約 6,273,010 件
https://w.atwiki.jp/ninjatheorydmc/
DmC Devil May Cry@wiki このウェブサイトは、2013年1月17日にXbox360・PS3にて発売のDmC Devil May Cryのwikiです。 DmC Devil May Cry (無印版) 対応ハード PlayStation®3 / Xbox 360® / Windows PC ジャンル スタイリッシュアクション 発売日 【PS3/Xbox 360】2013年1月17日 【PC】2013年2月28日 希望小売価格 【PS3/Xbox 360】6,990円(税込) 【PC】5,990円(税込) プレイ人数 1人 開発元 Ninja Theory CEROレーティング D(17才以上対象) DmC Devil May Cry Definitive Edition 日本未発売、Windows版未発売のため、以下は海外版ソフトの情報を記載 対応ハード PlayStation®4 / Xbox One® ジャンル スタイリッシュアクション 発売日 【PS4/Xbox One】2015年3月10日 希望小売価格 【PS4/Xbox One】39.99$ プレイ人数 1人 開発元 Ninja Theory, QLOC レーティング ESRB Mature(17才以上対象)PEGI 16(16才以上対象) レーティング補足 日本国内からAmazon.co.jp経由で輸入版を購入する場合は18禁という扱いになっている模様 リンク 日本公式サイト http //www.capcom.co.jp/dmc/ 海外のレビューが解禁されました。 choke-pointさんで翻訳された物を読めます。 http //www.choke-point.com/?p=12829 2ちゃんねる-Devil May Cry総合 2ちゃんねる-Devil May Cry攻略(質問などはこちらへ) デビルメイクライ3(Devil May Cry 3)@wikihttp //www16.atwiki.jp/dmc3/ デビルメイクライ4(Devil May Cry 4)@wikihttp //www13.atwiki.jp/dmc4/ 最新映像 DmC Devil May Cry - Definitive Edition Trailer (PS4/Xbox One) DmC Devil May Cry × ONE OK ROCK 「Nothing Helps」プロモーション映像 バージル、プレイ動画 各ページで情報コメント募集しております。 -- 管理者 (2012-11-30 10 40 30) ステージが進むと白髪になっていくっぽい。http //www.youtube.com/watch?v=7cj47BqRG3A -- 名無しさん (2012-12-01 09 26 03) DLCで4ンテっぽいダンテがw http //i3.minus.com/ibuKrlQ0QlbOGr.jpg -- 名無しさん (2013-01-13 02 38 33) どこに報告していいのかわからないのでここに書きます。 -- 名無しさん (2013-01-17 13 00 03) 空中で地上技を出す方法を見つけました。やり方はリベリオンかオシリスの空中基本コンボから早めにエネステ入力して各種攻撃ボタンです。二段目からは空中技に変化するため地上技になるのは一段目のみみたいです。プロップとハイタイムが空中で出ることを確認。アービターでも一段目のみでます。スティンガーは自分には不可能でした。このやり方で出来ましたが成功するときとしないときの差があまり分からないため入力が正確ではない可能性があります。機種はPS3。道場モードです。既に同じ情報が出ているかもしれませんがどなたかの検証を願います。自分は環境的に出来る時間が少ないので。 -- 名無しさん (2013-01-17 13 23 09) 成功の見極めですが、成功しているときはエンジェルリフト中のダンテが明らかに地上に立っているようなグラフィックになります。またもしかするとアビリティを揃えることで出来なくなるのかもしれません。特にパンチやキック辺りが怪しいです。時間のあるときに継続して調査してみます。以上、長々と失礼いたしました。 -- 名無しさん (2013-01-17 13 29 42) 最初の時空像で道場からでたらゲームオーバーあつかい。黄金ドクロ使うか聞かれた のでNO、でもドクロは0個に。時空像でたらダンテが消えてた 少し進んだらNOWLOADINGの文字が出て地面も消え、暗闇に落下→ゲームオーバー 。再開したがドクロはないままだorz -- 名無しさん (2013-01-17 16 34 13) タイラントに魔人化すると高確率で魔人化終了後も地面に降りてはくるが浮いた状態が続く AC北斗のバスケ状態に近い 近づいたり攻撃すると解除されるが分断にはなる -- 名無しさん (2013-01-19 10 38 09) DT使えるようになってからダンテの銀髪がふえてくるね -- 名無しさん (2013-01-19 23 08 43) 三年前のTGSで流れたBGMの曲名が知りたい・・・ -- 名無しさん (2013-01-27 18 57 08) 許可取ってないけど二酸化のコンボ動画すごい→http //www.youtube.com/watch?v=HiUiazwVG2E -- 名無しさん (2013-03-02 14 53 00) ba-zir -- 名無しさん (2013-03-07 11 01 36) ↑ミス バージルのストーリーが手抜き過ぎてワロタwwww ワロタ・・・・ -- 名無しさん (2013-03-07 11 02 47) DMCへと戻るのであった・・・ -- 名無しさん (2013-03-09 13 40 30) デビルメイクライ5を出してほしい -- 名無しさん (2013-04-28 05 34 55) 元の物語がよかったなー4のストーリーとかダンテとかネロとか進むとわくわくするあの感じ -- X9V (2013-10-03 00 50 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/2048.html
Devil May Cry 3 Special Edition 3Dアクション スタイリッシュ プレイ人数× 1 ~ 2 1,990円(税込)5.0GB 楽しすぎて狂っちまいそうだ! 第1作『デビル メイ クライ』以前の時間軸を舞台とした作品。 ダンテの双子の兄、バージルとの対立と葛藤を軸に魔界の封印を巡るドラマが描かれる。 戦闘システムの面では、近接戦闘に特化した「ソードマスター」や銃撃に長けた「ガンスリンガー」等、さまざまな特徴を持つ「スタイル」が導入された。 どのスタイルを成長させるかプレイヤーの好みに応じてカスタマイズする事が出来る。 また、本作「Special Edition」はバージルがプレイヤーキャラクターとして使用できる他、 イベントの追加など、オリジナル版から数々のパワーアップを遂げたバージョンだ。 さらにNintendo Switch版ではプレイの楽しみを広げる新要素が追加されている。 デビル メイ クライ トリプルパックパッケージ版 Devil May Cry 3 Special Edition Devil May Cry 2 Devil May Cry スタイリッシュ 3Dアクション 4,990円(税抜) お知らせ 2月11日(火)までにNintendo Switchダウンロード版『デビル メイ クライ 3 スペシャル エディション』を予約購入いただいた方は、期間中、Nintendo Switchダウンロード版『デビル メイ クライ』『デビル メイ クライ2』を30%OFFの価格にて購入が可能です。 通常セールディスカウント率:15%OFF ↓ 『デビル メイ クライ 3 スペシャル エディション』予約購入対象者ディスカウント率:30%OFF セール期間:1月16日(木)~2月11日(火)まで ※『デビル メイ クライ 3 スペシャル エディション』を予約購入いただいたニンテンドーアカウントにのみ、予約購入対象者ディスカウント率が適用されます。 メーカー カプコン 配信日 2020年2月20日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 ~ 2 対応言語 日本語, 英語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, 中国語 (簡体字), 中国語 (繁体字) レーティング CERO C 暴力 DMCは1か3がおすすめ。1はアクションがシンプルでとっつきやすい 3はアクションが豊富で動かすのが楽しい。2は・・・うん・・ -- 名無しさん (2021-01-20 19 24 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/xbox360score/pages/1535.html
Devil May Cry HD Collection 項目数:99(33 + 33 + 33) 総ポイント:1000(320 + 320 + 360) 難易度:★★★☆☆(1,2,3のいずれもアクション苦手なら+1) 1,2,3合わせて1000ポイント。 4と比べ全難易度オールSの面倒な実績はないが、総じて腕前が必要となる。 ただしアイテムのゴリ押しでどうにでもなる難易度。 一部の実績は達成後ミッションをクリアすることで解除されるものもある。 Devil May Cry Devil May Cry2 Devil May Cry3 Devil May Cry 33 項目 320 ポイント ウォーミングアップ! DMC1 ノーマルモードでゲームをクリアする 10 沸騰! DMC1 ハードモードでゲームをクリアする 20 可燃性の! DMC1 Dante Must Dieモードでゲームをクリアする 40 悪魔は細部に宿る DMC1 ダンテのスキルをすべて購入する 20 誰にも言わない? DMC1 シークレットミッションを1つクリアする 5 6つの秘密 DMC1 シークレットミッションを6つクリアする 10 明かされた秘密 DMC1 シークレットミッションをすべてクリアする 15 スマッシングセンセーション DMC1 いずれかのミッションでSランクを達成する 5 クモ恐怖症 DMC1 ファントムの出現後に生き残る 5 天使じゃあるまいし DMC1 ネロ アンジェロの出現後に生き残る 5 虫ケラのように潰されて DMC1 ファントムを倒す 5 鳥のえさ DMC1 グリフォンの出現後に生き残る 5 折れた翼 DMC1 ネロ アンジェロとの2度目の戦いに勝利する 5 コールドターキー DMC1 グリフォンとの2度目の戦いに勝利する 5 勇敢 DMC1 グリフォンを倒す 5 夜の恐怖 DMC1 ナイトメアの出現後に生き残る 5 堕天使 DMC1 ネロ アンジェロを倒す 5 グッドナイト DMC1 ナイトメアとの2度目の戦いに勝利する 5 悪夢の終わり DMC1 ナイトメアを倒す 5 悪魔が来たりて… DMC1 ムンドゥスを倒す 5 びっくり仰天 DMC1 アラストルでSランクコンボを決める 5 灼熱地獄 DMC1 イフリートでSランクコンボを決める 5 目次 DMC1 エネミーファイルで全ての敵をアンロックする 5 本の虫 DMC1 エネミーファイルの全項目の50%をアンロックする 5 お前の気持ちは手に取るようにわかる DMC1 エネミーファイルで敵の全ての情報をアンロックする 5 激怒 DMC1 レッドオーブを10,000個集める 5 流れる赤い血 DMC1 レッドオーブを25,000個集める 10 償い DMC1 レッドオーブを50,000個集める 15 青い悪霊 DMC1 ブルーオーブを一つ手に入れる 5 青い悪魔 DMC1 ライフゲージを最大にする 20 銃マニア DMC1 銃をすべて集める 10 魔が差した DMC1 イエローオーブを使わずにゲームをクリアする 20 アンタッチャブル DMC1 ノーダメージでミッションをクリアする 10 Mission3までにコンティニューを繰り返すといった行動をすると、Easy Automatic Modeが出現する。 その名の通り簡単操作で楽しめるが、二周目への引継ぎが出来ない。 難易度系 上位難易度を解除するには、下位難易度クリアが条件。なので、最低でも三周する必要がある。 1のDMDは被ダメージが非常に多い。体力MAXでも五回のダメージで終わる事も。 Normal・Hardに落ちているアイテムを残さず回収し、DMDに備えて温存しておこう。 ※それでも不安な場合はHardのM7クリア後、M8が始まる前の空いた時間に獅子の像がある中庭に行く。 そこで小さいファントム1体が出ます。これを倒すと1体で500個位稼げます。 倒した後は、セーブ→リセット→ロードの繰り返しでオーブを稼げます。 シークレットミッション系 全部で12。主にミッションに無関係な場所に入る、来た道を戻るなどするとある。 1の場合は内容がほぼ敵の全滅かアイテム獲得だけなので、4よりかは楽。 ただし唯一、Mission7の「一つ目の悪魔」だけは例外。 敵を同士討ちさせるのだが、カメラアングルの切り替わりのせいで非常にやり辛い。 またMission7では開始からダメージを受け続けるため、一度その原因を解消するか、 次のMissionでクリアしたほうが無難。 基本、クリア報酬がブルーオーブの欠片なので、そちらの実績にも関わる。 スマッシングセンセーション 1の場合、コンボランクはクリアランクに関わらない。 時間、獲得オーブ数、総ダメージと、アイテムの使用がランクの成績に関わる。 Mission5ならシャドウを無傷で倒せば後はゴールに向かえばいいだけなので、ここが最も取りやすい。 Sランクコンボ 合間に銃撃を挟んでもOK。 アラストルはAランクからの上昇が少々厳しい。銃撃も利用して決して手を止めない事。 イフリートは、ジャスト溜め攻撃をヒットさせると一気に上昇するため、楽。 また、ひたすらグレネードキャンセルし続けるだけでSランクになっても解除可能。 エネミーファイル 敵の情報は、その敵が攻撃を行う、こちらの攻撃に対する反応を確認する事で追記される。 大半は普通にやれば埋まるが、一部の敵にはレアな攻撃や、特殊な条件によるクリティカルもある。 それらを埋めるためには、わざと攻撃を喰らう必要もある。(マリオネットの雄叫び、飛び掛り等) クリティカルは一部の敵に存在。(シン・シザーズに対し真正面からのショットガン等) なお、シャドウに対するクリティカルはNormal限定なので注意。コアへの銃撃も忘れずに。 プラズマや、ナイトメアに対してナイトメアβを撃つのも忘れがち。 また、HARD・DMDでは敵の配置が変わるため、一部の敵の情報が取りにくくなる。 レッドオーブ 4同様、累計。消費しても問題ない。 ちなみに全スキルと、購入分のブルーオーブ・パープルオーブを手に入れ、 道中のレッドオーブ扉解除分を合わせると、必要なレッドオーブ数は約70000。 アンタッチャブル 上記のMission5で『スマッシングセンセーション』と同時に解除するのが楽。 勿論、シャドウをあしらえるだけの腕前が必要だが。 もしくはMission13の船からの脱出。ブレイド二体を倒し、後はとっとと出ればいいだけ。 ただし水中の操作が難しいのと、ブルーオーブの欠片を取るなら寄り道が必要な点に注意。 Devil May Cry2 33 項目 320 ポイント あらゆる者がひざまづく DMC2 いずれかのキャラクターでノーマルモードをクリアする 10 あらゆる者が頭を垂れる DMC2 いずれかのキャラクターでハードモードをクリアする 20 あらゆる者が懺悔する DMC2 いずれかのキャラクターでMUST DIE モードをクリアする 40 ベアハンドビューティー DMC2 トリッシュでゲームをクリアする 15 暴かれた秘密 DMC2 シークレットミッションをクリアする 5 ファーストブラッド DMC2 ブラッディ・パレスで1000階に到達する 5 流血 DMC2 ブラッディ・パレスで5000階に到達する 10 9000オーバー! DMC2 ブラッディ・パレスで9000階に到達する 20 至高の名誉 DMC2 ダンテでSランクを達成する 5 上限なし DMC2 ルシアでSランクを達成する 5 生命力最大 DMC2 いずれかのキャラクターでライフゲージを最大にする 10 魔力最大 DMC2 いずれかのキャラクターでデビルトリガーを最大にする 10 青い悪魔 DMC2 ダンテのみ、またはルシアのみでブルーオーブの欠片を12個集める 10 1人より2人 DMC2 タルタルシアンを倒す 5 いたずら DMC2 オラングエラを倒す 5 冗談じゃない DMC2 ジョカトグゥルムを倒す 5 罪の街 DMC2 ネファステュリスを倒す 5 ディープワン DMC2 タテオベスを倒す 5 偉大なる母… DMC2 ノクトプテランを倒す 5 狼のように飢えて DMC2 ボルヴェルクを倒す 5 足枷 DMC2 プルートニアンを倒す 5 普通じゃない DMC2 ファントムを倒す 5 忘れられない顔 DMC2 トリスマギアを倒す 5 消失 DMC2 最終ボスをダンテかルシアで倒す 5 スタイリッシュ! DMC2 ダンテでSランクコンボを決める 5 アン・ヴォーグ DMC2 ルシアでSランクコンボを決める 5 凶器を所持しており危険 DMC2 ルシアで剣をレベル3に上げる 10 軍拡競争 DMC2 ダンテで銃をレベル3に上げる 10 いとも簡単に DMC2 ダンテですべての剣をレベル3に上げる 20 極限まで DMC2 ルシアですべての武器をレベル3に上げる 20 フル装備 DMC2 ダンテですべての剣を集める 10 自慢のコレクション DMC2 ルシアですべての武器を集める 10 元気を出せ、ルシア DMC2 ルシアですべてのデビルハーツを集める 10 難易度 上位の難易度は、ダンテ・ルシア双方をクリアすることで解禁。(Normalクリアでブラッディパレスも解禁) そのため、最低五回はクリアする必要がある。 隠しコマンドを使えば3周で済む。 使い方はまずダンテとルシアのミッション1をクリアしてタイトル(ニューゲーム、ロード、オプションの画面)でLS,RS,LB,RB,LT,RT,LS,RSの順に押すと難易度ハード解禁。 LB,LS,RT,RSを効果音が鳴るまで同時押しでDMD開放とトリッシュ開放 ベアハンドビューティー トリッシュはダンテでHARDをクリアすると解禁。 何れかのシナリオ、何れかの難易度だけでOKだが、いきなり最終MissionクリアではNG。 なお、回避と射撃が主となる2において、近接属性のラウンドトリップ(Y長押し)は強力。 場合によってはルシアやダンテよりもクリアが楽になる場合も。 暴かれた秘密 道中の扉や怪しい所を調べると、シークレットルームに突入する。 この実績自体は一箇所クリアだけでよいが、クリア報酬にブルーオーブの欠片が出るため、 そちらの実績の為には一つの難易度で全ルームクリアが必要。 ダンテは2回に1回、ルシアは毎クリアで欠片が出現。 実績には関係ないが、シークレットルームは入るたび難易度が上がり、かつ難易度毎に入れるため、 Must Dieモードからクリアしていった方が全ルームクリアは楽になる。 9000オーバー! 9000到達までに大体4時間前後はかかるので、アイテムをフルに所持して万全の体制で挑むのを推奨。 ブラッディ・パレスの敵はグリーンオーブを落とさないので、常にヒーリングハートを身に付けるべき。 毎回緑の魔法陣に入ること。態々1階や10階進む必要は全くなく、10の倍数階ではボスと戦う事になる。 