約 2,222,203 件
https://w.atwiki.jp/djmaxinfo/pages/267.html
NEOWIZとFalcomの繋がり「ブラウンダスト」×「創の軌跡」コラボ 『英雄伝説 ガガーブトリロジー』FOW GAMES(NEOWIZ子会社)によるスマートフォン向け新作RPGの制作が決定 Falcomコラボまとめ収録曲一覧 元ネタ集 「DJMAX RESPECT V」にて、DLC「Falcom PACK」配信開始! その他の話題 情報提供 NEOWIZとFalcomの繋がり 「ブラウンダスト」×「創の軌跡」コラボ スマホ「ブラウンダスト」×「創の軌跡」復刻コラボイベント開催! (2022/03/10 Falcom公式サイト) 【NEOWIZ プレスリリース】采配バトルRPG『ブラウンダスト』 大人気RPG「軌跡」シリーズ『英雄伝説 創の軌跡』と、復刻コラボを開催! (2022/03/10 PRTIMES) スマホ「ブラウンダスト」×「創の軌跡」コラボ (2021/03/11 Falcom公式サイト) 【NEOWIZ プレスリリース】采配バトルRPG『ブラウンダスト』 大人気RPG「軌跡」シリーズ最新作『創の軌跡』と、コラボを開始!コラボ限定! ☆5傭兵「リィン」がもらえる!? (2021/03/11 PRTIMES) 画像引用元
https://w.atwiki.jp/japanesehiphop/pages/2329.html
Format Title Artist Label Model Number Release Press 2LP THE ALBUM(ADMONITIONS) Instrumental D.L KI/OON RECORDS,NeOSITE DISCS SYUM0348,0349 2007/02/23 - Side Track Title Produce A 1 MUSIC(VERSION S.W.A.T.)(Inst) DEV LARGE 2 LIFE CHECK(Inst) DEV LARGE 3 TAKE YOU HOME(BACK TO THE HIP HOP)(Inst) DEV LARGE 4 盲目時代(Inst) DEV LARGE 5 FOR MY MAN DEV LARGE 6 MILKY WAY DEV LARGE B 7 CRATES JUGGLER(Inst) DEV LARGE 8 GOD MOUTH(GOD BIRD pt.2)(Inst) DEV LARGE 9 THE MASTERS(Inst) DEV LARGE C 10 MANIFEST(粉骨砕身)(Inst) DEV LARGE 11 KEEPIN IT UP!!(Inst) DEV LARGE 12 鋼鉄のBLACK(Inst) DEV LARGE 13 WALFARE DEV LARGE D 14 BACK TO BURN(Inst) DEV LARGE 15 結利大(Inst) DEV LARGE 16 KIKITE(LEFTY)(Inst) DEV LARGE 17 D.L S MIDNIGHT THEME pt.3 DEV LARGE PERTAIN CD THE ALBUM
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/1960.html
SANCTUARY ~Minori Chihara Best Album~ SANCTUARY ~Minori Chihara Best Album~ アーティスト 茅原実里 発売日 2014年9月10日 レーベル ランティス デイリー最高順位 2位(2014年9月11日) 週間最高順位 3位(2014年9月16日) 月間最高順位 4位(2014年9月) 年間最高順位 36位(2014年) 初動売上 9805 累計売上 14664 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 Disc1 1 純白サンクチュアリィ キディ・ガーランド テーマソング 2 君がくれたあの日 3 詩人の旅 4 Melty tale storage 5 雨上がりの花よ咲け 6 Paradise Lost 喰霊-零- OP 7 Voyager train 8 Tomorrow's chance 9 PRECIOUS ONE 10 Final Moratorium 11 優しい忘却 涼宮ハルヒの消失 主題歌 12 Freedom Dreamer 13 Defection 14 KEY FOR LIFE Disc2 1 Planet patrol 2 TERMINATED 境界線上のホライゾン OP 3 Dream Wonder Formation 4 Celestial Diva ゲーム ケイオスリングスⅡ 主題歌 5 ZONE//ALONE 境界線上のホライゾンⅡ OP 6 SELF PRODUCER お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ OP 7 この世界は僕らを待っていた 翠星のガルガンティア OP 8 境界の彼方 境界の彼方 OP 9 TREASURE WORLD 10 FOOL THE WORLD ノブナガ・ザ・フール OP 11 向かい風に打たれながら RAIL WARS! OP 12 Joyful Flower Disc3 1 Perfect energy 2 Cynthia 3 花束 4 Lush march!! 5 too late? not late… 6 Sunshine flower 7 Secret Season ~桜色の恋人~ 8 覚醒フィラメント 9 Contact 13th 10 sing for you 11 蒼い孤島 12 暁月夜 13 NEO FANTASIA 14 一等星 ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 9/16 3 新 9805 9805 2 9/23 5 ↓ 1705 11510 3 9/30 11 ↓ 1285 12795 2014年9月 4 新 12795 12795 4 10/7 9 ↑ 707 13502 5 10/14 11 ↓ 495 13997 6 10/21 11 → 362 14359 7 10/28 ↓ 305 14664 2014年10月 16 ↓ 1869 14664 関連CD Paradise Lost 優しい忘却 Defection KEY FOR LIFE Planet patrol TERMINATED Celestial Diva ZONE//ALONE SELF PRODUCER この世界は僕らを待っていた 境界の彼方 FOOL THE WORLD 向かい風に打たれながら Sing All Love D-Formation NEO FANTASIA
https://w.atwiki.jp/djmax3/pages/2.html
MENU ■DMP Wiki ■DMP2 Wiki TOP CE & BS情報製品情報 CE 曲表 BS 曲表 BBS ◇Fever ◇Trilogy ◆Black Square 初期設定 CLUB TOURSEASON 1 SEASON 2 ARCADE NETWORK COLLECTIONImage Movie OPTION LINK DISC ALBUM ITEMCHARACTER GEAR NOTE EFFECTER 資料集プレイ回数解禁 コンボ解禁 小ネタ、バグ ◆Clazziquai Edition 初期設定 CLUB TOUR ARCADE NETWORK COLLECTIONImage Movie OPTION LINK DISC ALBUM ITEMCHARACTER GEAR NOTE EFFECTER 資料集プレイ回数解禁 コンボ解禁 小ネタ、バグ 2ch過去ログ(新ページ) ソフト購入(新ページ) LINK @wiki @wikiご利用ガイド ◆カウンタ 現在の閲覧者数 History 取得中です。 MENUを編集
