョースター』の身を案じている。 誠実で慈愛に満ち、優しく偉大な女性。 それは彼女がエリナ・ジョースターである以外にない。それはもう、確実だ。 ――― 「『ジョナサン』!」 けど……ならば、だとしたならば。 エリナ・ジョースターのおなかの中にいる“彼”は、一体誰なんだ。 おばちゃんの子はジョセフの父親だ。だけどおばあちゃんはおばあちゃんじゃない。 そして彼女は波紋使いじゃなければ、吸血鬼でもない。 例えお婆ちゃんが若返ったとしても、何かのはずみでこんな姿になっていたとしても……。 説明がつかない。祖母の後に父が生まれ、父の後に自分が生まれる。順番が入れ替わることなんてあり得るはずがない。 ――――――「『ジョナサン』ッ!」 ジョナサン? 『ジョナサン』? 俺は……ジョセフ・ジョースターだ。イギリス生まれ、ニューヨーク育ち。 彼女は、今はいない。昔は沢山いたが、今はいない。代わりにと言っちゃ変だが、とにかく妻がいる。 スージQ、イタリア人の妻。抜けてるところもあるが、まぁ悪くないヤツだ。 肉親はいない。一緒に暮らしている家族は一人だけ、祖母のエリナ・ジョースター。 優しくて強くて頼りがいのあるおばあちゃんだ。俺の唯一の家族、とても大切に思ってる。 そうだ、間違いない。俺は『ジョセフ・ジョースター』。俺は誰でもない、正真正銘の…… ――――――――― 「『ジョナサン』ッッッ!!!」 (……『ジョナサン』?) 放送で読み上げられた名前が唐突に、彼の頭を横切っていった。 鼓膜に焼きついていたかのように、名簿に見つけた二人の名前が目の前に浮かんだ。 『ジョージ・ジョースターⅠ世』 『ジョージ・ジョースターⅡ世』 『ジョナサン・ジョースター』 『ジョセフ・ジョースター』 知らず知らずのうちに、言葉が口より零れ落ちる。 「『ジョナサン……ジョー、スター』?」 そして混乱の果てに、『彼』は思った。 (俺は、いったい、誰なんだ……―――?) 直後、青年がぬかるんだ地面に足を取られた。あ、と叫ぶと同時に視界の端で鉄槌が振り上げられる。 そこからはまるでコマ割り映画のようだった。 迫る凶器。どうしようもできない身体。立て直しの効かない状況。鈍く光った鉄鎚。 そして数瞬。 『ジョセフ・ジョースター』は背中に強い衝撃を感じた。そして地面に強く叩きつけられる。 目の前の光景が信じられなかった。自分の身に起きたことが信じられなかった。 全てがまるで夢の中の出来事だったかのようで、痛みすら感じなかった。 エリナ・ジョースターが彼を突き飛ばした。容赦ない鉄槌が彼女の体を捕えた。 狭い洞窟内に、グシャリ、と耳を覆いたくなるような、鈍い打撃音がこだました。 ジョセフ・ジョースターの絶叫が、地獄まで轟くように、暗闇を切り裂いた。 ◆ 湿った砂を踏みしめる音が聞こえてきた。エリナの血をたっぷり吸いこんだ、真っ赤な砂。 ジョセフは振り返らなかった。 そんなことを気にかけていられる余裕が今の彼にはなかった。ジョセフ・ジョースターは祖母を抱きしめ、繰り返し、繰り返し彼女の名を呼んだ。 祖母の頬を撫で、名前を呼ぶ。逆の腕で傷口に波紋を宛がい、必死の治療を続ける。ジョセフもまた血みどろだった。 じわり……と広がる血の池。出血が止まらない。このままではマズイことになる。このままいけば、エリナ・ジョースターは死んでしまう。 はらはらと流れ落ちた涙が女性の頬を濡らす。ジョセフは泣いていた。ジョセフの涙が降りかかっても、エリナ・ジョースターの瞳は固く閉じられたままだった。 ジョセフは、祖母の名前を呼び続けた。それでも彼は名前を呼んだ。 黒騎士ブラフォードは既に撤退済みだ。鉄槌をエリナに叩きこんだ時にできた隙、そこにジョセフは渾身の波紋を込めた一撃をぶちかました。 身体を焼く炎のような感触に男は怒り吠えた。屍生人である彼にとってその一撃は確かな痛手となったのだ。 