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【作品名】エヴァンゲリオンANIMA 【ジャンル】プラモデル雑誌についている小説(たまにコミック) 【備考】本作品はアニメーション作品「新世紀エヴァンゲリオン」の24話終了時から分岐した物語の作品とされている。(あくまで続編というわけではない) よって、ルールに則り「新世紀エヴァンゲリオン」からは設定のみ流用する。 【名前】碇シンジ 【属性】心臓がエヴァの中に取り込まれたパイロット 【年齢】17歳 【長所】3年経って大人びた 【短所】愛機が作中のキャラにも呆れられるほど酷い名前 【備考】「新世紀エヴァンゲリオン」の24話終了時から分岐して3年後の物語となっているので17歳になっている vol.1
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【作品名】エヴァンゲリオンANIMA 【ジャンル】プラモデル雑誌についている小説(たまにコミック) 【備考】本作品はアニメーション作品「新世紀エヴァンゲリオン」の24話終了時から分岐した物語の作品とされている。(あくまで続編というわけではない) よって、ルールに則り「新世紀エヴァンゲリオン」からは設定のみ流用する。 【名前】碇シンジ 【属性】心臓がエヴァの中に取り込まれたパイロット 【年齢】17歳 【長所】3年経って大人びた 【短所】愛機が作中のキャラにも呆れられるほど酷い名前 【備考】「新世紀エヴァンゲリオン」の24話終了時から分岐して3年後の物語となっているので17歳になっている vol.1
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登録日:2018/09/05 Wed 22 19 23 更新日:2024/06/02 Sun 23 03 04NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 IFストーリー IFルート Qとの関連点アリ if展開 if展開の嵐 あまりウジウジしない うまくやりすぎた世界 こんなのエヴァじゃない!(公式) やたら線の多いメカデザ アポカリプス インフレ エヴァ スパロボ スパロボ参戦作 パラレルワールド パワーインフレ ループもの 人間原理 公式外伝 大人がまとも 天変地異 山下いくと 新世紀エヴァンゲリオン 最終号機 神話的要素 良い大人が本気で作った厨二ノート 超科学兵器 難文 電撃ホビーマガジン 投げ出してはダメ、 三年前この世界を決定したのはあなた 概要 『エヴァンゲリオンANIMA』とは、かつて電撃ホビーマガジンで連載されていた、山下いくとによる『新世紀エヴァンゲリオン』の外伝小説である。 2013年4月号に掲載された最終回以降、角川内部の大人の事情により長らく動きが無かったが、2017年11月末、ついに単行本第1巻&第2巻が発売。2019年3月末の第5巻の発売をもって完結した。単行本全5巻。 劇場版『Air/まごころを、君に』の「Air」終盤から分岐した、一種のパラレルストーリーという形式を取っている。 2019年にはソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』への参戦(機体のみ参戦)も果たした。 ストーリー アルミサエル戦で失われた零号機の復元、加持リョウジの生存、リョウジによる人類補完計画のリークとそれを否定したシンジ…… 様々な番狂わせの結果、ネルフ本部戦は量産機の全機撃破によりネルフの勝利に終わり、結果として補完計画は阻止される。 それから三年、かつてのネルフは「ネルフJPN」へと再編され、使徒、および輸送中に消失した量産機の復活再出現に備えていた。だが突如として防衛構想の中心、地球を囲む三機の0・0EVAによる探査迎撃システム「全地球規模使徒探査殲滅ネットワーク」を担う四人の綾波レイの一人『No.カトル』が暴走。 それを阻止しようとしたシンジは、初号機もろともガンマ線レーザーで撃ち抜かれて消失する──── 登場人物 ◯碇シンジ 17歳高校生、加持さんリスペクトな髪型に。まだまだ自己評価が低かったり不安定な面も無きにしもあらずだが、大きく人間的に成長している。 でもガンマ線レーザーで吹き飛んだり心臓盗られたり代替に変なモノを胸に突っ込まれたりと色々酷い目に遭う。が、折れない。 ◯惣流・アスカ・ラングレー 肉体面・精神面ともに大きく成長。エヴァの操縦技能もさらに高まっている。膨大な生命情報に呑まれ自我が消失しかけたりマリに食われかけたりと、やっぱり色々酷い目に遭う。 ◯綾波レイNo.トロワ 『三人目』。肉体的には大きく成長しているが、精神面にはあまり変化がない。残りの三人の魂無き綾波を制御する役割だったが、 それぞれが自我に目覚め豊かな個性を獲得したことで、無個性な自分、成長するにつれ(外見的に)碇ユイに近づいていく自分のアイデンティティーに悩む。 ◯綾波レイNo.カトル 0・0EVAのパイロットの一人、個体識別のために髪は青ではなく銀色に設定されているが、それ以外はトロワと変わらない外見。 もともとは自我を持たなかったが、後述する“黒の巨人”アルマロスの手に落ちたことで目覚める 闇落ち。 彼女の自我覚醒はサンクとシスにも影響を及ぼし、結果的に彼女らも自我に目覚めることとなる。トロワよりもいくらかフランクな口調。 ◯綾波レイNo.サンク トロワ、カトルよりも成熟した外見を持つ0・0EVAのパイロットの一人。自我に目覚めたあとの彼女は綾波とは思えない社交性を獲得した。しかし──── ◯綾波レイNo.シス 0・0EVAのパイロットの一人、非常に幼い少女の綾波。通称ロリ波・チビ波。外見相応の子供らしい無邪気な性格を獲得した。 やっぱり綾波っぽくはない。しかし、戦闘能力や状況判断能力は十分。 ◯葛城ミサト ネルフJPN総司令。驚くべきことにちゃんと大人をやっているが、あまりにも敵がトンデモ過ぎるのであまり戦術面では役に立っていない。 ◯碇ゲンドウ 補完計画の失敗が確定した際にリリスが発生させた黒い結界「時間停滞スフィア」の内側に飲み込まれ、三年間ずっと生死不明。 ◯赤木リツコ ゲンドウと同じく。 ◯冬月コウゾウ ネルフ情報部により田舎の学舎風洋館に半ば軟禁されていた(もっとも本人は気にせず余生を送っていた)が、ある事件を機にネルフに復帰。 ◯伊吹マヤ オペレーターから技術部に転身、数々のトンデモ新装備を生み出す。本作の解説役も務める。 ◯鈴原トウジ そのコミュ力の高さを生かし、ネルフJPNの副指令に。失われた手足は再生医療での治療が予定されていたが、 「人型」に反応し使徒バルディエル復活の兆候が見られたため、現在は機械義肢を付けている。 ◯洞木ヒカリ EUに旅行中、ロンギヌスの槍から降り注いだ光により姉コダマを失う。 その後なんだかんだでエヴァEUROⅡ・ウルトビーズのパイロットに。 ◯加持リョウジ 特に説明もなく生存。補完計画を各所にリークした功績は大きく、陰の立役者と言える。 姿をくらましたゼーレの痕跡を追っていたが…… ◯渚カヲル アニメ版通りネルフ本部戦前にシンジに握り潰されて死んでいる……そのはずなのだが、シンジにたびたび謎めいた思わせぶりかつ意味深な助言をしてくる。 彼曰く、ANIMAは「うまくやりすぎた世界」らしい。 ◯碇ユイ 初号機がSエヴァへと進化する際に、全てをシンジに引き渡し初号機のコアから去る。去ったはずなのだが。 ◯マリ 新劇場版に登場する真希波・マリ・イラストリアスを幼女化してケモ耳付けたような外観の、USエヴァ/ウルフパックのパイロット。 ケモ耳はファッションではなくガチの生体組織。肉体内に多種の生物情報を埋め込まれたデザイナーベイビーであり、 常に自分の周りに取り込んだ生物の『群れ』がいると主張する。 登場機体 ◯エヴァンゲリオン初号機 素の状態の出番はゼロ、「ATフィールド偏向制御運用実験機」、通称「F型装備」の出番が一回あるだけ。 ◯スーパーエヴァンゲリオン 正式名称「S2機関対応型初号機」、そのネーミングセンスは作中でもアレな扱い(名付け親はミサト)。通称Sエヴァ。 その最大の特徴は損傷したS2機関が変化して生み出された高次元の窓、高次元宇宙から大量の重力子を取り込み鼓動を響かせる『心臓』。 初号機の中に居たユイは去ったため、完全にシンジと同一の存在となっており、降りている時でもシンジの意思で遠隔操作が可能。 Sエヴァになった当初は意図せず生身とエヴァが連動してしまい、格納庫を破壊してしまった。 アルマロスはSエヴァの「心臓」に強い敵意を抱いており、ゆえにその心音はエンジェルキャリアーを引き寄せる。 ◯エヴァンゲリオン零号機F型 アルミサエル戦で大破した初代零号機のコアとセントラルドグマに保存されていた試作パーツ、新型のF型装甲を組み合わせた上で右手右足を切り落とし、 そこに沈下型領界侵攻銃(フィールドシンカー)「天使の背骨」を接続した機体。 長射程かつ高威力の『天使の背骨』と堅牢なF型装甲を兼ね備えたF型零号機は、単機でのヤシマ作戦の再現すら可能とする。 欠点は機動力の低さ。 ◯エヴァンゲリオン零号機試製Ⅱ式改・領域制圧機。 量産機の残骸と零号機試作パーツを組み合わせて作られたS2機関搭載型、通称「0・0エヴァ」。三機が建造され、レイカトル、サンク、シスが搭乗。 常に中軌道を巡回、GPSのように三機で地球を囲み、惑星全てをカバーする。装備された超出力のガンマ線レーザー砲は、 軌道上から見渡す限りの地上────はおろか地下500mまでを貫くことが可能である。 ◯エヴァンゲリオン弐号機Ⅱ式 三年前の量産型との戦闘で眼が損傷したため四つ目からツインアイ化した他、背にレクテナを背負っている。 このレクテナによりマイクロウェーブによる無線送電が可能となり、アンビリカルケーブルの煩わしさから解放された。 ◯無限航続型強行偵察仕様 弐号機Ⅱ式・アレゴリカ 動力源としてN2リアクター、運動手段としてN2揚力場スラスター、低重力の月面での安定性を高めるための二脚を内蔵する『アレゴリカユニット』を腰の後ろに接続した、ケンタウルスのような姿の弐号機。アルマロスの本拠地と見られる月へと飛び立った。 ちなみに視神経の回復により四つ目に戻っている。 ◯アスカエヴァ統合体 その名の通り、アスカとエヴァ弐号機が融合した形態。その姿を端的に表すならば、「エヴァのコスプレをした赤い巨女」。 ◯エヴァEUROⅡ・ウルトビーズ 弐号機のテストボディに、疑似鼓動で引き寄せたQRシグナムを打ち込むことでEUが建造したエヴァ。 ネルフJPNから漏洩した新技術も多数投入されている。外見は白い弐号機、パイロットはヒカリ。 ◯USエヴァビースト/ウルフパック 量産機の屍体をベースに、ウルトビーズと同じ手法でアメリカが建造したエヴァ。 人型ではなく四足獣、そのために武装を『持つ』ことは不可能となっており、米軍の火力支援前提の機体。 後にラミエル幼生を捕食し、荷電粒子砲を獲得する。 ◯四式統合機兵・あかしま ネルフJPNの技術供与を受け、戦略自衛隊が開発・製造・運用する、ジェットアローンの発展形。 ぶっちゃけジェットアローンとは似ても似つかない、正統派にカッコいいロボである。変形も出来る。しかし出番はあまりない。 ◯エヴァンゲリオン最終号機 Sエヴァの進化(?)形態、サードインパクトのピークパワーを秘める機体。 「これ以上、エヴァを必要としない世界になるように」という祈りを込めて、ミサトが命名した。 黒の巨人アルマロスとその眷属 ◯アルマロス 通常のエヴァより二回りほど大きな体躯と、翼のような二枚のプレートを持つ黒いエヴァ、のような正体不明の巨人。その頭部は初号機に酷似している。 突如として月、オリジナルロンギヌスが突き刺さった危難の海に出現、「補完計画を失敗した者達の、舞台よりの退場」の要求と 「世界のリセット」を宣言し、ロンギヌスの槍を地球に向け投擲。 投げられたロンギヌスは「伸びながら」地球軌道を周回し始め、強大な力場で地球を締め上げ圧縮する。 本作のラスボス(?)に相当する存在。 全身に存在する「赤い光のラインが入った黒いウロコ」、QRシグナムは他のQRシグナムに距離を無視してエネルギーや情報を転送可能であり、 またQRシグナムを持つ者は「大転送路」を介した空間跳躍を行うことが可能。 ◯ヴィクター/トーヴァート アルマロスが従える二体の黒いエヴァ、のような正体不明の巨人。アルマロスよりは小さく、その大きさはエヴァとほぼ同じ。 それぞれ左右に一枚ずつの翼のようなプレートを持ち、これを二体が接続してから引き離すことで、プレート間に異空間への“扉”が発生。 “扉”からは『甘い香りの風』が吹き、直接“扉”を視認した・甘い風に触れた生物を塩、NaClの柱に変えてしまう。 ◯0・0エヴァ変異体 重大な損傷と汚染を受けたカトルの0・0エヴァが変貌した姿。胸にはQRシグナムが打ち込まれ、外付け式だったS2機関を取り込む、 右腕はガンマ線レーザーと一体化、中盤でエンジェルキャリアーの翼を吸収するなど、かなり異形化している。 ◯エンジェルキャリヤー 腹に繭を抱えた量産機のゾンビ。繭の中には使徒の幼生が格納されており、(搭載した使徒名)キャリヤーと呼称されることも。 サキエルのパイル、ラミエルのビーム&ドリル、レリエルの虚数空間、アラエルの精神攻撃など使徒としての能力を行使することも可能。 あくまでエネルギー源はQRシグナムであるために、繭の中の使徒が破壊されても量産機部分は戦闘を続行可能。裏を返せばQRシグナムが弱点と言える。 いわゆる再生怪人だが、全機標準で攻撃も防御も可能なエネルギーシールド(notATフィールド)を持つなどやたら強かったりする。 追記・修正は、人類補完計画を阻止してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] おお、記事立て乙。個人的には作者の他に誤字脱字チェック担当とTV版との齟齬チェック担当がほしい作品だわ。内容は悪いとまでは言わないけど読みにくいし作者の考えた超すごい2次創作って印象。あくまで個人的には。 -- 名無しさん (2018-09-06 09 19 24) 庵野エヴァとは違うけど超展開はいつものエヴァだしと納得できるけどトウジが副指令とか無理やり感あるキャラ配置とお前そんなキャラだっけ? ってキャラ描写の違和感・描写不足が二次創作っぽさを助長してるんだよなぁ -- 名無しさん (2018-09-06 18 13 06) 挿絵と模型も小説にまとめて欲しい -- 名無しさん (2018-09-07 08 38 02) 3巻発売から半年以上、次巻の音沙汰が無いけど、頓挫しちゃったのかとちょっと心配してる -- 名無しさん (2018-09-07 08 41 42) 山下いくと氏のTwitterが「@エヴァンゲリオンANIMA第4巻作業中」だから大丈夫じゃないかな -- 名無しさん (2018-09-07 14 39 56) まさか機体のみとはいえ、スパロボX-Ωに参戦するとは -- 名無しさん (2019-02-20 18 44 25) 2019/3/30第4巻第5巻同時刊行 -- 名無しさん (2019-02-21 10 44 26) 名前 コメント
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【作品名】エヴァンゲリオンANIMA 【ジャンル】プラモデル雑誌についている小説(たまにコミック) 【備考】本作品はアニメーション作品「新世紀エヴァンゲリオン」の24話終了時から分岐した物語の作品とされている。(あくまで続編というわけではない) よって、ルールに則り「新世紀エヴァンゲリオン」からは設定のみ流用する。 【先鋒】洞木ヒカリwithエヴァEUROⅡウルトビーズ 【次鋒】ロンギヌスの槍 【中堅】アスカエヴァ統合体 【副将】碇シンジwithスーパーエヴァンゲリオン 【大将】S2機関 【共通設定・世界観】 A.T.フィールド:使徒やエヴァが持つ絶対領域。展開したまま行動可能。常時発生しており通常不可視。 簡単に言えば位相空間によるバリア。精神防壁の特性もある。 精神汚染:設定では精神とは心であり、魂でもあるらしい。「魂というべきもの」は精神が定着しなければ肉体に留まることはなく、魂と精神は大きく関わっており直結してる。 実際、一部のキャラが精神汚染により魂が取り込まれたり、精神的な干渉により魂を一つにするなどのことが示唆されている。 すなわち精神に干渉することは魂に干渉することでもあり、よってエヴァの世界観での精神攻撃は同時に魂攻撃も兼ねていると思われる。 適格者:接触により魂の一部が取り込まれたり精神が完全に崩壊するエヴァと神経接続しても正常かつ安定してシンクロできる特定の人間のこと。 光速:「エヴァンゲリオンANIMA」の世界における光速の速さは移動するのにかかる時間は「実時間ゼロ」とされている。 (これは弾速が光速である「天使の背骨」が実際に発射されてから目標に着弾するまでにかかる時間が実時間ゼロと書かれており、つまり0秒だった為) すなわちにこの速さに対応できて戦闘可能ということは0秒行動可能ということ。 【先鋒】 【名前】洞木ヒカリwithエヴァEUROⅡウルトビーズ 【属性】ユーロ軍のパイロットwith真っ白なエヴァ弐号機(アスカの弐号機のコア定着失敗ボディ) 【大きさ】200m 【攻撃力】悪魔の背骨:マイクロブラックホールで相手を飲み込む。200mよりも大きい機体よりさらに4倍ぐらい大きい機体をもブラックホールで喰って消滅させられる。 