約 2,932,310 件
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/7728.html
Hello Night 作詞:羽生まゐご 作曲:羽生まゐご 編曲:羽生まゐご 唄:初音ミク 中文翻譯:Alice Hello Night 就像何處皆無的 又像何處皆有的 一場開頭 與你相遇 今宵是 Good night Good night Good night 眼光放遠眺望的方向 是大抵遲了的夜晚 來到這裡就沒問題 所以快些到我這來 現在還不能回去 我將與你踏上旅程 彼此之間無需話語 在溫柔的世界裡 在溫柔的世界裡 知悉大人 與之疏遠 那種東西 我不知道 我不知道 我不知道 想成為你的我 想成為我的你 身旁的芝草仍青 於是我們跳入月光裡 夜晚還不會結束喔 你還遠遠不滿足對吧 接下來讓我們再往哪去 來吧 在溫柔的世界裡 在溫柔的世界裡 知悉孤獨 遇見了你 因而戒慎恐懼 未來是俯拾而來的夢 閃閃發光 令人稱羨 卻總是 稍嫌不足 稍嫌不足 稍嫌不足 隱身靜夜裡 徒留兩人於輪迴的冥界中 再也無法回頭 就像何處皆無的 又像何處皆有的 一場別離 仿似月夜裡 綻放的花 溫柔的世界 溫柔的世界 接下來仍會持續 數千數億年 Good night Good night Good night
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/2961.html
作詞:Loro 作曲:Loro 編曲:Loro 歌:神威がくぽ 翻譯:yanao 請取用翻譯者不要冒著被我發現然後詛咒一輩子的危險改動我的翻譯謝謝合作 THE NIGHT 歡迎來到夜晚 紅色的Sister 長裙的裙襬髒了呢 是發生了什麼呢? 怏怏不樂的表情 好像有什麼煩惱的樣子 那還真是討厭的事情 那就乾脆 與我一同玩樂吧? 在毀壞的舞台上起舞吧 在赤紅的燈光下發狂吧 輕盈地轉著圈歡笑吧 就委身於噪音吧 How are you? good feeling? Let's fall and dancing...dancing... be crazy. follow me Let's fall and dancing...dancing...yeah! 歡迎來到夜晚 黑色的Brother 漂亮的手指正在發抖呢 我知道了 請好好安眠吧 無論何種煩惱都會消失吧 在夢的那入口處 交疊起吧 汙穢的那雙手 在眼淚的舞台上起舞吧 摩擦最後的火柴吧 輕輕搖動好好安睡吧 將心委於華爾滋中吧 How are you? good feeling? Let's fall and dancing...dancing... Sun won't rise. good night Let's fall and dancing...dancing...yeah... 將沉重的門 Lady Mezzo Forte 試著打開吧 Sir Mezzo Piano 我正在等著 是的,就在此處 與你的黑暗相吻 將一切都忘卻起舞吧 被月夜的光芒擁抱吧 輕巧而優雅的狂亂吧 裝飾上最完美的結尾吧 How are you? good feeling? Let's fall and dancing...dancing... I am at THE NIGHT Let's fall and dancing...dancing...yeah!
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/179.html
【検索用 ほしそらにねかいをこめてGoodNight 登録タグ 2007年 VOCALOID tomoP ほ 初音ミク 曲 曲は 殿堂入り 藤枝】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:tomoP 作曲:tomoP 編曲:tomoP 絵:藤枝(S-YXG50版) 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『星空に願いを込めて ~Good Night』(ほしぞらにねがいをこめて ~Good Night) DTM作者のtomo氏による、初のボーカロイドオリジナル曲。ミクの調声は氏曰く殆どベタ打ちに近いという。 ボカロブームの初期に発表されたミクオリジナル曲の中でも隠れた名曲と言われ、投稿後1年以上が経過するも、その間マイリストが4,700を下回る事は殆ど無かった。 ゆっくり着実に再生数も伸び続け、2008年10月22日に殿堂入り(再生数10万回突破)を果たした。 JOYSOUNDにてカラオケ配信決定! 歌詞 夜空流れる 一筋の光に願いを込める そんな夢 信じてた頃に戻れたら楽になれるかな 時が過ぎゆき 季節が変わるたび 君との日々を 少しずつ忘れ始めてる 思い出を失う 切ない 君がこの場にいたこと 忘れない ただ 過ぎ去る時間は長すぎて もう 蜃気楼のように薄れゆく日々 忘れてしまっていいのかな 君がいない 届かない声 あれから積み重ねて 一人で過ごす日々も 少しずつ慣れた 涙はもう流さないけど まだ笑顔にはなれない 振り返る毎日に 明日は見えないから 星空の下 君がくれた言葉が懐かしくて 目を閉じて よみがえる記憶 始まりはそこからだったよね 見上げれば あのときと同じ夜空 ただ 君だけそこにいない夜 星たちの輝きは あの日のままで 私を今でも 照らしてる 記憶の海 泳ぎ続けても 心癒されない 見えるのは幻で 君に触れられない どんなときも どんなときでも いつも君はそこにいた 少しずつ溶けてゆく 記憶の欠片の君 流れる星を見つめながら 願いをそっとつぶやく 歩き出したいと 眠りにつく君との 始まりのこの場所で伝えたい 私には明日がある 歩き出さなきゃね さよならはもう悲しすぎるから 最後はこの言葉を 君と逢えてよかった もう逃げないよ だから…Good Night コメント 殿堂入りおめでとうございます!! -- 名無しさん (2008-10-22 21 53 03) 殿堂入りおめでとう! -- 名無しさん (2008-10-22 22 00 12) 公開当時から大好きで聞いていた!