約 3,170,999 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7342.html
前ページ次ページ異世界BASARA 拳骨を顔に受けたアルビオン兵が、絶叫しながら吹き飛ぶ。 その巻き添えで、直線上にいた何人もの兵士が同じように吹き飛んでいった。 攻撃を逃れたアルビオン兵士達は、恐る恐るその男を見る。 艦隊の砲弾を槍で弾き飛ばしたこの男は、突如として劣勢のトリステイン軍に味方したのである。 しかし、砲弾を弾いたとはいえたった1人……数で勝るこちらが勝つと誰もが考えていた。 それが間違いであったと気付いたのはすぐだった。 幸村は正に修羅羅刹の如く戦った。 飛んでくる魔法は左手のデルフリンガーで吸い取り、その隙に右手の槍で相手を切り崩す。 さらに、元からの体力とガンダールヴの力によって向上している身体能力…… メイジも兵もまるで歯が立たなかったのだ。 「遠くにいる野郎共は耳の穴かっぽじってよく聞けえええぇぇーー!!」 デルフリンガーの声にアルビオン兵一同は震え上がる。 「近からん者は!目にものを見よ!!!!!」 幸村が槍で敵を吹き飛ばしながら叫んだ。 「ルイズ殿が使い魔の真田幸村!!我此処に在りいいぃぃぃっっ!!!!」 「う、うわあああぁぁぁぁぁーーー!!!」 幸村の名乗りに、何人かの兵士が戦意を喪失して逃げ出した。 それを興奮した様子でルイズは見ている。 「ユ、ユキムラったら凄いじゃない!あいつ等をあんなに沢山……!!」 「ちょっと、凄いのはあなたの使い魔だけじゃないでしょ」 すると、横でルイズに突っかかる者がいた。 炎のように赤い髪をかき上げ、豊満な胸を揺らす女性……キュルケである。 そう、この戦いに駆けつけたのは幸村だけではないのだ。 キュルケは戦場に視線を向けた。 幸村の戦っている場所では兵士が宙を舞っている。 だが、別方向でも同じように人が派手に吹き飛んでいる所があった。 「おおぉぉらおらおらおらああああぁぁぁ!!」 その方向から雄叫びが聞こえたかと思うと、またアルビオンの兵が吹き飛ぶ。 そこに、大きな三叉槍を持った利家がいた。 利家は槍を振り回しながら周りの敵を次々に倒していった。 キュルケ達が忠勝と共に現れたのは、幸村が敵陣に突撃した直後であった。 『遅ればせながらこのキュルケ・アンハルツ・ツェルプストー、ゲルマニアの援軍として加勢させていただきますわ』 忠勝から降りたキュルケはアンリエッタに一礼して言うと、利家に一言「蹴散らしてきなさい」と命じた。 「どうしたどうした!腹でも減ったかぁ!?」 そして今に至る訳である。 「そろそろかしら……ちょっとそこのあなた?」 「へ?は、はい!」 突然声を掛けられたトリステインの兵士は慌てながら返事をした。 「兵糧はまだ余ってるんでしょ?ちょっと持ってきてちょうだい」 (うぅいかん……それがしの方が腹が減ってきたぞ) 槍術を駆使して戦う利家だったが、空腹になってきたのか、動きが鈍くなってきた。 しかし、敵は休む暇を与えず攻めかかってくる。 「トシイエ~~!!!!」 その時、遠くからキュルケが手に持った物を振りながら利家を呼んだ。 そして利家が振りかえると同時に、キュルケは持ってた物を勢いよく投げた。 「新しいご飯よぉ~~~!!」 「飯だあぁぁーーっ!!」 その瞬間、利家はいつもの数倍の反応速度で飛び上がると、投げられたパンを掴んで口に放り込んだ。 利家はそれをしばらく咀嚼する。 「……よっしゃああぁぁ!元気百倍だーー!!」 これでまた戦える…… 腹を満たして勢いを取り戻した利家は、勇猛果敢に戦い始めた。 さらに、空では竜騎士が目の前に存在する恐怖に震えていた。 人間離れした体躯に、見た事がない程巨大な槍…… そして真っ赤に光る眼が自分達を睨みつけている。 本多忠勝である。 「う……うおおぉぉぉーー!!!」 焦った竜騎士の1人が、火竜のブレスをその男に浴びせた。 だがそれをものともせず、忠勝は腕を伸ばし、火竜の首を掴むと一気に骨をへし折った。 そしてその火竜を掴んだまま、槍を一気に突き入れた。 槍は火竜の腹を突き破り、竜騎士にまで届く……空中で血煙が派手に飛び散った。 「……!!…」ヴィィィーーギュルルルル 忠勝は残った火竜の首を投げ捨てると、残った竜騎士達に視線を戻した。 「そうか……彼等も偽善者か……」 幸村達の戦いを見て、松永の苛立ちはさらに増す。 すると、松永は何かを思いついたのか船にいる船員を呼ぶ。 そして伝言を伝えると、吊るされた人質の1人に近づいて行った。 「母様……母様ぁ……」 船下から女の子の嗚咽が聞こえてくる。 先程、見せしめに落とされた人質の娘である。 「母に会いたいかね?」 ビクッとその子は体を震わせた。 小さいながらもその言葉の意味を理解した。次は自分が落とされる番であると…… 「や、やめて……」 震えながら懇願する。しかし、それを聞いた松永の顔は嘲笑うような表情であった。 「やめて?何故止める必要がある?」 持った剣をロープにあてがう。 「母と同じ所に行けるのだよ」 そして、一気に剣を引いて、ロープを切った。 「きゃあああああああぁぁぁぁぁ!!!!」 背後で聞こえた悲鳴に忠勝は振り返る。遠くで、縛られたまま落ちていく子供が目に飛び込んできた。 「…!?……」ギギキゴゴゴ!!! 背中のバーニアを吹かし、一気に加速する。 忠勝は下に先回りすると、そこで落ちてきた子供を受け止めた。 腕の中で抱きとめられた子供は、忠勝を見て怯えたが、自分が助けられたと分かると安堵の笑みを浮かべる。 「…………」ウィィィー、プシュー 忠勝もそれを見て安心したように音を発した。 「今だ。撃て」 その忠勝に向けて、レキシントン号の対艦砲が放たれた。 「!!??」ギュルロロロ!!!! 背中にこれまでにない衝撃を受け、忠勝の体は激しく揺れた。 と、さらに右肩に何かぶつかる。別の艦隊からの砲撃であった。 松永の合図で、一斉砲撃が開始されたのだ。 松永はこれを計算して人質を落としたのである。忠勝……いや、忠勝達の誰かが必ず助けに来ると。 「戦国最強……卿は偽善によって滅びたまえ……」 砲撃を受け、落下していく忠勝を見ながら松永は嗤った。 「忠勝殿!?」 「いかん!忠勝!!」 落下する忠勝は地上の幸村と利家からも見えた。 2人はそれぞれ走り出す。 「うおおおぉぉぉーー!邪魔だどけえぇーーいっ!!」 アルビオン兵を薙ぎ倒しながら幸村は猛進する。 再び空を見上げると、忠勝が黒い煙を上げながら落下していた。 だがまだ間に合う。真下で受け止めることが出来れば…… 突然、地を走っていた幸村が空中に舞った。 人を吹き飛ばす程の強風がいきなり吹いたのである。 驚愕した幸村だったが、すぐに確信した。風を操る者……奴だ。 「また私の邪魔をするか!ガンダールヴ!!」 幸村の予感通り、聞き覚えのある声が耳に届いた。 「やはり貴様か!ワルドオォ!!!!!」 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/sengoku4/pages/102.html
基本情報(E)Empires追加要素 紹介 攻撃方法 武将解説・性能考察武将解説 性能考察 武器データ基本性能 名称等の説明・故事来歴 技能考察 (II)技能盤 衣装 コメント欄 基本情報 名前 風魔小太郎(ふうまこたろう) 二つ名 混沌の化身 アクションタイプ 神速攻撃タイプ 使用条件(通常版) 最初から使用可能 (II)使用条件(4-II) 約束の章:「関東防衛戦(約束の章)」クリア (S)使用条件(真田丸) 第七章:「上杉調略」クリア 推奨メイン対象 (E)服部半蔵・(E)くのいち・(E)ねね・甲斐姫・北条氏康・早川殿 推奨パートナー対象 服部半蔵・甲斐姫・北条氏康・早川殿 声優 檜山修之 無双奥義文字 闇 秘奥義・皆伝文字 朧 公式動画 『戦国無双4』風魔小太郎 (E)Empires追加要素 生没年 ?-? 采配 6 智謀 8 政治 2 政略 全軍徴兵 忍者隊急襲・参 戦場策 忍者隊急襲・参 紹介 相模の北条家に仕える忍びの一党、「風魔忍軍」の長。非人間的な容貌を持ち、傲慢にして不遜。ただ混沌を好み、破壊的な言動を繰り返しては幻術で戦場を掻き乱し、人々に不可解さと恐怖を植えつけていく。 攻撃方法 武器 籠手 通常攻撃 体術ゆえ動きは迅速。範囲は全体的に狭いが動き回りながらの攻撃になるのであまり気にならない。対武将ではN3止めを繰り返すorチャージ派生に移行するのが強力。 N1~3 右前方薙ぎ払い→左前方薙ぎ払い→回し蹴り。 N4~7 左右交互に斜め移動しながら薙ぎ払い。 N8 後方に飛び上がり回転しつつ、前方に敵を貫通する波動射出。なかなかの威力。 チャージ攻撃 アクションタイプ変更に伴い、全体的に派生数が低下。弱体化した感じが否めない。 C2 地面に腕を刺し波動を放出。浮かせ技。前作で消えたダウン追い討ちが復活、ただし範囲は物凄く狭い。 C2-2 腕を伸ばし前方に叩き付け、叩き付けた所を中心にくるっと回転しながら薙ぎ払い。叩き付けの範囲はやはり狭いが、直後の全方位薙ぎ払いと出の速さのおかげで乱戦でも使える。なお、C2以降向きは変えられない。 C3 前方に気絶効果有の肘打ち。殺陣を狙うならここで止めると良い。 C3-2 前方に壁を作るように腕を回して攻撃(ガード崩し効果有)後、波動弾を射出。