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戦姫絶唱シンフォギアGX 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング3 風鳴翼(CV 水樹奈々) 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング3 風鳴翼(CV 水樹奈々)(Amazon) 発売元・販売元 発売元:キングレコード株式会社 販売元 発売日 2015.08.12 価格 1200円(税抜き) 内容 Beyond THE BLADE 歌:風鳴翼(CV 水樹奈々) 空へ… 歌:風鳴翼(CV 水樹奈々) Beyond THE BLADE off vocal 空へ… off vocal 備考
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『○月◇日 響子 誕生日』 白いクロスの敷かれたテーブルには三本の蝋燭が立てられたバースデーケーキ。 その正面には、銀髪の少女が大きなクマのぬいぐるみを両手で抱え座っている。 屈託の無い満面の笑顔は、きっとファインダーの向こうにいる両親に向けられているのだろう。 本当に幸せそうなその表情を見ていると、なんだかこちらまでもが嬉しくなってくる。 とても暖かい、素敵な写真だ――そう思う。 ふと顔を上げ、隣を見やる。 と、 「……何?」 視線に気付いた霧切さん――すなわちかつての写真の少女が無愛想にそれに応える。 「いや、何ってわけじゃないんだけど」 「なら、私の方を見る必要はないわね。そっちだけ見ていればいいでしょう?」 僕の膝の上のアルバムを指差す霧切さんの顔は、いつもに比べてやや仏頂面寄りのポーカーフェイスを作っている。 ただし――僕の見間違いでなければその頬には朱が差していた。 これはつまり照れている、ということでいいのだろうか。 思わず口に出してそう聞いてみたくなるが、押し留める。 余計な一言で地雷を踏もうものなら、このアルバムの閲覧許可は恐らく永遠に取り下げられてしまう。 そして、そんな展開は僕の望むところではない。 代わりに、僕は比較的当たり障りがないであろう別の疑問を彼女にぶつけてみる。 「あの、ところでさ。何で霧切さんも隣で見てるの?」 「何か問題でもある?」 「いや……問題はない、けど」 「……私もまだ中身を確認していないから。あなたの監視がてらに眺めているだけよ」 監視ってなんだろう。 ちょっと気になるが、まあそこはいい。 「そっか……まだ見てなかったんだね……」 「だから、私のことはいいじゃない。そちらに集中して」 「う、うん……」 このアルバムを学園長の私室で見つけたのは、僕らが学園を出る直前のことだ。 まだ『探偵』になる以前の、そして『父親』がいた頃の自分の姿を綴った記録。 霧切さんは当初、それを荷物の中に加えることさえ気が進まない様子だった。 しかし僕が強く勧めた結果このアルバムは学園から持ち出され、そして今も彼女の手元にある。 差し出がましいことをしたかな、という気がしなくもない。 霧切さんが未だ一度もこのアルバムを開いていないと聞いて、尚更そう思えてくる。 しかし――我ながら現金な話だけれど。 こうしてページをめくり、僕の知ることのなかった過去の彼女を垣間見ていると、やっぱり―― 「……あまり人の写真を見ながらニヤニヤしないで欲しいわね」 「え? そんな顔してた?」 「率直に言って気持ち悪いくらいニヤつているわ、現在進行形で」 「……ごめん」 霧切さんの視線がちょっと痛い。 それでもやっぱり、持っていくよう勧めて正解だったと僕は思う。 ◆ 『10月31日 ハロウィン』 少女は黒い三角帽子に同じく黒のワンピースという魔女の扮装だ。 銀髪と色素の薄い瞳も相まって、まるで童話の世界から抜け出てきたかのように可愛らしい。 そしてその隣でソファに腰掛けているのは、少女と同じ色の瞳をした若い黒髪の男性。 少女に箒で頭をはたかれて、困ったような顔で笑っている。 彼女の腕に提げられたバスケットには既に目一杯お菓子が詰込まれているが……。 それにも関わらず悪戯されてしまっては、如何ともし難いだろう。 何故だか、僕は黒髪の男性にある種のシンパシーを感じてしまうのだった。 「なんだか随分本格的だね。このランタンなんか、本物のカボチャで作ったやつでしょ?」 「そうね。この頃はアメリカに住んでいたはずから」 「へえ。流石本場だなあ……」 「……一応訂正しておくけれど、ハロウィンの起源はイギリスよ」 「あ、そうなの?」 「まあ、盛んなのは専らアメリカの方だけれどね」 僕の言葉に答える霧切さんは相変わらずのポーカーフェイスだ。 