約 4,659,275 件
https://w.atwiki.jp/ps3-cs/pages/120.html
トップページ > ソフトウェア > PLAYSTATION Network配信リスト > Warhawk Warhawk 公式サイト http //www.jp.playstation.com/scej/title/warhawk/ 製品名 Warhawk 配信日 2007年10月4日 価格 800円 ジャンル FPS 発売元 SCE 人数 1~4人 オンライン 32人 メディア PSNダウンロード専用 対象年齢 CERO C 15才以上対象 必要HDD容量 800MB以上 備考 追加コンテンツ:ブースターパック1~3 各800円あり。トロフィー対応 攻略サイト http //www41.atwiki.jp/warhawk/ http //trophies.ps3wiki.net/index.php?Warhawk 他にもありましたら追記をお願いします。(作りかけで更新停滞/終了しているサイトは除外) 簡易ゲーム評価(5点満点。) 選択肢 投票 5 (0) 4 (0) 3 (0) 2 (0) 1 (0) ゲームの感想を一言お願いします。 名前 コメント top
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/8191.html
登録日:2009/08/08 Sat 11 44 29 更新日:2024/09/16 Mon 20 24 18NEW! 所要時間:約 98 分で読めます ▽タグ一覧 12年夏アニメ 14年夏アニメ 18年秋アニメ 19年秋アニメ 2009年 20年夏アニメ A-1_Pictures ALO GGO MMORPG OS SAO SF UW VRMMO abec web小説 アニメ アリシゼーション アルヴヘイム・オンライン アンダーワールド オーディナル・スケール ガンゲイル・オンライン ソードアート・オンライン ドラマCD ネタバレ項目 ネトゲ パチスロ化 パチンコ化 ユナイタル・リング ライトノベル 仮想現実 劇場アニメ 多世界冒険譚 川原礫 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 所要時間90分以上の項目 時代が追いついた 王道 電撃文庫 電脳世界 ※この項目はネタバレ要素を含んでいます。 『ソードアート・オンライン』(略称:SAO)とは、電撃文庫から2009年より刊行中のライトノベル。 作者は川原礫(九里史生)、イラストはabec。既刊28巻。全世界累計発行部数は2016年に1900万部を、2020年に2600万部を突破した。 また、本編とは別にSAO編に焦点を当て、アインクラッド攻略を1層から順に描いていく「プログレッシブ」(既刊8巻)、 作中に登場するゲーム《ガンゲイル・オンライン》を舞台にした時雨沢恵一著「ガンゲイル・オンライン」(既刊13巻)、 短編エピソードで描かれているゲーム《アスカ・エンパイア》を舞台にした渡瀬草一郎著「クローバーズ・リグレット」(全3巻) 等の外伝が刊行されている。 ▽目次 ◆概要 ◆あらすじ◇1~2巻 第1部≪アインクラッド≫ ◇3~4巻 第2部≪フェアリィ・ダンス≫ ◇5~6巻 第3部≪ファントム・バレット≫ ◇7巻 外伝≪マザーズ・ロザリオ≫ ◇8巻 物語を補完する短編集≪アーリー・アンド・レイト≫ ◇9巻~18巻 第4部≪プロジェクト・アリシゼーション≫◇9~14巻 前半部≪人界編≫ ◇15巻~18巻 後半部≪アンダーワールド大戦≫ ◇19巻~20巻 アリシゼーション編を補完する外伝≪ムーン・クレイドル≫ ◇21巻・23巻~ 第5部≪ユナイタル・リング≫ ◇22巻 知られざる裏話≪キス・アンド・フライ≫ ◇番外編 幕間の物語 特典小説 ≪マテリアル・エディション≫ ◇外伝 プレイヤーたちそれぞれの物語≪オルタナティブ≫◇ガンゲイル・オンライン ◇クローバーズ・リグレット ◇グルメ・シーカーズ ◇ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人 ◆コミカライズ◇コミックス 4コマ≪そーどあーと☆おんらいん≫ ◇コミックス 外伝≪ガールズ・オプス≫ ◆アニメ◇劇場版 外伝≪オーディナル・スケール≫ ◆ゲーム ◆概要 元は『アクセル・ワールド』で第15回電撃大賞を受賞し商業作家としてデビューした川原礫が九里史生(くのり-ふみお)名義で運営していたWebサイト「WordGear」で2002年11月から2008年7月にかけて公開し、閲覧数650万PVオーバーを記録したネット小説。 実は元々本作の一巻目に相当する物語は、2002年の電撃大賞に応募する予定だったのだが、規定枚数を大幅オーバーしてしまったためWebでの公開としたものである。 作中の年代が現在では近未来に見えず、妙に描写の一部が古い側面がある(SAO編開始年が2022年設定)のは、「当時から見た近未来」という理由がある(*1)。そして刊行から13年でとうとう作中年代に突入してしまった。 連載終了後、アクセル・ワールドを執筆し第15回電撃大賞を大賞で受賞するのだが、その際にこちらを読んだ担当編集の三木一馬の発案で、こちらも電撃文庫から商業作品として刊行されることになった。 ちなみに作者は18巻のあとがきなどを見るに既にアリシゼーション編完結までの分量もあったこともあり、かなり消極的なところからスタートした様子。 …と書いたら分かると思うが、そもそも作者の商業作家デビューはアクセル・ワールドであり、こちらはデビューに一切関係していない。 つまり、ネット小説の商業化の代表的作品と言われることも多いにも関わらず、その他多くの作品と異なり俗に言う小説投稿サイトには一度も投稿されたことはない上に、 デビューの切っ掛けですらないというむしろ今では非常に珍しい部類に当たる作品。ちなみに有名な小説投稿サイトである小説家になろうよりも古い歴史を持つ作品である。 ある意味個人サイトの小説連載が主流だった時代と、小説投稿サイトに投稿するのが主流の時代の境目みたいなポジションとも言える。 ちなみに売り上げでは現在、気が付けばデビューしたアクセル・ワールドを大幅に上回っており、大賞を取った本命の作品より売り上げているというある意味凄い状態にもなっている。 Web版からかなり大幅な加筆・修正及び設定の変更がなされており、特にファントム・バレット編以降の加筆が非常に多い。特に6巻や10巻に至ってはほぼ全ページ書き下ろしである程。また21巻以降は本編では実に10数年ぶりの完全新作となっている。 また、後の商業展開による設定変更も頻繁に行われ、こちらは主に描写の少なかったアインクラッド時代に関する変更が多い。特にアスナなんてSAO内では最終的な着地点が同じなだけで初期と現在とではまるっきり別物の人生を歩んでいる。まあこれに関しては作者も平身低頭状態なので素直にそういうものだと受け止めよう。 1巻のあらすじやアニメ1話の内容から誤解されがちだが、デスゲームものに多い人間の愚かさ、狂気、悲嘆、あるいはパニックや疑心暗鬼、血みどろの殺し合いがメインの作品―――― というわけではない。 そういったものを期待するとおそらく当てが外れるので注意。 デスゲームものというよりはむしろ仮想世界やフルダイブシステムを題材としたSF作品と考えた方が良い。アリシゼーション編に至っては最早異世界モノの様相を呈している。 部によって世界観やテーマが大きく変わっていくのも特徴の一つ。 ただし、限りなく現実に近いが故に、仮想世界と現実世界の境界が曖昧になっていく世界観であることと、「限りなく現実に近い仮想世界で生まれた感情や人間関係は仮想のものか本物なのか」というテーマはほぼ一貫している。 ちなみに、作者の別作品『アクセル・ワールド』との繋がりは「直接的には」ないらしい。 ただあちらで出てきた機器の一部がこちらでは「開発中」の産物であったり、作中の技名・装備名が同じだったり、あちらのアニメにナーヴギアが登場したりと、随所に「アクセル・ワールド」の世界の「過去」であるという要素はある。 また「心意」「フラクトライト」「知性間戦争」などの作品の根幹をなす単語が共通しているため、直接的な繋がりはなくとも、密接な関連性がある可能性が極めて高い。 2024年現在、読者の予想としては「世界観の近いパラレルワールド」「SAOのIFエンドの未来世界がAW」あたりが大勢を占める。 なお、Webサイトに掲載されていた本シリーズは文庫版発売に伴い本編は削除され、作者サイトでは一部の番外編(「圏内事件」や「月の揺りかご」等)を読むことができるのみとなっていたのだが、それらも単行本に収録されると同時に削除されていったため、2016年以降は本編・外伝ともに全て閲覧不可能となっている。(*2) ただし「月の揺りかご2」や「プログレッシブ」シリーズについては、刊行に先駆けてサイト上での連載が期間限定で行われたこともある。 主に長期休暇の時節において「特別企画」という名目で連載される傾向があるため、いち早く読みたいというファンは要チェック。 ◆あらすじ ◇1~2巻 第1部≪アインクラッド≫ これはゲームであっても、遊びではない 通称「SAO編」。アニメ版はこれらに8巻収録の≪圏内事件≫と「プログレッシブ」の内容を改変、及び時系列順に並べ直し、再構成している。 シリーズのはじまりであり、サブキャラや外伝のキャラクターでもSAOに大なり小なり影響を受けている場合が多いため後から補完される部分が多い。 世界初のVRMMO《ソードアート・オンライン(SAO)》。 本当の意味での仮想現実が体験できる最新型ゲームマシン《ナーヴギア》によって、かつてないリアルさを手に入れたVRMMOをユーザーは熱狂的に歓迎した。 しかし、ゲーム公開初日にゲームマスター《茅場晶彦》によって、約1万人のプレイヤーはゲーム内に囚われ、ログアウト不可能になってしまう。 現実世界で無理に機械を外したり、ゲーム内でプレイヤーのHPがゼロになると、ナーヴギアに仕掛けられたトラップによって脳を焼かれ永遠に復活出来ない。 ゲーム内の“死”が本当の“死”を意味する。 現実世界に無事に戻る方法は、100の階層が存在する《浮遊城アインクラッド》の天辺に上り詰め、最終ボスを倒す事。 現在、ゲーム開始から2年近く経過、生存者約6000人、最前線は第74層。 過酷なデスゲームは、いまだに終わらない―― ◆《ソードアート・オンライン》詳細 『プログレッシブ』で明かされた部分もまとめて記載する。 ソードアート・オンライン(Sword Art Online(SAO)) 世界初のVRMMORPG。 しかし実態は茅場の「真の異世界の創造」という渇望を具現化するための狂気のソフトウェアであり、正式サービス開始と同時にログアウト不可能・ゲーム中の死が現実での死に直結するというデスゲームと化した。 プレイヤー達は高い実力を持った者達を中心に「攻略組」として舞台となる浮遊城アインクラッド各階層にいるモンスターを倒して全100層の攻略を目指し、最終的に4000人近くの死者を出す大惨事となったが、デスゲーム開始から約2年後に予想より早い75層でキリトの活躍によりゲームクリアを迎えた。 ちなみによく勘違いされるが後述するように「世界初のVRMMORPG」ではあるが、本作作中においての初の「VRゲーム」ではない。 ナーヴギア 茅場晶彦が設計したフルダイブ型VRマシンの第1号機。 物語開始前から販売はされているが(*3)、ナーヴギア専用ソフト単体で3万9800円、SAO同梱版だと12万9800円と非常に高値であるにもかかわらず、中学生から社会人まで多くのゲーマーが購入・所有している。 余談だが本作が電撃文庫版として出版された年代上仕方のない話なのだが、ナーヴギア発売までのゲーム機の主流は「タッチペンを使ったゲーム機」とか「モーションセンサーを使ったゲーム機」などが主流だったとのこと。 要するにそれらのゲーム機から一気に次世代のゲーム機がフルダイブ型VRマシンに移行したと考えれば、年代こそ現代に近くとも大きく状況が異なっているのは分かりやすいと思われる。 SAO事件では後述の条件を満たした場合、機器から高出力電磁パルスを発生させ着用者の脳を破壊し殺害する設計にされていた。 更にALO事件を経てフルダイブ技術でプレイヤーの人格や記憶を操作したりするなどの行為も理論上可能であることまで判明。 流通している機器はSAO事件発生後は政府により回収され、製造も停止となったが、作中では何らかの理由で不法に所持・使用されている場合も少なくない。 ちなみに、日本IBMの協力で開催されたイベント「ザ・ビギニング」およびその公式サイト(現在は閉鎖)に掲載されていた短編では開発初期(まだフルダイブ機能を持たない従来形VRマシンとして試作されていた頃)にはIBMが関与していたと描写されているが、本編でも設定が生きているのかは不明。 ゲームシステム レベル・スキル併用制。 一定レベルでスキルスロットが追加され、そこにセットしたスキルのみ熟練度が上昇する(*4)。 レベルは戦闘・クエスト・生産で上昇し、スキル熟練度は設定したスキルに応じた行動で上昇する。 自らの身体を直接動かすという関係上戦闘は基本的に白兵戦のみだがピックやダガーを投擲するスキルはある。 一方で魔法や弓矢といった遠距離攻撃はないが、モンスターはブレスなど普通に遠距離で攻撃してくるものもいる。 遠距離攻撃がないため、トラップ発動あるいは意図的なトレインを行わない限りにおいては一対多の状況は起こりにくい。 また経験値・ドロップはパーティー人数(最大6人)に応じた分配制でアイテムが誰にドロップしたかは自己申告しない限り一切分からないため、実力さえあればソロもしくはペアの方が狩りの効率が良いとされる(*5)。 スキルは戦闘用だけでなく鍛冶や料理、釣りなどの生産系や生活(趣味)、商売など様々なものがあり、アインクラッドで現実世界と変わらぬ生活を送ることができるため、攻略よりも生活をメインにしているプレイヤーもいる。 食材や調理道具、アバターカスタムといった戦闘と関係ないアイテムは低層の段階でやろうと思えばいいものが手に入る模様。 また結婚システムもあり、結婚したプレイヤー同士はアイテムストレージが統合、共有化されるなどのメリットを得られるなど、ゲーム内で「生活」できるのも大きな特徴となっている。 カーディナル・システム 人間によるメンテナンスを不要とするゲームバランス自動調整システム。2つのプロセスが相互にチェックすることによりエラーを防いでいる。 NPCとの取引における通貨価値の調整、効率が良すぎる湧きスポットの調整が主な仕事(*6)。 プレイヤーに対するメンタルケアを行うAI《MHCP》や、インターネットから情報収集してクエストを自動生成するプログラム(*7)が搭載されていた。 なお、ALO(*8)を除く後続VRMMOのベースになっている《ザ・シード》は、カーディナル・システムのシュリンク版である。 脳破壊シーケンス 開発者・茅場晶彦によって秘密裏にハードウェア・ソフトウェア双方に仕掛けられていた仕組み。SAOはこれによってデスゲームと化した。 より具体的には、通常は使用者の脳と情報をやり取りしている信号素子の出力を強化することで電子レンジと同じマイクロパルスを発生させる。 作中ではっきりしている発動条件は以下の通り。 ゲーム内でHPが0になり、アバターが爆散してから10秒後(*9) 2時間インターネット回線から切断された場合 10分間外部電源が切断された場合(*10) 固定用ハーネスが解除された場合 ナーヴギア本体の分解もしくは破壊が試みられた場合 警察はナーヴギア内臓バッテリーの一斉破壊に踏み切ろうとしたが、その準備が完了する前に内部からクリアされたため未遂に終わった。 ソードスキル SAOにおける戦闘の要。非VRゲームのコマンド技(*11)と同じようなもの。熟練度上昇により習得し、スキルレベルの類は存在しない模様。 所定のポーズを取ると武器が発光し、アバターが自動制御される。終了後、一定時間アバターが硬直する。また、技ごとにクールタイムがあるため同じ技の連続使用はできない(*12)。 発動中にモーションに合わせて体を動かすと加速したりある程度コントロール可能。スキルモーションから外れた動きをする、周囲の味方や障害物にヒットするとファンブルする。 両手に武器を持つとイレギュラー装備状態となり発動できなくなる(*13)。 該当武器を持ってさえいれば初期スキルは発動できる様子。 基本的に連続発動は不可能だが、片手武器→脚や反対側の手で体術スキル、あらかじめ地面に突き立てた武器をモーション終了とともに拾って新たに始動ポーズに繋ぐなど抜け道はある様子。 ユニークスキル 習得者が一人しか確認されておらず、条件も分かっていないスキル。 第74層攻略時点で《神聖剣》と《二刀流》の2種類しか確認されていないが、どちらも明らかに規格外の性能を誇る。 全10種類存在しており(*14)、習得者は終盤の攻略において中心的な役割となることが想定されていたと思われる(*15)。 浮遊城アインクラッド SAOの舞台。NPCは人間だけでなくエルフなど他の種族も確認されている。 NPCによれば、はるか昔に主要な100の都市がその周辺ごと円形に切り抜かれ、階層構造となって空に浮かび上がり、人間の九大王国は滅び魔法は失われた・・・とされる。 それぞれの階層は転移門(ポータル)のある主街区を中心にいくつかの街や村、フィールド、そして次の階層へ続く迷宮区を備える。 円錐形の構造となっており、第1層は直径10kmにも及ぶが階層ごとにだんだん小さくなり、第100層はほぼ最終ダンジョンの《紅玉宮》のみで占められる。 なお、NPCはシステム的な現象(ステータスウインドウやアイテムストレージ)を「かつての魔法の残滓であるまじない(*16)」として認識しているらしい。 ALOへの実装後はアルヴヘイム上空を常に周回するようになった。 マップ自体はほぼそのままのようだが、フロアボスが大幅に強化され、アインクラッド攻略専門のギルドも現れているほどで、各階層はアップデートで順次解放されている。 圏内/圏外 以後のVRMMOにおいても基本仕様となる。 正式には「アンチクリミナルコード有効圏内」、およびその外。基本的にそれぞれ街や村の中とフィールド・ダンジョンのことだが、「圏外村」もある。また、ダンジョン内の安地はモンスターが来ないだけで圏外である。 圏内では(デュエル以外では)一切プレイヤーやNPCのHPを減らすことができない(*17)。また、立っている相手を無理矢理移動させることもできない。 ただし、この仕様を悪用した嫌がらせ行為(*18)も起こっている。 デュエル プレイヤー同士による1VS1の決闘で、以下の3種類が存在する。 初撃決着モード 強攻撃の一撃ヒットもしくはHP半減で勝敗が決まる 半減決着モード HPが半減した時点で勝敗が決する 完全決着モード どちらかのHPが0になるまで戦う この最中はたとえ圏内であっても攻撃によってお互いのHPを減らす(=殺す)事ができる。 なお、初撃・半減の場合も「HPが50%で強制終了」ではなく「現在HPが50%以下」で終了なので、例えば55%まで削ってから60%分の攻撃を叩き込めばそのままPKできてしまうという落とし穴がある。 結晶 所謂マジックアイテムの類。即座に全回復・状態異常を解除する《治癒結晶》、任意の街や村へテレポートできる《転移結晶》、特定の座標へ大人数を移動できる《回廊結晶》が登場しているがいずれも高価(*19)。 一部のダンジョンにはこれらが発動しないトラップが仕掛けられているものがある。 また、ボイスコマンドでの発動なので麻痺しているなどシステムに認識される声量を出せない状況でも使えない。 他、スクリーンショット撮影やボイスメッセージ録音用の《記録結晶》もある。記録されたデータによってはかなりの額で取引されるが、それ自体の入手難易度は今のところ不明。 プレイヤーが発行している新聞や写真集に使われているのもこれ。 クォータ・ポイント 全体を4等分した時に節目となる階層(第25、50、75層)。 ここのフロアボスは規格外の強さを誇り、25層と50層では攻略レイドが半壊する事態になっている。 さらに75層ではLv85~90の高レベルプレイヤー(=相応にHPも多い)が一撃死するほどの超攻撃力に加え、結晶無効化かつ扉が閉まり脱出不可能(=偵察もできない)という鬼畜仕様だった。 ギルド SAOでのギルドは積極的に攻略を目指そうとする者達から地道にレベリングをしたり攻略よりも冒険や犯罪行為をメインにするギルドなど様々なタイプがある。 また複数ギルドの集合体を「レイド」と呼ぶ。 攻略組 積極的にゲームクリアを目指すプレイヤー達の総称。 最初期はキバオウ率いる「アインクラッド解放隊」と初めて第1層ボス攻略を指揮して死亡したディアベルの意思を継いだ「ドラゴンナイツ・ブリゲード」が二大派閥として君臨していたが、第25層で解放隊が壊滅状態となり、入れ替わる形で血盟騎士団が台頭し、第40層攻略頃に聖竜連合が勢力を伸ばすようになる。 なお、当然ながら全てのユーザーが攻略組というわけではなく、攻略組によって攻略法が確立された中層エリアて安全にレベリングをする者や上記の通りの生産・生活スキルを活かして鍛冶職などで攻略組相手に商売をする者、デスゲームとは無縁の生活をする者などもいる(*20)。 ただしこちらも当然ながら死の恐怖から圏外に出ずに下層の街に籠もっているプレイヤーも一定数おり、特に第1層に籠もっている1000人近いの一般プレイヤーはアインクラッド解放軍の理不尽な徴税を受けながら細々と暮らしている(*21)。 ビーター クローズドβ(ベータ)テスト出身のプレイヤーを貶めて言う蔑称で、「βテスター上がりのチーター(不正行為者)」を縮めた造語。 βテストで培った経験と知識を独占する利己的なプレイヤーを指しており、デスゲーム開始後に殆のβテスター達が旨みのある狩場やクエストをいち早く攻略すべく、一般プレイヤーたちを「はじまりの街」に置き去りにした。 それにより、多くのプレイヤーは迷宮区やフィールドでの敗北、現状を悲観した自殺などで、わずか1か月の間に約2000人(*22)が命を落とすことになり、βユーザーへの誹謗中傷が激増した。 そして第1層のボス攻略の際にキリトが他のβテスターとは比較にならない量の情報を持つ悪役を演じたことがきっかけとなり、この呼び名が生まれた。 なお、βテスター達の多くは先にクエストに挑むことによってベータ時代との差異情報を収集し、後続のプレイヤーたちの一助としていたのだが、テスト版との差異によりテスターの多くが死亡したことで事情を知らない一般ユーザー達から「逃げた」と思われてしまっていた。 ちなみにβテスター全員がデスゲームに参加しているわけではなく、リアルでの事情により参加していないテスターもいる。 オレンジプレイヤー 圏外かつデュエルでなく他のプレイヤーや友好NPCを攻撃して犯罪者フラグが立っているプレイヤーを指す俗称。フォーカス時に出るカーソルがオレンジ色(*23)になることから。所定のクエストをクリアすると元に戻れる。 通常のプレイヤーがオレンジを攻撃してもオレンジ化はしない。 この状態になると圏内への立ち入りが一切できなくなる(*24)。 なお、積極的にPK(=殺人)を行う者はレッドプレイヤーと呼ばれるが、これはそのようなプレイヤーの自称である。 また、盗賊やPKを専門に行うギルドを《オレンジ(レッド)ギルド》と呼ぶ。 カーソルが緑でも、通常のプレイヤーを装ってターゲットを見繕う者や圏内の仕様の隙を突いたPKを行う者がいるため実質的に街の中でも油断できなくなってしまっている。 SAO生還者(サバイバー) SAOから生還したプレイヤーたちの総称。 この中でゲーム開始当時高校生以下だったプレイヤー500余名は政府の配慮により西東京市に設置された高等専修学校に通っている。 しかしこれは過酷なデスゲームに身を投じていた彼らがゲームと現実の境界が崩れて犯罪に身を染めてしまうリスクも孕んでいたため、一括りに監視してしまおうという意図も含まれている。 つまり、彼ら全てが政府にとっては監視対象の犯罪者予備軍扱いされており、月に一度のカウンセリングを義務付けられ、不快な質問をされる者や嫌な薬を飲まないといけない等、収容所同然である面は実際に存在している。 なお、SAO生還者に限らずVRプレイヤーは世間では偏見で見られており、社会に寄与しないお荷物、税金も年金も払わない現実逃避者、挙げ句の果てには徴兵制を復活させて強制的に社会貢献させる等人権無視の考えまであがっている。 ◆主要ギルド一覧 血盟騎士団 SAOで最強といわれるギルドで略称「KoB」。本部は第55層「グランザム」(第75層攻略時点)。 赤と白を基調とした装いが特徴。総勢30人ほどの少数精鋭の中規模ギルドで、元々はヒースクリフが1人ずつ声を掛ける形で結成された。 結成時期は不明だが、第25層攻略時点ではまだ新興ギルドとして扱われている。ギルドの運営や作戦指揮は主に副団長のアスナが務めており、団長のヒースクリフは戦闘外では静観していることが多い。 ラフィン・コフィン 通称《ラフコフ》。ゲームオーバーが現実の死となるSAOにおいて公然とPK(プレイヤーキル)を行う最凶最悪の殺人ギルド。リーダーはPoH。 快楽殺人者の集まりででPKに情熱を燃やし次々に新たな手口を考案しては数多くの命を奪ってきた。メンバーにはその名前の通り「笑う棺桶」の紋章を体のどこかに着けている。 長年問題にされていたがアジトが特定できず討伐できなかったものの、内部情報が漏れて場所が判明し、攻略組を中心に討伐隊が組まれアジトを急襲。しかしこちらの情報も漏れていたために凄惨な殺し合いに発展し、双方に多数の死者を出した末壊滅した。 なおPoHだけは捕縛者にも死者にも確認されず雲隠れした。 風林火山 クラインがリーダーを務めるギルド。ギルドタグは武田菱。 メンバーはクラインのSAO以前からの友人たちで構成されており、赤を基調とした侍をモチーフとした姿で統一されている。 デスゲーム開始直後のスタートダッシュには出遅れたが、デスゲーム開始から1年後には「聖竜連合」とのデュエルに勝利するほどの実力を付け、第75層でのボス戦には全メンバーが参加している。 小規模ギルドながらゲームクリアまで1人の戦死者も出さずに過酷な最前線を戦い抜き、無事に現実への生還を果たすという何気に凄まじい戦果を上げている。 アニメ版ではクラインを含めた総勢6名(全員男性)のメンバーが描かれている。 月夜の黒猫団 中層ゾーンで活動していた団員5人の小規模ギルド。 全員が現実世界で同じ部活の仲が良い友人同士で、キリトを迎え入れた後、急速にレベルアップして当時の最前線付近まで活動域を広げるまでになる。 しかしリーダー不在時に第27層迷宮区の結晶無効化エリアでモンスターに包囲され、自力で切り抜けたキリトを除く団員4人が死亡し、その事実に絶望したリーダーの自殺により壊滅した。 アインクラッド解放軍 アインクラッドで最大規模を持ち、1000人以上のプレイヤーを擁する超巨大ギルド。通称「軍」。拠点は第1層の「はじまりの街」。 元々はプレイヤー間の相互補助とアイテムや情報を均等に共有し合うことを目的として結成したギルド「MTD(MMOトゥデイ(*25))」が始まりだが、規模拡大によって統制が効かなくなり(*26)、入手したアイテムや情報の秘匿や派閥抗争が相次ぐようになったところをキバオウ率いる初期攻略組二大派閥の片割「アインクラッド解放隊」が吸収合併して誕生した。 ゲームクリア直前には、すっかりキャラの変わったキバオウ派により効率の良い狩り場の独占や徴税と称した恐喝行為などが横行するようになり、ギルド内外で不満が募る中、キバオウがシンカーの謀殺を図る事件が発生するが、キリトとアスナによって事件は阻止される。 その後キバオウ派は除名され、シンカーによりギルド自体も解体される。 なお、1巻では74層攻略時まで《軍》は通称と思われていたという設定であった(*27)。 聖竜連合 「血盟騎士団」と肩を並べる攻略組の巨大ギルド。 