前作と違い今作は波動弾が敵を貫通するようになったが、ガード崩しだけで止めることはできなくなった。波動弾は一定距離進んだ後に爆発するが、その爆発にも攻撃判定が有り、属性も乗る。 C4 腕を伸ばし体ごと回転しながら全方位薙ぎ払い。広範囲。 C4-2 薙ぎ払いの前に左腕で左右交互に四回切り刻む。前作と違い切り刻み追加できない分隙も減っているが、雑兵・武将入り混じる乱戦(特に武将が数人いる場合)ではやはりC4-1で止めた方が無難。 C5 前方にドロップキックを放った後、そのまま蹴り飛ばした相手をスケボーの板のようにして地面を滑り、蹴り投げる。ガード無視の投げ技だが、混戦時には狙った敵に当て難く、今作では防御力低下効果が消滅。 神速攻撃 申し分ない攻撃速度と範囲で雑魚掃除の要。S8は前方+側面少しと急に範囲が狭くなるが、全体的に見れば癖も少なく優秀且つ移動手段にも良い。強攻撃派生もあり。 S1~3 右、左と交互に腕を伸ばし薙ぎ払いながら高速で前進。 S4~5 同上。 S6~7 同上。 S8 両腕を伸ばしてぐるぐる。移動距離が短い上に範囲が狭い。 神速強攻撃 トリッキーだが威力は高い。SS6 8に前作の面影が残る。SS7も優秀。 SS2 左腕を伸ばして前方に叩き付けると同時に後方で波動放出。 SS3 右腕を伸ばしつつ突き出す。見た目の割に前方+側面と範囲は広い。 SS4 飛び上がって伸ばした両腕を一度地面につき(この時にも攻撃判定有、属性も乗る)、反動で更に高く飛び上がって伸ばした両腕を振り下ろすと共に体ごとズドン。 SS5 前方地面に両腕を伸ばし、パチンコの要領で体ごと突っ込む。 SS6 空中で回転しながら突進。方向は左スティックで自在に操作可能で、追加入力するとその時点で回転が止まる。 SS7 両腕を広げ姿を消しつつ膝で滑り込む。通り道の敵を広く吹き飛ばす。広範囲。 SS8 SS6と同じ。 ジャンプ攻撃 前方薙ぎ払い+波動。 ジャンプチャージ 後ろに反って逆立ちするような体勢になり、両腕を地面にズドン。 騎乗攻撃 振りは早いが範囲はそこそこ。 R1~3 右薙ぎ払い。 R4~7 右腕をぶんぶんと回して薙ぎ払う。範囲も少し広くなっている。 R8 同上。 RC2 右腕をぶん回し、敵を打ち上げる。 RC3 敵を気絶させる煙玉を投げつける。属性も乗る。 RC4 両腕で左右を薙ぎ払い。 無双奥義 無双奥義(前半) 疾走しつつ両側面から前方を切り刻む。 無双奥義(後半) 「躾けてやろう...」瞬間移動した先の敵を攻撃という流れを数回繰り返した後、元居た場所を中心に黒い炎(not紅蓮属性)の様なものを拡散。 無双秘奥義 前半の疾走距離が延長し、紅蓮属性も付加。 無双奥義・皆伝 「沈め…混沌へ」通常攻撃の二~三倍ほど腕を伸ばして混沌の渦を形成。全方位を薙ぎ払う多段ヒット技。 特殊技 相手を掴みぶん投げる。ヒットした相手は防御力が低下する。威力は高めで、前方範囲はほぼカバーしているが、優先的に掴むのはやはり右側の敵。敵の密集時に狙って掴みたい時は、目標の敵がいる方向へ左スティックを入れると掴みやすくなる。 影技 タックル。 殺陣 真上に蹴り飛ばした後に追いかけるように跳んで掴み、相手の頭を地面に突き刺す。蓮華。ごくたまに相手を掴み損ねる場合があり、その際はニードロップに技が変わる。 無双極意 「逢魔が時…」修羅属性が付加されるので、積極的に使っていきたい。 武将解説・性能考察 武将解説 相模国の在地忍者集団・風魔党の頭領とされる人物。 同地の戦国大名・北条氏に仕え、河越夜戦(本編不在)等で多くの活躍を見せた。 徳川家康の関東入封後、風魔党は夜盗として抹殺されたという。 『2』で初登場して以来、口癖の混沌の名に恥じぬ乱入魔としての側面を見せた小太郎であるが、 前作で主君の北条氏康が登場してからは理解のある「オバケさん」として家臣らしくなった。 一方で、本作では早川殿・甲斐姫ら遺臣・遺児との関係が新たに描かれたため、 従来よりも活躍の期間がさらに伸びている。 (II)4-IIでの扱いは、通常版とほぼ同じ。 (E)Empiresでの扱いもまた、通常版に準ずる。 史実においては家康の関東移封に際して処刑されたというが、 本作でもやはり生き延びて関ヶ原シナリオでも暗躍している。 風魔忍軍の長としての地位に相応しい忍者隊急襲・参と智謀8は信頼のおける内容であり、 忍びの里を確保するまでは全軍徴兵を非効率を覚悟のうえで任じておくとよい。 なお、服部半蔵と同じく対忍者武将の特別台詞も追加された。 (S)真田丸では、その人外の存在としての側面が大いに活用されており、 北条の忍びとして真田親子とある時は対峙し、ある時は共闘する。 混沌と真田昌幸を称賛する本人もまた、敵味方の立場を次々入れ替えることとなる。 最終的にはやはり処刑の手を逃れ、大坂で幸村らと共闘することとなるが、 公式は彼と甲斐姫をもう一つの真田主従として扱いたいようである。 性能考察 忍術よりも妖術に近い体術が特長であり、動きは安定して鋭い。 そのため、対武将戦での強さの反面、集団戦での不利が一貫してネックであった。 しかし、本作ではアクションタイプの変更と神速攻撃の追加により、 一気に弱点が解消の方向へと向かっている。 但し、乱戦にやや向かないという弱点までは変わらなかった。 乱戦ではC4がやはり中心となるが、キャンセル可能となった特殊技も有効。 また、特筆すべきは極意の固有属性が修羅だということであろう。 練技ゲージは可能な限り影技ではなく極意に回すことを推奨したい。 武器データ 基本性能 武器名 攻撃力 備考 魔迅鉄甲 30 闇御津破 120(40) 猛攻4 勇猛4 迅閃5 不抜5 俊敏5 修羅4 快進4 克己5固有属性の修羅がある時点で勝ちのようなもの。迅閃と快進の相性も無論良好。 風雷双頭 140(40) 猛攻5 神撃5 迅閃5 明鏡5 闘志4 閃光5 修羅4 克己5名前に反し、烈空属性は無いのが残念。迅閃と明鏡で戦場を混沌に還元する凶悪な武器。 (II)闇御津破・烈空 89(40) 烈空85 修羅80 体力73 攻撃80 敏捷89 馬術72 練技増加80 攻撃速度89妨害系の属性が無い点以外に死角なし。 (II)風雷双頭・閃光 89(40) 閃光60 金剛54 体力55 防御62 敏捷70 無双増加55 練技増加60 攻撃速度66こちらも、何故か烈空属性が無い。 (II)風雷双頭・修羅 89(40) 修羅95 紅蓮80 攻撃86 防御76 敏捷99 無双増加83 攻撃範囲77 攻撃速度94忍者向けらしく俊敏がカンストしているほか、重要付加能力は完備されている。こちらも妨害系の属性が無いことへのフォローが必須。閃光・烈空が共にないのは、「看板に偽り有り」そのもの。 (S)魔迅鉄甲 11~31 (S)闇御津破 245(40) 烈空85 修羅80 攻撃強化80 攻撃範囲89 攻撃速度85 破天73 明鏡75 迅閃89勇猛こそ無いが、忍者系技能を完備している良品。 (S)風雷双頭 252(40) 閃光88 金剛83 攻撃強化83 攻撃速度92 勇猛84 神撃80 心眼82 真髄81勇猛が増えたが、修羅や迅閃が消えるなど劣化した側面の方が強いか。 名称等の説明・故事来歴 魔迅鉄甲 2からの小太郎の武器の名前。 闇御津破 日本神話に登場する神・闇御津羽神(クラミツハノカミ)から。 闇御津羽神は伊坐那岐(イザナギ)が火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)を切り殺した際、その血から生まれた神で、 同時に生まれた高龗神(タカオカミノカミ)と同じ龍神であるとされており、井戸、水、雨などを司る神とされる。 風雷双頭 このような四字熟語は存在しないが、武器グラフィック等から「風神」「雷神」が由来と考えられる。 風神と雷神はそれぞれ風と雷を司る神の総称で、風と雷は関連性が高い事から対で描かれる事がしばしばある。 共に世界各地に信仰があり、日本では志那都比古神(シナツヒコノカミ)等が風神、 建御雷神(タケミカヅチノカミ)等が雷神として信仰されている。 技能考察 技能名 相性 備考 猛攻 ◎ 基本よな… 風撃 ◎ 我の手が更に伸びる、故に混沌が更に広がる… 勇猛 ◎ 敵将は、手早く混沌に沈めよう… 波撃 × 無駄よ… 神撃 △ 奥義は緊急避難用よ… 破天 △ 混沌を呼ぶ投げ技は、空中判定ではない… 迅閃 ◎ 忍びの為にある技能よ…我も例外ではない… 明鏡 ◎ 我の固有属性は修羅。故に最も相性が良い… 真髄 ◎ 明鏡と同じだ…皆伝の強化にもなるぞ… 怒髪 ○ 奥義に余裕を持たせるのもよかろう… 堅守 ○ これも基本… 不動 △ 回避に徹する…忍びの在り方よ… 滅流 × 敵の属性攻撃は無いとみてよい… 波断 × 敵の矢弾は神速で潰せ… 堅忍 ○ 敵将の足掻きを、これで封じる… 不抜 × 風は斬れぬ…だが、下らぬ躓きも要らぬ… 背水 × 闘志 × 回避する限り、使い処は無い… 闘魂 × 再臨 ○ 保険か、代替わりか… 俊敏 ○ 忍びにはあっても問題ない… 破竹 ◎ 神速攻撃で混沌を起こし、敵兵を全て呑み喰らう… 快進 ○ 覚醒 △ 修羅極意を使う我とは合わぬ宿命よ… 騎戦 × 戦場は神速で駆け抜けよ… 練騎 × 薬活 ○ 氏康とその子犬たちを守らねばな…これも契約よ… 騎神 ◎ 修羅極意を使い、戦場にさらなる混沌をもたらさん… 霊験 ○ 克己と揃えて使え… 克己 ◎ 己を乗り越え、鍛えよ…そして、更なる混沌を創り上げよ… 属性技能については、属性の頁を参照。 