チャージが必要だがその時間は0秒行動可能なキャラ同士の主観で戦闘に大して問題ない程度に感じるほど短い。射程50km以上。 【防御力】 スーパーエヴァンゲリオン(以下「Sエヴァ」と略す)と同等以上の打撃攻撃にダメージは受けるものの戦闘続行可能。 生物が塩と化してしまう攻撃に耐性がある。 適格者であることに加え、精神防壁のあるA.T.フィールドとL.C.Lの三重の守りとなっているので精神攻撃耐性×3(と魂攻撃耐性×3)。 さらに上記と同じ耐性が有るエヴァのパイロットが精神汚染を受けてしまったQRシグナムを打ち込まれて洗脳下にあったが 後々にそれをふりきったので精神攻撃耐性×4(と魂攻撃耐性×4)。 【素早さ】Sエヴァと戦闘可能なので0秒行動可能 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能。飛行可能。 空間転移:空間を超えてその場から消えて遥か遠くでも(作中では太陽をよりも離れた位置にある星に移動したこともある)任意の場所にまで跳躍する。 但し、大地で繋がる場所から場所にしか転移できない。(例えば、宇宙空間の真空中にいきなり飛び出すのは不可。地球から別の惑星の地面に飛び出すのは可能。) また空間転移の一環で自分を別空間に存在させ通常の空間では実体化してない状態でその場に存在し、 (正確に言うと別空間から通常の空間に出現するまでの過程がこの状態) 相手の攻撃をすり抜けるようにすることも可能。これは攻撃をすり抜ける相手だろうがそれを無視して通用する攻撃でもさらにすり抜けて無効化される効果がある。 但しその状態だとこちらの攻撃もすり抜けてしまう。 【長所】悪魔の背骨のブラックホール 【短所】EVAの本能と融合状態にある彼女はいつもと違って残忍な行為も躊躇しなくなる 【備考】悪魔の背骨を開口した状態で参戦。この時は実体化してるので攻撃はすり抜けずに普通に当たる。 【次鋒】 【名前】ロンギヌスの槍 【属性】アロマロスが投擲した槍 【大きさ】11万4000km 【攻撃力】宇宙から地上に向かってSエヴァの装甲や体内を突き抜け、そのまま地球ごとを貫通する 【防御力】Sエヴァとおおよそ同等な性能の装甲を貫通できるγ線レーザー砲の攻撃をもろともしない 【素早さ】普段は移動速度秒速90kmだがSエヴァが対応できないほど速い速度で貫いてきたので0秒行動可能 【特殊能力】宇宙空間で活動可能。 ロンギヌスの槍は時間が経つにつれてじょじょに伸びていく。 高度2万kmの宇宙から地上に向かって自ら発した光を降り注いでその軌道の下にあるアメリカ北部からヨーロッパ、ロシアの範囲にいる者を塩柱にさせた。 同様の現象でこれは意識体を拒絶していると解説されたのでこれは意識がある個体全てに効く。 ロンギヌススフィア:一瞬で地球を覆う形で直径5万1000km(地球の5倍弱)のA.T.フィールドの壁を発生させて隔離させ、その内部の質量を空間転移させてどこかに送り出す。 地球ほどの質量全てがなくなるのに約5ヶ月かかるが直径240km程度の質量なら瞬時で一気に転移させれる (というかそうやって地道に削っていく形で転移させてるので地球全体をなくすには5ヶ月かかる)。 これはロンギヌスの槍が伸びるごとにその消失する質量は比例するように増してこの状態からあと5万kmほど伸びたら輪のように繋がり、地球は消失する。 (あとどのくらいの時間で伸びて繋がるかは細かくは不明だがこの状態の大分前にあと3ヶ月半で繋がるとされているので少なくともそれよりも短い時間) A.T.フィールド同士で中和して通らないとこの壁に触れた全ての物質はそれだけで粉砕されてしまう。 【長所】この物語の重要な存在の一つ 【短所】敵のボスの所有物となった 【備考】ロンギヌスの槍は自らの意思でSエヴァに襲い掛かったりロンギヌススフィアを突破しようとする者を感知するとそちらに向かって攻撃したりと意思がある節がある。 余談だがアニメーション作品「新世紀エヴァンゲリオン」のロンギヌスの槍にも意思があるという設定が実はあったりする。 【戦法】ロンギヌススフィアを張って相手を閉じ込めて隔離、空間転移で相手を削っていく。効かなければ光を放って相手を塩柱化させる。それも通用しないなら突撃して貫通。 長期戦になるようなた3ヶ月半待ってロンギヌススフィアにある地球の5倍弱の範囲を一気に全て転移で消失させる。 【中堅】 【名前】アスカエヴァ統合体(トーヴァートα1) 【属性】惣流・アスカ・ラングレーと弐号機が混ざり合い融合した姿 【大きさ】200m 【攻撃力】Sエヴァに大ダメージを与えられるのと同様の打撃攻撃が可能。 インパクトボルト:Sエヴァの格闘攻撃に耐えれる機体と同様の性能な装甲を貫通させて爆散させる過粒子砲と相殺する威力。射程1100mくらい。 【防御力】 Sエヴァと同等以上の打撃攻撃にダメージは受けるものの戦闘続行可能。 生物が塩と化してしまう攻撃に耐性がある。 適格者であることに加え、精神防壁のあるA.T.フィールドとL.C.Lの三重の守りとなっているので精神攻撃耐性×3(と魂攻撃耐性×3)を破れる アラエルの精神攻撃の光線を受けても克服して戦闘ができるようになったアスカがエヴァと融合した生命体なので精神攻撃耐性×4(と魂攻撃耐性×4)。 同型が重力操作でろくに立ち上がれない環境下でも戦闘可能なのでアスカエヴァ統合体も同様。 【素早さ】Sエヴァと戦闘可能な数々の機体と戦闘可能なので0秒行動可能 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能。飛行可能。 空間転移:空間を超えてその場から消えて遥か遠くでも(作中では太陽をよりも離れた位置にある星に移動したこともある)任意の場所にまで跳躍する。 但し、大地で繋がる場所から場所にしか転移できない。(例えば、宇宙空間の真空中にいきなり飛び出すのは不可。地球から別の惑星の地面に飛び出すのは可能。) また空間転移の一環で自分を別空間に存在させ通常の空間では実体化してない状態でその場に存在し、(正確に言うと別空間から通常の空間に出現するまでの過程がこの状態) 相手の攻撃をすり抜けるようにすることも可能。これは攻撃をすり抜ける相手だろうがそれを無視して通用する攻撃でもさらにすり抜けて無効化される効果がある。 但しその状態だとこちらの攻撃もすり抜けてしまう。 自分の背中のプレートとトーヴァートβにある背中のプレートを接合させると異空間の〝窓〟が開く。 この〝窓〟を見た生き物は塩柱となり(文字通りあの白い塩になってしまう)、また〝窓〟から流れてくる風を受けた者も塩柱となる。広がる範囲は6km。 同様の現象でこれは意識体を拒絶していると解説されたのでこれは意識がある個体全てに効く。 ちなみにこの異空間の〝窓〟を通って空間転移して長距離を移動することも可能。 【長所】塩柱化させる常時能力。ちなみにこの後、無事に元の人間に戻れた。 【短所】この状態での参戦だと空間転移で相手の攻撃をすり抜けさせることはできない。 【戦法】トーヴァートβのプレートと接合されて異空間の〝窓〟を開いた状態で参戦。効かなかったら普通に戦闘。 以下のトーヴァートβはアスカエヴァ統合体の装備品としてエントリー。 プレートの接合目的のみに使用し、ルールに則ってそれ以外は戦闘には参加させない。 【名前】トーヴァートβ 【属性】アルマロスが従える2体の巨人 【大きさ】200m 【攻撃力】Sエヴァに大ダメージを与えられる打撃攻撃が可能。 【防御力】 Sエヴァの打撃攻撃に耐えて戦闘続行可能。 生物が塩と化してしまう攻撃に耐性がある。 【素早さ】0秒行動可能 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能。 空間転移:上記参照。 自分の背中のプレートとトーヴァートα1にある背中のプレートを接合させると異空間の〝窓〟が開く。 【副将】 【名前】碇シンジwithスーパー・エヴァンゲリオン 【属性】心臓がエヴァに取り込まれたパイロットwithステージ∞EVA 【大きさ】200mが数倍巨大化(元のサイズと同じ大きさの機体が人形に見えるほどなので4倍くらいか) 【攻撃力】物理攻撃を無効化する相手でもそれを無視して物理攻撃が可能。 惑星破壊級のパワーを持っている打撃が可能(執筆者のインタビュー発言より)。 以下の携帯してる武器もそれ以上の威力を出せる。 ステージ3仕様プログレッシブナイフ:ブラックホールを発生させて恒星表面以上の超高熱で攻撃する。 ソード袈裟羅・婆袈裟羅:二刀流の刀でステージ3仕様プログレッシブナイフ以上の高熱を発する。 【防御力】 自分と互角以上の格闘の攻撃に耐える。 恒星表面以上の超高熱を発するステージ3仕様プログレッシブナイフより高温な武器を携帯しても「熱い」とは感じるものの戦闘可能。 