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ジェットサイダー王冠 番号 王冠 1 日本 2 ブータン王国 3 インド 4 インドネシア共和国 5 ベトナム民主共和国 6 モンゴル人民共和国 7 ネパール王国 8 パキスタン 9 バングラデシュ人民共和国 10 マレーシア 11 オーストラリア 12 トンガ王国 13 ナウル共和国 14 西サモア 15 ニュージーランド 16 パプアニューギニア 17 イギリス 18 フランス共和国 19 サンマリノ共和国 20 ベルギー王国 21 モナコ公国 22 西ドイツ 23 ドイツ民主主義共和国 24 ソピエド社会主義共和国連邦 25 スイス連邦
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ぼくのなつやすみ 7-161~165、 9-224~228・459~465 161 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 06 ID ysaQlHZ/ ボク:好奇心旺盛な小学3年生。 空野家の人々 おじちゃん:都会から引っ越してきた陶芸家。 おばちゃん:ボクの父親の妹。若い頃は都会でカメラマンの助手をしていた。 萌:高校受験を控えた中学3年生。思春期で色々悩みを抱えている。 詩:小学2年生。マセガキ。 悪ガキたち ガッツ:秘密基地仲間のリーダー。小学5年生。兄貴肌。 ファット:でぶ。小学4年生。萌が好き。 メガネ:小学2年生。詩にいじめられている。 162 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 09 ID ysaQlHZ/ あれは、とてもとても暑い夏の日のことだった。 あの日の暑さはまるで、地上の全ての営みが絡まり こんがらがって、手に負えなくなったやけくそな神様が この世のどこかにいて、何もかも熱の中に溶かし 子供のような無邪気さで次なる世界への夢を描いている そんな目眩のするような、不思議な暑さだった… あの日は、弟が生まれた年の8月の最初の日で 当時9歳になったばかりの私は その日から夏休みが終わるまでの間 臨月を迎えた母親の負担を減らすために 北関東の田舎町に住むおじのところに預けられることになった。 そのとき私は、入道雲が8月の強い日差しを浴びて沸き立ち きらきらと白く輝いている様がなんだか嬉しくて 父親が驚かない程度にほんの少し、車窓から身を乗り出した。 「この夏はボクに いったいどんな思い出を 残してくれるんだろう…」 私が車のシートに身を沈め、ちょっとだけ深呼吸すると、 まるで、頭の真ん中で、光の点がチカチカと明滅したような… 不思議な感じがした。 163 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 12 ID ysaQlHZ/ 8月1日 おじちゃんの家に着いたボク。お互いの自己紹介も済み、部屋に案内された。 夕飯までの間、暇なので家の中や庭を散歩することにした。 でも、今日はもう遅いから、山の中に入ってはいけないらしい。 おじちゃんちの決まりみたいだ。 庭に出ると詩が一人で遊んでいた。話しかけてみたものの、 何故か少し怒ってるみたい。 晩ご飯の時間になったら、おじちゃんが迎えに来てくれた。 今日はカレーライスだった。 晩ご飯の後、おじちゃんが昆虫採集セットをくれた。 おじちゃんの子供のおさがりらしい。 明日がとても楽しみだ。 今日はもう遅いので絵日記を描いて寝た。 「こうして、あの夏休みの最初の一日が終わったのだった。」 164 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 14 ID ysaQlHZ/ 8月2日 朝はラジオ体操の音楽で目が覚めた。 朝ご飯のとき、朝顔の水やり当番に任命されてしまった。 今日は辺りを探検することにした。 家をでて森のほうへ向かうと、途中道が2つに分かれていた。 とりあえず左に曲がってみた。 この道がどうやら森への道らしい。 しかし、大きな蜂の巣があって怖いので引き返すことにした。 今度は分かれ道を右に曲がってみた。 途中高速道路の下に秘密基地のようなものを見つけた。 先に進むと、大きな池がありその先には川が流れていた。 しかし橋が落ちていて先に進めないので家に戻ることにした。 川岸に生えている樹を切り落とせば橋が作れそうだ。 晩ご飯のときに、おじちゃんがスイカ泥棒の話をしていた。 おじちゃんの作っているスイカがよく盗まれるらしい。 でも、おじちゃんも小さい頃は味瓜っていう小さいスイカを 盗んでいたらしいし、どっちも犯罪だ… 今日の晩ご飯はハンバーグだった。 165 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 18 ID ysaQlHZ/ 8月3日 朝、おじちゃんが納屋に釣竿があることを教えてくれた。 今日は遊びに行く前におばちゃんの手伝いをした。 とうもろこし畑で片っ端からとうもろこしをもいで、籠に入れた。 収穫したとうもろこしは明日のお昼に茹でてくれるらしい。 手伝いが終わったあとは遊びに出かけた。 森への道にある蜂の巣を、もらった釣竿でつついてみた。 あと何回かつつけば落ちそうだけど、蜂が出てきて怖いので 今日はここまでにしておく。 晩ご飯のときに、おじちゃんがホタルの話をしてくれた。 近くの雪乃川にはホタルがいるらしい。 でも、夜道は危ないからってことで、見に行くのは禁止された。 今日はトンカツだった。 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんが縁側でクラリネットを吹いていた。 最近習い始めたんだって。秋の文化祭で2人で発表するらしいんだけど まだまだヘタクソ。 224 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 01 ID YF727naO 8月4日 今日は詩が色んな場所を案内してくれた。 分かれ道にあるお地蔵様は占い地蔵というらしい。 頭を叩いて占うんだって。でも、ばちが当たりそうだなぁ… ひまわりの前でおばちゃんに写真を撮ってもらった。 橋が落ちててそれ以上は進めなかったから今日はこれで解散した。 帰り道、スイカ畑でスイカ泥棒を発見。 もう少しで見つかるところだったけど ちょうど聞こえた鳴き声のおかげでなんとか助かった。 あの悲しそうな鳴き声はなんだったんだろう…犬かな? 晩ご飯の後におばちゃんがかき氷を作ってくれた。 8月5日 朝、例の秘密基地に行ったら昨日のスイカ泥棒がいた。 泥棒のことを秘密にする代わりに仲間に入れてくれた。 ガッツっていうんだって。 晩ご飯のあと、おじちゃんが麓の鷺の里村の集会に出かけたから、 こっそり家を抜け出してホタルを見に行った。 蛍を見るのは初めてだったからすごくドキドキだった。 黄色いホタルがたくさん飛んでた。キレイだったな。 225 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 08 ID YF727naO 8月6日 今日は寝坊しちゃった。昨日夜更かししたからかなぁ。 昨日ホタル沢に行ったことがおばちゃんにばれちゃった。なんでだろう? 理由を聞いたら、虫かごの中を見ればわかるって。…ん?? ついに蜂の巣を遂に落とした。これで森まで行けるようになった。 秘密基地に行ったら、ガッツがファットとメガネを紹介してくれた。 普段は虫相撲をして遊んでるらしい。 晩ご飯のあと、おじちゃんたちにカブトムシ捕り方を教えてもらった。 台所で早速砂糖水を作ってみた。これでムシムシ大量ゲットだ! 8月7日 森の花畑で萌姉ちゃんを発見。スペシャルな押し花を作るんだって。 せっかくだから花摘みを手伝ってみた。 萌姉ちゃんとあんなに話したのは初めてだ。 手伝いが終わったあと、森の中でクヌギの木を見つけた。 昨日作った砂糖水を塗っておいた。明日が楽しみだ。 そのあと、クヌギの木の近くに丘を見つけた。 思いっきり辺りを見渡せて気持ちよかったな。 226 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 15 ID YF727naO 8月8日 昨日見つけた丘のことを話したらおじちゃんが 凧を作ってくれることになった。 朝ご飯のあと、おじちゃんが薪割りをしてた。 新しい斧を使うから古くなった斧はいらないんだって。 せっかくだからあとでこっそりもらっておいた。 これで木を切って橋を作ろう。 今日から萌姉ちゃんの部屋に入れてもらえるようになった。 ぼくが部屋に入ったときは勉強中だった。 萌姉ちゃんは英語が嫌いなんだって。 先生ががんばりすぎちゃうかららしい。 夜、萌姉ちゃんがクラリネットを吹いてた。少しだけ上手になったかな? 寝る前にぼくの部屋の窓から花火が見えた。 8月9日 昨日は麓の村で花火大会があったんだって。 この家のお兄ちゃんも花火が好きだったらしい。 木を切りに行く途中、月夜野池で大きな魚を見た。 ボクにもあの魚が釣れるのかな? 何か材料があればおじちゃんが大きな毛バリを作ってくれるって。 ケン坊には悪いけど、少々毛をもらうことにしよう。 227 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 18 ID YF727naO 8月10日 萌姉ちゃんは大事な大事なものを熱烈執筆中なんだって。 何回も書き直してるみたいだけど、なにを書いてるんだろう…? 8月11日 明日はお兄ちゃんの命日だからお坊さんが来るらしい。 朝ご飯のあと、萌姉ちゃんが麓の鷺の郷に手紙を出しに行ったみたい。 昨日の手紙は上手く書けたのかな? おばちゃんはなにか知ってるみたいだけど… やっと朝がおが咲いた。おばちゃんに知らせたら あとで写真を撮ってくれるって。 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんが買ってきた花火をした。 みんなで浴衣を着て楽しかったな。 8月12日 朝ご飯のあと、お坊さんが来た。なんか変なお坊さんだったな。 ここのお兄ちゃんは3年前に死んじゃったんだって。 ボクは病気でお葬式には出られなかったみたい。 丘に凧をあげに行ったら空に人工衛星が飛んでるのが見えた。 228 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 23 ID YF727naO 8月13日 今日やっと木を切り終わった。丸太橋を渡って森に入ったら 変な動物みたいなのが光ってた。 瞬きしたら消えちゃったけど、あれはなんだったのかな? 晩ご飯のあと、詩が雲の話をしだした。 明日二人で風の岬へ最新型の雲を探しに行くことになっちゃった。 8月14日 朝ご飯のあと、詩と風の岬へ行った。途中ひまわりがたくさん咲いてた。 ここのお兄ちゃんはひまわり好きだったんだって。 ボクもひまわり大好きだけどね。 海岸の先の坂を上がってようやく風の岬に到着。ずいぶん遠かったな。 気持ちよくてつい居眠りしちゃった。 お母さんに似た雲を見つけてちょっとだけお母さんに会いたくなった。 8月15日 ぼくのなつやすみも残り半分になった。 今日はおじちゃんたちはお兄ちゃんのお墓参りに行った。 ボクは一人でおるすばん。 暇だから風の岬まで行ったら、海岸で変な石ころを見つけてしまった。 晩ご飯のあとにおじちゃんに聞いたら クジラの耳の骨だって教えてくれた。 クジラの耳の骨は他の骨とつながってないから 耳の骨だけ海岸に打ち上げられることがあるんだって。 459 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 45 ID fpfCjZAH 8月16日 朝おじちゃんが木にブランコを吊るしてくれた。 ブランコで遊んだ後に秘密基地に行って虫相撲をした。 やっとのことで虫相撲でガッツの100勝カブトムシに勝てた。やった! 8月17日 朝、おおかみむすめの話を聞いた。毎年、夏の間山にこもっていて おじちゃんちにお風呂を借りにくるらしい。 今年は龍神池の辺りにテントを張ってるんだって。 おばちゃんに狼娘のことを聞いたら、 育ちのいい好青年みたいな美人のお姉さんだって…おかま? 龍神池に行ったら途中でへんてこりんな機械が置いてあった…?? 萌姉ちゃんが何かを待ってるみたいだけど一体なんだろう? 8月18日 朝ご飯の後、郵便が届いた。萌姉ちゃんが慌てて取りに行った。 後で萌姉ちゃんの部屋に行ったらすごく元気がなさそうだった。 どうしたのかな?おばちゃんに聞いたら、女の人はデリケートなんだって。 あの変な装置のところに行ったら、変なお姉さんがいた。 この変な機械でニホンオオカミを撮るんだって。 どうやらこのお姉さんが狼娘だったみたい。 460 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 49 ID fpfCjZAH 8月19日 朝ご飯に萌姉ちゃんがいなかった。具合が悪いのかな? 水をあげようとしたら、朝顔が枯れていた。ちょっと寂しい。 秘密基地に行ったらガッツが秘密兵器を投入してきた。 カマキリは反則だと思うなぁ…なんとか勝ってボクも正式に仲間入り。 てっぺん山への秘密の抜け道を教えてくれた。 萌姉ちゃんは晩ご飯もあまり食べる気がしなかったみたい。 おじちゃんは萌姉ちゃんは思春期だって言ってた。 8月20日 朝ご飯のあと、おじちゃんとおばちゃん、萌姉ちゃんが複雑な話をしてた。 萌姉ちゃんは高校も大学も行かないつもりで とにかくやる気がないらしい。ボクにはよくわかんなかったけど。 森に行く途中でまた変なのに遭遇。 びっくりして砂糖水を落としたら、砂糖水をなめだした。 甘いの好きなのかな? 晩ご飯のあと、狼娘がお風呂を借りにきた。 おじちゃんもなんだか悩んでるみたい。 おじちゃんが30歳を過ぎるまでは両親は完璧に近い人だったけど 今度はおじちゃんがが親をやる番になったら 15歳の萌姉ちゃんに負けちゃったんだって。 ボクにはよく意味がわからなかったけど。 8月21日 朝ご飯のあと、秘密基地に行ったら爆竹が置いてあった。 誰もいなかったからこっそりもらっておいた。 龍神池に行ったらトンボがたくさん飛んでた。 狼娘が小さいころの話をしてくれた。 