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エピローグ~one year later…8~ 12時ジャスト。 柳茜は玖珂ベルルムと連携を取りつつ、エリスタワー1階へと潜入した。 「誰もいない?」 「気を付けろよ茜。奴さんら、結構名の知れたテロ組織らしいからよ」 ベルルムの言葉に頷き、エントランスに出た二人。 そこには人の姿は無かったが…。 「ここもかよ…。どうする?2階に――」 「行かなくても良さそうよ」 エントランスから3階まで吹き抜けになっている頭上を見上げると、そこには人型のロボットが10体ミニプロペラで体を引き上げ、空に浮かんでいた。 ベルルムはギアアックスと呼ばれるハルバードタイプの武器を構える。 対して茜は、右手に携帯電話、左手に星形のバックパックを取り出してアプリを起動した。 するとバックパックへと茜の魔力が流れる。 魔素が極端に少ない出雲の街中でも使えるようにと、微量の魔力でも反応するように松原エレナの祖父、松原クリストフが発明した機械装置だ。 そのバックパックが変形し、巨大な白銀の翼へと変化した。 もちろん、見た目はメカメカしいが、それでもまるでかつて大和に存在した竜、グレイシアの翼のように美しいフォルムをしていた。 「ベルはサーチをお願い。後、撃ち漏らした奴と」 「へいへい」 「じゃ、いっくぞー!」 ヘッドホンについたインカムのボタン部分を押すと、ゴーグルのように目を覆う装置が現れる。 ベルルムがそれで周辺のサーチを開始するのを確認すると、茜は頭上で機銃を構えたロボット達に目を細め、翼を羽ばたかせる。 翼から炎が噴き出し、その炎がきらきらと雪の結晶のように変化した。 この効果に特に意味は無いが、松原博士の拘りらしい。 茜は空を飛び、そのまま加速しつつロボット達と交差する。 キィン!という音が辺りに響くと同時に、翼に触れたロボット達は真っ二つに切断された。 「残しすぎだろ!」 「あんたの仕事でしょ」 分断されても、地面に落ちてもまだ動くロボットを丁寧に機械式のハルバードで潰していくベルルム。 その間も空中でキィンという音が響き、次々にロボットが落ちていく。 「おい!横からデカいのが来るぞ!」 「横!?」 ゴォォン!と轟音を立てながら、2階部分の壁をぶち抜き、10メートルはある巨大ロボットがエリスタワー内へと入ってきた。 そして飛行中の茜へと豪快なアームパンチが繰り出される。 「遅い遅いっ!」 ウイング『グレイシア』状態での茜の速度に、巨大ロボットの攻撃速度は追いつけていない。 確かに驚きはしたが、出落ち感溢れるロボットに余裕を見せつつ、難なく茜はアームを回避した。 が。 「ぐうっ!」 『おーほっほっほ!甘い甘い!まるで手作りチョコレートのように激アマですわよ!』 高笑いが聞こえ、巨大ロボットから声が聞こえる。 アームは回避したのに、茜の体が痺れて動かなくなったのだ。 そのまま落下し、地面に激突する前にベルルムに受け止められたお蔭で落下ダメージは無かったが、足だけでなく腕も痺れており、声まで満足に出せない状態だ。 『このスペシャル☆フジヤマ試作機の威力はいかがかしら?回避したと思ったら痺れていた。この二段構えが私の素晴らしい科学力でしてよ!おーほっほっほ!』 「辺りに強力な電磁波でも出してやがんのか…?茜、動けるか?」 問題ない、と言うようにジェスチャーをするが、まだ立っているのもフラフラの状態だ。 このままでは次のアームの一撃に耐え切れそうにない。 「仕方ねえ、リリーフだ!お前は少し休んで回復を――」 「そうはいかんよ」 突如、影から現れるようにぬるっと現れた老人。 老人は茜とベルルムの影を踏むと、二人の体が動かなくなる。指一本動かせない。 「このジジイ…!」 『ちょっとコザック、最初はこのスペシャル☆フジヤマ試作機のテストをさせてくれる約束でしょう?』 「アリッサよ、ちゃんと調査書を呼んだのか?無能な騎士連中はともかく、神子と戦乙女。すぐにそのロボットを破壊する手を使ってくるはずじゃ」 『舐めてんの?そんなガキ共、すぐに倒せちゃいますわよ』 「それに…あの臥龍も3層へついたようじゃ」 『臥龍…!それはキケンですわね』 コザックと呼ばれた老人と、アリッサと呼ばれた巨大ロボットを動かす女性の話をただ聞くだけしかない茜とベルルム。 中でも、臥龍…つまり臥龍ヒアデスの方が茜よりも強敵扱いされている事が、茜には面白くなかった。 「ジャッカルは心配ではあるが…レイスが上手くフォローしているじゃろう。レイスならば、双星姉妹に遅れはとるまいて。 それに残りはザコ。松原というハンターは少々手強そうで心配ではあるが、屋上の無能騎士団の連中ならば、今頃ロボットで何とかなっているはずじゃ」 『すべては作戦通りってわけですわね…。