約 1,809,609 件
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/176.html
ミムリィ 種族 海種 ジョブ マジシャン タイプ マーメイド HP 300 ATK 10 DEF 5 PSY 30 コスト 10 召喚 トライブサポートP 武装 なし 血晶武装 なし 称号 不明 ……やった……やったばい! とうとう手に入れたとね! 東京のおしゃれ女子たちがこぞって食べとるゆうおしゃれ食べもん――『くろわっさん』! はぁ……こん『くろわっさん』ば手に入れんために、ほんなこつ苦労したばい……。 港で旅行ば来よった都会もんが食べてたん見たあん日から、 うちは寝ても覚めてもこん『くろわっさん』のことしか考えよらんかったもん。 来る日も来る日も港ば出かけよっと、落ちてこんかー落ちてこんかーっち見上げすぎて、 こん歳でばり肩こりんなってしまったけんね……。 くんくん……うん、間違いなか! こん香しいあま~い匂い! ふぁ~、たまらんばい! それになんばゆうてもあん子らが言いよっとった“サックサク感”! それを今から体験できるち思うと……ふぁ~尾っぽがくねくねしよるねぇ~。 そんじゃさっそく……いただきま~~~にゅ? ……にゅ……もにゅ…もにゅ……もにゅうう!? ふひぁ~~~“サックサク”じゃなかぁ!? 海ん中入れたらふにゃふにゃんなったと!? うぅぅぅぅ……悲しかぁぁぁぁ……そげん知らんもん……。 『くろわっさん』ば、水ん中入れよるとふにゃふにゃんなるとね…… また、港で上を見上げるだけの肩こり生活がはじまるんね……。 はぁ……無理やろうけど、何とかして陸に上がって 『くろわっさん』買えるようにならんもんかねぇ……。 ……へ? 方法ならある? ゆうか、お姉さん、誰? とっても綺麗か尾ひれやねぇ。 ここらへんじゃ見ない人魚ばってん……はっ! もしかしてお姉さん、噂の“してぃまーめいど”ゆうやつなん!? ……ありゃりゃ、“普通、普通”ゆうて、そげん顔ばまっ赤にして否定せんでもよかろうもん…… ふぇ? 『東京』? 『東京』ば行けば、ほんなこつうちを陸に上げてくれる人ばおると!? はぁ~さすが都会ん人魚さんは博識やねぇ…… はぁ、でもお姉さん、『東京』までどう行けばよかか知らんとね…… へ!? うちに案内して欲しかと? ……う~ん、うちも東京ば行ったことないけん……けど、まかせんしゃい! お母しゃまに道ば聞いてくるけん! そんで一緒に東京ば行って、今度こそ“サックサク”の『くろわっさん』、 お腹いっぱい食べちゃるけんね~!! 身長 1.35[meter](尾ひれを含む) 体重 どうでもよかろうもん!? 最高速度 36[kt] 出身地 博多湾 興味 おしゃれ 夢 してぃまーめいど イラストレーター 麻谷 知世 CV. 加隈亜衣
https://w.atwiki.jp/1548908-tf4/pages/170.html
パック:ラシアル・インスティンクト BEFORE:天然自然ナチュラルボーン(P)TF4 NEXT:こんごとも、よろしく(P)TF4 条件 P34-42の収集率50%以上 デュエリストレベル37以上 チャレンジ達成率90%以上 全キャラクターの信頼度の合計50000以上 解説 P34-42全部 収録カード(パック) 鱒鱒鯉鯣鱧鮠鱗鱗パック全種類 ビザールでゴザールパック全種類 もうひとつの正義パック全種類 鉄砲持つ者、花持つ者パック全種類 ウォー・ドレス・コードパック全種類 テンシシテンシパック全種類 魔獣のキングダム(1987)パック全種類 ソウル・フラワー・ユニットパック全種類 天然自然ナチュラルボーンパック全種類
https://w.atwiki.jp/kaachansugoi/pages/56.html
678名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 02 49 51.75 ID WuCu4FE0 「うるさいなぁ」と思わず言ったら、兄はびっくりした顔で私を見た。 『うるさい』と言われた事に驚いたのではなく、私の怒った顔に驚いているようだった。 「お前、人形みたいだったのに随分表情豊かになったじゃないか」と言って、なんか嬉しそうにしてた。怒ったり笑ったり驚いたり落ち着きのない人だと思った。 母ちゃんは兄に、「クズ子は仕事はじめてから変わった」と言った。「“普通の18歳になった”」と言われて、私は今まで普通じゃなかったのか、と軽く落ち込んだ。母ちゃんには言わなかったけど。 兄が「そういえば、お前…なんでそんなにほっぺたが丸くなったんだ?」と言った。 笑顔を作り過ぎたと言ったら、「二か月でそこまで顔の筋肉が発達するなんてよっぱどだなww」とまた笑った。 693名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 02 57 57.90 ID WuCu4FE0 「兄、大丈夫よ。最悪の場合クズ子はうちの会社で引き取るからww」と母ちゃんが言ったので、「それなら楽でいいな」と言ったら、「本気にするな、自分で頑張れ、人任せにするな」と母ちゃんと兄二人から同時に言われた。 ニートの時、頑張れなんか言われた事なかったのに、社会人になって始めて家族から「頑張れ」と言われたと思った。 みんなでオムライスを食べて会計の時、レジの前で兄と母ちゃんがもめていた。いわゆる「私が払う払う揉め」だ。 そんなのに最初から参加する気は皆無だったが、レジにいたお兄さんがちょっと浅見さんに似てかっこよかった。(浅見さんは女性なので若干失礼だがww) そういえば今日私の財布には11万という大金が入ってる。ここで財布をひらひら見せれば、かっこいいお兄さんに「お金持ち!」と思われる!と考えたので、無駄にレジへむけて財布を見せびらかしながら、「いや、私が払う。だって私だって一応働いてるし」と言った。 兄と母ちゃんが固まった。 706名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 03 08 52.22 ID WuCu4FE0 パー速重すぎて開けねええええええええええええええええええええええ 妹が、「お姉ちゃん、無理しちゃダメだよ」と言った。 兄も母ちゃんもうんうん頷いている。 なぜ私は払う払い揉めに参加できないのか考えたが、みんな私が堅実家な事を知っているからだろうと気付いた。 