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入れ違いとすれ違い ◆xXon72.MI. 千葉紀梨乃と坊屋春道の二人は、氷川村を目指して歩いていた。 「トイレって言ってたんで、またお腹痛くなったのかと思っちゃいましたよ~」 「ああ、腹はもう大丈夫だ。キリノちゃんのくれた薬のおかげだな」 口の端を「んっ」と持ち上げ、猫の口のような形にさせながらそう言う紀梨乃に対し、 春道は腹をポンポンと叩いて答え、「はっはっはっ」と笑う。 正午に行われた放送の内容は二人に大きな動揺を与えたが、 春道がトイレだと言って紀梨乃と離れていた間に二人とも持ち直したようで、 今では、そんな風に他愛の無いやり取りが出来るようになっていた。 「…………」 それでも、ふと会話が途切れると紀梨乃の頭には剣道部の仲間達のことが浮かんできて、 言いようの無い不安が心を支配する。 (サヤ、タマちゃん、ミヤミヤ、ダンくん) 今回のプログラム、室江高校からは明らかに剣道部のメンバーが選ばれている。 そして、今回室江高から選ばれた全員の入部届けを書いた、又は書かせたのは紀梨乃だった。 (……サヤ、あたし、どうすればいいのかな?) 中でも、サヤこと桑原鞘子と紀梨乃は小学校以来の親友だ。 紀梨乃は心の中で親友に語りかけ、彼女ならどう返すか想像してみた。 (当たって砕けろだって、やるっきゃないよ!キリノ) そんな抽象的な、勢い任せの一言が返ってくる気がした。 「お、村が見えてきたぜ」 春道が、いつの間にかうつむいて黙り込んでしまった紀梨乃の気を紛らわせようと、 努めて明るい口調で、村が近い事を告げた。 「あそこにキリノちゃんの友達がいるといーな」 「ん~、そうですねぇ。早くみんなに会いたいっす」 笑顔を作って春道に答える紀梨乃だったが、心の中では先ほどの続き。 鞘子に言われた(気がする)言葉への返答を考えていた。 (そうだよね、やるっきゃないよね!) 一つ決心をして、紀梨乃は顔を上げた。その目に迷いは無い。 紀梨乃は「すぅぅ」と大きく息を吸い込み、剣道のかけ声の要領で大声を出した。 「サヤー! タマちゃーん!」 「おお!?」 突然の大声に驚く春道をよそに、紀梨乃は声を出し続ける。 「ミヤミヤー! ダンくーん! 聞こえたら返事してー!」 ■ ■ ■ 川田章吾の眠りは、本当につかの間のものとなった。 周防美琴が出て行ってからそれほどしない内に、女の声によって起こされたのだ。 「うっ……何だ?」 頭の痛みを堪えて、川田は耳を澄ます。 「ミヤミヤー! ダンくーん! 聞こえたら返事してー!」 聞こえてきた声は、周防美琴のものではない。 そしてその声は、段々大きくなってきている。 どうやら、川田のいる診療所に近付いて来るようだ。 (くっ、どうする?) 川田は、つかの間の睡眠によってほんの少しだけ戻って来た冷静な部分をフルに使って考えた。 (今はプログラムの最中、こいつは間違いない) 記憶が混乱していて前後がハッキリとは思い出せないが、 ここがプログラムの会場、殺し合いの舞台であることには違いない。 (近づいて来ているのは、女か。誰かを探しているみたいだが……) 近づいて来ているのは女の声だ。 声の様子から誰かを探しているようだが、殺し合いに乗っているかどうかは不明。 (くっ、頭が……こんな状態では……もし女が殺し合いに乗っていたら) 頭の痛みが強まった気がした。 今の自分はおそらく脳震盪を起こしている。本来なら、数日は安静が必要な状態だろう。 もし、声の主が殺し合いに乗っていた場合、今の自分では大した抵抗も出来ずに殺されてしまう。 (せ、接触は……避けるべき、か) 川田は、痛む頭で何とかそう判断するとデイバッグ他、荷物をまとめて裏口から診療所を出た。 「ぐっ……」 しかし、川田は診療所を出たところですぐに尻餅をついてしまい、裏口のドア付近の壁に寄り掛かって動けなくなってしまった。 安全を期すならもっと離れなければと思うのだが、もう体が言う事を聞かない。 やはり、安静にしていなければ駄目のようだ。 「みんなー、いないのー?」 そうしている内に、声の女が診療所に入って来た。 川田は何とかやり過ごそうと、壁に寄り掛かった状態で息をひそめる。 「あれ~?誰もいないの?」 女の足音が診療所内を移動する。 それに続いてもう一つ、別の足音が診療所内に入って来た。 「誰もいねーのか?」 「う~ん、こんな風に地図に載ってる場所だし、誰かいると思ったんですけどねぇ」 どうやら、男女の二人組だったようだ。 その後しばらく、二つの足音が探し人を求めて診療所内を動いていたが、 やがて、誰もいない事が分かったのだろう。足音が出入り口の方へ移動し始めた。 「やっぱ、ここには誰もいねーみてーだな」 「ですねぇ」 (そうだ、このままどっかに行っちまえ) しかし、そのまま立ち去るかに思えた足音の一つが、川田の思いに反して診療所を出る前に止まった。 「あ~、でも一応、裏の方も確認しときますね」 「そーか」 (な、なに?) 例の男女がそんなやり取りをしたかと思うと、足音(多分、女の方だ)がどんどん川田のいる裏口へ迫って来た。 (くっ、くそ……) 運を天に任せるのは川田の趣味ではないが、こうなってしまうと川田には足音の主が殺し合いに乗っていない事を祈る他なかった。 女がドアノブに手をかけたのだろう、裏口のドアがカチャリと音を立てた。 「おーい、紀梨乃ちゃん」 その瞬間、川田とは反対側、診療所の出入り口付近から男の声がした。 「ん? はーい、なんですか~」 開きかけた裏口のドアが戻され、パタパタと足音が遠ざかっていく。 そして、バタンと出入り口のドアが閉まる音がしたのを最後に診療所内から人の気配が消えた。 (……行ったか) 川田は大きくため息をついた。 ■ ■ ■ 「なんすか~?」 「なーキリノちゃん。あれ、使えそうじゃねーか?」 紀梨乃が診療所から出てくると、春道がやや興奮気味に診療所の向かいにある民家を指していたが、しかし紀梨乃にはそれが普通の民家にしか見えなかった。 「ん~?」 「向こうから来た時は気がつかなかったぜ」 どう反応していいか分からない様子の紀梨乃をだったが、春道はそんな事を言って民家へ駆けて行った。 「ちょっ…………ああ」 春道はその民家の前へ駆け寄ると、家の前に停まっていた原付スクーターをいじり始めた。 どうやら、春道が指差していたのはこちらだったようだ。 (そっか、乗り物があれば……でも、やっぱりカギが無いと動かないよねぇ。 あ、春道くんが家のドアの方に……そっか、家の中ならバイクのカギあるかな? でもドアの鍵が閉まってるみたいだねぇ。って、ドアを蹴破った!?) 春道のそんな行動を見た紀梨乃が唖然としていると、春道はすぐに民家の中から出てきた。 どうやら原付のキーは、玄関を入ってすぐの所にあったようだ。 そして春道が原付に差し込んだキーを捻ると、ブロロロと原付のエンジンが回り始めた 「おし! キリノちゃん、これに乗っていこーぜ!」 「え~、でも……」 原付に跨り、紀梨乃にも後ろに乗るように勧める春道だったが、紀梨乃は躊躇していた。 人の原付、ノーヘル、二人乗りなどに関しては、灯台で色々と物色した物を持ってきている時点で今更だが……。 「荷物も多いし、二人乗りは危なくないですか?」 もう少し荷物が少なければ問題ないだろうが、紀梨乃の言う通り、今は荷物が多く二人乗りは危険そうだ。 「ムムッ、そーか」 紀梨乃との二人乗りを断られた春道は少し残念そうだったが、 すぐに顔を上げてキョロキョロと辺りを見渡すと、エンジンのかかった原付をそのままに、 他の家の方へ走り出した。 「あ、また……ん~、まさか」 その家の横にも原付が止まっているのが見えた時点で、春道が何を考えているのか察しのついた紀梨乃はその場で待つ事にした。 案の定、しばらく待っていると春道が原付をもう一台調達して紀梨乃の所へ戻って来た。 「紀梨乃ちゃんの分、持って来たぜ」 「は、はぁ」 意気揚々と戻って来た春道の気持ちはありがたい紀梨乃だったが、一つ問題がある。 「でも、あたしスクーターとか乗ったことないですよ~」 無免許などはこの際置いておくとして、紀梨乃は今まで原付を運転したことが無かった。 「大丈夫だって、チャリと全然変わらねーからよ。チャリには乗れるだろ?」 「まあ、いつも通学で乗ってますけど」 「ならへーきだって。ちょっと乗ってみよーぜ」 「ん~分かりました、乗ってみるっす!」 軽いノリで勧めて来る春道に、紀梨乃の方が折れた。 それに、紀梨乃の方もまんざら興味が無いわけではない。 「ブレーキはチャリと同じな。で、右のグリップが……」 簡単に原付の乗り方を春道から教えてもらい、いよいよ紀梨乃は原付に跨った。 「それじゃ、行きますよ~……っとと、お、おおぉぉぉ」 紀梨乃が原付のスロットルを捻るとエンジン音が高まり、紀梨乃を乗せた原付が走りだした。 走り出すときだけ少しふらついた紀梨乃だったが、スピードが上がってくるとバランスを取り戻し、そのまま50メートルほど走った後Uターンして春道の所へ戻って来た。 「ウマイウマイ。な、簡単だろー」 「あはは、これなら何とか乗れそうですね」 少し走っただけだが、紀梨乃は春道に笑顔でそう答えた。 「それじゃ、紀梨乃ちゃんの友達探しに行こーか。まずは村ん中探してみるんだろ?」 「そうですね~。あ、でも南側はもうすぐ禁止エリアになるんで、探すなら北側ですね」 「よし」 そうして、二人は原付に乗って村の中を探索するのだった。 (二人乗りは駄目だったが、女の子とツーリングってのも悪くねーな。ムフフ) などと春道が考えていたかどうかは、神のみぞ知る。 十数分後。 「結局、誰も見つかりませんでしたねぇ」 村の北側を一通り回った紀梨乃と春道だったが、収穫はゼロ。 紀梨乃の室江高メンバーはもちろん、春道の鈴蘭高校の生徒も、他の学校の参加者とも、 誰とも出会わなかった。 「この村には誰もいねーのかもな」 「むぅ、仕方ないですね。それじゃあ、次の村に行ってみましょうか」 そう言って紀梨乃が地図を広げ、春道もその地図を覗き込んだ。 「次っつーと、この平瀬村か」 「はい。あ、でもここ、H-3が禁止エリアになるんですね。時間はまだありますけど」 今、紀梨乃達がいる氷川村と平瀬村とを最短距離でつなぐ道は、これから約二時間後に禁止エリアになる。 時間的には余裕があるが、もしもその場で何かあって動けなくなったらと考えると、その道を通るのは危険かもしれない。 「……ちょっと怖いし、まずこっちの鷹野神社に行って、それから回り込みませんか?」 「フム、紀梨乃ちゃんがそう言うなら、オレは構わねーぞ」 こうして二人は、鷹野神社を目指して原付を走らせるのだった。 【I-5 道/1日目 午後】 【千葉紀梨乃 @BAMBOO BLADE】 [状態]: 健康 [装備]: 短刀 、原付スクーター [道具]:デイバッグ、支給品一式、チャッカマンなどの雑貨数点、常備薬 [思考] 基本:殺し合いはしない。 1:室江高校のみんなを探す 2:そのために島を一周する。次は鷹野神社経由で平瀬村へ 3:春道は、信用できそうだと思っている [備考] ※春道から、加東秀吉以外の鈴蘭高校出身者の特徴を聞きました。 【坊屋春道@クローズ】 [状態]:健康 [装備]: ワルサーPPK、改造ライター(燃料:90%)、原付スクーター [道具]:デイバッグ、支給品一式、救急箱、缶詰、私物のタバコ、ワルサーPPKのマガジン [思考] 基本:キリノと仲を深める 1:キリノを守る 2:電話番号をもらう 3:できれば、その先も…… [備考] ※紀梨乃から、室江高校出身者の特徴を聞きました。 ■ ■ ■ 原付に乗って走り去る二人を、物陰から見ている男がいた。 彼の名は花澤三郎。 鈴蘭高校一年生で、春道の後輩だ。 「坊屋さん……」 花澤は春道が他の学校の生徒と行動を共にしているのを見て、やっぱりなと思った。 そんな気はしていた。 春道の性格なら、こんな殺し合いに乗ったりはしないだろうと、分かっていた。 だから、出来れば殺し合いに乗っている自分を見られたくなかった。 そして花澤は、春道に話しかける事も出来ず物陰に隠れてしまったのだ。 (また、殺せなかった……) せっかく伊藤真司を禁止エリアに置き去りにして覚悟を決めた花澤だったが、 あこがれの先輩である春道の連れを殺すことは出来なかった。 (……坊屋さん、オレはあなたとは別の道を行きます) 春道達が見えなくなると、花澤は春道が走り去った道をあえて反対側へ歩き出した。 (次こそは、次こそは殺す!) 心の中で自らを叱咤し、花澤は歩き続けた。 【H-7 焼場付近/1日目 午後】 【花澤三郎@クローズ】 [状態]:喧嘩のダメージ(中度) 疲労 [装備]:ショットガン(SPAS12) アーミーナイフ [道具]: デイパック・支給品一式、単車のキー、ランダムアイテム1(武器ではない) 結束バンドの束 [思考] 基本:仲間を生かして帰す 1:次こそは殺す、殺せる、ころせる……! 2:最低の男になってでも、仲間と生き残る 3:坊屋さん…… ■ ■ ■ 「くぅ、取れない!」 氷川村、J-6エリア。 木の根元で、周防美琴は伊藤真司の指に巻き付いた拘束を何とか解こうと悪戦苦闘していた。 この場所が禁止エリアになるまで残り数分。 しかし、伊藤をこの場に拘束している結束バンドは一向に外れない。 焦りばかりが募っていく、そんな時だった。 「なあ周防、何か聞こえないか?」 「何かって?……あ!」 バイクのエンジン音のような音が聞こえた気がして、伊藤が発した言葉に美琴が顔を上げ、そして気がついた。 確かにエンジン音は美琴も聞こえたが、今はそれどころではない。 美琴が気付いたのは、すぐ近くに民家が一軒建っているということだった。 「ちょっと待ってろ!すぐ戻る!!」 「あ、ああ」 そう言い残し、その民家へダッシュする美琴。 そして民家にたどり着くと、すぐさま中を物色した。 「何か、何か無いか!?……あった!」 そして美琴はごく普通のハサミを見つけると、すぐにそれを持って伊藤のもとに戻った。 ハサミを入れると、素手ではあれだけ苦労しても外れなかった悪魔の拘束がパチンと音を立ててあっけなく外れた。 「よし、伊藤、走れ!」 「え?」 伊藤の拘束を解いた美琴は、伊藤に肩を貸して立ち上がらせると、 戸惑う伊藤に、今まであえて言わずにいた事実を告げた。 「いいから走れ!ここはもうすぐ禁止エリアになるんだよ!」 「なに!?」 そうして二人は全力で走った。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「ハァ、ハァ、ハァ……」 花澤三郎と殴り合った伊藤はもちろん、美琴も水を持って走ったりして疲れていたが、 二人とも、悲鳴を上げる体に鞭打って走った。 途中、美琴が一度見た口の開いたデイバッグが落ちていたが、 その場所がJ-6の外である保証は無かったため、それには構わず走った。 やがて、氷川村のもっとも南側にある道にたどり着くと、二人はそこに倒れ込んだ。 「はぁ、はぁ……、よし……ここまで来れば、大丈夫だ」 地図にあるエリアの境界には、実際に線が引いてあるわけではないので、 どこからが禁止エリアになるのか参加者には分からない。 しかし、美琴の記憶では道路にさえ出れば、そこはJ-6エリアではなかったはずだ。 「ハァ、ハァ、周防……俺を助けるために、危険を……」 禁止エリアの中に拘束されていた自分を、周防は命がけで助けてくれた。 伊藤はその事に感動し、尊敬の念を込めた視線を美琴に送っていた。 「そ、そんな、改まって言われると……照れるじゃねーか! ま、まあ気にすんな!!」 美琴は、照れ隠しに伊藤の背中をバンバンと叩いた。 「イテテテ」 それが花澤にやられた傷に触り、顔をしかめた伊藤を見て美琴は診療所へ伊藤を連れていくことにした。 残してきた川田の事も気がかりだ。 「悪い、大丈夫か?この先に診療所があるから、とにかくそこへ」 「ああ、分かった」 美琴は立ちあがると、再び伊藤に肩を貸して診療所へ向け歩き出した。 あのエンジン音はもう聞こえなくなっていた。 「ところで、さ。一体、誰にやられたんだ?」 少し歩いたところで、美琴がそれまで聞き辛かった話を切り出した。 美琴も遠目には犯人を見ている。伊藤を引きずっていたあの男。 伊藤とあの男は戦い、そして伊藤が敗れたのであろう事は、美琴にも想像がつく。 そのことで、伊藤のプライドは少なからず傷ついたはず。 しかし、今後の事も考えると聞かないわけにはいかない。 そして、聞くなら早い方がいい。 「……花澤とか言ったな」 「…そいつ、殺し合いに乗ってるんだよな」 「……だろうな。やり合ってた時には、そんな風に思えなかったんだが」 負けた喧嘩の事を女に話すのは気が引けた伊藤だが、美琴は命の恩人だし、 相手が殺し合いに乗っているとなれば、知っている情報は話しておくべきだろう。 そう考えた伊藤は、自分が分かる限りの事を美琴に話した。 「でも、なんで禁止エリアに置いて行くなんで方法を……」 「分からねーけど、大方、直接手を汚すのを嫌ったんじゃねーか?」 「くっそ……と、あそこだ、診療所」 花澤についての話が一通り終わったところで、二人は診療所にたどり着いた。 「あれ?川田?」 中に入ると、川田章吾の寝ていたはずのベッドが空だった。 「川田って?」 「ああ、話してなかったな。川田ってヤツをここに寝かせておいたんだ。 そいつ、怪我しててさ。動ける状態じゃなかったはずなんだけど……」 そう言って、美琴達が診療所の中を見渡していると、裏手の方から声がした。 「こ、こっちだ……」 「……川田?」 美琴が診療所の裏口を開けると、外に川田がデイバッグを抱えて座り込んでいた 「川田、どうして?」 「……他の、誰かが、来て……隠れた」 「そうか、分かった。とにかくベッドへ行こうな。これからはアタシが見張ってるから」 「ぐっ」 美琴は川田に肩を貸して元のベッドへ連れて行くと、まだ調子の悪そうな川田を寝かせた。 ベッドに横になると川田は目を閉じ、間もなく寝息をたて始めた。 やはり、まだ起きていられる状態ではなかったようだ。 「そいつが川田か」 「ああ、頭を強く打ってるみたいなんだ」 「そうか、可哀相に」 まさか、自分の投げたバットが命中したとは露ほどにも思わない伊藤がそんな事を言う。 「さてと、伊藤の方も手当てしないとな。ここなら包帯とかもあるし」 そんな伊藤に対し、診療所内にある薬などを確かめながら美琴が言った。 「それじゃあ伊藤、服脱いでくれ」 「え?」 【I-7 診療所/1日目 午後】 【川田章吾@バトル・ロワイアル】 【状態】後頭部に強い打撲 発熱 眠っている 【装備】金属バット 【道具】デイパック、支給品一式 タバコ コンドーム一箱 鍋のふた 【思考】 基本:自分の記憶の破綻に気づき、混乱している 1:頭が痛い痛い痛い 2:おれはだれなんだ 3:けいこ 補足: 川田は放送のため、自分の記憶の破綻に気づきました。そのため、自分が何者なのか、 ここがどこなのか、わからなくなっていますが、少なくともプログラムに参加している事は理解しています。 今は若干落ち着いて眠っていますが、次に目覚めたときに元の川田に戻れるかどうかは わかりません。 【周防美琴@スクールランブル】 【装備】: 【所持品】 支給品一式、ロープ 【状態】:拳に軽症、疲労 【思考・行動】 基本:仲間を探す。襲ってくるものに容赦はしないが殺しはしない 1:伊藤の手当てをする 2:川田の様子が気になる 3:同じ学校の仲間を全員探したい 【伊藤真司@今日から俺は!】 【装備】: 【所持品】 【状態】:全身打撲(右腕の打撲は特に重傷)、拳に軽傷 【思考・行動】 基本:全員助ける。手段等は人を探しつつ考える。 1:脱ぐの……? 2:人は絶対に殺さない 3:マーダーに会っても根性で説得 56:深く静かに 投下順で読む 58:盗聴!発射!回復! 54:それぞれの事情とそれぞれの結末 後編 時系列順で読む 58:盗聴!発射!回復! ▲
https://w.atwiki.jp/new3dsnand/pages/46.html
このページの手順は既に必要のないものです。 特別な理由がある場合を除いて、左側のメニューから導入してください。 (転載禁止。元のページに統合する予定です) こちらは「エクシディア戦記」版です。対応のDSiウェアを既に持っている場合以外は4つの剣版をお勧めしますです 特に「成功しなかった部分を何とか引っ越し元で動くよう」変更を行ったため、「引っ越しの時になってDSiウェアが消えた」なんて事故が起きることも否めません。 それと、この手法は現在絶賛ヒトバシラー募集中です。まだ手を付けてない3DSがある方、ぜひ試して結果を総合スレまでお願いします。 11.0.0または11.1.0の場合は、11.2.0に更新しないでください。 2番目の3DSもHardMODもなしでダウングレードできる新しいDSiWare Downgrade(11.2.0未満対象)が間もなくリリースされる予定です。 引っ越し元3DSで既に次のゲームのいずれかを所有している場合は、このページの古いバージョン(英語)をチェックしてください: Fieldrunners Legends of Exidia Guitar Rock Tour The Legend of Zelda Four Swords 訳注)この旧手法、エクシディア戦記と4つの剣以外はそもそも日本版が存在せず、その2つすら数年前に配信停止となっています。さらに言えば比較的持っている人が多そうな4つの剣に日本版セーブデータが無いという悲惨な状況でした 本体バージョンが11.0.0~11.2.0である場合、NANDをダンプして復元する前に、ハック対象の3DSの他にDSiウェアとCFW導入済の3DSを使用してNATIVE_FIRMをダウングレードする必要があります。 訳注)つまりこのページのことです どちらかの本体が11.2.0未満の場合、11.2.0未満の本体でctr-httpwnの手順(プロンプトが表示されたとき)を実行して、「ソフトとデータの引っ越し」を可能にする必要があります。 訳注)面倒臭いので、CFW導入済みの方だけでも11.2.0にしておいてください。万一失敗した時のために、これから入れる方が最新でないならそのままで… これは、DSiWareタイトルが、NAND内のどこにでも読み書きできてしまうというセキュリティ上の見落としを利用しています。 これは、ここに詳述されている脆弱性 FIRM partitions known-plaintext の現在の実装です。 このガイドでは、arm9loaderhax上でCFWを実行していて、このガイドでセットアップしたものと仮定しますが、EmuNANDな環境でも動作します(引っ越し側SysNANDをEmuNANDに置き換えて実行するなどのわずかな変更)。 EmuNANDおよびRedNANDという用語は、同じ概念のわずかに異なる実装を指すことに注意してください。 訳注)頭混乱させたくなかったら素直にA9LHでやろうね 引っ越し先3DSで動くHBL起動方法を用意しているのであれば、Steel Diver:Sub WarsやSteelhaxに関連するすべてのものをスキップして、代わりに使用することができます。 