約 1,319,903 件
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/486.html
《メタルゼロ()/Metal Zero》 アイコン ゲスト 性別 男 種族 闇族&半機械 好きなもの 闇、破壊 嫌いなもの カービィ、フラン 闇の再来編でフランとDMトゥーンによって倒されたゼロがパワーアップした姿。 外見はゼロと変わらないが、体の所々が機械に変化している。 実はシルヴィが蘇らせたらしく、フランによって体を壊されたゼロを修復したらしい。 戦闘能力は大幅に上がっており、炎属性の技を使用できる。 今回はシルヴィの部下として動いている。 「大戦争編」でフランを窮地に追い込むが、逃げられてしまう。その後、突如として現れた俊によって倒され、消滅した。 だが後に、三度目の復活を遂げてゼロツーにへと姿を変化した。 技一覧 ビーム 赤いビームを放つ。連続発射可能。 火球 灼熱の火炎弾を放つ。 火柱 火柱を起こし、相手に襲わせる。 ゼロ・ノーヴァ 必殺技。 体がミカンの皮を剥くように割れ、相手を体の中に閉じ込める。 閉じ込めた相手を体の中から出てくる無数の棘で刺してしまう恐ろしい技。 主な台詞 「言ったはずだ。これがお前に対しての復讐なのだ…。」 「やはりカービィ。お前がいると私はどうもお喋りが過ぎる……そろそろ終わりにしてやろう。」 BGCOLOR(silver) 関連ページ シルヴィ ゼロ ゼロツー デスマター ダークマター シルヴィの部下 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|シルヴィ軍団へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aadesekaiju/pages/56.html
ゼロ 5スレ 2832レス目 / \ / ヽ / ', | l | / / / ./ ハ . ヽ } | l | / / /イ / / ∨ トヽ ___ /| | | | l / / /| | /∠..--ヽ. |< ̄ __`_ヽ. / / | l l | /7 /7/十| / 7 ,ィ≦ミ、V | |\ \ \\ / /|│ | | ト. レ斤弌fz、リ| / /〃トzチタ } , l ヽ 丶 \\ / | | リ}/| r、ヽ弋ユメ┘ レ {  ̄ / ./ | | | | \\ | l l j/{ ヽ ヽ. ', / .ハ | |__.」 | ヽ/ | | |\_____|`‐ヽ\ _'__ ∠ イ ∧ト { | l / ', l l |/l |、 トヽ ¨ ニニ ´ イ | / リ ` │ l / V | | ' リ jノ / }>、 /,┴┤ / / / V { l V} ' `ー ≧'- ´ | / / / ヽ ヽヽ /^r‐/ ̄`l‐¬  ̄ ̄ヽ / / / 、 \\ rl |/ l | , ヽ. _./ / / r、 \\ /l ∨l | / |___ /// ┌_'__ | \ ヽ ∨ | / |. |Dノ / l //  ̄ └、__ l ̄ | ト、 \\\.l/ | / レ´/ ヽ | | | \ \\\ { / .// |┏━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓┃ ゼロ プリンス:Lv48 EXP:547/672┣━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┫┃◆HP◆ 218 ◆TP◆ 155┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃〔STR〕 ■■■■■■■■■■┃〔TEC〕 ■■■■■■■■■■■┃〔VIT .〕 ■■■■■■■■■■■■■┃〔AGI .〕 ■■■■■■■■■■★┃〔LUC.〕 ■■■■■■■■■■■┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃◆装備◆ …〔剣〕〔突剣〕〔短剣〕〔重鎧〕〔軽鎧〕〔服〕〔盾〕〔兜〕〔篭手〕〔靴〕〔アクセ〕┃〔突剣〕レイピア [突]攻撃力25 速度+4┃〔重鎧〕フリューテッド 物理防御:25 属性防御:16┃〔靴 〕スケイルブーツ 物理防御:2 属性防御:1 AGI+1┃〔盾 〕シルバーシールド 物理防御:12 属性防御:10 [毒]耐性┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃◆戦闘能力◆┃通常攻撃 :[突]10D6+25 物理防御:65 属性防御:49 速度:26┃エミットウェポン :追加ダメージ量50┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃◆スキル◆ …《攻撃の号令》をはじめとした攻撃的スキルを優先┃《王家の血統》 ■■■□□□□□□□┃ 常時発動:自身に何らかの強化効果がかかった際、SLに等しいTPを回復する。┃《王たる証》 ■■■■■□□□□□┃ 常時発動:自身の何らかの強化効果が消滅する際、SLに等しいTPを回復する。┃《ロイヤルベール》 ■■■■■□□□□□┃ 常時発動:自身のHPが満タンの状態でターンを終了する際、┃ 味方全体のHPを(SL×3)回復する。非戦闘時は発動しない┃《王者の凱歌》 .■□□□□□□□□□┃ 常時発動:自身が戦闘不能でない状態で戦闘に勝利した際、┃ 味方全体のHPを(SL×5)回復する┃《攻撃の号令》 ■■■■■■■□□□┃ TP11[頭]:斬壊突属性を含む攻撃によって与えるダメージ量が┃ (15+(SL×3))%上昇する強化効果を味方横一列に付与する。3ターン持続┃《ファイアアームズ》 .■□□□□┃ TP6[腕]:味方単体に、通常攻撃および攻撃属性が武器に依存するスキル攻撃に┃ 本来の属性に加え炎属性を付加する強化効果を付与する。┃ また、(SL×10)%の炎属性被ダメージ軽減効果も併せ持つ。3ターン持続┃《フリーズアームズ》 ■□□□□┃ TP6[腕]:味方単体に、通常攻撃および攻撃属性が武器に依存するスキル攻撃に┃ 本来の属性に加え氷属性を付加する強化効果を付与する。┃ また、(SL×10)%の氷属性被ダメージ軽減効果も併せ持つ。3ターン持続┃《ショックアームズ》 ■□□□□┃ TP6[腕]:味方単体に、通常攻撃および攻撃属性が武器に依存するスキル攻撃に┃ 本来の属性に加え雷属性を付加する強化効果を付与する。┃ また、(SL×10)%の雷属性被ダメージ軽減効果も併せ持つ。3ターン持続┃《エミットウェポン》 ■□□□□□□□□□┃ TP12[頭]:味方単体の、炎氷雷いずれかの属性付与の強化効果を解除し、┃ その味方の通常攻撃の威力を用いて敵全体を攻撃する。┃ この際の属性は強化効果として付与された属性のみを使用し、┃ またこの際のダメージに(Lv×(1+SL÷10))を上乗せする。┃《防御の号令》 ■■■■■■■■■■┃ TP12[頭]:斬壊突属性を含む攻撃によって受けるダメージ量が┃ (15+(SL×3))%減少する強化効果を味方横一列に付与する。3ターン持続┃《予防の号令》 ■□□□□┃ TP12[頭]:何らかの状態異常付与の可能性がある攻撃を受けた際に┃ 状態異常を受けずに済む強化効果を味方横一列に付与する。┃ 効果が一度発動すれば消滅するが、発動しなければ3ターン持続┃《覇気の号令》 ■■■■■□□□□□┃ TP8[頭]:最大HPを(20+(SL×5))%上昇させる強化効果を味方横一列に付与する。┃ 最大HPに併せて現在HPが割合で回復する効果は無い。5ターン持続┃《庇護の号令》 ■■■□□□□□□□┃ TP7[頭]:ターンの終了時にHPを回復する強化効果を味方横一列に付与する。┃ 回復量は(TEC+SL)D6。5ターン持続┃《エクスチェンジ》 ■□□□□┃ TP4[頭]:味方単体の強化効果を全て解除すると共に、対象のHPを┃ ((TEC)×(SL×10)×(解除した強化効果の数))回復させる。┃《リニューライフ》 ■□□□□┃ TP8[頭]:味方横一列の弱体効果を全て解除すると共に、対象のTPを┃ ((TEC+SL)×(解除した弱体効果の数))回復させる。┃《リセットウェポン》 ■□□□□┃ TP12[頭]:敵単体にかかっている強化効果を全て消滅させる┃《クイックオーダー》 ■■■□□┃ TP12[頭]:指定した味方の行動順を最速に引き上げる。┃ このスキル自体はターンの超最速で発動する┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛最新スキル習得方針┃ (1)条件付き常時発動型回復スキルの強化を優先┃ (2)《攻撃の号令》をはじめとした攻撃的スキルを優先┃ (3)守備的支援スキルの強化を優先┃ (4)自己のTP補充スキルの強化を優先┃ (5)強化・弱体効果を操作するスキルの強化を優先┃ (6)《リセットウェポン》を成長させて消費軽減┃ (7)《クイックオーダー》を成長させて消費を極限まで軽減┃ (8)HP・TPの強化を優先方針履歴┃ (4)自己のTP補充を可能とするスキルを優先┃ (6)味方の行動順を操作するスキルを優先┃ (3)《防御の号令》をはじめとした守備的支援スキルを優先┃ (5)敵味方の強化・弱体効果を操作するスキルを優先┃ (3)《防御の号令》をはじめとした守備的支援スキルの強化を優先┃ (7)《クイックオーダー》を成長させて消費軽減┃ (5)敵味方の強化・弱体効果を操作するスキルをより幅広く習得┃ (2)《攻撃の号令》をはじめとした攻撃的スキルを優先 戻る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2315.html
びゅうびゅうと吹き付ける乾いた風が、桃色の長く柔らかい髪をぶわっと巻き上げる。 その持ち主が慌てて自分の髪を押さえようとする前に、真っ赤なマントと大きな背中が風を遮った。 軽く手櫛で撫でつけ、まとわりついた砂埃を払い終えた髪を整えると、その桃色の髪の少女は優しく微笑んで口を開いた。 「ありがと」 返事はない。当然のことをしたまでだと言わんばかりに微動だにせずに、赤いマントの持ち主は前を向いて立ちつくしている。 少女は――ルイズは、少しだけ昔を思い出した。 彼女の決して長いとはいえない人生の中、ほんの少しだけ昔の話。 こうして彼女の前に立つ背中は、大きくなってもあの頃から何一つ変わっていないなと、思い出を重ねる――。 全ての始まりは春の使い魔召喚の儀式だった。 魔法成功率ゼロ、学院始まって以来の落ちこぼれ『ゼロのルイズ』と呼ばれ、蔑まれ続けてきたルイズ。 彼女が報われない努力を積み重ねるだけの地獄から抜けだし、新たな一歩を踏み出す切欠となったのである。 一度、二度、三度と繰り返されたサモン・サーヴァント。 現れた『ゲート』が爆発を繰り返すのみで、使い魔の影も形も見えない様子に、周囲の生徒たちは嘲笑を込めて囃し立てる。 ――もう諦めて留年したらどうだ。 ――やっぱりゼロは何をやってもゼロだな。 ――いくらダメだからって、平民を連れてきたりするなよ。 だが彼女は諦めなかった。むしろ、背後でさんざん騒いでいるボンクラ共は一体何を見ているのかと憤慨していた。 一度目も、二度目も、三度目も、そしてたった今詠唱をしている四度目も『ゲート』はちゃんと出現しているではないか。 爆発したのは……そう! きっとなにか『爆発してしまうモノ』が喚び出されただけなんだと。 あれちょっと待て、じゃあ何か、私はそれを爆発させずに呼び出さなければいけないのか――と思わず詠唱に詰まってしまうルイズ。 しかし、すぐさま「そんなことはない」と気を取り直して詠唱を続け、魔力をゲートに流し込む。 やがて完全に安定したゲートが、今までとは違った緑色の不思議な光を放ち――。 光が収まったとき、そこには『彼』がいた。 ゼロヒーロー ~ルイズはいかにしてゼロマスターと呼ばれるに至ったか 白い肌に緑色の髪、白いズボンに緑の靴、そして白い弓に緑のジャケット。 見事なまでに白と緑のツートン・カラーで染められたその使い魔は、人の姿こそしていたが背は小柄なルイズの半分しかなかった。 ルイズが爆発を起こさずに召喚を成功させた。驚きで呆然としていた観客は、我に返ると一瞬にしてざわめきに満ちあふれた。 だがそのうちの何割かは、相変わらずルイズをゼロと見たままの悪意の籠もったものであった。 ――いくら召喚ができないからって、子供を誘拐してくるなんてひどいゼロよね。 あまりにも失礼な物言いに、サモン・サーヴァントを成功させた達成感も吹き飛んで沸騰するルイズ。 事実、それは幾度も苦労してはっきりと成果を上げた学友に対する言葉としては、あきらかに貴族として相応しいものではない。 教師として監督役を担っていたコルベールが、言い過ぎた生徒を叱責しようと口を開く。 