回収用技能四種は全員同一の効果なので割愛。 (II)技能盤 特徴 備考 交叉・四分型 開始位置は左上。 衣装 名称 入手方法 備考・特徴 通常衣装 初期搭載 戦国無双4 (E)追加衣装 DLC 浴衣。 コメント欄 この掲示板はツリー方式です。レスをする時は、レスをしたい記事の先頭をクリックして選択してから書き込んで下さい。 それをしないとツリー表示されず、新規投稿になってしまいます。他の人が不快になる様な投稿は控えましょう。質問は質問掲示板で行いましょう。 レア武器の攻撃早すぎて一瞬びびったわww - 名無しさん 2016-03-17 14 02 15 風撃の「我の手が更に伸びる」でクッソ笑った - 名無しさん 2016-10-10 16 00 31 速度と範囲強化するとC4追加入力の卍お手てが攻防一体の盾になるんだよね。ただ死角はあるから高難度での乱戦は苦手。 - 名無しさん 2016-11-10 00 19 08 卍ってなんだ。∞だ。 - 名無しさん 2016-11-10 00 19 41 攻速付けたらC4追加入力出にくすぎ。 - 名無しさん (2018-05-18 07 51 31) 新武将作れないのは仕様だろうけど前から楽しみにしてた分、悲しい..何で小太郎だけ省かれたんだろ。 - 名無しさん (2020-05-14 01 40 49) いまさらだけど腕伸びるモーションだと服ごとにグラ作らないといけなくてめっちゃ手間かかるから - 名無しさん (2021-05-07 04 51 52) 名前 全てのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7341.html
前ページ次ページ異世界BASARA ラ・ロシェールの街に立て籠もったトリステイン軍の前方五百メイル、タルブの草原に敵の軍勢が見えた。アルビオン軍だ。 三色の『レコン・キスタ』の旗を掲げ、悠々と行進してくる。 生まれて初めて見る敵に、ユニコーンに跨ったアンリエッタは震えた。 その震えをルイズや回りの兵に悟られないよう、アンリエッタは目を瞑って軽く祈りを捧げた。 だが、敵は草原を進んでくる上陸軍だけではない。 視線を上方に転じれば、巨艦『レキシントン』号を旗艦とする大艦隊が隊列を整え始めていた。 そしてその舷側が光る。艦砲射撃である。 何百発もの砲弾が、ラ・ロシェールに立てこもったトリステイン軍に襲い掛かる。 その度に周りで人が吹き飛び、岩が崩れ落ちてきた。 「落ち着きなさい!落ち着いて!!」 恐怖にかられたアンリエッタが叫ぶ。 その時、一発の砲弾が近くの岩盤を吹き飛ばした。 崩れた岩が降り注いで来る。アンリエッタは目を閉じた。 しかし、そこにさらに爆発音が響いた。 恐る恐る目を開くと、杖を構えたルイズがいた。降ってきた岩を、ルイズは失敗魔法で吹き飛ばしたのだ。 「姫殿下!お怪我はありませんか!?」 心配そうな顔をして尋ねるルイズを見て、アンリエッタは安堵の表情を浮かべる するとそこへマザリーニが近寄り、アンリエッタに耳打ちした。 「まずは殿下が落ち着きなされ。将が取り乱しては、軍は瞬く間に潰走します」 マザリーニが伝令を発すると、トリステインの貴族たちが岩山の隙間の空にいくつもの空気の壁を作り上げた。 その壁によって砲弾は砕け、何とか被害を食い止めることが出来た。 「これでしばらくは持ちましょうぞ」 マザリーニはアンリエッタに告げる。少なくともこれで持ち堪える事が出来る。 しかし、それを許さない男が1人…… 「彼等は出てこないか……ふむ、これでは少しつまらんな」 地上の様子を見て、松永は顎に手をかける。 と、口の端を吊り上げて笑うと、船内に入る扉を開く。 そこにいたのは……縛られ、猿轡をされた女や子供…… 松永がアルビオンで捕らえた貴族達である。 「諸君」 松永が言葉を発すると、縛られた者達は体を震わせた。 「これからトリステインの兵士達に敬意を表し、余興を催そうと思う。なに、きっと楽しんでくれるよ」 「枢機卿!姫殿下!!」 敵艦隊の様子を見ていた兵の1人が2人を呼ぶ。 「どうしました」 「一隻の船からこちらに信号を送ってます」 兵はそう言うと、船から送られてくる信号を読み上げる。 「今カラ余興ヲ開始スル。トリステイン軍ノ諸君モ楽シミタマエ……ひ、姫殿下!」 信号を読み上げていた兵が慌てふためき、持っていた望遠鏡をアンリエッタに渡してきた。 「……あれは!!」 その船を望遠鏡で見たアンリエッタの顔が引き攣る。 彼女が見たのは、船の端にロープで吊り下げられた人間であった。 そして次に繰り広げられた光景に、アンリエッタは恐怖のあまり言葉を失った。 吊るされた内の1人のロープが切られ、船から落とされたのである。 異変を感じたマザリーニも望遠鏡を覗く。 「何と……何と惨い事を……!!」 アンリエッタは目を逸らして口を覆った。 「再び信号です!『コレヨリ、5分毎ニ1人、船カラ落トス。止メタクバ、真ッ向カラアルビオント戦エ』」 「アンリエッタ殿、卿からは“慈悲”を貰っていこう」 「ど、どういたします?」 兵が動揺しながらアンリエッタに問い掛ける。 アンリエッタは唇を噛み締める。 籠城を続ければ人質が殺されていく、しかし出て行けば空、地の両方から攻められる…… 自軍の事を考えるならこのまま出て行かない方が良い。 だが…… 「……出来ない。私には見捨てる事なんて……!」 アンリエッタはキッとアルビオン軍を睨み、全軍に指示を出す。 「全軍進撃!!人質になった者達を救います!!」 「「「オオオオオオオオォォォォーーーー!!!!」」」 怒号と共にトリステイン軍は駆け出し、進撃を開始した。 その様子は松永の乗る船からも見える。 松永の、笑みを浮かべた表情が一変する。 それは汚物を見るかのような冷たい目だった。 「……何だあれは?偽善か?偽善なのか?」 松永久秀は、欲望に忠実な男である。 それこそが人の……生物の本質であると彼は考えているからだ。 だから、松永は理想や、正義というものが気に入らない。 何故己を律してまで生きなければならないのか…… 「偽善者共が……ならばその慈悲とやら、余す事なく奪ってやろう」 松永は苛立った様子で呟いた。 その松永の言葉を合図とするかのように、アルビオンの攻撃が始まった。 進撃してきたトリステイン軍に、アルビオンの容赦ない攻撃が開始された。 上空からはタルブの草原に出てきたトリステイン軍に砲弾の嵐が降り注ぎ、あちこちで人が吹き飛ぶ。 さらに、地上には艦隊の援護射撃を受け、士気の高いアルビオン軍である。 どう考えてもこちらに勝ち目はなかった。 それでも、アンリエッタやルイズは懸命に馬を走らせ、杖を振るう。 (ユキムラがいなくても、姫殿下は私が守ってみせる!) (命令をだしたのは私……ならば私がやらねば!) その時、艦隊の舷側が一斉に光った。アンリエッタとルイズは目を見開く。 艦砲射撃による砲弾が、こちらに来る……! 逃げなければ! だが心で思っても、間に合いそうにない。 ルイズは迫りくる恐怖に目を瞑った。 (私、ここで死ぬのかな……) ルイズの脳裏に、今までの出来事が浮かんでくる。 姉と比べられ、1人池の小舟で泣いていた事。 魔法学院に入学して、必死に勉強しても失敗ばかりだった事…… それらがまるで走馬灯のように浮かんでは消えていく。 そして最後に、幸村を召喚した時の事を思い出した。 (ユキムラ……) フーケのゴーレムの時も、ワルドが裏切った時も、幸村は自分を守ってくれた。 だから幸村が戦えない今、自分が姫殿下を……大切なものを守ろうとしたのに…… 結局、自分は何も出来なかった。 (ユキムラ。私やっぱり……ゼロのルイズだったよ) 「弱音を吐くのは、まだ早いですぞ」 ルイズは目を開いた。 赤い甲冑を身につけた……会いたくて仕方なかった人が目の前に立っていた。 「あ……ユ、ユキ……」 名前を呼ぼうとしたが、声が上手く出ない。 何か……何か言わないと…… ルイズは必死に口を動かして声を出そうとする。 「ルイズ殿」 「え……?」 「よく……よく頑張られましたな」 幸村が振り返り、ルイズに笑いかけた。 「……う、ふぇ……ふええぇぇぇ……」 ルイズの目から涙が溢れる。 心の片隅で、もう目が覚めないかもしれないと思っていたけど、幸村は来てくれた。 そしてまた、私を守ってくれる。 ルイズにはそれが嬉しくてたまらなかった。 「馬鹿ぁ……もっと早く来なさいよ……す、す、凄く怖かったんだから……」 「遅参の将、申し訳ありませぬ。ならば……!!」 ブンッと槍とデルフリンガーを交差させるように大きく振る。 「この幸村!修羅の如く戦い、敵を押し返して見せましょうぞ!!」 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5033.html
