約 1,580,271 件
https://w.atwiki.jp/wipeouthd/pages/34.html
コース概観 Fowardとの違い 高速路の消滅 登り段差の増加によりバレルポイント追加 中盤カーブでコースアウトの危険がある バレルロールポイント 中盤3つスピードパッドが並んでいるところの後の大カーブ Rapir以上? バレル後機首を上げ続けることで、2回連続でバレルが可能 細い道を抜けた直後 Flash以上? スピードのクラスが低い場合は機首上げする方が安定する 終盤カーブ直前 全てのクラスで可能 ターボ使用ポイント Phantom攻略 Zone攻略 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/survivalpn/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1137.html
前ページ次ページBullet Servants ――退屈なときは、異なる世界の唄を歌おう。 我々とは森羅万象の法則が似て非なる世界、 近しくも異なるものたちが生きる世界の唄を。 神の左手ガンダールヴ。 勇猛果敢な神の盾。 左に握った大剣と、右に掴んだ長槍で、導きし我を守りきる。 神の右手がヴィンダールヴ。 心優しき神の笛。 あらゆる獣を操りて、導きし我を運ぶは地海空。 神の頭脳はミョズニトニルン。 知恵のかたまり神の本。 あらゆる知識を溜め込みて、導きし我に助言を呈す。 そして最後にもう一人……。 記すことさえはばかれる……。 四人の僕を従えて、我はこの地にやってきた……。 ――トリステイン魔法学院。 春の進級行事・使い魔召喚に沸き返るこの地にて、この物語は始まりを迎える。 「おおっ! やっぱ爆発だぜ!」 「これで一体何十回目だっけ?」 「さっすがゼロのルイズよねー!」 「見てみろよ、おい! あの煙の中から出てるの、どう見ても人間だよな……!?」 「やだー、かっこわるーい」 「どう見たって人間だよ。 さすがゼロのルイズだな! よりによって魔法がロクに使えないからって、平民を―――」 そこで、嘲りの波は消失する。 騒ぎの中心の爆発煙が晴れ始め、そこからのぞく、黒のスラックスを穿いた2本の足。 爆発により少々すすけている、黒のスーツ。 眼鏡をかけた端正な顔。 そして――――くすんだ金髪に、“人より長く伸びた耳”。 「エ、エルフだぁああああああああああああああああああああああああああっ!!!」 「あの、ゼロのルイズが……!?」 「よりによって、なんてモノを……!」 ――始まりは、とても唐突なものだった。 シド・フォルテンマイヤーとその執事アルフレッドの巻き起こした、オセロットシティでの反乱事件が全て終結したころ。 事後処理もひと段落し、我らも含め皆のスケジュールを必死に調整し、ようやくまとまった仲間達との楽しいピクニック。 ルダに恫喝交じりで促され、私もお嬢様とともに午睡を満喫していた――はずだったのだが。 「う、ん…………むにゃ……お嬢、様……?」 「……ック、リック! のんきに寝てる場合じゃないわよ!? 早く起きなさいってば!」 ホルスターの中に納まっている白銀の魔銃――ルダが、慌てた様子で私を呼ぶ。 普段は沈着冷静なはずの彼女が、ここまで取り乱すとは何かあったのか……? 「……ル、ダ? どうしたんです? そういえば、私は――――――――はっ、お嬢様!?」 急激に意識が覚醒する。 ルダの言葉に跳ね起き、辺りを見回すと――世界は一変していた。 まず、景色が違った。 そこは見慣れたトリスアの森ではなく――巨大な石造りの塀に囲まれた、大きな広場のど真ん中。 次に、人々が違った。 そこにいたのは、主の親友の少女とその忠実な女執事でも、私の親友や慣れ親しんだ同僚のメイドでもなく、 まして世話になった年長の戦友たちや、護衛のFBI捜査官でもない。 私たちを遠巻きにして不穏な表情を浮かべている、見知らぬ少年少女たち。まさか幻覚の魔法か? そして―― 煙が晴れていく。 私の隣にいた筈の、大地に横たわる少女の姿が少しずつ露になっていく。 「うう……こほ、けほ…っ」 「お嬢様、しっかりしてください! お怪我はございませんか!? 聖導評議会の奇襲かもしれません、すぐにアッシュ達を呼んで―――――お、お嬢……さ、ま?」 「ああもう……! 酷い目にあったわ! 今度こそ成功したと思ったのに……!」 ――そして何より、隣にいた筈の少女が、決定的に違っていた。 声が違った。 背丈が違った。 髪の色が違った。 胸の大きさが違った。 瞳が違った。 衣服が違った。 気品を感じさせる口調と性別以外、何もかもが、私のお嬢様とは異なっていた。 「ところで、あんた誰…………って、まさか、エルフ!?」 …………………眉間を揉み解す。 落ち着け、執事。 落ち着け、リック・アロースミス。 「……ルダ。 差し支えなければ今我々の身に何が起こっているか、詳しく説明してもらえると有難いのですが?」 「ごめんなさい、無理」 すげない愛銃の回答に脱力しながら、お嬢様と入れ替わりに現れた、眼前の少女に意識を戻す。 「この私が呼んだ使い魔が、こんな、まさか、エルフだなんて…いや、でも、並の使い魔よりある意味……」 「……何かブツブツ呟き始めたわよ、あの子」 「無理もないと言えば、そうなのかもしれませんが……。 あの、すみません。ここは一体ど――」 そう、目の前の少女に尋ねようとした瞬間。 何かの一大決心をしたような表情で、両頬を手で押さえられた。 「……か、かか勘違いしないでよね? あんたが、わたしの使い魔になるから、仕方なく、するんだから」 「ま、ま……待って下さい? あの、貴女、いったい何を―――――?」 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 魔法の詠唱のような、誓約の言葉。 それを訝る間もなく―――― 私の唇に、目の前の少女の唇が触れていた。 「………!?」 「あら、大胆」 ……混ぜっ返さないでください、ルダ……! 口づけが終わる。 混乱する私には一瞥もせず、指導者と思しきローブ姿の男性に硬い口調で、少女は話しかける。 「……終わりました。ミスタ・コルベール」 「よく出来ました、ミス・ヴァリエール。 まさか、使い魔がエルフだというのも、前代未聞ではありますが…… これで、春の使い魔召喚は無事終了、ということになりますな」 「……?」 話の脈絡が、上手く把握できない。 使い魔。ヴァレリア様の可愛がっているフクロウのウォーレスのように、魔法使いの使役する生物。これは理解できる。 エルフ。私はハーフエルフなのだが、一応私のことだと納得は出来る。 しかし――召喚? ここだけが、上手く繋がらない。 とにかく今は与えられた情報が少なすぎる。 少しでも今の自分達の状況を把握せねば――――そんな思いに駆られ、周囲の風景を再度見回す。 私とピンクの髪の少女を取り囲むように立っている、周りの少年少女。 黒のマントに白のブラウス、そして黒の――男子はスラックスに、女子はスカートと、一つに統一された装い。 そしてもう一つの共通点――みな一人一人が、それぞれ種々雑多な動物を脇に侍らせている。 先刻の中年のローブの男性の言が正しければ、使い魔なのだろうが―― ならばここにいる私以外の人物は皆、魔法使いと言うことになるのだろうか? それにしたって、魔法使いは――少なくともアーク・メリアでは徒弟制度で育成されるのが常識だ。 こんなにも大規模な人数の『見習い』を一度に――“それこそ学校のように”育てるなんて、見たことも聞いたこともない。 本当に、一体ここは何処なのか。 そして、彼らは一体何者なのか――そこまで考えたところで、思考が無理矢理中断された。 左手の甲の、焼け付くような痛みによって。 「………!? ぐ、ぁああああ……!」 「――リック!? リック、どうしたの!?」 「手が、左手が……焼けそうに、熱くて……!」 「……心配ないわ。使い魔のルーンが刻まれているだけだから、すぐに収まるわよ」 私の苦鳴とルダの驚きをよそに、 少し緊張した表情を浮かべながら、固い口調で目の前の少女は告げる。 「ルーン? 使い魔の…………私が?」 「彼女の言葉通りですぞ。ルーンが完全に刻まれれば――『コントラクト・サーヴァント』は終了し、その痛みは消えます。 ……と、これは――」 ローブの中年男性――おそらく教師に相当する魔法使いなのだろう――が、興味深げに私の左手を覗き込む。 あわてて視線をそちらに移し、手袋をとると――そこには、見たこともない魔法文字が火傷の様に刻まれていた。 「……なんとも、珍しいルーンですな……?」 「あの――これは一体、どういう、」 「よくできました、ミス・ヴァリエール。 さあ、これで春の使い魔召喚は終了です。皆さん、校舎に戻ってください。 次の授業に遅刻しないように!」 