訳注)残念ながら我らは日本人イレブンなので、Steel Diverなんて入手することすらできません、素直に時オカでも用意しましょう。11.0までならBrowserでも可能…? このエクスプロイトでは、CFW 3DSから未改造3DSへの「ソフトとデータの引っ越し」が必要です。引っ越しは以下の方向でのみ可能です。 New3DS→New3DS Old3DS→Old3DS Old3DS→New3DS 訳注)2DSはOld3DSに属します。にしても「NewからOldには転送できない」とすれば一言で済むのに… 2台の3DSは同じリージョンのものでなければなりません。 訳注)複数リージョン持ってる奴こそ少数だろ… (愚痴) 引っ越し元3DSのNNIDは引っ越し先3DSに埋め込まれます! 戻すには、元の本体へ引っ越しをもう一度行うか、任TEN堂に電話する必要があります。(詳細は手順 そのVI を見てください) 訳注)OldからNewに乗り換えたいなら一石二鳥だよね 「ソフトとデータの引っ越し」は1週間に1度しか行えません。 訳注)この制限は2台の3DSそれぞれに掛かるようです 事前に準備するもの 2台の3DS本体 引っ越し元の3DS 何らかのCFW(arm9loaderhaxでもEmuNANDでも)を導入していて、本体バージョンは最新のもの 訳注)ただし、このガイドではA9LH+Luma3DSで説明します。EmuNAND派の方は頭を混乱させないようにご注意を。本体Verの最新は11.2.0-35Jです 引っ越し先の3DS 未改造でバージョン11.0.0~11.2.0なもの 引っ越し元の3DS上のeShopから使用可能なDSiウェアゲームを購入する(またはすでに所有している) 著作権侵害版(海賊版)は動かない ハックに使用可能ゲームのリストについては、DSiウェアのリストを参照 訳注)無料のほぼ日ではできないっぽいです、今のところは4つの剣版を試してください 3DSのリージョンに対応する、sudokuhax捻じ込みセット 訳注)でもこのWikiでは日本版決め打ちとします↓ エクシディア戦記.app ハック入りpublic.sav 最新コミットのGodMode9(4431c46a) 最新版3DSident 最新版dgTool The Homebrew Starter Kit 引っ越し先3DSに対応するNFIRM.zip(全部Torrentです) 11.0.0から → 「NEW用」「OLD用」 11.1.0から → 「NEW用」「OLD用」 11.2.0から → 「NEW用」「OLD用」 訳注)steelhax関連は飛ばします、使えないので 最新版WinImage(そのⅡ、つまり原文通りでない手法で使用します) 引っ越し先3DSが11.2.0未満の場合は、次のものも必要です 最新版ctr-httpwn 手順 そのⅠ ~準備~ セーブマネージャを使用して、引っ越し先3DSで気になるセーブをバックアップします(引っ越し先3DSのデータは後で全消去されます!)。 引っ越し元3DSのSDカード直下にfiles9フォルダが無い場合は、作成します GodMode9.zipからGodMode9.binをから引っ越し元のSDカードの /luma/payloads にコピーし、中に入れたGodMode9.binの名前をup_GodMode9.binに変更します 捻じ込みセットの.appをから引っ越し元3DSのSDカード直下にコピーし、「Exd00000000.app」と名前を変更 同じく.savも引っ越し元3DSのSDカードの直下にコピーし、「public.sav」に名前変更(リネーム) SDカードを引っ越し元3DSに戻す STARTボタンを押しながら起動でHourglass9を起動(もちろん引っ越し元の3DSで) 「SysNAND Options」、「SysNAND Backup/Restore」と進んで(min size)からNANDmin.binを選んでバックアップを取ります 完了したら、SELECTボタンを押してSDカードを取り出します SDカード直下のfiles9フォルダ内のNANDmin.binとNANDmin.bin.shaを安全な場所にコピーしてください。複数の場所にバックアップを作成する。このバックアップでは、将来何かがうまくいかない場合に文鎮寸前な状態からあなたを救うことができます(バックアップはNAND sizeページのサイズの1つと一致する必要がありますが、そうでない場合は削除して新しいものを作成してください!)。 引っ越し先の3DSをPCに差します PC上に2つフォルダを用意して、それぞれの3DSのSDカード上のすべてのファイルを別々のフォルダにバックアップします(どちらのフォルダがどちらの3DSのものか分かるように!) 2つのSDカードをそれぞれの3DSに正しく戻します 引っ越し元の3DSでSTARTボタンを押して再起動(、そして電源を切る) そのⅡ ~DSiウェアにゲームとセーブデータを捻じ込む~ 訳注)この辺りが「ほぼ日×エクシディア」ではガイド通りに試しても動かないので、一部を筆者独自の方法に変更しています 十字キー↑を押しながら起動でGodMode9を起動 「SDCARD」を選択 Exd00000000.appファイルにカーソル合わせてLトリガー、public.savにカーソル合わせてLトリガー、最後にYボタンでコピー(なんとGodMode9にはクリップボードがある) Bボタンでトップメニューに戻る 「SYSNAND TWLN」→「title」→「00030004」→(8桁のID)と入っていく(移動はフォルダ上でAボタン) 8桁のIDは自分の使ったDSiウェアのTitle IDの末尾?(DSiWare Listに記載) 「ほぼ日」は4b454e4aとなります、あと何故か日本版がリストからごっそり消えたんだが理由分かる人は総合スレで教えてほしい 続いて「content」に入る ここから原文脱線します Yボタンからの「Copy path(s)」、そこから画面の指示に従って貼り付け(先程SDCARD内で選んだ.appと.savが増えるはず) SysNANDを危険に晒すぞ!良いのか!?同意ならボタン操作しる…とか言われるけど、英語かDecrypt9に慣れてる方なら問題ないよね このcontentフォルダに元からあった方の.appファイルの名前をメモし、カーソルを載せてXボタン→画面の指示通りで削除 Rトリガー押しながらXボタンでリネーム画面が開く。先程メモった名前に変更する 「^」がカーソル、十字キー上下でカーソル上の文字を変更(Rで速くなる)、Lで全削除、Xで1文字削除、Yで左に1文字挿入、Aで完了。大幅に間違えたらBで前の画面に戻ってやり直せる 準備の時に、.appをExd00000000.appとリネームしたのはこのため。ほぼ日は00000000.appのハズなので、頭3文字にXしてA押すだけで終わる リネーム完了したら、public.savにカーソル→Yボタン→Bボタン→「data」に入る Yボタン→今度は「Move path(s)」→「Overwrite ~」で上書きコピー STARTボタンで再起動 捻じ込む先だったDSiウェアを起動してみる(もちろん引っ越し元で) 画面をタップするとか任意のボタンを押すとかでゲームを開始し、捻じ込みが成功しているかどうかテストします 日本版(=エクシディア戦記を捻じ込んだ場合)は、2つのタイトル画面でAボタンまたはSTARTボタンを押した後、最初のスロットを選択し、続行を押します 画面が突然単色になって「boot.ndsがないよ!」とかエラーを出してきたなら、捻じ込みは見事に成功しました ゲームに「壊れたデータ」や「セーブデータにアクセスできません」といったエラーがある場合は、savedataフォルダをFAT IMAGEにぶち込んだのではなく、savedataフォルダの中身をコピーしたことを確認してください あなたのゲームが正常に動作し、このエラーを表示しない場合は、何が間違っているのか停止して把握する必要があります 真っ黒な画面になった場合、こちらのトラブルシューティング・ガイド(英語)に従ってください そのⅤ ~そして実行へ~ ここからは完全に未検証です。終わったら報告までしてくれるようなヒトバシラーでなければここで待機しておくのが身のためです PC上に2つフォルダを用意してそれぞれの3DSのSDカード上のすべてのファイルを別々のフォルダにバックアップします(どちらのフォルダがどちらの3DSのものか分かるように!) 2つのSDカードをそれぞれの3DSに正しく戻します 引っ越し先の3DSで既にNNIDを登録してある場合は、「本体の初期化」を行う必要があります 本体設定の「その他の設定」を開いた最終ページにあります 以下を読め CFW導入済み3DS = 引っ越し元の3DS = 「元のシステム」 未改造の3DS = 引っ越し先の3DS = 「ターゲット」 プロンプトが表示されたらDSiWareのタイトルを移動してください! プロンプトが表示されたら、引っ越し元3DSのSDカードの内容を削除しないでください 2台ともバッテリー残量が十分にあるかを確認 2DS /旧3DS(ソース)から新しい3DS(ターゲット)のみ - SDカードデータの転送に使用する方法を尋ねられた場合: 「容量の小さいmicroSDカード転送」または最小オプション(方法2)を選択しないでください。チケット(使用権)のみが転送され、捻じ込みDSiウェアが転送されません。 高速な方法 あなたにSDカード(元のシステムのもの)からmicroSDカード(ターゲットのもの)へデータを移動する能力がある場合は、プロンプトが表示されたら「PCベース転送」(オプション3)を使用します。 遅い方法 PC上でデータを移動する能力がない場合は、「通信でぜんぶ移動」(オプション1)を使用します。 このリンクをクリックして任天堂の指示に従ってください そのⅥ ~引っ越し元3DSにデータを戻す~ 引っ越し元3DSで初期設定を完了させる どれか選べ 残りのセクションを実行し、引っ越し先3DSにCFW導入まで行って、1週間待ってからターゲットから元のシステムへの「ソフトとデータの引っ越し」(ただし、New3DSからOld3DSに戻すことはできません) 任天堂に電話をかけ、あなたのNNIDがリンクされている3DS(この場合はターゲット)が使えなくなったを伝え、別のデバイス(この場合はソース3DSです)に移動してもらう 引っ越し先3DSに残したい(そのまま乗り換える)場合は、引っ越し元3DSからNNIDを削除することもできます STARTボタンを押しながら引っ越し元3DSを起動し、Hourglass9を起動する 「SysNAND Options」、「SysNAND Backup/Restore」と進んでSysNANDをリストアします(NANDmin.binを使用) そのⅦ ~ターゲット3DSのNFIRMをバックアップ~ boot.nds(dgTool)をターゲット3DSのSDカード直下にコピー ターゲット3DSのSDカード直下にdgToolフォルダが無い場合は、作成します NFIRM..zipを解凍し、中身をSDカードのdgToolフォルダにコピー SDカードをターゲット3DSに戻し、例のDSiウェアを起動します そこからdgToolを起動します ゲームがdgToolを起動しない場合は、このトラブルシューティングガイドに従ってください 「Dump f0f1」を選択して、ターゲット3DSのNFIRMをバックアップします NFIRMバックアップの場所をメモ dgToolを終了させる 強制再起動が必要になることもあるやもしれません PCにSDカードを差し込み、F0F1_N3DS.binまたはF0F1_O3DS.bin(あなたのデバイスに応じて)を安全な場所にコピーしてください。