約 962,623 件
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1501.html
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/554.html
また流される 浮気した。すぐバレた。 「怒ってないから」 恋人はいつもの優しい顔をして、話し始めた。けれど伏せた目の中に悲しそうな影が落ちている。 「だた俺は、お前がそんなことするなんて思ってもみなかった。自分のしたこと、もう一回ちゃんと考えてくれ」 そういう弱弱しい表情を見たことがなかったので、胸が痛くなった。 「もうしないよな」 呟くように言われたのに、頷いた。その日の夜にまた、浮気した相手に会った。 もう会うのはよそうと話した。 「嘘とか隠し事して付き合うのは、やっぱりだめだ。よくない」 きっぱり言うと、相手が笑った。 「嘘ついてるじゃないですか」 意外な言葉を返された。唖然としていると、なおも笑いながら言う。 「先輩、嘘つきじゃないですか。引け目で、無理してるじゃないですか」 体が凍った。 完璧な、誰からも好かれる、そんな人の恋人に選ばれて、嬉しくて、釣り合うようにとなんでもした。そうすることが、好きだということと思っていた。 それは、無理していただけだったのか。恋人のつもりが的外れな独り善がりをしていたように感じて、ぞっとした。しかし相手は、まだやめない。 「なんで先輩が浮気したか、聞こうともしねえで、浮気は悪いから、先輩が悪いでおしまいなんすか。馬鹿じゃねえの。そいつ」 顔は笑っているが、吐き捨てるような口調になっている。もう聞くのが怖くなって思わず遮る。 「お前こそ、嘘つきのくせに」 けれど出た言葉は自分でも思ってもみなかった。 「俺のこと、好きなんかじゃないだろ」 「好きっすよ」 今度は相手が驚いたような顔をしている。自分も混乱しているが、止まらない。 「俺があいつと付き合ってるから、あいつに張り合いたくてこんなことやってるくせに」 「先輩そんなこと思ってたの」 急に抱きしめられた。 「おれは嘘なんかつかない。好きっすよ。不安になってるならちゃんと教えてあげますよ、先輩のこと好きだって。おれがどんくらい好きか、ちゃんと」 言われながら、もがいた。無理にキスをされる。嘘だと何回も言った。 言いながらも、もう考えられなくなっている。考えることをやめたい。考えたくない。 抱き合ってしまいたい。少なくとも抱き合っている間、相手を優しく抱きしめている行為には嘘も打算もない、本当だ。本当のことだ。 「未来で待ってる」
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2438.html
ベタだけど (……飽きた…) 見覚えのある爆発シーンを目にしながら、瀬戸はソファに深くもたれた。擦れた合皮が耳元で短く声を上げる。 (わかってるさ悪いのは俺だ。後ろ暗いゲイがマンネリで辟易としてるだなんて、贅沢すぎる悩みだ) 画面を見たまま手元で人差し指を立てる。中指、薬指と立てて五まで数えたところで、片手では足りないことに気付き、もう一度親指を折った。 六年だ。 鈴井と、二人で過ごすようになって六年。 三年目には粗方のイベント事はやりつくしてしまったし、丸四年経った頃には傍にいることが当たり前になっていた。 それからは、焼き直しのような日々。いわゆるベタな恋人同士。 これが居心地なのだと、信頼できるパートナーという関係なのだと、そう思っていた。 思い込ませていた。自分に。 (鈴井は悪くない、安定してるだけだ、日曜の十時からレンタルのDVD…二人の趣味だったじゃないか) 自分の中でそれが過去形になっていることに、寒々しい違和感を覚えた。 きっとこのあと鈴井は、二本目を観る前に遅い朝食を作るだろう。いや、早い昼食か。どちらでもいいが。 そうしてなにが出てくるか知らないがそれはきっと食べ慣れた雰囲気の味で、自分は美味しいと感じるだろう、いつものように。 (飽きた、飽きたよ鈴井…なんでまた家なの。わかってるよ昼間から外出て手なんかつなげないもんねわかってんだよ、わかってんだけどさぁ…) 鈴井と別れてまた別の誰かと付き合っても、休日の過ごし方なんてさして変わらない。 そんなことも勿論わかっているのに、瀬戸はもし鈴井と付き合わなかったら、大学に入って鈴井に出会わなかったら、そんなことばかりを考えていた。 (ああ映画が頭に入ってこねえよ……とかいってテレビで何回も観たやつだけどさ。 知ってるよこれ、二十年くらい前のだろ。次は警官隊が突入してきて、でも間に合わなくてエレベーターが爆発するんだ、それで) 「瀬戸」 「え?」 