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ロッコのバラード 概要 ソロモンに手を出した「ロッコ・ペロシ」を処分する。 ミッション攻略 リチャーズ・マジェスティックに訪れるとイベントシーン。ロッコとその部下がフュージティブで逃げ出すので追いかけて好きな手段で始末する。追いかける場合は乗りつけた車両か目の前のボーラーで追い回す。 面倒なら特殊スキルを使い、その場からロケットランチャーやレールガンでフュージティブを吹き飛ばしてしまえばいい。 無事始末して現場から離れるとソロモンから電話が入り、見せたいものがあると言われ、見に行くかどうか選択する。 見に行く場合は、そのまま撮影所に戻り、イベントシーンを見てミッション完了。見ない場合は、その時点でミッション完了。 ゴールドメダル取得条件 タイム03 00以内にクリアしろ 余談 ミッション名は前作DLCの「The Ballad of GAY TONY」のパロディ。 ネット記事「本日のニュース」 芸能マネージャー殺害される バインウッドで活躍するマネージャー兼プロモーターのロッコ・ペロシが…以下省略 LOS SANTOS METEOR ロスサントスメテオ、アンナ・フィスターの記事
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まるてん DiscordID まるてん#0562 サーバー初参加 2020/04/17(第四世代) サーバー内での呼称 まるてん YouTubeアカウント https //www.youtube.com/channel/UCjXAojRcU3ypuVCMnBJKWcg/videos Twitterアカウント https //twitter.com/maruten1420 東京都在住の大学生。 言わずと知れたRED ZONE界隈の古株で、ぴすぴぴん加入の際にはサーバー中をどよめかせた。現在ではすっかりぴすぴぴんの雰囲気に馴染んでおり、VCの参加頻度も高い。 サーバー内では珍しい画伯として、他メンバーの意味不明な発言をイラストで説明してくれる。 当サーバーにて行われるゲーム配信の切り抜き師をしている。 2020月4月25日にはいびきで歌うボーカロイド「鼾音カシ」を公開。第二回いびき合作の企画進行に大きく貢献した。 2022年1月4日にRED ZONE10選 - 2021を公開。「【合作単品】PROOF THAT TONY STARK HAS A HEART」のタイトルを「【ゐ合作単品】発狂」としてしまう誤植が大いに話題となった。参考:作品集
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現在又は過去の人達をテキストのみで片っ端から入れてあります。 いたような気がすると思った人はこちらで探してみてください。 ミノ 灯華 卯里 x碕x こらいおん りらいおん みらいおん コロリオ やごころ ぽっぴんぐ 優曇華院いなば ぬーぴー ケイジェー xxLayarchxx 茄月 カロロ 玖遠 ちえりたん ー深紅ー メロ猫] いチご大福 ツィルス Kkenji 椿子 ケンジロウ クウェンサー トモキ アギーハ らっこらっこ 火憐 エイガー プリメロ ナルミニウム にょっぴ ジアース xNAYAx 悪人 たわし たわs ぐりーん淦 [DKダークナイト ポプクルー アポステリオリ パトリシア シャチたろう まなみん イーリアス ラフィエル ユスティア tony りひたー 花澤三郎 ドグラ フルブライト テスカトル sublimity 夜翠 月幻 リゼラ いわっしー バレモト Leahxx 氷の瞳 ハヤテツバサ 愛咲 珠紀 水梨灯里 フュナン レイシ 朧火 いりす 陽那 rihuto レフト xxユイxx Lichkeit アメリナ Klose ヒヒイロカネ みるてぃる 夢っち ふゆつき アメリナ o遊佐o xx歩樹xx 愛咲 シュアム
