約 3,170,866 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27851.html
登録日:2014/03/12 (水) 19 30 00 更新日:2023/10/15 Sun 00 00 54 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 インテリヤクザ ゴジラ ドS ブーメラン ランポス 三木眞一郎 処刑人 又兵衛閻魔帳 執心流浪 変態 多重復讐 奇刃 後藤又兵衛 後藤浪人衆 恐竜 愛すべきキチガイ 戦国BASARA 拷問 根暗 逆恨み まぁ~ったく、木偶の相手するの本当に疲れるねぇ〜? ねぇぇぇ〜? 『後藤又兵衛(戦国BASARA)』はPS3ソフト戦国BASARA4に登場する武将。CVは三木眞一郎。 かつては豊臣軍に属し、黒田官兵衛の部下であったが、今ではそこを離れ、主君も持たずに後藤浪人衆を率いて日ノ本を流浪する身の上である。 基本的に気だるげで、他人を見下した高圧的な物言いをする。性格は残忍で執念深く、相手に問いかけや念押しをするような粘着質な喋り方が特徴。 その執拗さと破れた陣羽織の下に見える鱗のような帷子、走っている姿や劇画バサラ技で描かれる恐竜の図からみて、爬虫類をイメージしてデザインされている模様。 また「又兵衛閻魔帳」なる手帳を携帯し、恨みに思う相手の名前を書き連ねている。 又兵衛自身は天下には全く興味が無く、この「又兵衛閻魔帳」に記された人間に復讐し、「処刑」と称したエグイ仕打ちをすることだけを愉しみとしている。 本人のプライドの高さもあって閻魔帳は逆恨みやイチャモンで記入されることも多い。 しかしその反面古巣である豊臣軍の兵は一人も記していない辺りに彼の本来の人格が見て取れる。 官兵衛に関しても単に運の無さに愛想を尽かしただけで、それほど嫌ってるわけではなさそうである(出会ったら斬りかかるけど)。 書かれた名前には順位が設定されていて、1位が伊達政宗、2位が上杉謙信である。 これらの人物とまみえた時にはひときわ攻撃的になるだけでなく、タチの悪い酔っ払いの様にテンションを爆上げして襲い掛かる。 特に上杉謙信とのやりとりは見もの。 「おのれにまけてはいけまっすェェ〜~~〜↑ん」 政宗が1位なのは、史実で大坂の陣の伊達軍の鉄砲隊(しかも撃ったのは片倉重綱、有名な方の小十郎の息子)に敗れ討ち死にしたからであろう。 謙信…とはたぶん上杉景勝との因縁じゃないかな、たぶん。 そんなわけで『真田幸村伝』終盤では政宗との最終決戦が描かれている。 戦闘中に漢詩を詠んだり、書物の一節を引用したりする教養深さ、最上義光の影武者軍団や正義厨にツッコミを入れる常識的な反応など、意外な一面も見せる。 また、浪人衆の将兵は怖がりつつも慕っているようで、天下を取れる器という評価や、拾ってもらった感謝の言葉を述べている。 キャラ性能は、他の武将に比べれば扱いにクセがあるものの攻撃範囲が広く攻撃力も低くないため殲滅能力が高い。 技の内容も又兵衛の性格を反映してか、残虐な処刑、拷問を彷彿とさせる猟奇的なものが多い。 武器は「奇刃」と呼ばれるブーメランの形をした刀。そのまま斬りつけるだけでなく投擲したり敵を挟み込んだり多機能。何で出来てやがる。 固有技の幾つかを発動した際にこの奇刃を投げ、しばらくの間飛行させることができる。その間は手に装着した爪で攻撃する。 この時には固有技も変化し、奇刃装備時よりも素早く攻撃する。 爪での固有技の一部や回避ステップ、挑発で戻ってきた奇刃をキャッチせずに躱すことが出来る。 そうした場合奇刃は飛行を続け、爪での攻撃と飛行する奇刃での擬似的なツープラトン状態で攻めが展開出来る。 ◻︎長押しで奇刃を当てこすり、その状態で奇刃を投げると、敵も一緒に巻き込んだ状態で奇刃が飛んでいく。 ダメージを継続して与え、一定時間経つかキャッチすると解除される。 これをやっている時に挑発を発動すると、閻魔帳を慌てて探す又兵衛の周囲を敵と奇刃がくるくる回るというシュールな光景が見られる。 固有奥義はいずれもかなり特異。 敵を捕まえ奇刃で挟んで拷問にかける、煙幕を張って姿を隠す、電流を流せる檻を作り出し敵を閉じ込めるなど異様なものが揃っている。 又兵衛のストーリーは彼が閻魔帳に記載した獲物を求め彷徨うという内容。 創生ルートでは天下をとり、自信を取り戻した又兵衛スマイルが見られる。 ドラマルートでは閻魔帳の1位と2位の二人をとうとう見つけ出し、復讐を成し遂げるのだが、この過程で、彼が今のような状態になってしまった理由が明かされる。 かつての上司である官兵衛に相対した時は名を呼んで駆け寄りつつだまし討ちを試みたり、忘れたふりをして見せるなどおちょくっており、見下している。 プライドが高く、攻撃的である反面、さびしがり屋で他人に認められたいという欲求が強い。その為に道を踏み外してしまうことになるのだが… ちなみに第2衣装のモデルを回転させると頭は月代であることが分かる。シリーズのメインキャラでは初。 追記・修正は君たちにお願いしますねぇ~? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 何故か初見 彼がゴキ○リに見えた -- 名無しさん (2014-03-12 22 10 51) 自尊心だけでなく、功名心も高かったわけで -- (2014-03-12 23 17 26) 見た目はトカゲ、素行はクレイジー、なのになんなんだこの魅力は! 笑顔大百科でも最初に記事できてたし自分も大好きだが。 -- 名無しさん (2014-03-12 23 47 16) あの武器の材質が気になる -- 名無しさん (2014-03-13 01 25 24) お楽しみ武器は分度器。 創世のスマイルは笑った。 -- 名無しさん (2014-03-14 02 40 28) 武器には剛力極と六道極を二つずつ。あとは好みの銘を入れているが滅茶苦茶強い -- 名無しさん (2014-03-14 08 11 56) ↑2 あれはコンパスじゃね? -- 名無しさん (2014-03-14 09 07 11) 間違えた。コンパスだ。 -- 名無しさん (2014-03-14 10 53 06) タグの変態って別に変態ではないんだよなぁ…どちらかと言うとBASARAでは常識人のような -- 名無しさん (2014-03-15 12 10 25) ↑あれで常識人とかすごい世界ですね… -- 名無しさん (2014-03-15 12 24 06) ↑確かUMAにちゃんと跨がってたし、 -- 名無しさん (2014-03-15 14 11 51) 彼はものすごく良いキャラだと思ふよ。 -- 弓鳴和助 (2014-03-20 15 34 24) 愛すべき三十路のJK。 -- 名無しさん (2014-04-03 18 10 49) 美形枠でもないのにファミ通人気投票第五位という快挙を成し遂げた人。 -- 名無しさん (2014-04-20 22 57 24) 身も蓋も無い言い方するとプライドの高い構ってちゃんなんだよな……。