ギルド名や構成員から初期攻略組二大派閥の片割である「ドラゴンナイツ・ブリゲード」と他のギルドとの合併・吸収によって誕生したと思われる。 強引な手段も辞さずにトッププレイヤーを集めており、「最強」と謳われる血盟騎士団に対してこちらは「最大」を特徴としている。 血盟騎士団への対抗意識は強く、装いは血盟騎士団の赤とは対照的な青を基調としている他、ギルド本部を血盟騎士団本部よりも上層の第56層に移転した際には豪勢な記念パーティーを開くなどしている。 タイタンズハンド グリーンのリーダーが手頃な獲物となるパーティーに参加し安心させ、頃合を見て誘い出しオレンジプレイヤーの部下に狩らせる手口で、強盗や殺人を繰り返していた。 「タイタンズハンド」の被害者からの捕縛の依頼を受けて同行していたキリトに阻止され、牢獄へ送られる。 アインクラッド解放隊(ALS) 初期攻略組二大派閥の片割。 下記のリンド達の指揮系統を重視したやり方に反発したキバオウ達の派閥を中心として立ち上げられたギルドで、5層時点における2大攻略ギルドの一角。 《軍》と呼ばれた巨大ギルド《アインクラッド解放軍》の前身になったギルド。 平等と分配をモットーにしており、攻略のためなら一部のプレイヤーが多くのリソースを得ることもやむを得ないと考えているDKBとは対立関係にある。 ドラゴンナイツ・ブリゲード(DKB) 初期攻略組二大派閥の片割。 初めて第1層ボス攻略を指揮して死亡したディアベルの派閥を基に結成によって立ち上げられたギルドで5層時点における2大攻略ギルドの一角。 血盟騎士団とともに2大最強ギルドとして名をはせることになる聖竜連合の前身になったギルド。 指揮系統と上下関係を重視しており、平等と分配を主義として掲げるALSとは対立関係にある。 レジェンド・ブレイブス 2層攻略の際に急速に力をつけてきた新興ギルド。 メンバーはSAO以前から他のゲームでもギルドを組んでいた知り合い同士。 実は後述する黒ポンチョの男(PoH)の口車に乗せられ、「強化詐欺」に手を染めており、他のメンバーの装備をだまし取っていた。 そのことが露見した後は装備を全て差し出して賠償を行い、現在は一からのやり直しを図っている。 ◆登場キャラクター キリト/桐ヶ谷 和人 CV:松岡禎丞 本編の主人公。14歳→17歳 SAO内でも少数の攻略組で、ソロのトッププレイヤー。SAOのβ版をモニターとしてプレイしていたため、一般プレイヤーを上回る高い技量と知識を持ち、その見た目から一部から《黒の剣士》と呼ばれるが、本人を知る人物から面と向かって呼ばれる事は稀。 ある悲劇がきっかけで他人とパーティーを組むのを拒んでいたが、持前の人の好さゆえに人が集まってくるようになり、彼自身の精神的な成長もあってソロプレイヤーからは卒業し、それに伴って物語開始当初はどこか斜に構え感じだったのが第1部中盤以降はどちらかというと熱血系の主人公になっていった。が、こうなった理由の半分はトラウマスイッチが発動しているだけだったり。 背はさほど高いわけではない(アスナと同格ぐらい)が、仮想世界の適正が高くフルダイブ環境下での身のこなしが軽い。が、現実の身体能力は2年以上寝たきりだったこともあって、人並み以上に鍛えているとはいえ小柄の部類である妹に圧し負けるほど低い。 ぱっと見の印象は大人びたイケメンだが歳相応に多少スケベな一面もある。地味に女顔。 アリシゼーション編で 精神年齢=実年齢+2 となっている。 ちなみにネット版初期設定から別人レベルで設定が変化しているキャラの一人。 アスナ/結城 明日奈 CV:戸松遥 本作のメインヒロイン。15歳→19歳 躾の厳しい良家の娘として生まれ、キリトとは対照的にゲームについてはほぼ無知・未経験だったが弛まぬ努力と持ち前のセンスでトップレベルのプレイヤーとなる。 最強ギルドと名高い《血盟騎士団(KoB)》の副団長にして、《閃光》の異名を持つ美少女。 容姿端麗で料理好きだが、キリトにも見えないほど高速、正確に細剣を扱う腕前で攻略組の中心的存在。以前は《狂戦士》と呼ばれる程に苛烈だった。 だがトゲトゲしさが抜けきった後の小説内での彼女の可愛さは異常。内面は好きな人の前で我を忘れちゃう普通の女の子。 基本的に笑顔で性格は穏やかだが、キレると怖く、彼氏のキリトでさえも手が付けられないとか。 また、トラウマスイッチが発動して普段からは考えられない行動をすることも。やっぱり彼氏と似たもの同士である。 余談だが、Web版から文庫化に際して性格が丸くなった。 茅場 晶彦 CV:山寺宏一 SAO事件を引き起こした狂気のゲームデザイナー。SAO事件が起こる前まではキリトにとっては憧れの人物だった。 一見すると老けているが、生まれが1995年のため、00年代後期生まれのキリトやアスナ達からすれば、少し年の離れたきょうだい程度の年齢差である。 《ナーヴギア》をはじめとしたフルダイブ用マシンの基礎設計者で、作中に登場するフルダイブ技術は全て彼の理論を基にしている。 天才的プログラマー、量子物理学者として世界的にその名を知られており、後輩や同窓生を含めた他の科学者からの人望も厚かった一方で、幼少期から《異世界》という存在に狂的に取り憑かれており、その渇望からSAO事件を引き起こす。 SAO事件が終結した後、長野の山荘で死亡しているのが発見されたが、その意識のコピーを残しており、ちょくちょく登場しては美味しい所を持っていこうとしている。 クライン/壷井 遼太郎 CV:平田広明 SAO内部でキリトが最初に知り合い友人となる。 当初は単なる一般プレイヤーの一人であり、スライム相当の雑魚に苦戦していたが、数々の苦難を乗り越えギルド《風林火山》のリーダーとして一流の刀使いとなり、トップランカーの一人にまで腕を上げる。 ギルドメンバーは昔からのネトゲ仲間で構成されており、メンバーを誰一人として失う事無く攻略組の一角まで成長しており、キリトからその事に関して素直に尊敬されている。 実は24歳という若さながら既に貿易会社のエリートで勝ち組。ただし暑苦しくスケベで下世話な性格が災いしてか未だ独身。 エギル/アンドリュー・ギルバート・ミルズ CV:安元洋貴 浅黒い肌とスキンヘッドの巨漢。ゲイではない。年齢はクラインよりちょっと上で、少なくともキリトやアスナより一回りくらい上。 プレイヤーショップを経営しながらも、斧使いとして最前線の戦闘に顔を出したりするトップランカー。キリト・アスナとは低層の頃からの友人で、クラインとも親しい。 やたらと日本人離れした風貌なのはアフリカ系アメリカ人であるため。ただ同時に両親の代からの江戸っ子でもあるという変わった奴。 また既婚者でもあり、奥さんとはMMORPGをきっかけに知り合ったらしい。その奥さんはUR編で登場する。 シリカ/綾野 珪子 CV:日高里菜 SAOでは珍しい《ビーストテイマー》の少女でフェザーリドラのピナ(CV:井澤詩織)を連れている。小柄で童顔でまな板のため幼い印象を受けるが、実際はキリトとは2つ違いでそこまで離れているわけではない。尤も学生にとっての二年は十分大きいため、どうしても「可愛い後輩」ポジションに納まってしまう。 モンスターに取り囲まれたところをキリトに助けられ、それ以来キリトのことを慕っている。 DEBANさん リズベット/篠崎 里香 CV:高垣彩陽 アスナと同い年の親友で鍛冶師の少女。そばかす&色素が薄いが、紛れも無く日本人。 キリトに剣の製作の依頼を受け、その材料となるインゴッドを求めてキリトとともに素材取りに赴く。 仮想世界の全てを偽物と考える一方で「本物と呼べる何か」を欲しており、人の温かさに飢えていた。 MOREさん ユイ CV:伊藤かな恵 22層の森に倒れていた幼い謎の少女。黒髪の美少女で当初は幽霊のような存在であった。 自分の名前以外の記憶を失っており、内面は見た目以上に幼い。 彼女を保護したキリトとアスナを「パパ」「ママ」と呼んで慕う。 後に作中でも屈指のチートキャラになる。 サチ CV:早見沙織 中層ゾーンでキリトが出会ったギルド《月夜の黒猫団》に所属している薄幸そうな少女。実生活や本名などは不明。 キリトの行動や信条に大きな影響を与えることになった。 ヒースクリフ CV:大川透 《血盟騎士団》の団長にして、十字盾とセットの片手剣を使う最強のプレイヤー。アスナの上司。《神聖剣》というユニークスキルを持ち、圧倒的な強さを誇る。 また、デスゲーム開始から二年が経過したにもかかわらず彼のHPが半分まで減ったことは無いとされ、その鉄壁の防御力から生きた伝説となっている。 …余談だが、決して人を見る目がない訳では無い。攻略以外になかなか関心を向けないだけである。 クラディール CV:遊佐浩二 《血盟騎士団》のメンバーでアスナの護衛役。行き過ぎて半分ストーカーと化している。 キリトのことはβテスターへの偏見とキリトとアスナがイチャつくことから快く思っていない。 ゴドフリー CV:江原正士 《血盟騎士団》のフォワード隊指揮官。血盟騎士団に入団したキリトの指導役を務める。 キバオウ CV:関智一 「はじまりの街」を拠点とするSAO最大規模を誇るギルド《アインクラッド解放軍》の幹部。反βテスター派の急先鋒。 元々は名前だけしか出てこないモブだったがアニメ版での中の人の好演により人気が爆発、プログレッシブではメインキャラに昇格というまさかの大躍進を果たす。 なんでや! コーバッツ CV:稲田徹 《アインクラッド解放軍》の中佐。 ゲームクリアへの意欲は高いが高圧的な態度を取り、キリトら《攻略組》を「一般プレイヤー」と称し見下している。 一応キバオウ配下の中でもトップレベルの精鋭で、疲弊した部下たちを引き連れぶっつけ本番で74層ボスに挑み、多数の死傷者を出した上で自らも命を落とした。 シンカー CV:水島大宙 《アインクラッド解放軍》のリーダー。現実世界では日本最大のネトゲ総合情報サイト「MMOトゥデイ」の管理人で、デスゲーム開始後はプレイヤー間の相互補助を目的として「MTD(*28)」を結成した。 決して無能な人物ではなくむしろ有能な方なのだが、巨大組織を率いるにはリーダーとしての資質が足りず、自身の放任主義も災いして派閥争いにも対応しきれずに徐々に指導力を失い、クリア直前にはギバオウの台頭でギルドが《アインクラッド解放軍》となってからは実権を失い、キバオウの罠でダンジョンの奥深くに置き去りにされるも、キリトとアスナによって救出される。 その後はギルドを解散し、改めてプレイヤーの互助組織を作り直すことを決意している。 現実世界への帰還後は、「MMOトゥデイ」の運営を再開し、ALO事件後にユリエールと入籍する。エギルの店で開催された「アインクラッド攻略記念パーティー」にユリエールと共に参加している。 ユリエール CV:白石涼子 《アインクラッド解放軍》幹部でシンカーの副官を務める長身の女性。 キバオウの専制を快く思っておらず、ユイの素性を調べるために第1層に現れたキリトとアスナに隠しダンジョンに囚われたシンカーの救助を依頼した。 デスゲームクリア後はシンカーと共に現実世界に帰還し、ALO事件後に彼と入籍する。 ニシダ CV:斉藤志郎 第22層で釣りをして日々を過ごしていた初老の老人。温厚な性格で、新婚生活真っ只中のキリトに釣りを教えた。 リアルではネットワーク企業の保安部長。動作チェックのためにログインした際にデスゲームに囚われる。 ロザリア CV:豊口めぐみ 殺人や強盗を平然と行う犯罪者(オレンジ)ギルド《タイタンズハント》のリーダー。髪を赤く染めた槍使い。 自身はグリーンのままで街に潜り込んで相手を油断させフィールドに連れ出し、部下に襲わせるという小癪な手で犠牲者を大勢出した。 3巻以降は舞台は他の仮想世界へと移り変わっていく。 ◇3~4巻 第2部≪フェアリィ・ダンス≫ 通称「ALO編」。一応アインクラッド編単体でもストーリーは完結できるが(*29)、事実上のアインクラッド編から続く話の完結編ともいえる。 デスゲームと化したSAOを無事にクリアし、SAOの世界から現実世界へ帰還したキリト。しかしアスナをはじめとする300人のプレイヤーが、SAOからのログアウトが確認されたにもかかわらず未だ帰還することなく昏睡状態のままであった。 自らの無力感に苛まれるキリトであったが、エギルからアスナらしき人影が写ったスクリーンショットが見つかったという報告を受ける。 その情報に一縷の望みを託し、キリトはそのスクリーンショットが撮られた《アルヴヘイム・オンライン》という妖精たちのファンタジー世界を舞台としたVRMMORPGの世界へと赴く。 ◆《アルヴヘイム・オンライン》詳細 アルヴヘイム・オンライン(ALfheim Online(ALO)) アミュスフィア対応のVRMMO。ナーヴギアでのログインも可能。 北欧神話の世界観をベースとし、プレイヤーは9種の妖精種族から種族を選択し、世界の中心に聳える巨樹「世界樹」の頂点にあるとされる空中都市を目指し、妖精王オベイロンに謁見して滞空時間が無制限となる高位種族「アルフ」に進化するという内容。 実はSAOのサーバーが丸ごとコピー・流用されており、根本的なシステムは共通している(*30)。 そしてその実態は須郷伸之による非人道的人体実験の隠れ蓑であり、陰謀が明らかになりゲームは運営停止。運営元の「レクト・プログレス」が解散に追い込まれ、親会社「レクト」もCEOの結城彰三(アスナの父)など首脳陣の引責辞任という大きなダメージを負うことになる。 そうした事情から一時は存続が危ぶまれたが、ゲームデータを無料同然で譲り受けたベンチャー企業「ユーミル」が新たな運営となることで再開され、ソードスキルや「アインクラッド」を新要素を追加した上で実装するなど、SAO時代の要素も順次復活実装されている(ユニークスキルだけは復活せず廃止となった)。 アミュスフィア ナーヴギアの後継機。 ナーヴギアとは完全互換であり、双方のVRマシンで同じ作品のプレイが可能。(*31) SAO事件を経てセキュリティシステムやセーフティ機構が徹底的に強化されており、電磁パルスの出力低下とプレイヤーの心拍の過剰上昇などを検知した際に自動で強制ログアウト機能が挙げられる他、外部からコンセントを抜かれるなどしても強制ログアウトされる。 一方で電磁パルスの出力は大幅に弱められたことで視覚情報の解像度が若干低下している。 とはいえこれでも既存の犯罪・反社会的行為への悪用は防げていない。 というよりナーヴギアはSAO事件のためだけに作られたようなもので、むしろこちらの方が悪用の幅が広がっている。 スピンオフ作品『クローバーズ・リグレット』では非合法のVRカジノやVR空間内での売春、新興宗教やテロ組織の勧誘にも使われ始めていることが語られている。 また、脳内麻薬の分泌を促す電脳麻薬プログラムも制作されている。 ゲームシステム レベルは存在しない完全スキル制。 熟練度上昇による恩恵は強力な武器装備か可能になったり使える魔法が多くなることのみで、種族やアバターの体格によってパラメータの偏りやスキルへの向き不向きがある。 レベルがない故にパラメータに大きな差が出にくく、強さの大半がプレイヤースキルに左右される。 ダメージ算出は攻撃速度・精度、武器攻撃力、被攻撃側の防御力によって行われる。そのため、速度と精度が高ければ初心者が各上のベテランを狩ることも在り得る。 そして最大の特徴は、背中から羽根を生やして空を飛ぶことができる点であり、これが人気の理由。 通常は手を握りこむことでコントローラーを出現させて飛ぶが、コントローラーなしで飛ぶ(《随意飛行》)こともでき、最高速度はこちらの方が上。 飛行高度や持続時間には制限があるが、《グランド・クエスト》をクリアした種族は高位妖精へ転生し、無制限に飛べるようになるとされる。 なお、アルフに進化できるのは最初に謁見した種族のみのため、種族間競争の要素があり、プレイヤーは高位種族への転生を目指して種族間抗争を繰り広げ、異種族に対してはPK推奨仕様。 妖精種族 以下の9種の妖精種族が存在する。 火妖精族(サラマンダー) 武器の扱いと攻撃に長けた種族 水妖精族(ウンディーネ) 回復魔法と水中活動に長けた種族 風妖精族(シルフ) 飛行速度と聴力に長けた種族 土妖精族(ノーム) 耐久力と採掘に長けた種族 闇妖精族(インプ) 暗中飛行と暗視に長けた種族 影妖精族(スプリガン) トレジャーハントと幻惑に長けた種族 猫妖精族(ケットシー) テイミングと俊敏性に長けた種族 工匠妖精族(レプラコーン) 武器生産と細工に長けた種族 音楽妖精族(プーカ) 演奏と歌唱に長けた種族 種族ごとに魔法の得手不得手があり、攻撃に長けた火妖精はランス、魔法など各々の得意分野ごとに部隊編成された強力な軍隊と化している一方、影妖精は見た目や種族特性からぶっちぎりの不人気。 またALOは種族同士の抗争・PKを推奨しているため同族間の繋がりを重視したりするプレイヤーも多い。 そのため、種族から離れて行動する者を《レネゲイド》(「背教者」の意)と蔑む者もあるが、中央都市アルンでは種族間の交流が盛んに行われており、運営交代後は新要素の追加もあってか種族間の敷居も低くなったことでアルン以外でも他種族と行動するプレイヤーも多くなり、スリーピング・ナイツのように他種族混合のギルドも存在する。 魔法 ALOにおける主な攻撃手段。いくつかの属性(*32)に分類される。 VRであるため、自分で詠唱する必要がある。高位魔法は呪文も相応に長く、間違えれば即ファンブルする。もちろんMPがなくなれば使えない。 世界樹 事件前のALOにおけるプレイヤーたちの最終目標地点で、高位種族へ転生するためのグランドクエストの舞台。 ちなみに頂上は飛行限界域の更に上で、幹の周囲も侵入禁止エリアに設定され飛行限界域にも障壁(*33)が張られているためクエストをパスして外側から頂上へ行くのは事実上不可能となっている。 そもそもこのクエスト自体運営費を稼ぐためにプレイヤーを誘う餌でしかなく、バトルの難易度はふざけたくらい高いうえに(*34)、仮にバトルに勝利したとしてもその先へ進む道はリリースしてから1年たった現在でも未実装のままで(*35)、実験のための研究施設のみが設置されている。 ぶっちゃけ最初からクリアさせるつもりなど全くない仕様。 ◆新しく登場するキャラクター リーファ/桐ヶ谷 直葉 CV:竹達彩奈 キリトがALOの世界で出会ったシルフの少女。飛ぶことに非常に魅せられている。長刀を用いた戦闘を得意とするほか、攻撃や回復の魔法を使いこなす魔法剣士型で種族内上位の実力者であり、かなりの古参。 キリトにサラマンダーの集団から助けられたことをきっかけに意気投合し、世界樹を目指すキリトの案内役を買って出る。 その正体はキリトこと桐ヶ谷和人の現実世界での1歳年下の義妹(血縁上は従妹)。あだ名は「スグ」。幼い頃から剣道を続けており、全国でベスト8に入った実力者。 本格登場は《フェアリィ・ダンス》編からだが1巻時点で存在は語られており、アニメでは第1期第1話でもほんの少しだけ登場している。 兄がゲーム廃人になった剣道から離れたことをきっかけに疎遠になってしまっていたが、キリトがSAOに捕らわれ、そこから帰還したことを機に和解し、現在は良好な兄妹関係を保っている。 レコン/長田伸一 CV:村瀬歩 リーファの友達のシルフ族。リアルでもリーファとは同級生であり、彼女をALOに誘った張本人。彼はリーファに恋愛感情を抱いているがあまり相手にされていない。 実はCNは本当は「リーコン」と読み、その名に違わず隠密行動系の魔法やスキルを多く持っている他、なぜか闇魔法を多く習得している。 須郷 伸之 CV:子安武人 総合電子機器メーカー《レクト》のフルダイブ技術研究部門の主任研究員で明日奈の父・彰三の部下。茅場の一個下で、大学の先輩後輩の仲。 事件後のSAOサーバーの維持管理を行っているため、キリトの事も知っている。結城家とは親密な付き合いにあり彰三からの信頼も篤いが…? サクヤ CV:矢作紗友里 ALOのプレイヤーでシルフ領の領主。 太刀を武器としており大会では常に上位にランクインする実力者。 公正な人柄で思慮深く、人望も篤い。 シグルド CV:桐本琢也 ALOのプレイヤー。アバターの種族はシルフ。 リーファが所属していたパーティのリーダー。権力志向が非常に強く、領主の座を狙っていると噂されている。 彼の権力闘争に巻き込まれることに嫌気がさしていたこともリーファがキリトの案内役を買って出た理由の一つ。 アリシャ・ルー CV:斎藤千和 ケットシーの領主。 その軽いテンションとは裏腹に高い統率力を持ち、《グランド・クエスト》の際は領主自らドラグーン隊を指揮した他、闇属性の魔法を使いこなす実力者。 シルフとの同盟調印式の際助けられた事でキリトの実力を買っており、「三食・おやつ・昼寝付き」という妙に彼のツボを突いた条件で雇おうとした。 ユージーン CV:三宅健太 サラマンダー部隊の指揮官で、同種族の領主・モーティマーの弟。サクヤによればリアルでも兄弟らしい。 ALO最強プレイヤーの一人で、キリトと激突し壮絶な白兵戦の末敗れた。とはいえキリトのことは1プレイヤーとして悪くは思っておらず、その後もパーティを組んだり食事をしたりしている。アリシャやサクヤともキリトを通じて和解した。 所持する《魔剣グラム》はサーバーに一つしかない《伝説武器(レジェンダリィ・ウェポン)》の一つであり、「防御をすり抜ける」というエクストラ効果がある。 ちなみにサラマンダー部隊は赤の全身装甲のため、アニメ版アリシゼーション編のアンダーワールド大戦に増援としてログインした際には敵側のアメリカプレイヤー軍と見分けが付きにくくなっている。 カゲムネ CV:真殿光昭 サラマンダーのランス隊隊長。リーファとレコンを数人がかりで追走していたが、キリトの乱入により敗北。 その時見逃された礼として、調印式の際キリトのハッタリの口裏合わせに協力した。 ◇5~6巻 第3部≪ファントム・バレット≫ 通称「GGO編」。 SAO事件が本当の意味で終結を迎え、アスナも現実世界に帰還してもうすぐ1年が経過しようとする頃。 人類の最終戦争によって荒廃した世界を舞台にした銃主体のゲーム《ガンゲイル・オンライン》で、《死銃》と名乗る怪人物に撃たれたプレイヤー2名が次々に変死するという怪事件が発生。 このことについて総務省の菊岡から相談を受けたキリトは、《仮想世界》が《現実世界》へ影響を及ぼすことに疑問を抱きつつも、ある事情から断り切れず調査に協力することを決意。 今まで経験してきた剣の世界とは全く異なる「銃の世界」《ガンゲイル・オンライン》へと単身乗り込む。 死銃事件の真相は、事故か事件か偶然か―――――― ◆《ガンゲイル・オンライン》詳細 ガンゲイル・オンライン(GGO=Gun Gale Online) アメリカにサーバーを置く《ザスカー》が運営しているVRMMO。 日本で稼働しているVRMMOで唯一リアルマネートレーディングが可能。 最終戦争後の荒れ果てた遠い未来の地球を舞台にしたゲームで、銃火器による銃撃戦をメインにしており、ガンマニアのプレイヤーも多い。 銃撃者には自身が発射する弾丸の着弾点である《バレット・サークル》が、被銃撃者には自身を狙う弾丸の弾道である《バレット・ライン》が視認できる。 これによって、リアルとは異なり「多少狙いが甘くても相手に弾が当たる」「当たる前に銃弾をよけることができる」などの動きが可能となっており、プレイの幅が広がっている。 ゲームシステム 銃による撃ち合いがメインだがFPSではなくあくまでもMMORPGであり、ゲームバランスとしては防御側寄り(FPSのようにいきなり倒されないようになっている)。 攻撃側には《着弾予測円》、防御側には《弾道予測線》が現れる仕組み。ただし当然距離が近いと予測線を見てから回避というのは難しい。 これもスキル制。所謂ジョブは存在しないものの、スキルポイントの割り振り方に応じてステータスが決まるのででたらめに割り振ると戦闘力が下がる。このためビルドや使用武器を基にしたテンプレ(スナイパー、スカウトなど)ができている。 なお、銃にはSF的な光学銃と実在するもの実弾銃があるが、プレイヤーは大体防護フィールドを張っているので対プレイヤーにはほぼ使われない。 PvEには光学銃、PvPには実弾銃、というのが常識である。 ゲームコイン現実還元システム 日本で稼働しているVRMMOの中で、唯一GGOで採用されている仕組み。 ゲーム内マネーを現実で使える電子マネーに変換できる。レートは1/100で、最低100,000クレジット=1,000円から還元できる。 プロと呼ばれるトッププレイヤーともなればこれだけで生計を立てているほど。 バレット・オブ・バレッツ GGOプレイヤー最強決定戦。予選は1対1のトーナメントで行われ、本戦は30人が広いフィールドでバトルロイヤルを行う。 試合中は自発的ログアウトはもちろん外部との連絡は一切不可能。 フィールドは広大だが、15分おきに行われる《サテライト・スキャン》によって各プレイヤーの位置が参加者全員に通知される(*36)ため逃げ続けて漁夫の利、というのはできないようになっている。 着弾予測円(バレット・サークル) 攻撃的システムアシスト。 銃撃者の視界に緑色の円として表示され、発射された弾丸は円の内側のどこかにランダムで着弾する。 主に銃撃者の脈拍によって円のサイズが変動する。 弾道予測線(バレット・ライン) 防御的システムアシスト。 被銃撃者の視界に赤い輝線として自身を狙う銃の弾道が表示され、これを避けることにより容易に銃撃を回避することが可能となる。 スナイパーライフルについては初弾を放ち場所がバレるまで相手にこの線が表示されない。つまり一度だけだが分からん殺しもできる。 ◆新しく登場するキャラクター シノン/朝田 詩乃 CV:沢城みゆき キリトがGGOの世界で出会った少女。リアルは眼鏡をかけた優等生的な風貌で大人しい印象だが、11歳の時に遭遇したある事件から大きなトラウマを抱えており、その克服のためにGGOを始めた。 対戦車ライフルのヘカートⅡをメイン武器にしている凄腕のスナイパーで、GGO最大の大会であるBoB優勝を目指している。 ひょんなことからキリトと知り合ったことをきっかけに、なし崩し的にキリトの調査を手伝うことになってしまう。なお、出会った当初はキリトのことをそのアバターから女だと思い込んでいた。 アスナ達と同い年のイメージを受けるが、実際はキリトよりも年下で直葉と同い年。 シュピーゲル/新川 恭二 CV:花江夏樹 GGOのプレイヤー。病院の院長の息子で、シノンとは現実世界でも友人。 シノンをGGOに誘った張本人だが、キャラクター育成に行き詰まったことと大学受験の事情から半分引退状態にあり、観客としてシノンを応援する。 アニメ版での中の人の演技は必見。 クリスハイト/菊岡 誠二郎 CV:森川智之 総務省通信ネットワーク内仮想空間管理課職員。SAO事件では病院の手配などを行った中心人物であり、キリトを含むSAO事件被害者の恩人だが胡散臭さが目立つ。SAO事件後の事情聴取でキリトと知り合い、現実でのアスナについて情報を提供するなどしてキリトに便宜を図った。 本格的な登場は《ファントム・バレット》編からだが、《フェアリィ・ダンス》編でも少しだけ登場している他、アニメの《Extra Edition》にも登場する。 VRMMOに関わる仕事をキリトによく依頼しており、キリトは世話になった弱みから断れないことが多い。 腹黒眼鏡ではあるが、決して悪人ではない、はず。 安岐ナツキ CV:川澄綾子 SAO事件時にキリトの世話を担当した看護師。SAO事件後のキリトのリハビリの世話も行った。 死銃事件の調査のためにGGOへとダイブするキリトの健康状態のチェックとモニタリングを買って出る。 どうやら菊岡の知り合いらしいが… その正体は自衛隊直属の看護師。 ダイン CV:鶴岡聡 シノンが所属する《スコードロン(ギルド)》のリーダー。 実力は高いくせに弱いプレイヤーを狙い撃ちするような手段をとることから、シノンには嫌われている。 ただしいざとなれば自分諸共グレネードで敵を道連れにするガッツを持っているため、単なるヘタレというわけではない。(そこのところはシノンも認めている) 闇風 CV:四宮豪 前BoB準優勝者。 《ランガンの鬼》と謳われる敏捷力に特化したビルドのプレイヤー。純粋なプレイヤースキルではゼクシードを凌ぐとも噂される実力者。 