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ここでは、輸送戦で用いる1000ブロック級の輸送機の建造に関する技術を紹介します。 1000ブロック級のボス機へも流用も可能です。 開発に先んじて 輸送機の作り方 床面 吊り下げ装置 エンジンエンジンに用いるプロペラのピッチについて 多連コグ式エンジン ドリルエンジン ジェットエンジン 操舵系 補強 開発に先んじて 1000ブロック級のマシンは、パーツをモジュール化して作ることで建設時間を大幅に短縮できます。 そこで、ここではADDITIVE LOADING MODの導入を推奨します。 このMODにより、床部分、エンジン部分と別々に設計したものを後から統合することが可能になります。 また、開発する上で重宝するツールとして、当たり判定や接着判定を知る事も重要です。 そこで、COLLDIER SKINまたはCOLLIDER MODの導入も推奨しています。 輸送機の作り方 このページでは、離陸できる、運べる、操舵できる、といった機能を全うできる機体の完成を目指します。 輸送機の建造手順は以下の通りです。 1.床or吊り下げ装置を作る 2.エンジンを乗せる 3.操舵系を乗せる 4.強度が足りない部分を補強する 輸送機は主に床式輸送機と吊り下げ式輸送機に大別されます。 床式輸送機は、広い床面を持ち、陸上機は自力で床面を掴む事で固定します。 吊り下げ式輸送機は、吊り下げ機構を持ち、輸送機が陸上機を掴む事で固定します。 運搬物のキャパシティや空気抵抗、輸送機と陸上機の相性等があるためどちらも一長一短です。 この先は、個別の要素の作り方について述べます。 床面 ここでは、床式輸送機の床面の作り方を紹介します。 床面は、主にWINGを用います。 WINGは、1ブロックで4.85m×2.55m×0.3mという広い面積を持ち、非破壊、不燃、重さ0.3ととても優秀な構造材料です。 ただし、WINGの接着は貧弱なためGRABBERによる固定がほぼ必須となります。 まずは骨組みです。 画像のような骨組みを作ります。 LOGの頭側の接続は非常に強力であり、これを用いた0.5戻し直列ログブロックを骨組みとして使うことで、高い強度を持ったフレームを容易に組むことができます。 勿論これだけでは1000ブロック+陸上機を運ぶには強度が足りないので過信は禁物です。 続いて、骨組みにGRABBERを設置します。 https //i.gyazo.com/270c97777fe4f02466ec962fb65aab31.gif GRABBERを素直にLOGに置き、0.7m下に、0.5m前後にずらします。 これによりGRABBERの根元はLOGと接着され、GRABBERのグラブ部分は何も接着していない状態になります。 次に、WINGを設置してみましょう。 ※WINGはデフォルトスキンの見た目と実際の大きさが異なるため、COLLDIER SKINまたはCOLLIDER MODを導入し当たり判定を確認しながら作業することが不可欠です。 WINGの配置場所は、 GRABBERと干渉しない 左右対称になる の2点に気を付けて0.05単位(または0.01単位)で移動することをお勧めします。 LOG,GRABBER,WINGを適切に配置したら、コピー ペーストによってまずは一列完成を目指しましょう。 GRABBER,WINGを選択し、コピー→横に2.55m動かすのを繰り返して床面積を広げましょう。 もしGRABBERがLOGと干渉するようなら、GRABBERを左右に移動させて干渉しないようにします。 続いて、左右反転です。 片側の床部分を選択し、中心のLOGを反転軸にしYZ平面に反転させます。 WINGの仕様として左右反転すると向きが逆になるので、その後WINGのみ選択し、ZX平面で反転させます。 これで床が一列完成しました。 続いて、この床を全て選択し、コピー→前方向に4.85m移動を繰り返します。 これで床部分はおおまかに完成しました。 床面が地上から少し高さがあるので、乗降用のタラップが必要になります。 コピー ペーストを繰り返した床の端面を、GRABBERを中心に15°ほど回転させ、0.2m下に移動します。 WINGを選択し、ギズモの座標系をローカルに設定し、15°傾いたWINGの座標系で0.3m引きます タラップ部分が完成しました。 これで陸上機が乗降できる床面の完成です。 床式輸送機の床部分は、WINGの方向やフレームの組み方等に工夫のしどころがあります。 吊り下げ装置 ここでは、吊り下げ装置について説明します。 吊り下げ装置は、GRABBERを設置したブロックをROPE+WINCHで吊るタイプが一般的です。 ただし、ROPE+WINCHはモーメントを保持できないので、ROPE+WINCHを乗降させる過程でGRABBERが回転していますことがあります。 それを防ぐためにPISTONを併用する方式や、VACUUMによって非接触で吸引する方式もあります。 ここでは、基本的なROPE+WINCHによるものを紹介します。 まずは、画像のようにフレームを組みます。 次に、フレームにROPE+WINCH,SUSPENSION,GRABBER,BALLASTを用いて画像のような機構を作ります。 この機構により、ROPE+WINCHによってBALLASTとGRABBERを昇降させる機能が付加されました。 ROPE+WINCHのUNWINDとBALLASTを固定するGRABBERのキーアサインを同じにするなど、自分が扱いやすいよう設定をしておきましょう。 補足として、ROPE+WINCHはSPRINGからステータスをコピー ペーストすることにより最大SPEEDを10にまで設定可能です。 作成した部分を選択し、コピー→前に5ブロック移動 を繰り返します。 これにより、吊り下げ装置部分が完成しました。 これだけでは強度不足なので、BRACEやLOGを用いて強度を補いましょう。 また、床式と異なり地面と接地する部分を別で用意する必要があります。 エンジン ここでは、輸送機に使われる大型の大出力エンジンについて紹介します。 エンジンに用いるプロペラのピッチについて 初めに、プロペラエンジンのピッチ(迎え角)について紹介します。 プロペラのピッチは、大きく次のような背反関係にあると考えてください。 プロペラのピッチ 立たせる 寝かせる 低速域の加速 ○ × 重い物体を運ぶ際の加速 高速域の加速 × ○ 最高速度 輸送機は自身が1000ブロック級の質量を持ち、陸上機も用途によっては重たいものがあり、パワーが必要となります。 また、離陸と着陸を繰り返すためエンジンの応答性がよいもの(低速域の加速性能の高いもの)だと事故を減らせます。 一方で、速度は速い方が空力操舵は効きやすいため操縦性は上がりますし、相手輸送機との追いかけっこをする場合もあるので速度も捨てるわけにはいきません。 したがって、最高速度と加速性能のバランスの取れたプロペラのピッチを採用することが望ましいです。 参考までに、筆者の採用しているプロペラのピッチを紹介します。 まずは、進行方向を←として、立たせる角度でプロペラを設置します この状態から、角度変更ツールを用いて角度を変更します。 速度を落として馬力を求める場合は45°、多少馬力を落として速度を求める場合は60°回転させます。(画像は55°回転させた場合です) これ以上、またはこれ以下の角度にするとメリットに対してデメリットが顕著に出るようになります。 多連コグ式エンジン 最も扱いやすいエンジンとして、多連コグ式エンジンがあります。 POWER COGを連ねて、その先にプロペラを設置します。 ただし、POWER COGを多く重ねる程、回転が荒ぶる可能性があります。 多連コグ式エンジンを用いる場合は、POWER COGを5or6個で留めて、串型に配置しトルクを打ち消すことで扱いやすいエンジンとなります。 串形はスペースを取るため、このような派生型もあります。 