約 2,388,730 件
https://w.atwiki.jp/ttkomaba/pages/128.html
VEGAシリーズ VEGA PRO(ヴェガ・プロ) 3192円 VEGA ELITE(ヴェガ・エリート) 2940円 VEGA ASIA(ヴェガ・アジア) 2940円 VEGA EUROPE(ヴェガ・ヨーロッパ) 2940円 VEGA JAPAN(ヴェガ・ジャパン) 3200円くらい OMEGAシリーズ OMEGA Ⅱ(オメガ・2) 5040円 OMEGA Ⅲ(オメガ・3) 5460円 OMEGA ⅣPRO(オメガ・4・プロ) 3948円 OMEGA ⅣEUROPE(オメガ・4・ヨーロッパ) 3780円 OMEGA ⅣASIA(オメガ・4・アジア) 3780円 ZETA(ゼータ) 3948円
https://w.atwiki.jp/daphne/pages/44.html
メガドライブとはセガの16bitの家庭用ゲーム機のことで、略してメガドラとも呼ばれます。 当時のいとうせいこうによるCMが印象的でした。 MEGA-CDやMEGA-LDと接続することでLDゲームが遊べるようになります。 【通信販売】 メガドライブ 本体 【メガドライブ】
https://w.atwiki.jp/polymega/pages/31.html
POLYMEGAタイトル別TIPS ■ファミコン ■スーパーファミコン ■メガドライブ ■PCエンジン(Hu-card、SG) ■メガCD ■PCエンジンCD-ROM(スーパー、アーケード含む) ■ネオジオCD ■セガサターン ■プレイステーション
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/8417.html
【検索用 MEGANE 登録タグ CD CDM M SOUND VOLTEX Ultra-NoobCD UpRightLeftDownChuChuChu VOCALOID ultra-noob アートトラック 全国配信 初音ミク-ProjectDIVA-f 巡音ルカ 曲 曲英 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 KarenT配信曲目 歌詞 コメント 作詞:ultra-noob 作曲:ultra-noob 編曲:ultra-noob イラスト:UpRightLeftDownChuChuChu(piapro) 唄:巡音ルカ 曲紹介 自分のメガネに指紋を付けられた時の、あのイライラを歌にしました。(でも、もしそれが大好きな人の指紋だったら・・・!?) 曲名:『MEGANE』(メガネ) 曲調はオシャレなラウンジ系。曲中の吐息は卑怯なくらい \えろす!/ です。(;´Д`)ハァハァ KarenTレーベルよりダウンロード販売が行われている。「Cafeでのひととき」企画で配信された作品の1つ。 KarenT配信 前作 今作 次作 - MEGANE - 流通:配信 発売:2011年10月24日 価格:¥150 レーベル:KarenT ジャケットイラスト:Ultra-Noob iTunes Storeで購入 曲目 MEGANE (feat. 巡音ルカ) 歌詞 顔を洗うために 机に置いたメガネ 君が遊んでる それはボクのメガネ 透き通るレンズの上で 踊る君の指 綺麗なガラスの舞台に 雪の足跡を残した メガネに写る君の指先が ボクの視界を奪う メガネに写る君との距離は ボクのテリトリー そう メガネに写る君の指先が ボクのハートを奪う メガネに写る君の息吹は ボクだけのものさ 遠くを見るために 使う魔法は「MEGANE」 今は何も見えない 君とボクのメガネ 透き通る肌の色に 吸い込まれていく 綺麗なガラスのハートが 君の吐息で曇りだす メガネに写る君の指先が ボクの視界を奪う メガネに写る君の魔法は ボクの行く手を阻む そう メガネに写る君の指先が ボクのハートを奪う メガネに写る君の幻想で ボクは満たされる 君が吹き出したコーヒーは 太陽の光 瞬いて まるで無数のレンズのように ボクの顔に降り注いだ メガネに写る君の指先が ボクの視界を奪う メガネに写る君の魔法は ボクの行く手を阻む そう メガネに写る君の指先が ボクのハートを奪う メガネに写る君の幻想で ボクは満たされる コメント 乙 gj ありがとうございました。 -- 名無しさん (2010-01-28 19 06 05) いいよこれw -- 名無しさん (2010-01-31 14 18 31) ネタ曲なのかマジ曲なのかさっぱりわからない感じが好きw 中毒者ですが何か?( ̄∀ ̄) -- zuzu (2010-01-31 21 36 32) 神調教GJ サムネ最高ww -- 名無しさん (2010-02-01 12 09 22) 良すぎですっ。 -- きの (2010-02-01 17 56 22) ↑↑&↑分かるww ってか改めて調教ぱない気がする そしてルカはやっぱりこういう曲調似合うなぁ… -- あとみっくえいぷ (2010-02-03 17 42 04) イヤホンで聴いたら鳥肌立つぜwww -- 名無しさん (2010-02-04 20 25 17) 曲調まじ好み。でも途中のハァハァがwww -- 名無しさん (2010-02-06 11 53 02) 調教ぱなくてビビったwww曲調も好きw -- 名無しさん (2010-03-07 22 10 47) めーがねって囁かれるとこがめちゃ色っぽいよねwww -- アイドー (2010-04-03 10 15 08) コーヒー顔に掛かったんですかね?w -- 名無しさん (2010-08-29 11 24 44) 吐息の正体は何なんだ・・・。