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MOD/Fall from Heaven II/無印/文化遺産 文化遺産 世界遺産(一般)-国家遺産(一般)-大聖堂-支配の塔関連-ルオノーターの祭壇-宮殿**世界遺産 [#o552a8a8] 建造物 前提条件 コスト 加速 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 偉人種類 効果 大動物園 フェスティバルゴリラの檻熊の見世物オオカミの檻ライオンの檻トラの檻 120 - +8 - - +20%#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。、全都市で+2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。各都市にカーニバルを供給無償の吟遊詩人+1 アレクサンドリア図書館 筆記 350 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +8 +2 大賢者 無償の賢者+2 エススの枢密院 詐欺 400 - +6 +1 大吟遊詩人 この都市で作成されたユニットに国籍秘匿のスキルを付与 スケルスの泉 暦 400 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +6 +2 大預言者 全都市の人口+1、生命のマナ供給 地獄全書 地獄の条約 400 - - +1 大賢者 無償のテクノロジーを獲得 シロナの聖堂 予言魂のマナ 500 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +6 +2 大預言者 毎ターン1体のユニットを少し癒す ニルホーン条約 地図 500 - +2 - - 3体のジャイアント獲得 ラグナロクの予言 悪意への道程 500 - +8 +2 大預言者 この都市で作成されたユニットに黙示録の証のスキルを付与聖職者枠+1 巨人像 軍事行動6レベル以上のユニット 500 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 - +2 大技術者 全都市で新ユニットの経験値+2 神聖な羅針盤 天文学 500 - +4 +2 大預言者 全都市で大儀式の生産+50% 労働者ギルド 工学 550 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +8 +2 大技術者 労働者の資源活用施設の建設速度+50% 捩じれた尖塔 宗教法 550 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +8 +2 大預言者 すべての国教の建物から+1#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 ナズグルの霊魂 軍馬馬 600 - +4 +2 大指揮官 この都市で作成されたユニットに士気のスキルを供給騎乗ユニットの経験値+10 ネクサス エーテルの通過次元のマナ 600 - - +1 大賢者 各都市に黒曜石の門を無償供給 ファロス灯台 帆走灯台 600 - +6 +2 大商人 沿岸部の全都市で#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。+2 マーキュリアンの門 賢人への道程地獄の軍勢登場後 600 - +4 +2 大預言者 厭戦感情-100%、全都市で厭戦感情-20%建設した都市をマーキュリアンに提供、マーキュリアンを操作可能 モッカの大釜 降霊術死のマナ 600 - +2 - - モッカの大釜のある都市で倒れた生体クリーチャーは、同じ戦闘力をもったフレッシュゴーレムとして蘇る 国王記念館 神学 600 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +10 +2 大吟遊詩人 全都市の専門家ごとに+2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 地下図書館 エーテルの知識魔術師ギルド 600 - +4 +2 大賢者 +4#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。各都市に魔術師ギルドを供給賢者枠+1 鉱泉の神殿 衛生設備生命のマナ 600 - - - - +2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。、この大陸の全都市で+1#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。ダメージを1ターンごとに30%回復 魂の溶鉱炉 魂の恩義 600 - - +2 大技術者 +2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。死のマナを供給隣接するスクエアで倒れたユニットをハンマーに変換 テンポランス寺院 神学 650 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +10 +2 大吟遊詩人 この大陸の全都市で+1#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 ガル=デュールの鉱山 卓越キルモフのルーン 700 - +1 大技術者 +2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。3を供給技術者枠+3 遠見の塔 天文学 700 - +3 +1 大指揮官 この都市で作成されたユニットに歩哨のスキルを付与 骨の宮殿 君主政治 700 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +10 +2 大吟遊詩人 黄金時代に突入 愉悦の塔 精神操作深海の大君主 750 - - +1 大指揮官 この都市の不満なし管理維持費-50%軍事ユニット生産-10% ユグドラシル 秘密の道緑の同胞 800 - +4 - - +2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。、+1#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。ユグドラシルの実を3つ供給 アハリエンの王冠 神秘の知識 900 - +2 +2 大賢者 +2#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。、+100%#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 シリヴェンの完璧な竪琴 演劇 900 - +4 +2 大吟遊詩人 +100%#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 アウレウスの竈 ミスリルの加工 1500 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 +2 +2 大技術者 各都市に武器製作所無償供給軍事ユニット生産+50% 目と耳のネットワーク ギルド 1500 - - - - 相互通商条約を結んでいる三つの文明が持つテクノロジーを得る 竜の財宝 - 奪取 - +8 +2 大指揮官 +4#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。、#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。・#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。・#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。を供給
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/1637.html
ヒーブホー 面クリ型APZL 側面視点ACT 協力ACT 特殊操作 パーティー プレイ人数× 1 ~ 4 1,010円(税込)779MB→785MB そこのキミ!ちょっと「手」を貸してくれないかい? みんなで手をつないでゴールを目指そう! 『Heave Ho』は、2本のウデだけを使って最大4人で協力しながらゴールを目指すアクションゲーム! お互いの手をつなぎあって体をブラブラとゆらしたら、みんなでタイミングよくゴールへ向かって飛んでみよう!もちろん、1人でゴールを目指してみてもオッケーだ。 でも、トゲに刺さったり穴に落ちたりしてツブれちゃわないようにね! <ゲームの特徴> ◆友達や家族といろんなステージを遊ぼう! 手と手をつなぎあってみんなでゴールを目指して行こう。 でも、トゲや危ないトラップには気をつけてね! さらに、ゲームをクリアしていくとコスチュームがもらえるよ。 自分だけのお気に入りキャラクターを作ってみよう! ◆トロフィーをゲットしよう! 遊んでいるといろいろな「トロフィー」をもらえることがある! チームでおそろいのコスチュームを着てクリアしたり、 1人でステージに挑戦してミスせずにゴールを目指したり… 友達とでも1人でもいろんなことにチャレンジしてみよう! メーカー Devolver Digital 配信日 2019年8月29日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 ~ 4 対応言語 日本語, 英語, ポルトガル語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, ロシア語, 韓国語, 中国語 レーティング CERO B 暴力 2019年8月28日 23 59 まで割引価格でお買い求めいただけます。 名前 コメント
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2006年10月から 2006年7月から 2006年4月から 2006年1月から 作品名ははあいうえお順になっております。 2006年10月から 作品名 点数(100点満点中) あさっての方向。 69点 乙女はお姉さまに恋してる 56点 Kanon(京アニ版) 80点 Gift~ギフト~ eternal rainbow 51点 ギャラクシーエンジェる~ん 50点 金色のコルダ 52点 銀色のオリンシス 52点 くじびきアンバランス 75点 ゴーストハント 53点 コードギアス 反逆のルルーシュ 79点 「地獄少女 二籠」 少年陰陽師 51点 スーパーロボット大戦 OG ディバイン・ウォーズ 48点 すもももももも ~地上最強のヨメ~ 72点 奏光のストレイン 68点 「D.Gray-man」 ときめきメモリアルOnly Love 67点 ネギま!? 70点 働きマン 66点 はぴねす! 52点 パンプキン・シザーズ 69点 武装錬金 79点 BLACK BLOOD BROTHERS 67点 BLACK LAGOON The Second Barrage 81点 護くんに女神の祝福を! 64点 ヤマトナデシコ七変化♥ 79点 夜明け前より瑠璃色な-Crescent Love- 60点 らぶドル ~Lovely Idol~ 59点 2006年7月から 作品名 点数(100点満点中) N・H・Kにようこそ 65点 おとぎ銃士赤ずきん 57点 COYOTE RAGTIME SHOW 62点 ゼロの使い魔 68点 ちょこッとSister 53点 つよきす~cool sweet~ 58点 となグラ 66点 貧乏姉妹物語 55点 無敵看板娘 71点 2006年4月から 作品名 点数(100点満点中) いぬかみっ! 65点 うたわれるもの 74点 女子高生-Girl s High!- 65点 スクールランブル二学期 69点 涼宮ハルヒの憂鬱 58点 ストロベリーパニック 56点 ひぐらしのなく頃に 53点 BLACK LAGOON 75点 「錬金3級 まじかる?ぽか~ん」 2006年1月から 作品名 点数(100点満点中) あまえないでよっ!!喝!! かしまし~ガール・ミーツ・ガール~ 63点 鍵姫物語 永久アリス輪舞曲 60点 タクティカルロア 53点