狼娘は昔この麓の町に住んでいて 今のボクよりも小さいときにこの辺りに 家族でハイキングに来たことがあって いつの間にか迷子になって泣いていたら、突然鳴き声が聞こえた。 怖くなって逃げ出したら、いつの間にか山道に出ていて 気がつくと探しにきた青年団の人に保護されていた。 そのときの鳴き声がニホンオオカミだった。 だから狼娘を助けてくれたニホンオオカミを探してるんだって。 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんにお風呂に誘われた。 お姉ちゃん失恋しちゃったんだって。 なんだかドキドキしてのぼせちゃった。 461 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 53 ID fpfCjZAH 8月22日 今日はおじちゃんとおばちゃんの結婚記念日だった。 おばちゃんは忘れてたみたいだけど。 家を出て森に向かう途中ヘビに遭遇した。 びっくりしてたら、おじちゃんが来て追い払ってくれた。 そのあと狼娘のところへ行ったらヘビのことでからかわれた。 正直に怖かったって答えたら、 ちょっとぐらい怖がりなほうが魅力的だって言ってキスしてくれた。 晩ご飯はすしだった。デラックス! 萌姉ちゃんと詩にプレゼントをもらって二人とも嬉しそうだった。 一生の宝物にするって。萌姉ちゃんが学校の教頭先生が 戦争中に自分の大事な宝物を裏山に隠したらしいって話をしてくれた。 8月23日 狼娘に会いに行ったらボクの写真をくれた。 写真のお礼に、なんとかあのお化けを狼娘の機械の前に あのお化けを誘いだせないかなぁ? 池の滝の裏に洞窟を発見。中にはカゴに入った本が置いてあった。 本は変な文字で書いてあって読めなかった。 う~ん、あなあなぼぼん? 大事なものかもしれないから、一応持って帰った。 家に帰る途中、機会の前に砂糖水を置いておいた。 これで来るかな?へんてこお化け。 帰って萌姉ちゃんにあなあなぼぼんを見せたら 英語の辞書と手紙だって教えてくれた。 宇宙人の本じゃなかったのかぁ…手紙は晩ご飯までに訳してくれるって。 「春、大河の流れ 咲き誇る花々の香り… 今、マークトウェインの冒険小説で読んだ夢の国アメリカと 私の生まれた国…この愛すべき祖国、日本は戦争をしています トムソーヤ ハックルベリーフィン 彼らが遊んだ野山に咲いている風を、日差しを… 私はいつか自分の肌で感じてみたかった… 今日まで、密かに、そしてひたむきに 彼らの言葉を学んできた私ですが… それも、そろそろ限界のようです 英語の辞書もここに隠さなければいけなくなりました もし、この戦争が終わってまだ、私が生のびていたならば 今の、清水のようなこの無垢の志しを… そして、春の到来を告げる南風のような高揚感を… 未来の自分へ伝えたいと思います 昭和十七年、春… 」 この手紙を読んで萌姉ちゃんは元気になったみたい。 明日から頑張るんだって。 462 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 57 ID fpfCjZAH 8月24日 暇だったのでアリの巣に爆竹を仕掛けて爆破してみた。 そのあと、月夜野池でぬしと対決。 なんとか釣り上げた。 晩ご飯のあと萌姉ちゃんと話した。 高校へ行くとここを離れなきゃいけないから寂しいんだって。 でも卒業したら絶対帰ってくるって。 明日おじちゃんが登り窯に火を入れるらしい。 8月25日 朝ご飯のあと、おじちゃんが 今年の夏はいつかまたなにかのきっかけでいきなり思い出しそうな なんともいえない印象的な夏だったって言ってた。 そういえばここに来てからまだ一度も雨が降ってないなぁ。 夕方、おじちゃんが窯に火を入れた。 徹夜の作業になるんだって。大変そう。 今日も晩ご飯のあと萌姉ちゃんと話した。 今年の夏が楽しかったからずっと中学生のままでいたかったんだって。 来年じゃ駄目なの?って聞いたら今年の夏は今年だけだって。 これをモラトリアム?って呼ぶんだって。 ボクには全然意味が分からないや。 8月26日 朝ご飯のあと、狼娘が来た。 ニホンオオカミの写真が撮れたんだって。やったね! あとで狼娘に会いに行ったら、なんだかあんまり嬉しくないみたい。 なぜでしょう? 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんと20年後の話をした。 きっと月に人が住んだり、車が空を飛んだりしてるんだろうな。 463 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 59 ID fpfCjZAH 8月27日 狼娘は明日山を降りるらしい。全然寂しくなんてないし。 高速道路の下を通ったとき、突然雨が降り出した。すぐやんだけど ここへ来てから初めての雨。 てっぺん山へ向かう途中の神代杉に耳を当てたら水が流れる音がした。 晩ご飯のあと、焼きあがった陶器を見に行った。おじちゃんごくろうさま。 8月28日 龍神池に行くともうテントはなくて、ボク宛の書置きが残してあった。 なんだか食欲がなくて晩ご飯が食べれなかった。どうやら熱があるみたい。 なんだかホヘホヘって感じ。おばちゃんが看病してくれた。 おばちゃんちにいた男の子はとっても幸せだったんじゃないかな。 ボクはそのこの代わりできるかな…? おばちゃんに聞いたらボクはボクだって。 8月29日 朝ご飯のあと、おばちゃんが朝顔の写真をくれた。 そしたら詩が、ボクの一番好きな花はひまわりだからねって。 秘密基地へ行ったらみんながボクを励ましてくれた。 みんなとはなんだか前からずっと一緒にいるみたいな感じだけど ボクは明後日には帰るんだよなぁ。 晩ご飯のあと、お父さんから電話がかかってきた。 男の子だって。今日からボクもお兄ちゃんだ。 おじちゃんに早く帰って赤ちゃんの顔見たいでしょ?って聞かれたけど う~んそうでもないや… 464 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 09 07 ID fpfCjZAH 8月30日 朝ご飯のあと、詩がいなくなった。 おじちゃんたちも探し回っていたけど見つからない。 ひょっとして、と思ってひまわり畑に行ってみたらやっぱり詩がいた。 みんな心配して探してるのに何してるんだか。 晩ご飯の前に詩が帰ってきた。 どうやらボクにひまわりを渡すために海まで行ったみたい。 詩、ありがとう。 8月31日 朝ご飯のあと、お父さんが迎えに来た。 久しぶりに見るお父さんはなんだかすごく元気だった。 そろそろ帰る時間になったから 思い切っておばちゃんに最後のお願いをしてみた。 「だっこして。」って。なんだかとても悲しくて泣いちゃった。 そしたら、おばちゃんが男の子は泣いちゃ駄目だって これはおばちゃんちのきまりなんだからねって 泣きながらだっこしてくれた。最後におばちゃんが写真を撮ってくれた。 詩は車のあとをいつまでも追いかけて手を振っていた。 車の窓をふと見上げたら、ガッツたちが 木の上から見送ってくれているのが見えた。 私はあの夏に起こった出来事をいつまでもけして忘れないだろう これが、私が覚えているあの夏のすべてだった… その後、小説家として成功した私は 今ではNYのブルックリン橋が見えるホテルに住み そしてこの幼き日の物語の最後を彩るエピローグの言葉を探しているのだ。 そういえば、2001年のカウントダウンの時には 詩や萌も久しぶりに日本から遊びに来るらしい。 さよなら、20世紀… END 465 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 09 09 ID fpfCjZAH エンディングは5種類ありボク君がこの夏に経験した出来事の数によって 未来が変わってきます。 小説家EDは最高のもので、他には月夜野がダムに沈むED、 ソフト会社のプログラマーになるED、萌と詩が平凡な結婚をしたと聞くED、 おじの影響で会社を退職し陶芸家を目指すEDがあります。 ちなみに萌姉ちゃんの声は坂本真綾が担当しています。 スレ汚しスミマセンでした。 8月32日〈裏技にて出現〉 テクスチャーやキャラクターがバグっている 存在しないはずの日付ゆえなのか・・・ 永遠にぼくはなつやすみにいる事を選んでしまったのか 状況によって36日あたりまでプレイ可能 最後はフリーズする・・・
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ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」 メーカー SCE 発売日 2009年7月2日 対応機種 PSP(UMD.DL) 『ぼくのなつやすみ』シリーズ第4弾 1985年前後の瀬戸内海に浮かぶ島々を舞台に、夏休みの1ヶ月間を過ごすアドベンチャー 関連 ぼくのなつやすみ3?? は行 プレイステーションポータプル な行~ PR ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団 ボクと秘密の地図 公式ガイドブック
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劇場版 同時上映 モモタロスのなつやすみ 夏は海! でも泳げない俺――特訓だぜ! 【種別】 劇場版 【タイトル】 モモタロスのなつやすみ 【よみがな】 ももたろすのなつやすみ モモタロス (声)関俊彦 (スーツアクター)高岩成二 ウラタロス (声)遊佐浩二 (スーツアクター)永徳 キンタロス (声)てらそま まさき (スーツアクター)岡元次郎 リュウタロス (声)鈴村健一 (スーツアクター)おぐらとしひろ デネブ (声)大塚芳忠 (スーツアクター)押川善文 マスター・シャーフー (声)永井一郎 (スーツアクター)神尾直子(未) 【監督】 柴﨑貴行 【収録DVD】 劇場版DVD 仮面ライダー電王 俺、誕生! ファイナル・カット 劇場版で同時上映されるショートフィルム。上映時間は3分。 主役はモモタロス、ゲストに「獣拳ゲキレンジャー(未)」からマスター・シャーフーも登場 実写ムービー+実写スチール+3DCG+2Dアニメ。テレビ朝日仮面ライダーシリーズの劇場版では初の試み。 劇場のみ限定上映とされている。カナヅチのモモタロスが浮き輪をつけているのにも注目 「仮面ライダーカブト」で監督デビューした柴﨑貴行チーフ助監督の劇場版初監督作品 2008年05月21日発売の劇場版DVD 仮面ライダー電王 俺、誕生! ファイナル・カットに収録 関連サイト 東映公式→ 夏はモモなつ! 2007年8月4日(土)公開 夏休み 電ゲキ ロードショー 【関連するページ】 シャーフー 仮面ライダー電王(第8作) 劇場版DVD 仮面ライダー電王 俺、誕生! ファイナル・カット 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! 劇場版作品 柴﨑貴行
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ぼくのなつやすみ 7-161~165、 9-224~228・459~465 161 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 06 ID ysaQlHZ/ ボク:好奇心旺盛な小学3年生。 空野家の人々 おじちゃん:都会から引っ越してきた陶芸家。 おばちゃん:ボクの父親の妹。若い頃は都会でカメラマンの助手をしていた。 萌:高校受験を控えた中学3年生。思春期で色々悩みを抱えている。 詩:小学2年生。マセガキ。 悪ガキたち ガッツ:秘密基地仲間のリーダー。小学5年生。兄貴肌。 ファット:でぶ。小学4年生。萌が好き。 メガネ:小学2年生。詩にいじめられている。 162 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 09 ID ysaQlHZ/ あれは、とてもとても暑い夏の日のことだった。 あの日の暑さはまるで、地上の全ての営みが絡まり こんがらがって、手に負えなくなったやけくそな神様が この世のどこかにいて、何もかも熱の中に溶かし 子供のような無邪気さで次なる世界への夢を描いている そんな目眩のするような、不思議な暑さだった… あの日は、弟が生まれた年の8月の最初の日で 当時9歳になったばかりの私は その日から夏休みが終わるまでの間 臨月を迎えた母親の負担を減らすために 北関東の田舎町に住むおじのところに預けられることになった。 そのとき私は、入道雲が8月の強い日差しを浴びて沸き立ち きらきらと白く輝いている様がなんだか嬉しくて 父親が驚かない程度にほんの少し、車窓から身を乗り出した。 「この夏はボクに いったいどんな思い出を 残してくれるんだろう…」 私が車のシートに身を沈め、ちょっとだけ深呼吸すると、 まるで、頭の真ん中で、光の点がチカチカと明滅したような… 不思議な感じがした。 163 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 12 ID ysaQlHZ/ 8月1日 おじちゃんの家に着いたボク。お互いの自己紹介も済み、部屋に案内された。 夕飯までの間、暇なので家の中や庭を散歩することにした。 でも、今日はもう遅いから、山の中に入ってはいけないらしい。 おじちゃんちの決まりみたいだ。 庭に出ると詩が一人で遊んでいた。話しかけてみたものの、 何故か少し怒ってるみたい。 晩ご飯の時間になったら、おじちゃんが迎えに来てくれた。 今日はカレーライスだった。 晩ご飯の後、おじちゃんが昆虫採集セットをくれた。 おじちゃんの子供のおさがりらしい。 明日がとても楽しみだ。 今日はもう遅いので絵日記を描いて寝た。 「こうして、あの夏休みの最初の一日が終わったのだった。」 164 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 14 ID ysaQlHZ/ 8月2日 朝はラジオ体操の音楽で目が覚めた。 朝ご飯のとき、朝顔の水やり当番に任命されてしまった。 今日は辺りを探検することにした。 家をでて森のほうへ向かうと、途中道が2つに分かれていた。 とりあえず左に曲がってみた。 この道がどうやら森への道らしい。 しかし、大きな蜂の巣があって怖いので引き返すことにした。 