結局、母ちゃんが全部払って(兄に、あんたはこれから学校へ行くんだからお金使ったらだめ!と言ってた)店を出て、4人で散歩して、帰った。 帰り際に兄から「お前、本当に払うつもりあった?」と聞かれたので、「ないよ」と答えたら、兄は「良かった、クズ子らしいわww」と笑った。 母ちゃんが、「でもクズ子は、お寿司買ってきてくれたりするよ」と兄に伝えたら、兄は「お前偉いなぁ!」と褒めてくれた。妹も「お姉ちゃんのお寿司美味しかったよ」と言うし、母ちゃんも「あれはまた食べたいな」と言った。兄も「俺にも今度食わせてよ」と言った。 イカとタコの寿司しかあげてないのに、母ちゃんも妹もこんなに喜んでくれてたなんて、凄く嬉しいと思った。 712名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 03 12 00.48 ID WuCu4FE0 寝ます みんな今日も終わらなくてごめんなさい本当ごめんなさい 多分もうすぐ終わります 今日一日でたくさん書いた! それでは、また今夜か昼か夕方かそのくらいに 721名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 03 13 45.63 ID WuCu4FE0 あと、wiki厨早い更新いつもいつもありがとうございます 夜遅くまで付き合ってくれた人ありがとうございます 一応お礼は言っておいた方が高感度高いと思ったので言っておきました 792名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 17 11 07.30 ID WuCu4FE0 /) ///) /,.=゙ / / i f ,.r= -‐ つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!! / / _,.-‐ ~/⌒ ⌒\ / ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\ / ノ il゙フ ⌒(__人__)⌒ \ ,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| | / iトヾヽ_/ィ \ `ー ´ / 799名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 17 15 53.17 ID WuCu4FE0 これからご飯食べるので、もうちょっと待っててけろ 不規則更新で本当に申し訳ない 817名前:クズ子[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 00 32.03 ID WuCu4FEo 専ブラジャーテスト 818名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 02 38.13 ID WuCu4FEo トリップ反映テスト 829名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 13 24.06 ID WuCu4FE0 やっぱり専用ブラは書きこみがめんどくさいのでやめます 教えてくれた人にもうしわけなくて心ぐるしいですが、許してくださいね(棒読み) 706の続き 2ヶ月目の給料をもらったのでまた刺身を買おうと思っていた。だけど、毎日まかないがもらえるし、毎日お店でネタを堂々とつまみ食いしてたので、わざわざ自分で金を出す意味がないと思っていた。 だからといって、他に使うあてもない。少し前なら遊びに出掛けただろうけど、休日や仕事帰りに遊びに行くと朝寝坊する法則があるらしいので、遊びに行く気にもなれない。 クレヨンしんちゃんのDVDだって、わざわざ借りなくてもツタヤに行けば借りられる。漫画やゲームは買っていたけど、11万まるまる使い切るほど欲しい漫画やゲームもない。 金の使い道に困るなんて初めてで、若干戸惑っていた。 833名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 20 15.37 ID WuCu4FE0 830 もしかしてこのスレだけじゃなくて 続・うちの母ちゃん凄いぞ ~ニート風雲篇~ のスレを立てたのも 830? だけど、手元にあるとお金を使いたくなる。特に買いたくもない洋服だって買いたくなる。 ちょうど同じ時期に、妹の林間学校だか自然教室だかがあって、それに使う大きなスポーツバッグを週末母ちゃんと妹で買いに行くと言っていた。 私は仕事だったけど、確か午前休とか午後休とかがあったんだと思う。その買い物に一緒についていったので。 デパートで母ちゃんが「クズ子にもなんか買ってあげる」と言ってくれたので、なるべく高いワンピースを探した。高いブランドもののワンピースなんか着ていく場所もないけど、買ってもらえるならとにかく高い物がいいよね!と思ったので、売り場をぐるぐる探して、値札票を確認しまくった。 843名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 26 38.67 ID WuCu4FE0 さっきも書いたけど、持っているお金をとにかく使いたかった私は、おもちゃ売り場で絶対にいらないであろうぬいぐるみや、クレヨンしんちゃんのキーホルダーとか筆箱とか、目につくものすべてレジに持っていきたい衝動にかられていた。 お金に対する感覚が人よりちょっとだけずれていたんだと思う。 ピカチュウの馬鹿デカイぬいぐるみを見ていたら、妹が私を呼びにきた。 どうやら、スポーツバッグで欲しいデザインがいくつかあり、どれにしようか迷っているらしい。 どれがいいかなといって妹が選んでいたスポーツバッグは、なんていうか、安っぽい生地の、デザインも男の子向けのバッグだと思った。 こんなのより、もっと可愛いデザインはたくさんあるのにと妹へ伝えたら、「でも、普段使うわけじゃないのにあんまり高いの買うとお母さんに申し訳ない」と言っていた。 849名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 32 32.27 ID WuCu4FE0 3万円くらいのワンピースを母ちゃんにねだる気満々だった私に比べて、妹は3000円のスポーツバッグを真剣に選んでいる。