まさか殿堂入りするとは…本当におめでとうございます! -- 名無しさん (2008-11-03 22 04 08) なんか聴いてて落ち着く曲です!殿堂入りおめでとうございます!!! -- 名無しさん (2008-11-12 20 58 14) この曲聞いて想像してたら、友達を思い出すしこの曲の歌詞にぴったりだったw -- エリミ (2008-11-27 18 34 38) 殿堂入りおめでとうございます! -- 名無しさん (2008-12-27 17 51 01) これは泣ける・・・ 殿堂入りおめでとう! -- 名無しさん (2009-02-02 11 01 24) この歌を聴いて何度泣いたことか… -- 藍瀬 (2009-02-16 10 20 44) この曲本当にすごいよね -- 優香 (2009-04-02 20 37 59) 涙 腺 崩 壊 -- 名無しさんですよ (2009-08-13 22 07 08) ああああ本当に泣けます・・・!! -- 名無しさん (2009-09-07 16 10 18) おい、泣きすぎて干からびたらどうしてくれる -- 名無しさん (2010-11-28 01 54 41) やばい某CPと重なりすぎて泣ける… -- 名無しさん (2011-10-02 11 39 37) 初めて聴いたミクの歌だったなぁ…もう3年も前なのか… -- 名無しさん (2011-10-25 13 06 12) ボカロにはまりたての頃、何度も聞いたなあ…。大好きです。 -- 真冬 (2011-11-27 16 58 09) 静かに囁きかけているようなのに、心は確実に揺らしていく。メロディーも歌詞も大好きです!! -- 白桃 (2012-05-22 14 44 23) 大好きです。 -- ペロン (2012-09-29 17 39 47) いい曲ですねwww -- モーリン (2012-12-29 18 56 35) 泣きましたb -- mion (2013-05-22 00 42 09) 涙腺崩壊する曲 悲しみと共に新しい日々を歩む切ない系の歌 -- 刹那 (2014-03-27 23 04 57) 宇多田ヒカルっぽくて好き -- 名無しさん (2021-12-29 23 29 56) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/bzspirit/pages/97.html
7cmシングル マキシシングル(再発) リリース 1990年10月24日 リリース 2003年3月26日 収録時間 11分39秒 レーベル BMGルームス プロデュース 松本孝弘 収録曲 愛しい人よGood Night... (6 13) GUITAR KIDS RHAPSODY CAMDEN LOCK STYLE (5 27) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/asagaolabo/pages/4821.html
[good night, mommy] 【グッドナイトモミー】 [@you] ハイライト発生箇所 収録作品 ロング版収録 関連リンク ポップンミュージック うさぎと猫と少年の夢で登場した楽曲。 担当キャラクターはデイヴ(うさ猫-1P)。 good night, mommy / South Carolina Duzzle BPM 188 新難易度 EASY NORMAL HYPER EXTRA 11 32 41 48 ハイライト EASY NORMAL HYPER EXTRA 2 2 2 2 鈴の音やベルが使われているように「今夜はサンタさんが来るね」と子供が待ち望んでいたクリスマスの夜を思わせる、季節感を感じさせるインストナンバー。Risk Junk系統の高速テンポでのハッピー路線でコードの進行の繰り返しやシンセの音色、ピアノのメロディラインといい、アーティスト名のSouth Carolina Duzzleはdj TAKAの別名義である可能性が高い。曲名のmommyはママを意味するので、コンテストで採用されたアーティスト名のmommyは無関係。曲の最後は筐体では聞こえづらいが、電車が通り過ぎていく音とサンタクロースがやってきた音が確認できる。 曲の最後は筐体では聞こえにくいが、間を置いて単発オブジェが4回降ってくるのを忘れないように。ハイパーは乱打、同時押し、短めの階段など様々な傾向が流れてくる総合力重視の譜面。8分が続くところでゲージを稼ぎ、階段・スライドへの対処が主な内容となる。ノート数の割には密度がそこそこあり、後半は前半よりも細かい階段が多い印象。EXは階段の絡む配置が難所となり、それ以外でゲージを稼ぐつもりで挑まないと、ラスト付近の2連打などの高密度配置でゲージを落とされる羽目に。また後半からの隣接メインの16分階段ラッシュは、一部16分になっていない部分もあり惰性で捌くと崩れやすい。 ハイライト発生箇所 番号 5Buttons / EASY NORMAL HYPER EXTRA 1 2 曲名のmommyはアーティスト名のmommyとは無関係。 収録作品 AC版 ポップンミュージック うさぎと猫と少年の夢からの全作品 CS版 ロング版収録 (収録なし) 関連リンク dj TAKA 楽曲一覧/ポップンミュージック うさぎと猫と少年の夢
https://w.atwiki.jp/vocaloid_utattemita/pages/111.html
星空に願いを込めて-Good Night 元曲動画URL 07/11/06投稿 歌ってみた動画 星空に願いを込めて-Good Nightを青もふボイスで歌ってみた(青もふ) 青もふ 07/11/26 オトコが『星空に願いを込めて_Good_Night 』を歌ってみた。 影丸 08/01/08 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/840.html