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - ヨコハマ経済新聞 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 【ポケモンユナイト】カメックスの評価と立ち回り【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE ディーサイドトロイメライ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】DMM版のデータ連携のやり方とメリット【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES パニシンググレイレイヴン(パニグレ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン 【世界初!】モノの背景を全方位で執筆できるVintage Wiki「VOV」を正式リリース - PR TIMES 足もとのベストアンサーを“編集”! 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NMavenを試食する 最近、仕事で.NETに関わるようになりました。.NETの世界でもMavenを使えないものかと思っていたある日、何気なくApacheのサイトを覗いてみると、Apache Incubatorプロジェクトに、NMavenという文字が見えるではないですか! ドキドキしながらクリックしてみると・・・まさしく.NET用Mavenの登場でした。 まだ生まれたばかりのツールで情報も少なく、少し触ってみてのファースト・インプレッション程度の内容ではありますが、NMavenを紹介したいと思います。 私自身、.NETについては初心者程度のレベルですので、とんちんかんなコメントもあるかとは思いますが、そこは優しく間違いを指摘してくださいな。 NMavenは.NETアプリケーションをビルドするためのMaven2用プラグイン集になります。NMavenと聞くと.NETによる別の実装のように思っていたのですが、NAntのようにJavaで書かれたプログラムを.NET(C#)で書き直したものではありません。したがってその実行にはJavaと、Maven2本体が必要です。(アンチJava派の方には残念でした?!) サポートする.NETプラットフォームとしては、本家Microsoft以外に、MonoプロジェクトやDotGNUまで対応しているようです。バージョンは1.1から2.0、3.0まで、そして使用できる言語としては、現在C#とVBの名前があがっています。 そのほか、以下の機能が用意されています。 NUnitのサポート リソースの生成と組み込み 言語とPOMの内容に基づくAssemblyInfo.*の自動生成 WEBアプリケーションのパッケージングとデプロイ XSDとWSDの生成 新たに別のコンパイラやツールをプラガブルに組み込む仕組み なにはともあれ、さっそく使ってみましょう。 なお、動作確認はWindows上で行いました。Linux上でも、Monoを使って環境を構築できるようですが、今回は試していません。 環境の構成は以下の通りです。 WindowsXP sp2 Microsoft .NET Framework 2 Sun Java 1.5 Maven 2.0.4 NUnit 2.2.8 NMavenにはまだバイナリ形式のディストリビューションは用意されていません。Subversionのリポジトリからソースコードをチェックアウトして、自分でビルドする必要があります。(正式リリースされれば、他のMaven2プラグインと同様に、リモートリポジトリからビルド時に自動的にインストールされるようになるでしょう。) NMavenのソースは以下のURLよりチェックアウトします。 http //svn.apache.org/repos/asf/incubator/nmaven/trunk チェックアウトしたルートディレクトリにある、bootstrap-build.batを実行します。 bootstrap-build.batの中を見ると、Mavenを実行してビルドしているのがわかります。 ビルドは特に問題なく終わると思います。 ビルドされたプラグインはMaven2のローカルリポジトリにインストールされます。 %HOMEPATH%\.m2\repository\org\apache\maven\dotnet さて、ここで.NET初心者である私はこまりました。 何か簡単なサンプルでも作ってビルドすればいいのでしょうが、どのようにすればいいのかわかりません。またNMavenのサイトの情報も次に進むには十分とはいえません。 チェックアウトしたソースを見ると、integration-tests\testsというフォルダがあります。 ここには、C#やVBの小さなプロジェクトフォルダがたくさん用意されています。NUnitを使った単体テストを走らせるプロジェクトもあります。 非常に小さいプロジェクトばかりですが、ここにあるPOMを読むのが手っ取り早い入門になると思います。 it.batを実行すると、これらのプロジェクトをビルドする(=NMavenを走らせる)ことができます。 なお、it.batをうまく実行するには、C#コンパイラ(csc.exe)、VBコンパイラ(vbc.exe)、リソースジェネレータ(resgen.exe)など、.NET Frameworkのツールへのパスが通っている以外に、NUnitへのパスが設定されている必要があります。 また私の環境では、プロジェクトit0012の実行で以下のエラーがでました。 Embedded error NMAVEN-104-001 One of more of the parameters is null Vendor = DotGNU, Vendor Version = null, Framework Version = 2.0.50727 pom.xmlの以下の記述に問題があるようです。 plugin groupId org.apache.maven.dotnet.plugins /groupId artifactId maven-compile-plugin /artifactId extensions true /extensions configuration vendor DotGNU /vendor /configuration /plugin 正しくビルドできているプロジェクトを見ると"vendor"タグの内容がMONOになっています。プロジェクトit0012のpom.xmlを修正して実行するとうまく動作しました。 plugin groupId org.apache.maven.dotnet.plugins /groupId artifactId maven-compile-plugin /artifactId extensions true /extensions configuration vendor MONO /vendor /configuration /plugin このときのログを見ると、先ほどのエラー箇所は以下のように表示されます。 [INFO] NMAVEN-066-012 Found Vendor = Vendor = MICROSOFT, Vendor Version = 2.0.50727, Framework Version = 2.0.50727, Executable Vendorのところが、MONOを指定したにも関わらず、MICROSOFTになっています。私の環境にはMonoはインストールされていないので、当然といえば当然なのですが。試しに"vendor"タグをMicrosoftにしてビルドしてもうまく動作しました。 あと、NUnitを使った単体テストを行うプロジェクトがあるのですが、これはまだうまく動かせていません。 .NETプラットフォームを使った開発では、VisualStudioが開発環境のデファクト・スタンダードとなっています。VisualStudioは、個人のデスクトップにおいては、とても快適な環境を提供してくれます。 一方で、多くの開発者の参加する大規模プロジェクトにおいて、その巨大な開発成果物を統合管理するには、とても高価なツールを購入したり、人手で管理する必要があったのではないでしょうか。 NMavenの出現は、こういった.NETプラットフォームにおける大きな穴を埋める有効なツールとなるのではないかと、今から大きな期待を持っています。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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マジェントは訳も分からないまま、砂糖喰らいのバーサーカー・シュガーの砂糖変換『シュガーアタック』を受けていた。 周辺は、砂煙……にしては白煙の濃い。危険な『砂糖』の白煙に満たされている。 どういう災難だ! と文句垂れようにも、マジェントは思わず咳こむ。 困惑するマジェントに、穏やかで人の良さそうな青年の声が呼びかけた。 「まさか聖杯戦争で再会できるとは思わなかったぜ、マジェント」 「ディ………『Dio』!?」 飄々とした装いでマジェントに近づくのは、本物の『Dio』だ。 マジェントの知る、騎手の姿をした。 反射的に銃口を『Dio』に向けてしまうが不思議と、マジェントは謎めいた不安を抱く。 自分は『Dio』を撃とうとしている……そうだ! 自分を見捨てた相手だ。例え、過去に助けられたとしても。 暗い川底から自分を助けなかった以上、奴は救世主ではない。 すると――『Dio』は立ち止まり 「俺を撃つのか。撃ちたいんだな、マジェント」 「………………」 威勢良くマジェントが引き金をひきたい衝動が霧散してしまう。 眼前に居る『Dio』は、何でだろうか。撃って良いのか。いや、撃っていい筈だ。 マジェントは、自分が酷く混乱しているのを自覚している。 対して『Dio』は静かに告げた。 「撃っていい。お前は俺を撃つ『権利』があるんだ。……最期に俺の弁解を聞いてくれないか?」 「あ……ああ……」 困惑気味にマジェントが返事をし、『Dio』は無表情ながら淡々と語る。 「俺は、お前が死んだとばかり思っていたんだ。 連絡が取れなくなって、お前は大統領に始末されたと軽率に判断してしまった。 まだ川底に沈んだまま生きていたなんて……本当にすまなかった、マジェント」 「…………………………………………」 「川底に沈んだと知っていれば『必ず』お前を助けたさ。――『氷の海峡』の時と同じように」 「Dio……」 「ああ、これで俺の話は終わりだ。もう撃っていいぜ、マジェント。 俺は聖杯なんか興味がない、せめてお前に聖杯を勝ち取って欲しいと願う」 ――――Dioが、俺に謝ってくれた? マジェントはポカンと目を丸くさせ、これは夢じゃあないかと疑ってしまう。 『あの』Dioが謝罪なんて、ましてや聖杯を譲るなど、自分に対して言ってきたのか? 