約 3,258,607 件
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■2007年
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#27 2008.11.26 #26 2008.11.19 #25 2008.11.12 #24 2008.11.05 #23 2008.10.29 #23 2008.10.22 #22 2008.10.15 #21 2008.10.08 #20 2008.10.01 #19 2008.09.24 #18 2008.09.17 #17 2008.09.10 #27 2008.11.26 (佐久間) 【出席者】 井上・祝原・清原・佐久間・杉山・藤本・前野 【遅刻者・欠席者】 上野・清原 【今日のアジェンダ】 週間発表 諸連絡 【週間発表】 前野(優先度を用いたスケジュール管理システムの開発) 日程 11/27 優先度画面、入力・確認・完了画面の完成 11/29 閲覧、削除・完了の完成 今後の課題 ・優先度画面 -空の配列を並べて表を作成 -配列とスケジュールを1 1で格納 現在の状況 ・優先度表示画面作成中 -スケジュール入力場所をクリック -入力画面 -入力確認画面 -入力完了 1週間後の予定 優先度表示画面関連 ・12/3 修正・完了の完成 藤本(Wikiを利用した講義資料配信システム) 進捗状況 ・スライドショー本体 ・箇条書き部分の取り込み ・その他は無視(文字装飾・表・プラグインなど) ・一覧を表示し、任意のページに飛べる ・Wikiプラグインとしてページ内に貼り付け ・呼び出し時に発表者名・日付を任意指定可能に ・今後フォントサイズ(3段階)を任意指定可能にする予定 今後の予定 ・開発の遅れにより予定より2週間の遅れ ・前倒しで、2次評価時の実装機能の検討中 ・今週末までに1次評価予定 鈴木(サークル活動活性化システム) 予定 11/29 記事、掲示板、カレンダーを完成させたい 12/3 中間発表 1次評価(2~3日) 12/10 論文下書き第1稿提出 進捗 記事のページ作りを主にやっていた 他の場所には手をつけられていない -効率・知識不足で進んでいない 評価 1次では実際にサークル部員に使ってもらう 使いやすいかどうかを検証してもらう(アンケート) -サークルのページが作りやすい -使っていきたいと思う -有用性があるか・利便性があるか 2次評価(出来るかどうか厳しい?) -情報科学部にこのシステムを掲示して、 実際に使ってもらってどうだったか意見をもらう 【諸連絡】 会計より 1人1000円ずつ集めようと思います。 【JABEE】 本日の作業時間 10 40~12 40 2時間 #26 2008.11.19 (井上) 参加者 井上・祝原・清原・佐久間・杉山・藤本・前野 杉山 テーマ:研究室での活動を支援するスケジュール管理システム 進捗 グループカレンダーへの切り替え メッセージ送信の宛先指定 ブログに対してのコメント機能 ToDoリスト 新規コメント等がある場合、トップページに表示 評価方法 1次評価 -期間は短くて良い -全員同時に開始 -既存のシステムと使い比べてもらう -主に、操作性・機能面などについての感想をもらう 2次評価 -期間は1週間は欲しい -研究室での活動が円滑になるのか アンケートで得たいデータ 操作性 画面の見易さ スケジュール・ブログの作成しやすさ メッセージのやり取りの使いやすさ スケジュールの使いやすさ 他に欲しい機能 既存のものと比べた結果 今後 本来ならば1次評価開始してるはずなので急ぐ 新規性の部分…回覧板機能に更にオリジナル要素を追加 携帯電話へのお知らせ機能 佐久間 テーマ:JABEE課程卒業研究 作業統合支援システム 現在までの進捗 1次評価に入る前段階 -予定に反してまだ1次評価してない -システム改良中。終了後、すぐに1次評価 -実運営・アンケート ・スムーズに進めば今週中 今後の課題 1次評価~その後 -ブログ機能+pdfファイル生成の機能を作成 -完成後2次評価 ・研究室内で運営 ・後輩などを対象にアンケート ・1次評価との違いが明確にならないため具体的には検討中 清原 テーマ:自動車デザインシステム 進捗 描画方法 -ステージ上に点を置き移動させることで車の形を作成 -点のx,y座標から得た数値を立体の各点に代入 試験として、立方体の形を変えることに成功 多々課題あり 評価計画 第1段階評価対象者:古井研メンバー 第2段階評価対象者:自動車の好き具合で3グループ作成 第1段階評価 アンケート -質問ごとに4つの選択肢を設け、点数を付ける -内容、得たい情報 ・自動車が好きか ・自分の思い描いた車に見えるか 第2段階評価 対象者 -車に詳しい人グループ -詳しくはないが感心がある人グループ -全く感心の無い人グループ 各グループ最低3人 車に対する関心度での違いを見る 今後の課題 自動車の形で実装 色の変更・タイヤの表示 立体の回転 保存 評価に使うアンケート内容の決定 日程 本日~11/26:第1段階評価に向けて開発 +第1段階評価+第2段階評価に向けての開発 ~12/3:第2段階評価と中間発表用スライド作成 ~12/10:論文下書き第1稿の提出〆切 ~12/17:論文下書き第2稿の提出〆切 ~12/24:未定 連絡事項 忘年会一緒に行かないか? 12/22(月)ちなみに翌日は祭日。 スライド作り 模範解答をファイルサーバにアップロードしておきます #25 2008.11.12 (佐久間) 【出席者】 井上・祝原・清原・佐久間・杉山・鈴木・藤本・前野 【遅刻者・欠席者】 上野(体調不良) 【今日のアジェンダ】 週間発表 ビデオ上映 (意見出し) 【週間発表】 祝原(中国武術指導支援システム) 年末までの予定 12日までの予定だったが、1次評価できず 中間発表時と大まかには変わっていない 現状 ペイントツールは未完成 -3,4日ずれ込むことになる 未実装部分 -キューポイントからの再生 -ペイントの再生(正確に・変な線が残る) 井上(就職活動支援システム) 中間発表以降 ・プロフィール登録 ・他人のページにアクセス可能に ・日記にコメントを書ける機能、記事数が増えたときのページ遷移 ・プロフィール編集ページでOpenIDの設定を可能にする 評価について 今日から評価開始の予定だったけど先送り -未実装の機能あり -評価方法について悩み中 ・キャリア支援センターからアクセスできない ・時期的に欲しいデータが得られるか 経験に基づいた 過去に受けた企業を手軽に知れる -身の丈に合った企業を選べる -過去の良い実績を知ることで高みを目指せる ・就職活動開始直後の道しるべになってくれる 他の学生の活動状況を知れる -他人の話で刺激を受ける(モチベーション) ・「自分も頑張らないと」という気にさせてくれる 支援センター側 学生の状況が詳しく解ると有り難い 妥協せず、レベルの高い企業を受けて欲しい 「やる気のない学生」をやる気にさせたい 必要な機能 ブログ機能 -必要な情報を検索しやすいようにカテゴリ別に -メリット:刺激を受けれるなど 内定報告書機能 -メリット:就活の道しるべ 追記・修正を可能にすることで紙媒体より気軽に提出可能 メール通知機能 -更新が滞っている、就活を終えていない学生の情報をメールで教員に通知 -メリット:早期からやる気の少ない学生を特定しやすい 今後実装予定 内定報告書のソート機能 -今週中に完成する見込み -今日までに作る予定だったが間に合っていない 教員・職員側のログイン機能 更新停滞中の学生の情報を教員に通知する機能 【ビデオ上映】 テーマ「夏」 現状の問題点:七夕を楽しむことを忘れてしまっている 目的:大人も楽しめる七夕遊びについて考える プロフィール 短冊について何を書くのか? -恋愛に関することが一番多い 短冊には本来あるまじき事である。 コンセプト(提案するデザイン) ポイント1:自分のための七夕 ポイント2:手軽な七夕飾り ポイント3:大人も楽しめる七夕飾り 起源 -奈良時代に「きこうでん」ということが由来する 短冊は「学業や仕事」に関してのことを書くのが当たり前 -おり姫と彦星がニートになったから引き剥がして、七夕は年に一度しかない →仕事をしないでホイホイしていると罰が当たる -明治時代までは七夕は8月に行われていた →暦が変わったので7月になった 生け花 -華道としては室町時代中期、京都六角堂の僧侶により確立 【ビデオについての意見出し】 良かった部分 導入部 → 興味 動画・イラストがあり分かりやすい 喋りが簡潔で一定の速度 話の区切り(効果音・見出し) 文章が箇条書きで構成されている 背景が工夫されている(納得感が出る) 説明(モノ・ジェスチャー・聴覚的に) 今何の話をしているか デザインのポイント3つ ユーザから見たときの使い方 どうかなと思う部分 導入部が長い 評価の負の部分が無い 前提に少しムリがある(存在しない郵便) 途中まで目的がはっきりしない スライドの字が小さい 【諸連絡】 特になし! 卒研頑張れ(・∀・) 【JABEE】 本日の作業時間:10 40~12 40 2時間 #24 2008.11.05 (佐久間) 【出席者】 井上・祝原・清原・佐久間・杉山・鈴木・藤本・前野 【遅刻者・欠席者】 上野(理由謎) 【今日のアジェンダ】 評価方法、スケジュールの発表 諸連絡 【評価方法、スケジュールの発表】 井上(就職活動支援システム) 祝原(中国武術指導支援システム) 清原(自動車デザインツール) 佐久間(JABEE課程卒業研究 作業統合支援システム) 清原(JSP/サーブレットによるスケジュール管理システム) 鈴木(サークル活性化システム) 藤本(Wikiを利用した講義資料配信システム) 前野(優先度を用いたスケジュール管理システム) 【諸連絡】 研究について- スライドを参照のこと 【JABEE】 本日の作業時間:10 40~12 40 2時間 #23 2008.10.29 (佐久間) 【出席者】 9名全員 【今日のアジェンダ】 中間発表 諸連絡 【中間発表者】 井上(就職活動サポートシステム) 祝原(中国武術指導支援システム) 上野(バーコードを利用したロッカー管理システム) 清原(自動車デザインシステム) 佐久間(JABEE対応卒業研究支援システム) 杉山(JSPサーブレットを用いたスケジュール管理システム) 鈴木(サークル活性化システム) 藤本(Wikiを利用した講義資料配信システム) 前野(優先度を用いたスケジュール管理システムの開発) 【連絡事項】 インフルエンザの予防接種を受けること 打ち上げはやらない 【JABEE】 本日の作業時間 10 40~12 40 2時間 #23 2008.10.22 (佐久間) 【出席者】 井上・祝原・清原・杉山・鈴木・佐久間・前野・藤本 【遅刻者・欠席者】 上野(体調不良) 【今日のアジェンダ】 週間報告 諸連絡 ビデオ上映(ノシ袋のデザインについて) 【週刊報告】 鈴木(サークル活性化システム) 前回まで ユーザー側から各サークル情報を見て、 サークルに質問などを行えるようなWebサイトを作る 管理者側からはサークル情報を掲載できるようなWebサイトを作る 進捗 アンケートを実施した。