以下余談 多連コグ式エンジンは回転がスリップしやすいという特徴があります。 プロペラを回転させる場合、エンジンの回転方向と逆方向の抵抗が発生させるため、それによってエンジンの回転力が理想状態より低くなってしまいます。 これは想定よりも出力が低くなってしまうため欠点に見えますが、逆にスリップすることによって反トルクを一部逃すという見方もできます。 この効果によって、エンジンに急制動をかけた場合(最大出力正回転→最大出力逆回転)に発生する膨大なトルクを滑らかにエンジン基部に伝えるため、壊れにくく、扱いやすい一因ともなっています。 ドリルエンジン DRILLは任意のキー入力で回転するブロックの中で、最大の回転力を有します。 POWER COGとの比で見ると5.5倍~6倍程の回転力です。 そこで、エンジンをシンプルに小型化する場合にドリルエンジンを使うという選択肢もあります。 作成例 ジェットエンジン 推進装置として、加熱したWATER CANNONで蒸気を噴出する方法がありますが、プロペラエンジンと比較して 低速域でも高速域でも加速力は変わらず、あまり大きくない バックできない と、輸送機に利用しにくい特徴を持っています。 簡単に増設できる点は優れているので、あくまで補助エンジンとして用いるのがよいでしょう。 操舵系 ここでは、輸送機の制御方法について紹介します。 輸送機も航空機の端くれなので、航空機の制御手法に列挙されている方法を用いる事が可能です。 ただし、大きな質量を制御するため、操舵機構が頑丈である必要があります。 性能と扱いやすさでソートすると、 1.空力制御(コグ式) 2.空力制御(ピストン式) 3.反トルク制御 4.推力偏向 だと考えてください。 ここでは、輸送機用に用いられるコグ式空力操舵機構を紹介します。 まず、LOGを4ブロック分離して配置します。 LOGの一端にはPOWER COGを設置します。 次に、POWER COGを手前に90°回転させます。 POWERは0.5にしておきましょう。 そして、POWER COGをコピーし、0.4mずらします。 先に設置したPOWER COGにLOGを設置し、向きを反転させ、元の位置に近づく方向へ2.75m移動し画像のようにします。 (つまり、LOGの根元側の接続がPOWER COGとは反対側に行き、LOGの頭側の接続がPOWER COGと重なるように配置しています。) COG(無動力)を設置したLOGに設置します。 設置したCOG(無動力)をLOGの方向へ0.5m移動し、LOGを手前方向へ0.5m移動します。 この状態でコグ式操舵の動作ができていればOKです。 https //i.gyazo.com/985adcaabfeb720cd64bfaba34c8863a.gif もし上手くいかない場合は、接着判定を確認してみましょう ここから、LOGにプロペラを生やします。 SMALL AERODYNAMIC PROPELLERを並べる場合は、高さ0.4m、幅0.5mの間隔を、AERODYNAMIC PROPELLERを並べる場合は高さ0.1m、幅0.5mの間隔を空けましょう。 また、空気抵抗や接着判定の関係から、プロペラは画像の手前の方向から設置し、置く方向に反転させることをお勧めします。 画像ではSMALL AERODYNAMIC PROPELLERを16枚埋め込んでいます。 https //i.gyazo.com/ab080da30c95365ab15679af3a7046b9.gif 輸送機用の空力操舵装置の紹介は以上です。 補強 冒頭で述べた通り、輸送機 1.床or吊り下げ装置 2.エンジン 3.操舵系 で構成されています。 これらを適切な場所に配置したら、あとはBRACEや0.5戻し直列ログブロックを利用して強度アップを測りましょう。 LOGの根元側の接続を使うと壊れてしまうので、その部分にはSPEEDを0にしたPOWER COGやSTEERING HINGE、BRACEを使用するのがベターです。 それでは輸送機と共に喜びと楽しさを運びましょう!
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航空機・輸送機の開発 名称:・航空機・輸送機の開発(イベント) 要点:・双発輸送機・コンテナ 周辺環境:・滑走路 評価:・なし 特殊: *航空機・輸送機の開発のイベントカテゴリは藩国イベント,生産イベントとして扱う。 *このイベントを取った国は、輸送機(乗り物)を作成することが出来る。 →次のアイドレス = なし 輸送機リワマヒ国採用型双発輸送機 C-34「きゃりっじ」(carriage)の場合 派生前 陸軍兵站システム→食糧倉庫→食糧生産地 海軍兵站システム→燃料生産地→西国人
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投擲往復対応輸送機の開発 L:投擲往復対応輸送機の開発(イベント) = { t:名称 = 投擲往復対応輸送機の開発(イベント) t:要点 = {投擲往復対応輸送機は、おじいが投げるブーメラン、もしくはボール型の宇宙船である。どうでもいいデザインの丈夫な点以外は見るべきところがない簡易型宇宙船だが、FEGでは多用され、重宝された} t:周辺環境 = 曇り空 t:評価 = なし t:特殊 = { その国用の投擲往復対応輸送機を開発する. } t:→次のアイドレス = なし } →FEGボウル 派生前 射出便利舎
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ◇ サイドストーリー ◇ カモメは蒼と青の境を密やかに飛ぶ /*/ チャーイカ開発を行っていた時期、レンジャー連邦は戦後復興の最中にあった。 なぜ、そんな時に開発を行う事になったのかと思われるだろうが、そもそも機体の開発の計画が持ち上がったのはT16の初め、もう大分前の事になる。 共和国空軍の要人であるカール・瀧野・ドラケンが、この先起こるであろう宇宙での戦闘に向けた機体と、哨戒機によるNWの海へ警戒の目を向ける必要がある、という事を、彼の自宅で妻であるむつきに示唆したことから始まった。 /*/ レンジャー連邦南都ドラケン家/某月某日/晴れ。 「共和国には哨戒機が必要だ、それも長い距離を航行できる。」 「あー…、なるほど。海から来る敵にはまだ対応してなかったね。」 「ああ。」 まず、これが夫婦の日常会話か?という突っ込みは無しである。 航空機を中心とする開発を行って来たエンジニア達にとって、この様な話題が出るのはよくある事だからだ。 南都の静かな郊外にある自宅、落ち着いた雰囲気でまとめられた居間のソファーで、のんびりと午後のお茶を飲みながら、二人はNWに大規模な潜水艦群が侵攻してきた事を思い出す。 あの時は事前に敵の接近を探知する事が出来ず、あわや核攻撃による大打撃を受ける所であり、そして、海からの攻撃はこの先も「無い」とは言えないのが現状である。 (最近の事で言えば、T16、紅葉国にて保有する潜水艦が奪われる、という事件も起こっており、海に対する警戒を行う必要性は、現在も失われてはいない。 ) 「海上パトロールはしてるけど…哨戒機の性能にはどうしても劣るわね…。」 宇宙での戦闘に向けた機体についても、二人の間で話題に上がっていた、が、いくらなんでも同時に開発を進める事は色々と難しかった。 むつきは「うーん」と唸りながら腕を組み、どちらを選択すればよいのだろう、と悩んだ。 レンジャー連邦はバッジシステムを保有する共和国空軍の要、順番をつけるなら、宇宙に出る前にNWの防衛を完全にしておく必要を感じていたが…。 「…今度、上に相談してみようか?」 彼女は組んでいた腕を解き、愛用のマグカップでコーヒーを飲む夫へと問う事にする。 希望しているのは自分ではなくてカールだ、そして、哨戒機を作るとなれば、一国に限らず共和の空を飛ぶ事になるだろう。これは国だけではなく、共和国を統べる大統領府にも伺いを立てるのが良い、と考えたむつきはそう夫に提案をした。 「頼む。」 返答は短い。