それでも素の人格は常識的だったりするからマシと言えるんだろうけど -- 名無しさん (2014-04-20 23 38 36) 天下二兵衛は、半兵衛と官兵衛じゃなくて、後藤又兵衛(基地外寄りの基地外)と明智十兵衛(基地外寄りの変態)ですから! -- 名無しさん (2014-05-22 21 56 37) 披露する教養が知識だけつめこんだがガリ勉的なものって設定見たときは、なんだかかわいそうなキャラだと感じた -- 名無しさん (2014-08-24 07 54 23) 実は大友ザビーランド誕生の元凶だったりする -- (2014-11-02 23 03 51) こいつを見ると弱虫ペダルの御堂筋的な何かを感じる -- 名無しさん (2014-11-03 23 23 32) 学生時代優秀だったが2ちゃん脳全開だったやつが一流企業に入社したのはいいが、最初に配属された部署の上司がトッチって -- (2014-11-03 23 43 09) (続き)部署が閉まり、代わりに配属された嫌いな上司の部署で商談に大失敗して情緒不安定になり、汚名返上で挑んだプレゼンでまた大失敗。辞表もらって精神病んで現在世間を賑す連続殺人鬼に転身。まとめるとこんな感じ? -- (2014-11-03 23 45 16) むしろ、学生時代はがり勉の優秀で一流企業に就職したのは良いが、周りのライバル企業のトップにあっさりと負けて更に新しく出来た若造が社長の会社にも負けて、同じ会社面々から見下されまくり、新しい上司も有能なくせにあからさまな失敗して一緒に僻地へ左遷された結果、勝手に行方不明になって恨みのある会社へ突撃しまくるはた迷惑なクレーマーという印象。 なんかP4の足立が落ちるとこまで落ちた感じ。 -- 名無しさん (2014-11-03 23 55 54) こいつの死に際のセリフがなんとも…素直になれないだけなんだろうなぁ… -- 名無しさん (2015-07-28 18 25 51) ↑まつに弁当貰った時とか金吾にビビられた時の反応見ると普通の兄ちゃんって感じ。捻くれた様でいて善意を素直に受け取る -- 名無しさん (2015-08-25 19 32 32) 阿保官に続き、馬鹿半が閻魔帳入り -- (2015-08-25 23 03 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/180.html
前ページ次ページ異世界BASARA 現在の状況はまずい、非常にまずい。 ギーシュがケティとモンモランシー2人に平手を喰らった。それだけならただの笑い話で終わっただろう。 だがそこに幸村の右ストレートが炸裂した事で事態は一変した。 さっきまでギーシュを笑っていた他の生徒も、皆驚いて言葉を失っている。 「何て事してるのあんたはあぁー!!」 当然、彼の主人は怒り心頭になって詰め寄ってくる。 「貴族に手を上げるなんて…謝って!今すぐギーシュに謝りなさい!」 無論、それで許される保証はない。 平民が貴族を殴る……この世界では前代未聞の所業を幸村はやってしまった。 今更謝った所で事態は好転するとは思えないが、それでもルイズは今ならまだ間に合うかもしれないと思ったのだ。 「断り申す!」 「なんですってぇー!?」 しかしそんなルイズの思いは幸村には届かなかった。 「拙者は間違った事はしておらぬ!恋をするだけでも破廉恥であるというのに…二股を掛けるとはけしからん!」 確かに浮気をしていたギーシュに非がある。 だとしても平民風情が口を出すなど、あまつさえ殴りかかるなどあってはいけない。この場にいる誰もがそう考えていた。 当然…殴られた本人もその1人である。 「き、君は…今、自分が何をしたのか分かっているのかね!?」 ギーシュが鼻を押さえながら立ち上がる。 「へ、平民ごときが…貴族を殴り飛ばすとは無礼にも程があるぞ!」 「何を言うか!お主は一途な女子の想いを傷つけたのだぞ!」 鼻血が垂れてきているギーシュに、幸村はさらに続けた。 「あの2人だけではない。浮気とは男自身も惨めな思いをするのだ……お館様、お館様もそれで一度大変な目に遭った…」 目を瞑り、幸村はそのお館様の惨めな姿を思い出す… それはある日の事だった。 いつものように拳で語り合おうとお館様の部屋に来た幸村は、中からブツブツと呟く声を聞く。 普段と違うお館様の声に、幸村は入るのを留まって障子の隙間から覗いてみたのだ。 『………全く我が偽りになく候事…むぅ…これで良いだろうか…』 『まぁ後は源介さんが許してくれるのを祈るしかないですねぇ~』 『う、うむ。そうだな…信じるしかあるまい…』 『それと!弥七郎にはもう会っちゃ駄目ですよ…それじゃ俺はちょっと風呂沸かしてきますから』 『すまぬ佐助、手紙を書くのにお主の手を煩わせてしまったのぅ…』 「拙者は…拙者はあんなお館様の姿は見たくなかった…!!」 そう言うと幸村は拳を握り締め、涙まで流し始めた。どうやら余程忘れたい記憶だったらしい。 ならば思い出さなければいいのだが… 「お主に同じような思いをして欲しくないからこそ!あえて拙者は心を鬼にして殴ったのだ!」 「どうやら君は…自分の立場というものが分かっていないようだね…平民が僕に説教とは…」 そんな幸村の思いも彼にはプライドを傷つけられたと取られたようだ。 結局、説教はギーシュの怒りのボルテージを上げるだけで終わったのである。 「いい機会だ、貴族に対する礼儀というのを教えてやろう。君に決闘を申し込む!」 薔薇の造花を幸村に向けて言い放つ。 この世界の常識に「平民は絶対に貴族には勝てない」というものがある。 普通ならこの決闘を受けようと考える平民はこの世界にはいない。この世界には… だが幸村はそんな常識のない世界、武士道の戦国の世界から来た男。そんな事など彼は知らない。 「いいだろう。真田源二郎幸村、その勝負受けて立つ!」 その為、幸村はギーシュの申し出を受けてしまったのであった。 それを聞いた周りの生徒は「おぉ~」と歓声を上げる者、無謀な事をしたなと呆れている者など様々だ。 「フッ、ならばヴェストリの広場へ来たまえ。逃げるなら…今の内だよ?」 そう言い残し、ギーシュはマントを翻してその場を後にした。 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/okura/pages/647.html
※注意※ 待ち受け画像はアニメ放送時間内のみダウンロード可能です。 (欠判になってしまったものに関しては「×」を書き込んでありますのでお持ちの方がいらっしゃいましたら書きたしお願いします。) サイトには携帯のみアクセスできます。 !リンクはテストなので実際にDL出来ない場合があります。 ※上杉謙信リンク以外DLできません。 QRコード読み取り直後のリンクでは繋げないようです。 第一話 伊達政宗 ttp //m.mbs.jp/contents/basara_01js834kd0sk4a8dhjq39g89ajdzxcvjjh/ 第二話 真田幸村 ttp //m.mbs.jp/contents/basara_02j-73jsmznxbc9owiuib5jgy/ 第三話 前田慶次 ttp //m.mbs.jp/contents/basara_03j-liaw64yt7hgievkn8ht4ythugv/ 第四話 竹中半兵衛 ttp //m.mbs.jp/contents/basara_04k-as89yhu24jktwg897/ 第五話 片倉小十郎 ttp //m.mbs.jp/contents/basara_05k-kkk9uwe987t24wtg/ 第六話 長曾我部元親 ttp //m.mbs.jp/countents/basara_06j-834knabvasf7ghbjkw35/ 第七話 猿飛佐助 ttp //m.mbs.jp/contents/basara_07-kh89yhnjkbnbhjf67raf43/ 第八話 武田信玄 ttp //i.mbs.jp/contents/basara_08j-kjh78tygyahv34r8af7tdz/ 第九話 上杉謙信 ttp //i.mbs.jp/tv/sengokubasara/oa-check/09i-kyounkeiaolame9082w35hnzkvy8as95.shtml 第十話 かすが ttp //m.mbs.jp/contents/basara_10jkh978qyh35hrjgf78atrft/ -