集計がいくつか返ってきた 掲示板の作成 カレンダーの作成 -これは管理者からサークル活動を行っている日時を編集できるように -他にも学生にサークル勧誘に集まってほしい時期などを、 視覚的に捉えやすいように作成中 今後 先週・先々週と時間があったが、技術的な部分があまり進んでいない 【諸連絡】 やったことは週間報告で報告すること(作成中のものが完成してなくても) 連絡のメールなどは基本的に何時になっても送ること (受け取る側が音を鳴らさない配慮を取る) 中間発表は「背景・現状(の問題点)、目的、方針、課題」などを含めたスライドで、 発表7分+質疑応答3分で発表できるように完成させる 開発中のシステムの動く画像もいつも通り公開すること 順番 井上 - 祝原 - 上野 - 清原 - 佐久間 - 杉山 - 鈴木 - 藤本 - 前野 11月3日の香椎祭で出展があるので、身に来て下さい(祝原) 10月末までの開発頑張れ。意地を見せろ! 【JABEE】 本日の作業時間 10 40~12 40 2時間 #22 2008.10.15 (井上) 本日の参加者 9名全員 本日のアジェンダ 週間報告 オープンキャンパス用Webページ 週間報告 ●藤本 テーマ:Wikiを利用した講義資料配信方法の検討 前回の進捗 -静止画スライドショーのスケルトンはほぼ完成 -あとは ・Pukiwikiのソースを利用しMXMLに変換 ・PHPスクリプトを作る ・コンパイル自動実行のバッチファイル作成 ・CMSに組み込むプラグインの作成 開発中の実装機能 -Wiki to MXMLの自動生成 -MXML to Flashの自動生成(完了) ・MXMLをFlexのコンパイラに渡しFlashを生成するバッチファイルを自動生成し実行 今後の予定 -変換スクリプトを完成させPukiwikiにプラグインとして組み込む(再来週まで) -細かいバグの修正 -XOOPSへの組込みは検証作業として行う -検証へ 質疑応答 HTMLとMXMLは何が違う? -マークアップ言語であることには変わりないが全く別の言語 別の言語に変換し直している 表や画像が出てきたらどうする? -表については対応予定(但し、表の中で太字等の処理が出てきた場合は対応出来ないかも) -画像については、完全に無視するか「画像があるよ」という印程度にする XOOPSへの組込みはすぐに出来る? -今作っているものをPukiwikiのプラグインとして動かす予定 さらに、PukiwikiがXOOPSのプラグインとして動く 所要時間は1週間程度を予定 XOOPSの組込み作業とは? -XOOPSの中にWikiやカレンダーをプラグインとして入れ込む。 -XOOPSのプラグインとしてPukiwikiを入れる 組み込んでどうなったら成功? -とりあえず動いてくれれば(開発完了的な意味で) -検証の段階で使い勝手の手直しを予定 「Wiki to MXMLの自動生成」において、どこで詰まっている? -スクリプトの仕組みを理解するのに時間を要した。 -時間がないので自動生成部分を先に作って路線変更 -仕組みは理解したので、後は置き換える作業(現在はスムーズに開発中) -「Wiki to MXML」と「MXML to Flash」を組み合わせる段階で不具合が起こる懸念あり 画像モジュールを組み込んだ場合、どのくらいかかりそう? -1週間~2週間程度 -画像の部分の判断が微妙なところ -画像を入れたらコンパイルに時間がかかるという問題もある -位置取りにも問題あり 完成図がピンと来ない -最終的に、Wikiのページの中で「スライドにしたいページ」(講義資料など)に ボタンを配置し、クリックでスライド化出来るようにする。 これによる決定的な利点を見出すのが課題 卒研の評価基準は明確か? -簡単に言えば、配布資料とスライドの一本化 ●上野 テーマ:バーコード利用によるロッカー管理システム 概要:ロッカーの貸出・返却の省力化を計る -貸出…手動入力の部分をバーコードで一括 -返却…4桁の暗証番号を用いて本人確認 進捗状況 -テーブル作成 ・貸出状況テーブル ・利用状況テーブル -入力フォームの作成 ・携帯の番号又はメールアドレス 今後の予定 -パスワード設定フォームの作成 -貸出期間を延滞した場合の通知方法 -学生情報とバーコードの関連付け 質疑応答 学校向けに作った卒研のシステムは実装される? -前例は殆ど無い(C研で少しあるくらい) -基盤センタークルーの出勤簿はC研生が作成 -セキュリティ面やバグ面で怖い(学生は卒業するため保守者がいない) -信頼出来るものとして作成する労力がとても大変 -結論:実現可能であるが障害は多い 現行のシステムではロッカーの管理は電話番号で行うが、 メールアドレスとの任意制にした利点は? -延滞期間が過ぎた後、一日置きにメールを自動配信する予定 だとすれば延滞の場合、アドレス必須になるのでは? -基本的に任意ではなく両方を入力にすべきか 現行のシステムではロッカー管理はどうなっている? -紙に学籍番号、氏名、連絡先を記入後、鍵を借りることが出来る 返却時に学生証を見せて鍵を返却 この辺りの管理は現状Excelで手動で行われている。 ここを自動化したいと考えている。 最終的にどのような形になる? -Microsoft Accessで作成 システムの流れ 1.パソコンのバーコードを読み込む 2.パスワード入力 3.ロッカーの番号をランダムで取得 4.返却時に認証で鍵を渡す もう一つ違うメリットを突き詰めるべき? -システムへの登録はロッカーを借りる時以外でも可というメリットもある -活用シナリオを考える オープンキャンパス向けWebページ プロフィールと卒研内容は別ページ分ける 写真を貼り付けたら、それを見た高校生が話しかけてくるかも? 文章は高校生に興味を持ってもらうように、面白い点にフォーカスする 高校生に親しみやすい文章で 文字のフォントは任意 出身高校は皆書きましょう 「/furui/i/index.html」の階層にフォルダ作成(名前は学籍番号)、 その中にページを作成。 「戻る」リンクは「一つ上の階層のインデックス」にリンクする 例: a href="../index.html" 戻る /a #21 2008.10.08 (佐久間) 【出席者】 佐久間・前野・祝原・井上・藤本・杉山・清原 【遅刻者・欠席者】 上野・鈴木(体調不良) 【今日のアジェンダ】 週間報告(ログ未記入項目あり) 諸連絡 オープンキャンパス 【週刊報告】 井上(就職活動支援ツール) やったこと オープンIDによるSSL通信 OpenID対応のログインシステム オープンID 他のサイトの認証APIを用いて認証 OPに登録された情報を使うことも可 今回はRPを作成 実装には「OpenID Library」を使用 現在はボタン一つで以下のサイトのAPIを用いて認証できるように ・OpenID ・Livedoor ・mixi SSL通信の実装 SSL通信は成功 しかしmixiの認証APIを使うことが出来なかった php.iniの中に「openSSL」関数を使う項目を見つけ、 その設定を変えることでmixiにログインすることが出来る。 実装予定 予約システム ・面接練習、書類添削のアポイントをWeb上で行う 就職活動状況開示 ・就職活動の第1歩が踏み出せないのは、 自分の身の丈や学校の専攻に合った企業というのが分からない ・ユーザが現在の就職の様子を公開する -教員は学生の就活状況を確認できる -学生も自分の知らなかった企業を見つけることが出来る Smarty PHPのテンプレートエンジン PHPのデザインとロジックを分離することが出来る ・PHPのコードが冗長で見づらくなることを防ぐ ロジック部分は通常通りPHPファイルに記述、 デザインはテンプレートファイル(.tpl)に記述 ロジック→PHPでプログラマ デザイン→HTMLでWebデザイナー という具合 課題 OpenIDを実装しログインが楽になったものの、 あまりOpenIDを使ってることをあまり活かせていない ・蛇足な部分があるので、何か活用する手段を考える まだシステム本体には何も手を付けていないのはペースが悪い ・メイン部分を作っていく 清原(自動車デザインシステム) テーマ概要 自動車をデザインするのに特化したシステム デザインに特化 ユーザが描いた自動車のシルエットがプログラムの制御により、 自動車の形に近いものに変化する 直線や、円、矩形などを描いたとき、整った形に変換するプログラムを使用 ・アクションスクリプトで実現可能 3次元化 自動車の側面を描き、そこから3Dの画像を生成する 画面上での3次元表示のほかに、ペーパークラフトという形にして、 手にとって見れるものを 進捗状況 Delphi勉強しプログラムを作成 今後の課題 描いた線や、図形を整えるプログラムを組み込んだペイントツールを作成 絵を描く段階までのシステムはActionScript 杉山(JSP/サーブレットによるスケジュール管理システム) 作る予定 JSPにより研究活動に特化したスケジュール管理システムを作る ・機能 - 日にちごとにスケジュールを書き込み、管理できる - 予定を書き込むだけでなく、過去にも書きむことが出来る グループ全体のスケジュールを把握できる - 回覧板機能とスケジュールへの反映 進捗状況 カレンダーの表示 ブログの書き込み・閲覧 スケジュールを書き込み 回覧板&スケジュール反映機能 【諸連絡】 水曜日は月曜日の振り替えだが、通常通りゼミを行う。 - 発表者:藤本 上野 発表は来週までとなる - 中間発表前にもう一度発表する人は最後のチャンス 発表したい人は月曜日・火曜日(13日・14日)までに連絡すること 中間発表は2回にまたがって行うか、2コマ使って行うかを計画する 【オープンキャンパス】 オープンキャンパスで使う、テプラの使い方を習得しておく必要があるので、 使い方の説明会を開催するので、代表が日程を調整すること。 【JABEE】 本日の作業時間 10 40~12 40 2時間 #20 2008.10.01 (佐久間) 【出席者】 佐久間・鈴木・前野・祝原・上野 【遅刻者・欠席者】 井上・藤本・杉山・清原 【今日のアジェンダ】 週間報告 諸連絡 オープンキャンパス 【週刊報告】 祝原(武術指導支援ツール) どんなもの 武術指導を支援するためのWebシステム 現在の進捗 あまり変化なし ・動画とツールを一致できない ・動画との同期をとれない ・Web上での保存と再生が出来ない 動画とツール FLVplaybackコンポーネントは使えそうにない どうするか ・動画とツールを分けて扱う 課題 PHPを用いてデータベースを構築 ・コメントやペイントはデータベースに保存 ・保存されたデータは動画再生時に同時再生 Flashからサーバへデータを送る技術を得る 動画再生時にサーバからFlashへデータを送る技術を得る 佐久間(JABEE対応 卒業研究支援システム) これまで PHP,HTML,SQLの勉強 ・今は開発の中で同時に勉強 ・SmartyやCSSなどの導入は見送り システムの開発中 ・データベースとの連携はまだやれていない ・PHPで開発。