とりあえずルカ大好き -- 名無しさん (2010-12-09 20 07 44) これはネタなのか?wwwwww -- 名無しさん (2011-07-04 22 42 56) CDで聴いて知ったけど…メガネ言い過ぎ 色っぽ過ぎで吹いたwww しかし調教凄いな -- 名無しさん (2011-10-24 18 31 55) DIVA f に収録決まるまで全く知らなかった。こんな良い曲があったなんてorz -- 名無しさん (2012-08-02 18 28 34) 私も↑の人に同じ! -- 名無しさん (2012-08-04 21 45 19) fで初めて聴いて好きになりました(゚ω゜*)こういうセクシーな曲にルカの声はぴったりですね(*^^*) -- 映音レミ (2012-09-04 08 44 35) fで聞いて、きっと省略された部分でなにかあってコーヒーのくだりになったんだと信じて歌詞を見にきたら特になにもなかったww -- 名無しさん (2012-09-07 09 29 49) これのためにEX P2を買ったんです! -- 名無しさん (2012-10-11 00 44 25) ハマった! -- 名無しさん (2012-11-17 22 23 52) fで初めて聞いて最初はあんま好きじゃなかったけどじっくり歌詞読んでうわぁぁあ!てなった← -- 名無しさん (2012-12-26 01 20 20) NHKみんなのうたでやってそうな曲調… -- 名無しさん (2013-03-18 05 00 16) なんでこの曲がそんなに評価されているのか分からんルカ好きだけど、これはひく -- たけし (2013-03-28 00 47 51) ルカちゃん好きぃ〜//めーがねっ、のとこ色っぽい// -- 苺音*ショタ (2013-04-04 07 52 14) Fのコーヒーのくだりと動きが謎すぎるwww でも頭から離れん。でも流石にテレビでハァハァは卑怯だぞ! -- 名無しさん (2013-05-07 20 43 50) ゼーハーのところヤバいww -- Zeu*゚ (2014-01-24 01 15 31) 眼鏡掛けてる我にとってこの曲はルカの曲で一番エロい。動画観るとき、警告出たからな~。 -- 櫟井 (2014-03-16 14 44 12) 好き!! -- 名無しさん (2014-07-01 22 18 33) m -- 名無しさん (2014-08-01 22 44 18) これを作ったボカロpは活動しているんでしょうか? -- しゅんちー (2014-10-13 15 06 31) 調教が好き -- 酢雨 (2015-10-22 19 48 07) 今でもまだ聞いてるよ -- 檎蜜 (2019-12-29 15 14 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tomoipod/pages/477.html
MEGA HIT COLLECTION 1 01 come again m-flo 02 Miracles 平井堅 03 初恋 aiko 04 evolution 浜崎あゆみ 05 Everything MISIA 06 Treasure hiro 07 サウダージ ポルノグラフィティ 08 Desire Do As Infinity 09 fragile Every Little Thing 10 月光 鬼束ちひろ 11 眩暈 鬼束ちひろ 12 edge 鬼束ちひろ 13 Is This Love EARTH 14 Can You Keep A Secret? 宇多田ヒカル 15 Reach for the sky 倉木麻衣 16 NEVER EVER 浜崎あゆみ 17 We are. Do As Infinity 18 サボテン ポルノグラフィティ 19 feel shela 20 冷たい海 倉木麻衣 21 Start in my life 倉木麻衣 22 JIRENMA Every Little Thing 23 [Bonus Track] Everything (Hex Hector's Club Mix) MISIA MEGA HIT COLLECTION 2 01 パピヨン~papillon~ 島谷ひとみ 02 Forever Memories w-inds. 03 おっとっとっと夏だぜ!! EE JUMP 04 ダンシング!夏祭り 10人祭 05 チュッ!夏パ~ティ 三人祭 06 サマーれげぇ!レインボー 7人祭 07 Lifetime Respect 三木道三 08 Stand Up 倉木麻衣 09 always 倉木麻衣 10 Ne 河村隆一 11 ガラスの翼 星野真里 12 愛してると言う前に 松田博幸 13 Run up 愛内里菜 14 WAVE OF LOVE Kiss Destination 15 SWEET MEMORIES Kiss Destination 16 SUPER SONIC DANCE m.o.v.e 17 市場に行こう 島谷ひとみ 18 ザ☆ピ~ス! モーニング娘。 