約 2,096,583 件
https://w.atwiki.jp/figbr/pages/142.html
問・ストーリー ◆ACT//GA03c オモチャの幸せは、持ち主に遊んでもらえること。 それが、明るく責任感が強く時には頑固で、だけどやっぱり頼れるみんなのヒーロー「トイ・ストーリーのウッディ」の信念だ。 オモチャを大事にしない少年に捕まった時も、飛行場での大ピンチの時も、保育園からの脱出の時だって。 どんな時もウッディが諦めないのは、同じオモチャの仲間達みんなと一緒に、持ち主のアンディのところへ帰ろうとするためだ。 ウッディにとってのアンディはただの持ち主じゃない、言葉を交わさなくても通じ合う絆を互いに結んだ、掛け替えのない友達だからだ。 だからウッディは諦めない。だからウッディは立ち向かう。だからウッディは手を差し伸べる。だからウッディは―― 「……それはトイ・ストーリーのウッディだ。じゃ、俺はなんだ? 俺の持ち主は、俺で何して遊ぼうってんだ?」 綿の代わりに特殊樹脂とメカニックを全身に詰め込んだ「アクションフィギュアのウッディ」は、 何度繰り返したか分からない独り言をまた呟いて、膝を抱えたまま溜め息を付いた。 あれから……エウクランテの武装、プレステイルが動かなくなって、茫然自失のままゴミ捨て場のブロックの影に隠れてから随分経った。 目の前には相も変わらず、全高15センチのウッディにとっては文字通り山のようにそびえる幾重にも積み重なったゴミ袋。 こうしてゴミに紛れていると、まるで自分が本当にガラクタになってしまったみたいで気が滅入る。 映画のウッディは、本当にゴミの中に埋もれても諦めなかったのに。 そうだ。映画のウッディは自分がオモチャであることに誇りを持っていた。 人間に遊ばれ、人間を楽しませることを心の底から喜んでいた。 人間のために生き、人間のために尽くすのがオモチャの使命。そう固く信じて、決して疑わなかった。 「もしも俺の持ち主がエウクランテみたいな子を酷い目に会わせたがってるのなら、その通りにするのがオモチャの使命だってのか……?」 フィギュアのウッディには、それが未だに分からない。 映画での出来事は、まるで自分自身が体験したかのようにはっきりと思い出せるのに、オモチャの誇りが実感できない。 ほんの少し前まで、武装神姫の少女エウクランテと話していた時までは自分自身でも疑っていなかったオモチャとしての自分。 そのアイデンティティをあのロボットのオモチャ、天のゼオライマーは粉々にしてしまった。それも、エウクランテの命ごと。 命を懸けてウッディを助けたエウクランテの死を、自分をここまで運んだプレステイルの機能停止を通じて実感したあの時の気持ちが忘れられない。 「こんな時、みんなならどうするんだろうなぁ……」 ウッディは映画での相棒バズ・ライトイヤーを、ジェシーやブルズアイを、スリンキーやミスターポテトヘッド、ハムやレックスのことを思い浮かべた。 せめてあのオモチャ箱の仲間達が一緒なら、ウッディはゼオライマーの見せたあんな画像なんかに惑わされずに、ヒーローらしくいられるのに。 誰でもいい。ウッディのことを知っている誰かに、あんなの間違いだ、本当のウッディはヒーローなんだと、背中を押してもらえたら……。 「……ん?」 そう考えていたウッディは、ふと目の前のゴミ袋の隙間に、何か見覚えのある水色のものが挟まっているのに気が付いた。 なんだろうと首を傾げ、試しに引っ張ってみる。 それは筒型をふたつ並べて繋げたような形で、小さな足が二つ生え、筒の太い方は目になっていた。 一言で言えば、双眼鏡をキャラクターにしたようなオモチャ。それに気付いたウッディの表情から、沈痛の色が瞬く間に抜け落ちていった。 「……レニー!!!」 アンディのオモチャのひとつ、双眼鏡のレニーじゃないか! ゼンマイ駆動のよちよち歩きで、めったに口を利かないけれど、その双眼鏡としての機能でウッディやバズを影から支えた名脇役だ。 トイ・ストーリー3では既に他の家にもらわれていったのか登場しなかったが、まさかこういう形で再会することになるなんて。 ウッディは感激のあまりレニーを抱き上げ、頬ずりし、そのまま三回転ほどしてからコンクリートの地面に下ろし、話しかけた。 「久しぶりだなレニー! いやフィギュアの俺達が久しぶりっていうのもおかしいか。なんだろ、初めましてぶりだなレニー?」 自分でもつまらない言い回しと思ったが、案の定というかレニーはピクリとも反応しない。 相変わらず台詞の少ない奴だなとウッディは感心した。 「どうだい、再会を祝して久々にスタッフミーティングでもやるか? なに二人きりじゃ盛り上がらない? まあそう言うなって。 えーと本日の議題は、単3電池の管理方法について……ってお前はゼンマイだし今の俺もバッテリー駆動か。じゃあ次は……」 ウッディは大げさな身振り手振りで、演説するかのように声を張りながら、ちらりとレニーを見た。 レニーは微動だにしない。ウッディはやれやれと肩をすくめて水色のボディを抱き上げた。 「おいおい、いくら何でもそこまで無愛想なやつだったかレニー? 人に話しかけられたときは……」 それまで舞い上がっていたウッディは、そこでようやく不審に思った。 試しに揺さぶってみる。動かない。 軽く手のひらで叩いてみる。反応がない。 すぐそばで声を出してみる。何も返ってこない。 そんなことをしばらく繰り返し、何度も名前を呼び、嫌な予感が確信に代わって、そこでようやく。 そこでようやく、ウッディは茫然自失の表情でレニーを抱えたまま尻餅を付いた。 「……AIが、入っていないのか」 この「双眼鏡レニー」は、このゴミ捨て場に落ちてくる時にウッディ自身が知らずに放り出していた、ただの付属パーツだった。 それに当たり前のように話しかけてしまったのは、ウッディが「トイ・ストーリー」のフィギュアだったからに他ならない。 無意識のうちに、オモチャはみんな生きているものだと思い込んでしまって……武装神姫の技術が組み込まれた自分達が特別なのだと、気付けなかった。 