https://w.atwiki.jp/djmaxinfo/pages/173.html
動作がおかしいときにまず試してみること各種ドライバを最新にする・不具合が発生していないか確認する SteamクライアントやPCの再起動 整合性の確認を実施する 「DJMAX RESPECT V」やSteamクライアントの再インストール その他 トラブルシューティング起動ログインできない オフラインでプレイできない 注意文の画面で止まってゲームが始まらない 起動しない 一回だけ起動が遅かった 起動すると他のアプリの音声が聞こえなくなる ゲーム中判定が合わない OPEN MATCHで接続が切れる キーボード入力右端のノート[ ' ]を押しても反応しない 同時押しが反応しない キー設定をもっとカスタマイズしたい コントローラ入力どんなコントローラーが使えるのその他のコントローラーを使用したいEZMAX K28 『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』 専用コントローラー for PlayStation®4 PS4版と操作方法に違いはあるの 設定してもうまく動かない デュアルショックで、日本語PS4版と同じ操作方法でプレイしたい Steam仕様関連スクリーンショットの保存場所は? (過去の仕様)LVアイコンじゃないアイコンの変更方法は? (解消済)過去のトラブルシューティング事例日本語109キーボードでの環境で記号キー部分のキーコンフィグが正常に動作しない(v1191で解消) LT / RT(デュアルショックの場合L2 / R2) が入力できない(v1180で解消) インストールに失敗する (ウイルス対策ソフトが誤検知する)(v363で解消) 特定のWindowsUpdate、ドライバでの事例WindowsUpdate「KB4535996」「KB4540673」「KB4551762」(2020年3月) RADEONグラフィックカードでCPU使用率が最大になる コメント 動作がおかしいときにまず試してみること 各種ドライバを最新にする・不具合が発生していないか確認する Windowsアップデートやグラフィックドライバを最新のものに更新します 稀に特定のパッチで不具合が発生する場合があります。公式Discord等でアナウンスが出ていないか確認しましょう SteamクライアントやPCの再起動 Steamクライアントを再起動で、アップデートが表示されない、アップデート後、動作がおかしい等の症状が、 過去に改善した例があります プレイする前にメモリを確保しましょう話題元 公式Discord ▼フリーチャンネル #質問 2020/01/31 04 49 方法PCを再起動する 使用していない他のアプリ(ブラウザ、Discord等)をできる限り終了する 整合性の確認を実施する Steamクライアントで、[DJMAX RESPECT V]を右クリック→[プロパティ]→[ローカルファイル]→[ゲームファイルの整合性を確認] から、ファイルが壊れていないか確認・修復する 「DJMAX RESPECT V」やSteamクライアントの再インストール 実施する場合は、スクリーンショットや他のアプリのデータ等が一緒に消えないかどうか検索などで確認し、必要に応じてデータをバックアップを行いましょう! その他 ディシインサイド-DJマックス リスペクトV 一般 ディマックをより快適に遊ぶ(韓国語) ( 情報元 ) トラブルシューティング 起動 ログインできない 公式Discord #お知らせ 2019/12/19 12 16 より プロフィール画像が絵文字の場合、ログインに失敗する問題があります。プロフィール画像をリセットしてログインしてください。 プロファイル名が異常なアルファベットまたは特殊文字で設定されている場合、ログインに失敗する問題があります。プロフィール名を変更してログインしてください。 オフラインでプレイできない オフラインモードはサポートされていません起動時にオフラインだと、XIGNCODE3のアップデート失敗エラーが表示されます 起動後にオフラインになると、エラーが表示されてプレイできません 注意文の画面で止まってゲームが始まらない [A][B]ボタンの設定を入れ替えるタッチパッドの設定を行う[SHARE]ボタンの長押しでスクリーンショットを撮影できるようにする設定の決定と保存ゲームの INPUT SETTEING を再設定する以前の設定手順コントローラ設定を行うSteam 入力の設定を行うコミュニティにアップロードされているファイルを読み込む[A][B]ボタンの設定を入れ替えるゲームの INPUT SETTEING を再設定する
https://w.atwiki.jp/bz666/pages/17.html
B'z OFF THE LOCK BREAK THROUGH RISKY IN THE LIFE RUN The 7th Blues LOOSE SURVIVE Brotherhood ELEVEN GREEN BIG MACHINE THE CIRCLE MONSTER ACTION
https://w.atwiki.jp/technika/pages/59.html
北海道・東北地区設置店舗情報 北海道ラウンドワンスタジアム札幌北21条店 ディノスパーク手稲店(11/08/21ありませんでした。。) 遊ランド旭川店 青森県アミューズメントギガ・青森 ラウンドワン青森店 秋田県ロックンボウル 宮城県THE・サードプラネット BiVi仙台店(撤去されました) 福島県ジョイプラザ 北海道 ラウンドワンスタジアム札幌北21条店 ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円 ネット接続 可 ■店舗情報 住所 北海道札幌市東区北21条東1丁目1番21号 アクセス 市営地下鉄南北線 北24条駅から徒歩約8分(駐車料金無料) 営業時間 10 00-翌6 00(土日祝は営業時間に変更あり) 定休日 なし 店舗HP http //www.round1.co.jp/shop/tenpo/hokkaidou-sapporokita21.html ■最終確認日 2011年2月6日 ■備考 周りに他音楽ゲーム多数あるので音が混ざることがある 音量は普通だが上記により聞こえづらいときがあるのでヘッドホン等があるとやりやすい ディノスパーク手稲店(11/08/21ありませんでした。。) ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円 ネット接続 可 ■店舗情報 住所 北海道札幌市手稲区前田1条11丁目 西友手稲店3F アクセス JR手稲駅直結(車は3時間まで無料) 営業時間 10 00-翌3 00 定休日 なし 店舗HP http //www.geodinos.jp/map/hokkaido/teine.html ■最終確認日 2011年8月21日 ■備考 遊ランド旭川店 ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円 ネット接続 可 ■店舗情報 住所 北海道 旭川市西御料5条2-64-19 アクセス JR緑が丘駅下車、徒歩5分 営業時間 12 00-翌3 00(土日祝前日は翌6 00) 定休日 なし 店舗HP なし ■最終確認日 2011年10月26日 ■備考 店舗向かって左奥の急勾配or階段上に設置されている 音量はやや小さめか普通程度で、左手にjubeatあり 特に区切りなどは無いため、混雑時には音が混ざる 青森県 アミューズメントギガ・青森 ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円 ネット接続 可 ■店舗情報 住所 青森県青森市はまなす2-5-8 アクセス 国道4号線通り沿いブックオフ青森東店&県立中央病院近く沿い ショッピングセンターラセラの向かい近く 営業時間 9 45-23 45 定休日 なし ■最終確認日 2012年3月29日 ■備考 店内南側の壁際、音ゲーコーナーに設置。 