さきほどまでは、召喚中のルイズが雑音を意に介さない程に集中していたため黙っていたが、すでに結果は出たあとだ。 失敗こそあれ、最終的には見事に使い魔の召喚を成し遂げた生徒を賞賛こそすれ、中傷するというのは礼節以前の問題だろう。 「ちょっと、アンタ――」 「言い過ぎですよ、ミス――」 ルイズとコルベールが振り向いた瞬間であった。二人の間を、風切り音が通り抜けた。 「ぎゃっ!」 次いで悲鳴。今しがたルイズとコルベールが苦言をぶつけようとした金髪で見事な巻き髪の少女が、腰を抜かしてへたり込んでいる。 その視線の先には一本の矢。腕に深々と突き刺さり、傷口からはだくだくと血が流れている。それを見てさらに周囲から悲鳴が上がる。 「ああっ! マリコルヌがやられた!」 「……いや、今……誰か僕を突き飛ばs」 「どこから飛んできた矢だ!」 「……聞いてよ、ねえ、犯人はギーs」 「犯人はそこだ!」 混乱の中、びしっ! と一本の薔薇を突きつける学生が一人。 その指し示す先にいたのは、たった今ルイズが喚び出したばかりの使い魔の姿。 いつの間にか弓につがえた二の矢で弓弦を引き絞りつつ、油断無く彼を見つめる生徒たちを見返している。 「ゼロのルイズが喚び出した使い魔が!」 「いきなり暴れたぞ! やっぱりゼロはゼロだ!」 向けられた敵意に、慌てて戦闘態勢を取る生徒たち。周囲に、今にも魔法が飛び交いそうな一触即発の空気に満ちあふれる。 慌てたのはコルベールである。自分の油断から生徒に怪我を負わさせてしまった。 色めき立つ生徒たちに、落ち着くようにと声を張り上げ、いざとなればやむを得まい、と前に出、ルイズの使い魔に向けて杖を構える。 だが、もっと慌てたのはルイズであった。 せっかく喚び出した使い魔が、生徒を、貴族を傷つけた。 ――殺されちゃう! そう思った瞬間、ルイズは咄嗟に使い魔をかばうように前に出た。 両手を広げ、無数の杖から自分が喚び出した使い魔を背に守るように立ちはだかる。 「いけない! ミス・ヴァリエール!」 「え……?」 慌てたコルベールの声に、一瞬、きょとんとするルイズ。 まずいまずいまずい。 コルベールの脳裏に、一瞬後の最悪の光景がよぎる。 サモン・サーヴァントで喚び出された使い魔は、通常は契約を――コントラクト・サーヴァントを終えるまではおとなしくしている。 だがルイズの喚び出した使い魔は……ええと、なんと言ったか、ちょっと太めの生徒を矢で射抜くほど攻撃的になっていた。 さらに次の矢をつがえた状態の、そんな使い魔の前に急に飛び出したりしては、はずみで矢が放たれてしまってもおかしくはない。 最悪、背後から心の臓を射抜かれて絶命――と、そこまで考え、なんとか間に合えとばかりに彼が詠唱を始めた瞬間である。 「え……」 今度は、その使い魔が弓を構えたままルイズの前に出てきたのである。 つがえたままの矢の先は、もちろんルイズではなくコルベールの方を向いている。 詠唱を中断し、真剣な表情でルイズの前に立つ使い魔を油断無く観察する。 「守って……くれてるの?」 ルイズがかばおうとしたはずの使い魔が、逆に彼女を背にかばっている。 彼女よりも小さくて、あきらかにメイジでもないのに、弓一本と矢が数本で、この使い魔はルイズを守る気でいる。 驚いたことに、コントラクト・サーヴァントもしていないのに、だ。 「ミス・ヴァリエール! 使い魔にその弓を下ろすように言ってください!」 コルベールの指示で我に返る。そう、状況はあまり変わっていない。 言われたとおりに、慌てて目の前の使い魔に指示を出す。 「大丈夫よ! みんなは敵じゃないわ! その弓を下ろしても大丈夫なのよ!」 その言葉を聞いて、使い魔はちらりとルイズの方を振り向いた。こくりと頷いて、弓を下ろす。 その瞬間、張りつめていた空気がすっと和らいだ。足の力が抜けて思わずへたり込んだルイズが、背中から使い魔を抱きしめる。 「驚きましたね……コントラクト・サーヴァント前に主人を守ろうとする使い魔がいるとは」 撃たれた生徒の手当が無事に終わっていることを確認したコルベールが、ルイズとその使い魔を見て呟いた。 あの緑色の使い魔は、あきらかにルイズを守るために動いていた。 最初に射られた矢は――恐らく、自らの主人を侮辱されたことに腹を立てたのだろうと推測する。 怪我人が出てしまった以上、後処理に時間を取られることは確かだが、ともあれ、今しておかなければならない事を済ませる。 「ミス・ヴァリエール、そのままコントラクト・サーヴァントを済ませてしまいなさい」 「え……あ、はい」 言われて初めて気づいたかのように、こくりと頷くルイズ。 ルイズがへたり込んだ状態で、お互いの頭も丁度良い高さにある。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール――」 こうして、その緑色の使い魔は、正式にルイズの使い魔となったのである。 使い魔召喚の儀式により、二年生へと進級した生徒たちの興奮冷めやらぬ翌日のこと。 ルイズの使い魔は、突如として決闘を挑まれていた。 決闘場所はヴェストリの広場。午前の授業が終わった昼食後、一人の生徒が昨日のことで食って掛かってきたのだ。 不幸な事故のことは謝るから――とルイズも頑強に抵抗したが、周囲の生徒たちの悪ノリもあり、引き離されてしまったのである。 「昨日、危うくキミが怪我を負わせるところだった僕の一輪の花、香水のモンモランシーのために」 決闘を仕掛けてきた生徒、ギーシュの口上を黙って聞くルイズの使い魔。 携えた弓は、いつでも矢を放てるように。片手に矢こそないものの、臨戦態勢にあることはあきらかに見て取れた。 「そして彼女をかばい名誉の負傷を負った我が友、鼻紙のマリコルヌのために!」 「かぜっぴきでも鼻紙でもなくて風上だよっ! って、キミが突き飛ばs」 ギーシュの口上が終わった瞬間、周囲の歓声は最高潮に達した。 それを決闘の始まりの合図と判断したか、ルイズの使い魔は素早く矢をつがえ、ギーシュに向けてそれを放つ。 だが、ギーシュはそれを見透かしていたかのように手に持った薔薇を一振りする。 「矢が来るとわかっていれば、防ぐ手段はいくらでもあるんだ」 薔薇の花弁が一枚舞い、ギーシュの目の前で女戦士の姿を取る。 ギーシュによって『錬金』された青銅の女戦士は放たれた矢を受け止めると、ルイズの使い魔を目掛けて殴りかかった。 「言い忘れたが、僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従ってこの青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」 殴りかかってくるワルキューレに対し、大きく飛び退いてさらに矢をつがえるルイズの使い魔。 こうして、決闘は始まった。 ルイズがやっとのことで決闘場であるヴェストリの広場に辿り着いたとき、目の前には傷だらけの自分の使い魔の姿があった。 少し離れた場所には、幾本もの矢が突き立ったギーシュのゴーレムが倒れ伏している。 にわかには信じられないことだが、この使い魔は弓一本でメイジの作り出したゴーレムを倒したのである。 いくらギーシュが魔法使いの中で最低ランクの『ドット』ランクだとしても、この使い魔にはそれと渡り合える実力があるのだ。 ほんの少しの優越感と、それ以上に使い魔の怪我を案じて、ルイズは使い魔の前に出て叫んだ。 「ギーシュ! あんたのゴーレムは倒したわ! こっちの怪我もひどいし! もう引き分けでいいでしょう!」 「やあゼロのルイズ。残念ながらそうはいかないんだ」 軽く嘯いて、もう一度手の中の薔薇を振るギーシュ。 すると、薔薇から散った一枚の花弁が、無傷の『ワルキューレ』となって広場に降臨する。 勝ち誇った表情で、ギーシュは堂々と絶望を宣告する。 「あいにくと、僕が作り出せるゴーレムは一体だけではないのだよ」 「そんな……!」 ゴーレム一体を倒すだけでこれだけボロボロにされたのである。 それがさらに一体――いや、ギーシュの持っている薔薇の花弁の数だけ作り出せるとしたら、どうやっても勝ち目はない。 もう、これ以上使い魔を傷つけさせるわけにはいかない――と、歯を食いしばってルイズが許しを請おうとした時である。 再び、使い魔はルイズの前に出た。 主人の誇りを守るべく、傷だらけの身体をおして前へ、前へ。 「ダメ……もうやめて!」 必死に手を伸ばし、自らの使い魔を止めようとするルイズ。その手が、急に熱を持った。 熱い――と叫びかけて、そうではないと気づく。彼女が伸ばしたその手から、使い魔に向けて魔力が流れているのだ。 ボロボロになりながら、一体の敵を打ち倒した使い魔。 そしてそこに、彼の主人が辿り着いた。間に合った、と言ってよい。 「これは……」 ルイズから流れた魔力が、敵を倒した経験を混じり合い、使い魔の肉体を急速に活性化させる。 負っていた傷はあっという間に消え去り、ややひ弱な印象があった小さな身体には、とにかく力に満ちあふれている。 「何だ……? 行け、ワルキューレ!」 なにやら異変を感じ取ったギーシュが、勝負を決めてしまおうとワルキューレに指令を下す。 ボロボロだった使い魔など、あと一撃も加えれば抵抗する気もなくすに違いないと。 だが次の瞬間、その表情が凍り付いた。 轟音――いや、それが矢の音だとすぐに気づけた者がどれだけいるだろう。 ルイズの使い魔が放った矢が、向かってくるワルキューレを貫き、そのままギーシュの背後の壁に突き刺さったのである。 「え……」 「嘘……」 ギーシュとルイズ、そして周囲を囲むギャラリーの呆然とする声。 青銅製のワルキューレが、たった一本の矢で貫かれただけで、胴体に大穴を空けて行動不能になったのである。 「わ……ワルキューレェェっ!」 一瞬でギーシュは恐慌状態に陥った。彼が操れるだけ全てのワルキューレが、彼を守る壁となったまま一斉に襲いかかる。 その数は――もう数える必要すらなかった。 いくつのゴーレムが並んでいたのだとしても、その全てがわずか一矢で貫かれ、大穴を空けて広場の石畳へと転がったのだから。 「……他にもあったわよね、フーケのこととか、……ワルドのこととか」 今もこうしてルイズの目の前に出、彼女を背に庇っているのは彼女の使い魔だ。 ルイズの半分しかなかった背は、彼女が見上げる必要があるほどに高く伸び、変わらず緑と白の出で立ちは、赤いマントで飾られている。 「それじゃ行きましょうか」 ルイズの言葉に頷いて、一歩前に進む使い魔。 その名を、ルイズはとびっきりの愛情を込めて呼ぶ。 「ジャレス……いいえ、ジャレットの方がいいかしら?」 どちらの名を呼んだ時も背中が嬉しそうだった。呼び方は特に気にしないらしい。 「それと――ボムノスケたち」 なんと、ルイズの後ろにはさらに三体の使い魔が控えていた。 どれも真っ赤な丸い胴体に手足と目がつき、王冠をかぶり、真っ白いヒゲと眉をつけた奇妙な姿をしている。 彼らは、ルイズが失敗したと思っていた、最初の三回の召喚で喚び出されていた使い魔である。 彼女がここに至るまでにいろいろ……本当に色々あって――とにかく、今は無事にこうしてここにいる。 目の前から、轟音が聞こえてきた。 敵は、アルビオン軍七万。 「それじゃ、いくわよみんな!」 返事はない。その代わりに数限りない爆音が、ルイズの約束された勝利を前祝いするかのように轟いていた。 これは後世にゼロヒーロー、あるいはゼロマスターと呼ばれる、一人の少女の物語である。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2258.html