基本は雑魚の対処さえ解っていれば楽だが、注意したい点として、ゴート系は部屋の角に居れば撃って来る雷を無効にし易く、マンサー系は画面外にワープ(クリア出来なくなるバグ)させない為にもあまり部屋の隅では戦わない事。 また、マンサー系のワープバグ以外でも敵を隅に追いやった上で更に押し出すと発生しやすい。 こうなると先に進めなくなるため、出来る限り角の敵には手を出さない事。 Sランク・Sランクコンボ 2の仕様上、非常にSランククリアが取りにくい。 ノーダメは勿論、一度攻撃を当てたら、必ずSランクまでコンボを繋げていかないとコンボ評価が下がる。 (ミッション内で達成したコンボランクの平均のため) ダンテはMission6(ネファステュリス戦)、Mission15。 ルシアはMission4が取りやすい。 ボス ダンテとルシアでそれぞれ戦うボスが違う。順番を気にするのなら注意。 武器レベル 剣の最大レベルは5。なので全てMAXにする必要はない。 『極限まで』にはすべての武器とあるが、投擲武器のみで剣は関係ない。 Devil May Cry3 33 項目 360 ポイント 最高のスタート DMC3 いずれかのキャラクターでノーマルモードをクリアする 5 地獄へ落ちろ DMC3 いずれかのキャラクターでハードモードをクリアする 10 地獄から見ろ DMC3 いずれかのキャラクターでベリーハードモードをクリアする 20 地獄よりも恐ろしい… DMC3 いずれかのキャラクターでDante Must Dieモードをクリアする 40 天国は待ってくれる DMC3 いずれかのキャラクターでHeaven or Hellモードをクリアする 20 俺は弟の子守か? DMC3 バージルでゲームをクリアする 10 最悪の秘密 DMC3 いずれかのキャラクターでシークレットミッションを1つクリアする 5 隅から隅まで DMC3 いずれかのキャラクターでシークレットミッションをすべてクリアする 15 知ったこっちゃない DMC3 スタッフロール中に敵を100体倒す 10 血と汗と涙 DMC3 ブラッディ・パレスでレベル666に到達する 5 供血者 DMC3 ブラッディ・パレスでレベル5000に到達する 10 クソッタレ!! DMC3 ブラッディ・パレスをクリアする 20 悪魔の所業 DMC3 いずれかのキャラクターでSランクを達成する 5 地獄の名誉 DMC3 すべてのミッションでSランクを達成する(難易度とキャラクターは自由) 40 人類の最大の友 DMC3 ケルベロスを倒す 5 害虫駆除 DMC3 ギガピードを倒す 5 ダブルトラブル DMC3 アグニ ルドラを倒す 5 兄弟戦争 DMC3 バージルを倒す 5 大混乱 DMC3 リバイアサンの心臓を倒す 5 奇跡 DMC3 ネヴァンを倒す 5 突然死 DMC3 ベオウルフを倒す 5 ラフ・ライダー DMC3 ゲリュオンを倒す 5 兄弟愛 DMC3 バージルを倒す 5 レディーにあるまじき行為 DMC3 レディを倒す 5 光の中へ DMC3 ドッペルゲンガーを倒す 5 避難所 DMC3 アーカムを倒す 5 浪費家 DMC3 ダンテでデビルアームのスキルをすべて購入する 20 笑っているのは誰だ? DMC3 ジェスターの3形態をすべて倒す 10 踏み固められていない道 DMC3 インターナショナルモードのミッションをすべてクリアする 10 流行の仕掛け人 DMC3 ダンテですべてのスタイルの最高レベルを達成する 20 ロック・アンド・ローデッド DMC3 ダンテで銃の最高レベルを達成する 5 ライフ最大 DMC3 ダンテでライフゲージを最大にする 10 地獄送り DMC3 ダンテでデビルトリガーゲージを最大にする 10 Mission中三回ゲームオーバーになると(コンティニュー問わず)、Easyが出現する。 Normalでも初期状態だと難しいので、Easyで武器や各収集品を集めるのも手。 1の1個しか持てず体力50%回復のバイタルスターとは違い、全回復のバイタルスターLを30個まで買えるうえ、所持出来るので難易度DMDであっても相当楽。 クリア・Sランク VERY HARDクリア特典のスーパーダンテでDMDをクリアし、 DMDクリア特典のスーパースパーダを使えばブラッディパレスやオールミッションSは楽になる。 Easyでもスーパースパーダを使い、スタイルをクイックシルバーにし、戦闘中はタイムラグを発動し、最大トリガーバーストでSSSを出して行けばSランクは獲得は可能。 ※ただし、M12の稼動双児橋までの道中とM19の後半戦はトリガー制限がかかるため注意。 バージルは別データで開始する必要がある。【誤ってダンテのデータに上書きしないように。】 隅から隅まで 1と違い特定の条件下での戦いや、時限ミッションなど内容は様々。 最初から順にやろうとすると難易度が高いミッションもあるので、一度クリアしたほうが楽。 なお、バージルでプレイすると内容が少し変わるものもある。 ただし大抵は出来る行動の少なさで、ダンテより不利。 知ったこっちゃない レディの撃破分もきちんとカウントされる。 100体目にヘル・バンガードが出現するので急いで撃破しよう。 また、STARTボタンを押すと終わってしまう点にも注意。 笑っているのは誰だ? ジェスターとは三回戦うが、初回以外は任意。クリアに支障をきたすようなら、後回しに。 踏み固められていない道 HOHモードでは解除不可。 同一データではGOLDモードへの切り替えは出来ない。 バージルクリア(実績:俺は弟の子守か?)の時にでもInternational版(実績:踏み固められていない道)をイージーでプレイし、序にスタッフロール中の100体撃破(実績:知ったこっちゃない)も解除。
https://w.atwiki.jp/dmc3/pages/31.html
HDコレクション 日本公式ページhttps //www.capcom.co.jp/devilhd/ Switch版 日本公式ページhttps //www.capcom.co.jp/devilmaycry/3/ 日本公式ページ(通常版) ※リンク切れhttp //www.capcom.co.jp/devil3/ 日本公式ページ(SE版) ※リンク切れhttp //www.capcom.co.jp/devil3_se/ 5chスレDevil May Cry 総合 … 家庭用ゲーム板 5ch検索 Devil May Cry YouTubeで動画検索 「DMC3」YouTubeで動画検索 「Devil May Cry 3」 ニコニコ動画で動画検索 「DMC3」ニコニコ動画で動画検索 「DMC3 -実況」 ニコニコ動画で動画検索 「デビルメイクライ3 -実況」 ~Tales of Alyucadia~ ※リンク切れhttp //toal.jp/ コンボ動画、各種攻略情報等 元保管庫 ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/naitomea472/ 技威力、敵の耐久値、敵のフィアー値、その他攻略情報色々、動画、やり込み等 ラマダモンスターファーム ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/yamada496/ 攻略動画 幻惑せし化身の間下記に移転 フェリシア観察日記http //comrune.seesaa.net/ 上記サイトであげられていた動画がDL可能 リアス式馬小屋http //riasisrevt.blog47.fc2.com/ M2タイムアタック等 DevilMayCry3攻略スレまとめ(仮) @ wikihttp //www7.atwiki.jp/2ch-dmc3/ DMC3-発売後情報まとめ ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/dmayc3/index.html 技威力、公式のマニアクスまとめ等 TST/TrueStyle Tournament ※リンク切れTST3 - http //www.phantombabies.net/videos/TST3/ TST4 - http //www.phantombabies.net/TST4/ 海外の非公式のDMC動画大会。日本人も参加・優勝している。 デビルメイクライ3攻略 ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/no0sloter/devil/ デビルメイクライ3SE(スペシャルエディション)攻略 DMC-GH.COMhttp //dmc-gh.com/dmc3se/ デビルメイクライ4(Devil May Cry 4) @ wikihttp //www13.atwiki.jp/dmc4/ ※本wikiはDMC4wikiを基に作成されています。 DmC Devil May Cry@wikihttp //www50.atwiki.jp/ninjatheorydmc/ 閉鎖したWebサイトの見方 ウェブアーカイブから閲覧できる場合がある PS2版3(SE)の公式サイトではFlashが使われているため、Ruffle等の代替ソフトが必要
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/468.html
DEVIL MAY CRY ◆Wf0eUCE.vg 焔に揺らめく陽炎の先。 見えたのは血のように赤い軍服に蛇のような銀の皮膚。 悪鬼のように逆立った髪、その顔にかつての面影は見出せない。 それは彼女の知る彼とは、あまりにもかけ離れた姿だった。 だが、彼女が彼を見間違うはずもない。 それが、悲劇と言えば悲劇だった。 「――――大佐」 それは、リザ・ホークアイが知る、ロイ・マスタングに違いなかった。 出会うべきではない二人だった。 だって、出会ったところで、なにが変わるわけでも、誰が救われるわけでもないのだから。 変わり果てた彼はもう元には戻れないし、奪われた命は戻らない。 なにも好転しない。 むしろこの出会いは、火に油を注ぐだけ。 「見るナ」 「なんで……?」 聞きたい事は山のようにあった。 その姿はなんなのか? 本当にランサー達を襲ったのか? ここでいったいなにをしていたのか? 「見るナ」 「どうして…………?」 けれど、どれもこれも言葉にならず、出てくるのはそんな言葉ばかりだ。 だが、今にも泣き出しそうなホークアイの声に、マスタングは思わず後ずさる。 その声は鉄槌よりも強力に脳を掻き回し。 その視線は矢尻よりも正確に心臓を射抜く。 耐え切れない。 このままでは、壊れてしまいそうだ。 「どうして、大佐――っ!?」 「私ヲ――――見ルなァあッ!!」 全てを拒むように焔が放たれる。 カートリッジに込められた魔力を錬成した焔。 空気を錬成する予備動作も、着火の火種を用意する必要すらない。 賢者の石と同価に近いまさに魔法の焔だ。 全てを飲み込むような炎の渦。 灼熱が口を開けてホークアイに迫る。 不意をつかれたホークアイは動くことができない。 いや、そもそも焔の壁には躱わす隙間がない。 だが、彼女を飲み込むと思われた焔は、流星の如く割り込んできた影に弾き飛ばされた。 二人の間に入り込むように飛び込んできたスバルは展開したプロテクションを解除する。 そして、そのまま目の前のマスタングに向けて涙ながらに叫んだ。 「マスタングさん。なんで、あなたが……!!」 先ほどから幾度と聞かされる同じ言葉。 だが、この少女の言葉には、マスタングの心はなにも感じない。 少女の声も涙は、固い殻に覆われた心には響かない。 だが、もし、僅かでも響くとしたならば、 「何で……何で、あなたがヒューズさん達を殺したんですか!?」 「――――え?」 その内容位のものだろう。 スバルの問いかけにマスタングの動きが止まる。 だが、それ以上に衝撃を受けたのはホークアイのほうだった。 その言葉はあまりにも予想外だった。 正直理解できなかったと言ってもいい。 なんせそんな可能性は彼女の頭の片隅にもなかったのだから。 そんな事があるはずがない。 どんな姿になっても、どんな事があっても、そんな事があるはずがない。 「大、佐――?」 否定してくれと、そう願いを込めた声。 だが、無情にもマスタングはかぶりを振って、その声を拒絶する。 「聞いテノ通りダ、ヒューズもアルフォンスも私ガ殺シた」 「嘘」 「そレダけじゃナい、名モ知ラぬ少女も殺シタし、そコニ倒れてイる男モ、今シガた私ガ殺しタ」 「嘘です!」 「本当ダ。君の知ッテいるロイ・マスタングは死ンダ。 私ハモうロイ・マスタングではナイ。こコニいルのハタだノ、悪魔ダ」 言葉にするたび、マスタングの胸が軋みを上げる。 胸が痛い。 胸が痛い。 胸が痛い。 痛んでいるのは捨てたはずの”ロイ・マスタング”の心だ。 ギチギチと脳が歪んでゆく。 抗いようがない。 抗う気すら起きない。 悪魔に意識が侵食されロイ・マスタングが消えてゆく。 それでもいい。 それで、この痛みが消えるのならば”ロイ・マスタング”など消えてしまえばいい。 「サあ、お話ハ、オ終イ、ダ。 地球ニとッテ悪害デアル、人類ハスベテ、殺ス!!」 告げるその目に正気はない。 もう、そこにロイ・マスタングはいなかった。 そこにいるのは地球浄化のために人類抹殺を使命とした、悪魔だけだ。 「…………クッ」 涙を流しながら、ホークアイは手にしたガトリングを構える。 彼は彼であり、もう彼ではなかった。 目の前にいるのは紛れもなく倒すべき”敵”だった。 彼女とて鷹の目と恐れられた狙撃手だ。この距離で外す道理がない。 いくら涙で標的の姿が霞もうとも、撃てば当たる。 だというのに、引き金がピクリとも動かない。 さっきから、撃とうとしているのに。 引き金が固定されてしまったんじゃないかと疑うほど、酷く重い。 銃は剣やナイフと違って、人の死にゆく感触が手に残らない。 引き金を引くだけで、人の命を奪いとれる。 なら引き金の重さはこれから奪う命の重さだ。 きっと、この重さは彼の命の重さなのだろう。 そう思ったところで、今さらなにをと自嘲する。 イシュバールでは散々、奪い続けたくせに。 今更になってそんな事を言い出すだなんて酷い矛盾だ。 そんなホークアイの躊躇いなど意に介さず悪魔が動いた。 近くにいたスバルを標的に跳躍する。 デビルガンダム細胞によって強化されたその脚力はスバルの反応を超えていた。 あっさりとスバルの間合いに入ったマスタングの右脚が消える。 蹴りが放たれたのだと、スバルが気付いたのは吹き飛ばされた後だった。 吹き飛ばされたスバルは勢いよくデパートの壁に叩き付けられた。 一つ。二つ。三つ。 そこに間髪いれず指鳴りと共に追撃の焔が叩きこまれる。 爆砕された石壁が崩れ落ち、爆音と共に瓦礫が倒れたスバルの上に降り注ぐ。 躱しようもなく、スバルは瓦礫の下に沈んでいった。 速やかに一人を片付けた悪魔は次の標的へと向き直る。 あの悪魔がホークアイの元までにたどり着くまで刹那の時もかかるまい。 だが、既に銃の照準は合わせてあるし、安全装置もない。 後は、引き金を引くだけだ。 どう考えてもこちらのほうが一手早い。 そんな道理は知らぬと、悪魔が迫る。 懐に入られてしまえば狙撃手は死を覚悟すべきだ。 近づかれたら終わり。 その前に彼女は覚悟しなければならない。 彼が間違えたのならば、背中を撃つのが補佐官である自分の義務だ。 そして、今がその時なのだ。 彼女は彼を撃つ覚悟を決めた。 迫る悪魔が銃口を遮るように右腕を差し出すが遅い。 「――――さよなら、大佐」 別れを告げて、彼女は重い引き金を引いた。 ――――だが、銃弾が放たれることはなかった。 引き金は動かなかった。 それは精神的なものではない。 確かに彼女は渾身の力を込めて引き金を引いた。 たが、本当に物理的な理由で引き金は固定されていた。 彼女が引き金を引くより一瞬早く、マスタングの指先がガトリングに触れていた。 ただそれだけの事で、ガトリングはマスタングの支配下に置かれてしまったのだ。 そのまま侵食が始まり、右腕と一体化してゆくガトリング。 右腕に近代兵器。 左腕に魔法兵器。 それを繰るは錬金術。 どうしようもないほど進化を続ける悪魔。 どうしようもないほど、人間からかけ離れてゆく。 使い物にならない回転式機関砲に早々に見切りをつけ、ホークアイは後方に引きながら懐から取り出したダーツを投擲する。 相手は躱す気すらないのか、両目と喉の三点を狙ったその矢尻は正確に直撃する。 両目に受けた衝撃にマスタングは顔面を仰け反らす。 だが、その右腕だけが別の生き物のように、正確にホークアイを見つめていた。 バラララララ。 何の感情も無い音が響く。 右腕の回転式機関砲が火を吹いて女を肉片に変えてゆく。 自己修復に従い、悪魔の両目に突き刺さったダーツが落ちた。 その傷跡から零れ落ちる血の涙。 悪魔は血に濡れた眼で変わり果ててゆく女を見つめて。 そしてそのまま、その亡骸に喰らいついた。 リザ・ホークアイは軍人であれどただの人間だ。 喰らった所でたいした足しにもならないだろう。 力を求めて喰らうのならば、近くに転がっているはずの九大天王である戴宗の死体を喰らうべきだ。 それでも、真っ先に彼女を喰らったのは、彼女を求めるロイ・マスタングの残り香だったのか。 ■ ああ、喰われてゆく。 消え行きそうな意識の中リザ・ホークアイはそう感じていた。 下半身はグチャグチャになってしまったが、それでもまだ彼女は生きている。 そして、生きたまま捕食されてゆく感覚を味わう。 不思議と、痛みはない。 きっともう麻痺してしまったのだろう。 霞む視界で見上げてみれば、そこで彼が泣いていた。 そう言えば、それなりに長い付きあいだが、彼の涙は初めて見るなと、ボンヤリとした頭でそんな事を思う。 辛い時こそ背中しか見せない、そんな人だから、それも仕方ないことなのかもしれない。 最後の力で腕を動かす。 震える腕は動かすだけで大変だったけど何とか彼の頬に届いた。 そのまま泣く子をあやすような優しい手で涙を拭う。 そして、腕の力と共に、その意識を手放した。 「ウア―――アアアァァァ―――アァァァ――!!」 女を喰らいながら悪魔が叫ぶ。 それは辺りに響く慟哭の声だった。 ■ 瓦礫の下でスバルは泣き声を聞いていた。 悪魔の呻き声は、まるで助けを求めて泣き喚く童の声だ。 いや、事実そうなのだろう。 あの悪魔は助けを求めて泣いているのだ。 だけど、彼女では彼を救えない。 スバルは弱い。 いや、一般の観点から見れば十分に強いのだろうが、目の前の敵に比べれば話にならない程弱い。 弱さでは人は救えない。 誰かを救えるのは強さだけだ。 躓いた誰かを支えるには、その誰かを支える力が必要なように、誰かを救うには、誰か以上の力が必要だった。 彼は強い。 あまりにも強い。 元よりロマ・スタングは人間兵器である国家錬金術師だ。 一人で戦況をひっくり返せるその力は憲兵数十人にも匹敵するだろう。 そして埋め込まれたDG細胞によって強化された身体能力を得て、生身での超人的な動きを可能とした。 更に、デビルガンダム三大理論の一つ『自己再生』により、いかなる傷も回復され。 同じく三大理論の一つ『自己進化』により魔法という新たな理を理解し、近代兵器まで取り込み進化した。 その力は、それこそ螺旋王をも上回るだろう。 それ故に、強すぎる彼は、きっと、誰にも救えない。 彼はこのまま殺すためだけに生き続けるのだろう。 自分のために人を殺すのならばそれは殺人鬼だ。 生きるために殺すならそれは獣だ。 だが、殺すために生きるのならば、それは人ではない、獣でもない。 それは化け物と呼ばれるモノだ。 彼は本物の化け物に成り果てた。 成ってしまった以上、果てるまで生きつづけるしかない。 だが、ここまで来ては、もう死ぬことも出来ない。 ならば、彼は救われぬまま、一人で泣き続けるのだろうか? 永遠に。 救われぬまま生き続ける化け物に。 望まれぬまま殺されてゆく人々。 