今度は分かれ道を右に曲がってみた。 途中高速道路の下に秘密基地のようなものを見つけた。 先に進むと、大きな池がありその先には川が流れていた。 しかし橋が落ちていて先に進めないので家に戻ることにした。 川岸に生えている樹を切り落とせば橋が作れそうだ。 晩ご飯のときに、おじちゃんがスイカ泥棒の話をしていた。 おじちゃんの作っているスイカがよく盗まれるらしい。 でも、おじちゃんも小さい頃は味瓜っていう小さいスイカを 盗んでいたらしいし、どっちも犯罪だ… 今日の晩ご飯はハンバーグだった。 165 ぼくのなつやすみ sage 04/04/23 08 18 ID ysaQlHZ/ 8月3日 朝、おじちゃんが納屋に釣竿があることを教えてくれた。 今日は遊びに行く前におばちゃんの手伝いをした。 とうもろこし畑で片っ端からとうもろこしをもいで、籠に入れた。 収穫したとうもろこしは明日のお昼に茹でてくれるらしい。 手伝いが終わったあとは遊びに出かけた。 森への道にある蜂の巣を、もらった釣竿でつついてみた。 あと何回かつつけば落ちそうだけど、蜂が出てきて怖いので 今日はここまでにしておく。 晩ご飯のときに、おじちゃんがホタルの話をしてくれた。 近くの雪乃川にはホタルがいるらしい。 でも、夜道は危ないからってことで、見に行くのは禁止された。 今日はトンカツだった。 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんが縁側でクラリネットを吹いていた。 最近習い始めたんだって。秋の文化祭で2人で発表するらしいんだけど まだまだヘタクソ。 224 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 01 ID YF727naO 8月4日 今日は詩が色んな場所を案内してくれた。 分かれ道にあるお地蔵様は占い地蔵というらしい。 頭を叩いて占うんだって。でも、ばちが当たりそうだなぁ… ひまわりの前でおばちゃんに写真を撮ってもらった。 橋が落ちててそれ以上は進めなかったから今日はこれで解散した。 帰り道、スイカ畑でスイカ泥棒を発見。 もう少しで見つかるところだったけど ちょうど聞こえた鳴き声のおかげでなんとか助かった。 あの悲しそうな鳴き声はなんだったんだろう…犬かな? 晩ご飯の後におばちゃんがかき氷を作ってくれた。 8月5日 朝、例の秘密基地に行ったら昨日のスイカ泥棒がいた。 泥棒のことを秘密にする代わりに仲間に入れてくれた。 ガッツっていうんだって。 晩ご飯のあと、おじちゃんが麓の鷺の里村の集会に出かけたから、 こっそり家を抜け出してホタルを見に行った。 蛍を見るのは初めてだったからすごくドキドキだった。 黄色いホタルがたくさん飛んでた。キレイだったな。 225 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 08 ID YF727naO 8月6日 今日は寝坊しちゃった。昨日夜更かししたからかなぁ。 昨日ホタル沢に行ったことがおばちゃんにばれちゃった。なんでだろう? 理由を聞いたら、虫かごの中を見ればわかるって。…ん?? ついに蜂の巣を遂に落とした。これで森まで行けるようになった。 秘密基地に行ったら、ガッツがファットとメガネを紹介してくれた。 普段は虫相撲をして遊んでるらしい。 晩ご飯のあと、おじちゃんたちにカブトムシ捕り方を教えてもらった。 台所で早速砂糖水を作ってみた。これでムシムシ大量ゲットだ! 8月7日 森の花畑で萌姉ちゃんを発見。スペシャルな押し花を作るんだって。 せっかくだから花摘みを手伝ってみた。 萌姉ちゃんとあんなに話したのは初めてだ。 手伝いが終わったあと、森の中でクヌギの木を見つけた。 昨日作った砂糖水を塗っておいた。明日が楽しみだ。 そのあと、クヌギの木の近くに丘を見つけた。 思いっきり辺りを見渡せて気持ちよかったな。 226 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 15 ID YF727naO 8月8日 昨日見つけた丘のことを話したらおじちゃんが 凧を作ってくれることになった。 朝ご飯のあと、おじちゃんが薪割りをしてた。 新しい斧を使うから古くなった斧はいらないんだって。 せっかくだからあとでこっそりもらっておいた。 これで木を切って橋を作ろう。 今日から萌姉ちゃんの部屋に入れてもらえるようになった。 ぼくが部屋に入ったときは勉強中だった。 萌姉ちゃんは英語が嫌いなんだって。 先生ががんばりすぎちゃうかららしい。 夜、萌姉ちゃんがクラリネットを吹いてた。少しだけ上手になったかな? 寝る前にぼくの部屋の窓から花火が見えた。 8月9日 昨日は麓の村で花火大会があったんだって。 この家のお兄ちゃんも花火が好きだったらしい。 木を切りに行く途中、月夜野池で大きな魚を見た。 ボクにもあの魚が釣れるのかな? 何か材料があればおじちゃんが大きな毛バリを作ってくれるって。 ケン坊には悪いけど、少々毛をもらうことにしよう。 227 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 18 ID YF727naO 8月10日 萌姉ちゃんは大事な大事なものを熱烈執筆中なんだって。 何回も書き直してるみたいだけど、なにを書いてるんだろう…? 8月11日 明日はお兄ちゃんの命日だからお坊さんが来るらしい。 朝ご飯のあと、萌姉ちゃんが麓の鷺の郷に手紙を出しに行ったみたい。 昨日の手紙は上手く書けたのかな? おばちゃんはなにか知ってるみたいだけど… やっと朝がおが咲いた。おばちゃんに知らせたら あとで写真を撮ってくれるって。 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんが買ってきた花火をした。 みんなで浴衣を着て楽しかったな。 8月12日 朝ご飯のあと、お坊さんが来た。なんか変なお坊さんだったな。 ここのお兄ちゃんは3年前に死んじゃったんだって。 ボクは病気でお葬式には出られなかったみたい。 丘に凧をあげに行ったら空に人工衛星が飛んでるのが見えた。 228 ぼくのなつやすみ sage 04/08/15 04 23 ID YF727naO 8月13日 今日やっと木を切り終わった。丸太橋を渡って森に入ったら 変な動物みたいなのが光ってた。 瞬きしたら消えちゃったけど、あれはなんだったのかな? 晩ご飯のあと、詩が雲の話をしだした。 明日二人で風の岬へ最新型の雲を探しに行くことになっちゃった。 8月14日 朝ご飯のあと、詩と風の岬へ行った。途中ひまわりがたくさん咲いてた。 ここのお兄ちゃんはひまわり好きだったんだって。 ボクもひまわり大好きだけどね。 海岸の先の坂を上がってようやく風の岬に到着。ずいぶん遠かったな。 気持ちよくてつい居眠りしちゃった。 お母さんに似た雲を見つけてちょっとだけお母さんに会いたくなった。 8月15日 ぼくのなつやすみも残り半分になった。 今日はおじちゃんたちはお兄ちゃんのお墓参りに行った。 ボクは一人でおるすばん。 暇だから風の岬まで行ったら、海岸で変な石ころを見つけてしまった。 晩ご飯のあとにおじちゃんに聞いたら クジラの耳の骨だって教えてくれた。 クジラの耳の骨は他の骨とつながってないから 耳の骨だけ海岸に打ち上げられることがあるんだって。 459 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 45 ID fpfCjZAH 8月16日 朝おじちゃんが木にブランコを吊るしてくれた。 ブランコで遊んだ後に秘密基地に行って虫相撲をした。 やっとのことで虫相撲でガッツの100勝カブトムシに勝てた。やった! 8月17日 朝、おおかみむすめの話を聞いた。毎年、夏の間山にこもっていて おじちゃんちにお風呂を借りにくるらしい。 今年は龍神池の辺りにテントを張ってるんだって。 おばちゃんに狼娘のことを聞いたら、 育ちのいい好青年みたいな美人のお姉さんだって…おかま? 龍神池に行ったら途中でへんてこりんな機械が置いてあった…?? 萌姉ちゃんが何かを待ってるみたいだけど一体なんだろう? 8月18日 朝ご飯の後、郵便が届いた。萌姉ちゃんが慌てて取りに行った。 後で萌姉ちゃんの部屋に行ったらすごく元気がなさそうだった。 どうしたのかな?おばちゃんに聞いたら、女の人はデリケートなんだって。 あの変な装置のところに行ったら、変なお姉さんがいた。 この変な機械でニホンオオカミを撮るんだって。 どうやらこのお姉さんが狼娘だったみたい。 460 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 49 ID fpfCjZAH 8月19日 朝ご飯に萌姉ちゃんがいなかった。具合が悪いのかな? 水をあげようとしたら、朝顔が枯れていた。ちょっと寂しい。 秘密基地に行ったらガッツが秘密兵器を投入してきた。 カマキリは反則だと思うなぁ…なんとか勝ってボクも正式に仲間入り。 てっぺん山への秘密の抜け道を教えてくれた。 萌姉ちゃんは晩ご飯もあまり食べる気がしなかったみたい。 おじちゃんは萌姉ちゃんは思春期だって言ってた。 8月20日 朝ご飯のあと、おじちゃんとおばちゃん、萌姉ちゃんが複雑な話をしてた。 萌姉ちゃんは高校も大学も行かないつもりで とにかくやる気がないらしい。ボクにはよくわかんなかったけど。 森に行く途中でまた変なのに遭遇。 びっくりして砂糖水を落としたら、砂糖水をなめだした。 甘いの好きなのかな? 晩ご飯のあと、狼娘がお風呂を借りにきた。 おじちゃんもなんだか悩んでるみたい。 おじちゃんが30歳を過ぎるまでは両親は完璧に近い人だったけど 今度はおじちゃんがが親をやる番になったら 15歳の萌姉ちゃんに負けちゃったんだって。 ボクにはよく意味がわからなかったけど。 8月21日 朝ご飯のあと、秘密基地に行ったら爆竹が置いてあった。 誰もいなかったからこっそりもらっておいた。 龍神池に行ったらトンボがたくさん飛んでた。 狼娘が小さいころの話をしてくれた。 狼娘は昔この麓の町に住んでいて 今のボクよりも小さいときにこの辺りに 家族でハイキングに来たことがあって いつの間にか迷子になって泣いていたら、突然鳴き声が聞こえた。 怖くなって逃げ出したら、いつの間にか山道に出ていて 気がつくと探しにきた青年団の人に保護されていた。 そのときの鳴き声がニホンオオカミだった。 だから狼娘を助けてくれたニホンオオカミを探してるんだって。 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんにお風呂に誘われた。 お姉ちゃん失恋しちゃったんだって。 なんだかドキドキしてのぼせちゃった。 461 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 53 ID fpfCjZAH 8月22日 今日はおじちゃんとおばちゃんの結婚記念日だった。 おばちゃんは忘れてたみたいだけど。 家を出て森に向かう途中ヘビに遭遇した。 びっくりしてたら、おじちゃんが来て追い払ってくれた。 そのあと狼娘のところへ行ったらヘビのことでからかわれた。 正直に怖かったって答えたら、 ちょっとぐらい怖がりなほうが魅力的だって言ってキスしてくれた。 晩ご飯はすしだった。デラックス! 萌姉ちゃんと詩にプレゼントをもらって二人とも嬉しそうだった。 一生の宝物にするって。萌姉ちゃんが学校の教頭先生が 戦争中に自分の大事な宝物を裏山に隠したらしいって話をしてくれた。 8月23日 狼娘に会いに行ったらボクの写真をくれた。 写真のお礼に、なんとかあのお化けを狼娘の機械の前に あのお化けを誘いだせないかなぁ? 池の滝の裏に洞窟を発見。中にはカゴに入った本が置いてあった。 本は変な文字で書いてあって読めなかった。 う~ん、あなあなぼぼん? 大事なものかもしれないから、一応持って帰った。 家に帰る途中、機会の前に砂糖水を置いておいた。 これで来るかな?へんてこお化け。 帰って萌姉ちゃんにあなあなぼぼんを見せたら 英語の辞書と手紙だって教えてくれた。 宇宙人の本じゃなかったのかぁ…手紙は晩ご飯までに訳してくれるって。 「春、大河の流れ 咲き誇る花々の香り… 今、マークトウェインの冒険小説で読んだ夢の国アメリカと 私の生まれた国…この愛すべき祖国、日本は戦争をしています トムソーヤ ハックルベリーフィン 彼らが遊んだ野山に咲いている風を、日差しを… 私はいつか自分の肌で感じてみたかった… 今日まで、密かに、そしてひたむきに 彼らの言葉を学んできた私ですが… それも、そろそろ限界のようです 英語の辞書もここに隠さなければいけなくなりました もし、この戦争が終わってまだ、私が生のびていたならば 今の、清水のようなこの無垢の志しを… そして、春の到来を告げる南風のような高揚感を… 未来の自分へ伝えたいと思います 昭和十七年、春… 」 この手紙を読んで萌姉ちゃんは元気になったみたい。 明日から頑張るんだって。 462 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 57 ID fpfCjZAH 8月24日 暇だったのでアリの巣に爆竹を仕掛けて爆破してみた。 そのあと、月夜野池でぬしと対決。 なんとか釣り上げた。 晩ご飯のあと萌姉ちゃんと話した。 高校へ行くとここを離れなきゃいけないから寂しいんだって。 でも卒業したら絶対帰ってくるって。 明日おじちゃんが登り窯に火を入れるらしい。 8月25日 朝ご飯のあと、おじちゃんが 今年の夏はいつかまたなにかのきっかけでいきなり思い出しそうな なんともいえない印象的な夏だったって言ってた。 そういえばここに来てからまだ一度も雨が降ってないなぁ。 夕方、おじちゃんが窯に火を入れた。 徹夜の作業になるんだって。大変そう。 今日も晩ご飯のあと萌姉ちゃんと話した。 今年の夏が楽しかったからずっと中学生のままでいたかったんだって。 来年じゃ駄目なの?って聞いたら今年の夏は今年だけだって。 これをモラトリアム?って呼ぶんだって。 ボクには全然意味が分からないや。 8月26日 朝ご飯のあと、狼娘が来た。 ニホンオオカミの写真が撮れたんだって。やったね! あとで狼娘に会いに行ったら、なんだかあんまり嬉しくないみたい。 なぜでしょう? 晩ご飯のあと、萌姉ちゃんと20年後の話をした。 