作詞:tomoP 作曲:tomoP 編曲:tomoP 歌:初音ミク 翻譯:raku 在夜空流閃過 一道光芒裡 把願望集中注入 那般的夢 能回到曾經相信著的時代的話 就輕鬆簡單吧 時間慢慢走過 每次轉變季節的時份 伴您一起的日子 開始逐少逐少忘記 失去回憶 難受痛苦 您曾在這個地方這事實 不會忘記 只是 流走逝去的時間太過於長久 已經 如像海市蜃樓般漸薄的日子 把完全忘卻掉都可以吧 您不在這 傳遞不到的聲音 在那時候開始堆積起來 獨一個兒地過日子也 漸漸逐少習慣了 淚水雖然已經不再流 但依然未能展露笑臉 因為回首看過去每天 而沒有看得見明天 星空的底下 懷念思慕您贈與我的話語 閉合起眼睛 喚醒記憶 開端就是那時開始吧 抬起頭仰望 與那時同樣的夜空 只是 只欠您不在那兒的夜晚 群星的閃耀光輝 還是那天的原本一樣 如今依舊還是 照耀著我 記憶之海 即使繼續泳下去 亦不治癒心靈 看得見的只是虛幻假象 無法觸碰您 什麼時候都 在什麼時候亦都 您都總曾是在那處 開始逐少逐少溶化 記憶之碎片的您 一直凝視注看著流星 一邊細聲輕輕悄訴願望 說著想要踏出步 長眠的您伴隨及 想在開端的這個地點傳遞 對我來說還是有明天 不得不踏上步呢 說再見永別也太過於悲傷 所以最後用這話語 能遇上您真太好了 已經不會逃避了啊 請所以…Good Night
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/352.html
good night 「どんな別れなら悲しまずに居られるだろう 『冗談だよ』 って、いつもみたいに戯けて笑って見せて♪」 確か、クレアが毎日のように歌っていた歌だ。懐かしいな。 最後に聞いたのは…何時だっただろうか。随分前に感じる。 ……あいつが何時もの様に暑苦しい笑顔で“冗談だぜ、ヴェイグ”とだけ言ってくれれば、どれだけ幸せだっただろうか。 馬鹿だ、お前は。 親友をこの手で殺めて悲しまないヒトなど、いるものか。 この世界では全ての選択が間違っている。 ならば、悲しまずにいられる結末なんて、存在しない。 しかし…俺は今、悲しみを感じていない。何故だ……。 「誰にも言えずに長い夜をただ一人で ……どんな思いで、どんな思いで居たんだろう♪」 そういえばあいつは、ここでは一人だったな。いや、確かにクレスとやデミテルとは一緒に居たが会話らしき会話はしていないだろう。本音を誰にも語れずに居たんだろうな。 長い間仲間であり親友“だった”んだ。その程度は嫌でも分かる。 あいつはどんな思いで夜を過ごしたんだろうか。 あいつの“迷い”は、一体何の迷いだったんだろうか。 何を、“誰にも言えずに”居たんだろうか。 「ああ 遠い空に 散り行く星の光♪」 あいつの目的は何だったのだろう。 ……星は既に遠い空に散ってしまった。 知りたくても、それは叶わない願いなんだろうな。 「きっと 今も何処かで、微笑んでいますように♪」 いつも五月蠅くて、暑苦しい程の馬鹿笑いをしていたあいつのそれは、とても“微笑”と言えるものではなかった。 けれども、どれだけあの馬鹿笑いを見たいと思った事か。 それだけで俺は安心出来ただろう。全てが夢なら、嘘なら良かったのに。 「限りあった、未来はきっと 残された手の平で輝くと今誓う♪」 あいつの手が、俺の差し伸ばした手を掴んでくれたら。どれだけ歓喜しただろう。 再び友情をその手に誓ってくれたら。どれだけ救われただろう。 再び未来の輝きを二人で、掴みたかった。 だが、それは甘い考えだった。あいつに腕は無かったから、等という理由ではない。 頭のどこかであいつを信じたかった。いや、信じていた。 その結果がこれだ。 裏切られた、なんてエゴは言わない。あいつは今までのあいつとは違う、と頭では理解していた。 だが信じていた。 そこにある矛盾。 だから俺は選べなかった。 この現実はそんな俺への罰だ。 だから、俺を赦すな。カイル。喩え、お前が俺を赦そうと。世界が俺を赦そうと、俺は俺を赦さないし、俺が世界を赦さない。 ……先刻俺は“罰”と表現したが、厳密には違う。 罰は暗に、“それにより赦される事”を前提としていると俺は思う。 だが俺は赦される事を望まない。 俺の中の罰の定義とは外れるが、俺には罰以外に表現出来なかった。 赦されない事を前提とした罰。 罪滅ぼしなんて出来ないし、しない。 先程までとは違う。もう甘い考えは棄ててやる。 ――そういえばさっきの歌の続きが思い出せないな…おかしい。覚えて無い筈は無いんだがな。 何だ、この感覚は……。 まるで自らの本能が脳から記憶を呼び起こす事を拒むような、不思議な感覚だ。 思い出さない方がいいのかもしれない。 だがどうもおかしいな。あいつを討つまでは覚えていた気がするんだがな……。 まあ、気にしても仕方無い。 今は、目の前の“これ”をどうすべきかを考えるべきだ。 ……俺は、お前と同じ世界を見て、同じ道を歩む。結果も同じなのかもしれないな。 ……もうお前とは、決別しよう。こいつを炭にして。 ――ヴェイグは、その剣に覚悟の業火を灯らせた。 「――次元斬!」 ……遅い。 ヴェイグは空中に飛んだクレスを見て思う。恐らく本来の1/10の速度を出せているかどうか、といったレベルだろう。 そして、薄い。 紫の魔剣から伸びた蒼の刃は、所々が透明で、穴も開いていた。 更には、雑だ。 蒼の濃さは部分部分で全く違い、そして刃は直線ですら無い。これでは人は愚か、バイラスですら一撃で斬れないだろう。 挙句の果てに、隙だらけ。 ミルハウストやユージーン達の様な軍人ならば、今この瞬間にはもうクレスを真っ二つにしているだろうな。 だが俺は敢えて受けてやろう。 ……到底クレス本人の剣技とは思えない劣化っぷりにヴェイグは心の中で嘲笑した。 この程度ならば、この技で十分。 「――絶氷刃!」 緋の剣から放たれるは、蒼の光を持つ刃。 二人の剣は蒼の衝撃波を持ち激突した。 