https://w.atwiki.jp/ikiru/pages/78.html
苦労が多いということと不幸だということはちがいますから(ナギ)
https://w.atwiki.jp/shingcmatome/pages/151.html
管理人ゾンビの嫌いな漫画
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/962.html
登録日:2009/06/26(金) 04 32 01 更新日:2021/09/23 Thu 19 33 43 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 MS ただかつぅぅうううー!!! ただかつどのぉぉおおお!!! カタパルトから射出します ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 チート ドリル ホンダム 中の人などいない! 俺がホンダムだ 初見殺し 大艦巨砲主義 徳川軍 忠義 戦国BASARA 戦国最強 戦国武将 本多忠勝 東軍 機動戦士 武将 父親 男のロマン 萌えキャラ 『本多忠勝!ただ勝利するのみ!』 本多(ほんだ) 忠勝(ただかつ) 『戦国BASARA』の登場人物(?)にして、本シリーズのぶっ飛んだ世界観を顕著に現したキャラクター。 CV なし(機械の駆動音) シリーズ一作目より三河の武士、徳川家康率いる徳川軍の誇る守護神として登場。 三方ヶ原の戦場を問答無用で駆け抜けながら鮮烈なデビューを飾った。 ゆうに3メートルはあろうかという巨体を全身鋼の鎧で覆い、手にした削岩用回転式突撃槍…… またの名をドリルで敵をなぎ倒す姿はまさに徳川の守護神。 身に纏う鉄壁の装甲は矢はおろか鉄砲ですら跳ね返す。 馬に乗り槍を持って突撃してきた敵兵を返り討ちにする。 戦国の英雄達は彼をこう呼ぶ、 戦国最強 と。 以下、ネタバレ 実は彼の体は鋼……要するにメカでできている。 史実では“軽装”で戦場を愛槍「蜻蛉切」と共に疾風のごとく駆け抜け「生涯五十数回の合戦で傷一つ負ったことがない」と伝わる、 戦国随一の機動力を持つ武将だった本多忠勝…… が! BASARA的解釈により、傷一つ「つけられない」武将、 すなわちロボット化というトンデモ設定が出来上がってしまったのだ。 【キャラクター】 全身を覆う赤茶けた鎧、というか分厚い装甲板と時折赤く輝く右目が特徴。 一見すると全身機械の完全なロボットのようだが、左目・口・鼻などには生身の生体部分らしきものもあり、公式も中に人が入ってると明言している。 おそらくパワードスーツないしサイボーグの類なのだろう。 スタッフ的にもアレンジの限界(これ以上できない)点を示す意味もあったらしく、そのデザインインパクトはシリーズでも群を抜いている。 一方で兜から生えた二本の長い角やたすき掛けに巻かれた大きな数珠など、史実を踏襲した要素も組み込まれている。 普段は非常に寡黙……というか全く喋らない。元ネタが今川版なので「マ゛ッ」とも言わない。 声優も「なし」となっており、セリフは音声部分が機械の駆動音(*1)、表示部分も「…」「!」「?」などの記号ばかり。 しかし家康をはじめとする徳川軍の兵士はちゃんと忠勝が何を言っているのかを理解しているらしく、兵の中には一緒に酒盛りをしたり碁の相手をした者もいる。 実際複数の駆動音と記号の表示である程度感情を読み取ることは可能であり、他のキャラクターたちもある程度その心中を理解出来ている模様。 でも本気で何も言わない風魔相手だとプレイヤーからは会話の内容が全く解らない。 性格自体は生真面目で実直だが、官兵衛の見え見えの嘘に引っかかったり、消沈した勝家の言葉を受け動揺したりと、やや天然気味な部分も見受けられる。 とはいえその身体に秘められた戦闘能力は「戦国最強」の名に恥じぬ絶大なものであり、他陣営の武将たちからも一目置かれている存在である。 君主である家康には絶対の忠義を誓っており、時には背に乗せ遊んだりしつつその成長を見守っている。ある意味保護者のようなポジション。 初期の忠勝のストーリーモードは毎回どこかに拉致られる家康姫を助けに行くものとなっている。 あれ……これなんてマリオ? 『3』以降は成長し立派な青年となった家康の姿に若干の寂しさを覚えつつも、主の目指す太平の世を支えるためその力を奮う。 ファンからの通称は「ホンダム」。 これは忠勝が出撃(出陣ではない)する際のムービーがまんまガン○ムのパク…リスペクトであることから名付けられている。 『2』ではとうとうファン○ルまで持ち出してきてしまった。 【ゲーム内での性能】 メイン武器は「機巧槍」。通称ドリル槍。 でっかいドリルに柄が付いたもの。すごく痛そう。というかこんなものに伝承通りトンボがとまったら両断どころか細切れになるだろ…… 元ネタは同社の『ウォーザード』のブレイドの武器だと言われている。 時々デカいトンボだったり地球儀だったり庭の木だったり美容室の前で回っているアレだったりする。 通常の薙ぎ払いなどの他、一部固有技では背面のバックパックから各種支援装備を取り出し攻撃を行う。 なお、「明らかにバックパックに納まらないだろ」といったレベルでポンポンいろんな物が出てくるが、まあ四次○ポケットみたいなもんなのだろう。 移動は基本脚部の無限軌道による高速走行またはブースターによる飛行。 属性は「雷」で、周囲に紫電をばら撒く。 総じて 極めて長いリーチ 異常な攻撃力の高さ その他のステータスも高水準 ダッシュ移動で接触するだけで敵にダメージを与える 一部を除いて敵兵飛び道具(弓や銃など)の一切を弾き返し無効化 といった具合の性能で、無印では文句なしに最強キャラ。 その後もバランスなどからやや控えめにはなっているものの、依然最強クラスの一角として君臨している。 ただし、攻撃モーションに若干クセがあるのでうかつに突っ込むと痛い目にあうことも。 またダウンしないという特性上、一部の吹き飛ばし系の攻撃が多段ヒットして大ダメージを受けることもあるため注意が必要。 地味に視点がぐるんぐるんと回る為、酔いやすい人は酔いやすいという地味な欠点もある。 その体格故に馬には乗れないが、各固有技・奥義で馬並の移動速度が出せるので機動力は高め。 とはいえ図体のデカさはどうしようもないので、細いつり橋通路などでは下の階に落下しやすいといった欠点もある。 