ゼクシードが死亡したとされるネット番組にも出演しており、彼に自身のビルドを「時代遅れ」とバカにされていた。 ベヒモス CV:松田健一郎 集団戦なら無敵とまでいわれる実力者でミニガンが主武装。 パワータイプの巨体といういわばかませキャラなのだが、その実力は高く最終的に敗れるもののシノンとの戦いにおいて彼女を苦戦させた。 ゼクシード CV:神谷浩史 前BoBチャンピオンでGGO最強のプレイヤー。 しかし他のプレイヤーを見下しバカにするような言動から多くのプレイヤーから嫌われていた。 ネット番組の生放送出演中に突如ログアウトしそれ以降彼の姿を見た者はいない。 菊岡によると死銃を名乗る人物がGGO内のバーのテレビ画面に映る彼に発砲したのとほぼ同時刻に心臓発作で病死したらしいが…? 死銃(デス・ガン) CV:保志総一朗 GGO世界に突如現れた謎のプレイヤー。アバター名は不明。ボロボロのマントに顔を完全に覆い隠すフェイスマスクという異様な風貌をしている。 彼にハンドガン《黒星五十四式》で撃たれた人物が次々に現実で変死するという謎の現象が起きている。 ◇7巻 外伝≪マザーズ・ロザリオ≫ アスナを主人公とした外伝。あくまでもアスナが主人公なので「外伝」ではあるが、実質本編である。 突如ALOに《絶剣》と呼ばれる謎の凄腕剣士、ユウキが現れる。キリトですら勝てなかったという彼女にアスナも決闘を挑むが敗北。 しかしデュエル直後にアスナはユウキから彼女がリーダーを務めるギルド《スリーピング・ナイツ》と新生《アインクラッド》の1パーティによるフロアボス攻略という、思いもよらない誘いを受ける。 ◆新生《アルヴヘイム・オンライン》詳細 ・ゲームシステム 基本的に旧版と変わらないが、運営移行時に飛行システムの制限が撤廃された(高度の限界はある)。 ソードスキル 旧SAOのものが移植され、技の一つ一つに魔法属性が付与された。このため、物理ビルドのプレイヤーでも魔法攻撃が可能になっている。 二刀装備時のイレギュラー判定がなくなっているため、やろうと思えば反対側の武器で技を出すことで硬直をキャンセルして連続発動することもできる。 弓などのSAOに無かった武器用の技も追加されている模様。 なお、「習得条件が怪しい10種類」のスキルは移植されなかったらしい。 《ザ・シード》規格ではあるが、フルスペック版《カーディナル・システム》が使われ続けている。 浮遊城アインクラッド アルヴヘイム上空を常に周回するようになった。 マップ自体はほぼそのままのようだが、フロアボスが大幅に強化された。 アインクラッド攻略専門のギルドも現れているほど。 各階層はアップデートで順次解放されている。 一方で実装後はALOをプレイしている旧SAO生還者達の多くはアインクラッドに活動の場を移してALO本来のフィールドである妖精の国へ行くことが減ったため、SAO生還者への社会的偏見も相まってALOプレイヤー達との軋轢も見られ始めている(*37)。 オリジナル・ソードスキル プレイヤーが考えた技をシステム的なソードスキルとして登録することができる。 しかし、当然だが既存のソードスキルに存在する動作ではダメなので必然的に連撃技になり、しかも登録時にもシステムアシストなしで同等の速度を出せなくては登録できないため難易度は高い。 ちなみに一度作ってしまえば他のプレイヤーに配れるので、流派を開くプレイヤーもいる。 メデュキュボイド フルダイブ型VR技術を転用した医療用のマシン。基礎設計者は茅場だが開発自体は神代凛子が行っている。 その最大の特徴は体感覚キャンセル機能であり、ナーヴギアの数倍もある電磁パルスを発生する信号素子の密度を利用することでナーヴギアやアミュスフィアでは難しい体感覚(痛覚等)の完璧な遮断も可能となっている。 これにより手術などで麻酔が不要となり、薬品によるアレルギーや意識障害といった副作用のリスクを大幅に減らすことが可能となる。 反面その機能故にナーヴギアやアミュスフィアと異なり大型でベッドと一体化しているが、それが最も有効に機能するのはターミナルケア(終末治療)とされ、メディキュボイドの利用によって患者は仮想空間内では通常の精神活動が可能であり、アバターも普通に動かせる。 ◆新しく登場するキャラクター ユウキ/紺野 木綿季 CV:悠木碧 ALOに突如現れた謎のプレイヤー。通称《絶剣》。その実力は飛び抜けて高く、キリトを打ち負かすほど。 ギルド《スリーピング・ナイツ》の現リーダーで、わずか1パーティでボスを倒すという無謀な目標を掲げている。 アスナとは決闘をきっかけに仲良くなり親友と呼べる間柄となるが、彼女にはある大きな秘密があった。 シウネー/安(アン) 施恩(シウン) CV:嶋村侑 《スリーピング・ナイツ》のサブリーダー。ウンディーネの特性を生かしパーティーの《回復役(ヒーラー)》を務めている。 リアルでは韓国人の女性。日本人とのハーフなので日本語も流暢。 ジュン CV:山下大輝 《スリーピング・ナイツ》のメンバーで、種族はサラマンダー。主に前衛担当。 テッチ CV:こぶしのぶゆき 《スリーピング・ナイツ》のメンバー。 ノームの頑強さを活かして壁役を担当。ボス戦では踏み台にされた。 タルケン CV:田丸篤志 《スリーピング・ナイツ》のメンバーで種族はレプラコーンだが、鍛治は出来ない。 ノリ CV:田野アサミ 《スリーピング・ナイツ》のメンバーで、原作キャラでは数少ないスプリガン。 ロングメイスのリーチを活かして中距離戦を得意とする。 結城京子 CV:林原めぐみ アスナの母親。厳格な性格で娘を束縛するような傾向にあり、親子関係は冷え切ってしまっている。 アスナがSAO事件でエリートコースを外れたことを苦々しく感じており、キリトのことも快く思っていない。 実家が宮城の田舎にある農家である事が「結城家の妻」としてコンプレックスであり、アスナにエリートコースを進ませようとするのもそのため。 ◇8巻 物語を補完する短編集≪アーリー・アンド・レイト≫ SAOの圏内で起きたシステム上ありえないはずの殺人事件を描く≪圏内事件≫、 GGO編解決後、ALOでイベントクエストに挑むキリト達を描いた≪キャリバー≫、 SAO1層でクラインと別れた直後のキリトの動向を描いた≪はじまりの日≫の3本。 短編集ではあるが、何れも物語上重要なエピソード。しかし現在≪はじまりの日≫のみ映像化されていない。 ◆新しく登場するキャラクター カインズ CV:川島得愛 リーダーが死亡し解散したギルド《黄金林檎》の元メンバーで、《圏内事件》の第一被害者。 ヨルコ CV:山本希望 同じく《黄金林檎》の元メンバー。カインズと食事するために待ち合わせていたが、彼が圏内で殺された事で証言者として事件に関わるも、彼と同様圏内で背中を刺され殺害されてしまう。 シュミット CV:加藤将之 大手ギルド《聖竜連合》のディフェンス隊隊長。 SAOでも屈指の防御力を持つタンク。 元は《黄金林檎》のメンバーであり、カインズやヨルコが立て続けに殺された事でギルド本部に閉じこもってしまう。 そもそもタンクになったのもデスゲームに対する恐怖と前線から置いて行かれる恐怖のジレンマで葛藤した結果であり、実際は超豆腐メンタル。 実はスポーツマンであり、ルールは往々にして変わるもの=《圏内》の保護が絶対のものとは限らないと考えていた面もある。 事件解決後は吹っ切れたのか、ラフコフ討伐戦のリーダーを務めたり、75層のボス戦にも参加している。 グリムロック CV:成田剣 カインズ、ヨルコ殺害に使用された凶器を作成した人物。元は《黄金林檎》のメンバーであり、優秀な鍛冶師であった。 コペル キリトがSAOで2番目に知り合った人物。 キリトと同様元βテスターであり、ドロップ率の低いクエストアイテムをキリトと共同して集めていた。 本来キリトが取るはずだったクエストアイテムを横取りするために、モンスターPK、つまりキリトを殺すことを画策しわざと敵を誘導したが、スキルやMobの特性をよく知らず離脱に失敗し、逆に自分がMobの軍団に殺されることになってしまう。 また、その際に彼を助けられなかった事がキリトの中でトラウマになっている。 ある意味相当な重要人物ではあるが、アニメでは尺の関係かエピソードごと存在が抹消された。 ◇9巻~18巻 第4部≪プロジェクト・アリシゼーション≫ 通称「アリシゼーション編」。縮めて「アリシ」と呼ばれることもしばしば。 アリシ完結までの18巻中半分(後日談を足せば半分以上)を占めていることから分かる通りかなりの長編だが、原作ファンからの人気もトップクラス。 『ソードアート・オンライン』という作品の本質をこれ以上なく表した内容であり、SF色が特に濃い。 ◆《プロジェクト・アリシゼーション》詳細 世界の種子(ザ・シード) VRMMORPG作成・制御用のフリーソフト。初出自体はフェアリィ・ダンス編ラストだが特に関わるのが本章である。 キリトに託されたのち、エギルなど複数の人間の手によって危険性がないことを確認され、制作者不明のフリーソフトとして世に出回った。 それまでのVRMMORPGは莫大なライセンス料が必要となっていたが、このソフトの登場を機に爆発的に様々な世界観のVRMMORPGが制作された。 一体どんな需要があるのか分からないバカゲーも多数あるらしいが… このソフトの規格で作成されたVRMMORPG間であればキャラクターのコンバートが可能で、ステータスも引き継ぐことが可能。(*38) 一方で、反社会的組織の資金源・人材供給源になり得る負の側面も見せ、肉体を介さない売春や電脳麻薬といった新機軸の犯罪をも生み出し、現行の法整備では警察の捜査すら難しい状況にある。 アンダーワールド(Under World(UW)) 「ラース」が「ザ・シード」を用いて作られた人工フラクトライトたちによる仮想世界。 「ザ・シード」が使用されているため、カーディナルシステムやコンバートシステムなども実装されている。 「人界」と「暗黒界」という2つの世界が存在する大陸を舞台とし、人界・暗黒界の外には「外大陸」が存在する。 その実態は高度なボトムアップ型のAIを作り出し、それを無人兵器に軍事転用することを最終目的とした、自衛隊主導の極秘計画「プロジェクト・アリシゼーション」の舞台。 フラクトライト 本作において人間の脳神経細胞内のマイクロチューブル内に存在する光量子。 人間の魂とされる光の集合体とされ、「ラース」が観測に成功した。要するに魂の存在証明ともいえる。 アンダーワールドの住民達はこのフラクトライトを人工的に作成したものである。 ソウル・トランスレーター(STL) 「ラース」が開発した実験用フルダイブ機。 「人の魂そのものにアクセスする」という、最早オーパーツの域に片足突っ込んだ機械。実際に完成させたのは比嘉タケルはじめラースの技術スタッフ達だが、大本の理論は茅場の物らしい。 また彼が脳の大出力スキャニングに用いたマシンはこれのプロトタイプである。 アリス(A.L.I.C.E.) 正式名称「Artificial Labile Intelligent Cybernated Existence(人工高適応型知的自立存在)」。 「ラース」が目指す高度なボトムアップ型AIのコードネーム。 最終負荷実験 UW内で人界と暗黒界を隔てている「東の大門」を撤廃し、両世界による最終戦争を引き起こすことでAIたちのブレイクスルーを促す、プロジェクト・アリシゼーションの最終段階。 ◇9~14巻 前半部≪人界編≫ ある人物に襲われ昏睡状態になったキリト。 目を覚ますとそこは、巨木が連なる森の中。そこは現実と全く区別のつかない謎の仮想世界《アンダーワールド》。 自力でのログアウト不能というSAO時と同じ状況に陥ったキリトは、手がかりを求めて森をさまよう中、一人の少年と出会う。 彼の名はユージオ。本来、この仮想世界の住人--NPCである筈の彼は、なんら人間と変わりない感情の豊かさを持っていた。 交流を深める中、キリトの脳裏にある記憶が蘇る。それは幼少期の自分がユージオと野山を駆け回る記憶。 そしてその傍らには、ある一人の少女がいた。 キリトは現実世界へと帰還するため。そしてユージオも幼少の誓いを果たすため。 互いの目的のため、世界の中心《セントラル・カセドラル》を目指す、彼らの旅が始まる。 一方、昏睡状態に陥った現実におけるキリトの体は搬送されたはずの病院から消失していた。 消えてしまった彼を探しだすため、一縷の望みを懸けてアスナはある人物へ接触する… アンダーワールドの秘密、キリトの現実世界における現在の居場所、そして何故キリトはこの世界に迷い込んだのか…。 ◆新しく登場するキャラクター ユージオ CV:島﨑信長 キリトがアンダーワールドで最初に出会った少年。連れ去られたアリスを助ける為に、剣士になる事を目標としている。 ユージオを含めアンダーワールドの住民はアンダーワールドが仮想空間であることを全く認識していない。 行動を共にし旅を続けていく中でキリトとは互いにかけがえのない相棒で親友の絆を結んでいくこととなる。 実はアンダーワールドに「以前ログインした際」のキリトの幼馴染。 アリス・ツーベルク CV:茅野愛衣 ユージオの幼馴染の少女。6年前に《禁忌目録》に触れてしまい、整合騎士にルーリッドの村から連れ去られた。 ユージオによればかなり明るい性格で、毎日ユージオにお弁当を持ってくるなど世話焼きだったとか。 果ての山脈地下の洞窟でキリトは「セントラル・カセドラルの天辺で待っている」という声を聞くのだが… 彼女もまた、アンダーワールドに「以前ログインした際」のキリトの幼馴染。 ソルティリーナ・セルルト CV:潘めぐみ キリトが傍付練士として仕えた女性剣士。《アンダーワールド》において珍しい実践剣術の使い手で、通称「歩く戦術総覧」。 ただこれでも次席止まりであり、主席になれないのを悔しく思いながらもどこか諦めかけていた。 ロニエ・アラベル CV:近藤玲奈 キリトの傍付練士を務める見習い剣士。下級貴族の出身。こげ茶色の髪の少女。 キリトのことを非常に慕っており、その懐きようは実戦経験が皆無ながらキリトとユージオを追い駆けてティーゼとともに《大戦》の地へと赴くほど。 戦場でキリトと再会してからは彼の護衛を引き受け、彼を護る為に上位騎士や衛士に混ざって戦う。 大戦後その武勲から整合騎士見習いという形になり、その後功績を改めて挙げたことで整合騎士に昇格した。また、同時に任命されたティーゼ共々彼女たち以降の整合騎士はナンバーのみが名前に足される形となる。 そして、200年後のアンダーワールドにてまさかの再登場を果たす。 ティーゼ・シュトリーネン CV:石原夏織 ユージオの傍付見習い剣士。赤い髪をした少女。ロニエ同様下級貴族の出身で、ロニエとは親友同士。 自身も貴族ではあるが、特権を利用して己の欲望を満たすような貴族のあり方に疑問と恐怖を抱いていた。 自分を思いやってくれるユージオに好意を寄せている。 ロニエ共々後に整合騎士に昇格。何の因果か、誰も知らない騎士として一時的にユージオに与えられたナンバー(サーティツー)を持つ整合騎士として任命されることになる。 そして彼女もまた、200年後のアンダーワールドに残っていたことが判明する。 ライオス・アンティノス CV:岩瀬周平 修剣学院でのキリト、ユージオの同級生。いわゆる典型的な「嫌味な奴」であり、尊大で平民上がりのキリトやユージオを軽蔑している。 剣の腕はあり同級生中トップクラスなのだが、その尊大な性格のため試験などでは基本的に手を抜いている。 ウンベール・ジーゼック CV:木島隆一 ライオスの友人。ライオスと同様にキリトとユージオを軽蔑している一方で、平民出ながら剣術で上位に食い込む彼らに恐怖を感じている。 自身の傍付練士フレニーカに「身の周りの世話」と称して性的虐待ギリギリの嫌がらせを日々強要しており、そればかりかロニエやティーゼにも手を出そうとした。その為… アドミニストレータ CV:坂本真綾 公理教会や貴族などの制度、禁忌目録などを設け自分の絶対権力を確立し、人界を守護する《整合騎士》を取りまとめる公理教会最高司祭。 本来であれば決して知り得ないはずのシステム権限を掌握するコマンドを見つけ出し、以降300年以上にわたってアンダーワールドを支配下に置いてきた。 自分以外のすべての存在を見下しており、自身の支配欲を満たすためならどんな非道な行動でも躊躇なく行う冷酷な性格。 アンダーワールド内全ての存在の中で最高のシステム権限を持つことから、絶大な力を持っている。 また整合騎士は彼女の力で記憶の一部を消され、代わりに別の記憶を植え付ける《シンセサイズの秘儀》を施されている。 カーディナル CV:丹下桜 アドミニストレータが自身のバックアップを試みた際に、彼女と融合したシステムのサブプロセスが偶発的に分離した存在。いわば「もう一人の最高司祭」。 アドミニストレータの非道なやり方を間違っていると断じ、サブプロセスの持つ使命の基アドミニストレータの削除を試みるものの失敗し敗走。 以降200年もの間アドミニストレータへの対抗手段を探っており、セントラル・カセドラルに乗り込んできたキリト達に力を貸す。 実は従者がルーリッドの村からキリトの髪の毛の中に潜んでおり、カセドラルに来るまでのキリトとユージオの様子を観察していた。アリシゼーションの第3章は終始この従者の視点で描かれている。 チュデルキン CV:高木渉 元老院の院長でクソジジイ。ピエロのような風貌と赤と青の衣装のせいでコミカルな印象を受けるが、神聖術の扱いにかけてはアドミニストレータに次ぐ実力者。 アドミニストレータ並の利己心を持ち、下手したらそれ以上に性格が悪い。 整合騎士のことを「都合のいい道具」としか見ておらず、彼らを名前ではなく数字で呼ぶ。 ベルクーリ・シンセシス・ワン CV:諏訪部順一 最強の整合騎士である整合騎士長。平和を愛する武人然とした公明正大な人物で他の整合騎士からの信頼は非常に厚い。 一方で整合騎士でありながら今の公理教会の有り方に疑念を感じている。 相棒の神器《時穿剣》は「時を斬る」という特性があり、彼の卓越した予測能力と併せて無類の強さを誇る。 実はユージオ達の故郷であるルーリッドの村を拓いた英雄「ベルクーリ」その人がシンセサイズされた姿。 ファナティオ・シンセシス・ツー CV:生天目仁美 整合副騎士長。実は女性だが、普段は仮面をしてこれを隠している。 自身が女性であるという事実にコンプレックスを抱いているため、堂々と女性として戦うアリスには嫉妬している。 手に取る神器は《天穿剣》。光を集め剣の先から射出することで、遠距離兵器としても使う事が出来る。 キリトと戦ってからは吹っ切れ、堂々と女性として戦うようになり、結婚もした。 200年後のアンダーワールドにて、『最も長く星王夫妻の側にいた整合騎士』であることが判明。そして彼女もまた200年後のアンダーワールドに残っていた。 デュソルバート・シンセシス・セブン CV:花田光 堅物の整合騎士。弓使い。不死鳥を物質変換した《熾焔弓》を操るほか、剣技も一線級の技量を誇る。アリスを攫った張本人だが、本人はその事実を記憶処理され覚えていない。 《大戦》終結後は苦労人ポジションになりつつある。主にキリトのせい。 リネル・シンセシス・トゥエニエイト、フィゼル・シンセシス・トゥエニナイン CV:木野日菜(リネル)・小原好美(フィゼル) 二人組の見習い整合騎士。何故か10歳程度の姿のまま歳を取らない合法ロリ。 まだ正式な整合騎士ではないが、《殺人》においては整合騎士中随一の技量を持ち、まさか整合騎士とは思っていなかったキリトやユージオを罠に嵌めた。 殺人に長けているのは長らくアドミニストレータの実験台だっため。歳を取らないのもこの実験の副作用。 ちなみにweb版では存在せず、代わりのキャラとしてショタコンビが登場している。(名前も異なる)つまりある意味性転換されたキャラ。 アリス・シンセシス・サーティ CV:茅野愛衣 ある事情で障害致死罪を犯したキリトとユージオを捕らえる為に修剣学院に来た整合騎士。その風貌はかつての幼馴染を思い起こさせるが…? 高潔で真面目な性格だがまだ若く世間知らず気味なため、想定外の事態に弱い。 《永劫不朽》の属性を持つ神器《金木犀の剣》は刀身を無数の花弁へと変える事ができ、攻撃は勿論防御にも転用できる万能の武器。 その正体は、《シンセサイズの秘儀》によって整合騎士に仕立て上げられたアリス・ツーベルク本人。後にキリトの説得によって公理教会への叛逆を決意、《右目の封印》を突破し世界初の真正AI《A.L.I.C.E.》に進化する。 エルドリエ・シンセシス・サーティワン/エルドリエ・ウールスブルーグ CV:益山武明 アリスを師と仰ぐ、新米の整合騎士。シンセサイズされる前はウールスブルーグ家の嫡子で、四帝国統一大会優勝剣士。 神器は《霜鱗鞭》。七本に分裂させてそれぞれを意のままに扱うほか、記憶解放すると素材である湖の主だった大蛇を蘇らせ操る事が出来る。 アリスに心酔しているせいか、彼女の心変わりのきっかけとなったキリトの事を快く思っていない。とはいえ自身を打ち負かし最高司祭すら下したキリトの技量は素直に認めており、だからこそ暗黒界の脅威が刻々と迫る状況で半死人となりアリスを前線から遠ざけさせる彼に憤慨している。 立ち位置や役回りこそ変更されていないが、web版から大きく設定が変わったキャラクターの一人。 web版ではアリスよりかなり前にシンセサイズされた古参の騎士であり、実力が劣る為「敢えて」年下の騎士であるアリスに教えを乞うために弟子入りしたという設定だった。」 比嘉健 CV:野島健児 菊岡の部下で天才的なエンジニア。茅場や凛子の後輩でもあり凛子を「先輩」と呼び慕っている。キリトとも顔見知り。 140近いIQを持つ天才だが、軽い言動とオタクっぽい風貌からかとてもそうは見えない。 アンダーワールド大戦後、彼が行ったある行動が後にとんでもない事態を引き起こす事となる。 神代凛子 CV:小林沙苗 茅場晶彦の1歳下の後輩で恋人。自身も優秀な科学者。 原作では「フェアリィ・ダンス」「マザーズ・ロザリオ」でも名前だけ登場しており、アメリカに旅立つ前にキリトと面会している。 キリトが『世界の種子』を広める決断をしたのはこの人との会話が大きな切っ掛けでもある。 SAO事件の際、ダイブ中の茅場の身の回りの世話をしており、本来なら共犯として処分が下されるはずだったのだが、 茅場の工作により無罪放免となり、現在はカリフォルニア工科大学で研究職に就いている。 茅場を止めることができなかった事を悔いており、アメリカで世捨て人のような生活を送っていたが、ある人物からのメールを受け、日本に帰国する。 ◇15巻~18巻 後半部≪アンダーワールド大戦≫ 全ての悲劇の元凶である、秩序と停滞の支配者-公理協会の最高司祭・アドミニストレータは討ち果たされた。 しかしその代償はあまりにも大きかった。――代償は、仲間たちの死。 そして友を失ってしまったキリトもまた、精神を喪失し物言わぬ廃人と化してしまう。 それから半年後。 自分の進むべき道を、戦うべき理由を見失い戦えなくなってしまったアリスは、かつての故郷の村で未だ物言わぬキリトと共に穏やかな日々を過ごしていた。 彼を守って生きることだけが自分に出来ることだと信じて。 しかし、そんな平穏な日々は長くは続かなかった。 賢者カーディナルの予言した、数百年もの間いがみ合ってきた《人界》と《ダークテリトリー》との最終戦争の火蓋が刻一刻と迫っていたのだ。 そんな頃、現実世界ではアスナ達の乗る《オーシャン・タートル》が謎のテロリストの襲撃を受けていた。 そして始まる、アンダーワールドの最終戦争。最後の希望は、未だ目を覚まさぬ一人の少年に託されていた。 Web版ではこの章をもってSAO本編は完結となる。 ◆新しく登場するキャラクター ベクタ/サトライザー/ガブリエル・ミラー CV:石田彰 アメリカの民間軍事会社の最高作戦責任者で、次期社長と目される金髪の青年。《オーシャン・タートル》を襲撃したテロリストのリーダー。 BoB第1回ではナイフとハンドガン、第4回では素手の格闘術で優勝を果たすというキリトもびっくりの超絶戦闘能力を見せつけた《サトライザー》の正体。 魂の存在に狂的に執着し、10歳の時(CV:釘宮理恵)に幼馴染の少女(CV:茅野愛衣)を手にかけて以来多くの人間を殺してきており、その欲望には底というものが全く見えない。 オーシャン・タートル襲撃後は管理用のスーパーアカウントを乗っ取り、ダークテリトリーの支配者《暗黒神ベクタ》としてアンダーワールドに降り立つ。 《ベクタ》を倒された後は《サトライザー》のアカウントで再びアンダーワールドに降り立ち、任務のみならず個人的な理由でアリスを付け狙う。 ヴァサゴ・カザルス CV:小山剛志 オーシャン・タートルを襲撃したテロリストの副隊長でヒスパニック。 暗黒騎士のアカウントを乗っ取り、ガブリエルとともにアンダーワールドに降り立つ。 非常に流暢な日本語に加え韓国語も話すことができ、MMORPGに関する知識も非常に豊富なようだが…? その正体は殺人ギルド《ラフィン・コフィン》の元リーダー、PoH。キリトを自分の手で殺すためキリトを付け狙う。 SAOの登場人物の中でも屈指の外道。 その他、襲撃グループの面々 ハッカーのクリッター(CV 千葉一伸)、脳筋のブリッグ(CV 上田耀司)、オカマのハンス(CV 松本典明)、襲撃時に擦り傷を負ったゲイリーなど。 ガブリエル・ヴァサゴとともにオーシャン・タートルに乗り込むが、アンダーワールドには入らず現実世界側で2人のサポートと現実世界側での作戦遂行を実施する。 終盤こいつらが余計なことをしたせいで、キリトとアスナはとんでもない目にあう事になる。 柳井 CV 沼田大介 ラースの研究員であるどこか冴えない男。 比嘉がとある目的の為にメインコントロールルームへ向かう際、自ら立候補して一緒に向かう事になるのだが…。 実は須郷の元部下でALOの研究施設にいたナメクジアバターの一人、アメリカ政府にアリシゼーション計画の情報を流していたスパイ。そしてある意味アンダーワールドが腐敗した元凶といえる存在である。 須郷の元部下というだけに金目当てで右目の封印という悪質なプログラムを施していたなど、かなり悪質な人間のクズである。最後は比嘉を殺そうとするものの、彼の裏切りに気付いた凜子の機転で転落死した。ざまぁ。 …もっともアメリカに渡ってもどのみち殺されていたため、因果応報と言わざるを得ない。 レンリ・シンセシス・トゥエニセブン CV:田村陸心 整合騎士の少年。 投げナイフのような二本一対の神器《雙翼刃》を持つが、深層下にある過去のトラウマが原因で完全支配術を使うことが出来ずアドミニストレータに《失敗作》と称され封印されていたので、キリトと戦う機会はなかった。 封印を解かれた時には既にアドミニストレータは討たれており、そのまま《大戦》に駆り出される。 ただ先述のトラウマや突然の実戦への恐怖から敵前逃亡してしまい、最後衛に篭っていたがそこに訪れたロニエとティーゼの二人に出会う。 雰囲気がどことなくユージオに似ているらしい。そのせいか終盤でしれっとティーゼとフラグを建てた上、外伝で求婚までしている。そしてその後結ばれており、後述するスティカは彼の子孫でもある シェータ・シンセシス・トゥエルブ CV:Lynn 整合騎士の女性。 無口無表情だが剣の腕は確か……と言うより卓越しすぎており、何でも斬りたいという欲望を持っている。 勿論これは人でも例外なく、加減できず殺してしまう事を避ける為に他人と距離を置いていることから《無音》の二つ名を持つ。 神器は《黒百合の剣》。刀身が小指の先より細くしなやかであり、彼女の技量と相まって「何でも斬れる」。 イスカーンと対峙したがお互いに「初めて倒せなかった相手」だったため意気投合してしまい、後にイスカーン達と協力し、そのままイスカーンと行き着くところまで行ってしまった。 イスカーン CV:八代拓 暗黒界拳闘士ギルドのチャンピオン。 まだ若いが、その拳一つで武器を持った幾多の相手を叩きのめしてきている。豪快な性格で人望もあるが脳筋(*39)。 皇帝への怒りで《右目の封印》が発動し右目に激痛が走ったが、原因となった右目を抉り出して無理矢理突破している。正攻法ではないため拘束が生きているかは不明だが、大戦後は事実上のトップになったので関係のない話になった。 