カールはそれだけを言うと再びコーヒを口に運びつつ、ほほ笑んだ。 それは、彼女が自分の願う通り動いてくれるだろう、という経験から来る余裕と、信用しているという証でもある。 「はーい。」 むつきはそれを分かってるのか分かっていないのか、夫の「お願い」にのほほんと返事をし、揃いで作ったカップに残っていたお茶を飲み干すと、嬉しそうに笑って隣に座る夫にぺたりと寄り掛かった。 そこからの彼女の動きは早い。 開発費用となる個人マイルを握りしめて、 「蝶子さんー、長距離哨戒機作ってもいいですかー。」 と政庁を訪れ、 「もっとラブい事にマイルを使っても良いのよ?(笑)」 という藩王の苦笑と共に頂いた、認印付きの書類をゲットし。次に、忙しく働く摂政を捕まえ、各施設の使用許可を取り付け、もちろん大統領府にも、意見や各了承を得るために足を運んだのだった。 /*/ FEG大統領府/某月某日/晴れ。 #「是空さん、私の派生にある長距離哨戒機作っても良いですかー。(もぐもぐ)」 #「おー。あると助かる。(ぐびぐび、もぐもぐ)、まあ、あれだ(ry」 #ガッガガー ピー ※一部秘匿扱いの情報につき、音声が切断されました。 #「……な…るほど; 分かりました。では作りますねー。(もぐもぐもぐもぐもぐもぐ、肉うまうまうまいなー。)」 むつきが訪れたその日の事であるが、彼女の他にも集まっていたメンバーに、後から合流した大統領を加えて、親睦と報告会を兼ねた飲み会が行われている。 その場にいた全員が座れる長テーブルに、間隔をおいて置かれたガスコンロと肉を焼く為に作られた分厚い鉄板、そして、大皿に並べられた肉、肉、肉。それだけではなく、包み菜や数々の副菜も所狭し並べられる中、それぞれ飲み物の入ったグラスを手に取って… 「お疲れさまです!乾杯—!」 という仲間内では毎度お馴染みの音頭と共に、みんなで焼き肉食べようぜ IN 大統領府が始まったのである。 焼ける鉄板に、旨味たっぷりの肉が次々と乗せられ、弾ける脂とニンニクの香ばしい香りが食欲をそそる中進むのは、場にそぐわない重要な話ばかりであるが、笑い話も交えつつ和やかに情報交換が行われた。 むつきも大統領より無事哨戒機製造の許可を貰う事が出来ており、大統領府のメンバーにも認証を受けて安心した所で、じゅーじゅーと焼ける肉を頬張った。 (ちなみに、当時会場で交わされた会話は共和国極秘事項であり、その場にいた人達のみ知る事である…。) /*/ しかし、それから少しして、事態は一変する。 突然起こったキノウツン藩国のムラマサ達の襲撃により、戦禍に飲まれたレンジャー連邦は、なんとか敗北と滅亡を免れるが大打撃を受け、国内は敵を追い払う為に使用した農薬の影響が残ったままの瓦礫の焦土と化した。 もちろん、むつきもカールも開発をするどころではく、復興支援の為に日夜働く事になる。 深夜、へとへとになりながら避難先に戻り、窮屈な生活にふてくされ不機嫌な飼い猫達に「ごめんね」と声をかける日々。 当時まだゴートホーンが北都に潜伏して建物を壊し、毒を撒き散らしていた事が知られては無く、国内は農薬の匂いと増えて行く瓦礫のせいで、復興が遅々として進んでいなかった。 それは、後日発覚した要人襲撃事件により行われた調査で、全て敵性勢力のせいだったと分かるのだが…。 /*/ レンジャー連邦第2階層空軍基地/某月某日/曇り。 「……………………… ぎー!」 「どうした?」 「わーん! 腹が立つー!」 (あのやろう、うちを要人ホイホイにする気だったんか…! ゆるせん!小石につまずいて盛大にコケればいい…!) 足りない人手を補う為に政策素案を作り、私財を出して各種調査を行い、支援を頂いた各国や団体・個人名を記載したリストを作るなど、とにかくむつきは忙殺されている摂政に代わり、普段した事の無い仕事も引き受け、自国の為に進まぬ復興状況の中、夫と共に国が元気になります様に、と働いて来たのである。 普段は怒りを表に出さない彼女ではあったが、自国を要人暗殺の出汁に使われかけた事に、とにかく腹を立てた。 藩王会議に出席する為に出立の用意をしていた城摂政を捕まえ、大統領府と共和国各国への援軍依頼手続きを頼み込み、そして、えらい勢いでゴートホーン討伐の手筈を整えたのだった。 /*/ レンジャー連邦南都王城/某月某日/雨。 「ところで、ゴートホーンはどこから入ってきたのだろう。港の底に隠れていた、船に取り付いていた、他にも色々あるだろうな。」 「そうですねえ、大型のが退却した時にばらまかれたかもしれないですし、紅葉さんところから奪った潜水艦もあるでしょうし…。」 「それだーーーーーーー!」 「はいー?」 ゴートホーン討伐は、大規模な援軍を頼むまでも無くダガーマンによって撃破され、国内の本格的な復興に向けようやく動きだした深夜の事である。 城摂政の補佐も請け負っていたむつきは、終わりの見えない政務作業に付き合いながら、今度打ち出してゆく政策の素案をノートパソコンで作成していた。 彼女の夫は夫で軍務である国内復旧作業に駆り出され忙しく、彼が迎えに来れる時間まで、政庁で抱えている仕事を終わらせて行く事が多くなっていた。 とりとめの無い雑談をしながらばさばさと書類を倒し、国に潜んでいた敵について考察を巡らせる。 そして、その中で敵性勢力への監視の目が海には届いていない事に再び行きついた。 長距離哨戒機の開発はこの戦禍による動乱で止まったまま。 むつきは考える、もしかしたら作るなら今なのかもしれない、と。 /*/ レンジャー連邦南都ドラケン家/某月某日/晴れ。 「これ、出来上がった図面なんだけど、見てくれる?」 「ああ。」 「で、ね、開発…急ごうと思うんだけど…。」 「…なぜ急ぐんだ?」 「まさか敵もこの復興の最中に開発するとは思ってないでしょうし、海はノーマークだと思わせておきたいのだけど、…カールはどう思う?」 「そうだな…作るのは急がずとも大丈夫だろう。」 「そっか、ん、じゃあ急がないー。」 「…機体は全体的に大きい方がいいな、生活スペースを取ってくれ。エンジンも燃料効率が良ければ充分だ。」 「はーい。」 かくして凍結していた長距離哨戒機の開発は動き出した。 カールが目を丸くする速度で、むつきはあれもこれも仕事の傍らに終わせ、製造段階まで準備を進めていたが、彼の「まあまて」によって一旦ブレーキをかけ速度を緩める。 ここまで準備出来ていれば、後は折を見て製造するだけであったが、二人の住む国は戦後復興の最中、そして、先読みに長けたカールがまだいい、と言うのにゴリ押しするむつきでは無い。 彼女はあっさり了承の返事をすると、手直しが必要な部分を図面に書き込みながら、エヘーとしまりなく笑った。 カールからの返事で、思ったより直しが少なかったのが、嬉しかったのである。 /*/ FEG大統領府/某月某日/晴れ。 「むつきさん、エンジンの事なんですけど、今いいですか。」 「あ、はーい。どうしました?」 「実は、一つ提案がありまして、むつきさんの長距離哨戒機と、これから作るボーイング707のエンジンを共通化してはどうかと思いまして。」 「Σ(´Д`)! 」 復興に終われながらも少しずつ進めていた開発の合間、むつきは図面や仕様書などの最終チェックをして貰うために再び大統領府を訪れ、そこで自分と同じ様に新しい機体の開発を進める無名騎士藩国の藩王に声をかけられる。 彼女は、メカ仲間である彼と共にその場を離れ、フロアごとエレベーターとなっているレストランで下に降りつつ話に耳を傾ける事にし、それぞれが関わっている輸送機と長距離哨戒機のエンジンについて話込んだ。 鋼の王が言うには、長距離移動、燃費良し、非戦闘タイプという部分で一致するエンジンを航空機の技術水準の高い国と共通化する事で、輸送機の性能を向上させたい、と。 もちろん技術共有する事で、レンジャー連邦も無名騎士藩国の技術を取得できる、という恩恵に受けれる様になり、とどのつまりは悪い話では無かった。 そもそも、彼女自身チャーチカを輸送機として将来的に転用する事も考えていたものだから、むしろ願ったり叶ったりと言った所である。 「国内復興もあるし、RL-M01エンジンを取り付けるのは、どっちが先になるかなあ…。」 