なんて謙虚な子だろうと思ったし、えらいとも思ったけど、私は偉くなくていいし、謙虚じゃなくてもいいやと思った。 しかし、どれがいいとは言っても、どれもこれも残念なデザインばかりで、(安いから当然だが)この中から選べと言われても困る。 妹に、「とりあえず値段は気にせず、妹が一番気にいったデザインはどれなの?」と聞いたら、もじもじしながら某子供向けブランドのバッグを指差した。 当時、というか今もかもしれないけど、流行っていたんだよね、子供向けのブランド。ベティーズなんちゃらとか、メゾなんちゃらとか。 妹が指差したバッグは、ピンクのリボンと可愛いキャラクターがついた、まさに「可愛いJSのための旅行カバン」だと思った。 853名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 38 08.51 ID WuCu4FE0 値段は確か1万円とかだったかな、もっと安かったかもしれないけど覚えていない。 「これにしなよ、可愛いじゃん」と言ったら、妹が「こんな高いバッグ、お母さんに申し訳ない」と言った。 「母ちゃん稼いでいるから大丈夫だよ。私が母ちゃんに話してあげる」 「だめだよ、お母さんお金貯めてるんだから」 絶対だめだという妹がちょっと泣きそうだったし、「でも、これが欲しいというとお母さんは買ってくれちゃうから、絶対黙っていてほしい」と言われた。 妹にバッグを持たせたら、なんとも似合っていた。妹以外が使ったら駄目なんじゃね?このバッグ。とも思った。 衝動的に、妹を振り切ってバッグをレジへ持っていった。本当に衝動的に、だった。 妹が「いいよお姉ちゃん、いらないよ」と何度も言ってたけど、さっさとお金を払って、大きい包みを妹へ渡した。 別に買ってあげるつもりじゃなかった。ちゃんとレシートをもらったので、あとから母ちゃんにお金を返してもらおうと思っていたし。 860名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 44 27.79 ID WuCu4FE0 851は、クズ子条例第893条:エスパー的な書きこみは以後禁止します:に反したため、以後一週間えんがわを食べる事を禁じます あくまでもお金は建て替えるつもりだった。し、母ちゃんにすぐレシートが渡せるよう、綺麗に折りたたんでポケットへ常備していた。 「こんなとこにいたの」、とまもなくやってきた母ちゃんへ妹は飛びついて、「お母さん!みて!お姉ちゃんが、妹に買ってくれたの!すっごく可愛いバッグだよ!」と大騒ぎしていた。 「いや、違う」という前に、母ちゃんが目ん玉飛び出しそうなほど私を見て、「クズ子!あんた…」と売り場で震えはじめてしまった。 母ちゃんが、涙目で「妹、お姉ちゃんにありがとうした?」と聞いて、妹が力いっぱい私んい抱きついて「お姉ちゃん大好き!ありがとう!」と言った。 店員から「仲良しですね、良いお姉さまだわ」と言われて、私はもう、後には引けないんじゃないかと思い泣きたくなった。 867名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 48 26.38 ID WuCu4FE0 母ちゃんは、きっとめちゃくちゃ感動したんだろう。デパートの最上階にあるレストラン街の、一番一番奥にあった高いお寿司屋さんに、私と妹を連れていってくれた。 「クズ子は今日、一番偉かったから、一番たくさん食べなさい」と母ちゃんが言った。 もうむしろ寿司はいらないので、お金返して下さいと言いたかった。 でも、妹がカウンターに座ってからも、ずっとずっと大事そうにバッグを腕に抱えていて、お寿司が来るのを待っている間、袋の合間から中身を覗いては、嬉しそうにしていた。 この日、10回以上妹から「お姉ちゃんありがとう」と言われた気がする。 871名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 18 53 21.35 ID WuCu4FE0 妹からお礼を言われると、悪い気はしない。むしろ嬉しい。 11万あったお金が、10万に減った事は大きかったが、不思議と、まぁいいかと思えた。 以前、母ちゃんがいってた、“相手のために使ったお金が惜しいと思わないなら、それは愛だ”の言葉を思い出した。私は、妹へはちゃんと愛があるらしい。 その日の夜、母ちゃんと妹の二人で、買ったバッグを撮影大会していた。 母ちゃんは、「また社報にのせる!」と言ったので、「大事な妹のためだもん、このくらいは当然だよ。当然の事を社報に載せなくてもいいんじゃないかな(キリッ)」と言ってみた。母ちゃんはえらく感動していたようだった。 878名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 01 21.96 ID WuCu4FE0 それからまた一カ月、3ヶ月目の給料がもらえた。また何とか税が引かれていた。詐欺だ。 3ヶ月目のお給料がもらえた時点で、手元に前月分のお金が3万円残っていた。ひと月のお給料はその月に使い切らなきゃ!となぜか思っていた私は、今日中に3万円を処分してしまいたかった。 なので、前に母ちゃんに連れて行ってもらったあの寿司屋に行こうと思った。だけど場所が分からないというか、都内な上に駅からも大分離れていた記憶があったので、母ちゃんに車を出してもらおうと思った。 母ちゃんに、「お給料出たから、お寿司を食べに行きたいので車を出してほしい」と伝えたら、二つ返事が返ってきた。なぜか妹も同乗して、3人で出かけた。 店についたので、「2時間くらいしたらまた迎えにきて」と言った。母ちゃんは「何を言ってるの??」と言って、一緒に車から降りてしまった。どうやら一緒にご飯を食べるつもりらしい。 でも、会計は別々だからね、と念を押した。母ちゃんは、「いいわよ、出してあげるから」と笑った。「自分の食費を出そうなんて、クズ子も大人になったわね」と嬉しそうにしていた。なんか誤解されていると思った。 886名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 05 28.04 ID WuCu4FE0 私は、3万円分の寿司を自分で食い散らかしたかっただけなんだけど、母ちゃんは「クズ子が家族にご飯を御馳走しようとしてる」と思ったらしい。 