約 1,231,727 件
https://w.atwiki.jp/2329/
ようこそ@wikiへ このページは自由に編集することが出来ます メニューの「編」をクリックしてみてくださいね!
https://w.atwiki.jp/3292/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ダンカグ】登場キャラクターと担当声優一覧【東方ダンマクカグラ】 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】サイレンススズカ[サポート・配布SSR]のイベントと評価 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation 【FGO】サーヴァントコインの入手方法・使い道 - AppMedia(アップメディア) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 【ロストジャッジメント】「タイムカプセルのゆくえ」の攻略チャート【ジャッジアイズ2】 - AppMedia(アップメディア) 「ゼルダの伝説 BotW」のマラソンで23秒? 驚きの速さで完走した方法が話題(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) ガーディアンテイルズ(ガデテル)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) 【ふんクロ】リセマラ当たりランキング【シャーマンキング】 - ふんクロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE ディーサイドトロイメライ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) エッチな犯罪許しません! 『電脳天使ジブリール』サービス終了に落涙 - 電撃オンライン ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES 【ウマ娘】隠しイベントの発生条件と効果まとめ - Gamerch(ゲーマチ) Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/185.html
スクライアリアンロッド通信~たった8レスで貴方も立派なプレイヤーに~ 作者: ◆Kp0ufkma.M えー、キセイフィールド展開中にこれまで私が投下したSSを見まして。我ながらひどいネタばかりだなぁ、と。今年は文章は稚拙でも、せめて普通に萌えるネタだけを投下したいと思います。 なので今回のネタは自粛──しねーよ。 まあそんなわけで投下します。 タイトルは『スクライアリアンロッド通信~たった8レスで貴方も立派なプレイヤーに~』 注意事項 元ネタは『アリアンロッド通信』他。 基本的にキャラ崩壊。 司書長がTRPGを説明する形の話です。 萌え?何それ? 独断と偏見に溢れています。 TRPGって何?→ユノれ。 もうリリカルなのは関係ないというか、司書長の意味すらありません。 これを読むことで貴方の時間、SAN値、人間性、尊厳値等が損なわれます。 リリカルなのはファン、TRPGファンの方々には不快な思いをさせてしまいます。 なのでスルー推奨。まとめもナシで。 紹介する作品は基本的に私の本棚から選んでいます。よって『アレはどうした』とか『某会社に偏りすぎだろ』とか言いたくなるかもしれませんがご了承ください。 間違った解説、誤解を招く発言があるかもしれません。 途中司書長以外の女性キャラが出ますが、趣味です。 別のアニメのキャラが出ます。 専門用語が出る場合がありますが、説明はしません。 山なし。 オチなし。 故に、この投下に意味はなく。 あ、今回の注意事項は多いです。 良い子といい大人はこんなマネはしちゃいけません。ダメ、絶対! 「スクライアリアンロッド通信~。 遂に始まってしまいました。この企画は皆さんがTRPGに興味を持ってもらい、 可能ならすぐにでもプレイできるようになってもらおうという無謀企画です。 僕、ユーノ・スクライアと一緒に頑張っていきましょう。 では最初に……え? もう終わり? 注意事項の書きすぎで容量が危険でピンチ? じゃあ詳しい説明は次回以降にしようか。 まあそんなわけで『異界戦記カオスフレア Second Chapter』新紀元社より絶賛発売中! まったね~」 「スクライアリアンロッド通信~」 「早くも大不評のこの企画。 今回はこの企画を独りでする事の限界を知った僕のパートナーを紹介します」 (し~ん) 「……おかしいなぁ。もう来ているハズなのに」 「お待たせ~」 「遅いじゃないかヴィヴィオ……って」 「ゴメンな~。ユーノくんと一緒やと思うとメイクに時間がかかってしもた」 「え? 何ではやてが? ヴィヴィオはどうしたのさ」 「話せば長くなるんやけどな……。 ヴィヴィオに収録場所までの道を聞かれてな? ザフィーラに逆方向へ連れて行かしたんや」 「へぇ~。そうなんだー」 「どしたんユーノくん。顔がめっちゃ恐いで」 「第四期の主役をしているヴィヴィオを差し置いてキミがくるなんてねぇ」 「わたしやって三期の主役(の一人)やで。問題はないんちゃう?」 「……はん」 「わ、笑われた!? 出番が五分しかない人に鼻で笑われた!?」 「そんな事より、ヴィヴィオはどうなったのさ」 「ザフィーラが一緒やし、遊んであげるように言うたから楽しんどるんちゃう? こんな仕事よりはマシやって」 「そうかもね。でもヴィヴィオを騙した罪は重いよ。 ちょっとスタジオの裏まで頭冷やしに行こうか」 「こ、こういうのはわたしよりフェイトそんの役割やろ? わたしは遠慮して……」 「いいからいいから」 「やめてー! バインドはやめてー!」 「「まあそんなわけで『ゲヘナ~アナスタシス~』はジャイブより絶賛発売中!」」 「「まったね~」」 「ほら、さっさと来なよ」 「もう。そんなに早く二人っきりになりたいやなんて、意外に積極的やね」 「まだ緩いみたいだね」 「ゴメンなさいー!調子に乗ってましたー!」 331 「スクライアリアンロッド通信。 スクライア司書長が八神捜査官を連れてどっか行ったので、 司会をする事になりましたセッテです。 今回は行為判定を……何? 台本の変更?」 (台本暗記中) 「私はセッテ・スクライア。元ナンバーズの一人で、現在はユーノの妻です。 愛する夫と泥棒タヌキが留守のため、今回の司会を務めさせていただきます。 今回は行動の成否を決定する行為判定を説明する予定になっています。 攻撃や交渉等、PCの行為が成功したか失敗したかを判定する事を行為判定と言います。 