約 3,171,092 件
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1228.html
魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ 第五話「聖夜の夜、そして風魔」 「・・・・」 機動六課宿舎の外、中々人目のつかない所にその男はいた。 黒と白を強調した忍用の着物に、目から下を露出させた兜。その兜から出た少し黒みを帯びた赤髪。 背中には忍者刀を二本、繋げて背負うように差している。 右の肩当てから流れる血、その量は半端ではなく、彼が腰掛けている草が真っ赤になるほどだった。 「・・・・・」 この男は考えた。主から命ぜられた任務を予定通りこなし、横目で大武道会を見ながら帰路についていた途中、光に巻き込まれた。 そして目覚めたときにはここにいた。今と違うのは目覚めた当時、肩に太い木の枝が刺さっていたことだけ。 彼は右肩に刺さっていた枝を抜き、今に至る。何故、自分はここにいるのだろう? 「・・・・・」 どうしようもないので立ち上がろうとするが、肩が熱く焼けるかのような激痛が走る。 立ち上がれずにそのまま倒れこむ男。 ここまでか。そう思った刹那 「あ・・・あ・・・・」 ハチマキを締めた蒼髪の少女が顔を真っ青にして立っていた。 それから、男の意識は途切れた。 「!!」 次に目覚めたとき、室内にいた。 肩は包帯が巻かれ、痛みも和らいでいる。誰が自分をここまで・・・? 上半身だけを起こすと先ほどの蒼髪の少女がいた。 「あ、目覚めたんですね?よかったぁ・・。心配したんですよ?っていっても・・・あたしもパニックになってここまで抱きかかえてきましたが・・。」 えへへ、と恥ずかしそうに笑い頬を赤に染める少女。すると彼女が助けてくれたのだろう。 口を開くが言葉が出ない。彼は小さい頃、「声を無くした」。だからどこぞの戦国最強と同じく、喋れない。 少女が近づき、近くにあった椅子を自分が寝ている布団(ベット)の隣に引き寄せ、座る。 「あなたのお名前は・・・風魔・・さんですか?」 いきなり驚いた。見知らぬ少女に自分の名前を言われたからだ。 少女は自分が驚いたのを見抜いていたかのように自分が持っていた忍者刀を見せる。その鍔にははっきりと「風魔」と彫られていた。 やれやれ、だからわかったのか。肩を落とし、素直に頷く。いかにも自分は風魔小太郎。忍者である。 「あ、あたしはスバル。スバル・ナカジマって言います。ここは機動六課の宿舎の医務室です。」 スバルと名乗った少女。そしてわからない単語が一つ。 (・・・・機動六課?) 今までそんな軍はあったのだろうか。主からも聞いたことはないし、部下からも聞いたことはない。 そんな自分をよそに、スバルという少女は綺麗に切った林檎を爪楊枝に刺し、顔の前に出す。 「はい、あーん。」 「!!!?」 いきなり驚いた。その2。いきなり林檎を自分の目の前に出されても・・・。 顔を逸らすしかない。おそらくスバルから見れば自分の顔は赤いだろう。 「左手だけじゃ食べにくいでしょう?はい、口あけてください。」 確かにスバルの言っていることは筋が通っているが・・・だからと言って初対面の者にそんなことをしていいのだろうか? 数秒後、その林檎を食べきった自分がいた。恥ずかしさで味わう余裕がなかった。 そんな自分の横で嬉しそうに笑うスバル。ふと窓を眺める。雪が降っていた。 宿舎別室で忠勝は機動を開始した。 体を見た。茶色かった。見事な茶色に自分の体が染まっていた。次に鏡越しに自分の顔を見た。 鼻が赤かった。そりゃあもう見事なまでに赤かった。 「おっきいトナカイさん!」 忠勝の目の前で金髪の少女、ヴィヴィオは喜ぶ。ヴィヴィオの足元には赤と茶色のペンキ。 そんな少女の横で「ごめんなさい。」とこれでもかというくらいに何回も頭を下げるエリオとキャロ。 その奥で「止めようとしたんだけど・・・。」とつぶやくなのはとフェイトの姿が。やはり子供相手には甘くなるらしい。 どうやら今日は「くりすます」という祝い事の日らしい。 当然のごとく忠勝は「くりすます」なんて知らないし「となかい」なる動物も知らない。 生きてきた時代が違うだけでこんなに常識も違うものなのである。 三人に連れられ広間に出る。