前ページ次ページ異世界BASARA 城内は凄惨を極めていた。 押し寄せた敵に斬り裂かれた者、最初の大砲で吹き飛んだ者…… 討ち死にした王軍のメイジの死体が転がり、城内からは戦いの音が今なお響いている。 ジェームズ1世はただ1人、パーティーで設けられていた玉座に座り、静かにホールの大きな扉を見つめていた。 遠くから爆発音と、悲鳴が聞こえてくる。爆発の音は次第に大きくなり、振動がホールの中にまで伝わってきた。 彼はその音を聞いて悟った。これは大砲の音ではない、だが火の魔法とも違うと。 そう思ったその時、ホールの扉が轟音と共に吹き飛んだ。 火が燃え広がり、黒煙が濛濛と立ち上る。 その煙の中から、1人の男が現れた。 見た事のない服を着た男であった。このアルビオンでも……いや、ハルケギニアのものではなかった。 ただその眼が、男の凶悪さ、狡猾さを表していた。 「ご機嫌如何かな?空の国の王よ」 ジェームズの姿を見て、男は口の端を吊り上げて言った。 その言葉に、ジェームズの顔が怒りに歪む。 「機嫌だと?約定を破り、奇襲を仕掛けておきながら……よくもそんな事が言えるな」 「私は本来騙し合いは苦手なのだがね。ところで……」 と、男はぐるりとホールを見回す。 「……ここにいるのは卿だけかな?」 男の問いにジェームズは答えない。しかし、男はここに目的のものがない事を理解した。 「そうか、ならばもうここに用は無い。邪魔をしたね」 踵を返し、爆破した扉から男は出て行こうとした。 「待て!」 だがそこに、ジェームズがウィンディ・アイシクルを唱えて発射した。 男は振り向き様に、手に持った剣でそれを切り払う。 「朕のような老いぼれでは戦うに値しないという事か?このジェームズ1世、年老いても貴族の誇りは失っておらぬ!」 ジェームズ1世は杖を向けながら男に叫んだ。 「……生憎だが、卿の朽ちかけた“誇り”には興味がないのだよ」 激しい攻防の中、ウェールズ皇太子は鍾乳洞の港にいた。 戦えない女子供をイーグル号に乗せる為、メイジ達と一緒にレコン・キスタ軍を迎え撃っていたのである。 だが、圧倒的な数と、奇襲によってその抵抗も空しく、一人、また一人と倒れていく。 遂にはウェールズと数人のメイジだけになってしまった。 「イーグル号はまだ出港出来ないのか!?」 「もう少し掛かります!」 ウェールズは汗を手で拭い、上へと続く階段から現れる敵兵に魔法を放つ。 「何としても守れ!敵を1人も通すな!!」 戦いの音はイーグル号内部にも響いてきていた。 轟音が響く度に、乗り込んでいる婦人や貴族の子供から悲鳴が上がる。 その一角に、造花の薔薇を持った青年と、年老いた老人がいた。ギーシュと氏政である。 運良く彼等は奇襲から逃れ、このイーグル号まで辿り着く事が出来たのである。 2人はただ黙って床に座っていた。 「……ウジマサ、僕はやっぱり戻るよ」 と、突然ギーシュが立ち上がって叫んだ。 「このまま敵に背を向けて逃げたんじゃ貴族の恥だ。僕のワルキューレで1人でも多くの反乱軍の兵士を倒してみせる!」 「阿呆かお主は!!」 そんなギーシュを氏政は一蹴した。 「ついさっき聞いたじゃろ?敵は5万じゃぞ。お主1人加わった所で何も変わらんわい!」 「じゃあウジマサはこのまま逃げるのかい?ここに来るまで手柄を立てるとあれ程言っていたじゃないか」 それを言われると氏政も言い返せない。ギーシュの言う通り、わしが手柄をたてるんじゃあと意気揚々としていたのは事実だからだ。 「い、いやまぁあれは……文を取り戻すまでが任務じゃから……」 氏政はばつが悪そうに口をもごもごさせる。 「ととととにかくじゃ!こんな所で犬死せんでも良いじゃろう?ここでおとなしく出港を待てば……」 「それではグラモン家の名に、父上の顔に泥を塗るようなものじゃないか!」 “命を惜しむな、名を惜しめ”……武人であった父の言葉をギーシュは思い出す。 「そんなに戦うのが怖いなら、ウジマサはここにいればいい!父上、見ていてください!ギーシュは今から男になります!!」 ギーシュは杖である薔薇を手に持ち、船室から飛び出して行ってしまった。 「父上の顔に泥を塗るじゃと?」 ギーシュの言葉が氏政の頭に響き、今は亡き父の事を思い出させる。 氏政の父、北条氏康は偉大な戦国大名であった。 16歳で初陣、以来36回の合戦に出撃して一度も敵に背を見せた事がなく、あの上杉、武田と渡り合った勇武の父。 さらに民衆からも慕われ、「相模の獅子」とまで呼ばれた父…… だが氏政にとって、父の存在は重荷となっていた。 父の氏康があまりにも偉大過ぎたのだ。 自然と、氏政は父の氏康と比べられるようになった。 初めは氏政も、その名に恥じぬように必死に尽力していた。 しかし天は彼に父のような力を与えなかったようで、氏政は次第に周囲から呆れられていった。 「氏康様さえいてくれれば……」こんな事を言う兵もいた。 そんな氏政の前で、父上の、グラモン家の誇りのために飛び出していったギーシュ。 氏政には、さっきのギーシュが昔の自分のように思えた。 「嫌な事を思い出させおって……ええい!仕様のない若造じゃ!!」 氏政は栄光槍を重たそうに持ち上げる。 そして、気づくと彼はギーシュと同じように船室を後にしていた。 勢いよく駆け出したギーシュはワルキューレを用いてレコン・キスタの兵と戦った。 しかし、戦争での戦いを経験した事のないギーシュは次々とワルキューレを破壊されていく。 ガシャン!と、派手な音がして最後の1体が壊された。 「そ、そんな……いくらなんでもこんな早く……」 ワルキューレの全滅というこの現状に、ギーシュは腰を抜かした。 「おいおいどうした坊や?助っ人にしちゃ随分と弱過ぎるぜ?」 傭兵風のメイジがギーシュを嘲笑うかのように言った。 その言葉に、ギーシュは悔しくて唇を噛み締める。 「退け!後は私達に任せろ!」 ウェールズが言うが、ギーシュは腰が抜けているのか、立ち上がれない。 「何だ、本当に終わりか?じゃあとっととくたばれ。こっちは色々と忙しい身でな」 そう言うと男は呪文を素早く唱える。 巨大な火の球、『フレイム・ボール』が発射され、ギーシュに襲い掛かった。 ああ、なんてあっけない最後なんだ… 氏政にあれだけの啖呵を切っておきながら、敵を1人も倒せずにいる自分が情けなくなった。 巨大な炎の球が自分に迫ってくる。 ギーシュは思わず目を瞑り、今まさに訪れようとしている死を覚悟した。 その時である。 「きえええぇぇぇぇぇぇぇーーーっ!!」 聞いた事のある声に、ギーシュははっと目を開く。 そこには、フレイム・ボールを防いだのであろう、巨大な氷柱と…… 自分を守るように立っている使い魔であった。 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/gameanimebasara/pages/17.html
現在プレイ中。 もちついたら書いていきます。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6213.html
前ページ次ページ異世界BASARA その日……利家はシエスタの家で彼の父と、酒を交わした。 父親は利家と忠勝を見ると目を丸くしていたが、説明を受けると納得したように頷いた。 「……そうか、謙信様は元気でやっておられるか……」 利家から話を聞いた彼は、懐かしそうに呟いた。 しかし、帰りたいか?という利家の問いに彼は首を横に振る。 「わしにはここに新しい家族がいる。アルビオンとトリステインが不可侵条約を結んだのは知っているか?」 顎に手を掛けながら、難しい顔をして彼は言った。 「わしには、どうにも裏がありそうな気がしてならん、近い内に戦が起こるやもしれん……そんな時に家族を守らねばならんだろ? それに!あっちにはわしの息子もいる!なぁに心配はあるまいて!!」 彼は豪快に笑うと、コップに入っていた酒をぐいと飲み干した。 シエスタの父と話をした利家と忠勝は、その日の内に学院に戻った。 シエスタはそのまま実家に残る事になった。 なんでも、アンリエッタが結婚するという事で特別に休暇が出たらしい。 2人が学院に戻る頃には夜になっていた。 「……こんな遅くまで何処に行ってたのかしら?」 学院に帰った2人を待っていたのは、呆れた顔のキュルケといつもと変わらず、本を読んでいるタバサだった。 「別にあなた1人で行くのならいいのよ。でもタダカツを連れ出すならタバサにちゃんと言いなさい。この子ったらまたソワソワ……」 「してない」 間髪入れずにタバサが言った。 「その……すまなかったな2人共」 「……………」ボフゥゥ~ 利家は素直に頭を下げた。心なしか、忠勝もバツが悪そうな顔をしている。 こんな事ならもっと早く帰れば良かったな……と、利家は思った。 しかし、後にこれが「あっちに泊まれば良かった」に変わるとは、2人には知る由もなかった。 ゲルマニア皇帝、アルブレヒト3世と、トリステイン王女アンリエッタの結婚式はゲルマニアの首府、ヴィンドボナで行われる運びとなった。式の日取りは来月……3日後のニューイの月の1日に行われる。 そしてこの日、トリステイン艦隊旗艦の『メルカトール』号は新生アルビオン政府の客を迎える為に、ラ・ロシェールの上空に停泊していた。 後甲板では、艦隊司令長官のラ・ラメー伯爵と艦長のフェヴィスがいる。 「左上方より艦隊!」 見張りの水兵が告げた方を見ると、そこには雲と見まごうばかりの巨大戦艦とが降下してくるところであった。 アルビオン王国の旗艦、『レキシントン』号である。 「戦場では会いたくないものだな」 艦長のフェヴィスが口髭をいじりながら呟く。 降下してきたアルビオン艦隊はトリステイン艦隊と併走するかたちをとると、旗流信号をマストに掲げた。 「貴艦隊ノ歓迎ヲ謝ス。アルビオン艦隊旗艦『レキシントン』号艦長」 「こちらは提督を乗せているのだぞ。艦長名義での発信とは、これまたコケにされたものですな」 艦長はトリステイン艦隊の貧弱な陣容を見渡しながら、自虐的に呟いた。 