約 3,427,940 件
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/1669.html
管理人の日記/2017年01月02日/初戦 #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/639.html
#blognavi お疲れです。 8月ももうすぐ終わり、9月です。シンの誕生日じゃん!何かできるといいけど、どーだろ。 うっかり、GYAOでエリア88とか全12話見てしまった。サラが出てないって言うか、途中? こんな展開だったっけ? リョウコさんってデザイナーやってたような気がするし、サキの母上もできてきたような。 ま、記憶の彼方です。 カテゴリ [つれづれ] - trackback- 2006年08月28日 23 08 46 #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/956.html
管理人の日記/2007年10月18日/左手にフライパン #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/835.html
#blognavi って、自分のじゃないですよ。会社で社有車を購入したのです。久々に仕訳ネタです。 車両運搬具(税込請求額)/当座預金 仮払消費税 /車両運搬具 当初、管理人はこんな単純な仕訳をしていたのですが、さすがに上司から乱暴な仕訳だと言われてしまったよ。まあ、確かに、車両以外の付随費用までひっくるめて車両運搬具にしてましたから。その後、ちょびっと修正したのですが、まだ、消費税をきちんと計算してませんでした。リサイクル費用って、その費用の一部のみ課税なんですね。知らなかった。 ここで思ったのは、車一台買うのにあれこれおまけが付いてくるなってことです。販売店によってこの辺りはもしかして千差万別なのかもしれないけど。 最終的にはこんな形になりました。小切手で支払いです。 車両運搬具(課税対象額+消費税)/ 仮払消費税 /車両運搬具 保険料(自賠責保険) / 租税公課(自動車取得税) / 租税公課(自動車重量税) / 車両費(リサイクル費用) / /当座預金(税込請求額) 消費税計算とか、後でしないからなあ・・・。 よその会社はどうしているんだろう。 カテゴリ [スタック] - trackback- 2007年03月29日 21 55 49 #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/778.html
#blognavi タイトルとりあえずこれで行こうかな。 今年も残す所あと3日という年の暮れに、ついに現れた住職。彫照寺に間借りしている伊々室神社の神主アスランは、村で唯一の食料品店、ファミリーショップ・鷹屋の帰りに見つけた不審者が、まさか僧侶とは思わずに声をかけていた。銀髪に似合わない袈裟姿はどこの狐の妖怪だろうと思ったのだ。 あの格好がなければ僧侶だなんて思わないよな。 線香の匂いに塗れ、木魚を叩き、念仏を唱えている姿を想像できない容姿だった。凛と張り詰めた空気を感じるけれど、内にあるものは別のものようだった。 「まさか、本当に来るなんて」 しかも絶対に曰く付きだ。 隣の神社が火事で消失しても、連絡一つ寄越さなかった宗派だ。勝手に間借りしてもいいかと問い合わせた時も音沙汰なし。それほど程に無視されていた寺にやって来る僧侶が、只者であるはずがない。 どうせ今年も、隣の彫照寺の分まで掃除をし、年末年始が大忙しになるだろうと踏んでいた。年末にかけて洗濯機の調子が悪くなり、悪天候も重なって中々片付かない。この時期、大掃除と大洗濯はセットである。ずるずると先延ばしにしていると気がつけば今年も残り3日となっていた。 新年を迎える準備だけはしようと食糧も買い込み、掃除グッズも揃えたのだ。今はそれが功を奏して、半分は彼の手にある。 髪を首の後ろで括り、襷がけして、屋根の上に跨る彼の手にはピンクのビニール手袋がはめられている。 イザークと言ったっけな。お坊さんの癖に短気だ。 昨夜の夕食の席で軽く自己紹介をした彼らは、初日から噛みあわなかった。仏門のイザークが経文を唱える傍らで、アスランはさっさとぱくついていた。便利なものを使うことに躊躇のないアスランの神社の裏方は田舎には有り得ないほど近代的で、自作の食器洗い機が回り、風呂も全自動追い炊き機能的。