約 2,864,565 件
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1829.html
西の空に茜色の雲がたなびき、 釣瓶落としの秋の陽が山の端に触れようとしていた。 政宗は池の縁から腰を上げると、軽く伸びをする。 「さーてと。…叱られに帰るか。」 そう長い時間をぼんやりとしていた訳ではないが、 城を出た時刻が遅かったのだろう。 薄暗闇が少しずつその色を濃くしている。「帰りが遅い」と 小十郎に叱られる内容をもうひとつ増やす事も無いだろうと、 政宗は兜の緒を締め、馬に跨がった。 馬を速歩で歩ませながら来た道を引き返していると、 軽快な蹄の音に聞き慣れない音が混ざっている事に気付く。 手綱を引いて馬の脚を止めると。僅かながら、その音が鮮明になった。 獣の鳴き声に似ているが、どうも人間の… それも男女の諍う声のようだ。 ふと、いつかの朝議で従兄弟の成実から聞いた話を思い出す。 成実の言っていた、流れ者の野盗共が住み着いている森というのは 確かこの辺りの事ではなかったか。 例えそうでも、そうでなかったとしても、 この場をそのまま通り過ぎるという選択肢を政宗は持たない。 馬から降りると、そのまま声のする方向に歩み寄った。 おなごBASARA 続②2
https://w.atwiki.jp/basara-voice/pages/35.html
明智光秀 ああ…イイ… 明智光秀:BASARA技 座興ですよ、すべて…ね 明智光秀:死亡時 まぶしいですね…殺すにはいい日だ 明智光秀:四国上陸戦 皆死ねば同じですよ!ハッハッハッ! 明智光秀:汎用 ああ…失礼、ここには興味が失せました 明智光秀:長篠反撃戦 ハンマーを忘れました…つまらないですね 明智光秀:「ハンマー忘れた!」装備時 む? めまいがします 明智光秀:瀕死時 ふむ…これが私の血の色か 明智光秀:瀕死時 まだ間に合う…逃げなさい 地獄に行かなくてもすむのですよ 明智光秀:本能寺決戦 濃姫へ 明智軍兵卒 ここを抜かれたら…光秀様に殺される! 明智軍兵卒:汎用
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1783.html
あれはうららかな陽気に包まれた、ある春の午後。 夜通しの任務から帰還した俺様…猿飛佐助は、 枝振りのいい樹の上にあるお気に入りの場所で 優雅に昼寝を楽しんでいた。…が、 「佐助ー!佐助はおらぬかー!」 木の下から響き渡る伸びやかな大声に折角の眠気が吹き飛ばされた。 はいはい、なんですかもう。 声の主は甲斐の若き虎の異名を持つ武将にして、 現在の俺のご主人、真田幸村その人だ。 「はーい。佐助はここですよ。」 「おお!佐助!!」 俺の姿を見つけるなり、くりくりした目を輝かせて 走り寄って来る旦那は、柴犬か何かのようで ハッキリ言って可愛い。 でも元気に上下するやけにたわわな胸は、男の俺にはちょっと目に毒かなぁ…。 そう。俺のご主人はうら若い女の子なのだ。 …とは言っても、こっちが心配になるくらい色気が無いんだけどねー。 「どーしました?何か火急の用事でも?」 「聞いてくれ佐助!それがし、初めて月のものが来たのでござるぁ!!」 「ふーん…って、えぇぇー?!」 旦那の口から嬉しそうに放たれた言葉は、 二重の意味でショックだった。 そんなデリケートな話題、女の子がおおっぴらに言っちゃダメー!! …それにその、旦那は確か17だったよね? …まだだったの? 「うむ。普通より遅いらしいので少し気にはしていたが、 これでそれがしお館様の御子を産めるでござる! 嬉しいでござるー!」 わーい!と無邪気に喜ぶ旦那を前にして、クールな俺様らしくなく ポカンと口を開けるしかなかった。 旦那が恐ろしいまでに真っ直ぐお館様…武田信玄公の事を 敬愛してるのは武田軍の誰もが知ってる事だけど、 まさかその子供を産みたいとまで思ってたとは…。 「旦那、お館様のご側室にでもなるつもり?」 「いいや?それがしはいち武将として お館様の為に生涯力を尽くす所存でござる!」 「でもお館様の御子を産むんでしょ?」 「周囲にはお館様の御子とは明かさず、 それがしの子として育てるでござる。 男子ならば真田の跡目を継がせるつもりだ!」 そう旦那は言い切るけど… それはなかなか厳しいんじゃないかなー…。 おなごBASARA 前編2