基本的に忠勝の撃破が勝利条件となるステージはほとんどなく、敵として登場する際は大体途中乱入のような形となり、プレイヤー目掛けて突っ込んでくる。 撃破だけでも特別恩賞を貰えることがほとんどだが、序盤でレベルが上がってないプレイヤーにとってはトラウマものの強敵である。 大抵は家康さえ倒せばステージクリアになるので、苦手なら忠勝は無視して家康だけ狙うのが得策。 逆に特別恩賞狙いだと家康を倒さずに忠勝だけ撃破する必要があるため微妙に面倒だったりする。 作中の描写も完全に化け物扱いで、真田丸の真田砲に熱血を充電して熱血発射してダメージを与えられるレベル。『宴』に至ってはこれでもノーダメである。 英雄外伝の長宗我部元親のストーリーでは一章でみんなのトラウマ「小牧長久手の戦い」で3度立ち塞がり、 最終章の関ヶ原では、一度は撃破され活動停止するも家康の危機を感じ再起動。 最後の力を振り絞り、家康の前に飛び出し家康を守るように立ちふさがり、その機能を完全停止した。 しかし……しかし! たとえ命尽きようとも、主君の為に戦った彼はまさに武士と言えるのではないだろうか……! 【主な技(兵装)】 ●攻撃形態 バックパックから砲身を展開してミサイルを打ち出す。 プラズマ弾も発射でき、もはやなんでもありである。 ●援護形態 前述のファ○ネル。 バックパックから3つ飛び出し、敵をある程度自動追尾し、ビームで攻撃する。戦国にはよくあること。 そこそこ距離があっても敵を捉えてくれるのでコンボの繋ぎや敵武将の削りに最適。 特に『3』では焦土モードの信長相手に重宝する。 ●機動形態 バックパックから展開したバーニアを吹かし、一定時間高速移動する。 ●防御形態 バックパックからシールドを取り出し、両腕に装備する。小説版ではこれで戦国最強砲を耐え切った。 『3』でリストラされたが『皇』ではそれっぽい衣装がある。 ●突進形態 ドリルを構えて文字通り突撃する。 他の固有技の発動中に使用するとパターンが変化する。 例 援護形態を発動している時に突撃するとファ○ネルがIフィー○ドを張って突撃し攻撃範囲が広がる。 ●砲撃形態 攻撃形態に代わって『3』に登場した固有技。 バックパックから砲身を展開するのは同じだがこちらは発動するとその場から動けなくなる。 砲身をある程度動かし仰角をつけ曲射によるピンポイント攻撃は出来るが、如何せん隙が大きく使い難い。 後述の飛行形態を組み合わせることで移動しながらの砲撃も出来るがその間は通常攻撃は出来ない。 ●電磁形態 バックパックから放電し一定時間体に電撃を纏い、敵をはじき飛ばす。 発動中は体力が減っていくが接近するだけも敵に連続ダメージを与えられる。 無印だとこの技でひどい壁ハメコンボができた。 『3』では固有奥義に出世。『4』では壁ハメも出来、走り回っているだけでコンボ数がカンストすることも。 ●雷撃形態 『3』で登場した固有技。 バックパックから頭上に支援兵器を打ち出し、そこから放たれた稲妻を槍で受け止め拡散させ周囲の敵を巻き込む。 これで奥義じゃねえの?ってぐらい威力も隙もデカい。 ●重機形態 『3』で登場した固有奥義。槍にパーツを取り付けさらに破壊力を増大させる。 あのホンダムすら鈍重にならざるをえない巨大な機巧槍の姿はまんまガンランス+パイルバンカー。 竜撃砲も撃てるし、「ただ…打ち抜くのみ!!」も出来る。 攻撃後にはリロードモーションのような動きが入る。 ●飛行形態 『3』の固有奥義。出自はX。機動形態のアップグレード版。 ブースターにより移動スピードが向上し、発動中にジャンプすると文字通り飛行しながら移動出来る。 速度は馬並。というかこれが無いと奥州レースには参加できない。 支援形態 砲撃形態との組み合わせで空中から敵を一方的に蹂躙可能。 ●旋突機動 『4』で登場した固有技。 槍を前方に突きだしたまま回転させ、敵を巻き込み続ける。 ◎バサラ技「戦国最強形態」 バックパックから車輪のようなものを展開し、超広範囲に電撃または凄まじい威力のレーザーの雨を降らせる。 通称ネオグランゾン形態。 佐助「これで終わらせてあげましょう。」 最近は控えめになっているが初期では実質ゲーム中最強の威力を誇り、これを発動した後にはペンペン草一本生えない。 どんな戦国だ…いいえ科学………徳川の力です! そして徳川の科学力は遂に 『忠勝をメインシステムとして合戦場全域にビームを降らす』 段階まできた模様。 【シリーズでの活躍】 ◆小説版 戦国最強を惜しみなく発揮。 家康の忠臣として戦国最強連隊などと激闘を繰り広げた。 ◆アニメ版 一期では徳川軍が誇る最強戦力として、ゲームムービー同様カタパルト発進で登場。 家康を掌に乗せたり、顔だけで家康の全身と同じくらいのサイズになってたりするが多分気のせい。 中盤、織田との同盟に基づき長篠で武田軍と交戦し、幸村・佐助・お館様を同時に相手取り互角に渡りあうが、幸村の攻撃でバックパックを損傷。 直後、徳川に見切りをつけた濃姫の攻撃から幸村を庇い直撃を受け生死不明となる。 しかし最終話で突如安土城へ飛来し連合軍を苦しめる織田鉄砲隊を壊滅させ、魔王・信長と対決。 長篠での傷を修復しないまま参戦したため鎧の隙間を狙われてしまい、渾身で放った槍の一撃も躱され、最期はショットガンを直に鎧の内側に撃ち込まれ爆発四散した。 が、なんと二期最終話で全くの無傷で再登場。(信長戦で頭や手足がバラバラになっていたように見えるが大丈夫だったんだろうか……) 今度は豊臣の傘下となった徳川軍の一員として、同じく死んだと思われていた家康と共に九州制圧部隊に参加し島津義弘との一騎打ちを行うが、半兵衛、秀吉の相次ぐ戦死で豊臣軍が崩壊したため撤退した。 続く劇場版では家康と共に全国の武将たちを説得して回っており、専ら家康の運搬役。 関ヶ原でも直接戦闘には参加しないが、数100tくらいありそうな鉄鍋を担いだまま飛行するという芸当を披露した。 【その他】 「ホンダム」という呼び名はなかば公式化しているようで、作中で家康に、 「儂が忠勝を一番上手く使えるのだ」 「この風!この匂い!この肌触りこそ合戦よ!」 「合戦は数だ!」 と言わせ、他にも 「忠勝のことか…忠勝のことかァァァ!!」 「徳川の科学力は日本一ィィィーッ!」 など使えるネタは惜しみなく使っている。 さらにBASARAでよくある墨字のテロップも、 本多 忠勝 起動せず! 本多 忠勝 出撃! 本多 忠勝 再起動! もうこれカプコン開き直ってんだろ。 スマホゲーム『戦国BASARA バトルパーティー』において彼の娘である小松姫が登場したが、なぜか特にロボ的な要素は見当たらない。 『これが、戦国最強!本多忠勝の力よ!覚えておけ!』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あの毛利も本田の力は脅威として見てるみたいだし、相当恐れられているな。まあアレだけ無茶苦茶やられたら当然だろうが -- 名無しさん (2013-08-17 17 16 03) ホンダムと正面から戦える武将って何人くらいだ? とりあえず鬼島津と第六天のお二方はいけると思うが…… -- 名無しさん (2013-08-17 18 10 32) てゆーかアニメで二度もカムバックしてたな~ まさに不死身 -- 松永さん (2013-08-17 18 11 44) 流石はホンダム、びくともしないぜ! -- 名無しさん (2013-08-17 18 13 47) 秀……ゴリラもやれるんじゃないか? ホンダムの一撃を受け切れるのはその位だと思う -- 名無しさん (2013-08-17 18 14 32) 科学じゃなくて絆だきっと -- 名無しさん (2013-09-01 22 50 17) 小松姫(本田忠勝の娘)も登場しないかなあ。