約 4,299,143 件
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/3764.html
テイルズ オブ エクシリア メーカー バンダイナムコゲームス 発売日 2011年9月8日 対応機種 PS3 『テイルズ オブ』シリーズの15周年を記念した製作されたRPG(揺るぎなき信念のRPG) た行 プレイステーション3 PR テイルズ オブ エクシリア (初回特典 「15th Anniversaryプロダクトコード」 「PS3カスタムテーマ(全10種)プロダクトコード」同梱)
https://w.atwiki.jp/gamenetamatome/pages/98.html
公式サイト http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 8月2日 4Gamer.net ― 「テイルズ オブ エクシリア」,高い自由度を誇る成長システム「リリアルオーブ」の情報が公開。うさ耳ミラの衣装付きテーマソングCDの発売も決定 (テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20110727003/ 7月21日 『テイルズ オブ エクシリア』バトルやキャラクター関連の新情報をお届け - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201107/21047054.html 6月24日 4Gamer.net ― 「テイルズ オブ エクシリア」新キャラクター,ラ・シュガル王「ナハティガル」とマクスウェルの巫子「イバル」公開。新システムや予約特典,DLCの情報も(テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20110620012/ 5月30日 【動画あり】『テイルズ オブ エクシリア』最新PV シナリオ編とシステム編が公開 - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201105/30044324.html 『テイルズ オブ エクシリア ファミ通DXパック』予約受付開始! - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201105/30044290.html 【画像追加】『テイルズ オブ エクシリア』2011年9月8日発売決定、本体同梱の限定版も - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201105/28044285.html 5月26日 『テイルズ オブ エクシリア』仲間とのつながりを演出する要素を紹介 - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201105/26044122.html 5月18日 『テイルズ オブ エクシリア』 PV第2弾の予告を公開しました! http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 5月12日 『テイルズ オブ エクシリア』 システムページを更新しました! http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 4月29日 4Gamer.net ― 「テイルズ オブ エクシリア」,新メンバー頭脳派執事「ローエン」が参戦。キャラクター達が“つぶやく”進化した「チャットシステム」も紹介 (テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20110425001/ 4月22日 『テイルズ オブ エクシリア』最年長キャラクターが登場 - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201104/22042753.html 4月7日 SYSTEMページを公開しました! http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 4月1日 4Gamer.net ― 「テイルズ オブ エクシリア」,新メンバーは若干12歳の精霊術士。不思議な人形を胸に抱えた少女「エリーゼ」ってどんな子だ?(テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20110325018/ 3月26日 『テイルズ オブ エクシリア』 キャラクターページを更新しました! ストーリーページを更新しました! http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 3月21日 『テイルズ オブ エクシリア』不思議な少女とぬいぐるみを紹介 - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201103/19041508.html 2月25日 『テイルズ オブ エクシリア』故郷で再会したのは――燃える頑張る女の子! - 電撃オンライン http //news.dengeki.com/elem/000/000/349/349159/ 2月19日 『テイルズ オブ エクシリア』4人目の仲間は、男性主人公の幼なじみ - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201102/18040473.html 2月3日 『テイルズ オブ エクシリア』 ストーリー・システム・キャラクターを更新しました! http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 4Gamer.net ― 「テイルズ オブ エクシリア」,杉田智和さんが演じる新キャラ「アルヴィン」や戦闘をより戦略的にする「キャラクター特性」といった新要素が公開に (テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20110128018/ 1月27日 『テイルズ オブ エクシリア』 SYSTEMページを公開しました! http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/nto/ 1月14日 4Gamer.net ― 2人のキャラクターによる共闘が大きな魅力。「テイルズ オブ エクシリア」の戦闘システムがいよいよ明らかに(テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20110107068/ 12月27日 医者の卵の少年と精霊を統べる女性……『テイルズ オブ エクシリア』キャラ紹介 - 電撃オンライン http //news.dengeki.com/elem/000/000/331/331615/ 12月16日 『テイルズ オブ』15周年記念作のタイトルは『テイルズ オブ エクシリア』!! - 電撃オンライン http //news.dengeki.com/elem/000/000/329/329463/ 『テイルズ オブ エクシリア』は藤島&いのまたデザインのW主人公! 発表会レポ - 電撃オンライン http //news.dengeki.com/elem/000/000/329/329560/ 4Gamer.net ― 「テイルズ オブ」15周年記念タイトルは「テイルズ オブ エクシリア」。シリーズ初のダブル主人公で,藤島康介さんといのまたむつみさんがキャラクターデザインを担当(テイルズ オブ エクシリア) http //www.4gamer.net/games/117/G011720/20101215053/ 『テイルズ オブ エクシリア』発表パーティーの模様を詳細リポート――キャラやバトルに関する情報も - ファミ通.com http //www.famitsu.com/news/201012/15036928.html 8月18日 PS3で制作中『テイルズ オブ』シリーズ15周年記念タイトルの世界観は――? - 電撃オンライン http //news.dengeki.com/elem/000/000/291/291353/ 8月5日 『Next Tales of(仮題)』 プレイステーション3で描かれる完全新作 - ファミ通.com http //www.famitsu.com/game/coming/1238480_1407.html 8月3日 『テイルズ オブ』の完全新作『Next Tales of(仮題)』がプレイステーション3で始動【画像追加】 - ファミ通.com http //www.famitsu.com/game/news/1238356_1124.html
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1156.html
登録日:2011/06/03(金) 20 40 41 更新日:2024/06/15 Sat 17 04 34 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 15周年記念 2011年 2発売決定 PS3 TOX W主人公 ufotable ☆銀河美少年☆ エクシリア ゲーム コラボ ティーチミーバリボー! テイルズ テイルズオブシリーズ ハオの卵理論 バンダイナムコ ロリコンに目覚めるRPG 揺るがない思春期 揺るぎなき信念のRPG 精霊 綺羅星☆! 過ぎたるは及ばざるが如し 颯爽☆登場 人は願いを胸に抱き、『叶えば』と空を見上げる…。 舞台は精霊と人が暮らすリーゼ・マクシア。 人の願いは精霊によって現実の物となり、精霊は人の願いによって守られる。 故に、精霊の主マクスウェルは、全ての存在を守る者と為り得る。 それを脅かす悪など存在しない。 あるとすれば、それは人の心か――。 揺るぎなき信念のRPG TALES OF XILLIA 『テイルズ オブ エクシリア(TOX)』はPS3専用RPG。 テイルズオブシリーズ13作目にして15周年記念作品。 シリーズ初のダブル主人公となる本作では、キャラクターデザインにいのまたむつみと藤島康介の二人を起用し、それぞれ主人公を担当(また二人はそれぞれ同じ数のキャラクターを製作している)。 今回は新たな試みとして15年間アニメを担当したProduction I.Gに代わりufotableがアニメーション制作を手掛け、高い前評判を受けている。 シリーズとしては初めて当初からPS3ソフトとして発売された。 【主題歌】 浜崎あゆみ『progress』 【ストーリー】 王都イル・ファンの病院でインターンとして研修中のジュードは、忙しいながらも平穏な日々を送っていた。 ある日、精霊術失敗によるけが人が普段よりも不自然に多く来院する。患者を診察したジュードは精霊たちの様子がおかしいのではと疑問を持つが、その原因はわからなかった。そんな中、担当教授への言付けを持ち前のお人好しぶりを発揮して引き受けたジュードは、教授が仕事で向ったという軍の研究所を訪れる。 一方、ミラは全ての精霊と人間に危機が迫っていると判断し真偽を確かめるべく、イル・ファンへと向う。精霊消滅の原因と思しき軍の研究所へ単身乗り込もうとしていたミラは、そこで1人の少年と出会う。 しかしそれは、これから2人を待ち受ける数多の試練の始まりに過ぎなかった…。 【用語】 ◆リーゼ・マクシア 人間と多くの魔物、姿なき精霊たちが共存している世界。 至る所に多様な精霊が存在し、人間の文明を支えていることは広く知られている。 ◆精霊術 人間は霊力野(ゲート)と呼ばれる脳の器官から、世界の根源エネルギーとなる“マナ”を発することが可能で、精霊はこれを受け取る見返りとして"精霊術"を発動させている。個人差はあるが精霊術は誰もが扱えるので生活の隅々にまで浸透している。 ◆精霊マクスウェル 数多の精霊たちを束ねる主は元素の精霊マクスウェルと考えられている。リーゼ・マクシアの発展を支え、人間と精霊の共生関係をマクスウェルが太古より見守ってきたらしい。 【メインキャラクター】 ※◇をいのまた、◆を藤島と区別して各キャラデザ担当を表記するものとする。 ◆ジュード・マティス CV:代永翼 本作の主人公の一人。15歳。 まだ幼さの残る少年だが、医師になるべく一人故郷を離れ、王都イル・ファンの医学校で学んでいる研修生。 シリーズ2代目格闘家主人公。愛称は優等生 ◇ミラ=マクスウェル CV:沢城みゆき 本作の主人公の一人。20歳。 地水火風を司る四大精霊を従え、自らを精霊の主マクスウェルだと名乗る謎の女性。 ◆アルヴィン CV:杉田智和 誰に対しても気さくでフランクに接し、常に大人らしく余裕ある態度を見せる自称「フリーの傭兵」。26歳。 爪 竜 連 牙 斬 を 覚 え る 。 グラサンが色んな意味で似合う。デフォってくらい似合う。 モミアゲも着けたら『月はでているか』と言いたくなる ◇レイア・ロランド CV:早見沙織 ジュードの幼馴染。15歳。 明るく元気で感情表現豊かなさっぱりした性格。 ◆エリーゼ・ルタス CV:堀中優希 12歳という年齢には不相応なほど、高度な精霊術を使いこなす少女。 いつもティポという生きたぬいぐるみを抱えている。 ◇ローエン・J・イルベルト CV:麦人 大国ラ・シュガルの高級貴族の一つである、シャール家当主に仕える老執事。62歳。特殊な例を除く歴代操作可能キャラ最年長。成長期。 【システム】 DR-LMB(ダブルレイド・リニアモーションバトル) 2人のキャラクターを同時に操作し、協力しながら戦う「リンクモード」では、マスター(プレイヤー)の行動に付き従い、リンクモード中は『共鳴術技(リンクアーツ)』と呼ばれる、技と術を掛け合わせてカットインと共に発動する特殊な攻撃を繰り出すことができるようになる他、各キャラ独自の援護技も発動できる。また通常攻撃連打だけでもなかなかスタイリッシュな連携をしてくれる。 例として ジュード「魔神拳(技)」 + ミラ「ウィンドランス(術)」 || 『絶風刃(共鳴術技)』 となる。 またACとTPの2つの値を消費することで攻撃を行い、ACが続く限り自由に通常攻撃、術、技を繋げていく。マップ移動中にTPを消費して回復術なども使用可能。 AC(アサルトカウンタ) 攻撃する毎に1ずつ消費される値。移動や防御行動では消費されず、単純にACが10あれば10回攻撃できる。 TP(テクニカルポイント) 「武身技」や「精霊術」の使用時に消費される値。アイテムや戦闘中の行動で回復可能。 キャラ特性 各キャラの固有技能。戦闘中に特定のアクションを行うと発動する。 ◎ジュード:集中回避 ◎ミラ:魔技 ◎アルヴィン:チャージ ◎レイア:活伸棍術 ◎エリーゼ:スイッチングティポ ◎ローエン:術後調律 固有サポート 各キャラの援護能力。戦闘中に特定の条件を満たすと発動する。 ◎ジュード:レストア ◎ミラ:バインド ◎アルヴィン:ブレイカー ◎レイア:アイテムスティール ◎エリーゼ:ティポドレイン ◎ローエン:マジックガード スキット お馴染みフェイスチャットは3種類あり、 ◎ロングチャット いつものチャット。 ◎ショートチャット キャラのつぶやきがリアルタイムで展開される自動発生チャット。スキットなう。 ◎ファイティングチャット 戦闘中の自動発生チャット。小ウィンドウのカットインが入って叫びまくるので結構うるさい。 追加DLCとして 初回特典のプロダクトコード衣装 いわゆる2Pカラーと呼ばれる衣装(これは無料) 主題歌担当の浜崎あゆみとのCDコラボ衣装『歌姫』(CDが1890円) 『STAR DRIVER 輝きのタクト』とのコラボ(500円×6) 歴代テイルズオブキャラ衣装(300円×6) アイドルマスター2風衣装(300円×3) 水着衣装(300円×6) 学園風衣装(300円×6) などがある 余談だが、TOPなりきりダンジョンXに本作の世界とミラが誕生したと思われるイベントが収録されている。 名前が長いせいかやたらと名前を間違えられる。 例・エリクシア、エクリシア、エリシア、エクシア、エク尻アッーなど 追記・修正はアホ毛をふりまわして敵を倒してから △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] リセット。作品批判はNGです。 -- 名無しさん (2015-06-06 12 27 39) イバル、ガイアス、ローエンでロックマンX -- にゃかむら (2016-03-20 06 34 02) ロニ「エク尻アッーだと!?」 -- 名無しさん (2017-02-13 19 38 53) …! ずっとエリクシアだと思ってた… -- 名無しさん (2019-06-18 00 02 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1259.html