https://w.atwiki.jp/bsbwiki/pages/18.html
舞台「戦国BASARA3」 2011年10月14日~10月16日 イオン化粧品シアターBRAVA! 2011年10月23日~10月30日 東京ドームシティ シアターGロッソ 【出演者】 武将 徳川家康:広瀬友祐 石田三成:中村誠治郎 伊達政宗:久保田悠来 真田幸村:細貝圭 長曾我部元親:戸谷公人 毛利元就:小谷嘉一 黒田官兵衛:白川裕二郎 小早川秀秋:宮下雄也 大谷吉継:村田雅和 片倉小十郎:吉田友一 猿飛佐助:村田洋二郎 天海:谷口賢志 雑賀孫市:山崎真実 鶴姫:川村ゆきえ アンサンブル 今井靖彦 高橋光 金田進一 遠藤誠 白崎誠也 翁長卓 佐久間祐人 八巻正明 竹内諒太 一内侑 平野雅史 永島真之介 石井寛人 音野暁 梅澤良太 山本常文 村瀬啓佑 為房大輔 【スタッフ】 構成・演出・振付:西田大輔 原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ) 原作監修:小林裕幸(CAPCOM)、山本真(CAPCPM) 演出助手:佐久間祐人(AND ENDLESS)、中川えりか(AND ENDLESS)、梅澤良太 舞台監督:粟飯原和弘(サードセンス) 照明:大波多秀起(デイライト) 音響:前田規寛(M.S.W.) 音響オペレーター:上妻圭志(S.S.E.D.) 音響効果:岩崎大輔(AND ENDLESS)、渡部和博 映像:奥秀太郎 舞台美術:角田知穂 衣裳・武器製作:渡邊礼子(アーク・プロジェクト)、西川起矢(アーク・プロジェクト) 武器製作:ジャンジャックアートスタジオ、AND ENDLESS アクション協力:ジャパンアクションエンタープライズ、AND ENDLESS ヘアイメイク:木村美和子(エレファントチョップ)、車谷結(エレファントチョップ)、福田純子(エレファントチョップ) 楽曲提供:T.M.Revolution 石川智晶 パンフレット制作:清水みちる(礼泉堂) スチール:渡辺慎一、清水みちる(礼泉堂) Web制作:まめなり 撮影:カラーズイマジネーション 制作進行:榊陽介、徳秀樹 制作補佐:北村かずや、石井修司 協力:アガペー アニメイト京橋 アニメイト日本橋 アミューズ AND ENDLESS エピックレコードジャパン MSエンタテイメント 山宝産業 GMBプロダクション GPR ジャパンアクションエンタープライズ ジョリー・ロジャー センスアップ SOS Entertainments 10-PONT 2年3組 日本旅行 俳優座劇場 bamboo bpm flying DOG メディアワークス ロヲタス よしもとクリエイティブ・エージェンシー Vithmic 石元俊二 川田愛子 新妻佑子 森田智子 プロデューサー:三角大、下浦貴敬 制作:Office ENDLESS 主催:ダイス
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21517.html
登録日:2010/07/26 Mon 21 38 29 更新日:2023/02/23 Thu 16 44 24 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 BASARASTYLE でも顔恐い コミカライズ 久織ちまき 全弐巻 公式コミック 戦国BASARA 戦国BASARA2 戦国BASARA2 グルーヴン・ドラゴン 政宗 織田信長がモテまくり 覇王×→ラオウ○ 天下を獲るのは このオレだ!! 正式タイトル 戦国BASARA2 Groove'n Dragon 第壱巻 2008年5月30日 第弐巻 2009年1月16日 政宗、幸村、慶次の3人をメインとした作品。 