「それは、それぞれの進行具合でですね。」 「はい。あ、それと、うち先に民間用にライト版出すんですよ。」 「ほう。」 むつきは紅茶を口にしつつ、開発の進行具合を向いの席に座る相手に話す。 国の復興を行っている間は、大掛かりな製造にかかる訳にもいかず、もし、彼女が手掛けたエンジンを輸送機に使うとなったら、製造については自分が先方に赴いて技術指導しながら、実用レベルまでのテストを行う様になるだろう。 そして、同時に航空産業を育成する為に、むつきは国から依頼された民間航空機用エンジンの開発も行っていることを伝えた。 「場合によっては、そちらに私と開発部隊がお邪魔するかもしれませけど、構わないですか?」 「ええ、お願いします。まあ、うちでテストしたデータは哨戒機に使ってもらえば。」 「もちろん、そうさせてもらいますよw」 むつきは彼の言葉に笑い、「藩王と摂政に許可貰って来ますね。」とその場で約束を取り付ける。 どちらが先になるかは、その時になってみないと分からない、しかし、そこは柔軟に対応すれば良い、と判断した二人は笑顔で別れ、それぞれの国へと帰還した。 その後、大統領からと国元よりエンジンの共通化を許可され、彼女が改良したターボファンエンジンは、共和国空軍で広く活躍する事となる。 /*/ レンジャー連邦空軍基地/某月某日/晴れ。 「カール、今回、製造責任者をあなたに頼みたいの、良いかな。」 「ああ、いいとも。」 「ありがとうー、暫くは政庁で補佐してる時間が多いから助かる。」 「こっちは任せてくれ。」 「うん、頼みます。」 関係者だけが入る事の許される開発部隊専用ハンガーの中央で、淡灰色の特殊塗装に、淑やかなブルーのラインを纏った真新しい航空機が、艶やかに控えていた。 空飛ぶ電子の娘『姫シリーズNo.3:チャーイカ:コードネーム:鴎姫』は、忙しく調整を行う軍人整備士達の賑やかさとは対照的に、ひっそりと完成の時を待つ。 大型の機体がすっぽりと納まる広い密閉形のハンガーの中は、チャーイカ開発・製造責任者であるカール・瀧野・ドラケンが、特別大柄な体躯に合わせたつなぎでその身を包み、現場監督として部下達に指示を出したりと慌ただしい。 時には微細な調整を行う為に自ら機体に取り付いて工具を握り、そしてパイロットとしてテスト飛行も受け持つ多忙ぶりだったが、それを上回る多忙の人がハンガーに駆け込んで来たのを見つけ、厳めしい作りの顔を綻ばせる。 「おつかれさまでーす、遅くなってすみませんー。」 その人はよほど急いで来たらしく、息切れで足元がフラフラではあったが、部隊の仲間と挨拶と報告を交わしながら、真直ぐにカールのすぐ側へと歩いて来た。 「ごめんね、会議が長引いて。」 彼女、むつき・萩野・ドラケンは、その名の示す通りドラケン氏の夫人でありながら、普段は空軍整備部隊の現場監督を、政庁では軍相相当(摂政談)として活動を行っている人物である。 そして、表には知られていないが、ここ開発部隊をカールと共に束ねるもう一人の責任者だった。 「いや、問題ない。国内復興の方が優先だからな。」 「うん。今、各国から支援がどんどん来ててね、今日はその報告会と支援内容のデータをまとめて来た。」 おっとりとした容姿に細いフレームの眼鏡、真直ぐな銀髪をかっちりとまとめ、白を基調とした略装軍服の彼女は夫を見上げると、その手に抱えていたスモークシルバーの小ぶりで頑丈なアタッシュケースを持ち上げ、「例のもの」と言って、にこり、と笑った。 「電子妖精のカスタマイズ版が出来たのか。」 手にはめていた軍手を取るとつなぎのポケットに入れ、カールはそれを大事そうに受取る。 「うん、ついさっきね、向こうの子が届けに行く所だったんだけど、私こっちに行くから受け取ってきちゃったの。」 「早かったな。」 「皆優秀ですから。」 そんな会話をしながら二人は顔を見合わせて笑う。 この国の住民は普段は割とのんきで自由に見えるが、「遊撃手」という国の名が示すように、ここぞという時の統率力と動きの良さには定評があった。 むつきが夫に手渡したものは、哨戒機であるチャーイカに搭載されるアビオニクス及び、軍事用サポートAI DAMA、そしてそれらを運用するパイロット達とバッジシステムを、スムーズに連動させる為に専用カスタマイズさせた、電子妖精(レンジャー連邦版)プログラムである。 「ソフト面の方はいつから入れそう?」 「機体の方は現在最終調整段階に入った、来週の末にはできるだろう。」 「了解、完成までもう少しだねえ…。」 「ああ。」 カールは自身でアタッシュケースの中身を確かめると、それを側に控えていた副官に渡し、そして艶やかに塗装された『娘』を見上げた。 哨戒機に美を求めるのはナンセンスと彼は考えていたが、そこにいる自分の妻がそれを覆してしまった、と思う。 彼女が手掛けて来たこのシリーズも3機目、ラスターチカやヴァローナとは違うものではあるが、これもまた独特の美しさを持っていた。 むつきも揃って機体を見上げていたが、直ぐに視線をおろすと、忙しく働く仲間達の様子を見回して、回想に入りそうになった自分の夫に声をかける。 「カール、システムチェックとテスト飛行の段階に進んだら、皆に一旦休みを取らせてくれる。」 実の所、チャーイカ開発に就いている人間の数について、ラスターチカやヴァローナを作った時程多くは無い。 ここに勤めるメンバーは何かしらのエキスパートなのだが、開発専属ではなく、必要に応じて選考が行われ、辞令により召集する事で集められているのだ。 そして現在、国の復興の為に軍全体も動いている為、手の空く者から元の部署に戻して行かなければならなかった。 カールは彼女の言葉に「分かっている。」と苦笑しながら頷き、これからのスケジュールを頭の中で組み立て始めた。 /*/ レンジャー連邦空軍基地、某月某日/晴れ。 あれから、暫くの時が経過する。 風の穏やかな快晴の中、鴎姫を開発用ハンガーから格納庫へと基地内を移動させた後、カールとむつきはそのままパイロット席に座り、少しばかり感慨にふけっていた。 ここに至るまで、多くのことがあった。 この世界は生きるのも一苦労で、毎度の事ながら敵の攻撃は後が絶たない、宇宙怪獣だの訳がわからないのも来るし、心もぽっきり折れそうにもなった。 国だってまだまだ落ち着いていない、でも、こうして、カールとむつきは生きてNWの地に立っていて、チャーイカも完成となっている。なんとかなるものだ。 なんとかなったという事は、この先必要ですよ、と何かに示されているではないかとも思えてもいる。 ともあれ、心配されていた各システムとの連動性も問題なく、テスト飛行も無事終了した為、鴎姫は頃合いを見て実用的な運用に入って巣立つ事となるだろう。 この先二人が『娘』に乗って飛ぶ事はめったに無いだろうが、その代わり、訓練を積んだパイロットとコパイロット、そしてオペレーター達が乗り込んで、空から海を見守って行く。 自分の手を離れてしまうのは少し寂しかったが、カールとむつきが共に願うの事は一つ、蒼と青の境を美しく飛ぶカモメが、鋼の翼に背負う役目を見事に果たし、そして無事ここに帰って来る事…。 「お疲れ様、カール、色々とありがとうね。」 「いや。慌ただしかったが…そうだな、なかなか楽しかった。」 「関わってくれた皆にも感謝だねえ、機体は私達だけで作れる物じゃないもの。」 「ああ、そうだな。」 「うん。」 そして、一組の夫婦はフロントガラス越しの空を見上げて、ほほ笑んだ。 ~ カモメは蒼と青の境を密やかに飛ぶ 完 ~ レンジャー連邦空軍基地、某月某日/晴れ。そして蛇足。 「…さてと、開発も終わった事だし、今日から私、あなたの奥さんに戻りますよ。」 「ははは。」 「夕ご飯は何が良いかなあー、使える材料は限られてるけど、頑張っておいしいご飯作るね。」 「頼む。」 「はーい。(よし、愛の料理レシピと愛のエプロンの出番なんだお!)」 /*/ トップへ戻る
