約 3,871,538 件
https://w.atwiki.jp/datugenn/pages/574.html
市民のための自由なラジオLIGHT UP第34回、今回はジャーナリストの西谷文和さんの司会で大阪から放送されました。西谷さんのニュースの歩き方、です。 西谷さんは、この放送時にイラクに取材に行かれて、アメリカとフランスの空爆、アメリカのイラク戦争がなければイスラム国はあり得ず、延々と戦争、軍事産業は儲かり、自衛隊はサマワに派兵、そして今自衛隊はアメリカの要求を断れず南スーダンに派兵、安倍政権も戦争準備法案で派兵したく、危険な状態であり、なぜこの国は永続敗戦国家になったのか、今回のゲストは政治学者の白井聡さん(京都精華大)、2013年に永続敗戦論を出されて、敗戦を否定する侮辱の中に生きる日本人を語られます。 白井さんは、ベストセラーの永続敗戦論が8万部売れて、白井さんは西谷さん、これを読んでファンになり、夏にFBでリクエストを出しても返事がなく、白井さん、FBで大量に読んでいないメールがあり、西谷さんのメールは迷惑フォルダに入っていたのですが、そんな白井さんのお話です(白井さんは活字メディアにはよく出られますが、電波メディアに出られて特集されるのはおそらく初めてです)。 前半のお話、永続敗戦とは何か、日本の過去、現在、未来について、白井さん我々は侮辱に中にいると書かれて、大江健三郎さんと中野重治さんの、3・11以降の脱原発イベントで言われて、これが3・11意向を的確に表しており、最近も実例があり、自衛隊の南スーダン派兵や、国会でPKO5原則崩壊が野党より論じられても、安倍総理は永田町より危ないと、信じられないムチャクチャな答弁で、いつ戦闘になり自衛隊の犠牲が出てもおかしくないのに、TPPも強行採決、審議しようにも、政府がTPPの文章を黒塗りの状態で審議できず、それでごり押し、農水大臣の山本氏の失言もあり、これらすべては、この国の国民は徹底的に馬鹿にされている、それが侮蔑であり、権力者は国民への巨大な軽蔑の上にいて、気づいたら国民主権だから怒るべきなのに、ほとんどの人が気づかず、いや気づこうとせず、左翼黙れとされて、しかしアメリカだとサンダース氏が健闘し、サンダース氏はアメリカで忌み嫌われてきた社会主義者と言って支持される=おかしい気づくアメリカ国民が増えており、1%の富裕層と99%の貧困層は、日本も同じなのに、これを見ようとしない社会が日本にある。 それを永続敗戦と白井さん指摘されて、この仕組みは、永続敗戦は白井さんの造語、ずるずるダラダラ負けており、1945/8/15の敗戦は誰でも知っているが、その敗戦が今も続いており、占領軍は去り経済大国になった、平和と繁栄、大阪万博の頃はいい時代と思ったが、白井さんは3・11の福島事故で、奇妙な経験、日本で大規模な核事故は初ではなく、みんな嘘だったのは1945年と同じ、危機への対応に合理的にできず、これは大東亜戦争と同じ、みんな負けると、国家のトップもわかっており、広島、長崎の悲劇も回避できたのにせず、なぜか、民主主義が足りなかった、戦争に反対できなかったと言うものの、責任は国家レベルで無視されて、そして戦後が流れて、経済的には豊かにあり、一億層中流と言われても、3・11で、核政策に民主主義はなく、国策には逆らうな、硬軟取り混ぜたやり方=アメとムチ、恫喝と懐柔で核は進められて、丸山真男さんのいう無責任体制、組織でやってはいけないことをやる、戦争と核は同じであり、丸山さんの警告は、せめてドイツ級の反省をすべきであったのに、社会の中身が戦前と全く改革されず、それが3・11で露呈して、社会全体として見たら、反省も公開もせず、元A級戦犯の孫が総理、反省なき戦後の象徴で、永続敗戦は負けを認めていないので、ズルズル負け続けて、野球やサッカーも負けを認めないとズルズル負け続けて、しかし日本社会はもっと大変なことになっているのです。 LIGHT UPジャーナル、地震国での原発再稼働について、元京都大学原子炉実験所の今中哲二先生のお話がありました。 今週は、こんなに地震が多くて、原発を再稼働していいのか、10/21に鳥取で地震、1943年にも鳥取地震→1948年に福井で地震であり、福井で地震=日本破滅、しかし原発を作り始めたころには、地震に対する対策はなく、偉い先生が40〜50年前は、断層は地震の後で出来て、地震とは別と言っており、伊方原発、中央構造線の真上なのに、電力会社と国は、あれは断層ではない!断層でも動かないと強弁して、しかし南海トラフ地震の影響があり、地震は新たな知見が出て、どんどん厳しくなり、西谷さんこれで再稼働=狂気の沙汰と言われて、今中先生、その通り、なぜここまでこだわるのか、電気は足りているし、もしも事故なら、福島だと何十兆円の損失で、今中先生もなぜ動かすのかわからない、闇の部分で再稼働させられて、しかし地震国では、原発を止めて、廃炉にしないと日本は滅ぶのです、以上、今中先生のお話でした。 皆さん、自由なラジオへの寄付をお願いいたします。 ここで音楽、童謡の、里の秋、戦中は兵隊を励まして、自分も兵隊になる→戦後詩を変えて、戦前前では戦争賛美、南方、満州に行った兵士のお父さんの安否を気遣う歌として、1945年12月24日、NHKラジオの外地引き上げのものとして放送されて、その後NHKの電話が素晴らしいと殺到して、今週は深まる秋に、この歌の歴史をかみしめて聴いてほしい、川田正子さんの歌によるものです。この曲も、you tubeにありました。 https //www.youtube.com/watch?v=e2vkuDPLqYo 後半のお話、安倍政治とは何か、市民に社会を変えられるか、であり、永続敗戦にしたのは自民か、官僚か、アメリカか、白井さん、自民の保守勢力も加えての合作であり、東西冷戦でアメリカが日本を反共の砦にするために、戦前の保守勢力=日本を戦争に追いやった勢力を、アメリカとして選ぶしかなく、彼らはアメリカの権威で復権したために、アメリカに頭が上がらず、戦後、そうして国を作ったのはある程度合理性はあり、それで経済成長はあったものの、状況は冷戦終結&バブル崩壊で、対米従属のメリットが無くなったのに、安倍政権はとは、耐用年数の切れた対米隷属レジームを、それでも25年経っても続けており、25年で柱もつぶれた建物を続けて、沖縄はそれで苦しみ、世界で対米従属はいくらでもあるが、日本の特殊性は、対米従属が見えないようにされて、日本はアメリカに従属し、日本企業はアジアで搾取していた構造があった。 シールズや、ママの会がデモをしても、在日差別をするのは若者で、白井さんおっさんが主体と言われて、この現象の本質、政府批判をしている人たちは、国民の権利に準拠して、秘密隠蔽法への反対、沖縄差別=憲法違反として動いており、そしてヘイト行動は「権利を主張することが気に食わない」、白井さん、「日本で権利という言葉が理解されたことはない」、利権は分かっても、権利という抽象物は分からず、福島、沖縄の差別、福島では20ミリシーベルトまで我慢させられて、「日本人に権利は本質的になく」、ロシアンルーレット状態で、だから権利を主張するとウザいと思うものであり、大阪府警の機動隊員が土人と差別ヘイト発言し、それを大阪府知事が褒めて、奴隷の中の会列があり、社畜という言葉があり、テレビで流していいのか、社畜は会社に隷属して、人間性も権利もなく過労死するものであり、社畜は人間はおろか、動物でもなく、こんな悪い言葉が堂々と言われて、市民権を得ていいのか、日本国民が自分を社畜というのが、いかに異常か変わらない奴隷状態であり、日本は法治国家と言って、中国や北朝鮮よりマシと言うものの、一人の個人が権利を主張するのは、中国人はデモもストも労働争議もして、こんなに人間の気持ちで元気を失い、生物として最低なのは日本人だけである。 永続敗戦を白井さん、どう乗り越えるか、現状の悲惨さを語られて、しかしこれはおかしいと気付いた人は増えており、世論調査では核も9条改悪も批判的で、永続敗戦論の後で、矢部宏冶さんの本(日本はなぜ基地と原発を止められないのか)が出て、ベストセラーになり、対米従属の本質をついて、新外交イニシアティブ、沖縄の翁長知事が国連、アメリカに窮状を訴えるアドバイザーをしており、ワシントンでロビー活動して、過去のロビー活動は政府と一体であり、しかし今回は別の回路を作るためのものであり、これまでのゆがんだ対米従属を変える動きもあり、歪んだ対米従属を変える市民の動きがあり、しかし白井さんは、自民の批判はあまりに当たり前でせず、民進党の本質を、市民も理解して、「民進党は自民の2軍に過ぎず」、戦争準備法案に反対した民進党の議員も、蓮舫氏や野田氏に取り入り選挙を勝ちたいだけ、市民が政治家に具体的にさせるべきで、これを地域ごとにやるべきで、これをやらないと、市民が政治利用されるだけだと言われました。 最後に、西谷さんによる緊急報告、大阪の豊中の私立小学校建設に関して、国有地の売却、空港移転地に作られるものの名誉校長は安倍総理夫人の昭恵氏、法人理事長は右翼団体の大阪支部長、ここの運営する幼稚園では子供に教育勅語や軍歌を教えており、これを豊中市議会で追及される木村真さんのお話がありました。木村さん、スタジオでのお話で、白井さんも参加されました。 豊中の庄内の野田町、伊丹空港の騒音問題で移転してきた国有地があり、元国有地に小学校建設、来春オープンなのに、国有地の売却金額非公開、もちろん法律に抵触し、近畿財務局、財務省の手先が、この3年で30件の土地を売った中で、この案件のみ金額が非公開、どこにいくらで売ったか他は公開されているのに、学校法人森友学園、教育勅語暗唱、軍歌を幼稚園で暗唱させており、大人も理解できないものを、瑞穂の国記念小学院、字が旧字体で、名誉校長が安倍明恵氏、ファーストレディー、理事が日本会議大阪の代表なのです。 白井さん、日本会議は、右翼のアソシエーションで、単に大きいだけでなく、政治的な影響力が大きく、安倍政権の閣僚に日本会議との関係を利用するものもいて、地方議員にも日本会議との関係を利用しているものがあり、木村さん、国有地とはいえ、豊中市にまず声をかけるべきなのに、現地の、都市計画道路の2ヘクタールの場所、本来防災公園として豊中市は使いたく、なら国がタダで貸してくれると思ったら、国も買え(国もお金がない)、豊中市は半分のみ買って、残り半分のところに問題の学校であり、売却に競争入札ではなく、社会法人を募っても、森友学園しか来ず、実質的に随意契約であり、白井さん、金額も不透明、日本会議が関係することについて、金額がなぜ非公開か、木村さん、要するに公開できない安い金で売ったと思われて、政治家の口利きがあり得て、その上首相夫人が関わり、市場価格は15万/平米、今回の用地はトータル13億なのに、それくらいで売ったら隠す必要はなく、推測で、教育勅語や軍歌を誇らしげにやっている連中、白井さん、日本会議は安倍政権を支える中核、憲法改悪を意図していると言われて、木村さん、情報公開の申し立てをしても、黒塗りのり弁ではねられて、行政訴訟もあるが、役所の役人がどういう判断をしようとも、国有地を売って公開しないのはおかしく、豊中市議会でも、国のことなので問題にされず、木村さんには情報も来て、公園にするための土地をあんなことに、それもこんな裏のあることはこんなことは許さないと木村さん締めくくくられました、以上、木村さんのお話でした。 今週の内容、白井さんの最後のメッセージ、どうも日本人は政治の話がタブーで、過剰に対立、軋轢を恐れて、しかし議論、対立の中で民主主義は成り立ち、しかし対立、軋轢を恐れて、腐敗した社会になったと、締めくくくられました、以上、今週の自由なラジオでした。来週は東京から放送されます。
https://w.atwiki.jp/sentoukokka4/pages/19.html
生産型の特徴 世界の警察を自負するだけあり、高性能な兵器が揃っている。しかし、前作にあったM60やF-4といった安価な兵器が削除され、資金の少ない序盤はやりくりが苦しい。 今作では主力戦車が軒並み脆いため、序盤はM3ブラッドレー、M901といった安価な車輌で前線を維持すると良いだろう。もちろんM1の性能も高いので、資金の溜まる中盤以降に更新していく。 海軍はラインナップこそ悪くは無いが、潜水艦がシーウルフしか無いため、敵潜水艦の対応には苦労するかも知れない。 航空機 F-14 トムキャット 艦上戦闘機 F-15 イーグル 戦闘機 F/A-18 ホーネット 艦上戦闘機 F/A-18E スーパーホーネット 艦上戦闘機 F-22 ラプター 戦闘機 F-35 ストライクファイター 艦上戦闘機 F-45A 戦闘機 F/A-47 戦闘機 F-111 アードバーグ 戦闘爆撃機 F-117 ナイトホーク 戦闘爆撃機 F-15E ストライクイーグル 戦闘爆撃機 A-6 イントルーダー 艦上攻撃機 A-10 サンダーボルト 攻撃機 AV-8B ハリアーII VTOL機 AC-130 スペクター 攻撃機 B-52 ストラトフォートレス 戦略爆撃機 B-2 スピリット 戦略爆撃機 F/A-18R 偵察機 E-3 セントリー 早期警戒機 E-2C ホークアイ 早期警戒機 P-3C オライオン 早期警戒機対潜哨戒機 C-17 グローブマスターIII 輸送機 C-130 ハーキュリーズ 輸送機 空中給油機 給油機 AH-64D ロングボウアパッチ 攻撃ヘリコプター AH-64 アパッチ 攻撃ヘリコプター RAH-66 コマンチ 強襲ヘリコプター CH-47 チヌーク 輸送ヘリコプター UH-60 ブラックホーク 強襲ヘリコプター SH-60 シーホーク 対潜ヘリコプター 陸上兵器 M1A1 エイブラムス 主力戦車 M901 軽戦車 LAV-150 コマンドウ 偵察戦闘車 M3ブラッドレー 偵察戦闘車 M2ブラッドレー 歩兵戦闘車 M109A6 パラディン 自走砲 M110A2 自走砲 MLRS 自走ロケット砲 M163 自走対空砲 アベンジャー 対空ミサイル M48チャパレル 対空ミサイル 改ホーク 防空ミサイル パトリオット 防空ミサイル 補給トラック 補給車 歩兵 一般兵 歩兵 歩兵 重歩兵 重歩兵 歩兵 ミサイル兵 ミサイル兵 海上兵器 O・H・ペリー フリゲイド艦 スプルーアンス 駆逐艦 バンカーヒル 巡洋艦 ニミッツ 航空母艦 強襲揚陸艦 戦車揚陸艦 補給艦 補給艦 シーウルフ 攻撃潜水艦 オハイオ ミサイル潜水艦
https://w.atwiki.jp/lfqycjtc/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/801.html#id_30dcdc73 また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/foreignjob/pages/15.html
給与体系 就業文化 みんなジョブホッピング(転職)を繰り返す文化。 国家情報 職種によって給与格差が激しい。 PhD持ちでも分野によって割と就職できる、日本のような差別は少ない。 専攻によって収入格差が大きいらしい。 (給与例:http //wofwof.blog60.fc2.com/blog-entry-389.html) 理系の院生では給与をもらえる場合もあり。 在住者ブログ 統計学+ε 米国留学・研究生活(http //wofwof.blog60.fc2.com/)
https://w.atwiki.jp/okumasan/pages/37.html
サウスカロライナ州 モハメド・アリ ジョーのもとへボクシングを教えてもらいに来た黒人の少年。 教える条件として黒モンをコンプリートするという試練を与えられる。 旅の途中で炎黒に目覚める。得意とするのは放出系の武装色で、使用時は見た目が更木剣八になる。 キャベツ太郎 サウスカロライナ州の長 ジョールイス インペルダウンを脱獄後、ボクシングチャンピオンになりジムを経営している。 ぺ二子 ジョールイスの娘 一人称は『オレ』 ゆきのん ぺ二子の母。本名『高松雪乃』 世界最強の爬虫類黒モン使い。 静岡県伊豆にある動物園『IZOO』の宣伝番長。 ジョージア州 あかり ジョージア州でジジイに襲われていた女子高生 さくらこ ジョージア州でジジイに襲われていた女子高生 ジャッキーロビンソン ジョージア州のジムリーダー サケガシラ(キングオブサーモン) ジョージア州の長。天下一黒モン会の役員をしている。 長だけあって、州の歴史や伝説にも詳しい。 阿部部ー部・部ー部部 ミスターXとして天下一黒モン会のゲストに呼ばれていた同性愛者。 激しいゲイ。 精子1匹で黒人波を打ち消すほどの戦闘力を持つが、股間を魔封波されることによりアリに敗北。 仲間になり一緒に伝説の黒モンを捕まえにいく。 女性相手だと全力を出して戦うことができる。 天下一のアナウンサー 天下一〇〇会と名の付く大会には大体現れるらしい。 マン●ヒヒ ミスターXに挑戦した猿。ジョージア州一の力自慢。 ●の位置がたまに変わるので注意しよう。 太鼓の達人のカッ カッ でいう青いやつ なぜかジョージア州に生息している。 テレンスウッドベリー 当時-15歳。 アリの戦いを観戦していた少年。 kbtitパイセン 黒人十三隊六番隊隊長。 ジョーから連絡を受けて、ジャッキーの加勢に来た。 春日部州 野原ひろし 野原家の長。家族と春日部を愛している。 肛門使いで世界中の人たちから肛門の力を借りることもできる。 そして自分自身が肛門になることもできる。 水戸肛門との戦いで敗れ、ジョージア州に眠る。 ガルベス 春日部防衛隊の隊長。 肛門がジジイにつぶされた あずにゃんに肛門を乱暴に扱われるという ご褒美プレイを受けた。 野原さんの息子である。 俺もあずにゃんに乱暴されたい。 ランディバース 春日部防衛隊の1人 おにぎり野郎□ すぐに泣くやつ。友達の女のリアルおままごとに付き合わされ続けた結果精神が不安定なサイコパスに生まれ変わった。 ダレルメイ 春日部防衛隊の1人 ぼーちゃんだがボーではない。 川で溺れることで有名。 あまりしゃべらないので友達は少ないが 頼りにされるタイプ。 鼻から精子が垂れている。 平沢唯 春日部防衛隊の一人 中野梓 春日部防衛隊の1人 ガルベスの肛門をジジイに投げつけた。 クロ 野原家に飼われている犬 バルディリス 春日部の戦士。 一度はジジイに立ち向かったが全く歯が立たずジジイに寝返った。 が、ジジイに倒された。 みっちー よしりん 春日部の住人。 組長 春日部の住人 埼玉紅サソリ隊 春日部の住人×3 ヒルマリア なぜか春日部にいる。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3201.html