予想通りに行き過ぎるのも、些か不安はありますが…まあいいですわ。コザック、例のアレを』 「やれやれ…年寄りをこき使わせすぎじゃ」 コザックが懐から金色に輝く珠を取り出す。 それに魔力を込めると、辺りに青い雷がほとばしる。 それと同時に、雷光により影が消えたため茜とベルルムは動けるようになった。 「ベル!」 「俺の心配よりも、自分の身を守れよ茜!」 「…わっ!」 青き雷は手当たり次第に、変則的に辺りに奔る。 無差別で予想不能の動きに、直撃したベルルムと掠った茜は雷光が止むのを待ち、目を開けた。 お互い、特に怪我などは無いようだ。 未だコザックの持つ珠は金色に輝いているものの、再度雷が出るということもなく。 「お?なんともねぇぞ」 『じゃあお試しになって?』 「油断すんな!エストレア!」 巨大ロボットから繰り出されるパンチが、ベルルムを襲う。 咄嗟に駆け出し、星形状のバックパックを変形させようとする。 しかし、彼女の予想に反してバックパックはいつものように変形を見せない。 「な…っ…!?まだエネルギー残ってるはずでしょ!」 「バカ野郎!どけっ!」 巨大ロボットの強烈なパンチが、茜を突き飛ばして無防備のベルルムに直撃。 ベルルムは大きく吹き飛び、壁に激突し動かなくなった。 『あらまあ、神子の力を使いましたのね。本当なら跡形も無く破裂するはずでしたのに』 「ふぉふぉふぉ、じゃがまあこれで後は戦乙女のみ」 「ベル!…あんた達、いい加減にしなさいよ!」 ベルルムに突き飛ばされ、体勢を立て直している間に状況が動く。 どんな高架化は分からないが、おそらくあの青い電撃は機械類を一切動かなくさせる力だ。 魔力を流せる機能があるとはいえ、基本的に茜の七変化するバックパックは機械。 出雲対策用と言った所だろうか、敵ながら天晴れではあるが…。 「まずったな…通信も使えなくされてるし、タワーの入口も機械での開閉だから援軍も来ない…」 『ほーっほっほっほ!更にこのスペシャル☆フジヤマが開けた穴には、ネズミ一匹通しませんわ!万事休すって所かしら?ハンターはどうでもいいんですけれど、まあ私たちの野望のために死んでもらいましょう。グッバイ!!』 回避!そう思ったが、再びコザックがいつの間にか茜の影を踏んでいる。 「このぉっ…!」 「相手が悪かったのう。アリッサのみならば、戦乙女と神子を止めることはできなかったじゃろうに…じゃが安心せい、ワシも歳だから、老い先は短い。あの世で再び会おうぞ、戦乙女」 『天誅!!』 茜は目を瞑る。 死を覚悟したのではなく、まだ何か対抗策はないかと。 だが、無情にも辺りに轟音が響いた。 ベルルムは咄嗟に神子の能力、彼の場合は身体を一時的に超強化する力を使ったのだろう。 それですらあの有様だ。 魔力も満足に使えない出雲の地で、機械も発動しないこの状況。 完全に、死が――。 ☆ 『W,WHY!?な、なぜ…』 「なんじゃと!?速い、速すぎるッ!!」 どうやら自分はまだ息があるようだ。 それどころか、体が満足に動く。 アリッサが攻撃を外した? と思った矢先、聞き覚えのある声が茜の耳に届いた。 「フフフ…ハーッハッハッハ!!!このォ!!臥龍ヒアデス様をォ!!忘れてもらっては困るぞォォオォ!」 『ど、どうやってこのタワーの中に!?完全に入口は封鎖しており、スペシャル☆フジヤマが空けた穴に近寄れば、気づくはず…』 「ぬるゥゥゥいッ!!!この私が…キサマらテロリストに一切の備えもしていないと思ったかッ!!キサマらテロリストが行う、非道極まりない出雲の機械技術を封ずる対策を想定していないとでも思ったのかッッ!!」 ヒアデスはタワー入口を指さした。 そこは完全に爆発して吹き飛ばされており、更に彼の部下数十名が火薬式の手榴弾を構えている。 「あ、呆れたわ…この出雲でそんな原始的な道具をいつの間に…」 「私はァ!!この出雲の、法王様を守る盾なのだァッ!!ならば…故に…いつでも裏の裏のそのまた裏をかくのがこの臥龍ヒアデスなのだよッッ!!」 「さ、さすがは隊長格よ…!恐れいったわい!」 『ふ、ふざけないで!そんな原始的な武器で、このスペシャル☆フジヤマを破壊できるとでも本当に思っているのかしら!?それに臥龍ヒアデス!貴方の武器は機械式だから、どの道使えはしないじゃない!』 「貴様見破ったのかッ!!!?この流れなら、私が入口をこのアルデバランで破壊しやってきたと思うはずッ!!裏の裏のそのまた裏の裏をかいたと言うのかッ!?」 いつも以上に叫んで、ヘイトを集めているヒアデス。 その間に彼の部下が一人、細長く布に包まれた物を茜に持ってきた。 