「本当、私は自分で食べたいもの食べてお金使いたいだけなの」 「はいはい分かってるからww」 「今日中に使いたいんだよ、3万円」 「はいはwwwwクズ子は照れ屋よねwwww」 母ちゃんには日本語が通じないらしいので、板前さんに「この人たち(母、妹)とは会計別々ですからね」と伝えた。 すかさず母ちゃんが「この子ったら、社会人になりたてでやっと稼げるようになって、自立心が芽生え始めたんですよ」と板前さんに言った。板前さんも「姉ちゃん偉いな」と言った。 みんな誤解しているけど、まぁいいかと思った。 892名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 11 52.51 ID WuCu4FE0 多分このお店は母ちゃんが会計してくれるだろうから、3万円使えない。やっぱり無理してでも一人でくればよかったかなと少し後悔したが、久しぶりに3人そろって食べるご飯が美味しくて、どうでもいいか、と考え直した。 お会計の時、板前さんはなぜか私に伝票を差し出してきた。 そういや「会計別々ね」と伝えてあったっけと思ったので、母ちゃんに伝票を渡そうと思った。だけど、母ちゃんは手洗いにいっていなかったのでとりあえず払っておいた。 会計額は覚えてないけど、3万円じゃ足らなかった気がする。それもそのはずだ、だって3人分の会計だったから。 手洗いから帰った母ちゃんが、会計のお釣りをもらっている私を見て涙ぐんだ。 板前さんは「親孝行な姉ちゃんのためにサービスしときましたよ、お母さん」と言った。 またしても引けない状況に陥った。 900名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 16 16.53 ID WuCu4FE0 帰りの車の中で、どんより落ち込んでいる私を妹は気にしていた。「食中毒?」「具合悪い?」と気にかけてくれて、ペットボトルの水をくれたりした。 帰ってから、リビングへ母ちゃんに呼ばれた。母ちゃんは先ほどの店の領収書を出せと言ったので渡した。 領収書の金額よりも少し大目の金額を私にくれた母ちゃん。「家族に御馳走しようとしてくれた、その優しい気持ちだけで十分だから、とっておきなさい」と言った。「母ちゃんが定年迎えたら、その時奢ってくれたらいいからww」と言った。 ありがたくもらおうとしたけど、なんかこれをもらったらかっこ悪い気がした。だから、「じゃあ半分だけもらう」と言って、半分だけもらって、半分は母ちゃんに返した。 909名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 22 06.76 ID WuCu4FE0 妹のバッグの件と立て続けだったので、もう家族と出かけるのはしばらく控えようと思ったけど、やっぱり悪い気はしなかった。 何気なく次の仕事の時、トレーナーにその話をしたら、来る日も来る日もパートのおばちゃんたちに「あんた、お母さんに給料で高級寿司ごちそうしたんだって!?偉いわね~」と褒められた。 浅見さんと同じシフトの日、「あんた偉かったらしいじゃん。トレーナーに聞いたよ」と言って、その日のまかないを浅見さんが作ってくれた。浅見さんが自らまかないを作ってくれる事なんか、とても珍しい。 褒められまくって嬉しかった私は、仲良しになりつつあったあの例のゲロガキ親子にもちょっと自慢してみた。 ゲロガキの母親は、「聞いた?ゲロガキちゃん、クズ子お姉ちゃんは親孝行で偉いわね~」と言って、「ゲロガキちゃんも、将来クズ子ちゃんのような立派なお姉ちゃんになるのよ」と言った。 919名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 27 33.76 ID WuCu4FE0 ピザにも「クズ子ちゃん偉いよね、トレーナーや浅見さん達がほめてるの聞いたよ」と言われた。 「まじっすか、浅見さん何て言ってました?」 「あの子、最初はどこの不良娘かと思ってたけど、ガッツもあるし、親孝行な良い子だって言ってたよ」 「浅見さんがそう言ってたんですか?」 「うん」 「えぇえ?wwwwwwマジっすかwwwwすみません、最後のほうよく聞こえなかったんでもう一回言ってくださいwwwwえ?浅見さんはなんて言ってました??え?え?」 「あ、だからね(略 」 結局ピザに同じこと4回言わせた。 親孝行すると、浅見さんが褒めてくれるらしい。 しかし、これを書き始めて改めて思ったが、私は『金がもらえるからこうしよう!』『褒めてもらえるからこうしよう!』という直観だけで生きてきた人間なんだと改めて思う。 ちょっとうんこ。 あと、全然雑談はしてもらって構わないです。 家族的な話であれば、スレ違いでもないと思うし… 935名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 19 41 56.94 ID WuCu4FE0 wikiの編集の速さにはいつもいつも頭が下がる ちなみにいつもwiki厨にお礼言ってるけど、べ、別に好きとかじゃないんだからね! ボランティア精神でwiki編集してくれたり、ずっとここを見てくれる人もそうだけど、ありがたいだけなんだよね 931 許可とか負けとかじゃなくて、あまり難しく考えずにやろうって思っただけだよ まぁほら /) ///) /,.=゙ / / i f ,.r= -‐ つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!! / / _,.-‐ ~/⌒ ⌒\ / ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\ / ノ il゙フ ⌒(__人__)⌒ \ ,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| | / iトヾヽ_/ィ \ `ー ´ / 943名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 12 18.76 ID WuCu4FE0 wiki厨、スレ立ての人、テンプレ作ってくれる人、ずっと追いかけて読んでくれているお前ら全員、そして野原ひろしはネ申である。 故にネ申同士の煽りあいや喧嘩は、VIPPERらしく互いにおっぱいうpで両成敗とする。 ~クズ子条例第浅見条~ 919の続き 親孝行をしようっていったって、働くだけで親孝行出来てるんだから別にいいんじゃね?と本気で思っていた私。何をしたらいいか分からないので、兄に相談した。 