「俺は心を組み込まれたオモチャで、お前はただのオモチャ。トイ・ストーリーみたいには、いかないんだな……」 物言わぬ双眼鏡レニーを抱えたまま、ウッディは項垂れた。 なんでよりにもよって、オモチャのオモチャなんて作ったんだ。もしも人間のオモチャなら、こんなことで悩まずに済んだのに……。 と。 「――何をひとりでブツブツ言っているのか知りませんが。ひとつお尋ねしてもいいですか」 自分の世界に沈み切っていたウッディの耳に、聞き慣れない少女の声が聞こえた。 「えっ?」 とっさに声のする方へと振り返る。 ただ運の悪いことに、ちょうど両手で抱えていたレニーを覗き込むような形のまま、だ。 その結果。 「………………????」 双眼鏡越しのウッディの視界を、ふたつの巨大な何かが埋め尽くした。 あまりにも拡大されすぎていて何を見ているのか分からなかったウッディは、恐る恐るレニーから顔を離した。 視界をそっとゆっくり上げる。顔を真っ赤に染めて自分を見下ろしているのは、帽子を被った銀髪の少女フィギュアだ。 そして双眼鏡レニーの視線は、その顔よりも幾分下を向いていて、つまりウッディがさっきまで除いていたのは。 「……ど、こ、を……!」 肩をわなわなと震わせる少女の声が、事態を悟ったウッディよりも先に響く。 「あ、いや、違う、これは誤解、誤解だって!」 ウッディの言葉はまるで届いていない。憤怒の表情の少女の手に、巨大な銃が出現する。 その先が真っ直ぐウッディの方へ向き、指が迷いのない動きで引き金に掛かって、 「どこを見てるんですかあなたはぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 「違うんだァァァァァァァァァァァ!!」 乱射される弾丸がそこら中のゴミ袋に無数の穴を開け、ウッディは平謝りに謝りながら逃げ惑った。 ▼ ▼ ▼ 「……言い分は分かりました」 数刻の後。 ウッディは思いつく限りの謝罪の方法を試し、辛うじて彼女(アリサというらしい)の気を鎮めることに成功した。 「それにしても、あなたみたいなフィギュアがいるなんて……不潔です」 「だから違うんだよ……俺はそんなフィギュアじゃ……」 「正直ドン引きです」 「……………………はぁ」 ただし誤解は全く解けておらず、辛辣なアリサの言葉はただでさえ自分の存在に揺れていたウッディの心に容赦なく突き刺さっていた。 なんとか身の潔白を証明しようとするウッディにこれ以上の問答は時間の無駄とばかりに背を向け、アリサは問う。 「ただの質問に随分と時間を取られてしまいました。あなた、雪菜=シュネーラインという名前に心当たりは?」 「雪菜? 知らないな。女の子のフィギュアなのか?」 「……………………っ」 「なんで女の子って言っただけでそんな顔するんだよ!?」 「いかがわしいことを考えていそうだからに決まっているじゃないですか」 「だから誤解だって!」 もう完全に変態フィギュアだと思われてしまっている。これじゃまるでゼオライマーが見せた画像のままだ。 ああいう風にだけはなりたくないと思っていたのに、現実は残酷過ぎる。 「分かりました、もう結構です。私は先を急ぎますので」 「先? その雪菜って子に何かあるのか?」 「あいにくケダモノを案内する気はありません。くれぐれも付いてこないでくださいね!」 最後までツンドラのように冷たい言葉のまま、アリサはマンションの階段の方へ走っていってしまった。 取り残されたウッディは、ただ呆然とその背中を見送るしかなかった。 「……なあレニー、俺の役割ってこういうのか?」 双眼鏡に話しかけるが、当然返事はない。 ウッディはそのまましばらく突っ立ったままの姿勢でぼんやりしていたが、ふと我に返ると頭をぶんぶんと振った。 「やめだやめだ! そんなわけあるか! 誰かが困ってるかも知れないんなら、助けにいくのが『ウッディ』だ!」 着いて来られたらあのアリサって子はさぞかし嫌な顔をするだろうが、それでも彼女が困っているのなら何とかしたい。 雪菜というフィギュアを探しているのなら手伝ってやろう。もし危ない目にあっているなら助けてやろう。 ウッディならそうする。そうするのがウッディだ。ウッディならそうしなきゃいけないはずだ。 だって映画の中のウッディは、決して仲間を見捨てない。 だから仲間を見捨てなければ、映画の中のウッディになれるかもしれない。 本当に彼女を助けたいのか、それとも彼女を助けることで自分を証明したいのか。 自分でも何が何だか分からなくなりながら、ウッディはレニーを拾い上げ、慌てて走り出した。 【深夜/エリアL(マンション昇降口そば)】 【ウッディ@リボルテック】 【電力残量:85%】 【装備:双眼鏡レニー】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(マイク)、ヂェリカン@武装神姫×4、プレステイル@武装神姫、拡張パーツ×1(確認済み)】 【状態:全身に大小の傷。熱によって各部変形】 【思考・行動】 基本方針:映画のウッディのようになりたい。 1:アリサの力になりたい 2:あわよくば誤解も解きたい ▼ ▼ ▼ (まったく、とんだ時間の無駄遣いでした!) アリサは憤慨しながら、階段を一段ずつ跳躍して登っていった。 一刻を争うかもしれない時に、よりにもよってあんなフィギュアに出会うとは。 確かにアリサの服装は相当際どいし、このスケールのフィギュアにしてはかなり胸は大きいが、それでも不愉快なものは不愉快だ。 あんなフィギュアのことはさっさと忘れてしまおうと、無理やりに思考を切り替えていく。 (雪菜……あの双子座のサガが洗脳したという少女。いったい何のフィギュアなのでしょうか) 移動中にネットツールで検索してみたのだが、どうも雪菜=シュネーラインとはフィギュア素体の名前らしく、いまいち要領を得ない。 少なくともアーマーガールズプロジェクトに分類される、MS少女と呼ばれる存在ではあるらしいのだが。 