最後に憎々しげにジョセフを睨みつけると、彼は闇へと姿を消した。それ以上戦えばタダじゃ済まないことを黒騎士は悟ったのだろう。 結局彼は最初から最後までジョセフのことをジョナサンと誤解したままだった。 足音が確かなものとなって、ジョセフの鼓膜を震わせた。 次第に大きくなっていく音、無視できないほどに近づいてくる。 それでもジョセフは無視した。無視せざるを得なかった。 それほどまでに近づいているとわかっていても、今の彼には他に為すべき事があったのだから。 狭い洞窟、うるさいと思えるほどにジョセフの声がこだまする。 その声にこたえるかのように、エリナ・ジョースターが意識を取り戻した。たっぷり一分と時間をかけて、彼女はゆっくりと眼を見開いた。 まるでそうすることにすらエネルギーを振り絞らなければいけないと言わんばかりに。 男の腕に抱かれてまま、女性がそっと腕をあげる。涙が滴る夫の顔を、彼女は優しく撫でてやった。 「エリナ……! エリナ……!」 「……泣か、ないで。泣いちゃ、だめ……。わた、しは ――― 貴方が無事で、本当に良かった……。貴方が助かって、本当に―――」 「エリナ、僕は ――― 僕は…………!」 「大丈、夫、きっと ――― 大丈夫だから……わた、しは……大、丈夫だから……」 「……駄目だ、エリナッ! エリナ、駄目だ、駄目だ、駄目だ! 死ぬな……死んじゃ、駄目だ、エリナッッッ!」 腕の中で女性が少しずつ軽くなっていくような気がした。ジョセフは必死で波紋を流し込む。少しでも彼女を助けようと、虚しい努力を繰り返す。 信じたくなかった。考えたくなかった。死が、恐怖が、ジョセフを蝕んでいた。 こんなはずじゃなかったはずなのに。こんなこと、思ってもみなかったのに。 自分のせいで祖母が死んでしまうだなんて、そんなこと、絶対に嫌だ。そんなことがあってたまるか。そんなことがあっていいものか。 どんなことがあっても絶対に守ってやるって、誓ったはずだった。 唯一の肉親だ。たった一人の家族なのだ。 今までどれだけ迷惑かけたと思っているんだ。どれほど心配させ、どれほど祖母の気持ちを揉ませたと思ってるんだ。 今度は自分が守ってやらなければ。今度は自分が守られてきた分、守ってやらねばと思ってたはずなのに。 必死で耐えてきた。偽るのは辛かった。騙すのは心痛んだ。 だけどそれもこれも、全ては祖母のためだった。祖母のためだったというはずなのに! 「なんで……」 ジョセフの声が震えた。波紋を流し続ける両手が真っ赤に染まり、手のひらに伝わる感触が生々しい。途端、まざまざと蘇った記憶に今の光景が重なった。 そう、数時間前に彼が波紋を流し、一人の女性を殺した時のような。 命がその手を滑り落ち、二度と返ってこないような。ゾンビの最後の生命力が塵となっていく光景に、今のエリナが重なった。 呼吸が乱れる。心臓が高鳴る。ジョセフはエリナ・ジョースターの顔を見た。女性の顔は死人のように真っ青で、生気が全く感じられなかった。 青年の息が止まり、彼は何も考えられなくなる。目の前の光景が急速に薄れていった。女性の呼吸が止まっていた。 エリナ・ジョースターの心臓が、止まっていた。 「 ――― ジョセフ・ジョースターだな?」 ―― その時だった。突如、声が聞こえてきた。 青年の大きな肩に手が置かれる。乾いた、がらんどうのような声が、止まりかけたジョセフの思考を揺さぶった。 黒い山高帽子をかぶり、薄いナイフのような目つきをする男がそこいた。身体はそこまで大きくない。 警戒心の高い、成長しすぎたトカゲのような、そんな気配を感じさせる男がジョセフの傍らに立っていた。 カンノーロ・ムーロロは女性の意識がないことをもう一度確かめると、ジョセフの腕から半ば奪い取るようにして、エリナの身を地面に下ろした。 優しくはないが、かといって乱雑に扱うわけでもない。