19 いつのまに DREAMS COME TRUE 20 try this shoot globe 21 波乗りジョニー 桑田佳祐 22 アゲハ蝶 ポルノグラフィティ 23 [Bonus Track] Forever Memories (Za Downtown Street Remix) w-inds. 24 [Bonus Track] Ne(ac g version) 河村隆一 25 [Bonus Track] Ne(for you) 河村隆一 26 [Bonus Track] ガラスの翼 (Acoustic Version) 星野真里 MEGA HIT COLLECTION 3 01 secret base ~君がくれたもの~ ZONE 02 NAVY BLUE 愛内里菜 03 Dearest 浜崎あゆみ 04 Wish shela 05 クリスマス・イブ shela 06 クリスマス・イブRap KICK THE CAN CREW 07 Can't forget your love 倉木麻衣 08 ぴったりしたいX'mas! プッチモニ 09 世界のほんの片隅から ZONE 10 traveling 宇多田ヒカル 11 a song is born AYUMI HAMASAKI & KEIKO 12 lovin' it 安室奈美恵 VERBAL(m-flo) 13 the meaning of peace Koda Kumi BoA 14 come together m.o.v.e 15 Mr. Moonlight -愛のビッグバンド- モーニング娘。 16 気持ちは伝わる BoA 17 Stop! In the Name of Love globe 18 愛のうた ~ ピクミンのテーマ~ ストロベリー・フラワー 19 LISTEN TO MY HEART BoA 20 Winter Bells 倉木麻衣 21 Many Classic Moments globe 22 SAMURAI DRIVE hitomi 23 Daybreak 浜崎あゆみ 24 二人のアカボシ キンモクセイ 25 桃色片想い 松浦亜弥 26 Every Heart ~ミンナノキモチ~ BoA MEGA HIT COLLECTION 4 01 I can't stop my love for you 愛内里菜 02 あきらめましょう 華原朋美 03 Rose shela 04 おさかな天国 柴矢裕美 05 亜麻色の髪の乙女 島谷ひとみ 06 光 宇多田ヒカル 07 七色の風 キンモクセイ 08 LET'S GET TOGETHER NOW VOICES OF KOREA/JAPAN 09 トモダチ ケツメイシ 10 song for you EXILE 11 Free Easy 浜崎あゆみ 12 SAKURAドロップス 宇多田ヒカル 13 楽園ベイベー RIP SLYME 14 Yeah! めっちゃホリディ 松浦亜弥 15 ワダツミの木 元ちとせ 16 君ヲ想フ 元ちとせ 17 風になる つじあやの 18 independent 浜崎あゆみ 19 HANABI 浜崎あゆみ 20 July 1st 浜崎あゆみ MEGA HIT COLLECTION 5 01 眠れぬ夜は君のせい MISIA 02 WILL 中島美嘉 03 STARS 中島美嘉 04 大きな古時計 平井堅 05 北風と太陽 YeLLOW Generation 06 Sincerely Yours 愛内里菜 07 VALENTI BoA 08 奇蹟 BoA 09 NO.1 BoA 10 Pureness 上戸彩 11 アンバランス KICK THE CAN CREW 12 Wishing On The Same Star 安室奈美恵 13 大切なもの ロード オブ メジャー 14 ロマンティック浮かれモード 藤本美貴 15 It Takes Two CHEMISTRY 16 いつの日にか… 島谷ひとみ 17 涙そうそう 夏川りみ 18 Voyage 浜崎あゆみ 19 Deep Freeze 愛内里菜 20 ding-dong TOKIO 21 Make My Day 倉木麻衣 22 Seize The Light globe 23 サン・トワ・マミー 後藤真希 24 草原の人 松浦亜弥 25 GALAXY 片瀬那奈 26 JEWEL SONG BoA 27 UNSPEAKABLE Every Little Thing
https://w.atwiki.jp/hebiquest/pages/467.html
アイテム名 値段 効果 MEGA保存食 ¥10000 気力+1使っても90%の確率でなくならない 継続率がさらに上がった保存食(大)。 確率でなくならないため、ひとつで重ねがけも可能。 90%なので、これ一つでかなりの気力を入手することが可能。 しかし、継続アイテムの値上げ、現地調達の難しさ、 安定した供給が出来るE缶、F缶の登場と風当たりが強く、 現在ではマイナーアイテムと化している感じも否めない。 入手方法 シルバー宝箱 選択肢 投票 よく使う! (2) 普通 (0) あまり使わない (0) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る xx
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1725.html