茜は真田に頼んでいた物が到着したことにほっと安堵し、持ってきた部下に感謝の意を伝えると布を取った。 布から現れたのは、二振りの真紅の直刀。 『D』と名付けられし、茜の魔導具だ。 「アリッサ!!抜けておる場合ではないぞッ!!!戦乙女が!!」 『しまったっ!!』 狼狽する敵二人とは対して、ヒアデスは余裕の笑みを茜へと向ける。 信頼にも似た笑みを向けつつ、小さくつぶやき。 「フ…今回ばかりはこの臥龍ヒアデスがあえて譲ってやろう。あえてだ。次はハンター風情が出しゃばるんじゃあないぞッッ!」 「さて…と」 ヒアデスの言葉を無視しつつ、茜が魔導具を構えると魔導具から不思議な力が放出される。 茜の場合、こちらはあまり使用しないが…魔導具周囲1キロ範囲の特殊な力を無効化するという魔導具の効果。 最初に茜のバックパックの電力が戻った。 それに気づいたコザックは、慌てて茜へと飛びかかる。 「いかん!何かする気じゃ!」 『させませんわ!』 「エストレア!!」 今度こそ、茜の言葉と共にバックパックは反応し盾へと変形した。 七変化の一つ、まずシールド『エストレア』で巨大ロボットのパンチを無効化するだけでなく、衝撃を巨大ロボットに跳ね返す。 巨大ロボットは吹き飛んだが、これくらいではダメージが届いていないくらい装甲は硬いようだ。 「猪口才な…動きを止めていてもらおうかの!」 「アドラメレク!!」 七変化の一つ、バックパック『アドラメレク』の形状へと戻り、紅く光る。 出雲外から広範囲に渡り、魔素をこのバックパックへと集まり始める。 それは茜の魔力へと変換され、この出雲に於いても飛鳥並の魔力を発揮させるという効果だ。 「じゃが踏んだァッ!!これでお主は動け…!?」 「ざーんねん」 既に飛んでいた。 七変化の一つ、ウイング『グレイシア』。 先刻も発動した翼への変化により、巨大ロボットが空けた穴からエリスタワーの外へと、空高く舞い上がる茜。 七変化の一つ、ブーツ『ミスリル』へと変化させ、落下と共にブーツから炎を吹き出し、ジェット噴射のように急加速する。 「頼むよ、『アスカ』!」 七変化の一つ、アーム『アスカ』により、直刀を持つ腕が鉤爪へと変化する。 巨大ロボットの頭上へと、『ミスリル』によるジェット噴射加速もプラスし、二本の直刀による倍撃を繰り出した。 更に鉤爪による一撃でロボットの装甲に傷がつき、コクピットのアリッサの姿が見えたものの、致命的な一撃にはならなかったようで巨大ロボットは体勢を立て直し、茜から距離を離した。 『有り得ません!コザック、もう一度影を!』 「やっておるわ!効きやせん!」 魔導具の効果ではなく、七変化の一つ、ベルト『ウロボロス』の効果。 ウロボロスを模したベルトが青き光を放ち、状態異常などは受け付けない。 他にも効果はあるが、今回は割愛しよう。 「今降参するなら、これで勘弁してあげるけど?」 『シャラップ!調子にのるなよ小娘!!』 「あらら」 煽り耐性低すぎない?と薄く笑って、茜はベルトから更に変化を行う。 『おーほっほっほ!勝った!その効果ならコザックの影縛りは受けないでしょうねえ! でも効果を変えたらコザックはまだ貴方の影を踏んでいますのよ!!』 「ち、近寄るなアリッサ!!この女、まだ『変化を解いて』おらん!!」 「変化が一つだけっていつの私の話をしてるのよ。エクスハティオ!」 七変化の一つ、ヘルメット『エクスハティオ』。 エクスハティオの頭部を模したヘルメットの効果は、火属性変化と特殊技ABBAの強化の二つのみ。 更に、ここで魔導具のもう一つの特殊効果も更に発動する。 魔導具で斬りつける事に、最大3倍まで威力が上がる特殊効果。 2回斬りつけたので既に最大火力。魔導具『D』も燃え上がらん程の真紅の光を放っている。 これ以上威力を上げることもできるが、そうなると反動で自分もただでは済まないのが、異次元から戻ってきた劣化と言えるだろう。 そのためこれ以上上がらないように、現在はリミッターがつけられている。 『さ、さすがはCクラスハンター、柳茜…』 「だからいつの私の話をしてるのよっての!」 右の直刀でロボットを斬りつけ、氷漬けにする。ウロボロスの力の効果の水属性変化。 続けて左の直刀で斬りつけ、爆撃を起こす。エクスハティオの力の効果、火属性変化。 「Bクラスハンター、柳茜。地獄で覚えておきなさい!っどーんっっ!!」 最後にベルト『ウロボロス』をバックパック『アドラメレク』へと変化させ、ヘルメット『アドラメレク』で強化されたABBAを巨大ロボットにブチ込む。 大爆発と共に、跡形も無く巨大ロボットは消滅した。 「やばっ、やりすぎたかも!」 「また爆発オチかよ茜!」 苦しそうに体を起こしながら、ベルルムが背後からお疲れの意を込めて声をかける。 