きっと月に人が住んだり、車が空を飛んだりしてるんだろうな。 463 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 08 59 ID fpfCjZAH 8月27日 狼娘は明日山を降りるらしい。全然寂しくなんてないし。 高速道路の下を通ったとき、突然雨が降り出した。すぐやんだけど ここへ来てから初めての雨。 てっぺん山へ向かう途中の神代杉に耳を当てたら水が流れる音がした。 晩ご飯のあと、焼きあがった陶器を見に行った。おじちゃんごくろうさま。 8月28日 龍神池に行くともうテントはなくて、ボク宛の書置きが残してあった。 なんだか食欲がなくて晩ご飯が食べれなかった。どうやら熱があるみたい。 なんだかホヘホヘって感じ。おばちゃんが看病してくれた。 おばちゃんちにいた男の子はとっても幸せだったんじゃないかな。 ボクはそのこの代わりできるかな…? おばちゃんに聞いたらボクはボクだって。 8月29日 朝ご飯のあと、おばちゃんが朝顔の写真をくれた。 そしたら詩が、ボクの一番好きな花はひまわりだからねって。 秘密基地へ行ったらみんながボクを励ましてくれた。 みんなとはなんだか前からずっと一緒にいるみたいな感じだけど ボクは明後日には帰るんだよなぁ。 晩ご飯のあと、お父さんから電話がかかってきた。 男の子だって。今日からボクもお兄ちゃんだ。 おじちゃんに早く帰って赤ちゃんの顔見たいでしょ?って聞かれたけど う~んそうでもないや… 464 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 09 07 ID fpfCjZAH 8月30日 朝ご飯のあと、詩がいなくなった。 おじちゃんたちも探し回っていたけど見つからない。 ひょっとして、と思ってひまわり畑に行ってみたらやっぱり詩がいた。 みんな心配して探してるのに何してるんだか。 晩ご飯の前に詩が帰ってきた。 どうやらボクにひまわりを渡すために海まで行ったみたい。 詩、ありがとう。 8月31日 朝ご飯のあと、お父さんが迎えに来た。 久しぶりに見るお父さんはなんだかすごく元気だった。 そろそろ帰る時間になったから 思い切っておばちゃんに最後のお願いをしてみた。 「だっこして。」って。なんだかとても悲しくて泣いちゃった。 そしたら、おばちゃんが男の子は泣いちゃ駄目だって これはおばちゃんちのきまりなんだからねって 泣きながらだっこしてくれた。最後におばちゃんが写真を撮ってくれた。 詩は車のあとをいつまでも追いかけて手を振っていた。 車の窓をふと見上げたら、ガッツたちが 木の上から見送ってくれているのが見えた。 私はあの夏に起こった出来事をいつまでもけして忘れないだろう これが、私が覚えているあの夏のすべてだった… その後、小説家として成功した私は 今ではNYのブルックリン橋が見えるホテルに住み そしてこの幼き日の物語の最後を彩るエピローグの言葉を探しているのだ。 そういえば、2001年のカウントダウンの時には 詩や萌も久しぶりに日本から遊びに来るらしい。 さよなら、20世紀… END 465 ぼくのなつやすみ sage 04/08/31 09 09 ID fpfCjZAH エンディングは5種類ありボク君がこの夏に経験した出来事の数によって 未来が変わってきます。 小説家EDは最高のもので、他には月夜野がダムに沈むED、 ソフト会社のプログラマーになるED、萌と詩が平凡な結婚をしたと聞くED、 おじの影響で会社を退職し陶芸家を目指すEDがあります。 ちなみに萌姉ちゃんの声は坂本真綾が担当しています。 スレ汚しスミマセンでした。 8月32日〈裏技にて出現〉 テクスチャーやキャラクターがバグっている 存在しないはずの日付ゆえなのか・・・ 永遠にぼくはなつやすみにいる事を選んでしまったのか 状況によって36日あたりまでプレイ可能 最後はフリーズする・・・
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僕之夏休暇 カテゴリ:ゲーム系 『ぼくのなつやすみ』とは2000年6月22日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたプレイステーション用ゲームソフト。2006年6月29日には、プレイステーション・ポータブル版の『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』も発売された。 ぼくのなつやすみ コンピュータゲームぼくのなつやすみアドベンチャープレイステーションミレニアムキッチンソニー・コンピュータエンタテインメント1人CD 1枚2000年6月22日 廉価版2001年6月14日6,090円 廉価版2,940円CERO:全年齢メモリーカード 1~15ブロックアナログコントローラ対応(振動のみ) 概要 母親が臨月を迎えたため、田舎の親戚の家へ預けられた9歳の「ボク」が、夏休みの1ヶ月間、昆虫採集や虫相撲、魚釣りなどをしていくゲーム。 1975年(昭和50年)の、日本のどこかに存在する森や山に囲まれた架空の田舎、月夜野が舞台となっている公式ガイドブックには神奈川中央交通月夜野バス停(山梨県道志村)の写真が掲載されているが、どこの「月夜野」か特定しているわけではない。また、旧利根郡月夜野町(現:みなかみ町)では「月夜野」の地名が登場し、話題となったことがある。。 「昆虫採集」、「魚釣り」、「絵日記」、「洞穴探検」など、昔の子供達がしたであろう遊びや行事がサブイベントとして取り入れられている。また、自然が豊かな「田舎」をリアルに再現したフィールド設定などが特徴。 制作会社は、ミレニアムキッチン。最初の情報公開となった1999年夏発売のゲーム雑誌では同年秋に発売予定と告知されていたが、「夏休み商戦に合わせたほうがいい」との判断により発売が翌年に延期された。第5回日本ゲーム大賞ニューウェーブ賞受賞、第3回文化庁メディア芸術祭展示作品。 本作の好評を受け、ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機でシリーズ化されている。 登場人物 ボク(声優:進藤一宏) 都会生まれで都会育ちの小学3年生。このゲームの主人公であり、プレイヤーキャラクター。親が臨月を迎えたため、夏休みの間中、おじさんの家に預けられることになった。好奇心旺盛で、心優しい。僕というのは名なのだろうが、作サイドのやる気なさが伺える、よって、語音が似てるボブという名がふさわしい。初日はソックスカバー履いちゃってるのに2日目から生足~♪おぇ! 空野優作(声優:佐々木勝彦) 本名だがあの世でな、じじぃ。陶芸家。手先が器用である。 おばちん(声優:一城みゆ希) 本名、空野薫。ボクの親のペット。若い頃、東京でカメラマンの助手をしていた。 萌(声優:坂本真綾) 中学3年生。高校受験を控えている。クラリネットの練習中である。夏休み終盤辺りで失恋し、ノイローゼ状態になるが、再び元気を取り戻す。 詩(しらべ)(声優:最上莉奈) 小学2年生。あだ名(チビ娘)で呼ばれることを嫌う。ちびちび ガッツ(声優:高山みなみ) 小学5年生。ガキ大将で、時折空野家のスイカをくすねている、その技和ルパン三世さながらな泥棒だ。 ファット(声優:伊倉一恵) 小学4年生。萌にうんこを寄せている。 丸いメガネ(声優:大谷育江) 小学2年生。読書が趣味。 沙織(声優:田中敦子) オオカミ娘と呼ばれている大学生。 自然科学を専修しており、絶滅したニホンオオカミを追い求めている。 父(声優:牛山茂) ボクの親。臨月を迎えたため、倅を妹の家へ預ける。 坊(声優:池田勝) 夏休みの中旬に、空野家の長男の法事のためにやってくる。ドッチェ語を使ったりする洒落たお坊さん。 ナレーション(声優:ダンカン) オープニングやエンディングなど、すべてのナレーションを担当している。 幻の8月32日とう世界とバグ クリアデータを利用し、絵日記の「もどる」の上を選択すると、8月32日以降のありえない時間をプレイすることができる怪現象さながらる*バグがある。 主な現象として、日記の日付が33日以降に進んでいき、登場人物のグラフィックがおかしくなる、家にも外にも人が誰もいなくなる、音楽が消える、フリーズを起こす、文字化けするなどがある。 36日(もしくは34、39日)になると絵日記を書く途中にフリーズしてしまい、それ以降の続行はできない。 バグの特徴(よく報告されるバグだが、必ずしも同じ事が起こるとは限らない) 幻の32日目 31日、夏休み最期の日を過ごすと明日は9月1日親が迎えにクル。 今日で最期と寝に入るボブ。 ・・・・ 鶏がラッパのように鳴き、朝を知らせる。 しかし、何かがおかしい、 朝ごはんを知らせる第一声が流れない、 日記を見ると32日と掲載だ 恐る恐る家を徘徊すると家族は誰一人としていない。 陶芸小屋へ行くと誰もいない、そのときだった。 『こらっ!』 怒り声が聞こえおじさんが降ってきた。 だが、そのおじさんも何かがおかしかった。 おじさんの足元には陶芸作品、そして下半身がないのだ。 そのゴ、散策して本来空くはずのない扉が開いている。 その扉には車が止めてある。 やはり今日は9月なのか?親が迎えにきたのか? ボブは扉に近寄った。 だが、扉は開いてるのにそこから先へはいけない。 まるで見えない壁があるよう結界が張られてる。して、ボブは金縛りにあってしまう。 ボブは僅かに動けたため辛うじてリセットボタンを押し危機を脱した。 バグ一覧ートリビア的 女(僕より先に生まれてる)が下半身しかない。朝食が終わり席を立つと消え、影のみ存在する。 誰もいない工房の焼き物を触ろうとすると、「それに触っちゃだめ!!」と言いながら上半身しかないおじさんが上から降りてくる 家の中にも外にも誰もいなくなり、音楽がなくなる キャラクターの頭が緑色になったり、脚が赤くなったり、肩が透けたり、テクスチャが剥がれて中身が見えたりなどグラフィックがメチャクチャになる 家族全員で朝食をとるシーンがなくなる、もしくはメチャクチャなグラフィックの家族が朝食を囲む。また朝食が終わるまでは家の外にでられない。(通常の状態では強制的に朝食が始まる。) ボクくんが虫を素手で取る 虫取り網を取ろうとすると、虫の鳴き声がぴたっと止まる 釣竿を持っているときに虫取り網を持とうとすると、ボクくんが倒れる。しかし×ボタンを押すと元に戻る たまにボクくんが画面から消えることがある。その際一度虫網を持ってから「手ぶら」を選ぶとありえないところに現れる(画面に入りきらないところから出てくることもあるが、移動して画面内に入るとちゃんと見える) 絵日記がメチャクチャになりフリーズする。その中には、『もどる』や不気味な緑色の絵、意味不明な記号が相次いで出て来る。 ボクくんのお父さんが車で迎えに来てるのに帰れない。 門が開いてるのに調べると『鍵が掛かってる』という意味不明な文字が出て来る。 たまにボクくんが家から出られなくなり、○ボタンを押して出ようとしても出られない。 夕食を食べた後に真っ暗になりフリーズする。 夕方、おばさんに話しかけると画面が真っ暗になりフリーズする。 縁側が見える外の所からではおじさんは見えるが、居間に入るとおじさんは消える。 33日を過ぎると日記や会話の文字の所(特に記号・数字系)が文字化けする。例:( ;月 日)、(セ ;ブ .デ / タ)=(セーブデータ)( ` `ブロック使用)、(このままゲームを続けますか‘”) 昼間にも絵日記を書ける。絵日記を書くと強制的にその日が終了する。基本的に32日以降はこれでないと進めない。 テレビをつけても音が出ない。 時々テレビの上におじさんかおばさんの上半身がめり込んでいる時がある。その時、テレビを含めた周りの画面の色が緑や青になったりするが、赤になる場合もあり、その時はどう見ても殺人現場にしか見えない。 ボクくんがたまに画面から消える事がある。勘で移動する事も可能だが、牛と鶏が居るエリアにくるとフリーズする。 竜神池の直ぐ近くにある、『橋』は32日以降消えて、秘密の抜け道を通る以外通行不能。 蜂の巣を突付いて家に戻ると一応おばさんが対応する。しかし夕方以外やはり誰もいなくなる。 文字化けしてない文字も歪んで消えかかっている。 ボクくんに、虫取り網を持たせると、何も持たない。そして、網を振ると、「シュッ」という、音だけがする。虫の方向で降ると、網を持っていないのに捕まえることができる。網を振った時の動きがおかしくなり、ボクくんが首を傾げたりする。(ボクくんが自分の首を絞めるようにも見える。 ボクくんが虫取り網を持ったままマップ移動をするとボクくんのグラフィックが消える。(一応操作はできる。) 主なスタッフ 原作・脚本・監督:綾部和 キャラクターデザイン:上田三根子 背景美術:草薙 テーマソング『この広い野原いっぱい』 歌:大藤史、作詞:小薗江圭子、作曲:森山良子、編曲:Thousand sketcheS ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!! コンピュータゲームぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!なつやすみアドベンチャー プレイステーション・ポータブルミレニアムキッチン ソニー・コンピュータエンタテインメント 1人 UMD 1枚 2006年6月29日 廉価版2007年6月28日 5,040円 廉価版2,800円 CERO:全年齢 メモリースティック Duo 352KB以上 ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』(ぼくのなつやすみポータブル ムシムシはかせとてっぺんやまのひみつ!!)は、2006年6月29日にプレイステーション・ポータブル用にイベントや登場人物を追加したリメイク移植版。 PSP版での追加項目 昆虫採集 PSP版では、新たに虫の数がPS版の64種類から128種類になり、2倍となった。 また、まだ捕獲していない虫が近くにいると、「NEW」というマークが出てくる。 虫相撲 虫相撲では、「お気に入り」甲虫を、次プレイに連れて行くことが可能となった。また、アドホック通信を使うと、「お気に入り」の甲虫を他人にプレゼントしたり、交換したりすることができる。 魚釣り PSPには振動機能がないので、魚がかかると、画面上部に「HIT」マークが出る。 登場人物 教頭(きょーがしら)(声優:小島敏彦) 萌の学校の教頭先生で、PS版では会話の中だけに登場していた。英語を教えている。戦時中に野山のどこかに大切なものを隠した。昆虫や自然の事にはとても詳しい。 ヨシコちゃん(声優:弓場沙織) 萌のクラスメートで明るくてとても元気。いつも考えるより先に行動してしまい、失敗をしてしまう。萌とは大親友だが、夏休み中に揉め事があったようだ。 兄貴=アニキ(声優:進藤一宏) アーッ♂学生。空野家の近くを流れている川に現れる、不思議な存在。彼の家も陶芸をやっているようだ。声優の進藤一宏は主役のボクくんと同一人物で、収録では6年前にPS版用に録音された小学生時代の自分の声と掛け合いをするという経験をこなした。 外部リンク ぼくなつやすみポータブル博士とてぺん山の秘密!!公サト~ぱぱ・ぱ・ぱぱ・ぱー♪