兄はもう専門学校の入学手続きも済んでおり、9月生とかいうので9月の半ばには入学するんだと言ってた。 1年間の学校で、そこでPCの事を学ぶんだと。全然興味がないので、兄の学校の話はほとんど聞かずに、「親孝行のやり方」を聞いた。 947名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 18 05.20 ID WuCu4FE0 「なんで突然親孝行したくなったんだ?」と言われたので、寿司屋の一件で周りから褒めてもらえた事を話したら、兄は「お前、ほんと頭の中は幼稚園児と同じだなww」と笑った。 兄は、まずは私自身が落ち着けといった。親孝行をするためには、まず自分自身のきちんとした土台が必要なんだと。 「とりあえず貯金してみろよ」と言われたので、「それだけは嫌だ」と言った。 貯金のように手元にお金を残すと、あぶくのように消えてしまうと本気で思っていたからだ。 昔はお年玉を貯金したりしていたが、それも昔の話。 金銭感覚がちょっとおかしい私は、手にしたお金をすぐに使ってしまわないと不安で不安で仕方なかったので、貯金なんぞするくらいなら妹に小遣いとして全額くれてやった方がまだましだと言った。 多分、ここにいる人は私のこの感覚を理解できないと思う。私も、今となっては当時の私の感覚が理解できないからだ。 953名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 27 31.31 ID WuCu4FE0 兄は、私はまず正しい金銭感覚を覚える事からはじめなきゃいけないなと言った。 「お前、なんかやりたい事はないのか?」と聞かれた。ぱっと浮かんだのはどんぶりいっぱいのウニを食べる事だったのでそう答えたら、「そうじゃなくて、もっと大きい事だよww」と言われた。 私にとってウニをどんぶりいっぱい食べる事は大きな事だったので、そう反論したら、「じゃあ、ウニをたくさん食べる事を目標にして、ウニ貯金しろよ」と言われた。 ウニを大量に食べるには、おそらく1万円くらいのお金が必要だ。 そしたら、毎月1000円ずつ貯金すれば10カ月後にウニが食べられる。 そんな事しなくても給料もらってすぐに1万円使って食えるじゃんwwと兄を馬鹿にしたが、ここで大事なのは“ウニを食べる事”じゃなくて、“ウニを食べるためにお金を貯めた事”が大事になるんだと言ってた。 「だって今月すぐに食べられちゃったら、来月はどうすんだよ。また違う目標探すのか?」 「もちろん毎月毎月でもいいけど、いきなりばーっと食べちゃうより、こつこつ貯めてからやっと食べられた方が達成感があるだろ?」 「お前、死ぬほどイカとタコだけを握り続けてやっと握れた時嬉しかったって言ってたじゃん」 「それと一緒で、こつこつやり続けて達成できた時に、はじめて“1万円のお金と、ウニの価値”が分かるから」 だまされたと思ってやってみろと言われて電話を切った。 959名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 33 30.16 ID WuCu4FE0 母ちゃんにその話をしたら、母ちゃんはウニ貯金に賛成してくれた。 毎月1000円くらいなら、手元に残ってもまだ我慢できる。さすがに1万とか2万とか残ってしまうと怖いけど、1000円なら、と。 母ちゃんが、「やるならとことんやれば?」と言って、ウニ貯金がたまるまで職場でうにを食べるのを我慢してみたらどうかと言われた。 確かに良い案だとは思うけど、ウニがない生活に耐えきれるかどうか不安だ。 本気で頭を抱えている私を見かねた母ちゃんが、「じゃあ、月々3000円にして、最後の月だけ4000円。それで三か月のスパンで考えたら?」と提案してくれた。 三か月ならまだ我慢できるけど、3000円残すには少し不安が残る。でも、これをやれば親孝行ができて、いっぱい浅見さんに褒めてもらえる!と思っていた私は、三か月だけ頑張ってみようと思った。 964名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 39 20.62 ID WuCu4FE0 956 wwwwwwwwまじでやってんじゃねーよwwwwwwww 本当にやると、今後みんなでうp祭りになっちゃうだろwwwwwwww しかし、私は腐っても心根はニートだ。 三か月のスパンは長過ぎた。三か月も待ってられないと思った。 母ちゃんに相談したら、「じゃあ、週貯金に切り替えろ!」と言った。 毎週3000円ずつ“貯めているつもりで、貯金箱へ入れる” そうすれば、一カ月でウニ貯金が完成するという訳だ。 「まずは一カ月ずつでいいから、少しずつ間隔を広げていけばいいよ」と言われて、一カ月なら何とか頑張れると思った。 どちらにしても、一カ月で金を使い切る、という事には変わりないしな。 969名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 45 32.00 ID WuCu4FE0 貯金を始めた、とトレーナーに伝えた翌日からすぐ、またパートのおばちゃん連中に褒められた。 浅見さんも、「あんた、貯金してるなんて偉いじゃん」と褒めてくれた。 褒められて嬉しいけど、どうしても金銭的な物は、人から褒められてすぐに変われる物ではない。 週にたかが3000円、いつも使うはずのお金を使わないで我慢しているだけで本当に辛かった。貯金箱に入れたお金が消滅する夢を何度も見て、財布に戻してしまいたい衝動にかられた。 その度に母ちゃんから「やればできる!」と怒鳴ってもらい、自分に喝を入れていた。 これも全てはウニのため、いや、浅見さんのためだ。 浅見さんに褒められたい。いい子だと思ってもらいたい。そしてまたお褒めの言葉とかをもらいたい。(常連の客にも貯金の事は話しまくっていたので)そして、金一封だ。 そんなピュアな気持ちで、貯金を頑張った私。一ヶ月目は無事に成功した。 976名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 51 27.04 ID WuCu4FE0 一ヶ月目、貯金箱に入った1万円分の1000円札を慌てて数えた。一枚もなくなっていないし、まして消滅もしていない。お金が消えなかったという当たり前の事で腰が抜けるほど安心した。 母ちゃんに10枚の1000円札を見せたら、母ちゃんは「母ちゃんよりも先に、クズ子はクズ子自身を褒めてあげなさい」と言った。 