引っ越し業者が高級品の家具を取り扱っているかのような態度だった。 頬を何度か叩き意識を確かめる。瞼をこじ開け、じっくりと眼球の様子を伺う。心臓の鼓動を、手首の脈を。手慣れた感じで男は淡々と調べを進めた。 ジョセフは何もできずに、呆然としたままその様子を見つめていた。目の前の光景に、現実感が湧かなかった。 時間にして1分もかからなかった。 全ての点検を終え、ムーロロはエリナを地面にそっと置きなおした。そうして服についた砂を払い落す。 山高帽子の位置を直し、軽く咳払い。ジョセフは何も言わない。彼が何も言わないのでムーロロはもう一度咳払いした。 青年の眼が焦点を取り戻すまで、男はじっと辛抱強く待っていた。そして話が聞ける状態になったのを待って男は口を開いた。 ジョセフ・ジョースターだな。 もう一度、そう念を押すように言った。ジョセフは頷く。 ムーロロは何も言わなかった。彼は確認に納得がいったのか、小さくうなずき、そうかと独りつぶやいた。 懐をごそごそとまさぐり、男はトランプのカードを取りだす。 状況がいまいち飲み込めていないジョセフに気をはらうことなく、彼はカードを操る手をすすめた。 説明する気がないのか。今はその時ではないのか。カンノーロ・ムーロロは無言のままにシャッフルを続けた。 「アンタはその女を助けたいのか?」 ジョセフ以外にこの場にいない以上、それは確実に彼に向けられた言葉だろう。 だがムーロロの視線は虚空に向けられ、まるでジョセフ何ぞいないかのような態度だった。青年はそんな様子に、曖昧に頷くしかなかった。 助けたいにきまってる。助けられるならどれほどいいだろう。ジョセフはそう思った。だが願いとは裏腹に、彼はわかっていた。わかってしまっていた。 だけど、もう駄目だ。もう……間にあわないんだ。 おばあちゃんの身体はもうゆっくりと死んでいくだけだ。波紋は万能の力じゃない。波紋は生命力。 なら死にかけのおばあちゃんは……もう、間にあわないんだッ! 「―――選べ」 俯いた彼に突きつけられる、三枚のトランプカード。 クローバーのジャック、スペードのエース、そしてハートのキング。 陽気で奇妙な絵柄が彼を見返していた。見間違いでないならば、その絵柄は彼に向って一様に笑いかけ、手を振り、そして自分を選ぶように声をあげた。 ジョセフはなにがなんだかわからぬまま、ムーロロを見上げる。ムーロロは何も言わずにジョセフを見下ろす。 膝突く青年に黙って待つ男。沈黙の後に説明が必要だとわかると、ムーロロは乾いた声でこう付け加えた。 「選べ。カードは三枚、全部がJOKER、その上アンタは俺に大きな借りを作ることになる。 だけどアンタは選んだんだ。なら選ぶしかない。選ぶ覚悟がないなら、その女がこのまま死ぬだけだ」 そして男は説明を続けた。エリナ・ジョースターを助けるための手段を。 サッと手が動くと魔法のように三枚のカードが一枚になった。クローバーのジャックがジョセフの前で陽気に踊る。 「一つ。アンタから見たら息子にあたる男に助けを借りる。 スタンドと言う特殊な能力をソイツは持っていて、助けを借りれば確実とは言わないが高確率で死なずに済む。 ただ今言った通り、ソイツはアンタの息子だ。“今”のアンタと見かけは同じぐらいの年。 つまり祖母に抱いた通りの感情を、アンタの息子は抱く羽目になるかもしれない。抱かないかもしれない。俺にはわからない。 その上二人の怪我人を抱えていて、今にでも移動する可能性もある。リスクは高く、後の面倒も多い」 最後の言葉を言い終わらないうちに、男の手がまたも素早く動く。 カードが風を切り、そして気がつけばそれは次の一枚に早変わり。スペードのエースがくるりと一回転、そして深々と礼をした。 「二つ。アンタから見た血縁上、叔父にあたる男に助けを求める。 少年と言ってもいいぐらい若いが、確かな能力を持っている。