「……すいません、人の話ぐらい聞いてください」 教師役の魔法使いは私の手に刻まれたルーンを見て満足げにうなずくと、 こちらに背を向け、他の大勢の生徒達に撤収を呼びかけた。 その直後、いかにも授業終了後の学生と言った風情で三々五々、生徒達が『校舎』――石造りの建物のほうへ去っていく。 各々の使い魔を抱え、歩かせ、あるいは一緒に並んで――――自分達は空を飛びながら。 どうやら彼らは皆、『飛翔(フライ)』の魔法は習得済みらしい。 「“ゼロのルイズ”! お前は歩いて戻って来いよ!」 「あの子、『フライ』どころか『レビテーション』すらまともに使えないのよ?」 「いやあ、今度ばかりは飛んでくるんじゃないのか? あのエルフにお願いしてさ」 「ありえるー! ぎゃはははははははっ」 「~~~~~~~~~~ッ!」 「…………?」 「……なんなのよ、一体」 苦虫を噛み潰したかのような表情の少女。 訳もわからず、首をかしげる私とルダ。 詳しくはわからないが、我々に対して侮蔑的なニュアンスが含まれた言葉を投げかけ、生徒達が去ってゆく。 広場に残されたのは、私と少女の、二人だけ。 「……エ、エルフ……!」 広大な広場で、見知らぬ男(つまり、私の事だ)と一対一で 向き合うことになり、先ほどよりいっそう表情を強張らせる少女。 色々と整理しなければならないことは山程あるのだが――まずは、そのきっかけを掴まねばならない。 「……あの、申し訳ありません。 私、アーク・メリア連邦国はフォルテンマイヤー家の執事、リック・アロースミスと申します。 失礼ですが、ここは何処で、貴女はどなたなのか。 そして私が今置かれている状況について御説明願えれば、大変助かるのですが」 会話の糸口は、私から切り出すことにした。 アーク・メリアに、こんな学校じみた魔法使いの育成制度はない。とすれば、ここは国外の可能性もある。 そして何よりいま話に持ち出した、私の仕えるフォルテンマイヤー家は、いわずと知れた ゴルトロックの全世界で信仰される『生きた伝説』――八英雄の末裔、ミスティック・ワンの家系だ。 何より我が主たるセルマお嬢様は、その当代の継承者でもある。 これだけ有名なキーワードを持ち出せば、それなりの答えが戻ってくると思っていたのだが―― 「……はぁ?」 帰ってきたのは、少女のじとりとした、胡散臭げな相槌だった。 「アーク・メリア連邦? それに……フォルテンマイヤー家? 何それ? 一体どこの国の貴族なの?」 ………………はい? あまりといえばあまりにもあまりな返答にずれかかった眼鏡をかけなおし、深呼吸。 ……落ち着け、執事。 ……落ち着け、リック・アロースミス。 「いや、あの、その…………冗談、ですよね? 不死の王退治の伝説の、八英雄の一角を成す、あのフォルテンマイヤー家なのですが……」 「不死の王退治? 一体どこのおとぎ話よ、それ。 第一フォルテンマイヤーなんて貴族、トリステインどころかゲルマニアやガリアでも聞いたことないし。 何より、エルフなんて危険な存在を執事にするなんて、前代未聞よ」 ゲルマニア、ガリア、トリステイン……いずれも、ゴルトロックの地図にはない地名だ。 ますますもって私の常識と乖離した情報に、混乱は極まる一方だ。 「ま、まあ、あんたたちエルフの住むっていうロバ・アル・カリイエなら、そんなのあるのかもしれないけど。 ……ともかく人間の常識知らずのあんたに、教えてあげるわ。 ここはトリステイン王国の、かの高名なトリステイン魔法学院」 ……いや、『人間の常識知らず』て。 酷い言われようであったが――――それを遥かに超える酷さの、非常識爆弾発言が。 精一杯の威厳を保とうとして、ささやかな胸を大きく反らせた、目の前の少女から言い放たれた。 「そしてわたしは、二年生のルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。 きょうからあんたのご主人様よ! 覚えておきなさい!」 …………え? 「えええぇぇぇぇええぇえぇぇぇええええええええええっ!!?」 ――セルマお嬢様、お許し下さい。 あまりの事態に呆ける脳のどこかで、そんな言葉が出力される。 これが、期せずして私が仕える事となってしまった“もうひとりの主”。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとの、最初の出会いだった。 前ページ次ページBullet Servants
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5772.html