一方、双子座のサガの情報はすぐに手に入った。なるほど、『双子座』と呼ばれるだけのことはある。 善と悪、二人のサガがあの体の中に同居していて、悪のサガが雪菜を洗脳したということか。 (まだ信用したわけじゃありません。もしかしたら、悪の心のままで私を騙していたのかもしれない。それでも……) アリサは階段を登りながら唇を噛み締めた。 (……私の前で誰かが死ぬなんて、もうごめんです。あんな思いは、もう二度としたくない……!) 目の前で両親を失ったのも、錯乱して同じ部隊のリンドウを撃とうとしたのも、自分ではなく「本物のアリサ・アミエーラ」だ。 それでも、自分のそばで犠牲を出すなんて真っ平だった。 雪菜も、マンションにいるというフィギュア達も、死なせてたまるものか。 アリサは神機のグリップを強く強く握り込んだ。 神を喰らうもの(ゴッドイーター)は、人を喰らうものを討つためにいる。 人を討つためにいるのではないのだから。 【深夜/エリアL(マンション1階・階段部)】 【アリサ・イリーニチナ・アミエーラ@D-Arts】 【電力残量:65%】 【装備:神機銃形態】 【所持品:クレイドル、神機、拡張パーツ×2(未確認)】 【状態:損傷軽微】 【思考・行動】 基本方針:マンションの3階に向かう。 1:サガの伝言をマンション組に伝える。 2:サガのことはまだ信じ切れない。 3:ウッディのことは忘れたい。 前:INSIDE IDENTITY 投下順に読む 次:三匹が斬る 前:Install×Soldier Dream 時系列順に読む 次:ふたりの『兜甲児』 前:プロジェクト ウッディ 次: 前:Install×Soldier Dream アリサ・イリーニチナ・アミエーラ 次: ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/untan/pages/27.html
PMフィギュア ・平沢唯/中野梓 2010年6月発売予定 ゲーム用プライズ。
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/3793.html
全てのフィギュアはこちら
https://w.atwiki.jp/vipdeatlantica/pages/38.html
No ギルド名 ギルマス LV 人数 支配村 4 helloworK おっおっおっ 63 24/40 コロンボ 48 職安 ヤクソン 44 24/40 漢陽 89 自分へのご褒美 シャイナー 53 33/40 ヤンゴン 106 ROYALvipTEA 加藤 66 28/40 パリ 193 邪気眼 レミュ 58 28/40 サンクトペテルブルク 342 総合自宅警備保障 だがそれがいい 49 14/40 カトマンズ ※現在ギルドダンジョン調整の為、仮ギルマス適用中。上記が本来のギルドマスター。 ギルド 平均Lv 備考 ハロワ 高 廃古参5~6人が常駐 職安 中 gdgdの代名詞 ご褒美 中 ようやく新ギルマスでのまともな運用開始 vip茶 低 新規いっぱい 邪気眼 高 ソロ多め 総自警 95↑ ギルダン用 国家:超暗黒大帝国VIP 参加ギルド helloworK 職安 ROYALvipTEA 自分へのご褒美 邪気眼 総自警 更新2009/1/10
https://w.atwiki.jp/viplunatiawiki/pages/80.html
VIP野菜村 VIP野菜村は、「全体最適」「利益重視」の意識改革により、生産革新や開発革新をはじめとした大きな成果を上げるなか、2008年から推進するルナティアにおいては、高収益体質を維持しながら、さらに革新をつづけることで「健全なる拡大」を図っています。 20以上の奴は順次童貞に移籍しろボケカスナス 名前 プレイスタイル コメント ぬーこ からけや ざんげ たましゃぶろう ●愛我葉子 ●アパレル関係 ●トマト伯爵 ●おちあ ●ハタ子 ●炭素 希代 ●スーザン ●中曽根元首相 うぃっち Azazel バビール 九十 マリーニャ ●8時42分 ●nibit えうえう 苺ましまろ 春キャベツ ヒュッケ barorinu 飴玉 ふとん わいるでぃ まじかるゆかりん マルフォイ 名前 にゃあ ぱっつん とるしゃん 誠姫 ボムキング AOTW 候爵 御手洗直行 ●nika わさビーフ ●AK47 おにんしょ ファリラ 幼女 ●白濁色な液体 ●やる美 たましゃぶろう あそこがかゆい 回復お断り 持ってけおぱんつ うぉっまぶしっ おっき わんわんお 派遣村村民 単芝 パイズリクイーン 変態スネーク 相互柳沢作用 ハロワ戦士 カリスマニー ●12才 バイブユニッシュ これで勝つる おにんしょ コメント欄付けといたから編集デキネって奴はここに書いとけば誰かがのっけてくれるぜ -- 名無しさん (2009-01-21 20 40 32) たましゃぶろう二人もいらんだろwww -- 名無しさん (2009-01-23 10 05 41) a -- a (2009-01-23 17 07 03) 童貞から蹴られたVIPPANとあぶれ組の収容所 -- 名無しさん (2009-01-23 21 10 41) たましゃぶろうとおにんしょはドッペル自重 -- 名無しさん (2009-01-26 09 54 43) トマト伯爵、おちあ、炭素、スーザン、nika、ファリラ、白濁色な液体、やる美はLv30超え確認 -- 名無しさん (2009-01-26 10 33 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/figyua/pages/15.html