あたりは綺麗な光やらテープやらで装飾されており、忠勝は一瞬見惚れた。 「ぶはっ!!何なんだ忠勝の旦那!その格好は!!」 思いっきり酒を吹き出したのはヴァイスであった。 「あははは、大きすぎるトナカイですねー。」 次にグリフィスが控えめに笑う。まぁ、笑われているのには変わりない。 「なんか忠勝さん、似合ってますねー。」 「うんうん、やっぱり今日だからかな?」 「ヴィヴィオちゃんてばいたずらっ子ねー。」 次にルキノ、アルト、シャリオが忠勝の姿を見て笑う。 忠勝ちょっと拗ねた。 腕を組んでそっぽ向いたはずの方向には・・・大爆笑するヴィータを始め、自分を笑うヴォルケンリッターの面々。 忠勝さらに拗ねた。 ふと下を見ると紙で作った角を付けられ、鼻まで赤く塗られている蒼い狼、ザフィーラの姿があった。 「・・・お前もか。」 ザフィーラの言葉に素直に頷く忠勝。ちょっと、嬉しくなった。 そんなこんなしていく内にクライマックスでプレゼントなる贈り物の交換をしている六課メンバー。 怪我人を看護していたスバルも戻り、広間は騒がしくなっている。 当然忠勝はプレゼントを準備していない。渡されてもいない。 一人窓から見える夜空を眺める忠勝。 肩を叩かれた。振り向くとそこに立っているのは八神はやて。 「忠勝さん。はい、プレゼント。」 渡されたのは小さな小包。忠勝はなんで自分に?と思いながら受け取る。 「ほら・・あの時頭なでてくれたやろ?あれで逆にウチが励まされてしもうてな・・。そのお返しや。」 「・・・・」 小包を開けると小さな宝石。なんの捻りもない、丸くて黄色い宝石。 それでも忠勝は大事そうに握り締めた。忠勝はまたはやての頭を撫でる。 「あかん・・・あかんて。また・・・。」 「はやてに近づくなー!!」 忠勝、鉄槌で殴られる。 頭を抱えて立ち上がると目の前にはグラーフアイゼンを構え、巨大なソリの上でリィンフォースⅡとともに仁王立ちするヴィータ。 いつの間にか自分の体はソリから伸びるロープでつながれていた。 「テメーはソリでもひっぱっとけー!!」 「ひっぱっとけ。ですー!!」 忠勝は素直にそうすることにした。ただし、ちょっと捻った。 両手を前に突き出し、目を赤く光らせると背中の紋章から二門の巨大なロケットが。 忠勝、機動形態。 「え、ちょっと待て、落ち着け忠勝、ただかつ!ただかぁぁぁぁぁぁぁつっ!!」 悲鳴とともに巨大なトナカイはソリの上に二人の小さなサンタを乗せたまま、夜空へと飛び立った。 そのころ、かつて伝説の忍と呼ばれた風魔小太郎と、いつの間にか侵入した鬼、長曾我部元親は医務室で話をしていた。 「・・・・」 「わかってらぁ。なんで俺等がこんなとこに飛ばされちまったか・・・だろ?」 元親の言葉に頷く風魔。 「俺だって知りてぇよ。ま、事故・・・と考えたほうが手っ取り早い。」 本多忠勝が失踪した後、次に元親、そして風魔。 実を言うと、何も関連性がない。したがって手がかりもない。 「戦国最強さんには会ってねぇが・・・ここにいるらしいな。」 巨大な錨を持ち、ドアに向かう元親。 廊下に出る前に立ち止まり、廊下側を向いたまま元親は言う。 「・・・・風魔。死ぬなよ。戦国時代にいた時ぁ敵同士だったが、ここにいる間は数少ねぇ仲間なんだからよ。」 最後に「じゃあな」と言い放ち、立ち去った。 「・・・・」 風魔はまた窓から見える風景を眺め、物思いに耽る。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/okura/pages/538.html
285 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/02(土) 11 49 27 ID CPoI62M+ ところでBASARA STYLEの新刊買った捨て駒いるか? 