テイルズ オブ エクシリア 【ているず おぶ えくしりあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 揺るぎなき信念のRPG) 対応機種 プレイステーション3 メディア BD-ROM 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2011年9月8日 定価 8,379円 プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他 通信機能 PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信) 判定 なし ポイント 全体的にボリューム不足伝統要素の一斉削除ミラの信念を貫き通す戦闘システムは良好(バランス面は除く)描写不足が目立つストーリーとキャラクター設定 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 戦闘システム 新システム 評価点 問題点 キャラクター関連 総評 余談 概要 テイルズ オブシリーズ15周年記念作品。シリーズ初のPS3オリジナルタイトル。定番の絵師である藤島康介氏といのまたむつみ氏の同時起用、そしてオープニングテーマには日本を代表する歌姫・浜崎あゆみを起用するなど、これまでの作品を遥かに凌駕するセールスポイントをウリとしていた。 アニメーションはこれまでシリーズを担当してきたプロダクションIGではなく、OVA版『テイルズ オブ シンフォニア』を製作したユーフォーテーブルが担当。 略称はTOX。エクシリアとは数え切れないほどの大数や無数を示す Zillion をもじった Xillion からの造語で “XILLIA” と名づけられ、【未知】の意と【交わり】を表す “X”を意味している。 また、Xにはダブル主人公、および前述の両絵師採用との意味合いも兼ねている。 戦闘システム シリーズの目玉といえる新戦闘システムは「DR-LMB(ダブルレイド・リニアモーションバトル)」 参加パーティとバディを組み、二人一組で戦闘を行う。もちろん従来のように単独で戦うこともできるが、仲間と協力し合うこの連携アクションは独自のもので、うまく敵をハメられた場合の爽快感は高い。この状態をリンクモードという。 『グレイセス』で好評だったアラウンドステップはないが、スキルを付ければ「ムーヴィングアサルト」という攻撃をしつつ素早く回避をするという類似したものが使える。また、ジュードとミラ(条件を満たせば)は敵の背後に瞬時に回り込む「集中回避」が使える。 AC(アサルトカウンタ) 術技使用で消費する「TP(テクニカルポイント)」に加えて新たに採用されたパワーソース。ポイントが続く限り攻撃行動を延々と続けられるシステム。PS2版『デスティニー』や『グレイセス』の「CC(チェインキャパ)」のようなものだが、あらゆる行動で数ポイント消費されるCCとは違い、攻撃行動で1ポイント消費するのみで、可能連携数をそのまま表示化したものといえる。その代わりTPとの兼ね合いで、技をいきなり連打する、ということはできない。 特性 戦闘キャラが固有で保持しているスキルのこと。スキルといっても使用するのにコストは必要ない。 サポート リンクモードで行えるキャラ固有のスキル。こちらもコスト等はなく、特性とサポートで支援攻撃分け隔てなく行動が選択できる。 共鳴術技(リンクアーツ) リンクモードにて二人で発揮する技。オーバーリミッツゲージを一定量溜めると発動できる。ただし、組み合わせのスキルが必要なため、事前でのスキルセットに気を配る必要がある。 他作品から引き継がれたシステム 『ヴェスペリア』に登場した、セットできる術技を8から16に増やすアイテム「アーツボール」や『グレイセス』のワンタッチキャラ変更(ただしグレイセスのものとは若干操作が異なる)などが引き継がれた。 新要素として戦闘メンバーと控えメンバーを戦闘中に入れ替えができるようになった(戦闘不能キャラは不可)。 回復役やメイン術士でメンバー枠が固定されがちな問題点が解消された。 それに伴い戦闘後のリザルトでパーティーメンバーが全員登場するものが登場するようになった。 新システム マップアクション 全てのマップで3Dカメラが採用され、右スティックで自由に視点変更が行える。「登る」「飛び降りる」「しゃがむ」といったアクションが追加され、従来作品では行けないような場所への移動が可能になった。 ショップビルド 今回は素材を納品することでショップレベルを上げ、武具を購入する。このレベルは全国の街で共通なため、街ごとに違う武具が売っている、というRPGの定番を覆す設計となっている。 リリアルオーブ 選択式の成長システム。レベルアップで得られるGPを消費することにより、ステータスアップや術技、スキルを習得する。 チャットシステム ロングチャット(これまでのスキット)、ショートチャット、ファイティングチャットが実装。 ショートチャットは、移動中にキャラが喋るシステム。1つのチャットで喋れる限度はほとんどが2言に限定されており、喋るキャラも2人だけとなっていて、会話が続きそうな雰囲気の中でもそれ以上会話が続かないようになっている。 ファイティングチャットは、戦闘中にキャラが喋る際に左上にセル画が表示されるというもの。ボス戦ではキャラ同士の掛け合いがあったりする。地味ではあるものの、戦闘の邪魔になるほど大きくないので、あってもなくても困らない存在といえる。 評価点 キャラグラフィックがこれまでよりも遥かに高い頭身となり、原画デザインに劣らぬ再現を実現している。画風の違う両氏のキャラも統一されアニメ含め違和感が少ない。 また、ラ・シュガルのイル・ファンを始めとした街の幻想的な背景なども非常に見ていて美麗である。 ユーフォーテーブルが手がけたアニメーションのクオリティは非常に高い(*1)。アニメパート監督を担当した外崎春雄は(*2)シリーズのファンであるとのことで過去にもアニメーターとして幾つか関わっており、今回は監督としてかなりこだわってしまったらしい。 快適性の高さはシリーズでも随一。 チュートリアルが豊富で、親切な設計。インターフェースも『ヴェスペリア』『グレイセス』で完成されたものを元にさらなる改良が行われている。 ロード時間が短く、快適にプレイできる。 どこでもクイックセーブが可能で、ロードを行なってもデータは消えない。 会話のできるNPCは頭上に表示されるアイコンによって話しかけたかどうか、ストーリーの進行などで会話内容が変わった場合の判別ができるようになっている。従来作品とは異なり、NPC全員と会話ができるわけではないが、全体的に街や施設が賑やかとなり、雰囲気作りに一役買っている。 常に左上にマップが表示され、より詳細なロケーションマップも閲覧可能。今までのように実際に歩いて埋めていく必要はなく、高低差のある場所も表示される高さを設定することで分かりやすくなっている。開けた宝箱や探索ポイントも記録され、NPCや敵シンボルも表示されると至れり尽くせり。 ストーリー序盤からワールドマップで瞬間移動が出来るようになった。移動場所もいくつか選択できるようになり、ダンジョン内部でも移動が可能になった。 台詞の自動送りを無効にしている場合、チャットで○ボタンで少しずつ送れる機能が搭載された。 魔装具(*3)の攻撃力が武器説明画面で確認可能。リンクしていると撃破数が双方カウントされるため、操作が苦手なキャラの強化が楽になった。 使用すると敵の詳細なステータスが確認できるアイテム「スペクタクルズ」が廃止され、敵のステータスが無条件で確認できる。ターゲットのHPゲージも表示される。 ボス戦に限り全滅してもその戦闘からリトライできるようになった。 ビジュアルアイテム 今作でもコスチュームチェンジあり。衣装と髪型をそれぞれ選ぶことができるようになった。ただし、アタッチメントの数の多さに反して、本編中に手に入るものが少ないため、不満の声もある(後述)。 キャラクターごとの称号が廃止されたため、装備画面で選ぶ形に変更されている。コーディネートは5つまで登録が可能。 アタッチメント 『ヴェスペリア』にもあった、キャラクターのグラフィックに小物を付けられるシステム。3つまで装備ができ、色や付ける位置の多彩さから、カスタマイズが楽しいものとなっている。 バトル上の演出 ネタバレになるので詳細は割愛するが、マクスウェル戦とラストバトルの熱い演出はありがちではあるものの、前後のシナリオと相まって評価が高い。 問題点 ボリュームの少なさ これまでのマザーシップタイトル(本編作品)と呼ばれていた作品群では当たり前だった要素が尽く削除されている。以下は一例。 クリア後の要素 引継ぎ要素はあるものの、肝心の隠しダンジョンは以前のマップの継ぎ接ぎという仕様。ヴェスペリアの追憶の迷い路に似たような構成だが、敵を全滅させなくても次のマップに行ける上にストーリー中に登場したボスとの再戦も無い(と、いうよりもボスは最下層にいる隠しボスのみ)、 その隠しボスが色々と手抜き。計6体倒すことになるのだが、全て同じ姿を使いまわしたものとなっている。攻撃方法こそバリエーション豊かだが他のボスにはあるオーバーリミッツの短い演出もなく専用技や秘奥義すらない。そのくせ回復術などでいたずらに戦闘時間を引き延ばしてくるため、戦っていて楽しくないとの評判である。 引継ぎ要素 称号獲得に伴ってGRADEが増えていくという仕様上、上限がある。全体的に必要なGRADEも多く、クリアボーナスもないので、上限まで貯めてもグレードショップの全ての有利な項目を購入することができず取捨選択が必要。また、経験値半分・HP減少といったやり込み用の不利な項目もなくなった。 上限は10000だが、ここまでためてもやっと周回プレイ時にサクサク進める引継ぎができる程度しか買えない。しかもこれまでの作品ではお馴染みだった術技・スキル引き継ぎがない。2周目以降で最初から全ての術技を使いたい場合はレベル引き継ぎをしてリリアルオーブを成長させるしかないのだが、全引継ぎには5000と上限の半分ものGRADEを要求される。 一方でかなりのバランスブレイカーである「魔装具引き継ぎ」は500と安く、項目ごとのバランスも悪い。 今までは「取れる人・取りたい人がとればいい」と言えた玄人向け・廃人向けの称号も、引継ぎに絡んでくる(しかもこういったものに限ってポイントが高い)ので無視できなくなってしまった。 さすがに不評が多かったのか、『イノセンスR』や『ハーツR』では従来の戦闘評価式に戻り、上限自体はあるものの、上限まで貯めればほとんどの項目を購入できるようになった。 「調理システム」の廃止 今作では、料理屋で完成品を購入してアイテム画面で使用すると一定戦闘回数効果が出るというものになっている。ショップレベルを上げるだけで新しい料理が入荷していくので、レシピ集めの面白さはなくなった。さらに同じ料理は1つのサイズにつき(*4)1つまでしか持てない。歴代シリーズ(一部を除いて)ではキャラクターの料理の得手不得手はキャラを立たせる要素でもあった。 ただし、「材料を集めても失敗して無駄になってしまう」という、特に序盤ではかなり痛かった問題は解消された。 飛行船の削除 基本的にマップから場所に移動できるシステムがあったせいかもしれないが、前作『グレイセス』では座標指定による探索ができたのに対し、本作ではそれもできない。 伝統地点の削除 謎の生き物・ねこにん(または●●にん系)が暮らす「ねこにんの里」、シリーズやナムコ作品の要素を詰め込んだ島「ナム孤島」等がない。それにより、BGMやムービーの閲覧が不可能に(ロングチャットのみ、メニューから閲覧が可能)。 水着イベント DLCで水着コスチュームは手に入るが、それに準ずるイベントもない。また温泉イベントもないので「スケベ大魔王」を受け継ぐキャラが不在。ただし、元々「スケベ大魔王」は一部作品しか登場しないものである。 サブイベント 殆どはボイス付きで、数自体はそれなりに揃ってはいるが、強力な装備品や衣装が手に入るイベントは少なく、報酬のないメインシナリオの補足のようなイベントと単なるおつかいが多い。 異世界「エレンピオス」周辺 ワールドマップの広さがリーゼ・マクシアよりも広大なのに対し、街がたったの 1つ しかなく、リーゼ・マクシアに比べると訪れるポイントが少ない。 これらに対しスタッフは攻略本で「オマケ要素よりクオリティを重視した」と発言した。内容が面白いものであったなら納得できる発言だが、以下のような様相を呈しているので呆れられた。 新システムの問題点 ショップビルド 街を巡る必要がなくなった反面、RPGの伝統をなくしたせいか、RPGらしさが失われたという意見がある。また、素材の存在意義(*5)を疑問視する反応も見受けられる。 リリアルオーブ 自由に能力を上げられると謳っているものの、上限LVまで上げれば全て埋まるため、結局行き着くところは同じ。 他の能力も上げないと成長しないのでどのキャラも最終的には平均的なステータスになりがち。またGPを振り分けた際やオーブが成長した際のエフェクトが妙に長く、テンポが悪い。 そのためかLV上限も99と低く(*6)、オーブ自体も2枚目までしかない。 いちいち選択が面倒だという人のために、一応自動選択もあるが、やはり「面倒だ」という意見もある。反面、低GPクリア等の縛りプレイには珍重されている。 ショートチャット、ファイティングチャット ショートチャットではシナリオに絡んだチャットも流れるが、その重要チャットに被って汎用チャットが流れてしまうことがある。他にも移動することで他のチャットに上書きされてしまったり、マップの切り替えや戦闘で音声が途切れてしまうということもある。 例 「○○の事態が「腹が減ったな、食事にしよう。」~」…色々と台無しである。 汎用チャットの内容が「戦闘に出せ」や「腹減った」というものしかなく、またそういった発言がかなりの頻度(*7)で起こるため、鬱陶しいという意見もある。 特に戦闘絡みは今作のキャラクターも色々な意味で尖っているため、好き嫌いが大きく割れることもあり、「嫌いなので戦闘にも出したくない」というようなキャラクターがいる場合や特定のキャラの育成をしていて控えのキャラクターを固定している場合はそういったキャラクターが何度も「戦闘に出せ」と言ってくるため、イライラするという意見もある。ファイティングチャットでもショートチャット同様「戦闘に出せ」という内容がある。 闘技場関連 せっかくの戦闘システムを活かすペアバトルがなく、シングルバトルのみ。 また、これまで多くの作品にあった歴代キャラの乱入もない。 サブイベントでも名前すら一切登場しない。というより歴代要素自体がほとんどない。一応過去作品のパロディがわずかにあったりジャケット裏が歴代作品紹介だったりDLCで歴代キャラのコスチュームはあるものの、テイルズ オブ グレイセス エフと比べると圧倒的に見劣りがする。 ステージ端から落ちると強制失格となるシステムが採用された。 敵はステージ端に現れてのろのろと進んでくる。中央で待機するのはかなりテンポが悪く、かと言ってステージ端まで迎えに行くのはミスが許されない戦いになってしまう。 また、ただでさえ前衛キャラより難易度の高い後衛キャラの位置取りが大変になった。 戦闘システムにいくつか問題点がある シリーズお馴染みの秘奥義があり、OVL状態で奥義を発動する必要があるが、OVL状態になるには必ず共鳴術技を使用しなければならない。そのため単独で秘奥義を出すことができない。一方、敵は単独でOVLを自由に使用してくるので不公平。 肝心の味方の秘奥義はヴェスペリア以上に威力が低く、ほとんど魅せ技としてでしか役割を成していない(*8)。 参考までに難易度ノーマルにおいてジュードの秘奥義で7000程度、ミラの秘奥義で3000程度のダメージしか与えられない。この頃になるとボスキャラのHPが10万を超えるので、使うだけ無駄である。 『ヴェスペリア』や『グレイセス』と比べ処理落ちが目立つようになった(マクスウェルの秘奥義でかなり顕著)。 前衛同士でないとリンクがうまく機能しない。 前衛操作時にリンクするとどんなキャラでも物理攻撃主体の動きになり、後衛操作時にリンクするとパートナーが棒立ちでいる時間が明らかに長くなるため。 上述のOVLの仕様も含めて、後衛操作時の障害があまりにも大きい。目玉システムでこの有様ではキャラ制限の域に達しているとも言えるだろう。 マルチプレイだとリンクができない 厳密に言えば2人プレイでバトルすると、プレイヤーが操作しているキャラクター同士とリンクすることができない。当然ながらサポート能力も発動できないため、状況に応じてリンクする相手を変えて戦うことができない。 システムを活かせていないバランスの悪い難易度 上記のPS3で出たシリーズ作品よりもAIが悪化している(*9)。 ボス戦では開幕直後OVL→秘奥義という理不尽なパターンもある上に、今作の鋼体は壊しても一定時間経つと「!」のマークと共にコンボ中でも勝手に復活する仕様であるため、たった数ヒット投げるだけでコンボを抜けられるなど調整不足な面が多い。 このため完成度の高いシステムが十分に生かされていない。今作では協力戦闘や「アサルトカウンタ」など、全体的にコンボを重視したシステムになっているため自動鋼体などで殆どコンボが繋がらないボス戦は一撃が大きい技を連発してちまちま敵のHPを削るだけの大味な戦闘に感じることも多い。このため長くコンボを続けられる雑魚戦の方が楽しいという声が大きい。 なお、この鋼体の仕様についてはスタッフインタビューでも触れられ「最近のテイルズではバランスを崩壊させるようなハメや無限コンボをなくすことを目標のひとつとしており、今回の鋼体の仕様はそれらを根本的になくすための苦肉の策だった」(意訳)とコメントしている。 主人公ミラの魔技の一つである「ライトニング」の性能が異常。設定ミスではないかとも言われている。 