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Stonybrook Schoolmaster.jpg) メロウの学び舎が意図的に組まれることは稀だ。彼らは最も賢い教え手の周りに熱心な学び手が自然に集まっているのだ。 Merrow schools rarely form by design. They come together naturally as eager learners surround the wisest teachers. モーニングタイド 【M TG Wiki】 名前
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agony それは疾風と暴風の激突。 荒れ狂う稲光が森を裂き、樹々を薙ぎ倒していく。 稲光の中心には、金髪を二つに結んだ少女の姿。彼女を中心に、破壊は、蹂躙は、その爪痕を広げていく。 少女は、宙に浮かんでいる――いや、違う。ただ浮かんでいるだけではない。 確かな意志のもとに、彼女は飛んでいた。 研ぎ澄まされ削ぎ落とされ、十にも満たない年端にて練達の魔導師と負けず劣らない術の導き手となったフェイト・テスタロッサ。 それが、彼女。そして彼女は、この悪夢のような催しのスペシャルゲストでもあった。 彼女を生み出した母――その人こそが、事の元凶であるプレシア・テスタロッサなのだ。 プレシアはこう考えた。 この殺し合いを円滑に進めるためには、参加者たちに死の恐怖を与える怪物が必要だと。 殺さなければ、殺されてしまう――そう思わせるだけの強大な力を持った怪物がいることで、この催しはより完成に近づく。 思いついたその瞬間、プレシアは自らの娘を――フェイトを殺し合いへと投じることを決めていた。 プレシアは狂っている。 いったいどの世界に、子を戦場へと立たせる親がいるのか。 ああ、そうだ。プレシアは狂っている。狂っているが――母なのだ。 フェイトにとっては、たったひとりのかけがえのない母なのだ。 母が望むのならばフェイトはただ一人で死地に向かうことに何の厭いもない。 そしてフェイトは、自らが死神となることを――決めた。望んだ。 「撃ち抜け、轟雷!」 少女の叫びと共に、閃光と雷鳴がまた一つ落とされる。 放たれたのは大気中の魔力を雷へと変換する『魔法』だ。 フェイトら魔導師は、大気に含まれる魔力素を体内で魔力へと変換することで、物理の法則を超えた超常の力を行使することが出来る。 そしてその威力たるや――雷を受けた大樹が、根から轟と倒れ伏せる――我々の知る近代兵器をも凌駕する。 当たれば即死。並の人間ならば己が攻撃されたと認識する暇もなく永遠の眠りにつくことになるだろう。 しかし、フェイトの対峙者は彼女が雨あられのように放つ魔法攻撃を見切り、かわし、凌いでいる。 (当たらない……どうして?) 対峙するは壮年の域を越え中年に入りかけた年の頃の男性。 だが、その動きに老いは感じられない。人並み外れた身体能力を発揮し、フェイトの猛攻を捌き続けている。 自己強化の魔法を使っている? いや、違う。眼に見える魔力光もなければ、魔術行使用のデバイスも見当たらない。 フェイトの中で、疑念が焦燥へと変化していく。押しているのはこちらのはずなのに、余裕があるのはあちらの方だ。 どうすればいい? どうすればあの男を倒せる? どうすれば――どうすれば、母さんはわたしを見てくれる? 焦りは、拙攻を生む。 幾度目かの雷撃魔法が空振ったとき、男は回避の勢いそのままにそれまでとは逆の方向へと切り返した。 追わなければと気ばかりが逸るフェイトは男と同じ方向へと進路転換。次の瞬間、フェイトの眼前に現れたのは巨木の幹。 慌て急停止するも間に合わず、巨木に正面からぶつかる形となった。 樹々の生い茂る森林部での低空高速機動は高難度を誇るものの、本来のフェイトの実力ならば難なくこなせたはずのもの。 進行方向の障害物確認などという基礎中の基礎の部分でこんな初歩的なミスをしてしまうほどに、フェイトの心は焦っていた。 (こんなところで足踏みする暇なんて、ないのに……!) 