海賊版があるのはゲームやCD・DVDだけじゃないんです・・・ フィギュアにもあるんです。注意しましょう! PCのウイルス対策はこちら→トレンドマイクロ シマンテックストア ワンホビニュースウォッチ #38(実物を用いて海賊版フィギュアについて解説) 中国のオタク達~メイドにコスプレ、ハルヒフィギュアに海賊版 http //www.nicovideo.jp/watch/sm968782 メーカー別 ALTER 黒セイバー もきゅもきゅVer. 箱の正面の色が黒でなく白 ホログラムシールが貼ってない スカートとストッキングが灰色 目の塗装がおかしい ハンバーガーの形状と塗装が違う 髪の毛の成形が乱雑 紙袋の側面に「紙」マークが無い セイバー 水着Ver. 目の塗装が違う 髪の形状が違う ウエストが一回り細くなっている。そのため、腕とおなかの間に不自然なスキマがある。 詳しい写真は以下で。 http //www.alter-web.jp/contact/info/index.html eb craft セイバー http //www.enterbrain.co.jp/hobby/ebcraft/caution.html MAX FACTORY 霞 髪の房が2つに分かれていない 台座の裏に突起が無い ※最新の海賊版は、髪の房が2つ別れているものもあるとの情報あり。 詳しい写真は以下で。 http //www.akibablog.net/archives/2006/06/etcpirate_editi.html http //www.akibablog.net/archives/2007/07/maxfactory-kasumi-070705.html セイバー/Zero GOOD SMILE COMPANY セイバー・リリィ ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~ ブラック★ロックシューター 海賊版が確認されているねんどろいどリスト 各リストをクリックすると解説ページへ飛びます。 ねんどろいど桜ミク ねんどろいど L ねんどろいど 朝比奈みくる ねんどろいど 初音ミク ねんどろいど 泉こなた コンプティークVer. ねんどろいど アル・アジフ ねんどろいど 雪ミク ねんどろいど セイバー・リリィ ねんどろいどぷち らき☆すた シーズン1 ねんどろいどぷち B★RSセット ねんどろいどぷち ボーカロイド #01 オークション Yahoo!をはじめとしたネットオークションには海賊版が多数出品されています。実物を見られない分だけ、十分に注意する必要があります。 以下のような出品は海賊版の可能性が非常に高いと考えられます。入札する場合には事前に出品者に確認しましょう。 海外からの出品 送料が異常に高い(2,000円~) 日本語が不自由 「日本人対応」を強調している 出品者のアカウント名がどうみてもチャイナ 商品の写真を趣味の悪い枠で囲っている 商品タイトルに「Q版」と入っている
https://w.atwiki.jp/telespo2013/pages/156.html
フジテレビ系列 世界フィギュアスケート選手権2013 放送リスト男子ショートプログラム 女子ショートプログラム 男子フリープログラム 女子フリープログラム エキシビジョン 放送リスト 男子ショートプログラム 3/14(木) 19 00~20 54 A枠30秒 - スピードラーニング B枠60秒 - SUZUKI、キリンビール、ソフトバンクモバイル、BOAT RACE振興会 30秒 - 第一三共ヘルスケア、ロッテ、コーセー、ブリヂストン C枠60秒 - サントリー、トヨタマーケティングジャパン、NTTドコモ、東京海上日動、東洋水産、住友生命 女子ショートプログラム 3/15(金) 19 00~20 54 A枠30秒 - 新昭和 B枠60秒 - トヨタマーケティングジャパン、NTTドコモ、東京海上日動、東洋水産、住友生命、サントリー C枠1 30" - キリンビール(60秒扱い) 60秒 - ソフトバンクモバイル、BOAT RACE振興会、SUZUKI 30秒 - ロッテ、コーセー、ブリヂストン、第一三共ヘルスケア 男子フリープログラム 3/16(土) 19 00~21 24 A枠30秒 - mu-mo B枠60秒 - NTTドコモ、東京海上日動、東洋水産、住友生命、サントリー、トヨタマーケティングジャパン C枠60秒 - ソフトバンクモバイル、BOAT RACE振興会、SUZUKI 30秒 - ロッテ、コーセー、ブリヂストン、第一三共ヘルスケア、日清製粉グループ 女子フリープログラム 3/17(日) 19 00~21 30 ※「FNNレインボー発・あすの天気」を内包 A枠(ローカル) B枠60秒 - BOAT RACE振興会、SUZUKI、キリンビール、ソフトバンクモバイル 30秒 - ロッテ、コーセー、ブリヂストン、第一三共ヘルスケア、日清製粉グループ C枠60秒 - 東京海上日動、東洋水産、住友生命、サントリー、トヨタマーケティングジャパン、NTTドコモ エキシビジョン 3/18(月) 19 00~20 54 A枠30秒 - JRA、ポラス、東京新聞 B枠30秒 - P G、エイベックス、ロート製薬、ジャパンゲートウェイ、新日本製薬、ユニ・チャーム、ソフトバンクモバイル、マンナンライフ、LION、UHA味覚糖、KDDI、(PT)ユニリーバ・ジャパン
https://w.atwiki.jp/wanisita/pages/985.html