素人から見ればこの勝負、互角に見えただろう。だがヴェイグの絶氷刃は基本技、しかも必要最低源の威力に落としたそれだった。一方クレスは時空剣技、それも奥義だ。 確かに威力は互角でも、技の質が違う。 勝敗が既に決まっているこの戦いの大団円が訪れるまでは、次元斬と絶氷刃の相殺により空中へと弾かれた白銀の氷が落ちるまでの一瞬の出来事だった。 極めて薄い白銀の氷は、まるで風に舞う枯れ葉のようにゆらゆらと空中を旋回した。 「……あああ鳳凰天駆っ!」 相殺された蒼の刃を焦点が定まらぬ目で一瞬だけ見据えると、クレスは地面を蹴り上げ即座に紅の炎を纏い天へと駆ける。鳳凰が狙う獲物はただ一人、ヴェイグ=リュングベル。 「無影衝!」 ヴェイグは鳳凰が下降する動作を捉えると、回避と一体化した攻撃でそれを防がんと技名を叫び、ディムロスを握り直す。 ――さあ、何時でも来い。 しかし鳳凰は予想外の行動を取った。 天から地へと下降する前に纏う炎を紅から蒼へ変化させたのだ。 そしてクレスは空中で停滞しつつ上昇した。 その動作を見てヴェイグはロイドから教わったクレスの時空剣技の特徴を思い出す。 ――蒼を纏い、剣を下に向け空中へと上昇。これは確か、ロイドが言っていた……“空間翔転移”の予備動作。 空間翔転移は、消えるまでの相手の座標を目標にして下降するとのこと。 今のクレスなら小細工までする余裕は無いだろう。 ならば、クレスが現れる位置は今の俺がいる場所の後ろか。 ……だがどうする? 今俺は無影衝を放ってしまった。いくら鈍っているクレスの攻撃とは言え、もう走って避けている余裕は無い。既にクレスは消えてしまっているからだ。 あと一秒もしない内に奴は俺を串刺しにするだろう。 ――ならばっ! ヴェイグは出来損ないの無影衝を放つと、続けて神速の奥義を発動する準備をした。 避けられないなら、特技の隙を無くす奥義のこの技で無理矢理距離を取りつつ背後から攻撃するまで! 「空間翔転移!」 ぐにゃあ、と空間が歪みクレスの紫がヴェイグの背後に顔を出す。 「崩龍―――」 クレスはヴェイグの背後へ転移し、ヴェイグは転移したクレスから一気に距離を離す。一瞬、クレスの前方で静止した後、更に神速の一撃を持ちクレスの背後へ立つ。 クレスの背を蒼の炎を纏う剣で貫き、素早くそれを抜くはヴェイグ=リュングベル。 クレスの鎧が砕け落ち、胸と背から血がじわり、と滲む。 しかしそれで攻撃が終わった訳では無い。 「―――無影剣!」 背から抜かれた剣を合図に、凄まじい冷気がクレスの全身を刻んだ。 その瞬間に氷の葉が一枚、地に降りた。 「う……嘘だ……」 蒼を以て赤が流れ出す。 クレスはぽかん、と空を仰ぎ再び壊れ出す。 それはヴェイグとディムロスを呆れさせるどころか、哀れみの情さえ生んだ。 「嘘だ俺は負けない僕はクレスに負けて違う負けない為に嘘クレス違う俺違う負けクレスに負け嘘違俺はクレスに負けてああああ……」 それでもクレスを地面に伏させないは、体力では無く精神力。 ――戦う気力すら、失せる。だが、ロイドを殺したお前を生かしておく訳にはいかない。 ……せめて、一撃で屠ってやる。 『どうしたのだ、ヴェイグ?』 ディムロスがクレスから遠ざかるヴェイグへと声を掛ける。 近付く必要はあっても、遠ざかる必要は無い。 「一撃かつ全力でクレスを葬る。その為には、ある程度距離が必要だ。絶・瞬影迅を使う為にもだ」 ヴェイグはそう説明するとクレスに背中を向けながら、無機質な声でたった、たった一言呟いた。 その一言は恐らく今のクレスにとって無慈悲な断罪の炎だと知りながら、ヴェイグは敢えて紡ぐ。 ……もう俺の言葉は聞こえてないだろうが、よく聞け。クレス。 「お前の負けだ、クレス」 背後で音が聞こえた。 ヴェイグは首を曲げ、何事かとクレスを右目に収める。 「違う違う違うチガウチガウ、違あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああうッ!死ね!しね!シネ!ぼ、俺はッ!負ける訳にはいかないんだッ!うおおおあああAAA!」 ヴェイグは溜息を吐くと、首を元の位置に戻し、目を閉じた。 一陣の風により、ヴェイグの三つ編みの髪がゆらゆらと空中を泳いだ。 「負ける訳にはいかない、か。それは俺も同じだ。だから……俺はお前を殺す。 ―――絶・瞬影迅」 ヴェイグは剣を握る。 もう十分距離は取った。あとはこのままクレスを殺すのみ。 「うわあああああああああああああああああああああああああ!!!」 ――しかし、凄まじい殺気だ。 ディムロスはコアクリスタルの中で呟いた。 執念の塊、か。いや、こやつは既に怨念の類だな。 自らを“剣”と称したのも、あながち間違いではない。 ……愚かな奴だ。本来ならば、斬る価値すら無い敵。あの腹の傷に加え、先程の胸から背への一撃と氷により全身に刻まれた裂傷。放置しておけば死んだだろう。 が、こやつだけは斬る。 存在を赦していい者ではない。 大剣は、怒りの炎を更に滾らせ、纏う紅の気を更に濃くした。 「これでッ!終わりだあああぁぁぁぁぁ!!」 背後で紫を大きく振りかぶり、咆哮するクレスが居た。 ヴェイグはそんなクレスへと神速で走り出す。 「『終わりなのは、お前だ!!』」 ヴェイグは剣を蒼の炎で包む。 ディムロスは身を紅の炎で包む。 ……俺の全力で、お前を潰す! ……私の全力で、貴様を斬る! 二人の牙は通じ合い、紅と蒼は混ざり合い、紫の炎へと変わる。 「冥!」 「幻!」 ――紫は御互いを殺す為に再び衝突する。 衝突する刃は、冥界へと誘う時空の刃と、幻の森で冷気を纏う炎の刃。 ヴェイグは少し驚かされた。クレスのこの技の威力、先程とは比べものにならない。威力が呪いで低下してこれか。化け物め。 やはり全力を以て潰しにかかって正解だったな。 「空!」 「魔!」 ――御互いに全力の剣激は、辺り一面を粉砕でもなく、“消滅”させる。空を斬り、魔を凍結させる。 ……俺は負ける訳にはいかない。 いや、負ける筈が無い。 俺にはディムロスがついている。 一対二。俺が負けるなんて、有り得るものか! 