バニッシュボルトやサンダーブレードという上級術の詠唱中に途中終了させると発動する技で、一発辺りの威力はそれなりだが何故か多段ヒットするため該当の上級術よりも数倍近く大きい合計ダメージを叩き出してしまう。 単純な火力面以外でも、ガードブレイク付き、複数属性付きで隙も小さいと優秀であるため他の技の存在意義が完全に消滅してしまっている。空中コンボ用として魅力的な技は今作にも多数あるのだが、コンボを考えるのが馬鹿らしくなるほど強い。 クリア後に解禁される最高難易度「アンノウン」の仕様が劣悪。単純にステータスが倍になるだけであり、今作のデフレ気味なダメージ値も相まって攻撃力以上に異常な敵の固さに悩まされることになる(隠しボスで顕著)。 マップ グレイセス同様、街と街は一本道やダンジョン等で区切られているが、道にあたる部分が全て間道となっており、同じ地形をコピペしたものばかり。また切り立った崖にある横穴に入らないとレアアイテムが手に入らないため、新しい間道に来たら「崖を登る」「横穴に入る」という行動を一貫して行う。 ダウンロードコンテンツ / DLC キャラクターのコスチュームのほとんどがDLCで購入しなければ手に入らない。度々批判されている要素だが本作でも行われ、ゲーム本編で入手できるコスチュームは非常に少ない。全て購入すれば13000円以上と高くつく(2011年12月現在)。 数が少ないと言われる前作『グレイセス』ですら本編中で全員最低1着は入手できたが、今作では本編中でコスチューム入手の機会がないキャラがいる。 さらに、DLCでしかコスチュームの無いキャラはDLCを一つでも落とさなければアイテム記録に通常衣装が載らないという致命的な欠陥も存在する。 この問題自体は無料でDLできる通常衣装の色違い「カラバリ」というものを導入すれば解決する。しかし、オフラインユーザーはどうしようもない。 ただし、一部を除いて価格は300円に戻っている。大抵は衣装・髪型・アタッチメントのセットになっており、中には戦闘曲や台詞が変わるものもある。また、前述通り無料でDLできる衣装も用意されている。 全体的に使い回しが多い。 海停(港)においてそれが顕著に現れており、どこも共通の構造である。異世界でも同様である。他にも前述の隠しダンジョンや街を区切る間道・街道など。 モンスターも、「オタオタ」「プチプリ」「チュンチュン」など『ヴェスペリア』からのモンスターの使い回しが多い。フィールド上に徘徊している「ヴェヴィンドアイ」「グラッディクロー」というモンスターは、『ヴェスペリア』のギガントモンスターでそれぞれ「メドゥーサバタフライ」「グリーンメニス」の完全使い回しである。 BGM 評価が低く、耳に残る音楽が少ない。無音、もしくは環境音しかない場所・シーンも多く存在する。サウンドトラックも近年の据置作品にしては珍しく3枚組となっている。 通常戦闘曲についてはジュード編、ミラ編にそれぞれ用意されており、こちらはまずまずの評価だが、固有キャラの専用戦闘曲が少なく、殆どのボス戦では汎用BGMが使われ、盛り上がりに欠ける。 ダンジョンのBGMも使い回しが多い。全部で8曲しかなく、携帯機作品の『イノセンス』や『ハーツ』よりも少ない。 この点については、作曲を担当した桜庭統氏の環境の劣悪さ(*10)が原因とも言われている。 また、これまで桜庭氏とともにシリーズに参加してきた青山響(田村信二)氏が参加していないことに対する不満もある。 連打を要求する場所が存在する。かなりの連打量なので、コントローラのボタンを傷めつける。 一応連射機能ありのコントローラーを使えば割と簡単に連打がクリアできる。 しかし、単に連打するだけの作業で、要所要所で発生するためテンポと指の負担が悪い。 ストーリーの意味不明さ 主人公によってイベントなどが異なるのだが、どちらの主人公でプレイしても多かれ少なかれ意味不明な描写が存在し、特に1周目でミラを選んだ場合描写不足な点が多い。「選んだ主人公によりストーリーを違った面から見られる」というゲームは『スターオーシャン セカンドストーリー』や『ペルソナ3 ポータブル』などがあり「どちらも見ることでより深く物語を楽しめる」のに対し、本作は片方だけではもう一片が歯抜けしているため「どちらも見てようやく物語の流れが理解出来る」というものとなっている。 「どちらを選んでも問題ない」と事前告知されていたが、ジュード側が本筋に乗る形で描かれ、その裏で行動するミラという構成であるためミラを選んだ場合は確実に置いてきぼりをくらう。だからと言ってジュードを選べば分かるという訳でもなく、シナリオの中心人物はミラであるため非常に困りもの。 更にどちらの主人公を選んでもよくわからない描写・展開が多数存在するが、その一部は設定資料集で明かされるというありさま。 「キャラクターがシナリオに振りまわされている」といった指摘も多い。下記のように描写が不足している所為で非難されているキャラが少なくない。 また、どちらのシナリオも共通して専門用語が数多く登場するがそれに対してのフォローがシナリオ中にほとんどないため、序盤から置いてけぼりを食らう可能性が高い。ある人物の体質が明らかになった場面で、持っている武器の正体について問われるチャットがあるが、そこでは「〇〇ではない」と回答するだけで結局その正体が何なのか言わないまま終わるように、説明不足な点も多い。 シナリオの流れ自体もこれまでのシリーズ作品に比べてシリアスであり、陰鬱な描写が多く登場するために不快感を感じる人も。 どちらのシナリオも大半は共通のため、もう一方の主人公でプレイした際の新鮮さも薄い。『リバース』のように本編中で主人公の切り替わるザッピング方式にすればストーリー進行が分かりやすく、ボリュームも増やせたのではないかという指摘もある。 ちなみにシナリオ担当は『テイルズ オブ バーサス』の「リオン カイル編」「スタン編」「ダオス編」を担当した木賀大介氏。 特に指摘されるのは終盤に当たる「第四章」で、怒涛の急展開にプレイヤーの多くが困惑した。 一部ファンから「第三章まではテイルズにしては完璧なストーリー」との評価もある。 第四章の冒頭では主人公たちの取り巻く環境が大きく変化し、あるキャラが暴走し始めたことが語られるのだが、その状況に至るまでの説明や描写がほとんどされない。お陰でプレイヤーはのっけから盛大に置いてけぼりを食らうことに。 ◯◯という人物と遭遇しないように慎重に行動しようと仲間内で相談したはずが、次の町で主人公が何の説明もなく突然「◯◯に会いたい」と発言し、そのまま本当に◯◯へ会いに行く事になる等あきらかにおかしい物も。諸事情で一部シナリオをカットした跡ではないかと推測されている。 ミラ編をやっていた時の描写不明な点はこの章が一番目立つようになる。ジュード編のアルヴィンのイベント、とあるキャラ3名との戦い、ラスボス達の関わりといったイベントがことごとくカットされているので、前述の急展開なイベントが起きたことさえ分からずに話が進む羽目になる(*11)。 主人公達の主張・行動方針が、第四章の中盤(*12)から大きく変わる(それまでと正反対になる)のも批判される部分である。このような展開は、今までのシリーズ作品でもあったが、それらは中盤で行なわれてきた。その主人公側の主張も「○○すればこうなるはず」と根拠のない理想論的で、しかもその理想論を結果的に押し付ける形になる有様。主張のぶつかり合いがテーマとの事だが、敵側の主張には根拠もある上に筋も通っているためどう見ても釣り合わない。その結果「敵側が正論すぎて主人公側が悪役に見える」といった困惑の声が上がってしまった。 作中世界で起こっている問題の解決手段も「次に訪れた先で、既に作られている」という有様。しかもその意見もろくに言わずに「もう同じ道を歩めない」と勝手に決めつけて話し合うより戦う道を選んでいる。 そのため、敵側に解決手段をきちんと説明していれば戦わずに済んだのでは? という声もある。テイルズには過去に石頭と称されるほど信念を曲げない敵がいたが、 今作のボスは騎士道精神に溢れ、話が通じないわけではなく、悪事も働いていないうえに主人公達と戦う道を避けることも考えている 。それを退けて戦いの道を選んだのは他ならぬ主人公側である。 今作で回収しきれなかった伏線も数多く、ラストは急な展開で「打ち切り」と揶揄された。 キャラクター関連 + クリックで展開。 ジュード ジュード自体は常識人であり、特別性格に問題があるわけではないが、基本的にミラにご執心であることが槍玉に挙げられる。(*13)そのせいもあってか、後半のあるイベントではレイアの手ほどきに対し 夕飯を運んだレイアの手料理をいきなりぶっきらぼうにぶちまける など(*14)辛辣な態度を取った。(*15) 特に槍玉にあげられるのが、カン・バルクの王の「民の幸せとは何か?」という問いに言葉を詰まらせ、代わりにミラが答えた後に「そう、僕もそう思う」と答えた点である。 シナリオの後半までそのあまりの主体性の無さから、シナリオがほぼ共通なことも手伝ってダブル主人公としての意味をほとんど成していない(*16)。 細かい点では、「戦いは好きじゃない」と主張する割には戦いで問題を解決することに抵抗を感じず、矛盾を孕んでいるところか。先に挙げたラスボスに対し説明もなく同じ道を歩めないと決めつけているので、むしろ戦いで解決させようとしている。 また、これはどうしようもない問題だが、担当声優である代永翼氏の演技がどうしても「オカマ」っぽく聞こえるプレイヤーが多数存在し、声の時点で嫌悪を覚えるプレイヤーも存在する(*17)。 まあ公式から「乙女系男子」と言われてたりするため、そういう演技をするように言われているのかもしれない。 一応上記の点を除けば基本的に弄られキャラな歳相応の男子である。また、ただ単に未熟なだけではないことは彼の凛々しい顔立ちからもわかるだろう。 ミラ 世間知らずで強気なお姉さんキャラ。精霊という特異な存在のため、人間とは価値観が大きく異なっている。故に、プレイ当初は自分勝手で他人の意見を聞かない、自己中心的に見えてしまうところが散見される。後半になれば改善されていくのだが… 以上の問題は前々作『ヴェスペリア』のユーリに相当する部分が多く、「またこの手の主人公か…」と呆れるプレイヤーは数多く存在している。ただ上記の点を除けばゲームジャンルに違わぬ「何があっても己の信念を貫き通すキャラクター」なので、その部分は評価されている。 その癖人間界の者に対する好奇心が旺盛で、天然ボケをかますこともあるためゲーム中での持ち上げがなければ非常に魅力的なキャラクターと言える。 アルヴィン とにかく裏切る。息を吸うように嘘もつきまくる。 にもかかわらず、すぐパーティに戻ってくる。 パーティ内でも 「また裏切るんだろ?」 と疑われるほど(*18)。 裏切り行為については一応の諸事情があるので割愛するが、それとは別に以下の問題を引き起こしている。 ジュードの項で触れた、あるイベント後、ジュードとアルヴィンの特に理由のない戦いが始まる。(*19) この展開にプレイヤーは置いてけぼりを食らい、あろうことか、味方(*20)に手傷を負わすという、歴代パーティキャラでも中々やれない行為をしでかしている。 これほどの行動を起こしておきながら、結局最後までパーティインする神経の図太さにプレイヤーは更に呆気に取られた。 彼自身も「もう居場所がないからしがみつくしかない」とそこらへんは自負しているらしいが、それに賛同できたプレイヤーは果たして何名いることやら。 一応この度重なる裏切りには彼なりの理由があるのだが設定としてあるだけで本編ではほとんど語られない。理由さえ分かれば「仕方ない」と納得できた人ももっと増えただろうに・・・ アルヴィンが味方に手傷を負わせるイベントはジュード編でしか見れないが、アルヴィンの心情をより細かく描写しているイベントがミラ編でしか見れないことも、彼の心情を分かりにくくしている要因の1つであると言える。ここでも本作のダブル主人公制度が足を引っ張っている。 ただし、彼のサポート能力は使い勝手がいい(*21)ため、イベントや性格はともかくとして、戦闘では非常に重宝するキャラである。 余談だが、担当声優である杉田智和氏は「アルヴィンは屑です。でもそこもまた魅力的なので、かれの屑っぷりをどう受け止めるかが重要だと思います」と公言している。 そして、「ぼっち」という意味で「アルヴィン」を使われたり名前とかけて「アル憫」と呼ばれたりしてるので結構公式やファンからも弄られている辺り割と愛されてるのかもしれない。 エリーゼ 12歳にして両親を失い、人身売買され、人体実験をされているというかなり後ろくらい過去を持つ少女。それ故他人との関りが苦手だったり捻くれている場面がある。 上記の過去故に性格面に関してはフォローできそうだが、常に一緒に居るティポと言う喋るぬいぐるみの存在がプレイヤーのヘイトを買っている。 ティポは「本人の気持ちを 極端に強調して代弁する ぬいぐるみ」であるのだが、劇中ではエリーゼの本音を喋っているくらいしか説明がされていないせいで、彼女が腹黒いキャラクターであるという認識を持たれやすくなってしまっている。 後述するレイアとのやり取りが彼女の好感度を下げる要因の1つになっている。ティポは良く言えば元気だが、悪く言えばウザったい喋りなので、人によっては気になるところでもある。 レイア 彼女自身は非のある行動をしていないのだが、扱いがとにかく悪く、描写に不自然な要素がある。 ドジな面こそあるが、それまで周りの足手まといになる描写が無いのにも拘らずエリーゼに「いつもみんなの足を引っ張ってるくせに」と言われる(*22)。 カン・バルクの城で足手まといになりかけるイベントはあるが、前述の発言をされた後のイベントである。これ以降も特に足手まといになるようなシーンは一切無い(*23)のに、自分が足手まといになりかけていることを自負していたりと、矛盾しているか描写不足な面が目立つ。ある意味では本作で一番シナリオに振り回されたキャラと言える。 イバル ミラの従者で、ミラの傍に居るジュードに対抗意識を燃やすライバルキャラなのだが、 これと言って評価できるような行動を何1つとして行っていない 。 敵の作戦にまんまと乗せられたり、村を護るという任務を与えられていたのに、己のプライドを優先して職務放棄したがために最悪の結果を招くなど、評価に値しない行動を次々としでかす。性質の悪いことにこれらの行動に対し反省をする描写も一切なく、最後の最後までこれと言った見せ場も無く退場する。 プレイヤーからの心証を損なわせる行動ばかり繰り返すので、いわゆる「愛すべきバカ」的なネタキャラとして親しまれるような要素もない。 ただ上記の問題点はシナリオの描写によるところが大きいため、そういった面からもシナリオが非難されている。 メインキャラクター自体はきっちり評価されており、現にジュード、ミラ、アルヴィンの三人は人気投票トップ10以内に入っており、彼ら以外も30位以内にランクインしている。 総評 前評判の高さに対し、所々に見られる作り込みの甘さや全体的なボリューム不足、好みの分かれる主人公が原因で、旧来のファンからの評価は散々。ファンからは「納期がもっと長ければ良くなったかもしれないのに」「早くリメイク作を出して改善してほしい」といった意見が多い。 しかし前述通りシステムは快適で親切な設計なため、シリーズをプレイしたことがない新参プレイヤーには向いているといえる。 余談 2011年のPS3アワードではユーザーズチョイス賞を受賞した。 最終的には67万本の売上であるが売り上げが多すぎたのとボリュームの無さからか、価格は早い内から落ち込み、現在では前作『グレイセス エフ』、PS3版『ヴェスペリア』の価格の半分以下になっている。また売上本数に対して出荷本数は77万本と、差し引き10万本もの在庫が存在する。 販促第一弾のPVで、マクスウェルがあの『テイルズ オブ ファンタジア』の名言「この世に悪が~」の文言を発したことにより、本作との関連が期待されたが、別に何もなかった。 但し、本作の世界観や中盤までの敵の目的、一部のキャラクターの台詞などに『ファンタジア』を始め歴代作品のオマージュと見受けられる物がある。 加えて、『ファンタジア なりきりダンジョンX』のイベントの中に「(『ファンタジア』の精霊の)マクスウェルが『ファンタジア』の世界とは異なる環境の世界を作り、そこで生命の可能性を実験するため、その世界の監視者となる存在を作ることとし、その存在の性別を女性と、名を“水落”(*24)と決めた」という内容のイベントがあったが、これもただのファンサービスだったようだ。 『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』にジュードとミラが参戦した。 本作のダブル主人公の一人「ミラ」はシリーズ初の女性主人公と言われているが、これ以前に携帯電話用アプリ『テイルズ オブ ブレイカー』には女性主人公が登場していた。 同じく携帯電話用アプリの『テイルズ オブ コモンズ』には、先に“アルヴィン”という名前が使われていた。 ミラ役の沢城みゆき氏とアルヴィン役の杉田智和氏は、同シリーズではこれ以前に『イノセンス』に出演している。 他にもローエン役の麦人氏を始め、今までシリーズに出演した声優の再起用が過去作に比べて多い。 本作でイフリートの声を担当しているのはこれまでの作品でイフリートを担当した稲田徹氏ではなく『グレイセス』でバリーを担当した中村大樹氏が担当されている。 開発元のテイルズスタジオは2012年1月1日にバンダイナムコゲームスへ吸収されたため、本作はテイルズスタジオの最終作となった。 発売前に韓国の雑誌からネタバレが流出し騒動となった。 『テイルズ オブ フェスティバル 2012』にて、本作の1年後のエレンピオスを舞台とした続編『テイルズ オブ エクシリア 2』が発表された。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2836.html