その場合、雪村の兄嫁がロボ娘になるけど。 -- 名無しさん (2013-09-01 22 57 44) ↑やめんしゃい。 -- 名無しさん (2013-09-09 16 25 01) ↑↑止めて下さいお兄ちゃんの寿命が十年単位で縮んじゃう -- 名無しさん (2013-09-30 19 40 09) 機動戦士ホンダムWWWWWW -- 名無し (2013-10-19 18 54 05) 実は密かにBASARAで優遇されているキャラ 忠勝好きのスタッフがいるとしか思えん いいぞもっとやれwww -- ホンダリオン (2013-10-30 08 33 42) 戦国時代にはもうサイボーグの技術があったのか・・・・。 -- 名無しさん (2013-10-30 09 18 57) 徳川十万の科学力は日本一ィィィィィィィ -- 名無しさん (2013-10-30 18 02 51) 1,2の頃はまさしく最強キャラだったけど3だとそうでもないんだよなー。弱体化してるわけじゃ無いんだけど他のキャラがぶっ壊れすぎてる。公式ラスボス性能の信長とか、一部の技性能がバグってるけんしんさまとかみつひ・・天海とか。強化されたまつ姉ちゃんが弱キャラ扱いされてるくらいだからしかたないんだけど。 -- 名無しさん (2013-11-30 11 25 47) BLOOD-Cにもホンダム出てたな -- 名無しさん (2013-12-16 21 40 37) 戦国時代のサイボーグ・・・・・・。 -- 名無しさん (2013-12-16 21 56 47) 動かすのがすごく楽しいキャラの一人かな。BASARA技の時間が3で短くなったのは残念だった。4はどうなるかな -- 名無しさん (2014-01-08 21 21 24) 足利義輝公 「見せてもらおうか。徳川軍の家康にすぎたるものの性能とやらを」 -- 名無しさん (2014-01-08 21 28 04) 時間短くなったのは敵キャラもBASARA技使うようになったからだと、もし据え置き性能だったら詰む可能性大w -- 名無しさん (2014-02-04 01 58 02) ムゲフロEXCEEDのスヴァイサーと対決してほしい。向こうもドリルを持ってるし -- 名無しさん (2014-02-05 10 57 42) pxzで筆頭すら出てこなかったからかなり希望薄だが、同意 -- 名無しさん (2014-02-08 17 25 55) 私は戦国時代にアンドロイドが存在することをはじめて知りました! -- 名無しさん (2014-02-08 17 42 45) 忠勝?いいえ忠犬です -- 名無しさん (2014-02-13 09 09 16) 忠勝は家康にもっと頼ってもらいたかったんだよなぁ -- 名無しさん (2014-02-13 12 35 42) 砲撃+援護+飛行+電磁形態で最強に見える -- 名無しさん (2014-02-13 19 51 42) モバサラで家康が本多家は譜代とか言ってたが、プロトタイプ忠勝とかいたんだろうか… -- 名無しさん (2014-02-15 06 10 49) ↑なにそれこわいw -- 名無しさん (2014-02-23 13 30 21) 直政ゲッターで参戦はよ -- 名無しさん (2014-03-01 11 47 48) ミニ戦国BASARAでは温泉に入ったりしっかりご飯を食べていた。 -- 名無しさん (2014-03-01 11 54 33) ↑8 戦国時代にモビルスーツが存在する「電忍アレスタ」ってSTGがあってだな・・・ -- 名無しさん (2014-04-25 19 33 38) でもかすがの姿には吃驚する忠勝…。鉄壁主従は色気に弱いというか思春期というか -- 名無しさん (2014-05-20 01 47 38) ↑うん…きっと…純情なんだよ… -- 名無しさん (2014-09-13 01 39 23) ホンダムがGガンのガンダム連合に紛れ込んでる動画があったけど、違和感が全然なかったな。 -- 名無しさん (2014-10-11 09 11 10) すでにサイボーグの技術が戦国時代にあったのか!? -- 名無しさん (2014-10-11 09 16 00) ↑パワードスーツかもしれん。まあオーパーツなのは変わらないが… -- 名無しさん (2014-11-21 16 36 08) 読んでるだけで腹がよじれそうだ -- 名無しさん (2014-12-02 20 03 09) そう言えばアニメ版主人公の中の人がウィッツとキラだったな。 -- 名無しさん (2014-12-17 22 17 48) ↑3昔、「戦国時代の種子島に5mクラスのパワードスーツ&それら運用できる飛行船の技術が伝来した」という設定の殺陣(縦)STGがあってだな・・・ -- 名無しさん (2015-05-11 09 34 35) 仮に稲姫がBASARAに存在するとすれば、人造人間18号みたいな雰囲気しか想像出来ない。少なくとも、ほぼ完全な人型アンドロイドである事は間違いないと思う。 -- 名無しさん (2015-06-15 23 25 29) 3の小説版家康編に「本田……無」って出てきて吹いた。 -- 名無しさん (2016-10-03 17 47 18) 信之「嫁がロボで残り寿命が三百年ほどに縮んだ」 -- 名無しさん (2017-11-16 14 38 51) 俺的にはガンダムというよりリボーンのゴーラ・モスカだな -- 名無しさん (2020-01-03 22 32 24) 小松姫、一見普通の女の子みたいだが…… -- 名無しさん (2020-02-22 08 59 05) ガンダム扱いされてるんだが、このホンダムの場合、野暮なこと言って申し訳ないが、ガンダムが属するリアルロボットよりはバリバリのスーパーロボット系列だよね…特に惚れ惚れするほどの耐久力ならダイターン(万丈の被弾時のセリフから)、言うまでもない無慈悲な攻撃力はガオガイガーととれるかも -- 名無しさん (2021-09-23 17 33 14) つまりダイケンゴーか -- 名無しさん (2021-09-23 19 33 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/suujitakutrpg/pages/82.html
説田小太郎(セツダ コタロウ) 〔初登場〕2020年4月 〔通過シナリオ〕【表穢】【俺の注文したオムライスが動いてるんだが】【薔薇の館】【裏バイト巫女】【カタシロ】【Deep fog】【在らずの人々】【縁と命はつながれぬ】【近く遠きは終着点】 〔一人称〕俺 〔特徴〕 ・ 〔関係したPC〕 ・星野栞(72) 永井理論(24) ウツルコ(?) 犬栢号哭(777) 鬼無胡桃(き) 城金心愛(777) 暮尾ハトラ(440) 葉鳥ゼンゾウ(440) 和里戸元気(403) 甲崎尋(446) 小河可愛(402) 説田小太郎ネタバレ注意!
