約 2,556,197 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47881.html
登録日 [Undefined] 更新日 2024-09-01 20 51 21 (Sun) 所要時間 そんなに手間取らせないつもりだよ。 ▽タグ一覧 tags plugin error ページが存在しているかを確認してください。 *1 やあ! *2 この記事を閲覧している君は…… *1 SCP-2144-JPについて知りたい!そうだろう!? いいえ 君のジョークは驚くほどつまらないね。 君のために「アットウィキ」とやらに部屋を増やしたんだと思うと…… はい *3 HAHAHA!! いい返事だね! 前にも聞かれたからもう答えとくけど、僕はクリストファー・コックス! 24歳のハンサムさ!! *1 丁度この記事が僕の自己紹介におあつらえ向きだ! まずは読んでみて!! ▶︎▶︎▶︎SCP-2144-JPの解説記事を読む◀︎◀︎◀︎ あ、そうだ。僕のハンサム画像については記事の一番下のCCライセンス表示にまとめておいてあるよ! キャプションから追ってみてね! SCP-2144-JP 登録日:2021/04/23 Fri 15 11 32 更新日:2024/08/20 Tue 17 35 43 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 Euclid Mitan SCP Foundation SCP-JP SCP財団 クリストファー・コックス 嘘のコンテスト 情報生命体 財団の闇 SCP-2144-JPは共同創作サイト「SCP Foundation」で生み出されたオブジェクト。 オブジェクトクラスはEuclid。safe ここでもEuclid扱いだから、僕が書き直しといたよ!*3 概要 SCP-2411-JPはネットの海を彷徨う人型の情報生命体である。少々アニメに詳しければ人形使いと似た存在と言えばイメージしやすいか。 外見はヒトの成人男性とかなり似ており、また本人も自我を持ち「クリストファー・コックス」という、現実世界での財団に所属していたエージェントを自称している。しかし当のコックス本人は1992年にサイト‐8144でSCPがらみの事件により殉職しており、財団側は今のところSCP-2144-JPがコックスの人格を模倣し図像を形成しているとみている。 しかし彼はかつての所属エージェントという経歴とは裏腹に、財団に対し非常に敵対的である事が明らかとなっている。 発見経緯 SCP-2144-JPは2017年1月4日にサイト‐8144でサイバー技術部によって見つけられた。それもそのはず、SCP-2144-JPは財団データーベースに侵入し秘匿情報を丸ごと外部に送信していたところを発見されたのである。 366人分のサイト職員の個人情報 98件のオブジェクト報告書 解読不明な23899件の暗号化ファイル これらのファイルを外部の何者かに送信、しかも通信衛星や海外サーバーを経由しまくる徹底さで、財団でさえどこが情報を受け取ったのか掴めなかった。 財団はその場しのぎとしてアンチ-マルウェアプログラムを起動。SCP-2144-JPを隔離させることに成功した。 それと同時にSCP-2144-JPをけしかけた組織を捜索している。 見事な手際だ! 一体誰の仕業だろう!?*1 特別収容プロトコル そして現段階では、 SCP-2144-JPはネットワークから完全に遮断されたコンピュータ上で保管されています。 収容コンピュータは実験時を除いてサイト-8144の電波暗室に保管してください。 実験はサイト管理者による認定を受け、クリアランスレベル3以上の専門技師2名の監督下で行ってください。 SCP-2144-JPはオフライン下での隔離に成功している。んでもって、「絶対にオンラインにするなよ!」というプロトコルが定められた。 ところが、報告書の末尾には、 また、SCP-2144-JPの伝播性により財団内部ネットワーク上にSCP-2144-JPの複製が存在する可能性が指摘されています。なお現在に至るまでSCP-2144-JPの複製の活動は確認されておらず、コンピュータ/ネットワーク上での監視が継続されています。 と記されている。自由に複製できる以上、SCP-2144-JPが一体だけとは限らない。そこで、 SCP-2144-JPの収容違反が認められた場合、サイト内の全ネットワークで自己学習アンチ-マルウェアプログラムを起動しSCP-2144-JPを隔離してください。 隔離後のSCP-2144-JPに対してはプログラム解析を行い外部へと発信された疑いのある情報を算定、報告してください。 オブジェクトクラスは依然としてEuclid。safe SCP-2411-JPの複製は未だにいるのかいないのかも不明なまま。財団は捜索体制を敷きSCiPnet内での監視が続けられている。 そんなにEuclid指定したら、そろそろ僕も怒っちゃうよ?*2 余談 このSCiPは日本支部7周年企画「嘘のコンテスト2020」出展作品である。アニヲタWiki内での同僚にはSCP-2616-JPやSCP-2472-JPがいる。 報告書もSCP-2144-JPが度々介入しクラスを勝手に書き換えたり、自分の顔をハンサムと褒め称えたりなどと好き放題している。この解説もそうならなきゃいいが……。 また該当の男性画像が一時期差し止めになり、その影響で一時SCP-2144-JP自体削除されていたが、無事再掲された。 追記・修正お願[不正なアクセスを確認しました] 参照先 不明 *3 読んでくれたかな? 財団も苦心しているようだね。でもこのままじゃ「嘘のコンテスト」に書かれた理由が分からない。というわけで、下のリンクから真実を追いかけよう! ▶︎▶︎▶︎僕にまつわる真相◀︎◀︎◀︎ 僕にまつわる真相 登録日 [Undefined] 更新日 2024-09-01 20 51 21 (Sun) 所要時間 解説の閲覧お疲れ様! ▽タグ一覧 tags plugin error ページが存在しているかを確認してください。 *1 分かってもらえたかな? 僕はSCP-2144-JPに指定されてしまったんだ。 *2 僕は"コックス"の模倣なんかじゃない。紅茶と釣りが好きなご本人(コックス)だよ。 で、"僕"ことSCP-2144-JPなんだけれども…… *3 まずはこれを見てほしい。僕が僕だった時の人事ファイルだ。 エージェント・コックスの人事ファイル [人事情報削除済] サイト‐8144情報部より通達 当情報は不必要性の観点から削除されました。 *2 見たかい? SCP-2144-JPの「最重要人物のデータ」が不必要だと消されてるんだよ? *3 じゃあ、さらなる真実へ迫ってみよう! ▶︎▶︎▶︎さらなる真相へ◀︎◀︎◀︎ ファイル"777" 登録日 [Undefined] 更新日 2024-09-01 20 51 21 (Sun) 所要時間 言い忘れてたけど、このファイルはセキュリティクリアランス4が無いといけない! ▽タグ一覧 審議会より通知 許可の無いアクセスを検知。 Sorry! 君には黙ってたけど、ここはSCiPNETの最高機密データベースだよ!*1 本当に申し訳なかったけど、君には全部話してもいいなって思ったからさ。 じゃあ機動部隊が君の家に押しかけない内に、解説を読み切ってしまおう!!*3 SCP-2144-JPは、777計画という財団の機密計画によって生み出されたアノマリーだった。つまりコイツは財団製のアノマリーなのである。 777計画の目的 この計画は、要注意団体や様々な国家がSCiPを悪用し現実世界を破壊・改変しようとした際に対処できるエージェントの育成を目的に始まった。生物学、ミーム学はもちろん、宗教や超常現象も交えた研究が行われた。報告されている限りでは1962年から進行していたらしく、息の長いプロジェクトであったことが伺える。 エージェントの完成 長い期間を経て完成したのは、情報を知覚する事によって発動する「ミームエージェント」。それが「ミーム殺害エージェント」と「"クリストファー・コックス"」だった。前者はSCP-001などの重要機密に対するセキュリティとして実用化された。 しかし、後者の人型ミームエージェントは上手くいかなかった。 コックスの怒りと凍結 元々の「クリストファー・コックス」は、 エージェント・コックスは職務態度、忠誠度評価共に優良であり精神面においてのストレス耐性が平均値以上と判断されました。 と計画内にも記されている通り、非常に優秀なフィールドエージェントだった。それを見込まれてやってきたコックスに財団は、 エージェント・コックスは777計画専従エージェントによって回収され、公式には事故死として処理されました。当エージェントの開発には、情報固定化ミームに暴露させた脳組織を摘出し、脳神経組織に固定化された各情報子を電子的に書き換える手法が用いられました。 とコックスを電子デバイスに転送する暴挙をやってのけた。「コックスを回収」というニュアンス、そしてコックス本人の怒り心頭っぷりから、本人の意思に関係なく摘出を受けさせた可能性が高い。 エージェント・コックス本人からすれば、忠誠を誓った財団に裏切られ、脳を摘出され、ネットワークに閉じ込められたに等しい。彼は怒りを覚えたが、財団側は、それを「敵対的」とみなした。 計画は凍結され、ミームエージェントとしての"コックス"は消滅したかに見えた。 SCP-2144-JPとしての再臨 計画が凍結された1992年から25年後。2017年に彼は再び現れ、 366人分のサイト職員の個人情報 98件のオブジェクト報告書 解読不明な23899件の暗号化ファイル を財団外に持ち出した。彼は財団に復讐を始めたのである。777計画の露呈を恐れた財団は、計画において優秀な成果を収めていた日本支部にこれを収容させ、SCP-2144-JPとして指定した。財団は同時に777計画が凍結された1992年から2017年までの足取りを追っているが、まだ不明なままである。 お疲れ様。最後に君に、伝えたいことがあるんだ。クリックしてね *2 そう。僕は拉致され、情報だけの存在にされた。しかも最も貢献したはずの財団にね。 僕が今(2017年)まで何をしてたか分かるかい? 待ってたんだ。インターネットの普及をね。 そして財団の「嘘」を公にする。いかに"財団は冷酷だし残酷か"を伝えるために。 *3 という訳で、君にはプレゼントだ。 *4 ジャジャ~ン!! ミーム殺害エージェント~!! 報告書たちからチョチョイと借りてきたのさ! これで君は無闇に情報を探してミー殺された哀れなアニヲタ君だ。 このまま機密違反で機動部隊に抹殺されるよりはいいだろう? それじゃあ、さようなら。 追記・修正をお願いね!! △メニュー 項目変更 結局どういうこと? この項目およびSCPが一体何なのかというと、概略すればSCP名物のギミック項目である。 本家ページでは、「クリストファー・コックス」を名乗る架空の相手との対話形式で、動的にページが展開される仕組みになっている。 当Wikiでは再現に限界があるものの、本家ページでは秀逸なページ遷移の仕組みが施されているため、興味がある方はご一読いただきたい。 ▼CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-2144-JP - やぁ!そこの君。君だよ君。そこでこのページをぼうっと眺めてる君。ちょっとしたことなんだけど、このリンクをクリックしてくれないかな。 by Mitan http //ja.scp-wiki.net/scp-2144-jp 画像1 - [フリー写真] 椅子に座ってコーヒーを飲むスーツ姿の外国人男性 https //publicdomainq.net/man-portrait-sit-0040922/ 原著者 不明 画像2 - [フリー写真] 顎に手を当てながら椅子に座る外国人男性 https //publicdomainq.net/man-portrait-sit-0040920/ 原著者 不明 画像3 - [フリー写真] 頭の後ろで手を組みながら椅子に座る外国人男性 https //publicdomainq.net/man-portrait-sit-0040919/ 原著者 不明 画像4 - アニヲタwiki SCP-001-JP/snojの提言 及び SCP-001より https //img.atwiki.jp/aniwotawiki/attach/40391/16207/ミーム殺害エージェント_死ぬが良い.png 原著者 SCP-001-JP/snojの提言 ページ wakefulspect SCP-001 ページ 履歴流れにつき不明 画像はいずれもリサイズでのみ編集されており、改変等は行なっておりません。 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ちょっと短すぎない? -- 名無しさん (2021-04-23 15 30 19) 短いしライセンスの提示もされてない。今のままだと削除になるかも -- 名無しさん (2021-04-23 15 32 42) ↑失礼。文字数自体は問題ないんだけどね -- 名無しさん (2021-04-23 15 34 15) CCライセンス等の儀礼ももちろんだけど、元ページには特徴的な仕掛けがあるから、模倣の努力をしてほしいと感じる。畳み込み等で雰囲気の再現はできると思う。 -- 名無しさん (2021-04-23 15 46 55) アニオタwikiで記事にするとつまらなくなるSCPだったんだな -- 名無しさん (2021-04-23 15 53 19) 編集中にいただいたコメントが削除されてしまったので復元しました。 -- 名無しさん (2021-04-23 16 16 39) うーん、なんというか、長くはなったけど、模倣しようとするあまりにとっ散らかり感が凄い どうしても「対話してる」というより誘導通り上に行ったり下に行ったりしてるだけって感じがするなぁ とはいえ、違うWikiだからやむを得ないのか…… それと複雑なものを作りたいならtest項目かどこかでやってからのほうがいいかもしれない -- 名無しさん (2021-04-23 16 23 17) これならいっそ潔く、余談として「本家は、当Wikiの書式では再現できないほど複雑な仕掛けが用意されています」ってことを明記したほうがいいかもね。 -- 名無しさん (2021-04-23 16 35 39) いやすげぇ面白いよこの記事 俺は好き -- 名無しさん (2021-04-23 16 41 27) ↑2それを書くとそれこそ元記事のネタバレになるんだよな いやまあネタバレするためのページなんだけど読後までは隠さないと -- 名無しさん (2021-04-23 16 45 19) ↑後半で仰ってる事そのものですが、あくまでSCP記事の解説のページなのだからネタバレは普通に良いのでは 最後の方にでも「これは本家ではギミックを楽しむものです」という説明をつけたほうが良さげ -- 名無しさん (2021-04-23 16 54 01) 偽メニューで区切っていったん終わらせて、その下でこの項目の解説を入れたらどうでしょう。結局これは何だ?っていうのはそれでスッキリすると思いますし -- 名無しさん (2021-04-23 17 06 59) クリストファーコックスって名前が卑猥なものに見えたのは自分だけでいい -- 名無しさん (2021-04-24 08 08 22) 元記事をアニヲタwikiで再現しようとする試みはいいけど、それ以外情報量が増えてないからそれなら元記事を見りゃいいじゃんってなるような… -- 名無しさん (2021-04-24 12 15 47) 噛み砕いて説明している、ってわけでもないしねぇ…… やっぱり「この項目は要するにこういうものです」っていう説明は欲しい -- 名無しさん (2021-04-24 22 10 09) クソむかつくSCiPだった -- 名無しさん (2021-04-25 10 31 26) ↑閲覧中「イラッ☆」とさせるのは意図的なもんだろうね。ただこいつ、オチが弱い気がするんだよなぁ -- 名無しさん (2021-04-25 10 57 32) 上述の提案含め、今のままだと確かに初見バイバイ感が凄いので、項目そのものに関する説明を最後に追加 -- 名無しさん (2021-04-25 11 53 01) 再現しすぎて、単なる模倣でしかなくなっていると思う…。仕方ない部分もあるかもしれないけど、正直模倣部分全部不要では?このギミックは本家で見せてこそ意味あるものだと思うし、ここでは解説だけに留めるような形の方がいいと思う。 -- 名無しさん (2021-11-05 21 45 03) 流石にアカウント拝借されて濡れ衣は再現できなかったか。 -- 名無しさん (2022-01-09 18 48 11) ギミックは本家見ればいいから、結局なにこれ?の部分の解説いろいろ読みたかった感 -- 名無しさん (2022-02-07 03 55 39) 生前からこんな愉快な性格だったのか ディスカッションだと財団をおちょくって挑発してるみたいな事書いてたからわざとこのウザいキャラをやってるのか -- 名無しさん (2022-11-28 21 16 33) http //scp-jp.wdfiles.com/local--files/scp-2144-jp/%E7%85%BD%E3%82%8A -- 名無しさん (2023-08-11 11 36 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/siberia_specialforce/pages/250.html
BMP-1はソビエト連邦の歩兵戦闘車(IFV)。1966年に配備を開始、翌1967年に存在が明らかになった。世界初の歩兵戦闘車で、歩兵を乗せながら敵戦車を攻撃する能力を持つ。 BMP-1の最大の特徴は、装甲兵員輸送車に比べ、歩兵支援の為の強力な攻撃能力を有することであった。主砲の73mm低圧滑腔砲はSPG-9無反動砲と同型の、少量の装薬で発射された後にロケットブースターで加速される榴弾(HE)および対戦車榴弾(HEAT)が用いられた。ただし無反動砲と砲塔に搭載する車載砲の違いから薬莢の形状が異なるため、直接的な意味での弾薬の互換性は無い。 さらに9M14サガー対戦車ミサイルと、装甲車の一般的な装備である機関銃も装備している。また、後部に配された兵員室には小さな銃眼(ガンポート)が設けられており、搭乗している兵士も発砲できる。これは、戦闘で核兵器が用いられた際に、放射能で汚染された地域でも歩兵を展開できるように考慮されたものである。 これらの点でBMP-1は、従来の兵員輸送車両に比べて非常に画期的とされ、その登場時には所謂「BMPショック」を各国にもたらした。これにより、砲塔を搭載して戦闘に参加する能力を持ち、かつ歩兵を運べる「歩兵戦闘車」という新たな装甲戦闘車両の分野を生み出すこととなった。 基礎データ 全長 6.74 m 全幅 2.94 m 全高 2.15 m 重量 14 t 乗員数 3 名 乗員配置 乗員3名、歩兵8名 装甲・武装 装甲 33 mm 主武装 73mm低圧滑腔砲 9M14(AT-3サガー)対戦車ミサイル 副武装 PKT7.62mm機関銃 機動力 速度 65 km/h(整地) 45 km/h(不整地) 8 km/h(水上) エンジン UTD-20 V型6気筒 液冷ディーゼルエンジン 300 hp/2000 rpm 懸架・駆動 トーションバー 行動距離 600 km 特殊部隊では数輛のBMPが運用されており、現在でも強化、改造されたものが使用されている
https://w.atwiki.jp/qtrain/pages/257.html
クハ451-1508 (国鉄485系電車) 新潟県新潟市秋葉区新津東町2丁目5-6 新津鉄道資料館(MAP) 写真提供 刑事長:撮影 2017/07/07 最新の情報提供 刑事長:情報更新 2017/07/21 現在の状況 静態保存 車内見学は事前に予告のあった日のみ可 管理者 新潟市、新津鉄道資料館 協力募集 毎年1回、運営ボランティアを募集している 備考:485系の中で、北海道向けに特別耐寒耐雪装備を施した1500番台の先頭車。1974年日立製作所笠戸事業所製造。1975年に苗穂へ配属され特急「いしかり」で使用されるも、トラブルが続出し1980年の781系投入で本州へ。1508は青森→秋田→上沼垂と渡り歩き、2015年に廃車。なお国鉄時代の1982年の青森配属時代、鹿児島運転所へ転出するモハユニットの回送列車の先頭車を務め、電化区間最北端(旭川駅)と最南端駅(西鹿児島(現鹿児島中央)駅)両方への走行実績がある唯一の電車となるという逸話がある。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35841.html
登録日: 2016/12/25 Sun 17 11 53 更新日:2024/03/05 Tue 18 21 07 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Dr. Fujino Keter SCP Foundation SCP-CN SCP-CN-756 ※空港で売ってました 不可説不可説転 中国支部 数の暴力 数字の本 数量之书 本 SCP-CN-756(*1)はSCP Foundation中国支部のオブジェクト(SCiP)。 オブジェクトクラスはEuclid(一応は収容できているが予断を許さない)…だったのだが、 後にKeter(収容が著しく困難、あるいは不可能だがほっとくと世界が滅びる)に格上げされた。 項目名は『数量之书』。日本語名は『数字の本』。 概要 SCP-CN-756は一冊の本であり、開くと左側のページに文章が書いてある。 20*30cmの左とじの本で、《一から不可説不可説転》というタイトルと 《よくわかるヒンディーの数量単位》というサブタイトルが全て黒のブロック楷書体で印字されている。 現在までに開かれたことのあるページから、すべての左側のページには 「数字」「助数詞」「対象」という形で中国語で文章が書かれていると予測されている。 たとえば、1ページ目は「一匹马」(「1」「ひきの」「馬」)であった。 この本はどういうわけか、1ページ目から順番にしか開くことができず、 すでに開いたページには異常性はもはや存在しない。 つまり、異常性が存在するのはまだ開いていないページにのみである。 そして異常性はすごくわかりやすく、「開いたページの文章通りのものが出現する」である。 だから「一匹马」なら馬が一匹ヒヒーンと飛び出たらしいのだが、もう再現できない。 ちなみにこれが発見されたのは空港の簡易販売所で、海外での仕事を控えた財団のエージェントが、 多分暇だったと思われ、本を購入して開いた所、空港の中を馬が駆けまわったという経緯である。 空港のセキュリティによって馬は射殺され(空港セキュリティが有能過ぎる) 駆けつけた財団のスタッフと当該エージェントによって空港にいた人には記憶処理が行われた。 ちなみに不可説不可説転とは約10の37澗乗という馬鹿みたいにでかい数字である。 まず澗(かん)って何って話だが、10の36乗のこと。 桁数からして頭が痛くなる数字である。 数字として書くと指数の中に指数が登場する時点で頭がおかしいが、これは勿論実用数字などではなく、 華厳経に登場する数字で、「普通の数字では言い表せないほどの功徳の大きさ」を示したものである。 もちろん、省略抜きで普通に十進表記でかけるわけがない。 開いた結果 10杯のチャーハン 開いたDクラスの前に10杯の皿に盛られたチャーハンが出現。 チャーハンに普通のチャーハンとの違いは見られなかった模様。 100tの銅球 純度100%の銅球が出現。財団は売りさばいて運営資金の足しにした。 1000本の針 空中に多数の針が出現し、開いたDクラスが軽傷を負った。 磁石を使って1000本あることが確かめられた。 この事例から、ものを取り出すメカニズムを解明すべきと一人の職員が提案し、 他の職員もそれに賛同したため、直接特定のページを開けないか試みることになる。 真ん中のページを直接開かせる Dクラスは、普通の紙であるはずなのに接着剤でくっついたように開かないと主張した。 巻末を直接開かせる やはりDクラスは、どうやっても開かないと主張した。 本を破壊する 上記2つと同じDクラスが命じられる。だがSCPオブジェクト特有の謎耐火性・謎耐水性・謎対先鋭性を発揮。 爆発実験は意図しないページが開かれる可能性があるため実行されなかった。 仕方ないから次のページ開いてくれ やはり同じDクラスが命じられる。開いた結果、「20000Lの二酸化炭素(*2)」が出現。 Dクラスは呼吸困難に陥り即死した。他の職員はすぐに実験室から避難した。 この時次のページが開きかけていた模様。 Keterへの格上げ この時点で次の「億」のページを開くべきかという議論がかわされ、結果これ以上の実験は凍結しようということになった。 本をより厳重な収容を行うために移送すべきということになった。…がサイト-CN-79から移送する際に ポーターがミスって本を落っことしてしまい、「億」そして「兆」のページが誤って開かれてしまった。 そこに大量のゴキブリの雨が降ってきて、サイト-CN-79にいた人が全滅した。 ゴキブリを対処するためにサイト-CN-79目掛けて財団は空爆を承認、その後サイト跡地に立ち入るも、 一気に職員及び巻き込まれた民間人が死亡。 どうやら後で調査した所、「億」は「一億匹のゴキブリ」で、「兆」は「一兆株の炭疽菌」だったことが判明。 ゴキブリに埋もれながら炭疽で死ぬ…まだクソトカゲに喰われたほうがマシじゃないのかこれ。 しかもゴキブリの大量発生と空爆にもかかわらず本自体は無事。 消毒こそなされたものの、もはやサイト-CN-79は使い物にならず、現在は Site-CN-100内に位置する天山山脈地下1kmの深度に設けた施設に収容され、 ありとあらゆる厳重な立ち入り禁止及び外部要因で開かれないように点検作業を行うことになっている。 何かあった時のために水爆まで用意してある。 恐らく次のページは「京」、そして最後のページは「不可説不可説転」であることはいうまでもなく、 仮に不可説不可説転であった場合に、それが「紙上に10進表記で書かれた不可説不可説転」であったとしてすら もはや地球が受け止めきれる質量ではなく、しかも管理してないと勝手に開く可能性があるため厳重管理、 それですら正直何かの拍子で開きかねないためKeterとなっている。 なんでこんな本空港に売ってたんだよ。 余談 実は原文にはあるミスがある。 この報告書のラストには、O5-CN評議会(中国支部限定のO5。日本支部における日本支部理事みたいなもん)がこのような通達を出している。 恐らくSCP-CN-756の最後の項目は「不可説不可説転」だろう。