頭も回る、度胸もある。冷静な判断力も魅力だ。 ただその少年も前者と同じように怪我人を抱えている。そいつは他でもない、アンタの母親だ。 面倒な事に変わりはない。だが話がこじれれば、もしかすれば治療を断られるかもしれない、断られないかもしれない。俺にはわからない。 ちなみに彼は待ち人と約束を交わしている。つまり移動制限あり、おまけにタイムリミットつきだ」 言葉の意味がようやく飲み込めてきた。ジョセフの光宿さない眼が、徐々に輝きを取り戻す。 俯いていた彼が顔上げ、信じられないような表情でムーロロを見つめる。男は何も変わらず、代わりに手の中のカードが入れ替わった。 「そして、三つめ」 ハートのキングが狭い掌の上で踏ん反り返り、ジョセフの顔を面白そうに眺めていた。 「スタンドと言う能力、アンタは信じられないかもしれない。突然超能力で治療するなんて言われればそう思うのもわかる。 誰だって信用ならないと思うだろう。当然のことだ。 ならばこのカードが一番アンタにとって本当に信頼たるものなのかもれしれない。 なんせアンタは実際にそれを見て、触れて、体験してきたんだ。なら信用せざるを得ないだろう。 少なくとも俺はアンタが一番にしようするのはこれだと思う」 一瞬の沈黙の後、ムーロロが続ける。彼の言葉は一ミリも変わらない。 まるで彼には感情と言うものがないかのようだった。熱もなく波もなく、男は何も思っていないかのように話しを続けた。 「DIO、という男に手を借りる。彼はアンタから見たら血縁上、祖父に当たる男だ。 そう、『ジョナサン・ジョースター』まさにその人だ。波紋使いであって、今は吸血鬼である男。 彼ならば間違いなく、それこそ一度その女が“死んだ”としても、必ずや生き返らせてくれるだろう。 治療どころじゃない。死すら克服する力。それをDIOはもっている」 どちらも何も言わないまま、数秒の間沈黙が続いた。 だが両者ともに、何かを感じ取った。その数秒で様々な感情、理解、知性が飛び交ったことを理解した。 ジョセフ・ジョースターはゆっくりと立ち上がり、そして今度は逆に男を見下ろした。 大柄である彼は、眼の前の男を見下ろしているはずなのに、何故だかそんなふうには思えなかった。小柄なはずの眼の前の男が小さく見えなかった。 堕ちていくだけなのに、その闇がどこまでも続いて行く。そんな無限の可能性を、ジョセフは男の中に見た。 本能が告げている。同時に戦士の勘も囁いていた。 コイツはやばいヤツだ。掛け値なしの、関わっちゃならねェ“裏側”の人間だ、と。 「さぁ、選びな、ジョセフ・ジョースター。時間はない。俺もそう我慢強いほうじゃない。 十数えるうちに一枚抜け。それでも選べなかったら、この話はナシだ」 どうする……? 無理矢理波紋でふんじばるか? ぶん殴ってビビらせて、力づくで従わせるか? そんな街角のチンピラみたいな理論が、こいつに通じることなんてあり得るのか? 震える腕を持ち上げると、ジョセフは手を伸ばした。眼前に広げられた三枚のカードが踊る。ムーロロは踊らない。青年はごくりと唾を飲み込んだ。 空虚で脆い監視塔、嘘と偽りのトランプタワー。 ジョセフが、そっと、息を吐いた。いつの間にか彼の呼吸は、波紋の呼吸に戻っていた。 【D-4 北(地下)/1日目 朝】 【ジョセフ・ジョースター】 [能力] 波紋 [時間軸] ニューヨークでスージーQとの結婚を報告しようとした直前。 [状態] 精神疲労(大)、体力消耗(中) [装備] なし [道具] 首輪、基本支給品×3、不明支給品3~6(全未確認/アダムス、ジョセフ、母ゾンビ) [思考・状況] 基本行動方針:エリナと共にゲームから脱出する 0.??? 1.『ジョナサン』をよそおいながら、エリナおばあちゃんを守る 2.いったいこりゃどういうことだ? 3.殺し合いに乗る気はサラサラない。 