けれどその横顔はどこか昔を懐かしんでいるかのようで、そして同時にどこか寂しげに見える。 それはきっと、彼女の隣に写っている男性――父親のためなのだろう。 最後の学級裁判。 江ノ島盾子の絶望を撥ね退けたあの時に、彼女の中の父親への想いには一区切りがついたものだと僕は思っていた。 だが、区切りがついたからこそ。 憎しみや憤りだけではない想いを認められるようになったからこそ。 もはや伝える相手のいないその想いは、彼女にとって――。 いや、やめよう。 これではまるで下種の勘繰りだ。 取り繕うかのように、僕は慌てて言葉を捜す。 「えっと、それにしてもさ」 「何かしら」 「やっぱり可愛いね、霧切さんの笑った顔。今もだけど、この頃から」 僕が言い終わるのとほぼ同時に、霧切さんのジト目が僕に突き刺さる。 「……苗木君」 「うっ……」 空気を変えようと咄嗟に口をついたこととはいえ、どうにも残念な台詞をチョイスしてしまったものだ。 もちろん、嘘を言ったつもりはないのだが。 「もうその手は食わないわよ」 「あ、その、だから……別にからかおうってわけじゃあ」 しかし、まあ。 彼女の瞳からひとまずは憂いの色が消えたということで、良しとしよう。 その代わり、今もなおジト目が僕に向けられているが。 ……いや、ちょっと待て。 そこで僕は違和感に気付く。 さっきの彼女の台詞、ちょっとおかしくないか? 「ねえ……今、『もうその手は食わないって』言った?」 「え?」 「『もう』ってつまり……霧切さん、もしかしてあの時のは演技じゃなくて……」 じと。 言いかけたところで威圧感が上乗せされた視線に射抜かれる。 「記憶が無いわね。そんなこと言ったかしら?」 「え、えーと……言って……なかったかも」 「それより、アルバム。続きを見ないの?」 「あ、ハイ……」 霧切さんに言われるがまま、僕はいそいそとページをめくるのだった。 ◆ 『11月15日 三歳の七五三』 どこかの神社の境内。 カメラに向かって片手で袖を広げてみせて、誇らしげに笑う赤い着物姿の少女。 もう一方の手は隣で優しげに微笑む女性の手をしっかりと握っている。 少女と同じ銀色の髪をしたその女性は、雰囲気は随分違うけれど今僕の隣にいる彼女とよく似た顔立ちだ。 そしてそのさらに隣には、上品な口髭をたくわえた初老の男性が穏やかな笑みを浮かべて佇んでいる。 「この女の人って、霧切さんの――」 「ええ、母よ」 「やっぱりそうなんだ……凄く綺麗な人だね」 ということは、口髭の紳士の方は彼女の祖父か。 もっと厳格でおっかない感じの人を想像していたけれど、写真の紳士からは僕の抱いていたのとは真逆の印象を受ける。 あるいは、世界に冠たる探偵一族の長もかわいい孫の前では案外好々爺のだったのだろうか。 「神社ってことは、この時は日本に戻っていたの?」 「霧切の本家に帰省していた時だと思うわ」 「へえ……」 それにしても――写真の母親は今の彼女に本当によく似ている。 ほっそりとした輪郭に、切れ長の眼と薄い唇。 知的で上品な印象は霧切さんそっくりだ。 ただ、写真の女性は彼女よりも随分と雰囲気が柔らかい。 娘に向けられた何気ない、それでいて愛情に満ちた微笑。 これが母親の顔というやつなのだろう。 いつか結婚して母親になったら――その時には、きっと霧切さんもこんな笑顔を見せてくれるのかもしれない。 思わずそんな妄想が頭の中を突っ走る。 「お母さん似なんだね、霧切さん」 「よく言われたけれど、自分ではいまひとつ分からないわ」 「いや、本当に似てるよ。今の霧切さんと、写真のお母さん」 「……そう、かしら……」 なぜだか霧切さんの顔が一層赤くなる。 ……はて。果たして今の会話の中に彼女が照れるような何かがあっただろうか? 訝しみつつ頭を捻り、そしてようやく僕は思い出す。 自分がつい今しがた、霧切さんのお母さんを『凄く綺麗』と評したことを。 今さらながら恥ずかしさがこみ上げてきてしまう。 いつの間にか僕も彼女もお互いから視線を逸らしている。 「……」 「……」 寸刻の静寂。 「……続き、見ようか」 「……そう、ね」 ◆ 『6月19日 父の日』 ハロウィンの写真と同じソファー。 父親の膝の上に腰掛けている少女は、カメラに向けて両手で画用紙を広げている。 そこにクレヨンで描かれているのは父親の似顔絵と、『おとうさん だいすき』という幼い文字。 少女は笑っている。 これまでのどの写真よりも、素敵な笑顔で。 父親も優しく娘の頭を撫でながら笑っている。 娘と同じ色の瞳に深い愛情を湛えて。 二人の笑顔は、僕にはとてもよく似て見えた。 「……ねえ、覚えているかしら。