データベースとの連携も随時作成していく 進捗状況 どこの部分から開発しようか戸惑っている 全体は若干遅れ気味 「新規性」、という点で「狭くできるだけ深く」、1つは追及する 本システムの構築にあたっては ・システムに実装する機能をPHPで作る ・データベースのテーブル設計などが課題 →知識不足 今後について 今までの継続でデータベース設計・Webとの連携、 HTMLとPHPでページの中身をどんどん肉づけする。 ・新規性、オリジナリティを追及 ・開発するにも、「ここは」というポイントをしっかり絞る 参考書や論文に関して ・サンプルから1段階抜け出す必要がある ・論文は参考にさえてもらう程度で ひたすら開発 ・データベースのテーブル設計、Web,PHPとの連携 →課題 ・新規性をもつシステムの開発 →追及する必要あり 鈴木(サークル勧誘支援システム) 前回 ユーザー側から各サークルの情報見たり、 サークルに質問などを、行えるようなWebサイトを作る 管理者側(サークル側)からはサークルの情報を 掲載できるようなWebサイトを作る ・カレンダー出来て欲しい日付にチェック ・勧誘期間だけでなく随時勧誘できるように 進捗状況 各サークルが違うバリエーションのWebページを作成できるように、 HTML文での装飾を提供しているサイトを探した Topページにアクセスカウンタの設置 ・一度ページに入って更新してもカウンタは更新されない ・評価で使える? アンケート作成 ・学生に意見を聞く予定 ・情報科学部のみのアンケートになる? ユーザ側で 質問を行える送信フォームがある 出来ること ・各部活の質問を書き込むフォームをクリックすると、 学籍番号、タイトル、内容を書き込むページへ 管理者側で 各サークルのページには何も作成されてないので、 出来ること ログイン(パスワードは各サークルに最初から振り当てておく)してもらう 新規作成を選択するとレイアウト選択画面へ レイアウトを選択するとレイアウト画面が出る レイアウト 記事や質問一覧、カレンダーなどはすべてのレイアウトに加える 今後の課題 簡単なところにしか手を付けてないので、 管理者側のシステムを早急に作っていきたい 携帯でも見れるようにしないといけないので、そこも対応したい 前野(時間・スケジュール管理システム) 背景・現状 既存のスケジュール管理システム ・月、日、時間ごとに細かく管理することが出来る ・同じ印象を持つスケジュール管理が多い ・多くのスケジュールがある場合、 どれを優先的に行うのか分かりにくい 問題・解決 同じ印象を持つスケジュール管理が多い ・既存のスケジュール管理とは観点を変える ・見やすい、分かりやすい など ・印象的なインターフェイスにする 優先的に行うスケジュールが分かりにくい ・緊急度、重要度などを考える ・優先順位を自分でつける 方針 Adobe Flashを用いる ・視覚的に見やすい ・優先順位を付けて ・グループ間での情報交換、操作 PHP,MySQL,Apacheを用いる 今後の課題 Flashを用いて開発 ・今はデザイン データベース ・インストールして設計・開発 【諸連絡】 スライドを準備する人は、「開始と同時に発表が出来る」ように準備する →最初の発表者のスライドがスクリーンに表示されている状態にする 中間発表前に、練習としてもう1度全員が発表する必要がある 机を使って汚れたらちゃんと布巾で拭くように 電子レンジを購入したので、来週の水曜日(10月8日)に一人500円持ってくるように 【オープンキャンパス】 10月18日,19日に開催 10月7日までに安武先生に提出 →具体的な内容 →出欠(前日/当日/懇親会) →机・イスの設置場所、数などを検討 →場所(どこでもおk) 具体的にやること →QRコードで自分の情報が名刺になる →携帯向けWebページ ・みんなの卒研の内容も紹介 ※卒研生全員HTMLでページを作成すること!(17日くらいまで?) もっと込み入った内容は金曜日(3日・予定)に議論するので全員集合 →時間などの詳細は後でメールがくるよ! ゆっくり見ていってね!! 【JABEE】 本日の作業時間 10 40~12 40 2時間 #19 2008.09.24 未作成 問題解決に関するビデオ鑑賞とグループワーク #18 2008.09.17 (佐久間) 【出席者】 井上・佐久間・藤本・鈴木・前野 【遅刻者・欠席者】 上野・清原・祝原・杉山 【今日のアジェンダ】 週間報告 連絡 オープンキャンパス 【週間報告】 井上(就職活動サポートシステム) 研究の目的 就職課に赴かなくても、Web上で就職に関する作業が出来るように やったこと テーマの変更&模索 PHPの環境やSmartyの導入 OpenIDの検討 概要 Webで就職活動に関する資料などの閲覧や情報収集が可能 就職指導担当の方に履歴書等の添削を依頼できる レイアウト トップページ 企業情報 内定報告書 過去の内定先、就職先企業の検索 具体的には 学校に届いた求人票の閲覧 学内セミナー・学内説明会などのスケジュール表 就職課での面接連絡の予約 過去の学生の就職先などの情報 内定報告書の閲覧および送信 OpenID 他のWebサービスで取得したアカウントを使用可能 試しにサンプルプログラムの実行 「はてな」のアカウントでログインできることを確認 「Yahoo」「mixi」のアカウントの使用に関しては、 PHPに「OpenSSL」関数をインストールする必要あり 今後の課題 OpenIDを「Yahoo!」「mixi」に対応可能にする 佐久間(JABEE対応 卒業研究支援システム) 当人発表 鈴木(サークル情報提供コンテンツ) 前回から 予約システムを作成してたが変更 各サークルが簡単に作るサークル紹介ページを作成する はじめに 本学のサークル勧誘は期間中に直接的に新入生にサークル部員が勧誘 問題点 決められた勧誘期間 新入生が時間の確保が出来ているのか? -学校生活に慣れたときは勧誘が終わってた -後期の途中から入部希望 サークルの勧誘方法 多くは直接的で間接的なものが少ない 情報提供の対象がランダム サークル情報が分かりにくい チラシだけでは分からない情報 ランダムなサークル情報 毎年チラシなどを作成 機能 サークル情報を簡単に作成できるコンテンツ 勧誘時の配布にも適応 QRコードによるページの閲覧 今回は5種類ぐらいから各サークルが選べるようにしたい コミュニティの設置 記事を掲載できる 最新情報やいつ来てほしいなどサークル側からできる 前野(時間・スケジュール管理システム) 今日まで システムデザイン テーブル設計 ロジック 課題に対して システムデザイン -研究室内の活動を管理しようと考えている -研究活動、就職活動、授業、会議などを対象とする -懇親会などの緊急性、重要度が低い と考えれるものは、対象外とする テーブル設計について -PHPやMySQLを使う ロジック -部分的にフロー図にして考えた程度で、計算法は考えてない 改めて考察 問題 -既存のスケジュール管理では、個人で優先順位を付けるため ・間違った優先順位に従い、実行してしまう可能性がある ・これでは作業効率が悪いと考える ・他の人と同じ時間作業しても遅れが生じる場合がある 解決 -重要度、緊急性を分かりやすくする ・視覚的に見やすくすることで、使いやすくもなる ・どれから手をつければ良いか、分かりやすい ・グループ内のスケジュールを見えるようにすることで、 グループ内での作業の遅れを出にくくする システム概要 ログイン機能 -IDとパスワードを入力してログイン 情報登録機能 -管理者が使用者の情報を登録 -情報の修正・削除機能を含む スケジュール作成機能 メッセージ機能 -作業が遅れている人に対して、メッセージを送ることができる -メッセージの修正・削除機能など 今後 とにかく、システムの開発を進めていく 【連絡】 サーバーの設置を協力して行う 電子レンジいる? -買う予定 来週は10:40から始める -説明やビデオ上映 図書、備品は持ち出している人はゼミ室に返却すること 【オープンキャンパス】 代表者 上野、清原 テーマ 「QRコードで広がる、つながる、みんなの輪」 イベント&テーマを決める QRコードを使って や ら な い か ・QRコード名刺みないたいな感じ? ・メッセージなんとか ・いろいろなものに貼る? バーコードを読む? ・ICON STICKER(「インターフェースのまちかど」を参照) Flash ・FlashとQRコードでゲーム? 携帯向けWebページ ・みんなの卒研の内容も紹介 【JABEE】 本日の作業時間 10 00~13 00 3時間 #17 2008.09.10 (井上) 本日のアジェンダ 夏休みの進捗報告 諸連絡 夏休みの進捗報告 祝原 テーマ:武術指導支援ツール 概要:動画を用いて武術を指導 指導だけでなく、部員同士の議論にも使える 夏の課題:3つの技術(動画・テキスト・ペイントツール)を用いて大まかな形作り 目標を達成することが出来た 今後の課題:動画の同期を取る方法の模索 Web上でのFlashの保存・更新の方法 サムネイル化 藤本 テーマ:Wikiを利用した講義資料配信方法の検討 夏の課題: 1.ベースとなるシステムについて再検討し、最終的な決定 2.Flash変換プラグインの完成 3.その他の実装機能への着手 夏の成果:目標の50~60%くらい 1.本当にPukiwikiを利用するのか?: -XOOPS Cubeを利用 その中でPukiwikiをプラグインとして動作 DBでアカウント管理 2.Flash変換プラグインの完成: -静止画スライドショーのスケルトンはほぼ完成 -あとはPukiwikiのソースを利用し、MXMLに変換 PHPスクリプトを作る(現在解析中) -コンパイルを自動実行するバッチファイルを作成(スケルトンは完成) -CMSに組み込むプラグインの作成 3.その他の実装機能: -オンラインテストDB -インタフェースデザインの検討 -これらの実装は後回しにし、まずは変換プラグインを作る 研究としての問題点 ・ほぼ既存のものを組み合わせている ・教育支援システム中でのFlash変換の有用性 ・そろそろ研究のスポットを定着させる必要あり 諸連絡 プレゼンテーション用PCに各々の実行環境を導入すること ファイルサーバ用のPCに先生がWindowsサーバをインストール済み 諸々の設定が終わったら研究室で使えます ラベルを作る機材を1台使いたいと思っているので 買出し係の人は候補の選定と見積もりをよろしくお願いします JABEEコースの人へ~研究室外の研究活動時間は今後は卒研の時間として認めない それから、今後はブログだけじゃなく別書類にも活動記録を残してください 卒業研究の手引き 卒業研究とは 研究において重要なこと:新規性、有用性、再現性 卒業研究とは: -卒業を認めるに値する研究 -学んだことを生かして研究 -さらに様々なことを学ぶ -作る・生み出すことを経験する ・知恵、技術、モノ -何らかの研究成果を出す ↓ -論文に反映させる -発表でアピールする 卒業研究の重要性 楽が出来る?:もちろん違います 4年生の1年間は卒業研究のためにある ・それだけ「しっかりやりなさい」ってことです スケジュール(おさらい) ~夏休み前 -勉強をする -テーマ・方針ゴールを決める -簡単なモックアップないしプロトタイプを作る 夏休み中 -必要な技術・開発環境の勉強をする 9月~10月 -開発 11月 -評価 12~1月 -卒業論文執筆 2007年度のスケジュール 10月中旬:中間発表1&初回評価 12月中旬:中間発表2&中間評価 1月15日:卒論提出 1月21日:卒研概要提出 1月28~29日:卒研発表会 1月29日:合否判定会議 卒業論文発表会では6人くらいの先生で質疑応答します ちなみに去年は古井先生、牛島先生、坂本先生、仲先生、朝廣先生、宮崎先生のグループでした 今日発表しなかった人は次回全員発表すること 全員遅刻しないこと 来週発表しないということは、夏季中間発表を一つ飛ばすことになります