「偉かった、頑張ったと言ってごらん」と言われたので、口にだして言ったら、なんかめちゃくちゃ気分がよくなった。 そのあと、母ちゃんと妹にもみくちゃにされながら褒めてもらった後、さっそくアマゾンでビン詰めのウニを1万円分注文した。 数日後に冷凍で来たウニ。 冷凍なので若干風味は薄いけど、それでも一カ月ぶりのウニの味はたまらなく美味い。 妹や母ちゃんにあげようなんていう気はさらさらないので、一人で、その日一日で全部のウニを食べきった。 984名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 20 59 53.38 ID WuCu4FE0 ただ何の目標もなく貯めているお金は、私にとったらないお金と一緒だった。だから貯金だけは怖い。 けど、目標貯金(別名寿司ネタ貯金)は、明確に使い道が決まっているので、回数を重ねるごとに当初あった“貯金箱からお金がなくなるかも”という不安は消えた。 週貯金を月単位に出来たのは、確か寿司ネタ貯金をはじめてから1年はかかったと思う。 そのくらい、月をまたいでお金を残すという事の不安は大きかった。 しかし気付けば、寿司屋の最終扇、太巻きも巻けるようになったし、妹も中学に入学したし、兄もSEの卵として就職していた。 貯金に夢中で毎日が早くて、本当、あっという間に私は20歳を目前にしていた。 なんだかんだで、寿司屋でバイトを始めて2年を経過していた訳だ。 987名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 21 02 31.16 ID WuCu4FE0 983 ビンいっぱいのウニを2個と、少し大き目の桐箱に入ったウニ1個分。 こっから、オヤジルート、母ちゃんルート、私ルートの3つがあるけどどれがいい? 995名前:クズ子◆6ClmPIZy/M[sage]投稿日:2009/04/19(日) 21 04 38.28 ID WuCu4FE0 992 私のクズ話が書きたくて書いてるんじゃねーよwwww あくまでも母ちゃん主体の話な
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/56.html
1 雑貨屋タイショ―。 ここで貴方達は店主から、役立ちそうなものを買う、もしくは情報を得ようとしていた。 だが…。 店主「失踪した恋人?そんなもんワシは知らん!それにうちはよそ者には絶対に売らんからな!!よそ者にくれてやる物なんて、噂すらないわ!出ていけ!!」 それの一点張り。 強情ともいえる店主の態度に、交渉をしていた鬼ヶ原空、幸村カヤは諦めて店の外へ出る。 下手なことを言わないよう、二人に任せて傍観していた日浦博喜も続けて店の外へ出た。 今日あったばかりの者もいるため、特に会話もなくどうしようかと各々が考えていると、そこへ鎮守由衛がやってくる。 ハンターの水鏡流星の情報によれば、神風学園の少年らしい。 鎮守「あれ?こんなところで何だべってんの?君達、邪魔だぜ」 どうやら目的は貴方達と同じようで、嘲笑するように笑うと店へと入っていく。 貴方達が門前払いされた事に気付いたらしく、店内から回りくどい言い方で情報を得ようとする鎮守の声が聞こえる。 店主「貴様も先ほどの奴らの仲間じゃろうが!!出ていけ!!!」 しかし、やはり彼一人では好転するわけもなく、しょんぼりした鎮守が店から出てきた。 鎮守「僕も負け犬ズの仲間入りってわけだぜ…。あ~あ、やってらんないしもう今日はかーえろ。 君達も早く帰った方がいいぜ、どのみち今のままじゃあ、失踪事件の話なんてしてくれないしね。このおじいさんは」 それだけ言うと、彼は民羽の方へと歩き去って行った。 (※雑貨屋タイショ―の必要ステータス:知識の数値が800から500へと減少しました) 鬼ヶ原空:HP500/MP150/OP10/状態:普通/依頼P:50 日浦博樹:HP580/MP140/OP10/状態:普通/依頼P:50 幸村カヤ:HP550/MP175/OP10/状態:普通/依頼P:50 依頼P内わけ: 別チームが依頼達成(100p÷2=50) 合計:50p 戻る
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/167.html
コノハナサクヤ 種族 海種 ジョブ アタッカー タイプ ヤオヨロズ HP 450 ATK 70 DEF 70 PSY 60 コスト 40 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 タワーアプローチAS 称号 朱き神事の編纂者 「……それにしても、何故こんなことに……ふぅ、少し休憩しましょう……」 疲労に足をふらつかせた咲耶姫は、息を吐くと石段に腰を下ろし、 “木の根”に寄りかかりました。 常世で出会った紅蓮の瞳をもつ青年により、アメノトリフネに力を授かった咲耶姫は、 再会した知流姫を常世の守りに残し、行方の知れぬ姉―― 磐長姫のか細く残る気配を辿り、常世を旅立ちました。 そうして訪れた世界は、なんと故郷なる現世――良かった……帰っていたのですね。 ならばすぐに会えるはず――そう意気揚々と船から降りた咲耶姫は目を見張りました。 そこは、まるで見慣れぬ世界となっていたのです。 巨大な城の如き建物で囲まれた都は、右を見ても左を見てもおびただしいほどの人で溢れかえり、 地は石で覆われ、愛でるべき草花は道の脇に遠慮がちに残る程しか見受けられませんでした。 長いこと清らかな霊峰の加護を受け過ごしてきた咲耶姫にとって、 そこはとても息苦しい世界でした。 なんとか神力を保てる場所といえば、街の建物を貫くように蔓延る、 今寄りかかるこの巨大な“木の根”の傍くらいのもの――。 「……ですが、こうしてはいられません。早くお姉様を見つけなければ…… あの方、放っておくとすぐ何処かへお嫁に行ってしまうのですもの。 きっとあともう少し……頑張ってたどり着かなくては――」 咲耶姫は己を鼓舞しえいやと立ち上がると、 「“まなたわー”に!」 そう拳を握り、再び歩き始めました。 そう、このようなとき、咲耶姫はどのようにすべきかを既に知っていました。 以前訪れた世界でも同じように霊質が合わずに力を失うことがありましたが、 そのとき、近付くだけで活力が湧いてくる不思議な樹が助けとなってくれたのを思い出したのです。 