仮にこのページの文章が「不可説不可説転個の、紙上に記載された零」だったとしてこれを通常のA4用紙に書き込むには両面に1000個書いたとしてその総質量は1.488735352*10^35グラム、太陽の約74.8倍の質量である。そしてこの数字はあくまでも我々の想定の中で最も被害が小さいものでしかない。 だが実際に本当にA4用紙に書き込んだ場合、太陽どころか全宇宙の質量すら超える。 あれ余計に危険になってる…? 不可説不可説転回の追記・修正をおねがいします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-CN-756 - 数量之书 by Dr. Fujino(原文)/BrRd_Kakeru(翻訳) http //scp-wiki-cn.wikidot.com/scp-cn-756 http //ja.scp-wiki.net/scp-cn-756 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 古代から現代まで、中国人はこういう「途方もないもの」「とてつもなくデカいもの」を扱うのが上手いw -- 名無しさん (2016-12-25 17 24 22) 興味をそそるタイトルじゃなくてよかったと言うべきか -- 名無しさん (2016-12-25 18 37 57) (なんで10000リットルじゃないんだろう……) -- 名無しさん (2016-12-25 20 04 28) パラパラ漫画描いてみるか… -- 名無しさん (2016-12-25 20 34 03) 正に数の暴力 -- 名無しさん (2016-12-26 08 18 57) ↑3 原文だと「万升二氧化碳」だったから、たぶん翻訳wikiに翻訳した人が間違えたのではないかと -- 名無しさん (2016-12-26 13 41 22) 財団職員が買って開けちゃったあたり、要注意団体の製造物くさいなあ -- 名無しさん (2017-03-04 22 52 33) これといいちくわといい、何故勝手に開くのか?制作者の悪意が感じられる -- 名無しさん (2017-07-06 09 21 43) 最後って37澗個分の零ってことなんじゃ? -- 名無しさん (2017-09-26 18 30 17) チベットかどこかの独立派が、「これで中国政府ぶち壊したる!」と思って、生み出して空港に置いたんじゃね?w -- 名無しさん (2017-09-26 18 45 19) SCP-410-JP「俺の出番か?」 SCP-280-JP「片付けは任せろー!」 -- 名無しさん (2018-05-04 15 12 17) 知ってるか…世界には不可説不可説転よりもデカい数字があるんだぜ… -- 名無しさん (2018-07-14 16 25 06) 知ってるか…中国山東省で三億匹のGを使った生ゴミ処理施設が出来たんだぜ…ちなみに品種はワモンでおよそ300トン、つまりサイト-CN-79には100トンのGの雨が… -- 名無しさん (2018-07-31 21 25 18) この本と容積の全く同じはこに詰めるのじゃいかんのか? -- 名無しさん (2018-08-10 17 01 00) 空から降る一億の・・・こんな危なっかしいもんアロンアルファで接着してコンクリで固めとけ! -- 名無しさん (2018-09-16 18 45 19) 財団は売りさばいて運営資金の足しにした。 確かに幾ら金があっても足りないだろうけど、何そんな得体の知れないモン流出させてるんだ -- 名無しさん (2018-09-16 18 47 13) 「開いたら何が起きるか」以外の異常性がなんにもわかってないのもコイツのやばいとこだよね。研究も実験ももうできないし、新たな異常性が見つかったときには人類終わってるかもしれない。納得のKetetだわ。 -- 名無しさん (2018-09-17 13 08 47) ↑ミス Keterでした… -- 名無しさん (2018-09-17 13 09 22) まあでも不用意に実験するのはおかしいよ 本家なら三桁の時点で察してコンクリ詰めにしてそう -- 名無しさん (2019-10-29 22 09 24) ↑ 100tの銅の売却で多少なりとも利益を得てしまったのが判断に影響したのかも知れない。 -- 名無しさん (2020-08-03 17 38 09) てかよくこの内容で途中、最後のページを開けさせようとしたな。万が一一番前の開いてないページしか開けない異常性がなかったらその時点でKクラスだったろうに -- 名無しさん (2021-05-28 00 37 33) どんどん出てくるものが小さくなってるの地味に優しいな。「兆」の段階で馬が再登場してたら阿鼻叫喚だろう。 -- 名無しさん (2021-09-14 00 43 33) 1不可説不可説転個の0じゃなくて、1不可説不可説転個の・だったら多少マシに…ならんか。 -- 名無しさん (2021-09-14 01 54 00) 多分最後のは「1不可説不可説転を数字で表す際の0」だったんじゃないか -- 名無しさん (2022-05-18 12 29 11) 宇宙にある原子の総数が10^80程だと言われてる。最後のページが例え水素原子や中性子だったとしても宇宙の体積じゃ全然足りん -- 名無しさん (2023-12-15 01 33 30) なんでこんな本空港に売ってたんだよ。 日本じゃディズニーの売店にSCPがご登場しているぞ?まあ真面目に言うなら「空港職員が意図的に仕入れた」のじゃなくて、「SCPの方が頼んでもいないのに勝手に現れた」って方だろう -- 名無しさん (2024-03-05 18 21 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/5469.html
今日 - 合計 - GP-1の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時59分34秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40581.html
登録日:2018/10/05 (Fri) 00 17 45 更新日:2024/09/26 Thu 17 35 29NEW! 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 Euclid Keter SCP Foundation SCP-056-KO SCP-KO SCP財団 sw19classic アメーバ 世界の終わり 大体お前らのせい 終焉 警告 これ以上ページを閲覧しないでください !! (´・∀・`)コレカァ…ポチ 警 告 アニヲタWiki(仮)SCiPNETアクセス統合告知 通 知 日 2014.06.29. 通 知 者 SCP財団総務部情報監視チーム長 ウィル・ハートマン、内部連絡部長 李燦 役 印 省 略 貴方がどの程度のセキュリティクリアランスを保持していようが―もちろんL4以上の権限を保持しているからこそこのページにアクセスできているのだろうが、それは然したる問題ではない。単純な参照や定期点検だ、と言い張ってくれても構わない。貴方は必ず後悔するだろう。だからこそ、手遅れになる前に今少しだけ私の言葉に耳を傾けてほしい。 今すぐに、続きを閲覧しようなどと考えずにページを閉じよ。 これは脅しではない。もしもこれ以上の閲覧を続けるというならばこう言おう。貴方は必ず後悔することになる。 貴方のアクセスページ番号がこれ以上深部へ進むことがあったならば、財団データベース監視プログラムにより貴方の居場所がどこであろうとも特定され、すぐさま対応チームが出動し、小さくは人事上の不利益から、大きくは…状況に依るが、即時の射殺許可も降りるだろう。 私が何故"対応チーム"と言ったのか疑問に思っていることだろう。それは、貴方がこのページの閲覧続行を心に決めた瞬間から、貴方は財団の利益に仇為す存在であると看做されるということだ。選択権は貴方に委ねられる。同時に貴方は自分の選択の責任を負う準備をしなければならない。 我々は確かに警告をした。 (´・∀・`)アッソ 警告 これ以上ページを閲覧しないでください !! 警告 これ以上ページを閲覧しないでください !! 警告 これ以上ページを閲覧しないでください !! 警告 これ以上ページを閲覧しないでください !! ( `・ω・´)wktk 画像出典:http //ko.scp-wiki.net/scp-056-ko ,by sw19classic この画像は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 (゚Д゚) 私は貴方を怨もう。貴方を呪い、そして罵ろう。貴方のその高い職務責任とセキュリティクリアランスに見合わないつまらぬ好奇心を憎悪しよう。そしてその好奇心と引き換えになった、財団と世界の運命を歎こう。 ……斯様な状況で何を躊躇うことがあるだろうか?今、全てを語ろう。(*1) SCP-056-KOは、怪異創作コミュニティサイト「SCP財団」に投稿されたオブジェクトの一つである。オブジェクトクラスはEuclid…だったのだが、後述する理由によりKeterに再分類された。 概要・経緯・かつての収容プロトコル こいつが何か、正しい表現方法はいまだに分からない。ただ、一つ言えることは、 こいつはインターネット上に存在する「何か」である。 一応、三次元ネットワークモデル(サイトマップの様に3Dでインターネットの網を表現したもの)上ではこいつはアメーバのような形態をとっている。 この「何か」は、ウェブページに影響を及ぼし、そのページを閲覧した人にも影響を及ぼす。こいつの影響を受けたウェブページは数知れず、ましてや暴露した人間の数など算出は不可能である(一応、特定の条件下では暴露の影響を受けない人もいるという希望的予測も存在する)。また、動物実験の結果、人間以外の生物には影響を与えないことが分かった。 …問題はその"与える影響"である。 SCP-056-KOはウェブページ上のどこかに、その影響を"感染"させる。感染部分を閲覧した人間もこいつに感染し、自分の視覚的情報をそいつと共有するようになる。そして、SCP-056-KOは感染者の頭の中で想像したもの、妄想を複製し、或いは強奪して吸収する。想像力が強ければ強いほど、より多くの"もの"が吸収される。想像が過激で危険であるほど、吸収される"もの"も危険なものになる。SCP-056-KOはその吸収した"もの"を糧にしていると思われる(ここまではレックス・マクネイル研究員の論文に基づく推測である。まだ研究は進行中である)。 SCP-056-KOは、その吸収した"もの"の一部を現実に反映させる、いわゆる「現実改変能力」を持ち合わせている、と考えられている。しかも、明らかに悪い方向に。例えば、よろしくない性癖を持った者たちが集まるコミュニティが感染した翌月、その国の児童性犯罪が増加したり、ある環境保護団体が感染した後、マレーシアから熱帯雨林が急速に消えたりした。つまりはそういうことである。一応、大規模だったり、悲惨だったりする事件に関しては、どのようなものがこのオブジェクトの異常性と関連を持つのかはほぼ明確に明らかになっている。しかし、微々たる民事犯罪などに関しては、どこまでがこいつに関係があるのか判断は非常に難しい。 元々は、このオブジェクトの影響を受けているページの閉鎖を行ったり、民間人がどのような危険な想像をするのか把握し、災害が起こりうる場所にあらかじめ職員を派遣したりすることで、このオブジェクトによる人的被害を最小限に抑えようとしていた。creepy pastaサイトやSF・ホラー小説サイト、その他文芸サイトに対する監視は集中的に行った。こういったサイトがSCP-056-KOに感染しでもしたら、その度に財団が収容するオブジェクトが増えることになるからだ。さらに、SCP-056-KOの生態を研究するため、プログラマ・ハッカーで構成された専用の機動部隊を編成した。 だが… 財団はある重要なことを忘れていたのである。 そう。 財団が保有するSCiPNETに対する監視を忘れていたのである。 Keter再分類・現在の収容プロトコル SCiPNETにSCP-056-KOが感染する。これが意味するところは、すなわち世界の危機である。 SCPに関してあまり知らない、詳しくない人は、「なぜ財団ネットワークに影響が及んだら世界の危機になるの?」と疑問に思うかもしれない。だが、すでにSCP記事を読んできた諸君は背筋が凍りついたことであろう。 そうだ。我々はうなじに刃物を当てられているのと同じ状況なのである。 大量の[削除済み]や[編集済み]で満たされた財団データベース。その規制の背後で何が起こったのか、何が隠されているのか。諸君は、その検閲からあらゆる凄惨で暗澹たる何某かを想像する作家でもあるのだ。 もうお分かりであろう。 SCP-056-KOが、大好物である陰惨な想像が蔓延する場所に侵入でもしたら。 その想像をSCP-056-KOが吸収したりでもしたら。 K-クラスシナリオまっしぐらである。 そして、恐れていた事態が発生した。 SCiPNETの一部が、SCP-056-KOに感染したのである。 繰り返すようだが、これだけで世界の滅亡に繋がりかねない事態なのである。そして文字通り、世界は大きな危機に瀕した。 SCP-056-KOは直ちにKeterに再分類され、この報告書へのアクセス制限が設けられた。つまり、SCiPNETそのものをこのオブジェクトの隔離所として使用しなければならなくなったのである。