そして、誰も救えない自分。 己の無力にスバルは涙した。 絶望に動けなくなりそうになる。 だが、それでも、ここで挫けるわけにはいかなかった。 だって、ここで挫けたら、すべて無駄になってしまう。 自分を助けてくれた人たちの残した想いが、 彼を助けようとして散っていた人たちの想いが、 何もかも無駄になってしまう。 そんな訳にはいかない。 ヒューズが、アルが、こなたが、戴宗が、リザが。 これまでに積み重ねてきた想いを―――― 「――――無駄にして、堪るかぁ!」 叫びながら、瓦礫を吹き飛ばして立ち上がる。 歯を食い縛って自分の弱さに唾を吐いた。 涙を堪えながら諦めを踏破する。 力が足りない? 誰も救えない? 知った事か。 そんな道理は蹴っ飛ばす。 やる事なんて決まってる。 既に覚悟は完了した。 なんとしても、この悪魔はここで祓う。 悲しみしか生まないこの悪魔はここで止める。 決意を込めスバルは構えを取って目の前の悪魔を睨み付けた。 動きに気付いた悪魔がその視線を睨み返す。 恐れはない、諦めもない。 あるのはただ、勝利するための強い意志。 ディバインバスターはこの相手には通用しない。 まして、リボルバーナックルが失われた今ならなおの事だろう。 同じくリボルバーナックルがない以上、リボルバーシュートも使用できない。 相棒であるマッハキャリバーもいない今、機動力で撹乱することも不可だ。 今の自分に残された武器は戦闘機人の固有能力IS『振動破砕』のみ。 振動波を叩きこみ、共振現象によりいかなる防御も無効化し対象を内部まで粉砕するこの攻撃はこの相手に最も有効だろう。 だが、迂闊に触れてしまえば、最悪取り込まれる可能性がある。 故に、接触兵器である『振動破砕』は使えない。 考えれば考えるほど状況は最悪だ。 格闘戦を中心とするスバルにとっては最悪の敵と言える。 せめてデバイスが必要だ。 いや、最悪、デバイスでなくてもいい。 この敵を殲すには何か、間接的でも『振動破砕』を叩き込める何かが必要となる。 地力が違う以上、長期戦は不利。 できるなら一撃で決めれる、強力なのがいい。 その時だった。 誰かのバックから零れ落ちたのか。 瓦礫の隙間に転がる、膨大な魔力を放ちながらゆっくりと回転する赤い剣が目に入ったのは―――― ■ ――唐突だが、英雄王ギルガメッシュは最強の英霊である。 征服王イスカンダル、騎士王アルトリア、湖の騎士ランスロット、ギリシャ最大の英雄ヘラクレス、クランの番犬クーフーリン、輝く貌のディルムッド、神代の魔女メディア....ets 夜空に輝く綺羅星の如く、伝承の数だけ存在する英雄たち。 その数多の英霊の頂点に君臨する、世界最古の英雄王ギルガメッシュ。 人間性はともかくとして、権力、財力、武力、知力、精神力あらゆる点において比類ない最強の存在だ。 少なくとも、英霊というカテゴリーにおいて、この英雄王を超える者は一人とて存在しないだろう。 この世に存在するすべての財宝の原典を所有し、その無限の宝具を例外なく扱うその器の大きさは驚異だ。 まして『王の財宝 』を用いて宝具を弾丸として射出する最強の魔弾の射手である。並の英霊では近づくことすら叶うまい。 だが、アーサー王の技量を持ってすれば、クーフーリンの俊敏性を持ってすれば、ヘラクレスの強靭な肉体を持ってすれば、イスカンダルの宝具を持ってすれば、対抗する事も十分に可能だろう。 では、何故数多の英霊の中で、英雄王として確固たる頂点に君臨しているのか? ――それは、乖離剣エアの存在を置いて他ならないだろう。 ■ スバルの手にしたそれは、『剣』と呼ぶにはあまりにも異質な『剣』だった。 切っ先には螺旋に捻れた鈍い刃。 刀身に刃はなく、存在するのは連なった三つの円柱。 あまりにも『剣』の常識を逸脱した『剣』。 それも当然である。 この剣が生まれたのは『剣』という概念が存在する遥か以前、この星の原始の時代。 世界があらゆる生命を許さぬ溶岩とガスに満ち溢れた地獄だった頃に、人在らざる者に生み出された神造兵器。 周知の形状であるはずがない。 それが何であるかはスバルは知らない。 だが、これが強力すぎる程の、魔術道具である事は疑う余地も無い。 「ぅうおおおおおおおお!!」 裂帛の気合と共に剣に魔力を通す。 とたん、手にした乖離剣が軋みをあげた。 劈くような風きり音と共に、生まれるのはあまりにも暴力的な魔力の胎動。 一回転ごとに速く、より早く、なお疾く。 螺旋を描いて三つの円柱が互い違いの方向に回転する。 生まれる暴風に辺りのモノが次々と吹き飛ばされてゆく。 荒れ狂う暴風の前に悪魔もその動きを止められる。 全てを持っていかれるのではないか、と思うほど魔力が吸い取られてゆく。 全身を猛り狂う魔力と血液。 それでも足りない。 まだ足りない。 目の前の悪魔を祓うにはこの程度では、とても。 暴走寸前の乖離剣を無理矢理に押さえ込んで、なおも魔力を剣に込める。 そして、はちきれんばかりの声で、叫ぶ。 「一撃、必滅――――!」 スバルの生きる世界には、ミッド式、ベルカ式などと様々な魔術形体が存在するが、すべての魔術形体に共通する点が一つある。 それはデバイスの存在だ。 インテリジェントデバイス、ストレージデバイス、アームドデバイス。 種類はあれど扱いの基本は同じだ。 これでも彼女はその道のプロフェッショナル、時空管理局。機動六課の一員だ。 魔術道具(デバイス)の扱いならば、彼女に一日の長がある。 ならば、操りきれないはずがない。 思い返されるのは苦しくも輝かしい特訓の日々。 毎日クタクタになるまで続けたあの日々が、彼女を裏切るはずがない。 「天地乖離す(エヌマ)――――」 自然と脳裏に浮かぶ真名を叫ぶ。 暴走する魔力が赤い渦を巻いて流動する。 乖離剣に魔力を込めながらスバルはISを発動させた。 次の瞬間に生まれた振動波はスバルの右腕から乖離剣に伝わっていく。 剣を伝わり波紋のように振動が赤渦を奔る。 超振する魔力の回転は世界を巻き込みながら震撼する。 乖離剣と振動破砕。 極悪なまでのこの組み合わせに、更に緑の螺旋が加わる。 それは、諦めぬ心が生み出した螺旋の輝きだった。 振動しながら交じり合う赤と緑の螺旋の渦。 渦巻く力の螺旋は、瞬く銀河のようだ。 遥かな銀河に煌くは、全てを破壊し創造する、天地を開闢する星の輝き。 「――――開闢の星(エリシュ)!!」 剣の真名と共に放たれた――――それは、天地を切り裂く一撃だった。 超振動を帯びた暴風が全てを薙ぎ払う。 世界ごと吹き飛ばすのではないか危惧する程の衝撃だった。 全てを消し飛ばす爆音は世界を揺らしながら鳴り響く。 凄まじいまでの極光は世界を白一色に塗り替えた。 森羅万象あらゆる存在を許さぬ破壊の渦を前に、大気すらその原型を留めることは許されない。 けたたましく吹き荒れる暴風は、雄たけびを上げながら鬩ぎ合い、空間を断絶するような風圧の層を作り上げた。 かつて一撃で世界を切り裂き天地を創造した乖離剣。 その一撃を前に、それまでの世にあるすべての理は立ち消え、すべてはその剣が生み出す新たな理に塗り替えられる。 そう、すべて。 すべてだ。 燃え盛る炎も。崩れ落ちる瓦礫も。 人も、悪魔も。生者も、死者も。敵も、味方も。 彼女自身も。 すべて―――― ■ スバルは目の前の男を見つめていた。 白一色な世界の中で、形があるのは自分と男だけだった。 目を潰すほどの閃光により、その表情はよくわからない。 怒っているようにも見えるし、泣いているようにも見える。 かと思えば、酷く穏やかなようにも見える。 ただ、その口元が動いたのだけはわかった。 こちらに向かって何かを言っているようだが、声は爆音にかき消されなにを言っているかはわからない。 いや、そもそも鼓膜が無事かも怪しい。 意味のない呻き声だろうか? 別れの言葉だろうか? それとも、何か別の言葉だろうか? 恨み言じゃなければいいのだが。 全てが光に融けるように消えてゆく。 自らを愛し、自らが愛する者ばかりを殺し続けた悲しい悪魔が消えてゆく。 それで、彼は救われたのだろうか? 不器用な自分にはこんな手の差し伸べ方しか出来なかったけど、そんなでも彼が少しでも救われたのならいいのだが。 こんな助けられてばかりの自分でも、誰かを救えたのならいいのだが。 切に、そう願う。 ■ 乖離剣の嘶きが止まり、破滅が締めくくられる。 同時に世界を染め上げた白い閃光が消滅し、変わりに焔のように赤い夕日が世界を包む。 そこに残ったのはこの破壊を創造した赤い剣のみ。 破壊の残骸すら無い。 音も無い。 聞こえるのはただ風の音。 悪魔の泣き声は、もう聞こえない。 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 螺旋力覚醒】 【リザ・ホークアイ@鋼の錬金術師 死亡】 【ロイ・マスタング@鋼の錬金術師 死亡】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 死亡】 ※デパートは消滅しました。 ※周囲にあった死体や支給品はほとんど消滅しましたが、発動前の突風に吹き飛ばされて残っているモノがあるかもしれません。 ※振動螺旋エヌマエリシュの衝撃が辺りに広がりました。どの程度の規模の影響を与えたかは不明です。 時系列順で読む Back 覚醒 の 黒き 皇子 Next 刑事と婦人と不死の少年は三人の奇人を前に沈黙する(前編) 投下順で読む Back 覚醒 の 黒き 皇子 Next 刑事と婦人と不死の少年は三人の奇人を前に沈黙する(前編) 189 焔のさだめ スバル・ナカジマ 189 焔のさだめ ロイ・マスタング 189 焔のさだめ リザ・ホークアイ
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2037.html
本項目では『DmC Devil May Cry』と、完全版である『DmC Devil May Cry Definitive Edition』を紹介しています。 判定は前者は「なし」で、後者は「良作」です。 DmC Devil May Cry 概要 システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 ファンからの扱い 余談 バージルダウンフォール 概要(VD) ダンテとの違い 評価点(VD) 問題点(VD) 総評(VD) DmC Devil May Cry Definitive Edition 概要(DE) 追加要素 評価点・変更点 問題点(DE) 総評(DE) DmC Devil May Cry 【でぃーえむしー でびるめいくらい】 ジャンル スタイリッシュアクション 対応機種 プレイステーション3Xbox 360Windows XP/Vista/7/8 発売元 カプコン 開発元 Ninja Theory 発売日 【PS3/360】2013年1月17日【Win】2013年2月28日 価格 【PS3/360】6,990円【Win】5,990円 レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 なし ポイント 海外製『デビルメイクライ』通称「デビル 名倉 (メイクラ)イ」アクションゲームとしては及第点一部のファンにとっては黒歴史 デビルメイクライシリーズ その快感、悪魔的。 概要 スタイリッシュアクションというジャンルで人気の『デビルメイクライ』シリーズの5作目。 カプコンが手がけたナンバリングではなく、シリーズ初の外注作品。 開発を担当したのは、『ヘブンリーソード』『エンスレイブド』といったアクションゲームを手掛けたイギリスのデベロッパーNinja Theory(ニンジャセオリー)(*1)。 プロモーションビデオ専用のイメージソングはONE OK ROCKが担当している。 発売前は「『3』より前の物語(*2)で少年時代のダンテを描く」というふれこみだった。 だが、従来のダンテとあまりにかけ離れたキャラクターデザインや、Ninja Theory側の過去作への挑発的な発言とYouTubeでの工作行為などが国内外から悪い意味で注目され、大きくバッシングを受けることとなった。 最終的にキャラデザインはやや変更され、ナンバリングタイトルとは一切関係ないパラレルワールドという設定となり賛否両論ある中で発売を迎えた。 システム ボタンなどはPS3版のデフォルト操作で記載する。 今作のダンテのアクションは『3』のダンテと『4』のネロのアクションの良点を合わせたようなアクションである。 天使と悪魔の力 今作のダンテは天使と悪魔の間に生まれた子供「ネフィリム」という設定で、通常時のモードと悪魔の力「デーモンモード」に加え、天使の力「エンジェルモード」の3種類のモードをボタンを切り替えながら戦闘を行う。 切り替えはトリガーボタンの押しっぱなしで行う。R2ボタンを押している間はデーモンモード、L2ボタンを押している間はエンジェルモードに切り替わる。 この切り替えの操作はNinja Theoryのゲーム『ヘブンリーソード』を参考にしている。 デーモンモードやエンジェルモードの時は使用する武器・攻撃方法が変化するのみならず、銃攻撃が特殊な技に差し替えられ、回避行動が強化される。 それぞれのモードの武器でしかダメージを与えられない敵も存在する(後述のデビルトリガー発動中のみその制約が解除される)。 通常(ヒューマン)モード おなじみの長剣「リベリオン」と、「エボニー アイボリー」などの銃を駆使して戦う、高速で隙の少ないモード。 銃による遠距離攻撃技が使用できる。二丁拳銃エボニー アイボリーはスタイリッシュランクをある程度維持できるようになった上、コンボのつなぎ・高度調整といったハイレベルな魅せコンボに不可欠な用途も健在。 エボニー アイボリーの溜め撃ちは、従来のような高威力の弾丸を連射するものではなく、単発の跳弾が各敵の間を飛び交う新技「リコショット」となっている。複数の敵を足止めできるだけでなく、単独の敵に対してはドリルのように連続ヒットし続けてダメージを与えると共に敵の位置を一時的に固定するというユニークな効果を発揮する。 デーモンモード 一撃の威力に特化した重厚なモード。隙は大きく手数も少ないが、他の技を弾き返してしまう敵の盾すら打ち破るほどの打撃力を誇る。 後隙の大きさゆえ使いどころには注意が必要だが、複数の敵をよろめかせたり重量級のザコ敵すらも打ち上げるなど、上手く攻撃を決めれば優位な展開に持ち込める技が多い。また1vs1の状況では絶大な火力で圧倒できる。 空中技は敵を下方に叩き落としたり対地攻撃に向く技が揃っている。地面に叩き落とした敵が反動で跳ね上がる性質を利用して、豪快にコンボを継続することも可能。 銃攻撃は鞭で敵や足場を引き寄せる技「デーモンプル」に変わる。 『4』のスナッチと同様の技であり、立ち回りの強化や下方向に吹き飛んだ敵へのコンボ継続に重宝する。また盾や銃撃ガードなどといった特定のガード行動に対して使うと、敵に隙を作り出すことができる。 今作でも直前回避にスタイリッシュポイントのボーナスがあるが、さらにデーモンモード中に直前回避を成功すると発生するスキル「デーモン回避」も習得可能。 デーモン回避に成功するとスローモーが発生し、一定時間攻撃力・速度やスタイリッシュポイント・ランクの増加率が大幅に上昇する。駆使すれば敵やボスを一気に殲滅できるうえ、その分ランクも素早く上げられる。 エンジェルモード 手数・攻撃範囲や高速移動に特化した軽快なモード。単発の攻撃力は低いが、回避に繋げやすいうえ攻撃範囲などが優秀で扱いやすい。 範囲が広いだけでなく、敵を長時間拘束したり、一ヶ所に集めるといった便利な扱い方ができる技も持ち、集団をまとめてコンボ攻撃に巻き込んだり、逆に厄介な敵を無力化して引き離すことができる。 空中技は、敵を上空に浮かせ続けるなど、空中での連続攻撃を継続しやすい技が揃っている。 銃攻撃は鞭で敵や特定地形の下に一瞬で移動する技「エンジェルリフト」に変わる。 『4』におけるヘルバウンドと同様の移動技だが、ネロと違い慣性があまり働かず必ず敵の前で制止するため、上に吹き飛ばした敵に急接近し、コンボをさらに継続することもできる。 このモードでは2連続で回避行動を行うスキル「エンジェル回避」や、空中ダッシュの新基本技「エンジェルブースト」も備え、ステージ間の移動や戦闘での立ち回りにと使用機会は多い。 武器 『4』のように全ての武器を同時に装備するため、いつでも切り替えられる。 近接武器は通常時はリベリオン(長剣)のみだが、デーモンとエンジェルには2種類ずつ武器が用意されており、全5種類の中から選択する。 デーモン武器は方向キー右、エンジェル武器は方向キー左を押すことで切り替わる。 通常モード専用の遠距離武器である銃は3種類存在し、方向キー上を押すことで切り替わる。 デビルトリガー L3ボタンとR3ボタンの同時押しで発動する。本作のデビルトリガーゲージは過去作と比べとても貯まりづらく消費速度も大きいが、効果が大幅強化され、より超必殺技に近い位置づけになっている。 ちなみに、ゲージは『2』と同様、体力ゲージのようなバータイプの表示。 発動中は攻撃力が上昇し体力も少しずつ回復していく。さらにコンボやキルによるスタイリッシュポイントにボーナスもかかる。 加えて本作では防御性能こそ変化しないものの、「ほとんどの雑魚敵を空中に打ち上げ、全ての敵を無防備にする」さらに「特定のモードの武器しか効かない敵にも、モード問わず全ての武器でダメージを与えられる」という非常に強力な効果が付与された。 今作のダンテのDTは従来のような魔人に変身するというものではなく、発動中は周囲の世界が白黒の嵐のような状態になって敵を巻き上げる。この時はダンテのコートが黒から赤に、髪の色も黒から白へと、従来のダンテに近い色合いに変化する。 余談だがエンジェルトリガーは存在しない。 空中での行動の増加 △・○ボタンを常に剣攻撃に使うようになったことに伴い攻撃技が多数追加。地上コンボが減った代わりに、旧作に比べて手数が豊富になった。 ロックオン廃止に加え、デーモンプル・エンジェルリフトによって敵への間合い詰めが非常に直感的かつ楽になったので、空中コンボの難易度は大きく下がった。 パリー 敵の特定の攻撃に合わせて近接攻撃をタイミング良く当てると、攻撃を弾き返して敵を隙だらけの状態にできる。もちろんスタイリッシュポイントボーナスもある。 従来にも「相手の攻撃を弾き返す」「特定攻撃でカウンターする」という要素は存在したが、今作では全ての敵の攻撃にパリー可能なものが必ず存在し、この要素がより強調されている。 全ボスにも、パリーを決められる攻撃パターンが1つずつ用意されている。ボス相手のパリーには決めた時点でカウンターダメージを食らわせる場合もあるのでとても爽快。 奈落・ステージトラップ 足場外(奈落)に落ちる可能性のある場面が出た本作だが、落下した場合は一定ダメージを受けて落下前の場所に自動的に戻される。 旧作同様、ところどころに触れるとダメージを受けてしまう仕掛けも存在している。 しかし、本作ではそのような奈落・トラップに敵を叩き込めば、一発で倒せて格段に戦闘が軽快になる。少なめながらスタイリッシュポイントボーナスも得られる。 ただし、Win版以外では、プレイヤーが落下してしまうと何故か死亡回数として加算されることがあるというバグが存在する。 その他操作性 ロックオン仕様の変更 攻撃はスティックを倒している方向の敵を優先して・スティックを倒していなくても、攻撃の際に自動で近くの敵を狙う。このためロックオンのボタンは廃されている。一応、L3ボタンを押せば追尾対象を切り替えることも可能。 ロックオンが優先されるのは自分が攻撃している敵と、今まさにこちらを攻撃しようとしている攻撃中の敵なので、これを覚えておけば攻撃を未然に防げる。 ハーピーやエリートスティジアンなどは、デーモンプルを回避するが攻撃中であれば有効になる。この仕様を利用して攻撃に移ることも可能。 ニュートラル状態でのオートロックオンはかなり優秀だが、方向入力には優先されない。