ラウンドワン青森店 ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円 ネット接続 可 ■店舗情報 住所 〒030-0843 青森県青森市浜田3丁目1番1号 アクセス 青森自動車道 青森中央IC下車 浜田ドリームタウンアリー内 営業時間 10 00am~24 00am(土日祝は営業時間に変更あり) 定休日 なし 店舗HP http //www.round1.co.jp/shop/tenpo/aomori-aomori.html ■最終確認日 2012年4月12日 ■備考 音ゲーコーナーの中央に設置、周りの音や店内放送が全体的に煩め。ヘッドフォン持ち込み推奨 秋田県 ロックンボウル ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円 ネット接続 可 ■店舗情報 ■最終確認日 2012年9月16日 ■備考 1階ゲームコーナー奥に設置 宮城県 THE・サードプラネット BiVi仙台店(撤去されました) ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード300円(確認日時点で販売中) ネット接続 可 ■店舗情報 住所 宮城県仙台市宮城野区榴岡2-1-25 アクセス JR 仙台駅(東北本線・常磐線・東北新幹線)より徒歩3分 車の場合の駐車場は、併設のBiVi駐車場利用で、店内利用時間1時間で2時間まで無料。 営業時間 9 00〜24 00 定休日 年中無休 店舗HP http //www.3rdplanet.jp/shop/detail/index.php?shop_id=4 ■最終確認日 2011年9月23日 ■備考 福島県 ジョイプラザ ■稼働状況 1台稼働中 1プレイ100円、カード400円 ネット接続 可 ■店舗情報 住所 福島県双葉郡浪江町権現堂上川原88 サンプラザ内 アクセス JR常磐線浪江駅より徒歩5分 ショッピングセンター「サンプラザ」内 国道114号線沿い 営業時間 10 00〜20 30 定休日 年中無休 店舗HP http //joyplaza2467.blog27.fc2.com/ ■最終確認日 2011年2月8日 ■備考 DJMAX Platinum Crewサイト上の店舗名は「ジョイランド」になっています。 店舗奥の音ゲーコーナーに設置されているために、音が混じる場合有り
https://w.atwiki.jp/shonojuli_fun/pages/6.html
アルバム
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3870.html
悠久幻想曲 2nd Album 【ゆうきゅうげんそうきょくせかんどあるばむ】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 セガサターンプレイステーション 発売元 メディアワークス 開発元 スターライトマリー 発売日 【SS】1998年2月26日【PS】1998年3月26日 展開 5,800円 判定 良作 悠久幻想曲シリーズリンク 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 悠久幻想曲シリーズの第二弾。さらに遊びやすくなっている。 ストーリー 自警団の第三部隊は住民の苦情処理を請け負う部隊である。しかし人望のある前隊長の死や任務の有料化により住民からの感情は悪化し、さらに無料で同じ仕事を引き受ける公安維持局ができてしまい依頼は激減。やる気をなくした仲間は辞めたり他の部隊に移っていく。そんな中でもただ一人残り奮闘していた主人公は部隊の継続を団長に直訴した。有料になったからこそ、無料の公安維持局の評判が良くないからこそ自分達にできることがあるはずだと。結果として存続は認められた。ただし一年間の猶予という形で。その間の様子を見て必要と判断されれば部隊は存続、認められなければ解散。さらに団員は自分で探さなければならず、収入の一部は自警団に納めなければならないという条件付きだった。 厳しいが他に道はない。主人公は条件をのむことにした。まずは仲間集めからだ。 舞台となるのは同じくエンフィールド。魔法ありきのファンタジーな世界観は健在。 今作は自警団という半民間組織が中心となる。実質的には前作と同じ何でも屋であるが。 今作もメインキャラは10人いる。 うち5人が前作でサブキャラクターとして登場しており、5人が新キャラクターとなる。 前作のメインキャラ10人はサブキャラとなって登場する。ただしシーラは留学している為オープニングととあるエンディングにしか出てこない。 ちなみに声は無い。 時系列は曖昧である。 メインストーリーでは何者かが禁忌の実験に手を染めていた形跡がみつかったりエンフィールドに隠れていた裏の組織が顔をのぞかせるなど血なまぐさい話が絡んでくる。 システム 基本は仲間を選んで仕事に就かせその成果を見ていき日時によって発生するイベントをこなすことになる。 まず仲の良い友人10人から3人を選び第三部隊の仕事を手伝ってもらうよう頼みに行く。以後はこの3人と一年間を共に過ごすことになる。 友人の半分は司書や保母といった何らかの社会的役割を担っていたり学生だったりするためその場合は掛け持ちをしてもらうことになる。 ちなみに他半分は 社会的地位がないか12~13歳の少年少女 である。 何故か主人公の性別は 不明 となっている。もっとも女の「お兄ちゃん」はいないだろうが。 選択できる依頼がいくつか提示されているので一人ないし複数をその仕事に割り振ると各キャラは一週間その仕事に就くことになる(仕事に就かせず休ませることも可能)。一日ごとの仕事の成果(=達成度)が累積されていき週末になった時点の値で仕事に対する評価が決まり報酬も増減する。この際報酬の数割は自警団に納めることになる。 成果は能力による得手不得手により左右されるがランダム要素もある為ロードしてやり直してもよい。 苦手な仕事に就かせたり仲が悪いキャラだけで組ませた場合は失敗しやすく能力も伸びず仲も悪化しやすい。そこで自信をつけさせたり能力を伸ばせるよう適切な仕事に就かせ成長させる必要が出てくる。 仲間が仕事をしない日もある。やる気の低い状態で発生しやすく攻略本でははっきりとサボリと書かれている。ちなみに本業が理由で休むことはない。 体力や感情といった仲間のパラメータがひどく悪化したら休日にフォローする必要も出てくる。 祝祭日による休日は存在しない。 月末には給与の支払いが発生する。デフォルトでは成果により自動で算出される額が表示されているが、これに色を付けることで仲間のやる気がアップする。逆に減らすことも可能だがその場合は仲間の感情が悪くなる。また、資金繰りを誤った場合は当然払える額も妥当な額より減るため仲間は怒る。 仕事の中には双六も存在し、公安維持局と、場合によっては金に汚い行商人も交えて競争になりこれに勝利することが任務の成功になる。このイベントでは双六の勝敗のみが成果を左右する。 ルーレットは直前の盤を引き継いでパワーメーターを加減して回す。明確な基準点はないが慣れれば感覚に頼った目押しが可能になる。 チームが重なると戦闘になる。負けた方は一回休みになり手持ちのゴールドもいくらか盗られる。 メインイベントは決まった日に発生する。仲間キャラのイベントは決まった日時に発生するテーマイベントとトラブルイベントと誕生日、決まった月の休日に遊びにいくと発生する休日イベント、決まった日に仕事に就かせると発生する任務イベントがある。重複により発生しないということはない。 仲間となるキャラはそれぞれある種の問題を抱えており、3段階のテーマイベントを通じて彼らを理解していく。最初のテーマイベントではその人となりに触れ、二段階目では特有の問題が事件と共に示され、三段階目では二段階目を踏まえた事件が起きる。三段階目のイベントは2つ用意されており二段階目の選択肢によりどちらに行くかが決まる。三段階目が終了した時点ではひとまず落ち着くものの根本的な解決にまではいたらない。 休日は休んだり仲間の所に遊びに行ったり有料で訓練をして能力を伸ばしたりできる。