そんな事言ったってしょうがないじゃん、と返そうとした時、彼女らの目の前に銀髪の貴族風の衣装を纏った男が現れた。 その男は、巨大ロボットからすんでの所で救出したアリッサを抱え、空を飛んでいる。 「まだ仲間がいたの?」 「勘違いをしないでもらおうか、戦乙女。今回は君の健闘を称え、挨拶に伺ったまで」 暫く茜とベルルムは顔を見合わせた後、何言ってんのこいつという視線を男へと向けた。 男は気にせず、フ、とキザったらしく笑うと背を向けマントを翻して歩きだす。 「この出雲は必ず我々、朱赤い檻が手に入れる。天空神の名に掛けて、この出雲をあるべき姿に解放するために、な」 「今回は退いてやるわ…次は戦乙女、貴様がいない時に現れたいところじゃの」 「ちょっと、はいそうですかって見逃すとでも…!?」 余裕そうに立ち去る男、それに駆け寄る、爆発の余波によりボロボロのコザックを追おうとした茜とベルルムだったが、男と茜達の間が巨大な光によって阻まれた。 魔力とも、法術とも違うその力。 驚き、二人は一瞬立ち止まってしまった。 「フ…所詮は井の中の蛙。確かに魔導も法術も恐ろしい力ではあるが…世の中には更に上の力があるという事を忘れるな」 言うだけ言って消えた者達に、呆気に取られて見ていた二人。 すぐに正気に戻ったのは、誰かの悲鳴だった。 「なんだァこれはァァァァ!貴様らハンターがこんな惨状にしたのかッッ!?」 「あ、やっば」 「だからやりすぎだって言ったろ茜!」 「はぁ?知ってんのよ、あんた最後、法術使って私の力強化したでしょ!」 「は、はあ~?そんな事するわけないだろ!証拠あるのかよ!?」 「うるさいうるさァァァァいッ!!これだからッッ!!!ハンターは嫌いなのだッッ!!!事情聴取だ来いッッ!」 こうして、激怒したヒアデスから逃げるべく、二人は全力でエリスタワーから去って行った。 ヒアデスに捕まれば、ギルドが不利な事になるのは明白。 そりゃあ少しは非を感じている二人だったが、エリスタワーの管理者はヒアデスではなくポルックスなのだから、そちらと交渉して今回の一件を説明すれば丸く収まる。 なので全力で今はヒアデスから逃げる事を決めた。 「待てェェいッ!逃げるんじゃあないッ!!」 「うるせー!事情はちゃんとポルックスちゃんに説明するっての!!」 「やっぱりギルドとは連携できないッ!!!騎士団の誇り高き精神とは噛み合わないッ!!」 新たな脅威が訪れはしたが、戦乙女をはじめとするハンターギルド。 そして常に敵対発言をしているものの、肝心な所は協力してくれなくもない騎士団。 この二つがあれば、出雲のどんな脅威も退ける事ができるだろう。 ◆柳茜 異次元帰還後、Cクラスハンターへと昇格したのを切っ掛けに、風見次郎から声を掛けられ開設したばかりの出雲支部へと身を置くことになる。 そこで色々な事件を解決し、つい先日Bクラスハンターへと昇格する一方で魔導具の作成も積極的に行い、出雲支部では第一号の魔導具所持者となった。 状況判断にも長け、出雲支部の中ではそのハンタークラスが指し示す通り一番の功労者。 唯一の欠点といえば、市内戦に於いてはその力の被害が大きいため、その際は真田斎がストッパーとしてよく組まされる。 これでも異次元どころか、気象制御装置を止めた時よりも力は弱くなっているというのは本人談。 『戦乙女』という渾名を知らない者は、この大陸ではほぼいないくらいの有名人。 ◆玖珂ベルルム 異次元帰還後、扱いこなせていた法術の力が、弱体化により再び使いこなせなくなった。 そのため鳳仙エルハイアに頼みこみ、騎士団の監視下ではあるがハンターギルドへの所属を認められる。 こと戦闘系の依頼では、柳茜や松原エレナと組むことが多くフォロー役に回る事が多い。 一方で一人での依頼の場合は出雲支部の中で誰よりも効率的に動ける典型的なソリストだが、その真価が発揮されることは今後ほぼ無い。 面倒見もよく、後年は新人育成に精を出した。 ◆臥龍ヒアデス 異次元帰還後、いつもと変わらず法王に忠誠を誓い鉄甲を振るう。 ハンターギルドを常に敵視しいがみあってはいるが、ハンターギルドの必要性を説いた、実は出雲支部開設の影の功労者でもあるがそれが明かされる事は今後無いだろう。
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オムニバス|パチカセ ワイワイあにめスタジオ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (TMA010(ワイワイあにめスタジオ).jpg) 発売元・販売元 発売元:(株)トーン 販売元 発売日 価格 800円(税抜き) 内容 キャプテン翼J・Fighting 歌: 飛べ!イサミ・ハートを磨くっきゃない 歌: スラムダンク・あなただけ見つめてる 歌: キテレツ大百科・うわさのキッス 歌: ママレードボーイ・笑顔に会いたい 歌: クレヨンしんちゃん・オラはにんきもの 歌: 姫ちゃんのリボン・笑顔のゲンキ 歌: みかん絵日記・ないしょのバイリンキャット 歌: 備考 タイトル、歌唱は表記のまま。 唄:佐々木マリ/須田誠 他 演奏:トーングランドオーケストラ