「わからないのか? おまえは『運命』に負けたんだ! 『正義の道』を歩むことこそ『運命』なんだ!!」 目の前の小僧の高らかな勝利宣言とともに、主人の頭蓋が「ウェザー・リポート」の拳に押しつぶされた。 それと同時に自分の体から力が抜けていくのがわかった。 負けたのだ。 完全に、敗北したのだ。 人間の頂点がさらに上り詰めて行き着く能力が、負けた。 何故負けた? ウェザー・リポート如きに、徐倫のヤツの最後の悪あがき如きに、こんなちっぽけな小僧如きに、何故負けた? いくら考えても答えは出ない。 いや、出せない。 何故なら答えが出る前に、自分は消滅するからだ。 「このちっぽけな小僧がああああああああああああああッ!!!」 主人の、最後の断末魔が聞こえた。 主人の体を砕く、ウェザー・リポートの拳の音も聞こえた。 それだけだった。 もはや指一本動かない。 「時の加速」も何の意味も持たない。 ただ、終わっていくだけ。 ただ、終わっていくだけの、ハズだった。 1話 「ミス・ヴァリエール。召喚の儀式を」 生え際の後退著しい中年教師が意を決したように言う。 その教師――名はコルベールといった。 コルベールが監督するのは召喚の儀式。 ここトリステイン魔法学校にて2年生が行う中では最重要とも言える行事である。 その召喚の儀式は「あと一人」を残して、これまでのところ順調に進んでいた。 生徒は「あと一人」を除いて皆自分の使い魔を召喚できていたし、その中には風竜やサラマンダーを召喚した生徒もいた。 使い魔は主人の力量を表す。 メイジの良し悪しを見極めるその方法に則るならば、その二人はきっと偉大なメイジになるだろう。 そう思い、コルベールは目を細めた。 だが残っている「あと一人」の女子生徒のことを考えると、コルベールは気が重くなった。 別に彼女はヤサグレてる訳でもなかったし成績が悪かったわけでもない。 他の生徒とのコミュニケーションも十分に取れている。 しかしただ一つ。 本当にただ一つだが彼女には欠点があった。 そしてその欠点こそがコルベールを不安にさせていた。 が、そんなコルベールの心配をよそに―― 「はい!」 「あと一人」の女子生徒――ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは威勢のいい返事をした。 その返事を聞いて、コルベールはさらに気が重くなった。 「なあ…成功すると思うか?」 「いや、いくら『ゼロ』でも召喚の儀式ぐらいは…」 「でもあの『ゼロ』だぜ?」 「だよなあ…失敗するかもだよなぁ~~」 ルイズの儀式を見守る生徒たちのヒソヒソ声からは、彼らがコルベールと同じ考えであることが容易に推測できる。 ハッキリ言って、ルイズの儀式の成功を期待していないのだ。 そんな周囲の声がまるで聞こえていないかのように、あるいは聞こえていながらも無視しているのか、 ルイズは他の生徒たちには見向きもしない。 そして詠唱を始める。 「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! わたしは心より求め、訴えるわ…我が導きに答えなさい!!」 詠唱が終了した。 そして―― ドッグォォォォォオオオオオオオオン!!! 爆発したッ! 爆風で土くれと砂埃が巻き上げられ、ルイズもまた突き飛ばされたように地面にしりもちをついた。 召喚の儀式は、失敗した。 「オホッオホンッオホン!」 「ゲホッゴホッ! クソッまたやったな『ゼロ』!」 「使い魔の召喚にさえ…ゲボッ! 失敗するなんて君も筋金入りだなッ!」 周囲から聞こえてくる罵倒をルイズは地面に座りこんだまま聞いた。 そして泣きたくなった。 (なんで…どうして『成功』しないのよぉ~~~~~~~~~!) 成功するために何回も何回も練習した。 昨日は召喚のゲートもちゃんと出てきた。 なのに――なのに失敗した。 なんで失敗した? たかが召喚の儀式なのに! 昨日は成功したのに! 何で? どうして? いくら考えても答えは出ない。 いや、出せない。 何故なら―― 「お…おい!煙の中に何かいるぞ!」 「ホントだ! でもあのシルエットは…」 「サルにしちゃあ背が高すぎるし…」 「人間にしたってあれはデカすぎる!2メイルくらいはあるんじゃないか?」 「じゃあ亜人? オーク鬼か何かってことか?」 「おい! 煙が晴れるぞ!」 何故なら、ルイズは召喚に成功していたからだ。 砂埃から現れたのは、実に奇妙ないでたちの人間、いや亜人だった。 贅肉の一切見当たらない真っ白な筋肉質の身体には文字のようなものがびっしり彫りこまれており、 頭には奇妙な形の頭巾、そしてその身に纏うのはいずれも紫がかった黒色の襟巻きと短パン、リストバンドにブーツのみで、 しかも襟巻きと短パンの二つが体の正中線で帯のようにつながっている。 民族衣装だとかその類だとしても、かなりきわどい、いや、むしろ変態的な格好だ。 しかもよく見てみれば、耳も鼻もこの亜人には無い。 削がれたような傷が無いあたり、生まれつきそれらを持っていないとでも言うのだろうか? (なに…何なのコイツ? こんな亜人、あたし図鑑でも見たことなんて…) そんなことを考えていると、この亜人がルイズの方へと歩み寄ってきた。 だがその姿は何か変な感じだ。 亜人の身長はかなり高い。 2メイルあるかないかってぐらいに高い。 なのに足音が全くしない。 亜人に踏まれた芝生にも足跡が全くついていない。 まるで体重がすごく軽いかのようなのだ。 そうして亜人はルイズの前に立つと、口を開いた。 「聞キタイ事ガアル」 それはまったく人間的でない声だった。 合成音声のような、加工された声のような、そんな声だ。 「しゃ、喋った?」 「喋ッチャア悪イカ」 仏頂面で亜人が言葉を返す。 「ココハドコダ?」 「こ、ここ? トト、トリステインの、ま、魔法学院、よ」 「トリステイン……魔法学院……」 亜人はそう呟くと、何か考えるように押し黙った。 トリステイン。魔法学院。 どちらの単語も亜人の記憶にはないものだった。 加えて、亜人の目の前に広がる光景も珍無類だ。 全員が示し合わせたようにマントをつけ、脇には動物を侍らせている。 動物の中にはファンタジー世界から抜け出してきたようなのもいる。 しかも全員が全員、自分が見えているらしい。 まったくもって、ワケがわからない。 既に消滅したはずの自分が、何故まだ存在している? それに何故、今自分は「メイド・イン・ヘブン」でなく「ホワイトスネイク」なのだ? 何故こんなものを見せられている? いくら考えても、見当がつかなかった。 「ち、ちょっとあんた!」 「何ダ?」 思考を遮られた亜人が無愛想な声でルイズに答える。 「あ、あんた、どういう種族なの?」 「『スタンド』ダ」 「すたんど?」 「……知ランノカ?」 「……初めて聞いたわ」 「…………」 「…………」 「スタンド」が見えている以上「スタンド」という言葉を知っているのは当然とする亜人。 一方スタンドなどという種族名など聞いたこともないルイズ。 嫌な沈黙が亜人とルイズの間に流れた。 周囲の生徒たちは、先ほどから固唾を飲んで亜人とルイズの会話を見守っていた。 だがこの有様に耐えられなくなったのか、近くの者とヒソヒソと喋り始めている。 「なあ、あれ……亜人、だよな?」 「でもあんなの見たことないぜ?」 「オーク鬼みたいなのとは全然違う……エルフの仲間かしら?」 「エルフは耳が長いのよ? あの亜人、耳がないからきっと違うわ」 「じゃあ一体…………」 そしてここにきてコルベールもようやく我に返る。 長年教師であり研究者であったコルベールにとって、 この未知の亜人はあまりにも衝撃的過ぎたからだ。 慌ててコルベールはルイズと亜人の元へ駆け寄った。 「ミ、ミス・ヴァリエール……召喚は無事に成功したようですし、使い魔との契約を行ってください」 「契約って……」 ルイズはその言葉の意味を頭の中で確かめると、目の前の亜人を見上げた。 ……コイツと××しなきゃならないの? この亜人……少なくとも弱くはなさそうだ。 「風邪っぴき」のマリコヌルのフクロウよりはずっと強いだろう。 でも亜人だ。人間じゃないけど、トロールとかよりはずっと人間だ。 それなのに……本当にコイツと××するの? まだしたこともないのに、初めてなのに……。 ルイズがあまり考えたくない事実と直面している最中、亜人が口を開いた。 「使イ魔、トハ何ダ?」 「一般的にはメイジに仕える動物のことだ」 「『メイジ』トハ何ダ? ソレニ私ハ動物ジャアナイゾ」 「メイジとは魔法を使う者のことだが……うむ……そう、だね。確かに君は動物じゃあない」 「魔法ヲ使ウ……? ソレニ……仕エル、ダト?」 亜人はその言葉の意味を頭の中で確かめると、目の前の少女を見下ろした。 ……コイツに仕えなきゃならないのか? あり得ない。 こんな小便臭い小娘に、一度は世界を滅ぼしかけた自分がへーこらするのか? マジにあり得ない。 かつての主人との落差があんまりにも大き過ぎる。 お互いがお互いを否定する不毛すぎる状況。 そこにコルベールの声がかかる。 「ミス・ヴァリエール。時間がもうありませんので……」 「…………」 コルベールの言葉にこの世の残酷さを感じるルイズ。 だがコルベールの言うとおりだった。 やるしかない。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ」 杖を振って口訣を結び、いざ……となったところで気づいた。 ルイズの身長は150サント。 対して亜人の身長は2メイル。つまり200サント。 ……届かない。 「あんた、しゃがみなさい」 「何デダ」 「いいから、しゃがみなさい」 「私ニ頭デモ下ゲサセルツモリカ?」 プッツ~~ン! その瞬間、世の不条理への怒りと強情かつ不遜な亜人の態度への怒り。 その二つの入り混じりの感情をルイズは露わにした。 「しゃがみなさいって言ってんでしょうがッ!」 つまり、キレたッ! その怒りは満身の力となって右足に込められ、そして亜人の足を思いっきり振り下ろされるッ! ドグシャアッ! 「グオォッ!」 予期せぬ奇襲に、思わず呻いて体を折る亜人。 その瞬間―― ズキュゥゥゥーーーーーン! ××は――「キス」は完了したッ! 「コッ、コノ小娘! 一体何ヲ!」 「うるさいうるさいうるさい! 私だって、あんたなんかにファーストキス捧げたくはなかったわよ!」 理不尽にも足を踏みつけられた怒りと、スタンドによる攻撃でないにもかかわらずダメージを受けたことへの困惑、 その二つの入り混じりの感情を亜人は露わにした。 一方のルイズは貴族のファーストキスをこんな亜人に捧げなければならなかったことへの怒りと屈辱感。 その二つの入り混じりの感情で反撃した。 その直後だった。 「ヌゥッ……左手ノ、甲ガ……焼ケル!?」 亜人は焼けつく痛みの発信源に目を向ける。 するとそこには、彼(?)が見たこともない、奇妙な文字が記されていた。 「ふむ……珍しいルーンだな」 その文字を上から覗き込んだコルベールがそう言った。 「さて、皆無事に使い魔の召喚を終えたようだし教室に戻ろうか」 コルベールの言葉に従い、生徒たちは「フライ」の呪文で校舎の方へと飛んで行く。 その光景を亜人は痛みも忘れて凝視していた。 「……奴ラハドウヤッテ飛ンデルンダ?」 「『フライ』よ。そんなことも知らないの?」 ルイズが不機嫌そうに亜人の疑問に答える。 「知ラン。『フライ』トハ何ダ?」 「魔法よ、魔法!」 「魔法、ダト?」 「そうよ、魔法よ!」 「……信ジラレンナ」 「……あんた、いったいどこから来たのよ?」 何から何まで話が通じないことを、ルイズと亜人は互いに理解した。 だがひとつだけ、ちゃんと通じた会話があった。 「ところであんた、名前とかあるの?」 「……ホワイトスネイク。ソレガ私ノ名前ダ」 To Be Continued...
https://w.atwiki.jp/sei0bird0doll/pages/72.html
やる気ゼロ アルテギルド図鑑に戻る ギルドマスター 名前 特徴 イェロ ゼロを長い間続かしている凄腕マスター。信用が厚くネタも豊富、マスターの理想図なのかもしれないwイベントとかを開催する人でもある。お金持ちなんですね・・・w彼・・・ww ギルドの特徴・雰囲気 とても明るくやる気ゼロッぽさが見えないギルドギルメン一人一人がネタ受けよいですノリがいいね!関西人っぽいwやる気ゼロヽ( ゚∀゚)ノィェーイ!! ギルドHP http //wikiwiki.jp/yaruki0/
https://w.atwiki.jp/zero-one/pages/85.html
仮面ライダーゼロワン 変身ベルト DXエイムズショットライザー Amazonで詳細を見る 仮面ライダーゼロワン DXプログライズホルダー&ラッシングチータープログライズキー Amazonで詳細を見る プログライズキー入手方法早見表 ※DXと特別バージョンの入手方法については個別のページで確認してください。 ■DX 発売中:○ 発売予定:▲ 発売未定・発売予定無し:- ■SG・GP 発売中:発売弾(例:01) 発売予定:▲発売弾(例:▲01) 発売未定・発売予定無し:- ■特別ver.(付録やキャンペーンなどで入手可能なもの) 発売中・発売予定あり:○ 発売未定・発売予定無し:- [部分編集] プログライズキー 名前 DX SG GP メッキ 特別 ライジングホッパー ○ 01 01 01 ○ シューティングウルフ ○ 01 01 01 - ラッシングチーター ○ 01 01 - - バイティングシャーク ○ - 02 02 - フライングファルコン ○ ▲03 02,▲06 CP - パンチングコング ○ 02 02 02 - フレイミングタイガー ○ - 03 03 - ライトニングホーネット 〇 - 03 - - フリージングベアー 〇 02 04 04 - スティングスコーピオン 〇 - ▲06 ▲06 - アメイジングヘラクレス 〇 ▲03 ▲05 ▲05 - ブレイキングマンモス 〇 ▲03 ▲05 ▲05 - スパーキングジラフ ▲ - - - - クラッシングバッファロー - - ▲06 ▲06 - シャイニングホッパー ▲ - - - - アサルトウルフ ▲ - - - - アメイジングコーカサス ▲ - - - - ゼツメライズキー 名前 DX SG GP メッキ 特別 べローサ 〇 - 03 03 - クエオネ 〇 - 04 04 - エカル 〇 02 - - - ネオヒ 〇 02 - - - オニコ - ▲03 - - - ビカリア - - ▲05 - - ガエル - - ▲06 - - マンモス 〇 - - - - ドードー 〇 - - - - アウェイキングアルビノ ▲ - - - - レジェンドプログライズキー 名前 DX SG GP メッキ 特別 カメンライディングディケイド ▲ - - - - ライダータイミングジオウ ▲ - - - - コメント欄 雑談は雑談掲示板でおねがいします。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2593.html