なお、ゲームによっては名称が違いますが、ここでは行為判定で通します。 行為判定とはどのように行われるかですが……」 (ルールブック熟読中) (別のルールブック熟読中) 「システムによって違うために一概に言うことは不可能です」 ♪光へ~差し伸べた手~♪(EDテーマ) 「……どうやら終了の時間が来たようです。時の流れはこんなにも速いのですね。 では、次回のスクライアリアンロッド通信は 『ユーノとセッテ運命の出会い』 『(自称)婚約者が多すぎる』 『セッテ・スクライア大勝利! 希望の未来へレディー・ゴー!』 の三本です。 次回もお楽しみに。んがんぐ。 まあそんなわけで『バイオレンス』は翻訳版が書苑新社より絶賛発売中! はたしてユーノ・スクライアは両方のフラグを無事立てる事ができるのか。 今、彼の身に破滅の危機が迫る」 「スクライアリアンロッド通信。 我が名は“秘密侯爵”リオン=グンタ。 あらゆる秘密が記された書を持ち、それら全てを把握する魔王。 この書物によればユーノ・スクライアの秘密も八神はやての秘密も白日に曝される事になる。 例えば、そうね……。 昨日、八神はやては就寝前に……」 「ちょっと待ったぁ~!!」 「……何?」 「『……何?』やないやろ! いくら冗談でも乙女の秘密を勝手にバラすなぁ!」 「……冗談ではない。その証拠に、八神はやてはその時した……」 「わー! わー! わー!」 「……信じる気になった?」 「いいや! そんな胡散臭いモノ信じるわけないやろ! ……ユーノくんの秘密を教えてくれたら信じるしかないけど」 「ちょ、ちょっとはやて!? そんな勝手に……」 「ええやんええやん」 「よくないよ!」 「おやぁ~? そんな必死なとこ見ると、よっぽどのネタがあるみたいやね」 「い、いや。そんな事、ないよ?」 「ええか、ユーノくん。わたしは興味本位で秘密を聞きたいんちゃうんや。 もし、あの本に書かれとるんがホンマなら、そんなんを放置するわけにはいかん。 誰の目にも触れないよう封印せなあかん! や、か、らぁ~。ユーノくんの秘密を聞いて本の真偽を確かめんとな。 と、いうわけで。ドギツイやつ一つお願いします」 「では取って置きの秘密を……。二年前、ユーノ……」 ♪私の力を見せましょう~♪(EDテーマ) 「じ、時間だからここまでにしよう! ね?」 「八神はやてが言い訳した事で時間がなくなる……この書物に書いてあるとおり」 「な!? なら言うてくれたらよかったのに!」 「……だって、聞かれなかったし」 「くっ! シャマルみたいな声してからに!」 「それは言うな。 ……まあそんなわけで『サタスペ』新紀元社より絶賛発売中!」 「『ナイトウィザード』じゃないんだ……」 「ユーノくんの秘密教えぇ~! 逃げるな~!」 「「スクライアリアンロッド通信~」」 「こんにちは、ユーノ・スクライアです」 「八神はやてです~。 いやぁ、早いものでスクライアリアンロッド通信もう六回。 こんなにも長く続くとは思いませんでした」 「違うよ」 「へ?」 「今回は六回じゃなくて五回目だよ」 「え~。まだ五回なん~。え~。 ま、人間誰しも失敗はあるわな。五回だけに誤解しとった……」 「……ごめん。ホンマごめん」 「いや。気にしなくていいよ。うん」 「ごめんな……」 「あ~……。ま、まあそんなわけで『扶桑武侠傳』は新紀元社から絶賛発売中! まったね~」 「落ち着いて、はやて。ギャグがスベるなんてよくある事だよ」 「やって……。オヤジギャグやなんて……関西弁キャラ失格やぁ……」 「元気だしてよ」 「やったら……ユーノくんの元気、分けてくれる?」 「う、うん」 「こう……このままギュッてしてくれるだけでええから……」 「はやて……(こんなに小柄だったんだ。 それなのに部隊長なんて重責を負って……。 いつもふざけてるのも不安の裏返しだったのかな)」 「ユーノくん……(計画通り! ちょっと弱い所を見せたら優しくしてくれる思たけど、 これは予想以上やなぁ~。役得役得)」 「「スクライアリアンロッド通信~」」 「君が踊り僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。 おはようからおやすみまでTRPGの明日をみつめるF.○.A.R.とエ○ターブレイ○、 富○見書房の提供は一切ありません!」 「……どうしたのはやて? 妙にテンション高いね?」 「そ、そんな事ないわ。普通やって、ふつー! (アカン。ユーノくん分が補給され過ぎてちょっとおかしなっとる)」 「ならいいけど(よかった……。よくわからないけど元気になったみたいだ)」 「さて、今回は原作付きTRPGを紹介しよか。 今回のビックリドッキリシステム~『神曲奏界ポリフォニカRPG』 これはGA文庫を始め、アニメ等でも展開されている『神曲奏界ポリフォニカ』、 特にクリムゾンシリーズの時代や世界観を舞台に──」 「ちょっと待って」 「どしたん?」 「その説明……長くなるかな?」 「ん~。簡単な原作の説明に世界設定、 遊び方やSRS(スタンダード・RPG・システム)の解説も入れたら結構な量になるかなぁ?」 「中止」 「え、何で? せっかくマジメに解説しよ思たのに」 「いいかい。スレの容量は無限じゃないんだ。 ここで長い解説をするとそれだけスレの容量が使われる。 容量を節約しよう。エコは大切な事なんだ。 買って読もう! GA文庫!」 「確かに皆こんな駄レスよりも、他の人のSSや電波を見たいと思ってるはずやね。 買って読もう! GA文庫!」 「「まあそんなわけで『トリニティ×ヴィーナスSRS』ジャイブより絶賛発売中!」」 「「まったね~」」 「「スクライアリアンロッド通信~」」 「今回はTRPGをテーマにした読み物を紹介しようか」 「リプレイっちゅーやつやね。最近は文庫や新書でたくさん出とるね」 「そうだね。でも今回は漫画を紹介するよ」 「漫画?」 「うん。今も連載を続けている二作品をね。 まず一つは『ロール&ロール』誌に連載中の『スピタのコピタの!』 これは作者の緑一色(りゅーいーそー)先生がプレイヤーとして遊んだ内容を漫画にしてるんだ」 「プレイの楽しそうなふんいきが伝わってくるなぁ。 オマケに『かけおちラーメン菩薩』まで収録されてるやん! 新紀元社から四巻まで発売されとるし、価格は千円以下! お買得やなぁ~」 「続いては『ゲーマーズ・フィールド』誌に連載中の『Quick Start』 この作者は一部のリプレイにも参加している安達洋介(ギルマン)先生! プレイレポートのような形ではなく、 女子校生達がTRPGを遊んでいる様子が描かれているよ」 「日常系四コマ漫画に見せかけて、一癖も二癖もあるプレイヤー達やね。 現在、ゲームフィールドから第一巻が発売中や。 ……もし、わたしとユーノくんもTRPG部におったら……PC間恋愛からリアルの恋に発展。 更には学校公認のラブラブカップルなんて事にも……」 「ないないそれはない。 まあそんなわけで『アルシャードff』エンターブレインより絶賛発売中!」 「「まったね~」」 「「「スクライアリアンロッド通信~」」」 「と、いうわけでスクライアリアンロッド通信はこれでおしまいです。楽しんでいただけましたか」 「やっと終わったな~。さっさと帰ろ(もう終わってしまうのが残念やね)」 「はやて、逆」 「リスナーの皆様の忍耐力と暇さかげんに驚愕と感謝の念が絶えない、と断定します」(ぎゅっ) 「セッテ……そういう言い方はどうかと。それと、少し密着しすぎ……」 「そうや! 何勝手にユーノくんに抱きついとんや!」 「いつユーノ×セッテが公式化しても大丈夫なようにフラグを立てろ、との事です」 「な……。じゃあわたしもっ!」(むぎゅっ) 「はやてまで……」 「大体、セッテとユーノくんや面識もないやないか!」(むにゅむにゅ) 「一度も会話していない八神捜査官よりはマシかと」(ぽよぽよ) 「ゆ、言うてはいかん事を……」(ぐいぐい) 「ゲームでも接点がなかったとか」(きゅむきゅむ) 「…………ぐすん」(ぺたーん) 「え、えーと、それじゃグダグダですがこれでお別れです。 長々とお付き合いいただきありがとうございました。 それではお相手は」 「…………八神はやて」 「セッテ」 「そして僕、ユーノとその他キャラでお送りしました」 「このSSは『100スレ超えてるからってメインキャラなわけじゃないんだから勘違いしないでよね!』 のユーノスレの提供でお送りした、と断定します」 TRPGネタ アリアンロッド セッテ ユーノ ユーノ・スクライア 八神はやて ユーノ,はやて,セッテ
https://w.atwiki.jp/beast_gree/pages/278.html
大空の迷い猫ミルク 名前 ミルク 種族 リビット 年齢 43歳 守護聖 シグルド 使役獣 ペリュトン Max Lv 40 攻撃力 4600 防御力 3820 統率 14 Special --- 売値 イラスト 500式 ミルクはこの世界の悪しき者達を追い払う為、一路皆の待つ戦場へと急いでいた。彼女の破魔の力は必ず勝利の為に一役買う筈、なのだが……「道に迷って目的地に辿り着けないんですけど、誰かぁ〜!」 入手方法 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/7847.html
https://w.atwiki.jp/tenj/pages/911.html
成長補助武技について [#v652c9bc] ページ 総合掲示板 投稿者 ^^ サーバー 風雲録 状態 質問 内容 初心者質問 投稿日 2008-09-28 (日) 03 03 49 バージョン メッセージ [#t4647513] 最近、輪王もできて五行気功の武技が手軽に手に入るようになりましたが、練武功と五行気功だと、熟上げの場合どちらが、より効果を得られるか検証してみた人いらっしゃいますか? 熟上げだけで見るとほぼ同じくらい 五行気功のメリットは力にもボーナスが入るということだ つまり、力+熟で見ると五行気功の方がいい -- new{2008-09-28 (日) 06 45 14}; 他職+30武器でも 熱あがっちあまうのは-ポイント いったいどこで使うんだろ 一応武技の攻撃力はx4だから結構強い -- new{2008-09-28 (日) 08 11 37}; どこでって地上の熟上げでいいんじゃw -- new{2008-09-28 (日) 08 40 13}; 練武十功だけど、熟は若干練武功のほうが上がり易い(熟2200↑、地上6時間で2,3パーセントの違い) -- new{2008-09-28 (日) 09 06 04}; 熟のみをあげたい人→練武派 力のみをあげたい人→練武段 両方ともあげたい人→五行・タイツ -- new{2008-09-28 (日) 09 44 17}; 名声が高いやつだと派は気力代かかりすぎるし五行のほうがいいね。 せっかでやってるから、派だと2時間くらいしかもたない。 -- new{2008-09-28 (日) 12 53 55}; ↑名声が高い× 名号が高い○ -- new{2008-09-28 (日) 13 03 36}; えw 練武功って名声によって消費気力が違うと思ってたけど・・ 名号なの? -- new{2008-09-28 (日) 13 27 05}; 練武功は習得するときの名声でランクが決まるよ。 -- new{2008-09-28 (日) 13 48 35}; 名声1~1999まで 名号無~仙人の10段階までにそれぞれ1つずつ割り当て。 名号無-練武一功 無名-二功 新進-三功 一流-四功 絶世-五功 一代-六功 萬人-七功 君臨-八功 天上-九功 仙人-練武十功 名声2000↑になると閃練になるのでまた別 -- new{2008-09-28 (日) 14 38 37}; ↑恥ずかしすぎる・・・ -- new{2008-09-28 (日) 15 15 00}; 基本は名声だけど、必ずしも名声だけって事はないよ。 自分は名声1730で天上奇人から仙人になったけど、同じ名声の時に天上 では九功、仙人なってすぐ派使ったら十功覚えたからね。 多分、1~1999まで仙人以外は名声毎、仙人は名声関わらず十功とか そんなんだろうね -- new{2008-09-28 (日) 15 21 16}; 3↑正しいとすると、ここの武技の項目間違ってる事になります。修正依頼よろしく。 -- new{2008-09-28 (日) 16 27 03}; 転生、一代だけど 段は4、派は3ですが.... -- new{2008-09-28 (日) 16 48 52}; 練武功の仕様変わったのかな?前は1800の時に覚えたら九功で 1801で覚えたら十功を覚えました。 ちなみに両方仙人時です -- new{2008-09-28 (日) 17 19 05}; スレ違いになってきてるかな。 -- new{2008-09-29 (月) 17 21 26}; 名声1701↑、6段で段9功。派5功。 -- new{2008-09-29 (月) 21 49 31}; ↑派は前に覚えてそのままだろ -- new{2008-09-29 (月) 23 46 07}; 4↑かわってない。1から200まで1功なので1800は9功、1801で10功です。 -- new{2008-09-30 (火) 05 32 33}; ↑名声1733で仙人、練武十功の自分が居ますが。 -- new{2008-09-30 (火) 06 50 18}; テサバで試したときは、名声2000で10功、2001で閃練武功でした。 -- テサバ仙人 new{2008-10-01 (水) 03 15 01}; おまいら自己中極まりないな。 スレ主無視かよwwww 痛すぎwww -- new{2008-10-01 (水) 12 02 14}; 気力が低い人は、五行(気力剤安いもので長時間つかえる) 気力が高い人は、練武功 あがりは練武功のほうがいいみたいだけど、結局気力剤が必要なんだし そしたら、気力剤がどんだけもつかが決め手じゃないかな。 -- new{2008-10-01 (水) 12 09 00}; タイツは熟練だけと聞いたけど・・・・・ -- new{2008-10-01 (水) 13 01 15}; 2↑ 気力の持つ時間も大事だし、気力代・武技本代のどちらが安上がりかということも大事だよね。 1↑ タイツは力・熟にボーナスのはず。 -- new{2008-10-01 (水) 13 10 26}; 太乙は名声以外の全ステにボーナスかな -- new{2008-10-01 (水) 13 37 56}; 太乙気功は熟だけじゃないんですか?!騙された・・・・ -- new{2008-10-01 (水) 17 29 41}; ↑知らないという事は未転生かな? 転生前に太乙を習熟10まで使い切ってから転生をすると 転生後に太乙を再習得出来ますよー -- new{2008-10-01 (水) 20 19 05}; 転生前に使い切るのが再習得条件ではなく、 転生後でも力熟520までに使い切れば再習得可能 転生前でも舎利箱等の利用で出来るが、あまり利用機会は無さげ スレ違い気味なのでこの辺で。 -- new{2008-10-01 (水) 20 59 57}; 名号は関係ないと思いますが。 名声1790で仙人になり、10を覚えようと思ったら 9のままでした@-- new{2009-01-07 (水) 12 24 07}; 名前 コメント #inputtoolbar
https://w.atwiki.jp/break_joker/pages/5713.html
ギラファアンデッド【バトルファイト BOSS ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 6 レア ★★★★★★ 属性 剣戟 最大レベル 60 スート スペード クワガタ HP 種族 怪人 不死 攻撃 時代 平成 魔王 チャージ 80 No.3292編集 作品 仮面ライダー剣 MAXレイズ 500
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/898.html
駒地真子様からのご依頼品 リクエスト見たらどちらも描きたくなってしまったので、心配して抱きついてるシーンと、ラストシーン両方を描かせていただきました。 家族みたいな仲良し友達、よいですね(*><*) 瀬戸口さんの、かげなるサポートに感謝です。 ご依頼ありがとうございましたー。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 描いて下さってありがとうございましたー!ほんわかできました。 -- 駒地真子 (2008-05-09 01 01 23) こちらこそです~。仲良しさんなログでほんわかできました。ありがとうございましたー。 -- カヲリ (2008-05-09 23 20 36) 名前 コメント ご発注元:駒地真子@詩歌藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=555 type=518 space=15 no= 製作:カヲリ@世界忍者国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1072;id=UP_ita http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1073;id=UP_ita 引渡し日:2008/ counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/rs-userfaq/pages/349.html
RS-329 トラベリオンエクスプレス 種類:Lユニット カテゴリ:MA BP:6000 SP:- 必要パワー:4+ 追加条件:自軍Sユニットを1体捨札にする CN:- 特徴:メカ/魔法/車両 テキスト: ※これはアタックすることができない。 【マルデヨーナ世界往復切符】 自軍ターン中、これがバトルエリアに出たとき、自軍バトルエリアからSユニットを1体選び、自軍山札の下に戻してから1枚ドローする。 対応FAQ 公式回答 Q 「RS-329 トラベリオンエクスプレス」が行えないのは「アタック」のみで、何らかの手段でSPを得た場合、「ストライク」することができますか? A はい、ストライクすることができます。
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/987.html
329 :名無しさんなんだじぇ:2011/07/02(土) 22 45 31 ID 4322JIo6 【伊達家 第一ターン 主従コンビと片目コンビとフォロー役コンビ】 伊達政宗はモニターを前にまんじりともせず映る画像を眺めていた。 隣に控える片倉小十郎は、頬をかきながら政宗に問う。 「これがげぇむというものですか。で、これをやろうという話で?」 「Yes! 皆も参加するというんでな。まっ、勝負事だ。やるからには勝つぜ小十郎」 というわけで、二人はゲームをやる事にしたのだが、戦国出身の二人にゲームなぞそれこそ無理げーである。 そこで、アドバイザーとして二人共に縁の深い人間にご出馬を願う。 「私もこういったものはあまりやらないので、お力になれるかどうかはわかりませんが頑張りますね」 風越の聖女、福路美穂子である。 ちゃんちゃららーんとゲームが開始されると、すぐに美穂子が声を上げる。 「あら、これは戦国時代のゲームなのですね。これならきっと政宗さんも選べますよ」 そう、二人がやろうとしていたゲーム、それは『信長の野望』であった。 美穂子が選択陣営を伊達に合わせると、政宗のグラフィックが映る。 「ほぉ、これが俺か。なかなかに渋いんじゃねえのか。まあ実物にゃ及ばねえがな」 小十郎はしみじみと語る。 「後の世でもあの時代を語り継いでいると聞いていたが、こんなすげぇ仕掛けまで作る程とは」 口元に手をやり、美穂子はくすりと笑う。 「ふふっ、では始めますね。えっと……あ、居ました。