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航空機・ステルス輸送機の開発 名称:ステルス輸送機の開発(イベント) 要点: ステルス輸送機は特殊部隊の輸送などを行う特殊なもので、量産はほとんどされなかったが、一方で特殊任務ではほぼ確実に登場するという珍しい機体になった。 周辺環境:空 →白篭号 AD前 白夜号
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作成日:2015/08/09 Sun 12 40 49 更新日:2023/10/03 Tue 23 02 49NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 Kawasaki P-1 カワサキ カワサキか… 哨戒機 対潜哨戒機 川崎重工 川崎重工業 海上自衛隊 純国産 自衛隊 航空機 飛行機 川崎 P-1とは、川崎重工業が製造した純国産の哨戒機である。 概要 ミスター対潜哨戒機ことP-3Cの後継機として日本国内で独自開発された哨戒機。 開発時のコードネームは「P-X」。 なお、部品の多くは同時期に開発がスタートした次期輸送機「C-X」、つまりC-2との共用化が図られており、 国産製品にありがちな高価格化待ったなし…どころか逆に超・お買い得価格を実現してしまっている。 導入予定数は70機程度と置き換えるP-3Cに比べると30機ほど数が少ないが滞空距離延長で作戦可能時間が伸びているので問題なく むしろ人員育成や機材の導入・運用コストを考えれば万年金欠に喘ぐ自衛隊としては好都合である。 哨戒機って何ぞや? さて、哨戒機とは一体何をするための飛行機かを説明しよう。 結論から先に言ってしまえば「海のパトカー」である。 元々は敵の潜水艦を見つけ出して排除するための「対潜哨戒機」として誕生したジャンルの飛行機である。 潜水艦っつーのは昔も今も水上を航行する船の天敵であるわけで、 こいつら排除しなけりゃあ船乗りたちは枕を高くして寝ることできない。 何しろ水の中潜ってしまえば水上からはほぼ探知できないわけで。 一方の潜水艦の方はソナーなどで水上の船をいくらでも探知できる上に、 例え向こうに見つけられたとしても海というある意味強固な装甲に守られているわけで、 まさに「こっちだけズルして無敵モード」で船を攻撃できる。 相手に見つけられたとしても水上の船みたいに大砲ぶち込んで倒す!なんてことは難しい。 そんなわけで潜水艦何とかして撃退する方法が必要になってきた。 だが通常の船では魚雷やら何やらでやられるリスクの方が大きい。 じゃあどうするかって言えば、船じゃなくて飛行機で潜水艦を探して退治すればいいんじゃね?となり、 潜水艦を探知してさらに爆雷や魚雷などの対潜兵器で叩き潰す(物理)ための飛行機が誕生した。 これがいわゆる「対潜哨戒機」である。 対潜哨戒機に求められるものは主に以下のとおり。 滞空時間 哨戒機の主任務は「海のどっかに潜んでいる敵の潜水艦探りだして叩き潰す」ことである。 そのためにはできるだけ長く作戦区域にとどまり、長時間の哨戒(パトロール)・索敵を行える性能が必要となる。 このため哨戒機は「航続距離」よりも「滞空時間」にステータスが振られる場合が多い。 低速飛行能力 飛行機と潜水艦じゃあ、速度差がありすぎる。 何しろ飛行機は「速度が無ければ主翼で揚力が発生できなくなって墜落する」ので。 しかしあんまり速度が高けりゃあ、せっかく潜水艦を見つけ出してもそのまま素通りして叩き潰せなくなってしまう。 また潜水艦捜索自体もゆっくり飛んでしらみつぶしに作戦区域をスキャンしたほうが、確実である。 というわけで「低速飛行能力」も重要である。 情報処理能力 その性格上、哨戒機は多種多様でしかも高性能なセンサーを搭載している。 だがいくらセンサーをあれこれ積んでいても、それを処理するシステムがなければ話にならない。 このため哨戒機は高性能なコンピュータを機内に搭載し、高い情報処理能力を有している。 人によっては「哨戒機の良し悪しを決めるのは飛行性能ではなく搭載された電子機器の性能だ」ということもあるくらい。 搭載力 潜水艦を潰すためには大量の対潜兵器を積めるに越したことはないし、 上述した「情報処理能力」を実現するためにコンピュータ類を積むためにも搭載力は大きい方がいい。 このような特性から、旅客機(長距離巡航可能、省エネ、大容量)をベースにする場合も多い。 実際P-3は「L-188エレクトラ」を元にしている機体なわけで。 また「潜水艦を攻撃する」という特性は雷撃機や攻撃機とも少なからず被るため、 これらの機体を「哨戒機」として使用する場合もある。 例えばフェアリー ソードフィッシュとかはいい例である。 で、ここまでが第二次世界大戦までのお話。 第二次大戦が終わったあとは、潜水艦退治以外にも、 「不審船対策」とか「海難事故救助」とかでも哨戒機が駆り出されることが当たり前のようになってきたため、 「対潜」の文字がが外れて単に「哨戒機」と呼ぶことが増えてきて今に至る。 その特性上、海軍組織が主に使用する航空機である。 また対潜装備をオミットしたものは「洋上監視機」と呼ばれる。 こちらは主に発展途上国の海軍組織などが使っている。 開発の背景 本機が開発されるに至った背景はいろいろあるけど、一番大きいのは「P-3Cがそろそろ引退の時期を迎えているから」である。 P-3Cは傑作だが今となってはさすがに年式古いので更新の必要がある。 更新の必要とあればそりゃまあ海外特に軍事関係でいろいろ親密なアメリカ辺りからなんか良さそうなの見繕ってくればいいのだが、 アメリカの方で「P-3Cの後継機」として位置づけられているP-8「ポセイドン」は日本の事情からすると微妙に向いてない部分が幾つかあるようで(後述)、 技術育成も兼ねて純国産の次世代哨戒機「P-X」を開発することになった。 また日本が目を光らせている不審船に関してだが、最近の不審船はどうにも物騒なものを積んでいるという場合が少なくないことが判明した。 何しろ不審船取り押さえたら船内からロケランのRPG-7が見つかったなんて事例はあるわ、 そればかりでなく実際不審船を「こらー!ふしんせーん、逮捕だー!」と追い回していたP-3Cに向かって、 その不審船からRPG-7がぶっぱされたなんて事例すら起こっている。 (比較的)低速のP-3Cではロケランやら携帯対空ミサイルやら食らわされて撃墜される危険性すらあることが判明した。 またそうでなくとも「潜水艦の魚雷発射管からぶっぱする対空ミサイル」なんてのも開発されており、 どちらにしろ(従来の)哨戒機は対潜水艦に対しては無敵の存在とはいえなくなってきている。 潜水艦以外にも、特に日本海の辺りで某国の戦闘機に邪魔されるという例も幾つかあったようで。 そんなわけで「低速で潜水艦や不審船を取り締まり、高速でおじゃま虫に来た戦闘機や防御用のミサイルを振り切る能力を持つ哨戒機」が必要となり、 P-Xの「固定翼・小型ターボファンエンジン多発」という仕様が固められた。 なお、その形状から「ひょっとしたら、P-1を元にした旅客機も作るんじゃね?」と一時期噂されたが、 開発製造元である川崎重工業(及び防衛省)曰く「P-1を元にした旅客機作っても大幅な設計変更が必要だし、儲かると思えないからやらね」(意訳)とのことである。 そりゃあまあ、P-1は旅客機をチョチョイのチョイといじって哨戒機に仕立てあげたのではなく、 最初から「潜水艦つぶしと不審船対策」を前提に開発された機体であり、 旅客機とはいろいろ違うところが少なくないわけで、逆に「旅客機」としての体裁整えようとしたら却って手間かかるかも知れないしね(*1)。 ただ、現在川重で研究中の小型旅客機はP-1の主翼の構造を流用することが決定しているとか、 あるいは川重外部の機関で「P-1やC-2を旅客機に転用するための調査・研究」も進められているという話もある。 もっとも小型旅客機計画は音沙汰ないのだが 仕様 機体は「P-1を元にした旅客機作るんじゃね?」と噂されたこともあるように、 前輪式の降着装置(車輪)や低翼配置の主翼などで一般的な旅客機に近い形状となっている。 