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5034.html
前ページ次ページ異世界BASARA 「ウジマサ!」 「何だ?この爺は」 現れた老人、氏政を見てギーシュと傭兵のメイジは声を上げる。 氏政は地面に突き刺した槍を引っこ抜くと、尻餅をついているギーシュに向き直った。 「ふん、威勢よく出て行った割には情けない姿じゃのぅ」 その一言にギーシュは顔を真っ赤にした。 「う、うるさい!これから巻き返すんだ!逆転するんだよ!」 ギーシュは薔薇を握り締めて立ち上がろうとした……が。 氏政は槍の柄をギーシュの足に引っ掛けた。 派手に転び、ギーシュは顔を地面に強く打ち付ける。 「何をする!邪魔しないでくれ!」 「今のお主なんぞ蚊ほどの役にも立たんわい、ここはわしに任せておけい」 「ウジマサだってもう年なんだから無理は出来ないだろう!?」 「その坊やの言う通りだ、爺は船の中でブリミル様にでも祈ってな」 と、2人のやり取りを見ていた傭兵のメイジが口を開いた。 「最も、船に逃げても全員捕らえるがなぁ……」 そう言ってそのメイジは馬鹿にするように笑い出す。 周りのレコン・キスタ兵もつられて笑い出した。 「わしをただの爺と侮るでないわあぁぁぁーーー!!」 「この北条氏政、年老いても武士!武士の意地があるっっ!!!!」 氏政は槍を豪快に振り回しながら叫ぶ。 「その意地にかけて、力の無い女子供に手を出すお主等を……」 と、振り回していた槍を止め、その矛先をレコン・キスタ兵に向ける。 「見過ごすわけにはいかんのじゃあぁっ!!!!!」 「……爺と思っていたが、見上げた騎士道精神じゃねぇか。分かった……俺もそれに応えよう」 傭兵のメイジは杖を掲げて兵に合図を送ると、その杖を氏政に向けた。 「遠慮なく叩き潰してやる」 (う、ううむ……ああは言ったがあの人数……ちと厳しいのぅ) 氏政は改めて相手の数を見て、眉間に皺を寄せる。 鍾乳洞の港には敵が約50……だがその内上からも増援が来るであろう。 (やはり“あれ”を使うしかないわい) 氏政は懐に手を入れて“あれ”を掴む。 突然この世界に飛ばされた彼は“あれ”を3個しか持っていない。その為、出来るだけ温存していたのだ。 氏政が取り出した物を見て、ギーシュは首を傾げた。 手にしていたのは、何やら茶色くて三角のオブジェであった。そして氏政はさらに意味不明な事をしだした。 その三角の物体を頭に乗せたのである。 (ウジマサが本格的にボケ始めた……) ギーシュは氏政に哀れみの目を向け、自分の最期を覚悟した。 「誰でもよい!わしの頭に火を放て!!」 氏政の言葉に、一同はさらに唖然とした。たまらずウェールズが口を開く。 「もういい!もういいから大人しく戻ってくれ!自殺してどうするんだ!」 「だ、誰がそんな事するか馬鹿もん!いいから頭のこれに火を放たんか!」 「じゃあ俺が点けてやるよ」 そう言ったのはレコン・キスタ兵の中にいた傭兵メイジだった。 杖を振って再びフレイム・ボールを唱え、氏政に向けて放ったのである。 「しょえええぇぇ~!!」 まさか敵から火を放たれるとは考えてなかった氏政は、驚いて尻餅をついてしまった。 それが幸いしたのか、放たれたフレイム・ボールは顔にではなく、頭に乗せていた茶色い何かに命中した。 「何をするか貴様!わしは武士でも老体じゃぞ………んん?」 と、氏政は妙な声を上げ、すっと立ち上がった。 「おお?おおおぉぉぉぉ~!!」 すると、氏政の体に異変が起こった。 手が震え、次第にそれが体全体が伝わり始める。顔にもみるみる生気がみなぎっていく感覚を感じた。 「きたきたきたああぁぁぁーーーー!!!」 氏政は突然跳ね起きると、栄光槍を手に走り出した。それを見たレコン・キスタ兵は各々に武器を構え、氏政に向かって駆け出す。 敵は皆、氏政を見て勝てる相手だと思っていた。 年老いた老兵……誰もがそう考えていたのだろう。兵の殆どが何の警戒も抱かず、その老兵に斬りかかった。 しかし次の瞬間、最初に突撃したレコン・キスタ兵が氏政の槍で薙ぎ払われ、吹き飛ばされた。 ギーシュが、傭兵のメイジが、周りの兵達が予想外の光景に目を疑う。 たった1人の、それも年老いた氏政に敵が次々と倒されていく…… 一体この老人の何処からそんな力が出てくるのか、その力の正体は、氏政が頭に乗せた茶色の物体だった。 この頭に乗せた物体こそ、北条家に伝わる『北条家最高灸』…… あらゆる身体疲労に効果があり、若かりし頃の活気を蘇らせる万能のお灸である。 「ほりゃああぁ~!!」 氏政がブンッ!と槍を振るった。予想以上に速い振りに敵は追いつけず、再び5人の敵兵が吹き飛ばされた。 「ひょ~ひょっひょっひょ、余裕!余裕じゃあ~!」 氏政が自身ありげに言うと、傭兵メイジが歯軋りをしながら睨みつけてきた。 だが、氏政はそれでも余裕の態度を崩さない。 「どうした若いの?今なら謝れば許してやらん事もないぞ?」 「っっ!ふざけるな死に損ないが!!」 メイジは怒りを露にし、杖を氏政に向けて言葉を吐き散らした。 「随分と激昂しているな、セレスタン」 その時、階上から誰かの名を呼ぶ声がした。 その声に傭兵のメイジ……セレスタンは顔色を変えて振り向いた。 「マツナガ様……!」 「ほう?苦戦しているようだな。所詮は有象無象の兵……こんなものか」 声の主は一歩ずつ薄暗い階段を降りていく。次第にその姿もはっきりとしてきた。 そしてその姿を見て、次に驚いたのは北条氏政だった。 「き、貴様はまさか……!松永久秀!!!」 「ほう?これは驚いた。卿も来ていたか」 松永は氏政の姿を見つけると、口の端を吊り上げて言った。 「貴様……独眼竜に斬られたと聞いておったのに……何故ここにおる!?」 「ふむ、どうやら地獄の閻魔にも愛想を尽かされたようでね」 松永はくぐもった笑い声を上げるが、氏政は緊張した顔つきで松永を見ている。 何故なら氏政は彼の性格を知っているからだ。 自分の欲望を満たす為ならば何でもする男……好きなように破壊し、奪う。 氏政のいた戦国の世で、独眼竜の持つ竜の爪を一度は奪った男…… それが松永久秀である。 「さて、今は卿の“過去”を貰う気はない」 と、松永は笑うのを止めて顔を上げる。 「私が欲しいのは……」 松永はその欲望の矛先を、若きアルビオンの王子に向けた。 「ウェールズ・テューダー、卿の“愛の証”を頂こう」 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/977.html