ただし仲間の感情パラメータの悪化が大きくなりすぎるとそちらを解決するための会話が最優先となりイベントも発生しなくなる。 仲間の特徴的な情報もコンプリート対象でありテキストパートでそれが確認されると埋まっていく。例) 納豆が嫌い、怪力である、血が苦手。 仲間との信頼度は俗に言う好感度である。会話の選択肢や仕事を組むことで上昇していく。絆とは積み重ねた日々に信頼度がいくつあったかという総合ポイントである。絆が高いキャラがいるとそのうち一番高いキャラとのEDになる。 キャラEDの対象となる仲間がいた場合、そのキャラの抱える問題を解決するイベントが起こる→メインシナリオのラスト→EDムービー→キャラEDを迎えない仲間の後日談→EDを迎えたキャラとの後日談となる。 サブキャラクターであるクレアとのEDもある。なお今作ではライバルキャラクターのEDはない。 仲間全員との絆が低いとヘキサとのキャラEDになる。 キャラEDを迎えない仲間の後日談は3種類ありその時のステータスによって変わる。そのうちの一つには専用のCGがある。 評価点 前作に続き友情をテーマにした作風 全体的にゆったりとした雰囲気で各キャラや町の住民が抱えた問題を解決していく、ある種王道的なシナリオの雰囲気はそのまま引き継がれている。 ギャルゲーとして分類されることも多いが、恋愛要素よりも友情要素重視なのも相変わらず。それもあり男主人公で攻略キャラに男性キャラもいるが、BL的要素はない。 豊富なテキスト量。 選択肢の多さと合わせて変化が広い。 仲間にしたキャラ次第で台詞が追加される。 ほぼシームレスな読み込みとスキップ。 テキストに限らず仕事、移動、戦闘時の音声やアニメといったあらゆる演出がスキップできる。 セーブデータのロードもセーブも速い。 多くのテキストゲームではスキップする際にもそこに挿入されるべきキャラの絵が逐一表示されるが、このゲームでスキップするとテキストだけが流れていくため非常に速い。 このシステムを持っているゲームは今でも少ない。他にも『メモリーズオフ』が似たようなスキップ機能を持っている。 やり込み要素を持ったキャラメイキング。 普通に進めていけば仲間は戦闘では主人公をサポートする二軍にしかなれない。有料の訓練で補ってやっても基礎能力に欠けるためたいして伸びない。しかし成長に係わるシステムを理解し適切な属性に導いてやることで強みを持った万能選手という一級品に育てることができる。 音楽。 各キャラごとにテーマ曲が作られており、キャラの雰囲気作りに一役買っている。 繰り返しプレイに向いた作り 仲間キャラを変えたり、育成を変えたり、各種選択肢をどう選ぶか等、繰り返し遊んでも楽しめる要素が多い。 一周にかかる時間も短めで、色々試行錯誤もしやすい。 容量を食わないセーブデータ PS版では1ブロックに3つセーブできる。さらに1ブロックを食うシステムデータの空きにも1つセーブできる。 ギャラリーモードにはCGやイベントのコンプリート履歴、BGMの鑑賞、ボイスメッセージもある。 賛否両論点 テキストが少しおとなしくなった 前作のテキストパートはかなり"はっちゃけている"場面が多かったのだが、今作では全くない。 相変わらずだがmoo氏の絵は人を選ぶ。 下手と感じる人も多いが、この絵柄だからこそ悠久に合っていると感じるファンも多い。 問題点 グラフィック面の問題点 前作メインキャラは立ち絵が一種類しか無い。 本作ではサブキャラなので仕方ないとも言えるが、やはり少々寂しい。 CG(1枚絵)の枚数が少なめ。 各キャラ終盤にならないと1枚絵のあるイベントがない。 モブの絵が雑 メインイベントのベストエンド条件がかなり難しい。 各種メインイベントでかなりの数の選択肢を間違えずに選ばないといけない。 キャラクター個別EDには影響しないが、方々で張られた伏線や謎の解き明かしが行われる為、一度も見る事が出来ないと謎が放置されて不完全燃焼のままになってしまう。 メディアワークス発行の公式攻略本の記載も間違っていた為、こういう終わり方なのだと勘違いしてしまったプレイヤーも多い。 キャラエンドの条件となる絆の累積やそれによるフラグ成立が目で確認できず、ゲーム中にこれらを調整するのが困難になっている。 サブキャラクターであるクレアとのEDを迎える為には、特定の仲間の絆の累積が一定値以上一定値以下という特定の範囲内が条件となっており調整が難しい。 前作は絆の累積に加え特定のイベントの成否も条件に入っていたため全キャラの絆を累積してプレイしてもイベントで調整できたので同時攻略も容易だったが、今作のキャラEDは絆の累積のみで判定されるので同時攻略が困難になった。 このため特定のキャラEDを見たい時は必然的にゲーム開始時から特定キャラだけ集中的に絆を累積するプレイになってしまう。 オープニングの絵の動きがカクカクしている。 初見ではハードの不調を疑った人間も多い事だろう。走るシーンで特に目立つ。 戦闘に関するパラメータが多いにもかかわらず、進め方によっては一度も戦闘せずにクリアできてしまう。 総評 ユーザーライクなシステム、それと融和したやり込み要素もあるアドベンチャーパート、萌えに傾倒しすぎない友情寄りでコミカルなテキストを併せ持っているゲーム。 前作の良さはそのままに遊びやすくした理想的な続編と言える。 その後の展開 シリーズはファンディスクも含め本作以降も続いていった。 ファンディスクで本作の舞台の外伝的な話が展開された。 本作で育てた仲間を使う事もできる。 ナンバリングの続編である『3』は舞台を移し、関係性はほぼなくなった。 各キャラのテーマ曲に担当声優による歌を付けたCDが発売された。 余談 SS版とPS版ではOPとEDと一部シナリオがまるごと異なっている。 片方の機種でしか発生しないイベントもあるがシステムデータのコンプリートには影響しないようになっている。 CDドラマでは前作メインキャラも登場しちゃんと声がついている。 セリーヌは間延びした話し方をするため声の収録には通常の2倍かかったそうである。 PS版OPテーマの「永遠の親友」は後に人気声優となる田中理恵氏のデビュー作でもある。 更なる余談だが、田中氏は当時青二塾生であり、「声優としてのデビュー作」は本作CDドラマのモブキャラであった。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7014.html
注意 このページでは、『WHITE ALBUM2 ~introductory chapter~』『WHITE ALBUM2 ~closing chapter~』及びコンシューマ移植版『WHITE ALBUM2 幸せの向こう側』と、公式サイト配布キャンペーンのゲーム『WHITE ALBUM2 ミニアフターストーリー』を扱っています。 WHITE ALBUM2 ~introductory chapter~ / WHITE ALBUM2 ~closing chapter~ 概要 システム 特徴 あらすじ キャラクター 評価点 問題点 賛否両論点 総評 その後の展開 移植版 WHITE ALBUM2 幸せの向こう側 WHITE ALBUM2 ~introductory chapter~ / WHITE ALBUM2 ~closing chapter~ 【ほわいと あるばむつー いんとろだくとりー ちゃぷたー / ほわいと あるばむつー くろーじんぐ ちゃぷたー】 ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム 対応機種 Windows XP/Vista/7(通常版)Windows 7/8.1/10(EXTENDED EDITION) 発売・開発元 Leaf 発売日 introductory chapter 2010年3月26日closing chapter 2011年12月22日上記2作品セット版 2011年12月22日EXTENDED EDITION 2018年2月14日 定価 introductory chapter 4,800円closing chapter 7,800円上記2作品セット版 9,800円EXTENDED EDITION 6,800円※全て税別・通常版の値段(*1)。 