約 2,307,165 件
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3582.html
「グッ………!」 漆黒の鎧から火花が飛び散り、呻き声が漏れる。 蹌踉めきながら微かに後退するが、すぐに体勢を立て直した。 一方でトーマは、銃口をリュウガに向けて引き金を引く。 銀色の弾丸は、空気を裂く勢いで真っ直ぐに進んだ。 その直後、リュウガはカードデッキから一枚のカードを抜く。 それを手に取ると、ブラックドラグバイザーへ差し込んだ。 『GUARD VENT』 電子音声が、籠手より発せられる。 それと共に、ドラグブラッカーの腹部を模したような二つの装甲が、リュウガの両肩にそれぞれ装着された。 ガードベントのカードによって現れたドラグシールドを、右手に取る。 黒と銀を基調とした盾によって、ECディバイダーより放たれた弾丸を防いだ。 そのままリュウガは前に突き進み、ドラグセイバーを振り上げる。 刃が襲いかかるが、負けじとトーマもECディバイダーを振るった。 異なる二つの剣が激突し、甲高い音を鳴らす。 互いに得物を振るい、互いに一歩引き、互いにまた斬りかかった。 「AAAAAAAAAッ!」 ECディバイダーとドラグセイバーの激突音が、雄叫びによってかき消されていく。 鍔迫り合いの体勢で押し合っていた二人は、そちらに意識が向いた。 先程キュアピーチに襲いかかっていたドラグブラッカーが、今度はトーマに殺意を向けている。 理由は、主人に仇なす敵を捕食するため。 その後に、自身を蹴飛ばした小娘に復讐するつもりだった。 ドラグブラッカーはその大きな口を開き、漆黒の炎を吐き出そうとする。 直後、硬い皮膚に衝撃が走った。 体が微かに揺らいでしまい、反射的に火炎を飲み込んでしまう。 左に振り向くと、ライドブッカーを持ったディケイドが立っていた。 右手に持つ武器は拳銃の形をしていて、口がドラグブラッカーに向けられている。 続くようにディケイドはトリガーを引いて、弾丸を発射。 銃口から五十口径のエネルギー弾丸が次々と放たれ、ドラグブラッカーの巨躯へ殺到していく。 だが、弾かれる音が空しく鳴るだけで、体制は崩さなかった。 「チッ、こうなったら……」 それを見たディケイドは愚痴をこぼしながら、一旦ライドブッカーを左脇腹に戻す。 ケースの蓋を開いて、中から一枚のライダーカードを取り出した。 それは、弾丸の威力を増幅させるカード。 『ATTACK RIDE BLAST』 ディケイドが、手に取ったライダーカードをディケイドライバーに差し込む。 その直後、バックルに紋章が浮き上がり、電子音声が発せられた。 ライドブッカーの先端をドラグブラッカーに向けて、ディケイドは再度引き金を引く。 すると、一つだけだったはずの銃身が、残像の如く五つに増えた。 宙に浮かぶ暗黒竜に向かって、弾丸が次々と発射される。 それはドラグブラッカーの皮膚を易々と貫き、体内に沈み込んでいった。 痛みは瞬時に神経へ伝わり、悲鳴を漏らしてしまう。 一方でトーマは、リュウガの胸板を目がけて、ECディバイダーを縦に振るった。 衝撃により足元がふらついてしまい、鎧から火花が飛び散る。 そのまま彼は、銃口をドラグブラッカーに向けて、魔力弾を放出した。 ディケイドが付けた傷を深めるかのように、皮膚を裂いていく。 ドラグブラッカーの巨体が激痛によって、大きく揺らいだ。 そんな彼の元に、体勢を立て直したリュウガが、ドラグセイバーを掲げながら迫り来る。 「なっ!?」 トーマはそれに気づいたが、遅すぎた。 一切の慈悲が感じられない刃が、トーマの肉体を両断しようと、振り下ろされる。 しかし、それが届くことはない。 「ムッ……!」 金属音が、鳴り響いた。 リュウガの仮面から、驚愕の声が漏れる。 ドラグセイバーの進行が、視界の外から現れた刃によって、止められたからだ。 バイザーの下で輝く紅い瞳は、ディケイドの姿を捉えている。 その両手に握られているライドブッカーと、リュウガの持つドラグセイバーによる鍔迫り合いが始まった。 自分の命が助かった事実に、トーマは安堵を覚える。 そのまま、ディケイドに振り向いた。 「士さん、すみません!」 「謝る暇があるなら、ドラグブラッカーを攻撃しろ!」 「はいっ!」 怒号を浴びたトーマは、言われるままドラグブラッカーの方に顔を向ける。 ディケイドの言葉を合図に、互いに戦う相手を変えた。 トーマは、リュウガから宙を舞うドラグブラッカーを相手に。 ディケイドは、ドラグブラッカーからそれを使役するリュウガを相手に。 それぞれ武器を構えながら、向かっていった。 「でえぇぇぇぇいっ!」 烈火大斬刀を両手で掲げるシンケンレッドは、咆吼を発しながら駆け抜ける。 同じように、彼の目の前からはスコルプが迫ってきていた。 空いていた数メートルの距離を、疾走することで詰めていく。 そのまま、互いに武器を振るった。 烈火大斬刀とスコルプの拳が激突し、大量の火花が散る。 そこから、彼らの力比べが始まった。 しかし、シンケンレッドはすぐに弾き飛ばされた。 「フンッ!」 スコルプは息を吐きながら、腕を払う。 シンケンレッドの足下が蹌踉めいてしまい、ふらふらと後退っていった。 その隙を逃すことはせず、再度スコルプは拳を放つ。 だが、それを黙って受けるわけではない。 不安定な体勢になりながらも、烈火大斬刀を横に振るう。 二人の武器が再び激突。 しかし、先程と違って今度は互いに数歩だけ後退する。 手応えを感じながら、体勢を整えた。 「フッフッフ、その程度か? 『スーパー戦隊』とやらは……」 スコルプは、余裕の笑みを浮かべている。 対するシンケンレッドは、僅かに呼吸が乱れていた。 だが、すぐに整える。 目の前に立つスコルプの表情を見て、シンケンレッドは歯を食いしばった。 「…………どうだろうな」 しかし、その音をマスクから漏れないように、呟く。 そこから瞬く間に、烈火大斬刀を頭上へ掲げた。 スコルプを一刀両断するため、シンケンレッドは斬りかかる。 空気を引き裂きながら、刃は一直線に進んだ。 だが、スコルプはそれを左腕の装甲であっけなく防ぐ。 しかし、この結果はシンケンレッドからしても、想定の範囲内。 闇の中で火花が飛び散る中、彼はすぐさま下がった。 そして烈火大斬刀の柄を握り締め、両腕を引く。 刃先をスコルプに向けて、勢いよく真っ直ぐに伸ばした。 「ハアァァァッ!」 力を込めた一撃は、スコルプの体へ向かっていく。 反射的に、敵は両腕を交錯させた。 刃は中心部へ叩き込まれ、二つの装甲から火花を散らす。 「ヌッ!?」 腕から伝わる衝撃によって、スコルプは数歩だけ後退った。 呻き声が漏れてしまい、足下がふらつく。 だが、一瞬で体勢を立て直した。 プリキュア達と戦ったスコルプからすれば、この程度は掠り傷でしかない。 その反応を見て、今の一撃がまるで効いていないことを、シンケンレッドは察する。 それでも彼は、もう一度烈火大斬刀を振り上げて、素早く斬りかかった。 しかし、それが逆に仇となる。 突如、鈍い衝突音が鳴り響いた。 その原因は、スコルプの腕を守る装甲と烈火大斬刀が激突したこと。 「くっ!」 「残念だったな」 シンケンレッドは距離を取ろうとするが、間に合わない。 密接した距離から、スコルプはストレートの要領で拳を放つ。 その一撃を回避することは出来ず、シンケンレッドの身体に叩き込まれた。 衝撃に耐えることは出来ず、後ろに吹き飛んでしまう。 「ガアッ!」 悲鳴を漏らしながらも、シンケンレッドは受け身を取った。 地面に激突するが、それを行った御陰で衝撃を和らげることに成功する。 すぐさま、烈火大斬刀を支えとするように立ち上がった。 しかしその僅かの間に、スコルプは追撃を加えようと迫っている。 だが、反応する暇がない。 シンケンレッドは二発目を喰らってしまうと、覚悟を決めたその時だった。 「グウッ!?」 突如、複数の銃声が鳴り響き、スコルプの右肩から火花が飛び散る。 その衝撃によって体勢が揺れてしまい、地面に倒れた。 突然の出来事に軽い驚愕を抱きながらも、シンケンレッドは立ち上がる。 そして、横に振り向いた。 その先には、シアンと黒に彩られた拳銃を握る、ディエンドが立っている。 彼は挨拶をするように右手を掲げながら、シンケンレッドの元に歩み始めた。 「やあ、殿様。手こずってるみたいだね」 「お前は……」 ディエンドは飄々とした態度で、口を開く。 戦いの場でこのような態度を取る男を見て、シンケンレッドは顔を顰めた。 雰囲気から、マスクの下で浮かべている表情を察すると、ディエンドは言葉を続ける。 「おや、せっかく助けてあげたのに嬉しそうじゃないね」 「結構だ。俺のことよりも、自分の身を守れ」 「僕は最初から、そうしてるけど?」 相変わらずの軽い口調を聞いて、シンケンレッドは溜息を吐いた。 士達の旅に同行しているようだが、やはりまだ信用できない。 かつて、この男は梅盛源太の烏賊折神を盗んだ。 それに加えて、あの拳銃はアヤカシのチノナマコに奪われたことが原因で、とんでもない被害を受けた過去がある。 