リルピリン CV:榎木淳弥 オーク族の族長。 容姿端麗とされていたがあくまでオーク族の中での話であり、人族には醜いオーク族として蔑まれ続け、皇帝の命令で仲間たち3000人を暗黒術士ギルドが術式を使う為の生贄にされたため、人族に強い憎しみを覚えている。 自分を人間と認めてくれたリーファを助けるために《右目の封印》を突破。オーク族を率いてリーファや拳闘士ギルドとともに人界守備軍に協力する。 ディー・アイ・エル CV:甲斐田裕子 何故か女性しかいない暗黒術師ギルドの団長。権力欲が強いがベクタには心酔しておりリルピリンの仲間のオーク3000人を生贄にした。 ギルドメンバーに共通する特徴ではあるが、イスカーンに「魔獣並」とまで言われるほどに生存欲求が強い。 モーティマー ユージーンの兄にしてサラマンダー領主。 名前だけの存在だったがアリシゼーション終盤でようやく登場した。 バトルアックス使いで自身の戦闘力も高いが、サクヤによればユージーンと異なり知略に優れており、シグルドの謀反も彼が糸を引いていたらしく、キリト達とはあまり友好的ではない。 アニメ版は未登場。 ◇19巻~20巻 アリシゼーション編を補完する外伝≪ムーン・クレイドル≫ アンダーワールドは、300年に及ぶ争乱の果てについに一つとなった。 どこかともなく現れた《ベクタの迷子》がたった一人で暗黒の神を倒し、この世界に平和をもたらしたのだ。 人界を長年支配してきた公理教会は解体、貴族制度は大幅に見直され、壊れたままの《東の大門》を通じて暗黒界人・人界人の交流も始まっていた。 しかしそんな人界の中枢にて、もう起こるはずのない暗黒界人による殺人事件が発生。代表剣士キリトとその傍付練士改め整合騎士見習いのロニエは事件の真相を探る為、暗黒界の首都オブシディアへと赴く。 先述した通り、未完結のままWebに残っていた「月の揺りかご」の完成版。 ◆新しく登場するキャラクター オロイ ゴブリンの男。仲間たちと共に観光の為に央都を訪れていたが、泊まっていた宿屋の掃除夫が殺害された事で、犯人として疑われる。 本人は断固として無罪を主張しており、キリトはそれを信じて真犯人を捜索する。 エアリー CV:M・A・O 元は《セントラル・カセドラル》の昇降盤係を務めていた少女。現在は昇降盤の自動化に伴いその任を解かれ、細工師サードレの工房で働いている。 200年後のアンダーワールドでは機竜工廠の初代工廠長としてその名を刻んでいる。 そして、カセドラル80階にてディープフリーズに入った騎士やセルカたちを見守っていたことが判明。再びダイブしたキリトたちとまさかの再会を果たすことになる。 リーゼッタ ある夫婦の娘。どういう訳か狙われる。 ネルギウス・シンセシス・シックスティーン CV:立花慎之介 名前から分かる通り、かなりの古参騎士。古株だけあって実力はかなりのものらしいが、今のところ戦闘描写はない。 堅苦しい性格で「立場」や「務め」というものに拘るが、周囲からは「ネギ坊」やら「ネギオ」やらからかわれており、日々ツッコミに飽き飽きしている。 しかし濃緑の髪に萌葱色の鎧、その上愛槍の神器《萌嵐槍》の出所は「異常進化した西帝国の辺境の特産《リコ葱》が他のネギの成長を妨げるため刈り取ろうとしたが鋼のように硬化した根本は刃を通さず、ならばと掘り返そうとしたら凄まじい嵐に襲われて周囲一帯泥沼に沈んだ――という逸話を持つネギをアドミニストレータが武器に変換したもの」であり、詰まる所どう取り繕ってもネギなのである。 エントキア・シンセシス・エイティーン CV:寺島拓篤 ネルギウスと同様、かなりの古参騎士。《アンダーワールド大戦》の際も物語の裏で《果ての山脈》を守護していたらしい。 ネギオとは対照的に緊張感のない軽いテンションで、一応人界代表のキリトに対しても「キリト先生」とおちゃらけた態度を崩さない。ただしこれは整合騎士達とどこか距離を取ろうとする節のあるキリトと手っ取り早く親睦を深めんとした為で、キリト本人も堅苦しいのが苦手のため悪く思っていない。というか彼に人界代表の自覚はあんまりない。 クルーガ・ノーランガルス六世 人界四帝国の一つである《ノーランガルス北帝国》の皇帝。キリトやアスナほか整合騎士達が所属する《人界統一議会》に反旗を翻し、《四帝国の大乱》と呼ばれる戦争を引き起こした人物の一人。 貴族の中でもトップに位置する立場なだけあって、様々な権限レベルがどれも高水準であり、性格もライオス達に輪をかけて尊大。 大乱の際、キリトが出した各皇帝居城への突入作戦の末に最奥まで到達したロニエとティーゼによって討たれた。 ◇21巻・23巻~ 第5部≪ユナイタル・リング≫ アンダーワールドでの事件から現実時間で1ヶ月経過したある日、キリトはアスナやアリスとともにALOにログインしていた。 すると唐突に地面が崩れるとともにこれまで使えていた羽根が使えなくなり、更に家も崩壊。それどころか全員のステータスが初期化されていた。 同様の現象はALOどころか《ザ・シード連結体》各地で発生し、リズやシリカ、更にはユイまでもが巻き込まれ、一般プレイヤーとして参加することに。 そして、全てのVRMMOが融合したサバイバルゲーム《ユナイタル・リング》の幕が上がる。 そんな中、事件直前に何者かがアンダーワールドに侵入したことを菊岡から告げられることになったキリトは、 その調査のために再びアンダーワールドにダイブすることとなり、その僅かな時間の中で闘いの中失った《彼》と同じ瞳、同じ髪色・同じ声をしたある青年と出会うこととなる。 そして、200年後のアンダーワールドに迫る《悪意》の正体を突き止めるため。 カセドラル80階《運上庭園》に居た、懐かしい人々との再会のためにアンダーワールドのもう一つの星《アドミナ》へと赴くこととなるのだが… 映画などを除けば実に10年ぶりとなる新章。後述の劇場版の設定などが逆輸入されている。 ◆《ユナイタル・リング》詳細 ユナイタル・リング(UR) 全てのVRMMOが融合したザ・シードプログラムで構築されたサバイバルMMOとされ、ザ・シード規格の有名VRMMORPGプレイヤー達は突如としてユナイタル・リングの大地へと強制的にコンバートさせられ、キリトの推測ではザ・シード連結体全体では100以上のVR世界から数十万人が巻き込まれたと見られている。 従来型のビジュアル形式ながらグラフィックの精細は極めて高く、更には同種のアイテムですら細かな傷など1個1個外見が異なる。 当然ここまで高品質のグラフィックとなるとコストはトンデモないことになるので黒幕は商業的な損益を考えておらず、ゲームの目的は別のところにあると目されている。 事件は即日表沙汰になっており、デスゲームでこそないものの事件の規模はシリーズ最大である。 ゲームシステム(UR) 事件発生から本格的なサバイバル開始までに約6時間の猶予期間が与えられ、プレイヤーたちはこの間にシステムの把握とコンバート元から引き継がれたアイテム・スキルを使って本格的なサバイバルに備えることになるが、引き継がれるのは以下の3種のみで、その他のステータスや所持品はすべてリセットされる。 最も使用時間の長かった装備品2つ 最も熟練度の高かったスキル1つ 装備中の武器防具 また装備中の武器防具は一度外すと再装備時に装備重量制限の対象となるため、転移前に軽装備で活動していたプレイヤー程転移後もスムーズに活動しやすくなる。 なお、事件発生時にログインさえしていなければコンバートは発生せず元のプレイデータは保持される。 ステータスは数値ではなくperk制。 レベル上昇アビリティポイントを得て、アビリティをツリー形式で取得してゆく。一方でスキルは特定の行動を行うことで習得、熟練度が上昇する。 引き継ぎスキルについては、元のゲームで限界まで鍛えていても猶予期間終了後に熟練度が一定値まで下げられてしまい、高熟練度を要するスキルを使うためには熟練度を再び上げ直す必要があり、魔法については特定アイテムを使用することで取得できる(前のゲームでの魔法はロックが解除される)。 つまりプレイヤーは引き継がれたアイテムを除いて完全に無装備状態からスタートすることになり、1からアイテム製作や装備を整え拠点を確保してゆくことになる。 オリジナル要素 他のゲームとの最大の違いとして「Thirst Point(渇き・TP)」と「Starve Point(空腹・SP)」が存在し、徐々に減少してゆく。 これらは給水と食事で回復しなければならず、減少と共に仮想の渇きと飢えの感覚が発生、ゼロになるとHPが減少しはじめる。 重量限界は装備重量(イクイップ・ウェイト)と運搬重量(キャリー・ウェイト)の2種類だが、ステータスがリセットされる都合上コンバート元で上等な装備を使用していた上級者ほど、元の装備に復帰しにくく、言い換えればコンバート元では実力不足などで低ランクの装備に甘んじていた者ほど元の装備を装備可能になるのが早くなる、つまり猶予期間終了後、いち早く装備を立て直した下級プレイヤーによる上級者のジャイアントキリングの可能性が極めて高くなるということである。上記の死活問題とはこのことである。 そして最も重要なのが、猶予期間終了後に自発的なログアウトを除きHPがゼロになった場合URから追放され、二度とログインできないということ。 現実の命こそ失わないものの、退場した相手の所持アイテムを戦利品として獲得できる。 しかも抜け殻となったアバターはログアウト中もその場に残り続ける。プレイヤーホーム内など安全な場所でログアウトしなければ情報収集や私用などでちょっとログインしている間に退場していたということもあり、挙句の果てにプレイヤーホームにも耐久値が存在するため、爆発物や投石機で拠点ごと爆殺なんて和マンチ戦法にも怯えなければならない。 ◆新しく登場するキャラクター 神邑樒(かむらしきみ) 帰還者学校の転校生。作者の別作品のヒロインにそっくりな外見をした少女。 作中には「カムラ」という電子機器メーカーが登場しており、別作品でも同名の企業がとある人物の出生に密接に関わっているが…? 菊岡礼三郎 戦死した菊岡誠二郎に代わってラーズ入りした彼の弟。 …ではなく、自分が死んだことにしてしまったので用意した偽装身分。 アルゴ/帆坂・カリーナ・朋 CV:井澤詩織 名前はSAO2巻で登場しており、本人も《プログレッシブ》で登場済みだが、本格的な本編進出は《ユナイタル・リング》なのでこちらに記載。正式登場以前に《ガールズ・オプス》に登場している。 SAOでは三本ヒゲのフェイスペインティングが特徴の《情報屋》をしており、その見た目から《鼠のアルゴ》と呼ばれている。元βテスターで、キリトとはその頃からの知り合い。 「売れる情報は何でも売る」をモットーにしているが、ガセとゴシップ、自分以外のβテスターの情報は絶対に売らないという信条があり、彼女をよく知る人物からは信頼されている。でも取る物は取るので、やっぱり怖がられてもいる。 帰還後は相変わらずVRMMO界隈の情報収集をする傍ら、MMOトゥデイのライター/リサーチャーという立場を得て記事を書いたりしている。その腕前は相変わらずだが、SAO時代ほどのめり込めないからという理由でALOの自分用アカウントは持っていない。 以前一度依頼を受けただけのクリスハイトをキリト絡みの周辺情報から公には先の襲撃で戦死したことになっている菊岡誠二郎であると見抜いてキリトとの面会の場に押し掛けるなど情報処理能力は相変わらず。 登場時点でアスナと同い年であり、自称だった「オネーサン」は事実だったことが判明した。 ミドルネームの「カリーナ」は作者インタビューと『インテグラル・ファクター』より。基本的には省略されている。 ローランネイ・アラベル、スティカ・シュトリーネン 初登場自体は前章ラストだが、本格的な出番は本章からなのでこちらに記載。 姓を見ての通り、それぞれロニエとティーゼの200年後の子孫(7代目)で、かつてキリトが開発した「機竜」の量産機のパイロットである整合機士。 アラベル、シュトリーネンを名乗っていることからしてロニエとティーゼのパートナーとなった人物は婿入りの形となったことが分かる。エオライン曰く「名門中の名門」。ティーゼの夫はやはりレンリであった(シュトリーネン姓を名乗ったかは不明)のだが、ロニエの相手が誰なのかはまだ語られていない(*40)。 当代の中ではエリートの機士のようだが、流石にキリト達や200年後もアンダーワールドに残りレジェンド騎士と化したご先祖には敵わない様子。 フェルシィ・アラベル ローランネイの弟。つまり彼もロニエの子孫である少年。 だが、なぜか誰でも修行や一定のフォームを取れば発動する筈の《秘奥義》(ソードスキル)が発動しないという謎の現象に悩まされている。 ムタシーナ ユナイタル・リング攻略のための集会に参加していた、【仮想研究会】のリーダーである女性プレイヤー。 バフを掛けると偽って凶悪な魔法を行使、参加していたプレイヤー(チームメイト、あとアルゴをかばったキリト)に対し首が絞まる呪いをかけ、それを利用してキリトを除く呪いの対象者を率いてキリト達の町を襲撃する。 やや狂人な感じで、24巻あとがきにおいて作者に「やばやば魔女」と称されている。 エオライン・ハーレンツ 200年後の整合機士団を束ねる整合機士団長。本人曰く目のあたりの肌がソルスの光に弱いという理由で仮面を身に着けた青年。 亜麻色の髪、エメラルドの瞳、そしてその声のすべてがキリトが失った最高の相棒にして親友である《彼》に酷似しているが… ちなみに、ハーレンツという家名はかつての整合騎士団長・ベルクーリの本来の家名であり、ファナティオがその家名を見つけ出して自身の子に名乗らせたことからアンダーワールドに残ることになった家名である。 ただし、彼自身はベルクーリの子孫というわけではなく、養子であるとのこと。 トーコウガ・イスタル キリトとエオラインがアドミナで侵入した基地にて《閣下》と呼ばれていた黒髪の麗人。 その雰囲気は男か女か、それどころか年齢すらも判別が出来ないという極めて中性的な容姿をしている。 キリト曰く『人間離れした美しさ』『アドミニストレータと相対した時以来の、畏怖すらしてしまう容姿』とのこと。 エオラインとは統一大会で剣の腕を競い合ったなど、旧知の仲の用だが…? 神獣を捕らえて兵器として扱う実験を行っていたりするなど、その行動は謎に包まれている。また、銃を使った武装完全支配術を使用する。 古の整合騎士たち アドミニストレータとチュデルキンによってカセドラルに封印されていた騎士たち。 要するにアンダーワールド大戦編においても封印されたままで登場が出来なかった騎士たちである。 このうち「十番」はゲーム作品に「イーディス」として先行登場しているが、同一人物かは不明。 フリスコル ユナイタル・リングでムタシーナの手下にされていたALOプレイヤー。 実はキリトとリーファにとっては顔見知りで、ルグルー回廊でキリトにパーティーメンバーを喰われた殲滅された後生かされたアイツである。プレイヤーネームや人物像が明かされるのは本章から。 他人のことは「シノシノ」など頭の2音を繰り返したあだ名で呼ぶ。 ハイミー/トリッシュ ユナイタル・リングでキリト達が出会った《インセクトサイト》のプレイヤー。 巨大なハナカマキリそのものの姿をしたアバターで、中の人は長いこと存在だけ語られていたエギルの奥さんである(*41)。仲間のカブトムシとクワガタムシ共々キリト達からは(当然ながら)Mobだと思われた。 ついでに《インセクトサイト》組の登場でさらっとキリトがある程度英会話ができることが判明した(アリシゼーション編の冒頭では留学予定で渡米を計画していたのでそれはそうなのだが)。 ただし基本的にはハーフのアルゴが通訳している。 ◇22巻 知られざる裏話≪キス・アンド・フライ≫ これまでにBlu-lay/DVDの特典として収録されていた短編作品のうち発表から時間が経過している『ザ・デイ・ビフォア』『ザ・デイ・アフター』『虹の橋』『Sister's Prayer』を現行設定に合わせて加筆・修正の上再録。 ◇番外編 幕間の物語 特典小説 ≪マテリアル・エディション≫ ここでしか読めない短編が本編で言及されたできごとやその続きから完全オリジナルエピソードまで種々取り揃えだが、入手難易度は高い。 MEは作者自ら発行している同人誌で、書かれた時期が時期だけにWeb版準拠だったり、商業化後に発行されたものでも古い設定に準拠していたりするのだが、一部は本編や特典短編に取り込まれた内容もある。 プログレッシブで語られる旧SAOの詳細な設定もME初出の設定が多い。 ファンの間では特典やMEの内容も込みで話題が出ることもあり知らないと「そんな話あったっけ」となってしまうが、現在一般で手に入るのは特典が22巻再録分とコミカライズ版オーディナル・スケールの入場特典短編該当パート、MEが「MEリミックス」収録分のみ(*42)。 「リミックス」には主要キャラ(+α)のweb版時代のプロフィールとスキル構成が記載されている。キャラクターデザインはもちろん、プロフィールの変化は必見(*43)。 「リミックス」収録短編のうち、コミック作品は当時川原氏が書いたものを元にアリシゼーション編を担当した山田孝太郎氏がリメイクしている。 ◇外伝 プレイヤーたちそれぞれの物語≪オルタナティブ≫ SAO本伝がキリトを中心に回っているのは言うまでもないが、以下の作品群は彼らの物語には語られない、別の場所で別の人々の物語。 いずれも本伝と同一の時間軸に属しており、川原氏監修のもとでそれぞれ異なる作者によって描かれている。 基本的には本伝シリーズから独立した物語なので本伝を読んでいなくとも最低限の説明はなされている一方で、一部に上記した特典やMEを前提とする描写があったりもする。 ◇ガンゲイル・オンライン 時雨沢恵一著。 GGOを舞台とし、GGO編の後で開催されるようになったチーム戦版BoB・「スクワッド・ジャム」に関わるプレイヤー達を描く。 詳細は個別項目を参照。 ◇クローバーズ・リグレット 渡瀬草一郎著。 UR編で名前だけ登場し、『Sister's Prayer』で描かれた古株VRMMO、《アスカ・エンパイア》を舞台とする謎解きミステリー。 本伝のキャラ達と異なり、SAOによって失ったものの方が大きいキャラが多いのが特徴の一つ。 詳細は個別項目を参照。 ◇グルメ・シーカーズ Y.A著。これのみレーベルが電撃文庫ではない(電撃の新文芸から刊行)。 SAOが舞台で、時系列的にもプログレッシブとほぼ連動して進行する。 ゲーム経験がほとんどない姉弟とその仲間達《食の探求団》が、攻略には参加せず食堂の開業を目指す。 ◇ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人 紺野天龍著。 新生ALOで探偵事務所を開いているプレイヤーのストレージに、突然見覚えのない手記が入っていた。それは旧アインクラッド第20層で発生したという《連続殺人事件》の記録であった… ◆コミカライズ 電撃文庫のお約束としてコミカライズも発売中。原作を端折りつつ漫画化したもの、ゲーム版をオリジナル要素を交えつつ漫画化したもの、完全新規のオリジナルストーリーのものなど、アンソロジーを除いても20種類以上存在する。 ◇コミックス 4コマ≪そーどあーと☆おんらいん≫ 4コマスピンオフギャグ。 ◇コミックス 外伝≪ガールズ・オプス≫ 新生ALOにて、とあるSAOからのリメイククエストに挑んでいたシリカ、リズ、リーファ。 そんな中、先に同じクエストをやっていた《クロ》というプレイヤーと出会う。 彼?は《黒の剣士》を彷彿とさせる二刀流使いで… 当初は「公式外伝」という触れ込みであり、原作にも裏であったエピソード扱いだったのだが、 原作のユナイタル・リング編の開始に際して設定が詰められた結果、外伝作品の中でも致命的な矛盾が生じてしまい、どうあがいても時系列に組み込む手段がなくなってしまった作品でもある。 最たるものが前述のアルゴと面識が有る各種キャラという点となっている。 ◆新しく登場するキャラクター クロ 《黒の剣士》に良く似た謎のプレイヤー。 戦闘スタイルも二刀流だが、左右の剣の色が反対だったり、左手の剣が防御専用で飾り同然になっている等違いもみられる。 後述するが、実は女性。ちなみに左右の剣の色が逆になっているのは鏡を見て確認したせい。 ルクス/柏坂ひより CV:赤﨑千夏) 《SAO生還者》の一人。 SAO時代に大切な人を亡くしてしまい、それが原因で帰還者学校にも通っていなかった。 《クロ》の正体。SAOをクリアしたキリトを崇拝しており、ALOで適当に作ったアバターが偶然SAO時代のキリト似だったため、憧れの《黒の剣士》の真似をしてプレイするようになった。 本当のキリトを知るシリカ達と出会ったことで認識を改め、SAO時代のアカウントをコンバートした《ルクス》を使うようになる。これがきっかけで、今まで通っていなかった帰還者学校にも通うようになった。 アバターを変えてからもフルダイブ中は何故かずっと男口調になるのは変わっていない。 グウェン ALO内のとある犯罪者ギルドのリーダー。 ルクスとは浅からぬ因縁があるとか。 ◆アニメ アニメは2012年7月より放送開始。音楽は梶浦由記。制作はA-1 Pictures、配給はアニプレックス。 アインクラッド編は原作と異なり作中の時系列順に放映されたため、1巻のエピソード以外にも途中に2巻や8巻、プログレッシブのエピソードの一部が入っている。 アインクラッド編 1話〜14話 フェアリィ・ダンス編 15話〜25話。 OP crossing field/歌.LiSA(アインクラッド編) INNOCENCE/歌.藍井エイル(フェアリィ・ダンス編) ED ユメセカイ/歌.戸松遥(アインクラッド編) Overfly/歌.春奈るな(フェアリィ・ダンス編) また、2013年の大晦日に総集編+オリジナルエピソードの特別編『Extra Edition』が放送された。 ED 虹の音/歌.藍井エイル 2014年7月から『ソードアート・オンラインⅡ』として第二期放送。 ファントム・バレット編とキャリバー編の間にファントム・バレット総集編として14.5話を放送。配信サイトによっては14.5話が15話として扱われている場合もある。 ファントム・バレット編 1話~14話 キャリバー編 15話~17話 マザーズ・ロザリオ編 18話~24話 OP IGNITE/歌.藍井エイル(ファントム・バレット編) courage/歌.戸松遥(キャリバー編/マザーズ・ロザリオ編) ED Startear/歌.春奈るな(ファントム・バレット編) No More Time Machine/歌.LiSA(キャリバー編) シルシ/歌.LiSA(マザーズ・ロザリオ編) 電撃文庫 秋の祭典2015で劇場版『オーディナル・スケール』の製作が発表。2017年2月18日公開。 ED Catch the Moment/歌.LiSA 更に第三期が『ソードアート・オンライン―アリシゼーション―』として放送。 長大なアリシゼーション編を題材にするためか、深夜アニメとしては異例の4クール構成となっている。 ………が、流石に一気に4クールを放送出来ないので分割で放送。 18年10月~19年3月まで前半部「人界編」を放送。全24話。 18.5話に総集編「リコレクション」を放送。 19年10月より後半部「アンダーワールド大戦編」を放送。全23話。 しかし、放送枠の都合により19年10月~12月と20年7月~9月に分割して放送。(*44) 初回放送前週に前半部総集編「リフレクション」を放送。 OP ADAMAS/歌.LiSA(ビギニング編) RESISTER/歌.ASCA(ライジング編/ユナイティング編) Resolution/歌.戸松遥(インベーティング編/エクスプローティング編/アウェイクニング編) ANIMA/歌.ReoNa(アウェイクニング編/ラスティング編) ED アイリス/歌.藍井エイル(ビギニング編) forget-me-not/歌.ReoNa(ライジング編/ユナイティング編) unlasting/歌.LiSA(インベーティング編/エクスプローティング編/アウェイクニング編) I will…/歌.藍井エイル(アウェイクニング編/ラスティング編) アニメ第一期放送に先駆けドラマCDが発売。『アクセル・ワールド』のドラマCDとのセット。 ◇劇場版 外伝≪オーディナル・スケール≫ 現実を拡張するAR型ウェアラブル・マルチデバイス《オーグマー》。 様々な機能やARアイドル・ユナの登場により発売後瞬く間に大人気となったそれは、携帯電話や既存のフルダイブ機器に代わる次世代のデバイスとして注目されていた。 SAO帰還者学校の面々には無料配布されており、アスナ達もオーグマーを使いこなし、日常生活で活用していたが、キリトだけは「やっぱりVRがいい」とその新しい機器を使う事に乗り気ではなく、最新ARゲーム《オーディナル・スケール(OS)》もあまりプレイしていなかった。 そんな中、近頃OSに旧SAOのボスモンスターが現れるという噂が広がり始め… 書籍版において本エピソードは、まだこの映画が公開される前だったアリシゼーション編以前の巻では(*45)話に組み込まれていないが、 21巻以降のストーリーには本映画の出来事が「あったこと」として組み込まれている。(*46) アニメ版においてはアリシゼーション編の序盤からオーグマーが登場し、終盤には… ◆劇場版で新しく登場するキャラクター ユナ CV:神田沙也加⇒松田利冴(2023年以降発売のゲーム作品など) OSのイメージキャラクターで、世界初の《ARアイドル》であるAI。そのリアルさは「実際は人が動かしている」と言われるほど。 ゲームのスペシャルステージに登場し、彼女が歌を歌い始めるとプレイヤー達に特殊なバフが付与される。 また、三万人を動員する(*47)ライブチケットが即日完売するなど、リアルでも絶大な人気を誇る。 エイジ/後沢鋭二 CV:井上芳雄 OSランク2位のプレイヤー。生身でも仮想空間と変わりなく動ける程身体能力が高く、細見の長剣を巧みに操り次々と敵を撃破する。 かつては《ノーチラス》という名で、アスナと同じく《血盟騎士団》に所属していたらしい。 重村徹大 CV:鹿賀丈史 非接触型ブレイン・マシン・インターフェース研究の第一人者で、オーグマーの開発者。 現在は《東都工業大学 電気電子工学科》の教授を務めており、茅場や須郷、凛子や比嘉が在籍していた《重村ラボ》の塾長でもある。 ◆ゲーム 作中に登場するオンラインゲームをベースにしたアクションRPG(ホロウシリーズ)も、主にPS系で展開されている。この手のゲーム化作品の常として半分くらいギャルゲーだが気にしてはいけない 本編と矛盾していたり設定が色々変更されているが、これは「75層でSAOの攻略が終了しなかったIFストーリー」である1作目『インフィニティ・モーメント』の世界観をベースとしているため。 また、例によって各作品にはゲームオリジナルの新規ヒロインが1人以上存在しており、後の作品に以前のヒロインが出てくるのもお約束となっている。 『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』(舞台SAO) 『ソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント-』(↑に追加要素を加えたバージョンアップ版、舞台SAO) 『ソードアート・オンライン -Re ホロウ・フラグメント-』(↑のPS4移植版、舞台SAO) 『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』(舞台ALO。前二作とは異なる空中戦ACT) 『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』(舞台はSAOを再構築した仮想世界《ソードアート・オリジン(SA O)》) 『ソードアート・オンライン -フェイタル・バレット-』(舞台GGO、原作のGGOのシステムを一部流用したTPS) 『ソードアート・オンライン -アリシゼーション リコリス-』(舞台UW、アリシゼーション編前半のラストから分岐するIFストーリー) 『ソードアート・オンライン -ラスト・リコレクション-』(舞台UW、アリリコから続く形で描かれるアンダーワールド大戦) また、以前から関係性が疑われていた作者の別作品『アクセル・ワールド』とのコラボである、加速世界《ブレイン・バースト2039》が仮想世界《アルヴヘイム・オンライン》を侵食・融合した世界が舞台のACT 『アクセル・ワールドVSソードアート・オンライン 千年の黄昏(ミレニアム・トワイライト)』 も発売中。