レコン・キスタの奇襲により開始されたタルブでの会戦は、二日も経たず終わりを迎えた。 トリステイン王国王女アンリエッタ・ド・トリステインと、アルビオン王国皇太子ウェールズ・テューダーの手によるオクタゴンスペルにより、アルビオン軍は艦隊及び地上軍の大半を喪失。 竜巻の直撃と、竜巻に巻き込まれた艦隊の直撃を受ける事無く、幸運にも辛うじて生き残った兵達は、始祖の子孫達の恐るべき魔力を目の当たりにした為にそのほぼ全てが投降、もしくは逃走を図った。 タルブ平原に駆け付けたトリステイン軍は、逃走したアルビオン兵の捕縛に杖を振るう事となった。 その顛末を、ルイズは知らない。 タルブ平原に艦隊を突き立てた竜巻の後に発生した、まるで太陽が地表に生まれたかの様な光球を生み出した張本人である彼女は、ジョセフが操っていたゼロ戦が空に見えなくなったのを見届けた後、身体の底から湧き上がる激情に押され戦場を後にしていた。 自分が伝説の虚無の担い手である事も、敬愛するアンリエッタを救えた事も、今のルイズには何の価値とてなかった。 ――失った。無くしてしまった。 自分の手で、使い魔を、ジョセフ・ジョースターを帰してしまった。 もう二度と会う事が出来ない。 別れを交わす事も出来ず、感謝を述べる事も出来ず。 あんな『ひこうき』で来なくてもいい戦場までやってきて、最後の最後まで関らなくてもいい危険に関ってきた恩人に、何も自分は報いてやれなかった。 鞍の上でルイズは、人目がないのをいい事にひたすら泣きじゃくっていた。 涙が枯れ果てても、喉が嗄れ果てても、それでも悲しみは涸れなかった。 日が落ち、二つの月と無数の星だけが照らす夜道を一人、ただ馬を進ませ、悲しみに暮れる以外ルイズは何もしなかった。 魔法学院に帰り着いたのは、東の空が僅かに白み始めた頃。寝ぼけ眼を擦りながら出てきた馬子の前で馬から下りた後は、幽霊の様なおぼつかない足取りで寮へと向かうしかない。 鉛の様に重い身体を強引に引っ張り上げる様な気持ちのまま、やっと辿り着いた何日ぶりかの自室のドアの前で、ドアノブに手を伸ばそうとし、ノブを握ろうとし、扉を開けるまでの段階でそれぞれ重大な決意を経過した後、ドアを軋ませながら開いた。 双月の光だけが部屋を照らす中、つい数ヶ月前までそうだった部屋を見れば、また悲しみが膨れ上がる様に込み上げてくる。 ジョセフがいない。ジョセフがいない。もう、帰ってこない―― サモン・サーヴァントで図体のでかい老人を召喚してしまった時の失望から、掛け替えの無い存在になるまで、本当にあっと言う間だった。 使い魔はメイジの半身だ、と言う言葉の意味を、ルイズはひたすらに痛感していた。 「う……うあっ、ううぅ……」 もう泣きたくなんて無いのに、体の中から嗚咽が昇ってくる。 ベッドに突っ伏し、布団を被り、枕を抱き締めて泣きじゃくろうとベッドに向かう直前に、机の上に残されたジョセフの帽子が目に入る。 それと同時に、帽子の下に置かれた便箋が目に入ったのは、ほんの偶然だった。 「……手紙……?」 ぐす、と鼻を啜りつつ、ジョセフが残して行ったのが明白な手紙を今読もうとする気になれたのは、馬の上で十分に泣いていたからだろう。 帽子を摘み、きゅ、と両腕で抱いてから、便箋を手に取る。 「…………?」 内容自体はすぐに読み終わる。 しかし、意味が判らない。 文法が支離滅裂だとか、字が汚くて解読不能だからではない。 走り書きで書かれた文面は、これだけだった。 【ルイズへ。わしが元の世界に帰ってから15日後、もう一度サモン・サーヴァントを行え。出来れば広い場所で。コッパゲと、ジェットに選ばれた友人達も立ち合わせとけ】 「ん、んんんん……?」 今の今まで悲しみばかりに支配されていたのも、どこかへ消え失せてしまった。 ジョセフが何を意図してこの最後の手紙を書いたのかが、全く判らなかったからだ。 一度使い魔になった動物は、死ぬまで使い魔のままだ。 使い魔がいるメイジがサモン・サーヴァントを唱えても、ゲートが開く事は決してない。ゲートが開く場合は、使い魔が死んでいなければならない、が。 「……ジョセフが自殺するとか、有り得ないし」 誰に聞かせる訳でもなくそう呟くと、ベッドに腰掛けて眉間に皺を寄せる。 ルイズには確信があった。 ジョセフ・ジョースターは、そんなつまらない事で死んだりしない。 いくら可愛がっている主人の為とは言え、新しい使い魔を呼び出させる為に自分で死を選ぶ人間ではない。 では、自分は死なずに向こうの世界で生きているとこちらに知らせる為? 「……だったら、15日後でなくていいじゃない」 そう、意味が判らないのはわざわざ15日後と指定している事。 自分の生存表明をさせる様なイヤミをするはずがないのも、ルイズは十分に承知している。 では、一体この別れの挨拶が意味しているものは何なのか。 そして、自分一人ではなく、友人達も立ち会わせる理由は何か。 意味の判らない事をするとしても、意味の無い事をジョセフはするだろうか? 「…………この手紙を書いたのは……、この部屋を出て行く前よね」 急いで部屋を後にしなければならない状況の中、これだけの文章を残せれば自分の目的を果たせるとジョセフは判断したと言う事だ。 「…………判らない、判らないわ」 この手紙を残す意図が判らない。 別れの挨拶にしては、余りに情緒がない。最後のメッセージとしては、余りに意味が判らない。 ルイズは手紙の意味を考えるのを放棄した証拠として、背中からベッドに倒れ込んだ。 生まれて初めて自分の系統に基づいた正しい魔法を行使した身体は、ルイズが考えているよりも強烈な疲労を蓄積させていた。 そのまま深い眠りに落ちた結果、ルイズがもう一度目覚めた時には夜闇の中で月が煌々と輝いており、丸一日完全に眠りの中で過ごしたと気付くのにもう少しばかりの時間を要する事になったのは、また別の話である。 ☆ ――ジョセフが日食の輪を潜り抜けてから、15日後の昼。 あの日サモン・サーヴァントでジョセフを召喚したアウストリの広場に集まったのは、ルイズとコルベール、そしてジェットに選ばれたキュルケ、タバサ、ギーシュの合わせて五人。 ウェールズ本人は今となってはアルビオン亡命政府の長、つまりはアルビオン王国の王となっている。 共に手を携え、アルビオン軍をウェールズとアンリエッタの二人で撃破した華々しい物語は、トリステインのみならず近隣諸国にも轟き渡った。 アンリエッタ王女の政略結婚は土壇場で解消し、改めてトリステイン、ゲルマニアの軍事同盟にアルビオン王国が加盟する事がつい先日決定した所である。 トリステインはほぼ壊滅したアルビオン神聖帝国の数少ない残存兵を取り込んで、現在はアルビオン大陸の簒奪者達を如何に仕留めるか、そして気が早い者はアルビオン大陸を如何に切り分けるかを話し合っている真っ最中。 晴れて王冠を戴き、トリステインの新たな女王となったアンリエッタは、最愛のウェールズ国王との婚姻の儀を挙げる為、多忙な日々を過ごしているのだった。 「しかし、僕もジョジョが残した手紙の意味がついぞ判らなかったな。何にせよ、ルイズがサモン・サーヴァントを行えばその意味も判るんだろうけれど」 穴の中から頭と両前足を出しているヴェルダンデを抱き締めたまま頬擦りしながら、ギーシュが今日集められた全員の気持ちを代弁する。 ジョセフが指定した面々に手紙を読ませてみても、ジョセフが意図しているであろう目的を考え付いた者はいなかったのである。 「まあ、後はちゃあんとルイズがサモン・サーヴァントを成功させるって言う最大の難関が待ち構えているんだけど。大丈夫、ラ・ヴァリエール?」 相変わらず、ルイズを小馬鹿にした笑いにも、ルイズはふんと鼻を鳴らして答えた。 「御心配痛み入るわ、ツェルプストー。これでもコモン・マジックは成功する様になったのよ。いつまでもゼロだとか言われてるだけの私じゃあないって事よ」 いつも通りの口喧嘩が始まるのは華麗に無視し、タバサは地面に座ったまま読書を続けていた。 虚無の系統に目覚めてから、正しい魔力の使い方を身体が理解したのか、初歩的な魔法を使うのに不自由は無くなった。四大系統の魔法は何一つ使えないにせよ、ルイズにとっては大きな進歩だった。 とは言え、虚無の担い手である事はアンリエッタにも話していない。 伝説の系統に目覚めた事を自慢して回る気には、どうしてもなれなかったのだ。 ゼロのルイズで無くなった喜びは確かにあるが、ジョセフとの別れを引き摺ってしまっている事が何より大きく、それに加えて手紙の謎が気になっているのもあった。 あの日から何度も何度も読み返した手紙をポケットから取り出すと、もう一度文面を読み返してみる。当然意味は判らない……が。 (……今になったら、この手紙は本当に助かったわ。もっと意味が判る手紙だとしたら……まだ部屋で泣いてたかもしれないもの) 主人が泣き腫らして部屋に帰って来る事を考えて、ジョセフはこの手紙を書いたのだろうか。 だとすれば、随分と気配りが行き届いていると言うか、全てお見通しと言うか。 スカートのポケットの中に入れている手紙を、愛しげに指先でもう一度触れてから、進級試験の日と同じ面持ちで立っているコルベールに、ルイズは静かに視線を向けた。 「準備はいいかね、ミス・ヴァリエール」 コルベールの問い掛けに、ルイズはしっかり頷く。 ルイズの一連の仕草を見つめ、コルベールは知らず微笑を浮かべていた。 あの進級試験の日とは、ルイズの態度は比べ物にならないほど堂々としたものだった。 ゼロのルイズと馬鹿にされ、劣等感の塊だった少女はもういない。 ここに立っているのは、貴族と呼ばれるに相応しい立派なメイジの一人だった。 (ジョースター君。君がミス・ヴァリエールの使い魔で、本当に良かった。たった二ヶ月足らずの時間を分けてもらったお陰で、彼女は救われる事が出来たのだから――) 日食の輪の向こうへ去った友人に、心の中で礼を述べる。 そして教師としての眼差しで、ルイズを見やる。 「では、ミス・ヴァリエール。サモン・サーヴァントを」 「はい」 すう、と一つ息を吸い、ゆっくりと吐き出す。 ジョセフがいつも行っていた波紋の呼吸の様に、大きく長い深呼吸。 そして愛用の杖を掲げると、朗々と召喚の呪文を唱えていく。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」 呪文の完成と同時に、勢い良く杖を振り下ろす。 次の瞬間――白く光る鏡の様なゲートが、完成した。 誰かが息を呑んだ音が、無闇に大きく聞こえた。 契約した使い魔が生きている場合、ゲートは開かれない。 ゲートが開かれていると言う事は、つまりジョセフは死んだと言う事実を厳然と示すものだった。 サモン・サーヴァントのルールを知らない者は、ここにはいない。 「ル……ルイズ!」 ゲートを閉じるんだ、と続けようとしたギーシュの言葉が、思わず飲み込まれた。 ルイズは、ゲートから目を背けていなかった。 そこには、“信頼”があった。 盲目的でも依存でもなく、ジョセフ・ジョースターと言う人間を信じる輝かしさ。 ゲートから照らされる光だけではなく、ルイズの立つ姿そのものから光が発せられている様な、そんな錯覚さえギーシュは感じてしまった。 ゲートが開かれてから、ほんの数秒。しかし、これから何が起こるのかを固唾を呑んで見守る全員には、とんでもなく長い時間が経過した様に思われたその時―― 「ゲートの前からどいとけッ! デカいのが行くぞォーーーーッ!!」 聞き間違えようが無い。 ゲートの向こうから聞こえた叫び声は、ジョセフの声だった。 そして次の瞬間、メイジ達は信じられない光景を目の当たりにする事になる。 爆発にも似た轟音が断続的にゲートの向こうから聞こえ、ゲートが奇妙に大きく引き伸ばされたかと思うと、見た事の無い“何か”がゲートの中から現れてくる。 タバサが杖を一振りし、風のロープでルイズを掴んでゲートの前から引き離した。 ゲートを潜り抜けて来たのはピカピカと鮮やかな紫に輝く、巨大な物体。その大きさと言えば、まるでちょっとした建物並。そんな物体がスムーズにゲートを潜り抜けてくる。 紫色の部分が出終わったかと思えば、その後ろからは紫の物体に負けず劣らず巨大な、銀色の長方形。紫と銀の物体には、人の背丈程もある黒々とした車輪が幾つも連なっており、巨大な物体達には似つかわしくないスムーズな前進を可能としていた。 一つの長方形が出終わったかと思えば、その長方形に繋がってまた同じ形の長方形が出てくる。そして合計三つの銀の長方形が出終わると、召喚を終えたゲートは閉じてしまった。 