後者は外道衆の仕業だが、これらの前科があるのであまり良い感情を持つことが、出来なかった。 だが、今はそれを気にしている場合ではない。 シンケンレッドはディエンドと共に、起きあがるスコルプに目を向けている。 敵のバイザーから放たれる殺意は、より一段と強くなっていた。 「貴様……やってくれたな」 「へぇ、意外と頑丈だな」 「無駄口を叩くな、来るぞ」 スコルプの怒りを無視するように、シンケンレッドとディエンドは互いに声をかける。 それぞれ武器を構えて、向かい来る怪人に立ち向かった。 三人から少し離れた位置では、ディエンドが呼び出した仮面ライダーたちが戦っている。 彼らの相手は、風のエルを初めとしたアルハザードに潜む怪物達。 全員、それぞれの武器を生かして敵に攻撃を加えていた。 アギトとキバは、鍛え抜かれた四肢を用いた格闘を。 龍騎とファイズとブレイドは、それぞれの武器を使った剣術を。 そして響鬼は、清めの音を駆使して戦っている。 空中に漂う風のエルは、そんな仮面ライダー達を見下ろしながら、憐憫のカマサを構えた。 弦をゆっくりと引き、矢を生成する。 風のエルがそれを放つと、高速の勢いで突き進んだ。 しかし、仮面ライダー達はそれを難なく避ける。 「ムゥ……」 不機嫌な声で、風のエルは呟いた。 先程から、何度も弓を放ったが、全て避けられてしまっている。 風を自由に操り、吹き飛ばすことは出来るが、決定打にはならない。 凍てついた空気が辺りに吹き荒れる中、仮面ライダー達は怪人達を次々と、倒していった。 「ハカアァァァァイッ!」 「くっ!」 ハンマーバンキは、その手に付けられた巨大な鉄槌を、力強く振り上げる。 クウガはドラゴンフォーム特有の瞬発力を活用し、高く跳躍。 ハンマーバンキの頭上を飛び越えて、ドラゴンロッドを下に突き出した。 穏やかな音色を鳴らしながら、棍が右肩に叩きつけられる。 しかし、ハンマーバンキは揺らぎもしなかった。 地面に着地したクウガは、今の形態では勝てないと察する。 彼は腰に力を込めた。 その瞬間、アマダムから赤い輝きが放たれて、超変身が起こる。 光は全身を包み込むと、薄い鎧は厚みを増していき、群青から真紅に染まった。 マイティフォームの形態へと、クウガは変化する。 そのまま彼は、両腕と腰を落とした。 「はぁぁぁぁっ……!」 二度目のマイティキックを放つために、全身に力を込める。 アマダムから封印エネルギーが、右足へ流れ始めた。 力は電撃の形を作り出すのと同時に、クウガは走り出す。 地面を踏むたびに、炎が激しく燃え上がった。 離れていたハンマーバンキとの距離を、確実に縮めていく。 数歩目の助走を果たした彼は、両足をバネにして跳躍。 空で回転を行い、右足を敵に向ける。 その狙いは、先程ドラゴンロッドを打ちつけた堅牢な肩。 「だあぁぁぁぁぁっっ!」 上空からハンマーバンキを見下ろしながら、クウガは叫ぶ。 そして、急降下と共にマイティキックを放った。 彼の狙っていた部分に、必殺の一撃が叩きつけられる。 その衝撃によって、ハンマーバンキの身体が宙に飛ばされた。 同時に、大量の封印エネルギーが流れ込んでいく。 紋章が刻まれる一方で、クウガは地面に降りた。 マイティキックを受けたハンマーバンキもまた、重力に引かれて大地へ叩きつけられる。 しかし、重厚な身体が吹き飛ぶ気配は見られない。 それを見たクウガは、追撃を加えようとした。 「はっ……!?」 だが、彼の足は止まってしまう。 先程ショッカーライダーを倒した直後に感じた寒気が、再びクウガの全身に駆け巡ったのだ。 このアルハザードの風が冷たいからではない。 まるで、目の前で得体の知れない怪物が自分を狙っているような、生命の危機。 それに伴ったのか、彼の呼吸が荒くなり、両膝を地面につけてしまう。 金縛りにあったかのように身体が動かない中で、ユウスケの脳裏に再びある光景が流れ込んだ。 前へ目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/shiningforce/pages/119.html
. . 何でもアリアリギルド『SOY (ソイ・ダッシュ)が始動しました。』 街を越えて有志大募集中です。 目的は、一つ! 『全員で楽しむ!!』です。 ギルド名称: SOY タグ名: SOY GM: ZawaX ギルドコンセプト: GCWは、反乱軍として参加。その他は、何でもアリ! ギルド・ホール所在地: SOY Guild Hall(ロリ 1750,-5680 ) ギルドメンバー BVLGARI Entertainer Cesnox Structures Chap py Entertainer Elmore Medic Rusido- Commando Feyfon JEDI ElmoreJr Entertainer Puprin Commando Anoadustflier Medic Zawax Officer Hildegardx Engineering Reinhardx Munitions Larara JEDI Fahlenheit Structures Yangx Medic rito Entertainer Silent Bounty Hunter Siscoon Munitions Fu-dang JEDI Messiahjr Medic Kage- Medic Blan Bounty Hunter NACHURE Medic Rahidack Commando Ramu Medic Doronjyo JEDI Shinshin JEDI SOY 通信 新掲示板 ギルドメンバー間のコミュニケーション/ヘルプ依頼/質問などにお使い下さい。 SOY インスタント通信欄 お知らせなどにお使い下さい。 名前 コメント 初めまして^^。キッズクラスでヨーダにフォースを教わっているShinshinと申します。復帰組ですよろしくお願いします☆。 -- Shinshin (2008-07-29 01 29 56) Rusidoさん、情報ありがとうございます。 -- Frederica (2008-06-20 18 21 01) 忙しい中修正ありがと~ そだそだ、DoronjyoさんはJEDIですね^^ -- Rusido- (2008-06-19 16 15 04) 失礼しました。修正完了です。 -- Frederica (2008-06-07 09 35 59) Medicです~。暇なときに修正しちゃってください^^ -- NACHURE (2008-06-07 03 16 45) アクシバP1、クリアおめ!!w -- Frederica (2008-06-07 00 42 45) BMな方は新掲示板チェックっ!!!!(結果報告に期待♪ -- Elmore (2008-06-05 21 38 29) ジェダイに戻りましたw -- FU-dang (2008-06-04 21 00 05) Jinsu無事ゲット出来ました。ご協力有難うございました@^-^V -- Rusido- (2008-05-30 08 29 42) Jinsuゲット作戦ですが、本日残業で帰宅が遅れそう。。。間に合わなかったら始めててください。スマヌ。。。 -- Elmore (2008-05-29 19 59 18) ハッ!今頃復活です。帰ってからもう体動けませんでした・・・(笑 -- Rahidack (2008-05-20 01 33 53) はい、今はシェフ&テイラーです。Kage-はどうだったかな・・・^^; そのうち、全キャラ登録しますので、よろしくです! -- Fu-dang (2008-05-19 09 16 47) Fu-dangさんの今の職業って、コックだっけ?あと、kage-って、soy にもう入ってましたっけ?(博多から書き込み中)隣の部屋では、RAHIさんが、寝てるw -- Frederica (2008-05-19 00 20 47) チャプター11のホスインスタンス導入に向けてGCWへの意識を盛り上げていきましょう! -- Frederica (2008-04-28 18 18 29) テスト -- Frederica (2008-04-28 10 18 55)
https://w.atwiki.jp/gog_jpn/pages/27.html
MOBILE FORCES 乗り物に乗りまくりな豪快なプレイが楽しいFPSである。 マップは基本的にどれもこれもアホみたいに広いのでデスマッチで遊ぶのには向いていない。 CTF系がやたら充実しているのでそれらで遊ぶのがよいと思う。 DeathMatch Team Deathmatch Capture The Flag 省略。 Detonation キーを持って敵陣地に突っ込んでC4を起動する。 Safe Cracker 多分敵陣地の箱を破壊したら勝ちとかそんなん。 Trailer Capture トレーラーに乗って敵陣地に突っ込む。 Hold Out マップ中央くらいにあるメトロノームみたいなスイッチを押す。 一定時間たったら勝ち。 Captains キャプテンを殺したらスコア。 マップ広いし車の移動力が激しいので、少人数プレイで相手の拠点まで行く必要があると行き違いが激しくて交戦すらできないうちに終わったりするね。 Hold Outは中央に全員が集まるのでかなりやりやすいし楽しかった。到達するルートが複数あるから守る側が有利になりすぎないし良いバランス。 開始時と蘇生時に装備を整えられるし、早い車に乗れば戦場への復帰もそこそこ迅速に行えるのが好印象。