『子供を守るためだったんだね 後半』 38KB 思いやり 愛情 差別・格差 育児 戦闘 駆除 番い 群れ 姉妹 子ゆ 自然界 独自設定 人間さんというデウス・エクス・マキナ 前半からの続き ○ 季節は梅雨を越え、夏へと差し掛かっていた。 7月のカレンダーがかかる役所の応接間は、冷房のおかげで涼しい。 涼しい応接間の中央にはソファと麦茶の乗った机がある。 それを四人の男女が使っていた。 「お話は伺っています。野生のゆっくりの駆除でお間違えありませんね?」 ソファに腰掛ける中央の青年が尋ねた。 背広姿の額には、まだ汗が残っている。 「はい。山にいる全てのゆっくりをお願いします。ただ、分かっているのは大まかな位置だけでして。巣穴の場所までは」 「お任せください。それは私がやりますので」 役人の男に、セミロングの女が返した。 タイトスカートのレディーススーツを見にまとう彼女は、薄い化粧をしている。 まだ若く、役人は少し不安を覚えていた。 「しかし何故この時期に?まとめて駆除するなら、春の最初か冬の間のほうが効率が良いのですが」 中央の青年が尋ねる。 ゆっくりは冬の間、巣の中に閉じこもって春を待つために場所が特定しやすい。 加えて外は極寒の地であり、討ち漏らしても十中八九野垂れ死にするので確実に駆除できる。 そして、春先は生きて冬を越えた者たちが気を緩ませるタイミングである。 おまけに、冬がゆっくりの数を大きく減らすため、処理する数が少なくてすむ。 逆に、夏に差し掛かった今は最も非効率になる。 なぜなら、春先に生まれた子供が成長し、独り立ちを控えた季節だからだ。 仮に討ち漏らした場合、恵み多き秋を控えているため、逃げ延びた先で繁殖する可能性が非常に高い。 「いえ、実はここらで松茸が採れることがわかりましてね。それが去年です。ゆっくりが居ることがわかったのも、そのときです」 「でもどうして今になって。……予算ですか?」 セミロングの女が口を挟む。 苦笑いをしながら、役人が返した。 「お察しのとおり。やっと確保できて、皆様にお願いしているというわけです」 役人が麦茶を口に運ぶ。 コップの中身を半分ほど減らしてから、軽く息を吐いた。 コップとコースターを脇にどけ、机の中央に地図を広げる。 「ここが役所です。その周辺が街。それで、このあたりがゆっくりのいる山。群れの位置は、このあたりです」 役人が蛍光ペンで印を付けてゆく。 群れの位置に円を書くと、文字を書き足した。 「ここには崖があるんです、十メートルぐらいの。その下に群れがあるようでして」 「崖ですか?」 「ええ。L字のようになっているんです。できた理由は存じませんが、崩れる危険はないと聞いています」 円の内部、等高線の上に半円を書いてゆく。 半月の曲線は、街の方を向いていた。 「細かい地図は無いので、これで勘弁してください。山に入る人が言うには、真っすぐ行けばたどり着くそうです」 「……わかりました。では、明日の夜明け前にとりかかります。申し訳ないのですが、山まで送って頂けますか?五時には迎えに来て頂きたいのですが」 「わかりました。迎えのものに伝えておきましょう。……よろしくお願いします」 四人揃って座ったまま、お辞儀をし合った。 役人が先に立ち上がり、扉を開けて客人を通す。 始めにセミロングの女が、それに青年が続く。 最期に通ったのは、一言も発しなかった背の高い男だった。 いかつい顔の彼も背広を着ているが、全く似合っていなかった。 サイズこそあっていたが、無理やり着ているような印象をうける。 ───たった三人しか来ないなら、バイトでも雇ったほうがよかったかな。 後悔を抱きつつ、役人は彼らの後を追った。 ● 夏を迎え、群れは賑わいを見せていた。 次世代を担う子供たちが、亜成体まで成長しているのだ。 ありす襲撃のあとに生まれた彼女らは巣立ちのときを控え、活力に満ちていた。 群れの広場にいるまりさ種の親子も、そのひとつである。 「おちびたち、おおきくなったんだぜ!」 「やめてね、おとうさん!まりさもうおちびちゃんじゃないよ!」 「おとうさんからみれば、おちびはいつまでもまりさのおちびなんだぜ」 親が大きく育った子供たちを、喜びと寂しさの混ざった目で見つめている。 群れのどこでも見られる光景だ。 あと一二週もすれば、この子供たちは巣立つこととなる。 そうして巣立った者は、新天地を求めることや、群れに残り繁栄に尽力することを選ぶ。 仲間と共に行く者、思いの通じ合った二匹で残る者、独りで遠くを目指す者。 皆が様々な思いを胸に、巣立ちの時を待っていた。 「むっきゅ!みんな、あつまったわね!ぱちゅりーのはなしをきいてちょうだい!」 長ぱちゅりーが広場で号令をかける。 昨日のうちに知らせが届いたいたのか、群れの全員がそこにいた。 集まったゆっくりたちを見回して、長が口を開く。 「まずはあついなかあつまってくれたことに、おれいをいうわ。ありがとう。ぱちゅがはなすのは、これからのことよ」 一度言葉を切り、目を閉じる。 僅かの間を置いて、話を始めた。 「おちびちゃんたちはりっぱにそだったわ。もう、ひとりでいきていける。だから、どうゆっくりするかはみんなにまかせるわ」 長がゆっくりと目を開く。 「たびだってもよし、ここにのこってもよし。……おさとしてはむれのために、はんぶんぐらいはここにのこってほしいとおもう」 小さく微笑んで続けた。 「でも、さっきいったとおり、あなたたちはもうりっぱなおとな。じぶんのおもうようにゆっくりしなさい」 息を継いで、締めの言葉を出す。 「おさのことばはこれで「させるもんですか!」 どこからか投げられた声が、長の挨拶を砕いた。 困惑する群れのゆっくりを、何かが囲う。 金色の髪をなびかせ、真っ赤なカチューシャを戴いたゆっくり。 ありすと呼ばれる種族の者たちだった。 「なにごと!」 長の目には、円陣を組んで自分たちを閉じ込めるありすたちの姿があった。 その数は、群れの総数より僅かに少ない。 だが、覇気に満ちていた。 「かんたんなことよ。おれいまいりにきたわ」 円陣の中央、長の反対側から声がした。 よく通る、ありす種の声だ。 「……おれいまいりですって?」 「おまえら!まりさがおいだしたありすなのぜ?」 叫んだのは、帽子のつばが欠けたまりさだった。 そうだ、とリーダー格のありすが声を張り上げる。 「ありすたちはむれからおいだされたありすのよせあつめよ!あなたたちにれいぱーあつかいされてね!」 彼女の言葉に、他のありすも合わせてゆく。 「あななたちのせいで、だんなともおちびちゃんともわかれたわ!それがどんなにかなしかったかわかる?」 「おねえちゃんやいもうととわかれたさびしさは、あなたたちにはわからないでしょうね!」 「おちびちゃんをすてたあんたたちが、のうのうとゆっくりしてるのはゆるせないわ!」 ありすたちの怨嗟の声は続く。 「うまれたばかりのありすたちをすてたあんたたちが、なんでゆっくりしているの!」 「ありすたちにひどいことしたあんたたちが、おちびちゃんをあいするしかくはないわ!」 「とかいはとしてはずべきことだけど、いまだけはいうわ。えいえんにゆっくりしてつぐないなさい!」 「まちなさい!」 長が反論するため、声を上げた。 できた声の切れ目を逃さぬよう、言葉を続ける。 「おちびちゃんをついほうしたのは、れいぱーにおそわれたからなのよ!しかたなしのはんだんだわ!」 「はるさんのころにむれをおそったのはおまえらなのぜ?だったら、げんいんはおまえらなのぜ!」 つば欠けまりさが長に続く。 険しい表情で、リーダーのありすが返した。 「ええ。あなたたちがのぞんだように、れいぱーとしてむれをほろぼそうとかんがえたわ。でも、しっぱいした。……わたしたちはれいぱーになれなかったのよ」 「わけのわからないことをいうんじゃないのぜ!」 「ききなさい。あやまちをつぐなうために、ありすたちはあなたたちのすてたおちびちゃんをひろってそだてたわ。そして、きょうというひがきた。こんどはれいぱーとしてではなく、ありすとしてあなたたちにふくしゅうするわ」 今にも飛びかからんとする、円陣のありすたち。 一触即発の状況となった広場に、低い声が響いた。 ● 「ぱちゅりー!むれがへんだよ!」 崖下を覗いていたまりさが言った。 頬傷のぱちゅりーは、言われて群れを覗き込む。 そこには、ありすに囲い込まれた群れのゆっくりがいた。 「ありす?でも、むれにはありすはいなかったはず。……どこから?」 「このおやまの、べつのところからよ」 振り返ると、そこには三匹のありすがいた。 離れたところでは、子ゆっくりを抱え集めるれいむの姿があった。 少食のため、彼女らの子供はまだ成体には程遠い大きさである。 そんな子供らを守るために、れいむはありすたちを睨んでいた。 「こわがらないで。あなたたちにひどいことはしないわ。できるはずがないもの」 代表して話すありすを見て、ぱちゅりーが驚きの声をあげた。 そして、呼びかける。 「……おねえちゃん?」 「そうよ。……ひさしぶりね、ぱちゅりー。げんきにしてるみたいね。しっていたけど」 微笑むありすは、ぱちゅりーの姉であった。 その隣にいるありすを見た、れいむが尋ねた。 「……ありす?もしかして、れいむをれいぷした、ありす?」 「ええ。あのときはごめんなさいね。……ほんとうは、べつのかたちでいっしょになりたかった」 悲しみを浮かべる彼女に、れいむが笑いかけた。 「いいんだよ。おかげで、かわいいおちびちゃんもできたしね。れいむはゆっくりしてるよ」 「……いいの?」 怖ず怖ずと尋ねるありすに、笑顔のれいむが言う。 「れいむはこうしてゆっくりしてるし、いきおくれにならなくてすんだからね!でも、だんなさんがちかくにいてくれるともっとゆっくりできるよ!よければ、れいむといっしょにずっとゆっくりしてね!」 「れいむ!……ありがとう」 れいむの告白に、ありすが涙を浮かべる。 その横では、まりさとありすが向かい合っていた。 「ありすは、まりさのありすだね。くせげさんだから、よくおぼえてるよ」 「やだ、はずかしいわ。きにしてるのに。……ひどいことをして、ほんとうにごめんなさい。あやまっても、ゆるしてはもらえないだろうけど」 「まりさはゆるすよ。むしろ、ありすにはかんしゃしてる」 「なぜ?」 「だって、まりさはおかあさんになりたかったから。それをかなえてくれたありすには、おれいをいいたいよ。ありがとう」 「ひどいことをしたありすに、おれいをいうの?」 「うん。でも、わるいことをしたとありすがおもうなら、おねがいがあるよ」 「なにかしら?」 まりさが恥ずかしそうに目を逸らす。 れいむが子ゆっくりを親元に送るのが見えた。 強く目をつぶり、そのまま叫ぶ。 「まりさと、まりさとずっとゆっくりしてね!」 「……いいの?こんな、いなかもののれいぱーで」 「どうするかきめるのはありすだよ!それに、まりさはありすがれいぱーじゃないとおもってる」 「どうして?」 「だって、にげるまえにまりさにあやまったもの。れいぱーなら、そんなことしないよ」 「ほんとうに、ありがとう。そういってくれて。……まりさがいいなら、まりさとずっとゆっくりさせてほしいわ」 「……ありがとう!うれしいよ!」 互いを見つめる彼女たちに小さなものがぶつかる。 見ると、四匹の可愛い子供たちが周りに居た。 「ぱぱ!やっとあえたわね!」 「このこたちは?」 尋ねたありすに、まりさが答える。 「まりさとありすの、かわいいおちびちゃんたちだよ!ほらみんな、おとうさんだよ!ごあいさつしてね!」 「おとうさん!あえてうれしいんだぜ!」 「ぱぱ!しゅ~りしゅ~りしてね!」 「まりさはぺ~ろぺ~ろしてほちいよ!いっぱいしてね!」 おろおろするありすに、まりさが優しさを含んだ眼差しを向ける。 子供とぎこちなくスキンシップをとるありすから、ぱちゅりーのほうへと視線を動かした。 「ぱちゅりー、けっこんしてたの?」 姉が妹に問いかける。 妹は違うと言った。 「このこたちはね、すてられていたところをひろったの。……なつかしいことをおもいだしてね」 「なつかしい?」 「ぱちゅりーがちいさいころ、けがしたでしょ?それで、おねえちゃんがなめてくれた」 「そんなこともあったわね」 「それとおなじことを、このこたちがしてたの。だから、ほっとけなくなって」 ありすに頬ずりする子供たちを、ぱちゅりーが眺める。 その視界の中、子ありすが体を離して言った。 「ぱぱ。ありす、ほんとうのぱぱにあえてうれしいわ」 「へっ?」 ぱちゅりーが素っ頓狂な声を出す。 驚いた顔でありすが聞いた。 「おちびちゃんたち。もしかして、ありすのおちびちゃんなの?ほんとうに?」 「むきゅ、ほんちょうよ。あったことはなくても、ぱちゅたちにはわかるわ。だって、あんこさんがつながっているんだもの」 「おどろいたわ。……まさか、めいっこをそだてていたなんて。いつのまにか、おばさんになってたのね」 くすくすと笑うぱちゅりーに、ありすが謝る。 「ごめんね。ぱちゅりーにめいわくかけて」 「いいの。このこたちといっしょにゆっくりしようってきめたのは、ぱちゅだからね。でも、ほんとうのおやにあえてよかったわ」 頬ずりを再開した娘たちをみて、ぱちゅりーの頬がゆるむ。 その顔が、突然引き締まった。 「おねえちゃん、おしえてほしいの。したにあるむれに、ありすがたくさんあつまってる。……なにがはじまるの?」 質問に対してありすが返したのは、俯きだった。 地面を見ながら、ありすが答える。 「……むれへのふくしゅうよ」 「どうしてそんなゆっくりできないことを!」 叫ぶぱちゅりーの元へ、皆が寄ってくる。 崖の上の住人に囲まれるなか、ぱちゅりーの姉が話し始めた。 「あのありすたちはね。むれからおいだされたありすと、はるさんのときにすてられたおちびちゃんたちよ」 「むれからおいだされたことにたいして、ふくしゅうを?」 「それもひとつのりゆうだけど、それよりもっとおおきいものがあるわ。……れいぱーとばかにされた、そのふくしゅう」 怯えを含んだ表情で、れいむが問うた。 「もしかして、はるさんのときにきたれいぱーって、ありすたちのふくしゅう?」 「そうよ。でも、しっぱいした。……あのときはおどろいたわ。みんながみんな、れいぱーになれるとおもってたから」 「どういうことなの?」 「わからない。けど、わかってることはある。ありすがみんな、ぜつっりんってわけじゃないってこと。ふつうのゆっくりなのよ」 ありすは息を付いた。 苦笑いを浮かべて、言葉を続ける。 「そのあとのことは、みんなしってるわ。ときどき、ていさつにきてたからね。あなたたちがここにうつりすんだのもしってた」 「だから、まりさたちのところにきたんだ」 「ええ。ありすたちもしたでたたかうつもりだった。でも、りーだーがいったのよ。ありすたちは、おちびちゃんのいるばしょにむかうべきだって。そのときは、たとえせいっさいされても、それをうけいれろって」 「……そうだったの」 「だから、あなたたちにはかんしゃしてる。うけいれてくれて、ありがとう」 感極まった姉の目から、涙がこぼれた。 れいむは彼女から視線を外し、崖の方を見る。 「……もう、とまれないのかな。みんな、なかよくできないのかな」 「むりよ、れいむ。みんな、もうはなしをきいてくれないとおもう。このまま、ぶつかるわ」 れいむの夫が疑問に答えた。 背を向けたまま、れいむが問いかけを続ける。 「そのあとはどうするの?」 「……ここから、みをなげることになってる。ゆっくりできないことをして、じぶんたちがゆっくりするわけにはいかないって」 「どうにか、ならないのかな」 崖の向こうへと悲しみの言葉を投げた。 答えるかのように、男の声が響き渡った。 ● 「まさか、こんな真昼間に山登りさせられるとはな!」 「あっついぃ。涼しいうちに登るつもりだったのにぃ」 三人の人間が、山の斜面を登っていた。 作業用のツナギを見にまとった彼らの額に、汗が光る。 「あいつら、盛大に遅れやがって!夜明け前に巣穴潰すだったのによ、おじゃんだぜ」 背の高い男が悪態をつく。 時刻は十時を大きく過ぎ、強い日差しが彼らを照りつけていた。 「ったくよぉ。なにが真っ直ぐに行きゃあ着く、だァ?迂回しねェと駄目じゃねェか。J、あとどんくらいなんだ?」 「俺に聞かれてもな。A、群れの位置はわかるか?」 Jと呼ばれた青年が、セミロングの女へ顔を向ける。 Aは長い髪を後ろで結い上げていた。 「もうそんなに遠くないよ。……あれ?ちょっと待って」 「おうしたよ?」 「群れのゆっくりが集まってきてるの。まだ、まわりにぽつぽつともいるけど。集会なのかな?」 「今は十時半過ぎだ。起き始めて食事をとった後ってところだな」 「するってェと、集まんのは昼頃か?」 「ゆっくりでもわかりやすい目安だな。朝の遅いゆっくりは、炎天下でもその時間帯を目安にするしかない」 「夕方になると涼しくなるけど、捕食種が出るかもしれないからね。……ん?なんか変だよ」 Aが立ち止まる。 それにつられて、男ふたりも足を止めた。 「今度はなんだってんだァ?」 「……群れを囲むように進む反応があるの。結構多いよ、成体が約六十」 「中規模な群れ一つ分か」 「集会に集まってる連中じゃねェのか?」 「それにしては動き方が変。なんというか、広場を囲うような動きなのよ」 「……俺達以外に、群れを狙ってる奴らが居るってことだな」 「先を越されたみたいで、面白くねェな」 大男が舌打ちを一つ。 彼に向けて、Jが指示を出す。 「S、お前は独りで群れの方まで行け。様子を見て、俺達が着きそうになったら閉じ込める準備を頼む。それまでは事を起こすな」 「あいよ。任せな」 Sと呼ばれた長身の男が頷いた。 続いて、Aへと告げる。 「Aは遠隔でSに位置情報を送れ。出来るか?」 「任せといて。でも、常時ってわけにはちょっと無理かも。十秒……ううん、五秒間隔で更新するから」 「それで十分だァ。んじゃ、お前らもとっとと来いよ」 言うと、Sが斜面を跳ね上がった。 木々を踏み台にして、あっという間に山の上へと進んでゆく。 「俺達も行こう。ペースを上げるぞ。きついだろうが、頑張ってくれ」 「うん。でも、遅れそうだったら置いてって。Jが居ないと囲い込みは出来ないからね」 汗を滝のように流しながら、山を登ってゆく。 二人が群についたとき、時計の針は正午の手前を指していた。 「なんとか間に合ったか?」 「ああ、間に合ったみたいだぜ。……向こうは、出来上がってるみてェだがな」 茂みに隠れていたSが、広場を指し示す。 その先には、ゆっくりを囲むありす種の姿があった。 彼女らの大きな声が、耳に届く。 「追い出された個体なのかな?」 「……話を聴くに、れいぱー扱いされたありすの群れか」 「奴さんたち、相当殺気だってるぜ」 「丁度いい、利用させてもらおう。……折角だ、復讐ぐらいさせてやるか」 やや呆れを含んだ表情で、Sが見下ろした。 「ホントにオメェはゆっくりに甘ェな。別にいいけどよ」 「俺はあいつらを生き物としても認めてるだけだ。潰すなら、望みぐらい果たさせてやろう。……俺があいつらに声を掛けるのと同時に、円を描け」 「おうよ。A、道案内あんがとよ。お前は休んでな。後は簡単に済むだろうしな」 「ありがと。ちょっと木陰で休んでるね」 Aを残し、男だけで進んでゆく。 ゆっくりの円陣まで数メートルを残して、立ち止まった。 そして、Jが宣言する。 「動くな!お前らを駆除しにきた!二秒で投降しろ!」 ● 男の声と共に、動く影が一つ。 長身の男がありすの円陣の外側に、棒切れで大きな円を描いた。 そこをもう一人の男が踏みつける。 「え。にんげんさん?」 「なんでにんげんさんが?」 「……どういうことなのかしら」 頭が追いつかないのか、呆然としてゆっくりが呟く。 それを聞き流して、大男が聞いた。 「どんくらいかかるんだ、J?」 「三十秒ぐらいだな。S、それまでこいつらの話し相手でもしてくれ」 「二秒でやりな」 正気を取り戻した長のぱちゅりーが、二人の男に呼びかけた。 「にんげんさん!たすけてちょうだい!ぱちゅりーたちありすに「なんでだよ」 ぱちゅりーの言葉を打ち消すように、Sが声を被せる。 「どうして!」 「だって俺ら、お前ら潰しにきたんだもんよ。さっき言ったろ?助けるわけねェだろ」 潰す。 その言葉が、ゆっくりたちに広がってゆく。 長い間を置いてから、円陣の中心がわめきだした。 「やだぁあああ!れいむしにたくなぃいいい!」 「わからないよー!ゆっくりしたいよぉー!」 「ばかなのぜ!にんげんなんてまりさにかなうわけないのぜ!」 「まだいとしのれいむとすっきりーもしてないよ!おちびちゃんたくさんつくって、たくさんゆっくりするのに!」 騒ぐゆっくりの声を飛び越えるように、つば欠けまりさが声を張り上げる。 「どうしてなんだぜ、にんげんさん!ゆっくりだっていきてるんだぜ!かけがえのないいのちなんだから、たいせつにするのぜ!」 「それだよ。俺ァずっと不思議だったんだ。お前ら、それをよく言うからさ」 Sが手を叩くと、乾いた音が山に響いた。 その音で、徐々にゆっくりが静まってゆく。 「聞きたいんだけどよ。お前らは、自分らが生きてるっていうんだよな?」 「そうだぜ!」 「ってことはよォ、お前ら生き物ってことになる。そうだな?」 「くどいんだぜ!そうだっていってるんだぜ!」 「じゃあ戦えや」 その言葉に、ゆっくりは皆理解できなかった。 それを見下ろして、彼は続ける。 「生きるってのはよ、戦うことだ。戦って勝って、初めて生きられるんだよ。飯食うために他の命を犠牲にするしよ、邪魔な奴はぶっ倒していかなきゃならねェ。場合によっちゃ、共存してもいいけどよ。まあ、そうやって色んなモンを勝ちとって、生きていかなきゃならねェ」 息を入れて、手に持った棒を肩に担う。 棒で肩を軽く叩きながら、続けた。 「テメェらが生きるのは勝手だよ。でもよ、テメェが生きる責任ぐらい、テメェで持ちやがれ。それが生き物ってもんだ。生きたいなら、まずは目の前のありす共に勝ちな。その次は俺たちだ。それが出来ればテメェら、とりあえずは生きられるだろうよ」 訳がわからないと言いたげな表情を、彼女らの大半は浮かべていた。 だが、リーダー格のありすは顔を引き締めて言う。 「にんげんさん、おねがいがあるの!ありすたちのじゃまをしないで!すこしだけでいいから!」 「いいぜ」 「えっ」 あまりに軽い言葉を返され、ありすは呆気に取られた。 それを気にせず、Sが告げる。 「俺らのリーダーの意向だァ。好きにしろや。でも、終わったら俺達が相手だかんな。せいぜい、ゆっくりやれや」 「S、もう大丈夫だ」 「おう?十分はかかった感じがするぜ」 「時間稼ぎ感謝するよ。じゃあまあ、ごゆっくり」 広場は動かない。 右往左往したり、近くのゆっくりと相談をしたり。 そこに近づくものが一人。 「ねえ、二人とも」 休んでいたはずのAが近くに来ていた。 崖の上を見上げて、二人に小声で話す。 「あの上にもゆっくりが居るみたいなの。逃げないうちに、見てきたほうがいいかも」 「じゃあ、俺が言ってくらァ。お前ら、ここ頼んだぞ」 棒を放り出して、Sが崖へと走る。 絶壁の前にたどり着くと、垂直に飛び上がった。 十メートルはある崖の縁に手を掛ける彼をみて、Aが笑う。 「相変わらず、すっごいね。人間じゃないみたい」 「そういう特技みたいなもんだからな。アレ以外は出来ないけど」 Jが目線を落とす。 そこには、未だまごつくゆっくりの集団がいた。 彼はしゃがみ込むと、リーダーのありすに問いかける。 「いいのかい。復讐するんじゃなかったのか?れいぱーって馬鹿にされた復讐、するんだろ」 言われた彼女は我を取り戻す。 哮り、すぐ近くで喚いていたちぇんへと突っ込んだ。 ● 崖下を覗いていたまりさたちの前に、突然男が現れた。 下から飛び上がってきたSだ。 男は一瞬止まると、重力に引かれてゆく。 彼は崖に手をかけて、その場に留まった。 「……いまの、なにかしら」 引きつった表情で、頬傷を持つぱちゅりーが呟いた。 彼女らの前に、再び男が顔を出す。 「ちょっとどいてくれや。これじゃあ登れねえ。……ほら、早くしてくれよ」 男の言葉に従って、皆が後ろへと下がる。 そうしてできたスペースへと、男が体を潜り込ませた。 「ふう、あんがとよ。手ェかけてるところがいつ崩れるかヒヤヒヤもんだったぜ」 彼は右手でひさしを作り、下の世界を眺める。 そこでは、ありすによる私刑が行われていた。 獅子の如き表情で迫るありすに、逃げようとする群れのゆっくりたち。 ゆっくりは怖いものや痛いものを恐れやすく、それらを前にすればすぐに心が折れる。 気迫で負けていては、勝負にならなかった。 「こわいよぉおおお!」 「いたいいたいしないでぇえええ!」 「ひどいよぉおおお!まりさはゆっくりしてただけなのにぃいいい!」 円の中で、ゆっくりが取っ組み合う。 体当たりをする者、踏みつけて潰そうとする者、噛み付く者、枝を振る者、喚く者、嘆く者、逃げ惑う者。 円の中は戦いと亡骸が広がる死地となっていた。 そんな円の外には、遮蔽物が多く逃げやすい森が広がっている。 だが、出ようとしない。 否、ゆっくりは外に出られない。 「ゆうう!これ、すごくゆっくりできないよぉおおお!