コクピットの窓はC-2輸送機と共通のものを使っており、機体のサイズからするとかなり大きいものとなっている。 この窓のお陰で写真で見ると小型機に見えるが、実際はP-3Cよりも一回り大きなサイズとなっている。 コクピットの後方にある丸窓はTACO(戦術士)席のもの。 センサー類としては国内開発による、GaN(窒化ガリウム)素子を使用したアクティブフェーズドアレイレーダーやMAD(磁気探知機)などを搭載。 フェーズドアレイレーダーは機内に収まる形状となっており、一見するとどこにあるのかわかりづらい。 また機首の下には潜水艦捜索用の赤外線カメラが格納されており、必要に応じて出てくる。 機体下部には爆弾倉を備えており、対潜爆弾や魚雷などを搭載可能となっている。 また主翼後部にはソノブイ発射口を備えている。 なお、搭載量は9,000kg以上となっており、この搭載量は一昔前の爆撃機に匹敵するものとなっている。 機体制御には従来のフライ・バイ・ワイヤに変わり、光ファイバーで機体を制御する「フライ・バイ・ライト」※を採用している。 エンジンは純国産の小型ターボファンエンジン、IHI F7を採用している。 バイパス比1 8.2というギヤードターボファンエンジン紛いの超高バイパス比を実現しており、 省エネ性や静粛性に優れるエンジンとなっている。 エンジン一台辺りの推力は60kN(約6.1t)。これは一昔前の小型旅客機のエンジンと同じくらいの推力である。 で、なんで「エンジンまで」国内開発となったかといえば、 それは単純に「ここまで小さなエンジンとなると選択肢が少なすぎるから仕方なく自分たちで作った」という話である。 推力6t級のエンジンなんて、他にはB727で採用されたP W JT8Dとか、 あるいはA-10でお馴染みGE CF34エンジンとかくらいしか選択肢がない。 CF34は枯れていて安定しているがいかんせん年式が古いし、JT8Dなんて化石な上に燃費もアレな低バイパス比エンジンである。 そんなところで「新型哨戒機作ってんだけどさ、そいつ6t級の小型ジェットエンジン4発なのよ。 6t級のジェットエンジンってなんかない?」とか聞いた日にゃあ、 「そんなニッチな用途向けのエンジンなんてあるわけねーだろ!いい加減にしろ!」と言われるのは目に見えている。 そんなわけで、「ないから自分たちて作った」ってことだ。 時々「国産ジェットエンジンは信用出来ないから4発積んでいる」とか何とか言いがかりレベルのことを言われるが、 実際には全く逆である。 最初から小型エンジン4発にするつもりだったけど適当なエンジンが見当たらないから自分たちで作ったのだ。 そんでもってなぜ時代に逆行するかのように4発機としたかといえば、それは「生存性重視」のためである。 上で書いたとおり最近の不審船は対空火器なんぞ積んでいる可能性もあるわけで、 「撃たれる」という可能性も頭ん中に入れたほうがよくなってきた。 そうなるとエンジン2発ではかなり不安なことになってくる。 パイロットにとって双発機で一番怖いことのひとつは「エンジン片方止まる=推力が一気に半分になる」ってことであるという話がある。 双発機だったら片方のエンジンに例えばRPG-7をぶち込まれてしまったら、 そりゃもうパイロットが一番恐れる「推力50%ダウン」になってしまうわけで。 (なお、新興航空会社「スカイマーク」が国際線進出を行う際にA380を選択したのもほぼ同様の理由であると言われている。 国際線、それも太平洋横断は初めてのスカイマークにとってはなんだかんだで4発機の方がパイロットにとっても安心できるため、 敢えてA380というデカブツを選んだという側面もあるようだ) だが4発ならエンジン一つ撃たれても「推力25%ダウン」で済むので安心感がある。何より生存性も高まる。 また低空でのリカバリーを考えれば、やはりエンジン4発は有利と言える。 そして飛行機のエンジンは、機体に電力を供給する「発電機」としての役割も有している。 このことから考えてても4発というのは「もしもの時の電力確保」の面からして有利である。 他にも運用上海上を低空飛行し滞空時間が長くなるためバードストライクによるエンジン破損の危険性も高まるためその対策という面もある。 このバードストライクは軍民問わず大きな問題となっておりエンジンが2発とも停止する事故は数件あり、中には川に着水させた事故もあるほど。 しかも2発とも停止した事故にはP-8の母体となる737での事故もあるため4発機に拘るのは自然と言える。 ※フライ・バイ・ライト(FBL)… 従来のフライ・バイ・ワイヤ(FBW)は電線を使って各部のアクチュエータに信号を送って補助翼やエンジンの制御を行っていたが、 これを「電線じゃなくて光ファイバーによる光伝送にしちゃえばいいんじゃね?」として、 光伝送で信号を伝えるようにした方法。 FBWの時点でも全部ワイヤーで「物理的に」接続していた時代からすりゃあ、大幅な軽量化が実現したけど、 これを光伝送に変えてやれば一本のケーブルで送れる情報量が飛躍的に増えるので、 結果として配線の本数を減らせてさらに軽量化ができる。 それだけでなく光伝送になるので電磁気的なノイズにもめっぽう強くなる。 ちなみにP-1は何を隠そう、実用機としてのFBL採用第一号機である。 P-8を導入してもよかったんじゃないの? アメリカも同じくP-3Cが引退の時期を迎えていた。 そこで登場したのがボーイング737旅客機をベースとした哨戒機、P-8である。 まあ当然といえば当然というか、「日本もあれ買っちゃった方がいいんじゃない?」という意見もあったが。 このP-8、調べてみると日本にはちょっと…な部分が幾つかあった。 その最大の理由は「P-8はUAVとの連携を前提としている、いわば"移動式UAV本部"という考えの哨戒機」という点である。 P-8は「子分」のUAVで潜水艦や不審船などを捜索し、 もし変なやつを発見したら「本部」のP-8が向かって対潜兵器を投下する…という運用を前提にしている。 つまり、子分のUAVがいなければ能力を発揮できない。 一方の日本はUAVなんぞ配備どころかまだ検討段階のため、 「肝心の子分がいねーよ!だったら最初から日本の事情にマッチした飛行機作ったほうがはえーよ!」となったのである。 しかもその場合日本の国土上UAVのカバー範囲が膨大なためその分導入数や運用コストも馬鹿にならなくなるため財務省から却下される可能性大であった。 P-8の考えがP-3Cから大きく変わった理由としては、世界情勢の変化が挙げられると言われている。 P-3Cはそもそも冷戦期に開発された機体であり、 開発時の考えとしては「太平洋や大西洋に仕掛けたセンサーに引っかかったソ連の潜水艦を核兵器などて叩き潰す」というものである。 このため「広い太平洋・大西洋に潜む潜水艦の正確な位置の特定」と「潜水艦の殲滅」を一機で行うことが要求された。 この特性は海洋国家である日本にも非常に相性がよく、それ故アメリカに次ぐP-3Cの大口納入先となっていた。 しかし冷戦が終わったら「ソ連の潜水艦つぶし」よりも、下手すれば「その他の雑用」の方が優先順位が高くなってきたため、 アメリカで必要とされる哨戒機も色々と変わってきた。 一方の日本は陸地より領海の方が広いので、そういった「アメリカの事情に合わせた哨戒機」はちょっと使いづらい面が出てくるようになった。 なら「日本にあった哨戒機を作るしかない」となるのは当たり前である。 また、そういう点からすればこのP-1という機体はP-3Cの正統な後継機とも言えるかもしれない。 同じP-3Cを保有していた国も後継機選定に悩みP-1に興味を示した国もあったが多くの国ではP-8を選定している。 勿論領土に多くの島を抱える日本にとってP-8では力不足なだけでありP-8単体で十分という国も少なくない。 小ネタ 川崎重工業の技術者曰く、「できることなら可変翼にしたかった」とのことである。これは決してロマンや趣味だけの話ではなく、「低速で不審船・潜水艦を取り締まる」と「高速で現場に急行し場合によっては敵機を振り切る」を両立させるためという側面もある。