使い方を説明しようとしたら、『それくらい俺でも分かるわっ!!』と怒鳴ってからの彼が10分はバスルームで悪戦苦闘していた姿を思い出す。 翌日は朝早くから、雨漏りの修理から始めると言って張り切って登っていった。 それを見上げているアスランの手にはバケツと雑巾があった。 「大体、貴様のその格好はなんだ」 「あっ、これ? 去年貰ったんだ。福袋に入っていたはいいけど、家族の誰もサイズが合わなかったのだそうだ」 着ているトレーニングウェア引っ張る。袈裟姿よりも断然動きやすいと思ったアスランがもう一着あると告げた。 「サイズが大きいのがもう一つあるんだ。着るか? 汚れるだろ」 数秒の間を置いて彼は真っ黒な袈裟と目で追い、短く「ああ」と寄越した。 2:虹の彼方に おかしな奴だった。 こんな片田舎で意外と文化的な生活を送っているかと思えば、奴は常に微妙な妖気を漂わせていた。「今日中に掃除をしてしまわないと!」と言う割にはのんびり、庭の石を拾って、奴の居場所、神社へと置きに行っている。 今までにいなかったタイプだ。 行動が意味不明だった。 何十人と修行僧がいるお山にはそれは多彩な人材が揃っている。本場インドで修行してきて女好きだったり、歌手に転進したり、大人しそうに見えて小姑だったりだ。イザークはその中でも折り紙つきの目立つ存在だった。 容姿もさることながら、お山の修行僧の中では既に実践に借り出される程の法力だったのだ。先輩であるミゲルについて、各地に飛んだものである。しかし、竹を割ったような性格と熱しやすさから、期限付きで頭を冷やせと言われたのだ。 聞いたこともない田舎の寺。 実践だけでなく、日々文献を漁り、教義を深めていたイザークには見知らぬ寺の存在は驚きだった。本尊こそ、無冠の虚空蔵菩薩であったが古さで言えば国宝級とまではいかないがそれなりに価値のあるものだろう。 「何が『これが現実だ』だ。ただ、手を抜いているだけだろうが」 最後にかかわった調伏の仕事で止めをさそうとしたら、まだ早いと止められた。食って掛かったイザークはミゲルから、「まだ金になるだろ?」と言われてぶちきれた。 そして、今に至る。 「金儲けなどと、くだらん」 イザークがふいに視線を逸らした先で何か黒いものが翻った。 なんだ、あれは俺の仕事着・・・!? 竿に干され、風に吹かれて棚引いている。黒い袈裟も法衣もバタバタと舞っていた。 「貴様、何をやっている!」 屋根から飛び降りて、指差してズンズン進む先は洗濯竿。 あー、とポンと手を叩いたアスラン。 「乾燥機も作ればよかったか?」 「そういう意味じゃない!」 タオルやTシャツに混じって袈裟がはためいているのだ。ありがたみも合ったものじゃない。イザークは米神を押さえて、神官から視線を外した。 仏門には仏門のやり方がある。 「まあ、いいさ。今日から俺は宿坊だからな」 「ふーん」 寺の前の道を左に進めば店らしき建物があった。昨日の奴の買い物はそこでしていたものだろう。まだ時間もある、こんな得体の知れないやつの世話になってたまるか。 イザークがフンと鼻を鳴らして本堂へと向かった時、アスランが思い出したように声を出した。 「あ、そうだ。そっちはガスと水道、止まってる」 なんだと!? 彫照寺はかれこれ一年以上も無職の寺、当然である。 「今すぐ開通させろ!」 「その前に本堂の掃除だ」 三角巾で頭を多い、マスクをしたアスランが晴れやかに言った。 既に晦日の午前中が終わろうとしていた。 ぐだぐだいって進みません。 正月も終わったというのに、晦日ですよ。 カテゴリ [ネタの種] - trackback- 2007年01月09日 20 56 22 #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/1632.html
管理人の日記/2014年04月06日/直った? #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/822.html
管理人の日記/2007年03月13日/胴体着陸 #blognavi
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/204.html