286 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/02(土) 12 52 06 ID xjoXFE4g ノシ 買った 元就様の紹介ページの用語解説の欄にBASARA元就様版の[[三本の矢]]の教えはこうだろうってのがあってとても素敵だった 287 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/02(土) 14 08 40 ID zgvl3JNV 三本の矢kwsk 288 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/02(土) 14 10 29 ID xj+d7Yvq 286 kwsk 289 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/02(土) 14 56 15 ID xjoXFE4g 州゚Д゚)<ひとりで倒せなくばふたりで、それでも駄目なら三人でかかれ。 犠牲がいくら出ても構わん。補充は可能だ。 こんなんだった 290 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/02(土) 16 21 17 ID yplON9yw 289 惚れた
https://w.atwiki.jp/sakuyataityo/pages/154.html
_ , ´ ` 、 ,' ヽ ,' .... l i ,' l , l ....... l ..l ,' l ,」_l i i l i l l l il lltェメ、|l l_l L l l l l l `ヽftォl l l l l l . , ',l l l _ l ‐、lヽ 'ニヽ /.'l l l , --‐,'´` `´ ノl ヽ '' , イ l l l / , '´ 、 ヽ r'´ l l 、 ´ /ヽ l l l ,- ' ,l ヽ ヽ l, ` 、l l 、、 l lヽ`l l l , ー, -- ' ヽ ヽ `=亡_ノ l l 、、 l l l i l l ヽl ̄/ / ` ‐/ l l l 、、l l l il l \´ l /l ' l l | 〈 l l |l ヽ l /l ,' l l ヽ l ll l l l / ll ,' l l ヽ l l l l l ヽ-‐ ´ ll ,' l l ヽ l l l l l ヽ ll ' l l V l l l l l ヽ ll l l / l l l l ヽ ヽ l l l l / l l l l l V l l l / l l l l l / l l / / l l l l 【桂小太郎 ランク6】 ズラ。 マギータ星の攘夷戦争で、攘夷志士側にいた。 坂田銀時とおなじく宇宙警察に捕まっていたが、当然のように脱獄しており(監獄の床を掘って脱獄した)、 母星に帰ろうとするも道に迷っていたところをオプーナに保護されザンギャットに入っていた。 その際、宇宙警察に捕まっていたある人物も同様に脱獄させることになる。 相当忘れっぽいのか、オプーナから言付かっていた手紙をやる夫に渡すのにだいぶかかった。 さらに勝手にあだ名をつけるため、やる夫のことに気づくまでかなりの時間を有している。 オプーナに恩は感じているが、たまに妙な掘り出し物を押し付けられることに関しては辟易しているものの、なんとか在庫をさばこうとしている妙に義理難い一面も持つ。 スクデット最終戦前に同じ名字ということで親近感を覚えて肩に手を置いた相手が桂ヒナギクだったので、 最終戦は欠席+軽度の女性恐怖症になりボーイド編ではやる夫遊撃部隊からは離れている。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mbga-sgn/pages/101.html
風魔小太郎(水SR) ステータス PW MT 走力 守備 球威 制球 合計 初期値 B+00000 E00000 B+00000 B+00000 B+00000 B+00000 00000 1枚MAX X00000 X00000 X00000 X00000 X00000 X00000 00000 3枚MAX X00000 X00000 X00000 X00000 X00000 X00000 00000 4枚MAX AA10946 AA10190 S15494 S+19798 S14886 SS21562 92876 売値 1段階目 2段階目 3段階目 4段階目 00000両 00000両 00000両 00000両 その他 Lv.MAX:60 コスト:9 得意:投手 スキル: スキル効果: 必要な着せ替えカード: 備考: コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/karpingame/pages/71.html