前ページZEROMEGA 「サモン・サーヴァント」の呪文が終った瞬間、大地から一条の雷光が昇り、天を貫いた。 雷が現れた場所から竜巻のようなものが生じ、大地を、水を、空気を分解し、巻き上げ、巨大な蛹のようなものに再構成する。 次の瞬間、蛹は強烈な衝撃波を撒き散らしながら爆発した。 「これが……私の使い魔……」 爆発が生み出したクレーターを前にして、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは呟く。 蛹が爆発した後には、黒くタールのように煮え滾る大地があり、その大地の真ん中に見慣れぬ服に身を包んだ少女が横たわっていた。 そして、その少女の額には――― ……十字を逆さまにしたような刻印が刻まれていた。 ◆ ◆ ◆ ティファニア・ウエストウッドは自分の愚を恥じていた。 何故、不用意に見知らぬ男達に話し掛けるなどと言う馬鹿な事をしたのか。 姉と慕うあの女が外の人間たちは危険だとあれほど忠告していたのに……。 だが、いくら悔いてももう遅い。 男達はもうその下卑た息が耳に掛かるほど、近くに迫っている。 涙の雫をこぼし、息を切らしながら、ティファニアは父と慕う男が教えてくれた呪文を口にしていた。 それを唱えれば彼女を守るものが現れるという彼の言葉を信じて……。 男の一人の指が方に掛かった瞬間、ティファニアの召喚が完成した。 鏡のように輝く次元の扉が開き、その中から凄まじい咆哮が轟く。 見た事も無いような獣にまたがった黒い騎士が扉を突き破るように姿を現した。 ティファニアを捕まえていた一人は拳の一撃であっけなく昏倒した。 他の男達は浮き足立ち、騎士が天に向けて銃のような武器を撃つとあっという間に姿をくらました。 下郎たちが立ち去った後、騎士は視線をティファニアの方に向けた。 黒いカブトに隠されていたが、騎士の眼には男達のような欲望も残酷さも感じられなかった。 無意識の内に彼女は帽子を脱ぎ、騎士に問い掛けた。 「わ、私はティファニア、ティファニア・ウエストウッド。あ、貴方のお名前は?」 言葉はわからなかったが、彼女の仕草から名乗りを上げている事を察したのだろう。 騎士は隙間一つ無い黒いかぶとを脱いで、ティファニアの問いに答えた。 『俺は東亜重工の合成人間―――― それが姿を表した瞬間、部屋の中にいる全てのものが悲鳴を上げて逃げ出した。 ただ一人その豪奢な部屋の主、ガリアの王太子ジョセフ一世を残して。 だが、ジョゼフは自分をおいて逃げ去った者たちを気にしてはいなかった。 期待されない事も、見捨てられる事も、もはや慣れたもの。 今、彼にとって興味があるのは、自分が「サモン・サーヴァント」で呼び出した異形だけだった。 おぞましくも、圧倒的な存在を見上げながら、ジョゼフは狂おしい哄笑をあげる。 「素晴らしい! ははは、これは素晴らしい! 良いぞ、化物! 貴様がおれの想いと呪いに相応しい存在だというのならば、名を名乗るが良い!」 それは自分の足元で笑う小さな生き物を見下ろした。 6メイル近い巨体は身を屈め、人間で言う中腰に近い姿勢でいるにも関わらず、頭頂が宮殿の天井を擦っている。 体も手足も驚くほど細長く、全身を覆う黒い甲殻と相まって、見るものにまるで奇妙な虫のような印象を与えた。 漆黒の体の中で唯一白い、人間の頭蓋骨のような顔。 その底なしの深淵のような目を覗き込んだ時、ジョゼフはその奥に青白い鬼火のような名状し難い感情が揺らめくのを見たような気がした。 刹那―――怪物の体が細い針金のような触手が飛び出しジョゼフの体に突き刺さる。 怪物の言葉は空気の振動ではなく、電子と磁力で出来ていた。 常人の処理量を超えた情報をダイレクトに脳に流し込まれ、ジョゼフは喜悦とも悲鳴ともつかぬ叫び声を上げた。 ◆ ◆ ◆ そして、トリステインのラ・ヴァリエール公爵家では!! 「あ、あの……エレオノールお嬢さま?」 「どうぞ、エレオノールと呼んで下さい、クマさん」 「あ、じゃ俺の事もコズロフと呼んで下さい」 「はい、コズロフさん(にこにこ)」 「ところで……このハチミツのタルトはエレオノールが?」 「はい、私がシェフにお願いして作ってもらいました(にこにこにこにこ)」 「あ、いや、俺は、ハチミツは……」 「まだまだ一杯ありますよ(にこにこにこにこにこにこ)」 「ハイ、アリガタクイタダキマス」 一匹のクマーがエレオノールの使い魔になっていた!! 前ページZEROMEGA
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/42015.html
【検索用 meganee 登録タグ 作M 作ME-H 作り手】 + 目次 目次 特徴 リンク 曲 CD 動画 コメント 【ニコニコ動画】meganee%E6%9B%B2%EF%BC%86%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%9C%E6%9B%B2 特徴 作り手名:『meganee』(メガネー) ドットjPというP名を持つ。名付け親は四重婚P。 リンク YouTube Twitter SoundCloud 曲 Dive in Eternity/meganee High!High!!サマらぶ♥ 記憶の欠片 ココロノカタチ 空へ・・・。 暴走パラノイア CD ゆかりスト!! -Vol.1- 動画 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1793.html