SAOゲームシリーズでも番外扱いであり、原作ともそれまでのゲーム版とも違う世界線の模様(というより『千年の黄昏』が起きたことで更に分岐・派生したというべきか)。 スマートフォン向けゲームアプリも複数運営中。ソシャゲは入口を広く持つことが求められるためか、SAOを主軸に据えたものとSAO、ALO、GGOを行き来するものに二分される。 『ソードアート・オンライン エンドワールド』 『ソードアート・オンライン コード・レジスタ』 『ソードアート・オンライン プログレス・リンク』 『ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ』 『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』 『ソードアート・オンライン アリシゼーション・ブレイディング/アンリーシュ・ブレイディング』 ◆ゲームオリジナルのキャラクター ストレア CV:三澤紗千香 『インフィニティ・モーメント』から登場。アインクラッド76層の街でキリトを尾行していた謎の女性。所々記憶が欠落している。 天真爛漫な性格でスキンシップが過剰だが、周囲の人々を笑顔にする独特の空気を纏っている一方で、攻略組を凌ぐほどの高い戦闘能力も兼ね備えている。 彼女曰く、「ずーっとキリト達の事を見ていた」らしいのだが…? その正体はユイと同じ《MHCP》。エラーを蓄積したせいで、未使用だったプレイヤーデータを用いSAOにログインした。 アルベリヒのせいで100層ボスとして攻略組の前に立ちはだかることになってしまい一度は消去されかかるも、ユイの機転でキリトのナーヴギアのローカルメモリに保存され、結果的にキリアス夫婦の第二子になる。 フィリア/竹宮琴音 CV:石川由依 『ホロウ・フラグメント』から登場。《ホロウ・エリア》で出会った《犯罪者(オレンジ)プレイヤー》の少女。 「圏内が存在しない」という極限状況の中にあった為疑心暗鬼に陥っており、いきなりキリトに襲い掛かるが、スカル・リーパーに酷似したNMを相手に一時休戦、共にホロウ・エリアの探索を進める内に打ち解けるも、PoHの策略によってキリトを罠に嵌めてしまう。 騙してキリトを殺させたPoHに憤り剣を向けるも返り討ちにされ、逆に殺されかかった所を罠から脱出したキリトに助けられる。 アルベリヒ CV:子安武人 『インフィニティ・モーメント』に登場。唐突に名を上げ攻略組のトップを狙うプレイヤー。ぶっちゃけcvの時点で正体バレバレとか言ってはいけない。 装備品もレベルも一級だがプレイヤースキルは「初心者の方がマシ」というレベルであり、実力と乖離したステータスと彼の取り巻きに襲われたプレイヤーが行方不明になっている事から疑われる。 セブン/七色・アルシャービン CV:金元寿子 『ロスト・ソング』から登場。茅場晶彦にも匹敵する天才と称される少女。茅場をフルダイブの闇とするなら、彼女は対極の《光》。 12歳でMITを主席卒業しており、現在はフルダイブをはじめVR技術の発展をテーマに研究している。 ALO内ではギルド《シャムロック》を編成しアイドルとして活動しているが、それは《クラウドブレイン》という技術の研究の為であり、それが原因で一時はキリト達と敵対する。 レイン/枳殻虹架 CV:高木美佑 『ロスト・ソング』から登場。レプラコーンの二刀剣士だが、《二刀流》ではないらしい。さる事情からセブン接近を試みるも失敗し、ギルドを追放される。 リアルでは秋葉原でメイド喫茶のバイトをしながらアイドルを目指しており、不定期に路上ライブを行っている。 実はセブンの生き別れの姉であり、《SAO帰還者》の一人。《多刀流》という剣術と魔法を組み合わせた独自のスタイルを取り、キリトを圧倒する程の隠れた実力者。 スメラギ/住良木陽太 CV:竹内良太 『ロスト・ソング』から登場。《シャムロック》の一員で、セブンの右腕。 ユージーン相手に勝利するほどの戦闘力を持つ。クロスオーバーでのお兄様と同じ戦績。 彼が編み出したOSS《テュールの隻腕》は、刀を片手で扱う事で片手剣のスピードと両手剣のパワーを両立させた強力なソードスキルと言える。 プレミア CV:巽悠衣子 『ホロウ・リアリゼーション』から登場。淡々とした様子のNPCの少女で、《SA O》のとあるクエストのキーキャラクター。 そのクエストの報酬はたった1コルと明らかに割に合わず、不審に思ったキリト達の調査で「設定が無い」事が判明。 「クエストを進めれば何かが分かる」と考えた一行との交流を重ねるうちに、徐々に感情が豊かになっていく。 ジェネシス CV:興津和幸 『ホロウ・リアリゼーション』に登場。《SA O》のプレイヤー。両手剣を片手で振り回す程の膂力を持つ。 横殴りや割り込みなどのノーマナー行為を恒常的に繰り返しており、他のプレイヤーからその傍若無人振りを《黒の剣士》と揶揄されている。 異常なまでに「強さ」に執着しており、その偏執ぶりは違法な電子ドラッグを用いて無理やり反応速度を向上させるほど。 ティア CV:巽悠衣子 『ホロウ・リアリゼーション』に登場。プレミアとそっくりの見た目をしたNPC。当初の外見的な違いは右眼の下に泣き黒子が無いことくらい。 元はプレミアと同じく設定の無い無個性な存在だったが、ジェネシスと交流を重ねた結果冷淡な性格になってしまい、そのグレっぷりは「強くなければ存在する価値はない」と豪語するほど。どうしてこうなった。 リヒター/新川 恭二 CV:花江夏樹 『ホロウ・リアリゼーション』に登場。名前で察したそこのあなた。あなたは正しい。『フェイタル・バレット』にも登場するが、こちらでは原作と同じアバター名の「シュピーゲル」。 原作と同様シノンの友人だが、こちらの世界ではシノンが帰還者学校に通っているため、若干距離が遠い。恭二の接し方はまったく変わらないが。 雰囲気が全く違くなる時があり、その時は文節毎に一呼吸置いて言葉を話す。 ペルソナ・ヴァベル CV:伊藤かな恵 『千年の黄昏』に登場。1000年後の未来から襲来、《純色の七王》はおろかあの《災禍の鎧》すら配下に置き、強力なMobを率いてユイ抹殺を企てる謎の存在。 《黄昏の魔女》とも呼ばれ、ひいては《神々の黄昏》を起こそうと行動しているらしいが……? 主人公 そのものずばり『フェイタル・バレット』の主人公。今作はSAOゲームシリーズ初(*48)の「主人公=プレイヤー」システムの為、名前、容姿は勿論性別から何から何まで自由に設定可能。 初めてログインした《ガンゲイル・オンライン》の世界でキリトをはじめ沢山の出会いを経験し、主人公自身の物語を綴っていく。 そして彼/彼女の選択が、登場人物たちの運命を大きく変えていくことになる。 アファシス 『フェイタル・バレット』における主人公のサポートAI。正式名称「Artificial Finacial Adviser System」、通称「ArFA-sys」。PC同様見た目や性別をカスタマイズ可能。 大型アップデートで追加された《GGO》の新システムで、自ら学習し、成長し、戦闘にも参加するほか、資金運用等も可能なプレイヤーの相棒である。 いくつか種類があり、特に主人公が手に入れたType-Xは高機能で貴重なはずなのだが…? クレハ CV:佐倉綾音 『フェイタル・バレット』から登場。主人公の幼馴染で、《GGO》サービス開始当初からプレイしている古参プレイヤー。彼/彼女をGGOに誘ったのも彼女。 自身の強さを確かめる為にGGOをプレイしており、強くなるための努力は惜しまないが、主人公をどこか庇護対象に捉えている節がある。 ツェリスカ CV:能登麻美子 『フェイタル・バレット』から登場。オーストリア製のバカデカい回転式拳銃と同じ名前だが、主武装はどうやらそれではない様子。 GGOでは名の知れたプレイヤーであり、先輩プレイヤーらしく主人公に忠告をしてくるが、無論口だけというわけではなく腕は確か。 GGOをプレイしている大きな理由は現実の仕事のストレス発散のためで、あまりにもストレスが溜まっている時にはいつものお姉さん口調が乱れて愚痴っぽくなる。 イツキ CV:鈴木達央 『フェイタル・バレット』から登場。有名スコードロン《アルファルド》を率い自身もトッププレイヤーとして名をはせる天才肌のプレイヤー。直接的な戦闘だけでなく罠を多用した戦い方も得意。 主に女性プレイヤーから絶大な支持を得ているが、ストーカー紛いの行為をされることも稀ではなく、リップサービスを兼ねた自衛の一環で、嘘のリアル情報を無意識に口にする癖がついている。 『SAO』に登場するフルダイブゲームプレイヤーには珍しい「仮想世界も結局は紛いもの」というスタンスであり、スコードロンのメンバーとの交流も表面上のものと割り切っているが…? バザルト・ジョー CV:小山力也 『フェイタル・バレット』に登場。主人公のアファシスに一目惚れし、以後事あるごとにアファシスを賭けた決闘を申し込んでくる。 純粋に銃が好きでGGOにのめり込んでいるプレイヤーで「銃好きに悪いヤツはいない」が持論だが、一方で「女の子に囲まれている剣使い」は嫌っている。 パイソン CV:桐井大介 『フェイタル・バレット』に登場。イツキ率いる《アルファルド》のNo.2だが、リーダーのイツキが遊び惚けているため様々な雑務を押し付けられる苦労人。 しかしイツキに最も心酔しているのもまた彼であり、彼について尋ねられるとその素晴らしさを延々語り続ける割とヤバイ人。 リエーブル CV:鬼頭明里 『フェイタル・バレット』のDLCシナリオに登場。Type-Xをも凌ぐ超高性能エンジンによって稼働する「ArFA-sys Type-Z」であり、その性能は他のアファシスとは比較にならない。 彼女をコールドスリープから解放したマスターのある言葉によって半ば暴走じみた動作を取るようになっており、マスターの為であれば自分のデータが破損することも厭わないが… メディナ・オルティナノス CV:岡咲美保 『アリシゼーション リコリス』に登場。キリトとユージオと修剣学院に同期入学した貴族の少女。 ハァシリアン CV:福山潤 『アリシゼーション・リコリス』に登場。アドミニストレータ亡き後の人界で暗躍する謎の男。 イーディス・シンセシス・テン CV:花澤香菜 『アリブレ』に登場。アリスを妹のように可愛がる10番目の整合騎士。 UR編にて設定を一部変更して原作に逆輸入された。 コハル CV:小澤亜李 『インテグラル・ファクター』に登場。主人公(プレイヤー)と共にアインクラッドを旅する相棒。 ライラ CV:上坂すみれ 『ヴァリアント・ショウダウン』に登場。VR対戦ゲーム「クロスエッジ」のプレイヤー。 これらとは別に、電撃文庫のキャラが集合した格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』及びその続編『IGNITION』にキリトやアスナ、リーファやユウキ、更には外伝『ガンゲイル・オンライン』からレンが参戦している。 追記・修正は茅場がデスゲームを創り上げた本当の意味に気付いてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- キャラクターや作品に対しての誹謗中傷・罵倒等を行った場合、IPの規制等の措置をとらせて頂く場合ありますのでご了承下さい ▷ コメント欄 コメントログ よっしゃあああああああ! -- 名無しさん (2017-10-01 12 47 24) 登場人物のとこ章ごとに畳んだほうがいいんじゃない? -- 名無しさん (2017-10-14 17 30 55) とりまopencloseコマンドで畳んでみた。こっちだと携帯とかスマホでも機能(画面枠に合わせての改行?含む)するんだっけ? -- 名無しさん (2017-10-14 20 53 56) 今ではファンの1人。だが新刊がプログレッシブしか出ないのはどういうことだァ!?(嘆き ) -- 名無しさん (2018-08-05 13 18 49) ↑ むしろ年一どころか出ない年もあったレベルで刊行ペース遅かったからしゃーない -- 名無しさん (2018-08-05 23 22 48) 全世界累計発行部数2200万部おめ! -- 名無しさん (2018-08-12 00 04 55) 長くなってるし3期やる前にコメントをログ化しようと思います -- 名無しさん (2018-08-13 07 55 07) コメント欄をログ化しました -- (名無しさん) 2018-08-17 06 24 34 アリシゼーションまさかの4クール -- (名無しさん) 2018-09-11 03 01 24 ユナイタル・リングからポロロッカしてfallout4を知りました。ありがとう川原先生。アド・ヴィクトリアム! -- (名無しさん) 2019-12-27 22 17 58 《ガールズ・オプス》について、反転部分で書かれている事態が起きる以前から本編との食い違いがあったという話を聞いているけれど、詳細を説明できる人はいないものか。 -- (名無しさん) 2020-05-28 07 58 49 ぬきたし2のアペンドでガンガンパロディかまされてて笑った。assナとか電撃は怒っていいわwww -- (名無しさん) 2021-02-22 03 09 05 この世界観モンハン風にみたい -- (名無しさん) 2021-05-06 00 45 05 ↑19 アニメ版ではGGOでガトリング使ってたのはリズだったね。ひょっとして中の人ネタか? -- (名無しさん) 2021-10-13 01 15 00 SAO事件で攻略組に属さずに商売をしたりニシダさんみたいに趣味スキルを活かしてスローライフを送ってるユーザーってどれくらいいたんだろう。 -- (名無しさん) 2021-11-23 15 13 45 SAOの用語項目って作られたりしないのかな。 -- (名無しさん) 2021-12-01 00 35 41 ↑一応先月作成されたけど、内容の殆どがWikipediaとかpixivのコピペだったんで削除されるかどうか議論されてるけど、結局のところ結論はまだ出てないみたい。 -- (名無しさん) 2021-12-01 00 37 59 この作品はゲームを純粋に楽しむのではなく別の目的があってプレイしてる(せざるを得ない)のだけど、普通にプレイして遊んでるVRMMO作品とよく比べられて的外れな書き込み多いなぁって思っちゃう -- (名無しさん) 2021-12-06 10 12 36 マザーズ・ロザリオとフェアリィ・ダンスが好き、単に推しヒロインが出るからだけど。 シナリオだけならアリシゼーションが一番。 -- (名無しさん) 2021-12-09 17 41 02 ついに作中世界でSAOが発売された年に突入したな。 -- (名無しさん) 2022-01-01 11 22 29 アミュスフィアやオーグマーの網膜投影?は全盲や弱視の人にも有効なのかな。もし有効ならカメラ映像を投影することで擬似的な視力回復なんてこともできそうではあるよな。 -- (名無しさん) 2022-01-18 01 39 44 SAO生還者の中でトラウマ等でカウンセリングを受けても社会復帰できずにいる人ってどれくらいいるのかな(そもそも自殺未遂者とかは出なかったのかな…)。 -- (名無しさん) 2022-02-16 02 09 25 トリコのライブベアラーは他人の記憶を奪って自分や別人に移植してたけど、この世界ならやろうと思えばできそうだよな。実際重村教授は特定条件下でSAO生還者からSAOでのユウナの記憶だけをピンポイントで抜き取って繋ぎ合わせてたし、須郷やラースの研究とも併用すれば洗脳どころか記憶の改竄(一部じゃなくて記憶全て)や他人の記憶の覗き見なんてこともできそうだし。 -- (名無しさん) 2022-05-09 23 19 29 ソードアート・オンライン発売日に完全に追いついたが、やはり実現はしなかった -- (名無しさん) 2022-10-31 11 08 50 サービス開始したけど、ログアウトできない不具合が出ているそうだ。大丈夫なのかな? -- (名無しさん) 2022-11-06 21 54 43 ↑ 運営の言い分が言うに事欠いて「仕様です」の一点張りなんだが? -- (名無しさん) 2022-11-07 00 01 54 ↑てか無理矢理家族とかがナーヴギア外したら感電死したとかニュース流れてんだが……え、もしかしてシャレにならない欠陥品? -- (名無しさん) 2022-11-07 00 03 54 ↑それに関しても問い合わせたらこれまた「仕様です」の一点張りだったよ…やっぱ天才の考えることは大衆には理解できないね… -- (名無しさん) 2022-11-07 23 02 12 ↑5やはり茅場は天才だった -- (名無しさん) 2023-08-11 14 01 18 次のアニメまじで楽しみ -- (名無しさん) 2023-08-11 14 01 54 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/float_nono/pages/16.html
最新のオンラインゲームに語る雑談ページです cβ、oβ、サービス開始したゲーム等を紹介していきましょう(最新じゃなくてもプレイ済みのゲームならokです) 本格ミリタリーFPS 『BLACKSHOT』cβテスター募集中 株式会社シーアンドシーメディアが日本でのサービスを予定している、本格ミリタリーFPS『BLACKSHOT』のサービス開始に先駆け、ゲームの大きな魅力の1つである「パートナーシステム」の実戦ムービーをプレオープンサイトにて公開。本ゲームの大きな魅力の1つ「パートナーシステム」は、パートナーと共闘関係を組むことで、様々な特殊なコマンドを使用できるようになるものです。「パートナーモニター」を通じて視界を共有をしたり、パートナーに自分の弾薬(マガジン)を供給したり、移動場所の指示を送るなど、これまでFPSゲームでは難しいとされてきた、ゲームプレイ中の密接なコミュニケーションが可能となっております。現在『BLACKSHOT』では、5月14日(木)のクローズドβテスト実施予定日に向け、 2009年4月24日(金)16:00~2009年4月30日(木)16 00の間、クローズドβテストの募集を予定しております。戦略の幅を大きく広げることが可能な「パートナーシステム」は、『BLACKSHOT』の戦闘において重要な要素となっております 「パートナーシステム」実戦ムービー http //blackshot.jp/#/feature/partner/ 『BLACKSHOT』プレオープンサイト http //blackshot.jp/ 『BLACKSHOT』GMブログ http //blackshot.jp/GMblog/ 2009年7月cβ予定 2008韓国ゲーム大賞受賞 『The Tower of AION』 「The Tower of AION」プレビューサイト http //aion.plaync.jp/ 公式ブログ「ぎゃるるん本舗」 http //blog.plaync.jp/towerofaion.slog 4/23 ブラウザゲーム「ドラゴンクルセイド」の正式サービス開始 ドラゴンクルセイドは,資源を調達して城を発展させ,英雄を雇用したり軍隊を作ったりしながら冒険をするシミュレーションRPG。中国のブラウザゲーム専門のデベロッパー Beijing Sun Ground Interactive Entertainmentにより開発され,中国,韓国,台湾,ベトナムなど,アジアでのサービスを拡大しつつあるタイトルだ。1日5分程度のちょっとした時間でもプレイできるのがウリとなっている ドラゴンクルセイド公式サイト http //dragon.vector.jp/ 4/23よりサービス開始の新システムや攻城戦エリアを実装した本格対人MMORPG「R2 -Reign of Revolution」 「R2 -Reign of Revolution」公式サイト http //r2.hangame.co.jp/ NHN Japanからゲームポットへ移管、「コンチェルトゲート フォルテ」サービス開始 ~ここではないどこかへ~ コンチェルゲートフォルテ公式サイト http //www.cgf.jp/entrance/ ペットを育てて対戦!!モンスターヴェルトオンライン ペットを使った戦闘が中心となるのだが,ペットの飼育のために農場を作り,それぞれのペットに適した餌を栽培/飼育するといった生産要素も含まれている。 公式サイト http //mw.5so.jp/index.html テーマに選ばれたのはあなた~『PRIUS ONLNE』 cβテスト開始中!! 公式サイト http //www.priusonline.jp/browser/index.asp いつも最新のゲーム情報をお届けしたいから~ゲーム情報サイト4gamer.net http //www.4gamer.net/
https://w.atwiki.jp/zeonic/pages/5.html
【PS3】真・北斗無双 バイオハザード5 バイオハザード6 デビルメイクライ ロストプラネットシリーズ メタルギアライジング・リベンジェンス ガンダム無双2 ダンテズインフェルノ ドラゴンズ・ドグマ レッド・デッドシリーズ ダークセクター バイナリードメイン NINJA GAIDEN3 グランツーリズモ5 BATMAN アーカムシティ 侍道3 【PS4】 龍が如く維新 【PSVITA】 ソウル・サクリファイス 討鬼伝シリーズ GODEATER BURST GODEATER2 FREEDOM WARS 【DS】 大人の常識力トレーニング
https://w.atwiki.jp/wiki3_sister/pages/1081.html
__________________ __________________________________________________________________ 2019/1/15 『A戦争』 2012/7 『Sea Tree』 オンライン魚釣りゲーム 2011/1 『Wired Colosseum』? 2010/5/21 『その炭鉱の名は。』 2010/2/6 『電子海のはなし』 2009/2 『彼女の見るsky』? 2008/10 『コロンのハコ』 2005/8/17 『グージーグージーダンジョン2』 チャット対戦ゲーム 2005/5/25 『SISTER 天』 2004/8 『SISTER Q』 2003/11 『SISTER∞』 2003/4/14 『グージーグージーダンジョン』 2002/12 『SISTER7th』 2002/12 『SISTER6th』 2002/11 『SISTER5th』 2002/10 『SISTER4th』 2002/7 『SISTER3rd NextStage 2002/7 『SISTER2nd』 2002/7 『SISTER』
https://w.atwiki.jp/blazblue/pages/1569.html
注意事項 BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT-限定版 通常版(ドラマCD付き版) 通常版(特典なし版) 注意事項 CSIIへアップデート可能。 追加キャラクターとしてμ-12、有料DLCキャラとしてマコト、ヴァルケンハイン、プラチナが存在。 BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT- 限定版 BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT- (ブレイブルーコンティニュアムシフト) Limited Box - PS3 限定版特典として以下を収録。特製専用化粧箱 スーパーピクチャーレーベル 収録台本レプリカ (ミニサイズ版) ねんどろいどぷち (ノエル=ヴァーミリオン) BLAZBLUE VISUAL BOOK 通常版(ドラマCD付き版) BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT-(ブレイブルーコンティニュアムシフト)特典 ドラマCD付き 通常版(特典なし版) BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT- (ブレイブルーコンティニュアムシフト) (通常版) (特典なし) - PS3 前作BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER-はこちら。
https://w.atwiki.jp/kinokokamera/pages/144.html
【PS3】アーマード・コア4
https://w.atwiki.jp/dead_nation/
Dead Nation 攻略 ※ この攻略は、PS3版を対象に作成されていますが、ほとんどの記述はPS4版、VITA版にも当てはまります。 ※ PS4版での相違点は、 PS4版 - Apocalypse Editionを参照 ※ VITA版での相違点は、 VITA版を参照 Playstation 3 版 オン・オフラインでの協力プレイも可能なトップダウン型のゾンビシューター タイトル Dead Nation 開発元 Housemarque 発売元 SCEE ジャンル トップダウン視点のTPS 対応機種 PS3(Playstation Network配信) 配信日 北米 2010年11月30日 欧州 2010年12月1日 日本 未発売 価格 北米 9.99ドル(VITA版とのCross Buy) 欧州 12.99ユーロ プレイ人数 1〜2人 DLC DLC - Road of Devastation Playstation 4 版 PS3版に、DLC - Road of Devastationを同梱して、PS4に移植したものです。 タイトル Dead Nation Apocalypse Edition (日本語タイトル 「デッドネーション:黙示録エディション」) オリジナル 開発元 Housemarque PS4移植版開発元 Climax Studios 発売元 SCEE ジャンル トップダウン視点のTPS 対応機種 PS4(Playstation Network配信) 配信日 北米 2014年3月4日 欧州 2014年3月5日 日本 2014年5月29日 価格 北米 14.99ドル 欧州 14.99ユーロ 日本 1620円(税率8%、VITA版購入者は2014年8月27日まで1080円) プレイ人数 1〜2人 PS3版との相違点 PS4版 - Apocalypse Edition Playstation VITA 版 タイトル Dead Nation (日本語タイトル 「デッドネーション」) オリジナル 開発元 Housemarque VITA移植版開発元 発売元 SCEE ジャンル トップダウン視点のTPS 対応機種 Playstation VITA、Playstation VITA TV (Playstation Network配信) 配信日 北米 2014年4月15日 欧州 2014年4月15日 日本 2014年5月29日 価格 北米9.99ドル(PS3版とのCross Buy) 欧州 日本 1620円(税率8%、DLC同梱、PS4版購入者は2014年8月27日まで1080円) プレイ人数 1〜2人 DLC DLC - Road of Devastation (日本版はDLC同梱) PS3版との相違点 VITA版 関連リンク 2ch 【PSN】Dead Nation【PSN】Part1 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1291134601/ 【PS3】Dead Nation【PSN】Part2 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1307739844/ 【PS3】Dead Nation【PSN】Part3 http //mastiff.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1311284770/ 【PS4】デッドネーション:黙示録エディションPart4 http //mastiff.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1400758282/ その他 トロフィーまとめ http //trophies.ps3wiki.net/Dead20-Nation.html Dead Nation channel http //www.housemarqueblog.com/dead-nation/ E3トレーラー http //www.youtube.com/watch?v=4YC89pIdKxQ feature=related プレイ動画 http //www.youtube.com/watch?v=-syxOHFqN0k feature=player_embedded#! 攻略動画 http //www.youtube.com/user/helloDAKI/videos?flow=list コメント ストーリーの翻訳 に修正を加えました。Highway to Hellの一行目は、解釈が間違っていた気がしたので訳を変更しました。 -- part2 419 (2011-07-14 20 10 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rein0204/pages/34.html