レーティング アダルトゲーム 判定 良作 ポイント 徹底したシナリオへの拘りかなりプレイヤーを選ぶ作品 Leaf/AQUAPLUS作品 概要 『雫』や『To Heart』等、数々の名作を手掛けたLeafブランドが2010年から発売した作品。 一応同ブランドの『WHITE ALBUM』の続編とされているが、シナリオ上の繋がりは薄いため未プレイでも問題無い内容である。 シナリオライターは他社スタッフの丸戸史明氏であり、今作は『WHITE ALBUM』に思い入れのある氏の持ち込み企画でもある。 導入部である『introductory chapter』(以下、「序章」)とその後の『closing chapter』(以下、「終章」)とに分割して発売されたが、両方をセットにしたバージョンも後者の発売日と同じくして販売されている。 システム マップ移動や会話システム等が存在していた前作『WHITE ALBUM』と異なり、今作は画面下部に表示されるテキストウインドウの文章を読み進めるオーソドックスなアドベンチャーゲームである。 中でも「序章」は選択肢が存在しないため、実質ゲームではなくデジタルノベルと言える。 「終章」から初めて選択肢が登場し、ルート・エンディングが分岐する。ただし、選択肢の中には特定の条件を満たさなければ選べないものもあり、 中にはいかなる手段を用いても選択できないものもある(演出の一環であり、仕様)。 周回数等の条件で追加シーンが発生する箇所が随所に存在するが、これそのものが特定のルートのノルマとなっている訳ではなく、追加シーンの存在に気付かないままに全エンディングに辿り着く可能性もある。 特徴 「三角関係」を主題にした恋愛の物語だが、 下記のあらすじの通り、当の3人は序盤に「ヒロイン同士も含めて」固い絆で結ばれる。 テーマとは裏腹に作中の人物は揃って善良かつ優しく、修羅場・暴力・敵意・憎悪といった要素は極めて少ない。 にも拘わらず彼らの状況はさまざまな要因によって気の毒なほど泥沼化し、やるせなく、切なく、美しい物語が展開される。 本作には超展開もファンタジー要素も無く、ひたすらリアルな人間ドラマが繰り広げられるのみである。 ゲームシステム的にも異質な部分は特に無く、難易度という点でもごく一部のルートを除いて低い。徹底して一般的な美少女ゲームの枠に収まった作品である。 しかし、ゲームを構成するあらゆる要素が「シンプルに恋愛ドラマを楽しませる」ことに念頭を置いており、その純度に関しては近年稀に見るレベルのものである。 あらすじ 舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代の思い出を作るため、 軽音楽同好会へ加入し、学園祭でステージに立とうと思うが、 本番を待たずしてバンド自体がメンバー間の痴情のもつれから崩壊してしまった。 学園祭に参加することを諦められない春希はメンバー集めを開始、 屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。 さらに、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であることをつきとめ、 紆余曲折の末に彼女をメンバーに迎えることに成功する。 バンド再結成から本番まで時間も無くバラバラだった3人だが、 練習などを通じて結束を深め、結果として学園祭のステージは大成功を収めた。 しかし、3人の想いはステージ終了後から少しずつすれ違いを始め、 悲劇的な結末へと走り出すこととなる。 Wikipediaから引用。 キャラクター + クリックで開閉 ※以下5人は「序章」から登場。年齢はレーティングの関係で明言されないが、初登場時点で全員高校3年生相当。 北原 春希 主人公。真面目かつ成績優秀であり、年代問わず周囲の人間からよく信頼されている。 典型的な委員長タイプかつ常軌を逸したレベルのお節介焼きだが、その真剣な態度は相手の性別や年齢・状況を問わず一貫しており、最終的には相手の信用を勝ち得ていく。 そして上記2点に共通し、あくまでも本人としては「当たり前の事を行っているだけ」に過ぎない。 頭脳明晰かつ大人も舌を巻く程弁が立つ一方で、色恋沙汰の経験は無く倫理と感情を割り切れないこともしばしば。 作中の行動の不誠実さは彼自身も理解しすぎるほど理解しているため、打開出来ない状況と自責の念の板挟みで幾度も苦しむことになる。 普段は優柔不断であるが、一念発起した際の行動力はプレイヤーの鬱積した感情を晴らすかのごとく大胆かつ的確である。 物語は彼の視点で進むためビジュアルが見られるシーンは限られるが、作中の評価を統合すると容姿は「中の上」程度である。 全編フルボイスで存在感は非常に大きい。担当声優の演技力も高く、少年らしからぬ理知的な面と少年らしい感情的な面のギャップが上手く表現されている。 一昔前の声無し個性無しの主人公とは良くも悪くも対極にあると言える。 小木曽 雪菜 メインヒロイン。アイドル然とした飛び抜けた容姿を持ち、校内ミスコン2連覇中。学校をはじめ所属するコミュニティの人間全員に一瞬で認知される程目立つ。成績も春希を部分的に上回る等平均以上であることが読み取れる。 さらに人当たりの良い性格と柔らかい物腰で、同性からの嫉妬も(本人のスペックを考慮すると)控えめである。 趣味兼特技はカラオケ。シナリオ的にも彼女の歌は高い重要性を持つ。 この手のヒロインに付随する問題として、実際に担当声優が歌うor歌わないといったものがあるが、彼女は前者。今作の決して少なくない曲のレパートリーの中、設定負けしていない歌唱力を発揮している点は見事である。 人付き合いは良くないが、それが周囲の勝手に作ったアイドル像を補強する結果になっている。 実際は門限とアルバイトで時間が無いだけ。本来は家事全般、特に料理を得意とするような庶民的な性格であるが、ごく親しい人間以外の前ではそうした素振りは見せない。 単純なようで複雑な性格。プレイヤーの彼女に対する印象は幾度も変わるだろうが、共通して普通ではない人物と言え(決して悪い意味ではない)作中でも「バランスがおかしい」と評される。春希と違ってテキストでの独白が無い分もあり、彼女の複雑な人間性を理解できるのは終盤になるだろう。 作中で最も多く精神的に叩きのめされるキャラクター。この作品をオールコンプリートする過程で、プレイヤーは幾度と無く彼女の涙を見ることになる。 冬馬 かずさ メインヒロイン。モデルのごとき美貌を持つ孤高の少女。元は春希達と異なり音楽科の生徒だったが、その中でも音楽に対しての才能・努力・プライド・実績が総じて別次元であった。親の関係もあって学校側は彼女を特別扱いせざるを得なかったが、最終学年進級時にとうとう普通科に移籍することとなり、一層微妙な扱いになる。 素行は非常に悪い。自衛以上の暴力や暴言は無いものの授業はほぼ寝ており、学業成績は最低クラス。周囲の人間への態度もキツイものがあり、話し掛ける者はごく少数。 ただし作中では言及されないが、理論武装を得意とするはずの春希と互角に口論をする等、地頭はむしろ良い。ちなみに理屈と屁理屈が混ざったそのユーモアな掛け合いは秀逸。 趣味兼特技はピアノで、彼女自らも「自分にはピアノしかない」と発言している。幼少よりピアニストの卵としての英才教育を受けており、その一般人離れした来歴(とそこから定まる進路)はシナリオ的にも大きな影響を持つことになる。 実は天性のセンスにより、ほとんどの事は短時間で熟練者並みに出来るようになる。それは車の運転やゲームセンターのゲームなど、音楽的な範囲から外れたものも同様である。 これといった友人もおらず、家にも時たま家事手伝いの人間が来るのみで基本的には1人。本人もそれが自然かつ望ましい状況であるように振る舞う。 実際は周囲の状況に追い立てられて孤立した向きが強く、本人が心の底から望んだ状態ではない。不器用さ故、作中通しても交遊関係の広さは終始人並み以下だが、その限られた人間関係は人並み以上に大切にする。 複雑なようで単純な性格。総じて一般人離れした要素を多数持つ一方、その行動原理は打算も裏もない寂しがりやの年相応の少女のそれでしかない。