だが、やはりと言うかメンテナンス性その他の問題でお流れになったようではあるが。可変翼タイプのP-1となると、外見的には「和製B-1」的なものになったのだろうか? 川重のプランはこれでもまだ「比較的おとなしい」方であり、それが採用の理由になったとも言われている。え、競合相手、つまり三菱重工や富士重工の案はどんなのだったのかって?富士重工案…「GPS使ってソノブイとか魚雷をピンポイントの精密爆撃できるようにしようぜwwwww」三菱重工案…「対潜兵装は当たり前!なんか邪魔する某国の飛行機もいるから対空攻撃も可能!あと怪しい不審船対策に20mmバルカンも搭載!ふはははは、これで完璧だ!!!」…とまあ、「あんたらそれ哨戒機じゃねーだろ!陸上攻撃機のプラン考えろと言った覚えはないぞ!」というようなものだったそうで…。 追記と修正はRPG-7やおじゃま虫の戦闘機を回避しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 富士重工と三菱重工のプランはロマン求めすぎだな。見たい気もするが -- 名無しさん (2015-08-09 13 32 58) ↑それを実現できたとして、コストが高くつくならまだしも不具合が出て信頼性が低くなったら目も当てられないしな…見てみたいってのは同意だが -- 名無しさん (2015-08-09 14 42 50) いつのまにやら「イギリスに売れんじゃね」て噂すらある子。まあP-8の当て馬だと思って期待せずにいたほうがいいのだろうけど -- 名無しさん (2015-08-09 14 48 39) 家の真上を飛んでいくけど結構静か、見た目も好き -- 名無しさん (2015-08-09 19 06 48) コイツのコンセプトですらオイオイって感じなのに三菱や富士重工は何考えてんだw -- 名無しさん (2015-08-10 02 36 02) ↑富士重はともかく三菱は主契約の仕様提出のときにC-X(当時)を希望してるから、実は捨ててかかった可能性も……? -- 名無しさん (2015-08-14 07 10 00) 富士重工と三菱重工のせめてデザインとかだけでもいいから見てみたいなwww -- 名無しさん (2017-10-12 14 03 56) 記事キモすぎる -- あ (2023-03-05 19 24 01) 名前 コメント
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長距離哨戒機の開発 アイドレスWiKiの該当ページ L:長距離哨戒機の開発 = { t:名称 = 長距離哨戒機の開発(イベント) t:要点 = 一般性能要求:{ 長距離哨戒機は低速で長時間飛行する必要があることからターボファンエンジンを装備し、旅客機から改造された機体を当てることが多かった。本機は空飛ぶレーダーと言うべき物で、同時に水中にブイソナーを投下する能力を持っている。 居住性は非常に高く、オートパイロット性能も高かった。 } t:周辺環境 = 空 t:評価 = なし t:特殊 = { *長距離哨戒機の開発のイベントカテゴリ = ,,,個人イベント。 *長距離哨戒機の開発の位置づけ = ,,,生産イベント。 *長距離哨戒機の開発の内容 = ,,,このイベントを取った個人は、その個人用の長距離哨戒機(航空機)を作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。 } t:→次のアイドレス = なし } 補足:周辺環境修正質疑「宇宙→空」 →チャーイカ 派生前 優しいカール]→[[カール・瀧野・ドラケン2→カール・瀧野・ドラケン(プロモ前)
https://w.atwiki.jp/mutukidoraken/pages/61.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ◇ 仕 様 書 ◇ *概 要* 哨戒機とは、潜水艦や艦船を探知・攻撃する航空機の事を言う。 リアルタイムの情報収集能力と情報交換能力を主戦力とし、バッジシステム傘下となる空軍基地、陸上基地、友軍艦艇、AWACS、レーダーサイト、地対艦ミサイル部隊などとの【データリンク技術】によって、対潜水艦戦以外にも、洋上監視、捜索救難、輸送、映像情報収集、通信中継など多目的に使用されており、飛行中は、【常時逆探知装置(ESM)】により敵が発射する電波の収集、分析、位置特定を行なうなど、一種の電子戦機ともいえる航空機となっている。 *機体仕様* 機体は、航空産業が主体のレンジャー連邦で使用される、最新大型旅客機の胴体を短縮して重量を減らし、さらに翼を改修することで航続距離性能を向上した。改良・再設計機。 全長は短いが全高がそのままであるため、胴体内スペースに余裕があり、燃料・アビオニクスの搭載量を、通常の哨戒機より増やせるだけではなく居住性も確保。簡易的なものではあるが、ベッドやテーブルなどのスツール、トイレなどの【生活スペース】が設置され、長い飛行に従事するパイロット達への負担軽減に考慮した。 作戦飛行中は、レーダーから強力な電磁波を発生し続ける為に、胴体に窓はほとんどなく、外壁はもちろん、操縦席のウィンドシールドや乗降ハッチはすべて【対電磁波防御シールド】を施す仕様になっており、パーツや部品に至っては、過去共和国で共通化された部品類に加え、さらに、コックピット回りの外殻や巨大な機体を支える固定翼など、パーツを共通にする事で、【後継機】や派生形として運用できるであろう【輸送機】への転用を考えた作りとなっている。 カラーリングは、ラスターチカやヴァローナとは違い、低視認性を最重視した全面【淡い灰色迷彩】が施され、控え目なブルーのラインと共に、尾翼にレンジャー連邦のイグニシアが、ワンポイントで入る事となった。 全長: 56.31 m 全幅: 59.64 m 全高: 20.06 m 航続距離: 12,325 km エンジン: レンジャー連邦製 LR-M01 ターボファンエンジン 2基 #機体のモデルとして、ボーイング747-SPを参考。 *エンジン* レンジャー連邦製のターボファンエンジン「RL-M01」 #このエンジンの名前は?と聞かれて数分で決めたネーミング→「レンジャーラブ-むつき作01」この人にネーミングセンスを求めてはいけない例 旅客機に使用される【ターボファンエンジン】を二基搭載。 基本的にターボファンエンジンは、燃費が良く、航続性能が長大で戦略機動性が高いが、軍用機として運用するにあたり、航空技術の高いレンジャー連邦空軍によって独自改良と再設計が行われた。 通常タイプのエンジンとの相違点としては、さらなる高温に耐えうるセラミック製や、溶融した金属の凝固時に結晶化する方向を揃えた単結晶のブレードも使用するなど、タービンブレード素材の見直しを行った点と、スラスト・リバーサー(逆噴射装置)を備えた事であり、それによって生まれた性能向上と、電子妖精(レンジャー連邦版)によるソフト面での微細な調整力強化もあって、長距離飛行に適した省燃費、生存率向上となる低騒音とが実現となっている。 幾度も行われたテストと改良によって生み出されたこのエンジンは、当初の予定では1機につき4基使用の予定であったが、一般旅客機に比べ数段性能が向上しているだけではなく運動性も良好、さらに、航行中にエンジン1基が故障した時の為に行われた、1基だけでの飛行テストも問題無くクリア。最終的に、2基での運用が可能となった。 尚、このエンジンのライト版が、EV165産業育成準備にて技術の一部を民間用に提供され、国内で先もって実働化されており、それを追う様に、オリジナルであるRL-M01エンジンが、共和国空軍採用機に対してその技術を提供、ノックダウン生産による部品輸入と、レンジャー連邦開発部隊が現地にて技術指導を行いながらの組立を行う事により、過去に行われた部品共通化や、他国とのノウハウ協力と共に、共和国空軍の航空技術を支えて行くものとなった。 