狙った敵に攻撃を当てられずイライラすることは少ない。 これによってスティンガーで離脱するといった従来では不可能もしくは困難だったアクションも可能になった。 過去作と比較すると基本コンボの数は減っているが、個々の技が洗練されて使いやすくなっているため、死に技が無い。 スティンガーやハイタイム リベリオンの伝統技である2種のコマンド技は、ロックオン仕様の変更により出し方も変更された。 ハイタイムといった敵を打ち上げる技は○ボタンひとつで発動する。もちろんハイタイムはボタンを長押しすれば敵と一緒に空中にジャンプ。 スティンガーなどの敵に突進する技は、スティックを2回連続で倒して△ボタンを押すと発動。 スティンガー直後に△ボタンを連打すると、お馴染みの連続突き「トリリオンスタブ」も出る(*3)。 ネロの一部アクションを採用 前述のデーモンプル(スナッチ)とエンジェルリフト(ヘルバウンド)以外にも、『4』のネロにおける使い勝手の良い技であるストリークとルーレットスピンとキャリバーがほぼそのままの技名(*4)・おおむね同じ動作として今作にも採用されている。 『4』でのネロのチャージショット(LV3)も、今作ではショットガンのチャージショットとして使用可能。 ただし、ネロのそれとは性能に相違点もある。 回避 『2』のように、1ボタンで回避アクションが出せる。『2』のような高速移動ができるわけではない。 R1ボタンとL1ボタンがデフォルトで回避に割り振られており、押すとスティックを倒した方向・ニュートラルなら後方へと回避する。 さらに空中でも回避ボタンを押せば、スティックを倒している方向に移動して攻撃を回避することもできる。 ただし空中回避後は無防備になるので何らかのアクションでフォローする必要がある。プルリフトやエネステをすることで空中回避が復活することを覚えておくと戦闘を有利に進められるだろう。 評価点 シリーズの各作品の要素を受け継ぎつつ組み合わせており、さらに短所は長所として練り上げている。 コンボをつなげる爽快感・各武器を使い分ける楽しさ 『3』や『4』で打ち出された、けたたましいまでに圧倒的なコンボを敵へ叩き込む爽快感はさらに進化している。 戦闘中モードや武器の切り替えを駆使すれば非常に自由度の高いコンボが可能。ロックオン操作に煩わされる心配はなくなり、デーモンプルやエンジェルリフトも使いやすく、吹き飛ばしてもスムーズにコンボを継続することができる。 プルやリフトによっても空中攻撃を連発できるようになり、技の連続使用による高度落下も非常に緩くなったため、今作ではエネミーステップの価値が相対的に減った。 したがってエネステは主に技のキャンセルに使われることになるが、成立判定が非常にゆるくなり、簡単にコンボに組み込めるようになった(*5)。 操作をちゃんと覚えれば、デーモンプル・エンジェルリフトだけでも見栄えと実用性を兼ねたコンボを決めることが出来る。もちろん上達すれば、エネミーステップや銃器の特殊技すらも駆使した旧来の高難易度コンボで魅せることだってできる。 さらに、エンジェル武器は空中でも複数の敵を巻き込むことができるため、これまでは余りできなかった集団の封殺までも出来るようになった。 使える武器の種類や技のバリエーションは多い。 近接武器はおなじみの「リベリオン」と恒例の格闘系武器(エリクス)の他に「斧」「鎌」と、敵を拘束したり引き寄せる「手裏剣」(一応近距離武器扱い)と色々使える。銃器もおなじみの「エボニー&アイボリー」と恒例のショットガン(レヴェナント)に、変わり種の爆発系の銃「ケブーリー」の3種類が揃っている。 その他、デーモンプルやエンジェルリフトでは鞭のような武器を用いる。またプルやリフトの直後には、アッパーカットや回し蹴りといった肉弾戦まで行える。 かといって無駄に技の数が多すぎるということもなく、各技の性能は従来のシリーズに比べて洗練されている。死に武器や死に技は無いという『DMC』シリーズ念願のバランスがようやく実現されたのは特筆すべきだろう。 実はスタイリッシュランクがSランクを超えるとダンテの攻撃力・技タメ以外のスピードが少し上昇し、純粋な攻略にも効果を発揮するようになっている。 攻撃力は1.2倍に上昇する。『3』のベオウルフ魔人と同等との補正をランクのみで受けられる言えばかなり大きな補正といえるだろう。 Sランク到達時、略語に合わせて音声が流れる。今作ではSが”SAVAGE(殺伐)”、SSが”SADISTIC(嗜虐)”、SSSが”SENSATIONAL(驚倒)”である。 スタイリッシュランク自体も『4』と比べて格段に上がりやすくなっている。 デーモン回避の攻撃力・速度上昇効果と合わせれば、正に「キメている」ようなハイスピードコンボアクションへと突入できる。 一撃を決める爽快感 『1』のように攻撃力の高い技がデーモン武器を中心に用意されている。複数に当てにくいが、スタイリッシュランクも相応に大きく上昇するので、コンボに頼らない戦法も充分認められている。 一部の雑魚戦では奈落や特定トラップへ敵を放り込むことで即死させることもできるなど、臨機応変な戦術を取ることもできる。 ただし、ENVIROMENTALボーナス点は基本的にそれほど高くないので、稼ぐなら楽はできない。高難度ではむしろコンボ途中で場外に落としてしまうとランク的にきつい。 新機軸の操作性 『4』のダンテの操作性は非常に複雑だったが、今作のダンテはシリーズ中で最も直感的に操作しやすいように工夫されており、初心者でも上級者でも今までほど複雑な操作は要求されないので遊びやすい。 『4』における4種のスタイルを1つに統合し、無駄な技を無くしたりスタイル切り替えの手間を無くすなどして、より洗練された操作にまとまっている。 回避アクションはいつでもワンボタンで行える。L2+□で敵への急接近、L2+×で空中ダッシュが行える。(=トリックスタースタイルに相当) R2を押しながら敵の攻撃をタイミング良くジャスト回避すると、しばらく攻撃力がアップする。(=ロイヤルガードスタイルに近い仕様) ○ボタンでいつでも近接武器の特殊技を出せる。(=ソードマスタースタイルやロックオンコマンド攻撃に相当) □+×ボタンでいつでも銃器の特殊技を出せる。(=ガンスリンガースタイルに相当) 『4』におけるネロのスナッチとヘルバウンドと同様のアクションを使うことができ、さらにネロと違ってそれら2種を自由に使い分けることもできる。 正規シリーズのダンテはネロとの差別化のためもあってか「敵を引き寄せる」アクションは基本的に使えなかったり使い勝手が悪いといった制限があり、また『4』のネロは敵を引き寄せることはできても遠距離の敵に近付く手段は限られていた。 しかし、今作のダンテは敵を引き寄せるのも敵に急接近するのも自由自在であり、この点で幅広い戦い方が可能。 ただし、独特の操作性ゆえに慣れが必要な部分はある(*6)。 敵を攻略する楽しさ 様々な技やデーモン回避やパリーといった要素によって敵の弱点を突いたりアドバンテージを得るためのチャンスに変えることができる作り。 デーモン武器の破壊力と相まって、タイラントやブッチャー、レイジ、そしてドリームランナーと言った強敵も、弱点を突くことでそれなりに速く倒せる。 敵の攻撃も予備動作とボイスによってわかりやすく作られている。空中を含め、多くの攻撃から回避アクションへスムーズに繋がるおかげで、避ける楽しみも両立している。 今作は最高難易度であるDMDにおけるデビルトリガー(通称DT)状態とは別に、スーパーアーマーつきの怒り状態になる敵が存在するが、代わりにそちらへの対抗策も従来より多めになっている。 例としてはエボニー アイボリーのリコショット(溜め打ち)を最大溜めで当てる・リベリオンのドライブなどを溜まり切るジャストタイミングで放つ、アービターの特定技を当てるなどで、怒り状態をすぐに中断できる。 このことから銃器の出番もはっきりしており、コンボを意識しなくとも使い所を見出しやすくなった。 謎解きがほとんど無い 従来の作品にあった謎解きといった要素はミッション18を除いてほとんどのステージで存在しない。 デーモンプルとエンジェルリフトを駆使したアスレチックのような操作で移動し、ひたすら戦闘をするというデザインとなっているので、リプレイ時も面倒な操作をしなくてすむ。 グラフィック・演出 中世的な美術が根幹にあった『4』までとはまた違ったデザイン。無秩序に組み替えられたモチーフ、黒い液体と極彩色にまみれたダーティーな雰囲気ながらも画質は充分良好。 今作は現実世界と魔界の狭間「Limbo (リンボ)(*7)」でダンテが戦闘を行うという設定だが、このリンボはリアルタイムで建物などの背景がめまぐるしく変化する。この背景のギミックも非常に凝っており、ビジュアル面で飽きさせないように作られている。 言うなれば、世界全体がダンテに牙をむき、街そのものが悪魔として襲いかかってくるという設定になっている。 ムービーなども『ヘブンリーソード』を手掛けたNinja Theoryらしく、キャラクターの表情を実際の役者の演技から取り込んでおり、リアルな表情を見せてくれる。 その場所に沸く敵を全滅させると、とどめの一撃の際は画面全体がスローモーションに+カメラがダンテにズームするというスタイリッシュな演出が発生する。 カメラワーク ほぼ全ての場面で右スティックによるカメラの操作が容易になり、視点固定の場所はほとんど無くなった。 従来のようにカメラに写っていない敵は攻撃しないので、視点操作でも敵を無力化させやすい。 音楽 オランダのバンド「Noisia」がイベント/一部ボス戦の曲を、ノルウェーのバンド「Combichrist」が戦闘曲を担当している。 Combichristは「EBM (エレクトロニック・ボディ・ミュージック)」シーンで知られるミュージシャンだが、今回は旧シリーズに若干近いインダストリアル、ハードコア・デスメタル風味に比重が置かれた楽曲を提供した。 それに加えて、Noisiaによるダブステップ・ドラムステップ調のBGMも負けず劣らじと、悪魔との戦いをしっかり盛り上げてくれる。 BGMのシームレス変化も節々で採用されており、スタイリッシュランクがSを超えると楽曲も盛り上がる。 トレーニングモード(道場モード) 今作初登場。HP無限で攻撃してこないザコ敵にコンボを叩き込むことが出来るモード。 細かい設定などはできないが武器や技の確認・コンボ練習につかえる。 ブラッディパレス 『4』とほぼ同じ、難易度が上がっていく中で全100階の敵を倒し続けるゲームクリア特典のサバイバルモード。DLC扱いだが無料で配信されている。 クリア後の評価 今作の評価は「スタイリッシュポイント」「タイム」「隠しアイテム(*8)取得率」と「リスタート回数・アイテム使用回数」で評価され、判定もD~SSSまでで評価されるようになった。 『4』で特に不評だったオーブ評価は撤廃され、オーブの取得量自体は評価されなくなった。 ただし、スタイリッシュポイントが他要素によって倍増されていく形式は『4』から継承されているので、今作では特に隠しアイテム発見率がミッションランクに大きく影響する。 隠しアイテム取得の進行は同じセーブデータならどのモードでも共通。 1周では100%にできない場合もあるが、100%にさえしてしまえば戦闘と移動のみに集中できるようになっている。 シークレットミッション 扉を開けるために3種類のカギが必要な点は面倒ではあるが、シークレットミッションの難易度、面倒さが下がっただけでなくメインメニューからいつでも挑戦することができるようになった。 シークレットミッションの内容も戦闘アクションを学ぶのに役立つ内容になっている。立ち回りの勉強をしたい場合はシークレットミッションで練習してみるのも良いだろう。 その他 DTゲージが無限になるモード「スーパーダンテ」(恒例であるDMDモードのクリア特典)はコスチュームに関係なく使用が可能になった。 『4』の改悪要素である「武闘神像が×ボタンでも入れる仕様」は削除され、○ボタンのみとなったことに加え、敵がいるときは調べることができなくなった。 プラウドソウルに該当するホワイトオーブは、敵を撃破した分の獲得量が随時手に入るようになった。ミッション終了時のボーナスもある。 いわゆるレベル/経験値制に近く、スキルの習得に要するコストは全て共通でホワイトオーブゲージ1つ。オーブ総数が増える毎にゲージは重くなるが、今作でもスキルの払い戻しや、全てのスキルを取得することが可能。 ただし、『4』ほどではないが全てのスキルをコンプリートするには相応の場数をこなす必要があるため、人によってはダレることも。 技の種類によってコストが変わることがない他、技の強化も基本的には攻撃力がほとんどなので、全ての技を使うだけならそれほど問題ではない。 賛否両論点 キャラクターイメージの変更 ダンテ 「長剣と二丁拳銃」はそのままだったが、「黒いコートに黒い髪」「天使と悪魔のハーフ」など従来のダンテ像を覆すビジュアルイメージ。 一方で、初めて情報が公開された時はその顔立ちがお笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤氏に似ていたことから「デビル 名倉 (メイクラ)イ」(*9)、またその名倉氏が「タイ人に似ている」とよく言われる(*10)ことから本作のジャンルに掛けて「タイリッシュアクション」などとも呼ばれた。 一応、髪型と服装を『3』準拠のものに変更できるDLCがある。 性格も「皮肉屋だが正義感は強い」というイメージとは異なり「良く言えばノリの良い悪ガキ、悪く言えば下品な不良」といった描かれ方となっており色々な意味で従来の作品よりも過激である。 敵を挑発するシーンでは『4』の主人公ネロの倍以上にFワードを連発し、中指立ても完備。『4』のネロの様に字幕に伏字が出るような場面は無い。 なお、かつてネット上で流れていた噂として、本作ディレクターが「(ダンテの)カッコ良さを追求した結果、自分に似せざるを得なかった」などと発言したとして騒がれていたこともあるが、この発言に関しては一切情報源が見つからずデマであることが濃厚となっており、後にディレクター自身が「私はキャラクターをデザインしていません。」と公表している。 バージル 顔自体はバージルより初代のネロアンジェロ3戦目に近いと、そこは意外とリスペクトされている。 『3』のバージルのように冷徹で他人を利用して目的を達成しようとする点は変わりないのだが、これまでのバージルと比べると戦闘面で表立つことがなく裏方に徹することもあって非常に小物っぽいキャラクターになっている。 ダンテと比較すると、デザインは旧来からさほど変わっていないが、非常ににこやかで爽やかな青年になっている。 幻影剣をスパイダーマンの様に飛ばしたり、敵の悪魔と掴みあいの戦いを繰り広げたりなど、スタイリッシュなのか笑いどころなのか、人によってかなり受け止め方が変わってきそうなシーンがある。 本編の言動や行動から某掲示板などでは「mバージル」「汚兄ちゃん」とネタキャラとして愛されていたりする。 ムンドゥス 普段は人間の姿、というよりいかにも権力者といった風貌をした禿げ頭の中年男性。世界最大の銀行の頭取で、もちろん正体は魔界の帝王。 本作の世界において、政治経済を支配しているのは悪魔だということを表現する存在である。 『1』に登場したムンドゥスよりもやることがエグいというか、生々しい。それはダンテやバージルにも言えることなのだが。 「悪魔」という設定でなければ倫理的規制に引っかかりそうな表現と一番縁が深い。日本版ではそのシーンは規制を食らっているが。 ある「挑発」をされて激怒するシーンや、終盤のイベントシーンは良くも悪くも人間臭い。人によってはギャグに見えるかもしれないが。 スパーダ 悪魔から人類を救った伝説の魔剣士という設定が消え、天使であるエヴァと禁断の恋をし、駆け落ちしたムンドゥスの元部下という設定になった。 本編ではムンドゥスによって地獄の責め苦を受け続けている…のだが、その内容が裸で鎖に縛られるというイメージシーンのみで一見ではSMでしかなく、過去作のような凄味を全く感じられない。 これらを完全に今までのシリーズとは別物と割り切る傾向もある。 事実ダンテは「とっつきにくそうな見た目に反して案外いい奴」「これはこれでいいキャラ」という意見は多い。 否定的な意見やネタキャラ扱いがあるバージルに関しても、deviantARTやPixivといった画像投稿サイトを中心に人気が出ている。 フレームレートが30fps 前作『4』が60fpsでぬるぬると動いていたこともあり、今作はそれと比べるとフレームレートは落ちている。 リンボの背景演出などで処理落ちを起こさないための処置であったが、それゆえフレームは安定しており、処理落ちはあまりなくゲーム自体は快適に動作する。 これはPS3/360版のみで、Win版ならスペックがしっかりしていれば従来どおり60fpsで動く。Unreal Engine 3を使用しているのでその推奨動作環境は相応に高め(DX9対応、参考)。 モーション自体は滑らかに作られており、Win版では非常にスムーズな動きを堪能できる。 ヒットストップ Win版では一部技のヒットストップが緩くなっている。一撃の強い技の爽快感が減ったと見るか、スピード感が増したと見るかは人によって意見が分かれる。 操作性に関する賛否両論 ボタン配置の変更 上記の通り、操作方法は似ているようで結構変わっており、過去シリーズに慣れ親しんだ人ほどデフォルトのボタン配置はとっつきにくく、そして逆もありえる。 といえどもロックオン系統のコマンド技がなくなっているだけに攻撃の操作はむしろよりシンプルになっている。慣れればより直感的に操作できるし、キーコンフィグも可能である。 強いて言えば唯一のコマンド系で先行入力が効きにくいスティンガーなどや、ジャンプボタンと射撃ボタンの同時押しで使うレインストームなどが出しづらいことか。 ロックオン操作の変更 もちろん慣れと言ってしまえばそれまでの話かもしれないが、コマンド技の出し方も含めて従来のロックオン操作でプレイしたかったという声が少なくなかったのも事実である。 ロックオンカーソルが廃止されたため、「敵の残り体力が画面上で分からない」という人によっては気になる部分も出てきてしまった(*11)。 そのため敵の体力やこちらの武器ごとによる攻撃力をあらかじめ把握しておかなければ、本作の評価点である敵へのトドメ演出を狙って出しづらいという点もある。 斬撃を飛ばす「ドライブ」や、「ケブーリー」のダーツを全弾命中させてからの爆破といった、トドメに使うと見栄えのいい技が多いだけに惜しい点ともいえる。 デーモン回避とエンジェル回避の操作は、どちらも回避ボタン入力のみで行えても良さそうなものであり、それぞれの操作方法をR2+回避ボタン、L2+回避ボタンと分けて操作を複雑化させる必要性はあまり感じられない。 「R2との同時押しはデーモン側の能力、L2との同時押しはエンジェル側の能力」という法則通りの操作体系ではあるのだが、その法則に縛られているとも言える。そもそも回避に関する能力をデーモン側とエンジェル側で分ける必要があったのかも疑問である。 問題点 属性敵の存在 赤い色の敵と青い色の敵が存在し、赤い敵はデーモンモードの攻撃、青い敵はエンジェルモードの攻撃しか受け付けず、他の武器では攻撃が弾かれてしまう。 この敵のせいでコンボの幅が制限されてしまい、前述のコンボをつなげる爽快感が損なわれてしまう。 特に1周目で武器が充分に揃っていないうちは登場数こそは少ないものの、1種類の武器でしか攻撃できずワンパターンになりやすい。 こういったシーンでの行動は基本的にエンジェルモードの技(特にアキュラのラウンドトリップ)により青い敵の行動を封じ込めている間に、赤い敵をデーモンモードで1体ずつ仕留めることになる。 ただし、デーモンモードは手数・範囲と空中での行動数が小さいため、動きが単調になりがち。 