https://w.atwiki.jp/cerulidatafile/pages/415.html
ランク 標準→スーパー+ 戦闘力(MAX) 485 陣営 カマキリ クラス 格闘家 <スキル> ボディブローLv1(アクティブ) ランダムな敵単体に200%のダメージを与える。 ボディブローLv2(アクティブ) ランダムな敵単体に250%のダメージを与える。 最後に生き残る者Lv1(パッシブ1) 味方が倒れる度、攻撃力が10%増加する。効果は戦闘終了まで続く。 最後に生き残る者Lv2(パッシブ1) 味方が倒れる度、攻撃力が15%増加する。効果は戦闘終了まで続く。 <基本ステータス(MAX)> HP 11970 攻撃力 1521 防御力 500 速度 483 <上級ステータス(MAX)> 必殺技ダメージ - 命中率 - ブロック - クリティカル率 - クリティカルダメージ - アーマーブレイク - 純粋ダメージ - ダメージ減少 - 行動制限抵抗 - ステルス - <メモ>
https://w.atwiki.jp/cerulidatafile/pages/427.html
ランク 標準→スーパー+ 戦闘力(MAX) 485 陣営 サル クラス フィニッシャー <スキル> スタブLv1(アクティブ) ランダムな敵に175%のダメージを与え、2ターンの間、45%の流血ダメージを与える。 スタブLv2(アクティブ) ランダムな敵に225%のダメージを与え、2ターンの間、60%の流血ダメージを与える。 弱体化Lv1(パッシブ1) 通常攻撃を行う度、2ターンの間、ターゲットの命中率が10%減少する。 弱体化Lv2(パッシブ1) 通常攻撃を行う度、2ターンの間、ターゲットの命中率が15%減少する。 <基本ステータス(MAX)> HP 9975 攻撃力 1764 防御力 500 速度 483 <上級ステータス(MAX)> 必殺技ダメージ - 命中率 - ブロック - クリティカル率 - クリティカルダメージ - アーマーブレイク - 純粋ダメージ - ダメージ減少 - 行動制限抵抗 - ステルス - <メモ> 元ネタは「餓狼伝説」及び「ザ・キング・オブ・ファイターズ」の不知火舞。
https://w.atwiki.jp/insane_tja/pages/3587.html
曲Data Lv BPM TOTAL NOTES 平均密度 ★0 150-150 666 6.35Notes/s 譜面構成・攻略 譜面画像
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3583.html
――アークルが、警告を伝えている 夜の時間が過ぎても、世界に光が戻ることは無かった。 人々の希望となる太陽の輝きは、雨雲によって遮られている。 暴風雨が町を遅い、微かな暖かみすらも奪っていた。 その中で、人々は恐怖で震えている。 理由は、たった一つ。 クウガに瀕死の重傷を負わせたグロンギが、未だ何処かに存在しているから。 未だに嵐は暴れ回っている。 まるで、全てのものを飲み込もうとしているように。 膨大な雨粒によって、風は凍てついた冷たさを持っていた。 しかし、辺りの空気はそれとは裏腹に、膨大な熱を持っている。 町に作られたあらゆる建造物は、次々と爆音を鳴らしながら崩壊した。 それによって、辺りは一瞬で地獄絵図と変わる。 人々は瞬く間に、炎の犠牲となった。 白い衣服を纏ったグロンギは、無造作に腕を翳す。 そこに感情という物は、何一つとして込められていない。 グロンギにとっては、息をするのと同じ行為。 故に、これを行う理由など考える必要がなかった。 強いて言うなら、決戦までの時間潰し。 グロンギがどれだけリントを葬っても、何も感じない。 あたりの肉塊が黒く焦げた炭となり、異臭を発する。 それは、雨や風で流れる物ではなかった。 鼻が曲がるような匂いが漂う中、グロンギは佇んでいる。 屍の山となった町に残るのは、静寂のみ。 やがてそれを打ち破るかのように、グロンギの宿敵が姿を現した。 リントを守る戦士、クウガ。 ――来たんだね 今度は僕と同じになれるのかな―― グロンギは、期待を抱いていた。 宿敵が、自身と同じ究極の存在になっていると。 一度敗れて再び現れたからには、今度こそ本気で戦える。 ――だったらあそこで待ってるよ―― それらの思いを胸に、グロンギは淡々と告げた。 自分一人の笑顔のために。 リントや同族の笑顔を、そしてクウガの笑顔を犠牲にして。 ――思い出の あの場所でね―― その一言を残すと、グロンギは闇の中へと消えていった―― ――未確認生命体第0号 「――ウガアアァァァァァァッ!」 「ッ!?」 突如、叫び声が鼓膜に響く。 それによって、脳内で流れる光景に意識を集中させるクウガの目が、一気に覚めた。 彼の前では、マイティキックを受けたハンマーバンキが、金槌を振り上げながら迫っている。 そして、巨大な鉄塊が振り上げられた。 反撃の為に立ち上がろうとするが、間に合わない。 「クウガッ!」 ハンマーバンキとクウガの間に、一つの小さい影が入り込む。 それは両腕を交差させて、無慈悲に下ろされる金槌を受け止めた。 クウガの前には、キュアピーチの小さな背中が現れる。 「くっ……!」 「ラブちゃん!?」 攻撃を受け止めたキュアピーチの顔は、苦痛で歪んでいた。 ハンマーバンキの一撃による衝撃が、彼女の身体を通って地面を揺らす。 その際に、両腕の神経から全身に痛みが伝わっていった。 かつて町を破壊し、ゴーオンシルバーに瀕死の重傷を負わせた圧倒的な力が、彼女に襲いかかる。 手応えを感じたハンマーバンキは、拮抗の体制を維持したまま右手を振るった。 巨大な鉄球は容赦なく、キュアピーチの懐に沈み込む。 凄まじい音と共に、衝撃によって彼女の体は呆気なく吹き飛んでいった。 「キャアッ!」 悲鳴と共に宙を漂った後、地面に叩きつけられる。 数回ほど跳ねてしまい、全身の至る所に掠り傷を作った。 敵の攻撃で、キュアピーチは鈍い痛みを感じてしまい、その場で蹲ってしまう。 そんな彼女の様子など気にせず、ハンマーバンキは二発目を叩き込もうと、迫ってきた。 金槌が少女を叩き潰すために、振り下ろされようとした瞬間。 「させるかあぁぁぁぁっ!」 突如、ハンマーバンキの頬に衝撃が走る。 それは微々たる物だったが、攻撃を止めさせるには充分な威力を持っていた。 立ち上がったクウガは、キュアピーチを守るために、勢いよく拳を放つ。 彼の一撃は敵の顔面に命中し、攻撃を中断させた。 キュアピーチに意識を集中させていたハンマーバンキにとって、クウガの攻撃はあまりにも予想外。 体がよろめいた末に、地面に倒れてしまう。 その一方で、クウガは倒れたキュアピーチの元へ駆け寄った。 手を差し伸べて、立ち上がらせる。 「ありがとうございます、クウガ!」 「ラブちゃん、大丈夫!?」 「あたしなら全然、大丈夫ですよ」 明るい笑みを見せながら、キュアピーチは感謝の言葉を告げる。 そのまま彼女は右手の親指を立てて、クウガに向けた。 「だってあたし、プリキュアですから!」 キュアピーチは力強く、サムズアップのポーズを取る。 それはまるで、先程自分を助けてくれたクウガのように。 彼女の行為には、感謝と敬意の思いが込められていた。 モエルンバと風のエルの攻撃から守ってくれた、クウガに感謝の感じて。 そんな彼の勇気と優しさに、敬意を感じて。 その二つを右手に込めながら、キュアピーチは親指を立てたのだ。 自らに突き出されたサムズアップを見て、仮面の下でユウスケは笑顔を浮かべる。 「そっか……じゃあ、心配無用だな!」 「はい、頑張りましょう!」 クウガは先程のように、キュアピーチにサムズアップを向けた。 それを終えると、二人は戦う敵に顔を振り向かせる。 そして、視界の先にいるハンマーバンキとモエルンバを目指して、素早く走り出した。 途中、巨大な金槌と複数の炎が襲いかかるが、彼らはそれを軽々と避ける。 キュアピーチはハンマーバンキの、クウガはモエルンバの懐にそれぞれ潜り込んだ。 「「でやあっ!」」 二人の雄叫びが、重なる。 同時に、彼らは自らの拳を敵の身体に叩き込んだ。 衝撃によって、ハンマーバンキとモエルンバは息を吐き出しながら、大きく後ろに吹き飛んでいく。 数秒後、異形達の巨体は地面に叩きつけられた。 「はあぁぁぁぁぁぁっ!」 ディケイドは地面を蹴って、リュウガに迫る。 叫びと同時にライドブッカーを横に振るい、漆黒の装甲を切り裂いた。 