18.1/2 11:12 エリザベス女王杯 バオフェンキャリー 9人気 ▲-- 8着 18.1/2 11:26 チャンピオンズC クロスエアレイド 1人気 ◎◎○ 3着 18.1/2 23 13 ペガサスワールドC クロスエアレイド 1人気 ◎◎◎ 1着 18.1/2 23 23 フェヴラリーS上級 クロスエアレイド 1人気 ◎▲○ 1着 18.1/3 10 09 桜花賞 バオフェンエマ 2人気 ▲◎- 1着 18.1/3 15 13 オークス バオフェンエマ 1人気 ◎◎▲ 5着 18. 1/3 21 36 秋華賞 バオフェンエマ 1人気 ▲△△ 1着 18. 1/3 21:55 エリザベス女王杯 バオフェンエマ 1人気 ○▲△ 4着 18. 1/3 22:05 チャンピオンズC クロスエアレイド 1人気 ◎◎○ 7着 18. 1/4 9 26 フェヴラリーS バオフェンエマ 1人気 △△○ 7着 18. 1/4 9:50 大阪杯 バオフェンシンザン 9人気 ◎○△ 3着 18.1/4 10 57 ヴィクトリアM バオフェンエマ 2人気 ▲▲▲ 5着 18. 1/5 22 05 スプリンターズS バオフェンエマ 1人気 --▲ 5着 18. 1/5 22:24 天皇賞秋 バオフェンシンザン 2人気 ◎◎◎ 5着 18. 1/5 22 33 エリザベス女王杯 バオフェンエマ 1人気 --△ 5着 18. 1/5 22 41 ジャパンカップ バオフェンシンザン 1人気◎○◎ 7着 18. 1/5 22 50 チャンピオンズC バオフェンニース 1人気 △▲△ 7着 18. 1/5 23 00 阪神JF ノウムチュウイホウ 3人気 △-◎ 17着 18.1/5 23 11 有馬記念 バオフェンシンザン 1人気 ◎▲◎ 9着 18. 1/7 11 16 大阪杯 バオフェンシンザン 1人気 ◎◎◎ 3着 18. 1/7 11 19 桜花賞 ノウムチュウイホウ 4人気 ▲▲○ 4着
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1380.html
ラグナロクオンライン 【らぐなろくおんらいん】 ジャンル 多人数同時参加型オンラインRPG 対応機種 Windows 販売・運営元 β2テスト以降 ガンホー・オンライン・エンターテイメント 開発元 グラビティ 運用日 αテスト 2001年7月23日 βテスト 2001年11月29日 β2テスト 2002年8月14日 正式サービス 2002年12月1日 課金形態 月額(30日分) 1,500円 判定 なし ポイント MMO黎明期の代表作の1つ可愛らしいドット絵は今でも高クオリティ悲惨だった運営管理はそこそこ改善日本独自要素により他国とは別物に精錬を中心に付きまとう阿漕な課金体制 ラグナロクオンラインシリーズ無印 / DS / ~光と闇の皇女~ / オデッセイ (エース) 概要 ゲームシステム キャラクター ステータス 職業 その他システム 賛否両論点 大量に存在する課金アイテム 日本サーバーの独自仕様 強烈な文字化けや誤字脱字、いわゆる「重力語」 急激過ぎるダメージインフレ レベリング緩和のペースが非常に速い 問題点 市場価格のインフレ化 金銭的に敷居の高い装備精錬 根幹部分の修正・変更に対する対応の遅さ 致命的なバグ 評価点 総評 余談 運営元の管理の問題 他数々の怠慢な態度 ノーマナー 概要 韓国で連載していた人気漫画「ラグナロク」が原作(現在は連載休止中)。本作はその数百年前という設定(*1)。略称は頭文字を取って「RO」。 『ファイナルファンタジーXIおよびXIV』(FFXI、XIV)・『リネージュ』・『ウルティマオンライン』(UO)等と並ぶ、日本国内でも有数の多人数同時参加型のオンラインゲームで、サービス開始から20年以上経つ2024年現在でも同時接続が数千人を誇る、長寿MMORPGの一つである。 プレイヤーは広大なミッドガルツ大陸における大国の一つ、ルーンミッドガッツ王国にやってきた冒険者となって世界各地を巡ることになる。 日本におけるMMO黎明期の作品であり、特徴である可愛らしいドット絵の魅力も相まって、全盛期は二次創作方面で一大ジャンルとなるほどの勢いを誇った。 ゲームシステム キャラクター キャラクタークリエイト 最初にキャラクターの種族と性別(*2)・名前・髪型と髪の色を決定してスタート。 ヒューマン 人間。サービス開始当初から使用可能。後述の通り多くの職業に転職できる。 ドラム族 ネコのような見た目をした種族。別の大陸に生息しており、スタート地点もヒューマンとは異なる。職業がサモナーで固定されている。 ステータス ゲーム開始後、6つのステータスをある程度任意に割り振る。バランスよく振り分けるも一極集中にするもお好みで。 ステータス名 性能 STR(力) 物理攻撃に影響。他にも持ち歩けるアイテムの重量上限にも影響する(*3)。 DEX(器用さ) 射的攻撃に影響。攻撃の命中率やダメージの振れ幅、スキルの詠唱速度にも関わる。 INT(知力) 魔法に影響。魔法攻撃力や魔法防御力、SPというスキルを使用するポイントにも関わる。 VIT(体力) HPに関わる数値。物理攻撃によるダメージをある程度軽減し、回復アイテム効果を上昇させる。 AGI(素早さ) 攻撃速度や物理攻撃の回避力を向上させる。ソロプレイの場合、このステを上げるのが一つの定番。 LUK(運) クリティカル攻撃や「完全回避」(*4)の発生率に影響。また僅かながら他のステータスの底上げもする。 レベルが上がる毎にステータスポイントが一定数与えられ、それらを任意のステータスに振り分けることで強化が可能。ただしステータスが10上がる毎に要求されるポイントも増えてくる。 職業 本作には多くの職業がある。最初はろくにスキルの無い「ノービス」だが、少しレベルを上げれば各種の職業に就くことが出来る。 ベースレベルとジョブレベル(*5)を上げていくことで、拡張職以外は ノービス→一次職→二次職→転生ノービス→転生一次職→上位二次職→三次職 へと変化する。 一次職・二次職 基本の一次職は「ソードマン(戦士)」「マジシャン(魔法使い)」「アーチャー(弓士)」「アコライト(修道士)」「シーフ(盗賊)」「マーチャント(商人)」の6つ。そこから更にレベルを上げることで二次職へ転職可能。その際、系統の違う2つの職からいずれかを選ぶこととなる。 一部の職業は男性キャラのみ・女性キャラのみ転職が可能。その職業を作成するのが目的の場合、キャラクリエイトでの性別選択は注意が必要となる。 転生 基本の6職は二次職のレベルを99/50とカンストすることで、天界のヴァルキリーにお金を払って転生ノービスに生まれ変わることができる(現在はLv99になったら卒業証書という転生タダ券が貰えるので普通はお金を払わなくてよくなった。ただし卒業証書には有効期限が設定されているため、貰ったらすぐに転生しないと損をする。)。その際、キャラクタークリエイトの時よりも多くのステータスポイントが与えられ、HP・SPも以前より多くなる。この状態で二次職になると「上位二次職」となり、通常の二次職に加えて強力な専用スキルが覚えられるようになる。 三次職 上位二次職のレベルを90まで上げることで転職することが出来る。非常に強力なスキルを扱えるほか、レベルを200、ステータスを130まで上げることが出来るようになる。 四次職 三次職をレベル200、ジョブレベル70まで上げることで転職することが出来る。更に強力なスキルを扱えるほか、四次職専用の「特性ステータス」を割り振る事が可能になる。ただし通常のステータスポイントはレベルを上げても獲得できない。 特殊職(拡張職) 上記基本職とは異なる転職・進化をする職業。現在は「スーパーノービス」「テコンキッド」「忍者」「ガンスリンガー」「サモナー」の5種類。 サモナーはドラム族限定の職業。サモナーは他の職業になれず、ヒューマンもサモナーには転職できない。 + 一次職・特殊職紹介 職業名 備考 ソードマン 優れた攻撃力と体力で戦う前衛職。スキルもクセが少なく使いやすいものが揃っている。装備できる武器・防具の種類も多いため扱いやすい。 マジシャン 各属性の魔法攻撃を多数持つため、弱点を突いて大ダメージを与えやすい。一方で軽装備しかできず非常に撃たれ弱く、接近戦は苦手。 アコライト 回復魔法や補助魔法を使う、パーティーに必要不可欠な存在。戦闘は得意ではないが、回復魔法が攻撃に使えるのもあって不死属性には強い。 シーフ 素早さを活かして攻撃を回避しつつ手数の多さで戦う。一定確率で敵のアイテムを盗むスキルがある。普通に歩くよりバックステップ連打の方が速い。 アーチャー 弓矢で離れた場所から攻撃をする後衛職。DEXで命中率と火力が一度に上がるので育てやすい。矢が切れると一気にじり貧になるので管理に注意が必要。 マーチャント カートを引いてアイテムを大量に持ち歩けるほか、露店を開いて商売ができる。斧が装備可能で攻撃スキルもあるので戦闘力は意外と高い。 テコンキッド 特殊職。蹴りを主体とした戦い方で、構えから色々な攻撃が出せる。座って首を振ると回復が早まる等の変わったスキルも複数持つ。 忍者 特殊職。空蝉や分身など回避能力に優れており、他にも様々な忍術を扱う、比較的シーフに近い職。苦無や風魔手裏剣など複数の飛び道具が扱える。 ガンスリンガー 特殊職。性能の異なる5種類の銃器を使い分けて戦う後衛職。生成したコインを消費して、二次職に匹敵する強力な攻撃ができる。 スーパーノービス 特殊職。ほとんどの一次職を使えるが身体能力はほぼノービスのまま。転職は出来ないが使用できるスキルなどが増える「限界突破」という強化が可能。 サモナー ドラム専用職。スキルが物理型・魔法型・支援型の3つに明確に細分化され、上位スキルを取るにはいずれかの型に特化する必要がある。 + 二次職紹介 転生後に転職できる「上位二次職」もあるが、ここでは名称のみで詳細は割愛する。 職業名 備考 ナイト【ロードナイト】 ソードマンからさらに物理火力と体力に特化した前衛職。槍に関するスキルも増えて戦い方の幅が広がった。騎乗動物に乗って移動速度が大幅にUP。乗ったまま攻撃もできる。 クルセイダー【パラディン】 ナイトと比べて防御や味方の支援に重点を置いており、耐久力は全二次職中随一。聖属性攻撃も追加されて闇・不死相手に強い。こちらも騎乗動物に乗れる。 ウィザード【ハイウィザード】 強力な属性魔法を筆頭に、単体ではなく広範囲をターゲットとした魔法を多数覚えるようになり火力がアップ。ただし相変わらず肉弾戦は非常に苦手。 セージ【プロフェッサー】 直接攻撃する魔法よりも補助や妨害といったサポート魔法が得意。一部の魔法攻撃を自動発動しつつ、剣を装備して物理と魔法、同時に攻める戦い方も可能。 プリースト【ハイプリースト】 戦闘不能を回復するリザレクションをはじめ多くの回復・支援魔法や強力な聖属性の範囲攻撃魔法を覚える。スキルを自分に使うことにより前衛職並みの耐久力を誇る。 モンク【チャンピオン】 肉体の修行に重点を置いた聖職者。被ダメージを激減させるスキルや、SPをすべて消費して超ダメージを与えるスキルを持つ。アコライト時代のスキルはそのまま使える。 アサシン【アサシンクロス】 二刀流が可能になり、攻撃スキルや毒関連スキルが増えて戦闘能力が更に向上。専用装備のカタールはクリティカル発生率が2倍になる。 ローグ【チェイサー】 強奪や装備の剥ぎ取りなど「盗む」行為を発展させた変則的なスキルの他、相手の攻撃魔法の一部をコピーして使えるスキルを持つ。またアーチャーの弓スキルも一部使える。 ハンター【スナイパー】 自動で敵を攻撃する鷹をオプションとして連れ回せるようになり火力がUP。また攻撃や妨害などバリエーション豊富な罠を設置したりと戦い方の幅が大幅に拡大した。 バード【クラウン】(♂)ダンサー【ジプシー】(♀) 歌やダンスで仲間を支援できる。両者が揃った時専用の合唱スキルもある。楽器や鞭といった専用装備があるが、無理やり弓のように使えるらしく矢での攻撃も可能。 ブラックスミス【ホワイトスミス】 原石から鉱石の精製、壊れた武器の修理や素材を使って通常より強力な武器の製造ができる。武器の能力を引き出す補助スキルなどによって戦闘面も強化された。 アルケミスト【クリエイター】 薬品や生物の生成に長けており、軽量化ポーションなどを精製する事ができる。また生成したホムンクルスを連れて戦闘に参加させるなど変わった戦い方ができる。 拳聖 「星」「太陽」「月」に場所や敵を登録する事で、条件を満たした時の能力や取得経験値がアップする。非常に強力だが制約やリスクを伴うスキルが多く、扱いが難しい。 ソウルリンカー 魔法職となり、各職業に専用の魂を付与する事で味方を一時的に大きく強化できる。半面、テコンキッド時代の蹴りなどの体術系スキルは一切使えなくなる。 影狼(♂)朧(♀) アサシン同様に二刀流が可能になり、スキル強化も合わさって火力が大幅に向上。反射攻撃によるダメージの無効化など、対人戦に特化したスキルも習得可能。 リベリオン 5種類の装備それぞれに専用のスキルが追加。一度に大量のコインを生成可能になったほか、単なる火力向上だけではなく状態異常も与えられるようになった。 + 三次職紹介 星帝・ソウルリーパーは転生を経ずに転職できるため、他の職業とは若干毛色が異なる。 職業(略称) 備考 ルーンナイト ルーンを消費してステータスや攻撃力、回復力を上げるスキルを持つ。ペコペコの代わりにドラゴンに騎乗して使うブレス攻撃が強力。 ロイヤルガード 防御や仲間への献身に重点を置いているのはそのまま、自己の強化や他のロイヤルガードとの連携スキルにより制圧力が大幅にUP。こちらはグリフォンに騎乗できる。 ウォーロック 攻撃と共に状態異常を付与する魔法が多く追加。一部以外の攻撃を無効化する代わりに固定ダメージを与える、攻撃・防御どちらにも使えるスキルも手に入る。 ソーサラー 様々な種類の精霊を召喚して攻撃や強化が出来るようになった。非常に強力な攻撃魔法や支援魔法が追加され、ソロ・PT問わず強力。 レンジャー 弓・罠はスキル追加で更に強力になり、鷹以外にも狼を連れ回せるように。防御を犠牲に攻撃力を激増するスキルにより、物理火力は全職の中でも随一。 ミンストレル(♂) ワンダラー(♀)) 物理・魔法攻撃系スキルが多数追加。更に演奏や合奏と同時に使用できる「歌」に関するスキルが登場し、強力な支援を重ね掛けできるように。 アークビショップ 回復や支援、妨害など既存のスキルをPTメンバー全員や広範囲にかけるスキルを多く取得。魔法攻撃も不死・闇属性以外の相手でも十分通用するように。 修羅 敵や自分の点穴を突いて攻撃や回復ができる。また気弾を最大で15個までストック可能になり、気弾を使った戦い方が更に強力になっている。 ギロチンクロス 新型の毒を使った強力な毒攻撃や範囲攻撃など強力なスキルが追加。敵の攻撃を防いでカウンターで装備を剥がすなど、狩り・対人共に大幅に強化されている。 シャドウチェイサー 他の三次職までのスキルをコピーできるようになり戦略の幅が大幅に拡大。実際に効果のある落書きなど、対人戦向けのスキルが多く追加された。 メカニック 「魔導ギア」という戦闘マシンに乗る事ができる。味方からの支援が受けられなくなるなど扱いが少し難しいものの、それを差し引いても非常に強力。 ジェネティック 植物や生物・薬品を使ったスキルが更に追加されて火力がアップ。更に特定の条件を満たしたホムンクルスを強化させられるようになった。 星帝 新たな4種類の構えから様々な派生攻撃が出せる。他にも拳聖時代に登録した敵やマップがリセット出来るなどデメリットが緩和、恩恵を受けやすくなった。 ソウルリーパー 職業の魂に加え、様々な生物の魂を操れるようになる。それを用いて味方の強化や敵の妨害が可能になったほか、闇属性魔法が多く追加。 なお、2022年10月にはさらに強力な四次職が、2023年11月には特殊職の上位職も実装されている。 その他システム 露店 商人系・スーパーノービス・サモナーは、スキルにより好きな場所で販売・または買取の露店を開く(*6)ことが可能。 換金業を営む者、お決まりの場所で露店を開く者、気ままに出店する放浪商人、狩場の安全地帯どころかちょっと危険な場所でも露店を開く剛の者…など様々な商人が登場し、全盛期におけるプレイヤー間の交流を後押しする要因のひとつとなった。 ただし露店中には他のことが出来ないというデメリットもある。そのため外出中や他の用事をしている最中、睡眠中に放置するプレイヤーも多い。また露店を出しながら他のプレイヤーと交流する事は可能。 2022年10月より、特定のサーバー限定で放置露店を開設できるようになった。サーバーメンテナンスまでの間、プレイヤーの分身が露店を出し続けてくれるためにプレイヤー側の負担が軽減されている。同時にカタログ形式で商品を検索し、該当するアイテムを売っている露店と販売価格をリストアップするアイテムが追加されて買い物がしやすくなった。 対人戦 他のプレイヤーとの対戦要素としてPvPや攻城戦がある。 各町にはPvPエリアに移動させてくれるNPCがいる。死んでもペナルティがないモードと死ぬと経験値が減るなどのペナルティが設けられているモードがある。ただし2022年現在、バトルロイヤル形式で報酬が貰える「バトルコロッセオ」の登場や攻城戦がメインとなっており、本来の用途としては全く機能していない状態(*7)。 毎週日曜日の20~22時にはギルド同士による対人戦「攻城戦(GvG)」が行われている。2013年からは対人戦初心者向けに一定の制限等が付いた「攻城戦TE(Training Edition)」も開始された。 カプラ職員・ジョンダ職員 プレイヤーの身の回りの整理を担う。復活地点のセーブをはじめ、アカウント共有の倉庫や、一部職業に必要な騎乗生物、カートを借用できる。また、一定の場所への瞬間移動も可能。セーブ以外は若干ながらお金が必要。 属性 火、地、風、水、毒、念、無、死、闇、聖の10属性がある。防御側には属性レベルが1から4まで設定されており、その度合によって属性関係は多少上下する。 それぞれのすくみを表すと、以下となる。(レベル1、レベル4時) + 属性相性表 (-:普通 ○:効果大 △:効果薄 ×:無効) 横が防御側の属性、縦が攻撃側の属性。 例えば地属性レベル1の敵に毒属性攻撃をする場合は通常よりダメージが多く与えられるが、 地属性レベル4の敵に毒属性攻撃をした場合、逆にダメージが下がってしまう。 レベル1 属性 無 水 地 火 風 毒 聖 闇 念 死 無 - - - - - - - - △ - 水 - △ - ○ △ - △ - - - 地 - - △ △ ○ - △ - - - 火 - △ ○ △ - - △ - - ○ 風 - ○ △ - △ - △ - - - 毒 - - ○ ○ ○ × △ △ - × 聖 - - - - - - × ○ - ○ 闇 - - - - - △ ○ × - × 念 △ - - - - - △ △ ○ - 死 - - - - - △ - × - × レベル4 属性 無 水 地 火 風 毒 聖 闇 念 死 無 - - - - - - - - × - 水 - × - ○ × △ × △ - △ 地 - - × × ○ △ × △ - △ 火 - × ○ × - △ × △ - ○ 風 - ○ × - × △ × △ - - 毒 - △ △ △ △ × × × △ × 聖 - △ △ △ △ ○ × ○ - ○ 闇 - △ △ △ △ × ○ × - × 念 × △ △ △ △ - × × ○ ○ 死 - △ △ △ △ × ○ × - × 武具精錬 装備に応じた鉱石とお金を消費することで、装備を精錬して効果を底上げすることが出来る。最大値はどれも+10だが、装備ごとに安全圏が設けられている。安全圏を超える場合は、確率で失敗して対象アイテムが消失してしまう。 頭装備の中段と下段、アクセサリーは精錬対象外。また該当する部位でも精錬が出来ない装備がある。 モンスター 上記の属性以外にも種族やサイズが設定されたモンスターが大量に存在している。可愛い見た目のキャラからいかにも強そうなキャラまで千差万別。 当然ボスキャラクターも存在し、とりわけ強力なボスはMVPモンスターとして別格の扱いをされている。数時間ごとに1体しか出ないため中々お目にかかれず強力だが、ドロップアイテムが高額で取引されるので出現するとすぐ討伐されることが大半。 カード モンスターが極めて低い確率で落とすアイテム。各装備のスロットと呼ばれる箇所に装着することで、特殊な効果を発揮する。どの位置の装備に挿せるかはカードごとに固定されているが、どの装備のスロットにでも挿すことが出来るものがごく一部存在する。作中で特に高額で取引されているアイテムは大体コレ。 日本サーバー独自仕様のものが多いアイテムの1つ。他国とは効果が異なるものから、そもそも日本サーバーにしか存在していないものまで様々。 エンチャント 装備に特殊な効果を付与する。カードスロットを増やしたり、ステータスを上げたりと効果は多岐にわたる。また装備やカードにも当てはまる事だが、特定の組み合わせの場合に追加で効果が発揮するケースも大量にある。 こちらもカードと同様、特定のエンチャントが付与された装備が超高額で取引されている。 賛否両論点 大量に存在する課金アイテム ROは月々1,500円の基本プレイ有料ゲーム。それにもかかわらず課金アイテムが日常茶飯事に販売されているのが指摘される。 大抵が有用なアイテムでゲーム内で高値で売れるため、売却・換金目的で購入する者も少なくなく、しばしば 公式RMT と揶揄される。 もっとも、装備アイテムに関しては課金をせずとも他のプレイヤーから購入が可能で(一部除く)、プレイそのものに購入が必須ではないため、プレイ料金からの追加課金を受け入れられるかどうかで意見が分かれる。 主な課金要素は以下の通り。 ラグ缶 一回1,500円で3つのアイテムが手に入るガチャ。以前は既存の装備および類似品が目立っていたが、現在はこのくじからしか手に入らない装備やアイテムのみとなっている。ただし出たアイテムが必ずしも役に立つものとは限らない。 ShopPoint zenyとは別のゲーム内通貨。スペシャルアイテムを購入するために使用する。 スペシャルアイテムには各種サポートアイテムや他職でもスキルが使える消費型アイテム、コスチュームの色変更や三次職のセカンドコスチューム交換アイテムなど多岐にわたる。 特にジョンダパスは「一度使ってしまうと無かった頃に戻れない」と言うユーザーも多く(*8)、追加の課金をする一因に。 また定期的に「コスたま」というアイテムが更新される。こちらはランダムで特定の衣装から1つ入手可能という、いわゆる衣装ガチャ。 こちらもラグ缶同様、実装当時は既存装備の衣装化や同じアイテムの色違いが大半だったが、現在はデザインコンテストを開催してユーザーが考えたデザインを採用する等、キャラクターの個性化に一役買っている。 ただし、最低チャージ金額が10,000ポイント(1,000円相当)からとなっている。5,000ポイントのアイテムを1つ買うのに余計な課金が必要であるとして指摘されることも。 パッケージ課金 アニバーサリー(n周年記念等)や職業スターターパックなどがそれぞれ5,000~10,000円で発売されている。これらはラグ缶と異なり、セットに含まれているアイテムが確実に手に入る。 アニバーサリーはゲーム内アイテム以外にもイラストレーター書下ろしの壁紙や外部アーティストによるアレンジBGMなども含まれており、単なるゲーム内アイテム詰め合わせだけの商品ではない。ただし高額アイテムが確実に手に入るという観点から、換金目的の購入という部分で槍玉に挙げられやすい。 5000円のスターターパックは三次職とドラムに用意されている専用パッケージで、転生以前の過程をスキップしたり、各職業がある程度育つまでのサポートとして機能しているが、こちらは正直言っておまけ扱い。このパッケージの本体は各職業向け装備の方である。これらはLv1から使える割に強力で、3次職では最終装備候補になることも。(*9)ただし2024年の今となってはインフレに置き去りにされた骨董品だったり、4次職転職後は実用性がなかったりする物も多い。初心者向けクエストで貰える装備より弱い物も存在している。強い物はまだ強いのだが、買う前に最新情報を調べた方が無難である。こちらは他のプレイヤーと売買ができない。 なお、装備だけが欲しい場合は同じく5000円の職業スペシャルパッケージを買った方が良いとされるが、自分で内容を確認した上で検討するべきだろう。 先述の通り強力なパッケージなのだが、現在、それぞれの拡張職の最上位に位置しているスーパーノービス、影狼(朧)、リベリオン向けのパックは用意されていない。 定期メンテナンス終了前に詳細が公開されるため中身を理解した上で購入したユーザーからの不満はあまり聞こえないが、精錬関連に関しては運営が露骨に集金に走っている旨が指摘される事が多い。詳細は問題点で。 ちなみに「ハイブリッド課金をやめて韓国ROのように基本無料化する予定は無いのか?」との質問に運営スタッフが回答した事もあるが、その場合はパッケージやガチャが更にエグい事になるので難しいと述べていた。実際に韓国サーバーはとんでもない事になっている模様。 地獄っぷりの一例として1000万ウォン(2024年現在約90万円)を払ったプレイヤー専用のスーパーVIPサービスなどがある。そんな状況も影響を与えたのかプレイヤー同士のRMTも非常に活発かつ公然と行われるようになっており、もはや末法の世界。 日本サーバーの独自仕様 もともと本作は韓国で開発されたゲームで、日本でもサービス開始からしばらくは韓国の実装内容に追従するものだった。しかし2014年ころから装備品やカードに日本独自の仕様のものが出始め、以降に実装されたアイテムの効果などは同じものを探すのが難しいレベルで独自化が進んでいる。 2015年にLORD of VERMILIONとコラボ。