デビルトリガーを発動すると武器やモードに関係なくダメージを与えられるようになるが、今作のデビルトリガーはゲージがたまりづらいので乱用はできない。 ボスが弱く魅力がない ボスは洋ゲーらしいグロテスクな巨大クリーチャーが多く、『1』のネロ・アンジェロのような壮麗な悪魔や『3』のネヴァンのようなお色気たっぷりの美しい悪魔、『4』のべリアルのような威厳のある悪魔は一切存在しない。 そして、大半のボスが下品な言葉でダンテを罵倒してくる。舞台がそのまま現代社会であるのに対応しているのだろうが、どことなく小物感が漂う。 全体的に攻撃が単調気味。さらに高難易度でもあまり行動は変化しない。従来作の強敵どもに慣れたプレイヤー、そうでなくともアクションゲームが得意な人なら苦戦することはあまりない。 そして共通して体力が低く(*12)、Sランク以上を維持してデーモン回避 → デビルトリガー + 大斧アービターで一気に攻撃すればすぐに死ぬ。この点はボスが無駄に硬かった『2』よりはマシという意見もある。 + ボスの一例※ネタバレ含む サキュバス 体験版でも登場したボス。安全安心健康をうたって有毒な飲料水を販売するメーカー「ビリリティ」の原料を作っており、人間を体内から弱体化させる悪魔。 初期の頃からデザインと名前が公開されており、このゲームを代表する(?)ボスにして、色々な意味で本作の醸し出す雰囲気を象徴しているようなキャラ。 サキュバスというと普通、同社が発売している『ヴァンパイア』のモリガンや『3』のネヴァンのような妖艶な美女を想像するだろうが、本作のやつは毒ゲロを常に口から吐いている、グロテスクで気持ちの悪い芋虫のような化け物であり、色気など皆無である。 ただし、サキュバスは「人間に淫らな夢を見せ精を吸い取る」といった悪魔であり、「夢の中では美女だが実際は醜い老婆のような姿をしている」というのが本来の伝承である。つまり、このサキュバスはある意味で原典に忠実な解釈ではある。 従来作や本作の他にも女性の悪魔は出ているが、そいつらと比べてもぶっちぎりで醜悪である。死に際もかなりエグイ。 ダンテとはお互いFワードで罵りあうというスタイリッシュを離れて「小学生の口喧嘩」とまで呼ばれた掛け合いを繰り広げる。 戦闘中も「噛み砕いてゲロにしてやる」「手足をもぎ取って聖水をかけてやる」などの罵詈雑言をぶちまけてくれる。 初見では狭い足場と範囲の広い攻撃で強く感じ、難易度ネフィリム以上でしか使われないパターンもあるが、どれも慣れれば見切りやすい。 弱点の眉間にヒットするとボスらしからぬ減り方をするので、高難易度でもD回避バフ中にアービターをブチ込めばあっさり秒殺できたりする。 ボブ・バーバス ニュースキャスターの男性。リンボでは3Dホログラムの姿をしている、自称「神の代弁者」であり支配者(悪魔)たちの都合の良いようにテレビで情報操作しプロパガンダを広めている、人間の社会や世論を操る悪魔。 ボスに至るまでの道筋や演出は好評であるが、その姿から一体どういう悪魔なのかがよく分からない。 そして弱い。攻撃が単調で避けやすく、倒し方もワンパターン。 一定のダメージを与えるごとに雑魚との戦いに突入するのだが「悪魔と戦うダンテをビデオカメラで撮影している」といった演出になっている。演出は面白いが、カメラが遠く見にくく、物陰に隠れるような場合視認ができない。 設定からくる弱さと考え、単純に演出を楽しむオーブ稼ぎ用ボスと割り切るのが良いかもしれない。 ムンドゥス 普段の格好が禿げ頭の中年男性であり威厳に欠けるのはまだしも、ボスとして戦う姿も岩石の巨人のような姿で一部から「序盤のボスっぽい」といわれる始末である。 そして終盤のボスにもかかわらず攻撃パターンもわりあい見切りやすい(*13)。 ただし、避けやすいかというと微妙なところがあり攻撃の威力だけは異常に高いため、DMDとブラッディパレスでは無傷か即死かのどちらかという極端なボスでもある。 実際の実力とストーリー上の小物っぷりから半分ネタにされている。 一部見づらいステージ 基本的にリンボの色彩は極彩色となっていることが殆ど。中でもクラブ内のリンボで戦闘するミッション13は、背景の色がめまぐるしく変わり目に悪く、前述の属性敵などが見づらい。 演出自体は面白いのだが、その演出に懲りすぎてアクション面でやや支障が出てしまっているというものである。 「挑発」の削除 挑発は本作と『2』以外必ず搭載されていたアクションである。 遊びとしても効果的で、攻撃の合間や待ちを強要されている間にうまく挟めば見栄えも良くなり、敵をダウンさせた隙を縫ってスタイリッシュランクゲージやデビルトリガーゲージをおまけできる密かに重要なアクションだったが、今作では廃止されている。 コンボによるスタイリッシュさはあるものの、こういった部分で演出できず物足りない部分がある。 デビルトリガーゲージは今回の強力さゆえ増えやすくするとゲームバランスが壊れる可能性もあるが、ならその仕様をカットして完全な遊び要素でもいいから搭載してほしかったというファンの声も非常に多い。 ロード時間が長い ミッションをはじめるときやメインメニューに戻るときのロードは長く、この部分でテンポが悪い。 とくにミッション2はエンジェルモードとデーモンモードのチュートリアル的イベントのため、何度か別の世界へ飛ばされるが、その切り替わりのロードも遅く、リプレイするたびにそのロードに耐えねばならない。 このロード時間もWin版ではスペック次第で大きく改善される。 細かいバグが多い ロード中のサンプルコンボムービーの音が途切れたりといった地味なバグが多い。プレイにものすごく支障が出るというものでないのが救いか。 日本語字幕の酷さ 今作の日本語字幕が、前作までと比べるとセンスの感じられない訳が多い。 一例として「モチさ(Yeah. Good.)」「増援をよこせと言え!(We need a demo squad here NOW!)」など。 またバージルがにやけながら日本語字幕で「よしてくれ」と言うシーンが、上記のmバージルとしてネタとなるほどシュールなシーンになっている。 他にもシリアスなシーンでもセリフのニュアンスや本来含んだ意味と違う意訳がなされているため、実際のセリフとキャラに対する感じ方にズレが生じる。 特に賛否両論なのがステージ1でダンテが言う「ダセェな(Not in a million years.)」というセリフ。 英文を直訳すると「百万年が経っても駄目」であり、意訳は「ゼッテー嫌だね」と言った具合である。 + 該当シーンについて 敵の攻撃で銀髪のウィッグが吹き飛んできてダンテの頭に被さる。銀髪ウィッグを被った自分を鏡で見たダンテは一言「ダセェな」である。 従来のダンテを馬鹿にするようなこのセリフに激怒するファンも居れば、爆笑し絶賛するファンも。 もちろん重要でもなんでもないちょっとしたシーンだが、発売前の状況からして笑って流せないファンは一定数存在した。 海外制作ということで一部の会話やジョークなどは英語字幕でなければ意図を理解できないものも存在するので、本作の世界をより楽しみたければ英語字幕でプレイすることをお勧めする。 エンディングについて ネタバレ防止のため詳細は控えるが、ストーリーに関しては尻切れトンボで、次回作に続くような終わり方になるためどうしてもスッキリしない部分が残る。 「概要」で前述した通り、本作は元々『3』よりも前の話として描かれる予定であった。そのため本作(のエンディング) →『3』へ繋げようとした名残りがある。 ちなみに、現時点では本作の続編制作に関する情報は全く無い(*14)。 コスチューム 本来収録されている3つ+DLCコス3つがある。 反面ただの色変えなどが多かったり、ファンから最も需要がありそうなクラシックダンテ(『3』の衣装)はDLCである。 ムービーではほとんどのシーンではコスチュームチェンジが反映されるが、従来と違いそれが反映されないプリレンダムービーが一部ある。 ムービーが多い スタッフが「ストーリーに力をいれている」と語っているだけあってムービーが多い。 ただ「ムービーが長い」というより「短いムービーがいくつもある」といったものであり、ムービーゲーにはなっていない。 ボス戦でもシームレスイベントが途中で挿入される『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズのような演出が多く、今までのシリーズよりテンポが悪く感じることも。 飛ばせないイベントがあるのも原因か。 特にラスボスは体力を一定数減らすごとに細かくムービーが流れるので、いまいち燃えない。こちらは飛ばせる。 道場 技の性能を確かめたりコンボを練習するための場として有用な道場ではあるが問題点がいくつかある。 まず背景が真っ白で何かオブジェクトや壁もないため高度や距離感が非常につかみ辛い。コンボを行う際には高度調整も必要であるため、結局はミッションで練習しなくてはならないことも。 他にもミッション中のように使用している武器が一目で分からなかったり、練習台となる敵が1種類のみで固定であり他の敵種での練習ができないという問題点が。 各敵ごとのデーモン回避やパリーのタイミングなどを覚えるためには、結局本編かブラッディパレスでその敵と戦える箇所まで地道に進め実戦でトライアンドエラーを繰り返すしかないが、それだとミッション評価がガタ落ちしてしまう。 本作では基本的に敵毎にエネステ判定が細かく設定されていないためエネステに関しては問題ではないのだが、ショウダウンや兜割に対して特殊なリアクションを起こすことのあるラヴェジャーを想定したコンボの練習ができなかったり、タイラントやブッチャーの大型の敵でのコンボを試すことができないというのは問題である。 本家に輸入するにしてもこのままでは各エネミーでのコンボを想定した練習ができないため、ある程度の改善が必要である。 その他 倒し甲斐のある敵として人気の高い強敵・ドリームランナーについての注意点 ドリームランナーは空中でコンボを決める場合、基本的に七回攻撃をヒットさせたら反撃してくるという特性がある(*15)。 この特性を利用してデーモン回避で攻撃力を上げたりと、知ってさえいれば立ち回りの強化に役立つので、これ自体はさしたる問題ではない。 ただし、エリクスは溜め攻撃時のエフェクトが見づらいため注意が必要。 謎解きはほとんど無くなったものの、長く移動させられるだけの箇所があり、その部分は2度目以降ダレやすくなる。M5やM12では歩き移動させられるだけの箇所がある。 「無限エンジェルブースト」というバグ技を使えば移動の手間隙を劇的に短縮できたのだが、修正パッチによって不可能になった。 スタッフロールは何故か開発現場の様子が流れる。 『3』や『4』で好評だったED中に敵と戦うボーナスシーンはなくなっている。ちなみに、ゲーム未クリアでもスタッフロールだけ見ることもできる。 トロフィーの名前は従来作のセリフに統一されているが、内容と名前が一致してないものが多くとってつけた感がある。 特に酷いのが「お前を暗闇から救えなかった!」である。解除条件はロストソウルを全解放すること。救えているのだが。 総評 日本ではシリーズが『4』から長いこと音沙汰がなく、ネロの謎などが深まっていた時期の発表・発売だったこともあり、本作のビジュアル面や世界観の変更に嫌悪感を示す意見も多く見られ、この作品をシリーズの1つと見なすには微妙とする意見も多い。 しかしながら、システム面に関しては、『1』から『4』までのいいとこ取りをしつつ、独自の要素も面白さを損ねておらず、完成度が高いと評価されている。 賛否両論で発売されたものの、発売後に海外では全体的に絶賛された。 それは本作に細かい問題点はあれど、アクションゲームとしては過去作に勝るとも劣らぬコンボアクションの爽快感を紛れも無く実現していることの証左に他ならないだろう。 ファンからの扱い 概して海外では肯定的(*16)だが、日本では二分されている。 アクションゲームとしては決して悪いわけではないとする声、本作の世界観やキャラクターを好む人、「パラレルだから」と完全に割り切る人もいる。新規ファンからの受けはそれなりに良かったりする。 現在でも操作性や世界観、デザインの変貌に抵抗がある人は少なくない。 これは、従来のシリーズがゲーム性だけでなく個性的で魅力的なキャラクターが揃っていた故でもある。 本作を巡る論争には肯定派の過剰な擁護や、否定派の無根拠な非難もあったのも事実である。 動画投稿サイトではプレイ動画が投稿された後すぐに、肯定派と否定派がコメントで叩き合いを始めるような状況もあった。 余談 最初期のトレーラーでは日本海外問わず凄まじく評判が悪かった。理由を以下に記載すると、 肝心のアクション、モーションが『2』様も馬鹿にできないほどモッサリッシュで、銃声に迫力がなかった。 前述の通りダンテのキャラが違いすぎるうえに、当初はパラレルではなかった。 何故かダンテがタバコを吸っている。 このトレーラーはまだパラレルになる前であること、そして「ダンテがタバコ嫌い」という公式設定があることからファンから大分指摘された。そもそも『3』前なら未成年なのでどっちにせよ犯罪。結局パラレルになった本編では一度もタバコを吸うシーンはない。 製品版では大なり小なり改善されたものの、初期トレーラーの酷さが足を引っ張った感は否めない。 その一方で、パラレル設定に変更されたものの、最初期のトレーラーで見られる多くの要素がゲーム内にしっかり落とし込まれている。 「デーモンプル」や「エンジェルリフト」「エンジェルブースト」といった本作を象徴する要素が最初期のトレーラーでも確認できる。 製作陣のインタビューでの発言は何かと物議を呼んでいた。 「もしダンテが昔の格好のまま東京の外にあるバーにいったとしたら、彼は笑い飛ばされるだけでしょう」といった発言で、納得するファン・悪印象を持つファンという二分化がこの頃から起きていた。 さらに余談になるが、『DMC』シリーズの産みの親である神谷英樹氏が手がけた作品『ベヨネッタ』について「クールだと思うか?」と問われた製作スタッフは、「ゲーム自体は大好きなんだ。最高のゲームだ。とにかく、徹底的にぶっ飛んでる。でも"クールだと思うか?"と問われれば、全く思わない。戯画風でド派手で、非常に日本的だ」と述べている。 これについて「ベヨネッタを馬鹿にした」というような否定的解釈をする者もいた。 「製作陣が本作のダンテを(暗に)ゲイであると発言した」…という噂がネット上にあるが、やはり根拠不明。 真実は謎だが、とあるYouTubeのユーザーが「マジでゲイの吸血鬼に見えるよ」と発言したことがあるため、それが誤解(あるいは歪曲)されたのかもしれない。 ダンテの演武や串刺しにされるシーン、最後の決め言葉などシリーズおなじみの要素やお約束がない(*17)。 ファンからしたら「それないの?!」というレベルのものである。 串刺しに関してはダンテが刺されることはないものの、逆にダンテから串刺しにされるキャラは存在する。 演舞も存在はしないが、ストーリー冒頭で全裸のダンテがバスの中で着替えるシーン(*18)がそれに相当する…かもしれない。 初期のインタビューでなぜダンテがこれまでの姿と違うのかという謎がストーリーの裏にある、と言われていたが結局ほとんど不明のままである。最終的にパラレルになったことが原因と言われている。 一応、「今作のダンテがなぜ銀髪ではないのか」は分かるようになっている。ただ、海外で発売されたコミックスでは本作におけるデビルトリガーにある重大な副作用があることが明かされている。 それを踏まえると、双子なのにダンテとバージルの髪色が違うことやバージルの発言などもより深く理解することができるのだが…何故こんな重要な設定をゲーム内で説明しなかったのか。 『1』から『4』でも割と重要な設定がゲーム外で語られることが多いが、本作の場合はいわゆるアメコミ収録なので日本で知るのは殊更に困難である。 ダンテが使える手裏剣のような武器「アキュラ」は、見た目や攻撃方法が『戦国BASARA』シリーズの猿飛佐助の手裏剣に酷似している。 元々『BASARA』シリーズには『DMC』シリーズ由来の武器が登場したりしていたが、逆に『BASARA』シリーズから輸入した(かもしれない)要素というのは珍しい。 余談だが、後に発売された『4SE』においても追加プレイヤーキャラのバージル・レディ・トリッシュそれぞれにおいて『BASARA』シリーズからの技モーション流用が見受けられる。 発売後のインタビューで本作の開発はかなり難航していた模様。 開発当初Ninja Theoryがダンテのモーションキャプチャーを担当していたが、前述の通り「スタイリッシュ」とはいえないモーションだったためにそれまでのシリーズディレクターがイギリスまで行き、直接指導を行ったという。この際、洋ゲーのアクションゲームの作りがかなり違うことに苦労したとか。 この時の苦労話はホームページブログの「悪魔的日常」にて書かれており、その他にも没ネタや開発秘話などが所々あるため、興味があれば読んでみよう。 ソニー・コンピュータエンタテインメント(現 SIE)から発売の対戦アクション『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』に、ゲスト枠プレイヤーキャラの1人として本作のダンテが参戦している。 クロスオーバー対戦格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM INFINITE』にて、ダンテが本作の仕様になるDLC「ネフィリム コスチューム」が配信されている。 変更されるのはあくまで衣装と髪型のみで、ボイスや使用する武器・技構成は『3』版のままである。 『ファミ通』の『デビルメイクライ5』についてのインタビューで、本作の良点を取り入れるといった発言をしており、下記の日本未発売完全版についてもわずかであるが触れている。 本作から『5』にはスタイリッシュランク上昇時の音声挿入、BGMのシームレス変化、固定カメラ廃止、強制戦闘時やボス戦時の悪魔名表示演出、敵全滅時のスローモーション+カメラズーム演出、道場モードをさらに進化させたトレーニングモード「VOID」これらの導入、追加が確認できる。 他には初回限定版やデラックスエディションに付属予定のDLC「EXカラーパック」にて、ダンテ用の別カラーが本作を意識したものになっている。前述の「ネフィリム コスチューム」と違いキャラクターモデリング自体は変更されない(*19)。 一方、開発を担当したNinja Theoryが本作の後に発売した『Hellblade』や『Bleeding Edge』でも、本作で培ったスタイリッシュアクションの技術が活かされている。 特にチーム対戦アクションの『Bleeding Edge』に登場するDaemonのモーションは本作の影響を強く受けており、洋ゲーとは思えないほどスタイリッシュな剣さばきを繰り広げる。 バージルダウンフォール 概要(VD) バージルを主人公に据えたゲームモード「バージルダウンフォール」が900円のDLCとして配信されている。 初回購入者には無料でダウンロードできるプロダクトコードが付いていた。 独自ストーリーとステージ構成が組まれており、本編の後日談という扱いになっている。 ダンテとの違い 武器 近接武器は閻魔刀(やまと)、遠距離武器はノーモーションで放つ幻影剣のみ。エンジェルモード・デーモンモードでは武器ではなく閻魔刀の攻撃モーションが変化する。 近接攻撃はほぼ閻魔刀による攻撃のみで、『3SE』のバージルの急降下キック技である流星脚も続投しているが、性能は似て非なるもの。 いずれかの手段で幻影剣を射出して敵に命中すると、その敵は「幻影剣が刺さってマーキングされた状態」となる。この状態は、後述のデーモンプルやエンジェルリフトの発動条件となっている。 デーモンプルとエンジェルリフト プルやリフトは、「幻影剣が刺さっている対象」をバージルのすぐ近くに瞬間移動させたり、逆に対象の近くにバージルが瞬間移動するものとなっている。 