EV165産業育成準備、該当部分へ *哨戒機器(アビオニクス)* 胴体上部には、2つの半球状フェアリングが特徴的な【ESMアンテナ】が設置され、機首下部には使用時に機外へ出す事が出来る【赤外線探査装置】を機首内に、尾翼には【磁器探知機】を収納したテイルブームを搭載。 さらに、下方の目標探知能力を強化する為、【フェーズドアレイレーダー】を機首レドーム内と前脚格納部付近のフェアリングに設置している為、高高度付近からも微小な目標を探知することが可能となっている。 尚、フェーズドアレイレーダーとは、平面上に多数の小さなアンテナを備えることで機械的な首振り動作を必要としないアンテナである。 胴体下面には【敵味方識別装置のアンテナ】をはじめ、【通信・航法・ソノブイ電波受信用のアンテナ】が設置された。 ソノブイを投下する発射口は機体下面主脚の後部にあり、海面へ投下した後のソノブイの発する複数の音響や、高性能レーダーなどから入るの情報を一元処理する為の、潜水艦や不審船を探知する【戦闘指揮システム】に、電子妖精(レンジャー連邦版)を使用する事で、各システムとの連動性を通常より大幅に向上させているだけでなく、敵からの情報戦に対しても高い防御力を備える事となった。 これらアビオニクスを搭載し、かつオペレーター職を保有する当国のパイロットが搭乗するチャーイカは、まさに空飛ぶ電子基地と呼ぶにふさわしいと言えるだろう。 *操縦系統* 広目に取られたコックピットには、前方にあるパイロット席の後方に【戦術航空士(TACCO)席】を設けており、通常のコパイロットの他に【オペレーター職を同乗】させる事によって、各システムを介しての命令受領と、戦術の実施状況の報告や、実質的な戦術(手段)の調整・選択を、より効率的かつ専門的に行っている。 さらに、従来より運用されているパイロットサポートAI「DAMA」に加え、新たに導入された電子妖精(レンジャー連邦版)がオートパイロットの性能と安全性を向上させ、バッジシステムとの連動の為に、長いフライトを行う空軍パイロット達を支える事となった。 尚、センサー類については、精密電子機器との干渉を避ける為に、操舵信号を電線ではなく光ファイバーを使用した【フライ・バイ・ライト方式】で、配線の軽量化や、消費電力の低減もはかられている。 ※乗務員について 操縦士(パイロット)2名(1名の場合もある) FE(機上整備員) TACCO(戦術航空士) NAV/COMM(航法・通信員) SS-1、SS-2(ソナー員、機上対潜音響員) SS-3(レーダー員、機上対潜非音響員) IFT(機上電子整備員) ORD(機上武器整備員) 通常上記の通りの人員が必要であるが、レンジャー連邦国民が、パイロット、コパイロット、オペレート、整備行為が可能である事と、航法オペレートの使用、不足する能力部分をDAMAと電子妖精がサポートをする事で、機体性能をフルに引き出す事が可能である。 *武 装* 機首の下部に【格納庫(いわゆる爆弾倉)】がある為、【対潜爆弾(航空爆雷)・魚雷】が投下でき、主翼の下にはハードポイントが設置され、【対艦ミサイル】なども装備可能となっている。 機体後方より、各アンテナとソノブイを投下する発射口を望む。 トップへ戻る
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◇ 守りの翼は新たなる目を手に入れ、大空を飛ぶ。 かもめよ、大海原の守護者の名の元に 広く、遠く、海に潜む敵をも発見せよ。 ◇ 長距離哨戒機の開発 чайка(チャーイカ) 【чайка(チャーイカ)】は共和国大統領府の要求に基づいて、レンジャー連邦が独自に開発した哨戒機である。 既に、先だって開発・運用されているリワマヒ国のAWACSが、バッジシステム・第二バッジシステムと連動し、共和国の防空に当たっていたが、海上より襲来する敵部隊の存在や、潜水艦による脅威にさらされたという事を顧みた共和国空軍は、より広く防空の目を広げる必要性と、バッジシステムと同様、守りの目を増やす事で「死角を作らない」という効果の重ねがけを目的とし、開発に踏み切った。 尚、その名の由来は、ロシア語で「メスのカモメ」の意であり、レンジャー連邦空軍では、「姫シリーズ」の一員となったこの機体を、愛嬌のある姿と広く海を見守る事から例えて【コードネーム:鴎姫】と呼んでいる。 仕様書 開発者より サイドストーリー:カモメは蒼と青の境を密やかに飛ぶ ページ制作・開発:むつき・萩野・ドラケン * 開発・製造:カール・瀧野・ドラケン レンジャー連邦/認可 * 大統領府/認可 #制作に当たり是空さん、藩王・摂政からの許可と、設定について、芝村さん、GENZさんに内容の確認いただいております。 #ありがとうございました。 L:長距離哨戒機の開発 = { t:名称 = 長距離哨戒機の開発(イベント) t:要点 = 一般性能要求:{ 長距離哨戒機は低速で長時間飛行する必要があることからターボファンエンジンを装備し、旅客機から改造された機体を当てることが多かった。本機は空飛ぶレーダーと言うべき物で、同時に水中にブイソナーを投下する能力を持っている。 居住性は非常に高く、オートパイロット性能も高かった。 } t:周辺環境 = 空 t:評価 = なし t:特殊 = { *長距離哨戒機の開発のイベントカテゴリ = ,,,個人イベント。 *長距離哨戒機の開発の位置づけ = ,,,生産イベント。 *長距離哨戒機の開発の内容 = ,,,このイベントを取った個人は、その個人用の長距離哨戒機(航空機)を作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。 } t:→次のアイドレス = なし } #性能開示になりましたら、こちらのスペースに追加記載を致します。 L:チャーイカ = { t:名称 = チャーイカ(乗り物) t:評価 = 体格41,筋力25,耐久力20,外見22,敏捷22,器用18,感覚40,知識24,幸運18,対潜戦闘20 t:特殊 = { *チャーイカの乗り物カテゴリ = ,,航空機。 *チャーイカのイベント時燃料消費 = ,,(戦闘イベント参加時)燃料-5万t。 *チャーイカのイベント時資源消費 = ,,(戦闘イベント参加時)資源-3万t。 *チャーイカの必要パイロット数 = ,,設定国民のパイロット1名。 *チャーイカの必要コパイロット数 = ,,コパイロット12名。 *チャーイカの搭乗資格 = ,,搭乗可能(航空機)。 *チャーイカの人機数 = ,,20人機。 *チャーイカのアタックランク = ,,AR20。 *チャーイカの特殊移動能力 = ,,一航路移動をAR4で行える。 *チャーイカの対潜水艦戦闘行為 = ,,対潜水艦戦闘行為が可能。 *チャーイカの対潜水艦戦闘補正 = ,条件発動,(射撃(兵器)、対潜水艦戦闘での)攻撃、評価+10、燃料-2万t。 } t:→次のアイドレス = エアフォースZ(乗り物),大型旅客機の開発?(イベント),大型貨物機の開発?(イベント),宇宙打ち上げベースチャーイカ?(乗り物) }
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上部タグ未削除 編集する。 2021-12-08 18 57 27 (Wed) - 対潜哨戒機とは、 videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 リンク内部リンク 外部リンク 討論用 情報収集 編集者用ミニ編集参加(文の提供・嘘・誤字等) 出典、参考 リンク 内部リンク [[]] [[]] [[]] 外部リンク 上へ 討論用 名前 コメント すべてのコメントを見る 編集する。 2021-12-08 18 57 27 (Wed) - 情報収集 トラックバック一覧 trackback テクノラティ検索結果 #technorati 口コミ一覧 #bf 関連ブログ一覧 #blogsearch リンク元 #ref_list 上へ 編集者用 ミニ編集参加(文の提供・嘘・誤字等) 出典、参考 上へ