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ぼくのなつやすみ 【ぼくのなつやすみ】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 プレイステーション 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発元 ミレニアムキッチンアトリエドゥーブル 発売日 2000年6月22日 定価 6,090円 廉価版 PlayStation the Best 2001年6月14日/2,940円 判定 良作 ぼくのなつやすみシリーズリンク SIEワールドワイド・スタジオ作品 概要 特徴・評価点 賛否両論点 難点 総評 余談 移植 概要 舞台は1970年代。母親が臨月を迎えたため、親戚の家に預けられることになった小学三年生の「ボクくん」。 本作は「ボクくん」となったプレイヤーが、8月1日から31日までの1ヶ月間を田舎町「月夜野」で過ごす夏休みライフを描いている。 なお、キャラクターデザインはハンドソープ「キレイキレイ」(ライオン)のCMキャラでおなじみの上田三根子が担当している。 特徴・評価点 プレイヤーは箱庭的に作られている月夜野を、ボクくんを操作することで自由に移動することができる。 当初の行動範囲は親戚の家周辺に限られるが、ボクくんの行動で障害を取り除くことで段階的に広がっていく。 移動範囲が広がって探検できる場所が広がっていくのはこの年頃の子どもにとっては何より楽しいことであろう。 移動できる各エリアは自然が豊かな美しい背景が広がっており、プレイヤーの目を楽しませてくれる。 日にちの概念と時間の概念が存在する。 時間はエリアが切り替わると自動的に経過する仕組みとなっており、夕方になると周囲が赤く染まり、夕食の時間になるとおじさんが現れて家に連れ戻される。 夕食後は再び自由時間になるが、あまり夜更かしをしていると強制的に眠ってしまい、翌日は寝坊して、ラジオ体操カードのスタンプがもらえなくなってしまう。 プレイヤーは自由気ままななつやすみライフを送ることができる。 ゲームに決まったシナリオは存在せず、プレイヤーが好きなように行動できる。 あちこちにいる虫を網で捕まえて標本を作ったり、川や池で魚釣りをしたり、おじさんが作ってくれる凧を揚げて新しい凧を作ってもらうといったコレクション要素もあるし、クヌギの木にいるカブトムシやクワガタムシといった甲虫を捕まえて地元の子どもたちと虫相撲対決をするといったやり込み要素もある。 月夜野にいる他の住民と仲良くなることで、様々なイベントも発生する。しかし、ゲーム的な「ノルマ」も存在しないため、それらの要素を進めるかどうかはプレイヤーの自由である。 ただし当時のプレイヤーが昔に戻ることが出来たらという狙いで設計されている本作なので、イベント関連は純粋に夏休みをのんびり楽しむものばかりではなく、良い意味で切ないテイストのものもある。 極端な話、特に何もしないで家でおばさんに甘えて時間を潰してるだけでも、月末になればゲームは終了する。 一応エンディングは重要なイベントをいくつこなしたのかで5種類のランクがあるのだが、どれが正しいエンディングというわけでもないので、攻略に必死になるよりも、のんびりと子ども時代の夏休みを楽しむプレイスタイルが正解だろう。 印象的なゲームデザイン 子供時代を振り返るという30歳のプレイヤーの子供時代である1970年代を忠実に再現しており、ノスタルジックな雰囲気を追憶できる唯一無二のノスタルジックな世界観である。 日本人なら誰でも知っている上田三根子のキャラクターデザインを利用したゲームデザインは最初こそ大きなインパクトを与えるが、ゲームの世界観は上田氏の温かで優しいキャラデザがぼくなつの世界観と非常にマッチしている。 パラメーターや数字などを極力排除したゲームデザイン 旧来の数字や得点でゲーム内容が左右されない独特なゲームデザインであり、純粋にゲームの世界観に没入できる。 ゲームを盛り上げる主題歌。 本作の主題歌は、1967年に発表された「この広い野原いっぱい」を大藤史氏がカバーしたもの。 ゲームの雰囲気に絶妙にマッチしている他、歌詞の『この広い野原いっぱい咲く花を、一つ残らずあなたにあげる。赤いリボンの花束にして』は、ベストエンディングを迎えるための重要なヒントになっている。 ナレーション ナレーションは大人になった主人公「ぼく」で、声優はたけし軍団の芸人・ダンカン氏である。本職の声優ではないものの、過度にうますぎず、リアルティのある声質が子供の頃を振り返るというゲーム感によくあって雰囲気作りに買っている。 賛否両論点 空野家の長男 ボクくんが居候する以前から空野家の長男は故人。この設定のため事情を知らないボクくんと家族の温度差など、ゲームにシリーズの中でも独特の切なさが加わっている。 しかしシナリオ後半になると、吹っ切れたような描写もないままこういった設定が殆ど姿を現さなくなってしまうため、作風を重くしてまで無理に入れる必要もなかったのではないかという声も。 フラグ管理の難しさ のんびり攻略する分には全く影響のない事だが、プレイヤーがゲーム中に起こった事件や謎の解決法を分かっているのに、ボクくんの方(システム上)ではどう行動すればよいのか分からず時間だけが過ぎていく事態が起こる。 例として、ニホンオオカミの幽霊を砂糖水でおびき寄せられるのではないか?、「あなあなぼぼん」の正体、ガッツくんに認められる方法などがある。 こういった不便な所はボクくんの「子供」という設定に忠実ではあり、プレイヤーが自分の力で考える余地もある。また何度も繰り返すことでシステム上の解決法に気付ければ感動もひとしおだろうが、後述の時間経過の早さや時期限定なことも相まっていっそう不便に感じる可能性も高い。 難点 1周で多くのイベントを起こしにくい 一日の長さを変更はできるが、最長の「のんびり」にしてもシリーズの中では特に早く1日が終了してしまう。 捕獲した昆虫は自室に帰らないと図鑑に記録できず、虫かごが一杯になったら一度自室に帰るかプレイヤー視点で希少度の低い虫を逃がすかの対策が求められる。 とある場所へ渡るための丸太を切り倒す作業がゲーム中にあるのだが、これを達成するのに10日前後要する。 具体的には子供には重い斧を持ってきて、徐々に枯れた木を切りつけるというもの。1日に3回ほど切りつけるのだがそれ以降は斧を持てなくなってしまい、明日以降のトライを余儀なくされる。 現実で考えるとそのくらいかかって当然なのだが、ボクくんの諦めの早いことや、どうして大人に頼んで木を切ってもらわないのかという事にイライラするプレイヤーも。 ここでの問題もリアリティと快適性のコンフリクトが起きていると言える。 総評 本作のキモは、ゲームシステムの緻密さや背景設定ではなく、大人には懐かしく、子どもには目新しい、ノスタルジックな夏休みの雰囲気が味わえることだろう。 リアルタイムでこそないものの、従来のゲームのイメージにとらわれない世界観と自由気ままに遊べるそのゲーム性は後に世界中で大ヒットを記録する「どうぶつの森」シリーズの原型とも言える。 日本人なら誰でも心に残る「夏休み」を題材にした画期的な作品として10万本以上の売上となり、テレビ番組で取り上げられる(出典)など大きな反響を呼んだ。 プロモーションの言葉通り、「大人になってしまったあなたにひと月かぎりの『なつやすみ』」を届けてくれる作品である。 余談 本作には「8月32日」という有名なバグがある。これは、絵日記を見ているときにある動作をすることで強制的に翌日に進むという別のバグが最終日の8月31日の絵日記でも有効だったため、本来なら存在しない32日以降の日付に移行してしまうというものである。後述のPSP版ではこのバグは存在しない。 無理矢理データを読み込んでいるため、キャラクター表示がおかしくなったりメッセージが文字化けする等の見た目にも異常な現象が生じ、動画サイトでも「ホラー映像だ」「終わらない夏休みだ」等と話題になった。「不思議ナックルズ」などのサブカル系書籍でも取り上げられ、「呪いのゲーム」として扱われたことも。2010年の8月32日(=9月1日)には、制作者本人が、このバグについてTwitterで解説を行った。(http //togetter.com/li/46554) また、「死」を想起させる部分が僅かにあるため「主人公は既に亡くなっている」「過労死したSEが見た走馬灯」などと強引に解釈されることも度々あった。実際には「忙しくて夏休みも取れないSEが、子供の頃の楽しい夏休みを回想する」という話であり、そんな暗い物ではないのだが…。 移植 2006年にはPSPにて『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』としてリメイク。開発はサワノ(現・アクリア)(*1)が担当。 登場人物やイベントが追加されている。今から購入するならこちらがお勧め。
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ぼくのなつやすみ2 Part23-103,105,107,270 part39-536~545 103 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 27 51ID OXb1LVni 人物紹介 ボク・・・主人公。好奇心旺盛な小学3年生。超人的な身体能力を持つ。 荒瀬家の人々 おじちゃん・・・民宿茜ハウスを経営。大らかな性格。昔は大工だったらしい。 おばちゃん・・・ボクの父親の妹にあたる。明るく活発な性格。 タケシ・・・小学5年生。頼れるアニキ。 シゲル・・・小学2年生。いくじなしだが頭の回転は早い。 相楽家の人々 靖子・・・高校1年生。春から東京の高校へ進学し一人暮らし。母親と不仲。 光・・・小学2年生。占い好きな元気でちょっとへそ曲がりな少女。 じいちゃん・・・富海の診療所の医者。妻と息子は既に他界。 その他 洋・・・中学3年生。ロケットを作り、打ち上げ実験をしている。 サイモン・・・茜ハウスに長伯しているカメラマン。日本語が上手。 女子大生・・・富海に遊びに来た女子大生・・・? 凪咲・・・診療所の看護婦。 船頭さん・・・潮館汽船マリンランナー号の運転手。 静江・・・離婚して家を出た相楽家の母。 入院患者・・・お盆の数日間、診療所に入院している少女。何故か夕方しか会えない。 谷口・・・無口な元潜水夫。富海の海底で探し物をしているらしい。 保田・・・夏の終わりに富海にやってきた謎の人。 オオカミじじい・・・炭焼き職人。洋の父。昔、絶滅したオオカミを探していたらしい。 ※ぼくのなつやすみのボクくんと、2のボクくんは別人です。 105 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 30 21ID OXb1LVni 昭和58年8月1日 主人公のボクは母親が臨月のため、8月の間富海で民宿を営む叔父の家に預けられることになった。 富海へ向かう船の中で、もう一人の乗客のお姉ちゃんがボクに話しかけてきた。 お姉ちゃん-靖子はこの春から東京の高校へ進学し、今日富海に帰ってきたそうだ。 港へ着くと、おばちゃんたちがボクを出迎えてくれた。会うのはかなり久しぶりだ。 サイモンに記念写真を撮ってもらい、茜ハウスへと向かった。 案内された部屋は物置として使われていたらしく、布団がたくさん積まれていた。 夕飯までまだ少し時間があったので、外を探検してみたら 家の近くの小川にタケシとシゲルが立っていた。 どうやら獲物のザリガニを探しているようだ。 川の近くには廃屋があり、中にはすっごいエッチな本も・・・。 夕飯の時間になり、おじちゃんが迎えにきた。ご飯はいつも海の家で食べているそうだ。 ご飯を食べ終わり自由研究の話になったが、予定していた家の前の交通量の調査は 富海では出来ないらしい。というのも車が全く走っていないから・・・ 自由研究は結局昆虫採集をすることになった。タケシたちは朝顔を育てるらしく、 ボクも参加して誰の朝顔が一番早く咲くか競争することになった。 咲いた朝顔はカメラマンのサイモンが写真に撮ってくれるらしい。 部屋に戻ると机の上にプラモデルの箱が置かれており、中には何故か昆虫採集セットが入っていた。 今日あった出来事を絵日記に書き就寝。 107 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 32 38ID OXb1LVni 8月2日 朝食の時間になっても、タケシとシゲルがいない。 おじちゃんとおばちゃんの話によると、近所の中学生の作ったロケットを見に行っているそうだ。 おじちゃんは危ないからと心配しているが、おばちゃんは応援しているようだ。 結局ロケットは打ち上げに失敗して墜落したらしい。 朝食後に靖子姉ちゃんがアイスを買いに来た。後で公園の坂の上にある靖子姉ちゃんの家に行くことになった。 お姉ちゃんの家はお父さんとお母さんがいない家で、おじいちゃんと暮らしているらしい。 お姉ちゃんの部屋は鍵が掛かっていて、鍵はお母さんが持っていったので玄関からは入れないらしい。 お姉ちゃんにいつでも自由に部屋に出入りする許可をもらった。 坂を更に上ると診療所があり、中にはおじいちゃんと看護婦のお姉さんがいた。 この診療所はかなり暇だそうだから、毎日遊びに行くことにした。 おじいちゃんに肩叩きをしてあげたら、お駄賃を10円もらった。 その後は森を探検。そして木の上に秘密基地を発見。タケシとシゲルの基地だそうだ。 ここで虫相撲をして遊んでいるらしい。