問題 解答 補足 1960年に大ヒットした腕に抱きつくようにぶら下げて遊ぶビニール人形の名前は○○○ちゃん? ダッコ 1980年代にバンダイが発売して子供たちの間でブームになった『聖闘士星矢』のフィギュアは「聖闘士聖衣○○」? 大系 1980年代初期にグッズが大流行した「なめ猫」のフルネームは? 佐藤又吉 1989年にTVアニメ化もされたタミヤのミニ四駆を題材にした徳田ザウルスの漫画は『○○○○!四駆郎』? ダッシュ 2003年からバンダイが発売している『聖闘士星矢』のフィギュアシリーズは「聖闘士聖衣○○」? 神話 『ディメンション・ゼロ』『アクエリアンエイジ』などのトレーディングカードゲームを発売している会社は? ブロッコリー 「ねんどろいど」「figma」などのフィギュアシリーズで知られる2001年創業の玩具メーカーはグッド○○○○カンパニー? スマイル Eテレの番組『みいつけた!』のサボさんが劇中で使う携帯電話をセガトイズが玩具化したのは『○○○なサボフォン』? ナイス アーケードゲーム用のトレーディングカードを1枚ずつ保護するために使用する、透明のカバーのことを特に何という? スリーブ アメリカのマテル社が発売しているバービー人形の本名は「バーバラ・ミリセント・○○○○」? ロバーツ 大阪府門真市に本社がある精巧なガレージキットや食玩の制作で有名な会社は? 海洋堂 カードゲーム『遊☆戯☆王』で1回の勝敗がつくことを意味する言葉は? デュエル カードゲーム『遊☆戯☆王』で手持ちのカードを裏面の状態でフィールド上に出すことを何という? セット ガチャガチャやゲーム機などを通じてバンダイが発売している各種トレーディングカードのシリーズを特に何という? カードダス 原型師の竹谷隆之、安藤賢司が石ノ森章太郎のキャラクターをアレンジした、バンダイのフィギュアは「○.○.○.」? SIC コアと呼ばれる円柱を指で弾きモンスターを召喚して戦うバンダイのバトルホビーは『獣旋バトル○○○○○』? モンスーノ コレクションしているアイテムを交換することを一般に何という? トレード さまざまなカスタマイズも可能な胸部からビー玉を発射して戦うタカラトミーのバトルホビーは『クロスファイト○○○○○』? ビーダマン 食品サンプルをモチーフとした食玩「ぷちサンプル」シリーズで知られるおもちゃメーカーは? リーメント スケールスピード1260km/hが特徴の、タカラトミーのチョロQの最新シリーズは『チョロQ○○○○○』? マッハギア 戦記モノの大家として知られるイラストレーターで、タカラの『機甲界ガリアン』の模型などのボックスアートで知られるのは? 高荷義之 たかに よしゆき ディフォルメした二頭身のフィギュア『ねんどろいど』を発売するメーカーは「○○○スマイルカンパニー」? グッド トレーディングカードゲームで複数のカードを組み合わせて強力な相乗効果を起こすことを何という? コンボ バーコードのデータから作られたキャラクターを使って対戦するエポック社のおもちゃといえば『バーコード○○○○』? バトラー パチンコのキャラクターとしてもおなじみの、タカラトミーが発売しているパーティゲームは『黒ひげ○○○○』? 危機一発 バンダイのカードダス『バトルスピリッツ』専用の自販機が縦に2つ繋がっているものは「バトスピ○○○」? タワー 美少女キャラを1/3サイズで展開する『ハイブリッドアクティブフィギュア』を発売するのは「○○○インターナショナル」? アゾン プラモデルなどを塗装するときに空気圧で塗料を吹き付けて塗る道具といえば? エアブラシ 漫画『遊☆戯☆王』に登場するトレーディングカードを実際に商品化しているゲームメーカーは? コナミ モバゲーで遊べる「たまごっち」のゲームは『○○○○!たまごっち~な』? ホッコリ 山崎喜陽によって創業された月刊誌「鉄道模型趣味」を発行している出版社は○○出版社? 機芸 劉備ガンダム、孔明リ・ガズィなどのキャラクターでおなじみのバンダイのプラモデルは『○○戦士三国伝』? BB
https://w.atwiki.jp/kfsc/
京都大学フィギュアスケート部へようこそ
https://w.atwiki.jp/figbr/pages/44.html
歩兵と兵器を繋ぐ歯車 ◆S8pgx99zVs 刀を鳥に加へて鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。 聲ある者は幸福也、 叫ぶ者は幸福也、 泣得るものは幸福也、 今の所謂詩人は幸福也。 ――斉藤緑雨 『半文銭』 より X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X これからなにかが始まることを予感させる、緊張をはらんだ夜だった。 不穏な物音が響くわけでもなく、空に暗雲が立ち込めているわけでもなく、風もなければ雨が降っているということもない。 静かで、ひどく静か過ぎるからこそ不穏で、その夜はなにかを予感させていた。 浮かぶ月の姿だけが白い真っ黒な水面。わずかな波も立っていないそこに浮かび上がってくるなにかの姿がある。 突き出した片手が壁面を掴むともう片手が水面から出てきてまた壁を掴む。 繰り返すと男の姿がそこに現れた。 漆黒の、筋肉を浮かび上がらせたような戦闘スーツに身を包む男はそのまま壁を登りきると、コンクリートの床の上を静かに横切っていく。 そして鉄骨で組まれた建造物の陰に入り込むと、そこで身を屈め言葉を口にした―― ――「またせたな」、と。 X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X 「こちらスネーク。予定通りのポイントに到着した」 『さすがだな。ブランク(記憶に空白)があるとは思えん』 スネークと名乗る戦闘スーツの男の言葉に誰かが言葉を返す。しかし夜闇の中に彼以外の姿は見えない。 姿を隠しているのだろうか? いや、そうではなくこの声は通信によってスネークをサポートする彼の相棒、カズヒラー・ミラーのものだった。 彼は現在、彼らの拠点となるマザー・ベースより無線を通じてスネークに言葉を送っている……というのは実は正しくない。 実際は、そういう“設定”に基づきスネークの脳内で再生される副人格、サポートAIに過ぎない。 そう、彼は人間ではなかった。“オリジナル”ではなかった。彼は“人形(フィギュア)”だった。 「現在位置は【エリア:M】。小学校に敷設された学童用プール、そのプールサイド、収納棚の影にいる」 スネークは影の中から彼が身を寄せる棚を見上げる。