複数の場所にバックアップを作成する。何かがうまくいかない場合、このバックアップはあなたを文鎮から救うでしょう。 そのⅧ ~ターゲット3DSのNFIRMに書き込む~ A9LH導入済みの3DSでこのダウングレード手法を使用しないでください!文鎮になります! SDカードをターゲット3DSに戻し、例のDSiウェアを起動します そこからdgToolを起動します 「Downgrade FIRM to 10.4」を選んで確認(了承)して、10.4.0 NFIRM.binをターゲット3DSに書き込む dgToolを終了させる 強制再起動が必要になることもあるやもしれません 再起動 そのⅨ ~ハックの検証~ 3DSident.zipから3dsフォルダを3DSのSDカードにコピー(統合)する SDカードをターゲット3DSに戻す Homebrew Launcher(ブラウザ以外)を使用してターゲット3DSに自作ランチャーを起動します。 3DSidentを起動する 次のことを確認します。 Kernel version 2.50-11 FIRM version 2.50-11 どちらかが上記のバージョンでない場合、何かが間違っています。最初からやり直してください 次のステップは? Homebrew Launcher(ブラウザ以外)に進み、列挙されているものの1つではなく、steelhaxを使用してハックを続けますoot3dhaxなどを使用して続けます。 あなたがそうしたい場合は、HBLの起動にsteelhax以外ののエントリポイントを使用することができます、ただ無料ですし、steelhaxをお勧めします。 訳注) ※スティールダイバーの日本版はありません ターゲット3DSのバージョン番号は設定で変更されません。
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. / ,、 '. / / ` i / / ( ● ) - 、 ./ / `/. / . i(ー ) / . l / l ./ ,--"-= 、 ヽ 、 -┘/ y-= . . 、. ` 、. ヽ ` ___. / ` . .、` 、 \ / ノ ` .、ヽ \_ / くr ´ ` ー = _ \\ /  ̄, . < ` - 、 .\\┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:できない夫:【物】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : □□□/4 気力値 : □□□/3 0/2 傾向 :[スプリンター]、[紫陽之未来]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:06 才覚:07 境界:10 ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:02 交渉:02 敏捷:07 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:03 技術:03 執筆:03 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[スプリンター]:背を押され、その背を越える。【敏捷】判定に+20%の修正。R[紫陽之未来]:暖かな雨は上がり、三人の空に虹架かる。シーン中一回宣言可能。全判定+20%の修正。[あきつ丸][古手梨花]同行者時更に+5%の修正。▽ 技能 ▽[変化術・劣]…P…任意のタイミングで宣言可能。数秒を要して自身の姿を女性に変化させる。怪異や看破を誤魔化すことはできない。[我流:茅花流し]…P…シーン中一回、一手目のみ【敏捷】戦闘判定成功後、次手番以降ダメージを1点まで無効化し、相手に軽減無視の1点ダメージ。[求道者の面]…P…その仮面、真理で目を焼かぬための愚か者の盾。全判定に+8%の修正。[我流・守戦の型]…P…護るための剣術。心に剣を。武器を要しない。シーンに一回、手番外ダメージ発生時、1点まで自動で軽減する。[雨上がりの轍]…N…戦闘不能時に宣言可能。自身の“致命傷”を無効化し、外付け生命値+1点。限界突破キャラが同行者の場合のみ宣言できる。シーン一回。(気-3)[木漏れ日の光]…N…光の中では使用できない。自身・同行者の全判定に+8%の修正。同時に宣言された同行者の消費を無効にする。不意打ち無効。(気-2)R[走者の意地]…N…【敏捷】判定時に宣言可能。その判定に+40%の修正。月一回。▽ 道具 ▽[鉄くず]:1:ただの破片。[ペアリング]:白井黒子とのペアリング。献身的で一生懸命な思いを感じる。シーン終了時、シーン開始時より境界値が減少していたらそれに+1。[退魔刀:試之造]:丈夫さを追求し、刃を潰した退魔刀。【物】に対して+1、【霊】に対して+1d2点のダメージを与える。[霊装:hiruko]:1:ほほ、打ち破ってください、物語と言う、この不条理を。理不尽を!1010101▽ 心傷 ▽ Conquer Conquer +変化前データ ▽ 傾向 ▽[もっと早く]:突き詰める、その速さの先。【敏捷】判定に+20%の修正。走れない・逃げられない状況で恐怖上昇値が常時+1点。[道化者]:何かに面したらまずは誤魔化す。それは臆病な性の裏返し。判定失敗時に自動で振りなおす。恐怖上昇値常時+2点。一月一回。[二律背反]:感情は定まらず、絡まり、惑う。【霊性】を除く判定前に宣言可能。判定を任意のステータスで行う。月一回。(恐+3)[紫陽之魂]:思い出はいつも雨、けれどそれは暖かな雨。[生きて]と同時宣言、[生きて]の消費を1にし、上昇値を30%に変更する。そのシーン中[生きて]は使用不能になる。[紫陽之未来]:暖かな雨は上がり、三人の空に虹架かる。シーン中一回宣言可能。全判定+30%の修正。▽ 技能 ▽[怪異鈍化]…P…怪異を見ても作り物に感じる。【霊】【現象】からもたらされる恐怖を2点軽減する。[怪異封化]…P…理不尽を否定する。全怪異からもたらされる恐怖を2点軽減する。ノルマクリア時【物】の怪異化を解除できる。[存在否定]…P…狂気に近い頑なな否定。登場中、怪異の持つ[怪異接触][怪異変化]のレベルを2下げる。(最低0)[疾風の一閃]…P…戦闘時、【敏捷】対決判定成功時に発動する。次手番の成功率に+10%の修正を加える。[我流:颪]…P…シーン中一回、最初のみ【敏捷】戦闘判定成功時ダメージに+1点。また、【敏捷】判定成功後に発動する。次の判定に+10%の修正。[我流:旋風]…P…[我流・颪]を遠距離・シーンシチュエーション関係なく使用可能になる。更に戦闘開始時、所持している刀に記載されたダメージを相手に与える。[能面の笑み]…N…笑顔で取り繕う生き方。判定値に+10%の修正。シーンに一回。[昼に化ける]…N…明るい場所では使用できない。全判定に+5%の修正。光を作り出せる。『常時効果』:暗がりからの不意打ちを無効化する。(気-1)[午睡の光]…N…明るい場所では使用できない。自身の全判定に+8%の修正。リラックス効果のある光。組み合わせた同行者の消費を0にする。不意打ち無効。(気-2)▽ 道具 ▽[なまくら鉈]:使い古された鉈。多分備品。【戦技】対決勝利時+1点ダメージ。[鉈]:1:木を切る道具。【戦技】判定成功時、+1d2点ダメージ。また、木製(以下の強度)の障害物を排除できる。[オリジンソード]:【戦技】判定成功時、+2点ダメージ。近接シチュエーション。ゲーム内のみ。[変身武装]:【執筆】を除く全ステータス+5。ゲーム内のみ。[超律符]:1:現人神の人格影響を切断する霊符。日緋色金によってのみ作ることができる。使い捨て。 ▽ 心傷 ▽『届かない速さ』:自分以上の存在を前に、走る事を恐れてしまった。【敏捷】対決時、-15%の修正。『孤独』:相手の存在に同行者と分断、或いは自身だけ隔絶される場合、全判定値半減(結果数値÷2、小数点以下切捨)。『生きて』:祈りであり、最大の呪い。生命の危機の際に判定時、いつでも宣言可能。全判定+15%。境界を5点減らす。『生きて』:祈りであり、切なる願い。生命の危機の際に判定時、いつでも宣言可能。全判定+15%。境界を5点減らす。▽ 呪詛 ▽[誓いの呪詛]呪詛Lv Ex:[神条紫杏の秘密を洩らさない][神条紫杏は秘密を洩らさない][誓いの呪詛]呪詛Lv Ex:[協会所属のキャラクターと同行者になれず、オリコ陣営に攻撃できない]。(同行とコミュや会話は別物) +匣所持時データ ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:できない夫:【物/現象】┏╋━━━━━━━━━━▽ 傾向 ▽[スプリンター]:背を押され、その背を越える。【敏捷】判定に+25%の修正。[紫陽之未来]:暖かな雨は上がり、三人の空に虹架かる。シーン中一回宣言可能。全判定+30%の修正。[あきつ丸][古手梨花]同行者時更に+8%の修正。▽ 技能 ▽[命運改竄]…P…理不尽を否定する。理解し、無力化した存在を人とする。怪異【物】以外には多大な代償を要する。(0/境界-15)[絵空描き]…P…[怪異接触][怪異変化]のレベルを常時-2。また、月一回、怪異との判定・対決に失敗した場合、自動でその判定を成功にする。[変化術・劣]…P…任意のタイミングで宣言可能。数秒を要して自身の姿を女性に変化させる。怪異や看破を誤魔化すことはできない。[我流:茅花流し]…P…シーン中一回、一手目のみ【敏捷】戦闘判定成功時ダメージに+1点。次手番以降ダメージを1点まで無効化し、相手に軽減無視の1点ダメージ。[求道者の盾]…P…その仮面、真理で目を焼かぬための愚か者の盾。全判定に+8%の修正。判定後毎に気力1を支払う事でシーン中自身の判定に+8%の修正。[我流・守戦の型]…P…護るための剣術。心に剣を。武器を要しない。シーンに一回、手番外ダメージ発生時、2点まで自動で軽減する。[雨上がりの轍]…N…戦闘不能時に宣言可能。自身の“致命傷”を無効化し、外付け生命値+1点。限界突破キャラが同行者の場合のみ宣言できる。シーン一回。(気-1)[木漏れ日の光]…N…光の中では使用できない。自身・同行者の全判定に+10%の修正。同時に宣言された同行者の消費を無効にする。不意打ち無効。(気-1)[超越の走者]…N…【敏捷】判定時に宣言可能。その判定に勝利する。その判定・判定後に対してスキルを発動できない。月に一回。(生-1) +幼少時データ __ /\ /\ | ● ● | |⊃ ! ⊂| | { } } ヽ.  ̄ / ゝ <┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:いとうできないお:【物】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : □/1 気力値 : □□/2 傾向 :[おこさま]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:27 才覚:01 境界:27 ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:02 交渉:02 敏捷:03 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:03 技術:02 執筆:02 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[おこさま]:まいにちたのしく。