リュウガは呻き声を漏らすと、衝撃によって背後に飛ばされていく。 同じタイミングで、トーマはECディバイダーの弾丸を放ち、ドラグブラッカーに命中させた。 蓄積されたダメージによって、竜の巨躯も勢いよく落下する。 その重量によって、大地が微かに揺れた。 「ガハアッ!?」 スコルプの喉から、悲鳴が発せられる。 シンケンレッドの烈火大斬刀を使った一太刀が、厚みのある皮膚に食い込んだ。 その一方で、銃声が辺りに響く。 ディエンドが利き手で握る拳銃を、風のエルに目がけて引き金を引いた事によって、鳴った音。 空に漂うアンノウンは、仮面ライダー達に意識を向けていたので、反応することが出来なかった。 放たれた弾丸は、次々と風のエルの身体を貫いて、その度に体勢を崩していく。 暴風雨のような衝撃に耐えられず、体力を完全に失ってしまい、叫びながら地面に激突。 やがて、アルハザードの闇が生み出した六体の怪人は、一ヶ所に集まっていた。 それに立ち向かう六人の戦士は、横一列に並ぶ。 彼らの前に、ディエンドが召還した仮面ライダー達も、一人ずつ出てきた。 「こうなったら……!」 ディケイドは、脇腹に戻したライドブッカーの蓋を開き、一枚のカードを取り出す。 その表面に描かれているのは、彼が旅の中で渡った世界で巡り会った、仮面ライダーの姿。 彼が手に取ったカードが意味するのは、必殺の一撃を放つ為の手段。 かつて、仮面ライダーWと共にスーパーショッカーを打ち破るため使った、究極のライダーカード。 いつものようにディケイドは、それをディケイドライバーのバックルに差し込んだ。 『FINAL FORM RIDE』 そして、いつものように電子音声が告げられる。 聞き慣れた声と同時に、ベルトから眩しい光が放たれた。 直後にディケイドは、バックルのサイドハンドルを押し込む。 『ALL RI、RI、RI、RIDERS』 ディケイドライバーの中央には、仮面ライダーを象徴する九つの紋章が浮かび上がった。 刹那、ディエンドの呼び出した戦士達の体から、金色の光輝が発せられる。 六人は、この意味を瞬時に察した。 ディエンドを除く全員は、両腕を真っ直ぐに伸ばし、背中を掴む。 「ちょっとくすぐったいぞ!」 ディケイドは、目の前に立つキバの背筋を、両手で横に広げた。 「ちょっとくすぐったいぞ!」 シンケンレッドは、目の前に立つブレイドの背筋を、両手で横に広げた。 「ちょっとくすぐったいですよ!」 キュアピーチは、目の前に立つ龍騎の背筋を、両手で横に広げた。 「ちょっとくすぐったいぞ!」 クウガは、目の前に立つアギトの背筋を、両手で横に広げた。 「ちょっとくすぐったいぞ!」 トーマは、目の前に立つファイズの背筋を、両手で横に広げた。 「痛みは一瞬だ!」 ディエンドは、目の前に立つ響鬼の背筋に、ディエンドライバーを向けた。 銃の引き金を引くと、黄金の光線が放たれる。 そのまま、響鬼の背中を貫いた。 すると、六人の仮面ライダー達は、次々と体の変形を開始する。 ある者は膨れるように全身が大きくなり、ある者は背中から新たな武装が現れ、ある者は両股を大きく開いた。 瞬く間に進んでいく変化は、すぐに終わりの時が訪れる。 ディケイドの前に立つキバは、キバットバットⅢ世を象ったような、巨大な弓へと姿を変えた。 その名は、キバアロー。 シンケンレッドの前に立つブレイドは、ブレイラウザーと瓜二つの形を持つ、巨大な剣をへと姿を変えた。 その名は、ブレイドブレード。 キュアピーチの前に立つ龍騎は、己が使役するミラーモンスターと酷似した姿の、真紅に輝く巨大な龍へと姿を変えた。 その名は、リュウキドラグレッダー。 クウガの前に立つアギトは、自身の愛器であるマシントルネイダーとよく似た、金色と赤を基調とした超高速マシンへと姿を変えた。 その名は、アギトトルネイダー。 トーマの前に立つファイズは、銀色の煌きを持つ三つの銃口が備わった、巨大なビーム砲へと姿を変えた。 その名は、ファイズブラスター。 ディエンドの前に立つ響鬼は、音撃戦士の頼れる仲間と呼ばれるディスクアニマルの外見をした、赤い鷹へと姿を変えた。 その名は、ヒビキアカネタカ。 ファイナルフォームライド形態と呼ばれる姿へと、仮面ライダー達は変わっていた。 六人は彼らと共に、それぞれの敵に視線を向ける。 互いの視界が交錯する中、リュウガはカードデッキから一枚のカードを取った。 そして、ブラックドラグバイザーに差し込む。 『FINAL VENT』 トーンの低い音声が、辺りに響いた。 それが意味するのはディケイドと同じく、最後の一撃。 リュウガの身体は宙に浮かんでいき、その周囲をドラグブラッカーが旋回する。 数メートルの高さまで到達すると、暗黒龍は漆黒の炎を吐き出した。 その勢いを受けて、黒い火炎を纏った蹴りを、リュウガは放つ。 迫り来るドラゴンライダーキックを前に、ディケイドはキバアローを構えた。 そして、リュウガと同じようにトドメの攻撃を放つ為の、カードをライドブッカーより取り出す。 キバの紋章が描かれたライダーカードを、ディケイドライバーに差し込んだ。 『FINAL ATTACK RIDE』 中央の赤い宝石が、より一層輝く。 ディケイドはサイドハンドルを、軽く叩いた。 それにより、キバの世界を象徴する黄金色のマークが、ベルトに浮かび上がる。 『KI、KI、KI、KIVA』 力が体中に流れていくのを、ディケイドは感じた。 人間とファンガイア。 二つの種族の血を引く、仮面ライダーの力が。 ディケイドはキバアローの弦を、左腕で力を込めて引っ張っていく。 すると、矢の先端から眩いほどの光が、放たれていった。 「キバって…………」 キバアローから、声が聞こえる。 その途端に、弓矢を縛り付ける封印の鎖、カテナが音を立てて吹き飛んでいった。 そして、翼を羽ばたかせるかのように、銀色のプレートは開かれていく。 ――それはまるで、仮面ライダーキバへと変身したワタルのように。 「いくぜぇっ!」 拘束具の下に埋め込まれていた、三つの魔皇石が輝いた。 その一方で、凄まじい勢いでリュウガの蹴りが、空中より迫る。 炎が鎧に突き刺さる一方で、ディケイドは弦を握る手を離した。 すると、キバアローより一本の弓が、リュウガを目掛けて放たれていく。 ――それはまるで、仮面ライダーキバへと変身した紅渡のように。 かつてディケイドが、旅の途中でキバと心を通わせたことによって生み出した技、ディケイドファング。 何者にも止めることの出来ない、闇を切り裂く弓。 それは漆黒の炎を纏う、リュウガとて例外ではなかった。 「ガアアァァァァァァッ!?」 黒い仮面の下から、悲鳴が発せられる。 しかし瞬時に、爆音によってかき消されてしまった。 ディケイドファングの一撃は、リュウガを貫くだけでは止まらない。 その後ろで飛んでいた、ドラグブラッカーにも着弾したのだ。 爆風より現れた矢は、龍の黒い皮膚に沈み込む。 そのまま、一気に体中の筋肉や骨を砕き、突き破るように背中から現れた。 ドラグブラッカーもまた主のように、轟音と共にその巨体が粉砕されていく。 爆風による衝撃を、ディケイドは感じていた。 「……いくぞ」 シンケンレッドは二本の巨大な刀を、その手に取る。 右手には、炎を纏う烈火大斬刀を。 左手には、雷を纏うブレイドブレードを。 どちらも自分の背丈を上回る長さであり、とてつもない重量を誇る。 しかし、彼はそれを難なく携えた。 外道衆との戦いを乗り越え、己を鍛え上げたシンケンレッドには、造作もない。 そのまま対峙するスコルプを目指して、地面を蹴った。 「フン、二刀流になったところで私に勝てると思ったかあっ!」 蠍の異形は、吼える。 勢いよくその拳を、敵に振るった。 対するシンケンレッドは、ブレイドブレードを横に薙ぎ払う。 直後、彼らの一撃は激突し、火花を散らせた。 「グウッ!?」 スコルプの顔が、苦痛で歪む。 体勢が、微かに崩れた。 これは好機。 シンケンレッドはそう判断すると、二発目を放つために、右腕を振るう。 烈火大斬刀の燃え盛る刃は、瞬く間にスコルプの体を切り裂いた。 「ハアッ!」 しかし、それだけでは終わらない。 火炎がスコルプに纏わり付く中、ブレイドブレードによる追撃を加えた。 雷が迸る音と、大気が切り裂かれる音が唸る。 その重厚感溢れる骨格が、大剣によって傷が付いた。 確かな手ごたえが、感じられる。 だが、この程度でやられる敵ではない。 硬直の隙を突いて、連続で攻撃を叩き込む必要がある。 シンケンレッドは更なる一撃を与える為、烈火大斬刀を振り下ろした。 彼の一閃は、スコルプの巨体を縦に切り裂く。 火花が飛び散り、僅かに後退した。 「デェアッ!」 一歩踏み込みながら、シンケンレッドは叫ぶ。 金属特有の輝きを放つブレイドブレードで、左斜め下に一閃。 続けざまに、烈火大斬刀で右斜め下にスコルプの身体に、傷を刻んだ。 あまりの攻撃速度に、敵は反応できない。 そのまま為す術もなく、大きく吹き飛んでいった。 シンケンレッドは、一旦攻撃を止める。 それは、スコルプを見逃すという訳ではない。 最後の一撃を放つ為。 彼は、両腕に力を込めた。 