前ページ次ページBullet Servants 「――――そこで何をしているの」 唐突に投げかけられた言葉。 振り向いた先にいたのは、油断なく杖を握り締めながら、硬質の視線でこちらを見据える、眼鏡をかけた青髪の少女。 「きゅい! きゅいきゅい!」 新たな闖入者に、鳴き声をあげる蒼い竜。 一瞬の出来事に気を取られるも――いつまでもこうしているわけにも行くまい。 正体のわからない(とはいえ学院の生徒であろうことはほぼ確実だろうが)少女に、問いかける。 「……貴女は?」 「先に質問しているのはわたし。あなたは……一体?」 「……失礼、申し遅れました。 フォルテンマイヤー家執事――リック・アロースミスと申します」 眼鏡のずれと服の襟元を正し、腰を折って一礼する。 「フォルテンマイヤー家? ……執事? エルフが……?」 私の自己紹介に、その緊張した表情に疑問の色を混ぜ込み、怪訝そうな表情を浮かべる少女。 半ばこの反応も予想通りではあったのだが――ここだけは私の譲れぬ一線なので仕方がない。 故に私も、あえて細かい事情を省いた、先刻から通しての簡素な返答で応じる。 「……今は故あって、先日の使い魔召喚で呼び出されたルイズ・ヴァリエール様の使い魔をさせていただいております」 「――――! ……そう、あなたが彼女の。 わたしはタバサ、この子はシルフィード」 「ありがとうございます。タバサ様と――シルフィード様、ですね」 「…………? エルフが、ドラゴンに様づけ……?」 一瞬、その硬質の貌に驚きと疑問符を浮かべるものの、すぐに平静を取り戻す少女。 返礼程度の軽い自己紹介の後に、改めて私に問い直す。 「あなたの“とりあえずの”身分はわかった……でも、まだ質問は終わっていない。 いったいエルフが、わたしの使い魔に何の用?」 ――『わたしの使い魔』。 脳内で立てていたふたつの仮説に、この言葉で確信を得る。 ひとつは、目の前の蒼い竜が、この学院の魔法使いの使い魔だということ。 そして―― 「――そこです、タバサ様。 お会いして早々不躾ながら――私もその辺りについて、貴女に一つお伺いしたい事がございます」 「……なに?」 「私もあいにくと、召喚されて間もない身の上。 この地の流儀は、寡聞にしてよく存じておりませんが――」 彼女の言葉にかぶせるように、こちらからも問う。 意外な返答に、相変わらず警戒と疑問の混在した表情で反応する少女。 ――そして、私の質問に先ほどから答えられないまま、“その六モールの巨躯のままで”。 “無言で”少女の傍に佇んでいるドラゴン――シルフィードといったか。 使い魔とはいえ、この竜に“そのような待遇を強いている”契約主の魔法使いが、目の前のこの青髪の少女だということ。 かねてからの疑問に、ごく微量の――この使い魔の境遇に感じた義憤を混入させながら、告げる。 「このトリステインにおける魔法使いと使い魔の契約は、“使い魔に奴隷同然の待遇を強いる”のが当たり前なのですか? たとえそれが――“己と同等の知性を持つ存在であっても”」 「――――ッ!?」 硬い表情を崩さなかった少女の貌に、ごく一瞬ながら、明らかな動揺の色が走る。 「…………あなたが、何のことを言っているかわからない」 即座に先の硬質な表情を取り戻しつつ、それでもどこか苦しげに、少女が言葉を返す。 ――本当にわかっていないのか、それとも実際は“わかっている”のか。 未だに貴族制度が現存していると思しき、このハルケギニアのこと。 前者なら、この国の貴族趣味に大いに嘆くべき話だが――――それでもいまの一瞬の動揺が、少し引っかかる。 少女の瞳の揺らぎに畳み掛けるように、こちらも声を硬くして言葉を継ぐ。 「……なら、貴女の使い魔だと仰る、そちらの方は一体どういうことなのですか? たとえ戦う必要のない時であっても、“竜の姿のままで在り続け”―― あまつさえ“人の言葉を話すことさえ許されていない”。 人間とドラゴニュート……人種の違いこそあれど、同じ人類への扱いとは到底思えないのですが」 ――見抜かれている。 目の前の執事姿の――異装のエルフと出くわしてからの短い問答で、半ば確信する。 そう長くない期間ではあったが、わたしがこの竜――シルフィードを召喚してから今日までの間。 騒ぎになられても困るので、わたしとこの子は、その正体をひた隠しにしてきた。 その甲斐あってか、わたしの使い魔の“本当の素性”に感づく者は、学院にも本国にもいなかった――――正面に立つ、この男を除いては。 