ここからでたいのにぃいいい!」 線に近づくと、強烈な拒絶反応を起こすのだ。 土俵から逃げようとしたそのことごとくが、泣きながら中へと戻る。 仮に内側から押し出され、外に出たとしても。 「は~い。お外に出た子はしまっちゃおうね」 「しまっちゃうおねえさんはゆっくりできなぃいいい!」 髪を結い上げた女に戻された。 その光景を見て、崖の上の男が呟く。 「常に接する必要はあるが、条件が満たされている間は強烈な退去命令を出すシステムか。効果テキメンだな、Jよォ」 「……ねえ、おにいさん。おにいさんはだれ?」 背にかかる声に振り向くと、そこには黒い帽子の成体ゆっくりがいた。 ぶっきらぼうに男が返す。 「俺たちゃァ頼まれてよ、お前らを潰さなきゃなんねェ」 「……どうしてかしら?」 「居られると迷惑なんだとよ。お前らが松茸を食っちまうからってな」 「まつたけさんはゆっくりできるよ!おいしいもん!」 「そうやってお前らが食うから、困ってるんだとさ。で、俺達が来た。松茸を取られないようにな」 「……ぱちゅりーたちは、ゆっくりしていただけなのに。にんげんさんはおやさいさんだけじゃなく、おやまもひとりじめするのね」 「恨みなんて、どこで買うかはわからねェ。どっかの誰かがソロバン弾いたときに、たまたまお前らが邪魔になった。そんだけだろうさ」 彼は立ち上がり、ゆっくりの一家をまたぐ。 そのまま数歩進み、木に背を預けて腰掛けた。 「まりさたちのおうち!」 「んあ、オメェの家か。ちゃんと見ろよ、穴避けて座ってんだろ」 言うとおり、彼は巣穴の隣に座っていた。 だとしても、まりさは気が気ではない。 「しょうがねェなあ。じゃあ、動いてやんよ」 腰を上げて動いた先は、崖の集落の中央だった。 改めて腰を下ろすと、すぐ近くに居た子ありすに手を伸ばす。 「ほれほれ」 「やめちぇ、くすぐったいわ」 右の人差し指で、子ありすの頬をくすぐる。 その手を、れいむの体当たりが押しのけた。 「おちびちゃんにいたずらしないでね!れいむおこるよ!」 「おお、悪ィ悪ィ。許してくれよ。……あいつらが言ってたことから考えると、こいつらレイプされて出来たガキらしいな」 「それが、どうかしたの?」 れいむの夫が睨みつける。 男は口元に笑みを浮かべた。 「いんや。どうあれ、親が居ることはいいこった。俺は親が居なかったからな」 「……おにいさん、おかあさんもおとうさんもいないの?」 「産まれたってことは居るんだろうが、顔は見たことねェ。俺は捨て子だからな。施設で育った」 彼は顔を下に向けた。 六匹の成体ゆっくりと、その子供がいる。 「しかしなんでお前ら、そいつらを育てたんだ?お前らガキはゆっくりできるって言うくせに、レイプで出来たガキは要らないって言うんだよな。大抵が潰すか捨てるかするって聞いたが」 「そんなのかんたんだよ」 Sが感心するような声を短く出す。 それを見つめるまりさの顔は、きりりと引き締まっていた。 「まりさのおちびちゃんだからだよ。さずかった、たいせつなおちびちゃんなんだ。ひどいことなんてするわけがないよ」 「なるほどねェ。……お前らも同じかよ」 れいむとぱちゅりーを見やる。 それぞれが肯定を返した。 「そうだよ。どうあれ、れいむのおちびちゃんにはかわりないよ。なら、いっしょにゆっくりするのがあたりまえだよ」 「ぱちゅりーはれいぷされたわけじゃないわ。みてみぬふりもできた。でも、このこたちをひきとってよかったとおもってる」 「心の余裕があったってとこか。皆が皆お前らみたいだったら、難儀しねェんだろうなァ。……なんにせよ、お前らは恵まれてるよ。なんだかんだで、親が欠けずにいるんだからな」 頭を掻きながら、男はゆっくりから視線を動かした。 顔をありすに向け、言葉をぶつける。 「ここにいるありすも、下のありすの仲間だろ。あいつら、この後どうするつもりだ?あそこで暮らすのか?」 「ちがうわ。……ここから、みなげするつもりなの」 その答えを、男は鼻で笑った。 むっとするありすたちに、男が言う。 「そりゃあ、勝ち逃げだ」 「かちにげ?」 まりさがおうむ返しをした。 ああ、と男が頷く。 「自分たちがやりたいことだけやって、んでもって満足したまま死んでいなくなるんだろ。同じことをやり返されることもねェ。そういうのを、勝ち逃げっていうんだよ」 「おなじこと?ほかのゆっくりは、れいぱーなんてよばれないでしょ?」 「あー、そういう意味じゃねェ。まあ、やったらやり返されるってこった。……下が静かになってきたな」 男は立ち上がった。 彼を見上げて、まりさが問う。 「おにいさん。まりさたちのことも、えいえんにゆっくりさせるの?」 「ああ。そうしないと、信頼に関わる」 「しんらい?」 「そうだ。俺たちを信じてる、他の連中の気持ちだ。俺達もお前らと同じように、群れみたいなもんにいる。で、俺達がやらないといけないことをちゃんとやらないと、群れが馬鹿にされて除け者にされちまう。群れを残すためには、やらなきゃならねェのさ。お前らだってそうだろう。なんだっけか、社会派だっけか?」 「とかいはよ」 「それだっけか?まあいいか。どういういざこざで追い出されたのかは知らねェが、うまく信頼が取り戻せたらああはならなかったのにな。今更言っても遅ェか」 ゆっくりをまたいで、崖の淵に立つ。 振り向いて声を投げた。 「戦うなら潰す。逃げたら探し出して必ず潰す。俺たちのためにな。……どうするかはお前らが決めろ」 それだけ言い残して、Sは飛び降りた。 ● 崖の上から戻ったSが見たのは、まりさ種を取り囲むありすたちだった。 数を七にまで減らしたありすのまわりには、群れや同胞たちの死骸が広がっている。 死体の海の中央で嬲られているのは、帽子のつばが欠けたまりさだった。 「おまえのせいで!おまえのせいでありすたちは!」 「やべっ!やべろぉ!いたいぃ、いたいぃいいい!」 玉のように突き転がされ、右へ左へ。 度重なる体当たりによって体の至る所に傷をつけられ、その痛みで涙や小便を垂れ流している。 ぐしゃぐしゃにした顔で、つば欠けまりさが声を張り上げた。 「もとはといえば!おばえらがわるいんだぜ!おばえらがまりさのむれをほろぼさなければ!」 「それはべつのありすでしょう!ありすたちはかんけいなかった!なのに!」 「おばえらだって、れいぱーにはかわりないのぜ!よだれをたらしてすっきりーをする、いなかもののれいぱーなのぜ!」 「こいつ!まだいうの!」 ありすの暴力が激しくなってゆく。 皮が破れ、中身の漏れ出したまりさが最期の言葉を叫ぶ。 「ばりさにとって、ありすはみんなげすだ!だからおいだした!それのなにがわるいんだぜぇ!」 「……もういいわ!しになさい!この、いなかものが!」 リーダー格のありすが、大きく跳ねた。 自身の倍近い高さまで飛び上がり、全体重をつば欠けまりさに押し付ける。 まりさは爆ぜた。 「……ながかった。みんな、ぜんぶおわったわ」 うつむいたリーダーの言葉だ。 ここに生き残った者だけでなく、死した者たちにも投げかけているのだろう。 周りのありすも皆、哀しみを顔に浮かべている。 「かなしいけど、いきましょう。みんなの、おそらとんでるみたい!」 リーダーが突如、宙に浮かんだ。 否、持ち上げられている。 「まずは復讐おめでとうといったところか。手間を減らしてくれた礼を言う」 ありすを浮かせた原因が目の前にあった 復讐劇を見守っていた男、Jだった。 「その礼として、俺たちがお前たちの恨みを持って行ってやろう。感謝はしなくていいぞ、仕事だからな」 「どういうこと?せつめいしてちょうだい」 「お前たちを惨たらしく殺すってことだよ。まさか、悲劇のヒロインとして身投げできると思っていたのか?」 「どうして!ありすたちはじぶんたちでおわらせようとしてるのよ!それがいけないの?」 「駄目だ。理由はどうあれ、お前らは同族を殺した。なら、同族に罰を受けなきゃならねェ。それを受けずに死ぬのは道理が通らねェ」 ありすに答えたのは、話に割り込んだSだった。 円の中へと進むSが、ゆっくりの残骸を踏みつけてゆく。 残る六匹のありすまで近寄ると、しゃがみ込んで言った。 「なんにせよ、俺たちはお前らを全部潰さなきゃなんねェ。それに、本当に身投げするかも怪しいしな」 「ばかにしないで!それぐらいやるわ!」 「お前らゆっくりは、我が身可愛さで止めかねねェからな。俺たちがやんのが、どっちにしろ確実なんだ。J、どうする?」 彼の質問は、やるか否かという類のものではない。 どう処理するか、その方法を確認するためのものだ。 それを受け、Jが方針を決める。 「山火事が怖いが、穴を掘って焼こう。燃料はランタンのガソリンを使う。まず足を潰してから、穴を掘ろう」 言うが早いが、掴んでいたありすを脇に抱える。 引き抜いた細身の鉈をありすの足にあて、引き裂いた。 「いっぎぃいいい!ありすのあんよがぁあああ!」 他のありすが逃げようとするも、皆捕まって足を切られる。 彼女らが惨劇の場を見えるよう、円の外に並べておいた。 その後で三人は、円の中央に穴を掘り始める。 「ねえ、私、思ったことがあるの。聞いていい?」 Aがスコップを使いながら、ありすに話しかけた。 地面に目を向け、手と口を動かす。 「本当にこうしないといけなかったのかな?確かに、信頼を築くのは大変だし、無くすのは一瞬だよ。それで追い出されたみたいだし。……でも、それにめげずに、もう一度自分たちが都会派なゆっくりだって認めてもらうよう、努力する道はなかったのかな?」 「ありすは。……ありすは」 「過ぎちまったことだ。その道はもう無ェんだよ。ずっと前にな」 「ごめん。……気になって」 広場には、ありすたちの嗚咽と、土を掘る音だけが響く。 やがて、膝ほどの深さを持つ、直径一メートル半程度の穴が出来上がった。 底にゆっくりの死骸を敷き詰めた穴へ、ありすを潰さないよう並べてゆく。 並べ終わるとJがランタンを持ち、中にあるガソリンをありすにかけた。 「おにいさん、いまのはなに?」 「凄く良く燃える水、ってとこかな。……さよなら、ありす」 言葉と共に、Jがマッチを放った。 火のついたマッチがありすに触れると、瞬く間に火が広がってゆく。 燃えてゆく肌や髪に、ありすが悲鳴を挙げた。 「あづいぃいいい!あづいわぁあああ!」 「だずけてぇえええ!いたいぃいいい!あついぃいいい!」 「やだぁあああ!やだぁあああ!」 跳ねて転がろうにも、足はもう用をなさない。 身を捩り、死臭の漂う穴の中を転がるだけだ。 その苦しみの中、独りだけ声を挙げない者が居た。 リーダーと呼ばれていた、ありすだ。 「あでぃすは、ありすはさけばないわ。せめてしにぎわぐらい、とかいはにいるっ……!」 歯を食いしばり、炎の如き表情を浮かべている。 噛む力に耐え切れず歯が砕けても、カチューシャが燃え尽きても、人間たちを見据えていた。 歯の残らぬ口で、言葉を残す。 「おねえさん、もっとはやくあいたかったわ。いいえ、もっとはやく、とかいはないきかたにきづけばよかった……」 その言葉を残し、リーダーのありすは力尽きた。 火を纏い苦しむありすたちを前に、Aは疑問を口にした。 「ねえ、ありすがれいぱーになるのは、仕方ないことなの?ならないってことはないの?」 「いや。れいぱーになるというのは、体質じゃない。精神によるものだ。そもそも、性欲に溺れるのはありす以外でもありうる」 「どういうこった?学者さんよ、説明してくれ」 目を火葬場から話さず、Jが解説を進める。 「ありすは“都会派”という価値観を持っている。淑女のような価値観だ。美しいものを好み、下品なものを嫌う」 「じゃあ、なんでれいぱーになるの?下品なの、嫌なんでしょ?」 「揺り戻しだ。何らかの理由で精神のタガが外れ、倫理観が狂うとゆっくりは暴走する。所謂ゲス化だ。そして、ありす種は性欲や性交を汚らわしい物として忌避することが多い。これは都会派という価値観を意識すればするほど強くなる。すると」 「レイプ魔になるってことかよ。でも、絶倫になんのはなんでだ?」 息継ぎをしたJの言葉に、Sが合わせる。 水筒をあおってから、Jが返答した。 「性欲に関するリミッターが外れてるんだ。狂っていると言ったほうがいい。だから満足しない。とはいえ、流石に出しっ放しだと中身が無くなるから、できた赤ゆっくりを食べるがな」 「じゃあ。このこたちが言ってた、『れいぱーにはなれなかった』のって」 「ああ。あれはなろうとしてなれるものじゃない。……都会派という価値観に拘ってたこいつらには、特にな」 火は、まだ揺らめいていた。 ● 崖の縁には、六匹の成体ゆっくりが居た。 「みんなが。……もえてゆく」 クセッ毛のありすが呟く。 崖の下では、七匹のありすが大きな炎となっていた。 「にんげんさんたちがれいむたちをころすっていってたのは、ほんとうだったんだね」 「……みんなのかたきをうつわ」 「やめて、おねえちゃん。……くるしみがふえるだけだわ」 ぱちゅりーが姉ありすを諌めた。 れいむの夫が反論する。 「でも!このままじゃあ、ありすたちは!」 「だめだよ。かっても、まりさたちはぶじですまないかもしれない。そうしたら、おちびちゃんはだれがそだてるの?」 「だったら、まりさたちはかくれてて!ありすたちでやるわ!」 「むりよ。ありすはさんゆんしかいない。たくさんいたありすがあんなになってるのに」 火刑という、同胞の惨たらしい姿を思い出す。 じゃあ、とれいむは提案した。 「おちびちゃんをつれてにげよう!それしかないよ!」 「むりだわ。おちびちゃんがいっしょじゃ、そうとおくへはいけない。ありすたちがじかんかせぎをしてもね」 クセッ毛のありすは、残念そうに首を振る。 悩んでいたまりさが、声を上げた。 「そうだ!かちにげしよう!そうすればおにいさんたちに、ひとあわふかせられるよ!」 「で、そのほうほうは?」 「ゆ?ゆぅう……」 「あるわよ」 皆がぱちゅりーを見やった。 全員の視線を受け、ぱちゅりーが策を伝える。 その内容に、皆困惑した。 それを制するように、ぱちゅりーは言う。 「たしかに、これはおにいさんたちにいたいいたいなことをするわけじゃないし、ぱちゅたちもぜんいんしぬわ。でも、まりさのいうとおり、かちにげはできる。おちびちゃんたちも、くるしまない。……どうする、まりさ?」 注目がまりさに集まった。 決めかねているまりさに、子供たちが擦り寄る。 「おかあさん」「ぱぱぁ」 「……おちびちゃんたちは、おかあさんとおとうさんと、いっしょにいたい?」 「「「「「うん!!!」」」」」 まりさが目を閉じ、思う。 そして、意を伝えた。 「やろう、みんな。おそらのうえのゆっくりぷれいすで、ゆっくりしよう」 ● 燃え殻となったありすを、三人の男女が突き崩していた。 炭化した饅頭が、スコップの先端で貫かれる。 やがて平たく均された灰へと、土がかけられていった。 「次はあいつらかァ。なんか、気が進まねェな」 穴を埋めながらSが漏らす。 彼が見つめる先には、崖があった。 「俺たちが任されたのは、山にいるゆっくりの全滅だ。上にいるのも例外じゃない」 「お仕事だしね。やらないと駄目だよ」 「わァってるよ。でもよ、なんか親近感というか、同情がわいてよォ」 「……ここで待ってても、構わないぞ」 「お気づかいどうもあんがとよ。むしろ、お前らは手ェ出すなよ。俺がやる」 穴が塞がった広場から、三人が立ち去る。 木々の間を抜け、山を上へと登ってゆく。 ゆっくりと時間をかけ、彼らは崖の上へとたどり着いた。 「きたね」「きたぜ」 先頭に立つSの言葉が、まりさの言葉と重なる。 ゆっくりはそれぞれ、番と子供のグループを作っていた。 両親の前に、子供が並んでいる。 皆、自信に満ち溢れた顔をしていた。 「おにいさん。まりさたちは、かちにげするよ」 「あん?どういうこった」 「みんな、いくよ!」 まりさが叫ぶ。 その号令に、ゆっくりたちが動いた。 「「「「「さあ、おたべなさい!!!」」」」」 宣言したゆっくりたちの目から、活力が消える。 その体は中心から二つに裂け、左右に転がった。 「おい、どういうこったよ。こりゃァ」 ポツリと言った彼は、突然笑い出した。 「はははは!そうか、勝ち逃げか!面白ェ!はぁっはははは!」 腹を抱えるSの後ろで、Aが硬い表情をしている。 その口から出た音は、不思議だという気持ちがこもっていた。 「自殺をして、勝ち逃げ?……なんで?まだ、何ももしてないのに」 「俺たちの思い通りにはならないってことだろう。これなら身を投げるより痛みなく確実に機能停止ができるし、眼の前でやるから意思表示になる。……してやられたな。確かに勝ち逃げだ」 「これは、子供を守るためだったんだね」 頷くJを背に、Sがまりさへと歩み寄ってゆく。 しゃがみ込んでまりさの亡骸に手を突っ込むと、中から欠片をつまみ上げた。 「J、こいつらの真ん中ってこれか?」 彼がつまんでいたのは、まりさの中枢餡。 白く濁った半透明のそれは、二つに分かれた内の一つだった。 「ああ。それであってる」 「そりゃよかった。じゃあ、いただくかね」 確認がとれたSは、中枢餡を口に入れた。 咀嚼しながら、感想を述べる。 「なんかグミみてェだな。思ったより甘くねェ、あっさりしてらァ」 「“おたべなさい”をしたゆっくりの味は、植物妊娠時の茎と同程度に変わるんだ」 「ふーん、甘さで舌が馬鹿にならなくて済むってことか。……ごっそさん」 「でも、なんで食べたの?」 まりさに向かって合掌するSに、Aが訊ねる。 空を見上げるSは言い淀んだ。 「食えって言われたから、食っただけだ。まあ、なんとなくだよ。なんとなく」 立ち上がった彼は、気恥ずかしいのか頭を掻いた。 そのまま提案する。 「こいつら、埋めてやろうぜ」 「ああ」「うん」 ● 崖の上のゆっくりたちの亡骸は、それぞれの巣であろう場所に移された。 巣の奥に置かれた彼女らごと、巣が埋められていく。 「俺はよ。こいつらのことを動く饅頭程度だと思ってた。オメェの難しい説明は前に受けたが、よくわかんねェ」 「突然なんだ」 「聞けって」 互いに背を向け、男ふたりが話す。 Aは既に巣を埋め、ここにはいなかった。 「俺ァ、今回の件でこいつらの評価を少し改めるぜ。馬鹿な奴が多いが、面白い奴もいる。お前はゆっくりの事を面白そうに見てたが、それが少しわかった気がするぜ」 「左様け。そのほうが、今後は都合がいいだろうな」 「駆除には邪魔な見方だろ?」 「今回で俺たちは駆除課から外れる。新しい部署が作られて、そっちに移る」 「マジかよ。聞いてねェぞ」 埋める手を止めて、Sが驚きを口にした。 対して、Jは手を止めない。 「俺も仕事渡されたときに言われた。一応、部署新設の話は以前から聞いてはいたがな」 「あー、そういやそんな話があったようななかったような」 「今度は街を中心にゆっくりの相手をする。もう、山を登ることは殆ど無いだろう」 「結局こいつらの相手か。副業としては楽だけどよ」 穴を埋め終わるJを見て、Sは仕事を再開した。 遅れて穴が塞ぐと、当たりを見回して言う。 「そういや、Aはどこにいったんだ?」 彼の言葉とほぼ同時に、Aが茂みから出てきた。 「どこいってたんだ?」 「お花を摘んできたの」 その言葉に、男二人が顔を見合わせる。 気まずそうに、Sが謝った。 「我慢できなかったのか。なんか、悪ィこと聞いたな」 「お花を摘んでくるのに、どうして我慢が出てくるの?」 「いやお前、そりゃァ」 「はい、これ」 差し出された右手には、花が載せられていた。 見れば、左手には数種類の花が握られている。 「文字通り花を摘んでたってわけか……」 「二人して変なの」 「帰ったら、『花を摘む』って言葉の意味を検索してみればわかるさ」 額に手をやるJに、不思議そうにしているAが花を渡す。 Aは笑って二人に言った。 「せめて花ぐらいあげたほうがいいかなって思って」 「手向けの花か」 「でも、あいつら花食うよな。意味あんのか?」 「手向けと供え物が一緒にできると考えればいいさ」 それぞれが埋めた巣穴に花を捧げ、手を合わせた。 それが済むと彼らは立ち上がり、二言三言交わして山を去った。 夏の山に残されたのは、灰となった群れ。 そして、三つの墓と、蝉の声だった。 ○ 「れいぱーに襲われてまりさが母親になる」ってだけの話が伸びも伸びたり。 長くなるならなるで、もっと構成をがっちり組んだほうがいいかもしれませんね。 ゆっくりが実際に生きているように書けたところは満足しています。 人間の脅威を素直に理解していたのは少し都合が良過ぎたかもしれません。 あそこで無駄に問答していても仕方がなかったから押し通しましたが、反省すべき点ですね。 ありすの行動にエゴや破綻があるのは想定通りなので、こちらは問題ありません。 次は短めの話を書きたいところ。 ド直球な話も書くべきなのだろうか……悩みますね。 投稿済み作品 anko2549 箱庭のゆっくり anko2621 人が見たら飼うとは言わないだろうな anko2638 優秀さとは状況によって、万華鏡のように姿を変える anko2705 ままごとには変わらないがな anko2775 どうあがいても足りねえじゃねえか (修正版有り) anko2777 わらしべまりさ anko2808 開ウン実験 anko2870 フレグランス・ストーム anko2959 天空の島ゆっくり anko2962 雛は彼女らだ、卵は世界だ anko2976 眼前に広がるのは、どんな世界か
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/3693.html
アメリカ / 最近のお勧め記事【分類版】 ■ ③『見たくない宗教の側面』世俗的なアメリカと宗教国家アメリカの段差 「逝きし世の面影」より ・皆さんはNHKテレビで連載されていた人気番組の『大草原の小さな家』を見ましたか。 ・ところがですね。この物語が最後の場面を知っている人が案外少ないのですよ。 ・き・・・そのうちに突然神託があり神が降臨して奇跡が起こりと、今までの話とは違いすぎるあまりの展開に口があんぐり。 .