疑念は少なからずあったものの。 確かにと納得する部分が幾つかあった。 Dioは果たしてマジェントが沈み、動けなくなったと把握できただろうか。 知らなければ、助けようもできないし。 連絡が途絶えれば、マジェントは死んだものと勘違いするのも頷けた。 気付けばマジェントは銃を下げていた。 「撃つ訳ないだろッ。偽物じゃあねぇかって疑っちまったんだ、へへ」 「そうだったのか」 「ああ、そーさ! なんたって俺達は『運命の糸』で結ばれているからな。同じ聖杯戦争で巡り合えたんだぜ、運命だろ!」 「運命か。成程……確かに『運命』かもな」 あのDioがにこやかにマジェントの意見に賛同してくれた。 無性に、マジェントも嬉しく感じてしまう。 ところで―――Dioが、どこからともなく拳銃を取り出しマジェントの頭に向ける。 「『裏切り者』は―――お前だよ。 スティーブン・スティールを調査しろ。俺の『命令』を完遂出来なかった時点で、お前はもう用済みだ。 分かるな? 『裏切り者』がどうなるか」 引き金に指をかける悪魔めいた笑みを描くDioの表情が、ベッタリとマジェントの脳裏にこびりついた。 ★ レミリアのスペルカード。 セイヴァーが意気揚々と回避をしたが、共に居た沙々といろはの二人は迅速な反応を起こせないのは当然のこと。 ましてや、戦闘能力が劣る沙々に関しては攻撃を対処するのも困難を極めた。 「沙々ちゃん!」 飛び出したのは、いろはだった。沙々には彼女が居る。 洗脳状態にあるいろはが、親友と認知する沙々の盾となって前に立つ。 クロスボウの矢で弾幕を打ち消そうと奮闘するが、無理があった。 対して沙々はどうする?と必死に薄っぺらい知恵をフル回転させるが、一刻過ぎるたびに弾幕が拡散していき。 周囲に圧をかけ、彼女達の逃げ道を封じて行く。 もはや絶望に満ちた瞬間、屋上にポッカリ開いた穴を発見する。 あの穴は先ほど無かったはず。だけど、沙々は最早猶予がない状況にとやかく文句をぶつける訳にはいかなかった。 弾幕を運良く避け、沙々は迷わず穴へ飛び込む。 ただ、魔法少女の変身が解けた沙々の体。ただの人間でしかない少女が、ビルの下の階層へ落下する衝撃に耐えられるか? 勿論だが『無理』だ。 落下した下の階層は会議室らしく、テーブルが設置されていたものの。 そのテーブルに真っ逆さまに落ちた沙々は、思わず叫ぶ。 「いっ、―――――だぁ!」 頭も、体も強打し、すぐに起き上がれず、しばらくの間はテーブルをベッドのように寝伏した状態が続く。 やっと起き上がった時。 沙々はブツブツと呪詛を吐くように独り言を口にする。 「……わ……わたし………セイヴァーに、あのセイヴァーに洗脳させられた……!? ふ、ふざけんな……ふざけるなッ!」 沙々が魔法少女として叶え、手にした力は『自分より優れた者を従わせる』こと。 ……しかしながら。 沙々の『自分より優れた』という無意識な言葉でも分かる通り。 彼女自身、優れた人間ではないと自覚している。 セイヴァーは紛れもなく、英霊の実力を差し引いても沙々より優れている筈。 故に、セイヴァーに『従わされてた』屈辱は彼女のプライドに傷をつけた。 頭脳明晰、魅力的な美貌、カリスマ性……セイヴァーは、沙々の嫌悪するタイプを全てつぎ込んだ良い例である。 「暁美ほむら!」 少なめの脳みそで思いついたアイディアに我を返った沙々は、上機嫌だった。 「セイヴァーのマスターなら従わせられる! あの馬鹿がベラベラ喋って好都合でしたねぇ!!」 実際の戦闘能力で果たして沙々よりも劣る魔法少女がいるだろうか? 少なくとも、魔法少女たる暁美ほむらならば! 必ず沙々は従わせられる。 冷静に判断出来ぬほど、沙々の思考回路は劣った状態だった。 例えば――沙々が逃走に利用した『穴』の正体など。 「私が……なんだって?」 第三者の一声。 ヒッと悲鳴を漏らす沙々が、恐る恐る振り返る。 優雅にテーブルで腰かける救世主の姿と、彼の手の中で弄ばれ続けている沙々のソウルジェム。 まだ、呪いに帯びた色彩の宝石に、沙々の背中に冷や汗が湧きあがったのを実感した。 「あ……ああ、せ、セイヴァーさ……その…………」 どう弁解すればいいのか。 元より、ソウルジェムなしでは現在のいろはの洗脳が解けなくとも、再び洗脳をかけ直すことも。 セイヴァーの手中に存在する以上、彼が沙々の生死を握っているに等しい。 「ご、ごめんなさい。本当に……本当に、ごめんなさい。私を助けて下さい、お願いします………」 震える声で、涙目の沙々が静かな謝罪を申す。 決して、セイヴァーの魅了に影響された類ではなく。心の底から、死にたくないと命乞いしていた。 彼女は救いようもないクズで間違いないが、クズなりに魔女の呪いから脱するべく足掻き。 『運命』に抗う為に、尽くしてきたのである――これでも。 刹那。 室内に一匹の蝙蝠が飛来。ソレはセイヴァーに突撃するべく急加速を行った。 だが、セイヴァーは見向きもせず。手だけをかざす。 『漆黒の頂きに君臨する王』 セイヴァーを、過去の自分が『悪意』を以て攻撃しろとサーヴァントに命令したのならば。 いいや、過去の自分ならば必ずや『そうする』と確信を得て。 悪の因果宝具を発動させれば、蝙蝠はスルリとセイヴァーに吸収された。 レミリアの『サーバントフライヤー』を無力化するだけではなく、彼女の魔力たるソレを吸収したことで。 悪以外にも魔力を補えてしまう。 沙々が呆然と、異端の光景を眺め続ければ。 やっと事でセイヴァーは、沙々に見向きをしながら問いかけた。 「私に救いを乞うということは――君は自ら『悪』であると認めるのかな」 「……は………はい」 おずおず答えた沙々を僅かに眺めた後。物のついでの様に一つ、彼女に命じるセイヴァー。 「なら彼女は君が運ぶといい」 「え? ――――えっ」 沙々がセイヴァーの視線を追って、思わず驚愕の声を漏らした。 レミリアの弾幕を受けきれなかったのだろう。ボロボロになったいろはが気絶した状態で床に転がっている。 ではない! 『いつの間に』……一体『いつ』から、いろはがそこで放置されていた? セイヴァーの仕業? 否! 例え彼の仕業だとしても『どうやって』いろはを―――沙々が気付かぬ間に会議室へ連れてきた? 彼の宝具……?? 沙々がセイヴァーの能力の片鱗に畏怖する中。当のセイヴァーが無言で会議室から出ようする。 慌てて沙々は彼を追うしかない。 起こす暇がないから、沙々が気絶状態のいろはを背負う。 勝手に進みつつ、救世主は些細な独り言を語って行く。最中でも呪い色のソウルジェムは手元で転がし続けている。 「私の記憶が正しければ、この近くに『鹿目まどか』の家があってね」 「え、えっとぉ……誰でしょうか…」 「ホムラの親友にあたる少女さ。まだ直接会ってはいない」 「あ、わかりました! 私が鹿目まどかを洗脳すればいいんですね!」 「…………」 「い……いいん、です……よね………?」 セイヴァーの鋭い視線は、沙々ではなく別の物に向けられていた。 彼も、まだ攻撃をしかけた幼き吸血鬼の気配を探っている。無論その吸血鬼と語り合いたい願望はあった。 けれど、彼女には金魚のフン染みた『余計な物』が付きまとう。 過去の自分が、どうして聖杯戦争にいるかは興味はある。 しかし、過去の自分そのものには興味は無い。 何故なら結局ソレは『自分』なのだから掘り下げようもない。自分の事は自分が一番分かっているのだから。 呪い帯びたソウルジェムへ視線を戻すセイヴァー。 いつ魔女が孵っても変でない状態が、常に維持し続けているのはセイヴァーの手元にあるからだ。 手中に収まっている以上。 沙々の『悪』はセイヴァーの掌でコントロールされた。 逆を言えば。 セイヴァーの手から離れれば、その瞬間に沙々は魔女へと変貌する。 「………」 沙々は事の重大さを知った。 故に、彼女は無視と無関心をするセイヴァーに対し、変な話『安心』を抱いてしまう。 一言で表すなら「コイツはヤバイ」である。 冗談じゃあなく、沙々も以前まで彼を、自分の嫌いな典型的な『優れた者』だと勘違いしていた。 実際は違う。 セイヴァーは『悪』だ。 学校や会社なんて平凡でありきたりな日常の地位で、猿山の大将を気取る人間ではない。 否、あれらと比べる方が良くないほどの『悪』だ。 沙々は思う。嗚呼、自分はなんて『平凡な世界』で生きていたのだろうか。と セイヴァーは、沙々を馬鹿にし、侮辱している訳でなく。心底どうでもいいのだ。 生きている存在とすら認識されて無い。強いて、喋れるロボットとして片隅に放置され忘れ去られる運命にある。 無視してくれるなら良い。 残念だが、セイヴァーの手にソウルジェムが握られている以上。 嫌でも関わらなくては……沙々は、それが嫌で仕方なかった。もうセイヴァーとは言葉も交わしたくない。 コイツは私を助けてくれない。救ってくれない。 救うどころか、使い潰すつもりなんだ。 魔女に、まさか本当に魔女にさせられてしまうんじゃ…………違う。本気でやるつもりだ。 彼女が出来る事は一つ。藁を掴む思いで、セイヴァーの後をついていく。 沙々の中で焦りと、セイヴァーへと恐怖が着実に積っていった。 そして…… 沙々は忘れていた。 自分が転倒の強い衝撃を受けてしまった事で、いろはの洗脳が解除されたことを。 【C-3 住宅街/月曜日 未明】 【セイヴァー(DIO)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]魔力消費(回復) [ソウルジェム]有 [装備] [道具]優木沙々のソウルジェム(穢れ:極大) [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯の獲得と天国へ到達する方法の精査 0.鹿目まどかの家へ向かってみる 1.他サーヴァントとの接触を試みる 2.『時の神』は優先的に始末したい 3.『悪』の回収。暁美ほむらをあえて絶望させる? 4.再びナーサリー・ライムの固有結界に侵入する。 5.頃合いを見て沙々を『魔女』にする。 6.どこかでレミリアと話がしたい。マスター(ディオ)が邪魔。 [備考] ※ナーサリー・ライムの固有結界を捕捉しました。 ※『時の神』(杳馬)の監視や能力を感じ取っています。時の加速を抑え込んでいる事には気付いていません。 ※自らの討伐令を把握していません。 ※ウワサに対し『直感』で関心ある存在が複数います。 ※過去の自分(マスターのディオ)には関心がありません。 ※ランサー(レミリア)の存在を把握しました。 ※沙々に関しては救う価値がないと見なしています。 ※沙々のソウルジェムは、DIOの宝具で魔女化せずに保っています。彼の手から離れれば、魔女が孵ります。 【優木沙々@魔法少女おりこ☆マギカ~symmetry diamond~】 [状態]健康、『悪の救世主』の影響あり(畏怖の意味で)、いろはを背負ってる [令呪]残り3画 [ソウルジェム]無 [装備] [道具] [所持金]一人くらし出来る程度 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯狙い 1.セイヴァーはヤバイ奴。どうにか逃げ出したい。 2.でも、ソウルジェムの浄化はどうしたら…… 3.見滝原中学には通学予定。混戦での勝ち逃げ狙い。 [備考] ※シュガーのステータスを把握しました。 ※セイヴァー(DIO)のステータスを把握しました。 ※暁美ほむらが魔法少女だと知りました。 ※ほむらの友人である鹿目まどかの存在を知りました。 ※いろはの洗脳が解除されたことに気づいていません。 【環いろは@マギアレコード】 [状態]魔法少女に変身中、肉体ダメージ(大)、気絶 [令呪]残り1画 [ソウルジェム]有 [装備]いろはのソウルジェム(穢れ:なし) [道具] [所持金]おこづかい程度(数万) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争の調査。戦いは避ける。 1.沙々と共に行動する……? 2.