風魔小太郎 小太郎さんは苦手キャラです。 無双もダッシュ系で使いやすくありませんし、攻撃範囲もいまいちで使いこなせません。。。。 特殊攻撃のつかみを使いこなすかにもよると思います。 歴史上では忍者ww 戦国無双2 with 猛将伝 Empires HD Version - PS3 第一話 三方ヶ原乱入 <参考動画> 第二話 大坂湾の戦い <参考動画> 第三話 大坂城攻略戦 <参考動画> 第四話 風魔叛逆 <参考動画> 最終話 九州征伐 <参考動画> 外伝 小田原城防衛戦 <参考動画> 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bsbwiki/pages/2.html
カウンター 今日 - 人 昨日 - 人 合計 - 人 現在-人が閲覧中。 ■公演一覧 舞台「戦国BASARA」(初演) 舞台「戦国BASARA」蒼紅共闘 舞台「戦国BASARA3」 舞台「戦国BASARA2」 舞台「戦国BASARA3」瀬戸内響嵐 舞台「戦国BASARA3」宴 舞台「戦国BASARA」武将祭2013 舞台「戦国BASARA3」宴弐 舞台「戦国BASARA3」咎狂わし絆 舞台「戦国BASARA4」 ■出演者一覧 武将 アンサンブル 役者逆引き データ ■リンク 舞台「戦国BASARA」シリーズ公式サイト 株式会社カプコン DAIS ENTERTAINMENT 戦国BASARA公式ファンクラブ「BASARA CLUB」 ダイスオンラインショップ 舞台「戦国BASARA」シリーズ公式Facebook 舞台「戦国BASARA」公式ツイート AND ENDLESS 更新履歴 取得中です。 メニュー トップページ プラグイン紹介 まとめサイト作成支援ツール メニュー メニュー2 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/basara-voice/pages/2.html
メニュー メニュー 更新履歴 戦国BASARA 戦国BASARA2 戦国BASARA2英雄外伝 戦国BASARAX 戦国BASARA BH 小ネタ 過去ログ リンク メール
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4707.html
前ページ次ページ異世界BASARA ニューカッスル城外にある塔の上で、幸村はワルドの猛攻を凌いでいた。 ワルドは得意とする風の魔法を用いて上空に浮かび、そこから自在に攻撃を繰り出してくる。 それに対し、幸村は槍を手に必死にワルドの魔法を防いでいた。 いかに幸村といえど空を飛ぶ事は出来ない。それに、不用意に跳び上がれば身動きの取れない空中で攻撃を受けてしまう。 その為、幸村は防戦一方のままワルドの攻撃に耐えるしかなかった。 「どうしたカンダールヴ!?風をそんな槍1本で防ごうとでも!?」 ワルドは楽しそうに叫ぶと、「エア・カッター」を幸村に向けて発射した。 幸村は槍を翳して防ごうとする。しかし…… 「ぬぅっ!!」 ザシュ、という音と共に、幸村の体のあちこちに切り傷が出来る。 形を持たない風の魔法は、槍で防ぎきれるものではなかったのだ。 とはいえ、出来た傷はそれ程深くはない。 ワルドは幸村がまだ立っているのを見て舌打ちをした。 「体の頑丈さは大したものだな。なら、こちらも本気を出すぞ」 そう言うと、ワルドは呪文を唱え始める。そして呪文が完成したその時。 ワルドが分身し、5人に増えた。 「分身だと!?お主忍びの者か!?」 「シノビ?何を言っているのかね?これはユビキタス。風の遍在だ」 5人のワルドが一斉に躍りかかる。1人目が上方から杖を幸村に向けて振り下ろした。 咄嗟に幸村は槍で防ぐ。 その瞬間、2人目がウィンド・ブレイクを幸村の鳩尾に叩き込む。 そのあまりの衝撃に、幸村の体は空高く打ち上げられた。 「もらった!」 この好機をワルドは逃さなかった。 それぞれがエア・カッター、エア・ハンマーなどを唱え、幸村を空中で弄ぶ。 