Dungeon B7 Ice Spring - 1 スペルに光が満ちて、テレポートが発動する。 同じくして、ドラゴンのブレスが放たれた。 眩しすぎる光。 遠く聞こえる衣擦れの音。まだ麻痺してうまく音を拾えないシンの耳は、それが名前を呼ぶ声だと分かると急激に覚醒した。 そして、手の届く位置に転がるステラを見て安堵し、あたりを見回した。ルナマリアもレイも倒れてはいるが息はある。そして、そこが今だ地底の凍った湖の上だと死って愕然とした。さっきまで対峙していたドラゴンの背が見える。 「そっ、そんな・・・」 テレポートできなかったのだ。 「ちくしょうっ! ここで終わりかよっ」 上半身を起こしていたシンが、氷の地面に拳を打ち付ける。いや、打ち付けるはずだった。 「そうでもないさ」 シンの拳を掴んでいる氷のように冷たい手に、ばねのように起き上がって見上げる。 「無茶苦茶寒いな、ここ」 「アンタ・・・アスラン?」 「俺のやったスペルカードを使っただろう。いきなり転送されたぞ」 少々悠長に話す相手は、ノームの村のアイテム屋の主人。あまりに暢気に笑われるから、シンは一瞬、この場の状況を忘れた。 ドドォンとドラゴンが頭をめぐらして、ハッと我に返る。 「話し込んでいる時間はないな」 「何をいまさらっ!」 シンの目線になるように彼が膝を付く。この切羽詰った状況で、見つめられた瞳から目を逸らすことができない。蒼い髪も珍しいけれど、彼の瞳だって不思議な色だった。グリーンアイズ、だけど、その虹彩の奥で火花が散ってそうな。 「さて、シン。ここにアイテム屋います。君がすることは何だ?」 アイテム屋。 そうだ、この人はアイテム屋だ。 アイテム屋ですることなんて決まっている。だったら何を買うか? 「上の階で手に入れた金の腕輪がある」 だけど、買えるだろうか? だって、それはアイテムじゃない。 「それで?」 「リバースの発動」 例え薬草で傷口を治しても、アイテムで体力を回復するにはちょっとは時間がかかる。 もう一度、このダンジョンにチャレンジするなんてとんでもない。ここまで来るのに大変だったのだ。 だから、時を戻す。 時間は戻らないけど、過去の自分に警告を出すことはできる。 上級の術者じゃないと難しいそれ。だけど、この人はテレポートのスペルをわざわざカード化できるほどのアイテム職人だ。 「ここに降りる前の俺たちに、ドラゴンがいることを伝えたい」 「驚いたな。再挑戦するつもりか」 そういいつつ、彼は笑っていた。まるでそれを望んでいたかのように、手元のカードにスペルを書き込んでいる。無造作にスペルブックを取り出すことから、腕は確かな職人なのだと思い出す。 「いい瞳だ」 出来上がったカードを受け取り発動させると、シンの意識が違う現実にシフトした。最後に交わした言葉は既に、葬り去られるべき時間軸に載って、頭から掻き消える。未来が変わるのだ。 「ここまで来たの、お前が初めてだ」 氷の地底で、彼のグリーンの瞳だけがシンの記憶の片隅に残った。 Dungeon B7 Ice Spring - 2 「遺言どおり、ドラゴンかよっ!」 「ステラっ、行くぞっ!」 ゴーレムの最後の言葉に驚いた一行は、急いでできるだけ対ドラゴンとなるように万全の装備を整えた。 スピードブーツを履いて、動きを軽くした前衛の二人が、ドラゴンのブレスが来る前に切りつける。いつもより早く走れ、高く飛べる。 シンの一撃にドラゴンが膝を降り、ステラの一撃で頭を振る。 間髪おかずにレイの矢が打ち込まれる。 炎のブレスも来るタイミングさえ掴めれば直撃を食らわなくて済む。 氷の中の光る瞳がぼうっと光を放っている。それは美しい赤い色で、まるで戦っているリトル・レッドドラゴンのよう。 攻撃を除けながら、鋭い突きや横殴りを除け、少しづつ、お互い消耗しながら戦い続ける。 「このままじゃ、拉致があかないわっ」 いずれ、回復アイテムが切れて窮地に陥るだろう。それまでに目の前の敵を倒せるかどうか分からない。誰も、リトルドラゴンと戦ったことなどなかったのだ。シンとステラは言うまでもなく、ルナやレイまで。 「無茶言わないでヨ! ドラゴンが本当にいるなんて信じられる?」 「ゴールドドラゴン以外、死に絶えて久しいんだぞ」 「じゃあ、これは何なんだよ!」 話しながら弱点を探るが、そんなもの見つかるはずがない。 ドラゴンの動き、ブレスの方向、羽ばたきなど、注意して見ても、何の規則性など見つけることなどできず、その場その場の攻撃の対処をするだけ。あとは僅かな隙をついて切りつけるがどれだけ効いているのか分からない。 最初は結構いけると思ったのに。 膝を着かせるほどのダメージを与えられたのは最初だけで、今は、とんと効いているのか怪しいものだ。シンはドラゴンを見上げ、睨みつける。既に息があがり始めている。 