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今日 - 合計 - カラオケスタジオ 専用カセットVol.2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時42分48秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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突然の眩しい光に思わず貴方たちは目を閉じた。 意識があるのか、ないのか…どのくらいの時間が経ったのか分からない。 貴方たちが目を開くと、雨は止み、学園を覆っていた霧もすっかり晴れ満月の明かりが辺りを照らしていた… 何事もなかったような静かな夜。 「……?」 貴方たちはそれぞれ別の場所にいながらもふと同じことに気づき、そして首をひねる。 なにかを忘れているような気がするが、それが何かが思い出せないのだ。 ―10年に一度の満月の夜、誰かが七不思議に近づけば、七不思議の怪異は人として存在出来る…― 知ることの出来なかったその事実は闇に消えた。 勿論、水島のことも誰一人覚えていない…ただ、誰か『もう一人』そこに居たような気がする。 …そんな不思議な感覚だけを残していた。 唯一思い出せたのは、兼田や小次郎から聞いた紫の霧についての情報。 原因は七不思議の探索によって引き起こされ、月が真上に昇る頃には自然に晴れること。 事実、今まさに頭上に輝く月と霧の晴れた空をみて、 さらには全ての魔素が元通り感じられるようになったことで事務員の池田も納得はしてくれたようだった。 貴方たちはどこか夢を見ているような状態で疑問を疑問と感じず、そのまま大学部の食堂に集まり報告会を開いた。 七つ目が空白でありながらも何故かそれにすら疑問を抱かず、二郎のツケで購入されたから揚げ弁当を食べながら…。 数日後、思い返せば七つ目が空白であることには気づくものが多いだろう。 しかしその後、学園での七不思議探索は禁止となったのは言うまでもない……… ―END―
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1 神崎信に呼び戻された貴方達は、村長の家へと来ていた。 彼と貴方達ハンター以外には誰もおらず、村長の奥さんにも席を外してもらっているようだった。 神崎「事情が変わった。これより蒼へと帰還する」 詳しい詳細等も言われずに、そう言われた貴方達の中に理由を求める声がある。 それを突っぱねようとしたが、飛鳥との関連を疑う者も出てきたため、神崎はため息をつくと簡潔に肯定とも取れそうな口の閉ざし方をした。 神崎「機密事項のため口外できん」 こうして、貴方達は強制的に大和の蒼へと帰還することになった。 色々と気になる事や、民羽六三郎の事も気がかりだったが、依頼主とも言える神崎の意向に逆らうことはできず、蒼へと引き返すのだった――。 戻る
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魔物詳細 城ヶ崎「魔物にサーチアイをすることで、情報が載るんですよ~。不思議な書庫ですよねぇ~」 第一階層 第二階層 第三階層 第四階層 第五階層 第六階層(2月7日以降公開) 始まりと終わりの地(2月14日以降公開)
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/167.html