生物が塩と化してしまう攻撃に耐性がある。 適格者であることに加え、精神防壁のあるA.T.フィールドとL.C.Lの三重の守りとなっているので精神攻撃耐性×3(と魂攻撃耐性×3)。 さらに上記と同じ耐性が有るエヴァのパイロットが精神汚染を受けてしまったQRシグナムを打ち込まれてもなんとか戦闘可能なので精神攻撃耐性×4(と魂攻撃耐性×4)。 質量1000トン位にまで育てたマイクロ・ブラックホールをぶつけても傷も付かないし 銀河中心の巨大ブラックホールでも吸い込まれずに覗いて帰ってこれる(Sエヴァを分析した学者の推測の発言)。 【素早さ】ガンマ線レーザ(このレーザは「光速」と明言されている)に反応して空間操作で防御して無効化し、そのまま突進して蹴り上げる戦闘行為が可能なので0秒行動可能 【特殊能力】飛行可能。宇宙空間で戦闘可能。 冷却:エヴァ2機を包めるほどの400mくらいのA.T.フィールドを数十倍に膨張させて フィールド内の気圧を一万分の一にして窒素すらも凍り氷点下200度にまで冷却させて相手の活動を停止させる。 範囲は400mから数十倍(20倍として)に広がったので8000m。(これはエヴァ初号機でやったことだがSエヴァはそれの完全な上位互換の機体なので可能) 空間操作:スーパーエヴァはこの操作で動いている。戦闘でも1000平方kmの範囲の空間を収縮させ攻撃に使ったり機体の周りの空間を歪曲させて防御に使ったりしている。 逃げようと空間転移した転移空間構造にいる相手を通常の空間から鷲掴みしてサルベージし強制的にその場に引き戻せる。 【長所】トンデモな機体にさらにトンデモ兵器を搭載してる 【短所】作中のキャラにも呆れられるほど酷い名前 【備考】光の巨人化して大きさが数倍になった状態で参戦。 なお、碇シンジとSエヴァの心臓だけは同化しており両者はそういった繋がりで一体化している。(だからSエヴァが死ねば碇シンジも死亡する。おそらく逆も然り) これのバージョンアップ機の最終号機というのも存在するがこちらはまだ登場したばかりなので能力など含めて情報待ち。 本作はアニメーション作品「新世紀エヴァンゲリオン」から分岐した3年後が舞台。碇シンジも3年経って成長し、高校生になっている。 【戦法】まずは防御壁として自身の周りの空間を歪める。その次に相手を空間ごと縮める。通用しなければ冷却。それでも駄目なら武器で普通に攻撃。 【大将】 【名前】S2機関 【属性】ほぼ無限のエネルギーを出力する供給源 【大きさ】2次多元並み 【攻撃力】なし 【防御力】大きさ相応のエネルギー並み(エネルギーという概念であり幽霊や霞のような存在なので物理攻撃は無効?) 【素早さ】なし 【特殊能力】人間では感知できない余剰次元の存在 【長所】優秀な分け要員 【短所】言っては悪いが「ぼくのかんがえたさいきょうのエヴァンゲリオン」を公式でやったような作品 【備考】本作ではS2機関の分析者によると多次元を跨ぐ生命とされており、さらには多次元である高次元のいくつかまたいで無限に伸びているので2次多元。 彼なりの“声”を表現してコミュニケート手段をとっていると解析されているので意思がある。 参戦 vol.109 316-319 vol.109 320 :格無しさん:2012/08/29(水) 16 06 29.35 ID yxSwWLVw 実時間ってたしか即時とかの同義語だろ 着弾するまでにかかる時間が実時間ゼロって0秒行動じゃなくて 光速だから発射後即時に着弾するって意味じゃないの 321 :格無しさん:2012/08/29(水) 17 07 39.46 ID ovYF6cVF 「実時間」だったら即時だろうけど 「実時間ゼロ」も即時なのか? 322 :格無しさん:2012/08/29(水) 17 09 38.73 ID ovYF6cVF あと、余談だが「実時間」は「同時に」って意味でもあるよ 323 :格無しさん:2012/08/29(水) 17 18 09.07 ID T6dyqVIM まあ、同時にって意味じゃなくて即時という多少のタイムラグがあるならわざわざ「ゼロ」ってつけるのはおかしいな
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本日はエリブログです。 とあるお客様にアシックスの社名の由来をおしえていただきました。 もともと「鬼塚シューズ」という鬼塚さんが社長の会社でした。社名を変えようという話になったとき3人で新しい社名を考えていたところふと足もとを見ると足が6本、アシ・シックス。そんなわけでアシックスになったんだよ。 へぇ~ !! うそのような話ですよね。その話をそのまま別のお客様に話したら、その方はおもむろにパソコンで調べ始めました。 「その話、違うよ」 以下、Wikipediaから引用。 古代ローマの作家ユベナリスが唱えた「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかし、と祈るべき(Man Sana in Corpore Sano)」という言葉のMan(人間)をより動的な意味を持つAnima(生命)に置き換え、その頭文字、A、S、I、C、Sを並べたものである。 1977年の合併時に、3社の代表が集まる際に足が6本ある(人が3人)から「アシックス」(脚 six)になったという説[3]があるが、あくまで都市伝説である(合併前からアシックスというブランド名は存在していたから)。 だそうです。 ちなみにアシックスは裸足で走っていたマラソン選手アベベに彼の足に合わせたシューズを贈ってマラソンシューズとして一躍有名になった会社です。 で、この話をまた別のお客様にしたところまたまた新たな発見 「Anima Sana in Corpore Sano」はラテン語で、animaは「魂」「生命」、sana、sanoは「健全な」、corporeは「身体」と言う意味で、たとえば「アニメーション」と言う言葉は「絵に魂を吹き込んだもの」と言った意味だそうです。アニマルも語源は一緒。 へぇ~へぇ~へぇ~っ !! バーカウンターの話のほんのひとコマです。
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予定話数:4~7話 難易度:☆☆☆★★ OP:「徒桜/蓮花」 ED:「渡月橋/倉木麻衣~Cover.KUROKUMO~」 挿入歌①[二者穿一/六花] 挿入歌②[黒髪乱れし修羅となりて/霜月凛(水原薫)] CLEAR ED[虹色蝶々/和楽器バンド] 一つ、「愚」を滅すること。 一つ、「極」を知りつくすこと。 一つ、「殻」を打ち破ること。 一つ、「愛」を亡くさぬこと。 一つ、「己」を持つこと。 ——そして一つ、「恐」を、恐れぬこと。 3章「con anima」 二本の「魂」は複雑に絡み合い、螺旋を描いて竜を討った。 「魂をこめて」その刃を、宿業を断つ体と為せ。
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187 Anima mala ◆dKv6nbYMB. ★ 「...なんだよ、ここ」 目を覚ましたら、真っ暗闇の中だった。 そこかしこに瓦礫が散らばっており、瓦礫から降りれば脛まで浸かる血だまりの海。 奇妙、異質、不気味。 そんな言葉では言い表せない不快感が醸し出されている。 「...あたし、確かにエドたちと一緒にDIOと戦ってたよな?」 あたしの記憶が間違いでなければ、妙な殺し合いに連れてこられて、たくさん戦って、色んな奴が死んじまって。 最後の記憶は、イリヤの爆弾を防いだところだ。 その後、もっとでかい爆発に襲われて... 「そうだ、エドは、サファイアや他の奴らはどうなったんだ?」 あたしの防御結界で耐えられなかった爆発だ。 全員五体満足なんて都合の良いこと... 『あるはずないよねぇ』 背後から声が聞こえた。 あたしはすぐに振り返り、魔法少女に変身し、槍を突き付ける。 「...!」 振り返った先にいたあたしは目を疑った。 瓦礫の上に座っていたのは、あたし。 影みたいに真っ暗な身体で、眼に金色の光を灯した、あたし自身だったんだからさ。 『我は影、真なる我...まあ、小難しいこと言ってもわかんないだろうからさ、あたしのことはあんたのシャドウとでも呼んでくれればいいよ』 シャドウと名乗ったそいつは、黒色の林檎を齧りながらにやついた顔であたしを見つめてくる。 「...なんなんだよ、あんたは」 『もっと解りやすく言おうか?あたしはあんた。あんたの生み出したものさ』 ますます訳が分からない。 あたしと同じ姿をしてはいるが、あたしはあたしで、こいつはこいつだろ。 『まだわからないって顔してるねぇ。だったら、あたしがあんたって証拠を見せてあげるよ』 そういうなり、シャドウは自分の掌を合わせて、そのまま左右に開く。 