『マスター』 はっと右手に握られたデバイス――閃光の戦斧バルディッシュへと目を移す。 黒く無骨なデザイン。鈍く光る金色の水晶はフェイトの魔力光と同じもの。 今はいないフェイトの師リニスがフェイトのために設えた最高級魔導端末が、主の為に言葉を紡ぐ。 『道は――切り拓くもの』 普段から言葉少ないバルディッシュが、自分に与えてくれた言葉。 その意味を、フェイトは何度も何度も噛み締める。 リニスが何度も教えてくれたことだ。道は、信じる先に出来る。 その道は、辛く困難なものかもしれない。フェイトがどれだけ強い心と賢い知恵を持っていても、途中で立ち止まってしまうかもしれない。 そんなときのために――バルディッシュは在るのだと。道を拓くために、フェイトが振るう剣となり、フェイトを支える杖となる。 (ありがとう、バルディッシュ) まずは、落ち着こう。深く息を吸って、吐く。それを、三回。それでもまだ、心は落ち着かない。 でも、色んなことを考えるだけの余裕は出来た。 多分、相手は、魔法とは違う体系の力を持っている。 あの身体能力が生来的なものなのか付与的なものなのかまでは分からない。 分からないからこそ慎重に行かなければならなかったのに、そんなことさえ気付いていなかった。 残存魔力量をチェック。あれだけの乱れ撃ちにも関わらず、思っていたよりも魔力は残っている。 バルディッシュが独断で出力調整を行っていたのだろう。冷静沈着な相棒を、頼もしく思う。 改めて魔力リソースを再分配。バルディッシュの管理量を増やし、オートプロテクションの強度を上げる。 今フェイトが取るべきなのは、全身全霊で目の前の一人を打ち倒す戦法ではない。 少しでも長く、多くの混乱と恐怖、そして絶望を撒き散らさなくてはならないのだ。 被害は少なく、決着は瞬時に。慎重すぎるほど、慎重に。 フェイトの攻撃が止まったことを確認した男は、改めてフェイトのほうへと向き直り制止の声を上げる。 「私には君と戦う理由がない! 話を聞いてくれ! 私の名前は南雲宗一郎。単刀直入に言おう。私は、この殺し合いを止めるつもりだ。 君の力が欲しい。殺すためではなく、生きるためにその力は使われるべきだ。 君のような子供が――殺し合いなどして良いわけがない!」 男、南雲は叫ぶ。フェイトのような年端もいかぬ子供がこんな理不尽な理由で命を失ってしまうなど、あってはいけないことだ。 殺し合いを止めてみせる。誰一人犠牲にすることなく、全員が救われる未来を皆で掴んでみせる。 決して譲れぬ強い思いが、南雲の瞳の中で燃えていた。 しかし、フェイトが返すのは――無言の否定、拒絶。 何も言わず、ただ雷の一閃で己の意思を示す。 (似ている、あの瞳。あの子と似ている。……でも) そんなことは、関係ない。 南雲と名乗る男に譲れないものがあるように、フェイトにもまた曲げることが出来ない強い願いがある。 願うのは、ただ一つ。ただ一人。ただ、母を――少女は願う。 「バルディッシュ」 『Scythe Form』 フェイトの意を汲み、バルディッシュは己の姿を万物を斬り裂く大鎌へと変化させる。 中距離砲撃では埒が明かないことは、これまでの攻撃で分かっている。 確実に仕留めるには、いま以上に近づいて近接攻撃を叩き込むのが最良だ。 無論危険はこれまで以上のものになる。 近づけば近づくほどに、相手の運動能力は戦闘に有用な能力となる。だが――ここで退くわけにはいかない。 もしここで南雲を取り逃がしてしまえば、南雲は殺し合いを止めるべく奔走するに違いない。 これだけの力を持つ人間を中心に結託されては、この『儀式』を進めるにあたって重大な障害になるだろうことは容易に想像できる。 必ずここで南雲を――殺す。殺してみせる。 「あくまで戦うつもりか……!」 南雲は苦々しい表情のまま、言い捨てる。言葉だけでは少女を止めることは出来ない。 ならば……『力』を使ってでも、止めてみせよう。 力は、破壊のために使うものではないことを、人を助けるために使われるべきものだということを、教えるために。 「子供が間違った道を進もうとしているなら、それを止める。