そして咲耶姫は偶然にも、行き交う人々が、口々にその名を口にするのを耳にしていたのでした。 “まなたわー”にさえたどり着けばきっと神力も回復し、 そこを拠点として姉様を探すことも叶うはず―― 咲耶姫は鉛のように重く感じる身体を引きずりながら、その名を口にした人々の流れに乗り、 必死に歩を進めました。 少し歩き、“木の根”を見つけては休み、時に人ごみに翻弄されながらも、 やっとそこに辿りついたのは、既に日も沈もうとする頃――咲耶姫は、“たわー”を見上げました。 「……これが……なんて大きい……」 夕日に照らされ、元ある燈色をさらに朱く染めた巨大な“たわー”―― しかしそれは鉄で出来ており、神力どころか生命の躍動すら感じぬものでした。 「そんな……これでは……」 唯一の望みも断たれた咲耶姫は、へなへなとその場に座り込んでしまいます。 ただでさえ神力の発せぬ土地で、ましてや自分は神――今の弱った体では、 人々の目に触れ、助けを求めることもできません――と、そんな時でした。 ――どう……しましたか? 顔をあげると、ひとりの青年が、咲耶姫の前で屈みこみ、顔を覗き込んでいました。 「……っ!? あなたには、私が見えるのですか……?」 そう言ってみて、咲耶姫ははっと目を見開きました。 その青年の両の瞳の奥からは、わずかに“紅蓮の光”がこぼれだしており、 その面立ちは、常世で出会った青年とそっくりだったのです。 ~『紅編日本書記』より~ 身長 1.58[meter] 体重 恥ずかしい…です 主な生息域 富士山 姉 イワナガヒメ 妹 コノハナチルヒメ 辿り着いた場所 東京タワー イラストレーター オサム CV. 荒川美穂
https://w.atwiki.jp/natadekoko_1995/pages/40.html
新マップHamlet実装 多数の職業の性能調整Enchanterの下方修正 Alchemistの強化...etc ネクサス本体を黒曜石に変更 一部ショップの品揃えの変更 Map Vote機能の追加 プレミアム会員システムの実装
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/125.html
アラネア 種族 魔種 ジョブ アタッカー タイプ FFXV HP 550 ATK 100 DEF 80 PSY 80 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 シュトースシュペーア アーツ エア・スペリオリティ 範囲内にいるターゲット中の敵ユニット1体と、その周囲の敵ユニット全てに「自身の攻撃力に応じたクリティカルダメージ」を与える。 称号 選ばれし王の仲間達 「…残念、時間過ぎちゃった」 「ハァ?」 「勤務時間、もう終業。悪いけど帰るから。このあとやったって1ギルにもなんないし。 …次、また遊びましょ? かわいい王子様」 「…なんだったんだ、アイツ…?」 アラネア・ハイウィンド。 ニフルハイム帝国軍、空中機動師団の准将。赤い揚陸艇で各地を飛び回る、通称「傭兵隊長」。 魔導兵器の槍を利用した、竜騎士のような空中戦を得意とする。 *** 後日、王子一行とアラネアはスチリフの杜にて再会し、行動を共にすることに。 「君たちが『入隊希望者』で、『訓練』を受けに来た子たちだって? ルシスの王子一行でしょ?」 「…」 「…まあ、あたしは気ままな傭兵みたいなもんでね。それにあんたたちの『正体も知らない』 …もう準備できてんの? ここで何かやるんだろ? 監視ついでに手伝ってやるから。 中は手強いのばっかりだよ。さ、行くよ」 「…」 「…まぁ大変だろうけど、あんまり立場に縛られすぎんじゃないよ」 身長 1.67[meter] 体重 不明 最高ジャンプ高度 48[meter] 所属 ニフルハイム帝国軍 階級 空中機動師団准将 フルネーム アラネア・ハイウィンド イラストレーター ©2016 SQUARE ENIXIllust:イリヤ・クブシノブ CV. 沢城みゆき
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/183.html
ネブラ 種族 海種 ジョブ マジシャン タイプ ミストドラゴン HP 550 ATK 110 DEF 80 PSY 80 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 ダイイングプロテクト 称号 不明 お前さんは運がいい。あんな頼りない小舟でこの海域を渡って、無事で済んだんだからな。 わしらに出会わなければ、今頃どうなっていたか……。 それにしたってなんであんなところに……どこかで船が難破でもしたのかい? ……まぁいい、深くは詮索しないさ。 とにかく急いでこの海域を離れよう。なにせここは、“奴”の「王国」のすぐ近くだからな。 いや、「王国」なんて呼び名は相応しくないな。むしろ「劇場」か。 ろくでもない話だが、知ってるか? この海域で死んだ人間は、みーんな“お人形”になっちまうんだ。 朽ちず、滅びず、主の思うまま弄ばれ続ける、“お人形”さ。 何でそんなことになるかってぇと――“霧”だよ。 見えるだろ、だんだん濃くなってきたこの霧。 この異常に冷たい霧が死体に入り込むと、いつまで経っても腐らない。 そうして死体は波間を漂い、霧に翻弄され、くるくると踊る―― まるで生きてる人形みたいにな。 なんともたちの悪い人形劇さ。 ここらの船乗りの間じゃ、霧はこの海域に住む化け物が操ってるって話で通ってる。 そんでもし人形に見つかったら、そいつも海に引きずり込まれて人形に……ってな。 ああ、いや、すまんな。ビビらせるつもりじゃなかったんだ。 心配しなくてもいい。結局、誰もその化け物の姿を見たことがないってのがオチだしよ。 すぐにここを離れるし、安易に“お人形”に近付かなければ大丈夫―― って、そういやお前さん、さっきから一言も話さねぇが、どっか具合でも悪いのか? 血色も悪いし、よく見りゃ目もおかしな感じに濁って…… それこそまるで“お人形”みたいじゃないか。 全長 目撃者なし 重量 計測者なし 性質 獰猛かつ几帳面 好きなこと お人形遊び 宝もの お人形の王国 嫌いなこと 姿を見られること イラストレーター もりお
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/59.html