その瞬間、双剣から輝きが放たれる。 右手に握る烈火大斬刀からは、膨大な炎が。 左手に握るブレイドブレードからは、膨大な雷が。 それぞれ、闇を照らす光となるように、輝いた。 「ヌウッ……!」 スコルプは、眩しさのあまりに目を細める。 一方でシンケンレッドは、二本の刀を構えながら、大きく前進した。 ――それはまるで、仮面ライダーブレイドへと変身した剣立カズマのように。 「双刀――――!」 一陣の風となるような勢いで、駆ける。 一歩、また一歩進むごとに、地面が揺れているようだった。 シンケンレッドはスコルプとの空いた距離を、一瞬で詰める。 無論、敵はそれを黙って見るだけではない。 異形の発達した拳を、素早く放つ。 だがシンケンレッドは身体を横へずらし、紙一重の差で回避した。 そして、彼は左腕を高く掲げる。 「――――雷炎の舞ッ!」 雷が迸るブレイドブレードを、一気に振り下ろした。 左斜め下に、新たな傷が作られていく。 続けて、右手に握る烈火大斬刀を叩き込んだ。 その二発の攻撃によって、スコルプの胸部に×字を描くような、深い傷が刻まれる。 そして、シンケンレッドは身体を半回転させた。 ――それはまるで、仮面ライダーブレイドへと変身した剣崎一真のように。 「グアアアァァァァァァァッッ!?」 必殺の連続攻撃を受けたことによって、スコルプは絶叫をあげた。 その瞬間、膨大な雷と炎が傷口より、巨体の中へと進入する。 それらは体内を駆け巡り、スコルプの体組織を次々と焼いていった。 双刀・雷炎の舞。 ブレイドブレードと烈火大斬刀を扱うシンケンレッドが、二刀流で戦うことによって成せる、必殺技。 アンデットの力によって生まれた雷と、モヂカラによって生まれた炎。 これら二つを帯びた大剣は、絶大なる切れ味を誇る。 それは、スコルプの硬質感溢れる骨格だろうと、容易に両断出来た。 シンケンレッドが敵に背中を向けた途端、轟音が聞こえる。 二つの異なる力は、スコルプの中で暴走を続けた結果、巨躯を跡形もなく吹き飛ばしたのだ。 「はあああぁぁぁぁぁっ…………!」 キュアピーチは息を吐きながら、ゆっくりと腰を落とす。 両腕を前に突き出して、円を作るように左側へと振っていった。 そんな彼女の周りを、リュウキドラグレッダーは旋回する。 ――それはまるで、仮面ライダー龍騎へと変身した辰巳シンジのように。 「悪いの悪いの…………」 両足を大きく開いて、力を込める。 リュウキドラグレッダーの動きと合わせるように。 彼女の前に立つモエルンバは、自らの身体を炎そのものへと変えた。 そして、キュアピーチを焼き尽くそうと、飛びかかる。 「飛んでいけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!」 しかし、飲み込まれることはなかった。 キュアピーチは咆吼と共に、渾身の力を込めて跳躍する。 高く、何処までも高く。 それに合わせて、リュウキドラグレッダーも宙を舞い、彼女の周りを旋回し続けた。 ――それはまるで、仮面ライダードラゴンナイトへと変身したキット・テイラーのように。 「チッ!」 モエルンバは舌打ちをしながら、上を向いた。 その僅かな時間で、キュアピーチは既に遙か上空にまで昇っている。 苛立ちを覚えながら、モエルンバも跳び上がった。 対するキュアピーチは、空中で身体を捻り、一回転をする。 そして左足を曲げ、右足をモエルンバに向かって真っ直ぐに伸ばした。 「ドラゴンプリキュアアアアアアァァァァァァッッッッッッ!」 彼女は大きく叫ぶ。 そんなキュアピーチの背後にリュウキドラグレッダーは回り、その口を大きく開いた。 プリキュアと無双龍の身体が、重なる。 リュウキドラグレッダーは口から灼熱の爆炎、ドラグブレスを放った。 その勢いを受けると同時に、キュアピーチの細い足へエネルギーが纏われていく。 彼女の身体は、神速の勢いでモエルンバに向かっていった。 ――それはまるで、仮面ライダー龍騎へと変身した城戸真司のように。 「キイイイイィィィィィィィッッッッッッッッッッックッッッッ!」 「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!」 キュアピーチとリュウキドラグレッダーの叫び声が、重なる。 ドラグブレスは彼女の身体を包みながら、轟音を鳴らした。 急降下によって、冷たい烈風が肌に突き刺さる。 しかし、ドラグブレスの熱によって、冷気は相殺された。 金色のツインテールは大きく揺れ、鼓膜が震えていく。 彼女の跳び蹴りは、ミラーワールドで戦う仮面ライダーの必殺技に、とても酷似していた。 ドラゴンライダーキックとよく似た、灼熱の蹴りと。 キュアピーチとリュウキドラグレッダーが力を合わせたことで、初めて使えるこの技には名前が存在する。 その名は、ドラゴンプリキュアキック。 「ああああああああああっ!」 「チャアアアアアアアアッ!」 キュアピーチとモエルンバの距離は、猛スピードで縮んでいく。 五十メートル、二十メートル、五メートル、一メートル。 互いに神速の勢いで、接近していた。 灼熱と灼熱は辺りの空気を焼き、地面に引火する。 隕石の如く突撃したキュアピーチの足が、遂にモエルンバに到達した。 そのまま高速の勢いで、炎を切り裂いていく。 数秒の時間が経過した後、二人のいた地点が凄まじい轟音と共に、大爆発を起こした。 衝撃によって大気が吹き荒れ、辺りは容赦なく振動する。 そんな中、広がる爆風の中から、一つの影が飛び出してきた。 それは、モエルンバに向かって蹴りを放ったキュアピーチ。 炎から現れた彼女は、地面に着地する。 この結果が示すことは、ただ一つのみ。 爆炎を纏ったキュアピーチの蹴りが、モエルンバの灼熱を貫いた後に、勝利したことだ。 現に、徐々に流されていく爆風の中から、敵が現れる気配はない。 一息ついたキュアピーチの元に、リュウキドラグレッダーが降りてくる。 「ありがとう!」 彼女は力を貸してくれたミラーモンスターに、感謝を告げた。 そんなキュアピーチの言葉に満足したのか、リュウキドラグレッダーは鳴き声で返す。 「はあっ!」 クウガは跳び上がると、アギトトルネイダーの上に着地した。 両足を付けた途端、二つのブースターから青い光が発せられていき、前進を始める。 百kmを超える凄まじい速度で、敵に向かっていった。 標的となったハンマーバンキは、ただ黙っているわけではない。 クウガをマシンから引きずり下ろすため、右腕の鉄球を飛ばした。 しかし、彼が乗るアギトトルネイダーは左に移動し、それを回避する。 そのまま、ハンマーバンキへの突進を続け、一気に激突させた。 この衝撃によって、異形の巨体は大きく吹き飛んでいく。 一方で、アギトトルネイダーは加速しながら、大きくUターンを行った。 「はあぁぁぁぁぁぁっ…………!」 マシンの上に乗るクウガは、大きく腰を落とす。 そして、アマダムから右足に封印エネルギーが流れるように、念じた。 力は踵を通って、アギトトルネイダーにも伝わっていく。 その瞬間、彼の右足とマシンが黄金色の輝きを放った。 同時に、クウガを象徴する巨大なマークが、アギトトルネイダーの先端に浮かび上がる。 ――それはまるで、仮面ライダーアギトへと変身した芦川ショウイチのように。 「グッ……!?」 起き上がったハンマーバンキは、眩い光を受けて、腕で顔を隠した。 封印エネルギーによって生まれる輝きを放ちながら、アギトトルネイダーはその速度を上げていく。 前方より吹きつける風を受けるクウガは、思い返していた。 自分が今、力を貸して貰っている仮面ライダー、アギトの世界の出来事を。 (あねさん…………ショウイチさん…………!) 既にこの世にいない、八代藍に瓜二つな顔をした、八代淘子。 そんな彼女の大切な人である、芦川ショウイチ。 望まないアギトの力を手に入れて、突如として姿を消したショウイチ。 グロンギやアンノウンから人々を守るため、彼を待ちながらG3システムを作り続けた八代刑事。 その顔が脳裏に浮かんだ瞬間、マシンは更に速度を上げていく。 まるで、八代とショウイチの二人が、クウガに力を与えているかのようだった。 アギトトルネイダーに刻まれた紋章が、両足に集束する。 エネルギーが集まるのを感じると、彼はアギトトルネイダーの上から跳び上がった。 そのまま勢いよく、ハンマーバンキに跳び蹴りを放つ。 ――それはまるで、仮面ライダーアギトへと変身した津上翔一のように。 「だあぁぁぁぁぁぁっ!」 重力に引き寄せられたクウガの蹴りは、ハンマーバンキの胸部に叩き込まれる。 三十トンを超える衝撃によって、背中から地面に倒れた。 しかし、それだけでは終わらない。 キックを受けたハンマーバンキの身体は、引きずられるように地面を転がっていく。 摩擦が生じることによって、大量の火花が飛び散った。 たった今、ハンマーバンキが受けた一撃には、クウガだけでなくアギトの力も混ざっている。 マイティライダーキック。 クウガの封印エネルギーと、アギトのオルタフォースが複合した、奇跡の技。 それら二つが混ざったエネルギーが、ハンマーバンキの中で暴れ続ける。 