セイヴァーは危険だと判断 [備考] ※沙々がダメージを受けた事で洗脳は解除されます。 ※『魔女』の正体を知りました ※セイヴァー(DIO)のステータスを把握しました。 ※暁美ほむらが魔法少女だと知りました。 ★ 甲高い女性の笑い声が響く。 一瞬にしてレミリアに抱えられ、現場より離れたディオは彼女に降ろせと叫ぼうとした矢先。 『砂糖』の爆発で白煙塗れとなった場所。 ついさっきまで、ディオ達が居た方向よりパン!と破裂音が聞こえた。 音は、ディオに恨みがあると吠えたてていたアサシンの拳銃のもの。 そして、アサシンは? 俄かに信じられないのが、ディオはハッキリ目にした。 アサシンは、謎めいた奇声を上げ、拳銃を乱射し始めた。 誰も居ない場所ばかり狙って、どう見ても正常ではなかった。 「やはりな。『逃げ』が正解だったのよ、ディオ。あの『砂糖』が、幻覚か錯乱を引き起こしているんだわ」 爆発はダメージだけではない。 煙にも幻覚や錯乱、他にも麻痺などの効力が含まれたりする。 アサシンは、何らかの幻覚と錯乱状態に陥っていた。 理屈は分かった。 けど、ディオの中で腑に落ちない苛立ちがフツフツと湧くのを覚える。 例の神父? セイヴァーを取り逃がしたせいか? ディオの疑問が解消される前に、白煙より不気味なおかっぱ頭の女性が不規則な足取りで現れる。 『砂糖』で酔っているせいか。支離滅裂な言葉を吐かず、ケラケラと笑うばかり。 思考が読みとれぬ態度が、一層不安を駆り立てた。 レミリアは適当な距離を取ったところで、ディオを降ろし、再びスペルカード発動の構えを見せた。 「生憎だけど、流石に貴方を庇って戦闘は続けられないわ。 貴方は自分の『直感』を信じてセイヴァーを避けて、ここから離れるの。分かった?」 「ランサー……ああ、わかったよ。分かったが、僕を舐めた態度は二度とするんじゃあないぞ」 ちょっとばかり、小物っぽい捨て台詞を吐いて踵を返そうとするディオ。 対し、レミリアは紅い悪魔らしい笑いを零した。 「それでいいのよ、ディオ」 ―――………なにがあろうと気高く、誇り高く生きるのよ。 ―――そうすればきっと、天国に行けるわ。 何故かディオは、凄まじい勢いで振り返った。そこに居たのは、まさか!? 期待を抱いていたのだろうか。 先に居るのは、他でもない。彼のサーヴァント・レミリアだけである。 ディオは自棄に決死の様子で、呼吸を整えようと頭をかかえた。 そうだ、もう母さんは死んだんだ! どこにもいない! だが今のは…… どうしてだ? レミリアの言いまわしが『母』を彷彿させたのだろうか。 彼女は、確かに聖杯戦争に関する『教え』をディオの母の如く伝授しているものの。 ディオにもソレが愛想も含まれてない。世辞に過ぎないと分かる。 分かるが………まさか、アサシンと同じ『幻覚』が? ディオが嫌な予感を覚えた傍ら、再び爆風が巻き起こる。 どうやら、あのバーサーカーは無差別に『砂糖』を攻撃手段に使用している。 『砂糖』の白煙にディオが引っ掛かけない為、再びレミリアは彼を抱えるしかない。 しかし、次は光弾とナイフを組み合わせた即席の弾幕を、バーサーカーに投擲する。 果たして命中したか? バーサーカーは腕に『仮面』を結び付けており、弾幕の盾として利用。 破壊されても『砂糖』で意図も容易く再生し続けていた。 レミリアは弾幕という遠距離攻撃手段を持っているが。 一番の難点は、マスター・ディオの存在。彼が先ほど提案した通り、自力で逃走できればいいが簡単にいかない。 今度は、遠方の『砂糖』が攻撃に変貌したらしく。流石に住人の声が聞こえ始める。 いよいよ人目もつき始めた。 そして―――セイヴァー。 砂糖喰らいのバーサーカーを完全に無視するなど、心底関心がない訳だ。 逆に、バーサーカーより『優先順位』の高いアテへ目指している可能性もある。 「おい……おい! ランサー、もう降ろせ!!」 相変わらず、高慢な態度で命じる少年。 だと、レミリアは一蹴しかけたが、声色から違和感を覚え、チラリとディオの顔を伺えば。 顔を手で覆い、わなわなと体を震わせている。 明らかな異変を露わにし、眉をひそめレミリアが少年の様子を伺う。 「ちょっと、ディオ?」 「ぼくを呼ぶな!! そうだ! ずっとその態度がッ『そういう態度』が嫌で仕方なかったんだよ!!」 「あのね。口喧嘩している場合じゃないのよ、ディオ。分かってる?」 「ぼくに優しくするな!!!」 「…………は?」 レミリアは、自分の妹並にディオが正常でないと察した。 どう考えたって。少なくとも、レミリアはディオに『優しく』したつもりはない。 気使いよりも、右も左も分からぬ子供を仕方なく誘導してやってる程度だ。 再び発砲音。 向こうで銃を乱射するアサシンは、幸いにもディオ達の方に近付いて行く様子はない。 とは言え。状況が些か厄介極まりないし、好転している訳じゃあなかった。 最低限、錯乱状態のアサシンからは距離を取らなければならない。 本当のところ。レミリアは素直に『撤退』を提案したかった。 ディオの気がおかしいのは幻覚か、神父のライダーから途方もない未来の情報を与えられた影響もありえる。 割と短期間で、未来の自分という予想外の存在を前にし、精神が不安定なのかもしれない。 が。 あのディオが退くなどありえない。 「ぼくはおかしくない!」と如何にも気の触れた狂人が吐きそうな台詞を述べそうだった。 まぁ、レミリアの妹よりも気は触れてない。 だけど絶対に提案は飲まない。むしろ逆で――― 「セイヴァーが近くにいる! 奴だけは確実に仕留めろ、ランサー!!」 レミリアが想像した通りの威勢を吐くディオに、彼女はいよいよ低い声色で告げた。 「少しいいか。『マスター』」 彼女は安全位置たる空中へ飛翔し、片腕でディオを掴み上げ、片手より真紅に発光した槍を無数に出現させる。 レミリアが決断したのは。 撤退でも、戦闘続行でもない。明快なトドメを刺す事! ―――――『鮮血翔る紅魔の神槍(スピア・ザ・グングニル)』―――― 対軍宝具たる魔力で形成された槍の雨。 必殺必中の対人verよりも劣り、運命次第で必中効力や標的を捕捉し続ける追尾機能は健在していた。 現に。 バーサーカーは再び『仮面』で受けきろうとするが、無数に攻撃『し続ける』槍の軌道に 『仮面』の再生が追いつけなくなっている。彼女の肉体を、心臓(霊核)には至らないが槍が複数刺さった。 彼女は、咄嗟に地面――アスファルトで舗装された部分に手をかけ『砂糖』を量産。 「はっ――削り切ってやるわ!」 自らの魔力でもある槍の起動操作を運命頼りではなく、自らで行うレミリア。 白煙より顕わになったバーサーカーに拡散し、ついでにアサシンも狙っていただろう槍も一点集中させる。 レミリアが空中に居る時点、それだけで彼女に不利だった。 強いて、彼女が出来るのは――― バーサーカーはなるべく高く『砂糖』を投げあげ、爆発させていく。 無論、レミリアには攻撃は届かない。届くとすれば『砂糖』が攻撃で消耗したことにより発生する『白煙』。 彼女が狙ったか定かじゃあない。 狂戦士に劣る本物の『狂人』が行う攻撃なのだから。 レミリアは宝具を発動したまま、飛翔したまま後退していき『砂糖』の白煙から距離を取る。 やがてバーサーカーの攻撃は止んで。静寂が広まると、彼方より野次馬のざわめきとサイレン音が響いた。 確認の為、レミリアはディオの方を伺う。 ディオは―――情けない事に気絶していた。 最も、これが彼女の狙った一つに含まれている。 膨大に魔力を消費し、ディオに負担をかければ急激な悪化により、気絶ないし行動不能になる筈と踏んだ。 レミリアは、狙った事なので格別ディオに呼びかけず、彼の懐にある『ソウルジェム』を取り出す。 ソウルジェムは無色透明だった。 (あの三下も生き延びたのか? 運が良いのか、悪いのやら) そして、まだバーサーカーも消滅してない。 レミリアが霊体化していると踏み、軽く一体に弾幕をばらまくが――やはり駄目。ソウルジェムも無色のまま。 バーサーカーが『ソウルジェム』を持っていれば、アサシンの魂がそちらに移った可能性もある。 けど、バーサーカーに魂の回収を任せるかと問われれば難しい。 『ソウルジェム』。 レミリアは思い出した。 気絶したディオを抱え、騒がしい現場から離れながら。 セイヴァー。つまるところ『未来のディオ』がレミリアのスペルカードを見切っていた屋上の光景。 彼の手に『ソウルジェム』があり。それは、色彩が付与されていたような…… 実際は戦闘に集中し、レミリアも流石に曖昧だが。 (奴が……もう一騎倒したなら、私たちも悠長にいられないわね………) もう夜明けが近い。 レミリアの活動限界時間。それは、セイヴァーも同じ。残された時間内で、あとどれほどやり切れるか…… ★ 「今回はおっきくて、怖いコウモリちゃんの勝ち」 「うーん……冷え過ぎ」 「私、眠くなっちゃった」 【C-3 住宅街/月曜日 未明】 【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]魔力消費(大)、怒り(中)、錯乱(軽度)、気絶 [令呪]残り3画 [ソウルジェム]無 [装備] [道具] [所持金]数万円 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、天国へ行く。 1.セイヴァー(DIO)とライダー(プッチ)はどんな手を使ってでも殺す。そいつらに味方する奴も殺す 2.他の参加者と接触したら、ライダー(プッチ)の知っている情報をばら撒く。 3.レミリアの態度が気に入らない…… [備考] ※ライダー(プッチ)のステータスを確認しました。 ※ライダー(プッチ)の真名を知りました。 ※自身の未来(吸血鬼になる事、スタンド『ザ・ワールド』、ジョースターとの因縁)について知りました。 ※アサシン(マジェント)とバーサーカー(シュガー)のステータスを把握しました ※セイヴァーに関しては完全な視認をしてない為、ステータスは分かりません ※バーサーカー(シュガー)の砂糖により錯乱状態ですが、時間経過で落ち着きます 【ランサー(レミリア・スカーレット)@東方project】 [状態]魔力消費(中) [ソウルジェム]有 [装備]スペルカード [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:マスターの運命を見定める 0.この場から離れる 1.ライダー(プッチ)の言う『天国』は気に入らないので阻止する。 2.セイヴァーに対抗するには…… [備考] ※ライダー(プッチ)の真名を知りました。 ※ディオの未来(ディオが吸血鬼になる事、スタンド『ザ・ワールド』、ジョースターとの因縁)について知りました。 ※現在、ディオが正常ではないと思っています ※バーサーカー(シュガー)とアサシン(マジェント)が消滅してないと判断しました ※セイヴァー(DIO)のソウルジェムに色があったと思っています。 実際、彼女が見たのは沙々のソウルジェムです。 【バーサーカー(シュガー)@OFF】 [状態]肉体ダメージ(大)、魔力消費(大) [ソウルジェム]無 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:砂糖を食べる 0.しばらく、おやすみする 1.本物のいろはを探す [備考] ※時の神(杳馬)の存在を気付いているか言動的には怪しいです ※洗脳されているいろはを『本物』ではないと判断しています。 ※無意識に令呪に従っている状態です。本人はまだ令呪の支配下にある事に気づいてません。 ※怖いコウモリちゃん(レミリア)を記憶し続けられるかは、怪しいです。 ※令呪『見るもの全てを砂糖にして下さい』(2画分)で得られる魔力は、消費しました。 ★ ―――助けて貰いたかった。それが事実だろう。 マジェントはデラウェア河の底で身動きが取れなくなり、成す術を失った末。 きっと『Dio』が助けに現れてくれると、信じていた。 氷の海峡でもそうだった。