ベヒーモス 種族 人獣 ジョブ ディフェンダー タイプ 終末獣 HP 550 ATK 100 DEF 100 PSY 70 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 スロウブースト 称号 不明 ――なんだ……何が起こった……!? 獣は自身の体を見つめた。 先刻まで、獣の体からは怒りと復讐の念が黄焔と化して全身を覆い、 爪を赤光させ、たてがみを赤々と燃やし上げていた。 しかし今、それらはすっかり鎮まり、急速に冷やされた溶岩のように煙を上げつつ、 黒々とした表皮をのぞかせている。 ――“銘(な)”が消えてゆく……!? こんなことがあり得るのか……我は確かに『降魔』となったはず……! かつて『混沌』に全てを奪われた。 奪われた兄弟の魂と共に、奴らに復讐を誓った。 そして、誓いにより混沌の天敵『降魔』と化し、 『竜の皇』にその誓いと魂を込めた『終角』を捧げ、思いを託した――。 その結果、獣は戦う力のほとんどを失ったが、 それでも次元を渡り歩き“混沌の枝葉”を喰らい続けた。 そうして混沌の残滓を辿り流れ着いたこの次元に足を踏み入れた時、 獣の体は不可思議な光に包まれ――突如、『降魔』の力を失った。 ――ぐぅうううう!? 強烈な痛みと共に、獣の頭頂――“折れた角”から光が漏れる。 光は赤光を帯びて伸びてゆき、赤々とした双角を形作った。 見よ、黒い肌にたなびく白いたてがみ、雄々しき赤く巨大な双角―― 『ベヒーモス』、それはまごうことなく、かつて「神の傑作」と呼ばれた姿だった。 ――なんと……再びこの名と姿を取り戻す日が来ようとはな。 “この地”の所為なのか? この地はいったい……いや、そうか……。 獣は、久方ぶりに感じる雄々しき角の重さを感じながら、 ――誰の意志かは知らぬが、我はこの世界に“召喚(よ)ばれた”というわけだ。 暴食の限りを尽くせと……ならば、この地は程なく――。 “終末”を司る獣はそうつぶやき、眼下に広がる、高らかに繁栄を謳歌してやまぬ人間たちの都を睥睨した。 全長 目を覆うほどに 重量 大地を隠すほどに 魂の兄弟 ジズ、リヴァイアサン 失った銘 『~終角の暴獣~』 異名 『神の傑作』 司るもの 終末と暴食 イラストレーター Kotakan
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/123.html
エリゴス 種族 魔種 ジョブ アタッカー タイプ ソロモン HP 400 ATK 40 DEF 60 PSY 50 コスト 30 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 魔槍赫蛇 称号 72柱はソロモンと共にあり 「――契約は、果たされました」 悪魔は、怜悧な瞳で自らを呼び出した男を見据えると、淡々と言った。 「待ってくれ……確かに俺が言った通りにはなったさ。 だけど、これは俺の望んだ未来なんかじゃない!」 「あなたは望み通り“偉大なる者”からの寵愛を得、その未来を覗いた――それが全てです」 一切の酌量を感じさせない悪魔の物言いに、男は顔を歪ませる。 「ふざけるな……この役立たずが! なんで俺が今まであんなクズにへつらってきたと思う! これでやっとあいつの財産を相続できるってのに…… なんであいつより俺の方が先に死ぬんだよ!?」 「それは、あなたが悪魔と契約して“魂を売った”からですよ」 男の必死な訴えにも、悪魔の表情は少しも揺らぐ様子はない。 男は音が漏れるほどに歯噛みをし、大仰に机を蹴飛ばしてみせる。 「くそっ!! お前じゃ話にならない! もっと上級の悪魔を呼べ! お前の主か何かがいるだろう? そいつに俺の子供たちの魂をくれてやる! お前の能力が“偉大なる者の寵愛”だってんなら、 俺にそいつの寵愛をってやつを賜ってもらおうか!」 苛立ちのまま口角に泡を乗せ喚く男の言葉に、悪魔は目尻をぴくりと動かすと、 わずかに、本人も気付かぬほどに声を震わせて答えた。 「……私の主は悪魔ではない。 それに――今、我が王に会うことはできない。その望みには応えらえませんね」 「……はあ?」 悪魔の返答に首を捻った男は、わざとらしく天を仰ぐと、鼻を鳴らし嘲るように笑った。 「……なんだ? “会うことはできない”? ふん、その顔、何か事情でもあるのか? その王とかに見限られたか? そもそも、悪魔の主が悪魔じゃなきゃ何なんだよ!? まさか人間だってのか!? とんだお笑い種だ! 悪魔を使う人間だなんてきっとロクなやつじゃないさ!! そんなものこっちから願い下げだ! くそっ、まったくバカバカし――」 言い終わらぬうち、瞬きひとつの間に、悪魔の持つ赤い槍が男の喉元へと延びていた。 コヒュウ――湿り気のある空気が漏れる間抜けな音と共に、男の首からつつぅと赤いものが垂れる。 下品な笑みを張りつかせたまま凍りついた男の顔は、みるみる青ざめていった。 「悪魔といえども忠はあります。王への侮辱は許しません――次は、ありませんよ」 怒りに目を開いた悪魔の持つ槍は、男の喉のきわめて浅い部分を突くに留まっていたが、 次に口を開けば矛先が延髄まで貫くのは明らかだった。 去れ――そう告げる冷ややかな視線を受け、男は情けなく尻もちをつきつつ、 赤子のようにバタバタと這いずり部屋から逃げていく。 悪魔はその後ろ姿を目で追うこともなく槍を下ろし、 「こんな――こんなことでは……これではただの八つ当たり。 今はどんな小さな情報でも欲しいのに……」 そう呟きうなだれた。 「……また駄目だった。ならば次、次が駄目でもその次こそは…… この“人間の世界”ならば必ず何か手掛かりをつかめるはず…… どんな人間だっていい、あなたのことを知れるのならば、 どんな薄汚い“呼び声”にだって応えましょう……」 先程までの酷薄な仮面が剥がれ落ち、その赤い絹のように美しい顔に疲労の色が濃く浮かぶ。 「……あなたが“消滅”したなんて、私は信じません。 どこにいようと私が探し出してみせますよ――ソロモン」 悪魔が重く長い息を吐き落とすと同時に、虚空より巨大な「蛇」が現れる。 倒れるように「蛇」にもたれかかり下を向く悪魔の頬には――。 蛇は、悪魔をいたわるように長い体で取り巻くと、そのまま包み込むようにして再び虚空へと消えていった。 身長 1.63[meter] 体重 それは今、重要なことですか? 生まれ ある貴族の拷問部屋の血だまり 序列 15番目の地獄の公爵 愛騎 ヤーロック 大切な人 キング・ソロモン イラストレーター 小幡怜央 CV. 慶長佑香