前ページ次ページ異世界BASARA 「今日は町に行くわ」 虚無の曜日…日曜日にあたるこの日にルイズは幸村にこう言った。 「町…都でござるか!拙者、この世界の都をまだ見た事が無い故に楽しみでござる」 学院から出た事がない幸村にとっても、町に行く事には興味がある。 幸村は本当に楽しみといった感じだ。 「遊びに行くんじゃないのよ?服に下着に…いろいろ買わなくちゃいけないんだから…」 「…ルイズ殿、あまり無駄遣いするのは良くないと思うのだが…」 「………無駄遣い?」 幸村の一言で、ルイズの口調が突然変わった。 気のせいか、体から怒りのオーラが漂っているようにも見える。 突然の変化に幸村は戸惑い、声を掛けられない。 「…私の服を力任せに洗ってボロボロにして破いたり…」 「ぬぁっ!?」 「床やテーブルを拭いてて小火を起こして…カーペットを燃やしたり…」 「あ……あ…」 「馬鹿みたいに熱いお茶を淹れてティーカップをダメにしたのは…」 ルイズはゆっくり…ゆっくりと振り返る。 「一体何処の誰だったかしらああああぁぁぁぁっっっ!?」 「ももも申し訳ありませぬうぅっ!全てこの幸村でござったああぁー!!」 振り返ったルイズの顔を一言で表すなら…「般若」の如き形相。 もはや幸村に残されたのは土下座して謝る事だけだった。 そんなやり取りがあった後、2人はトリステインの城下町へとやって来た。 道幅は5メイル程しかないが、並んでいる露店に行き交う人々、洋風の建築物…初めて見る光景に幸村は目を輝かせていた。 「おおー!活気に溢れた、良い町にござるな!」 元いた世界でも、幸村はお館様と都に上洛する為に勇を振るっていた。 言わば都に来る事は彼にとって夢だったのだ。 だが今日はそれにしても人が多い。 見ると、一角に人が集まって賑やかな声が聞こえる。 「そういえば今日は何か催し物があったわね。だからって勝手に歩き回っちゃダメよ!」 「う、うむ…心得ましたぞ」 人だかりを後にし、目的の店へと2人は向かって行った。 その一角から「飯ー!!」という大声が聞こえているが、それはまた別の話… 買い物は今のところ順調に進んでいる。 ただ、幸村が時折道に並ぶ露店に足を止めたりするのでその度に声を掛けなければいけないのが難儀だが。 「ルイズ殿、あれは何の店でござろうか?」 「あれは酒場よ…」 さらにこのように目についた物について色々と聞いてくるのだ。 (いっその事何処かの店に置いておこうかしら…) 買ったカーペットを幸村に持たせながらルイズはそんな事を考えていた。 さて、残るのは下着だけなのだが…この男を店に入れたらその場で鼻血を噴き出して倒れそうだ… 店の外で待たせた方がいいのだが、フラフラと何処かへ行ったりしないだろうか… 「ルイズ殿、あの店は何でござろうか?」 どうしようか考えていると、当の本人がまた質問をしてきた。 指差した方を見ると、狭い路地裏に剣をかたどった看板の店が目に付く。 「ああ、あれは武器屋よ。剣や槍を売っている店ね」 「武器屋…でござるか…」 そう呟きながら幸村は看板をジッと見ている。 「もしかして入りたいの?」 「うむ!拙者も武士、この世界の刀剣はどれ程のものか一度見ておきたい」 ルイズの口からしょうがないといった感じの溜め息が出た。 だがあの店で待たせておいた方が他に興味を持ったりしないかもしれない。 何より、折角来たのだから少しぐらいこの使い魔の頼みを聞いてやってもいいだろうと考えた。 「仕方ないわね…あそこでちょっと待ってなさい。でもおとなしくしているのよ!」 「いらっしゃ…」 久しぶりの来客かと思ったが、現れた客を見て店主は顔をしかめた。 (何じゃこの男は…) 店主が最初に目に付いたのは男の格好だった。 この世界の傭兵というのはガチガチの鎧に身を包んでいる。 ところが目の前の男は上半身に赤い袖なしの服(言わばライダースジャケット)を着ているだけ、半裸に近い。 が、格好は奇妙であっても背中に槍を携えているから傭兵か何かだろう。 それに久しぶりの客だから愛想ぐらいは良くしなければ… そんな事を考えている店主を余所に、幸村は壁に掛かっている槍を見ている。 「いらっしゃい旦那!槍をご所望ですかい?」 そこへ店主が揉み手をしながらやって来た。 「…いや、これは結構だ……剣を見てもよいか?」 だが、その槍の出来が良くないのが分かったのか、今度は剣の方へと向かう。 それに、この世界の通貨を持っていないので買う事も出来ないのだが… 次に幸村は無造作に置いてある剣の内、1本を手に取った。 (あ!まずい、ありゃあ…) 慌てる店主など知らず、剣を鞘から抜き取る。 これは良い、所々に錆があるものの、刃自体はしっかりと鍛えられている。 「良い剣だな、中々の業物ではないか?」 と、幸村は素直に感想を述べた。 「へ、へぇ…でも旦那、それはちょっと…」 だが店主の様子はあまり良くない。これに何か問題でもあるのだろうか。 「如何がいたした?確かに古いが刀身は上出来…」 「おう兄ちゃん!中々見る目があるじゃねぇか!」 声が聞こえたのは突然だった。 そんな馬鹿な、この店には自分と店主しかいない筈だ。第三者などいない… 「ん?おでれーた!兄ちゃん使い手じゃねぇか!」 また聞こえた。今度は何処から聞こえたかはっきりと分かった。 自分が持っている剣からだ。 「こらデル公!客に失礼な口聞くんじゃねぇ!すいませんね旦那、どうもこいつは口が悪くて………旦那?」 「ありゃ?兄ちゃんどうした?顔色が悪いぜ?」 「あいつ…ちゃんとおとなしく待っているかしら…」 下着も買い、ルイズは武器屋のある路地裏を歩いていた。 最初は大丈夫だと思っていたが、やはり幸村を1人にした事が心配になったのだ。 「何も騒ぎを起こしてなきゃいいんだけど…」 しばらくして目的の店に到着したルイズ。すると、中から何か騒がしい声が聞こえてくる。 「だ、旦那止めてくだせぇ!そんなのでもうちの商品でさぁ!」 「ええい下がっておられよ!拙者がこの妖刀めを成敗してくれるわぁ!」 残念ながらルイズの不安は的中したようだ。 「ああもう!やっぱり1人にするんじゃなかった!」 勢いよく扉を開き店の中へ入る。 中では両手に槍を持った幸村を店主が必死になって押さえていた。 「ルイズ殿!?いかん!その剣に近づいてはならん!それは妖刀にござる!」 「お、おい嬢ちゃん!こいつの主人か!?何とかしてくれ!この兄ちゃん話を聞いてくれねぇんだよ!」 そして床を見ると、オンボロな剣が助けを求めている。 (何が妖刀よ…ただのインテリジェンスソードじゃない!) 幸村の世界では言葉を喋る剣など妖怪以外の何でもない。 そんな事は知らないルイズは、まだ店主に押さえられている幸村に近づいていく。 そして… 「耳を貸してはなりませぬぞルイズ殿!惑わして我等に憑くつもり…」 キーーーーーーーン! 「ぐ、ぐぬうぅぅぅあぁぁぁぁぁーっっ!!!!」 股間に強烈な蹴りの一撃をくれてやる。 流石の幸村も急所までは鍛える事が出来なかったようで、そのまま昏倒してしまった。 「おとなしくしてろって言ったのに!どうしようもない使い魔なんだから!」 そう言うとまだ床で痙攣している幸村の足を掴み、店を後にしようとした。 「ちょっと待ちな嬢ちゃん!こんな所で使い手と巡り会えたんだ、俺を一緒に連れて行ってくれ!」 ところが、店を出ようとしたルイズを剣が引き止めた。 しかし、ルイズからしてみれば余計な出費が増えるだけである。それにこんなボロボロの剣が使えるように見えなかった。 「冗談じゃないわ!何であんたなんか連れて行かなくちゃいけないの!」 「んな固い事言うなって!その兄ちゃんも俺は業物だって言ってくれたぜ!」 「あの…あっしからもお願いします」 と、剣とのやり取りを聞いていた店主がおずおずと間に入ってきた。 「その、デル公は本当に口が悪くていつも店に来る客と喧嘩するんで困ってたんでさぁ」 「そんな事言われても…これいくらするのよ」 「新金貨100なんですが…この際30で結構ですぜ。こっちも厄介払いみたいなもんなので…」 結局、金貨30枚を払ってこのオンボロの剣を買い、2人は店を後にした。 ちなみにその後、武器屋に「赤くて半裸の人お断り」という張り紙が張られたそうな… 「どうしよう!それがし入れないんだって!」 「あなたは赤くないから大丈夫でしょ」 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2680.html