突然の呼びかけに一瞬ぎくりとする。 「なに、鈴井」 言いながら瀬戸の頭では、ああこんな鈴井の顔も、見たことがあった、どこでだっけ?と、かすかな記憶が揺れていた。 視界の隅で、画面いっぱいに火柱があがる。 「愛してるよ。なにがあっても、僕が君を守る」 重なるはずもない英語と鈴井の声が重なって聞こえた。画面を見る。同じ言葉が字幕に出ていた。 (あ、思い出した…最初に二人で出かけた、リバイバルの…) 人もまばらな映画館で耳打ちをしてきた、六年前の鈴井だ。座席の影でそっと手を繋いだあの日だ。 押し寄せる記憶に瀬戸が呆けていると、鈴井が照れながら笑った。 「いやー、俺恥ずかしいことしたよな、はは。すげーベタなセリフだし」 「え、いや……鈴井は、かっこいいよ」 「なんだよそれ。あ、でも本気だからな。言ってることは嘘じゃないよ」 微笑みながら、鈴井は瀬戸の手を握った。つい先ほどまで憂鬱に六年を数えていた右手。 (そういやあの時、二人して顔赤くなっちゃって…エンディング終わるまで、外出られなかったっけ) 次々と蘇る思い出に、胸の辺りがこそばゆくなる。 「腹減ったな、どっか飯でも食いにいく?」 そう言って席を立った鈴井の手を、今度は瀬戸から握る。 「なんか作って。お前の飯、食いたい」 「おう、いいよ。じゃあ次のDVDセットしといて」 「うん」 まだまだ好きだ、飽きただなんて、馬鹿げた勘違いだ。 湧き上がる笑みを堪えきれずにいたが、リモコンを手にしたところで堪える必要もないことに気付いた。 鈴井の鼻歌と水の音が聞こえてきた。相変わらず、どこかずれたリズムだ。 エンドロールの途中でDVDを止める。 「鈴井、今度これ買おうか」 「えー?なにー?」 「なんでもねー」 映画のために閉め切っていたカーテンを、瀬戸は思い切りよく開けた。 古傷
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/3107.html
もらったリングを返す 「これ返す」 「えぇっ!?なんで!?」 「俺はお前みたいにプロレスオタでもキ○肉マンオタでもないんだよ。 だからこんなジオラマとか貰っても置き場に困るわけ」 「ええぇ~~。これすっごくいい物なんだよ? ほら、ロープだってきちんと伸縮するし、ゴングや実況席も付いてるんだから! このリングと可動式フィギュアさえあれば どんな試合だって再現可能なのに……」 「再現できなくていい」 「好きだって言ってたロビンマ○クとウォ○ズマンのフィギュアも 一緒にあげたら、喜んでくれたじゃん……」 「まぁ、最初見たときはすごいと思ったよ、こんなデカいリング。 でも冷静に考えたらかなり邪魔なの。うざいの。 フィギュアはテレビの上にでも置けばいいけど、これは真剣に置くところがない。 というわけで持って帰ってくれ」 「あーあ……。せっかくお前と一緒に遊ぼうと思って買ったのに」 「一人で遊べ」 「よしわかった」 「……珍しく物分りがいいな」 「しょうがないからこのリングは持って帰る。そのかわり」 「おわ!?」 「これから夜のリングでプロレスごっこでも」 「こっの…脳筋!寒いわ!」 「はっはっは、ならば暖めて進ぜよう。いざリングへ」 異国人同士、まったく言葉が通じない二人
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/8760.html
神奈川県道・山梨県道729号 山北山中湖線 やまきた やまなかこせん 神奈川県山北町から、山梨県山中湖村に至る一般県道。 丹沢湖と山中湖を結ぶルートだが、途中の県境区間は通り抜け不能となっており、事実上神奈川県と山梨県で分かれている。 山梨県側は通称マリモ通り。 山中湖北岸沿いは、山中湖サイクリングロード(山梨県道715号富士吉田山中湖自転車道線)が並走している。 起点:神奈川県足柄上郡山北町川西 終点:山梨県南都留郡山中湖村山中 明神前交差点(国道138号交点) 関連項目 山中湖サイクリングロード この項目のタグ タグ「山梨県道」がついた項目 山梨県道・東京都道33号 / 富士吉田山中湖自転車道 / 山梨県道21号 / 山梨県道34号 / 山梨県道38号 / 山梨県道212号 / 山梨県道306号 / 山梨県道505号 / 山梨県道707号 / 山梨県道710号 / 山梨県道717号 / 山梨県道808号 / 山梨県道303号
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/2494.html