それが大人の役目だ」 フェイトと南雲、両者が動き出したのは同時。 交錯の瞬間、先手を取ったのはフェイトだ。 加速に次ぐ加速を重ねた、目にも止まらぬ速度の斬撃が南雲を襲う。 しかし、フェイトはバルディッシュを振りきることが出来なかった。 南雲の体を両断するはずだった軌道は、その途中で下方へとねじ曲げられたのだ。 唖然とする間もなく、南雲の反撃がフェイト目掛けて飛んでくる。 まるで壁が迫ってきたかのような圧力を感じさせる無数の裂脚が、フェイトを地へと叩きつけた。 「くっ……!」 毬玉のように数度地面に打ち付けられ、ようやくフェイトは立ち上がる。 派手に吹き飛ばされたものの、衝撃そのものはプロテクションで軽減されている。 バルディッシュを、強く握る。 相手を斬ったと思ったあの瞬間返ってきたのは、未だかつて感じたことのない感触だった。 物理防御に特化したプロテクションとも、相手の獲物を絡み取るバイトシールドとも似ていない、未知の防御。 インパクトの瞬間、その正体の片鱗が見えた。 歪み、たわんだ半透明の力場――それがバルディッシュの魔力刃を捕らえ、その軌道を変化させたのだ。 「君を必要以上に傷つける気はない。だが、間違いを犯すつもりなら、何度でもこの手を上げよう。 そして、何度でも言おう。――君が戦う必要は、どこにもない。私が君を助けてみせる」 力場の強度は、ミッドチルダ式の防御魔法とほぼ変わらないくらい。 厄介なのは、力場それ自体が意思を持つかのごとく流動すること。 馬鹿正直に正面からぶつかっても、受け流され、反撃をくらうのが目に見えている。 狙うのは防御の死角。大丈夫、出来る。そのために、リニスは私を鍛えてくれたのだから。 「……南雲さん、でしたか」 「ああ。……武器を収める気になったか?」 「わたしの名前は、フェイト・テスタロッサ――この名前に、聞き覚えはありませんか?」 テスタロッサ――? それは、確か。 南雲の顔が歪む。驚愕、そして憤怒。 「そう。プレシア・テスタロッサは――貴方達をこの場所へ招き寄せた張本人は、わたしの母です」 「……ッ! 母が、子を殺しあわせているのか!?」 「わたしは――止まりません。この戦いの先に母さんの笑顔があるのなら、わたしは――!」 再びフェイトは加速する。先程までの猪突と違い、鋭角を組み合わせた立体機動で南雲との距離を縮めていく。 髪色が作る金の影が、まるで稲妻かのごとく煌めいた。その、次の瞬間―― 地が、割れた。もうもうと土煙を上げ、土砂が宙を舞う。 土砂で即席の弾幕がばらまかれたようなものだ。たまらずフェイトは飛行を止め、距離を取る。 (これは……!?) 「――私にも、君と同じ年頃の子どもがいる」 土煙が晴れ、現れたのは――鬼。人の形をした鬼が、そこにいた。 「だからというわけでもないが、改めて決めたよ。私は君を助ける。救う。そう――決めた」 両者は確信する。次の交錯が全てを決めるのだと。 持てる力をすべて費やし――相手を切り捨てる。相手を救い上げる。どちらかが、答えになる。 離れていても相手の呼吸が伝わってくる。鼓動が聞こえてくる。 まるで、相手が自分で、自分が相手で。 分かり合えたかもしれない――その感傷を、フェイトは振り払い。 分かり合えるはずだ――その希望を、南雲は抱えたまま。 声もなく、音もなく、何の合図もなく。 二人は動き出した。 今までにないほどの集中が、世界の速度を遅くする。一が百にも千にも感じられる。 世界がゆっくりと動いていく。少しずつ背景は後ろへと流れていって、視界はだんだんと相手で埋められていく。 滴る汗の一粒も、流れる髪の一本も、全てを知覚出来るほどの鋭さで、二人は互いを見据え、近付く。 そして理解する。このままでは――この闘いに、勝者はいない。 己の刃は相手を貫き、相手の刃も自分を貫く。そんな終わりが、約束されている。 『終わり』を回避するために。『始まり』を掴むために。 ひとりは一歩踏み出して、ひとりは一歩退いてしまった。 それがふたりの運命を分けた。 「何故……止まったんですか?」 フェイトは立ったまま問いを投げかけ、南雲は倒れ伏せながら答えを返す。 「……言っただろう。