「な、な、な……」 生徒達を見守り指導するコルベールでさえ、想像を絶する召喚に意味のある言葉が出ない。 年若い少年少女達に至っては、度肝を抜かれたと言う言葉そのものの表情で、ただ出てきた物体を見上げる事しか出来なかった。 それはアメリカントラックと呼ばれる、アメリカの緩い規制の産物とも言える巨大トラック。日本では「コンボイ」と呼ばれる事が多く、ロボットにトランスフォームするトラックとして有名な、トラックであった。 だがしかし、ここにいる全員はそんな名前など知る由も無い。 「……ぅぉーぃ」 鳴り止まないエンジン音の中、微かに聞こえる呼び声に気付いたのは、風のメイジであるタバサだった。 召喚されたコンボイの先頭、紫の物体の中からその声は聞こえてくる。 よく見てみれば、紫の物体の正面上側には巨大なガラス窓がはめ込まれており、横側には数段の階段が取り付けられたドアが付いている様だった。 タバサは短い呪文を一言唱えると、ガラス窓の高さまで浮き上がって中の様子を窺った。 ガラス窓の向こうには黒光りする座席があり、その上にはジョセフが腰に佩いていた大剣、デルフリンガーが鞘から半ば抜かれて横たわっていた。 宙に浮いて自分を見つめるタバサに気付いたデルフリンガーは、かちかち柄を鳴らす。 「おお、久し振りだな。とりあえず横のドア開けてくれっか、うるさくて仕方ねぇだろ」 タバサはこくりと頷くと、そのままドアに連なるステップに着地し、ドアノブだと思われる凹みに指を掛けてドアを開いた。 「んじゃあ、そこに鍵が掛かってるだろ。それを捻ったらエンジンが止まる」 その言葉に視線を巡らせると、確かに穴に刺さった鍵がある。華奢な手を伸ばし、鍵を捻ると鳴り響き続けていたエンジン音がゆっくり途絶えて行った。 「さぁてと、だ。元の世界に帰った相棒からお前らに手紙とプレゼントを言付かってるんでな。いいモンばっかりだぜ、俺っちがありもしない腰抜かすくらいにな」 くく、とデルフリンガーが笑う。 タバサは軽口に笑う事もなかったが、興味深そうに青い瞳を剣に向けた。 剣の横には手紙の束が置かれており、その一番上に置かれた封筒には『わしの親愛なる友人達へ』と書かれているのが見えた。 「一番上の手紙は全員で読んでほしいってよ。それぞれの手紙は別に書いてあるぜ」 タバサは無言で手紙の束を手に取り、今までに触った事のないつるつるした手触りの紙に一瞬だけ視線を留まらせてから、自分とデルフリンガーに風を纏わせて運転席から地面へと降りる。 手に持った手紙の束から一番上の封筒を取り出し、ルイズへ向けて静かに差し出した。 「……この手紙は、あなたの使い魔が書いたもの。なら、あなたが語って読むのが筋」 「――そうね」 差し出された手紙を受け取ると封筒を破り、中に入っていた数枚の便箋を取り出す。 便箋に書き連ねられた文章は、確かにジョセフが書いたそれ。 文面に視線を寄り添わせながら、内容をゆっくりと語り始める。 『この手紙がお前達に届いたと言う事は、わしの計画は全て上手く行ったと言う事だ。――ろくに別れの挨拶も出来なかったが、手紙で済ませる不義理を許してほしい』 ルイズの声で紡がれるジョセフの口調に、その場にいる全員がしっかりと耳を傾け。ルイズも時折息継ぎを挟みながら、使い魔からの最後の手紙を読み上げていく。 『そうそう、もし心配しているのならわしは無事に元の世界に戻り、お前達が手紙を読んでいる今も元気にピンピンしとるので心配せんでいい。わしからの手紙とプレゼントを贈る為、そしてルイズに使い魔を返す為にわしは考えた』 そこまで読んでから、不意にルイズの眉根が寄る。数度同じ箇所を読み返し、んん、と疑問めいた声を上げるルイズに、続きを待ち兼ねたギーシュが怪訝げに問いかけた。 「どうしたんだねルイズ。文章の綴りが間違ってるのかい?」 何度も同じ場所で視線を行ったり来たりさせているルイズに全員の視線が集まった所で、ルイズは文章の理解を諦めた。 「…………ねえ、私には理解が及ばないわ。誰か私の代わりに理解してくれないかしら」 そう言うと、その問題の箇所を指で示しながら全員に便箋を見せた。 文面を読んだ全員の視線が、ルイズと同じ様に何度も往復する動きを見せる間、余り表情を変化させない事に定評のあるタバサでさえ、その端正な顔に紛う事のない疑問を浮かべている。 他のメンバーに至っては、これ以上ないくらいに「理解不能」と顔全体で語っていた。 そこには、こう書かれていたのだった。 『……メイジと使い魔は一心同体、どちらかが死ぬまで使い魔の契約が切れる事はない。つまりルイズとの契約を破棄する為には、わしが一度死に、もう一度蘇生しちまえばいいと考えた――』 「……ん、んんん?」 何度も文章を読み返す中、必死に理解しようとする誰かかの吐息めいた声が知らず漏れるのを咎めたりする者もおらず、次の文章は更にメイジ達の理解を拒んでいた。 『どうせそっちに行くほんのちょっと前には、わしの爺さんの身体を乗っ取った吸血鬼に全身の血を抜かれて四分ほど心臓が止まった後に、吸血鬼の死体から取り返した血をもう一度身体に入れてから、心臓を無理矢理動かして蘇生した事もある。 たかだか一分くらい心臓止めただけで、わしが死んだとルーンが判断した時には少々拍子抜けもした』 さして長くもない文章が、大量の奇妙を内包している。 長い沈黙を経た後、意を決して口を開いたのはギーシュだった。 「……ここで一番僕達がすんなり納得できるとすれば、ジョセフが大分とホラを上乗せしているんだと考えるのが自然だと思うんだが、みんなはどう思う」 今まで培ってきた常識が根底から置いてきぼりにされた中、キュルケが辛うじて言葉を絞り出す。 「……そもそも吸血鬼に全身の血を抜かれて、取り戻した血をもう一度身体に入れて、心臓をもう一度動かして蘇った、って一連の言葉の意味が全く判らないわ。今までそんな言葉聞いた事ないもの」 ハルケギニアで初めて紡がれた言葉は、全員の脳裏に共通の疑問を生み出した。 ルイズは全員を代表するつもりもなく、生まれたばかりの疑問を口にした。 「……ジョセフの世界って一体どんな世界なのかしら」 『ひこうき』もそうだが、まるで想像も出来ない様な世界である事は疑い様もない。 ルイズは一つ小さく息を吐くと、考えても判らないジョセフの世界について考えるのを一旦放棄した。 「ほら、手紙の続きに戻るわよ。これ以上考えても多分判らないもの」 その言葉に、それもそうだと区切りを付けた全員に向けて、ルイズは朗読を再開した。 『が、それ以上に、これでルイズに残した手紙に書いた約束を守れる安心の方が大きかったのはマジなとこじゃ……』 「って何よこれ。いきなり砕けて来たわね」 「ここまで真面目な文体で書いてきたけど、そろそろ飽き始めてきてるのが目に見える様だわ」 「ジョジョにしちゃ大分もった方だと僕は思うなぁ」 口さがない部類の友人達の寸評を受けながらも、文面は唐突に終わりを迎えていた。 『そこで無事に帰れた記念に、わしの可愛いご主人様と掛け替えない友人達にささやかなプレゼントを用意した。それぞれに向けた手紙にわしからのメッセージと目録を書いてあるから、ケンカせずに仲良く分け合ってくれ』 ルイズがそこまで読み終えると、全員の目はコンテナへと向けられたのだった。 ☆ 『コルベールセンセへ。 センセへのプレゼントは、トラックとトラックの設計図。それからゼロ戦を一機用立てようかとも思ったんじゃが、流石にムリじゃった。わしの世界じゃ五十年前の骨董品で、残存数もほとんど無かったモンですまん。 代わりに、新品のセスナと設計図、ゼロ戦のエンジンのレプリカを用意した。二番目のコンテナに積んであるから、好きなだけ研究してくれ。いずれそっちでも飛行機が飛ぶのを期待しておるよ』 コルベールの研究室の横に、新たな掘っ立て小屋が建築された。 その中には固定化の魔法を施されたセスナが堂々と鎮座しており、コルベールが今までに見た事もない素材で作られた座席が彼の最高の居場所になっていた。 ジョセフからの贈り物であるセスナの設計図と、何度も分解しては組み立てて構造を把握したエンジンを見比べながら、もう二度と会えない友へ言葉を向けるのは最早日課となっていた。 「なあ、ミスタ・ジョースター。君の贈り物は決して無駄にはしないぞ。魔法に頼らず、誰にでも仕える立派な技術を開発してみせる。それが君に出来る、私からの返礼になるだろう……」 そしてコルベールは羊皮紙に向き直る。 自分自身で作り上げる新たなエンジンの開発の為に。 ――ジャン・コルベールはジョセフから送られたセスナとエンジンを研究し、パトロンの協力を得て飛空船オストラント号を開発。後年、ハルケギニアで初めて作られた飛行機での飛行に成功する。 『ギーシュへ。 お前へのプレゼントの一つ目は、わしの世界で流通しとる金属だ。名前はアルミニウム、軽くて丈夫で加工し易いのが取り柄だが、精製するのにえっれえエネルギーを必要とするのが玉に瑕ってトコロじゃな。 二つ目はアルミニウムの原料になるボーキサイト。熱帯雨林や熱帯雨林があった土地辺りによく鉱床があるらしい。コイツの粉末を吸い過ぎると肺をやられて四年くらいで死ぬから、取りに行く時はマスクをちゃんと付けておけよ。 三つ目がアルミニウムから作ったジュラルミン、四つ目がジュラルミンを更に強化した超ジュラルミン、五つ目が超ジュラルミンを更に強化した超々ジュラルミンじゃ。 コンテナもこの超々ジュラルミンで作られておる。お前も軽いだけの男でなく、軽いくせに使い勝手のいいアルミニウムの様な男になれよ』 一旦そこで文章は締められていたが、便箋とは別に小さな紙片に走り書きされた追伸も添えられていた。 『あ、そうそう。浮気とかマジやめとけ。甘く見とると命落としかねんぞ』 ギーシュに贈られたのは、未知の金属のインゴットと、その原料になる原石。それと何やら、切羽詰った忠告。 時折親愛なる友人からの手紙を読み返す度、ちょっとした苦笑は抑えられない。 「なんだい、破天荒な英雄にしちゃ随分と至らない所があるじゃないか」 たった二ヶ月の付き合いで、一生忘れられないインパクトを残して去って行った親友。 故郷に帰った時に、きっと修羅場か何かあったのだろう。アルヴィーズ大食堂での一悶着など比べ物にならないような、本物の修羅場が。そうでなければ、わざわざ本文とは別の追伸を書いて渡すはずがない。 後先考えず、昨日今日出会った友人を守る為に未知の敵との戦いを恐れない男でも、ちょっとした欠点がある。 ギーシュが様々な壁にぶち当たり心が折れそうな時、手紙を読み返してジョセフと愉快な友人達との騒々しい日々を思い起こし、心の支えとする。 あの騒々しい年甲斐のない友人と別れてから、もう十年以上になる。 最後の追伸を自分の胸の中だけに秘めておいたのは、親友への情けであった。 「きっと君は元気にやってるんだろう。僕もそれなりに元気にやってるし、モンモランシーも泣かせたりはあんまりしてない。長生きしたまえよ、ジョジョ」 もう二度と会う事のない親友に思いを馳せながら、手紙を左の胸ポケットへと仕舞った。 ――ギーシュ・ド・グラモンはグラモン家の四男として様々な戦功を挙げると共に、新種の金属『グラモニウム』の発見、開発に成功する。後に「グラモニウム」の二つ名を名乗り、愛妻との間に数人の子を生し立派な軍人となる。 『タバサへ。 お前へのプレゼントは、わしの世界で一番旨い牛一頭分の肉と、その牛の番いじゃ。 既に食える処理はしてあるから、マルトーに料理してもらえ。それと食べる時にはミスタ・オスマンにもお裾分けするといい。もしあんまりお気に召さんかったら、番いも潰して適当に食べてしまえばいい。 じゃが、食べた後にタバサはこう言うじゃろう』 「――私が今まで食べていたのは、サンダルの底だった」 手紙の最後に書かれていた言葉を読んだ上で、改めて口にしなければならないほど旨い牛。 ただ切って焼いただけのシンプルなステーキだと言うのに、熟れた果実を切る様にナイフが通り、噛めば噛むほど上質な脂が口一杯に迸る肉。 これに比べれば今まで食べていた“牛肉”など、サンダルの底でしかない。 「こいつぁすげえ……。俺達料理人の仕事は、そのままじゃ食べられない材料に手を掛けて食べられる様にするのと、より旨い飯に仕立てる事だ。まさか、材料の時点から手を掛けるだなんて、その発想自体が目から鱗ってヤツでさぁ……。 この牛があれば、ハルケギニア中の料理が全部引っくり返るのは言うまでもありませんや」 実際にこの牛肉を調理したマルトーが、同席しているオスマンに感嘆を惜しまない声を掛ける。 オスマンに出されたステーキがタバサのより明らかに小さいのは、三桁以上の年齢を重ねた老人が食べるにはパンチがあり過ぎると言う配慮ではあったが、オスマンは構わずぺろりとステーキを平らげていた。 「確かに旨い。わしも長く生きてきたが、こんなステーキは食べた事がない。しかし……これだけの牛を育てるのには、それに見合った手間がかかるようじゃな?」 口ひげに付いた肉汁をナプキンで拭きながら問い掛ける言葉に、タバサが小さく頷いた。 「――手紙に同封されていた手引書に寄れば、トウモロコシを食べさせ、ビールを飲ませ、毎日全身を決まった工程で刺激する。