私が前に話したこと」 霧切さんが呟くように語り出す。 「『父に会っても話したいことなんてない。言いたいことならあるけれど』って」 「今なら言えるわ……『それは違う』って。『それだけじゃない』って。今なら……認められる」 「でも……父はもういない。もう、私の内にあるものを伝えられない。あの人の内にあったものも、知ることはできない」 訥々と、霧切さんの口が言葉を紡いでいく。 口を開く時にはいつだって歯切れ良い物言いをする彼女のそんな姿は、僕にとって初めて見るものだった。 「きっと、もう決して……この気持ちに整理がつくことは無いのでしょうね」 「でも……いえ、だからこそ……」 視線を写真に落としたまま、霧切さんは独白を続ける。 それは目の前の僕だけではなく、どこか遠くの誰かに向かって語りかけているかのようで。 「あなたは言ったわよね。『皆の死を乗り越えなんてしない。ずっと引きずっていく』って」 「私も、引きずっていくわ……この気持ちを。あなたが、そうすると言ったように」 僕は、彼女をただ無言で見つめていた。 ◆ 「……つまらないことを喋ってしまったわね」 抑揚をおさえた、しかし明瞭な声。 喜怒哀楽を奥深くに仕舞い込む探偵の顔。 暫くして僕に向き直った時には、もう霧切さんはいつもの霧切さんだった。 「まったく……柄じゃ無いわ。忘れてちょうだい」 そう言って髪をかき上げる仕草も、やはりいつもの彼女と寸分違わないものだ。 なのに。 それでも、僕には彼女が無理をしているように思えてならない。 胸の内から漏れ出たものを必死で抑えようとしているように見えてならない。 だから、僕はこう言わずにはいられない。 「つまらないことなんかじゃあ……ないよ」 僕を見返す霧切さんの表情は変わらない。 だけど、その瞳の奥では何かが揺れている。 少なくとも、僕にはそう見えた。 「今話してくれたことは、きっと霧切さんにとってとても大切なことだと思うから」 霧切さんが僕に向かって口を開きかけた、その時。 狙い澄ましたかのようなタイミングでアルバムの隙間から何かがひらりと滑り落ち、霧切さんの足元で止まる。 四つ折りに畳まれた紙切れ。 それを霧切さんが拾い上げる。 革の手袋に包まれた指が、紙切れの折り目をゆっくりと広げていき――現れたのは。 クレヨンで描かれた似顔絵と、『おとうさん だいすき』という幼い文字。 写真に写っているのと同じものだった。 画用紙を持つ手が、小さく、ほんの僅かに震えている。 「霧切さん……」 僕から表情を隠すかのように霧切さんは顔を伏せる。 「……ごめんなさい」 消え入るようなか細い声だった。 「少しだけ……少しだけ一人にしてくれないかしら……」 いつかと同じ台詞。 だけど、あの時よりもずっと、今の霧切さんは弱々しく見える。 父の亡骸と対面した時でさえ、僕の前では気丈な態度を崩さなかったのに。 一つの絶望を、一つの戦いを乗り越えた今だからこそ――。 突如形を伴って現れた思い出の欠片は、一層深く彼女の心に突き刺さるのかも知れない。 僕は軽く目を閉じる。 そうして意を決すると、口を開く。 「ゴメン。その頼みは聞けない」 霧切さんの肩がかすかに揺れる。 「……何故?」 「君のことを、放っておきたくないから」 なんだか恥ずかしい事を言っているな――。 そんな自分の心の声がどこか遠くに聞こえる。 「ねえ……霧切さん、前に言ってくれたよね。その……僕と一緒ならこの先何が待っていようと平気だって」 霧切さんは何も言わない。 身じろぎもせずにただ、深く俯いたままだ。 「正直さ、ちょっと買い被られ過ぎじゃないかって気もしてるんだけど……。 でも、君が本当にそう思ってくれているなら……君が引きずっていかなきゃならないものを僕にも少しだけ分けてくれないかな」 それでも、尻込みする気には不思議とならない。 「霧切さんは探偵だから、他人に弱さを見せられない……それは僕も知ってる。 けれど、君が僕と一緒に来てくれるって言うなら……僕が君と一緒に行ってもいいのなら、辛いことは一人で抱え込まないで。 僕でよければ、吐き出してよ。さっきみたいにさ」 搾り出すような声が問い返す。 「お節介にしても度が過ぎるわ……」 「うん……まあ、自覚はしてる。でも、『一緒に行く』って多分そういうことなんじゃない?」 再び、沈黙。 そして、暫しして。 「……ありがとう」 ぽつりと呟いた後。 「……っ、くぅ……ぅ……」 堰を切ったように霧切さんの口から嗚咽が漏れ出す。 それはほんの微かな、押し殺したようなすすり泣きだったけれど。 肩を小さく震わせながら、霧切さんは確かに泣いていた。 彼女の瞳から零れ落ちた雫が画用紙を濡らしていく。 自然と、僕の身体は動いていた。 彼女の頭に手を伸ばし、そっと撫でる。 