すると、その掌から零れ落ちるのは、幾つかの小さな紙人形。 それぞれ神父、女性、女の子、幼児の特徴をしていた。 『むかーしむかし。あるところに心優しい神父様がいらっしゃいました』 シャドウは、小さな子供に聞かせるように、ゆったりと語り始めた。 ...馬鹿にしてんのかこいつ。 『神父さんはいつも悩んでいました。どうして、世の中から不幸はなくならないんだろう。どうすれば消えるんだろう、と』 『そこで神父さんは決めました。新しい時代を救うには、新しい信仰が必要だ。だから、教義にはないことかもしれないけれど、少しずつ説教を広めていこうと』 『もちろん、そんなことをしてしまったから信者のみんなはカンカンです。たくさん集まっていたみんなもすぐに神父さんのもとには訪れなくなり、神父さんも本部から破門されてしまいました』 『そんなことがあって、神父さんと家族のみんなはすっかり貧乏になってしまいました。家族揃って食事にすらありつけず、いっつもひもじい思いをしていました』 『かつての信者だった人たちや、そうでない人たちのもとへ訪れ、一生懸命神父さんの考えを熱弁しても、誰も相手にしてくれません。それどころか、これでもかと罵られたり、水をかけられたり、神父さん達はすっかり嫌われ者になってしまいました』 『でも、神父さんは頑張りました。家族の支えもあって、諦めることなく説法を説きつづけました』 『ある日のことです。神父さんが起きると、教会には大勢の人々が押し寄せていました。もしかして、とうとう街から追い出しに来たと言うのか。神父さんは覚悟を決めて皆の前に出ました』 『するとどうでしょう。押し寄せた人々はみな、神父さんの説法をもっと聞きたいと口々に言ってくるじゃありませんか』 『もちろん神父さんは大喜び。皆に自分の説法を説けば、皆は神父さんの言葉を信じ、お布施まで寄付してくれます』 『ああ、これでようやく家族を、世の中を幸せにできる。私が蒔いていた幸せの種は、決して無駄なんかじゃなかった―――神父さんはそう思っていました』 『でも、それはただのまやかしでした。本当は神父さんは何にも成し遂げていなかったのです』 「...もういい」 『神父さんは、彼の説法を突如人々が聞き入れるようになった理由を知ってしまいます。それも、彼にとって絶対に許せない最悪の理由を!』 『ある夜、神父さんは誰も居なくなった筈の教会で大勢の人々が倒れているのを見つけました。その人々の中、唯一立っていたのは奇妙な恰好をした自分の娘ただ一人でした』 『娘は言いました。私は皆がお父さんの話を聞くのと引き換えに、お父さんのために魔法少女になったと。―――それが、どれほど神父さんを傷付けるのかも知らないで』 「やめろ」 『それを聞いた神父さんは絶望してしまいました。当然です。神父さんのやってきたことは、全て世迷言の無駄な努力で、その上娘に悪魔に魂を売らせてしまったのですから』 『色んなものを抱え込んだ神父さんは壊れてしまいました。お酒に溺れ、護ってきたはずの家族にまで手を挙げる始末です』 『そうして、とうとう神父さんは...』 グシャリ、とシャドウの掌の人形が、ひとつを残して握りつぶされる。 『ただ一人、疎ましい存在になった娘を置いて、家族みんなで天国へ旅立ってしまいましたとさ』 「やめろって...言ってんだろうが!!」 触れられたくもないことをぺらぺらと喋る口を黙らせるため、あたしはシャドウへと槍を振るう。 しかし、シャドウの身体を貫いたかと思えば、まるで幻かのように掻き消えて。 『これでわかっただろ?あたしはあんた。つまり、あんたのことならなんでも知ってるってさ』 声のした方へと振り向くと、五体満足のシャドウが笑みを浮かべて立っていた。 「チッ...それで、なんの用で現れたんだよ」 『要件?別にないよ。あたしはあんたがいるから生まれてきて、ここがあるからあんたの前に現れた』 ますますもって、意味が分からなくなる。 こいつはあたし自身だとか、ここがどうとか、用件もなく現れたとか。 頭の中がこんがらがってサッパリだ。 こんなところ、一秒たりともいたくない。 「...なら、さっさとここから出してくれ」 『なんで?』 「決まってんだろ。まだなにも終わってない」 そうだ。 御坂のことも。 イリヤのことも。 さやかのことも。 エドや関わった奴らのことも。 まだなにも終わってはいない。だから 「あたしのこれまでに決着をつけるためだ」『みんなの不幸を見たいから』 ...は? 『なに意外そうな顔してんのさ。あんたもホントは気付いてんだろ?ここまで生きてきた理由って奴にさ』 「なにをいって」 『あんたのソウルジェムは、感情によって濁りやすさが変わるのは知ってるよねぇ。なのに、あんたは無事にここまで生きてきた。殺し合い云々じゃない、もっと根本的なことさ』 シャドウが、血の池を歩きばしゃばしゃと鳴らす。 『普通、自分が原因で家族が自殺とかしたらさぁ、もっと落ち込むもんだよねぇ。それこそ支えがなけりゃ戦いなんざ禄にできないくらいには』 『でもあんたは違った。マミさんを突き放して、挙句に信念も持たずに生きるためだけに魔女を狩って、使い魔が何の罪もない一般人を殺そうとも知らんぷり』 『そんなやり方でここまで生き残ってきたあんたが、今さら誰かの力になる?お笑い草も甚だしいよ』 シャドウは、マミさんや父さん、それにノーベンバーやアヴドゥル、ジョセフの恰好をした紙人形を作りだす。 それらを持ったまま自分の手を血の池に突っ込み、引きずり出すと、人形はどろどろの血に塗れてグロテスクな様相を醸し出した。 『素直になりなよ。父さんやマミさんが死んだ時、ホントは"ザマアミロ、あたしの言う事を聞かないからこうなったんだ"って思っただろ』 『正義の味方気取ってた美樹さやかをブッ飛ばした時、"イキがってるからこうなるんだよ"って、スカッとしてたんだろ。わざわざ慰めるフリをしてあいつを教会に呼んだのも。自分より前を向いてるあいつの身体と理想が崩れてく様を見たかったんだろ』 『ここに来てからはどうだ。出会いがしらに承太郎に喧嘩ふっかけて。それからも色んな奴に迷惑かけてきた。ノーベンバーもアヴドゥルもジョセフも。みーんな、あんたのせいで死んだ』 『そんなあいつらの死も、結局あんたを楽しませるためだけのものなんて、つくづく救われないよ』 「ちがう...」 『DIOに洗脳されてた時だってそうさ。あいつの洗脳能力は完全じゃなかった。実際、イリヤって子は曲がりなりにもDIOに逆らったしね』 『でもあんたは違う。猫と再会しても、御坂に殺されかけても、アヴドゥルが必死にあんたを止めようとしても!...あんたは逆らおうとすらしなかった』 『居心地がよかったんだろ?いくら不幸を振り撒こうが、あんたのやったことは全部DIOに押し付けられて、自分は悪くないから安全圏で高みの見物が出来る。最高の環境じゃないか』 「ちがう...あたしは...」 『ちがうっていうならさぁ。どうしてあんたの周りの奴らは次々に死んでいくっていうのに、あんたはこうしてソウルジェムも濁り切らずに生きてこられたんだろうねぇ!』 「...!」 『認めろよ。あんたは、自分より恵まれた奴らがだいッキライで、奴らが破滅していくのを見たいだけだってさぁ!』 「あたしは―――!」 そこまで言いかけて。 自分がなにを言ったのかもわからないまま、引きずり出されるような感覚と共にあたしの意識は遠のいた。 ☆ 「...ふむ」 市庁舎を一通り探索し終えた田村は、顎に手をやり考える。 (広川に所縁がある場所だ。なにかしらあると思っていたが...) 結論からいえば、目ぼしいものはなにもなかった。 多少棟内が荒れている程度で、人が長時間滞在していた痕跡も見当たらない。 わかったことは、かつて自分もそれなりの頻度で利用していた市庁舎と寸分違わぬ構造であったことくらいか。 (...もしかしたら、この市庁舎はただの囮かもしれないな) 主催の広川に所縁のある施設だ。 彼を知る者ならば、まず怪しいと睨んで捜索するだろう。 事実、自分もなにかがあると期待してこの市庁舎に足を運んだ。 そして、元来の市庁舎と寸分違わぬお蔭で、『ここには必ずなにかがある』と視点を狭めていた。 だが、それが広川、ないしは裏に潜む者の狙いだとしたら。 こうして参加者の目がこちらに向くように誘導しているのだとしたら。 おそらく、ここ以外の北西エリアに大切な何かを隠しているはずだ。 (まあ、単に私が見落としているだけかもしれないが) 少なくとも、田村一人でこれ以上市庁舎を探索するのは時間の無駄遣いとなりそうだ。 ならば、そろそろデイバックで眠る彼らを起こしてもいいだろう。 田村はデイバックの中から、ウェイブ、次いで佐倉杏子を取り出し床に横たえる。 しかし、よほど疲れているのか、二人は呻き声を微かにあげるだけで未だに目を覚まさない。 