https://w.atwiki.jp/eirei/pages/643.html
バートン・C・アンドラスアメリカ1892~1977統率:D 武力:C 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------軍人。第一次世界大戦時に将校として入隊し、第二次世界大戦ではパットン将軍の部隊に属した。戦後はナチス戦犯を収監したニュルンベルク刑務所の所長を務めたが、被告人を侮辱し、ゲーリングなど少なくない自殺者を出してしまった。 ハーバート・クラーク・フーヴァーアメリカ(アイオワ州ウエストブランチ)1874~1964統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------アメリカ合衆国第31代大統領。第一次世界大戦時には、アメリカ救済委員会の委員長に任命され、ヨーロッパからのアメリカ人引き揚げを援助した。ハーディング、クーリッジの両大統領の政権下の商務長官も務めた。 ハイマン・ジョージ・リッコーヴァーアメリカ(生まれはポーランド・マクフ郡)1900~1986統率:B 武力:C 政治:C 知力:A 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海軍大将。ポーランド系ユダヤ人で虐殺を逃れるためにアメリカへ移住、太平洋戦争に従軍した。海軍原子炉開発の責任者として、原子力潜水艦ノーチラス号の開発に関わり、『原子力海軍の父』と呼ばれる。勤続63年は米海軍最長。 バスター・キートン(本名:ジョセフ・フランク・キートン)アメリカ(カンザス州)1895~1966統率:D 武力:D 政治:C 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------喜劇俳優、映画監督、脚本家。世界三大喜劇王の一人。身体を張ったアクションと絶対に笑わない「偉大な石の顔」が特徴。多くの作品を残し、『ファッティとキートンのおかしな肉屋』、『キートンのカメラマン』、『キートンのエキストラ』、『ライムライト』、『荒武者キートン』、『キートンの探偵学入門』などがある。 ハズバンド・エドワード・キンメルアメリカ(ケンタッキー州ヘンダーソン)1882~1968統率:C 武力:C 政治:D 知力:C 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海軍大将。米太平洋艦隊司令長官兼合衆国艦隊司令長官であったが、大日本帝国海軍による真珠湾攻撃の被害の責任から、降格、解任の処分を受けた。後に名誉は回復された。 パット・ギャレットアメリカ(アラバマ州)1849~1908統率:D 武力:B 政治:D 知力:C 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------西部開拓時代のガンマン。カウボーイやバッファローハンターを経てフォートサマーの保安官となる。その後、賞金首となったビリー・ザ・キッドを逮捕し、脱走したキッドを再び追跡して最後に銃殺した。 バット・マスターソン(ウィリアム・バークレー・“バット”・マスターソン)アメリカ1856~1921統率:C 武力:C 政治:D 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------西部開拓時代のガンマン、保安官。ネイティブ・アメリカンの情報に詳しかったため、陸軍の斥候を務めた。ワイアット・ワープの下で保安官代理を務め、カンザス州フォード群の保安官となる。その後も賭博経営やボクシングの興行などで生計を立てた。 ハリー・S・トルーマンアメリカ(ミズーリ州ラマー)1884~1972統率:B 武力:B 政治:C 知力:C 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------ルーズベルト政権の副大統領だったが、大統領が急死したため、アメリカ合衆国第34代大統領となる。「マンハッタン計画」を引き継ぎ、日本に原子爆弾の投下を指示した。原子力委員会を設置し、水素爆弾の開発を発表し、ロシアとの冷戦に発展した。フェア・ディール政策を講じたが、朝鮮戦争が勃発してしまう。 ハリー・デクスター・ホワイトアメリカ(マサチューセッツ州ボストン)1892~1948統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------フランクリン・ルーズベルト政権の財務次官補。第一次世界大戦に従軍、スタンフォード大学で経済学を学ぶ。ハル・ノートの草案作成に携わった。経済学者ケインズと共にブレトン・ウッズ協定でのIMF(国際通貨基金)創設に貢献する。後に共産主義者であると糾弾されるが、ソ連のスパイだった。 ハリー・ロイド・ホプキンスアメリカ(アイオワ州)1890~1946統率:B 武力:C 政治:A 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------フランクリン・ルーズベルトの側近として商務長官を務める。ニューディール政策では公共事業推進局長として失業者の対策に当たる。第二次世界大戦では、非公式な特使としてカイロ会談、テヘラン会談、ヤルタ会談にも同行し、外国に武器を貸与するレンドリース法の策定に関わった。 ハリエット・タブマンアメリカ(メリーランド州ドーチェスター郡)1820~1913統率:A 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------元奴隷。秘密結社・地下鉄道の女性指導者。何度も南部に舞い戻り、300人もの奴隷の逃亡を助けて『黒人のモーセ』と呼ばれた。南北戦争では、北軍のスパイも務めた。 ハロルド・ロイドアメリカ(ネブラスカ州)1893~1971統率:D 武力:D 政治:C 知力:B 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------喜劇俳優。世界三大喜劇王の一人。カンカン帽にセルロイドの丸眼鏡という独特の風貌が特徴。代表作に『ロイドの二挺拳銃』、『ロイドの水兵』、『豪勇ロイド』、『要心無用』などがある。 ハワード・フィリップス・ラヴクラフトアメリカ(ロードアイランド州プロヴィデンス)1890~1937統率:D 武力:E 政治:D 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------詩人、小説家。「コズミック・ホラー」、「20世紀の神話」と呼ばれるSF的なホラー小説『クトゥルフ神話』の創始者。生前はあまり評価は高くなかったが、死後、ダーレスらによって作品が編纂され、現在ではアメリカ怪奇・幻想文学の巨匠とされた。代表作に『クトゥルフの呼び声』 、『ダンウィッチの怪』、『アウトサイダー』など。 ハワード・ロバート・ヒューズアメリカ(テキサス州ヒューストン)1905~1976統率:C 武力:C 政治:D 知力:B 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------実業家、飛行家。掘削機に使用するドリルビットを発明し、『ヒューズ・ツール社』を設立。また、航空会社『ヒューズ・エアクラフト社』も設立した。映画制作も行ない『地獄の天使』、『暗黒街の顔役』を手がけた。20世紀を代表する大富豪で『地球上の富の半分を持つ男』と呼ばれた。 ヒューイ・ロング(ヒューイ・ピアース・ロング・Jr.)アメリカ(ルイジアナ州ウィン・パリッシュ)1893~1935統率:B 武力:C 政治:B 知力:B 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------ルイジアナ州知事、ルイジアナ州選出の上院議員を歴任する。民主党に所属する急進的なポピュリストで、フランクリン・ルーズベルトを支持していたが後に袂を分かった。「誰もが王様」をスローガンに富の共有運動と呼ばれる所得再分配を評価する運動を展開したが、政敵の関係者に暗殺された。通称『キングフィッシュ』。 ヒューゴ・ラファイエット・ブラックアメリカ1886~1971統率:B 武力:C 政治:A 知力:A 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------法学者。合衆国最高裁判所陪席判事。KKK所属の過去もあったが、就任後はリベラルな立場を貫き、ブラウン対教育委員会裁判、ミランダ対アリゾナ州事件、レモン対カーツマン事件で指導的な役割を果たした。原子力発電に関して利潤追求を重視する産業界に警告を発した。 ヒューバート・ハンフリー(ヒューバート・ホレイショー・ハンフリー・Jr.)アメリカ(サウスダコタ州ウォーレス)1911~1978統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------ミネアポリス市長。ミネソタ州選出上院議員。ケネディ大統領が暗殺され、リンドン・ジョンソンが大統領に昇格すると、ジョンソンの依頼で副大統領の職に就いた。 フランク・ジャック・フレッチャーアメリカ(アイオワ州マーシャルタウン)1885~1973統率:C 武力:C 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海軍大将。フランク・フライデイ・フレッチャー提督の甥に当たる。第一次世界大戦では、駆逐艦ホイップル 、戦艦ニューメキシコなどの艦長を歴任する。太平洋戦争では、珊瑚海海戦やミッドウェー海戦における空母機動部隊の指揮官、空母ヨークタウンの艦長を務めた。 フランク・ビリングス・ケロッグアメリカ(ニューヨーク)1856~1937統率:C 武力:D 政治:B 知力:A 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------政治家、弁護士。クーリッジ政権で国務長官を務め、第一次世界大戦後のパリ不戦条約(ケロッグ・ブリアン条約)を締結させる。ノーベル平和賞の受賞者。 フランク・フライデイ・フレッチャーアメリカ(アイオワ州オスカルーサ)1855~1928統率:B 武力:C 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海軍提督。海軍省の兵備局に勤め、兵器開発で功績を挙げる。大西洋艦隊の最高司令官を務め、第一次世界大戦でも功績を挙げた。後に、国防における航空機の有効活用を研究する委員会の委員を務めた。 フランク・ロイド・ライトアメリカ(ウィスコンシン州)1867~1959統率:C 武力:D 政治:C 知力:B 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------建築家。近代建築の四大巨匠の一人。住宅建築を得意とし、モダニズムの流れを汲む幾何学的な装飾と流れるような空間構造の『プレイリースタイル』で知られる。アメリカと日本に作品を残す。ニューヨークの『グッゲンハイム美術館』、オクラホマの『プライス・タワー』、日本の『旧帝国ホテル』を手がける。 フランクリン・ヴァン・ヴォルケンバーグアメリカ(ミネソタ州ミネアポリス)1888~1941統率:B 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------海軍大佐。空母タルボット、空母メルビルに乗艦し、戦艦アリゾナの艦長となる。日本軍の真珠湾攻撃の際には、アリゾナの艦橋に立ち、戦闘指示を出す中で戦死し、死後、名誉勲章を受けた。 フランクリン・デラノ・ルーズベルトアメリカ(ニューヨーク州ハイドパーク)1882~1945統率:A 武力:C 政治:A 知力:A 文化:C 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------アメリカ合衆国第32代大統領。アメリカ史上唯一、4選を果たした大統領。世界恐慌にニュー・ディール政策を講じた。第二次世界大戦において中立を保っていたが、日本の真珠湾攻撃により参戦する。原子力爆弾の開発計画「マンハッタン計画」を推し進めた。カサブランカ会談、カイロ会談、ヤルタ会談を行なった。 フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットアメリカ(生まれはイギリス・マンチェスター)1849~1924統率:E 武力:E 政治:D 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------小説家、劇作家。代表作『小公子』を著する。 フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドアメリカ(ミネソタ州セントポール)1896~1940統率:D 武力:D 政治:D 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------小説家。代表作である『グレート・ギャッツビー』は、20世紀のアメリカ文学を代表するともいわれている。 フランシス・パーキンズアメリカ(マサチューセッツ州ボストン)1880~1965統率:C 武力:D 政治:B 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------ニューヨーク州の労働局長として労働改革を行なう。フランクリン・ルーズベルト政権で初の女性閣僚として労働長官となりニュー・ディール政策を支えた。 ベーブ・ルース(“ベーブ”ジョージ・ハーマン・ルース・Jr.)アメリカ(メリーランド州ボルチモア)1895~1948統率:D 武力:A 政治:D 知力:C 文化:B 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------プロ野球選手。レッドソックス、ヤンキース、ブレーブスに所属する。本塁打50本以上シーズン記録を初めて達成し、アメリカ野球殿堂入りを果たす。生涯通算本塁打714本は39年間破られず、アメリカ国内で野球を人気スポーツに押し上げた事で『野球の神様』と評される。 ヘレン・アダムス・ケラーアメリカ(アラバマ州タスカンビア)1880~1968統率:D 武力:E 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------熱病にかかり、聴力と視力を失い、話すことさえできなくなった。家庭教師アン・サリヴァンの影響で教育家・社会福祉事業家となる。自身が障害を負いながらも、世界を歴訪して身体障害者の教育や福祉に尽くした。 ベンジャミン・ハリソンアメリカ(オハイオ州ノースベンド)1833~1901統率:B 武力:C 政治:B 知力:B 文化:D 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------アメリカ合衆国第23代大統領。曽祖父は「独立宣言」に署名したベンジャミン・ハリソンで、祖父は第9代合衆国大統領ウィリアム・H・ハリソン。マッキンリー関税法やシャーマン購銀法など、大企業を優遇する政策を打ち出した。 ヘンリー・ウォレス(ヘンリー・アガード・ウォレス)アメリカ(アイオワ州オリエント)1888~1965統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------ルーズベルト政権の農務長官、副大統領、商務長官を歴任した。反核、反帝国主義を訴え、徹底した平和主義を唱えた。二大政党に支持されない状態で大統領選に臨み、大統領になれなかったが、『アメリカの良心』と言われた。 ヘンリー・スティール・オルコットアメリカ(ニュージャージー州オレンジ)1832~1907統率:B 武力:C 政治:C 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------南北戦争では陸軍大佐として勤務した。後にブラヴァツキー夫人と出会い、神智学協会を設立して初代会長となる。スリランカに渡り、仏教改革に尽力し、釈尊の教えを現代社会にどのように適合させるかを考えた。 ヘンリー・ハーレー・アーノルドアメリカ(ペンシルバニア州グラッドワイン)1886~1950統率:B 武力:C 政治:B 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------陸軍元帥、空軍元帥。第一次世界大戦に従軍する。歩兵科からパイロットに転向し、当時最先端の航空技術の導入に努める。第二次世界大戦ではアメリカ陸軍航空軍司令官に就任する。統合参謀長会議のメンバーとなるも健康状態を悪化させた。 ヘンリー・フォードアメリカ1863~1947統率:C 武力:D 政治:C 知力:A 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------多くの企業でエンジニアとして働き、自動車会社『フォード・モーター』を設立する。工業製品の製造における大量生産の方式を開発し、T型フォードを代表する自動車を大衆に普及させるのに多大な貢献をなした。 ヘンリー・モーゲンソウアメリカ(生まれは、ドイツ・マンハイム)1856~1946統率:C 武力:C 政治:A 知力:A 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------外交官。アメリカに移住後、不動産取引で財を成してウィルソン大統領の選挙活動に協力した。民主党の財務委員長を務め、第一次世界大戦後は、東欧・中欧に関する顧問としてパリの講和会議に出席する。また、ポーランドに派遣された視察団の代表も務め、『モーゲンソウ報告書』を作成した。 ヘンリー・モーゲンソウ・Jr.アメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)1891~1967統率:B 武力:C 政治:A 知力:A 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------外交官。ヘンリー・モーゲンソウの息子。フランクリン・ルーズベルトに財務長官に指名され、ニューディール政策を推し進めた。通貨の安定、国債の縮小、民間への投資、社会保障のための新税実施を行った。第二次世界大戦後のドイツに対して産業を消し去り、農業を強制する『モーゲンソウ計画』を提案した。 ヘンリー・ルイス・スティムソンアメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)1860~1950統率:B 武力:B 政治:B 知力:A 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------弁護士。陸軍長官、フィリピン総督、国務長官を歴任する。第二次世界大戦期には陸軍長官に復帰し、日系人の強制収容、原爆の製造・使用を管理する立場にあった。一方で原爆投下リストから京都を外したり、戦争犯罪人の司法による公正な訴訟を行うよう強く求め、戦後の国際法の開発に寄与した。 ホーランド・スミスアメリカ(アラバマ州シール)1882~1967統率:A 武力:C 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海兵隊大将。太平洋戦争では太平洋艦隊所属の上陸司令官となる。ギルバート・マーシャル諸島の戦い、サイパンの戦いで上陸軍を指揮し、硫黄島の戦いでも第5両用戦軍団を率いた。上陸戦に長け『水陸両用戦の父』と呼ばれた。 ポール・コソックアメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)????~1959統率:C 武力:C 政治:C 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------考古学者。ペルーのナスカの地上絵を研究し、暦との関連性を発見した。死後も助手であるマリア・ライヒェによって研究が続けられた。 ボニー・パーカーアメリカ(テキサス州ローウェナ)1910~1934統率:A 武力:C 政治:E 知力:C 文化:E 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------高校時代は成績優秀だが、逆上すると凶暴になる性格だった。後にクライド・バロウに一目惚れをして、彼と共にアメリカ中西部で、銀行強盗や殺人を繰り返した。最後はルイジアナ州アーケディアで警官隊によって射殺される。凶悪な犯罪者だが、一方で英雄視されている。 マーク・ウェイン・クラークアメリカ(ニューヨーク州サケッツハーバー)1896~1984統率:B 武力:C 政治:B 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------陸軍大将。第二次世界大戦のアフリカ上陸作戦(トーチ作戦)の副官を務める。フランス駐留の連合国軍をまとめ、第5司令官に就任して「アヴァランシュ作戦」でサレルノ上陸に成功する。その後も、オーストラリアのアメリカ占領軍司令官、朝鮮戦争での国連軍司令官を歴任する。 マーク・トウェイン(本名:サミュエル・ラングホーン・クレメンズ)アメリカ(ミズーリ州フロリダ)1835~1910統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------作家。南北戦争に志願兵として参加するが除隊する。その後新聞に掲載された作品が評判となり作家業を営む。『金ぴか時代』、『トム・ソーヤーの冒険』、『王子と乞食』、『ハックルベリー・フィンの冒険』、『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』などを残す。 マーク・ミッチャー(マーク・アンドリュー・“ピート”・ミッチャー)アメリカ(ウィスコンシン州ヒルスボロー)1887~1947統率:A 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海軍大将。海軍の大西洋横断飛行遠征に参加し、空母ホーネットの艦長を務めた。第二次世界大戦ではソロモン諸島方面航空指揮官となり山本五十六を撃墜させた。その後、マーシャル、パラオ、マリアナ、フィリピンなどを転戦する。太平洋艦隊高速空母任務部隊司令官を務め、硫黄島や沖縄戦でも攻撃を支援した。 マーティン・ルーサー・キング・Jr.アメリカ(ジョージア州アトランタ)1929~1968統率:C 武力:C 政治:B 知力:C 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------アフリカ系アメリカ人の公民権運動の指導者。バプティスト派の牧師。非暴力な融和を唱えた。ワシントン大行進で、「私には夢がある(I Have a Dream)」で始まる演説を行なった。遊説活動中、テネシー州メンフィスで白人男性に暗殺される。ノーベル平和賞受賞者。 マシュー・バンカー・リッジウェイアメリカ(バージニア州フォート・モロー)1895~1993統率:A 武力:C 政治:B 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------陸軍大将。第二次世界大戦ではハスキー作戦、オーバーロード作戦での空挺降下計画を支援した。朝鮮戦争では、敗走する国連軍第8軍を立て直して窮地を救った。マッカーサーの後任として第2代連合軍最高司令官として日本の占領統治にも当たった。 マリリン・モンロー(本名:ノーマ・ジーン・モーテンセン)アメリカ(カリフォルニア州ロサンゼルス)1926~1962統率:D 武力:E 政治:C 知力:D 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------ハリウッド女優。『アメリカのセックスシンボル』と呼ばれた。