元々別のナンバーが割り振られていたこのオブジェクトは、この瞬間にSCP-056-KOとなったのである(よりにもよってこのナンバーの報告書にあのアメーバが手を伸ばしたおかげで、財団は報告書の移動、整理を行う羽目になった。本来056ナンバーだったオブジェクトは現在は別の番号に割り振られて、その過程で誤って職員がこの報告書を閲覧したおかげで…この先は言う必要もあるまい)。 財団が最も恐れているのは、誰かが財団のような組織を思い浮かべ、そのデータベースが攻撃を受けている様子を想像した、という事である。SCP-056-KOはその想像を吸収し、すべてのセキュリティシステムを突破し、SCiPNETの一部を感染させた可能性がある。 たった今、彼奴は貴方の想像力を腹いっぱい喰らって満足している最中だろう。このオブジェクトに対して、様々な攻撃を試みたものの、SCP-056-KOをSCiPNETから撃退することはできなかった。上の方にあったあの跡は、まさしく財団がSCP-056-KOと戦った戦地であり、今なおオブジェクトが影響力を放っている場所である。 現在の収容プロトコルでは、言わずもがな、この報告書へのアクセスは規制される。一応、紙面媒体としての閲覧は許可されている。SCiPNETでのアクセスは、セキュリティクリアランスの低い職員のアクセスを禁止し、アクセスが可能な職員に対しては財団総務部情報監視チーム長 ウィル・ハートマンの非常警告文を最上部に掲載することでそれ以上の閲覧を自制させる。この警告文が無視された場合に備え、縮約された形態の警告文を4度にわたり掲載する。 分かると思うが、これらはすべて貴方が無視した指示である。 そして、その警告をすべて無視してSCP-056-KOに感染した職員は、対応チームがふさわしい措置を下す。これには最悪、現場での即時処分が含まれる。 "コード アポトーシス"作戦 勿論、財団もSCP-056-KOに対する抵抗をやめていたわけではない。 考えられているSCP-056-KOの性質の一つに、“SCP-056-KOの影響を受けた人間は、後日想像力の飛躍的な増進を体験する”というものがある。 これを利用して、財団オブジェクトに対する弱体化作戦を行った。 PLAN A Dクラス職員の中から特別に一人の職員を選出し、訓練により想像力を倍増させ、強制的にあらかじめ準備されたシナリオを想像させる、というものである。シナリオの内容は、 SCP-056-KOがそれ以上の影響力拡大を停止 既存の感染ウェブページが完全に財団の管理下に置かれる 財団の研究者が喜びの声をあげて屋外パーティを開く などである。 この計画の為に選出されたD-10054は、一種の薬漬け状態に置かれ、脅迫的にシナリオを想像し、シナリオに固執するという状態になっている。 結果はそううまくいくはずもなく、財団は期待していた報告を聞けなかった。その後、D-10054の従妹を残酷に強姦した男が逮捕され、従妹は名誉殺人として殺された。勿論SCP-056-KOとの関連性は大いにあり、D-10054が政治犯として収監される以前、D-10054は自身の従妹との近親相姦の欲望を同僚に話していたとされる。研究員たちは、D-10054が「過去に」想像したものをSCP-056-KOが吸収したと考えている。 当然、財団がこれで諦めるはずがない。 PLAN B 今度は、財団職員の子供の中から4~6歳の子供をリストアップし、その中から9人を選出、最も想像力が高い1人をSCP-056-KOに暴露させた。この際SCP-056-KOは最大限乳児的で滑稽かつ弱弱しい存在として説明した。 結果、財団の機密情報と36種のオブジェクトが喪失した以外には、期待した報告はなされなかった。後に言えることは…子供の想像力は凄まじい、ということか。 これにより、アポトーシス作戦は失敗に終わった。今後の作戦の提案には、十分な配慮が必要になる。 備考 当時20歳のアマチュア作家が、SCP-056-KOに感染したページを閲覧したとして拘束された。尋問の結果、SCPオブジェクトそのものとの接触はなかったとされ、Cクラス記憶処理を施され解放された。 その小説のタイトルとチャプター名はこれである。 題目 ポンティウスの不思議な逃避行 (Supernature Chasers of Pontius) 26章 S.C.P.、最後の任務 (The Last Mission of S.C.P.) …もはや何も語る必要はあるまい。 (;Д;))))ガクガクブルブル 貴方が普段どんな暗澹たる想像をしてきたのか、繰り返しじっくりと鑑みて、しばらくの間ニュースを熱心に視聴しながらそれらがどのように具現化されたかを知ると良い。そして報道された犠牲者の姿をその目に焼き付け、両の手を合わせて彼らのために祈れ。 さて…もうここまで読んだのならば、メッセージをすべて読み終わったということになる。後ろの対応チームの面々には、次のように伝えてくれ。"マドラスドレスを纏ったルーシーは、お婆さんが沸かしたココナッツスープを今1度味わいたかった。"私のメッセージを、誠意を持って最後まで読んでくれた見返りに、対応チームの配置を解除し、追記・修正のテンプレートを与えよう。これを使って追記・修正をし、3日以内にインターネットで私に提出してくれ。もう大丈夫だ、安心したまえ。 ε-(´∀`*)ホッ △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- まぁ、どうせその追記・修正を私が読む事はない。貴方の人事記録は財団から抹消されるだろう。 これはこの世にはびこる"悪意"、その責任を問うための私なりの"正義"だ。安心させといてこんな事をするのはあんまりだと、そう思うかね。最初に言ったはずだ、私は貴方を呪い、憎悪する、と。だから文句を言わず、安らかに眠りたまえ。貴方の家族に対する経済的支援は続行される予定だ。 ウィル・ハートマンより 心を込めて CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-056-KO - [ 경고 이 페이지를 절대 열람하지 마시오! ] by sw19classic http //ja.scp-wiki.net/scp-056-ko http //ko.scp-wiki.net/scp-056-ko この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 今ほっとした者・・・・!制裁・・・・! -- 名無しさん (2018-10-05 06 17 38) マドラスドレスを纏ったルーシーは、お婆さんが沸かしたココナッツスープを今1度味わいたかったの意味ってなんなのだろうか… -- 名無しです (2018-10-05 08 15 46) ↑「こいつは間違いなくメッセージを読み終えたから終了していいぞ」という対応チームへの合図だと思う。文そのものの意味は知らん -- 名無しさん (2018-10-05 09 03 49) 想像を現実化させるオブジェクト…?ティンと来た!アイドルにならないか? -- 名無しさん (2018-10-05 09 25 38) 項目作成乙です。本項の意味に関わるわけじゃないが、訳文に”シムドロングな表情”ってあるけどどういう意味なんだろう。 -- 名無しさん (2018-10-05 09 27 00) 現実改変の「悪い方向」ってのは誰にというか何に対してなんだ?環境保護団体の「悪い方向」が森林の消失なのにロリコンコミュの「悪い方向」がロリの消失やコミュメンバー逮捕とかでなく児童性犯罪の増加なのはよくわからん・・・ロリコンコミュといいつつ実態はノータッチ厳守な児童保護団体だったのか? -- 名無しさん (2018-10-05 15 04 10) ↑2 機械翻訳が失敗してるのに気付かなかったらしい。辞書引くと「(動)気乗りしない、無関心である」と出るね。「スープを沸かす」も日本語ネイティブじゃない人が訳した感があるな -- 名無しさん (2018-10-05 15 34 29) ↑2 「想像を現実に反映する」から間違ってもそいつらの欲望のはけ口は無くならないし、ましてやそいつら自身が逮捕されることはないと思う。でも言われてみれば誰に対してなのかはわからないな…… -- 名無しさん (2018-10-05 18 03 03) こいつの本当のエサは「多数の人々のネガティブな思考」で「個人の想像」は社会全体のレベルでそれを生み出すためのトリガーに利用してるとか? -- 名無しさん (2018-10-05 18 32 24) ↑↑↑↑↑しょんぼり、しょぼーんとかだな -- 名無しさん (2018-10-05 19 47 35) 希望や危惧を含めて悪い方向へ向かう想像を具現化するってことでない?だからやっちゃダメだけどやりたいこととこんなことになってはいけないことが現実になったと。 -- 名無しさん (2018-10-06 20 36 29) 全人類がロリになる世界線ばかり妄想してたから実現したら生殖できなくなってKになるかもしれんすまん... -- 名無しさん (2020-05-26 11 54 45) KO版「おまえのせいだ」 -- 名無しさん (2020-06-10 00 55 42) 「読むなよ!読んだら殺すぞ!」→「読むなっつってんだろ!殺すぞ!」→「あーあ読んじゃったのか…最後に合言葉を書いとくから言ってね」→「おい機動部隊、合言葉が聞こえた=こいつ全部読んだって事だから終了な」 が面白すぎて報告書の内容が頭に入らないw -- 名無しさん (2023-03-04 09 43 41) 何なら「今ウィル・ハートマンのメッセージを読んでいる」と言えば待ってくれるってのも同様の嘘だろう。 -- 名無しさん (2024-06-09 02 21 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/50815.html
登録日:2022/04/05 Tue 20 20 20 更新日:2024/03/26 Tue 19 33 01 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 SCP Foundation SCP-CN SCP財団 Veleafer Veleafer議会 ややこしい メタ メタネタ 中国支部 演繹部門 物語改変 著者は死ぬ 財団内部部門 財団演繹部門の認証を受けた レベル4職員にのみ閲覧可 本文献は監督者議会とVeleafer議会の共同管理下にあります 物語の物語、主人公の主人公 SCP-CN-606とは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(SCiP)のひとつである。 Veleafer なぜに606? Veleafer 響きがクールだから。 Veleafer 俺は変だと思う。 項目名は「すべてのすべて」、オブジェクトクラスは「Veleafer」。見慣れないオブジェクトクラスだが… Veleafer これはどうして? Veleafer こうやるとメタっぽく見えるでしょ? Veleafer なんかアホくさいぞ。 Veleafer 反対ばっかだな。 CNというコードが付いているが、これは中国支部のオブジェクトである。 また、本SCiPは、財団内部部門である「演繹部門」に深く関係するオブジェクトだ。…といっても、このオブジェクトを読み進めるうえで特別な知識はほとんど必要ない。 ただ、唯一SCP-CN-801は知っておいた方が良いだろう。簡単な解説を後述したので参考にしていただきたい。 演繹部門って何? 端的に言えば、中国版の空想科学部門といえる。 まず前提として、SCP財団の世界は物語の世界であり、財団は既に自分たちが物語の登場人物であることを把握している。 そこで空想科学部門は、自分たちの創造主を制御することを目標として日々研究を行っている。 しかし、演繹部門は一味違う。実は、物語というのは上下に延々と繋がっている。 どういうことかって? まず、私達がいる現実の世界がある。そこの住人が物語を創作し、「劇」が生まれる。「劇」があれば、そのなかで語られる「劇中劇」があり、それがあれば「劇中劇中劇」「劇中劇中劇中劇」も存在する。 これが、物語は下へ無限に続いているということの意味だ。 問題なのは次。これは逆も同じことが言える。 現実の世界があれば、その世界の創作主がいる。その世界があれば、その世界を創作主がいる。その世界にも創作主がいる。 このように、物語は上へも無限に続いているのだ。 財団世界も、我々がいるこの世界も、ハリー・ポッターの世界も、ドラえもんの世界も、この無限に広がる物語構造のどこかに存在するのだ。 …認めたくないかもしれないが、これを含む全ての世界は、だれかが創作して出来た世界だ。少なくともこの「演繹部門」においてはそう考えられている。 ちなみに用語の解説をしておくと、この1つ1つの物語のことを「物語層」この上下へ無限に広がる物語たちのことを「重層物語」という。 また、同じ階層の物語は下へ行くほど多くなる。 そりゃ、1人の人間が平均で2個の物語を考えれば、その瞬間に下の階層の物語数は2倍に増えるだろう。例えるなら逆さ樹状のようなものだ。 さて、これを踏まえたうえでSCP-CN-801の解説をここに記載する。 SCP-CN-801の簡単な解説 とある物語の中にいる異常存在。 生物に対してものすごい敵対的で、周りの登場人物を殺したりして、むりやりバッドエンドにもっていく。 その後、バッドエンドにした物語の1つ上の物語に移動し、その世界も滅ぼす。 その後、また1つ上の物語に移動し…を繰り返すバケモノ。 このままでは近い将来に財団世界にも来てしまい、なんなら財団世界が滅ぼされた後には我々の世界にも来るので他人事ではない。 財団は、なんとかして滅亡を回避しようとさまざまな対策を取っているが、いまだに収容は出来ていない。 それぞれの詳細は演繹部門(SCP Foundation)も参照すること。 概要 特別収容プロトコルは一旦飛ばす。 SCP-CN-606とは、Veleaferという名前の人間たちの総称だ。 彼/彼女たちは各物語層に1人だけ存在し、いろいろな物語層に存在する。 ちなみに、財団世界にもVeleaferさんはいる。財団に勤務している、Veleafer技師という人物だ。 ついでに言っておくと、我々の世界にもVeleaferさんはいる。文芸サイト「SCP財団」にて創作活動を行っているVeleaferというユーザーだ。 で、このVeleaferさん、いろいろな物語層に存在すると言ったが、財団より下の物語層には存在しない。 もちろん、自分たちより下の物語層であれば自分たちが好き勝手にいじれるので(*1)、適当に作った物語に「Veleafer」という名の登場人物を入れることもできるはずだが…これはSCPパワーで失敗した。どうも、加筆した瞬間にその記述が削除されてしまうらしい。 Veleafer うへぇ、クソ汚い文章だな。 Veleafer もう君が書いたら? Veleafer 何だと無能。 Veleafer ちょっと!そういうのはよしてください。ただの冗談ですから。我々の足跡を、すべての物語宇宙に残すための。 Veleafer ああ、その通りだな。ぶっちゃけ、俺らはバカ1人の自己満足に過ぎないかもしれんが。 Veleafer 頼むから黙ってて。 財団世界のVeleafer技師さんが一番下のVeleaferさんということは、ほかのVeleaferさんは財団より上の存在ということになる。 ということは、そのVeleaferさん達は財団の世界を好き勝手いじれる、神のような存在なのだが、どういうわけかVeleaferさん達はこの世界に対して非常に善意的であり、あまり財団世界を変えてこない。 その例外が、この報告書に対する会話文の追記だ。そう、先ほどから何回かみなさんも見ているだろう、たくさんのVeleaferさん達の会話だ。 ちなみに、会話文の引用が少しおかしいが、これは本家記事の再現で、誤字ではないから安心して頂きたい。 Veleafer おいおい、デタラメ書いてるのは誰だ。 Veleafer 俺だが? Veleafer 「非常に」をつけるのが面白いと思ってんの? Veleafer どうしてダメなのさ? Veleafer あまりにも感情的だ。 Veleafer 実際問題、文章が酷すぎると削除されるかもしれません。 Veleafer 俺らは科学者じゃないんだ。ナンセンス小説の作者に過ぎない。ハードSFを書けだなんて、てんで無理な話よ。 Veleafer 本当クソッタレなサイトルールだな。 Veleafer そうグチグチ言わないで。この手の分野はVeleaferが専門としています。ただ、これ以上の文章は彼でも書けないと思いますね。賭けても良いですよ。 ええと、本家記事の方は分かりやすいのだが、最後に出てきた緑色のVeleaferさんは我々の世界にいるほうのVeleaferさんだ。wikiプラグインの関係で本家記事のようには記載できなかったので、ここでは色分けをしている。 …ややこしい! Veleaferさん達の由来 演繹部門が調べたところ、Veleaferさん達の由来が判明した。 このVeleaferさん、とある1人の上位創作者の自己投影なのだ。え?どういうことだか分からないって? 物語を作ったことがある人も無い人も、「物語の中に自分の分身(アバター)を登場させる」ということを見たことは無いだろうか。 特にSCP財団は、そのシェアード・ワールドという特性、「財団職員」という概念の都合上、そういった例がかなり多数存在する。 日本支部で例を挙げるならばUkit氏の「宇喜田博士」、meshiochislash氏の「飯尾博士」などだ。というか、あのブライト博士やクレフ博士なんていうのもその1つと言える。 つまり、SCP-CN-606の全貌はこうだ。 まず、とあるところに「Veleafer」という人がいた。そして、自分の書いた物語中に「Veleafer」という自分のアバターを登場させた。 そのアバターVeleaferさんは自分の書いた物語中に「Veleafer」という自分のアバターを登場させた。 そのアバターアバターVeleaferさんは自分の書いた物語中に「Veleafer」という自分のアバターを登場させた。 そのアバターアバターアバターVeleaferさんは…… という風にずっと繋がっている。そして、その連鎖は我々の世界までやってきた。 そのアバターアバターアバター………アバターVeleaferさんは自分の書いたSCP物語中にVeleafer技師という自分のアバターを登場させた。 そのアバターアバターアバター……アバターVeleaferさんは、自分の書いた物語中にVeleaferさんを記入することが出来なかった。(連鎖ストップ)(SCP-CN-606の異常性) しかしながら、SCP-CN-606作者(原始のVeleaferさん)の意向なのかどうなのか、下の物語層を操れないVeleaferさんや、上の操りが効かないVeleaferさんなんていうのも存在する。これも、このVeleaferさん達が異常存在である所以だろう。 しかしこのような状態は、物語の瓦解に繋がったり、物語が分岐しまくって大量発生することにも繋がる。どちらにせよ財団の世界には関係ないことだが、Veleaferさん達の動向は常に観察するようにしている。 Veleafer 俺らはみんな、1人の妄想から生み出された。とんだオイディプス野郎(*2)だよ。 Veleafer 楽しく妄想して 自己満(シコ) りたいだけの人生でした.jpg Veleafer ワロタ。 Veleafer いかんだろ。 Veleafer お似合いって感じ。 Veleafer さきほど議会で聞いたんですが、ここには何か……ある種の、評価制度(*3)が付いてるそうですね。下層の規則についてはあまり知りませんが、少しはお行儀よくした方が良さそうですね。 Veleafer 分かってるよ。ぶっちゃけ、みんなこのクソ窮屈なレイアウトのせいなんだ。君が一番小さい枠を取った上、一番沢山の文字を打ってるんだもの。 Veleafer 文句は管理者に言ってください。 さて、次は先ほどからチラチラと登場しているVeleafer議会について解説していく。 Veleafer議会とは、多数のVeleaferさん達から成る議会である。主に、下の物語層で発生する異常事件の解決に当たっているらしいが、その核心・信条は謎に包まれている。 ただ、先ほども少し述べた通り、Veleaferさん達は財団に対して比較的善意的なので、Veleafer議会自身も財団にとっては善意的となっている。しかしながら[Veleafer議会の要請により削除]、財団と協力関係を結んでいる。 とはいうものの、相手はこちらの世界を自在に操れる神のような存在。一応、こちらの世界のVeleafer技師が議会と交渉に当たっているが、万が一議会を怒らせた場合、RKクラス-“物語崩壊”シナリオをひき起こしてしまう恐れがあるため、交渉には最低1名の専門家が同伴しなければならない。 実際、財団世界より上位に存在するVeleaferさん達は、財団世界より技術力が高いらしく、彼らの技術を理解したものはまだいない。 ちなみに「管理者」というワードが登場したが、どうもVeleaferさん達の中にも上下関係があるようで、周囲のVeleaferさんよりも少しだけ偉い人が一定数いるらしい。 そのうちの1名が、我々の世界に生きるVeleaferさん。誇らし……いかどうかは微妙だが。 特別収容プロトコル ここからは、飛ばしていた特別収容プロトコルを見ていこう。 といっても単純。 SCP-CN-606の痕跡(会話記録とか)は、すべて機動部隊-Θ-10(“文字部隊”)が収集して、サイト-CN-99に収容するよ Veleafer議会との交渉は、演繹部門の担当のもとにVeleafer技師が行うよ 財団より下の物語にVeleaferさんと追記しようとしている人間を見つけたら、さっきの機動部隊が記憶処理・事後工作を行うよ ちなみに、機動部隊-Θ-10(“文字部隊”)は、他の演繹部門のSCPオブジェクトにも登場する。頭の片隅に覚えておいても良いだろう。 Veleafer 簡潔すぎる。 Veleafer 他にどうしろと? Veleafer SCP-CN-606の痕跡(会話記録とか)は、すべて機動部隊-Θ-10(“文字部隊”)が収集して、サイト-CN-99に収容するよ Veleafer議会との交渉は、演繹部門の担当のもとにVeleafer技師が行うよ 財団より下の物語にVeleaferさんと追記しようとしいてる人間を見つけたら、さっきの機動部隊が記憶処理・事後工作を行うよ 財団は現在、Veleafer議会と良好な関係を築いているけど、もし交渉が決裂したらRKクラス-“物語崩壊”シナリオが発生する恐れがあるよ その際は緊急対応プラン-アルダを即座に発動してね。 不測の事態が発生した際はSCP-CN-980を使用して物語が破綻しているのを鎮圧することが許可されるよ Veleafer 天才かよ。 演繹部門の記事が大量に出てきたが、それぞれ説明していく。 緊急対応プラン-アルダとはSCP-CN-909を用いたRKクラスシナリオに対する切り札のことだと思われる。ちなみにまだ試作段階。 SCP-CN-909の詳細は、個別の項目を参照していただきたいのだが、簡単に説明するとSCP-CN-909とは、重層物語から独立して存在するロボットで、自ら創作/被創作をグルグル無限ループしている。 そして、「RKクラス-“物語崩壊”シナリオ」というのは聞きなれないかもしれないが、これは我々の世界だけでなく重層物語という仕組みごと終焉するというどうしようもないK-クラスシナリオ。なんなら財団世界だけでなく我々の世界にも被害が及ぶ可能性が高い。さすがのSCP-2000でも対処のしようがない。 それなら、同じ物語的性質を持つSCPをぶつければ良いのではないか。 あくまで推測だが、緊急対応プラン-アルダとは、そのSCP-CN-909を利用してこの世界を重層物語から独立させるものなのではなかろうか。こうすれば、重層物語が終焉しても独立している財団世界には関係ない。 次、SCP-CN-980とは、とある小型の機械であり、いろいろなジャンルが書かれた画面がついている。「ロマンス」「アクション」「時代劇」みたいな。その中から1つ選んだ状態で、機械の先端についている爪で誰かの人間を触ると、その人を中心とした出来事がまさしくそのように改変される。(*4) 例えば実験で、「サスペンス」に設定したSCP-CN-980をDクラスに当てたところ、そのDクラス職員の関連人物が相次いで不審死してしまった。その後、そのDクラスが探偵役となって事件を捜査し、見事黒幕を見つけだしている。サスペンスにありがちな展開ではなかろうか。 これは、上位の視点から我々を改変するという便利アイテムであり、上位存在になんらかのエラーが生じた際は、これでむりやり物語を補填することが出来る。 Veleafer どうして俺らはこの物語で書く必要があるんだ?マイリトルポニー(*5)みたいな世界で書いた方が絶対楽しいだろ。 Veleafer そりゃもう、ここにはアノマリーの襲撃に対抗する組織がいて、世界を守ってくれるからさ。一番重要なのは、彼らが聖母(という名のビッチ)ではないところだ。 Veleafer 草。 Veleafer 上層の人がそうするように仕向けただけのことです。 Veleafer なんで? Veleafer それは、ほら、下に行ってみれば分かりますよ。 Veleaferさん達と《天王星外》 さて、ここからは説明に戻らせていただく。 先ほど解説したVeleafer議会、実はSCP-CN-801を認知し、敵対している。 といっても、彼らにできることはそんなに多くないため、財団からVeleafer議会に対して協力を要請する、ということはしていないようだが、数名のVeleaferさんがSCP-CN-801を倒すために演繹部門に入りたいと言ってきている。 また、財団より下にVeleaferさんがいない理由だが、これもSCP-CN-801が原因であると考えられている。おそらく、SCP-CN-801が財団世界より下のVeleaferさんを皆殺しにしたのだろう。ただ、Veleaferさん達はこの件について、情報の公開をためらっている、または何も知らないということで、彼ら自体からは有用な情報を得られていない。 ……おっと、噂をすればなんとやら、Veleaferさん達がなにやら騒がしくしている。 Veleafer くそったれ。 Veleafer ? Veleafer 上層の野郎はどこだ? Veleafer 出てこい Veleafer どうした?何を見たんだ? Veleafer 死体だよ。 Veleafer 僕達の、Veleafer達の。 Veleafer 無数の、数えきれないくらいの死体が、宇宙に漂っていた。 なんと、Veleaferさんのうちの1人が、Veleaferさん達の大量の死体を見たと言い出した。 さきほど、Veleaferさん達はみんなアバターだと言った。お互いがお互いに兄弟・親子みたいなものなのだ。だから、それらの大量の死体なんてただ事ではない。 「上層の野郎はどこだ?」と言ったのは、ここよりも上の物語層の人物であれば、この件について何か知っている、というか知ってて無視している可能性もあるからだ。 とはいうものの、これを読んでいる諸君はこの事件の原因に心当たりがあるのではないだろうか。 そう、SCP-CN-801だ。そもそも、財団世界より下のVeleaferさん達を殺害したのも彼だった。今回の犯人もSCP-CN-801である可能性は非常に高い。 Veleafer マジかよ。 Veleafer 大マジだよ。宇宙全体が、死体でビッシリ埋まってた。コントロールはできなかった。アレがいるせいで、編集ができないんだ。アレは砂漠に、廃墟に、そびえ立つ影の中にいた。 Veleafer クソでも食らって、少し落ち着く必要があるな。 Veleafer それは上層が仕掛けた怪物です。 Veleafer 何? Veleafer 上層だけが別々の物語間に干渉できるんです。これは決して、現実改変者や次元崩壊の類ではない。上位は下位を永遠に優越する……形而上の問題なのです。 Veleafer それじゃあ、僕らの世界に来たらどうするのさ? Veleafer なあ兄弟、最寄りの管理者に連絡を入れた方が良いんじゃねえか……? Veleafer Veleaferに?分かってます、もう話はしてあります。 とりあえず、管理者であるVeleaferさんならなんとかしてくれるかもしれない。しかしVeleaferさん達にできることはそう多くない。 なんたってSCP-CN-801は、財団でさえも収容できていないほどの怪物なのだから。 Veleafer それで、次はどうする?タイムリミットを延ばしただけじゃないか。 Veleafer 私たちができるのは、上層に助けを求めることです。ひたすらに、アレの創り手よりも高い層へ。このストーリーラインにおける情報を、もっと上の、良心的な人に見てもらうんです。その後は、順を追って調べてもらう。 Veleafer つまり、上に向かって「たしゅけてぇ~!」だのなんだの、大声で叫べってこと? Veleafer そうです。ふざけてはいけませんよ。さもないと、上にネタだと受け取られかねない。 Veleafer 作戦自体がジョークみたいなもんだがな。 そう、結局のところ、対処法はただ一つだけ。 「SCP-CN-801の作者よりも上位の人間に助けてもらう」 果たして、彼らVeleaferさん達は助かるのか。その後の顛末は、だれも分からない。 最後に、財団で働くVeleafer技師のメッセージを見ていこう。 Veleafer 下層のSCP-CN-606との連絡は全てロストしている。801が到達していない現実やストーリーラインにおいても、皆は神隠しのように消えてしまった。頼れるのは私達、私達しかいないのだ。 …そういうわけで、万が一の時のため、財団は先述の緊急対応プラン-アルダを開発。しかしこれにはデメリットも多く、ストーリーライン(*6)の崩壊と再構築を招いてしまう恐れがあるらしい。 そういうわけで、財団はVeleafer議会に賛成/反対を聞いてみたのだが、(最低でも)102人はいるはずのVeleaferさんのうち、意見が返ってきたのはわずか13人。 一応賛成7人、反対6人なので賛成派の勝ちなのだが、もはやそれどころではない。 一体全体、何人のVeleaferさんが犠牲になったのだろうか…そして、この財団世界のVeleaferさん、我々の世界のVeleaferさんは無事でいられるのだろうか。 考察 さて、ここまで読んだところでとある疑問が浮かぶ。 いったいなぜ、SCP-CN-801が来ていないはずの世界までVeleaferさんが消えているのか。 財団世界より下のVeleaferさんが居ないのはまだわかる。そこにはSCP-CN-801がいるからだ。では、なぜ上の方のVeleaferさんまで消えているのだろうか。 ここで、さきほどの投票において、返事が返ってきたVeleaferさんの番号を並べてみよう。 「1」「2」「3」「6」「7」「9」「13」「15」「16」「18」「27」「39」「102」(より上位への連絡は失敗) おそらく、Veleafer技師が「1」で、一つ上に行くたびに「2」「3」と番号が振られていっているのだろう。 こうして見ると、上の方ほど被害が大きいということがわかる。特に40番以降はほとんど全滅みたいなものだ。これではまるで逆ではないか。 これには2つの説が考えられる。 そもそもこの現象とSCP-CN-801は全く関係が無い 財団世界より下のVeleaferさんが消えたのは他でもないSCP-CN-801のせいだが、上の方のVeleaferさんが消えているのはまた別の勢力の影響なのではないだろうか。 それこそ、SCP-CN-801と対となるような、上の方から世界を滅ぼしていくような…そんな別の異常存在が絡んでいるのではないか SCP-CN-801がSCP-CN-001を利用して上の方に来た この説は、先にSCP-CN-001/Veleaferの提言を読んでおかないと意味が分からないようになっている。とはいえ、SCP-CN-001自体難解なSCPなので慌てずに、SCP-CN-980やSCP-CN-909を経由してから読むことを推奨する。 読んできたか?では説明していこう。 SCP-CN-001世界において、重層物語というのは巨大なループを描いている。 入れ子式の小説をどんどん続けていくと、やがては同じ物語に戻ってきてしまう。 そう、SCP-CN-801とて例外ではない。SCP-CN-801も、物語を下へ下へくだっていけば、やがては上の方に来るだろう。そして、上から順々に世界を襲っているのではなかろうか。 ……これってかなりヤバい状況だ。財団世界は上下、SCP-CN-801に挟み撃ちされている状態にあるわけだし、SCP-CN-909が文章制御権を得たからといってSCP-CN-801が落ち着くわけでもない。 SCP-CN-001 スーパーネタバレ ちなみに、真犯人のVeleafer氏の番号は「2」。 ここでちゃんと生き残っているのも、彼がSCP-CN-801の作者であり、物語崩壊の真犯人であることが分かるだろう。 どちらにせよ、Veleaferさんの明日は暗めなのであった。 追記・修正はVeleafer議会の許可を得てからお願いします。 ▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-CN-001 Veleaferの提言 - 演繹部門 by Veleafer http //scp-wiki-cn.wikidot.com/veleafer-s-proposal http //scp-jp.wikidot.com/veleafer-s-proposal(翻訳) 2018年公開 SCP-CN-606 - すべてのすべて by Veleafer http //scp-wiki-cn.wikidot.com/scp-cn-606 http //scp-jp.wikidot.com/scp-cn-606(翻訳) 2018年公開 SCP-CN-801 - 《天王星外》 by Veleafer http //scp-wiki-cn.wikidot.com/scp-cn-606 http //scp-jp.wikidot.com/scp-cn-606(翻訳) 2018年公開 SCP-CN-909 - 形の上下、合して止まず by Veleafer http //scp-wiki-cn.wikidot.com/scp-cn-909 http //scp-jp.wikidot.com/scp-cn-909(翻訳) 2018年公開 SCP-CN-980 - J by Veleafer http //scp-wiki-cn.wikidot.com/scp-cn-606 http //scp-jp.wikidot.com/scp-cn-606(翻訳) 2017年公開 画像 2.png Design by Veleafer Create by W Asriel http //scp-wiki-cn.wikidot.com/vodka CC BY-SA 3.0 2018年公開 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] そいつも結局はこの上位世界に抗えないのか… -- 名無しさん (2022-10-30 20 18 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/45247.html
登録日:2020/06/13 Sat 00 16 15 更新日:2024/04/09 Tue 22 19 34 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Euclid SCP Foundation SCP-824-JP SCP-JP サンドバッグ 酩酊街 アイツは、俺を幸せにしてくれたんだ。 SCP-824-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクト (SCiP) の一つ。 「酩酊街」出身のオブジェクトのひとりである。 オブジェクトクラスはEuclid。 特別収容プロトコル まずこのオブジェクトだが、肉眼で視認することはできない。 というか、監視カメラやサーモセンサなどあらゆる機材でその姿を捉えることは不可能。 (上にものを載せたとき、そのモノが落ちずに宙に浮く現象が起こることから、一応実体はある様子) 唯一の例外はSCP-824-JPに憑依(?)された生身の人間で、彼らにとりつかれた人だけはその姿を見ることができる。 また、SCP-824-JPもその人間から離れて行動することはない。 このことから、特別収容プロトコルはとりつかれた "患者" もろともSCP-824-JPを閉じ込める、という形をとっている。 概要 SCP-824-JPは、高さ30cmほどのミニチュアサンドバッグに目がついた生物型?のオブジェクト。 スマブラに出てくるサンドバッグくんみたいな感じ、と言えばわかりやすいのではないか。 なにげに結構知性が高く、人間の言葉は理解できているらしい。 さすがに人間のように喋ることはできないが、代わりに身振り手振り手ないけどで感情表現をしてくれる。かわいい。 で、このちびサンドバッグくんだが、やることは一つ。 不安に由来する精神病歴のある人間……ようするにうつ病を抱えていたり極度に落ち込んでいる患者につきまとうことである。 上で述べた通り、人間はこうしてつきまとわれることで初めて彼らの姿を視認できるようになる。 もちろん、ほのぼのに定評のある酩酊街のオブジェクト、患者の魂を食らうような恐ろしいことはしない。 彼らがとりつく患者はおしなべて心に闇を抱えており、サンドバックくんはそんな彼らを励ましてくれるのである。 またサンドバッグくん自身にも一種のセラピー効果があるらしく、彼らをぶん殴ると殴った人間のストレスが低減する。 サンドバッグくん的にどうなの?と不安になりそうなものだが、彼らもその辺は分かっており、「ボクをぶっとばして、元気になってよ!」と言わんばかりに自ら促すことさえあるのだという。 酩酊街のオブジェクトなので、定番のアレ……酩酊街からの手紙も所持している。 SCP-824-JPの場合、とりついた患者に差し出すらしい。 お元気ですか。 わたしはのんびり生き延びています。 どうやら心の優しい仲間たちが、あなたの元へ向かったようです。 出かける前、彼らはよく「皆、あせっている」と言っていました。 そちらでは物こそ言わないでしょうが、きっとあなたのために身を差し出してくれるでしょう。 そしてあなたも、あまり悩み過ぎないように。 あなたはあなたでいいのです。 酩酊街より 愛を込めて それでは一例として、そんなSCP-824-JPと患者のふれあいの一部を抜粋しよう。 対象 芹沢██氏 インタビュアー エージェント・梅田 エージェント・梅田 SCP-824-JPを初めて認識したのはいつですか? 芹沢氏 事故に遭って、それから安定してまた数日たったくらいです。これから一生足が動かないかもしれないってことを受け入れ始めて、どうしようもなくただ塞ぎこんでたときでしたかね。枕元に、ふっとコイツが現れたんです。 エージェント・梅田 SCP-824-JPは初期の頃、どんな様子でしたか? 芹沢氏 とにかく跳ねまくってたんです。それが俺にはムカついて仕方がなくて。手が届く範囲にいたから、放り投げて遠くに飛ばしたりもしました。でも何回も寄ってくるんですよ。だからまた投げて。そうして日を過ごすうちにコイツは俺を励ましてるって分かったんです。 エージェント・梅田 何故ですか? 芹沢氏 だって跳ねてるんですよ。俺の足の近くで。俺がまた歩けるようになれるよう応援してるんだと思います。時には殴って気を晴らすよう身構えたりもしてくれます。馬鹿みたいな根拠だと思われるでしょうが、間違いありませんよ。 エージェント・梅田 そうですか。SCP-824-JPや自身について、何か変化はありましたか? 芹沢氏 えぇ。リハビリを続けてるんです。きついですけど、支えがあれば乗り越えられると思っています。そういう意味でも、コイツは相変わらずです。 録音終了 この芹沢という男性、事故で足に一生後遺症が残りかねないほどの重傷を負ったらしく、事故直後は完全にヤケになっていた。 そこに現れたSCP-824-JPをも壁にたたきつけるなど乱暴も働いたようだが、そのうちサンドバッグくんの献身に気づく。 以降、あれほど落ち込んでいた芹沢氏のメンタルは回復。リハビリに前向きな姿勢さえ見せるようになった。 だが、財団は冷酷である。 そんな彼らであっても、確保し保護し収容し、人目につかない場所へと閉じ込めてしまう。財団の性質上、それは仕方ない。 仕方のないことではあるのだが、それにしてもここまで収容に際してやるせない気持ちにさせてくるオブジェクトもそうはいないだろう。 補遺 SCP-824-JPの被験者であった芹沢氏が病棟の階段から落下する事故が発生しました。芹沢氏は看護師である財団関係者とエレベーターを待っている最中、芹沢氏を乗せた車椅子が勝手に移動し、階段へ落ちたと証言しています。監視カメラには証言通りの映像が録画されていました。(中略)なお、この事故により芹沢氏の症状は悪化しました。 「芹沢氏を乗せた車椅子が勝手に移動し、階段へ落ちた」。 SCP-824-JPの性質をよーーく思い出してもらいたい。どうだっただろうか。 患者以外にはどうやっても視認できないのではなかったか。 となると、芹沢氏を階段から突き落とした犯人は十中八九サンドバッグくんことSCP-824-JPということになる。 ……その後の芹沢氏とSCP-824-JPのやりとりが報告書には記録されている。 何でだよ。 [何も無い空間に向かって拳を振りかざす。おそらくSCP-824-JPを殴打していると考えられる。以下、殴打と表記] 俺が何をした? あんなに、あんなにまでしたのに。 [殴打] [叫びの後、息切れ] もう駄目なのか。 そんなのってないだろ! [殴打] 俺はやったんだぞ。ああまでして。分かるか! [殴打] こんなことで台無しなんて、そんなことあっていいはずがない! [殴打] あの医者共がみんな無能なのが悪いんだ。 ほかの医者だったらもっと楽に治してくれたかもしれない。 [殴打] 気を分かったつもりで見舞いに来た[個人名]もだ。 心配そうに見てきたから頑張るしかなかったんだ! [殴打] 外の写真を撮ってきた[個人名]も、花を買ってきた[個人名]も! [殴打] 俺には何もできねぇのに楽しそうにしやがるからなんだ! お前を殴っても何の意味もねぇよ、こんなの。 芹沢氏はキレる。当然である。 だが、ここから彼の様子がおかしくなってくる。 あいつらが優しくなったのはいつからだったか。 こうなってからか。 何もできないと思ってやがるのか。 癪だな。 でも応援してくれるのは事実だ。 俺が動けるようになったら、たぶんこうはならないだろうな。 やっぱそうか。 そのときと今とどっちがいいだろうか? そうだよな。 今のほうが気はいいだろうな。 進む必要なんてどこにもなかったんだ。 患者のままでいれば、乱暴しても文句を言わない、小さな友達が励ましてくれる。 患者のままでいれば、医者や見舞いの知人は自分を気遣い、優しい言葉をかけてくれる。 彼はSCP-824-JPから教わってしまったのだ。頑張らなくたっていいじゃないか。あせらなくたっていいじゃないか。 今のまま、患者という立場に寄生し続けていれば穏やかな気持ちで過ごせるじゃないか、と。 “友達”だってそれを望んでくれている。 最後に、酩酊街について少しだけ。 酩酊街の基本理念は3つ。忘却、停滞、酩酊である。 辛い思い出は忘れてしまえばいい。嫌なことはやらなければいい。酔っぱらえばずっと楽しい。 酩酊街の住人の本質はひとえに、「今が楽しければそれでいい、あとは野となれ山となれ」という点にある。 そのような生を指して、幸福と呼ぶのかもしれない。だがそれは明日への、未来への諦めと絶望に根差したものでもある。 芹沢氏はきっとしあわせだ。今だけじゃない。たぶんこれからもずっと、しあわせが約束されているだろう。 なぜならば。 彼が"か弱い病人"であり続ける限りーーー SCP-824-JP サンドバッグと無限の称賛 彼の手元には、その2つが約束されるのだから。 追記・修正は、SCP-824-JPへの警戒レベルを上げてからお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-824-JP - サンドバッグと無限の称賛 by aisurakuto http //ja.scp-wiki.net/scp-824-jp この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] うーん...芹沢さんの気持ちも分かるし酩酊街の優しさも分かるんだがなぁ... -- 名無しさん (2020-06-13 00 23 35) 裏山の心!裏山の心じゃないか! -- 名無しさん (2020-06-13 00 38 42) ↑1なっつ...25とか6に載ってたやつじゃん、確かにそれっぽい -- 名無しさん (2020-06-13 01 24 49) 834-JPと似通っているが、差異がそれぞれにきついな -- 名無しさん (2020-06-13 03 51 03) サンドバッグくんが直接手を下してるっぽいのがなんだかな。それ以外は酩酊街の負の部分をよく表してるきがする -- 名無しさん (2020-06-13 06 03 09) 現実逃避で幸福感を得るとロクなことにならないんだけどな。ズレた解釈で奉仕するあたりに如月工務店に通ずるものがある -- 名無しさん (2020-06-13 11 39 51) ↑でも、如月工務店と違って「死んだ方がマシ状態」にはならんところもあるからなぁ。 -- 名無しさん (2020-06-13 12 33 28) 克己と自己肯定は相反するわけではない。自己肯定を逃避の材料にしてるのは本人の資質でしかない。結局のところ、自分を救えるのは自分だけってこと -- 名無しさん (2020-06-13 14 39 40) ↑そりゃお前さんが芹沢氏のような「どうしようもない状況に置かれた」経験がないからそう思うんじゃないか? -- 名無しさん (2020-06-13 15 53 34) 酩酊街って人に奉仕させるためにオブジェくtp -- 名無しさん (2020-06-13 19 23 16) ミスった。酩酊街産オブジェクトって必ずしも人に奉仕させるために流しているわけではなくね。初期は役に立たないけど可愛がってね見たいなスタンスだったし。酩酊街の特徴というよりこれを流した住民が勘違いした善人だっただけじゃね。 -- 名無しさん (2020-06-13 19 33 43) ↑酩酊街オブジェクトは推定酩酊街住人そのものってことは忘れてはいけない。サンドバッグ君が特にあの街でも酔いしれ続けることに対して直接的な奴だった、と言うしかあるまい -- 名無しさん (2020-06-16 11 47 58) 願いを叶える「機構」でしか無いんだろうな、多分。「患者」本人が「患者」のままでいる事を望めばそうあれかしとばかりにその手助けをする。本人が屈折しなければ歩けるようになるまで応援してくれたんだろうが…… -- 名無しさん (2020-06-16 12 04 55) 上手く言えんけど「好かれる部分も嫌われる部分も、上手く「酩酊街らしさ」を表現したオブジェクトだな」と言うのが感想。個人的に、SCP-572-JPとか、酩酊街のホッコリっぷりは好きだけど、SCP普遍のいやらしい不条理もあって、それが不思議と嫌味を感じさせない。 -- 名無しさん (2020-06-16 13 10 00) サンドバッグくん本人は酩酊街でダラダラすることより人間社会で人の役に立つことを選んでるんだよな、こんなやり方だけど -- 名無しさん (2022-09-13 23 52 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35720.html
登録日: 2016/12/09 Fri 01 05 49 更新日:2024/08/28 Wed 18 13 57NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 Euclid SCP Foundation SCP-938-JP SCP-JP SCP財団 Safe oruto ただの木箱 ←よって厳重に保管すべし どうしてこうなった 暇を持て余した財団の大暴走 木箱 空箱 箱 認識災害 財団の本気 骨折り損 極秘厳重収容案件 SCP-938-JPに関する全ての情報はエリア-8199管理者、日本支部理事会、O5評議会によって管理されています。許可無くこれらの情報にアクセスした場合、財団は直ちにあなたの雇用を終了し、機動部隊があなたの拘束のために出動します。あなたがレベル4以上のセキュリティクリアランスを持つ場合、手順に従い資格を提示することで情報へのアクセスが可能です。この情報へのアクセス記録はあなたの職員コードと共にエリア-8199管理者へと送られます。 職員コード Area 8199 Director パスワード ******** 第二次警告 この情報にアクセスするためには、エリア-8199管理者から与えられるパスコードと日本支部理事会からの認証が必要となります。コードを所有していない場合、正式な手順に則って申請を行い、認証を獲得してください。認証の偽造は日本支部理事会によって即時の終了措置を含む厳罰に処せられます。 職員コード Area 8199 Director パスワード ******** 最終警告 SCP-938-JPに関する情報を閲覧した者には機密保持の義務が課せられます。今後SCP-938-JPに関する情報の漏洩が確認された場合、あなたにはエリア-8199管理者からの召集と尋問に応じる義務が生じ、同意なしでの拘留やクラスF記憶処理を受ける可能性があります。本件は最終認証の実行が確認された時点で同意したものとして扱われます。 職員コード Area 8199 Director パスワード ******** 日本支部理事会より許諾を確認 情報を開示します SCP-938-JPはシェアード・ワールドSCP Foundation日本支部のオブジェクト(SCiP)。 概要…の前に SCP-938-JPはページ冒頭のように、なんと三回も警告を受け、職員コードを入力しなくてはならない。 しかも即刻の解雇やクラスF記憶処理となにやら重大なペナルティづくしである。 しかし驚くのはまだ早い。このオブジェクトの特別収容プロトコルもまたとんでもない厳重さを誇る。 何と全文1582字という驚きの長さ。それも英語ではなく日本語の文章で、漢字かな混じりで「1582字」なのだ。 当然コピペしても読んでて疲れるので、適度に要約して箇条書きにしてしまおう。 機密性を維持するために時々引っ越しするよ引っ越しするときに前のサイトの担当職員と移送した職員は全員特別な記憶処理を施すよ こいつが引っ越すときは専用のサイトを作るよ 全体の統括はエリア-8199の管理官に任せるよ人事異動で新たな管理官が任命されたら前の人は特別な記憶処理を施すよ 万が一思い出したら更に一段階重い記憶処理を施すか、もしくはその場で終了するよ こいつの専用ロッカーは各施設の地下500mに建造されるよそこまでの経路は迷路のように複雑にしてあるよ 物理的施錠・電子的施錠及びあちこちにトラップが仕掛けられているよ トラップも物理的なものだけにとどまらず、ミーム的なもの、更には異常存在まで配置しているよ ロッカー本体にも鍵とトラップがたくさんあるよ 更に現実改変者対策としてスクラントン現実錨も設置しているよ(*1) しかもそれら全てが解除できてもエリア-8199の現管理官、日本支部理事、更にO5評議会の承認が必須だよ …ここまで書いてきただけでもなにかがおかしいレベルの収容方法である。 異常存在を守るのに異常存在まで配置した挙句、トラップの種類も多様、 そしてそれを乗り越えてさえ許可がないと開けられないロッカー。 現実改変者対策まで行われている。 おまけに知るだけでも大変やばいらしく関わった人は片っ端から記憶処理の嵐である。 …だがこれでもまだ特別収容プロトコル全体の2/5。 2/5である。 担当者は定期的にこいつがなくなったり傷ついてないかチェックするよその際は心身ともに健康でありオブジェクトの影響下にないことを証明しなくてはいけないよ しかもこの申請書自体を暗号化しないといけないよ 申請が通ったら機動部隊を派遣するよ 到達して確認して戻ってくるのは24時間以内に行ってね。じゃないと毒ガスで全員終了してもらうよ 補助要員としてDクラスを連れてってもいいけど関わったDクラスが死ななかった場合、記憶処理を施すかその場で終了させてね これでようやく4/5(だいぶ端折った)。 ここまで見たらこのオブジェクトは相当危険なんだなって思うだろう。 だが次の一文が一気に理解を突き放す。 SCP-938-JPの収容は極めて優先度の低い事項です。 「極めて優先度の低い事項です」 極 め て 優 先 度 の 低 い 事 項 で す ここまで関わる人がやたらめったら「失敗したら死ぬよ! 死ぬよ!」ばっかり言っておきながら、そんな命懸けの収容をする優先度は低いのだそうだ。 なら別にいいじゃんって思うのに、その次の文章はこれ。 もしSCP-938-JPに収容違反の危機が迫った場合、収容に関わる全ての施設は総力を挙げて阻止しなければなりません。 …わけがわからない。あれか、報告書を書いた人は誤字でもしたのか? SCP-586の地下くにいたのかもしれない(*2)。 いや、それならここだけ誤字るわけがない。 ともあれ、収容違反の危機が迫ったらプロトコル『ゲイリー・クエスト』が行われる。 ゲイリー・クエストの概要は以下のようなもの。 エリア-8199の管理官は機動部隊6つの指揮権を得る 機動部隊は収容違反の原因となり得るあらゆる因子を排除する 排除しきれない時はエリア-8199の皆様ごと核弾頭で始末 …いやいや、優先度が低いんだろ? なんでそんなものの収容違反で核弾頭が出てくるんだ? ともあれ、これが特別収容プロトコルの大雑把な要約である。 大雑把に要約してこの長さである。なんなのこれ。 ここまで読んだ人、お疲れ様でした。 ここまで読んだ人は思っただろう。きっとこんなオブジェクトはKeterだ、 いやKeterでもここまで厳重なのねえよ、もっと上の何かだよと。 だがこのオブジェクト、あろうことかオブジェクトクラスはSafeなのである。 いやまあ、確かに「収容できているなら」Safeかもしれない。だがここまで厳格にやってやっとSafeなんだろ? きっと大層危険なものなんだろうよ。 オブジェクト概要 SCP-938-JPは横11cm×縦7.5cm×高さ8cmの木製の箱です。中身は空です。 …以上。 補遺 流石にこれじゃあんまりである。 クソトカゲもアベルもされないあれだけの収容をしておいて、 収容人員はやたら命を懸けておいて、1582字も特別収容プロトコルを書いておいて、 オブジェクト概要はたった一行、44文字で終わりだなんて、 しかもただの木箱? そのアンバランスさの答えは実は補遺を読むとわかる。 まずエージェント・水野の報告。エージェント・水野は世界オカルト連合がかつて管理していたと思われる施設の探索をした。 もちろんエージェント・水野以外にもたくさんの人員が投入された。 そして死者14名、重軽傷者27名、精神崩壊者6名と相当額の損失を出した末にこの木箱を回収した。 だがエージェント・水野はその木箱になんの異常性も認められなかった。 まあ異常物品である以上は目に見えないだけで異常性があるものもあるかもしれないが、同行していた研究者も同様の見解を出した。 そのため異常性はないか、あるいは失ったものと判断した。 …そのため最寄りのサイトに機動部隊の緊急出動と速やかな収容を要請した。 そのサイトにいた清松研究員はこの木箱を研究したが、「あらゆる点において、それはただの木箱だった」。 なんか異常物質が出てくるわけじゃない。触ってる間に材質が変わるわけもない。物が無限にいれられたりなんてこともない。 こんなんAnomalousアイテムにすら分類できないだろう、と清松研究員は報告した。収容する必要性がわからない。理解に苦しむ。 …よって直ちにSCPオブジェクトと認定し他のオブジェクトにも勝る収容体制下に置くべきであると報告した。 日本支部はこのオブジェクトの収容に関する予算を申請した。 O5のひとりは、「報告書をどうみてもただの木箱でしかないぞ、こんなんに金をかけろ? 馬鹿なのかお前ら?」と問うた。 財団は異常物品を保管するためになら金に糸目はつけないが、だからって無駄に浪費していいとは言ってないだろうと。 …よって申請を受理し、不要な予算と人員を直ちに配備されるだろうと伝えた。 菊池監査員は日本支部での不透明な予算フローに関して調査していた。 そしてその結果、とんでもない予算が消失した理由がはっきりした。 …よって問題はないと結論づけた。 エリア-8199管理官殿はここまでのこのオブジェクトに関する研究、収容に至るまでのここまでのやりとり、そして収容体制を見なおした。 そしてその結果、このオブジェクトの収容体制についてこのように考えた。 まずこのオブジェクトが収容違反する確率は全くありえない。 こいつはただの木箱。どこでもチェックインできるパスポートでもあるまいし、誰も欲しいとさえ思わない。 もし万が一そんな酔狂な奴がいてもこんなダンジョンを踏破できるやつは限られる。 そもそも機密保持すら万全で、財団外でこれを知りうることはほぼありえない。 そして財団は、可能な限りの「完璧な収容」を施した。 …それこそが問題なのであった。 よく考えて欲しい。最初にこのただの木箱が発見されたのは世界オカルト連合の施設だったな? 世界オカルト連合は異常物品は徹底破壊する団体である。 特性を鑑みてGOCが財団に依頼することならあるが、GOCが自分たち自身で収容なんて選択肢としてあろうはずもない。 そんな団体ですら、この物品の「収容」にとんでもない施設を用意していた。 GOCはまだ施設から自分たちが撤退することで異常性から抜けだしたのだろう。 だが保管フリークの巣である財団にこれが『収容』されてしまったことが悲劇の始まりだった。 SCP-938-JPはただの木箱である。ただの木箱にここまでの収容をする必要は本来ないはずである。 だがこのただの木箱は、「いかなる手段を持ってでも万全に収容しないといけないと結論させる」異常特性を有していた。 かつて図書館だったSCP-2602を知っているだろうか。 あの施設は、「かつて図書館だったはずの建物としてはおよそありえない条件が揃っている」故にかつて図書館だった建物であると結論付けられるのである。 あれと同じこと。つまり「こんなただの木箱の収容は絶対に要らないことが自明である」故に万全な収容をしなければならないと結論付けられるのである。 ただの木箱である、安全だってわかっているのに、「ゆえに」ちゃんと収容しなくちゃとなってしまう。 そう、この認識災害特性を除けばただの木箱でしかないオブジェクトは、収容を万全にすればするほど、かえって収容違反してしまうのだ。 財団が「このオブジェクトを収容する」のではなく、「このオブジェクトに収容させられている」のである。 すでにおびただしい予算、無意味に浪費した人材、そしてなにより本来の機能を停止してこのただの木箱を収容するためだけに改造されてしまった複数のサイト。 放置すればするだけ、「収容する」という収容違反は際限なく拡張されてしまう。 確かに収容して収容違反の危険もまったくないが、「収容違反の危険がない」という収容違反が現在形で起きてしまっているのでSafeなはずがない。 …よってこのただの木箱の正しい『収容』のため、オブジェクトクラスをEuclidへの変更と、本来の収容体制を構築するための追加予算を申請した。 補遺6 収容中のSCP-938-JP表面に貼り付けられていたメモ用紙 誰か早くコレを収容違反してくれ。 SCP-938-JP - たからばこ 追記・修正をお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-938-JP - たからばこ by oruto http //ja.scp-wiki.net/scp-938-jp この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 「異常性がないという認識改変を起こすSCPだから収容しないといけない」と、みんなでみんなを担いでいるだけの可能性もあるわけか…なら収容しないと。少なくともGOCが壊せなかった時点でねえ? -- 名無しさん (2018-05-16 07 37 15) 超便利に見えるパスポートを組織の理念的に破壊できるGOCですらも出来ないぐらいの強制力だからな -- 名無しさん (2018-06-14 18 43 45) 先にオカ連が得ていたのはたまたまで、実は財団の資産にダメージ与えるのが目的でそれ以外の要注意団体が作ったのでは -- 名無しさん (2018-06-22 13 25 29) なんだって!? それは大変だ。そんなものは放棄すべき。よって万全に収用するこつが肝要である(@_@ -- 名無しさん (2018-06-22 13 32 29) 蛇の手が出てきて徹底的に公開されたらどうなるんだろうか -- 名無しさん (2018-10-04 22 06 01) ↑蛇の手によってただの木箱であることが確認されたので、蛇の手と財団が力を合わせて総力を挙げて箱を守る胸熱展開になると予想 -- 名無しさん (2018-11-12 15 50 57) どっかの部署が空予算を手に入れるためにでっちあげたのかと思ったらガチなやつだったのか -- 名無しさん (2019-06-17 23 47 30) 一度でもゲイリークエストが発生すれば核で巻き添え終了できる可能性が微レ存…「博士」辺りにちょっかい出してもらおう -- 名無しさん (2019-06-22 03 10 15) 本部にお願いして『内側』を貸してもらったら倒せないかな。椅子の残骸みたいに壊れてもなお特性を失わないやつだと無理だけど。 -- 名無しさん (2019-07-30 07 30 12) ↑いや、多分壊すだけなら物理的手段でもいかようにも破壊できると思うよ。ただ、情報認識災害のせいで「絶対に壊れないよう保持しなければならない」と結論づけられるからどんな手段を用いても壊さないだけ。 -- 名無しさん (2019-07-30 08 07 42) 『内側』で『先延ばs』を中に入れよう(提案) -- 名無しさん (2019-07-30 09 46 42) 破壊する、っていう行為自体を封じられてるしそこに頭が回らないから、それこそ特別収容プロトコルにあるような偶発的収容違反時の核爆発で処理するとかしかなさそうやねんな ただ相手は本当に普通の箱やし収容違反する可能性は…まぁ… -- 名無しさん (2019-07-30 09 59 49) もしかして、絶対に収容されないオブジェクトを作るための前実験として作ったのかな? -- 名無しさん (2019-07-30 10 55 45) 実際これを量産して大量にばらまくだけで財団は機能停止に陥りそうだし、財団に対する凶悪なテロ兵器としても使えそう。だがばら撒く前に「こんなただの木箱をばら撒くなんてとんでもない!」って厳重保管始めそうだけど -- 名無しさん (2019-08-08 00 23 45) 故意にしろ事故にしろ、仮に壊せても破片や燃えカスを厳重に収容するハメになりそう。むしろそれだけで済めば易しい方で、もし煙とかガスにまで効果が及んだらもうどうしようもない -- 名無しさん (2019-09-12 17 44 43) ここまで厳重にする意味があるかどうかは別にして野放しにしたら面倒ごとを引き起こすタイプではあるよね。てな訳で追加予算はよ -- 名無しさん (2019-09-12 17 50 15) シンプルに財団が可哀想すぎて好きになれない.......異常性が強いとかどうしようもないくらい危険なのはまだしも 財団自身の手で首を絞めさせるのは胸糞悪いわ -- 名無しさん (2019-09-12 18 23 47) 財団の価値観だと財団によって収容することが絶対正義でそれを妨げるもの(対立組織とか環境要因とかモラルとか)は全部邪魔者扱いされるから、収容できてるがために状況が詰んでるのは皮肉めいてて俺は好き -- 名無しさん (2019-10-01 21 34 40) 追加予算はよに対するひとつのアンサーがSCP-4456なんだよなあ -- 名無しさん (2020-04-07 21 46 25) ログ化を提案します -- 名無しさん (2020-04-07 21 46 33) ↑2 GOCとは方針面で対立はしているけど、一応、場合によっては協力関係を築いたりもする間柄ではあるけど…。 -- 名無しさん (2020-04-07 21 52 14) SCP-209-JPと一緒に置かれてたらどうなるか気になる -- (名無しさん) 2021-05-10 23 28 23 箱か。Thaumiel相当だな -- (名無しさん) 2021-05-29 18 55 22 メタタイトルの元ネタは「いじわるばあさん」でしょうか。同様のオチが確かあったような……。 -- (名無しさん) 2021-07-27 19 40 50 GOCが財団への妨害として予算を食いまくる異常存在を作った説。異常絶対ぶっ壊すマン達だけど財団のタウミエル的立ち位置とか -- (名無しさん) 2021-08-01 14 25 17 ↑x2 オブジェクトが「箱」ならばそれはタウミエルである、ってそうじゃない -- (名無しさん) 2021-08-14 18 18 14 オチは特事課及び日本政府に収容委託して日本の法制度を適用して出来る事を大幅に制限+間に挟んだフロント企業達で収容費用を中間搾取しまくって実質低コストで収容するのかな~とか読んでる時思った -- (名無しさん) 2021-08-30 20 04 46 まずしいざいだんはこのSCIPから始まったのかな? -- ( ) 2022-05-28 23 16 49 助けて解体部門! -- (名無しさん) 2022-10-30 22 56 36 元はどっかの現実改変者あたりが大事な物を入れておく為に作った正真正銘の「たからばこ」だったのかもね で、何らかの理由で中の物を取り出して使うか捨てるか譲るかして用済みの「からばこ」になったけど箱の後始末をせずに放置した……とか財団世界なら割とありそう -- (名無しさん) 2024-08-01 11 54 33 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/7841.html
150 :名無しの心子知らず:2011/09/05(月) 07 30 29.81 ID FGRTard1 子供の頃の思いで。 大事にしてたレースのハンカチ(親戚のおばちゃんの海外旅行土産)を 遊びにいったクラスメイトの家で、その子の母親に強奪された。 自宅に帰って母親に泣いて訴えていたら、クラスメイトが追いかけてきてくれた。 手には、あの強奪されたハンカチ。 「うちのババアがごめん」って謝ってくれた。 その後クラスメイトは、両親が離婚して引っ越していった。 噂で「お父さんに引き取られたんだって」とか「お母さんが病気で」とか聞いたが 詳細はわからない。 次のお話→高額時計奥(153)