さらにこちらの問いをかわすばかりか、この子を使い魔にしたことをなじる様な口調で、矢継ぎ早に問うエルフ。 この男はあの“ゼロのルイズ”――ヴァリエール公爵家の三女の使い魔だと名乗っていた。 高い洞察力(エルフゆえか)と、名乗った肩書き――そして目的の見えない、詰問じみた奇妙な問いかけ。 ところどころ不明瞭な言語もあり、まるで気が抜けない。 刹那の沈思黙考を経て、目の前の恐るべき存在に意識を戻し―――― 「人間とドラゴニュート……人種の違いこそあれど、同じ人類への扱いとは到底思えないのですが」 …………え? 「『ドラゴニュート』? 同じ…………人類? いったいあなたは……何を言っているの?」 ……思わず口に出る言葉。 この瞬間初めて、わたしの中で純粋な疑問と困惑が、さっきまで張り詰めていた警戒心を上回った。 先刻までとはまるで違う、文字通りに素朴な、少女の疑問の声。 そのいきなり警戒色が薄れた彼女の言葉にやや調子を狂わせつつも―― 同時に抱いた失望とともに、言葉を搾り出す。 「…………わからないのですか!?」 「あなたの言いたいことが……理解できない。 そもそも――――――――“ドラゴニュートって、何”?」 「……………………………え?」 ――またしても予想の遥か範疇外からの返答に、思考が一瞬停止する。 彼女はいま『わからない』と言ったが――正直、こちらも同じ台詞を返したい。 召喚し、契約までしておきながら、ドラゴニュートを知らない…………? 「失礼ですが……ドラゴニュートをご存知ないと言う今の言葉、冗談ではありませんよね?」 「……知らない。エルフの先住言語?」 「あなたの使い魔になったそちらの――シルフィード様でしたか。 私はそこの方がそうではないかと、申し上げているのですが」 「本当に……知らない。なにより――どういうこと? “そもそも普通ドラゴンは、竜以外の姿になったりなんかしないし、人の言葉をしゃべったりもしない”」 「………………え?」 またしても反射的に、腰のホルスターに手が伸びる。 「!?」 目の前の少女――タバサ嬢が身をびくつかせ、杖を構えようとする。 我ながら不用意だとは思ったが、それよりなにより私の呆けた頭のなかで、疑問への回答欲しさがそれを上回った。 「……ルダ?」 「リック……いい加減私を嘘発見器代わりにするの、やめてくれる? あいにくだけど――――この娘のいまの言葉には、ブラフの要素は感じ取れなかったわ」 「……そう、なのですか……?」 「―――ッッ!!!?」 まるで尻尾を踏まれた猫のように、タバサ嬢がその身を大きく竦ませる。 いったい何に反応したのか気になるところではあるが――それはさておき、新たな大問題が、私の中で鎌首をもたげていた。 「この方が使い魔と仰っている、そちらの青い竜。 本当に、そこの方は――ドラゴニュートではないというのですか……っ!?」 ……もしかして、私の『あの懸念』はただの勘違いだったのではないか? そもそも我々の世界の竜人種(ドラゴニュート)からして、『その身に竜の魔力を宿し、竜に変身できる』という人種だ。 なればこそ、ゴルトロックでは『竜=ドラゴニュートの変身した姿』というのが世界の常識だったのだ。だが―― ゴルトロックでは五百年前に絶滅したバジリスクも、このハルケギニアでは、大幅に魔力と毒性を希釈された種が生息していた。 またこの世界では人間とエルフはどういうわけか、伝説の段階で完全に反目しあっている。 ――では、この世界での“竜”は? そもそもの属性の大本――ヒトにその力を宿す以前の、モンスターとしての竜―― 我々の常識とは別の意味での“古の竜”も、この世界に存在しているのではないか? ――どどどどどどどどど。 魔銃からの返答で半ばわかっていることだが……それでも。 もはや薄すぎる希望的観測でしかないが――手掛かりは、あるに越したことはない。 ドドドドド……と、緊張感から、先刻から地鳴りのような大気の震えを錯覚しつつ、問いかける。 「では質問を変えます、タバサ様」 どどどどどどどどど。 「あなたの使い魔……シルフィード様は召喚されたとき、」 どどどどどどどどどどどどど。 「人の姿を――」 「見ぃぃつぅぅけぇぇたぁぁわぁよぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉぉッ!」 「――――ぐふぉっ!!?」 (……さ、錯覚じゃなかったぁ――――ッ!!?) 