多くの著名人と交際し、ケネディ大統領の誕生会で「ハッピーバースデー」を歌った。後に不審な死を遂げる。代表作に『ノックは無用』、『ナイアガラ』、『紳士は金髪がお好き』、『百万長者と結婚する方法』、『七年目の浮気』など。 マルコムX(本名:マルコム・アール・リトル)アメリカ(ネブラスカ州オマハ)1925~1965統率:B 武力:A 政治:B 知力:C 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------アメリカの急進的黒人指導者で、最も著名で攻撃的な黒人解放指導者の一人。ネイション・オブ・イスラム教団のスポークスマンで、ムスリム・モスク・インク、アフリカ系アメリカ人統一機構の創立者。後に白人との融和を模索するが、マンハッタンにて教団のメンバーによって暗殺された。 メアリー・ピックフォード(本名:グラディス・ルイーズ・スミス)アメリカ(生まれはカナダ・オンタリオ州トロント)1892~1979統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------女優。グリフィス監督に認められて『青春の夢』、『小公女』などで主演して『コケット』でアカデミー主演女優賞を受賞する。サイレント映画の大スターで『アメリカの恋人』と呼ばれた。引退後もプロデューサーとして映画製作に携わった。 モルガン・シャスターアメリカ1877~1960統率:C 武力:D 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------法律家。イラン立憲革命後のガージャール朝の議会に招かれて総財務官を務める。赤字だった財政の改革を行おうとしたが、英露の圧力によって職を罷免される事となった。 リー・ハーヴェイ・オズワルドアメリカ(ルイジアナ州ニューオーリンズ)1939~1963統率:D 武力:C 政治:C 知力:D 文化:C 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------海兵隊に所属したが、軍法会議にかけられ有罪となったこともあった。一時はソ連に亡命するが再びアメリカに帰国する。ダラスを遊説中のケネディ大統領をビルの5階から狙撃して暗殺した。逮捕直後にはメデイアの前で別の人物に殺害された。 リチャード・アイラ・ボングアメリカ(ウィスコンシン州ポプラ)1920~1945統率:C 武力:A 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------陸軍少佐。第二次世界大戦が勃発すると陸軍航空隊に入隊し、南西太平洋戦線で活躍した。撃墜数40機を誇るエース・パイロットで、米軍でナンバー1となった。 リチャード・イヴリン・バードアメリカ(バージニア州ウィンチェスター)1888~1957統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------探検家、海軍少将。航空機による初の北極点到達を成し遂げる。また、南極のリトル・アメリカ基地から南極点までの往復飛行を成功させ、国民的英雄となった。 リチャード・ミルハウス・ニクソンアメリカ(カリフォルニア州ヨーバリンダ)1913~1994統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------アメリカ合衆国第37代大統領。アイゼンハワー大統領政権下の副大統領を務めた。ベトナム戦争を終結し、中国に電撃訪問し、ドルと金の交換の取り止め(ニクソン・ショック)を行ない、スペースシャトル計画も始めた。しかし、ウォーターゲート事件への関与が濃厚になり、史上初の辞任した大統領となった。 リッチモンド・ケリー・ターナーアメリカ(オレゴン州ポートランド)1885~1961統率:B 武力:B 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------海軍大将。太平洋戦争では、ガダルカナル島上陸作戦の部隊の指揮を執り、その後もマリアナ諸島や硫黄島、沖縄の上陸作戦の指揮を執った。計画立案能力は高かったが競争心が強く、『テリブル・ターナー』と呼ばれた。 リンドン・ベインズ・ジョンソンアメリカ(テキサス州カレスピー郡)1908~1973統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------ケネディ大統領政権下の副大統領であり、ケネディが暗殺されると大統領に昇格し、アメリカ合衆国第36代大統領となる。黒人の人権を保障する公民権法の制定や教育への補助、貧困への対策などを実施した。トンキン湾事件をでっち上げ、ベトナム戦争へ本格的に介入して50万人を派兵、北爆を実施した。 ルイ・ダニエル・アームストロングアメリカ(ルイジアナ州ニューオーリンズ)1901~1971統率:B 武力:C 政治:C 知力:C 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------ジャズミュージシャン。フレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍し、ホット・ファイヴを結成する。『バラ色の人生』、『キッス・オブ・ファイア』などがヒットし、日本公演も行なった。『この素晴らしき世界(What a Wonderful World)』は世界的なメガヒットとなった。『サッチモ』、『ディッパー・マウス』などの愛称で呼ばれた。 ルイス・バカルターアメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)1897~1944統率:A 武力:B 政治:B 知力:A 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------ユダヤ系アメリカ人のギャング。全米犯罪シンジケートの重役となり、暗殺組織をベンジャミン・シーゲルから引き継いで頭領となる。その組織はギャングの暗殺を専門として給料も支払われていたため、マスコミから『殺人株式会社(マーダー・インク)』と呼ばれた。 レイチェル・ルイーズ・カーソンアメリカ(ペンシルベニア州スプリングデール)1907~1964統率:C 武力:D 政治:C 知力:C 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------生物学者。アメリカ連邦漁業局に勤務し、『潮風の下で』、『海辺』、『沈黙の春』などの著作で、DDTなどの合成化学物質の散布による環境悪化を警告した。『沈黙の春』は環境問題の古典とされる。 レイモンド・エイムズ・スプルーアンスアメリカ(メリーランド州ボルチモア)1886~1969統率:A 武力:B 政治:C 知力:A 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------海軍提督。第一次世界大戦では、アメリカ兵の帰国輸送に従事した。太平洋戦争のミッドウェー海戦で第16任務部隊を指揮し、中部太平洋艦隊(第5艦隊)司令官に就任する。その後、マリアナ沖海戦で勝利し、硫黄島の戦い、沖縄戦も指揮を執った。後に太平洋艦隊司令長官となり、駐フィリピン大使も務めた。 レオ・シラードアメリカ(生まれは、オーストリア=ハンガリー二重帝国・ブダペスト)1898~1964統率:C 武力:C 政治:D 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------物理学者、分子生物学者。アインシュタインを通じてルーズベルト大統領へ働きかけ、原子爆弾開発のきっかけを作った。大戦末期には無警告の原爆投下を阻止する活動をした一方、「核抑止」の考えをまとめるなど評価が分かれる人物。 レオ・ライアン(レオ・ジョゼフ・ライアン・Jr.)アメリカ(ネブラスカ州リンカーン)1925~1978統率:C 武力:C 政治:B 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------サウスサンフランシスコ市長、カリフォルニア州議会の下院議員。サイエントロジーや統一教会などのカルト宗教を批判し、シンバイオニーズ解放軍に誘拐されて仲間となったパトリシア・ハーストを擁護して恩赦を働きかけた。ジム・ジョーンズ率いる人民寺院で虐待や人権侵害の疑いがあるとして視察するが、帰路の途上で人民寺院信者に銃撃されて死亡する。 レズリー・グローヴス(レズリー・リチャード・グローヴス)アメリカ(ニューヨーク州オールバニ)1896~1970統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------陸軍中将。陸軍マンハッタン工兵管区司令官に任命され、原爆開発を指揮し『マンハッタン計画』の責任者となる。核実験に成功し、陸軍特殊兵器計画本部長として核兵器の開発も指揮を執った。 ロイ・ガイガー(ロイ・スタンレー・ガイガー)アメリカ(フロリダ州ミトルバーグ)1885~1947統率:A 武力:C 政治:B 知力:A 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------第一次世界大戦ではフランスに派遣された。太平洋戦争ではガダルカナル島の戦いに参加し、陸軍と海軍の航空隊の指揮を執った。第1海兵水陸両用部隊が編成されると司令官となりブーゲンビル島、グアム、パラオで軍功を挙げた。沖縄戦では戦死したバックナー司令官の代理を務めた。 ロイ・マーカス・コーンアメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)1927~1986統率:C 武力:B {政治:B 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------検察官、弁護士。マッカーシズムの時代に「赤狩り」の急先鋒に立った。アルジャー・ヒス事件、ローゼンバーグ事件など多くの共産党のスパイ容疑事件の裁判に関わり、マッカーシーに次ぐ赤狩りの権力者となった。 ロバート・アルフォンソ・タフトアメリカ(オハイオ州シンシナティ)1889~1953統率:C 武力:C 政治:A 知力:B 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------オハイオ州選出の共産党上院議員。大統領ウィリアム・ハワード・タフトの息子。第二次世界大戦では、真珠湾攻撃まで中立政策を支持した。トルーマン大統領のフェア・ディール政策に反対し、ワグナー法を制限したタフト・ハートレー法を提出した。偉大な上院議員フェイマス・ファイブの一人。 ロバート・オッペンハイマー(ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー)アメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)1904~1967統率:D 武力:E 政治:C 知力:A 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------物理学者。ユダヤ系アメリカ人。ロスアラモス国立研究所の所長としてマンハッタン計画を主導し、『原爆の父』と呼ばれた。後にプリンストン高等研究所所長。核兵器は抑取力であるとして核兵器に反対の立場を取ったため公職を追放された。中性子星の研究を行ない、ブラックホール生成の研究の端緒を開いた。 ロバート・キャパ(本名:フリードマン・エンドレ・エルネー)アメリカ(生まれはオーストリア・ハンガリー帝国・ブダペスト)1913~1954統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------戦場カメラマン。スペイン内戦に従軍し、『崩れ落ちる兵士』で脚光を浴びる。日中戦争、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、第一次中東戦争を取材し、第一次インドシナ戦争の戦地ベトナムで地雷の爆発に巻き込まれて死亡する。彼に因んで「ロバート・キャパ賞」が創設された。 ロバート・ジャクソン(ロバート・ホウアウト・ジャクソン)アメリカ(ペンシルベニア州)1892~1954統率:C 武力:C 政治:B 知力:A 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------法律家。フランクリン・ルーズベルトのニュー・ディール政策の税制法案起草に参画し、司法省の反トラスト局長、訴訟長官を経て、司法長官、最高裁長官を務めた。第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判で米代表の首席検事も務めた。 ロバート・ダニエル・マーフィーアメリカ(ウィスコンシン州ミルウォーキー)1894~1978統率:B 武力:C 政治:A 知力:B 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------外交官。第二次世界大戦中も含め、ヨーロッパを中心に軍人の中で外交を行ない、ベルギー大使、モスクワ外相会議、パリ外相会議の全権大使などを務めた。その後、日米の国交回復後、初めての駐日アメリカ大使として日本に赴任した。 ロバート・ムーレイ・ハンソンアメリカ(生まれはインド・ラックノウ)1920~1944統率:B 武力:B 政治:D 知力:D 文化:C 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------海兵隊大尉。イーデス・ハンソンの兄。太平洋戦争においてソロモンでの航空戦に参加する。1度の出撃で複数機を撃墜するほどの腕前でエース・パイロットとなったが、ラバウルに出撃して帰らぬ人となった。 ロバート・ラ=フォレット(ロバート・マリオン・ラ=フォレット・シニア)アメリカ(ウィスコンシン州プリムローズ)1855~1925統率:B 武力:C 政治:A 知力:B 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------ウィスコンシン州選出の下院議員、共和党上院議員、第20代ウィスコンシン州知事。進歩主義を提唱し、鉄道トラスト、政党のボス支配、第一次世界大戦、国際連盟などに反対の声を上げた。後に進歩党を結成して大統領選に臨んだが数ヶ月後に没した。偉大な上院議員フェイマス・ファイブの一人。 ロバート・ローレンス・アイケルバーガーアメリカ1886~1961統率:A 武力:B 政治:C 知力:C 文化:D 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------陸軍中将。太平洋戦争では、ニューギニアのブナ戦線に投入され、占領に成功する。その後、南西大西洋を転戦し、第8軍司令官としてレイテ島、ルソン島、南部フィリピンで勝利を収めた。 ロベルト・クレメンテ(ロベルト・エンリケ・クレメンテ・ウォーカー)アメリカ(プエルトリコ)1934~1972統率:C 武力:B 政治:C 知力:C 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------プロ野球選手。パイレーツで活躍した外野手で、MBLでのヒスパニック系選手の先駆け。慈善活動に積極的に関わったが、航空事故で亡くなった。その死を悼んでパイレーツでは背番号21を永久欠番に、慈善活動を行うメジャーリーガー贈られる功労賞がロベルト・クレメンテ賞に改称された。 ワイアット・アープ(ワイアット・ベリー・スタップ・アープ)アメリカ(イリノイ州)1848~1929統率:B 武力:B 政治:C 知力:C 文化:D 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------西部開拓時代のガンマン。カンザス州で保安官の職に就くが、荒っぽいやり方のため街を追放された。アリゾナ州ではクラントン一家をはじめとした「カウボーイズ」とOK牧場の決闘で勝利する。
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/76.html
●アメリカ合州国 ラインナップ ●アメリカ合州国 へ続く 米司法省が漏えい捜査着手 盗聴問題で取材源焦点に [共同] ブッシュ支持率:47%に回復 米ABCなど世論調査 [毎日] NYの地下鉄・バス、25年ぶりの全面スト [読売] “反・進化論"授業は違憲…米地裁決定 [読売] 大統領支持率低下止まらず=最低記録また更新-米世論調査 [時事] 反米デモ隊、警官と衝突 銀行放火、57人逮捕 [共同] ブッシュ大統領の支持率低下、就任以来最低の35% [読売] 米最高裁判事に保守派アリート氏を指名 ブッシュ大統領 [朝日] 米大統領の支持率、最低に=ポスト紙調査 [時事] 故ローザ・パークスさん 連邦議会議事堂に、最大級の敬意 [毎日] 最重要課題は「貧困の解消」、テロ対策上回る…米世論 [読売] 米政権、大きな衝撃 副大統領補佐官起訴 [朝日] 副大統領補佐官を起訴=特別検察官、ローブ氏の捜査継続か-CIA漏えい事件 [時事] マイヤーズ氏、米連邦最高裁判事の指名を辞退 [朝日] 受刑者 増加続く 04年末時点で230万人 [毎日] ブッシュ政権の対応批判、黒人指導者のファラカン議長 [朝日] 米財政赤字は3186億ドル 05年度、23%減少 [共同] ブッシュ批判Tシャツ着用の女性、飛行機から降ろされる [朝日] マイヤーズ統参議長が退任、後任に海兵隊出身ペース氏 [読売] 復興費用かさむ「カトリーナ」 米政権の経済運営に打撃 [朝日] 米大統領:演説で貧困層への配慮示す 支持率急落で [毎日] 国連特別首脳会合 米大統領、テロ対策で協力呼び掛け [毎日] 米ハリケーン ブッシュ政権の関係会社、復興事業を受注 [毎日] 米国務次官にヒューズ氏 「反米」改善役に大統領側近 [朝日] 大統領は「内政」優先を、「テロ」上回る…米世論調査 [読売] 米国内の貧困層に安価で石油提供、ベネズエラが計画 [読売] 核の平和利用認める基準、米高官「民主化度で判断」 [朝日] 国連改革案、米国が400か所以上の修正要求 [読売] 米大統領支持率が最低更新 混迷イラク、反戦活動影響か [産経] 米テレビ伝道師、ベネズエラ大統領暗殺を呼びかけ [読売] 米国:北朝鮮人権問題特使にレフコウィッツ元副補佐官任命 [毎日] 米、イスラエルが和解・対中武器供与で対立 [日経] 米大統領、「タカ派」ボルトン氏を国連大使に任命 [朝日] ブッシュ支持率44%、過去最低に 不支持は51% [朝日] 米グアンタナモ基地返せ ノーベル賞受賞者ら声明 [赤旗] 迷走するカール・ローブ疑惑 (冷泉彰彦) 「ローブ氏情報源」確認 タイム誌記者、大陪審出席 [朝日] Poll Shows Modest Changes in Levels of Anti-U.S. Mood ●アメリカ合州国 へ続く 米司法省が漏えい捜査着手 盗聴問題で取材源焦点に [共同] 【ワシントン30日共同】米ホワイトハウスは30日、国家安全保障局(NSA)が裁判所の令状なしで米国内で電話盗聴や通信傍受を行っている問題で、機密情報が外部に漏れたとして、司法省が捜査に着手したことを明らかにした。 この問題は、16日付の米紙ニューヨーク・タイムズが報じて表面化。捜査では同紙の取材源となった政府関係者の特定が焦点になりそうだ。 ダフィー大統領副報道官は「機密情報の漏えいは深刻な問題だ」と指摘。捜査着手は司法省の判断で、ブッシュ大統領にも同日伝えられたという。 米メディアによると、タイムズ紙は捜査に関してはコメントしないとしている。市民団体からは不正の「告発」を封じ込めるものだとの批判が出ている。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2005123101000125 ブッシュ支持率:47%に回復 米ABCなど世論調査 [毎日] 【ワシントン吉田弘之】米ABCテレビとワシントン・ポスト紙が19日、公表した世論調査結果によると、ブッシュ米大統領の支持率が11月初旬の39%(不支持60%)から47%(同52%)に回復した。大統領の5回にわたる対イラク政策演説やイラク国民議会選挙の成功が背景にあると見られる。 ブッシュ大統領の対イラク政策についても「支持する」が46%(同53%)と、11月の36%(同64%)から回復。「イラク民主化に進展がある」との回答も11月の47%から65%に急増している。 毎日新聞 2005年12月21日 1時03分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051221k0000m030166000c.html NYの地下鉄・バス、25年ぶりの全面スト [読売] 【ニューヨーク=大塚隆一】ニューヨークの地下鉄・バス網が20日、25年ぶりに全面ストに突入した。 賃上げや年金をめぐる都市圏交通公社(MTA)と労組の交渉が決裂したためで、約700万人の利用者の足が奪われた。かき入れ時のクリスマス商戦にも影響が出そうだ。 ストに入ったのは地下鉄27路線とバス244路線。市当局は混乱回避のため、4人以上が乗った車以外の流入禁止や、目抜き通りの5番街などでの一般車両通行禁止など、厳しい交通規制を敷いた。市民には車への相乗りや自転車、徒歩による通勤を呼びかけた。 ストに伴う経済損失は1日当たり約4億ドル(約466億円)に上るという。 1980年の前回のストは11日間続いた。今回も労使の主張は隔たりが大きく、ストが長引く恐れもある。 (2005年12月20日20時13分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051220i413.htm “反・進化論"授業は違憲…米地裁決定 [読売] 【ロサンゼルス=古沢由紀子】米ペンシルベニア州の連邦地裁は20日、同州のドーバー学校区に対し、人間など生物の誕生に何らかの「知的存在」がかかわったとする「インテリジェント・デザイン(ID=知的計画)」論を高校の授業で教えることを禁じる決定を下した。 米国では、神による天地創造論を信じる宗教保守派を中心に進化論への批判が根強く、「進化論に欠陥がある」と主張するIDが、近年広まっている。 同学校区は昨年10月、全米で初めて高校の生物の授業にIDを導入することを決め、一部父母に提訴されていた。 AP通信によると決定は、ID論を「宗教を推進するのが目的であり、科学的な理論ではない」と断じ、公立高校の授業で教えることは違憲であるとした。 (2005年12月21日12時17分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051221i406.htm 大統領支持率低下止まらず=最低記録また更新-米世論調査 [時事] 【ワシントン14日時事】米CNNテレビが14日公表した世論調査によると、ブッシュ大統領の支持率は37%に低下し、就任以来最低を記録した。不支持は60%。大統領が進める「テロとの戦い」への支持は48%となり、過半数を割った。 URL http //www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=051115123125X015 genre=int 反米デモ隊、警官と衝突 銀行放火、57人逮捕 [共同] 【マルデルプラタ(アルゼンチン東部)4日共同】アルゼンチン東部マルデルプラタで開催中の米州首脳会議の会場近くで4日、米国主導の米州自由貿易地域(FTAA)構想などに反対するデモ隊の一部が暴徒化。1000人以上が銀行に放火したり商店のガラスを割るなどして警官隊と衝突し、警官隊が催涙弾や放水車で応戦した。 警察当局は57人を逮捕、死者や重傷者はいないもよう。同日始まった首脳会議の議事進行などに影響はなかった。 衝突があったのは、会議会場近くの路上。