ボクも今日から虫相撲に参戦。 カブトやクワガタのいそうな木に砂糖水を塗ったり、蹴飛ばしたりすることで捕まえられるそうだ。 夕方、船着場で船頭さんと看護婦のお姉さんが話をしていた。 船頭さんはどうやらお姉さんのことが好きらしい。 夜、お姉ちゃんの部屋を訪ねると、お姉ちゃんは音楽を聴いていた。 これはお姉ちゃんのお父さんが趣味で集めていたレコードの中でも 特にお姉ちゃんのお気に入りの曲だそうだ。 ちなみに、お姉ちゃんのお父さんは絵描きをしていたんだとか。 270 :ぼくなつ2:2006/06/28(水) 05 21 58 ID VXWyFNbo 8月3日 今日は虫を捕まえたり、じいちゃんの肩叩きをして過ごした。 夕食のとき、昨日のロケットの話が出た。 どうやらロケットの部品が見つからなくて、困っているらしい。 そういえばここの海ではクラゲを見かけないと話したら おじちゃんが潮の関係であまりクラゲは出ないと教えてくれた。 クラゲは怖いけど、かわいいと思うのはボクだけ? その夜クラゲの夢を見た。 8月4日 朝食後、光がアイスを買いに来た。 光はシゲルによくイジワルされるらしい。何故だろう? 今日は靖子姉ちゃんと富海を探検。 おみくじ地蔵や、お墓の3秒ルールを教えてもらった。 その後お姉ちゃんの幼馴染の家へ行った。 お姉ちゃんはひたすら嫌がってたけど、留守だったみたい。 その子とは歳が1つ離れてたから、お姉ちゃんが小学校に上がってからは 全然遊ばなくなっちゃったらしい。仲直りすればいいのに。 夜、診療所へホタルを見に行った。川の近くをホタルが何匹も舞っていた。 536 :ゲーム好き名無しさん:2008/07/07(月) 14 34 37 ID rRhkpP1F0 お待たせしました。予約していた「ぼくのなつやすみ2」のストーリーを投下します ゲーム中の行動によりストーリー内容が変わるので、前後している部分があります wikiの続きから始まっていますが、日記形式ではなくなってしまいます。ご了承ください 537 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 35 34 ID rRhkpP1F0 靖子と幼馴染の家に遊びに行った翌日、墓場に行くと中学生くらいの少年が探し物をしていた。 どうやら、ロケットを探しているらしい。 そう。彼こそがロケット少年として富海を騒がせている人物であり、靖子の幼馴染、洋だったのだ。 民宿に女のお客さんが来たが、誰もいなかったためにボクが応対。 「あんた何者?」と問うボクに、「自分から名乗りなさいよ、小学生」という 前作プレイ者をニヤリとさせるやりとりをし、ボクが「お姉ちゃんは・・・大学生?」と聞く。 女のお客はそれを否定も肯定もせず、おばちゃんに挨拶するために正面玄関へと向かった。 その途中、彼女は「私の名前、芳花っていうんだ。よろしくね!」と名乗った。 彼女は「来るのかどうか分からない誰か」を待っているらしい。 靖子たちのじいちゃが元気無いらしい。看護婦の凪咲も孫たちも、おばちゃんも心配している。 じいちゃはこの頃、奥さん(靖子たちの祖母)の夢をよく見るという。 ボクは呑気に「拾った物でも食べたのかな」なんて日記に書いている。 光に富海を案内してもらったら、なぜかシゲルが不機嫌そうにしていた。 看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい。 それを船頭さんに言うと、黙り込んでしまった。 夕方になると、誰も入院していないはずの診療所に、靖子と同い年くらいの女の子が現れる。 名前を聞いたが、「ふふっ・・・教えないよ。キミが驚くから」と言った。 心臓の病気を患っているが、最後まで良く分からなかったらしい。 「ねえ、君は悲しいこと平気かな・・・」 ボクは彼女を「座敷童子みたい」「ふわふわしていて空気みたい」と評す。 夕方以外の時間帯にはなぜかおらず、じいちゃに聞いても「あそこは長い間昼寝以外では使われていない」 と言われる。 彼女と仲良くなっていると、肩叩きを頼まれるので、してあげる。 彼女はお駄賃として50円玉をくれるが、それはボクが生まれる前に使われていた古い硬貨だった。 538 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 17 ID rRhkpP1F0 洋は靖子の事を気にしてはいるものの、小学校に上がってから疎遠になってしまったため、 会うのが気まずいらしい。「勇気がないんだ」と冷やかすボク。 ムッとした洋は、今夜、靖子に会いに行くという。もちろん、ボクを引き連れて。 洋と一緒に靖子の部屋に訪れると、彼女は驚愕し、動揺を隠せない様子だった。 2人が疎遠になったきっかけは、靖子が小学校に上がったからだった。 靖子と洋はお互いに、一緒に小学校に上がるものだと思っていたが、実は靖子が1つ年上だったのだ。 小学校へは船で通うため、洋はそれからずっと一人ぼっちになってしまった。 一方、靖子は学校で出来た、それも初めての女の子の友達に浮き足立ってしまい、 翌年、やたら無口な洋が船に乗ってくるまで彼の事を忘れてしまっていたことを謝罪する。 一度話し始めると、ぎこちないながらも昔を思い出し、打ち解けることが出来た。 別れ際、洋は「さよならの時に使う決まり文句があったと思うんだけど?」と言う。 靖子は「もう、覚えてないよぉ!」と笑い飛ばす。 それからは、受験を控えている洋の元に靖子が押しかけ、ほぼ毎日家庭教師をするようになる。 洋は国語、社会、英語は目も当てられないが、数学と理科は天才的らしい。 靖子は、受験のときのおまじないを洋に教える。 「私みたいな根暗な天邪鬼は、おまじないも否定して唱えるの。 “受かる、受かる・・・”じゃなくて、“落ちない、落ちないって・・・”」 539 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 53 ID rRhkpP1F0 民宿に、新しいお客さんが来た。何でも、靖子と光の母親だという。名前は静江。 「どうして靖子おねえちゃんの家に行かないの?」と問うボクに、彼女は笑ってこう答えた。 「私ね、靖子ちゃんに嫌われてるの」 彼女は夫(靖子と光の父親)の墓参りのために、富海に帰ってきたのだという。 娘の靖子もまたこう言った。 「私、お母さんと仲・・・悪いんだ」 静江は東京に帰る前に、ボクに少しずつ話を始めた。 靖子たちの父と喧嘩して、家を飛び出したこと。 その時に、家族に無断で家の鍵を東京に持って行ってしまったこと。 その後、喧嘩別れしたまま夫と死に別れてしまったこと。 悲しい気持ちで海を見ていたら、海の遠くに稲光が見え、その幻想的な風景を忘れられないこと。 交通遺児の奨学金団体に勤めているが、自分の子供を不幸にしてしまっている、 「ちょっと悪い正義の味方」であること。 そして、いい人に会うためには、自分もいい人でなければならないこと、を。 (ちなみに、静江がいる間のある日に光と話すと、「お母さん(静江)の東京にいる家族と住んでみたい」 と言っているので、向こうで再婚しているようです) ただ1人、静江を見送るボク。 静江が使っていた部屋に入ると、テーブルの上に鍵が置いてあった。 靖子に見せると大きなショックを受けた様子で、「お母さん・・・お母さん!」と叫び、道路に座り込んでしまった。 鍵の正体は、相楽家の懸案事項であった、靖子の部屋とリビングを繋ぐものだった。 (それまではリビングへは道路から、靖子の部屋へは庭に回りこまなくては入れなかった) 静江は何を考えてその鍵を持ち出し、そしてどんな気持ちで今日、それを返したのだろう。 靖子はどんな気持ちで、母がいる東京の高校への進学を望んだのだろう。 診療所には、あの色白の女の子と、じいちゃがいた。 「靖成は元気か?」 「ええ。相変わらず、毎晩星を見ていますわ」 お互い、懐かしそうに話している。 まるで、昔からの知り合い、いや、恋人のように・・・。 それからというもの、じいちゃはみるみる元気になった。 540 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 37 41 ID rRhkpP1F0 おじちゃんは昔、大工をやっていたが、 高いところが苦手だったために辞めてしまったらしい。 タケシは将来、学校の先生になりたいらしい。 きっかけは、体育の先生が、鉄棒が苦手な女子生徒のために、鉄棒のテストの際、 彼女が得意なピアノを弾かせて合格にした(こじつけると、指を使うから)、というエピードかららしい。 船頭さんは、看護婦の凪咲を花火に誘ったが、 「船長さんの好意にはお応えできないんです」と謝られてしまう。 洋にバルブを3つ渡すと、靖子と仲直りさせてくれたお礼に、とロケットに名前を書かせてくれる。 テレビのニュースで、金塊強盗事件が、8月29日で時効になることを告げていた。 また民宿にお客さんが来た。今度は無口な、谷口というおじさん。 少し寂しげで無愛想だけど、悪い人ではなさそうだ。 昔、潜水夫をやっていたらしい。 その日、芳花がどこかに電話をしていた。 靖子の部屋はプラネタリウムのようになっているが、それは元々父親の部屋で、 家族の反対を押し切って改築したものらしい。 「うちはあまり裕福じゃないのに、お金の当てでもあったのかなあ・・・?」 と首を傾げる靖子。そして、こう続けた。 「そういえば、お父さん、海ですごいものを見付けたって言ってたっけ」 541 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 14 ID rRhkpP1F0 ボクは奥沢で、オオカミじじいと呼ばれる人物と会う。 彼はあのロケット少年、洋の父親だという。 今は炭焼き職人として生活しているが、嘗てはオオカミを追いかけていたので、 こんなあだ名で呼ばれているらしい。 (子供たちの間では、狼と素手での格闘の末に殺し、食べてしまった人物として恐れられている) 地震によって洞窟の入り口を塞いでいた岩が崩れ、入れるようになっていた。 中にあるのは深い縦穴・・・。好奇心旺盛なタケシとシゲルの兄弟は、真っ先に見に来ていた。 タケシは「男は度胸だぜ!」と震える声で穴に入る決意をしていた。 夕食の時間になると、シゲルが「お母ちゃん!」と泣きながら走って帰ってきた。 「お兄ちゃんが、穴に落ちちゃった!!」 ロープを吊るし、おじちゃんがタケシを救出。幸いにも、怪我は足の捻挫くらいだった。 おばちゃんは泣きながら、無茶をしたタケシを叱った。 この事件の後、おじちゃんは必死だったせいか、高所恐怖症を克服したようだ。 (おじちゃんが大工を辞めたのは、この高所恐怖症が原因だった。民宿2階の渡り廊下でさえ怖かったらしい) ボクがこっそりこの穴の中に降りてみると、お菓子の空き箱だろうか。四角い缶があった。 中を開けてみると、金色に輝く板がいくつも出てきた・・・。 虫相撲でタケシの秘密兵器に勝ったボク。 仲間として正式に認められ、トッテン山の入り口を教えてもらった。 これでタケシとシゲルと親友になれたのだ。 542 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 58 ID rRhkpP1F0 またまた新しいお客さんが来た。 ・・・と言いたいところだが、あいにく部屋は満室(サイモン、芳花、谷口の3部屋)なので、 浜辺でテントを張ることにしたようだ。 話してみると、芳花の知り合いだという。しかも、片想いの芳花を追って来たとか何とか・・・。 仕事は公務員で、「人の役に立つ仕事」。こればっかりは自信があるらしい。 名前は保田。メガネの、真面目そうな男の人だ。 谷口は何か探し物をしに富海に来たらしい。 海の中にあるものなのか、何度も潜っては「無いなあ」とため息をついている。 芳花の部屋に、谷口の写真が置いてあった。 ボクは、芳花が谷口を好きなのではないかと推測する。 オオカミじじいと親しくなっていると、狼の話をしてくれる。 本当に狼と格闘したらしく、あわやという時に崖に投げ飛ばした。 慌てて見に行ったが、どこを探してもその狼の死体は見つからなかったという。 それ以来、空しくなって彼は狼を探すのをやめたのだった。 彼が行き着いた結論は、「狼はそこらじゅうにたくさんいるが、人間と住んでいる次元が違うので、 人間の目で見ることはできない。狼の遠吠えは、彼らの次元に迷い込んだ人間を、元の次元に返すための ものだ」というものだった。 (ちなみに、靖子たちの家で飼われている犬が教えてくれる隠しマップにて、イヌ科の動物の古い死骸を 見つけるイベントがあるが、それがその時の狼なのか、ただの野犬なのかは不明) 夕方、診療所にあの色白の女の子が来ていた。 「君にとって、とても辛い事が起こるけど、みーんないずれ幸せになる。きっと大丈夫だよ」 そう言うと彼女は・・・ ボクの目の前で消えてしまった。 (ちなみにボクくんは驚く様子もなく無反応) 543 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 39 37 ID rRhkpP1F0 みんなで花火をしたり、釣りをしたり、洋のロケットがまた失敗したり・・・と、 のんびり楽しく残りの夏休みを過ごすボク。 ある日、朝から芳花と保田が、谷口を探していた。 息を切らせているところを見ると、急ぎの用なのだろうか? 夕方、船着場では、芳花と保田に連れられて、項垂れる谷口の姿があった。 「おじちゃん、どうしたの?」 そんなボクの問いに答えてくれる大人は、誰もいなかった・・・。 芳花と保田、谷口は何も告げずに、民宿を後にした。 谷口は金塊強盗の犯人の1人だった。 時効直前に、警察である芳花と保田によって捕らわれてしまったのだ。 (これは物語中にははっきりと語られないので、あくまで憶測ですが、 谷口は母親の手術費のため(?)に金塊を取りに来ましたが、靖子の父がその金塊を見つけ、 彼によって隠し場所を変えられてしまったようです) (あと、超蛇足ですが、谷口を探す保田に、「1号室の男を見なかったか?」と聞かれます。 しかし、谷口は3号室の客であり、1号室を使っているのはサイモンです。 芳花はちゃんと「3号室の・・・」と言うので、制作側の間違いなのか何なのかは不明です) 洋は未だに「さよならの時に使う決まり文句」を思い出せないでいた。 そろそろ夏休みも終わりという頃、凪咲とサイモンが訪ねてくる。 驚く全員の前で、2人は結婚するという報告をした。 