金属の棒で組み上げられたその棚にいくつものビート板が重なって収められているのが見えた。 『では、ミッションを開始してくれ……と言いたいところだがスネーク』 カズヒラの声の中に疑念があることを察するとスネークは「わかっている」と呟いた。 「この“任務(ミッション)”が正規のものであるのか、あるいは不正規のものでしかないのか。それを気にしているんだろう?」 『ああ、俺達にはここに来る以前の記憶(メモリー)がない。そしてマスターによる承認もない。これは明らかに異常(イレギュラー)な状態だ』 「確かにお前の言いたいことはわかる。だが、俺達が所詮戦場の犬でしかない以上、できることは多くはない。それにだ――」 『それに?』 「俺達は“人形(フィギュア)”でしかない」 スネークは影の中で表情を見せず深く息を吐いた。そして、重く言葉を吐く。 「人形遊びは変わった。 古来、人がなにかを形作り、そこに人の姿を模してより人形はこの世界のあらゆる場所にあった」 『人形は時に象徴でありメタファーでもあった』 「そして、故にそれは人格を投影され、誰かにとっては友人であり、遊び相手でもあった。人は人形で、人形と遊んできた」 『……それは変わったと?』 「遥か昔の人間は石を削って人形を作った。あるいは土を焼いて、そして時が経れば人形は金属で、プラスチックで、樹脂で作られるようになった。 動かせることのなかった人形に間接が生まれ、デティールも時代を経るごとに細やかさを増していった」 『近代においては工業力の上昇や需要、アイデアにより人形は数多く量産されるようになった。俺達だって、その中の一体だ』 「ああ、そして人形遊びはある一点で大きくその様相を変えることになる」 「武装……神姫……」 武装神姫。それはこれまでの人形(フィギュア)と同じようでいて全く違うものであり、それ以降のフィギュアの有様を一変させたものであった。 「西暦2030年代、なんら一切の破滅(カタストロフィー)を迎えなかった人類はその有り余る技術をフィギュアに向けた」 『フィギュアにロボットと同じ動力がもたらされ自立可動が可能になった』 「そして、俺達人形に“心”を埋め込んだ」 『だから俺達は考えることができる。自らの意思で判断することができる……人間にとってのよい友人を演じることができる』 「だが、俺達にもたらされた自立性はそのためだけのものではなかった!」 『……俺達は戦うことができる。いや、戦わされる』 「それはコロッセオの奴隷と変わらない」 スネークの言葉に、うすら寒い沈黙が流れる。次に言葉を発したのはカズヒラの方だった。 『なるほど。このミッションもその一貫にすぎないというわけか』 「ああ、どのような状況であれ、俺達戦闘力を持たされたフィギュアの存在意義は戦うことにしかない。そういう風に生み出されている。 そして人間は争い競わせることを好む。誰だって自分のフィギュアが最強だと思いたい。そう願う」 『……とすると、これは“彼女(She)”の言い分通り、俺達の性能を測るコンベンションの可能性もあると?』 「酔狂な個人の主催でないとすればそれが一番可能性が高いだろうな。 複数の戦闘フィギュアをレギュレーションの緩い環境下で自由に戦わせる……そこで得られるデータはこれからの開発に大きく意味を持つはずだ」 『このミッションは俺達……いや、ある固体、もしくはフィギュア全体に対するテストであり、俺達は試験体(サンプル)にすぎない。 しかしだとすれば、スネーク。このミッションが終わった後、俺達はどうなる? 勝ち残ったとしてそこに未来はあるのか?』 「……わからん。実験が終われば破棄されるかもしれない。メモリをリセットして次の実験に借り出されるかもしれない」 『それじゃあ、戦うことに意味なんかないんじゃないのか?』 「俺達、戦争の犬が戦うことに元から意味なんかない。だが……、俺達に意思があるのなら、俺はただ自分に“忠”を尽くす」 『自分に……忠を、尽くす』 再び沈黙。その言葉は彼らにとってあまりにも大きな意味を持っていた。そして、そんな沈黙を吹き消すかのようにスネークはおどけるように言う。 「ロボット工学三原則の第三条にもある。ロボットは自己を守らなければならない、とな」 『ふっ、確かに。俺達には未来を悲観し自壊を試みる権利などは最初からなかった』 X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X その時、スネークの耳になにかの音が届いた。固いものを削るような、なにかが高速で回転しているとわかる甲高い音だった。 鉄の柱から顔だけを覗かせるとスネークはその音の正体を探る。 何者かはすぐに見つけることができた。プールサイドを走る“それ”を見て、スネークは呆然と呟く。 「……メタル……ギア?」 スネークの目に映ったのはまさしく金属の歯車のようなものだった。人形大ほどもあるそれが彼が目にしている前を滑るように進んでいる。 あまりにも奇妙な光景。しかし、その正体はすぐに判明した。 歯車――よく見れば巨大な車輪――がくるりと方向を変えれば、それがその巨大な車輪を片手に持った少女のフィギュアだとわかったからだ。 スネークは手元に拳銃を取り出すと、その少女に照準を合わせ、仔細に観察する。 まず目につくのは片手に持った巨大な車輪だが、その次に目についたのは彼女の足元だった。そして、音の正体も同時に判明する。 彼女の両足首から下もまた車輪になっていた。それを回転させることで彼女は床の上を走っているのだ。 あちらからは気づいていないのか、彼女はスネークとは反対の方へと通り過ぎてゆこうとする。 その背中には月光を反射して輝く蜂蜜色の軽くうねった髪が揺れていた。スネークはそこにある少女の姿を思い出す。甘い記憶ではなかった。 少女はそのまま進み、拳銃の射程距離外へと出てしまうとそのままスネークの前から姿を消した。 スネークは溜息をひとつ吐くと、物陰の中へと戻る。 