私には子がいるんだと。重ねるなと言われても、影を重ねてしまうのが親だということだ。 それに、私は臆して立ち止まったわけではない」 「……」 「受け止めたのだ。君を……まだ子供の君をな。それもまた、大人の役割だということだよ」 「それは……屁理屈です。おとなのつくった、言い訳です」 「はは、そうかもしれんな。君を救うと言ったのも、嘘になった。 だが、私の仲間にはこの嘘を真実にする者が揃っている。 断言してもいい。君は、救われる。私の仲間たちが、君を助けてみせる」 「……救われる」 「君を、歳相応の笑顔が似合う少女にしてあげるということだ。……ふふ、私らしからぬ気障ったらしい言い方だな」 ぐ、と南雲は声にならぬ呻きを上げる。もはや残された時間は少ない。 「……君には、未来がある。まだ白紙の未来をどう作るのかは君が決めることだ。 決して、他人に強制されるようなものではないということを、忘れないでくれ」 「……それでも、わたしはっ!」 「悩めばいい。考えればいい。それでも答えが出なければ、大人を頼ればいい。そうして君たちは、大人になっていくべきだ」 声は、だんだんとか細く、聞き取れないほどのものになっていった。 そのまま……音は森の中へと吸われていった。もう何も聞こえない。息も、鼓動も。 他人の命をこの手で奪った――その衝撃と、南雲の最後の言葉が、フェイトの中でぐちゃぐちゃに混ざり合っていた。 それでも、少女が願うのは。ただ、母の笑顔で。 【南雲宗一郎 死亡】 【残り37人】 【C-7 山中】 back Don t You next シリアス・プラン フェイト 南雲
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irony 昏い昏い意識の湖底。 天も地も存在しない、不安定な場所。 ――エミリオ? どうしたの、暗い顔ね。 今ならわかる、わかってしまう……微かな憐れみの込もった、けれど慈愛に満ちた声。 求めてやまなかった、大切なヒト。 ――坊ちゃん。好き嫌いなんてしていたら、いつまでも身長なんて伸びませんよ。 お節介。けれど、いつまでも傍に居た声。失ってみて初めてわかる、 どれだけその『彼』の存在が、僕を構成するための比重が大きかったのかを。 ――過去を断ち切り、お前は生きろ。 二人の声が遠ざかり、今度は『僕』が言葉を紡ぐ。 ――……“ジューダス”。 そして、浮上する。 丈の低い草原に、紅く広がる染みができていた。 よく見るとそれは血に染まったマントだったが、流された血液はべったりと固まって、 今は黒く変色していた。 相当、激しい戦闘があったのだろう。 あたりの地面は焼け焦げ、大きな穴がいくつも口を開いている。 天空に掲げられた二つの月の光を浴びながら、リオンは目を覚ました。 ぼうっとする。頭に霞がかかったように、思考がはっきりとしない。 何があった? どうなった? 僕は……死んだはず。 そうだ、あの桃色の髪の女を追いかけていたら、『僕』に会ったんだ。 そして……そして、戦った。 あのとき、確かにアイツの、『僕』の刃は僕の心臓を抉った。間違いない。 なのになぜ、僕は今、ここにいる? リオンは節々が痛む身体を起こそうとして、ふと違和感に捕らわれた。 手榴弾の爆発により失くしたはずの右腕があったからだ。 焦げた袖、残った火傷の跡。疑いようもなく吹き飛んだはずの右腕が、どうして? ぎしぎしと音を立てる身体に鞭打って、左腕を動かし、そっと触ってみる。 焼け爛れた腕の切断面はまだ熱を持ちじくじくと痛むが、確かにこの身体と繋がっていた。 痛みはあるものの、全く動かせないということはない。 はっとして、リオンはそのまま左手を胸元に持っていく。 濡れた衣服に開いた穴。裂傷。その先にある――心臓。 どくん。 鼓動している。 どくん、どくん。 それは休まずに脈を打つ。 生きている。僕は、生きている。 生存していたことへの驚愕か興奮か、自然と荒くなった息遣いに、感動すら覚える。 暗転していく視界。耳に響く水流の轟音。 例え時間が経っても、一度経験した死の恐怖は拭えるものではない。 