「「斬!」」 ――紫と蒼の炎は密度を増し、それぞれが黒き炎に変貌していた。黒き炎は空間をも焼き、激しい雷を散らす。 皮肉な事だが、ここから彼等の技の名前は一致していた。 「「翔!」」 ――一方の紫が弾かれた。 漆黒の炎を相殺するべき媒介は空へと飛翔する。 相殺されるべき媒介を失った炎は、当然残された媒介へと矛先を移行する。即ち紫を失った者へと。 ……これで、終わりだ! 無意識のうちに剣を握る手に力が入る。 「剣っ!!」 ――最後の天空への一撃を放ったのはただ一人。 よって“剣”の文字を紡ぐ事が許されたのはその者だけであった。 「あああああああああッ!!」 クレスは、ヴェイグから全身に最後の一撃を浴びると膝を崩した。 ヴェイグはその様子を見ると、苦虫を噛み潰しているような顔をした。 これだけ弱っているクレスへ全力の一撃を放ってもまだ殺せない。 “俺は弱い” 必然的にその四文字がヴェイグに叩き付けられる。 確かに俺は勝った。それも無傷だ。だが俺は、死に損ないの剣士すら一撃で屠れないのか。 なんたるざまだろうか。 これでは、カイルを守れない筈だ。 「い……痛い……い……や、だ」 クレスが呻く。 ヴェイグはその声に苛つきながら、敗北した者へと剣を向けて歩み寄る。 その剣で引導を渡す為に。 「さようならだ、クレス=アルベイン」 今度こそ、永久に彷徨え。 ヴェイグが虚ろな目でディムロスを見据えるクレスへと剣を大きく振りかぶった。 ……さしずめ、死刑執行のギロチンといったところだろうか。 ヴェイグはそんな残酷な事を考えた。笑えない冗談だ。そうならば、俺は罰を与える側の人間だとでも言うのか?馬鹿を言え。 ああ、じゃあこうしようか。これは“俺への罰”だ。全てを滅する事が、罰。 ……どうだ?ふ、やっぱり笑えないな。 まあいい。事実なのは“俺が目の前の男を殺そうとしている”という事だ。 ヴェイグが振りかぶった剣を振り下ろすのと、叫び声と共に虚ろだったその目に恐怖を浮かばせ、クレスが逃げ出したのはほぼ同時だった。 「……ひぃあああああぁぁッ!死にたくないいいいいッ!」 男はその手で紫を引き抜くと、走り出したのだ。 「ぐっ…!待て!」 しっかりととどめを刺そうと大きく大剣を振りかぶったヴェイグは、予想外の出来事に待つ筈が無い相手にそれを言うのが精一杯だった。 大剣を振り回す怪力を持つヴェイグだが、振りかぶった剣が地面に着く前に体制を整える等という芸当は出来なかった。 よって、クレスを追いかけるのは、そこに有った筈の頭を斬れず地面に突き刺さった剣を引き抜く作業を終えてから始めなければならなかった。 「……逃がすかッ!」 地面に刺さるギロチンの刃を無理矢理引き抜くと、ヴェイグはすぐさま走り出した。 こんな所でTPは使いたくは無い。絶・瞬影迅の乱発は控えたい。 だが、逃げ足はなんて速いんだ…流石に鍛え抜かれた体なだけはある。 しかしクレスは満身創痍。 見失いさえしなければ、直ぐに追い付ける。 ヴェイグの少し前方を走る闘神だった人間は、手は振らずだらりと下げ、足跡を結ぶと到底直線とは言えない、子供が書いた落書きのような線が記されるだろう走り方をしていた。 彼の目に映るのは “死への恐怖” その一色だけだった。 「まさか敗北の末に逃げるなんてな……クレス!ふざけるな!」 前方を走るクレスにヴェイグは怒りを込め、その叫びの語尾を強調した。 その怒りの根源はクレスの態度に対してなのだが、自分の読みの甘さと弱さにもあった。 ヴェイグは苛立っていた。 一撃で死に損ないのヒトを葬るつもりが失敗し、更に逃走まで許してしまったのだ。プライドが高い彼にとってこの苛立ちは当然の事だった。 そんな彼の考えを知らないクレスは、その叫び声に一瞬びくんと反応し、上擦った声で叫んでいた。 「い……嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だッ!死にたくない!来るな!来るなよお!!!来るなあぁあアァァあぁぁァあAAAAAaaa」 ……なんだ、これは。 これでは俺が悪役じゃないか。 いや、そうなのかもしれないな。 汚れたこの手に正義なんてあるものか。汚れたこの口で、正義なんて言葉を言えるものか……。 友の母を殺し、仲間の少年を殺し、選択の果てに友を殺し、親友だった者を殺し、更には目の前の逃げ惑うヒトを殺そうとしている。 そもそもこの世界に、正義なんて言葉は無いんじゃないのか?何が正義なんだ? 『……グ』 ……待てよ。ならば、悪とは何だ? 『……ェイグ』 俺は、まだ迷っている?何故?何に?どうして? 分からない……。 ティトレイも、同じ迷いを? だとすれば、俺も同じように? 俺は、何を求めている? このゲームを終わらせて、何をする? その果てに残るものは、一体? 俺は、全てを終わらせたいんだろ? ならば、俺の命は? このゲームを終わらせた後、俺は? いや、何を考えているんだ俺は。今更迷いだと?馬鹿馬鹿しい。 もう悩まないと決めた。 この世界で、迷いは即ち死だ。 だから俺は…… 『ヴェイグ!聞いているのか!?』 そこでヴェイグの思考は止まった。 「……すまない、少し考え事をしていた……」 そう呟くと、ヴェイグは前方の人間の変化に気付き、目を細めた。 おかしい。何かが違う。 『……やっと気付いたか? クレスが先程からおかしいのだ。まだ五分も走っていないというのにペースが落ちてきている。 常人ならばあの怪我ではそれが普通だが、奴は腐ってもクレス=アルベインだ。奴の強靱な体なら今のように弱っていても何十分も走らなければああはならないだろう。 更に、体の至る部分を庇う様にして走っている。まるで転んで出来た新しい傷を労る様な……。だが、クレスが庇っている部分には傷は無いのだ。 理由は分からない。が、これは我等にとってチャンスでもある』 確かにそうだ。 距離にして残り10m程度。 このままいけばあと5秒たらずで追い付ける。 そうなれば今度こそは確実に詰みだ。 「……わかっている。行くぞ、ディムロス」 残り4秒。 