「どうやら、俺と同じくこのミッションに参加させられた人形だったようだな。コロッセオの戦車を思い出させる出で立ちだったが」 『ああ、フィギュアの中ではメジャーな少女型だ。もしかすると武装神姫……いや、その場合だと飛行しているだろうから別のフィギュアか』 「どちらにせよ敵性の存在であることは変わりない」 『彼女を追うのか?』 カズヒラの言葉にスネークはゆるゆると首を振る。 「あれがどれだけのスピードを出せるかはわからんが、おそらく走って追いつくのは難しいだろう」 『もし全力疾走などをすれば、気配を晒し他の敵に見つかってしまう可能性も高い』 「ああ。それに相手の実力も未知数だ。あの巨大な車輪。盾として構えられればこちらの攻撃が通らない可能性も高い」 『確かに……、対物ライフルなんかが欲しくなるような分厚さだったな。……そういえばスネーク』 「わかってる」 短く言うとスネークは自分の所持している装備品の確認を始めた。まずその手に握られるのは先ほども構えていた拳銃だ。 『Mk.22 Mod.0――通称ハッシュパピーだな。 オーソドックスな自動拳銃だが、こちらで麻酔銃として改造してある。スネークとしても使い慣れたものだろう』 「ああ、この麻酔銃に助けられたことは一度や二度じゃない。それにサイレンサーもついている」 『改めて説明するが、それから発射される麻酔弾は相手にヒットすると麻酔プログラムを流し込み、一時的にスリープ状態にさせることができる。 だがここで問題なのはヒットさせる箇所だ。麻酔プログラムはコアに達しなければ効果を発揮しない。 頭部や胸部であれば即座に相手をスリープさせられるが、手足だとプログラムが進行するまでに時間がかかってしまう。注意してくれ』 「狙うなら、頭か胸か……だな」 『それとスリープ状態はささいな衝撃でも解除される。眠らせたからと言って油断しすぎるなよ』 「心得ているさ」 『最後に、その銃には強力なサイレンサーがついている。故に隠密用の武器として重宝するわけだが、その効果も無限ではない』 「ああ、サイレンサーは使えば使うほど劣化していく。何百発撃っても永遠に効果を発揮し続けるなんてのはありえない」 『目安としてはそうだな……、装弾数が8だから。24発。つまり3回リロードしたらサイレンサーの効果はなくなると考えてくれ』 「了解だ。これは慎重に使っていこう」 拳銃を仕舞うと、スネークは次にアサルトライフを取り出した。両手で構え適当なところに狙いをつけてその感触を確かめる。 『M16A1。米軍で正式採用されている小口径の突撃銃だな。こちらは主に陸軍で用いられていたバージョンだ。 後のバージョンと比べると劣る部分もあるが、突撃銃としてはかなり有能だ。 対人であれば十分な威力を発揮するし、弾丸が小さい分携行量も増え……いや、これは俺達の場合には関係ないか』 「そうだな。装備を任意の空間に用意しておけば後は転送するだけですむ。 今回はどの装備を持っていくかと頭を悩ませる必要もないし、弾丸の補充も容易だ」 『とはいえ転送には本体のバッテリーを消耗する。出来る限り控えるほうが望ましい。 でだ。M16A1は敵を排除するにあたって頼もしいパートナーになるだろう。おおよそ人間タイプのフィギュアならこれで黙らせることができるはずだ』 「コアに命中させれば一発。そうでなくとも5,6発も打ち込めば十分だろう。だが……」 『先ほどの車輪を持った少女のことか?』 「彼女でないにしろ防御用のパーツを持ったフィギュアは多くいるだろう。盾、鎧……ロボット型も参加してるとみたほうがいい」 『そう考えると、こういった常識の範疇に収まる兵器では厳しくもあるか……』 「だが、そういった連中をその常識の範疇に収まる兵器で倒してきたのが俺達でもある。やりようはあるさ」 不敵に笑うとスネークはアサルトライフルを収納し、次に一本のナイフのようなものを取り出す。 『特製のスタンロッドだな。高電圧の電流を流すことで相手のブレーカーを強制的に落とし再起動までの間、確実に無力化できる』 「ああ、俺達と同じフィギュアである以上、どんな相手でもこれは有効なはずだ」 『ただし、麻酔銃に比べると接近しなくてはならない分リスクを生じる。 それに使用する電流はこちらの本体から供給されるものだ。無闇に振り回せば先にこちらが電力不足で倒れかねない』 「確かにその点は気をつけておかないとな」 次にスネークが取り出したものは人形がすっぽりと入るような大きな“箱”だった。 『スネーク……それは』 「なんだ。見てわからないのか? ダンボール箱だ。もっとも、これはレプリカだから実際のダンボール用紙を使っているわけではないがな」 『いや、それはいいが……』 「なにか文句でもあるのか? これも立派な装備じゃないか。被れば身を隠し敵をやり過ごすことができる。 畳めば簡易の盾にだって使えるさ。さっきも話に出たが、これだって俺にとっては立派な身を守る防具になりえるんだ。 それになにより、被っていれば心が落ち着く。まるで生まれる前、母体の中にいた時のように……」 『ブリスターパックの中で新しいマスターを待つ時のように?』 「あれは嫌いだ。落ち着かない」 『…………そうか』 X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X 「ここまでは、元々俺に付属していたアイテムなわけだが……」 スネークの目の前には一枚の彼の身長とほぼ変わらない大きさの板が置かれている。参加者共通のパーツであるクレイドルだ。 『クレイドル。俺達のベッドだな。この上で横になれば無線充電によりじょじょに体内のバッテリーが回復していく。 だが、文字通りの寝床であるこの上では俺達は意識を失ってしまう。寝てしまうんだな。 その間は無防備になる。寝るならできるだけ敵に見つからない俺達にとっての避難所(ヘイブン)を見つけないといけないだろう』 「ああ、俺達にはそれが必要だ」 スネークは掌の上に新しいアイテムを転送する。今度は小さな箱だった。 