1000人以上の大半は覆面をしており、米国の国旗を焼き、警官隊に投石した。 これに先立ち、4日、イラク戦争などブッシュ政権に抗議する数1000人が市内をデモ行進。ベネズエラのチャベス大統領やサッカーの元アルゼンチン代表マラドーナ氏らを招いた数万人規模の市民集会を開き、参加者らはFTAA構想などに反対を表明した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2005110501000307 ブッシュ大統領の支持率低下、就任以来最低の35% [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米CBSテレビが2日発表した世論調査によると、ブッシュ大統領の支持率は35%で、2001年の就任以来、最低を記録した。「不支持」は57%だった。 中央情報局(CIA)情報漏えい事件の影響が大きく、同事件を「非常に重要」「かなり重要」と考える人は計86%。イラク問題への対応を支持したのは32%で、「駐イラク米軍を可及的速やかに撤退させるべきだ」とした人は50%だった。 中南米3か国訪問でもさしたる成果も望めず、内政に気をとられた“内憂外遊”となりそうだ。 (2005年11月3日23時24分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051103i211.htm 米最高裁判事に保守派アリート氏を指名 ブッシュ大統領 [朝日] 2005年10月31日23時15分 ブッシュ米大統領は31日、連邦最高裁判事の指名を辞退したマイヤーズ大統領法律顧問に代わってサミュエル・アリート控訴裁判事(55)を指名した。マイヤーズ氏に判事経験がなく、憲法観も明確でなかったために宗教右派を中心とする保守派勢力に反対されて指名辞退に追い込まれたことを踏まえて、後任には判事経験が豊かで、妊娠中絶などに保守的な見解をもつ筋金入りの保守派を選んだ。 アリート氏は、すでに辞任を表明している中道派のオコーナー判事の後任として指名された。上院で承認されれば、長官を含めた最高判事9人の構成は、保守派4人、リベラル派4人、中道派1人となり、保守派とリベラル派が伯仲することになる。このため、民主党は早くもアリート氏指名に反発しており、上院でアリート氏の憲法観を厳しくただし、抵抗するのは確実で、承認は難航しそうだ。 ブッシュ大統領は31日朝、ホワイトハウスで記者団にアリート氏指名を発表する中で「最も優れた判事の一人であり、すばらしい経験をもっている」と実績を強調した。27日にマイヤーズ氏が判事指名を辞退し、28日にリビー副大統領首席補佐官が偽証罪などで起訴されて政権発足以来の危機に直面しつつあるため、保守派の意向にそった判事を選び、支持基盤を固め直す狙いがある。 アリート氏はレーガン政権時代の81年から訟務長官補佐、85年から法務長官副補佐を務め、90年に父ブッシュ大統領に指名されて控訴裁判事に就任し、15年間務めてきた。最高裁判事9人の中で最も保守的なスカリア判事と立場が近く、「スカリート」と呼ばれるほどだ。 アリート氏が有名になったのは、妊娠中絶に様々な制約を加えたペンシルベニア州法に関する91年の第3巡回区控訴裁判決だ。「既婚女性は、中絶の意図を夫に告げなければならない」とする条項が無効とされたが、アリート同控訴裁判事はただ一人、同条項を支持する意見を書いた。 URL http //www.asahi.com/international/update/1031/009.html 米大統領の支持率、最低に=ポスト紙調査 [時事] 【ワシントン30日時事】30日付の米紙ワシントン・ポストに掲載された同紙とABCテレビの合同世論調査結果によると、ブッシュ大統領の支持率は39%で、両社の合同調査では就任以来最低となった。 URL http //www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=051030224718X909 genre=int 故ローザ・パークスさん 連邦議会議事堂に、最大級の敬意 [毎日] 【ワシントン和田浩明】米国の人種差別撤廃を目指し、「公民権運動の母」と呼ばれた活動家の故ローザ・パークスさんのひつぎが30日夜(日本時間31日朝)、ワシントンの連邦議会議事堂に到着した。ブッシュ米大統領夫妻が花輪をささげて功績をたたえ、最後の別れに数千人の市民が集まった。遺体は同議事堂で一般公開される。米国では最大級の敬意の表明で、故ケネディ、レーガン両大統領など過去29人しか例がなく、女性は初めてで、黒人は2人目。 パークスさんは55年、米南部アラバマ州モントゴメリーの市営バスで、白人優先座席を白人乗客に譲るよう運転手に命じられたが拒否、逮捕され罰金刑を受けた。この事件をきっかけに人種差別反対運動の象徴であるマーチン・ルーサー・キング牧師が「バス・ボイコット運動」を展開、連邦最高裁が56年、同州の人種分離法に違憲判決を下し、公民権運動は全米に広がった。 30日はモントゴメリーでパークスさんの追悼式が開かれ、バス事件の前年にアラバマ州で生まれた黒人のライス国務長官も出席。「パークスさんがいなければ今日、国務長官としてこの場に立てなかったかもしれない」と述べ、故人が米国の人種差別政策の撤廃に果たした貢献をたたえた。 ひつぎはこの後、空路でメリーランド州に到着。パークスさんの業績を象徴するバスを含む車列で連邦議事堂まで運ばれた。31日朝まで一般公開される。31日夜には亡くなった米中西部ミシガン州デトロイトに移され、パークスさんが座席を譲ることを拒否したバスとともに来月2日まで公開された後、埋葬される。 毎日新聞 2005年10月31日 10時53分 (最終更新時間 10月31日 11時34分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051031k0000e030019000c.html 最重要課題は「貧困の解消」、テロ対策上回る…米世論 [読売] 【ロサンゼルス=古沢由紀子】米国の民間調査機関が実施した世論調査で、米国の最重要課題を「貧困の解消」と回答した人が、「テロ対策」とした人を大幅に上回ったことが27日、わかった。 ハリケーン「カトリーナ」の襲来で、貧困層に大きな被害が出たことが影響したと見られている。 調査は今月中旬から下旬にかけ、全米の約1000人を対象に電話で行った。人種別集計では、黒人の58%、アジア系の40%、白人でも36%が「貧困」を選択、いずれもトップだった。「被災地復興」が20―30%台で続き、「テロ対策」は黒人で11%、白人で25%にとどまった。 また、カトリーナ被災地の復興費用の工面方法について、黒人の77%、白人の46%が「イラクからただちに軍を撤退すること」と回答した。 (2005年10月28日18時57分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051028i111.htm 米政権、大きな衝撃 副大統領補佐官起訴 [朝日] 2005年10月29日14時33分 チェイニー米副大統領の側近が28日、イラク戦争にかかわる情報操作に絡んで偽証などの罪で起訴され、ホワイトハウスは重苦しい空気に包まれている。イラク駐留米軍の死者数が2000人に達した直後だけにイラク戦争を正当化してきた政権への不信は広がるばかりだ。ブッシュ大統領は側近に再び捜査が及ぶかもしれないとの不安を抱えながら、巻き返しを図ろうと躍起になっている。 「ワシントンを抜け出す機会を与えてくれてありがとう」。リビー首席副大統領補佐官の起訴を決めた大陪審が審理している最中の28日、バージニア州で演説した大統領がこう切り出すと聴衆がわいた。25日にイラクでは米兵死者が2000人に達し、27日にマイヤーズ氏が最高裁判事の指名辞退に追い込まれ、28日にリビー氏が起訴。大統領にとっては最悪の1週間だった。 起訴の発表後、大統領が記者団の前に現れた。深刻そうな顔つきで「リビー氏は米国民のためにうむことなく働いてきた。我々はみんな悲しんでいる」との談話を読み上げ、質問に答えず立ち去った。チェイニー副大統領は「起訴された者は無罪と推定されるので、起訴について論評するのは適切ではない」との談話を発表しただけ。政権が受けた衝撃の大きさがうかがえる。 政府高官が大陪審で宣誓した上での偽証だっただけに、政権への不信は強まっている。 民主党のリード上院院内総務は「政府高官が国の安全保障や法の支配より政略を優先させた。これは機密情報の漏洩(ろうえい)よりも深刻だ」と指摘。「これこそイラク戦争を正当化し、大統領に逆らう者の信用を傷つけるブッシュ政権の情報操作のやり口だ」と批判した。 各種の世論調査で大統領の支持率は40%を割り込み、不支持率は50%を超えている。CBSニュースが今月初めに実施した世論調査では、「イラク戦争をやる価値がなかった」という人が64%にのぼり、「価値があった」という人の2倍になった。 大統領は28日の談話の中で「この経済状態を維持し、最高裁判事をすぐに指名する」と述べ、次の課題に取り組み、スキャンダルからの局面転換を図る構えを見せた。さっそくハリケーン復興事業に総額170億ドル(約2兆円)を投じることを承認するように議会に要請。来週早々にはマイヤーズ氏に代わる最高裁判事を指名すると見られている。 しかし、1年後に中間選挙を控える議会は、人気の落ちたブッシュ政権から距離を置き始めている。議会対策を担ってきたチェイニー副大統領の威信も傷つき、重要法案や人事案件を今まで通りに成立させられる保証はない。大統領の腹心、カール・ローブ次席補佐官にいつ捜査の手が及ぶかわからないという問題も加わり、綱渡りの政権運営が続きそうだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/1029/004.html 副大統領補佐官を起訴=特別検察官、ローブ氏の捜査継続か-CIA漏えい事件 [時事] 【ワシントン28日時事】米中央情報局(CIA)秘密工作員の実名漏えい事件で、ブッシュ政権に大きな影響力を持つルイス・リビー副大統領首席補佐官(55)が28日、司法妨害や偽証などの罪でワシントンの連邦大陪審に起訴された。フィッツジェラルド特別検察官が司法省での記者会見で発表した。リビー被告は起訴を受け、補佐官を辞任した。ホワイトハウス中枢部高官の起訴により、ブッシュ政権は発足後、最大の危機に立たされた。 URL http //www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=051029084428X484 genre=int マイヤーズ氏、米連邦最高裁判事の指名を辞退 [朝日] 2005年10月28日00時40分 ブッシュ米大統領は27日、連邦最高裁判事に指名したハリエット・マイヤーズ大統領法律顧問(60)が指名を辞退する意向を示したため、これを受け入れた。弁護士出身のマイヤーズ氏は判事の経歴がまったくなく、憲法観が不明なため、民主党はもちろん共和党、その支持基盤の宗教右派から判事としての資質が疑問視されていた。 大統領は旧知の間柄のマイヤーズ氏を自信をもって指名したが、上院で承認されないより、事前に指名を撤回した方が政権への打撃が少ないと判断したと見られる。 上院はマイヤーズ氏の思想信条を調べるため、法律顧問在職中の関連書類を提出するように要求。ホワイトハウスがこれを留保したため摩擦が生まれていた。マイヤーズ氏は同日朝、大統領への手紙の中で「承認の手続きがホワイトハウスや職員の負担になっていることを心配している」として手続きの難航を辞退の理由に挙げた。 憲法問題で争点となっている妊娠中絶についてマイヤーズ氏の立場が不明なため、共和党の有力な支持基盤である宗教右派が指名直後から公然と批判を始め、指名撤回を求めるキャンペーンを始めていた。 URL http //www.asahi.com/international/update/1028/001.html 受刑者 増加続く 04年末時点で230万人 [毎日] 米司法省は23日、米国内の刑務所に収監されている受刑者の数が04年末時点で約230万人に増加し、連邦政府所管の刑務所については収容能力を4割超過していると発表した。 ロイター通信によると、受刑者の数は引き続き世界最多だという。 04年の増加率は1.9%で過去10年間の平均増加率3.2%より低かった。 人口10万人当たりの受刑者数は486人で、10年前の411人より増加。州別ではルイジアナ州が816人でトップ、上位5州は南部が占めた。(ワシントン共同) 毎日新聞 2005年10月24日 12時59分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051024k0000e030068000c.html ブッシュ政権の対応批判、黒人指導者のファラカン議長 [朝日] 2005年10月16日19時58分 アフリカ系米国人の権利向上や団結を呼びかける大集会が15日、ワシントンの連邦議会前で開かれた。10年前の「百万人大行進」の再現を目指して強硬派のムスリム団体「ネーション・オブ・イスラム」が主催。同団体の指導者ルイス・ファラカン議長は大型ハリケーン「カトリーナ」でのブッシュ政権の対応を厳しく批判した。 ファラカン議長は、アフリカ系住民に多くの犠牲者が出たカトリーナへの連邦政府の対応を「犯罪的な怠慢」と批判。イラク、アフガニスタンで多額の戦費を使いながら、ニューオーリンズの堤防改修を怠ったと指摘し、「米国こそ政権打倒が必要だ」と述べた。 ファラカン議長は、前回の「大行進」でアフリカ系の集会としては史上最大規模の約40万人(警察発表、主催者発表は百万人超)を動員し、注目された。 同議長はこの日も「400年に及ぶ奴隷制と不公正」への償いを求め、アフリカ支援を呼びかけるブレア英首相を「奴隷労働で(大英帝国は)数兆ドルを盗んだ。300億ドルでは足りない」、ローマ法王の故ヨハネ・パウロ2世に対しても「許しを請う前に(植民地支配など)教会が犯した犯罪を認めるべきだった」などと批判した。 URL http //www.asahi.com/international/update/1016/009.html 米財政赤字は3186億ドル 05年度、23%減少 [共同] 【ワシントン14日共同】米財務省は14日、2005会計年度(04年10月-05年9月)の財政赤字が3186億1500万ドル(約36兆3200億円)だったと発表した。4年連続の赤字だが景気拡大に伴う税収増で、過去最大だった前年度より22・8%、約940億ドル減少した。 米政府は7月時点で06年度の赤字を約3410億ドルと予想していたが、その後ハリケーン被害の復興コストがかさみ、大幅に赤字が増える見通し。イラク駐留経費も数百億ドルの追加が必要とみられ、財政再建の道のりは依然険しい。 05年度の収支をみると、総支出は国防や国土安全保障費の増加で2兆4729億2000万ドルと7・9%増。総収入は好調な法人税収に支えられ2兆1543億500万ドルと14・6%の高い伸びとなった。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=econ NWID=2005101501000131 ブッシュ批判Tシャツ着用の女性、飛行機から降ろされる [朝日] 2005年10月07日20時33分 ブッシュ米大統領への侮辱ととれる言葉をプリントしたTシャツを着て、飛行機に乗っていた乗客が、ほかの乗客からの苦情で途中で飛行機から降ろされる出来事があり、米メディアで話題になっている。 リノ・ガゼットジャーナル紙によると、乗客はワシントン州在住の材木商、ロリー・ヒーズリーさん(32)。ロサンゼルス発のサウスウエスト航空機で夫とともに、両親が待つオレゴン州に向かっていた。だが、経由地のネバダ州リノで乗員から「Tシャツを裏返しに着るか飛行機から降りるか、どちらかを選べ」と迫られた。数人の乗客から、Tシャツの表現で苦情が出たためだ。 大統領とチェイニー副大統領、ライス国務長官の写真とともに、米国で話題になったコメディー映画「ミート・ザ・フォッカーズ」(邦題ミート・ザ・ペアレンツ2)の題名をもじった「ミート・ザ・ファッカーズ」(くそったれに会う)という言葉が刷り込まれていた。ヒーズリーさんの両親は民主党支持者で、空港の出迎えで笑ってもらう冗談のつもりだったという。 「私のいとこはイラクで戦っている。別の国を自由な国にしようとしているときに、Tシャツで飛行機を降りなければならないなんて。これは自由とはいえない」。人権団体と相談し、民事訴訟を起こす構えだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/1007/011.html マイヤーズ統参議長が退任、後任に海兵隊出身ペース氏 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】リチャード・マイヤーズ米統合参謀本部議長(空軍大将)が9月30日に退任し、後任にピーター・ペース海兵隊大将が就任した。 海兵隊出身者が、米軍制服組トップの統合参謀本部議長に就任するのは初めて。 30日のバージニア州での退任式で、マイヤーズ氏は、独立戦争で独立軍を率いた初代米大統領ジョージ・ワシントンの功績などに触れ、「当時と同じぐらい、理想のために戦うことが重要だ」と述べ、テロとの戦いを継続する必要性を指摘した。 マイヤーズ氏は米同時テロ直後の2001年10月に議長となり、アフガニスタン攻撃やイラク戦争などの指揮にあたった。ペース氏は今年8月まで、マイヤーズ議長の下で統合参謀本部副議長を務め、イラク戦争の作戦立案などに携わった。 (2005年10月1日20時17分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051001i211.htm 復興費用かさむ「カトリーナ」 米政権の経済運営に打撃 [朝日] 2005年09月28日20時31分 米南部に深い傷跡を残した大型ハリケーン「カトリーナ」は襲来から1カ月たって、ブッシュ政権の経済運営を揺るがしている。救援・復興費用がかさみ、「09会計年度(08年10月~09年9月)までに財政赤字半減」という公約の実現に赤信号がともったからだ。2期目の政策の柱に掲げた税制や公的年金の改革も実現が危ぶまれる。被災への初動の遅れを批判されて支持率が低下するブッシュ大統領にとって、改革を進めるだけの政治基盤の立て直しは容易ではない。 米議会はすでに2度の補正予算を組み、計623億ドルのハリケーン対策費を計上した。最終的に必要な額は確定していないが、1000億~2000億ドルに達するとみられる。7月時点で3410億ドルを見込んでいた06会計年度(05年10月~06年9月)の財政赤字が大きく膨らむのは確実だ。 政府は「財政赤字半減の計画に変わりはない」(スノー財務長官)と強調する。増税はせずに、他の支出を削ることで対応する方針だが、どんな支出を削るのかなど、具体策は示していない。 「今は厳しい選択をする時だ」。米下院共和党で財政保守主義者のグループを率いるペンス議員は21日、記者会見し、復興費用を工面するための歳出削減を訴えた。ペンス議員らは社会福祉から道路建設費、農業や企業への補助金、海外援助まで幅広い分野で、06会計年度の予算を計1千億ドル余り削減するよう提案する。 しかし、こうした声は少数派にとどまる。ほとんどの議員は自分の選挙区の道路建設費などの削減には反対だ。 世論も政権にとって逆風だ。ギャロップ社などが20日に発表した世論調査では、復興費用の財源として「イラク戦争の支出削減」を挙げた人が最も多く54%に達した。これに対し、「他の国内向け支出の削減」は6%にとどまり、増税(17%)や財政赤字拡大(15%)をも大きく下回った。 ハリケーン被災は財政に対し、中長期的な影響を与える可能性もある。被災前には議会は、06会計年度の予算審議の中で、低所得者向け医療保険の歳出を向こう5年間で計100億ドル削減することを検討する予定だった。しかし今回、低所得者の被害が目立ったことから、こうした議論は先送りされそうだ。 政府も議会もハリケーン対策に忙殺され、税制や公的年金の改革も立ち往生している。スノー財務長官も「本来はすでに議論の対象になっていたはずの問題が、後列に押しやられることになる」と認める。 また、議会は06会計年度の予算関連法案の中に、ブッシュ政権1期目に実施された大型減税のうち、08年に期限が切れる株式関係の減税について、10年までの延長を盛り込む方針だった。これも、共和党内にすら見直す声が出始めている。「消費課税」の導入の是非などを議論している大統領の税制改革諮問委員会は、9月末に予定していた改革案の提出を10月末に延期した。公的年金に個人勘定を設け、社会保障税(保険料)の一部を株などでも運用できるようにする公的年金改革の議論も止まったままだ。 来秋には下院議員全員と上院議員の3分の1を選ぶ中間選挙があるため、年が明ければ議会は選挙に向けて走り出す。保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のビーチ・データ分析センター所長は「大統領がハリケーン対策で年内に指導力を発揮できれば、税制や年金の改革も進めることができるだろう。しかし失敗すれば、レームダック(死に体)化が避けられない」とみる。 TITLE asahi.com:復興費用かさむ「カトリーナ」 米政権の経済運営に打撃 - 国際 URL http //www.asahi.com/international/update/0928/013.html 米大統領:演説で貧困層への配慮示す 支持率急落で [毎日] 15日、米ニューオリンズでハリケーン「カトリーナ」の復興対策などについて演説するブッシュ大統領=ロイター 【ワシントン吉田弘之】ブッシュ米大統領は15日、ハリケーン「カトリーナ」の被災地ニューオーリンズで行った演説で「史上最大規模」の包括的再建策を明らかにし、最大の被害者となった黒人など貧困層への配慮も示した。災害救助に対する初動の遅れが厳しい批判を浴び支持率が低下する中、ようやく再建に向け本腰を入れた形だ。しかしブッシュ政権の災害対応への国民の不信感は根深く、どこまで信頼回復できるかは未知数だ。 演説はテレビ視聴率が高い現地時間午後8時(日本時間午前10時)からニューオーリンズの観光名所としても知られる旧市街地フレンチクオーターで行われ、米主要テレビが全米に中継した。フレンチクオーターは比較的海抜が高いところにあり、被災も少なかったことから今後、「再建・復興」の象徴になるとして選んだとみられる。 「政府はカトリーナから学んだ」。大統領は9日の記者会見に続き率直に「問題と、解決に対する責任がある」と述べ、具体的な被災者への援助や復興、人種・貧困対策を列挙した。 ブッシュ大統領は、ハリケーン初期の被害状況把握、軍投入の遅れを批判され、支持率は今月10日の米誌ニューズウィークの世論調査で38%まで下落した。また04年の大統領選以来、強調してきた「強いリーダーシップ」は影を潜め、国民の大統領に対する期待感は急速に覚めている。 演説はこうした国民の不満を意識し、具体的な復興策を強調することで、国民に安心感を与え自らの指導力をアピールする狙いがある。 一方、ニューオーリンズで黒人など貧困層が避難できずに市内に取り残され、ブッシュ政権の貧困対策が改めて焦点になった問題にも言及。「(ニューオーリンズの)深い貧困」の存在を認め「大胆な行動でこの貧困と対じする義務がある」と述べ、黒人らマイノリティー(少数派)のビジネス支援などを打ち出し、復興を契機とした人種融和を目指すことも明らかにした。 2日に発表された米国勢調査局の年次報告によると、貧困ライン(3人家庭で年収1万4680ドル)を割った国民が12.7%に上るなど、ブッシュ政権発足以来、貧困層が増加。今回の事態が米社会の分断につながりかねないという深刻な危機意識を持っていることをうかがわせた。 