どん! どん! どん! とアルビオン艦隊から大砲が放たれた。 弾は込められていない。火薬を爆発させるだけの礼砲である。 しかし、巨艦『レキシントン』号の長大な砲身から放たれた空砲は、辺りの空気を震撼させ、トリステイン艦隊の将兵は皆肝を冷やした。 「よし、答砲だ」 一瞬後じさったラ・ラメーが、それでもどうにか威厳を保ちながら命令する。 「何発撃ちますか? 最上級の貴族なら、11発と決められております」 礼法の数は相手の格式と位で決まる。艦長はそれをラ・ラメーに尋ねているのであった。 「7発でよい」 半ば意地を張って、ラ・ラメーは答えた。 一方、アルビオン艦隊の船から、その様子を見ている2人の男がいた。 松永久秀と、ワルドである。 「何とも壮観な眺めじゃないか、そう思わないかね?」 悠然と飛行するトリステイン艦隊を見て、松永が言った。 「あの艦隊を……今から蹂躙する事を考えると……下品な話だが、欲情してしまうよ。卿には分かってもらえるかな?」 「……悪いが、俺はお前と違ってサディストじゃない」 「さでぃすと?ふむ、私が聞いた事のない言葉だ、どういう意味かな?」 「お前のような性格の人、という意味だ」 ワルドの言葉に納得したのか、松永は低く笑った。 そんな話をしていると、トリステイン艦隊から答砲が1回、2回と発射された。 2人はアルビオン艦隊の最後尾の旧型艦、『ホバート』号に目を向ける。 その先では、船から密かに脱出する乗組員の姿があった。 「作戦開始だ」 ワルドが小さく呟いた。 「騙し打ちか……私はどうにも苦手なのだがなぁ……」 「そうか?俺にはお前の十八番に思えるが」 「買いかぶり過ぎだ。私はただの欲深い人間だよ」 そして、彼がそう言った直後だった。 乗組員のいなくなったホバート号が突如爆発し、炎に巻かれながら地面へと落下していったのである。 「という訳で……彼らの命を貰い、代わりに絶望を贈るとしよう」 この日、アルビオンの罠にはまったトリステイン艦隊は、反撃する間もなく全滅した。 生家の庭で、シエスタは幼い兄弟たちを抱きしめ、不安げな表情で空を見つめていた。 先ほど、ラ・ロシェールの方角から爆発音が聞こえてきた。 驚いて庭に出ると、そこには恐るべき光景が広がっていた。 空から何隻もの燃え上がる船が落ちてきて、山肌にぶつかり、森の中に墜落していったのである。 「お、お父さん……」 シエスタは不安げな表情で、隣に立つ父を見る。 彼は落ちていく船を見ながら、利家達に話した……悪い予感が的中した事を感じた。 そして考えたのは、次に敵がどう動くか、であった。 空飛ぶ船でやって来た敵は、先ず駐屯するための場所が必要な筈だ。 ここから一番近い村といえば…… 父は、シエスタを見ず、険しい顔つきのまま娘達と母に言った。 「シエスタ。南の森に逃げるぞ」 「え?」 シエスタが尋ねると、父は声を荒げてまた言った。 「早くしろ!戦じゃ!戦が始まったんじゃ!!」 尋常でない様子の父を見て、シエスタと、母親は急いで逃げる準備を始めた。 そして、逃げる支度が出来て、家を飛び出して森への道を走っている時だった。 空から、雲のように巨大な船が、草原に降りて来たのである。 さらに、その船の艦上から何十匹ものドラゴンが飛び出し、村に向かってきた。 「いかん!」 父は反射的に叫ぶと、荷物の中から一振りの刀を取り出していた。 ここに来た時に一緒に持っていた、戦場で使っていた愛刀である。 「シエスタ!先に行って隠れていろ!わしは一度戻る!!」 そう言って、元来た道を戻ろうとしていた父を、母は悲鳴に近い声で止めた。 「馬鹿な事しないでおくれよ!!!竜騎士に勝てる訳ないじゃないか!!」 シエスタと弟達も、泣きそうな顔で父に「行かないで」と訴えていた。 だが、彼はフッ、と笑って言った。 「わしを誰だと思っている?」 そして、親指を立てて自分を指差してこう叫んだのだ。 「わしは……無敵で!!素敵な“おとうさん”じゃぞ!!心配するな!!」 そう言って、父は勢いよく村の方へ駆け出して行った。 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4286.html
前ページ次ページ異世界BASARA ニューカッスル城の上空…… 巨大な戦艦『レキシントン号』。その甲板にその男は立っていた。 男は口の端を吊り上げ、眼下の城を見下ろしていた。 ―――時は、真田幸村がギーシュとの決闘を終え、数日経った頃までさかのぼる――― ガリアの宮殿ヴェルサルテイルには、プチ・トロワと呼ばれる小宮殿がある。 その中で、1人の少女がベッドに寝そべっていた。 年の頃は17ぐらいだろうか、絹のようにしなやかな青い髪に青い瞳。 そして頭には宝石の埋め込まれた王冠を被っている。 しかし、その顔にはそれら全てを台無しにする程、冷酷で傲慢な表情が浮かんでいた。 彼女の名はイザベラ。 ガリア王国の王女で、現ガリア王ジョゼフの娘である。 「あの人形娘はまだかい?」 イザベラが傍で待機していた1人の侍女に問い掛ける。 ひっ、という声を上げて侍女は震え上がった。 「シ、シャルロット様はまだお見えになっておられません」 「ただの人形でいいのよ。あいつを名前で呼ぶんじゃない!」 イザベラに怒鳴られ、侍女は震えながらはい……と口ごもった。 「人形7号様、おなり!」 その時、呼び出しの衛士がその人形娘とやらの到着を告げた。 「ふん、やっと来たか……通しなさい」 イザベラがそう言うと、正面の扉が開かれ、1人の少女が入ってきた。 イザベラと同じ青い髪と瞳を持った、タバサであった。 入ってきたタバサをイザベラは忌々しそうに睨みつける。 しかしタバサは動じず、ただ黙ってイザベラを見つめていた。 しばらくして、イザベラはふん、と鼻を鳴らすと口を開いた。 「お前、確か召喚の儀式はもう済んだわよね?一体どんなのを召喚したんだ?」 「人間」 タバサは短く答える。 それを聞いたイザベラは大声で、タバサを馬鹿にするように笑った。 「人間だって!?聞いたかいお前達、こんなに笑える話はないよ!!」 イザベラは笑い続ける。 侍女達も困ったように笑みを浮かべてイザベラに合わせた。 「何だ、あんたも大した事ないんだねぇ!てっきり風竜でも呼び出したのかと思えば……」 くくく、とイザベラはくぐもった笑い声を発した。 「そうかい、そんな珍しいのを召喚したのなら、一度見ておかないとね……」 イザベラはそこでやっと笑うのを止め、タバサを見下すように言った。 「人形娘、その使い魔をここに呼びな。皆にもお披露目してやろうじゃないか」 「……………」 「聞こえなかったのかい?お前の使い魔をここに呼びなさい」 タバサはしばらく黙っていたが、くるりと自分が入ってきた扉の方を見て呟いた。 「タダカツ」 (タダカツ?変な名前の人間だね、まぁ思う存分馬鹿にして……) ズシン……ズシン…… と、イザベラや侍女達の耳に地響きが聞こえてきた。 ズシン……ズシン……ズシン 地響きの音は大きくなり、どんどんこちらに近づいて来ているのが分かる。 イザベラは戸惑った。人間の足音?それにしては大き過ぎる。 ズシン……ズシン!! 一際大きな地響きと共に、音が止んだ。 宮殿内に重苦しい空気が流れる。 沈黙の中、ゴクリ、とイザベラが唾を飲み込む音が聞こえた。 そして…… ガチャ 扉が開く音が聞こえる。 ゆっくりと開き、人が通れる程の隙間が出来ると…… その隙間から、およそ人の大きさとは思えぬ腕が出てきた。 とんでもないものを目にしたイザベラと侍女達は一斉に後じさる。 そんなイザベラ達を余所に、扉はその大きな腕によってどんどん開かれ…… 完全に開かれた扉から、鎧を纏った巨人が現れた。 「ひいいぃぃぃっ!!!」 「あ、ああ……」 あまりに予想外な人間が現れたので、イザベラの侍女達は悲鳴を上げたり、腰を抜かす者までいた。 当のイザベラも、現れた巨人を見て呆然としている。 これが人間だろうか?人間とは思えぬ風貌… そしてタバサのように何を考えているのか解らない瞳とは違い、この巨人の眼には見た者全てを威圧するような光が宿っていた。 「タダカツ」 「……!!」ブオオオォォー!! タバサの言葉に応えるように、使い魔の巨人は体から蒸気を噴き出した。 「ふ、ふん……人形娘に人形みたいな使い魔……お、お似合いじゃないか」 タバサに翼人退治の任務を言い渡した後、イザベラは宮殿の中で言った。 しかし、そう思っている者はこの場においていなかった。 イザベラ本人でさえ思っていなかったのだ。 (忌々しい……) イザベラは心の中で呟く。 (忌々しい……何故あの人形だけが優れている?) 血を分けた従妹でありながら、幼くしてシュヴァリエの称号を持つ程の魔法の才に溢れていた。 対して自分は王女であり、さらに北花壇警護騎士団の団長でありながらあまり魔法に秀でていなかった。 それをどうしても信じたくなかったのである。 「そんな訳ない……あいつに出来て、私に出来ないなんて事はないのよ」 徐ろに、イザベラは立ち上がって杖を手に取った。 「あのガーゴイルに呼べたんだ、私だって互角の……いや、それ以上のを呼べる筈だわ」 ――そしてあのいけ好かない人形娘を見下してやろう―― そう思いながら杖を掲げ、イザベラは召喚の呪文を唱えると、勢いよく杖を振るった。 杖を振るうと、ボンッ!という音と共に白い煙が現れる。 最初は煙のせいでよく見えなった。が、しばらくすると少しずつ晴れていき、うっすらと召喚されたものの影が見えてきた。 