なおストレスを与えない為に、音楽を聞かせる、と書いてある」 淡々と告げられる言葉に、マルトーがカーッ、と声を漏らして顔に手を当てた。 「ちぇっ、いずれ潰されて食われる牛だってのに、まるでお貴族様の様な生活じゃねえですかい。いや、これだけの肉になるにゃそれだけの手間を掛けなくちゃならねえってことなんでしょうがね」 「ハルケギニアにいる牛も、それなりの味にする為の方法も提示されている。彼がもたらした牛には劣るだろうが、それでもこれまでに比べれば、きっと革命を起こすのは確実」 二人の言葉に鷹揚に頷くと、オスマンは料理長に視線をやった。 「まあとりあえず、今度はもっと分厚いレアで焼いてもらおうかの。わしはまだまだ長生きするつもりなのに、これだけ旨い肉を食う機会を無くしてしまうのは、余りに惜しい」 愉快げな笑みを浮かべるオスマンに、マルトーは満面の笑みで答えた。 「承知しました、そちらのお嬢さんもで?」 「次はこの牛の内臓が食べてみたい。適当な所を見繕って出してほしい」 表情を変えないまま、貴族が口にしない下手物を所望する小柄な少女にマルトーは恭しく一礼すると、厨房へと戻って腕によりを掛ける事にした。 ――タバサは後に、オスマンとの共同研究により動物や植物の品種改良技術の基礎を確立する。その中で『黄金より貴重』とまで言われる最高級牛の繁殖に成功した。 なお余談ではあるが、使い魔である竜へ事ある毎に最高級牛の品種名である「コービー」の名を付けようとして必死に拒否されるのは、タバサをよく知る者なら全員知っている奇癖であった。 『キュルケへ。 わしがお前にプレゼントするのは、わしの世界での最新ファッションのカタログとヘアカタログを一揃えじゃ。普段使い用の他に、お前の実家の宝物庫に収める分もワンセット用意しておいた。 前にシエスタを助ける為に譲ってもらった家宝の本の代わりと言う事で、勘弁してほしい。 ルイズの家と長年の恩讐があるのは知ってるし、国境を隔てたお隣同士っつーのは非常に仲が悪いのもよく知っちゃおる。知っちゃおるが、それでもやっぱりルイズは可愛いわしの孫なんでな。仲良くしてくれとまでは言わんが、お手柔らかに頼む。 お前はとても魅力的だし、自分がそうだと言う事もよく知っているだろう。 それならトリステインの小さな領土を取りに行くよりも、ゲルマニアの広大な領土を取りに行った方がずっと効率的だろうとわしは思ったりするが。 まあ、わしの贈り物がちょっとでも役に立ちゃ幸いじゃ』 「ダーリンの世界はすごいわねえ。もう何て言うか、あたし一人じゃ一生かかっても全部のドレスを試せそうにないもの」 かつてジョセフに請われて渡した、たった一冊の薄っぺらい「召喚されし書物」の代償としては、その重さも内容も比較するまでもない。 まるでその瞬間を切り取った様に克明な絵と、指さえ切れてしまいそうに薄い紙。この本だけでも好事家に売れば城でも買える金貨が手に入るだろう。 しかしキュルケにとっては、このカタログは何物にも勝る贈り物である。国一つと引き換えと言われれば交換を考えないでもないレベルの価値が其処にあった。 しかしハルケギニアでは想像もしないくらいに多種多様なデザインのドレスやヘアスタイルは、キュルケには似合わないものも多くある。 そこでキュルケが目を付けたのは、彼女の親愛なる友人であるタバサやルイズである。 キュルケとは種類の異なる美少女である二人は、キュルケの審美眼に拠って魅力的に着飾らされる羽目になり、圧倒的多数の男子と少数の女子からの恋文攻勢に立たされる破目にもなった。 そんな中でも特に彼女の目を引いたのは、「ブラジャー」と呼ばれる胸当てだった。 この下着は乳房を支えるのが主目的だが、デザインを工夫すればただでさえ大変な胸元がより大変になる事に気付いたその時、キュルケの野望は具現化したと言っても過言ではなかった。 今までも大きく広げていた制服の胸元がより大きく広げられ、これまでより更に深まった胸の谷間を彩る真紅の胸当ては、学院の男達の視線を以前とは比べ物にならないレベルで集めたのは言うまでもない。 学院を卒業するまでに流した浮名の数は、長い学院の歴史でも長く語り継がれる事になるのだが、それはキュルケと言う稀代の美女を語る上では序章でしかなかった。 ――キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは、火の魔法と彼女自身の美貌を存分に駆使し、後に故郷ゲルマニアの女王として君臨する。 特定の配偶者を持たず、数多くの愛人と恋人を終生侍らせ続けた彼女は“処女王”の二つ名で呼ばれる事となる。 『わしの可愛いルイズへ。 この手紙を読んでいると言う事は、お前は魔法をきちんと使える一人前のメイジになったと言う事だろう。まーそーでなくとも、一度はわしを召喚しているのだから、もう一度くらいは召喚に成功してもバチは当たらんはずじゃ。 こんな形で別れる事になったのに心残りがないと言えば、嘘になる。お前に直接別れを告げられなかったし、お前が困っていても24時間以内に駆け付けてやれないのはとても辛いが、それは言っても詮無き事じゃから、な。 わしがたまたまお前の使い魔になった事も、短い間でさよならを言わなくちゃならなかった事も、それはきっとそうなるべくしてなった事なんじゃろう。だからもう、わしの事は気にするな。 わしはわしの世界で生きていかなければならんし、お前はお前の世界で生きていかなければならん。だから、もうわしらの手から離れた事をずーっと書き連ねても意味がない。 ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールはわしと言う使い魔を失ったかも知れん。しかし、わしといた二ヶ月でルイズが手に入れた物はそれ以上に沢山ある。今のお前には良き友人も教師も間違いなくいる。お前が何と言おうとな。 それは間違いなく、これからのお前にとってとてもとても大切な事じゃ。 わしも長い事生きてきたから、無二の親友を戦いで失いもしたし、わしを育ててくれたエリナおばあちゃんやスピードワゴンを見送りもした。しかし、それ以上にわしはもっと沢山の大切な物を手に入れてきた。 もしわしが大切な者を亡くした悲しみに捕らわれ続けていれば、お前と出会う二ヶ月も無かっただろう。お前達との二ヶ月間は本当に色んな事があった。じゃが、本当に楽しい二ヶ月だった。 異世界で出会った掛替えの無い友人達を、わしは死ぬまで忘れる事は無いじゃろう。 これからお前の行く道には色々と厄介事があるかもしれんが、今のお前は一人じゃあない。 お前は友を助け、友にお前を助けてもらえ。 最後になったが、わしがお前にしてやれる最後の贈り物を用意した。 わしの代わりに、お前の使い魔になる様な動物はどんなのがいいのか一生懸命考えた。ドラゴンやらグリフォンやらが実在する世界で、果たしてわしの用意できる程度の動物でいいのかと思ったが、まあカエルとかネズミとかの使い魔の方が一般的みたいじゃし別によかろう。 何はともあれ、これからのお前が幸せである様に祈っておる。 わしもお前に心配されん程度に、幸せにやっていくからな。 ルイズを愛するジョセフ・ジョースターより』 机に向かって羊皮紙にペンを走らせているルイズの耳に、ノックの音が聞こえた。 「開いているわ」 ペンは止めず、ドアに視線を向ける事も無く短く答える。 「失礼致します」 短い挨拶と共にドアを開けて入ってきたのは、シエスタだった。 手にはティーセットを乗せたトレイを持ってきており、ルイズの指示を受ける前に手馴れた様子でテーブルの上に茶の用意を済ませていく。 二人きりの部屋の中、さして互いに言葉を交わすでもなく、ペンが走る音とティーセットが微かに音を立てるだけの静寂の中、カップに注がれた茶が緩やかに湯気を立て出した頃にシエスタはルイズの背に向けて声を掛けた。 「ミス・ヴァリエール。お茶の用意が整いました」 「そう。じゃあ頂こうかしら」 ペン立てにペンを挿し、椅子を軋ませて立ち上がるとテーブルへと足を向ける。 テーブルの上にはティーカップと、クックベリーパイがツーピース乗った小皿。 ルイズの足取りに合わせてシエスタが引いた椅子に腰掛けると、まずは茶を一口。 「うん、いい案配ね」 「恐縮です」 矢鱈に視線を合わせはしないが、それぞれの口元は柔らかく綻んでいる。 二人を引き合わせた張本人であるジョセフはもういないが、シエスタはタルブの戦以来、タルブを守った英雄であるジョセフに返せなかった恩をほんの少しでも返すべく、ルイズに甲斐甲斐しく仕えると決意した。 ルイズはそれを嫌がるでも厭うでもなく、特に何も言わずシエスタを自分のお付きメイドとして扱う様にし、現在に至っている。 夏季休暇も終わり、そろそろ秋の気配が見える頃になっても、二人の会話の糸口は決まっていた。 「ジョセフさん、お元気にしておられるでしょうか」 「アレがそうそう耄碌するはずがないじゃない。だって私の使い魔だったんだもの」 殆ど毎日交わした決まり文句を口にしてから、パイを一口食べる。 「ところでシエスタ。貴方の故郷の様子はどうなってるの」 「ええ、平原はメチャクチャになっちゃいましたけど……フネの残骸やら何やらで結構な臨時収入が出来ましたので。来年にはまたブドウの作付けも出来るかと思います」 シエスタが笑みを浮かべながら答える言葉に嘘がない事を、ルイズは知っている。 今のルイズは、タルブの復興状況を知る立場にある。ジョセフからの手紙を受け取った後、ルイズは一人トリスタニア城へ出向き、自らが虚無の担い手であるらしい事をアンリエッタとウェールズに告白し、二人に宛てられた手紙を渡した。 アンリエッタは驚きながらも、親友が落ちこぼれのメイジどころか伝説の系統の使い手だった事を喜び、そして虚無の系統に目覚めた事を他言しない様に厳命した。 新たな女王の役に立ちたいと願うルイズと、親友を禍々しい権力闘争に巻き込みたくないアンリエッタの押し問答を押し留めたのは、アルビオンの王となったウェールズだった。 虚無の力を使う決断はアンリエッタに任せ、ルイズの独断で力を行使しないこと。この条件にまだ納得しかねたルイズに、ウェールズは少しばかり悪戯っぽい笑みを向けて説得した。 「あのジョセフ・ジョースターは、自分の力を濫用したりしなかった。しかし力を用いるべき時には、全力で事に挑んだ。だからこそ、私が今こうして生きて愛する従妹と婚約を結ぶ事が出来たのだ。 君の愛した使い魔は、君が無闇矢鱈に死地へ向かう事を願ったりはしないだろう。私達は、彼から貰い受けた多くの物を返す事が出来なかった代わりに、彼が大切にした少女を彼と同じ様に大切にしたいと考えている」 王としてではなく、友人として語り掛ける穏やかな口調。 それでもなお、でも、と反論しようとしたルイズに、ウェールズは僅かに口調を変えた。 友人の名誉を守ろうとする男の声で、静かに言葉を紡ぐ。 「あのジョセフ・ジョースターは、愛する主人に『国の為に力を使い尽くして死ね』なんて言うだろうか? もし彼がそう言うと思うのなら、君を私達の手駒とする事に異論はない」 そう言われてしまえば、ルイズにそれ以上歯向かう言葉など存在しない。 悲しげに俯いたルイズに、アンリエッタはすぐさま羽ペンを取ると羊皮紙に文面を書き連ねる。それはルイズを女王直属の女官とする許可証だった。 許可証をルイズに手渡すと、その手を離さないまま優しげな笑みを無二の親友へと向けた。 「今のわたくしには、愛するウェールズ陛下がおります。ですがルイズ、あの奇妙な使い魔と初めて出会った夜に言った言葉をもう一度、貴女に送ります」 女王から臣下に向ける為の表情ではなく、幼い頃からの親友に向ける為のアンリエッタの声色で、ルイズの手を握る手に力を込め、ブルーの瞳を潤ませて真正面からじっと見つめた。 「友達面で擦り寄ってくるだけの宮廷貴族達とは違う……私に真に忠誠を誓う貴女が、私には必要なの。今はもういないジョジョの分まで、わたくしの友人でいてほしいのよ、ルイズ!」 身に余る言葉を受け取ったルイズは感極まり、涙を流しながらアンリエッタに抱きついた。 「――女王陛下!」 「ああ、ルイズ! ルイズ! わたくし達だけの時はそんなよそよそしい呼び方をしないで! 昔の様に姫さまと呼んで!」 ひしと抱き合いながら、二人で気が済むまでおいおいと泣き合う姿を、ウェールズは目を細めながら眺めていた。 ルイズは感極まって泣き続けながらも、頭の何処かで何故こんなに涙が止まらないのかを理解した。 自分がメイジであるかどうかなど関係なく、自分を必要だと認めてくれる。 そう、ジョセフもそうだった。魔法が使えない落ちこぼれを馬鹿にする事無く、ルイズはただのルイズでいいのだと認めてくれた。 虚無の力ではなく、ルイズ本人を必要だと、敬愛する女王陛下とウェールズ陛下に認めてもらえた。 別れの手紙に書いてあった事は嘘ではなかった。今の私は一人ではないのだ、と、確信出来た喜びの涙だと、判ったからだった。 その日からルイズは、アンリエッタ達の前で『虚無』を口にする事はなくなった。 アルビオン大陸への封鎖作戦が進行しているとは言え、表向きは今すぐに戦争を仕掛けようとはしていないので国もそれなりには平穏を保っている。 