「白い光・・・」 「はあっ、何言ってんだよ!?」 ステラの独り言が聞こえて、思わず聞き返していた。目の前のドラゴンは真っ赤な鱗を持っている。レイが打ち込む矢も氷の属性をつけて、少しでもダメージを増やせるようにしているくらいだ。 ブレスが来る。 デ、デカイ! 今までになく、強大なブレスにシン達は一気に壁際まで押しやられてしまった。 「色、変わった」 「だから、何のっ」 ソードを構え直すシンが、ステラを庇うようにドラゴンに向き直る。 「瞳のよ。氷の中の光・・・色が変わってるじゃないっ!!」 ルナマリアが急に叫ぶ。 さっきまで白かった光は、今は緑色で、そう言えば、始めてみた時は赤色ではなかったか。 シンはひらめき共に切りかかっていた。 ドラゴンがガクリと体制を崩す。 「これって・・・つまり」 「氷の中の瞳の色によって、ドラゴンのコンディションが変わるってことだ」 赤や緑の光の時に攻撃がよく決まる。さらに言えば、ダメージの大きさから言えば赤色の時がいい。 だって、おかしいだろ? こいつは小さいけれど、レッドドラゴンなんだ。 普通に考えれば、赤い光の時に強くなって――― ちょっと、待て。 それで行くと、ものすごい前提が崩れないか? シンの直感を代弁するように、レイが告げた。 「見た目に惑わされるな。こいつはレッドドラゴンじゃないっ!」 赤い光の時に弱体化し、炎の属性を纏ったシンのソードで大きなダメージを被る。 それはつまり、目の前のドラゴンが氷の属性を持つという事だ。 そうと分かれば、対処の方法もある。 もしかしたら、万が一がありえるかもしれない。 次の赤い光までシン達はひたすら力を温存し、準備を整えてチャンスを待った。 ルナがファイアボールのスペルを唱え、シンのソードとステラのナイフに炎の属性をつける。レイが炎の矢を放ち、赤い光の時、一行は一斉にドラゴンに攻撃を放った。 レイとルナマリアがひたすらサポートに回って、ステラとシンを補助スペルで強化する。 氷に対する防御を上げ、俊敏性を上げるスペルをかける。 「シン! 止めだっ!!」 大きくジャンプして、振り下ろされるソードがドラゴンの頭に突き刺さる。 その瞬間、ピシッと赤い角に亀裂が走った。 ついに、リトルドラゴンが力尽きて膝を折る。 竜の羽を力なく氷の湖に打ち付けて、地響きが起こる。 振動が収まった時、ドラゴンの瞳から徐々に光が消えていった。 そして、リトルドラゴンが息絶えると、湖の氷が溶け出し始めたのだ。 慌てて、上の階に避難するシン達は、途中の階で見つけた宝箱を改造して即席のボートを作る。それに乗ってそろそろと湖に繰り出した。 「この湖・・・このドラゴンが凍らせて、あれを守っていたのね」 ドラゴンの瞳が湖の中で光っている。 鋭いほどの青い光。 湖面に飛び込んだシンが、湖底で光る瞳に手を伸ばした。 ギョロリと瞳が瞬くのを知らずに。 シンはドラゴンの瞳を手に入れた。 続く 情景とかくどいですか。ああ、もっとうまく話がかけるようになりたい! なにわともあれ、ドラゴンの瞳ゲットです。
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/209.html
Level 21 「あうっ!」 刃が届く直前で透明な壁に跳ね返されて、ステラが部屋の壁にぶち当たる。 シンの時もそうだったが、己の周りに空気のバリアでも張っているかのようだ。 「女の子だからって、次はないよ」 微笑を湛えて、軽く手を一振りする度に、空気が割け、部屋の中のものが寸断されていく。 シンの髪も、ルナの服も余波を食らう。 狭い部屋がお城の大広間のように、時間が間延びしているように感じられるのに。 何もできずに接近を許すことほど口惜しいものはない。 腕の力だけでシンが這い出ても、よくなる方向に行くわけじゃなかった。 「ああ、もうちょっと何かないの!?」 「お前だって、メイジだろっ」 両手をひらひらさせて、メイジのトレードマークの杖がないことを見せる。 「まだ、見習よっ! カード無しじゃ魔法の発動なんてできないわっ」 ルナマリアがシンの荷物を取り上げて中をさばくるが、山のように買い込んだ回復薬や非常食のおかげで使えそうな物が見つからない。 「作戦会議は終りかい?」 月の光を反射して、剣がきらりと光る。 「あったっ! スペルカード」 ルナが取り出したのはアスランから貰ったカード。 カードのスペルはやっぱりテレポートで、ルナがスペルを唱えると、部屋の外のバルコニーの空間が口を開けた。 