幻影剣が刺さっていない対象にプルやリフトの操作を行った場合は、それぞれ赤色、青色の幻影剣を射出し、対象に幻影剣を刺してからプルやリフトが発動する形となる。既に幻影剣が刺さっている敵に対しては幻影剣の射出は省かれ、プルやリフトを一瞬で行うことができる。 ダンテとの大きな違いとして、プルはバージルの技の動作を継続しながら行うことができ、リフトはバージルの技の硬直をキャンセルして発動できる。 特定のアップグレードを行った閻魔刀による技を敵に当てることでも、斬撃と同時に敵に幻影剣を突き刺し、プルやリフトにスムーズに繋げることができる。 ジャストチャージ技 今作ではそれぞれのモードに長押しチャージに対応したアップグレード技が1つ以上あるが、バージルはその全てにおいて、タイミングよくボタンを離すことで発動できる強力なアップグレード技が存在する。 ダンテのドライブに比べると成立は難しいが、成功時に無敵状態になる他、ダンテよりも短いタメ時間でスーパーアーマーを持つ敵を浮かせることができ、さらに怒り状態を解除することが出来るなど非常に強力な効果を持つ。 トリックアップとトリックダウン 今作は回避ボタンが2つ存在するが、バージルはスティックを倒していない状態ではそれぞれのボタンが個別の回避技に対応する。 スティックを倒さずにL1ボタンを押すと、トリックアップで真上に素早く移動。 トリックアップの存在から、バージルはエアハイク(2段ジャンプ)をすることができない。 スティックを倒さずにR1ボタンを押すと、トリックダウンで空中から真下に素早く移動する。 地上でスティックを倒さずにR1ボタンを押すと、その場で一瞬無敵になって回避する。 回避アクションの機動力や自由度が高い一方で、ダンテのデーモン回避のようなジャストタイミングでの回避による能力上昇は無い。 デビルトリガーとゲージ仕様、ゲージ消費技 バージルのデビルトリガーは体力回復とともに自分の分身「ドッペルゲンガー」を召喚する。アップグレードにより、分身の特性を変える操作を解禁することができる。 基本は『3SE』のドッペルゲンガースタイルと同じで分身は自分の動きに追従する。また、方向キー右を押すとデーモンモードの技を、左を押すとエンジェルモードの技を本体のモードに関係なく行う。 例えば方向キー右を押すと、本体の通常攻撃or疾走居合と、ドッペルゲンガーのデーモン剣攻撃を組み合わせることが出来る。 方向キー上を押すと、ドッペルゲンガーの動きが本体より少し遅れるようになる。溜めの長さで技が変わるエンジェルモードの特殊攻撃と合わせることで、地空二方面への分担攻撃を行うことも可能。 デビルトリガーゲージは、本家『DMC』シリーズのようなアイコンストック制。このゲージを規定個数消費すると使えるゲージ消費技がある。 □ボタンを長押しすると幻影剣をバージルの周囲に展開する「円陣幻影剣」と、□+×ボタンで幻影剣を連続して発射する「急襲幻影剣」に加え、スティックを2回倒して□+×ボタンで敵を幻影剣が取り囲み一斉に発射して敵を打ち上げる「烈風幻影剣」が使用できる。 評価点(VD) 戦闘およびコンボによる爽快感は高い 『3SE』のバージルや今作のダンテとはまた違った爽快感を堪能できる。 閻魔刀による技のバリエーションが多く、刀の扱いに特化した新鮮な戦闘を楽しめる。特に各種ジャストチャージ技はパワフルで爽快。 ダンテ編と違い、色敵が存在しないのも大きい。エンジェルモードが必要だったウィッチは幻影剣/急襲幻影剣で対処可能。 ただし、閻魔刀と幻影剣・回避やドッペルゲンガーの特性は凄まじくトリッキーであり、円陣幻影剣以外は使いこなすには相当な慣れがいる。 バージルが使えるということ 当初バージルはプレイアブルキャラではないと発表されていたため、DLCながらバージルが使用できるのはファンを喜ばせた。 また、キャラ別に固有のストーリーがあるがほとんど使いまわしだった『2』や、固有ストーリーなしの『3SE』に、本編に組み込まれているがコースを逆走する『4SE』と比べると、有料DLCながら進歩しているといえる。 フォースエッジやベオウルフといった武器こそ存在しないが、閻魔刀のアクションはさらに多く追加されている。 ボスや新敵が本編より強い 後述のシナリオゆえボスは実質的には1体だけだが、ダンテ編で出現しない新たな敵も含めて強敵揃い。 ホロウバージル(日本語訳では亡霊バージル)は威力が高く素早い攻撃パターンも追加されているため、歯応えがある。 新敵には中ボスクラスの大物もいる。こちらも攻撃力が全体的にかなり高く、他の敵と比べると突出して強い。 待ち、というより逃げを強要される部分があるのは賛否が分かれるか。 問題点(VD) アクションの総数がダンテより少ない 『3SE』のバージルもそこまで多いというわけではないが、今作のダンテのアクションの多さを考えると、コンボの幅は狭まってしまう。 ただ、ドッペルゲンガーやDTゲージ消費技を上手く使いこなせば、見映えのよいコンボはできないわけでもない。 またドリームランナーといった一部の敵も出現せず、やや物足りないことも。 ストーリー面 全6ミッションの短編でサクッと終わる。値段も考えれば一概に悪いとは言えないものの、やはり物足りなさはある。 本編が尻切れトンボ気味であるためその補完を求めたファンも多いが、結局補完はそれほどなされておらず、むしろ新しい伏線が出現し、次回作を匂わせる終わり方となっている。 バージルのキャラクターの掘り下げや名誉挽回も期待されていたが、むしろネタっぷりに拍車をかけてしまった部分が多い。 ネタばれになるため詳細は省くが見ようによっては「自分を強引に正当化しようとしている」「己の不手際を指摘されて逆切れ」「軟弱なメンタルになったバージルの被害妄想」といったように見える。 人によっては「本編からさらに嫌いになった」という意見すらある。 ただし、題名の「ダウンフォール」とは「失墜」「堕落」といった意味なので「バージルの堕落」と考えればまさにその通りである。 技名のテキスト誤訳 ロード画面と道場で出てくる技解説の技名がほとんど英語のカタカナ表記のままで日本語の技名と異なっており、混乱を招く(例 幻影剣 → サモンドソード)。 コスチュームが2種類しかない ストーリーの都合もあるが本編のコスチュームはなく、このモード専用の通常コスチュームと覚醒コスチュームのみ。 ダウンフォールでの通常コスは髪のおりたもので、バージルのトレードマークであるオールバックではなくなっている。 終盤以降のデフォルトとなる覚醒コスチュームは白菜と評される笑いすら出てくるもので、余計にネタ成分が増えてしまった。 途中途中で入るアニメーション ストーリーパートはアメコミ風味のアニメーションが時折挟んで進行するが、その画風が人によっては気持ち悪いと感じる。 ダンテ編ではイベントシーンにアニメーションは一切ない。どうしてまたVDのみイベントシーンをアニメに、しかもアメコミ絵柄にしようと思ったのか…。 理由は恐らくコスト削減のためだと思われる。アメコミ絵柄では無いが他のゲームのDLCでも同じことがある。 終盤のバージルの髪がパイナップルヘアーのようになっているのが笑いを誘うので、これまたネタになってしまっている。 一部の敵のボイスが不具合なのか分からないが聞こえないときがある。 これが問題なのがハーピー。ハーピーの攻撃頻度自体は本編と比べると下がっているのだが攻撃する前の声が聞こえないため避けられないこともある。 逆にインプリズナーはタイラント同様に、いやそれ以上にうるさい。空中コンボ中はずっと喚き続ける。バージルのボイスといい、VDは音声周りがかなり雑。 バグ 細かいものからゲーム進行に影響のあるバグまで様々ある。 特に有名なもので、バージルが特定の技を使うなど特定状況で落下した場合に即死するというもの。まさにバージルダウンフォールである。 その他 バージルでブラッディパレスをプレイすることが出来ない。 内容が大幅に異なる故か、ダンテ編との切り替えには長いロードが必要。 ロストソウルやグリーンクロスの取得難易度がやたら高い。攻略を見ずに取得することは不可。 総評(VD) ダンテとは異なったコンボ・性能でゲームが楽しめるので、それなりに好評である。 シナリオ面の評価だけはmバージルが許容できるかどうかで変わってくるだろう。 DmC Devil May Cry Definitive Edition 【でぃーえむしー でびるめいくらい でぃふぃにてぃぶ えでぃしょん】 ジャンル スタイリッシュアクション 対応機種 プレイステーション4Xbox One 発売元 カプコン 開発元 Ninja TheoryQLOC 発売日 2015年3月10日 価格 39.99$ 判定 良作 ポイント 日本 Win版未発売の完全版一応日本語テキストには対応 FACE YOUR DEMONS(*20) 概要(DE) 『DmC』の今まで配信されたDLCをすべて収録し、追加調整要素も加えた上位コンシューマー機種への移植作品。 日本では発売されていないが、日本のPS4/Oneで起動すると全編日本語テキストで表示されるようになっている(*21)。 前述の通り全DLCは収録済みなため、DE用のDLCはXbox Liveでは売っていない。 追加要素 1080P、60fps対応 解像度がfullHDとなり、グラフィックはさらに美麗になっている。 フレームレートも可変60fpsとなり、PS3/360と比較して非常に滑らかな動きを堪能できる。 可変とはいえ、極端なフレームが落ちることはなく、安定して高いフレームを維持できている。 ターボモードの追加 ゲームスピードを20%上昇させてプレイできる。本編シリーズでは『3SE』と『4SE』にのみ採用されていた要素。 ハードコアモード 従来作を踏襲したハードな仕様で敵と戦うことができる特殊モード。難易度選択と併用できるのでHUMAN+ハードコアも可能。 パリーの成功判定が大きく短縮され(*22)、デビルトリガーで敵が浮かなくなるうえ、スタイリッシュランクも旧作並みに上がりにくくなる。 DMDを超える難易度GMD(ゴッドマストダイ)の追加。 DMD+ハードコアモードのうえ、さらに敵が常にDT状態+攻撃力アップ+アイテム無しでプレイするおまけ難易度。HAHとほぼ同じく、常に完璧なプレイが必要となる。 マストスタイルモード スタイリッシュランクがS以上でなければ敵へのダメージと攻撃スコアが入らなくなるモード。難易度選択やハードコア/GMDと併用できる。 上手く逆用すれば容易に体力調整も出来たり、『3』並に長いコンボを組めたり、またSランク以上のスコア倍率が保証されるため体力が低い敵相手や低難易度モードでもスタイリッシュポイントが稼ぎやすくなるなど、コンボと稼ぎを楽しみたいプレイヤーにうってつけの縛りプレイ。 バージル用ブラッティパレスが追加 全60階とダンテと比べると少ないが、要望が多かった故に好評。 コスチューム ダンテに初代のコスチューム、バージルに『3』のコスチュームが追加されている。 ただし一部のプリレンダムービーには反映されないのはそのまま。 その他 M16開始前に新規ムービーが追加されている。エンディングも少し変わっている。 バージルダウンフォールを含め、無印のDLCは全て収録されている。 ダンテのエンジェル回避が連続3回まで可能になるアップグレード技が追加されている。 トロフィー・実績が追加、削除されている。難易度、限定された条件下、時限関連のものといった面倒なものが多く削除され、全解除がやりやすくなった。 残っているものに関しても、一部取得難易度の緩和などがされている。 ただ、「決め言葉は?」に対する「ジャックポット!」が削除されたのは不評。もっとも、解除する条件が類似している訳でもなく解除難易度の高いものだったが、別の条件に変えれば良かったのでは…(*23)。 評価点・変更点 ロックオン操作の追加 スティンガーやハイタイムの出し方を従来に近い形に変更することもできる。 オプションでPS3/360版と同様にロックオン無しにしてのプレイも可能。ロックオン無しにした方が戦いやすい場合もあるので両方試してみる価値はある。 属性敵に対応する武器以外でもダメージが等倍で与えられるようになり、弾かれなくなった。 対応する武器以外で攻撃した場合ひるませることはできないので空中コンボは不可能。反撃を食らうリスクもあるため慎重な運用が必要。 ハードコアorターボ+マストスタイル併用での攻略には、スキをぬって非対応の武器も入れていくのがコツ。 DMD以上の難易度で敵の配置が大幅に変更され、さらに敵がデビルトリガーを引くのが早くなっている。 無印版と比較すると難しくなっているところもあれば楽になっているところもある。 M5のラストに存在したランダムで出現する地形ダメージが全難易度で完全に撤廃された。 ブラッティパレス 制限時間を停止するタイマーオフができるようになった。ランキングにスコアは登録できなくなるが、時間を気にせずに攻略できる。 ロード時間の短縮 短いとまでは言えないが、据置無印版のように長すぎるということは無くなった。 ボスの大幅な変化 大きな変更点として体力の強化だが、行動パターンも大きな変更が加えられている。 ボブはどの段階でもスイッチを3つ押さなければ攻撃が中断されず、怯まなくなった。 DEの中でも最も大きな変更点と言えるのがバージルの行動パターンの変更である。 まず攻撃後の隙以外あらゆる攻撃を防いだガードがなくなり、いつでも殴れるように変更された。代わりに一定回数近接攻撃を加えると防御、または反撃をしてくるようになった。この変更はVDFの亡霊バージルも同様に施されている。 ドッペルゲンガーの仕様も変更。無印ではDTを引いた時に体力が自動回復し、瀕死になった際はこちらもDTを引かなければトドメにならないが、DEでは自動回復やDT縛りがなくなった代わりにドッペルゲンガーが消えなくなった。 他にも『3』を彷彿とさせる連続攻撃なども追加され、激しかった攻撃がより激化する結果となり無印よりも数段手ごわいボスとなった。高難易度でなくても油断はできないだろう。 サキュバス、ムンドゥスは変更なし、ハンターは体力の強化のみ。リリス(キリングフェイス)戦の変更に関しては問題点の項目で後述。 アイテム配置 シークレットミッションの扉を開けるキーは色の区別がなくなり、全てゴールドで統一されるようになった。 ロストソウルや、シークレットキーなどのアイテム配置が一部変更され、概ね取りやすくなった。 その他 ラウンドトリップの拘束時間が短くなったりと一部の技に調整が施されている。 問題点(DE) (PS4版)北米版限定なため一概に問題点とは言い切れないが、一般的な日本のPS系ゲームとは逆に×ボタンが決定で○ボタンがキャンセルになっているため最初は戸惑いがち。 ただし、この日本とは逆の配列は欧米版ゲームの一般的な仕様である。また、Xbox系列は最初からこの配置となっているため違和感は少ない。 ちなみに、時空神像は無印日本版と同じ○ボタンでしか調べられないが、うっかり○ボタンを連打すると時空神像から出てしまう。 リザルトのタイム判定が異様なまでに厳しくなっており、オールSSSをとるのが無印よりも難しくなっている。 キリングフェイス戦の二段階目を体力調整でスキップするテクニックが使えなくなってしまった。 キリングフェイスはダウンを取り一定量ダメージを与えることで舞台であるダンスクラブさながらにステージの明るさが二度変化するのだが、二段階目は全体が暗くなりライトが激しく明滅するという非常に見づらいものになっている。 無印では体力調整によってこの演出をスキップでき、時短にもつながるのだが、DEではどうやっても強制的にこの演出が発生してしまうようになった。 レインストームバグ 攻撃後にエネステ → レインストーム、または空中で× → 直ぐにレインストームでレインストームが勝手に終わるようになってしまった。 直後に出さないことで対処はできるものの、一部のコンボができなくなってしまった。 ロックオンバグ ロックオンをしている状態でラウンドトリップを投げると妙な方向へ投げることがある。 他にもマニュアルロックオンがないときもバージルの場合は幾らか見受けられた現象だがロックオンをした状態で敵を倒すと明後日の方向を向いてしまう。 強制歩きパートはそのまま。道場の問題点もそのままである。 プレイアブルシーンでfpsが落ちることはほとんど無いがムービーでは多少カクつく。 前述の通り全DLC収録を謳っているが、オリジナル版で「サムライウェポンパック」に収録されている「アップグレードポイント3ポイント」「ボーンウェポンパック」に収録されている「オーブハーヴェスト」はまだしも、「ゴールデンウェポンパック」に収録されている「アイテムファインダー」は収録されていない。 バージルダウンフォールにおける音声関連のバグはそのまま、それどころか悪化している。時と場合にもよるが酷いときは音が丸々消えることも。 物理演算、エフェクト関連のバグがある。 ターボモードが強制的にOFFになることがある。特にバージル戦で顕著。 バージル戦では途中で挟まれるムービーをスキップしないと確実にターボ設定が切れてしまう。 バージルのブラッディパレスに初見殺し的なギミックがある。スーパーキャラで無いと攻略難易度が高い。 ストンプのファイアーワークスキャンセルができないように修正されてしまった。バグのようなテクニックではあったがコンボの幅が狭まってしまったと考えられる。 本家もバグを利用したコンボが度々見られるため、こういったバグの修正はアクション的には損失とみられる(*24)。 総評(DE) コアゲーマーに向けた様々な修正と要素の追加が行われ、初心者でも楽しめる手軽さはそのまま、上級者はより奥深いアクションをより快適に楽しめる作品となった。 まだ細かい問題点はあるものの、それを補って余りある魅力をもつ紛れもない良作である。 海外専売 Win版なしということだけが惜しむべき点であるが、前述の通り日本語にローカライズされておりちゃんと起動して遊べるため、入手さえできれば海外版でも問題はない。 質の高いスタイリッシュアクションを体験したい人はプレイしてもらいたい一作である。
https://w.atwiki.jp/xbox360score/pages/1781.html