そして煙が晴れた次の瞬間、イザベラの眼前に立っていたのは…… 「マツナガ」 城を見下ろしていると、後ろから男の名を呼ぶ女の声がした。男……松永は振り返る。 「……これはシェフィールド殿。ご機嫌、如何かな?」 「別に。大して変わらないわ」 シェフィールドと呼ばれた女は淡々と答えると、一枚の紙を松永に差し出した。 「手紙よ、あなたのご主人様から」 松永は手紙を受け取って内容を読む。 しばらくして、溜息をつきながら指を弾く。その瞬間、小さな爆発が起こり、手紙は一瞬で灰となった。 「戻って来いか……どうやらイザベラ殿の機嫌を損ねてしまったようだ」 「どうせ何も言わずに出てきたんでしょう?あなた……ひょっとしてわざとやってない?」 「おや、ばれてしまったかね?」 さも面白そうに笑う松永を、シェフィールドは表情も変えず、ただ暗い瞳で見つめた。 「ところで……彼等はやはり女や子供を逃がすのだろうか?」 一頻り笑った松永がシェフィールドに尋ねてきた。 「あのジェームズ1世ならそうするだろうね」 「そうか……いや成る程、実に良き君主だ。か弱き者を守って死ぬのは素晴らしい美徳だろう」 松永は感心したように話す。 「だがね、残念だが私は善人ではないのだよ」 松永の顔に、見た者を震え上がらせるような笑みが浮かぶ。 イザベラとは比べ物にならない程に、邪悪な笑みであった。 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22678.html
登録日:2010/07/22 Thu 00 53 26 更新日:2024/09/13 Fri 14 29 27NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 おじいちゃん(年齢的な意味で) なん…だと……? オクラ サンデー毛利 タクティシャン ダークヒーロー チビ チート ラスボス リアリスト 中原茂 中国地方 光合成 冷酷 女王様 州゚Д゚) 常識人 ←故に 意外に史実に近い人 戦国BASARA 戦国大名 戦国陸上部名誉顧問 日輪の申し子 智将 最強キャラ 武将 毛利元就 毛利家 知略家 策略家 良くも悪くも常人 詭計智将 謎百万一心 我が名は毛利元就!日輪の申し子なり! 戦国BASARAシリーズに登場する武将。 初代では敵NPCだったが、2から操作キャラとなる。 CV 中原茂 属性 炎→光 武器 采配→輪刀 防具 兜 概要 緑一色の鎧兜に身を包んだ、鋭く冷たい氷の刃のような瞳の毛利家当主。 その服装、特に兜の形状からファンからはオクラと呼ばれている。なんと史実の半兵衛様が似たような兜をお持ちだったりする。 (と言うのも元々毛利元就のデザインは竹中半兵衛としてデザインされているので似たようなと言うか同じなのである) この兜はゲーム中では脱がないが、兜含めた身長が政宗やユキムルァらと同じ程度なので、兜脱いだらきっとチbおや窓の外に軍艦が 勝利のためには手段を選ばない冷徹な策略家で、兵士の事を捨て駒と言い捨て、多少の犠牲は厭わない。 ただし、勝利の果てに求めるのはあくまで「自分が天下統一すること」ではなく「安芸の繁栄」のみであり、そのためなら自分の命すら捨て駒としてしか見ていない節がある。ある意味平等(なお、天下統一に全く興味がないわけではなく「日本全土を安芸にしてしまえば永遠に安泰である」と考えてもいる)。 「自分自身の欲望」がないに等しいためか、松永久秀と対峙した際は「卿から貰うべきものは何もない。なぜなら卿は何も持っていないからね」と切って捨てられて珍しく激昂する毛利が見られる。 四国の元親とは思想の違いなどもあり、瀬戸内海を挟んで対立している。 天下をとることよりも領土と毛利家の平和を守るのが信条のため、信長や秀吉などの侵略勢力とは激しく敵対する。 半兵衛に対しては策略家同士、対抗意識を抱いている描写がある。 また、光秀同様味方兵に無条件で攻撃をあてられるため、光秀には「私たちは一皮むけば同じ人間」と一方的に親しみを持たれている。 「我を理解できるのはこの世に我のみでいい!」と言うほど排他的な性格で、信じるものは自分と日輪のみであったが、 あるストーリーでは愛の尊さに気付いてザビー教に入信。 熱狂的な信者「サンデー毛利」となりザビー教のタクティシャンとなる。 これには前田夫妻や元親も信じられないといったリアクションを見せた。 ゲームでの活躍 初代では敵NPCだったが、「2」から操作キャラになり、武器も采配から輪刀という巨大な円形の刃に変更された。 通常技、バサラ技の前半は輪刀をフラフープのように用いた新体操選手のような動きを見せる。 染衣裳はホワイトオクラ。第二衣裳は普段着ぽい。 3の第二衣装はサンデー毛利の正装っぽい。 ハロウィンパーティー行けそう。 人気キャラのくせに「英雄外伝」ではストーリー・外伝ストーリー共に出番がなかった。 「3」では中国地方の覇権を守るため秀吉に従わず、戦わずに息を潜めることで力を蓄え続けて、徳川・石田軍にも劣らぬ勢力となっている。 年齢? 気にすんな。 ちなみに史実でいけば103歳と、おそらく登場人物中でもかなりの高齢。 日輪を信仰するあまり、ソーラ・システムを作り出してしまった。 その内、ダイ○ーン3まで作ってしまうかも知れない。忠勝的な意味で。 また、ストーリー(特に青ルート)ではあの松永久秀が霞んでしまうと言ってもいい位の外道っぷりを披露してくれる。 大谷と一緒にいるのだがあちらが情を捨て切れていないせいもあって余計外道に見える。 ザビー教信者だった記憶は封印されているようであり、ザビー教ステージに行くと封印が解けかかり、ステージの入り口でとんでもない葛藤を繰り広げる。 「我が名はサンデーm……ち、違う!我が名は毛利元就!」 また、元親の緑ルート最終面の「厳島の戦い」では上記のステージより更に取り乱した元就が見られる。 ムービーもあるのでオクラファンは必見。 宴の宗麟ルートでは「伝説のタクティシャン」と称され、遂に完全にサンデー毛利へと変化。 日輪の力を借りどこからともなくザビー様の扉(笑)を出現させるという神業(笑)を披露。 宗麟と共に、ザビーの歌(笑)を熱唱してくれる。 ザービザビザビザビザビザビザー 「4」では安芸の平穏のため将軍・足利に与する道を選んでいる。 卑弥呼を騙った怪電波を放ち鶴姫を懐柔し、それがバレると鶴姫の妨害で使えなくなった照日ノ鏡を再使用するため念じて空を晴れさせるなどオカルトパワーが増している。 「てらたま、りん!」 ドラマルートでは遂に自分自身が日輪となり光るオクラと化した。 上記の知略?な作戦もあって他のキャラからは軒並み警戒されているが、ザビー教関係者相手では封印した黒歴史が疼くらしくあっさりサンデー化することも。 そのため大友ザビーランドステージでは宗麟と共にダンスを披露するなどサンデー毛利へと返り咲いてしまっている。 ふとした拍子に元に戻ることもあるようだがその度に即座の再洗脳でサンデーに引き戻されている。 大丈夫なんだろうか…… 固有技には地雷を設置する「先の手『発』」、敵が触れると弾き飛ぶ壁を張る「弾き手『壁』」などのトラップ系の技や、 敵兵を一時的に自分のオプションにする「封じ手『懐』」など特異なものが多く、モーションに隙が大きいが固有アイテムでその隙を完全に消せる。 またこれらの技は挑発が重要な役割を担い、挑発のモーション自体も短くすぐにバサラゲージがたまるためかなりの強キャラであり、 やろうと思えば自分は動かずにノーダメージでボスを倒すことだって出来るし神の領域の小牧長久手三回目の忠勝さえ倒せるハメ技の持ち主。 ぶっちゃけ、策略家なのに烈や転での肉弾戦でも、かなり凶悪性能を発揮する。 格ゲーの「X」では援軍ゲージの上昇が桁違いに速く、援軍自体の性能もよく、捨て駒を殴れば盾や飛び道具になりゲージを回収出来るという壊れ性能で、 世紀末を越えたXでも特にヒドい有様。 全キャラとダイアグラムで7 3以上で有利をとれるとされる。 ナギッがなければ弱キャラと言われるトキと違い、援軍だけでなく毛利本体も画面端ガー不ハメや、凶悪な牽制と対空を所持し単体性能も最強候補。 何故か相手の援軍を封じる技が実装されていて、それをガー不ハメに挟むと毛利がミスするまで完全に行動不能。 コンボ内容も次から次へと捨て駒が走ったり吹っ飛ばされたり、端から端までフルに使い設置技で右へ左へ相手を跳ね回したり、 格ゲーをプレイしていたと思ったらピンボールにされていたり…… 中にはひたすらパンチを連打するだけで永パが完成する場合も。 オクラひでぇ。 それを受けてかは不明だが、3では悲惨なほど弱体化した性能に変更されている… と思われたが、「壁」と各種固有技を組み合わせた派生技の発見により実はかなり鬼畜なコンボが出せることが判明した。 特に伝家の宝刀「オクラサンド(壁サンド)」は使いやすさも威力も前作以上の性能になっていたりする (長押しによる位置調整が削除されたため、『2』でメインだった「あらかじめ敵武将を挟むように『壁』を置く」という手段はほぼ使えなくなったが、 代わりに挑発で反射方向を反転させる必要がなくなったことと後述の「幻」の恩恵で壁サンド作りが大幅に楽になった)。 更に、自分の姿をした囮を出す「幻」で敵武将を釣っている間に奥義の「照」で焼いての繰り返しでタイマンなら安全に敵武将を黒焦げに出来る。 オクラ全然反省してねえな…。 