「ガ……アッ………!」 苦痛の呻き声を漏らしながらも、よろよろと起きあがった。 しかし、今更もう遅い。 その瞬間、クウガが蹴りを打ち付けた胸に、紋章が浮かび上がった。 同じように、ハンマーバンキの頭上へ、光り輝く輪が出現する。 それに伴って、鋼鉄で出来た皮膚に亀裂が走り、中から電流が漏れ出した。 やがてハンマーバンキの巨体は、爆音と共に粉砕される。 まるで、断末魔の叫びのようだった。 『『EC DIVIDER EXCEED CHARGE』』 轟音をかき消すように、電子音声が響く。 それはトーマが手にする、二つの武器から同時に放たれていた。 彼はファイナルフォームライドを行った後、ECディバイダーをファイズブラスターの上に乗せる。 その瞬間、銃剣と大砲は一つの武器として新たに生まれ変わった。 ECファイズブラスターと呼ばれる、巨大なビーム砲へと。 両手で抱えながら、トーマはその砲口を怪人の群れに向けた。 彼は自らの中に宿る魔力を、大砲に注ぎこむ。 すると、ECファイズブラスターから、真紅の閃光が放たれ始めた。 ――それはまるで、仮面ライダーファイズへと変身した尾上タクミのように。 「いくぞっ…………!」 力を込めるトーマの体から、オーラが放たれた。 それに伴うかのように、彼の体を包む戦闘防護服が、形を変えていく。 黒い刺青は広がり、腰からはマントのように棚引く布が生成され、身体を守る装甲は形を変え、刃物の付いた盾が左手に装着された。 漆黒の装甲は禍々しい形状になると、トーマは自身の中から力が溢れるのを感じる。 これはディバイダーの特性によるもの。 その力を得た者は本来、武器に潜む猛毒によって凄まじい破壊と殺戮の衝動に襲われ、殺戮マシーンとなる運命を背負わされるはずだった。 しかし、それは以前の話。 旅の途中で士と出会ったことで、トーマはその呪縛から解放される。 それ以降、彼にとってディバイダーは世界を殺す毒ではなく、頼れる力と変わったのだ。 今から放とうとする技は、その証。 「ディバイド――――」 トーマは言葉を紡ぐ。 彼が抱えるECファイズブラスターから発せられる紅い光は、更に強くなった。 それを真っ向から受けた怪人達は、眩しさのあまりに視界が遮られ、足を止めてしまう。 「――――フォトンッ!」 巨砲のトリガーを引いた。 直後、ECファイズブラスターの中で融合された二つのエネルギーが、解放される。 ディバイドフォトンと名付けられた、必殺の光線が。 砲口からは放射されたそれは、闇より現れた怪人の群れへ向かっていく。 高速の勢いで一直線に進むレーザーは、異形を次々と飲み込んだ。 ――それはまるで、仮面ライダーファイズへと変身した乾巧のように。 「GA……………ッ!」 怪人達の悲鳴は、エネルギーの塊によって飲み込まれていく。 ECディバイダーによって強化された、フォトンブラッドが形成する光線は、一匹残らずその巨体を崩壊させた。 やがて、その地点では爆発が起こり、空気を振るわせるほどの轟音が響く。 光線によって破壊された跡には、焼け焦げた大地しか残っていなかった。 「KAAAAAAAAAAッ!」 ヒビキアカネタカは羽を大きく広げながら、甲高い声で鳴く。 羽ばたき始めた鷹の足に、ディエンドは左手で捕まった。 そして、闇が広がる大空へ飛翔する。 彼の行き先は、風のエルだった。 空に飛ぶアンノウンにディエンドライバーの銃口を向けて、そのトリガーをディエンドは引く。 放たれる弾丸は、闇より生まれた天使の身体を次々と貫いていった。 「ガッ!?」 喉から醜い悲鳴が、漏れる。 全身に伝わる痛みに耐えながら、風のエルは憐憫のカマサを構えて、弓を放った。 しかしヒビキアカネタカは羽ばたきながら、左右に避ける。 それによって、矢はディエンドの身体を掠ることもしなかった。 狼狽する風のエルに、反撃の弾丸が次々と降り注ぐ。 限界は、すぐに訪れた。 弾丸に身体が貫かれたことにより、風のエルは落下する。 そのまま、受け身も取れずに地面に叩きつけられた。 哀れな目線で風のエルを見下ろしながら、ディエンドは左手を離す。 彼の身体はヒビキアカネタカから離れた後、地面に着地した。 そして、腰のカードホルダーより一枚のカードを手に取る。 響鬼の世界を象徴するマークが書かれた、ライダーカードを。 『FINAL ATTACK RIDE』 音程の高い声が、銃より発せられる。 ディエンドライバーの側面に、カードを差し込んだことで起こった現象だった。 その瞬間、ヒビキアカネタカの身体が丸くなりながら縮小する。 やがて、落下した風のエルの腹部に張り付いた。 ヒビキオンゲキコの形態となって。 ――それはまるで、仮面ライダー響鬼へと変身した、ヒビキのように。 『HI、HI、HI、HIBIKI』 機械が放つ音によって、鼓膜が刺激される。 ディエンドは、青い二本の棒を腰から両手で取った。 かつて旅の途中、響鬼の世界でバケガニを倒す時に使った武器、音撃棒。 それを再び、この戦いで使おうとしていた。 風のエルは身体に張り付けられたヒビキオンゲキコを、何とか外そうとする。 しかしいくら力を込めても、びくともしない。 一方で、ディエンドは音撃棒を手の中で回しながら、腕を高く掲げる。 そのまま勢いよく、ヒビキオンゲキコを目がけて振り下ろした。 ――ドン。 「ウグゥッ!」 音撃棒が、叩きつけられる。 清めの音が力強く響き、風のエルの身体に衝撃が走った。 本来その力は、 響鬼の世界に存在する魔化魍を打ち破るために、用いられる。 しかし、アンノウンにもある程度効果があった。 ――ドン、ドン、ドドン。 手応えを感じたディエンドは、音撃棒を振るい続ける。 一度叩き込む度に、ヒビキオンゲキコから清めの音が次々と発せられた。 風のエルは震えるだけで、何も出来ない。 青い波動が、辺りに広がる。 それは響鬼の世界でディエンドが、鬼を目指す少年、アスムと出会ったことをきっかけとして手に入れた力。 ――ドン、ドン、ドドン、ドドン、ドドン。 あの時のことを思い出しながら、ただ一心に音撃棒を振った。 音撃道の意味。鬼を目指した少年くんのことを。 ――それはまるで、仮面ライダー響鬼へと変身した、日高仁志のように。 「はあっ!」 ――ドン。 「ギャアッ!」 やがて力強い掛け声と共に、最後の一撃を叩き込んだ。 それに答えるかのように、ヒビキオンゲキコもまた清めの音を鳴らす。 まるで持ち主に合わせるかのように、とても力強い音だった。 ディエンドウェイブの名を持つ必殺の奥義を受けて、風のエルは大きな悲鳴をあげる。 清めの音に、その身体が耐えられなかったのだ。 ディエンドの攻撃によって風のエルの四肢に、亀裂が生じる。 瞬時に、アンノウンは跡形もなく消滅していった。 「ふう…………」 誰かの溜息が漏れる。 それを合図とするように、ファイナルフォームライドをされた仮面ライダー達は、途端に消滅した。 戦場と化したアルハザードに、ようやく静寂が戻る。 あれだけいた異形の姿は、一匹たりとも残っていない。 しかし、誰一人として気を緩めていなかった。 ここは敵地。 いつ、何が起ころうともおかしくなかった。 六人は、不意に顔を向ける。 このアルハザードを覆っている、果てしない暗闇に。 ――――アンノウンハンドと名付けられた、絶対なる闇を。 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3535.html
――アークルが、警告を伝えている 世界は夜の闇に覆われ、嵐が荒れ狂っていた。 夜空の光は空を包む暗雲によって、奪われてしまっている。 雨粒はたった一粒浴びただけで、一瞬で身体が凍り付いてしまうほど冷たかった。 凍てついた寒さに満ちた町の中で、純白の衣服を纏った一人の青年が、腕を翳す。 その瞬間、辺りは一瞬で炎に包まれた。 あちこちの建物は音を立てて崩壊し、平穏を打ち砕く。 人々は逃げまどうが、間に合わない。 青年は自らの身体を異形へと変えながら、ぼんやりと待った。 遥か昔、自分のことを封印した宿敵を。 あの時の決着を付けるために。 すると、異形の思いに答えるかのように、一人の戦士が姿を現した。 ある者は瓦礫に押し潰された。 ある者は炎に包まれた。 ある者は暴虐によって散った。 煉獄の焔によって火の海となった町は、この世の地獄と呼ぶに相応しい。 何もかもが紅蓮に飲み込まれ、何もかもが壊される。 その中で、二つの影が対峙していた。 片や、黒の金の力を手にした、瞳を赤く輝かせるリントの戦士クウガ。 片や、白い外骨格に包まれ、額で黄金の四本角を輝かせているグロンギの王。 人々の笑顔のために戦うクウガは、自らの笑顔のために殺戮を行うグロンギを相手に、拳を振るう。 しかし、いくら打ち込もうともグロンギは微動だにしない。 対するグロンギは、ほんの少し力を込めただけで、クウガに致命傷の傷を与える。 負けじとクウガは掴みかかるが、呆気なく吹き飛ばされてしまう。 グロンギは倒れたクウガを踏みつけ、異形の仮面の下で微笑みながら呟いた。 ――どうしたの もっと強くなって、もっと僕を笑顔にしてよ―― グロンギは圧倒的な殺意を放ちながら、腕を前に向ける。 