◆◇ 天瀬麻衣、白神凪は大学部の図書館にやってきた。 「なんかあったら呼んで下さいよ、先輩。」 「ありがとう、白神もな。」 ここまで一緒だった白神凪は、地下閉架へと降りていく。 麻衣は軽く片手を挙げて凪を見送ると、七不思議に関する資料がないかと図書館を探索し始める。 「こういうのはホラーになるんやろか…けど、実際過去に起こってるなら依頼資料の方か…」 小さく呟きながら、怪奇現象の書籍や、過去の学園内での依頼資料などを片っ端から調べ始める。 すると、妙なことに気づく。 いくつか七不思議と思われる怪異の文章が見つかるも、どの書籍や資料も一部分が黒く塗りつぶされているのだ。 「七つ目…の部分?なんやろか……」 明らかに故意に行われたであろうその現象に麻衣は訝しげに首をかしげながらも、他の資料と違う内容が書かれているものはないかと探し続けた…。 ◇ 一方、凪は地下閉架で同じように七不思議、そして紫の霧についての資料を探した。 勿論同じ図書館内でも閉架の方が学園内での事件や不可解な出来事についての資料が多く揃っているが、逆にこの膨大な資料を一人で探すのは一苦労だ。 「…知ることが出来ない…っつーのは、記憶が操作されるってことなのか…?」 過去の資料のページを次々めくり、とにかく時間の許す限り漁っていこうとする凪。 ふと、あるページで手が止まる。 「何だこれ…怪しすぎるだろ…。」 そう呟くと、他に似たものがないか探し始め、再び手を止めた。 麻衣と同じ一部分が黒く塗りつぶされている資料を見つけたのだ。 前後の内容を確認すると、七不思議らしい怪奇現象が起きたことには違いない。 また、紫の霧についてはどの資料からも見つけることが出来なかった。 「七つ目についてか、紫の霧についてか…どっちにしても”誰か”が知られたくない何かがあるってことだよな。」 凪はふぅと小さく呼気を落としながら、塗りつぶされたページをみつめていた。 ◆◇ 深海将己は直から受け取ったドリンクを飲み、体力が回復したがそのまま食堂に留まることにした。 そこに東二郎がトイレから戻ってくる。 「おや、君は…」 「どーも。あんたに話を聞こうと思って待ってたんだ。」 淡々とした様子でいう深海に二郎は若干ビクビクした様子で、近くの椅子に腰を下ろす。 「な、なんだい?僕はちゃんと僕のルートで調べていたよ?決してサボっていたわけでは…」 「だからだよ。奇怪現象研究会とかやってんなら、なんか知ってんだろ? 紫の霧のこととか。」 それを聞くと、二郎はほっとしたように胸を撫で下ろし自信たっぷりに笑みを浮かべた。 「そりゃあ勿論だよ! 七不思議を調べると、霧が発生するということは事前調査済さ。 けど、僕の情報ではこんなに広範囲に広がるというのはなかったし、魔力を封じるなんてことも知らなかったね。」 どうだい、と言わんばかりの自身ありげな表情で胸を張っていたが、既知の情報に深海ははぁと大きくため息を漏らし、にっこりと明らかに威圧的な笑みを浮かべた。 「奇怪現象研究会を名乗るならもう少しマシな情報を探して来い」 「ひぃぃぃ。承知いたしましたぁ!」 怒鳴るわけでもないが、ただその一言でびしっと両手両足をそろえて背筋を伸ばしながら立ち上がった二郎はそのまま180度向き直り、食堂から逃げるように出て行った。 「ったく……―おばちゃん、七不思議の噂とか今出てる霧のこととか…なんか知らないすかね?」 二郎の様子に呆れた深海は立ち上がり、食堂のカウンターへと向かった。 七不思議の情報を聞き込みつつ、から揚げ定食を参加人数分、もちろん二郎のツケにして購入し他のメンバーの帰りを待つことにしたのだった。 シークレット【消された文字】を達成!
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最終階層・終わりと始まりの地 貴方達はエストレアの鏡により、最終階層である終わりと始まりの地の映像を見せられていた。 そこには漆黒の巨大な魔竜と、その背後にある繭の形をした巨大な機械装置が見える。 その2つ以外、何もない宇宙空間。 それが、最終階層の終わりと始まりの地であった。 「アドラメレク!」 「…となると、後ろの機械はハミルトンか」 そして、一度戦った者なら気づくだろう。 最後の始祖の悪魔、サルモンの姿がそこには無いという事に。 「…兄者」 「ああ…。まったく母者も厄介な奴を残して逝っちまったな」 皆から遥か後方、エストレアの視界に入らない位置から鏡を見ている二体の悪魔は、その映像を見てそうつぶやいたのだった。 創生竜アドラメレク撃破 ―改めて、ご苦労だった。アドラメレクを滅した事により、奴はこの空間とハミルトンの維持に使っていた力を、ハミルトンと共に別の次元へと移る事に成功したようだ。もう、お前達がすることは何もない。後1週間程で完全にこの異次元空間は消滅し、お前達は元いた場所へと戻るだろう― 「これで終わったんだね」 「サルモンの野郎の姿が見えねぇが…」 ―我も結界の再構築を行った。サルモンがこの拠点に攻めいることは無い。安心して、最後の時までここで過ごすがいい― 「本当にそれでよいのか?」 「…え?」 「おいロノ爺、俺達悪魔は消えるからって難癖は辞めといた方がいいと思うぞ?俺は麻衣や空たんとかのために尽力できたし悔いはない。…いややっぱり最後にハグしてちゅーして×××して○○○くらいはいいよね!?」 