アキハバラ電脳組 スタまにシリーズ●アキハバラ電脳組 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 スタまにシリーズ●アキハバラ電脳組(Amazon) 発売元・販売元 キングレコード株式会社 発売日 2005.11.23 価格 1429円(税抜き) 内容 Birth 歌:奥井雅美 太陽の花 歌:奥井雅美 恋しましょ ねばりましょ 歌:かかずゆみ シンシア・愛する人 歌:岡崎律子 朱 -AKA- 歌:奥井雅美 LADY COMMANDERS 歌:本多知恵子/玉川紗己子/かかずゆみ 恋しましょ ねばりましょ(TSUGUMIX) 歌:浅川悠 誰よりもきっとしあわせになれるね 歌:島涼香 Go for dream〜夢の扉をあけて 歌:島涼香/吉住梢/浅川悠 ラストシーン 歌:奥井雅美 HOT SPICE 歌:奥井雅美 ほめて ほめて ほめて♥(VOCAL NEW RECORDING) 歌:吉住梢 恋しましょ ねばりましょ(T.H.S MIX) 歌:島涼香/吉住梢/浅川悠 Birth(T.H.S MIX) 歌:島涼香/吉住梢/浅川悠 Lucky girl 歌:島涼香 &かかずゆみ 備考
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/8747.html
https://w.atwiki.jp/borderbreakss/pages/258.html
724 名前:名無したんはエロカワイイ mailto sage [2009/10/16(金) 00 51 50 ID /hC6UXFM0] サーペントは常時べたべたしてくる小動物系で スコーピオは普段あんまり関わってこない癖に時々ピンポイントでドキッとする仕草を見せてくるボーイッシュ幼馴染か 遠雷はほとんど接点ないアイドル。高嶺の花かと思いきや、お近づきになると結構ガードが甘い。 下に行くほど年長。 725 名前:名無したんはエロカワイイ mailto sage [2009/10/16(金) 00 55 33 ID 0gFq+QVK0] サワード系は皆たまらんむちむちボディをしていると妄想 728 名前:名無したんはエロカワイイ mailto sage [2009/10/16(金) 01 18 24 ID yjz5CxBH0] 兵器にまで欲情してしまうようになったんですね…。 ラークちゃん:甘えんぼ三女 ファルコンちゃん:活発方次女 アウルちゃん:おっとり型長女 の三姉妹が 文句無しで 最萌 でしょう! 729 名前:名無したんはエロカワイイ mailto sage [2009/10/16(金) 01 28 13 ID 0gFq+QVK0] 誰かが 剣はそれぞれ三すくみのパワーバランスだ と言っていたのを思い出して(正しいかは知らん) 長女:ティア(魔剣) ダイナマイトバディのセクシーお姉様。次女には厳しいが末妹にはデレデレ 次女:マーシャ(マ剣) 均整の取れた体型のスポーツ少女。姉には勝てないが妹はしっかり面倒見る 三女:エル(デュエル) 天然ロリっ娘。次女には聞き分けのいい妹だが長女にはワガママ全開 こんなソード三姉妹を妄想した
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/138.html
「プレゼントはわ・た・し」「ぶふっ!?」 抱き付きこなかが コメントフォーム 名前 コメント こなたの絵がどんだけ~ -- 名無しさん (2009-08-17 18 11 24)
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1886.html
729 名前:【SS】:2014/08/02(土) 16 27 35.72 ID AEgRSl/I0 『お守り』 ~来る新年一月一日~ ここは近所のとある神社。境内には様々な出店が立ち並び、参拝客で混み合っていた。 ここにわたし新垣あやせは家族と初詣に来ていた。 本殿の前には30mほどの人の列があり、わたしたち家族もその最後尾に並ぶ。 財布の中から五円玉を探していると、人混みの中でも一際目立つライトブラウンの髪が視界の端に映りこむ。 声を掛けようと喉から言葉が出かかるが、寸前のところで呑み込んだ。 桐乃がお兄さんと歩いていたからだ。ご両親の姿は見えない。あちらはわたしの存在に気付いてないようだ。 そう知ったわたしは話し掛けずに様子を見ることにする。 2人は既に参拝を済ませたようで、お守りなどが売っている方へと歩いていく。 桐乃とお兄さんはそれぞれ高校受験と大学受験を控えているので合格祈願のお守りを買うのだろう。