その直後、ボクのお父さんから電話が来た。 ボクの弟が、とうとう生まれたのだという知らせだった。 544 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 40 28 ID rRhkpP1F0 芳花が帰ってきた。自分が警察であることを黙っていたことで、結果的に民宿のみんなを 騙した形になってしまった事を謝罪するために。 ついでに、今回の件で夏休みが貰えたため、せっかくなので気に入ってしまった富海に来たらしい。 (ちなみに、ボクはまだ芳花を女子大生だと思い込んでいます) 夕食時に、タケシがおじちゃんに「大工の仕事に戻りたいんだろ?」と言う。 おじちゃんは肯定し、まだ動ける自信もあったが、給金が駆け出しの連中と同じになってしまうため、 食べていけなくなるのを心配している。 タケシは、「この民宿をオレにくれよ」と言う。 タケシが高校を出るまでの7年間だけ民宿を続けて欲しい、と。 あとはおじちゃんが大工に戻ろうがなんだろうが、関係ない、とも。 靖子もボクも、翌日には帰ってしまうということで、浜辺でお別れパーティをすることになった。 パーティに行く直前、タケシとボクは夏の間のお礼を言い、無言で握手をした。 船頭さんも誘ったが、彼は断った。サイモンと凪咲が参加するので、遠慮したのだろう。 光はボクの家に遊びに来る気満々のようだ。 ふと、洋が「さよならの時に使う決まり文句」を思い出す。 それは特別な言葉ではなく、「ま・た・あ・し・た」というものだった。 一緒に遊んだ後の、別れの挨拶代わりのその言葉が、洋はとても嬉しかったという。 明日には帰らなくてはならない。靖子は膝を抱えてうつむいた。 最後に、芳花がギターを弾きながら短い歌を歌ってくれた。 みんなに見送られ、靖子とボクは船で帰っていく。 寂しい気持ちで港を後にする2人の背後から、ロケットが打ち上がった。 洋が見送り代わりに打ち上げてくれたのだ。 不安定な軌道を見、靖子は「落ちない、落ちない・・・」とおまじないを唱える。 ロケットは、雲を突き抜けた。 靖子とボクは抱き合って喜び、見えなくなるまでそれを眺めていた。 545 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 41 54 ID rRhkpP1F0 エンディング ●ベスト・・・月に“ボク”と書かれたロケットが落ちている。 ●ノーマル・・・マリンランナー号(船頭さんの運転する船)のアナウンスが流れる。 ●バッド・・・何も無かった夏休み。 補足 ※エンディングは、「洋に渡したロケットのバルブ」「イベント」の数によって変化します。 3つ渡した→ベスト、3つ未満渡したor渡していない→ノーマル、イベントを全く起こさない→バッド ※夕方の診療所の入院患者は、じいちゃの奥さん(靖子たちの祖母)です。 断言されてはいませんが、いつも窓の外を見て何を考えているのかの問いに 「家のこと」と答えたこと(窓の外には靖子たちの家が見える)や、庭のミカンの木の話、 じいちゃとの会話からそう考えて間違いではないでしょう。 ※靖子と洋のイベントは、ほとんどボクがいることで進展しますが、関わらなくても勝手に進みます。 (墓場の洋を無視しても、民宿に牛乳を買いに来るイベントが発生して顔見知りになるし、 靖子と洋を会わせなくても、いつの間にか仲直りします) ※ストーリー内ではサイモンにほとんど触れていませんが、実際は色々な小イベントに関わります。 上記で「看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい」とありますが、サイモンも「日曜日にデートなんだ」 と言う日があります。上記では敢えて書きませんでした。 船頭さんと昼食の話で喧嘩になったり、芳花とちょっと電波な会話をすることもあります。 ※靖子の部屋にある絵は、絵描きだった靖子の父親が描いた物で、金塊の隠し場所のヒントになっています。 ※書いていませんが、前作にも登場したお坊さん(同一人物かは不明)が出ます。 ※ちなみに、洋の声は前作のボクくんです(前作にも出ている声優は何人かいますが、特筆すべきはこれでしょう)。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1644.html
ぼくのなつやすみ2 Part23-103,105,107,270 part39-536~545 103 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 27 51ID OXb1LVni 人物紹介 ボク・・・主人公。好奇心旺盛な小学3年生。超人的な身体能力を持つ。 荒瀬家の人々 おじちゃん・・・民宿茜ハウスを経営。大らかな性格。昔は大工だったらしい。 おばちゃん・・・ボクの父親の妹にあたる。明るく活発な性格。 タケシ・・・小学5年生。頼れるアニキ。 シゲル・・・小学2年生。いくじなしだが頭の回転は早い。 相楽家の人々 靖子・・・高校1年生。春から東京の高校へ進学し一人暮らし。母親と不仲。 光・・・小学2年生。占い好きな元気でちょっとへそ曲がりな少女。 じいちゃん・・・富海の診療所の医者。妻と息子は既に他界。 その他 洋・・・中学3年生。ロケットを作り、打ち上げ実験をしている。 サイモン・・・茜ハウスに長伯しているカメラマン。日本語が上手。 女子大生・・・富海に遊びに来た女子大生・・・? 凪咲・・・診療所の看護婦。 船頭さん・・・潮館汽船マリンランナー号の運転手。 静江・・・離婚して家を出た相楽家の母。 入院患者・・・お盆の数日間、診療所に入院している少女。何故か夕方しか会えない。 谷口・・・無口な元潜水夫。富海の海底で探し物をしているらしい。 保田・・・夏の終わりに富海にやってきた謎の人。 オオカミじじい・・・炭焼き職人。洋の父。昔、絶滅したオオカミを探していたらしい。 ※ぼくのなつやすみのボクくんと、2のボクくんは別人です。 105 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 30 21ID OXb1LVni 昭和58年8月1日 主人公のボクは母親が臨月のため、8月の間富海で民宿を営む叔父の家に預けられることになった。 富海へ向かう船の中で、もう一人の乗客のお姉ちゃんがボクに話しかけてきた。 お姉ちゃん-靖子はこの春から東京の高校へ進学し、今日富海に帰ってきたそうだ。 港へ着くと、おばちゃんたちがボクを出迎えてくれた。会うのはかなり久しぶりだ。 サイモンに記念写真を撮ってもらい、茜ハウスへと向かった。 案内された部屋は物置として使われていたらしく、布団がたくさん積まれていた。 夕飯までまだ少し時間があったので、外を探検してみたら 家の近くの小川にタケシとシゲルが立っていた。 どうやら獲物のザリガニを探しているようだ。 川の近くには廃屋があり、中にはすっごいエッチな本も・・・。 夕飯の時間になり、おじちゃんが迎えにきた。ご飯はいつも海の家で食べているそうだ。 ご飯を食べ終わり自由研究の話になったが、予定していた家の前の交通量の調査は 富海では出来ないらしい。というのも車が全く走っていないから・・・ 自由研究は結局昆虫採集をすることになった。タケシたちは朝顔を育てるらしく、 ボクも参加して誰の朝顔が一番早く咲くか競争することになった。 咲いた朝顔はカメラマンのサイモンが写真に撮ってくれるらしい。 部屋に戻ると机の上にプラモデルの箱が置かれており、中には何故か昆虫採集セットが入っていた。 今日あった出来事を絵日記に書き就寝。 107 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 32 38ID OXb1LVni 8月2日 朝食の時間になっても、タケシとシゲルがいない。 おじちゃんとおばちゃんの話によると、近所の中学生の作ったロケットを見に行っているそうだ。 おじちゃんは危ないからと心配しているが、おばちゃんは応援しているようだ。 結局ロケットは打ち上げに失敗して墜落したらしい。 朝食後に靖子姉ちゃんがアイスを買いに来た。後で公園の坂の上にある靖子姉ちゃんの家に行くことになった。 お姉ちゃんの家はお父さんとお母さんがいない家で、おじいちゃんと暮らしているらしい。 お姉ちゃんの部屋は鍵が掛かっていて、鍵はお母さんが持っていったので玄関からは入れないらしい。 お姉ちゃんにいつでも自由に部屋に出入りする許可をもらった。 坂を更に上ると診療所があり、中にはおじいちゃんと看護婦のお姉さんがいた。 この診療所はかなり暇だそうだから、毎日遊びに行くことにした。 おじいちゃんに肩叩きをしてあげたら、お駄賃を10円もらった。 その後は森を探検。そして木の上に秘密基地を発見。タケシとシゲルの基地だそうだ。 ここで虫相撲をして遊んでいるらしい。ボクも今日から虫相撲に参戦。 カブトやクワガタのいそうな木に砂糖水を塗ったり、蹴飛ばしたりすることで捕まえられるそうだ。 夕方、船着場で船頭さんと看護婦のお姉さんが話をしていた。 船頭さんはどうやらお姉さんのことが好きらしい。 夜、お姉ちゃんの部屋を訪ねると、お姉ちゃんは音楽を聴いていた。 これはお姉ちゃんのお父さんが趣味で集めていたレコードの中でも 特にお姉ちゃんのお気に入りの曲だそうだ。 ちなみに、お姉ちゃんのお父さんは絵描きをしていたんだとか。 270 :ぼくなつ2:2006/06/28(水) 05 21 58 ID VXWyFNbo 8月3日 今日は虫を捕まえたり、じいちゃんの肩叩きをして過ごした。 夕食のとき、昨日のロケットの話が出た。 どうやらロケットの部品が見つからなくて、困っているらしい。 そういえばここの海ではクラゲを見かけないと話したら おじちゃんが潮の関係であまりクラゲは出ないと教えてくれた。 クラゲは怖いけど、かわいいと思うのはボクだけ? その夜クラゲの夢を見た。 8月4日 朝食後、光がアイスを買いに来た。 光はシゲルによくイジワルされるらしい。何故だろう? 今日は靖子姉ちゃんと富海を探検。 おみくじ地蔵や、お墓の3秒ルールを教えてもらった。 その後お姉ちゃんの幼馴染の家へ行った。 お姉ちゃんはひたすら嫌がってたけど、留守だったみたい。 その子とは歳が1つ離れてたから、お姉ちゃんが小学校に上がってからは 全然遊ばなくなっちゃったらしい。仲直りすればいいのに。 夜、診療所へホタルを見に行った。川の近くをホタルが何匹も舞っていた。 536 :ゲーム好き名無しさん:2008/07/07(月) 14 34 37 ID rRhkpP1F0 お待たせしました。予約していた「ぼくのなつやすみ2」のストーリーを投下します ゲーム中の行動によりストーリー内容が変わるので、前後している部分があります wikiの続きから始まっていますが、日記形式ではなくなってしまいます。ご了承ください 537 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 35 34 ID rRhkpP1F0 靖子と幼馴染の家に遊びに行った翌日、墓場に行くと中学生くらいの少年が探し物をしていた。 どうやら、ロケットを探しているらしい。 そう。彼こそがロケット少年として富海を騒がせている人物であり、靖子の幼馴染、洋だったのだ。 民宿に女のお客さんが来たが、誰もいなかったためにボクが応対。 「あんた何者?」と問うボクに、「自分から名乗りなさいよ、小学生」という 前作プレイ者をニヤリとさせるやりとりをし、ボクが「お姉ちゃんは・・・大学生?」と聞く。 女のお客はそれを否定も肯定もせず、おばちゃんに挨拶するために正面玄関へと向かった。 その途中、彼女は「私の名前、芳花っていうんだ。よろしくね!」と名乗った。 彼女は「来るのかどうか分からない誰か」を待っているらしい。 靖子たちのじいちゃが元気無いらしい。看護婦の凪咲も孫たちも、おばちゃんも心配している。 じいちゃはこの頃、奥さん(靖子たちの祖母)の夢をよく見るという。 ボクは呑気に「拾った物でも食べたのかな」なんて日記に書いている。 光に富海を案内してもらったら、なぜかシゲルが不機嫌そうにしていた。 看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい。 それを船頭さんに言うと、黙り込んでしまった。 夕方になると、誰も入院していないはずの診療所に、靖子と同い年くらいの女の子が現れる。 名前を聞いたが、「ふふっ・・・教えないよ。キミが驚くから」と言った。 心臓の病気を患っているが、最後まで良く分からなかったらしい。 「ねえ、君は悲しいこと平気かな・・・」 ボクは彼女を「座敷童子みたい」「ふわふわしていて空気みたい」と評す。 夕方以外の時間帯にはなぜかおらず、じいちゃに聞いても「あそこは長い間昼寝以外では使われていない」 と言われる。 彼女と仲良くなっていると、肩叩きを頼まれるので、してあげる。 彼女はお駄賃として50円玉をくれるが、それはボクが生まれる前に使われていた古い硬貨だった。 538 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 17 ID rRhkpP1F0 洋は靖子の事を気にしてはいるものの、小学校に上がってから疎遠になってしまったため、 会うのが気まずいらしい。「勇気がないんだ」と冷やかすボク。 ムッとした洋は、今夜、靖子に会いに行くという。もちろん、ボクを引き連れて。 洋と一緒に靖子の部屋に訪れると、彼女は驚愕し、動揺を隠せない様子だった。 2人が疎遠になったきっかけは、靖子が小学校に上がったからだった。 靖子と洋はお互いに、一緒に小学校に上がるものだと思っていたが、実は靖子が1つ年上だったのだ。 小学校へは船で通うため、洋はそれからずっと一人ぼっちになってしまった。 一方、靖子は学校で出来た、それも初めての女の子の友達に浮き足立ってしまい、 翌年、やたら無口な洋が船に乗ってくるまで彼の事を忘れてしまっていたことを謝罪する。 一度話し始めると、ぎこちないながらも昔を思い出し、打ち解けることが出来た。 別れ際、洋は「さよならの時に使う決まり文句があったと思うんだけど?」と言う。 靖子は「もう、覚えてないよぉ!」と笑い飛ばす。 それからは、受験を控えている洋の元に靖子が押しかけ、ほぼ毎日家庭教師をするようになる。 洋は国語、社会、英語は目も当てられないが、数学と理科は天才的らしい。 靖子は、受験のときのおまじないを洋に教える。 