まいにちをみらいのためにつかってく。[]:▽ 技能 ▽[]:▽ 道具 ▽[ぼーる]:あそべる。▽ 心傷 ▽『ひとりぼっち』 +怪異化データ① `i /if {┃}ソ〉 、 ´Vハ`三´ ̄` ヽ. j 〉 〉. / -‐ __ __-‐=ニ´─‐くヽ / ̄\ ` ̄| / 人rァ‐rァ‐rァーf ̄\\ヽ / /\. \,ハ/∨´ ´ ´ ヽ | | | | / ヽ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:できない夫:【タタリ】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : □□□□□□□□□/9 気力値 : □□□□□□/6 傾向 :[もっと早く]、[二律背反]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:er 才覚:05 存在:er ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:15 交渉:00 敏捷:21 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:19 技術:00 執筆:02 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[もっと早く]:突き詰める、その速さの先。【敏捷】判定に+20%の修正。走れない・逃げられない状況で恐怖上昇値が常時+1点。[二律背反]:感情は定まらず、絡まり、惑う。【霊性】を除く判定前に宣言可能。判定を任意のステータスで行う。月一回。(恐+3)▽ 霊障 ▽[怪異顕現]…P…もともと存在するシーンの怪異を更に歪ませる。[怪異接触][怪異変化]のレベルを常時+2。[絵空描き]…P…[怪異接触][怪異変化]のレベルを常時-2。また、月一回、怪異との判定・対決に失敗した場合、自動でその判定を成功にする。[怪異接触]…P…Lv“4”。設定されているレベル点、対面した相手の恐怖点を上昇する。ただし、初対面の後は段々数値が下がっていく。[狂撃]…P…対決勝利時、相手に1d6のダメージを与える。[破面]…N…もうそこには何もない。判定値に+30%の修正。シーンに一回。▽ 武器 ▽[タタリ]:触れるものすべてに呪いを付与する。対決勝利時、相手に何らかの呪いを付与。▽ 心傷 ▽Error +怪異化データ② ./ i ', ,/∧ ./. | ',_ ///∧ /. | .',. //// ∧ ._/ . | L///////L_.. .1 , | /////////.. ハ.', | /////////_.―''ニ⌒ .ォ ノ;', | // ヽ、/////\;;;;;;_ ..¦.{ { . ヽ; | //. / / .ニヽ..//ニヽ..'' ^il`;;;;;;;. ;..;;ハ l '/./ 〃 `;;;;;,ヽ////ヽ ,{ i .. V彡 / . /. /;;;;;;;;;;\ ///\. / ! { i .', \ / . / ,,;;;;;;;;;゙;;;;;;;;;ゝ.}///ヽ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:できない夫:【タタリ】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : ?? 気力値 : ?? 傾向 :[スプリンター]、[二律背反]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:?? 才覚:?? 存在:?? ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:?? 交渉:?? 敏捷:21 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:?? 技術:?? 執筆:?? ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[スプリンター]:背を押され、その背を越える。【敏捷】判定に+25%の修正。 [二律背反]:感情は定まらず、絡まり、惑う。【霊性】を除く判定前に宣言可能。判定を任意のステータスで行う。月一回。(恐+3)▽ 霊障 ▽[怪異顕現]…P…もともと存在するシーンの怪異を更に歪ませる。[怪異接触][怪異変化]のレベルを常時+2。[絵空描き]…P…[怪異接触][怪異変化]のレベルを常時-2。また、月一回、怪異との判定・対決に失敗した場合、自動でその判定を成功にする。[怪異接触]…P…Lv“4”。設定されているレベル点、対面した相手の恐怖点を上昇する。ただし、初対面の後は段々数値が下がっていく。[狂撃]…P…対決勝利時、相手に1d6のダメージを与える。[疾風の魔閃]…P…戦闘時、【敏捷】対決判定成功時に発動する。次手番の成功率に+15%の修正を加える。 [求道者の末路]…?…???(+10%修正効果を確認済み)[反転極光]…?…???(+20%修正効果を確認済み)[越境の走者]…N…【敏捷】判定時に宣言可能。その判定と次の手番に勝利する。その判定・判定後に対してスキルを発動できない。月に一回。(生-1) [code:ガーディアン]…N… データ未取得 ▽ 武器 ▽[タタリ]:触れるものすべてに呪いを付与する。対決勝利時、相手に何らかの呪いを付与。▽ 心傷 ▽???
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■@女主人公と愉快な仲間達in観覧車 ティクビ2 656 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/06(水) 23 08 41 ID ???O Be トレーナーカードの自己紹介を観覧車関係にしたいんだが、結びつく単語が何一つ無いな じつは チャンピオン がんじょう なんです くらいしかヌェー 662 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/06(水) 23 31 43 ID ???0 Be 656 さいきん ゆうえんち が ラブラブ なんだよ おねがい エンブオー! アームハンマー して! この てんしのキッス よ チャンピオン に とどけ! これ考えるの地味に楽しいなww ■@女主と愉快な仲間達 in 観覧車 3んな変態 132 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/09(土) 03 30 08 ID ???O Be トレーナーカードのコメントなんだけど ゆうえんち って めちゃめちゃ! か ゆうえんち って ラブラブ! か ゆうえんち って オタマロ! どれがいいかな 135 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/09(土) 03 34 43 ID ???O Be ハイドロポンプこそが しんぴのまもりなのだ! にしてる キャラの名前さえあれば色々出来るのにw 136 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/09(土) 03 35 12 ID ???O Be 132 ゆうえんち って オタマロ しか選べないのだが?仕様? 137 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/09(土) 03 43 20 ID ???O Be 135 さすが コーン は おねえさん だなあ うれしい! アデクだなんて! もう あたまの なか アデク だらけ その おんなのこ は チェレン なんじゃない? はじめまして! アデク だいすき です! おえかき しようよ! ハチク を かきたいな ギーマ と やきゅうけん したい! イケメン だいすき! きんぱつ も すき! すきな むすこ は N です! ゲーチス って ぜんら! 141 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/09(土) 04 12 47 ID ???0 Be 137 キャラの名前が使えてもやきゅうけんやぜんらは無いだろwww 138 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/09(土) 03 45 56 ID ???O Be おんなしゅ こそ さいきょう なのだ! ■@女主と愉快な仲間達 in 観覧車 4ビルドン 874 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/14(木) 22 12 00 ID ???O Be おい誰だトレーナーカードに ゆうえんち って オタマロ! って書いてる奴www今日すれ違ったぞ 絶対このスレの住人だろwww 876 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/14(木) 22 13 58 ID ???O Be 874 とうとうすれ違ったんだなww ■@女主と愉快な仲間達 in 観覧車 5ーン姐さん 654 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/17(日) 00 36 12 ID ???0 Be ここはノーマルなラブもアッーも百合も好きな自分にとっては楽園だ もともと変態だった自分はここでさらに磨きがかかった いろんな扉開きっぱなし、観覧車マジックすごい トレーナーカードとかの自己紹介文でここの住人って表す場合 どうすりゃいいだろう…手書きできるところになんか書くべき? 暗号みたいなのあったらいいんだけどな。エンブオーさんモテモテとか? 657 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/17(日) 00 40 05 ID ???0 Be 654 自己紹介なら「ゆうえんち」を入れるとか すれ違いの挨拶になにかいれるとか 663 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/17(日) 00 44 06 ID ???O Be すれ違いのあいさつ、じゃろ~んにしてるよ ■@女主と愉快な仲間達 in 観覧車 7かに出すぞ! 237 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/18(月) 22 38 41 ID ???0 Be すれ違い挨拶にここのネタを仕込んだ ここの誰かとすれ違えたら嬉しいな 725 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/19(火) 17 16 26 ID ???O Be トレーナーカードのコメントが 遊園地は好きですか?