ほら、これが小十郎さんですよ」 伊達家の将として、当然小十郎の名もある。 「少々照れくせぇな」 「お二人とも他の武将と比べても、かなり良い能力値ですね。……随分と年代が進んでいます。もしかしたら、オリジナルのシナリオなのかもしれません」 それなりに学業を納めているらしい美穂子は、信長と政宗が同じ戦場に居る不思議に気付けた模様。 もっともれっつぱーりーな政宗的には細かい事はのーさんきゅーらしいので、さらっと流されたが。 説明書やら操作やらを確認した美穂子は、居住まいを正す。 「概ね理解出来ましたが……えっと、殿。方針はいかがなさいますか?」 政宗も一応これが全国を制覇するゲームであるという事は理解出来た模様。 「おう! まずは信長に挨拶でもしてくるか!」 「……えっと、領地接してないので無理です。まずは周辺国を平定しない事には……」 小十郎が美穂子の隣でうんうんと頷いている。 「政宗様、こいつは単騎で敵軍を粉砕出来るような戦じゃないみたいですし、ここは一つ、国を固めて軍を揃えるとしましょう」 見るからに不満そうな様子で腕を組む政宗。 「まあゲームだしな、実際の俺なら即座に戦なんだが……いいさ、Partyは後のお楽しみとするさ」 自らに言い聞かせるようにそう呟く政宗であったが、小十郎も美穂子もそちらを見てもいなかった。 「おっと、そこの金山は確保しなきゃならないんじゃないのか?」 「ええ、そのつもりです。……技術は伊達家の固有技術の鉄砲を狙うのが有利かもしれません。わざわざ固有というぐらいですし」 「鉄砲か、確かにありゃ強ぇ。だが、一度戦争がどんなものか見てみないと判別しずらいな」 「ですね……あっと、隣国で戦ですね。これ、ちょっと手出してみますか?」 「いいねぇ、っと、片方他国と同盟組んでるんじゃないか? 手出す相手間違えると面倒な事になりそうだな」 「はい、これ、実際やってみないと何ですが、もしかしたら米の消費がかなり厳しいかもしれませんね」 「ああ、俺も気になってた。なるほどなるほど、内政の技術もかなり抑えておかなきゃだな……そこの施設作るのは三人で出すのは止めた方がいい。僅かにだが、一人づつの方が速いっぽいぜ」 「あ、やっぱりそうだったんですね。多分ですけど……こういう細かい部分で他プレイヤーと差がつくんでしょうね」 「他の連中もほとんど初見なんだろ? なら逆に誰が一番速くコツを掴むか、有利なやり方を見つけられるかが肝だな」 二人は夢中になって内政を行なっているわけで。他人の面倒を見るのを好む二人は、国が、人が育っていく内政に向いているのだろう。 ふと思い出したように小十郎が振り返る。 「政宗様、とりあえず様子見の戦するんですが、よろしいですか?」 政宗は何処か物寂しげな風情をかもし出しつつ、ぽつりと呟く。 「……おーけいだ。よきにはからえ」 うっきうきで戦闘準備に入る二人。 まずはこの技能を確認するだの、兵糧消費の勢いだの、兵種云々だのの話題で盛り上がり続け、ちょっと拗ねてみた政宗を構う事はなかった。 330 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 47 16 ID 4322JIo6 遂に東北の雄、最上を追い詰める事に成功した伊達家。 その頃には政宗もいい加減ゲームシステムを理解したのか、美穂子小十郎の話についていけるようになっていた。 「よしよし、きっちり数揃えて戦すりゃ楽勝じゃねえか。さーて、こいつも戦国の習いだ、きっちりトドメ刺しつつ君主一族は首をはねて……」 政宗を無視して小十郎美穂子でさっさと降伏勧告してたりする。 「おいっ!」 「何を言ってるんですか政宗様。こいつは武将の数と質がそのまま国力に繋がるんですぜ。殺すなんてそんなもったいない事出来ますか」 「後は土地ですね。維持費も馬鹿になりませんし、登用でもしないと内政の手が足りません。戦する暇なくなっちゃいますよ」 それに、と二人は口を揃える。 『計略S知略96殺すなんてとんでもない!』 最上義光を如何に活用するか、戦争前から二人はずーっとそればかり考えていたらしい。ぶっちゃけ小十郎がもう一人増えるようなものであるので、そりゃもう夢広がりんぐである。 何かもう、こいつらほっといたら光秀すら軽く登用しそうで怖いとか思った政宗であった。 ともかく、何やかやと東北方面の半ばを抑える事に成功した伊達家は、同じく勢力を伸ばしている上杉家と国境を接する事となった。 理想を言うならば東北を完全に制覇し後顧の憂いをなくしてからといきたかったのだが、国境付近に軍備を揃えてきている上杉を無視する事も出来ず、両国の間で緊張が高まる。 が、敵情を調べた結果、美穂子は片方のみ開いた瞳を伏せ、小十郎は天を仰ぐ。 「……これは、将の質がとんでもないですね……」 「うちも随分と軍容が整ったとは思うが、これは幾らなんでも……」 政宗はしかしふんと鼻で笑う。 「何言ってんだお前等。きっちり数揃えて行けばどうとでもなるって話だろ。あの上杉謙信が単騎で突っ込んで来るよりゃよっぽどマシじゃねえか」 それに、と嬉々として画面を指差す。 「見ろこの鉄砲技術を! こんだけあって指揮するのが俺なんだ! 負けようがねえじゃねえか!」 揃えられたのは美穂子と小十郎の内政のおかげであるのだが。 既に二人はこのゲームにおける内政のコツともいうべき部分を抑えており、CPU操作の上杉を大きく上回っていた。 出来れば不安要素を全て消して挑みたい美穂子であったが、ここで拡張の足止めを食ってしまうと他PLとの決戦で大きく後れを取る原因にもなりかねない。 「そうですね。正直統率が100を越えてるとはいえ、数がいれば上位の武将とも張り合えるはずですし……ただ、政宗さんでも統率差20以上とか、この方何なんでしょう……」 「しかし……政宗様はまだ面影が残ってるが、この謙信はもう見る影もねえな。女面は何処に落としたって髭だぜ」 「上杉さんってそうだったのですか?」 「ん? ああ、武将にしちゃエライ細身でな。あれで甲斐の武田と張り合ってるってんだから大したもんだよ」 「あ、そういえば先程ログに武田家が滅亡したとかありましたね」 「どうせ甲斐武田は真田幸村がやってるんだろ。確かに、奴には向かないだろうなこういうのは」 ぎょっとした顔なのは政宗だ。 「何い!? アイツもう終わっちまったのかよ。へっ、口ほどにもねえ。そういう事なら先々も恐れる事はねえ、上杉潰して関東まで一息に飲み込むぜ!」 兵数にして約二倍近い数を揃えた伊達軍は、政宗を先頭に上杉領へと兵を進める。 そして、政宗率いる部隊が上杉謙信の部隊に触れた瞬間、それは起こった。 「嘘!?」 「何!?」 「何だよ、お前等いきなりどうした?」 「政宗様! 兵がものすげぇ勢いで削られてますぜ!」 「あん? ……ってこりゃ何だ一体!? おいちょっと待て! お前等何か見落としてたんじゃねえのか!?」 「こ、このペースはまずいです! 一旦引きます!」 「ば、馬鹿野朗! まだロクにぶつかってもいねえじゃねえか!」 「数字計算して下さい政宗様! これじゃ向こう削りきる前にこっちが潰されちまいます! って言ってる側からまた戦法かよ!?」 更に美穂子が恐ろしい戦況予測を告げる。 「……多分、全軍で行っても、向こうがこちら削る……というか融かす方が速い、かも、です」 331 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 47 50 ID 4322JIo6 小十郎はぼそりと呟く。 「これじゃ単騎で突っ込んでくれた方が、俺が抑えりゃそれで済む分よっぽど楽だ。軍神恐るべしですなぁ」 実は上杉謙信、このゲームで最強の統率を誇り、そこに軍神やら車懸りやら騎馬Sやら更に官位やら家宝やらで統率強化してくれるので、最早手がつけられないチートユニットなのである。 「っておい! 殿俺かよ! いやむしろ望む所だけどよ! そういうの普通一言あってしかるべきじゃねえのか!?」 「いや、だって政宗さん名馬欲しいって言ってたじゃないですか。だったら絶対捕まらないんですしこういう時の為の馬ですよ。備えあれば憂い無しですね」 「まあ確かに馬寄越せって言ったのは俺だが……うぉい! 小十郎真っ先に逃げてんじゃねえてめえ!」 「このげぇむじゃ武勇低いですからね。ここは一つ政宗様にふんばってもらうって事で。ああ、これなら何とか撤退出来そうです。流石政宗様、見事な殿。まるで島津の捨て奸のようですぜ」 「大将捨て駒とか無茶が過ぎんだろお前等!」 とにもかくにも最小限の被害で撤退を終えた伊達軍。 政宗は、それまでユニット政宗が圧倒的に強かっただけに、どうにも釈然としない顔である。 「何かこれヒドクねえか? いやゲームに文句言うのも何だけどよ、これじゃまるっきり俺の方が下みたいじゃねえか」 「政宗さんも小十郎さんも随分とトンデモな能力値なんですし、こういうものだと割り切った方がよろしいかと」 小十郎は武将画面を開き、各武将の能力値をざっと眺める。 「つまり、後世の評価がこの能力値って事なんでしょうね。なあ福路殿、もしかしたら俺達がこれからどうなるのかもあんた知ってるんじゃないのかい?」 ちら、と小十郎を見上げる美穂子。 「……知りたい、ですか?」 「まあな。生きてるんなら是が非でも口にさせなかったんだが、こうなっちまったらしょうがねえ。気にならないって言えば嘘になるしよ」 美穂子は自分の知る限りで、小十郎、そして政宗の歴史上での活躍を伝えた。 これを聞き、派手にキレたのは政宗だ。 「なあああああああああんで俺が秀吉だかっつーモンキー野朗に頭下げなきゃなんねええんだああああああ! つか弟とか母とか父とか、ウチの家族どんだけドメスティックしてやがんだ!?」 「まあ、実際そんなもんでしたが。流石に政宗様相手に、そんな福路殿が言うような陰惨な真似は通用しねえですぜ」 「はい、ですから少し戸惑っています。何せ数百年後の話ですから、齟齬もあるのでしょうね」 違う世界の戦国だとは思っていないらしい美穂子は、そんなフォローを入れてみたりする。 それでも政宗は納得しがたいらしい。 「腹の立つ話だぜ! 大体だな、このゲームも『信長の野望』とかどんだけあの野朗持ち上げてくれてんだよ!」 ちょっと困った顔の美穂子。 「はあ、ですが、織田信長さんや豊臣秀吉さん、そして最後の勝者徳川家康さんなんかは学校で習いますしね」 「あのちびっ子がねぇ。それに信長の最後は俺でも真田幸村でもなく、明智の野朗の裏切りとは……何とも締まらねえ話だ。その明智を殺るのも秀吉だかって奴なんだろ。俺はその間昼寝でもしてたってのかよ」 更に首を大きく傾げる美穂子。 「それなんですよ。そもそも政宗さん、織田信長さんと同時期に生まれてなかったはずなんですよねぇ。そういった私の知る歴史を元にゲーム作ってありますから、色々と齟齬があるのかもしれません」 しかし、と思い出し笑いを漏らす小十郎。 「白装束に十字架背負って頭下げに行くってな、如何にも政宗様がやりそうな気はしますな」 「くそっ、何にせよ天下は取り損ねたって話か。ええい、なら尚の事このゲーム負けらんねえぞ!」 政宗の号令により、再度戦力を拡充する伊達家。 東北を肥沃な大地に変えてしまう程のすーぱー内政のおかげか、はたまた政宗殿により被害を抑えられた故か、あっという間に先の戦力を大きく上回る兵力が集まる。 危険な上杉謙信は釣りだしつつ封殺し、危なげなく上杉家を降伏にまで追いやる。 政宗はもう慣れたのか、戦そのものより戦後処理に目を輝かせる小十郎と美穂子にその辺を任せつつ、とりあえず戦終わったーとお茶に手を伸ばしかける。 ふと隣を見ると、何故か画面を見たまま小十郎と美穂子の二人が硬直していた。 『政宗様、一大事にございます! 真田家が我が方に向かって進軍を開始しました!』 332 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 49 28 ID 4322JIo6 【真田家 第一ターン 真田の場合】 「なあセイバー。これ、俺が手を貸すのって卑怯な気がしないでもないんだが……」 衛宮士郎はそんな事を言ってみたが、セイバーはまるで聞く耳を持たない。 「それを言うのであれば、ユキムラにゲームをやらせようというのがそもそもおかしいのです。こういうのはやはり慣れた者の手ほどきがあってしかるべきでしょう」 「言う程俺もそういうのやってる訳じゃないんだけどな……」 部屋に入ると、大きな画面を前にした真田幸村がコントローラーを握ってああでもないこうでもないと色々苦戦している最中であった。 「おおっ! 援軍を連れてきていただけたかせいばあ殿! かたじけない、それがしこのように面妖なモノ扱った事もない故」 「よろしく真田さん。とりあえず、やり方ぐらいはわかる?」 「本は読み申したが、正直何からどう手をつけたものかさっぱりでござる」 わかった、と士郎は一通りの操作を確認する。 「ん、大体わかった。けど、俺もそれほどゲームは得意じゃないからあまり期待しないでくれよ」 「機械は得意なんじゃないんですの?」 「コンピューターはまた別の話さ……って、え?」 何故かすぐ後ろから白井黒子が顔を覗かせていた。 「ならわたくしも少しはお役に立てるかもしれませんわね」 「い、何時の間に……」 驚く士郎を他所にさっさかと画面を調べる黒子。 「えっと、勢力は武田家、じゃなくて真田家っての作れますわね」 一応それなりにだがゲームシステムを理解していた幸村はいきなり大慌てである。 「い、いやしかし、某は御館様と共に天下を……」 「ゲームに言っても仕方ありませんわ。へぇ、真田十勇士揃い踏みとは、これ結構な有力勢力なんじゃありませんこと? 後はきっと近くにあるだろう武田軍の武将引っこ抜ければ序盤からかなり飛ばせそうですわね」 「た、武田に反するような真似を某がするわけにはまいりませぬ!」 そこで、セイバーが幸村の肩をぽんと叩く。 「ユキムラ。私はゲームの事はわかりませんが、君主の心得を教える事は出来ます。領民の為、自らを慕い信じる将の為、敢えて鬼にもなるのが王たる者の役目なのですよ」 士郎も画面を見ながら少し乗り気になったのか、ふむふむと頷く。 「真田の一族、これ、何か物凄いんじゃないのか? うん、これなら勝てそうな気してきたよ」 ふふんと無い胸をそらす黒子。 「当たり前ですわ。やるからには完勝を目指しますわよ」 まだぎゃーぎゃー喚いている幸村に、黒子が仕方がないと妥協案を提示する。 「いずれ真田と武田は同盟関係にあるでしょうし、共に天下をというのであれば、それほど問題ではないでしょう。同盟のままでも勝利条件を満たせるようですし」 「そ、そうでござったか。ならばこの幸村! 御館様と共に見事天へと昇ってみせましょうぞ!」 ぼそぼそっと黒子はセイバーに耳打ち。 「……武田落とす時は、幸村さん取り押さえておいていただけますか? 戦国武将の大暴れ抑えられるのセイバーさんぐらいですし」 「そこまでせねばならぬものなのですか? ユキムラの言うように共に天下をというのは無理なのでしょうか」 「武将の数と質は重要なファクターですわ。なのに人材の宝庫武田軍を放置しつつ勝利なんてありえません」 333 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 50 41 ID 4322JIo6 そんなこんなで始まったゲーム。 案の定武田のすぐ側の土地で開始となった真田軍は、これ幸いと、同盟国武田を背後の壁とし、近隣諸国を瞬く間に平らげていく。 北條やら徳川やら織田やら有力大名のプレッシャーは全て武田軍が抑えてくれているので、すこぶる快調に話は進む。 そして、運命の時を迎える。 「北條、今川が武田へと攻め込んだだと!? おのれ待っていてくだされ御館様! この幸村が疾く馳せ参じますぞ!」 しかし士郎は幸村の反応に眉根を寄せる。 「でも、こっちの主力は戦闘中、ここから戻るのもこのまま攻め落とすのも大して時間はかわらないぜ。まいったな最悪のタイミングだよ」 ならばとセイバーが口を開く。 「次の一手を考えるのであれば、この城を一刻も早く落とし、救援に駆けつけるべきでしょう。今川、北條を相手にしつつ後ろから逆襲でもされては事です」 確かに、全てはセイバーの言う通りだ。 歯噛みしつつ祈るようにログを見守る幸村。 そして黒子は、誰にも見られぬ角度で、会心の笑みを漏らしていた。 『計算どおりですわ! 北條も今川も、織田と手を結んでいる今、狙うは武田と我々真田。ふふふっ、わざわざ全力でこちらに出向いた甲斐があったというものですわ。この位置からならば戻るまでに一戦、いや二戦は行なわれるはず。後は弱体化した武田を……くっくっくっくっく』 全ては黒子の思惑通りだったらしい。同盟の組み合わせを細かに調整し続けた成果である。 更に現在武田は上杉との戦いにより消耗激しく、領土の半ばまでを奪い取られてしまうだろう事も織り込み済み。 しかし、黒子の計算を上回る速度で話は進む。 武田の各城が落とされるログが次々流れ、敵城を落とし軍を武田へと差し向けた真田軍が国境を越えようとした時、最後のログが流れた。 『武田家が滅亡しました』 その後のこの部屋の混沌っぷりは筆舌に尽くしがたい。 喚き暴れる幸村がその主な、というか全ての要因であったが。 号泣する幸村に、セイバーがその矛先となるべく剣を抜き、士郎が必死になって慰める。 そして黒子である。 『危機? いえ、これは真田軍唯一の急所が失われたという事。この機を活かせずして勝利の道はありませんわ!』 さんざっぱら暴れ回り、無駄に広い室内でエクスカリバーまでぶっぱなすような大騒ぎ(無論壁はぶちぬかれ、偶々偶然運悪く通りかかった池田の眼前を光の軌跡が貫いていった。へたり込んだ池田がその後トイレに駆け込んだとか、何故か下ジャージに着替えたらしいとかいう話があるとかないとか)の最中、黒子の凜とした声が響く。 「合戦の準備、全て整いましたわ。いかがなさいますか?」 ぴたりと、幸村の動きが止まる。 「……かっせん、でござると?」 「無論、武田領を接収し分割した北條今川連合軍にですわ」 技術はこちらがリードしており、兵力差はこれで埋め得ると黒子は判断したのだ。 ゲームとは思えぬ程激しく感情移入している幸村の号令一下、真田軍はその総力を挙げ戦に挑む。 きらーんと光る黒子の瞳。獅子心中の虫を抱える幸村がちょっと哀れになってくるが、それに気付ける者もこの場には居ないのであった。 334 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 51 07 ID 4322JIo6 『武田信玄を登用しますか?』 流浪の身となっていた信玄を発見。 「おやかたさまああああああああああ! おいたわしや……すぐにこの幸村が参りますぞ!」 北條今川領への逆侵攻こそ成らなかったものの、旧武田の所領をほぼ全て取り返した真田軍。 戦闘と同時に引き抜き工作も行なっていた為、かなりの数の武田武将を確保する事に成功した真田軍は、ようやくちょっと大きくなった小国を脱し、上杉やらと張り合える強国へと成長した。 家督を信玄に譲るだの駄々をこねる幸村に、システム上不可能ですとさらっと切り返す黒子。 そんな中、士郎が皆に注意を促す。 「これ伊達がかなり大きくなってないか? ……っていうかこのゲームって誰がどの大名担当してるかわかる?」 これには幸村が即答する。 「何でも公平を期すため、それは秘密のままげーむをするという事でござった」 とはいえここまでゲームが進めば予想ぐらいは立つ。 西方に勢力を伸ばす織田家、東北で覇を唱える伊達家、この二つはほぼ間違いなくPLアリであろう。 というか、多分やってるプレイヤーも何となくだが想像はつく。 戦国武将はもう一人いるが、彼がゲームをやっている姿が想像出来ないし、そもそも開始時よりゲーム間違ってんだろお前な勢いで何処とも同盟も結ばず鎖国している徳川絡みなので、これは非参戦の可能性が高い。 いずれ、戦国武将のみでのゲームは厳しいので、アドバイザーを見つけているだろうが。 そこでセイバーが更に疑問を投げかける。 「……彼に、手を貸す者は居るのでしょうか?」 彼とは言うまでもない。徳川ロボの次ぐらいにゲームやってる姿が想像しずらい、明智の光秀君である。 ロワ内での大暴れを考えるに、誰かに協力を求めるといった行為は不可能に近いであろう。 と、妙なログが流れてきた。 『織田家が滅亡しました』 全員一斉に目が点になる。 そして新たに明智家が立つとの話を聞き、誰もが心より納得したとか。 335 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 51 39 ID 4322JIo6 【明智家 第一ターン ああ、下克上】 「…………これは、予想外、でしたね」 明智光秀は画面を呆然としたまま見つめている。 史実イベントである本能寺の変の直前、光秀が信長を安土城に置いたのは僅かな感傷がそうさせたのだが、まさかこんな結果が出てくるとは。 隣で攻略情報をプリントアウトしたものを見ていた上条当麻も、驚きを隠せずにいた。 「すっげぇ……知ってたのかこれ?」 「いえ、ただ、こうであったならもう少し楽しめたのにと思っただけだったのですが……いやはや、わからないものですね」 「いやわからないっつーか、これいきなりものすげー不利になったんですけど」 にこやかに光秀は笑う。 「そこを何とかしてください。頼りにしてますよ」 「おーけいわかった。だからその鎌引っ込めてぷりーず」 ゲームをやるとなった光秀は、さてどうしたものかとこういった未来のものに詳しそうな奴を適当に探した所、幸運の女神に飛び膝蹴りでも喰らったらしい上条当麻君がすぐそこに居たというわけだ。 「不幸だああああああああああああ!」 「はいはい、泣き言はいいですからさっさとやってください。それに何だかんだ言って貴方も結構楽しんでいるじゃありませんか」 「そりゃ……まあ、ゲームで勝負ってんなら平和だし、俺も口で言ってくれりゃ協力だってしたさ。……だから! その鎌引っ込めろって!」 「いえいえ、これは脅しているのではなく、上条君の反応が楽しいからそうしてるだけですよ」 「一緒だろうがああああああああああ!」 そこで、振り返る光秀。 「そういう事なのですが、何か御用ですかお嬢さん?」 部屋の入り口からふらりと姿を現したのは、御坂美琴であった。 いきなりいなくなった当麻が心配になったとか、口が裂けても彼女は言ってあげないだろう。 「ん、わかった。ならいいわ、私も協力してあげる」 実に快い御坂さんのお言葉に、当麻は即座に返事を返す。 「いらん帰れ」 「なっ!? 何よその言い草! 私が手伝ってあげるって言ってるのよ! 素直に感謝感激雨霰を表現しなさい!」 「いや別にいらねえし。お前居ると大抵ロクでもない事に…………」 そこで当麻ははたと気付いた。 脅し抜きでもこの戦国生命体と会話を交わすのは神経が疲れる。 ならば、会話やらはぜーんぶ美琴に押し付けてしまえば、らくらくかつ楽しいゲーム環境が約束されるのではないかと。 そう考えた当麻は態度を急変させる。 「いや! 居ろ! むしろ(光秀の)側に居てくださいお願いします! もうビリビリさんが居るだけでこの部屋に彩りが増す事間違いなし! そうでしょう明智の光秀さん!」 「ええ、協力してくれる方が増えるのはとても嬉しいですねぇ」 「つーわけだ、ビリビリ。お前も手伝って……って、おい、お前どうした?」 美琴は顔を抑えたまま俯き加減、上目遣いで当麻を睨む。 「……~~~っ!! あ、アンタッ!」 「何だよ。どうかしたのか?」 「何でもないわよ! と、ともかく! さっさと説明書寄越しなさい!」 超理不尽な逆ギレであるが、まあ何時もの事なので当麻はさらっと流す。 結構な時間この部屋に缶詰だった当麻は、コントローラーをゲームに慣れる意味でも美琴に任せ、ちょっと食事でも取ってくると部屋を出た。 336 :戦国武将に信長の野望をやらせてみた ~あの世編~:2011/07/02(土) 22 52 28 ID 4322JIo6 【インターミッション これがやりたかっただけ。後悔はしていない】 ものっそい驚いた顔をしている美琴を尻目に部屋を出た当麻は、開放感と共に大きく伸びをする。 「いっやぁ、ようやく羽を伸ばせる。こりゃビリビリ様々だな」 なんとなく興が乗ったので、お礼に食事でも作ってやるかと調理室へ。 そこには先客が待っていた。 「おっと、確か……衛宮、だったか」 キッチンで妙に似合っているエプロンをつけていたのは、衛宮士郎であった。 「ん? 上条か。そっちも食事か?」 「まあな。お前、メシ作れるのか?」 ちょっと苦笑いの士郎。 「家に欠食児童が居たもんでな」 ぷっと吹き出す当麻。 「ははっ、俺の所もそうだ。ひでぇもんだぜ、ちょっとメシ忘れると頭に食いつかれるんだ」 「あー、わかるわかる。ウチもそんな感じだった」 あっという間に意気投合した二人は、一緒にやるかと食事の準備を始める。 会場での出来事を話題に出すとどちらもドへこみするのがわかっていたので、それ以外の話題をとなり、自然と食に関する話をする事になる。 というより、やたら食うだけの同居人の話題がメインだ。 「最初の内はそれこそ残飯でも食い漁る勢いだったからなぁ、一食でも抜かすとエライ顔して怒り出すし、勘弁して欲しいよ」 「俺はせめても食事作るのが一人じゃない分楽だったかもな。……いやまあ、欠食児童途中から一人増えたんだが」 調理を進めながら和やかに談笑する男二人。 これを、調理室の入り口から覗き込む影があった。 「……アイツ、人にゲーム押し付けといて何やってるかと思えば……」 歯軋りが聞こえそうな勢いの御坂美琴であった。 いや、お前こそ何やってんだという話な気がしないでもない。 「本当ですわ。まったく、誰の為にゲーム手伝ってると思ってるんですか」 「そうよそうよ。大体ね、アイツは何時も…………へ?」 ひょこっと美琴の脇より室内を覗き込んで居るのは、黒子であった。 「ちょっ! 何で黒子まで居るのよ!」 「お、お姉様、しーっ、しーっ、バレちゃいますわよ」 突然の登場に驚く美琴であったが、黒子と士郎の話は聞いていたので黒子がここに居る訳はそれなりに察する。 美琴はやたら非生産的な嗜好に傾倒する黒子を、何とかならないものかと頭を悩ませていた事もあり、士郎との仲に関してはとても嬉しい話と受け止めていた。 「……やっぱり気になる?」 「うっ……まあ、その、正直に申しますと、ものすごーく気になります。それほど士郎さんの事を知っているわけではありませんし」 微笑ましい顔で美琴はこれを見守ってやろうと考えるのだが、ちょっとだけ気になる事を黒子に問いかける。 「そっか、応援してるわ。頑張りなさい……と思うんだけど、何でそんなに引っ付くのよ」 「役得……いえ、こうしないと良く見えないんですの」 「いやいや、顔だけ無理矢理室内に向けつつ、人に抱きついてる体勢って、そっちのが苦しくない?」 「お姉様のぬくもりを感じられる好機をわたくしが見逃すはずありませんわ」 「……衛宮さんはどーしたー」 黒子は真顔で美琴を見上げる。 「それはそれ、これはこれですわ」