関連小説においては雪菜同様に「あり得ないバランスの女の子」と評されるシーンがある。 飯塚 武也 春希の親友。要領が良く軽薄で女たらしだが、その分色恋沙汰に関しては勘は鋭く、春希に対するアドバイスはことごとく的を射ている。 態度とは裏腹に一本芯の通った男である。春希に対する信頼は厚く、何気に上のヒロイン2人と同等かそれ以上の入れ込み具合である。 水沢 依緒 春希・雪菜・武也の親友。女性のメインキャラだがヒロインではなく、作中の立ち位置としては武也と同じ。 元女子バスケットボール主将で今作には珍しいさっぱりとした性格。主要な登場人物の中では最も一般人に近い感覚を持っていると言ってよく、発言も公平かつ妥当。 ※以下3人は「終章」から登場。上の5人も続投しており、大学3年相当の年齢になっている。 杉浦 小春 ヒロイン。春希の後輩だが、3年下なので面識は無い。 性格は「序章の」春希に酷似しており、真面目でお節介焼き。この点は「終章の」春希との対比の関係で重要なファクターとなる。 一方で元来直線的な性根かつ(聡明ながら)感情的な面もあり、この部分のみ理屈と計算に長けている春希とは対照的である。 和泉 千晶 ヒロイン。大学3年で春希と同じゼミの女性。 容姿端麗ながらその言動はズボラであり、色っぽさを一切感じさせない。 その割に勘の良さと人間の観察力は作中随一である。人を食ったような態度の上に言動にも不信な点が散見される、底の知れない人物。 風岡 麻里 ヒロイン。春希のアルバイト先の出版社の上司で、年齢は5つ上。 驚異的なバイタリティと明晰な頭脳を持ち、春希曰く「仕事魔人」だが、態度こそ厳しいものの基本的に裏表の無い人格者である。 春希と同じく恋愛経験には疎いはずだが、洞察力等の地力がそもそも桁違いであるために的確な助言を行えている。 例によって美人。彼女を前にしての感想ではないが、春希は「俺の周りは桁違いばかり」と評していた。 評価点 シナリオ 主人公とヒロインが出会い、近づき、すれ違い、苦悩する過程は極めて丁寧に段階を踏んで描かれている。喜ばしい結末も陰鬱な状況も、その必然性が説得力を持って読み手に突き付けられるため、否が応にも臨場感が増す。 プレイ中の没入感は尋常でなく、プレイヤーは作中の登場人物の出来事を我が事のように喜び、悲しみ、時には憤ることができる。 伏線に関しては気付かなくても支障なく読み進められるものでありつつ、気付いた場合の驚きもきちんと大きいものとなっている。特定条件の追加シーンで明確になるものもあり、周回プレイの楽しみの一つでもある。 本作のテーマは前述の通り、「三角関係」という昨今ではそこそこ使い古されたものであるが、同じ主題を持った他作品にありがちな「奪い合い」の展開は存在せず、むしろ作中の登場人物の行動は「譲り合い」との表現が正しい。 今作のヒロイン同士は恋敵というよりも、お互いに親友あるいは尊重するべき相手という関係である。主人公も各ヒロインも、意中の相手と恋仲になった=即ハッピーエンドとは考えず、その裏に存在する恋破れた人の気持ちを背負い、迷い、苦悩することになるのである。 恋愛アドベンチャーゲームにはしばしば、「攻略ルートではないヒロインはフェードアウトする」というお約束があるのだが、今作のシナリオは全くの真逆である。 主人公はほとんどのルートで愛する女性を決断するのだが、断たれた側のヒロインのその後の顛末も偏執的な程詳細に描写されるため、失恋する前よりもむしろ存在感が増す。 また、主人公もそうしたヒロインを(いけないと思いながらも)無視できない性格であるため…その後は胃が痛くなること請け合いの展開が待ち構えている。 もちろんこうしたシナリオはただ暗いだけでなく、特に結末部分の人物ごとの成長、けじめ、決別の部分は大変読みごたえがあり、類を見ない読後感を与えてくれる。 構成 「序章」+「終章」+α(後述)という構成は、単に高品質なシナリオが二つ並列しているにとどまらない。物語が進むに従い、作中のキャラクターのアクションは「それまでの出来事や自身の行動」を背負って考え、選択していくものになる。結果、終盤に近付く程登場人物の言葉や行動の一つ一つが非常に「重い」ものとなるのである。 プレイヤーも上記「それまでの出来事や自身の行動」たる経緯の部分は事細かな描写によって把握して来ているため、変遷する状況に対する葛藤は相当なものとなる。 あまりに時間の経る感覚がリアルであるため、本作を数日で集中的に完走したプレイヤーの中には「三日前にプレイしたはずのゲーム中の序盤の話が、あたかも数年前にプレイしたもののように感じられる」と述べる者もいるほどである。 こうした「物語の積み重ね」による効果は本作の特徴を語る上で欠かせない部分であり、AQUAPLUS(Leafブランドを所有する会社)代表の下川氏も雑誌のインタビューにて、「高校(=序章)だけでなく、その後の長い時間をかけてキャラクターの成長を描いていく作品は、ほかにはあまりないと思います」と述べている。 リアリティ 本作は恋愛ゲームとしてはかなりシビアなレベルで、登場人物の社会的立場や将来設計がシナリオに絡む流れとなる。「恋愛は主人公らの感情のみで成立し得るものでなく、お互いの家族やそれぞれの人生そのものにも影響を与え、与えられる」という部分が誤魔化されることなく突き詰められている。 これらはシナリオライターの丸戸氏の、「どんな大恋愛だとしても、結局は社会から逃げることはできない」との考えによるものである。本作の主人公の春希についても、「真面目に社会と向き合うような人物でなければならない」との要請を満たすように個性付けされている。 + 「終章」の+α部分について(ネタバレのため要注意!!) 「終章」内、内容的にも分量的にも長い長いシナリオがようやく終わり、大団円たる特定のルートのエンディングに辿り着くと、何とまた新しいオープニングが始まり、「序章」「終章」の続きの物語、「最終章」(ゲーム中表記「coda」)が開始される。これはデータ的には「終章」のディスクに含まれるため、『closing chapter』は「終章」「最終章」の2本のゲームを収録した商品と言えるが、その存在は公式サイトにおいても情報を非公開とする等、複数の手段で隠されていた。本作は「終章」まででも十分に名作レベルの質と量を誇っているが、この「最終章」の存在によって作品の完成度はさらに非凡な水準に達している。 「最終章」は社会人となった主人公らの物語で、上で述べた「リアリティ」や「物語の積み重ね」といった要素が「終章」にも増して強く作用している。 終始内容がとんでもなく濃いながら、これまで同様選択肢でシナリオが分岐する。一応本作にもグランドエンディング的な結末を迎えるルートはある(ロックはかかっていないため、初回でも到達可能)が、どのルートも同水準で高クオリティであることも特筆に値する。 「終章」・「最終章」は単独でも一般的な恋愛アドベンチャーゲーム1本分程度の長さがあるため、本作はひとつながりの物語としては膨大なボリュームを有していると言える。 キャラクター描写 各登場人物の個性が存分に出ている。特にメインヒロイン2人は容姿や特技等、いかにも二次元キャラクター的な個性がある一方、場面ごとに多種多様な感情・行動を見せる。結果として実に深い、かつ人間臭いパーソナリティとなっているため、簡潔に紹介することが難しいほどである。 彼女らは物語の中でそれなりに醜態を晒すシーンがあるものの、それすらも魅力の1つとして捉えるプレイヤーが大半である。2人はほぼ同水準で作中トップの人気を持っているが、これは今作のテーマ上見事な結果という他ない。 「終章」から登場するヒロイン3人に関してもキャラが立っており、個別ルートのシナリオでは主人公はそれぞれ全く異なる葛藤を抱えることになる。また、彼女らは共通ルートでもそれぞれ重要な役割があり、主人公の行動に大きな影響を与えることになる。 友人ポジションの2人、特に「悪友の男友達」ポジションの武也はこの手のゲームでは異例な程見せ場があるが、「必要以上に出しゃばらず、かつ山場でのサポート欠かさない」という絶妙な立ち位置。妙な表現になるが、彼らの存在はプレイヤーにとっても心強く、ヒロインと並んで今作に不可欠な存在である。 