ヴェイグはディムロスを握りフォルスを込めようとした。 今の内からクレスを屠るに十分なフォルスを練るつもりだったのだ。 だが悲劇はその瞬間に幕を開けた。 「…あっ…?」 残り3秒。 クレスの不抜けた声が確かに聞こえた。 何事か、と思い一瞬足を運ぶペースが遅くなる。同時に前方のクレスの背が短くなる。否、足が地面に沈んだ。 ――馬鹿な。地面に足が沈むなんて、物理的に有り得ない。 これは、沈むというよりは、“落下”? ならば、地面に穴が? そういえばあの地面、妙に円形で黒く……。 残り2秒。 ヴェイグが理解した時にはもう遅かった。 クレスの下半身は地面に開いた夜へと続く漆黒の口に呑まれ、視界に残されたのは仰向けで落ちていくクレスの胸から上と、空中で回転する紫の剣だけだった。 残り1秒。 ヴェイグは死に物狂いで走った。 それがもう遅い行動と分かっていたが、走らない訳にはいかなかった。 見えるのは、虚しく回転する剣だけになった。 運命の歯車は、回り出してしまったのだ。最早誰にもそれを止める事は叶わない。 0。 がきん。 穴の端に剣が衝突し、再び空を舞った。 握り締めていたディムロスが、地面へと力無く落ちた。 ヴェイグは穴を覗く。 クレスが抗えなかったあの夜に待っていた運命の果てを、覗く。 先程まで死を恐れていた筈のヒトが、三日月を浮かべるのを、覗く。 体から墓の名を持つ槍が飛び出ている様を、覗く。 ヴェイグは膝を崩した。 火傷を負った拳の痛みすら忘れて、強く握った。 ディムロスは、その青年が震えているのを見た。 ――ああ、この青年は、私と同じ気持ちなのか。 「来いよ、僕」 月は抗えぬ運命に再び形を歪ませる。 ざくり。 紫は月を割り、月は紅の朧をその身に纏った。 待て 待てよ 待てよ、クレス お前は、俺が、殺すべき なのに こんなのは 有りか、クレス 最後の最後に、笑う、だと? それがお前の答えか、クレス! ならば、俺はッ! 「う……あ…うあああああああああああああああッ!!ああぁぁぁッ!」 “ざまあみやがれ、偽者め” 死して尚固持する、自分を嘲笑う様な不気味な三日月がそう語っている気がした。 行き場の無い怒りは、ヴェイグに越えてはならない一線を越える力を与える。 『ヴェイグ』 ディムロスは呼び掛ける。だが彼は元より返答は期待していない。 「……なんだ……ディムロス」 しかしヴェイグはゆっくりと、拳を握ったまま答えた。 嫌に落ち着いていて、ディムロスは一瞬恐怖さえ感じた。 何かが、先程の叫びで吹っ切れた様な声だった。 『あ…ああ。エターナルソードの事だ。少し酷かもしれないが、あれを放置しておくのは気が進まんな。ミトスの事もある。 そして……』 ……もしかすると、ロイドは生きているのかもしれん。 ディムロスはそう言おうとした。 『…いや、何でもない』 根拠が無い推測だけの話をするのは気が進まない。 ロイドが生きている、と考えたのは先程のクレスにあった。 あそこまで弱っているクレスにロイドが殺られるとは到底思えない。そして奴の剣。 付着していた血は、量が多過ぎた。 心臓を失ったロイドと戦ったにしては、少々大袈裟な位だ。 他の誰かとも戦っていた?だとすれば、斬られたのはグリッドかキールかメルディか? 更には負けた時の奴の反応。 奴はあろう事か尻尾を巻いて逃げ出した。 ならば、ロイドの時もそうであったとは考えられないだろうか? ロイドの体力ではクレスに追い付けるだろうが、奴は空間転移を使う。それを利用して逃亡すれば、あるいは……。 「確かにそうだ。……気は進まないが、放置しておく訳にはいかないな」 ヴェイグは素直にそう思った。更にはもう一つの思惑があった。 (武器や防具を回収して今後に役立てるのも悪くは無い。自分を守るモノにもなるし、取引にも使えよう) 「直ぐに、取ってこよう」 ヴェイグは立ち上がりディムロスを握ると、穴へと飛ぶ。 夜の世界に体が埋まると、その炎の大剣を夜空の横壁に突き刺した。速度を相殺しながら、下降。 岩の槍はぎっしりと敷き詰められている訳では無く、雑だった。その間に足を運ぶと、目の前の紫に割られた頭が嫌でも目に入る。 とても見ていて気持ちが良いものではない。 しかしそれを見て沸くのは嫌悪では無く、純粋な怒り。 ヴェイグは必死に感情を押さえ込み、クレスの頭部を踏み、それを引き抜いた。 嫌な音が暗闇の牢獄で反響したが、特に気にはならない。 嫌な液体も散るが、これもまた気にならない。 案外簡単に抜けたな、とヴェイグは思う。 ヒトが力まかせに刺したのではなく、空中から落ち、偶然刺さっただけなのだ。当然と言えば当然だった。 ヴェイグは少し息を吐く。こんな作業をし、こんな事を冷静に考える自分が狂ったヒトに感じた。 否定はしないが、肯定もしない。 何故なら、狂っているのは俺でもなければクレスでも無いからだ。 狂っているのは、この世界だ。 「――風神剣」 この世界にいる限り、“狂う”なんて言葉は意味を持たない。 狂う世界の住民は、ただ狂ったルールに乗っ取るしかないのだ。 それが、答えだ。 俺も、そんな住民の一人なのだ。 「一つ、聞いていいか?ディムロス」 牢獄から抜け出し、少し落ち着きを取り戻したヴェイグは、眩しそうに目を細めながら呟いた。 『何だ?』 それはあまり尋ねたくはない事だったのだが、真実を聞いておく必要があると感じた。 「……カイルの力量なら、あの技を避けられた筈だ。何故、カイルはティトレイの手を避けなかった?」 おかしい、と感じていたのはカイルの元へ降りた瞬間からだった。 最初は不意打ちを喰らったかと思ったのだが、そこに疑問を感じた。 何故ならカイルは手首から先を両方とも失っていたからだ。 “不意打ちを喰らった”という表現は、少々相応しくない気がした。 普通、ディムロスを放してまで両手であれを抱え込むだろうか。 カイルなら、あれの殺傷力を測れる程の強さと経験を持っていただろう。 そう。だから分かっていた筈なのだ。 ……喰らえば、死。 だがカイルはそれを受けた。何故だ? 目視しなければあれは両手で受けられない。しかもまだ着弾までに時間が無ければそんな事をしている余裕すら無い。 