衝撃に宙を舞う私。 後背五時方向から飛んできたピンク色の流星に、背中にドロップキックを叩き込まれたと知ったのは、一瞬後の事だった。 「…………………ふぅ」 そして、嵐が去り。 ようやく誰もいなくなった学園敷地内の木立。 あの執事姿のエルフが、“ゼロのルイズ”に蹴り飛ばされ、連れ去られるのを見送って数分後。 ようやく、(いろんな意味で)息の詰まるような時間が終了し、ため息をつくタバサ。 ――魔法は失敗ばかりと言うことだが…… エルフに飛び蹴りをかませる時点で、胆力だけならスクウェア・メイジ以上の大物になるのではなかろうか、彼女。 などと益体もないことを考えていると―― ――どどどどどどどど。 自分にとっては慣れ親しんだ、六メイルの巨体が駆け寄ってくる音。 再度ため息をつきなおし、手に馴染んだ、己の背丈より長い杖を握り締める。 「お、お……お姉さま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」 「…………」 ごつっ。 眼の端から涙をぼろぼろこぼしつつ、凄まじい勢いで、 “人の言葉で”主の事を呼びながら、擦り寄ってくるシルフィード。 そんな使い魔の竜を出迎えたのは、主の抱擁ではなく、額に正確に突き出される杖であった。 「ひぎゅっ!? い、いたいよう……!」 「うるさい」 「……お、おねえさまひどいのね。 すっごく怖い目にあったシルフィを慰めてもくれないのね?」 「落ち着いて。何があった?」 興奮した己の使い魔を一打して落ち着かせると、話の先を促す。 「う、うう……! シルフィ、シルフィすっごく恐ろしい目にあったのね! わたしあのエルフ、ほんとに怖かったの! きゅいきゅい!」 ……何を今更と思いつつも。 先刻のエルフとのあの奇妙な問答と、その精神的疲労を思い出し、竜の首筋をぽんと叩く。 「……エルフが怖いのは当たり前」 「ち、違うのね! そんなんじゃないのね! あのエルフ、シルフィ見つけるなりいきなり近寄ってきて……きゅい……!」 「それから?」 「……そ、それからなんか凄い剣幕で、シルフィのことドラゴなんとかでしょとか、 『喋ってもかまわない』とか、『人の姿に戻っても大丈夫』とか、恐ろしい勢いでまくしたてるのね! ひょっとしたらシルフィが韻竜なのがバレてたかもしれないのね!?」 「………………しゃべった?」 タバサの疑惑の視線に、ぶんぶんぶんと、凄い勢いで首を横に振るシルフィード。 「そ、そんな恐ろしいことしてないのね! それにシルフィとあのエルフは、ほんとにさっき初めて会ったばかりなの! きゅい!」 「ドラゴなんとか?」 「わかんない……でも少なくとも、『ドラゴン』とは言ってないみたいだったのね。 でもシルフィのこと、ぜったいただの竜だなんて思ってなかったのね、あいつ……!」 「ドラゴなんとか…… 『ドラゴ……ニュート』?」 「そう! さっきも言ってた! たしかそれなのね!」 “ゼロのルイズ”の呼び出した、執事姿のエルフが落胆した様子で言っていた事を、いま一度脳内で反芻する。 ――この方が使い魔と仰っている、そちらの青い竜。 ――本当に、そこの方は――ドラゴニュートではないというのですか……っ!? 『ドラゴニュート』――全く聞いた事のない言葉だ。 韻竜の事を指す、エルフの先住言語の一つだろうか? だが、先刻はなんとかシラを切り通したものの…… あの男は初対面のはずのシルフィードが“言葉を操り、人の姿になれる事を、半ば確信していた”節がある。 「……何こんなところで油売ってるのよ!? それにいくらエルフだからって、他人の使い魔に……!」 「も、申し訳ありません。ですが、彼女のあの竜は……!」 色々おかしな面はあるものの、やはり人間には知りえぬ知識を持った、油断できぬ存在。 主の少女に手をひかれて去っていく、執事服を着た、使い魔のエルフの背中を見つつ―― タバサは彼のことをそう、脳内のノートに書きとめた。 前ページ次ページBullet Servants
https://w.atwiki.jp/legendaryofkenshi1/pages/15.html
シャークの酒場にいる。 レッドサーベルのボスかスワンプ忍者のボスを殺害すると仲間になる。どちらかでいいということを強調してくる。
https://w.atwiki.jp/vulpix/pages/2.html
メニュー トップページ メニュー メニュー2 @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki
https://w.atwiki.jp/spiralnebula/pages/26.html
ヴァルグリンド パーティの一番上の方がリーダーになります。 ※10/1の編成 欠席者いなければこんなかんじかな、編成中 抜けやトリガーないよとかあったらヴぁナでおしえてー! 盾パーティ キャラクター名 ジョブ Ludora ナイト/忍者 Gosent ナイト/忍者 Maetti 白魔道士 Pipiru 白魔道士 Elenoir 赤魔道士 Chere 吟遊詩人/白 近接アタッカーパーティ キャラクター名 ジョブ Bluer 侍/シ Kirisigure シ Souen 侍/シ Detrelly 吟/白 Zatt 吟/白 Yudys 白魔道士 補助アタッカーパーティ キャラクター名 ジョブ Natsumex 狩人 Pukka 狩人 Tictac 狩人 龍 Fujica 白 Cales 吟遊詩人/白 召喚パーティ キャラクター名 ジョブ Yajur 召喚士 Fillioux 召喚士 Alpher 召喚士 Supmoni 召喚士 Kneue 召喚士 召喚士 赤パーティ キャラクター名 ジョブ Nyanhel|赤魔道士/忍| Debosuzume 赤魔道士/忍 Kibagami 赤魔道士/忍
https://w.atwiki.jp/toho/pages/1271.html
Go Berzerk! Dynamite Rave OVERBLAST!! THICK AND FAST spiral galaxy
https://w.atwiki.jp/hilloki/pages/13.html
マイノリティ minority 少数。少数派。 ソフィスティケーション sophistication 詭弁。詭弁を弄すること。 都会風に洗練されていること。 詭弁 sophism 道理に合わないことを強引に正当化しようとする弁論。 こじつけ。 ヒエラルキー 上下関係によって階層的に秩序づけられた、ピラミッド型の組織体系。 位階制(いかいせい)。身分階層制。 プラグマティック pragmatic 実用的。実利的。 プラクティカル practical 実用的。実際。実践的。 アーバン urban 都市。都会。 コンテクスト contect 文章の道筋、脈絡。物事の筋道、背景 リストラクチャリング ristructuring 構造を改革すること。 タイポロジー typology 類型論。ここの事柄からいくつかの類似点を抽出し、典型的な類型から 本質や、構造を考察しようとする方法論。 メタフィジカル 形而(けいじ)上学的であるさま。→第一哲学。神学。 ヴィスタ vista 展望・眺望。枠構えされた見通しの景色。 キュレーター curator 欧米美術館において、作品収集、企画という中枢的仕事を担う専門 職員。学芸員より権限が強い。 キュビズム cubisme 20世紀初め、フランス中心に起こった美術運動。対象を複数の角度から 幾何学的面に分解し、再構成する技法。現代抽象に影響を与えた。 ピカソ、ブラック、立体派。 シュプレマディズム suprematism 20世紀初めのロシア前衛芸術運動。抽象絵画を越え、絶対的非対象性を 目指す。後に構成主義に発展。マレービッチ、絶対主義。 パラドックス paradox 逆説。一見、真理にそむいているようにみえて、実は一面の真理を 言い表している表現。 「急がば回れ」「Less is More」 ガスケット gasket リンク
https://w.atwiki.jp/fuijio/pages/17.html
Are you an online webmaster who just starts a new site? If yes, you need a site map generator. On ONE hand, Sitemap guides your users to the webpage he/she wants to go. On the other hand, it tells search engines how to crawl your website which performs like a map. Firstly, let’s have a look at what is a site map. What is