主人公の春希はメインヒロイン2人とは違い、様々な人間性をあまり見せず、作中の大半で行動理念が一貫している。ごく一部では彼が彼らしくなくなる場面もあるが、それはそれで物語の一環として有効に作用している。 演出 本作のあらゆる演出は、様々な角度で上記のシナリオの強みと調和し、盛り上げるように随所に工夫が凝らされている。「同じ音楽を近い状況の2つの場面で使い、お互いの出来事を対比させる」といったオーソドックスな手法から、「メッセージ送りを強制オートモードにし、CGと文章と音楽のタイミングを完全に合致させる」といった手の込んだ仕掛けまで、例を挙げるとキリがないほど。 音楽 まず作中での「音楽」の扱いが大きく、主題である「恋愛」の次に大きく取り扱われているテーマと言える。序盤の目標(バンドを組む)・所属高校の伝統・かずさの来歴・雪菜のパーソナリティ等、設定面で関連している部分は枚挙にいとまがない。本作の楽曲はシナリオを盛り上げる手段であると同時に、時にはそれが主役として物語を押し進める役目を担う。 ボーカル曲の収録数は十数曲を越え、劇中で重要な役目を担う「届かない恋」や、雪菜が歌うシーンで流れる曲の数々(シーンごとにたびたび違う)の他、狙い済ましたタイミングで流れる「After All ~綴る想い~」等も抜きん出てプレイヤーに支持されている。各エンディングテーマも登場人物の内面を的確に描写し、読了後の心によく刺さるものとなっている。これらの楽曲で本作のライブコンサートが(後述のアニメ版放映期間中に)開催されたことからも、作り手の音楽面での注力ぶりを窺い知ることができる。 各BGMは前作『WHITE ALBUM』から続投しているものも多用されている。元々音楽面の評価が極めて高かった作品であり、引き継がれた名曲の数々は本作にとって大きな財産となっている。新規の曲と共々落ち着いたクラシカルな曲調で、作中の静かな冬の空気感がうまく表現されている。 主にかずさの演奏シーンにて使用されるピアノ曲は、わざわざ場面ごとの彼女の心情に合わせた選曲をする徹底ぶり。これはAQUAPLUSのサウンドチームが綿密にシナリオを読み込んだ上での判断であり、シナリオライターの指示はなかったとのこと。 総じて本作の良いシーンには良い音楽が付き物であり、「音楽を聴いただけで名場面が浮かぶ」というプレイヤーも多い。 テキスト 読みやすさは徹底追求されている。文中の難解な表現を避け、例えば上で触れた音楽に関しても、テーマとしては大きく扱いながらも専門的な用語は全く出てこない。 かといって情報量が少ない訳でもない。基本的に本作は主人公の一人称視点で進むが、独白を中心に場面ごとの描写はむしろ詳しい。主人公の思考と彼が見ている人の細かい仕草や表情等、見た目や声からは判別できないような情報をプレイヤーにもたらし、独特の臨場感と生々しさを与えてくれる。 各キャラのセリフに関しても拘りが見られ、特にシリアスパートにおける言い回しは舞台演劇を彷彿とさせる程に詩的で美しいものがある。それでいて声優諸氏の力量もあってか台本っぽさがなく感情がダイレクトに伝わり、プレイ中の違和感は全く無い。また、日常パートでは主人公の過剰なまでに理屈っぽく整った台詞が特徴的だが、これも彼の個性がよく出た味のある仕上がりとなっている。 ビジュアル 一枚絵や背景単体のクオリティもさることながら、切なく美しい冬を感じさせるタッチと色使いはシナリオのイメージにマッチしている。ただし一部のCGはとある問題がある(後述)。 場面によってはテキストを控えめに、CGの切り替えに比重を置いて情景描写が行われるシーンもある。特にとあるルートの最終盤のCGは、本作屈指のプレイヤーの印象に強く残る演出となっている。 やや細かい点だが、サブキャラクターの大半にも立ち絵と表情差分があるのもポイント。本作の演出への拘りが端的に現れている。 問題点 プレイ時間の長さ 内容的には上手く起伏が設けてあるため冗長に感じることはないが、単純に時間が無い人には向かない。個人差はあるが、「序章」「終章」を跨いで最初から最後まで最も長いルートで通した場合に25時間程度、「終章」の各ルートがそれぞれ6~8時間程度、全ルートを読むと共通部分をスキップしても60時間を越え得る。一般的な30分アニメ(CM等除き本編は約23分)で換算すれば150話分以上といえば分かりやすいだろうか。人によっては展開のシビアさに度々手が止まるのでさらに時間がかかることになる。 本筋と関わらないモブとの雑談や、地の文数行で済ませられるような部分まできっちりと描写されている。ボリュームがある、と言えば聞こえはいいが逆に言えばストーリーを追うだけなら無駄な部分も多い。 スキップ周りの仕様 メッセージスキップの速度そのものは標準的だが、上述の通り本作が長丁場な物語であるために相対的に遅く感じる。また数は多くないものの、強制オートモード進行のパートはどう設定してもスキップ不可能であるため、これまた周回プレイに時間がかかる。 後述のPS3/PSV版では強制オートモード部分もスキップが可能となっている他、次の選択肢に直接飛ぶ機能も実装されている。 一部CG 最初に販売された単品版の「序章」に限るが、一部のイベントCGが作画が露骨におかしい。 誰が見ても違和感があるレベルなので気が散る上、該当のシーンがよりにもよって重要な場面ばかりである。「終章」と同時発売のセット版以降に収録されているバージョンでは全て修正済みであるため、律儀に発売日順に買ったプレイヤーが泣きを見る結果となっていた。 販売形態 セット版が発売済みの現在では問題はないが、発売当時は「序章」と「終章」で間を開けて分割販売する必要があったかはかなり賛否が分かれていた。「脚本の面白さをより引き出せる」との意図があったようだが、一度に通してプレイできないことへの不満の声も当然生じていた。 発表当初は「序章」から「終章」発売の間隔は約9ヶ月程度であったが、延期によって最終的には一年半以上になってしまった。確かにゲームの内容的には引きの演出も優れていて続きが気になるのだが、一年以上もの間作品に対する熱を維持し続けられるプレイヤーがどれだけいたかは疑問である。 価格に関しても分割版を合計すると12,600円(税抜き)となってしまう。これでも本作の質と量を鑑みると安いぐらいであるが、内容を知らない人からすれば高価な印象は否めないだろう。 賛否両論点 主人公 本作を途中で投げ出す場合の最大の要因。残念ながら「主人公が合わない」…どころか「主人公を見ているだけでプレイが苦痛」という人も多い。当たり前だが、彼の恋愛関係の優柔不断な行動は到底万人受けするものではない。 本人としては「誠実に」という理念があるものの、大概客観性を欠いた一人よがりなものである。全く理解不能な行動を取る場面は少ないが、納得出来るかはまた別問題である。後半になると自身の最低っぷりを自覚する場面もあるが、反省しても相変わらず問題行動を起こしたりするため、むしろタチが悪いという意見すらある。 もちろん行動力があること自体は評価点であり、ヒロイックな見せ場も相応に存在する。問題行動も概ね悪意からによるものではなく基本的には他人に献身的で、各ヒロインが惹かれる理由や劇中の周囲の人間が彼を信頼する根拠は十分に描写されている。 ただこれらの長所もそれを覆して余りある問題から、最後の方まで彼を信頼し続ける仲間達がかわいそう過ぎる……という意見や、彼の苦労などもいわゆる寝てないアピールをする人の様にしか見えなくなった……などの意見もある。 メタ的な話になってしまうが、テーマ上「主人公が快活で一途な好青年ではそもそも話が成立しない」といった事情もある。上記の通りそれでも納得できないプレイヤーと、この条件下でなら人間が出来ている方だと見るプレイヤーの両方が存在する。 真っ先に春希が嫌悪されがちなのでやや目立たないが、メインヒロインである雪菜を苦手とするプレイヤーも結構多い。彼女は作中で最も難解な性格付けをされているが、雑にまとめると「善人かつ頑固で欲張り」であり、主人公の春希と同じく「真に相手の都合を考えているとは言い切れない」と読める場面が多い。春希以外への対応など、実はそれ以外にもどうかしている行動も。 