DmC Devil May Cry 項目数:58(48+10) 総ポイント:1250(1000+250) 難易度:★★★☆☆ 収集系実績はミッションを進める過程で手に入る能力が必要になるので繰り返しプレイは必須。 難易度は問わないので回収するだけならば難易度ヒューマンでもOK。 難易度DMDクリアでスーパーダンテ(デビルトリガーを無制限に使用可能)が使えるようになるが、そこまでが難関。 最高難易度のHAHはスーパーダンテでプレイ可能なのでまだ救いはある。 但しデビルトリガーの浮かしが効かないボス戦のみ攻略できる実力が必要。 http //dmc-gh.com/dmc/ +コードについて 数量限定の初回版だと、追加実績の「Vergil s Downfall」のコードが付いている。それ以外や中古等でコードが使用済みであれば、別途で720MSP/926円で購入する必要あり。 ↑ カプコンの専用サイト http //www.capcom.co.jp/dmc/vergil360/ からDLコード発行の申し込みを必要とし、そのサイトの中のリンク先は2014年3月5日に消滅したのでストアから購入するしか手は無くなりました。 ストアにて各103円で売られている武器DLC 隠しアイテムが見つけやすくなる「ゴールデン パック」 レッドオーブが通常より多く集まる「ボーン パック」 序盤からアップグレードポイントを3個貰える「サムライ パック」 または、その3種セットBundle Pack(206円) を買うと、ほんの少し攻略が楽になるかも。 こちらもパッケージにDLコードが封入されているが、「Vergil s Downfall」のものとは違い普通の25桁コードなのでもしかしたら使えるかもしれない。(2014年1月16日でDL期限を終える表記があるものの、他の作品での例でも期限後も未使用なら引き続き使える事が多い) 剣だって?こいつを喰らいな! アップグレードを初めて購入する 10 落ち着けよワンちゃん ハンターを始末する 20 こっちも迷惑してんだ オシリスを入手する 10 何か問題でもあるか? エンジェルブーストを入手する 10 消えな トリ頭 タイラントを倒す 20 家族の形見だしな アービターを入手する 10 お仕置きの時間だ エリクスを入手する 20 あいつも悪魔か―― フィニアスの目を取り戻す 10 貴様――人間ではないな! デビルトリガーを入手する 10 喋るな アキュラを入手する 20 ハデな花火を期待したんだが レヴェナントを入手する 10 じゃあ――お嬢ちゃん リリスを始末する 20 撃つの? 撃っちゃうの? ケブーリーを入手する 10 終わらせるぞ 坊や! バージルが扉を開けるのを助ける 10 父親のケツを息子が拭くか ムンドゥスを始末する 20 さて―――そろそろ始めるか? 最後のミッションをいずれかの難易度でクリアする 40 お前、今日はツイてるな ダメージを受けずにミッションをクリアする 10 人を助けるのに理由がいるのか? 炎のダメージを受けずにミッション17をクリアする 10 雨だよ ミッション1でハリケーンライドに敵を10体放り込む 10 マジにガッツあるな 気に入ったぜ ミッション6で地下にいる敵を全て倒す 10 コートが燃えただろ ミッション16で一度もレーザーに当たらず通路を渡る 10 早いもんだ 任意のミッションを2分以内でクリアする 10 トニー・レッドグレイブに捧げる 銃だけで敵を50体倒す 10 父の名に誓って奴に死を! デーモンモードだけを使って敵を100体倒す 10 You ll never have her fire エンジェルモードだけを使って敵を100体倒す 10 Impressive 敵を100体倒す 10 やってくれるよ 敵を1,000体倒す 20 決め言葉は? 敵を5,000体倒す 30 Sensational! スタイリッシュランクでSSSを出す 10 ショウタイムって奴だ 来いよ! スタイリッシュボーナスで1,500ポイントを手に入れる 20 カワイイ雨が降ってきたもんだな レッドオーブを10,000個消費する 10 楽しすぎて――狂っちまいそうだ! レッドオーブを50,000個消費する 20 派手にいくぜ! 体力ゲージをMAXの長さにする 10 貴様には過ぎた力だ デビルトリガーゲージをMAXの長さにする 10 力を…!もっと力を…! 全てのアップグレードを手に入れる 20 サーカスは終わりって事さ 全てのキーを発見する 10 ――来たれ混沌 全てのシークレットドアを発見する 10 君は自由だ ロストソウルの1/2を解放する 10 お前を暗闇から救えなかった! ロストソウルを全て解放する 20 飽きさせないね 全てのミッションで100%のランクを達成する(難易度は問わない) 40 Stylish! 任意のミッションをSSSランクでクリアする 10 Too easy! サン オブ スパーダ モードで全てのミッションをクリアする 40 悪魔は泣かない ダンテ マスト ダイ モードで全てのミッションをクリアする 100 でもこういうノリは嫌いじゃないぜ! ヘブン オア ヘル モードで全てのミッションをクリアする 10 そんでもって地獄へようこそ! ヘル アンド ヘル モードで全てのミッションをクリアする 100 ジャックポット! ネフィリム モードの全てのミッションをSSSランクでクリアする 80 イカれたパーティの始まりか! シークレットミッションを10個クリアする 20 楽しいパーティになりそうだ! 全てのシークレットミッションをクリアする 50 追加実績 Vergil s Downfall:250 (720MSP / 926円) 余計なものが紛れ込んだな ウィスプを倒す 10 貴様は場違いだ インプリズナーを倒す 10 悪いが俺の魂はこう言ってる バージル ダウンフォール をクリアする 20 返してもらうぞ バージルの体力、デビルトリガーゲージ、アビリティ、技全てのアップグレードを入手する 30 今回だけお前に付き合ってやる バージル ダウンフォール のネフィリム モードの全てのミッションをSSSランクでクリアする 50 ――もっと力を! サン オブ スパーダ モードでバージル ダウンフォール の全てのミッションをクリアする 20 これがスパーダの力! ダンテ マスト ダイ モードでバージル ダウンフォール の全てのミッションをクリアする 40 笑止! ヘブン オア ヘル モードでバージル ダウンフォール の全てのミッションをクリアする 10 無意味だ! ヘル アンド ヘル モードでバージル ダウンフォール の全てのミッションをクリアする 40 力こそが全てを制する バージル ダウンフォール の全てのミッションで100%のランクを達成する(難易度は問わない) 20 ●雨だよ ハリケーンライドは三つ目の強制戦闘の場所にある。 真下に陣取ってデーモンプル>ハイタイムで敵を打ち上げてぶつければOK。 ●マジにガッツあるな 気に入ったぜ 一度時間切れになるとスタート地点付近に敵が出現するが、これも倒さなければならないので注意。 ●早いもんだ M15が最も楽 道中の敵は全て無視する。 またM3は、2回目以降は最初のザコ5体を倒した後すぐクリアポイントに向かえるようになるのでこちらも楽。 ●お前、今日はツイてるな これもM3かM15が楽。落下にだけ注意。 ●人を助けるのに理由がいるのか? 炎に当たってしまってもメニュー開いてチェックポイントから再開すればセーフ。 ミッションクリア時に実績解除。 ●決め言葉は? 実績に関する全ての難易度をこなしても1000体ほど余ってる場合は、HOHのM11をスーパーダンテで始め、終盤にダンテが「こんな時に!」と言うセリフの部屋の全敵をエボニー アイボリーで倒しスローが掛ったら、直ぐスタートボタンからチェックポイントからやり直すで稼ぐと楽。読み込み時間込みで15秒で17体倒せる。 ●そんでもって地獄へようこそ! HAHをクリアするのに壁となるM20のバージル戦のコツとして、 1.バージルのガード上からスラム2発止め(Rトリガー+YY) 2.レヴェナント→レヴェナント(この時点でバージルは上空攻撃に移っている) 3.上空攻撃を避けたらすかさずデーモンプルでキャッチ 4.スラム3発→レヴェナント1発(ここがダメージ元) 5.レヴェナント(バージルが空中攻撃に移っている) 6.状況により1~5または3~5を繰り返す。 と誘うとデビルトリガーで止めを刺すまで半ハメに近い状態で押し切れるのでお試しあれ。 ●収集系実績 参考動画 (ロストソウル、鍵、シークレットドア) M1 http //www.youtube.com/watch?v=Y4sL0VYGEhE M2 http //www.youtube.com/watch?v=YwIjnKWRWtw list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=7 M3 http //www.youtube.com/watch?v=1gvb7RnljDk M4 http //www.youtube.com/watch?v=FSJzsIoax8s list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=5 M5 http //www.youtube.com/watch?v=MprIHp2w8Y4 list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=4 M6 http //www.youtube.com/watch?v=9R3ULhs-LQw M7 http //www.youtube.com/watch?v=t4pAgsEcB-8 M8 http //www.youtube.com/watch?v=b9sIZ4LOKwQ M9 http //www.youtube.com/watch?v=F8BgOhsCI8Q M11 http //www.youtube.com/watch?v=roi1DXMukYQ list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=15 M13 http //www.youtube.com/watch?v=dtzN6asiZL8 list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=14 M15 http //www.youtube.com/watch?v=plGl7AINlG8 list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=13 M16 http //www.youtube.com/watch?v=seKbPPGx2Ro list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=11 M17 http //www.youtube.com/watch?v=jUwwgtpEaZk list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=9 M18 http //www.youtube.com/watch?v=8eoeJwc96ls list=UUoMloO7Xla-QyPPsTKsN_Lw index=8 追加実績 Vergil s Downfall 250G(720MSP) ●今回だけお前に付き合ってやる ダンテ編とは違い最初からデビルトリガーゲージが満タンで始まるので、円陣幻影剣(X長押し)を開幕から使用しスタイリッシュポイントを稼いでいけば、容易にミッション評価SSSが取れる。ただし収集物を先に回収しミッションランクを100%(実績:力こそが全てを制する)にしている事。また、M5の亡霊バージル戦は掻き消されてしまう為、ドッペルゲンガーを発動してスタイリッシュポイントを稼いだ方が無難。 ●無意味だ! HAHクリアで少し壁となるM5は、亡霊バージルが地上攻撃や空中攻撃に移行したら、ジャンプ→流星脚(Rトリガー+Y)を起点にしてからコンボを叩きこむと楽。DMDクリア特典のスーパーバージルからのドッペルゲンガーを使用すれば更に楽に体力ゲージを減らせる。 ●力こそが全てを制する 希に全ミッションを100%にしているのに解除されないことがある。 ミッションセレクトで収集品を取った後、ミッションをクリアせずにしているためか(?) 筆者は全ミッションを難易度ヒューマンにてクリアしたら解除されました。 ●収集系実績 参考動画 M1 http //www.youtube.com/watch?v=7O_uN_bgsXg M2 http //www.youtube.com/watch?v=nV0d-IEM1vE M3 http //www.youtube.com/watch?v=q-vLrBXPT2E M4 http //www.youtube.com/watch?v=oBbtr9wtg_A ジャンプ→エンジェルブースト(空中でLトリガー+ジャンプ)→トリックアップ(Lボタン)の3段ジャンプで行く場所がある。 M6 http //www.youtube.com/watch?v=_gppSZXlp5Q このミッションではデーモンプル(Rトリガー+X)→エネミーステップ(敵の頭上でジャンプ)を駆使する場面が2ヶ所あり、敵を残して置く必要があるので注意。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6356.html
Devil May CryシリーズのDevil May Cry4からネロを召喚 Zero May Cry - 01 Zero May Cry - 02 Zero May Cry - 03 Zero May Cry - 04 Zero May Cry - 05 Zero May Cry - 06 Zero May Cry - 07
https://w.atwiki.jp/dmc3/
デビルメイクライ3(Devil May Cry 3)@wiki カプコンより発売されているスタイリッシュアクションゲーム、デビルメイクライ3(DMC3)の攻略wikiです。 2chや各サイト様の情報をまとめています。 不適切や不明瞭な箇所などがあれば、随時編集を宜しくお願いします。 好評発売中! タイトル デビルメイクライ3 ジャンル スタイリッシュ クレイジーアクション 対応機種 プレイステーション2 開発元 カプコン 発売元 カプコン プレイ人数 1人 発売日 2005年2月17日 価格 6,980円(税込) 対象年齢 15歳以上対象 備考 タイトル デビルメイクライ3スペシャル エディション ジャンル スタイリッシュ クレイジーアクション 対応機種 プレイステーション2Nintendo Switch(DL販売のみ)Steam 開発元 カプコン 発売元 カプコン プレイ人数 1人 発売/配信日 PS2:2006年2月23日Switch:2020年2月20日Steam:2006年5月23日 価格 PS2:3,990円(税込)Switch:1,990円(税込)Steam:2,027円(税込) 対象年齢 15歳以上対象 備考 ソースネクスト製は2006年6月30日に販売。 タイトル デビルメイクライHDコレクション ジャンル スタイリッシュアクション 対応機種 PS3Xb360 開発元 カプコン 発売元 カプコン プレイ人数 1人 発売/配信日 2012年3月22日 価格 PS3:4,800円(税込)Xb360:4,800円(税込) 対象年齢 15歳以上対象 備考 タイトル デビルメイクライHDコレクション ジャンル スタイリッシュアクション 対応機種 PS4XbONESteam 開発元 カプコン 発売元 カプコン プレイ人数 1人 発売/配信日 2018年3月15日 価格 PS4:4,389円(税込)XbONE:3,996円(税込)Steam:3,694円(税込) 対象年齢 15歳以上対象 備考 リンク HDコレクション 日本公式ページhttps //www.capcom.co.jp/devilhd/ Switch版 日本公式ページhttps //www.capcom.co.jp/devilmaycry/3/ 日本公式ページ(通常版) ※リンク切れhttp //www.capcom.co.jp/devil3/ 日本公式ページ(SE版) ※リンク切れhttp //www.capcom.co.jp/devil3_se/ 2chスレDevil May Cry 総合 … 家庭用ゲーム板2ch検索 Devil May Cry Devil May Cry 総合攻略スレ【mission 9】http //kohada.2ch.net/test/read.cgi/goveract/1357334898/ YouTubeで動画検索 「DMC3」YouTubeで動画検索 「Devil May Cry 3」 ニコニコ動画で動画検索 「DMC3」ニコニコ動画で動画検索 「DMC3 -実況」 ニコニコ動画で動画検索 「デビルメイクライ3 -実況」 ~Tales of Alyucadia~ ※リンク切れhttp //toal.jp/ コンボ動画、各種攻略情報等 元保管庫 ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/naitomea472/ 技威力、敵の耐久値、敵のフィアー値、その他攻略情報色々、動画、やり込み等 ラマダモンスターファーム ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/yamada496/ 攻略動画 幻惑せし化身の間下記に移転 フェリシア観察日記http //comrune.seesaa.net/ 上記サイトであげられていた動画がDL可能 リアス式馬小屋http //riasisrevt.blog47.fc2.com/ M2タイムアタック等 DevilMayCry3攻略スレまとめ(仮) @ wikihttp //www7.atwiki.jp/2ch-dmc3/ DMC3-発売後情報まとめ ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/dmayc3/index.html 技威力、公式のマニアクスまとめ等 TST/TrueStyle Tournament ※リンク切れTST3 - http //www.phantombabies.net/videos/TST3/ TST4 - http //www.phantombabies.net/TST4/ 海外の非公式のDMC動画大会。日本人も参加・優勝している。 デビルメイクライ3攻略 ※サービス終了に伴う閉鎖http //www.geocities.jp/no0sloter/devil/ デビルメイクライ3SE(スペシャルエディション)攻略 DMC-GH.COMhttp //dmc-gh.com/dmc3se/ デビルメイクライ4(Devil May Cry 4) @ wikihttp //www13.atwiki.jp/dmc4/ ※本wikiはDMC4wikiを基に作成されています。 閉鎖したWebサイトの見方 ウェブアーカイブから閲覧できる場合がある PS2版3(SE)の公式サイトではFlashが使われているため、Ruffle等の代替ソフトが必要 コメント HD化おめでとう! -- 2011-11-23 00 54 16 HDコレクション発売日決定おめでとう! -- 2012-01-01 14 47 25 M01-05を追補してくれた人は神だ ありがとう -- 2012-03-13 01 10 32 隠しコマンド使うとセーブ不可になる? -- 2012-03-24 17 19 24 裏技 -- 2012-06-16 12 53 30 HD版死ね -- 2012-11-24 00 13 02 オンデマンドHD版も死ね -- 2013-04-21 09 14 40 素晴らしいwikiです!感謝感激 -- 2013-05-04 12 11 18 わかりやすい -- 2017-07-14 11 03 14 クソゲー -- 2021-09-01 20 59 45 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/461.html