毎日新聞 2005年9月16日 11時18分 (最終更新時間 9月16日 14時01分) TITLE MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE 2005/09/16 18 07 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050916k0000e030036000c.html 国連特別首脳会合 米大統領、テロ対策で協力呼び掛け [毎日] 国連総会特別首脳会合で演説するブッシュ米大統領=ロイター 【ニューヨーク及川正也】ブッシュ米大統領は14日開幕した国連総会特別首脳会合で演説し、米国が主導する「テロとの戦い」について「我々はテロを支援し、大量破壊兵器を求める無法者政権に対し、明確なメッセージを送る必要がある」と述べ、国際社会が協力してあたるよう呼び掛けた。また、国連改革では「強力で効率的な国連」の必要性を強調。大型ハリケーン「カトリーナ」被害に対する各国の支援に謝意を表明した。 テロ対策について、ロンドンでの同時爆破テロなど各地でテロが頻発している現状を受け、「国際社会が一体となって対処すべきだ」と述べ、「テロリストは正義の追及から免れることはできない」と指摘した。イラク戦争では「テロリストを倒し、自由なイラクを築く」と訴えた。 大統領は冒頭、ハリケーン被害について「米国と世界にとって大きな挑戦のときだ」と表明。各国から支援の表明があることに触れ、「米国は助けを必要としている」と述べた。 また、国連改革や貧困、人権、テロ対策などを盛り込んだ国連総会特別首脳会合での成果文書がまとまったことについて「最初の第一歩だ」と述べ、今後も国連全体の改革を実現していくべきだとの考えを強調した。 毎日新聞 2005年9月15日 2時05分 (最終更新時間 9月15日 2時40分) TITLE MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE 2005/09/15 08 44 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050915k0000m030162000c.html 米ハリケーン ブッシュ政権の関係会社、復興事業を受注 [毎日] 【ワシントン吉田弘之】大型ハリケーン「カトリーナ」の復興事業に、チェイニー米副大統領関連の大手エネルギー会社「ハリバートン」の子会社などブッシュ政権に関係の深い会社が相次いで受注を決めた。災害対策を担当する米連邦緊急事態管理局(FEMA)の前局長が、同社など受注2社のロビイストを務めるという不透明さも指摘されている。イラク戦争で批判された軍官産の利権構造が、将来的に数千億ドルとされる巨大災害の復興費用を巡り再び姿を現している。 米国の民間団体「政府監視プロジェクト」などによると、政府関連事業を受注したのは「ハリバートン」の子会社「ケロッグ・ブラウン・アンド・ルート」(KBR)社、総合建設会社「ショー・グループ」など。 ハリバートン社のホームページによると、KBRはミシシッピ州やルイジアナ州ニューオーリンズの米海軍施設の復旧などを受注した。ハリバートン社は、チェイニー副大統領が95~00年にかけて最高経営責任者(CEO)を務めた。KBRはイラク復興で米軍とイラクへの燃料供給契約などを結び、1億ドルを超える水増し請求をした可能性を指摘され問題となった。 また、ショー・グループは米陸軍工兵隊やFEMAからニューオーリンズの排水作業などを受注し、下請けを公募している。 一方、ロビー公開法により米上院がホームページで開示しているロビイスト登録によると、KBRとショー・グループが雇うロビイストは前FEMA局長(01~03年)で、ブッシュ大統領の00年大統領選で選対責任者を務めたジョー・オルボー氏。 同氏はブッシュ大統領がテキサス州知事時代からの深い関係で、かつて独立機関だったFEMAの国土安全保障省への組み入れに尽力。ロイター通信によると、今回の災害で対応の遅れを指摘され、現場指揮官を解任されたブラウンFEMA局長の友人でもある。 同通信によると、ハリバートン社のスポークスマンは「(オルボー氏は)いかなる特定の契約にも便宜を図っていない」と答えている。 毎日新聞 2005年9月12日 4時04分 TITLE MSN-Mainichi INTERACTIVE アフリカ・オセアニア DATE 2005/09/12 09 44 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20050912k0000m030261000c.html 米国務次官にヒューズ氏 「反米」改善役に大統領側近 [朝日] 2005年09月10日23時56分 中東イスラム世界を中心に広がる反米イメージを改善するため、広報外交担当の米国務次官に起用されたカレン・ヒューズ元大統領顧問が9日、正式に就任した。ヒューズ氏はブッシュ米大統領の側近中の側近として知られ、9日、国務省であった宣誓式には大統領自身も出席した。 大統領は、ヒューズ氏を「米国で最も有能なコミュニケーター(意思伝達者)のひとり」と持ち上げて激励。「対テロ戦争に勝利するには、我々の政策や根源的な価値観について世界中の人々に効果的に説明することが必要だ」と述べ、「広報外交」の重要性も強調した。 ブッシュ政権は、1期目に民間広告会社の女性幹部を同次官ポストで登用したが失敗した。メディア対策に長じた「切り札」の投入で反米感情の封じ込めを目指す。 ただ、ヒューズ氏も中東イスラム世界の経験はなく、成果を出せるかは未知数だ。 TITLE asahi.com:米国務次官にヒューズ氏 「反米」改善役に大統領側近 - 国際 DATE 2005/09/11 09 33 URL http //www.asahi.com/international/update/0910/012.html 大統領は「内政」優先を、「テロ」上回る…米世論調査 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】米調査機関ピュー研究所による最新世論調査で、「ブッシュ大統領が優先的に取り組むべき政策」として、56%が「内政」を選択し、「テロ」25%を大幅に上回った。 2001年の同時テロ以降、「テロ」が「内政」を下回ったのは初めて。大統領のハリケーン被害対策については、67%が「遅すぎる」と答えた。 (2005年9月9日23時28分 読売新聞) TITLE 大統領は「内政」優先を、「テロ」上回る…米世論調査 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE 2005/09/10 09 06 URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20050909i311.htm 米国内の貧困層に安価で石油提供、ベネズエラが計画 [読売] 【カラカス=中島慎一郎】反米姿勢を強めるベネズエラのチャベス大統領は28日、自ら司会を務めるテレビ・ラジオ番組で、ベネズエラの石油を米国内の貧困層に安価で提供する計画を明らかにした。 米国では、宗教右派のテレビ伝道師パット・ロバートソン師による同大統領暗殺発言が物議を醸したが、今回の計画は米国内の貧困層に同大統領への理解を広げることが狙いと見られる。 計画によれば、人権団体などと協力し、「国営ベネズエラ石油」の子会社が米国内で運営する約1万4000のガソリンスタンドを通じて、暖房用燃料などとして貧困家庭向けに市場価格よりも約4割安く石油を提供する。番組にゲスト出演した米国の黒人指導者ジェシー・ジャクソン師は、週内にも同大統領らと計画の詳細について協議する考えを示した。 ベネズエラは世界第5位の産油国。米国は最大の輸出先で、米国の石油輸入量の約15%を占めている。 (2005年8月29日10時51分 読売新聞) TITLE 米国内の貧困層に安価で石油提供、ベネズエラが計画 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE 2005/08/29 15 34 URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20050829i102.htm 核の平和利用認める基準、米高官「民主化度で判断」 [朝日] 2005年08月28日12時32分 原子力発電など「核の平和利用」を容認するかどうかをめぐり、米政府が「民主主義の成熟度」や「国際社会における責任ある行動」を基準に国ごとに判断する新たな方針で臨んでいることが26日、明らかになった。米国務省高官が朝日新聞記者に語った。 イランや核不拡散条約(NPT)に復帰した場合の北朝鮮に適用する方針で、6者協議で「核の平和利用」にこだわる北朝鮮側との協議にも影響するものとみられる。米政府はこれまで「核の平和利用」を認める基準を明確に説明しておらず、国際原子力機関(IAEA)理事会で各国の賛同が得られるかは微妙だ。 米政府は7月、核保有国でNPTに加盟していないインドに対して全面的な原子力協力を約束する一方、イランに対しては今月、核燃料を国外から持ち込み、使用済み燃料を国外で再処理する「閉鎖型燃料サイクル」に限って原発を認めるとの新方針を示した。 こうした対応について、同高官は「インドは世界最大の民主主義国家で国際社会で責任ある行動をとっている。イランとは区別すべきだ」と説明。米同時多発テロ以後、ブッシュ大統領が進めている世界規模での「民主主義拡大」戦略に呼応して、各国の「民主化度」に基づいて対応する考えを示した。 ただ米国の新方針については、核の平和利用を認めるNPTの実効性を崩すとの懸念のほか、適用基準があいまいで米国の国益確保が真のねらいとの見方もある。民主主義など一定の普遍的な尺度を示すことでこうした批判をかわすねらいがあるものとみられる。 同高官はイランが昨年11月に英仏独3カ国と結んだパリ合意に反する形でウラン転換を再開したことで「許容範囲(レッドライン)を超えた」と指摘、国連安保理での制裁を視野にIAEA理事会で厳しい対応を求める考えを示した。 また「今から理事会が開かれる9月初めまでの間に(核疑惑に関する)新たな事実が明るみに出るだろう。ほかの理事国の立場にも影響を与えるはずだ」とも述べた。 TITLE asahi.com:核の平和利用認める基準、米高官「民主化度で判断」 - 国際 DATE 2005/08/28 13 05 URL http //www.asahi.com/international/update/0828/005.html 国連改革案、米国が400か所以上の修正要求 [読売] 【ニューヨーク=白川義和】9月の国連首脳会合での採択を目指す国連改革案「成果文書」に対し、米国が400か所以上の修正を要求していることが25日、明らかになった。 ブッシュ政権が重視する核不拡散や民主化などを前面に打ち出した内容で、途上国を中心に猛反発を招くのは必至。成果文書の採択を危ぶむ声も出始めた。 修正案は、「核軍縮」や「開発」に関する記述を大幅に削除。米政府が今月初めに着任したボルトン国連大使を改革の推進役にし、強硬路線を鮮明にした形だ。同大使は24日、各国の国連大使に書簡を送り、「ただちに交渉を始めることを提案する。代替案も可能だ」と抜本的見直しを迫った。 成果文書は、国連総会のピン議長(ガボン外相)が中心となって策定し、6月に原案を提示。〈1〉「平和構築委員会」創設〈2〉途上国の開発に向けた先進国の政府開発援助(ODA)増額〈3〉人権委員会の人権理事会への格上げ〈4〉国連事務局改革――などを柱とし、総会審議を経て、8月5日に39ページの第3次案を発表した。 これに対し、米修正案は「開発」の項目で、「先進国にODAの国民総生産(GNP)比0・7%達成を求める」くだりも含め、ばっさりと削り、行数を大幅に縮めた。 平和・安全保障分野では、「武力行使原則」を検討する必要性への言及を削除。議長案が核拡散防止条約(NPT)の三つの柱である「軍縮」「不拡散」「核の平和利用」を指摘するのに対し、修正案は「軍縮」の単語自体を一切使わず、不拡散のみを強調している。核実験全面禁止条約(CTBT)への署名や批准要請のくだりも削除された。 安保理改革では、議長案の「より広範な代表によるものとする」という文言を削除。アフリカなど地域代表の参加に反対し、安保理拡大を最小限にとどめようとする思惑を示した。 修正点は英文法の誤りも含めて400か所以上にのぼり、全体としてブッシュ政権の諸原則を簡潔に連ねたスタイルになっている。 (2005年8月26日23時33分 読売新聞) TITLE 国連改革案、米国が400か所以上の修正要求 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE 2005/08/27 15 18 URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20050826i116.htm 米大統領支持率が最低更新 混迷イラク、反戦活動影響か [産経] ブッシュ米大統領の支持率が2001年1月の就任以来、最低だった7月末の44%から一段と落ち込み40%になったことが、ギャラップ社が26日発表した最新の世論調査結果で分かった。 イラクで反米武装勢力の米軍攻撃やテロが絶えず、新憲法草案の承認作業難航で米軍の早期撤退が見通せないことや、ブッシュ大統領の休暇先であるテキサス州の私邸周辺で続く反戦活動などが支持率の一層の低下を招いたとみられる。 今月上旬に実施された調査結果と合わせた8月の平均支持率も43%と最低を更新。この数字は、第2次世界大戦後の歴代大統領の月別最低支持率としては、ウォーターゲート事件で1974年に辞任に追い込まれた当時のニクソン大統領の34%に次ぐ低率となった。 また米国の現在の歩みについて「満足」との回答は34%にとどまり、これもブッシュ氏にとって最低の記録だった。 調査は22日から25日まで約1000人を対象に電話で行われた。(共同) (08/27 10 33) TITLE Sankei Web 国際 米大統領支持率が最低更新 混迷イラク、反戦活動影響か(08/27 10 33) DATE 2005/08/27 15 21 URL http //www.sankei.co.jp/news/050827/kok029.htm 米テレビ伝道師、ベネズエラ大統領暗殺を呼びかけ [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米国の宗教右派を代表する「テレビ伝道師」パット・ロバートソン師が22日、反米路線をとるベネズエラのチャベス大統領暗殺をテレビで呼びかけ、波紋を広げている。米政府は23日、「(暗殺は)違法。我々の(国防総)省はそんなことはしない」(ラムズフェルド国防長官)と、両国関係の一層の悪化を防ぐため、火消しに躍起になっている。 ロバートソン師の発言は、自ら会長を務めるキリスト教放送網を通じて放送された。左派政策を進めるチャベス大統領が、ベネズエラを「共産主義の侵略とイスラム過激主義の発射台にしようとしている」とした上で、「2000億ドルの戦費はいらない。我々には彼を排除する能力がある。秘密工作員に仕事をさせれば簡単だ」と述べた。 ブッシュ政権の支持基盤である宗教右派指導者の発言とあって、国務省の23日の定例会見でも政府の対応をただす質問が相次いだ。マコーマック報道官は、「私人の見解であり、米政府の政策ではない。不適切な発言だ」と語った。 ◆「暗殺発言」は犯罪、ベネズエラが法的措置検討◆ 【ハバナ=中島慎一郎】米国のパット・ロバートソン師がベネズエラのチャベス大統領を「暗殺すべき」と発言したことを受け、同国のランヘル副大統領は23日、発言を「犯罪」と非難。米司法当局に「対応」を求めると共にベネズエラとしても法的措置を検討していることを明らかにした。 親キューバ路線を進めるチャベス大統領は米政権を「帝国主義者」と断じて対立姿勢を強めてきた。最近は米政府が自らの暗殺を計画していると訴え続けている。 (2005年8月24日19時54分 読売新聞) TITLE 米テレビ伝道師、ベネズエラ大統領暗殺を呼びかけ 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE 2005/08/25 13 46 URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20050824i412.htm 米国:北朝鮮人権問題特使にレフコウィッツ元副補佐官任命 [毎日] 【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領は19日、北朝鮮の人権問題を担当する特使にジェイ・レフコウィッツ元大統領副補佐官を任命したと発表した。特使設置は昨年10月に成立した北朝鮮人権法に基づく措置だが、この時期の任命は今月末再開予定の北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議や、日本が解決を求める日本人拉致問題に影響を与えることも予想される。 レフコウィッツ氏はブッシュ政権を下支えするキリスト教右派に近く、北朝鮮に強硬なネオコン(新保守主義)派との評もある。国連人権委員会の米代表団委員などを歴任、02年から1年間、内政問題担当の大統領副補佐官を務めた。 米政府高官によると、特使は北朝鮮との協議に加え、国際機関やNGO(非政府組織)とも連携し、生活向上や宗教、言論の自由を求める考え。ホワイトハウスは「北朝鮮国民を苦しめている人権問題を改善させるため努力する」との声明を発表した。 しかし、北朝鮮側は同法を「北朝鮮への敵対宣言」と非難。人権改善を迫る米国の態度には一貫して反発している。 米高官は19日、「特使は日本政府とも連携する考えだ」と拉致問題も提起する見通しを示すとともに、「(6カ国協議担当の)ヒル米国務次官補とも緊密に調整していくだろう」と指摘。米朝間の新たな対立要因になる懸念も出ている。 毎日新聞 2005年8月20日 10時45分 TITLE MSN-Mainichi INTERACTIVE アジア DATE 2005/08/20 10 53 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050820k0000e030021000c.html 米、イスラエルが和解・対中武器供与で対立 [日経] 【ワシントン=加藤秀央】米国防総省とイスラエル国防省は16日、イスラエルの対中武器供与を巡り悪化していた両国間の軍事関係を改善させることで一致したと発表した。ガザ地区からの撤退にタイミングを合わせた動きで、中東和平プロセスへの配慮が働いているもようだ。 両政府は「過去の問題を修復する内容の了解文書に調印した」とする共同声明を発表した。「過去の問題」の具体的な内容には触れていない。イスラエルが中国に輸出した無人レーダー攻撃機の補修・改善を受託したことに米国が強い不快感を表明し、今年春に軍事協力を一部凍結したことを指すとみられる。 (11 08) TITLE NIKKEI NET:国際 ニュース DATE 2005/08/17 11 37 URL http //www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050817AT2M1700G17082005.html 米大統領、「タカ派」ボルトン氏を国連大使に任命 [朝日] 2005年08月01日23時17分 ブッシュ米大統領は1日、ボルトン前国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)を国連大使に起用した。上院の承認を必要としない議会閉会中の任命だ。 大統領は「彼の任務は国連改革を進め、その役割を創設当時のものから21世紀に合わせたものにすることだ」と述べ、痛烈な国連批判で知られる同氏の指導力に期待を表明。議会承認を拒む民主党を「政治的な引き延ばし戦術だ」と批判した。 ボルトン氏は任命を受けて「より強固で効果的な国連を目指す」と述べた。同氏の国連大使就任が、9月の国連首脳会合に向けた国連改革の議論に大きな影響を及ぼすことは必至だ。ボルトン氏は日本の常任理事国入りを強く支持する一方、中国の反対などを理由に「常任理事国の構成を変えるのは政治的に極めて困難」との見通しを示している。 イラク戦争を主張したタカ派の新保守主義者(ネオコン)で、多国間による解決を目指している北朝鮮やイランの核開発問題でも強硬姿勢を示す可能性がある。 閉会中の任命のため、憲法の規定により、任期は議会の次の会期が終わる07年1月までの期限付きとなる。今年3月に国連大使に指名されたが、イラクやキューバの大量破壊兵器開発の情報をめぐって国務省の部下に不当な圧力をかけた疑惑が浮上。承認の見通しが立たなくなっていた。 ボルトン氏は56歳。エール大で法律を学び、米国際開発局(USAID)勤務などを経て01年から今年6月まで国務次官を務めた。 TITLE asahi.com:米大統領、「タカ派」ボルトン氏を国連大使に任命 - 国際 DATE 2005/08/02 17 33 URL http //www.asahi.com/international/update/0801/016.html ブッシュ支持率44%、過去最低に 不支持は51% [朝日] 2005年07月30日10時11分 米ギャラップ社は29日、最新の世論調査でブッシュ米大統領の支持率が44%となり、01年1月の就任以来、最低を記録したと発表した。今年3月と6月の45%を下回った。不支持率は51%に達した。 支持率は4月にいったん50%に乗せたが、5月以降は5割を切る状態が続いている。治安が改善しないイラク情勢やローブ次席補佐官による機密漏洩(ろうえい)問題などが影響しているものとみられる。 大統領としての仕事ぶりを問う「支持率」とは別に、人気の指標となる「好感度」でも48%と就任以来初めて5割を切った。これまでの最低は51%だった。政党支持率では、野党民主党が52%で与党共和党の46%を上回った。4月の調査ではともに50%だった。 今回の調査は25日から28日にかけて約1000人に電話で実施した。 TITLE asahi.com:ブッシュ支持率44%、過去最低に 不支持は51% - 国際 DATE 2005/07/30 10 36 URL http //www.asahi.com/international/update/0730/004.html 米グアンタナモ基地返せ ノーベル賞受賞者ら声明 [赤旗] 【メキシコ市=松島良尚】「テロ容疑者」が虐待を受けているとしてキューバのグアンタナモ米海軍基地にある収容所の閉鎖を求める声が国際的に高まる中、ノーベル賞受賞者らが連名で、同基地そのもののキューバへの返還を求める声明を発表しました。キューバ共産党機関紙グランマ二十日付に掲載された声明は「米国はただちに、グアンタナモから撤退せよ」と述べています。 発表したのは、ナディン・ゴーディマ(一九九一年ノーベル文学賞、南アフリカ共和国)、サラム・ラムラニ(キューバ研究者、フランス)、ノーム・チョムスキー(言語学者、米国)、リゴベルタ・メンチュ(九二年ノーベル平和賞、グアテマラ)、アドルフォ・ペレス・エスキベル(八〇年同、アルゼンチン)の五氏。 声明は、「米国は一世紀以上にわたり、キューバ国民の主権に反して干渉し、戦争をおこない、帝国主義的な条約を押し付けてきた」と指摘。米国が一八九八年にキューバのスペインからの独立戦争に干渉してグアンタナモを手に入れて以降、現在に至る経過を説明。「国家間、国民間の真の人間性は正義のもとにおいてのみ存在しうる」として、米国の無条件の撤退を求めています。 米国は、一九〇一年キューバ共和国憲法の中に米国の干渉権と基地使用権を認めさせる修正条項を押し付け、この条項が廃止された三四年には新条約によってグアンタナモ基地の無期限貸与をキューバに認めさせました。米国は貸与料として四千ドルの小切手を毎年、キューバ政府に送付していますが、五九年の革命後、キューバ政府は一度も小切手を換金したことはありません。 