主人公は政宗。 ストーリーはもちろん戦国BASARA2準拠となっている。 本能寺の変以降の豊臣秀吉による天下統一の侵攻から始まる。 第弐巻は『浅井長政外伝』以外全て描き下ろし。 作者の久織ちまきは、『機動戦士ガンダムSEED DESTNY THE EDGE』や『聖闘士星矢 セインティア翔』でも知られる。 言われてみれば戦闘シーンは完全に車田飛びである。 【登場キャラクター】 伊達政宗 政宗は、ゲーム・アニメ共に血気盛んだが、この作中では、これでもかと言うほどに戦好き。 目つきの悪さも更に倍(笑) 序盤で秀吉に挑み空の彼方へ吹き飛ばされるも、意気盛んに再戦の攻めを開始する。 真田幸村 オヤサタサマァ!に背中を押される熱くまっすぐな男。 ただし殴り合いは声だけ(笑) 序盤で半兵衛との因縁ができ、豊臣攻めのために武田軍を率いていく。 前田慶次 光秀に襲撃される直前のお市を助け、かつての朋友秀吉の行く末を見届けるため戦場にやってくる。 因縁の相手も少ないのでぶっちゃけ割と空気(笑) 定位置というかなんというか… 豊臣秀吉 この作中の豊臣秀吉は、まるで北斗の拳のラオウのように描かれている。 身長は政宗の倍=3メートル越え。 勝てる気がしない(笑) アニメ版『戦国BASARA弐』でやたらでかいことの元ネタかもしれない 半兵衛のみを盟友として、新しい時代の夢を見る。 完全勝利した淫夢くんみたいなポーズがステキ。 竹中半兵衛 腹黒病弱だが、割と武闘派。 自軍の兵士を全て記憶するというトレーズ様みたいな特技持ち(笑) 秀吉の天下統一のために命を賭け策謀を練る軍師。 甲斐攻めでの自軍への勧誘を図ったことで幸村と因縁ができる。 片倉小十郎 政宗の背中を守る右腕。 銃弾を弾き返すシーンがかっこいい(笑) 序盤での濃姫との戦闘が功を奏したのだろうか? 毛利元就 中国地方の知的なオクラ。 オクラじゃない姿も見られるよ(笑) 半兵衛の策謀で元親の攻撃を受けるが軽くあしらい、その裏を見抜く。 長曾我部元親 中国地方の海賊兄貴。 なんか騙されてました(笑) 最終的には元就ともども豊臣攻めに加わる。 織田信長 最終決戦は秀吉VS政宗……かと思いきや、まさかの復活を果たし政宗・幸村・慶次に立ちはだかる。 やけに豪華メンバー(笑) 顔が怖い。 お市や濃姫更に光秀にモテまくり。 浅井長政 行間で豊臣軍に滅ぼされるは放浪したあげく松永軍にボコボコにされるは不憫。 いつきに助けられて、共に戦って再び正義の光に目覚める。 最終的にはお市と再会して浅井軍も再興できたようである。よかったよかった(笑) お市 長政も兄も失ってしまい、一人浅井領で頑張っていた。 珍しく病んでない(笑) 光秀に殺されかけるが、慶次に救われる。 明智光秀 フォントごと怖い変態(笑) 信長を自らの手により失い死神と化して凶行に励むが、KGに撃退される。 「逢いたい……もう一度、貴方に……信長公」は必見。 濃姫 本能寺に引きこもっていた。 ぶっちゃけお市より病んでます(笑) たまたま訪れた小十郎と戦ったが、まつに引き取られていった。残念ながら信長と再会はしなかった模様。 いつき 長政が立ち直るきっかけになったり、松永軍や豊臣軍に立ち向かったりと、意外と真面目。 相変わらずかわいい(笑) ちなみに、文庫本サイズのものも発売されていたりする。 持ち運びに便利なので、旅行時に何時でも読めるという利点がある。 元々コマ割りも大きいのでサイズが小さくても困らないだろう。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1904.html