わたしは推薦で進学先が決まっているのでその点は心配ない。 2人は色取り取りのお守りを眺めた後、黄色いお守りを1つずつと、それに加えてお兄さんは白いお守りも買っていた。 売り場を離れると、お兄さんは桐乃に今さっき買ったばかりの白いお守りを差し出す。桐乃も予想外だったのだろう。驚いた顔をするが、すぐに相好を崩す。 それは今まで見たこともないような、最高の笑顔だった。 桐乃にあんな表情させちゃうなんて、妬けちゃうなぁ... 桐乃がお守りを受け取ると、お兄さんも照れくさそうにそっぽを向いて頭を掻いた。 2人が再び移動を始めると、わたしの並んでいた列も動き出す。慌てて間を詰めてもう一度2人を探す。 見つけた桐乃とお兄さんは、今度はおみくじを引いている。 桐乃は大喜びしているが、大吉だったのかな?お兄さんは微妙な顔をしている(お兄さんへの悪口ではない)。 一頻り喜んだ後、桐乃はおみくじに書いてある内容を熱心に読み始めた。 すると桐乃は途中でポッと頬を染め、同じところに何度も何度も目を通す。 そんな桐乃の様子にお兄さんも気付いたのか、桐乃の持つおみくじの方へ手を伸ばした。 それをいち早く察知した桐乃も素早く身を翻らせておみくじを守り、そのままの勢いで近くの木の傍まで駆け寄っていく。そしておみくじを大事そうにその木の枝に結び付けていた。 2人はその後、出店でベビーカステラを買って鳥居の外へ消えていった。 今見た桐乃とお兄さんの様子はとても仲睦まじい兄妹の様に見えた。事実2人は何だかんだ言いながらも仲が良く、今だって2人で初詣に来ていた。 しかし、長い間あの兄妹を見てきたわたしには、先程の2人が"仲睦まじい兄妹を演じている"ように感じたのだった。 ~翌日一月二日~ 翌日、わたしは事前に約束していた通り、桐乃・加奈子と初詣に行くために待ち合わせ場所に向かっていた。 待ち合わせ場所を見通せる場所まで来ると、向こう側から桐乃が歩いて来るのが見えた。 お互いに相手の姿を認め、二人同時に駆け足になる。そして丁度待ち合わせ場所であるバス停で落ち合った。 「明けましておめでと、あやせ!今年一年よろしくね」 「桐乃。明けましておめでとう。こちらこそよろしくね!」 既に年賀状やメールで済ませていた挨拶だが、やはり直接面と向かって言うのは特別だ。 約束の時間までは15分ほどあったので、誰々ちゃんから来た年賀状がカワイイ~みたいな話をしながら加奈子を待つ。 因みに今日行く神社は、昨日の所とは別の、少し遠くにある大きな神社だ。 暫く話していると後ろから声が掛かる。 「うい~~~っす。桐乃あやせ、あけおめことよろ。……って何だよそれ!?」 待ち合わせ場所に来るなり、加奈子は何やら不満げに声を荒らげる。 「加奈子明けまして……何のこと???」 桐乃は何のことか分からず、頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。 「それだよそれ!どうしてお揃いなんだよ!」 加奈子の指差す先にはわたしたちの持つハンドバッグ。桐乃のそれには2つのお守りがついていた。 実はわたしも昨日、桐乃とお兄さんを見送ったあと、桐乃がお兄さんに貰っていた白いお守りと同じものを買っていたのだ。 「あっホントだ!あやせもあの神社に行ったんだ?お揃いだね。へへへ」 「うん。家族で行ったんだ」 「そうなんだ。わたしも家族と…ね?」 嘘は言っていないが、お兄さんと2人きりであったことはボかす桐乃。 「お守りのことは分かったケドよー。オメーらそれじゃ"初"詣にならねーじゃんかヨ?」 とまだ不満を漏らす加奈子。 「細っかいなー。お正月中に神社にお参りするのは全部初詣ってことで良いの良いの」 「加奈子は昨日、家族で初詣とか行かなかったの?ほら…加奈子のお姉さんとか」 「姉貴は寒がりだからコタツから動こうとしねーんだもん」 そうこう言っているうちにバスが近付いてきた。 「あっそうだ。加奈子チョー良いこと思い付いちゃった。ニヒヒヒヒ」 「なになに?あたしにも教えてよ加奈子」 わたしたちの目の前にバスが停まる。 「これから行く神社で恋愛成就のお守り買うンだよ。桐乃も買っといた方がイイんじゃねーの?」 「あ…あたしは別に…良いかな?」 「あん?どーゆー意味だよ桐乃テメー」 バスの扉が開き、桐乃と加奈子が並んでバスに乗り込む。わたしも二人の後を追う。 「深い意味はないってば」 「目が泳いでんゾ?」 バスのステップを上っていく桐乃に合わせて2つのお守りが楽しそうに揺れている。 1つは合格祈願の黄色いお守り。 そしてもう1つの白いお守りは、お兄さんが桐乃に贈った、一年間の無病息災を願う健康祈願のお守りだった。 完。 ----------