TITLE 米グアンタナモ基地返せ/ノーベル賞受賞者ら声明 DATE 2005/07/23 01 14 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-23/2005072306_01_3.html 迷走するカール・ローブ疑惑 (冷泉彰彦) 2005年7月16日発行 JMM [Japan Mail Media]No.331 より http //ryumurakami.jmm.co.jp/ ■ 『from 911/USAレポート』 第207回 「迷走するカール・ローブ疑惑」 冷泉彰彦 :作家(米国ニュージャージー州在住) (以下、談風子が抜粋) このスキャンダルですが、従来の政治スキャンダルとは一線を画しています。それは、内容が複雑で、複数の事件がお互いに「もつれた糸」のように絡み合っているからです。合法か違法か、機密なのか公表可能なのか、国益に反するのか反しないのか、リベラルなのか保守なのか、といった分かりやすい基準ではうまく説明できない、それでいて単純な党派間の力比べというのでもない、不思議な事件です。 本日の時点で問題になっているのは、カール・ローブ補佐官本人の違法行為疑惑です。ジョセフ・ウィルソンというアメリカの元ガボン大使の妻、バレリー・プレイムという女性が、CIAの工作員だということを、メディアにリークしたというのです。この疑惑が、機密漏洩罪、正確に言えば1982年制定の「工作員の身分漏洩罪」に当たるのではないか、という点について現在超党派の特別検察官を設置して大陪審(法廷として訴状を受理するかどうかの審理)が行われています。 現在メディアにあふれている「ローブ疑惑」では、ローブ補佐官は「核疑惑を裏付けるどころか否定した」ウィルソンへの政治的な報復として妻のプレイム女史がCIA工作員であったことを暴露した、というのが動機とされています。折角、サダム・フセインを追いつめることのできる核疑惑が持ち上がったのに、それを否定したのは許せない、というストーリーです。 今回の事件が特殊なのは、まず「CIA=アメリカの国益」対「個人または外国」という図式とは違って「CIA、国務省=伝統的な国際協調主義」というグループに対して「ホワイトハウス=イラク戦争積極推進派」との間に対立が起きている点です。勿論、イラク開戦を前にした「ブッシュ対パウエル」という図式に符合するのですが、工作員の身元をバラす、というタブーを冒してまで、ローブ補佐官がウィルソン夫妻を敵視したというのは、(仮にそうだとしたら)相当に異例なことです。 それにしても、お粗末な事件です。お粗末なのはローブや、ウィルソンといった個人でも、あるいはいがみあっている二大政党だけではありません。この事件には現在のアメリカが抱えている、ある種の問題を象徴していると思うからです。そもそも、他国に派遣している特命全権大使の夫人が諜報機関の工作員だった、などということが外交儀礼上、全くの非常識だという議論がアメリカでは起きていません。 そこに第一の問題があります。私は国境を越えた諜報活動というものを全世界で禁止できるとは思いません。邪悪な行為ですが、止めろといっても止めない国が多い以上、ゼロにしろというのは非現実的だと思います。ですが、911以降のアメリカでは、CIAやNSAといった「本来は黒子の存在」の諜報関係者が妙に英雄視されたり、「堅気の世界」に出てくるのです。その結果、諜報の世界が「堅気の世界の政争」に絡んでくるのです。その危なっかしさにアメリカは全く気付いていません。 諜報活動というのは、基本的には相手国の国内法上は違法行為なのです。勿論、外交官には国際法上のあるいは二国間条約による外交特権がありますが、それを濫用して諜報活動を行うというのは、そして大使夫人にそんな役割を当てる、というのは恥ずべきことだと思うのです。まず、そこに反省がなく、そしてその諜報活動自体が政争に巻き込まれ、更にその工作員の正体をバラすとかバラさないという話が、更に政争となる、これは末期的です。 勿論、諜報機関と政治なんてそのようなものだ、というシニカルな見方もできるでしょう。ですが、諜報は軍事外交にダイレクトに結びつくのです。そして政治もそうです。となれば、アメリカという巨大な軍事マシーンのある意味では「目と耳」の部分が派閥抗争で右往左往しているとしたら、これは危険きわまりないと思います。 第二の問題は、この政争には理念的な軸がなさ過ぎるということです。「情報源秘匿」の可否というテーマが、左右逆転した形で争われているというのも妙ですが、事件の全体が完全に政治的な力比べになっている。それが極端だということです。それは暴露(が事実だとして)を行ったローブにしても、そのローブを引きずり下ろそうという民主党にしても同じだと思います。 ローブ補佐官が「逃げおおせて」も、理念的結集力の弱い政治が続くでしょうし、仮に「ローブ失脚」ということになると政局は、ブッシュ後を意識し始めることになるのかもしれません。いずれにしても政党間には怨念は残るでしょうが、建設的な政策論議は進まないことになります。ロッキード事件やイラン・コントラ事件のように、政権は傷ついても結果的に自浄作用が働いて良かった、という結末になる可能性も薄いと思います。 こうした状態が続けば、アメリカの政治システム全体が弱体化してしまうのではないでしょうか。理念の軸のなさからすれば、まるで日本の永田町「政局」に似た構図です。いや、日本の方がスパイ組織などという後ろ暗い面を政治に絡ませていない分、まだましとも言えるのかもしれません。 「ローブ氏情報源」確認 タイム誌記者、大陪審出席 [朝日] 2005年07月14日11時06分 ホワイトハウスの高官が機密情報である米中央情報局(CIA)高官の名前を複数の記者に漏らしたとされる疑惑で、その一人、タイム誌のマシュー・クーパー記者は13日、大陪審での証言に応じた。証言後、同記者の弁護士は、ホワイトハウスのカール・ローブ政治顧問兼次席補佐官の弁護士から証言の許可を得ていたと記者団に述べ、ローブ氏が「情報源」だったことを確認した。 クーパー記者は今月6日の連邦地裁で、情報源から許可を得たため大陪審での証言に応じると述べ、収監を逃れていた。その際には情報源を特定していなかった。 ローブ氏の弁護士は13日、声明で「ローブ氏は特別検察官に完全に協力し、捜査の対象ではないと繰り返し保証されてきた」と述べ、訴追対象にはならないと主張した。 一方、ブッシュ大統領は13日の閣議後、記者団に「捜査が終了した段階でコメントしたい。メディアの報道に基づいて捜査に予断を与えるつもりはない」と述べ、当面はローブ氏の進退を問わない意向を示した。閣議にはローブ氏も同席した。大統領は昨年、情報漏れにかかわった職員は解雇する意向を示していた。 TITLE asahi.com:「ローブ氏情報源」確認 タイム誌記者、大陪審出席 - 国際 DATE 2005/07/15 10 30 URL http //www.asahi.com/international/update/0714/008.html Poll Shows Modest Changes in Levels of Anti-U.S. Mood By BRIAN KNOWLTON, International Herald Tribune Published June 24, 2005 WASHINGTON, June 23 - The anti-Americanism that surged through much of the world over the war in Iraq shows modest signs of abating, although distinctly negative views persist in the Muslim world, an international opinion poll released Thursday indicates. The Pew Global Attitudes Survey (pewglobal.org) Favorability ratings of the United States - while well below levels of 2002, before a trans-Atlantic rift opened over Iraq - improved slightly even in France and Germany, as both sides have sought to mend the earlier wounds. Still, among America's traditional allies, only Britain and Canada remained positive in their overall views of the United States. In many countries the unpopularity of President Bush remained a salient factor. "Anti-Americanism in most parts of the world we surveyed seems pretty entrenched," said Andrew Kohut, director of the Pew Center, which conducted the poll. "But there are some very positive signs of progress in India and Russia and Indonesia." For example, 79 percent of Indonesians said they had a more favorable view of the United States as a result of the aid Americans provided after the Dec. 26 tsunami. Indians appeared pleased with closer economic ties to the United States, and Russians with cooperation on trade and terrorism. In Britain, Canada and France, about three-quarters of respondents said Mr. Bush's re-election had made them feel less favorable toward the United States. The poll, a Pew Global Attitudes Survey, was conducted from April 20 to May 31, surveying nearly 17,000 people in the United States and 15 other countries Britain, Canada, China, France, Germany, India, Indonesia, Jordan, Lebanon, Morocco, Pakistan, Poland, Russia, Spain and Turkey. The margin of sampling error ranged from plus or minus two to plus or minus four percentage points. In most of the countries the poll was conducted face to face, but in some was done by telephone. It was conducted nationwide except in India, Pakistan and China, where it mostly covered urban areas. Around the world, a sense that the United States pays little attention to other countries' interests remained widespread, although India was an exception. Asked what could be done to improve America's image, former Senator John C. Danforth, a co-sponsor of the Pew survey, referred to the war in Iraq and said, "It could be that the price of being forceful in dealing with perceived problems is you're unpopular." Mr. Danforth, who resigned as the American ambassador to the United Nations in January, added, "The United States has been assertive, and our view is that with the threat of terrorism we cannot be passive." Americans appeared quite aware of their image problem. Only one in four thought the country was well-liked abroad. Strong majorities in several countries said they would like to see another military power emerge to balance the United States, but most, especially in the West, did not want it to be China. Seven in 10 of those surveyed in Britain, France and Russia opposed a rising Chinese superpower, as did about 8 in 10 Germans and Americans. But the idea was much more popular in developing countries majorities in Indonesia, Jordan, Pakistan and Turkey favored it. Most West Europeans said they would prefer greater independence from the United States in security and diplomatic affairs. An overwhelming 85 percent of the French said it would be good if the European Union emerged as a military rival to the United States. Immigration remains a vexing issue. More than half of the Germans polled called immigration from the Middle East and North Africa a bad thing; only one-third saw it as good. They were even less favorable to immigration from Eastern Europe. The most welcoming country in Europe was Spain, where two-thirds of those polled called immigration from North Africa and the Middle East a good thing, followed by Britain, with 61 percent in favor. Although the United States is traditionally viewed as a land of opportunity, people in most countries, when asked where they would advise a young person to move to be able to lead a good life, chose other destinations. Australia, Britain, Canada and Germany were cited more often than the United States. Over all, the most negative views of the United States were found in Muslim countries. Two countries caught up in the American effort to combat terrorism, Turkey and Pakistan, were the most negative only about one in five people in each country said they viewed the United States favorably. In the Muslim world and in Europe, the war in Iraq remained as unpopular as it was in 2003 and 2004. Views in Pakistan turned sharply more negative after allegations that American guards at Guantanamo Bay, Cuba, had abused the Koran. TITLE Poll Shows Modest Changes in Levels of Anti-U.S. Mood - New York Times DATE 2005/06/24 12 26 URL http //www.nytimes.com/2005/06/24/politics/24poll.html?th emc=th
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/4164.html
【作品名】ゴジラ ザ・シリーズ 【ジャンル】アニメ 【名前】アメリカ版ゴジラ2代目 【属性】 怪獣王(キング・オブ・モンスター) 【大きさ】身長55メートル、体重20000トン。 【攻撃力】自分の親である初代ゴジラの強化合成個体であるサイバーゴジラ(このページを作った奴註:いつまでたっても回答が帰ってこないので 50mサイズの怪獣相応ってことでいいよ)に打撃でダメージを与えられ胸の装甲を食い千切って絶命させる。 素手で暴走する新幹線を止められる。 噛み付き攻撃は戦闘ヘリを一撃で噛み砕き183メートルの巨大キングコブラを一撃で気絶させる威力がある。 自分の胴体ほどもある巨大ハチドリを尻尾攻撃で簡単に気絶させられる。 戦闘では蹴り技を多様。 【防御力】戦闘ヘリや戦闘機のミサイル、レーザー兵器を受けても対したダメージは受けない 高圧電流にも強いが防御力が昭和版のゴジラ(自衛隊の戦車の砲撃や戦闘機の爆撃に耐える)よりは下。 作中では敵怪獣の爪や牙で皮膚を斬り刻まれたり、巨大サソリの毒針を打ち込まれたりしている。 【素早さ】体重2万トンもありながら走行速度は時速480㎞~800kmと歴代最速。新幹線に余裕で追いつく。 突然方向転換が可能、猫のように84mの高さまでジャンプ出来る。戦闘ヘリの追跡を振り切って、ビル街を回り込むほど。 水中行動可能、速度は60ノット近く(時速100ちょっと)。 【特殊能力】 パワーブレス:緑色の熱戦で射程は30~50メートル。 戦闘ヘリや戦闘機を一撃で破壊し、サイバーゴジラに零距離発射で大ダメージを与え、ミュータントキノコを蒸発させた。 突然変異なので一体では繁殖できないが、雌怪獣との交配で卵を造れる。 体重2万トンもありながら、高層ビルやブルックリン橋に軽々と登り身軽さを生かして、飛行怪獣とも互角に戦える。 泥風呂に浸かるなど、人間の治療法で体力を回復させられる。 戦闘では地面を掘って数秒で地中に潜り敵の背後に回り込んで攻撃できる。(バラゴンがフランケンシュタインに行ったのと同じ技。) 灼熱の砂漠や極寒の南極でも常時と同様に活動可能で、昭和ゴジラ以上の適応能力あり(ページを作った奴註 詳細不明、考慮しなくてよし)。 【長所】 歴代最速のスピードとパワーブレスの威力。格闘能力だけなら歴代最強。 本作にブリジット・バーコが味方キャラとして吹き替えで参加している。 【短所】素早さは上でも防御力は昭和ゴジラに劣る。優しい性格のため敵に不覚をとる場合あり。 飛行能力がない。 【戦法】基本は接近して攻撃、 相手が見えない、素早くて捕らえられないなら、パワーブレスを撃ち込む。 地中に一端潜って背後から攻撃を繰り返す。 【備考】ブリジット・バーコが声優として本作に出演しているため、夜間の戦いでは負け知らず。 (ブリジットの出演してる作品は映画・アニメ問わず主人公が夜間負けることはない。) vol.124 309格無しさん 2019/04/04(木) 01 34 17.61 ID XxZwHs2X ウルトラマンナイス タブザゴンのテンプレが無いのでミレニアムクロスやベリーナイス光線の威力が分からない アメリカ版ゴジラ2代目 反応が無い、パワーブレスの弾速不明 50スレ目 423 :格無しさん:2011/03/24(木) 17 53 01.11 ID Cdn55WIn アメリカ版ゴジラ2代目 ×クッパ 殴り飛ばされて負け △メタビー(ヒカル機) 当てられない倒されない クッパ>メタビー(ヒカル機)=アメリカ版ゴジラ2代目(巨大生物の壁) 49スレ目 694 :格無しさん:2011/02/03(木) 09 44 30 ID Mc3fh9w/ 683 戦闘機は時代によって防御力が違う。 第一次世界大戦の複葉機にも戦闘機はあったし、 ジャンヌダルクがイギリスと戦っていた時代のころからミサイル (と言うよりロケット兵器だけど)が武器として存在しているし、 アメリカ独立戦争でも使われてる。疑うならCongreve rocketで検索してみ? 「レーザー兵器を発射後回避している」と言っているなら 対応回避距離を書かないと考察できない。 695 :格無しさん:2011/02/03(木) 11 48 16 ID wYU6VSh4 というか 664で指摘されていた問題点が改善されていないんだが大丈夫か? 697 :664:2011/02/04(金) 17 21 47 ID nfax5On1 695 「昭和版」とか書いてあるし、戦闘ヘリもあるみたいだから最低でも第二次世界大戦以降じゃないの? 昭和版ゴジラの防御力が書いてあるし、オレが指摘したぶんは直ってる。 レーザー兵器に関しては発射後かどうか書いてないみたいだから、人間の方が「早すぎて照準を合わせられない」だけなんじゃないかな。 こういうとアレだけど、無理して上げ足取っているかのように見えるんだが・・・気分を害したらごめんなさい。 698 :格無しさん:2011/02/04(金) 20 01 08 ID D9GpY0Aj 697 古い方が性能がいい場合もありえる。 平成に作られた日本刀は鎌倉時代の日本刀より強いか? 699 :格無しさん:2011/02/04(金) 20 12 25 ID 0+TfRsN2 素材技術を現代の使えばそりゃ性能良いでしょただ伝わっている伝統の製造方法だったら 何度も人を切り、試し切りなどでノウハウをためた時代の方が強いだろうけど ぶっちゃけ明治、昭和に生産した軍刀の方が凄いよ軍刀村正とか凄すぎ