前ページ次ページ異世界BASARA トリステインの朝は早い。 日が昇り始めた頃、通りは店の準備などで活気付く。 「んん~!今日も清々しい朝ねぇー!」 今日の話はチクトンネ街にある『魅惑の妖精亭』、大衆酒場兼宿場であるこの店から始まる。 「さ、今日も可愛い妖精さん達と一緒に頑張るわよぉー!」 “彼”の名はスカロン、この『魅惑の妖精亭』の店長である。 「もう、あんまり大きな声出すんじゃないよ!まだ寝ている人だっているんだからね!」 次に2階の窓が開き、黒髪の美しい娘が顔を出した。 彼女はスカロンの娘であるジェシカ。父と共にこの店を切り盛りしている。 ズシン…ズシン… と、店の裏から地響きが聞こえる。 スカロンはそっちに目を向けると、パアッと顔が明るくなった。 「まぁボブちゃん!もうゴミの片付けやっちゃったの?」 「……!…!」ゴオォォ!シュゴー! ボブと呼ばれた者は、返事の代わりに体から奇妙な音を上げる。 紹介しよう、彼が今回の話の主人公… 本多忠勝………改め、本田ボブである。 異世界BASARA番外編「忠勝のアルバイト」 何故彼はこんな所にいるのか、事の発端は2週間前であった。 パーティーで食べた野菜…いや、草のような物を食べた途端、体が言う事を聞かなくなり、空を暴走しながら飛び回っていた。 丁度視界に街が見え始めた時、彼の意識はそこで途絶えた。 そして翌日の朝…気がつくと忠勝はこの店の屋根に頭から突っ込んでいたのである。 「それにしてもあなた、空から降ってくるなんて…ひょっとして天使さんかしら♪」 「こんなごっつい天使がいるわけないでしょ、あの屋根の穴どうするのよ…」 「…!!…!」ブルルル!ヴィン… その後…忠勝は行くあてもないと誤解され、『魅惑の妖精亭』に住まわされる事になる。 忠勝自身も、屋根を破壊したまま帰るのは悪いと思っていたのでこれを承諾した。 ちなみに、一応名前を聞いたが、「プシュー」や「ギギギ」としか言わないので、とりあえず「ボブ」と呼ばれる事になった。 可愛いじゃなぁ~い♪がスカロンの言い分である。 「それじゃあボブちゃん!今日の買出しもはりきって行っちゃうわよ!」 そして現在に至るという事だ。 「も~ボブちゃんが来てから店が繁盛しているような気がするわ~♪」 「……!」キュイーン! スカロンは忠勝の肩の上でクネクネと悶えている。 今日の買出しを終えた忠勝はスカロンを肩に乗せ、店への帰路を急いでいた。 『魅惑の妖精亭』で住み始めて1週間… 今では店の雑用の大半をこなすようになっていたが、忠勝は1つだけ気になる事があった。 この世界での自分の主…タバサの事である。 彼女に何の連絡もしていないのが彼の気がかりであった。 しかしそれをスカロンに伝えようとしても理解してもらえない。 このハルケギニアという世界において忠勝の言葉を理解出来るのは主だけであったとつくづく実感した。 狭い道を移動しながら、忠勝は今日の夜中にこっそりと抜け出して学院に戻ってみるかと考えていた。 ここから学院まで自分ならそんなに時間は掛からないし、主も夜遅くまで本を読ん 「ボブちゃんストオオオォォォォォォォーーープッ!!!!!」 考え事をしていると、いきなり首を後ろに引っ張られた。 「!?!!」ガギギギ!ギュウロロロ!! 驚く程の強い力のせいで忠勝は急停止する。それはもうそのまま折るのではないかという強さであった。 何があったのかとスカロンの方を見ると、彼は噴水広場に目を向けている。 「ボブちゃん、悪いけど先に帰っていて頂戴!開店前にはちゃんと戻るから♪」 そう言うやいなやスカロンは忠勝の肩から飛び降り、凄い速さで噴水広場に走って行った。 「ああ、それは可愛い女の子を見つけたんだよ。たまにスカウトしてんのさ」 「………?」ブルルル スカロンの言う通りに店に戻り、料理の下ごしらえをやっていた忠勝にジェシカは言った。 ちなみに、彼の体は厨房には入らないので外でやっている。 「……!!…」ウイィン! 「あら、もう済んだの?」 剥いたじゃがいもをボウルに入れ、窓からジェシカに渡す。 「みんな~た・だ・い・ま~♪」 丁度その時だった、スカロンの声が奥から聞こえてきたのは。 「いいこと?可愛い妖精さん達~」 「「「「はい!スカロン店長!」」」」 「ちっがーうでしょぉー!!店内では"ミ・マドモワゼル"とお呼びなさいっていつも言ってるでしょ~!?」 「「「「はい!ミ・マドモワゼル!!」」」」 それを聞いたスカロンはトレビア~ン♪と言いながら体をくねらせる。 店内ではそう呼ぶのが決まりなのだが、忠勝にはあまり関係なかった。 「カ・イ・カ・ン♪さて、今日は皆さんに嬉しいお知らせがあります!」 そこまで言うとスカロンはポンッと手を叩く。 「何とこの魅惑の妖精亭に新しいお仲間が出来ます!それじゃあ入っていらっしゃ~い♪」 スカロンがもう一度手を叩くと、奥から小柄な少女と妙な格好をした青年が現れた。 「ルル、ルイズなのです~!よろしくお願いなのです!!」 「ししししゃしゃしゃなだゆゆゆきむりゃにごごござる!!こ、これからせせ世話になりまするっ!!!」 なんと、現れたのはルイズと真田幸村だった。 ルイズは引き攣った笑顔を浮かべ、幸村は今にも倒れそうな真っ赤な顔をしている。 「ルイズちゃんはね、お父っつぁんの博打の肩に売り飛ばされそうになった所を、お兄さんと町まで逃げてきたのよヨヨヨ…」 スカロンはハンカチで顔を覆いながら言った。それに続いて従業員の女の子からも可哀相と声が上がる。 勿論そんな訳がないのだが… 「だから皆仲良くしてあげてね!はい拍手~♪」 スカロンがそう言うと、女の子達から歓迎の握手が上がった。 「さて、新しく入った2人には紹介しておかなきゃね。この店のマスコットキャラを!」 「ま、ますこっと?」 スカロンの言葉に幸村が顔を赤くしたまま答える。 「そう!この店には入らないけど立派に仕事をこなす働き者!気は優しくて力持ち♪」 そういいながら窓に近づき、取っ手に手を掛ける。 そして、一気に窓を開きながらこう叫んだ。 「紹介します!!ボブちゃんでえぇ~す!!」 そこには、ルイズ等2人にとって凄く見慣れた顔がいた。 「んなあぁ!?あ、あんたタバサの使い魔…!!」 「た、忠勝殿!?」 「…!!……」プオォォォォォン!!!! 前ページ次ページ異世界BASARA