「YEAH!いいぜ小十郎!もっと跳ばせ!!」 「全く…童子の頃と同じ事を仰らないで下さい。」 つい先程から一転、上機嫌になった政宗にあきれるように小十郎は答える。 しかし大昔に行った紅葉狩りの事を、小十郎も覚えていてくれたのだろうか。 そう思うと政宗はひそかに嬉しかった。 「なぁ、小十郎」 「何か」 「お前って、頭いいけど時々バカだよな。」 「…突然なにを言い出すのですか。」 「だってそうだろ」 小十郎は言った。 いつか政宗の背負う業のすべてを知って尚愛し、 政宗自身も心から愛するような男が現れるのだと。 そしてその時まで、自分が命に替えても政宗を守るのだと。 くだらない、と政宗は思う。 いつか何処からか来る誰かを待たなくとも、 わざわざ縁談の中から探さなくとも、そんな男は今目の前に… こんなに触れ合うほど近くにいるじゃないか。 しかしそれを言葉には出さず、代わりに小十郎に縋る手に、そっと力を込める。 米沢城では、留守を任された家臣達が二人の帰りを 今か今かと待ち侘びていた。 おなごBASARA 最終9
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1786.html
「佐助の、子…?」 そう呟いた次の瞬間、旦那の顔が耳まで真っ赤に染り、 それをまじまじと見る暇もなく、稲妻のような速さで俺様の右っ面に鉄拳がめり込んだ。 いやー…あれはキツかったね。身体が2~3米は吹っ飛んだ上に、 首の骨が「ゴギリ」ってイヤな音たてて、一瞬お花畑が見えたもの。 「た、戯れが過ぎるぞ佐助っ!! そ、そ、それがしもう帰るっ!!」 やや裏返り気味な声でそう叫ぶように言うと、旦那は物凄い速さで走り去った。 馬より速かったんじゃないかな、あれは。 「…戯れ、ね…」 その場に取り残された俺は、見事に腫れた頬をさすりながら なんとなく一人ごちた。 やっちゃったなぁ…・ 忍び人生は割と長いけど、こりゃその中で一番の失態かも知れないや。 なんせ主人…しかも月のものがようやく来たようなおぼこ娘に、 最後までじゃないけど手を出しちまったんだもんねぇ…。 こりゃクビ、もしくはお館様の巨大軍配で真っ二つにされちゃっても仕方ないか…。 そんな事を考えながら、俺もその場から立ち去った。 …なんだか、やけに虚しかった。 クビになるのもお咎めを食らうのも、別にどうって事ないよ。 …ただ、旦那がもう二度と、あの人懐っこい笑顔で 話し掛けてくれる言は無いのかもしれない。 そう思うと、自分のした軽挙盲動を心底後悔した。 「戯れじゃあ、ないんだけどね…」 っていうか、戯れじゃないからいけなかったのか。 忍なんてどれだけ腕が立っても、所詮道具に過ぎないのにね。 …その本分を見失った俺様はホント馬鹿。 イヤになっちゃうよ。 それから数日経ったある日。 また例の場所で仕事明けの休息を取っていた俺様は、 木に何か太いものが突き刺さるような振動で叩き起こされた。 恐る恐る下を伺うと、幹の下の方に何やら 風呂敷包みを括りつけられた一本の棒が深々と突き刺さっていた。 近付いてよく見てみると、それは棒ではなく槍だった。 それも旦那が日頃よく使っている練習用の槍だ。 これはもしかしなくても旦那からのものか? …まぁ辺りを見てもまるで人影はないし、かなり遠くからこの槍を投げて、 さらに目標に命中させるなんて芸当が出来るのは、この甲斐では旦那しかいないしね。 取り敢えず槍に括りつけてあった風呂敷包みを開けてみると、 中にはあの日俺が旦那に貸した上着と、一通の手紙が入っていた。 封紙の表には「佐助へ」と旦那らしい力の入った字で書かれている。 手紙には、こう書かれていた。 おなごBASARA 後編2
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2247.html
完全にネタ。 ふざけた設定を許せる方、寛容な方はどうぞ。 【搬入ドッグ】 「こちらモンキー。予定ポイントに到着した。大将、聞こえるかい?」 「良好じゃモンキー。時間通りじゃな。ブランクが有るとは思えぬ」 「へっ、待たせたな」 「今回お主に与えられた任務は二つ。 一つは織田・徳川連合軍に囚われたワシの義理の兄弟・本願寺顕如と今川義元の救出。 そして本田忠勝出撃準備の確認の有無じゃ。 奴等の要求は松永の九十九茄子じゃ。 24時間以内に要求が受け入れられない場合は本田忠勝を出撃させると言っておる」 「本田忠勝…!?あの最強の武人か」 「既にタイムリミットまで18時間を切っておる。頼んだぞモンキー」 【ヘリポート前】 「……滅機?