前ページ次ページZEROMEGA ティファニア・ウエストウッドと合成人間、丁五宇(ひのと ごう)の出会いは三ヶ月ほど前に遡る。 三ヶ月前、前線から逃亡した傭兵たちがウエストウッド村を襲った。 ティファニアはいつものように父の形見であるオルゴールから受けついた忘却の呪文で戦おうとした。 彼女は今まで、何度もその呪文で村を襲おうとする山賊たちを退けてきたのだ。 しかし、ティファニアにとって運の悪い事に、その時村を襲った傭兵のリーダーはメイジくずれだった。 しかも蛇のように用心深いその元貴族は事前の情報収集を通してウエストウッド村に記憶を操る魔術師がいることを探り当てていた。 魔法の腕こそはライン級でしかなかったが、いや三流のメイジであったからこそ傭兵たちのリーダーは魔術師の弱点を突く戦い方を良く心得ていた。 魔法とは詰まるところ、精神の具現、想像力の現実化。 その威力は絶大だが、常に使い手の認識力という限界がついて回る。 傭兵たちのリーダーは手下達を六つの班に分けて、波状攻撃をかけることでティファニアの魔法に対抗しようとした。 一度に認識できる数が五つと言う人間の頭脳の弱点をついた古典的な対メイジ戦術。 戦い慣れていないティファニアは、リーダーの思惑通り六方から押し寄せる敵に混乱し、みるみる魔力を消耗していった。 消耗は疲労を呼び、疲労は失敗を呼びこむ。 限界まで精神を酷使したせいで、ティファニアはとうとう忘却の魔法を使えないほど追い込まれてしまった。 後一歩で傭兵たちの手に落ちそうになったとき、とっさに唱えた「サモン・サーヴァント」の呪文で呼び出したのが丁五宇とヒノト・タイラのコンビだった。 次元の門から姿を表した黒い騎士はティファニアがあれほど梃子摺っていた傭兵たちを瞬く間に追い払ってしまった。 盗賊たちが逃げ去った後、五宇はティファニアの警戒心を解くために、ヘルメットを脱いで彼女に近寄った。 そして、五宇が少女の様子を伺おうと顔を近づけた瞬間、ティファニアは一瞬の隙を突いて彼に「コントラクト・サーヴァント」の術を――― 「どうしたの? おねえちゃん、お顔が真っ赤だよ」 少女の無邪気な声で、ティファニアはようやく五宇たちと始めて会った日の(そして、自分の初めての接吻)の回想から現実へ帰還した。 「あ、な、なんでもないの! ちょっとシチューが熱かったから、びっくりしちゃって……」 「さっきから、ずっとスプーンでかき回して一口も飲んでいないのに?」 ぐっと言葉に詰まった。 その小さな女の子言うとおり、ティファニアは思い出にふけるあまり、さっきから一口も食事に口をつけていなかった。 しかも無意識にずっとかき回していたせいで、彼女のシチューはすっかり冷めている。 「そ、そ、そうね。それじゃ、きっとお魚の骨が喉に刺さったせいね!」 喉に骨が刺さっていると言うにはあまりに流暢な言葉で新しい言い訳を口にするティファニア。 それを聞きつけた五宇は椅子から立ち上がり、 「それはいけない。小さな骨でも喉の傷は危険だ。ちょっと俺に見せてくれ」 ティファニアの顎を掴んで口の中を覗き込もうとする。 またしても、「コントラクト・サーヴァント」の記憶が鮮やかにフラッシュバックする。 初めて(見た目だけは)年上の異性に触れたあの時。 興奮しすぎてその味も覚えていない初めての口づけ。 視界一杯に広がる彼の顔。 穏やかな、しかし強い意思の光を秘めた黒い瞳が自分の眼を覗き込み――― 「だだだ、大丈夫よ。もう痛くなくなったから。そ、そんな事よりシチューが減ってるみたいね。 い、今お代わりを持ってくるから!」 青年の手を振り払い、返事も聞かずに彼のシチューの器を持って台所の中に飛び込んだ。 後に残されたのは、不機嫌な顔でシチューを掻き込む男の子たちとくすくす笑い声を漏らす女の子たち。 そして…… 「あ、テファ? 俺のシチューはまだ半分以上残っているんだが?」 一人だけわけがわからないまま取り残され、呆然とする青年であった。 その様子を外から覗いていたタイラは立体映像の肩をがっくり落として溜息をついた。 「もう、あれで分からないなんて。五宇はどこまでニブチンなのかしら?」 台所に飛び込んだ後、ティファニアは壁に手をついて荒い息を吐いた。 頬に触れて見る。びっくりするほど熱くなっていた。 大きな胸に触れて見る。まだドキドキしている……。 頬を真っ赤に染めたまま、ティファニアは青年の器に新しいシチューを注いだ。 五宇たちが来てから、毎日が楽しくて仕方が無い。 足元は雲の上を歩いているようにふわふわするし、回りの景色まで急に鮮やかになったような気がした。 最初は年上の友人が出来たお陰だと思っていたが、この胸のトキメキはそれだけじゃとても説明がつきそうに無い。 あっという間に縁まで一杯になったシチューの皿を見ながら、ティファニアは今自分の心を満たしている感情をこっそり声にしてみた。 「…………すき…………」 声に出した途端、納まりかけていた胸の鼓動が一気に跳ね上がった。 もう一度、今度は少し大きな声で呟いて見る。 「…………五宇さん、好き…………」 痺れるような幸福感が全身に広がっていく。 瞼を閉じ、両手に余るほど大きな胸を抱きしめ、甘酸っぱくも心地よい感情を味わった。 ティファニアは姉と慕う女性が、マチルダが早く帰ってくれば良いのにと思った。 自分が手に入れた使い魔を彼女に紹介し、子供たちには話せないこの気持ちを打ち明けたかった。 そして、この幸せが何時までも続く事を強く、強く願った。 子供たちを寝かしつけ、ティファニアの家事の手伝いを終えた後、五宇は一人で家の外に出た。 生身のティファニアたちと違い、五宇はそれほど睡眠を必要としていない。 本当のことを言えば、食事をとる必要もあまりないのだ。 あくまで仕様上だが、五宇たち合成人間は水分補給だけでも五年は生存できる。 それでも毎日、子供たちと一緒に食事の席についているのは、ティファニアの料理を食べる時に彼女が浮かべる笑顔を見たいからだった。 