あそこに偶然『Dio』が通りかかって、マジェントに手を差し伸べなかったら…… 紛れもなく。 『Dio』はマジェント・マジェントにとっての『救世主』である。 そして――『救世主』に対し銃を乱射していた。 『どうした? マジェント。俺はお前を「助け」に来たんだぜ。何故、攻撃をする?』 『まあ、その前に「任務失敗」の罪を償って貰うが』 「うおぉおおぉっ、俺の傍に近寄るんじゃねぇ――――!!!」 しっかり『Dio』に銃口を定めている筈なのに! マジェントがいくら『Dio』を撃ち尽くしても彼が倒れる事は無く、一層不敵で邪悪な笑みを浮かべているのだ。 当然だ。 彼の知る男は、サーヴァントは存在しない。ディエゴ・ブランドー……『Dio』は、そこにはいない。 バーサーカーの砂糖により、マジェントは錯乱状態にある。 彼が望んだ『幸福』が入り混じった支離滅裂な幻覚で惑わされ続けていた。 マジェントは落ち着きを取り戻す頃。 彼の中には、ディエゴに助けられたい願望やディエゴに復讐する恨みも消えており。 金輪際、関わりたくないという『恐怖』『畏怖』に近い感情が渦巻く。 「ハァ……ハァ……! Dio!? 逃げたんだなッ!!? もう二度と俺の前に現れるんじゃあねぇ!」 拳銃を片手に周囲を警戒して、彼が安堵を獲得しようとした矢先。 レミリアの宝具。 紅の槍による無数の拡散攻撃が襲いかかる。マジェントは『巻き込まれた』形に近い。 不運にも『運命を操る程度』の能力により必中攻撃が、的確にマジェントに一撃貫かれた。 だが、彼はタダで死なない。 宝具『死に損ないの虫螻(ボーン・トゥ・ブギー)』で確実な生存を保て、そして『仕切り直し(偽)』で離脱。 傷だらけの、相当な負傷状態ではあったが、一死報いるべく惨たらしく生にしがみ付く、 とはいえ満身創痍である。 何より、復讐心を打ちのめされた愚か者は、果たして立ちあがれるのだろうか…… 【C-3 住宅街/月曜日 未明】 【アサシン(マジェント・マジェント)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]魔力消費(中)、肉体ダメージ(極大)、錯乱(中) [ソウルジェム]有 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯狙い。ディエゴの殺害優先? 0.今は戦線離脱を優先 1.??? 2.二度と来るんじゃねぇ――! Dio!! 3.まだDioに似てる奴がいる!? 昔のDio!!? [備考] ※Dioに似たマスター(ディオ)とそのサーヴァント(レミリア)を把握しました。 ※バーサーカー(シュガー)の砂糖により錯乱状態ですが、時間経過で落ち着きます
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美しく舗装し、建造された街並みが『砂糖』に変わり果てて行く。 誰かが一度か二度は使っていただろうベンチも、背景の異物程度にしか扱われない外灯も。 奇天烈な恰好の女性狂戦士が、舞うように砂糖を作り、たまに口へ放りこんで味を楽しむ姿は。 子供が試食を手当たり次第に巡っているかの如くだ。 幻想かつ異常たる光景を、優木沙々と環いろはの二人の魔法少女がこの地帯では数少ないビルの屋上より傍観していた。 ビル、と言っても。 都心で無数に点在する高層レベルとは比較にならない程度。 しかしながら、いろはのバーサーカー・シュガーの暴走を見守るには十分な位置と高さである。 いろはが、自分自身の中で引っ掛かりを覚えていた。 一方の沙々は飄々とした様子で、どこか楽しげに振舞っている。 聖杯戦争と呼ぶ過酷な状況を少しでも明るくしようと努力を尽くしているかもしれない。 「いろはさん! 向こうには私のアサシンが、バーサーカーの魂を回収する為に待機してますよ」 「え……回収? どういうこと……沙々ちゃん」 やれやれと沙々は、呆れた態度でいろはを見下しているようだった。 「もう、いろはさんのバーサーカーはコントロールする事が出来ないんです。 だからこそ、他サーヴァントを巻き込んで自滅して貰うんです」 「シュガーさんを!? それは―――」 「いろはさん」 厳しい口調で沙々が呼ぶと、いろはも大人しく引き下がった。 「うん。私……沙々ちゃんを信じる。沙々ちゃんは、誰よりも皆の事を考えてくれているから」 沙々は思わず溜息つく。 環いろは。彼女は非常に『善良』な人間だった。 善良過ぎたので、沙々が洗脳下に置いても、度々似たような歯止めをかけるハメになっている。 まあ、洗脳状態が継続しているのは変わり無いのだ。 すると。 漸く……沙々の願ったりな展開が訪れる。 いろはの様子が段々と苦しいものとなっていく。それは決して魔力消費の疲労じゃあない。 彼女も急激な体調の変化に、原因を突き止めようと考えた。 いろはが思い出す。似たような息苦しさを前にも…… 「ふわぁぁ!? いろはさんっ、しっかりして下さい!!」 沙々が素っ頓狂な声を上げて心配する。(これは演技で心配したフリである) いろはは、沙々を心配させないように息苦しい声色を抑えながら返事をするのだった。 「ごめんね……色々あって疲れちゃったみたい………少し休もうかな」 「違います!! ソウルジェムの方を見て下さいっ、と、とんでもない色になって――」 「……え?」 いろはが自分のソウルジェムを確認すると、本来の色彩とはほど遠い。 気色悪いサイケリックな色合いを敷き詰めた宝石に変わり果てて、まるで呪いを帯びているようだった。 次に、いろはの肉体に痛みが走る。 体、ではなく全神経。痛覚のみに衝撃を与え続けられているような。 「おかしい。これ前にもあった……でも――あ、くっ――……!」 「いろはさん!?」 あの時。 自分の中から不気味な異形が突如這いあがって来て……元に戻った時には、何故か何ともなくなって。 ソウルジェムの穢れも消えて。 だけど……違う。彼女自身が感覚を理解していた。自分自身に異変が起きている。 沙々も慌てた様子で伝える。 「ど……どうすれば! わ、私っ、グリーフシードを持っていなくてッ!!」 グリーフシード。 おぼろげに、いろはも思い出す。だってここには『魔女』がいない。ソウルジェムが浄化する術はなかった。 だけど――別に慢心している訳じゃあない。 この状況下で、頼れる可能性は一つだけ。もう一度……あの現象が発動してくれることを願う。 「嫌です、いろはさん。私っ、私どうすればいいんですかっ! このままじゃ―――いろはさんが『魔女』になっちゃいます!」 ……………………え? いろはの疑問を差し置いて、沙々は取り乱している。 ヒステリックな叫びを撒き散らして、弱者で無力な発言ばかりで。いろはが声をかけても無視してしまいそうな有様だ。 魔女になる。 私は魔女になりたくない。 あんな物になりたくない。 ソウルジェムが穢れ切ったら、皆、魔女になってしまう。 怖い。 嫌だ。 『誰か助けて』――と彼女は嘆く。 ポツンと残されたいろはは、不思議にもぼんやりと沙々の様子を眺めていた。 衝撃的な事実なのに。 普通だったら、沙々と同じように混乱したっていいのに。 魔法少女が……魔女になる。 私が、魔女に? 違う……私は、私は魔女にならなかった。ソウルジェムが穢れても、それを……沙々に伝えなくては。 だけど。 (あれ? 私――おかしい。動けない。体が、声も出ない) 漸く、いろはが気付く。自らの異変に。 否――もう気付いた時には遅い。グルグルと脳内が渦巻いて、いろはが見たのは以前、自分の中から現れた異形。 嗚呼。もしかして……そんな……… これは『魔女』の断片だったのだ。 ソウルジェムが穢れ切った時。自動的に浄化されて、何事もありませんでした。……都合の良い話なんてない。 ハッピーエンドなおとぎ話は存在しなかった。 いろはを『魔女』と称して攻撃した魔法少女の主張が正しかったなんて、残酷過ぎる。 彼女を庇ったやちよ達が間違っていたなんて、信じたくない。 嘘だ。夢なんだ。何も聞きたくない。 少女は――――『沈黙』する。 何も語らず。そして何も聞かないように、耳を塞ぐ。 ああ……沙々が『嫌な事』を、いろはにとって『都合の悪い事』をいくら喋ろうと。 無駄に終わる。意味はない。 これで、これでいいんだ………… そんな彼女に対し、誰かが手を差し伸べた。 誰? 相手は何も語らず、何も声や呼びかけや、いろはに言葉を求める素振りをせずに。 ただ無言で手を差し伸べてくれる。 (私を―――) 助けてくれる? 確証も信用する理由すら皆無。 しかし、いろはにとって言葉を必要とせずに、助けを求める声を聞かずとも手を差し伸べてくれる。 そんな相手を信用してもいい――本当に自分を救うつもりなんだ、そう感じた。 故に、手を取ってしまった。 悪の救世主がいろはの手を握りしめていた。 ★ 世界はある程度、規則正しく成立している。 例えるなら、時計の歯車がカッチリと噛み合わさってグルグルと回転できるように。 どんな物にも『弱点』『欠点』があった。 圧倒的な強者、化物を前に成す術はない理不尽がないように神ないし、世界の法則で定められているのかもしれない。 吸血鬼が良い例だ。 途方もない身体能力と暴力的な性能を持ち合わせながら、太陽が弱点だったり、心臓を貫かれれば終わりだったり。 世界次第じゃ、心臓を刺しても、炎天下に出てもへっちゃらな吸血鬼もいるだろうが。 どんな化物でも『弱点』の一つや二つはある。攻略法が絶対に用意されている奇妙さだ。 冷水をぶっかけられたように落ち着きを取り戻したディオ・ブランドーという人間の少年は、 改めて、どうして未来の自分は吸血鬼に成るしかなかったんだ? 人間を越えても、不自由が多すぎるじゃあないかと鼻先で笑う。 実際。 聖杯戦争の状況下、ディオのサーヴァント・レミリアは日中、霊体化しなければ外出できない上。 外を出たって、太陽に照らされ続ければ、実体化してディオの身を守るのが困難だ。 正直、現時刻――日が沈んだ頃合いでしか、レミリアは存分に活躍できない。 そして、皮肉だが未来のディオ―――セイヴァーも同じだ。 力を求めた結果。行動時間まで制限されて、太陽にびびって昼間は大人しくしている。 ざまあない、とディオは内心馬鹿にしていた。未来の自分相手に、だ。 いや、未来の自分だからこそか。 「あら、ディオ。気をつけなさいよ、それ。サーヴァントが『作った』異物だけど、食べたら駄目なものだから」 だってのに。 どういう訳かレミリアは、威厳を醸しながら悠長にディオへ忠告した。 よく分からない。吸血鬼になると精神的な余裕とか冷静さを保つ事が出来るのか? ディオは変に苛立って、周囲に点在している『砂糖』を横目にやる。 砂糖。 似ているから便宜上の呼称は『砂糖』なのだが、実体は醜悪で悪意ある薬物だとディオにも察せた。 「フン」と、ディオは少女の姿をした化物を睨む。 「誰が食べるか。犬だって食わないぞ、こんなもの」 大体、何で食うと思われているんだ。やっぱり馬鹿にしているのか、このサーヴァント。 再びディオの中で憤りの炎が滾り始めた。 如何せん、こうして血が昇って冷静さを欠けてしまう。 吸血鬼でいう『太陽』に近い、ディオにとっての『欠点』だ。 セイヴァーは冷静を維持するべく、精神の高みを求めて吸血鬼になったのだろうか? 「……コレを作ったサーヴァントが近くにいるな」 ふと、全身を駆け廻る感覚にディオは動作を止めた。 刺激的で、初めての感覚だった為、どう表現すればいいのか分からず。感覚の正体すら知らなかった。 それは――所謂『直感』である。 彼は人間の少年でしかなく、吸血鬼でもないが……英霊となる前よりも、生前から勘に優れていたのかもしれない。 (誰かいるのか!? サーヴァント……) 砂糖を作ったサーヴァントかと思ったが、周辺の洒落たモニュメントが全て砂糖に成り果て、視界が開けているにも関わらず。 いつの間にか、ディオ達の前に銃を構えた男が現れていた。 シルクハットを被った全身黒ずくめの癖の激しい髪を持つサーヴァント。 殺意を醸しだす雰囲気は一丁前に感じられる。 