以降は他作品や企業のコラボも積極的に展開しており、見た目を変化させるアイテムからカードまで色々と実装されている。当然ながらこれらの要素は日本サーバーにしか存在していない。 また三次職限定だが、有料アイテムを使う事でキャラクターの衣装そのものを2種類から選択できるようになった。こちらは当初日本でのみ実装されていたが、好評だったのかのちに韓国の本サーバーでも導入されている(*10)。 現在までに日本の独自仕様となったアイテムが多く登場しており、その多くは他国サーバーの同アイテムよりもかなり強く調整されている。特に装備品に関しては課金アイテムにその傾向が強く、装備を1か所交換するだけでスキル1回のダメージが数万単位で変動するものも。 しかし2024年現在では 韓国版のインフレっぷりが日本版を追い越してしまった。 ダメージインフレに対抗する為、ボスに1発で与えられるダメージの上限設定、1秒間に与えられるダメージの上限設定といった手抜きとしか思えない対策が取り入れられており、最新コンテンツのボスは1秒間に最大HPの0.5%のダメージしか与えられない制限が掛かるなど、完全にゲーム性が崩壊してしまっている。日本版もこのようにならない事を祈るばかりだ。 + 一例 以下は全く同じ頭装備の性能の違い。日本サーバーの装備はアークビショップのスターターパック購入者専用装備。 国 日本サーバー 韓国サーバー 名称 処女宮のダイアデム Virgo Diadem 要求レベル 1 1 職業 全て 全て 重量 10 30 防御力 物理12、魔法15 物理3、魔法0 装備効果 Int+10 地属性攻撃への耐性+5% Matk+50 攻撃速度3%増加 スキル使用後のディレイ20%減少 精錬値が7以上の場合、物理攻撃時に低確率でスキル「寸勁」発動 魔法攻撃のダメージ10%増加 - スキル「ホーリーライト」のダメージ+400% アークビショップが装備時、ボスモンスターに与えるダメージ25%増加 アークビショップが装備時、ボスモンスターから受けるダメージ20%減少 アークビショップが装備時、敵を倒したときにHP+500、SP+50回復 アークビショップが装備時かつ精錬値が8以上の場合、全てのステータス+10 アークビショップが装備時かつ精錬値が8以上の場合、5秒ごとにHP+500、SP+50回復 日本サーバーの装備がいかに強力か一目で見てわかる。 さらに最大3つまでエンチャントが付与可能であるため、その性能差はさらに大きくなる。 ちなみに国際サーバーでは、要求レベルが70になっている以外は韓国サーバーと同じ性能となっている。 先述の通り、定期的に衣装のデザインコンテストが開催されており、入賞したデザインは実際にゲーム内に衣装として実装されている。可愛らしいものからネタに走ったものまで非常に幅広く、こちらは個性が出しやすいとして概ね好評。 多くの衣装は日本実装後に海外サーバーへ輸出されているので、もはや独自仕様の枠を越えた存在と言える。日本のグラフィックス担当者が辞めたら新規衣装開発が立ち行かなくなるほど責任重大らしい。 一方で、あまりにも日本の仕様が本家からかけ離れているせいで、本家の情報があまり参考にならなくなってしまった部分がある。また全体的に大味な強化が多く、高難易度のダンジョン攻略も考慮すると、職業や装備構成によっては手も足も出ないか大して苦労せずクリアできるかの二極状態になるケースもあり、育成の方向性が固定されてしまい自由度が低くなっている職も。(*11) なお、アイテムだけではなくモンスターの強さ、ダンジョンの難易度設定なども完全に日本独自のバランスになっている。 2024年時点の最高難易度ダンジョン「星座の塔」の場合、韓国版は「イージー」「ノーマル」「ハード」の3段階から選べるシステムだが、日本版はハードより圧倒的に難しい「インフェルノ」一択となっており、低難易度は存在しない。韓国版の最高難易度であるハードはソロクリアもそこまで難しくないのに比べ、日本版のインフェルノはソロどころか12人PTでも簡単にクリア出来ない鬼畜仕様である。 2022年まで最高難易度ダンジョンだった「呪われた次元」も同様の独自仕様にて実装されている。 4次職実装後の現時点では更に独自化が進行。3次職の時点でもうかなり違っていたのだが、4次スキルは全面的な性能変更が行われて本家とは全くの別物化している。また高難易度のボス戦で恒例になっている様々な鬼畜ギミックはこれまた完全な日本オリジナルのようで、日本版の動画を見た本家プレイヤーが派手な戦闘に驚いたりする事も。文字通り全然違うゲームと言ってよいだろう。ここまで離れてしまったら重力のプログラマーにとっては頭が痛そうだ。 ストーリーも日本独自に改変が加わっており、些細なセリフの変更程度ならローカライズの範囲内と言えるが、明らかにそんなレベルではない箇所も見られる。 + ネタバレ 例えば「七王家とユミルの心臓」のボス戦は原作主人公陣営のキャラと共闘して倒す展開が本来のストーリーなのだが、日本版はボス戦そのものがカットである。ボス自体とは後にメモリアルダンジョンで戦えるが原作の味方キャラは登場しない。勝手にこんな事をしていいのだろうか? 3次職転職クエストの小ストーリーも「ギロチンクロスとは何なのか?」「オーディン神殿にいるヴァルキリーは何者なのか?」といったROの世界観を知れる小ネタが豊富なのに日本版では3次転職クエストそのものが抹消されてしまった。 そして10年以上遅れた2022年末に何故か今更実装。4次転職クエストのストーリーが直系の続編になっている事が理由のようだ。しかし99%のプレイヤーは3次転職クエストが無い時代に3次転職しているので話が意味不明なのであった…。 強烈な文字化けや誤字脱字、いわゆる「重力語」 βサービス以前からアイテムやスキル、モンスターなど各方面に誤字脱字・文字化けが目立っていた。現在は意図的に残したもの以外は概ね修正されている。 「サスカッ(サスカッチ)」や「フーニューマ(ニューマ)」など大差ないものから、「ヂッハベ(アックス)」や「ツデローヘデームベドーン(イエロージェムストーン)」など原型を留めていないものまで様々。もともと韓国が開発したゲームのため、文字コードのミスなどによりうまく日本語に変換されなかった事が原因。 当初は運営側の不備として指摘される事が多かったが、あまりにもインパクトの強いものが多かったために、後に 重力語 と呼ばれネタとして浸透した経緯がある。 運営側も順次修正していったが、中には「かにニッパ(かにのハサミ)」や「カタシムリの皮(カタツムリの殻)」のように一度は修正したものの「前の方がいい」と言われ、正式名称として採用されたものまで存在する。 現在では運営側も重力語をインパクトのあるネタとして認知しており、ゲーム内イベントにおいて意図的に重力語のアイテムを再現し、さらには「ドッフルギャンガフフフフフフフフ(ドッペルゲンガー)」を本作の広告バナーに使用する等はっちゃけぶりを見せている。 上記のように指摘から一転してある程度受け入れられたネタではあるが、運営や開発側のチェックミスである事実は変わらないため、それを棚に上げてネタとする運営の方針に難色を示すユーザーがいるのも事実。またβサービス時代を知らない新規ユーザーにとっては、意味不明な名称の羅列を並べる内輪ネタについていけないといった問題もある。 急激過ぎるダメージインフレ 強力な課金装備のインフレによって2010年代後半頃から深刻化している問題。かつては強い装備と言えばほぼ課金だったが近頃はゲーム内で手に入る武器なども恐ろしいほどにインフレが進んでいる。 50%とか100%とかの単位でダメージを増やす乗算要素が積み重なった結果、カンストダメージの999999を毎秒何発も連打するのが当たり前という凄まじい状態になり、しかもそれが長期間続いてしまっていた。 カンスト問題は2022年10月のアップデートでようやく解決され、100万ダメージを超える場合はダメージ表示がK(1000)単位に変わったのだが…これはこれでどうなのかと言われている。 4次職実装後は更にインフレが加速。億単位のダメージが飛び交うハイパーインフレ状態となっている。ちなみに1億ダメージを超えると表示がKより上のM単位(メガ=100万)に変わり、現状のカンストダメージは2147M(2147483647)である。昔のプレイヤーが見たら末期的なインフレを感じざるを得ないだろう。 モンスターデータを見ると強いボスでもHP20億が最大なので「こんなの瞬殺できてしまうのでは?」と思うだろうが、最近のボスはDEFと別にダメージを1/10以下にカットする能力を持っていたり、一定ダメージを与える毎に1秒から30秒程度の無敵時間が生じたり隠れたりするなど、一瞬で倒されないように対策が講じられている。しかしながらプレイヤーの火力が上がり過ぎた昨今、ボスによっては戦闘時間の大半が待ち時間なんて事が起こりがち。 しかもボスが無敵状態なのにダメージは普通に与えられているように見える深刻なバグが何年も放置状態。無敵かどうか視覚的に判別不可能なボスもいるのでとんでもない初見殺しである。ROはボスのHPゲージが出ないためバグに気付く事すら難しく、無敵に入るタイミングを把握できているプレイヤーは上級者でも少ない。 2022年11月の「超越」アップデートからは課金装備の性能インフレに合わせるかのようにそこらの課金装備より強い装備一式がチュートリアル相当のクエストで無償配布され始めた。だがこの施策で新たな問題が発生してしまう。 「ミミミ装備」と呼ばれるこのセット、初心者用装備にもかかわらずあまりに強い…とにかく強すぎる。 敵DEF100%無視 、 ディレイ100%カット など狂ったような効果が多数付いており数十億Zeny級の装備に匹敵する性能を持つ。ミミミ装備のまま数ヶ月以上更新できていないとかレベルカンストになっても使い続けているなんて人は多い。また当然ながらミミミ装備より性能が低い装備は価値が地の底まで暴落した。 要するに初心者向け配布装備の次がいきなり超高い装備になってしまう訳だ。しかも最近の追加コンテンツはミミミ装備では手も足も出ない難易度が標準化している上に、アップデートの方向性としてROの楽しみの多くがそういった新しめのコンテンツに結集されつつある。特にソロプレイのハードルはエベレストを超えて宇宙まで飛び出す勢いで天井知らずと化している。 逆に昔のコンテンツなら本来パーティー向けのマップやダンジョンすら配布装備のみでソロプレイも余裕。新規や復帰者でも色々な所へ行きやすい。しかも旧世代のMVPボスやメモリアルダンジョンボスのカードは性能がテコ入れされて大変高額になっているので、初心者が遊べるエリアでも十二分に夢を見れる。 ドラゴンボール的な強さインフレは数々の問題を生み出してきた一方、上級者のモチベーション維持要素になっている面も大きい。 レベルカンストしただけのキャラと超強力な装備の数々を揃えたキャラで比喩抜きに数百倍は強さが変わってくる現代ROの破滅的なゲームバランスは、頑張り次第で最高峰のダンジョンやボスのソロ攻略すら可能としており、良く言えば非常に奥が深い。 最近はボス戦のギミックも凶悪化の一途にあり、耐性を無視する状態異常(ソロだと即ゲームオーバー)を食らったりもするが、この手の防御手段がないギミックは基本的にプレイヤースキルで避けられるようになっている。つまりPTを組めと言わんばかりの難易度を連発しつつもソロを完全に排除する事はしていない訳だ。超上級者達は最強のボスを倒すべく日夜奮闘を続けている。 ちなみにプレイヤーの耐久力はほとんどインフレしていない。 10年くらい前のボスはこちら側の火力インフレのおかげで初心者でも瞬殺できてしまうが、逆に一撃貰っただけで即死する事も日常茶飯事なので油断できない。 そんな現実を無視するかの如く、敵の攻撃力は一方的なインフレが止まらない。その辺のフィールドをうろついてるザコモンスターすら Lv250のキャラクターを一撃で蒸発させる光魔法や猛毒の霧をぶっぱなしてくる。 耐性装備をガッチリ着込んでなきゃおちおち散歩もできない。 エンドコンテンツ級のボスは攻撃力がついに億のケタまで到達、防御特化装備で全身を固めた前衛でも支援なしで一発食らったら死んでしまう上に、支援効果を消すディスペルを頻繁に挟んでくる鬼畜ぶり。少人数で挑むなら魔法を完全に無効化する超レアカード(*12)が無ければ戦いにならない領域に入っており、もはや破綻しているのではないかとも言われる。 もっとも、転生2次職までしかなかった時代には今以上の即死ゲーが展開されていたのも事実(*13)。要は先祖帰りと言える。敵に合わせた対策装備を整えれば何とか耐えられる今の方がまだ緩いだろう。 レベリング緩和のペースが非常に速い 少し前なら数ヶ月かかったLvまで数日で上がってしまうくらい上げ易くなる、Lv上限解放と共に解放前のカンストLvまで一瞬で上げられるチケットがイベントで配布されるなど、全てを過去にするような措置が繰り返されている(例:Lv185→200解放時にLv185チケット配布)。 その結果、延々と狩りを続けるなど多大な労力を使ってLvを上げる価値は低くなってしまい、同時に街の周辺にいるような雑魚モンスターは素材が有用な一部を除き、討伐イベントのターゲット以外の存在意義がほぼ無くなってしまっている。 先行してLvを上げるメリットも大きいため不満が出る事は少ないのだが、上記のLv200解放アップデート時はまぁまぁの騒ぎになった。なにしろLv184→185の必要経験値が10兆から280億まで約300分の1に緩和されたのである。何百時間も狩りをして上げた人の中には放心状態になってしまった人もいただろう。だがこれは4次職実装に伴う大規模な変更の1つであり、実質R化のようなリニューアルに近かったので、このように桁違いの緩和はさすがに10年に一度くらいしかない。 参考までに、必要経験値が大幅に減らされたのはROの歴史上2013年と2022年の2回のみ。本当に10年に1回程度しか緩和されてなかったりする。 そもそも狩りによるLv上げがゲームの柱だったのは古きROの話で、今はLvカンスト前提のコンテンツも多く存在するため、新たなコンテンツを多くの人に触れてもらうための救済措置的な意味もある。また課金等でそれなりに装備を整えれば長期のブランクがある復帰プレイヤーでも簡単に追い付けるメリットは大きい。 さすがにやり過ぎたと思ったのか最近はちょっと厳しくなった。2023年11月時点ではLv250まで開放されているが、イベントによる超速レベルアップはLv200まで、課金のレベルアップチケットを使ってもLv220までしか上がらないほか、どちらもアカウント単位の適用キャラ数制限が存在する。(*14) 問題点 ここでは2022年現在における問題点を取り上げる。過去の問題については下部に折り畳んだ「過去の問題点」を参照。 市場価格のインフレ化 本作は正式サービス開始より20年近く経過している。必然的に市場にはお金(以下zeny(ゼニー))が大量に出回り、併せてプレイヤーが販売するアイテムも価格が高騰する傾向がある。正式サービス開始当初は最も高いアイテムで1,000万zeny前後だったものが、年を重ねるごとに流通するzenyが次第に増加、ついには露店で取り扱えない高額アイテムが多数出始めた(*15)。運営側もそれを把握していたのか、為替を用いて全てのアイテムの相場価格が1000分の1となる(=通常サーバーの1000倍の価格まで設定できる)露店専用サーバーが登場。通常のサーバーでは取り扱えない高額アイテムの取引がメインとなっており(*16)、ごく稀に1000億zeny以上の超高額で取引されるようなアイテムが出てくることも。 現在も新アイテムを中心に価格が上昇傾向にある。とくにラグ缶から出る新アイテムについては、性能次第では精錬もエンチャントもしていない状態で数十億~数百億zenyで取引されるものが登場し始めた。 先述の通り、課金アイテムの中には高額で取引されるものが多く大金が手に入りやすいのだが、あくまでも課金に頼った場合の話である。課金アイテムに頼らないプレイの金策としては、ボスモンスターカード級のレアドロップで一攫千金を狙うか、納品用アイテムやエンチャント用素材、イベント装備などをメインに露店で地道に売る、敵がドロップする装備品を壊れる覚悟の上で高精練値まで叩いて売る、など限定される。しかしそれらの金策だと相場の上がり方に追い付けないため強力な装備がなかなか手に入らず、戦力不足として高難易度コンテンツに参加が出来ないなどのケースが発生している。 また、プレイヤー同士の売買以外にzenyを使う要素が非常に少ないのもネック。離婚をするために250万zeny、転生をするために130万zenyほど必要になる程度。前者は結婚しなければ発生しない費用だし、後者は1キャラにつき1度しか行わず、現在は冒険者アカデミーを最後までこなすと貰えるアイテムで費用が免除される。さらに職業によっては転生すら存在していない。一応、装備品や消耗アイテムを販売しているNPCもいるにはいるのだが、装備は冒険者アカデミーでもらえる装備の方が優秀で、消耗アイテムも無料で使える優秀なものが揃っており、そもそも価格が数十zeny~数万zenyと安いのもあってzenyの調整としては機能していない。 のちに装備品へのエンチャントで、zenyと同等の価値を持つ「小為替」(*17)を使用するものが登場。このエンチャントに対応した装備品自体は非常に高性能で、更にイベントにて無料で入手可能な装備もエンチャント対象に含まれているのだが、今度は低確率、かつ失敗時はアイテムが消失するエンチャントが1回につき1000小為替を500枚(=5億zeny)、100%成功するエンチャントの場合はなんと1000小為替が20000枚(=200億zeny)も必要になる。いくらなんでも極端すぎる。 ちなみに、年一回開催されるキャンペーン中に20万円課金すれば確定エンチャントを1回無料で出来る。そのため200億zenyもの非現実的な額を払ってやる人はまず居ないと思われ、今のところzeny回収効果は無いようである。ぶっちゃけ「200億zeny払えば廃課金してない人でも出来ますよ」というアリバイ作りだろう。しかし実質的な公的RMTレート、つまりzeny円の最低保証レートが設定された事の意義はかなり大きい。200億zeny=20万円が天井になってそれ以上のインフレは食い止められる為だ。 とはいえ、現状の市場インフレは従来RMTでしか出回っていなかったアイテム(旧取引上限の9億9999万9999Zenyを超えるMVPカード等)がZenyで売買されるようになった事も大きいと思われる。それに引っ張られて全体的な相場が上がった感は否めないが、上限に引っ掛かって流通が妨げられていた頃の方が正常ではなかったのかもしれない。 なお、昔ながらの金策…例えば収集品を拾ってNPCに売る「〇〇土方」と呼ばれるような金策の効率はここ10年間あまり変わっていない。基本的にはプレイヤー相手の商売で儲けなければ強い装備等を揃えるのはほとんど不可能である(RMTは除く)。この点はインフレの明確な弊害と言っていいだろう。 だが近年はメモリアルダンジョン(MD)産のレアや素材はインフレどころか全体的にデフレが激しく進んでおり、超高難易度MDやPT必須MD以外はボスカードがドロップしない限り小銭しか稼げない状況なので、初期の金策法としては昔ながらのフィールド狩りドカタは安定な方だとは言える。ただしBOTに人気の狩場や収集品の類は現在進行形で粛清が続いているため数ヶ月前の情報が既に古いなんて事も。 金銭的に敷居の高い装備精錬 強力な装備が課金・無課金問わず増加傾向にあるが、近年では精錬値が高い事を前提とした性能の装備が増えている。また装備自体にそのような効果が無い場合でも、一定値以上の精錬値の装備品のみにエンチャントが付与可能であったりと、以前にもまして精錬の必要性が上がっている。 精錬は精錬値が上がるほど成功率が下がり、失敗時には装備が消失してしまうという大きなリスクが伴う。近年では先述の課金アイテムやイベント限定配布など、おいそれと精錬できない装備が増えている事もあって特殊な精錬の需要が上がっているのだが、ここに関して運営の金の取り方が阿漕であると批判される。 主な精錬の種類は以下の通り。 精錬の種類(*18) 必要素材 説明 素材の入手方法 通常精錬 プラコンエンベルタコンオリデオコンエルニウム 精錬値が上がると成功率が下がり、失敗すると装備が消失する 購入やモンスターからのドロップ等 ミラクル精錬 イベントアイテム 期間限定。失敗すると精錬値が0になるが装備は残る。通常精錬より更に成功率が低い イベント内での依頼クリア等 濃縮精錬 濃縮オリデオコン濃縮エルニウム 上記の精錬より成功率が高い。ただし失敗時に装備が消失するのは同じ 7,000ShopPoint10,000ShopPoint 改良濃縮精錬 改良型濃縮オリデオコン改良型濃縮エルニウム 確率は濃縮精錬と同じ。失敗しても精錬値が1下がるが装備は残る ラグ缶での当選 歩羅七精練 専用アイテム 期間限定。必ず+7にしてくれるが、精錬対象の装備が限定されている パッケージ購入等 微力究極精練 微力究極精練用チケット 期間限定。成功率などは究極精練と同じだが、こちらは+7までしか上げられない WebMoney購入キャンペーンでの交換等 究極精練 究極精練用チケット 期間限定。濃縮精錬と同じ成功率で、失敗しても精錬値は下がらず装備も残る 特定時期の購入金額に応じてID配布 上記のうち「通常精錬」「ミラクル精錬」のみ無料で、他の精錬に関しては全て有料となる(*19)。 「改良濃縮精錬」は素材アイテムの入手自体が運任せ、「歩羅七精練」「究極精練」は期間限定のうえ、公式ネットストアで1万円購入につきチケット1枚と非常に高額(*20)。 ちなみに精錬自体、確率は決して高くはない。精錬値の最大値である+10に至っては成功率が濃縮精錬でも10%程度とされており、運が悪ければ数十回精錬が失敗するなんて話もザラである。 さらにこれらのアイテムについて「精錬する権利を所有しているので装備と手数料を渡してくれれば代わりに精錬する」という名目でアイテムを預かり、そのまま持ち逃げするという詐欺行為の温床になっている。内容だけ見れば明らかに胡散臭い内容ではあるが、無課金者にとっては有料精錬が出来るチャンスであり、そこそこ被害が発生している模様。 なおガンホーは本作のアイテムやzenyについて、要約すると「ユーザーには貸し与えているだけであって、所有権はすべて自分達にある」と明言しており、この問題も運営視点で言えば「アイテムとzenyが別のユーザーに移動しただけで、自分たちには何の損失も発生していない」(*21)ためか対応してくれず、被害者が泣き寝入りをするしかないのが現状。装備アイテムが露店で販売できるため、本アイテムも露店で販売できるようにすればこのようなトラブルも防げると思うのだが… 一応、高精練値の装備品も(露店に並んでさえすれば)自分で作らなくても購入は可能。ただし十分な性能を引き出した装備の場合、大抵の場合が数億~数百億zenyという高額で取引されており、とてもじゃないがそう易々と手に入れられるものではない。 しかも各職業の最強武器は例外的に取引不可能。入手はゲーム内で可能なのだがやはりここにも課金精錬の影が付きまとう。これらは+9か+10まで精錬しなければ効果を発揮できない物がほとんどで、破壊の恐れがある通常精錬でそこまで鍛えるのは極めて難しく「事実上、究極精錬以外の方法では作れない課金装備なのではないか?」と批判されている。 ちなみに濃縮精錬自体は本家の韓国サーバーにも実装されており同様に有料アイテムなのだが、その価格はなんと日本の10分の1。この事を知るユーザーからは当然のように批判を受けている。 上記の精錬とは別に、スターターパックの装備限定で究極精練と同じ精錬をしてくれるアイテムが販売されており、こちらは5000円で3回分と上記と比べればこれでもまだマシな値段設定。またこの精錬自体は濃縮精錬と同確率、かつ専用装備に様々なエンチャントが可能になり、精錬値に応じて強力なエンチャントが可能になったため、この精錬アイテムの登場自体は上記の精錬よりは比較的容易に受け入れられた。ところがこの装備のエンチャントについて、2022年に実装されたエンチャント及び精錬値について物議を醸すことに。 精錬値+10の時限定で付けられる「超越」というエンチャントが登場。その効果自体は非常に強力(*22)なのだが、なんとそのエンチャントを付与した途端に装備の精錬値が+10→+7へと3段階も下がってしまう上、「超越」以外のエンチャント効果が全て消滅してしまう。(*23)当然ながら本来の効果を発揮するには再び精錬アイテムを購入して+9や+10にする必要があり、これにはユーザーからも「精錬アイテムを売るためにここまでするか」「いくらなんでも金策に走りすぎ」と批判される事となった。 エンチャント関連についても究極精練と似たような現象が起きている。年に1度、エンチャントに必要な素材を用意する必要がなく、エンチャントに失敗しても装備が無くならない「オイルエンチャント」が登場。こちらも10000円1口で配布されており、近年は強力なエンチャントが大量に増加しているため、この流れが加速する可能性がある。 2022年からは20口(20万円分)を消費して最強のエンチャントを確定付与できるコースも登場。全ての装備に出来る訳ではないがさすがに無茶苦茶である。 一応「1万円課金したら1口分のエンチャント権利をおまけで貰える」というキャンペーンなので実質的にはタダなのだが、1年分の月額料金を前払いしても2口に届かないため20口獲得には有料ガチャや有料パッケージの大人買いが要求される。恐ろしいキャンペーンと言わざるを得ない。 根幹部分の修正・変更に対する対応の遅さ 先述の通り、日本サーバーは他国と仕様の異なる・または存在していない独自の要素が多く盛り込まれており、現在も定期的に増加している。その反面、根幹となる部分については着手が非常に遅く(*24)、悪い意味でこちらも日本独自仕様となっている。 例えばキャラクターの選択画面について、サービス開始当初は1画面に3キャラクターのみ表示されていたのだが(*25)、韓国では2012年にUIをリニューアルし、1画面で15キャラが表示されて見やすくなった。ところが日本ではそれ以降も3キャラクター表示のままで放置され、15キャラ表示の新UIに変更されたのは2022年。なんと本家サーバーから10年も遅れて実装された事になる。 そもそも当初のスケジュール通りにアップデートが実装されること自体が少ない。当初は四次職を2021年末~2022年初頭の実装を予定していたが、ほぼ1年遅れの2022年11月にようやく実装された。 それにもかかわらず、先述の通り課金アイテムは予定が遅れる事もなく頻繁に追加されているため、ユーザーからは「金儲けに直結した部分だけ対応が早い」と度々揶揄される。 + 過去の問題点 致命的なバグ 特定のスキルが使えなくなるスキルロスト 流行したのは2002年初旬のβテスト期。その名の通り、職業別で使えるはずのスキルが消えてしまうというバグ。下記と並行して発生。 ログイン時に他人のアカウントのキャラクターが使用できてしまうキャラクターチェンジバグ。 これを悪用して、アイテムや装備を奪ったりする不正行為が蔓延した。今では 不正アクセス禁止法で逮捕もの である。 Dupeと呼ばれるノーリスクでzenyなどを無制限に増やすバグ やり方は割愛するが、かなり簡単な操作でお金を増やせた。これによりサーバーの相場が崩壊した。 特にこのバグ対処が遅過ぎで、最終的に「 放置 」してしまい、相場は狂ったままとなった。そして多くのユーザーが望んだ「巻き戻し処置(*26)」もなし。 これが起きたサーバーである「Chaos」は、当時1万人を超すほどのプレイヤーが存在したが、この問題(Chaosショックといわれる)により一気にその人口を減らすこととなった。 評価点 今なお色褪せない魅力的なグラフィック 冒頭の通り、本作が当時二次創作における一大ジャンルとして扱われる事となった最大の理由がこれ。