長曾我部のカラクリが何故こんな所に」 「それにしても、この様な嵐の中カラクリを起動させるとは無茶でござるな」 「誰だ?」 「まだ紹介していなかったのう。今回の作戦でセーブを担当する真田源二郎幸村じゃ」 「お初お目にかかる、モンキー殿。セーブしたくなったら某に連絡するでござるよ。 無線周波数は140.96。セーブ専用回線でござる」 【セーブ選択時】 「セーブでござるか?」 →YES NO 「お館様の教え・その壱!『慢心するな、精進あるのみ』! 十分の勝ちが一つの負けに繋がると知れ、と言う意味でござるよ。 うおおおお!!流石はおやかたさむああああ!! モンキー殿もこまめなセーブを心掛けるが宜しい」 【B1独房】 「動くな!」 「!」 「本願寺顕如を殺したな。何て酷い事を」 「実戦は初めてかい?新米」 「新米じゃない!う…動くな!」 「目に落ち着きが無く視点が定まらない。新兵特有の目だ」 「………」 「――返し刃になってるぜ」 「!?」 「さーて、どうする?新米!」 「言ったはずだ!新米扱いするな!」 「どうした新米!斬れ!」 【B2武器庫】 「生き延びた所を見ると、どうやら素質はあるか?」 「あなたは?」 「今まで名前が必要になった事は無いね」 「あ…!もしかして、モンキー?」 「そう呼ばれた事もある。お前がかすがだな」 ……To Be Continue……(※続きません※) 続・MGS@戦国BASARA
https://w.atwiki.jp/bsbwiki/pages/19.html
舞台「戦国BASARA2」 2012年5月10日~5月15日 ル・テアトル銀座 2012年5月19日~5月20日 イオン化粧品シアターBRAVA! 2012年6月2日~6月3日 中日劇場 【出演者】 武将 前田慶次:伊阪達也 竹中半兵衛:崎本大海 豊臣秀吉:小田井涼平 伊達政宗:久保田悠来 真田幸村:細貝圭 片倉小十郎:吉田友一 猿飛佐助:村田洋二郎 徳川家康:広瀬友祐 石田三成:中村誠治郎 武田信玄:中村憲刀 上杉謙信:AKIRA かすが:知念沙也樺 前田利家:真佐夫 まつ:別府あゆみ アンサンブル 高橋光 翁長卓 金田進一 白井雅士 遠藤誠 白崎誠也 佐久間祐人 八巻正明 竹内諒太 一内侑 平野雅史 石井寛人 梅澤良太 山本常文 桑田裕介 澤田拓郎 本間健大 為房大輔 【スタッフ】 構成・演出・振付:西田大輔 原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ) 原作監修:小林裕幸(CAPCOM)、山本真(CAPCPM) 演出助手:佐久間祐人(AND ENDLESS)、中川えりか(AND ENDLESS)、梅澤良太 振付協力:高橋光(JAE)、松尾耕(MKMDC) 舞台監督:清水スミカ、深見信生 舞台監督助手:保坂康幸 舞台美術:角田知穂 大道具:俳優座 照明:大波多秀起(デイライト) 照明オペレーター:成瀬徹 照明助手:天野もも、石川由美子 音響:前田規寛(M.S.W.) 音響助手:上妻圭志(S.S.E.D.)、岩崎大輔、太田智子、水木さやか 映像:奥秀太郎(NEGA) 衣裳:渡邊礼子(アーク・プロジェクト)、エレファントチョップ、Office ENDLESS 衣装助手:青柳佳寿美、村澤はるな ヘアイメイク:木村美和子(エレファントチョップ)、車谷結(エレファントチョップ)、三根英世(エレファントチョップ) 小道具:Office ENDLESS フィジカルアドバイザー:木村鉄哉(スポーツプログラムス) 楽曲提供:abingdon boys school、伴都美子、石川智晶 グッズデザイン制作:齋藤暁郎、清水みちる(礼泉堂)、原口貴史(礼泉堂) スチール:渡辺慎一 VTR収録:カラーズイマジネーション Web制作:まめなり 制作協力:山宝産業 ラインプロデューサー:榊陽介(ダイス)、徳秀樹(ダイス) 制作担当:北村かずや(ダイス) 制作進行:長澤一儀(ダイス)、中里史絵(ダイス)、東川清文(ダイス) 協力:アートレイン アガペー AND ENDLESS エイベックスエンタテイメント