リオンは二度、それを経験した。一度目は本当の死。二度目の死は、――今、無効となった。 「……生きて…る……。僕は……生きている……」 情けないほど掠れた声だったが、言葉にして、改めて身に染みてくる。 つ、と頬に流れるものがあった。ぎこちなく動く右手を見つめ、汚れた左手を見つめる。 手の平越しに見える夜空は、漆黒。赤と青の月が、爛々と目を光らせていた。 暫く後、リオンは多量の出血で貧血を起こしている身体を、ふらりと危なげに起こした。 全身が、まるで鉛をつけられているかのように重い。 引き裂かれたマントを翻し、一歩一歩、地面を踏みしめる。 そして、やっと正常に回転し始めた頭で、現状を理解した。 目にしたのは、首から上が吹き飛んだ姿で横たわっている黒衣の少年。 ――もう一人の『リオン』だ。 彼の周囲は真っ赤に染まっており、風に乗って肉の焦げたにおいと、濃い鉄のにおいが鼻をついた。 これは、あのときと同じだ。 彼女が……マリアンが消えたときと、同じだ。 リオンは目を見開き、震える足を必死に律した。 そうでなければ、今にもまたくずおれてしまいそうだったから。 どうしてアイツはこんな姿になっている? まさかまたミクトランが手を下したとでもいうのか。 しかしそうではないことが、彼の残った左手に握られていた短刀を見てわかった。 いや、直感的に“覚った”と言っていいだろう。 この『僕』は、自ら死を選んだのだ、と。 「勝ち逃げ……か、卑怯者め」 搾り出した言葉は負け惜しみか、抑えた慟哭か。 だが、リオンにはいまいち理解できなかった。なぜ止めを刺さず、奴は死んだ? あまりの惨状にその場に近づけずにいたリオンは、視界の端できらりと月光を反射するものを捉え た。 見覚えのある半透明の球体……その、欠片。 カッ、と全身が熱くなったのを感じたのも束の間、リオンはろくに動かない足で駆け出していた。 散乱している荷物や肉片、瓦礫の中に埋もれるようにして転がっていたのは、まさに同胞。 ソーディアン・シャルティエのコアクリスタルだった。 「シャル!? ……シャル、おい、シャル!」 リオンは蹲り、ばらばらに砕け散ったシャルティエの破片を掻き集める。 その状態は数時間前のものと非常に酷似していたが、お構いなしにレンズを掘り起こす。 全ての欠片を集めてもなお、それは本来の形には程遠く、何度も何度も呼びかけて返事を待つが、 一向に聞きなれた声は返ってこなかった。 この二つの状況からフラッシュバックするのは、やはり最愛の女性の首が飛んだあの瞬間。 恐怖か、怒りか、哀しみか、空しさか……。震える。……震える。 「どうしてだ! マリアンだけでなく、シャル、お前まで、なんで、なんで……っ」 唯一の相棒を失った悲しみは深く、リオンは頭を垂れた。 手の平に収まったシャルティエの冷たいコアクリスタルに顔を埋める。 ますますわからない。何がしたかったんだ、あの男は。 僕を生かし、殺し、シャルまでをも道連れにした。 その意図はなんだ? 多大な犠牲を払った、その意図は? いとも容易く狂ってしまいそうになる己を繋ぎとめるのは、 ジューダスと名乗る男に出会い、戦ったことで生まれた、さまざまな『疑問』。 それは全てを紐解こうとしたらあまりにも複雑で、かといって無視してしまうには あまりにも重大すぎるもののような気がした。 二つの光が明滅するレーダーに視線を落としながら、リオンは項垂れた。 散らばった物の中からジューダスのサックを探し出し、 千切れたマントの裾でコアクリスタルを丁寧に包むと、その中に仕舞いこんだ。 もういないんだ。シャルも、マリアンも。アイツも。 「おかしいな……僕はここにいるのに」 嘆くように笑う。あまりにも痛々しい、憔悴しきった笑みだった。 一先ず周囲の使えそうな荷物を拾い集め、手近な岩にもたれ掛かりつつ、一つ一つを確認する。 シャルティエが失われた今、得物になり得る剣があったことは、不幸中の幸いだった。 それと、アイツが二刀流に使っていた短刀。それら二振りの剣を腰に下げる。 他には自身の首にも冷やりとした感触と共に宿っている首輪が一つと、簡易レーダー。 