「仕方ない」 仮にも重症人を乱暴に扱うわけにはいかないので、ペットボトルの水を両者の顔にかける。 「ぶはっ!?な、なんだ!?」 「起きたな」 「あれ?あんた...どこだここ」 目を覚ますなりキョロキョロと周囲を見回すウェイブに続き、杏子もゆっくりとその上体を起こす。 「えっと、あんたは...」 「まだ名乗っていなかったな。田村怜子。それが私の名だ」 「田村...ミギーの仲間か!」 「そういうお前はウェイブだな。マスタング達やサファイアから聞いている」 「マスタングにサファイア...!マスタング達に会ったのか!?サファイアはどうなったんだ!?あいつらは無事なのか!?」 「落ち着け。順番に説明しなければ混乱するだろう」 「あ...わ、ワリィ」 取り乱すウェイブが落ち着くのを見計らい、田村は語る。 最初に説明したのは、サファイア達のことだった。 「先程の戦闘だが、お前はどこまで覚えている?」 「えっと、DIOっておっさんが後藤に食われて、イリヤって子が爆弾を投げてきた辺りまでは憶えているんだが...」 「ならそこまでは省くぞ。あの時、イリヤの放った光弾から、私とエドワード、それにお前達を庇い、セリムとサファイアは死んだ」 「なっ!?」 「死んだ...!?」 思わぬ名前を聞いたウェイブと、今まで意識が朦朧としていた杏子が同時に驚愕の声をあげる。 ウェイブが驚いたのは、サファイアが死んだこともそうだが、それ以上に、セリムまでが自分達を庇って死んだという事実だった。 セリムとは図書館で既に戦っており、その理由も、父であるキング・ブラッドレイのために殺すだとか死にたくないから嫌々戦うなどではなく、単に正体を知られたからだというひどく一方的な理由からだった。 雪乃が言っていたように、ホムンクルスだからと不必要に警戒をしていたこちらにも非はあるのかもしれないが、それを差し引いても、自分と狡噛への容赦ない猛攻や花陽への言葉は、到底自衛の枠では納まらないものだった。 次に出遭えば再び戦うことになる。そう覚悟していたウェイブだからこそ、セリムが自分達を庇って死んだという事実は信じられるものではなかった。 だが...こうして自分達が生きているということは、田村の言葉は真実なのだろう。 「...どうしてあいつは俺たちのことを庇ったのかな」 「さあ。それは私にはわからないわ」 セリム・ブラッドレイはホムンクルスであり、その思考を言葉も無しに共感するのは不可能だ。 人間であるウェイブやエドワードはもちろん、ただでさえ感情の起伏の薄い寄生生物なら尚更だ。 だが、それでもわかることはある。 「彼は最期に母を呼んでいた。私にわかるのはそれだけよ」 永き年月を生きたホムンクルスが、その最期に偽りの家族の名を呼ぶ。 人間の感情などわからないと言っていた彼の、最後に見つけた『人間』としての答えなのだろう。 「なぁ...サファイアは、本当に死んじまったのか?」 杏子が、焦点の定まらない眼で田村に問う。 「ああ。『このような場所で、良い仲間に恵まれ幸運だった』。そう言い残して壊れてしまったよ」 「そう...か」 それを聞くと、杏子は力なくがくりとうなだれてしまう。 よほど仲が良かったのか、相当なショックを受けていることがウェイブの目から見てもわかる。 いまの彼女には下手な慰めの言葉は逆効果だろうとウェイブは判断する。 「...続きを話してもいいかしら」 「...頼む」 田村が次に話すことにしたのはマスタングのことだ。 「彼と出会ったのは、DIOの館の付近よ」 「DIOの館...?なんだってそんなところに」 マスタングとは、狡噛が目を覚ましてから音乃木阪学院で落ち合う予定だった。 しかし、DIOの館は図書館からでは真逆の方角だ。 まさか道を間違った訳ではあるまい。 田村は語った。 マスタングが、生きていたセリューと合流した時に起きたこと。 そのセリューも、本田未央や島村卯月を助けるために命を落としたことを。 「...そうか。セリューは、最期まで正義を信じて戦ったんだな」 ウェイブの視界が滲む。 彼女の正義論は異常だった。 己の主観で善悪の全てを判断し、悪と見なした者には一切の躊躇も情けもかけない。 他者から見れば、自分勝手な傲慢な振る舞いとしか思えない。 しかし、それでも。 彼女は、最後まで護るべき民を見捨てなかった。どれだけ傷ついても護り抜いてみせた。 彼女の正義の全てが過ちではなかった。その事実に、ウェイブの心は幾らか救われたような気持ちになった。 「ごめんな、セリュー。お前が辛い時に側にいてやれなくて...」 同時に、とめどない後悔が襲う。 なぜその場に自分はいなかった。 セリューの隣で戦うのは―――同じイェーガーズである自分の役目だったはずだ。 共に戦い、傷つき、過ちを償う。 その役割をマスタングに押し付けてしまった。 自分はいつもそうだ。 ボルスさんの時も。 クロメの時も。 そして、セリューの時も。 大切な者たちが苦しんでいる時に、いつも側にいてやれない。 これは誰の責任でもない。 偶然にも不運が重なってしまっただけ。戦場でなくともよくあることだ。 それに、ウェイブがアカメたちと共に行動していなければ、アカメたちが全滅していた可能性は非常に高い。 ウェイブという人間は一人であり、どちらかを選ぶしかなかったのだ このことでウェイブを責める者はいないだろう。田村やマスタングらはもちろん、クロメやセリュー、いなくなってしまった者たち全てを含めてだ。 だが、それで済ませられるほどウェイブは合理的な人間ではない。 彼の後悔は、その命が尽きるまで消え去ることは、決してない。 だからこそ強く思う。 彼女の遺したものは、必ず護らなければいけないと。 「なあ...マスタング達は無事なのか?」 「......」 田村の中で一瞬の躊躇いが生まれる。 DIOとの戦いで躊躇いなく味方についたことや、これまでの会話から、ウェイブが仲間思いな男であるのはわかる。 そんな彼に、卯月のことを伝えるべきか否か。 答えはすぐに出た。 「マスタング達は、私から逃げ出した島村卯月を追っている」 「どういうことだ?」 もしも、未央たちが卯月の説得に失敗し、重傷ないし殺害された場合。 その牙はウェイブにも向けられる可能性は高い。 そうなれば彼のことだ。 卯月を殺せないだけならまだしも、下手をすれば背を向けた途端に殺されかねない。 そう判断したため、田村は伝えることにしたのだ。 「島村卯月は、私と共に行動していた西木野真姫を殺した」 「――――!?」 ウェイブの目が大きく見開かれる。 信じられない―――というよりも、理解をしたくない、といったような表情だ。 当然だろう。 仲間が命を賭けて守った者が、護るべき者の命を摘み取ったというのだから。 「嘘だろ...」 「本当よ。だから、私はここにいて、マスタング達は南の方角へ向かっている」 田村は嘘偽りなく語る。 卯月が真姫に致命傷を与えた時のこと、そして田村の殺気に怯み、逃げ出したことを。 「なんでだ...なんでこうなっちまうんだよ...!」 怒りや悲しみ、様々な感情が入り混じり、ウェイブの強く握られた拳が震える。 そして、感情のままに部屋を飛び出そうとするウェイブだが、しかし田村は呼び止める。 「いまあなたが行ってどうするつもり?」 「決まってるだろ、卯月を探すんだ!」 「あなたが説得する、とでも言うのかしら」 「そうだ。セリューは俺の仲間だ。だから...」 「奴があなたの言葉に耳を貸すとでも?」 田村の睨みに、ウェイブはひとまず押し黙る。 「島村卯月は、セリュー・ユビキタスに依存している。しかし、その彼女が死んだと認識したいま、どうなるかはわからない」 「だったら尚更だろ。俺が卯月を止めなきゃ...」 「逆効果だ。仮に奴が『自分の描いたセリューの正義』を行使し続けると決めたとしよう。ただでさえセリューの最期に居合わせなかった仲間であるお前が、奴の『セリュー』の信念を否定すれば、お前に対する敵対心はより増加するだろう」 「じゃあ放っておけって言うのかよ!?」 「仮に、奴を説得できる者がいるとしたらだ。それは奴をよく知る者か、セリューの最期に立ち会った者だろうな」 「ッ!...くそっ」 「なんにせよ、奴を探し出すのは放送が終わってからの方がいい。もし、マスタングと未央が呼ばれ、奴だけが呼ばれなかったとしたら...」 「...ああ、わかってる」 卯月をよく知る者―――本田未央。 最期までセリューと共に戦った者―――ロイ・マスタング。 もしもその両者で説得が不可能であれば、ウェイブでは力不足だ。 最悪、これ以上罪を重ねる前にこの手でケリをつけなければならないかもしれない。 いまのウェイブにできるのは、マスタングたちを信じることだけだ。 ひとつ深呼吸し、両手で頬を叩き気を引き締め直す。 「それで落ち着くのか?」 「まあ、少しな。...ありがとよ、おかげで一人で突っ走らずにすんだ」 「そうか。...