しかし、ステラが反対側の壁際に倒れている。 「行くわよっ!」 引きずられるように崩れたバルコニーに踊り出て、石でできた小さな空中庭園の静寂を突き破る。 「待てって!」 ルナが手を掴むけれど、ステラを置いていけるわけなかった。ずっと一緒にペアを組んできたのだ。 一歩一歩近づいてくるキラがルナが発動した魔法を見て腰に下げた剣を抜く。 剣筋は見えなかった。シンは殆ど勘だけで、声を出して衝撃が飛んでくる方向を予想した。 「危ないルナマリアっ!」 咄嗟に突き飛ばしたが、間に合わない。 ルナマリアがシンの荷物もろとも床に転がって、右肩に痛みが突き刺さった。 「かはっ・・・」 剣を抜かれた時にも同じだけの痛みを感じて、シンは両膝をついた。左手を肩にやれば、生暖かい血で濡れていて、少しでも触れようものなら痛みが脳天を突き抜ける。 右手は痺れて、空気さえ神経を刺激した。 過敏な神経が、刃が空を切る振動を捉える。 見開いたシンの瞳に映る一振りの前に、ステラが飛び込んで来る。 ああ、ああ・・・。 自分が食らうはずの魔法の一撃が全て彼女に。 ナイフをもった手が、だらんとぶら下がる。 彼女の懐から零れた金の欠片がシンの目の前に落ちて、感覚のない手で拾い上げる。 いやだよ、ステラ。 ナイフは何でもないのに、スプーンやフォークを握る手はまだぎこちなくて、光るモノにすぐ伸びるまだ小さな手。それが、シンの目の前で、力なく揺れる。 つまらないものを見るように、刃を小さな体から引き抜いて血糊を払う。 ステラがぐらりと傾く。 月光の中、崩れたバルコニーを越えて、血の糸を引いてステラが夜の大気に消えた。 Level 22 「シン! テレポートのゲートが閉まる。早くっ!」 ルナの声もどこか遠くて。 鉛のように思い足。 ルナが必死にテレポートの空間に引っ張り込もうとしているのに、シンはただステラの消えた夜の闇を見つめる。すぐそこにゲートがあるのに、敵の大将がさして急ぐ風でもなく歩いて来るのは、そんなシンの様子を見切っているからだ。 最期の時を迎えるだけのシンに、ゲートの中から声が掛けられた。 「君は、ここで死ぬつもりか?」 全員が目を見張る。 いち早く動いたのはキラで、風のようにシンに迫り、閉じようとするゲートから伸びた手がシンを無理やり引っ張り込む。 氷のように冷たい手にシンはびくりと身体を震わせて手の持ち主の方を見る。 ゲートが閉じるのと、キラが剣を振り下ろすのとは殆ど同時で、剣の切っ先がすぱっと持って行かれていた。 「今の声―――」 切っ先が欠けたまま鞘に収めて、さっきまで空間が開いていた場所を掴む。バルコニーの石の床に落とされた紫色の瞳が、中空に浮かぶ白い月を見上げる。 「そんなはず―――ない」 もう一度、自分に言い聞かせるように掃き捨てる。 「幻聴が聞こえるほどガタが来ているってことかな、はは・・・もう時間がないんだ」 黒い手甲に覆われていない手に視線を降ろし、ピシピシとひび割れる程、拳を握り締めた。 「地図もドラゴンの瞳も取り逃した、か。ジュールの杖が駄目なら、まずはあの王から何とかしよう」 夜の闇にその声は吸い込まれて、廃城はおろか、シン達を待つエルフのレイにさえ届かなかった。 「ギルに報告、すべきだろうな」 ルナマリアと血まみれのシンがテレポートで消えたこと、シンのパートナーの少女が廃城のバルコニーから落ちたことを。 続く よし、今回は短いぞ。って、そんなことより、なんだかますます違う方向へ転がりそうな気配、えっ、バレバレですって? うーん、そうかも知れませんね。
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/321.html
#blognavi 目の奥が圧迫される感じ。 瞼がはれぼったい感じ。 目の上が重い感じ。 四六時中、鼻がつーんとしている感じ。 早くも花粉症か!? 昨日からくしゃみが出始めて、今日、いきなり本格的になってきましたよ。あ~、だらけた生活送ってますからねえ、やばいですよね、今年ね~。ひどいことになりそうで・・・。アウチ。 今日は震災の日だけれど、ニュースはホリエモン一色ですね。何で今頃・・・と思ったけれど、どうしても、ああいう輩をギャフンと言わせたい連中がいるのかな。ライブドアの誰かがその蠢いている謎の勢力に買収されたと見た。 ライブドアの株式は半分が個人投資家という話だし、今日は全面安でしたね・・・。 カテゴリ [つれづれ] - trackback- 2006年01月17日 19 43 23 #blognavi