休日には朝早く学院からトリスタニアへと向かい、アンリエッタの公務中は何をするでもなくただ女官として女王の側に立ち、時折出来る暇に言葉を交わし、慌しく短い食事の時間を共にしてまた学院へ帰る。 授業がある日には友人達と軽口を叩き合ったり一方的にからかわれたりしつつ、アンリエッタから届いた手紙に返事を書き、伝書フクロウに託す。 アンリエッタに送る手紙を書く手を一旦止めて、毎日の習慣となりつつあるティータイムを今日もまた過ごしていた。 空になったカップをソーサーの上に置くと、シエスタは慣れた手つきでそっとお茶を注いでいく。 「ジョセフさんの世界って本当にすごいんですね、ミス。贈られた軟膏でアカギレもひび割れも出来なくなっちゃいましたし、お腹の調子を悪くしてもあの丸薬ですぐに治ってしまいます」 シエスタにもジョセフからの手紙とプレゼントは贈られていた。 竜の羽衣のお陰でタルブを守れた事、無事に元の世界へ帰還できた事、シエスタの祖父の遺言通り、祖父の生まれた国へと返還した事、初めて会った時から親身になってくれた事。それらについて丁寧に礼が述べられた後、シエスタへのプレゼントも添えられていた。 見た事もない素材で作られた箱にたっぷりと詰められた、これまた見た事もない素材で作られた小さな筒に入った軟膏と、茶色の小さなガラス瓶に入った茶色の丸薬。そして軟膏と薬の作り方と材料。 ジョセフの世界の単語で言えば、ダンボール箱にたっぷり詰まった日本製の軟膏と正露丸。 軟膏の実物は学院中の使用人全員が毎日使っても二年分は優にあり、使用人の肌環境を劇的に改善させる事となった。 正露丸は魔法も必要とせず、ただ飲んだだけですぐに腹痛を治めてしまう。使用人のみならずメイジ達にもその評判は流れ、軟膏や正露丸自体やその材料の研究も流行の兆しを見せている。 「……そうね。あいつはいっつもそう。自分は他人の為に走り回ったくせに、あんなに一杯贈り物なんか贈ってきて。腹が立つわ」 ジョセフの話題になると時折零れる刺々しい言葉は、ジョセフへの思慕の情が漏れそうになるのを隠そうとするパフォーマンスである事は、シエスタのみならずルイズの主従関係を知る友人達にとっては周知の事実だった。 その証拠に、刺々しい言葉とは裏腹に、かつての使い魔を語る口調はいつもとても柔らかい。 しかしその柔らかな口調は、すぐに言葉に似つかわしい刺々しさを持つ事になる。 「……で、あいつは一体どこほっつき歩いてるのかしら」 「さあ……厨房からここまで擦れ違いませんでしたし、いつもの様にどこかで昼寝なさってるんじゃないでしょうか」 本格的な棘が発生しても、シエスタはどこ吹く風と言わんばかりにしれっとルイズの言葉を流す。 それがまたルイズの気に障り、見る見る間にテンションを上げさせて行く。 「あいつあたしの使い魔でしょ!? なのにいっつもご主人様の側にいないでほっつき歩きっぱなしってどう言うことかしら!」 それから一通りきーきー喚いている所に、ドアがギィと押し開けられた。 部屋へ入ってきた姿を見たルイズが、勢い良く椅子から立ち上がると鞭を“彼”へ向けた。 「一体今までどこブラブラしてたのよ! 使い魔がご主人様の側にいないって、アンタ本当に使い魔としての自覚あんのジョセフ!?」 しかし“ジョセフ”は意に介さず、後ろ足で首の後ろを掻いた。 その悠然とした態度が更に癇に障り、しばらく散々喚いて疲れたルイズがじとりとした目で“ジョセフ”を見下ろした。 ジョセフ・ジョースターがルイズへ贈ったのは、自分の代わりの使い魔になる動物だった。 ジョセフがスピードワゴン財団に無理を言って用意させたのは、虎の仔。地球に生息する虎の中でも最大級の体格を持ち、尚且つ生息する個体数も少ない貴重なアムールトラをルイズへと贈ったのだった。 無論ルイズはその虎にジョセフと名付け、使い魔として契約を果たした。 しかしこの虎は色々と小生意気で、コントラスト・サーヴァントも行ったにも拘らず、主人を主人と思っていない様に自由奔放に振舞う。 トラックのコンテナに設置された檻の中にいた時は猫程度の大きさだったのが、良く食べ良く寝て良く走った結果、あっと言う間に大型犬よりも大きくなっている。これで更に大きくなったら果たしてどうなるのか、今からルイズの頭痛の種だった。 「まあまあそう怒るなよ娘っ子」 部屋の隅でかちかち唾を鳴らし、能天気な声で取り成す剣の声が更に怒りを増幅させる。 「うるっさいわね! アンタはいいわね、前のジョセフの時も今のジョセフの時ものうのうと隠居暮らしが出来て」 「な! おめえそれは言っちゃなんねえ事だぞ! 大体娘っ子もお前らも伝説の剣を何だと思ってやがる!」 貴族と剣の言い争いも恒例行事。黒髪のメイドは意にも介さず、まだ手の付けられていないパイを手に取ると、ジョセフへと差し出した。 「ふふっ、ジョセフさん。沢山食べて大きくなるんですよー」 大きく開けた口の中へパイを落としてもらい、ジョセフは嬉しそうにパイを飲み込むとシエスタの足元へ身を摺り寄せた。 「あっ! こらジョセフ、何ご主人様以外の女に媚売ってるのよ!」 「あらミス、ジョセフさんと私はとーっても仲良しなんですよ? こんなに可愛い虎さんをしかってばかりの怖いご主人様より、ご飯上げて可愛がっちゃう私の方がずーっといいですよねー?」 がぁう、と虎が暢気に鳴いて、四つ巴の口喧嘩が発生するのもまた日常茶飯事。 伝説の担い手と伝説の使い魔は、そんな肩書きなど関係なくじゃれあっていた。 ――シエスタはそれから学院のメイドを数年勤めた後に故郷のタルブ村に帰り、丈夫で働き者の夫を得てブドウ栽培とワイン作りに専念する。 シエスタが完成させ、村の恩人である英雄の名を冠した「ジョースターワイン」は、ヴァリエール家の晩餐会に供され、トリステインでも屈指の高級ワインとして名を馳せる事となる。 ――ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、ウェールズ王と共に手を取り合うアンリエッタ女王の側に付き従い忠誠を誓う女官として、使い魔である巨大虎と共に歴史書に名を残す事になる。 彼女が虚無の担い手であった物語は世間に聞こえる事は決してなかったものの、彼女の誇り高い生涯はヴァリエールの子孫達に語り継がれていくのだった―― ゼロと奇妙な隠者 完
https://w.atwiki.jp/donatumanbo/pages/15.html
NOD32の入手方法 下記画像のジャンプ先で無料体験版をダウンロードしインストールする。 NOD32 v3.0最新版購入もこちらから可能です継続利用ヒューリスティックエンジン搭載の軽快動作高い検出率を試す NOD32の更新方法 ウイルス対策ソフトを最新版へ更新する場合は一度アンインストールする必要がある。しかしNOD32は更新ライセンスを購入すればライセンス入力で最新版を利用することができる。 名称 メーカー NOD32アンチウイルス キャノンITソリューション 価格 1ライセンス 1年 3360円 ウイルス 対策機能 トロイの木馬、ボット対策、定義ファイル自動アップデート、ヒューリスティックエンジン搭載他 特徴 ヒューリスティックエンジンによる未知のウイルスに対する検出率が非常に高いため他社製品より安心できるため企業などで多く導入される。 ウイルスソフトが入っていないのか?と思うくらいの快適さです。 ウイルス検索中もほかの作業がラクラクできてしまう。 軽いだけじゃない! コンピュータウイルス感染防止・識別・除去の国際紙「Virus Bulletin」において 権威ある「ウイルス検出率100%AWARD」を最多受賞しています。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/5845.html
ゼロ呪文 ゼロクロスギア ゼロ城 ゼロオーラ ゼロタマシード カードリスト シークレット 《「超越」の頂 ペンタクル》 《「龍撃」の頂 MAX・ドラグライド》 《「無」の頂 エターナルゼロ》 《幻竜大戦マックス》 《超神羅ナンバーズ 0》 《「創造」の極 T.K.R.》 《さすらいの侍 ワン刀斎》 《偽りの名 UNKNOWN》 《零界のファントム》 《Dead・Enemy・Abyss・Trigger・Hell》 《因理央神 Stella》 《出せないよ》 《無音》 WIN 《星界を翔ける夢幻の英雄 エタナ・スターブレイブ》 STR 《「星」の冠 ステラスピカ》 OR 《自由と秩序のエレフセリア》 《希望と造化のエルピア=コスモス》 KGMW 《終焉の絶無 ゼロンヴォイド》/《零世界龍王 ゼノンヴォイド・エンデ》 KGM 《弾丸英雄 モモジョラオウ》 《断罪執行者 アポカリプティック・エクスキューション》/《滅亡の聖典》/《終焉の黙示》/《円環の黙示》/《執行の黙示》/《激昂の黙示》 《絶望龍王 ロスト・オブ・エデン》 《零獄神騎 デカダンス》 《憑依幻神羅 ツクモ・リンネ/幻神王義 輪廻天華》 《煌零星刀 アマツミカボシ》 《絶望を振り撒く者 アグランド・メネス》 《滅・絶望龍王 エンド・オブ・エデン》 《MAXIMAX モモキング》 《星零龍王 スター・オブ・エデン》 《全てを無に葬る零王》? 《鬼ヶ世界 ラスト・ジャオウガ》 《「矛盾」の頂 シャングリラ・ユートピア》/《守護の心》/《排除の心》 LC 《零の族祖 Mライオネル》 《無限の侵略ホワイトアウト》 《虚無の禁断 パーフェクトゼロ》 《禁断の超星 ゾディアックX》 《隠すべき切札 No.53 JOKER》 《零族の祖 ゲラゲラ・ライオネル》 《「革命」の頂 ドギラゴン零》 《「時空」の頂 ミラダンテ0》 《「禁断」の頂 ドキンダムX》 《「終断」の頂 ドルマゲドンX》 MASTER 《ジョリー・ザ・アルシューヌ》 《色無き自由 ジョギラゴン機関銃》 《無限の回転(ボールブレイカー) シー・ザ・ジャイロ》 《灼熱の剣士 赤井翔》 《殺しの風 ミラ》 《閃光の黒き剣 黒川猛》 《祝呪一体王 ウェディペンス》 《ソウルレイド・ザ・ジョニー》 《ジョニー&ジョラゴン&モモキング 〜Jの終極〜》 ≡V≡ 《零の龍王 オルゼロード》 《進化の終着点 ジ・エンド・エヴォ・ダーウィン》 《皇宝神 アラハバキ》 《「成金」の極 マネーゲーマー》 《「蟹」の頂 キャサリサ》 《「獅子」の頂 エルイオ》 《「乙女」の頂 ヴア》 《「天秤」の頂 リブル》 《「蠍」の頂 スコルピオーネ》 《「射手」の頂 サジタリア》 《根源たる完全生命体 クロトーム》 《「賀」の頂 ニューイヤー》 《「完結」の頂 フィクション》 《蝕まれし救済 バラムキージャ》 《救われし虚空 フォルミーラ》 《偽りの失楽園 V・ミスター 0・9612》 《ミッシング V・ミスター 969・キング》 《レヴォルナイト V・ミスター 1001》 《ミッシング V・ミスター 10000》 《「罪」の頂 マクマナス》 《「幻」の頂 トランセスタ》 《「引」の頂 イサク・グラヴィ》 《「創」の頂ゼウス》 《「時」の頂 クロノグラフ》 《「暁」の明星 ルシフォニク・ゴールド》 《「死」の頂 クアッドモート》 《「夢」の頂 メリー・ナイトメア》 《「零」の頂 ヴォイド・クロニクル》 《「太陽」の極 アポロヌスゼロドラゲリオン》 《超神羅 ギャラクシー・ホープ》 《超星神=ゾディアック》 《「苦」の頂 J・S・バッハ》 《ゼロ大剣 ガイキリマル》/《零血世壊 ガイLOST》 《逆境突破城 ガイラセン》/《壊天零血 ガイDRILL》 《極・大剣「龍世壊」》/《真・大剣「零世壊」》 《時空龍覇 アインロセス「鎖」》/《反激壊士 ロセスLAST「頂」》 《「夢幻」の極 ネオグリラ》 《「無双」の頂 シャングリラ・刃天》 《凶壊世壊 ディスフィロア》 《「天」の頂 ポスト・アポカリプス》 《青輝抹 PM・サファイア》 《「君」の頂 タイガオル》 《「裁牙」の頂 マゴイチ・ザ・ファイナル》 《「最強」の極 ファイナル・カイザー》 《「葬奏」の頂 FIN・ベートーベン》 《「超越」の頂 鬼羅丸》 《「悠久」の極》 《「因理」の頂 コンセプション》 《終了宣言 修羅丸「焉導」》 《奇跡宣言 鬼羅丸「紅零道」》 《「禍福」の極 ウィルワーズ》 《黄金戦慄 鬼丸「轟」》 《絆の頂 修羅丸「天」》 《黄金龍王 「王牙」》 《戦慄龍王 ベートーベン》 《「悲愴」の頂 ベートーベン・ソナタ》 《星船の機構龍 アークノア》 《「総」の頂 オールノウズ・アンノウン》/《神の地》 SR 《「統制」の頂 モリアーティ》 《ニヤリーポンの助》 《「煌星」の頂 ライオネル・レグロス》 《MAX-ポンの助》 《「禁断」の頂 フォービドゥン・ドキンダウスX》 《「無双」の頂 ボルバルザーク・プレミアム》 《「焦熱」の頂 ボルメテウス・アポカリプス・ドラゴン》 《「轟速」の極 ホワイト・ゾーン》 《「色災」の頂 カラーレス・レインボー》 《「絶勝」の冠 フロイド・ザ・ムーン》 《「魔法」の極 ハデス》 《自由」の頂 エンドレスリベルタルス》 《ジョリー・ザ・ヴィクトリー:fin》 《ブッパナシ・タンク》 《絶対神龍 ゼロ+α》 《悪魔神龍 ゼロ》 《神世紀 G・TSUKASA》 《宗聖忌 ヨハネ》 《コスモ・バインダー》 《クロトーム〜壊滅と予言の起爆装置〜》 《「神」の頂 ゴッド・ザ・ウェイ》 《恒星幻竜スペルゲイナー》 《恒星粒子マテロイド》 《永劫の誉れ ミッシング・ミスター 25》 《「竜」の頂 DM コスモイデオン》 《「掌」の頂ハンドレット・ハンド》 《ミッシング・ミスター 11111》 《ミッシング・ミスター 37564》 《「我」の頂 ヴァルキューラ》 《「翼」の頂 エターナル・エヴィル》 《「反」の頂 ローリング・コーリング》 《「恋」の頂バックラー・メル》 《「血」の頂 ブラッディ・リネージュ》 《「偽」の頂 ジェーンドゥ》 《「惨」の頂 ミゼラブル》 《「夜」の頂 アハト・ナハト》 《「名」の頂 エピック・エピタフ》 《「獣」の頂 ベイアバロン》 《「±」の頂 アディクト・サブトラクト》 《「平和」の頂 ハイパー・RAP》 《「ZERO」の頂 ブラック・インパクト》 《闇に落ちし紅魔の巫女》 《「悲劇」の頂 シェイクスピア》 《竜眼の捕食者》 《開眼の殲滅者》 《魔眼の支配者》 《天眼の超越者》 《神眼の革新者》 《魔天神 起眼の創造者》 《セントラス・クイーン》 《「無限」の頂 インフェルノ》 《「怒」の頂 アポカリプス》 《原初の龍 ゼロスシン》 《真征界 ハルマゲルエンド》 《烙英雄 バルガレール》 《真実の聖忌沫 オルタナティブ・ファクト》? 