首輪は無傷のところを見ると、恐らく他の参加者の首を落とし、手に入れたものだろう。 もしかすると、このゲームからの脱出法でも模索しようとしていたのかもしれない。 これからどうするか……何ともなしに考えながら、リオンは竜骨でできた、 今にも崩れ落ちて壊れてしまいそうな仮面を眺める。 ――不思議な気持ちになった。 この仮面はきっと、ただ素顔を隠すためのものではなかったのだろう。 何か、己に対する戒めのような役割も果たしていたのでは……。 なぜだか、リオンには仮面の存在意義が手に取るようにわかってしまうのだった。 感傷に浸っていたいが、いつまでもこうしていては埒が明かない。 とりあえずは傷が癒えるのを待ち、再び動かなくては……。……? 再び動く? 再び動いて、僕は何をするというのだ? また、誰かを殺すのか? マリアンを生き返らせる……それが今までの最大の目標であり、 リオンがこのゲームに参加していることの大前提だった。 けれど……果たしてマリアンは、こうして血に汚れていく僕を、どう思うのだろうか。 リオンの脳裏に過ぎったのは、かつて赤髪の剣士を シャルティエで刺し貫いたときの、恐怖に怯えた彼女の表情。 それから、再会したときの、安堵した柔らかい笑顔。 ――エミリオ…、本当に良かった…無事で… 優しい彼女の声が蘇った。 そうだ。彼女は優しかった。血まみれの僕の手を取って、心配そうに気遣ってくれた。 あのときの気持ちは本物だ。 決して、同情などではなかった。 ……そう。彼女は望んでいない。 マリアンは、殺戮を望んではいない。 「そうだ……マリアンは、僕が人を殺すのを望んでいるはずなんてないんだ」 数多の屍の山を築いた後、彼女にまた出逢うことができたとしても、 彼女は両手を広げて僕を受け入れてくれるか? 笑顔で僕の無事を喜び、二度目の生を受け入れるか? 答えは――きっと否だ。 やっと気が付いた。これだけの時間と犠牲を要して、やっと彼女の本当の心を知ることができた。 僕はなんて愚かだったのだろう。こんなことを続けて、マリアンが喜ぶわけがないじゃないか。 もう二度と、彼女の悲しい顔は見たくない。 リオンは、ペットボトルを切断され、地面に散乱していたマリアンの肉片の上に 柔らかい土を盛り、簡易的ではあるが小さな墓を作った。 こんなことで彼女が浮かばれるはずもないが、これはせめてもの、償い。 この墓は、僕が今までミクトランに迎合し、殺してしまった者たちにも捧ぐ墓。 土に汚れた手を組み、冥福を祈る。これは偽善だ。けれど、本心からの想いであることも確か。 償いなど容易にできはしない。 僕が生きている限り、贖罪は終わらない。 だけど、変わってみたいんだ。 あのときスタンたちに言えなかった言葉。頼ることをしなかった後悔。 それを全て、僕は―― カラン。 そのとき、軽い音を立てて、サックの中から何かが落ちた。 見たことのない小さな機械。 「……?」 拾い上げると、不意に、身体に見えない枷が掛かったかのような錯覚に陥る。 リオンは慌ててその機械を払い落とした。夜の闇の中、それは不穏に光を放つ。 ――……坊ちゃん…… 「シャル!?」 幻聴か。リオンの頭にシャルティエの声が響く。 ――そ……を……さわ…っては……いけな……い…… 「シャル、無事だったのか!?」 リオンはサックの中から、布に包まれたシャルティエのコアクリスタルを取り出す。 無駄な行為とはわかっていても、耳を近づけ、夢中で声を拾おうとする。 シャルティエの今にも消え入りそうな、小さな小さな囁き。 ――壊…す……だ。そう……す…れば……坊ちゃんは… 「壊す? この機械をか!?」 ――そ…う……。自由…に……なれ…る…… リオンはすぐさま剣を抜き、足元に転がった機械に突き立てた。 パキリ、とそれは簡単に砕け、光も消えた。 同時に『見えない枷』も消え去ったかのように、不思議と身体が――心が幾分軽くなる。 「壊したぞ! これでいいんだな、シャル! ……シャル?」 シャルティエは、それきり言葉を発しなくなった。 弱々しく輝いていたコアクリスタルも、もうただの冷たい欠片となり果てている。 「シャル! 