「自重しろ兄者」 「フォフォフォ、難癖か。本当にそうだといいのじゃがな?」 その言葉に、一同は黙る。 そして沈黙を破ったのはラウムだった。 「クソジジイ、テメェが言いたい事はわかるぜ。どうせハミルトンも破壊しろって言いてぇんだろ? でも無理なもんは無理だろ。昨日、茜達が親父殿と戦った場所は、4竜が揃ってこそ行けた場所だ。ここよりかなり別次元にあるそんな場所、さすがの俺でも行けねぇよ」 「たった5体の悪魔の中でのみ、最強を気取っている悪魔にはそうじゃろうて」 「アァ!?喧嘩売ってんのかジジイ!」 ブチギレたラウムを、フェルゼとベレトが止める。 笑っているロノウィに、訝し気に伍代が尋ねた。 「次のハミルトンは、アドラメレクの話によればおよそ1千年後。ハミルトンのあるエリアに行ける方法がないならば、それはその時代の者達に託すしかないのでは?それとも、お前なら何か方法を知っていると?」 「そんなもんは知らん。それにもし知っていても、教えるはずがないじゃろうが。ワシは敵対するつもりはもうないが、味方になってもおらんのだからな」 「だったら話を混ぜっ返さないでくれないか?お主のそういう所が、私は昔から嫌いなのだロノウィ」 「フォフォフォ!フェルゼらしいのう。まあせいぜい残りの1週間、別れを堪能するとよいわ」 ロノウィは、そういって水鏡流星や神崎信、織ヒカルを見た。 彼らだけではない、ここにいる尸黄泉はまたギルドの牢屋へ。派手な男や椿ヒメ、臥龍ヒアデス達はそれぞれの国へ。 またフェルゼやベレト、ウバルやラウムといった悪魔達とも今生の別れになるのだ。 あえて煽るような言い方をしつつ、ロノウィは消えた。 既に、今の世界は救われたのだ。 なのに今まで口出しをしなかったロノウィが、ここに来て絡んできた事に、疑念を抱く者はいるだろう――。 エリュシオン発進! 貴方達を乗せ、エリュシオンは拠点ごと飛び立った。 訓練所や休憩所とつながったまま、このエリア一帯を飛ばしている。 「見たかァ!!これぞ出雲の技術力よォ!!」 「半分以上は俺達悪魔の力だけどな」 「兄者、エストレアの力が半分以上だ。俺達は2割程度と謙虚にふるまっておかないと、こちらを睨みつけているぞ」 そう、ファニーやクレイだけでなく、フェルゼ、ラウム、ウバルと言った悪魔達。 エストレアの力や、エリュシオンにターボエンジンを6層の松原研究所にいってわざわざ強化した臥龍ヒアデスと双星ポルックス、玖珂ベルルムの力のたまものと言えるだろう。 全体を一度見た後、艦長である土御門伍代は全員へと告げる。 「これより、”規定ポイント”へと到達する。皆、準備はしておくように」 「えっ?ハミルトンの座標が分かったんですか?」 「いや、それはまだだね。ただ…悪魔組の報告が正しければ、そろそろ”向こうから座標を報せに来てくれる”はずさ」 その時、エリュシオンが大きく揺れる。 何者かの攻撃を受けたようだ。 「伍代さん!甲板に現れたようです!」 レーダーを見ていたポルックスは、伍代へと慌てて伝える。 一度頷いた後、伍代は貴方達を見た。 「総員、戦闘準備!まずは前哨戦として、始祖の悪魔サルモンを撃破する!」
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「すーみーまーせーんっ!地下閉架を調べたいんですけどー!」 静かな事務局に声が響く。 声の主は六角屋と地下閉架の探索をする筈の烏月揚羽だった。 「あの、もう少しお静かに願えますか?…地下閉架、ですね。こちらに記名を。」 事務局には3人の職員が居たが、一番近くに居た頭の涼しそうな眼鏡の男性職員が、申し訳なさそうに返したあと、立ち入り許可の書面を差し出した。 「…声でか…あー……あの、すみません。ついでにお話を伺ってもいいですか?」 揚羽より一歩先に事務局の入口に居た鬼ヶ原空は、苦笑いを浮かべつつ耳の調子を整えてから男性職員に話しかける。 「貴方も…地下閉架の話ですか?」 「ん?ああ、それはこっちの…って、もういないんかいっ。 …あ、すみません、えっと…、それで私は、用務員の市倉さんを探してて、あと出来たらそこのエレベータの噂が知りたいんですが…何か知ってます?」 隣にいたはずの揚羽の姿は既になく、一人突っ込みを終えた後、空が慌てて聞きなおした。 「え、ああ。市倉さんなら、食堂の食券機が壊れたとかで見に行ってたはずですね。 …エレベータ…ああ、緑色のスカート着た女性の噂ですかね…?」 「食堂なら板垣さんが行ったから大丈夫かな…。 あ、スカート…?よく分かんないんですけど、知ってること何でもいいんで、教えてください。」 空は、他の場所へいったメンバーを思い返すと、納得したように一つ頷き、再び職員に向き直って話を聞こうと耳を傾けた。 