食料を無駄に消費しているのはやはり気が引けるので、毎日多めに食材を取って帰るのだが、それを見たティファニアは五宇を食いしん坊だと勘違いしたのか、さらに彼の食事の量をふやした。 この悪循環は五宇たちがティファニアの家に住むようになってからずっと続いている。 流石に明日辺りから食事の量を減らすように頼んだ方が良いかもしれない。 すっかり重たくなった腹をさすりながら、五宇は野外に止めてあった重二輪の隣りに腰を降ろした。 「星が綺麗だね……」 重二輪の上に浮んだ少女の立体映像が夜空を見上げながら呟いた。 「ああ、そうだな」 五宇も頷いてそれに同意した。 五宇たちが生まれた世界の空は分厚いスモークに覆われ、とてもこんなに綺麗な星空を拝む事はできない。 「ハルケギニアは良いところだね」 「ああ、そうだな」また頷いた。 「テファはとても良い子だね」 「ああ、そうだな」頷く。 「五宇は何時までもここにいたいと思う?」 五宇は―――頷く事ができなかった。 少し迷った後、青年は静かに首を横に振った。 「いや、できるなら早くもとの世界に、地球に帰りたいと思う」 ハルケギニアにも戦乱はあるが、五宇たちが生まれた世界は比べ物にならないほど酷いところだった。 N5Sウィルスと呼ばれる恐ろしい病気が世界を席巻し、人々はゆっくりとドローンと呼ばれる生ける死体に置き換わろうとしていた。 人類をウィルスから守るはずのDRF(技術文化遺産復興財団)と公衆衛生局は、人々を保護するどころか彼らにしかわからない目的のためにN5Sウィルスを利用しようとしていた。 企業国家「東亜重工」はDRFの陰謀を阻むために、五宇たち合成人間を作り上げたのだ。 それなのに……。 初めての任務に赴く途中で五宇たち、丁班は銀色の鏡のようなものに吸い込まれ、見たことも無い異世界の中に放り込まれてしまった。 N5Sウィルスの適応者を求めて人工島【9JO】に向かった長兄、庚造一はどうなったのか? 壬二銖やシン、他の兄弟たちは無事に任務を達成する事が出来たのか? 母や祖父のいる東亜重工本社はまだ無事なのだろうか? DRFと公衆衛生局は……。 N5Sウィルスは……。 世界は今一体―――。 足元に落ちている岩を拾って握り締めると、硬いはずの岩石はあっさり崩れてチリになった。 目的を持って生まれてきたはずなのに。 任務を果たすため、生きているはずなのに。 何も出来ないばかりか、今自分が置かれている状況すら把握できない。 それは人型の道具として生を受けた合成人間にとってこの上なく歯がゆい事だった。 「元の世界に戻る鍵はトリステインの魔法学院にあるような気がする。あそこの学院長は三百歳を超える賢者だと聞いた。彼に尋ねればきっと何か手掛かりが得られるはずだ」 「そうだね。多分そうだね……」 返事をするタイラの声は重たい。 二人がこの会話をするのは今夜が始めてではない。 実を言えば、トリステインまで旅をする準備はとっくの昔に出来ていたのだ。 言葉の問題は既に解決しているし、文字もティファニアに教えてもらった。 地理や文化の違いなどは、使い魔になった時に手に入れた能力があれば何とかなるはずだ。 今、アルビオンを吹き荒れている戦乱の嵐も合成人間の力と重二輪の機動力を持ってすれば切り抜けることは難しくない。 だが、何時でも出かけられるはずなのに、五宇たちは何時まで経ってもウエストウッド村を出発することが出来なかった。 ティファニアから離れることを考えるだけで凄まじい精神的な抵抗を感じるのだ。 これが使い魔になったことによる副作用なのかどうかはわからない。 しかし、この拒否感のせいで五宇は決断を躊躇うと言う合成人間にあるまじき感情に悩み、もう一カ月近くも時間を無駄にしている。 「……それにこのままテファたちを置いて行って大丈夫なの? もうロサイスも戦争に巻き込まれていると言うし、このままじゃ何時ウエストウッドに戦火が飛び火するか分からないよ?」 「この村は大丈夫さ。テファには忘却の魔法がある。戦い方次第ではあの子は俺よりも強くなることができる」 「じゃあ、トリステインに行く時はなんて言うの? 黙って出て行くことはできないよ?」 「何とかなるさ。俺たちもテファも子供じゃないんだ」 言葉の内容とは裏腹に、五宇の声には力が無かった。 彼自身、自分の言っている事を信じきれていない事は明らかだった。 ふいに枯れ枝を踏み折る音が小さく響いた。 顔を上げた五宇は驚きのため言葉を失った。 「……本当なの……」 悩みに没頭していたせいか、それとも思っていた以上に身近な存在だと受け入れていたせいか。 五宇は愚か、人工知能であるタイラでさえ彼女がこんなに近くまで接近していることに全く気付かなかった。 「五宇さんたちがここを出て行くって、本当なの!!」 両手に焼いたばかりのクッキーを載せた皿を持ち、もともと大きな眼をさらに大きく見開きながらティファニアは自分の使い魔である青年に問い掛けた。 前ページ次ページZEROMEGA
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4564.html