だが逆に考えれば、即ち逃げられる余裕があったという事だ。 そこだ。そこがおかしい。 まるで何か後ろにあるものを庇ったかのような……。 だとすれば、何を? 自分の命を賭してまで守りたいもの…。 『……そうか、お前は知らないのだったな。確かにそうだ。カイルは着弾する前にあれを避けられたのだが、ある女を庇ってああなったのだ』 ある、女? 「それは……?」 一体、誰なんだ? ……いや、これは愚問だな。カイルはずっと一人の女性を気にしていた。 その名は恐らく―― 『ミントだ。ミント=アドネード。』 ――やはり。 生きていたのか…。 だが、この近くで生きている人間はミントという女性だけ。 会いに行く価値はあるな。彼女が移動していない事を祈るとしよう。 「行こう、ディムロス」 ディムロスは素直に返事が出来ない複雑な心境だった。 ヴェイグは、恐らく自分の迷いに気付いていない。 いや、自分の事なのだ。私から見ても分かる事を自分自身で気付いていない筈が無い。 お前は気付かないフリをしているだけだ。 ……ヴェイグ。お前はミントに会ってどうするのだ? お前が選んだのは全てを滅する修羅の道だ。引き返すとお前自身が壊れてしまう程の、険しい道だ。 ロイドが死に、(死んでいないかもしれないのだが)その道しか残されていない今、選んだその覚悟は認めよう。 だが、だからこそだ。 私はそれが心配なのだ。 この先に待っている現実の中で、ヴェイグ、お前は…… “カイルが命を掛けて守った薄幸な娘を前にして、その娘を手に掛ける覚悟が有るのか?” ディムロスは大きな不安を感じながらも、ああ、という言葉を紡ぐ事しか出来なかった。 『避けろ!カイル!』 壁の穴から漏れ出した一筋の光の先に、その薄幸な娘は居た。 娘は未だ状況を把握出来ず、戸惑っていた。 「ゴメン、ディムロス」 ……今、一体何が起きているのですか?カイルさんは、何を謝っているの?他にも誰かいるのですか?クレスさんはいるのですか? 彼女はありったけの疑問を脳に浮かべた。 答えは当然返ってこなかったが、代わりに何かが返ってきた。 ぽす。彼女は自分の手に何かが触れる感覚を確かに感じた。何かは分からないが、触り慣れた感覚だと直ぐに分かった。 続いて響いたのは、ずぼあ、という不気味な音。 (……何?何の音?) しかしミントは分かっていた。厳しい戦闘を乗り越えてきた者ならば誰もが一度は聞く…人間の柔らかい部分が貫かれる音。臓物の中を獲物が駆け巡る音。 即ち、人の腹が貫かれる音。 ぴっ、と飛び散った生暖かい液体がミントの頬に一粒当たる。 「参ったな……ダサ~」 カイル……さん? まさか…… がらんがらん。 木製の何かが部屋の床に転がる音。 続いて、上から響く叫び声。 ミントは、状況の把握が出来てしまった。 カイルに避けろという声。 カイルが謝る声。 人間の腹が貫かれる音。 頬に付く生暖かい飛沫。 勢いを失った無機質な何かが床に転がる音。 上にいる青年の咆哮。 カイルさん…カイルさん……?……い、や…いや…いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! そこで、彼女の意識は途切れた。 『……ヴェイグ』 この言葉を発するのは今日何度目だろうか。ディムロスは少しだけ自分が間抜けに思えた。 「自分でも分かっている……何も言うな」 ディムロスの目の前でヴェイグが行っている行動は、鬼畜の諸行だ。 砕けた木片を漁るその青年の目は、カイルを失うまではあった筈の輝きを失っていた。 ――砕ける前の一本の樹と同じ目だ。 ディムロスは素直にその感想を抱いた。 だが私の目も…そうなっているのだろうな…… 成程、世界に色が無い、とは言ったものだな。 全く、面白い程にその通りだ。体があれば腹を抱えて笑ってしまいたい。 ディムロスはそこでふと気付く。 自分が笑みを浮かべている事に。 勿論、ソーディアンに顔は無い。だが分かるのだ。顔を鏡で見るまでは自分が笑っているのを気付かない人が居ない様に。 ソーディアンにも、コアクリスタルの中に表情はあるのだから。 ……私は今、目の前の鬼畜の諸行に何の感情も抱いていない。それどころか、乾いた笑いすら浮かべている。 これは、どういう事なのだ? 剣は、そんな自分がおかしくて仕方が無かった。 「用は済んだ。行くぞ、ディムロス」 エメラルドリングとクローナシンボル、フィートシンボルを身に付けると、ヴェイグは無表情のまま呟きながら半分焼けたバトルブックを見た。 …これは、俺とお前の決別の証だ。 お前が半分、俺と仲間であった証を消した。 同時に、これはお前が生きた証でも有る。 ――ヴェイグは静かに、剣の切っ先を動かした。 呟かれたソーディアンは、笑いを必死に堪えながら自分の炎を使うヴェイグを見た。紅の光でヴェイグの顔と髪は照らされたが、その目だけはどこまでも続く深い漆黒の色彩だけだった。 『ああ』 ……私と一緒、か。 お前も、色褪せた世界を見ているのだろうな。 「………」 ヴェイグは無言で、ただ空を見上げる。 そこには、炭素で構成された黒の葉が舞う灰色の空が広がっていた。 ――汚い。 パチパチ、と焼ける音が五月蠅い。早く全焼してしまえばいいのに。 青年はその目をゆっくりと後ろにある鐘楼台の二階へと移した。 壁に穴が空いている。 ……あそこに、ミントが居るのか。 「風神剣」 ヴェイグは静かに呟く。 熱気と冷気が風を呼び、風は一人の青年に凄まじい跳躍を呼ぶ。 青年に持たれた剣はここでようやく気が付く。 なんだ、簡単な事だった。 ……ふふふ。 そうか、成程。 私もまた、壊れ始めているのだな。 【ヴェイグ=リュングベル 生存確認】 状態:HP35%(ホーリィリングで回復) TP60%(メンタルバングルで回復) リオンのサック所持 左腕重度火傷 絶望 深い怒り 両腕内出血 背中に3箇所裂傷 中度疲労 左眼失明 胸甲無し 半暴走 迷い? 