「…ここだけの話ですよ?真相を知れば、大した話じゃないんですけどね…。 前に務めていた女性職員がよく緑のスカートを履いてたんですけど、その職員と一緒にエレベータに乗り合わせたあと宝くじが当たった、とか告白された、とか誰が言い出したんだか尾ひれがついて、、もともと職員用のエレベータなのに利用する生徒が後を絶たなくて…。 仕方なく…、赤いスカートの女性と乗り合わせると死ぬっていう噂を流したんですよ。お陰で生徒の利用が減りましたけど……今度は面白がって利用する生徒もいて、収拾がつかないんです。」 そこまで話すと、緩やかに首を振り盛大にため息を漏らしながら事務員さんは仕事へと戻っていった。 ◆◇ 揚羽が事務局で許可をもらっている頃、六角屋灼は図書室にやってきた。 許可がなければ、地下に入るのも躊躇われるので、図書室内で何か噂のヒントになるものはないかと探すことにした。 「…図書ノート……」 ふとカウンター席に置かれた、ノートを見つけた。 『図書ノート』と書かれたそれは、読んだ本に関するコメントや、置いて欲しい本の要望などが大部分だが、中には恋愛ごとの相談やらよく分からない落書きも多く書かれている。 他に何もなさそうだと思った灼は、そのノートをパラパラとめくり始めた。 「………………?」 数冊が束ねられたそれは随分なページ数で、全てに目を通すのは無理だ、と思った灼だったが、同じような文面が何度も出てくることに気がついた。 「…『地下閉架の黒の魔術書みつけた。』『黒の魔術書にお願いしたい』…黒の魔術書…お願い?」 書かれた内容をポツリ口に出していると、ガラリと扉が開かれ、揚羽がやってきた。 「むっすー、お待たせー!許可とって来たよっ!」 「あ、烏月さん、お疲れさまっす。」 図書室は静かにするもの、という概念は既に忘れ去られている様子の声量で笑みをみせる揚羽に、小さく頭を下げた灼は、ノートに書かれた『黒の魔術書』の話をした。 「ふぅん?じゃあ黒い本さがそっ!!」 そう軽く言って、地下閉架に降りていくも、その直後、閉架の本の量に愕然とさせられるのだった。 ◆◇◇ 「あーーーーっ!ぜーったいこんな中から見つかるわけないよっっ!!」 と、集中力のなさを発揮した揚羽が両手を挙げると、その腕が本棚にあたり、数冊の本が落ちてきた。 「烏月さん、狭いんすから暴れないでくださいよ……って、流石って言うかなんていうか…。」 落ちてきた本を、拾いながら嗜めていた灼は、手にした本を見て思わず揚羽へ視線を向け声を漏らした。 手にしていた本は黒一色の装丁の本、表紙には古代文字が書かれており見た目は魔術書のようだった。 「えっ!?ナニナニ!?見つかったの??やったー!さすがあたし!!」 飛び跳ねて喜びたいところをぐっとこらえつつ、灼の持つ本を覗き込んだ揚羽だったが、中身は真っ白。 「なんだこれ……」 パラパラとめくっていくが、全てのページが真っ白なのだ。 そして最後、背表紙の裏に、こう書かれていた。 『この本に自分の願い事を書くと、それがどんなものでも叶う。 ただし、願い事が叶った時に「その人の大事なもの」をなくす。』 「ビンゴ!だねっ。でもこれガセみたいだよー?」 そういって、落ちた本の中にあった、ボロボロのメモを拾い上げた。どうやら本に挟まれていたらしいノートの切れ端のようだ。 『願いが叶う…っていうのは嘘です。 でもワクワクして面白かったでしょ? やっぱり願いは自分で叶えないとね!』 そう書かれた切れ端を本にはさみなおすと、落ちた本を片付け地下閉架を後にするのだった。 階段をのぼり窓の外を見れば、既に陽は沈み窓ガラスに雨の雫が垂れていた。 噂【緑のスカート】を完成、真相を解明! 噂【地下に眠る魔術書】のヒントを入手! 噂【地下に眠る魔術書】を完成、真相を解明!
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ギルド受付「こんにちは。ハンターカードを見せてもらってもいいでしょうか? …はい、ありがとうございます。確認しました。 今回、ハンターになったばかりの方の支援として、各ギルド長から色々な補助が出ておりますのでご活用ください。 以下の中から『一つだけ』選んでくださいね。 また、書類も多少書いてもらうことになりますので、貴方の氏名、所属しているギルドを記載して提出してください」 補助プラン 補助内容 補助プラン(お金) 20000円 補助プラン(煌石) 5個 補助プラン(両方) 12000円+煌石2個 ☆書類提出はこちらをクリック!(GM宛メール) ※以下の内容をコピー&ペーストし、記載してGM宛メールから送信してください。 PC名: 所属ギルド: 選んだプラン: