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945強さの秘密 1/52018/07/25(水) 07 40 02.72ID CsQBQCFh0 それじゃお言葉に甘えて投下。書いたの久々なんで出来が悪くても勘弁してね 深夜。ガンダム家地下の一室で、二人の少年がシミュレーターに乗り込んで話し込んでいた。 「ウッソの戦い方は奇天烈すぎるんだよ。シンがこんな戦法使ってくるわけないじゃない」 「そりゃ甘えですよ、兄さん。向こうにはガロード兄さん達だっているんですよ?」 「そうだけどさぁ…」 分離してパーツをぶつけてきたり、こちらのビームを逆利用――そんな戦術をとっさにとれる人間はそうそういない。ただ、キラの目の前の少年はできてしまう。 「こんな時間に何してるんだ?」 そうやって話し込んでいる最中、第三者の声がかかった。まさか人が来ると思っていなかったウッソとキラは驚き身をすくませた。 しかし改めて声の主を見ると、いきなり入ってきてもおかしくないような人間だった。――長兄のアムロだ。 「…なんだ、アムロ兄さんじゃない。なんでこんなところに?」 「こっちの台詞だ。こんな時間にこんな部屋で何してるんだ」 基本的に二十歳未満の兄弟の部屋は相部屋であるが、時には一人になりたい時だってある。そんな時に利用されるのが無数にある地下室だ。 地下にはミーティングルームやら仮眠室、視聴覚室に倉庫。果ては廃棄物処理施設などといったわけのわからない部屋まである。 「ナニって。ナニに決まっt」 「ちょっ」 「品のない嘘はやめろ。…というか、そこまでして隠したいのかお前は」 彼らだって年頃の少年。色々あるのだ。だから夜中に不自然なところで見かけたりしても見なかったことにしてとっとと忘れるのが通例だ。 女性であるアルレットやセレーネもその辺りの事情は理解している。 『月イチのアレを制御しろって言ってるようなもんでしょ? そりゃ無理だわ』とはセレーネの談(この後アルレットにデリカシーの欠如を指摘されて連行されていったが) 「これは…シミュレーターか。二人で特訓でもしてたのか?」 「そんなとこです。キラ兄さんに付き合ってもらってたんですよ」 さりげなく"自分がキラに指導を受けていた"という主張を絡めつつ、淀みなく答えるウッソ。しかし長兄に嘘は通じなかったようだ。 「そうか。しかしウッソ、お前は明日も早いんじゃないか?」 ウッソは家庭菜園の世話のため平日でも休日でも早起きである。たまに夜更かしすることもあるが、翌朝に響かない範囲でやっている。 「たまにはいいでしょ」 946強さの秘密 2/52018/07/25(水) 07 42 01.08ID CsQBQCFh0 「お前が良いなら良いんだが…」 そう言って、アムロはキラに向き直った 「なに?」 「俺もちょうど、久々に戦ってみたいと思っていたところなんだが…ちょっと付き合ってくれないか」 「…アムロ兄さんがやりたいってんなら、付き合わなくもないけど」 「そうか。――そういうことで、ウッソ。お前はもう寝ろ。体を壊すぞ」 「…いいんですか?」 「いいよいいよ。もうバレてるっぽいし。遅くまで付き合ってくれてありがとね」 アムロではなくキラのほうに目を向け聞くウッソに、キラは手をひらひらさせて答えた。 「…わかりました」 ・ ・ 「シンに負けないための特訓だろ?」 ウッソが部屋を出た後、アムロが推論したキラ達の本当の目的について述べた。 「よくわかったね」 シンが最近、ガロードやカミ―ユたちと一緒に打倒キラを目指して特訓している。 そのせいかわからないが、最近はシンに押されたり負けたりすることが増えてきている気がするのだ。 「これでも兄貴だ。それくらいわかるさ。…ウッソを巻き込んでたのは意外だったけどな」 根底の部分では引っ込み思案で、他人に対し本音を発露することの少ないキラがこういうことで他人を巻き込んでいたのは意外だった。 「AI相手に勝負してる時にいきなり現れて『付き合いますよ』だもの。勘のいい弟がいると大変だよ」 そう言いながらも少しうれしそうなキラを見て、アムロは微笑する。(シンと並んで、と言うと本人は否定するかもしれないが)一番仲のいい兄弟だ。 夜な夜な部屋を出て何かをしている兄の姿に、何か感じるものがあったのかもしれない。 「それにしても、お前がこんなことをしてるとはな。勝ち負けなんか気にしないと思っていたが」 「他人が相手だったらこんなことしないよ。めんどくさいもの。でもさ、お兄ちゃんが弟に負けたら恰好つかないじゃないか」 意外なようで、キラは上下関係をかなり気にする。こと同年の兄弟のこととなると特にうるさい。 同じく同年のカガリにずっと弟分扱いされていたせいかもしれないし、大人しそうな外見のせいでいつも年下に見られていたこともあるのかもしれない。 「なるほど。――それじゃあ、始めるか」 947強さの秘密 3/52018/07/25(水) 07 42 51.77ID CsQBQCFh0 そんなわけで模擬戦が始まったが、やはり長兄との差は圧倒的だった。キラも十分に善戦してはいるのだが、どうしてもあと一歩届かない。 「どうにもお前はMSの性能と自分の才能に頼りすぎているところがあるな。ストライクフリーダムはたしかに強力なMSだが それに頼ってばかりでは対等以上の相手と戦った時に脆さが出る」 ビーム・サーベルによる接近戦は良いところまで行ったが、集中力が途切れたところを狙われて撃墜された。 「地力…才能という意味じゃ、お前の方が上だと俺は思う。それは大きなアドバンテージだ。 シンはそれをわかっているから、数倍の努力でその差を埋めている。このままだといずれ追い越されるだろうな」 「わかってるから…こんな面倒なことしてるんじゃないか!」 次の模擬戦。持久力が足りないのならばと、今度はドラグーンを射出して遠距離戦を挑む。 「そうだな」 しかし難なくかわされ、ドラグーンをビームライフルで落とされた挙句フィン・ファンネルで退路を断たれて銃撃を受けて撃墜された。 「まだ、まだ…!」 「それに、お前のストライクフリーダムは設計レベルでお前個人の能力に合わせた作りになっている。 何らかの理由でコンディションが落ちていると機体にも大きな影響が出てしまう。少しの疲労の蓄積や集中力の低下でも」 もう何度目かもわからない試合。がむしゃらに突撃したところでフェイントに引っかかった。 「うわっ!」 飛び込んだ勢いはもはや殺せず、隙だらけ。それを狙ってビームサーベルが胴を薙ぎ払った。 「こうやって、目に見えて動きが悪くなる。その隙を相手が見逃すことはないだろう」 撃墜。結局数十回と戦ったが、ろくに攻撃も当てられず倒されてしまった。フェイントに引っかかった最後の試合は今日最低の結果だった。 「もう終わりだ。これ以上やっても無意味だろう」 「わかった…」 948強さの秘密 4/52018/07/25(水) 07 45 35.97ID CsQBQCFh0 「さて、話の続きだが…逆もまた然り、機体の調整を少しでも怠ると今度はお前の能力を引き出しきれない。 非常に強力だが機体にもパイロットにも常に良好な状態を求められる…ある意味クラインカンパニーらしい、贅沢な作りのマシンだな」 座り込み肩で息をするキラに、近くの給水所から持ってきた水入りのペットボトルを渡すアムロ。キラは礼を言ってそれを受け取った。 製作者たちのこだわりによって極めてリアルに作られたシミュレーターは機体の振動や衝撃すら再現しているほどで、もとよりインドア派を標榜するキラの消耗は大きかった。 「それって嫌味?」 ペットボトルの水を飲み干したキラが聞いた。 「そうかもな。うちの会社、クラインほど高級志向じゃないから…というのはともかく、だ。 お前の場合、戦闘中でも少しリラックスしてるくらいの方がいいかもしれない」 「そんなものかな」 「力を入れすぎるとかえって空回りするものさ。無気力なのも問題だけどな」 「それって」 「聞かれるまでもなく嫌味だ。とっとと治せ」 嫌味?――と再び聞く前に、アムロがかぶせてきた。 「前向きに検討しとくよ」 「治す気ないって言ってるようなものじゃないか…」 割と素直になっている今の状況でもこの辺りは変わってくれないらしい。アムロは肩を落とした。 「そういえばさ、戦術とかは何か教えてくれないの?」 「乗ってるMSが違うんだ。MSが変われば戦闘スタイルも変わるし、そもそも性格的な相性だってある たとえばドモンに隠れながら遠くでちまちま攻撃しろと言ったって難しいだろ」 「…ナルホド」 「だから、いつも通りの戦術でいいのさ。…それとも、何か不安でもあるのか?」 「デスティニーって接近戦得意じゃない。だから距離とって戦おうとするんだけど、なんでかいつの間にか距離を詰められちゃうんだよね」 つまり、自分のとっている戦術に不備があるからそうなっているのかも――というのが、キラの心配事らしい。 949強さの秘密 5/52018/07/25(水) 07 47 12.82ID CsQBQCFh0 952 「シンはお前の動きを徹底的に研究しているからな。自分がこう動けばお前はこう動く、というのを体に叩き込んでるんだろう。 その証拠に、キラと戦っている時とそれ以外の時で明らかに動きが違う」 「個人メタとかサイテー!」 「逆に言えば、だ。お前が今までにないような反応をした時、わずかだが対応に遅れが出る。危ない時でもギリギリ引き分けまで持ち込めているのはこのおかげだな」 「…つまり?」 「お前の癖や動作を全部変えればシンは対応しづらくなる」 「無茶でしょそれ!?」 「…だろうな。だから徹底的に練習しろ。ウッソ相手でも俺相手でもいい。相手の動きに対して柔軟に動いて隙や癖をなくして、逆に隙を突けるようになるんだ」 「う、うん…」 それ以来、若干スパルタ気味のアムロの特訓が始まった。その合間にも暇を見つけてウッソと模擬戦を行う。意外性の塊のようなウッソとの模擬戦は精神的な訓練にも最適だった。 そして、数週間後。 「くっそォ…あと一息のところで!」 シミュレーターでシンのデスティニーを撃墜したキラが勝ち誇った笑みを浮かべた。思いのほか苦戦したので頬に汗が伝っていたが、兄妹の大半には気付かれなかったようだ。 「やめてよね。弟のシンがお兄さんの僕に勝てるわけないじゃない」 兄妹数人から苦笑を受けていることを知りつつ、キラはいつものように勝ち誇った笑顔でそうのたまった。 「あんた、一体なんでそんなに強いんだよ!?」 「理由なんてあるわけないじゃない。シンが弱いんだよ」 兄であるキラが弟のシンより強いことは当然で、理由など要らない。もし理由があったとしても――それはキラと、一握りの人たちの秘密である。 これで終了です。無事に全部投下できてよかった。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ 5コマ以上 アムロ・レイ ウッソ・エヴィン キラ・ヤマト シン・アスカ
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2chに存在するみんなdeクエスト関連スレの基となっているもの。質問スレや晒しスレは派生してできたもの。
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カード番号:B04-50 U カード名:強さと強がり コスト 2 《首無》《毛倡妓》 『首無』がこのカードを使用した場合、あなたの捨場にある『毛倡妓』を1枚まで選んで、手札に加える。 『毛倡妓』がこのカードを使用した場合、あなたの捨場にある『首無』を1枚まで選んで、手札に加える。 捨場なら、【レベルアップ】でも手札に加えることが可能なのは魅力。
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プンゴートの強さの目安 亞神級(デミゴル) 世界情勢変えるレベルの強さ世界に四人しかいない 兵士10億人以上に相当 英雄級(ヒーロー) 国家戦力レベル 兵士1億人に相当 大領地級(マーキス) 方面戦力レベル 兵士100万人に相当 都市級(アール) 基地戦力レベル 兵士1万人に相当 街級(ヴァイカント) 連隊戦力レベル 兵士1000人に相当 集落級(バロン) 大隊戦力レベル 兵士500人に相当 小集団級(ナイト) 小隊戦力レベル 兵士100人に相当 四武神 1人で世界情勢にも影響するレベルの戦力を持った4人 超力の白虎・王威の疵顔の他にあと二人いる 英雄級以上の強さを持つ帝国の役職は 統合軍令議長(元帥) ・憲兵大将 ・陸軍軍令総長 ・海軍軍令総長 ・空軍軍令総長 ・魔法軍軍令総長 ・電子軍軍令総長 ・近衛大将・警察庁広域捜査局長 ・首都警察警視総監 ・沿岸警備総監など 冒険者ランク ランク 強さ ギルドの役職 SSランク 英雄級 国から英雄視される Sランク 大領地級 ギルド本部総裁(グランドマスター)など Aランク 都市級 ギルド本部評議員(ジェネラル)やギルド本部警備局長やギルド支部管長(ギルドマスター)など Bランク 街級 ギルド支部副管長(サブマスター)やギルド支部警備隊長など Cランク 集落級 ギルド支部主任やギルド警備班長など Dランク 小集団級 ギルド職員やギルド警備員など Eランク 中型の魔物を倒せる程度 / Fランク ホーンラビットなどの小型の魔物倒せる程度 / Gランク 魔物倒した実積無し 薬草採取や雑用依頼のみ 冒険者登録したら誰でも最初はGランクで薬草採取や雑用依頼のみ行う。 ランク上がるには昇格試験や条件が必要 それぞれ昇格試験や条件 ランク 昇格試験や条件 SSランク 国から英雄認定受けるくらいの功績が必要 Sランク ギルド評議員になって功績が認められれば Aランク ギルド職員経験者でスタンピートを止めた功績あれば Bランク ギルド職員経験者で大型の魔物倒した実積あれば Cランク ギルド職員経験者で討伐隊班長をやった経験ある人 Dランク 中型の魔物100匹以上倒した実積とギルド職員採用試験合格者 Eランク 中型の魔物倒した実積とペーパー試験(関連法令)合格者 Fランク 魔物1匹でも倒した実積 Eランク以上はスタンピートや盗賊や違法武装集団(ヤクザや海賊やテロリスト)討伐依頼は強制参加になる Dランク以上はギルド職員を一定期間やる義務が発生する 世界観へ戻る トップへ戻る
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収録 6thシングル:変わらない強さ 2ndアルバム:az you like... 履歴 LIVE TOUR 2016“az you like...” 青字 井口裕香のパート 黒字 コール ペンライト
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【 ~『トレーナーの強さ』~ 】 普通のトレーナーは身体的にはポケモンよりも弱い。 マジで。 「カラテおう」、「バトルガール」等、ポケモンと共に鍛えるトレーナーもおり、 物理型のポケモンと普通に殴り合えるトレーナーもいないではないが… 普通のトレーナーに、そこまでの強さは求められない。 一応、ポケモンの指示や捕獲のためにある程度の運動神経は求められるが、 学校の体育の授業でついていける程度の体力があればそれで充分である。 危険な場所に行くときも、自分の護衛の為にトレーナーを雇うのが普通。 戻る
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神級 鬼眼王 竜魔人ダイ SSS級 真バーン SS+級 双竜ダイ SS級 真ミストバーン 老バーン 竜魔人バラン S+級 最終ハドラー 真竜ダイ 通常バラン S級 超魔ハドラー 単竜ダイ A級 仮面ミストバーン 復活ラーハルト 昇格ヒム 魔槍ヒュンケル A-級 ロン・ベルク B+級 キルバーン 展開アルビナス 復活アバン B級 大魔道士ポップ 魔剣ヒュンケル 魔甲マァム フェンブレン 超魔ゾンビ 展開前アルビナス 兵士ヒム 魔軍司令ハドラー ザムザ B-級 シグマ クロコダイン C+級 デルムリンハドラー 勇者アバン C級 家庭教師アバン 覚醒前ポップ ブロック マキシマム C-級 魔王ハドラー 団長ヒュンケル D+級 フレイザード 鎧武装フレイザード マトリフ ブロキーナ 武闘家マァム 団長クロコダイン ノヴァ D級 ボラホーン キラーマシーン ガルダンディ ザボエラ 魔法使いポップ E級 超竜軍団のドラゴン 僧侶戦士マァム でろりん フォブスター レオナ ブラス ゴメス チウ ランク外 三賢者 大会の強豪たち 鬼岩城 ゴロア ピロロ ミスト本体 奇跡ヒュンケル ラーハルト ホルキンス 紋章なし真竜ダイ ミストマァム
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打たれ強さ ピヨリポイントの蓄積に関与(投手のピヨリ基準)。 4なら軽減、2なら増加。 ポイント 芦屋から緊張をほぐす方法を聞いたとき、六道に教えてもらえると4習得(六道と芦屋の条件付け) 六道と相手打者の弱点コースを見つけ出すイベントの際、弱点を当てると4、外すと2取得(六道と弱点コース) 試合で自責点10以上で2取得(お宝リーチシステム) ボールが飛んできたとき「無理せず避ける」、失敗すると2取得(ボールが飛んできた) TOP > 特殊能力 > 投手の特殊能力
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「スタジアムの皆様、お待たせしました!ヒーローインタビューです! 今日のヒーローはもちろん、この人!逆転タイムリーを含む3安打の……」 試合終了後のヒーローインタビューに、スタジアム中の観客が大いに盛り上がる。 お立ち台の上では、今日の主役が笑顔でインタビューに答えている。 そして、インタビューが終わるとスタジアムがより一層の盛り上がりを見せる。 お立ち台から降りた選手に向かって、ある生き物がポテポテと近づいていく。 タブンネだ。 チームのロゴが入ったユニフォームを着ており、その腕には花束を抱えている。 試合を決めたヒーローにタブンネが笑顔で花束を渡す。 花束を受け取った選手も笑顔で花束を受け取り、タブンネの頭を「よしよし」となでる。 仕事を果たし、頭をなでてもらったタブンネは嬉しそうに「ミィィ♪」と鳴く。 このタブンネは、球団のマスコットである「ミィミィ君」 そして、タブンネをマスコットとして起用しているこの球団は「ミィミィぴんにくズ」 ポケモンフード業界最大手の「ミィミィフーズ」を親会社に持つ、リーグを代表する強豪チームだ。 親会社の資金が豊富だということもあるが、このチームの強さの本質は練習にあるという。 それでは、強さの秘密である練習をこっそり見せてもらうことにしよう。 ぴんにくズの練習場の空気はとても明るい。 選手同士の仲はとても良く、アットホームな雰囲気だ。 今は打撃練習の時間のようで、バットを構えた選手が打席に入っている。 打撃投手がマウンドから、キャッチャーミットに向かってボールを投げる。 「チィィィ!」 打撃投手の投げたボールが叫び声を上げながらキャッチャーに向かっていく。 バッターのスイングがジャストミートすると、外野に大きなフライが上がる。 1匹のタブンネが落下地点にむかってトタトタと走っていくが追いつけない。 べシャリという音を立てて、ボールが地面に落下する。 めそめそと泣きながらタブンネがボールを回収していく。 そして、打撃投手が次のボールを投げて、バッターがそれを打つ。 外野に飛んだり、内野を転がったりでボールの行く先は様々だ。 練習の妨げにならないように、タブンネがボールを回収する。 バッティング練習はこれの繰り返しだ。 ボールというものは消耗品だ。その費用も決して安くはない。 しかし、ぴんにくズはボールにベビンネを使うことで、その問題を解決している。 親会社の「ミィミィフーズ」から提供される、あまりもののタブンネやベビンネ。 使い捨て感覚で使うことができるボールは球団にとって大助かりだ。 それに、ベビンネを使うのは費用対策だけではない。 打撃投手の手の中で必死に抵抗するベビンネ。 ボールの握りや形が均一ではなく、投げられたときはジタバタと暴れる。 結果として、ボールは不規則な軌道を描き、現実にはありえない変化をする。 そのボールを捉える練習により、試合中のあらゆる球に対応できるようになるのだ。 また、ベビンネは実際のボールより重い。 それを飛ばそうと思ったら、どうしても筋力が必要になる。 さらに、体にかかる衝撃を減らすために、真芯で捉えるようにもなる。 こうして、あらゆる球に対応できるうえに、長打力のあるバッターが生まれていくのだ 続けてマシン打撃の時間になる。 このとき、キャッチャーはタブンネへと変わる。 ベビンネを受け止めたいというタブンネの意志を尊重したのだ。 絶対に受け止めてやると張り切るタブンネ。 バッターが打つのだから不可能だということには気づいていない。 マシンから1球目が放たれる。 「ミィッ!」と気合を入れて、タブンネがミットを構える。 バッターはそれを見送り、タブンネにズドォン!と音を立てて吸い込まれる。 明らかにベビンネではない何か重い音が響く。 「ミハァッ……!?」 ミットで捕球できなかったタブンネのお腹に、ボールがめり込んでいる。 それはベビンネではなく、ピンク色にコーティングされた「黒い鉄球」 痛みに悶えるタブンネの目の前で、ジャストミートされたベビンネが外野に消えていく。 あわててミットを構えるタブンネだが、ふたたび飛んできた鉄球が顔にめり込む。 倒れたタブンネを嘲笑うかのように、ベビンネが次々と外野に飛ばされていく。 たまに打ち損じたベビンネが真後ろに飛んでくるのだが、タブンネは動くことができない。 手をのばせば届きそうなところに、ベビンネが落下する。 そして、バッターが見送った鉄球がタブンネやベビンネに直撃していく。 この練習は、ボールを見極めさせるための練習だ。 ピンク色にコーティングされた鉄球は、ベビンネに見えてしまう。 しかし、鉄球なんて打てば、当然のように大怪我をしてしまう。 そのために、バッターはボールのわずかな違いを瞬時に見極める技術を身に着けようとするのだ。 マシンとタブンネを使うのもこれが理由。 鉄球を投げれば肩や肘を痛める可能性があるし、鉄球を捕球させればキャッチャーがケガをしてしまう。 タブンネにもできる、いや、そこそこ頑丈なタブンネにしかできない重要な仕事なのだ。 誰もやりたがらないから、仕方なくタブンネにやらせているわけではない。 この後も練習は続いていく。 タマゴを割らないように扱い、指先の繊細な感覚を身に着ける「タマゴキャッチボール」 不規則にバウンドするベビンネを捕球し、イレギュラーバウンドに対応する「ベビンネノック」 地面から顔だけ出したタブンネを踏まないように走り、無駄のない走塁を目指す「タブンネベースラン」 数々の独創的な練習が行われていった。 練習が終わると選手たちは食事をとる。 しっかりと栄養をつけることも名選手になるための条件だ。 今日の食事は、タブンネの肉をふんだんに使ったバーベキュー。 おいしい食事をみんなで食べることでチームの結束を高めることができる。 これも強さの秘密なのだろう。 鉄球が直撃し、気絶していたタブンネが目を覚ます。 おいしそうな匂いに鼻をくすぐられたのだ。 タブンネが目を覚ましたことに気付くと、選手たちがタブンネにも肉をあげる。 このタブンネだってチームの一員だ。 練習後でお腹がすいていたこともあり、タブンネは嬉しそうに肉をほおばる。 心底おいしいといった様子で食べるタブンネに、選手やスタッフから明るい笑い声が上がる。 食べ物を元気よく食べる姿は、それを見ている周りの人の気持ちも明るいものにさせてくれるのだ。 ちなみに、バーベキューに使われている肉が、練習に使われていたベビンネだということは誰も知らない。 さて、このへんで練習場から去ることにしよう。 いかがだっただろうか。 強いチームには、強いチームなりの理由があるということがわかっていただけたのではないかと思う。 これからも「ミィミィぴんにくズ」の活躍に期待したいところだ。 最後に、宣伝になってしまうがスタジアムはタブンネ関連のものが充実している。 タブンネと触れ合うことのできるタブンネ広場は野球に興味のない人でも楽しめる。 イニング交代の時には、タブンネや子タブンネによるかわいらしいダンスが披露される。 ベビンネ串をはじめとする食事は、すべてのスタジアムの中でも1、2を争うほど美味しさだ。 トレーナーのために、経験値稼ぎ用のトレーニングルームがおいてあるのもポイントが高い。 みなさまも一度、スタジアムを訪れてみてはどうだろうか。 ……そういえば、タブンネが「ピンク」の「肉」で「クズ」だから「ぴんにくズ」だとかなんとか。 (おわり) かわいらしいダンスなんてタブンネが披露できるのか? -- (名無しさん) 2013-11-19 06 39 29 名前 コメント すべてのコメントを見る
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Ver. 1.3EX2 カードNo. 1-3-248 種類 インターセプト レアリティ C 名称 強さの代償 属性 赤 CP 0 アビリティ あなたのユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニット1体を選ぶ。あなたは2ライフダメージを受ける。選んだユニットに6000ダメージを与える。 高火力だがCPの代わりにライフを払うバーンインターセプト。 ライフコストが重く容易に発動することはできないうえに、 ライフを払うバーン効果として見ても暴虐王バアルに劣っている。 採用する際はCP0で済む点を活かし、 速攻で倒し切るタイプのデッキや、アルラウネなどのCPの消耗を押し付けるデッキへの対策として使いたい。 なお自殺デッキではより効率的な断罪のメフィストや強欲の代償があり、あまり採用されない。 フレーバーテキスト 強大な力、手に余るモノを持った時、人はその代償を身を以て味わうことになる。 +エラッタ 2015年09月17日付修整リスト(Ver.1.4EX1_01) 4000ダメージ 6000ダメージ