https://w.atwiki.jp/nocry/pages/348.html
* 顔を見てはじめて、俺はもうずいぶんと長いあいだ貴様と面していなかったのだなと気がついた。おや、という程度の驚き。仕事がたてこんでいて忙しかったのもある、それとわりに直接は会わずとも、報告書であったりほかの人間からの噂の延長線上にあらわれたりで、実際会っていなくても必ずどこかで名前は聞いた。言ってみれば当たり前のことなのだけれど、特務局を管轄する人間同士、現場へ指示を飛ばす俺と、現場の中央責任者である貴様は、仕事をしていれば日々どこかに名は散らばる。 それでもこうして顔を合わせるのはほんとうに久しぶりだった。今日より前に見かけたのはいつだと思い、ざっと反芻して、それが実にふた月ぶりだということに気がつく。 だのにまず顔を見て俺が思うことと言えば、とくだんに懐かしいだとか、無沙汰していた感慨は一切なくて、鬱陶しいなと、あいかわらずでかい図体でのっそりと佇むさまが邪魔でしかたがないとそればかりで、まっさきに苛立つのだからどうしようもない。遅れてああ俺は何でこいつと待ち合わせをしたのだろうだとか言う後悔もついてきた。詮方ない。いっそ顔に出ないように取り繕うのがひと仕事だ。 顔を上げ、近付いた俺を視界に入れた貴様に、行こうかと俺は言う。 待ちあわせた時間より三十分ほど遅刻したことは知っていたけれど、待たせた、だとか遅れて悪いな、だとか謝るだの相手の機嫌うかがいだのする気は、毛頭なかった。これが俺の手違いであったら(たとえば時間を忘れていたとか)、それでもすこしは殊勝な風に見せないでもなかったけれど、どうしてどうして、出かける準備も整え、外套を羽織った俺を引きとめたのは十三課直通のホットラインで、それも教皇直々の指示を含んだものであったから、コールが聞こえないふりをするわけにもいかず、受話器をとってしまえばほかの手の空いている局員どもにおしつけるわけにもいかず、結局そのあとコール内容をまとめ、簡素な指示を出し、三時間後には戻るからと泣きを見せる局員どもを引きはがし、約束を取り付けて、足止めを食って三十分。 短時間でよくまとめた、抜け出せることができたと逆に褒めてもらっていいくらいだと思った。 待たされた貴様はとくに気分を悪くした様子もなく、遅れた俺を責めるでもなく、頷き、俺よりすこしうしろに離れてついてやってくる。 「あのな。」 俺は言った。 「今日は護衛の仕事じゃあないんだ。そんな具合に斜めうしろに立たれたら、歩きにくくてかなわない。」 視界に入ることはなくても、背丈があるだけで存在感と言うものは結構あたえるもので、それがたとえば、素行の悪い辺境の司祭を弾劾する場合であったり、治安の悪い南あたりの裏通りあたりを歩く場合であったりは、その無駄に大きい体は心強いものではあるけれど、こうしてただの買い物がてらに護衛気分で定位置におさまられては、気になってしようがない。 横をさし示すと、片眉を上げ、しばらく考えた末に貴様は俺に並んだ。しばらくの間のところで、なにを考えていたのかはだいたい判っている。どうせ、俺の職務内容的にうすら昏いものが多いものだから、ヴァチカンのお膝元ローマの市内だとしても決して気を抜けるものではない、万が一と言うものがあったときに、判断が遅れてなにかあったらどうするのだとか、なんとか。 もちろん用心するに越したことはないことに一理はあるけれど、そんなことを言っていては、それこそ俺はヴァチカンから一歩もひとりで出歩くことができなくなるわけで、就業中ならともかく、プライベェトな時間まで護衛を引き連れて、ここに名のある司教が歩いていますよと首看板、ちんどんよろしく宣伝して歩く趣味は俺にはなかった。 横に立たれると視界に入る分、いっそう鬱陶しさが増して俺はしまったなと思う、そもそも貴様がやたらに縦にも横にも存在感があるせいで、並んで立つ俺が見比べられて華奢だのちいさいの評されることに俺は我慢がならない、貴様がず抜けてサイズの比率がおかしいせいで、人並みな俺が軽視されるのだから厭になる。だったらやっぱりすこし離してうしろからついて来させてやればよかったかもしれない、けれど俺が貴様の姿を見ていないのに貴様が俺を見ているという図もなんだか厭だった。落ち着きなくふらついて、迷子になる子供じゃああるまいし、そう思う。 「引きとめられたんじゃあないのか、」 俺は言った。 「……はい、?」 「院。ガキどもに。どこに行くのかって。」 ああ、といらえて貴様が薄く笑う。笑う端から白い息がコートの襟越し、宙にのぼった。 「連れて行ってくれと最初は強請られましたけれどもね。」 「だろうなあ。」 フェルディナントルークス孤児院へ派遣されている教誨師の面々の中でも、いっとう抜けてこいつはガキどもに人気があった。むかしからそうだ。おそらく、元来のおだやかな、静かな物言い、叱ることはあってもそれはあくまでも諭す言い含みで、決して激さない、そうしたところが好かれる要因のひとつではあるのだろうけれど、そうした細かい部分はどうでもよくて、単に図体がでかいからだけじゃあないかという気もする。大人になった今ですら貴様が大きいと感じるのだ、まだ体の成っていない子供からしてみれば、それは目の前にひと山あるようなもので、ずいぶん登りがいがありそうだ、しかもまとわりすがりついても笑って許してくれるのだから、動くアスレチックと変わらない。飛びつき、跳ねまわり、こいつの周囲はいつでもガキどもであふれかえっている。 俺はそうした光景をえらくたくさん見たことはあったけれど、実際自分が動く遊具で遊んだかというと、さっぱり記憶にない。あまり思いだせないけれどたぶん、ばかばかしいとそんな風に思っていた。 親身なふりをして結局どいつもこいつも他人じゃあないか。 そう思う。 院へ放り込まれた子供は必死になって疑似餌に食いつくけれども、それは所詮擬似でしかないのだった。家族のようなもの。親のようなもの。兄弟のようなもの。その結びつきがどれほどのものか俺は知らない。 「マクスウェルとね、」 不意に貴様の口から俺の名前が出て、俺はどういうわけかぎくりとして貴様へ顔を向ける。 「え?」 「聞こえていませんでしたか。マクスウェルと待ち合わせているのだと言ったら、わりにあっさり解放してくれたんですよ。」 「どういうわけだ。」 「さあ、なにか子供らのなかで線引きがあるんじゃあないですか。おとなには判り得ない判断基準、独特の価値観で彼らは動いていますからね。」 「そういうもんか、」 「あなたも。」 あなたもそうだったでしょう。聞かれて俺は肩をすくめる。どうだか、とこたえた。 「忘れた。昔の話だ。」 肩をすくめたついでに首元のマフラーを引き上げ鼻をうずめる。ひどく寒かった。流し読んだ朝刊の天気欄には、最低気温本日五度、そう記されていたけれど、体感でみて五度もない。重く低くたれ下がった雲、寒気をまとめて呼びこんでくる風、雪でも降るんじゃあないか。そんな風に思う。 俺が身を強張らせる横で、普段と見た目のほとんど変わらない貴様は、首にマフラーもなく、ウールとは言えたいしてあたたかくもないコート羽織った一枚で、けろりと平気な顔をしているのだった。再生儀礼を受けると、寒暖の感覚も鈍るものなのだろうか。それとも単にこいつが鈍いだけなのだろうか。 そんな俺を見やって、寒そうですねと見たまんまの感想を口にするのだから、いっそ黙っていればいいのに脛でも蹴りたくなった。寒がっている俺がおかしいみたいじゃあないか。歩きながらすれ違う相手の着こなしを見れば、こちらが正常で薄着の貴様が異常だということは誰の目にも明らかで、それに俺だって着膨れるほど着込んでいるわけじゃあない、馴染んだカソックの上から厚手のコートとマフラーをつけている程度で、それで相手から俺がずいぶんと寒がるように評されるのは気にくわない。 「寒いのが正常なんだ。」 流せばよかったのに、どうしてかむきになって俺は言う。 「私は人間だからな。」 言うと聞いた貴様がほんのわずか反応する、表情を動かし、困ったような、俺を扱いかねるような、そんな顔になった。ちらと眺めてああしまったと俺はまた思う、べつに貴様を人間あつかいしていないってことじゃあない、貶めるつもりはなかった、ただどういうわけか俺の口が勝手に悪態をついただけで、本意じゃあなかった、そういう風に言い訳ようとしたのだけれど、こわばった口はうまく動かない。俺は咳払いし、 「菓子でいいよな?」 そうして代わりに別の言葉でごまかした。 そもそも仕事の合間に貴様を呼びだして待ち合わせたのは、どうしたって気がかりな用事を済ませないではいられなかったからだ、そうでなかったらこうしてふたり、十二月の飾り付けににぎわうローマの町中を歩くなんて、益体もないことを俺はしない。 どういうことかと言うと、すこし前まで、俺はフェルディナントルークス院の世話に個人的な理由でなっていて、それはべつだん俺が希望したわけではなかったのだけれど、糞テロリストどもに盛られた薬で、思考回路をやられておかしくなった俺を押し込めておけるところが、結局ヴァチカン周囲でそこしかなかったということなのだと思う。ホスピスでは聞こえが悪かった、癲狂院ではメディアにすっぱ抜かれるおそれがあった、けれど普通の病棟に入れておくには俺は四肢の自由がききすぎて抜け出すかもしれなかった、監視の目がいきとどいて騒ぎにならず、万一復調できるとしたら問題なくまた職場に戻れるような場所。 選ばれたのが孤児院で、ちょうどそのころ貴様は留守にしていて院に居ついてはいなかったのだけれど、おかげでガキどもに妙になつかれ、いくつか借りもつくった。俺は、こちらの都合をまるで見ないふりでおのれの欲求だけを押し付けてくる子供と言う部類がどうにも苦手であるけれど、駄目になっていたあいだ世話になったことはたしかで、借りを作ったまま返さずにそのまま放置しておくのは尻座りが悪い。かといって、やあどうもとにたにたひとの善い笑顔を浮かべて一人一人に握手して回る、そうした柄じゃあないことは判っていたし、そんなことをするくらいだったら、厳寒のテヴェレ川に素っ裸になって飛び込んだほうがましだと思った。死んでもいやだ。 けれどちょうど暦は十二月、年に一度の、たいして日ごろ関係のない人間が、たいした用もないのに、雰囲気に浮かれて贈り物を渡すにはいい機会で、だから俺は、世話になった口実でクリスマスのプレゼントを院のガキどもに送りつけ、それで清算してしまうつもりだった。貸し借りゼロ。ついでに感謝されるおまけもついてくるだろうから、悪い取引じゃあない。 貴様と待ち合わせしたのは、べつに子どもの好みがどうのと俺が殊勝にうかがいを立てるためでは決してなくて、単にかさばる荷物を持たせる相手に丁度良かったから、その一言に尽きた。それに貴様に言づけておけば、うまい具合に脚色したやさしく親切な俺、の長口上とともにガキどもに包みを渡してくれるだろう、そうした算段も含む。 菓子でいいよな?俺はもう一度聞いた。確認というよりは、俺はそうすることに決めたからという事後承諾のつもりだった。 一応ほかにも候補をいくつか考えないでもなかったけれど、おもちゃだとかいったものだと、全員に、まんべんなく、平等によろこばれるものを考えだせる思考の柔らかさを俺は持ちあわせていない。孤児院の子供は「特別」の言葉に餓えている。俺は実際その中にいたから、あいつらがどのぐらいかつえた具合にあるのか、とてもよく判った。 なんでもいい、たったボタン一つでも、ひとと違ったものがいい、誰も持っていない自分だけがいい、だから男女別だとか、年齢別にものを買い与えるとなるとこれはとても気を使うことで、いちいちあれは良いだのこれは駄目だの、院に勤める教誨師へ確認をとることはまっぴらだった。面倒くささ極まりない。 洋服だの防寒着も、それぞれのサイズをいちいち調べるのは骨が折れたし、色だの、かたちだの、そこまで気を配る細やかさは億劫だったから、そうするとそれなりに安価で、量があり、年齢性別に関係なくひとしく行き渡らせることができる、そうして口に入れてしまえば何も残らない。あとくされなくて結構だと思った。 いいのじゃあないですか、そんな風に貴様は言った。喜ぶと思います。 そうかと俺は頷く、頷きながらメトロの階段を下る、改札を通り、A線に揺られて五分、それからB線に乗り換えて、ショッピングストリートの近くの駅を目指す。貴様はだまってついてきた。 安価と言う点で言えば、ここまで遠出せずに最寄りのスーパーで済ませてしまうこともできたけれど、さすがにそれはどうかと思った。沽券的な意味合いで。 それで俺はショッピングストリートの、適当に見繕ってあった店に入り、横に立つ貴様にかごを持たせた。はいった店の暖気でほっとする。歩いてくる間にすっかり体はこわばっていた。振り仰ぐと、貴様の眼鏡が白く曇っていてすこしおかしい。 それから、棚に並ぶチョコレェトだの、クラッカーだの、色とりどりな棒キャンディ、ちいさな砂糖菓子。かたはしから目についた商品をかごに放り込んで、二十三だったな、と貴様にたずねた。現在院に放り込まれているガキどもの人数だ。忘れるような数字ではなかったけれど、あれからしばらく経っている、ひとりなりふたりなり増えたりしていたら、買いに来るだけで二度手間だと思った。 「はい、?」 「数。ガキの数。判れよ。……二十三人でよかったのだな、『先生』?」 数の単位で察しろと俺は思うのだけれども、どうにもこの男は、勘が良いのか鈍いのか、いまひとつ判らない。ぽんぽんとかごに菓子をほうりこみながらたしかめると、ああそうですとかえされた。 「わかった。きっかり二十三だな。」 二十三。庇護する腕をうしない確実に途方にくれている子供の数。 もっとも、親がいたところで、そいつがかならずあたたかみのある家庭ってわけじゃあない、だったら孤児院へ入れられてからあとの方がずっとましな生活もあるように思う。 すくなくても、俺は。 「マクスウェル、」 ガキどもにくれてやるプレゼントの吟味をするつもりもなかったので、適当な量をそろえるとレジカウンターへかかえてもってゆく、さすがに二十三人それぞれに一種類ずつの量ともなると三かごほどになって、貴様がふたつ、俺がひとつ、かかえて進んだ。十二月の商戦真っ只中のレジカウンターは存外混んでいて、清算はともかく、ひとつひとつのラッピングを頼むと、一時間ほどかかると忙しいなかで弱った顔をされた。一時間、ここからまた戻る時間を含めると、局員どもへ言い置いてきた時間をすこし過ぎることになるなとちらと思ったけれど、素のままかかえて、ちまちまと部屋でラッピングする趣味も暇も俺にはなかったので、時間をつぶして待つことにする。菓子の山をあずけて、さてどこを冷やかして歩こうかと思い巡らせた俺へ、そうして貴様が声をかける。 「うん?」 「時間があるなら、勧められたバールがあるのですが。」 「バール。」 「なんでも、最近オープンしたばかりなのに、人気ということですよ。」 「……へえ、」 貴様の口からそうした台詞がでてくるとは思わなくて、顔に出すことはなかったけれど、俺は結構驚いた。なにしろ貴様が道の端あたりに腰かけて、屋台で買ったパニーノだのピッツァだのに食いついている姿は容易に想像ができたけれど、洒落た流行の店にゆく、という図がどうにも似合わないと思ったからだ。考えてみただけで笑ってしまう。調べたのかとたずねると、院へ顔を出す業者との世間話で知ったと言った。 「ためしにヴァチカンのシスターに名前を挙げてみたらですね、知っていましたよ。彼女たち。」 「へえ、」 「女性に人気のバールだということですよ。」 「へえ。」 ではずいぶん小洒落た店なのだろうな。 そうした店に男二人で入ることに抵抗がないわけではなかったけれど、好奇心が三分の一、貴様がそうした情報を仕入れていたという関心が三分の一、それと、どうせだったら安くてぬるい屋台のそれよりもうまいコーヒーが飲みたくなったのが三分の一。 街路樹に施されたクリスマスの飾り付けをながめながら、俺は先導する貴様の横について道沿いに立ち並ぶウィンドウガラスの中をのぞき込み、それからしばらく歩いているうちに、赤と桃色の立て看板が目に入って俺は顔を上げる。貴様はそこで足を止めていた。 え、と声が漏れた。 いや、ちょっとまて。ここに入るのか。 たしかに、女性に人気の店だと聞いたときから、ある程度可愛らしい見た目をしているのだろうなとは思っていたし、この際相手が貴様でもそれはいいかと納得もしたけれど、それにしても店構えの目立ったつくりがカントリーカラー調の、しかも色彩が白と赤と桃色。形も色もよく整えられていて、メイン三つの配色にしても、趣味の悪さやけばけばしさを感じさせないつくりになってはいたけれど、それでも、こぢんまりとした、細い木枠組みの木戸をあけるには、だいぶん俺と貴様では場違いに過ぎて、 「おい、」 待て、俺が制止するより先に、わりに早い身のこなしでためらいもなく、貴様は店の中に入ってしまった。 えええとした思いで、もう一度表のつくりを見回す。ほうけて眺める俺の脇を、女性二人連れが談笑しながら入店してゆき、店の前でうろたえ、躊躇しているこちらが逆にみっともないぐらいで、しかたないと観念した。貴様が入店する前に呼び止めることができなかったことが、最大のミスだ。 気恥ずかしい思いで店に入った。 いらっしゃいませと女性店員の声、それからほど良く温められた室内、新築の木造とコーヒーの香り。外観よりもよほど内装は落ち着いていて、すこし救われた気持ちになる、俺は顔を上げ、先にはいった貴様が座席へ案内され、ちんまりと座っている姿を目に入れ、店内と貴様のアンバランスさに思わず笑いを誘われた。笑うしかなかったというのも結構ある、なにせ俺も浮いていると自覚はあるけれど、貴様はそれ以上だ。 店内の装丁は女性客をターゲットにしているだけあり瀟洒で、すべてにおいて細くたよりない。猫足、三本の丸椅子は、貴様が座るとひどく不恰好で、窮屈で、同じように猫足で配置されているちいさな丸テーブルをはさんで、貴様と向かいあわせになるのだと気付いた途端、俺はうんざりとなる。冗談じゃあないと思い、けれど冗談ではなく貴様はえらく真面目な顔で座っているのだった。 いやしかし、その椅子の耐重量は大丈夫か、頻繁に訪れるだろう女性客と貴様では重さがふたまわり強ちがうと思うのだ。 毒食わば皿まで、という言葉がある。この場合俺はやはり食わないといけないのだよな、なぜならいらっしゃいませと迎えた店員が、なかなか動こうとしない俺を見て、どうしたもんだと思案しているのが判るから、俺はどうにも貴様とテーブルをはさむことに我慢がならないけれど、ここで店の人間に迷惑をかけるのもどうかと思う。それで仕方なく進み、向かいの席へどかと乱暴に座った。 「ご注文はいかがなさいます、」 「……カプチーノ。ふたつ。」 品書きを見るまでもなく俺はこたえる。 べつにあたたまるなら、そうして時間が潰せるならなんだって構わなかった。貴様の口をはさむ隙をあたえず、俺はぶっきらぼうな口調でそう言って頬杖を突く、突きながらふと、かしこまりましたとこたえた彼女がいまだに横に佇んでいることに気付いて、なんだと視線を向けた。 「あのう……、ただいま、カプチーノをご注文のお客様に、ラテアートを無料でお付けしておりまして、」 「は?アート?」 コーヒーを飲むのとアートだとか言いだした関連性が判らなくて、俺が眉根を寄せて彼女を睨むと、店員はおどおどと視線をさまよわせる。そこへぼそりと、ミルクの泡の上に絵を書くのだそうですよと向かいの貴様が言った。 「絵?泡の上に?」 想像がつかない。 「そうなんです、それでご希望のイラストがございましたら……、」 「ない。」 腹に入ればたいした違いはないだろうにと思う。食事を目で楽しむ、それはたしかに一理あるけれど、たかだかコーヒー一杯に俺はそこまで求めないし、女子供ならともかく、イラストと言われてすぐに希望の絵が浮かぶわけでもない。しかしたとえばイコンなぞと注文したとして、描けるものなのだろうか。ふと思った。 「なんでもいい。」 こんなことならラテにしておけばよかったと後悔する。やり取りが面倒だ。手を振ると彼女が、ではこちらで適宜なものを書かせていただきますと言って頭を下げ、オーダーを伝えに厨房へ向かった。 「……なんだよ。」 じっとこちらへ視線を寄越す向かいの貴様に気付いて、テーブルへもたれたまま俺は呟いた。ようやく腰を下ろしたことで、あたたかい空気も相まって急に眠気が襲ってくる。午後に三時間空けるために、昨日は結局徹夜になった。決められた時間内、ひとひとりが必死になって頑張ったところでこなせる仕事量と言うのはたいして変わらず、せいぜい、普通にこなして報告書十枚、死に物狂いで十二枚。その程度の違いでしかない。だったから、無理矢理にでも隙間を開けようとすると、所謂、 「時間外」 に頑張らないとどうしようもなくなる。たかだかガキどもへ渡すクリスマスプレゼントごときのために徹夜する。自分のひとの善さに涙が出る思いだ。 「顔色が良くないな。」 半目で睨んだ俺へそんな風に貴様が言った。 「きちんと睡眠をとっていないのだろう。」 「忙しくてな。」 眉間のあいだを揉みこんで俺はぞんざいにこたえる。おのれのひとの善さに涙が出る思いであっても、この時間のために眠っていないと言うつもりはない。恩着せがましくすることが云々、そうした話ではなくて、単に寝ていないと言えば貴様が色々とうるさいだろうから、そういう警戒からだった。 からだを壊すだの、自分の立場を思えだの、そう言われてしまえば、だったら始末書の一枚でも減らす努力をしろと俺は返さざるを得ないし、けれどこの静かな店の空気のなかで騒ぐことをしたくはないと思う。 お待たせしました。うとうととして待っているとやがて、店員が注文したカップをふたつ捧げて席へやってくる。俺は頬杖を解き、わずか背を伸ばし、その背を伸ばした動作のまま、テーブルの上に置かれたカプチーノの表面を目にして、思わずのけぞりそうになった。 声をこらえたことが幸いだ。 ほう、これは上手ですね。 ラテアートとやらを同じように眺めて、貴様がおだやかな顔で微笑んだ。 「ありがとうございます。」 「とてもよく描けている。」 俺は鬱陶しく落ちてくる前髪をかきあげる。 店員が運んできたカプチーノふたつ、泡の表面には大きなハートマークと、そのハートの中にひとつは「LOVE」、もうひとつは「HAPPY」、そんな具合でアルファベッドが並んでいた。器用なものですねえ。まるで気にしていない貴様が感心してつぶやく。 大の男が小さなテーブルへ背を丸めて向かいあわせ、場違いな文字のカプチーノをすする。想像して一気に憂鬱になった。頭が痛い。 ごゆっくりどうぞと言い残して店員は去ってゆく、泡のデザインについて俺はたしかになんでもいいと言ったのだし、だから注文を受けたほうでもおそらく飲む人間の都合がどうとか考えることもなく、なんとはなしにこの形を描いたのだろう、ちらとはなれた席の女性客のカップをながめると、花やら猫やら、クリスマスツリーやらずいぶん凝ったデザインのものまでなされていたから、ハートはつまりいちばん簡単で、しかも問題なくだれでも喜ぶデザインでしかないのだ、それにいちいち難癖つけていたのでは、俺は狭量と言うことになってしまうし、腹におさめてしまえばなにも変わらないと思ったのは俺自身のはずだった、だったらハートマークのひとつやふたつごときで、頭痛をかかえるのも俺がおかしいのかもしれない。わかっている。コーヒー一杯にぎりぎりと歯噛みする俺がおかしいのだ。 覚悟を決めて俺はマグに口を付ける。あまりに大げさな気もするけれど、実際俺はそんな気分だった。 けれど、見た目はともかく、しっかりとスチームされたミルクとエスプレッソの配合は上品に仕上がっていたし香りもとてもよくて、救われた気になる。何口かすすって、それから冗談でなく頭痛のしはじめたこめかみに手をあて、俺は溜息をついた。これはもしかすると段々にひどくなるなと言う痛みの仕方で、だったら早めに薬局を見つけて薬で抑えてしまった方がいいかもしれない。今晩も遅くなりそうだった。 黙って香りを楽しむ風で、貴様があいかわらずこちらをながめていたので、サンタクロースは貴様がやれよと俺は言った。 「白い袋でも担ぎますか。」 「いいんじゃあないか、絵面になると思うぞ。」 ラッピングされた菓子袋がどっさり入った袋をかかえて貴様が院の玄関へ入る、白いつけひげや真っ赤な装いをこらさなくたって、貴様を見つけたガキどもならすぐに歓声をあげて取り囲むだろうと思った。やさしいアンデルセン先生。 「貴様で十分だ。サンタクロースを信じているガキなんていないだろ。」 「信じていませんか。」 「信じないだろう。ガキは無知だが莫迦じゃあない。」 「なるほど……、」 「子供向けの本にだってわりとあからさまに書いてあったりするぞ?サンタクロースの正体は両親だっただの、親切な隣人だっただの。雪深い奥地に住む白いひげの爺ィが、トナカイに引かせたそりで空を飛んでやってくるだなんて真っ正直に信じているガキのほうが、いまどき珍しいんじゃあないか。」 ふたつみっつの無知蒙昧な時期ならともかく、フェルディナントルークスにいる初等部以上のガキどもは集団生活を営んでいるせいか他と比べても耳年増だったし、大人びて、計算高い。どうした展開へ持っていったらおとなの関心が自分へ向けられるか、たとえば何か物事をはじめる際にも、リスクの一番少ない方法を真っ先に考えたりする、賢しいと言うよりは悪知恵がはたらくとこういう場合は言うのだと思う。 私は最初から信じていなかったよ。 言ってやると、片眉を上げてふむと唸り貴様は俺を見た。 「最初から?」 「最初から。というより、おやさしいサンタクロースとやらの存在を知ったのが、爺ィはほんとうはいないのですよと、諭して書かれた本だったな。」 「……院で?」 「いや。図書館だったか。本屋だったかな。院へ行くよりもっとずっと前だ。」 そんな本が孤児院の図書室にあるのだったらいけない、そう考えたろう貴様に首をふって俺は言う。おかしかった。手に取るように思考が判るやつだと思った。 「そのころから本が好きだったのですね。」 言った貴様に、そうじゃあないと俺は返し、窓の外を眺めちらつきはじめた綿雪を目にする。 「時間をつぶすには丁度良かったんだ。」 「時間をつぶす……、」 「ああ。」 意味が判らないと首をひねる貴様に、 「妾だった母親が死んで、父方の屋敷に引き取られたろ。朝まだ暗いうち、六時過ぎだったかなあ、起きるとメシもそうそうに、下働きのやつらにおもてへ出されるんだよ。」 「――」 俺は言った。 「暗くなるまで帰ってくるなと言われるのだよな。顔を合わせると旦那さまや奥さまのご気分が悪くなるから、とばっちりが自分たちにも及ぶから、そんな風に言われてな。最初は意味が判らなくて裏口あたりをうろついていたら、バケツで水をかけられた。」 笑ってしまうだろう。俺は言った。犬猫を追い払うのと同じなんだぜ。 「夏はともかく、冬場はな。じっとしていたって寒いだけだが、行き先なんてないわけだろう?駅の構内だの、公園だの、スーパーだの。うろついてみて、結局時間が潰せて、あたたかくて、居ついてもあまりいやな顔をされない場所に、図書館や本屋が便利だと言うことに気がついた。」 それでも子供ひとり毎日通えばおかしな顔をされる。坊や、おうちはどこだい。迷子なの。なにかあったの、帰れないの。関わり合いになるのは面倒だった。迷惑な親切心をだされて屋敷に連絡されたが最後、ひどい折檻が待っている。だから日を変え、曜日を変え、図書館や本屋をいくつもピックアップして、目立たない程度に順繰りにまわった。 「……『サンタクロースは、よい子にしていた子供にプレゼントを持ってきてくれるのでした』。」 じゃあ自分はきっと極悪なのだろう。はじめて知ったサンタクロースと言う名前、そうしてそいつが十二月の決まった日になると、子供にプレゼントをばらまくということ。ページを繰りながら俺は思った。なぜなら俺のところにそんなやつは一度も来たためしがない。 貴様の灰緑色の目玉が黙って俺を見る。俺は口の端が無意識に歪むのを感じた。嘲りだった。 「あたたかくて居心地はよかったんだけどな、あそこ、四時半だか五時には閉まるだろ。本屋だってせいぜい六時だ。部屋に入れてもらえるのが、屋敷の人間が全員自室に引き上げたあとだったから、八時か、九時過ぎまでまだかなり時間があって、」 寒いな。俺は曇天を見上げる。 雪が舞っていた。 年に一度の生誕祭。白ひげの爺ィは知らなかったけれど神の子が生まれた日を言祝ぐまつりがあることは知っていたから、だから町中の飾り付けはみな神の子にささげられたものだとばかり思っていた。 そうじゃなかった。 これは敬虔な信仰心に支えられた飾り付けではなくて、親がガキどもへ、恋人が互いに、友人がそれとなく、なにがしか日ごろの感謝や愛情をこめて交歓する日だったのだ。 色とりどりのマフラーを首に巻いた子供たちが、足早に駆けてゆく。今日はご馳走だ、それだけで心底うれしいのだ。 町にあふれるイルミネーション。 玄関口に下げられた柊のリース。 甘いキャンディ。 家族で囲んだ蝋燭の光。 祈りの言葉と笑い声。 どうしてあの時、俺はただ諾々と従ってみじめな思いを抱えていたのだろう。 暗くなった大通りをあてもなくぶらついて心底冷えた。吐く息すら白くなることをやめて、だのに体だけは莫迦みたいに震えるのだ。くやしかった。ねたましかった。そうして、うらやましかった。 おもむろに小石を拾いあげ、通りに面した窓ガラスのひとつひとつへ、ご丁寧に叩きつけ皹を入れ割ってやりながら俺は逃げた。たちまち背後であがった悲鳴と怒号、捕まったらきっととんでもなくおそろしいことになるのは判っていたから、無我夢中で俺は逃げた。路地に入り、すれ違う人間を突き飛ばし、犬に吠えかけられ、あわや飛びだしたT字路に突っ込んでいた車にぶつかりそうになりながら、俺は逃げた。 どうしてあの時、誰も捕まえてくれなかったんだろう。 息をせき切らせ、逃げ込んだ修道院の裏庭、ここなら見つからない。ここならだれも来ない。顔を上げ俺の目に入るのは、羽の捥がれた天使像だ。おもてにあればそれなりに手入れされ見様よくなっているだろうに、裏庭にあるばかりに放置され、もとの白い色は汚くくすんで茶色の筋がいくつもいくつも全身を伝っている。 ご同輩。そんな言葉が俺の頭には浮かんでいた。汚らしさでは俺も同じだ。 「屋敷が静まって、それからようやく中に入れてな。ひとりで食べる大広間の夕飯は、一度は経験してみるといい。あまりのがらんどうさに笑える、」 ひとり分の食事がとり置かれて、誰もいない広間の長大なテーブルにぽつんと置かれている、冷えている、ひどく冷え切ってまずいことこの上なかった。 「昼は?」 「は?」 不意に口をさしはさまれて俺はまじろぎ、昼、とくりかえした。 「起きてすぐ、朝食もそこそこにおもてへ出されたわけでしょう。昼食はどうしたんです。」 「あるわけないだろ。」 莫迦だなあ。あきれた笑いがこみあげて、俺はしかたなく笑った。 「一食でも二食でも、それなりに生きていけるものだぞ。」 だから孤児院へ放り込まれて俺が真っ先に驚いたのは、三食かならずきちんと用意されていると言う、当たり前のそのことだった。なにもしなくても出てくる。頭を下げることも、床に這いつくばることもしなくていい。たとえそれが貧相な、塩辛いだけのスープとパンだったとしてもよほど俺にはご馳走だった。 ああそれで、合点がいったように貴様が浅くうなずく。 「前々から、食に関心が薄いと思っていたんです。」 「私が?」 「そう。」 貴様の中でどういった風に理論が展開されて、帰結したのか俺にはさっぱり判らなくて、は、と頭をかしげた。 「今日もどうせろくに食べていないでしょう。」 「……今日、な。」 言われてはじめて思いかえす、そういえばコーヒーや紅茶と言った液体ではなくかたちのある固形物を最後に口にしたのは、昨日の午後、局員のどいつだったかが持ち込んだクラッカーだったかもしれない。 俺の様子を見てやれやれとためいきを吐いた貴様がつと立ちあがり、そのままカウンターへ向かうと、中にいた店員と二言三言言葉を交わし、そうしてサラミとチーズをはさんだパニーノの包みを片手に戻ってくる。話をしているうちに小腹が減ったのかなと思ったこちらの目の前にそれを差しだし、食べなさいと俺に言った。 「腹にいれていないから余計に寒いんです。」 思わず受け取った俺の向かいに座りなおして、貴様が肩をすくめる、まるでガキ扱いされているようですこしむっとした。いらない、腹は減っていない、そう言って突き返そうとした俺の先手を取って、特別ですよと貴様が言う。 「え、」 「もうすぐ生誕祭だ。付けひげも赤い洋服も、そもそもサンタクロースでもないが。」 制されて俺は突き返す口実をうしなう、これが仕事に殺されそうな俺に対してのプレゼントであると言うなら、ずいぶんと安上がりに済ませてくれたものだ。皮肉のひとつも言って返してやろうかと思ったけれど、うまい文句が見つからなかったし、こんなものでもないよりはましか、おかしな納得をさせられたおかげで、悪口の切っ先は丸まってしまった。 居心地も悪くなり、パニーノを食いだす俺の向かいで暢気にマグをかたむけ、貴様はぼうと店の音楽に耳を傾けている。だから俺もそれ以上話すこともなく、黙って手の中のそれを食いきることに専念した。 小一時間ほど過ごし体もあたたまったところで店を出て、先ほどラッピングを頼んでいた菓子屋に顔を出し、荷物を受け取って駅へ向かう。もちろん大きな紙袋ふたつは貴様に持たせた。そうでないとここまで連れだってやってきた意味がない。 言われた通り腹が空いていたからなのか、それともあの俺と貴様には場違いなバールでしっかりとあたたまったおかげか、雪もちらついているし、風も吹いているし、日も落ちたと言うのに、体の芯はあたたかでいつのまにか頭痛も薄れて楽になっていた。あんなバゲットすこしで薬代も上がったと思えば、やはりずいぶん安上がりな処方薬だと思う。 行きはともかく、帰りは運悪く通勤ラッシュアワー真っ最中で、俺はホームに滑り込んだ車内をながめただけでげんなりとしたけれど、大きな図体の上に大きな紙袋を抱えた貴様が周りから鬱陶しがられ、白い目を向けられてなるべく身を縮こまらせているのを見てなんとはなしに胸がすいた気になる、ざまあみろといった態。手伝おうか、ひとつ持とうかなんて決して言ってやるものかと思った。 来たときと同じように乗り換えて、メトロA線、降りる駅まで次と言うときに、急ブレーキでも切ったものか、列車がひどくぐらりと揺れた。俺はたたらを踏み、しかもちょうど俺の後ろに小柄な婆ァがいたものだから、彼女だけは押しつぶすとあとあと面倒だと言う考えが一瞬走って、無理な体勢で堪えようとする、だのに前の客が俺の足をすくい、こらえきれずとうとう不恰好にひっくり返りそうになった。 あ、と思った俺の腰をぐいと引き寄せた力強い腕があって、引かれた勢いでそいつの胸板にぶつかる。引き寄せたのが誰かなんて顔を上げなくても判っていた。大柄な体。無駄に高い体温。こんな、ほつれた跡をひとつひとつ丁寧に繕ったコートを着ている人間が、メトロに数人と乗っていてたまるかという思いだった。 紙袋はどうした、落としでもしたら承知しないからなと、文句を言うつもりで俺が貴様のもう片方の腕を見ると、そちらのほうの手で器用にふたつかかえて、おかげで貴様の顔はかくれてうまく見えない。 見えなかったけれど、それでいいと思う。胸元へおしつけられたおのれの頬、押し合いへし合いする車内で、隣人と密着することはまるで日常の光景で何の意味合いもなかった、それでも自分がいまどんな顔をしているのかだなんて俺は知りたくもなかったし、貴様の顔が見えたらどんな顔をしていいか判らなくなると思った。 一駅の長さがやたらと長く感じられて俺は苛々としはじめる、ずくずくとうずくこめかみの鼓動がうるさい。おかしい、頭痛はとっくにおさまったはずだったのにな。思ったあたりでようやく車内にアナウンスが流れたので、俺は無理矢理貴様から離れて背をむけ、同じように降りようとする人の波に圧され、もみくちゃになりながらホームへ辿りついた。深い嘆息が漏れる。 ぐちゃぐちゃになった髪をまとめなおしながらひとの流れから外れて立ち、貴様を探していると、いつの間にか脇に平気な顔をして貴様が立っているのだった。 「大丈夫か、」 俺は言った。貴様でなく、貴様のかかえた袋の中身が。 これ以上連れ立って歩くつもりは俺にはなかったし、俺はこのままヴァチカンの地下へ戻り仕事をこなす。貴様はここからバスに乗り換えて院に向かい、ガキどもの世話をする。またなというには駅はとても都合がいい場所だ。 言われた貴様が律儀に袋の口を開け、中に詰められた個別の包装の崩れていないことを確認する姿を最後に、俺はさっさと踵を返し改札へ向かって歩き出す。どうせ任務が入ったら、厭でも面を突き合わせることになるのだ。大仰なあいさつは要らないと思った。 中をのぞきこんでいたらしい貴様がおや、とちいさく呟く声が俺の耳に届く、まったく低くてよく響く声だ。 「マクスウェル、」 背をむけた俺にたいして非難するでもなく、ただ単調に俺の名を貴様が呼んだので、何だと言って俺は足を止め、肩越しにふり返ってやる。 「どうかしたのか?」 「数が違う。包みがひとつ多い。二十三じゃあない。二十四入っている。」 「……ぅん、」 そうかと俺はこたえた。数はたしかめて買ったのだ。間違えるはずはなかった。 「じゃあ、ひとつは貴様にやるよ。」 俺は言う、言いながら気のない声がうまく出せたろうかと思う。思いながら背を丸め、ポケットに両手を突っ込んでにやにや笑いながら、俺は階段を上り駅をあとにした。 どういうわけか胸のあたりがあたたかいように思った。 ------------------------------------------------ next
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2007年9月 2007年9月7日
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うぬ 2007年04月17日 22 59 念願の ふぁけちめ灰と白壁灰を 倒したぞこれで灰も全部埋まったわ 会社応募した 2007年04月17日 00 39 応募したばかりだから面接いつになるかわからんけど、多分今週中 IIDX\(^o^)/ハジマル 2007年04月14日 03 05 LV9と10がついに難埋め完了これでやっと前作10段を名乗れる気がする ナオタ\(^o^)/ 2007年04月07日 19 52 BIOSのCMOSリセットしたらPC直って安定したーこれで俺の時代 相談 2007年04月03日 16 12 BIOSがケース開いてんぞゴルァってエラー吐くのは何をミスってる場合なのかねぇ 困惑 2007年04月01日 19 45 娘がツンツンしだしたぜんぜん俺の言うことを聞いてくれない
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2007年ガチャ品交換リスト 新春玉手箱 男 新春玉手箱 女 新春玉手箱 プチコイン きらきら 雪祭り 男 雪祭り 女 復活天悪 プチコイン 裏セルフィ玉手箱 バレンタイン 男 バレンタイン 女 バレンタイン プチコイン 復活猫缶 男 復活猫缶 女 復活猫缶 プチコイン あっと茶屋 セルフィ・カフェ ファンタジー 男 ファンタジー 女 ファンタジー プチコイン 桜花爛漫 男 桜花爛漫 女 お散歩日和 男 お散歩日和 女 お散歩日和 プチコイン 「闇」 「光」 古代美術の秘密 チャイナタウン 男 チャイナタウン 女 チャイナタウン プチコイン 動物の王国 男 動物の王国 女 虹色世界 男 虹色世界 女 虹色世界 プチコイン ロマンチック・ローズ 男 ロマンチック・ローズ 女 セルフィ魔法学園 男 セルフィ魔法学園 女 7月のプチコガチャ 海の中の世界 海の上の世界 大海賊時代 男 大海賊時代 女 アニバーサリープチ 前半サマバケ 男 前半サマバケ 女 後半サマバケ 女 漆黒の闇 純白の翼 後半漆黒の闇 ロック・フェス オーケストラ 後半ロック・フェス 後半オーケストラ 9月のプチコイン 騎士 妖精 後半妖精 ヘアスタイル ハロウィンパーティー 男 ハロウィンパーティー 女 後半ハロウィンパーティ 男 10月のプチコイン 和装 洋装 後半和装 後半洋装 メディカルセンター 男 メディカルセンター 女 11月のプチコイン 美女と野獣 白雪姫 後半白雪姫 地上の兎 後半天上の月 ホーリーナイト通常 12月のプチコイン 青組 赤組 後半青組 後半赤組
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http //www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100131-OYT1T00678.htm 日中歴史認識、溝は埋まらず…共同研究委報告書 日中歴史共同研究 第1期報告書 日中両国の有識者による「日中歴史共同研究委員会」(日本側座長=北岡伸一・東大教授)は31日、報告書を発表した。焦点となった近現代史では「南京事件」(1937年)の犠牲者数を日本側が「20万人を上限」、中国側は「30万人余り」とするなど戦前を中心に歴史認識の隔たりは埋まらなかった。 1945年以降の現代史は中国側の要請で公表を見送った。委員会は今後、委員を入れ替えて第2期研究に着手する方針だが、作業は難航が予想される。 報告書は約550ページで、「総論」のほか、「古代・中近世史」と明治維新前後~45年までの「近現代史」を対象とした「各論」で構成。各論は双方の委員が個人の立場で執筆した論文を掲載し、両論併記の形を取った。 旧日本軍による中国国民政府の首都・南京攻略時に起きた南京事件について、日本側は「日本軍による集団的、個別的な虐殺事件が発生し、強姦(ごうかん)、略奪や放火も頻発した」と認定した。ただ、犠牲者数は「20万人を上限として4万人、2万人など様々な推計がなされている」と指摘。「副次的要因」として中国軍の民衆保護策の欠如なども挙げた。これに対し、中国側は「中国軍人が集団的に虐殺された」と強調。犠牲者数は中国の軍事裁判の認定を引用して「30万人余り」とした。 満州事変については中国側が「侵略」と断じた。日本側はきっかけとなった南満州鉄道(満鉄)爆破事件(31年)を関東軍の「謀略」と明記したが、当時の政府は追認せざるを得なかったとした。日中戦争では日本側が発端となった盧溝橋事件(37年)を「偶発的」としながらも、「原因の大半は日本側が作り出した」と認めた。中国側は「全面的な侵略戦争」とした。 一方、文化大革命(66~76年)や天安門事件(89年)などを含む45年以降については、中国の現政権批判に直結しかねないこともあり、中国側が公表見送りを強く求めた。委員会は2006年10月の日中首脳会談で設立に合意した。 ◇ 日中歴史共同研究委員会のメンバーは次の通り(昨年12月24日現在)。 【日本側委員】 座長=北岡伸一・東大教授 (古代・中近世史分科会) 川本芳昭・九州大教授▽菊池秀明・国際基督教大教授▽小島毅・東大准教授▽鶴間和幸・学習院大教授▽山内昌之・東大教授 (近現代史分科会) 北岡伸一・東大教授▽坂元一哉・大阪大教授▽庄司潤一郎・防衛研究所戦史部▽波多野澄雄・筑波大教授 【中国側委員】 座長=歩平・社会科学院近代史研究所長 (古代・中近世史分科会) 蒋立峰・前社会科学院日本研究所長▽湯重南・同世界史研究所研究員▽王暁秋・北京大歴史学部教授▽王新生・同 (近現代史分科会) 歩平・社会科学院近代史研究所長▽王建朗・同研究所副所長▽栄維木・同研究所「抗日戦争研究」編集部執行編集長▽陶文●・社会科学院米国研究所(●は金へんに「りっとう」)▽徐勇・北京大歴史学部教授▽臧運●・同助教授(●は示へんに古) (2010年1月31日20時17分 読売新聞) 日中歴史共同研究