放たれる火炎は人々を容赦なく飲み込み、逃げることを許さない。 苦痛の悲鳴をあげる暇もなく、命が消える。 純粋無垢な笑顔を浮かべながら、同族すらもその手にかけた。 クウガは、守ろうと動く。 苦しみながらも戦う。 しかしグロンギはそんな彼を嘲笑うかのように、破壊を続けた。 やがてベルトで輝く希望の霊石に、亀裂が刻まれてしまう。 暴力の前に、クウガすらも炎の犠牲となってしまい、地面に倒れた―― ――白き闇 イメージの流れは、唐突に終わる。 ハッと目を覚ましたクウガの前では、異形が群れを成して進軍していた。 その光景を前に、彼はほんの少しだけ呆然とするが、すぐに戦闘の構えを取る。 いけない、こんなところで立ち止まっている場合じゃない。 奮い立たせるように心中で呟くが、彼の中では疑問が満ちていた。 (何だったんだ……今のは) ほんの一瞬だけ、脳内に流れ込んだ光景。 黒い鎧を身に纏うクウガが、破壊活動を続ける白いグロンギを相手に戦い、敗れる姿。 今までに見たことのないグロンギ。 そして、今まで一度も起こった事のない謎の現象。 だが、今はそんなことを気にかけている場合ではない。 目の前からは、二メートルを超す巨体を誇る、グロンギが迫っているからだ。 鋭く尖るクチバシ、白装束に包まれた漆黒の筋肉、コンドルを髣髴とさせる黒い翼。 警察から「未確認生命体第47号」と呼ばれ、ゲゲルを行う「ゴ」のグロンギが殺した人間をカウントする判定人、ラ・ドルド・グ。 ドルドは胸部に飾られた装飾品を、両手に一つずつ取る。 それらは一瞬で巨大化し、鋼鉄製のトンファーへと形を変えた。 「もう一人の、クウガ……」 「え?」 地の底から響くようなドルドの声に、クウガは呆気に取られてしまう。 その直後、闇の中から一筋の熱線が放たれた。 ドルドの横を通り過ぎながら、光はクウガに襲いかかる。 反射的に身体を捩ることによって、真っ直ぐに突き進んでくる閃光を避けた。 標的を失ったそれは地面に着弾し、爆音を鳴らす。 続くように、暗闇で複数の光が煌めいた。 吹き荒れる台風のように、光線はクウガを向かって突き進む。 彼は卓越した身体能力で左右に跳躍することで、それら全ての回避に成功。 粉塵が周囲に広がる中、金属を鳴らしたような複数の音が聞こえる。 それらが足音だと気付いたのは、かつてウルトラセブンと戦った人型の二足歩行ロボットが、姿を現してからだった。 銀色に輝く三メートルに達しそうな巨体、顔の位置に付けられたガラスカバー、その下で稼動している大量の機械、胸に書かれた奇妙な模様、金に彩られた四肢、右手に備えられた銃、左手に付いた丸い鉄球。 それは地底ロボットユートムと呼ばれ、ウルトラ警備隊が地下深くより発見した、謎の都市を守護する戦闘兵士。 横一列に整列するユートム達は、一斉に銃口をクウガに向けた。その数は五体。 先端が煌めき、閃光が放たれた。着弾しようとした直後、クウガは高く跳躍する。 熱線により爆発音が響く一方、彼はその身体を地面に転がす。 彼の手には、ナナシ連中の遺品とも言える刀が握られていた。 右手に力を込めながら、クウガは唱える。 「超変身!」 闘志に満ちた声に答えるように、アマダムは光を放つ。 直後、両眼と霊石は赤から紫へと染まり、クウガを守る鎧の形を変えていく。 紫色のラインが刻まれ、銀色に染まった装甲はより厚さを増し、両肩が大きく突き出した。 今の彼は、タイタンブロッカーの名を持つ鎧に守られた、大地を司る戦士。 『邪悪なる者あらば、鋼の鎧を身に付け、地割れの如く邪悪を斬り払う戦士あり』の伝説が示す、紫のクウガ。 タイタンフォームの形態へと、クウガは姿を変えた。 それに伴うように、右手に握っていたナナシ連中の使っていた刀が光に包まれる。 瞬く間に形を変えていき、大きさも増していった。 輝きが収まった瞬間、クウガの手にあるのは金色の装飾が備えられた大剣、タイタンソード。 闇の中で、鎧と同じ紫色の刀身と宝玉が煌めく剣を構えながら、彼は前進する。 ユートムの軍団も拳銃をクウガに向けると、その口が光った。 放たれた光線は容赦なく着弾するが、怯みすらもしない。 爆音が鳴り響くも、痛みは全くなかった。 タイタンフォームの堅牢な鎧の前では、それは火の粉にも満たない攻撃だった。 未だに攻撃を続けるユートム達との距離を、クウガは確実に縮めていく。 やがて一歩前までに迫ると、彼はタイタンソードを力強く横に振るった。 「うおりゃあっ!」 叫びと同時に、刀身をユートムの頭部に叩き込む。 刃は鋼鉄を豆腐のように切り裂くと、その中で蠢いている機械までも両断。 それによって、大量の火花が血液のように飛び散った。 頭部の上半分が切断されたユートムは両膝を地面に落とし、前へ倒れる。 それを最後に、二度と動くことはなかった。 別個体のユートムが、光線銃を構える。 閃光が放たれようとする前に、クウガはタイタンソードを高く掲げた。 そのまま刃をユートムの頭部に叩き込んで、身体を真っ二つに斬る。 切断面からは電流が迸るが、それを気にかける者はいない。 両断されたユートムが土の上に倒れた後、クウガは得物を振り続けた。 右の方向から鉄球を掲げながら、また別のユートムが襲いかかってくる。 クウガは下から上に掬い上げるようにタイタンソードを振って、それと激突させた。 鈍い激突音が鳴るのと同時に、鋼鉄が粉砕される。 その勢いを保ったまま、紫の刃はユートムの頭部から胴体の部分を砕いた。 脇腹からタイタンソードを引き抜いたクウガは、体の向きを変える。 振り向くのと同時に、両手で力強く取っ手を握り締めながら、刃を四体目のユートムへ向けた。 「でやあっ!」 渾身の力を込めて、タイタンソードの先端をユートムの腹部に突き刺す。 背中まで貫いた刃から、封印エネルギーが流れ込み、紋章が刻まれた。 力はユートムの内部を縦横無尽に暴れまわり、蠢くように稼動する機械が次々と破壊されていく。 そこから数秒の時間が経過した後、衝撃に耐えることが出来ずに、その巨体が爆発した。 タイタンフォームの決め技、カラミティタイタンによる爆風に巻き込まれるも、クウガには傷一つのダメージも負わない。 粉々となったユートムの破片が地面に散らばる中、炎が風によって消えていく。 膨大な熱の塊から姿を現したクウガは、タイタンソードを横に払った。 その餌食となったユートムの胸部はあっさりと裂かれ、膨大な火花を散らす。 衝撃に耐えることが出来ずに、機械で構成された身体は一瞬で爆ぜていった。 最後のユートムが吹き飛んだ瞬間、クウガの聴覚は空気を裂くような音を察知する。 振り向いた先からは、巨大な翼を羽ばたかせているドルドがハングライダーのように滑空していた。 高速の勢いで迫るドルドを見たクウガは、タイタンソードを構える。 「くっ!」 甲高い金属音が鳴り響き、微かな火花が迸る。 それはクウガのタイタンソードと、ドルドが握る二本のトンファーが激突することで起こった現象だった。 直後、互いに押し合い、力の拮抗が始まる。 だがすぐにタイタンフォームの姿であるクウガに軍配が上がっていき、ドルドが押されていった。 いくら強靱な戦闘力を持つグロンギといえども、力に優れた形態には敵わない。 それを察したドルドは背後に高く跳躍。翼を動かしながらクウガから距離を取った。 そのまま地面に着地しながら、トンファーを構え直す。 クウガは得物を横に振るが、ドルドは再び飛び上がった。 そのまま頭上を通り抜け、反対側に回り込む。 同時に右肩部分の鎧に、トンファーを叩き込んだ。 ドルドの攻撃によって金属音が響き、クウガの神経に微かな痛みが伝わる。 衝撃により身体が僅かに揺れるが、すぐに振り向く。 見ると、既にドルドは自分から数メートルも遠くに離れていた。 重厚な鎧に守られたタイタンフォームは、攻守の性能に優れている。 しかしその重さの分、俊敏性が犠牲となっていた。 おまけに相手は翼で空を飛ぶことが出来るため、このフォームで戦っては不利になるだろう。 判断を下したクウガは、タイタンソードを地面に突き刺す。 先程破壊したユートムの残骸である光線銃を拾って、右手に力を込めた。 「超変身ッ!」 クウガは合言葉を再び唱える。 彼の意思に答えるために、アマダムは緑色の輝きを放つ。 それに伴うように鎧の形が変化していき、瞳が霊石と同じ色へ変わっていった。 アマダムの光はクウガだけでなく、破損された銃すらも包み込み、その形状を変える。 すると、ベルトから放たれる緑色の光彩は収まり、超変身が終わった。 右肩の装甲が薄くなったのに対し、左肩の装甲が鋭く突き出している。 今のクウガは、視覚と聴覚といった感覚神経が極限まで研ぎ澄まされた、風を司る戦士。 『邪悪なる者あらば、その姿を彼方より知りて、疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり』の伝説が示す、緑のクウガ。 ペガサスフォームの姿に変わるのと同時に、その手に握る光線銃も形を変えていた。 ボウガンを思わせる黒い銃身、古代文字が彫られた金の装飾、埋め込まれたエメラルド。 