【エリナ・ジョースター】 [時間軸] ジョナサンとの新婚旅行の船に乗った瞬間 [状態] 瀕死 [装備] なし [道具] 基本支給品、不明支給品1~2 (未確認) [思考・状況] 基本行動方針:ジョナサン(ジョセフ)について行く 1.??? 【カンノーロ・ムーロロ】 [スタンド] 『オール・アロング・ウォッチタワー』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』開始以前、第5部終了以降。 [状態] 健康 [装備] トランプセット [道具] 基本支給品、ココ・ジャンボ [思考・状況] 基本行動方針:状況を見極め、自分が有利になるよう動く。 0.??? 1.情報収集を続ける。 2.今のところ直接の危険は無いようだが、この場は化け物だらけで油断出来ない。 [備考] ※依然として『オール・アロング・ウォッチタワー』 によって各地の情報を随時収集しています。 制限とか範囲とか精度とかはもうノリでいいんじゃないか。 【ブラフォード】 [能力] 屍生人(ゾンビ) [時間軸] ジョナサンとの戦闘中、青緑波紋疾走を喰らう直前 [状態] 腹部に貫通痕、身体中傷だらけ、波紋ダメージ(中) [装備] 大型スレッジ・ハンマー [道具] 地図、名簿 [思考・状況] 基本行動方針:失われた女王(メアリー)を取り戻す 0:一旦撤退。戦況をたてなおす。 1:強者との戦いを楽しむ。 2:次こそは『ジョナサン・ジョースター』と決着を着ける。 3:女子供といえど願いの為には殺す。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 086 愛してる ――(I still......) 前編 エリナ・ジョースター 115 死亡遊戯(Game of Death)1 093 全て遠き理想郷 ブラフォード 150 乖離 086 愛してる ――(I still......) 前編 ジョセフ・ジョースター 115 死亡遊戯(Game of Death)1 095 Panic! At The Disco! (前編) カンノーロ・ムーロロ 115 死亡遊戯(Game of Death)1
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/13207.html
【検索用 fakeorfate 登録タグ 2010年 F VOCALOID maya しーな ろんず 巡音ルカ 曲 曲英 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:maya 作曲:maya 編曲:maya イラスト:しーな 動画:ろんず 唄:巡音ルカ 曲紹介 その愛は偽りですか?運命ですか? 曲名:『fake or fate?』 へヴィなサウンドと美しい世界観。そして歪ながら凛とした愛を音にしました。(作者コメ転載) コンピCD『EXIT TUNES PRESENTS Supernova 4』収録曲。 この曲が自身初の殿堂入りを果たす。 歌詞 見つめられたら動けない貴方の視線 そう・・・繋ガレタ一部ガ全テナノ 愛したはずのその腕に今は縛られ 流ス液体 止マラナイ "love" 愛していた記憶の欠片・・・ 出会った笑みと優しさに "fate" 落ちた後は運命と信じ 幸せの想い満ちて ときめいて ただ時に見せる影 一片のユラメキ それは「気のせい」と認めないで・・・ 貴方と同じ顔をした二つの意識 光と影 帳が今降りる 変わり始めるこの時に壊れ始める 狂気染みたこの夜へ・・・ "feel" 蝕まれた心と肢体 貴方の形に刻まれる "last" 逃げられない諦めだけが 私を支配してゆく染まってゆく 幸せの思い出が刺激を強くする 痛ミガ想イニ変ワッテユク・・・ 私の心・・・変えないで変えさせないで 