それで、お前はどうする」 田村は、ウェイブから視線を外し、杏子へと問いかける。 サファイアが死んだと聞かされてから、ずっと塞ぎこんだままだったのだ。 「...エドワードは」 「?」 「エドワードはどこへ行った?」 「猫と共に、御坂美琴とキング・ブラッドレイを止めると出ていった。おそらく、東部か南部...いや、東部側だろうな」 「...そうか」 ふらり、と力なく立ち上がると、田村に背を向け扉に手をかける。 「...なら、あいつのところに行くわけにもいかないよな」 「佐倉...?」 「あたしは南の方にでも行くよ。運が良ければ、ほむらやまどかの奴も見つけられるかもしれないし」 「―――待てよ」 杏子の様子に異変を感じたウェイブが、肩を掴み呼び止める。 「あのエドワードって奴を追う訳でもなく、一人で行動するつもりかよ」 「......」 「お前もそれなりに戦えるのはあのDIOっておっさんとの戦いでわかったけどよ、ブラッドレイ達以外にも、後藤とかエンヴィーみてえな危ねえ奴はたくさんいるんだぞ。だったら俺たちと...」 「一緒にいて、どうなるんだよ」 杏子は、肩を掴むウェイブの手を払う。 なにすんだ、と言いかけるウェイブだが、彼女の目を見た途端に言葉を失ってしまった。 「どうせ、あんたらも死んじまうんだろ」 彼女の目に、もはや生気などなかった。 生きる気力を失くした死人の目をしていたのだ。 「あたしと関わった奴はみんな死んじまう。ノーベンバーもアヴドゥルもジョセフも...サファイアも」 ノーベンバーに本当にやりたいことを探せと遺されて。 アヴドゥルに命を繋がれて。 エドにもう一度立ち上がる力を貰って。 ジョセフにDIOの能力を広めろと託されて。 ...なにができた? 「もう嫌なんだよ、あたしのせいで誰かが死んじまうのはさ」 何にもできなかった。 サファイアの仲間のイリヤを僅かにでも止めることすらできなかった。 サファイアがいなかったら、DIOの能力を広めることすらできなかった。 ジョセフの仇を討つこともできずに、DIOは呆気なく後藤に喰われた。 サファイアや曲りなりにも力を貸してくれたセリムも自分を庇って死んだ。 杏子自身は途中で田村に引きずり出された所為で忘れてしまったが、デイバックの中でシャドウに言われたこと、そしてサファイアという仲間を失ったことが重なり、エドとの出逢いでぶちまけ薄れたはずの喪失への恐怖が再び蘇ってしまったのだ。 「田村。エドと別れる時、あいつはあたしについてなんか言ってたか?」 「いいえ。あなたのことはウェイブ共々頼まれただけよ」 「...やっぱりな。エドの判断は正しいよ」 「どういう意味だよ、佐倉」 「あたしなんざ、連れて歩く価値もねえってことさ。だってそうだろ?キング・ブラッドレイも御坂もとんでもない奴らだ。なのに、あいつは一人で解決しようとしてるんだ」 単純に考えて二対一。ましてや、その二は参加者の中でもトップクラスであろう実力者だ。 DIO一人に歯牙にもかけられなかったエドが勝てる確率など、針の穴を通すよりもわずかなものだ。 その確率を少しでもあげるには、戦力となる者が必要だ。だが、エドはあえてそれを放棄した。 共に戦うと約束した仲間であるはずの杏子を置いて、敢えて単身で戦おうとしているのだ。 つまり。 「こんな役立たずの疫病神、連れて歩く方がどうかしてる。...なあ、あたしの言ってることは間違ってるか?」 悲痛な面持ちで問いかける杏子に、ウェイブは『間違っている』と断言することはできなかった。 例えば、先の図書館での分離のように、大雑把ながらもメリットとデメリットを配慮しつつ話し合いそのように行動したのなら、その結果に後悔することもできる。 エスデスと足立の件のように、状況が許さないうえで且つ意思疎通をして別れるのならば、まだ納得はできる。 だが、今回のように何も言われずに置いて行かれれば、残された者はどうしようもない。後悔も納得もできないまま足を止めてしまう。 果たして、エドワード・エルリックは杏子を気遣って置いて行ったのか、それとも本当に足手まといだと判断したのか。 おそらくは前者だろうが、杏子を納得させられる慰めの言葉など思いつかない。 返答がないことを確認した杏子は、再び背を向け部屋から出ようとする。 「お前のその考えは間違っている」 しかし、今度は田村が杏子を呼び止めた。 「お前がいなくなったところで、私たちが生き残る確率があがるわけじゃない。単純に戦力が減るだけだ」 「...でも、あたしに関わった奴はみんな死んだ」 「お前が殺したのではないだろう。お前が裏切りでもしない限り、共に戦う者への不利益はゼロだ」 「みんなあたしを庇って死んだんだぞ!ノーベンバーもアヴドゥルもジョセフもサファイアも!あたしのせいじゃなけりゃ、誰が...!」 「それは彼らが選んだだけだ。彼ら自身がお前を生かしたいと思っただけで、お前が原因で死んだわけじゃない」 ここへと連れてこられる前―――死ぬ前のことを思いだす。 容赦なく襲いくる弾丸の雨の中、田村は自らの子のために命を捨てた。 反撃しようと思えば反撃できた。逃げ出そうと思えば逃げ出せた。 けれど、そのどちらを選ぼうとも、自分の子が人間たちに敵視される危険性は高かった。 だから、田村はどちらも選ばず、子供の身の安全を泉新一に託すことを選んだ。そして彼女は命を落とした。 その死の責任を子供に負わせるつもりなど毛頭ない。田村がそうしたいと思ったから護っただけのことだ。 ジョセフ以外の面々は知らないが、おそらく彼らもそうなのだろう。 如何な思惑があれ、彼らが生かしたいと思ったからそうしただけで、杏子がいるから死んだわけではない。 少なくとも、田村はそう思っている。 「当てもなくさまようくらいなら私たちと一緒にいろ。迷惑をかけたくないと言うなら尚更だ」 あくまでも冷静に、事実だけを告げる田村に、杏子は反論ができなかった。 田村の言葉に間違いは無い。しかし、理解はできても納得などできない。 やはり、共に行動してきた者たちの死は、どうしても杏子の足を竦ませてしまう。 言葉だけで全てを振り払えるのなら、世の中に悩みや苦しみなんてものはないのだから。 「―――でも、あたしは」 「わかった」 杏子が必死に振り絞ろうとする拒絶の言葉を遮ったのは、ウェイブ。 「俺たちは、お前がいままでどんな経験をしてきたのかは知らないし、田村の言葉で納得できないなら、俺にお前を納得させることなんてできない」 だから、と言葉を区切り、拳を握る。 「どうしても出ていくって言うなら、俺たちも連れていけ。そんで、お前が置いて行かれたことを気にしてるなら―――勝手に出てったエドワードの奴をぶん殴るぞ!」 単身で御坂とブラッドレイを止めに行ったエドワードに、ロイ・マスタングの背中が重なる。 彼は、天城雪子を殺してしまった罪悪感から、共に戦おうとしたウェイブを気絶させて一人で勝ち目のない戦いへと挑んだ。 おそらく、エドワードも同じなのだろう。 彼がウェイブと田村、果ては関わり深い杏子を何も言わずに置いていったのは、戦力差や彼らの実力を見損なったわけではない。 自分が傷だらけになるのは平気だが、身内が少しでも傷つくのには耐えられず冷静さを失ってしまう。 だから、誰よりも責任を感じてしまい、無謀だと思われるようなことも率先して引き受けてしまう。...残された者がどう思うかを考えられずに。 そんな彼らを止めるには、一度正面からぶつかり合わなければどうしようもない。 それは身を持って経験したことだ。 故にウェイブは決めた。 エドワードの優しさが仲間を苦しめていることに気付かせるため、もう一度杏子とエドを会わせると。 「私たちから離れたいから出ていくと言ってるのに、私たちが着いていっては意味がないだろう」 「うっ...と、とにかくだ。誰も死なせたくないのは俺も同じだ。佐倉、お前が自分を責めようが、俺はお前を見捨てねえぞ」 杏子は思う。 無茶苦茶だ。 杏子は彼らのことはほとんど知らないし、その逆も然りだ。 お節介にもほどがある。エドワードも大概だと思ったが、コイツらはそれ以上だ。 だからこそ死なせたくないというのに、彼らは見捨てようとしてくれない。 どうして誰もかれもが放っておいてくれないのか、どうして... 「...もういい。勝手にしろ。後悔しても知らないからな」 それだけ吐き捨て、杏子は膝を抱えて蹲る。 情けないと思いつつも、その両頬を伝う涙を止めることはできなかった。 それは嬉しさからなのか恐怖からなのか...もはや、それすらわからない。 やがて、今後の方針を決めるため田村は口を開く。 「とりあえずは情報を交換するとしよう。私たちは互いのことを知らな過ぎる。...これではロクに目標も立てられないからな」 田村の提案を承諾し、ウェイブはこれまでの経緯を語りはじめる。 彼らが共有しなければならない情報は数多い。 それらを全て語り終えた時、彼らの命運を分ける放送の鐘は鳴り響くだろう。 