敵味方ともに魅力的なキャラクターが細部まで描かれており、特にアコライトやプリースト系の女性キャラは職業の実用性とデザインにより非常に人気が高い。モンスターもマスコットキャラクター扱いのポリンをはじめ、コミカルなカードイラスト(*27)やペット時などの言動が可愛らしく人気のあるモンスターも多い。 キャライラストはドット絵のみではなく、公式サイトなどでも雄一郎氏をはじめとしたイラストレーター達により、可愛いタッチでキャラクターの魅力がしっかりと表現されている。 衣装もキャラの魅力を更にアップさせてくれる。かっこいい・かわいい・ネタいずれの方面に向かっても、意識しない限り他のプレイヤーと完全に被る事がほぼ無いほどに充実している。 しっかり作り込まれているシナリオや設定 シナリオ自体が経験値稼ぎに利用されているため、シナリオは飛び飛びにしてしまうプレイヤーも多いが、シナリオの核心に迫る内容、リヒタルゼンの生体研究所の裏設定など、世界観等に対する評価は高い。 特にメインストーリーに関わる話は想像以上に鬱展開だったり後味悪いハードな話も多く、ドットによる可愛らしさとのギャップが強いインパクトを残す。 それらのキャラクターが季節イベントに参加する事がある。そちらではメインストーリーの重さから一転してコミカルなキャラになっている事が多く、これまた強いインパクトを残している。 適度なアクション性 純粋なアクションゲームのようにジャンプや狙いを定めるなど、複雑なアクション要素が無いので初めてでも操作に困るような事は少ない。レベルが上がってくるとスキルのタイミングや装備の切り替えなどが必要な場合もあるが、それを含めても操作難易度は易しい部類に入ると思われる。 非常に高難易度のダンジョンではギミックの覚えゲーや回避操作など色々な技術も要求されてくるが、大多数のプレイヤーにとっては縁がない世界であろう。 初心者でもレベル上げが容易であり、初心者お断りというオンラインゲームでありがちのハードルの高さがない。 ここ数年のアップデートで、冒険者アカデミーなどを始めとした初心者向けサポートやクエストが、もはや過保護ではないかというくらいに充実している。更に2022年末からは、1アカウント2キャラまでLv200にできるミミミのミッションマスターという育成サポートイベントが年間365日常時開催されている。(*28) レベルアップに応じて装備やアイテム、金銭面でのサポートを受けられるので新規プレイヤーでもサクサクと育成出来る。 更に経験値テーブルも大幅に下方修正された(*29)。人口が多くクエストに必要なアイテムを露店で買えるBreidablikサーバーだと、全くの新規初心者ですら1日でLv200近くになる事も可能。 かと言ってLv上げの楽しみが無いという事はない。初心者支援がなくなる200以降のLv上げにはそれなりの努力や日数が必要だし、キャラクターの性能も苦労に見合うだけの大きな伸びを見せてくれる。また、3キャラ目以降は序盤から自力でレベル上げが必要になる。 しかし近年は大量に経験値が手に入るイベントが定期的に開催されているので、うまく利用すればほぼ狩りをせずLv200のキャラを作る事も可能。 装備格差問題についても改善が進んだ。一昔前は並の装備のキャラと超高級装備で固めたキャラでは攻撃力が数百倍から数千倍も違ってしまうめちゃくちゃな状態だったが、非常に強力な初心者向け装備が無料配布されるようになった事や、装備依存度が比較的低い4次職の実装によってある程度の是正は実現した。 ただしあくまで「クエスト攻略に必要な前提知識を持っていて、最低限の課金をすれば」の話である。過去に経験を積んだ復帰者には優しいと言えるものの、まったくの新規に優しいとは言い難い部分も多い。始めるなら十分な下調べを行うべきだろう。 経験値と装備を貰える初心者クエスト自体が知識・操作の面でそこそこ難易度が高く、初心者が進めるのは簡単でないという問題が存在している。楽な攻略ルートについての情報はファンサイトが充実しているのであまり困らないと思うが、人口が多いBreidablikサーバー以外で始めてしまうとクエストに必要なアイテムが露店に売ってないので詰む可能性が高い。 また、経験値を増やす課金アイテムの戦闘教範(*30)を使ってクエスト報酬を受け取れば簡単にLv200にできるのだが、使わないと190中盤で止まってしまう。しかも初心者が残りの数レベルを狩りで上げることは事実上不可能である。(*31) 救済措置として%単位で経験値を貰えるデイリー経験値クエストやメモリアルダンジョンで上げる事が可能なので詰むことはないが、Lv190中盤から200まで上げようとすると一週間から10日はかかる程度にマゾいため、戦闘教範を使わなかった事を後悔する初心者の声はよく聞かれる。(*32) ちなみに2024年現在、イベントの討伐クエストがほぼLv200以上の4次職専用になっているケースもある。どうやらLv200未満はチュートリアルも終わってないくらいの扱いらしい。実際、熟練プレイヤーなら(課金すれば)新規アカウント作成数時間でLv200にできる程度に上げ易い状態である。 20年を過ぎた今もなお積極的に行われるUIやシステムの改善。 解像度800x600が標準だった時代のゲームだけに、アイテムの説明ウィンドウが小さすぎる・NPC会話中の選択肢が4つしか表示されずいちいちスクロールしなければならない・カメラがあまりズームアウトできない…等の大変不便な点が多数存在したが、表示範囲を広げるなどのアップデートによってかなりの部分が解消されている。 2023年には(ついに)DirectX9に対応。ローディングが爆発的に高速化した。 上記の不祥事があるとはいえ、今なお多くのファンがいる。 不祥事が多いにしても、20年以上サービスを続けているのはかなり評価できる。 2DMMOとしてはほぼ最古参の部類であり、接続数は右肩下がりではあるものの、まだまだ国内有数の数を誇る。 15年5月末からトライアルサービスとして、ゲーム用アカウント作成日から2週間だけ無料プレイ可能という制度が全サーバーへ適用される事になった。 現在も精力的にアップデートを続けている。それに伴うバグは少ないとはいえないが、それはネトゲ界隈においてこのゲームに限ったことではない。 総評 MMO黎明期から存在するMMOでここまでサービスが続いているMMOは中々ない。 同時期にサービス開始したFFXIはアップデートの停止を発表し、他MMOもサービス停止が続出するなど厳しいMMO運営環境において今なおアップデートを続けているのは見事。 豊富なフィールド・ダンジョン、街ごとに異なる特色やそれにたどり着くまでのストーリー・背景など、プレイヤーに「冒険」を感じさせてくれる作りになっており、リヒタルゼン周辺のストーリーはダークなものの一見の価値あり。 可愛らしい2Dドットと3Dマップを上手く融合させており、フル3Dゲームには無いドットの暖かみと、ドットキャラクターが3DMAPを動き回る不思議な世界を体感できる。 2012年のリニューアルによって昔のROは失われたとする向きもあるが、リニューアル以降はスキルを使いまくって敵をなぎ倒していくスタイルに変化したとも言える(*33)。 1対多で敵をなぎ倒すのは爽快感があり、緻密なビルドを必要としないというのも手軽に結果を求めたいライトプレイヤー向けの調整とみれば悪くない。 三次職を実装する過程として必須であった(と運営は主張している)リニューアルではあるが、リニューアル前後でプレイヤー数は大きく減少しており、当時のプレイヤーが大反対したリニューアルは成功したとは言い難い。 現にBreidablik以外の旧サーバーでは既に臨時パーティはほぼ存在せず、他プレイヤーとの交流・パーティプレイは望めない程度に過疎化している(*34)。 しかしリニューアルから10年以上経った今現在、プレイヤー人数は最盛期に比べ大幅に減少したものの比較的安定しており、ここ数年は横這いの状態にあるし、新規向けのBreidablikサーバーは賑わいを見せている。 スマホに代表されるソーシャルゲーム全盛期の今、毎日5000人前後の同時接続人数を死守しアップデートを続けられているのはそれだけプレイヤーに支持されていることの証左である。 更に新規プレイヤーへの手厚いサポートや丁寧なチュートリアルの存在は運営の新規獲得へのただならぬ情熱を感じるし、現役向けにもイベントを絶やさず提供するなど積極的な姿勢が垣間見える。 他のゲームにない要素は20年という年月を感じさせない作りになっており、運営も昔に比べればかなりマシな管理をしていると言える。 課金アイテム群に手を出さなければ月額1500円のみという料金は、アイテム課金やDLC全盛の今では非常にリーズナブルであり、敷居は非常に低い。未経験者は一度体験してみるのもよいのではないだろうか。 余談 Gravity社を設立しプログラマーでもあった元社長は、土地購入など更なるシステム拡張を謳ってβテストを続行しようとしたが、融資元に許可してもらえず退陣に追い込まれて正式サービスが開始された。 正式サービス開始後、昼夜や天候をいずれ実装すると公式アナウンスされたが、大幅に手を加えないと無理なので没にしたことが数年後に発表された。 なお元社長は「IMC Games」を設立してMMORPG『グラナド・エスパダ』を開発している。 本作のクライアントのゲームエンジンは、RO以前にGravityが制作したWindows用RPG『アークトゥルス』(日本ではファルコムから発売)の物がベースになっている。 本作の続編である『RO2』も2007年にβテストが始められたが、なぜか 人形っぽいフル3Dモデリング (*35)で韓国のROファンからも総スカンを喰らい、それ以降のサービス開始が頓挫している。 他にはゲーム自体が未完成過ぎた事と、データの引継ぎができない為に移住を嫌った古参プレイヤーや、あくまでも2Dに拘るプレイヤー(3DならROに拘る必要も無い)が多かったのも原因の一つである。 原作漫画は和訳されたものが販売されている。ROをやっているとニヤリと出来る単語も見受けられる。ただし、韓国の漫画は左から右へ読むアメリカンスタイルなので、試読の際は注意。 漫画原作のゲームではあるものの原作の主要キャラクターやストーリー要素は名前ぐらいしか長らく登場せず、当初は原作要素が希薄だった。近年は原作キャラクターもちゃんと出てくるようになり、ストーリーにも力が入っているので、RO全盛期までしか遊んでいなかったプレイヤーは興味があれば再開してみるといいだろう。ちなみに原作漫画は「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」のパク…もといリスペクトが多く見られる作品なのだが、残念ながらROではその辺りはあまり再現されていない(キャラの作画等も全然違う) こんな色々言われているオンラインゲームだが、一時期はFF11と並んでプレイ人口国内最大級の作品だったこともあり、MMOでは初のアニメ化作品『RAGNAROK THE ANIMATION』が作られたりもしている(*36)。ただ韓国原作ということもあり、まだ技術も未熟な向こうのアニメーターを人材として多用した為か、視聴者からは色々と残念な評価となっていたりする。 と言うか、DQNすぎるヒロイン(とパシリ主人公)が最大の原因だが。 漫画版とは時代(800年前)も主人公も違う為、原作はあくまでもゲームの方である。 様々なネタ要素から、この「ROニメ」は古参プレイヤーの間では今でも話題に上がることがある。野沢那智の怪演が光るゼフェル先生(*37)は必見。 ちなみに、本家ROではアニメ版モチーフのダンジョン「月夜花の悪夢」が2018年に実装されており、ゼフェル先生の幻影らしき「真理の魔法使い」や、ゼフェル先生にLoVで一確された月夜花の怨霊「怒りの月夜花」が登場する。どうやら許された模様。 子安武人が演じる 変態騎士 キーオらしき「狂乱した冒険者」も別のダンジョンにこっそりいたりする。 2012年2月2日にプレイステーション・ヴィータ用ソフトとして「ラグナロク オデッセイ」が発売された。発売から1年経った2013年2月現在、世界累計で25万本出荷を達成するなど何気に好評である。 2019年6月5日より、スマートフォン向けの基本プレイ無料MMO「ラグナロク マスターズ」のサービスが開始された。 基幹の世界観やシステムは本家に倣っているが、頭身の低い3Dモデリングとなっているなど、独自要素が多数存在する。 ドット絵でこそなくなったものの、温かみのあるグラフィックという意味では本家の方向性を失わずに表現できている。頭身が低くなり、若干アニメチックなグラフィックになったのも一役買っているか。 自動でMOBを狩るオート戦闘機能が追加。そのため横殴り現象や半BOT状態のキャラが普通に存在する。 また、本家では既に故人となっている筈の同一人物と思わしきキャラ(*38)が数人登場しており、本家の過去の世界ではないかと考察する声も。 UIの不安定さやテキストの誤植が目立つ。プレイできない程ではないものの、今後の更新による修正が望まれるところ。 近頃は海外(主にアジア圏)で本家ROがやや復権傾向にあり、一時は無人の荒野に等しいほど過疎が進んだ韓国ROもそこそこ人が戻ってきたようだ。 台湾での人気はよく知られているが意外と中国でも人気が高く、2024年にはテンセント版の新サーバーがオープンしている。基本無料ではあるものの月間アクティブなんと30万人らしい。 ちなみに2010年台の初頭頃から「ROはもうほとんどの国でサービス終了して風前の灯火」みたいな風説が広まっていたがこれはデマである。 ただ、現地の運営会社がコロコロ変わって遊べなくなったり分裂したりするトラブルは東南アジアや中国などでは日常茶飯事なので、この辺の話が誤って伝わってしまったのかもしれない。 ガンホーとも重力とも無関係な会社が勝手にサービスを展開している というカオスな事態も起こっていた模様。 そのおかげか新職業も開発中である事が発表された(単純に5次職では無さそうだが)。色々言われつつもまだまだ安泰らしい。 運営元の管理の問題 自動で動作する不正ツールBOT(Battle Only Tool。)をほとんど対処せずに放置。 どれぐらい放置かというと、とあるMAPで自動テレポ(*39)のエフェクトが賑わうほど酷かった(2002年を皮切りに2004年辺りは急増)。 再三のユーザーの通報にもかかわらず、ようやく動き出したのは2006年頃。5年近くも放置していたのは怠慢以外の何物でもない。 酷い例で、大勢のBOTをある有志が特定MAPに隔離した際に、運営元のガンホーは何故か BOTに救済処置 。有志プレイヤーには何故か 注意勧告 。BOTが再び狩場に戻り、多くの正規ユーザーから顰蹙を買った。 ただし、その「有志」によるBOTを隔離するための方法が、ゲームの不具合の利用であり、一般のプレイヤーにも迷惑を及ぼしたため、注意勧告自体は妥当とする見方もある。とは言えBOTを救済する必要は欠片も無いはずだが。 問題運営の象徴とも言えるのが2006年に起きた 「GMが不正アクセス禁止法違反で逮捕」 である。 不正プレイヤーを取り締まるべきGMが自ら不正行為でzeny(*40)を増やし、それをRMT(*41)にて売却していた。ガンホー側の主張によると、GMがこれで得た利益は何と約5,800万円。最終的にガンホー側は不正GMに対して7,000万円を超える損害賠償請求を起こしたが、認められたのは330万円。ある意味で、不正GMのやったもん勝ちという後味悪い結果に終わった。 正式サービス開始8周年を記念したガンホースタッフによる座談会にて、これらの「事件」について触れられている。それによると、BOTの処分が当時は様々な理由から難航してすぐには対処できなかったこと、有志によるBOT隔離によって迷惑を被った一般プレイヤーから苦情の投稿が来ていたためまずそれに対応したのであり、「ガンホーはBOTを容認してプレイヤーを取り締まった」というのは「誤解」である……としている。 尤も、不正アクセス禁止法違反の件に関してはスルー。さすがに洒落にならないネタだったか。 そんなGMの不正事件も忘れられかけた2024年…まさかのゼニー無限増殖事件が再び起こってしまった。 その額なんと推定12T=12兆というぶっちぎりの史上最高額(*42)。しかもガンホーは兆単位に及ぶ通常ありえない超々高額取引が複数回行われていた事を3週間以上察知できていなかった。本来なら運営会社がその日の内に緊急声明を出さなければマズイほどの重大事案だが、緊急メンテから数日が経ってもガンホーからの詳細な説明は行われていない。 具体的にどれくらい市場へ流れてしまったのか等は公表されていないが、発覚から約1ヶ月後に「Dupeマネーの大半は使われておらずほとんどを回収できた」と報告された。かつてのような最悪の事態は避けられたらしい。 しかし犯人がその気になれば3週間の内に市場の高額アイテムを1つ残らず買い占めてゲームに壊滅的打撃を与える事すら可能な状況だった。今回は運が良かったと言えるかもしれない。 事件は日本だけに留まらなかった。韓国サーバーでは日本サーバーより先に多額のDupeが行われていた可能性が持ち上がっている。Gravityいわく「調査およびアカウント停止を進めている最中」との事。仮に本家が先だったならガンホーより無能である。 台湾やタイなど世界各国のサービスでも同じ手法によるDupeが発覚。かなりの大騒動になってしまった。他国でも日本同様の回収措置やアカウントBANが行われてひとまず落ち着いたようだが。(*43) 他数々の怠慢な態度 βテストから正式サービス移行時、キャラの所有するアイテムが全てなくなる時に「 ごめんなさい! 」と誠意の感じられない告知。当時の流行語にもなった。 余りのBOTの数に、ガンホーがようやく重い腰を上げてBAN(アカウントを削除すること)処置を施した…と思ったら 何の罪もない一般プレイヤーまでBANする始末。しかも公式サイトにてキャラクター名を実名公表 (*44)。 ゲーム内のBGMのサントラが発売…と思ったら元々クライアントに内蔵されているmp3ファイルをCDに焼き直しただけ。 これを反省してか、後のサントラはリマスタリングしており、アレンジCDを出すなどしている。 ブラックスミスという職業の「精錬スキル」が、実装から 8年 経った頃に無駄スキルということが発覚。元々は精錬成功率を上げるはずだったのだが、実際は上がっていなかった。今更感が強い話題だったが、貴重なスキルポイントが無駄になることもあってか、希望者にスキルリセット期間を設けた。 プレイヤー側からすると「精錬スキル」での精錬確率上昇は長年のデータ蓄積からも「確実に効果があった」と言われ続けたものであり、同時期にスペシャルアイテム(上記の1個1,000円の精錬アイテム)の販売が開始されたことも相まって「課金を誘導させるためにスキル効果を無くしたのでは?」と言われている。 ブラックスミスの転生職であるホワイトスミスのスキル「武器精錬」には、武器研究と同等の精錬成功率補正があり、武器に関してはスペシャルアイテム実装前と変わっていないという意見もある。 しかし精錬を最も必要とする課金防具が増えた現在、防具への精錬成功率補正を得るためには課金するしかなくなっているのは露骨な課金誘導への布石だったのでは?と言わざるを得ない。 2011年の8月29日より三次職のスキルバランスを調整するテストが開始されたものの、バグやダメージ計算のミスだらけであり同年9月6日にテストが中断されてしまった。運営は「不具合の解消等、テスト環境が整い次第、本テストを再開させる予定です」と発表しているが、年が明けた2012年になってもまったくテストに関する音沙汰がない。テスト事態が頓挫してしまったのではないか?と一部のプレイヤーの間でまことしやかに囁かれている。 中断から経つ事1年余り、2012年9月28日に再び調整テストが再開された。 テストは無事終了したもののその後音沙汰がなく、実装は来年になるのでは……という声も出ていたが、2012年11月22日に「来週のメンテでの大規模バランスアップデート実装」を発表した。 大規模と銘打っているように、単なるスキル調整に留まらない事実上の2度目のR化(通称・RR)であり、ゲームバランスが再び大激変することになる。 2013年4月30日の定期メンテで、「ギロチンクロスの主力スキルの威力が大幅に下方修正される」「複数の人気狩場マップでテレポの使用禁止」というプレイに大きな影響を与える修正が、予告無しに突然行われた。翌日、「獲得経験値効率を是正するための各種調整について」という運営の公式見解が発表されたが、 ギロチンクロスだけではなく他の三次職の強力スキルや人気狩場マップも次々と効率が出ないように下方修正していく(しかも修正後も運営の想定以上の高効率が出るようなら、一度修正したスキルやマップでも再度の修正をすると明言) という「事実上の3度目のR化」とも言える内容で、プレイヤーは阿鼻叫喚となっている。 この修正の前日にTOKYO DOME CITY HALLにて「ラグナロクオンライン ファン感謝祭2013」が開催されており、そこでこの大修正に関して一切を黙っていた運営の態度にも疑問の声が上がっている。 公式の返答で「モンスターの配置変更や経験値の調整等で是正を試みましたが、大きな効果が出ておりません」としているが、想定以上の高効率が出てしまうと今回槍玉にあげられたマップにはそもそも大して調整が入っていないという事実があり、上記のことも含め運営への不信感が急激に強まっている。 パーティを組んだ際に発生する経験値補正の変更や、該当マップのモンスターの経験値や数の下方修正、上記の主力スキルの威力を元に戻す代わりに別のスキル(*45)の下方修正を行うなどの調整を段階的に行い、2013年9月10日をもって調整は終了した。 結果的に他職のスキルの弱体化は免れたものの進捗状況などを知らせるアナウンスもほとんどなく、4か月以上にわたる長期間ユーザーに不安を与え続け、さらにゲーム内市場を停滞させ続けた(*46)うえに調整の内容もすぐに行える範疇のものだったことから、ユーザーの不信感は払拭されていない。 ……と、こんなものは極一部であり、度重なる不祥事にユーザーが ゲーム内で抗議運動をするという前代未聞の事態に陥った 。またROの接続人数は2013年から2014年にかけて40%以上も急落し、事態終息後も離れたユーザーが戻る事はなかった。 この一連の件については20周年インタビューでも触れられている。これをきっかけに原則として下方修正は行わない方針に変わったらしい。 2013年現在、サーバーにもよるが、特定の狩場では残念ながらそれなりにBOTが目につくようになってきている。かつての業者が機械的に放っていた時代と違い、今は大半が資産を増やす目的で放っている個人による運用と思われるため、詳細は省くが様々な細かい手段によってBOT認定から巧みに逃れている模様。かつてのBOT全盛時代に比べるとまだずっとマシではあるとはいえ、運営の奮起を期待したいところ。 2014年以降はシステム的にBOT狩りが難しくなり、狩りBOTはほとんどあるいは全く見られない状態になっている。金策の中心がメモリアルダンジョンに移った事と、容易にBOTを放てるような低難易度のフィールドMAPでは小銭しか稼げなくなった事が主な理由だろう。 されどもBOTが完全に消える事はない。高レベル向けの納品クエスト実装で特定の収集品が暴騰した時なんかはBOTが再び大量発生していたし、その対策に狩場のモンスターが減らされたり一時絶滅したり…と、2023年の今に至るまでエンドレスにイタチごっこが続いている。 近年はBOTが現れた狩場そのものを潰すジェノサイドを繰り返していてこれなら何もやらない方がマシとか言われる有様。 まずこの狩場を清潔にする!! 簡単にBOTを全滅させられるのは確かだがプレイヤーも全滅してしまっては話にならない。「BOTを通報しても狩場が潰されるだけでプレイヤーには何のメリットもないので見て見ぬフリをすべき」という最悪の空気になりつつある。 よほど批判が殺到したのか「イベント期間中限定」という名目ではあるもののBOT対策で潰された全ての狩場が現在は元に戻っている。今後の展開が気になるところ。 狩りBOTは上記のように衰退したが実態はBOTが地下へ潜ったに過ぎず、中でも高額な報酬を貰えるストーリークエストをこなしてはキャラ削除を繰り返す通称「テラグロマラソンBOT」はとんでもないインフレを引き起こしてしまった。この手法は2019年11月から2023年2月まで可能だったのだが、BOT1体あたり1時間に500~600万zeny(報酬アイテムのNPC売り価格換算)を産出していたと見積もられている。これを何年も放置した運営には批判が強い。 そして、この問題への運営の最終的な対応は BOTに周回されていたクエストの報酬を全部削除する という、敗北宣言に等しいものとなった。一応3年以上ずっと放置していた訳ではなく取り締まりは行われていたらしいが、狩りBOTのように単純なBOTではない事から相当難航していた模様。 BOT対策と報酬削除は無関係なのでは?という考察もある。このテラグロマラソンの最大の特徴はトライアルアカウントでも可能だった事、つまりタダゲーが出来た事だからだ。BOTであろうと手動であろうと運営的に看過できない事態だった事は想像に難くない。 そもそもマラソン金策が生まれた原因自体が日本独自仕様(クエストボス削除)なので弁護の余地がない。韓国版は作ったばかりのキャラではクリア出来ない程度に難しいため、マラソン金策も当然不可能である。重力からしてみれば勝手に何やってんだって感じだろう。 ノーマナー 最初に断っておくが、この言葉は他のネットゲーム等では通用しないもので、RO独自の言葉である。意味は察するように「マナーのない行為」、簡単にいえば迷惑行為全般にあたる。 このゲームでは最初に攻撃を加えて自分へターゲットを向けることを「タゲ取り」という(もちろん、それは能動的に攻撃をしかけない「非アクティブモンスター」に限る(*47)が)。 この間、PTキャラでない限り他のプレイヤーが攻撃をするのはご法度行為にあたる。これを「 横殴り 」という。 タゲ取りされた普通のノンアクティブモンスターは標的を変える事が無いため、横殴り側はノーリスク(回復薬などの消費なし)で経験値を得られ、その分タゲ取りしたキャラの貰える経験値が減ると言うのがノーマナーとされる主な理由。 アクティブモンスターに関しても同様で自分だけ安全に攻撃したり、意図的に行動を阻害させたりすることが可能なので邪魔となる。 またドロップの優先権もダメージの割合に応じて変わるため、横殴りである程度ダメージを出されると中々拾えなくなり快適なプレイが出来なくなる。 ROではこの横殴りに対する反発が強く、場合にもよるが横殴りしてしまうとエモやチャットで一言謝るのが礼儀。ただし、いちいち悠長なことをしていられない忙しい狩場などでは(明確な嫌がらせでなければ)相互に理解があることも多い。 他のネトゲでは多少の横殴りなど当たり前であり、これを他のネットゲームで強要するROプレイヤーが存在しているのが問題となっている。 とはいえ、意図的に妨害行為をやっていれば当然「いやがらせ行為」として通報対象になるのが基本的な運営なので、本質的にはおかしな話ではない。 余談だが、『ファイナルファンタジーXI』ではボスモンスターが半年先まで予約済み、『メイプルストーリー』では「他人が狩っている場所で(たとえ別のであろうと)モンスターを狩ったら謝らないといけない」なんてものもあり(つまり「1MAP分のモンスターは全て俺の物」が罷り通る)、横殴りなんて目ではないローカルルールのあるMMOも珍しくない。ROでも他MMOでも郷に入っては郷に従えという考えが大切である。 ちなみにROのボスモンスターにおいては昔から横殴りなど言われることがなく、基本はMVP取ったもの 先にドロップを拾ったもの勝ちである。 ただし大昔にはMVPと1vs1で戦うプレイヤーを見守るのが暗黙の了解になっていた時代もある。これはアニメ版ROでも再現されていた(MVP討伐成功と共にギャラリーが「おめでとう…!」と拍手しながら現れるネタ)