焼ける様な想いが入り乱れ 繰り返される欲情といつもの行為 悲しい傷が刻まれる・・・ 貴方の痛み少しでも癒されるなら この肢体を赤く染上げて 突き放たれる衝動を心と奥に 今日も明日もそそがせて・・・ コメント カッコイイし、アニメでもありそうな気がする・・・ -- ワンタンタンタン (2010-11-29 21 19 57) 勢いがあって普通にいい曲 -- 名無しさん (2010-11-30 19 25 16) 画像がちょいちょいエロイ・・・ -- 高坂の人 (2010-11-30 20 41 08) これなんてエロゲ? -- 名無しさん (2010-12-04 17 56 17) ルカの声がちょっと小さくて残念だけど、伴奏かっこいいよ -- 名無しさん (2010-12-07 18 42 16) で、いつ発売のエロゲの主題歌? -- 名無しさん (2010-12-13 09 21 27) かっこえぇ・・・けどエロゲのっぽくみえるw -- 名橋 (2010-12-14 21 39 05) これはぜひカラオケで歌いたいw -- 名無しさん (2010-12-19 19 46 30) …これってまさかの監禁ネタ!? -- 蜘蛛飴 (2011-02-13 12 28 15) かっこいい・・そしてかわいそう・・ -- miki (2011-07-07 23 15 27) 英語の部分がカッコイイ -- 名無しさん (2011-09-05 13 12 47) 曲のカッコよさとは裏腹に、ルカの純情さとか切なさが感じられた気もします。 -- 昴。 (2012-01-05 09 43 26) 夢の中の曲ような感じの曲でした。 -- るるれぃ (2012-06-23 01 57 30) いつものルカより声幼い?感じですがこれはこれでアリな曲デスb -- 匿名希望 (2012-09-25 10 09 19) カッコイい -- 名無しさん (2012-11-23 11 44 24) カッコイいと同時に思う。何これエロゲ? -- 名無しさん (2012-11-23 11 46 19) 何てエロゲ?いつ発売?価格は??((((( -- うえい (2013-06-19 02 31 28) エロゲ好きには最高のイラストに動画でしたww二番サビら辺カッコ良過ぎる!! -- #37167;華 (2013-12-29 19 41 20) カッコイイ -- ルミ (2014-11-24 21 07 01) ギタドラにあいそうな感じだw -- アントニオはやぶさ (2014-11-30 08 48 39) 歌詞の解釈だれか〜!!! -- 風吹けば 名無し とゆう名 (2016-05-26 17 35 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/3239.html
【検索用 Don't fake your self 登録タグ D VOCALOID u160(ういろー丸P) 初音ミク 曲 曲英】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:u160(ういろー丸P) 作曲:u160(ういろー丸P) 編曲:u160(ういろー丸P) 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『Don't fake your self』 u160(ういろー丸P)氏、52作品目。 歌詞 Don't fake your self 無理して何度も笑わないで 無理して涙をこらえないで あなたの心を殺さないで 感じて心の温もりを Don't fake your self コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。