登録日:2012/11/07 Wed 05 43 58 更新日:2024/06/15 Sat 17 05 19 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 2012年 PS3 TOX2 エクシリア エクシリア2 ゲーム テイルズ テイルズオブシリーズ バンダイナムコ 借金が未来を塞ぐRPG 借金ゲー 借金王 史上初無口なキャラ固定主人公 ←周回すると…? 天然ぞろいな元ラスボスたち 涙腺崩壊 続編 群を抜いた薄幸ゲー 選択ゲー 鬱ゲー 鬱展開 鬱展開の嵐 少女のために、世界を壊す覚悟はあるか? テイルズシリーズの15作目であるテイルズ オブ エクシリアの続編。ハードはPlayStation3。 また、シリーズ初のCERO C(15才以上推奨)指定作品でもある。 【ジャンル】選択が未来を紡ぐRPG 【発売日】2012年11月1日 【CERO C】 【主題歌 浜崎あゆみ】『Song 4 u』 今作では、エクシリアの世界観を引き継ぎ、一年後の仲間たちと新たなキャラクターに視点を当てて展開していく 特徴として、TOX2では数々の本編場面、キャラクターエピソード、スキットに選択肢システムが組まれており、主人公ルドガーの行動・言動全てがプレイヤーの選択肢によって決定される。 ゲーム中では頻繁にこの選択肢が登場し、場合によっては制限時間内に選択をしなければならない場面も。 ただ選択肢の大半は展開上特に意味が無い代物。 またゲーム面では前作の戦闘システムを更に応用し、 ●前作から引き続き登場するキャラへの新術技、共鳴術技の追加 ●前作ラスボスPT入り ●特定の仲間・術技による「ユニーク共鳴術技」、どんな組み合わせでも発動する「コモン共鳴術技」の戦闘面の進化 ●選択式レベルアップによるシステム廃止、アイテム入手によるスキル・レベルアップ方式 ●ルドガーの能力『骸殻』による能力上昇を付加した戦闘中の強制タイマン などの特徴がある 今までどう考えても作成途中だったエレンピオスのフィールドが広がり、町やクエストが増え、やり込み要素、最大レベルも引き上げられている。 おかげで殲滅クエストの敵が可笑しくなっている ※ギガントが追加されている またメインキャラクターのエピソードやイベントが前作後に関する話を含めてメインシナリオ並みに各章に散りばめられ、前作プレイ済なら気になることが解消される。 これに応じてキャラクター毎に設定された好感度を上げることができ、度合いによりアイテムをくれたり、メインシナリオに会話がボーナスで挿入される そして何より…今作品の最大の特徴は… 借 金 シ ス テ ム で あ る 主人公ルドガーはょぅι゙ょとぬこのため多額の借金を背負うこととなり手持ちのGHS(携帯)に一定額の振り込みをしなくてはならなくなる そしてこの借金システム…必ず一定額の返済をしなければエレンピオスどころか街にも行けない。つまりシナリオ上達成しなくてはならなくなる しかも一定期間を過ぎるとGHSから借金返済の催促がくる ルドガーェ… しかも催促相手は昔ルドガーをふり、ハイテンションな声にKYな程のタイミングで催促電話をかけてくる。ナムコどうした 数々のプレーヤーはこのゲームを借金ゲー、そして主人公薄幸過ぎるだろ…と言葉を零すのだった… ???「借金と聞いて」 ルトガー「帰れ」 以下、キャラクター・エピソード紹介 ルドガー・ウィル・クルスニク 「約束したんだ。一緒にカナンの地に行くって」 CV 近藤隆 本作の主人公。腹違いの兄ユリウスの元で主夫として生活する青年。 兄が働くクランスピア社に就職希望中。その面接前日に見る奇妙な悪夢から、物語は始まる…。 後にエージェントとして、そして彼に協力してくれる仲間たちの苦悩や葛藤を共に体感し、後に少女、自分を偽る兄、そして自分の出生と役目、現実の非情さを知っていく。 エル・メル・マータ 「エルとルドガーは一緒に、カナンの地に行きます!」 CV 伊瀬茉莉也 本作のヒロイン。父の言葉を信じ、託された二つの剣と時計を持って『カナンの地』を目指す8歳の少女。 しっかり者の活発的な子で年齢らしく現状を理解することが難しいが、感情を露わにする素直さと優しさがある。 以下、エクシリア2ストーリー本編のネタバレあり テロ事件により、ルドガーは少女エルと飼い猫ルルを加えた多額の治療費を払わなければならなくなり、借金を抱えた生活に一変してしまう。 ……少女の持つ時計と突如行方不明になりテロ首謀者として指名手配となった兄、その所持品であった時計が謎を呼ぶ。 そして自身に備わった『骸殻』と呼ばれる能力をはじめ、ストーリーは進んでいく。 ジュード・マティス CV 代永翼 「僕、不思議なことに縁があって。四大精霊とか精霊の主とか、ね」 前作の主人公の一人。前作にて、精霊と人と共存出来る世界を望み、源霊匣作成の研究を続けるため、エレンピオスへ身をおいた若き天才医学研究者。 彼のエピソードではその理想と現実の狭間に苦悩する姿が描かれる。 なぜか鉄オタに目覚める。 ミラ=マクスウェル CV 沢城みゆき 「この礼は相応にして返させてもらう…!」 前作の主人公の一人。前作で仲間と別れを告げ、精霊と人間との共存を信じ、水面下へと姿を消した現精霊王。 しかし平穏とは変わり始めた世界の中、仲間たちは彼女の行方を彼女の姉から伝えられる…。 アルヴィン CV 杉田智和 「俺、元アルクノアなんだけど……お前信じてくれるか?」 前作で自分の居場所を確立し、リーゼ・マクシア、エレンピオスの架け橋になれる仕事に就く。 彼のエピソードでは仕事の相棒とリーゼ・マクシア、エレンピオスの価値観と文化差によるビジネス界の狭間の問題を焦点に当てている。 レイア・ロランド CV 早見沙織 前作で自分のやりたいことを探そうと看護師見習いを辞めたレイア。 今作からは自身探しとして新聞記者の仕事に就く。彼女のエピソードでは記者自身の役割を全うしながら編集長に出された宿題である記者の役目とはなにかという問題を元に、エレンピオス、リーゼ・マクシアの声を追うべく走り回る。 エリーゼ・ルタス CV 堀中悠希 前作でカラハ・シャールの学校に通い始めた彼女は今作ではエレンピオスの親善使節団として訪れた際に仲間と再会する。 彼女のエピソードではエレンピオス、リーゼ・マクシア中で人気のあるバーニッシュ人形と、新しく出来たメル友を中心に展開される。 ローエン・J・イルベルト CV 麦人 リーゼ・マクシア国王の右腕として宰相を務める。 王の視察に同席している際にピンチになっていたジュードたちと再会する。 彼のエピソードではリーゼ・マクシア、エレンピオスの両国が共存する道を切り拓くべく和平反対派に立ち向かう姿が映される。 以下、エクシリア2の本編上のネタバレあり ガイアス CV 置鮎龍太郎 「ひとりで戦い続ければ、いつか孤独に呑み込まれるぞ」 前作にてリーゼ・マクシアの王として共存へ民を導く王として動き出した………元ラスボス。 今作では隠密に市井でエレンピオスの民と現状を視察するところで再会、なんと前作ラスボスがPT入り。 彼のエピソードではエレンピオスの民と触れ合いながら彼らの抱える内情に関わっていく。 実は極度の機械オンチであることが発覚。 ミュゼ CV 真田アサミ 「だって、美味しかったんだもん」 前作にて他者に依存していた彼女はミラに引かれ精霊界へと戻り、自身本来の役割に落ち着いた………元ラスボス。 今作では行方不明のミラを追うためジュードたち、そしてルドガーに力を貸す。 彼女のエピソードは何もかもぶっちゃけ、はっちゃけた。 ミラ(分史) CV 沢城みゆき 「私の方がエルのパパよりもすごいスープが作れるぞ!」 6歳にてアルクノアを全滅した過去があるミラ。 ルドガーたちはお腹を空かせたエルとルルに食事を与えるため連れて行った彼女を追うことになる 『ミラ』のエピソードは彼女からはじまる。 最後にもう一度ストーリーのシステム選択肢ついて 今作品では沢山の場面にて選択肢が設けられている。それはルドガーを通して二択だけの不合理な選択や選択を迫られるものもある。 そのやるせなくもカナンの地や数々の謎を追う中で自分自身の未来を描いたジュードたちと、 未来を選択するルドガーたちの葛藤や覚悟を是非プレイして見て欲しい。 本当の敵がシナリオライターだということを… 「追記・修正は…」 「パパのスープの味に勝てて、ルドガーのしゃっきんを手伝わせて、一緒にカナンの地に行ってくれる人におねがいします!」 「なーん」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] リセット。 -- 名無しさん (2015-06-06 12 30 19) ベルセリアも山本が脚本と聞いてやってきました、ゼスティリアもエクシリア2も負のご都合主義が半端なかったなぁ -- 名無しさん (2016-05-26 11 51 34) 主人公不幸になるから負都合主義だなw -- (2017-08-03 03 54 26) 分史世界は並行世界の亜種みたいなもんだけどマイソロの様な異世界とどんぐらい違うんだろうか。実質的に分史世界って簡単に砕けやすい分、「現実世界」としては曖昧で脆い感じ -- 名無しさん (2021-03-22 22 51 36) テイルズは「描きたいシーンのために設定も繋がりも何もかもぶち壊す」がお約束だけど、それの最たる例になってしまったな。 -- 名無しさん (2022-07-21 13 16 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3554.html
テイルズ オブ エクシリア2 【ているず おぶ えくしりあ つー】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 選択が未来を紡ぐRPG) 対応機種 プレイステーション3 メディア BD-ROM 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 バンダイナムコスタジオ 発売日 2012年11月1日 定価 8,380円 プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO C(15才以上対象) コンテンツアイコン 暴力 通信機能 PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信) 判定 なし ポイント やや前作プレイ済み推奨システムは前作から一部改善シナリオは陰鬱な描写が多いが高評価キャラクター面も良好 テイルズ オブ シリーズ 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『テイルズ オブ エクシリア』の続編。略称は『TOX2』。 本作のレーティングは『テイルズ オブ』シリーズで初めてCERO C(15歳以上対象)となっている。 前作『エクシリア』のラストから一年後が舞台。 前作のパーティメンバーは全員続投、新たに新主人公「ルドガー・ウィル・クルスニク」と、前作のキーパーソン「ガイアス」と「ミュゼ」を含めた計9人が参戦している。 『ヴェスペリア』『グレイセス エフ』『エクシリア』データ引き継ぎ特典として、アタッチメントが手に入る。 『エクシリア』で購入したDLC衣装は今作でも使用できる。 ストーリー 世界を二つに分けていた断界殻(シェル)の開放により、リーゼ・マクシアとエレンピオスがひとつとなって、約一年。二千年間の断絶から解き放たれた両世界は、融和への動きをみせているものの、様々な対立の火種は燻ったままである。近年急成長を遂げている大企業、クランスピア社の巨大な本社ビルがそびえる、エレンピオスの都市トリグラフ。そこに住む平凡な青年、ルドガー・ウィル・クルスニク——彼の元から、この物語は始まる。(説明書より転載) システム 戦闘システム「XDR-LMB(クロスダブルレイド・リニアモーションバトル)」 基本的には『エクシリア』とほとんど同じであるため、ここでは主な変更点のみ記す。基本的な戦闘システムは『エクシリア』の記事を参照。 リンク時におけるパートナー側の行動を作戦メニューで簡単にだが指示できるようになった。 特定の術技以外で出せる「コモン共鳴術技」が登場。従来のものは「ユニーク共鳴術技」に。 『グレイセス』のアラウンドステップ(と似たサイドステップ)、弱点属性で攻撃後、さらに別の属性で攻撃していくことでダメージが上がっていく弱点連携が追加された。 弱点属性連携中は前作で多くのプレーヤーたちを悩ませた敵ボスのあの「!」を抑える効果がある。 主人公専用の能力として「骸殻」が使える。 使用出来る段階までストーリーが進むと画面右下に円の様な「骸殻ゲージ」が表示され、時間経過により自動的に溜まっていく。 ゲージが溜まった状態でL3+R3ボタンの同時押しにより変身、敵を異空間に引きずり込み、ルドガー(無敵状態)VS敵全員という構図になる。 骸殻状態では被ダメージや時間経過によって骸殻ゲージが減少し、骸殻ゲージが尽きると変身が解除される。 骸殻ゲージはフリーラン中は増加しないので何も考えずただ走り回っていれば良いというものではない。 分史世界 本来あるべき世界である「正史世界」から枝分かれして存在する、いわゆるパラレルワールド。分史世界では本編中では死んだキャラクターが生きていたり、冷酷な悪役が善業を積んでいる、またはその逆のパターンが存在している。 一部を除く分史世界には正史世界との違いを表す「偏差」と、正史世界からの距離を表す「深度」の数値が与えられている。 分史世界が増えすぎると正史世界に住む生命の魂に悪影響を及ぼすので、分史世界の核となっている「時歪の因子(タイムファクター)」を破壊し、分史世界を消滅させなければならない。 分史世界への侵入、及び時歪の因子の破壊は骸殻能力者の力が必要不可欠であり、主人公のルドガーはこれを破壊する任務を充てられるようになる。 一度分史世界に入ってしまうと時歪の因子を破壊するまで脱出することができず、また時歪の因子を破壊した分史世界には二度と戻ることはできない。 時歪の因子は正史世界と比較して最も異なる存在がそれに該当し、物質や生物に憑依していることが多い。物質であれば黒いオーラを纏っていることが多く、生物であれば正体が露見した際に肌などが黒く染まり禍々しい外見となる。 カナンの地 正史世界のみに存在する伝説の地。「時歪の因子の発生数が100万に達する前に、人類がカナンの地に辿り着く」というオリジンの審判が下されており、達成できれば願いを1つだけ叶えられるという。 本作のヒロインであるエルが目指している場所であり、分子世界に存在する「カナンの道標」を5つ集めることでその場所が判明する。 また、そこへ行くまでには「魂の橋」なるものを架ける必要があるとされるが…。 借金 ストーリー序盤、主人公はとある事情により2000万ガルドの借金を抱えてしまい、逃走防止のための移動制限をかけられてしまう。 このためストーリーは一つのメインチャプターをクリアすると借金返済期間という自由行動可能なパートに移行。借金を一部返済することで、移動制限が解除され、新たなチャプターに進むという仕様となっている。 また、一定額返済するごとにご褒美も支給される。借金を全部返すと…? 選択肢 今作では「選択」が重要視されており、主人公の言動や行動を決める二者択一の選択肢がストーリーやロングチャットなど随所に登場する。 基本的にはその後の反応が少々異なるのみで、選択によっては仲間の親密度が上がる。 ラスト近くの選択によってエンディングの分岐がされ、3つ用意されている。 更にクリア後の隠しエンディングが2つ用意されている。 キャラクターエピソード 特定のメインチャプターをクリアするごとに、各個人のキャラクターに焦点を置いたキャラクターエピソードをプレイすることができる。 エピソードをクリアするとメインチャプターのセリフが増え、演出が強化されるボーナスシーンが追加される。 アローサルオーブ リリアルオーブに代わり搭載された成長システム。 それぞれの属性の線上の項目が解放されていき、能力値上昇、スキル習得されていくシステム。 各属性の線の間にある空間にも項目が存在し、これはその空間を挟む2つの属性を解放することで解放されていく。 術技やスキルの習得だけでなく、すでに習得した術技の追加効果も習得できる。 ネコ 各地のマップにいるネコを捕まえる収集要素。『ロックマンX6』のレスキューシステムのようなシステム。 ネコは全部で100匹。中には歴代テイルズキャラを意識したネーミングのネコもおり、外見もそのキャラに似せてある。 ルルを筆頭としたネコたちが各地に出向き、新たなネコやアイテムを持ってくるという「ネコ派遣」というシステムもある。ネコ派遣でしか手に入らないアイテムも存在する。 ショップ 前作では全ての街で共通の品揃えだったが、従来通りの仕様(街ごとに品揃えが変わる)になった。 新たに「特注」が登場。 変化衣装 今作の隠し要素で、前作や今作に登場する主要なキャラになりきれる。 