だが、あまりに壁サンドに特化した性能になっているため、雑魚殲滅力は低い(一応肉弾戦も強いが)。 と思いきや、CPUがアホの子なので、幻で敵を引き付けて縛を発動。 幻が消えたら縛の中で挑発連発。 これで雑魚がわざわざ縛の中に突撃してくれるわ、ゲージ貯まるわ、ヒット数もえらいことになるわと、やっぱオクラパネェ… (「縛」の中に「壁」を入れると効果時間が延びるので、「縛」の中に「壁」と「幻」を置くだけでちょっとした自動虐殺装置の出来上がりである。) ただし、その場を動かない陣大将に対しては敵武将以上に苦戦しやすい。一応「壁」を陣大将の真横でキープするテクニックを覚えるとグッと楽になるが、位置調整が割と繊細なので慣れが必要。 アニメでの活躍 一期では、慶次の活躍により織田攻めに加わり家臣達と共に参戦した。(しかし一話と最終話しか出番がなかった) 一期での活躍はOVAを見よう!ミニ戦国バサラもあるよ! 二期では豊臣と同盟を組み、9話の時点ではそんなに対した活躍はなかった。 これも元就様の策略か…。 しかし、後に秀吉に壊れた元親の富嶽をこっそりパクって魔改造を施し、 揚げ句の果てには「日輪」というネーミングセンスの無さを見せ付けた。 ついでに、乗っていた神輿もセンスがわr…おや誰かきたようだ。 最終話ではオサレ語を披露するもそれが死亡フラグだったのか、人間をやめかけた真田にあっさりとぶっ飛ばされた。 一応生死不明ということだったが劇場版で登場。 関ヶ原にドヤ顔で乱入してきたが元親の相手をしているうちに戦場から遠のき、いつの間にか海に出てしまい最終決戦に参加できなかった。 余談 2010.4.15にリボルテック化された。 意外にもバサラの元就像はBASARA武将の中では比較的史実に近かったりする(謀略を常に張り巡らす一面や日輪の崇拝等)。 あくまでも比較的にであってBASARAの誇張や拡大解釈は大量に含まれているが。103歳で関ヶ原に出てるし。 冷徹な一面は史実の反映により私念や私情を捨てさり、毛利家の為と言う決意の現れかもしれない。 15分で追記修正せよと言ったはずよ…もうよい。連れて行け。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実際元就様の被害にあった島津のじっちゃんや筆頭や権現が認める程の為政者っぷり 実は大谷さんとは 裏切りという絆があったのに 映画で他人化して残念 -- 松永さん (2013-09-05 23 03 18) 映画は笑ったwwwアンタ何してんだよwww -- 名無しさん (2013-09-05 23 36 26) 映画のは 天海と新ユニット結成したマダオに絶交されたオクラがハブられまいと 自己アピールに攻めてきたように見えたな~WW -- パキスタン (2013-09-05 23 47 32) ピクミンとか確かに上手そうだなwww 人間やめた真田ww -- 名無し (2013-09-15 12 43 54) あの織田や豊臣ですら対等に扱ったオクラを面従腹背とは言え部下とは 足利義輝公パネェ -- 名無しさん (2013-12-14 23 25 12) 大友ザビーランドの毛利吹いたw発売前からザビー教w -- 黄泉傀儡 (2014-01-02 12 54 17) 三国志シリーズとか信長の野望シリーズも上手そう。 -- 名無しさん (2014-01-03 19 53 34) 意外に鹿之助とおやっさんに自慢のループで輪投げジャンプさせたり ノリは良さそう てゆーか明らかに 松永 上杉 最上 島津の中で ボッチ化してそうな -- 名無しさん (2014-01-07 18 50 40) アニキに策を打たれるとアッサリ潰されてる印象。情に訴えられないせいで人を動かしきれないのが痛すぎる -- 名無しさん (2014-01-26 09 25 21) 最上んのが 策士ってるような -- 名無しさん (2014-01-26 11 12 31) 踊ったり歌ったり「ごめん」とか言ったりこの人行くところまで行ってるなww -- 名無しさん (2014-01-29 11 11 05) コテカ奉納の元ネタか -- 名無しさん (2014-01-29 12 31 44) 宴の大友√で行ったらもう安芸などには縛られぬとか言って吃驚した おま… -- 名無しさん (2014-05-20 02 04 17) 格ゲー版の強さはマジキチ。その場から一歩も動かずに永久コンボ可能。 -- 名無しさん (2014-05-24 00 58 49) まぁ存在自体がバグですし 格ゲー版 -- 名無しさん (2014-05-24 04 45 07) 史実だと戦国武将屈指のマキャベリストなんだよな。味方にはいい人そうに見せて敵には欺くことも辞さない。だから、この作品だと策略家になってる。 -- 名無しさん (2014-08-31 18 15 40) 4でニュータイプ?に目覚めた人 -- 名無しさん (2014-10-10 22 36 43) それにしてもJEはひどかったなあ -- 名無しさん (2014-10-28 18 06 09) Xの毛利と3宴の天海が戦ったらどっちが勝つんかな? -- 名無しさん (2015-06-03 19 12 57) ↑天海にどんなコンボが見つかろうとXにおいての毛利一強は揺らがんよ。曰く毛利はまだ伸びるらしいから -- 名無しさん (2016-02-21 15 25 29) 元就って史実で、信じるのは太陽でも月でもいいけどね、とか言ってたけど…。ある意味衝撃だわ。 -- 名無し (2021-08-01 03 51 35) 自分を絶対とするか、もしくはそれを超越するなにかを絶対としてしまうかという極端な人 -- 名無しさん (2021-12-28 00 04 35) でもその自分絶対とするのも「国のため」という、悪い意味で我欲がないからなんともいえなくなる -- 名無しさん (2021-12-28 00 08 38) 2↑どちらかというと無双の銀英伝なあっちのほうが性格的には史実に近い気がする -- 名無しさん (2021-12-28 00 10 12) 自分の姉が2に於いてザビー教に入ってたのを知った時には本気で「何やってんの!?」って叫んでたな。所謂キャラ崩壊ってやつだな -- 名無しさん (2024-09-09 14 37 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kazenokoschool/pages/16.html
その他参考画 名前:三良 小太郎 読み:みよし こたろう Kotarou Miyoshi 性別:男 歳:12歳 身長:145cm 能力:魂を分ける 家族:母 好物:ヨーグルト 職業:小学生 血液型:B型 一人称:オレ 誕生日:3月7日 説明:六歳のとき、呪文を唱えられないように、口を封印された少年。看板を使って話す。そのため、自分で発する声は「んー」や、「んーんー」みたいなwwNBCの一人。人の名前をあだ名で呼ぶ。しわすのことが好き。体力がある上、何気となく身体能力も高い。しかし頭脳は低い(笑 元祖クセ毛キャラ。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3013.html
戦国BASARA CHRONICLE HEROES 【せんごくばさら くろにくるひーろーず】 ジャンル チームバトルアクション 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 カプコン 開発元 アクセスゲームズ 発売日 2011年7月21日 定価 4,800円(税込) レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 クソゲー ポイント 使いまわしだらけ 薄いゲーム内容キャラゲーとしても失格"あの"バトルヒーローズの続編!(謳い文句)『戦国大戦』プレイヤーからはカードのオマケ扱い 戦国BASARAシリーズ 概要 発売前の状況 問題点 ゲーム面 キャラゲーとして 評価点 総評 発売後の状況 余談 概要 『戦国BASARA』シリーズの派生作品の一つだった『バトルヒーローズ』の続編として発売された。 『ガンダムVS.』シリーズのシステムを流用した作品で、『戦国BASARA』のキャラクター達がチームバトルを繰り広げる。 通称「パクリニクル」「パクロニクル」「パクリクル」(*1)。 発売前の状況 まず根本的な所から言うなら、『バトルヒーローズ』の"続編"という点。 本筋から外れてしまうので事細かに語るのは避けるが、前作は「本編とは似て非なる物」と評された作品である。これは単純にゲームシステム的な違いを表した評ではなく、あらゆる面で似ても似つかずお粗末な出来だったという意味である。その出来にファンからは怒りや呆れといった感想をもって迎えられた。 そんなわけで、ストーリーの『戦国BASARA』らしさやOPの歴代でも屈指のバカっぷり以外は正直微妙と評するファンも少なくなかった。 ただ、続編があるならしっかり作り直して欲しいという声も少なくは無く、もっと作りこめばそれなりには良くなるであろう部分も少なくは無かった。 しかし、ベースがその微妙な代物な本作は発売前から相当に不安がられ、初めは期待するものもそこそこいたが、「薄っぺらい新要素」「なんかおかしいスクリーンショット」「使いまわし」「ボイスなどの新録無し」等々、次々と明かされる不安要素がボディブローのようにジワジワと見る者の精神を侵食していった。 