『アサシン』というクラスがディオに分かったサーヴァントが、躊躇なく引き金を手にかけ。 発砲。 甲高い銃声が閑静な街に響き渡る。 この瞬間。 ディオ少年は不思議にも落ち着いていた。銃を向けられた時点で普通の人間は取り乱して当然なのだが。 自分の死を微塵も感じずに、むしろ自らの死の『不安』は一切無い。 何故なら―――…… レミリアが銃弾をものともせず『指でつまみ上げていた』。 地面に落ちていた小石をつまむように、銃弾の動きを全て見切り、吸血鬼の動体視力で脅威な所業を為して見せる。 だのに、彼女は酷く退屈だった。 敵が攻撃したというのに、脳ミソが少なめの三下が相手だったせいか。 「とんだ肩透かしだな。単純に、どこにでもある銃弾と拳銃、魔力や細工が施してあるとも期待したが」 レミリアは銃弾を握りつぶす。 押しつぶされた残骸は地面に投げ捨てられ、それきりだ。 成程。確かに何も起きない。ディオは納得する。 まだ超人的な――吸血鬼のスピードを凌駕した神父の方が『面白み』のあった方だ。 一方で、攻撃をしかけたサーヴァントは 舐め腐った、貧民街に群れてそうな典型的なクズのように言った。 「お前よォ~~~~『Dio』かぁ? いや『Dio』だろうなぁ!!」 「………」 危機感がまるで込み上げない。 この男(アサシン)本当に英霊なのかと疑わしいほど『取るに足らない』存在感だった。 先ほどの神父や、少女の姿ながらカリスマ性を放つレミリアのような。 英霊らしさ、神秘性がほとんど無い。サーヴァントとして召喚されたのが『事故』じゃないかと疑うほどだ。 加えて、どうやら神父と同じく。恐らく――未来のディオと関与した経緯あるらしい。 沈黙するディオに対し、アサシンは激情した。 「『その眼』で俺の事を見下しやがって! 最初から俺を『利用』するつもりだったんだなぁぁ―――!」 立て続けに銃を連射する技量は、格別優れているとも言い難い。 銃を『扱い慣れている人間』にとっては普通の手法。 とは言え、しっかりと照準を定めていた。レミリアではなくディオ相手に。 「この俺をナメてんじゃあねぇ―――ッ!」 アサシンの銃弾はあしらわれる。レミリアの紅に輝く弾幕によって。 スペルカードと呼ばれる弾幕ごっこに過ぎない技法であれ、生死に関わる戦闘に応用すれば脅威となる。 レミリアが発動させたのは、名称も無い通常の弾幕。 ナイフ状に形取った弾幕が銃弾を相殺し、アサシンに向かい高スピードで飛ばされた。 尋常でないスピードを発揮させた神父が登場した以上、あれよりも遅いのだが。 場慣れの経験を積まなければ、回避も困難だろう速度なのは確か。 だが、アサシンは回避しなかった。逆に、しゃがむ姿勢を取る。 彼の体に、背後より出現した『像』が纏わりつくとナイフ弾幕の直撃を喰らってもダメージを受けずにいた。 無傷。ではない。 攻撃のエネルギーが、しゃがんだアサシンの体を伝い、地表へと分散されていく。 どうやら受け流されているらしい。 「なんだこれは」 眼を鋭く細め、他愛なくレミリアは三流にも劣るアサシンを見下す。 神父のライダーに対しての驚きでない。小癪で煩わしく忌々しいと一蹴するかのような退屈さ。 ディオも、レミリアと同じ感情を胸に舌打つ。 「早くしろ」 「まぁ待て」 レミリアの宝具で、ひょっとすればソレでトドメを刺せるかもしれない。 が。 思わぬ事だが、アサシンのスキルが発動したのだ。この場合『発動してしまった』と言うべきか。 ここまで見ていただければ分かるが、レミリアもディオもアサシン自体に興味も警戒もしていない。 それは『下衆の輩』と呼ばれるアサシンのスキルの影響だった。 下っ端のクズで脳ミソが少なめの三下の存在など、強者たるレミリアとディオの意識の範疇外だ。 だからこそ。 レミリアは『マスター』の方にターゲットを変更した。 相手が無敵を脅威とするなら、素直にマスターを狙うのは正しい。 思考を回した瞬間。レミリアの意識は、アサシンのマスターへと向けられ、自然と周囲の魔力感知に意識を集中する。 「ん? この気配――サーヴァントがいるわ。あそこ」 「………ハッ!?」 ディオがレミリアが指差した方角に息を飲んだ。 自らの直感に反応したのは紛れもない! アサシン相手じゃあないッ!! ビル屋上。誰かがいる。距離が遠過ぎて普通の人間なら『誰かが居る』だけしか分からないのを。 ディオの場合は、直感で理解した! 「いた――――あそこに居るぞ! 殺せ、ランサー!! アレはッ、あそこに居るのはッ! 『未来のぼく』だぁぁ――!!!」 ★ 誰かが『助け』を求めた。 今回の場合は――優木沙々が演技の一つで咄嗟に「誰か助けて」と呟いた。 本気じゃないし、何も救世主を望んで口走った訳でもないが、それでも『悪』たる沙々が言ったのだから。 『悪』が助けを乞うたからこそ、救世主は現れざるおえないのだ。 「……こんなものか」 彼がいろはのソウルジェムから指を離せば、艶やかな色彩の宝石だけが残る。 セイヴァー。クラス名からでも分かる。 討伐令にかけられ、写真も配布されたサーヴァントが、いつの間にか魔法少女達の前に立っていた。 魔法少女もサーヴァントほどではないが、日ごろ魔女や使い魔と戦闘するだけあって、魔力感知は行っている。 にも関わらずだ。 気配も、魔力も、本当に突然眼前に登場したと表現せざるおえない。 そして――いろは自身、何がどうなったのかサッパリだ。まさか――セイヴァーの瞳と視線が交わると。 ゾッと悪寒が彼女を襲う。 気品よく石像のような美しい顔立ちで笑ったとしても、彼は心から笑ってはいない。 そして、助けた筈のいろはにも関心がない。 三下かクズを見下す『眼』と同じ。恐らく『よほど』の存在じゃなければ、彼は興味を抱かないし。 いろはを『助けた』のも、ほんの出来心でしかなく。親切で善良な救世主じゃあない。 ウワサ通り――――『悪の救世主』だった。 「あ……あの…………」 いろはの言葉は続かない。どれから話せばいいのだろう。 少なくとも、彼女は無性に彼を感謝しようとはせずに堪えていた。 この人に心を許せば、自分が自分でなくなってしまう。いろはは畏怖を秘めている。 すると―――躊躇するいろはを押しのけ、優木沙々が興奮気味にセイヴァーへ話しかけた。 「す、凄い! 思った通り!! セイヴァーさん、お願いします! 私の、私のソウルジェムも浄化して下さい!」 「さっ……沙々ちゃん?」 環いろはは洗脳状況にある。 沙々に付き従うよう、令呪も使用してしまったし、シュガーを暴走状態にさせても罪悪感ない人形だ。 だけど、完全に支配されてはおらず。 所謂、様子のおかしい沙々の異変に疑念を覚える事は叶ったのである。 優木沙々は狂っている風な異常さ。 討伐令での写真から受けた『悪の救世主』の魅了に堕ちているのだ。 洗脳者が洗脳に堕ちるとは随分な皮肉である。 そして、親友で尊敬し信頼する沙々の異変に困惑するいろはが、セイヴァーの表情を見てハッとする。 セイヴァーは……沙々を見向きもしていなかった。 彼女のようなクズこそ悪の救世主が救うべき悪なのに。 これほど沙々が救いを求めているのに。 セイヴァーの視線は、沙々やいろはでもない。全く別方向の、シュガーが『砂糖』まみれにしている地帯へ向けられていた。 が、彼はちっとも面白みもなく。興味なく狂気の惨状を見降ろしている。 シュガーの宝具を蔑むとは違った。 光景や現状、沙々がサーヴァントをおびき寄せる為に起こした悪意の罠に退屈している。 沙々の発想力。優木沙々の価値を見定めた結果――『くだらない』と判断したのだ。 いろはは、セイヴァーの思考を読み切った訳じゃあない。 ただ、危険だと本能が察知し、沙々に呼びかけた。 「沙々ちゃん! だ、駄目。その人は、沙々ちゃんを……」 「あぁクソ! 黙ってろ! 先にソウルジェムを浄化されたからって良い気になりやがって!!」 「きゃあっ!?」 豹変した沙々の杖に殴られ、いろはの体は体勢を崩し、硬い屋上の面に転倒してしまう。 やっぱりおかしい! いつもの沙々ちゃんとは違う……優しくて、楽しくて、明るい。私の友達だった沙々ちゃんじゃあない……! どうして? まさかセイヴァーが……!? 善良ないろはの洗脳は、沙々を良くも悪くも『助ける』意志へ変換されている。 友達と認識している彼女が、こんな事をする訳ないのだと。 でも。一見、セイヴァーは何もしていない。存在し、いろはのソウルジェムを浄化?しただけ。 次の瞬間、更なる異常がいろはの前で起きたのである。 「さ……沙々ちゃん? 変身が解けてる」 「あぁ? ……あ………アレ?」 今度ばかりは沙々も驚きを隠せない。 本当にいつの間にか。沙々は魔法少女の変身状態を解除していたのだ。彼女自身すら認知してないなど――あり得ない。 いろはが「まさか」とセイヴァーに視線を向けると。 彼の掌で沙々のソウルジェムが弄ばれていた。 沙々よりソウルジェムが離れたせいで、変身は解除されてしまったのである。 セイヴァーは深みある溜息をつき、ソウルジェムの濁りを観察した。 「私のマスターも、君たちと同じ魔法少女でね。ソウルジェムの穢れ果てた末路を知っているとも」 いろはと沙々は双方反応する。 討伐令にかけられていた暁美ほむらも――魔法少女――…… だからこそ、セイヴァーはソウルジェムの重要さを理解している訳なのか。 故に――漸くだった。 やっとのことで、セイヴァーは凍てついた顔に不敵な笑みを浮かべた。 沙々のソウルジェムに視線を向けながら。 「思い出した、確か……君は『優木沙々』だね」 「は、はいっ! セイヴァーさん、是非私に貴方様の協力させて下さい!! 私の魔法は必ずやお役に立てる筈です」 「魔法か」 「私の魔法は『洗脳』ですぅ! どんなに優れた奴でも、絶対に従わせられるんですよぉ~!!」 下劣な笑みを浮かべ饒舌にベラベラ語る沙々が『悪』でなければ、なんだというのか。 一方で。 セイヴァーの笑みが段々と、穏やかなものに変化していくのをいろはは眺めていた。 何と言うか――程度の低い自慢話をわざわざ聞いてやっている強者の態度だ。 多分、セイヴァーは明日には沙々の話を忘却するだろうのが想像できる。 口調と声色も、不気味なほど落ち着いたものでセイヴァーは答えた。 「残念だが――もう間に合っている」 それより。 「私は話に聞くだけで『魔女』なるものを見た事がなくてね」 「………え」 間抜けな声を漏らす沙々を傍らに、セイヴァーの掌に呪い色の『悪』が湧きあがってくる。 暁美ほむらの穢れと、環いろはの穢れ。 既に半分ほどは穢れに満たされた沙々のソウルジェムへ注がれると、今度は沙々が苦しみ出す。 ビキビキと、ソウルジェムから嫌な効果音が。 卵から何かが産まれるように、ソウルジェムの形状も歪に変化していく。 決死の思いで沙々は喚き叫んだ。 「ど、どうしてっ!? やめ、やめてッ、魔女になりたくない! お願いです! 何でもしますから!! 貴方を利用したり、馬鹿にしたり、二度としません! 申し訳ありません、許してッ! 許してくれますよねっ!?」 「駄目だな」 絶望の一声に、クズの魔法少女の悲痛な絶叫が鳴り響く。 いろはが、いち早く行動を起こす。魔法少女の武器・光のクロスボウを一筋引いた。 魔力を込めた一撃が、セイヴァーに放たれる。 例え、彼に助けられたとしても『友達』である沙々を助ける事を、いろはが優先したに過ぎなかった。 いろはの矢は命中するどころか、セイヴァーの指一本で弾き飛ばされてしまう。 圧倒的な力の差を、一瞬にして見せつけられたいろは。 刹那、紅の弾幕が急スピードでセイヴァーに接近したのだった。 ★ ――――紅符「スカーレットシュート」―――― 躊躇は無い。 レミリアはセイヴァーと共に居る少女達を認知せずとも、スペルカードを放っていただろう。 大中小の光弾は真っ直ぐ屋上の吸血鬼に連続で放たれた。 しかし、レミリアは吸血鬼の視力で避けられたのを確認する。 時を止めた訳じゃあない。相手も成った原理はともかく『吸血鬼』なのだ。 『スカーレットシュート』が自機(対象)狙いの技だと見抜いている。しかし――弾幕は分散する。 