DEVIL MAY CRY ◆AZWNjKqIBQ ゆらり ゆらり かたかた ――ことん。 藤乃静留の心の中で揺れていた天秤。 暗い森の中で見つけた手練の男を死を賭して討つか、はたまた己の身を守るため引き下がるか。 ゆらりゆらりと揺れ僅かな逡巡はあったものの、しかしそれは容易く片方へと傾き――決断はなされた。 しばらくの後。 山の裾野の一角に、ざくざくと土を踏みしめそこを街のある方角へと下っていく静留の姿があった。 乱雑に樹木が立ち並ぶ暗がりの中をすり抜け、文字通り逃げるように進んでいる。 それはつまり、見つけた獲物は獲り難しと見送ったということに他ならない。 「(考えが甘い言うんはわかってる。……けど、一個しかない命。ただであげることもあらせえへん……)」 心の中の秤。その片方に載っていたのはなつきを守るために彼女の敵たる存在を討つという目的だ。 この殺し合いのゲームとやらが最後の一人以外は決して勝者と認めぬのなら、己も含めなつき以外は全て落とすべき存在である。 先ほど出合った眼帯の男が何時か敵となる可能性はゼロではない。 ましてやなつきと相対する可能性があるのならば、誰彼の区別無くここで討って落としてしまいたい……という考え。 そしてもう片方に載っていたのはなつきを守るために己が命もまた大事にするということ。 彼女を守るべく動いている人間が己一人と言うのならば、ゲーム半ばで無駄に命を散らすのは得策ではない。 あの眼帯の男の力量はどう見積もっても自分以上。 そしてまた彼はこちらが向かえばそれを討つのに躊躇いはしないだろうとも思える。 試しに打ちかかり、失敗したならば命乞いをすればいいなどというそんな無様な真似も決して通じはしないだろう。 ならば、一度は見逃してもらった命を無駄にすることはなく次の機会を待つというのも……一つの選択。 「(いらちのあの子が突っかかれへんかは心配やけど、十中に八九は問題あらへんはず……)」 天秤に載せていたのは己の命だけではない。 山を降りるもう一つの要因としては、彼が少なくとも今は積極的に人に襲い掛かるような人物ではないと考えられることもある。 事実、自分という危険だと判明している相手に対しても積極的ではなかったことがその証明だ。 それに加えて彼が口にしていた首輪を求めているという言。 想像してみるならば恐らくは主催者の縛より放れこの島よりの脱出を目論んでいるのだろう。 口振りからすればそこに思い当たる所があり、他を無視してそれを成そうとしているのではと思える。 「(せめて、なつきのことをよろしく言うとったほうがよかったやろうか……)」 それは虫のよすぎることかと静留は暗闇の中で一つ苦笑する。 無視してくれるだけでも上々なのだ。藪をつついて蛇が出てきたならば元も子もない。 この島から抜け出す手段があるというのならそれは一考の価値があるかも知れなかったが、しかし所詮はそこまでだ。 島から逃げ出すということが主催者より逃げ出すことと同義かというと決してそうとは思えない。 曖昧で保障もなく、都合のよい希望に惑うは愚の骨頂。 やはり、愛するなつきを生き残らせて優勝させる――それしか道はなかった。 ざく――と、もう一歩。決して早くはないが弱った身体に気で鞭を入れ静留はただただ山を降り続ける―― ◆ ◆ ◆ 山を降りはじめて小一時間ほど経ちそろそろ街に出ようかという頃。 静留の動きは先よりも目に見えて緩慢となり、揺れる髪は儚げに、足音は弱々しくなっていた。 一つ二つと気を張る山場を越え、さて街に下りれば一休みもできるだろうと考えたのが悪かったのだろうか。 それとも真っ暗で単調な木々の中を取りとめもなしに進んでいたのがいけなかったのか。 必死の思いで張っていた気が僅かに緩み、無視していた疲れと痛みが重く圧し掛かってきていた。 「ここはあんじょうきばらな……なぁ…………」 静留を蝕む数々の負傷が主張を強くし、彼女の足を強く引っ張っている。 肉を抉り取られ感覚の鈍い手首。血を流し錘が入ったかの様に重い脚。罅が入り呼吸を妨げる肋骨。 打身の数は数え切れず、後頭部の鈍痛は時が経つと共に重さを増してくる。 加えて、数時間ほど前に湖の中へ飛び込んだことにより全身はずぶ濡れで、夜風に熱を奪われた身体はまるで石の様。 この一日足らず、駆けずり回り戦い通しでろくに休まず、また喰うものも僅かだったが為に疲労の量を示す針は頂にまで達していた。 「…………えらい暗いわぁ」 往く先。目の前の景色はその先の運命を暗示するかのように暗く、静かで、寂しい。 失われた血の量が多すぎたのか、湖に飛び込んだせいで風邪でもひいたのか、目が霞む。 曖昧模糊な道行。 しかし彼女はただただ進む。 選んだ道は一つでそれ以外は無い。とするならば、進んでいる限りは間違いではないとまるでそう言うかのごとく。 撓み崩れそうになる身体を気迫の糸で縛り上げ、修羅は闇夜を一人往く。 そしてまた少しの時間が経ち、静留はついに山を抜け月光を全身に浴びれる所まで辿りついた。 それで身体が癒されるわけではないが、白い光の雨は鬱々とした暗闇の中にいるよりかははるかに清々しい。 一呼吸。軋む身体の悲鳴を無視し大きく透明な空気を取り込み、そして明るく輝く白い月を見上げる。 「――――あ」 そう、月を見上げ彼女はそれに気付く。気付いてしまう。 白い月の傍らに紅く輝く妖星――姫星。それが、いつもより大きくはっきりと禍々しく輝いていることに―― ◆ ◆ ◆ 「(今の今まで気付かへんかったいうんはおかしい……せやったら、涌いて出てきたいうんやろうか。……いや)」 一度二度と見直しても紅く輝く媛星は無くなりはしない。 無かったはずの――ここには無いと思っていた媛星は現実として見上げる夜天の中に存在していた。 それは何故か? 「(――現れたんやない。”見える”ようになったんやわ……今頃になって……)」 静留はこのゲームのルールを神崎が説明していた時のことを思い出す。 そこで彼はこう説明していた――力は制限されており、そしてその制限は時間の経過により解放されてゆくと―― つまりは媛星は急に現れたのではなく、実際にはその逆。 ついさっきまではHiMEの力を制限されていた静留の方が見えていなかっただけ……と、そういうことに違いなかった。 「せやいうことは――……」 HiMEには二つの力がある。 一つはHiMEに備わった高次物質化能力により虚空から武器を取り出す”エレメント”の力。 これには制限が掛けられておらず最初から問題なく使用できた。 もう一つは”チャイルド”と呼ばれる力。 触媒と呼ばれる愛する人への強い想いと媛星の力とが感応して呼び出される魔獣――想いの子。 これはゲームが開始された当初は使用できなかった。 HiMEの運命を束縛し、またHiMEたらせる媛星の存在がなかったのだからそれも当然と言えた。 そして現在。 彼女達に掛けられていた制限というものは緩み、空に浮かぶ媛星を見せている。 これはHiMEとしての力が十全に使えるようになっていることを示していると言えるだろう。 つまりは、”チャイルド”の召喚も今ならば可能だと―― ◆ ◆ ◆ 月光に照らされる蒼い草原の中で静留は神妙な面持ちで媛星を見上げ、そしてその視線を地へと下ろした。 目の前にはチャイルドを呼び出すに十分な広さをもった空間がある。 チャイルドが本当に召喚できるのかどうかを確かめるのならば、後は実際に試してみるだけでそれは容易い。 チャイルドを召喚するに必要な要素は先に述べたように2つある。 一つは今現在天上に浮かぶ媛星――正確にはそこから零れ出てくる星の力。これがチャイルドの原型となる。 そしてもう一つは触媒。そのHiMEが最も愛し想う者。その者への想いがそのままチャイルドとの契約となる。 静留にとっての触媒は彼女が愛してやまず、またこの殺し合いの中で守ろうと躍起になっている”久我なつき”である。 つまり逆から考えれば、チャイルドの召喚の成否が彼女の生死の判定にそのまま結びつくとそういう訳でもあった。 静かに息を吐き出すと静留は目の前の空間に集中し清姫を呼び出そうと試みる。 もし現れなかったら……と考えると身が竦んだが、しかしやはり事実を知りたいという気持ちの方が勝った。 どちらにせよ近くある放送で知らされるのならばそうは変わりはしない。ならば少しでも早く決心したい。 「――清姫、おいで」 その囁きに応じたのか、次の瞬間景色が歪み彼女の目の前へと巨大な影が浮かび上がる。 蜃気楼のように朧なその影は見る間に存在感を増してゆき、数秒と待たずに実体を持って顕現を果たした。 それぞれが人を丸呑みにできほどの巨大な顎を持った六つの蛇頭。 六体の蛇は根の部分で一つに繋がり、そこから伸びるのは更に二周りほど太くそして長大な尾。 鎌首を擡げればその高さは10メートルほどにはなり、その異形は”八岐大蛇”を連想させる。 透き通るような真白の月下にこの地において初のチャイルド――清姫が遂にその異形を現した。 ◆ ◆ ◆ また少しの時間が経ち、静留は街中にある大聖堂へと辿りついていた。 なつきの生存が一応でも確認できたのなら、放送までの少しの時間を休息に使おうと考えたからだ。 一息つくためならば別にそこらの民家にでも入り込めばそれでことは足りたのだが、 しかし清姫の巨体も一緒に隠せるほどとなると近くにはそこしかなかったので彼女は少し足をのばした。 清姫にしても別に召喚したままでいる必要はない。 そうなのだが、しかしもし次に試みた時に召喚できなかったらと思うと……、 その時になつきの死を知ることになるかもと思うと、その恐怖に静留はチャイルドを消し去ることはできなかった。 結果、静留は清姫の蛇頭に腰を下ろして夜の街を進み、そして大聖堂へと行き当る。 「しかし、えらい散らかりようで……」 清姫を端の暗がりの中へと寄せると、静留は聖堂の中を振り返りその惨状に溜息と苦笑が半々の息を漏らした。 空から爆弾でも落とされたのか、一方の壁には大穴が空き天井も半ば失われそこから月を覗かせている。 明かりを必要としないのはありがたかったが、吹き込む風はひやりと冷たかった。 「……清姫は行儀ようしとるんよ」 一つ身震いすると、静留は着ている制服に手をかけそれを身体から滑り落としてゆく。 所々に血痕の残る破壊と死の舞台の上で露にされる裸体はやはり修羅のそれである。 染み一つなかった白い肌は今や見る影も無く、青と赤と黒が斑と――まるで鬼の彫り物かといった風に浮かんでいた。 なんら感慨はないのか、静留は鞄の中から一枚のシーツを取り出し羽織ると椅子を一つ起こしその上に蹲る。 想い人を守るために修羅と化すと決心したからには、泥をすすり石に噛り付いてでも生き延びなければならない。 味覚も麻痺したのか、灰の塊にしか思えないようなパンを齧り、静留は生にしがみつく。 修羅の姿。修羅の想い。修羅の眼差し――紅く浮かぶ妖星を瞳に映し、思考し、思いつめ、想いつめる―― ◆ ◆ ◆ 「(清姫は召喚できた。せやけど、それは――…………)」 暗がりの中でとぐろを巻く巨蛇の力は凄まじい。 チャイルドがいれば、ここから先の闘いは独りであった時と比べれば格段に楽となるであろう。 本来なら手が届かないような相手と相対しても、おめおめと逃げ出す必要も無くなるかも知れない。 同時に、なつきもチャイルドを召喚できるようになっているのだとしたら、それも安心できる一つの材料だ。 だが、しかし―― 「(うちが負けたら、なつきが……死ぬ)」 ――それ相応のデメリットもまた存在した。 チャイルドとは想い人の命を賭けて契約することで得られる力。 その契約が破綻――チャイルドが敗北し失われれば、当然の帰結として賭けていた想い人も失われることになる。 静留の場合、その想い人――チャイルドの触媒は久我なつき。 つまり、今彼女は久我なつきの命をその背に直接負っていると、そう変わらない状態であった。 また、逆の場合としてチャイルドより静留が先に死んだとしても、それは都合のいいことではなかった。 契約者であるHiMEを失ったチャイルドはただの暴走する力――オーファンと化し、触媒を喰らおうとする。 オーファンはこの島の中のどこかにいるはずのなつきを誰よりも上手に探し出し、襲うだろう。 「(もう、適当なところできりようあげるっていうんは無し、ていうわけやね……)」 死力を尽くし、あらかたの敵を蹴落とせば修羅として戦場に散る。散ってもいいとは考えていたがそれはもう叶わない。 これより先一切の敗北は許されなくなってしまった。 自らの死が愛する人の死に直結する――手に入れた力よりもそのリスクに静留の身体振るえ、竦む。 「(なつき…………)」 赤毛の少年。眼帯の男――チャイルドがいてなお勝てるかどうかわからない、そんな存在に心当たりがある。 そしてそんな人間は彼ら2人だけとは限らない。 それならば、清姫の存在は足枷にも近かった。守りたいが故にますます戦えなくなってしまう……。 修羅の道。 一本だけだったそれをただ邁進すればいいと考えていたのに、それは急速に狭くなり最早一本の糸のよう。 そしてここに来て戻ることも、道半ばで倒れることすらも許されなくなってしまった。 どれだけ心細く危うかろうとその一本の糸の上を渡らねばならぬのだ――流れる時もまた愛する人を奪うが故に。 放送までの間もない時間。静留は蒼くなった唇を噛んで震えを堪え、耐え忍ぶ。そして―― ◆ ◆ ◆ ”――私、極上生徒会書記の蘭堂りのです――” それは唐突に始まり、放送の後に動こうと支度を進めていた静留をひどく驚かせた。 あらかたの荷物を纏め終わり、その中にあった一着の着物に袖を通していた彼女は一旦それを止め耳をすます。 ”――みなさんに、伝えたいことがあります――” しかしそれが音として聞こえてきているのではないことに気付く。 元々そういうことができる人間だったのか、それとも自分と同じように今になって力が開放されたのか、 ともかくとして静留はその声に耳を傾けてみた。 ”――えと、なんて言おうかな……あの、もう、やめません……か?――” ドクンと心臓が強く波打つ。 誰に向けての言葉か、何のための言葉か、もうこれだけで察することができてしまったから。 咄嗟に耳を塞ぐ……が、しかし心に直接伝わるその言葉は容赦なく静留の中へと入り込んでくる。 ”――こんなことを続けても、みんなが悲しむだけだと思うんです。仕方ない、っていうのもあるんだろうけど――” 仕方ないのは百も承知。解っているのならば口を閉ざせと静留は声の主へと罵声を飛ばす。 だがしかし、彼女の言葉は向こうへとは伝わらない。ただ、向こうからの想いが伝わってくるだけ。 ”――だからって、それじゃあ悲しみが続くだけだから。連鎖は、誰かが断ち切らなきゃダメだと思うから――” どこかで聞いたようなことだと毒づき、そして静留は一人の少年のことを思い出す。 彼も哀しみの連鎖を断ち切ろうと訴えていた。死者として名前を読み上げられたことはないが今頃は何をしているのか。 ”――子供っぽい、調子いいこと言ってるかもしれないけど、私は、みんなに笑って欲しいんです――” 子供っぽく、そしてやはり調子のよいことだと静留は失笑を漏らす。 そんなご都合が通じるならばここに修羅は立っていない。愛する者の為に心軋ませる鬼は存在しない。 ”――みんなに、みんなにとっての、極上な日々を目指して欲しい。それだけが、私の望みです――” ……極上な日々? その言葉に、静留は記憶の川を遡り、黄金に輝く日々に、極上の日々にへと――思いを馳せた―― ◆ ◆ ◆ 風華学園生徒会会長である藤乃静留と、学内随一の問題児である久我なつきの出会い。 それはお話として語るならば、陳腐なほどにありふれていて、また美しくも悲しいものであった。 最初の出会いはまだ新緑が目に眩しい頃。 学園の規範を守るべく活動する執行部に呼び出されたなつきを生徒会室で見たのが全ての始まりだった。 一度だけならば気にもとめなかっただろうが、それは二度三度と続き程なくして珍しい光景ではなくなる。 生徒会室の常連となり、毎回犬のように執行部へと噛み付くなつき。 静留が彼女へと声をかけたのは、最初はただのおせっかいだったのかもしれない。 会う度に、交わす口数が一言二言、三言四言と増えてゆき次第に打ち解けあうようになる。 静留が新鮮だったのは、なつきの誰に対しても物怖じしない態度であった。 良家のお嬢様であり誰に対しても丁寧を強要され、また他からもそうされ続けてきた人生。 そんな風に生きてきた静留にとって、なつきのぶっきらぼうで思ったままにぶつけてくる言葉はとても心地よいものだった。 ある日、執行部に捉まっていたなつきを機転を利かせて逃したことから二人の仲は進展を見せる。 その頃から二人は互いに名前で呼び合うようにもなっていた。 なつきには何やら重い事情があること、そのために危険を伴うことをしていることには気付いていたが、 しかしそれを打ち明けないのは、彼女がその優しさゆえに自分を巻き込まぬようにしているため。 そう理解していた故に静留はそれを黙認し、できうる限りの協力をした。 己が彼女に想う心もそっと伏せて、今の極上の日々を守るために――…… そして月日は経ち、静留はHiMEのことを知り、自身もHiMEとなる。 その時から彼女はなつきのために命を使うと決めている。 なつきも、なつきのチャイルドを討つこともできない。触媒が彼女である故に自らのチャイルドを捨てて権利を放棄することもできない。 最初から死ぬつもりだったのだ。 故に、藤乃静留に――HiMEという運命に捕らえられた彼女に、取り戻すべき”極上の日々”などというものは存在しない。 ◆ ◆ ◆ 静かな、夜風もなく月光だけが無音で差し込む静謐な聖堂の中に、美しい修羅が独り無音で立っていた。 絹織りの純白の――まるで死装束の様な振袖に身を包み、静留は粛と立ち時が過ぎるのを待つ。 その姿に先程までの疲弊した面影はない。身体の調子は変わらずとも決心が芯となり彼女を立たせたいた。 後、百も数えぬ内にこの島での丸一日は終わりを告げ、そして新しい一日が始まる。 その一日が始まれば、美しい鬼女は決して戻れぬ修羅の道へと足を下ろす。 守るべき久我なつきが何処にいるかは全くの不明。当てもない。 だが目の前の清姫を見れば生きているのだけは分かるし、静留にとってはそれで十分だった。後は決めたことをこなすだけ。 赤い血で手を汚した己に最早愛される資格はなし。ならば修羅に成りきればいい。 藤乃静留であることすらも忘れて、この夜に修羅の道を真っ当するまで。 失敗は許されない。最善はなつき以外を全て討って落とした上で自害し、清姫を彼女に討ってもらうこと。 そのための毒――シアン化カリウム入りカプセルも、都合よく手元にある。まるで宿命かのようにお膳立ては揃っている。 なつきは……悲しむだろう。優しい子だから、きっと絶望の淵にまで追い込んでしまうに違いない。 しかしそれも生きていればいつかは癒える。 例え消えない傷が残ろうとも、何かが破綻しようとも綺麗な死などという都合のいい夢は見ない。 愛する者は全力で生かす。生きていなければ所詮は全部嘘で、現つは現つで夢は夢。逃避はしない。 月が天上の最も高いところを超えたならば、そこからはもう唯の修羅。 戦うことに残された時間は少ない。なので一心に、他の全てを捨て唯一人の阿修羅姫に。 だから、それまでの内に終わらせておこう。 内に残った人としての最後の心。 それを涙と流しておこう。 流し尽くしておこう。 美しい阿修羅姫が独り。月下の中で白く白くただ静かに、ひっそりと悲恋を嘆き涙を流している――…… 【E-3 大聖堂/一日目 真夜中(放送直前)】 【藤乃静留@舞-HiME運命の系統樹】 【装備】:殉逢(エレメント)、清姫(チャイルド)、真白な振袖 【所持品】: 支給品一式×3、シアン化カリウム入りカプセル、愁厳の服、シーツ、首輪(刀子) 古青江@現実、虎竹刀@Fate/staynight[RealtaNua]、包丁2本、コルト・ローマン(0/6) ビームライフル(残量0%)@リトルバスターズ!、ラジコンカー@リトルバスターズ! 木彫りのヒトデ1/64@CLANNAD、玖我なつきの下着コレクション@舞-HiME運命の系統樹 【状態】:疲労(中)、全身(打身)、後頭部(打撲)、左太股(刺傷)、左脇腹肋骨(罅)、左手首(銃弾による擦過傷) 【思考・行動】 基本:修羅となりて、自分も含めたなつき以外の参加者を皆殺しとする。 0:放送を聞く 1:人を探し出し、なつきでなければ殺害する。 2:なつき以外の全員を殺害し終わったら自害する。 3:清姫(=なつき)がやられることだけは絶対に回避。 4:眼帯の男(九鬼耀鋼)、衛宮士郎など強者を警戒。 【備考】 ※登場時期は”星詠の舞”が始まるより前です。 ※チャイルド(清姫)を召喚できるようになりました。 ※士郎より聖杯についての情報を得ました。 207 Is it justice? No, it is a cherry blossom 投下順 209 第四回放送―Reason To be ― 205 CROSS††POINT 時系列順 206 奈落の花 203 エージェント夜を往く 藤乃静留 219 relations