これらの一方でかずさを苦手とするプレイヤーも居る。大体春希に引っ張られる形とも言えるので雪菜に比べれば地味だが。 展開 テキストが秀逸なためにあまり目立たないが、よく考えると物語のあらすじそのものは全編通して同じようなことの繰り返しである。今作は徹底して恋愛感情のみで話を展開させるように構成されているため、この結果もある種必然ではあるが。 作中の事態を変遷させる要素が限られているため、特に偶然によるすれ違い・ブッキングによる展開は多用される。人によっては気になるだろう。 シナリオの一部ではご都合主義な箇所もある。「作中の問題解決の手段」に関してもそうだが、本作のテーマ上非常に重視される「問題解決後のキャラの心情」にも言える問題であるため、考察が深いプレイヤー程、「このキャラはこの場面の状況に本当に納得しているのか」等の疑念が生じる可能性がある。 もっとも当記事の「特徴」の欄で述べた通り、そもそも展開の特異性を重視しているゲームではないため、大多数の人は言及しない問題である。 鬱ゲー要素 グロ・スプラッタ要素は無いながら、人によってはそれらの作品より心が抉られるという声が多数。プレイ中のほとんどの時間は元気が無くなる。とにかくパワーがある作品であるため、慣れていない人が気軽に手を出すと後悔する可能性がある。 そもそも「お金と時間をかけてまでつらい思いをする作品は見ない」とする層は一定数存在し、そうした人々にとってはオススメしにくい作品であることは否めない。 しかし、後ろ暗い展開は本作にとって必要不可欠な部分であるため、こればかりは変えようのない部分でもある。 もちろん前述の通り、読了後の感慨はユーザーの多少の好き嫌いを超えるレベルであるので、結末部分までプレイできるのであれば問題にはなりにくい。 総評 オーソドックスなコンセプトを、尋常でない拘りで突き詰めた恋愛アドベンチャーゲーム。 本作はコスト度外視で作成が敢行され、その膨大なエネルギーが全てシナリオ(とそれを生かす各演出)に一点集約されている、ある意味で異常な作品である。 テーマ上人を選ぶ要素はあるが、純粋な恋愛アドベンチャーゲームとしてはPCゲームの歴史上でも有数のクオリティを持っていることは間違いない。ジャンルを超えた面白さを持った作品であるので、どのような取っ掛かりであれ興味持った全ての人に、是非ともその超高密度なドラマを体験していただきたい。 体験版は「序章」の6割程度をプレイ可能なのでそこから入っても良いだろう。 その後の展開 WHITE ALBUM2 ミニアフターストーリー 公式サイトの応募者サービスでPC用ソフトが配布された。 内容は題名の通り、メインヒロイン2名の本編終了後のシナリオをのみ収録。 尺は短いが本編と同じスタッフによる制作で、原作ファンからの需要は高かった。 応募にCD5枚またはBlu-ray1枚+CD1枚が必要であったこと、また期間限定であったことから流通量が少なく、オークションでは数万円で取引されていた時期もあった。 下記の『EXTENDED EDITION』に内容は丸々収録されたが、パッケージ効果か未だに1万円前後の値が付いている。 WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION PCゲーム版「序章」及び「終章」に加え、ミニアフターストーリー+2017年度までに制作されたドラマCDや関連小説十数点を別のディスクに一式収録した最新バージョン。収録内容の作品を個別に揃えようとした場合より遥かに低価格で一式プレイできるため、PC版の新規ユーザーはこれ一択の購入となるだろう。新OSにも対応している。 一方で後述のPS3/PSV版の追加シーン及び追加CG、PS3版のモーションポートレート機能は軒並みオミットされているため、これらコンシューマー版は依然としてプレイ価値があると言える。ただし最も大きい要素である追加シナリオのみ、あまりの要望の多さに発売直近に急遽追加収録されている。 本編とそれ以外とでディスクが分割されているため、DVD3枚組の商品となっている。 アニメ コンシューマー移植版の「序章」部分を原作として、2013年10月より放映された。 制作は「 『マクロスF(フロンティア)』や『戦姫絶唱シンフォギア』等で知られるサテライトが担当。原作のアニメオープニングを担当した団体とは別の会社となる(*2)。 脚本は原作同様に丸戸史明氏が行った。 全13話。多少の省略はあれど結構な長さのシナリオを無難にまとめることに成功している。作画・キャラクターデザインの面でも原作の雰囲気を損ねていない。 原作は「序章」相当だが、部分的に原作読了後のファンを対象にした工夫がなされており、一部の視聴者に驚きを与えた。 Blu-rayの売り上げは各巻3000枚~程度と悪くはない数字であったが、利益次第とされていた続編は2018年現在も音沙汰がない。 移植版 WHITE ALBUM2 幸せの向こう側 【ほわいと あるばむつー しあわせのむこうがわ】 ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム 対応機種 プレイステーション3プレイステーション・ヴィータ 発売・開発元 AQUAPLUS 発売日 【PS3】2012年12月20日【PSV】2013年11月28日 定価 【PS3】6,800円【PSV】4,743円(全て税別) レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 良作 PS3版 コンシューマー移植版。「introductory chapter」と「closing chapter」を統合し、タイトルも変更された。 モーションポートレートによる立ち絵のアニメーション・「序章」のオープニングの新規アニメへの変更・新規CG追加・関連小説やドラマCDのゲーム内収録・レーティング変更による描写の調整・新規ショートシナリオの追加等が行われた。追加要素のいずれも原作スタッフが手掛けている。 モーションポートレートは臨場感を重視する本作と相性が良く、好評である。 新規シナリオはこの手のコンシューマー移植としては極めて評価が高い。むしろ本編に組み入れて然るべきだったという声も多い程。話としては1本だがそこそこボリュームもある。 新規CGは上記の新規シナリオに含まれる分も含め、やはり本編と違わぬクオリティである。数もさることながら使用されるシーンも効果的であり、アダルトシーン関係のCG削除を補って余りある。 関連小説やドラマCDは本編を別視点で見たものが多い。原作で小説だったものは背景と音楽が付いたビジュアルノベル(画面全体に文章が表示)となっている。収録数が多く、本編と併せるとただでさえ膨大なボリュームがさらに充実する。 レーティング変更によるシーン削除は新規テキストで補完されており、「そういったシーンがあった」事実は読み取れるようになっている。内容の関係でとある一カ所のみ不明瞭な部分が生じてしまっているが、シナリオそのものの評価に支障が出る程ではない。ただ、話のつじつまの問題とは別に、18禁要素は本作の生々しさの演出という点では重要であったため、その内容を知る層にとっては物足りなく感じる可能性はある。 PS3ソフトお馴染みのトロフィー要素が加え、追加シーンの開放等が通知されるようになった。「未読のシーンやルートを求めて攻略サイトを見る→ネタバレ」という危険が減るため、意義は大きい。 総じて表現に制約がありながらも、原作に遜色ない出来の良移植を果たしたと言える。PS3本体ごと今作を購入した原作所持者も少なくない数いたほどである。 PSV版 タイトルをはじめ、基本的には上記PS3版と同じ。 マシンスペックの関係でモーションキャプチャーは廃止されている。 屋外でのプレイを見越し、立ち絵及びイベントCGのオン/オフに加え、ビジュアルノベル表示にすることも可能。組み合わせることで画面上には背景と文字のみ表示、といったスタイルでプレイを楽しめる。 公式サイトでのアンケート結果を元に、名場面表示マーカー機能を搭載。その名の通り、作中で評価の高いシーンが近づくと専用のマーカーが表示されるシステム。デフォルトではオフに設定されている。