光弾が直ぐに消滅する事はなく、空中を浮遊し漂う。単純に避けるだけでは、いづれ弾幕の密度に押しつぶされる。 密度の高さで圧をかけるのも『時止め』対策の一つ。 時を止めるなら、時を止めても避けれないほどの密度で身動きを封じ込めればよい。 最も、生半可の『結界』程度では彼の足止めすら至らないだろう。 遠距離からの実感に欠けるスペルカードの攻撃に、マスターのディオが苛立った。 「ちまちま攻撃をしてる場合かッ! 宝具を使え!!」 「分かってないわね。宝具なんてバカスカ使いまくれないのよ、だって貴方は魔法使いじゃあないんだから」 致命的なのは――魔力の差だ。 サーヴァントが些か不便な点と格差を生じてしまうのは、マスターの魔力量である。 いづれ吸血鬼になりうるディオでも、魔力はない。普通の人間なのだから。 宝具を発動すれば、その分をマスターのディオが負担する部分が生じてしまうのだ。 一方で、セイヴァーはマスターに魔法少女の暁美ほむらがいる。 魔力面でも相性の良い、最高のコンディションで挑めるのだから余裕で当然に違いない。 ただ。 セイヴァーが、不敵に笑うのを遠目より確認するレミリア。 しかし、レミリアも悪魔めいた笑みを描いた。 (次の一手が分かるぞ? 『セイヴァー』。逃げるな、貴様――逃走経路は見抜いている) レミリアが魔力で蝙蝠を精製した『サーバントフライヤー』が、彼女の手から離れ、彼が立つビルへと飛来していく。 セイヴァーは、スタンドの像を背後に出現させ、像の拳で足元を破壊する。 真っ向勝負で『弾幕ごっこ』は受け付けない。 セイヴァーの態度は明白な『悪』に満ちており。そして、レミリアも彼の邪悪を理解していた。 否。 皮肉な話だったが、ディオというマスターを理解していたからこそ、セイヴァーの動きも見抜けた訳だ。 飛翔した『サーバントフライヤー』がセイヴァーの逃走先である下の階層で待ち受けている。 「―――?」 レミリアは即座に異常を気付いた。 送り込んだ筈の魔力の塊が、瞬時に消失している。攻撃が無力化された…? 考察するが、彼女の視力でも 建物内部、死角で発生している事象を見抜く事は叶わない。 そして彼女は、肝心な事に見落としていた。 アサシン――マジェント・マジェントの存在を。彼はスタンドをこっそり解除し、拳銃を再びディオへ向けている。 強者に無視される『下衆の輩』で、見下す奴に一死報いる。 すっかり、レミリアとディオは互いにセイヴァーへ意識を集中させていた。 (まずは足を狙ってやる! 跪かせてから手足をもぎ取ってやるッ、このクソ野郎共~~~!!) だが! 予想外にもレミリアは攻撃を中断し、顔を上げた。 これはマジェントの殺意に反応したのではなく――全く別の敵意を察知したから。 咄嗟の事。されど、彼女は即座に小悪魔めいた翼を広げた矢先、主であるディオへ突撃する勢いで抱きかかえて見せた。 唐突な光景にディオもマジェントも、唖然とするが。 決して、レミリアの行動はマジェントの攻撃を回避する為のものではないと、次の瞬間。誰もが理解する。 「きゃはは」 狂った笑いが遠くで響く。 レミリア達より離れた位置だが『砂糖』を喰らっているバーサーカーが、悪たらしく傍観しながら。 魔力を発動させた。 この地帯に造形物の如く点在する砂糖にバーサーカーの魔力が込められていくと。 砂糖が消失する代わりに次々と効力が発動してゆく。 少なくとも――レミリア達の居た場所では、『砂糖』が爆発したかのような広範囲攻撃が発動したのだった。 ☆ mind as judgment(後編)
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――世界は、常に何かが欠けた形で存在する―― それは人と人の繋がりでもいい それはある種の絶滅でもいい 我々が住むこの星は、失って補って今まで続いてきた 【】 初めて与えられた玩具は、ジグソーパズルだった 「ねぇ、アンジェロ。こんなものの何処が面白いのさ 完成した時の姿が既に分かってるなんて、ちっとも面白くないよ」 「いいから、完成させてみなさい」 簡単だと思っていた だけど、そのパズルを完成させることは出来ず、俺は音を上げた 「あッれェー……何で?作るべき形は見えているのに…」 「ハハッ、中々上手くは行かないものだろう? これは『未来』と似ている。『ああしよう、こうしよう』と計画を立てていても、必ずしもそれは上手くは行かない 至るべき『解』があるにも関わらず、それに辿り着けない」 「そら、貸してみなさい」 アンジェロは、見事な手際で欠けた部分にピースを嵌め込んでいく 「……?アンジェロ、まだ欠けた部分があるよ?」 「これでいいんだ、少しぐらい欠けている方が、バランスがいい」 「この世界の様に……バランスがいいのだ」 場面が切り替わった 目に映ったのは、長方形のテーブルに、椅子が三つ その椅子の内の一つは、他と比べて少し小さい バッジョ「子供用……?」 景色が揺れた、視界に三つの影が映る 優しそうな女性と、厳格そうな表情の奥に強い光を宿した男性、そして バッジョ「あれは…『俺』か…?」 子供用の小さな椅子に座る、自分の子供時代と瓜二つな、その少年 バッジョ「これは…夢なのか…?或いは、幻覚か…」 一家団欒、と言ったところだろうか 三人はバッジョを全く気にかけず、食事を取っていた バッジョ「(もし、俺が普通に人生を生きていたとしたら)」 家族とは、こんな感じなのだろうか これが虚でも構わない 俺はこの暖かさに溺れてしまっても良いのではないだろうか? バッジョ「だが」 バッジョの脚がテーブルを蹴り上げた 食器が揺れ、中身が盛大にぶちまけられる それでも、三人は顔色一つ変えずバッジョの方すら振り向かない バッジョ「こいつはまやかしだ。暖かくても、冷たい」 バッジョ「気分は最高で、最悪だ。まるで『天国の端』にいるように」 バッジョ「後一歩で、楽園に辿り着ける」 バッジョ「でも、そこに至る事は無い」 幻影の自分が、消えていく 記憶の残骸から引き出された『幸せ』が、音を立てて崩れていく バッジョ「失ったものは取り戻せない。だけど、『まだ失ってないもの』を護り通すことなら出来る」 バッジョ「父さん、母さん。俺は行くよ」 バッジョ「仲間を護りに、俺は行く」 視線の先に、扉があった それは独りでに開いて、その先に光が見えた ???「『世界』ノ『ピース』ヲ…アナタニ預ケヨウ」 扉の傍らに立っていた その人影は、自分だった 【杜王町 学校跡地】 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... 「わ、訳のワカラネーことをごちゃごちゃと!」 「慌テル事ハ無イ…モウジキ、主人(ますたー)ハ目ヲ覚マス…」 薄っすらと、眼を開ける 先程までギーロは誰かと話していたようだが、今は自分とギーロ以外は誰も居ない ただ、幻覚から覚めて一つハッキリと分かったことがある バッジョ「そうか…」 ギーロ「ッ!?ま、まさか…能力を打ち破ったのか…!」 バッジョ「『三人』……失った。元々は、死ぬ必要もなかった」 バッジョ「もう…誰も失わない」 バッジョ「『ピース』は…俺が管理する」 ズォア....と、バッジョの背中から『ワム!』が現れる ガスマスクをしたその『スタンド』の姿は何処か黒く、所々が罅割れている ギーロ「(な、なんだあの『スタンド』はッ!ヤツの『スタンド』はあんなヴィジョンではなかった筈だ)」 ギーロは身体が動かなかった 指先を動かそうとすると、身体がそれを拒否するのだ 恐怖の鎖と言っても差し支えは無い それは正しく『蛇に睨まれた蛙』の気持ち 即ち『被食者』の気持ちであった 全ての動きがスローモーションになる バッジョが近づいてきても一歩も動く事が出来ず バッジョが『地図』を自分の手から持って行っても、それを止められず 一言考えるのが永遠の長さに感じられる中で、ギーロは思った 「(俺、『組織』辞めよう…)」と 【スタンド名 ザ・ミラクル】 【本体名 ギーロ】 戦意喪失により再起不能 【杜王町 住宅地】 先生の死体は、一先ず腐敗しないようエネルギーを抜き出し、そのままにしておいた 浦上「本当はキチンと弔ってやりてー…だが、今はそんな暇がねェ」 「「「先生……」」」 三人の少女達は、長い時間手を合わせ、やがて動き出した その時、空から飛来した物体が地面を抉り、吹き飛ばし その余波で、少女達は吹き飛ばされ、壁に叩き付けられる 浦上「なッ、なんだコイツは!」 アンジェロ「『失楽園』…」 浦上「なに?」 アンジェロ「主は怖かったのだ…人類が己を超越してしまうことが」 アンジェロ「知恵(ちから)を得たものが、自らに反逆することが」 アンジェロ「今日、人類の『罪』は洗浄される。『地図』によって、神は失脚し、人類がその席に納まる」 浦上「『地図』…ッ!テメェーが『ボス』かッ!」 アンジェロ「私は今気分が悪い。君達のお仲間が大分梃子摺らせてくれたからね」 浦上「テメェ…まさかッ!」 アンジェロ「あの二人には『新しい世界』を創る為の犠牲となってもらった 計画を邪魔するものは例え両親であろうと容赦はしない」 浦上「うおおォォォォォッ!『トンガリ・コーン』ッ!」 アンジェロ「貴様のような三下に構っている時間は無いッ!」 アンジェロが猛烈な速さで『トンガリ・コーン』を躱し、浦上に肉薄する 浦上「は、速いッ!」 ドガァァァァァァアンッ!! アンジェロのタックルを受け、浦上の身体は紙屑の様に吹き飛んでいく アンジェロ「ちっぽけな人間が、安っぽい感情で動いているんじゃあない!」 アンジェロ「やはり『地図』を持っているのはロベルトか。フン、無駄な時間を」 爆発にも似た衝撃が、アンジェロの足元で起きた アンジェロ「ヌゥッ…!」 静香「アナタの『未来』にあるのは…」 智恵「『敗北』…」 明美「そう、惨めな『敗北』だけよ…」 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... アンジェロ「小娘が…『零』が集まったところで『壱』にはならんッ! 私は『無限に進化する』。つまり貴様らに勝利する手は幾らでも存在するッ!」 『マテリアル・ガール』と智恵が動く アンジェロが圧倒的なスピードでそれに対応し、智恵の背後に回る アンジェロ「『音速で活動する生物』に、ただの人間が勝てるかァーーッ! 背後をとった、終わりだッ、死ねィ!」 だがそこに、絶妙なタイミングで『ティアーズ・オブ・マグダレーナ』が割り込んできた T・O・M「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」 アンジェロ「チィ…『シンギング・イン・ザ・レイン』ッ!」 ズガガガガガガガガガ! 二つの『スタンド』のラッシュがぶつかり合い、互いに弾き飛ばされる 先程アンジェロが着地した時に砕けたコンクリートの欠片が、その姿を変えていく アンジェロ「コンクリートを進化させ――生物に変える!」 石で出来たピラニアのような生物が、無数に発生し、空を泳いで三人へ迫り行く 明美「『サークル・オブ・ロック』ッ!」 だが、そのピラニアも円盤のような明美の『スタンド』に触れた途端、ヒトデに変わってしまった 明美「『生物』であるなら…『転生』させられるッ!」 再び智恵と静香が間合いを詰め、双方からラッシュをかける アンジェロ「分からんかッ!人類は『蛹』なのだッ! 『神』へと『羽化』する為の『蛹』だッ!それが…惨めな羽も持たぬ『芋虫』のままで言い訳がないッ!」 明美「一体その『地図』にどれだけの価値があるって言うのよ!人一人の命よりも重いって言うワケッ!?」 静香「(そうだわ、まだ『地図』には隠された力がある…)」 アンジェロ「…フン、冥土の土産に教えてやろう」 アンジェロ「『UMA』…という生物のことを聞いたことはあるだろう? 『Unidentified Mysterious Animal』…所謂『未確認動物』というヤツだ」 智恵「それが一体、何の関係…」 アンジェロ「アレらの『創造主』はこの私だ」 「「「な……ッ!?」」」 