三者三様の敗北を突き付けられる最悪の鐘が――― 【B-3/市庁舎/一日目/真夜中】 【田村玲子@寄生獣 セイの格率】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、卯月に対する怒り? [装備]:なし [道具]:デイバック、基本支給品 、錬成した剣、悪鬼纏身インクルシオ@アカメが斬る!、園田海未の首輪、食蜂操祈の首輪、ジョセフ・ジョースターの首輪、ウェイブ、佐倉杏子(デイバッグ内) [思考] 基本:基本的に人は殺さない。ただし攻撃を受けたときはこの限りではない。 0:情報交換をする。放送後、これからの方針を話し合う。 1:脱出の道を探る。 2:コンサートホール及び市役所を探索した後初春と合流する。 3:島村卯月は殺す。マスタング達が説得に成功したら……? 4:ゲームに乗っていない人間を探す。 5:スタンド使いや超能力者という存在に興味。(ただしDIOは除く) 6:エンヴィーには要警戒。もしも出会ったら…… [備考] ※アニメ第18話終了以降から参戦。 ※μ s、魔法少女、スタンド使いについての知識を得ました。 ※首輪と接触している部分は肉体を変形させることが出来ません。 ※広川に協力者がいると考えています。協力者は時間遡行といった能力があるのではないかと考えています。 ※剣の他にも、何かマスタングから錬成された武器を渡されたかもしれません。 ※エドワードの仮説を聞きました。 【ウェイブ@アカメが斬る!】 [状態]:疲労(超絶大)、ダメージ(絶大)、精神的疲労(大)、左肩に裂傷、左腕に裂傷、全身に切り傷 [装備]:エリュシデータ@ソードアート・オンライン [道具]:デイバック、基本支給品×2、不明支給品0~3(セリューが確認済み)、南ことりの首輪、浦上の首輪 タツミの写真詰め合わせ@アカメが斬る!、雷神憤怒アドラメレク@アカメが斬る!(左腕部のみ 罅割れあり) [思考・状況] 基本行動方針:ヒロカワの思惑通りには動かない。一度自分達の在り方について話し合い、考え直す。 0:情報交換をする。放送後、これからの方針を話し合う。卯月たちを探す。杏子はエドワードにもう一度会わせてやりたい。 1:エスデスが誰かを害するのなら倒す。出来れば説得したいが。 2:地図に書かれた施設を回って情報収集。脱出の手がかりになるものもチェックしておきたい。 3:工具は移動の過程で手に入れておく。 4:盗聴には注意。大事なことは筆談で情報を共有。 5:サリア……。 [備考] ※参戦時期はセリュー死亡前のどこかです。 ※クロメの状態に気付きました。 ※ホムンクルスの存在を知りました。 ※自分の甘さを受け入れつつあります。 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、精神的疲労(超極大)、顔面打撲 、精神不安定(超極大) [装備]:自前の槍@魔法少女まどか☆マギカ [道具]:基本支給品一式、医療品@現実、大量のりんご@現実、グリーフシード×3@魔法少女まどか☆マギカ、使用不可のグリーフシード×2@魔法少女まどか☆マギカ、クラスカード・ライダー&アサシン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:殺し合いを壊す。 0:情報交換をする。放送後、これからの方針を話し合う。...できれば、誰とも関わりたくない(死なせたくない)。 1:イリヤや御坂美琴は――――― 2:ジョセフ……。 3:もしさやかが殺し合いに乗っていれば説得する...? [備考] ※参戦時期は第7話終了直後からです。 ※DARKER THAN BLACKの世界ついてある程度知りました。 ※首輪に何かしらの仕掛けがあると睨んでいます。 ※封印状態だった幻惑魔法(ロッソ・ファンタズマ)等が再び使用可能になりましたが、本人は気付いていません。 ※狡噛慎也、タスクと軽く情報交換しました。 ※DIOのスタンド能力を知りました。 ※シャドウと遭遇中に田村にデイバックから引きずり出されたため、デイバック内での記憶はほとんど忘れています。 ★ ――――ただ、護りたかっただけなんだ。 『...チッ』 暗い、暗い闇の中。 金色の眼をした少女は、瓦礫の上で佇んでいた。 『いつまで寝ぼけてやがんだよ』 時々血の池をパシャパシャと蹴りながら、真っ黒な林檎をつまらなそうに齧っている。 『―――そうさ。あんたは、あたしと向き合う必要なんかない』 『あんたはもう、思い出したはずだろうが。マミさんが死んで、ノーベンバーに教えられて、アヴドゥルに命を繋がれて、エドに出遭って。更にはジョセフやサファイア達が時間稼いでくれたんだ』 少女は、光すら見えない空を見上げて呟いた。 『いい加減に目を覚ましやがれ。護りたいものがあるなら、あの時みたいに何もかも手遅れにならない内にさ』 少女の傍らに置かれている血で赤く染まった紙人形たち。 少女を挟んだ反対側に。それぞれ、金髪で小さな、やや田舎臭い服を着た、黒の長髪を携えた、三つの人形が、血で染まらぬようにと横たえられていた。 時系列順で読む Back その手で守ったものは(後編) Next 第四回放送 投下順で読む Back その手で守ったものは(後編) Next 第四回放送 178 掴みかけた糸口 ウェイブ 193 アカメが斬る(前編) 佐倉杏子 田村玲子
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聖なるアニマの目は、最も偉大なる真実以外には盲いている。 The sacred Anima s eyes are blind to all but the grandest truths. アラーラの断片 統率者2013 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/reyalpspox/pages/13.html
「Animals」とは、国産フリーFPSゲーム「X oparations」にて活動しているクラン。 2010年12月後半~2010年1月前半にリーダーTiger氏(結成時はffaaという名前を使っていた)、副リーダーBLACK氏を主軸に結成されたと思われる。 Animalsという名前は元々とあるプレイヤー達が使っていたものであったが、それを気に入ったらしくクラン名として無断で使い始めた。 HP設立後、本格的な活動を展開するわけでもないまま、鬼ごっこ鯖・WMP鯖・特殊鯖・普通鯖など、あらゆる鯖にて暴言、TK、チート、あからさまな邪魔、ルール違反などの迷惑行為に耽る様子が他プレイヤー達に目撃されている。 そうした行動を率先して行っていたのはTiger氏、BLACK氏であった。 初期にはメンバーが自ら鯖を立てていたが人数が集まらず、他鯖にて宣伝のみ行い全く動かず落ちるなど、自己中心的な行動が目立つ。 AnimalsHP掲示板にて苦情が書き込まれ、様々なやり取りの後、事前の説明一切無しに掲示板コメント全削除という暴挙に出る。 その後も苦情と非難ばかりが書き込まれ、BLACK氏の嘘とTiger氏の正体が暴かれると、管理人(Tiger氏)により突如HP自体が全削除された。 クラン戦成績は1戦1敗。相手はクランメンバー以外のプレイヤーを集めたチーム。 反省は「まとまりがなく、ばらばら行動が多かった。」 その後BLOODZに戦いを挑むが、Animalsは自分達の問題でいっぱいで、クラン戦の調整をしているような状況ではないように思えるという理由で断られる。 Animalsの規則は、1、動物の名前をつけること 2、常識的な行動をすること メンバーに関しては10名前後?誰が入隊許可されているのかよくわからないので、HP消滅時の正確な数字は不明。 1月30日、XOPS OFFICEの雑談フォーラムで e1氏によるAnimals解散宣言。(詳しくはANIMALS NITUITE) 3月中旬、Tiger氏はクランCSCを、e1氏はクランU.S.ARMYをそれぞれ立ち上げた。 4月上旬、クランCSC解散。クランU.S.ARMYはe1氏、inosisi氏、Vim氏(henri)の3名で活動しているようだ。
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アニマ自身はサシーリウムの中に残っているが、彼女に仕えるドルイドはナヤに広まり、世界中のあらゆる場所の魔力を集めている。 Although the Anima herself remains at the Sacellum, her druids roam Naya, collecting mana bonds with every location in the world. アラーラの断片 【M TG Wiki】 名前