a site map? Sitemap is like a map of your site, it is a must for you to run a website. When your site is created, you need build a sitemap and submit it to search engines to let him know your site’s better. How to build a sitemap? There are generally four types of sitemap, xml, html, GZ, TXT .Different search engines support for different kinds of sitemaps, for example, Google uses XML sitemaps. You can both create sitemap by hands or automatically. If you build sitemap by hands, you have to use your Dreamweaver to edit the long and troublesome coder and make it to different types. However, if you made mistake by accident, it won’t show your site’s network correctly, then it won’t crawl for your entire site, so, you‘d better use a professional software for help. It will help you make the best sitemap in professional. The best free site map generator Here I will tell you a good free site map generator, site map x. It’s the world’ best site map generator which has more functions than other site map creator. •Free It’s better than any sitemap tool on the internet, which is very easy to use and is developed by brilliant programmers and website masters for years. •Accurate The site map is generated is very correct which is good for your site and has help you do SEO. •Check dead links This sitemap generator helps you check dead links of your site fully automatically. •Ping website You can use this tool to update your sitemap just in one click to Google, Bing, Yahoo, Ask, live. Site map x is your best choice; you can also set it for schedule to fully update your sitemap without lifting one finger. You can build a sitemap for as many sites as you want with just putting into your site’s URL. You can create ten types sitemap as you like. At last, you can download it or directly upload it to your site server. You can set up the robots.txt file according to your needs.