の人と擦れ違ったんだが…このスレの人だろうか だったらなんだか嬉しい ■@女主と愉快な仲間たちin観覧車 マツ8ヤ 882 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 07 25 ID ???O Be 自己紹介文さいきん ゆうえんちが ラブラブ なんだよにしてるけど、 すれ違いの挨拶どうするかなー 884 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 10 28 ID ???0 Be 882 「ゆうえんち って ラブラブ!」の自分w ちなみに挨拶は「じゃろ~ん」 885 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 13 51 ID ???0 Be 分かりにくいけど チャンピオンっておいしいのかな? にしてる自分ww そろそろオタマロに変えようかどうしようか 886 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 17 39 ID ???O Be 885 マメパトっておいしいのかな?ってなってる人なら見たな ジムリーダー、四天王なんて単語があればよかったのに 888 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 19 37 ID ???O Be さいきん ジムリーダーが ラブラブ なんだよね 892 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 45 49 ID ???0 Be エンブオーって おいしいのかな? チャンピオン は ノーガード なの? ゆうえんち って オタマロ! この ゆうえんちは あくまのキッス なんだよー あさのひざし なりゆうは メロメロ だからです オノノクス だ! たのむよ サザンドラ! がんばって! サザンドラ! これが つぼをつく ゆうえんち! もし メロメロ なら アームハンマー ですよね この ねつぼうそう よ エンブオー に とどけ! ゆうえんち は すきですか? 893 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 02 56 52 ID ???0 Be >オノノクス だ! たのむよ サザンドラ! サザンドラ涙目ww そろそろゲスゲス様と一緒に寝てこよう 895 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 03 08 14 ID ???0 Be 892 色々あるなあw 自分のは その ミルホッグ は ジャローダ なんじゃない? 896 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 03 15 07 ID ???O Be 892 おぉ!案外色々あるんだな 自分は「さいきん ゆうえんちが ばくしょう なんだよ」で挨拶は「アッーティさああん」にしてるwww 899 名無しさん、君に決めた! [sage] Date 2010/10/21(木) 06 31 56 ID ???O Be ゲーチス「じつは チャンピオン よわき なんです」 クリア前だとこんな感じだよなwww
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すれ違い タグ一覧 ほのぼのヤンデレ ハッピーエンド 結婚 霊夢 結婚は人生の墓場……などとはよく言ったもので。 一度結婚してしまえば、金も時間も家族のために使わなくてはいけなくなる。また貧乏な家では女房も子も苦労する。 一方独り身は独り身でまた大変なもので、とかく世間体が悪くなる。閉じた社会では世間からの評判というのは大変貴重なものであって、このためにとりあえず結婚するという手合いもそうそう少なくない。 さてこの男、〇〇というが、この男は未婚であった。 妻と子供とに囲まれて、穏やかな余生を過ごす……というのは彼の頭にちらつく理想の一つではあったが、いかんせん金が足りなかった。貧乏で後ろ盾も、これといった長所もない男と積極的に関係を結びたがるものもおらず、こうして彼は今日も独身を託っていた。 「で、まだ結婚相手は見つからないの?」 酒を注ぎながら霊夢が言う。 「ああ。今年も結局、ここで年を越しそうだ」 「そう。ならお蕎麦の準備をしなくちゃね。あーあ、出費が痛いわ」 ため息が徳利の中の水面を揺らす。その波が静まらないうちに、彼女は酒を呷ってしまった。 「おいおい、まだまだ潰れてもらっちゃ困る」 「ぷはっ…………あら、どうして?」 空になった徳利を畳の上に投げ捨てて、霊夢は男に倒れ込んできた。 いつものことだ。 男は身じろぎもせずに彼女を受け止める。 「一人が淋しいからここに来てんだぜ。お前がすぐに黙っちまったら、俺は虚しいだけだろう」 「いいじゃない。別に言葉なんていらないわよ……ほら、なんて言ったかしら。何とかっていう哲学者が、『本当の友人とは、気兼ねなく沈黙できる友人のことを指す』……だとか、こんなことを言ってたじゃない。そういうことよ、きっと」 そういうなり、霊夢は男の体に顔を埋めた。 そうして母に甘える赤子のようにもぞもぞとして抱きついていた。 「はぁ。まあ、一理あるがね」 男は霊夢の頭を撫でてやった。前に酔った勢いでついやってしまったのが始まりだったが、霊夢の反応がまんざらでもなかったため、こうしてたまに撫でてやるのだ。 ただ奇妙なことに、二人にそれ以上の関係はなかった。 ここまで来ればあとは本番をやるだけというのが、ほかに娯楽もないような辺鄙な土地の常道なのだが、一体全体どうしたことか、二人はここで足踏みしていた。 すぅ……すぅ……。 今にも消え入ってしまいそうなか細いが寝息が、まさに目と鼻の先と言う他のない懐から聴こえた。 「なんだ霊夢、寝ちまったのか」 声で呼びかける。無理して揺さぶろうとはしない。 「寝ちまったか…………」 しんとした冷たい夜の空気が、部屋の外から流れ込んでくる。扉は閉めているはずなのに、囲炉裏の炎は燃えているのに、寒くて凍えそうで仕方なかった。 男は霊夢の顔を見ようとした。 しかし男に顔を埋めて眠っていた霊夢は、その表情を男に見せてはくれなかった。 「はあ…………やっぱり、淋しいや」 ふわふわと浮ついた馴れ合いの関係。 楽園の巫女にふさわしい、一時の退屈しのぎ。 「違うんだねえ、やっぱり……俺たちは…………」 男と女との恋愛観が違うというのはよくあること。ただ力も地位も何もかもが一方的な関係では、愛情の天秤が傾いてしまう。人が獣を愛でる如きの愛情となる。 そこには確かに愛情はある。ある筈だ。しかし理解と共感はない。端から見れば実に収まりのいい二人に見えれど、当の片割れはけして満足を得られない。 霊夢をそっと身体から離して座布団の上に寝かせると、男は筆を手に取った。 翌朝霊夢が目を覚ますと、そこに男の姿はなかった。 代わりに一通の手紙が卓袱台の上に置かれていた。 『そろそろ身持ちを固めようと思う。これ以上霊夢にも迷惑をかけていられない。これまで世話になった』 とても短い書き置きだった。 しかし霊夢が事情を察するには充分過ぎる言葉だった。 力のなくなった手から手紙がはらりとこぼれ落ち、足は身体を支えきれずに崩れ落ちた。 倒れ込んだ拍子に、昨晩使った徳利を割ってしまった。破片が白い柔肌に食い込んで、赤く鮮やかな血が走ったが、それは彼女の関心を惹かなかった。 最後にあてどない視線が虚空に漂い、色を失った目が一筋の涙をつうと流した。 「ねえ……あたしの何が、いけなかったの…………?もっと綺麗な女がよかった?もっと優しい女がよかった?」 こんなあばら屋が気に食わなかった?美味しいご飯が食べたかった?ごめんね、贅沢させたげられなくて。 「もしあたしの手の届くことなら。……言ってくれれば、あなたの好みに合わせたのになあ…………」 もっとお洒落をすれば好かったのかしら。それとも、気軽な女の方が好かったのかしら。真面目に働く女の方が、好かったのかしら。 「ごめんね、〇〇」 巡らせど巡らせど、答えは一向に見つからず。 流した血と涙が乾くまで、霊夢はずっと、虚空に向かって許しを請うた。 神社を後にした男は、しばらく浮ついたような生活をしていた。 霊夢の元では寂しさを埋めることはできない。かといって、平凡な男をそう都合良く好いてくれる女がいる訳でもない。ましてや都合の良い縁談話が転がっている訳でもない。 思い切って飛び出してきたものの、結局孤独のままだった。 「はあ。……別に寂しさが紛れた訳でもねえなあ」 男は長屋の自室でごろりと寝っ転がった。 何も聞こえない部屋の中で、ふとこれまでのことを思い返す。 異性としての好意を自覚したのは、もうだいぶ前になる。 先の見えない恋だった。 いつ自分の中の強がりが崩れて、ただの何もできない自分を彼女の前に晒してしまうのか。そればかりが怖かった。 「…………そういえば、霊夢のやつは、どうしてこんな男と一緒にいてくれたんだろうなあ」 無条件の無償の愛、そんなものはあり得ないのだ。 愛には理由がある。 「そもそも、いつから……あいつと逢うようになったんだっけか」 どうにも思い出せない。平凡な過去があったと漫然と覚えているばかり。 これが戯曲なら壮絶な過去の一つ二つあって、とある事件で記憶をなくしていた……という展開にでもなるのだろうが。そんな都合の良い話はない。替えの利くような人生しか送ってこなかったはずだ。 特別なことなどなく、偶然の積み重ねが怠惰に続いてここまできただけ。そもそもああいう立場の人と親しくなれただけでも奇跡だ。 だからどうにもならない。せめて今なお好意を抱いてる女の幸福を祈り続けるばかり。 「幸せになれよ、霊夢。俺には……無理だ。お前といるたびに、勝手に思い詰めてふさぎ込んぢまうんだからよ」 ーーお前は俺を、同じ土俵に立って、同じものを見ている存在だと勘違いしていたんだろう。だけど本当の俺は、そういう風を装って、これまでやせ我慢を続けていただけ。 「これまで勘違いさせて、悪かったなあ」 陰気な天井を見つめる男の目は虚ろで、やがて怠状な疲れとともに閉じられていった。 「おーい、〇〇さん」 往来を歩いていた〇〇は、酒屋の店主に呼び止められた。 「どうも、ご無沙汰しとります」 「急な用事で悪いんだがよ、博麗神社に酒を届けてくれねえか」 博麗神社。 今更掘り返したくもないものであった。しかし、こんな簡単に噂の出回る閉じた世界で、下手な発言は出来やしない。 「ほら、お前さんは仲良いからよ。あの偏屈巫女様と」 「分かりました。ただ届けるだけで構わないんで?」 「ああ。頼むよ」 「焼酎の一本でも取っといて下さいよ」 そう捨て台詞を残し、男は仕事を引き受けた。一度引き受けてしまったからには、最後までやり遂げなければどうしようもない。ここでぶん投げるくらいなら、勘ぐられるのを覚悟で断った方がまだましだ。 「ああ……嫌だねえ」 道すがら、誰に言う訳でもなく呟いた。呟かざるを得なかった。何か気を紛らわしながらでないと、とても足は進まなかった。 ーー霊夢と俺とじゃ、俺が全面的に悪いんだ。どうしてひどい目に遭わせた奴の前に、のこのこと姿を見せにいけるんだか……。 それに。 一度捨てた未練を思い返してしまうかもしれない。 真綿で首を締め付けられるような寂しさを。あの愛しくも辛い感覚を。もう一度思い出してしまうかもしれない。 男は博麗神社に到着した。 「あれから……だいたい三日か。もう割り切ってくれてるといいが」 酒瓶を担いで鳥居をくぐり、荒れ果てた境内を進んで巫女が起居をする奥の間に向かう。 縁側に臨する襖はぴたりと閉じられている。 隙間がなくては、様子をうかがうこともできない。仕方がないので男は大声で呼ぶことにした。 「こんにちは、酒屋です」 返事がない。 しばらく待ったが、返事がない。 「霊夢さあん。いらっしゃいますかあ」 またしても返事はなかった。 まさか酒瓶を庭に置いて帰るという訳にもいかないだろう。風の一吹きで瓶が倒れて、土の肥やしになるだけだ。いくら霊夢が変わり者でも、そんな注文をする訳ではない。 「仕方ねえな。留守にするお前が悪いんだぜ」 男は襖を開けた。 そして幾日ぶりかに見る部屋の内装を見回していると、 「霊夢!」 仰向けになってぼうっとしている、生気のない霊夢の姿があった。 「どうしたんだ!」 「…………〇〇?」 「ああ、俺だよ。いったい何が……」 「〇〇なの?本当に?…………戻ってきてくれんだあ」 ーーよりを戻しにきた訳ではなく、単に酒の配達にきただけだ。 しかしとてもそんなことを言える訳がなかった。 傷つき今にも息絶えてしまいそうな霊夢を目の前にして、男は否応なしに腹を決めた。 「すっかり痩せこけちまって……食ってねえな。今、何か作ってやる」 男は厨房に立った。戸棚を探ると、そこには蕎麦が二人前あった。他の食材は痛んでいるか調理の難しそうなものばかりだったので、蕎麦を茹でることにした。 「出来たぞ。無理しないで食えよ」 「あ……大晦日のために取っておいた、お蕎麦……」 「また俺が買ってきてやる。食えるか?」 「…………うん」 そう言って、霊夢は上体を起こそうとした。 しかし弱り切った体は支えきれずに崩れ落ちた。 「あっ……ごめんなさい……」 「仕方ねえな」 男は霊夢を後ろから抱きかかえた。それから右手で箸を持って蕎麦を口元まで運んでやった。 「いただきます」 ぎこちない動きで少しずつ、霊夢は蕎麦を啜っていった。 ひびの入った瀬戸物をそっと扱うように、男は丁寧に箸を動かした。それに呼応したように、女も唇を動かす。 やがて二人の営みは終わった。 「ねえ……〇〇……」 「うん?」 「ごめんね……迷惑かけて……」 「まったく。霊夢がこんなに手のかかるやつだとは思わなかったよ」 「ごめんね……ごめんね…………」 霊夢はただただ謝り続ける。口の動く限り、言葉の届く限り。もうすれ違いなど起きて仕舞わぬようにと祈りながら。 力のないその哀願を前に、男のわだかまりはすっかり消えてしまっていた。 「いや、いいんだよ」 「えっ……?」 「俺が面倒を見てやらないといけないみたいだから」 「〇〇…………?」 霊夢はきょとんとして見返してくる。 「ああ、ちくしょう。はっきり言わねえと分からねえかな。お前が独り立ちできるようになるまで、俺はずっとここにいるとも」 「〇〇……嬉しい…………」 そのまま二人はしばらく黙ってじっとしていた。 霊夢は体を包み込まれて支えられているだけで十分だったし、男は霊夢を抱きしめて支えていることが何よりの喜びだった。 「これ、お礼ね。わかってるとは思うけど、他言無用よ」 「それはもう当然のことで。ありがとうごぜえやす」 場所は博麗神社から離れて、人里の酒屋。 その店奥の客間にて、酒屋の主人と八雲紫とが密談をしていた。 「しかし〇〇の奴に配達を任せるだけで、こんなに貰えるなんて……いったいどういう了見で?」 「詮索も不要よ。すべて忘れなさい、美味しい思いをしていたかったら」 「これは失礼いたしました」 それから間も置かずに単簡な挨拶を交わした後、女は闇の中へと消えていった。 闇の中で女が呟く。 「まったく、一時はどうなることかと思ったわ」 「あんまり純情なのも考えものね……まあ、それが長所なのかしら」 行動的でないヤンデレって難しいですね 自分はヤンデレと言えば猟奇性より情の深さが好きなのですが、それだと普通のイチャイチャと区別がつかなくなるかもしれない 感想 すれ違った二人だけど、最後に幸せになって良かった -- 名無しさん (2019-01-27 15 15 56) ヤンデレではないな、うん。 -- 名無しさん (2019-08-21 04 05 30) 名前 コメント
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卒業式。彼女は、思い切り泣いた。 泣きはらして、泣きはらして、笑顔になって。 別れを惜しみながら、それでも強く笑って。 そして、中野梓は、高校三年生になった。 「…やっぱり、似合ってないなぁ」 携帯を眺めながら、改めて梓は苦笑した。 先日執り行われた、先輩たちの入学式の画像が添付されていた。慣れないスーツ姿で、4人は思い思いに写っている。 澪は、緊張のあまり固すぎる顔。紬はさらりと着こなしている。律は……窮屈そうだ。 そしてもう一人は、致命的に似合ってない。ミスマッチにも程がある。 これが卒業アルバムの予行練習のような済ました顔だったら、まだ格好もついただろうに、いつもどおりの奔放な表情で写っていて、それがおかしくてたまらない。 「ぷっ、くく…」 抑えた笑いが、がらんとした部室に響く。 と、きぃ、という音がして、音楽室のドアが開かれた。 「…あの、中野先輩、どうかしたんですか?」 「ううん、なんでもないよ。入って入って」 はぁ、と怪訝そうな声を漏らしつつ、彼女は後ろ手にドアを閉めた。今年から軽音部に入部した、正真正銘の後輩である。まだ整っている皺の少ないブレザーが初々しい。胸元にアクセントとして彩られたリボンの色は、青色だ。梓にとってそれは先輩の色だけれど、むしろ彼女たちからすれば、赤こそが先輩の色なんだろう。そんなところで、時がめぐったことを実感してしまう。 「すいません、HRが長引いちゃって」 「大丈夫。それじゃ、練習はじめよっか」 幸いにも、新歓ライブでの梓の演奏は新入生の心を捉え、4人の新入部員を迎えることで今年も軽音部は継続されている。放課後ティータイムではないけれど、学園祭でもまた演奏することになるだろう。順風満帆と言ってもよかった。今ではジャズ研を引っ張るメンバーである純に、「あー残念、あたしが入れば百人力だったろうに」だなんて茶化されたけど。 その後輩の一人は、梓と同じギターの担当だ。どこかの先輩とは違って、入学前から音楽に触れていたようで、教えるにしてもやりやすい。フェルマータやフォルテッシモといって、そうですね、と素直に相槌が返ってくるのはなかなか新鮮だった。 まぁ、流石に腕前はまだまだだけれど。きっと上手になるだろう。 しばらく練習をして、少しの間長椅子に座って休憩をする。言葉少なだ。 そりゃ、センパイたちとのようにとは言わないまでも、もう少し賑やかでもいいんじゃないかなとは思うのだけれど、2年の年齢差は高校生にとってそこそこ大きい。互いになかなかきっかけがつかめないで休憩時間が終わってしまうのが常だ。それが梓の目下の悩みである。 けれど、今日は珍しく彼女のほうから話しかけてきた。 「あ、あの」 「……どうしたの?」 嬉しそうに返す梓に安心したのか、彼女は微笑んで言った。 「中野先輩って、ギター教えるの上手ですよね」 「そうかな。だったらいいんだけど」 「こう、すーって入ってくるんです。音と指とが離れてなくて」 「ありがと。…昔ね、」 手のかかる先輩がいたんだよ。先輩なのに、私に教えてって頼んできて、 ――そう言おうとして、やめた。 いきなり黙りこくってしまった梓を彼女は不思議そうに伺っている。私もそこでよく躓いたから、と梓はごまかした。結局その後会話はあまり弾まなかったけれど、いつもより少しだけ和やかな雰囲気になった休憩の後、再びギターをかき鳴らして、その日の部活は終わった。 校門で、彼女に向かって手を振る。いずれの後輩とも梓は別方面だ。部活の後、たいてい彼女は一人で帰路につく。 先輩らしく振舞えているだろうか。もしやめるなんて言われたらどうしよう。不安は常に付きまとっている。特に、今日は来ていない3人の後輩たち。塾や都合などで、毎日部室に来るというわけにはいかないようなので、尚更がんばらないと。 後輩と別れた帰り道、梓はいつもそう考える。 だけど今回ばかりは、少し余計なことまで浮かんでしまった。 意外なことに、卒業してから一番メールを送ってきたのは律だった。澪や紬との写真を 添えて、律らしい冗談と絵文字が踊る明るい文面に隠された後輩への気配りを、梓は十分 に感じ取っていた。次いで澪、紬である。どれもこれも、自分への思いやりがこもってい て、それだけで梓は胸が一杯になる。 部室に寄っていいか、なんて提案も度々あったけれど、せっかくの練習を邪魔しないで ください、なんて断ってしまった。律や澪や紬だって、新たな環境で忙しいはずだ。ただ でさえこれだけ気にかけてもらっているのだから、これ以上煩わせてしまっては申し訳な い。……あの人はまじめすぎると笑うだろうか。梓は苦笑する。 ……あの人。 あの人からの、最初は頻繁だったメールが稀になったのはいつからだろう。唐突にかか ってきた電話が来なくなったのはいつからだろう。寂しいと思う心とは別に、どこかで納 得している梓がいた。 新しい場で、これまでの親友と、これからの親友と、精一杯楽しむことに忙しいのだろ う。きっと、4人のうちで、一番。彼女はそういう人だから、と、すとんと飲み込めた。意 外なことに。 それは、梓が3年生になってから、理解したものだった。梓にとって、学校とは軽音部で あり、放課後ティータイムのことだった。そのことでいっぱいいっぱいだった。 けれど、それだけではない。受験もある。毎日は、放課後だけではないのだ。時間が、 生活が迫ってくる。それを身をもって実感したから、梓はあの人のことを責めようとは思 わなかった。むしろ感謝すら覚えた。こんな日々の中で、去年の先輩達は、あの人、あれ だけ時間を割いてくれたのだと。 別に、二度と会えないわけじゃない。憂に訊けば、喜んで近況を話してくれるだろう。 だけど、いやだからこそ、梓はあえてその話をしないことに決めた。 もう、いっぱいもらったのだ。抱きしめてもらって、名前を呼んでもらって。卒業式で は、泣きじゃくった自分を受け止めてもらって。 もう十分だ、と。そう思えてしまうことも含めて、満足していたから。 だから、今日の後輩からの話題は、不意打ちだった。 ○ 翌日。運悪く、後輩は全員来れないとのことだった。こういう日もある、どうしようか と悩み始めたときには、すでに梓の足は鍵を借りに向かっていた。一度習慣になってしま うとなかなか抜けないものだ。たとえ一人であっても。 きぃ。ドアを開けるときの音がいつもより遠くまで音が響いた気がした。閉めるときの 音も。がらんとした部室。ホワイトボードでは、…まだ隅っこのほうに残っている独創的 なセンスの落書きが消えかかっていた。本当にあのセンスはわからない。書きなおそうに も再現しようがない。 一息ついて、長椅子に座る。いざ来てみたはいいものの、やはり一人だけとなると何を する気も起きない。黒板に引かれた五線譜を眺めながら、ただ座っている。 ――広い。この部屋は、こんなに広かっただろうか。 かつて感じたその感覚を、しばらくぶりに梓は味わっていた。このごろは後輩がいたお かげで心の底に沈んでいたそれは、やっぱり痛切で、今すぐにでも誰かにすがりたくなる ものだった。 頭を振る。自分で決めたことだ。頼ってばかりもいられない、もう最上級生で部長なの だから。頼られる立場なのだから。繰り返し繰り返し唱えてきたその言葉を、寂寥感を押 し流すように梓は繰り返す。