問題点 そもそもクロニクル(年代記)とは「ある期間の出来事を年代順に並べた歴史書」の事である。 本作の「クロニクルステージ」は過去作品の名場面をピックアップしただけで、全く意味が合っていない。 ゲーム面 ステージが使いまわしな上少なく狭い。 上述したように『ガンダムVS.』シリーズのシステムを用いているので、ステージが狭いのは仕方ないとしても、『ガンダムVS.』シリーズのノウハウがまるで活かされておらず、ただ狭いだけという問題点につながっている。 せっかく複雑な地形を用意されても遠距離戦はまず起きないのであまり意味が無い。むしろ段差はコンボの妨げになるので邪魔ですらある。 空中コンボが主体の『ガンダムVS.』シリーズではこのような問題はまず起きない。 爽快感がない。 通常攻撃のパターンは原作準拠の1種類、基本これ1つで戦わなければならず単調さを助長させる。バサラ技は存在しない。 前作にもある全キャラ共通コンボの「通常 → ステップキャンセル → 通常」は健在。それらしく戦うことは可能だが…。 固有技はステップキャンセル不可、前作と同じくせっかくの固有技がほとんど無用の長物と化している。一部の有用な技以外は使いものにならない。 せっかくキャンセルシステムがあるのに『ガンダムvsガンダム NEXT』のような自由度の高いコンボは不可能。前作の不満点を丸ごと継承してしまっている。 牽制技という名の飛び道具はほとんど役に立たない(*2)。性能も低けりゃダメージも雀の涙。いったい何のために『ガンダムVS.』シリーズのシステムを用いたのか…。 苛烈な飛び道具の打ち合いは『ガンダムVS.』シリーズで最も面白い要素の一つである。それが丸ごと除外されてしまっている。 ステージが狭いので敵も少なくワラワラ感皆無。そもそも土台のシステムが1対大多数というものではないのだが。 そもそも、1対多の無双系アクションゲームを題材にしているのに、チームバトルをするというコンセプト自体がずれているともいえる。 新しい境地を開拓しようとしたと好意的に解釈出来なくも無いが、一作目のバトルヒーローズならともかく二作目な上、まるで変更も追加も無い今作では流石にそんなことは出来ない。 ゲームバランスが悪い。 単純な性能やコストパフォーマンス等でキャラ格差が激しい。 場合によってはパターンで簡単にハメ殺しができてしまう。 テキトーに殴って吹っ飛ばしたら近寄って待機、起きたら(略) → 以下ループ(誇張抜き)。 忠勝など硬い武将を相手にする場合、削りきれずにタイムアップしてしまうこともしばしば。そうなると問答無用で敗北となる。 これでも前作の凶悪な難易度に比べるとかなりマイルドになっている。 それはそれで物足りないというユーザーも中にはいるらしい。 キャラの台詞が全く噛み合っておらず、掛け合いがぐちゃぐちゃ。 話の流れを無視した台詞を延々しゃべることも多い。これは今作用のボイスを一切使用せず、ボイスが過去作の使い回しであるため。 苦戦しているわけでもないのに突然嘆き出す、○○軍と戦っているのに△△軍と呼ぶなど、プレイヤーをひたすら混乱させる。 以上のような何かの病気にしか見えず、情緒不安定と揶揄されるキャラクターの言動は意味がわからない。各キャラクターの関連性なども新規の人間ではさっぱり掴めない。 特にお市はヒドい。そもそも精神が徐々に崩壊してしまうキャラであるのだが、今作だと最初から崩壊してる上にさらにさらに病みっぷりが強調されてしまう。ある意味唯一正しく描けたと強引に解釈出来なくも無いが無理があるだろう。 天下統一モード。 お供の武将が固定、選ぶことができない。 しかも、弱すぎるのですぐやられてしまうためコストを無駄に消費していく。 そのため、単騎出撃がもっとも効果的な戦術となり、ジャンルのチームバトルアクションを1人プレイだと全くと言って良いほど体験することができない。 クロニクルステージ。 本作の売りで、過去作の名場面を再現するという内容。 しかし、実際は唐突に最終局面に突入するという超展開ステージでしかなく、再現ができていないため何が何だかよくわからない。 ゲーム内容が薄い。 『3』からの参戦キャラが徳川家康(青年)と石田三成だけ。せめて既存キャラの『3』での新技を出すぐらいのサービスは出来なかったのだろうか。 ステージも上述したようにほぼ使いまわしのみ。 公式が「新録はない」と堂々と宣言したのもファンを落胆させた。 せめて対戦ツールとして使えたらいいのだが、『ガンダムVS.』シリーズの評価点を尽く潰されているこのゲーム、本家を遊んだほうがマシである。 グラフィックが粗い キャラの顔が潰れていてさっぱりわからない。携帯機だからとフォロー出来る限度を明らかに超えている。 これも発売前のスクショ公開の段階でかなり突っ込まれていたのだが、結局そのままGOサインを出してしまったようだ。 キャラゲーとして 元々キャラクターで売っている側面の強いシリーズであり、ゲームとしてはいまいちでもキャラゲーとしての体裁が保てていれば(尚且つメインターゲットであるファン層が納得できる物ならば)それで問題なかったはずである。 しかし、上述のように本作は新録ボイス無しの使いまわしだらけである。ナンバリングの最新作からも碌に出典がなく、この時期に出た意味がまるでない。 さらに各武将の掛け合いの適当さ、顔が潰れたグラフィックと突っ込み所だらけである。 こんなので萌え、もとい燃えるわけがなく、キャラゲーとしても需要を満たせていない。 評価点 OPは曲、ムービーともにウケがいい。ただし従来ほどのバカっぽさはないのでその点は悪しからず。 今作のOPソングはシリーズではお馴染みのT.M.Revolutionの『FLAGS』で、劇場版『戦国BASARA』の主題歌でもある。前作は当時放送していたアニメ第1期の主題歌を使用しており、それと同じ流れである。 ただ、これまでのこともあり「やはり使いまわしなのか」というイメージがどうしてもつきまとう。 追加キャラはよく出来ている 『3』から徳川家康(青年)と石田三成が参戦しているが、限られた制限のなか可能な限り作りこまれている。 家康のタメ攻撃や三成の時間差で追加発生する攻撃判定等、『3』独自の仕様を再現しようと頑張った跡は見て取れる。 それだけにこのお粗末なゲームシステムが残念でならない。 収集要素は一応ある。 しかし、それも使いまわしが多い。一応徳川家康(青年)と石田三成のお楽しみ武器と防具は新規の為、『宴』で使用したいという声があったが、結果的には実現しなかった。 総評 前述の通り、前作の『バトルヒーローズ』は一応ストーリーは悪くなく、システム面も一作目という事もありファンからはそこそこ大目に見られ、続編では問題を解決して欲しいとある程度の期待はされていたのだが、力の入れどころを間違えてしまった。 ゲームとしてもキャラクターのコンテンツとしてもひどい出来であり、一見さんも馴染みのファンもお断りなゲーム内容はまさに誰得。 発売前から問題が露呈しまくり、それを散々指摘されていたにも拘らず売り出したのだから手抜きの誹りを受けても文句は言えないだろう。 いつものノリで大量のコラボなど大々的に宣伝を行っていたものの、完全に空回りする結果となった。 発売後の状況 発売直後から値崩れの目撃情報が寄せられ、ついには発売から数週を経たずして新品1,980円という最安値更新の店が現れる。 後日、アマゾンがあっさり最安値を更新し、1,000円程度で購入可能に。店舗によっては900円ちょいという非常にリーズナブルな価格で在庫の山を作ってしまった。 こんな状況であるにも拘らず、カプコンは業績発表にて「おおむね計画通りの販売数でした」と語っていた(*3)。 余談 本作には初回特典としてセガのアーケード用TCG『戦国大戦』とのコラボにより、このゲームで実際に使用できる「EX真田幸村」のプロモーションカードが同梱していた。 キャストは本編の声優と同じ保志総一朗氏を起用しており、ポリゴンモデルは他の武将とは段違いの再現度の高さなどからカプコン側の許可を得て『戦国BASARA』から流用されていると思われる。 この特典カードは武田家の高コスト槍兵として発売前から戦国大戦プレイヤーから注目されており、実際にゲームが発売されると今度はそのカードの性能の高さが評価されることとなる。 本作の発売日翌日の頂上対決(*4)において、この手のEXカードとしては異例の即日で登場。さらにその翌日の全カード使用率ランキングにおいて、その入手難度の低さと性能面が高く評価され初登場にして19位という位置についた(*5)。 カードの性能が優秀、且つ入手が比較的容易であること、ゲームの出来が上記のような内容であったため、『戦国大戦』のプレイヤーからは「ゲームがおまけ」の作品という扱いになり、PRカードが単品で3,500円以上もする場合もあった。 ギャルゲー顔負けの大量の店舗別特典が存在したが、特典に使用されているビジュアルは既存の流用だった。 いつき役の川上とも子氏は本作発売前の2011年6月9日に卵巣癌で死去。 本作でのいつきの声はライブラリ出演であるため、事実上の川上氏の遺作でもある。 ファミ通クロスレビューではなんと9/8/8/8の33点(*6)という高得点を獲得し殿堂入りを果たした。