前ページ次ページZEROMEGA 窓や扉から火を吹き上げるテファの家を見た時、五宇の中で焦燥感が爆発しそうになった。 一瞬、テファを救出するためにこのまま重二輪で家の中に突入しようとさえ考えた。 しかし、家の近くの草むらから立ち上がった小さな影が沸騰する頭に冷静さを取り戻した。 「ジムかっ!」 泥と煤、そして乾きかけた血のせいで見る影もなく汚れていたが、それは間違いなく村で一番ティファニアに懐いていた男の子、ジムだった。 急いで重二輪から跳び下り、傷ついた小さな体に駆け寄る。 自分の車体から救急医療パックを取り出したタイラがその後に続く。 ジムは五宇たちの姿を認めると崩れる落ちるように雨水でぬかるんだ地面に膝をついた。 「どこへ行っていたんだよ、ゴウ! ゴウがいないから、ティファニアお姉ちゃんがさらわれちゃったじゃないか!」 弱々しい泣き声が異形の人形の爪よりも鋭く心に突き刺さる。 五宇はジムの体を支えながら聞いた。 「すまない。何があったか教えてくれ、ジム」 金髪の少年は汚れた裾で涙を拭いながら、ティファニアの家で起きたことを少しづつ話始めた。 その日ジムは他の子供たちと別れ、泉の岸辺に咲く青い百合の花を取るためにこっそり森の奥にある小さな泉に向かった。 以前、泉の側を通った時にティファニアがその花に見取れていたことを少年は覚えていた。 ジムはずっと前からティファニアに対して家族以上の愛情を抱いていた。 だから、五宇という強力なライバルが登場した時は酷く動揺した。 ティファニアに対する思いを諦めようかと迷ったこともあった。 しかし何故か分からないが、昨夜ティファニアと五宇は大きな喧嘩をしたらしい。 このチャンスを逃す手はない! 今、ティファニアを慰めれば、自分の株は大いに上がる! ませた少年は青い花を手に意気揚々とティファニアの家に向かった。 帰り道の途中で降り始めた雨も小さな胸の中で燃える幼い恋心を鎮める事は出来なかった。 だがティファニアを驚かせようと裏口から家の中に入ろうとした瞬間、甲高い悲鳴が聞こえた。 慌てて悲鳴の源に向かう。 そこで少年が見たのは表玄関を塞ぐ司祭服の怪人。 そして、その怪人に襲われている少女の姿だった。 司祭服の裾から伸びる二本の触手が少女の足にまとわりつき、腰に絡まり、ジムが顔を埋めたあの柔らかな果実を絞り上げる。 恐ろしく、しかしどこか奇怪な美しさを備えた光景を前に少年は悲鳴をあげることも忘れてただ見詰めるしかなかった。 呆然と立ち尽くすジムを正気に戻したのは触手に襲われているティファニアの声。 「逃げて、ジム! 逃げて……」 触手がついに喉までかけ上がり、ティファニアの口を塞いでしまった。 怪人がゆっくりと顔を上げ、ジムの方を見た。 その目を覗き込んだ瞬間、少年は痛いほどの恐怖とともに自分の股間が暖かく濡れるのを感じた。 ジムの父や母、幼い兄弟たちを焼いた炎が赤く濁った瞳の中で燃え盛っていた そいつは一瞥しただけでジムに対する興味を失ったのか、『片付けろ』と言い残してティファニアを連れ去った。 入れ違いに目深に頭巾を被った亡霊みたいな男が現れた。 外套の裾から黒い金属の棒のような腕を少年に向ける。 ジムはとっさに背を向け、裏口目掛けて走り出した。 戸口を潜ろうとした瞬間、真っ赤な熱い光が視界を埋め尽くした。 小さな体が衝撃波に煽られて、木の葉のように宙を舞う。 目の前に迫る灰色の水溜り。 冷たい衝撃を体中に感じながら、ジムの意識は真っ暗な闇の中に飲み込まれた。 ジムは泣きながらティファニアがさらわれた時の経緯を最後まで話し終えた。 五宇は少年の肩に手を置いた。 片手で容易に包み込めるような小さな肩だった。 その小さな肩で少年は大の大人ですら耐えられないような重荷に耐えた。 傷の痛みを堪え、雨の冷たさを我慢し、いつ戻って来るか分からない襲撃者の恐怖に耐えながら待った。 ジムは五宇が必ず帰って来ることを信じていた。 今度は五宇が少年の信頼に応える番だった。 「ジム、皆はどこに?」 「森の中にある避難壕に隠れてる。おれはゴウを待つために残ったんだ」 「じゃあジム、お前も皆のところへ行け」 「ゴウは? ティファニアお姉ちゃんはどうするの?」 ジムは顔を上げて五宇を見た。 青年はそのまなざしを真っ直ぐ受け止め、 「ティファニアは、俺たちが連れ戻す」 鋼よりも硬く強い声で言い切った。 豪雨が幾億の矢のように激しく大地を叩く。 全身に雨を浴びながら、ティファニアをさらった一団が馬以上の速さで走り続けていた。 少女は集団の先頭を走る司祭服の巨漢の背中にまるで荷物のように吊り下げられていた。 泣いたり、叫んだりする元気があったのは最初の三十分だけだった。 乱暴な扱いと冷たい雨水があっという間に少女から抵抗する体力と気力を奪ってしまった。 触手に縛られた少女は空に垂れ込める雨雲と同じぐらい曇ったまなざしで地面を眺めていた。 ふいに傍らを流れる冷たい空気と水滴が何かに遮られる。 後ろを走っていた配下の一人が速度をあげて司祭服の巨漢に並んだのだ。 そいつは微かな焦りを含んだ低い声で巨漢に囁いた。 【―――六時方向、約十リーグの距離に動体反応。速度、時速三百七十リーグ。奴です!】 その言葉を聞いた途端、どんよりと曇っていたティファニアの目に光が宿った。 死人のように青ざめていた頬が血の色を取り戻す。 彼だ! あの時と同じように彼が助けに来てくれたんだ! 氷のように冷たい絶望に押し潰されそうになっていた心に希望の小さな火花が散った。 だが、司祭服の巨漢の声は少女の心に宿る微かな温もりを握りつぶすほど冷たく、揺るぎなかった。 【やはり、急拵えの駆除系では大した時間稼ぎにならなかったか。あの丘の上で迎え撃つぞ。総員戦闘準備!】 急に尾内臓を見えない腕で揺さぶられたような感覚がティファニアを襲った。 今まですぐそこにあった地面にあっという間に小さくなっていく。 司祭服の巨漢が跳躍したと悟った時、少女の身体は既に傍らに聳え立っていた崖の上にあった。 巨漢は十リーグあまりの高さを一息に跳躍したのだ。 黒く濡れた外套を怪鳥の翼のようになびかせながら、配下たちが巨漢の後に続く。 崖の上に着地すると次々に外套を地面に脱ぎ捨てた。 分厚い布の下に隠された身体を目にした瞬間、ティファニアは触手の轡の下でくぐもった悲鳴を上げた。 集団の中で、ただ一人衣服を身につけたままの巨漢が少女の耳に囁きかけた。 【…・…くくく、混沌の殉教者たる我等、珪素生物の美しさに声も出ぬようだな】 もし触手に拘束されていなかったら、ティファニアは首を思いっきり横に振っていただろう。 露わになった怪人たち、巨漢が言うところの珪素生物たちの姿は少女が知る美とはあまりにかけ離れたものだった。 例えるならば人間大の甲虫の群。 珪素生物達の身体は人間の髑髏に似た真っ白な顔を覗いて、全て漆黒の外骨格に覆われていた。 巨大な銃のような手をぶら下げている者もいれば、本物の甲虫のように四本以上の手足を持つ者もいる。 一人として同じ肉体をしているものはいなく、その姿はまさに彼らが崇める混沌そのものであった。 珪素生物たちは丘の上にある森の中に飛び込み、木々の後ろに身を隠して敵の襲来に備えた。 司祭服の巨漢もティファニアを連れて森の中に入り、部下たちの配置について細かい指示を飛ばす。 そして、自分たちが丘の上に作った陣地を満足げに眺めた。 この高さならいくら重二輪といえども、一瞬で駆け上がることはできない。 例え崖を駆け上がることが出来たとしても、森の木々が重二輪の機動力を殺す。 スピードを落とした相手をまずワイヤーガンを持った配下が絡め取り、次に重火器を持った者が動きを止める。 そして、止めを刺すのは…… 集団の中で司祭服に次いで大きな体を誇る二体の珪素生物が前に進み出た。 一体は長大な剣のような腕を持ち、その腕の縁には鮫の刃に似た棘が無数に生えていた。 もう一体は馬上槍のような腕を持ち、その腕には螺子釘のような螺旋状の溝が刻まれている。 二体が腕を構えるとそれぞれの武器が餓えた獣のような唸り声を上げて猛回転し始めた。 【さあ、来い黒騎士とやら。その五体を解体して、ダフィネル卿とジョセフ陛下に献上してくれる】 雷鳴のようにゴロゴロと低い笑い声を上げる司祭。 ティファニアは口を触手で塞がれているにも関わらず、彼方にいる五宇たちに必死に叫んだ。 ゴウさん、来ちゃ駄目っ!!と。 しかし、彼方に見える小さな影はティファニアの声など全く聞こえていないかのようにどんどん大きさを増していく。 そして重二輪の輪郭がはっきりと見えるほど近づいた時、 【いない……】 陣地の先頭にいる珪素生物が呆然と呟いた。 司祭服の巨漢が怪訝そうに尋ねた。 【どうした?】 【いないのです! 走ってくるのは重二輪だけで、やつが座席にいないのです!】 【なんだとっ!?】 配下の言葉の真偽を確かめようと身を乗り出そうとした。 その時、巨漢は足元の水溜りに小さな波紋が繰り返し走っている事に気付いた。 【これは、高周波? 一体どこから……】 突然、真っ黒な霧のような森と大地の影から飛び出し、珪素生物たちに襲い掛かった。 黒い霧と見えたのは何千、何万と言う虫やネズミなどの群だった。 小動物たちは瞬く間に珪素生物たちの体を覆い尽くし、歯や爪で黒い身体を削り取ろうとする。 この奇襲に異形の魔人たちも肝を潰して半狂乱になった。 まるで奇妙なダンスを踊るように自分の身体にまとわりついた虫や小動物を払い落として踏み潰そうとする。 たった二人だけがこの騒ぎの中で冷静さを保っていた。 一人は小さな襲撃者たちの正体を知っているティファニア。 もう一人は司祭服の巨漢だった。 【くっ、これは虚無の使い魔の力! 奴はヴィンダールヴだったのか】 自分の顔に張り付いたとびっきり大きなネズミを毟り取って握りつぶす。 まだ混乱している仲間たちを一喝した。 【落ち着け! この程度の虫けらに我等の身体を傷つける力はない! 感覚システムを研ぎ済ませろ! 奴は近くに……】 ふいに巨漢は言葉を止めて、頭上の雨雲を睨みつけた。 赤く濁った瞳に焼け付くような怒りの火が燃え上がる。 【空……そうか、雲に隠れて我等に近づこうとしたのか】 分厚い雨雲の上、五宇はライダースーツのセンサーを最大限に開放して地上の様子を伺っていた。 タイラーを囮にして敵の目をひきつけ、その隙に老竜ヤーガッシュに乗って敵の頭上に忍び寄ると言う作戦は見事に成功した。 巨大な老竜が火花つきの唸り声を漏らす。 「おぞましい視線を感じる。奴らめ気付いたぞ!」 「構わない、ご老体! このまま降ろしてくれ!」 老竜は火炎のブレスを吹きながら咆哮を上げると分厚い雨雲の膜を突き破って地上の珪素生物たちにその巨体を見せつけた。 たちまち、数え切れないほどの対空砲火が細い柱のように森から立ち上る。 老竜は歌うように咆える。 韻竜の歌声は風の精霊の魂を震わせる。 精霊魔法の歌に誘われた風が鎧のように、衣のように老竜の身体を余すところなく覆い尽くした。 風の精霊に守られた竜は細かい銃弾を風の鎧で弾き返し、大口径の砲弾は航空力学を無視したような機動力を軽やかに回避する。 地上の珪素生物は再び雲の中に身を隠した竜を打ち落とそうと懸命に銃弾を天空に送り込む。 だが、天の竜に意識とセンサーを集中し過ぎたために、珪素生物たちは気付かなかった。 竜の背中にもはや黒騎士がいないことに。 竜が身を翻した瞬間、何かが空気を切り裂きながら落ちてきたことに。 そして、背後に何かが地響きを立てて着地したと気付いた時に――― 三百メートルの高さを飛び降りた合成人間は既に敵をその可殺領域(キルゾーン)に納めていた! 既に抜き放っていた弾体加速装置を構え、無防備な背中に狙いをつけ、神速のスピードで引き金を弾く! 「BLAME!!!」 前ページ次ページZEROMEGA