EPICレコードジャパン MSエンタテイメント オフィスASOBO 劇団ZTON 思誠館道場 GMBプロダクション GPR ジャパンアクションエンタープライズ スタービートエンターテイメント スペースクラフト センスアップ たむらプロ bamboo ビクターエンタテインメント フライングドッグ プロダクション尾木 マーズトップ メインキャスト ライブビューインジャパン LOTUS 新妻佑子 藤田優衣 村瀬啓佑 制作:Office ENDLESS、ダイス プロデューサー:三角大、下浦貴敬 共催:JTB法人東京、MBS毎日放送 主催:ダイス、中日劇場
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1788.html
生け花の稽古を放棄した政宗は、特に行き先も決めず 馬の走りたいように走らせた結果、あまり馴染みのない場所に辿り着いていた。 米沢城からかなり離れているだろうその深い森は 一面彩やかな紅葉に染まり、今にも燃え立たんばかりだった。 「…so beautiful…すげぇな。」 ゆったりと馬を歩かせながら、政宗は馬上からその美しさに眼を細める。 (…出て来て正解だったぜ。四六時中城に引きこもってたんじゃ、 生きてても死んでるのと変わりゃしねぇからな。) そんな事を思いながら上機嫌で馬を進ませていると、 樹々の隙間から何かがまばゆく煌めいているのが目に入る。 政宗は馬上から降りると、手頃な木に馬を繋いだ。 そしてその輝きに引き寄せられるようにして、森に踏み入った。 「池か。」 湖とまでは行かないが、かなり大きな池がそこに広がっていた。 澄んだ水が日の光を弾いてきらきらと輝き、赤や黄色の落葉が 錦のように水面の端々を彩っている。 適当な場所に腰掛け、政宗はしばしその光景に見入った。 奥州の短い夏と長い長い冬の狭間に、 一瞬だけ紅く燃えて消える、儚い季節。 政宗の一番好きな季節でもあった。 小十郎も連れて来ればよかった。 そう自然に考えた自分に、政宗は舌打ちする。 稽古を放り出した上に一人で飛び出したのだから、 城に帰れば当然盛大に叱られ、長い説教が待っている事だろう。 だが、小十郎に叱られる事も説教も慣れっ子の政宗には、 それは別にどうと言う事はない。 政宗が憂鬱に思っている事は、また別に存在した。 「なーにが稽古だよ。馬鹿こじゅ。」 そう呟きながら、政宗は兜を脱いだ。 秋とは言え僅かに日差しが熱を持っていたし、辺りに人の気配も(ついでに忍の気配も) 無いので、少しくらい窮屈な物を脱いでも良いだろうと判断したのだ。 本当は鎧も脱ぎたかったが、再び着るのが面倒そうなので止めた。 秋風が髪に触れるのを感じながら、政宗はぼんやりと思い出す。 まだ本当に幼かった頃…小十郎に連れられ、こんな風に見事な紅葉を見た事があった。 我儘を言って輿には乗らず、結局小十郎の馬に乗せて貰い、 もっと速く走れとねだっては小十郎を困らせていた。 その時の小十郎の困り顔を思い出し、政宗は口の端で密かに笑った。 まだ何も失っておらず、本当の苦しみも知らなかった頃の話だ。 遠い昔と言うよりは、他人の思い出を垣間見ているような 気分で、政宗はその情景を思い起こした。 楓の葉が、ひらりと肩に一枚舞い降りる。 彩かなそれを手に取り、眺めながら政宗は呟く。 「…俺にお前らの万分の一の綺麗さでも有ったら、 稽古しても絵になったろうな…。」 幸い、その寂しげな呟きを聞く者も、今にも折れてしまいそうな 儚さを覗かせる細い背中を見る者も、この場には居なかった。 〈その頃の米沢城〉 「おい!戦でも始まんのか?片倉様がバリバリに武装して馬で出てったぞ!」 「ああ、なんか野伏りがネジロにしてるって噂の森に 筆頭が入ってくの見たって報告が有ったらしいぜ?!」 「マジかよ?!俺らも加勢に行くべ!」 「バッカ!片倉様に「俺の留守中は死んでも城を守れ」って言われてんだよ! 地獄見てーのかテメー!」 「い、いや。片倉様にだきゃあ怒られたくねぇ…(ブルブル)」 「…だろ?(ブルブル)」 おなごBASARA 小ネタ