写真の中で彼女の父親がそうしているように。 ふわりとした、柔らかな髪の感触が掌から伝わってくる。 「……何、それ……」 初めて耳にする、涙に濡れた霧切さんの声。 「あ、ごめん……ちょっと調子に乗り過ぎたかも」 「全く、よ……生意気……にも、程があるわ……」 僕が慌てて手を引っ込めようとしたその時、霧切さんがすっと僕の方へと体重を傾ける。 彼女の肩と、僕の腕が触れ合う。 心地良い程度の重みと、そして彼女の淡い香り。 「言い出したのは……あなた、なんだから……自分の言葉には……責任、を……持って……もらうわよ」 僕の肩に頭を預けたまま、涙混じりに霧切さんが言う。 「勿論。僕でよければ、ね」 答えながら、僕は再び霧切さんの頭に手を添え、優しく撫でる。 ひととき写真の少女に舞い戻りすすり泣く彼女が、超高校級の探偵に立ち返るまで。 僕はただ、彼女を撫で続ける。 触れ合う身体から伝わる体温を感じながら。 その後、僕らはこの時の様子を葉隠君と朝日奈さんに目撃されていたのを知ることになる。 そして散々冷やかされる羽目に陥るのだが、それはまた別の話だ。 ここで僕の口から語ることじゃない。
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『でいぶの常識』 7KB 制裁 自業自得 野良ゆ 現代 ゆ虐分は少なめです ※駄文、稚拙な表現注意 ※俺設定注意 ※作、長月です 今まで書いた作品 anko259 ゆっくりちるのの生態(前編) anko268 選ばれしゆっくり anko279 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 anko292 ゆっくり見ていってね anko304 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 anko313 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い anko333 夢と現実のはざまで anko350 あるまりさの一生 anko385 ゆっくりを拾ってきた anko425 ゆっくり Change the World(出題編) anko448 ゆっくり Change the World(出題編2) anko484 ゆっくり Change the World(解答編) anko497 あるゆっくりできない2匹の一生 anko542 てんこがゆっくりするSSさん anko558 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ anko577「餡子ンペ09」ゆっくりを愛でてみた anko613「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ anko633「餡子ンペ09」としあき博士のれいぱーありす矯正計画 anko735「餡子ンペ09」あるてんこの一生 メスブタの群れ anko764「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) anko791「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) anko932 誰も救われない話 anko1022 あるババ・・お姉さんの結婚 anko1057 もらうぞ anko1127 めすぶた祭り anko1224 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 anko1500 ある愛でお兄さんの午後 anko1530 「餡子ンぺ10春」どうして・・・ anko1629 「餡子ンぺ10春」ゆっくりというのは anko1638 とてもかわいそうなでいぶ anko1672 奇跡のドス anko1713 まりさときゃっしゅさん anko1775 ゆっくりしたおちびちゃん anko1836 希少種になる薬 anko1877 幸せまりさ一家 anko1898 となりにいるのは anko2000 最高のゆっくちプレイス anko2104 「餡子ンぺ10夏」代償 anko2116 「餡子ンぺ10夏」あるおりんの一生 わんわんおじいさんと一緒 anko2262 野良まりさと野良おじさん anko2308 どこへいったんだ anko2452 夕暮れと三日月 anko2687 夕暮れと信じる者の幸福 anko2747 ゆっくりまりしゃと聖夜のシンデレラガール anko2760 夕暮れと戻れないあの頃 anko2792 マスタードを少しだけ anko2830 しあわせーなてんこ anko2860 マスタードを少しだけ2 でいぶの常識 その日俺は大学の講義が休講になり近くの公園のベンチで一服していた。 この公園は平日の昼間は人気が全くなくのんびり時間を潰すにはちょうどいい。最近全面禁煙な場所も多い中、タバコも吸い放題なので愛煙家の俺のお気に入りの場所だ。 「ん・・・あれって。」 前方から野良ゆっくりの家族がやってきた。 母と思われる成体サイズのれいむと手のひらサイズのれいむとまりさの3匹。 「ゆゆっあんなところにじじいがいるよ!!」 「じじいはあまあまちょーらいね!!」 「きゃわいいまりしゃにあまあまよこすんらじぇ!!」 俺を見つけた途端あまあまを要求し始めた。冗談は存在だけにして欲しいものだが。 「ゆゆ?むししないでね!!!しつれいでしょぉおおおお!!!」 無視している俺が気に食わないのか親れいむはさらにまくし立てる。 「れいむはしんぐるまざーなんだよ!!かわいそうなんだよ!!そんなれいむにはあまあまをけんじょーするのがじょーしきでしょ!!」 「しょうなんらじぇ!!じょーしきなんだからあみゃあみゃよこすんらじぇ!!」 「じじいはじょーしきもわからないにょ!!ばきゃなの!?しぬにょ!?」 子ゆっくり達も同調して喚きたててきた。本当に鬱陶しい。 というかこいつら常識の意味分かっていっているのか。常識というのはお前ら汚饅頭に都合のいい妄想って意味じゃないんだぞ。 「じょーしきっのないじじいはせいっさいっだよ!!」 一向に何の反応も示さない俺の態度に業を煮やしたのか親れいむが体当たりしてきた。 ぽすん ぽすん ぽすん 別に痛くもなんともないが腹立たしいことこのうえない。 「いいかげんしろ。ズボンが汚れるだろ。」 「ゆげっ!!」 カウンターで蹴りを入れてやったら面白いように決まった。こいつら本当に弱すぎる。 「どぼじでこんなことするのぉおおおお!!!いきなりぼうりょくをふるうなんてじじいにはじょーしきってもんがないのぉおおおお!!」 「うるせぇよ!!」 「ゆべっ!!!」 さっきまでの勢いはどこへやら。涙目で喚くれいむに俺は更に一発蹴りをお見舞いする。 大体先に手を出してきたのはそっちだろ。こいつら健忘症か何かなのか? それにしても常識常識とうるさい奴らだ。 そんなに常識が好きならたっぷり教えてやろう。餡子の髄までな。 俺はニヤリと笑う。ちょうど暇してたところだ。 「ゆんやぁあああああ!!!あじゅいいいいいい!!!!」 「れいむのゆっくりしたぴこぴこさんがぁああああ!!!」 「もうおうちかえりゅうううううううう!!!!」 人気のない公園にゆっくりの悲鳴が鳴り響いた。 30分後、俺の前には3匹のはげ饅頭が並んでいた。きれいな丸坊主ではなく中途半端にあちこち毛が残っているのが逆にみすぼらしい。 3匹とも傷だらけで目からは帯のような涙を流している。 「よーし。憶えたな。そしたら俺に続いて復唱しろよ。」 「は・・はい・・・」 そんなれいむ達を俺はタバコを吸いながら復唱させる。俺が先程おぼえさせた世間の常識って奴を。 「れいむたちはうんうん以下のくそ饅頭です!!」 「「「れ・・れいむたちはうんうんいかのくそまんじゅうですぅ!!」」」 「人間さんに迷惑ばかりかける生ゴミで生きてる価値などありません!!」 「「「にんげんさんにめいわくばかりかけるなまごみでいきてるかちなどありませんんん!!!」」」 「今日も人間さんのゆっくりタイムを邪魔してしまい真に申し訳ございませんでした!!もう二度とこのようなまねはいたしません!!」 「「「きょうもにんげんさんのゆっくりたいむをじゃましてしまいまことにもうしわけございませんでした!!もうにどとこんなまねはしません!!」」」 悔しいのだろう。れいむ達の声は震えている。 まぁ髪の毛引きちぎったり、タバコで根性焼きして無理やり言わせているわけだから当たり前か。 ちなみにリボンと帽子は没収しておいた。でないとこいつらすぐ「もうおうちかえるぅううう!!!」とか言って逃げ出すからだ。 それにしても気持ち悪いなこいつら。はげてるのとタバコの焦げ後が相まってなんか悪い病気にでもかかってるみたいだ。 「なにひとごとみたいにいってるのぉおおお!!!ぜんぶじじいのせいでしょおおおおおお!!!」 「うるせーよくそ饅頭!!!誰がジジイだ!!」 ジュウウウウウウ 俺はれいむの額にタバコを押し付ける。 「あじゅいいいいいいいいいいい!!!!!」 ゴロゴロと転げまわりながら熱がるれいむ。本当に学習能力のない奴だ。 というかモノローグに突っ込んでんじゃねーよ。こいつらSSの常識も知らないのかよ、まったく。 「あーそろそろお前らの相手すんのも飽きてきたな・・・」 「えっ・・・だったらもう・・・」 やっとお飾りを返して開放される。そうほっとするれいむ達。しかし俺は 「んじゃ死ね。」 グチャリと俺は子れいむを踏み潰し 「ゆんゃあああああれいみゅがぁあああああああ!!!・・・ゆべ!!」 すぐさま姉妹の死でパニック状態の子まりさも踏み潰す。残ったのは何のゆっくりかわからないはげ饅頭の親れいむだけだ。 「どぼじでぇえええええ!!!でいぶたちおにいさんのいうとおりにしたでしょぉおおおお!!!」 「は?別に俺は言うとおりにすれば許すなんて一言も言ってないぞ。ただ死ぬ前に世間の常識って奴を教えてやっただけだ。」 「そんなぁあああああどぼじでそんなこというのぉおおお!!!!」 「良く考えてみろ。お前みたいな害獣、生かしておくわけないだろ。常識で考えろ。常識で。」 そう言って俺はれいむにむかって足を振り上げる。 「ゆんやぁああああああああああああ!!!!」 れいむはこの上なく絶望に満ちた声を上げ グチョリ 動く汚物からただの生ゴミに進化した。 「おお、もうこんな時間か。そろそろ戻らないと。」 俺は腕時計を見て次の講義の時間が迫っていることに気づく。そろそろ大学に戻らないと。 「と、その前に・・・」 俺はゴミ箱を探しれいむ達の死骸を入れる。没収していた飾りも一緒にだ。 「ゴミはゴミ箱へ。これも常識だな。」 後書き 常識に囚われなくてもいいのは幻想郷だけ。現実世界じゃ非常識な奴扱いされるだけだよ!!そんな話。 面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。 ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/
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戦姫絶唱シンフォギアGX 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング5 暁切歌(CV 茅野愛衣) 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング5 暁切歌(CV 茅野愛衣)(Amazon) 発売元・販売元 発売元:キングレコード株式会社 販売元 発売日 2015.08.26 価格 1200円(税抜き) 内容 オーバーキルサイズ・ヘル 歌:暁切歌(CV 茅野愛衣) おきてがみ 歌:暁切歌(CV 茅野愛衣) オーバーキルサイズ・ヘル off vocal おきてがみ off vocal 備考
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戦姫絶唱シンフォギアGX 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング4 雪音クリス(CV高垣彩陽) 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング4 雪音クリス(CV高垣彩陽)(Amazon) 発売元・販売元 発売元:キングレコード株式会社 販売元 発売日 2015.08.19 価格 1200円(税抜き) 内容 TRUST HEART 歌:雪音クリス(CV高垣彩陽) 放課後キーホルダー 歌:雪音クリス(CV高垣彩陽) TRUST HEART off vocal 放課後キーホルダー off vocal 備考
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戦姫絶唱シンフォギアGX 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング6 月読調(CV 南條愛乃) 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング6 月読調(CV 南條愛乃)(Amazon) 発売元・販売元 発売元:キングレコード株式会社 販売元 発売日 2015.09.02 価格 1200円(税抜き) 内容 ジェノサイドソウ・ヘヴン 歌:月読調(CV 南條愛乃) SENSE OF DISTANCE 歌:月読調(CV 南條愛乃) ジェノサイドソウ・ヘヴン off vocal SENSE OF DISTANCE off vocal 備考
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テッカニン しのびポケモン 高さ0.8m 重さ12.0kg タイプむし/ひこう 特性かそく きたないなさすが忍者きたない ツチニンがレベル20でテッカニンに進化する。毎ターン素早さがあがるという特性を生かしたバトンタッチが強力。 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 61 90 45 50 50 160 この種族値設定したの絶対忍者だろ・・汚いなさすが忍者きたない 俺はこれでテッカニンきらいになったなあもりにもひきょう過ぎるでしょう? 俺は中立の立場で見てきたけどやはりレディアン中心で行った方が良い事が判明した テッカニンはウソついてまでPTのバトン役を確保したいらしいがレディアンに相手されてない事くらいいい加減気づけよ レディアンはテッカニンよりも高みにいるからお前らのイタズラにも笑顔だったがいい加減にしろよ テッカニン あなをほる型 レベルアップで覚える技 技マシンで覚える技 タマゴ技(ツチニン) 教え技で覚える技 あなをほる型 性格:いじっぱり 努力値:攻撃252、素早さ252 持ち物:パワフルハーブ 技構成:あなをほる、みがわり、つばめがえし、とんぼがえりorバトンタッチ あなをほるで、本来分が悪い岩タイプやはがねタイプ、ほのおタイプ、ついでにでんきタイプをやっつけてしまおうという型。 悠々と出てきたジバコイルを即死させれるのは爽快の一言。 ただ、一撃で葬るには火力が足りない場合が多いので、先発で出したら空蝉(みがわり)で様子見しつつバトンやとんぼがえりし、手持ちに温存する。他のメンバーで相手モンスターのHPを削ったらこいつでダメ押しする…という立ち回りで運用しよう。 レベルアップで覚える技 01 むしくい 01 ひっかく 01 かたくなる 01 きゅうけつ 01 すなかけ 05 きゅうけつ 09 すなかけ 14 みだれひっかき 19 こころのめ 20 かげぶんしん 20 れんぞくぎり 20 いやなおと 25 つるぎのまい 31 きりさく 38 こうそくいどう 45 バトンタッチ 52 シザークロス 技マシンで覚える技 わざ06 どくどく わざ10 めざめるパワー わざ11 にほんばれ わざ15 はかいこうせん わざ17 まもる わざ19 ギガドレイン わざ21 やつあたり わざ22 ソーラービーム わざ27 おんがえし わざ28 あなをほる わざ30 シャドーボール わざ32 かげぶんしん わざ37 すなあらし わざ40 つばめがえし わざ42 からげんき わざ43 ひみつのちから わざ44 ねむる わざ45 メロメロ わざ46 どろぼう わざ51 はねやすめ わざ54 みねうち わざ58 こらえる わざ62 ぎんいろのかぜ わざ68 ギガインパクト わざ70 フラッシュ わざ75 つるぎのまい わざ78 ゆうわく わざ81 シザークロス わざ82 ねごと わざ83 しぜんのめぐみ わざ87 いばる わざ89 とんぼがえり わざ90 みがわり ひでん01 いあいぎり ひでん05 きりばらい DPPt タマゴ技(ツチニン) こらえる だましうち かぜおこし ぎんいろのかぜ むしのさざめき つじぎり むしくい 教え技で覚える技 32BP れんぞくぎり むしくい HS いびき いとをはく HS どろかけ 40BP うらみ スピードスター 48BP あやしいかぜ エアカッター さわぐ 名前 コメント
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戦姫絶唱シンフォギアGX 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング1 マリア×風鳴翼(CV 日笠陽子×水樹奈々) 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング1 マリア×風鳴翼(Amazon) 発売元・販売元 発売元:キングレコード株式会社 販売元 発売日 2015.07.08 価格 800円(税抜き) 内容 星天ギャラクシィクロス 歌:マリア×風鳴翼(CV 日笠陽子×水樹奈々) 星天ギャラクシィクロス tv size 歌:マリア×風鳴翼(CV 日笠陽子×水樹奈々) 星天ギャラクシィクロス off vocal 備考
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青いブリンク 南野陽子 トラブル・メーカー/瞳のなかの未来 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 発売元・販売元 CBS/Sony Group 発売日 1989.06.21 価格 1000円(税抜き) 内容 トラブル・メーカー 瞳のなかの未来 備考