アンジェロ「『スカンク・エイプ』…『チュパカブラ』…『スカイフィッシュ』 全ては我が『シンギング・イン・ザ・レイン』と『地図』の力によるものだ」 アンジェロ「『地図』は、自らの『スタンド能力』の射程を世界中に広げる他に 『過去を塗り替える』力を持つ」 アンジェロ「つまり…今この場に『新たな生物』を創るとしよう その事実は『過去に反映』され、今を生きるものの記憶に『昔からあったよう』に刻み込まれる」 アンジェロ「まだ『地図』は解明しきれていない力が多数隠されている筈だ… 最も、事実を塗り替え全人類を神に進化させるのは難しいことではない」 静香「そんな…馬鹿げたこと…ッ!」 アンジェロ「もう話すことはない。新しい世界の礎となるがいい」 アンジェロが動く 圧倒的な速さで繰り出されるアンジェロの攻撃も、静香には当たらない アンジェロ「フン、ならば順々に始末してやるまでだ!」 アンジェロ「(『マテリアル・ガール』はマズイ…下手に触れると『進化のエネルギー』すら抜き出されかねん)」 アンジェロ「そうなれば貴様からだッ!『生物を転生させるスタンド』を持った娘ッ!」 アンジェロ「『強靭な腕力を持った生物に進化する』ッ!」 アンジェロの手刀が、明美の首筋を狙う だが、それは明美の首を切断することはなかった アンジェロ「な……何故」 明美「………」 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... アンジェロ「何故手が動かないッ!その首筋に居る生き物は……ッ!」 明美「……思ったんだ」 明美の首筋に居る生物 それは『ゴキブリ』だった 明美「アンタは『無限に進化する』…でもそれって、結局『終わりが無い』じゃあない…?」 明美「『無限に進化する』から、『完成が無い』」 明美「それって、『完成した生物』には遥かに劣るってことよね…」 アンジェロ「(ば、馬鹿なッ!?『畏怖』していると言うのかッ! このアンジェロが、ちっぽけな虫けら如きにッ!)」 明美「『ゴキブリ』って、ずぅっと昔から殆ど姿形を変えてないんだって アンタは…『変わり続ける』ことしか出来ないでしょう…?」 明美「この子みたいに、『既に完成された生物』には、手も足も出せないでしょう…?」 アンジェロ「(クソッ……!)」 アンジェロが跳躍しようと身を屈めた時 『マテリアル・ガール』を従えた智恵が目の前に現れる M・G「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」 アンジェロ「グォォォォォッ!?」 アンジェロ「(しまった……『進化のエネルギー』を抜き出されるッ!)」 両腕をクロスしてラッシュを防ぐ だが、『マテリアル・ガール』の拳に触れたことで、大半の力は抜き出されてしまった アンジェロ「『強靭な翼を持った生物に進化する』ッ!」 巨大な翼を背中から生やしたアンジェロは、勢いよく飛翔する アンジェロ「(撤退は決して『逃げ』ではないッ!より良い勝利に繋げる為の策だッ!)」 ――ヒュン アンジェロ「………?」 ――ゴォ! アンジェロ「ぐべァッ!?」 真下からロケットのように現れた人物が、アンジェロを地面に向かって殴り飛ばした 静香「分かっていたもの、アナタが空へ逃げる事…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ....... アンジェロ「(あの跳躍力は人間のものではない…ま、まさか…)」 静香「『脚力』『腕力』…これだけあればアナタを止めて『未来』を変えるなんて造作もないわ」 アンジェロ「(私から抜き出した『進化』を利用したと言うのか――ッ!!)」 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 『ティアーズ・オブ・マグダレーナ』と静香のタンデム攻撃が、アンジェロの全身を打ち据えた アンジェロ「グオアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」 心の片隅で思っていた 自分のやり方では駄目なのかもしれないと それでも、私には待っていることは出来なかった 『希望』を信じて待つよりも、自ら動き、『希望』を配り歩けるようになればいいではないか いっそ全人類が全知全能の神になってしまえば、苦しむ必要もなくなるではないか 一体、何処で『間違えた』――? 壮絶なラッシュを受けて、アンジェロは全身の骨を砕かれ、最早満足に思考することすら出来なかった アンジェロ「(だが――『救い』は必要なのだ。何があっても、絶対に)」 アンジェロ「(『絶望』の後には、必ず『希望』がある)」 アンジェロ「わ、たし…は――」 アンジェロが動く ダメージ量で言えば、もう『スタンド』すら発動させることは困難な筈なのに 立ち上がった上に、アンジェロは『シンギング・イン・ザ・レイン』を傍らに従えていた アンジェロ「『補う者』にならねばならないのだ…!人は不完全な生き物だ… だから苦しむ、だから悩む。あらゆる苦しみから人間を解放しなければならないのだ…」 智恵「なんて精神力なの……ッ!あれだけのラッシュを受けてまだ動けるなんて…」 アンジェロ「何も理解できないちっぽけな小娘に、膝を折る訳にはいかんのだッ!!!」 『地図』が入ったクリアケースを、『シンギング・イン・ザ・レイン』が叩き割る アンジェロがそれに手を伸ばし―― アンジェロ「一枚しかないが…だがそれでもッ!貴様らを始末するには十分すぎるぞッ!」 静香「(な…『何が起こるのかわからない』ッ!?)」 静香「『地図』を取り上げなければッ!」 明美「『サークル・オブ・ロック』ッ!」 智恵「『マテリアル・ガール』ッ!」 静香「『ティアーズ・オブ・マグダレーナ』ッ!」 ――掴む! アンジェロ「『究極の生物に――ハッ?!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 「心臓のリズムと、時の感じ方には関係性があると言う」 アンジェロの傍らに、音も無くアンジェロから『地図』を取り上げた人物が立っていた バッジョ「お前はどう感じた…?『一分』か?それとも『一時間』か」 アンジェロ「(ば、馬鹿な……。何一つ、ロベルトの接近に対して何一つ『感じ取れなかった』ッ!)」 驚いたのはアンジェロばかりではない 静香達もまた、アンジェロと同じくバッジョの登場に驚愕していた 静香「(わ、分からなかった……一体何時、ジョジョさんは私達に近づいていたと言うの?)」 バッジョが少女達に向き直り、ただ一言告げる バッジョ「もう心配しなくていい。お前達は『日常』に戻れる」 バッジョ「欠けてしまった『ピース』も、戻ってくる」 アンジェロ「馬鹿な……馬鹿なッ!!」 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... バッジョの背後から、四人の男が現れた 「一度『バッヂ』が付いちまったらさァ~……地獄の底までだって追いかけるんだぜ」 「『人類が天上へ上がる計画』だと?そそられる話ではあるがね、全くナンセンスだよ」 「私は『天国』の存在を否定するわけではないが、少なくとも私の『スタンド』から見る限りでは『天国』は存在しないな」 「速ェよなァ~……だが、次はこうはいかねェーぜ」 『消滅』した筈の重松、ワイアット 死んだはずの米沢 そしてアンジェロの強烈なタックルを喰らって吹き飛ばされた浦上が、其処に立っていた 「「「ッ!?」」」 アンジェロ「ありえん……何故だ!お前達二人は私が確実に『消滅』させたのだ! こんなことがあっていい筈がない、ありえる筈がない!」 バッジョ「『人間は殺されることはあっても、負けることはない』」 アンジェロ「なに……?」 バッジョ「人ってのはさ、アンジェロ。幾百と同じ過ちを繰り返してきたんだ」 バッジョ「だが…その度に力強く立ち上がり、『滅亡』か『存続』を迫られながら それでも、最後の最後で道を誤ることはなかったんだよ」 アンジェロ「なにが…言いたい、ロベルト」 バッジョ「つまり、お前がこれ以上頑張る必要は、何処にもないってことだ」 アンジェロ「ふざけるなァーーーーーッ!!私がしてきたことが…無駄だったと言いたいのか!」 アンジェロ「『シンギング・イン・ザ・レイン』ッ!」 どんな『進化』をしたのかは分からないが、傷が一瞬で癒えたアンジェロが、『スタンド』と共にバッジョに攻勢をかける バッジョ「――『ワム!』」 ズォア!と、バッジョの身体から『ワム!』が飛び出す 黒い『ワム!』が拳を握り バッジョ「少しだけ、休んでくれ。アンジェロ」 アンジェロ「ロベルトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」 放つ! バッジョ「フラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラ フラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラ!!」 アンジェロ「(こ、拳が…全く見え…な…い…)」 バッジョ「フラゴーレッ!!」 今度こそ、アンジェロは完膚なきまでに叩きのめされた 全身を強烈な痛みが駆け抜け、意識がブラックアウトしていく 【スタンド名 シンギング・イン・ザ・レイン】 【本体名 アンジェロ】 敗北、再起不能....? 静香「終わった…んですか?」 バッジョ「いいや、まだ終わっていない」 バッジョ「『黒幕』は、アンジェロではない。『組織』のボスは、アンジェロではない」 重松「だが…ヤツ自身が『自分がボスだ』と言っていたぞ?」 バッジョ「この『地図』は、偽物だ」 ワイアット「何ッ!?」 浦上「『地図』は兎も角よォ~、死んだ筈の米沢さん達が元気に歩き回っているのはどういうこったい?」 明美「いいじゃん!生きてんならそれでいいんだって」 智恵「でも確かに…あの時先生は完全に死んでいたのに…」 米沢「気が付いたら蘇っていた、という感じだからな」 バッジョ「………」 バッジョ「(俺の中で何かが変わっている…『地図』を取り込んだ影響か…?)」 重松「それにしても、黒幕は他に居る…か。どうするね、当てはあるのか?」 バッジョ「本物の『地図』であれば、その接近を感じ取れる」 バッジョ「どうやら、此方から捜しに行く必要もないようだが」 「「「「うおッ!?」」」」 「「「きャッ!?」」」 バッジョを除く全員の身体が、突然地面に倒れこんだ 静香「こ、これは……ッ!?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...... ???「しかしまぁ、全滅とはな。些か人選を誤ったと言ったところか」 バッジョと対峙するようにその男は立っていた 片手に『地図』を持ち、傍らに『スタンド』を従えた男が バッジョ「……『黒幕』。貴様を倒して『この物語』はハッピーエンドと言う訳だ」 ???「逸るなよ、脚を踏み外すぞ?」 ???「はじめまして…と言うべきかな?私はビエーコ、君達の倒すべき…『ボス』だ」 バッジョ「――『ワム!』ッ!」 ビエーコ「逸るなと言っただろう、お前は自分が“何処に居るのか”理解しているのか?」 バッジョ「ハッ!?」 気が付くと、バッジョは『一人で学校跡地に立っていた』 バッジョ「(『移動』…しているッ!いや『させられた』のか?)」 その時、横から聞こえた声にバッジョは顔を顰めた ???「マダ…アナタハ完全ニ『地図』ヲ取リ込ンデハイナイ ソシテ、『びえーこ』ノ持ツ最後ノ一枚ヲ奪取シナケレバナラナイ」 バッジョ「お前、『ワム!』か……?」 変わりつつある自分の『スタンド』が、頷いた To Be Continued.......the final round < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]