ブレザーの袖を握り締めながら。ごくり、と飲み込んで、梓 はようやく顔を上げた。 トンちゃんの水槽の掃除でもしようか。ようやく意識に上ってきたことに梓は申し訳な くなった。「でも」ってなんだ、でもって。ごめんね、と小声でつぶやきながら、慣れた 手つきでバケツに水を注ぐ。洗面台。鏡。隅に貼ってある剥がれかけのハートのシール。 反射的に目を逸らした。遅かった。 『中野先輩って、ギター教えるの上手ですよね』 『あずにゃん、ギター教えて!』 ……ほら。 『かわいいでしょー、最近はまってるんだー』 『いっぱい食べて大きくおなり』 ……ほら。 『あずにゃんは難しいことを考えるんだねー』 『だって、あずにゃんはあずにゃんだもん』 ……ほら。 『私はいっつもあずにゃんのことばっかり考えてるよ』 ……うそつき。 いつの間にかバケツから水が溢れていた。慌てて蛇口を閉める。水浸しだ。拭かないといけない。 ○ どうしてここまで弱いんだろう。 どうしてここまで脆いんだろう。 部長なのに。三年生なのに。もう、後輩じゃないのに。 最近、「梓」と同じくらい、「中野先輩」と呼ばれるのに。 もう、「あずにゃん」なんて、呼ばれないのに。 ○ 家に帰ると、梓は自室に逃げ込んだ。 制服のまま天井を眺める。 どうして、と問いかけても、答えは一向に出てこない。どうすればいいのかわからない。 自分の中で、整理をつけたつもりだった。割り切って、しっかりと固めていたはずだった のに。些細なきっかけで決壊してしまった、この気持ちはなんなのだろう。 一通り泣きはらして、表面上は落ち着いてはいる。しかし疲れ果てていた。 手元にある携帯電話を操作する。受信メール。先輩達の、似合わないスーツ姿。もう笑え ない。呆けながら、ただその画像を見つめている。 ……わがままな子、なんだろうな。 なにも、無視されたわけじゃない。忘れられたわけじゃない。ただ、近頃連絡が減ってき ただけ、なのに。それだけで勝手に遠く感じて、自分で納得したふうを装って。挙句の果て に、ちょっとしたきっかけですぐ決壊してしまった。 ……そんなの、卒業式のときと、何も変わらないじゃない。 あの時の絶望とは、違うのだ。まるで広い世界に自分ひとりだけが取り残されてしまうよ うな、切羽詰った状態ではない。繋がっている。だから、余計にわからない。 無機質な画面に映る、不恰好なあの人の姿を見て、こんなにも弱ってしまう。文字じゃな くて、画像じゃなくて、声を聞いて、抱きしめて欲しくて。 ……会いたくて。 会いたい。心の中で言葉にして、それは明確なものとなった。会いたい。会いたい。あの 人に会いたい。名前を呼んで欲しい。梓でもなくて、中野先輩でもなくて、あずにゃんと呼 んで欲しい。あの人がつけてくれた名前で、あの人の声で、……唯センパイの声で。 唯セ ンパイ。 受信ボックスを遡る。まだログに残っているかどうか不安だったけれど、過去になるにつ れ、名前欄は「唯センパイ」で埋まっていった。あの人らしい、どこからもってくるのかわ からないのにしっかり刺さってくることば。並ぶ「あずにゃん」の文字。 ……思えば、いつも、センパイとは、こうだった。 合宿のときも。学祭のときも。修学旅行のおみやげも。園芸大会のときも。夏祭りのとき も。シールのときも。最後のライブのときも。卒業式のときも。 こうやって、自分で考え込んで、袋小路に陥って、取り乱して。そんな時、いつも手を引 いてくれたのは、あの人だった。 手のひらの感触を思い出す。少し自分より大きくて、暖かくて、こっちのことなんかお構 いなしの、あの手。引いてもらってばっかり。 ……思い出すにつれ段々癪になってきた。どうしてこうも毎回毎回振り回されてばかりなの か。茫漠とした悲しみの水面に、会いたいという石が投げ込まれて、波紋を形作っていく。 置き捨てたスクールバッグに目をやる。まだしっかり繋がっている、「ぶ」のキーホルダー。 裏に張ってある、「なかのあずにゃん」のシール。 今回ばかりは。 梓は体を起こす。ふう、と一息。先ほどとは違った、意思の篭った一息。 もう三年生になったのだから、いつまでも手を引かれているわけにも、いかない。 だけどそれは、手をつないではいけないということではなくて。 手を引っ張っていってもいいんじゃないかと。 携帯電話のボタンを3回押した。 「……」 『あ、もしもし?あずにゃん?』 「――っ、私以外の、誰だと思ったんですか」 『あー、あずにゃんだぁ!』 「……そうです。あずにゃんです。唯センパイ、最近どうしてメールも電話もしてくれないんで すか。私、寂しくて、」 『わたしもさみしかったよ!』 「じゃ、じゃあ、どうして、」 『あずにゃんがメールも電話もくれないんだもん』 「……それは唯センパイが、」 『だって、あずにゃんもう三年生だから、部長だから』 「……っ」 『迷惑になっちゃいけないかなって、それでね、我慢してみたら、』 「……」 『全然メールも電話も来ないんだもん……』 「そ、その……」 『だから!すっごくさみしかったよ、あずにゃん!』 「わ、私もすっごく寂しかったんですよっ、なのになんですか、そんな理由、」 『あずにゃんずーるーいー、お互い様だよーこれはー』 「うっ……それは」 『ごめんなさい』 「……ごめんなさい、です」 『じゃあ、いまからあずにゃんの家に行っていい?』 「……いいですよ」 『わーい!待ってて、すぐ行くから!』 「はいっ」 ○ 結局事が終わってみれば、互い違いのすれ違いで。 やっぱり、唯センパイは唯センパイだった。 ○ 「中野先輩、ギター教えるのやっぱり上手ですよ。秘訣とかあるんですか?」 「えへへ。昔ね、先輩のクセに私よりギターが…あ、電話」 『もしもしー、あずにゃん?』 「今、部活真っ最中なんですけど」 『えー、だって電話しないとあずにゃん怒るじゃーん』 「だからあれは唯センパイが、……っ」 なるほどね、という視線を感じて恥ずかしいけれど。 「……あと五分だけですよ」 このくらいは、いいじゃない? こういうのいいな、素晴らしい -- (名無しさん) 2010-08-31 05 47 33 唯先輩が変わってなくて本当によかったー -- (名無しさん) 2010-08-31 23 44 29 「互い違いのすれ違い」っていうタイトルにセンスを感じた。いい。 -- (名無しさん) 2010-09-03 21 37 33 いいね -- (名無しさん) 2015-02-06 21 33 46 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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本日のリザルト -'--ミ_. / , / , , '´ ヽ. / 7 /´ ̄`` / i ∨ / ', ./ .7 // / / / イ }-ト、 i 7 i // ,i 7 }/ | / / ./. / / `ヽ、} ,′ あ |'´/'| !{ / {7 ./ // / ,′ /\ }. i. り !/./ ! .| | ハ、_// / / / / ./ ヽ/ i. が | / .| i{ | z≦ニミ、 ′ / ムイ / / , 〃..|. と ,' ′ i |V ! 〃 ヾ/ ./ //i //ムイ} /,′ふふ、待っててくれたんだ。..|. う 7 |! ∨i / ./´ _,z==ミ_ ' ムイ/. i / ./| / .∧∨', !////.,/´ ´  ̄`ヾzトz-./ハ ’ / .{/ / / i.|i i! /´ Ⅵ/ / ヽ、 , イ / / | |i. ` 、 -= ィ / ー─ ーイ リ∧ ///// // ./ / /. ∧ r- _ ィ / ./ /|. / ∧ V. __`; / / | /||, 仆 | 、 _.ノ  ̄/ /y /!. ,' ! i/ .j.| ソ.―-へ ___, -‐=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. r-―-=ニ三三三≧==-- ――" ________ .1ニ三三三三-=ニ _-=三三三三三三三三 /-=ニ三三-=ニ -=三三三三三三三三三三三┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━┓┃NAME:できない子 .┃体力100%┃┣━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┻━━━━━┫┃性別:女 . ┃年齢:16 ┃種族:ダンピール(英傑) ┃┣━━━━┳┻━━━┳━━━┻┳━━━━┳━━━━┳━━━━━━┫┃筋力:D .┃敏捷:D ┃耐久:D .┃魔力:C+..┃魔防:B .┃MP140/140 ┃┣━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━━━┫┃弱点:神聖 ┃┃耐性:なし ┃┃無効:精神 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【種族特徴】 ┃┃ 吸血生物:D ┃┃ 吸血を行いMPを回復できる。 ┃┃ アンデット:C ┃┃ 睡眠が必要なくなる。疲労および負傷の回復速度が大きく向上する。 ┃┃ また暗視が行える。 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【アビリティ】 ..┃┃ 保身精神:S ┃┃ 自身の身を守るという心の在り方と才覚の合わせ技。保身のための ┃┃ すべての行動に極大の補正がつき、危険な安価を調整できるが ┃┃ 一部の行動が行えない。様々なアビリティを内包する。 .┃┃ ────戦闘時敵の行動をある程度読める。 ┃┃ 魔法・奥義開発の異才:S ┃┃ あなたは魔法・奥義の開発と習得において類まれなる才能を持つ。 ┃┃ 波乱万丈:EX ┃┃ あなたの周りでは良くも悪くも確率的に低いことが起こりやすい。 ┃┃ 時代の中心が向こうからやってくるようなアビリティ。 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【スキル】 ┃┃ 剣術④:あなたは一流の剣士だ。 ┃┃ 睡眠薬精製②:強力な睡眠薬を作ることができる。 ┃┃ ただし作れるのは1種類のみである。 ┃┃ 騎乗②:あなたは見習いの騎乗者だ。 ┃┃ 事務②:あなたは見習い文官だ。 ┃┃ 隠密①:あなたは隠れることができる。 ┃┃ 薬師①:あなたは薬を作ったり薬草を採取したりできる。 ┃┃ 料理①:あなたは料理を作ることができる。 ┃┃ 錬金術①:あなたはちょっとした錬金術を行使できる。 ┃┃ スコップ術①:あなたはスコップをうまく使える。 ┃┃ 建設①:あなたはヤブの建築士だ。 ┃┃ 偽装工作①:あなたはものを隠したりするのが得意だ。 ┃┃ 天文学①:あなたの趣味は天体観測だ。 ┃┃ 絵画①:あなたは絵が描ける。 ┃┃ 杖術①:あなたは杖が扱える。 ┃┃ 投擲①:あなたはキャッチボールが得意だ。 ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃【言語】 ┃┃クゾ・トヒ語─読み書き会話。 ┃┃クゾ・マ語─読み書き会話。 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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