見た目だけを変える要素なので、モーションやボイスは元のキャラのまま。 評価点 『エクシリア』の補完 前作は多くのキャラクターの性格に難があったり、掘り下げが浅かったりと悪い印象が多かった。 今回は基本的に前作のほとんどのキャラが成長しており、悪い部分が改善され不快に感じる事がなくなった。 今回はキャラクターエピソードもそれぞれ用意されており、きちんと見せ場がある。 シナリオ・演出 本作の悲愴的なシナリオは非常に評価が高く、テイルズでもトップクラスの完成度と人気を誇る。 伏線描写がかなり練り込まれており、中盤から終盤まででゆっくりと伏線を回収していく。大きな矛盾点も無くしっかりまとめきっている。 現実社会をモチーフとしたエレンピオスが舞台ということもあってか、全体的な雰囲気はかなり現代風なものに近づいている。リーゼ・マクシアとエレンピオスの国政事情や外交問題など従来ではあまり踏み込まれなかったリアルな事柄についても描写されている。 演出面も素晴らしく、特にラストダンジョン直前のイベント「最後の分史世界」は前後の悲壮的なシナリオに加え、細かい演出の入ったアニメムービーにより、多くの人が涙したと言われ、絶賛された。 ただし、鬱描写が多く人を選ぶ面がある。詳しくは後述。 そしてその果のラストバトルでの演出は伏線回収・BGM・映像描写があいまってテイルズ史上でも一二を争うほどの熱く感動の展開であり、多くの人の心を震わせた。 新規キャラクターについて 新規キャラクターは賛否両論あるものの、全体的に評価が高い。 今作はエクシリアの続編であり、新主人公としてルドガーに切り替わった。シリーズ中でも珍しい「無言系の主人公」ということもあり、発売前はやや不安な声が多かった。 だが蓋をあければ今作主人公であるルドガーは『テイルズ オブ』シリーズの主人公の中でも屈指の良主人公であると非常に評判である。 ゲーム中でのあまりの不幸ぶり、ヒロインであるエルへの気遣い、そして担当声優である近藤氏による熱演も含めて今作の評価に一役買っていると言っても良い。 戦闘でもウェポンシフトや骸殻システムにより非常に爽快なバトルを行えるので使っていて楽しいキャラである。 そんな特徴的な主人公と対になるヒロイン・エルは、「公証年齢は歴代最年少の8歳」かつ「戦闘に参加しないヒロイン」という変化球である。 口さのないおしゃまな女の子であり、活発で饒舌な彼女がルドガーの意思を代弁したり、相槌を打つ担当になる。 もっともその変化球なキャラ造形上、この作品で屈指の賛否両論点ともいえる存在。詳しくは後述。 ルドガーの兄、ユリウスはそのシナリオと一貫した兄弟愛から、ルドガーと同じく『テイルズ オブ』シリーズ全体で見ても非常に高い人気を誇る。 公式設定資料集での人気投票では2位で、ルドガーとワンツーフィニッシュだった。 シナリオ上でも見せ場が多い重要人物で、本作のシナリオの評価の高さは彼の存在が大きいと言っても過言では無い。 リドウやクロノスはシナリオ上では徹底的な「敵」として描かれ、ストーリーを盛り上げるのに一役買っている。 キャラクター自体は「清々しい程のクズ」とまで言われておりあまり評価は良く無いが、彼らの存在も本作では不可欠な要素と言える。 新規BGM 前作は微妙な評価が多かったが、今作は特にボス戦のBGMを中心に高評価。ボス戦の固有BGMが増え、「華麗なる精霊の演舞」「互いの証の為に」などは前後の演出も相まって高く評価された。 ラスボス戦で流れる「ただひとり 君のためなら ~song 4 u~」は展開との相乗効果が凄まじく、シリーズで見ても屈指の人気を誇る。 2Chで例年行われるBGMの人気投票ではテイルズシリーズでは最も高い人気を誇るBGMである。 特に「証の歌」関連のBGMは桜庭統氏本人もは一番思い入れのある曲と言っており、評価も高い。 今作の曲作りに関して、桜庭氏本人は「シナリオの雰囲気に合わせていつもより重めの曲調にした」「今作から制作スタジオが変わり、制作環境が大幅に良くなった(意訳)」とコメントしている。 ファンサービス要素としてはギガントモンスター戦で『ヴェスペリア』の「立ちはだかる強敵」が流れたり、隠しボスのBGMが『ファンタジア』と『デスティニー』のBGMのリミックスアレンジだったり。 戦闘システム リンクやボスの鋼体の仕様が改善されて前作より戦いやすくなった。 ボス戦での鋼体に関しては前作と同様だが、鋼体発生時に出る「!」の頻度そのものが大幅に減った。弱点連携さえしっかりできれば、ボス相手でも十分に爽快なコンボを叩きこむことが可能になった。 対象年齢が高いことや、リンクなどそれらシステムの使用を前提をしているためか、今作の難易度は歴代でもかなり高め。 ルドガーがリンク相手の固有サポートを真似できるため、たとえば自分でレイアを操作しながら、ルドガーにアイテムを盗んでもらうといったことが可能になった。 味方のAIが改善された。 レベル上限が上がった。 前作の99という不満点が解消され、他のシリーズと同様200になった。 快適性の高さはシリーズ随一。 インターフェイスは『エクシリア』とほぼ同一だが、「ウィングドブーツ」を入手するとR2ボタンでダッシュが出来るようになった(*1)。ダッシュ中は方向転換が行いにくくなり、そのまま敵に接触するとリスキーエンカウント(敵に囲まれた状態で戦闘がスタートする)となるものの、正史・分史で同じマップを何度も行き来することになるため、重宝する。 前作譲りのグラフィックの質は高い。ただ使い回しが多い、詳しくは後述。 前作に引き続きユーフォーテーブルのアニメの作画の質も高い。 闘技場に2人で戦う「タッグ」が登場。歴代キャラも登場するようになった。 前作で批判された、場外へ出ると強制失格になるルールも廃止された。 その代償として「シングル」がなくなってしまっているが…。 前述のネコの名前や歴代キャラやBGM、『グレイセス エフ』にあった歴代テイルズをモチーフにした武器、アタッチメントや変化衣装などファンサービスはそこそこ。 変化衣装には今作および前作のキャラと今作にもゲストとして登場する過去作の主人公・ヒロインの他、何故か登場していないコングマンも。 コングマン本人のプライドもあってゲーム本編で見る事はできなかったが、変化衣装という形で「あらゆる武器を使いこなせる」という設定が実現された。 DLC衣装は前作・今作で共通。新たに配信された衣装も前作パーティキャラ分のものは前作でも使用可能。 現在は配信終了してしまったがコラボレーションで『魔法少女まどか☆マギカ』の衣装が配信されたのはファンを驚かせた。 賛否両論点 主人公としてのルドガーについて 喋らないキャラのため、不自然という声が多い。掛け合いでは変に黙ったり、急に笑ったり、「あぁ」「うぅ」という唸り声を出したり、ピースをしてはしゃいでいたり。 2周目以降はON/OFFできるようになるが選択肢や戦闘時に仲間の名前を呼ぶ程度しか話せない。そうするくらいなら最初から喋るようにしてほしかったという声も。 『テイルズ オブ』シリーズではキャラ同士の会話と掛け合いがシリーズの魅力の一つでもあるため、この仕様には批判が多い。 ルドガー自身は、表情豊かだったり、ノリの良い一面や仲間を励ます描写もあり、(プレイヤーの選択肢にもよるが)比較的好青年で特に性格に難のあるキャラではない。実際、公式の『TOX2』人気投票、および第7回シリーズ人気投票では1位を獲得している。 「喋らないおかげで変なイメージや評価を下げるような発言がないため、感情移入しやすく人気になったのでは?」という意見もある。 あるキャラとの関係性を隠すことや、某ムービーにおける演出にも一役買っているため、一概に問題点であるとは言えない。しかし、似たような状況でも他の作品では上手く演じ分けがされており本作でも演技に問題はないため、やはり制作の方針なのだろう。 プレイヤーの分身として感情移入して欲しいという理由で声無しになったが、そもそもにおいてテイルズシリーズでは主人公を始め、キャラクター達の織りなす世界を楽しむゲームというコンセプトとは正反対である。(*2) 『テイルズ オブ』シリーズの世界にプレイヤー自身が入り込めると言えば聞こえが良いが、肝心のシナリオが鬱展開過ぎて報われない人物が多く、それまでの主人公のように仲間や世界を救う篤い展開に持ち込むことができないので、システムとのミスマッチ感は拭えない。 それどころか、プレイヤーに殺人や自殺を強要させるような場面も存在するため、倫理的に辛い場面もある。それもまた魅力ともいえるが、ライターは次回作でも殺人を肯定的に捉えるようなシナリオを展開しているため、『テイルズ オブ』シリーズらしさを殺してしまっている。 ヒロインのエルについて まわりの忠告を無視した身勝手な行為が目立つ。しかも、それが原因で状況が悪化する事が多い。 8歳という点を考慮しても性格に難があるためか、公式の『TOX2』人気投票でも低い評価となっている。 + エルに関するネタバレ 彼女の批難される行動として最たるものは、物語序盤でルドガーに対して「痴漢容疑」の冤罪をかけることにある。 父親から「列車に乗れ」という言伝を預かっていたエルは、切符を持たないために改札係の注意を痴漢=ルドガーに引き付ける、というとんでもない行動に出る。まだ知り合ってもいない少女に痴漢容疑をかけられるという、昨今の日本における痴漢冤罪騒ぎを考えるとまったく笑えない状況である。 その先で巻き込まれた爆破テロ事件によって重傷を負ったルドガーは、愛猫ルルと、そしてエルの治療費も肩代わりすることになり、2000万ガルドの借金と引き換えに社会的地位と就職先まで失う、というのが序盤の経緯である。これらすべては物語の黒幕がルドガーを監視するために起こした処置なのだが、それが判明するのは中盤以降である。一連のイベントでエルに対して悪印象を抱いたプレイヤーが少なくなかったのも無理からぬことだろう。 助けにきたルドガーがテロに巻き込まれたのにもかかわらず、謝罪は最後までしない(*3)。また、何度助けてもらっても礼を言わない。 最初にあって然るべきルドガーからエルへの怒りは描写されず、あろうことか何の義理も義務も無い子供の借金を肩代わりする展開のせいで大きな違和感が生じるようになっている。 良くも悪くも、「エルを好きになれるかどうか」で物語への没入度が大きく変わってくる。前述の通りマルチエンドを採用しているゲームではあるが、トロフィーなどを見てもエルを生存させるエンディングがトゥルーエンドとして扱われているのは明らかである。エルを好きになれていない場合、どのエンディングも後味が悪いという形になってしまう。それだけ重要なポジションである彼女に賛否両論のキャラ付けがされていることは、評価が分かれる部分といえる。 そんなエルだが、終盤になるとシナリオ展開の都合で永久離脱してしまう。元々NPCなのでゲーム的には影響は少ないのだが、エルと猫のルルのやりとりがほほえましかった「ネコ派遣」はルルが鳴いて走り去っていく程度の味気ない物になる。前述した点を乗り越え、可愛い娘のように好きになれたらなれたでこの仕打ちは避けられない。 借金返済を終えるとエンディングに入り、返済記念で温泉に行くという流れになるのだが、このエンディングが見れるのはエルが永久離脱した後になる。これはこれで物悲しいものがある。 問題点 『エクシリア』からの使い回し 今作は『エクシリア』の続編であり、ある程度の使い回しは必然であるが、今作は新規に作られたデータが少ない。 特に顕著なのがマップの使い回しで、今作のマップの大半は『エクシリア』からの流用となっている。 エレンピオスが舞台ということだったが、新規マップが少ない。前作でも登場した街トリグラフが拡張されたり、街や街道がいくつか追加されたのみ。結局中盤以降はリーゼ・マクシアの探索が中心となってしまっている。 前作で批判されたマップの穴の問題などもそのまま放置されている。ダッシュの追加や、マップアクションの動作が高速化されたので、いくらかマシにはなったが。 前作のシナリオに合わせて作られたマップの数々を今作のシナリオへ割り振った結果、話の流れでは特にそこである必要がないマップでシナリオが進んでいくことも多い。一方でシナリオに全く使われないまま、いつの間にか行けるようになるマップも多く、ダンジョンの難易度が分かりにくくなっている。 設定上仕方ないと言えど、分史世界でも多くのマップが使いまわされている。 一応、分史世界においては、マップや宝箱の配置や町人の会話は大幅に変わってはいる。しかしこれが同時に、形状が全く同一の広大なマップを宝箱のために同じゲーム内で何度も隅々まで探索するという苦行を生んでいる。 脇に逸れずにシナリオ進行に集中すればむしろ形状を把握している分攻略が簡単なのだが、クリアした分史世界は破壊されるという仕様上、その時限りで消滅するマップで宝箱を無視するという多くのゲーマーなら理解できるであろう苦痛が付きまとう。 音楽も大部分が『エクシリア』からの流用。元が微妙な評価だったため、もっと新規に書き下ろしてほしかったという声も。 これも設定上仕方無いのだが、分史世界の存在のためにボスも使い回しが多い。 パーティキャラもルドガーと非参戦キャラを除いて全て前作キャラである(前作では敵だったガイアスとミュゼも追加されているが)。 借金システム ストーリーを進めるために請求される金額が高めなので必然的にクエスト等でガルドを稼ぐことを強要される。 ある程度ガルドをもっていると借金の返済を催促される。 過去作に比べるとガルド自体は稼ぎやすくなっているのだが、催促を断っても何度も催促され、意地でも断り続けてガルドを貯めると、ついには拒否する選択が消滅した催促へと変わるため、一定金額以上はガルドを貯められないという状態に陥ってしまう。 そのために中々ガルドが溜まり辛い上に、メインチャプター中でも所持ガルドが請求金額を超えるといちいち催促が入るため、煩わしく感じることも。 メインチャプター中に必要金額分の借金を払っても次の借金返済期間がカットされるわけではなく、また指定された金額を支払わなければならない。借金返済ボーナスなどもあるとはいえ、メインチャプター中の支払いは無駄な支払いでしかないのである。 借金返済期間のみ催促されるようにするか、2周目以降でオン・オフ可能にして欲しかったという声もある。 「借金返済のために貯めておくか、装備品を揃えるのに使うかを考える必要がある」とのことだが、装備を集めたい人は少し溜まったら買いに行くなどを繰り返さなければ催促が来てしまう。 2周目であれば引き継いだ素材アイテムなどを売る事で稼ぐ事も出来るので、周回プレイにはそこまで影響はない。 しかし、一気に金を溜めてしまうと、借金の催促が止まらない状態になってしまうという問題も。 ついでに借金を負う経緯がかなり強引で、そこを批判する人も。 武具の入手が不便。 前作は素材やガルドで店を強化することでどこの店でも同じ武具が買えるシステムであったが、今作は従来のテイルズ オブ シリーズと同じく、行く先々に合わせた強さの武具が入手できるようになっている。 メインシナリオ前半は行くべき先が決まっているのでその順番に強い武具が入手できる。ところが後半で行けるリーゼ・マクシアの領域は任意になっているため、強い武器や防具をどこで購入できるか分かりづらくなっている。 一応終盤であればイル・ファンなどで強い武具が入手できるようになるが、情報が少なく気付きにくい。 分史世界にある店にてそれ相応の武具が販売されていることもある。 後半で訪れる分史世界などが該当する。分史世界は一度時歪の因子を破壊してしまうとその分史世界には戻れなくなるため、装備を買い損なうとシナリオを進めるか次に店がある分史世界に行ける時期まで入手できなくなる。 分史世界では街内でもパーティが固定のため、未参加のメンバーの武具が確認できず、強化値が分からない問題点もある。 前作未プレイ者への配慮の中途半端さ。 『エクシリア』の続編である本作だが、シナリオは前作のキャラクター達がほぼ続投しているので、前作をプレイしておかないとやや置いてけぼり感がある。 一応前作の内容を追えるダイジェストムービーがあり、ある程度未プレイ者への配慮がうかがえるが、それでも前作をプレイしておかないとわからないネタが出るので、前作をプレイした方が楽しめる。 前作プレイ済みでも戸惑うものもある。 レイアはゲーム開始時点でいきなり新聞記者見習いになって登場している。 これは、レイアが新聞記者見習いになるまでの過程が初回特典の小説版に回されている為である。ゲーム中では詳しく触れられず、読んでない人やそもそも初回特典つきを買っていない人は置いてけぼりを食らう(*4)。 後に同小説はweb上でも掲載された。また、作中で1年も経っているのだから家を出て新たな職に就いていても不自然ではないとも考えられる。 戦闘はシステムの追加やAIの改善、仕様変更などを行い基本的には良くなっているのだが、改善されていない点や、寧ろ改悪された点も存在する。 街の外の移動中や戦闘中のパーティメンバー交代が廃止された。 前作では加入したパーティーメンバーは常に行動を共にし、戦闘中を含めていつでも交代が可能だった。 今作では、戦闘メンバーは基本的にメインチャプターではルドガー+固定3人、キャラクターエピソードではルドガー+固定2人+任意1人となっていて、自由行動時もクリア後まではルドガーを外せず、街の外では入れ替えが出来ない。自由度が下がり、装備品の管理等が不便になってしまった。 特に、メインチャプターにおいては同じメンバーが連続で加入することはほとんどなく、自分の持ちキャラを持っていても何度も何度も強引に断ち切られてしまう…というよりは、実質的に、ルドガー以外を持ちキャラにできないと言ってよい。 明確な劣化と言えるが、一方でシーンごとの登場人物を絞ったためイベントの演出強化につながっている、「各々の事情を抱えた上でルドガーを手伝っている」という説明は付く、限られた戦闘メンバーでどう戦うか?を考える要素が出来た、などとプラス思考で考えることも可能である。戦闘中の交代処理が無くなり、一部軽くなった側面もある。 ただし、街を出ただけでパーティの変更すらできないのは不便でしかなく、これらに至ってはフォローのしようがない。状態異常を多用する敵がいるのにエリーゼがいない、術を使う敵がいるのにローエンがいない若しくはその逆など、各ボスに適した配置ではないため、前作にあったキャラクター固有の個性を台無しにしている。 クリア後にはルドガーが外せるようになるとはいえ、扱える属性や発動できる共鳴術技、秘奥義、そして何より骸殻によるルドガーの優遇が顕著で、フリーになっても結局戦闘メンバーにせざるを得ないに等しい。昨今のテイルズの流れの中においては自由度が低いとされ、大きなマイナス点としてよく指摘される。それ故に、以後の作品に悪影響を与えないか(*5)と危惧する声もある。 そして、上記の予感はより最悪な形で的中することになってしまう。 また、新たに加入したガイアスが仲間の中では頭一つ抜けて強力なため、ルドガーと合わせて二人分の枠を占領してしまうことになり、選択肢の少なさに追い打ちをかけている。インタビューによるとあえて強くしたらしいがその結果は賛否両論と言える。 また、隠しダンジョンでも他のキャラが入場条件があるのに対し、ルドガーは固定となっている。 同難易度における雑魚とボスの格差が激しい。雑魚は極端に弱く、ボスは強い。 雑魚は難易度を上げないと脆すぎて紙でも切っているように感じるが、へたに難易度を上げるとボスが勝てないほどに強化されてしまう。一定の難易度でゲームを進めることは色んな意味で難しく、オプションを何度も触るはめになった人は多いと予想される。 原因はおそらく、探索の自由度が増したことにあると思われる。次々とメインから外れたマップが解放されていくため、その度に全て回ってきた人と寄り道を嫌う人とでは大きな差となる。この両者のバランスを取った結果が、探索者まで考慮した強力なボスとレベル上げの保険として配置された雑魚という事であろう。妥当な調整かもしれないが、本来盛り上げるべきメインチャプターの攻略がつまらないというのは問題である。 前作の終盤で戦ったボスが序盤に登場してくることがあり、プレイヤーを苦しませる。 特にメインチャプター12で行ける分史世界NO.F423Fのボスは本作において屈指の強敵であり、前述のパーティ固定のハンデもあってかなりの苦戦を強いられる。 クロノスもかなりの強敵で、2回戦以降はHPが半減すると時間を戻して戦闘をやり直しにしてしまう。骸殻を発動させることで妨害できるのだが、初見かつ事前情報なしでは対処しづらい。一方的に不利にはならない(こちらのHPやアイテムも戻る)ため、決戦時にもらえるヒントや技の演出でそれとなく気づけたりするが。 耐性のある属性攻撃を仕掛けても鋼体を削った分としてカウントされない。この点がかなり影響が大きく、ここでもルドガーでのプレイが前提となってしまっている。 CPU同士でリンクしている場合にどちらがマスターかスレーヴか画面を見ても見分けが付かないため、OVL状態をCPUからプレイヤーに譲ってもらうときに面倒。 リンクする際に先に声を掛けた方がマスターであるが、それを第三者である自分が覚えておかなければならない。 スキル装着のためのSPを増やすための撃破ボーナスが雑魚の種類で分けられているため、場合により一撃で倒せるような雑魚を何体も倒す作業を強いられる。 厳密には、各フィールド・ダンジョンで出現するほぼ全ての雑魚一体一体に撃破ボーナスが設定されている。「15体撃破」「45体撃破」そして「200体撃破」。「200体なんて楽勝」と思うだろうが想像してみてほしい。各フィールド・ダンジョンには“1シンボルで1体しか出て来ず且つ出現率が低い”というレア枠ではない通常雑魚モンスターがいる。そのモンスターにも200体撃破が設定されている。どのレベルの作業を強いられているか想像するのは容易だろう。そしてご丁寧にラストダンジョンに出現する敵にも撃破数が設定されている。 状態異常攻撃が過去作以上に脅威となっている。 サイドステップはL1+スティック上下+攻撃ボタン(ちなみにフロント、バックステップはスティック左右+防御ボタン)で、素早く使い分けるには煩雑な操作となっている。また、敵の周りをくるくる回ってみれば分かるが、6時方向と12時方向を境にスティック上下の操作が反転するため、紛らわしい角度の場合には目的と逆方向へ入力してしまう可能性がある。また、ジャンプが暴発しやすい。 隠しダンジョンは雑魚からの逃走不可、リンクしないとダメージが1しか与えられないという仕様である。 その隠しダンジョンはルドガー固定で、それ以外のキャラは1周クリア毎に1つ入手する装備を付けているか好感度を上げていないと入る事が出来ず、よほど好感度を重視したプレイでもしていなければ1度クリアした時点では4人で挑むことは出来ない。 CPU同士のリンクが切れた場合が厄介で、作戦でリンクの頻度を最高にしてもなかなかリンクしてくれない上、手動で強引にCPU同士を繋げても、勝手に切ってしまう。結果、CPUが自発的にリンクするまでは、プレイヤーは原因が分かっているにもかかわらずCPUがダメージ1を連発するのを見ていなければならない。 また、敵がすべて真っ黒に塗りつぶされているのでやる気が削がれる。秘奥義のカットインも顔の部分が見えない。 アローサルオーブの仕様 どの属性を上げればどのような術技・スキルを覚えるのかの先行きが分かりにくい、という声もちらほら見られる。 オート装着の機能が無く完全に手動で付け替えしなければならないので2周目以降は前作のリリアルオーブより面倒である(*6)。 前作の不評要素の続投 前作で不評だった引継ぎシステムや料理、ショートチャットなどが改善の様子もなく続投している。 ただ、批判が多い「腹が減った」「戦闘に出せ」といったショートチャットはなくなった。 しかし、ネコ派遣の提案といったショートチャットは度々聞かされる羽目になる。 クエスト クエストにはネコ捜しが含まれており、放っておくとリストが膨大な量のネコ捜しで埋まってしまうので見難い。 町に入るとパーティトップがルドガーに固定されてしまう。 ルドガー以外のキャラで歩き回りたい場合、町とフィールドを行き来するたびに再設定を強要される。 メインストーリーのボリューム不足感 本筋とキャラクター個人にスポットを当てたキャラクターエピソードで構成されているが、キャラエピをしなくてもクリアは出来る為、本筋だけを追うと30時間前後で終わる(借金返済の金策の過程を含む)。 ちなみに、周回でアイテムを引き継いで、それを売って借金返済にあてると10時間前後で終わる。キャラエピも混ぜるとそれなりのボリュームになるのだが…。 親密度システムについて 選択肢の内容などによって上がるが、『シンフォニア』ほど大きくシナリオに影響するわけでもなく、さほど重要な要素でもない。 しかし、隠しダンジョンに行くには仲間キャラの親密度を8以上にしなければならない。フレンドリンクSなどのアイテムに頼る方法もあるが、本編やチャットの選択肢で正しい選択を選ぶことを半ば強制されるような仕組みになっている。 パーティキャラ以外の好感度が上がる選択肢もあり、基準値まで行くとアイテムがもらえるようになるのだが、中には絶対にその選択にしなければならないものが紛れ込んでおり、選ばなかった場合は1周ではアイテムがもらえなくなる。 ゲームプレイ中では好感度が上がったかどうかも確認できないため、上げるにはいちいち攻略サイトなどで調べる必要がある。 間違えた選択肢を選んだ場合はやり直さないといけない面倒さも出てくる。無論既にセーブしてしまったら後の祭りである。 ラストダンジョンの構成要素 ラストダンジョンは幾つかの道から正解を探し出して進んでいくのだが、数が少なければまだしも、上下に入り組んだ分かり辛いマップな上に、偽ルートの数まで多いため、進むのが非常に面倒臭い。 更に正解ルートは固定ではなく、毎回正解ルートが変わってしまうランダム仕様なため、尚更である。パターンは数種類しかないとはいえ、こんな入り組んだマップでやるべきではないだろう。 今作ではコンプリートを目指すのであれば周回が必須なのだが、謎解きでもなく、仕掛けがあるわけでもないためとにかく面倒と言う印象が強い。 バグ 絆双銃や変化衣装は引き継がないと二度と手に入らないバグがある。2周目以降プレイする時は要注意。 また引継ぎの際、ある操作をするとクリア不可能になるバグもある。 余りにも救いのない鬱描写の多さ 鬱ゲーと言われる程とにかく陰鬱な描写が多く、人を選ぶ面がある。 CERO Cだけあって人死にや流血表現の数は過去最多で、全体的に明るめな色彩だったテイルズでは異例なほど「らしくない」描写が多い。(*7)特にそれまでの『テイルズ オブ』シリーズ作品で流血表現は描写すらされない場合がほとんどであったため尚更である。 ストーリーそのものに問題があるわけではなく、また陰鬱だからこその感動的な展開もあり鬱描写に耐性がある人ならば特に問題はない。 主な鬱展開 + EDに関するネタバレを含む 分史世界について 正史世界より悲惨な状態になっていることがあり、メインキャラが殺されている場合も。逆に正史世界よりも平和な分史世界も存在するが、どの道分史世界は壊さなくてはならなく、その使命は重い。 時歪の因子化とは骸殻を使い果たしたクルスニク一族そのもの、もしくはそれらが憑依したもの。そして分史世界とは、時歪の因子化したクルスニク一族が望んだ世界を具現化したものである。 たとえ骸殻の力を使ってカナンの地へたどり着こうとも、骸殻を生み出したクロノスが邪魔をするため、どうあがいても超えることができない。つまり、オリジンの審判は初めからクリア不可能の詰みゲーのようなシステムで成り立っている。 分史ミラについて エルの力により、分史世界のミラが正史世界へ連れてこられてしまう。分史ミラは自分のいた世界が消滅したことに途方にくれながらも仲間として同行するが、その行く先にて「正史世界では分史世界と同じ人物は存在できず、分史世界から来た存在は消滅してしまう」真実を知る。 物語後半にて正史世界のミラ、つまり前作までのミラを召喚するための敵の罠にかかり、そこで分史ミラを助けるかどうかの選択肢が出される。が、どちらを選ぼうとも分史ミラは消滅してしまう。ミラのキャラクターエピソードをクリアしていると更に選択肢が増えるが、 選択肢が増えただけでどちらを選んでも結局分史ミラは救えない。 物語の都合上とはいえ後味が悪すぎる。 ED 終盤、ラストダンジョンに行くにはユリウスを犠牲にしなければならない。ここは評価点に書かれている通りの悲壮的なシナリオ故に高評価も得ているが、やはり救われない展開による鬱描写としてきつい所がある。 さらにこの場面にてひたすらユリウスを犠牲にすることを躊躇う選択肢を選び続けると、なんとパーティキャラ全員との戦闘になりこの戦闘に勝つとあろうことか前作キャラ全員を殺害し、ユリウスと残り僅かな時間を過ごすというひたすら暗く残酷なエンディングに突入する(*8)。 いわゆるバッドエンドであるが、そもそもメインキャラを殺す内容のEDが用意されている事を批判される事もある(*9)。 最終的に ルドガーとエルを同時に生かす事は不可能であり、最終的にはそのどちらかを犠牲にする必要がある。 その為、納得いかないと言うプレイヤーたちの声が殺到している。 キャラクターの好感度が高くなっても、一言二言セリフが追加される程度で特別なエンディングに辿り着くこともない。 前作プレイ済みのプレイヤーからしても、ユリウスの死をはじめとするキャラクターの死を仕方ないとばかりに受け入れる仲間達のドライな反応には違和感が残る。 このようにメインシナリオ中はどちらの選択肢を選んでも助けられない場面があったり、どちらかしか助からない場面が続けて存在する。その為、プレイヤーがどの選択肢を選ぼうとも後味の悪い結果を押し付けられてしまう。 選択肢のあるシステムを導入しているにもかかわらず、どちらを選んでも結果は変わらないことがほとんどであり、シナリオ上うまく機能しているとは言い難い。 まとめると本作は一部の過去作のように、誰かを犠牲にしなければならないところで主人公らが犠牲にさせないよう奮闘するなどの熱い展開が存在せず、プレイヤーの選択次第でそんな展開に持ち込むこともできない。それどころか前述した鬱エンディングがあるように、悪い方向にしか進めないのが「鬱ゲー」と称される原因になっている。 総評 前作のファンディスク的な側面がある点、『テイルズ オブ』シリーズらしからぬ暗めのシナリオなど人を選ぶ面はあるが、システム面の改善もあり総じて遊びやすい。 総合的にはストーリー、戦闘システムとも優良で今後、システム的な後継作品が出るのであれば、細部を改善しさらに完成度に磨きをかけることが期待される。 余談 同じバンダイナムコゲームスが半年ほど前に後篇を出したゲームにおいても主人公が借金を背負っており、プレイヤーによっては連続で借金返済に追われる羽目になった。
https://w.atwiki.jp/gdgdtales2/pages/14.html
テイルズ オブ マガジン(TALES OF MAGAZINE) ビバ☆ テイルズ オブ マガジン 内容・コーナー詳細 ラインナップ及び購入案内(Amazon) ビバ☆テイルズオブマガジン 一番くじ特別号 関連グッズタペストリー キーホルダー テイルズ オブ マガジン(TALES OF MAGAZINE) 角川書店(現・KADOKAWA)より刊行されていた漫画雑誌。 ナムコのゲームシリーズ『テイルズ オブ』シリーズ初の公式マガジン Vol.1の発売日は『テイルズ オブ ヴェスペリア』と同じ(2008.8.7)、Vol.14にて刊行終了。 ビバ☆ テイルズ オブ マガジン 2011年2月25日に後継誌として発行。出版元はアスキー・メディアワークス。 2015年11月号をもって定期刊行を終了し、以後はシリーズが盛り上がるタイミングで刊行される不定期増刊となる。 定価は1500円。 内容・コーナー詳細 以下、リンク参照。 公式HP(電撃ドットコム) wikipedia ラインナップ及び購入案内(Amazon) + 2008年 テイルズ・オブ・マガジン Vol.1 2008年 09月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.2 2008年 11月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.3 2008年 12月号 + 2009年 テイルズ・オブ・マガジン Vol.4 2009年 01月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.5 2009年 02月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.6 2009年 03月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.7 2009年 04月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.8 2009年 05月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.9 2009年 06月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.10 2009年 07月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.11 2009年 08月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.12 2009年 09月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.13 2009年 10月号 テイルズ・オブ・マガジン Vol.14 2009年 11月号 + 2011年 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.1 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.2 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.3 2011年 06月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.4 2011年 07月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.5 2011年 08月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.6 2011年 09月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.7 2011年 10月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン Vol.8 2011年 11月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2011年 12月号 + 2012年 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 01月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 02月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 03月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 04月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 05月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 06月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 07月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 08月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 09月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 10月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 11月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2012年 12月号 ビバ☆テイルズ オブ エクシリア2 マガジン 2012年 12月号 + 2013年 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 01月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 02月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 03月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 04月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 05月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 06月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 07月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 08月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 09月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 10月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 11月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2013年 12月号 + 2014年 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 01月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 02月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 03月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 04月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 05月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 06月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 07月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 08月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 09月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 10月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 11月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 2014年 12月号 + 2015年 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 01月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 02月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 03月号 ビバ☆テイルズ オブ ゼスティリア マガジン 2015年 03月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 04月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 05月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 06月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 07月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 08月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 09月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 10月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2015年 11月号 + 2016年 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2016 Winter 2016年 02月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2016 Spring 2016年 05月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2016 Festival! 2016年 08月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2016 Berseria 2016年 9月号 ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2016 Berseria 2016年 10月号 ビバ☆テイルズオブマガジン 一番くじ特別号 一番くじ 『テイルズ オブ』シリーズ3 にて、D賞当選でもらえる。 参考リンク(バンプレナビ) 関連グッズ タペストリー ビバ☆テイルズ オブ マガジン 特製タペストリー【P/D/E/D2(2種)/S/A/V(2種)/H-R/Gf/X/X2/Z】 + 内容紹介【LaLaBit Marketより引用】 ビバ☆テイルズ オブ マガジンに描き下ろされたピンナップイラストを使用したタペストリーです。 参考リンク(LaLaBit Market) キーホルダー ビバ☆テイルズ オブ マガジン パートナーアクリルキーホルダー【D/D2/S/A/V/G/X/X2/S-R】 + 内容紹介【LaLaBit Marketより引用】 ビバ☆テイルズ オブ マガジンで描き下ろされたSDキャライラストを使用した アクリルキーホルダーセットです。 + ラインナップ TOX:ジュード ミラ TOA:ルーク ガイ TOX2:ルドガー ユリウス TOS-R:ロイド エミル TOV:レイヴン&リタ TOD TOD2:リオン ジューダス TOV:ユーリ フレン TOS:ゼロス クラトス TOG:アスベル ソフィ 参考リンク(LaLaBit Market)
https://w.atwiki.jp/toxr/
当サイトはテイルズ オブ エクシリアしたらばスレによるwikiです。 編集は自由に行って下さい。 携帯からお越しの方はメニューからどうぞ。 現行スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7779/1298116640/ 商品情報 パッケージ タイトル テイルズ オブ エクシリア CENTER TALES OF XILLIA X Edition プラットフォーム PS3 PS3 発売日 2011年9月8日 2011年9月8日 税込価格 8379円 37980円 体験版 未定 ジャンル ゆるぎない信念のRPG プレイ人数 1人 (戦闘時のみ最大4人) CERO 審査予定 コンテンツアイコン 不明 キャラクターデザイン いのまたむつみ、藤島康介 予約特典 特製マスコットチャーム(全4種のうち1つ) 初回封入特典 15th Anniversary衣装が手に入るプロダクトコード PS3カスタムテーマ(全10種)が手に入るプロダクトコード
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html
テイルズ オブ シリーズリンク ※注1 本Wikiで現状取り扱っていないソーシャルゲームに関しては割愛する。 ※注2 移植・リメイク作品は本Wikiに独立ページがある作品、もしくはタイトルが変更されている作品のみ記載している。その際、略称およびシリーズ内ジャンル名はオリジナルと異なる部分のみ表記しており、無い場合は表記しない。 オリジナル クロスオーバー 関連作品 掲載対象外 シリーズ概要 オリジナル 機種 タイトル 略称 シリーズ内ジャンル名 概要 判定 SFC テイルズ オブ ファンタジア TOPファンタジア RPG 「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」当時としては珍しかったボイス演出と主題歌の採用で話題となる。やや苛烈なゲームバランスや多数のバグはご愛嬌。 良 PS テイルズ オブ ファンタジア SFC版の尖った部分を程良く調整、リメイクのお手本と呼べる良作。 GBA テイルズ オブ ファンタジア 伝説のRPG SFC版とPS版のいいとこ取りを目指したが様々なバグや劣化点が目に付く作品となってしまった。GBA版唯一の追加要素もありSFC版独特のテイストを残した移植でもある。 劣化 PSP テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション- (TOP-) FVE 伝説のRPG声が彩る、伝説のRPG 戦闘画面は頭身が高くなったがPS版の雑な流用で、ウリのフルボイスも中途半端なボイス化。さらに余計な所へ手を加えてしまい、劣化という評価に。 携帯アプリ テイルズ オブ ファンタジアモバイル 伝説のRPGが再び蘇る GBA版をベースとした移植。 PSP テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション (TOP-) XE RPG 戦闘がスピーディーに改良されたが短期間制作の突貫工事により致命的な問題が多数ある。シナリオでも異物を追加した為に余計な矛盾が生まれる。やってしまった3連続の劣化。 劣化 iOS テイルズ オブ ファンタジア RPG 『TOP』を基本プレイ無料でソーシャルゲーム化。しかし極端な課金要素が評価を落とした。現在はサービス終了。 執筆禁止 PS テイルズ オブ デスティニー TODデスティニーオリD 運命のRPG 本作での人気によってシリーズ展開が本格的になった。戦闘の難易度が低すぎるのは今でも語り草となっている。シリーズ初のPSハード作品で、本作以降『テイルズ』はPSハードを中心にリリースされていくこととなる。 良 PS2 テイルズ オブ デスティニー リメD 運命という名のRPG デスティニーのリメイク版。ゲームとしては全体的に粗が減り、システムも洗練された。ただし重要キャラや重要シーンが大きく改変され、「デスティニー2」には繋がらない独立した作品となっている。その改変ぶりから、PS版のファンからは賛否が分かれるが新規プレイヤーからの評価は高い。 テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット リメDDC もうひとつの運命という名のRPG リオンが主人公の「リオンサイド」の追加と、一部システムを調整したバージョン。 GBC テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン (TOP-) NDなりダン (1) ダンジョンRPG シリーズ初のスピンオフ。哲学的で奥深いシナリオにより、『ファンタジア』の世界をさらに深く魅力的にしている。しかし戦闘システムはハードの制約を受けており、稼ぎをしないと通常クリアも難しい。 良 PSP テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX (TOP-) NDXなりダンX 真実と向き合うRPG シリーズお馴染みの戦闘システムとなった。シナリオの改悪や新キャラクターといった面で物議を醸した問題作。 シリ不 PS/PSP テイルズ オブ エターニア TOEエターニア 永遠と絆のRPG シリーズの基本的なシステムはこの作品で完成された。作品自体の完成度も折り紙付き。海外では『TOD』の続編として『Tales of Destiny II』のタイトルで発売されている。 良 PS2/PSP テイルズ オブ デスティニー2 TOD2デスティニー2 運命を解き放つRPG 粗いシナリオと複雑な戦闘システムによって賛否が分かれた。作りこまれた戦闘システムは、今でも熱狂的なファンを虜にしている。 スルメ GBA テイルズ オブ ザ ワールド ~サモナーズ リネージ~ サモリネ ファンタジーシミュレーションRPG 隠れた名作と名高い『ポケットキング』のシステムをテイルズで。しかし、そのお粗末な出来で双方のファンからそっぽを向かれることに。 ク GC/PS2 テイルズ オブ シンフォニア TOSシンフォニア 君と響きあうRPG 3Dテイルズの礎となった作品。シリーズ内でも、システム・シナリオ共に自由度が高い。キャラクターも魅力的で、一部のキャラの描写に不満を感じるプレイヤーがいるが、基本的には高い人気を誇る。 良 Win Tales of Symphonia PS3版ベースの移植。日本からの購入はできない、いわゆる「おま国」版。 PS4/One/Switch テイルズ オブ シンフォニアリマスター TOSR One版はDL専売。Steam版ベースのリマスター版。 PS2/PSP テイルズ オブ リバース TORリバース 君が生まれ変わるRPG お使いを繰り返すシナリオと複雑な戦闘システムと、回復魔法が存在しないことはプレイヤーに戸惑いをもたらした。とはいえ戦略性の高いシステムは、今でも熱狂的なファンを虜にしている。 スルメ PS2 テイルズ オブ レジェンディア TOLレジェンディア 絆が伝説を紡ぎだすRPG メインスタッフに『鉄拳』や『ソウルキャリバー』の人物達が関わった異色作。まるで退化した戦闘、これまでと毛色の異なる作風は賛否両論。しかし、ストーリーと音楽はシリーズ最高レベル。 良 PS2/3DS テイルズ オブ ジ アビス TOA(ジ) アビス 生まれた意味を知るRPG テイルズ オブ シリーズ10周年記念作品。開発期間不足で多数のバグとロードが問題となった。ストーリーの陰鬱な展開の多さや物語の結末は賛否両論であり、キャラ描写における矛盾の多さも問題視された。また、主人公の丁寧なキャラ描写は高評価な一方で、その主人公に対する扱いの冷遇さには批判的な声もある。3DS版はPS2北米版の要素を追加したもので、バグは改善されロードはシリーズ屈指の速さとなった。 賛否両論 Win テイルズ オブ エターニア オンライン TOEO MMORPG シリーズ初のオンラインゲーム。評価できる所もあるが不自由な設計であった為に1年で稼動終了。 なし DS テイルズ オブ ザ テンペスト TOTテンペスト 魂を呼び覚ますRPG あまりに半端なストーリーとシステムに非難が集中。発売前後の展開から「本編を外伝作品に降格」と言われていた。その一方で、ゲーム自体の基盤は決して悪くはないため、上手くリメイクすれば化けると期待する声もある。 ク テイルズ オブ イノセンス TOIイノセンス 想いを繋ぐRPG クオリティは悪くないが全体的にボリュームが薄い。あくまで携帯機のRPGとして手軽に遊ぶ作品。ただ、前評判の悪さを覆すには充分な出来であるため、戦闘面にこだわるユーザーには満足できる内容となっている。 なし PSV テイルズ オブ イノセンス R TOIR RPG(*1) 上記に仲間キャラの追加やストーリーの再構成等を行い、難易度やシステムも遊び易く調整されたリメイク作。 Wii/PS3 テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- TOS-Rラタトスク 響き合う心を信じるRPG 詰めの甘い部分が多く、続編として受け入れられる出来ではなかった。単体としてみれば相応に出来上がっており、キャラクター人気も新たに得た。 なし 360/PS3 テイルズ オブ ヴェスペリア TOVヴェスペリア 「正義」を貫き通すRPG 『シンフォニア』から『アビス』と拡張され続けた戦闘システムは、細かな粗こそあれど完成度は高い。シナリオも概ね好評だが、主人公・ユーリのアウトローな振る舞いや扱いについては賛否が分かれる。 良 PS4/One/Switch/Win テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER DLCも収録されたリマスター版。シリーズでは国内初の他機種マルチで展開された。日本語音声と英語音声が選択可能となっており、選択した言語に応じてOPムービーの主題歌も変わるようになった。 DS テイルズ オブ ハーツ アニメムービーエディション / CGムービーエディション TOHハーツ 心と出会うRPG 据置機並みのボリュームを誇る、携帯機での本格的なテイルズ。ムービーのみ異なる販売がなされ、「CG版」はその造形から話題になった。 良 PSV テイルズ オブ ハーツ R TOHR 新たな心と出会うRPG アニメムービー版を準拠に、2Dドット絵だった原作から3DCGへフルリメイク。爽快感溢れる戦闘や快適になったシステムは好評な一方、イベントシーンの大幅な削除や改変は反響を呼んだ。 なし Wii テイルズ オブ グレイセス TOGグレイセス 守る強さを知るRPG 超・良戦闘と心温まる良シナリオや好感の持てやすいキャラクター描写により多くのユーザーから支持を受けた。しかし修正ソフトが配布されるほどに多数のバグがあり、それらは主にクリア後の楽しみに影響を及ぼした。 良* PS3 テイルズ オブ グレイセス エフ TOGf Wii版に多数の追加要素を加えた移植完全版。追加シナリオは好みが分かれるが、戦闘はさらに奥深い物になっている。シリーズ内にはとどまらず全JRPG内でトップレベルの評価を受けており、完全版に相応しい出来になっている。 良 PS3 テイルズ オブ エクシリア TOXエクシリア 揺るぎなき信念のRPG テイルズ オブ シリーズ15周年記念作品。初週売り上げは50万本とシリーズ最高記録に輝いた。ダブル主人公およびシリーズ絵師の共作、リアルな頭身、シームレスマップなどシリーズ初の試みが多く見られた。しかしこれまでの定番要素が削除された他、中盤からの不可解なシナリオなどの不評点も多い。 なし テイルズ オブ エクシリア2 TOX2エクシリア2 選択が未来を紡ぐRPG 美麗なグラフィックや演出はそのままに、システムも大幅に見直された。悲壮的な演出、それらを彩るBGMやインターフェース、主人公はシリーズの中でもかなり人気が高い。その一方で、細かい不満点は未だ多く残っており、ストーリーも全体的に前作プレイ済みが前提となっている。 なし PS4/PS3/Win テイルズ オブ ゼスティリア TOZゼスティリア 情熱が世界を照らすRPG テイルズ オブ シリーズ20周年記念作品。シナリオ・キャラ・有料DLCを始めとする多くの問題から、『TOtA』『TOV』に続き公式が炎上してしまった問題作。その一方で登場キャラ達の人気は非常に高く、公式からファンの支えがブランドにおける大事な礎と発信されている。 ク テイルズ オブ ベルセリア TOBベルセリア 君が君らしく生きるためのRPG 『ゼスティリア』の過去を描く作品だが、どちらかと言えば同作のアニメ版『ゼスティリア ザ クロス』と関連が強い。ストーリーは陰鬱だが、主人公・ベルベットの丁寧な人物描写も相持って歴代作品屈指の出来になっている。戦闘システムの評価も高く、ゲームとしての出来の良さから新たなテイルズファンのユーザーの増加に貢献した。 良 PS5/XSX/PS4/One/Win テイルズ オブ アライズ TOARISEアライズ 心の黎明を告げるRPG 『ベルセリア』から5年ぶりの新作で、多くの要素が刷新された事実上のシリーズリブート作。旧作を意識したストーリーと、完全3Dながら『テイルズ』らしさを追求した戦闘システムでシリーズの復活を果たす。 良 カップリング PS3 テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック TOSU - 『シンフォニア』10周年を記念して発売された『シンフォニア』と『ラタトスク』のHDリマスター版のセット。申し訳程度の追加要素はあるが、あくまで「HDリマスター(移植)」なので、過度な期待は禁物。 なし クロスオーバー 機種 タイトル 略称 シリーズ内ジャンル名 概要 判定 テイルズ オブ ザ ワールド GBA テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 ND2なりダン2 コスプレRPG 続編から独立したスピンオフとなった。GBAの性能でおなじみの戦闘システムを再現してしまった奇作。 良 テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 ND3なりダン3 コスプレS-RPG 戦闘以外SRPGへジャンル変更。多数のキャラが参戦。原作ファンへの小ネタも多いが、前作から粗い部分が目立つ出来となっている。 なし PSP テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー マイソロ(1) 君のためのRPG ストーリーのついた本格的なお祭りゲーなのだが、初である故か半端な内容に。 なし テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 マイソロ2 前作からボリュームが増すもキャラ崩壊が目立つゲームに。ジェイド自重しろ。 なし テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3 マイソロ3 改善したような、むしろ悪化したようなキャラ崩壊 贔屓のシナリオ。戦闘に関しては細かい調整のみだが、それ以外は大きく進化している。しかし、一部劣化していたり問題点の存在している個所もある。 なし 3DS テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア TOW-RU(レーヴ)ユナイティア 新たな絆のシミュレーションRPG スマートフォン用のアプリ『タクティクスユニオン』の移植作。追加参戦キャラやフルボイス化などの新規要素を加えた移植版。 なし その他 PS テイルズ オブ ファンダム Vol.1 クレスバージョン/ミントバージョン TOFファンダム(1) ファンディスク シリーズキャラの共演が魅力であるシリーズ初のファンディスク。『ファンタジア』のとある重要キャラにまつわる物語が描かれるのは本作だけ。バージョンの違いはパッケージイラストのみとなっている。 なし PS2 テイルズ オブ ファンダム Vol.2 ルークバージョン/ティアバージョン TOF2ファンダム2 ボイスアドベンチャー+α 露骨な贔屓とキャラ崩壊でファンディスクとしてはあまりにお粗末な出来に。同じくバージョンの違いはパッケージイラストのみとなっている。 ク PSP テイルズ オブ バーサス TOVSバーサス アクション 無茶苦茶なシステムと長いロード。究極のキャラ崩壊&贔屓のシナリオ。笑えない出来にファン同士がバーサス。 ク テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ TO-HEROTO(-)TBツイブレ 他のクロスオーバー作品と比べると参戦キャラは少ない。だが、まさに夢の共演となったシナリオは概ね好評の無双系ゲーム。しかし、キャラデザが原作から大きく逸脱してしまっている点は不評。 なし 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 緋王伝シリーズ 『ファンタジア』の初期企画の原点。魔法名などもSFC版緋王伝由来。 SFC スターオーシャン 『ファンタジア』のスタッフが独立後に開発したゲーム。新たな戦闘システムもクリエイションシステムも『ファンタジア』の発展形として考案された。 良 PS2 NAMCOxCAPCOM 『デスティニー』よりスタンとルーティ、『デスティニー2』よりジューダスが参戦。 良 Wii ソウルキャリバー レジェンズ 『シンフォニア』よりロイドがゲスト参戦。 DS ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊 テイルズスタジオの企画・監修による、紛うことなくシリーズの血筋を受け継ぐ作品。 良 DSi かめにんマーチャント! DL専用。Wii版『グレイセス』のミニゲームがDSiウェアに。 PSP ヴィーナス ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~ シリーズからキャラクターがゲスト出演。 良 ヴァイスシュヴァルツ ポータブル ブーストヴァイス/ブーストシュヴァルツ 『アビス』より本作オリジナルカードが登場。 なし 3DS PROJECT X ZONE 『ヴェスペリア』からユーリとエステルがペアユニット、フレンがソロユニットとして参戦。 なし PROJECT X ZONE 2 BRAVE NEW WORLD 『ヴェスペリア』が引き続き参戦。ユーリとフレンがペアユニット、エステルはソロユニットに変更。前作で伏線が張られていたザギも敵として登場。 良 PS3 CV ~キャスティングボイス~ テイルズオブシリーズのシナリオを収録。 PS4/Switch/Steam MAGLAM LORD 有料DLCとして、魔剣をテイルズオブシリーズに登場する剣に変化させるデコアイテムが登場。デコアイテム装備時に戦闘BGMが各原作の戦闘BGMに変化するおまけつき。 なし 3DS/WiiU 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U 有料DLCとして、ロイドの衣装がMiiファイター用のコスチュームとして配信。 なし Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 良 PS5/XSX/PS4/One/Win SCARLET NEXUS 『ヴェスペリア』のスタッフがディレクターを務めた近未来が舞台のブレインパンクアクションRPG。世界観やジャンルこそ異なるものの、一部システムは『ヴェスペリア』から着想を得たものを使用。『アライズ』とのバンドルパックも販売されている。 良 掲載対象外 テイルズ オブ ブレイカー(TOB) テイルズオブシリーズでは初の女性主人公作品。同じく女性単独主人公の『ベルセリア』とは略称も一致する。キャラクターデザインも同じくいのまたむつみ氏。 主人公の性格はベルセリアとは正反対で、活発かつ陽気なお転婆キャラ。男性の相棒キャラは主人公と同じ16歳であるところもベルセリアと異なる。 テイルズ オブ コモンズ(TOC) テイルズ オブ ヴァールハイト(TOW) シリーズ概要 バンダイナムコエンターテインメントから発売されているゲームシリーズ。『テイルズ シリーズ』と呼ばれることもある(参考:エターニア公式HP)。 ジャンルはRPGだが、リアルタイムでキャラクターを操作して敵を倒すアクションゲームと融合したような戦闘システムが特徴。 シリーズは長きに渡り本編作品の「マザーシップタイトル」と外伝作品の「エスコートタイトル」に分かれていたが、シリーズ25周年となる2020年に新たな物語を提供する「オリジナル」と別作品のキャラクター同士が共演する「クロスオーバー」に分けられた。 世界観は「テイルズ オブ ~」の~部分が違っていれば原則として全く別の世界観である(*2)。 タイトルをよくあるナンバリング形式にしなかったのは、まず~の部分で区別することでそれぞれの派生作品を広げやすいと考えてのことである。 シリーズ第1作はSFCでの発売にもかかわらず主題歌を採用しており、第2作からはオープニングテーマアニメーションも付き、以後シリーズの定番となる。 キャラクターに関しては、デザインには漫画家の藤島康介氏、イラストレーターのいのまたむつみ氏(*3)を主に起用し続けており、キャラクターのボイスも第1作の時点で採用している。 ストーリーは単純な勧善懲悪を取り入れることは少なく、敵側もいわゆる絶対悪ではなく敵側なりの正義や思想があり、主人公側の正義との対立や交錯が描かれることがほとんど。 また、ライトなアニメ調な作風に反してシナリオ自体は重めで、主要キャラクターの死や離散、裏切りや復讐といった重い展開も多く、近年の作品だと直接人間を殺害するシーンなども少なくない。 主に種族差別(対立)や太古の文明、国家(もしくは私的組織との)間の戦争がシナリオの根底に関わっていることが多いのも特徴的。 キャラクター要素に重点を置いていることも大きな特徴である。 本編イベントでのやり取りのみならず戦闘中の豊富な掛け合い、キャラクターとの親交に関わるシステム、フィールドやダンジョンなどの移動中にキャラクター達が雑談する「チャット」や「スキット」など、様々な形でキャラクターの描写を押し出している。 雑談するシステムの呼称に関し、初期の作品は法則性はないが途中からはキャラクターの上半身が映っているのが「チャット」で、頭部が映っているのが「スキット」と思って問題ない。 公式側もキャラクター人気を意識したメディア展開を行っており、それ故キャラ論議が頻発することが多いが、公式によるキャラクターの露骨な持ち上げや踏み台扱いにより批判が起こることがある。 特典DVDなどを観てもらえばわかるが、スタッフの悪ふざけがあまりに度を越して大勢のファンを激怒させた時期もあった。 一時期、開発ラインが「デスティニーチーム」と「シンフォニアチーム」の2つに分かれており、短期間で作品を乱発する傾向があった。 その時期にリリースされた作品はクオリティがチープな物も多く、粗製乱造と言われたこともある。 『エクシリア』以降は開発ラインが1つになったが、その後もしばらく出来の悪い迷走期が続き、クソゲー判定の作品も出るなど評価は厳しいものであった。 一方、『ベルセリア』では前作までの不振を覆す高評価を得た。さらに『アライズ』は開発期間が長く取られ、それによってクオリティも高いものになっている。
https://w.atwiki.jp/toxr/pages/16.html
PS3購入案内 「TOXを主な目的としてPS3または購入する人」のための購入案内です。 PS3購入案内どこで買えばいいの? 中古が安かったんだけど、買い? HDDとかHDMIとかよくわからないんだけど? モニター、TV、AVケーブル ネットに繋ぐにはどうすればいいの? 有料って本当? どこで買えばいいの? 専門店あるいは家電量販店でどうぞ。薄型PS3の場合、本体は3kg程なので袋などに入れて貰えば一応持ち帰れます。 通信販売という手もありますが、その場合は運送屋のおっちゃんが手荒に扱わないことを祈りましょう。 ちなみに本体価格は容量別で 容量 色 色 価格 160GB ブラック ホワイト 29980円 320GB ブラック ホワイト 34980円 中古が安かったんだけど、買い? 中古購入のリスクは極めて高いため避けるべきです。以前のユーザーがどう扱ったか判らない上に保障期限も不明瞭、最悪のケースとして本体BAN(*1)されている可能性すらあります。 換金目的で未使用品が売られることもあり、安価で入手できるチャンスなのは事実。結局は自己責任で。 HDDとかHDMIとかよくわからないんだけど? HDDはハードディスクのこと。本体に内蔵されています(120GBなどはHDDの容量のことです) またオンライン、パッチの適用、本体体験版やムービー、ダウンロード専用ソフトやDLC(*2)を保存するなど、色々不便なためHDDは必須です。 HDMIは、平たく言えば高画質の映像を出力するための端子(*3)です。コンポジット→D端子(*4)ほど大きな違いはなく、旧エリート以外では対応ケーブルも別売りとなるので、強く気にする必要はないでしょう。一般にHDMI端子つきが勧められる理由は、「故障対策済みの本体」であることをわかりやすく示す特徴だからです。 モニター、TV、AVケーブル 自分の環境を比較して、他のケーブルが必要な場合は購入してください。 ネットに繋ぐにはどうすればいいの? 有料って本当? 無料で繋ぐことができます。