所持品:ミトスの手紙 メンタルバングル S・D 45ACP弾7発マガジン×3 ナイトメアブーツ ホーリィリング エメラルドリング クローナシンボル フィートシンボル エターナルソード 基本行動方針:全部を終わらせる 第一行動方針:ミントに会って殺害? 第二行動方針:優勝してミクトランを殺す 現在位置:C3村東地区・鐘楼台二階(空中) 【SD】 状態:自分への激しい失望及び憤慨 後悔 ヴェイグの感情に同調 感情希薄? 基本行動方針:全てを終わらせる 第一行動方針:ヴェイグが心配 第二行動方針:ロイドやキール達の安否が気になる 第三行動方針:エターナルソードをミトスから死守する 現在位置:C3村東地区・鐘楼台二階(空中) 【ミント=アドネード 生存確認】 状態:TP20% 失神 失明 重度衰弱 左手負傷 左人差指に若干火傷 盆の窪にごく浅い刺し傷 複雑な悲しみ 舌を切除された 絶望と恐怖 歯を数本折られた 右手肘粉砕骨折+裂傷 全身に打撲傷 所持品:サンダーマント ジェイのメモ 要の紋@マーテル ミントの帽子 基本行動方針:??? 現在位置:C3村東地区・鐘楼台二階 前] 次
https://w.atwiki.jp/projectdiva_ac/pages/1640.html
モジュール Hello, Good night. キャラクター 初音ミク デザイン sasakure.UK氏 価格 250VP 初出 「初音ミク -Project DIVA- f」から コメント 「Hello, Good night.」って名前かわいいけど、略す時なんて呼んだらいいだろう…? -- (名無しさん) 2014-03-06 14 45 41 ささくれP繋がりで、ハロプラも合うかな…? -- (名無しさん) 2014-03-06 20 57 14 デンパラに合いそう -- (名無しさん) 2014-07-20 14 25 41 *ハロー、プラネットやデンパラタイムとかに合いそうですね!モジュール名略せば…『サイバー寝巻』? -- (秋奈多二梅雨) 2015-04-11 20 37 35 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/idolish7tw/pages/55.html
基本資料 一般演唱會 活動、每日課程 NanaPass LIVE CHALLENGE的獎勵 相關影片 基本資料 作詞 結城アイラ 作曲 渡辺未来 編曲 渡辺未来 Vocal IDOLiSH7 秒數 113秒 一般演唱會 難易度 EASY NORMAL HARD EXPERT ☆星級 1 3 4 7 NOTE 166 316 382 435 白NOTE 紅NOTE 白NOTE 紅NOTE 白NOTE 紅NOTE 白NOTE 紅NOTE 157 2 293 9 328 14 264 25 綠NOTE 藍NOTE 綠NOTE 藍NOTE 綠NOTE 藍NOTE 綠NOTE 藍NOTE 7 0 14 0 38 2 120 26 活動、每日課程 難易度 EASY NORMAL HARD EXPERT ☆星級 2 5 6 8 NOTE 240 459 424 456 白NOTE 紅NOTE 白NOTE 紅NOTE 白NOTE 紅NOTE 白NOTE 紅NOTE 227 4 319 19 250 21 257 27 綠NOTE 藍NOTE 綠NOTE 藍NOTE 綠NOTE 藍NOTE 綠NOTE 藍NOTE 9 0 109 12 123 30 132 40 NanaPass 難易度 MASTER ☆星級 10 NOTE 655 白NOTE 紅NOTE 497 83 綠NOTE 藍NOTE 33 42 LIVE CHALLENGE的獎勵 一般演唱會的報酬一覽 EASY 評級 COMBO 通關次數 EASY累計 B:22,000 GOLD×300 20 GOLD×300 1 GOLD×300 GOLD×1,800 A:29,000 GOLD×300 50 GOLD×300 3 GOLD×300 S:42,000 友情點×25 100 友情點×25 8 友情點×25 友情點×75 SS:49,000 星石×2 140 星石×2 15 星石×3 星石×12 ALL CLEAR報酬:星石×5 NORMAL 評級 COMBO 通關次數 NORMAL累計 B:43,000 GOLD×500 40 GOLD×500 2 GOLD×500 GOLD×3,000 A:56,000 GOLD×500 100 GOLD×500 5 GOLD×500 S:82,000 友情點×50 190 友情點×50 15 友情點×50 友情點×150 SS:99,000 星石×2 260 星石×2 30 星石×3 星石×12 ALL CLEAR報酬:星石×5 HARD 評級 COMBO 通關次數 HARD累計 B:52,000 GOLD×1000 50 GOLD×1000 6 GOLD×1000 GOLD×6,000 A:73,000 GOLD×1000 140 GOLD×1000 15 GOLD×1000 S:117,000 友情點×100 280 友情點×100 40 友情點×100 情點×300 SS:202,000 星石×2 380 星石×2 60 星石×3 星石×12 ALL CLEAR報酬:星石×5 EXPERT 評級 COMBO 通關次數 EXPERT累計 B:89,000 GOLD×1,500 50 GOLD×1,500 10 GOLD×1,500 GOLD×9,000 A:122,000 GOLD×1,500 140 GOLD×1,500 20 GOLD×1,500 S:189,000 友情點×200 270 友情點×200 60 友情點×200 友情點×600 SS:271,950 星石×2 360 星石×2 80 星石×3 星石×7 ALL CLEAR報酬:票券×1 票券×1 ALL 全難易度累計報酬 GOLD 友情點 星石 票券 19,800 1,125 43 1 相關影片 IDOLiSH7【i7】GOOD NIGHT AWESOME