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登録日:2018/09/01 (土曜日) 22 55 00 更新日:2024/06/13 Thu 23 36 32NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 FCP-1018-JP SCP Foundation SCP-JP SCP財団 Thaumiel solvex ※SCPじゃなくてFCP 授業 認識 認識災害系オブジェクトの報告書記述例 やあ。財団新入生諸君、おはよう。 私はセキュリティクリアランス3、主に報告書の管理を行う「アニー・ウォーター」というものだ。 本日は諸君の講習を担当することとなった。以後、よろしく頼む。 さて、諸君もここに所属されてから多くの異常存在について学んだだろう。 ミーム災害しかり、私のような情報災害しかり、現実改変しかりだ。 その中に認識災害というものがある。 つまり、オブジェクトを五感(視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚)で捉えた場合に発生する影響のことだ。 詳しくは先日の資料を読んでくれ。 ここで一つ問題が生じる。 認識災害、情報災害を有するオブジェクトの報告書はどのように作成すれば良いのだろうか? 間違ってもその情報をそのまま報告書に記載しないように。 ねこはその典型だ。 具体例 今回はこのような架空のオブジェクトを例としてあげよう。 異常性は次の通りだ。 オブジェクトを認識した人に対してそのオブジェクトについて定義づけた概念を認識不能にする。 以前からその概念に対して持っていた記憶を失う。 つまり、報告書に「これはSafeクラスオブジェクトである」と定義すれば、被爆者は一切のSafeクラスオブジェクトを認識できなくなる。 また、safeクラスとは何かという記憶も全て失ってしまう。 実に報告書にしにくそうなオブジェクトだ。 このような場合、どうすれば良いか?諸君も考えて欲しい。 まず、当然だが、普通のオブジェクトクラスを適用してはいけない。 このオブジェクトのみに適用されるオブジェクトクラスを適用するのがいいだろう。 また、「SCP-XXX-JP」と定義するのも考えものだ。 最悪、一切のSCiPを認識できなくなってしまう。 ここはざっと、「FCP(Fake Containment Procedures)-1018-JP」としておこうか? 後は、クソ真面目にオブジェクトの外見などを報告書に記載しないこと。理由はもうわかるね? 模範解答 アイテム番号 FCP(Fake Containment Procedures)-1018-JP オブジェクトクラス Thaumiel 特別収容プロトコル FCP-1018-JPは専用サイト-1018の特別収容室-1018に収容されます。収容室へのアクセスはセキュリティクリアランスレベル5/1018を持つ職員に限られます。FCP-1018-JPの異常性を除く情報の認識はその媒体の種類を問わず禁止されています。このリスクを最大限に抑えるためにFCP-1018-JPに関して記述される文書は異常性のみの説明に留め、オブジェクトクラスは専用のものとしてThaumielと指定してください。上記の禁止事項に抵触した人物は同サイトの特別人型収容室-1018に収容されます。 説明 FCP-1018-JPは後述する異常性から定義付けが禁止されているオブジェクトです。FCP-1018-JPに対して何らかの定義付けをした上で認識すると同一の定義付けをされたものを認識することが不可能になります。しかし定義付けには不明の基準が存在します。以前から認識していたものが影響下に入るとそれに関する記憶も失います。 ここで重要な点はこの二つだ。 オブジェクトクラスは基本的にS/E/Kを使用するが、異常性によってはそれに則らない記述も可能。 オブジェクトに関する概要は、異常性によっては省略可。 世界を守るものとして、常に柔軟な思考を持ち、的確な記述ができるように、諸君も心がけて欲しい。 本日はここまで。 「あ、アニー君、お疲れ様。」 所長、お疲れ様でした。全員真剣に聞いていてくれましたね。 将来が期待できますよ。 「そうだな。 そういえばアニー君、本部から書類が届いていたよ。至急確認してくれたまえ。」 了解しました。失礼します。 「…あいつは行ったな?」 セキュリティクリアランスレベル5/1018の認証を確認 クラスQ記憶処理プログラムの実行を確認 …さて。 FCP-1018-JP 上記の例として出されたオブジェクト、「FCP-1018-JP」だが、実際に存在する。(財団世界内で) しかし、それでは先ほどのような講習を行うわけがない。 それには、財団がこのオブジェクトをどのように扱っているかが大きく関わってくるのである。 それでは、改めて。 FCP(Factual Containment Procedures)-1018-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」の日本支部に登場するオブジェクトの一つである。 項目名は無し。オブジェクトクラスは独自の「Tantum」に指定されている。 FCP-1018-JPが何かについては、セキュリティクリアランス5用の報告書でも明らかにされていない。 そりゃそうだよね、それを書いたら認識できなくなっちゃうからね。 しかし、特別収容プロトコル…というか、FCP→「実際の収容プロトコル」についてはきちんと組まれているのでそちらから解説する。 Factual Containment Procedures 基本的には先ほどの講習で出された解答例と同じであるが、以下の点が追記されている。 一般職員用の報告書(つまりさっきの解答例)のオブジェクトクラスはthaumielとする。 このオブジェクトを認識災害系のオブジェクトの報告書を書く際の架空例として、一般職員に講習する。 そして、新たな特性が一つ追記されている。 それは、冒頭に出てきた、クラスQ記憶処理によって全異常性が無力化され、失われた記憶が復元される という点である。 …しれっと行っているが、クラスQ記憶処理といえばSCP-1153-JPでも出てきた、超ド級の記憶処理である。 このままでは何も変わっていないように見えるだろう。 そこでもう一度オブジェクトの性質を振り返ってみる。 1、このオブジェクトを定義する概念を認識できなくなる。 2、その概念の記憶を失う。 O5「閃いた」 SCP-2000などの知名度がすごいせいでThaumielもよく知られているが、本来Thaumielクラスオブジェクトはセキュリティクリアランス5以上ないと関われない、財団の最高機密である。 それ故に、一般職員に対しても厳重に秘匿する必要がある。 つまり。 FCP-1018-JPをthaumielオブジェクトにして認識させれば、thaumielオブジェクトの認識が不可能になる というわけである。 しかし全員にとってthaumielでは困る。 そのために、財団は一般職員向けに見せる「ThaumielのFCP-1018-JP」と、Thaumielクラスオブジェクトを扱う職員に見せる「TantumのFCP-1018-JP」の二つの報告書を用意し、thaumielクラスオブジェクトの秘匿性の向上を図っている、というわけだ。 FCP-1018-JP(認識災害系オブジェクトの報告書記述例) 追記、修正は認識災害を回避してから、よろしくおねがいします。 認識災害系オブジェクトの報告書記述例 by solvex http //ja.scp-wiki.net/scp-1018-jp この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 日本支部へのリンクはwww.じゃなくてja.ですよ -- 名無しさん (2018-09-01 23 19 41) 新人職員の講義という体裁でThaumielを教えるの・・・?と思ってたら案の定だった -- 名無しさん (2018-09-01 23 57 45) Thaumiel扱ってる職員が一般職員用見たら割と大惨事になるんですね、分かります -- 名無しさん (2018-09-02 00 07 43) Taleによって変わるとは分かっているが、クラスF記憶処理の時点で記憶完全抹消+人格再構成なのにクラスQってもはや何をどうするのか分からんな -- 名無しさん (2018-09-02 00 40 48) ちなみに「バット等殴るもの」のたったひとつ(人によってはそれすらなくても)で出来るクラスP記憶処理というものが -- 名無しさん (2018-09-02 01 43 34) ↑そのPってもしやPhysical(物理)では -- 名無しさん (2018-09-02 02 59 55) 財団のO5っていつもひらめいてんな(有能) -- 名無しさん (2018-09-02 19 33 13) ↑たまに外側行っちゃったりするけどな -- 名無しさん (2018-09-02 21 26 50) ↑2伊達に生き馬の目を抜き常に死と隣り合わせなSCP世界で出世してないからな -- 名無しさん (2018-09-02 22 37 53) 追記、修正は認識災害を回避してから、よろしくおねがいします。 ←何か回避できてない気がしますがよろしくおねがいします -- 名無しさん (2018-09-02 22 58 29) SCP-3005みたいな曖昧なものかと思いきやなんだフェイクかと思いきやなんか凄かった。() -- 名無しさん (2018-09-03 20 13 07) 実際にThaumielとして活用してる点も粋だと思う -- 名無しさん (2019-09-18 18 29 43) こいつの特性上手い事流用してミーム系オブジェクトを完封できたりしないだろうか……とか思ったけど、流石にそこまで都合良くはないか -- 名無しさん (2019-11-14 22 50 39) この作者これに続いてもう一つ、ナンバーの振られていないオブジェクト記事書いてるんだよなあ なかなかチャレンジャー -- 名無しさん (2020-02-11 23 03 23) どうやって確保して収容したんだろうコレ… -- 名無しさん (2020-07-03 23 50 04) 「FCP-1018-JPはオブジェクトである」と定義してしまってる以上、この講習を受けた者は… -- 名無しさん (2020-09-29 17 12 33) 同じ「オブジェクト」でもSCPオブジェクトかFCPオブジェクトかでカテゴリが違うので、FCPオブジェクトだけが認識出来なくなるから問題無いのでは? -- 名無しさん (2020-10-07 07 06 05) Thaumielに関わるものを認識すらできなくなるって事は「SCP-2000って俺のセキュリティレベルじゃ見られないんだよなあ」ではなく「何で1999の次が2001なんだ?」になるのかな -- 名無しさん (2020-10-07 07 46 52) ↑ヘッドカノンによるだろうけど、そもそも違和感すら覚えないんじゃないか?2000があるとかないとか読めないとかすら気付けない -- 名無しさん (2021-08-25 16 35 32) 名前 コメント
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日時 2007年1月6日(土) 17 00- 場所 横浜赤レンガ倉庫 BEER NEXT (横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館 3F TEL.045-226-1961) アクセスマップ http //www.yokohama-akarenga.jp/access/
https://w.atwiki.jp/hokuquiz/pages/20.html
2007年度活動履歴