クウガはペガサスボウガンを構えると、銃口をドルドに向ける。 右手の人差し指を引き金にかけて、反対の手で後ろのパーツを引いた。 弓矢のように引っ張ることによって、前方の装飾が畳まれていく。 クウガは全身の神経を、ペガサスボウガンに集中させる。 それにより、銃口に大気が流れ込んだ。 目の前からは、黒い翼を羽ばたかせているドルドが接近する。 高速の勢いで迫る敵を前に、クウガはチャンスを待った。 全身の神経を集中させる古代戦士は、グロンギと睨み合う。 やがて、空中より迫るドルドはトンファーを掲げ、勢いよく振り下ろした。 その瞬間、クウガは両足をバネにして高く跳び上がる。 ドルドの一撃が空振りに終わる一方で、ペガサスボウガンの銃口を下に向けた。 「はっ!」 瞬時にボウガンの引き金を引いて、左手を離す。 クウガの右手に僅かな衝撃が伝わった途端、空気を破裂させる音が響いた。 それは、ペガサスボウガンの中で圧縮された大気が塊となって、弾丸のように発射されたことで鳴った音。 封印エネルギーと共に撃ち出された、ブラストペガサスの一撃は音速を超える勢いで進む。 一発の弾丸は、標的となったドルドの背中を貫き、紋章を刻んだ。 そのまま脊髄を砕きながら体内を進み、一瞬で腹部を突き破る。 「ガアッ……!?」 ペガサスフォームの必殺技を受けたドルドは、苦悶の声を漏らした。 グロンギにとって猛毒とも呼べる封印エネルギーが体内を暴れ回ることで、飛行が困難となる。 ドルドは勢いよく地面に激突し、それを合図に爆音を鳴らしながら巨体が粉砕された。 まるで弔いのような炎が燃え上がるが、一瞬で消えてしまう。 クウガが地上に着地するのと同時に、アマダムから赤い光が放たれる。 マイティフォームの形態になった途端、ペガサスボウガンは元の壊れた光線銃へ戻った。 必要の無くなった残骸を捨てると、彼は別の敵に向かって走り出す。 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/hrhmkwsk/pages/24.html
DRAGONFORCE イギリスのメロディックスピードメタルバンド 2000年にValley of the Damned (Demo、DragonHeart名義)でデビューする 日本に紹介されるやその圧倒的な速さと素っ頓狂なギターソロでたちまちメロスピ界の代表的バンドにのし上がる 音楽的な特徴としては、とにかく早く、そしてメロディアス、につきる しかし各アルバムに必ず収録されているバラードもなかなかの物である しかし今現在の最新アルバム「Ultra Beatdown」のボーナストラックでは ミドルテンポのジャーマンメタル風の楽曲を披露し、これからの音楽性の広がりに期待できるバンドである 最初に買うべき名盤 Inhuman Rampage Sonic Firestorm (でも、どれも真っ向勝負のメロスピなのでどれを勝手も失敗はないと思う) 代表曲 Through The Fire And Flames http //www.youtube.com/watch?v=0jgrCKhxE1s Strike Of The Ninja http //www.youtube.com/watch?v=iNDjEdkc7e8
https://w.atwiki.jp/gleamofforce/
小鳩ヶ丘高校女子ぐろ~部 Gleam of Force Wiki 小鳩ヶ丘高校女子ぐろ~部 Gleam of Force Wiki このページについて 不具合等仕様 修正済み コマンドの表記についての補足 2ch同人ゲーム板現行スレッド 何か書き込むことがあればこちらに このページについて このページは小鳩ヶ丘高校女子ぐろ~部についての情報をまとめたWikiです。 編集は誰でも出来るのでどんどん情報を書き込みましょう。 編集が不安だ!という人はバンアレン特訓場で練習してみてください。 @wikiの基本的な操作についてはこちらを参照してください。 編集合戦はもちろん禁止!主観的過ぎる内容の書き込みも控えてください。 現在の最新バージョン Ver.1.3.2.0 (2009/07/14) やられ時間を全般的に短くしました。 インファイト時間中のキャラクター動作速度をアップしました。 インファイト時間を若干減少させました SAゲージ増加量を全体的に減らしました マッチングの待機中にアーケードモードが始まるように変更しました(いろいろ問題もあるので調整中です) VSモード用に「スキルセレクト」の機能を実装しました。キャラクターのファイティングスタイルを微妙に変更できる新モードです。スキル:インファイターインファイト成立中の与ダメージ1.33倍、被ダメージ半減(アサルトインファイトでの発動中も含まれます) 相手の側にいるとSAゲージが自然増加(相手が空中状態だと増えません) エンデュランスゲージの減少値が常時33%減少 ガードキャンセルで強攻撃を出すことが出来ます。 スキル:アウトボクサースウェー成功時、スピード上昇が2倍(クイックスウェーは対象外です) カウンターヒットでの相手に与えるダメージが通常の約1.5倍 常時、前進&後退の移動量が若干速くなります(前進後退のみなので、前ダッシュ等は対象外です) 攻撃ヒット時および相手の攻撃ガード時に、キャンセルでバックステップが可能 スキル:オールドスタイル以前までの「ぐろ~部」のままで良いぜという方向け。利点はありません。(ストーリーモードでは強制的にこのモードになります) ※バージョンの切り替え期は、サーバー側の対応が必要なのでマッチングが機能しません。 1日ほどお待ちください。 ※ネット対戦時はバージョンをそろえる必要が有ります。 過去のバージョンアップ履歴 不具合等 仕様 初期設定ではデモモードがONになっている為、ポーズ中、一定時間でタイトル画面に戻ってしまう。 対処法タイトル画面→CONFIG→特殊設定→「デモモードの設定」を off に設定。 修正済み 難易度をVeryHardにすると、それ以降いくら変更してもVeryHard固定になってしまう 対処法Data\SaveData\ にある GameConfig.dat をメモ帳で開いて Difficulty の値を 2 にする。 Ver.1.0.0.3では修正済みの模様。 コマンドの表記についての補足 表記 意味 7894*6123 方向を示す。テンキーで8方向。5はニュートラルです。 A 弱攻撃 B 強攻撃 C ディフェンスモード AI アサルトインファイト 2ch同人ゲーム板現行スレッド フランスパン(旧渡辺製作所)総合スレ34' 何か書き込むことがあればこちらに 条件わからないけどエンディングのスタッフロールの最後の「前作の↓の言葉に されて」の伏字がオープンされてました。 -- 魚鱗の鎧禁止 (2008-09-09 02 40 27) 対戦募集する掲示板とか、どこかにないですか? -- 名無しさん (2008-09-14 21 35 00) キャラセレ時ガードボタン押しながら決定で2pカラー選択可。マニュアルにも記載されてなかった気がするので一応報告。 -- 名無しさん (2008-09-27 16 35 15) エンディングノスタッフロールはポーズで飛ばせる。既出かな? -- とんべり (2008-09-30 00 32 37) 編集時のプレビューとページ保存した後とで表示が異なるので、少々編集しにくいですね。特にリスト表示とか。 -- 名無しさん (2008-09-30 17 35 08) 徳川明日のニュートラル強(5B) -- 名無しさん (2008-10-01 06 44 47) メニューって編集できないようにされるのかな?「細川勝子」を追加しようとしてもエラーになる。 -- 名無しさん (2008-12-05 11 33 57) 対戦チャット作りましたので、皆で対戦しましょう http //www.geocities.jp/akugi04/guro-buchat.html -- MAAC (2008-12-09 23 17 59) チャットもうちょいwikiの見やすい所においていいと思う。ここくらいしかまともなロビないし -- 名無しさん (2009-01-24 19 17 08) リストとリストの間に空行を入れると大きな空行になってしまうので、1行分程度の空行になるように調整してもらえるとありがたいです。 -- 名無しさん (2009-06-16 13 36 18) 攻撃時に相手に表示される判定マーク「◎」ってどうやったら消せますか?Configをいろいろ変えてみたのですが、消せません。 -- 名無しさん (2009-07-16 12 52 49) 双花だけガード硬直が短い気がする。ゆきえの4A→5Bがひとりだけ連続ガードにならない -- 名無しさん (2011-09-25 01 30 52) 細川勝子を追加するにはどうやってできる? -- 名無しさん (2011-12-04 19 06 44) 名前 コメント