返事をしろ、シャル……!!」 呼びかけても呼びかけても、やはりシャルティエは返事をしなかった。 完全な沈黙。リオンの叫びに近い、悲痛な声だけが草原に響き渡っている。 すると突然、ごうという音とともに強い風が吹いた。 夜風は、リオンの手の上にある相棒の残骸を、ぱらぱらと宙に撒いていく。 月の光を受け、きらきらと輝きながら、シャルティエは夜の空へと散っていった。 「……シャル……」 リオンはシャルティエが消えていった虚空を暫くのあいだ見つめていたが、 一度目を閉じ、再び開いたときには、瞳に強い決意の光を宿らせていた。 サックを背負いなおし、行動方針を決める。 これからの僕。アイツが遺してくれた僕。シャルが遺してくれた僕。 せめて、いつかマリアンやシャル、……ジューダスに会ったとき、恥じることのないように。 僕は、行く。 ――ジューダス。 アイツは間際に、確かに僕のことをそう呼んだ。 『ジューダス』とは、ストレイライズ信仰ではないどこかの宗教では “裏切り者”という意味を冠すると、書物で読んだことがある。 しかし、その言葉の本来の意味は――“賞賛”。 「皮肉なものだな……裏切り、賞賛、僕に見合うのはどちらかなんて、わかりきっているのに」 リオンは自嘲気味に笑う。けれどもし、本当の意味で自分が『ジューダス』と呼ばれる日が 来るとしたら……。 それは、きっとこのゲームを終わらせてから。 ミクトラン、僕はお前を許さない。 彼女を奪った、シャルを奪ったお前を。 もう、好きにはさせない。必ず討ち取ってやる。 そして、馬鹿げたゲームを終わらせるのだ。 ――『これで、おそろいだ』 ザー……。爆発音の後、一つのモニターの光が消えた。 薄暗い室内に、含んだ笑い声が響く。 ノイズを発し続けるモニターの画面を、部屋の主は緩慢に指を鳴らして消す。 「ククッ……面白いではないか。だが所詮、小虫の反乱。造作もないわ」 満足そうに口元をいやらしい笑みに歪めると、興味はすぐに別のところへ移った。 チェス盤だ。 「こちらもまた、なかなかの展開になってきたからな……。 まあ、お楽しみが一つ減ったところで、どうということもない。 まだまだ、ゲームは続くのだからな」 【リオン=マグナス 生存確認】 状態:エリクシールにより右腕接続。(まだ戦闘には支障あり。)体力小程度回復。強い決意。 所持品:アイスコフィン 忍刀桔梗 首輪 簡易レーダー 竜骨の仮面(ひび割れ) 基本行動方針:ミクトランを倒し、ゲームを終わらせる。 第一行動方針:体力の回復。 第二行動方針:打開策の検討。 現在地:E5東 前 次
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フェルナンデス 人物・経歴・略歴 トニー・フェルナンデス(Tony Fernandez) ガストンゲルナンドデリグネ高-ブルージェイズ-パドレス-メッツ-ブルージェイズ-ヤンキース-インディアンス-ブルージェイズ-西武 1962年8月6日右投両打185cm91kg 年度別成績・通算成績 シーズン打撃成績 年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 勝点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球(故) 死球 三振 併殺 打率 長率 2000 西武 103 440 370 64 121 24 1 11 180 74 - 2 4 0 7 58(9) 5 47 10 .327 .486 通算 1年 103 440 370 64 121 24 1 11 180 74 - 2 4 0 7 58(9) 5 47 10 .327 .486 守備成績・各種成績 シーズン守備成績 年度 総失策数 守備位置別出場数 2000 9 三77二2指25 通算(1年) 9 三77二2指25 タイトル・表彰・記録 資料情報 外部リンク ウィキペディア その他
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