『煙草を持ち込んだのかスネーク?』 「俺のものじゃない。どうやら向こうが気を利かせてくれたらしい。……どうせなら紙巻でなく葉巻だとよかったんだがな」 『銘柄は……ジタン・カポラル。スネークは知っているのか?』 「煙草好きの中じゃよく名の通った逸品だ。 一般的な紙巻と比べて太さがあり、フィルターも短い。なにより葉の味が濃く……つまり、おおよそ葉巻に近いってことだ。 そういう意味では俺にとっても悪くないものということなる」 『なるほど……だが、煙草は健康を害する恐れがある。吸いすぎには気をつけてくれよ』 「生きて帰れたらそれも考えるさ」 そして、最後のアイテムを前にスネークとカズヒラは唖然とすることとなった。 「これは……ミサイル?」 『ミサイルとしか言いようがないな……』 目の前にあるのはスネークの身長ほどもあるいかにもといった感じミサイルだった。 「大型N2ミサイル。これがこのミサイルの名前か」 『聞いたことがないな。おそらくはフィクションの中で登場したものがモチーフなんだろう』 「それをわざわざアイテム化したということは、それ相応の威力があると期待していいわけか? だとすれば強力な武器だが……」 『これには発射台も制御装置もついていない。つまり……』 「つまり、直接相手や目標に投げつけるか、自分で先端の信管をぶっ叩いて起爆させなくちゃいけないということだ」 『……なので、使用者自身が危険にさらされてしまう』 「どこかに発射台でもあればいいんだが……、それもあまり期待できない以上、特攻くらいにしか使い道がないかもしれん。お前の好きなカミカゼだ」 『いや、俺は別に自爆が好きなわけじゃない。確かにそれを試みたことはあるが……そうだ!』 「どうしたカズ? なにか名案でも?」 『ああ、距離が必要なら作ればいい。横に逃げるのが間に合いそうもないなら縦で考えればいい』 「まさか俺に飛べとでも?」 『いいや、その逆さ。このミサイルを高いところから下に向かって投げればいい。高ければ高いほど俺達の身は爆風より遠ざかることになる』 「なるほど……、そいつはいいアイデアだ。もっとも敵が真下にいることが条件となるが、条件が揃えばこれが一撃必殺の武器になるだろう」 『俺達がミサイルを投下する側に回るというのはやや複雑な気分だがな』 「…………まったくだ」 X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X 『それで、これからどう動く?』 スネークはアイテムを全て収納すると物陰の中で立ち上がり、もう一度顔を出して周囲に何者かがいないか確かめた。 「金メダルに興味はないが、途中で脱落しても構わないというほど悟ってもいない。全てのフィギュアを無力化し俺が最強の兵士であることを証明するだけだ」 『例えその先に未来が見えないとしてもか?』 「そうだとしても、俺はその時その時の任務に、そして自分に忠を尽くすことしかできない」 プールの水面は変わらず静かで、白い月だけがぽっかりとそこに浮かんでいる 『では、具体的な話に移ろう。まずはフィールド南西にある商店街へと向かってくれ。 ミサイルはあったが、スネークの装備が心もとないのは変わらない。できればそこでなんらかの使えるものを調達してほしい』 「了解だ。現地調達には慣れている。そしてワンマンオペレーションもな」 拳銃を油断なく構え、スネークは物陰から飛び出す。そして、彼に課せられた任務を開始した。 「これより、“BATTLE ROYALE”作戦を開始する!」 【深夜/エリアM(小学校・プールサイド)】 【スネーク(MGSPW)@リボルテック】 【電力残量:100%】 【装備:Mk.22(麻酔弾x8/8)、スタンロッド】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(M16A1(ライフル弾x30/30)、ダンボール) :煙草(ルパン三世)@リボルテック、大型N2ミサイル(エヴァンゲリオン零号機・改)@リボルテック】 【状態:損傷なし】 【思考・行動】 基本方針:ミッション(BATTLE ROYALE)の達成。 1:フィールド南西の商店街へと向かい、そこで物資調達。 2:寝るための安全地帯の確保。 X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X X プールから離れた少女型のフィギュア――チャリオットは学校のグラウンドをただ一直線に校舎へと向けて走っていた。 土の上に小さな轍を残し、なんら表情の窺えないそれこそ人形のような顔でただ走る。 「ヨミは……渡さない……ヨミは……私のものだ」 彼女の思考の根幹にあるのはマスターから離れない、マスターを離さないという目的意識だけだ。 彼女はマスターをヨミと呼んで、その目的の為だけに行動する。 今、彼女には正式に承認されたマスターはいない。 それでも彼女は行動する。例えマスターの存在がブランクであったとしても。 その空白の為に彼女の“愛”は暴走する。 そして――彼女の世界において、彼女とヨミ以外の全ては排除すべき敵である。 【深夜/エリアS(小学校・校舎前)】 【チャリオット(TVver.)@figma】 【電力残量:100%】 【装備:剣、メアリーの車輪】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(マカロンx複数)、拡張パーツx1-2】 【状態:損傷なし】 【思考・行動】 基本方針:自分以外の全滅。 1:何者かを発見すれば殺す。 前:Roger The Thinker 投下順に読む 次:code666443 “アクションフィギュア”その戦う定めとは……! 前:Roger The Thinker 時系列順に読む 次:code666443 “アクションフィギュア”その戦う定めとは……! スネーク(PW版) 次:聞こえない声 チャリオット 次:DragonDrive ▲上へ戻る