「私みたいな根暗な天邪鬼は、おまじないも否定して唱えるの。 “受かる、受かる・・・”じゃなくて、“落ちない、落ちないって・・・”」 539 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 53 ID rRhkpP1F0 民宿に、新しいお客さんが来た。何でも、靖子と光の母親だという。名前は静江。 「どうして靖子おねえちゃんの家に行かないの?」と問うボクに、彼女は笑ってこう答えた。 「私ね、靖子ちゃんに嫌われてるの」 彼女は夫(靖子と光の父親)の墓参りのために、富海に帰ってきたのだという。 娘の靖子もまたこう言った。 「私、お母さんと仲・・・悪いんだ」 静江は東京に帰る前に、ボクに少しずつ話を始めた。 靖子たちの父と喧嘩して、家を飛び出したこと。 その時に、家族に無断で家の鍵を東京に持って行ってしまったこと。 その後、喧嘩別れしたまま夫と死に別れてしまったこと。 悲しい気持ちで海を見ていたら、海の遠くに稲光が見え、その幻想的な風景を忘れられないこと。 交通遺児の奨学金団体に勤めているが、自分の子供を不幸にしてしまっている、 「ちょっと悪い正義の味方」であること。 そして、いい人に会うためには、自分もいい人でなければならないこと、を。 (ちなみに、静江がいる間のある日に光と話すと、「お母さん(静江)の東京にいる家族と住んでみたい」 と言っているので、向こうで再婚しているようです) ただ1人、静江を見送るボク。 静江が使っていた部屋に入ると、テーブルの上に鍵が置いてあった。 靖子に見せると大きなショックを受けた様子で、「お母さん・・・お母さん!」と叫び、道路に座り込んでしまった。 鍵の正体は、相楽家の懸案事項であった、靖子の部屋とリビングを繋ぐものだった。 (それまではリビングへは道路から、靖子の部屋へは庭に回りこまなくては入れなかった) 静江は何を考えてその鍵を持ち出し、そしてどんな気持ちで今日、それを返したのだろう。 靖子はどんな気持ちで、母がいる東京の高校への進学を望んだのだろう。 診療所には、あの色白の女の子と、じいちゃがいた。 「靖成は元気か?」 「ええ。相変わらず、毎晩星を見ていますわ」 お互い、懐かしそうに話している。 まるで、昔からの知り合い、いや、恋人のように・・・。 それからというもの、じいちゃはみるみる元気になった。 540 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 37 41 ID rRhkpP1F0 おじちゃんは昔、大工をやっていたが、 高いところが苦手だったために辞めてしまったらしい。 タケシは将来、学校の先生になりたいらしい。 きっかけは、体育の先生が、鉄棒が苦手な女子生徒のために、鉄棒のテストの際、 彼女が得意なピアノを弾かせて合格にした(こじつけると、指を使うから)、というエピードかららしい。 船頭さんは、看護婦の凪咲を花火に誘ったが、 「船長さんの好意にはお応えできないんです」と謝られてしまう。 洋にバルブを3つ渡すと、靖子と仲直りさせてくれたお礼に、とロケットに名前を書かせてくれる。 テレビのニュースで、金塊強盗事件が、8月29日で時効になることを告げていた。 また民宿にお客さんが来た。今度は無口な、谷口というおじさん。 少し寂しげで無愛想だけど、悪い人ではなさそうだ。 昔、潜水夫をやっていたらしい。 その日、芳花がどこかに電話をしていた。 靖子の部屋はプラネタリウムのようになっているが、それは元々父親の部屋で、 家族の反対を押し切って改築したものらしい。 「うちはあまり裕福じゃないのに、お金の当てでもあったのかなあ・・・?」 と首を傾げる靖子。そして、こう続けた。 「そういえば、お父さん、海ですごいものを見付けたって言ってたっけ」 541 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 14 ID rRhkpP1F0 ボクは奥沢で、オオカミじじいと呼ばれる人物と会う。 彼はあのロケット少年、洋の父親だという。 今は炭焼き職人として生活しているが、嘗てはオオカミを追いかけていたので、 こんなあだ名で呼ばれているらしい。 (子供たちの間では、狼と素手での格闘の末に殺し、食べてしまった人物として恐れられている) 地震によって洞窟の入り口を塞いでいた岩が崩れ、入れるようになっていた。 中にあるのは深い縦穴・・・。好奇心旺盛なタケシとシゲルの兄弟は、真っ先に見に来ていた。 タケシは「男は度胸だぜ!」と震える声で穴に入る決意をしていた。 夕食の時間になると、シゲルが「お母ちゃん!」と泣きながら走って帰ってきた。 「お兄ちゃんが、穴に落ちちゃった!!」 ロープを吊るし、おじちゃんがタケシを救出。幸いにも、怪我は足の捻挫くらいだった。 おばちゃんは泣きながら、無茶をしたタケシを叱った。 この事件の後、おじちゃんは必死だったせいか、高所恐怖症を克服したようだ。 (おじちゃんが大工を辞めたのは、この高所恐怖症が原因だった。民宿2階の渡り廊下でさえ怖かったらしい) ボクがこっそりこの穴の中に降りてみると、お菓子の空き箱だろうか。四角い缶があった。 中を開けてみると、金色に輝く板がいくつも出てきた・・・。 虫相撲でタケシの秘密兵器に勝ったボク。 仲間として正式に認められ、トッテン山の入り口を教えてもらった。 これでタケシとシゲルと親友になれたのだ。 542 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 58 ID rRhkpP1F0 またまた新しいお客さんが来た。 ・・・と言いたいところだが、あいにく部屋は満室(サイモン、芳花、谷口の3部屋)なので、 浜辺でテントを張ることにしたようだ。 話してみると、芳花の知り合いだという。しかも、片想いの芳花を追って来たとか何とか・・・。 仕事は公務員で、「人の役に立つ仕事」。こればっかりは自信があるらしい。 名前は保田。メガネの、真面目そうな男の人だ。 谷口は何か探し物をしに富海に来たらしい。 海の中にあるものなのか、何度も潜っては「無いなあ」とため息をついている。 芳花の部屋に、谷口の写真が置いてあった。 ボクは、芳花が谷口を好きなのではないかと推測する。 オオカミじじいと親しくなっていると、狼の話をしてくれる。 本当に狼と格闘したらしく、あわやという時に崖に投げ飛ばした。 慌てて見に行ったが、どこを探してもその狼の死体は見つからなかったという。 それ以来、空しくなって彼は狼を探すのをやめたのだった。 彼が行き着いた結論は、「狼はそこらじゅうにたくさんいるが、人間と住んでいる次元が違うので、 人間の目で見ることはできない。狼の遠吠えは、彼らの次元に迷い込んだ人間を、元の次元に返すための ものだ」というものだった。 (ちなみに、靖子たちの家で飼われている犬が教えてくれる隠しマップにて、イヌ科の動物の古い死骸を 見つけるイベントがあるが、それがその時の狼なのか、ただの野犬なのかは不明) 夕方、診療所にあの色白の女の子が来ていた。 「君にとって、とても辛い事が起こるけど、みーんないずれ幸せになる。きっと大丈夫だよ」 そう言うと彼女は・・・ ボクの目の前で消えてしまった。 (ちなみにボクくんは驚く様子もなく無反応) 543 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 39 37 ID rRhkpP1F0 みんなで花火をしたり、釣りをしたり、洋のロケットがまた失敗したり・・・と、 のんびり楽しく残りの夏休みを過ごすボク。 ある日、朝から芳花と保田が、谷口を探していた。 息を切らせているところを見ると、急ぎの用なのだろうか? 夕方、船着場では、芳花と保田に連れられて、項垂れる谷口の姿があった。 「おじちゃん、どうしたの?」 そんなボクの問いに答えてくれる大人は、誰もいなかった・・・。 芳花と保田、谷口は何も告げずに、民宿を後にした。 谷口は金塊強盗の犯人の1人だった。 時効直前に、警察である芳花と保田によって捕らわれてしまったのだ。 (これは物語中にははっきりと語られないので、あくまで憶測ですが、 谷口は母親の手術費のため(?)に金塊を取りに来ましたが、靖子の父がその金塊を見つけ、 彼によって隠し場所を変えられてしまったようです) (あと、超蛇足ですが、谷口を探す保田に、「1号室の男を見なかったか?」と聞かれます。 しかし、谷口は3号室の客であり、1号室を使っているのはサイモンです。 芳花はちゃんと「3号室の・・・」と言うので、制作側の間違いなのか何なのかは不明です) 洋は未だに「さよならの時に使う決まり文句」を思い出せないでいた。 そろそろ夏休みも終わりという頃、凪咲とサイモンが訪ねてくる。 驚く全員の前で、2人は結婚するという報告をした。 その直後、ボクのお父さんから電話が来た。 ボクの弟が、とうとう生まれたのだという知らせだった。 544 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 40 28 ID rRhkpP1F0 芳花が帰ってきた。自分が警察であることを黙っていたことで、結果的に民宿のみんなを 騙した形になってしまった事を謝罪するために。 ついでに、今回の件で夏休みが貰えたため、せっかくなので気に入ってしまった富海に来たらしい。 (ちなみに、ボクはまだ芳花を女子大生だと思い込んでいます) 夕食時に、タケシがおじちゃんに「大工の仕事に戻りたいんだろ?」と言う。 おじちゃんは肯定し、まだ動ける自信もあったが、給金が駆け出しの連中と同じになってしまうため、 食べていけなくなるのを心配している。 タケシは、「この民宿をオレにくれよ」と言う。 タケシが高校を出るまでの7年間だけ民宿を続けて欲しい、と。 あとはおじちゃんが大工に戻ろうがなんだろうが、関係ない、とも。 靖子もボクも、翌日には帰ってしまうということで、浜辺でお別れパーティをすることになった。 パーティに行く直前、タケシとボクは夏の間のお礼を言い、無言で握手をした。 船頭さんも誘ったが、彼は断った。サイモンと凪咲が参加するので、遠慮したのだろう。 光はボクの家に遊びに来る気満々のようだ。 ふと、洋が「さよならの時に使う決まり文句」を思い出す。 それは特別な言葉ではなく、「ま・た・あ・し・た」というものだった。 一緒に遊んだ後の、別れの挨拶代わりのその言葉が、洋はとても嬉しかったという。 明日には帰らなくてはならない。靖子は膝を抱えてうつむいた。 最後に、芳花がギターを弾きながら短い歌を歌ってくれた。 みんなに見送られ、靖子とボクは船で帰っていく。 寂しい気持ちで港を後にする2人の背後から、ロケットが打ち上がった。 洋が見送り代わりに打ち上げてくれたのだ。 不安定な軌道を見、靖子は「落ちない、落ちない・・・」とおまじないを唱える。 ロケットは、雲を突き抜けた。 靖子とボクは抱き合って喜び、見えなくなるまでそれを眺めていた。 545 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 41 54 ID rRhkpP1F0 エンディング ●ベスト・・・月に“ボク”と書かれたロケットが落ちている。 ●ノーマル・・・マリンランナー号(船頭さんの運転する船)のアナウンスが流れる。 ●バッド・・・何も無かった夏休み。 補足 ※エンディングは、「洋に渡したロケットのバルブ」「イベント」の数によって変化します。 3つ渡した→ベスト、3つ未満渡したor渡していない→ノーマル、イベントを全く起こさない→バッド ※夕方の診療所の入院患者は、じいちゃの奥さん(靖子たちの祖母)です。 断言されてはいませんが、いつも窓の外を見て何を考えているのかの問いに 「家のこと」と答えたこと(窓の外には靖子たちの家が見える)や、庭のミカンの木の話、 じいちゃとの会話からそう考えて間違いではないでしょう。 ※靖子と洋のイベントは、ほとんどボクがいることで進展しますが、関わらなくても勝手に進みます。 (墓場の洋を無視しても、民宿に牛乳を買いに来るイベントが発生して顔見知りになるし、 靖子と洋を会わせなくても、いつの間にか仲直りします) ※ストーリー内ではサイモンにほとんど触れていませんが、実際は色々な小イベントに関わります。 上記で「看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい」とありますが、サイモンも「日曜日にデートなんだ」 と言う日があります。上記では敢えて書きませんでした。 船頭さんと昼食の話で喧嘩になったり、芳花とちょっと電波な会話をすることもあります。 ※靖子の部屋にある絵は、絵描きだった靖子の父親が描いた物で、金塊の隠し場所のヒントになっています。 ※書いていませんが、前作にも登場したお坊さん(同一人物かは不明)が出ます。 ※ちなみに、洋の声は前作のボクくんです(前作にも出ている声優は何人かいますが、特筆すべきはこれでしょう)。
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ぼくのなつやすみ(夏) 実況プレイ 2010年08月02日~2010年12月31日(全39パート) 【ニコニコ動画】 ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原 2007年7月5日発売 ソニー・コンピュータエンタテインメント なつやすみアドベンチャー 1975年の北海道、架空の町「花詩」を舞台に、おじの家に預けられた「ボクくん」を操作して、広大な北国の自然の中で夏休みを楽しむゲーム。 【登場人物】 ●ボク 小学4年生。前作までと同じく母親が臨月のため、8月の間北海道のおじの家で過ごすことになった。 ●おじちゃん 本名、吉本武(よしもと たける)。32歳。前作までとは違い今回はおじちゃんがボクの父親の兄弟。吉本牧場の主人。婿養子。 ●おばちゃん 本名、吉本楓(よしもと かえで)。29歳。数学が得意で酪農経営の効率化を考えている。 ●緑 吉本家の長女。小学4年生。幼い頃から牧場の仕事を手伝ってきたからか真面目で堅物、大人びている。 ●日向 吉本家の次女。8月25日生まれで、まもなく1歳になる。 ●じいちゃん 本名、吉本正助(しょうすけ)。59歳。おばちゃんの父親で普段は農協で働いている。 ●ぱいぱい ひなたんだから許される言葉。(ぼくのなつやすみ(夏) part5)