《天下一品 真ラ王》 《神生器 セイヴド・メント》 《「自傷」の極 リスト・カット》 《「適応」の頂 ダーウィンズゲームε》 《「括弧」の頂 キーブラケッツ」》 《真実の王 フリードリヒ》 《「正義」の頂 ライトニング・ジャスティス》 《「矛盾」の頂 パラドックス》 《「禁忌」の頂 BAN・タブー》 《「絶望」の頂 キルケゴール》 《「凪」の頂 フォー・サーティースリー》 《「恵」の頂 クラッシュ・ラッシュ》 《真聖綺神 ゼロオーバー・ヨミ》 《「幻想」の極 ホープフル・ファンタズマ》 《零世界龍 リーラ・トラム》 《零世界龍 ディセプション》 《零世界龍 ドゥームズ・デイ》 《零世界龍 アドモス・フィアー》 《零世界龍 デストラクション》 《絶望龍 ドラグレンダ》 《「枷」の頂 アンジャスト・グレート》 《「法」の頂 エドガー・サスペンス》 《絶望地龍 アシッド・グレイ》 《絶望大河ヴェイロン・V・ディガーン》 《「予言」の頂 アルティメット・クルト》 《OMG散弾 散RIZE》/《エクストラ・ショット》 《零世界龍 エルサ・ゼロフリーズ》 《虚ろなる星の癌》/《絶無の邪王 ヴォルキャンサー》 《「正義」の極 シディア・グローリー》 《零獄十銃 ゾロアスター》 《女帝》 《隠者の偶像》 《「殿堂」の頂 ボルバルザーク・XO》 《悪魔の因理》 《塔の因理》 《因理神 Meze》 《因理神 Sole》 《Ω級矛盾 キワミリア》 《「退屈」の頂 ディミヌエンド》 《夢の特急ディメスター》 《蒼の閃光0》 《C・to・0(シートゥーゼロ) ヴァルキリー》 《夢幻防衛兵》 《ジョリー・ザ・モモキング》 《創生と終焉の正体》 《「統治」の頂 イデオロギー》 《「守護」の頂 シャンバラ》 《真実の王 デア・クローゼ》 《「異空」の頂 アナザー・ディメンション》 《極頂神羅インビンシブル・ギャラクシー》 《絶望の閃縛 ギララトランジェ》 《「禁書」の頂 インデックス》 《『希望』の愛救世 エリュリュドピーダ》 《超越神羅オメガ・ゼロエンド》 VR 《機械右神 ザ・クリブス》 《「無名」の頂 E5-MAXIM》 《恒星の殺戮者バルチクス》 《伝説・の・ソード》 《恒星の砦ルミナード》 《保たれし平穏 スマーウィル》 《輝かしき勲章 クィルムス》 《偽りのミスター 5EMON》 《「盾」の頂 ロンドダリオ》 《「攻」の頂ペンタゴン》 《「奏」の頂ベギフィール》 《「命」の頂ヒュードラン》 《「愛」の頂ハルバード・ミル》 《インフィニット・ゼロフレーム》 《義眼の識別者》 《烙印の猛将 ジャギロス》 《烙印の参謀 ヴェルゼギア》 《星花の姫 アイフェイオン》 《裁牙のカルマ 僧正坊》 《創造右神 アルジェ・ハンズ》 《破壊左神 グルイ・ハンズ》 《絶望の使者 ヴァルバック》 《絶望天翼ルシフェリオン/堕ちた煌めきの翼》 《絶無限 ヴォイドマター/色の無い空間》/《絶無の無限龍 エタナヴォイド・マタール/永遠の零》 《魔術師》 《零獄罪槍 バニシュメント》 《法皇》 《零獄斬破 ティモリア》 《運命の偶像》 《神聖因理 ジャッジメント》 《操像の具現 ウィル》 《「龍覇」の頂 グレンモルト「零」》 《天頂神羅クリスタル・ムーン》 《管理のクリス ツラトゥストラ》 R 《虚執頭 セセラ》 《SMAPON<軍曹.Star>》 《来迎のイザナイ 玄奘》 《無限純白 インフィニティ・アイス》 《「無垢」の頂 エヴァー・イノス》 《零狼の始祖オオミカミ》 《恒星の暗殺者アルメカトピア》 《恒星の精鋭エスケリーバ》 《偽りの文明王 ミスター E512M》 《原色星獣クリスミューズ》 《原色晶鎧亜 00000》 《原色竜ガルベリアス》 《原色飛翔ミラクル・ルピア》 《無眼の侵略者》 《セントラス・アヘッド》 《ターミナス・ブラフマー》 《ターミナス・フロンタル》 《ターミナス・アルダー》 《ターミナス・ケンタウリ》 《ターミナス・ファーレス》 《革命の大富豪 エイトスラッシュ》 《虹色の王女 プリンセスプリン》 《烙印の龍覇 アインロセス》 《烙印の龍覇 アインロセス「壊」》 《世紀纏 ニューエイジ》 《神聖軌 ミュゼット》 《裁牙忍 シタリ》 《裁牙のイザナイ ヤタガラス》 《◇▽※◉▲》 《絶無の使者 ウツロ》 《絶望の使者 ムガ》 《絶望悪魔ゲコク・ジョー》 《絶望大地フハイド・ランド》 《愚者》 《皇帝》 《戦車》 《力》 《正義の偶像》 《節制》 《絶望銃士 スナイプ/魔弾スナイプ・エンド》 《絶望銃士 アサルト/魔弾アサルト・ラッシュ》 《絶望銃士 サブマン/魔弾サブマシン・ゼロレンジ》 《絶望銃士 ショガン/魔弾ライオット・ショット》 《絶望銃士 ロケンラ/魔弾ロケット・バースト》 《A・G・R》 《零徒グリアー》 《秩序の奪取 コトワリ》 UC 《虚の臣下 フォーチュン》 《虚の臣下 ウィキッド》 《恒星獣 キターリカ》 《恒星の開拓者 マース・ワン》 《恒星技師リリーパー》 《無情の尖兵ノーフェイス》 《無情の狩人フェイスハンター》 《無情の刺客バッドフェイス》 《無情の騎兵ノットフェイス》 《無情の装兵ワンフェイス》 《ターミナス・ベクター》 《ターミナス・ドラン》 《ターミナス・ガンツ》 《ターミナス・ベロニカ》 《ターミナス・ナウシカ》 《ゾディアック・ガーディアン・スター》 《烙印の妖精 アイフェ》 《烙印の仮面 「牙無し」》 《星の徒花》 《相棒戦線 「牙無し」&バルガレール》 《相棒戦線 ジャギロス&ヴェルゼギア》 《相棒戦線 ボジョレ・ワーカ&ワン刀斎》 《絶望の使者 ワイト》 《絶望の使者 ナグル》 《絶望の使者 トバネ》 《絶望の使者 ラドン》 《絶望の使者 マロマ》 《絶望竜 ファイマッハ》 《絶望竜 テツドン/アイアン・キャノン》 《女教皇》 《恋人達》 《吊された男》 《零徒テグニ》 C 《「純白」の頂 バニラ・アイス》 《恒星人アヌメス》 《恒星の鳥 ル・ピパル》 《恒星空母アシボメン》 《天望のシンリ スターナク》 《フェイス・クロウラー》 《ターミナス・ケレス》 《ターミナス・パラス》 《ターミナス・ユノー》 《ターミナス・ベスタ》 《ターミナス・アスト》 《一撃奪取 ミュートレイ》 《烙印の翼 ボジョレ・ワーカ》 《The カップラー漢》 《The バリカタ漢》 《絶無の使者 ジェノ》 《絶望の使者 マサラ》 《絶望恐皇ラムロード》 《絶望の使者 ナムチ》 《絶望の使者 ロッジ》 《絶望の使者 メタ》 《絶望の使者 キシュー》 《ミライ・トライ・オーライ》 《ヤッタレウーマン/フリーダム・ジョーカーズ》 P 《龍覇 Y・Z・B》 《偽りの真実ベートーベン・F》 《「零」の頂 ドラゴ・ゼロインフィニティ》 《「理」の頂 ローゼズ・ヘッド》 《超神星ホーリーナイト・オウセイリュウ》 《恒星鎧竜ガイマ・アルス》 《恒星人デアヌス》 《恒星蛇パトネンニラ》 《恒星の刺客ネイディン》 《恒星魚ハンフィシス》 《恒星謀師アレクトン》 《「真実」の頂 ユー・アー・クリミナル》 《「業」の頂 アート・オブ・ラブ》 《「激怒」の頂 ぷんぷん丸》 《最終壊 アインロセス「fin.」》 《「 」の頂 ノーネーム》 《絶望の使者 イシャク》 《 》 《隠し者 ミニ丸》 《「陽」の頂 サンソール》 《「月」の頂 ルナムーン》
https://w.atwiki.jp/shfarts/pages/855.html
ブラックゼロ(Black Zero) 商品画像 情報 登場作品:ロックマンX4 定価:3,675円 受注開始:2013年07月05日(金) 16 00 受注締切:2013年10月02日(水) 23 00 発送開始:2013年12月21日(土) 商品全高:約130mm 付属品 手首:×6(握り手×2、開き手×2、持ち手×2) 武器:ゼットセイバー×2 表情:×3 その他:ゼットセイバーエフェクト、交換用ゼロバスター銃口、交換用右腕 キャラクター概要 「X2」から登場したゼロのカラーバリエーション。「X2」ではゼロのコピー、「X4」以降はゼロの強化版、 と立ち位置が異なる。混乱を防ぐため本項では「X4」以降のブラックゼロについて記載する。 「X4」以降において隠しコマンド入力等の手段を用いることで使用可能になる、黒いゼロ。 「X4」では単なる色違いだったが「X5」以降は隠し強化要素の位置づけとなりエックスにおけるアルティメットアーマーに相当する存在となった。 ただし「X8」版では被ダメージが2倍になるというペナルティが追加されており、より迅速かつ的確な操作が要求されるようになった。 黒を基調としたカラーであることに変わりはないが、髪やボディのライン等細部のカラーリングは作品ごとに細かい違いがある。 「X4」ではバスターは無く、「X5」「X6」で「X3」と同じデザインのゼットバスターが装備された。 ちなみに「X3」~「X4」の間発売されていたロックマンXシリーズのプラモデル「メガアーマー」において「X3」版デザインの黒いゼロが商品化されている。 カラーリングはこの玩具オリジナルのものとなっている上、さらに海外版では2種類の黒いゼロが商品化されるに至った。 商品解説 アメリカで行われた2012年度のサンディエゴ・コミコンで展示された。 その際のカラーリングは「X2」版に近いもののバスターが「X3」以降のデザインのまま。 シグマやライドアーマー同様に展示は「ロックマンX5」のオープニングデモの1シーンを再現したものであった。 その後長らく続報がなかったが、2013年7月に魂ウェブ商店で販売される事が決定した。 製品版はSDCC展示版と異なり「X4」以降に登場する「ゼロの強化版」としてのカラーリングでの商品化となった。 単なるゼロ(TYPE 2)のリカラーに留まらず、付属の表情パーツ2種は視線が異なる。睨み顔は左上、叫び顔は右上となった。 魂Web商店ではこれらを使って公式イラスト(「X4」のもの)を再現した画像が掲載されている。 瞳の色は青なのでこれまで発売されたゼロ(1st ver.)やゼロ(TYPE 2)にも流用可能(もちろん逆も可)。 ゼットセイバーの色は天空覇習得後(「X4」)及びショットイレイザー装備時(「X5」)の紫色となった。 ゼロ(TYPE 2)と交換するのも良いだろう。 出典作品は「X4」となっているが上記の通りバスターが付属するため「X5」「X6」版としても扱える。 さらに、ロックマンユニティにて「コミックVer.」の表情パーツが付属することが発表された。 かつてVAVAが展示されていたときにゼロ(1stVer.)に付属していた右目を閉じてウインクしているものである。 エックス同様岩本氏の描き下ろしであり、劇中でゼロが見せた表情でもあった。 サムズアップ手首があるゼロに良く似合う表情と言えよう。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 エックス ゼロ(1st ver.) ゼロ(TYPE 2) VAVA シグマフィギュアーツZERO コメント X2のはコピーゼロって言って頭部のクリスタルや体の一部の色が黒ゼロとは違う。だからコピーゼロについては書かないほうがいいと思いますよ?混乱する人とか出るかもしれない。これはあくまでX4から登場の黒ゼロとして紹介するべき -- 名無しさん (2013-07-04 18 44 34) 名前 コメント