止めとはがりに放たれたウィンド・ブレイクで、幸村は城壁に叩きつけられた。 そのまま重力で幸村は落下する筈だった。 だが、ワルドはそれを許さなかった。 青白く光る杖で、幸村の腹部を貫いたのである。 幸村の口から血が滴る。 勢いよく杖が引き抜かれると、そこからも赤黒い血が噴き出した。 幸村は落下し、突き出たテラスの地面に打ち付けられる。 衝撃で視界が霞む……だが、すぐに意識が覚醒した。 気絶した方が楽になれるのだが、受けた傷の痛みがそれを阻むのだ。 「あれだけやってもまだ立ち上がるか……」 再び立ち上がった幸村を見て、5人のワルドは呪文を詠唱し始める。 「そろそろこちらの精神力も切れる。これで終わりだ」 ワルドの杖から雷が発生する。 『ライトニング・クラウド』。これで止めを刺すつもりなのだろう。 しかし、幸村はまだ諦めていない。 自分が戦いを放棄すれば、待っているのは敗北……それは自分だけでなく、主人のルイズの敗北……或いは死に繋がる。 そんな事はあってはならない。自分を守って勝手に死なないで欲しいと、ルイズ殿に言われたばかりではないか。 幸村は痛む体に鞭打って、槍を構えなおした。 その時だった。 「ユキムラアァァッ!!」 テラスの扉が勢いよく開かれ、ルイズが飛び込んできた。 ルイズは持っていたデルフリンガーを幸村に向かって投げる。 「相棒!!俺を掴めえぇぇー!!」 デルフリンガーが声高らかに叫んだ。 幸村は投げられたデルフリンガーを掴む。それと同時に、ワルドのライトニング・クラウドが放たれた。 「相棒!俺を前に翳せ!!」 「しかし奴の術は……」 「いいから!ほら来やがったぞ!」 ライトニング・クラウドを目にした幸村は、咄嗟にデルフリンガーを構えた。 「無駄だ!風を防ぐ術はないと分かったであろうが!」 ワルドは勝ち誇ったように叫ぶ。 ところが、彼の予期せぬ事が起こった。 命中するかに思えたライトニング・クラウドが、剣に吸い込まれるように消えたのである。 「何!?」 予想外の出来事にワルドが驚いて声を上げる。 だが、驚いたのは彼だけではない。幸村も左手に持ったデルフリンガーを見て我が目を疑った。 「デルフ殿……これは一体……それにさっきの術は!?」 幸村が驚くのも無理はない。デルフリンガーは古びた剣ではなく、今まさに研がれたかのように光り輝いていたのである。 「これが本当の俺の姿さ、いやぁすっかり忘れてた。俺は昔ガンダールヴに握られていたんだ」 デルフリンガーが嬉しそうに言った。 「まぁ安心しな!ちゃちな魔法は俺の力で吸い込んでやる!この『ガンダールヴ』の左腕、デルフリンガー様がな!」 幸村はルイズの方に向き直った。 ほっとしたような安堵の表情を浮かべている。 幸村もまた、ルイズが無事だった事に安心していた。 だが次の瞬間、一陣の風が吹き、ルイズを吹き飛ばした。 「ルイズ殿!!!!」 吹き飛ばされて壁に叩きつけられたルイズを目の当たりにし、幸村が叫んだ。 「余計な事を……もっと早くに殺すべきだったな」 背後からワルドの声が聞こえた。その声が耳に届いた瞬間、幸村の目が大きく見開かれる。 「許さぬ……」 ぽつりと、幸村の口から怒りの篭った声が漏れた。 「許さぬ、許さぬ、許さぬっっ!!」 怒りが体を震わせ、得物を持つ手に力が入る。そして、幸村は野獣が吼えるかのように叫んだ。 「許さんぞ!!!!!ワルドオォォォォォォーーーッッ!!!!!」 幸村が絶叫すると、彼の左手……ガンダールヴの証であるルーンが光り輝いた。 と、その輝きに同調するかのようにデルフリンガーも輝き出した。 「その調子だ相棒!ガンダールヴの強さは心の震えで決まる!何だっていい、とにかく心を震わせな!」 「ううぅぅおおおおおおおおお!!!!!!」 幸村はさらに力強く吼える。 不安を感じた1人のワルドがエア・カッターを放った。 デルフリンガーがそれを吸収する。と、魔法を吸収した瞬間、異変が起きた。 幸村が右手に持った槍、「朱羅」から炎が巻き上がったのである。 5人のワルドに戦慄が走る。 このまま放っておくのはマズイ。そう思ったのか、幸村に向けて一斉に呪文を唱えた。 だが放たれた魔法はデルフリンガーによって全て吸い取られた。 そして魔法が吸い取られると、槍から巻き上がる炎がさらに大きくなる。まるで吸い取った魔法を糧にするかのように。 「ぬおおおおああぁぁっ!!」 「あ、相棒!ちょっと待てやり過ぎ……熱!アチチチチ!!!」 デルフ自身も炎の熱に耐えられないのか、刀身が赤くなり、喚き始める。 正にその時であった。 「ぉぉぉぉおおおおおおおらあああぁぁぁぁーーー!!!!」 幸村の咆哮に呼応するかのように、槍から発している炎が一段と大きくなる。 そして激しく舞い上がりながら、巨大な翼を広げた鳥の形に変わっていった。 (不味い……!!) 身の危険を感じたワルドは上昇を始める。だが、既に遅かった。 「灼っっっ!!熱っっっ!!!!!」 一足早く、幸村の技が完成したのである。 「炎鳳覇ああああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」 翼を広げた火の鳥が、甲高い鳴き声を上げて飛翔した。 恐るべきスピードで突っ込んできた炎の鳥に、ワルド達はなす術もなく飲み込まれる。 断末魔を上げる暇もなく、骨1つ残らず燃やし尽くされた。 スクウェアクラスに匹敵する程の火力である。 飛び立った火の鳥は上昇を続けていたが、しばらくすると再び炎に戻り、四散した。 と、ドサリ!と空から何かが落下してきた。 落下してきたものは地面に落ち、呻き声を上げている。本体のワルドだ。 「ぐ、ぐおおおぉぉ……」 ワルドは激痛に顔を歪めながら自分の左腕を……否、元々左腕が有った部分を見る。 先程の炎で焼かれたのか、左腕が肩の部分から焼失している。 それでも、直撃を避ける事が出来たのは幸いであった。 「くそ……この『閃光』が遅れを取るとは……」 ワルドが傷を押さえながら悔しそうに呟く。 「如何に風が全てを吹き飛ばす力を持っていたとしても、我が熱き闘志を消し飛ばす事は出来ぬ」 そう言うと、幸村は槍を振り上げようとした。しかし、よろめいて膝をつく。 「無理すんなよ相棒、無茶すればそれだけガンダールヴとして動ける時間が減るんだ」 まだうっすらと刀身が赤く熱されているデルフリンガーが説明する。 その言葉通り、幸村の体はボロボロであった。 「まぁ……いい。どのみちこの城は我がレコン・キスタによって落とされる。愚かな主人と共に死ぬがいい」 「このような所で果てる気などない!必ずや生き抜いてみせる!」 ワルドの言葉に、幸村が激昂する。 しかしワルドは鼻で笑うと、残った右手で杖を振るい、再び宙に浮いた。 「ならば足掻くがいいさ、無駄だと思うがね」 吐き捨てるように言うと、ワルドは空へと飛び去った。 後にはまだ気絶しているルイズと、満身創痍の幸村が残された。 「ルイズ殿……!」 幸村は思うように動かない体で引き摺るように歩き、ルイズの元に歩み寄った。 ルイズの体を抱え起こし、口元に手を当てる。息をしていた。 幸村は安堵の溜め息を漏らす。しかし、すぐに険しい表情に戻った。 「どうする相棒、ここにいたらまず生き残る事は出来ないぜ?」 左手に握られたデルフリンガーが喋る。 城の中からは戦う貴族や兵士の怒号や断末魔が聞こえ、大砲の音が幸村のいるテラスにも響いてきた。 幸村はルイズを抱き抱え、テラスから城内へと戻った。 「まだ手立てはある」 幸村は、おそらく貴族が使っていたであろう部屋に入るとベッドにルイズを寝かせる。 「我等がここに来た時の港、あそこには明日出航する船がある筈。それに乗って逃げる」 「なるほど。だけどなぁ……相棒、フネの操縦は出来るのかい?」 デルフリンガーが最もな言葉を述べる。 例え港に着いてフネに乗れたとしても、動かせなければ意味がないのだ。 「それにだ、そこまで行くのに敵と出会わないなんて事はないだろ?辿り着く前におっ死んぢまうのは目に見えてるな」 「果てる気などない。と言った筈でござる」 「あん?」 「拙者はルイズ殿と誓った。ルイズ殿を守る為に命を無駄にしないと……だから必ず生き延びる」 「……操縦はどうするんだ?」 「拙者の気合で、意地でも動かしてみせる」 「もしフネが出航しちまってたらどうする?王様の話じゃ敵は5万だろ?」 「その時は、5万の敵を斬り捨てるまでよ。拙者の槍と、デルフ殿でな!!」 「いいねぇ気に入った!そうこなくっちゃいけねぇ!なら、とっとと港に向かうかね。」 デルフリンガーが嬉しそうに震える。 とはいえ、ルイズはまだ気絶したままだ。起こしても、まともに走れるかどうかも分からない。 幸村は少し考えると、意を決したように立ち上がった。 窓に近寄り、備え付けられたカーテンを掴むと、それを一気に引き千切る。 そうしてカーテンを長いロープのようにすると、今度はルイズを背負い、千切ったカーテンで体を固定した。 「この際、破廉恥などと言って恥じている場合ではない!!」 幸村はしっかりとルイズを背中に背負い、右手に槍と左手にデルフリンガーを持った。 「真田源二郎幸村、これより死地を駆け抜けるっ!!!」 幸村は自身に気合を入れ直して叫ぶと、部屋から飛び出し、走り出した。 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/aketi/pages/151.html
698 :名無したんはエロカワイイ:2007/04/21(土) 04 05 59 ID AOTv0efh BASARAちゃんねる武田板 自作献立を明かすスレぱーと参(354) 1 武田軍@名無し隊 [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 04 44 48 ID T3nAdYKm 自作献立を書き込むすれっどでござる。 安く、大量に、かつ美味しくがもっとお。 他軍のれしぴ公開は歓迎なれど、荒らしと光秀は華麗にするうでござる。 団子のれしぴ情報は専用すれでお願い申す。 関連スレ 【質より量?】団子れしぴ【量より質?】 ttp //game11.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1175087497/ 忍び参ったら料理うまくなるってマジ? ttp //game11.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1175087497/ 699 :名無したんはエロカワイイ:2007/04/21(土) 10 47 36 ID iDG/yYhB 〉荒らしと光秀は華麗にするう ちょwwみっちゃんwww 701 :名無したんはエロカワイイ:2007/04/21(土) 12 30 01 ID LxHDfqZm ≫698 2 右眼 [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 15 26 ID date+893 漏れの上司の好物は野菜。育てたのは俺。 人参嫌いの大の大人が人参好きになるRecipeを教える。 まず人参を用意。 4 TOMOCHIKA [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 18 47 ID o2/chika そしてそれを食う。 5 右眼 [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 19 04 ID date+893 次にミキサーを用意。 6 TOMOCHIKA [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 20 40 ID o2/chika そしてそれを破壊する。 7 右眼 [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 23 19 ID date+893 隠し味にバーモントカレー 8 TOMOCHIKA [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 24 50 ID o2+chika そこでバーモント平瀬の顔をちょっと思い出す 9 家事忍 [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 12 23 19 ID usoda60n なんなんだこの流れバロスwwww 704 :名無したんはエロカワイイ:2007/04/21(土) 14 29 01 ID hv71lXt0 ≫ 698,701 テンプレで名指しまでされる光秀w きっとヒートうpしたから隔離されたっぽい団子専用スレww 構ってちゃんのアニキwww スルースキル高い小十郎w テラワロスwwwww腹いてぇwww 705 :名無したんはエロカワイイ:2007/04/21(土) 16 20 17 ID mTK//I3f 川|∀゚川<ククク…とっておきのレシピをご紹介しますよ… 川|∀゚川<まずは、敵兵を集めます…多ければ多いほどいいですよ…! 706 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/04/21(土) 16 29 56 ID SFjgPeea (´∀▼) そして船で海に出る 707 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/04/21(土) 17 37 39 ID 24E46GkI お館様&幸村はネットで会ったら中々うざったそうだなw ファイトしまくりっぽい。 佐助は華麗にスルー 715 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/04/21(土) 19 47 26 ID EuRqqlzF ≫707 あの二人は自演とか絶対出来ないだろうなw 理不尽なレスに片っ端から突っ掛かりそうだ 716 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/04/21(土) 19 48 13 ID LxHDfqZm ≫701 15 戦国最強 [さげ] 1585/葉月/伍日(月) 14 20 30 ID TadAKA2- 海苔を千切って鍋に入れる。 酒少々を加えて火にかけて、ほとびてきたら醤油で味付け。 たたみいわしを軽く炙って茶碗に持ったご飯の上に千切ってのせ、さらにそこにさっきの海苔を乗せる。 食う ( ゚д゚)ウマー 16 青い薔薇[さげ] 1585/葉月/伍日(月) 16 03 50 ID u2kU4Kiv おいしそうですね さっそくつくってみます 17 お米っ娘[さげ] 1585/葉月/伍日(月) 15 55 28 ID 12KiChaN お米のメニューならたくさんあるべよ! 炊いた米に醤油や酒で濃い目に味さつけた具材を混ぜ込んで それだけですんごいうめえうえにご飯の量も補えるだ! 18 家事忍[さげ] 1585/葉月/伍日(月) 16 03 50 ID usoda60n さすが東北生まれだね。 うちの旦那が喜びそうだから両方作って見ます。 726 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/04/22(日) 07 17 33 ID 562Dddrp ≫715 あまりにも構うからスルーできないお前も同類と言われる幸村ww ≫716 光秀とアニキがいないと普通に良スレだなw
https://w.atwiki.jp/bsbwiki/
このサイトは、「舞台 戦国BASARA」の非公式情報wikiです。 個人の管理運営しているものであり、公式等とは関係ありません。 wiki内の文章の無断転載はご遠慮ください 役者の情報等は、ページを作成した日の時点の情報です 演目ページの情報等は、パンフレットに記載のものを基にしています。 記載内容の間違い、リンク切れなどありましたら「問い合わせフォーム」からご連絡ください (2014.4 運用開始) (2014.10.6 最終更新) ■公演一覧 舞台「戦国BASARA」(初演) 2009年7月 舞台「戦国BASARA」蒼紅共闘 2010年4月 舞台「戦国BASARA3」 2011年10月 舞台「戦国BASARA2」 2012年5月~6月 舞台「戦国BASARA3」瀬戸内響嵐 2012年11月 舞台「戦国BASARA3」宴 2013年4月~5月 舞台「戦国BASARA」武将祭2013 2013年7月 舞台「戦国BASARA3」宴弐 2013年11月 舞台「戦国BASARA3」咎狂わし絆 2014年4月~5月 舞台「戦国BASARA4」 2014年10月~12月 ■出演者一覧 武将 アンサンブル 役者逆引き データ ■リンク 舞台「戦国BASARA」シリーズ公式サイト 株式会社カプコン DAIS ENTERTAINMENT 戦国BASARA公式ファンクラブ「BASARA CLUB」 ダイスオンラインショップ 舞台「戦国BASARA」シリーズ公式Facebook 舞台「戦国BASARA」公式ツイート AND ENDLESS